JP6350865B2 - 電池 - Google Patents

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Description

本発明は、電池に関する。
近年、リチウムイオン二次電池、ニッケル水素電池その他の電池は、車両搭載用電源、或いはパソコンおよび携帯端末の電源として重要性が高まっている。特に、軽量で高エネルギー密度が得られるリチウムイオン二次電池は、車両搭載用高出力電源として好ましく用いられている。この種の電池の一つの典型的な形態として、シート状正極とシート状負極をセパレータと共に積層し捲回させた捲回電極体を備えた電池構造が知られている。
この種の電池においては、電池ケースの外部から釘等の鋭利な異物が突き刺さると、電池内部で正極と負極とが突き刺された異物を介して短絡し、発熱が生じることが想定される。かかる問題に対して、例えば、特開2014−060012号公報(特許文献1)には、電池外装材(電池ケース)の外表面を絶縁性部材で被覆し、該絶縁性部材が電池を貫通する長さまで伸びるようにした電池が開示されている。ここでは、電池に釘等の異物が刺さった場合でも、電池外装材の外表面を覆う絶縁性部材が貫通されずに伸びて釘等の異物を被覆する。これにより、電池内部の電極と釘等の異物との電気的絶縁が保たれ、電流パス(短絡)の形成を防止できるとされている。また、同公報には、上記絶縁性部材を電池外装材の内表面上(電池内部)に設置してもよいことが記載されている。
特開2014−060012号公報
ところで、この種の電池を自動車等の車両に搭載する場合、高出力を得るために該電池を複数直列接続して成る組電池が構築される。その際、搭載スペースが制限されることに加えて振動が発生する状態での使用が前提となることから、多数の電池を配列し且つ拘束した状態で組電池が構築され得る。かかる拘束時には組電池を構成する個々の電池に相当な圧力が加えられることとなる。しかし、そのように個々の電池を拘束した状態で、各電池に相当な圧力が加えられる場合に、さらに、上述した伸縮性を有する絶縁性部材を採用すると、該圧力により絶縁性部材が圧縮される可能性がある。また、電池を組電池化しない場合でも、使用環境によっては電池に圧力が加わる場合があり、該圧力によって絶縁性部材が圧縮される可能性がある。絶縁性部材が圧縮されると、絶縁性部材が伸びにくくなり、釘等の鋭利な異物が突き刺さった場合に貫通されやすくなる。その結果、短絡の形成を防止する効果が得られない可能性がある。本発明は、上記課題を解決するものである。
ここで提案される電池は、正極と負極がセパレータを介して積層した構造を有する電極体と、前記電極体を電解質とともに収容する電池ケースとを備えている。前記電池ケースの内壁面と前記電極体との間には、該電池ケースと該電極体との間隔を保つ間隔保持部材と、伸縮性を有する絶縁シートとが配置されている。そして、前記間隔保持部材が前記電池ケースと前記電極体との間隔を保つことにより、前記絶縁シートが該電池ケースと該電極体との間で圧縮されないように構成されている。なお、本明細書において絶縁シートの「圧縮」とは、絶縁シートが押し圧されて厚みが減少していることを意味し、「圧縮されていない」とは、そのような厚み変化が生じていないことを意味する。
このように構成すれば、電池ケースの外側から電極体に圧力が加わるように加圧した際に、間隔保持部材が電池ケースと電極体との間隔を保つことにより、絶縁シートが圧縮されない。そのため、絶縁シートが圧縮されることに起因して絶縁シートが伸びにくくなる事象を回避し得る。これにより、釘等の異物(典型的には金属物)が突き刺さった場合でも、絶縁シートが異物に追従して伸びることで異物を確実に被覆して、電極体と異物との間を絶縁状態に保つことができる。したがって、本発明によれば、釘等の異物が電池に突き刺さった場合でも、短絡の形成(延いては電池の発熱)を確実に防止し得る高性能な電池を提供することができる。
ここで開示される電池の好ましい一態様では、前記電極体は、シート状正極とシート状負極とがセパレータを介して捲回されて成る扁平形状の捲回電極体である。そして、前記絶縁シートは、前記捲回電極体の扁平面に対向する位置に配置されている。
捲回電極体の扁平面は、例えば組電池化して拘束した際に大きな荷重(拘束圧)が加わるため、伸縮性を有する絶縁シートを配置すると、該絶縁シートが圧縮されて伸びが低下しがちである。しかし、本態様の発明によると、上記絶縁シートの圧縮を回避して捲回電極体の扁平面の釘刺し等に起因する短絡を確実に防止することができる。
ここで開示される電池の好ましい一態様では、前記絶縁シートの厚みD1と、前記絶縁シートの引張破断伸び率Xと、前記捲回電極体の厚みD2とが、(D1×X/100)>D2の関係を満足する。このように絶縁シートの厚みD1と絶縁シートの引張破断伸び率Xと捲回電極体の厚みD2との関係を適切に規定することにより、釘等の異物が捲回電極体を貫通した場合でも、絶縁シートが破断されずに該異物に追従して伸びることができ、該異物を確実に被覆することができる。
ここで開示される電池の好ましい一態様では、前記電池ケースは、金属製の電池ケースである。また、前記間隔保持部材は、前記絶縁シートを前記捲回電極体とともに収容する絶縁ケースと、前記絶縁ケースの内壁面に設けられ、該内壁面から前記捲回電極体の扁平面まで延びたリブとを備えている。前記絶縁シートは、前記リブに隣接して配置されている。そして、前記リブにおける前記絶縁ケースの内壁面から前記捲回電極体の扁平面までの高さHと、前記絶縁シートの厚みD1とが、H≧D1の関係を満足する。
このように構成すれば、間隔保持部材に、電池ケースと電極体とを絶縁しながら、絶縁シートの圧縮を防止するという2つの役割を持たせることが可能になる。
ここで開示される電池の好ましい一態様では、前記リブは、前記絶縁シートの周りを囲うように、前記絶縁ケースの内壁面に設けられている。かかる構成によると、絶縁シートの周囲にリブが隙間なく配置されるので、絶縁シートの圧縮をより効果的に防止することができる。
図1は、一実施形態に係る組電池を模式的に示す斜視図である。 図2は、一実施形態に係る組電池を模式的に示す側面図である。 図3は、一実施形態に係る電池の断面を模式的に示す断面図である。 図4は、一実施形態に係る捲回電極体を模式的に示す正面図である。 図5は、一実施形態に係る間隔保持部材を模式的に示す正面図である。 図6は、図5のVI−VI断面を示す断面図である。 図7は、釘等の異物が電極体に突き刺さった状態を説明する図である。 図8は、他の実施形態に係る電池の断面を模式的に示す断面図である。 図9は、他の実施形態に係る間隔保持部材を模式的に示す正面図である。
以下、本発明の好適な実施形態を説明する。なお、本明細書において特に言及している事項以外の事柄であって本発明の実施に必要な事柄は、該分野における従来技術に基づく当業者の設計事項として把握され得る。本発明は、本明細書に開示されている内容と該分野における技術常識とに基づいて実施することができる。なお、各図面は、模式的に描いており、必ずしも実物を反映しない。また、各図面は、一例を示すのみであり、各図面は、特に言及されない限りにおいて本発明を限定しない。以下の図面においては、同じ作用を奏する部材・部位には同じ符号を付して説明している。
以下、扁平形状のリチウムイオン二次電池を単電池とし、該単電池の複数個を直列に接続してなる組電池に本発明を適用する場合を主な例として、本発明の実施形態を具体的に説明するが、本発明の適用対象を限定する意図ではない。
図1は、本実施形態に係るリチウムイオン二次電池20を単電池として搭載した組電池10の斜視図を示している。また、図2は、該組電池10の構成を模式的に示す側面図である。
この組電池10は、複数の充放電可能なリチウムイオン二次電池(以下、「単電池」とも称する。)20が直列に接続されて構成されている。図示した例では、同形状の4個の単電池20が一定の間隔で直列に配列されている。なお、単電池20の数はこれに限定されない。例えば、組電池10は、2〜20個の単電池20が直列に配列されたものであり得る。
単電池20は、正極と負極がセパレータを介して積層した構造を有する電極体80(図3)と、該電極体80および電解質(典型的には液状の電解質、すなわち電解液)を収容する電池ケース50とを備える。本実施形態の電極体80は、典型的な組電池に装備される単電池と同様、所定の電池構成材料(正負極それぞれの活物質、正負極それぞれの集電体、セパレータ等)から構成されている。また、ここでは電極体80として扁平形状の捲回電極体80が用いられている。
本実施形態の電池ケース50は扁平形状の捲回電極体80を収容し得る形状(図示した例では箱型)を有する。また、電池ケース50の材質は、軽量で熱伝導性が良い金属製材料が好ましく、このような金属製材料として、例えば、アルミニウム、ステンレス鋼、ニッケルめっき鋼などが挙げられる。
電池ケース50の上面には、捲回電極体80の正極と電気的に接続する正極端子60および負極と電気的に接続する負極端子62が設けられている。そして、隣接する単電池20間において一方の正極端子60と他方の負極端子62とが端子間接続具(図示せず)によって電気的に接続される。このように各電池20を直列に接続することにより、所望する電圧の組電池10が構築(製造)される。
本実施形態の単電池20は、所定方向に配列され且つ該配列方向に荷重が加えられた状態で拘束されている。具体的には、複数の単電池20は、それぞれの正極端子60および負極端子62が交互に配置されるように一つずつ反転させて配置されており、電池ケース50の側壁52(電池ケース50の幅広な面、即ち電池ケース50内に収容される捲回電極体80の扁平面に対応する面)が対向する方向に配列される。
そして、配列させた単電池20の周囲には、複数の単電池20をまとめて拘束する拘束部材が配備される。即ち、電池配列方向の最外側に位置する単電池20の更に外側には、一対の拘束板70A,70Bが配置される。また、該一対の拘束板70A,70Bを架橋するように締付け用ビーム材72が取り付けられる。そして、ビーム材72の端部をビス74により拘束板70A,70Bに締め付け且つ固定することによって上記単電池20をその配列方向に所定の荷重が加わるように拘束することができる。ビーム材72の締め付け具合に応じたレベルで、締め付け方向(即ち配列方向)への拘束荷重(面圧:例えば1MPa〜2MPa、典型的には1.5MPa)が各単電池20の電池ケース側壁52に加えられる。また、電池ケース50内に収容された電極体には、ケース側壁52を介して捲回電極体80の積層方向(正極とセパレータと負極とを重ね合わせる方向)に荷重(面圧)が加えられる。
また、このように拘束された単電池20間の間隙の少なくとも一箇所(図示した例では配列する各単電池20間及び単電池配列方向の両アウトサイド)にはスペーサ40が配置される。本実施形態のスペーサ40は、隣接する単電池20のケース側壁52に密接して配置されており、充放電時には単電池20内で発生する熱を放散させるための放熱部材としての役割を持つ。すなわち、スペーサ40は横方向に直線状に形成された凸部42と凹部44が交互に形成された凹凸形状(即ち櫛型のような側面からみて凹凸形状)の面を有しており、該凹部44と単電池20のケース側壁52との間に形成された空隙46(スペーサ40の空隙46)に冷却用媒体(典型的には空気)を導入することによって、単電池20で発生する熱を放散させることができる。
次に、図3および図4を参照しながら、本実施形態の単電池20の電池ケース50内の構成について説明する。図3は拘束状態の単電池20の電池ケース50内の状態を模式的に示す断面図である。図4は、電極体80の一例を模式的に示す正面図である。
図3に示すように、単電池20は、正極と負極とがセパレータを介して積層した構造を有する電極体80を備えている。ここでは電極体80として扁平形状の捲回電極体80が用いられている。図4に示すように、扁平形状の捲回電極体80は、通常のリチウムイオン二次電池の捲回電極体と同様、シート状正極(正極シート)82とシート状負極(負極シート)84とを計2枚のシート状セパレータ86と共に積層し、さらに該正極シート82と負極シート84とをややずらしつつ捲回し、得られた捲回体を側面方向から押しつぶして拉げさせることによって作製されている。
図3に示すように、捲回電極体80の扁平面(側面)81と電池ケース50の内壁面56との間には隙間が形成されている。かかる隙間には、間隔保持部材30と、伸縮性を有する絶縁シート90とが配置されている。そして、間隔保持部材30が電池ケース50の内壁面56と捲回電極体80との間隔を保つことにより、絶縁シート90が電池ケース50と捲回電極体80との間で圧縮されないように構成されている。以下、間隔保持部材30、絶縁シート90の順に説明する。
<間隔保持部材>
間隔保持部材30は、電池ケース50と捲回電極体80との間隔を保つ部材であり、電池ケース50の内壁面56と捲回電極体80の扁平面81との間に配置されている。この実施形態では、間隔保持部材30は、絶縁ケース32とリブ34とを備えている。図5は、間隔保持部材30を電池ケース50の内側から見た正面図である。図6は、図5のVI−VI断面図である。
図3〜図5に示すように、絶縁ケース32は、電池ケース50と捲回電極体80とを隔離する部材であり、該電池ケース50と捲回電極体80との間に配置されている。この実施形態では、絶縁ケース32は捲回電極体80を囲む(捲回電極体80が挿入される)は箱状に形成されている。本実施形態の絶縁ケース32は、上端が開口した有底の箱状(すなわち捲回電極体80の底面と四つの側面を囲む箱状)であり、開口部32aを介して捲回電極体80はその内部に収容されている。また、絶縁ケース32は、捲回電極体80の上面を除く部分(底面および側面)を隙間なく覆うように構成されている。絶縁ケース32の厚み(肉厚)は、所要の強度を有する程度であればよく特に限定されないが、例えば0.05mm〜1mm程度であり得る。
絶縁ケース32の材質は、所要の剛性を有し、かつ絶縁材料として機能し得るもので構成されていればよく、例えば、ポリフェニレンサルファイド樹脂(PPS)、ポリイミド樹脂、ポリアミドイミド樹脂、ポリエーテルエーテルケトン樹脂(PEEK)、ポリエーテルケトンケトン樹脂(PEKK)、ポリエーテルスルホン樹脂(PES)、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)などの樹脂をベースとする樹脂組成物を好適に使用することができる。上記樹脂組成物は、これらの樹脂のうちいずれか一種を含むものであってもよく、二種以上を含むものであってもよい。また、高剛性化の観点から、これら樹脂組成物の密度や平均分子量を調整(典型的には高密度化)したり、強化用フィラー(例えば無機繊維)などの添加剤を添加したり、他のポリマーと重合した共重合体などを用いてもよい。引張破断伸び率が100%未満(例えば1%以上100%未満、好ましくは80%以下、より好ましくは50%以下)である樹脂組成物の使用が特に好ましい。かかる絶縁ケース32によって発電要素である捲回電極体80と電池ケース50との直接接触が回避され、捲回電極体80と電池ケース50との絶縁を確保することができる。このような構成を採用することにより、電池ケース50は正極または負極に対して極性をもたない状態となる。
リブ34は、絶縁ケース32の内壁面32bに設けられ、該内壁面32bから捲回電極体80の扁平面81まで延びた部材である。この実施形態では、リブ34は、絶縁シート90の周りを囲うように、絶縁ケース32の内壁面32bに設けられている。これにより、所要の剛性が確保されている。リブ34の材質は、絶縁シート90よりも剛性が高いもので構成されていればよい。例えば、前述した絶縁ケース32と同様の樹脂組成物を好ましく採用することができる。かかるリブ34は、絶縁ケース32と一体に形成されていてもよく、絶縁ケース32と別体であってもよい。この実施形態では、リブ34は絶縁ケース32と一体に成形されている。
該リブ34は、絶縁シート90に隣接して配置されている。ここでは、リブ34における絶縁ケース32の内壁面32bから捲回電極体80の扁平面81までの高さH(図6参照)は、絶縁シート90の厚みD1(図6参照)と同じである。つまり、絶縁シート90は、リブ34で囲まれた凹みにちょうど収まりうる厚みを有している。リブ34は、絶縁シート90の厚みD1と同じか、該厚みD1よりも少し大きい高さHを有していればよい。すなわち、リブ34の高さHと、絶縁シートの厚みD1とが、H≧D1の関係を満足すればよい。例えば、リブ34の高さHは、絶縁シート90の厚みD1と同じか、該厚みD1よりも多くとも4mm(すなわちH−D1=0mm〜4mm程度)、例えば2mm程度(すなわちH−D1=0mm〜2mm程度)大きいことが好ましい。このようなリブ34の高さHの範囲内であると、電池性能に悪影響を与えることなく、絶縁シート90の圧縮を防止することができる。
また、リブの幅W(図5参照)は、所要の強度を有する程度であればよく特に限定されないが、例えば2mm〜10mmの範囲内にすることが適当であり、例えば2mm〜5mmである。このようなリブ34の幅Wの範囲内であると、電池性能に悪影響を与えることなく、絶縁シート90の圧縮を防止することができる。
<絶縁シート>
絶縁シート90は、図7に示すように、釘等の異物92が電池を突き刺した場合に、異物92に追従して伸びて釘等の異物92を被覆する部材であり、これにより、正極82および負極84と異物92との間を絶縁状態に保つようになっている。この実施形態では、絶縁シート90は、電池ケース50と捲回電極体80との間において、捲回電極体80の扁平面81に対向する位置に配置されている。
この実施形態では、絶縁シート90は、リブ34に隣接して配置されており、絶縁ケース32の内壁面32bに固定されている。絶縁シート90を固定する方法は特に限定されない。例えば、絶縁シート90は、接着により絶縁ケース32の内壁面32bに固定してもよいし、絶縁シート90自体が有する粘着力により絶縁ケース32の内壁面32bに固定してもよい。
本実施形態で用いられる絶縁シート90としては、伸縮性が大きく、かつ絶縁性を有するシート状の部材であればよい。また、耐熱性に優れた絶縁シートを用いることが好ましい。さらに、耐電解液性に優れた絶縁シートであることが好ましい。このような条件を満たす絶縁シートを特に制限なく用いることができる。かかる絶縁シートの材質としては、例えば、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)、四フッ化エチレン(PTFE)、四フッ化エチレンエチレン共重合体(ETFE)、フッ化ビニリデン(PVDF)、四フッ化エチレンパーフルオロアルコキシエチレン共重合体(PFA)、ポリアミド樹脂、ポリアセタール(POM)などの樹脂をベースとする樹脂組成物が挙げられる。上記樹脂組成物は、これらの樹脂のうちいずれか一種を含むものであってもよく、二種以上を含むものであってもよい。また、高伸縮性化の観点から、これら樹脂組成物の密度や平均分子量を調整(典型的には低密度化)したり、添加剤を添加したり、他のポリマーと重合した共重合体などを用いてもよい。引張破断伸び率が100%以上(例えば100%以上1000%以下、好ましくは150%以上、より好ましくは200%以上)である樹脂組成物の使用が特に好ましい。また、耐熱温度が80℃以上(例えば80℃〜300℃、好ましくは100℃以上、より好ましくは120℃以上)である樹脂組成物の使用が特に好ましい。
また、絶縁シート90としては、釘等の異物が捲回電極体80を貫通した場合に、該異物に追従して捲回電極体80を貫通する長さまで伸びるように設定されていることが好ましい。例えば、図3および図5に示すように、絶縁シート90の厚みD1と、絶縁シート90の引張破断伸び率Xと、捲回電極体の厚みD2とが、D1×X/100>D2の関係を満足することが好ましい。
ここで引張破断伸び率Xとは、引張り試験機を用いて試験片を速度100mm/minで引っ張った際に、試験片が切断(破断)した時の該試験片の伸び率である。引張破断伸び率は、次の式によって算出され得る。
引張破断伸び率(%)=100×(L−L)/L
(L:試験前の試験片の長さ、 L:破断時の試験片の長さ)
このように絶縁シート90の厚みD1と絶縁シート90の引張破断伸び率Xと捲回電極体80の厚みD2との関係を適切に規定することにより、釘等の異物が捲回電極体80を貫通した場合でも、絶縁シート90が破断されずに該異物に追従して伸びることができ、該異物を確実に被覆することができる。
特に限定されるものではないが、捲回電極体80および絶縁シート90の具体的な一例を例示すると、捲回電極体80の厚みD2としては、概ね30mmにすることが適当であり、好ましくは25mmであり、特に好ましくは18mmである。また、絶縁シート90の厚みD1は、概ね0.3mmにすることが適当であり、好ましくは1mmであり、特に好ましくは3mmである。
以上のように、ここで提案される電池(単電池)20は、例えば、図1および図2に示すように、所定方向に配列され、且つ、該配列方向に荷重が加えられた状態で拘束されている。かかる電池20は、図3〜図6に示すように、正極82と負極84とがセパレータ86を介して積層した構造を有する電極体80と、電極体80を電解質とともに収容する電池ケース50とを備えている。電池ケース50の内壁面56と電極体80との間には、該電池ケース50と該電極体80との間隔を保つ間隔保持部材30と、伸縮性を有する絶縁シート90とが配置されている。そして、間隔保持部材30が電池ケース50と電極体80との間隔を保つことにより、絶縁シート90が該電池ケース50と該電極体80との間で圧縮されないように構成されている。
このように構成すれば、電池ケース50の外側から電極体80に圧力が加わるように加圧(ここでは拘束)した際に、間隔保持部材30が電池ケース50と電極体80との間隔を保つことにより、絶縁シート90が圧縮されない。そのため、絶縁シート90が圧縮されることに起因して絶縁シート90が伸びにくくなる事象を回避し得る。これにより、(例えばスペーサ40の空隙46(図2)等を通じて)釘等の異物92が電池に突き刺さった場合でも、絶縁シート90が異物92を被覆して、電極体80と異物92との間を絶縁状態に保つことができる(図7参照)。したがって、本構成によれば、釘等の異物92が電池に突き刺さった場合でも、短絡の形成(延いては電池20の発熱)を確実に防止することができる。
また、この実施形態では、電極体80は、シート状正極82とシート状負極84とがセパレータ86を介して捲回されて成る扁平形状の捲回電極体80である。そして、絶縁シート90は、捲回電極体80の扁平面81に対向する位置に配置されている。捲回電極体80の扁平面81は、例えば組電池化して拘束した際に荷重が加わる箇所であるため、絶縁シート90を配置すると、該絶縁シート90が圧縮されて本来の機能が発揮されず、釘刺し等に起因する短絡が生じがちであるが、本構成によると、かかる捲回電極体80の扁平面81の釘刺し等に起因する短絡を確実に防止することができる。
また、本電池20によると、絶縁シート90の厚みD1と、絶縁シート90の引張破断伸び率Xと、捲回電極体80の厚みD2とが、D1×X/100>D2の関係を満足する。このように絶縁シート90の厚みD1と絶縁シート90の引張破断伸び率Xと捲回電極体80の厚みD2との関係を規定することにより、釘等の異物が捲回電極体80を貫通した場合でも、絶縁シート90が破断されずに該異物に追従して伸びることができ、該異物を確実に被覆することができる。
また、この実施形態では、電池ケース50は、金属製の電池ケースである。間隔保持部材30は、絶縁シート90を捲回電極体80とともに収容する絶縁ケース32と、絶縁ケース32の内壁面32bに設けられ、該内壁面32bから捲回電極体80の扁平面81まで延びたリブ34とを備えている。絶縁シート90は、リブ34に隣接して配置されている。そして、リブ34における絶縁ケース32の内壁面32bから捲回電極体80の扁平面81までの高さHと、絶縁シート90の厚みD1とが、H≧D1の関係を満足する。 このように構成すれば、絶縁ケース32によって捲回電極体80と電池ケース50との接触が回避され、捲回電極体80と電池ケース50との絶縁を確保することができる。また、絶縁ケース32の内壁面32bに設けられたリブ34によって絶縁シート90の圧縮を防止することができる。つまり、間隔保持部材30に、電池ケース50と電極体80とを絶縁しながら、絶縁シート90の圧縮を防止するという2つの役割を持たせることが可能になる。
また、本電池20によると、リブ34は、絶縁シート90の周りを囲うように、絶縁ケース32の内壁面32bに設けられている。このようにすれば、絶縁ケース32の固定面(内壁面32b)に対して絶縁シート90を確実かつ容易に位置決めすることができる。また、リブ34の所要の剛性が確保されるとともに、絶縁シート90の周囲にリブ34が隙間なく配置されるので、絶縁シート90の圧縮をより効果的に防止することができる。
また、ここで開示される技術には、上記電池20を複数直列に接続して構成された組電池10が含まれる。該組電池10を構成する各電池20は、所定方向(ここでは捲回電極体80の積層方向(正極とセパレータと負極とを重ね合わせる方向))に配列され且つ該配列方向に荷重が加えられた状態で拘束されている。かかる組電池10では、いずれの電池(単電池)20においても、間隔保持部材30で電池ケース50と電極体80との間隔が保持されることによって、拘束荷重で絶縁シート90が圧縮されないように構成されている。そのため、いずれの電池(単電池)20においても短絡の形成を回避して高性能な組電池10を構築することができる。
続いて本実施形態で使用され得る電池20を構成する各材料などについて詳述する。
本実施形態に係る捲回電極体80は、図4に示すように、正極シート82と負極シート84を計2枚のセパレータ86と共に積層し、さらに該正極シート82と負極シート84とをややずらしつつ捲回し、次いで得られた捲回体を側面方向から押しつぶして拉げさせることによって作製される扁平形状の捲回電極体80であり得る。
かかる捲回電極体80の捲回方向に対する横方向において、上記のとおりにややずらしつつ捲回された結果として、正極シート82および負極シート84の端の一部がそれぞれ捲回コア部分81(即ち正極シート82の正極活物質層形成部分と負極シート84の負極活物質層形成部分とセパレータシート86とが密に捲回された部分)から外方にはみ出ている。かかる正極側はみ出し部分(即ち正極活物質層の非形成部分)82Aおよび負極側はみ出し部分(即ち負極活物質層の非形成部分)84Aには、正極リード端子82Bおよび負極リード端子84Bがそれぞれ付設されており、それぞれ、正極端子60および負極端子62と電気的に接続される。
なお、かかる捲回電極体80を構成する材料および部材自体は、従来のリチウムイオン二次電池と同様でよく、特に制限はない。例えば、正極シート82は長尺状の正極集電体の上にリチウムイオン二次電池用正極活物質層が付与されて形成され得る。正極集電体にはアルミニウム箔その他の正極に適する金属箔が好適に使用される。正極活物質は従来からリチウムイオン二次電池に用いられる物質の一種または二種以上を特に限定することなく使用することができる。好適例として、LiMn、LiCoO、LiNiO等が挙げられる。
一方、負極シート84は長尺状の負極集電体の上にリチウムイオン二次電池用負極活物質層が付与されて形成され得る。負極集電体には銅箔(本実施形態)その他の負極に適する金属箔が好適に使用される。負極活物質は従来からリチウムイオン二次電池に用いられる物質の一種または二種以上を特に限定することなく使用することができる。好適例として、グラファイトカーボン、アモルファスカーボン等の炭素系材料、リチウム含有遷移金属酸化物や遷移金属窒化物等が挙げられる。
また、正負極シート82,84間に使用される好適なセパレータ86としては多孔質ポリオレフィン系樹脂で構成されたものが挙げられる。なお、電解質として固体電解質若しくはゲル状電解質を使用する場合には、該電解質自体がセパレータとして機能し得る。
本実施形態の電解質は例えばLiPF等のリチウム塩である。本実施形態では、適当量(例えば濃度1M)のLiPF等のリチウム塩をジエチルカーボネートとエチレンカーボネートとの混合溶媒(例えば質量比1:1)のような非水電解液に溶解して電解液として使用している。
捲回電極体80、間隙保持部材30および絶縁シート90を電池ケース50に収容するとともに、上記電解液を注入して封止することによって本実施形態の電池20は構築される。そして、複数の電池20を所定の方向に配列し、該電池20をその配列方向に拘束することによって本実施形態の組電池10は構築され得る。
以上、本発明を詳細に説明したが、上記実施形態は例示にすぎず、ここで開示される発明には上述の具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。
例えば、上述した実施形態における絶縁シート90は、捲回電極体80の扁平面81に対向する位置に配置されている。絶縁シート90を配置する箇所は、捲回電極体80の扁平面81に対向する位置だけに限らない。例えば、絶縁シート90は、捲回電極体80の扁平面81に対向する位置に加えて、捲回電極体80の上下の捲回R面83(図3参照)に対向する位置に配置してもよい。このようにすれば、捲回電極体80の扁平面81に加えて、捲回R面83の釘刺し等に起因する短絡を防止することができる。なお、捲回電極体80の捲回R面83には荷重が加わらないため、捲回R面83に間隔保持部材は配置しなくてもよい。換言すれば、間隔保持部材30は、捲回電極体80において荷重が加わる部位に配置されているとよい。また、上述した実施形態では、電池を組電池化した場合について説明したが、これに限定されない。電池を組電池化しない場合でも、使用環境によっては電池に圧力が加わる場合があり、該圧力によって絶縁シートが圧縮される可能性がある。本発明は、そのような絶縁シートが圧縮される可能性がある部位に間隔保持部材を配置することで、絶縁シートの本来の機能を確実に発揮し得る。
また、上記実施形態では、電池ケース50は金属製の電池ケースであるが、これに限定されない。例えば、電池ケース50は樹脂製の電池ケースであってもよい。例えば、ポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂その他の合成樹脂製電池ケースが使用され得る。あるいは、表面に絶縁用樹脂コーティングが施されているような金属製電池ケースであってもよい。この場合、電池ケース50と電極体80とを絶縁状態にする必要はないため、絶縁ケース32は省略しても構わない。絶縁ケース32を省略する場合、図8に示すように、リブ34は電池ケース50の内壁面56に設けてもよい。
また、上記実施形態におけるリブ34は、絶縁シート90の周りを囲むように設けられているが、リブ34の形状はこれに限定されない。例えば、図9に示すように、リブ34を絶縁シート90の周囲の一部に部分的に設けてもよい。このような場合であっても、上述の効果を得ることができる。さらに、リブ34の配置箇所は、絶縁シート90の周縁部分(ひいては捲回電極体80の扁平面81の周縁部分)に限定されない。例えば、図9に示すように、リブ34は、絶縁シート90中央部分(ひいては捲回電極体80の扁平面81の中央部分)に配置してもよい。このようにリブ34を絶縁シート90の中央部分に配置することによって、リブ34を介して捲回電極体80の中央部分に拘束荷重(面圧)が付与される。その結果、捲回電極体80をよりしっかりと保持することができる。
また、ここで開示される技術の好適な適用対象は、上述した捲回タイプの電極体に限定されない。例えば、正極と負極とがそれぞれ長方形のシート材であり、正極と負極とが長手方向を揃え、かつ、正極活物質層と負極活物質層とがセパレータを介在させた状態で互いに対向するように交互に積層された積層電極体であってもよい。このような場合であっても、上述の効果を得ることができる。また、上述した実施形態では、電池ケースが角型である場合を例示したが、これに限定されない。例えば、電池ケースが円筒型であってもよい。このような場合でも、絶縁シートの圧縮を回避し得るように間隔保持部材を設けることで、上述の効果を得ることができる。
また、ここまでは電池の典型例としてリチウムイオン二次電池について説明したが、この形態の電池に限定されない。例えば、リチウムイオン以外の金属イオン(例えばナトリウムイオン)を電荷担体とする電池や、ニッケル水素電池、ニッケルカドミウム電池であってもよい。
本実施形態に係る電池20ならびに該電池20を複数搭載した組電池10は、特に自動車等の車両に搭載されるモーター(電動機)用電源として好適に使用し得る。従って、本発明では、かかる電池20ならびに組電池10を電源として備える車両(典型的には自動車、特にハイブリッド自動車、電気自動車、燃料電池自動車のような電動機を備える自動車)を提供することができる。
10 組電池
20 電池(単電池)
30 間隔保持部材
32 絶縁ケース
32a 絶縁ケースの開口部
32b 絶縁ケースの内壁面
34 リブ
40 スペーサ
50 電池ケース
56 電池ケースの内壁面
60 正極端子
62 負極端子
80 電極体
81 電極体の扁平面
82 正極シート
84 負極シート
86 セパレータ
90 絶縁シート
92 異物



Claims (3)

  1. 正極と負極がセパレータを介して積層した構造を有する電極体と、
    前記電極体を電解質とともに収容する金属製の電池ケースと
    を備え、
    前記電池ケースの内壁面と前記電極体との間には、該電池ケースと該電極体との間隔を保つ間隔保持部材と、伸縮性を有する絶縁シートとが配置されており、
    前記電極体は、シート状正極とシート状負極とがセパレータを介して捲回されて成る扁平形状の捲回電極体であり、
    前記絶縁シートは、前記捲回電極体の扁平面に対向する位置に配置されており、
    前記間隔保持部材は、
    前記絶縁シートを前記捲回電極体とともに収容する絶縁ケースと、
    前記絶縁ケースの内壁面に設けられ、該内壁面から前記捲回電極体の扁平面まで延びたリブと
    を備え、
    前記絶縁シートは、前記リブに隣接して配置されており、
    前記リブにおける前記絶縁ケースの内壁面から前記捲回電極体の扁平面までの高さHと、前記絶縁シートの厚みD1とが、H≧D1の関係を満足し、
    前記間隔保持部材が前記電池ケースと前記電極体との間隔を保つことにより、前記絶縁シートが該電池ケースと該電極体との間で圧縮されないように構成されている、電池。
  2. 正極と負極がセパレータを介して積層した構造を有する扁平形状の電極体と、
    前記電極体を電解質とともに収容する金属製の電池ケースと
    を備え、
    前記電池ケースの内壁面と前記電極体の扁平面との間には、該電池ケースと該電極体との間隔を保つ間隔保持部材と、伸縮性を有する絶縁シートとが配置されており、
    前記間隔保持部材は、
    前記絶縁シートを前記電極体とともに収容する絶縁ケースと、
    前記絶縁ケースの内壁面に設けられ、該内壁面から前記電極体の扁平面まで延びたリブと
    を備え、
    前記絶縁シートは、前記リブに隣接して配置されており、
    前記リブにおける前記絶縁ケースの内壁面から前記電極体の扁平面までの高さHと、前記絶縁シートの厚みD1とが、H≧D1の関係を満足し、
    前記絶縁シートの厚みD1と、前記絶縁シートの引張破断伸び率Xと、前記電極体の厚みD2とが、(D1×X/100)>D2の関係を満足し、
    前記間隔保持部材が前記電池ケースと前記電極体との間隔を保つことにより、前記絶縁シートが該電池ケースと該電極体との間で圧縮されないように構成されている、電池。
  3. 前記リブは、前記絶縁シートの周りを囲うように、前記絶縁ケースの内壁面に設けられている、請求項1または2に記載の電池。
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