JP6342749B2 - 発破工法 - Google Patents

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Description

本発明はトンネル掘削を行なう発破工法に関する。
トンネルを発破工法で掘削するに際しては、切羽面に穿孔した複数の装薬孔(発破孔)に雷管を取り付けた爆薬を挿入し、雷管を起爆することで爆薬を爆破して切羽面を掘削する(特許文献1参照)。
この場合、民家や重要構造物近隣では発破、すなわち切羽面の爆破により発生する振動を極力抑制することが必要となるため、爆薬の破壊力を制御して発破を行なう制御発破が採用される。
発破時に発生する発破振動の予想式は以下の式(1)で示される。
V=K×W×D……(1)
V:変位速度(cm/s)
K:発破条件や岩盤特性によって変化する定数
W:段当たりの薬量(kg)
D:発破場所からの距離(m)
m:定数、n:定数
なお、「段当たり」とは、1回の同時の爆破当たりを意味する。
上記式(1)の定数m、nとして一般的な数値を代入した場合、以下の式(2)となる。
V=K×W0.75×D−2……(2)
ここで、定数Kは以下のような範囲とされる。
トンネル発破の心抜き:K=450〜900
トンネル発破の払い:K=200〜500
トンネル発破の踏まえ:K=300〜700
式(2)から、Kの値、発破位置と観測位置との隔離距離が一定であれば、発破振動の変位速度Vは段当たりの装薬量Wに依存することになり、制御発破は段当たりの装薬量を低減することによって行なうことが一般的である。
制御発破としては、以下のものが例示される。
1)複数の装薬孔に装填した雷管付きの爆薬の起爆を複数の雷管毎に行なうもの
2)1孔1段と呼ばれ複数の装薬孔に装填した雷管付きの爆薬の起爆を1つの装薬孔毎に行なうもの(すなわち同時に2つ以上の装薬孔での爆破を行わない)。
なお、発破の段数を例示すると、通常の70〜80mの断面のトンネルでは、通常の発破(DS雷管のみ使用)で8〜10段、MS雷管、DS雷管を使用した制御発破で25〜30段程度、1孔1段となると100〜140段程度となる。
図10は、DS雷管、MS雷管の基準秒時を示すものである。基準秒時とは、発破器から電気エネルギーが供給され雷管が通電されてから起爆するまでの遅延時間であり、各遅延時間に対応して段数が対応付けられている。
図10に示すように、段数は、DS雷管で20段、MS雷管で20段となっており、DS雷管のみでは最大20段の爆破が可能であり、DS雷管とMS雷管とを組み合わせると、最大38段の爆破が可能となる。
トンネルの心抜きおよび払いの発破における段当たりの装薬量に基づいて前記の式(2)で計算すると、普通発破(DS雷管のみ使用)と比較してMS雷管、DS雷管を用いた制御発破では、発破振動が1/3〜1/8程度抑制され、1孔1段の制御発破では発破振動が1/6〜1/20程度抑制される。
したがって、1孔1段発破を行なうことが発破振動を抑制する上で最も有利となる。
ところで、1孔1段発破による発破工法としては、以下に示すように、電子雷管を使用するものと、導火管付き雷管を使用するものとに分けられる。
1)電子雷管
電子雷管としては以下の2種類のものが提供されている。
1−1)工場出荷時に予め遅延時間(基準秒時)の秒時設定がなされているもの。
1−2)発破を行なう現場で各電子雷管毎に個別に遅延時間(基準秒時)の秒時設定を行なうもの。
2)導火管付き雷管
導火管付き雷管は、それ自体で燃焼することはできず、必ず導火管付き雷管を着火するための着火用雷管(電気雷管あるいは電子雷管)が必要となり、着火用雷管により導火管に着火する。
また、全ての導火管付き雷管に導火した後に爆破が開始する必要がある。これは、全ての導火管付き雷管に着火する前に爆破が始まると、導火管を破損して導火せず、不発となってしまうためである。
このため、導火管付き雷管は、必ず結線用の導火管付き雷管(バンチコネクターという)との併用となる。このバンチコネクターにも遅延時間(基準秒時)が設定されており、起爆時間は、0ms(瞬発)と25msの組み合わせが主として使用される。
したがって、導火管付き雷管を用いる場合は、着火用雷管と、該着火用雷管によって着火され互いに直列に接続された複数の結線用雷管と、各結線用雷管によって着火される複数の導火管付き雷管とを組み合わせることになる。
そして、着火用雷管を介して各結線用雷管が着火され、各結線用雷管から全ての導火管付き雷管に着火がなされたのち、導火管付き雷管による1孔1段の発破が開始されるように、各結線用雷管の遅延時間(基準秒時)、各導火管付き雷管の遅延時間(基準秒時)が予め設定されている必要がある。
特開2013−238368号公報
しかしながら、上述した電子雷管は、一般的な電気雷管と比較すると10倍程度の価格であり、電子雷管を切羽面の全域に配置すると、多大なコストを要する不利がある。
一方、上述した導火管付き雷管(結線用雷管を含む)は、一般的な電気雷管と比較して2倍程度の価格に留まるものの、切羽面の全ての装薬孔の全てに導火管付き雷管を装薬しようとすると以下の問題がある。
すなわち、各導火管付き雷管には、個別に異なる遅延時間が設定されている。
したがって、複数の導火管付き雷管を間違えることなく結線用雷管に接続すると共に、複数の導火管付き雷管を起爆順が予め定められた装薬孔に間違えることなく装薬する必要がある。
そのため、それら結線用雷管および導火管付き雷管を切羽面の全域に配置する作業には多大な手間を要し、発破作業の効率化を図る上で改善の余地がある。
本発明はこのような事情に鑑みなされたものであり、その目的は、コストの抑制を図りつつ発破作業の効率化を図る上で有利な発破工法を提供することにある。
上述の目的を達成するため、請求項1記載の発明は、トンネル掘削を行なう発破工法であって、切羽面のうち中央に位置する心抜き部と、前記心抜き部の周囲に帯状に延在する複数の分割払い部とを設定する工程と、前記心抜き部に、互いに異なる時刻で起爆するように遅延時間が設定された複数の電子雷管を爆薬と共に配置する工程と、前記複数の分割払い部のそれぞれに、予め定められた遅延時間で起爆する着火用雷管と、前記着火用雷管によって着火されることで予め定められた遅延時間で起爆する結線用雷管とを配置すると共に、前記結線用雷管により着火されることで予め定められた互いに異なる遅延時間後に起爆する複数の導火管付き雷管を爆薬と共に配置する工程と、発破器により前記複数の電子雷管および前記複数の着火用雷管を起爆させる工程と、前記複数の電子雷管の起爆により前記心抜き部の発破を1孔1段で行なう工程と、前記各着火用雷管の起爆により前記結線用雷管を着火して起爆させ、これにより前記複数の導火管付き雷管を着火してこれら複数の導火管付き雷管を起爆させて前記各分割払い部の発破を1孔1段で行なう工程とを含み、前記複数の導火管付き雷管の全てに対する着火が完了したのち、前記複数の電子雷管の起爆が開始され、かつ、前記心抜き部の発破が終了したのち前記各分割払い部の発破が開始され、かつ、前記複数の導火管付き雷管の全てが互いに異なる時刻に起爆するという条件が満たされるように、前記複数の電子雷管の遅延時間と、前記複数の着火用雷管の遅延時間と、前記複数の結線用雷管の遅延時間と、前記複数の導火管付き雷管の遅延時間とが設定されていることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、前記複数の電子雷管は、前記切羽面の中央部から外周縁に次第に近づく方向に順番に起爆するように配置されていることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、前記複数の導火管付き雷管は、前記切羽面の外周縁に沿ってかつ前記切羽面の中央部から前記外周縁に次第に近づく方向に順番に起爆するように配置されていることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、前記複数の電子雷管は、それら電子雷管を前記心抜き部に順番に配置する毎に異なる値の前記遅延時間を設定可能に構成されたものであることを特徴とする。
請求項5記載の発明は、前記結線用雷管は、着火されることで遅延時間無しで起爆するものであることを特徴とする。
請求項6記載の発明は、前記結線用雷管は、導火管付き雷管で構成されていることを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、切羽面を、心抜き部と複数の分割払い部とに設定し、心抜き部は遅延時間の秒時設定を現場で設定する電子雷管を用いて1孔1段発破を行い、複数の分割払い部は導火管付き雷管を用いて1孔1段発破を行なうようにした。
そのため、心抜き部においては、装薬孔と電子雷管の遅延時間との組み合わせが複雑となるものの、遅延時間の秒時設定を現場で設定する電子雷管を用いて装薬を行なうため、装薬作業を効率的に行なう上で有利となる。また、複数の分割払い部のそれぞれにおいては、装薬孔と導火管付き雷管の遅延時間との組み合わせが単純なものとなるため、予め遅延時間が設定された導火管付き雷管を用いても装薬作業を効率的に行なうことができ、安価な導火管付き雷管を用いるため、コストを抑制する上で有利となる。
したがって、切羽面の発破による騒音・低周波音を抑制する1孔1段発破を確実に行なうと共に、コストの抑制を図りつつ発破作業の効率化を図る上で有利となる。
請求項2記載の発明によれば、心抜き部の掘削を確実に行なう上で有利となる。
請求項3記載の発明によれば、複数の導火管付き雷管に予め設定された遅延時間の昇順に沿って切羽面の中央部から外周縁に向かう順番で、あるいは、複数の導火管付き雷管に設定された遅延時間の降順に沿って切羽面の外周縁から中央部に向かう順番で、雷管の装薬作業を行なえば良いため、複数の導火管付き雷管の装薬作業の効率化を図る上で有利となる。
請求項4記載の発明によれば、電子雷管の遅延時間を考慮して装薬作業を行なう必要がなく、複数の電子雷管の装薬作業の効率化を図る上で有利となる。
請求項5記載の発明によれば、結線用雷管を単一の種類で構成でき、結線用雷管の管理および装薬作業の効率化を図る上で有利となる。
請求項6記載の発明によれば、結線用雷管を導火管付き雷管で構成するため、各分割払い部に配置する複数の導火管付き雷管への着火を確実に行なう上で有利となる。
実施の形態の発破工法で掘削するトンネルの切羽面の正面図である。 図1におけるAA線断面図である。 第1の分割払い部における複数の導火管付き雷管の配置状態を示す図である。 実施の形態における発破工法で使用される発破システムの構成を示す説明図である。 実施の形態における心抜き部に装薬された各電子雷管の遅延時間、各分割払い部に装薬された結線用雷管の遅延時間、各分割払い部に装薬された導火管付き雷管の遅延時間を示す図である。 実施の形態における心抜き部に装薬された各電子雷管の着火から起爆までの時間経過を示す模式図である。 (A)〜(E)は実施の形態における各分割払い部に装薬された各電子雷管の着火から起爆までの時間経過を示す模式図である。 導火管付き雷管の遅延時間の基準秒時を示す図である。 本実施の形態における発破工法を示すフローチャートである。 DS雷管、MS雷管の遅延時間の基準秒時を示す図である。
以下、本発明の実施の形態に係る発破工法について図面を参照して説明する。
まず、図4を参照して、本実施の形態の発破工法を実現するための発破システムの構成を示す。
発破システム10は、発破器12と、後述する心抜き部4(図1参照)に設定される複数の電子雷管14(14−1〜14−35)と、後述する第1〜第5の分割払い部6A〜6E(図1参照)のそれぞれに設置される着火用雷管16(16A〜16E)、結線用雷管18(18A〜18E)、複数の導火管付き雷管20(20A−1〜20A−15、20B−1〜20B−15、20C−1〜20C−16、20D−1〜20D−15、20E−1〜20E−15)とを含んで構成されている。
発破器12は、電子雷管14および着火用雷管16に電気エネルギーを供給して着火させるためのものであり、発破器12と複数の電子雷管14とは、各電子雷管14に電気エネルギーを供給する導電線を介して接続され、発破器12と各着火用雷管16とは、各着火用雷管16に電気エネルギーを供給する導電線を介して接続される。
電子雷管14は、遅延時間の秒時設定を発破の現場で設定するものが用いられる。
この電子雷管14は、発破器12により遅延時間が任意に設定可能に構成されている。
また、各電子雷管14の導電線には、出荷時に個々の電子雷管14を識別するための識別データを示すバーコードが記載されたタグが付けられている。
発破現場では、電子雷管14を設けた爆薬を装薬孔に装薬(装填)したのち、爆破順にスキャナーでこのバーコードを読み込む。
さらに、発破器12と各電子雷管14とを導電線を介して電気的に接続する。
そして、発破器12は、スキャナーで読み込まれたバーコードに基づいて導電線を介して各電子雷管14に対して、遅延時間の秒時設定を行なう。本実施の形態では、各電子雷管14の遅延時間の秒時差を50msとしている。
図1、図2に示すように、本実施の形態では、心抜き部4に35個の装薬孔8が形成され、第1〜第5の分割払い部6A〜6Eにはそれぞれ15個の装薬孔8が形成されている。したがって、心抜き部4には、35個の電子雷管14が用いられる。
心抜き部4は楕円状を呈しているため、複数の電子雷管14が切羽面2の中央部から外周縁に次第に近づく方向に順番に起爆するように配置する場合、装薬孔8と電子雷管14の遅延時間との組み合わせは複雑なものとなる。
しかしながら、上述したように、電子雷管14を装薬孔8に装薬すると同時に遅延時間を電子雷管14に設定できるため、遅延時間が異なる電子雷管14を目視で選別して対応する装薬孔8に装薬する場合に比較して装薬作業が確実に簡単に行なえ、作業効率を高める上で有利なものとなる。
図4に示すように、各着火用雷管16は、第1〜第5の分割払い部6A〜6Eのそれぞれに1つずつ配置されている。
着火用雷管16は、遅延時間が予め設定された電気雷管、あるいは、遅延時間が予め設定された電子雷管、あるいは、上述のようにその場で遅延時間が設定される電子雷管の何れを用いても良い。
各着火用雷管16に設定される遅延時間は、互いに異なっており、本実施の形態では、第1〜第5の分割払い部6A〜6Eの着火用雷管16の遅延時間は、0ms、50ms、100ms、150ms、200msとなっている。
各結線用雷管18は、第1〜第5の分割払い部6A〜6Eのそれぞれに1つずつ配置されている。
各結線用雷管18は、導火管付き雷管20で構成され、着火用雷管16に導火管を介して接続されている。結線用雷管18は着火用雷管16が起爆することで着火され予め設定された遅延時間後に起爆する。
導火管付き雷管20は、導火管(チューブ)を介して伝達された爆発の衝撃波により着火され予め設定された遅延時間後に起爆する。
本実施の形態では、結線用雷管18の遅延時間は0msとしている。言い換えると、各結線用雷管18は遅延時間無しで起爆する。
各導火管付き雷管20は、第1〜第5の分割払い部6A〜6Eに設けられた複数の装薬孔8のそれぞれに配置されている。
本実施の形態では、導火管付き雷管20は、1つの分割払い部に15個配置され、したがって、第1〜第5の分割払い部6A〜6Eに合計75個の導火管付き雷管20が配置されている。
また、各分割払い部6A〜6Eに配置された15個の導火管付き雷管20は、各分割払い部6A〜6Eに配置された1つの結線用雷管18に接続されている。
また、各分割払い部6A〜6Eにそれぞれ配置される15個の導火管付き雷管20に設定される遅延時間は、互いに異なっており、本実施の形態では、15個の導火管付き雷管20の遅延時間の秒時差は500msとしている。
また、第1〜第5の分割払い部6A〜6Eは、心抜き部4の周囲に帯状に延在しているため、複数の着火用雷管16が切羽面2の中央部から外周縁に次第に近づく方向に順番に起爆するように配置する場合、装薬孔8と着火用雷管16の遅延時間との組み合わせは比較的単純なものとなる。
したがって、遅延時間が異なる導火管付き雷管16を目視で選別して対応する装薬孔8に装薬したとしても、その装薬作業は比較的効率的に行なうことができる。
次に、本実施の形態に係る発破工法について図9のフローチャートを参照して説明する。
まず、発破により掘削するトンネルの切羽面2を、心抜き部4と、複数の分割払い部6A〜6Eとに設定する(ステップS10)。
図1に示すように、本実施の形態では、切羽面2の中央に位置するほぼ楕円状の領域を心抜き部4として設定し、心抜き部4の周囲に帯状に延在する領域を、その延在方向に間隔をおいて分割することで第1〜第5の分割払い部6A〜6Eとして設定する。
心抜き部4は、切羽面2の中央を最初に起爆して掘削する部分であり、心抜き部4の発破は、新たな自由面を形成し、心抜き部4の周囲の分割払い部6A〜6Eの発破を効果的に行なうためのものである。
次に、図1、図2に示すように、雷管を設けた爆薬を装薬(装填)するための装薬孔8を心抜き部4および第1〜第5の分割払い部6A〜6Eに穿孔する(ステップS12)。
図2に示すように、心抜き部4においては、各装薬孔8を、上方から見て切羽面2の中心に対してトンネルの掘削方向に至るにつれて間隔が狭まるように傾斜して形成し、いわゆるVカットによる心抜きができるようにしている。
なお、図1は、複数の雷管をひとまとまりの段として設定して発破を行なう場合の図面を流用している。そのため、各段を示す線が各装薬孔8を結ぶように記載されているが、本実施の形態では、1孔1段による発破を行なうため、それらの線に特別な意味は無い。
なお、本実施の形態では、合計110個の装薬孔8を設け、110段の発破を1段ずつ行なう場合について説明するが、上述したように図面を流用しているため、110個の以上の孔が図1に記載されている。
次に、心抜き部4に、1孔1段で制御発破するために互いに異なる時刻で起爆するように遅延時間が設定された複数の電子雷管14(本実施の形態では35個の電子雷管14)を爆薬と共に配置する(ステップS14)。
前述したように、各電子雷管14の遅延時間は、各装薬孔8への装薬後に爆破順にスキャナーでこのバーコードを読み込むことによりなされる。
心抜き部4において、複数の電子雷管14は、切羽面2の中央部から外周縁に次第に近づく方向に順番に起爆するように配置する。
このようにすることで、切羽面2の中央部から外周縁に近づく方向に順番に電子雷管14が起爆することで、切羽面2の掘削が効率よくなされることが図られている。
次に、第1〜第5の分割払い部6A〜6Eのそれぞれに、予め定められた遅延時間で起爆する着火用雷管16と、着火用雷管16によって着火されることで予め定められた遅延時間後に起爆する結線用雷管18とを配置する(ステップS16)。
さらに、第1〜第5の分割払い部6A〜6Eのそれぞれの装薬孔8に、結線用雷管18により着火されることで予め定められた互いに異なる遅延時間後に起爆する複数の導火管付き雷管20を爆薬と共に配置する(ステップS18)。
本実施の形態では、各分割払い部6A〜6Eに配置される15個の導火管付き雷管20は、2000ms、2500ms、3000ms、……9000msの遅延時間で起爆するように設定されている。具体的には、図6に示す段数DS−15からDS29の15種類の遅延時間の導火管付き雷管20が用いられている。
第1〜第5の分割払い部6A〜6Eのそれぞれにおいて、複数の導火管付き雷管20は、切羽面2の外周縁に沿ってかつ切羽面2の中央部から外周縁に次第に近づく方向に順番に起爆するように配置する。
すなわち、遅延時間の昇順に従って、複数の導火管付き雷管20を、切羽面2の外周縁に沿ってかつ切羽面2の中央部から外周縁に次第に近づく方向に順番に配置する。あるいは、遅延時間の降順に従って、複数の導火管付き雷管20を、切羽面2の外周縁に沿ってかつ切羽面2の外周縁から中央部に次第に近づく方向に順番に配置する。
なお、導火管付き雷管20に予め設定されている遅延時間は、導火管付き雷管20に視認可能に付された段数(DS−15〜DS−29)で簡単かつ確実に識別できるため、装薬作業を簡単に行なうことができる。
図3に第1の分割払い部6Aにおける複数の導火管付き雷管20の配置例を示す。図中、装薬孔8の近傍に記載した数字は、図8に示す導火管付き雷管20の段数(DS−15〜DS−29)を示している。
図3に示すように、遅延時間の昇順に従って、複数の導火管付き雷管20を、切羽面2の外周縁に沿ってかつ切羽面2の中央部から外周縁に次第に近づく方向に順番に配置している。あるいは、遅延時間の降順に従って、複数の導火管付き雷管20を、切羽面2の外周縁に沿ってかつ切羽面2の外周縁から中央部に次第に近づく方向に順番に配置している。
このようにすることで、心抜き部4の発破後、切羽面2の中央部から外周縁に近づく方向に順番に導火管付き雷管20が起爆することで、各分割払い部6A〜6Eにおける切羽面2の掘削が効率よくなされることが図られている。
なお、前述したように、分割払い部6Aは、心抜き部4の周囲に帯状に延在しているため、複数の着火用雷管16が切羽面2の中央部から外周縁に次第に近づく方向に順番に起爆するように配置する場合、装薬孔8と着火用雷管16の遅延時間との組み合わせは比較的単純なものとなっていることがわかる。
また、切羽面2の中央部からの距離がほぼ等しい位置にある複数の装薬孔8の間では、導火管付き雷管20の遅延時間(段数)の順番が入れ替わってもよい。
例えば、図3において、切羽面2の中央部からの距離がほぼ等しい位置にある段数22〜26に対応する複数の装薬孔8では、それら段数を任意に入れ替えて導火管付き雷管20を配置してもよい。
次に、発破器12により複数の電子雷管14および複数の着火用雷管16を起爆させる(ステップS20)。
これにより、複数の電子雷管14の起爆により心抜き部4の発破を1孔1段で行なう(ステップS22)。
次いで、各着火用雷管16の起爆により結線用雷管18を着火して起爆させ、これにより第1〜第5の分割払い部6A〜6Eにおける導火管付き雷管20を着火してこれら複数の導火管付き雷管20を起爆させて第1〜第5の分割払い部6A〜6Eの発破を1孔1段で行なう(ステップS24)。
以上で切羽面2の全域にわたって1孔1段による発破がなされることになる。
ここで、心抜き部4に配置された35個の電子雷管14の遅延時間と、各分割払い部6A〜6Eに配置された合計5個の着火用雷管16の遅延時間と、各分割払い部6A〜6Eに配置された合計5個の結線用雷管18の遅延時間と、各分割払い部6A〜6Eに配置された合計75個の導火管付き雷管20の遅延時間とについて説明する。
図5において、1段〜35段は、心抜き部4に配置された35個の電子雷管14−1〜14−35の遅延時間を示している。
また、図6は35個の電子雷管14−1〜14−35の起爆動作を示している。なお、図6は、左端の点が発破器12による電気エネルギーの入力がなされた時点を示し、右端の点が電子雷管14−1〜14−35が起爆する時点を示している。
図5、図6に示すように、35個の電子雷管14は、発破器12による電気エネルギーの各電子雷管14への入力時点を0msとした場合、250ms〜1950msにわたって50msの秒時差の遅延時間で順次起爆するようにそれぞれ遅延時間が設定されている。
一方、図5において、36段から110段は、第1〜第5の分割払い部6A〜6Eに配置された着火用雷管16A〜16Eの遅延時間と、75個の導火管付き雷管20A−1〜20A−15、20B−1〜20B−15、20C−1〜20C−16、20D−1〜20D−15、20E−1〜20E−15の遅延時間とを示している。また、第1〜第5の分割払い部6A〜6Eに配置された結線用雷管18A〜18Eの遅延時間は0msであるため、図示を省略する。
なお、図5において、36段から110段における着火用雷管16A〜16Eの遅延時間は、便宜上、電子雷管の欄に記載されている。
また、図7(A)〜(E)は、各分割払い部6A〜6Eに配置されたそれぞれの着火用雷管16の起爆動作と、各分割払い部6A〜6Eに配置されたそれぞれ15個の導火管付き導火管20の起爆動作とを示している。また、第1〜第5の分割払い部6A〜6Eに配置された結線用雷管18A〜18Eの遅延時間は0msであるため、図示を省略する。
なお、図7のうち、着火用雷管16A〜16Eについては、左端の点が発破器12による電気エネルギーの入力がなされた時点を示し、右端の点が着火用雷管16A〜16Eが起爆する時点を示している。
各分割払い部6A〜6Eに配置されたそれぞれの着火用雷管16の遅延時間は、0ms、50ms、100ms、150ms、200msとなっており、50msの秒時差をもって設定されている。
また、図7のうち、導火管付き雷管20については、左端の点が結線用雷管18の起爆による着火がなされた時点を示し、右端の点が導火管付き雷管20が起爆する時点を示している。
前述したように、各分割払い部6A〜6Eに配置されたそれぞれ15個の導火管付き雷管20は、2000ms、2500ms、3000ms、3500ms……9000msの遅延時間(500msの秒時差)で起爆するように設定されている。
したがって、図5、図7(A)〜(E)に示すように、以下の順番で第1〜第5の分割払い部6A〜6Eに配置された36〜110段目の導火管付き雷管20が起爆する。
1)第1の分割払い部における36段目の導火管付き雷管20が2000msで起爆する。
2)第2の分割払い部における37段目の導火管付き雷管20が2050msで起爆する。
3)第3の分割払い部における37段目の導火管付き雷管20が2100msで起爆する。
4)第4の分割払い部における38段目の導火管付き雷管20が2150msで起爆する。
5)第5の分割払い部における39段目の導火管付き雷管20が2200msで起爆する。
6)第1の分割払い部における40段目の導火管付き雷管20が2500msで起爆する。
7)第2の分割払い部における41段目の導火管付き雷管20が2550msで起爆する。
8)第3の分割払い部における42段目の導火管付き雷管20が2600msで起爆する。
9)第4の分割払い部における43段目の導火管付き雷管20が2650msで起爆する。
10)第5の分割払い部における44段目の導火管付き雷管20が2700msで起爆する。
(途中省略)
106)第1の分割払い部における106段目の導火管付き雷管20が9000msで起爆する。
107)第2の分割払い部における107段目の導火管付き雷管20が9050msで起爆する。
108)第3の分割払い部における108段目の導火管付き雷管20が9100msで起爆する。
109)第4の分割払い部における109段目の導火管付き雷管20が9150msで起爆する。
110)第5の分割払い部における110段目の導火管付き雷管20が9200msで起爆する。
すなわち、本実施の形態では、複数の導火管付き雷管20の全てに対する着火が完了したのち、複数の電子雷管14の起爆が開始され、かつ、心抜き部4の発破が終了したのち各分割払い部6A〜6Eの発破が開始され、かつ、複数の導火管付き雷管20の全てが互いに異なる時刻に起爆するという条件が満たされるように、複数の電子雷管14の遅延時間と、複数の着火用雷管16の遅延時間と、複数の結線用雷管18の遅延時間と、複数の導火管付き雷管20の遅延時間とが設定されている。
なお、心抜き部4における装薬孔8(電子雷管14)の数、分割払い部の数、各分割払い部6A〜6Eにおける装薬孔8(導火管付き雷管20)の数は、本実施の形態に限定されるものではなく、トンネル切羽状況(切羽面2の面積や形状、岩盤の性状など)を考慮して任意に設定可能であることは無論である。
また、複数の電子雷管14の遅延時間と、複数の着火用雷管16の遅延時間と、複数の導火管付き雷管20の遅延時間とは、本実施の形態に限定されるものではなく、トンネル切羽状況を考慮して前記の条件が満たされるように設定されていればよく、任意に設定可能であることは無論である。
なお、トンネルの切羽面2を1孔1段で発破する場合に発生する騒音については以下の式(3)で推定される。
=A+16logW−16logD−20logR+ΔL……(3)
:騒音レベル(dB)
W:総薬量(kg)
D:坑内距離(m)
R:坑外距離(m)
A:定数、DS雷管の場合:130、MS雷管の場合:136
ΔL:指向性、防音扉および障害物等の補正値(dB)
また、トンネルの切羽面2を1孔1段で発破を行なう場合に発生する低周波音については以下の式(4)で推定される。
=A+7logW−20logR+ΔL……(4)
:低周波音レベル(dB)
W:総薬量(kg)
R:坑外距離(m)
A:定数、DS雷管の場合:141、MS雷管の場合:148
ΔL:指向性、防音扉および障害物等の補正値(dB)
式(3)、式(4)からわかるように、秒時差が25msのMS雷管よりも秒時差が250msのDS雷管を用いる場合の方が、騒音、低周波音の双方を抑制する上で有利である。
言い換えると、複数の雷管が起爆する際の秒時差が長いほど、騒音、低周波音の双方を抑制する上で有利である。
したがって、本実施の形態においても、複数の電子雷管14の秒時差、複数の導火管付き雷管20の秒時差を、それぞれ25msよりも大きく設定することにより、MS雷管を用いる1孔1段の発破に比較して騒音、低周波音の双方を抑制する上で有利となる。
本実施の形態では、複数の電子雷管14の秒時差、複数の導火管付き雷管20の秒時差は共に50msとしたため、MS雷管を用いる1孔1段の発破に比較して騒音、低周波音の双方を抑制する上で有利となる。
以上説明したように本実施の形態によれば以下の作用効果を奏することができる。
切羽面2を、心抜き部4と複数の分割払い部とに設定し、心抜き部4は遅延時間の秒時設定を現場で設定する電子雷管14を用いて1孔1段発破を行い、複数の分割払い部は導火管付き雷管20を用いて1孔1段発破を行なうようにした。
そのため、心抜き部4においては、装薬孔8と電子雷管14の遅延時間との組み合わせが複雑となるものの、遅延時間の秒時設定を現場で設定する電子雷管14を用いて装薬を行なうため、電子雷管14のコストを要するものの、装薬作業を効率的に行なう上で有利となる。
そのため、心抜き部4においては、装薬孔8と電子雷管14の遅延時間との組み合わせが複雑となるものの、遅延時間の秒時設定を現場で設定する電子雷管14を用いて装薬を行なうため、装薬作業を効率的に行なう上で有利となる。また、複数の分割払い部6A〜6Eのそれぞれにおいては、装薬孔8と導火管付き雷管20の遅延時間との組み合わせが単純なものとなるため、予め遅延時間が設定された導火管付き雷管20を用いても装薬作業を効率的に行なうことができ、また、安価な導火管付き雷管を用いるため、コストを抑制する上で有利となる。
したがって、電子雷管14と導火管付き雷管20とを組み合わせて用いることにより、切羽面2の全域に対して全て電子雷管14を使用する場合に比較してコストを低減する上で有利となると共に、切羽面2の全域に対して全て導火管付き雷管20を使用する場合に比較して雷管の装薬作業の効率化を図る上で有利となる。
すなわち、切羽面2の発破による騒音・低周波音を抑制する1孔1段発破を確実に行なうと共に、コストの抑制を図りつつ発破作業の効率化を図る上で有利となる。
また、本実施の形態によれば、複数の電子雷管14は、切羽面2の中央部から外周縁に次第に近づく方向に順番に起爆するように配置されているので、心抜き部4の掘削を確実に行なう上で有利となる。
また、本実施の形態によれば、複数の導火管付き雷管20は、切羽面2の外周縁に沿ってかつ切羽面2の中央部から外周縁に次第に近づく方向に順番に起爆するように配置されている。
したがって、複数の導火管付き雷管20に予め設定された遅延時間の昇順に沿って切羽面2の中央部から外周縁に向かう順番で、あるいは、複数の導火管付き雷管20に設定された遅延時間の降順に沿って切羽面2の外周縁から中央部に向かう順番で、雷管の装薬作業を行なえば良いため、複数の導火管付き雷管20の装薬作業の効率化を図る上で有利となる。
また、本実施の形態によれば、複数の電子雷管14は、それら電子雷管14を心抜き部4に順番に配置する毎に異なる値の遅延時間を設定可能に構成されたものであるため、電子雷管14の遅延時間を考慮して装薬作業を行なう必要がなく、複数の電子雷管14の装薬作業の効率化を図る上で有利となる。
また、本実施の形態によれば、結線用雷管18は、着火されることで遅延時間無しで起爆するものであるため、結線用雷管18を単一の種類で構成でき、結線用雷管18の管理および装薬作業の効率化を図る上で有利となる。
また、本実施の形態によれば、結線用雷管18を導火管付き雷管で構成するため、各分割払い部6A〜6Eに配置する複数の導火管付き雷管16への着火を確実に行なう上で有利となる。
2 切羽面
4 心抜き部
6A〜6E 第1〜第5の分割払い部
8 装薬孔
12 発破器
14 電子雷管
16 着火用雷管
18 結線用雷管
20 導火管付き雷管

Claims (6)

  1. トンネル掘削を行なう発破工法であって、
    切羽面のうち中央に位置する心抜き部と、前記心抜き部の周囲に帯状に延在する複数の分割払い部とを設定する工程と、
    前記心抜き部に、互いに異なる時刻で起爆するように遅延時間が設定された複数の電子雷管を爆薬と共に配置する工程と、
    前記複数の分割払い部のそれぞれに、予め定められた遅延時間で起爆する着火用雷管と、前記着火用雷管によって着火されることで予め定められた遅延時間で起爆する結線用雷管とを配置すると共に、前記結線用雷管により着火されることで予め定められた互いに異なる遅延時間後に起爆する複数の導火管付き雷管を爆薬と共に配置する工程と、
    発破器により前記複数の電子雷管および前記複数の着火用雷管を起爆させる工程と、
    前記複数の電子雷管の起爆により前記心抜き部の発破を1孔1段で行なう工程と、
    前記各着火用雷管の起爆により前記結線用雷管を着火して起爆させ、これにより前記複数の導火管付き雷管を着火してこれら複数の導火管付き雷管を起爆させて前記各分割払い部の発破を1孔1段で行なう工程とを含み、
    前記複数の導火管付き雷管の全てに対する着火が完了したのち、前記複数の電子雷管の起爆が開始され、かつ、前記心抜き部の発破が終了したのち前記各分割払い部の発破が開始され、かつ、前記複数の導火管付き雷管の全てが互いに異なる時刻に起爆するという条件が満たされるように、前記複数の電子雷管の遅延時間と、前記複数の着火用雷管の遅延時間と、前記複数の結線用雷管の遅延時間と、前記複数の導火管付き雷管の遅延時間とが設定されている、
    ことを特徴とする発破工法。
  2. 前記複数の電子雷管は、前記切羽面の中央部から外周縁に次第に近づく方向に順番に起爆するように配置されている、
    ことを特徴とする請求項1記載の発破工法。
  3. 前記複数の導火管付き雷管は、前記切羽面の外周縁に沿ってかつ前記切羽面の中央部から前記外周縁に次第に近づく方向に順番に起爆するように配置されている、
    ことを特徴とする請求項1または2記載の発破工法。
  4. 前記複数の電子雷管は、それら電子雷管を前記心抜き部に順番に配置する毎に異なる値の前記遅延時間を設定可能に構成されたものである、
    ことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項記載の発破工法。
  5. 前記結線用雷管は、着火されることで遅延時間無しで起爆するものである、
    ことを特徴とする請求項1〜4の何れか1項記載の発破工法。
  6. 前記結線用雷管は、導火管付き雷管で構成されている、
    ことを特徴とする請求項1〜5の何れか1項記載の発破工法。
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