JP6335760B2 - ガスメーター検査システムおよびガスメーター検査方法 - Google Patents
ガスメーター検査システムおよびガスメーター検査方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6335760B2 JP6335760B2 JP2014228215A JP2014228215A JP6335760B2 JP 6335760 B2 JP6335760 B2 JP 6335760B2 JP 2014228215 A JP2014228215 A JP 2014228215A JP 2014228215 A JP2014228215 A JP 2014228215A JP 6335760 B2 JP6335760 B2 JP 6335760B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- viscous fluid
- gas meter
- unit
- inspection
- seismic device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Measuring Volume Flow (AREA)
- Length-Measuring Devices Using Wave Or Particle Radiation (AREA)
- Analysing Materials By The Use Of Radiation (AREA)
Description
以下、今般、新たに発明者らによって見出された新知見に基づいて完成された本願発明について説明する。
上記の課題を解決するための本発明の特徴構成は、
ガスメーターに備えられる感震器の劣化を検査するガスメーター検査システムであって、
前記感震器は粘性流体が封入された振動吸収用のダンパー部を備えており、前記ダンパー部にX線を照射する照射部と、前記ダンパー部を透過したX線を検出しX線の強度に応じた電気信号を出力するセンサ部と、前記センサ部から出力された前記電気信号から前記ダンパー部のX線透視画像を生成する画像生成部と、前記X線透視画像に表れる前記粘性流体の状態に基づいて前記感震器が劣化しているか否かの判定を行う判定部と、を備えている点にある。
前記画像生成部が生成した前記透視画像に基づいて前記ダンパー部に封入された前記粘性流体の収容量に対応する検査値を算出する画像処理部と、
前記画像処理部で算出された前記検査値を出力する出力部とを備える構成とすると好適である。
上記の特徴構成によれば、判定部は、X線透視画像に表れる粘性流体の状態であって、固定面と揺動面との間の空間である検査対象空間に存在するダンパー部から漏出した粘性流体の状態に基づいて、感震器が劣化しているか否かの判定を行うので、感震器の劣化の主要因を直接観測し、劣化した感震器や将来劣化が懸念される感震器を再使用対象から除外することができる。すなわち、感震器の地震に対する感度が適切か否かを、本システムにより検査することができる。
前記感震器は粘性流体が封入された振動吸収用のダンパー部を備えており、前記ダンパー部にX線を照射して前記ダンパー部のX線透視画像を撮影するステップと、撮影された前記X線透視画像に基づいて前記ダンパー部に封入された前記粘性流体の収容量を推定するステップと、推定された前記収容量に基づいて前記感震器が劣化しているか否かを判定するステップとを備える点にある。
以下、ガスメーター検査システム10(以下「検査システム10」と記載する場合がある)について、図面を用いて説明する。
ガスメーター検査システム10は、図1に示すように、検査対象物11を搬送する搬送部12と、X線を照射する照射部13と、照射されたX線の強度に応じた電気信号を生成するセンサ部14と、検査結果等を表示する表示部15と、これらの装置を制御する図示しない制御部80を備えている。制御部80は、画像生成部81、画像処理部82、判定部83等を備えており、センサ部14からの電気信号に基づいてX線透視画像を生成し、感震器の劣化を検査する。すなわち検査システム10は、検査対象物11をX線で撮影して検査するシステムである。なお、X線の漏えいを防止するため、搬送部12、照射部13、センサ部14はX線を遮蔽する遮蔽部材で覆われる。
搬送部12は、検査対象物11を搬送して照射部13の前を横切らせて、照射部13から発せられるX線を検査対象物11に照射させる。搬送部12としては、モーターで駆動されるベルトコンベアが用いられる。X線透視画像の撮影中に検査対象物11の姿勢等が変化すると、X線透視画像にブレやボケが生じ、検査の正確性に悪影響を及ぼす可能性がある。そのため、搬送部12に検査対象物11の姿勢を固定する支持部材を設けてもよい。
照射部13は、図1に示すように、搬送部12の側方に配置されている。照射部13は、センサ部14に向けてX線を照射する。X線の照射範囲は、検査対象物11とセンサ部14の大きさに応じて適宜選択される。
センサ部14は、搬送部12を挟んで照射部13と対向して配置される。センサ部14は、複数のセンサ素子から構成されている。詳しくは、搬送方向Aに平行に一直線状に配置されたセンサ素子が、鉛直方向に複数列配置されて、平面状のセンサ部14を構成している。
出力された電気信号は、各センサ素子の位置に関する情報とともに制御部80へ送られて、後述する画像生成部81により検査対象物11のX線透視画像へと変換される。
すなわち、各センサ素子の検出するX線の強度は、透過した検査対象物11の部位の材質や厚みにより変化し、それに従って、各センサ素子から出力される電気信号が変化する。
よって、X線透視画像において明るい部位(輝度大)は、X線減衰の小さい(樹脂等あるいは厚みが小さい)部位に対応し、暗い部位(輝度小)は、X線減衰の大きい(金属等あるいは厚みが大きい)部位に対応する。
表示部15は、液晶ディスプレイである。表示部15は、画像生成部81が生成したX線透視画像や、画像処理部82で算出された第1検査値(検査値)等を出力部84からの指示に従って表示する。また、表示部15はタッチパネル機能も有しており、オペレータからの検査パラメータ等の入力を受け付ける。
制御部80は、図2に示すように、画像生成部81、画像処理部82、判定部83、出力部84、記憶部85を含む。制御部80は、CPU、ROM、RAM、およびHDD等によって構成されている。
画像生成部81は、センサ部14から出力された電気信号に基づいて、検査対象物11のX線透視画像を生成する。詳しくは、各センサ素子の検出したX線の強度に対応する8bitの電気信号と、各センサ素子の位置に関する情報から、検査対象物11の2次元のX線透視画像を生成する。
画像処理部82は、画像生成部81で生成されたX線透視画像に対して画像処理を行い、感震器30のダンパー部36に封入された粘性流体Fの液面高さHを算出する。詳細はダンパー部36の構造を参照しながら後述する。
判定部83は、画像処理部82で算出された液面高さHを所定の第1閾値S1(閾値)と比較することにより、感震器30が劣化しているか否かを判定する。詳しくは、液面高さHが第1閾値S1より大きい場合、感震器30は劣化していない(合格)と判定し、液面高さHが第1閾値S1と同じか第1閾値S1よりも小さい場合、感震器30は劣化している(不合格)と判定する。第1閾値S1は、オペレータによって決定され、表示部15を通じて検査システム10へ入力され、記憶部85に記憶される。
出力部84は、画像生成部81で生成されたX線透視画像、画像処理部82で算出された液面高さH、判定部83による判定結果等のデータを、表示部15へ送出して表示させる。また出力部84は、制御部80の通信ポートを通じて、当該データを外部のプリンタや生産管理システム等へと送出することができる。
記憶部85は、制御部80に実行させる各種プログラムや、第1閾値S1、後述する二値化閾値mおよびnをはじめとする検査パラメータ等を記憶する。また記憶部85は、X線透視画像、液面高さHおよび判定部83による判定結果等のデータを記憶する。
感震器30は、図3に示すように、外ケーシング31と、その内部に収容された内ケーシング32と、内ケーシング32の内部に収容された感震球33と、小球受盤341および小球342等からなるスイッチ作動部34と、下側スイッチ板351および上側スイッチ板352からなるスイッチ部35と、内ケーシング32の上端部に装着される内蓋36と、外ケーシング31の上端部に装着される外蓋38を備えている。外ケーシング31がガスメータに対して固定される。したがって、外ケーシング31に対して固定される外蓋38、内ケーシング吊持用板材37、吊下軸363等がガスメータに対して固定される固定側部材となる。
内ケーシング32の上部には、下面側が凹球面状に形成された小球受盤341が、感震球33に近接して装着されている。小球受盤341には複数の小球収容孔341aが形成されており、各孔341aにスイッチ作動用の小球342が上下移動自在に収容されている。各小球342は、自然状態においては各孔341aの下端より若干突出されるように配置されており、感震球33が内ケーシング32内を転動して小球342に接触した際に、小球342が上方へ持ち上げられる。
小球受盤341の上面には、下側スイッチ板351が設けられる。また、下側スイッチ板351の上方には、上側スイッチ板352が設けられる。下側スイッチ板351と上側スイッチ板352とは、図示しない導線により感震器30の外部すなわちガスメーターと接続されている。そして、地震の揺れにより感震球33が転動し小球342が上方へ持ち上げられると、下側スイッチ板351が小球342に押されて上側に撓み、上側スイッチ板352に接触し導通状態となる。ガスメーターが下側スイッチ板351と上側スイッチ板352の導通状態を検知すると、ガスの供給を停止する。このようにして感震器は地震を検知する。
内ケーシング32の上端開口部に装着された内蓋36には、その上面中央部に、粘性流体収容部361が形成され、この粘性流体収容部361に粘性流体Fが充填された状態で、蓋体362が装着されている。粘性流体Fとしては、長期安定性と適度な粘性を持つ点から、シリコーンオイルが好適に用いられる。
参考のために、図4にも、粘性流体Fの液面高さHを記載している。
(ガスメーター検査システム10の動作)
次に、ガスメーター検査システム10の動作を説明する。
搬送部12が検査対象物11を搬送し、照射部13とセンサ部14との間に停止させる。照射部13がX線を検査対象物11およびセンサ部14に向けて照射する。センサ部14に備えられたセンサ素子が、照射されたX線の強度に対応した電気信号を生成する。センサ部14は各センサ素子で生成された電気信号を制御部80へ送る。制御部80は、センサ部14から送信された電気信号を電気信号データとして記憶部85に記憶させる。
画像処理部82が、記憶部85からX線透視画像、二値化閾値mおよびnを読み出し、X線透視画像の二値化処理を実行して、二値化画像を生成する。続いて、二値化画像から第1検査値(検査値)である液面高さHを算出し、記憶部85に記憶させる。
判定部83が、記憶部85から液面高さHと第1閾値S1を読み出し、両者を比較して、感震器30が劣化しているか否かの判定を行い、判定の結果(合否情報)を記憶部85に記憶させる。
出力部84が、記憶部85からX線透視画像、液面高さH、判定の結果(合否情報)を読み出し、表示部15へ送出する。表示部15は、出力部84から送出されたX線透視画像、液面高さH、判定の結果(合否情報)を表示する。
上記の第1実施形態においては、画像処理部82がダンパー部36に封入された粘性流体Fの収容量に対応する第1検査値(液面高さH)を算出し、判定部83が第1検査値に基づいて感震器30が劣化しているか否かを判定した。
第2実施形態では、画像処理部82がダンパー部36から漏出して検査対象空間Qに存在する粘性流体Fの状態に対応する第2検査値を算出し、判定部83が第2検査値に基づいて感震器30が劣化しているか否かを判定する。
(STEP1 検査対象物11の撮影)
搬送部12が検査対象物11を搬送し、照射部13とセンサ部14との間に停止させる。照射部13がX線を検査対象物11およびセンサ部14に向けて照射する。センサ部14に備えられたセンサ素子が、照射されたX線の強度に対応した電気信号を生成する。センサ部14は各センサ素子で生成された電気信号を制御部80へ送る。制御部80は、センサ部14から送信された電気信号を電気信号データとして記憶部85に記憶させる。
画像処理部82が、記憶部85からX線透視画像、二値化閾値mおよびnを読み出し、X線透視画像の二値化処理を実行して、二値化画像を生成する。続いて、二値化画像から第2検査値である第1線分s1の長さを算出し、記憶部85に記憶させる。
判定部83が、記憶部85から第2検査値である第1線分s1の長さ、第2検査値に対する判定の閾値である第2閾値S2を読み出し、両者を比較して、感震器30が劣化しているか否かの判定を行い、判定の結果(合否情報)を記憶部85に記憶させる。
出力部84が、記憶部85からX線透視画像、液面高さH、判定の結果(合否情報)を読み出し、表示部15へ送出する。表示部15は、出力部84から送出されたX線透視画像、液面高さH、判定の結果(合否情報)を表示する。
(1)上記の第1実施形態においては、画像処理部82が粘性流体収容部361に収容されている粘性流体Fの液面高さHを算出して第1検査値としたが、液面高さHに替えて、X線透視画像における粘性流体Fの存在する領域の面積を算出して第1検査値としてもよい。
そして、生成した二値化画像において輝度が0の画素の総数を計算し、当該総数を粘性流体Fの減少により生じた空隙部の面積として記憶部85に記憶させる。そして判定部83は、当該面積を第1閾値S1と比較して、当該面積が第1閾値S1より小さい場合、感震器30は劣化していない(合格)と判定し、当該面積が第1閾値S1と同じか第1閾値S1よりも大きい場合、感震器30は劣化している(不合格)と判定する。
図6に、タンパー部内に比較的大きな空隙部(領域d)が形成されている場合の例を示した。この例では、空隙部は、翼部363bの側部から下側まで形成されている。このように粘性流体Fと空隙部との境界の形状が複雑となっている場合は、先ず高さ基準の判定を行なって、判定が微妙となる場合に面積基準の判定を次に行なうこともできる。図6に示した例は、使用期間を過ぎた感震器で見出された、比較的劣化が進んだ例である。
上記の第2実施形態において、画像処理部82が、X線透視画像における検査対象空間Qに存在する粘性流体Fに対応する領域の面積を第2検査値として算出するように構成してもよい。X線透視画像における検査対象空間Qに存在する粘性流体Fに対応する領域の面積の算出は、二値化画像(図9、図12)における検査対象空間Qに対応する検査対象領域Q’に存在する輝度255の画素の総数を計算することにより行うことができる。
上記の第1・第2実施形態では、検査対象物11(感震器30)を1回撮像し、1つのX線透視画像を得て判定を行っていたが、検査対象物11の向きを変えて複数回撮像し、複数のX線透視画像を得て判定を行うように構成してもよい。粘性流体Fが位置的に偏って存在する場合、撮像の方向によりX線透視画像に表れる粘性流体Fの状態も変わる場合がある。複数の方向から撮像した複数のX線透視画像を用いて検査し、例えば1つでも劣化と判断された場合には当該感震器30が劣化していると判定してもよい。
(9)
上記の第1・第2実施形態では、搬送部12の側方に配置された照射部13からX線を照射し、検査対象物11を透過したX線を平面上のセンサ部14で検出し、いわゆる二次元透視画像を撮像し判定を行った。これに替えて、検査対象物11の周囲に照射部13とセンサ部14とを回転させて撮影を行い、断層撮影像や立体的な画像を得る、いわゆるコンピュータ断層撮影(CT)を行うよう構成してもよい。この場合、粘性流体Fの全体的な状態を観察することも可能なため、より確実に感震器30の劣化を判定することができる。
11 :検査対象物
12 :搬送部
13 :照射部
14 :センサ部
15 :表示部
30 :感震器
31 :外ケーシング
32 :内ケーシング
33 :感震球
34 :スイッチ作動部
35 :スイッチ部
36 :内蓋(ダンパー部)
362a :孔
361 :粘性流体収容部
362 :蓋体(揺動側部材)
363 :吊下軸(固定側部材)
37 :内ケーシング吊持用板材(固定側部材)
38 :外蓋
80 :制御部
81 :画像生成部
82 :画像処理部
83 :判定部
84 :出力部
85 :記憶部
F :粘性流体
P1 :固定面
P2 :揺動面
Q :検査対象空間
s1 :第1線分
s2 :第2線分
Claims (15)
- ガスメーターに備えられる感震器の劣化を検査するガスメーター検査システムであって、
前記感震器は粘性流体が封入された振動吸収用のダンパー部を備えており、
前記ダンパー部にX線を照射する照射部と、
前記ダンパー部を透過したX線を検出してX線の強度に応じた電気信号を出力するセンサ部と、
前記センサ部から出力された前記電気信号から前記ダンパー部のX線透視画像を生成する画像生成部と、
前記X線透視画像に表れる前記粘性流体の状態に基づいて前記感震器が劣化しているか否かの判定を行う判定部と、
を備えるガスメーター検査システム。 - 前記画像生成部が生成した前記X線透視画像に基づいて前記ダンパー部に封入された前記粘性流体の収容量に対応する検査値を算出する画像処理部と、
前記画像処理部で算出された前記検査値を出力する出力部と、
を備える請求項1に記載のガスメーター検査システム。 - 前記判定部は前記検査値と所定の閾値とを比較して前記感震器が劣化しているか否かの判定を行う、請求項2に記載のガスメーター検査システム。
- 前記検査値が前記粘性流体の液面の高さである請求項2または3に記載のガスメーター検査システム。
- 前記検査値が前記粘性流体の存在する領域の面積である請求項2または3に記載のガスメーター検査システム。
- 前記検査値が前記粘性流体の減少により生じた空隙部の面積である請求項2または3に記載のガスメーター検査システム。
- 前記判定部は、前記X線透視画像に表れる前記粘性流体の状態のうち、前記ダンパー部から漏出した前記粘性流体の状態に基づいて前記感震器が劣化しているか否かの判定を行う請求項1に記載のガスメーター検査システム。
- 前記感震器は、
前記ガスメーターに対して固定される固定側部材と、
前記固定側部材に対して揺動可能に取り付けられる揺動側部材と、
前記揺動側部材に対して固定され、振動を検知して電気信号を発する検知部とを有し、
前記固定側部材は、前記揺動側部材に対向する固定面を有し、
前記揺動側部材は、前記固定側部材に対向する揺動面を有し、
前記ダンパー部には前記揺動側部材の前記固定側部材に対する揺動を抑制する粘性流体が封入されており、
前記判定部は、前記X線透視画像に表れる前記粘性流体の状態であって、前記固定面と前記揺動面との間の空間である検査対象空間に存在する前記ダンパー部から漏出した前記粘性流体の状態に基づいて、前記感震器が劣化しているか否かの判定を行う請求項7に記載のガスメーター検査システム。 - 前記判定部は、前記画像生成部が生成した前記X線透視画像に基づいて、前記検査対象空間に存在する前記粘性流体が前記固定面と前記揺動面との両方に接触していると判断した場合に、前記感震器が不良であると判定する請求項8に記載のガスメーター検査システム。
- 前記画像生成部が生成した前記X線透視画像に基づいて、前記ダンパー部から漏出し前記検査対象空間に存在する前記粘性流体の状態に対応する第2検査値を算出する画像処理部と、
前記画像処理部で算出された前記第2検査値を出力する出力部とを備える請求項8または9に記載のガスメーター検査システム。 - 前記感震器の前記ダンパー部は、
前記粘性流体を収容する粘性流体収容部と、前記粘性流体収容部の上部開口部を塞ぐ前記揺動側部材としての蓋体とを有し、
前記固定側部材としての吊下軸の一方の端部が、前記固定側部材としての吊持用板材に固定され、前記吊下軸の他方の端部が前記蓋体に設けられた孔に挿入されて前記粘性流体収容部の内部に位置しており、
前記画像処理部は、前記画像生成部が生成した前記X線透視画像における、前記吊持用板材に対応する領域と前記粘性流体に対応する領域との境界である線分の長さを前記第2検査値として算出する請求項10に記載のガスメーター検査システム。 - 前記感震器の前記ダンパー部は、
前記粘性流体を収容する粘性流体収容部と、前記粘性流体収容部の上部開口部を塞ぐ前記揺動側部材としての蓋体とを有し、
前記固定側部材としての吊下軸の一方の端部が、前記固定側部材としての吊持用板材に固定され、前記吊下軸の他方の端部が前記蓋体に設けられた孔に挿入されて前記粘性流体収容部の内部に位置しており、
前記画像処理部は、前記画像生成部が生成した前記X線透視画像における、前記吊下軸に対応する領域と前記粘性流体に対応する領域との境界である線分の長さを前記第2検査値として算出する請求項10または11に記載のガスメーター検査システム。 - 前記画像処理部は、前記画像生成部が生成した前記X線透視画像における、前記検査対象空間に存在する前記粘性流体に対応する領域の面積を前記第2検査値として算出する請求項10〜12のいずれか1項に記載のガスメーター検査システム。
- ガスメーターに備えられる感震器の劣化を検査するガスメーター検査方法であって、
前記感震器は粘性流体が封入された振動吸収用のダンパー部を備えており、
前記ダンパー部にX線を照射して前記ダンパー部のX線透視画像を撮影するステップと、
撮影された前記X線透視画像に基づいて前記ダンパー部に封入された前記粘性流体の収容量を推定するステップと、
推定された前記収容量に基づいて前記感震器が劣化しているか否かを判定するステップと、
を備えるガスメーター検査方法。 - ガスメーターに備えられる感震器の劣化を検査するガスメーター検査方法であって、
前記感震器は粘性流体が封入された振動吸収用のダンパー部を備えており、
前記感震器にX線を照射して前記感震器のX線透視画像を撮影するステップと、
撮影された前記X線透視画像に基づいて前記感震器から漏出した前記粘性流体の状態に対応する第2検査値を算出するステップと、
算出された前記検査値に基づいて前記感震器が劣化しているか否かを判定するステップと、
を備えるガスメーター検査方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014228215A JP6335760B2 (ja) | 2014-03-19 | 2014-11-10 | ガスメーター検査システムおよびガスメーター検査方法 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014056793 | 2014-03-19 | ||
JP2014056793 | 2014-03-19 | ||
JP2014228215A JP6335760B2 (ja) | 2014-03-19 | 2014-11-10 | ガスメーター検査システムおよびガスメーター検査方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015194466A JP2015194466A (ja) | 2015-11-05 |
JP6335760B2 true JP6335760B2 (ja) | 2018-05-30 |
Family
ID=54433605
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014228215A Expired - Fee Related JP6335760B2 (ja) | 2014-03-19 | 2014-11-10 | ガスメーター検査システムおよびガスメーター検査方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6335760B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6774895B2 (ja) * | 2017-03-09 | 2020-10-28 | アンリツインフィビス株式会社 | X線検査装置 |
JP6901294B2 (ja) * | 2017-03-16 | 2021-07-14 | アンリツ株式会社 | X線検査装置 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4658634A (en) * | 1986-02-11 | 1987-04-21 | Piedmont Natural Gas Company | Meter prover |
JPH07113683A (ja) * | 1993-10-14 | 1995-05-02 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 感震器 |
JP3215780B2 (ja) * | 1994-03-24 | 2001-10-09 | 第一製薬株式会社 | 液体充填容器の液漏れ検知方法 |
JPH1194640A (ja) * | 1997-09-17 | 1999-04-09 | Fuji Electric Co Ltd | 感震器 |
JPH11173999A (ja) * | 1997-12-11 | 1999-07-02 | Hitachi Medical Corp | X線液面検査装置 |
-
2014
- 2014-11-10 JP JP2014228215A patent/JP6335760B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2015194466A (ja) | 2015-11-05 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR101928833B1 (ko) | 래스터 이미지의 에지 검출을 통한 벨트 마모의 측정 | |
EP2369329B1 (en) | X-ray inspection apparatus and x-ray inspection method | |
US20150212045A1 (en) | Method and apparatus for non-invasively measuring physical properties of materials in a conduit | |
CN104335006B (zh) | 3d扫描以及定位界面 | |
JP6335760B2 (ja) | ガスメーター検査システムおよびガスメーター検査方法 | |
JP2013224833A (ja) | 外観検査装置、外観検査方法及びコンピュータプログラム | |
TW201640082A (zh) | 具有整合式方位傳感器的限位開關 | |
KR101048605B1 (ko) | 컴퓨터 단층촬영장치를 이용한 지질시료 코어 내 이질물질 부피측정장치 및 그 방법 | |
CA2692662A1 (en) | Method and system for performing x-ray inspection of a liquid product at a security checkpoint | |
CA2709468A1 (en) | Method and system for performing x-ray inspection of a liquid product at a security checkpoint | |
US20150066391A1 (en) | Methods for characterizing dents in pipelines | |
CN107145412B (zh) | 一种硬盘状态的检测方法及检测装置 | |
JP2018063183A (ja) | 被曝量管理装置及び被曝量管理方法 | |
US9772259B2 (en) | Method for calibrating an X-ray testing system for a tire type and method for checking the position of cords in a tire | |
KR101823387B1 (ko) | 이기종 센서를 이용한 고 신뢰 센서 융합 장치 및 그 방법 | |
EP3358341A1 (en) | Foreign-matter inspection device and foreign-matter inspection system | |
KR102179302B1 (ko) | 선재 코일 모니터링 장치 및 그 모니터링 방법 | |
US20080165352A1 (en) | Method, system and apparatus of inspection | |
JP2016217872A (ja) | 検査装置、検査方法、プログラム、記録媒体 | |
KR20160094783A (ko) | 비전영상 기반 객체 검사 인증 시스템 | |
CN109477769A (zh) | 评估复合构件损伤的方法 | |
WO2024043190A1 (ja) | 検査装置、検査システムおよび検査方法 | |
JP7042168B2 (ja) | 検出同等性評価方法及び検出同等性評価装置 | |
US11226297B2 (en) | X-ray dosage mitigation for semiconductors and material inspection systems | |
JP5978906B2 (ja) | 放射能スクリーニング検査装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20170601 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20180403 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20180330 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20180501 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6335760 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |