JP6330461B2 - データ管理装置及び加工システム - Google Patents

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Description

本発明は、個別加工物を製造するためのデータを管理するデータ管理装置及び加工システムに関する。
大量の可変する個別データに基づいて請求書等の個別帳票を製造する場合、作業の効率化を図るために、可変の個別データを印刷出力するプリンタ工程と、個別にミシン目を入れる加工等の工程とを、一連の工程で行うニーズが存在する。
一連の工程によって個別帳票を製造した場合に、様々な原因により印刷を含む加工が正しく行われないことがある。その際には、正しく行われなかった部分の個別帳票を製造(再加工)しなければならない。そこで、再加工ための個別データを作成して、再度製造するシステムが開示されている(例えば、特許文献1)。
特開2005−316938号公報
特許文献1では、元の個別データから一部のデータを抽出して再加工のための個別データを別途作成するものであった。この元の個別データから一部のデータを抽出する作業は、煩雑であった。
本発明は、再加工を容易に行うことができるデータ管理装置及び加工システムを提供することを目的とする。
本発明は、以下のような解決手段により、前記課題を解決する。なお、理解を容易にするために、本発明の実施形態に対応する符号を付して説明するが、これに限定されるものではない。また、符号を付して説明した構成は、適宜改良してもよく、また、少なくとも一部を他の構成物に代替してもよい。
第1の発明は、個別加工物(71)を連続して製造する複数の加工装置(61,62,63)に対して通信可能に接続されたデータ管理装置(1)であって、前記個別加工物は、連続した個別加工物の加工内容情報を前記加工装置ごとに1つのファイルに格納した加工データ内での格納位置情報と、前記加工データを識別する識別情報とを有し、前記加工装置に対応した処理単位ごとの前記加工データと、前記識別情報を格納した識別情報格納データとを対応付けて記憶したデータ記憶部(21)と、前記加工装置で発生した不良品である個別加工物の前記識別情報と、前記格納位置情報とを含む再加工情報を、再加工情報生成装置(3)から受け付ける再加工情報受付部(14)と、前記再加工情報受付部が受け付けた前記再加工情報に基づき、前記データ記憶部を参照して前記識別情報格納データに対応した処理単位の前記加工データを抽出するデータ抽出部(15)と、前記データ抽出部により抽出された前記処理単位の前記加工データと、前記再加工情報受付部が受け付けた前記再加工情報の前記格納位置情報とを再加工依頼情報として、前記加工データに対応する前記加工装置に対して送信する再加工依頼部(16)と、を備えること、を特徴とするデータ管理装置である。
第2の発明は、第1の発明のデータ管理装置(1)において、前記加工データは、各格納位置情報での加工内容を画像化した画像ファイルであること、を特徴とするデータ管理装置である。
第3の発明は、第1の発明又は第2の発明のデータ管理装置(1)において、前記データ記憶部(21)に記憶された前記加工データは、加工データ生成装置(5)において、前記加工データの元データのデータ件数に応じてデータ分割したものを前記処理単位にして、前記加工装置(61,62,63)ごとに対応する加工内容情報を含んで生成されて、前記加工データ生成装置から受け付けたものであること、を特徴とするデータ管理装置である。
第4の発明は、第1の発明から第3の発明までのいずれかのデータ管理装置(1)において、前記加工データは、プリント用ファイル、加工用ファイル及び加刷用ファイルのうち少なくともいずれかであること、を特徴とするデータ管理装置である。
第5の発明は、第1の発明から第4の発明までのいずれかのデータ管理装置(1)と、加工部(6)と、前記再加工情報を生成する再加工情報生成装置(3)と、を備えた加工システム(100)であって、前記再加工情報生成装置は、リーダ部(45)と、前記リーダ部が前記個別加工物(71)に設けられたその個別加工物を特定するコード情報(75)を読み取ることで、前記再加工情報を生成する再加工情報生成部(32)と、を備えること、を特徴とする加工システムである。
第6の発明は、第5の発明の加工システム(100)であって、前記加工データの元データのデータ件数に応じてデータ分割したものを前記処理単位にして、前記加工装置(61,62,63)ごとに対応する加工内容情報を含んで前記加工データを生成する加工データ生成装置(5)を備え、前記データ管理装置(1)は、前記加工データ生成装置から受け付けた前記加工データを、前記データ記憶部(21)に記憶すること、を特徴とする加工システムである。
本発明によれば、再加工を容易に行うことができるデータ管理装置及び加工システムを提供することができる。
本実施形態に係る加工システムの全体構成図及びブロック図である。 本実施形態に係るデータ生成装置での加工ファイルの生成を説明する図である。 本実施形態に係るデータ管理装置のファイル記憶部でのフォルダ構造を説明する図である。 本実施形態に係るデータ管理装置のファイル記憶部のフォルダに記憶されているファイルの例を示す図である。 本実施形態に係る製造システムで製造された連続帳票の例を示す図である。 本実施形態に係る再加工情報生成装置及びデータ管理装置での再加工依頼処理のフローチャートである。 本実施形態に係る製造システムで製造された連続帳票の例を示す図である。
以下、本発明を実施するための形態について、図を参照しながら説明する。なお、これは、あくまでも一例であって、本発明の技術的範囲はこれに限られるものではない。
(実施形態)
図1は、本実施形態に係る加工システム100の全体構成図及びブロック図である。
加工システム100は、個別帳票(個別加工物)の製造に必要なファイルの生成から個別帳票の加工等までを行うシステムである。
加工システム100は、通常は、生成されたファイルを使用して、全ての個別帳票の加工等を行う。また、加工システム100は、再加工が必要な場合には、生成されたファイルを使用して、必要な個別帳票の加工等を行う。
加工システム100は、データ管理装置1と、再加工情報生成装置3と、データ生成装置5と、製造システム6(加工部)とを備える。
データ管理装置1は、製造システム6での製造に使用する加工ファイル(加工データ)(後述する)を、データ生成装置5から受信して管理する。そして、製造システム6が製造可能な状態になった場合には、データ管理装置1は、製造システム6での製造に必要な加工ファイルを、製造システム6に対して送信する。
また、再加工が必要な場合には、データ管理装置1は、再加工情報(後述する)を再加工情報生成装置3から受信し、再加工情報に対応する加工ファイルを製造システム6に送信することで、個別帳票の再加工を依頼する。
ここで、加工とは、加工機62による加工だけでなく、プリンタ61による印刷や、加刷機63による加刷等を含む概念である。また、再加工が必要な場合とは、様々な原因により製造システム6での加工等が正しく行われなかった場合をいう。なお、加工等が正しく行われなかった不良品の帳票を、「損紙」という。
データ管理装置1は、再加工情報生成装置3と、データ生成装置5と、製造システム6とに対して、例えば、専用回線によって各々通信可能に接続されている。
データ管理装置1は、制御部10と、記憶部20と、通信I/F(インタフェース)部29とを備える。
制御部10は、データ管理装置1の全体を制御するCPU(中央処理装置)である。制御部10は、記憶部20に記憶されているOS(オペレーティングシステム)やアプリケーションプログラムを適宜読み出して実行することにより、上述したハードウェアと協働し、各種機能を実行する。
制御部10は、ファイル受付部11と、ファイル格納部12と、加工依頼部13と、再加工情報受付部14と、ファイル抽出部15と、再加工依頼部16とを備える。
ファイル受付部11は、データ生成装置5で生成された加工ファイルを受け付ける。
ファイル格納部12は、ファイル受付部11が受け付けた加工ファイルを、ファイル記憶部21に格納する。
加工依頼部13は、製造システム6に対して加工ファイルを送信することで、個別帳票の製造を依頼する。
再加工情報受付部14は、再加工情報生成装置3から再加工情報を受信する。
ファイル抽出部15は、再加工情報に基づいて、ファイル記憶部21から加工ファイルを抽出する。
再加工依頼部16は、製造システム6に対して、抽出した加工ファイルと、再加工するページに関するページ情報とを送信することで、損紙に対応する個別帳票の製造を依頼する。
これらの詳細については、後述する。
記憶部20は、制御部10が各種の処理を実行するために必要なプログラム、データ等を記憶するためのハードディスク、半導体メモリ素子等の記憶領域である。
記憶部20は、ファイル記憶部21を備える。
ファイル記憶部21は、データ生成装置5から受信した加工ファイルを記憶する記憶領域である。加工ファイルは、製造システム6での処理単位でフォルダに記憶されている。
通信I/F部29は、再加工情報生成装置3と、データ生成装置5と、製造システム6との間で通信を行うための通信インタフェースである。通信I/F部29は、データ生成装置5及び製造システム6の間では、例えば、FTP(File Transfer Protocol)による通信を行う。
再加工情報生成装置3は、再加工が必要な損紙の情報である再加工情報を生成して、データ管理装置1に送信する装置である。
再加工情報生成装置3は、制御部30と、記憶部40と、リーダ部45と、通信I/F部49とを備える。
制御部30は、再加工情報生成装置3の全体を制御するCPUである。制御部30は、記憶部40に記憶されているOSやアプリケーションプログラムを適宜読み出して実行することにより、上述したハードウェアと協働し、各種機能を実行する。
制御部30は、損紙データ受付部31と、再加工情報生成部32と、再加工情報送信部33とを備える。
損紙データ受付部31は、損紙に印刷されているQRコード(登録商標)(コード情報)を読み取ることで、損紙データを受け付ける。
再加工情報生成部32は、受け付けた損紙データから再加工情報を生成する。
再加工情報送信部33は、生成された再加工情報を、データ管理装置1に対して送信する。
記憶部40は、制御部30が各種の処理を実行するために必要なプログラム、データ等を記憶するためのハードディスク、半導体メモリ素子等の記憶領域である。
リーダ部45は、QRコードを読み取る読取装置である。
通信I/F部49は、データ管理装置1との間で通信を行うための通信インタフェースである。
データ生成装置5は、マスタデータ(元データ)から加工ファイルを生成する装置である。マスタデータとは、加工の依頼主(例えば、クレジットカード会社等)から受領した元データをいう。
そして、データ生成装置5は、生成した加工ファイルを、データ管理装置1に送信する。
なお、データ生成装置5は、例えば、可変データを含むか否か等のマスタデータの内容や、処理能力に応じて、また、依頼主ごとに装置を分けてもよい。
製造システム6は、個別帳票の元になる連続帳票に対して印刷、加工、加刷、検査等を行い、請求書、発送物、伝票等の個別帳票を製造するシステムである。
製造システム6は、コントローラ60と、プリンタ61(加工装置)と、加工機62(加工装置)と、加刷機63(加工装置)と、検査機64とを備える。
コントローラ60は、プリンタ61と、加工機62と、加刷機63と、検査機64とを制御する制御装置である。コントローラ60は、通常の製造時には、データ管理装置1から1つのフォルダに格納された加工ファイルを受信して、プリンタ61、加工機62、加刷機63、検査機64の製造処理を制御する。データ管理装置1のフォルダは、上述したように、処理単位ごとに別々のフォルダが用意され、加工ファイルが記憶されている。ここで、通常の製造時とは、受信した加工ファイルの全てを用いて製造する場合をいう。また、再加工の製造時には、コントローラ60は、加工ファイルと、ページ情報とを受信して、プリンタ61、加工機62、加刷機63、検査機64の製造処理を制御する。
プリンタ61と、加工機62と、加刷機63と、検査機64とは、インラインに接続されている。
プリンタ61は、連続帳票に印刷する装置である。プリンタ61は、例えば、インクジェットプリンタ等である。
加工機62は、連続帳票に折り罫の加工や、レーザを用いたミシン目加工等の加工をする装置である。
加刷機63は、印刷後に、機能性材料を含むインク(例えば、減感インク)をプリントする装置である。加刷機63は、例えば、インクジェットプリンタ等である。
検査機64は、プリンタ61、加工機62、加刷機63の各工程が正常に行われたか否かを検査する装置である。検査機64は、例えば、印刷後の連続帳票と、プリント用ファイルのイメージデータとを照合して、プリンタ61での工程が正しく行われた否かを検査する。
次に、再加工の前提となる通常の製造時の処理について説明する。
図2は、本実施形態に係るデータ生成装置5での加工ファイルの生成を説明する図である。
図3は、本実施形態に係るデータ管理装置1のファイル記憶部21でのフォルダ構造を説明する図である。
図4は、本実施形態に係るデータ管理装置1のファイル記憶部21のフォルダに記憶されているファイルの例を示す図である。
図5は、本実施形態に係る製造システム6で製造された連続帳票70の例を示す図である。
まず、データ生成装置5でのデータ生成について説明する。
データ生成装置5では、上述したマスタデータ50を、データ件数に応じてデータ分割する。マスタデータ50は、数万ページや数十万ページ分のデータを有する場合もあり、全てを一度に生成してしまうと、加工ファイル生成処理に時間を要するためである。
図2(A)は、5万ページ分あるマスタデータ50を、5千ページごとにデータ分割して分割後データ51(51a,51b,・・・)を作成した例を示す。
そして、データ生成装置5では、分割後データ51から加工ファイルを生成する。加工ファイルは、プリント用ファイル52、加工用ファイル53、加刷用ファイル54の少なくともいずれかを含む。加工ファイルは、製造システム6の各装置に合わせたフォーマットになっている。
図2(B)は、分割後データ51aからプリント用ファイル52a、加工用ファイル53a、加刷用ファイル54aを生成した例を示す。
プリント用ファイル52は、製造システム6のプリンタ61で使用するデータファイルであり、例えば、PDF(Portable Document Format)形式のファイル(画像ファイル)である。加工用ファイル53は、加工機62で使用するデータファイルであり、例えば、PDF形式のファイル(画像ファイル)である。加刷用ファイル54は、加刷機63で使用するデータファイルであり、複数のデータファイルを圧縮したファイルである。
図2(B)に示すように、加工ファイルは、依頼主の顧客(送付先)ごとにデータが生成されている。図2(B)の例では、顧客Aは、3ページ分、顧客Xは、4ページ分のデータがあることを示す。
また、データ生成装置5は、加工ファイルを生成する工程において、INDEXファイルを生成する。
INDEXファイルには、プリント用ファイル52、加工用ファイル53、加刷用ファイル54、検証用ファイルのファイル名(識別情報)を含む。このINDEXファイルに含む加工ファイルを用いて、製造システム6では製造を行う。つまり、INDEXファイルには、製造システム6での処理単位に必要な全ての加工ファイルのファイル名を含む。処理単位は、マスタデータ50を分割した分割後データ51ごとの単位である。
また、INDEXファイルには、依頼主を示す依頼主コード、品名を示す品名コード、進行単位区分コード、データ処理日付、ページ連番等の加工ファイルの内容を特定できる情報が、INDEXファイル内に含まれる。さらに、INDEXファイルは、XML形式のデータファイルで作成されている。よって、データ管理装置1は、INDEXファイルによって加工ファイルのファイル名の記述場所を特定でき、容易に加工ファイルのファイル名を抽出できる。また、INDEXファイルがXML形式のものであると、他システム(例えば、製造システム6等)においてデータが使いやすいという利点がある。
次に、データ管理装置1の処理について説明する。
データ管理装置1の制御部10(ファイル受付部11)は、データ生成装置5から加工ファイルを受け付ける。そして、データ管理装置1の制御部10(ファイル格納部12)は、受け付けた加工ファイルを、ファイル記憶部21に記憶する。
図3に示すように、ファイル記憶部21は、データフォルダを上位のフォルダとして、フォルダによる階層構造になっている。データフォルダの下には、日付フォルダがある。日付フォルダは、加工ファイルの生成日付を示す。日付フォルダの下に、製造システム6での処理単位に、加工ファイルを格納する格納フォルダ21aが生成される。日付フォルダの下に生成される格納フォルダ21aは、日付ごとに「0001」からの連番になっている。また、格納フォルダ21aは、個別帳票を製造するのに必要な加工ファイルの全てを格納する。例えば、図3中「00XX」の格納フォルダ21aは、加刷用ファイルを格納していない。これは、この格納フォルダ21a内の加工ファイルを使用して製造する個別帳票は、加刷機63を使用した処理を行わないものであるためである。
格納フォルダ21aには、INDEXファイルと、INDEXファイルに記述されている加工ファイルとが格納される。
図4は、格納フォルダ21aに格納されたファイル名の例を示す。この例では、INDEXファイルが示す加工ファイルは、4つのプリント用ファイルと、4つの加工用ファイルと、4つの加刷用ファイルと、4つの検証用ファイルとを備える。
データ管理装置1の制御部10(加工依頼部13)は、製造システム6での製造処理が終了したことを確認した場合には、製造システム6で次に製造する加工ファイルを、製造システム6に送信する。データ管理装置1が送信するファイルは、格納フォルダ21a内の全てのファイルである。
次に、製造システム6での処理について説明する。
製造システム6では、受信したファイルを使用して、連続帳票70を製造する。
図5は、製造システム6により製造された連続帳票70の例を示す。
連続帳票70は、この例では、複数の個別帳票71(71A,71B,・・・)が連続している。個別帳票71は、表紙72と、1又は複数の明細73とを1顧客分として、複数顧客分のクレジットカードの明細が連続して加工等がされたものである。
表紙72には、QRコード75が印刷されている。QRコード75は、その顧客のページ位置を特定するページ情報(格納位置情報)と、INDEXファイルを特定する情報(識別情報)とを含む。ページ情報は、連続帳票70の全体のうち、何ページ目から何ページ分かという情報である。
次に、連続帳票70の一部に損紙が発生した場合の再加工について説明する。
図6は、本実施形態に係る再加工情報生成装置3及びデータ管理装置1での再加工依頼処理のフローチャートである。
図7は、本実施形態に係る製造システム6で製造された連続帳票70の例を示す図である。
まず、製造システム6を操作するオペレータは、製造された連続帳票70を目視して、外観から破損等の不具合がないことを確認する。また、検査機64では、各加工が正常に行われたかを、検証用ファイルの内容と照合することにより確認する。
ここで、オペレータや、検査機64により正しく加工がされていないと判断された場合には、その部分の個別帳票71は、損紙扱いとなる。
そこで、オペレータが、リーダ部45を、損紙のQRコード75に近づける。
図6のステップS(以下、「S」という。)10において、再加工情報生成装置3の制御部30は、リーダ部45を制御して損紙を含む個別帳票71の表紙72に印刷されているQRコード75を読み取る。
S11において、再加工情報生成装置3の制御部30(損紙データ受付部31)は、読み取ったQRコード75に基づいて、損紙データを受け付ける。損紙データは、QRコード75に記憶されているデータであり、個別帳票71のページ位置に関するページ情報と、INDEXファイルを特定可能な情報とを含む。INDEXファイルを特定する情報は、例えば、依頼主コード、品名コード、進行単位区分コード、データ処理日付等を含む。
S12において、再加工情報生成装置3の制御部30(再加工情報生成部32)は、再加工情報を生成する。再加工情報は、損紙データから個別帳票71のページ位置に関するページ情報と、INDEXファイルを特定する情報とを抽出したものである。
なお、損紙データが再加工を依頼するのに必要なデータの一部しか有していない場合には、個別帳票の製造を管理するデータを記憶した品質管理データベース(図示せず)を参照して、再加工を依頼するのに必要なデータを付加してもよい。
S13において、再加工情報生成装置3の制御部30(再加工情報送信部33)は、再加工情報を、データ管理装置1に対して送信する。
S20において、データ管理装置1の制御部10(再加工情報受付部14)は、再加工情報生成装置3が送信した再加工情報を受信する。
S21において、データ管理装置1の制御部10は、再加工情報から再加工の処理対象のINDEXファイルを特定する。これは、INDEXファイルを特定する情報であるデータ処理日付が同じ日付フォルダ内のINDEXファイルを順番にサーチして、依頼主コード、品名コード、進行単位区分コードが同一のINDEXファイルを特定する。
S22において、データ管理装置1の制御部10(ファイル抽出部15)は、加工ファイルを抽出する。抽出する加工ファイルは、再加工すべきページを含んだ加工ファイルである。なお、再加工すべきページに関するページ情報は、再加工情報に含まれている。また、再加工すべきページがどの加工ファイルに含まれるかは、INDEXファイルを参照して確認できる。
S23において、データ管理装置1の制御部10(再加工依頼部16)は、抽出した加工ファイルと、再加工すべきページに関するページ情報とを、製造システム6に対して送信する。
製造システム6では、加工ファイルと、再加工すべきページに関するページ情報とを受信する。そして、製造システム6は、ページ情報によって、加工ファイルから再加工すべきページを把握して、再加工すべき個別帳票71のみを製造する。例えば、PDFファイルの該当ページを抽出して加工に使用する。
次に、具体例に基づいて、再加工依頼処理を説明する。
図5の例では、ある加工ファイルに含まれる顧客Xの個別帳票71Xのうち、2明細目である明細73X−2が、印刷に不具合があったため損紙扱いになっている。
再加工情報生成装置3では、個別帳票71Xの表紙72Xに印刷されているQRコード75Xを読み取って(図6のS10)、再加工情報を生成して(図6のS12)、データ管理装置1に送信する(図6のS13)。
データ管理装置1では、再加工情報生成装置3から再加工情報を受信する(図6のS20)。そして、データ管理装置1は、個別帳票71Xを含む連続帳票70を製造するのに必要な全ての加工ファイルと、個別帳票71Xのページ位置を示すページ情報とを、製造システム6に対して送信する(図6のS23)。
製造システム6では、加工ファイルと、ページ情報とを用いて、図7に示すように、個別帳票71Xのみを製造する。
なお、この例では、損紙は1顧客分として説明した。しかし、複数顧客分あった場合でも、同様に該当の個別帳票71のみを製造できる。その場合には、再加工情報生成装置3において、生成するページ情報を、複数顧客分のページ分になるようにマージすればよい。
このように、本実施形態によれば、データ管理装置1は、以下のような効果がある。
(1)再加工情報生成装置3から再加工情報を受け付けることで、再加工に必要な加工ファイルと、ページ情報とを、製造システム6の各装置に送信する。よって、再加工のための加工ファイルをそのまま使用するので、加工ファイルの信頼性を維持できる。また、使用する加工ファイルを再加工情報から特定して、製造システム6に送信すればよいので、処理の負荷が少なくて済む。
製造システム6の各装置に、その装置に対応した再加工に必要な加工ファイルと、ページ情報とを送信する。よって、各装置がインラインに接続された製造システム6であっても、再加工を容易に行うことができる。
(2)加工ファイルに含むPDFファイルであるプリンタ用ファイルや加工用ファイルをそのまま再加工の依頼に使用することで、再加工部分を切出すといった手間のかかる工程を行う必要がない。また、PDFファイルに含まれる外字等の必要な資源を保証できる。PDFファイルは、解像度に応じて画素の集合に変換しないと中身を特定できず、PDFファイルの中から一部のデータを抜き出すのは難しいが、一部のデータを抜き出す必要がない。
(3)加工ファイルは、データ生成装置5においてマスタデータから生成するが、再加工分を、データ生成装置5においてマスタデータから同様に生成するのは、データ量の問題等から煩雑な作業である。再加工分のデータを再生成せず、既に生成済みの加工ファイルを使用して再加工すればいいので、処理が簡易である。
(4)製造システム6の処理に必要な加工ファイルと、INDEXファイルとを1つの格納フォルダに格納している。このため、再加工の際に、INDEXファイルを特定すれば、全ての加工ファイルはその格納フォルダに格納されているため、加工ファイルの特定が簡易である。
(5)製造システム6が複数ある場合には、稼働していない製造システム6を利用して、全ての加工ファイルが既に揃っている格納フォルダからその加工ファイルを受信して個別帳票71を製造できる。よって、製造システム6は、再加工処理も含め、加工ファイルが揃った順番に処理ができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではない。また、実施形態に記載した効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、実施形態に記載したものに限定されない。なお、上述した実施形態及び後述する変形形態は、適宜組み合わせて用いることもできるが、詳細な説明は省略する。
(変形形態)
(1)本実施形態では、個別帳票71を特定可能なものとしてQRコードが表紙に印刷されているものとして説明した。しかし、個別帳票を特定可能なものであれば、例えば、バーコードであってもよく、また、文字等であってもよい。
(2)本実施形態では、データ管理装置1から製造システム6に対して加工ファイルを送信するものとして説明した。しかし、製造システムからデータ管理装置に記憶されている加工ファイルを要求するものであってもよい。
(3)本実施形態では、加工ファイルとして、プリント用ファイル、加工用ファイル、加刷用ファイルを例に説明した。しかし、これらのファイルのうち、一部のファイル(例えば、プリント用ファイルと加工用ファイル)であってもよい。これにより、印刷のみのもの、印刷と加工のみのもの、印刷と加刷のみのもの等、依頼主の様々なニーズに対応した個別加工物を製造するためのファイルを管理できる。
また、製造システム6を、プリンタ61、加工機62、加刷機63、検査機64を備えるのものとして説明した。しかし、印刷加工システムは、連続用紙から個別加工物の製造に係る他の工程のための装置があってもよいし、ない装置があってもよい。
(4)本実施形態では、INDEXファイルを、XML形式のものとして説明した。しかし、INDEXファイルの形式は、これに限らない。
1 データ管理装置
3 再加工情報生成装置
5 データ生成装置
6 製造システム
10,30 制御部
14 再加工情報受付部
15 ファイル抽出部
16 再加工依頼部
20,40 記憶部
21 ファイル記憶部
32 再加工情報生成部
45 リーダ部
60 コントローラ
61 プリンタ
62 加工機
63 加刷機
64 検査機
70 連続帳票
71 個別帳票
75 QRコード
100 加工システム

Claims (6)

  1. 数の加工部に対して通信可能に接続されたデータ管理装置であって、
    前記加工部は、印刷及び加工の少なくとも1つの工程及び検査に関する工程を、前記工程に対応する加工装置及び検査装置によって連続して行って、個別加工物を製造するものであり、
    前記個別加工物は、連続した個別加工物の加工内容情報を前記加工装置ごとに1つのファイルに格納した加工データ内での格納位置情報と、前記個別加工物の製造に必要な全ての前記加工装置で用いる前記加工データを識別する識別情報とを有し、
    前記加工装置に対応した処理単位ごとの前記加工データと、前記識別情報を格納した識別情報格納データとを対応付けて記憶したデータ記憶部と、
    前記加工装置で発生した不良品である個別加工物の前記識別情報と前記格納位置情報とを含む再加工情報を、再加工情報生成装置から受け付ける再加工情報受付部と、
    前記再加工情報受付部が受け付けた前記再加工情報に基づき、前記データ記憶部を参照して前記識別情報格納データに対応した処理単位の前記加工データを抽出するデータ抽出部と、
    前記データ抽出部により抽出された前記処理単位の前記加工データと、前記再加工情報受付部が受け付けた前記再加工情報の前記格納位置情報とを再加工依頼情報として、前記再加工依頼情報に含まれる前記加工データを使用した製造及び検査が可能な前記加工部に対して送信する再加工依頼部と、
    を備えること、
    を特徴とするデータ管理装置。
  2. 請求項1に記載のデータ管理装置において、
    前記加工データは、各格納位置情報での加工内容を画像化した画像ファイルを含むこと、
    を特徴とするデータ管理装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のデータ管理装置において、
    前記データ記憶部に記憶された前記加工データは、加工データ生成装置において、前記加工データの元データのデータ件数に応じてデータ分割したものを前記処理単位にして、前記加工装置ごとに対応する加工内容情報を含んで生成されて、前記加工データ生成装置から受け付けたものであること、
    を特徴とするデータ管理装置。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれかに記載のデータ管理装置において、
    前記加工データは、プリント用ファイル、加工用ファイル及び加刷用ファイルのうち少なくともいずれかであること、
    を特徴とするデータ管理装置。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれかに記載のデータ管理装置と、前記加工部と、前記再加工情報を生成する再加工情報生成装置と、を備えた加工システムであって、
    前記再加工情報生成装置は、
    リーダ部と、
    前記リーダ部が前記個別加工物に設けられたその個別加工物を特定するコード情報を読み取ることで、前記再加工情報を生成する再加工情報生成部と、
    を備えること、
    を特徴とする加工システム。
  6. 請求項5に記載の加工システムであって、
    前記加工データの元データのデータ件数に応じてデータ分割したものを前記処理単位にして、前記加工装置ごとに対応する加工内容情報を含んで前記加工データを生成する加工データ生成装置を備え、
    前記データ管理装置は、前記加工データ生成装置から受け付けた前記加工データを、前記データ記憶部に記憶すること、
    を特徴とする加工システム。
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