JP6342520B2 - 優先順位付けされるセル識別及び測定方法 - Google Patents

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Description

本出願は、ロングタームエボリューション(LTE)規格の下で動作するユーザ機器により実行される測定に関する。
(関連出願との相互参照)
本出願は、2014年5月8日に出願された米国仮特許出願第61/990647号の継続的出願である。
進化型パケットコア(EPC)は、先端的な移動体通信システムのコアネットワークである。EPCは、異なる無線アクセス技術(RAT)が統合された形で動作することを可能にする。これらの無線アクセス技術は、第1世代無線ローカルエリアネットワーク(LAN)、移動体通信用グローバルシステムすなわちGSM(登録商標)等の第2世代(2G)システム、ユニバーサル移動体通信システム(UMTS)等の第3世代(3G)システム、及びロングタームエボリューション(LTE)等の第4世代(4G)システムを含む。LTEは、第3世代パートナーシッププロジェクトにより公布された仕様(以後「3GPP仕様」)である。
無線移動通信技術は、様々な規格及びプロトコルを使用して、ノード(例えば、伝送局又はトランシーバノード)と無線デバイス(例えば、モバイルデバイス)との間でデータを伝送する。いくつかの無線デバイスは、下りリンク(DL)伝送においては、直交周波数分割多元接続(OFDMA)を使用して通信し、上りリンク(UL)伝送においては、シングルキャリア周波数分割多元接続(SC−FDMA)を使用して通信する。信号伝送のために直交周波数分割多重化(OFDM)を使用する規格及びプロトコルは、LTE(3GPP)、業界団体にはWiMAX(登録商標)(全世界相互運用マイクロ波アクセス)として一般的に知られている米国電気電子技術者協会(IEEE)802.16規格(例えば、802.16e、802.16m)、及び業界団体にはWiFi(登録商標)として一般的に知られているIEEE802.11規格を含む。
3GPP無線アクセスネットワーク(RAN)LTEシステムにおいて、ノードは、進化型ユニバーサル地上無線アクセスネットワーク(E−UTRAN)ノードB(進化型ノードB、エンハンストノードB、eNodeB、又はeNBとしても一般的に表記される)と無線ネットワークコントローラ(RNC)との組合せとすることができる。eNBは、ユーザ機器(UE)として知られている無線デバイスと通信する。DL伝送は、ノード(例えば、eNB)から無線デバイス(例えば、UE)への通信とすることができ、UL伝送は、無線デバイスからノードへの通信とすることができる。
マルチモードUEとして知られているセル電話機等のUEは、複数のRATをサポートすることができる。マルチモードUEにおいて、1つのRATだけが一度に動作可能である。1つのRATに「キャンプ」オンされていると呼ばれるマルチモードUEは、そのRATの技術だけを利用している。UEは、1つのRATから別のRATに切り替えられ得る、したがって、UEがキャンプオンされるRATが切り替えられ得る。したがって、マルチモードUEは、LTEにキャンプオンされ、4G RATから3G RATに切り替えられ得、以後、UMTSにキャンプオンされている。
UEは、キャリアアグリゲーション下で、2つの異なるRATで同時に通信することができる。したがって、UEは、複数のキャリア周波数からの無線リソースを同時に利用することができる。
同種ネットワークにおいて、マクロノード又はマクロeNBとも呼ばれるeNBは、セル内の無線デバイスに、基本となる無線カバレッジを提供することができる。セルは、無線デバイスがマクロeNBと通信するために動作可能である物理領域又は物理エリアであり得る。異種ネットワーク(HetNet)は、無線デバイスの使用及び機能性の増大に起因する、マクロノードに対する増大したトラフィック負荷を処理するために使用され得る。HetNetは、計画された高電力のマクロeNBのレイヤと、この層に重なる、より低い電力のノード(スモールeNB、マイクロeNB、ピコeNB、フェムトeNB、又はホームeNB(HeNB))のレイヤと、を含み得る。このより低い電力のノードのレイヤは、マクロノードのカバレッジエリア(セル)内で、それ程よく計画されていない形で、又はさらには全く調整されていない形で配置され得る。より低い電力のノード(LPN)は、概して、「低電力ノード」、スモールノード、又はスモールセルと呼ばれ得る。
マクロノードは、基本となるカバレッジのために使用され得る。低電力ノードは、マクロノードのカバレッジエリア間の境界におけるカバレッジホールを埋め、マクロノードのカバレッジエリア間の境界又はホットゾーンにおけるキャパシティを向上させ、建造物が信号伝送を妨げる屋内のカバレッジを向上させるためにも使用され得る。セル間干渉調整(ICIC)又は拡張ICIC(eICIC)は、HetNetにおけるマクロノード及び低電力ノード等のノード間の干渉を低減させるリソース調整のために使用され得る。
HetNetは、下りリンク伝送又は上りリンク伝送のために時分割二重化(TDD)又は周波数分割二重化(FDD)を使用し得る。TDDは、下りリンク信号と上りリンク信号とを分離するための時分割多重化(TDM)の応用である。TDDにおいて、DL信号及びUL信号は、同じキャリア周波数上で伝達され得る。ここで、DL信号は、UL信号とは異なる時間間隔を使用する。これにより、DL信号及びUL信号は、互いとの干渉を生じさせない。TDMは、DL信号又はUL信号等の、2以上のビットストリーム又は信号が、1つの通信チャネルにおけるサブチャネルとして見かけ上同時に伝送されるが、物理的には、異なる時間リソース上で伝送されるタイプのデジタル多重化である。FDDにおいて、UL伝送及びDL伝送は、異なる周波数キャリアを使用して動作し得る。FDDにおいて、DL信号は、UL信号とは異なる周波数キャリアを使用するので、干渉を回避することができる。
時分割二重化(TDD)は、スペクトルリソースのペアを要することなく、柔軟なデプロイメントを提供する。ロングタームエボリューション(LTE)TDDは、非対称の上りリンク−下りリンク(UL−DL)割り当てを可能にする。
UEが無線近傍(wireless neighborhood)において動作するとき、チャネル条件が変化する。これは、UEによる移動、UEの見通し線における建物及び車両の存在、並びに、例えば、近傍局からの干渉等といった他の条件に起因するものであり得る。チャネル状態情報(CSI)は、チャネル条件についてのデータであり、無線通信中にUEによりeNBに提供される。CSIは、チャネル品質情報(CQI)、プリコーディング行列インジケーション、ランクインジケーション、及び、無線チャネルについての他の特性情報を含む。
3GPP組織は、LTE下の特定のタスクに特化している複数のワーキンググループを含む。無線アクセスネットワーク1(RAN1)は、物理レイヤを規定する役割を担う。RAN2は、物理レイヤの上の無線インタフェースプロトコルを扱う。RAN3は、UTRAN(EUTRAN)アーキテクチャ全体に関係する。RAN4は、UTRAN(EUTRAN)のRFコンフォーマンス面、並びに、RF送信及び受信性能に関する端末機器及び無線ネットワークのためのテスト仕様に特化している。RAN5は、無線インタフェースコンフォーマンステスト仕様、RAN4仕様に基づくテスト仕様、及び、RAN2等の他のグループにより規定されるシグナリングプロシージャに関係する。
LTE仕様の下、UEは、UEのサービングプライマリセル(pセル)及びUEのセカンダリセル(sセル)についての周波数(レイヤ、周波数レイヤ、キャリア、又は帯域としても知られている)をモニタリングする。UEは、pセルによりサービスされている間、pセル周波数のままである。pセル周波数レイヤ及びsセル周波数レイヤは、第1のレートでモニタリングされる。
さらに、UEは、他のRATを含む他の周波数を、より低い第2のレートでモニタリングするので、異なる周波数帯域へのハンドオーバーが必要になる場合(RAT間モニタリングの場合)、又は、USTM(3G)若しくはWiFi(登録商標)(2G)等の異なるRATへの切り替えが必要になる場合に、UEは、それらの周波数レイヤの特性を認識する。
以前にはLTEの下、UEは、8以上の周波数レイヤをモニタリングすることが予期されていた。最近のRAN4変更(RAN4,リリース12)の下では、モニタリングされる、EUTRANにおける最小数の周波数レイヤは、8から13に増加している。
したがって、RAR4リリース12の要件に対処するセル識別及び測定方法の必要性が存在する。
上記の態様及び本文書の付随する利点の多くは、添付の図面と併せて以下の詳細な説明を参照することによってより良く理解されるようになるので、より容易に理解されるようになるであろう。添付の図面において、同様の参照符号は、別途明示されない限り、様々な図面を通じて同様の部分を指す。
いくつかの実施形態に従った、優先順位付けされるセル識別及び測定(PCIM)方法の簡略化されたブロック図。 いくつかの実施形態に従った無線ネットワークの簡略化された図。 いくつかの実施形態に従った、図1のPCIM方法を実施するための異種無線ネットワークの簡略化された図。 いくつかの実施形態に従った、図1のPCIM方法により使用される測定間隔繰り返し期間の図。 いくつかの実施形態に従った、図1のPCIM方法の第1の実施形態において実行される動作を示すフロー図。 いくつかの実施形態に従った、図1のPCIM方法の第2の実施形態において実行される動作を示すフロー図。 いくつかの実施形態に従った、図1のPCIM方法の第3の実施形態において実行される動作を示すフロー図。 いくつかの実施形態に従った、図1のPCIM方法の第4の実施形態において実行される動作を示すフロー図。 いくつかの実施形態に従った、図1のPCIM方法の第5の実施形態において実行される動作を示すフロー図。 いくつかの実施形態に従った、図1のPCIM方法を実施するエンハンストノードB及びユーザ機器を含む無線近傍の簡略化されたシステム図。 いくつかの実施形態に従った、図1のPCIM方法を実施するエンハンストノードB及びユーザ機器を含む無線近傍の簡略化されたシステム図。
本明細書に記載の実施形態に従って、優先順位付けされるセル識別及び測定(PCIM:prioritized cell identification and measurement)方法が開示される。PCIM方法は、ユーザ機器によりモニタリングされ測定される周波数レイヤを、高性能グループ及び低性能グループに分類する。複数の異なる実施形態が説明される。適切である場合、対応するシグナリング設計も提案される。ユーザ機器は、これらの実施形態のうちの1つの実施形態又は複数の実施形態を採用することができ、動作条件に基づいて、準静的に構成を変更することができる。
以下の詳細な説明において、添付の図面が参照される。添付の図面は、本明細書に記載の主題を実施することができる特定の実施形態を、例として示している。しかしながら、本開示を読めば他の実施形態も当業者には明らかであろうことを理解されたい。したがって、以下の詳細な説明は、限定的に解釈されるべきではない。なぜならば、本主題の範囲は、請求項により定められるからである。
図1は、いくつかの実施形態に従った優先順位付けされるセル識別及び測定方法(PCIM)方法100の概念図である。PCIM方法100は、入力として以下の3つのパラメータを受ける:
Figure 0006342520
として与えられる、モニタリングされる周波数レイヤの数、
Figure 0006342520
として与えられる、測定間隔の数、及び、測定間隔繰り返し期間(MGRP:measurement gap repetition period)。PCIM方法100は、本明細書で説明する6つの可能な実施形態を含む。
図2は、1つのマクロeNB20A、ホームeNB20B、及びピコeNB20C(集合的に「eNB20」)からなる無線ネットワーク150の簡略化された図である。無線ネットワーク150はまた、13個のUE50A〜50P(集合的に「UE50」)を含み、これらの多くは、eNB20のうちの1つのeNBへの接続(矢印により示される)を確立している。接続40A〜40Lは、UE50とそれらUE50のそれぞれのeNB20との間の周波数レイヤであり、したがって、サービング周波数レイヤ(集合的に「サービング周波数レイヤ40」)である。
マクロeNB20Aは、いくつかのUE50のためのサービング基地局(pセル)として機能することができる。図2において、マクロeNB20Aは、接続40A〜40Eをそれぞれ有するUE50A〜50Eのためのpセルである。ホームeNB20Cは、接続40F〜40Hをそれぞれ有するUE50F〜50Hのためのpセルである。ピコeNB20Cは、接続40J〜40Lをそれぞれ有するUE50J〜50Lのためのpセルである。
ホームeNB20B又はピコeNB20Cは、1以上のUEのためのセカンダリ基地局(sセル)としてさらに機能することができる。図2において、UE50Cは、pセル接続40Cを有するだけでなく、ピコeNB20Cに対するsセル接続70Aも有する。UE50Eは、pセル接続40Eを有するだけでなく、ホームeNB20Bに対するsセル接続70Bも有する。(接続70A及び70Bは、集合的に「セカンダリ周波数レイヤ70」と呼ばれる。)
UE50は、図2において、セルラ電話機として示されているが、ラップトップコンピュータ、タブレット、スマートフォン、又は他の無線デバイスであってもよい。UE50とeNB20との間の接続に加えて、いくつかのUEは、無線ネットワーク150においてデバイスツーデバイス通信を行うことができ、そのような通信は、ユニキャスト、ブロードキャスト、又はマルチホップ伝送(図示せず)の形態であり得る。
PCIM方法100は、4G LTE無線近傍又は異種ネットワークにおけるUEが、周波数レイヤ(本明細書において周波数、帯域、接続、又はキャリアとも呼ばれる)の測定を実行することを可能にする実施形態を含む。「検出する」、「識別する」、「同期する」、「モニタリングする」、及び「測定する」等といった用語は、UEが周波数レイヤについて行っていることを表すために、本明細書において使用される。「測定する」、「測定」、及び「測定している」という用語は、本明細書において使用されるとき、UEが、実行される周波数レイヤの可能な測定に先行するであろう必要な検出、識別、同期、及びモニタリングを既に実行していることを暗示することが意図されている。これらの動作のいくつかの態様は、本明細書において省略されている。なぜならば、それらの態様は、本開示の範囲外であるからである。
周波数レイヤ40及びセカンダリ周波数レイヤ70は、UE50により定期的にモニタリングされるが、PCIM方法100の対象ではない。代わりに、PCIM方法100は、周波数間レイヤ(inter-frequency layer)及びRAT間周波数レイヤ(inter-RAT frequency layer)の両方を含む他の周波数レイヤの測定に関係する。周波数間レイヤは、UE50が動作している現在のRATにおける様々な周波数レイヤである。例として、図2におけるUE50Cは、pセル帯域40C及びsセル帯域70Aをモニタリングすることに加えて、UE50CとホームeNB20Bとの間の周波数レイヤ(図示せず)を検出及び測定することができる。同様に、UE50Eは、pセル帯域40E及びsセル帯域70Bをモニタリングすることに加えて、UE50EとピコeNB20Cとの間の周波数レイヤ(図示せず)を検出及び測定することができる。
RAT間測定は、現在のRAT外の測定である。したがって、例えば、UE50が、4G RATにおいて動作しているとき、RAT間測定は、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)として知られている2G(WiFi(登録商標)) RAT又は3G RAT(例えば、UMTS)の測定であろう。
図3は、無線ネットワークでもあるHetNet200の簡略化された図である。1つのUE50Dが図示されている。HetNet200は、物理的又は論理的に同一位置に配置されるLTEセル、UMTSセル、及びWLANセルを含む。前と同様、マクロeNB20A、ホームeNB20B、及びピコeNB20Cという3つのLTE対応エンハンスト(4G)基地局が存在する。
セルは、所与の無線基地局のカバレッジエリアである。4Gネットワークにおいては、基地局は、エンハンストノードB(eNB)であるのに対し、3Gネットワークにおいては、基地局は、セルラアクセスポイント又はノードB(NB)として知られている。WiFi(登録商標)の場合、基地局は、アクセスポイント(AP)として知られている。各基地局のセルカバレッジエリアは、楕円形状として大まかに図示されている。マクロeNB20Aは、セルエリア60Aを有する。同様に、ホームeNB20Bは、セルエリア60Bを有し、ピコeNB20Cは、セルエリア60Cを有する。
HetNet200は異種ネットワークであるので、厳密には4G LTE RATの一部でないセルを有することが予期される。図3は、セル60DをカバーするノードB(NB)20Dと表記されている3G基地局と、WiFi(登録商標)セル60Eを有するWiFi(登録商標)基地局AP20Eと、を示している。(これらのセルは、集合的に「セルエリア60」又は「セル60」と呼ばれる。)
UEの観点からは、マクロeNB20Aは、UEのプライマリ基地局であり、ホームeNB20Bは、UEのセカンダリ基地局である。したがって、プライマリ基地局及びセカンダリ基地局にそれぞれ関連付けられるpセル周波数レイヤ及びsセル周波数レイヤ40A、40Bは、PCIM方法100の対象ではない。
代わりに、図3は、対象となる3つの周波数レイヤを示している。第1に、周波数レイヤ90Aは、周波数間レイヤである。pセル周波数レイヤ40及びsセル周波数レイヤ70と同様に、周波数レイヤ90Aは、LTE 4Gネットワークにおいて動作し、エンハンストノードB20Cに接続する。一方、周波数レイヤ90Bは、3Gネットワークにおいて動作し、(エンハンストノードBではない)ノードB20Dに接続するので、RAT間周波数レイヤである。周波数レイヤ90Cも、WiFi(登録商標)ネットワークにおいて動作し、AP20Eに接続するので、RAT間周波数レイヤである。周波数レイヤ90Dは、ホームeNB20BとUE50Hとの間の帯域であり、したがって、(UE50Dの観点からの特徴付けを伴う)RAT間周波数レイヤである。周波数レイヤ90Eは、UE50DとUE50Hとの間のデバイスツーデバイス接続である。したがって、UE50Dに直接影響を及ぼす周波数レイヤ(90A、90B、90C、及び90E)及びUE50Dと関係がない周波数レイヤ(90D)の双方が、本明細書で検討されている測定可能な周波数レイヤ(集合的に「測定される周波数レイヤ90」又は単に「周波数レイヤ90」)の一部である。いくつかの実施形態において、測定可能な周波数レイヤは、基地局(NB、eNB、又はAP)とUEとの間の周波数レイヤに限定される。他の実施形態において、測定可能な周波数レイヤは、周波数レイヤ90E等のデバイスツーデバイス帯域を含む。
周波数レイヤ検出(同期)及び測定に関与しているとき、UE50Dは、「セル識別」を実行していると呼ばれ得る。したがって、セル識別は、UEにより実行される周波数レイヤ測定を説明するための別のやり方に過ぎない。したがって、本明細書に記載の方法は、優先順位付けされるセル識別及び測定(PCIM)として知られる。
PCIM方法100を説明する際、図2又は図3に示されるUEのうちのいずれか1つのUEとすることができるUE50が参照される。以下の説明において参照されるeNB20は、任意のタイプのLTE対応基地局とすることができる。測定される周波数レイヤは、sセル40又はpセル70の周波数レイヤではなく、図3に示されるような周波数レイヤ90である。
RAN4,リリース12の要件(本明細書において「新たなRAN4」と呼ばれる)に基づくと、UE50によりなされる測定及びレポーティングの両方の遅延は、サービング周波数レイヤ(例えば、図3におけるpセル40及びsセル70の周波数レイヤ)を除く、モニタリングされる周波数レイヤ90の数に比例する。したがって、モニタリングされる周波数レイヤ90の最小数が増加すると、遅延の増大が予想される。モニタリングされる周波数レイヤ90の数の増加に起因する固有の遅延は、特にUE50の移動性が高いときに問題となり得る。
スループット及び電力消費の観点からは、モニタリングされる周波数レイヤの数の増加は、新たなRAN4プロシージャの下では、より高い電力消費及び/又はスループットロス(例えば、非DRXモードにおいて)を不必要にもたらす。DRXモード(不連続受信モードの短縮形)は、UEの省電力機能であり、DRXモードにおいて、UEは、アイドルである間、UEにおけるバッテリ電力のロスを軽減するために、デフォルトのレート(1msごと)ではなく、代わりに低減されたレート(例えば、60msごと)で、ページングメッセージ(着呼、システム情報変化等)をリスンする。結果として、モニタリングされる周波数レイヤの数の増加に付随する課題は、遅延、測定精度、及び、測定間隔繰り返し期間(MGRP)当たりの測定間隔長(MGL:measurement gap length)をどのようにリバランスする(re-balance)か、を含む。
図4は、仮想の無線送信30の一部を示す簡略化された図である。6ミリ秒(ms)である測定間隔長(MGL)の後にデータ送信が続き、その後に別の6msであるMGLが続くこと等が図示されている。図4の送信30は、40msであるMGRPを有する。他の送信は、80msであるMGRPを有することができる。MGRPは、UE50により実行される測定の周期(密集度(density))である。
新たなRAN4において、増加した周波数レイヤモニタリングの性能要件が、通常性能グループ及び低性能グループとそれぞれ表記される2つの性能グループに分けられることが同意されている。異なる性能要件は、通常性能グループ周波数レイヤ及び低性能グループ周波数レイヤについて、新たなRAN4により規定される。
いくつかの実施形態において、PCIM方法100は、次の2つの基準を満たす:UE50が、レガシーUEよりも多くの周波数レイヤ90を測定することから生じる全体的な測定遅延を最小化すること;及び、レガシーUEに対する、UE50による後方互換性能を達成すること。本明細書において使用されるとき、レガシーUEは、8つまでの周波数レイヤを識別及び測定するLTE UEであるの対し、UE50は、13個までの周波数レイヤ90(pセル帯域40と存在する場合にはsセル帯域70とを含む)を識別及び測定する。したがって、本明細書に記載のUE50は、新たなRAN4の要件を満たす。
Figure 0006342520
により与えられる、UE50によりモニタリングされる周波数レイヤ90の最小数が、8(レガシーUE)から13(新たなRAN4の要件)に増加している。したがって、新たなRAN4について、
Figure 0006342520
である。
Figure 0006342520
と表記される第1の通常性能グループは、UE50によりモニタリングされる、第1の数
Figure 0006342520
(通常性能グループサイズとしても知られる)の周波数レイヤからなる。
Figure 0006342520
と表記される第2の低性能グループは、UEによりモニタリングされる、第2の数
Figure 0006342520
(低性能グループサイズ)の周波数レイヤ90からなる。
一般性を損なうことなく、高性能グループ及び低性能グループのそれぞれについて
Figure 0006342520
及び
Figure 0006342520
により与えられる、周波数間測定についての最大セル識別遅延は、以下として与えられる:
Figure 0006342520
Figure 0006342520
ここで、
Figure 0006342520
であり、
Figure 0006342520
である。
式1a及び式1b(集合的に「式1」)は、第1の通常性能グループ
Figure 0006342520
及び第2の低性能グループ
Figure 0006342520
それぞれについて周波数レイヤ90を測定するためにUE50に利用可能な最小の要件(最大時間)を表している。
Figure 0006342520
は、レガシーUEに利用可能な最大セル識別遅延である。
Figure 0006342520
及び
Figure 0006342520
はそれぞれ、高性能グループ及び低性能グループについての測定間隔の数である。言い換えると、
Figure 0006342520
及び
Figure 0006342520
は、480ms当たりの測定機会(measurement opportunity)の回数(実行される測定の密集度)である。(
Figure 0006342520
及び
Figure 0006342520
はそれぞれ、高性能グループ及び低性能グループについてのリソース割り当てとしても、本明細書において知られる。)上記の図4は、LTE送信についてのMGRP及びMGLを示している。
概して、
Figure 0006342520
及び
Figure 0006342520
はそれぞれ、480ms当たりの、高性能グループ及び低性能グループに割り当てられる測定間隔の数を表している。また、
Figure 0006342520
及び
Figure 0006342520
はそれぞれ、UE50により周期的にモニタリングされる、マクロeNB20A等のpセル帯域40とピコeNB20C等のsセル帯域70(図2)とを除く、高性能グループ及び低性能グループにおけるモニタリングされる周波数90の数を表している。
式1から、測定間隔の数
Figure 0006342520

Figure 0006342520
)及び最大セル識別遅延
Figure 0006342520

Figure 0006342520
)の両方が、サービングeNB(pセル及びsセル)の周波数レイヤを除く、モニタリングされる周波数レイヤ90の数
Figure 0006342520

Figure 0006342520
)に比例することが示される。したがって、モニタリングされる周波数レイヤ90の最小数
Figure 0006342520
が増加すると、遅延の増大が予想される。
LTE仕様において、UE50は、典型的には、2つの異なる測定機会を有する。第1に、480ms当たり12個の測定間隔が存在する。したがって、40msごとに、1つの測定間隔が存在し、したがって、1回の測定機会(480ms/12=40ms)が存在する。第2に、480ms当たり6つの測定間隔が存在する。したがって、80msごとに、1つの測定間隔/1回の測定機会(480ms/6=80ms)が存在する。したがって、
Figure 0006342520
及び
Figure 0006342520
はそれぞれ、高性能グループ及び低性能グループについての測定密集度とみなされ得る。図4に示されるMGRPは、UE50により実行される測定の周期である。
UE50により実行される周波数レイヤの測定は、図3に示されるように、UE50と無線HetNet200における他のエンティティとの間でのものである。各測定は、周波数レイヤ90の何らかの特性を算出する。概して、この特性は、信号対干渉及び雑音比(SINR:signal to interference plus noise ratio)である。LTE環境において、SINRは、信号強度とみなすことができる基準信号受信電力(RSRP)と実質的に周波数レイヤ90の干渉である基準信号受信品質(RSRQ)との両方を測定することにより、実効的に得られる。
RSRP測定及びRSRP測定に関して、物理レイヤ測定期間
Figure 0006342520
及び
Figure 0006342520
がそれぞれ、高性能グループ及び低性能グループについて、以下として定義される:
Figure 0006342520
Figure 0006342520
ここで、
Figure 0006342520
は、測定帯域幅を表し、
Figure 0006342520
は、リソースブロックである。LTEにおける最小変調構造は、1シンボル幅を有する1つの15kHzサブキャリアとして規定されるリソース要素(RE)である。リソースブロックは、12個のサブキャリアと6つ(又は7つ)のシンボルとの乗算からなる。
前提
モニタリングされる各周波数レイヤ90について、UE50は、最初に識別を実行し、次いで測定を実行する。識別は、同期としても知られており、同期において、UE50は、周波数レイヤ90についての同期シンボルを検出する。LTEにおいて、同期シンボルは、プライマリ同期シンボル(PSS)又はセカンダリ同期シンボル(SSS)として与えられる。同期が生じた後にのみ、UE50は、周波数レイヤ90の測定を実行することができる。
いくつかの実施形態において、PCIM方法100は、通常性能グループにおける測定される周波数レイヤ90が、低性能グループにおける周波数レイヤよりも狭い要件を受けることを確実にする。上記で示したように、
Figure 0006342520
及び
Figure 0006342520
は、UE50がセルを識別することが可能な時間期間である。したがって、より短い時間期間が優先される(preferred)。いくつかの実施形態において、第1の前提は、以下の式により与えられる:
Figure 0006342520
式5は、低性能グループ
Figure 0006342520
においてよりも、
Figure 0006342520
においての方が、UE50が速く周波数レイヤ90を識別するための優先度(preference)を示している。
また、
Figure 0006342520
及び
Figure 0006342520
が、識別された周波数レイヤ90の特性(RSRP及びRSRQ)をUE50が測定する時間期間であることを思い出してほしい。ここでも、より短い時間が優先される。したがって、いくつかの実施形態において、第2の前提は、以下の式により与えられる:
Figure 0006342520
等価関数
いくつかの実施形態において、上記の式1〜式3を使用して、等価関数(equivalent function)が以下として与えられる:
Figure 0006342520
式7aは以下として表現することができる:
Figure 0006342520
式2及び式3と、式5、式6、及び式7において与えられる前提と、を使用して、PCIM方法100の以下の実施形態が説明される。さらに、本明細書に記載のネットワークは、図3のHetNetネットワーク200等の異種ネットワークであると想定されている。しかしながら、LTE仕様の下で動作する同種ネットワーク(マクロeNBのみからなる)も、PCIM方法100を利用することができる。
実施形態1
PCIM方法100は、オペレータ及び/又はネットワークベンダ(例えば、AT&T(登録商標)、Ericsson(登録商標)、又はHuawai(登録商標))が、
Figure 0006342520
により与えられる、モニタリングされる周波数レイヤ90の数を規定する場合に使用することができる第1の実施形態を含む。いくつかの実施形態において、サービングeNB20が、
Figure 0006342520
により与えられる、通常性能グループにおける周波数レイヤ90の数を規定する。通常性能グループが認識されると、低性能グループも認識される。なぜならば、
Figure 0006342520
であるからである。
いくつかの実施形態において、通常性能グループ及び低性能グループが規定されると、通常性能グループのサイズ
Figure 0006342520
及び割り当てられたリソース
Figure 0006342520
は、上記の式7において与えられる制約を満たす。通常性能グループにおける周波数レイヤ90の数
Figure 0006342520
が、通常性能グループにおける測定間隔の数
Figure 0006342520
で除算され、その結果は、周波数レイヤの総数とMGRP/480との乗算値以下である。したがって、式7は、通常性能グループのサイズ
Figure 0006342520
に上限を課す。
PCIM方法100の実施形態1が、図5のフロー図に示されている。ネットワークオペレータは、UEにより測定される周波数レイヤ90の数を規定する(ブロック302)。サービングeNB20は、通常性能グループにおける周波数レイヤ90の数を規定する(ブロック304)。式3を使用して、低性能グループにおける周波数レイヤ90の数を導出する(ブロック306)。UE50により実行される測定の周期MGRPが、40ms又は80msのいずれかとして選択される(ブロック308)。この選択は、UE50、pセルeNB20A、又は別のネットワークエンティティにより行われる。
これらの値が確定されると、式7を使用して、通常性能グループについて実行される測定の密集度を導出する(ブロック310)。最後に、式2を使用して、低性能グループについての測定の密集度を導出する(ブロック312)。PCIM方法100の実施形態1により実行される動作が終了する。
したがって、PCIM方法100は、eNB20が、式7(並びに式2及び式3からの支援)に基づいて、通常性能グループのサイズを決定することを可能にするための設計基準を提供する。
実施形態2
第2の実施形態において、全体的な測定遅延を最小化するために、PCIM方法100は、モニタリングされる全ての周波数レイヤ90を、1つのグループに割り当てる。ここでは、全てのリソースが、同じグループに割り当てられる。いくつかの実施形態において、この割り当ては、eNBにより行われる。他の実施形態において、この割り当ては、UEにより行われる。これは、UE50が、例えば、1つの周波数レイヤを別の周波数レイヤよりも高く優先順位付けすることを可能にする。
一般に、通常性能グループ及び低性能グループがどのように規定されるかにかかわらず、対象となる周波数間測定及びRAT間測定の各々について全体的な測定遅延を低減させることが望ましい。UE50による適時の測定及びレポーティングは、ネットワーク動作を円滑にするだけでなく、例えば、接続ロスといった無線リンク障害(RLF)の確率を低減させる。これは、サービングセルカバレッジが弱いときに特にそうである。
高性能グループ及び低性能グループそれぞれについての最大セル識別遅延は、
Figure 0006342520
及び
Figure 0006342520
と表記され、UE50がセル(周波数レイヤ90)を識別することが可能な時間期間である。数学的に、グループ
Figure 0006342520
及びグループ
Figure 0006342520
についての平均である全体的な測定遅延
Figure 0006342520
は、以下として定量化することができる:
Figure 0006342520
また、
Figure 0006342520
及び
Figure 0006342520
とそれぞれ表記される、高性能グループ及び低性能グループについての物理レイヤ測定期間は、UE50が、識別された周波数レイヤ90の特性(RSRP及びRSRQ)を測定する時間期間であることを思い出してほしい。数学的に、グループ
Figure 0006342520
及びグループ
Figure 0006342520
についての平均である全体的な物理レイヤ測定期間
Figure 0006342520
は、以下として定量化することができる:
Figure 0006342520
テーブル1は、複数の異なる通常性能グループサイズ
Figure 0006342520
と、通常性能グループのサイズが測定遅延の観点でどのように差をもたらすかと、の結果を示している。したがって、8、9、10、11、及び12である総数
Figure 0006342520
の周波数レイヤが、40msであるMGRPサイズと80msであるMGRPサイズとを交互に代えて測定されることを想定している。テーブル1は、全てのキャリアが通常性能キャリアであるときのシナリオと、キャリアが通常性能グループ又は低性能グループのいずれか一方にランダムに割り当てられるときのシナリオと、の間の相対的な測定遅延節減を示している。
Figure 0006342520
テーブル1の最後の行は、式7が想定される場合に、モニタリングされる周波数
Figure 0006342520
及び測定間隔
Figure 0006342520
がランダムに選択された場合と比較した、節減された測定遅延を示している。より低いパーセンテージの数字が望ましい。テーブル1は、MGRPが40msである場合、最低パーセンテージが71%であり(
Figure 0006342520
であるとき)、MGRPが80msである場合、最低パーセンテージが50%である(これも
Figure 0006342520
であるとき)ことを示している。したがって、いくつかの実施形態において、測定遅延は、全ての周波数レイヤ90が1つのグループ(例えば、通常性能グループ)に割り当てられ、全てのリソースがこのグループに割り当てられるときに、最小化される。
PCIM方法100の実施形態2が、図6のフロー図に示されている。測定される全ての周波数レイヤは、通常性能グループの一部である(ブロック402)。これは、UE50又はeNB20によりなされ得る。低性能グループは空である(ブロック404)。UE50により実行される測定の周期MGRPは、40ms又は80msのいずれかとしてUEにより選択される(ブロック406)。式7を使用して、通常性能グループについて実行される測定の密集度を導出する(ブロック408)。PCIM方法100の実施形態2により実行される動作が終了する。
実施形態3
PCIM方法100はまた、UE50の後方互換性能を考慮する。実施形態3は、通常性能グループ
Figure 0006342520
が、少なくとも、測定遅延の点でレガシーシステム性能を達成することを可能にする。レガシーUEは、UE50がモニタリングする周波数レイヤ(例えば、
Figure 0006342520
)よりも少ない周波数レイヤ(例えば、
Figure 0006342520
)を有するので、測定遅延は、レガシーUEについてより低くなる可能性が高い。
後方互換性能を達成するために、以下の2つの選択のうちの1つが、実施形態3において利用可能である:
・モード1:通常性能グループ
Figure 0006342520
は、MGRP=40msであるとき、480ms内に割り当てられる7つの測定間隔を伴う4つの周波数からなる。
・モード2:通常性能グループ
Figure 0006342520
は、MGRP=80msであるとき、480ms内に割り当てられる4つの測定間隔を伴う5つの周波数からなる。
これらの数が式7に挿入され、モード1については、4/7≦1が得られ、モード2については、5/4≦2が得られる。両方の式は真である。したがって、実施形態3におけるモード1及びモード2の両方は、式7を満たす。
コア及び性能後方互換性は、UE50の実装及びネットワーク動作の両方の観点で重要である。既存の周波数間/RAT間測定遅延要件は、RAN4リリース8以降に策定されている。これらのロバスト性及び持続可能性は、当分野において良いものと認められている。したがって、いくつかの実施形態において、モニタリングされる周波数の数が著しく増加したときであっても、モニタリングされる周波数90、例えば、通常性能キャリア90のうちの一部(必ずしも全てではない)が、レガシーUE性能と比較して、既存の最小性能要件を達成できることを確実にすることが望ましい。例えば、UE50が高速で移動しているとき(列車又は他の車両内で動作しているとき等)及び/又はサービングセルカバレッジが貧弱であるとき、上記2つの選択のうちの1つが好ましいものであり得る。これに対応して、いくつかの実施形態において、以下の式は、通常性能キャリアがレガシー性能要件を達成できることをどのように確実にするかを示している:
Figure 0006342520
MGRP=40msであるとき、以下のペア(
Figure 0006342520

Figure 0006342520
)は、既存の最小要件をおおよそ達成することができる。
Figure 0006342520
テーブル2におけるエントリのうちの1つ(
Figure 0006342520

Figure 0006342520
)は、モード1である。
同様に、MGRP=80msであるとき、以下のペア(
Figure 0006342520

Figure 0006342520
)は、既存の最小要件をおおよそ達成することができる。
Figure 0006342520
テーブル3におけるエントリのうちの1つ(
Figure 0006342520

Figure 0006342520
)は、モード2である。
通常性能グループ性能に加えて、UE50が、通常性能グループにおけるより多くの周波数90を迅速に測定及レポートできるように、通常性能グループサイズを最大化することも望ましい。一方で、全体的な測定遅延を維持することも重要である。結果として、いくつかの実施形態において、対応するグループ及びリソース割り当てが推奨される。
Figure 0006342520
テーブル4は、テーブル2及びテーブル3に基づく。測定される周波数レイヤ90の数
Figure 0006342520
は、8〜12の間である(最初の列)。相対的な測定遅延
Figure 0006342520
が、通常性能グループにおける4つの周波数レイヤ90、7つの測定間隔、及び40msであるMGRPの最初の後方互換性選択について得られ、結果は、5番目の列に示される最初の5つの値である。同様に、相対的な測定遅延が、通常性能グループにおける5つの周波数レイヤ90、4つの測定間隔、及び80msであるMGRPの2番目の後方互換性選択について得られ、結果は、5番目の列に示される2番目の5つの値である。6番目の列は、通常性能グループと、
Figure 0006342520
により与えられるレガシーセル識別遅延と、の間の相対的な測定遅延を含む。
PCIM方法100の実施形態3が、図7のフロー図に示されている。モード1とモード2との間の選択が行われる(ブロック502)。モード1が選択された場合、通常性能グループにおける周波数レイヤ90の数は4であり(ブロック504)、通常性能グループにおける測定間隔の数は、480ms当たり7であり(ブロック506)、MGRPは40msである(ブロック508)。したがって、UE50は、後方互換性を達成するために、周波数レイヤ測定を実行することを可能にするための関連情報を有する。
モード2が選択された場合、通常性能グループにおける周波数レイヤ90の数は5であり(ブロック510)、通常性能グループにおける測定間隔の数は、480ms当たり4であり(ブロック512)、MGRPは80msである(ブロック514)。したがって、UE50は、後方互換性を達成するために、周波数レイヤ測定を実行することを可能にするための関連情報を有する。この実施形態において2つの利用可能なモードを有することにより、UE50のシステム設計を大いに単純化することができる。
実施形態4
理論上、UEによりモニタリングされる周波数レイヤの数の増大に対処することにおいて、eNB20は、通常性能グループ
Figure 0006342520
のサイズ(
Figure 0006342520
)、MGRP、並びに、グループ
Figure 0006342520
及び
Figure 0006342520
の各々についての測定間隔の数
Figure 0006342520
及び
Figure 0006342520
等の多様なインストラクションをUE50に提供することができる。この多様性を理由として、実施形態4において、PCIM方法100は、信号又はビットにより識別可能な、3つのモードのうちの1つのモードを提案する。ここで、各モードは、グループサイズとリソース割り当てとの組合せを指定するものである。
UE50の実装の観点から、グループサイズ(
Figure 0006342520
)及びそのリソース割り当て(
Figure 0006342520
)のバリエーションを制限することが望ましい。グループサイズとリソース割り当てとの異なる組合せについて、例えば、測定を実行するために、異なるアルゴリズムが使用され得る。したがって、より少ないリソースを有する制限されたUE50は、たった2つの可能なモードのうちの1つのモードを示す信号から恩恵を受けることができる。
テーブル5は、全ての周波数レイヤが通常性能グループに割り当てられ、480ms当たりの、通常性能グループについての測定間隔の数
Figure 0006342520
が480/MGRPである第1のモード(モード3)を示している。したがって、MGRPが40msである場合、
Figure 0006342520
は12であり、MGRPが80msである場合、
Figure 0006342520
は6である。低性能グループ
Figure 0006342520
は、周波数レイヤを有さない。信号又はビットは、モード3が選択されたことをUE50に示す。
Figure 0006342520
テーブル6は、モード4及びモード5として示される第2のモード及び第3のモードを示している。モード4において、MGRPは40msである。モード4において、通常性能グループのグループサイズ
Figure 0006342520
は4であり、したがって、低性能グループのグループサイズは、これから導出される。通常性能グループのリソース割り当て(測定間隔の数)
Figure 0006342520
は7であり、低性能グループについては、リソース割り当て
Figure 0006342520
は5である。モード5において、通常性能グループのグループサイズ
Figure 0006342520
は5であり、したがって、低性能グループのグループサイズは、これから導出される。通常性能グループのリソース割り当て
Figure 0006342520
は4であり、低性能グループについては、リソース割り当て
Figure 0006342520
は2である。モード4及びモード5において、通常性能グループサイズは、固定されるのに対し、周波数レイヤの総数は可変のままである。
Figure 0006342520
いくつかの実施形態において、モード4及びモード5は、どれだけの数の周波数レイヤがモニタリングされるかにかかわらず、通常性能グループのサイズを固定するよう設計される。UE50は、モード選択が行われるときに参照するテーブル6を有する。信号が受信されたとき(又は、予め定められたビットがセットされているとき)、UE50は、モード3(テーブル5)に従って動作することを認識する。信号が受信されないとき(又は、ビットがクリアされているとき)、UE50は、テーブル6を参照し、モード4又はモード5のいずれかに従って動作する。
PCIM方法100の実施形態4が、図8のフロー図に示されている。信号が受信されたこと又はビットがセットされていることは、モード3を示すのに対し、信号が受信されないこと又はビットがクリアされていることは、モード4又はモード5を示す(ブロック602)。モード3が示された場合、全ての周波数レイヤが通常性能グループに割り当てられ(ブロック604)、リソース割り当てが480/MGRPに設定され(ブロック606)、これは、UE50が、使用すべきMGRP(例えば、40ms又は80ms)を決定する(ブロック608)ことを可能にする。
信号が受信されない場合又はビットがクリアされている場合、モード4又はモード5が示される。UE50が、MGRP=40msを使用することを決定した場合、これはモード4を示す(ブロック610)。テーブル6から、通常性能グループにおける周波数の数は4であり(ブロック612)、通常性能グループのリソース割り当ては7である(ブロック614)。UE50が、80msであるMGRPを使用することを決定した場合、これはモード5を示す。テーブル6から、通常性能グループにおける周波数の数は5であり(ブロック616)、通常性能グループのリソース割り当ては4である(ブロック618)。この実施形態において3つの利用可能なモードを有することにより、UE50のシステム設計を大いに単純化することができる。
実施形態5
UE50が、ネットワークから、測定する周波数レイヤのリストを受信することを思い出してほしい。例えば、ネットワークは、10個の周波数レイヤである帯域1〜帯域10のリストを、UE50に送信することができるが、これらの帯域は、優先順位の順番で、例えば、帯域7、帯域3、帯域4、帯域8、帯域2、帯域1、帯域10、帯域9、帯域5、及び帯域6の順番で、送信され得る。いくつかの実施形態において、
Figure 0006342520
により与えられる、そのリストに対するインデックスが送信され、このインデックスは、どの周波数レイヤが通常性能グループに含まれるかと、残りのエントリが低性能グループに属することと、をUE50に暗示的に通知する。
例えば、インデックスが、リスト内の3番目のエントリ上に存在する場合、UE50は、帯域7、帯域3、及び帯域4が、通常性能グループに含まれるのに対し、帯域8、帯域2、帯域1、帯域10、帯域9、帯域5、及び帯域6が低性能グループに含まれることを、自動的に認識する。
さらに、いくつかの実施形態において、1ビット信号が、グループサイズ
Figure 0006342520
とリソース割り当て
Figure 0006342520
との組合せを、UE50に示す。第1のモードであるモード6において、通常性能グループ
Figure 0006342520
である1つのグループのみが存在する。そうでなければ、モード7又はモード8のいずれかが適用され、これらのモードにおいては、通常性能グループのグループサイズ
Figure 0006342520
及びリソース割り当て
Figure 0006342520
が固定される。モード7及びモード8の両方について、テーブル6が、MGRPに基づくグループサイズ及びリソース割り当ての値を提供する。
まとめると、実施形態5は以下のことを提供する:
・1つの測定リストがUEに提供される:
・明示的な通常性能グループ及び低性能グループはUEに別個に提供されない。
・測定リスト内の周波数が、高いものから順に優先順位付けされる。
・グループサイズとリソース割り当てとの組合せのモードをUE50に示す1ビットシグナリングが導入される:
・モード6において:1つのグループ(すなわち、通常性能グループ)のみが存在する。
・モード7及びモード8において:通常性能グループのサイズ及びリソース割り当てが固定される。正確な値は、テーブル6において与えられるMGRPに依拠する。
PCIM方法100の実施形態5が、図9のフロー図に示されている。測定される周波数レイヤの優先順位付けされたリストからなる測定リストが、UE50に提供される(ブロック702)。測定リストに対するインデックス
Figure 0006342520
は、周波数レイヤのうちのどの周波数レイヤが通常性能グループの一部であるかを示す(ブロック704)。信号が受信された場合又はビットがセットされている場合(ブロック706)、UE50は、モード6で測定を実行し、低性能グループは存在せず(ブロック708)、MGRP及びリソース割り当ての両方が、UE50により指定される(ブロック710及びブロック712)。
一方、受信が受信されない場合又はビットがクリアされている場合(ブロック706)、UE50は、モード7又はモード8のいずれかで、上記のテーブル6に従って動作する。MGRPが40msでない場合(ブロック714)、UE50は、モード7で動作する。通常性能グループにおける周波数レイヤの数は5であり(ブロック716)、リソース割り当ては4である(ブロック718)。そうでなければ、MGRPは40msであり(ブロック714)、通常性能グループにおける周波数レイヤの数は4であり(ブロック720)、リソース割り当ては7である(ブロック722)。この実施形態において3つの利用可能なモードを有することにより、UE50のシステム設計を大いに単純化することができる。
実施形態6
実施形態6は、UE50が高速で移動している状況に良く適している。実施形態6において、UE50は、高性能グループ及び低性能グループの指定を動的に変更することができる。高速で移動している場合、UE50は、周波数レイヤ及び測定要件を、低性能グループに移すことができる。UEの速度に応じて周波数レイヤの割り当てを適応させることにより、いくつかの実施形態において、通常性能グループにおける測定遅延は、管理可能になる。例えば、UE50が、例えば高速の列車上で、高速に移動している状況において、測定は、アイドル位置にあるUEについてよりも速く必要とされる。したがって、この状況下では、通常性能グループのサイズが、意図的に低減され得る。
いくつかの実施形態において、UE50は、本明細書に記載の実施形態のいずれか又は全てを実施する能力を有することができる。他の実施形態において、UE50は、その能力が、上記の実施形態のうちのほんのわずかな実施形態に制限される。実際上、UE50は、初期化段階において、上記の実施形態のうちの1つの実施形態を採用する可能性が高く、その後は変更しない。しかしながら、例えば、UE50が高速で移動しているときの実施形態6のように、UE50がその構成を変更することが意味をなす状況が存在し得る。いずれの場合であっても、いくつかの実施形態において、UEにより変更がなされるのであれば、いずれの構成の変更も準静的なものである。なぜならば、そのような変更に関連するシグナリングオーバーヘッドが存在するからである。
図10A及び図10Bは、eNB20及びUE50(両方ともトランシーバである)を含む無線近傍800の簡略化されたブロック図である。eNB20及びUE50は、いくつかの実施形態に従って、上述したPCIM方法100を利用する。この例において、eNB20は送信機として動作し、UE50は受信機として動作する。図10Aは、ソフトウェアベースのバージョンのeNB20及びUE50を示しているのに対し、図10Bは、ASICベースのバージョンのeNB20及びUE50を示している。
まず図10Aを参照すると、各デバイスは、アンテナ154、フロントエンド132、無線機136、ベースバンドデジタル信号プロセッサ(DSP)138、及び媒体アクセスコントローラ(MAC)130を含む。両方のデバイスが、各デバイス内に示されるハードウェアを有するが、eNB20は、そのフロントエンド132内に電力増幅器146を有するものとして示されているのに対し、UE50は、そのフロントエンド内に低雑音増幅器148を含む。eNB20は、デジタルアナログ変換器(DAC)134を含むのに対し、UE50は、アナログデジタル変換器(ADC)142を含む。UE50は、ラップトップコンピュータ、セルラ電話機、又は他の無線システム等の実質的にあらゆる無線デバイスとすることができ、送信機(送信モード)又は受信機(受信モード)として動作することができる。
MAC130は、組み込み中央処理装置(CPU)124及びデータメモリ120を含み、PCIM方法100(いくつかの実施形態において、その何らかの部分はソフトウェアベースである)は、データメモリにロードされて、CPUにより実行され得る。図10Aの図示はMAC130の簡略化された表現であり、MACの一部分であり得る他のデバイス、回路、及び論理素子は省略されている。
MAC130は、フロントエンド132、DAC134、ADC142、無線機136、及びDSP138等の、送信機及び受信機内で通常見つけられる論理デバイスとインタフェースをとる。デバイス132、134、136、138、及び142はまた、本明細書において、ターゲットモジュールとしても知られる。ターゲットモジュール及びMAC130内の論理デバイスは、ハードウェア、ソフトウェア、又はハードウェアコンポーネントとソフトウェアコンポーネントとの組合せから構成され得る。
ターゲットモジュールは、ほとんどの送信機及び受信機内で通常見つけられる。FE132は、アンテナ154に接続され、(送信機のための)電力増幅器(PA)、(受信機のための)低雑音増幅器(LNA)、及び、送信機モードと受信機モードとの間で切り替えるためのアンテナスイッチ(図示せず)を含む。DAC134は、DSP138から到来したデジタル信号を、無線機(送信機)を介する送信の前に、アナログ信号に変換するために使用される。反対に、ADC142は、無線機から到来したアナログ信号を、DSP138(受信機)による処理の前に、デジタル信号に変換するために使用される。eNB20において、無線機136は、信号を、ベースバンドからキャリア周波数に移す。UE50において、無線機136は、信号を、キャリア周波数からベースバンドに信号を移す。UE50において、DSP138は、MAC130による処理のために、ADC142からのOFDM信号を復調する。eNB20において、DSP138は、MACデータを、ベースバンド周波数においてOFDM信号に変調し、結果の信号をDAC134に送信する。
典型的な送信動作は、次のように生じる。eNB20において、MAC130は、パケットをDSP138に送信する。DSP138は、パケットをデジタルOFDM信号に変換し、デジタルOFDM信号をDAC134に送信する。DAC134は、デジタルOFDM信号をアナログ信号に変換し、アナログ信号を無線機136に送信する。無線機136は、ベースバンド信号をキャリア周波数に変調し、信号をフロントエンド132の電力増幅器146に送信する。電力増幅器146は、アンテナ154を介する無線送信に適するように信号を増幅する。
UE50において、信号が、アンテナ154により受信される。弱いアナログ信号が、フロントエンド132の低雑音増幅器148に受信され、フロントエンド132は、増幅されたアナログ信号を無線機136に送信し、無線機136は、選択された周波数帯域に応じて信号をフィルタリングし、キャリア周波数信号をベースバンド信号に復調する。無線機136は、アナログ信号をADC142に送信し、ADC142は、アナログ信号を、DSP138による処理に適したデジタル信号に変換する。DSP138は、OFDM信号を復調し、信号をMAC130のパケットバイトに変換する。パケットの暗号化及び復号化等の他の動作は示されていない。送信が成功である場合、UE50内のMAC130により受信されたパケットは、eNB20内のMAC130により送信されたパケットと同一である。
他の実施形態において、図10Bに示されるように、eNB20及びUE50は、MAC130内にCPU124を含まない。代わりに、特定用途向け集積回路(ASIC)190が、論理レジスタ(192)を使用して実装される状態機械として、PCIM方法100を駆動できる。図10BのASICソリューションは、例えば、低電力消費が重要であるシステムにおいて、図10AのMACベースの実装より好ましいものであり得る。
限られた数の実施形態を参照して本出願について説明したが、当業者であれば、それらの実施形態からの多数の変更形態及び変形形態を理解するであろう。請求項は、本発明の真の主旨及び範囲に属する全てのそのような変更形態及び変形形態を網羅することが意図されている。

Claims (14)

  1. 少なくとも1つのエンハンストノードB(eNB)トランシーバを含む無線近傍において動作するユーザ機器(UE)のプロセッサにより実行されたときに、前記UEに、
    グループにおける周波数レイヤを測定する動作であって、前記グループのサイズは、前記グループに割り当てられた周波数レイヤの第1の数
    Figure 0006342520
    であり、前記測定は、前記UEにより決定される測定間隔繰り返し期間(MGRP)に従って実行される、動作と、
    前記グループに割り当てられた周波数レイヤの測定を可能にするための、測定間隔の第2の数
    Figure 0006342520
    を得る動作であって、
    Figure 0006342520
    は、前記グループの前記サイズ及び前記MGRPから導出される、動作と、
    を実行させる、コンピュータプログラムであって、
    Figure 0006342520
    は、式
    Figure 0006342520
    を使用して得られ、
    Figure 0006342520
    は、前記UEにより測定される周波数レイヤの総数を表す、コンピュータプログラム
  2. 前記グループの前記サイズ
    Figure 0006342520
    は、前記総数
    Figure 0006342520
    未満である、請求項1記載のコンピュータプログラム。
  3. 前記グループは、前記UEと前記UEのサービングeNBとの間のサービング周波数レイヤを含まない、請求項1記載のコンピュータプログラム。
  4. 前記グループは、前記UEと前記無線近傍における他の基地局との間の周波数レイヤを含む、請求項1記載のコンピュータプログラム。
  5. 前記グループは、前記UEが動作している現在の無線アクセス技術(RAT)における周波数レイヤを含む、請求項1記載のコンピュータプログラム。
  6. 前記グループは、前記eNBと前記無線近傍における第2のUEとの間の周波数レイヤを含む、請求項記載のコンピュータプログラム。
  7. 前記グループは、前記無線近傍における第2のUEと第2のeNBとの間の周波数レイヤを含む、請求項記載のコンピュータプログラム。
  8. 前記無線近傍は、前記UEの無線アクセス技術(RAT)において動作しているエンティティと前記UEとは異なるRATにおいて動作している他のエンティティとを含む異種ネットワークである、請求項1記載のコンピュータプログラム。
  9. 前記グループにおける前記周波数レイヤのうちの1以上の周波数レイヤは、前記UEの現在のRAT外である、請求項記載のコンピュータプログラム。
  10. 前記グループは、前記UEと前記無線近傍における第2のUEとの間の周波数レイヤを含む、請求項1記載のコンピュータプログラム。
  11. 無線ネットワークにおいて使用されるユーザ機器(UE)であって、
    前記無線ネットワークにおける進化型ノードB(eNB)から、グループに割り当てられる周波数レイヤの第1の数
    Figure 0006342520
    と、前記グループに割り当てられる周波数レイヤの測定が実行されるための測定間隔の第2の数
    Figure 0006342520
    と、を受信する通信モジュールであって、前記UEは、前記UEにより決定される測定間隔繰り返し期間(MGRP)に従って、前記グループにおける前記周波数レイヤを測定する、通信モジュール
    を備え、
    Figure 0006342520
    は、前記第1の数及び前記MGRPから導出され、
    Figure 0006342520
    は、式
    Figure 0006342520
    を使用して得られ、
    Figure 0006342520
    は、前記UEにより測定される周波数レイヤの総数を表す、UE。
  12. 前記グループにおける前記周波数レイヤは、前記UEと前記UEのサービングeNBとの間のサービング周波数レイヤを含まない、請求項11記載のUE。
  13. 前記グループは、
    前記UEと第2のeNBとの間の周波数レイヤ、
    前記UEが動作している現在の無線アクセス技術(RAT)における周波数レイヤ、
    前記eNBと第2のUEとの間の周波数レイヤ、
    第2のUEと第2のeNBとの間の周波数レイヤ、
    前記UEの前記現在のRAT外の周波数レイヤ、及び
    前記UEと第2のUEとの間の周波数レイヤ
    からなる群から選択される周波数レイヤを含む、請求項11記載のUE。
  14. 請求項1乃至10のうちいずれか一項記載のコンピュータプログラムを記憶しているコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
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