JP6333283B2 - 多領域の強化された識別を用いて作動可能な拘束装置を制御する方法および装置 - Google Patents

多領域の強化された識別を用いて作動可能な拘束装置を制御する方法および装置 Download PDF

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    • B60R2021/01184Fault detection or diagnostic circuits
    • B60R2021/0119Plausibility check

Description

関連出願の相互参照
本出願は、2012年12月6日に出願した米国仮特許出願第61/734,129号の優先権を主張するものであり、それにより米国仮特許出願第61/734,129号の内容は参照により本明細書に完全に組み込まれる。
本発明は、車両で作動可能な乗員拘束装置を制御する方法および装置に関し、より詳細には、特定の車両イベントを決定する強化された識別方法および識別装置に関する。本発明の強化された識別方法および識別装置は、高速正面剛性障壁衝突イベント、オフセット変形可能障壁衝突イベント、斜め/角度付き正面障壁衝突イベント、および小さい/狭いオーバーラップ衝突イベントを識別することができるイベント分類装置を用いて車両クラッシュイベントについての多領域の強化された識別を行う。この強化された識別方法および識別装置は、車両内の作動可能な乗員拘束装置を制御するために使用される。
車両に用いられる作動可能な乗員拘束システムが、当業界で知られている。現代の作動可能な拘束システムは、加速度計などの複数のセンサと、センサを監視する電子制御装置(「ECU」)とをしばしば含む。ECUは、センサからの信号に基づいて、拘束システムが作動されるべきか(例えば、シートベルトプリテンショナの作動、エアバッグの展開などの)決定を行う。早期作動可能な拘束システムでは、機械センサスイッチが展開制御に使用されていた。後に、他のタイプのクラッシュセンサ(加速度計など)が使用された。加速度計を用いたそのような拘束システムの最も単純な例は、クラッシュ加速度を時間の関数として測定する加速度計を使用した。コントローラが、加速度計の出力信号を監視し、時間の関数としてのクラッシュ加速度が予め決定された値より大きいか判定し、そうであれば、拘束が作動された。
そのセンサ装置および識別アルゴリズムを含む乗員作動可能な拘束システムは、展開車両クラッシュイベントと非展開車両クラッシュイベントと呼ばれるものの間でより良く識別しようとしてますます複雑になってきている。詳細には、システムは、ある種の車両イベント、例えば、拘束システムを作動させることが望まれる高速非変形可能障壁クラッシュ(すなわち、展開クラッシュイベント)を「捉える」と共に、他の車両イベント、例えば、拘束システムを作動させることが望まれない下部構造のひっかけ(すなわち、非展開クラッシュイベント」)を「除外する」または「捉えない」ように開発されている。問題をさらに複雑化させているのは、そのような判定手法が車両プラットフォームに依存することである。1つの特定の車両プラットフォーム上である種の車両イベントを捉えるまたは除外するように働き得るものは、別の車両プラットフォーム上で働くことができない。車両イベントは、たとえイベントが一般に理解され得るような「クラッシュ」であり得ないとしても、展開イベントであろうと非展開イベントであろうと、全て本明細書中では「車両クラッシュイベント」と呼ばれることも留意されたい。例えば、下部構造のひっかけは、たとえ下部構造のひっかけがその通常の意味でクラッシュと考えられないとしても、非展開車両クラッシュイベントと呼ばれる。
展開クラッシュイベントと非展開クラッシュイベントの間で識別する方法および装置を説明するいくつかの特許が発行されている。例えば、TRW Inc.に譲渡されたFooらの米国特許第6,776,435号は、クラッシュゾーンセンサの使用に基づいた切替式閾値を用いて作動可能な拘束装置を制御する方法および装置を開示している。TRW Automotive U.S.LLCに譲渡されたFooらの米国特許第7,359,781号は、誤用マージンを改善した対称および非対称のクラッシュイベントを決定する方法および装置を開示している。TRW Automotive U.S.LLCに譲渡されたFooらの米国特許第7,625,006号は、安全化機能のためにクラッシュゾーンセンサを用いた作動可能な拘束装置を制御する方法および装置を開示している。TRW Automotive U.S.LLCに譲渡されたFooらの米国特許第8,118,130号は、XYクラッシュゾーンサテライト加速度計、すなわち、多軸センサを用いて作動可能な拘束装置を制御する方法および装置を開示している。これらのFooらの各特許の教示は、全体が本明細書に組み込まれる。
本発明によれば、遠い側の多軸サテライトセンサ(「MAS:multi−axis satellite sensor」)は、車両のBピラーに設置され、クラッシュゾーンMASクラッシュゾーンセンサ(「CZS:crush zone sensor」)は、車両のクラッシュゾーン内の車両の前部に設置される。また、本発明によれば、新規なクラッシュ分類装置を用いて特定の車両イベントについてのクラッシュ識別を強化するユニークな評価プロセスが提供される。より詳細には、本発明は、遠い位置側のMASセンサおよびMAS CZSセンサを監視し、(1)高速正面剛性障壁衝突イベント、(2)オフセット変形可能障壁衝突イベント(例えば、変形可能障壁との40%のオーバーラップを伴うクラッシュイベント)、(3)斜め/角度付き正面障壁衝突イベント、および(4)小さい/狭いオーバーラップ衝突イベント(例えば、剛性障壁との典型的には25%のオーバーラップを伴うクラッシュイベント)などの特定のイベントを決定することにより強化された識別のイベント分類解析を実行するコントローラを提供する。そのようなイベントが発生していると判定されたとき、基礎展開制御アルゴリズムは、(1つまたは複数の)拘束装置のより迅速な作動を行うように調整される。
小さい/狭いオーバーラップ衝突イベントは、米国道路安全保険協会(「IIHS:Insurance Institute of Highway Safety」)により車両上で行われている新しいクラッシュ試験である。また、米国新車アセスメントプログラム(「US NCAP」)は、56−kph正面剛性障壁(「FRB:frontal rigid barrier」)クラッシュイベントの5%について新しい試験を構成してもいる。従来技術の作動可能な拘束制御装置は、車両クラッシュ価値評価に現在用いられるこれらの特定の新しいタイプのクラッシュイベントの十分な分析を与えていなかった。本発明は、これらの特定のイベントのより良いアセスメントおよび識別を提供すると共に、以下の実現による展開結果を提供することができる。
(1)56−kphのFRB&小さい/狭いオーバーラップ衝突イベントの場合に、正面エアバッグおよびプリテンショナについて非常に速い決定/検出時間(始動時間「TTF:time to fire」)(5m秒から10m秒の範囲内)
(2)小オーバーラップ衝突イベント、斜め/角度付きイベント、オフセット変形可能障壁(「ODB」)イベントについて側面カーテンエアバッグのロバストでよく制御された必要な展開の決定、および56−kphのFRBイベントについてのカーテンエアバッグの展開しない決定
(3)ODB衝突イベントについての改善された展開決定タイミング
(4)全ての高深刻衝突イベントのシートベルト荷重リミッタの制御の改善
本発明の一例示実施形態によれば、作動可能な拘束装置を制御する方法であって、複数のクラッシュイベントの指標を検出するステップと、前方剛性障壁クラッシュイベント、オフセット変形可能障壁クラッシュイベント、角度付きクラッシュイベント、小オーバーラップクラッシュイベントの少なくとも1つを特定するために、検出されたクラッシュイベントの指標に応じてクラッシュイベントを分類するステップと、クラッシュイベントの分類に応じて作動可能な拘束装置の展開タイミングを制御するステップとを含む作動可能な拘束装置を制御する方法が提供される。
本発明の別の例示実施形態によれば、作動可能な拘束装置を制御する方法であって、複数のクラッシュイベントの指標を検出するステップと、小オーバーラップクラッシュイベントを特定するために検出されたクラッシュイベントの指標に応じてクラッシュイベントを分類するステップと、クラッシュイベントの分類に応じて作動可能な拘束装置の展開タイミングを制御するステップとを含む作動可能な拘束装置を制御する方法が提供される。
本発明のさらに別の例示実施形態によれば、作動可能な拘束装置を制御する方法であって、複数のクラッシュイベントの指標を検出するステップと、検出されたクラッシュイベントの指標に応じてクラッシュイベントを分類するステップと、基礎展開制御アルゴリズムおよび強化展開アルゴリズムを用いてクラッシュイベントの分類に応じて作動可能な拘束装置の展開タイミングを制御するステップとを含み、強化展開アルゴリズムが、小オーバーラップクラッシュイベントを監視する、作動可能な拘束装置を制御する方法が提供される。
本発明の別の例示実施形態によれば、作動可能な拘束装置を制御する装置であって、複数のクラッシュイベントの指標を検出する複数のセンサと、検出されたクラッシュイベントの指標に応じてクラッシュイベントを分類して、前方剛性障壁クラッシュイベント、オフセット変形可能障壁クラッシュイベント、角度付きクラッシュイベント、小オーバーラップクラッシュイベントの少なくとも1つを特定し、クラッシュイベントの分類に応じて作動可能な拘束装置の展開タイミングを制御するコントローラとを備えた装置が提供される。
本発明の別の例示実施形態によれば、作動可能な拘束装置を制御する装置であって、複数のクラッシュイベントの指標を検出する複数のセンサと、検出されたクラッシュイベントの指標に応じてクラッシュイベントを分類して、小オーバーラップクラッシュイベントを特定すると共に、クラッシュイベントの分類に応じて作動可能な拘束装置の展開タイミングを制御するコントローラとを備えた作動可能な拘束装置を制御する装置が提供される。
本発明の前述および他の特徴および利点は、本発明の以下の説明および添付図面をよく検討すると当業者に明らかであろう。
本発明の一例示実施形態により作製された車両で作動可能な乗員拘束システムのためのセンサ構成を示す概略図である。 本発明の一例示実施形態により作製された車両で作動可能な乗員拘束システムのためのセンサ構成を示す概略図である。 本発明の一例示実施形態によるセンサ信号を処理する制御構成全体を示す概略ブロック図である。 本発明の一例示実施形態によるイベント分類プロセスに用いられる車両イベント値を表すグラフである。 本発明の一例示実施形態によるイベント分類プロセスに用いられる車両イベント値を表すグラフである。 本発明の一例示実施形態によるイベント分類プロセスに用いられる車両イベント値を表すグラフである。 本発明の一例示実施形態によるイベント分類プロセスに用いられる車両イベント値を表すグラフである。 本発明の一例示実施形態によるイベント分類プロセスに用いられる車両イベント値を表すグラフである。 本発明の一例示実施形態によるイベント分類プロセスに用いられる車両イベント値を表すグラフである。 本発明の一例示実施形態による論理制御スイッチ状態値を確立するための論理図である。 本発明の一例示実施形態による論理制御スイッチ状態値を確立するための論理図である。 本発明の一例示実施形態による論理制御スイッチ状態値を確立するための論理図である。 本発明の一例示実施形態による論理制御スイッチ状態値を確立するための論理図である。 本発明の一例示実施形態による図10〜図13の論理制御スイッチ状態値を用いた論理制御スイッチテーブルを示す図である。 図14に示したさらなる論理制御スイッチ状態値を確立するのに用いられるイベント値を表すグラフである。 図14に示したさらなる論理制御スイッチ状態値を確立するのに用いられるイベント値を表すグラフである。 様々な異なる車両クラッシュイベントのための図14のテーブルの論理制御スイッチ値を用いて本発明による作動可能な拘束装置を制御するのに使用される論理制御図である。 様々な異なる車両クラッシュイベントのための図14のテーブルの論理制御スイッチ値を用いて本発明による作動可能な拘束装置を制御するのに使用される論理制御図である。 様々な異なる車両クラッシュイベントのための図14のテーブルの論理制御スイッチ値を用いて本発明による作動可能な拘束装置を制御するのに使用される論理制御図である。 様々な異なる車両クラッシュイベントのための図14のテーブルの論理制御スイッチ値を用いて本発明による作動可能な拘束装置を制御するのに使用される論理制御図である。 様々な異なる車両クラッシュイベントのための図14のテーブルの論理制御スイッチ値を用いて本発明による作動可能な拘束装置を制御するのに使用される論理制御図である。 様々な異なる車両クラッシュイベントのための図14のテーブルの論理制御スイッチ値を用いて本発明による作動可能な拘束装置を制御するのに使用される論理制御図である。 様々な異なる車両クラッシュイベントのための図14のテーブルの論理制御スイッチ値を用いて本発明による作動可能な拘束装置を制御するのに使用される論理制御図である。 様々な異なる車両クラッシュイベントのための図14のテーブルの論理制御スイッチ値を用いて本発明による作動可能な拘束装置を制御するのに使用される論理制御図である。 様々な異なる車両クラッシュイベントのための図14のテーブルの論理制御スイッチ値を用いて本発明による作動可能な拘束装置を制御するのに使用される論理制御図である。 様々な異なる車両クラッシュイベントのための図14のテーブルの論理制御スイッチ値を用いて本発明による作動可能な拘束装置を制御するのに使用される論理制御図である。
図1および図2を参照すると、本発明の一例示実施形態による車両22中の作動可能な乗員拘束システム20は、エアバッグなどの作動可能な乗員拘束装置の制御のために、高速正面剛性障壁衝突イベント、オフセット変形可能障壁衝突イベント、斜め/角度付き正面障壁衝突イベント、および小さい/狭いオーバーラップ衝突イベントの多領域の強化された識別を行う。システム20は、複数の作動可能な拘束装置24、例えば、運転手側前方の作動可能な拘束装置26および乗客側前方の作動可能な拘束装置28と、運転手側シートベルトプリテンショナ34と、乗客側シートベルトプリテンショナ36とを含む。作動可能な乗員拘束システム20は、エアカーテン30などの運転手の作動可能な側面拘束装置と、エアカーテン32などの乗客の作動可能な側面拘束装置とをさらに備える。他の作動可能な拘束装置が設けられてもよい。
システム20は、エアバッグ制御ユニット(「ACU」)40に接続された複数の車両クラッシュイベントセンサ38をさらに備える。車両クラッシュイベントセンサ38は、クラッシュイベントセンサの中央群42を備える。ACU40および中央イベントセンサ42は、単一の中央モジュール44内に収容することができる。本発明の一例示実施形態によれば、ACU40は、マイクロコントローラであるが、後述の機能を実行するように設計された特定用途向け集積回路(「ASIC」)とすることができる。以下に詳細に説明されるように、ACU40は、イベントセンサ38からの信号出力を監視し、拘束装置24および拘束装置30、32に接続され、本発明によるイベントセンサ信号に応答して拘束装置を制御するようになっている。
中央イベントセンサ42は、車両のX方向の(すなわち、車両の前部から後部への軸に平行な)クラッシュ加速度を検出するように実質的に向けられた感度の軸を有する第1のクラッシュ加速度センサ46を備え、ACU_Xと呼ばれるクラッシュ加速度信号を供給する。中央イベントセンサ42は、車両Y方向の(すなわち、車両の前部から後部への軸にほぼ直角な)クラッシュ加速度を検出するように実質的に向けられた感度の軸を有する第2のクラッシュ加速度センサ48をさらに備え、ACU_Yと呼ばれる横方向クラッシュ加速度信号を供給する。
クラッシュセンサ46、48からのクラッシュ加速度信号は、いくつかの形態のいずれかをとることができる。各クラッシュ加速度信号は、振幅、周波数、パルス持続時間など、または検出されたクラッシュ加速度の関数として変化する任意の他の電気的特性を有することができる。一例示実施形態によれば、クラッシュ加速度信号は、検出されたクラッシュ加速度を示す周波数特性および振幅特性を有する。センサ46、48の出力は、処理および評価のためのACU40に接続されている。
また、中央イベントセンサ42は、ヨーレートセンサ、X方向の低水準加速度レベルを測定する低G加速度センサ、およびY方向の低水準加速度レベルを測定する低G加速度センサなどの複数の慣性センサ(「IS」)50を含む。ISセンサ50の出力は、拘束装置の制御に使用することができる処理および評価のためのACU40にやはり接続される。
中央イベントセンサ42に加えて、イベントセンサ38は、車両22のクラッシュゾーン区域52に位置する複数の多軸センサ(「MAS」)と、車両のBピラーなどの車両22の側面位置54、56に位置するリモートMASセンサとをさらに含む。前方に位置するMASセンサは、運転手側および乗客側のクラッシュゾーンサテライト加速度センサ(「CZS」)60、62をそれぞれ含む。運転手側CZS60は、車両のX軸(センサ64)およびY軸(センサ66)にそれぞれ平行なクラッシュ加速度を検出するように実質的に向けられた感度のXY軸を有する加速度センサを含む。運転手側クラッシュゾーンセンサ64、66からの信号出力は、それぞれLX−CZSおよびLY−CZSと呼ばれる。乗客側CZS62は、車両のX軸(センサ68)およびY軸(センサ70)にそれぞれ平行なクラッシュ加速度を検出するように実質的に向けられた感度のXY軸を有する加速度センサを含む。乗客側クラッシュゾーンセンサ68、70からの信号出力は、それぞれRX−CZSおよびRY−CZSと呼ばれる。CZS64、66、68、および70のこれらの出力信号は、処理および評価のためのACU40に接続されている。
本発明の一例示実施形態によれば、センサ64、66、68、70は、各センサの関連した感度の軸に沿って+/−250gの加速度を測定することができる。クラッシュゾーンセンサ64、64、68、70からの信号は、振幅、周波数、パルス持続時間など、または検出されたクラッシュ加速度の関数として変化する任意の他の電気的特性を有することができる。一例示実施形態によれば、CZS信号は、車両22のそれらのセンサ位置で受けたクラッシュ加速度を示す周波数特性および振幅特性を有する。クラッシュゾーンセンサは、車両のラジエータの位置にまたはその近くに取り付けることができ、中央に位置するクラッシュイベントセンサ46、48、50により与えられる指標を補うことによりある種のタイプのクラッシュイベント状況をより良く識別するように働く。
クラッシュイベントセンサ38は、運転手側Bピラーになど車両の運転手側に取り付けられた遠い位置の運転手側多軸サテライトセンサ(「MAS」)72をさらに含む。MASセンサ72は、X方向のクラッシュ加速度(センサ74)およびY方向(センサ78)を検出する2つのサイド衝撃サテライト(「SIS」)クラッシュ加速度センサを含む。SISセンサ74は、LBX−SISと呼ばれるクラッシュ加速度信号を供給し、SISセンサ78は、LBY−SISと呼ばれるクラッシュ加速度信号を供給し、両方ともX軸方向およびY軸方向のクラッシュ加速度をそれぞれ示す周波数特性および振幅特性を有する。これらの出力信号は、処理および評価のためのACU40にやはり接続される。
遠い位置の乗客の多軸サテライトセンサ(「MAS」)80は、乗客側Bピラーになどの車両の乗客側に取り付けられ、X方向サイド衝撃サテライト(「SIS」)センサ82およびY方向サイド衝撃サテライト(「SIS」)センサ83を含む。SISセンサ82は、X方向のクラッシュ加速度を示す周波数特性および振幅特性を有するRBX−SISと呼ばれるクラッシュ加速度信号を供給する。SISセンサ83は、Y方向のクラッシュ加速度を示す周波数特性および振幅特性を有するRBY−SISと呼ばれるクラッシュ加速度信号を供給する。これらの出力信号は、処理および評価のためのACU40にやはり接続される。
図3を参照すると、本発明の信号処理構成全体が理解されよう。上述のように、イベントセンサ38は、ACU40に接続されている。ACU40は、車両の展開または非展開クラッシュイベントが発生しているか識別するために、各イベントセンサ38からの出力信号を監視し、基礎展開アルゴリズムおよび強化制御アルゴリズムを実行する。各クラッシュアルゴリズムは、クラッシュ加速度信号からクラッシュイベントの値を測定および/または決定する。これらの値は、展開および作動の決定に使用される。
詳細には、本発明によれば、ACU40は、センサにより検出された車両イベントを複数の可能性のあるイベントのうちの1つに分類するイベント分類機能84を備える。イベント分類84に基づいて、ACU40は、基礎展開アルゴリズム86および強化展開アルゴリズム88を実行する。2つの展開アルゴリズム86、88の結果は、ORする機能90により共に論理的にORされ、その出力は、後述のやり方で拘束装置24を制御するのに使用される。2つの展開アルゴリズム86、88の結果はまた、AND機能92により共に論理的にANDされ、その出力は、後述のやり方で、側面カーテン拘束装置30、32を制御するために使用される。
本発明の目的のために、基礎展開アルゴリズムは、米国特許第6,776,435号に図示および記載されたものなどのクラッシュイベントセンサ信号に応答して作動可能な拘束装置を制御する任意の知られた方法および装置とすることができる。この’435特許は、中央加速度センサおよびクラッシュゾーン加速度センサを同様に含む。作動可能な拘束装置は、複数の閾値に対して比較されるクラッシュ変位値の関数としての決定されたクラッシュ速度値に応じて制御され、この閾値の値は、特定のクラッシュイベントの下で異なる閾値に切り替えられる。例えば、閾値の切替えは、クラッシュ変位値の関数としてクラッシュ加速度値に応じて制御される。誤用ボックスが’435特許の制御プロセスにも使用される。センサ信号値は、展開が行われ得る前に誤用ボックスの外側になければならない。上述のように、基礎展開アルゴリズム86は、’435特許に説明されるようなものとすることができる。また、上述のように、他の知られた展開制御アルゴリズムは、基礎展開アルゴリズム86として使用することができる。本発明は、ある種の車両クラッシュイベント状況下でより迅速な展開を行う強化された展開の方法および装置を提供する。
本発明によれば、ACU40は、中央クラッシュイベントセンサ42、SIS MASクラッシュイベントセンサ72、80、およびCZS MASクラッシュイベントセンサ60、62を監視し、イベント分類解析84を実行して、基礎展開アルゴリズムにより使用されるイベントの分類を与えるだけでなく、強化された識別アルゴリズム88により具体的に使用される特定のクラッシュイベントの分類、すなわち、(1)高速正面剛性障壁衝突イベント、(2)オフセット変形可能障壁衝突イベント(例えば、変形可能障壁との40%のオーバーラップを伴うクラッシュイベント)、(3)斜め/角度付き正面障壁衝突イベント、および(4)小さい/狭いオーバーラップ衝突イベント(例えば、剛性障壁との典型的には25%のオーバーラップを伴うクラッシュイベント)などの特定の車両クラッシュイベント分類を行う。そのようなイベントが発生していると決定されるとき、拘束装置24を作動させる時間は、基礎展開アルゴリズム86と強化展開アルゴリズム88の結果をORすること,90により拘束装置24のより迅速な作動を実現すると共に、基礎展開アルゴリズム86と強化展開アルゴリズム88の結果をANDすること,92により拘束装置30、32のより迅速な作動を実現するように調整される。
上述のように、小さい/狭いオーバーラップ衝突イベントは、米国道路安全保険協会(「IIHS」)により車両上で行われている新しいクラッシュ試験である。また、米国新車アセスメントプログラム(「US NCAP」)は、56−kph正面剛性障壁(「FRB」)クラッシュイベントの5%について新しい試験を構成してもいる。本発明は、これらの特定のイベントのより良いアセスメントおよび識別を提供すると共に、以下の実現による展開結果を提供する。
(1)56−kphのFRB&小さい/狭いオーバーラップ衝突イベントの場合に、正面エアバッグおよびプリテンショナについて非常に速い決定/検出時間(始動時間「TTF」)(5m秒から10m秒の範囲内)
(2)小オーバーラップ衝突イベント、斜め/角度付きイベント、オフセット変形可能障壁(「ODB」)イベントについて側面カーテンエアバッグのロバストでよく制御された必要な展開の決定、および56−kphのFRBイベントについてのカーテンエアバッグの展開しない決定
(3)ODB衝突イベントについての改善された展開決定タイミング
(4)全ての高深刻衝突イベントのシートベルト荷重リミッタの制御の改善
本発明の一例示実施形態によれば、イベント分類機能84は、センサ38の出力信号の様々な組み合わせを監視することにより実行される。図4〜図9を参照すると、本発明の一例示実施形態による一分類手法が示されている。図4および図5では、イベント分類を決定するために、決定されたクラッシュ速度値が比較される。これらの速度値は、検出された加速度信号に基づいている。一例示実施形態によれば、クラッシュ加速度信号のいくつかは、Fooらの米国特許第5,935,182号に開示されたバネマスモデル技法に従って評価される。クラッシュ速度値およびクラッシュ変位値は、バネマスモデルで調整された加速度信号から決定される。
詳細には、図4では、イベント分類機能は、RBX−SIS_Rel_Vel値の関数としてLBX−SIS_Rel_Vel値を監視する。やはり、これらの速度値は、積分などにより加速度センサ信号値から決定される。決定速度値が区域100の中に入る場合、基礎展開アルゴリズム86が、拘束装置24、30、および32の展開を制御するために使用される。決定された値が区域102、104、または106の中に入る場合、強化展開アルゴリズム88は、拘束装置24の展開を制御するために基礎展開アルゴリズムとORされると共に、側面カーテン30、32の展開を制御するために基礎展開アルゴリズムとANDされ、以下により詳細に説明されるように、両方によってより迅速なTTF(始動時間、または展開時間)になる。区域102内に含まれる値は、車両イベントが左側高速角度付きクラッシュイベント、小オーバーラップクラッシュイベント、または車両の左側のオフセット変形可能障壁(「ODB」)の中へのクラッシュイベントであることを示す(すなわち、そのように分類される)。区域104内に含まれる値は、イベントが正面剛性障壁(「FRB」)の中へまたはODBの中への高速クラッシュであることを示す(すなわち、そのように分類される)。区域106内に含まれた値は、イベントが右側高速角度付きクラッシュイベント、小オーバーラップクラッシュイベント、または車両の右側のODBの中へのクラッシュイベントであることを示す(すなわち、そのように分類される)。
図5では、イベント分類機能は、RX−CZS_Rel_Vel値の関数としてLX−CZS_Rel_Vel値を監視する。決定された値が区域110の中に入る場合、基礎展開アルゴリズム86は、拘束装置24、30、および32の展開を制御するために使用される。決定された値が区域112、114、または116の中に入る場合、強化展開アルゴリズム88は、拘束装置24の展開を制御するために基礎展開アルゴリズムとORされると共に、側面カーテン30、32の展開を制御するために基礎展開アルゴリズムとANDされ、両方によってより迅速なTTFになる。区域112内に含まれる値は、車両イベントが左側高速角度付きクラッシュイベント、小オーバーラップクラッシュイベント、または車両の左側のODBの中へのクラッシュイベントであることを示す(すなわち、そのように分類される)。区域114内に含まれる値は、イベントがFRBの中への高速クラッシュまたは角度付きクラッシュイベントであることを示す(すなわち、そのように分類される)。区域116内に含まれる値は、イベントが右側高速角度付きクラッシュイベント、小オーバーラップクラッシュイベント、または車両の右側のODBの中へのクラッシュイベントであることを示す(すなわち、そのように分類される)。
図6および図7は、左側衝突イベントのためにイベント分類機能84により使用される2つの他の分類手法を示す。詳細には、図8では、イベント分類機能は、LBX−SIS_Rel_Displ値の関数としてLBY−SIS_||A_MA||値を監視する。LBY−SIS_||A_MA||値は、LBY−SISセンサ78からの加速度値の絶対値の移動平均である。LBX−SIS_Rel_Displ値は、LBX−SISセンサ74から得られる変位値(加速度の二重積分)である。決定値が区域120内に含まれる場合、M−RED左非対称クラッシュイベントは発生しておらず、基礎展開アルゴリズム86は、拘束装置24、30、および32の展開を制御するために使用されることを意味する(すなわち、そのように分類される)。決定された値が区域122、124、126、または128内に含まれる場合、強化展開アルゴリズム88は、拘束装置24の展開を制御するために基礎展開アルゴリズムとORされると共に、側面カーテン30、32の展開を制御するために基礎展開アルゴリズムとANDされ、両方によってより迅速なTTFになる。区域122内に含まれる値は、車両イベントが左部分オーバーラップ非対称クラッシュイベントであることを示す(すなわち、そのように分類される)。区域124内に含まれる値は、車両イベントが左側高速小オーバーラップクラッシュイベント、または車両の左側の角度付きクラッシュイベントであることを示した(すなわち、そのように分類された)。区域126内に含まれる値は、イベントが左側高速角度付きクラッシュイベントであることを示す(すなわち、そのように分類される)。区域128内に含まれる値は、イベントが左側高速角度付きクラッシュイベント、小オーバーラップクラッシュイベント、または車両の左側のODBの中へのクラッシュイベントであることを示す(すなわち、そのように分類される)。
図7で、イベント分類機能は、LBX−SIS_Rel_Displ値の関数としてLBX−SIS_Rel_Vel値を監視する。区域130内に含まれる決定値は、M−RED左非対称クラッシュイベントが発生しておらず、基礎展開アルゴリズム86が拘束装置24、30、および32の展開を制御するために使用されることを意味する。決定された値が区域132、134、または136の中に入る場合、強化展開アルゴリズム88が拘束装置24の展開を制御するために基礎展開アルゴリズムとORされると共に、側面カーテン30、32の展開を制御するために基礎展開アルゴリズムとANDされ、両方によってより迅速なTTFになる。区域132内に含まれる値は、車両イベントが左部分オーバーラップ非対称クラッシュイベントであることを示す(すなわち、そのように分類される)。区域134内に含まれる値は、車両イベントが左側高速小オーバーラップクラッシュイベントまたは車両の左側の角度付きクラッシュイベントであることを示す(すなわち、そのように分類された)。区域136内に含まれる値は、イベントが左側高速角度付きクラッシュイベントまたはODBの中へのクラッシュイベントであることを示す(すなわち、そのように分類される)。
図8および図9は、右側衝突イベントのためにイベント分類機能84により示された2つの他の分類手法を示す。詳細には、図8では、イベント分類機能は、RBX−SIS_Rel_Displ値の関数としてRBY−SIS_||A_MA||値を監視する。RBY−SIS_||A_MA||値は、RBY−SISセンサ83からの加速度値の絶対値の移動平均である。RBX−SIS_Rel_Displ値は、RBX−SISセンサ82から決定される変位値(加速度の二重積分)である。決定値が区域140内に含まれる場合、M−RED右非対称クラッシュイベントが発生しておらず、基礎展開アルゴリズム86が拘束装置24の展開を制御するために使用されることを意味する。決定された値が区域142、144、146、または148内に含まれる場合、強化展開アルゴリズム88は、拘束装置24の展開を制御するために基礎展開アルゴリズムとORされると共に、側面カーテン30、32の展開を制御するために基礎展開アルゴリズムとANDされ、両方によってより迅速なTTFになる。区域142内に含まれる値は、車両イベントが右部分オーバーラップ非対称クラッシュイベントであることを示す(すなわち、そのように分類される)。区域144内に含まれる値は、車両イベントが右側高速小オーバーラップクラッシュイベント、または車両の右側の角度付きクラッシュイベントであることを示した(そのように分類された)。区域146内に含まれる値は、このイベントが右側高速角度付きクラッシュイベントであることを示す(すなわち、そのように分類される)。区域148内に含まれる値は、このイベントが右側高速角度付きクラッシュイベント、小オーバーラップクラッシュイベント、または車両の右側のODBの中へのクラッシュイベントであることを示す(すなわち、そのように分類される)。
図9で、イベント分類機能は、RBX−SIS_Rel_Displ値の関数としてRBX−SIS_Rel_Vel値を監視する。区域150内に含まれる決定値は、M−RED右非対称クラッシュイベントが発生しておらず、基礎展開アルゴリズム86が拘束装置24の展開を制御するために使用されることを意味する。決定された値が152、154、または156の中に入る場合、強化展開アルゴリズム88は、拘束装置24の展開を制御するために基礎展開アルゴリズムとORされると共に、側面カーテン30、32の展開を制御するために基礎展開アルゴリズムとANDされ、両方によってより迅速なTTFになる。区域152内に含まれる値は、車両イベントが右部分オーバーラップ非対称クラッシュイベントであることを示す(すなわち、そのように分類される)。区域154内に含まれる値は、車両イベントが右側高速小オーバーラップクラッシュイベント、または車両の右側の角度付きクラッシュイベントであることを示す(すなわち、そのように分類される)。区域156内に含まれる値は、イベントが右側高速角度付きクラッシュイベント、またはODBの中へのクラッシュイベントであることを示す(すなわち、そのように分類される)
図4〜図9の分類グラフと共に図10〜図13を参照すると、本発明によるイベント分類の処理は、論理制御スイッチ値の確立についてより良く理解されよう。図10および図11に示された論理制御プロセスは、完全オーバーラップ対称クラッシュイベントが発生しているのか、左部分オーバーラップ非対称クラッシュイベントが発生していると決定されるか、または右部分オーバーラップ非対称クラッシュイベントが発生していると決定されるかを決定するために使用される。それらのイベントがどれも発生していない場合、基礎展開制御アルゴリズム86は、拘束装置の単独の展開制御を実現する。それらのイベントのどれかが発生していると決定される場合、強化アルゴリズムは、展開を制御するために基礎制御アルゴリズムとORされると共にANDされる。
図10および図11を参照すると、図4〜図9のグラフから決定された値が、区域100、110内に含まれる値を有する場合、基礎制御アルゴリズムは、ORする機能158によりORされるように展開決定に使用される。そのような結果は、強化された制御が行われていないことを意味するNo M−RED_8アクション159と呼ばれる。決定された値が区域104および114内である場合、この発生は、完全オーバーラップ対称クラッシュイベントが発生していることを決定するために関数160でANDされる。この発生は、M−RED_8対称アクション161と呼ばれる。
完全オーバーラップ対称衝突イベントが発生していると決定される場合、強化展開アルゴリズムは、基礎展開アルゴリズムとORされる。これらの値が区域104および112内に含まれる場合、AND関数162は、HIGHである。これらの値が区域102および112内に含まれる場合、AND関数164は、HIGHである。これらの値が区域102および112内に含まれる場合、AND関数166は、HIGHである。AND関数162、164、166のいずれかがHIGHである場合、OR関数168は、左部分オーバーラップ非対称クラッシュイベントが発生していることを決定する。この発生は、M−RED_8左非対称アクション169と呼ばれる。
左部分オーバーラップ非対称衝突イベントが発生していると決定される場合、強化展開アルゴリズムは、基礎展開アルゴリズムとORされる。これらの値が区域104および116内に含まれる場合、AND関数172は、HIGHである。これらの値が区域106および116内に含まれる場合、AND関数174は、HIGHである。これらの値が区域106および114内に含まれる場合、AND関数176は、HIGHである。AND関数172、174、176のいずれかがHIGHである場合、OR関数178は、右部分オーバーラップ非対称クラッシュイベントが発生していることを決定する。この発生は、M−RED_8右非対称アクション179と呼ばれる。
右部分オーバーラップ非対称衝突イベントが発生していると決定される場合、強化展開アルゴリズムは、基礎展開アルゴリズムとORされると共にANDされる。
図12および図13を参照すると、追加のクラッシュイベントを分類するための制御装置が、図10および図11からの結果の一部を用いて示されている。図12を参照し、左部分オーバーラップ非対称衝突イベントの発生が生じていると決定され、すなわち、ORする機能168からの出力が図10においてHIGHであると仮定すると、左部分オーバーラップ非対称衝突の決定は、図4〜図9に示されたグラフからの追加の値の決定とANDされる。詳細には、左部分オーバーラップ非対称衝突の決定は、AND関数180において、値が区域124および134にあると決定される場合に決定とANDされる。AND関数180の出力がHIGHの場合、左小オーバーラップクラッシュイベントが発生していると決定される。この発生は、M−RED_8左小オーバーラップアクション181と呼ばれる。
左部分オーバーラップ非対称衝突の決定は、AND関数182において、区域126内に含まれる値、および区域134または区域136の値の決定とANDされる。左部分オーバーラップ非対称衝突の決定は、AND関数184において、値が区域124および136にある場合に決定とANDされる。AND関数182および184の出力は、関数186でORされる。OR関数186の出力がHIGHの場合、それは、左角度付きクラッシュイベントが発生していることを示す。これは、M−RED_8左角度付きアクション187と呼ばれる。
左部分オーバーラップ非対称衝突の決定は、AND関数188において、値が区域128および136にある場合に決定とさらにANDされる。AND関数188の出力がHIGHの場合、左ODBイベントが発生していると決定される。これは、M−RED_8左ODBアクション189と呼ばれる。
図13を参照すると、図11の右部分オーバーラップ非対称衝突決定は、図4〜図9に示されたグラフからの追加の値の決定とANDされる。詳細には、右部分オーバーラップ非対称衝突決定は、AND関数190において、値が区域144および154にあると決定される場合に決定とANDされる。AND関数190の出力がHIGHの場合、右小オーバーラップクラッシュイベントが発生していると決定される。これは、M−RED_8右小オーバーラップアクション191と呼ばれる。
右部分オーバーラップ非対称衝突決定は、AND関数192において、区域146内に含まれる値、および区域144または区域156の値の決定とANDされる。右部分オーバーラップ非対称衝突決定は、AND関数194において、値が区域144および156にある場合に決定とANDされる。AND関数192および194の出力は、関数196でORされる。OR関数196の出力がHIGHの場合、それは、右角度付きクラッシュイベントが発生していることを示す。これは、M−RED_8右角度付きアクション197と呼ばれる。
右部分オーバーラップ非対称衝突決定は、AND関数198において、値が区域148および156にある場合に決定とさらにANDされる。AND関数198の出力がHIGHの場合、右ODBイベントが発生していると決定される。これは、M−RED_8右ODBアクション199と呼ばれる。
図14を参照すると、論理制御スイッチ値を確立する論理制御テーブルが示されている。図14の左手の列の値は、図10〜図13に示された分類決定からの結果から得られる。加えて、左手の列では、No M−RED_8左非対称アクションの値は、図6および図7それぞれの区域120または130にある値から得られ、No M−RED_8右非対称アクションの値は、図8および図9それぞれの区域140または140にある値から得られる。
図14のテーブルを横切る上の行は、図15および図16に示された値から得られた13個の列を定める。図15を参照すると、基礎展開アルゴリズムは、クラッシュ展開値の関数としてのクラッシュ速度値と複数の閾値とを比較する。複数の誤用ボックスが使用される。誤用ボックスは、拘束装置の作動が生じ得る前に超されなければならない速度対変位値の値を定める。この例示実施形態によれば、4つの誤用ボックスは、示されている一例の誤用ボックスの形状220を有する。各誤用ボックスは、それ自体に関連した形状と、例えば、特定の車両プラットフォームの試験評価を通じて決定された値とを有する。本発明による4つの誤用ボックスは、列(1)に用いられたStep_Misuse_HS_FRB(高速正面障壁誤用ボックス)、列(2)に用いられたStep_Misuse_SO(小オーバーラップ誤用ボックス)、列(3)に用いられたStep_Misuse_PretS(プリテンショナ誤用ボックス)、列(4)に用いられたStep_Misuse_S(エアバッグ誤用ボックス)と呼ばれる。やはり、これらの誤用ボックスのそれぞれは、車両プラットフォーム依存である値および形状を有する。クラッシュ速度値対クラッシュ変位値が関連した誤用ボックスの外側にある場合、列の値は、HIGHまたはTRUEである。
列(11)〜(13)は、図15から閾値の比較により得られる。特定の閾値がクラッシュ速度値対クラッシュ変位値により超えられる場合、列の値は、HIGHまたはTRUEである。
図14中の列(5)〜(10)は、図16に示されたグラフから得られる。列(5)〜(10)のそれぞれは、変位の関数としてのそれらの加速度値または速度値がそれらの関連したスイッチ閾値を超える場合にHIGHまたはTRUEである。例えば、列(5)についての列の値は、変位値の関数としてのLeft_BX_rel_Vel値がそのBX_Rel_Vel_Switch閾値を超える場合にHIGHまたはTRUEである。
図14の上の行は、以下の13個の列を以下の通りに定める。
(1)HS_FRB誤用ボックスは、誤用ボックスの値が高速正面剛性障壁イベント中に超えられるときにHIGHである。
(2)小オーバーラップ誤用ボックスは、誤用ボックスの値が小オーバーラップ衝突イベント中に超えられるときにHIGHである。
(3)PTスイッチ誤用ボックスは、プリテンショナ誤用ボックスの値が超えられるときにHIGHである。
(4)エアバッグスイッチ誤用ボックスは、スイッチ誤用値が衝突イベント中に超えられるときにHIGHである。
(5)ACU_XセンサからのLBX_Rel_Vel値は、切替え閾値が超えられるときにHIGHである。
(6)ACU_XセンサからのRBX_Rel_Vel値は、切替え閾値が超えられるときにHIGHである。
(7)ACU_XセンサからのLBX AMA値は、切替え閾値が超えられるときにHIGHである。
(8)ACU_XセンサからのRBX_Rel_Vel値は、切替え閾値が超えられるときにHIGHである。
(9)ACU_XセンサからのLCZX値は、切替え閾値が超えられるときにHIGHである。
(10)ACU_XセンサからのRCZX値は、切替え閾値が超えられるときにHIGHである。
(11)PTスイッチVセンサ値は、切替え閾値が超えられるときにHIGHである。
(12)エアバッグスイッチVセンサ値は、切替え閾値が超えられるときにHIGHである。
(13)ノーマル列は、誤用ボックスの値および閾値が超えられるときにHIGHである。
図14に示されたテーブルは、論理制御スイッチ値を示しており、この論理制御スイッチ値は、次いで、作動可能な拘束装置の制御のために図15〜図26に示された展開制御論理図に使用される。「X」を有する列の値および行の値は、これらの状態が展開制御アルゴリズムに影響を及ぼさないことを意味する。例えば、図14に示されたN−3の論理制御スイッチ値は、(i)No M−RED_8アクション159がHIGHまたはTRUEであり、かつ列(3)からのPTスイッチ誤用ボックス値がHIGHまたはTRUEである、(ii)No M−RED_8左非対称アクション値がHIGHまたはTRUEであり、かつ列(3)からのPTスイッチ誤用ボックス値がHIGHまたはTRUEである、または(iii)No M−RED_8右非対称アクション値がHIGHまたはTRUEであり、かつ列(3)からのPTスイッチ誤用ボックス値がHIGHまたはTRUEである場合に、HIGHまたはTRUEである。したがって、実際には、3つの異なるクラッシュイベント状況は、論理制御スイッチ値N−3をHIGHまたはTRUE値に設定することができる。別の例では、論理制御スイッチ値L−2は、M−RED_8左小オーバーラップアクション181がTRUEまたはHIGHであり、かつ列(2)の小オーバーラップ誤用ボックスがHIGHまたはTRUEであるときにだけHIGHまたはTRUEとなる。第3の例では、論理制御スイッチ値N−7は、(i)No M−RED_8アクションがHIGHまたはTRUEである、(ii)No M−RED_8左非対称アクションがHIGHまたはTRUEである、または(iii)No M−RED_8右非対称アクションがHIGHまたはTRUEであり、かつLBX_AMA−ACU_Xスイッチ閾値がHIGHまたはTRUEである(すなわち、閾値が超えられている)ときに、HIGHまたはTRUEとなる。
拘束装置の作動が、図14に示されたテーブルの論理制御スイッチ値に基づいて、図17〜図26に示された様々な車両クラッシュイベントについて示されている。’435特許のシステムを用いた基礎展開アルゴリズム86は、2つのステージエアバッグを制御する。図17〜図26に示されたような本発明のこの例示実施形態による強化展開アルゴリズムは、シートベルトプリテンショナの展開のタイミング、および2ステージエアバッグ展開の第1のステージの作動の調整を行っている。本発明は単一のステージエアバッグの展開に適用可能でもあることを当業者は理解されよう。
例として、図17は、No M−RED_8アクションイベントとして分類されたクラッシュイベントを示す。左プリテンショナ34/右プリテンショナ36、および左エアバッグ26/右エアバッグ28の第1のステージ展開が制御される。列13からの論理制御値、すなわち、論理制御スイッチ値N−13は、基礎展開アルゴリズム86による制御を表す。論理制御スイッチ値N−3、N−4、N−7、N−8、N−9、N−10、N−11、およびN−12からの追加の制御は、強化アルゴリズム88からである。この特定のクラッシュイベントによれば、論理制御スイッチ値N−3およびN−11がHIGHであると共に、(N−7またはN−8またはN−9またはN−10)がHIGHである場合に、左および右シートベルトプリテンショナ34、36は、強化展開アルゴリズム88により作動させられる。論理制御スイッチ値N−4およびN−12がHIGHであると共に、(N−7またはN−8またはN−9またはN−10)がHIGHである場合に、エアバッグの第1のステージは、強化展開アルゴリズム88により作動させられる。それらのクラッシュイベント分類のどれも発生していない場合、プリテンションおよびエアバッグは、論理制御スイッチN13がHIGHでるときに、基礎展開アルゴリズム86により作動させられる。
図18は、M−RED_8対称アクションイベントとして分類されたクラッシュイベントを示す。左プリテンショナ34/右プリテンショナ36、および左エアバッグ26/右エアバッグ28の第1のステージ展開が制御される。列13からの論理制御値、すなわち、S−13は、基礎展開アルゴリズム86による制御を表す。論理制御スイッチ値S−1、S−3、S−4、S−7、S−8、S−9、S−10、S−11、およびS−12からの追加の制御は、図18の論理制御図による強化アルゴリズム88からである。図18から明らかであるように、左プリテンショナおよび右プリテンショナは、S13がHIGHであるときに、基礎展開アルゴリズムにより作動させられる。強化展開アルゴリズムは、(S1またはS3)がHIGHであり、かつ(S7またはS8またはS9またはS10)がHIGHであり、かつS11がHIGHであるときに、左プリテンショナおよび右プリテンショナ34、36を作動させる。強化展開アルゴリズムは、(S1またはS4)がHIGHであり、かつ(S7またはS8またはS9またはS10)がHIGHであり、かつS12がHIGHであるときに、エアバッグ26、28の左および右第1ステージを作動させる。
同様に、図19〜図26は、図14に示された論理制御スイッチ状態および図19〜図26のそれぞれに示された特定の論理制御装置に基づいて、図17および図18に関して説明されたのと同様のやり方で動作する他の例の論理制御装置を示す。
図19は、M−RED_8左対称アクションイベントとして分類されたクラッシュイベントを示す。左プリテンショナ34/右プリテンショナ36、および左エアバッグ26/右エアバッグ28の第1のステージ展開は制御される。列13からの論理制御値、すなわち、L−13は、基礎展開アルゴリズム86による制御を表す。論理制御スイッチ値L−3、L−4、L−7、L−8、L−9、L−10、L−11、およびL−12からの追加の制御は、強化アルゴリズム88からであり、図19の論理制御図によるプリテンショナおよびエアバッグの第1のステージを制御する。加えて、左カーテン30(すなわち、運転手側)は、AND関数240により基礎展開アルゴリズムとANDされる強化展開アルゴリズムの一部に基づいて制御される。詳細には、強化展開アルゴリズムは、(L4がHIGHであり、かつ(L7またはL8またはL9またはL10)がHIGHであり、かつL12がHIGHであり)、または(L13がHIGHであり)、かつACU_Y値の関数としてのLBY−SISがその関連した閾値を超えなければならない、かつ基礎展開アルゴリズムからのクラッシュ深刻値がHIGHまたはTRUEでなければならないことによってエアバッグの第1のステージが展開されることを決定しなければならない。そうであれば、次いで、運転手側エアカーテンは展開される。図19では、AND関数240は、図3に示したAND関数92に対応する。
図20は、基礎展開アルゴリズムと強化展開アルゴリズムの両方を用いてM−RED_8右非対称アクションイベント中に拘束装置24、30、32の作動を制御する制御論理を示す。図21は、基礎展開アルゴリズムと強化展開アルゴリズムの両方を用いてM−RED_8左小オーバーラップアクションイベントについての拘束装置24、30、32の作動を制御する制御論理を示す。図22は、基礎展開アルゴリズムと強化展開アルゴリズムの両方を用いてM−RED_8左角度付きアクションイベントについての拘束装置24、30、32の作動を制御する制御論理を示す。図23は、基礎展開アルゴリズムと強化展開アルゴリズムの両方を用いてM−RED_8左ODBアクションイベントについての拘束装置24、30、32の作動を制御する制御論理を示す。図24は、基礎展開アルゴリズムと強化展開アルゴリズムの両方を用いてM−RED_8右小オーバーラップアクションイベントについての拘束装置24、30、32の作動を制御する制御論理を示す。図25は、基礎展開アルゴリズムと強化展開アルゴリズムの両方を用いてM−RED_8右角度付きアクションイベント中の拘束装置24、30、32の作動を制御する制御論理を示す。図26は、基礎展開アルゴリズムと強化展開アルゴリズムの両方を用いてM−RED_8右ODBアクションイベントについての拘束装置24、30、32の作動を制御する制御論理を示す。
当業者は、本発明は、強化展開アルゴリズムを用いることによりある車両クラッシュイベントの間により迅速なTTFをもたらすことを理解するはずである。詳細には、本発明は、以下のものをもたらす。
(1)56−kphのFRB&小さい/狭いオーバーラップ衝突イベントの場合に、正面エアバッグおよびプリテンショナについて非常に速い決定/検出時間(始動時間「TTF」)(5m秒から10m秒の範囲内)
(2)小オーバーラップ衝突イベント、斜め/角度付きイベント、オフセット変形可能障壁(「ODB」)イベントについて側面カーテンエアバッグのロバストでよく制御された必要な展開の決定、および56−kphのFRBイベントについてのカーテンエアバッグの展開しない決定
(3)ODB衝突イベントについての改善された展開決定タイミング
(4)全ての高深刻衝突イベントのシートベルト荷重リミッタの制御の改善
本発明の上記の説明から、当業者は、改善、変更、および修正を理解されよう。当業界の技術の範囲内のそのような改善、変更、および/または修正は、添付の特許請求の範囲により含まれることが意図される。
[形態1]
作動可能な拘束装置を制御する方法であって、
複数のクラッシュイベントの指標を検出するステップと、
前方剛性障壁クラッシュイベント、オフセット変形可能障壁クラッシュイベント、角度付きクラッシュイベント、小オーバーラップクラッシュイベントの少なくとも1つを特定するために、前記検出されたクラッシュイベントの指標に応じてクラッシュイベントを分類するステップと、
前記クラッシュイベントの前記分類に応じて前記作動可能な拘束装置の展開タイミングを制御するステップと
を含む方法。
[形態2]
形態1に記載の方法において、前記制御するステップは、前記イベント分類に応じた複数の論理制御スイッチ値を有する前記分類されたクラッシュイベントを用いて論理制御スイッチ値テーブルを確立するステップと、前記論理制御スイッチ値を使用して前記作動可能な拘束装置の展開タイミングを速くするステップとをさらに含む、方法。
[形態3]
形態1に記載の方法において、前記複数のクラッシュイベントを検出するステップは、車両の2つの対向した遠い側の位置で前記車両の縦方向のクラッシュ加速度を検出するステップを含み、前記クラッシュイベントを分類するステップは、前記2つの対向した遠い側の位置の一方から決定される第1のクラッシュ速度値と、前記2つの対向した遠い側の位置の他方から決定される第2のクラッシュ速度値とを比較するものであり、前記イベント分類が、前記比較の結果により定められる、方法。
[形態4]
形態1に記載の方法において、前記複数のクラッシュイベントを検出するステップは、車両の2つの対向したクラッシュゾーン位置において前記車両の縦方向のクラッシュ加速度を検出するステップを含み、前記クラッシュイベントを分類するステップは、前記2つの対向したクラッシュゾーン位置の一方から決定される第1のクラッシュ速度値と前記2つの対向したクラッシュゾーン位置の他方から決定される第2のクラッシュ速度値とを比較するものであり、前記イベント分類が、前記比較の結果により定められる、方法。
[形態5]
形態1に記載の方法において、前記複数のクラッシュイベントを検出するステップは、車両の遠い側の位置で前記車両の横方向のクラッシュ加速度および縦方向のクラッシュ加速度を検出するステップを含み、前記クラッシュイベントを分類するステップは、前記縦方向の前記検出されたクラッシュ加速度からクラッシュ変位値を決定するステップと、前記車両の横方向の前記検出されたクラッシュ加速度値と前記縦方向の前記決定されたクラッシュ展開値とを比較するステップとを含むものであり、前記クラッシュイベント分類が、前記比較の結果により決定される、方法。
[形態6]
形態1に記載の方法において、前記複数のクラッシュイベントを検出するステップは、車両の遠い側の位置で前記車両の縦方向のクラッシュ加速度を検出するステップを含み、前記クラッシュイベントを分類するステップは、前記縦方向の前記検出されたクラッシュ加速度からクラッシュ速度値およびクラッシュ変位値を決定するステップと、前記決定されたクラッシュ速度値を前記決定されたクラッシュ変位値の関数として比較するステップとを含み、前記クラッシュイベント分類が、前記比較の結果により決定される、方法。
[形態7]
作動可能な拘束装置を制御する方法であって、
複数のクラッシュイベントの指標を検出するステップと、
小オーバーラップクラッシュイベントを特定するために前記検出されたクラッシュイベントの指標に応じてクラッシュイベントを分類するステップと、
前記クラッシュイベントの前記分類に応じて前記作動可能な拘束装置の展開タイミングを制御するステップと
を含む方法。
[形態8]
作動可能な拘束装置を制御する方法であって、
複数のクラッシュイベントの指標を検出するステップと、
前記検出されたクラッシュイベントの指標に応じてクラッシュイベントを分類するステップと、
基礎展開制御アルゴリズムおよび強化展開アルゴリズムを用いて前記クラッシュイベントの前記分類に応じて前記作動可能な拘束装置の展開タイミングを制御するステップとを含み、前記強化展開アルゴリズムが、小オーバーラップクラッシュイベントを監視する、
作動可能な拘束装置を制御する方法。
[形態9]
作動可能な拘束装置を制御する装置であって、
複数のクラッシュイベントの指標を検出する複数のセンサと、
前記検出されたクラッシュイベントの指標に応じてクラッシュイベントを分類して、前方剛性障壁クラッシュイベント、オフセット変形可能障壁クラッシュイベント、角度付きクラッシュイベント、小オーバーラップクラッシュイベントの少なくとも1つを特定し、前記クラッシュイベントの前記分類に応じて前記作動可能な拘束装置の展開タイミングを制御するコントローラと
を備えた作動可能な拘束装置を制御する装置。
[形態10]
形態9に記載の装置において、前記コントローラは、前記イベント分類に応じた複数の論理制御スイッチ値を有する前記分類されたクラッシュイベントを用いた論理制御スイッチ値テーブルを備え、前記論理制御スイッチ値を使用して前記作動可能な拘束装置の展開タイミングを速くする、装置。
[形態11]
形態9に記載の装置において、前記センサは、車両の2つの対向した遠い側の位置で前記車両の縦方向のクラッシュ加速度を検出するものであり、前記コントローラは、前記2つの対向した遠い側の位置の一方から決定される第1のクラッシュ速度値と、前記2つの対向した遠い側の位置の他方から決定される第2のクラッシュ速度値とを比較するものであり、前記イベント分類が、前記比較の結果により定められる、装置。
[形態12]
形態9に記載の装置において、前記センサは、車両の2つの対向したクラッシュゾーン位置において前記車両の縦方向のクラッシュ加速度を検出するものであり、前記コントローラは、前記2つの対向したクラッシュゾーン位置の一方から決定される第1のクラッシュ速度値と前記2つの対向したクラッシュゾーン位置の他方から決定される第2のクラッシュ速度値とを比較するものであり、前記イベント分類が、前記比較の結果により定められる、装置。
[形態13]
形態9に記載の装置において、前記センサは、車両の遠い側の位置で前記車両の横方向のクラッシュ加速度および縦方向のクラッシュ加速度を検出するものであり、前記コントローラは、前記縦方向の前記検出されたクラッシュ加速度からクラッシュ変位値を決定し、前記車両の横方向の前記検出されたクラッシュ加速度値と前記縦方向の前記決定されたクラッシュ変位値とを比較するものであり、前記クラッシュイベント分類が、前記比較の結果により決定される、装置。
[形態14]
形態9に記載の装置において、前記センサは、車両の遠い側の位置で前記車両の縦方向のクラッシュ加速度を検出するものであり、前記コントローラは、前記縦方向の前記検出されたクラッシュ加速度からクラッシュ速度値およびクラッシュ変位値を決定し、前記決定されたクラッシュ速度値を前記決定されたクラッシュ変位値の関数として比較するものであり、前記クラッシュイベント分類が、前記比較の結果により決定される、装置。
[形態15]
作動可能な拘束装置を制御する装置であって、
複数のクラッシュイベントの指標を検出する複数のセンサと、
前記検出されたクラッシュイベントの指標に応じてクラッシュイベントを分類して、小オーバーラップクラッシュイベントを特定すると共に、前記クラッシュイベントの前記分類に応じて前記作動可能な拘束装置の展開タイミングを制御するコントローラと
を備えた作動可能な拘束装置を制御する装置。
[形態16]
作動可能な拘束装置を制御する装置であって、
複数のクラッシュイベントの指標を検出する複数のセンサと、
前記検出されたクラッシュイベントの指標に応じて前記作動可能な拘束装置を制御するコントローラとを備え、前記コントローラは、検出されたクラッシュイベントの指標に応じて前記作動可能な拘束装置を制御する基礎展開アルゴリズムを含むと共に、クラッシュイベントの指標を分類して小オーバーラップクラッシュイベントが発生しているか判定し、小オーバーラップクラッシュイベントが分類されたときに前記基礎展開アルゴリズムにより行われる制御と比べて前記拘束装置の作動のタイミングを速くする強化展開アルゴリズムを含む、
作動可能な拘束装置を制御する装置。
[形態17]
形態16に記載の装置において、前記複数のセンサは、車両の前方クラッシュゾーンに取り付けられたクラッシュゾーン加速度センサと、前記車両の対向して位置する側面構造に取り付けられた遠い位置側の加速度センサとで構成される、装置。
[形態18]
形態17に記載の装置において、前記クラッシュゾーン加速度センサおよび前記遠い位置側の加速度センサは全て、前記車両の縦軸および前記車両の横軸の加速度を測定することができる多軸加速度センサである、装置。

Claims (18)

  1. 作動可能な拘束装置を制御する方法であって、
    複数のクラッシュイベントの指標を検出するステップと、
    前方剛性障壁クラッシュイベント、オフセット変形可能障壁クラッシュイベント、角度付きクラッシュイベント、小オーバーラップクラッシュイベントの少なくとも1つを特定するために、前記検出されたクラッシュイベントの指標に応じてクラッシュイベントを分類するステップと、
    前記クラッシュイベントの前記分類に応じて、基礎展開制御アルゴリズム及び強化展開制御アルゴリズムによって、前記作動可能な拘束装置の展開タイミングを制御するステップと
    を含み、
    前方剛性障壁クラッシュイベント、オフセット変形可能障壁クラッシュイベント、角度付きクラッシュイベント、小オーバーラップクラッシュイベントの少なくとも1つが発生していると判定されたとき、基礎展開制御アルゴリズムは、前方剛性障壁クラッシュイベント、オフセット変形可能障壁クラッシュイベント、角度付きクラッシュイベント、及び小オーバーラップクラッシュイベント以外のクラッシュイベントの場合よりも前記拘束装置の迅速な作動を行うように調整される、方法。
  2. 請求項1に記載の方法において、前記制御するステップは、前記イベント分類に応じた複数の論理制御スイッチ値を有する前記分類されたクラッシュイベントを用いて論理制御スイッチ値テーブルを確立するステップと、前記論理制御スイッチ値を使用して前記作動可能な拘束装置の展開タイミングを早くするステップとを含む、方法。
  3. 請求項1に記載の方法において、前記複数のクラッシュイベントを検出するステップは、車両の2つの離れた対向した側の位置で前記車両の縦方向のクラッシュ加速度を検出するステップを含み、前記クラッシュイベントを分類するステップは、前記2つの離れた対向した側の位置の一方から決定される第1のクラッシュ速度値と、前記2つの離れた対向した側の位置の他方から決定される第2のクラッシュ速度値とを比較するものであり、前記イベント分類が、前記比較の結果により定められる、方法。
  4. 請求項1に記載の方法において、前記複数のクラッシュイベントを検出するステップは、車両の2つの対向したクラッシュゾーン位置において前記車両の縦方向のクラッシュ加速度を検出するステップを含み、前記クラッシュイベントを分類するステップは、前記2つの対向したクラッシュゾーン位置の一方から決定される第1のクラッシュ速度値と前記2つの対向したクラッシュゾーン位置の他方から決定される第2のクラッシュ速度値とを比較するものであり、前記イベント分類が、前記比較の結果により定められる、方法。
  5. 請求項1に記載の方法において、前記複数のクラッシュイベントを検出するステップは、車両の一側部の位置で前記車両の横方向のクラッシュ加速度および縦方向のクラッシュ加速度を検出するステップを含み、前記クラッシュイベントを分類するステップは、前記縦方向の前記検出されたクラッシュ加速度からクラッシュ変位値を決定するステップと、前記車両の横方向の前記検出されたクラッシュ加速度値と前記縦方向の前記決定されたクラッシュ変位値とを比較するステップとを含むものであり、前記クラッシュイベント分類が、前記比較の結果により決定される、方法。
  6. 請求項1に記載の方法において、前記複数のクラッシュイベントを検出するステップは、車両の一側部の位置で前記車両の縦方向のクラッシュ加速度を検出するステップを含み、前記クラッシュイベントを分類するステップは、前記縦方向の前記検出されたクラッシュ加速度からクラッシュ速度値およびクラッシュ変位値を決定するステップと、前記決定されたクラッシュ速度値と前記決定されたクラッシュ変位値とを比較するステップとを含み、前記クラッシュイベント分類が、前記比較の結果により決定される、方法。
  7. 作動可能な拘束装置を制御する方法であって、
    複数のクラッシュイベントの指標を検出するステップと、
    小オーバーラップクラッシュイベントを特定するために前記検出されたクラッシュイベントの指標に応じてクラッシュイベントを分類するステップと、
    前記クラッシュイベントの前記分類に応じて、基礎展開制御アルゴリズム及び強化展開制御アルゴリズムによって前記作動可能な拘束装置の展開タイミングを制御するステップと
    を含み、
    小オーバーラップクラッシュイベントが発生していると判定されたとき、基礎展開制御アルゴリズムは、小オーバーラップクラッシュイベント以外のクラッシュイベントの場合よりも前記拘束装置の迅速な作動を行うように調整される、方法。
  8. 作動可能な拘束装置を制御する方法であって、
    複数のクラッシュイベントの指標を検出するステップと、
    前記検出されたクラッシュイベントの指標に応じてクラッシュイベントを分類するステップと、
    基礎展開制御アルゴリズムおよび強化展開アルゴリズムを用いて前記クラッシュイベントの前記分類に応じて前記作動可能な拘束装置の展開タイミングを制御するステップとを含み、
    前記強化展開アルゴリズムが、25%のオーバーラップを含む小オーバーラップクラッシュイベントを特定することが可能であり、
    25%のオーバーラップを含む小オーバーラップクラッシュイベントが発生していると判定されたとき、基礎展開制御アルゴリズムは、25%のオーバーラップを含む小オーバーラップクラッシュイベント以外のクラッシュイベントの場合よりも前記拘束装置の迅速な作動を行うように調整される、
    作動可能な拘束装置を制御する方法。
  9. 作動可能な拘束装置を制御する装置であって、
    複数のクラッシュイベントの指標を検出する複数のセンサと、
    前記検出されたクラッシュイベントの指標に応じてクラッシュイベントを分類して、前方剛性障壁クラッシュイベント、オフセット変形可能障壁クラッシュイベント、角度付きクラッシュイベント、小オーバーラップクラッシュイベントの少なくとも1つを特定し、前記クラッシュイベントの前記分類に応じて、前記特定された、前方剛性障壁クラッシュイベント、オフセット変形可能障壁クラッシュイベント、角度付きクラッシュイベント、小オーバーラップクラッシュイベントの少なくとも1つに応じて、前方剛性障壁クラッシュイベント、オフセット変形可能障壁クラッシュイベント、角度付きクラッシュイベント、小オーバーラップクラッシュイベント以外の特定されたクラッシュイベントよりも早く前記作動可能な拘束装置を展開するように、前記作動可能な拘束装置の展開タイミングを制御するコントローラと
    を備えた作動可能な拘束装置を制御する装置。
  10. 請求項9に記載の装置において、前記コントローラは、基礎展開制御アルゴリズム及び強化展開制御アルゴリズムによって前記作動可能な拘束装置の展開タイミングを制御し、 前方剛性障壁クラッシュイベント、オフセット変形可能障壁クラッシュイベント、角度付きクラッシュイベント、小オーバーラップクラッシュイベントの少なくとも1つが発生していると判定されたとき、基礎展開制御アルゴリズムを、前方剛性障壁クラッシュイベント、オフセット変形可能障壁クラッシュイベント、角度付きクラッシュイベント、及び小オーバーラップクラッシュイベント以外のクラッシュイベントの場合よりも前記拘束装置の迅速な作動を行うように調整し、
    前記コントローラは、前記イベント分類に応じた複数の論理制御スイッチ値を有する前記分類されたクラッシュイベントを用いた論理制御スイッチ値テーブルを備え、前記論理制御スイッチ値を使用して前記作動可能な拘束装置の展開タイミングを早くする、装置。
  11. 請求項9に記載の装置において、前記センサは、車両の2つの離れた対向した側の位置で前記車両の縦方向のクラッシュ加速度を検出するものであり、前記コントローラは、前記2つの離れた対向した側の位置の一方から決定される第1のクラッシュ速度値と、前記2つの離れた対向した側の位置の他方から決定される第2のクラッシュ速度値とを比較するものであり、前記イベント分類が、前記比較の結果により定められる、装置。
  12. 請求項9に記載の装置において、前記センサは、車両の2つの対向したクラッシュゾーン位置において前記車両の縦方向のクラッシュ加速度を検出するものであり、前記コントローラは、前記2つの対向したクラッシュゾーン位置の一方から決定される第1のクラッシュ速度値と前記2つの対向したクラッシュゾーン位置の他方から決定される第2のクラッシュ速度値とを比較するものであり、前記イベント分類が、前記比較の結果により定められる、装置。
  13. 請求項9に記載の装置において、前記センサは、車両の一側部の位置で前記車両の横方向のクラッシュ加速度および縦方向のクラッシュ加速度を検出するものであり、前記コントローラは、前記縦方向の前記検出されたクラッシュ加速度からクラッシュ変位値を決定し、前記車両の横方向の前記検出されたクラッシュ加速度値と前記縦方向の前記決定されたクラッシュ変位値とを比較するものであり、前記クラッシュイベント分類が、前記比較の結果により決定される、装置。
  14. 請求項9に記載の装置において、前記センサは、車両の一側部の位置で前記車両の縦方向のクラッシュ加速度を検出するものであり、前記コントローラは、前記縦方向の前記検出されたクラッシュ加速度からクラッシュ速度値およびクラッシュ変位値を決定し、前記決定されたクラッシュ速度値と前記決定されたクラッシュ変位値とを比較するものであり、前記クラッシュイベント分類が、前記比較の結果により決定される、装置。
  15. 作動可能な拘束装置を制御する装置であって、
    複数のクラッシュイベントの指標を検出する複数のセンサと、
    前記検出されたクラッシュイベントの指標に応じてクラッシュイベントを分類して、25%のオーバーラップを含む小オーバーラップクラッシュイベントを特定すると共に、前記クラッシュイベントの前記分類に応じて、25%のオーバーラップを含む小オーバーラップクラッシュイベント以外のクラッシュイベントに応じて前記拘束装置が展開するよりも早く前記拘束装置を展開するように、前記作動可能な拘束装置の展開タイミングを制御するコントローラと
    を備えた作動可能な拘束装置を制御する装置。
  16. 作動可能な拘束装置を制御する装置であって、
    複数のクラッシュイベントの指標を検出する複数のセンサと、
    前記検出されたクラッシュイベントの指標に応じて前記作動可能な拘束装置を制御するコントローラとを備え、前記コントローラは、検出されたクラッシュイベントの指標に応じて前記作動可能な拘束装置を制御する基礎展開アルゴリズムを含むと共に、クラッシュイベントの指標を分類して小オーバーラップクラッシュイベントが発生しているか判定し、25%のオーバーラップを含む小オーバーラップクラッシュイベントが分類されたときに、基礎展開制御アルゴリズムを、小オーバーラップクラッシュイベント以外のクラッシュイベントの場合よりも前記拘束装置の迅速な作動を行うように調整する、装置。
  17. 請求項16に記載の装置において、前記複数のセンサは、車両の前方クラッシュゾーンに取り付けられたクラッシュゾーン加速度センサと、前記車両の対向して位置する側面構造に取り付けられかつ前記前方クラッシュゾーンから離れた加速度センサとで構成される、装置。
  18. 請求項17に記載の装置において、前記クラッシュゾーン加速度センサおよび前記離れて位置する加速度センサは全て、前記車両の縦軸および前記車両の横軸の加速度を測定することができる多軸加速度センサである、装置。
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