JP5993353B2 - 光ネットワークシステム - Google Patents

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Description

本発明は、加入者側の端末から局側の基幹ネットワークにアクセスするための光ネットワークシステムに関する。
基幹ネットワークと加入者側端末とを接続するアクセス系の1つとして、光ファイバ伝送路を用いてポイント・ツー・マルチポイント通信を行うPON(Passive Optical Network)システムが知られている。
図7は、比較例の光ネットワークシステム1Cの構成を示す図である。
この光ネットワークシステム1Cは、前記したPONシステムであり、複数のONU(Optical Network Unit)5p,5q,5rが、光ファイバ伝送路と光カプラ7とを介して、OLT(Optical Line Terminal)3aに接続されている。更に、複数のONU5s,5t,5uが、光ファイバ伝送路と光カプラ7とを介して、OLT3bに接続されている。この光カプラ7は、光受動素子であり、1本の光ファイバを分岐させるものである。
ONU5p〜5uは、加入者側に設置されている光回線終端装置であり、不図示の加入者側端末などに接続され、光信号と電気信号との間の変換と、光信号の多重・分離を行うものである。
OLT3a,3bは、電話局側(事業者側)に設置されている光終端装置であり、基幹ネットワークを介してインターネット9に接続され、光信号と電気信号との間の変換と、光信号の多重・分離を行うものである。
従来、光ネットワークシステム1Cは、電話局側に設けられた1台のOLT3が、最大32台のONU5をサポートしていた。OLT3は、電話局内の設備であり、故障確率が低いので、このOLT3は多重化されていない。例えばOLT3bが故障した際、このOLT3の配下のONU5s,5t,5uは、一般的に、このOLT3bの修理が完了するまで利用できない。
比較例の光ネットワークシステム1Cのようなパッシブ型のアクセスネットワークに対して、非特許文献1では、アクティブ光スイッチを用いた光アクセス網が示されている。
徳橋和将ほか、「アクティブ光スイッチを用いた光アクセス網の一検討」、一般社団法人電子情報通信学会、電子情報通信学会技術研究報告、2008年8月1日、108巻、183(PN2008 14-24)号、49〜53頁
しかしながら、大規模な災害による設備故障の際、基幹ネットワークは、複数の迂回ルートによって通信を継続することが可能であるが、前記した光ネットワークシステムは、基幹ネットワークと比較して脆弱である。つまり、前記した光ネットワークシステムでは、多重化されたOLTが災害によって同時に故障し、その配下のONUによるアクセスが行えなくなる虞がある。更に、この災害により電話局舎が損害を受けて、ONUによるアクセスが不可能となる虞があり、長期間に亘って加入者に対するサービスが中断される虞がある。
このような背景に鑑みて本発明がなされたのであり、本発明は、OLTの故障時であっても、その配下のONUによるアクセスを可能とする光ネットワークシステムを提供することを課題とする。
前記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、光スイッチ網に接続された複数のOLTと、インターネット上に設けられて、複数の前記OLTのいずれかを配下として当該OLTと通信可能に接続された複数のエッジルータと、を備え、前記エッジルータは、配下のOLTの故障を検出したならば、インターネットから受信したIPパケットをカプセル化して、救済ノードである他のエッジルータに送信することを特徴とする光ネットワークシステムとした。
このようにすることで、本発明によれば、OLTの故障時であっても、救済ノードである他のエッジルータを介して、その配下のONUによるアクセスが可能である。
更に、OLTの故障時にIPパケットをカプセル化して、救済ノードである他のエッジルータに送信することが可能である。
請求項に記載の発明では、前記エッジルータは、インターネットからカプセル化された前記IPパケットを受信したならば、当該IPパケットを逆カプセル化したのちに、配下のOLTに送信する、ことを特徴とする請求項に記載の光ネットワークシステムとした。
このようにすることで、本発明によれば、エッジルータは、救済ノードである他のエッジルータとの間にIPトンネルを構築し、元のIPパケットを迂回して送信することができる。
請求項に記載の発明では、光スイッチ網に接続された複数のOLTと、インターネット上に設けられて、複数の前記OLTのいずれかを配下として当該OLTと通信可能に接続された複数のエッジルータと、を備え、各前記OLTは、1または複数の仮想OLTを実現しており、各前記エッジルータは、前記仮想OLTのいずれかを配下とする仮想ルータを実現しており、前記仮想ルータは、配下の仮想OLTを実現する前記OLTの故障を検知したならば、当該OLTが実現していた前記仮想OLTを、他のOLTの上で実現するように移動させると共に、前記光スイッチ網の接続を変更する、ことを特徴とする光ネットワークシステムとした。
このようにすることで、本発明によれば、OLTの故障時であっても、救済ノードである他のエッジルータを介して、その配下のONUによるアクセスが可能である。更に、IPパケットをIPトンネルを介して転送する時間を省略できるので、故障したOLTの配下のONUは、オーバーヘッド無しにインターネットにアクセスすることができる。
請求項に記載の発明では、光スイッチ網に接続された複数のOLTと、インターネット上に設けられて、複数の前記OLTのいずれかを配下として当該OLTと通信可能に接続された複数のエッジルータと、前記光スイッチ網、複数の前記OLT、および、複数の前記エッジルータを統括して制御する制御部、並びに、いずれかの前記OLTの故障を救済する構成情報を格納する記憶部を有するネットワークコントローラとを備ることを特徴とする光ネットワークシステムとした。
このようにすることで、本発明によれば、OLTの故障時であっても、救済ノードである他のエッジルータを介して、その配下のONUによるアクセスが可能である。更にネットワークコントローラは、この光ネットワークシステムの各階層のデータ転送機能を統括して制御する。これにより、ネットワークコントローラは、制御遅延を最少にして、光ネットワークシステムを故障から早急に回復させることができる。
本発明によれば、OLTの故障時であっても、その配下のONUによるアクセスが可能となる。
第1の実施形態に於ける光ネットワークシステムを示す概略の構成図である。 第1の実施形態に於ける光ネットワークシステムの故障発生時の動作を示す図である。 第1の実施形態に於ける正常時と故障時のシーケンス図である。 第2の実施形態に於ける光ネットワークシステムを示す概略の構成図である。 第2の実施形態に於ける光ネットワークシステムの故障発生時を示す図である。 第3の実施形態に於ける光ネットワークシステムを示す概略の構成図である。 比較例の光ネットワークシステムを示す概略の構成図である。
次に、本発明を実施するための形態(「実施形態」という)について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に於ける光ネットワークシステム1を示す概略の構成図である。
光ネットワークシステム1は、複数のエッジルータ2a〜2cと、複数のOLT3a〜3cと、光スイッチ網4と、複数のONU5p〜5uとを備えている。ここで、各エッジルータ2a〜2cと、各OLT3a〜3cは、同様に接続されて同様に動作するので、代表してエッジルータ2cとOLT3cの構成と動作とを説明する。
エッジルータ2cは、インターネット9上に設けられて、不図示の基幹ネットワークに接続され、例えば外部ノード8と通信可能である。エッジルータ2cは、その配下であるOLT3cと通信可能に接続されている。
OLT3cは、電話局側に設置されており、電気ケーブルによってエッジルータ2cに接続されていると共に、光スイッチ網4を介して各加入者側のONU5p〜5uに接続されている。
比較例のOLT3とONU5との間は、光カプラ7を介してポイント・ツー・マルチポイントで接続されていた。しかし、第1の実施形態のOLT3とONU5との間を接続する光スイッチ網4は、N×Mの完全線群の光スイッチである。ここで、N×Mの完全線群とは、N個の入出力とM個の入出力との間を任意に接続できることをいう。例えば、この光スイッチ網4は、N個のOLT3とM個のONU5とを接続したときには、これらOLT3とONU5との間を任意に接続して通信することができる。これにより、いずれかのOLT3が故障した場合であっても、他のOLT3を救済ノードとして通信することにより、その故障を迂回できるので、各ONU5によるアクセスを継続することができる。
外部ノード8が、ONU5に接続された加入者端末(不図示)に対してIP(Internet Protocol)パケットを送信したならば、そのIPパケットはエッジルータ2cによって受信され、OLT3cに転送される。OLT3cは、光スイッチ網4を介してONU5uにIPパケットを送信する。これにより、ONU5uは、外部ノード8からIPパケットを受信することができる。
図2は、第1の実施形態に於ける光ネットワークシステム1の故障発生時の動作を示す図である。括弧を付した数字は、動作順番を示している。図1と同一の要素には同一の符号を付与し、説明を省略している。
(1) 外部ノード8は、ONU5に接続された加入者端末(不図示)に対してIPパケットを送信する。このIPパケットは、エッジルータ2cによって受信される。
(2) OLT3cで故障が発生しているので、エッジルータ2cは、外部ノード8から受信したIPパケットをカプセル化して、宛先アドレスをエッジルータ2aに設定し、カプセル化したIPパケットをエッジルータ2aに転送する。ここでエッジルータ2aは、エッジルータ2cの救済ノードである。エッジルータ2cの不図示の記憶部には、配下のOLT3cが故障したときの救済ノードが予め格納されている。
(3) エッジルータ2aは、カプセル化されたIPパケットを受信したならば、逆カプセル化して元のIPパケットを復元し、配下のOLT3aに転送する。これにより、エッジルータ2cとエッジルータ2aとの間には、IPトンネルが構築される。このIPトンネルを介して、元のIPパケットを迂回して送信することができる。
(4) OLT3aは、IPパケットを電気信号から光信号に変換し、光スイッチ網4を介してONU5uに転送する。光スイッチ網4は、OLT3cの故障時には、予め決められた救済ノードであるOLT3aとONU5uとを接続する。
これにより、OLT3cが故障しても、他のOLT3aが救済することにより、ONU5uによるアクセスが可能となる。
図3は、第1の実施形態に於ける正常時と故障時のシーケンス図である。
シーケンスQ10〜Q12は、正常時の動作を示している。外部ノード8が、IPパケットを生成し、そのIPパケットのヘッダの宛先アドレスに、ONU5uに接続された加入者端末(不図示)のアドレスを設定すると、通信シーケンスが開始する。
シーケンスQ10に於いて、外部ノード8は、このIPパケットを送信する。送信したIPパケットは、エッジルータ2cによって受信される。
シーケンスQ11に於いて、エッジルータ2cは、このIPパケットを、配下のOLT3cに転送する。
シーケンスQ12に於いて、OLT3cは、このIPパケットを、電気信号から光信号に変換し、光スイッチ網4を介してONU5uに転送する。これにより、ONU5uは、外部ノード8からIPパケットを受信することができる。
シーケンスQ20〜Q21は、故障発生時の動作を示している。
シーケンスQ20に於いて、OLT3cは、自身に故障が発生したことを検知する。
シーケンスQ21に於いて、OLT3cは、自身に故障が発生した旨を、上位のエッジルータ2cに通知する。これにより、エッジルータ2cは、OLT3cに故障が発生したことを検知可能である。
なお、これに限られず、エッジルータ2cは、OLT3cの状態を定期的に監視することによって、OLT3cの故障を検知してもよい。
シーケンスQ30〜Q35は、故障時の動作を示している。外部ノード8が、IPパケットを生成し、そのIPパケットのヘッダの宛先アドレスに、ONU5uに接続された加入者端末(不図示)のアドレスを設定すると、通信シーケンスが開始する。
シーケンスQ30に於いて、外部ノード8は、このIPパケットを送信する。送信したIPパケットは、エッジルータ2cによって受信される。
シーケンスQ31に於いて、エッジルータ2cは、このIPパケットをカプセル化して、宛先アドレスにエッジルータ2aのアドレスを設定する。
シーケンスQ32に於いて、エッジルータ2cは、カプセル化したIPパケットをエッジルータ2aに転送する。
シーケンスQ33に於いて、エッジルータ2aは、カプセル化したIPパケットを逆カプセル化して、元のIPパケットを取り出す。
シーケンスQ34に於いて、エッジルータ2aは、このIPパケットを、配下のOLT3aに転送する。
シーケンスQ35に於いて、OLT3aは、このIPパケットを、電気信号から光信号に変換し、光スイッチ網4を介してONU5uに転送する。これにより、ONU5uは、OLT3cの故障にも関わらず、外部ノード8からIPパケットを受信することができる。
(第1の実施形態の効果)
以上説明した第1の実施形態では、次の(A),(B)のような効果がある。
(A) 光スイッチ網4に接続されている他のすべてのOLT3と、それらOLT3を配下とするエッジルータ2が救済ノードとなり得る。よって、3重化またはそれ以上の多重化によって、2台またはそれ以上のOLT3が同時に故障した場合であっても、ONU5によるアクセスが可能となる。
(B) 異なる電話局に収容されるOLT3を、この光スイッチ網4に接続することにより、大規模災害などで、或る電話局のOLT3が、すべて故障した場合であっても、他の電話局に収容され、かつ、この光スイッチ網4に接続されるOLT3によって救済し、ONU5によるアクセスを継続することができる。
(第2の実施形態)
最近の技術トレンドとして、ノード装置の仮想化、および、処理装置の仮想化技術が挙げられる。物理ルータ上に仮想化されたルータは、仮想ルータと呼ばれている。物理ルータが1台であっても、仮想的にIPアドレスが異なる複数の仮想ルータを実現して、複数のルータとして使用可能である。物理サーバ上に仮想化されたサーバは、仮想サーバと呼ばれており、同様に、物理サーバが1台であっても、仮想的にIPアドレスが異なる複数の仮想サーバを実現して、複数のサーバとして使用可能である。
第2の実施形態では、エッジルータ2上に、仮想ルータ21を仮想化して実現している。更に、OLT3が1台であっても、仮想的にIPアドレスが異なる複数の仮想OLT31を実現している。
図4は、第2の実施形態に於ける光ネットワークシステム1Aを示す概略の構成図である。
光ネットワークシステム1Aは、複数のエッジルータ2a〜2cと、複数のOLT3a〜3cと、光スイッチ網4と、複数のONU5p〜5uとを備えている。ここで、各エッジルータ2a〜2cと、各OLT3a〜3cは、同様に接続されて同様に動作するので、代表してエッジルータ2cとOLT3cの構成と動作とを説明する。
エッジルータ2cは、不図示の基幹ネットワークを介してインターネット9に接続され、例えば外部ノード8と通信可能である。エッジルータ2cは、その配下であるOLT3cに接続されている。エッジルータ2cは更に、仮想的にIPアドレスが異なる仮想ルータ21cを実現している。仮想ルータ21cは、インターネット9内の物理的なエッジルータ2上に自由に移動することができる。
OLT3cは、電話局側に設置されており、電気ケーブルによってエッジルータ2cに接続されていると共に、光スイッチ網4を介して各加入者側のONU5p〜5uに接続されている。OLT3cは、仮想的にIPアドレスが異なる仮想OLT31cを実現している。仮想OLT31cは、他の物理的なOLT3上に自由に移動することができる。
第2の実施形態に於いて、外部ノード8が、ONU5に接続された加入者端末(不図示)に対してIPパケットを送信したならば、そのIPパケットはエッジルータ2cが実現する仮想ルータ21cによって受信され、仮想OLT31cに転送される。仮想OLT31cは、光スイッチ網4を介してONU5uにIPパケットを送信する。これにより、ONU5uは、外部ノード8からIPパケットを受信することができる。
図5は、第2の実施形態に於ける光ネットワークシステム1Aの故障発生時を示す図である。
図5に示すように、OLT3cで故障が発生している。仮想ルータ21cは、OLT3cの故障を検知したならば、物理的なエッジルータ2a上に移動し、更に、このエッジルータ2aの配下である物理的なOLT3a上に、仮想OLT31cを移動させている。
仮想ルータ21cに付与されているアドレス情報は、図4に示すものと同一なので、外部ノード8が送信したIPパケットは、自動的に仮想ルータ21cへ転送される。
光スイッチ網4は、第1の実施形態と同様に、物理的なOLT3aからONU5uにIPパケットを転送する。このことにより、ONU5uは、不通になることなくインターネット9へのアクセスが可能である。
(第2の実施形態の効果)
以上説明した第2の実施形態では、次の(C),(D)のような効果がある。
(C) 物理的なOLT3が故障した場合であっても、各ONU5は、IPトンネルを介さずにスムーズに通信を継続することができ、オーバーヘッド無しにインターネット9にアクセスすることができる。
(D) 第2の実施形態に於ける光ネットワークシステム1Aは、物理的なエッジルータ2cが故障した場合であっても、仮想ルータ21cを他のエッジルータ2a,2bに移動することにより、ONU5uは、スムーズに通信を継続することができる。
(第3の実施形態)
図6は、第3の実施形態に於ける光ネットワークシステム1Bを示す概略の構成図である。図4に示す第2の実施形態の光ネットワークシステム1Aと同一の要素には同一の符号を付与している。
第3の実施形態に於いて、すべてのエッジルータ2a〜2c、OLT3a〜3c、および、光スイッチ網4は、SDN(Software Defined Network)により実現される。
第3の実施形態の光ネットワークシステム1Bは、第2の実施形態の光ネットワークシステム1Aと同一の構成に加え、SDN−ネットワークコントローラ6(図6では、「SDN−NWコントローラ」と記載している。)と、SDNルータコントローラ63と、SDN−OLTコントローラ64と、SDN光スイッチコントローラ65とを備えている。
光スイッチ網4を構成する各スイッチ本体(不図示)は、シンプルなデータ転送機能を有しており、SDN光スイッチコントローラ65は、データ転送の経路や条件などを制御する。
OLT3の階層に於いて、物理的なOLT3a〜3cは、シンプルなデータの転送機能を有しており、SDN−OLTコントローラ64は、OLT3a〜3c上に仮想OLT31a〜31cを稼働させて、データ転送の経路や条件などを制御する。
エッジルータ2の階層に於いて、物理的なエッジルータ2a〜2cは、シンプルなIPパケットの転送機能を有しており、SDNルータコントローラ63は、エッジルータ2a〜2c上に仮想ルータ21a〜21cを稼働させて、データ転送の経路や条件などを制御する。
SDN−ネットワークコントローラ6は、これらSDNルータコントローラ63、SDN−OLTコントローラ64、および、SDN光スイッチコントローラ65を連携して、一括して制御するものである。
SDN−ネットワークコントローラ6は、制御部61と、記憶部62とを備えている。この記憶部62は、想定される故障に対応したネットワークの構成情報621−1〜621−3を格納している。
制御部61は、いずれかのOLT3の故障信号を受信すると、救済ノードであるOLT3に、故障したOLT3が実現していた仮想OLT31を稼働させ、救済ノードであるエッジルータ2に、故障したOLT3を配下としていた仮想ルータ21を稼働させ、更に光スイッチ網4を制御し、自動的に別経路を選択するフェイルオーバを行う。
(第3の実施形態の効果)
以上説明した第3の実施形態では、次の(E)のような効果がある。
(E) SDN−ネットワークコントローラ6は、この光ネットワークシステム1Bの各階層のデータ転送機能を統括して制御する。これにより、SDN−ネットワークコントローラ6は、制御遅延を最少にして、光ネットワークシステム1Bを故障から早急に回復させることができる。
(変形例)
本発明は、上記実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、変更実施が可能であり、例えば、次の(a)〜(e)のようなものがある。
(a) 第2実施形態では、物理的なOLT3cが故障したときの動作が示されている。しかし、これに限られず、例えば、物理的なエッジルータ2cが故障したときに、仮想OLT31cは、他の物理的なOLT3上に移動すると共に、故障したエッジルータ2c上で実現されていた仮想ルータ21cを、他の物理的なエッジルータ2に移動させてもよい。これにより、エッジルータ2の故障が発生しても、ONU5uは、不通になることなくインターネット9へのアクセスが可能である。
(b) 第2実施形態では、すべてのエッジルータ2上で、仮想ルータ21が実現されている。しかし、これに限られず、いずれかのOLT3の故障を検知したとき、そのOLT3を配下とするエッジルータ2の動作を停止させると共に、動作を停止したエッジルータ2と同一の属性情報を備えた仮想ルータ21を、他のエッジルータ2上に実現してもよい。これにより、通常時には、仮想化によるオーバーヘッドなく動作することができると共に、故障検出時には、仮想ルータ21により、通信を継続することができる。
(c) 第2実施形態では、すべてのOLT3上で、仮想OLT31が実現されている。しかし、これに限られず、いずれかのOLT3の故障を検知したとき、そのOLT3の動作を停止させると共に、動作を停止したOLT3と同一の属性情報を備えた仮想OLT31を、他のOLT3上に実現してもよい。これにより、通常時には、仮想化によるオーバーヘッドなく動作することができると共に、故障検出時には、仮想OLT31により、通信を継続することができる。
(d) 第1、第2実施形態では、光スイッチ網4は、N×Mの完全線群のスイッチである。しかし、これに限られず、光スイッチ網4は、不完全線群のスイッチであっても、各ONU5と、少なくとも2台のOLT3との間が接続可能であればよい。これにより、ONU5と通信するOLT3が故障した場合であっても、他の接続可能なOLT3に切り替えて通信することにより、故障したOLT3を迂回して通信を継続することができる。
(e) 第3実施形態では、SDN−ネットワークコントローラ6が、第2実施形態に於ける光ネットワークシステム1Aを統括して制御する光ネットワークシステム1Cが開示されている。しかし、これに限られず、第1実施形態と同様な光ネットワークシステム1を、SDN−ネットワークコントローラ6が統括して制御するように構成してもよい。
1,1A,1B,1C 光ネットワークシステム
2,2a〜2c エッジルータ
21,21a〜21c 仮想ルータ (仮想エッジルータ)
3,3a〜3c OLT
31,31a〜31c 仮想OLT
4 光スイッチ網
5,5p〜5u ONU
6 SDN−ネットワークコントローラ (ネットワークコントローラ)
61 制御部
62 記憶部
621−1〜621−3 構成情報
63 SDNルータコントローラ
64 SDN−OLTコントローラ
65 SDN光スイッチコントローラ
7 光カプラ
8 外部ノード
9 インターネット

Claims (4)

  1. 光スイッチ網に接続された複数のOLT(Optical Line Terminal)と、
    インターネット上に設けられて、複数の前記OLTのいずれかを配下として当該OLTと通信可能に接続された複数のエッジルータと、
    を備え
    前記エッジルータは、配下のOLTの故障を検出したならば、インターネットから受信したIPパケットをカプセル化して、救済ノードである他のエッジルータに送信する、
    ことを特徴とする光ネットワークシステム。
  2. 前記エッジルータは、インターネットからカプセル化された前記IPパケットを受信したならば、当該IPパケットを逆カプセル化したのちに、配下のOLTに送信する、
    ことを特徴とする請求項に記載の光ネットワークシステム。
  3. 光スイッチ網に接続された複数のOLTと、
    インターネット上に設けられて、複数の前記OLTのいずれかを配下として当該OLTと通信可能に接続された複数のエッジルータと、
    を備え、
    各前記OLTは、1または複数の仮想OLTを実現しており、
    各前記エッジルータは、前記仮想OLTのいずれかを配下とする仮想ルータを実現しており、
    前記仮想ルータは、配下の仮想OLTを実現する前記OLTの故障を検知したならば、当該OLTが実現していた前記仮想OLTを、他のOLTの上で実現するように移動させると共に、前記光スイッチ網の接続を変更する、
    ことを特徴とする光ネットワークシステム。
  4. 光スイッチ網に接続された複数のOLTと、
    インターネット上に設けられて、複数の前記OLTのいずれかを配下として当該OLTと通信可能に接続された複数のエッジルータと、
    前記光スイッチ網、複数の前記OLT、および、複数の前記エッジルータを統括して制御する制御部、並びに、いずれかの前記OLTの故障を救済する構成情報を格納する記憶部を有するネットワークコントローラと、
    備えることを特徴とする光ネットワークシステム。
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