JP6328442B2 - 回路遮断器の電磁ユニット - Google Patents

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本発明は、回路遮断器の電磁ユニットに関し、詳しくはオイルダッシュポットを備えて短絡電流等の過電流が発生したら検知動作する電磁ユニットに関する。
回路遮断器において、短絡電流等の過電流が発生したらそれを検知し、遮断機構を動作させて電路を遮断するための電磁ユニットにはオイルダッシュポットを備えたものがある。このオイルダッシュポットを備えたものは、オイルダッシュポットを機能させるためにその周りにコイルが巻回され、オイルダッシュポットを含むコイル周囲に集中した磁路を形成するためにL字状の継鉄を有している。
そして、この継鉄の端部に回動可能に取り付けられた可動電磁片が、オイルダッシュポットとの間で発生する磁力により吸引されて回動し、過電流発生の検知が成されて遮断機構が動作する(例えば、特許文献1参照)。
実開平3−116545号公報
オイルダッシュポットを備えた電磁ユニットは、所定の遮断特性を維持する為に可動電磁片のオイルダッシュポットに対する開放位置を一定にする必要があり、従来は可動電磁片の回動軸近傍に継鉄に係合する係合突起を設け、一定角度以上に開動作しないよう構成していた。そのため、可動電磁片と継鉄の間で、可動電磁片の回動軸部を通過する磁路以外に係合突起を経由する磁路も形成されてしまい、過電流検知動作のバラツキ発生の一因となっていた。
また、この係合突起による可動電磁片の位置決めは、可動電磁片とオイルダッシュポットとの距離を直接規定する機構ではないため、双方の間の距離を一定に保つには限界があった。
そこで、本発明はこのような問題点に鑑み、可動電磁片と継鉄との間で可動電磁片の開放位置を一定に保持するための係合部を設けること無く、オイルダッシュポットと可動電磁片の間の距離を一定に保持できる回路遮断器の電磁ユニットを提供することを目的としている。
上記課題を解決する為に、請求項1の発明は、遮断対象の電路電流が流れるコイルと、コイルの中心軸上に配置されたオイルダッシュポットと、オイルダッシュポットが発生する磁力により吸引動作する可動電磁片と、オイルダッシュポット及び可動電磁片を経由してコイル周りの磁路を形成するためにL字形状を成す継鉄とを有し、継鉄の折り曲げた一方の片にコイルが固定されると共に、他方の片に可動電磁片を回動可能に支持する支持部が設けられて成る回路遮断器の電磁ユニットであって、コイルはボビンを介して継鉄に組み付けられ、当該ボビンの可動電磁片が配置された一方の端部には、可動電磁片に係合してオイルダッシュポットに対する可動電磁片の開放位置を一定に保持する保持片が突設されて成り、保持片は、可動電磁片の回動軸に平行する左右双方から可動電磁片の背面に係止する一対の爪部を有することを特徴とする。
この構成によれば、ボビンに形成した保持片により可動電磁片とオイルダッシュポットとの距離が一定に保たれるため、製品バラツキが発生し難く安定した遮断動作を実現できる。そして、可動電磁片と継鉄の間で可動電磁片の角度を一定に規定する係合片等を設ける必要がなくなり、必要のない磁路が形成されて磁束の漏れが発生することもない。
また、可動電磁片は左右から保持されるため、開放位置において左右方向に傾くようなことがなく、高い精度でオイルダッシュポットとの距離を一定に保持でき、安定した過電流遮断動作を実現できる。
請求項2の発明は、遮断対象の電路電流が流れるコイルと、コイルの中心軸上に配置されたオイルダッシュポットと、オイルダッシュポットが発生する磁力により吸引動作する可動電磁片と、オイルダッシュポット及び可動電磁片を経由してコイル周りの磁路を形成するためにL字形状を成す継鉄とを有し、継鉄の折り曲げた一方の片にコイルが固定されると共に、他方の片に可動電磁片を回動可能に支持する支持部が設けられて成る回路遮断器の電磁ユニットであって、コイルはボビンを介して継鉄に組み付けられ、当該ボビンの可動電磁片が配置された一方の端部には、可動電磁片に係合してオイルダッシュポットに対する可動電磁片の開放位置を一定に保持する保持片が突設されて成り、保持片は、可動電磁片の先端部の1個所を保持することを特徴とする。
本発明によれば、ボビンに形成した保持片により可動電磁片とオイルダッシュポットとの距離が一定に保たれるため、製品バラツキが発生し難く安定した遮断動作を実現できる。そして、可動電磁片と継鉄の間で可動電磁片の角度を一定に規定する係合片等を設ける必要がなくなり、必要のない磁路が形成されて磁束の漏れが発生することもない。
本発明に係る回路遮断器の電磁ユニットの一例を示し、(a)は斜視図、(b)は側面図である。 図1のボビンと可動電磁片を継鉄に組み付ける様子を示す説明図である。 電磁ユニットを組み付けた回路遮断器本体の斜視図である。
以下、本発明を具体化した実施の形態を、図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明に係る回路遮断器の電磁ユニットの一例を示し、(a)は斜視図、(b)は側面図である。電磁ユニット10は、ボビン2に巻回して形成され遮断対象の電路Lの電流が流れるコイル1、コイル1の中心軸上に配置されてコイル1に流れる電流により磁力を発生するオイルダッシュポット3、オイルダッシュポット3が発生する磁力により吸引動作する可動電磁片4、オイルダッシュポット3及び可動電磁片4を経由するコイル1周りの磁路を形成するための継鉄5等を備えている。
尚、8は可動電磁片4を開放方向へ付勢するコイルバネ、11は電路Lを開閉する接点部の一方を構成する可動接触子、12はコイル1から可動接触子11へ至る電路Lを形成する可撓導線である。
コイル1は、絶縁被覆された銅線をボビン2に巻回して形成され、一端は継鉄5の特定部位に接続され、他端は可撓導線12に接続されている。ボビン2は、合成樹脂製の絶縁体で形成され、軸方向の一端が継鉄5との係合部を備えて継鉄5に連結されている。他端には、可動電磁片4を保持する保持片21が突設されている。
そして、ボビン2の中心軸Mに貫設されている貫通孔2a(図2に示す)にオイルダッシュポット3が挿入配置されている。
また、磁性金属で形成されている継鉄5は、オイルダッシュポット3及び可動電磁片4と合わせて閉磁路を形成するためにL字状に形成され、一方の端部には負荷座13が連続形成されている。
尚、図1(b)に示すように、負荷座13は継鉄5の折り曲げた2片のうちボビン2を組み付けた継鉄5の一方の片を延設して形成されており、この負荷座13の方向(矢印A)を前方、ボビン2の中心軸Mの方向を上下方向(図示上を上方)として以下説明する。
図2はボビン2と可動電磁片4とを継鉄5に組み付ける様子を示している。この図2及び図1に示すように、可動電磁片4はL字形状を成し、前方を向く一方の片4aはオイルダッシュポット3に吸引動作する吸引板41を構成し、略平坦に形成されてボビン2の上面を覆うように配置されている。
下方を向く他方の片4bは、継鉄5に掛合して回動軸を構成するコ字状の掛合片42が下部の左右両端に形成され、継鉄5に係合している。
更に、略中央の折り曲げ部にはオイルダッシュポット3に吸引されて回動動作することで、図示しない遮断機構を動作させる操作片43が突設されている。尚、図2ではボビン2に挿入されるオイルダッシュポット3、及びコイルバネ8は省略している。
継鉄5は、L字状を成して前方に延びた一方の片5aと、直交する上方に延びた他方の片5bを有し、一方の片5aにはボビン2を係止させてコイル1を保持するコイル保持部55が形成され、他方の片5bは可動電磁片4を回動可能に支持する支持部50が先端に形成されている。
コイル保持部55は、中央にオイルダッシュポット3を挿通する孔51が形成され、端部にボビン2の下端に形成された係止部(詳述せず)が係止するよう形成されている。
負荷座13は、コイル保持部55に連続する前方に延設され、その中央には負荷側端子の端子ネジ53(図3に示す)を螺入するネジ孔52が形成されている。また、端部にはコイル1を接続するための接続片54が形成されている。尚、57は遮断器ケースに係止させる係止片である。
ここで、ボビン2に形成した保持片21の構成及び作用を具体的に説明する。ボビン2の上端には、可動電磁片4との間で磁路を形成するためのオイルダッシュポット3の端部が配置され、保持片21は図1(b)に示すようにオイルダッシュポット3の端面と可動電磁片4の距離Gが一定となるよう可動電磁片4を保持する。
詳しくは、可動電磁片4はコイルバネ8により吸引板41の開方向である上方に付勢されており、保持片21の先端に形成された爪部21aが吸引板41の背面に係止してこの付勢力に抗して所定位置に保持する。
この保持片21は、可動電磁片4の回動軸に平行となるボビン2の左右端部に対称形成され、保持片21が左右方向に傾斜しないよう構成されている。この結果、図1(b)に示すように、開放状態にある保持片21はオイルダッシュポット3に対して所定の距離Gを確実に維持する。
そして、電路Lに過電流が発生したら、コイル1に発生する磁界によりオイルダッシュポット3と可動電磁片4との間で大きな磁力(吸引力)が発生し、可動電磁片4は回動動作し、吸引板41がオイルダッシュポット3に密着する。
図3は、上記の如く構成された電磁ユニット10を備えた回路遮断器本体の斜視図であり、三相電路に使用する回路遮断器に本発明の電磁ユニット10を適用した構成を示している。図3において、30は電路Lをオン/オフ操作する操作ハンドル、31は電源側端子、32は負荷座13が配置された負荷側端子である。
このように、ボビン2に形成した保持片21により可動電磁片4とオイルダッシュポット3との距離が一定に保たれるため、製品バラツキが発生し難く安定した遮断動作を実現できる。そして、可動電磁片4と継鉄5の間で可動電磁片4の角度を一定に規定する係合片等を設ける必要がなくなり、必要のない磁路が形成されて磁束の漏れが発生することもない。
また、可動電磁片4は左右から保持されるため、開放位置において左右方向に傾くようなことがなく、高い精度でオイルダッシュポット3との距離を一定に保持でき、安定した過電流遮断動作を実現できる。
尚、上記実施形態では、左右から可動電磁片4を保持するよう腕状の保持片21を一対設けたが、保持片21は吸引板41の先端部の1箇所のみ保持する1個の腕片としても良い。
1・・コイル、2・・ボビン、3・・オイルダッシュポット、4・・可動電磁片、5・・継鉄、5a・・一方の片、5b・・他方の片、10・・電磁ユニット、21・・保持片、21a・・爪部、41・・吸引板、50・・支持部、55・・コイル保持部。

Claims (2)

  1. 遮断対象の電路電流が流れるコイルと、前記コイルの中心軸上に配置されたオイルダッシュポットと、前記オイルダッシュポットが発生する磁力により吸引動作する可動電磁片と、前記オイルダッシュポット及び前記可動電磁片を経由して前記コイル周りの磁路を形成するためにL字形状を成す継鉄とを有し、前記継鉄の折り曲げた一方の片に前記コイルが固定されると共に、他方の片に前記可動電磁片を回動可能に支持する支持部が設けられて成る回路遮断器の電磁ユニットであって、
    前記コイルはボビンを介して前記継鉄に組み付けられ、当該ボビンの前記可動電磁片が配置された一方の端部には、前記可動電磁片に係合して前記オイルダッシュポットに対する前記可動電磁片の開放位置を一定に保持する保持片が突設されて成り、
    前記保持片は、前記可動電磁片の回動軸に平行する左右双方から前記可動電磁片の背面に係止する一対の爪部を有することを特徴とする回路遮断器の電磁ユニット。
  2. 遮断対象の電路電流が流れるコイルと、前記コイルの中心軸上に配置されたオイルダッシュポットと、前記オイルダッシュポットが発生する磁力により吸引動作する可動電磁片と、前記オイルダッシュポット及び前記可動電磁片を経由して前記コイル周りの磁路を形成するためにL字形状を成す継鉄とを有し、前記継鉄の折り曲げた一方の片に前記コイルが固定されると共に、他方の片に前記可動電磁片を回動可能に支持する支持部が設けられて成る回路遮断器の電磁ユニットであって、
    前記コイルはボビンを介して前記継鉄に組み付けられ、当該ボビンの前記可動電磁片が配置された一方の端部には、前記可動電磁片に係合して前記オイルダッシュポットに対する前記可動電磁片の開放位置を一定に保持する保持片が突設されて成り、
    前記保持片は、前記可動電磁片の先端部の1個所を保持することを特徴とする回路遮断器の電磁ユニット。
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