JP6343653B2 - 材料を局所的に除去することによって所定の剛性をもつひげぜんまいを製作する方法 - Google Patents

材料を局所的に除去することによって所定の剛性をもつひげぜんまいを製作する方法 Download PDF

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Description

本発明は、所定の剛性をもつひげぜんまいを製作する方法に関し、より詳細には、補償ひげぜんまいとして使用し、所定の慣性を有するてんぷと協働して所定の振動数を有する共振器を形成するひげぜんまいに関する。
参照により本出願に組み込まれる欧州特許第1422436号では、補償ひげぜんまいの形成の仕方を説明しており、この補償ひげぜんまいは、二酸化シリコンで被覆したシリコン心部を備え、所定の慣性を有するてんぷと協働して共振器全体を熱補償する。
そのような補償ひげぜんまいの製作は、多くの利点をもたらすが、欠点も有する。実際、いくつかのひげぜんまいを1つのシリコン・ウエハ内でエッチングするステップは、同じウエハのひげぜんまいの間に著しい形状のばらつきをもたらし、異なる時間でエッチングした2つのウエハのひげぜんまいの間ではより大きなばらつきをもたらす。付随的に、同じエッチング・パターンでエッチングした各ひげぜんまいの剛性は変動しやすく、著しい製作のばらつきをもたらす。
欧州特許第1422436号
更なる作業を必要としないほど寸法が十分に正確であるひげぜんまいの製作方法を提案することによって、上記した欠点の全て又は一部を克服することが本発明の目的である。
したがって、本発明は、所定の剛性をもつひげぜんまいの製作方法に関し、方法は、
a)所定の剛性をもつ前記ひげぜんまいを得るのに必要な寸法よりも大きい寸法でひげぜんまいを形成するステップ;
b)所定の慣性を有するてんぷと結合させた前記ひげぜんまいの振動数を測定することによって、ステップa)で形成したひげぜんまいの剛性を決定するステップ;
c)所定の剛性をもつ前記ひげぜんまいを得るのに必要な寸法を得るために、ステップb)で決定したひげぜんまいの剛性の決定に基づき、除去すべき材料の厚さを計算するステップ;
d)前記所定の剛性に必要な寸法を有するひげぜんまいを得るために、ステップa)で形成したひげぜんまいから前記厚さの材料を除去するステップ
を含み、前記厚さの材料は、ひげぜんまいに沿って非均一に除去する。
したがって、本方法がひげぜんまいの非常に高い寸法精度を保証し、付随的に、前記ひげぜんまいのより正確な剛性を保証し得ることは理解されよう。したがって、ステップa)において形状変動を引き起こし得るあらゆる製作パラメータは、それぞれ製作したひげぜんまいのために完全に正すことができる、又は同じウエハ上で形成した全てのひげぜんまいのために平均して正すことができ、これにより廃棄率を劇的に低減する。更に、ステップd)で実施する材料の除去が非均一であることで、特に製作の簡単さという点で、ひげぜんまいに更なる利点を与えることができる。
本発明の他の有利な変形形態によれば、
−ステップa)では、ステップa)で形成するひげぜんまいの寸法は、前記所定の剛性をもつ前記ひげぜんまいを得るのに必要な寸法よりも1%から20%の間大きく、
−ステップa)は、深掘り反応性イオン・エッチング又は化学エッチングにより達成し、
−ステップa)では、いくつかのひげぜんまいは、所定の剛性をもついくつかのひげぜんまい又はいくつかの所定の剛性をもついくつかのひげぜんまいを得るのに必要な寸法よりも大きい寸法で同じウエハ内に形成し、
−ステップa)で形成するひげぜんまいは、シリコン、ガラス、セラミック、金属又は金属合金から作製し、
−ステップb)は、b1)ステップa)で形成したひげぜんまい、及びひげぜんまいと結合させた、所定の慣性を有するてんぷを備える組立体の振動数を測定する段階、並びにb2)測定した振動数から、ステップa)で形成したひげぜんまいの剛性を推測する段階を含み、
−第1の変形形態によれば、ステップd)は、d1)前記所定の剛性に必要な寸法を有するひげぜんまい得るために、ステップa)で形成したひげぜんまいをレーザー機械加工する段階を含み、
−第2の変形形態によれば、ステップd)は、d1)前記厚さの除去すべきシリコンベース材料を二酸化シリコンに変換し、それにより酸化ひげぜんまいを形成するために、ステップa)で形成したひげぜんまいを酸化する段階;及びd2)前記所定の剛性に必要な寸法でひげぜんまいを得るために、酸化ひげぜんまいから酸化物を除去する段階を含み、
−第3の変形形態によれば、ステップd)は、d3)前記所定の剛性に必要な寸法でひげぜんまい得るために、ステップa)で形成したひげぜんまいを化学エッチングする段階を含み、
−ステップd)の後、方法は、寸法の質を更に改良するために、少なくとももう一度ステップb)、c)及びd)を実施し、
−ステップd)の後、方法は、e)所定の剛性をもつ前記ひげぜんまいの少なくとも一部の上に、ひげぜんまいの剛性を修正して熱変動にあまり反応しないひげぜんまいを形成する一部分を形成するステップも含み、
−第1の変形形態によれば、ステップe)は、e1)所定の剛性をもつ前記ひげぜんまいの外表面の一部の上に層を堆積させる段階を含み、
−第2の変形形態では、ステップe)は、e2)所定の剛性をもつ前記ひげぜんまいの外表面の一部に対し所定の深さまで構造を修正する段階を含み、
−第3の変形形態によれば、ステップe)は、e3)所定の剛性をもつ前記ひげぜんまいの外表面の一部に対し所定の深さまで組成を修正する段階を含み、
−ステップd)では、前記厚さの材料は、所定の剛性をもつ前記ひげぜんまいがばねの同心展開の欠如による比率差をもたらすように除去し、この比率は、ステップa)で形成したひげぜんまいがもたらす比率の対応する差と等しい、又は対応する差から最大±20%及び/若しくは最大±5秒/日だけ異なり、前記比率差はそれぞれ、150°の振動振幅、対330°の振動振幅で測定し、
−ステップd)では、前記厚さの材料は、ステップa)で形成したひげぜんまいの第1の個別領域から除去し、ひげぜんまいに沿って第1の個別領域とは交互である第2の個別領域からは除去せず、
−第1の個別領域は、実質的に同じ拡張角度を有し、
−第1の個別領域は、ステップa)で形成した前記ひげぜんまい全体に沿って実質的に規則的に配置し、
−第2の個別領域は、実質的に同じ拡張角度を有し、
−第2の個別領域は、第1の個別領域と実質的に同じ拡張角度を有し、
−第1の個別領域はそれぞれ、約140°未満の拡張角度を有する、又は約240°から約360°の間から構成し、
−ステップd)では、前記厚さの材料は、ステップa)で形成したひげぜんまいの厚さ、高さ又は厚さから除去する。
他の特徴及び利点は、添付の図面を参照しながら非限定的な説明として示す以下の説明から明らかになるであろう。
本発明による組み立てた共振器の斜視図である。 本発明によるひげぜんまいの例示的な形状の図である。 本発明による方法の異なるステップにおけるひげぜんまいの断面図である。 本発明による方法の異なるステップにおけるひげぜんまいの断面図である。 本発明による方法の異なるステップにおけるひげぜんまいの断面図である。 本発明による方法のステップの斜視図である。 本発明による方法の図である。 材料が非均一に分散した本発明によるひげぜんまいの図である。 材料が非均一に分散した本発明によるひげぜんまいの図である。 図8及び図9に示すひげぜんまいの一方又は他方の2つの個別領域の断面図である。 それぞれ5つの異なるひげぜんまいにより得た5つの等時性曲線のグラフである。 5つの上記等時性曲線のうち4つの拡大グラフである。 ひげぜんまいに材料が非均一に分散することによって変わるひげぜんまいの相対的な比率差のグラフである。
図1に示すように、本発明は、てんぷ3−ひげぜんまい5を有する種類の共振器1に関する。てんぷ3及びひげぜんまい5は、好ましくは同じ天真7上に組み付ける。この共振器1において、てんぷ3の慣性モーメントIは、式:
I=mr2 (1)
に応じ、式中、mはてんぷ3の質量を表し、rは回転半径を表し、慣性モーメントIは、てんぷの膨張係数αbにより温度にも依存する。
更に、一定断面をもつひげぜんまい5の剛性Cは、式:
Figure 0006343653
に応じ、式中、Eは、使用する材料のヤング率であり、hは材料の高さであり、eは材料の厚さであり、Lは材料の展開長さである。
更に、一定断面をもつひげぜんまい5の剛性Cは、式:
Figure 0006343653
に応じ、式中、Eは、使用する材料のヤング率であり、hは高さであり、eは厚さであり、Lは展開長さであり、lは、ひげぜんまいに沿った曲線横軸である。
更に、厚さは変動するが一定断面をもつひげぜんまい5の剛性Cは、式:
Figure 0006343653
に応じ、式中、Eは、使用する材料のヤング率であり、hは高さであり、eは厚さであり、Lは展開長さであり、lは、ひげぜんまいに沿った曲線横軸である。
最後に、ひげぜんまい付きてんぷ共振器1の弾性定数Cは、式:
Figure 0006343653
に応じる。
本発明によれば、共振器は、温度に対する振動数の変動が実質的にゼロであることが望ましい。ひげぜんまい付きてんぷ共振器の温度Tに対する振動数変動fは、実質的に以下の式:
Figure 0006343653
に従い、式中、
Figure 0006343653
は、相対的な振動数の変動であり、
−ΔTは温度変動であり、
Figure 0006343653
は、温度に対する相対的なヤング率の変動、即ち、ひげぜんまいの熱弾性係数(TEC、thermoelastic coefficient)であり、
−αsは、ppm.℃-1で表される、ひげぜんまいの膨張係数であり、
−αbは、ppm.℃-1で表される、てんぷの膨張係数である。
時間又は振動数の基礎を目的とするあらゆる共振器の振動は、維持しなければならないために述べるのだが、スイス・レバー脱進機(図示せず)等の維持システムは、例えば、天真7上に同様に組み付けられるローラ11の推進ピン9と協働するものであり、この維持システムが熱依存の一因となることがある。
したがって、共振器1の振動数fが温度変動にほぼ反応しないようにひげぜんまい5とてんぷ3とを結合することが可能であることは、式(1)〜(6)から明らかである。
本発明は、より詳細には、共振器1に関し、ひげぜんまい5は、共振器1全体、即ち全ての部品、特にてんぷ3、の温度補償のために使用される。そのようなひげぜんまい5は、一般に補償ひげぜんまいと呼ばれる。これは、本発明が、ひげぜんまいの非常に高い寸法精度を保証し、付随的に、前記ひげぜんまいのより正確な剛性を保証することができる方法に関するためである。
本発明によれば、補償ひげぜんまい5、15は、可能性としては熱補償層で被覆した材料から形成し、所定の慣性を有するてんぷ3と協働することを意図する。しかし、計時器の販売前又は販売後の調節パラメータを供給することができる移動可能な慣性ブロックを有するてんぷの使用を妨げるものはない。
ひげぜんまい5、15の製作で例えばシリコン、ガラス又はセラミック製の材料を利用すると、既存のエッチング法による正確さ、並びに良好な機械及び化学特性を有する一方で、磁界にほぼ反応しないという利点をもたらす。しかし、ひげぜんまい5、15は、補償ひげぜんまいを形成できるようにするために、被覆又は表面修飾しなければならない。
好ましくは、補償ひげぜんまいに使用するシリコンベース材料は、結晶方位とは無関係の単結晶シリコン、結晶方位とは無関係のドープ単結晶シリコン、結晶方位とは無関係の非晶質シリコン、多孔質シリコン、多結晶シリコン、窒化シリコン、炭化シリコン、石英、又は酸化シリコンとすることができる。当然、ガラス、セラミックス、セメント、金属又は金属合金等、他の材料を想定することができる。簡略化する目的で、以下の説明は、シリコンベースの材料に関する。
各材料の種類は、上記で説明したように、基材を熱補償する層により表面修飾又は被覆することができる。
深掘り反応性イオン・エッチング(DRIE)により、シリコンベース・ウエハ内でひげぜんまいをエッチングするステップは、最も正確であるが、それにもかかわらず、エッチングの間又は2つの連続するエッチングの間に生じる現象が、形状変動を生じさせることがある。
当然、レーザー・エッチング、集束イオン・ビーム(FIB)、めっき成長、化学蒸着又は化学エッチングによる成長等、他の製作種類を実施することができるが、これらは、それほど精度が高くないため、本方法がより一層有意義であると思われる。
したがって、本発明は、ひげぜんまい5cを製作する方法31に関する。本発明によれば、方法31は、図8に示すように、少なくとも1つのひげぜんまい5aの形成を目的とする第1のステップ33を含み、ひげぜんまい5aは、例えばシリコン製であり、所定の剛性Cをもつ前記ひげぜんまい5cを得るのに必要な寸法Dbよりも大きい寸法Daにある。図3からわかるように、ひげぜんまい5aの断面は、高さH1及び厚さE1を有する。
好ましくは、ひげぜんまい5aの寸法Daは、所定の剛性Cをもつ前記ひげぜんまい5cを得るのに必要なひげぜんまい5cの寸法Dbよりも実質的に1%から20%の間大きい。
好ましくは、本発明によれば、ステップ33は、図6に示すように、シリコンベース材料ウエハ50内での深掘り反応性イオン・エッチングにより達成される。図示しないが、対向する面F1、F2は、波形になっている。というのは、ボッシュ深掘り反応性イオン・エッチングは、エッチング及び不活性化の連続ステップにより構成される、波形のエッチングをもたらすためである。
当然、方法は、特定のステップ33に限定されない。例として、ステップ33は、例えばシリコンベース材料ウエハ50内での化学エッチングにより得ることもできる。更に、ステップ33は、1つ又は複数のひげぜんまいを形成することを意味し、即ち、ステップ33は、1つの材料ウエハ内で、個別のばらのひげぜんまいを形成する、又は代替的に、複数のひげぜんまいを形成することができる。
したがって、ステップ33では、いくつかのひげぜんまい5aを同じウエハ23内に寸法Da、H1、E1で形成することができ、寸法Da、H1、E1は、所定の剛性Cをもついくつかのひげぜんまい5c、又はいくつかの所定の剛性Cをもついくつかのひげぜんまい5cを得るのに必要な寸法Db、H3、E3よりも大きい。
ステップ33は、所定の剛性Cをもつひげぜんまい5cを得るのに必要な寸法Db、H3、E3よりも大きい寸法Da、H1、E1で、単一材料を使用して作製するひげぜんまい5aを形成することに限定するものでもない。したがって、ステップ33は、所定の剛性Cをもつひげぜんまい5cを得るのに必要な寸法Db、H3、E3よりも大きい寸法Da、H1、E1で、複合材料から作製した、即ちいくつかの個別の材料を備えるひげぜんまい5aを形成することもできる。
方法31は、ひげぜんまい5aの剛性の決定を目的とする第2のステップ35を含む。このステップ35は、ウエハ50に取り付けたままのひげぜんまい5a、又はウエハ23から前もって取り外したひげぜんまい5a、又はウエハ50に取り付けたままのひげぜんまいの全て若しくは1つのサンプル、又はウエハ50から前もって取り外したひげぜんまいの1つのサンプル、に対し直接実施することができる。
好ましくは、本発明によれば、ひげぜんまい5aをウエハ50から取り外したか否かに関わらず、ステップ35は、ひげぜんまい5a、及びひげぜんまい5aに結合させた所定の慣性Iを有するてんぷを備える組立体の振動数fを測定することを目的とする第1の段階を含み、次に、第2の段階において、関係式(5)を使用して、第1の段階からひげぜんまい5aの剛性Cを推測する。
この測定段階は、具体的には、動的なものであり、本出願内に参照により組み込まれる欧州特許第2423764号の教示に従って実施することができる。しかし、代替的に、ひげぜんまい5aの剛性Cを決定するために、欧州特許第2423764号の教示に従って実施する静的な方法を実施することもできる。
当然、上記で説明したように、方法は、ウエハ毎に唯一のひげぜんまいをエッチングすることに限定するものではないため、ステップ35は、代表サンプルの平均剛性、又は同じウエハ上で形成した全てのひげぜんまいの平均剛性の決定から構成してもよい。
有利には、本発明によれば、ひげぜんまい5aの剛性Cの決定に基づき、方法31は、ステップ37を含み、ステップ37は、所定の剛性Cをもつ前記ひげぜんまい5cを得るのに必要な全体寸法Dbを得るために、関係式(2)を使用してひげぜんまい全体から除去すべき材料の厚さを計算すること、即ち、ひげぜんまい5aの表面から除去すべき材料の体積を計算することを目的とする。
方法は、ステップ39に続き、ステップ39は、所定の剛性Cをもつ前記ひげぜんまい5cを得るのに必要な寸法Dbを達成するために、ひげぜんまい5aから余剰材料を除去することを目的とする。したがって、式(2)に従って、コイルの剛性を決定するのは乗積h・e3であることを考えると、形状変動がひげぜんまい5aの厚さ及び/又は高さ及び/又は長さに生じていることは重要ではないことを理解されたい。
本発明によれば、ひげぜんまい5aからの余分な材料の除去は、非均一、即ちひげぜんまい5aに沿って変化するように行う。したがって、例えば、材料は、ひげぜんまい5aから、前記ひげぜんまいの個別領域若しくは区分のみを除去する、又はひげぜんまい全体に沿って一部の領域を他の領域よりも多く除去する、又は一部の領域では厚さE1から除去し、他の領域では高さH1から除去することができる。したがって、所定の剛性Cをもつひげぜんまい5aを得るのに必要な上記の寸法Db、H3、E3は、ひげぜんまい5cの断面の平均寸法である(ひげぜんまいの長さにわたって平均化される)。図4に示すように、これらの寸法Dbは、平均高さH3及び平均厚さE3を有する。平均高さH3は、ひげぜんまい5aの高さH1よりも小さい、及び/又は平均厚さE3は、ひげぜんまい5aの厚さE1よりも小さい。式(2)から明らかであるように、所定の剛性Cを得るために除去すべき材料の厚さは、材料をひげぜんまい5aの断面の厚さE1から除去する場合、高さH1から除去する場合よりもかなり少ない。しかし、厚さE1からの材料の除去は、より多大な機械加工精度を必要とする。
ステップ39において、ひげぜんまい5aに沿って余分な材料を非均一に除去すると、いくつかの利点をもたらす:
i)材料の除去をひげぜんまい全体にわたり実施する必要がないため、ひげぜんまい5cをより迅速であまり費用をかけずに製作できること、
ii)ひげぜんまいの他の領域よりも接近しやすい領域、例えば第1のコイル及び/又は最後のコイル及び/又はより大きなピッチを有するコイル、に材料の除去を制限することが可能であり、隣接するコイルに接触又は悪影響を与えないようにすること、
iii)ステップ39で使用する方法により、より短い長さ、より短時間で材料を除去することで、例えば機械加工デバイスの位置合せ又は機械加工の力のドリフトに関する良好な制御方法を促進することができ、
iv)選択領域内で除去する厚さは、同じ剛性Cを得るためにひげぜんまい5aの全長にわたって除去する必要がある厚さよりも大きいため、所定の剛性Cを得るために、特に厚さE1から材料を除去する場合、機械加工精度をあまり必要とせず、
v)非一定断面をもつひげぜんまい5aの場合、材料の除去は、有利には、断面寸法が最大であるひげぜんまい5aの領域内で実施し、ひげぜんまいの剛性Cの変更の影響を良好に制御することができるか、又は逆に、ひげぜんまい5aの最小剛性領域では、製作時間及び費用を削減することができ、
vi)材料の除去が表面状態を変化させ、それにより機械的強度又は美的外観を劣化させる場合、あまり機械応力を受けない領域若しくは見えない領域内の材料のみを除去するように選択することが可能である。
特定の一実施形態では、ステップ39における材料の除去は、レーザーにより達成する。しかし、材料の除去が望ましくないひげぜんまいの領域を保護するマスクの使用により、化学エッチング又は集束ビーム・イオン・エッチング等の変形形態が可能である。別の変形形態は、シリコンベース材料の場合、マスクを使用して、決定した領域内でひげぜんまい5aを酸化し、除去すべき厚さの材料を二酸化シリコンに変換し、次に酸化物を除去することから構成できる。酸化は、例えば800から1200℃の間の熱の使用により、酸化雰囲気中で、水蒸気又は二酸素ガスを用いて達成することができる。マスクは、窒化物から作製してもよい。シリコン上に形成した酸化物は、例えばフッ化水素酸を含む化学浴により除去することができる。
ステップ39において材料の除去で選択した領域の構成に応じて、ひげぜんまい5cの展開による、ひげぜんまい付きてんぷ共振器の等時性の欠如は、ステップ33で形成したひげぜんまい5aと比較すると変化する又は変化しないことになる。実際は、動作中、前記選択領域の構成に応じて、ひげぜんまい5cの展開は、多かれ少なかれ同心となり、てんぷ枢動部及びひげぜんまいの取付け点上により大きな又はより小さな力を生じさせる。一定断面をもつ従来のひげぜんまいが偏心展開することは公知である。可変断面をもつひげぜんまいは、本ケースによれば、より同心展開することができ等時性を改善させる、それほど同心ではなく展開することができ等時性を悪化させる、又は一定断面をもつひげぜんまいと同じくらい同心展開することができ等時性を維持する。本発明では、ステップ39において、等時性を低下させずに余分な材料をひげぜんまい5aから除去することが可能である一方で、上記で示した利点i)からvi)までの少なくとも一部が得られる。
本発明のこの有利な特徴を示すために、図8及び図9は、ひげぜんまい5c’、5c’’の2つの例を表し、ひげぜんまい5c’、5c’’はそれぞれ、点線で表す第1の個別領域20を備え、ステップ39でこの第1の個別領域20から材料を除去する。これらの第1の個別領域20は、ひげぜんまいに沿って、実線で表す第2の個別領域21と交互であり、この第2の個別領域21からは材料を除去しない。第1の個別領域20では、ひげぜんまいの高さは、例えばレーザー・アブレーションによってH1=120μmからH3’=100μmまで低減してある一方で、第2の個別領域21では、ひげぜんまいの高さは、H1=120μmで変わらないままである(図10を参照)。コイル厚さE1は、ひげぜんまいに沿って変わっていない。これらの例のそれぞれでは、高さH1からH3’までの間のひげぜんまいの平均高さH3は、前記所定の剛性Cを得ることを可能にするものである。好ましくは、図示のように、第1の個別領域20は、ひげぜんまい全体に沿って規則的に分散し、同じ拡張角度αを有し、拡張角度αは、ひげぜんまいの形状中心部から測定し、第2の個別領域21の拡張角度βと同一である。しかし、拡張角度は別様であってもよい。図8及び図9の例では、拡張角度α=βはそれぞれ90°及び360°である。
図11及び図12は、等時性曲線J1からJ5を表し、これらの等時性曲線J1からJ5は、異なるひげぜんまいから得られ、即ち、図8に示すひげぜんまい5c’からの曲線J1、図9に示すひげぜんまい5c’’からの曲線J2、ひげぜんまい5c’及び5c’’とは個別領域20、21がそれぞれ180°にわたり延在するという点で異なるひげぜんまいからの曲線J3、ひげぜんまい5c’及び5c’’とは個別領域20、21がそれぞれ210°にわたり延在するという点で異なるひげぜんまいからの曲線J4、並びにステップ33で得た一定断面をもつひげぜんまい5aの曲線J5、から得られる。各ひげぜんまいに対するこれらの等時性曲線J1からJ5は、ひげぜんまい付きてんぷ共振器の比率の変動を秒/日で表し、この関数として、ひげぜんまい付きてんぷ共振器の振動振幅を度で表す。ここで、ひげぜんまいの偏心展開による比率の変動のみを考慮に入れ、このことは、てんぷ、又は共振器の異なる位置の間の比率差による影響を考慮に入れないことを意味する。
各曲線J1からJ5は、デジタル・シミュレーションにより得られ、これは、固定端としてのひげぜんまいの外側端部23、及び内側端部に自由端として取り付ける(即ち軸受けに組み付けない)天真を考慮し、有限要素法を使用して、てんぷの振動中のひげぜんまいの回転中心25の変位を計算し、次に、振動振幅の関数として変位曲線を内挿し統合することによる。ひげぜんまいの振動振幅の関数として見積もるため、ひげぜんまいの回転中心25の変位に関連する分析式は、例えば書名「Traite de construction horlogere」、M.Vermot、P.Bovay、D.Prongue及びS.Dordor著、Presses polytechniques et universitaires romandes出版、2011年、という著書で提案されている。ひげぜんまいが拡張、収縮する間のコイル間のあらゆる接触は、これらのシミュレーションでは考慮に入れない。というのは、ひげぜんまいのピッチ及び/又は最後のコイルの間隔を単に用いることによって、全てのケースにおいてそのような接触を防止することが可能であるためである。
図11及び図12からわかるように、ひげぜんまい5c’及び5c’’(曲線J1、J2)は、ひげぜんまい5a(曲線J5)と実質的に同じ比率の変動をもたらす。逆に、曲線J3及びJ4に対応するひげぜんまいは、ひげぜんまい5aと比較すると、かなりの偏心展開のために、共振器の等時性を低下させる。同様の結果は、ひげぜんまい5aの高さではなく厚さを変更することによっても得られることになる。
図13は、相対的な差を比率Mで表し、この関数として、各個別領域20、21の拡張角度αを度で表す。「相対的な比率差」とは、パーセンテージで表される以下の振幅を意味する:
Figure 0006343653
式中、Mαは、拡張角度αの個別領域20、21を有する所与のひげぜんまい5cに関する150°での比率と330°での比率との間の差であり、MCは、一定断面をもつ対応するひげぜんまい5aに関する150°での比率と330°での比率との間の差である。この図式から、0°から140°の間、又は240°から360°の間で構成される角度αに関して、ひげぜんまい5cは、共振器の全ての等時性でほとんど、又は全く劣化しないこと、絶対値の比率相対差Mは、20%未満であり、10%又は更には5%未満であり得ることを推測することができる。絶対値の振幅Mα〜MCは、5秒/日未満とすることができる。
方法31は、ステップ39で終了することができる。しかし、ステップ39の後、方法31は、少なくとももう一度ステップ35、37及び39を実施し、ひげぜんまいの寸法の質を更に改良することができる。ステップ35、37及び39のこれらの繰返しは、例えば、ウエハ23に取り付けたままのひげぜんまいの全て若しくは1つのサンプルに対しステップ35、37及び39の第1の繰返しを実施し、次に、第2の繰返しにおいて、ウエハ23から前もって取り外した、第1の繰返しを受けているひげぜんまいの全て若しくは1つのサンプルに対し実施すると、特に有利であり得る。
方法31は、図7に示す、任意選択のステップ41、43及び45を含む工程40の全て又は一部に続くことができる。有利には、本発明によれば、方法31は、このようにステップ41に続くことができ、ステップ41は、ひげぜんまいの少なくとも一部の上に、熱変動にあまり反応しないひげぜんまい5、15を形成する一部分18を形成することを目的とする。
第1の変形形態では、ステップ41は、段階e1から構成することができ、段階e1は、所定の剛性Cをもつ前記ひげぜんまい5cの外表面の一部の上に層を堆積させることを目的とする。
部分22がシリコンベース材料であるケースでは、段階e1は、ひげぜんまい5cを酸化してひげぜんまい5cを二酸化シリコンで被覆し、温度補償ひげぜんまいを形成するようにすることから構成してもよい。この段階e1は、例えば熱酸化によって得ることができる。この熱酸化は、例えば、800から1200℃の間の酸化雰囲気中で、水蒸気又は二酸素ガスを用いて達成し、ひげぜんまい5c上に酸化シリコンを形成することができる。
図5に示す補償ひげぜんまい5、15はこのように得られ、補償ひげぜんまい5、15は、本発明によれば、有利にはシリコン心部及び酸化シリコン被覆部18を備える。したがって、本発明によれば、有利には補償ひげぜんまい5、15は、特に高さH4及び厚さE4に関して非常に高い寸法精度を有し、付随的に、共振器1全体に対し非常に優れた温度補償も有する。
シリコンベースひげぜんまいの場合、全体寸法Dbは、欧州特許第1422436号の教示を使用して求め、上記で説明したように、共振器1の構成部品の全てを製作、即ち補償することを目的とする共振器1に適用することができる。
第2の変形形態では、ステップ41は、段階e2から構成することができ、段階e2は、所定の剛性Cをもつ前記ひげぜんまい5cの外表面の一部に対し所定の深さまで構造を修正することを目的とする。例として、非晶質シリコンを使用する場合、シリコンを所定の深さまで結晶化することができる。
第3の変形形態では、ステップ41は、段階e3から構成することができ、段階e3は、所定の剛性Cをもつ前記ひげぜんまい5cの外表面の一部に対し所定の深さまで組成を修正することを目的とする。例として、単結晶シリコン又は多結晶シリコンを使用する場合、シリコンを格子間原子又は置換原子により所定の深さまでドープ又は拡散させることができる。
したがって本発明によれば、有利には、更なる複雑さを伴わずに、図2に示すようなひげぜんまい5c、5、15を製作することが可能であり、ひげぜんまい5c、5、15は、具体的には、
−単一のエッチングにより得られたものよりも正確な断面(複数可)をもつ1つ又は複数のコイル;
−コイルに沿った厚さ及び/又はピッチの変動;
−一体形のひげ玉17;
−グロスマン曲線型の内側コイル19
−一体形のひげぜんまいひげ持ち取付け部14;
−一体形の外部取付け要素;
−コイルの残りの部分よりも厚い、外側コイル12の部分13
を備える。
最後に、方法31は、ステップ45を含むこともでき、ステップ45は、ステップ41で得られた補償ひげぜんまい5、15、又はステップ39で得られたひげぜんまい5cを、ステップ43で得た所定の慣性を有するてんぷに組み付け、ひげぜんまい付きてんぷ型共振器1を形成することを目的とし、この共振器1は、温度補償型であっても、温度補償型ではなくてもよく、即ち共振器1の振動数fは、温度変動に敏感に反応するか又はあまり反応しない。
当然、本発明は、図示の例に限定するものではなく、当業者に想起される様々な変形形態及び修正形態が可能である。特に、上記で説明したように、てんぷは、設計により既定された慣性を有する場合でさえ、計時器の販売前又は販売後の調節パラメータを供給する移動可能な慣性ブロックを備えることができる。
更に、ステップ39と41との間、又はステップ39とステップ45との間に更なるステップを設け、例えば硬化層又は発光層等の機能層又は外観層を堆積させることができる。
また、方法31がステップ39の後にステップ35、37及び39のうち1つ又は複数の繰返しを実施する際、ステップ35を意図的に実施しないことを想定することが可能である。
1 共振器
3 てんぷ
5 ひげぜんまい
5c ひげぜんまい
7 天真
9 推進ピン
11 ローラ
15 ひげぜんまい
23 ウエハ

Claims (30)

  1. 所定の厚さ(C)をもつひげぜんまい(5c)を製作する方法(31)であって、
    a)所定の剛性(C)をもつ前記ひげぜんまい(5c)を得るのに必要な寸法(Db、H3、E3)よりも大きい寸法(Da、H1、E1)でひげぜんまい(5a)を形成するステップ(33);
    b)所定の慣性を有するてんぷと結合させた前記ひげぜんまい(5a)の振動数(f)を測定することによって、前記ステップa)で形成した前記ひげぜんまい(5a)の剛性(C)を決定するステップ(35);
    c)所定の剛性(C)をもつ前記ひげぜんまい(5c)を得るのに必要な寸法(Db、H3、E3)を得るために、前記ステップb)で決定した前記ひげぜんまい(5a)の剛性(C)の決定に基づき、除去すべき材料の厚さを計算するステップ(37);
    d)前記所定の剛性(C)に必要な寸法(Db、H3、E3)を有する前記ひげぜんまい(5c)を得るために、前記ステップa)で形成した前記ひげぜんまい(5a)から前記厚さの材料を除去するステップ(39)
    を含み、前記材料の厚さは、前記ひげぜんまいに沿って非均一に除去する、方法(31)。
  2. 前記ステップa)では、前記ステップa)で形成する前記ひげぜんまい(5a)の寸法(Db、H1、E1)は、前記所定の剛性(C)をもつ前記ひげぜんまい(5c、5c’、5c’’)を得るのに必要な寸法(Db、H3、E3)よりも1%から20%の間大きいことを特徴とする、請求項1に記載の製作方法(31)。
  3. 前記ステップa)は、深掘り反応性イオン・エッチングにより達成することを特徴とする、請求項1又は2に記載の製作方法(31)。
  4. 前記ステップa)は、化学エッチングにより達成することを特徴とする、請求項1又は2に記載の製作方法(31)。
  5. 前記ステップa)では、いくつかの前記ひげぜんまい(5a)は、所定の剛性(C)のいくつかのひげぜんまい(5c、5c’、5c’’)又はいくつかの所定の剛性(C)のいくつかのひげぜんまい(5c、5c’、5c’’)を得るのに必要な寸法(Db、H3、E3)よりも大きい寸法(Da、H1、E1)で同じウエハ(50)内に形成することを特徴とする、請求項1から4のうちいずれか一項に記載の製作方法(31)。
  6. 前記ステップa)で形成する前記ひげぜんまい(5a)は、シリコンベースであることを特徴とする、請求項1から5のうちいずれか一項に記載の製作方法(31)。
  7. 前記ステップa)で形成する前記ひげぜんまい(5a)は、ガラスベースであることを特徴とする、請求項1から5のうちいずれか一項に記載の製作方法(31)。
  8. 前記ステップa)で形成する前記ひげぜんまい(5a)は、セラミックベースであることを特徴とする、請求項1から5のうちいずれか一項に記載の製作方法(31)。
  9. 前 記ステップa)で形成する前記ひげぜんまい(5a)は、金属ベースであることを特徴とする、請求項1から5のうちいずれか一項に記載の製作方法(31)。
  10. 前記ステップa)で形成する前記ひげぜんまい(5a)は、金属合金ベースであることを特徴とする、請求項1から5のうちいずれか一項に記載の製作方法(31)。
  11. 前記ステップb)は、
    b1)前記ステップa)で形成した前記ひげぜんまい(5a)、及び前記ひげぜんまい(5a)に結合させた、所定の慣性を有するてんぷを備える組立体の振動数(f)を測定する段階;
    b2)前記測定した振動数(f)から、前記ステップa)で形成した前記ひげぜんまい(5a)の剛性(C)を推測する段階
    を含むことを特徴とする、請求項1から10のうちいずれか一項に記載の製作方法(31)。
  12. 前記ステップb)は、
    d1)前記所定の剛性(C)に必要な寸法(Db、H3、E3)を有する前記ひげぜんまい(5c、5c’、5c’’)を得るために、前記ステップa)で形成した前記ひげぜんまい(5a)をレーザー機械加工する段階
    を含むことを特徴とする、請求項1から11のうちいずれか一項に記載の製作方法(31)。
  13. 前記ステップd)は、
    d2)前記厚さの除去すべきシリコン材料を二酸化シリコンに変換し、それにより酸化ひげぜんまい(5b)を形成するために、前記ステップa)で形成した前記ひげぜんまい(5a)を酸化する段階;
    d3)前記所定の剛性(C)に必要な寸法(Db、H3、E3)を有する前記ひげぜんまい(5c、5c’、5c’’)を得るために、前記酸化ひげぜんまい(5b)から前記酸化物を除去する段階
    を含むことを特徴とする、請求項6に記載の製作方法(31)。
  14. 前記ステップd)は、
    d4)前記所定の剛性(C)に必要な寸法(Db、H3、E3)を有する前記ひげぜんまい(5c、5c’、5c’’)を得るために、前記ステップa)で形成した前記ひげぜんまい(5a)を化学エッチングする段階
    を含むことを特徴とする、請求項1から11のうちいずれか一項に記載の製作方法(31)。
  15. 前記ステップd)の後、前記方法は、寸法の質を更に改良するために、少なくとももう一度ステップb)、c)及びd)を実施することを特徴とする、請求項1から14のうちいずれか一項に記載の製作方法(31)。
  16. 前記ステップd)の後、前記方法は、
    e)所定の剛性(C)をもつ前記ひげぜんまい(5c、5c’、5c’’)の少なくとも一部の上に、前記ひげぜんまい(5c、5c’、5c’’)の剛性を修正して熱変動にあまり反応しないひげぜんまい(5、15)を形成する一部分を形成するステップ
    も含むことを特徴とする、請求項1から15のうちいずれか一項に記載の製作方法(31)。
  17. 前記ステップe)は、
    e1)所定の剛性(C)をもつ前記ひげぜんまい(5c、5c’、5c’’)の外表面の一部の上に層を堆積させる段階
    を含むことを特徴とする、請求項16に記載の製作方法(31)。
  18. 前記ステップe)は、
    e2)所定の剛性(C)をもつ前記ひげぜんまい(5c、5c’、5c’’)の外表面の一部に対し所定の深さまで構造を修正する段階
    を含むことを特徴とする、請求項16に記載の製作方法(31)。
  19. 前記ステップe)は、
    e3)所定の剛性(C)をもつ前記ひげぜんまい(5c、5c’、5c’’)の外表面の一部に対し所定の深さまで組成を修正する段階
    を含むことを特徴とする、請求項16に記載の製作方法(31)。
  20. 所定の剛性(C)をもつ前記ひげぜんまいの等時性曲線における比率(秒/日)差が、前記ステップa)で形成した前記ひげぜんまいの等時性曲線における比率(秒/日)差と等しいか、またはその比率の差が最大±20%だけ異なり、その差は、それぞれ150°の振動振幅と、330°の振動振幅で測定することを特徴とする、請求項1から19のうちいずれか一項に記載の製作方法(31)。
  21. 所定の剛性(C)をもつ前記ひげぜんまいの等時性曲線における比率(秒/日)差が、前記ステップa)で形成した前記ひげぜんまいの等時性曲線における比率(秒/日)差と等しいか、またはその比率の差が最大±5秒/日だけ異なり、その差は、それぞれ150°の振動振幅と、330°の振動振幅で測定することを特徴とする、請求項1から19のうちいずれか一項に記載の製作方法(31)。
  22. 前記ステップd)では、前記厚さの材料は、前記ステップa)で形成した前記ひげぜんまい(5a)の第1の個別領域(20)から除去し、前記ひげぜんまい(5a)に沿って前記第1の個別領域(20)とは交互である第2の個別領域(21)からは除去しないことを特徴とする、請求項1から21のうちいずれか一項に記載の製作方法(31)。
  23. 前記第1の個別領域(20)は、実質的に同じ拡張角度(α)を有することを特徴とする、請求項22に記載の製作方法(31)。
  24. 前記第1の個別領域(20)は、前記ステップa)で形成した前記ひげぜんまい(5a)全体に沿って実質的に規則的に配置することを特徴とする、請求項22又は23に記載の製作方法(31)。
  25. 前記第2の個別領域(21)は、実質的に同じ拡張角度(β)を有することを特徴とする、請求項22から24のうちいずれか一項に記載の製作方法(31)。
  26. 前記第2の個別領域(21)は、前記第1の個別領域(20)と実質的に同じ拡張角度を有することを特徴とする、請求項25に記載の製作方法(31)。
  27. 前記第1の個別領域(20)はそれぞれ、約140°未満の拡張角度を有する、又は約240°から約360°の間から構成することを特徴とする、請求項22から26のうちいずれか一項に記載の製作方法(31)。
  28. 前記ステップd)では、前記厚さの材料は、前記ステップa)で形成した前記ひげぜんまい(5a)の厚さ(E1)から除去することを特徴とする、請求項1から27のうちいずれか一項に記載の製作方法(31)。
  29. 前記ステップd)では、前記厚さの材料は、前記ステップa)で形成した前記ひげぜんまい(5a)の高さ(H1)から除去することを特徴とする、請求項1から27のうちいずれか一項に記載の製作方法(31)。
  30. 前記ステップd)では、前記厚さの材料は、前記ステップa)で形成した前記ひげぜんまい(5a)の厚さ(E1)及び高さ(H1)から除去することを特徴とする、請求項1から27のうちいずれか一項に記載の製作方法(31)。
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