JP6345808B2 - eNB、通信方法、コンピュータプログラム及び記憶媒体 - Google Patents

eNB、通信方法、コンピュータプログラム及び記憶媒体 Download PDF

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Description

関連出願の相互参照
本出願は、2014年6月2日に申請され“[5G] METHODS FOR IMPROVING COVERAGE IN HIGHER CARRIER FREQUENCY”と題された米国仮特許出願第62/006,729号と2015年4月27日に申請され“Communication systems and methods”と題された米国特許出願第14/697,369号とに対する優先を主張し、上記の開示全体が、本明細書において参照により援用される。
5Gセルラー通信に関する次世代のワイヤレスモバイル通信の開発が進行中である。スペクトルは常に高価であり、エンジニアは、次世代サービスを提供するのにミリ波周波数を考えている。ミリ波周波数は、30乃至300GHzにおいて見受けられる。さらに、28GHzから及びそれを上回る周波数を使用することに相当な関心がある。
しかしながら、上記スペクトルは現在、免許されたスペクトル(ライセンススペクトル)(licensed spectrum)としてLTEに使用されておらず、したがって、マルチギガビットワイヤレス通信を実現するのに使用される可能性があると同時に、こうした周波数における電磁波は高い減衰及び高い経路損失を被り、このことが結果として実現可能なセルサイズを限定することが当業者によく知られている。
経路損失に対処することについて、様々な手法が存在する。上記手法には、ダイバーシティ手法、例えば、2つ以上の異なる送信信号が使用されて全体スループットを増加させる空間ダイバーシティ/多重化、及び、同じ信号についての2つ以上のインスタンスが使用されて通信信頼性を向上させるビームフォーミングなどを使用することが含まれる。
上記のことにかかわらず、ミリ波はいくつかのビームフォーミングの技術的チャレンジを提示しており、上記チャレンジには、第1に遅延拡散及び角度拡散、及び第2にビームミスアライメントが含まれる。遅延拡散及び角度拡散は、例えば屋内などに見られる非見通し線(Non-Line Of Sight)(NLOS)条件下で特に問題になり、ビームミスアライメントは、チャネルステート情報又はビームトラッキングが例えば測定誤差とユーザ機器モビリティとのうち1つ以上に起因して不正確であるときに生じる。
本発明の実施形態についての態様、特徴、及び利点が、添付の図面を参照して与えられる下記の説明から明らかになる。同様の番号は、同様の要素を示す。
通信システムを示す。 eNB−UEビームフォーミングを例示する。 ビーム角度によるビームパターンの変動を表す。 2つの同期信号を異なる周波数において送信することにおける対比を示す。 一実施形態に従うシグナリングを示す。 一実施形態に従う、マイクロ波周波数における同期信号の送信を示す。 一実施形態に従うセル探索手順を表す。 一実施形態に従うeノードB(eNB)を例示する。 一実施形態に従うeノードB(eNB)を表す。 一実施形態に従うeノードB(eNB)を示す。 一実施形態に従う無線リソースを表す。 一実施形態に従う第1のプロトコルを例示する。 一実施形態に従う第2のプロトコルを示す。 一実施形態に従う第3のプロトコルを例示する。 一実施形態に従う第4のプロトコルを表す。 一実施形態に従うユーザ機器を示す。 一実施形態に従うシステムを例示する。 一実施形態に従うユーザ機器を表す。 一実施形態に従うフローチャートを示す。 一実施形態に従うフローチャートを例示する。 一実施形態に従うフローチャートを表す。 送信モードによるSNRの変動のシミュレーション結果を示す。 一実施形態に従うセル展開シナリオのシミュレーションを例示する。 GHz周波数におけるさらなるシミュレーションのジオメトリ曲線を表す。 GHz周波数におけるまたさらなるシミュレーションのジオメトリ曲線を示す。 スモールセル展開シナリオを例示する。 スモールセル展開シナリオを例示する。 GHz周波数におけるまたさらなるシミュレーションのジオメトリ曲線を例示する。 GHz周波数におけるまた別のシミュレーションのジオメトリ曲線を表す。
図1は、通信システム、例えば、進化型パケットシステム(Evolved Packet System)(EPS)100などを示している。EPS100は、進化型パケットコア(Evolved Packet Core)(EPC)102、複数のeノードB(eNB)104乃至108、ユーザ機器(UE)110、及びオペレータパケットデータネットワーク112を含む。
EPC102は、モバイルマネジメントエンティティ(mobile management entity)(MME)102−2を有する。EPC102は、サービングゲートウェイ(S−GW)102−4、及びパケットデータネットワークゲートウェイ(P−GW)102−6をさらに含む。S−GW102−4は、UE110を扱う(serving)eNB104乃至108のうち1つ以上とパケットを交換するように動作可能である。S−GW102−4は、事実上、UE110とP−GW102−6との間のデータ交換をサポートするルータとして動作する。P−GW102−6は、外部のパケットデータネットワーク、例えばネットワーク112などに対するゲートウェイの役割を果たす。P−GW102−6は、他の機能、例えば、アドレス割り振り、ポリシー強制、パケットフィルタリング及びルーティングなどをさらに実行する。パケットデータネットワークゲートウェイ102−6は、SGiインターフェースを介して外部のパケットデータネットワーク112と通信することが十分理解され得る。
MME102−2は、データパケットがMME102−2を通過しないようなシグナリングを実行する。MME102−2は、シグナリングからデータを切り離して、シグナリング及びデータについて別個に、容量の発展をサポートする。MME102−2は、UE110関与についての多くの態様、例えば、UE110のページング、トラッキングエリア管理、認証、ゲートウェイ選択、ローミング、及びセキュリティなどを制御するように動作可能である。
eNB104乃至108は、エアインターフェース、LTE−Uuを提供することについて責任を負い、上記エアインターフェースを介して、UE110は、パケットを送信し、受信することができる。eNB104乃至108は、様々な機能、例えば、UE110がEPC102にアクセスすることを可能にするアドミッション制御(admission control)、及び無線リソース管理などを実行する。
eNB104乃至108とMME102−2とは、S1−MMEインターフェースを介して通信する。図示されていないが、場合により、eNB104乃至108は、X2インターフェースを介して直接的にか、又はS1−MMEインターフェースを介して間接的にかのいずれかで、互いに対して、あるいは1つ以上の他のeNBに対して接続されることができる。
eNB104乃至108は、一組の基地局の一実施形態である。こうした一組の基地局は、1つ又は1つより多くの基地局を含むことができる。UE110を扱うeNBが、アクティブな基地局であると言われる。したがって、eNB104乃至108は、一組のアクティブ基地局の一実施形態を形成することができる。こうした一組のアクティブ基地局は、1つ又は1つより多くのアクティブ基地局を含むことができる。反対に、eNB104乃至108のうち1つ又は1つより多くのeNBが、UE110又は任意の他のUEを扱っていない場合、該eNBは、非アクティブな基地局であると言われることになり、こうした非アクティブeNBのグループは、一組の非アクティブ基地局の一実施形態であることになる。上記の一組の非アクティブ基地局は、1つ又は1つより多くの非アクティブ基地局を含むことができる。典型的に、ネットワーク、例えばモバイルネットワークなどは、一組のアクティブ基地局と一組の非アクティブ基地局とを含む一組の基地局を有する。eNBが「基地局」属の一種であり得ることと、本発明の実施形態が1つ又は1つより多くの基地局を用いて実装され又は実現され得ることとを、当業者は理解する。
EPC102は、ホーム加入者サーバ(home subscriber server)(HSS)102−8を含むことができる。HSS102−8は、1つ又は1つより多くのUE例えばUE110などに関連付けられた加入者データを含む、中央アクセス可能データベースである。
上記で説明された様々なインターフェースが実装されて、UE110とP−GW102−6との間で、例えばGPRSトンネリングプロトコルユーザパート(GTP−U)、及び例えば汎用ルーティングカプセル化(Generic Routing Encapsulation)(GRE)などのユーザプレーンプロトコルを用いてデータが交換されることを、当業者は十分理解する。後半部のGREは、S−GW102−4とP−GW102−6との間のS5/S8インターフェースを実現するのに使用されることができる。
EPS100は、複数のシグナリングプロトコルを使用する。エアインターフェースシグナリングが、無線リソース制御(RRC)プロトコルを用いて実現され、エアインターフェースシグナリングを介して、eNB104乃至108が、UE110により使用される無線リソースに影響を与え、あるいはその他の方法で該無線リソース制御を制御することができる。S1−MMEリンク又はインターフェースは、S1アプリケーションプロトコル(S1−SP)を用いて実現される。
MME102−2は、2つのエアインターフェース非アクセス層(non-access stratum)プロトコルを用いてUE110を制御し、該プロトコルは、外部パケットデータネットワーク108に関連付けられたデータストリームを制御するEPSセッション管理(ESM)プロトコル、及び、EPC102の内部動作を管理するEPSモビリティ管理(EMM)プロトコルである。EMMメッセージ及びEMSメッセージが、RRCメッセージ及びS1−APメッセージを用いて、S1−MMEインターフェース及びLTE−Uuインターフェースを用いて、UE110との間で交換される。
S11インターフェースシグナリング及びS5/S8インターフェースシグナリングは、GPRSトンネリングプロトコル制御パート(GTP−C)を用いて実装される。
EPC102は、ポリシー制御ルール機能(Policy Control Rule Function)(PCRF)ネットワークエンティティ102−10をさらに含むことができる。PCRF102−10は、複数の性能目標を確立することについて責任を負う。性能目標の例には、UE及びサービスタイプごとのそれぞれの又はコミットされたサービスレベルに基づいて、各セッションについてのサービス品質(QoS)及び課金ゴール(goals)のうち少なくとも1つを含むことができる。
図2は、より詳細に、ユーザ機器110と通信する上記eNB104乃至108のうちの1つのeNB104の図200を示している。eNB104及びユーザ機器110は、ビームフォーミングを用いて通信するように構成されることができる。図示される例において、eNB104は、少なくとも1つのビーム形成された送信(ビームフォーム送信)を出力するように配置される。すなわち、このeNBは、無線エネルギーをユーザ機器110に向ける。eNB104は、シリアルツーパラレル(serial to parallel)コンバータ202を含み、シリアルツーパラレルコンバータ202は、送信データ204を送信のための少なくとも1つのレイヤにコンバートするように構成される。例示される実施形態において、2つのレイヤ206及び208、すなわち、レイヤ#1 206及びレイヤ#2 208が図示されている。レイヤ206及び208は、一組の混合器210を用いて、プリコーディング重みを混合することによって形成され、上記プリコーディング重みは、プリコーディング重み生成器212によって供給される。レイヤ206及び208の出力は、それぞれの加算器214及び216に供給される。加算器214及び216からの出力は、eNB104の1つ又は1つより多くのアンテナ、すなわち複数のアンテナ218及び220を介して、ユーザ機器110に送信される。説明される実施形態において、4つのこうしたアンテナが使用される。プリコーディング重みは、1つ又は1つより多くの形成されたビームを結果としてもたらす。図示される例において、2つのビームパターン222及び224が形成される。
ユーザ機器110を参照すると、ユーザ機器110が1つ又は1つより多くのアンテナを含むことがわかり得る。例示される実施形態において、複数のアンテナが提供される。より詳細には、4つのアンテナが提供され、そのうちの2つ226及び228だけが図示されている。アンテナ226及び228は、送信ビーム222及び224のうち1つ以上を受信する。チャネル推定器230が、アンテナ226及び228により受信される信号を処理するように構成される。チャネル推定器230は、eNB104とユーザ機器110との間の1つ又は1つより多くのチャネルの推定に関連付けられたチャネルデータを作成するように構成される。チャネルデータは、プリコーディング重みマトリクス選択器232に出力される。プリコーディング重みマトリクス選択器232は、コードブック234に応じて、プリコーディングマトリクスインジケータ(Precoding Matrix Indicator)(PMI)をeNB104に提供し、詳細には、PMIをプリコーディング重み生成器212に提供する。
さらに図2を参照するに、チャネル推定器230は、受信した信号を信号分離器238にフォワードする(forwards)。信号分離器238は、受信した信号をそれぞれの並列な(パラレルの)データストリームへと分離するように構成される。パラレルのデータストリームは、パラレルツーシリアル(parallel to serial)コンバータ240によって処理され、パラレルツーシリアルコンバータ240は、受信データ242を出力するように構成される。
チャネル推定器230からのチャネルデータは、モジュール236にさらに出力され、モジュール236は、受信した信号の品質に関連付けられたデータを提供するように構成される。送信されたデータとの比較のために、受信信号品質に関連付けられたデータは、閉ループフィードバックの仕方でeNBに提供される。例示される実施形態において、上記データは、チャネル品質インジケータ(CQI)244とランクインジケータ(RI)246とのうち少なくとも1つを、好ましくは双方を含むことができる。eNB104は、CQI、RI、及びPMIを使用して、ユーザ機器110に送信されるレイヤの数を適応的に制御する。
eNB104及びUE110がランク2の4×4MIMOを用いて通信するように構成され、すなわち、双方のレイヤがユーザ機器110に仕向けられることを、当業者は十分理解するであろう。プリコーディング重み生成器212により選択されるプリコーディング重みは、通信チャネル、例えばLTE−Aの物理ダウンリンク制御チャネル(Physical Downlink Control Channel)(PDCCH)などを介して、ユーザ機器110に通信される。
図3を参照すると、16個の送信アンテナを有するシステムの、横座標としてプロットされたビーム角度と共に縦座標としてプロットされたビームパターン送信パワーの変動のグラフ300が図示されている。例えば、ほんの5.3度のミスアライメント(misalignment)が、10dBの有意な(significant)損失を結果としてもたらすことが十分理解され得る。128個の送信アンテナを使用するシステムについて、同じ10dBの損失は、たった0.66度のビームミスアライメントから結果として生じる。こうしたミスアライメントは、上述された異常(anomalies)を結果としてもたらす可能性があり、詳細には、ビームフォーミングの効果は、最良でも害され、最悪では全体として効果のない状態にする可能性がある。このことは、初期の起動、時間及び/又は周波数同期、並びにネットワークアタッチメントのうち少なくとも1つ以上の間、特に問題である可能性がある。システムが、屋内、特にNLOS条件下、及びより高い周波数、例えば上記のミリ波周波数などでのうち少なくとも1つにおいて動作するとき、前述のことの不利な結果が、より強調される。
eNB104は、一組のダウンリンク同期信号のうち1つ又は1つより多くを送信するように配置され、上記ダウンリンク同期信号は、プライマリ同期信号(Primary Synchronisation Signal)(PSS)及びセカンダリ同期信号(Secondary Synchronisation Signal)(SSS)である。このことは、周波数分割複信(FDD)と時分割複信(TDD)との双方に適用される。同期信号は、周期的に、又は所定の時間に報知される(broadcast)。PSS及びSSSのうち少なくとも一方又は双方を毎10ms無線フレームにおいて報知する実施形態が、実現され得る。UE110は同期信号を使用して、時間ドメイン内で無線フレーム、サブフレーム、スロット、及びシンボルの同期を達成し、周波数ドメイン内でチャネル帯域幅の中心を識別し、物理レイヤセルアイデンティティ(Physical layer Cell Identity)(PCI)を決定する。同期信号のうち少なくとも1つを検出すること及び処理することが、セル固有参照信号(Cell Specific Reference signals)(CSI−RS)を測定することと物理報知チャネル(Physical Broadcast Channel)(PBCH)上のマスタ情報ブロック(Master Information Block)(MIB)をデコードすることとに対する前提条件であることが十分理解される。
UE110はシステム情報を取得して、eNB104乃至108のうち1つ又は1つより多くのeNBと通信することができる。システム情報は、MIBと、1つ又は1つより多くのシステム情報ブロック(System Information Block)(SIB)とによって運ばれる(carried)。MIBは、システム帯域幅、システムフレーム番号(SFN)、及び物理ハイブリッド自動リピート要求(Physical Hybrid Automatic Repeat Request)(HARQ)インジケータチャネル(PHICH)構成を伝達する(conveys)。
MIBは、報知チャネル(BCH)上で運ばれ、BCHは、同様に、物理報知チャネル(PBCH)へとマップされる。PBCHは、固定されたコーディング及び変調スキームで送信され、初期セル探索手順の後、デコードされることができる。いったんUE110がMIBを有すると、UE110は、制御フォーマットインジケータ(CFI)をデコードすることができる。CFIは、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)長さの指標を提供し、上記長さは、PDCCHがデコードされることを許容する。PDCCH内に、システム情報無線ネットワーク一時識別子(System Information Radio Network Temporary Identifier)(SI−RNTI)でスクランブルをかけられたダウンリンク制御情報(DCI)メッセージが存在することは、SIBが同じサブフレーム内で運ばれることを示す。SIBは、報知制御チャネル(BCCH)論理チャネル内で送信される。BCCHメッセージは、ダウンリンク共有チャネル(Downlink Shared Channel)(DL−SCH)上で運ばれることができ、物理ダウンリンク共有チャネル(Physical Downlink Shared Channel)(PDSCH)上で送信されることができることを、当業者は十分理解するであろう。PDSCH送信のフォーマット及びリソース割り振りは、PDCCH上のDCIメッセージによって示される。
UE110は、同期を達成し終え、MIB及びSIBを受信する位置において、ランダムアクセスチャネル手順を開始することができる。ランダムアクセスチャネル(RACH)は、eNB104乃至108のうちの1つ又は1つより多くのeNB104との同期を始動するのにUE110によって使用されるアップリンク送信である。
図4Aを参照すると、現在のLTE周波数402を用いてPSS及びSSSを送信することとミリ波周波数404において同じ信号を送信することとにおける対比の図400Aが示されている。
第1の事例(instance)402において、eNB104は、PSS及びSSS406のうち1つ以上をUE110に送信する。送信パワー(transmit power)、経路損失(path losses)等は、経路損失xdBにかかわらず、同期信号がUE110により受信されることができるようなものであることが十分理解され得る。UE110の受信閾値は、送信パワーから経路損失xdBを引いたものより小さく、上記経路損失xdBは、UE110により検出されることができる十分なパワーを有する信号を結果としてもたらす。
同期信号PSS及びSSS406を受信すると、PBCHが受信されることができ、MIB及びSIBが回復されることができる。このことが今度は、UE110がeNB104との同期を始動し、PRACH手順408を開始することを可能にする。経路損失には、多くの寄与ファクタ、例えば、上記の減衰、NLOS、及びビームパターンオフセットなどのうち少なくとも1つなどが含まれ得る。
しかしながら、第2の事例404において、eNB104は、PSS及びSSS406のうち1つ以上をUE110に送信する。送信パワー、経路損失等は、同期信号がUE110によって受信されることができないようなものであることが十分理解され得る。なぜならば、経路損失xdBが、UE110の受信閾値410より小さい信号強度を結果としてもたらし、すなわち、送信パワーから経路損失を引いたものが、UE110により検出されるのに不十分なパワーの信号を結果としてもたらすからである。
同期信号PSS及びSSS406を受信することに失敗すると、PBCHが受信されることができず、MIB及びSIBが回復されることができない。このことが今度は、破線により表されるとおり、UE110がeNB104との同期を始動することを妨げ、eNB104がPRACH手順408を開始することを妨げる。経路損失には、上記の減衰、NLOS、及びビームパターンオフセットなどのうち少なくとも1つを含む多くの態様が含まれる。
上記で示されたとおり、不利なチャネル条件の効果を緩和するよう、様々な手法又は送信モードが存在する。LTEリリース10は、複数の異なる送信モードを有する。ミリ波送信を用いた送信は、ビームフォーミング条件下で特に問題のある可能性がある。ビームフォーミングは、例えば、送信モード7、8、9、又は10に対応する。したがって、チャネル条件が、ビームフォーミングが適合されることができないか又はもはや適合されることができないようなものであるとき、ユーザ機器の現在の送信モードから、一実施形態に従う送信モード、例えば、以下で実施形態を参照して説明される送信モードなどに切り替える実施形態が、実現され得る。
図4Bを参照すると、一実施形態に従うモード切替の図400Bが示されている。
eNB104Bは、PSS及びSSS同期信号406Bのうち1つ以上をUE110に送信することが十分理解され得る。送信パワー、経路損失、ビームパターン等は、同期信号がUE110により受信されることができないようなものであることが十分理解され得る。なぜならば、経路損失xdBが、UE110の受信閾値410Bより小さい信号強度を結果としてもたらし、すなわち、送信パワーから経路損失を引いたものが、UE110により検出されるのに不十分なパワーの信号を結果としてもたらすからである。
同期信号PSS及びSSS406Bを受信することに失敗すると、PBCHが受信されることができず、MIB及びSIBが回復されることができない。このことが今度は、破線により表されるとおり、UE110がeNB104Bとの同期を始動することを妨げ、eNB104BがPRACH手順408Bを開始することを妨げる。経路損失には、上記の減衰、NLOS、及びビームパターンオフセットなどのうち少なくとも1つを含む多くの態様が含まれる。
発信側の(originating)eNB104Bは、412Bにおいて、失敗、例えば、ビームフォーミングの失敗又は何らかの他の送信モードの失敗などを検出し、その効果に対するメッセージ又は他の信号414BをMME102−2にフォワードする。
MME102−2は、eNB104の現在の送信モードが失敗したと決定することに応答して、416B乃至418Bにおいて、複数のeNBに、一実施形態に従う送信モードに切り替えるように指示する。示される例において、MME102−2は、3つのeNB104B乃至108Bに、一実施形態に従う送信モードに切り替えるように指示することが十分理解され得る。この実施形態において、複数のeNB104B乃至108Bの各々は、同じ信号420Bをユーザ機器110に送信する。詳細には、複数のeNBのうちの各eNB104B乃至108Bは、同時に同じリソース要素(resource elements)を用いて、同じ信号をユーザ機器に送信する。
ユーザ機器110は、信号420Bを、同じ信号のマルチパスインスタンス(multipath instances)として処理し、このことは、ユーザ機器の受信閾値410Bより大きい信号強度を有する組み合わせられた信号を結果としてもたらす。
MME102−2は、複数のeNB104B乃至108Bに、ユーザ機器に対して制御プレーン上で同じPBCH、MIB、SIB、又は任意のチャネルを、好ましくは同時に同じリソース要素を用いて送信することによって、上記eNBを切り離すように指示することが十分理解され得る。したがって、同期信号PSS及びSSS406Bを受信すると、PBCHが受信されることができ、MIB及びSIBが回復されることができる。このことが今度は、UE110がeNB104Bとの同期を始動することと、複数のeNBのうち少なくとも1つのeNBとのPRACH手順408Bを開始することとを可能にする。この送信モードの間、複数のeNB104B乃至108Bは、これらeNBが上記ユーザ機器を扱う単独のeNBであるかのように、該ユーザ機器に関与し続ける。複数のeNBは、同時に同じリソース要素を用いて、同じ信号をユーザ機器に送信することになる。
したがって、送信がミリ波を使用する環境内又は条件下、及び/又は、ユーザ機器の1つ又は1つより多くの他の送信モードが失敗する環境内又は条件下においてさえ、ユーザ機器との通信がサポートされることができる。なぜならば、ユーザ機器が、複数のeNBからの信号を、同じ信号のマルチパスインスタンスとして取り扱うからである。
図4Bを参照して説明された実施形態は、ビームフォーミングモードからダイバーシティモード、例えば、一実施形態に従う単一周波数ネットワーク(Single Frequency Network)(SFN)モードなどへの切り換えを例証するが、実施形態はこれらに限定されない。MME102−2が、eNBに、他の送信モードから実施形態に従ってダイバーシティモードの使用に切り換えるように指示する実施形態が、実現され得る。
図5Aを参照すると、1つ又は1つより多くの信号、例えばPSS及びSSSなどを、現在のLTE周波数以外の周波数を用いて、例えばミリ波周波数における送信などで送信する図500Aが図示されている。
eNB104乃至108のうちの複数のeNBが、PSS及びSSS506のうち1つ以上をUE110に送信することが十分理解され得る。例示される実施形態において、eNB104乃至108の3つは、同期信号を送信していることが分かり得る。実施形態は、3つのeNBを含む複数のeNBとして例示されているが、実施形態はこれらに限定されない。複数のeNBが、信号をうわべはマルチパス信号とする仕方において信号を送信する2つ以上のeNBから成る、すなわち、信号が同じ無線リソースを用いて同時に送信される実施形態が、実現され得る。
UE110は、複数のeNBから受信したPSS及びSSS信号を、同じ信号のマルチパスインスタンスとして処理する。このことは、UE110がPSS及びSSS信号を受信し及び回復することを可能にする。したがって、送信パワー、経路損失等は、同期信号がUE110により受信されることができるようなものであり、同期信号にかかわらず、経路損失xdBがUE110の受信閾値より小さいこと、すなわち、送信パワーから経路損失を引いたものが依然としてUE110により検出されるのに十分なパワーを有する全体信号を結果としてもたらすことに起因し、及び、送信周波数が例えばミリ波周波数であることにかかわらないことが十分理解され得る。
自由区間において、経路損失PL(f,R)は、キャリア周波数及び距離と共に、
PL(f,R)=92.4+20log10(f[GHz])+20log10(R[km])
に従って変動することが十分理解されるであろう。ここで、fはGHz単位のキャリア周波数であり、Rはkm単位のセル半径である。したがって、より高いキャリア周波数は、より高い経路損失を結果としてもたらす。例えば、2GHzキャリアと30GHzキャリアとの間の自由空間経路損失における差は有意であり、約23.52dBである。したがって、同じ地理的カバレッジを提供するためには、30GHzキャリアの場合、23.52dBのゲインが必要とされることになる。
例えば同期信号PSS及びSSS506などの1つ又は1つより多くの信号を受信すると、PBCHが受信されることができ、MIB及びSIBが回復されることができる。このことが今度は、PSS及びSSSを送信する複数のeNBのうち1つ又は1つより多くとの同期を、PRACH手順508を介してUE110が始動することを可能にする。経路損失には、上記の減衰、NLOS、及びビームパターンオフセットなどのうち少なくとも1つを含む多くの態様が含まれる。
同じ信号を送信する複数のeNBは、事実上、単一周波数ネットワーク(SFN)として動作することが十分理解され得る。
本明細書において説明される実施形態は、PSS及びSSS信号を、eNBに対する初期の同期及びアクセスに使用されるものとして参照するが、実施形態はこれらに限定されない。何らかの他の1つ若しくは複数の同期信号又は何らかの他の1つ若しくは複数のアクセス信号が、UE110によるマルチパス処理のために複数のeNBによってUE110に送信されることができる実施形態が、実現され得る。
したがって、ネットワーク102に対するUE110の初期アクセスが、それぞれのeNB104乃至108を介して同じ信号の複数インスタンスをUE110に送信することによって容易にされる実施形態が、実現され得る。
変化するチャネル条件に応じた実施形態が、実現され得る。したがって、eNB104乃至108のうちのeNBが、ビームフォーミングが効果ないと決定する場合、該eNBはMMEに知らせ、このMMEは、同じ信号又はデータをユーザ機器110に対して同時に同じ無線リソースを用いて送信するための、eNB104乃至108のうち少なくとも2つ以上について配置することができる。同じ信号又はデータをユーザ機器110に送信することに対して選択されたeNB104乃至108は、そのカバレッジエリア内にユーザ機器110を含むeNB104乃至108である。通常は回避される、カバレッジの重なった領域が、ユーザ機器110との通信を向上させることに使用される。観念上干渉するeNBからの信号が協調され(coordinated)、すなわち、ユーザ機器110の観点からは、同じ信号の複数インスタンスが同じ信号のマルチパスインスタンスであるように見え、又は該マルチパスインスタンスとして取り扱われるよう、同じ信号が同時に同じリソースを用いて送信される。
上記の協調される仕方において動作するeNB104乃至108は、単一周波数ネットワーク(SFN)を確立することが十分理解され得る。eNB104乃至108がビームフォーミングを使用するものとして示されているが、ビームフォーミングが使用されない実施形態が等しく同様に実現され得ることを、当業者は十分理解するであろう。
同じ無線リソースを用いて同時に送信される同じ信号の複数インスタンスを受信することによって、ネットワーク102へのユーザ機器110の初期アクセスが、より信頼性のあるものにされることができる。
明らかなマルチパス異常(multipath anomalies)の効果を緩和する措置を取ることにおいて、実施形態は、例えば、eNB104乃至108の分離に依存して、又は、1つ若しくは1つより多くのそれぞれのチャネル、又は信号のうち1つ若しくは1つより多くに依存して、任意タイプのサイクリックプレフィックス(cyclic prefix)(例えば、通常のサイクリックプレフィックス又は拡張されたサイクリックプレフィックスなど)を使用することができる。eNB104乃至108間におけるより大きい(greater)分離のためには、より長いサイクリックプレフィックス、例えば、拡張されたサイクリックプレフィックスなどが使用されるべきである。eNB104乃至108間における分離に従って、すなわち、うわべのマルチパス異常についての認識される深刻さ(severity)に従ってサイクリックプレフィックスが選択される実施形態が、実現され得る。
ユーザ機器110は、参照信号又はシンボル、例えばサウンディング参照信号(Sounding Reference Signal)(SRS)などを送信して、eNB104乃至108がチャネル固有又はチャネル依存のスケジューリングを実行することを可能にするように配置されることができる。典型的に、ユーザ機器110は、こうした参照信号を時間スロットのラストシンボル内で送信する。参照信号は、共通のSRS又は専用のSRSであり得る。
各eNB104乃至108は、ユーザ機器に対するそれぞれのチャネル条件を決定し、これに応じてMME102−2に知らせるように構成され、したがって、MME102−2は、ユーザ機器110に対して意図された送信を決定し、制御し、又は少なくとも協調させて、ユーザ機器110が、同じ無線リソースを用いて同時にeNB104乃至108により送信された同じ信号についての受信した複数インスタンスから恩恵を受けることを可能にすることができる。eNB104乃至108は、図2に関連して上記で示されたとおり、チャネル条件に関連付けられたデータを使用してアップリンクチャネル重み付けを決定する。TDDモードについて、アップリンク及びダウンリンクが同じキャリアを使用するので、アップリンク重みがビームフォーミングに関してダウンリンク重みとして使用され得ることが、十分理解されるであろう。
一般に、プリコーディングはマルチストリーム(multi-stream)ビームフォーミングにおいて使用されるが、上記で示されたとおりなどのビームフォーミングは効果のない可能性がある。より一般的な用語において、これは、送信機で発生する空間的処理であると考えられる。(単一レイヤの)ビームフォーミングにおいて、同じ信号は、送信アンテナの各々から、信号パワーが受信機入力において最大化されるような適切な位相(及び、時にはゲイン)重み付けを用いて放射される。
ビームフォーミングの恩恵は、異なるアンテナから放射される信号を構築的に(constructively)加算させることによって、受信した信号のゲインを増大させること、及び、マルチパスフェージング効果(fading effect)を低減させることである。受信機が複数のアンテナを有するとき、送信ビームフォーミングは、受信アンテナのうちすべてにおいて信号レベルを一斉に(simultaneously)最大化することはできず、複数ストリームでのプリコーディングが使用される。プリコーディングは、上記で示されたとおり、送信機においてチャネルステート情報(channel state information)(CSI)の知識を一般に必要とすることが留意される。したがって、ビームフォーミングの有無にかかわらない、ビームフォーミングが構築的である又は害になるか否かに従った実施形態が実現され得る。
様々な実施形態において、UE110、及び/又はeNB104、106、及び108は、複数のアンテナを含み、複数入力複数出力(multiple-input-multiple-output)(MIMO)送信システムを実装することができる。MIMO送信システムは、様々なMIMOモードにおいて動作することができ、MIMOモードには、シングルユーザMIMO(SU−MIMO)、マルチユーザMIMO(MU−MIMO)、閉ループMIMO、開ループMIMO、又はスマートアンテナ処理のバリエーションが含まれる。UE110は、1つ以上のアップリンクチャネルを介して、何らかのタイプのチャネルステート情報(CSI)フィードバックをeNB104、106、及び108に提供することができ、eNB104、106、及び108は、受信したCSIフィードバックに基づいて、1つ以上のダウンリンク制御チャネルを調整することができる。CSIのフィードバック精度は、MIMOシステムの性能に影響し得る。しかしながら、実施形態は、ビームフォーミングなしにミリ波周波数において特に効果的であり得る。
様々な実施形態において、アップリンクチャネル及びダウンリンクチャネルは、1つ以上の周波数バンドに関連付けられることができる。この1つ以上の周波数バンドは、アップリンクチャネルとダウンリンクチャネルとによって共有されてもよく、されなくてもよい。1つ以上の周波数バンドは、1つ以上のサブバンドにさらに分割されることができる。この1つ以上のサブバンドは、アップリンクチャネルとダウンリンクチャネルとによって共有されてもよく、されなくてもよい。アップリンク又はダウンリンクチャネル(広帯域)のための各周波数サブバンド、1つ以上の集約されたサブバンド、又は1つ以上の周波数バンドは、周波数リソースといわれることがある。
上記で示されたとおり、様々な実施形態において、UE110は、CSIフィードバックを、その情報が利用可能であるとき、eNB104、106、108に送信する。CSIフィードバックには、チャネル品質インデックス(CQI)、プリコーディングマトリクスインジケータ(PMI)、及びランク指標(RI)に関連した情報が含まれ得る。PMIは、コードブック内のプリコーダ(precoder)を参照し、あるいはその他の方法で一意に識別することができる。eNB104、106、108は、そのダウンリンクチャネルを、PMIにより参照されるプリコーダに基づいて調整することができる。
したがって、1つ又は1つより多くのeNB104、106、108は、ユーザ機器110と通信するとき、有向の無線エネルギーを使用するように構成されることができる。例示される実施形態において、ビーム136がeNB104、106、108により形成されて、ユーザ機器110に向けて無線エネルギーの焦点を合わせる。ビーム136はオーバーラップして、無線カバレッジのエリアの少なくとも部分を定義し、あるいはSFNエリア127の少なくとも部分を定義することを、当業者は十分理解する。
図5Bを参照すると、一実施形態に従うセル探索手順500Bが図示されており、手順500Bは、502Bにおいて開始される。UE110が、複数の信号504B乃至506B、例えば同期信号などを検出することを試行する。信号の各々は同じリソース要素を使用し、それぞれの、別個の、複数のeNBのうちのeNB、例えば上記で説明された3つのeNB104乃至108などによって、同時に送信されるように配置される。明りょうさ及び例示の理由で、複数の信号が、同じPSS信号の2つのインスタンスから成るものとして図示されていることが十分理解されるであろう。2つ又は2つより多くの信号がそれぞれのeNBによって送信される実施形態が、実現され得る。UE110は複数のPSS信号を受信し、該PSS信号を、該PSS信号が同じ信号のマルチパスインスタンスであるかのように処理する。PSS信号は、物理レイヤセルID508B、スロット境界510B、並びに時間及び周波数同期512Bを導出することに使用される。
その後、UE110は、複数のSSS信号514B及び516Bを検出することを開始する。各SSS信号は、複数のeNB104乃至108のうちのそれぞれのeNBによって、同じリソース要素を用いて同時に送信される。複数のSSS信号は、UE110が、フレームタイミング518B及びグループセルID520Bを回復することを可能にする。その後、522Bにおいて、セル探索手順が終了する。
図6Aは、上記eNB104乃至108のうちの1つ又は1つより多くのeNBを実現することに使用され得るeNB送信機600Aの図を示している。
eNB600Aは、1つ又は1つより多くの変調器602を含む。図6において、eNB600Aは上記UE110に対してのみデータを送っていることが仮定される。したがって、単一の変調器602が図示されている。しかしながら、何らかの他の数の変調器が、eNB600Aにより扱われるUEの数に従って使用されてもよい。変調器602は、所定の変調及びコーディングスキームを使用するように構成されることができる。変調器602は、UE110に対して仕向けられたデータを変調するように配置される。第1のデータセット604が、UE110に仕向けられる。変調器602は、所定の変調スキームに従ってデータ604を変調するように配置される。
変調されたデータは、それぞれのシリアルツーパラレルコンバータ606に出力され、複数のサブストリームの、パラレルの変調されたデータ608へとコンバートされる。2つのこうしたサブストリーム608が例示されている。しかしながら、何らかの他の数のサブストリームが等しく同様に使用されていてもよい。UEに対して割り振られるサブストリームの数は、予期され又は所望されるデータレートに従って変動させることができる。
パラレルサブストリーム608は、プリコーダ611に入力される。プリコーダ611は、ビームフォーミングをサポートするように提供される。プリコーダ611は、プリコードされたサブストリーム609を出力する。劣悪なチャネル条件に起因してCSIが利用不可能であり、あるいはビームフォーミングに対する利点がないであろうことをCSIが示すとき、プリコーディングは、ビームフォーミングが実現されないようなものになり、実施形態は、同時に同じ無線リソースを用いる同じデータの複数送信に切り換えて、劣悪なチャネル条件について補償することができる。
パラレルサブストリーム609は、リソース要素マッパ610に入力される。リソース要素マッパ610は、逆フーリエ変換(IFFT)612を用いて、サブストリーム609をそれぞれのサブキャリア上へとマッピングする。IFFT612からのパラレル出力データは、OFDMシンボルを表し、パラレルツーシリアルコンバータ614によって、OFDMシンボルのストリームへとコンバートされる。RFフロントエンド618と1つ又は1つより多くのそれぞれのアンテナ620とを介したシンボルの送信の前に、サイクリックプレフィックス挿入器616が、上記で説明されたとおりサイクリックプレフィックスを挿入するように配置される。例示される実施形態において、複数のアンテナがビームフォーミングをサポートするように例示されており、このことは、時間ドメイン又は周波数ドメインのいずれかにおいて実現され得る。サイクリックプレフィックス挿入器616は、挿入器の一実施形態である。
上記で示されたとおり、変調器602は、チャネル条件に従って構成されることができ、変調配合(modulation constellation)すなわち変調スキームを、チャネル条件に従って選択的に変更することができる。
eNB104乃至108の各々は、上記で示されたとおりの構築を有することができる。同じユーザ機器に対して意図された、上記eNBの有向の送信は、同時に同じ無線リソースを使用してSFNエリア127内で同じ信号又はデータを伝達するように配置され、それぞれの物理リソースブロックの同じリソース要素内に同じ信号又はデータを有することになる。したがって、同じ信号の複数インスタンス又は同じリソース要素の複数インスタンスが、UE110によって受信されることが十分理解されるであろう。UE110は、上記の複数インスタンス、又は上記の複数インスタンスのうち少なくとも2つのインスタンスを、単一eNBからの発信のマルチパス信号として処理するように構成される。サイクリックプレフィックスを所与として、UE110は、信号の様々なインスタンスを回復し、そのエネルギーを累算する(accumulate)ことが可能になる。このことは、ミリ波周波数における経路損失及び高い減衰について補償する仕方で、ゲイン効果を有し、あるいは信号リンクマージンを少なくとも増加させる。
無線エネルギーを上記のとおり累算すること、すなわち、UE110に向けられた信号から同じ信号の複数インスタンスからのエネルギーを累算することは、ノイズフロア(noise floor)を上回って信号のリンクマージンを向上させ、すなわち、上記のことは、信号対雑音比、又は信号対雑音及び干渉比を向上させることが、十分理解され得る。
図6Bを参照すると、上記eNB104、106、108のうち1つ又は1つより多くを形成することに使用され得るeNB600Bの第2の実施形態が図示されている。図6A及び図6Bに対して共通する参照番号は、対応するエンティティ又は特徴を示す。
eNB600Bは、上記eNB600Aと同一であるが、UE110に対して意図された別のデータストリームの追加に関する。第2のデータストリーム604Bは、第1のデータストリーム604と同一である。データ604Bは、上記で示された仕方で、それぞれの変調器602B、それぞれのシリアルツーパラレルコンバータ606B、プリコーダ611、及びリソースマッパ610によって処理されて、データ604Bがそれぞれのキャリア上へとマッピングされる。
複製されたデータ604Bは、他方のインスタンスのデータ604を運ぶことに使用された同じ物理リソースブロックの異なる部分内で、eNB600BによってUE110に送信されることができる。別法として、又は追加的に、複製されたデータ604Bは、同じ送信時間間隔(TTI)内で送信されてもよい。すなわち、UE110に対して指定されたデータの複数インスタンスが同じTTI内で送信されることができ、あるいは、同じデータの複数インスタンスが2つ以上の異なるTTIにわたって分散されることができ、あるいは、前述のうち双方の組み合わせでもよい。
図6Cを参照すると、上記eNB104、106、108のうち1つ又は1つより多くを形成することに使用され得るeNB600Cの第3の実施形態が図示されている。図6B及び図6Cに対して共通する参照番号は、対応するエンティティ又は特徴を示す。
eNB600Cは、上記eNB600Bと同一であるが、UE110に対して意図された追加のデータストリームに関する。図6Cの実施形態において、追加のデータストリーム、すなわち、UE110に対して意図されたデータ604の複製インスタンスは、マッパ610によって元データ604から導出される。マッパ610は、データ609からIFFT612のそれぞれの入力への実線によって示されるとおり、プリコードされたデータ609をリソース要素の複製セット上へマッピングするように構成される。提示の実施形態において、データは、IFFT612に対する2つのペアの入力へ複製されている。前の第2のデータストリーム604B、それぞれの変調器602B、及びそれぞれのシリアルツーパラレルコンバータ606Bは、これらがもはや必要とされないことを示すよう、破線形式で図示されている。
複製されたデータは、他方のインスタンスのデータ604を運ぶことに使用される又は使用された同じ物理リソースブロックの異なる部分内で、eNB600CによってUE110に送信され得ることが十分理解され得る。別法として、又は追加的に、複製されたデータは、同じ送信時間間隔(TTI)内で送信されてもよい。すなわち、UE110に対して指定されたデータ604の複数インスタンスが同じTTI内で送信されることができ、あるいは、同じデータの複数インスタンスが2つ以上の異なるTTIにわたって分散されることができ、あるいは、前述のうち双方の組み合わせでもよい。
図7は、サブフレーム700A、例えば、ダウンリンクLTEサブフレーム又は他のサブフレームなどを概略的に例示しており、少なくとも部分的に、eNB104乃至108のうち1つ又は1つより多くによって報知される信号136の構造を図示している。報知信号は、例えば、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)を表し得る。サブフレーム700のNBBリソースブロックの合計のうち、2つの例示的なリソースブロック702、704が図示されている。サブフレーム700は、時間軸に沿って数
Figure 0006345808
のOFDMシンボル706を、及び、周波数軸に沿って
Figure 0006345808
のサブキャリアを含む。例示される実施形態において、通常のサイクリックプレフィックスが使用され、したがってサブフレームにつき14個のシンボルが存在することが仮定される。PDCCHなどの信号上で運ばれるデータは、ダウンリンク制御情報といわれ得る。複数のUEが、無線フレームの1つのサブフレーム内にスケジュールされることができ、ゆえに、複数のダウンリンク制御情報メッセージが、複数のPDCCHを用いて送られることができる。PDCCHは、セル全体に対して共通のセル固有参照信号(CRS)に基づいて復調されるように設計されることができる。サブフレームは、2つの時間スロット708、710に分割される。
例示される実施形態において、サブフレーム700は、各サブフレームの始めに一組のL個のOFDMシンボル(L=1,2,3)を含む。サブフレームは、所定数のOFDMシンボルに及ぶPDCCH領域712を含み、この例示的な配置においては、3つのOFDMシンボルという幅である。別の実施形態において、サブフレーム又はPDCCH送信は、異なるパターン又は異なる数のOFDMシンボルを使用する。ダウンリンクデータを運ぶPDSCH領域714が図示されており、PDSCH領域714は、サブフレームのうち残りのOFDMシンボルに及ぶ。何らかの他の数のOFDMシンボルが時間スロットにつき使用される実施形態が実現され得ることが、十分理解されるであろう。例えば、拡張されたサイクリックプレフィックスの場合に、6個のOFDMシンボルなどである。同様のことが、OFDMシンボルがSC−FDMAシンボルで置換されるアップリンクに適用される。
PDCCH領域712において、PDSCH714と同様に、他の信号が送信されることができ、例えば、1つ又は1つより多くのセル固有参照信号(CRS)CRS716などである。CRS716は、ダウンリンクデータ(PDSCH)領域714内でさらに送信されることができる。サブフレームのPDCCH領域712内で送信される他の制御情報には、物理制御フォーマットインジケータチャネル(PCFICH)718及び物理ハイブリッドARQインジケータチャネル(PHICH)720が含まれ得る。PCFICH718は、UE110に、制御領域のサイズに関して知らせる(1つ、2つ、又は3つのOFDMシンボル)。各コンポーネントキャリア上、すなわち、各セル内には、1つのPCFICHのみ存在する。PHICH720は、アップリンク共有チャネル送信に応答してハイブリッドARQ肯定応答(acknowledgements)を信号伝達することに使用される。複数のPHICH720が各セル内に存在することができる。サブフレームは、使用されていないリソース要素722をさらに含む。
下方のリソースブロック702が、上記で示された、リソース要素724及び/又は726から十分理解され得るとおり、同じデータ604の2つのインスタンスを含むことが十分理解され得る。しかしながら、図6Aに従うeNB600Aは、例えば上記データなどのデータの単一インスタンスのみ有することになることが十分理解されるであろう。他のインスタンスのデータは、他のeNB104乃至108のうち1つによって、同じそれぞれのリソース要素724及び/又は726を用いて伝達されることになる。実施形態が図7に示される特定のリソース要素を使用することに限定されないことを、当業者は十分理解するであろう。他のリソース要素が、同じデータを伝達することに対して等しく同様に使用されることができる。追加的に、又は別法として、同じデータ726が同じサブフレーム700Aを用いて伝達される実施形態が例示されているが、実施形態はこのことに限定されない。同じデータがそれぞれのサブフレームを用いて報知される実施形態が、等しく同様に実現され得る。
図8を参照すると、一実施形態に従うプロトコルの図800が示されている。特にミリ波をキャリアとして使用する、チャレンジングな無線環境内において、経路損失及び減衰は有意になる。したがって、MME102−2は、802乃至806において、eNB104乃至108のうち2つ以上に、同じデータ604を送信するように指示する。例示される実施形態において、MME102−2は、3つのeNB104乃至s108に、データを送信するように指示していることが十分理解され得る。しかしながら、別法として、何らかの他の数のeNBが、同じデータ604、又は同じデータの複製を送信することに使用されてもよい。
データ604は、UE110を対象にする。したがって、2つ以上のeNB104乃至108はその送信を、全方向性/セクタ化、又は指向性にするように構成し、すなわち、ビームフォーミングが、それぞれのビーム、セクタ化されたアンテナ、又は全方向性アンテナ136を介して送信をUE110に向けることに使用されることができる。
シグナリング808が、eNBのうち少なくとも1つによって提供されて、データ604をユーザ機器に送信することに使用されるリソースの指標を提供することができる。上記シグナリング808の複数インスタンスがeNB104乃至108のうちそれぞれのeNBによって提供される実施形態が、提供され得る。こうした複数インスタンスのシグナリング808は、上記の実施形態、例えば、図5A及び図5Bを参照して説明された実施形態などを用いて実現され得る。これにおいて、シグナリングは、同時に同じ無線リソースを用いる複数のeNBによって送信され、複数のeNBの複数の送信を、一eNBからの共通の送信のマルチパスインスタンスとして処理することになる。
データ604は、810乃至814において、共通のPRB702を介して、2つ以上のeNB104乃至108のうちの各々によって出力される。PRB702の各インスタンスは、それぞれのeNB104乃至108によって同時に送信される。
場合により、データ604を成功裏に又はその他の方法で受信することに応答して、UE110は、816において、SFNエリアカバレッジ127を提供するよう協働する一組のeNBのうちのプライマリeNBに対して、又はSFNカバレッジエリア127を提供するeNB104乃至108のうちの任意のもの又はすべてに対して、ACK又はNACK818を送信するように配置されてもよい。
受信するUE110は、参加するeNB104乃至108による別個の送信を、該送信が同じ送信のマルチパス信号又はマルチパスインスタンスであるかのように取り扱うように構成される。このことは、サイクリックプレフィックスを介して、同じ信号の複数インスタンスが受信され及び処理されることを可能にする。
前述のことは、向上したカバレッジ、特に、UE110に対して意図された信号の向上した信号対雑音比又は信号対雑音プラス干渉比を提供することが十分理解されるであろう。この向上は、少なくとも部分的に、同じデータの複数インスタンスを有するユーザ機器から得られる。同じデータの複数インスタンスが、2つ以上のeNBを介して届けられる。eNBは、SFNエリアを提供するよう協働するように構成されることができる。
図8に示されるプロトコルの各要素は、任意の及びすべての組み合わせにおいて、該プロトコルの他の要素と別々に又は連帯的にとられ得ることが十分理解されるであろう。
図9は、一実施形態に従う第2のプロトコルの図900を示している。MME102−2、又は他のネットワークエンティティが、902において、UE110を扱うeNB104に、データ604をUE110に送信するように指示する。チャネルステート情報が、ビームフォーミングが有益であり得ると示す場合、eNB104はその送信を、ビームフォーミング136を用いて構成することができる。しかしながら、CSIが、ビームフォーミングが有益でないと示す場合、及び、上記で示されたとおりのミリ波周波数を用いた送信に関連付けられた問題を回避するためには、eNB104は、同じデータの複数インスタンスを送信するように構成されることができる。
ユーザ機器110がデータ604を受信することを可能にするシグナリング904が、906において、ユーザ機器110に対して提供される。データ604は、908において、1つ又は1つより多くの物理リソースブロック702を用いてUE110に送信される。リソースブロック702は、データ604の、1つ又は1つより多くのインスタンスを含むことができる。例示される実施形態において、データ604の2つのインスタンスが図示されている。追加的に、又は別法として、データの複数インスタンスが、それぞれのリソースブロックを介してUE110に伝達されてもよい。
場合により、データ604を成功裏に又はその他の方法で受信することに応答して、UE110は、910において、ACK又はNACK912をeNB104に送信するように配置されてもよい。
受信するUE110は、データの複数インスタンスを処理して、雑音マージンを向上させる、すなわち、信号対雑音比又は信号対雑音プラス干渉比を向上させるゲインを提供するように構成される。例えば、データ604の複数インスタンスが、一緒に加算され又はその他の方法で累算されて信号対雑音比を増加させる、すなわち、無線エネルギーを累算して検出を向上させることができる。
図10は、一実施形態に従うさらなるプロトコルの図1000を示している。eNB104が、1002において構成され、1006において送信1004をUE110に対して出力する。送信1004はシグナリングを含み、UE110がそれぞれのデータ604を受信することを可能にすることができる。
1008において、UE110に対して指定されたデータ604が、それぞれの送信時間間隔(TTI)1010、1012、1014内にデータ604を含む1つ又は1つより多くのサブフレーム702を用いて送信される。
場合により、データ604を成功裏に又はその他の方法で受信することに応答して、UE110は、1016において、ACK又はNACK1018をeNB104に送信するように配置されてもよい。
上記のとおり、UE110はデータ604の複数インスタンスを受信するので、複数のTTIにわたり拡散されるとしても、組み合わせ手法が使用されて、データ604の受信したインスタンスを組み合わせて、全体の信号対雑音比又は信号対雑音プラス干渉比を向上させることができる。例えば、データ604の受信した複数インスタンスに関連付けられた無線エネルギーが、信号対雑音比又は信号対雑音対干渉比を構築的に増加させる仕方で累算されることができる。
図11は、一実施形態に従うまたさらなるプロトコルの図1100を示している。1102において、eNB104が、UE110と通信するように構成される。1106において、eNB104は、情報1104を、送信されるデータ604へのアクセスを提供することに関連付けられたUE110にフォワードする。
1108において、データ604の複数インスタンスが、それぞれの送信時間間隔1110を介してUE110に送信される。TTI1110は、データ604の複数のインスタンスを含むことが十分理解されるであろう。図示される実施形態において、TTI1110は、データ724/726のN個のインスタンスを含む。
場合により、データ604を成功裏に又はその他の方法で受信することに応答して、UE110は、1112において、ACK又はNACK1114をeNB104に送信するように配置されてもよい。
上記のとおり、UE110は、単一のTTIの全体を通して拡散された、データ604の複数インスタンスを受信するので、組み合わせ手法が使用されて、データ604の受信したインスタンスを組み合わせて、全体の信号対雑音比又は信号対雑音プラス干渉比を向上させることができる。例えば、データ604のインスタンスに関連付けられた無線エネルギーが、受信したインスタンスの各々から累算されることができ、このことは、信号対雑音ひ及び信号対雑音プラス干渉比を向上させる。
図12を参照すると、一実施形態に従う、データ604又は信号の1つ又は1つより多くのインスタンスを含む受信信号1202を処理するユーザ機器(UE)例えばUE110などの一部の図1200が概略的に示されている。データ604又は信号の1つ又は1つより多くのインスタンスは、eNB104、106、及び108のうち1つ又は1つより多くから送信される。
受信される信号1202は、1つ又は1つより多くのアンテナ1204を用いて受信され、いくつかの例において、複数のアンテナによって受信される。受信した信号1202は、RFフロントエンド1206によって処理される。RFフロントエンド1206は、例えば、受信信号1202をフィルタリングするフィルタ(図示されていない)と、低雑音増幅器(図示されていない)とを含むことができる。
サイクリックプレフィックス除去モジュール1208は、上記で言及されたサイクリックプレフィックスのうち任意のものを除去するように配置される。それから、信号1202は、シリアルツーパラレルコンバータ1210を通して処理され、シリアルツーパラレルコンバータ1210は、関連付けられたシンボルを出力する。シリアルツーパラレルコンバータ1210により出力されるシンボルは、フォワード高速フーリエ変換(forward Fast Fourier Transform)モジュール1212によって処理される。FFTモジュール1212の出力は、リソース要素選択器1214に渡され、リソース要素選択器1214は、さらなる処理のためにこの受信UEに対して意図された無線リソースを選択し、他の無線リソースを無視する。なぜならば、他の無線リソースは典型的に、他のUEを対象にしているからである。さらなる処理のために選択される無線リソースは、データ604の1つ又は1つより多くのインスタンスを含むことが十分理解されるであろう。データ604の1つ又は1つより多くのインスタンスは、同じeNBからの単一送信の複数パスインスタンスであるかのように処理されることになる。
選択された無線リソースは、等化器1216及びチャネル推定器1218によって処理される。チャネル推定器1218は、選択された無線リソースを、等化器1216の動作への影響を視野に入れて処理する。等化器1216の出力は、パラレルツーシリアルコンバータ1220を介してシリアル形式へとコンバートされる。それから、パラレル信号は、復調器1222によって処理され、復調器1222は、任意の受信データを復調して、データ604の1つ又は1つより多くのインスタンスを構成し又は運ぶサブキャリアとシンボルとのうち少なくとも一方、おそらくは双方を回復するように適合される。
任意の及びすべての組み合わせにおいて連帯的に又は別々にとられたRFフロントエンド1206、サイクリックプレフィックスモジュール1208、シリアルツーパラレルコンバータ1210、FFTモジュール1212、リソース要素選択器1214、等化器1216、チャネル推定器1218、パラレルツーシリアルコンバータ1220、及び変調器のうち少なくとも1つ以上が、1つ又は1つより多くの処理モジュールの例であることが十分理解されるであろう。前述の特徴は、図2における対応する図を有することが十分理解されるであろう。
復調器1222により出力されるデータは、例えば、それぞれのポートの有無にかかわらない、例えばセル固有参照信号、CRSなどの識別データと、例えば、プライマリ同期信号PSS又はセカンダリ同期信号(SSS)のうち少なくとも1つなどの同期データと、データ604の複数インスタンスを受信することと同様に又はこれに対して追加で任意の及びすべての組み合わせで連帯的に又は別々にとられる位置決め信号(positioning signals)と、のうち少なくとも1つを含むことができる。
別法として、又は追加的に、eNB又は他の送信ポイントとユーザ機器110との間の通信を確立すると、eNBは、該eNBとユーザ機器110との間の通信をサポートするように、他の無線リソースをUE110に割り当てることができる。
図13は、一実施形態について、連帯的に及び別々にとられる図2及び図12を参照して上記で説明されたとおりのUE110を実現する一例示的なシステム1300を例示している。システム1300は、1つ以上のプロセッサ1310、プロセッサのうち少なくとも1つに結合されたシステム制御ロジック1320、システム制御ロジック1320に結合されたシステムメモリ1330、システム制御ロジック1320に結合された不揮発メモリ(NVM)/記憶装置1340、及びシステム制御ロジック1320に結合されたネットワークインターフェース1350を含む。システム制御ロジック1320は、入力/出力装置1360にさらに結合されてもよい。システムは、データ604の1つ又は1つより多くのインスタンスを受信し及び処理するように配置されることができ、データ604は、セルラー使用に対してライセンスされて(licensed)いない免許不要の(アンライセンス)(unlicensed)周波数バンドを通じて、又はセルラー使用に対してライセンスされているか否かにかかわらないミリ波周波数などのさらなる周波数バンドを通じて送信される。
プロセッサ1310には、1つ以上のシングルコア又はマルチコアプロセッサが含まれ得る。プロセッサ1310には、汎用目的プロセッサ及び/又は専用プロセッサ(例えば、グラフィックスプロセッサ、アプリケーションプロセッサ、ベースバンドプロセッサ等)の任意の組み合わせが含まれてもよい。プロセッサ1310は、上記で説明された信号処理を適切な命令又はプログラムを用いて実行するように(すなわち、プロセッサ、又は他のロジック、命令の使用を介して動作するように)動作可能であり得る。命令は、システムメモリ1330にシステムメモリ命令1370として記憶されてもよく、あるいは、追加的に又は別法として、(NVM)/記憶装置1340にNVM命令1380として記憶されてもよい。
システム制御ロジック1320は、一実施形態について、任意の適切なインターフェースコントローラを含んで、任意の適切なインターフェースをプロセッサ1310のうち少なくとも1つに、及び/又はシステム制御ロジック1320と通信する任意の適切な装置又はコンポーネントに提供することができる。
システム制御ロジック1320は、一実施形態について、1つ以上のメモリコントローラを含み、システムメモリ1330に対するインターフェースを提供することができる。システムメモリ1330が使用されて、システム1300のためのデータ及び/又は命令をロードし及び記憶することができる。システムメモリ1330は、一実施形態について、任意の適切な不揮発メモリ、例えば、適切なダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM)などを含んでもよい。
NVM/記憶装置1340には、例えば、データ及び/又は命令を記憶することに使用される1つ又は1つより多くの有形の非一時的なコンピュータ読取可能媒体が含まれ得る。NVM/記憶装置1340は、任意の適切な不揮発メモリ、例えばフラッシュメモリなどを含んでもよく、かつ/あるいは、任意の適切な不揮発記憶装置、例えば、1つ以上のハードディスクドライブ(HDD)、1つ以上のコンパクトディスク(CD)ドライブ、及び/又は1つ以上のデジタル多用途ディスク(DVD)ドライブなどを含んでもよい。
NVM/記憶装置1340は、システム1300がインストールされる装置の物理的部分である記憶リソースを含んでもよく、あるいは、NVM/記憶装置1340は、必ずしもシステム1300の一部でなく、システム1300によりアクセス可能であってもよい。例えば、NVM/記憶装置1340は、ネットワークインターフェース1350を介してネットワークを通じてアクセスされてもよい。
システムメモリ1330及びNVM/記憶装置1340はそれぞれ、詳細には、例えば命令1370及び1380それぞれの一時的なコピーと永続的すなわち非一時的なコピーとを含んでもよい。命令1370及び1380には、プロセッサ1310のうち少なくとも1つにより実行されるときにシステム1300が本明細書に説明される任意の実施形態又は任意の他の実施形態の方法の処理を実施することを結果としてもたらす命令が含まれ得る。いくつかの実施形態において、命令1370及び1380、又は、そのハードウェア、ファームウェア、及び/又はソフトウェアコンポーネントが、追加的に/別法として、システム制御ロジック1320、ネットワークインターフェース1350、及び/又はプロセッサ1310内に位置してもよい。
ネットワークインターフェース1350は、送受信器モジュール1390を有し、システム1300のための無線インターフェースを提供して、1つ以上のネットワーク(例えば、ワイヤレス通信ネットワーク)を通じて及び/又は任意の他の適切な装置と通信することができる。送受信器1390は、上記の受信信号の処理を実行する受信器モジュールを実装して、干渉緩和を実現することができる。様々な実施形態において、送受信器1390は、システム1300の他のコンポーネントと統合されることができる。例えば、送受信器1390は、プロセッサ1310のうちの一プロセッサ、システムメモリ1330のうちのメモリ、NVM/記憶装置1340のうちのNVM/記憶装置を含んでもよい。ネットワークインターフェース1350は、任意の適切なハードウェア及び/又はソフトウェアを含んでもよい。ネットワークインターフェース1350は、そのアンテナに、又は1つ若しくは1つより多くのアンテナに動作的に結合されて、SISO又は複数入力複数出力無線インターフェースを提供することができる。ネットワークインターフェース1350は、一実施形態について、例えば、ネットワークアダプタ、ワイヤレスネットワークアダプタ、電話モデム、及び/又はワイヤレスモデムを含んでもよい。
一実施形態について、プロセッサ1310のうち少なくとも1つが、システム制御ロジック1320の1つ以上のコントローラのためのロジックと一緒にパッケージ化されてもよい。一実施形態について、プロセッサ1310のうち少なくとも1つが、システム制御ロジック1320の1つ以上のコントローラのためのロジックと一緒にパッケージ化されて、システムインパッケージ(SiP)を形成することができる。一実施形態について、プロセッサ1340のうち少なくとも1つが、システム制御ロジック1320の1つ以上のコントローラのためのロジックと同じダイ上に統合されてもよい。一実施形態について、プロセッサ1310のうち少なくとも1つが、システム制御ロジック1320の1つ以上のコントローラのためのロジックと同じダイ上に集積されて、システムオンチップ(SoC)を形成することができる。
様々な実施形態において、I/O装置1360には、システム1300とのユーザインタラクションを可能にするように設計されたユーザインターフェース、システム1300との周辺(ペリフェラル)コンポーネントインタラクションを可能にするように設計されたペリフェラルコンポーネントインターフェース、及び/又はシステム1300に関連した環境条件及び/又は場所情報を決定するように設計されたセンサを含んでもよい。
図14は、システム1300がUE110などのUEを実現することに使用される一実施形態を示している。上記のユーザ機器110は、モバイル装置1400の形態で実現されることができる。
さまざまな実施形態において、モバイル装置1400のユーザインターフェースは、これらに限られないが、ディスプレイ1402(例えば、液晶ディスプレイ、タッチスクリーンディスプレイ等)、スピーカー1404、マイクロフォン1406、1つ以上のカメラ1408(例えば、静止画カメラ及び/又はビデオカメラ)、フラッシュライト(例えば、発光ダイオード)、及びキーボード1410を含み得る。
様々な実施形態において、1つ又は1つより多くのペリフェラルコンポーネントインターフェースが提供され、これらに限られないが、不揮発メモリポート1412、オーディオジャック1414、及びパワーサプライインターフェース1416が含まれ得る。
様々な実施形態において、1つ以上のセンサが提供され、これらに限られないが、ジャイロセンサ、加速度計、近接度センサ、周辺光(ambient light)センサ、及び測位ユニット(positioning unit)が含まれ得る。測位ユニットは、さらに、ネットワークインターフェース1350の一部であるか又はネットワークインターフェース1350と相互作用して、測位ネットワークのコンポーネント、例えば、グローバルポジショニングシステム(GPS)衛星と通信することができる。
様々な実施形態において、システム1400は、モバイルコンピューティング装置、例えば、これらに限られないが、ラップトップコンピューティングデバイス、タブレットコンピューティングデバイス、ネットブック、モバイル電話等などであってもよい。様々な実施形態において、システム1400は、より多くの又はより少ないコンポーネント、及び/又は異なるアーキテクチャを有してもよい。
図15は、一実施形態に従う、受信信号を処理するフローチャートを示している。1502において、UE110が、eNB104乃至108からの送信を受信する。これら送信は、SFN送信であり得る。送信は、同時に同じ無線リソースを用いて送信される同じデータ又は同じ信号の複数インスタンスを伝達する。送信は、UE110に対して指定された同じデータの複数インスタンスを含む。共通の又は同じデータが、それぞれのリソース要素を用いて運ばれる。
1504において、UE110は、上記送信を単一の送信信号についてのマルチパスインスタンスとして処理し、場合により、1506において、同じデータを運ぶそれぞれのリソース要素に対応するエネルギーを累算する。
1508において、処理されたマルチパス信号及び/又は累算された無線エネルギーが、さらなる処理、例えば復調などのために出力されて、前述のリソース要素により運ばれたデータを回復する。
図16は、一実施形態に従う、受信信号を単一信号のマルチパスインスタンスとして処理するフローチャートを示している。1602において、同じデータを運ぶそれぞれのリソース要素に関連付けられたシンボルのサイクリックプレフィックスが除去される。1604において、シンボルの同じデータを運ぶ共通のリソース要素又はOFDMシンボルが組み合わせられる。
図17は、一実施形態に従う、受信信号を処理するフローチャートを示している。1702において、同じデータを運ぶリソース要素の複数インスタンスが、少なくとも1つの同じ送信時間間隔内、又は複数の送信時間間隔内で位置を特定される(located)。1704において、同じデータを運ぶ位置特定されたリソース要素に関連付けられたエネルギーが累算される。
図18を参照すると、従来のビームフォーミングと比較してSFNを用いた実施形態に従う、信号対雑音比の変動のシミュレーションのグラフ1800が示されている。シミュレーション仮定は、複数の送信ポイント、例えばeNBなどが、地理的に分散されていることと、ビームフォーミング下における送信ポイントからの送信とSFN下における送信ポイントからの送信とが同じ振幅を有することと、送信ポイントとUEとの間のチャネルが補正されていないことである。SNF及びBFの達成可能なSNRゲインは、同じ自由度について、すなわち、ビームフォーミングのための送信アンテナの数と送信ポイントの数とが同じである場合、同じであることが示された。
図19は、19個の円で位置を特定された複数のeNBと十字記号により表された様々なユーザ機器位置とに関するセル展開シナリオのシミュレーションの図1900を示している。このシミュレーションは、200mのサイト間(inter-site)距離で展開される57個のセクタ又はセルを使用した。キャリア周波数は2GHzであり、46dBmの送信パワーと20MHzの送信帯域幅とを有することが仮定された。各セルは、同時に同じリソース要素を用いて同じ信号を送信した。同じリソース要素を用いての単一のセル又はeNB送信と比較した実施形態に従うSFNモードに対して結果として生じた信号対雑音比が、図20のグラフ2000に与えられている。図20は、ジオメトリ(geometry)によるSNRの累積分布関数の変動を示している。第1の曲線2002は、単一eNB送信について、ジオメトリによるSNRの累積分布関数(cumulative distribution function)(CDF)の変動を表現している。第2の曲線2004は、実施形態に従う送信モード、例えばSFN送信などについて、ジオメトリによるSNRの累積分布関数の変動を表現している。90%のCDFで、すなわち10%の停止状態(outage)で、ゲインが約53dBであることが十分理解され得る。こうした大きなゲインは、例えばミリ波送信を使用することから結果として生じる比較的厳しい経路損失について補償することができる。
図21を参照すると、図19のセル展開についての、ただし30GHzのキャリア周波数及び100MHzの送信帯域幅での、様々なシミュレーション送信パワーのジオメトリ曲線を表すグラフ2100が示されている。ユニキャスト、又は単一送信ポイントの送信について、3つのジオメトリ曲線2102、2104、及び2106が図示されている。曲線2102、2104、及び2106に対応する49dBm、52dBm、及び55dBmの様々なシミュレーション送信パワーが、実質的に同一であることが十分理解され得る。
対照的に、実施形態に従うSFN送信モードのジオメトリ曲線2108、2110、及び2112は、10%の停止状態又は90%の可用性において、25dB乃至31dBのゲインを提供する。再びになるが、こうしたゲインがミリ波送信の不利な効果を緩和することに使用され得ることを、当業者は十分理解するであろう。
図22Aを参照すると、一シナリオに従う複数のマクロセル及びスモールセル展開の図2200Aが図示されており、この展開は、3GPP TR36.872v12.1.0(2013−12)から得られるスモールセルシナリオ2aとして知られている。図22Aの展開は複数のマクロセル1乃至7を含み、各々が3つのセクタを有するものとして例示されていることを当業者は十分理解するであろう。マクロ1乃至7は、複数のスモールセルクラスタ2202A乃至2242Aをオーバーレイする。示される例において、各マクロセルは、平均で、クラスタにつき3つのスモールセルを含む。スモールセルシナリオ2aにおいて、マクロセルはそれぞれの周波数F1を使用し、スモールセルはそれぞれの周波数F2を使用する。すなわち、別個の周波数展開が使用される。
図22Bは、スモールセルクラスタ2202Bのスモールセルのうち1つについてのカバレッジ又はサービスエリアの、より接近した図2202Bを示している。カバレッジエリア内で、様々なポイントが青い星としてマーク付けされており、青い星は、スモールセルクラスタ内に分散されたUEのシミュレートされた位置に対応し、その一例が、第1のUE2204Bである。シミュレーションにおいて、シミュレートされた位置は、ドロップされたUE(dropped UEs)として知られる。スモールセル2206B乃至2224Bは、スモールセルクラスタ2202Bの全体を通してさらに分散されることが十分理解され得る。スモールセル2206B乃至2224Bは緑のドットによって識別され、緑のドットはスモールセルクラスタのスモールセルのシミュレートされた位置に対応する。シミュレーションにおいて、スモールセルは、ドロップされたスモールセル(dropped small cells)として知られる。さらに、スモールセルドロッピング及びUEドロッピングそれぞれについて異なる範囲を示す内側の(赤い)輪2226Bと外側の(青い)輪2228Bとが図示されている。赤い円2226Bは、第1の周波数F1を用いて動作可能なマクロセル2202Bを定義し、第1の周波数F1は、例えば2GHzであり得る。第2の円2210は、それぞれの周波数F2でスモールセルによってサービスされるカバレッジの第2の領域を定義し、周波数F2は、例えば、30GHzなどのミリ波周波数であり得る。
図23は、ユニキャスト送信モード及びSFN送信モードについて、ジオメトリによるCDFの変動を示すグラフ2300であり、後者のSFN送信モードは、実施形態に従う。キャリア周波数は3.5GHzで、送信帯域幅は10MHzであった。第1の曲線2302は、送信のユニキャストモードについて、ジオメトリによるCDFの変動を示している。第2の曲線2304は、SFN送信モードについての、すなわち、図22の右手側などの一クラスタ内でのスモールセルによる単一周波数ネットワーク送信についての、ジオメトリによるCDF変動である。第3の曲線2306は、すべてのクラスタにわたるすべてのスモールセルによる単一周波数ネットワーク送信について、ジオメトリによるCDFの変動を示している。このことは有意なゲインを結果としてもたらし、該ゲインが、ミリ波周波数において通常直面される経路損失について補償することができることが十分理解され得る。
第2の曲線2304は、実施形態に従うSFN送信について、ジオメトリによるCDFの変動を表す。所与のクラスタ内のスモールセルはすべて、同時に同じリソース要素を用いて同じ信号を送信するように配置される。ユーザ機器は、結果として生じる複数の信号を、同じ信号のマルチパスインスタンスとして処理する。一クラスタ内のすべてのスモールセルについて上記のSFN送信モードを使用することが、10dBのゲインを結果としてもたらすことが十分理解され得る。
第3の曲線2306は、実施形態に従う送信について、ジオメトリによるCDFの変動を表す。シミュレーションにおいて、すべてのクラスタ内のすべてのスモールセルが、同時に同じリソース要素を用いて同じ信号を送信するように配置された。結果として生じるゲインが、10%の停止状態について70dBで有意であることが十分理解され得る。
図24は、ユニキャスト送信モード及びSFN送信モードについて、ジオメトリによるCDFの変動を示すグラフ2400であり、後者のSFN送信モードは、実施形態に従う。キャリア周波数は30GHzで、送信帯域幅は1GHzであった。第1の曲線2402は、ユニキャストモードについての、すなわち、一クラスタ内の単一スモールセルによる単一送信についての、ジオメトリによるCDF変動である。第2の曲線2404は、一クラスタ内でスモールセルによってSFNを使用することで達成可能な性能を示している。第3の曲線2406は、クラスタにわたってすべてのスモールセルによりSFNを使用することで実現され得る性能を示している。
第2の曲線2404は、実施形態に従うSFN送信について、ジオメトリによるCDFの変動を表す。所与のクラスタ内のスモールセルがすべて、同時に同じリソース要素を用いて同じ信号を送信するように配置される。ユーザ機器は、結果として生じる複数の信号を、同じ信号のマルチパスインスタンスとして処理する。一クラスタ内のすべてのスモールセルについて上記のSFN送信モードを使用することが、10dBのゲインを結果としてもたらすことが十分理解され得る。
第3の曲線2406は、実施形態に従う送信について、ジオメトリによるCDFの変動を表す。シミュレーションにおいて、すべてのクラスタ内のすべてのスモールセルが、同時に同じリソース要素を用いて同じ信号を送信するように配置される。結果として生じるゲインは、10%の停止状態において30dBで有意であることが十分理解され得る。
実施形態に従う送信モードは、下記の(1)及び(2)において詳述されるとおり、様々な実施形態に従って実現されることができる:
(1)リソース(時間/周波数)が第1のモード及び第2のモードについて共有され、実際の使用法はスケジューリングによって決定される。この場合、スケジューリング情報(例えば、DCI)が、1つ以上のビットを介して、いずれのモードが使用されるかの指標を運び得る;
(2)リソースは、FDM、TDM、又は重ね合わせ(superposition)によって区分される。こうした実施形態において、FDM及びTDMについて、第1のモードと第2のモードとのための別個のゾーンが定義されることができる。FDMを使用する実施形態について、第1のモード及び第2のモードのためのリソースは、周波数ドメイン内で区分される。例えば、区分化が、サブキャリアのレベルで、PRBレベルで、又は何らかの他の粒度レベルで実施されることができる。TDMを使用する実施形態は、時間ドメイン内でリソースを区分することができる。例えば、区分化が、1つ又は1つより多くのOFDMシンボルのレベルで、サブフレームレベルで、無線フレームレベルで、又は何らかの他の時間単位のレベルで実施されることができる。重ね合わせを使用する実施形態は、重ね合わせされるSFN送信について配置する。
本明細書における実施形態は、2つのリソースブロックを参照して説明されたが、実施形態はこれらに限定されない。何らかの他の数のリソースブロック、例えば、1つのリソースブロック又は2つより多くのリソースブロックなどが使用される実施形態が、実現され得る。使用されるリソースブロックの数、及び、より詳細には上記リソースブロックのリソース要素の個数(population)又は占有が、ワイヤレス通信のために予約される無線リソースに影響を与える。
本明細書に説明される実施形態において、サブキャリアは、アンライセンス周波数バンドに対応する、すなわち、例えば、任意の及びすべての組み合わせにおいて連帯的に及び個々にとられるLTE及びLTE−A又は他のLTE派生標準について使用されるスペクトルのうち任意のものなどのワイヤレスセルラー通信システムによる使用に対してライセンスされていないスペクトルに対応する周波数を有する。しかしながら、実施形態はこのことに限定されない。サブキャリアが、アンライセンス周波数及びライセンス周波数に選択可能に対応する周波数、又はアンライセンス周波数とライセンス周波数とのうち少なくとも1つを含むことができる実施形態が、実現され得る。
様々な実施形態において、UE及び/又はeNBは、複数のアンテナを含んで、複数入力複数出力(MIMO)送信システムを実装することができ、MIMO送信システムは、様々なMIMOモードにおいて動作することができ、MIMOモードには、シングルユーザMIMO(SU−MIMO)、マルチユーザMIMO(MU−MIMO)、閉ループMIMO、開ループMIMO、又はスマートアンテナ処理のバリエーションが含まれる。UEは、1つ以上のアップリンクチャネルを介して、何らかのタイプのチャネルステート情報(CSI)フィードバックをeNBに提供することができ、eNBは、受信したCSIフィードバックに基づいて1つ以上のダウンリンクチャネルを調整することができる。CSIのフィードバック精度は、MIMOシステムの性能に影響し得る。
様々な実施形態において、アップリンクチャネル及びダウンリンクチャネルは、1つ以上の周波数バンドに関連付けられることができ、該周波数バンドは、アップリンクチャネルとダウンリンクチャネルとによって共有されてもよく、されなくてもよい。1つ以上の周波数バンドは、1つ以上のサブバンドへとさらに分割されてもよく、該サブバンドは、アップリンクチャネルとダウンリンクチャネルとによって共有されてもよく、されなくてもよい。アップリンク又はダウンリンクチャネル(広帯域)のための各周波数サブバンド、1つ以上の集約されたサブバンド、又は1つ以上の周波数バンドは、周波数リソースといわれることがある。
様々な実施形態において、UEは、CSIフィードバックをeNBに送信することができる。CSIフィードバックは、チャネル品質インデックス(CQI)、プリコーディングマトリクスインジケータ(PMI)、及びランク指標(RI)に関連した情報を含むことができる。PMIは、コードブック内のプリコーダを参照し、あるいはその他の方法で一意に識別することができる。eNBは、PMIにより参照されるプリコーダに基づいて、ダウンリンクチャネルを調整することができる。
上記eNB及びUEのコンポーネント及び特徴は、ディスクリート(discrete)回路、特定用途向け集積回路(ASIC)、ロジックゲート、及び/又は単一チップアーキテクチャのうち任意の組み合わせを用いて実装され得る。さらに、UEの特徴は、マイクロコントローラ、プログラマブルロジックアレイ、及び/又はマイクロプロセッサ、又は、適切で妥当な場合には前述のうちの任意の組み合わせを用いて実装され得る。ハードウェア、ファームウェア、及び/又はソフトウェア要素は、集合的に又は個々に、「ロジック」又は「回路」といわれることがあることが留意される。
様々な実施形態が、無線システムの送信機及び受信機を含む様々なアプリケーションにおいて使用され得るが、実施形態はこの点に限定されない。本発明の範囲内に具体的に含まれる無線システムには、これらに限られないが、ネットワークインターフェースカード(NIC)、ネットワークアダプタ、固定の若しくはモバイルのクライアント装置、中継器、eノードB若しくは送信ポイント、フェムトセル、ゲートウェイ、ブリッジ、ハブ、ルータ、アクセスポイント、又は他のネットワーク装置が含まれる。さらに、実施形態の範囲内の無線システムは、セルラー無線電話システム、衛星システム、双方向無線システム、並びにこうした無線システムを含むコンピューティング装置、例えば、パーソナルコンピュータ(PC)、タブレット及び関連ペリフェラル装置、パーソナルデジタルアシスタント(PDA)、パーソナルコンピューティングアクセサリ、ハンドヘルド通信装置、及び、本質的に関連し得、且つ本発明実施形態の原理が適切に適用され得るすべてのシステムなどにおいて実装されることができる。
本明細書における実施形態は、1つ又は複数のアンライセンススペクトルについて、ミリ波周波数又は1つ若しくは1つより多くのミリ波周波数バンドを使用する文脈内で説明されている。しかしながら、実施形態はこうした周波数に限定されない。他の周波数又は周波数バンドが使用され得る実施形態が、実現され得る。
本明細書に説明される実施形態は、より小さいセルを、マクロセル上にオーバーレイされるものとして示している。しかしながら、実施形態はこのことに限定されない。より小さいセルがマクロセル又は任意の他のセル上にオーバーレイされることなく動作可能な任意の及びすべての実施形態が、実現され得る。
実施形態は、ハードウェア、ソフトウェア、又はハードウェア及びソフトウェアの組み合わせの形式で実現され得ることが十分理解されるであろう。任意のこうしたソフトウェアが、揮発性又は不揮発性の記憶装置、例えば、消去可能又は再書き込み可能であるか否かにかかわらず、ROMなどの記憶装置の形式で、あるいは、メモリ、例えば、RAM、メモリチップ、装置若しくは集積回路若しくはマシン読取可能記憶装置、例えば、DVD、メモリスティック若しくはソリッドステート媒体などの形式で記憶され得る。記憶装置及び記憶媒体は、命令を含む1つ又は複数のプログラムを記憶することに適した非一時的マシン読取可能記憶装置の実施形態であり、上記命令は、実行されるときに、本願において説明され及び請求される実施形態を実施することが十分理解されるであろう。したがって、実施形態は、本明細書において説明され又は本願において請求されるとおりのシステム、装置、eNB、MME、UE、デバイス、又は方法を実装するためのマシン実行可能コードと、こうしたプログラムを記憶するマシン読取可能記憶装置とを提供する。またさらに、こうしたプログラムは、任意の媒体、例えば、有線又はワイヤレス接続を通じて運ばれる通信信号などを介して、電子的に伝達されてもよく、実施形態は、このことを適切に包含する。
様々な実施形態が本明細書において説明されているが、本発明の範囲から逸脱することなく、多くの変形及び修正が可能である。したがって、本発明実施形態は、上記の具体的開示によって制限されず、むしろ、別記の請求項及びその法的均等物の範囲によってのみ制限される。
本明細書に説明される実施形態は、例えば、同時の同じ無線リソースの送信を使用すること、又は、一斉に同じ無線リソースを送信すること又はその他の方法で使用することなどを参照している。双方の事例において、実施形態は、無線リソースの使用の正確な時間アライメント又は無線リソースそれ自体の正確な時間アライメントを必要とすることは意図されない。同時に使用される同じ無線リソース又は一斉に使用される同じ無線リソースは、実施形態において、十分時間的に整合され(aligned)て、こうした無線リソースにより運ばれる信号が、単一送信のマルチパスインスタンスとして取り扱われ及び処理されることを可能にする。
さらに、下記の項目(clauses)に従って実施形態が提供される。
項目1.ユーザ機器(UE)と通信するeNBであって、
第1の組の無線リソースを用いて第1の通信モードを確立し、
上記第1の通信モードが少なくとも1つの性能基準を満たさないと決定し、
第2の組の無線リソースを用いて第2の通信モードに切り替えて、1つ又は1つより多くの信号を上記UEに運ぶことであって、上記第2の組の無線リソースは、複数の他のeNBによってさらに一斉に(simultaneously)使用されて上記の同じ1つ又は1つより多くの信号を上記UEに運ぶ
ように構成された処理回路を含むeNB。
項目2.上記UEに関連付けられた制御情報を送信して、上記UEに上記第2の通信モードに切り替えるように指示する処理回路、をさらに含む項目1に記載のeNB。
項目3.上記制御情報はダウンリンク制御情報である、項目2に記載のeNB。
項目4.上記第1の通信モードを確立するように構成された上記処理回路は、第1の範囲の周波数に関連付けられた上記第1の組の無線リソースのうちの無線リソースでビームフォーミングを使用するように構成された処理回路を含む、項目1乃至3のうちいずれか1項に記載のeNB。
項目5.上記第1の範囲の周波数はミリ波周波数を含む、項目4に記載のeNB。
項目6.上記第2の組の無線リソースを用いて第2の通信モードに切り替えるように構成された上記処理回路は、第2の範囲の周波数に関連付けられた無線リソースを使用するように構成された処理回路を含む、項目1乃至5のうちいずれか1項に記載のeNB。
項目7.上記第2の範囲の周波数はミリ波周波数を含む、項目6に記載のeNB。
項目8.上記第2の範囲の周波数はMHz周波数を含む、項目6に記載のeNB。
項目9.上記第1の組の無線リソースは第1の組のサブキャリアを含む、項目1乃至8のうちいずれか1項に記載のeNB。
項目10.上記第1の組の無線リソースは第1の組のシンボルを含む、項目1乃至9のうちいずれか1項に記載のeNB。
項目11.上記第1の組のシンボルは第1の組のOFDMシンボルを含む、項目10に記載のeNB。
項目12.上記第2の組の無線リソースは第2の組のサブキャリアを含む、項目1乃至11のうちいずれか1項に記載のeNB。
項目13.上記第2の組の無線リソースは第2の組のシンボルを含む、項目1乃至12のうちいずれか1項に記載のeNB。
項目14.上記第2の組のシンボルは第2の組のOFDMシンボルを含む、項目13に記載のeNB。
項目15.上記第1の通信モード及び上記第2の通信モードの双方を用いて上記1つ又は1つより多くの信号を上記UEに一斉に送信するように構成された処理回路、をさらに含む項目1乃至14のうちいずれか1項に記載のeNB。
項目16.上記第1の通信モード及び上記第2の通信モードは、それぞれ、ビームフォーミング送信及び非ビームフォーミング送信に基づく、項目1乃至15のうちいずれか1項に記載のeNB。
項目17.上記第1の通信モード及び上記第2の通信モードは、それぞれ、非ビームフォーミング送信及びビームフォーミング送信に基づく、項目1乃至15のうちいずれか1項に記載のeNB。
項目18.上記第1の組の無線リソースのうち1つ以上の部分が上記第2の組の無線リソースのうち1つ以上の部分と共有される、項目1乃至17のうちいずれか1項に記載のeNB。
項目19.上記第1の組の無線リソースは上記第2の組の無線リソースと同一である、項目1乃至17のうちいずれか1項に記載のeNB。
項目20.ワイヤレス信号を処理するユーザ機器であって、
複数のeNB又は他の送信機から複数のワイヤレス信号を受信する受信機であって、上記複数のワイヤレス信号は各々、当該ユーザ機器に対して指定された又は当該ユーザ機器により受信されるべき同じデータを伝える(bearing)、受信機と、
上記の受信した信号を処理するように構成された信号プロセッサと、
を含み、上記信号プロセッサは、
上記の受信した複数のワイヤレス信号のうち少なくとも2つ以上のワイヤレス信号を単一信号のマルチパスインスタンスとして処理して、上記複数のワイヤレス信号により運ばれた、当該UEに対して指定された又は当該UEにより受信されるべき上記データの表現を構築するように構成されたマルチパス処理モジュール
を含む、ユーザ機器。
項目21.上記の複数の受信した信号は、当該ユーザ機器に対する又は当該ユーザ機器により受信されるべき上記同じデータの単一周波数ネットワーク送信の一部を形成する、項目20に記載のユーザ機器。
項目22.上記マルチパス処理モジュールは、上記の複数の受信した信号のうち上記少なくとも2つ以上のワイヤレス信号を、上記同じデータを含む選択された送信時間間隔に従って処理するように配置される、項目20又は21に記載のユーザ機器。
項目23.上記マルチパス処理モジュールは、上記の複数の受信した信号のうち上記少なくとも2つ以上のワイヤレス信号を、共通の送信時間間隔内の上記同じデータの複数インスタンスに従って処理するように配置される、項目20乃至22のうちいずれか1項に記載のユーザ機器。
項目24.上記マルチパス処理モジュールは、それぞれの送信時間間隔内に含まれる上記同じデータの複数インスタンスのうち上記少なくとも2つ以上のワイヤレス信号を処理するように配置される、項目20乃至23のうちいずれか1項に記載のユーザ機器。
項目25.上記同じデータを伝える上記複数のワイヤレス信号は、少なくとも1つの参照信号を表すデータを含む、項目20乃至24のうちいずれか1項に記載のユーザ機器。
項目26.上記同じデータを伝える上記複数のワイヤレス信号は、プライマリ同期信号及びセカンダリ同期信号のうち少なくとも1つを含む、項目20乃至25のうちいずれか1項に記載のユーザ機器。
項目27.画面、アンテナ、マイクロフォン、スピーカー、入力装置、及び出力装置のうち、少なくとも1つ又は1つより多くをさらに含む項目20乃至26のうちいずれか1項に記載のユーザ機器。
項目28.ワイヤレス通信の方法であって、
受信機において、複数の送信機から送信される送信信号を伝えるデータの、複数のインスタンスを受信するステップであって、上記複数の送信機は、同時に同じ無線リソースを用いる単一周波数ネットワークの一部であって上記の同じデータを送信する、ステップと、
送信信号を伝える上記データの、複数の上記の受信したインスタンスを復調するステップと、
送信信号を伝える上記データの、上記の復調された受信したインスタンスのうち2つ以上を処理して、上記データを回復するステップであって、上記処理は、送信信号を伝えるデータの、上記の復調された受信したインスタンスのうち上記2つ以上を、上記データを伝える単一送信信号のマルチパス信号として処理することを含む、ステップと、
を含む方法。
項目29.上記の回復されたデータの少なくとも一部から、フィードバックデータを生成するステップであって、上記フィードバックデータは、上記送信機のうち少なくとも1つの少なくとも1つのアンテナと上記受信機の少なくとも1つのアンテナとの間のチャネルに関連付けられる、ステップ
をさらに含む項目28に記載の方法。
項目30.上記フィードバックデータを生成するステップは、信号送信及び干渉のうち少なくとも1つへの影響に関連付けられた適応的アンテナマッピングデータを作成することを含む、項目29に記載の方法。
項目31.上記信号送信及び干渉のうち少なくとも1つへの影響に関連付けられた適応的アンテナマッピングデータを作成することは、送信信号を伝える上記データの、上記複数の受信したインスタンスの、上記受信機における信号キャンセル、干渉を少なくとも低減させることに関連付けられたデータを作成することを含む、項目30に記載の方法。
項目32.上記フィードバックデータは、プリコーディングマトリクスインジケータ及びランクインジケータのうち少なくとも1つを含む、項目29乃至31のうちいずれか1項に記載の方法。
項目33.上記の回復されたデータの上記少なくとも一部は、参照信号及びプリアンブルのうち少なくとも1つを含む、項目28乃至32のうちいずれか1項に記載の方法。
項目34.ワイヤレスネットワークにアクセスする方法であって、
少なくとも1つの同期信号について、複数のeNBによって同時に同じ無線リソースを用いて送信されるように配置する(arranging)ステップと、
上記複数のeNBのうちのそれぞれのeNBから上記少なくとも1つの同期信号の複数インスタンスを送信するステップであって、上記少なくとも1つの同期信号の上記複数インスタンスは、同時に同じ無線リソースを用いて運ばれるように配置される、ステップと、
上記複数のeNBのうちの少なくとも1つにおいて、上記少なくとも1つの同期信号を処理したユーザ機器からアクセス要求を受信するステップと、
を含む方法。
項目35.上記それぞれのeNBから上記少なくとも1つの同期信号の複数インスタンスを送信することは、プライマリ同期信号(PSS)及びセカンダリ同期信号(SSS)のうち少なくとも1つの複数インスタンスを送信することを含む、項目34に記載の方法。
項目36.上記少なくとも1つの同期信号は、物理レイヤセルIDと、スロット境界と、さらなるID及びフレーム構造のうち少なくとも1つに関連付けられたデータとのうち、少なくとも1つに関連付けられたさらなる信号を少なくとも含む、項目35に記載の方法。
項目37.上記少なくとも1つのさらなるIDはグループセルIDを含む、項目36に記載の方法。
項目38.ユーザ機器(UE)とのワイヤレス通信をサポートするeNBであって、
複数の関連付けられたeNBによって同時に同じ無線リソースを用いて送信される少なくとも1つの共通信号の出力を制御することであって、当該eNBは、単一周波数ネットワークを形成するように配置された上記複数のeNBのうちの1つである
ように構成された少なくとも1つのプロセッサと、
上記プロセッサの上記制御に応じて、上記共通信号の少なくとも1つのインスタンスを、上記複数のeNBにより使用される無線リソースと同じ無線リソースを用いて一斉に送信して、上記少なくとも1つの共通信号のそれぞれのインスタンスを送信する送信機と、
を含み、
上記プロセッサは、上記共通信号の上記少なくとも1つのインスタンスに応答して、無線リソースのためのユーザ機器要求を受信して上記ワイヤレス通信をサポートするようにさらに構成される、
eNB。
項目39.上記少なくとも1つの共通信号は、プライマリ同期信号(PSS)及びセカンダリ同期信号(SSS)のうち少なくとも1つの、1つ又は1つより多くのインスタンスを含む、項目38に記載のeNB。
項目40.上記少なくとも1つの共通信号は、
物理レイヤセルIDと、
1つ又は1つより多くのスロット境界と、
さらなるID、及び
フレーム構造
のうち少なくとも1つに関連付けられたデータと、
のうち少なくとも1つを含む、項目39に記載のeNB。
項目41.上記少なくとも1つのさらなるIDはグループセルIDを含む、項目40に記載のeNB。
項目42.UEとの通信のためのeNBであって、
上記UEと当該eNBとの間のチャネルのチャネル条件を評価することであって、上記チャネルは、第1の範囲の周波数内の少なくとも第1のキャリアに関連付けられ、
上記UEと当該eNBとの間の上記チャネルのチャネル条件が不利なチャネル条件であると決定し、
上記不利なチャネル条件に応答して、所定無線リソースを用いて上記UEに対して指定された又は上記UEにより受信されるべきデータを送信することであって、上記所定無線リソースは、同時に上記の同じ所定無線リソースを用いて上記UEに対して指定された又は上記UEにより受信されるべき上記の同じデータを送信するようにさらに構成された複数のeNBに対して共通である
ように構成されたプロセッサを含むeNB。
項目43.上記第1の範囲の周波数はミリ波周波数を含む、項目41に記載のeNB。
項目44.ユーザ機器(UE)に対する送信を制御する装置であって、
上記ユーザ機器とeNBとの間のチャネルのチャネル条件に関連付けられたデータを処理することであって、上記チャネルは、第1の範囲の周波数のうち1つ又は1つより多くの周波数に関連付けられ、
上記UEに対して指定された又は上記UEにより受信されるべき1つ又は1つより多くの信号の複数インスタンスが、同時に同じ無線リソースを用いて上記UEに送信されるべきであると決定することであって、上記無線リソースは、上記第1の範囲の周波数から選択された1つ又は1つより多くの周波数に関連付けられた無線要素を含み、
上記UEに対して指定された又は上記UEにより受信されるべき上記1つ又は1つより多くの信号の上記複数インスタンスについて、同時に同じ無線リソースを用いて上記UEに送信されるように配置する(arrange)
ように構成されたプロセッサを含む装置。
項目45.上記第1の範囲の周波数はミリ波周波数を含む、項目44に記載の装置。
項目46.ワイヤレスネットワークに対するユーザ機器(UE)アクセスを提供する方法であって、第1の周波数範囲内の周波数を有する無線リソースに関連付けられた1つ又は1つより多くのチャネルのチャネル条件を評価するステップと、
上記評価するステップに応じて、上記UEにより受信されるべき1つ又は1つより多くの信号の複数インスタンスを送信するステップと、
を含む方法。
項目47.上記評価するステップに応じて、上記UEにより受信されるべき1つ又は1つより多くの信号の複数インスタンスを送信するステップは、
上記UEにより受信されるべき上記1つ又は1つより多くの信号の上記複数インスタンスを、時間的に同期させた信号として送信することと、
上記UEにより受信されるべき上記1つ又は1つより多くの信号の上記複数インスタンスを、同じ無線要素を用いて又は周波数同期させた信号として送信することと、
上記UEにより受信されるべき上記1つ又は1つより多くの信号の上記複数インスタンスを、単一のeNBからそれぞれの無線リソースを用いて送信することと、
上記UEにより受信されるべき上記1つ又は1つより多くの信号の上記複数インスタンスを、複数のeNBから同じ無線リソースを用いて一斉に送信することと、
のうち少なくとも1つ以上を含む、項目46に記載の方法。
項目48.上記UEから、アクセス処理に関連付けられたデータ(PRACH)を受信するステップと、
上記受信するステップに応じて上記アクセス処理に関与して、上記UEに上記ワイヤレスネットワークに対するアクセスを提供するステップと、
を含む項目46又は47に記載の方法。
項目49.上記関与はPRACH手順を実行することを含む、項目48に記載の方法。
項目50.上記第1の周波数範囲はミリ波周波数を含む、項目46乃至49のうちいずれか1項に記載の方法。
項目51.UEと通信する方法であって、
第1の組の無線リソースを用いて第1の通信モードを確立するステップと、
上記第1の通信モードが少なくとも1つの性能基準を満たさないと決定するステップと、
第2の組の無線リソースを用いて第2の通信モードに切り替えて、1つ又は1つより多くの信号を上記UEに運ぶステップであって、上記第2の組の無線リソースは、複数の他の送信機によってさらに一斉に使用されて上記の同じ1つ又は1つより多くの信号を上記UEに運ぶ、
ステップと、
を含む方法。
項目52.上記UEに関連付けられた制御情報を送信して、上記UEに上記第2の通信モードに切り替えるように指示するステップ、
をさらに含む項目51に記載の方法。
項目53.上記制御情報はダウンリンク制御情報である、項目52に記載の方法。
項目54.上記第1の通信モードを確立するステップは、第1の範囲の周波数に関連付けられた上記第1の組の無線リソースのうちの無線リソースでビームフォーミングを使用することを含む、項目51乃至53のうちいずれか1項に記載の方法。
項目55.上記第1の範囲の周波数はミリ波周波数を含む、項目54に記載の方法。
項目56.上記第2の組の無線リソースを用いて第2の通信モードに切り替えるステップは、第2の範囲の周波数に関連付けられた無線リソースを使用することを含む、項目51乃至55のうちいずれか1項に記載の方法。
項目57.上記第2の範囲の周波数はミリ波周波数を含む、項目56に記載の方法。
項目58.上記第2の範囲の周波数はMHz周波数を含む、項目56に記載の方法。
項目59.上記第1の組の無線リソースは第1の組のサブキャリアを含む、項目51乃至58のうちいずれか1項に記載の方法。
項目60.上記第1の組の無線リソースは第1の組のシンボルを含む、項目51乃至59のうちいずれか1項に記載の方法。
項目61.上記第1の組のシンボルは第1の組のOFDMシンボルを含む、項目60に記載の方法。
項目62.上記第2の組の無線リソースは第2の組のサブキャリアを含む、項目51乃至61のうちいずれか1項に記載の方法。
項目63.上記第2の組の無線リソースは第2の組のシンボルを含む、項目51乃至62のうちいずれか1項に記載の方法。
項目64.上記第2の組のシンボルは第2の組のOFDMシンボルを含む、項目63に記載の方法。
項目65.上記第1の通信モード及び上記第2の通信モードの双方を用いて上記1つ又は1つより多くの信号を上記UEに一斉に送信するステップ、をさらに含む項目51乃至64のうちいずれか1項に記載の方法。
項目66.上記第1の通信モード及び上記第2の通信モードは、それぞれ、ビームフォーミング送信及び非ビームフォーミング送信に基づく、項目51乃至65のうちいずれか1項に記載の方法。
項目67.上記第1の通信モード及び上記第2の通信モードは、それぞれ、非ビームフォーミング送信及びビームフォーミング送信に基づく、項目51乃至65のうちいずれか1項に記載の方法。
項目68.上記第1の組の無線リソースのうち1つ以上の部分が上記第2の組の無線リソースのうち1つ以上の部分と共有される、項目51乃至67のうちいずれか1項に記載の方法。
項目69.上記第1の組の無線リソースは上記第2の組の無線リソースと同一である、項目51乃至67のうちいずれか1項に記載の方法。
項目70.項目28乃至37のうちいずれか1項又は項目46乃至69のうちいずれか1項に記載の方法を実施する手段を含むシステム。
項目71.UEと通信するシステムであって、
項目28乃至37又は項目46乃至69のうちいずれか1項に述べられた方法を実施する手段、
を含むシステム。
項目72.上記UEに関連付けられた制御情報を送信して、上記UEに上記第2の通信モードに切り替えるように指示する手段、をさらに含む項目71に記載のシステム。
項目73.上記制御情報はダウンリンク制御情報である、項目72に記載のシステム。
項目74.上記第1の通信モードを確立する手段は、第1の範囲の周波数に関連付けられた上記第1の組の無線リソースのうちの無線リソースでビームフォーミングを使用する手段を含む、項目71乃至73のうちいずれか1項に記載のシステム。
項目75.上記第1の範囲の周波数はミリ波周波数を含む、項目74に記載のシステム。
項目76.上記第2の組の無線リソースを用いて第2の通信モードに切り替える手段は、第2の範囲の周波数に関連付けられた無線リソースを使用する手段を含む、項目71乃至75のうちいずれか1項に記載のシステム。
項目77.上記第2の範囲の周波数はミリ波周波数を含む、項目76に記載のシステム。
項目78.上記第2の範囲の周波数はMHz周波数を含む、項目76に記載のシステム。
項目79.上記第1の組の無線リソースは第1の組のサブキャリアを含む、項目71乃至78のうちいずれか1項に記載のシステム。
項目80.上記第1の組の無線リソースは第1の組のシンボルを含む、項目71乃至79のうちいずれか1項に記載のシステム。
項目81.上記第1の組のシンボルは第1の組のOFDMシンボルを含む、項目80に記載のシステム。
項目82.上記第2の組の無線リソースは第2の組のサブキャリアを含む、項目71乃至81のうちいずれか1項に記載のシステム。
項目83.上記第2の組の無線リソースは第2の組のシンボルを含む、項目71乃至82のうちいずれか1項に記載のシステム。
項目84.上記第2の組のシンボルは第2の組のOFDMシンボルを含む、項目83に記載のシステム。
項目85.上記第1の通信モード及び上記第2の通信モードの双方を用いて上記1つ又は1つより多くの信号を上記UEに一斉に送信する手段、をさらに含む項目71乃至84のうちいずれか1項に記載のシステム。
項目86.上記第1の通信モード及び上記第2の通信モードは、それぞれ、ビームフォーミング送信及び非ビームフォーミング送信に基づく、項目71乃至85のうちいずれか1項に記載のシステム。
項目87.上記第1の通信モード及び上記第2の通信モードは、それぞれ、非ビームフォーミング送信及びビームフォーミング送信に基づく、項目71乃至85のうちいずれか1項に記載のシステム。
項目88.上記第1の組の無線リソースのうち1つ以上の部分が上記第2の組の無線リソースのうち1つ以上の部分と共有される、項目71乃至87のうちいずれか1項に記載のシステム。
項目89.上記第1の組の無線リソースは上記第2の組の無線リソースと同一である、項目71乃至87のうちいずれか1項に記載のシステム。
項目90.命令を含むマシン実行可能プログラムであって、上記命令は実行されるときに、項目28乃至37又は項目46乃至69のうちいずれか1項に記載の方法をマシンに実行させるように配置される、マシン実行可能プログラム。
項目91.項目90に記載のコンピュータプログラムを記憶したマシン読取可能記憶装置、好ましくは、非一時的マシン読取可能記憶装置。

Claims (12)

  1. ユーザ機器(UE)と通信するeNBであって、
    第1の組の無線リソースを用いて第1の通信モードを確立することであって、前記第1の通信モードでは、ミリ波周波数バンドにおいてビームフォーミングを利用することにより通信が行われる、こと
    前記第1の通信モードが少なくとも1つの性能基準を満たさないと決定された場合に、第2の組の無線リソースを用いて第2の通信モードに切り替え、1つ又は1つより多くの信号を前記UEに運ぶことであって、前記第2の組の無線リソースは、前記の同じ1つ又は1つより多くの信号を前記UEに運ぶために、複数の他のeNBによって一斉に使用される、こと
    を行うように構成された処理回路を含むeNB。
  2. 前記UEに関連付けられた制御情報を送信して、前記UEに前記第2の通信モードに切り替えるように指示する処理回路、をさらに含む請求項1に記載のeNB。
  3. 前記制御情報はダウンリンク制御情報である、請求項2に記載のeNB。
  4. 前記第1の通信モードを確立するように構成された前記処理回路は、第1の範囲の周波数に関連付けられた前記第1の組の無線リソースのうちの無線リソースでビームフォーミングを使用するように構成された処理回路を含む、請求項1乃至3のうちいずれか1項に記載のeNB。
  5. 前記第2の組の無線リソースを用いて第2の通信モードに切り替えるように構成された前記処理回路は、第2の範囲の周波数に関連付けられた無線リソースを使用するように構成された処理回路を含む、請求項1乃至4のうちいずれか1項に記載のeNB。
  6. 前記第1の通信モードを用いて前記1つ又は1つより多くの信号を前記UEに一斉に送信する機能と、前記第2の通信モードを用いて前記1つ又は1つより多くの信号を前記UEに一斉に送信する機能とを有するように構成された処理回路をさらに含む請求項1乃至5のうちいずれか1項に記載のeNB。
  7. 記第2の通信モードは非ビームフォーミング送信に基づく、請求項1乃至6のうちいずれか1項に記載のeNB。
  8. 前記第1の組の無線リソースのうち1つ以上の部分が前記第2の組の無線リソースのうち1つ以上の部分と共有される、請求項1乃至のうちいずれか1項に記載のeNB。
  9. 前記第1の組の無線リソースは前記第2の組の無線リソースと同一である、請求項1乃至のうちいずれか1項に記載のeNB。
  10. ユーザ機器(UE)と通信するためにeNBにより実行される方法であって、
    第1の組の無線リソースを用いて第1の通信モードを確立することであって、前記第1の通信モードでは、ミリ波周波数バンドにおいてビームフォーミングを利用することにより通信が行われる、こと、
    前記第1の通信モードが少なくとも1つの性能基準を満たさないと決定された場合に、第2の組の無線リソースを用いて第2の通信モードに切り替え、1つ又は1つより多くの信号を前記UEに運ぶことであって、前記第2の組の無線リソースは、前記の同じ1つ又は1つより多くの信号を前記UEに運ぶために、複数の他のeNBによっても一斉に使用される、こと
    を有する通信方法。
  11. 請求項10に記載の方法をeNBのコンピュータに実行させるコンピュータプログラム。
  12. 請求項11に記載のコンピュータプログラムを記憶した記憶媒体。
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