JP6325269B2 - 静電霧化装置及び家電機器 - Google Patents

静電霧化装置及び家電機器 Download PDF

Info

Publication number
JP6325269B2
JP6325269B2 JP2014021250A JP2014021250A JP6325269B2 JP 6325269 B2 JP6325269 B2 JP 6325269B2 JP 2014021250 A JP2014021250 A JP 2014021250A JP 2014021250 A JP2014021250 A JP 2014021250A JP 6325269 B2 JP6325269 B2 JP 6325269B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrode plate
discharge pin
high voltage
electrostatic atomizer
fixing member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2014021250A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015147178A (ja
Inventor
松村 茂樹
茂樹 松村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Lifestyle Products and Services Corp
Original Assignee
Toshiba Lifestyle Products and Services Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Lifestyle Products and Services Corp filed Critical Toshiba Lifestyle Products and Services Corp
Priority to JP2014021250A priority Critical patent/JP6325269B2/ja
Publication of JP2015147178A publication Critical patent/JP2015147178A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6325269B2 publication Critical patent/JP6325269B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Detail Structures Of Washing Machines And Dryers (AREA)
  • Cold Air Circulating Systems And Constructional Details In Refrigerators (AREA)
  • Electrostatic Spraying Apparatus (AREA)

Description

本発明の実施形態は、静電霧化装置及び家電機器に関する。
冷蔵庫や洗濯機など各種の家電機器に搭載される静電霧化装置が公知である。静電霧化装置は、脱臭作用や除菌作用などを発揮するミストを発生させる。この種の静電霧化装置は、高電圧が印加される放電ピンや高電圧を発生するための電源回路、そして放電ピンや電源回路を収納するための複数のケースなどから構成されている。
しかしながら、従来構成では、部品点数が多く、その結果、組立工数も多くなりがちであった。
特開2010−187742号公報
本実施形態は、部品点数を削減することにより組立工数を低減し、ひいては低コスト化が図られる静電霧化装置、およびその静電霧化装置を備える家電機器を提供する。
実施形態の静電霧化装置は、吸湿性を有し棒状に形成された放電ピンと、前記放電ピンに印加するための高電圧を発生する高電圧発生部と、導電性の板材で構成され、一部がケースに収納されることなく前記高電圧発生部の外部に露出して設けられ前記高電圧発生部の出力側に電気的に接続される電極板と、前記放電ピンを保持し前記放電ピンの一端部を前記電極板の前記高電圧発生部から露出した部分に接するようにして前記電極板嵌め込むことで前記電極板に取り付けられる固定部材と、を備える。前記固定部材は、前記放電ピンを圧入状態で保持する保持部と、開口部を有し前記保持部に保持された前記放電ピンの周囲を囲う枠部と、前記電極板を着脱可能に嵌め込むことができる係止部と、を有している。
第一実施形態による静電霧化装置を示す斜視図 静電霧化装置の構成を概略的に示す機能ブロック図 電極板と固定部材と電極ピンとの構成を分解して示す斜視図 図1のX4−X4線に沿う断面図 静電霧化装置を搭載した冷蔵庫を示す縦断面図 静電霧化装置を搭載した洗濯乾燥機を示す縦断面図 第二実施形態による図4相当図
以下、複数の実施形態による静電霧化装置、および静電霧化装置を備える家電機器について、図面を参照して説明する。なお、各実施形態において実質的に同一の構成部位には同一の符号を付し、説明を省略する。
(第一実施形態)
まず、第一実施形態について、図1から図6を参照して説明する。
図1に示す静電霧化装置10は、高電圧電源11、電極板12、放電ピン13、及び固定部材14を備えている。高電圧電源11は、放電ピン13に印加するための高電圧を発生させる高電圧発生部である。高電圧電源11は、図2にも示すように、ケース111、電源コネクタ112、及び高電圧電源回路113などを有している。ケース111は、例えば電気絶縁性の樹脂材料によって構成されており、高電圧電源11の外郭を構成する。
電源コネクタ112は、例えば商用電源など高電圧電源11外部の電源に接続されて、高電圧電源11に電源を入力する。高電圧電源回路113は、昇圧チョッパ回路や昇圧トランスを有しており、ケース111内に収納されている。高電圧電源回路113の入力側の端子は、電源コネクタ112に電気的に接続されている。高電圧電源回路113は、入力側の端子に入力された電圧を、例えば−6kV程度の負の高電圧に昇圧して、出力側の端子に出力する。高電圧電源回路113の出力側の端子には、電極板12を介して放電ピン13が電気的に接続されている。
電極板12は、導電性の板材、例えば銅板など金属製の板材で構成されている。電極板12は、図3に示すように、主体部121、接続部122、及び4箇所の切り欠き部123を有している。電極板12は、例えば一枚の板部材を型で打ち抜くことによって、主体部121と、接続部122と、4箇所の切り欠き部123と、が一体に形成される。
主体部121は、一方向に長い矩形の板状に形成されている。接続部122は、主体部121の長手方向の一端部つまり基端部から、さらに主体部121の長手方向と同一方向へ延びるように設けられている。接続部122の幅寸法は、主体部121の幅寸法よりも短い。また、接続部122の長手方向の長さ寸法は、主体部121の長手方向の長さ寸法よりも短い。
4箇所の切り欠き部123は、主体部121の外周側が開放した矩形の凹状となるように、主体部121を切り欠いて形成されている。4箇所の切り欠き部123は、2箇所ずつ対向するように、主体部121の幅方向の中心線に対して線対称に設けられている。4箇所のうち2箇所の切り欠き部123は、主体部121の長手方向の中心に対して一端側つまり基端側、すなわち接続部122側に設けられている。4箇所のうち残り2箇所の切り欠き部123は、主体部121の長手方向の中心に対して他端側つまり先端側、すなわち接続部122と反対側に設けられている。
電極板12の接続部122は、図1及び図2に示すように、高電圧電源11のケース111内に挿入され、高電圧電源回路113の出力側に電気的に接続されている。また、電極板12の主体部121は、ケース111の外部に露出している。このように電極板12は、一部が高電圧電源11のケース111から外部に露出した形態で、ケース111内の高電圧電源回路113に電気的に接続されている。
放電ピン13は、吸湿性つまり吸水性及び保水性を有する多孔質材料によって、棒状に形成されている。この場合、放電ピン13は、図3に示すように、円柱状に形成されている。なお、放電ピン13は、円柱状に限られず、例えば先端が半球状または鋭角に尖った形状であっても良い。放電ピン13は、例えば、ポリエステルなどの樹脂繊維と導電性物質としてのカーボン繊維とを撚り合せたもので構成され、これにより、吸水性、保水性、水の吸い上げ特性および導電性を有している。この場合、放電ピン13に、白金ナノコロイドを担持させてもよい。
また、放電ピン13は、吸水性及び保水性を有する多孔質材料に、空気中の水分を吸収する自己吸水性を有する物質を含浸して構成しても良い。これにより、放電ピン13は、周囲の雰囲気の湿度が所定値以上になると、空気中の水分を自発的に吸収する自己吸水性を発揮する。このような自己吸水性を有する物質としては、例えば、空気中の水分を外部からのエネルギーを要することなく自発的に吸収して溶解する潮解性物質が考えられる。放電ピン13には、このような潮解性物質としてリン酸系の高分子であるポリリン酸カリウムが含浸されている。
潮解性物質としてポリリン酸カリウムを含浸させた放電ピン13は、例えば周囲の温度が5℃で湿度が40%を超えると周囲の空気中からの吸水を開始する。この場合、周囲の湿度を40〜50%程度に維持することで、放電ピン13の吸水作用が安定して継続する。このように、放電ピン13に含浸させた物質の特性に応じて、周囲の温度や湿度を調整することにより、放電ピン13の吸水開始条件をコントロールすることができ、また、放電ピン13の吸水作用を安定化させることができる。この場合、詳細は図示しないが、放電ピン13の周囲にペルチェ素子などの冷却機構を設け、ペルチェ素子の駆動による温度変化によって、放電ピン13の周囲の温度を調整してもよい。
潮解性物質を含む放電ピン13は、空気中の水分を、外部からのエネルギーを要することなく自発的に吸収する。放電ピン13は、高電圧電源11から、電極板12を介して、負の高電圧の印加を受ける。すると、放電ピン13の先端部に電荷が集中し、放電ピン13に含まれる水に表面張力を超えるエネルギーが与えられる。これにより、放電ピン13に含まれる水がレイリー分裂してミストが放出される。すなわち、静電霧化現象が起こる。
固定部材14は、図4にも示すように、放電ピン13を保持し、放電ピン13の一端部を電極板12の主体部121の表面に接するようにして電極板12に取り付けられる。固定部材14は、図3及び図4に示すように、例えば電気絶縁性の樹脂材料によって、保持部141と、第1枠部142と、第2枠部143と、4個の係止部144と、を一体に有して構成されている。
保持部141は、全体として一方向に長い矩形の扁平形状つまりブロック状に形成されている。保持部141の幅寸法は、電極板12の主体部121の幅寸法と同程度である。保持部141の長手寸法は、主体部121の長手寸法よりも短い。この場合、保持部141の長手寸法は、電極板12の主体部121の先端部に設けられた切り欠き部123と、基端部に設けられた切り欠き部123との間の寸法と同程度である。
保持部141には、保持部141の中心部を円筒形状に貫くようにして挿入部145が形成されている。挿入部145の一部は、保持部141の電極板12と反対側へ突出している。放電ピン13は、図4に示すように、挿入部145に挿入されて、固定部材14の保持部141に保持される。挿入部145の内径は、放電ピン13の外径よりも若干小さい。そのため、放電ピン13は、挿入部145に圧入状態で挿入されて、保持部141に固定される。
第1枠部142及び6個の第2枠部143は、保持部141に保持された放電ピン13の周囲を囲っている。すなわち、第1枠部142は、断面が略四角形となる棒状の部材により、放電ピン13の先端部よりもやや上方の周囲を矩形状に囲うようにして形成されている。第1枠部142の内側には、開口部146が形成されている。
第2枠部143は、断面が略四角形となる6個の棒状の部材により構成されている。第2枠部143は、矩形ブロック状の保持部141の外周部にあって、保持部141の電極板12と反対側方向へ略直角に延びるように設けられている。すなわち、第2枠部143の基端部は、保持部141に接続されている。第2枠部143の先端部は、第1枠部142の四隅及び長手方向の中心部の合計6箇所に接続されている。隣り合う第2枠部143の間には、開口部147が形成されている。
4個の係止部144は、それぞれ保持部141の四隅の角部に設けられ、電極板12の切り欠き部123に対応している。各係止部144は、保持部141から電極板12側へ突出した矩形の棒状に形成され、その先端部に爪部148を有している。爪部148は、電極板12の幅方向の内側へ突出した爪形状に形成されている。爪部148の保持部141側は、保持部141の面と平行な面に形成されている。爪部148の保持部141と反対側は、保持部141側へ向うほど保持部141の幅方向の内側へ延びる斜面に形成されている。係止部144は、保持部141の幅方向へ向かって弾性変形可能に構成されている。この場合、各係止部144は、係止部144の弾性力を利用して、電極板12を各係止部144に対して着脱可能に嵌め込むことができる、いわゆるスナップフィットとして機能する。
次に、静電霧化装置10の組立について説明する。
まず、作業者は、固定部材14の保持部141の挿入部145に対して、放電ピン13を挿入する。これにより、放電ピン13は、保持部141に圧入状態で保持される。この場合、図4に示す放電ピン13の電極板12側の突出量は、保持部141と電極板12との距離よりも若干大きく設定されている。
その後、作業者は、保持部141の幅方向に対向する2組2対の係止部144の間に、電極板12を嵌め込む。その際、係止部144の爪部148は、電極板12の対応する切り欠き部123の周囲に係止される。これにより、電極板12と固定部材14とは、相互に外れないように固定される。また、放電ピン13の電極板12側の突出量は、保持部141と電極板12との距離よりも若干大きいことから、放電ピン13の基端部つまり電極板12側が押しつぶされる。これにより、放電ピン13は、電極板12と密着する。
その後、作業者は、電極板12の接続部122を、高電圧電源11の図示しない接続部に差し込み、電極板12と高電圧電源回路113とを電気的に接続する。これにより、電極板12と放電ピン13と固定部材14との組立体は、高電圧電源11に取り付けられる。
なお、上記構成において、電極板12の切り欠き部123及び固定部材14の係止部144の形状及び個数は、適宜変更することができる。例えば、3組の切り欠き部123及び係止部144とし、そのうち1組を電極板12の幅方向の一方側、他の2組を電極板12の幅方向の他方側に設ける構成でも良い。この場合、一方側の1組の切り欠き部123及び係止部144は、電極板12の長手方向において他方側の2組の切り欠き部123及び係止部144の間に設けることができる。また、切り欠き部123に換えて電極板12を矩形に貫く係止穴部を設けても良い。この場合、例えば電極板12に2個の前記係止穴部を設けるとともに、その係止穴部に対応する係止部を固定部材14に設ける。この場合、係止部の先端の爪部は、電極板12の長手方向の外側又は内側へ向かって突出させれば良い。
次に、実施形態の静電霧化装置10を備える家電機器について図5及び図6を参照して説明する。
図5には、家電機器として冷蔵庫20を示している。この冷蔵庫20は、例えば一つの蒸発器によって、二つの温度帯の貯蔵室である冷蔵室及び冷凍室を冷却する構成である。なお、冷蔵庫20は、二つの蒸発器を備え、それぞれ冷蔵室及び冷凍室を個別に冷却する構成でも良い。冷蔵庫20は、断熱性を有する断熱箱体21内に、冷蔵室22、冷凍室23、及び蒸発器室24などを備えている。蒸発器室24と冷蔵室22とは、冷蔵側供給ダクト221及び冷蔵側戻りダクト222によって環状に接続されている。蒸発器室24と冷凍室23とは、冷凍側供給ダクト231及び冷凍側戻りダクト232によって環状に接続されている。
冷蔵庫20は、蒸発器25、送風機26、冷蔵側ダンパ27、及び冷凍側ダンパ28などを備えている。蒸発器25は、冷凍サイクルの一部を構成するものであって、蒸発器室24内に設けられている。蒸発器25は、冷蔵室22及び冷凍室23を冷却するための冷気を生成する。送風機26は、蒸発器室24内に設けられ、蒸発器25側の空気を冷蔵側供給ダクト221及び冷凍側供給ダクト231へ向かって送風する。
冷蔵側ダンパ27は、蒸発器室24と冷蔵室22との間、すなわち冷蔵側供給ダクト221の途中部分に設けられており、蒸発器室24と冷蔵室22との間を開閉する。冷凍側ダンパ28は、蒸発器室24と冷凍室23との間、すなわち冷凍側供給ダクト231の途中部分に設けられており、蒸発器室24と冷凍室23との間を開閉する。そして、静電霧化装置10は、冷蔵側供給ダクト221の途中部分に設けられている。静電霧化装置10、送風機26、冷蔵側ダンパ27、冷凍側ダンパ28、及び冷凍サイクルは、図示しない制御装置によって駆動制御される。
例えば、冷蔵庫20の制御装置は、冷蔵側ダンパ27を開状態にし、冷凍側ダンパ28を閉状態にして送風機26を駆動させるとともに、静電霧化装置10を駆動させる。すると、静電霧化装置10で発生したミストは、送風機26の送風作用により、冷蔵側供給ダクト221を通って冷蔵室22内へ供給される。これにより、冷蔵室22内に供給されたミストは、冷蔵室22内において、貯蔵物などに対して脱臭作用や除菌作用を発揮する。なお、冷蔵庫20の制御装置は、冷凍側ダンパ28を開状態にして、静電霧化装置10で発生したミストを冷凍室23内へ供給しても良い。
図6には、家電機器として洗濯乾燥機30を示している。洗濯乾燥機30は、例えばヒートポンプ式の乾燥機能を備えたいわゆるドラム式の洗濯乾燥機であって、洗濯から乾燥まで一貫して自動で行うことができる。洗濯乾燥機30は、水槽31、回転槽32、モータ33、扉34、給水装置35、及び排水装置36などを備えている。回転槽32は、水槽31の内側に設けられ、モータ33の回転軸に接続されている。モータ33が駆動することで、回転槽32が回転する。給水装置35は、水道など外部の水源からの水を、水槽31内に注水する。水槽31内の水は、排水装置36を介して、洗濯乾燥機30の外部へ排水される。
洗濯乾燥機30は、水槽31を循環するように接続する循環ダクト37と、循環ダクト37内に設けられた蒸発器381、凝縮器382、及び送風機39を備えている。蒸発器381及び凝縮器382は、乾燥運転において空気の除湿及び加熱を行うためのヒートポンプユニットすなわち冷凍サイクルを構成している。送風機39は、その送風作用によって、水槽31内と循環ダクト37と間で空気を循環させる。静電霧化装置10、送風機39、及び冷凍サイクルは、図示しない制御装置によって駆動制御される。
例えば、洗濯乾燥機30の制御装置は、洗濯運転の終了後、送風機39を駆動させるとともに、静電霧化装置10を駆動させる。すると、静電霧化装置10で発生したミストは、送風機39の送風作用により、循環ダクト37を通って水槽31内へ供給される。そして、水槽31内に供給されたミストは、回転槽32内の洗濯物に対して脱臭作用や抗菌作用を発揮する。
なお、洗濯乾燥機30は、ヒートポンプ式の乾燥機能に換えてヒータ式の乾燥機能を備えていても良い。また、洗濯乾燥機30は、必ずしも乾燥機能を備えていなくても良い。また、洗濯乾燥機30は、例えば回転槽の回転軸が垂直方向へ向いた縦軸型の洗濯乾燥機又は洗濯機でも良い。
これによれば、静電霧化装置10は、放電ピン13を保持する固定部材14を備えている。固定部材14は、放電ピン13の一端部を電極板12の高電圧電源11から露出した部分に接するようにして電極板12に取り付けられる。すなわち、静電霧化装置10は、電極板12を収納し固定するためのケースなどを備えていない。これによれば、静電霧化装置10の部品点数を削減し、静電霧化装置10の組立工数を低減することができる。その結果、静電霧化装置10の低コスト化が実現され、ひいては静電霧化装置10を備える家電機器20、30のコストを削減することができる。
固定部材14は、電極板12に係止する係止部144を有している。これによれば、固定部材14の係止部144に電極板12の切り欠き部123を嵌め込むだけで、ねじなどの別部材を用いることなく、固定部材14と電極板12とを固定することができる。したがって、静電霧化装置10の部品点数及び組立工数をさらに削減することができる。
固定部材14は、挿入部145が形成された保持部141を有している。挿入部145には、放電ピン13が圧入される。そして、固定部材14は、放電ピン13の基端部を電極板12に押し付けるようにして、電極板12に固定される。これによれば、放電ピン13と電極板12との電気的接触が向上される。したがって、通常、放電ピン13と電極板12との間に設ける柔軟性を有した導電シートを省略することができる。この結果、静電霧化装置10の部品点数及び組立工数をさらに削減するこができる。
(第二実施形態)
次に、第二実施形態について図7を参照して説明する。
第二実施形態では、電極板12が突部124を備えている点で、上記第一実施形態と異なる。突部124は、電極板12における主体部121の中心部分にあって、放電ピン13側へ例えば円錐状に突出している。なお、突部124は、例えば半球状や円柱状に突出していても良い。固定部材14と電極板12との取り付けによって、放電ピン13が電極板12の主体部121に押し付けられると、突部124は、放電ピン13の基端部に食い込む。これにより、電極板12と放電ピン13との電気的接触が向上される。
なお、上記各実施形態において、静電霧化装置10が搭載される家電機器は、冷蔵庫20や洗濯乾燥機30に限られず、例えば空気清浄機や空気調和機、クリーナーなどであっても良い。
以上実施形態による静電霧化装置によれば、静電霧化装置は、電極板を収納し固定するためのケースなどを備えていない。したがって、静電霧化装置の部品点数を削減し、静電霧化装置の組立工数を低減することができる。その結果、静電霧化装置の低コスト化が実現され、ひいては低コストで静電霧化装置を備える家電機器を提供することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変更は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
図面中、10は静電霧化装置、11は高電圧電源(高電圧発生部)、12は電極板、13は放電ピン、14は固定部材、114は係止部、20は冷蔵庫(家電機器)、30は洗濯乾燥機(家電機器)を示す。

Claims (2)

  1. 吸湿性を有し棒状に形成された放電ピンと、
    前記放電ピンに印加するための高電圧を発生する高電圧発生部と、
    導電性の板材で構成され、一部がケースに収納されることなく前記高電圧発生部の外部に露出して設けられ前記高電圧発生部の出力側に電気的に接続される電極板と、
    前記放電ピンを保持し前記放電ピンの一端部を前記電極板の前記高電圧発生部から露出した部分に接するようにして前記電極板嵌め込むことで前記電極板に取り付けられる固定部材と、
    を備え
    前記固定部材は、
    前記放電ピンを圧入状態で保持する保持部と、
    開口部を有し前記保持部に保持された前記放電ピンの周囲を囲う枠部と、
    前記電極板を着脱可能に嵌め込むことができる係止部と、
    を有している、
    静電霧化装置。
  2. 請求項1に記載の静電霧化装置を備える家電機器。
JP2014021250A 2014-02-06 2014-02-06 静電霧化装置及び家電機器 Expired - Fee Related JP6325269B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014021250A JP6325269B2 (ja) 2014-02-06 2014-02-06 静電霧化装置及び家電機器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014021250A JP6325269B2 (ja) 2014-02-06 2014-02-06 静電霧化装置及び家電機器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015147178A JP2015147178A (ja) 2015-08-20
JP6325269B2 true JP6325269B2 (ja) 2018-05-16

Family

ID=53891021

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014021250A Expired - Fee Related JP6325269B2 (ja) 2014-02-06 2014-02-06 静電霧化装置及び家電機器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6325269B2 (ja)

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011052921A (ja) * 2009-09-03 2011-03-17 Toshiba Corp 冷蔵庫
JP5612320B2 (ja) * 2010-01-25 2014-10-22 株式会社東芝 静電霧化装置および電気掃除機
JP2011247495A (ja) * 2010-05-27 2011-12-08 Toshiba Corp ミスト発生装置および冷蔵庫
KR101982777B1 (ko) * 2012-09-24 2019-05-27 엘지전자 주식회사 일회용 캡슐을 이용하는 정전 무화 장치

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015147178A (ja) 2015-08-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6362830B2 (ja) 家電機器
EP2319979B1 (en) Washing and drying machine
JP2021513640A (ja) 自己洗浄イオン生成装置
JP2013048675A (ja) 衣類乾燥機
TWI221895B (en) Refrigerator
JP6325269B2 (ja) 静電霧化装置及び家電機器
JP6215287B2 (ja) 冷蔵庫
CN111380292B (zh) 风冷冰箱及其杀菌方法
KR100690899B1 (ko) 의류건조기
JP6196362B2 (ja) 冷蔵庫
CN111380289A (zh) 风冷冰箱及其杀菌控制方法
JP5054402B2 (ja) 閉鎖空間の除湿システム
JP6734050B2 (ja) 家電機器、冷蔵庫、並びに洗濯機
TWI449873B (zh) 冰箱
CN213096849U (zh) 一种智能储物系统
JP2017198446A (ja) 冷蔵庫
KR200260712Y1 (ko) 공기 청정 제습기
JP2012202615A (ja) 家電機器
JP2017153994A (ja) 洗濯機
JP5523969B2 (ja) 冷蔵庫
JP6449389B2 (ja) 冷蔵庫
JP6490169B2 (ja) 冷蔵庫
KR101498038B1 (ko) 의류처리장치
JP5523967B2 (ja) 冷蔵庫
EP4361509A1 (en) Air conditioner

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20160628

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20161205

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170721

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170725

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170914

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20171226

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180226

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180313

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180412

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6325269

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees