JP6340937B2 - 子局通信装置及び光通信ネットワークシステム - Google Patents

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Description

本発明は、子局通信装置及び光通信ネットワークシステムに関し、例えば、E−PON(Ethernet(登録商標)−Passive Optical Network)の構成を利用した光通信ネットワークシステムに適用することができる。
従来、PON(Passive Optical Networks)の構成を利用した光アクセスネットワークの信頼性を向上させるためのプロテクション切替方式として、伝送路の冗長化による切替方式がITU−T G.983で勧告(規定)されている(非特許文献1参照)。
ITU−T G.983では、PONプロテクション切替方式として、TypeB(図10(a)参照)のように現用系OLT(Optical Line Terminal)と予備OLTを用意した冗長化構成や、TypeC(図10(b)参照)のようにOLTを冗長化し、なおかつ、ONUを現用系、予備系の2台を用意する冗長化構成が勧告されている。
そして、従来PONプロテクション切替方式を適用したPON構築を低コスト化するための従来技術として、特許文献1の記載技術がある。特許文献1に記載のシステムでは、PONの上り通信において、全系統に同一の波長を割り当てTDMA(Time Division Multiple Access)方式により第1の系統と、第2の系統を多重化し、下り通信では、系統ごとに異なる波長で通信を行うことにより、コストを抑えかつ高信頼度を実現しようというものである。
WO2010/0237号公報
ITU−T Recommendation G.983.1 IEEE 1904.1 Standard for Service Interoperability in Ethernet Passive Optical Networks(SIEPON)
しかしながら、従来のPONの冗長化構成において、現用系と予備系の2台のONU(Optical Network Unit)を使用する構成では、2台分のONUのコスト(装置、設置場所、電力供給等)がかかるという問題が残る。例えば、ユーザがPONを用いた光回線を2回線契約して冗長構成を組む場合、当該ユーザはONUを2台購入して維持・運用する必要がある。
そのため、より低コストで冗長系を構成することができる子局通信装置(例えば、ONU)及び光通信ネットワークシステムが望まれている。
第1の本発明は、親局通信装置とPONにより接続する子局通信装置において、(1)上記親局通信装置と第1の論理リンク及び第2の論理リンクを接続可能な第1の親局接続部と、(2)上記親局通信装置と第1の論理リンク及び第2の論理リンクを接続可能な第2の親局接続部と、()上記第1の親局接続部で有効となっている上記第1の論理リンクを子局側ネットワークに接続させ、上記第2の親局接続部で有効となっている上記第2の論理リンクを子局側ネットワークに接続させる子局側接続部と、(第1の親局接続部における上記第1の論理リンクを無効にするとともに、上記第2の親局接続部における上記第1の論理リンクを有効として、上記第2の親局接続部に上記第1の論理リンク及び上記第2の論理リンクを用いて上記親局通信装置と接続させる制御手段とを有することを特徴とする。
第2の本発明は、親局通信装置と、親局通信装置とPONにより接続する子局通信装置とを備える光通信ネットワークシステムにおいて、第1の本発明の子局通信装置を適用したことを特徴とする。
本発明によれば、より低コストで冗長系を実現する子局通信装置及び光通信ネットワークシステムを提供することができる。
実施形態に係るONUの機能的構成について示したブロック図である。 実施形態に係る光通信ネットワークシステムの全体構成について示したブロック図である。 実施形態に係るONUを構成するPON制部御の内部構成について示したブロック図である。 実施形態に係るONUが正常に動作している状態について示す説明図である。 実施形態に係るONUで異常時に系の切替えが発生した状態について示した説明図である。 実施形態に係るONUと親局通信装置(OLT)との間で行われるMPCP接続シーケンスの例である。 実施形態に係るONUの動作について示したフローチャートである。 実施形態の変形例に係るONUの動作について示したフローチャートである。 実施形態に係る変形例のONUの構成について示したブロック図である。 従来のPONの冗長構成の例について示したブロック図である。
(A)主たる実施形態
以下、本発明による子局通信装置及び光通信ネットワークシステムの一実施形態を、図面を参照しながら詳述する。なお、この実施形態の子局通信装置、親局通信装置は、それぞれONU、OLTである。
(A−1)実施形態の構成
図2は、この実施形態の光通信ネットワークシステム1の全体構成を示すブロック図である。
光通信ネットワークシステム1には、親局通信装置200及び、n個のONU100(100−1〜100−n)が配置されている。なお、配置されるONU100の数は限定されないものとする。
光通信ネットワークシステム1を構成する親局通信装置200とONU100との間の通信プロトコル及び各信号の仕様については限定されないものであるが、以下では例として、既存のEPONシステム(例えば、IEEE802.3ah,IEEE802.3avで規定されたPONシステム)と同様の構成が適用されているものとして説明する。
また、親局通信装置200には、光ケーブルOCが接続されている。そして、光ケーブルOCは光スプリッタSPにより少なくともn×2本に分岐されており、それぞれの分岐先が2本ずつONU100−1〜100−nに接続されているものとする。
図2では、親局通信装置200は、1つの構成要素として記載さいているが、親局通信装置200の内部構成については限定されないものである。例えば、親局通信装置200は1つのOLTを用いて構成するようにしてもよいし、2つ以上のOLTを用いて冗長構成とするようにしてもよい。また、図2では、親局通信装置200には1系統の光ケーブルOCが接続されているものとして図示しているが、2系統の光ケーブルOCを親局通信装置200に接続し、各系統の光ケーブルOCの分岐先を各ONU100に接続するような構成(すなわち、第1の系統の光ケーブルOCの分岐先と、第2の系統の光ケーブルOCの分岐先を、それぞれONU100に接続する構成)としてもよい。すなわち、光通信ネットワークシステム1において、ONU100以外の構成要素の冗長構成(親局通信装置200を構成するOLTの数や、光ケーブルOCの系統数等)は限定されないものである。
次に、各ONU100の内部構成について図1、図3、図4を用いて説明する。
ONU100は、PONインタフェースから入力される光信号を受信または、PONインタフェースへ光信号を送信する光終端部101、102と、ユーザフレームや、制御フレームを制御するPON制御部103、104と、ユーザネットワーク(子局側ネットワーク)から信号(ユーザフレーム)を送受信する子局接続部としてのUNI(User Network Interface)部105と、装置全体を制御する制御部としてのCPU106を有している。つまり、ONU100では、光終端部とPON制御部はそれぞれ2つ配置されている。
2つの光終端部101、102は、それぞれ、光ケーブルOCの分岐先(PONインタフェース)を終端するものである。以下では、光終端部101、102に収容されるPONインタフェースをそれぞれPIF1、PIF2と表すものとする。そして、光終端部101、102は、それぞれPON制御部103、104に接続されている。
また、PON制御部103、104は、それぞれ2つの論理リンクを収容可能な構成となっているものとする。
そして、UNI部105には、2つのユーザ側のインタフェース(UNI1、UNI2)が接続されている。UNI部105には、この2つのインタフェース(UNI1、UNI2)を収容するためのポート105a、105bが配置されている。ユーザ側のインタフェース(UNI1、UNI2)としては、例えば、種々のイーサネット(登録商標)インタフェース(1000Base−T、10GbE等)を適用することができる。
UNI部105は、PONMAC112、113に収容されている各論理リンクについて、いずれかのポート105a、105b(UNI1、UNI2)に対応付けて、ユーザ側のフレームの送受信を行うことができる。
以下では、ONU100内で、第1のPON制御部103の第1の論理リンクに係る方路(フレームが流れるパス)を「方路R1」、第1のPON制御部103の第2の論理リンクに係る方路(フレームが流れるパス)を「方路R2」、第2のPON制御部104の第1の論理リンクに係る方路(フレームが流れるパス)を「方路R3」、第2のPON制御部104の第2の論理リンクに係る方路(フレームが流れるパス)を「方路R4」と表すものとする。
次に、PON制御部103、104の内部構成について図3を用いて説明する。PON制御部103、104の内部構成はいずれも図3のように示すことができるものとする。
PON制御部103、104は、それぞれ、PMA(Physical Medium Attachment)109、PCS(Physical Coding Sub−layer)110、RS(Reconciliation Sublayer)111、PONMAC(PON Media Access Control)112、113、BRIDGE114、UNIMAC115、116を有している。
PCS110は、送信するデータを信号化に適したビット列に変換する符号化を実施するものである。
PMA109は、PCS110で符号化された論理的な伝送ビット列と媒体上を伝送する信号列との変換を実施するものである。
PONMAC112、113は、フレームの送受信方法やフレームの形式、誤り検出方法などを実施する。
RS111は、MACフレームに付与されるプリアンブル、LLIDの処理を実行する。
PON制御部103、104は、2つ(複数)のPONMAC112、113及び2つ(複数)のUNIMAC115、116を備え、2つ(複数)の論理リンクを収容することが可能な構成となっている。言い換えると、PON制御部103、104は、それぞれ2つのPONMAC112、113を備えているため、ONU100全体では、合計4つの論理リンクを収容することが可能である。また、2つのPON制御部103、104には、2回線(2つのPONインタフェース)を識別する為に論理リンクID及びMACアドレスが2つずつ割り当てられており、任意に使用する論理リンクとMACアドレスの組合せを制御することが可能である。
この実施形態では、例として、第1のPON制御部103を構成する第1のPONMAC112と、第2のPON制御部104を構成する第1のPONMAC112は、同じMACアドレスA1を対応付ける設定が可能であるものとする。また、第1のPON制御部103の第2のPONMAC113と、第2のPON制御部104の第2のPONMAC113には、同じMACアドレスA2を対応付ける設定が可能であるものとする。そして、ONU100では、正常動作時(障害等発生していない状態)では、PON制御部103、104で、それぞれいずれかのMACアドレスを有効とする制御が行われる。例えば、正常動作しているONU100では、第1のPON制御部103が第1のMACアドレスA1を有効とするように動作している場合、第2のPON制御部104では、第2のマックアドレスA2が有効となるように動作する。
また、CPU106は、自装置内の各ポイントについて監視し、異常を検知する処理を行う(図4参照)。具体的には、CPU106は、光終端部101、102におけるPONインタフェースの入出力ポイント(図4の監視ポイントM1)と、光終端部101、102自体(図4の監視ポイントM2)と、光終端部101、102とPON制御部103、104との間のインタフェースポイント(図4の監視ポイントM3)と、PON制御部103、104自体(図4の監視ポイントM4)と、UNI部105とPON制御部103、104(第1のUNIMAC115)とのインタフェースポイント(図4の監視ポイントM5)と、UNI部105とPON制御部103、104(第2のUNIMAC116)とのインタフェースポイント(図4の監視ポイントM6)について監視を行うものとする。
また、以下では、第1の光終端部101及び第1のPON制御部103により構成される制御系を第1のグループG1、第2の光終端部102及び第2のPON制御部104により構成される制御系を第2のグループG2と呼ぶものとする。すなわち、ONU100では、2つのグループG1、G2のそれぞれに監視ポイントM1〜M6が存在することになる。したがって、上述の方路R1、R2は第1のグループG1に属し、上述の方路R3、R4は第2のグループG1に属することになる。
(A−2)実施形態の動作
次に、以上のような構成を有するこの実施形態の光通信ネットワークシステム1の動作を説明する。以下では、光通信ネットワークシステム1における各ONU100の内部の動作を中心に説明する。
(A−2−1)正常時の動作
まず、正常時(特に障害が発生していない状態)におけるONU100の動作について説明する。
図4は、ONU100が正常に動作している状態について示した説明図となっている。
図4では、第1のグループG1の第1の方路R1で、第1の論理リンクID1(第1のMACアドレスA1)を用いた論理リンクが有効となり、さらに、第1の方路R1(第1の論理リンクID)の論理リンクが、UNI1に接続された状態となっている。また、図4では、第2のグループG2の第4の方路R4で、第2の論理リンクID2(第2のMACアドレスA2)を用いた論理リンクが有効となり、第4の方路R4(第4の論理リンクID)の論理リンクが、UNI2に接続された状態となっている。なお、図4の状態では、方路R2、R3の論理リンクは、予備の論理リンクとして確保されている。
以上のように、ONU100では、正常時には、第1のPON制御部103と第2のPON制御部104とでそれぞれ1ずつの論理リンクを有効とした状態で動作するものとする。
(A−2−2)異常発生時の動作
次に、ONU100において異常が発生した場合の動作について図5を用いて説明する。
図5では、ONU100が正常に動作(図4の状態で動作)を開始した後、第1のグループG1における第1のPON制御部103(監視ポイントM4)で障害が発生した場合について説明している。
この場合、CPU106は、方路R1の接続(論理リンク)を解除し、使用していた第1のMACアドレスA1を無効とすると同時に、UNI部105に対して、UNI1(ポート105a)に対応付ける論理リンクを第2のグループG2の方路R3に切替える指示を行う。そして、CPU106の制御により、方路R3の論理リンクで第1のMACアドレスA1が有効となったものとする。そして、その後、第2のPON制御部104は、親局通信装置200から周期的に送出される問い合わせ(DiscoveryGate信号)に反応し、MPCP(Multi Point Control Protocol)のリンクをアップさせ、その後、OAM(Operation Administration And Maintenance)、認証等のリンクをアップさせ、方路R3の論理リンクにユーザフレーム導通させる。
図5では、ONU100が、方路R1に設定していた論理リンク(第1の論理リンクID及び第1のMACアドレスA1を用いた論理リンク)を解除して、第2のグループG2側の方路R3に切替え、さらにUNI1(ポート105a)を方路R3の論理リンクに対応付ける制御がおこなわれた後の状態について示している。
なお、ONU100と親局通信装置200(OLT)との間のDiscoveryGateのシーケンスは、例えば、図6のシーケンス図のようになる。ONU100と親局通信装置200(OLT)との間で適用される具体的なDiscoveryGateのシーケンスについては図6のものに限定されないものである。
ONU100において、方路R1に設定している論理リンクの解除を行い際、例えば、光終端部101(監視ポイントM1)の光入力をシャットダウン(制御不能の場合には、例えば、無視して次の切替え処理に移行するようにしてもよい)して、第1のグループG1側の構成要素(第1の光終端部101及び第1のPON制御部103)による親局通信装置200との通信を中止させるようにしてもよい。そして、ONU100(CPU106)は、切替え先の第2のグループG2側の構成要素(第2の光終端部102及び第2のPON制御部104)を制御して、方路R3に第1の論理リンクID1を適用した論理リンクを有効にする。そして、親局通信装置200(OLT)から周期的に送信される問い合わせ(DiscoveryGate)に対して、第2のPON制御部104が応答して接続シーケンスを実行することにより、ONU100は、図5に示すように、第1の論理リンクID1を適用した方路R3の論理リンクを用いて、親局通信装置200とMPCPに基づく再接続を行うことができる。
このとき、CPU106は、PON制御部103、104の各PONMAC112、113に設定すべきMACアドレスを管理しており、無効化するPONMAC(切替元の方路に係るPONMAC)からMACアドレスの設定を削除し、有効化するPONMAC(切替え先の方路に係るPONMAC)には切替元のMACアドレスを付する処理を行う。
したがって、ONU100では、切替前の方路R1の識別子(MACアドレス及び論理リンク)と、切替後の方路R3の識別子(MACアドレス及び論理リンクID)は同一となるので、親局通信装置200(OLT側)では、ONU100における方路R1と方路R3の切替えを意識することなく論理リンクの接続を継続することができる。また、ONU100では、方路R1の論理リンクを無効にし、方路R3に切替えたことにより、今まで使用していた(接続していた)第1のグループG1固有の構成要素(第1の光終端部101及び第1のPON制御部103)が非通信状態となる為、電力供給を停止して、省電力効果を向上させることもできる。なお、ONU100では、第2のグループG2で異常が発生した場合も同様に、第1のグループG1に切替る動作を行うこととなる。
以上のようなONU100の動作を一般化すると、例えば、図7のフローチャートで示すことができる。以下では、ONU100が正常に動作している状態(図4の状態)から、グループG1、G2のいずれかの監視ポイントで異常が検知された場合の動作について図7のフローチャートを用いて説明する。
ONU100では、正常に動作を開始した後、CPU106によりいずれか一方のグループのみで異常を検知するまで監視が行われる(S101〜S103)。
第1のグループG1でのみで異常が検知された場合(ステップS101:Yes、ステップS103:Noの場合)、CPU106は、第1のグループG1の論理リンク(方路R1の論理リンク)を切断し、第2のグループG2の予備の論理リンク(方路R3の論理リンク)へ切替を行うように、光終端部101、102、PON制御部103、104及びUNI部105を制御する(S104、S105)。そして、ONU100の第2のグループG2では、論理リンクの切替後、親局通信装置200からの問い合わせ(DiscoveryGate信号)に応じてMPCP等の接続シーケンスが実行され、予備の論理リンク(方路R3の論理リンク)への接続切替(第1のMACアドレスA1、及び第1の論理リンクID1を用いた接続の切替)が完了することになる(S106)。
一方、第2のグループG2でのみで異常が検知された場合(ステップS101:No、ステップS102:Yesの場合)、CPU106は、第2のグループG2の論理リンク(方路R4の論理リンク)を切断し、第1のグループG1の予備の論理リンク(方路R2の論理リンク)へ切替を行うように、光終端部101、102、PON制御部103、104及びUNI部105を制御する(S107、S108)。そして、ONU100の第1のグループG1では、論理リンクの切替後、親局通信装置200からの問い合わせ(DiscoveryGate信号)に応じて接続シーケンスが実行され、予備の論理リンク(方路R2の論理リンク)への接続切替(第2のMACアドレスA2、及び第2の論理リンクID2を用いた接続の切替)が完了することになる(S109)。
以上のように、ONU100は、親局通信装置200(OLT)と複数の論理リンクを用いて接続可能な親局接続部(1つの光終端部及び1つのPON制御部により構成されるグループ)を複数備えている。そして、ONU100は、異常が検知された親局接続部(グループ)の論理リンクを、他の正常な親局接続部(グループ)の論理リンクに切替えて、親局通信装置200(OLT)と接続させる構成となっている。
(A−3)実施形態の効果
この実施形態によれば、以下のような効果を奏することができる。
ONU100は、親局通信装置200(OLT)と複数の論理リンクを用いて接続可能な親局接続部(1つの光終端部及び1つのPON制御部により構成されるグループ)を複数備えている。そして、ONU100は、異常が検知された親局接続部の論理リンクを、他の正常(異常の検知されていない論理リンク)な親局接続部(予備の論理リンク)に切替えて、親局通信装置200(OLT)と接続させることにより、ONU100内で冗長構成の機能を実現可能な構成となっている。これにより、ONU100では、装置内で冗長系を構成しつつ、常に2回線分の通信を提供する事が可能である。すなわち、ONU100を適用することで、低コストで経済的なONUのプロテクション機能を実現できるという効果を奏する。例えば、従来のONUで冗長構成を実現する場合は、ONUを2台用意する必要があり、2台分のコストがかかっていたが、この実施形態のONU100を用いれば、異常が発生した場合でも、装置内での冗長構成の機能が実現でき、常に2回線分の通信を提供する事が可能である。
また、ONU100では、第1のグループG1と第2のグループG2の冗長構成を実現することにより、片方のグループのいずれかに異常が発生した場合でも、方路R1と方路R3もしくは、方路R2と方路R4のMACアドレスを同じ値に設定し、グループ内に2回線の論理リンク構成をとることにより、親局通信装置200側(OLT側)の制御が複雑にならず、同じ回線がつながった動作を行い、2回線とも保証されるという効果を奏する。
(B)他の実施形態
本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく、以下に例示するような変形実施形態も挙げることができる。
(B−1)上記の実施形態のONU100では、1つのPON制御部・光終端部に、1つの論理リンクを接続して、その系に異常が発生した場合、もう一方のPON制御部・光終端部に対して切り替える方法について説明したが、1つのPON制御部・光終端部にm個(mは3以上の整数)の論理リンクを接続するようにすれば、m個同時に切り替える事も可能である。
また、上記の実施形態では、1つのONU100に2組の親局接続部(1つの光終端部及び1つのPON制御部により構成されるグループ)が配置される構成について説明したが、1つのONU100に3つ以上の親局接続部を配置して、相互に予備の論理リンクを切替え可能とする構成としてもよい。
(B−2)上記の実施形態のONU100では、各グループに監視ポイントを用意して、異常が発生した場合、他の正常系のグループに切替える例を示したが、ONU100に搭載されているCPU106(制御部)から、任意のタイミングで強制的にUNI部105の選択を別の方路に切り替えて、論理リンクの接続を行う事も可能である。
例えば、上記の実施形態のONU100において、任意のタイミングで強制的にUNI部105の選択を別の方路に切替える(他の方路の論理リンクに切替える)場合の動作の例について図8のフローチャートを用いて説明する。CPU106が強制的な切替を開始(切替元の方路と切替先の方路は事前にCPU106に設定されている)すると、切替先の方路を含むグループでの故障の有無を確認し(S201)、故障が無い場合(異常が検知できない場合)切替を開始する。この場合、CPU106は、切替え元の方路の論理リンクを切断させると共に、UNI部105に切替え先の方路へリンク切替を実行させ(S202、S203)、切替先のグループのPON制御部で親局通信装置(OLT)との接続を実行(OLTからのDiscoveryGateを契機とするMPCPのリンクアップ等)させる(S204)。
なお、CPU106に切替元と切替先を設定する手段についても限定されないものであり、図示しない外部のコンソール端末からの制御(保守担当者等の制御)に応じて実行するようにしてもよいし、予めプログラムされたスケジュールに基づいて実行するようにしてもよい。
(B−2)上記の実施形態では、1つのUNI部105に複数のグループのPON制御部を接続させる構成となっていたが、図9に示すようにUNI部105自体を複数に分割した構成(図9では、105−1、105−2と図示している)としてもよい。
さらに、UNI部105(105−1、105−2)とPON制御部(103、104)と光終端部(101、102)を各々モジュール化(ONU100本体に脱着可能な部品とする)することで、故障時の交換対象を分割でき、ONU100全体を交換する事なく、動作させながら保守する事が可能となる。
なお、ONUの光終端部のモジュール化については、SFPやSFP+などの業界規格,いわゆるMSA(Multi Source Agreement:メーカ. 間合意規格)のインタフェースを用いるようにしてもよい。
1…光通信ネットワークシステム、200…親局通信装置(OLT)、OC…光ケーブル、101、102…光終端部、103、104…PON制御部、105…UNI部、105a、105b…ポート、106…CPU、100、100−1〜100−n…ONU、101、102…光終端部、103、104…PON制御部、109…PMA、110…PCS、111…RS、112、113…PONMAC、114…BRIDGE、115、116…UNIMAC、105…UNI部、106…CPU。

Claims (8)

  1. 親局通信装置とPONにより接続する子局通信装置において、
    上記親局通信装置と第1の論理リンク及び第2の論理リンクを接続可能な第1の親局接続部と、
    上記親局通信装置と第1の論理リンク及び第2の論理リンクを接続可能な第2の親局接続部と、
    上記第1の親局接続部で有効となっている上記第1の論理リンクを子局側ネットワークに接続させ、上記第2の親局接続部で有効となっている上記第2の論理リンクを子局側ネットワークに接続させる子局側接続部と、
    第1の親局接続部における上記第1の論理リンクを無効にするとともに、上記第2の親局接続部における上記第1の論理リンクを有効として、上記第2の親局接続部に上記第1の論理リンク及び上記第2の論理リンクを用いて上記親局通信装置と接続させる制御手段と
    を有することを特徴とする子局通信装置。
  2. 上記第1の親局接続部と上記第2の親局接続部はそれぞれ、第1の識別子を用いて上記第1の論理リンクを上記親局通信装置と接続する第1の接続手段、及び第2の識別子を用いて上記第2の論理リンクを上記親局通信装置と接続する第2の接続手段を有することを特徴とする請求項1に記載の子局通信装置。
  3. 上記第1の親局接続部及び上記第2の親局接続部に係る監視を行う監視手段をさらに備え、
    上記制御手段は、上記監視手段で上記第1の親局接続部における上記第1の論理リンクで異常が検知された場合、異常が検知された上記第1の親局接続部の上記第1の論理リンクを無効にするとともに、上記第2の親局接続部における上記第1の論理リンクを有効として、上記第2の親局接続部に上記第1の論理リンクを用い上記親局通信装置と接続させる
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の子局通信装置。
  4. 上記制御手段は、上記監視手段で異常が検知されていない第1の親局接続部の上記第1の論理リンクを、強制的に上記第2の親局接続部の上記第1の論理リンクに切替えさせて、第2の親局接続部に上記第2の論理リンクを用いて上記親局通信装置と接続させることを特徴とする請求項に記載の子局通信装置。
  5. 上記子局側接続部は、上記子局側ネットワークと接続するための子局側接続モジュールを複数用いて構成されていることを特徴とする請求項に記載の子局通信装置。
  6. 上記子局側接続モジュール、第1の親局接続部、及び上記第2の親局接続部は、それぞれ当該子局通信装置本体に脱着可能に取り付けられていることを特徴とする請求項に記載の子局通信装置。
  7. 第1の親局接続部及び上記第2の親局接続部それぞれ、上記親局通信装置と接続するPONの光ケーブルを終端する光終端モジュールと、上記親局通信装置との論理リンクを用いた通信を行うPON制御モジュールに分割されていることを特徴とする請求項に記載の子局通信装置。
  8. 親局通信装置と、親局通信装置とPONにより接続する子局通信装置とを備える光通信ネットワークシステムにおいて、上記子局通信装置として請求項1〜のいずれかに記載の子局通信装置を適用したことを特徴とする光通信ネットワークシステム。
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