JP6344036B2 - 車両用情報処理装置 - Google Patents
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Description
技術的思想1:車載制御装置によって実行されるプログラムを更新する更新用データを前記車載制御装置を搭載する車両に送信する送信処理部と、前記更新用データの送信に伴って前記車両において前記更新用データに基づきリプログラミングを完了するまでに実行される各処理に要する予測時間と、前記車両における前記各処理の開始からの経過時間との比較に基づき、前記各処理が正常に行われているか否かを判断する判断処理部と、を備える車両用情報処理装置。
図1に、本実施形態にかかるシステム構成を示す。図1には、2台の車両10がセンター20と通信可能とされていることが記載されている。また、2台の車両10のうちの1台については、その内部の構成の一部がブロック図によって示されている一方、もう1台については、ブロック図を省略している。ただし、センター20と通信可能とされる車両10はいずれも、ブロック図を示した1台の車両10と同様の機能を有するものであり、また、センター20と通信可能とされる車両10の数は実際には、2台に限定されない。
この一連の処理において、車両10内の車両ステータス管理機能M12は、まず、ステータス変更通知がなされたか否かを判断する(S10)。ここでは、リプロ機能M16や、情報収集機能M18が、1つのシーケンスの処理を完了し、次のシーケンスの処理に移行する都度、車両ステータス管理機能M12に、ステータスを変更する通知がなされることを想定している。車両ステータス管理機能M12は、ステータス変更通知がなされたと判断する場合(S10:YES)、車両ステータスM14を更新する(S12)。次に、車両ステータス管理機能M12は、更新された車両ステータスM14を、ステータス情報30として、通信機能M10を用いてセンター20に送信する(S14)。なお、車両ステータスM14の更新タイミングにおいて、何らかの理由で通信機能M10がステータス情報30を送信できないことも考えられる。この場合、通信が可能となったタイミングで、最新のステータスのみならず、未送信のステータスをも送信する。
この一連の処理において、車両ステータス管理機能M30は、まず、車両ステータスリストM22に基づき、車両10内で行われるフェーズの処理のうち、未だ正常に処理が完了したか否かの判定がなされていない処理に関するステータス情報を取得する(S30)。たとえば、車両10内において車両ステータスM14が更新される都度、センター20にステータス情報30が送信されている状況においては、この処理は、最新のステータス情報を取得する処理となる。ただし、車両10内において車両ステータスM14が更新されたタイミングにおいて、車両10がステータス情報30を送信することができず、さらに車両ステータスM14が更新されたときに最新のステータス情報30と未送信のステータス情報30とを送信する場合には、事情が相違する。この場合、ステップS30の処理においては、最新のステータス情報に加えて、未送信であったステータス情報が取得され、ステップS32以降の処理の対象とされる。
次に、以上の処理の作用を、車両10内においてリプログラミング処理に異常が生じる場合を例として説明する。
(1)センター20から車両10への信号の送信をトリガとして車両10内において実行される処理(リプログラミング処理等)を各段階に分割した処理(フェーズ処理)に要する時間が、通常処理時間を所定値α以上超過することで、異常が生じていると判定した。これにより、車両10で異常が生じた事態をセンター20において把握することが可能となる。これに対し、車両10から異常が発生した旨を通知する構成とする場合、車両10から異常の発生をセンター20に通知できない場合や、異常の検知自体ができない場合には、センター20において車両10で異常が生じたことを把握することができない。
以下、上記「課題を解決するための手段」に記載された技術的思想と、実施形態との代表的な対応関係を記載する。
<その他の実施形態>
なお、上記実施形態は、以下のように変更して実施してもよい。
上記実施形態では、車種毎に、各処理に要する標準時間(通常処理時間)を記録した通常処理時間リストM26に基づき、該当する車種の通常処理時間を予測時間としたが、これに限らない。たとえば、車両10から、車両側処理装置12やCPU16の動作周波数に関する情報を取得することとする一方、通常処理時間リストM26を、情報処理装置やCPUの動作周波数毎に通常処理時間を記録したリストとし、該当する動作周波数の通常処理時間を予測時間としてもよい。
・「経過時間について」
上記実施形態では、通信履歴に基づき、特定のフェーズの処理が開始されたタイミングからの経過時間であって、電源が停止される時間を除いた時間を特定のフェーズの処理の継続時間としたがこれに限らない。たとえば、リプログラミング処理がなされる期間においては、通常、リプログラミング処理を実行する電子機器に対する電源はオンとなっていると考えられることから、特定のフェーズの処理が開始されたタイミングからの経過時間としてもよい。
上記実施形態では、各シーケンスの完了タイミングにおいて、車両10からステータス情報を送信するようにしたが、これに限らない。たとえば、センター20から車両10にステータス情報を送信するように要求をすることが可能とし、車両10側では、各シーケンスの完了タイミングと、センター20からの要求を受信したタイミングとの双方においてステータス情報を送信するようにしてもよい。なお、センター20では、要求に応じて送信されたステータス情報については、これを車両ステータスリストM22に加えないことが望ましい。これにより、たとえば、車両10から自発的に送信されるステータス情報と、要求に応じて車両10から送信されるステータス情報との時系列が、実際のシーケンスに応じたステータス情報と矛盾することに起因して、車両ステータスリストM22内のステータス情報に矛盾が生じる事態を回避することが可能となる。またたとえば、車両10から自発的に送信されるステータス情報と、要求に応じて車両10から送信されるステータス情報とが重複することに起因して、車両ステータスリストM22内のステータス情報が重複する事態が生じることを回避することが可能となる。
上記実施形態では、リプログラミング処理に異常が生じるか否かをセンター20で管理することを例にとって説明したが、これに限らない。たとえば、センター20から情報の収集条件に関する信号が送信されることをトリガとして車両10内の情報収集機能M18によってなされる情報収集処理について、その異常を管理してもよい。この場合であっても、情報収集処理を、複数のフェーズに分割し、各フェーズに要する時間である通常処理時間を通常処理時間リストM26に記憶しておくことで、上記実施形態に例示した要領で、異常の有無を管理することができる。
Claims (1)
- 車載制御装置によって実行されるプログラムを更新する更新用データを前記車載制御装置を搭載する車両に送信する送信処理部と、
前記更新用データの送信に伴って前記車両において前記更新用データに基づきリプログラミングを完了するまでに実行される各処理に要する予測時間と、前記車両における前記各処理の開始からの経過時間との比較に基づき、前記各処理が正常に行われているか否かを判断する判断処理部と、を備え、
前記車両は、前記各処理のそれぞれが完了する毎に、該処理が完了した旨の信号を送信するものであり、
前記判断処理部は、前記完了した旨の信号を受信するまでの時間が前記予測時間を所定以上超過している場合に異常と判断するものであり、
前記判断処理部によって異常と判断される場合、異常状態の種類と実施中の処理毎の救済処理とが含まれる救済方法リストから選択した救済措置を実行する車両用情報処理装置。
Priority Applications (1)
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Applications Claiming Priority (1)
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JP2014090403A JP6344036B2 (ja) | 2014-04-24 | 2014-04-24 | 車両用情報処理装置 |
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Family Applications (1)
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JP2014090403A Active JP6344036B2 (ja) | 2014-04-24 | 2014-04-24 | 車両用情報処理装置 |
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