JP6352031B2 - ピアシング装置及びピアシング方法 - Google Patents

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Description

本発明は、例えばタイヤ構成部材としてのゴムシートに、多数の小孔を形成するために用いられるピアシング装置及びピアシング方法に関する。
ゴムシート(被加工部材)に小孔を形成するためのピアシング装置が開示されている(特許文献1参照)。このピアシング装置は、相互に偏心して配置された外筒と内筒を有し、該内筒の外周に設けられた刺込針が、外筒に形成された貫通孔を通じて、外筒表面から出入り可能となっている。
特開2004−174706号公報
しかしながら、上記した従来例では、新たな被加工部材を装置に通す作業(セット作業)を、外筒表面から刺込針が突出した位置で行う必要があった。
本発明は、上記事実を考慮して、被加工部材のセット作業を円滑に行うことができるようにすることを目的とする。
請求項1に係るピアシング装置は、軸回りに回転可能とされ、径方向外側に突出する複数の刺込針が周方向に間隔を空けて配置された内側部材と、前記内側部材の外側に前記内側部材に対して偏心して配置され、前記内側部材の回転に伴って回転可能とされ、前記内側部材に対する接近側の外周面から前記刺込針を出入り可能とする貫通孔が形成された外筒と、前記内側部材と前記外筒との相対位置を維持したまま前記内側部材と前記外筒とを前記内側部材の軸回りに反転させる反転手段と、を有し、前記反転手段は、前記内側部材に対して相対回転可能に設けられ、前記外筒の回転を案内可能に構成された回転治具と、前記回転治具に設けられ、前記回転治具に対する前記内側部材の相対回転の可否を切替え可能な軸ロック機構と、前記回転治具の回転の可否を切替え可能な治具ロック機構と、を有する。
このピアシング装置では、外筒が内側部材の外側に偏心して設けられ、該内側部材の回転に伴って回転する。内側部材に配置された刺込針は、該内側部材と外筒とが接近する側で、該外筒の貫通孔を通じて外周面から突出し、内側部材と外筒とが離間する側で外周面から引っ込む。刺込針が突出する位置に被加工部材を通すことにより、該被加工部材に多数の小孔を形成することができる。
新たな被加工部材を装置に通す作業(セット作業)を行う際には、反転手段により、内側部材と外筒との相対位置を維持したまま、内側部材と外筒とを軸回りに反転させることができる。すると、被加工部材が通される位置に、外筒の外周面のうち刺込針が突出しない部分が位置することとなる。従って、刺込針の影響をうけることなく、被加工部材のセット作業を円滑に行うことができる。
被加工部材のセット作業が完了したら、再び内側部材と外筒の相対位置を維持したまま、該内側部材及び外筒を回転させる。すると、被加工部材の位置に、外筒の外周面のうち刺込針が突出した部分が位置することとなるので、被加工部材に対する小孔の形成が可能となる。
また、このピアシング装置では、内側部材を回転させることで、内側部材と外筒とを反転させることができる。また、被加工部材に対する小孔形成作業時には、外筒が内側部材の回転に伴って回転する。従って、内側部材を回転させることで、小孔形成作業を行うことができる。つまり、小孔形成作業と被加工部材のセット作業とを、内側部材の回転により行うことができる。
更に、このピアシング装置では、回転治具により外筒の回転を案内するので、被加工部材に対する小孔形成作業時に、内側部材の回転に伴って回転する外筒の回転を安定させることができる。
また、被加工部材のセット作業時には、軸ロック機構により、回転治具に対して内側部材が相対回転できない状態にすることができる。続いて、治具ロック機構を解除して回転治具を回転させることにより、内側部材と外筒の相対位置を維持したまま、該内側部材及び外筒を反転させることができる。そして、治具ロック機構により回転治具をロックし、軸ロック機構を解除することで、内側部材及び外筒が回転可能となる。このため、刺込針の影響をうけることなく、被加工部材のセット作業を円滑に行うことができる。
請求項の発明は、請求項に記載のピアシング装置において、前記回転治具には、少なくとも前記外筒と前記内側部材との接近側に設けられ、前記外筒の前記外周面に当接するガイド部材が設けられている。
このピアシング装置では、ガイド部材により、外筒の回転を安定させると共に、内側部材と外筒の相対位置を安定して維持することができる。このため、被加工部材のセット作業における内側部材及び外筒の反転を安定して行うことができる。
請求項に係るピアシング方法は、軸回りに回転可能とされ、径方向外側に突出する複数の刺込針が周方向に間隔を空けて配置された内側部材と、前記内側部材の外側に前記内側部材に対して偏心して配置され、前記内側部材の回転に伴って回転可能とされ、前記内側部材に対する接近側の外周面から前記刺込針を出入り可能とする貫通孔が形成された外筒とが、相対回転できない状態にする工程と、前記内側部材と前記外筒との相対位置を維持したまま前記内側部材と前記外筒とを前記内側部材の軸回りに反転させ、前記外筒の外周面から前記刺込針が突出しない部分を被加工部材が通される位置に配置する工程と、前記内側部材と前記外筒との相対位置を維持したまま前記内側部材と前記外筒とを前記内側部材の軸回りに反転させ、前記外筒の外周面から前記刺込針が突出している部分を前記被加工部材が通される位置に配置する工程と、前記刺込針を用いて前記被加工部材に対する穿孔を行う工程と、を有している。
このピアシング方法では、被加工部材のセット作業を円滑に行うことができる。
本発明に係るピアシング装置及びピアシング方法によれば、被加工部材のセット作業を円滑に行うことができる、という優れた効果が得られる。
ピアシング装置によりゴムシートに小孔を形成している状態を示す斜視図である。 ピアシング装置による小孔形成作業、ゴムシート通し作業の流れを示すフローチャートである。 部材押えローラを上昇させ、治具ロック機構を解除した状態を示す斜視図である。 内側部材及び外筒を反転させた状態を示す斜視図である。 治具ロック機構により回転治具をロックして、ゴムシートのセット作業を行う状態を示す斜視図である。 (A)部材押えローラが下降した状態を示す断面図である。(B)部材押えローラが上昇した状態を示す断面図である。 治具ロック機構を解除した状態を示す斜視図である。 内側部材及び外筒を反転させた状態を示す斜視図である。
以下、本発明を実施するための形態を図面に基づき説明する。
[ピアシング装置]
図1において、本実施形態に係るピアシング装置10は、内側部材12と、外筒14と、反転手段の一例たる回転治具16、軸ロック機構の一例たるブレーキ装置18、及び治具ロック機構20と、を有している。
内側部材12は、例えば円筒形の部材であり、軸方向の両端に外歯車22と軸部24が取り付けられている。軸部24は、架台26に取り付けられた軸受28により回転支持されると共に、駆動部30に連結されている。軸受28は、例えばボルト29を用いて、架台26に固定された台座31に固定されている。駆動部30は、例えば、モータ32と、ギヤボックス34とを有して構成されている。ギヤボックス34は、架台26に固定されている。
図6(A)に示されるように、内側部材12には、軸回りに回転可能とされ、径方向外側に突出する複数の刺込針40が周方向に間隔を空けて配置されている。図1に示されるように、刺込針40の周方向位置は、軸方向に隣り合う列で異なり、一列おきに一致している。つまり、刺込針40は、いわゆる千鳥配置となっている。
図1,図6(A)において、外筒14は、内側部材12の外側に、該内側部材12に対して偏心して配置され、内側部材12の回転に伴って回転可能とされている。この外筒14は、円筒形である。外筒14の軸方向の両端には、内歯車42が取り付けられている。内歯車42は、内側部材12の外歯車22と常時噛み合っている。
図1において、外筒14には、内側部材12に対する接近側の外周面から刺込針40を出入り可能とする貫通孔14Aが形成されている。貫通孔14Aは、外筒14の周方向に長い長孔である。これは、内側部材12と外筒14の回転速度差を考慮して、刺込針40が外筒14に干渉しないようにするための構成である。刺込針40により、被加工部材の一例たるゴムシート36に対して小孔を形成する際には、外筒14の上部に位置する貫通孔14Aから刺込針40が突出するようになっている。これは、内歯車42及び外歯車22の上部同士が噛み合っており、両者が最も接近しているためである。
反転手段は、内側部材12と外筒14との相対位置を維持したまま内側部材12と外筒14とを軸回りに反転させるものである。この反転手段は、内側部材12と外筒14とを、内側部材12の軸回りに反転させるようになっている。
回転治具16は、内側部材12に対して相対回転可能に設けられ、外筒14の回転を案内可能に構成されている。この回転治具16は、例えば長細い板状に形成されており、長手方向の中央部に内側部材12の軸部24が貫通している。一例として、軸部24と回転治具16との間には、軸受(図示せず)が介在している。これにより、回転治具16が軸部24に対して相対回転可能となっている。
回転治具16の長手方向の両端部において、内側部材12と反対側の面には、ストッパブロック38,39が夫々設けられている。回転治具16の回転中心(内側部材12の回転軸)からストッパブロック38,39までの距離は等しく設定されている。ストッパブロック38,39には、回転治具16の長手方向外側に向かって開いた略U字形の凹部38A,39Aが形成されている。
回転治具16には、少なくとも外筒14と内側部材12との接近側に設けられ、外筒14の外周面に当接するガイド部材44が設けられている。ガイド部材44は、例えばカムフォロワであり、回転治具16の外筒14側の面に例えば2個取り付けられている。2個のガイド部材44は、内側部材12と外筒14が最も接近する位置、例えば外筒14の上端に対して、外筒14の周方向両側の均等な位置に1個ずつ配置されている。
ブレーキ装置18は、回転治具16に設けられ、回転治具16に対する内側部材12の相対回転の可否を切替え可能とされている。具体的には、軸部24にディスク46が取り付けられ、回転治具16にキャリパー48が取り付けられている。このキャリパー48でディスク46を挟むことにより、回転治具16に対する内側部材12の相対回転の可否を切替え可能となっている。
治具ロック機構20は、回転治具16の回転の可否を切替え可能とされている。具体的には、治具ロック機構20は、レバー50と、カムフォロワ52と、シリンダ装置54とを有している。レバー50は、架台26に設けられた支柱56の先端に回転可能に支持されている。
カムフォロワ52は、レバー50の一端に設けられている。カムフォロワ52は、レバー50の揺動に伴って、ストッパブロック38,39の凹部38A,39Aに出入りするようになっている。
レバー50の他端には、継手58を介して、シリンダ装置54が連結されている。シリンダ装置54は、例えばギヤボックス34の上に取り付けられ、鉛直方向(上下方向)に伸縮するように構成されている。シリンダ装置54を伸長させることにより、カムフォロワ52をストッパブロック38の凹部38A又はストッパブロック39の凹部39Aに入り込ませて、回転治具16の回転を制限できるようになっている。また、シリンダ装置54を縮めることにより、カムフォロワ52を凹部38A又は凹部39Aから離脱させて、架台26に対する回転治具16の回転を許容できるようになっている。
外筒14の上方には、部材押えローラ60が設けられている。図6(A),(B)に示されるように、この部材押えローラ60は、例えばシリンダ装置62により、上下方向に移動可能となっている。具体的には、部材押えローラ60は、シリンダ装置62のピストンロッド64の下端に回転支持されている。そして、図6(A)に示されるように、部材押えローラ60は、ゴムシート36に対する小孔の形成の際には下降して、外筒14との間にゴムシート36を挟み、外筒14の回転によるゴムシート36の進行に伴って従動的に回転するようになっている。また、図6(B)に示されるように、部材押えローラ60は、ゴムシート36のセット作業を行う際に矢印U1方向に上昇して、ゴムシート36及び外筒14から離れるようになっている。
(作用)
本実施形態は、上記のように構成されており、以下その作用について説明する。図1において、本実施形態に係るピアシング装置10では、外筒14が内側部材12の外側に偏心して設けられ、該内側部材12の回転に伴って回転する。具体的には、ブレーキ装置18が作動していない状態でモータ32が回転すると、その駆動力がギヤボックス34を介して軸部24に伝達され、該軸部24に取り付けられた内側部材12が矢印A1方向に回転する。
内側部材12に取り付けられた外歯車22と、外筒14に取り付けられた内歯車42とが常時噛み合っているので、内側部材12の回転に伴って、外筒14が矢印B方向に回転する。外筒14の回転は、回転治具16に設けられた2個のガイド部材44によって案内される。従って、内側部材12と外筒14とは、互いの相対位置を維持したまま、互いに偏心した状態で回転する。
内側部材12に配置された刺込針40は、該内側部材12と外筒14とが接近する側、即ちその上部において、該外筒14の貫通孔14Aを通じて外周面から突出する。また、刺込針40は、内側部材12と外筒14とが離間する側で外周面から引っ込む。従って、刺込針40が突出する位置にゴムシート36を通すことにより、該ゴムシート36に多数の小孔を形成することができる。このとき、内側部材12は回転治具16に対して相対回転可能であり、回転治具16自身は治具ロック機構20によりロックされて回転しない。またこのとき、ゴムシート36は、下降した部材押えローラ60と、外筒14との間に挟まれながら、外筒14の回転に伴って矢印C方向へ送られる。この小孔形成時の作用は、図2におけるフェーズP1に対応する。
1枚のゴムシート36に対する小孔の形成が終了し、新たなゴムシート36を装置に通す作業(セット作業)を行う際には、駆動部30のモータ32を停止させて内側部材12及び外筒14の回転を止める。次に、ブレーキ装置18により、回転治具16に対して内側部材12が相対回転できない状態にする。次に、図3に示されるように、部材押えローラ60を矢印U1方向に上昇させ、ゴムシート36及び外筒14から離す。
そして、治具ロック機構20を解除して回転治具16を回転させる。具体的には、シリンダ装置54を矢印D3方向に縮めることによりレバー50を揺動させ、該レバー50に取り付けられたカムフォロワ52をストッパブロック38の凹部38Aから矢印U2方向に離脱させる。これにより、架台26に対する回転治具16の回転が可能となる。
図4に示されるように、回転治具16を矢印A2方向に180°回転させることにより、内側部材12と外筒14の相対位置を維持したまま、該内側部材12及び外筒14を反転させることができる。この際、本実施形態では、ガイド部材44により、外筒14の回転を安定させると共に、内側部材12と外筒14の相対位置を安定して維持することができる。このため、ゴムシート36のセット作業における内側部材12及び外筒14の反転を安定して行うことができる。この反転は、駆動部30を作動させて行ってもよいし、また手動で行ってもよい。
内側部材12及び外筒14を反転させると、外筒14の上部の位置に、刺込針40が引っ込んだ状態の外周面が位置することとなる。また、ストッパブロック38,39の上下位置、及びキャリパー48の上下位置が反転する。次に、図5に示されるように、治具ロック機構20により回転治具16をロックする。具体的には、シリンダ装置54を矢印U3方向に伸長させることによりレバー50を揺動させ、カムフォロワ52をストッパブロック39の凹部39Aに矢印D2方向に入り込ませて、回転治具16の回転を制限する。そして、ブレーキ装置18を解除することで、内側部材12及び外筒14が回転治具16に対して回転可能となる。このゴムシート36のセット作業時(前半)の作用は、図2におけるフェーズP2に対応する。
これにより、刺込針40の影響をうけることなく、ゴムシート36を矢印C方向へ通す作業(セット作業)を円滑に行うことができる。このセット作業は、図2におけるフェーズP3に対応する。
ゴムシート36のセット作業が完了したら、ブレーキ装置18により回転治具16に対する内側部材12の相対回転を止め、図7に示されるように、治具ロック機構20を解除する。続いて、図8に示されるように、回転治具16を回転させることにより、内側部材12と外筒14の相対位置を維持したまま、該内側部材12及び外筒14を矢印A2方向に反転させる。すると、ゴムシート36の位置(外筒14の上部の位置)に、刺込針40が突出した状態の外周面が位置することとなる。そして、図1に示されるように、治具ロック機構20により回転治具16をロックし、ブレーキ装置18を解除して、部材押えローラ60を下降させることにより、ゴムシート36に対する小孔の形成が可能となる。これは、図2におけるフェーズP4に対応する。続いてフェーズP1に戻ることにより、新たなゴムシート36に対する小孔形成が行われる。
[ピアシング方法]
ピアシング装置10を用いたピアシング方法は、第1の工程から第6の工程を有している。これらの工程は、図2のフローチャート及び上記作用に含まれている。
第1の工程は、軸回りに回転可能とされ、径方向外側に突出する複数の刺込針40が周方向に間隔を空けて配置された内側部材12と、内側部材12の外側に内側部材12に対して偏心して配置され、内側部材12の回転に伴って回転可能とされ、内側部材12に対する接近側の外周面から刺込針40を出入り可能とする貫通孔14Aが形成された外筒14とが、相対回転できない状態にする工程であり、図2におけるフェーズP2の「2−3 ブレーキ装置ON」に対応している。
第2の工程は、内側部材12と外筒14との相対位置を維持したまま内側部材12と外筒14とを軸回りに反転させ、外筒14の外周面から刺込針40が突出しない部分をゴムシート36が通される位置に配置する工程であり、図2におけるフェーズP2の「2−4 治具ロック機構OFF」、「2−5 回転治具反転」に対応している。
第3の工程は、内側部材12と外筒14との相対位置を維持したまま内側部材12と外筒14とを軸回りに反転させ、外筒14の外周面から刺込針40が突出している部分をゴムシート36が通される位置に配置する工程であり、図2におけるフェーズP4の「4−3 回転治具反転」に対応している。
第4の工程は、刺込針40を用いてゴムシート36に対する穿孔を行う工程であり、図2におけるフェーズP1に対応している。
このピアシング方法では、ゴムシート36のセット作業を円滑に行うことができる。
[他の実施形態]
以上、本発明の実施形態の一例について説明したが、本発明の実施形態は、上記に限定されるものでなく、上記以外にも、その主旨を逸脱しない範囲内において種々変形して実施可能であることは勿論である。
例えば、反転手段は、回転治具16と、ブレーキ装置18(軸ロック機構)と、治具ロック機構20とを有するものに限られず、内側部材12と外筒14との相対位置を維持したまま内側部材12と外筒14とを軸回りに反転させ得るものであればよい。また、軸ロック機構として、ディスク式のブレーキ装置18を挙げたが、軸ロック機構はこれに限られるものではなく、回転治具16に対する内側部材12の相対回転の可否を切替え可能であれば、他の構造を用いてもよい。
治具ロック機構20の構成は、図示のものに限られず、回転治具16の回転の可否を切替え可能であれば、他の構造を用いてもよい。
内側部材12は、円筒に限られず、例えば多角形断面の筒状体であってもよい。また、内側部材12は、中実の部材であってもよい。被加工部材としてゴムシート36を挙げたが、被加工部材はゴム以外のシート部材でもよく、また、シート状でない部材であってもよい。
10 ピアシング装置
12 内側部材
14 外筒
14A 貫通孔
16 回転治具(反転手段)
18 ブレーキ装置(軸ロック機構、反転手段)
20 治具ロック機構(反転手段)
36 ゴムシート(被加工部材)
40 刺込針
44 ガイド部材

Claims (3)

  1. 軸回りに回転可能とされ、径方向外側に突出する複数の刺込針が周方向に間隔を空けて配置された内側部材と、
    前記内側部材の外側に前記内側部材に対して偏心して配置され、前記内側部材の回転に伴って回転可能とされ、前記内側部材に対する接近側の外周面から前記刺込針を出入り可能とする貫通孔が形成された外筒と、
    前記内側部材と前記外筒との相対位置を維持したまま前記内側部材と前記外筒とを前記内側部材の軸回りに反転させる反転手段と、を有し、
    前記反転手段は、
    前記内側部材に対して相対回転可能に設けられ、前記外筒の回転を案内可能に構成された回転治具と、
    前記回転治具に設けられ、前記回転治具に対する前記内側部材の相対回転の可否を切替え可能な軸ロック機構と、
    前記回転治具の回転の可否を切替え可能な治具ロック機構と、
    を有するピアシング装置。
  2. 前記回転治具には、少なくとも前記外筒と前記内側部材との接近側に設けられ、前記外筒の前記外周面に当接するガイド部材が設けられている請求項に記載のピアシング装置。
  3. 軸回りに回転可能とされ、径方向外側に突出する複数の刺込針が周方向に間隔を空けて配置された内側部材と、前記内側部材の外側に前記内側部材に対して偏心して配置され、前記内側部材の回転に伴って回転可能とされ、前記内側部材に対する接近側の外周面から前記刺込針を出入り可能とする貫通孔が形成された外筒とが、相対回転できない状態にする工程と、
    前記内側部材と前記外筒との相対位置を維持したまま前記内側部材と前記外筒とを前記内側部材の軸回りに反転させ、前記外筒の外周面から前記刺込針が突出しない部分を被加工部材が通される位置に配置する工程と、
    前記内側部材と前記外筒との相対位置を維持したまま前記内側部材と前記外筒とを前記内側部材の軸回りに反転させ、前記外筒の外周面から前記刺込針が突出している部分を前記被加工部材が通される位置に配置する工程と、
    前記刺込針を用いて前記被加工部材に対する穿孔を行う工程と、
    を有するピアシング方法。
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