JP6338395B2 - 耐衝撃機構及び船舶搭載装置 - Google Patents

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本発明は、耐衝撃機構及び船舶搭載装置に関する。
船舶に搭載される船舶用機器は、耐温度性能、耐湿度性能、耐振動性能及び耐衝撃性能等の耐環境性能に関して予め定めれらた規定を満足する必要がある。この耐環境性能の内、耐衝撃性能については複数の等級が設けられ、最も条件が厳しい等級では、非常に高い耐衝撃性能が求められる。例えば、周囲の構造物から船舶用機器に伝わる衝撃を軽減するために、下記特許文献1に記載される発明に類似した機構を採用、つまり、船舶用機器と周囲の構造物との間に、ヘリカルマウントと称されるらせん状の金属バネ、あるいは耐振用の弾性ゴムを船舶用機器を支持するための支持部材として配置する耐衝撃機構を採用することで、要求される耐衝撃性能を達成している。
特開2002−367361号公報
ところで、上記従来技術では、金属バネや弾性ゴムを支持部材として採用しているが、金属バネや弾性ゴムを支持部材として採用することで大きなスペースが必要になるという問題があった。すなわち、上記従来技術において、金属バネを採用した場合には、要求される衝撃吸収力を得るために、巻き数に応じて船舶用機器と周囲の構造物との間に大きなスペースが必要となった。また、上記従来技術において、弾性ゴムを採用した場合には、要求される衝撃吸収力を得るために、弾性ゴムを厚くした分だけ船舶用機器と周囲の構造物との間に大きなスペースが必要となった。このように上記従来技術では、耐衝撃機構のために大きなスペースが必要となり、結果、船舶用機器に耐衝撃機構を設置した装置全体のサイズが大きくなってしまっていた。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、耐衝撃機構の省スペース化を実現することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明では、耐衝撃機構に係る第1の解決手段として、船舶に設置される船舶用機器の表面に密着するように配置される発泡部材と、前記発泡部材に密着して前記発泡部材を前記船舶用機器に固定するように前記船舶用機器及び前記発泡部材を覆う筐体とを具備する、という手段を採用する。
本発明では、耐衝撃機構に係る第2の解決手段として、上記第1の解決手段において、前記発泡部材は、NPゲルである、という手段を採用する。
本発明では、耐衝撃機構に係る第3の解決手段として、上記第1または第2の解決手段において、前記船舶用機器は、表示面が設けられた正面が矩形状をし、該矩形状の辺に沿って側面に凸部が設けられた表示装置であり、前記発泡部材は、前記表示装置の前記凸部の天部側、正面側及び正面側の反対側(背面側)に密着するように配置されている、という手段を採用する。
本発明では、耐衝撃機構に係る第4の解決手段として、上記第3の解決手段において、前記表示装置の各側面には、複数の前記凸部が設けられると共に前記凸部の間に前記表示装置を設置場所に固定するために用いられるネジを通すための隙間が設けられ、前記発泡部材は、前記複数の凸部各々に配置されている、という手段を採用する。
本発明では、耐衝撃機構に係る第5の解決手段として、上記第3または第4の解決手段において、前記表示装置の前記矩形状の短辺側の側面に設けられた前記凸部に配置された前記発泡部材の厚さは、前記矩形状の長辺側の側面に設けられた前記凸部に配置された前記発泡部材より厚い、という手段を採用する。
本発明では、船舶搭載装置に係る第1の解決手段として、船舶に設置される船舶用機器と、前記船舶用機器に伝わる衝撃を軽減する耐衝撃機構とを具備し、前記耐衝撃機構は、船舶に設置される船舶用機器の表面に密着するように配置される発泡部材と、前記発泡部材に密着して前記発泡部材を前記船舶用機器に固定するように前記船舶用機器及び前記発泡部材を覆う筐体とを有する、という手段を採用する。
本発明では、船舶搭載装置に係る第2の解決手段として、上記第1の解決手段において、前記発泡部材は、NPゲルである、という手段を採用する。
本発明では、船舶搭載装置に係る第3の解決手段として、上記第1または第2の解決手段において、前記船舶用機器は、表示面が設けられた正面が矩形状をし、該矩形状の辺に沿って側面に凸部が設けられた表示装置であり、前記発泡部材は、前記表示装置の前記凸部の天部側、正面側及び正面側の反対側(背面側)に密着するように配置されている、という手段を採用する。
本発明では、船舶搭載装置に係る第4の解決手段として、上記第3の解決手段において、前記表示装置の各側面には、複数の前記凸部が設けられると共に前記凸部の間に前記表示装置を設置場所に固定するために用いられるネジを通すための隙間が設けられ、前記発泡部材は、前記複数の凸部各々に配置されている、という手段を採用する。
本発明では、船舶搭載装置に係る第5の解決手段として、上記第3または第4の解決手段において、前記表示装置の前記矩形状の短辺側の側面に設けられた前記凸部に配置された前記発泡部材の厚さは、前記矩形状の長辺側の側面に設けられた前記凸部に配置された前記発泡部材より厚い、という手段を採用する。
本発明によれば、船舶に設置される船舶用機器の表面に密着するように配置される発泡部材を用いることによって、耐衝撃機構の省スペース化を実現できる。
本発明の一実施形態に係る耐衝撃機構Aの正面図(a)、平面図(b)及び左側面図(c)である。 本発明の一実施形態に係る耐衝撃機構Aの斜視図である。 本発明の一実施形態に係る耐衝撃機構Aの平面模式図(a)及び左側面模式図(b)である。 本発明の一実施形態における発泡部材1の素材に関する特徴を示す図である。 本発明の一実施形態に係る耐衝撃機構Aの耐衝撃実験結果を示す図である。 従来の耐衝撃機構の耐衝撃実験結果を示す図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。
本実施形態に係る耐衝撃機構Aは、船舶に設置される船舶用機器に周囲の構造物から伝わる衝撃を吸収して軽減するものであり、図1〜図3に示すように、船舶に設置される船舶用機器の表面に密着するように配置される発泡部材1と、発泡部材1に密着して発泡部材1を船舶用機器に固定するように船舶用機器及び発泡部材1を覆う筐体2とから構成されている。
上記船舶用機器は、例えば、図1に示す表示装置Bである。表示装置Bは、船舶に搭載される蒸気タービン、ディーゼルエンジン及びガスタービン等のエンジンを収容するエンジンルームに設置され、上記エンジンの動作を制御する制御装置と通信ケーブルを介して接続される入力コネクタを備え、上記制御装置から入力されるデータに基づいてエンジンの動作状態に関する情報を表示する。
このような表示装置Bは、例えば液晶モニター等であり、表示面hmが設けられた正面fmが矩形状をし、該矩形状の長辺側の側面s1に矩形状の辺に沿って3つの凸部cvが設けられ、一方矩形状の短辺側の側面s2に矩形状の辺に沿って2つの凸部cvが設けられている。つまり、表示装置Bには、10個の凸部cvが設けられている。これら凸部cvは、直方体形状をしており、その間に、表示装置Bをエンジンルームの設置場所に固定するために用いられるネジを通すための隙間gpが設けられている。
また、船舶には、船舶用機器として表示装置B以外にも、例えば、ジャイロコンパス、GPS(Global Positioning System)受信機、電子海図装置、レーダー/ARPA (Automatic Radar Plotting Aids:自動衝突予防援助装置)、自動船舶識別装置(AIS:Automatic Identification System)、オートパイロット及び統括制御装置を備えている。
ジャイロコンパスは、回転型または振動型の機械式ジャイロスコープ、あるいは光ファイバジャイロまたはリングレーザージャイロ等の光学式ジャイロスコープ等を使用して船舶の進行方位を検出し、進行方位を示す進行方位検出信号を出力するものである。
GPS受信機は、GPSに準拠した測位装置であり、船舶の所定の場所(船首あるいは船尾等)に設置された受信アンテナを備え、受信アンテナが受信した測位用電波に基づいて、測地座標系における受信アンテナの位置(緯度及び経度)を船舶の位置として検出するものである。
電子海図装置は、電子海図データを専用コンピュータによって処理することにより所望海域の海図をディスプレイに表示し、さらにジャイロコンパス及びGPS受信機等から取得した各種情報に基づいて船舶の航行方位や航行位置を海図上に表示して計画航路に対する実際航路の監視を行うものである。
レーダー/ARPAは、レーダーから得られる情報に基づいて近隣の船舶等の障害物を自動的に捕捉し、障害物までの方位や距離を計算して表示すると共に、衝突の危険の度合いを計算して表示し、さらに自船が障害物に接近して危険な状態になると警報を発し、障害物を避けるための操船に必要な情報を表示する。
自動船舶識別装置は、自船の位置情報や操船情報等の航海情報、船名や積荷等の船舶の固有情報を周囲に定期的に送信すると共に、他船から送信されたこれらの情報を受信して表示するものである。
オートパイロットは、予め設定された計画航路に基づいて船舶の舵を駆動して自動操舵を実現するものである。
統括制御装置は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)及び電気的に相互接続された各部と各種信号の送受信を行うインターフェイス回路等から構成されている。この統括制御装置は、上記ROMに記憶された各種制御プログラムに基づいて各種の演算処理を行うと共に各部と通信を行うことにより船舶の全体動作を制御する。
上記ジャイロコンパス、GPS受信機、電子海図装置、レーダー/ARPA、自動船舶識別装置、オートパイロット、コニングディスプレイ及び統括制御装置等の船舶用機器にも、表示装置Bと同様に、耐衝撃機構Aを設けて、これら船舶用機器に周囲の構造物から伝わる衝撃を吸収するようにしてもよい。
図1に戻り、耐衝撃機構Aの発泡部材1は、例えば、直方体形状の凸部の長さ方向と同じ長さであると共に厚さが6mmである長方形のシート状に形成されたNPゲル(発泡ゲル)であり、表示装置Bの各凸部cvの天部側c1、正面側c2及び正面側c2の反対側(背面側)c3の三方に密着するように配置されている。つまり、各凸部cvには、3枚の発泡部材1各々が天部側c1、正面側c2及び背面側c3に密着するように配置されている。このような発泡部材1は、周囲の構造物から表示装置Bに伝わる衝撃を吸収して、軽減する。
また、発泡部材1として用いられるNPゲルは、−40〜200度の幅広い温度環境下で使用可能であり、他の発泡素材に比べても圧縮永久歪が小さく、長期間使用しても性能が変わりにくいという特徴を備える。また、NPゲルは、対候性や対オゾン性に優れているために、屋外等の厳しい条件下においても使用可能である。
筐体2は、表示装置Bを正面側を覆う第1のカバー21と、発泡部材1を覆う第2のカバー22と、第1のカバー21と第2のカバー22とを連結させるネジ23(図1(a)に示す2重丸)とから構成されている。
第1のカバー21は、表示装置Bの正面側を覆うものであり、所定の金属あるいは樹脂素材からなり、表示装置Bの正面よりも一回り大きな矩形状の板部材の中央に表示装置Bの表示面hmが露出可能なように表示面hmの大きさに合わせて開口21aが設けられている。第1のカバー21の開口21aの周囲には、第1のカバー21を第2のカバー22に連結するためにネジ23が装着される複数のネジ穴と、耐衝撃機構Aが取り付けられた表示装置Bをエンジンルームの所定の設置場所に固定するための複数のネジ穴21b(図1(a)に示す1重丸)とが設けられている。
第2のカバー22は、発泡部材1を覆うものであり、第1のカバー21と同じ素材からなり、凸部cv毎に設けられている。この第2のカバー22は、表示装置Bの各凸部cvの天部側c1、正面側c2及び背面側c3に配置された発泡部材1を密着して覆うために、発泡部材1の外形に沿って凹形状であると共に、直方体形状の凸部cvの長さ方向と同じ長さを有している。また、各第2のカバー22には、第2のカバー22を第1のカバー21に連結するためにネジ23が装着される複数のネジ穴が設けられている。なお、第2のカバー22と発泡部材1とは、図示しない両面テープによって接着されている。
ネジ23は、第1のカバー21のネジ穴及び第2のカバー22のネジ穴に設けられたネジ穴に装着されて、第1のカバー21の裏面21cに第2のカバー22をネジ止めして固定するものである。また、ネジ23とは異なる第2のネジ(図示略)は、第1のカバー21のネジ穴21bに装着されて、表示装置Bを船舶のエンジンルームの所定の設置場所にネジ止めして固定する。
次に、このように構成された耐衝撃機構Aの発泡部材1の詳細な特徴について説明する。
上述したように、発泡部材1として用いられるNPゲル(発泡ゲル)は、図4に示すように、−40〜200度の幅広い温度環境下で使用可能である。また、NPゲルは、比重「0.26」、引張強度「0.32Mpa」、伸び「73%」、ヤング率「269.5kPa」(単位ひずみあたりに必要な応力)、比熱「1.15J/g・k」、熱伝導率「0.06W/m・k」、圧縮永久歪「0.02%(圧縮率50%)」という物性を有する。この発泡部材1は、在庫として置いておくだけなら半永久的に保存可能であり、また表面にパウダー塗装が施されている。
また、NPゲル以外に検討された素材として、ゲルテープ、ソルボシート及びハイパーゲルシートがある。ゲルテープは、シリコンゲルからなり、片面に粘着材(感圧接着剤)付きのテープであり、例えば電子機器内の基板等を防振及び緩衝するために用いられる防振緩衝材である。このようなゲルテープは、図4に示すように、−40〜100度の温度環境下で使用可能であり、表面にパウダー塗装が施されている。また、ゲルテープは、表面にパウダー塗装が施されている。
ソルボシートは、エーテル系ポリウレタンをシート状に形成したものであり、高い衝撃吸収性、高い振動減衰性、広い温度範囲で優れた衝撃吸収性を発揮するものである。このようなソルボシートは、図4に示すように、硬度「30」、比重「1.35」、引張強度「0.32Mpa」、伸び「338%」、圧縮永久歪「60.6%(圧縮率25%)」という物性を有する。
ハイパーゲルシートは、超軟質のウレタンゲルをシート状に形成したものであり、高いエネルギー吸収性があり、耐久性と強度を兼ね備え、周波数や温度が変化しても高い防振性を保ち、一般的なゴムより柔らかい。このようなハイパーゲルシートは、図4に示すように、−30〜80度の温度環境下で使用可能であり、硬度「15」、比重「1.08」、引張強度「0.83Mpa」、伸び「1000%」、ヤング率「540Kpa」、圧縮永久歪「8.1%(圧縮率25%)」という物性を有する。また、ハイパーゲルシートは、電源アダプタ等継続して高温になる電気器具の近くで使用すると、劣化促進し、溶解する場合がある。
これら素材の内、NPゲルは、他素材の発泡体に比べても幅広い温度環境下で使用可能であると共に圧縮永久歪が小さく、長期間使用しても性能が変わりにくいという特徴を備えたものである。さらに、NPゲルは、対候性や対オゾン性に優れているために、屋外等の厳しい条件下においても使用可能であるという特徴を備えている。発泡部材1として、上述した特徴を備えるNPゲルを用いることで、船舶のエンジンルームという高温の過酷な環境下においても性能がほとんど変わらず、長期間使用することができる。
また、実証実験として、加速度センサーを設置した表示装置Bに発泡部材1としてNPゲルを使用した耐衝撃機構Aを装着した場合と、NPゲルではなく従来のように弾性ゴムを使用した耐衝撃機構を装着した場合とで、鉄塊をぶつける実験を実施した。なお、発泡部材1としてNPゲルを使用した耐衝撃機構Aと、弾性ゴムを使用した耐衝撃機構とには、それぞれ鉄塊を3回ぶつけている。図5は、本耐衝撃機構Aを表示装置Bに装着した場合に、加速度センサーによって測定された結果である。また、図6は、弾性ゴムを使用した耐衝撃機構を装着した場合に、加速度センサーによって測定された結果である。図5に示されるように、本耐衝撃機構Aを表示装置Bに装着した場合には、加速度センサーによって測定された衝撃が約200Gとなる。一方、図6に示されるように、弾性ゴムを使用した耐衝撃機構を表示装置Bに装着した場合には、加速度センサーによって測定された衝撃が1000G以上となる。実証実験の結果、発泡部材1としてNPゲルを用いた場合は、従来のように弾性ゴムを使用した場合と比較して、高い耐衝撃性能を得ることが明らかである(ただし、装置の重量、形状により、耐衝撃性能は変化する)。
このような本実施形態によれば、船舶に設置される船舶用機器(表示装置B)の表面に密着するように配置される発泡部材1を用いることによって、耐衝撃機構Aの省スペース化を実現できる。例えば、従来の耐衝撃機構は、9.4インチの表示装置Bを収容していたが、本実施形態は、筐体2の大きさが従来と変わっていないにもかかわらず、従来よりも大きい12.1インチの表示装置Bを収容可能である。つまり、本実施形態は、従来よりも大きな表示装置Bを収容することが可能になった分だけ厚みが薄くなり、省スペース化を実現できる。
また、本実施形態において、発泡部材1は、ヘリカルマウントと称されるらせん状の金属バネや耐振用の弾性ゴムに比べて比重が小さいため、軽量化につながる。
このように本実施形態によれば、省スペース化及び軽量化した結果、設置や交換等のメンテナンスの省力化を図ることができる。また、本実施形態によれば、省スペース化によって、限られたスペースであっても、従来よりも大きな船舶用機器を船舶に搭載することが可能となった。また、本実施形態によれば、発泡部材1についてはシート状に形成して用いることができるので、耐衝撃機構Aの構造設計が容易になり、この結果、耐衝撃機構Aのコスト削減につながる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されることなく、例えば以下のような変形が考えられる。
上記実施形態では、表示装置Bにおける長辺側の側面s1に設けられた凸部cvに配置された発泡部材1と、短辺側の側面s2に設けられた凸部cvに配置された発泡部材1との厚さは、同じ6mmであるが、本実施形態はこれに限定されない。表示装置Bにおける短辺側の側面s2に設けられた凸部cvは、長辺側の側面s1に設けられた凸部cvに比べて、周囲の構造物と当接する面積が小さく、単位面積辺りに加わる衝撃が大きくなってしまうので、短辺側の側面s2に設けられた凸部cvに配置された発泡部材1の厚さを、長辺側の側面s1に設けられた凸部cvに配置された発泡部材1より厚くしてもよい。
A…耐衝撃機構、1…発泡部材、2…筐体、B…表示装置、hm…表示面、fm…正面、s1…側面、s2…側面、cv…凸部、gp…隙間、21…第1のカバー、22…第2のカバー、23…ネジ、c1…天部側、c2…正面側、c3…背面側、21a…開口、21b…ネジ穴、21c…裏面

Claims (8)

  1. 船舶に設置される船舶用機器の表面に密着するように配置される発泡部材と、
    前記発泡部材に密着して前記発泡部材を前記船舶用機器に固定するように前記船舶用機器及び前記発泡部材を覆う筐体とを具備し、
    前記船舶用機器は、表示面が設けられた正面が矩形状をし、該矩形状の辺に沿って側面に凸部が設けられた表示装置であり、
    前記発泡部材は、前記表示装置の前記凸部の天部側、正面側及び正面側の反対側(背面側)に密着するように配置されていることを特徴とする耐衝撃機構。
  2. 前記発泡部材は、NPゲルであることを特徴とする請求項1に記載の耐衝撃機構。
  3. 前記表示装置の各側面には、複数の前記凸部が設けられると共に前記凸部の間に前記表示装置を設置場所に固定するために用いられるネジを通すための隙間が設けられ、
    前記発泡部材は、前記複数の凸部各々に配置されていることを特徴とする請求項1または2に記載の耐衝撃機構。
  4. 前記表示装置の前記矩形状の短辺側の側面に設けられた前記凸部に配置された前記発泡部材の厚さは、前記矩形状の長辺側の側面に設けられた前記凸部に配置された前記発泡部材より厚いことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の耐衝撃機構。
  5. 船舶に設置される船舶用機器と、前記船舶用機器に伝わる衝撃を軽減する耐衝撃機構とを具備し、
    前記耐衝撃機構は、船舶に設置される船舶用機器の表面に密着するように配置される発泡部材と、前記発泡部材に密着して前記発泡部材を前記船舶用機器に固定するように前記船舶用機器及び前記発泡部材を覆う筐体とを有し、
    前記船舶用機器は、表示面が設けられた正面が矩形状をし、該矩形状の辺に沿って側面に凸部が設けられた表示装置であり、
    前記発泡部材は、前記表示装置の前記凸部の天部側、正面側及び正面側の反対側(背面側)に密着するように配置されていることを特徴とする船舶搭載装置。
  6. 前記発泡部材は、NPゲルであることを特徴とする請求項5に記載の船舶搭載装置。
  7. 前記表示装置の各側面には、複数の前記凸部が設けられると共に前記凸部の間に前記表示装置を設置場所に固定するために用いられるネジを通すための隙間が設けられ、
    前記発泡部材は、前記複数の凸部各々に配置されていることを特徴とする請求項5または6に記載の船舶搭載装置。
  8. 前記表示装置の前記矩形状の短辺側の側面に設けられた前記凸部に配置された前記発泡部材の厚さは、前記矩形状の長辺側の側面に設けられた前記凸部に配置された前記発泡部材より厚いことを特徴とする請求項5〜7のいずれか一項に記載の船舶搭載装置。
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