JP6341240B2 - パイプタイプ油浸絶縁ケーブル、補修用油浸絶縁ケーブル、油仮止め栓、およびパイプタイプ油浸絶縁ケーブルの補修方法 - Google Patents

パイプタイプ油浸絶縁ケーブル、補修用油浸絶縁ケーブル、油仮止め栓、およびパイプタイプ油浸絶縁ケーブルの補修方法 Download PDF

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Description

本発明は、パイプタイプ油浸絶縁ケーブル、補修用油浸絶縁ケーブル、油仮止め栓、およびパイプタイプ油浸絶縁ケーブルの補修方法に関する。
従来から、大容量の地中送電線路として、パイプタイプ油浸絶縁ケーブル(POFケーブル:Pipe type Oil Filled Cable、またはHPFFケーブル:High Pressure Fluid Filled Pipe Type Cable)が知られている(例えば、特許文献1)。POFケーブルは、外部鋼管内にケーブルコアが挿通された状態で、外部鋼管内に高圧の絶縁油を充填(封入)し循環させるよう構成されている。これにより、ケーブルコアの絶縁性を向上させるとともに、ケーブルコアを冷却することができる。
特開2002−171652号公報
POFケーブルのケーブルコアに地絡事故などが生じた場合、事故点のケーブルコアを補修する必要がある。このとき、従来では、事故点のケーブルコアを、既存のケーブルコアと同様の油浸絶縁構造を有する補修用ケーブルコアに再度置き換える必要があった。
しかしながら、この場合では、補修用ケーブルコアの油浸絶縁紙に水分が混入する懸念があるため、補修用ケーブルコアを製造した後、補修用ケーブルコアを早急に布設する必要があった。したがって、補修用ケーブルコアを長期間保管することができなかった。
本発明の目的は、補修用油浸絶縁ケーブルを長期間保管することができる技術を提供することである。
本発明の一態様によれば、
導体の外周を覆うように油浸絶縁紙が巻回されるケーブルコアと、前記ケーブルコアが挿通され、絶縁油が充填される外部鋼管と、を有し、前記ケーブルコアの一部が補修されるパイプタイプ油浸絶縁ケーブルであって、
前記ケーブルコアに対応するよう構成される補修用ケーブルコアと、
前記補修用ケーブルコアが挿通され、前記絶縁油が充填される内部金属管と、を有する補修用油浸絶縁ケーブルを備え、
前記補修用油浸絶縁ケーブルは、前記内部金属管内に前記補修用ケーブルコアが挿通された状態で、前記外部鋼管内に挿通され、
前記補修用ケーブルコアは、補修対象の前記ケーブルコアの一部と置き換えられ、前記ケーブルコアの他部に接続されるパイプタイプ油浸絶縁ケーブルが提供される。
本発明の他の態様によれば、
導体の外周を覆うように油浸絶縁紙が巻回されるケーブルコアと、前記ケーブルコアが挿通され、絶縁油が充填される外部鋼管と、を有するパイプタイプ油浸絶縁ケーブルのうちの、前記ケーブルコアの一部を補修する補修用油浸絶縁ケーブルであって、
前記ケーブルコアに対応するよう構成される補修用ケーブルコアと、
前記補修用ケーブルコアが挿通され、絶縁油が充填される内部金属管と、を有し、
前記パイプタイプ油浸絶縁ケーブルを補修するときに、
前記内部金属管内に前記補修用ケーブルコアが挿通された状態で、前記外部鋼管内に挿通され、
前記補修用ケーブルコアは、補修対象の前記ケーブルコアの一部と置き換えられ、前記ケーブルコアの他部に接続される補修用油浸絶縁ケーブルが提供される。
本発明の更に他の態様によれば、
上述の態様に記載の補修用油浸絶縁ケーブルの前記内部金属管に接続され、前記ケーブルコアを貫通させた状態で、前記内部金属管の端部を塞ぐよう構成される油仮止め栓であって、
前記内部金属管内に前記絶縁油を供給する給油管を有し、
前記給油管は、前記外部鋼管内で開放され、前記補修用油浸絶縁ケーブルの前記内部金属管内および前記油浸絶縁ケーブルの前記外部鋼管内に相互に前記絶縁油を流通させるよう構成される油仮止め栓が提供される。
本発明の更に他の態様によれば、
導体の外周を覆うように油浸絶縁紙が巻回されるケーブルコアと、前記ケーブルコアが挿通され、絶縁油が充填される外部鋼管と、を有するパイプタイプ油浸絶縁ケーブルのうちの、前記ケーブルコアの一部を補修するパイプタイプ油浸絶縁ケーブルの補修方法であって、
前記ケーブルコアに対応するよう構成される補修用ケーブルコアと、前記補修用ケーブルコアが挿通され、前記絶縁油が充填される内部金属管と、を有する補修用油浸絶縁ケーブルを用意する用意工程と、
前記パイプタイプ油浸絶縁ケーブルのうちの前記ケーブルコアの一部に地絡事故が生じたときに、補修対象の該ケーブルコアの一部を除去する除去工程と、
前記内部金属管内に前記補修用ケーブルコアが挿通された状態で、前記補修用油浸絶縁ケーブルを前記外部鋼管内に挿通させる挿通工程と、
補修対象の前記ケーブルコアの一部を前記補修用ケーブルコアに置き換え、前記ケーブルコアの他部に該補修用ケーブルコアを接続する接続工程と、を有するパイプタイプ油浸絶縁ケーブルの補修方法。
本発明によれば、補修用油浸絶縁ケーブルを長期間保管することができる。
本発明の一実施形態に係るパイプタイプ油浸絶縁ケーブルを軸方向に直交する方向から見た模式的側面図である。 図1のA−A’線断面図である。 図1のB−B’線断面図である。 油仮止め栓を示す模式図である。 本発明の一実施形態に係るパイプタイプ油浸絶縁ケーブルの補修方法を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る補修用油浸絶縁ケーブルを軸方向に直交する方向から見た模式的側面図である。 図6のC−C’線断面図である。 地絡が生じたパイプタイプ油浸絶縁ケーブルを軸方向に直交する方向から見た模式的側面図である。 挿通工程において一端に油仮止め栓を接続し他端にプリングアイを接続した状態の補修用油浸絶縁ケーブルを軸方向に直交する方向から見た模式的側面図である。 挿通工程において両端に油仮止め栓を接続した状態の補修用油浸絶縁ケーブルを軸方向に直交する方向から見た模式的側面図である。
<発明者の得た知見>
まず、POFケーブルの補修に関して、発明者が得た知見の詳細を説明する。
POFケーブルのケーブルコアに地絡事故などが生じた場合、上述のように、事故点のケーブルコアを補修する必要がある。
近年では、POFケーブルからの絶縁油の漏洩による環境への影響が懸念されていることから、事故点のケーブルコアを、固体絶縁ケーブル(CVケーブル::Cross−linked polyethylene insulated polyvinylchloride sheathed Cable、またはXLPEケーブル)に置き換えることが望まれている。この場合、既存のPOFケーブルと固体絶縁ケーブルとを接続するためにトランジションジョイントが必要となる。しかしながら、トランジションジョイントが非常に高価であることから、実際にPOFケーブルのケーブルコアに地絡などが生じた場合には、事故点のケーブルコアを、既存のケーブルコアと同様の油浸絶縁構造を有する補修用ケーブルコアに再度置き換えることが多かった。特に、POFケーブルを構成する金属管(外部鋼管)の直径が小さく、金属管内に固体絶縁ケーブルを挿通させることができない場合では、既存のケーブルコアと同様の油浸絶縁構造を有する補修用ケーブルコアへの置き換えが顕著に行われていた。
既存のケーブルコアと同様の油浸絶縁構造を有する補修用ケーブルコアを製造する際には、例えば、導体の外周を覆うように絶縁紙を巻回し、絶縁紙に高い圧力をかけて高粘度油(例えば高粘度ポリブデン油)を含浸させ、当該油浸絶縁紙の外周にラップシートを巻回していた。これにより、短期的に補修用ケーブルコアからの脱油を抑制していた。
しかしながら、この場合では、補修用ケーブルコアの油浸絶縁紙に水分が混入し、油浸絶縁紙の絶縁性が低下する懸念があるため、補修用ケーブルコアを製造した後、直ちに補修用ケーブルコアを現地に輸送し、現地でラップシートを剥いで補修用ケーブルコアを早急に布設する必要があった。つまり、補修用ケーブルコアを長期間保管できず、備蓄させておくことができなかった。
また、上記のように補修用ケーブルコアを長期保管できないことに起因して、POFケーブルの地絡事故が生じてから、補修用ケーブルコアを製造していた。この場合、上記のような補修用ケーブルコアの製造方法では、油浸絶縁紙に高い圧力および高い温度で高粘度の絶縁油を含浸(充填)する工程等に時間がかかるため、納期が長くなる傾向があった。その結果、POFケーブルの地絡事故が生じてからPOFケーブルが復旧するまでの間で、POFケーブルの電力伝送が停止する期間が長くなっていた。
さらには、上記構成を有する補修用OFケーブルコアを製造する業者が少なくなっており、補修用OFケーブルコアを将来的に安定して供給することが困難な状況となっていた。
一方で、補修用ケーブルコアを備蓄品として長期間保管する場合には、補修用ケーブルコアが巻回されたドラム全体を金属容器内に密封し、金属容器内に窒素ガスを加圧して封入する方法が採用されることがあった。また、補修用ケーブルコアを長期間保管する別の方法として、個々の補修用ケーブルコアの外周を囲むように金属シースを設ける方法が採用されることがあった。
しかしながら、ドラム全体を金属容器内に油を充填、密封した場合では、金属容器を一度開封すれば、再び元の状態にするのは困難であった。このため、例えば少量のケーブルの修理の場合、ドラムの余剰分を廃棄するか、再びドラムを工場に持ち帰り、金属容器を加圧、密封する必要があり、この方法は不経済であった。また、個々の補修用ケーブルコアの外周を囲むように金属シースを設けた場合では、ケーブル運転中の導体発熱による温度変化で絶縁油が膨張収縮を繰り返すことに起因して、絶縁性を低下させる脱油が発生することを抑制するため、補修用ケーブルコアの外側から油浸絶縁紙に絶縁油を補う必要があった。このとき、補修用ケーブルコアの外側から油浸絶縁紙に絶縁油を補うため、補修工程前に金属シースを除去する必要があった。このような金属シースの除去は、製造業者によって行われる必要があるため、時間と労力がかかっており、緊急復旧用に適していなかった。
以上のように、従来のPOFケーブルの補修方法では、様々な課題を有していた。したがって、従来の補修方法に代わる技術として、補修用ケーブルコアを安定的に長期保管できるとともに、事故発生時に事故点のケーブルコアを補修用ケーブルコアに容易且つ早急に置き換えることができる技術が望まれていた。本発明は、本発明者が見出した上記知見に基づくものである。
<本発明の一実施形態>
(1)パイプタイプ油浸絶縁ケーブル
本発明の一実施形態に係るパイプタイプ油浸絶縁ケーブルについて、図1〜図4を用いて説明する。図1は、本実施形態に係るパイプタイプ油浸絶縁ケーブルを軸方向に直交する方向から見た模式的側面図である。なお、図1の一部は、断面図となっている。また、図1において、図の簡略化のため、後述する補修用OFケーブル20の油通路250および介在260等を省略している。図2は、図1のA−A’線断面図である。また、図3は、図1のB−B’線断面図である。図4は、油仮止め栓を示す模式図である。なお、図4の一部は、断面図となっている。
図1に示すように、本実施形態のパイプタイプ油浸絶縁ケーブル(POFケーブル)10は、大容量の地中送電線路として構成され、POFケーブル10のケーブルコア100の一部が補修用油浸絶縁ケーブル(補修用OFケーブル)20を用いて補修されている。POFケーブル10において、正常部分と、補修用OFケーブル20によって補修された補修部分とは、互いに異なる構成を有しているため、以下では、これらを分けて説明する。
(正常部分)
図1および図2に示すように、POFケーブル10の正常部分は、例えば、ケーブルコア(OFケーブルコア)100と、外部鋼管320と、を有している。
POFケーブル10は、3相交流を伝送するよう構成され、3つのケーブルコア(ケーブルユニット)100(100a〜100c)を有している。ケーブルコア100a〜100cは、例えば、互いに平行に(直線状に)配置されている。本実施形態では、例えば、ケーブルコア100a〜100cは、断面視で俵状に三角配置されており、ケーブルコア100aおよび100bの間の中心上にケーブルコア100cが配置されている。なお、ケーブルコア100a〜100cは、互いに水平に一列に配置されていてもよい。
それぞれのケーブルコア100は、例えば、中心から外側に向けて、導体110と、バインダテープ120と、カーボン紙130と、油浸絶縁紙140と、絶縁遮蔽層150と、防湿層160と、布設用スキッドワイヤ170と、を有している。導体110は、例えば、複数の銅線を撚り合わせることにより構成されている。油浸絶縁紙140は、高粘度の絶縁油を含んでいる。絶縁油は、例えば、高粘度ポリブデン油などである。絶縁遮蔽層150は、例えば、カーボン紙および金属テープからなっている。また、布設用スキッドワイヤ170は、断面視でD字状のステンレス線として構成され、防湿層160の外周に螺旋状に巻回されている。これにより、ケーブルコア100の布設時の摩擦力を低減することができる。
外部鋼管320は、例えば、鋼管(鉄管)により構成されている。外部鋼管320内には、3つのケーブルコア100が挿通されるとともに、絶縁油40が充填(加圧封入)され循環している。外部鋼管320内に充填される絶縁油40は、低粘度を有しており、例えば、低粘度ポリブデン油やアルキルベンゼンなどである。
外部鋼管320によってケーブルコア100が遮蔽されることにより、外部の通信線への誘導障害を軽減することができる。また、外部鋼管320内に絶縁油40が循環することにより、ケーブルコア100の絶縁性を向上させるとともに、ケーブルコア100を冷却することができる。
なお、外部鋼管320の外周を覆うように、外部鋼管320の腐食を抑制する防護層(不図示)が設けられる。防護層は、例えば、外部鋼管320の外周に巻回されたフェルトの上にコールタールを施すことにより構成されるか、或いは、外部鋼管320の外周にプラスチック樹脂をコーティングすることにより構成されている。
(補修部分)
図1および図3に示すように、POFケーブル10の補修部分では、補修対象のケーブルコア100の一部(事故点のケーブルコア100)が補修用油浸絶縁ケーブル(補修用OFケーブル)20に置き換えられている。補修用OFケーブル20は、例えば、補修用ケーブルコア(補修用OFケーブルコア)200と、油通路250と、介在260と、内部金属管340と、油仮止め栓500と、を有している。
補修用OFケーブル20は、ケーブルコア100と同じ数の補修用ケーブルコア200を有し、本実施形態では、例えば、3つの補修用ケーブルコア200(200a〜200c)を有している。補修用ケーブルコア200a〜200cは、例えば、互いに螺旋状に撚り合わせられている。このように補修用ケーブルコア200a〜200cを撚り合わせることにより、これらの断面を略円形とすることができ、これらの周囲に被覆加工し易くすることができる。また、補修用ケーブルコア200a〜200cを撚り合わせることにより、外側と内側との周差を平均化することができ、補修用OFケーブル20をドラムに容易に巻き取ることができる。
それぞれの補修用ケーブルコア200は、POFケーブル10の正常部分でのケーブルコア100に対応するよう構成され、例えば、導体210と、導体遮蔽層220と、油浸絶縁紙230と、絶縁遮蔽層240と、を有している。導体210は、例えば、複数の銅線を撚り合わせることにより構成されている。導体遮蔽層220は、例えば、カーボン紙からなっている。油浸絶縁紙230は、絶縁油40を含んでいる。ここでの絶縁油40は、常温で1000CS以下の粘度を有しており、例えば、低粘度ポリブデン油やアルキルベンゼンなどである。絶縁遮蔽層240は、例えば、カーボン紙とその上部に巻回されるアルミテープとを組み合わせることにより構成され、油浸絶縁紙230が露出することがないように油浸絶縁紙230の表面を隙間無く覆うようになっている。
油通路250は、3つの補修用ケーブルコア200の外側に沿うように設けられ、絶縁油40の流路として構成されている。油通路250は、例えば、金属製のテープが螺旋状に巻回されることにより構成されている。これにより、油通路250によって補修用OFケーブル20の形状を保持するとともに、油通路250を構成するテープの隙間から補修用ケーブルコア200に向けて絶縁油40を拡散させることができる。
介在260は、補修用ケーブルコア200および油通路250によって形成される外接包絡線内の隙間を埋めるように設けられている。介在260は、例えば、絶縁紙からなっている。
なお、介在260の外周を覆うように、ばらけ抑制テープ(不図示)が設けられている。ばらけ抑制テープにより、3つの補修用ケーブルコア200等のばらけを抑制することができる。
内部金属管340は、例えば、外部鋼管320の直径よりも小さい直径を有する鉛管からなっている。内部金属管340内には、介在260によって覆われた3つの補修用ケーブルコア200が挿通されるとともに、絶縁油40が充填されている。内部金属管340内に充填される絶縁油40は、油浸絶縁紙230に含浸される絶縁油40と同様に、常温で1000CS以下の粘度を有しており、例えば、低粘度ポリブデン油やアルキルベンゼンなどである。
なお、後述するように内部金属管340内の絶縁油40の圧力と外部鋼管320内の絶縁油40の圧力とは均等になっているため、内部金属管340の外周には油圧補強用の金属テープが巻回されていない。
図1に示すように、上記のように構成される補修用OFケーブル20は、内部金属管340内に3つの補修用ケーブルコア200が挿通された状態で、外部鋼管320内に挿通されている。これにより、補修対象のケーブルコア100の一部(事故点のケーブルコア100)が補修用OFケーブル20の補修用ケーブルコア200に置き換えられている。
ここで、図1に示すように、補修用OFケーブル20の端部には、油仮止め栓(セミストップ鉛管)500が設けられている。油仮止め栓500は、例えば、補修用ケーブルコア200a〜200cを別々に貫通させた状態で、内部金属管340の端部を塞ぐよう構成されている。これにより、補修用ケーブルコア200a〜200cのそれぞれをケーブルコア100a〜100cのぞれぞれの正常部に接続する際に、従来からケーブルコア100同士の接続に用いられてきたジョイントと同様のジョイント400を用いることができる。
油仮止め栓500は、内部金属管340の両端のそれぞれに溶接されている。内部金属管340の一端には、油仮止め栓500aが溶接され、内部金属管340の他端には、油仮止め栓500aと同様の構成を有する油仮止め栓500bが溶接されている。
具体的な構成としては、図1および図4に示すように、油仮止め栓500は、例えば、栓本体部520と、貫通口540と、給油管(給油ホース)560と、パッキン(継手)580と、を有している。栓本体部520は、筒状部522および底部524を有する略筒状部材として構成されている。栓本体部520の筒状部522は、内部金属管340の外側に嵌められ、栓本体部520の底部524は、内部金属管340の開口を塞ぐよう構成されている。また、筒状部522のうちの底部524と反対側の端部は、内部金属管340に溶接されている。貫通口540は、筒状に構成され、栓本体部520の底部に溶接されている。貫通口540内には、補修用ケーブルコア200のそれぞれが貫通するようになっている。パッキン580は、貫通口540の先端で補修用ケーブルコア200の外周を囲むように設けられている。これにより、後述するPOFケーブル10の補修工程のうちの挿通工程や接続工程において、貫通口540と補修用ケーブルコア200との間から絶縁油40が過剰に漏れることを抑制することができる。また、給油管560を用いて微少量の絶縁油40を内部金属管340内に供給しながらパッキン580からオーバーフローさせることで、内部金属管340内への空気の混入を抑制することができる。
給油管560は、栓本体部520の底部524に溶接され、栓本体部520内に連通している。給油管560は、屈曲可能に構成され、例えば、フレキシブル金属管として構成されている。給油管560は、油仮止め栓500が内部金属管340に接続されることで内部金属管340に連通している。これにより、後述するPOFケーブル10の補修工程(用意工程または挿通工程)において、給油管560を介して内部金属管340内を真空引きするか、或いは、給油管560を介して内部金属管340内に絶縁油40を供給することが可能となる。
また、給油管560は、補修用OFケーブル20が外部鋼管320内に挿通されるときに外部鋼管320内で開放され、外部鋼管320内に連通している。これにより、内部金属管340内および外部鋼管320内に相互に絶縁油40を流通させることができる。その結果、内部金属管340内の絶縁油40の圧力と外部鋼管320内の絶縁油40の圧力とを均等にすることができる。
(ジョイント)
上述のような構成を有する補修用OFケーブル20のうちの3つの補修用ケーブルコア200のそれぞれは、事故点を含む3つのケーブルコア100のそれぞれの一部と置き換えられ、ジョイント(コア接続部)400を介して、3つのケーブルコア100のぞれぞれの他部(正常部)に接続されている。
ジョイント400は、上述のように、従来からケーブルコア100同士の接続に用いられてきたジョイントと同様に構成され、例えば、圧縮スリーブ(不図示)と、油浸絶縁紙(符号不図示)と、を有している。圧縮スリーブは、金属製の筒状部材として構成され、正常部のケーブルコア100の導体110と補修用ケーブルコア200の導体210とを圧縮接続するよう構成されている。また、ジョイント400の油浸絶縁紙は、ケーブルコア100の油浸絶縁紙140や補修用ケーブルコア200の油浸絶縁紙230と同様の材料により構成され、上記の圧縮スリーブの外周を覆うように巻回されている。
(各寸法)
具体的な各寸法としては、外部鋼管320の外径は、例えば、5inch以上10inch以下であり、外部鋼管320の厚さは、例えば、1/8インチ以上1/2インチ以下である。ケーブルコア100の導体110の外径は、例えば、15mm以上55mm以下である。ケーブルコア100の外径は、例えば、40mm以上110mm以下である。
内部金属管340の外径は、例えば、4inch以上9inch以下である。内部金属管340の厚さは、例えば、1.5mm以上4.0mm以下である。補修用ケーブルコア200の導体210外径は、ケーブルコア100の導体110の外径と同じく、例えば、15mm以上55mm以下である。補修用ケーブルコア200の外径は、例えば、40mm以上110mm以下である。
(2)パイプタイプ油浸絶縁ケーブルの補修方法
次に、図1、図5〜図9を用い、本実施形態に係るパイプタイプ油浸絶縁ケーブルの補修方法について説明する。図5は、本実施形態に係るパイプタイプ油浸絶縁ケーブルの補修方法を示すフローチャートである。なお、ステップをSと略して用いる。図6は、本実施形態に係る補修油浸絶縁ケーブルを軸方向に直交する方向から見た模式的側面図である。図7は、図6のC−C’線断面図である。図8は、地絡が生じたパイプタイプ油浸絶縁ケーブルを軸方向に直交する方向から見た模式的側面図である。図9は、挿通工程において一端に油仮止め栓を接続し他端にプリングアイを接続した状態の補修用油浸絶縁ケーブルを軸方向に直交する方向から見た模式的側面図である。図10は、挿通工程において両端に油仮止め栓を接続した状態の補修用油浸絶縁ケーブルを軸方向に直交する方向から見た模式的側面図である。なお、図6、図8、図9、および図10の一部は、断面図となっている。また、図6、図9、および図10において、図の簡略化のため、補修用OFケーブル20の油通路250および介在260等を省略している。
(S110:用意工程)
まず、図6および図7に示すように、補修用OFケーブル20を用意する。具体的には、まず、導体210の外周を覆うように、導体遮蔽層220、油浸絶縁紙230、および絶縁遮蔽層240をこの順で巻回する。これにより、補修用ケーブルコア200を形成する。そして、3つの補修用ケーブルコア200(200a〜200c)を螺旋状に撚り合わせる。そして、3つの補修用ケーブルコア200の外側に沿うように油通路250を配置する。そして、3つの補修用ケーブルコア200および油通路250によって形成される外接包絡線内の隙間を埋めるように介在260を巻回する。そして、介在260に覆われた3つの補修用ケーブルコア200の外周を覆うように、内部金属管340を押出被覆する。なお、内部金属管340の外周を覆うように、該内部金属管340の摩擦を低減する摩擦低減層342を設けてもよい。被覆層は、例えば、ラップシートやポリエチレン被覆により構成される。このようにして得られた補修用OFケーブル20は、内部金属管340内に3つの補修用ケーブルコア200が挿通された状態で、ドラム(不図示)に巻きつけられる。なお、補修用OFケーブル20をドラムに巻きつける際には、内部金属管340の表面(摩擦低減層342の表面)に油を塗布しておく。このとき、上記のように内部金属管340の外周を覆うように摩擦低減層342を設けることにより、ドラムに巻きつけられた補修用OFケーブル20同士がそれらの重みで互いにくっつくことを抑制することができる。
このとき、図6に示すように、補修用OFケーブル20の一端(例えばドラムに先に巻きつけられる側の端部)に、封止栓600a(600)を溶接する。なお、封止栓600aには、内部金属管340内に連通する封止栓側給油コネクタ620a(620)を設けておく。また、封止栓600aから補修用ケーブルコア200を突出させずに、内部金属管340内に補修用ケーブルコア200を収容する。
一方で、補修用OFケーブル20の他端(例えばドラムに後から巻きつけられる側の端部)に、プリングアイ700b(700)を接続する。プリングアイ700bは、略円柱状部材として構成され、例えば、導体挿通孔720b(720)と、給油孔740b(740)と、プリングアイ側給油コネクタ760b(760)と、を有している。導体挿通孔720bは、補修用ケーブルコア200a〜200cに対応するように3つ設けられている。導体挿通孔720b内には、補修用ケーブルコア200a〜200cのそれぞれの導体210が挿通され、圧縮固定される。給油孔740bは、プリングアイ700bの軸方向に沿って貫通するように開設され、プリングアイ700bが補修用OFケーブル20に接続された際に、補修用OFケーブル20の油通路250に連通するようになっている。プリングアイ側給油コネクタ760bは、給油孔740bに連通している。
補修用OFケーブル20の他端にプリングアイ700bを接続する際には、まず、導体挿通孔720b内に補修用ケーブルコア200a〜200cのそれぞれの導体210を挿通させ圧縮固定する。そして、プリングアイ700bの後端側の一部を補修用OFケーブル20の内部金属管340内に挿入し、プリングアイ700bの後端を内部金属管340に溶接する。これにより、補修用OFケーブル20の他端にプリングアイ700bが接続される。
次に、封止栓600aの封止栓側給油コネクタ620aにタンク側配管840を介して給油タンク820を接続する。給油タンク820には、低粘度の絶縁油40を供給しておく。一方で、プリングアイ700bのプリングアイ側給油コネクタ760bに真空配管880を介して真空ポンプ860を接続する。次に、真空ポンプ860を稼動させ、プリングアイ側給油コネクタ760bおよび給油孔740bを介して補修用OFケーブル20の内部金属管340内を真空引きする。そして、給油タンク820のバルブ(不図示)を開き、負圧となった内部金属管340内に油通路250を通して絶縁油40を充填する。内部金属管340内に絶縁油40が充填されたら、プリングアイ側給油コネクタ760bから真空配管880を取り外し、プリングアイ側給油コネクタ760bをキャップ(メクラ継手)(不図示)で塞ぐ。このとき、給油タンク820を、タンク側配管840を介して封止栓600aの封止栓側給油コネクタ620aに接続し続け、給油タンク820によって内部金属管340内の絶縁油40の圧力を所定値に維持する。これにより、補修用ケーブルコア200における絶縁油40が乾燥(脱油)することを抑制することができる。
本実施形態では、既存のPOFケーブル10のケーブルコア100に地絡事故が生じるまでの間、内部金属管340内に3つの補修用ケーブルコア200を収容するとともに、給油タンク820によって内部金属管340内の絶縁油40の圧力を所定値に維持した状態で、補修用OFケーブル20を保管する。
(S120:事故判定)
次に、既存のPOFケーブル10を通電させ、所定の地絡判定方法を用い、既存のPOFケーブル10のケーブルコア100に地絡事故が生じたか否かを判定する。POFケーブル10のケーブルコア100に事故点が発生していないとき(S120でNo)、事故判定を継続する。
ここで、図8に示すように、既存のPOFケーブル10のケーブルコア100の一部に、事故点APが生じたと仮定する。POFケーブル10のケーブルコア100の一部に事故点APが発生したとき(S120でYes)、以下のようにして、POFケーブル10の補修を開始する。
(S130:除去工程)
まず、POFケーブル10の通電を停止し、事故点APを含む区間における絶縁油40の加圧および循環を停止する。次に、POFケーブル10における事故点APの場所を特定する。次に、事故点APを含む区間の絶縁油40を排出する。そして、事故点APを含む区間の両端のそれぞれにおいて外部鋼管320を取り外して所定の位置にずらし(例えばマンホール(不図示)側にずらし)、事故点APを含む区間の両端のそれぞれにおいてケーブルコア100の一部を露出させる。そして、事故点APを含む区間の両端のそれぞれにおいてケーブルコア100の一部を切断する。そして、事故点APを含む区間のケーブルコア100を外部鋼管320内から引き出して除去する。このとき、事故点APを含む区間において、事故相のケーブルコア100とともに、2つの健全相のケーブルコア100も除去する。
(S140:挿通工程)
次に、ケーブルコア100が除去された区間(以下、補修区間)の外部鋼管320内に、補修用OFケーブル20を挿通させる。具体的には、まず、補修区間の一端に接続されるマンホール(不図示)側の地上において、補修用OFケーブル20が巻きつけられたドラムを設置し、該マンホール内に、補修用OFケーブル20を滑らかに移動させるケーブルフィードチューブ(不図示)を設置する。一方で、補修区間の他端に接続されるマンホール(不図示)側の地上において、ウインチ(不図示)を設置する。次に、補修用OFケーブル20に接続したプリングアイ700bの先端にアイナット(不図示)を取り付け、該アイナットにワイヤ(不図示)を接続し、ワイヤを介してプリングアイ700bとウインチとを接続する。次に、ウインチによってワイヤを牽引することで、補修区間の外部鋼管320内に外部鋼管320の軸方向に補修用OFケーブル20を牽引する。これにより、補修区間の外部鋼管320内に補修用OFケーブル20を挿通させる。このとき、補修用OFケーブル20は、内部金属管340内に補修用ケーブルコア200が挿通された状態で、外部鋼管320内に挿通される。また、このとき、内部金属管340の外周に設けられていた摩擦低減層342がラップシートである場合には、摩擦低減層342を内部金属管340から剥がしながら、補修用OFケーブル20を挿通させる。なお、摩擦低減層342がポリエチレン被覆である場合には、摩擦低減層342が内部金属管340の外周に設けられたまま、補修用OFケーブル20を挿通させる。その後、プリングアイ700bの先端に接続されていたアイナットを取り外す。
次に、図9に示すように、給油タンク820を、タンク側配管840を介してプリングアイ700bのプリングアイ側給油コネクタ760bに接続する。そして、給油タンク820からプリングアイ側給油コネクタ760bおよび給油孔740bを介して内部金属管340内に絶縁油40を供給する。次に、補修区間の一端側において、補修用OFケーブル20のドラムから引き出された補修用OFケーブル20の一部を切断する。そして、補修用OFケーブル20の端部(プリングアイ700bと反対側の端部)に油仮止め栓500aを接続し、油仮止め栓500aを内部金属管340に溶接する。このとき、油仮止め栓500aの貫通口540aから補修用ケーブルコア200a〜200cのそれぞれの端部を突出させる。また、補修用OFケーブル20の一部を切断し油仮止め栓500aを接続する際に、プリングアイ側給油コネクタ760bに接続された給油タンク820から内部金属管340内に絶縁油40を供給し続けることで、補修用OFケーブル20のうちの油仮止め栓500aが接続される側の端部から微少量の絶縁油40をオーバーフローさせる。これにより、補修用OFケーブル20の一部を切断し油仮止め栓500aを接続する際においても、絶縁性を低下させる空気が内部金属管340内に混入することを抑制することができる。その後、プリングアイ700bのプリングアイ側給油コネクタ760bから、タンク側配管840および給油タンク820を取り外し、プリングアイ側給油コネクタ760bをキャップで塞ぐ。
次に、図10に示すように、給油タンク820を、タンク側配管840を介して油仮止め栓500aの給油管560aに接続する。そして、給油タンク820から給油管560aを介して内部金属管340内に絶縁油40を供給する。次に、補修用OFケーブル20とプリングアイ700bとの接続を切断する。そして、補修用OFケーブル20の端部(油仮止め栓500aと反対側の端部)に油仮止め栓500bを接続し、油仮止め栓500bを内部金属管340に溶接する。このとき、油仮止め栓500bの貫通口540bから補修用ケーブルコア200a〜200cのそれぞれの端部を突出させる。また、このとき、油仮止め栓500bの給油管560bをキャップで塞いでおく。また、補修用OFケーブル20とプリングアイ700bとの接続を切断し油仮止め栓500bを接続する際に、油仮止め栓500aの給油管560aに接続された給油タンク820から内部金属管340内に絶縁油40を供給し続けることで、補修用OFケーブル20のうちの油仮止め栓500bが接続される側の端部から微少量の絶縁油40をオーバーフローさせる。これにより、補修用OFケーブル20とプリングアイ700bとの接続を切断し油仮止め栓500bを接続する際においても、絶縁性を低下させる空気が内部金属管340内に混入することを抑制することができる。
なお、上記作業中に内部金属管340内の絶縁油40が枯渇し内部金属管340内に空気が混入した場合には、内部金属管340内を真空引きしてもよい。具体的には、まず、真空ポンプ860を、真空配管880を介して油仮止め栓500bの給油管560bに接続する。そして、真空ポンプ860を稼動させ、給油管560bを介して補修用OFケーブル20の内部金属管340内を真空引きする。そして、給油タンク820のバルブ(不図示)を開き、負圧となった内部金属管340内に油通路250を通して絶縁油40を充填する。このように、油仮止め栓500bを接続した後であっても、内部金属管340内に混入した空気を除去することが可能である。
その後、給油タンク820を、タンク側配管840を介して油仮止め栓500aの給油管560aに接続し続け、給油タンク820によって内部金属管340内の絶縁油40の圧力を所定値に維持する。このとき、油仮止め栓500aのパッキン580aまたは油仮止め栓500bのパッキン580bから少量の絶縁油40をオーバーフローさせる。これにより、後述する接続工程中に、補修用ケーブルコア200における絶縁油40が乾燥(脱油)することを抑制するとともに、内部金属管340内に、絶縁性を低下させる空気が内部金属管340内に混入することを抑制することができる。
(S150:接続工程)
次に、従来からケーブルコア100同士の接続に用いられてきたジョイントと同様のジョイント400を介して、補修用ケーブルコア200a〜200cのそれぞれを、ケーブルコア100a〜100cのぞれぞれの正常部に接続する。具体的には、まず、油仮止め栓500の貫通口540から突出した補修用ケーブルコア200a〜200cを別々に取り扱うことにより、圧縮スリーブを介して、補修用ケーブルコア200a〜200cのそれぞれの導体210と、ケーブルコア100a〜100cのそれぞれの正常部の導体110と、を圧縮接続する。次に、圧縮スリーブの外周を覆うように、油浸絶縁紙を巻回する。これにより、圧縮スリーブおよび油浸絶縁紙によってジョイント400が形成される。その結果、補修用ケーブルコア200a〜200cのそれぞれが、ジョイント400を介して、ケーブルコア100a〜100cのぞれぞれの正常部に接続される。なお、この処理を補修区間の両端のそれぞれにおいて行う。上記接続作業は、通常のPOFケーブルの補修方法での接続作業と全く同じである。
次に、給油タンク820による絶縁油40の加圧を停止する。そして、油仮止め栓500aの給油管560aに接続されたタンク側配管840を外し、給油管560aを外部鋼管320内で開放する。これと同様に、油仮止め栓500bの給油管560bに設けられたキャップを外し、給油管560bを外部鋼管320内で開放する。
次に、補修区間の両端のそれぞれにおいて所定の位置にずらしておいた外部鋼管320を元の位置に戻して溶接する。そして、外部鋼管320内を真空引きする。そして、外部鋼管320内に低粘度の絶縁油40を充填(加圧封入)し、循環させる。このとき、油仮止め栓500の給油管560が開放されていることにより、油仮止め栓500の給油管560を介して内部金属管340内および外部鋼管320内に相互に絶縁油40が流通する。その結果、内部金属管340内の絶縁油40の圧力と外部鋼管320内の絶縁油40の圧力とが均等になる。
以上により、図1に示すように、事故点APを含む3つのケーブルコア100が補修用OFケーブル20に置き換えられ、POFケーブル10が補修される。
(3)本実施形態に係る効果
本実施形態によれば、以下に示す1つ又は複数の効果を奏する。
(a)補修用OFケーブル20は、内部金属管340内に補修用ケーブルコア200が挿通された状態で、外部鋼管320内に挿通されている。補修用ケーブルコア200は、事故点APを含む補修対象のケーブルコア100の一部と置き換えられ、ケーブルコア100の他部(正常部)に接続されている。このような補修構造を採用することにより、POFケーブル10に地絡事故が発生するまでの間、絶縁油40が充填された状態の内部金属管340内に補修用ケーブルコア200を維持することができる。これによりPOFケーブル10に地絡事故が発生するまでの間、補修用ケーブルコア200における絶縁油40が乾燥(脱油)することを抑制するとともに、補修用ケーブルコア200の油浸絶縁紙230に水分や空気が混入することを抑制することができる。その結果、POFケーブル10に地絡事故が発生するまでの間の長期に亘り、補修用OFケーブル20を保管し、備蓄させておくことができる。
(b)補修用OFケーブル20を備蓄させておくことにより、POFケーブル10に地絡事故が発生した場合に即座に補修を行うことができる。また、補修用OFケーブル20をそのまま外部鋼管320内に挿通させることにより、地絡事故発生時に事故点APのケーブルコア100を補修用ケーブルコア200に容易且つ早急に置き換えることができる。その結果、POFケーブル10の電力伝送が停止する期間を短くすることが可能となる。
(c)油仮止め栓500は、補修用ケーブルコア200を貫通させた状態で、内部金属管340の端部を塞ぐよう構成されている。これにより、POFケーブル10の補修工程のうちの接続工程において、内部金属管340から絶縁油40が漏れることを一時的に抑制することができる。また、内部金属管340からの絶縁油40を抑制しつつ、補修用ケーブルコア200の端部を自由に取り扱うことができる。これにより、接続工程において補修用ケーブルコア200をケーブルコア100の正常部に接続する際に、従来からケーブルコア100同士の接続に用いられてきたジョイントと同様のジョイント400を用いることができる。したがって、補修用ケーブルコア200をケーブルコア100の正常部に容易且つ安定的に接続することができる。
(d)挿通工程において補修用OFケーブル20が外部鋼管320内に挿通された際に、油仮止め栓500の給油管560は、外部鋼管320内で開放され、内部金属管340内および外部鋼管320内に相互に絶縁油40を流通させるよう構成されている。これにより、POFケーブル10の通電時において、補修用ケーブルコア200が発熱して内部金属管340内の絶縁油40が膨張した場合に、内部金属管340内で膨張した絶縁油40を、油仮止め栓500の給油管560を介して外部鋼管320内に流出させることができる。またはこれとは逆に、正常部のケーブルコア100が発熱して外部鋼管320内の絶縁油40が膨張した場合に、外部鋼管320内で膨張した絶縁油40を、油仮止め栓500の給油管560を介して内部金属管340内に流入させることができる。したがって、内部金属管340内の絶縁油40の圧力と外部鋼管320内の絶縁油40の圧力とを均等にすることができる。その結果、POFケーブル10のケーブルコア100の絶縁性だけでなく、補修用OFケーブル20の補修用ケーブルコア200の絶縁性も安定的に維持することが可能となる。
(e)補修用OFケーブル20は、内部金属管340内に3つの補修用ケーブルコア200(200a〜200c)が挿通された状態で、外部鋼管320内に挿通されている。このような補修構造を採用することにより、挿通工程において、3つの補修用ケーブルコア200をまとめて外部鋼管320内に一度に挿通させることができる。その結果、3つのケーブルコア100を有するPOFケーブル10を補修する場合であっても、補修用OFケーブル20への置き換えを容易且つ早急に行うことが可能となる。
なお、参考までに、従来のように、事故点のケーブルコアを、既存のケーブルコアと同様の油浸絶縁構造を有する補修用ケーブルコアに再度置き換える場合では、補修用ケーブルコアが巻回されたドラムを独立して3つ用意し、3つの補修用ケーブルコアのドラムを並べて、3つの補修用ケーブルコアを同時に外部鋼管320内に挿通させていた。このため、挿通工程が複雑化していた。これに対して、本実施形態では、上述のように3つの補修用ケーブルコア200をまとめて外部鋼管320内に一度に挿通させることができるため、挿通工程を容易且つ早急に行うことができる。
(f)本実施形態のように補修用OFケーブル20が3つの補修用ケーブルコア200を有している場合、補修用OFケーブル20の内部金属管340に接続される油仮止め栓500は、3つの補修用ケーブルコア200を別々に貫通させた状態で、内部金属管340の端部を塞ぐよう構成されている。これにより、内部金属管340からの絶縁油40を抑制しつつ、3つの補修用ケーブルコア200の端部をばらばらに取り扱うことができる。その結果、3つの補修用ケーブルコア200のそれぞれと3つのケーブルコア100のそれぞれの正常部とを、互いに干渉させることなく、容易に接続することができる。
<本発明の他の実施形態>
以上、本発明の実施形態および変形例について具体的に説明したが、本発明は上述の実施形態および変形例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
上述の実施形態では、油仮止め栓500の給油管560がフレキシブル金属管として構成されている場合について説明したが、給油管は、ストレート管または継手として構成されていてもよい。
<本発明の好ましい態様>
以下、本発明の好ましい態様を付記する。
(付記1)
本発明の一態様によれば、
導体の外周を覆うように油浸絶縁紙が巻回されるケーブルコアと、前記ケーブルコアが挿通され、絶縁油が充填される外部鋼管と、を有し、前記ケーブルコアの一部が補修されるパイプタイプ油浸絶縁ケーブルであって、
前記ケーブルコアに対応するよう構成される補修用ケーブルコアと、
前記補修用ケーブルコアが挿通され、前記絶縁油が充填される内部金属管と、を有する補修用油浸絶縁ケーブルを備え、
前記補修用油浸絶縁ケーブルは、前記内部金属管内に前記補修用ケーブルコアが挿通された状態で、前記外部鋼管内に挿通され、
前記補修用ケーブルコアは、補修対象の前記ケーブルコアの一部と置き換えられ、前記ケーブルコアの他部に接続されるパイプタイプ油浸絶縁ケーブルが提供される。
(付記2)
付記1に記載のパイプタイプ油浸絶縁ケーブルであって、好ましくは、
前記補修用油浸絶縁ケーブルは、前記補修用ケーブルコアを貫通させた状態で、前記内部金属管の端部を塞ぐ油仮止め栓を有する。
(付記3)
付記2に記載のパイプタイプ油浸絶縁ケーブルであって、好ましくは、
前記油仮止め栓は、前記内部金属管内に前記絶縁油を供給する給油管を有し、
前記給油管は、前記外部鋼管内で開放され、前記内部金属管内および前記外部鋼管内に相互に前記絶縁油を流通させるよう構成される。
(付記4)
付記1〜3のいずれかに記載のパイプタイプ油浸絶縁ケーブルであって、好ましくは、
前記ケーブルコアは、前記外部鋼管内に複数設けられ、
前記補修用油浸絶縁ケーブルは、前記複数のケーブルコアのそれぞれに対応するように前記補修用ケーブルコアを複数有し、前記内部金属管内に前記複数の補修用ケーブルコアが挿通された状態で、前記外部鋼管内に挿通される。
(付記5)
本発明の他の態様によれば、
導体の外周を覆うように油浸絶縁紙が巻回されるケーブルコアと、前記ケーブルコアが挿通され、絶縁油が充填される外部鋼管と、を有するパイプタイプ油浸絶縁ケーブルのうちの、前記ケーブルコアの一部を補修する補修用油浸絶縁ケーブルであって、
前記ケーブルコアに対応するよう構成される補修用ケーブルコアと、
前記補修用ケーブルコアが挿通され、絶縁油が充填される内部金属管と、を有し、
前記パイプタイプ油浸絶縁ケーブルを補修するときに、
前記内部金属管内に前記補修用ケーブルコアが挿通された状態で、前記外部鋼管内に挿通され、
前記補修用ケーブルコアは、補修対象の前記ケーブルコアの一部と置き換えられ、前記ケーブルコアの他部に接続される補修用油浸絶縁ケーブルが提供される。
(付記6)
本発明の更に他の態様によれば、
付記5に記載の補修用油浸絶縁ケーブルの前記内部金属管に接続され、前記ケーブルコアを貫通させた状態で、前記内部金属管の端部を塞ぐよう構成される油仮止め栓であって、
前記内部金属管内に前記絶縁油を供給する給油管を有し、
前記給油管は、前記外部鋼管内で開放され、前記補修用油浸絶縁ケーブルの前記内部金属管内および前記油浸絶縁ケーブルの前記外部鋼管内に相互に前記絶縁油を流通させるよう構成される油仮止め栓が提供される。
(付記7)
本発明の更に他の態様によれば、
導体の外周を覆うように油浸絶縁紙が巻回されるケーブルコアと、前記ケーブルコアが挿通され、絶縁油が充填される外部鋼管と、を有するパイプタイプ油浸絶縁ケーブルのうちの、前記ケーブルコアの一部を補修するパイプタイプ油浸絶縁ケーブルの補修方法であって、
前記ケーブルコアに対応するよう構成される補修用ケーブルコアと、前記補修用ケーブルコアが挿通され、前記絶縁油が充填される内部金属管と、を有する補修用油浸絶縁ケーブルを用意する用意工程と、
前記パイプタイプ油浸絶縁ケーブルのうちの前記ケーブルコアの一部に地絡事故が生じたときに、補修対象の該ケーブルコアの一部を除去する除去工程と、
前記内部金属管内に前記補修用ケーブルコアが挿通された状態で、前記補修用油浸絶縁ケーブルを前記外部鋼管内に挿通させる挿通工程と、
補修対象の前記ケーブルコアの一部を前記補修用ケーブルコアに置き換え、前記ケーブルコアの他部に該補修用ケーブルコアを接続する接続工程と、を有するパイプタイプ油浸絶縁ケーブルの補修方法が提供される。
(付記8)
付記7に記載のパイプタイプ油浸絶縁ケーブルの補修方法であって、好ましくは、
前記挿通工程は、
前記補修用油浸絶縁ケーブルの前記内部金属管に油仮止め栓を接続し、該油仮止め栓によって、前記補修用ケーブルコアを貫通させた状態で前記内部金属管の端部を塞ぐ工程を有する。
(付記9)
付記8に記載のパイプタイプ油浸絶縁ケーブルの補修方法であって、好ましくは、
前記挿通工程は、
前記油仮止め栓に設けられる給油管を介して前記内部金属管内に前記絶縁油を供給する工程を有し、
前記接続工程では、
前記給油管を前記外部鋼管内で開放し、前記給油管を介して前記内部金属管内および前記外部鋼管内に相互に前記絶縁油を流通させる。
(付記10)
付記7〜9のいずれかに記載のパイプタイプ油浸絶縁ケーブルの補修方法であって、好ましくは、
前記用意工程では、
前記内部金属管の外周を覆うように、該内部金属管の摩擦を低減する摩擦低減層を設けた状態で、前記補修用油浸絶縁ケーブルをドラムに巻きつける。
10 POFケーブル
20 補修用OFケーブル
40 絶縁油
100,100a〜100c ケーブルコア
110 導体
120 バインダテープ
130 カーボン紙
140 油浸絶縁紙
150 絶縁遮蔽層
160 防湿層
170 スキッドワイヤ
200,200a〜200c 補修用ケーブルコア
210 導体
220 導体遮蔽層
230 油浸絶縁紙
240 絶縁遮蔽層
250 油通路
260 介在
320 外部鋼管
340 内部金属管
342 摩擦低減層
400 ジョイント
500,500a,500b 油仮止め栓
520,520a,520b 栓本体部
540,540a,540b 貫通口
560,560a,560b 給油管
600,600a 封止栓
620,620a 封止栓側給油コネクタ
700,700b プリングアイ
720,720b 導体挿入孔
740,740b 給油孔
760,760b プリングアイ側給油コネクタ
820 給油タンク
840 タンク側配管
860 真空ポンプ
880 真空配管

Claims (7)

  1. 導体の外周を覆うように油浸絶縁紙が巻回されるケーブルコアと、前記ケーブルコアが挿通され、絶縁油が充填される外部鋼管と、を有し、前記ケーブルコアの一部が補修されるパイプタイプ油浸絶縁ケーブルであって、
    前記ケーブルコアに対応するよう構成される補修用ケーブルコアと、
    前記補修用ケーブルコアが挿通され、前記絶縁油が充填される内部金属管と、を有する補修用油浸絶縁ケーブルを備え、
    前記補修用油浸絶縁ケーブルは、前記内部金属管内に前記補修用ケーブルコアが挿通された状態で、前記外部鋼管内に挿通され、
    前記補修用ケーブルコアは、補修対象の前記ケーブルコアの一部と置き換えられ、前記ケーブルコアの他部に接続されるパイプタイプ油浸絶縁ケーブル。
  2. 前記補修用油浸絶縁ケーブルは、前記補修用ケーブルコアを貫通させた状態で、前記内部金属管の端部を塞ぐ油仮止め栓を有する請求項1に記載のパイプタイプ油浸絶縁ケーブル。
  3. 前記油仮止め栓は、前記内部金属管内に前記絶縁油を供給する給油管を有し、
    前記給油管は、前記外部鋼管内で開放され、前記内部金属管内および前記外部鋼管内に相互に前記絶縁油を流通させるよう構成される請求項2に記載のパイプタイプ油浸絶縁ケーブル。
  4. 前記ケーブルコアは、前記外部鋼管内に複数設けられ、
    前記補修用油浸絶縁ケーブルは、前記複数のケーブルコアのそれぞれに対応するように前記補修用ケーブルコアを複数有し、前記内部金属管内に前記複数の補修用ケーブルコアが挿通された状態で、前記外部鋼管内に挿通される請求項1〜3のいずれか1項に記載のパイプタイプ油浸絶縁ケーブル。
  5. 導体の外周を覆うように油浸絶縁紙が巻回されるケーブルコアと、前記ケーブルコアが挿通され、絶縁油が充填される外部鋼管と、を有するパイプタイプ油浸絶縁ケーブルのうちの、前記ケーブルコアの一部を補修する補修用油浸絶縁ケーブルであって、
    前記ケーブルコアに対応するよう構成される補修用ケーブルコアと、
    前記補修用ケーブルコアが挿通され、絶縁油が充填される内部金属管と、を有し、
    前記パイプタイプ油浸絶縁ケーブルを補修するときに、
    前記内部金属管内に前記補修用ケーブルコアが挿通された状態で、前記外部鋼管内に挿通され、
    前記補修用ケーブルコアは、補修対象の前記ケーブルコアの一部と置き換えられ、前記ケーブルコアの他部に接続される補修用油浸絶縁ケーブル。
  6. 請求項5に記載の補修用油浸絶縁ケーブルの前記内部金属管に接続され、前記ケーブルコアを貫通させた状態で、前記内部金属管の端部を塞ぐよう構成される油仮止め栓であって、
    前記内部金属管内に前記絶縁油を供給する給油管を有し、
    前記給油管は、前記外部鋼管内で開放され、前記補修用油浸絶縁ケーブルの前記内部金属管内および前記パイプタイプ油浸絶縁ケーブルの前記外部鋼管内に相互に前記絶縁油を流通させるよう構成される油仮止め栓。
  7. 導体の外周を覆うように油浸絶縁紙が巻回されるケーブルコアと、前記ケーブルコアが挿通され、絶縁油が充填される外部鋼管と、を有するパイプタイプ油浸絶縁ケーブルのうちの、前記ケーブルコアの一部を補修するパイプタイプ油浸絶縁ケーブルの補修方法であって、
    前記ケーブルコアに対応するよう構成される補修用ケーブルコアと、前記補修用ケーブルコアが挿通され、前記絶縁油が充填される内部金属管と、を有する補修用油浸絶縁ケーブルを用意する用意工程と、
    前記パイプタイプ油浸絶縁ケーブルのうちの前記ケーブルコアの一部に地絡事故が生じたときに、補修対象の該ケーブルコアの一部を除去する除去工程と、
    前記内部金属管内に前記補修用ケーブルコアが挿通された状態で、前記補修用油浸絶縁ケーブルを前記外部鋼管内に挿通させる挿通工程と、
    補修対象の前記ケーブルコアの一部を前記補修用ケーブルコアに置き換え、前記ケーブルコアの他部に該補修用ケーブルコアを接続する接続工程と、を有するパイプタイプ油浸絶縁ケーブルの補修方法。
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