JP6333070B2 - サーバシステム及びプログラム - Google Patents
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Description
電子レシートは、店舗で客が商品取引を行った際に客の申し出により客の携帯端末等に配信される。客は必要なときにその電子レシートを画面に表示させ、そのときの取引内容を確認することができる。
電子レシートにより提供される情報は客の取引内容を示すテキストからなる情報である。電子レシートを管理する企業側は、この取引内容を収集して分析することにより、次の販売戦略に繋げることができる。
ところで、電子レシートは客の携帯端末などに配信され、その端末側で利用される。このため、取引内容を示すテキストからなる情報だけでなく、携帯端末に実装される機能を活用して画像や動画等の様々な情報を付加してサービスを提供することが考えられる。その一つに、広告を表示させるサービスがある。広告を表示させることにより客の購買意欲が促進し、企業側は収益に繋がるなどのメリットがある。
しかし、実際は、企業が宣伝したいものと客が望むものとの間にミスマッチが生じており、企業は望むほどの収益を上げられていないのが現状である。
上記本部サーバは、商品の識別情報と該商品のキーワード情報とを対応付けて記憶する関連テーブルと、販促情報としての企画情報と該企画情報の販促期間を示す販促期間情報と該企画情報を抽出するための検索キーとなる上記キーワード情報と商品の識別情報とを対応付けて記憶する企画テーブルと、上記商品の識別情報と該商品の更新可能な商品価格情報とを対応付けて記憶する商品マスタテーブルと、を含むデータベースと、電子レシートが含む商品の識別情報と該商品に関連する広告の作成を指示する命令とを、上記電子レシート管理サーバから、広告作成指示情報として受信する受信手段と、上記受信手段が広告作成指示情報として受信した上記商品の識別情報の、上記データベースにおいて対応付けられている上記販促情報に基づき、該販促情報に関連するコンテンツデータを収集して、上記商品に関連する広告を生成する生成手段と、上記生成手段により生成された広告を、上記電子レシート管理サーバを介して、上記広告作成指示情報の送信元である上記端末装置に送信して表示する送信手段と、上記データベースを対象に、上記受信手段が広告作成指示情報として受信した商品の識別情報に上記販促情報が対応付けられているか否かを判定する判定手段と、を備える。
また、電子レシート管理サーバは、上記判定手段が、商品の識別情報に販促情報が対応付けられていると判定した場合に、上記商品に関連する広告を取得するか否かを上記消費者に確認する確認手段を備える。
そして、上記本部サーバは、上記広告作成指示情報を受信すると、該広告作成指示情報に含まれる商品の識別情報に基づいて上記関連テーブルから上記商品の識別情報に対応する上記キーワード情報を抽出するとともに、抽出したキーワード情報に基づいて上記企画テーブルから企画情報及び該企画情報の販促期間情報を抽出して、抽出した販促期間情報の示す販促期間が自機の計時日時の示す値に対応する場合に、上記判定手段に、上記商品の識別情報に販促情報が対応付けられているものと判定させる。
さらに、上記本部サーバは、上記判定手段が上記商品の識別情報に上記販促情報が対応付けられていると判定した場合に、上記生成手段に、上記企画テーブルから対応する商品の識別情報を抽出し、該抽出した商品の識別情報に基づいて、上記商品マスタテーブルから上記商品の識別情報に対応する上記商品の更新可能な商品価格情報を該販促情報に関連するコンテンツデータとして収集して、上記商品に関連する広告を生成させて、上記送信手段に、上記確認手段による上記消費者からの広告の取得の要求に基づき、上記生成手段により生成された広告を、上記電子レシート管理サーバを介して、上記端末装置に送信させて表示させる。
以下では、消費者端末に電子レシートを配布する電子レシートシステムにおいて、本実施形態に係るサーバ装置を本部のサーバ装置(本部サーバ)に適用した例について説明する。
同図に示すように電子レシートシステム1は、本部サーバ11と、電子レシート管理サーバ12と、POS(Point of Sales)端末13−1と、ストアサーバ13−2と、消費財メーカサーバ14と、消費者端末15とを含むようにして構成される。
本部サーバ11は、店舗またはチェーン店舗(以下、店舗という)を運営する企業の本部P1に設けられたサーバ装置である。
POS端末13−1は、各店舗P3に設けられた一つ又は複数のPOS端末である。
ストアサーバ13−2は、各店舗P3に設けられ、全てのPOS端末13−1を統括するサーバ装置である。
消費者端末15は、自宅や移動先などにおいて消費者が利用する端末装置である。
さて、本部サーバ11は、各店舗P3のPOS端末13−1で消費者が決済した商品の取引内容等を示す商品販売データを統括して管理するデータベース110を備えている。データベース110には、商品情報や、消費者の購入履歴情報や、商品に関連する情報などが登録されている。
本部サーバ11はこのレシート情報をデータベースに登録し、会員別に管理する。
本部サーバ11は、この広告作成指示情報を受信するための受信手段111を備えている。
また、本部サーバ11は、記憶部113のコンテンツデータを収集して関連広告を生成する自動生成手段114を備えている。自動生成手段114は、広告作成指示情報に含まれる商品コードと対応する関連情報に基づいて関連広告を自動で生成する。
また、電子レシート管理サーバ12は、本部サーバ11や消費財メーカサーバ14から関連広告情報を取得すると関連広告情報を電子レシートに対応付けて消費者端末15に送信する。
消費者端末15は会員コードを記憶する記憶部を備えている。
各通信ネットワークN1〜N5は、店舗内ネットワークや、携帯電話の移動網や電話回線等の公衆網や、インターネット網や、それらを複合したネットワークからなる。
本部サーバ11は、VPN(Virtual Private Network)等の専用回線により電子レシート管理サーバ12やストアサーバ13−2などと接続可能に構築されている。
消費財メーカサーバ14は、専用回線により電子レシート管理サーバ12と接続可能なように構築されている。
消費者端末15は、無線基地局を介して電話網に接続し、インターネット等を介して電子レシート管理サーバ12に接続する。
図2は、電子レシートシステム1において行われる一例としての電子レシート発行処理のシーケンス図である。
なお、同図においては、電子レシート管理サーバ12での振り分け先を本部サーバ11に限って示している。消費財メーカサーバ14への振り分けも行われるが、ここでは消費財メーカサーバ14への振り分け処理は、説明のみで示すものとする。
次に、本部サーバ11は、商品取引データから所定条件・所定フォーマットの電子レシートを生成し(S4)、電子レシート管理サーバ12へ送信する(S5)。本部サーバ11は、ステップS4の電子レシートの生成処理の際に、関連情報の有無の問い合わせボタンや、関連広告を取得するための指定ボタンを電子レシートに付加する。なお、このときに付加する指定ボタンは、表示だけの仮の指定ボタンで、イベント等の発生はない操作不可能なボタンとする。
電子レシート管理サーバ12は、その送信要求を受信すると、消費者端末15に表示させていた掲載商品を扱うサーバの通信アドレスを、振り分けテーブルTb120から確定させる(S8)。
本部サーバ11は、その広告作成指示情報を受信手段111で受信すると、判定手段112で広告作成指示情報が含む商品についての関連情報があるか否かを判定する(S10)。なお、広告作成指示情報が複数の商品を含む場合は、それぞれの商品について関連情報の有無を判定する。
次に、電子レシート管理サーバ12は、再設定後の指定ボタンを含む電子レシートを消費者端末15に送信する(S13)。
その後、関連情報有りを示す指定ボタンを消費者が押してイベントを発生させる(S14)。すると、電子レシート管理サーバ12は、この要求を受け、指定された商品についての関連情報の有無の問い合わせを行ったサーバに再度要求を振り分け、その要求を広告作成指示情報として送信する(S15)。
続いて本部サーバ11は、生成した関連広告情報を電子レシート管理サーバ12に送信する(S17)。
一方、ステップS15で、JANコードで特定される商品を扱う消費財メーカサーバ14が振り分け先となる場合は、ステップS16〜ステップS17の処理で消費財メーカサーバ14からバナー広告を取得する。そして、ステップS18においてバナー広告を付加した電子レシートを要求元の消費者端末15に送信する。
なお、本実施形態では、バナー広告を消費財メーカサーバ14から取得するものとしたが、この限りではない。例えば、電子レシート管理サーバ12に予め消費財メーカサーバ14ごとのバナー広告を登録しておく。そして、消費財メーカサーバ14にアクセスすることなく電子レシート管理サーバ12において商品に対応するバナー広告を電子レシートに付加し、それを消費者端末15に送信する構成としても良い。
以下では、電子レシートや関連広告情報を構造化文書(例えばHTML、XHTML、或いはXMLなど)により記述するものとして示す。また、消費者端末15の電子レシートの表示用のアプリケーションとしてWebブラウザを適用した場合のものについて示す。
なお、構造化文書を利用しWebブラウザで表示させる態様は一例であり、その他の態様であっても良い。例えば表示のための各種データ(コンテンツを含む)を消費者端末15に全てダウンロードし、それを専用のアプリケーションで開いて表示画面に表示させるようにしても良い。
図3は、電子レシート管理サーバ12の構成を示すブロック図である。
電子レシート管理サーバ12は、主に、制御部31、通信I/F32、及び記憶部33を備えている。各部はバス34により相互接続されている。
制御部31は、各種演算や電子レシート管理サーバ12の各部を統括的に制御するものである。制御部31は、CPU、各種プログラムやデータを記憶するROM、ワークとして使用したり各種プログラムを一時的に記憶したり各種データを書き換え自在に記憶したりするRAM、現在の日時を計時するRTC部等によって構成されるコンピュータである。
記憶部33には、電子レシート管理テーブルの記憶領域33aが設けられている。
また、記憶部33には、振り分け用の通信先指定テーブルの記憶領域33bや、振り分け用のワークテーブルの記憶領域33cが設けられている。本例では、振り分け用の通信先指定テーブルと振り分け用のワークテーブルにより図1に示す振り分けテーブルTb120が構成される。
記憶部33には、この他、電子レシート管理プログラム(図面において「プログラム」を「Pro」と略す)33dや、振り分け処理プログラム33eが記憶されている。また、電子レシート上の指定ボタンの再設定プログラム33fや、送受信用のプログラム33gなどが記憶されている。
図4は、電子レシート管理テーブルと振り分け用の通信先指定テーブルの構成を示した図である。
同図には電子レシート管理テーブルTb40の主な項目(フィールド)として、「企業コード」401、「会員コード」402、「発行日」403、「電子レシート番号」404などが示されている。その下には、レコード情報の例として先頭の一レコードのみが示されている。
「発行日」403は、消費者がPOS端末13−1(図1参照)で商品取引をした日付を示す項目である。同図の例では、2013年4月1日が「2013/4/1」と示されている。
同図に示すように振り分け用の通信先指定テーブルTb41は、主に、「企業コード」411、「商品コード」412、「振り分け先の通信アドレス」413などにより構成される。
当該振り分け用のワークテーブルTb50は、振り分け処理プログラム33eの実行時に一時的に使用されるワーク用の一時テーブルである。
同図に示すように振り分け用のワークテーブルTb50は、「会員コード」501、「電子レシート番号」502、「商品コード」503、「消費者端末の通信アドレス」504、「振り分け先のサーバ装置の通信アドレス」505、「指定ボタンの番号」506、「関連情報の有無」507などにより構成される。
「電子レシート番号」502は、図4(a)の電子レシート管理テーブルTb40の「電子レシート番号」404に対応する項目である。「電子レシート番号」502には、会員別に付される電子レシートの管理番号を格納する。
「消費者端末の通信アドレス」504は、消費者端末15の通信アドレスを格納する項目である。
「指定ボタンの番号」506は、電子レシート単位に指定ボタンに割り振った通し番号を格納する項目である。
図6は、本部サーバ11の構成を示すブロック図である。
本部サーバ11は、主に、制御部61、操作部62、表示部63、通信I/F64、及び記憶部65を備えている。各部はバス66により相互接続されている。
通信I/F64は、ネットワークN2及びネットワークN3に接続するための通信インタフェースである。通信I/F64を通じて電子レシート管理サーバ12などにアクセスし、広告作成指示情報などを受信する。
記憶部65には、データベース650(図1のデータベース110に相当するもの)の記憶領域65aが設けられている。データベース650は、消費者の一取引ごとの商品取引の内容を示す商品販売データや、商品の関連情報、関連広告に使用する情報などを登録するための各種テーブルなどによって構成される。
例えば、データベース650を管理するための管理プログラム65bや、関連情報の有無を判定する判定プログラム65cや、関連広告を生成する自動生成プログラム65dである。また、広告作成指示情報を受信する受信プログラム65eや、関連広告情報や判定結果情報等を送信する送信プログラム65fなども記憶されている。
データベース650には、同図に示すように、関連テーブルTb70、企画マスタテーブルTb71、商品マスタテーブルTb72、テンプレートテーブルTb73、コンテンツテーブルTb74、及びワーク用の一次テーブルとして判定結果登録テーブルTb75(ワークテーブルTb75とも言う)が含まれている。
「商品コード」701は、図4(b)の通信先指定テーブルTb41の「商品コード」412に対応する項目である。本部サーバ11を所有する企業において使われる一般コードがここに格納されている。
「キーワード」702の項目は、「キーワード1」、「キーワード2」、「キーワード3」のように複数設けられている。「キーワード1」、「キーワード2」、「キーワード3」に含まれるそれぞれのキーワード情報は「商品コード」701の商品コードに紐付けされている。「キーワード」702に複数のキーワードを登録することにより一つの商品コードに対して複数のキーワード情報を対応付けることができる。
なお、特に説明しないが、同図の関連テーブルTb70と、後述するその他の各テーブルTb71〜Tb75は一部のレコードのみを示すものとし、その他のレコードについては省略されている。
「企画名称」711は、企画の名称(企画情報)を示す項目である。
「広告期間」712は、企画の販促期間を示す項目である。この項目には、企画の開催期間前の販促期間を示す情報(販促期間情報)が登録される。
「商品コード」714は、同図の関連テーブルTb70の「商品コード」701に対応する項目である。企画マスタテーブルTb71では「商品コード」714に複数の商品コードを登録することができる。
「商品コード」721は、同図の関連テーブルTb70の「商品コード」701に対応する項目である。「商品コード」721には、当該企業が扱う全商品の一般コードが格納されている。
「現在価格」723は、商品の現在の価格を示す項目である。この項目には、更新可能な商品価格情報として現在の最新の商品価格が登録されている。
以上に示した商品マスタテーブルTb72の各情報は、常に最新の情報に保たれている。例えば商品価格などの商品情報の見直しがあるたびに新しい情報に更新される。また、新しい商品が追加されると、その商品情報が反映される。
「キーワード」732は、同図の関連テーブルTb70の「キーワード」702に対応する項目である。「キーワード」732には、テンプレートを特定するためのキーとなる情報を登録する。
「ファイル名」733は、テンプレートのパスやファイル名を示す項目である。この項目に当該ファイルの格納場所を示すパス(同図においては記述を省略)とファイル名を登録する。
「商品コード」741は、同図の関連テーブルTb70の「商品コード」701に対応する項目である。ここには「ファイル名」743により指定されるコンテンツに該当する商品の商品コードを登録する。
「ファイル名」743は、コンテンツデータのパスやファイル名を示す項目である。この項目に当該コンテンツデータのファイルの所在を示すパス(同図においては記述を省略)とファイル名を登録する。
判定結果登録テーブルTb75は、「商品コード」751、「判定結果」752、「キーワード」753、「関連商品コード」754の項目により構成される。
「商品コード」751は、同図の関連テーブルTb70の「商品コード」701に対応する項目である。「商品コード」751には、関連情報の有無の判定を行った商品の商品コードを一時的に登録する。
「キーワード」753は、同図の企画マスタテーブルTb71の「キーワード」713に対応する項目である。「キーワード」753には、判定プログラム65cの実行により抽出したキーワードを登録する。
図8は、消費者端末15の構成を示すブロック図である。
消費者端末15は、主に、制御部81、操作部82、表示部83、近距離無線通信部84、通信I/F85、及び記憶部86を備えている。各部はバス87により相互接続されている。
近距離無線通信部84は、POS端末13−1の近距離無線通信部84との間で無線通信を行って、データを送受信する通信インタフェースである。
通信I/F85は、ネットワークN4に接続するためのつまり携帯電話網などを通じてインターネットにアクセスするための通信インタフェースである。
記憶部86には、会員コードの記憶領域86a、電子レシート管理領域86b、電子レシート管理プログラム86c、電子レシート閲覧プログラム86d、送受信用のプログラム86eなどが記憶されている。
電子レシート管理プログラム86cは、電子レシート管理領域86bに記憶される電子レシートを管理するためのプログラムである。また、電子レシート管理サーバ12から電子レシートを選択的にダウンロードするためのプログラムである。例えば取引日や店舗などから対象の電子レシートの絞り込みの処理を行う。
続いて、図2の、関連広告情報の表示処理について詳しく見ていくことにする。
先ず、図2のステップS4の処理、すなわち本部サーバ11における関連情報の有無の問い合わせボタンと関連広告の指定ボタンとを電子レシート上に配置する処理について説明する。
同図に示す電子レシートD1は、所定の電子レシート用テンプレートを解析し、各種のデータを設定し構成されたものである。
電子レシート用テンプレートには、予め、テンプレート上の所定位置にタグなどによりデータの埋め込み位置を指定しておく。また、タグに属性情報等を与えることにより、埋め込むデータの属性等を指定しておく。
同図に示す、店名900や、店舗901や、取引日時902や、商品名903−1〜903−4や、商品金額904や、取引金額905などは、会員や取引日時などにより異なる情報である。これらは、それぞれのタグにキー情報等の属性を付加しておくことにより、該当するレシート情報から対象の情報を取得して設定する。
また、関連情報の問い合わせボタン920も、予めテンプレートにおいて、レシートの上部などに表示されるように配置を指定しておく。問い合わせボタン920は、GIFなどの画像で構成する場合は、問い合わせボタン920の配置位置に示すタグに問い合わせボタン画像のファイル名とパスを設定する。
なお、以下においては、その度ごとに触れないが、電子レシート管理サーバ12が消費者端末15から処理命令を受信した場合は、その処理をCGIに渡し、処理結果だけをCGIから受け取るように動作するものとする。例えば、データベース内を検索し検索結果を受け取る場合は、CGI(Common Gateway Interface)がSQL(Structured Query Language)文を生成しデータベースからの抽出結果をCGIから受信する。
次に、会員コードとパスワードを使い、消費者(この場合、会員)の会員登録時に発行した会員コードと照合するなどして本人認証処理を行う(S51)。
本人認証が成立すると、消費者端末15へその旨を通知し、消費者端末15からの電子レシートの検索情報を受信する(S52)。
同図(a)には、「会員「1」に属する電子レシート番号「1」」と「会員「2」に属する電子レシート番号「1」」の2つのオーダが発行されたときのワークテーブルTb50の登録状態を示している。
ステップS56の処理に続き、振り分け用の通信先指定テーブルTb41から振り分け先の通信アドレスを抽出する(S57)。ステップS57の処理では、一つの電子レシートから抽出した一つ又は複数の商品コードを一つずつキーに使用して振り分け用の通信先指定テーブルTb41から振り分け先の通信アドレスを抽出する。
ステップS57の処理に続き、ワークテーブルTb50の「振り分け先の通信アドレス」505に設定した振り分け先のサーバ(本部サーバ11や消費財メーカサーバ14など)に広告作成指示信号を送信する(S58)。なお、振り分け先が消費財メーカサーバ14であった場合は、広告作成指示信号をこの段階では送信せず、ステップS60の処理に移行する。
つまり、一オーダの中で振り分け先が異なれば、それぞれの振り分け先からの判定結果を示す情報が登録されるまで繰り返し実行される。
同図(c)に示す例では、会員1の電子レシート番号「1」の商品コード1と2については「関連情報の有無」507に関連情報有りを示す「1」が設定されている。また、商品コード3と4については「関連情報の有無」507に関連情報無しを示す「0」が設定されている。また、会員2の電子レシート番号「1」の商品コード10と11については判定結果をまだ受信していないことを示す「Null」(同図において空白で示す)となっている。
なお、振り分け先が消費財メーカサーバ14の場合は、「関連情報の有無」507に「1」を設定する。
ステップS60の処理に続き、電子レシートの更新処理を行う(S61)。
同図に示すように、図9の指定ボタン911、912が、指定可能であることを示す指定ボタン1011、1012(本例では白ベースに「関連広告−有」の表示)に変わる。この状態で、消費者端末15において指定ボタン1011、1012が押されると、それに対応する商品コードの関連広告を取得して表示することを要求する表示要求信号が電子レシート管理サーバ12に対して発行されるようになる。
ステップS61の更新処理後は、消費者端末15に更新後の電子レシートを再送信する(S62)。この処理では、ワークテーブルTb50の「消費者端末の通信アドレス」を参照し、対応する消費者端末15に向けて更新後の電子レシートを再送信する。
消費者端末15において「関連広告−有」つまり指定可の何れかの指定ボタンが押されて表示要求信号が送信されると、電子レシート管理サーバ12がそれを受信する。そして、ステップS70の処理において表示要求信号を受信したことを示す「Yes」と判定する。ステップS70で「Yes」の判定になると、続いて、その指定ボタンの関連広告を取得するために、その指定ボタンに対応するサーバに広告作成指示信号を送信する(S71)。具体的には、先ずワークテーブルTb50の「消費者端末の通信アドレス」504と「指定ボタンの番号」506を検索キーに指定する。そして、表示要求信号に含まれる送信元情報としての「消費者端末の通信アドレス」504とデータとしての「指定ボタンの番号」506とに対応するレコードをワークテーブルTb50から抽出する。更に、そのレコードに含まれる「振り分け先の通信アドレス」505のサーバに向けて、当該レコードに含まれる「商品コード」についての広告作成指示信号を送信する。
なお、以下においても、その度ごとに触れないが、本部サーバ11は電子レシート管理サーバ12から処理命令を受信した場合、その処理をCGIに渡し、処理結果だけをCGIから受け取るように動作するものとする。例えば、データベース内を検索し検索結果を受け取る場合は、CGIがSQL文を生成しデータベースからの抽出結果をCGIから受信する。
ステップS80の処理で広告作成指示信号を受信したこと示す「Yes」と判定されると、その広告作成指示信号から商品コードを取り出す(S81)。
次に、商品コードをキーにワークテーブルTb75を検索し、当該商品コードの有無を判定する(S82)。
ステップS83の処理では、商品コードをキーに使用して関連テーブルTb70を検索し、当該商品コードに対応するレコードを抽出し、そのレコードにキーワード情報が含まれている(Yes)か否(No)かを判定する。
同図は、関連情報の有無の判定処理を商品コード1から商品コード4まで終えた段階の、ワークテーブルTb75の設定例を示すものである。
同図に示すように、一レコード目の商品1については「判定結果」752に関連情報有りの「1」が設定されている。また、「キーワード」753には判定処理により一つに絞り込まれたキーワード情報「キーワードA」が設定されている。また、「関連商品コード」754には企画マスタテーブルTb71において当該キーワードと当該広告期間とに対応付けられた商品コード01、商品コード05、商品コード09が関連商品コードとして設定されている。
ワークテーブルTb75に一度登録されたものは、後述する関連広告の自動生成処理後に削除するようにする。また、一度登録されたものを所定期間残し、電子レシート管理サーバ12から同じ商品コードの問い合わせがあったときに再び利用しても良い。所定期間の目安は、適宜設定して良く、例えば、数時間、1日、数週間などと期間を決めたり、データベースの内容の更新が行われるまでとしたりすることができる。
ステップS86の処理後は、電子レシート管理サーバ12に対し、関連情報の問い合わせの回答として、商品コードについての関連情報有り又は関連情報無しを示す情報(判定結果情報)を送信し(S87)、本処理を終了する。
また、ステップS85の処理において、ステップS83で抽出した全てのキーワード情報について、広告期間の情報が自機で計時する日付に対応しない場合も、ステップS88の処理に移行する。
ステップS90では、関連情報の有無の判定処理の際にワークテーブルTb75に登録されたキーワード情報をワークテーブルTb75から取得する。ステップS90の処理では広告作成指示信号から取り出した商品コードをキーに使用しワークテーブルTb75から該当レコードを抽出し、そのレコードからキーワード情報を取得する。
次に、関連広告の作成に使用するテンプレート(広告作成用テンプレート)の情報を抽出する(S91)。
次に、ステップS91で抽出した情報を基に、そのパスにあるテンプレートファイルを読み出し、テンプレートを構文解析し、コンテンツの挿入位置とコンテンツの属性等を特定する(S92)。
そして、テンプレートが穴埋めされてなる関連広告情報を電子レシート管理サーバ12へ送信する(S94)。本実施形態では、広告作成用テンプレートが穴埋めされてなる構造化文書と、画像ファイルや動画ファイルや音声ファイル等を関連広告情報として電子レシート管理サーバに送信する。
同図(a)は、広告用テンプレートの挿入位置にコンテンツを埋め込んだときの構造化文書の内容の一部を示したものである。
同図(a)に示す例では、タグに属性情報として挿入データの種類を記述し、それぞれのタグの種類が示す位置に対応するコンテンツが埋め込まれるものとなっている。
このようにして本部サーバ11は生成したデータつまりテンプレートが穴埋めされてなる構造化文書と画像ファイルとを関連広告情報として電子レシート管理サーバ12に送信する。
そして、このように生成された関連広告情報は、電子レシート管理サーバ12においてワークテーブルTb50が示す要求元の消費者端末15へ送信される。
同図(b)に示すように、同図(a)に示す順序で、コンテンツを示せるようになる。
なお、文字の大きさや画像のサイズやレイアウトなどの情報は別途CSSなどにより指定されているものとする。
関連広告情報には、企画名称「フェア」の開催期間やその期間に特別販売される商品の情報が画像を含めて紹介されている。
また、電子レシート管理サーバは、判定手段が商品の識別情報に販促情報が対応付けられていると判定した場合に、商品に関連する広告を取得するか否かを消費者に確認する確認手段を備えるようにした。
そして、本部サーバは、広告作成指示情報を受信すると、該広告作成指示情報に含まれる商品の識別情報に基づいて関連テーブルから商品の識別情報に対応するキーワード情報を抽出するとともに、抽出したキーワード情報に基づいて企画テーブルから企画情報及び該企画情報の販促期間情報を抽出して、抽出した販促期間情報の示す販促期間が自機の計時日時の示す値に対応する場合に、判定手段に、商品の識別情報に販促情報が対応付けられているものと判定させるようにした。
さらに、本部サーバは、判定手段が商品の識別情報に販促情報が対応付けられていると判定した場合に、生成手段に、企画テーブルから対応する商品の識別情報を抽出し、該抽出した商品の識別情報に基づいて、商品マスタテーブルから商品の識別情報に対応する商品の更新可能な商品価格情報を該販促情報に関連するコンテンツデータとして収集して、商品に関連する広告を生成させて、送信手段に、確認手段による消費者からの広告の取得の要求に基づき、生成手段により生成された広告を、電子レシート管理サーバを介して、端末装置に送信させて表示させるようにした。
これにより、客が取引した商品やサービスに関連するものを電子レシートに広告として表示させることが可能になる。
11 本部サーバ
12 電子レシート管理サーバ
13−1 POS端末
13−2 ストアサーバ
14 消費財メーカサーバ
15 消費者端末
110 データベース
111 受信手段
112 判定手段
113 記憶部
114 自動生成手段
115 送信手段
120 データベース
121 ユーザ確認手段
N1〜N5 通信ネットワーク
P1 企業の本部
P2 電子レシートセンタ
P3 店舗
P4 消費財メーカ
Tb120 振り分けテーブル
Claims (4)
- 本部サーバと、電子レシート管理サーバと、消費者が利用する端末装置とを備えるサーバシステムであって、
前記本部サーバは、
商品の識別情報と該商品のキーワード情報とを対応付けて記憶する関連テーブルと、販促情報としての企画情報と該企画情報の販促期間を示す販促期間情報と該企画情報を抽出するための検索キーとなる前記キーワード情報と商品の識別情報とを対応付けて記憶する企画テーブルと、前記商品の識別情報と該商品の更新可能な商品価格情報とを対応付けて記憶する商品マスタテーブルと、を含むデータベースと、
電子レシートが含む商品の識別情報と該商品に関連する広告の作成を指示する命令とを、前記電子レシート管理サーバから、広告作成指示情報として受信する受信手段と、
前記受信手段が広告作成指示情報として受信した前記商品の識別情報の、前記データベースにおいて対応付けられている前記販促情報に基づき、該販促情報に関連するコンテンツデータを収集して、前記商品に関連する広告を生成する生成手段と、
前記生成手段により生成された広告を、前記電子レシート管理サーバを介して、前記広告作成指示情報の送信元である前記端末装置に送信して表示する送信手段と、
前記データベースを対象に、前記受信手段が広告作成指示情報として受信した商品の識別情報に前記販促情報が対応付けられているか否かを判定する判定手段と、を備えて、
前記電子レシート管理サーバは、
前記判定手段が、商品の識別情報に販促情報が対応付けられていると判定した場合に、前記商品に関連する広告を取得するか否かを前記消費者に確認する確認手段を備えて、
前記本部サーバは、
前記広告作成指示情報を受信すると、該広告作成指示情報に含まれる商品の識別情報に基づいて前記関連テーブルから前記商品の識別情報に対応する前記キーワード情報を抽出するとともに、抽出したキーワード情報に基づいて前記企画テーブルから企画情報及び該企画情報の販促期間情報を抽出して、抽出した販促期間情報の示す販促期間が自機の計時日時の示す値に対応する場合に、前記判定手段に、前記商品の識別情報に販促情報が対応付けられているものと判定させて、
前記判定手段が前記商品の識別情報に前記販促情報が対応付けられていると判定した場合に、前記生成手段に、前記企画テーブルから対応する商品の識別情報を抽出し、該抽出した商品の識別情報に基づいて、前記商品マスタテーブルから前記商品の識別情報に対応する前記商品の更新可能な商品価格情報を該販促情報に関連するコンテンツデータとして収集して、前記商品に関連する広告を生成させて、
前記送信手段に、前記確認手段による前記消費者からの広告の取得の要求に基づき、前記生成手段により生成された広告を、前記電子レシート管理サーバを介して、前記端末装置に送信させて表示させる、
ことを特徴とするサーバシステム。 - 前記送信手段は、前記受信手段が前記広告作成指示情報の商品の識別情報として規格化されたコードを受信した場合に、前記商品に関連する広告として取得した所定のバナー広告を、前記電子レシート管理サーバを介して、前記端末装置に送信して表示する、
ことを特徴とする請求項1に記載のサーバシステム。 - 前記端末装置に電子レシートを配信し且つ該端末装置からの前記広告作成指示情報を中継して送信する前記電子レシート管理サーバに対して前記広告作成指示情報の受信を行うための通信接続を可能とする、
請求項1又は2に記載のサーバシステム。 - 商品の識別情報と該商品のキーワード情報とを対応付けて記憶する関連テーブルと、販促情報としての企画情報と該企画情報の販促期間を示す販促期間情報と該企画情報を抽出するための検索キーとなる前記キーワード情報と商品の識別情報とを対応付けて記憶する企画テーブルと、前記商品の識別情報と該商品の更新可能な商品価格情報とを対応付けて記憶する商品マスタテーブルと、を含むデータベースを備える本部サーバを制御するコンピュータを、
電子レシートが含む商品の識別情報と該商品に関連する広告の作成を指示する命令とを、電子レシート管理サーバから、広告作成指示情報として受信する受信手段と、
前記受信手段が広告作成指示情報として受信した前記商品の識別情報の、前記データベースにおいて対応付けられている前記販促情報に基づき、該販促情報に関連するコンテンツデータを収集して、前記商品に関連する広告を生成する生成手段と、
前記生成手段により生成された広告を、前記電子レシート管理サーバを介して、前記広告作成指示情報の送信元であって、消費者が利用する端末装置に送信して表示する送信手段と、
前記データベースを対象に、前記受信手段が前記広告作成指示情報として受信した商品の識別情報に前記販促情報が対応付けられているか否かを判定する判定手段と、
して機能させて、
前記電子レシート管理サーバを制御するコンピュータを、
前記判定手段が、商品の識別情報に販促情報が対応付けられていると判定した場合に、前記商品に関連する広告を取得するか否かを前記消費者に確認する確認手段
として機能させることによって、
前記本部サーバが、前記広告作成指示情報を受信した際に、該広告作成指示情報に含まれる商品の識別情報に基づいて前記関連テーブルから前記商品の識別情報に対応する前記キーワード情報を抽出するとともに、抽出したキーワード情報に基づいて前記企画テーブルから企画情報及び該企画情報の販促期間情報を抽出して、抽出した販促期間情報の示す販促期間が自機の計時日時の示す値に対応する場合に、前記判定手段に、前記商品の識別情報に販促情報が対応付けられているものと判定させて、
前記判定手段が前記商品の識別情報に前記販促情報が対応付けられていると判定した場合に、前記生成手段に、前記企画テーブルから対応する商品の識別情報を抽出し、該抽出した商品の識別情報に基づいて、前記商品マスタテーブルから前記商品の識別情報に対応する前記商品の更新可能な商品価格情報を該販促情報に関連するコンテンツデータとして収集して、前記商品に関連する広告を生成させて、
前記送信手段に、前記確認手段による前記消費者からの広告の取得の要求に基づき、前記生成手段により生成された広告を、前記電子レシート管理サーバを介して、前記端末装置に送信させ表示させる、
プログラム。
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