JP6325355B2 - 携帯可能電子装置 - Google Patents
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Description
なお、以下の実施形態において、携帯可能電子装置の一例として、ICカードについて説明する。
図1は、第1の実施形態のICカード1のハードウェア構成例を示す図である。
この図に示すように、ICカード1は、コンタクト部3と、ICチップ100とを備えている。ICカード1は、コンタクト部3を介して、外部装置2と通信可能である。
なお、リセット判定部5は、コールドリセットと、ウォームリセットとのうちのいずれのリセットであるかを判定した判定結果をリセット情報として保持しているものとする。
RAM8は、例えば、SRAM(Static RAM)などの揮発性メモリであり、ICカード1の各種処理を行う際に利用されるデータを一時記憶する。RAM8は、現在利用されている(開かれている)論理チャネル番号と、各論理チャネルで動作しているアプリケーションを示す情報とを関連付けて記憶する。ここで、論理チャネルとは、外部装置2とICカード1とのデータ通信を行う際に利用するチャネルのことであり、論理チャネルは、上述したCLAバイトにより指定される。本実施形態のICカード1では、複数の論理チャネルを同時に開くことが可能である。また、同時に開くことができる論理チャネルの数は、仕様により定められている。この論理チャネルに関する仕様の詳細については後述する。
また、RAM8は、論理チャネルを指定する情報を含むCLAバイトの複数の仕様のうちのいずれか1つ仕様が設定されているかを識別する識別フラグ情報を記憶する。ここで、識別フラグ情報は、CLAバイトの仕様を指定する指定情報である。なお、本実施形態では、後述する「仕様A(旧仕様)」と「仕様B(新仕様)」との2つの異なる仕様のうちのいずれか1つの仕様が指定される場合の一例について説明する。
図2は、本実施形態のICカード1の機能構成例を示すブロック図である。
この図に示すように、ICカード1は、識別フラグ情報記憶部11と、動作チャネル情報記憶部12と、APデータ(アプリケーションデータ)記憶部13と、管理情報記憶部14と、コマンド情報記憶部15と、リセット判定部5と、通信部21と、ATR処理部22と、仕様選択部23と、コマンド処理部24とを備えている。
ここで、図2に示される各部は、図1に示されるハードウェアを用いて実現される。
この図に示す仕様では、「仕様A(旧仕様)」は、論理チャネル0〜論理チャネル3までをCLAバイトの下位2ビットで指定する。また、「仕様B(新仕様)」は、CLAバイトの上位4ビットが“X0XX”である場合に論理チャネル0〜論理チャネル3までをCLAバイトの下位2ビットで指定する。ここで、“X”は、“0”と“1”とのうちのいずれかのビットを示す。また、「仕様B(新仕様)」は、CLAバイトの上位4ビットが“X1XX”である場合に論理チャネル4〜論理チャネル19までをCLAバイトの下位4ビットで指定する。
このように、CLAバイトは、論理チャネルを指定する情報(論理チャネルの番号を示す情報)を含んでいる。
図4は、本実施形態の動作チャネル情報記憶部12が記憶するデータ例を示す図である。
この図において、動作チャネル情報記憶部12は、「チャネル番号」と、「ステータス」と、「アプリケーション名(ADFのAID)」とを関連付けて記憶する。ここで、「チャネル番号」は、論理チャネルの番号を示し、「ステータス」は、論理チャネルの状態を示している。なお、論理チャネルの状態は、“オープン”(開いている)、及び“クローズ”(閉じている)のいずれかの状態を示している。また、「アプリケーション名(ADFのAID)」は、論理チャネルに対応するアプリケーションDF(ADF:Application Dedicated File)を識別する識別情報(例えば、AID)である。
なお、本実施形態では、論理チャネルは、アプリケーションごとに開かれ、論理チャネル上ではADFが選択され、当該ADFに対応したアプリケーションが動作するものとして説明する。
図5は、本実施形態のAPデータ記憶部13のファイル構成例を示す図である。
この図において、APデータ記憶部13は、MF(Master File)F0の下に、“アプリケーション1”、“アプリケーション2”、・・・“アプリケーション4”、・・・の各アプリケーションに対応するADF(アプリケーションDF)“ADF1”(F1)、“ADF2”(F2)、・・・“ADF4”(F4)、・・・が存在する階層構成になっている。このように、APデータ記憶部13は、各アプリケーションで利用するアプリケーションデータを階層構造のファイルとして記憶する。
この図において、管理情報記憶部14は、アプリケーションを管理する情報として、「アプリケーション名(ADFのAID)」と、「CLA仕様」とを関連付けて記憶する。
図6に示す例では、例えば、“アプリケーション1”は、「CLA仕様」が“仕様A”であることを示している。また、“アプリケーション5”は、「CLA仕様」が“仕様B”であることを示している。
また、コマンド処理部24は、各コマンド処理を実行した後に、状態バイトであるSW1バイト及びSW2バイトを、レスポンス応答として、通信部21に出力させる。
図7は、本実施形態のICカード1の動作の一例を示すフローチャートである。
この図に示すように、ICカード1は、まず、コマンド受信したか否かを判定する(ステップS101)。すなわち、ICカード1の通信部21が、コンタクト部3及び通信I/F部4を介して、外部装置2からコマンドを受信したか否かを判定する。通信部21は、コマンドを受信した場合(ステップS101:YES)に、処理をステップS102に進め、コマンドを受信していない場合(ステップS101:NO)に、ステップS101の処理に戻し、処理を繰り返す。
これにより、本実施形態によるICカード1は、複数のCLAバイトの仕様を動的に切り替えて使用することができるため、複数のCLAバイト(クラス情報)の仕様に対して互換性を維持することができる。
これにより、例えば、図3に示す「仕様A(旧仕様)」に対応したICカードシステム(外部装置2)に本実施形態のICカード1が使用された場合であっても、ICカード1は、「仕様A(旧仕様)」に対応したコマンド処理を実行することができる。また、「仕様B(新仕様)」に対応したICカードシステム(外部装置2)に本実施形態のICカード1が使用された場合であっても、ICカード1は、「仕様B(旧仕様)」に対応したコマンド処理を実行することができる。
このように、本実施形態のICカード1は、「仕様A(旧仕様)」に対応したシステムと、「仕様B(新仕様)」に対応したシステムとの両方に対応させることができる。
次に、図面を参照して、第2の実施形態によるICカード1について説明する。
なお、本実施形態によるICカード1の構成は、図1及び図2に示す第1の実施形態と同様であるので、ここではその説明を省略する。
本実施形態では、仕様選択部23は、リセット判定部5が判定したウォームリセットであるか否かの判定結果に基づいて、CLAバイトの仕様を選択する場合の一例について説明する。
この図に示すように、ICカード1は、まず、図7に示すステップS101の処理と同様に、コマンド受信したか否かを判定する(ステップS201)。通信部21は、コマンドを受信した場合(ステップS201:YES)に、処理をステップS202に進め、コマンドを受信していない場合(ステップS201:NO)に、ステップS201の処理に戻し、処理を繰り返す。
次に、図9を参照して、仕様選択部23は、識別フラグ情報記憶部11が記憶する識別フラグ情報に基づいて、ウォームリセット後であるか否かを判定する場合の一例について説明する。
この図において、ICカード1は、リセット信号が供給されると、まず、リセット判定部5からリセット情報を取得する(ステップS301)。すなわち、ICカード1のATR処理部22は、リセット判定部5からリセット情報を取得する。
次に、ATR処理部22は、識別フラグ情報を“01”にする(ステップS304)。すなわち、ATR処理部22は、識別フラグ情報記憶部11に、「仕様A(旧仕様)」に対応する“01”を記憶させ、処理をステップS307に進める。
次に、ATR処理部22は、識別フラグ情報を“10”にする(ステップS306)。すなわち、ATR処理部22は、識別フラグ情報記憶部11に、「仕様B(新仕様)」に対応する“10”を記憶させる。
次に、仕様選択部23は、取得した識別フラグ情報に基づいて、ウォームリセット後であるか否かを判定する(ステップS309)。すなわち、仕様選択部23は、取得した識別フラグ情報が“01”である場合に、ウォームリセット後であると判定し、取得した識別フラグ情報が“10”である場合に、ウォームリセット後でない(コールドリセット後である)と判定する。仕様選択部23は、ウォームリセット後である場合(ステップS309:YES)に、処理をステップS311に進める。また、仕様選択部23は、ウォームリセット後でない(コールドリセット後である)場合(ステップS309:NO)に、処理をステップS310に進める。
これにより、本実施形態によるICカード1は、第1の実施形態と同様に、複数のCLAバイトの仕様を動的に切り替えて使用することができるため、複数のCLAバイト(クラス情報)の仕様に対して互換性を維持することができる。
これにより、外部装置2は、複数のCLAバイトの仕様のうちのいずれかに、現在設定されているのかを確認することができる。
次に、図面を参照して、第3の実施形態によるICカード1について説明する。
なお、本実施形態によるICカード1の構成は、図1及び図2に示す第1の実施形態と同様であるので、ここではその説明を省略する。
本実施形態では、仕様選択部23が、論理チャネルが現在開かれているアプリケーションに対応するCLAバイトの仕様を示す仕様情報に基づいて、CLAバイトの仕様を選択する場合の一例について説明する。
この図に示すように、本実施形態による動作チャネル情報記憶部12は、「チャネル番号」と、「ステータス」と、「アプリケーション名(ADFのAID)」と、「CLA仕様」とを関連付けて記憶する。ここで、「CLA仕様」は、上述した図6に示すような管理情報記憶部14が記憶する情報に基づいて、「アプリケーション名(ADFのAID)」関連付けて記憶されている。「CLA仕様」は、論理チャネルが現在開かれているアプリケーション(現在動作しているアプリケーション)に対応するCLAバイトの仕様を示す仕様情報である。
この図に示すように、ICカード1は、まず、図7に示すステップS101の処理と同様に、コマンド受信したか否かを判定する(ステップS401)。通信部21は、コマンドを受信した場合(ステップS401:YES)に、処理をステップS402に進め、コマンドを受信していない場合(ステップS401:NO)に、ステップS401の処理に戻し、処理を繰り返す。
これにより、本実施形態によるICカード1は、第1及び第2の実施形態と同様に、複数のCLAバイトの仕様を動的に切り替えて使用することができるため、複数のCLAバイト(クラス情報)の仕様に対して互換性を維持することができる。
次に、図面を参照して、第4の実施形態によるICカード1について説明する。
なお、本実施形態によるICカード1の構成は、図1及び図2に示す第1の実施形態と同様であるので、ここではその説明を省略する。
本実施形態では、コマンド処理部24が、各アプリケーションにおけるコマンド処理の対応状態に基づいて、コマンド処理を実行する場合の一例について説明する。
この図に示すように、本実施形態のコマンド情報記憶部15は、AP1コマンド情報151、AP2コマンド情報152、・・・を記憶している。
AP1コマンド情報151は、“アプリケーション1”がサポートするコマンドテーブル情報であり、例えば、図13に示すような情報である。ここで、コマンド情報記憶部15は、AP1コマンド情報151として、図13に示すように、サポートする「CLA値」と、「INS値」とを関連付けて記憶する。
このように、コマンド情報記憶部15は、各アプリケーションがサポートするコマンド情報を記憶する。なお、コマンド情報記憶部15は、各アプリケーションがICカード1に追加された際に、各アプリケーションがサポートするコマンドテーブル情報を追加して記憶する。
図14は、本実施形態の管理情報記憶部14が記憶するAP対応情報のデータ例を示す図である。
この図に示すように、管理情報記憶部14は、「CLA仕様」と、「CLA値」と、「アプリケーション名(ADFのAID)」とを関連付けたAP対応情報を記憶している。
このように、コマンド処理部24は、「仕様A(旧仕様)」及び「仕様B(新仕様)」の両方の方式により、CLAバイトを判定して、各々のCLAバイトの仕様について、対象アプリケーションを取得する。
また、コマンド処理部24は、複数の対象アプリケーションのうちの1つにおいて、受信したコマンドがサポートされている場合に、当該対象アプリケーションにてコマンド処理を実行する。また、コマンド処理部24は、複数の対象アプリケーションにおいて、受信したコマンドがサポートされている場合、又は、複数の対象アプリケーションのうちの全てにおいて受信したコマンドがサポートされていない場合に、上述した仕様選択部23が選択した仕様に対応するコマンド処理を実行する。この場合、コマンド処理部24は、例えば、上述した第1〜第3の実施形態による仕様選択部23の選択方法により選択されたCLAバイトの仕様に対応するコマンド処理を実行する。
図15は、本実施形態のICカード1の動作の一例を示すフローチャートである。
この図に示すように、ICカード1は、まず、図7に示すステップS101の処理と同様に、コマンド受信したか否かを判定する(ステップS501)。通信部21は、コマンドを受信した場合(ステップS501:YES)に、処理をステップS502に進め、コマンドを受信していない場合(ステップS501:NO)に、ステップS501の処理に戻し、処理を繰り返す。
また、コマンド処理部24は、取得した対象アプリケーションが1つでない(「仕様A(旧仕様)」と「仕様B(新仕様)」とで異なる対象アプリケーションを取得した)場合(ステップS504:NO)に、処理をステップS506に進める。
また、コマンド処理部24は、コマンドのサポートが確認された対象アプリケーションが1つでない場合(ステップS507:NO)に、処理をステップS508に進める。ここで、コマンドのサポートが確認された対象アプリケーションが1つでない場合には、2つの対象アプリケーションでコマンドのサポートが確認された場合と、コマンドのサポートが確認された対象アプリケーションが1つもない(0(ゼロ)である)場合とが含まれる。
ステップS505、ステップS508、及びステップS509の処理後に、コマンド処理部24は、処理をステップS501に戻す。
次に、図面を参照して、第5の実施形態によるICカード1aについて説明する。
本実施形態では、上述した識別フラグ情報(指定情報の一例)を変更する仕様変更コマンド処理を設けて、仕様選択部23が、外部装置2によって変更された識別フラグ情報に基づいて、CLAバイトの仕様を選択する場合の一例について説明する。
なお、本実施形態によるICカード1aのハードウェア構成は、図1に示す第1の実施形態と同様であるので、ここではその説明を省略する。
この図において、ICカード1aは、識別フラグ情報記憶部11と、動作チャネル情報記憶部12と、APデータ記憶部13と、管理情報記憶部14と、コマンド情報記憶部15と、リセット判定部5と、通信部21と、ATR処理部22と、仕様選択部23と、コマンド処理部24aとを備えている。
ここで、図16に示される各部は、図1に示されるハードウェアを用いて実現される。
また、図16において、図2に示す機能構成と同一の構成については同一の符号を付し、その説明を省略する。
また、本実施形態の仕様選択部23は、識別フラグ情報記憶部11が記憶する識別フラグ情報に基づいて、CLAバイトの仕様を選択する。例えば、仕様選択部23は、識別フラグ情報が“01”である場合に、CLAバイトの仕様を「仕様A(旧仕様)」であると判定する。また、仕様選択部23は、識別フラグ情報が“10”である場合に、CLAバイトの仕様を「仕様B(新仕様)」であると判定する。また、仕様選択部23は、識別フラグ情報が“00”である場合に、CLAバイトの仕様が指定されていないと判定する。
図17は、本実施形態のICカード1aの動作の一例を示すフローチャートである。
この図に示すように、ICカード1aは、まず、図7に示すステップS101の処理と同様に、コマンド受信したか否かを判定する(ステップS601)。通信部21は、コマンドを受信した場合(ステップS601:YES)に、処理をステップS602に進め、コマンドを受信していない場合(ステップS601:NO)に、ステップS601の処理に戻し、処理を繰り返す。
また、コマンド処理部24aは、論理チャネルで対象アプリケーションが選択されていない場合(ステップS609:NO)に、処理をステップS611に進め、エラー応答の送信処理を実行する。
なお、ステップS610及びステップS611の処理後に、コマンド処理部24aは、処理をステップS601に戻す。
また、専用のコマンドである仕様変更コマンドによって、CLAバイトの仕様を切り替えるので、本実施形態によるICカード1aは、任意のタイミングで異なるCLAバイトの仕様を動的に切り替えることができる。
また、上記の各実施形態において、ICカード1(1a)は、アプリケーションごとに論理チャネルを開き、論理チャネル上ではADFが選択され、当該ADFに対応したアプリケーションが動作する形態としたが、これに限定されるものではない。例えば、論理チャネル上で選択されるファイルは、ADFに限定されず、MF、DF、及びEFなどであってもよい。また、この場合には、各ファイルに関連付けられた機能単位において動作するコマンド群(コマンドテーブル)が存在し、コマンド処理部24(24a)は、受信したコマンドがコマンド群の中に存在する場合にコマンド処理を実行し、存在しない場合にエラー終了をする。
また、上記の各実施形態において、ICカード1(1a)は、EEPROM9を備える構成としたが、これに限定されるものではない。例えば、ICカード1(1a)は、EEPROM9の代わりに、フラッシュEEPROM、FeRAM(Ferroelectric Random Access Memory:強誘電体メモリ)などを備えてもよい。
また、上記の各実施形態において、CLAバイトの仕様は、「仕様A(旧仕様)」と「仕様B(新仕様)」との2つの仕様が共存する場合に適用する例を説明したが、2つ以上の仕様が共存する場合に適用してもよい。
また、「コンピュータシステム」は、インターネットやWAN、LAN、専用回線等の通信回線を含むネットワークを介して接続された複数のコンピュータ装置を含んでもよい。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。このように、プログラムを記憶した記録媒体は、CD−ROM等の非一過性の記録媒体であってもよい。
Claims (6)
- 複数のチャネルで外部装置と通信可能な通信部と、
コマンドの種別を示すクラス情報であって、前記チャネルの番号を示す情報を含むクラス情報の仕様を、自装置が保持する所定の情報であって、電源が供給された後に変更可能な所定の情報に基づいて選択する選択部と、
複数の前記クラス情報の仕様に対応するコマンド処理を実行可能であって、前記通信部が前記クラス情報を有するコマンドを受信した場合に、前記選択部が選択した前記クラス情報の仕様に対応するコマンド処理を実行する処理部と、
を備え、
前記所定の情報には、前記複数のチャネルのうち、現在開かれている前記チャネルの番号の最大値を示す情報が含まれ、
前記選択部は、前記チャネルの番号の最大値を示す情報に基づいて、前記クラス情報の仕様を選択する
携帯可能電子装置。 - 複数のチャネルで外部装置と通信可能な通信部と、
コマンドの種別を示すクラス情報であって、前記チャネルの番号を示す情報を含むクラス情報の仕様を、自装置が保持する所定の情報であって、電源が供給された後に変更可能な所定の情報に基づいて選択する選択部と、
複数の前記クラス情報の仕様に対応するコマンド処理を実行可能であって、前記通信部が前記クラス情報を有するコマンドを受信した場合に、前記選択部が選択した前記クラス情報の仕様に対応するコマンド処理を実行する処理部と、
電源電圧の供給が維持された状態で自装置にリセット信号が再供給されたか否かを判定するリセット判定部と
を備え、
前記所定の情報には、前記リセット判定部が判定した判定結果を示す情報が含まれ、
前記選択部は、前記判定結果を示す情報に基づいて、前記クラス情報の仕様を選択する
携帯可能電子装置。 - 前記クラス情報の仕様には、第1の仕様と、前記第1の仕様と異なる第2の仕様とが含まれ、
前記処理部は、
受信した前記コマンドが有する前記クラス情報に対応するコマンド処理が、前記第1の仕様に対応するアプリケーション及び前記第2の仕様に対応するアプリケーションの両方に存在する場合、又は、前記第1の仕様に対応するアプリケーション及び前記第2の仕様に対応するアプリケーションのいずれにも存在しない場合に、前記選択部が選択した前記クラス情報の仕様に対応するコマンド処理を実行する
請求項1又は請求項2に記載の携帯可能電子装置。 - 複数のチャネルで外部装置と通信可能な通信部と、
コマンドの種別を示すクラス情報であって、前記チャネルの番号を示す情報を含むクラス情報の仕様を、自装置が保持する所定の情報であって、電源が供給された後に変更可能な所定の情報に基づいて選択する選択部と、
複数の前記クラス情報の仕様に対応するコマンド処理を実行可能であって、前記通信部が前記クラス情報を有するコマンドを受信した場合に、前記選択部が選択した前記クラス情報の仕様に対応するコマンド処理を実行する処理部と、
を備え、
前記クラス情報の仕様には、第1の仕様と、前記第1の仕様と異なる第2の仕様とが含まれ、
前記処理部は、
受信した前記コマンドが有する前記クラス情報に対応するコマンド処理が、前記第1の仕様に対応するアプリケーション及び前記第2の仕様に対応するアプリケーションの両方に存在する場合、又は、前記第1の仕様に対応するアプリケーション及び前記第2の仕様に対応するアプリケーションのいずれにも存在しない場合に、前記選択部が選択した前記クラス情報の仕様に対応するコマンド処理を実行する
携帯可能電子装置。 - 前記所定の情報には、前記チャネルが現在開かれているアプリケーションに対応する前記クラス情報の仕様を示す仕様情報が含まれ、
前記選択部は、前記仕様情報に基づいて、前記クラス情報の仕様を選択する
請求項4に記載の携帯可能電子装置。 - 前記所定の情報には、前記クラス情報の仕様を指定する指定情報であって、前記外部装置から変更可能な指定情報が含まれ、
前記選択部は、前記指定情報に基づいて、前記クラス情報の仕様を選択し、
前記処理部は、
前記外部装置から前記通信部を介して受信した変更要求に応じて、前記指定情報を変更するとともに、前記通信部が前記コマンドを受信した場合に、前記選択部が選択した前記クラス情報の仕様に対応するコマンド処理を実行する
請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の携帯可能電子装置。
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