JP6349498B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
また、当該特許文献1に記載のパチンコ機では、第1特別図柄と第2特別図柄の同時変動が可能であって、一方の特別図柄の特図変動時間抽選テーブルとして、平均変動時間の短いテーブルと長いテーブルを備え、確変・時短遊技状態下で、特別図柄が大当りに当選すると、前記一方の平均変動時間が短いテーブルから著しく長いテーブルを選択することによって、特別図柄の図柄変動時間を短い状態から著しく長い状態に変化させることが可能となっている。
そこで、本発明は上記事情に鑑み、特別図柄の図柄変動時間の変更に関して遊技者の関与が可能な遊技機を提供することを課題としてなされたものである。
このようにすれば、第1特別図柄が同じ変動回数で第2誘導態様が選択される大当りとなる場合でも、第1特別図柄の変動時間が長い変動テーブルが選択されれば、第2特別図柄の変動回数を多くすることができ、第2特別図柄で望める大当り回数を増やすことができ、逆に変動時間の短い変動テーブルが選択されれば、比較して第2特別図柄の変動回数が少なくなるので、望める大当り回数も少なくなる。同じ条件でも第2特別図柄での大当りの回数に差を出すことが可能となる。
また、第1特別図柄の変動表示時間の長い変動テーブルが選択されれば、同時変動機能によって、高確遊技状態を継続させ易い第2特別図柄の第2特定図柄が確定表示されることによる大当りの発生率が高くなり、逆に、第1特別図柄の変動表示時間の短い変動テーブルが選択されれば、前記第2特定図柄による大当りの発生率が低くなる。故に、第1変動テーブルと第2変動テーブルの何れが選択されるかは利得に大きく影響を与える。当該選択を、遊技者が発射した遊技球が振分装置の第1所定領域或いは第2所定領域の何れに振り分けられたか否かに基づいて、大当り遊技後の第1特別図柄の変動テーブルを選択するので、長短の差異のある変動表示時間の決定に関して、遊技者が関与可能となる。
このように構成することで、大当りとなることが確定したことを報知した上で、大当り遊技後の第1特別図柄に係る変動テーブルの決定を行うので、遊技者にとって状態が解り易い。
このように構成することで、既に決定した変動テーブル種別の情報を記憶保持する構成を備える必要がなくなる。また、大当り遊技状態時に決定することで、既に決まっている事項を知らされるといった味気なさがなく、遊技者も決定する瞬間に強い興味を抱くことができる。
これにより、振分装置による振分結果が必要となる変動テーブル選択時にのみ有効として、他の期間における第1所定領域や第2所定領域への遊技球の通過検出や、また、振分手段の作動等は、実行する必要が無くなる。よって、不要な制御や作動を省略することで、トラブル発生の危険性が低下する。
このようにすることで、大当り遊技中の出球を獲得しつつ、振分装置にて大当り遊技後の第1特図の変動テーブルの決定を行うことで、面白みのある新規な遊技性を実現可能となる。
これにより、第1所定領域や第2所定領域への遊技球の通過を不能とする制御や、構造体を設ける必要がなくなる。
このようにすることで、遊技者に一定のペナルティを与え、本来期待される適正な遊技方法の遵守を、遊技者に促すことができる。
これにより、確変機能に対して個別に精度の高い制御が実現可能となる。
しかし、これに限定することはない。すなわち、確変機能に併せて開放延長機能が発動するのであれば、確変フラグのみを備えて、これに基づいて開放延長機能の発動を判定するようにしても良い。
このようにすることで、フラグを少なくすることができ、制御プログラムが簡略化され、開発コストの低減を図ることができる。
また、V確変口72の検出手段の有効時間の差異によって実現することも考えられる。
このように構成することで、大当り遊技状態中の第1誘導態様、及び第2誘導態様の制御を、より自由に設計開発することができる。
これにより、通常遊技状態中は、左打ちにより第1特1始動口への入球に起因した遊技、また、高確遊技状態中には、右打ちにより特2始動口と第2特1始動口への入球に起因した遊技を行うようにできる。
また、大当り遊技後に計時開始されて所定時間の経過により満了となる、所謂時間で規定される期間とすることも考えられる。このようにすることで、変動表示の区切りに関係無く、時間の経過によって該所定期間が終了するので、遊技者に焦燥感を抱かせ、興趣が向上する。
また、第1変動テーブルと第2変動テーブルの中庸すなわち、平均変動時間が第1変動テーブルと第2変動テーブルの平均値として設定される第3変動テーブルを更に備えて、有利でも不利でもない安全な第3変動テーブルを望む遊技者は遊技球が第1所定領域に振り分けられるようにし、第1変動テーブルが選択されて不利となるリスクを冒しても有利な第2変動テーブルが選択される賭けを望む遊技者は遊技球が第2所定領域に振り分けられるようにすることで、何れかが選択される。つまり、利得に大きな影響を与える第1変動テーブル、第2変動テーブル及び第3変動テーブルの何れかの選択について、遊技者が発射した遊技球が振分装置の第1所定領域或いは第2所定領域の何れに振り分けられたか否かに基づいて決定される。故に、長短の差異のある変動表示時間の決定に関して、遊技者の意思の反映が可能となる。
本発明を適用した実施形態の遊技機たるパチンコ機1は、図1に示すように、縦長の固定外郭保持枠をなす外枠10にて構成の各部を保持する構造としてある。外枠10には、左側の上下の位置に設けたヒンジ101を介して、板ガラス110が嵌め込まれた前枠(ガラス枠)11および図略の内枠が開閉可能に設けてある。なお、これら前枠11および前記内枠はシリンダ錠18により外枠10に閉鎖ロックされ、シリンダ錠18に所定の鍵を挿入し、鍵を時計回りに操作して前記内枠を開放するようになし、反時計まわりの操作により前枠11を開放する。
前枠11の板ガラス110の奥には前記内枠に保持された遊技盤2(図2参照)が設けてある。
下皿13は上皿12から溢れた賞球を受ける構成で、球抜きレバーの操作により下皿13に溜まった遊技球を遊技店に備えられた別箱(ドル箱)に移すことができる。
センターケース200には中央に演出図柄表示装置21(全体の図示は省略)のLCDパネルが配設されている。またセンターケース200には、周知のものと同様にワープ入口、ワープ樋(遊技球通路)、ステージなどが設けられている。
左遊技領域20Lを狙うには発射ハンドル14を操作して遊技球を弱めに発射する「左打ち」を行う。一方、右遊技領域20Rへは遊技球を強く発射する「右打ち」を行う。
振分装置34の構成及び作用については後で詳述するが、第1ゲート37と第2ゲート39を備えて、何れのゲートに通過したかによって、変動テーブルの種別を決定する構成となっている。
すなわち、第1特図は、第1特1始動口35又は第2特1始動口23への入球に起因して変動表示され、その後に確定表示されることによって、大当りとなるか否かの結果を報知するものである。
すなわち、第2特図は、特2始動口24への入球に起因して変動表示され、その後に確定表示されることによって、大当りとなるか否かの結果を報知するものである。
更に加えて、本実施形態のパチンコ機1は、右遊技領域20Rに、振分装置34を備える。
なお、本実施形態のパチンコ機1では、通常遊技状態では、「左打ち」により左遊技領域20Lへの遊技球の発射が、また、確変遊技状態(併せて普通電動役物の開放延長機能も発動する状態)においては、「右打ち」により右遊技領域20Rへの遊技球の発射が、其々、遊技者に推奨されるように構成されている。
さらに、左遊技領域20Lの下部には、普通入賞口26が複数設けられ、遊技領域20の最下部には、上記何れの入賞口にも入球しなかった遊技球を裏面側に排出するためのアウト口203が設けられている。
第1特図表示装置27Aは、第1特1始動口35、又は第2特1始動口23への入球に因り第1特別図柄を変動表示し、第2特図表示装置27Bは、特2始動口24への入球に因り第2特別図柄を変動表示する。第1特図保留数表示装置271は、第1特別図柄に係る保留記憶数を表示し、第2特図保留数表示装置272は、第2特別図柄に係る保留記憶数を表示する。普通図柄表示装置28は、普通図柄始動口22Aへの遊技球の通過に因り普通図柄を変動表示し、普図保留数表示装置281は、普通図柄に係る保留記憶数を表示する。
本実施形態のV確変口72は、大入賞口25の内部に設けられると共に、大入賞口25に流入した遊技球が流下した後に流入可能に上方に向けて開口されて設けられている。また、シャッター部材71は、V確変口72の上部に一対の羽部材として軸支され、V確変口72の上方領域を、遮蔽又は開放可能に構成されている。
後で詳述するが、本実施形態では、確変期間は、大当り遊技状態中にV確変口72への遊技球の通過が無かった場合に、確変期間を終了させるように構成されている。
また、パチンコ機1の裏側には、主制御装置40、払出制御装置41、サブ統合制御装置42、演出図柄制御装置43、発射制御装置44、電源基板45が設けられている。
振分装置34は、上述したように、所謂右打ちによって発射されて遊技領域20の右側流下経路を流下する遊技球を内部に取込可能なように上方に向かって開口してなる取込口34aを備える。また振分装置34は、取込口34aに連通してなると共に図示略逆Y字状に形成される振分誘導路を備え、該逆Y字状の振分誘導路の向かって左下部には第1ゲート37を備え、同じく右下部には第2ゲート39を備える。前記振分誘導路の分岐には、回動可能に枢設されて起立状態から左右に傾倒可能な振分部材36を備える。該振分部材36は、後述する振分ソレノイド17aを駆動手段として左右に傾倒動作するよう構成されている。振分ソレノイド17aの駆動制御は、主制御装置80が直接実行する構成となっている。但し、振分ソレノイド17aの駆動制御手段として、振分ソレノイド駆動制御基板を備えて、主制御装置80は、該振分ソレノイド駆動制御基板を介して、間接的に振分部材36の駆動態様を制御するように構成しても良い。更に、第1ゲート37及び第2ゲート39に連通すると共に図示左方向に下り傾斜して形成される排出誘導路を備え、該排出誘導路の左端部には、第1ゲート37或いは第2ゲート39を通過した遊技球を遊技領域20に排出する排出口34bが開設されている。
なお、本実施形態では、遊技者は、第1ゲート37及び第2ゲート39の何れかの任意のゲートに遊技球を通過させることが可能となっている。つまり、振分部材36が右振分態様又は左振分態様に維持されているタイミングを見計らって、遊技球を発射することで、遊技者は容易に任意のゲートに遊技球を通過させることが出来るように構成されている。
また、第1ゲート37或いは第2ゲート39を遊技球が通過したことに基づいて、役物連続作動装置の作動開始契機を発生するように構成されている。
なお、本実施形態の振分装置34は、大当りの確定時に有効となるよう構成されている。
発射制御装置44にはCPU、ROM、RAM等が設けられていない。しかしこれに限るわけではなく、発射制御装置44にCPU、ROM、RAM等を設けてもよい。
さらに、主制御装置40は、遊技盤版中継端子板531を介してV確変口ソレノイド506の駆動制御を行い、シャッター部材71の開閉駆動を行う。V確変口ソレノイド506は、上記したシャッター部材71の駆動手段である。
主制御装置40からの出力信号は試験信号端子にも出力される他、図柄変動や大当り等の管理用の信号が外部接続端子板38を経てホールコンピュータ500に送られる。
払出制御装置41は、裏配線中継端子板530や払出中継端子板534を介して球タンク31が空状態になったことを検出する球切れSW520、遊技球が払い出されたことを検出する払出SW522、遊技球貯留皿が満杯状態になったことを検出する満杯SW523等の検出信号が入力される。主制御装置40から送られてくるコマンドに応じて払出モータ521を稼働させて遊技球を払い出させる。また、CRユニット端子板535を介してCRユニット16と電気的に接続され、精算表示装置173を介して球貸および精算SW171,172による貸出要求、精算要求の操作信号を受け付け、CRユニット60とデータを送受し、貸出要求信号に応じて払出モータ521を稼働させて貸球を払い出させ、CRユニット60に挿入されているプリペイドカードの残高表示を制御する。
そしてサブ統合制御装置42は、スピーカ112を駆動して音声を出力することや、各種LEDや各種ランプ113の点灯、消灯等を制御する。更に演出図柄制御装置43へキャラクタなどを表示する擬似演出や特図の擬似図柄の表示態様のコマンドを送信する。
パチンコ機1は、通常遊技状態(低確率遊技状態)にて推奨される左打ちを行うことで、第1特1始動口35への入球があると、これに起因して第1特図用の乱数値が抽出され、該乱数値に基づいて第1特図の当否判定を行い、第1特図表示装置27Aにおいて第1特図の図柄変動、演出図柄表示装置21において第1特図に対応する擬似演出図柄の図柄変動を開始する。
また、普通電動役物の開放延長機能が発動する確変遊技状態にて推奨される右打ちを行うことで、第2特1始動口23への入球があると、上記第1特1始動口35への入球時と同様に、これに起因して第1特図用の乱数値が抽出され、該乱数値に基づいて第1特図の当否判定を行い、第1特図表示装置27Aにおいて第1特図の図柄変動、演出図柄表示装置21において第1特図に対応する擬似演出図柄の図柄変動を開始する。
このように本実施形態では、第1特図の当否判定は、第1特1始動口35と第2特1始動口23の何れかへの入球に起因して実行される。
また、右打ち時に、普図始動口22Aへの入球に起因して普図用の乱数値が抽出され、該乱数値に基づいて当否抽選を行い、当否抽選の結果が当りであれば、表示装置28に当選結果を確定表示して前記普電役物(普通電動役物)を開放する。これにより特2始動口24への入賞が可能となる。
特2始動口24への入球があると、これに起因して第2特図用の乱数値が抽出され、該乱数値に基づいて第2特図の当否判定を行い、第2特図表示装置27Bにおいて第2特図の図柄変動、演出図柄表示装置21において第2特図に対応する擬似演出図柄の図柄変動を開始する。
そして、第1特図および第2特図の図柄変動は、一方の特図が変動中であっても、他方の特図の当否判定が実行されると、各特図表示装置27A,27Bは勿論、演出図柄表示装置21では画面が2分割されて、両特図が同時に変動する。以後の説明では、演出図柄表示装置21での第1特図に対応する擬似演出図柄および第2特図に対応する擬似演出図柄の図柄変動、確定表示を中心に説明し、第1特図に対応する擬似演出図柄を単に第1特図とし、第2特図に対応する擬似演出図柄を単に第2特図とする。
開放延長作動確率は、第1特図(特1)で20%、第2特図(特2)で100%であり、開放延長の期限は、上述したように大当たり遊技状態中にV確変口72への通過が確認される間は、有効となる。なお、本実施形態では、上述したように開放延長機能は、確率変動機能と併せて作動する。
賞球は、第1特1始動口35及び第2特1始動口23への入賞では3個であり、特2始動口24への入賞では1個であり、大入賞口25および他の入賞時には10個の賞球が払出される。
また 普図の当選確率は、通常10分の1位で、開放延長時には約1とされる。
普電役物の開放動作(時間)は、通常0.2秒で、開放延長時には1秒の開放動作が3回行われる。普電役物の開放延長は、開放延長フラグに1が設定されていることを条件に実行するよう構成されている。
大当り図柄として、第1特図では図柄1、図柄2、及び図柄3を備え、第2特図では図柄4を備える。すなわち、第1特1始動口35又は第2特1始動口23への入球に起因して第1特図が変動表示した後に、図柄1、図柄2、又は図柄3で確定表示されることによって、大当りとなることを報知するものである。また、特2始動口24への入球に起因して第2特図が変動表示した後に、図柄4で確定表示されることによって、大当りとなることを報知するものである。
また、モード移行については、図柄1又は図柄2で大当りとなった場合、振分装置34の第1ゲート37或いは第2ゲート39の何れを遊技球が通過したかに基づいて、該大当り遊技後の第1特図の大当りとなる変動におけるモード(参照される変動テーブル種別が異なるモード)が決定される。具体的には、第1ゲート37に遊技球が通過した場合は、100%で、修行モードに移行する。第2ゲート39に遊技球が通過した場合は、後述する「変動テーブル抽選決定処理(S1740)」にて、抽選により、50%でカラテモードに、
残りの50%でボクシングモードに移行する。カラテモードは、第1特図の変動表示に係る平均変動時間の短いモードであり、ボクシングモードは、第1特図の変動表示に係る平均変動時間の長いモードであり、さらに、修行モードは、第1特図の変動表示に係る平均変動時間が、カラテモードより長く且つボクシングモードより短い所謂中庸のモードである。より具体的には、修行モードにおける平均変動時間は、カラテモードとボクシングモードの平均変動時間の平均値が設定されている。つまり、第1ゲート37と第2ゲート39の何れかを選択したとしても、結果的は、選択したゲートに基づき決定される平均変動時間に差異は無いように設定されている。このように、第1特図の図柄1又は図柄2にて大当りと判定された場合に、何れのゲートを通過させるかによって、大当り遊技後の第1特図に係る平均変動時間の異なる何れかのモードに移行するように構成されている。
なお、図柄3で大当たりした場合には、上述したように、V確変口72への通過が発生しないので、大当たり遊技後には通常モードに移行する。具体的には、第1特図、及び第2特図共に、変動テーブル00が選択される通常モードに復帰する。また、図柄3で大当たりした場合には、振分装置34の通過ゲートに基づく上記処理は実行されない。
さらに、図柄1、図柄2及び図柄3の何れで大当りした場合でも、大当り遊技状態のラウンド数は4ラウンドとなっている。
また、モード移行については、現状のモードを維持、すなわち第2特図で大当りとなっても、第1特図に関するモードに影響を及ぼさないように構成されている。
また、本実施形態では、通常遊技状態時には第2始動口を無効としている。このため、通常遊技状態時に第2特図に係る大当りは発生しないように構成されている。そのため、モード維持しか設定していない。また、図柄4で大当たりした場合には、振分装置34の通過ゲートに基づく上記処理は実行されない。
さらに、図柄4で大当りした場合、大当り遊技状態のラウンド数は16ラウンドとなっている。
つまり、本実施形態では、確変遊技状態が連続する確変期間が、上述したように、第1特図の図柄3による大当たりとなることにより終了する構成において、ボクシングモードが選択された方が、該確変期間中に、より多くの第2特図の大当りを発生させることが可能となる。
また、平均変動時間が、カラテモードよりも長く、ボクシングモードよりも短い、中庸の修行モードを選択することで、大きな利得は望めないものの利得の少ない状態を回避することが可能な構成となっている。
この確変期間の終了を告知して、その期間が終わるまでに第2特図で何回大当りを引けるか、という遊技構成は、一方が大当りした場合、他方は強制的にハズレで停止する構成では不可能な遊技性であり、本実施形態のような中断タイプ特有のものとなる。
図7及び図8は、パチンコ機1の第1特図及び第2特図に係る各種変動テーブルの説明図である。
図7(a)は、通常遊技状態(低確率時且つ開放延長機能の未作動時(時短無し時))において、第1特図と第2特図に共通の変動テーブル00である。通常遊技状態中に第1特1始動口35、第2特1始動口23、及び特2始動口24の何れに入球しても、該変動テーブル00が参照される。平均変動時間は、約12.0秒が設定されている。
また、図7(b)は、確変遊技状態(高確率時且つ開放延長機能の作動時(時短有り時))において、第2特図に係る変動テーブル01である。確変遊技状態中に特2始動口24に入球した場合に、該変動テーブル01が参照される。平均変動時間は、3.0秒が設定されている。
また、図8(c)は、確変遊技状態(高確率時且つ開放延長機能の作動時(時短有り時))において、第1特図に係る変動テーブル02である。確変遊技状態中且つカラテモード中に第1特1始動口35又は第2特1始動口23に入球した場合に、該変動テーブル02が参照される。平均変動時間は、約6.0秒が設定されている。
さらに、図8(d)は、同じく確変遊技状態(高確率時且つ開放延長機能の作動時(時短有り時))において、第1特図に係る変動テーブル03である。確変遊技状態中且つボクシングモード中に第1特1始動口35又は第2特1始動口23に入球した場合に、該変動テーブル03が参照される。平均変動時間は、約24.0秒が設定されている。
さらに、図8(e)は、同じく確変遊技状態(高確率時且つ開放延長機能の作動時(時短有り時))において、第1特図に係る変動テーブル04である。確変遊技状態中且つ修行モード中に第1特1始動口35又は第2特1始動口23に入球した場合に、該変動テーブル04が参照される。平均変動時間は、約15.0秒が設定されている。該設定された約15.0秒は、上記カラテモードとボクシングモードの平均変動時間の、平均値となっている。
更に、確変遊技状態中に、第1特図に係る変動テーブルとして、変動テーブル02よりも平均変動時間が長く、且つ変動テーブル03よりも平均変動時間が短い変動テーブル04を備えている。また、変動テーブル04を構成する個々の変動パターンの変動時間は、変動テーブル02を構成する個々の変動パターンの変動時間よりも、長く、変動テーブル03を構成する個々の変動パターンの変動時間よりも短い変動時間が設定されている。
図9は主制御装置40で実行される「メインルーチン」のフローチャートを示し、「メインルーチン」は本処理(S100〜S110,S115)と残余処理(S111)とで構成され、2ms又は4ms周期の割り込み信号に起因して開始され、最初に正常割り込みか否かを判断する(S100)。この判断はRAMの特定アドレスに特定の数値が書き込まれているか否かに基づいて行われ、ここで否定判断(S100:no)なら初期設定(S115)を実行する。前述の正常割り込みか否かを判断するための数値は、この初期設定の一環としてRAMに書き込まれる。
図10に示す「始動入賞確認処理1」は前記入賞確認処理(S107)のサブルーチンで、第1特1始動口35、第2特1始動口23への入球があれば(S200:yes)、入球に対応する第1特図の保留記憶が満杯か確認し(S201)、特2始動口24への入球があれば(S200:yes)、入球に対応する第2特図の保留記憶が満杯か確認する(S201)。このように、先の割込みから今回の割込みの間に発生した始動入賞が、第1特図及び第2特図の何れの特別図柄によるものかによって、S200及びS201は個別に対応して処理を実行するように構成されている。本実施形態における記憶可能な保留記憶数は第1特図、第2特図いずれも4個である。
すなわち、本実施形態の抽出乱数保留記憶処理(S202)は、第1特1始動口35、又は第2特1始動口23への入球に起因して上記複数の乱数値(第1特図に係る数値データ)を抽出し、特2始動口24への入球に起因して上記複数の乱数値(第2特図に係る数値データ)を抽出する。
次にS1313の処理で、確変フラグに1が設定されているか否か、すなわち確変遊技状態であるか否かを判定する(S1313)。確変フラグに1が設定されていれば(S1313:yes)、予め設定された当否判定用テーブルとしての確変テーブルと前記当否判定の対象となる第1特図の保留記憶の大当り決定用乱数とを対比して大当りか否か当否判定を行い(S1314)、S1316に処理を移行する。また、確変フラグに1が設定されていなければ(S1313:no)、予め設定された当否判定用テーブルとしての通常テーブルと前記当否判定の対象となる第1特図の保留記憶の大当り決定用乱数とを対比して大当りか否か当否判定を行い(S1315)、S1316に処理を移行する。
すなわち、S1314、及びS1315は、第1特1始動口35、又は第2特1始動口23への入球に起因して抽出した複数の乱数値に基づいて、所定の抽選確率(上述した、例えば1/200又は1/20)により、大当りとするか否かの当否判定を実行する処理である。
変動テーブルフラグは、1が設定されていることで、本実施形態の振分装置34の振分結果により、上述した修行モード、カラテモード、及びボクシングモードの何れかのモードが選択されている状態、である旨を示唆するフラグである。
このように、本実施形態の変動時間カウンタは、第1特図又は第2特図の何れか一方が大当たりとなるとき、該大当たりに係る変動表示時間の計時を開始する。
一方、確定図柄表示時間が終了したことを確認すると(S1330:yes)、確定図柄表示終了の処理(S1331)により第1特図表示装置27Aの確定図柄表示を終了させる制御を行い、サブ統合制御装置42へ確定表示を終了させるようにコマンドを送信する。
S1360で肯定判定(S1360:yes)となるということは、第1特図の図柄1又は図柄2で大当りとなる、すなわち大当り遊技後に確率変動するように振分装置34が第1誘導態様に制御される大当りとなる、という状態である。そして、この場合には、S1337で条件装置が作動するものの、S1365が実行されないために役物連続作動装置が作動しない状態となる。つまり、これは、後述する第1特図変動テーブル決定処理(図22)にて、S1720以下の処理を実行する条件を備えた状態ということになる。すなわち、S1360で肯定判定(S1360:yes)となった場合には、大当り遊技後の第1特図にかかる変動テーブルを振分装置の振分け結果に基づいて決定する構成となっている。
S1332の処理で、大当りになる組合せでなければ(S1332:no)、「特2当否判定処理1」に移行する。
図16乃至図20は「特2当否判定処理1」のフローチャートを示す。「特2当否判定処理1」は、第2特図の当否判定に係る処理である。図16に示すように「特2当否判定処理1」は、先ず、役物連続作動装置の作動をみて大当り遊技中であるか否かを確認し(S1300A)、大当り遊技中でなければ(S1300A:no)、S1301Aに処理を移行する。
次にS1313Aの処理で、確変フラグに1が設定されているか否か、すなわち確変遊技状態であるか否かを判定する(S1313A)。確変フラグに1が設定されていれば(S1313A:yes)、予め設定された当否判定用テーブルとしての確変テーブルと前記当否判定の対象となる第2特図の保留記憶の大当り決定用乱数とを対比して大当りか否か当否判定を行い(S1314A)、S1316Aに処理を移行する。また、確変フラグに1が設定されていなければ(S1313A:no)、予め設定された当否判定用テーブルとしての通常テーブルと前記当否判定の対象となる第2特図の保留記憶の大当り決定用乱数とを対比して大当りか否か当否判定を行い(S1315A)、S1316Aに処理を移行する。
すなわち、S1314A、及びS1315Aは、特2始動口24への入球に起因して抽出した複数の乱数値に基づいて、所定の抽選確率(上述した、例えば1/200又は1/20)により、大当りとするか否かの当否判定を実行する処理である。
S1318Aの処理では、前記当否判定の対象となる保留記憶の変動パターン決定用乱数に基づいて、演出図柄表示装置21に表示される第2特図に係る大当り用の変動時間などといった変動パターンを決定する、特2当り変動パターン決定処理1を実行する。
このように、本実施形態の変動時間カウンタは、第1特図又は第2特図の何れか一方が大当たりとなるとき、該大当たりに係る変動表示時間の計時を開始する。
一方、確定図柄表示時間が終了したことを確認すると(S1330A:yes)、確定図柄表示終了の処理(S1331A)により第2特図表示装置27Bの確定図柄表示を終了させる制御を行い、サブ統合制御装置42へ確定表示を終了させるようにコマンドを送信する。
S1332Aの処理で、大当りになる組合せでなければ(S1332A:no)、「第1特図変動テーブル決定処理1」に移行する。
主制御装置40は、「大当り設定処理1」のS1600Aで、当該大当りが第1特図に係る大当りであるか否かの判定処理を実行し、肯定判定であれば(S1600A:yes)、S1600に処理を移行し、否定判定であれば(S1600A:no)、S1615に処理を移行する。
なお、確変設定フラグは、1が設定されていることで、大当り遊技後に確変フラグに1を設定する契機となるフラグであり、開放延長設定フラグは、1が設定されていることで、大当り遊技後に開放延長フラグに1を設定する契機となるフラグである。
主制御装置40は、第1特図変動テーブル決定処理1の、S1710で、条件装置が作動中であるか否かの判定処理を実行し、肯定判定であれば(S1710:yes)、S1715に処理を移行し、否定判定であれば(S1710:no)、本処理を終了して特別遊技処理1に移行する。
遊技者が、平均変動表示時間が中庸に設定されている修行モードを所望して、遊技球を第1ゲート37に通過させることにより、特1変動テーブルバッファには変動テーブル04が格納される。
遊技者が、平均変動表示時間が短いカラテモードとなるか長いボクシングモードとなるかという抽選遊技を所望して、遊技球を第2ゲート39に通過させることにより、抽選処理が実行され、特1変動テーブルバッファには抽選結果としての変動テーブル02又は変動テーブル03が格納される。
上述したが、換言するならば、変動テーブルフラグは、1が設定されていることで、決定した変動テーブルの種別が、S1730又はS1745にて特1変動テーブルバッファに格納されている旨を示唆するフラグである。
このように、S1760は、第1ゲート37或いは第2ゲート39を遊技球が通過したときに、役物連続作動装置の作動を開始する手段である。より詳述すると、第1特図の図柄1又は図柄2で大当りした場合に、さらに役物連続作動装置の作動契機を、第1ゲート37或いは第2ゲート39への遊技球の通過とする処理である。
次に、第1特図変動テーブル決定処理1に続いて実行する特別遊技処理1について説明する。
図23に示すように、「特別遊技処理1」は、先ず、役物連続作動装置が作動中か確認し(S1400)、作動中であれば(S1400:yes)、S1401の処理で大入賞口25が開放中か確認する。
S1401の処理で大入賞口25が開放中でなければ(S1401:no)、インターバル中か確認し(S1402)、インターバル中でなければ(S1402:no)、大当り終了演出中か確認し(S1403)、大当り終了演出中でなければ(S1403:no)、大当り開始演出時間が経過したか確認し(S1404)、大当り開始演出時間が経過していれば(S1404:yes)、S1405の大入賞口開放処理で大入賞口25を開放して、S1405Aに処理を移行する。
S1405Aの処理を詳述すると、先ず今回の大当たりが何れの大当たり図柄に起因したものかを判定する。第1特図の図柄1、図柄2、又は第2特図の図柄4による大当たりであると判定された場合には、第入賞口25の開放に併せて、V確変口ソレノイド506を作動させてシャッター部材71を開放作動することでV確変口72への遊技球の通過が容易な第1誘導態様に制御する。また、第1特図の図柄3による大当たりであると判定された場合には、第入賞口25が開放されても、V確変口ソレノイド506を作動させることなくシャッター部材71を閉鎖姿勢のままとすることでV確変口72への遊技球の通過が困難な第2誘導態様に制御する。
このように、S1405Aの「V確変口ソレノイド作動制御処理」では、第1特図又は第2特図の何れかの大当たり図柄が確定表示されて大当りするとき、第1誘導態様又は第2誘導態様の何れかを選択する。本実施形態では、上述したように、第1特図の大当りの場合、図柄1又は図柄2で確定表示されるときには、第1誘導態様が選択され、図柄3で確定表示されるときには、第2誘導態様が選択される。また、第2特図の大当りの場合、図柄4で確定表示されるときには、第1誘導態様が選択される。
V通過フラグは、1が設定されていることで、大当り遊技状態中にV確変口72に遊技球が通過した旨を示唆するフラグである。
一方、最終ラウンドでなければ、(S1415:no)、大入賞口25の開放処理(S1417)を実行してリターンする。
すなわち、主制御装置40は、S1430にて特1開放延長設定フラグ又は特2開放延長設定フラグに1が設定されているか否かを判定して(S1430)、設定されていれば(S1430:yes)、次にV通過フラグに1が設定されているか否かを判定して(S1435A)、設定されていれば(S1435A:yes)、開放延長フラグに1を設定し(S1435B)、S1440に処理を移行する。S1430又はS1435Aにて設定されていないと判定されるとS1440に処理を移行する。つまり、開放延長フラグは、開放延長設定フラグとV通過フラグに、何れも1が設定されている場合に、1が設定される。
なお、中断中か否かを判断する処理は、特1当否判定処理1及び特2当否判定処理1にて行う事も考えられる。S1300及びS1300Aにて役物連続作動装置の作動を判定確認しているため、作動していない場合は大当り遊技が終了したとして、そこで中断中か否かを参照し、中断中であれば変動再開フラグを1にする事が考えられる。
このように、大当たりが終了するときに、変動再開フラグに1を設定することで、中断している変動表示の計時を、大当たり遊技終了後に再開するように構成されている。該変動再開フラグは、上述した特1当否判定処理1のS1301(図11参照)又は特2当否判定処理1のS1301A(図16参照)にて、判定の対象とされる。
この場合、先読み判定手段を搭載することにより、第1特図の当該変動の変動時間のみでなく、保留記憶の変動時間も参照することにより残り時間を示せば、多様な残り時間をチャンスタイムとして遊技者に報知することが可能となる。
先読み判定手段にて第1特図が図柄3で当たることを敢えて告知して、遊技者に第2特図の当りを強く願わせることもできる。
一方が当選した時に強制ハズレにする構成では、第2特図が当たった時に第1特図の変動がクリアされてしまうため、チャンスタイムという表現は難しく、中断する構成特有の演出内容となる。その上で変動テーブルによる優劣が加わり、同じ残り時間でも選択された変動テーブルにより見込める第2特図の大当り回数が変わってくるという新規な遊技構成を提供する事が可能とすることができる。
なお、演出例としては確変期間中、選択された変動テーブルにより演出内容を変更することが考えられる。比較して短い変動テーブルが選択された時は、不利な分、先読み判定で第1特図の図柄3が選ばれた保留記憶がある場合は告知したり、遊技の展開を正確に知ることができるように、演出上で優遇したりすることが考えられる。
このように演出上で差別化すれば、同じ1つの遊技状態でも、異なる遊技状態の感覚で遊技を行うことができる。
図26乃至図28は演出図柄表示装置21で実行される演出表示の表示態様を示す。図26(a)は、第1特1始動口35又は第2特1始動口23への入球に対応する第1特図の変動と、特2始動口24への入球に対応する第2特図の変動との同時変動の演出表示を示すもので、演出図柄表示装置21の画面を上下に分割して、上半部に3桁の数字からなる第1特図表示210と第1特図の保留記憶表示212を表示する。
下半部には3桁の数字からなる第2特図表示211と第2特図の保留記憶表示213を表示する。
図26(a)は、例えば、通常遊技状態中において、第1特図の変動表示が中心に行われ、第2特図の変動が行われ難い状態(変動が停止している状態)を示している。第1特図表示210は、左図柄に「7」が停止し、中及び右図柄が変動中の状態を示している。
図28(b)は、ボクシングモードが抽選決定された場合の演出表示例である。また、図28(c)は、カラテモードが抽選決定された場合の演出表示例である。
次に本発明の他の実施形態として、第2実施形態について説明する。
なお、本実施形態は、上述した第1実施形態と略同じ構成を備えている箇所もあるため、同様の構成及び作用については説明を適宜割愛する場合がある。
先ず、図29を参照して、第2実施形態の盤面構成について説明する。
図29に示すように、遊技盤301には、遊技盤301外レール302aと内レール302bとによって囲まれた略円形で形成されると共に、上述したように遊技者が発射ハンドル14を操作することで発射された遊技球が流下する遊技領域303が形成されている。遊技領域303には、その中央部にセンターケース305が装着され、センターケース305に向かって左横には、普通図柄始動口322が設置されている。普通図柄始動口322を遊技球が通過すると、普通図柄の当否抽選用の複数種類の乱数が抽出され、抽出された乱数に基づく当否判定(普通図柄抽選)が行われる。
特2始動口312は、普通図柄抽選での当選時に、所定時間の開放が行われる。さらに、開放延長機能の作動時には、前記所定時間が短時間から長時間に延長され、特2始動口312への入球を容易にする。
振分装置316の詳細な構成及び作用は、第1実施形態の振分装置34と同様である。振分装置316は第1ゲート37と第2ゲート39を備えて、何れのゲートに通過したかによって、変動テーブルの種別を決定する構成となっている。
第1特図表示装置309は、特1始動口311への入球に因り第1特別図柄を変動表示し、第2特図表示装置310は、特2始動口312への入球に因り第2特別図柄を変動表示する。第1特図保留数表示装置323は、第1特別図柄に係る保留記憶数を表示し、第2特図保留数表示装置324は、第2特別図柄に係る保留記憶数を表示する。普通図柄表示装置307は、普通図柄始動口322への遊技球の通過に因り普通図柄を変動表示し、普図保留数表示装置308は、普通図柄に係る保留記憶数を表示する。
発射制御装置44にはCPU、ROM、RAM等が設けられていない。しかしこれに限るわけではなく、発射制御装置44にCPU、ROM、RAM等を設けてもよい。
主制御装置40からの出力信号は試験信号端子にも出力される他、図柄変動や大当り等の管理用の信号が外部接続端子板38を経てホールコンピュータ500に送られる。
払出制御装置41は、裏配線中継端子板530や払出中継端子板534を介して球タンク31が空状態になったことを検出する球切れSW520、遊技球が払い出されたことを検出する払出SW522、遊技球貯留皿が満杯状態になったことを検出する満杯SW523等の検出信号が入力される。主制御装置40から送られてくるコマンドに応じて払出モータ521を稼働させて遊技球を払い出させる。また、CRユニット端子板535を介してCRユニット16と電気的に接続され、精算表示装置173を介して球貸および精算SW171,172による貸出要求、精算要求の操作信号を受け付け、CRユニット60とデータを送受し、貸出要求信号に応じて払出モータ521を稼働させて貸球を払い出させ、CRユニット60に挿入されているプリペイドカードの残高表示を制御する。
そしてサブ統合制御装置42は、スピーカ112を駆動して音声を出力することや、各種LEDや各種ランプ113の点灯、消灯等を制御する。更に演出図柄制御装置43へキャラクタなどを表示する擬似演出や特図の擬似図柄の表示態様のコマンドを送信する。
開放延長作動確率は、第1特図(特1)、及び第2特図(特2)は共に100%であり、開放延長機能は、確率変動機能と併せて作動する。
賞球は、特1始動口311への入賞では3個であり、特2始動口312への入賞では1個であり、大入賞口320および他の入賞時には10個の賞球が払出される。
また 普図の当選確率は、通常10分の1位で、開放延長時には約1とされる。
普電役物の開放動作(時間)は、通常0.2秒で、開放延長時には1秒の開放動作が3回行われる。普電役物の開放延長は、開放延長フラグに1が設定されていることを条件に実行するよう構成されている。
さらに、本実施形態では、確率変動機能及び、併せて有効となる開放延長機能は、ST回数が15回に設定されている。つまり、大当り遊技状態終了後の変動表示回数が15回までの期間において、前記両機能が有効となるように構成されている。
大当り図柄として、第1特図では図柄1、及び図柄2を備え、第2特図では図柄4を備える。すなわち、特1始動口311への入球に起因して第1特図が変動表示した後に、図柄1、又は図柄2で確定表示されることによって、大当りとなることを報知するものである。また、特2始動口312への入球に起因して第2特図が変動表示した後に、図柄4で確定表示されることによって、大当りとなることを報知するものである。
また、モード移行については、図柄1又は図柄2で大当りとなった場合、振分装置316の第1ゲート37或いは第2ゲート39の何れを遊技球が通過したかに基づいて、該大当り遊技後の第1特図の大当りとなる変動におけるモード(参照される変動テーブル種別が異なるモード)が決定される。具体的には、第1ゲート37に遊技球が通過した場合は、100%で、修行モードに移行する。第2ゲート39に遊技球が通過した場合は、後述する「変動テーブル抽選決定処理(S1740)」にて、抽選により、50%でカラテモードに、残りの50%でボクシングモードに移行する。カラテモードは、第1特図の変動表示に係る平均変動時間の短いモードであり、ボクシングモードは、第1特図の変動表示に係る平均変動時間の長いモードであり、さらに、修行モードは、第1特図の変動表示に係る平均変動時間が、カラテモードより長く且つボクシングモードより短い所謂中庸のモードである。より具体的には、修行モードにおける平均変動時間は、カラテモードとボクシングモードの平均変動時間の平均値が設定されている。つまり、第1ゲート37と第2ゲート39の何れかを選択したとしても、結果的は、選択したゲートに基づき決定される平均変動時間に差異は無いように設定されている。このように、本実施形態では第1特図の図柄1又は図柄2にて大当りと判定された場合に、何れのゲートを通過させるかによって、大当り遊技後の第1特図に係る初回(1回目)の変動表示について、平均変動時間の異なる何れかのモードに移行するように構成されている。
さらに、図柄1、図柄2及び図柄3の何れで大当りした場合でも、大当り遊技状態のラウンド数は4ラウンドとなっている。
また、モード移行については、上述した第1特図の場合と同様である。つまり、本実施形態では、第1特図及び第2特図の何れの特別図柄で大当りしても、振分装置にてモード移行の決定が行われる。
さらに、図柄4で大当りした場合、大当り遊技状態のラウンド数は16ラウンドとなっている。
つまり、本実施形態では、確変遊技状態が連続する確変期間が、上述したように、ST回数が満了することにより終了する構成において、ボクシングモードが選択された方が、該確変期間中に、より多くの第2特図の大当りを発生させることが可能となる。
また、平均変動時間が、カラテモードよりも長く、ボクシングモードよりも短い、中庸の修行モードを選択することで、大きな利得は望めないものの利得の少ない状態を回避することが可能な構成となっている。
次にS2313の処理で、確変フラグに1が設定されているか否か、すなわち確変遊技状態であるか否かを判定する(S2313)。確変フラグに1が設定されていれば(S2313:yes)、予め設定された当否判定用テーブルとしての確変テーブルと前記当否判定の対象となる第1特図の保留記憶の大当り決定用乱数とを対比して大当りか否か当否判定を行い(S2314)、S2316に処理を移行する。また、確変フラグに1が設定されていなければ(S2313:no)、予め設定された当否判定用テーブルとしての通常テーブルと前記当否判定の対象となる第1特図の保留記憶の大当り決定用乱数とを対比して大当りか否か当否判定を行い(S2315)、S2316に処理を移行する。
すなわち、S2314、及びS2315は、特1始動口311への入球に起因して抽出した複数の乱数値に基づいて、所定の抽選確率(上述した、例えば1/200又は1/20)により、大当りとするか否かの当否判定を実行する処理である。
主制御装置40は、S2317Cで、変動テーブルフラグに0を設定して、次いで、S2317Dで、特1変動テーブルバッファに格納されている変動テーブル種別を抽出して、S2318に処理を移行する。
主制御装置40は、S2316Bで、変動テーブルフラグに1が設定されているか否かを確認し、否定判定であれば(S2316B:no)、S2321に処理を移行し、肯定判定であれば(S2316B:yes)であればS2316Cに処理を移行する。
主制御装置40は、S2316Cで、変動テーブルフラグに0を設定して、次いで、S2316Dで、特1変動テーブルバッファに格納されている変動テーブル種別を抽出して、S2321に処理を移行する。
このように、本実施形態の変動時間カウンタは、第1特図又は第2特図の何れか一方が大当たりとなるとき、該大当たりに係る変動表示時間の計時を開始する。
一方、確定図柄表示時間が終了したことを確認すると(S2330:yes)、確定図柄表示終了の処理(S2331)により第1特図表示装置309の確定図柄表示を終了させる制御を行い、サブ統合制御装置42へ確定表示を終了させるようにコマンドを送信する。
主制御装置40は、S2375で、当該大当りとなる特別図柄の他方の特別図柄すなわち第2特図が変動中であるか否かを確認し、肯定判定であれば(S2375:yes)、S2376に処理を移行し、否定判定であれば(S2375:no)、本処理を終了して「特2当否判定処理2」へ移行する。
主制御装置40は、S2376で、第2特図の変動表示に係る計時を中止する、すなわち、変動時間カウンタのカウントを中止する。
次いで、主制御装置40は、S2377で、強制ハズレ設定処理を実行して、つまり変動表示の計時を中止した第2特図について、強制的に当否抽選結果をハズレにして、「特2当否判定処理2」へ移行する。強制ハズレ設定処理については後で詳述する。
このように、本実施形態の変動時間カウンタは、第1特図又は第2特図の何れか一方が大当たりとなるとき、他方の変動表示に係る計時を中断する。
S2378では、主制御装置80は、確変フラグを参照し、該フラグが1である場合には(S2378:Yes)、確変カウンタから1を減算する処理を実行し(S2379)、該確変カウンタのカウント値を参照して、すなわちST中(確変モード中)に実行可能な大当り抽選の残り回数(確変回数)を参照する(S2380)。そして、確変回数が0である場合には(S2380:Yes)、確変フラグをクリアし(S2381)、S2382に処理を移行する。
S2378の判定処理にて否定判定の場合(S2378:No)、すなわち確変フラグが1ではなく0である場合には、S2382に処理を移行する。
S2382の判定処理にて否定判定の場合(S2382:No)、すなわち開放延長フラグが1ではなく0である場合には、S2386に処理を移行する。
次にS2313Aの処理で、確変フラグに1が設定されているか否か、すなわち確変遊技状態であるか否かを判定する(S2313A)。確変フラグに1が設定されていれば(S2313A:yes)、予め設定された当否判定用テーブルとしての確変テーブルと前記当否判定の対象となる第2特図の保留記憶の大当り決定用乱数とを対比して大当りか否か当否判定を行い(S2314A)、S2316Aに処理を移行する。また、確変フラグに1が設定されていなければ(S2313A:no)、予め設定された当否判定用テーブルとしての通常テーブルと前記当否判定の対象となる第2特図の保留記憶の大当り決定用乱数とを対比して大当りか否か当否判定を行い(S2315A)、S2316Aに処理を移行する。
すなわち、S2314A、及びS2315Aは、特2始動口312への入球に起因して抽出した複数の乱数値に基づいて、所定の抽選確率(上述した、例えば1/200又は1/20)により、大当りとするか否かの当否判定を実行する処理である。
このように、本実施形態の変動時間カウンタは、第1特図又は第2特図の何れか一方が大当たりとなるとき、該大当たりに係る変動表示時間の計時を開始する。
一方、確定図柄表示時間が終了したことを確認すると(S2330A:yes)、確定図柄表示終了の処理(S2331A)により第2特図表示装置310の確定図柄表示を終了させる制御を行い、サブ統合制御装置42へ確定表示を終了させるようにコマンドを送信する。
主制御装置40は、S2375Aで、当該大当りとなる特別図柄の他方の特別図柄すなわち第1特図が変動中であるか否かを確認し、肯定判定であれば(S2375A:yes)、S2376Aに処理を移行し、否定判定であれば(S2375A:no)、本処理を終了して「第1特図変動テーブル決定処理2」へ移行する。
主制御装置40は、S2376Aで、第1特図の変動表示に係る計時を中止する、すなわち、変動時間カウンタのカウントを中止する。
次いで、主制御装置40は、S2377Aで、強制ハズレ設定処理を実行して、つまり変動表示の計時を中止した第1特図について、強制的に当否抽選結果をハズレにして、「第1特図変動テーブル決定処理2」へ移行する。強制ハズレ設定処理については後で詳述する。
このように、本実施形態の変動時間カウンタは、第1特図又は第2特図の何れか一方が大当たりとなるとき、他方の変動表示に係る計時を中断する。
S2378Aでは、主制御装置80は、確変フラグを参照し、該フラグが1である場合には(S2378A:Yes)、確変カウンタから1を減算する処理を実行し(S2379A)、該確変カウンタのカウント値を参照して、すなわちST中(確変モード中)に実行可能な大当り抽選の残り回数(確変回数)を参照する(S2380A)。そして、確変回数が0である場合には(S2380A:Yes)、確変フラグをクリアし(S2381A)、S2382Aに処理を移行する。
S2378Aの判定処理にて否定判定の場合(S2378A:No)、すなわち確変フラグが1ではなく0である場合には、S2382Aに処理を移行する。
S2382Aの判定処理にて否定判定の場合(S2382A:No)、すなわち開放延長フラグが1ではなく0である場合には、S2386Aに処理を移行する。
主制御装置40は、「大当り設定処理2」のS2600Aで、当該大当りが第1特図に係る大当りであるか否かの判定処理を実行し、肯定判定であれば(S2600A:yes)、S2600に処理を移行し、否定判定であれば(S2600A:no)、S2615に処理を移行する。
なお、確変設定フラグは、1が設定されていることで、大当り遊技後に確変フラグに1を設定する契機となるフラグであり、開放延長設定フラグは、1が設定されていることで、大当り遊技後に開放延長フラグに1を設定する契機となるフラグである。
主制御装置40は、第1特図変動テーブル決定処理2の、S2710で、条件装置が作動中であるか否かの判定処理を実行し、肯定判定であれば(S2710:yes)、S2715に処理を移行し、否定判定であれば(S2710:no)、本処理を終了して特別遊技処理2に移行する。
遊技者が、平均変動表示時間が中庸に設定されている修行モードを所望して、遊技球を第1ゲート37に通過させることにより、特1変動テーブルバッファには変動テーブル04が格納される。
遊技者が、平均変動表示時間が短いカラテモードとなるか長いボクシングモードとなるかという抽選遊技を所望して、遊技球を第2ゲート39に通過させることにより、抽選処理が実行され、特1変動テーブルバッファには抽選結果としての変動テーブル02又は変動テーブル03が格納される。
上述したが、換言するならば、変動テーブルフラグは、1が設定されていることで、決定した変動テーブルの種別が、S2730又はS2745にて特1変動テーブルバッファに格納されている旨を示唆するフラグである。
このように、S2760は、第1ゲート37或いは第2ゲート39を遊技球が通過したときに、役物連続作動装置の作動を開始する手段である。より詳述すると、第1特図の図柄1又は図柄2で大当りした場合、或いは第2特図の図柄4で大当りした場合に、さらに役物連続作動装置の作動契機を、第1ゲート37或いは第2ゲート39への遊技球の通過とする処理である。
主制御装置40は、「強制ハズレ設定処理」のS2800で、当該大当りが第1特図に係る大当りであるか否かの判定処理を実行し、肯定判定であれば(S2800:yes)、S2805に処理を移行し、否定判定であれば(S2800:no)、S2820に処理を移行する。
このように、本実施形態の強制ハズレ設定処理では、大当りが開始される特別図柄の他方の特別図柄に関して、変動中であるとき、確変設定フラグ及び開放延長設定フラグが立っていれば、これをリセットして、強制的にハズレとする処理である。
図45に示すように、「特別遊技処理2」は、先ず、役物連続作動装置が作動中か確認し(S2400)、作動中であれば(S2400:yes)、S2401の処理で大入賞口320が開放中か確認する。
S2401の処理で大入賞口320が開放中でなければ(S2401:no)、インターバル中か確認し(S2402)、インターバル中でなければ(S2402:no)、大当り終了演出中か確認し(S2403)、大当り終了演出中でなければ(S2403:no)、大当り開始演出時間が経過したか確認し(S2404)、大当り開始演出時間が経過していれば(S2404:yes)、S2405の大入賞口開放処理で大入賞口320を開放して、本処理を終了する。
一方、最終ラウンドでなければ、(S2415:no)、大入賞口320の開放処理(S2417)を実行してリターンする。
すなわち、主制御装置40は、S2430にて開放延長設定フラグに1が設定されているか否かを判定して(S2430)、設定されていれば(S2430:yes)、次に、開放延長フラグに1を設定し(S2435B)、S2440に処理を移行する。S2430にて設定されていないと判定されるとS2440に処理を移行する。
このような遊技者にとって有利な期間となるか、或いは不利な期間となるかが、振分装置316の振分け結果の判明時に決定されるので、確変期間の終了を待たずとも遊技者は結果を予想することが可能となる。
例えば、上述した実施形態では、賞球や貸出した球を上皿12に払い出す構成を例示したが、これに限らず、遊技球を機内に封入して循環させる封入式の遊技機として構成しても良い。
上記実施形態の説明で用いた用語と、特許請求の範囲の記載に用いた用語との対応を示す。
2 遊技盤
20 遊技領域
20L 左遊技領域
20R 右遊技領域
21 演出図柄表示装置
22A 普通図柄始動口
23 第2特1始動口
24 特2始動口
35 第1特1始動口
40 主制御装置
42 サブ統合制御装置
311 特1始動口
312 特2始動口
322 普通図柄始動口
Claims (3)
- 発射された遊技球が流下すると共に大当り遊技の実行時に閉鎖状態から前記流下する遊技球の入球可能な開放状態へ移行する開放作動を実行すると共に、前記入球した遊技球が通過可能な特定領域を内蔵してなる大入賞口を具備してなる遊技領域を備え、
該遊技領域は、第1特1始動口が配設された左遊技領域と、第2特1始動口と、遊技球の通過に起因して普通図柄に係る普図当否抽選を行うための普図ゲートと、前記普図当否抽選の結果が当りとなったときに遊技球が入球可能な普電開放状態となる普通電動役物でなる特2始動口と、が配設された右遊技領域と、を設け、
前記第1特1始動口又は前記第2特1始動口への入球に起因して第1特図数値データを抽出し、前記特2始動口への入球に起因して第2特図数値データを抽出する特図数値データ抽出手段と、
前記第1特図数値データ又は第2特図数値データに基づいて所定の抽選確率により大当りとするか否かの当否判定を実行する当否判定手段と、
前記当否判定の結果及び前記数値データに基づいて、変動テーブルから図柄の変動表示時間を指定するための変動パターンを選択する変動パターン選択手段と、
前記第1特1始動口又は前記第2特1始動口への入球に起因して変動表示した後に大当りとなるか否かの結果を報知する第1特別図柄と、
前記特2始動口への入球に起因して変動表示した後に大当りとなるか否かの結果を報知する第2特別図柄と、
前記第1特別図柄と第2特別図柄の変動表示を、何れか一方の実行中に他方を実行可能とする同時変動手段と、
前記変動パターンに指定された前記変動表示時間の経過を計時すると共に、他方が大当りとなるときに前記計時を中断し、前記大当り遊技が終了したとき計時を再開する計時手段と、
前記所定の抽選確率が低確率である通常遊技状態と、前記所定の抽選確率が前記低確率よりも高い高確率である高確遊技状態と、
前記大当り遊技中に前記特定領域に遊技球が通過することに基づいて、大当り遊技後に前記高確遊技状態に移行させる、確率変動手段と、
少なくとも該確率変動手段と共に作動すると共に、前記普通電動役物の開放時間を短時間から長時間に延長する、開放延長手段と、
前記第1特別図柄又は第2特別図柄が大当りとなる旨を報知する特定図柄にて確定表示される場合に、前記大当り遊技の態様として、前記特定領域への遊技球の通過が容易な第1誘導態様と該第1誘導態様よりも遊技球の通過が困難な第2誘導態様の、何れか選択する誘導態様選択手段と、を備え、
前記特定図柄は、
前記第1特別図柄が大当りとなる旨を報知する第1特定図柄と、前記第2特別図柄が大当りとなる旨を報知する第2特定図柄と、を備え、
前記誘導態様選択手段は、
第1特定図柄にて確定表示されるときは、前記第1誘導態様と第2誘導態様の内の何れかを選択可能とし、第2特定図柄にて確定表示されるときは、第1特定図柄にて確定表示されるときよりも高い確率で前記第1誘導態様を選択可能とし、
前記第1特別図柄は、前記高確遊技状態中に参照する前記変動テーブルとして、異なる変動パターンが設定された第1変動テーブルと、第2変動テーブルと、を備え、
前記遊技領域は、前記大当りの確定時又は大当り遊技の実行中に有効となる振分装置を更に設け、
該振分装置は、
前記遊技領域から遊技球を取り込む取込口と、
前記取り込んだ遊技球が通過可能であると共に前記遊技球の通過に基づいて決定される前記変動テーブルの種別に係る選択率が各々異なる第1所定領域と第2所定領域と、
前記遊技球を第1所定領域或いは第2所定領域に振り分ける振分手段と、を具備してなり、
前記第1特定図柄にて確定表示され且つ前記第1誘導態様が選択される大当りとなる場合に、遊技球が前記第1所定領域或いは第2所定領域の何れに振り分けられたかに基づいて、該大当り遊技後の前記第1特別図柄の変動テーブルを前記第1変動テーブル又は第2変動テーブルの何れかを選択可能とする変動テーブル選択制御手段と、を備えたこと、
を特徴とする遊技機。 - 特1始動口と、
遊技球の通過に起因して普通図柄に係る普図当否抽選を行うための普図ゲートと、
前記普図当否抽選の結果が当りとなったときに遊技球が入球可能な普電開放状態となる普通電動役物でなる特2始動口と、
大当り遊技の実行時に閉鎖状態から前記流下する遊技球の入球可能な開放状態へ移行する開放作動を実行する大入賞口と、を備え、
入球に起因した前記大当り遊技に基づく利得は、前記特1始動口よりも前記特2始動口の方が多く、
前記特1始動口への入球に起因して第1特図数値データを抽出し、前記特2始動口への入球に起因して第2特図数値データを抽出する特図数値データ抽出手段と、
前記第1特図数値データ又は第2特図数値データに基づいて所定の抽選確率により大当りとするか否かの当否判定を実行する当否判定手段と、
前記当否判定の結果及び前記数値データに基づいて、変動テーブルから図柄の変動表示時間を指定するための変動パターンを選択する変動パターン選択手段と、
前記特1始動口への入球に起因して変動表示した後に大当りとなるか否かの結果を報知する第1特別図柄と、
前記特2始動口への入球に起因して変動表示した後に大当りとなるか否かの結果を報知する第2特別図柄と、
前記第1特別図柄と第2特別図柄の変動表示を、何れか一方の実行中に他方を実行可能とする同時変動手段と、
前記一方の変動表示中に他方が大当りとなるときに、前記一方への入球に起因した当否判定の結果に拘わらずに大当りとせず且つ前記変動表示を中止する強制ハズレ制御手段と、
前記所定の抽選確率が低確率である通常遊技状態と、前記所定の抽選確率が前記低確率よりも高い高確率である高確遊技状態と、
前記大当り遊技後に前記通常遊技状態から前記高確遊技状態に移行させる確率変動手段と、
少なくとも該確率変動手段と共に作動すると共に、前記普通電動役物の開放時間を短時間から長時間に延長する、開放延長手段と、
前記大当りの確定時又は大当り遊技の実行中に有効となる振分装置を更に設け、
該振分装置は、
遊技球を取り込む取込口と、
前記取り込んだ遊技球が通過可能であると共に前記遊技球の通過に基づいて決定される前記変動テーブルの種別に係る選択率が各々異なる第1所定領域と第2所定領域と、
前記遊技球を第1所定領域或いは第2所定領域に振り分ける振分手段と、を具備してなり、
前記確率変動手段により大当り遊技後に前記高確遊技状態に移行する大当りとなる場合に、遊技球が前記第1所定領域或いは第2所定領域の何れに振り分けられたかに基づいて、該大当り遊技後の所定期間は前記第1特別図柄の変動テーブルを前記第1変動テーブル又は該第1変動テーブルとは異なる変動パターンが設定された第2変動テーブルの何れかを選択可能とする変動テーブル選択制御手段と、を備えたこと、
を特徴とする遊技機。 - 請求項1又は請求項2に記載の遊技機において、
前記第1特別図柄の変動テーブルは、
平均変動表示時間が前記第1変動テーブルよりも長く、且つ、前記第2変動テーブルよりも短い第3変動テーブル、を更に備え、
第3変動テーブルの平均変動表示時間は、前記第1変動テーブルと前記第2変動テーブルの平均変動表示時間の平均値となるよう設けられ、
前記変動テーブル選択制御手段は、
遊技球が前記第1所定領域に振り分けられたとき、前記第3変動テーブルを選択し、遊技球が前記第2所定領域に振り分けられたとき、前記第1変動テーブル又は第2変動テーブルの内の何れかを選択すること、
を特徴とする遊技機。
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