JP6348079B2 - 校正装置および校正システム - Google Patents

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Description

本発明は、校正装置および校正システムに関し、特に、被測定流体の圧力を受けて撓むダイアフラムの変化を静電容量の変化として検出する静電容量型圧力センサを校正する校正装置および校正システムに関する。
従来、例えば、半導体製造装置などにおける薄膜形成プロセスにおいては、真空状態の圧力を計測するために隔膜真空計が利用されている。
この隔膜真空計は、被測定流体の圧力導入部と基準真空室とを隔絶するダイアフラムを備え、被測定流体の圧力と基準空気室の圧力との差圧によって弾性変形するダイアフラムの変位から被測定流体の圧力を測定する圧力計である。
例えば特許文献1には、被測定流体の圧力導入部を有するハウジング内にセンサユニットを収容した圧力センサが開示されている(特許文献1を参照)。この圧力センサにおいて、センサユニットは、被測定流体の圧力導入部と基準真空室とを隔絶するダイアフラムと、このダイアフラムに設けられた可動電極と、この可動電極から離間して対向配置された固定電極とを備えている。
このようなセンサユニットを有する圧力センサは、被測定流体の圧力に応じて弾性変形するダイアフラムの変位を、可動電極と固定電極との間の静電容量の変化として検出することから、容量式圧力センサとも呼ばれる。
このような隔膜真空計を薄膜形成プロセスにおいて使用すると、ダイアフラムの被測定流体の圧力導入側の表面には、プロセス対象の薄膜物質の材料やその副生成物等が堆積する。以下、ダイアフラムの表面に堆積された薄膜物質の材料や副生成物等の堆積物もしくはこの堆積物からなる膜を単に「堆積物」と呼ぶ。
このようにダイアフラムの一方の表面のみに堆積物が堆積されることによって、ダイアフラムの厚さ方向での力のバランスが崩れ、実際にはダイアフラムの両側で圧力差が無い状態でも、ダイアフラムの表面が撓んでしまう。また、堆積物の影響により、被測定流体の圧力導入部と基準真空室とを隔絶する隔膜としてのダイアフラムのヤング率が変化してしまう。
この堆積物の影響によって、隔膜真空計の測定値に誤差が生じてしまうため、特に薄膜形成プロセスに用いられる隔膜真空計に対しては、別の基準となる真空計を用いて定期的に校正を行う必要がある。
隔膜真空計の校正に関しては、校正の基準となる真空計と校正の対象となる真空計とを一体化した一体型真空計が提案されている(例えば特許文献2を参照。)。
特開2012−207986号公報 特開平5−346364号公報
しかしながら、一つの半導体製造装置に取り付けられる複数の真空計として、特許文献2に記載された一体型真空計を用いた場合、複数の一体型真空計がそれぞれ自身の校正の基準となる真空計を用いて校正を行うため、校正の品質が揃わないという問題があった。これは、複数の一体型真空計が個々に備える校正の基準となる真空計の特性にばらつきがあるためである。
本発明はこのような問題を解決するためのものであり、複数の校正対象を一定の品質で校正する校正装置および校正システムを提供することを目的とする。
この目的を達成するために、本発明は、被測定流体(FL)の圧力を受けたときのダイアフラムの変位に応じた電気信号を出力する複数の圧力センサ(120)を、校正の基準となる1つの校正基準圧力センサ(110)を用いて校正する校正装置(100)であって、前記校正基準圧力センサ(110)のダイアフラムまたは初期状態における校正の対象となる校正対象圧力センサ(120)のダイアフラムに所定の基準圧力(Pr)の被測定流体(FL)が作用したときに得られる基準出力信号(Spr)を記憶する初期状態記憶部(101)と、前記初期状態記憶部(101)に記憶された前記基準出力信号(Spr)に基づいて再現した前記基準圧力(Pr)の被測定流体(FL)が前記校正対象圧力センサ(120)のダイアフラムに作用したときに得られる測定出力信号(Sc)と前記基準出力信号(Spr)との差(ΔSp)を所定の閾値(th1)とを比較し、前記校正対象圧力センサ(120)に対する校正の要否を判定する校正要否判定部(102)と、前記校正要否判定部(102)により前記校正が必要であると判定された場合、前記校正基準圧力センサ(110)からの出力信号(Sr、Sr´)に基づいて前記校正対象圧力センサ(120)を校正する校正処理部(105)とを備え、前記校正対象圧力センサ(120、130)は、複数の前記校正対象圧力センサ(120、130)にそれぞれ対応した被測定流体(FL1、FL2)が供給される別系統の複数の主配管(3、4)の末端にそれぞれ接続され、前記校正基準圧力センサ(110)は、前記複数の主配管(3、4)からそれぞれ分岐された複数の分岐配管(3a、4a)の末端に接続され、前記複数の分岐配管(3a、4a)には、それぞれ仕切弁(V2、V3)が設置されているようにする。
本発明において、前記校正処理部(105)は、前記ダイアフラムの変位に応じて検出される物理量と、前記測定出力信号(Sc)との関係を表す関係式を、前記校正基準圧力センサ(120)の前記出力信号(Sr、Sr´)を用いて修正する関係式修正部(103)と、前記関係式修正部(103)により修正された前記関係式を前記校正対象圧力センサ(120)に出力する出力部(104)とを備えるようにする。
本発明において、前記校正対象圧力センサ(120)の累積使用時間または前記校正対象圧力センサ(120)の前記測定出力信号(Sc)が示す圧力値に基づいて校正処理を行うタイミングになったか否かを判定する校正時期判定部(106)とを更に備えるようにする。
本発明において、被測定流体(FL)の圧力(P)をダイアフラムで受けたときの前記
ダイアフラムの変位に応じた電気信号を出力する複数の圧力センサであって、校正の対象となる複数の校正対象圧力センサ(120)と、校正の基準となる1つの校正基準圧力センサ(110)と、前記校正基準圧力センサ(110)のダイアフラムまたは初期状態における前記校正対象圧力センサ(120)のダイアフラムに所定の基準圧力(Pr)の被測定流体(FL)が作用したときに得られる基準出力信号(Spr)を記憶する初期状態記憶部(101)と、前記初期状態記憶部(101)に記憶された前記基準出力信号(Spr)に基づいて再現した前記基準圧力(Pr)の被測定流体(FL)が前記校正対象圧力センサ(120)のダイアフラムに作用したときに得られる測定出力信号(Sc)と、前記基準出力信号(Spr)との差(ΔSp)を所定の閾値(th1)とを比較し、前記校正対象圧力センサ(120)に対する校正の要否を判定する校正要否判定部(102)と、前記校正要否判定部(102)により前記校正が必要であると判定された場合、前記校正基準圧力センサ(110)からの出力信号(Sr、Sr´)に基づいて前記校正対象圧力センサ(120)を校正する校正処理部(105)とを備え、前記校正対象圧力センサ(120、130)は、前記複数の校正対象圧力センサ(120、130)にそれぞれ対応した被測定流体(FL1、FL2)が供給される別系統の複数の主配管(3、4)の末端にそれぞれ接続され、前記校正基準圧力センサ(110)は、前記複数の主配管(3、4)からそれぞれ分岐された複数の分岐配管(3a、4a)の末端に接続され、前記複数の分岐配管(3a、4a)には、それぞれ仕切弁(V2、V3)が設置されているようにする。

本発明によれば、初期状態記憶部(101)に記憶された基準出力信号(Spr)に基づいて再現した基準圧力(Pr)の被測定流体(FL)が校正対象圧力センサ(120)のダイアフラムに作用したときに得られる測定出力信号(Sc)と、基準出力信号(Spr)との差(ΔSp)に基づいて校正対象圧力センサ(120)に対する校正の要否を判定し、校正対象圧力センサ(120)について校正する必要があると判断した場合に、校正基準圧力センサ(110)からの出力信号(Sr、Sr´)に基づいて校正対象圧力センサ(120)を校正することができるので、複数の校正対象を一つの校正基準圧力センサ(110)により同一の校正品質で校正することができる。
本発明によれば、同一系統の主配管(2)に接続された複数の校正対象圧力センサ(120、130)だけではなく、別系統の被測定流体(FL1、FL2)が供給される複数の主配管(3、4)に接続された複数の校正対象圧力センサ(150、160)についても、1つの校正基準圧力センサ(110)だけを用いて校正することができるので、複数の校正対象を同一の校正品質で校正することができる。
第1の実施の形態における1台の基準校正隔膜真空計、複数台の校正対象隔膜真空計、および、校正装置の接続状態を示すシステム計装図である。 第1の実施の形態における校正装置の構成を示すブロック図である。 第2の実施の形態における1台の基準校正隔膜真空計と複数台の校正対象隔膜真空計、および、校正装置の接続状態を示すシステム計装図である。
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。
<第1の実施の形態>
<校正システムの全体構成>
図1に示すように、第1の実施の形態における校正システム1は、校正の基準となる1台の隔膜真空計(以下、これを「校正基準隔膜真空計」と呼ぶ。)110と、校正の対象とされる複数台の隔膜真空計(以下、これを「校正対象隔膜真空計」と呼ぶ。)120、130と、校正装置100を備えている。なお、校正対象隔膜真空計120、130は、2台に限るものではないが、便宜上、2台の場合を例として説明する。
校正基準隔膜真空計110および校正対象隔膜真空計120、130には、被測定流体FLが供給される主配管2が接続されている。主配管2は、校正基準隔膜真空計110および校正対象隔膜真空計120、130の総数と同数の分岐配管2a、2b、2cに分岐されている。
分岐配管2aの末端には、校正基準隔膜真空計110が接続されており、その分岐配管2aには被測定流体FLの流入を仕切るバルブV1が設定されている。また、分岐配管2b、2cの末端には、校正対象隔膜真空計120、130が接続されている。
なお、校正基準隔膜真空計110および校正対象隔膜真空計120、130は、基本的な機能および性能が同一の隔膜真空計である。なお、校正対象隔膜真空計120、130については、同一系統の被測定流体FLの圧力Pを測定するのであれば、互いに測定する圧力の範囲(レンジ)が異なっていたり、互いの測定分解能が異なっていてもよい。
ここで、校正基準隔膜真空計110および校正対象隔膜真空計120、130は同一の構造を有する隔膜真空計であり、校正対象隔膜真空計120を一例としてその構造を説明する。
校正対象隔膜真空計120は、校正対象センサユニット120sと、センサ出力算出部120cとを有している。校正対象センサユニット120sは、被測定流体FLの圧力導入部と基準真空室とを隔絶するダイアフラムと、このダイアフラムに設けられた可動電極と、この可動電極から離間して対向配置された固定電極とを備えている。
この校正対象センサユニット120sは、被測定流体FLの圧力Pと基準空気室の圧力との差圧によって弾性変形するダイアフラムの変位を、可動電極と固定電極との間の静電容量Cの変化として検出し、この静電容量Cをセンサ出力算出部120cへ出力する。
センサ出力算出部120cは、その静電容量Cの値に基づいて被測定流体FLの圧力Pを測定する。ここで、静電容量Cと被測定流体の圧力Pとの関係式は、次の(式1)のような1次式で表すことができ、センサ出力算出部120cは、この関係式を内部メモリに保持している。ここで、a、bは、静電容量Cに基づいて圧力Pを求めるための係数(パラメータ)である。
P=a×C+b…………………………………………………………………………(式1)
校正基準隔膜真空計110および校正対象隔膜真空計130の構成についても、校正対象隔膜真空計120と同様であり、校正基準センサユニット110r、校正対象センサユニット130s、センサ出力算出部110c、130cが設けられている。
<校正装置の構成>
校正装置100は、初期状態記憶部101、校正要否判定部102、校正処理部105、および、校正時期判定部106を備えている。
この校正装置100は、CPU(Central Processing Unit)、メモリ、インタフェース等からなるコンピュータ(ハードウェア)にコンピュータプログラム(ソフトウェア)をインストールすることによって実現され、当該校正装置100の各部の機能は、コンピュータの各種ハードウェア資源とコンピュータプログラムとが協働することによって実現される。
初期状態記憶部101は、基準圧力Prの被測定流体FLが校正基準隔膜真空計110に供給されたときに得られるセンサ出力信号Sr0に対応する圧力値を初期値として記憶する校正基準記憶部101aを有している。
また、初期状態記憶部101は、基準圧力Prの被測定流体FLが使用開始前や校正処理直後の初期状態にある校正対象隔膜真空計120に供給されたときに得られるセンサ出力信号Sc0に対応する圧力値を初期値として記憶する校正対象記憶部101bを有している。なお、センサ出力信号Sr0、および、センサ出力信号Sc0を、総称して基準出力信号Sprと呼ぶ。
因みに、初期状態記憶部101は、基準圧力Prよりも大きいまたは小さい他の基準圧力Pr´に対応した校正基準隔膜真空計110のセンサ出力信号、校正対象隔膜真空計120のセンサ出力信号を初期値としてそれぞれ記憶しておくことができる。
校正要否判定部102は、校正対象センサユニット120sに対する校正の要否を判定するものであり、比較部と保持部とを有している。
比較部は、例えば、初期値として校正基準記憶部101aに記憶されたセンサ出力信号Sr0が校正基準隔膜真空計110により検出されるように基準圧力Prの被測定流体FLを供給する状態が再現されたとき、任意の時間使用した後の校正前の校正対象隔膜真空計120により得られるセンサ出力信号Scと、初期状態記憶部101に記憶された基準出力信号Spr(センサ出力信号SroまたはSco)との差ΔSpを、次の(式2)により算出し、その差ΔSpを閾値値th1と比較する。保持部は、比較対象となる閾値th1を保持している。
ΔSp=Sc−Spr……………………………………………………………………(式2)
校正要否判定部102は、比較部により算出した差ΔSpと閾値th1と比較したとき、この差ΔSpが閾値th1を超えている場合、校正対象隔膜真空計120を校正する必要があると判定し、校正命令を校正処理部103へ出力する。
なお、校正要否判定部102は、上述したように基準圧力Prに加えて、基準圧力Pr´に対応した校正基準隔膜真空計110のセンサ出力信号、校正対象隔膜真空計120のセンサ出力信号を初期値としてそれぞれ記憶している場合には、複数の基準圧力Pr、Pr´に対応した差ΔSp、ΔSp´を求め、これら双方の差ΔSp、ΔSp´に基づいて校正対象隔膜真空計120に対する校正の要否を判定することが可能である。
校正処理部105は、関係式修正部103および出力部104を備えている。関係式修正部103は、校正基準隔膜真空計110により得られるセンサ出力信号Srを用いて、任意の時間使用された後であり校正前の校正対象隔膜真空計120により出力されるセンサ出力信号Scに対応した測定圧力Pを表す(式1)の関係式の係数(パラメータ)a、bを修正するものである。
出力部104は、関係式修正部103により修正された係数(パラメータ)a、bにより表される新たな関係式を校正対象隔膜真空計120のセンサ出力算出部120cに出力するものであり、そのセンサ出力算出部120cの内部メモリに予め保持されているセンサ出力信号Scに対応した測定圧力Pの関係式を新たな関係式で更新する。
校正時期判定部105は、どのようなタイミングで任意時間使用後の校正前の校正対象隔膜真空計120を校正するかの時期を判定するものである。また、校正時期判定部105は、校正時期になったか否かを判定するための予め規定された基準の圧力値Pbを記憶する内部メモリを備えている。
校正時期判定部105は、校正対象隔膜真空計120から受信したセンサ出力信号Scの圧力値が、当該校正時期判定部105の内部メモリに記憶された基準の圧力値Pbと一致したことを検出したとき、校正時期になったと認識し、そのことを示す信号を外部の通知装置(図示せず)へ出力する。
ここで、通知装置は、校正時期判定部105から受信した信号に基づいてオペレータに何らかの通知を行うものである。ここで、通知装置としては、例えば、警告音発生手段や、警告灯点灯手段である。ただし、これに限るものではなく、その他種々の手段であってよい。
<校正動作>
次に、校正装置100により任意の時間使用された後の校正対象隔膜真空計120を校正するまでの一連の校正動作を、初期状態記憶段階、校正要否判定段階、および、校正処理段階に分けて説明する。
≪初期状態記憶段階≫
最初に、オペレータは、校正基準隔膜真空計110に接続された分岐配管2aのバルブV1を開く。この状態で、オペレータは被測定流体FLの圧力Pを操作し、校正対象隔膜真空計120により測定される被測定流体FLの圧力測定結果であるセンサ出力信号Sc0に対応する圧力値が、予め規定された基準圧力Spr(例えば0[Pa])となる初期状態に設定する。ここで、半導体製造装置には、被測定流体FLの圧力Pを調整する圧力調整機構が備えられており、オペレータはこの圧力調整機構を利用して被測定流体FLの圧力Pを基準圧力Sprになるように調整すれば良い。
校正対象隔膜真空計120により測定される被測定流体FLのセンサ出力信号Sc0に対応する圧力値が基準圧力Prになった初期状態において、校正基準隔膜真空計110により測定されたセンサ出力信号Sr0に対応する圧力値を初期値として校正基準記憶部101aに記憶しておく。
同様の圧力状態において、校正対象隔膜真空計120により測定されたセンサ出力信号Sc0に対応する圧力値を初期値として校正対象記憶部101bに記憶しておく。
ここで、校正対象隔膜真空計120のセンサ出力信号Sc0に対応する圧力値は、校正基準隔膜真空計110が設置された場所との相違や、基準圧の取り方の違い等の何らかの理由により、校正基準隔膜真空計110のセンサ出力信号Sr0に対応する圧力値と同一とならずに僅かな圧力差が生じていることがある。
この僅かな圧力差は、誤差ではなく、校正対象隔膜真空計120のセンサ出力信号Sc0に対応する圧力値と、校正基準隔膜真空計110のセンサ出力信号Sr0に対応する圧力値との間に一定の差が存在する比例関係が存在すると考え、両者を次の(式3)で表すことができる。このように僅かな圧力差を予め把握しておくことにより、校正基準隔膜真空計110のセンサ出力信号Srと校正対象隔膜真空計120のセンサ出力信号Scとの間にセンサ出力値のズレが存在している場合でも、校正処理を実行することができる。なお、この圧力差については、校正対象記憶部101bに記憶しておく。
Sr0∝Sc0……………………………………………………………………………(式3)
≪校正要否判定段階≫
最初に、校正装置100の校正時期判定部105は、初期状態記憶段階の後、校正対象隔膜真空計120により被測定流体FLの圧力Pを測定したときのセンサ出力信号Scの圧力値が、当該校正時期判定部105の内部メモリに記憶された基準の圧力値Pb(例えば0[Pa])と一致したことを検出すると、校正時期になったと認識し、そのことを示す信号を外部の通知装置(図示せず)へ出力する。ここで基準の圧力値Pbとは、例えば半導体製造装置のプロセスにおいて、校正対象隔膜真空計120により測定された被測定流体FLの圧力Pが圧力値Pbと一致したときには、必ず校正を行うように予め設定された圧力値である。
通知装置は、校正時期判定部105からの信号に基づいて例えばブザー音を出力する。オペレータは、ブザー音を確認することにより、予め規定された校正処理のタイミングになったことを認識する。
ブザー音を確認したオペレータは、校正基準隔膜真空計110に接続された分岐配管2aのバルブV1を開く。この状態で、オペレータは被測定流体FLの圧力Pを操作し、校正基準隔膜真空計110により測定される被測定流体FLのセンサ出力信号Srの圧力値が、校正基準記憶部101aに予め記憶されている初期状態記憶段階のセンサ出力信号Sr0の圧力値(初期値)となるように設定する。この結果、初期状態記憶段階で設定した基準圧力Prの被測定流体FLが主配管2から供給されている初期状態を再現することができる。なお、この場合も、半導体製造装置の圧力調整機構を利用して被測定流体FLの圧力Pを調整する。
因みに、校正対象隔膜真空計120に校正の必要性が生じていない場合、すなわち、校正対象隔膜真空計120のセンサ出力信号Scの圧力値が、校正対象記憶部101bに記憶された校正対象隔膜真空計120のセンサ出力信号Sc0の初期値のまま変化していない場合、校正対象センサユニット120sから基準圧力Prと同じ圧力値が計測されることになる。
その後、校正要否判定部102は、基準圧力Prの被測定流体FLが主配管2に供給されている初期状態を再現した際、任意の時間使用した後の校正前の校正対象隔膜真空計120sにより基準圧力Prの被測定流体FLを測定したことにより得られるセンサ出力信号Scを取得する。
また、校正要否判定部102は、初期状態記憶段階において校正基準記憶部101aに記憶しておいた校正基準隔膜真空計110のセンサ出力信号Sr0を読み出す。校正要否判定部102は、センサ出力信号Scとセンサ出力信号Sr0との差ΔSpを、上述した(式2)により算出する。
なお、校正要否判定部102は、(式2)により差ΔSpを求めるようにしたが、校正対象隔膜真空計120のセンサ出力信号Scと、初期状態記憶段階において校正対象記憶部101bに記憶しておいたセンサ出力信号Sc0との差を求めてもよい。
校正要否判定部102は、(式2)により表される差ΔSpが所定の閾値th1を超えていたことを認識すると、校正対象隔膜真空計120を校正する必要が有るという校正要判定を行い、校正処理命令を校正処理部105の関係式修正部103へ出力する。なお、校正要否判定部102は、差ΔSpが閾値th1を超えていないことを認識すると、校正対象隔膜真空計120を校正する必要はないという校正否判定を行い、校正処理命令を出力することはない。
≪校正処理段階≫
ところで、圧力Pの被測定流体FLを測定した結果である校正対象隔膜真空計120のセンサ出力信号Scと、そのセンサ出力信号Scに対応する圧力の真値Pとの間には誤差αが存在する場合があり、この場合の真値Pは、上述した(式3)を用いて次の(式4)により表される。ここで、Sr∝Sc0、α=Sc−Sc0である。
P=Sr=Sc−α………………………………………………(式4)
ここで、「Sc0」は、初期状態の校正対象隔膜真空計120のセンサ出力信号であり、次の(式5)により表される。また、「Sc」は、要校正状態における校正前の校正対象隔膜真空計120のセンサ出力信号であり、次の(式6)により表される。
Sc0=a0×C0+b0………………………………………………………………(式5)
Sc=a0×C1+b0…………………………………………………………………(式6)
ここで、a0、b0、a1、b1は、(式5)、(式6)の関係式を構成している係数(パラメータ)である。C0は、初期状態における校正対象隔膜真空計120の校正対象センサユニット120sの固定電極と可動電極とで構成されたコンデンサの容量値(静電容量)である。同様に、C1は、校正対象隔膜真空計120のセンサ出力信号Scに誤差が生じた後の校正対象センサユニット120sの固定電極と可動電極とで構成されたコンデンサの容量値(静電容量)である。したがって、誤差要因ΔCは、次の(式7)により表される。
ΔC=C1−C0…………………………………………………………………………(式7)
(式6)に示されたように、校正前の校正対象隔膜真空計120のセンサ出力信号Scは係数a0、b0により決定されるが、センサ出力信号Scに誤差が生じている場合には、この係数a0、b0を用いることはできない。そこで、新たな係数(パラメータ)a1、b1を後述する計算方法により求め、(式6)の係数a0、b0を係数a1、b1に更新する必要がある。
この場合、関係式修正部103は、基準圧力Prおよび圧力P´にそれぞれ対応する校正基準センサユニット110rのセンサ出力信号SrおよびSr´を用いて、次の(式8)および(式9)により係数a1を求めればよい。
P´−Pr=Sr´−Sr=(a1×C1´+b1)−(a1×C1+b1)
=a1×(C1´−C1)………………………………………………………………(式8)
a1=(Sr´−Sr)/(C1´−C1)…………………………………………(式9)
また、基準圧力Prを真空状態の圧力として0[Pa]とすると、次の(式10)が成立する。
Pr=0=Sr∝Sc(=Sc0)…………………………………………………(式10)
この(式9)によるa1の値、(式10)によるScの値を、(式6)に代入すれば、係数b1の値を求めることができる。校正処理部105は、このようにして求めた係数a1、b1を、(式5)で表される係数a0、b0と置換すれば、校正処理後の校正対象隔膜真空計120のセンサ出力信号Scを表す次の(式11)に示される新たな関係式を得ることができる。
Sc=a1×C0+b1………………………………………………………………(式11)
校正処理部105の出力部104は、校正処理後の校正対象隔膜真空計120のセンサ出力信号Scを表す(式11)で示すような新たな関係式を校正対象隔膜真空計120のセンサ出力算出部120cに送信し、内部メモリに保持していた(式5)の関係式を(式11)の関係式に置き換えることにより更新する。これにより、校正対象隔膜真空計120のセンサ出力信号の校正処理を終了する。
なお、出力部104は、(式11)で示す新たな関係式を校正対象隔膜真空計120のセンサ出力算出部120cに送信するのではなく、係数a1、b1だけを校正対象隔膜真空計120のセンサ出力算出部120cに送信し、係数a0、b0と入れ替えさせるようにしても良い。
<効果>
校正装置100は、校正基準隔膜真空計110を用いて、校正対象隔膜真空計120に対する校正処理と同様の校正処理を他の校正対象隔膜真空計130についても行うことにより、1台の校正装置100だけで、複数台の校正対象隔膜真空計120、130を校正することができるので、複数台の校正対象隔膜真空計120、130に対する校正の品質を揃えることができる。
また、校正装置100は、校正対象隔膜真空計120、130と一体型ではなく分離型であるため、半導体製造装置に設けられている校正対象隔膜真空計120、130の近傍に校正装置100を用意して接続すれば、校正対象隔膜真空計120、130を半導体製造装置から取り外すことなく同一の校正品質で校正することができる。これにより、校正対象隔膜真空計120、130を取り外す必要がないので、校正処理を行うに際しても、半導体製造装置を停止するダウンタイムを減少させることができる。
<第2の実施の形態>
<校正システムの全体構成>
図3に示すように、第2の実施の形態における校正システム200は、第1の実施の形態と同様に、校正の基準となる1台の校正基準隔膜真空計110と、校正の対象となる複数台の校正対象隔膜真空計150、160と、校正装置100を備えている。なお、第2の実施の形態において、図1に示された校正装置100、校正基準隔膜真空計110には同一の符号を用い、その詳細な説明は省略する。
ここで、校正基準隔膜真空計110および校正対象隔膜真空計150、160は、基本的な機能および性能が同一の隔膜真空計である。ただし、校正対象隔膜真空計150、160は、同一の隔膜真空計であっても良いし、レンジ、分解能、および機能等が異なる隔膜真空計であっても良い。
校正対象隔膜真空計150は、圧力PAの被測定流体FL1が供給される主配管3の末端に接続されている。校正対象隔膜真空計160は、圧力PBの被測定流体FL2が供給される主配管4の末端に接続されている。この主配管3、4は、互いに異なる圧力および種類の被測定流体FL1、FL2を供給する別系統の導圧管である。
校正基準隔膜真空計110は、被測定流体FL1が供給される主配管3および被測定流体FL2が供給される主配管4の双方と接続されている。主配管3は、その配管の途中で分岐された分岐配管3aを有し、主配管4も主配管3と同様に、その配管の途中で分岐された分岐配管4aを有している。
分岐配管3a、4aは、その先端同士が結合され、その結合部分に校正基準隔膜真空計110へ被測定流体FL1又はFL2を導出する共通配管5が接続されている。この共通配管5の末端に校正基準隔膜真空計110が接続されている。なお、分岐配管3a、4aは、先端同士で結合されている必要は必ずしもなく、分岐配管3a、4aの末端がそれぞれ校正基準隔膜真空計110に接続されていてもよい。
分岐配管3aには、被測定流体FL1の流入を仕切るバルブV2が設置されている。また、分岐配管4aには、被測定流体FL2の流入を仕切るバルブV3が設置されている。バルブV2は、バルブV3が開かれているときには閉じられ、バルブV2が開かれているときにはバルブV3が閉じられるように用いられる。
校正基準隔膜真空計110は、第1の実施の形態と同様の構成を有している。また、校正対象隔膜真空計150には、被測定流体FL1の圧力PAを受けて撓むダイアフラムの変位を静電容量Cの変化として検出する校正対象センサユニット150sが設けられている。同様に、校正対象隔膜真空計160には、被測定流体FL2の圧力PBを受けて撓むダイアフラムの変位を静電容量Cの変化として検出する校正対象センサユニット160sが設けられている。
なお、校正対象隔膜真空計150、160の校正対象センサユニット150s、160sには、第1の実施の形態における校正対象隔膜真空計120、130と同様に、センサ出力算出部150c、160cが接続されている。このセンサ出力算出部150c、160cは、校正対象センサユニット150s、160sの静電容量Cに基づいて被測定流体FLの測定圧力Pを示すセンサ出力信号Scを生成するものであり、センサ出力信号Scを表す関係式を内部メモリに保持している。
校正基準隔膜真空計110は、センサ出力算出部110cにより生成されたセンサ出力信号Srを校正装置100に出力する。校正対象隔膜真空計150、160は、センサ出力算出部150c、160cにより生成したセンサ出力信号Scを校正装置100に出力する。
この場合、校正装置100は、校正対象隔膜真空計150、160を校正するに当たり、第1の実施の形態と同様に初期状態記憶段階、校正要否判定段階、および、校正処理段階に分けて校正動作を行うが、校正対象隔膜真空計150について校正する場合には、バルブV2を開けるがバルブV3は閉じた状態と設定し、校正対象隔膜真空計160について校正する場合には、バルブV3を開けるがバルブV2は閉じた状態と設定する。
これにより、2系統の被測定流体FL1、FL2をそれぞれ測定する校正対象隔膜真空計150、160に対する校正処理を1台の校正基準隔膜真空計110だけで交互に行うことができる。かくして校正システム200においても、1台の校正基準隔膜真空計110だけで、別系統の主配管3、4にそれぞれ接続された複数台の校正対象隔膜真空計150、160の校正品質を揃えることができる。
<他の実施の形態>
なお、上述した実施の形態においては、基準圧力Prおよび圧力P´の2点にそれぞれ対応する校正基準隔膜真空計110のセンサ出力信号Sr、Sr´を用いて係数a1、b1を求めるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、3点、4点、……、のように主配管2に印加する被測定流体FLの圧力の印加点数を増やすようにしても良い。この場合、高次式を用いて係数を求めることが可能となり、校正対象隔膜真空計120を更に高精度に校正することができる。
また、上述した実施の形態においては、センサ出力算出部120cから受信したセンサ出力信号Scの圧力値と、内部メモリに記憶された基準の圧力値Pbとが一致したことを校正時期判定部106が検出したとき、校正時期になったと認識し、校正時期であることを示す信号を外部の通知装置(図示せず)へ出力するようにした場合について述べた。しかしながら、本発明はこれに限らず、校正対象隔膜真空計120の未使用状態または校正処理直後からの累積使用時間を校正時期判定部106において計時しておき、その累積使用時間に到達したときに校正時期であると判定し、外部の通知装置(図示せず)へ出力するとともに、その旨を示す信号を校正要否判定部102に出力し、その信号をトリガとして当該校正要否判定部102において校正対象隔膜真空計120を校正する必要が有るか否かの校正要否判定を行うようにしてもよい。
1……校正システム、2、3、4……主配管、110……校正基準隔膜真空計(校正基準圧力センサ)、110r……校正基準センサユニット、120、130、150、160……校正対象隔膜真空計(校正対象圧力センサ)、120s、130s、150s、160s……校正対象センサユニット、100……校正装置、101……初期状態記憶部、102……校正要否判定部、103……関係式修正部、104……出力部、105……校正処理部、106……校正時期判定部。

Claims (4)

  1. 被測定流体の圧力を受けたときのダイアフラムの変位に応じた電気信号を出力する複数の圧力センサを、校正の基準となる1つの校正基準圧力センサを用いて校正する校正装置であって、
    前記校正基準圧力センサのダイアフラムまたは初期状態における校正の対象となる校正対象圧力センサのダイアフラムに所定の基準圧力の被測定流体が作用したときに得られる基準出力信号を記憶する初期状態記憶部と、
    前記初期状態記憶部に記憶された前記基準出力信号に基づいて再現した前記基準圧力の被測定流体が前記校正対象圧力センサのダイアフラムに作用したときに得られる測定出力信号と前記基準出力信号との差を所定の閾値とを比較し、前記校正対象圧力センサに対する校正の要否を判定する校正要否判定部と、
    前記校正要否判定部により前記校正が必要であると判定された場合、前記校正基準圧力センサからの出力信号に基づいて前記校正対象圧力センサを校正する校正処理部と
    を備え
    前記校正対象圧力センサは、複数の前記校正対象圧力センサにそれぞれ対応した被測定流体が供給される別系統の複数の主配管の末端にそれぞれ接続され、
    前記校正基準圧力センサは、前記複数の主配管からそれぞれ分岐された複数の分岐配管の末端に接続され、
    前記複数の分岐配管には、それぞれ仕切弁が設置されている
    ことを特徴とする校正装置。
  2. 前記校正処理部は、前記ダイアフラムの変位に応じて検出される物理量と、前記測定出
    力信号との関係を表す関係式を、前記校正基準圧力センサの前記出力信号を用いて修正す
    る関係式修正部と、
    前記関係式修正部により修正された前記関係式を前記校正対象圧力センサに出力する出
    力部と
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の校正装置。
  3. 前記校正対象圧力センサの累積使用時間または前記校正対象圧力センサの前記測定出力
    信号が示す圧力値に基づいて校正処理を行うタイミングになったか否かを判定する校正時
    期判定部を更に備えることを特徴とする請求項1または2に記載の校正装置。
  4. 被測定流体の圧力をダイアフラムで受けたときの前記ダイアフラムの変位に応じた電気信号を出力する複数の圧力センサであって、校正の対象となる複数の校正対象圧力センサと、
    校正の基準となる1つの校正基準圧力センサと、
    前記校正基準圧力センサのダイアフラムまたは初期状態における前記校正対象圧力センサのダイアフラムに所定の基準圧力の被測定流体が作用したときに得られる基準出力信号を記憶する初期状態記憶部と、
    前記初期状態記憶部に記憶された前記基準出力信号に基づいて再現した前記基準圧力の被測定流体が前記校正対象圧力センサのダイアフラムに作用したときに得られる測定出力信号と前記基準出力信号との差を所定の閾値とを比較し、前記校正対象圧力センサに対する校正の要否を判定する校正要否判定部と、
    前記校正要否判定部により前記校正が必要であると判定された場合、前記校正基準圧力センサからの出力信号に基づいて前記校正対象圧力センサを校正する校正処理部と
    を備え、
    前記校正対象圧力センサは、前記複数の校正対象圧力センサにそれぞれ対応した被測定流体が供給される別系統の複数の主配管の末端にそれぞれ接続され、
    前記校正基準圧力センサは、前記複数の主配管からそれぞれ分岐された複数の分岐配管の末端に接続され、
    前記複数の分岐配管には、それぞれ仕切弁が設置されている
    ことを特徴とする校正システム。
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