JP6338345B2 - コネクタ - Google Patents

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    • H01R13/639Additional means for holding or locking coupling parts together, after engagement, e.g. separate keylock, retainer strap

Description

本発明は、電気機器間を接続するためのコネクタに関する。
電気自動車やハイブリッドカーなどの自動車には、モータやインバータなど多くの電気機器が搭載されている。従来、これらの電気機器同士の接続には、ワイヤーハーネスが使用される。すなわち、ワイヤーハーネスの電線の両端末に接続されるコネクタが各電気機器の機器側端子と接続されることにより、電気機器間が電気的に接続される。この種のコネクタとしては、特許文献1に開示されているものがある。
特許文献1のコネクタは、複数のコネクタ端子を保持する筒状のハウジングにフランジが形成され、このフランジが接続対象の電気機器が収容される筺体の取付面に固定されている。筺体の取付面に固定されたコネクタは、コネクタ端子の一端側が筺体内に挿入されて筺体内の機器側端子と接続される一方、コネクタ端子の他端部がワイヤーハーネスの電線と接続されるようになっている。
特開2012−195068号公報
ところで、特許文献1に記載されるコネクタは、複数のコネクタ端子がそれぞれ機器側端子とボルトの締結によって接続されている。ところが、車両などに搭載される電気機器の機器側端子(端子台)は、筺体内に設けられていることが多く、筺体内でボルトの締結作業を行う必要がある。この作業は、筺体内の狭い空間に工具を差し込んで行われることから、作業者の負担が大きく、作業工数が大きくなる要因となっている。また、この種のコネクタは、ワイヤーハーネスの電線が接続されるから、電気機器間に電線を配索するためのスペースを確保しなければならず、電気機器間の省スペース化が困難となっている。
これに対し、ボルトの締結作業を行わない端子の接続構造として、雄端子と雌端子の接続構造が知られている。すなわち、雄端子は、雌端子に挿入された後、雌端子に押圧されることにより、雌端子の内側に保持される。しかし、この種の接続構造は、雄端子を雌端子に挿入する際の挿入負荷が大きくなることから、端子接続時の作業負担が大きくなり、作業効率が低下するという問題がある。
本発明は、こうした問題に鑑みてなされたものであり、電気機器間の省スペース化を実現するとともに、コネクタの接続作業の作業効率を高め、作業工数の低減を図ることを課題とする。
上記課題を解決するため、本発明は、第1の機器側端子と第2の機器側端子とを接続するコネクタ端子と、該コネクタ端子を保持するコネクタハウジングとを有するコネクタであって、前記コネクタ端子は、前記第1の機器側端子と電気的に接離される一端部と、前記第2の機器側端子に電気的に接続される他端部と、前記一端部と前記他端部とを連接し、前記一端部を前記第1の機器側端子に切離する方向に弾性変形可能な導電部材とを有し、前記コネクタハウジングは、前記第1の機器側端子が挿入される空間と、前記コネクタ端子の前記一端部を前記空間内の前記第1の機器側端子に対向させて移動可能に保持するコネクタ端子保持部と、前記コネクタ端子の前記一端部の前記第1の機器側端子の反対側に当接可能に配置されたスライド部材と、前記コネクタ端子の前記一端部を前記第1の機器側端子に接離させる方向に前記スライド部材をスライドさせるスライド機構を備えてなることを特徴とする。
これによれば、機器端子同士を1つのコネクタによって直接接続することができるから、電線が不要になり、電気機器間の省スペース化を実現することができる。
また、このスライド機構は、電気機器の筺体の外側から操作することができるから、作業スペースを広く確保することができる。更に、第1の機器側端子とコネクタ端子とのボルトの締結作業が不要になるから、端子間の接続作業が簡単になる。したがって、コネクタの接続作業の作業効率を高めることができ、作業工数の削減を図ることができる。
また、コネクタ端子は、第1の機器側端子に向けて弾性変形させて近づけることによって、第1の機器側端子と接続するように構成されるから、第1の機器側端子がコネクタハウジングに挿入されるときには、第1の機器側端子と離れた位置に配置することができる。これにより、第1の機器側端子の挿入負荷を殆ど無負荷にすることができるから、接続作業の負担を軽減することができ、しかも、第1の機器側端子とコネクタ端子との接触による損傷を防ぐことができる。
この場合において、前記第1の機器側端子を挟んで前記スライド部材と反対側に配置され、前記スライド部材のスライド方向と反対方向にスライドして前記第1の機器側端子と当接可能にスライド支持される他のスライド部材を備え、前記スライド機構は、前記スライド部材と前記他のスライド部材を互いに反対方向にスライドさせてなるものとする。
これによれば、コネクタハウジングに挿入された第1の機器側端子に他のスライド部材を当接することで、第1の機器側端子をコネクタ端子と他のスライド部材との間に挟持することができる。これにより、コネクタ端子と第1の機器側端子との接続状態をより安定に保持することができるから、コネクタ端子と第1の機器側端子との接続をより確実に行うことができ、コネクタの信頼性を高めることができる。
具体的に、前記スライド機構は、前記スライド部材と前記他のスライド部材とをスライド支持するスライドホルダを備え、前記スライドホルダのスライド方向と交差する方向に前記スライド部材と前記他のスライド部材とをスライドさせてなるものとする。
これによれば、コネクタの軸方向と交差する方向、つまり、電気機器間の隙間に沿ってスライド機構の操作を行うことができるから、コネクタの接続作業の作業効率をより高めることができる。
また、前記スライド機構は、回転運動を前記スライドホルダのスライド方向の直線運動に変換する回転運動変換機構を備えてなるものとする。すなわち、前記スライド機構は、例えば、ボルトの回転を前記スライドホルダの直線運動に変換するものとする。
これによれば、コネクタの側方からボルトを回転させるだけの極めて単純な作業でスライド部材をスライドさせることができるから、コネクタの接続作業の作業効率をより高めることができる。
本発明によれば、電気機器間の省スペース化を実現することができる。また、本発明によれば、コネクタの接続作業の作業効率を高めることができ、作業工数の低減を図ることができる。
本発明が適用されるコネクタの外観斜視図である。 図1のコネクタとモータとインバータとの位置関係を示す図である。 本発明が適用されるコネクタの分解斜視図である。 本発明が適用されるコネクタの動作を説明する上面図である。 図4のA−A矢視の断面斜視図である。 本発明が適用されるコネクタの動作を説明する断面拡大図である。
以下、本発明に係るコネクタの一実施形態について、図面を参照して説明する。本実施形態のコネクタは、自動車に搭載される電気機器間を電気的に接続するものであり、電気自動車やハイブリッドカーなどの移動体に搭載されるモータと、モータに電力や制御信号などを出力するインバータとを電気的に接続するものである。ここで、電気機器とは、モータやインバータに限られるものではなく、自動車などに搭載される様々な電気機器類を含むものである。これらの電気機器は、いずれも外部と接続される機器側端子を備えるものとする。
図1は、本実施形態のコネクタ11の外観を示す斜視図であり、図2は、コネクタ11とモータとインバータとの位置関係を示す図である。図1の矢印Xは、前後方向を示し、紙面の手前側を前方、奥側を後方とする。矢印Yは、左右方向を示し、紙面の手前側を右側、奥側を左側とする。矢印Zは、上下方向(高さ方向)を示しており、紙面の上側(インバータ側)を上方とし、紙面の下側(モータ側)を下方とする。これらの定義は、他の図面の説明においても適用されるものとする。
本実施形態のコネクタ11は、モータを収容する筺体の取付面12にボルト13で固定される。取付面12に固定されたコネクタ11には、インバータを収容する筺体の取付面14が当接(例えば載置)される。
コネクタ11は、樹脂製のコネクタハウジング15と、コネクタハウジング15と一体形成された金属製のフランジ部16と、樹脂製の機器側嵌合部17とを備える。コネクタハウジング15は、角筒状の胴部18の上端面から段付き状に角筒状の接続部19が突出して形成され、これらの内部に複数(6本)のコネクタ端子20を保持するようになっている。胴部18の上端面(段付き面)に形成される環状の溝には、パッキン21が装着される。
フランジ部16は、胴部18の下部に沿って設けられ、複数のボルト挿通孔22が形成される。機器側嵌合部17は、フランジ部16を貫いてコネクタハウジング15から平板状に下方へ延出して形成され、コネクタ端子20の一端部を露出させて1列に配置して保持するようになっている。機器側嵌合部17には、隣り合うコネクタ端子20を仕切る仕切り壁23が形成される。
取付面12は、ボルト挿通孔24と、間口25が形成される。コネクタ11は、機器側嵌合部17を間口25に嵌合し、フランジ部16のボルト挿通孔22に挿通したボルト13を取付面12のボルト挿通孔24に螺合することで、取付面12に固定されるようになっている。フランジ部16は、図示しない環状の溝にパッキンが装着され、フランジ部16と取付面12との間がシールされるようになっている。
取付面14は、間口26が形成される。コネクタ11は、取付面14の間口26に接続部19が挿入された状態で、胴部18の上端面に取付面14が当接(載置)される。胴部18の上端面と取付面14との間はパッキン21でシールされるようになっている。コネクタ11に取付面14が当接されると、間口26に挿入されたコネクタ11の接続部19にインバータの第1の機器側端子27が挿入され、この挿入された第1の機器側端子27とコネクタ端子20とが、後述するコネクタ11側の操作によって接続されるようになっている。一方、間口25に挿入された機器側嵌合部17から露出するコネクタ端子20は、モータの筺体内に配置される第2の機器側端子(図示せず)とボルトの締結によって接続されるようになっている。
次に、本実施形態のコネクタ11の内部構造について説明する。本実施形態のコネクタ11は、コネクタハウジング15に挿入される第1の機器側端子27とコネクタ端子20とを接続するためのスライド機構を備える。図3に示すように、コネクタ11のスライド機構は、第1スライダ28と、第2スライダ29と、スライドホルダ30と、複数のコネクタ端子20と、コネクタハウジング15と、回転運動変換機構とを備える。
第1スライダ28と第2スライダ29は、少なくとも表面が絶縁性を有しており、例えば、合成樹脂を成形して形成される。第1スライダ28は、第1縦部材32と、2本の第1横部材33を有しており、左右対称の対をなして構成される。第1縦部材32は、前後方向を長手方向とし、高さ方向を幅方向とする矩形状をなしている。第1横部材33は、第1縦部材32の一方の側面から略垂直に突設し、前後方向が幅方向となる矩形状をなしている。第1横部材33の先端部には、L字状に垂下する第1突起部34が形成される。第1突起部34は、平面視すると後方に向かって第1縦部材32との距離が長くなる斜面に沿って垂下して形成される。
第2スライダ29(請求項に記載のスライド部材)は、第2縦部材35と、3本の第2横部材36を有しており、左右対称の対をなして構成される。第2縦部材35は、前後方向を長手方向とし、高さ方向を幅方向とする矩形状をなしている。第2横部材36は、第2縦部材35の一方の側面から略垂直に突設し、前後方向が幅方向となる矩形状をなしている。第2横部材36の先端部には、L字状に下方へ垂下する第2突起部37が形成される。第2突起部37は、平面視すると後方に向かって第2縦部材35との距離が短くなる斜面に沿って垂下して形成される。
第2スライダ29は、第2縦部材35において、コネクタ端子20が係合される3つの第1係合溝38と、第1スライダ28(第1横部材33)が係合される2つの第2係合溝39を有している。第1係合溝38は、第2横部材36が突出する第2縦部材35の側面と反対側の側面の高さ方向に渡って形成され、コネクタ端子20の厚みと略同じ溝深さに設定される。第1係合溝38には、コネクタ端子20が係合されて保持されるようになっている。第2係合溝39は、第2縦部材35の上端面の幅方向に渡って形成され、第1横部材33の厚みと略同じ溝深さに設定される。
スライドホルダ30は、少なくとも表面が絶縁性を有しており、例えば、合成樹脂を成形して形成される。スライドホルダ30は、互いに略平行に配置された1対のレール部材40の一端側をそれぞれ略垂直に垂下させて略コの字状に連ねて形成される。各レール部材40には、平面視するとV字状をなす複数のレール溝41が前後方向に連なって形成される。レール溝41は、互いに逆向きのレール溝41aとレール溝41bとを連ねて形成される。
第1スライダ28は、各レール部材40のレール溝41aにそれぞれ第1突起部34を係合し、レール溝41aに沿ってスライドするようになっている。第2のスライダ29は、各レール部材40のレール溝41bにそれぞれ第2突起部37を係合し、レール溝41bに沿ってスライドするようになっている。1対のレール部材40が互いに連なる部分の略中央部には、前後方向に貫通する貫通孔42が形成され、貫通孔42と同軸上に図示しないナットが、インサート又は圧入されている。
6本のコネクタ端子20は、インバータ側の第1の機器側端子27と接続される金属製の上端部43と、モータ側の第2の機器側端子(図示せず)と接続される金属製の下端部44と、上端部43と下端部44を連接する弾性部材45とを備える。上端部43は、金属製の板材を略L字状に折り曲げて形成され、図3に示すように配置される。すなわち、上端部43は、左右方向に間隔をあけて互いに反対側を向いて対をなして対向配置され、これが前後方向の3箇所に間隔をあけて設けられ、合計6箇所に配置される。下端部44は、金属製の板材を所定の形状に折り曲げて形成され、前後方向に間隔をあけて1列に配置される。下端部44には、それぞれボルト挿通孔46が形成される。
弾性部材45は、可撓性を有する導電性の材料で形成され、上端部43を左右方向へ弾性変形可能に支持するようになっている。弾性部材45は、例えば、金属線を撚り合わせた編組を所定の形状にプレスして所定の強度を有している。
コネクタハウジング15は、高さ方向(胴部18と接続部19)に延在する複数の隔壁47によって内部が複数の空間に仕切られて形成される。コネクタ端子20は、仕切られた空間にそれぞれ収容されて位置決めされる。すなわち、複数のコネクタ端子20が、接続部19の上方からそれぞれの空間に組み込まれると、下端部43は、機器側嵌合部17に支持された状態で外部に露出され、上端部43は、接続部19の所定位置において、接続部19の上端よりも上に突出しない所定高さに配置される。また、コネクタ端子20の弾性部材45は、胴部18の内側の所定位置に配置される。胴部18には、外側へ突出する矩形状の突起部48が設けられ、この突起部48には、ボルト49が通されるボルト通し孔50が前後方向に貫通して形成される。
コネクタ端子20が組み込まれたコネクタハウジング15には、スライドホルダ30が組み付けられるようになっている。スライドホルダ30は、コネクタハウジング15のボルト通し孔50と貫通孔42とが略同軸上にそろうように組み付けられるとともに、1対のレール部材40が、隔壁47の上端面と当接するように組み付けられる。スライドホルダ30は、隔壁47の上端面に沿ってコネクタハジング15の前後方向にスライド可能に支持される。
コネクタハウジング15に組み込まれたスライドホルダ30には、1対の第2スライダ29が組み付けられるようになっている。各第2スライダ29は、第2突起部37がレール溝41bに係合された状態で、第2縦部材35が隔壁47の上端面と当接するように組み付けられる。このとき、各第2スライダ29の3箇所の第1係合溝38には、コネクタ端子20の上端部43がそれぞれ係合される。1対の第2スライダ29が組み付けられたスライドホルダ30には、第2スライダ29と重なるように、1対の第1スライダ28が組み付けられる。すなわち、各第1スライダ28は、2本の第1横部材33が、第2スライダ29の第2係合溝39とそれぞれ係合された状態で、各第1突起部34がそれぞれレール溝41aに係合され、かつ、第1縦部材32が隔壁47の上端面と当接するように組み付けられる。スライドホルダ30に組み付けられた第1スライダ28と第2スライダ29は、第1縦部材32と第2縦部材35とが、左右方向で互いに離間して配置される。
各第1スライダ28は、第1縦部材32の前後方向の両端がそれぞれ接続部19の内壁と当接される。すなわち、各第1スライダ28は、第1縦部材32が拘束されることで前後方向にスライドできないようになっている。また、各第2スライダ29は、2つの第2係合溝39にそれぞれ第1スライダ28の各第1横部材33が係合されることで、第2縦部材35が拘束され、結果として、第1スライダ28と同様に、前後方向にスライドできないようになっている。
一方、スライドホルダ30は、回転運動変換機構によって隔壁47の上端面に沿ってスライドするようになっている。スライドホルダ30が組み付けられたコネクタハジング15には、第1スライダ28及び第2スライダ29の組み付けと前後して、ボルト49が組み付けられる。ボルト49は、コネクタハウジング15のボルト通し孔50に通された後、スライドホルダ30の貫通孔42に通され、スライドホルダ30にインサート又は圧入されたナットに螺合される。ボルト49は、ボルト49自身が回転しても自身が前後に移動しないように、突起部48のボルト通し孔50に回転自在に保持される。これにより、ナットと一体化されたスライドホルダ30は、ボルト49の回転方向に応じて、ボルト49の軸方向、つまり、前後方向にスライド移動する。すなわち、ボルト49の回転運動がスライドホルダ30の直線運動に変換されることになる。
図4は、ボルト49の回転前後のスライド機構の動作を説明する図である。図に示すように、ボルト49を回転させてスライドホルダ30を前方(図の左方向、矢印方向)に移動させると、1対の第1スライダ28(第1突起部34)は、前後方向の動きが規制されているから、レール溝41aに沿って互いに離れる方向にスライドする。一方、1対の第2スライダ29(第2突起部37)は、第1スライダ28と同様に前後方向の動きが規制されているから、スライドホルダ30が前方に移動すると、レール溝41bに沿って互いに近づく方向にスライドする。すなわち、第1スライダ28と第2スライダ29は、スライドホルダ30の移動方向と略直交する方向において、互いに反対方向にスライドするようになっている。
図5に、各レール部材40に着目した第1スライダ28と第2スライダ29の動きを示す。各レール部材40においては、ボルトを回転させてスライドホルダ30を前方(矢印方向)に移動させると、第1スライダ28と第2スライダ29が、互いに接近する方向に移動する。これに対し、ボルト49を逆方向に回転させてスライドホルダ30を後方に移動させると、第1スライダ28と第2スライダ29が、互いに離れる方向に移動する。
次に、第1の機器側端子27とコネクタ端子20とが接続される動作を説明する。図6に示すように、コネクタ11の胴部18の上端面に取付面14が当接すると、6本の第1の機器側端子27は、それぞれ間口26に挿入された接続部19の内側の所定位置まで挿入される。接続部19に挿入された6本の第1の機器側端子27は、それぞれコネクタ端子20と第1スライダ28との隙間、すなわち、コネクタ端子20及び第1スライダ28とそれぞれ対向する位置に配置される。
この状態で、第1スライダ28と第2スライダ29を互いに近づける方向にボルト49を回転させると、スライドホルダ30の前方への移動に伴って、第1スライダ28は、対向する第1の機器側端子27と近づく方向にスライドし、第2スライダ29は、対向する第1の機器側端子27と近づく方向にスライドする。ここで、第2スライダ29がスライドすると、第1係合溝38にそれぞれ係合されたコネクタ端子20の上端部43は、弾性部材45が弾性変形することで第2スライダ29と一体的に移動する。その結果、6本の第1の機器側端子27は、それぞれ第1スライダ28の第1縦部材32とコネクタ端子20の上端部43との間に挟持される。これにより、第1の機器側端子27は、コネクタ端子20と電気的に接続された状態が保持されるから、インバータとコネクタ11との安定な接続が実現される。なお、ボルト49を反対方向に回転させると、第1スライダ28と第2スライダ29は、それぞれ第1の機器側端子27から後退し、インバータとコネクタ11との接続状態が解除される。
以上述べたように、本実施形態のコネクタ11は、コネクタハウジング15に挿入された第1の機器側端子27をスライド機構の操作によってコネクタ端子20と接続するように構成されるから、筺体内の狭い空間内でボルトの締結作業を行う必要がない。すなわち、例えば、コネクタ11をモータの取付面12にボルト13で固定し、コネクタ端子20の下端部44をモータ側の第2の機器側端子と接続した後、インバータの筺体をコネクタ11(胴部18の上端面)の上に載せ、コネクタ11のボルト49を工具で回転する。これによれば、作業スペースを広く確保できるだけでなく、接続作業自体が極めて簡単なボルト49の回転作業で済むから、電気機器間を接続する作業の効率を高めることができ、作業工数の削減を図ることができる。
また、本実施形態のコネクタ11は、第1スライダ28と第2スライダ29とがスライドする方向と交差(略直交)する方向に、スライドホルダ30をスライド支持し、そのスライドホルダ30をスライドさせるボルト49をコネクタハウジング30の軸方向と略直交する方向に向けて配置している。これにより、ボルト49を回転させる際に、電気機器の筺体間の隙間に沿って工具を差し込んで作業を行うことが容易になるから、電気機器間の接続作業をより効率よく行うことができる。
また、本実施形態のコネクタ11によれば、従来のようにワイヤーハーネスの電線などを用いることなく、2つの電気機器の機器側端子間を直接接続することが可能になるから、電気機器間の距離を大幅に縮めることができ、電気機器間の省スペース化を図ることができる。また、機器側端子とコネクタ端子20とをボルトで締結する場合、従来は、電気機器の筺体に、ボルト締結用の工具を出し入れするための作業口と、作業口を開閉するための防水構造を備えた蓋を設ける必要があったが、本実施形態のコネクタ11を用いれば、これらが不要になるから、筺体構造を簡単化することができる。
また、本実施形態のコネクタ11は、第1の機器側端子27がコネクタハウジング15に挿入された時点で、コネクタ端子20が、第1の機器側端子27から離れた位置に配置されるから、第1の機器側端子27の挿入スペースを広く確保することができる。したがって、第1の機器側端子27をコネクタハウジング15に挿入したときに、第1の機器側端子27とコネクタ端子20との接触を防ぐことができるから、第1の機器側端子27やコネクタ端子20の損傷を防ぐことができる。加えて、第1の機器側端子27を非接触でコネクタハウジング15に挿入することで、第1の機器側端子27をコネクタハウジング15に挿入する際の挿入負荷(挿入力)を殆ど無負荷にすることができるから、作業負担を軽減することができる。
また、本実施形態のコネクタ11は、コネクタハウジング15に挿入された第1の機器側端子27をコネクタ端子20と第1スライダ28との間に挟持しているから、コネクタ端子20が第1の機器側端子27を押し付けた状態をより安定に保持することができる。これにより、コネクタ端子20と第1の機器側端子27との接続をより確実に行うことができるから、コネクタ11の信頼性を高めることができる。なお、本実施形態では、第1スライダ28と第2スライダ29の両方をスライドさせるスライド機構を採用しているが、第1スライダ28を省略することも可能である。
また、本実施形態のコネクタ11は、1対の第1スライダ28及び1対の第2スライダ29をそれぞれスライドホルダ30と係合させることで、これらのスライダを連動させて動作させるようにしているから、1つのボルト49を回転させるだけで、複数の第1の機器側端子27を略同時に対応するコネクタ端子20と接続することが可能となり、接続作業の簡単化及び迅速化を図ることができる。
以上、本発明の実施形態を図面により詳述してきたが、上記の実施形態は本発明の例示にしか過ぎないものであり、本発明は上記の実施形態の構成にのみ限定されるものではない。本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更などがあっても、本発明に含まれることは勿論である。
例えば、本実施形態のコネクタ11は、ボルト49の回転をスライドホルダ30の直線運動に変換する回転運動変換機構を有しているが、このようにスライドホルダ30を直線方向にスライドさせる回転運動変換機構としては、ボルト49の回転運動に代えて、例えばレバーなどの回動操作などによって実現することも可能である。
11 コネクタ
12,14 取付面
15 コネクタハウジング
16 フランジ部
17 機器側嵌合部
20 コネクタ端子
27 第1の機器側端子
28 第1スライダ
29 第2スライダ
32 第1縦部材
33 第1横部材
34 第1突起部
35 第2縦部材
36 第2横部材
37 第2突起部
40 レール部材
41 レール溝
45 弾性部材

Claims (5)

  1. 第1の機器側端子と第2の機器側端子とを接続するコネクタ端子と、該コネクタ端子を保持するコネクタハウジングとを有するコネクタであって、
    前記コネクタ端子は、前記第1の機器側端子と電気的に接離される一端部と、前記第2の機器側端子に電気的に接続される他端部と、前記一端部と前記他端部とを連接し、前記一端部を前記第1の機器側端子に切離する方向に弾性変形可能な導電部材とを有し、
    前記コネクタハウジングは、前記第1の機器側端子が挿入される空間と、前記コネクタ端子の前記一端部を前記空間内の前記第1の機器側端子に対向させて移動可能に保持するコネクタ端子保持部と、前記コネクタ端子の前記一端部の前記第1の機器側端子の反対側に当接可能に配置されたスライド部材と、前記コネクタ端子の前記一端部を前記第1の機器側端子に接離させる方向に前記スライド部材をスライドさせるスライド機構を備え、
    さらに、前記第1の機器側端子を挟んで前記スライド部材と反対側に配置され、前記第1の機器側端子と当接可能に配置された他のスライド部材を備え、
    前記スライド機構は、前記スライド部材と前記他のスライド部材を互いに反対方向にスライドさせて、前記コネクタ端子の前記一端部と前記第1の機器側端子とを挟持するように形成されてなるコネクタ。
  2. 前記スライド機構は、前記スライド部材と前記他のスライド部材とをスライド支持するスライドホルダを備え、前記スライドホルダのスライド方向と交差する方向に前記スライド部材と前記他のスライド部材とをスライドさせてなる請求項1に記載のコネクタ。
  3. 前記スライド機構は、回転運動を前記スライドホルダのスライド方向の直線運動に変換する回転運動変換機構を備えてなる請求項2に記載のコネクタ。
  4. 前記スライド機構は、ボルトの回転を前記スライドホルダの直線運動に変換する請求項3に記載のコネクタ。
  5. 前記スライドホルダは、スライド方向に沿ってV字状に曲折して形成されたレール溝を有し、
    前記スライド部材は、前記レール溝のV字状の一方の傾斜溝部に係合された突起部を有し、
    前記他のスライド部材は、前記レール溝のV字状の他方の傾斜溝部に係合された突起部を有し、
    前記スライドホルダを所定のスライド方向にスライドさせることによって、前記スライド部材と前記他のスライド部材が互いに近づく方向にスライドするように形成されてなる請求項に記載のコネクタ。
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