JP6348749B2 - 移動体装置 - Google Patents

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Description

本発明は、携帯電話機等の移動体装置に関する。
近年、予め定めておいた地理的範囲内にある移動体装置に対し、特定の情報を配信する技術の利用が考えられている。例えば、低電力でブルートゥースの通信を行うBLE(Bluetooth Low Energy;Bluetoothは登録商標)と呼ばれる技術を用いて移動体装置に対して情報を配信することで、当該BLEの通信可能圏内にある移動体装置に対してのみ情報を伝達することが行われている。その技術を用いた例が、非特許文献1などに開示されている。
Apple Inc., "Location and Maps Programming Guide", p.8, pp.21-30, 2013-10-24
しかしながら、上記従来の技術においては、BLE信号を発信する無線信号到来源において、移動体装置がBLE信号の通信可能圏内に入ったことを検出して、情報の配信を行うこととなっている。つまり、従来の技術では、情報の配信を行う側が、利用者の位置を検出しており、利用者のプライバシーに配慮できていないという問題点があった。
本発明は上記実情に鑑みて為されたもので、利用者のプライバシーに配慮しつつ、位置に基づく情報の配信を受けることを可能とする移動体装置を提供することを、その目的の一つとする。
上記従来例の問題点を解決する本発明は、移動体装置であって、複数の無線信号到来源から、それぞれ符号化された配信対象の情報の一部ずつを含んだ信号を受信する受信手段と、前記複数の無線信号到来源から受信した信号に基づき、各無線信号到来源との距離の情報を取得する手段と、前記無線信号到来源の位置情報と、前記取得した距離の情報とに基づいて、自己が、予め定められた領域中に在圏するか否かを判断する判断手段と、前記判断手段により、前記領域中に在圏すると判断したときに、前記受信した信号に基づいて配信対象の情報を再生する再生手段と、を有することとしたものである。
また本発明の一態様に係るプログラムは、コンピュータを、複数の無線信号到来源から、それぞれ符号化された配信対象の情報の一部ずつを含んだ信号を受信する受信手段と、前記複数の無線信号到来源から受信した信号に基づき、各無線信号到来源との距離の情報を取得する手段と、前記無線信号到来源の位置情報と、前記取得した距離の情報とに基づいて、自己が、予め定められた領域中に在圏するか否かを判断する判断手段と、前記判断手段により、前記領域中に在圏すると判断したときに、前記受信した信号に基づいて配信対象の情報を再生する再生手段と、として機能させることとしたものである。
本発明によれば、利用者のプライバシーに配慮しつつ、位置に基づく情報の配信を受けることが可能となる。
本発明の実施の形態に係る移動体装置の構成とその接続の例を表すブロック図である。 本発明の実施の形態に係る移動体装置に対して情報を配信する無線信号到来源の例を表す構成ブロック図である。 本発明の実施の形態に係る移動体装置の位置の演算例を表す説明図である。 本発明の実施の形態に係る移動体装置の例を表す機能ブロック図である。
本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。本発明の実施の形態に係る移動体装置1は、例えば携帯電話機であり、図1に例示するように、制御部11と、記憶部12と、操作部13と、表示部14と、通信部15とを含んで構成されている。またこの移動体装置1は近傍にある複数の無線信号到来源2a,b,c…から到来する信号を受信する。ここで複数の無線信号到来源2のうちには、少なくとも一つの無線通信ポイント20を含む。また、無線信号到来源2の一部は、無線信号を反射する反射体40であってもよい。無線信号到来源2の一例である無線通信ポイント20は、センタ側装置3から受信される指示に従い、無線にて信号を発信する。
制御部11は、CPU等のプログラム制御デバイスであり、記憶部12に格納されたプログラムに従って動作する。本実施の形態では、この制御部11は、一般的な携帯電話機としての機能を提供する動作を行うほか、複数の無線信号到来源2から到来する符号化された信号を受け入れる。そして複数の無線信号到来源2のそれぞれから受信した、符号化された配信対象の情報の一部ずつを含んだ信号に基づいて各無線信号到来源2との距離の情報を取得し、無線信号到来源2の位置情報と、取得したそれぞれの無線信号到来源2との間の距離の情報とに基づいて、自己が、予め定められた領域中に在圏するか否かを判断する。そしてこの制御部11は、当該領域中に自身(移動体装置1)が在圏すると判断したときに、無線信号到来源2のそれぞれから受信した信号に基づいて配信対象の情報を再生し、所定の処理を実行する。
なお、制御部11における無線信号到来源2との距離の情報の取得は、到来した無線信号の強度(RSSI:Received Signal Strength Indicator)を用いて、その減衰の程度から距離を推定する方法によってもよいし、到来する無線信号の伝播遅延を検出し、この遅延の程度から距離を推定する方法を採用してもよい。以下の例では、まず無線信号の強度を用いるものとして説明する。この制御部11の動作については後に詳しく述べる。
記憶部12は、メモリデバイス等であり、制御部11によって実行されるプログラムを保持する。このプログラムは、DVD−ROM等の、非一時的(non-transitory)で、コンピュータ可読な記録媒体に格納されて提供され、この記憶部12に格納されたものであってもよいし、ネットワーク等の通信手段を介して提供され、この記憶部12に格納されたものであってもよい。またこの記憶部12は、制御部11のワークメモリとしても動作する。操作部13は、例えばタッチパネル等であり、利用者の指示操作を受け入れて制御部11に出力する。表示部14は、液晶ディスプレイ等であり、制御部11から入力される指示に従って情報を表示出力する。
通信部15は、本実施の形態の一例では、図1に例示したように、携帯電話通信部15aと、無線LAN通信部15bと、近距離通信部15cとを含んで構成される。ここで携帯電話通信部15aは、携帯電話通信網に接続される基地局BSとの間で通信を行う。また無線LAN通信部15bは、通信可能な範囲に無線LANアクセスポイントがあれば、当該無線LANアクセスポイントとの間で通信回線を確立し、制御部11から入力される指示に従って、当該通信回線を介して情報を送出する。またこの通信回線を介して受信した情報を制御部11に出力する。
さらに近距離通信部15cは、例えばブルートゥース(登録商標)等、無線にて近距離通信を行う手段であり、移動体装置1から通信可能な範囲にある無線信号到来源2が発信する信号を受信して制御部11に出力する。なお、これら携帯電話通信部15aや無線LAN通信部15b、並びに近距離通信部15cは、制御部11から入力される指示に従い、受信した信号の強度を表す情報であるRSSI値を出力する。
無線信号到来源2の一例である無線通信ポイント20は、本実施の形態の一例では図2に例示するように、制御部21と、記憶部22と、第1通信部23と、第2通信部24とを含んで構成される。
ここで制御部21は、CPU等のプログラム制御デバイスであり、記憶部22に格納されたプログラムに従って動作する。この制御部21は、第1通信部23がネットワークを介してセンタ側装置3から受信した指示の入力を受け入れる。そして当該指示に従って、第2通信部24を制御して情報を発信する。具体的にこの制御部21は、後に述べるように、センタ側装置3から配信対象の情報に基づいて生成されたデータブロックを少なくとも一つ受信する。制御部21は、この受信したデータブロックを(複数ある場合は順次)、第2通信部24を介して無線にて送出する。
記憶部22は、メモリデバイス等であり、制御部21によって実行されるプログラムを保持する。このプログラムは、DVD−ROM等の、非一時的(non-transitory)で、コンピュータ可読な記録媒体に格納されて提供され、この記憶部22に格納されたものであってもよいし、ネットワーク等の通信手段を介して提供され、この記憶部22に格納されたものであってもよい。またこの記憶部22は、制御部21のワークメモリとしても動作する。
第1通信部23は、例えば有線LANインタフェースであり、ネットワークを介して受信される情報を制御部21に出力する。またこの第1通信部23は、制御部21から入力される指示に従ってネットワークを介して情報を送出する。本実施の形態では、この第1通信部23は、ネットワークを介してセンタ側装置3との間で情報を授受する。
第2通信部24は、制御部21から入力される指示に従い、ブルートゥース規格による信号を発信する。具体的に本実施の形態では、この第2通信部24は、制御部21から、配信の対象となる情報を受け入れる。そして第2通信部24は、当該指示に従って、配信の対象となる情報を含んだ信号を生成する。一例としてここで第2通信部24は、BLE(Bluetooth Low Energy)として策定されている技術におけるアドバタイズメント・パケットのうちに、当該配信の対象となる情報を含めて、発信するべきアドバタイズメント・パケットを生成する。第2通信部24は、当該生成したアドバタイズメント・パケットを、BLEの信号として、ブロードキャスト(宛先を指定せず、すべての受信可能な端末により受信される情報として送出)する。
センタ側装置3は、情報の配信先となる場所の近傍に配されている3つ以上の無線通信ポイント20に対して、配信の対象となる情報の少なくとも一部をそれぞれ出力する。本実施の形態の一例では、センタ側装置3は配信の対象となる情報に基づいて複数のデータブロックB1,B2,…Bnを得る。これらデータブロックは、配信の対象となる情報を、所定のデータサイズごとに分割して得たものであってもよいし、所定の符号化を施して分割することにより、そのうちの一部(例えばn個のうちm<nなるm個)だけ受信できれば元の情報が再生可能となるようなデータブロックとしてもよい。この後者のようなデータブロックとしては例えばイレージャーコーディングによる符号化を行ったものなどがある。センタ側装置3は、当該得られたデータブロックを、それぞれ、情報の配信先となる場所の近傍に配されている3つ以上の無線通信ポイント20の少なくとも一つに対して送出して配信させる。
具体的に本実施の形態では、図3に例示するように情報の配信先となる場所P内の基準点Tを定めておき、この基準点Tの近傍に3つ以上の無線通信ポイント20a,20b,20c…を配しておく。ここでは説明を簡単にするため、すべての無線通信ポイント20が無線通信ポイント20a,20b,20cであるものとして説明する。またここで各無線通信ポイント20a,20b,20c…から基準点Tまでの距離は、それぞれA,B,C…とし、互いに異なっていても構わないものとする。また図3に例示するように、基準点Tから所定の方向(例えば北向き)を既定方向として、基準点Tから見たときの無線通信ポイント20aの方角までの角度を、この既定方向から反時計回りの角度αで表す。同様に、基準点Tから見たときの無線通信ポイント20b,20c…の方角までの角度を、既定方向から反時計回りの角度β,γ…で表すものとする。
このとき、センタ側装置3は、情報の配信先となる場所Pにおいて配信の対象とする情報に基づいて複数(N個(N≧3))のデータブロックB1,B2,…Bnを得る。そして当該得られたデータブロックのうちNA個を無線通信ポイント20aに対して送出し、NB個を無線通信ポイント20bに対して送出し、NC個を無線通信ポイント20cに対して送出し…というように、場所P近傍にある無線通信ポイント20に対してそれぞれ所定の方法で定めた数ずつ送出する。この送出する個数NA,NB…は、いずれも等しい値としてもよいし、場所P内の基準点Tと各無線通信ポイント20までの距離(あるいは基準点Tにおける無線通信ポイント20からの信号の強度)に応じて定めてもよい。
一例として、センタ側装置3は、所定の方法で定めた目標比に応じて送出するデータブロックの個数の比を決定してもよい。ここで目標比の一例は、場所P内の基準点Tと各無線通信ポイント20までの距離の二乗の比である。この場合、センタ側装置3は、具体的に、NA:NB:NC:…=1/A2:1/B2:1/C2:…に最も近くなるように、NA,NB,NC…を決定する。例えばA=6、B=2、C=3である場合に、配信対象の情報から14個のデータブロックを得たのであれば、1/A2:1/B2:1/C2=1/36:1/4:1/9=1:9:4であるので、センタ側装置3は、無線通信ポイント20aに対して1つのデータブロックB1,を送出し、無線通信ポイント20bに対して9つのデータブロックB2,B3…,B10を送出し、無線通信ポイント20cに対して4つのデータブロックB11,B12,B13,B14を送出してそれぞれ配信させる。
もっとも、無線通信ポイント20から到来するデータブロックの数が少なすぎると、当該無線通信ポイント20までの距離情報の誤差が大きくなると考えられるので、最低個数を予め定めておいてもよい。この場合センタ側装置3は、各無線通信ポイント20に対して送出するデータブロックの個数を例えば上記目標比により仮に定めておき、当該仮に定めた個数が最低個数を下回る送出先に対しては、なるべく目標比に近くなるようにしつつ、各無線通信ポイント20へ送出するデータブロックの数を補正する。
上述の例で、最低個数を「2」とする場合、距離の二乗を目標比とした場合のデータブロックの個数が、NA=1、NB=9、NC=4であり、無線通信ポイント20aへ送出するデータブロックの個数が最低個数を下回ることとなる。そこでセンタ側装置3は、無線通信ポイント20bへ送出するデータブロックのうちから一つを無線通信ポイント20aへ送出するようにした場合、つまりNA=2、NB=8、NC=4とした場合(第1の場合)と、無線通信ポイント20cへ送出するデータブロックのうちから一つを無線通信ポイント20aへ送出するようにした場合、つまりNA=2、NB=9、NC=3とした場合(第2の場合)とでどちらが目標比に近いかを演算する。この場合、NAを除くNB/NCの比は、目標比では9/4=2.25であり、上記第1の場合で8/4=2であり、上記第2の場合で9/3=3であるので、センタ側装置3は、第1の場合の比がより目標比に近いと判断してNA=2、NB=8、NC=4とする。
また、上記目標比は距離の二乗の比に限られない。例えば送出するデータブロックの個数の比を、対数の逆数の比に応じて決定してもよい。すなわち、NA:NB:NC:…=1/log(A):1/log(B):1/log(C):…に最も近くなるように、NA,NB,NC…を決定することとしてもよい。例えばA=8、B=4、C=16である場合に、配信対象の情報から13個のデータブロックを得たのであれば、1/log(A):1/log(B):1/log(C)=1/3:1/2:1/4=4:6:3であるので、センタ側装置3は、無線通信ポイント20aに対して4つのデータブロックB1,B2,B3,B4を送出し、無線通信ポイント20bに対して6つのデータブロックB5,B6,B7,B8,B9,B10を送出し、無線通信ポイント20cに対して3つのデータブロックB11,B12,B13を送出してそれぞれ配信させる。この場合も、最低個数を下回る場合には、目標比になるべく近くなるように補正してもよい。
無線通信ポイント20は、センタ側装置3が送出したデータブロックを受信して、アドバタイズメント・パケットに含めてBLEの信号として送出する。このとき無線通信ポイント20は、当該アドバタイズメント・パケットに、自己を特定する無線通信ポイントの識別情報と、上記設定されている基準点Tからの距離及び既定方向からの角度(無線通信ポイント20aであれば、距離A及び角度α)を含めて送出するものとする。
次にここで、移動体装置1の制御部11の動作について説明する。本実施の形態の制御部11は、図4に例示するように、機能的に、情報受信部31と、強度情報取得部32と、判断部33と、再生処理部34と、を含んで構成される。ここで情報受信部31は、近距離通信部15cを介して少なくとも一つの無線通信ポイント20からの信号を受け入れる。情報受信部31は、受け入れた信号からパケットのデータ(アドバタイズメント・パケットに含まれる情報)を取りだして、強度情報取得部32、判断部33、及び再生処理部34に出力する。
強度情報取得部32は、情報受信部31がいずれかの無線通信ポイント20からの信号を受け入れると、近距離通信部15cに対して当該受け入れて信号の強度の情報を要求する。強度情報取得部32はまた、情報受信部31が受け入れた信号の発信元の無線通信ポイント20がどれであるかを表す識別情報を、情報受信部31が取りだした情報のうちから取得しておく。近距離通信部15cが当該要求に応答して信号の強度の情報を出力すると、強度情報取得部32は、取得した無線通信ポイント20の識別情報と、当該近距離通信部15cから得られた信号の強度の情報(ここではRSSI値であるとする)とを関連付けて記憶部12に格納する。
強度情報取得部32は、そして、記憶している無線通信ポイント20の識別情報が、3種類以上になったときに、互いに異なる識別情報に関連付けて記憶しているRSSI値(信号強度の情報)を判断部33に出力する。
判断部33は、強度情報取得部32が出力する情報から、無線通信ポイント20の位置情報(基準点Tを基準とした位置情報、ここではアドバタイズメント・パケットに含められて受信される)と、取得したそれぞれの無線通信ポイント20からの信号の信号強度の情報(RSSI値)とに基づいて、自己が、予め定められた領域中に在圏するか否かを判断する。
すなわち判断部33は、強度情報取得部32が出力する、無線通信ポイント20ごとのRSSI値を用いて、情報受信部31が受け入れた信号の発信元である各無線通信ポイント20までの距離を求める。具体的に判断部33は、無線強度の情報であるRSSI値から、
Figure 0006348749
などの広く知られた数式を用いて距離rを演算する。ここでS0は無線通信ポイント20から1mの距離にあるときのRSSI値であり、予め測定して取得しておくものとする。強度情報取得部32は、この(1)式に、近距離通信部15cから得られたRSSI値を代入し、方程式の解を数値的に得ることにより、推定された距離rを演算する。
一例として判断部33は、無線通信ポイント20aの識別情報を含むアドバタイズメント・パケットを受信したときのRSSIから演算される距離raと、無線通信ポイント20bの識別情報を含むアドバタイズメント・パケットを受信したときのRSSIから演算される距離rbと、無線通信ポイント20cの識別情報を含むアドバタイズメント・パケットを受信したときのRSSIから演算される距離rcとを得る。
判断部33は、そして、基準点Tからの距離をRとし、基準点Tを原点とした既定方向からの角度をθとして、余弦定理を利用した次の演算によりR,θを推定して求める。すなわち判断部33は、θ=2kπ/n(nは予め定めた整数、kは整数)とおき、kを0からn−1まで変化させつつ、
Figure 0006348749
の各式から、それぞれRa,Rb,Rcを求める(2次方程式の解の公式を用いればよい)。なお、各式においてA,B,C,α,β,γは、受信されたアドバタイズメント・パケットに含まれる情報から得られるものである。
判断部33は、あるkの値において、Ra,Rb,Rcの3数の平均Rave(算術平均でよい)と、各数の差の絶対値|Ra−Rave|(|*|は*の絶対値を表す)、|Rb−Rave|、…がいずれも予め定めたしきい値ωよりも小さくなったならば、そのときのRaveを、基準点Tからの距離をRとする。そして判断部33は、当該Rが別途定めた距離しきい値Rthよりも小さいか否かを調べる。
判断部33は、Rが距離しきい値Rthよりも小さいと判断すると、予め定められた領域中に自身(移動体装置1)が在圏すると判断して、その旨を表す情報を、再生処理部34に出力する。またこのとき、Rが距離しきい値Rthよりも小さくないと判断すると、判断部33は予め定められた領域中に自身(移動体装置1)が在圏しないと判断して、その旨を表す情報を、再生処理部34に出力する。
なお、平均Raveと、各数の差の絶対値|Ra−Rave|、|Rb−Rave|、…が予め定めたしきい値ωよりも小さくないと判断すると、判断部33はkを1だけインクリメントして(2)式によりRa,Rb,Rcを求める処理を続ける。また、k=0,1,…,n−1のどのkにおいても平均Raveと、各数の差の絶対値|Ra−Rave|、|Rb−Rave|、…が予め定めたしきい値ωよりも小さくないと判断すると、判断部33は、予め定められた領域中に自身(移動体装置1)が在圏しないと判断して、その旨を表す情報を、再生処理部34に出力する。なお、判断部33は、(2)式を満足するR,θが存在し、当該Rが距離しきい値Rthよりも小さい場合に、予め定められた領域中に自身(移動体装置1)が在圏すると判断すればよく、在圏の判断方法、つまり(2)式を満足するR,θ(ただしR≦RthまたはR<Rth)が存在するか否かの判断方法は、ここで述べた例に限られない。
再生処理部34は、判断部33から予め定められた領域中に自身(移動体装置1)が在圏する旨の情報が入力されると、情報受信部31が受け入れた信号から取りだしたパケットのデータ(アドバタイズメント・パケットに含まれる情報)から、配信の対象となった情報を抽出する。ここで抽出される情報は、配信の対象となった情報に基づいて得られたデータブロックの少なくとも一部であるので、再生処理部34は、得られたデータブロックから配信対象の情報が再生できるか否かを判断し、再生できなければ、さらにデータブロックが受信されるまで待機して、処理を続ける。
またここで配信対象の情報が再生できると判断したならば、再生処理部34は、得られているデータブロックから配信の対象となった情報を再生し、当該情報に基づく所定の処理を実行する。ここで所定の処理は、例えば当該再生した情報を表示する処理であってもよいし、当該再生した情報に基づいて音声等を鳴動する処理であってもよい。
また再生処理部34は、判断部33から、予め定められた領域中に自身(移動体装置1)が在圏しない旨の情報が入力されると、データブロックからの再生処理を行わない。また(2)式の演算により得られたRa,Rb,Rcのいずれか(例えばそのうち最小のもの)が第2の距離しきい値Rmaxより大きい場合には、受信しているアドバタイズメント・パケットから得られた情報を破棄するようにしてもよい。
本実施の形態の一例は、以上の構成を備えてなり、次のように動作する。本実施の形態では、例えば広告の情報を配信対象とし、当該広告を配信するべき場所の近傍に3つ以上の無線通信ポイント20a,20b,20c…を配しておく。
また広告を配信するべき場所の内部に仮想的に定めた基準点Tから各無線通信ポイント20a,20b,20c…までの距離A,B,C…と、基準点Tを原点とし、この原点を通り仮想的に定めた方向を既定方向として、この既定方向からみた無線通信ポイント20a,20b,20c…の角度(反時計回りに角度を定めることとすればよい)をα,β,γ…として予め測定して得ておく。また、これらそれぞれの無線通信ポイント20a,20b,20c…についての距離及び角度の情報は、それぞれの無線通信ポイント20a,20b,20c…に記憶させておく。
センタ側装置3は、配信対象となった情報に基づいて複数のデータブロックを生成する。またこのセンタ側装置3は、生成したデータブロックを、当該情報の配信先近傍に配された無線通信ポイント20a,20b,20c…にそれぞれ送出する。当該データブロックを受信した無線通信ポイント20a,20b,20c…は、センタ側装置3から受け入れたデータブロックの内容を含んだアドバタイズメント・パケットを、繰り返し無線にて送出する。
またこのとき無線通信ポイント20a,20b,20c…は、当該アドバタイズメント・パケットに、自己を特定する無線通信ポイントの識別情報と、上記設定されている基準点Tからの距離及び既定方向からの角度(無線通信ポイント20aであれば、距離A及び角度α)等、無線通信ポイント自身の位置情報を含めて送出している。
移動体装置1は、少なくとも一つの無線通信ポイント20からの信号を受け入れると、当該受け入れた信号からパケットのデータ(アドバタイズメント・パケットに含まれる情報)を取りだす。そして当該信号の信号強度の情報を得て、当該受け入れた信号の発信元の無線通信ポイント20がどれであるかを表す識別情報と、得られた信号強度の情報(RSSI値)とを関連付けて記憶する。
またこの移動体装置1は、記憶している無線通信ポイント20の識別情報が、3種類以上(互いに異なる3つ以上の識別情報が記憶された状態)になったときに、当該互いに異なる識別情報に関連付けて記憶しているRSSI値(信号強度の情報)を読み出す。移動体装置1は、さらに、受け入れた信号の発信元である無線通信ポイント20の位置情報(基準点Tを基準とした位置情報、ここではアドバタイズメント・パケットに含められて受信される)と、取得したそれぞれの無線通信ポイント20からの信号の信号強度の情報(RSSI値)とに基づいて、自己が、予め定められた領域中に在圏するか否かを判断する。
移動体装置1は、ここで予め定められた領域中に在圏すると判断すると、各無線通信ポイント20a,20b,20c…から受け入れた信号から取りだしたアドバタイズメント・パケットに含まれる情報から、配信の対象となった情報を再生し、当該再生した情報を表示する等の処理を行う。
このように本実施の形態によると、移動体装置1が自ら、自己が所定の領域中に在圏しているか否かを判断し、在圏していると判断したときに、情報の再生処理を行うので、情報の配信側である無線通信ポイント20やセンタ側装置3の管理者に移動体装置1の位置を知らせることなく、配信先となる領域内にあるときに情報を再生する処理を行うことができる。
なお、ここまでの説明において、無線通信ポイント20による情報の配信はBLEのアドバタイズメント・パケットを用いることとしたが、本実施の形態における情報の配信方法は、認証や接続の処理を必要とせずに送受可能な信号であれば、無線LANのビーコン信号を用いてもよい。この場合、無線通信ポイント20は、無線LANアクセスポイントであり、センタ側装置3から受信したデータブロックの内容や、無線通信ポイント20自身の位置情報をフレームボディに含むビーコンフレームを生成してビーコン信号として発信する。
そしてこの場合には、移動体装置1の無線LAN通信部15bが、当該ビーコン信号を受信し、ビーコンフレームに含まれるデータブロックを取りだす。また、移動体装置1の無線LAN通信部15bが受信したビーコン信号の信号強度の情報(RSSI値)を得て、当該受け入れた信号の発信元の無線通信ポイント20がどれであるかを表す識別情報(ビーコンフレームに含まれるBSSID(Basic Service Set ID)等)と、得られた信号強度の情報(RSSI値)とを関連付けて記憶する。
そして移動体装置1は、記憶している無線通信ポイント20の識別情報が、3種類以上(互いに異なる3つ以上の識別情報が記憶された状態)になったときに、当該互いに異なる識別情報に関連付けて記憶しているRSSI値(信号強度の情報)を読み出す。移動体装置1は、さらに、受け入れた信号の発信元である無線通信ポイント20の位置情報(基準点Tを基準とした位置情報、ここではビーコンフレームに含められて受信される)と、取得したそれぞれの無線通信ポイント20からの信号の信号強度の情報(RSSI値)とに基づいて、自己が、予め定められた領域中に在圏するか否かを判断する。
そして移動体装置1は、ここで予め定められた領域中に在圏すると判断すると、各無線通信ポイント20a,20b,20c…から受け入れた信号から取りだしたビーコンフレームに含まれる情報から、配信の対象となった情報を再生し、当該再生した情報を表示する等の処理を行う。
また無線信号到来源2の一部が無線信号を反射する反射体40である場合について述べる。この場合、無線通信ポイント20(や反射体40)の設置者は、設定されている基準点Tにおける信号の到来状況(マルチパス伝播の状況)を測定しておく。具体的には各無線通信ポイント20から順次、インパルス信号を送出させて、その遅延プロファイルを基準点Tにおいて測定することとすればよい。そして設置者は、各反射体40の基準点Tから見たときの距離及び既定方向からの角度を得ておく。なお反射体40は意図的に配置される場合だけでなく、無線通信ポイント20の周囲にある柱など、意図せず反射体として機能してしまうような反射体40を含む。
そして無線通信ポイント20(や反射体40)の設置者は、無線通信ポイント20a,20b,20c…が、当該アドバタイズメント・パケットに、自己を特定する無線信号到来源の識別情報と、上記設定されている基準点Tからの距離及び既定方向からの角度(無線通信ポイント20aであれば、距離A及び角度α)等、その位置情報を含めて送出するよう設定するとともに、各無線通信ポイント2が送出する信号を反射する反射体40の距離及び既定方向からの角度の情報、並びに反射体40と当該反射体40と無線通信ポイント2との間の距離を、アドバタイズメント・パケットに含めて送出するよう設定する。
移動体装置1は、各無線信号到来源2から到来する信号を受信し、その信号強度の情報(RSSI値)を得る。そして移動体装置1の制御部11は、各無線信号到来源2から到来する信号のうち、同じ内容の信号(同じデータブロックを含む信号)の有無を調べる。ここで同じ内容の信号が複数の互いに異なる無線信号到来源2から到来している場合には、制御部11は、そのうち信号強度の情報(RSSI値)が最大のものが直接波であるとして、当該直接波であるとした信号の強度の情報(RSSI値)から当該直接波であるとした信号の到来源である無線信号到来源2までの距離Rdirectを得る。また制御部11は、上記同じ内容の複数の信号のうち、直接波であるとしていない信号については、その信号強度の情報(RSSI値)からその信号の到来源である無線信号到来源2pまでの推定距離Restimate_pを得る。
一方、制御部11は受信した信号から、反射体40と無線通信ポイント2との間の距離Lを得ておき、推定距離Restimate_pからLを差引きした値R_p=Restimate_p−Lを演算する。制御部11は、この値R_pが、無線信号到来源2pまでの距離であるとして、受信した信号に含まれる反射体40の基準点Tから見たときの距離及び既定方向からの角度、また直接波であると判断した信号については、無線通信ポイント20の位置を表す情報を用いて、(2)式により、予め定められた領域中に自身(移動体装置1)が在圏するか否かを判断する。
またここまでの説明では、各無線通信ポイント20等、無線信号到来源2までの距離を、移動体装置1へ到来する信号の強度の情報(RSSI値等)によって推定することとしていたが、本実施の形態はこれに限られない。
すなわち、本実施の形態の別の例では、移動体装置1は、各無線信号到来源2から到来する信号の遅延時間を測定して、当該測定した遅延時間の情報から距離を演算してもよい。
なお、上記の例においては、端末と無線信号到来源が2次元平面上にあると仮定し、その平面上の円形領域内にあるかどうかを判定する方法について説明したが、一般の領域に対しても、領域を複数の円形領域(複数の基準点Tを設定することになる)の集合で近似し、上記の方法を繰り返し適用することで適用することが可能である。また、ここまでの方法を3次元空間に拡張し、空間内の球状領域あるいはその集合体の領域内に存在するかどうかの判定をすることとしてもよい。3次元空間とする場合は、仰角φをさらに定めることとなる。
このように本実施の形態によれば、移動体装置1が複数の無線通信ポイント20が発信する、符号化され、分割された情報を含む信号を受信し、当該受信した信号の強度や遅延等から無線信号の到来源までの距離を推定し、当該推定した距離か自己自身が予め定められた領域内に所在するか否かを調べ、所在するときに、上記受信した信号に含まれる情報を総合して配信の対象となる情報を再生することとしたもので、配信対象の情報に係る信号を停止して、距離測定専用の信号を送信する必要なく、また、移動体装置1の位置を無線通信ポイント20等の設置者側に知られることなく、特定の領域に存在するか否かを判断して、当該領域にいるときに処理するべき情報を、選択的に処理することができるようになる。
1 移動体装置、2 無線信号到来源、3 センタ側装置、11,21 制御部、12,22 記憶部、13 操作部、14 表示部、15 通信部、15a 携帯電話通信部、15b 無線LAN通信部、15c 近距離通信部、20 無線通信ポイント、23 第1通信部、24 第2通信部、31 情報受信部、32 強度情報取得部、33 判断部、34 再生処理部。

Claims (3)

  1. 複数の無線信号到来源から、各無線信号到来源と予め設定された少なくとも一つの基準点との関係で定められる位置情報、並びに、符号化された配信対象の情報の一部ずつを含んだ信号をそれぞれ受信する受信手段と、
    前記複数の無線信号到来源から受信した信号に基づき、各無線信号到来源との距離の情報を取得する手段と、
    前記基準点との関係で定められる各無線信号到来源の位置情報と、前記取得した各無線信号到来源との距離の情報とに基づいて、自己と、前記少なくとも一つの基準点からの距離を求め、自己が、予め定められた領域中に在圏するか否かを判断する判断手段と、
    前記判断手段により、前記領域中に在圏すると判断したときに、前記受信した信号に基づいて配信対象の情報を再生し、前記領域中に在圏しないと判断したときには、受信した信号に基づいて得られる情報を破棄する再生手段と、
    を有する移動体装置。
  2. 請求項1記載の移動体装置であって、
    前記各無線信号到来源と予め設定された少なくとも一つの基準点との関係で定められる位置情報は、各無線信号到来源と前記基準点からの距離及び既定方向からの角度の情報を含み、
    前記判断手段は、前記無線信号到来源の前記基準点からの距離及び既定方向からの角度と、前記取得した距離の情報とに基づいて、自己と、前記少なくとも一つの基準点からの距離を求め、自己が、予め定められた領域中に在圏するか否かを判断する移動体装置。
  3. コンピュータを、
    複数の無線信号到来源から、各無線信号到来源と予め設定された少なくとも一つの基準点との関係で定められる位置情報、並びに、符号化された配信対象の情報の一部ずつを含んだ信号をそれぞれ受信する受信手段と、
    前記複数の無線信号到来源から受信した信号に基づき、各無線信号到来源との距離の情報を取得する手段と、
    前記基準点との関係で定められる各無線信号到来源の位置情報と、前記取得した各無線信号到来源との距離の情報とに基づいて、自己と、前記少なくとも一つの基準点からの距離を求め、自己が、予め定められた領域中に在圏するか否かを判断する判断手段と、
    前記判断手段により、前記領域中に在圏すると判断したときに、前記受信した信号に基づいて配信対象の情報を再生し、前記領域中に在圏しないと判断したときには、受信した信号に基づいて得られる情報を破棄する再生手段と、
    として機能させるプログラム。
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