JP6325029B2 - 低減されたピーク対平均電力比(papr)のための超高速スループット信号(vht−sig)フィールド構築 - Google Patents

低減されたピーク対平均電力比(papr)のための超高速スループット信号(vht−sig)フィールド構築 Download PDF

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Description

優先権主張
(米国特許法§119の下の優先権主張)
本特許出願は、ここでの譲受人に譲渡され、ここにおいて参照により明示的に組み込まれた、2010年8月11日に出願された米国仮特許出願第61/372,790号(Attorney Docket number 102638P1)、2010年9月22日に出願された米国仮特許出願第61/385,390号(Attorney Docket number 102638P2)、2010年10月6日に出願された米国仮特許出願第61/390,543号(Attorney Docket number 102638P3)、2010年10月26日に出願された米国仮特許出願第61/406,903号(Attorney Docket number 102638P4)、および2010年12月3日に出願された米国仮特許出願第61/419,652号(Attorney Docket number 102638P5)、の優先権を主張する。
背景
(分野)
本開示のある態様は、一般的にはワイヤレス通信に関し、より具体的には、送信のピーク対平均電力比(peak-to-average power ratio)(PAPR)を低減する(reduce)ことを助けることができる送信プリアンブル内での信号フィールドの構築(construction)に関する。
(背景技術)
電気電子技術者協会(IEEE)802.11の広域ローカルエリアネットワーク(WLAN)規格団体は、1秒ごとに1ギガビットより大きいアグリゲートスループットをターゲットとして、5GHzのキャリア周波数(すなわち、IEEE802.11ac仕様)を使用して、または、60GHzのキャリア周波数(すなわち、IEEE802.11ad仕様)を使用して、超高速スループット(VHT)手法に基づいて送信のための仕様を確立した。VHT5GHz仕様のイネーブリング技術のうちの1つは、広域チャネル帯域幅であり、そしてそれは、80MHz帯域幅について2つの40MHzチャネルを接合するので、IEEE802.11n規格と比べてコストにおけるごくわずかな増加で、物理層(PHY)データレートを倍にする。
VHT信号(VHT Signal)(VHT−SIG)フィールドは送信プリアンブルの一部分で、対応する送信の様々な特徴を示すために利用されることができる。
本開示のある態様は、ワイヤレス通信のための方法を提供する。本方法は一般的に、超高速スループット信号(very high throughput signal)(VHT−SIG)フィールドを構築することと、VHT−SIGフィールドの1つまたは複数のビットをスクランブルすること(scrambling)と、ワイヤレスチャネル上で、1つまたは複数のスクランブルされたビットを含んでVHT−SIGフィールド(the VHT-SIG field with one or more scrambled bits)を送信することと、を含む。
本開示のある態様は、ワイヤレス通信のための装置を提供する。本装置は一般的に、超高速スループット信号(VHT−SIG)フィールドを構築するための手段と、VHT−SIGフィールドの1つまたは複数のビットをスクランブルするための手段と、ワイヤレスチャネル上で、1つまたは複数のスクランブルされたビットを含んでVHT−SIGフィールドを送信するための手段と、を含む。
本開示のある態様は、ワイヤレス通信のための装置を提供する。本装置は一般的に、超高速スループット信号(VHT−SIG)フィールドを構築するように構成された回路と、VHT SIGフィールドの1つまたは複数のビットをスクランブルするように構成された符号器と、およびワイヤレスチャネル上で1つまたは複数のスクランブルされたビットを含んでVHT−SIGフィールドを送信するように構成された送信機とを含む。
本開示のある態様は、ワイヤレス通信のための実行可能な命令を含むコンピュータ可読媒体を提供する。実行可能な命令は、一般的に、超高速スループット信号(VHT−SIG)フィールドを構築するための命令と、VHT−SIGフィールドの1つまたは複数のビットをスクランブルするための命令と、第1サイズの帯域幅を使用することによって、ワイヤレスチャネル上で、1つまたは複数のスクランブルされたビットを含んでVHT−SIGフィールドを送信するための命令を含む。
本開示のある態様は、アクセスポイントを提供する。アクセスポイントは、一般的には、少なくとも1つのアンテナと、超高速スループット信号(VHT−SIG)フィールドを構築するように構成された回路と、VHT−SIGフィールドの1つまたは複数のビットをスクランブルするように構成された符号器と、ワイヤレスチャネル上で、1つまたは複数のスクランブルされたビットを含んでVHT−SIGフィールドを少なくとも1つのアンテナを介して送信するように構成された送信機と、を含む。
本開示のある態様は、ワイヤレス通信のための方法を提供する。本方法は、一般的に、送信前のスクランブルを介して変更された1つまたは複数のビットを含んで超高速スループット信号(VHT−SIG)フィールドを含む送信を、ワイヤレスチャネル上で、受信することと、VHT−SIGフィールドの1つまたは複数のスクランブルされたビットをデスクランブルする(de-scramble)ことと、を含む。
本開示のある態様は、ワイヤレス通信のための装置を提供する。本装置は、一般的に、送信前のスクランブリング(scrambling)を介して変更された1つまたは複数のビットを含んだ超高速スループット信号(VHT−SIG)フィールドを含む送信を、ワイヤレスチャネル上で、受信するための手段と、VHT−SIGフィールドの1つまたは複数のスクランブルされたビットをデスクランブルするための手段と、を含む。
本開示のある態様は、ワイヤレス通信のための装置を提供する。本装置は、一般的に、送信前のスクランブリングを介して変更された1つまたは複数のビットを用いた超高速スループット信号(VHT−SIG)フィールドを含む送信を、ワイヤレスチャネル上で、受信するように構成された受信機と、VHT−SIGフィールドの1つまたは複数のスクランブルされたビットをデスクランブルするように構成された復号器(decoder configured to de-scramble the one or more scrambled bits of the VHT-SIG field scramble one or more bits of the VHT-SIG field)と、を含む。
本開示のある態様は、ワイヤレス通信のための実行可能な命令を含むコンピュータ可読媒体を提供する。実行可能な命令は、一般的に、送信前のスクランブリングを介して変更された1つまたは複数のビットを含んだ超高速スループット信号(VHT−SIG)フィールドを含む送信を、ワイヤレスチャネル上で、受信するための命令と、VHT−SIGフィールドの1つまたは複数のスクランブルされたビットをデスクランブルするための命令と、を含む。
本開示のある態様は、アクセス端末を提供する。アクセス端末は、一般的に、少なくとも1つのアンテナと、送信前のスクランブリングを介して変更された1つまたは複数のビットを含んだ超高速スループット信号(VHT−SIG)フィールドを含む送信を、少なくとも1つのアンテナを介して、ワイヤレスチャネル上で、受信するように構成された受信機と、VHT−SIGフィールドの1つまたは複数のスクランブルされたビットをデスクランブルするように構成された復号器(decoder configured to de-scramble the one or more scrambled bits of the VHT-SIG field scramble one or more bits of the VHT-SIG field)と、を含む。
本開示の上述された特徴が詳細に理解されることができる方法となるように、上記で簡単に要約される、より具体的な説明は、態様を参照することによって、なされ、それらのうちのいくつかは、添付図面で図示されている。しかしながら、添付図面は、本開示のある典型的な態様のみを図示しているので、その範囲を制限するものとみなされない、なぜならばその説明は他の均等の効果的な態様に対して認めることができるからである。
図1は、本開示のある態様による、ワイヤレス通信ネットワークの図を図示する。 図2は、本開示のある態様による、図1のワイヤレス通信ネットワーク内のワイヤレスノードの物理層(PHY)の信号処理機能の例のブロック図を図示する。 図3は、本開示のある態様による、図1のワイヤレス通信ネットワーク内のワイヤレスノードにおける処理システムのための例示的なハードウェア構成のブロック図を図示する。 図4は、本開示のある態様による、超高速スループット信号(VHT−SIG)フィールドを構築し送信するための例示的なオペレーションを図示する。 図4Aは、図4で図示されたオペレーションを実行することができる例示的なコンポーネントを図示する。 図5は、本開示のある態様による、超高速スループット信号(VHT−SIG)フィールドを受信し処理するための例示的なオペレーションを図示する。 図5Aは、図5で図示されたオペレーションを実行することができる例示的なコンポーネントを図示する。 図6は、本開示のある態様による、例示的なVHT−SIGフィールド値を図示する。 図7は、本開示のある態様による、異なるパケットタイプについての例示的なピーク対平均電力比(PAPR)結果の表を図示する。 図8は、本開示のある態様による、データのための例示的なPAPR結果を図示する。 図9〜図11は、本開示のある態様によるVHT−SIGにおける異なるアソシエーション識別子(AID)シーケンスのための例示的なPAPR結果を図示する。 図9〜図11は、本開示のある態様によるVHT−SIGにおける異なるアソシエーション識別子(AID)シーケンスのための例示的なPAPR結果を図示する。 図9〜図11は、本開示のある態様によるVHT−SIGにおける異なるアソシエーション識別子(AID)シーケンスのための例示的なPAPR結果を図示する。 図12A−図12Eは、本開示のある態様による、ユーザ局からアクセスポイントへと送信されたVHT−SIGフィールドにおける異なるAIDシーケンスのための例示的なPAPR結果を図示する。 図12A−図12Eは、本開示のある態様による、ユーザ局からアクセスポイントへと送信されたVHT−SIGフィールドにおける異なるAIDシーケンスのための例示的なPAPR結果を図示する。 図12A−図12Eは、本開示のある態様による、ユーザ局からアクセスポイントへと送信されたVHT−SIGフィールドにおける異なるAIDシーケンスのための例示的なPAPR結果を図示する。 図12A−図12Eは、本開示のある態様による、ユーザ局からアクセスポイントへと送信されたVHT−SIGフィールドにおける異なるAIDシーケンスのための例示的なPAPR結果を図示する。 図12A−図12Eは、本開示のある態様による、ユーザ局からアクセスポイントへと送信されたVHT−SIGフィールドにおける異なるAIDシーケンスのための例示的なPAPR結果を図示する。 図13A−図13Eは、本開示のある態様による、VHT−SIGフィールドにおける異なるAIDシーケンスのための例示的な最悪の場合のPAPR結果を図示する。 図13A−図13Eは、本開示のある態様による、VHT−SIGフィールドにおける異なるAIDシーケンスのための例示的な最悪の場合のPAPR結果を図示する。 図13A−図13Eは、本開示のある態様による、VHT−SIGフィールドにおける異なるAIDシーケンスのための例示的な最悪の場合のPAPR結果を図示する。 図13A−図13Eは、本開示のある態様による、VHT−SIGフィールドにおける異なるAIDシーケンスのための例示的な最悪の場合のPAPR結果を図示する。 図13A−図13Eは、本開示のある態様による、VHT−SIGフィールドにおける異なるAIDシーケンスのための例示的な最悪の場合のPAPR結果を図示する。 図14A−14Bは、本開示のある態様による、VHT−SIGA1フィールドおよびVHT−SIGA2フィールドの例示的なPAPR結果を図示する。 図14A−14Bは、本開示のある態様による、VHT−SIGA1フィールドおよびVHT−SIGA2フィールドの例示的なPAPR結果を図示する。 図15A−図15Bは、本開示のある態様による、VHT−SIGAのほとんどのフィールドが0であるときのVHT−SIGAの例示的なPAPR結果を図示する。 図15A−図15Bは、本開示のある態様による、VHT−SIGAのほとんどのフィールドが0であるときのVHT−SIGAの例示的なPAPR結果を図示する。 図16A−図16Bは、本開示のある態様による、VHT−SIGBのほとんどのフィールドが0であるときのVHT−SIGBの例示的なPAPR結果を図示する。 図16A−図16Bは、本開示のある態様による、VHT−SIGBのほとんどのフィールドが0であるときのVHT−SIGBの例示的なPAPR結果を図示する。 図17A−図17Bは、本開示のある態様による、VHT−SIGがすべて1を備えるときのVHT−SIGフィールドの例示的なPAPR結果を図示する。 図17A−図17Bは、本開示のある態様による、VHT−SIGがすべて1を備えるときのVHT−SIGフィールドの例示的なPAPR結果を図示する。 図18A−18Dは、本開示のある態様による、VHT−SIGA1フィールドおよびVHT−SIGA2フィールドの例示的なPAPR結果を図示する。 図18A−18Dは、本開示のある態様による、VHT−SIGA1フィールドおよびVHT−SIGA2フィールドの例示的なPAPR結果を図示する。 図18A−18Dは、本開示のある態様による、VHT−SIGA1フィールドおよびVHT−SIGA2フィールドの例示的なPAPR結果を図示する。 図18A−18Dは、本開示のある態様による、VHT−SIGA1フィールドおよびVHT−SIGA2フィールドの例示的なPAPR結果を図示する。 図19A−図19Bは、本開示のある態様によるシングルユーザ(SU)通信のための本開示のある態様によるVHT−SIGA1フィールドおよびVHT−SIGA2フィールドの例示的なPAPR結果を図示する。 図19A−図19Bは、本開示のある態様によるシングルユーザ(SU)通信のための本開示のある態様によるVHT−SIGA1フィールドおよびVHT−SIGA2フィールドの例示的なPAPR結果を図示する。
詳細な説明
本開示の様々な態様は、図面を参照して以下により詳細に説明される。しかしながら、本開示は、多くの異なる形式で具現化されうる、また、本開示全体で示されるいずれの具体的な構造または機能に限定されるとして解釈されるべきではない。むしろ、これらの態様は本開示が徹底で完全であるように提供され、当業者に本開示の範囲を十分に伝えるであろう。ここにおける教示に基づいて、当業者は、本開示のいずれの他の態様と組み合わせてまたは独立して実装されるにかかわらず、本開示の範囲がここに開示される本開示のいずれの態様もカバーするように意図されるということを理解すべきである。例えば、ここにおいて記載される任意の数の態様を使用して、本装置は実装されうる、または、本方法は実行されうる。さらに、本開示の範囲は、ここに記載される本開示の様々な態様のほかにまたは加えて、他の構造、機能、または構造および機能を使用して実行されるこのような装置または方法をカバーするように意図される。ここにおいて開示される本開示のいずれの態様も特許請求の範囲の1つまたは複数の構成要素によって具現化されうるということは理解されるべきである。
用語「例示的な(exemplary)」は、「例(example)、インスタンス(instance)、または例証(illustration)として機能している」ということを意味するように、ここでは使用されている。「例示的な(exemplary)」としてここに説明される態様はいずれも、他の態様よりも好ましいまたは有利であるものとして、必ずしも解釈されるべきではない。
特定の態様はここにおいて説明されているが、これらの態様の多くの変形および置き換えは、本開示の範囲内にある。好ましい態様のうちのいくつかの利益および利点が述べられているが、本開示の範囲は、特定の利益、使用、または、目的に限定されるように意図されない。むしろ、本開示の態様は、異なるワイヤレス技術、システム構成、ネットワーク、および送信プロトコルに広く適用可能であるように意図されており、それらのうちのいくつかは、図面において、そして、好ましい態様の下記の説明において、例として説明されている。詳細な説明および図面は、限定というよりはむしろ本開示の単なる説明であり、本開示の範囲は、特許請求の範囲とその均等物によって定義されている。
例示的なワイヤレス通信システム(AN EXAMPLE WIRELESS COMMUNICATION SYSTEM)
ここにおいて説明された技法は、直交多重化スキームに基づく通信システムを含んでいる様々なブロードバンドワイヤレス通信システムに使用されうる。このような通信システムの例は、空間分割多元接続(SDMA)、時分割多元接続(TDMA)、直交周波数分割多元接続(OFDMA)システム、シングルキャリア周波数分割多元接続(SC−FDMA)システムなどを含む。SDMAシステムは、複数のユーザ端末に属するデータを同時に送信するために十分に異なる方向(sufficiently different directions)を利用しうる。TDMAシステムは、複数のユーザ端末が送信信号を異なるタイムスロットに分割することによって同じ周波数チャネルを共有することを可能にし、各タイムスロットは、異なるユーザ端末に割り当てられる。TDMAシステムは、GSM(登録商標)または当技術分野で知られている他の何らかの規格を実装しうる。OFDMAシステムは、直交周波数分割多重化(OFDM)を利用し、そしてそれは、全体システムの帯域幅を複数の直交サブキャリアへと分割する変調技法である。これらのサブキャリアはまた、トーン、ビン、などと呼ばれうる。OFDMを用いて、各サブキャリアは、データと独立的に変調されうる。OFDMシステムは、IEEE802.11または当技術分野で知られている他の何らかの規格を実装しうる。SC−FDMAシステムは、システム帯域幅にわたって分散されるサブキャリア上で送信するためにインタリーブされたFDMA(interleaved FDMA)(IFDMA)を使用し、隣接するサブキャリアのブロック上で送信するためにローカライズされたFDMA(localized FDMA)(LFDMA)を使用し、または、隣接するサブキャリアの複数ブロック上で送信するために強化されたFDMA(enhanced FDMA)(EFDMA)を使用しうる。一般に、変調シンボルは、OFDMを用いて周波数領域で送信され、およびSC−FDMAを用いて時間領域で送信される。SC−FDMAシステムは、3GPP(登録商標)−LTE(登録商標)(第3世代パートナーシッププロジェクトロングタームエボリューション)または当技術分野で知られている他の何らかの規格を実装しうる。
ここにおける教示は、様々なワイヤード装置またはワイヤレス装置(例えばノード)に組み込まれうる(例えば、様々なワイヤード装置またはワイヤレス装置内で実装されうる、または、様々なワイヤード装置またはワイヤレス装置によって実行されうる)。いくつかの態様では、ノードはワイヤレスノードを備える。このようなワイヤレスノードは、例えば、ネットワークへのワイヤード通信リンクまたはワイヤレス通信リンクを介して、ネットワークに対して、またはネットワークについて(例えば、インターネットまたはセルラネットワークのような広域ネットワーク)を提供しうる。いくつかの態様では、ここにおける教示にしたがって実装されるワイヤレスノードは、アクセスポイントまたはアクセス端末を備えうる。
アクセスポイント(「AP」)は、NodeB、ラジオネットワークコントローラ(「RNC」)、eNodeB、基地局コントローラ(「BSC」)、ベーストランシーバ局(「BTS」)、基地局(「BS」)、トランシーバ機能(「TF」)、ラジオルータ(Radio Router)、ラジオトランシーバ(Radio Transceiver)、ベーシックサービスセット(「BSS」)、拡張サービスセット(「ESS」)、ラジオ基地局(「RBS」)、または、何らかの他の用語、を備えうる、それらとして実装されうる、またはそれらとして知られうる。ある実装では、アクセスポイントは、セットトップボックスキオスク、メディアセンタ、または、ワイヤレス媒体またはワイヤード媒体を介して通信するように構成されるいずれの他の適切なデバイスを備えうる。本開示のある態様によれば、アクセスポイントは、ワイヤレス通信規格の電気電子技術者協会(IEEE)802.11ファミリに従って動作しうる。
アクセス端末(「AT」)は、アクセス端末、加入者局、加入者ユニット、モバイル局、遠隔局、遠隔端末、ユーザ端末、ユーザエージェント、ユーザデバイス、ユーザ機器、ユーザ局、または何らかの他の用語を備えうる、または、それらとして実装されうる、または、それらとして知られうる。いくつかの実装では、アクセス端末はセルラ電話、コードレス電話、セッションイニシエーションプロトコル(「SIP」)電話、ワイヤレスローカルループ(「WLL」)局、携帯情報端末(「PDA」)、ワイヤレス接続機能を有するハンドへルドデバイス、局(「STA」)、あるいはワイヤレスモデムに接続された何らかの他の適切な処理デバイスを備えうる。したがって、ここにおいて教示される1つまたは複数の態様が、フォン(例えば、セルラ電話またはスマートフォン)、コンピュータ(例えばラップトップ)、ポータブル通信デバイス、ポータブルコンピューティングデバイス(例えば、携帯情報端末)、タブレット、エンタテイメントデバイス(例えばミュージックまたはビデオデバイスあるいは衛星ラジオ)、テレビディスプレイ、フリップカム(flip-cam)、セキュリティビデオカメラ、デジタルビデオレコーダ(DVR)、全地球測位システムデバイス、あるいはワイヤレス媒体またはワイヤード媒体を介して通信するように構成される他の適切なデバイスへと組み込まれうる。本開示のある態様によれば、アクセス端末は、ワイヤレス通信規格のIEEE802.11ファミリに従って動作しうる。
ワイヤレスネットワークのいくつかの態様は、図1を参照して提示される。ワイヤレスネットワーク100は、いくつかのワイヤレスノードと共に示されており、それらは、一般的にはノード110と120と指定される。各ワイヤレスノードは、受信および/または送信することが可能である。以下に続く説明では、用語「受信ノード」は、受信しているノードを指すように使用され、用語「送信ノード」は、送信しているノードを指すように使用されうる。このような参照は、ノードが送信オペレーションと受信オペレーションの両方を実行することができないということを意味していない。
下記の詳細な説明の中では、ダウンリンク通信の場合、用語「アクセスポイント」は、送信ノードを指定するために使用され、用語「アクセス端末」は、受信ノードを指定するために使用されるが、アップリンク通信の場合、用語「アクセスポイント」は、受信ノードを指定するために使用され、用語「アクセス端末」は、送信ノードを指定するために使用される。しかしながら、当業者は、他の用語または呼称はアクセスポイントおよび/またはアクセス端末に使用されうるということを容易に理解するであろう。例えば、アクセスポイントは、基地局、ベーストランシーバ局、局、端末、ノード、アクセスポイントとして作用しているアクセス端末、または何らかの他の適切な用語と呼ばれうる。アクセス端末は、ユーザ端末、モバイル局、加入者局、局、ワイヤレスデバイス、端末、ノード、または何らかの他の適切な用語と呼ばれうる。本開示全体で記載される様々な概念は、それらの特定の術語に関係なく、すべての適切なワイヤレスノードに適用するように意図される。
ワイヤレスネットワーク100は、アクセス端末120についてのカバレッジを提供するために地理的領域全体に分散されている任意の数のアクセスポイントをサポートしうる。システムコントローラ130は、アクセスポイントの調整および制御と、アクセス端末120の他のネットワーク(例、インターネット)へのアクセスを提供するために使用されうる。簡略化のため、1つのアクセスポイント110が図示されている。アクセスポイントは一般的に、カバレッジの地理領域においてアクセス端末に対してバックホールサービスを提供する固定端末であるが、アクセスポイントは、いくつかのアプリケーションにおいてはモバイル式でありうる。固定式またはモバイル式でありうるアクセス端末は、アクセスポイントのバックホールサービスを使用する、または、他のアクセス端末とのピア・ツー・ピア通信に従事する。アクセス端末の例は、電話(例えば、セルラ電話)、ラップトップコンピュータ、デスクトップコンピュータ、携帯情報端末(PDA)、デジタルオーディオプレイヤー(例えば、MP3プレイヤー)、カメラ、ゲームコンソール、またはいずれの他の適切なワイヤレスノードを含む。
1つまたは複数のアクセス端末120は、ある機能を可能にするためにマルチプルアンテナを備えうる。この構成により、例えば、アクセスポイント110でのマルチプルアンテナは、帯域幅または送信電力を追加することなく、データスループットを改良するためにマルチプルアンテナアクセス端末と通信するために使用されうる。このことは、送信機における高速データレート信号を異なる空間シグネチャで複数のより低いレートのデータストリームに分けることによって達成され、したがって、受信機が、これらのストリームを複数チャネルに分け、高速レートのデータ信号を復元するためにストリームを適切に合成すること、を可能にする。
下記の開示の部分は、多入力多出力(MIMO)技術もサポートするアクセス端末を説明するが、アクセスポイント110はまた、MIMO技術をサポートしていないアクセス端末をサポートするように構成されうる。この手法は、アクセス端末のより古いバージョン(すなわち「レガシー」端末)が、それらの有用な寿命時間を延長して、ワイヤレスネットワークで展開され続けることを可能にし、必要に応じて、より新しいMIMOアクセス端末が導入されることを可能にする。
以下の詳細な説明では、本発明の様々な態様が直交周波数分割多重化(OFDM)のようないずれの適切なワイヤレス技術をサポートしているMIMOシステムを参照して説明される。OFDMは、精確な周波数で間隙を介した多数のサブキャリア上でデータを分散させる技術である。間隔を介することは、受信機がサブキャリアからデータを復元することを可能にする「直交性」を提供する。OFDMシステムは、IEEE802.11または他の何らかのエアインタフェース規格を実装しうる。他の適切なワイヤレス技術は、例えば、符号分割多元接続(CDMA)、時分割多元接続(TDMA)、または、いずれの他の適切なワイヤレス技術、または、適切なワイヤレス技術のいずれの組み合わせ、を含む。CDMAシステムは、IS−2000、IS−95、IS−856、広域CDMA(WCDMA(登録商標))、または、他の何らかの適切なエアインタフェース規格で実装しうる。TDMAシステムは、モバイル通信のためのグローバルシステム(GSM)または他の何らかの適切なエアインタフェース規格を実装しうる。当業者が容易に理解するように、本発明の様々な態様はいずれの具体的なワイヤレス技術および/またはエアインタフェース規格に限定されない。
本開示の態様では、トレーニングシーケンスは、アクセスポイント110で構築されうる。トレーニングシーケンスがユーザ端末120へとフレームのプリアンブル内で送信されている場合、トレーニングシーケンスの構築は、ピーク対平均電力比(PAPR)の所望レベルを提供しうる。別の態様では、トレーニングシーケンスは、アクセスポイント110に対してプリアンブル内で送信されたトレーニングシーケンスのPAPRが所望レベルにあるように、ユーザ端末120で構築されうる。
図2は、物理(PHY)層の信号処理関数の例を図示している概念的なブロック図を図示する。送信モードでは、TXデータプロセッサ202は、メディアアクセス制御(MAC)層からデータを受信し、データを符号化(例えばターボ符号化)し、受信ノードにおいて順方向誤り訂正(FEC)を容易にするために使用されうる。エンコーディングプロセスは、変調シンボルのシーケンスを生成するために、一緒にブロックされTXデータプロセッサ202によって信号コンスタレーションにマッピングされうるコードシンボルのシーケンスを結果としてもたらす。
OFDMを実装するワイヤレスノードでは、TXデータプロセッサ202からの変調シンボルは、OFDM変調器204に対して提供されうる。OFDM変調器204は、変調シンボルを並列ストリームへと分ける。各ストリームは、OFDMサブキャリアへマッピングされ、その後で、逆高速フーリエ変換(IFFT)を使用して一緒に合成されて、時間領域OFDMストリームを生成する。
TX空間プロセッサ206は、OFDMストリーム上で空間処理を実行する。このことは、各OFDMストリームを空間プレコードし、そのあとで、トランシーバ206を介して異なるアンテナ208に対して各空間プレコードされたストリームを提供することによって達成されうる。各送信機206は、ワイヤレスチャネル上の送信のためにそれぞれのプレコードされたストリームでRFキャリアを変調する。
受信モードでは、各トランシーバ206は、そのそれぞれのアンテナ208を通じて信号を受信する。各トランシーバ206は、RFキャリア上へ変調された情報を復元し、RX空間プロセッサ210に情報を提供するために、使用されうる。
RX空間プロセッサ210は、ワイヤレスノード200に宛てられたいずれの空間ストリームを復元するために情報に対して空間処理を実行する。空間処理は、チャネル相関行列反転(Channel Correlation Matrix Inversion)(CCMI)、最小平均二乗誤差(Minimum Mean Square Error)(MMSE)、ソフト干渉キャンセル(Soft Interference Cancellation)(SIC)、すなわち、他の何らかの適切な技法にしたがって実行されうる。複数の空間ストリームがワイヤレスノード200宛てである場合、それらは、RX空間プロセッサ210で合成されうる。
OFDMを実装するワイヤレスノードでは、RX空間プロセッサ210からのストリーム(または合成ストリーム)は、OFDM復調器212に対して提供される。OFDM復調器212は、高速フーリエ変換(FFT)を使用して、ストリーム(または合成ストリーム)を、時間領域から周波数領域へと変換する。周波数領域信号は、OFDM信号の各サブキャリアの個別ストリームを備える。OFDM復調器212は、各サブキャリア上で搬送されるデータ(すなわち、変調シンボル)を復元し、該データを変調シンボルのストリームへ多重化する。
RXデータプロセッサ214は、変調シンボルを信号コンスタレーションの正しいポイントに変換するために使用されうる。ワイヤレスチャネルにおけるノイズおよび妨害のため、変調シンボルは、当初の信号コンスタレーションにおけるポイントの正確なロケーションに対応しないことがある。RXデータプロセッサ214は信号コンスタレーションにおける有効なシンボルのロケーションと受信されたポイントとの間の最小距離を見つけることによってどの変調シンボルが送信された可能性が最も高いかを検出する。これらのソフト判定は、ターボ符号の場合、例えば、与えられた変調シンボルと関連づけられたコードシンボルの対数尤度比(LLR)をコンピュートするために使用されうる。RXデータプロセッサ214はMAC層にデータを提供する前に当初送信されたデータを復号するためにコードシンボルLLRのシーケンスを使用する。
本開示の態様では、ワイヤレスノード200のTXデータプロセッサ202は、トレーニングシーケンスを構築するように構成されうる。トレーニングシーケンスの構築は、トレーニングシーケンスが他のワイヤレスノード(図2では図示されず)にフレームのプリアンブル内で送信されるとき、PAPRの所望レベルを提供するようなものでありうる。
図3は、ワイヤレスノードにおける処理システムのためのハードウェア構成の例を図示している概念図を図示する。この例では、処理システム300は、一般的にバス302で表されるバスアーキテクチャで実装されうる。バス302は、処理システム300の特定アプリケーションと全体的な設計制約に依存している、任意の数の相互接続しているバスとブリッジを含めうる。バスは、プロセッサ304、機械可読媒体306、およびバスインタフェース308を含んでいる様々な回路を一緒にリンクさせる。バスインタフェース308は、バス302を介して処理システム300に対して、特に、ネットワークアダプタ310を接続するために使用されうる。ネットワークアダプタ310はPHY層の信号処理機能を実装するために使用されうる。アクセス端末110(図1参照)の場合、ユーザインタフェース312(例えば、キーパッド、ディスプレイ、マウス、ジョイスティックなど)はまたバスに接続されうる。バス302はまた、タイミングソース、周辺機器、電圧調整器、電力管理回路、および同様なもののような様々な他の回路もリンクさせ、そしてそれらは、当技術分野ではよく知られているので、さらには説明しない。
プロセッサ304は、機械可読媒体306上で格納されるソフトウェアの実行を含むバスおよび汎用処理を管理することを担う。プロセッサ304は、1つまたは複数の汎用および/または専用プロセッサで実装されうる。例は、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、DSPプロセッサ、およびソフトウェアを実行することができる他の回路を含む。ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語または別の言葉で呼ばれていようが、命令、データ、または、そのいずれの組み合わせを意味するように広く解釈されるべきである。機械可読媒体は、例えば、RAM(ランダムアクセスメモリ)、フラッシュメモリ、ROM(読み出し専用メモリ)、PROM(プログラマブル読み出し専用メモリ)、EPROM(消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ)、EEPROM(登録商標)(電子的消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ)、レジスタ、磁気ディスク、光学ディスク、ハードドライブ、または、いずれの他の適切なストレージ媒体、または、それらのいずれの組み合わせ、を含めうる。機械可読媒体は、コンピュータプログラムプロダクトにおいて具現化されうる。コンピュータプログラムプロダクトは、パッケージング材料を備えうる。
図3で図示されたハードウェア実装では、機械可読媒体306は、プロセッサ304から離れた処理システム300の一部として示されている。しかしながら、当業者であれば、機械可読媒体306、またはそのいずれの部分は、処理システム300に外付けされうるということを容易に理解するであろう。例えば、機械可読媒体306は、送信線、データによって変調されたキャリア波、および/または、ワイヤレスノードと分けられたコンピュータプロダクト、を含めうる、そしてそれらすべては、バスインタフェース308を通じてプロセッサ304によってアクセスされうる。代替的に、または、追加的に、機械可読媒体306またはそのいずれの部分は、キャッシュおよび/または一般的なレジスタファイルに関する場合には、プロセッサ304に組み込まれうる。
処理システム300は、プロセッサ機能を提供している1つまたは複数のマイクロプロセッサと、機械可読媒体306の少なくとも一部分を提供する外部メモリを備え、すべてが外部バスアーキテクチャを通じて他のサポートしている回路と一緒にリンクされている、汎用処理システムとして構成されうる。代替的には、処理システム300は、プロセッサ304、バスインタフェース308、ユーザインタフェース312(アクセス端末の場合)、サポートしている回路(図示されず)、および単一チップへと組み込まれた機械可読媒体306の少なくとも一部分を備えたASIC(特定用途向け集積回路)で、または、1つまたは複数のFPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)、PLD(プログラマブル論理デバイス)、コントローラ、ステートマシン、ゲート制御された論理、ディスクリートハードウェアコンポーネント、または、いずれの他の適切な回路、または、本開示の全体にわたって説明された様々な機能を実行することができる回路のいずれの組み合わせで、実装されうる。当業者は、特定のアプリケーションと全体システムに課された全体的な設計制約に依存している処理システム300の説明される機能をいかに最良に実装するかを理解するであろう。
図1のワイヤレスネットワーク100は、5GHzのキャリア周波数(すなわち、IEEE802.11ac仕様)を使用して、または、1秒ごとに1ギガビットより大きいアグリゲートスループットをターゲットとする60GHzのキャリア周波数(すなわち、IEEE802.11ad仕様)を使用して、信号送信のための超高速スループット(VHT)プロトコルを利用するIEEE802.11広域ローカルエリアネットワーク(WLAN)を表しうる。VHT5GHz仕様は、広域チャネル帯域幅を使用し、80MHz帯域幅を達成するために2つの40MHzチャネルを備えうるので、IEEE802.11nと比べてごくわずかなコスト増加で、物理層(PHY)データレートを倍にする。
本開示のある態様は、当技術分野で使用されるトレーニングシーケンスよりも低いピーク対平均電力比(PAPR)を提供しうるVHTベースの送信のためにプリアンブル内でトレーニングシーケンスを構築することをサポートする。本開示の態様では、トレーニングシーケンスは、図3の処理システム300のプロセッサ304によって構築されうる。
低減されたPAPRのVHT−SIGフィールドを構築すること(CONSTRUCTING VHT-SIG FIELDS FOR REDUCED PAPR)
超高速スループット信号(VHT−SIG)フィールドは対応する送信の様々な特徴を伝達するために使用されうる。ある態様によれば、プリアンブルは異なるタイプのVHT−SIGフィールドを備えうる、そしてそれは、プリアンブルの異なる部分に含まれうる。一例として、プリアンブルは、(例えば、1つまたは複数のより前のバージョンの規格による)プリアンブルの「レガシー」部分のVHT−SIGAフィールド(超高速スループット信号フィールドタイプA)と、(例えば、1つまたは複数のより後のバージョンの規格によってプレコードされうる)プリアンブルの「ノンレガシー」部分のVHT−SIGBフィールド(超高速スループット信号フィールドタイプB)とを備えうる。
ある態様によれば、VHT−SIGAフィールドのSIGA1サブフィールドは、(図6で図示されるような)実際的なパケットについて、ほぼすべて「0」を備えうる。このような場合、符号化されたビットストリームは、ほぼ0を備えうる。いくつかの場合においては、このことは、ハイレベルのピーク対平均電力比(PAPR)を結果としてもたらしうる。ある態様によれば、そのような場合、VHT−SIGフィールドの部分は、PAPRを低減することを助ける方法でスクランブルされることができる。
図4は、本開示のある態様によるプリアンブルのVHT−SIGフィールドを構築し送信するための例示的なオペレーション400を図示する。オペレーションは、例えば任意の送信デバイスにおいて実行されることができる。ある態様によれば、VHT−SIGフィールドを送信することについて予期されたPAPRがあるしきい値を上回るときに、オペレーションが実行されうる。
オペレーション400はVHT−SIGフィールドを構築することにより402で始まる。404において、VHT−SIGフィールドの1つまたは複数のビットがスクランブルされうる。406において、1つまたは複数のスクランブルされたビットを含んでVHT−SIGフィールドが、ワイヤレスチャネル上で送信されうる。
図5は、本開示のある態様によるプリアンブルのVHT−SIGフィールドを受信し処理するための例示的なオペレーション500を図示する。オペレーションは、例えば上述されるオペレーション400にしたがって送信されたVHT−SIGフィールドを受信するいずれのデバイスにおいて、実行されうる。
オペレーション500は、送信前のスクランブリングを介して変更された1つまたは複数のビットを含んだVHT−SIGフィールドを含む送信を、ワイヤレスチャネル上で、受信することによって、502で開始する。504で、VHT−SIGフィールドの1つまたは複数のスクランブルされたビットはデスクランブルされうる。
図6は、本開示のある態様による、例示的なVHT−SIGフィールド値を図示する。図示されるように、ビットの大多数は0値を有しうる。しかしながら、ほぼすべて0を用いて符号化されたビットストリームを送信することは、ハイレベルのPAPRを結果としてもたらすことがある。図7は、本開示のある態様による異なるパケットタイプのための例示的なPAPR結果の表を図示する。図示されるように、PAPR結果は、2つの場合:SIGフィールドにおけるすべてのサブフィールドが0値を有する場合702と、有意義パケット(meaningful packet)を依然と形成するがSIGフィールドの多くの場所において1を含んでいる場合704、について提供されている。図示されているように、PAPRは、SIGフィールドの1つまたは複数のビットをスクランブルすることによって低減されうる。
VHT−SIGフィールド(例えば、SIGAおよび/またはSIGBフィールド)における1つまたは複数のビットのスクランブリング(Scrambling)は、PAPRを低減することを助け、様々な方法で実行されうる。
一例として、ある態様によれば、スクランブリングは、あるフィールドにおいて、1つまたは複数のビットをリバースすることを含むことができる(例えば、0が1となる)。ある態様によれば、既知のシードに基づくワイヤレス通信規格のIEEE802.11ファミリに従うスクランブリングアルゴリズム(scrambling algorithm)が利用されることができる。代替として、スクランブリングアルゴリズムは新しい(例えば、短い)可変シード(variable seed)を利用することがある。ある態様によれば、スクランブリングは、PAPRを低下させるために(in an effort to lower)、1つまたは複数のリザーブされたビットを再配置することを含めることができる。
ある態様によれば、スクランブリングは、VHT−SIGAの1つまたは複数のフィールドにおいて1つまたは複数の(またはすべての)ビットを反転することを含めることができる。さらに、あるいは、代替として、スクランブリングはまた、VHT−SIGBフィールドのスクランブリング(例えば、802.11aスクランブリングアルゴリズムを用いる)を含めことができる。エラーチェックフィールド(例えば、サイクリック・リダンダンシー・チェック(Cyclic Redundancy Check)(CRC))はそのとき、スクランブルされたVHT−SIGBフィールド上でコンピュートされる(computed)ことができる。
図8は、本開示のある態様による、送信データのPAPRの例802および例804を図示する。
局からアクセスポイントへの送信のためのアソシエーション識別子(AID)値の選択(SELECTION OF ASSOCIATION IDENTIFIER(AID) VALUE FOR STATION-TO-ACCESS POINT TRANSMISSION)
ある態様によれば、局からアクセスポイントへの(STA−to−AP)送信パケットの場合、VHT−SIGAフィールドのアソシエーション識別子(Association Identifier)(AID)サブフィールドの値は、複数の特別な値のうちの1つに設定されうる。すべてのSTA−to−AP送信がシングルユーザ(SU)送信を表しているので、VHT−SIGAフィールド内のグループIDサブフィールドは、「111111」に等しい2値を有しうる、ということに留意されるべきである。本開示のある態様は、VHT−SIGA PAPR統計が好ましい値(preferred values)を有するようにSTA−to−AP送信のためのAID値を選択することを提案する。
各AID値は、様々な帯域幅(BW)、空間時間ブロックコード(STBC)および多数の空間−時間ストリーム(NSTS)の組み合わせについて、PAPR値のセットを結果としてもたらすことがある。PAPR統計を最適化するために、送信されたVHT−SIGAフィールドのPAPRについての複数の値のうちの最大値(すなわち、最悪の場合のPAPRを低減するため(to reduced))、送信されたVHT−SIGフィールドのPAPRについての複数の値の平均値(すなわち、平均PAPRを低減するため)のうちの少なくとも1つを減らすために(to reduce)、あるいは、最大値および平均値の和を減らするために、AID値が選択されうる。一態様では、最大PAPR値、平均PAPR値、または和の少なくとも1つを低減する努力は、最大PAPR値、平均PAPR値または和の少なくとも1つを最小化する努力を備えうる。
AID値の提案された選択を適用することが無ければ、最悪の場合のPAPRは18dBと同じくらい高いことがある。他方では、AID値が、最悪の場合のPAPRを低減あるいは最小化するために取得されたセットの値から選ばれる場合、最悪の場合のPAPRは10.5dB未満に低減されうる。
次の9ビットAIDシーケンス(最下位ビット(LSB)は左から最初のものである)は、最大PAPRの最も低い値(lowest value)、平均PAPRの最も低い値、あるいは、最大PAPRと平均PAPRの和の最も低い値のうちの少なくとも1つを、結果としてもたらすことができる。一態様では、4倍オーバーサンプリングされた(four times oversampled)逆高速フーリエ変換(Inverse Fast Fourier Transform)(IFFT)は、STA−to−AP送信パケットのプリアンブル内でVHT−SIGAフィールドを送信する前に適用されうる。
本開示の一態様では、「000011010」のAID値(すなわち、176の10進値)は、送信されたVHT−SIGA1フィールドのための最も低い最大の(lowest maximum)(最悪の場合の)PAPRを結果としてもたらすことあり得る。176,688,1200および1712のAIDの10進値は、STA−to−APパケットについてマーク/リザーブされうる、ということに留意されるべきである。本態様では、送信されたVHT−SIGA1フィールドについての最悪の場合のPAPRは、10.4334dBと等しいことがある。
別の態様では、「100100010」のAID値(すなわち、137の10進値)は、送信されたVHT−SIGA1フィールドのための最も低い平均(lowest average)PAPRを結果としてもたらすことが有りえる。137,649,1161および1673のAIDの10進値は、STA−to−APパケットについてマーク/リザーブされうる、ということに留意されるべきである。一態様では、送信されたVHT−SIGA1フィールドの平均PAPRは、8.3487dBに等しいことが有りえる。
さらに別の態様では、「000011010」のAID値(すなわち、176の10進値)は、送信されたVHT−SIGA1フィールドの、最大PAPRおよび平均PAPRの和について最も低い値を結果としてもたらすことがあり得る。176,688,1200および1712のAIDの10進値は、STA−to−APパケットについてマーク/リザーブされうる、ということに留意されるべきである。この態様では、送信されたVHT−SIGA1フィールドについての最悪の場合のPAPRは、18.8869dBと等しいことがあり得る。最悪の場合のPAPRを最小化することと、最大PAPRと平均PAPRの和を最小化することは、同じAIDシーケンスを結果としてもたらすことがあり得るいうことが観察されることができる。このことは、最大PAPRが平均PAPRよりも大きな範囲で、より早く変動しうるためであり得る。
本開示のある態様は、節電(PS)特徴を持ったマルチプルベーシックサービスセット(M−BSS)のためのAID値選択をサポートする。電力を節約するために、異なるBSSは、異なるAIDシーケンスを使用しうる。例えば、5以上の好ましいAIDシーケンスは、最大(最悪の場合の)PAPR、平均PAPR、または最大(最悪の場合の)PAPRおよび平均PAPRの和の少なくとも1つを低減するために、選ばれうる。一態様では、最大PAPR、平均PAPR、または和の少なくとも1つを低減する努力は、最大PAPR、平均PAPRまたは和の少なくとも1つを最小化する努力を備えうる。
図9は、本開示のある態様による、プリアンブルのVHT−SIGAフィールドのAIDサブフィールドのための値の例900を図示する。図9で与えられたAIDシーケンスは、送信されたVHT−SIGAフィールドの最悪の場合のPAPRを低減または最小化するために、PSを伴うM−BSSについて選択されうる。一態様では、図9にリストされた最良の16AIDシーケンスは、16の異なるアクセスポイント(AP)の速い識別を可能にしうる。4倍オーバーサンプルされたIFFTは、STA−to−AP送信パケット内でリスト化されたAIDシーケンスのうちの1つとともにVHT−SIGA1フィールドを送信する前に適用されうる。図9の第3列は、第2列の9LSBを備えるすべて10進法のAID値をリストする。
図10は、本開示のある態様による、VHT−SIGAフィールドのAIDサブフィールドのための値の例1000を図示する。図10で与えられたAIDシーケンスは、送信されたVHT−SIGAフィールドの平均PAPRを低減または最小化するために、PSでM−BSSについて選択されうる。4倍オーバーサンプルされたIFFTは、STA−to−AP送信パケットのプリアンブル内でリスト化されたAIDシーケンスのうちの1つとともにVHT−SIGA1フィールドを送信する前に適用されうる。図10の第3列は、第2列の9LSBを備えるすべて10進法のAID値をリストする。
図11は、本開示のある態様による、VHT−SIGAフィールドのAIDサブフィールドのための値の例1100を図示する。図11で与えられたAIDシーケンスは、送信されたVHT−SIGAフィールドの平均PAPRと最大PAPRの和を低減または最小化するために、PSでM−BSSについて選択されうる。4倍オーバーサンプルされたIFFTは、STA−to−AP送信パケットのプリアンブル内でリスト化されたAIDシーケンスのうちの1つとともにVHT−SIGA1フィールドを送信する前に適用されうる。図11の第3列は、第2列の9LSBを備えるすべて10進法のAID値をリストする。
図12A−図12Eは、本開示のある態様によるSTAからAPへと送信されうるプリアンブルのVHT−SIGA1フィールドのAIDサブフィールドのための値の例を図示する。図12A−図12Eで与えられたAIDシーケンスは、送信されたVHT−SIGA1フィールドの最悪の場合のPAPRを低減または最小化するために決定されうる。4倍オーバーサンプルされたIFFTは、STA−to−AP送信パケットのプリアンブル内でリスト化されたAIDシーケンスのうちの1つとともにVHT−SIGA1フィールドを送信する前に適用されうる。図12A−図12Eの第3列は、対応する第2列の9LSBを備えるすべて10進法のAID値をリストする。
図12Aで図示されたAID選択の結果は、VHT−SIGA1フィールドのリザーブされたビットがすべて1を備える場合には、取得されうる。図12Bで図示されたAID選択の結果は、リザーブされたビットがすべて0を備える場合には、取得されうる。図12Cで図示されたAID選択の結果は、リザーブされたビットがすべてランダムである場合には、取得されうる。図12Dで図示されたAID選択の結果は、VHT−SIGA1フィールドの最後の2つのリザーブされたビットがすべて0を備える場合には、取得されうる。図12Eで図示されたAID選択の結果は、VHT−SIGA1フィールドのすべてのリザーブされたビットがすべて1を備える場合には取得され、グループIDサブフィールドは、0に等しいことがある。
アソシエーションIDのランダム選択(RANDOM SELECTION OF ASSOCIATION ID)
最悪の場合のPAPRを回避し、最悪の場合のPAPRを低減する(または最小化する)ことは、AP−to−STA送信にとって重要であることと同じくらい、局からアクセスポイントへの(STA−to−AP)送信にとって重要である可能性がある。本開示のある態様は、局(STA)と関連づけられたAID値を選ぶのと同じ方法でアクセスポイント(AP)と関連づけられたAID値を選ぶことをサポートする。
一態様では、APは、その関連STAについて選択されたAIDと同じ範囲からランダムAIDを割り当てることがある。AID値の範囲は、STA側について前に説明されているように決定されうる。AID値の範囲は、その関連STAからAPにおいて受信されうる。APのAIDは、ビーコンフレーム、プローブ応答フレーム、またはアソシエーション応答フレームのうちの少なくとも1つにおいてシグナリングされうる。
図13A−図13Eは、本開示のある態様による、APからSTAへと、および/または、STAからAPへと、送信されうるパケットのVHT−SIGA1フィールドのAIDサブフィールドのための値の例を図示する。図13A−図13Eで与えられたAIDシーケンスは、送信されたVHT−SIGA1フィールドの最高の最大PAPRを結果としてもたらすことがある。したがって、図13A−図13EでリストされたAID値は、AP−to−STA送信および/またはSTA−to−AP送信について回避される必要があることがある。一態様では、4倍オーバーサンプルされたIFFTは、VHT−SIGA1フィールドを送信する前に適用されうる。図13A−図13Eの第3列は、対応する第2列の9LSBを備えるすべて10進法のAID値をリストする。
図13Aで図示されたAIDシーケンスは、VHT−SIGA1フィールドにおけるリザーブされたビットがすべて1を備える場合には、取得されうる。図13Bで図示されたAIDシーケンスは、リザーブされたビットがすべて0を備える場合には、取得されうる。図13Cで図示されたAIDシーケンスは、リザーブされたビットがすべてランダムである場合には、取得されうる。図13Dで図示されたAIDシーケンスは、VHT−SIGA1フィールドの最後の2つのリザーブされたビットがすべて0を備える場合には、取得されうる。図13Eで図示されるAIDシーケンスは、VHT−SIGA1フィールドにおけるすべてのリザーブされたビットがすべて1を備える場合に取得され、グループIDサブフィールドは、APからSTAへのマルチユーザ(MU)送信を示す0に等しいことがある。
0091
VHT−SIG−AフィールドおよびVHT−SIG−Bフィールドで適用される「マジック」シーケンス(“MAGIC” SEQUENCE APPLIED ON VHT-SIG-A AND VHT-SIG-B FIELDS)
本開示の態様では、VHT−SIG−AまたはVHT−SIG−Bのうちの少なくとも1つの情報ビットは、VHT−SIGを送信するときにPAPRを最小化する(または少なくとも低減する)ために「マジック」シーケンスでXORオペレーションを実行するために使用されうる。「マジック」シーケンスは、VHT−SIG−AまたはVHT−SIG−Bの少なくとも1つにおいてすべて0と仮定しながら、最も低いPAPRでビットのシーケンスを識別することと徹底的なサーチによって取得されうる。
VHT−SIG−Aの場合、次の34ビットパターン(LSBが先):{1, 1, 01, 1, 0, 1, 0, 1, 0, 1, 0, 0, 1, 1, 1, 1, 0, 0,0, 0, 1, 1, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 0, 1, 1, 0}は、3.0345dBのVHT−SIGA1のためのPAPRと、4.4206dBのVHT−SIGA2のためのPAPRを結果としてもたらすことがある。
VHT−SIG−Bの場合、次の20/21/23ビットシーケンス(LSBが先)は、4倍オーバーサンプルされた逆高速フーリエ変換(IFFT)を使用するとき、最も低いPAPRを結果としてもたらすことがある。20MHz帯域幅の場合、「マジック」シーケンスは、{0, 0, 0, 0, 0, 1, 1, 1, 0, 1, 0, 0, 0,1, 0, 0, 0, 0, 1, 0}であり、PAPRは、3.16dBと等しいことがある。40MHz帯域幅の場合、「マジック」シーケンスは、{1, 0, 1, 0, 0, 1, 0, 1, 1, 0, 1, 0, 0, 0, 1, 0, 0, 0, 0, 1, 1}であり、PAPRは、5.42dBと等しいことがある。80MHz帯域幅の場合、「マジック」シーケンスは、{0, 1, 0, 1, 0, 0, 1, 1, 0, 0, 1,0, 1, 1, 1, 1, 1, 1, 1, 0, 0, 1, 0},であり、PAPRは、5.13dBと等しいことがある。
図14Aは、本開示のある態様によるVHT−SIGA1の例示的なPAPR結果を図示する。前述の34ビット「マジック」シーケンスが適用されるときの送信VHT−SIGA1のPAPR(PAPR of transmitting VHT-SIGA1)は、プロット1410によって図示される。GID=0およびAID=0であるということに留意されるべきである。
図14Bは、本開示のある態様によるVHT−SIGA2の例示的なPAPR結果を図示する。前述の「マジック」シーケンスが適用されるときの送信VHT−SIGA2のPAPR(PAPR of transmitting VHT-SIGA2)は、プロット1420によって図示される。この場合もGID=0およびAID=0であるということに留意されるべきである。
図15A−図15Bは、本開示のある態様による、VHT−SIGAのほとんどのフィールドが0である場合のVHT−SIGAのPAPR結果の例を図示する。ビットの「マジック」シーケンスがVHT−SIGAに適用されるときに、PAPRにおける実質的な改善が観察されることができる(例えば、「マジック」シーケンスがVHT−SIGA2に適用されるときの列1502のPAPR結果対「マジック」シーケンスが適用されなかったときの列1504のPAPR結果)。
図16Aは、本開示のある態様によれば、VHT−SIGBのほとんどのフィールドが0であるときのVHT−SIGBの例示的なPAPR結果を図示し、ここにおいてマルチユーザ(MU)通信が使用される。「マジック」シーケンスがVHT−SIGBに適用されるときに、PAPRにおける実質的な改善が観察されることができる(例えば、「マジック」シーケンスがVHT−SIGBに適用されるときの列1602のPAPR結果対「マジック」シーケンスが適用されなかったときの列1604のPAPR結果)。一態様では、MCSが0であり、送信機におけるプレコーダがストリームを混合するように構成されうることは起こりそうもなく、また、小さいパケットが送信されるということは、起こりそうもない。
図16Bは、本開示のある態様によれば、VHT−SIGBのほとんどのフィールドが0であるときのVHT−SIGBの例示的なPAPR結果を図示し、ここにおいて、シングルユーザ(SU)通信が20MHz帯域幅で使用される。「マジック」シーケンスがVHT−SIGBに適用されるときに、PAPRにおける実質的な改善が観察されることができる(例えば、「マジック」シーケンスがVHT−SIGBに適用されるときの列1606のPAPR結果対「マジック」シーケンスが適用されなかったときの列1608のPAPR結果)。VHT−SIGBのリザーブされたビットは、すべて1に設定され、使用されないことがある。一態様では、SU通信の場合、受信機は、VHT−SIGBを復号することを要求されないことがある。
図17Aは、本開示のある態様による、VHT−SIGAがすべて1を備えるときのVHT−SIGAの例示的なPAPR結果を図示する。「マジック」シーケンスがVHT−SIGA1に適用されるときに、PAPR結果における実質的な改善が観察されることができる(例えば、「マジック」シーケンスがVHT−SIGA1に適用されるときの列1702のPAPR結果対「マジック」シーケンスが適用されなかったときの列1704のPAPR結果)。さらに、「マジック」シーケンスがVHT−SIGA2に適用されるときに、PAPR結果における実質的な改善が観察されることができる(例えば、「マジック」シーケンスがVHT−SIGA2に適用されるときの列1706のPAPR結果対「マジック」シーケンスが適用されなかったときの列1708のPAPR結果)。
図17Bは、本開示のある態様による、VHT−SIGBがすべて1を備えるときのVHT−SIGBの例示的なPAPR結果を図示する。「マジック」シーケンスがVHT−SIGBに適用されるときに、PAPRにおける実質的な改善が観察されることができる(例えば、「マジック」シーケンスがVHT−SIGBに適用されるときの列1710のPAPR結果対「マジック」シーケンスが適用されなかったときの列1712のPAPR結果)。
VHT−SIG−Aにおけるトーンリザーブ(TONE RESERVATION IN VHT-SIG-A)
本開示の態様では、送信機は、VHT−SIGA1において2つのリザーブされたビットを選ぶように構成されうる。受信機は、これらのリザーブされたビットを使用することなく、VHT−SIGフィールドを復号するように構成されうる。送信機は、最適な2つのリザーブされたビットを選ぶことによってパケット毎ベースでPAPRを低減することができることがある。例えば、このことは、ルックアップテーブルを使用することによって達成されうる。一態様では、最適化は、2つのリザーブされたビットの位置(例えば、VHT−SIGA1の終わり)とVHT−SIGA1のPAPRを最小化することに基づくことがある。
図18Aおよび図18C(それぞれ、GID/AID=0である、また、GIDがランダムである場合、VHT−SIGA1の例示的なPAPR結果)より、トーンリザーブのためのPAPR(プロット1808、1828)は、少なくとも0.5dBだけ当初のVHT−SIGA1(プロット1804、1824)のPAPRよりも常に良好であるということが観察されることができる。8.2dB〜9.3dBの範囲において、トーンリザーブのためのPAPR(プロット1808、1828)は、GIDビットがフリップしたとき、VHT−SIGA1のPAPR(それぞれ、図22Aおよび図22Cのプロット1806、1826)よりもより良好であることがある。
図18Bおよび図18Dは、本開示のある態様による、それぞれ、GID/AID=0である、また、GIDがランダムである場合のVHT−SIGA2の例示的なPAPR結果を図示する。リザーブされたビットは、VHT−SIGA2についてではなく、VHT−SIGA1のPAPRについて最適化されているので、トーンリザーブのPAPR結果(プロット1818、1838)は、当初のVHT−SIGA2(プロット1814,1834)のPAPR結果よりもわずかにだけよい。図18A−18Dで図示されるPAPR結果は、SU送信用であり、AIDはすべて0である。
図18A−18Dからの例示的な結果は、次のように集約されることがある。
GID=0およびAID=0の場合には、現在のVHT−SIGA1は、BPSKデータより高い中央値PAPRを有し、VHT−SIGA2はデータより悪い。VHT−SIGA1については、GIDフィールドを反転することは、VHT−SIG−A1のPAPRを改善することがある。VHT−SIGA1のリザーブされたビットの位置を変更することはPAPRをより悪くすることがある。VHT−SIGA1におけるリザーブされたビットの値を変更することはPAPRをより悪くすることがある。VHT_SIGA2については、反転SGI、符号化、SU BFフィールドは、PAPR統計に実質役立たないことがある。VHT−SIGA2におけるリザーブされたビットの位置/値を変更することは、実質的な差異をもたらさないことがある。
GIDがランダムである場合には、現在のVHT−SIGA1はBPSKデータよりも高い中央値PAPRを有し、VHT−SIGA2は、データよりも悪いPAPRを有する。VHT−SIGA1については、GIDを反転することは、PAPR統計において実質的な差異をもたらさないことがある。VHT−SIGA2については、VHT−SIGA2におけてリザーブされた6ビットの位置を変更することはPAPRをわずかに悪くすることがある。
ある態様によれば、すべて0である代わりにSUグループID=111111にすることは、顕著な差異をもたらすことがある。
図19A−図19Bは、本開示のある態様にしたがってSU通信のための本開示のある態様による、それぞれ、VHT−SIGA1フィールドおよびVHT−SIGA2フィールドの例示的なPAPR結果を図示する。AIDはアップリンク(UL)送信についてすべて1である、または、AIDは1または3に等しい(実際にしばしば起こりうる)ということが想定されることができる。
図19Aでは、VHT−SIGA2のSU送信のPAPR累積分布関数(CDF)結果は、GIDがすべて1である場合(プロット1906)対AIDがすべて1である場合(プロット1908)対GIDとAIDの双方がすべて1である場合(プロット1910)とAID=1である場合(プロット1912)対AID=3である場合(プロット1914)を、BPSKデータからのベースラインPAPR結果(プロット1902)と当初提案されたVHT−SIGA1(プロット1904)と比較する。AIDがすべて1であり(プロット1908)、CDFが当初のVHT−SIGA1のベースラインPAPR結果とほぼ同じである(プロット1904)ということが観察されることができる。これが、以前にAIDのフリッピングを推奨されなかった理由である。しかしながら、GIDとAIDの双方がすべて1であり(プロット1910)、PAPRは悪くなり、特に高PAPR値がより頻繁に生じうる。AID=1(図19Aのプロット1912)またはAID=3(図19Aのプロット1914)の場合は、当初のVHT−SIGA1のベースラインPAPR結果(図19Aのプロット1904)とはあまり差異がない。図19Bで図示されるように、すべてのこれらの異なる場合は、VHT−SIGA2の同様なPAPR結果を提供する。
すべてのVHT−SIGビットのスクランブリング(SCRAMBLING OF ALL VHT-SIG BITS)
送信機側(例えば、アクセスポイント)は、送信されたVHT−SIGフィールドのPAPRを最小化する(または少なくとも低減する)ために送信前にVHT−SIGフィールドのスクランブリングを実行するように構成されうる。本開示の一態様では、スクランブリングは、複数のスクランブリングシーケンス(scrambling sequences)のうちの1つ(4つのスクランブリングシーケンスの1つ)とともにVHT−SIGフィールドのすべてのビットをスクランブルすることと、VHT−SIGフィールドのRESERVEDビットにおけるそのスクランブリングシーケンスの識別子(ID)を含むことと、を備えうる。複数のスクランブリングシーケンスは、送信されたVHT−SIGフィールドのPAPRを低減するために決定されることができ、そのスクランブリングシーケンスは、複数のスクランブリングシーケンスと関連づけられたPAPRについての複数の値のうちのPAPRの最小値を提供しうる。
受信機側(例えば、アクセス端末)は、複数のスクランブリングシーケンスのうちの1つを使用してVHT−SIGフィールドの送信の前にすべてのビットがスクランブルされたVHT−SIGフィールドを受信しうる、ここにおいて、そのスクランブリングシーケンスのIDは、送信されたVHT−SIGフィールドのRESERVEDビットに含まれている。本開示の態様では、受信機は、IDに基づいてそのスクランブリングシーケンスを決定し、そして、そのスクランブリングシーケンスにしたがってVHT−SIGフィールドのデスクランブリングを実行しうる。
上述された方法の様々なオペレーションは、対応する機能を実行することができるいずれの適切な手段によって実行されうる。手段は、ハードウェアおよび/またはソフトウェアコンポーネント(単数または複数)および/またはモジュール(単数または複数)を含むことができ、限定されてはいないが、回路、特定用途向け回路(ASIC)、またはプロセッサを含んでいる。一般的に、図面で図示されるオペレーションがある場合には、これらのオペレーションは、同様な番号付けを備えた、対応するカウンターパートのミーンズ・プラス・ファンクションコンポーネントを有しうる。例えば、図4および図5で図示されたオペレーション400および500は、図4Aおよび図5Aで図示されるコンポーネント400Aおよび500Aに対応しうる。
例えば、構築するための手段は、特定用途向け集積回路、例えば、図2のワイヤレスノード200のTXデータプロセッサ202、または、ワイヤレスノード200のRXデータプロセッサ214、または、図3の処理システム300のプロセッサ304を備えうる。スクランブルするための手段は、符号器、例えばTXデータプロセッサ202またはプロセッサ304を備えうる。送信するための手段は送信機、例えば図2のワイヤレスノード200のトランシーバ206を備えうる。反転するための手段は、特定用途向け集積回路、例えばワイヤレスノード200の、TXデータプロセッサ202、またはRXデータプロセッサ214、またはプロセッサ304を備えうる。コンピュートするための手段は、特定用途向け集積回路、例えばTXデータプロセッサ202、またはRXデータプロセッサ214、またはプロセッサ304を備えうる。挿入するための手段は、特定用途向け集積回路、例えばTXデータプロセッサ202、またはRXデータプロセッサ214、またはプロセッサ304を備えうる。再配置するための手段は、特定用途向け集積回路、例えばTXデータプロセッサ202、またはRXデータプロセッサ214、またはプロセッサ304を備えうる。設定するための手段は、特定用途向け集積回路、例えばTXデータプロセッサ202、またはRXデータプロセッサ214、またはプロセッサ304を備えうる。決定するための手段は、特定用途向け集積回路、例えばTXデータプロセッサ202、またはRXデータプロセッサ214、またはプロセッサ304を備えうる。評価するための手段は、特定用途向け集積回路、例えばTXデータプロセッサ202、またはRXデータプロセッサ214、またはプロセッサ304を備えうる。識別するための手段は、特定用途向け集積回路、例えばTXデータプロセッサ202、またはRXデータプロセッサ214、またはプロセッサ304を備えうる。受信するための手段は受信機、例えば図2のワイヤレスノード200のトランシーバ206、を備えうる。デスクランブルするための手段は復号器、例えばRXデータプロセッサ214またはプロセッサ304を備えうる。計算するための手段は、特定用途向け集積回路、例えばTXデータプロセッサ202、またはRXデータプロセッサ214、またはプロセッサ304を備えうる。比較するための手段は、特定用途向け集積回路、例えばTXデータプロセッサ202、またはRXデータプロセッサ214、またはプロセッサ304を備えうる。シグナリングするための手段は送信機、例えば図2のワイヤレスノード200のトランシーバ206、を備えうる。復号するための手段は復号器、例えばRXデータプロセッサ214、またはプロセッサ304を備えうる。識別するための手段は、特定用途向け集積回路、例えばRXデータプロセッサ214、またはプロセッサ304を備えうる。
ここに使用されるように、用語「決定すること」は、広範囲な動作を包含する。例えば「決定すること(determining)」は、計算すること(calculating)、コンピュートすること(computing)、処理すること(processing)、導出すること(deriving)、吟味すること(investigating)、ルックアップすること(looking up)(例、テーブル、データベース、または別のデータ構造においてルックアップすること)、確かめること(ascertaining)、および同様なものを含めうる。また「決定すること」は、受信すること(例、情報を受信すること)、アクセスすること(例、メモリ内のデータにアクセスすること)、および同様なものを含めうる。また、「決定すること」は、解決すること(resolving)、選択すること(selecting)、選ぶこと(choosing)、確立すること(establishing)、および同様なものを含めうる。
ここに使用されるように、項目リストの「うちの少なくとも1つ(at least one of)」を指すフレーズは、これらの項目の任意の組み合わせを指し、単一の要素を含む。一例として、「a、b、またはcのうち少なくとも1つ」は、a、b、c、a−b、a−c、b−c,およびa−b−cを包含することが意図されている。
本開示に関連して説明された様々な説明のための論理ブロック、モジュールおよび回路は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ信号(FPGA)、あるいは他のプログラマブル論理デバイス(PLD)、ディスクリートゲートあるいはトランジスタ論理、ディスクリートハードウェアコンポーネント、あるいは、ここに説明された機能を実行するように設計されたそれらのいずれの組み合わせ、で実装または実行されうる。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサでありうるが、代替として、プロセッサは、いずれの商業的に利用可能なプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、あるいはステートマシンでありうる。プロセッサはまた、コンピューティングデバイスの組み合わせ、例えば、DSPとマイクロプロセッサとの組み合わせ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと併用しての1以上のマイクロプロセッサ、あるいはいずれの他のそのような構成のもの、として実装されうる。
本開示に関連して説明された方法またはアルゴリズムのステップは、直接ハードウェアにおいて、プロセッサによって実行されたソフトウェアモジュールにおいて、あるいは2つの組み合わせにおいて、具現化されうる。ソフトウェアモジュールは、当技術分野で知られている任意の形態のストレージ媒体に常駐しうる。使用されうるストレージ媒体のいくつかの例は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み出し専用メモリ(ROM)、フラッシュメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルディスク、CD−ROM、などを含む。ソフトウェアモジュールは、単一の命令または多くの命令を備えうる、また、いくつかの異なるコードセグメント上で、異なるプログラムの中で、そして、複数のストレージ媒体にわたって、分散されうる。ストレージ媒体は、プロセッサがストレージ媒体から情報を読み取ることができ、またストレージ媒体に情報を書き込むことができるように、プロセッサに結合されうる。あるいは、ストレージ媒体は、プロセッサに一体化されうる。
ここにおいて開示される方法は、記載される方法を達成するための1以上のステップまたは動作を備える。方法のステップおよび/または動作は、特許請求の範囲から逸脱することなく互いに置き換えられうる。言いかえれば、ステップまたは動作の具体的な順序が規定されていない限り、具体的なステップおよび/または動作の順序および/または使用は、特許請求の範囲から逸脱することなく修正されうる。
記載された機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェアあるいはそれらのいずれかの組み合わせにおいて実装されうる。ハードウェアで実装される場合には、例示的なハードウェア構成は、ワイヤレスノードにおける処理システムを備えうる。処理システムはバスアーキテクチャで実装されうる。バスは、処理システムの特定アプリケーションと全体的な設計制約に依存している、任意の数の相互接続しているバスとブリッジを含めうる。バスは、プロセッサ、機械可読媒体、およびバスインタフェースを含む様々な回路を一緒にリンクさせうる。バスインタフェースは、ネットワークアダプタを、特に、処理システムにバスを介して接続するために使用されうる。ネットワークアダプタは、PHY層の信号処理機能を実装するために使用されうる。ユーザ端末120(図1参照)の場合、ユーザインタフェース(例えば、キーパッド、ディスプレイ、マウス、ジョイスティック等)はまた、バスに接続されうる。バスはまた、タイミングソース、周辺機器、電圧調整器、電力管理回路、および同様なもののような様々な他の回路をリンクさせうる、そしてそれらは、当技術分野ではよく知られているので、さらには説明しない。
プロセッサは、機械可読媒体上で格納されたソフトウェアの実行を含む、バスおよび汎用処理を管理することを担うことがある。プロセッサは、1つまたは複数の汎用および/または専用プロセッサで実装されうる。例は、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、DSPプロセッサ、およびソフトウェアを実行することができる他の回路を含む。ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語または別の言葉で呼ばれても、命令、データ、または、そのいずれの組み合わせを意味するように広く解釈されるべきである。機械可読媒体は、例えば、RAM(ランダムアクセスメモリ)、フラッシュメモリ,ROM(読み出し専用メモリ),PROM(プログラマブル読み出し専用メモリ),EPROM(消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ),EEPROM(電子的消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ),レジスタ,磁気ディスク,光学ディスク,ハードドライブ,または、いずれの他の適切なストレージ媒体、または、それらのいずれの組み合わせ、を含めうる。機械可読媒体は、コンピュータプログラムプロダクトにおいて具現化されうる。コンピュータプログラムプロダクトは、パッケージング材料を備えうる。
ハードウェア実装では、機械可読媒体は、プロセッサから離れた処理システム300の一部でありうる。しかしながら、当業者は、機械可読媒体、またはそのいずれの部分は、処理システムに外付けされうるということを容易に理解するであろう。例えば、機械可読媒体は、伝送線、データによって変調されたキャリア波、および/または、ワイヤレスノードと分けられたコンピュータプロダクト、を含めうる、そしてそれらすべては、バスインタフェースを通じてプロセッサによってアクセスされうる。代替的に、または、追加的に、機械可読媒体またはそのいずれの部分は、キャッシュおよび/または一般的なレジスタファイルに関する場合には、プロセッサに組み込まれることができる。
処理システムは、プロセッサ機能を提供している1つまたは複数のマイクロプロセッサと、機械可読媒体の少なくとも一部分を提供する外部メモリを備えた、それらすべてが外部バスアーキテクチャを通じて他のサポートしている回路と一緒にリンクされている、汎用処理システムとして構成されうる。代替的に、処理システムは、プロセッサ、バスインタフェース、ユーザインタフェース(アクセス端末の場合)、サポートしている回路、および単一チップへと組み込まれた機械可読媒体の少なくとも一部分を備えたASIC(特定用途集積回路)で、または、1つまたは複数のFPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)、PLD(プログラマブル論理デバイス)、コントローラ、ステートマシン、ゲート制御された論理、ディスクリートハードウェアコンポーネント、または、いずれの他の適切な回路、または、本開示の全体にわたって説明された様々な機能を実行することができる回路のいずれの組み合わせで、実装されうる。当業者は、特定のアプリケーションと全体システムに課された全体的な設計制約に依存している処理システムの記載された機能をいかに最良に実装するかを理解するであろう。
機械可読媒体は多数のソフトウェアモジュールを備えうる。ソフトウェアモジュールは、プロセッサによって実行されるとき、処理システムに様々な機能を実行させる命令を含む。ソフトウェアモジュールは、送信モジュールおよび受信モジュールを含めうる。各ソフトウェアモジュールは、単一のストレージデバイスに常駐しうる、または、多数のストレージデバイスにわたって分散しうる。例として、ソフトウェアモジュールは、トリガリングイベントが生じるとき、ハードドライブからRAMへとロードされうる。ソフトウェアモジュールの実行中に、プロセッサは、アクセス速度を増加させるためにキャッシュに命令のいくつかをロードしうる。1つまたは複数のキャッシュラインは、プロセッサによる実行のために汎用レジスタファイルへとロードされうる。下記でソフトウェアモジュールの機能を参照すると、そのソフトウェアモジュールからの命令を実行するとき、そのような機能はプロセッサによって実装されるということが理解されるだろう。
ソフトウェアで実装される場合、機能は、コンピュータ可読媒体上で、1つまたは複数の命令またはコードとして格納または送信されうる。コンピュータ可読媒体は、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの移送を容易にするいずれの媒体をも含むコンピュータストレージ媒体と通信媒体の両方を含む。ストレージ媒体は、コンピュータによってアクセスされることができる、いずれの利用可能な媒体でありうる。例として、また限定されないが、そのようなコンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD−ROMあるいは他の光学ディスクストレージ、磁気ディスクストレージあるいは他の磁気ストレージデバイス、あるいは、命令あるいはデータ構造の形態で所望プログラムコードを搬送または格納するために使用されることができる、また、コンピュータによってアクセスされることができる、任意の他の媒体も備えることができる。また、いずれの接続もコンピュータ可読媒体と適切に名付けられる。例えば、ソフトウェアがウェブサイト、サーバ、あるいは、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、デジタル加入者ライン(DSL)、あるいは赤外線(IR)、ラジオ、およびマイクロ波のようなワイヤレス技術を使用している他の遠隔ソース、から送信される場合には、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、DSL、あるいは赤外線、ラジオ、およびマイクロ波のようなワイヤレス技術は、媒体の定義に含まれる。ここに使用されているように、ディスク(disk)とディスク(disc)は、コンパクトディスク(CD)、レーザーディスク(登録商標)、光学ディスク、デジタル汎用ディスク(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスクおよびブルーレイディスクを含んでおり、「ディスク(disks)」は、大抵、データを磁気的に再生し、「ディスク(discs)」は、レーザーで光学的に再生する。したがって、いくつかの態様では、コンピュータ可読媒体は、ノントランジトリコンピュータ可読媒体(例えば、タンジブル媒体)を備えうる。さらに、他の態様の場合、コンピュータ可読媒体は、トランジトリコンピュータ可読媒体(例えば、信号)を備えうる。上記のものの組み合わせも、コンピュータ可読媒体の範囲内に含まれるべきである。
したがって、ある態様は、ここに提示されるオペレーションを実行するためのコンピュータプログラムプロダクトを備えうる。例えば、このようなコンピュータプログラムプロダクトは、命令が格納されている(および/または符号化されている)コンピュータ可読媒体を備えることができ、命令は、ここに説明されるオペレーションを実行するように1つまたは複数のプロセッサによって実行可能である。ある態様では、コンピュータプログラムプロダクトは、パッケージング材料を含めうる。
さらに、ここに説明される方法および技法を実行するためのモジュールおよび/または他の適切な手段は、ダウンロードされることができる、および/または、そうでない場合には、規定どおりにユーザ端末および/または基地局によって得られるということは理解されるべきである。例えば、そのようなデバイスは、ここにおいて記載される方法を実行するための手段の転送を容易にするためにサーバに結合されることができる。代替的に、ここに記載される様々な方法は、ストレージ手段(例、RAM、ROM、コンパクトディスク(CD)またはフロッピーディスクのような物理ストレージ媒体等)を介して提供されることができるので、ユーザ端末および/または基地局は、デバイスにストレージ手段を結合するまたは提供するときに、様々な方法を得ることができる。さらに、デバイスに対してここにおいて記載される方法および技法を提供するためのいずれの他の適切な技術が利用されることができる。
本願請求項は、厳密な構成および上記で図示されるコンポーネントに限定されていないということは理解されるべきである。様々な修正、変更、および変形は、特許請求の範囲から逸脱することなく、上述される方法および装置の配置、オペレーション、および、詳細において行われうる。
前述は、本開示の態様を対象としているが、本開示の他のおよびさらなる態様は、その基本的な範囲から逸脱することなく考案されうる、また、その範囲は、特許請求の範囲によって決定される。
以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[C1]
ワイヤレス通信のための方法であって、
超高速スループット信号(VHT−SIG)フィールドを構築することと、
前記VHT−SIGフィールドの1つまたは複数のビットをスクランブルすることと、
ワイヤレスチャネル上で、1つまたは複数のスクランブルされたビットを含んで前記VHT−SIGフィールドを送信することと、
を備える方法。
[C2]
前記スクランブルすることは、前記送信されたVHT−SIGフィールドのピーク対平均電力比(PAPR)を低減するように設計される、C1に記載の方法。
[C3]
前記送信されたVHT−SIGフィールドの予期されたPAPRが閾値を超えることを決定することに応じて、前記スクランブルすることを実行すること、
をさらに備えるC1に記載の方法。
[C4]
前記スクランブルすることは、
前記VHT−SIGフィールドにおける1つまたは複数のビットの値を反転すること、
を備える、
C1に記載の方法。
[C5]
前記スクランブルすることは、
既知のシードでスクランブルすることを実行すること、
を備える、
C1に記載の方法。
[C6]
前記スクランブルすることは、
可変シードでスクランブルすることを実行すること、
を備える、
C1に記載の方法。
[C7]
前記スクランブルすることは、
前記送信されたVHT−SIGフィールドの予期されたPAPRを低減するために1つまたは複数のリザーブされたビットを再配置すること、
を備える、
C1に記載の方法。
[C8]
前記スクランブルすることは、
前記VHT−SIGフィールドのアソシエーション識別子(AID)サブフィールドを、1つまたは複数の値のセットから選ばれた値に設定すること、
を備え、前記VHT−SIGフィールドのグループ識別子(GID)サブフィールドは、シングルユーザ(SU)送信を示す定義された値に設定される、
C1に記載の方法。
[C9]
前記セットにおける前記1つまたは複数の値は、
前記送信されたVHT−SIGフィールドのピーク対平均電力比(PAPR)についての複数の値のうちの最大値、
前記送信されたVHT−SIGフィールドのPAPRについての前記複数の値の平均値、または、
前記最大値および前記平均値の和、
のうちの少なくとも1つを減らすために決定される、
C8に記載の方法。
[C10]
前記スクランブルすることは、
ビートのシーケンスと前記VHT−SIGフィールドの前記1つまたは複数のビットとの間で、バイナリオペレーションを実行すること、
を備え、ビットの前記シーケンスは、前記送信されたVHT−SIGフィールドのピーク対平均電力比(PAPR)を低減するために決定される、
C1に記載の方法。
[C11]
ワイヤレス通信のための装置であって、
超高速スループット信号(VHT−SIG)フィールドを構築するための手段と、
前記VHT−SIGフィールドの1つまたは複数のビットをスクランブルするための手段と、
ワイヤレスチャネル上で、1つまたは複数のスクランブルされたビットを含んで前記VHT−SIGフィールドを送信するための手段と、
を備える装置。
[C12]
前記スクランブルするための手段は、前記送信されたVHT−SIGフィールドのピーク対平均電力比(PAPR)を低減するように設計される、C11に記載の装置。
[C13]
前記送信されたVHT−SIGフィールドの予期されたPAPRが閾値を超えることを決定することに応じて、前記スクランブルすることを実行するための手段、
をさらに備えるC11に記載の装置。
[C14]
前記スクランブルするための手段は、前記VHT−SIGフィールドにおける1つまたは複数のビットの値を反転するための手段、を備える、C11に記載の装置。
[C15]
前記スクランブルするための手段は、既知のシードでスクランブルすることを実行するための手段、を備える、C11に記載の装置。
[C16]
前記スクランブルするための手段は、可変シードでスクランブルすることを実行するための手段、を備える、C11に記載の装置。
[C17]
前記スクランブルするための手段は、
前記送信されたVHT−SIGフィールドの予期されたPAPRを低減するために1つまたは複数のリザーブされたビットを再配置するための手段、
を備える、C11に記載の装置。
[C18]
前記スクランブルするための手段は、
前記VHT−SIGフィールドのアソシエーション識別子(AID)サブフィールドを、1つまたは複数の値のセットから選ばれた値に設定するための手段、
を備え、前記VHT−SIGフィールドのグループ識別子(GID)サブフィールドは、シングルユーザ(SU)送信を示す定義された値に設定される、
C11に記載の装置。
[C19]
前記セットにおける前記1つまたは複数の値は、
前記送信されたVHT−SIGフィールドのピーク対平均電力比(PAPR)についての複数の値のうちの最大値、
前記送信されたVHT−SIGフィールドのPAPRについての前記複数の値の平均値、または、
前記最大値および前記平均値の和、
のうちの少なくとも1つを減らすために決定される、
C18に記載の装置。
[C20]
前記スクランブルするための手段は、
ビットのシーケンスと前記VHT−SIGフィールドの前記1つまたは複数のビットの間でバイナリオペレーションを実行するための手段、
を備え、
前記装置は、
前記送信されたVHT−SIGフィールドのピーク対平均電力比(PAPR)を低減するために前記ビットのシーケンスを決定するための手段、
をさらに備える、
C11に記載の装置。
[C21]
ワイヤレス通信のための装置であって、
超高速スループット信号(VHT−SIG)フィールドを構築するように構成された回路と、
前記VHT−SIGフィールドの1つまたは複数のビットをスクランブルするように構成された符号器と、
ワイヤレスチャネル上で、1つまたは複数のスクランブルされたビットを含んで前記VHT−SIGフィールドを送信するように構成された送信機と、
を備える装置。
[C22]
ワイヤレス通信のための実行可能な命令を含むコンピュータ可読媒体であって、前記実行可能な命令は、
超高速スループット信号(VHT−SIG)フィールドを構築するための命令と、
前記VHT−SIGフィールドの1つまたは複数のビットをスクランブルするための命令と、
第1のサイズの帯域幅を使用することによって、ワイヤレスチャネル上で、1つまたは複数のスクランブルされたビットを含んで前記VHT−SIGフィールドを送信するための命令と、
を備える、
コンピュータ可読媒体。
[C23]
アクセスポイントであって、
少なくとも1つのアンテナと、
超高速スループット信号(VHT−SIG)フィールドを構築するように構成された回路と、
前記VHT−SIGフィールドの1つまたは複数のビットをスクランブルするように構成された符号器と、
ワイヤレスチャネル上で、1つまたは複数のスクランブルされたビットを含んで前記VHT−SIGフィールドを前記少なくとも1つのアンテナを介して送信するように構成された送信機と、
を備えるアクセスポイント。
[C24]
ワイヤレス通信のための方法であって、
送信前のスクランブリングを介して変更された1つまたは複数のビットを含んだ超高速スループット信号(VHT−SIG)フィールドを含む送信を、ワイヤレスチャネル上で、受信することと、
前記VHT−SIGフィールドの前記1つまたは複数のスクランブルされたビットをデスクランブルすることと、
を備える方法。
[C25]
前記スクランブリングは、前記送信されたVHT−SIGフィールドのピーク対平均電力比(PAPR)を低減するように設計される、C24に記載の方法。
[C26]
前記スクランブリングは、
前記VHT−SIGフィールドにおける1つまたは複数のビットの値を反転すること、
を備える、
C24に記載の方法。
[C27]
前記スクランブリングは、
シングルユーザ(SU)送信を示すために、前記VHT−SIGフィールドのグループIDビットの値を111111に設定すること、
を備え、前記方法は、
グループIDビットの前記値に基づいて前記SU送信として前記送信を識別すること、
をさらに備えるC24に記載の方法。
[C28]
前記スクランブリングは、既知のシードでスクランブルすることを実行すること、を備える、C24に記載の方法。
[C29]
前記スクランブリングは、可変シードでスクランブルすることを実行すること、を備える、C24に記載の方法。
[C30]
前記スクランブリングは、前記送信されたVHT−SIGフィールドの予期されたPAPRを低減するために1つまたは複数のリザーブされたビットを再配置すること、を備える、C24に記載の方法。
[C31]
前記スクランブリングは、
前記送信されたVHT−SIGフィールドのアソシエーション識別子(AID)サブフィールドを、1つまたは複数の値のセットから選ばれた値に設定すること、
を備え、前記VHT−SIGフィールドのグループ識別子(GID)サブフィールドは、シングルユーザ(SU)送信を示す定義された値に設定される、
C24に記載の方法。
[C32]
前記セットにおける前記1つまたは複数の値は、
前記送信されたVHT−SIGフィールドのピーク対平均電力比(PAPR)についての複数の値のうちの最大値、
前記送信されたVHT−SIGフィールドのPAPRについての前記複数の値の平均値、または、
前記最大値および前記平均値の和、
のうちの少なくとも1つを減らすために決定される、C31に記載の方法。
[C33]
別のVHT−SIGフィールドのアソシエーション識別子(AID)サブフィールドを1つまたは複数の値のセットからランダムに選ばれた値に設定することと、
他のVHT−SIGフィールドを送信することと、
をさらに備えるC24に記載の方法。
[C34]
ワイヤレス通信のための装置であって、
送信前にスクランブルすることによって変更された1つまたは複数のビットを含んだ超高速スループット信号(VHT−SIG)フィールドを含む送信を、ワイヤレスチャネル上で、受信するための手段と、
前記VHT−SIGフィールドの前記1つまたは複数のスクランブルされたビットをデスクランブルするための手段と、
を備える装置。
[C35]
前記スクランブルするための手段は、前記送信されたVHT−SIGフィールドのピーク対平均電力比(PAPR)を低減するように設計される、C34に記載の装置。
[C36]
前記スクランブルするための手段は、前記VHT−SIGフィールドにおける1つまたは複数のビットの値を反転するための手段、を備える、C34に記載の装置。
[C37]
前記スクランブルするための手段は、
シングルユーザ(SU)送信を示すために、前記VHT−SIGフィールドのグループIDビットの値を111111に設定するための手段、
を備え、
前記装置は、
グループIDビットの前記値に基づいて前記SU送信として前記送信を識別するための手段、
をさらに備える、
C34に記載の装置。
[C38]
前記スクランブルするための手段は、既知のシードでスクランブルを実行するための手段、を備える、C34に記載の装置。
[C39]
前記スクランブルするための手段は、可変シードでスクランブルを実行するための手段、を備える、C34に記載の装置。
[C40]
前記スクランブルするための手段は、前記送信されたVHT−SIGフィールドの予期されたPAPRを低減するために1つまたは複数のリザーブされたビットを再配置するための手段、を備える、C34に記載の装置。
[C41]
前記スクランブルするための手段は、
前記送信されたVHT−SIGフィールドのアソシエーション識別子(AID)サブフィールドを、1つまたは複数の値のセットから選ばれた値に設定するための手段、
を備え、前記VHT−SIGフィールドのグループ識別子(GID)サブフィールドは、シングルユーザ(SU)送信を示す定義された値に設定される、
C34に記載の装置。
[C42]
前記セットにおける前記1つまたは複数の値は、
前記送信されたVHT−SIGフィールドのピーク対平均電力比(PAPR)についての複数の値のうちの最大値、
前記送信されたVHT−SIGフィールドのPAPRについての前記複数の値の平均値、または、
前記最大値および前記平均値の和、
のうちの少なくとも1つを減らすために決定される、C41に記載の装置。
[C43]
別のVHT−SIGフィールドのアソシエーション識別子(AID)サブフィールドを1つまたは複数の値のセットからランダムに選ばれた値に設定するための手段と、
他のVHT−SIGフィールドを送信するための手段と、
をさらに備えるC34に記載の装置。
[C44]
送信前のスクランブリングを介して変更された1つまたは複数のビットを含んだ超高速スループット信号(VHT−SIG)フィールドを含む送信を、ワイヤレスチャネル上で、受信するように構成された受信機と、
前記VHT−SIGフィールドの前記1つまたは複数のスクランブルされたビットをデスクランブルするように構成された復号器と、
を備えるワイヤレス通信のための装置。
[C45]
ワイヤレス通信のための実行可能な命令を含むコンピュータ可読媒体であって、
前記実行可能な命令は、
送信前のスクランブリングを介して変更された1つまたは複数のビットを含んだ超高速スループット信号(VHT−SIG)フィールドを含む送信を、ワイヤレスチャネル上で、受信するための命令と、
前記VHT−SIGフィールドの前記1つまたは複数のスクランブルされたビットをデスクランブルするための命令と、
を備える、
コンピュータ可読媒体。
[C46]
少なくとも1つのアンテナと、
送信前のスクランブリングを介して変更された1つまたは複数のビットを含んだ超高速スループット信号(VHT−SIG)フィールドを含む送信を、前記少なくとも1つのアンテナを介して、ワイヤレスチャネル上で、受信するように構成された受信機と、
前記VHT−SIGフィールドの前記1つまたは複数のスクランブルされたビットをデスクランブルするように構成された復号器と、
を備えるアクセス端末。

Claims (16)

  1. ワイヤレス通信において超高速スループット信号(VHT−SIG)フィールドを利用することによってピーク対平均電力費(PAPR)を低減するための方法であって、
    既知のビットのシーケンスを1つまたは複数の情報ビットに適用することによって、信号(SIG)フィールドを取得することと、ここにおいて、前記情報ビットは、アソシエーション識別子(AID)のビットを備え、前記AIDの値は前記SIGフィールドの前記PAPRを低減するために選択され、
    ワイヤレスチャネル上で、前記SIGフィールドを送信することと
    を備える、方法。
  2. 前記既知のビットのシーケンスを1つまたは複数の情報ビットに適用することは、前記既知のビットのシーケンスで論理オペレーションを実行することを備える、請求項1に記載の方法。
  3. 前記SIGフィールドを取得することは、前記AIDの前記ビットと前記既知のビットのシーケンスとの間でORオペレーションを実行することを備える、
    請求項に記載の方法。
  4. 情報ビットまたは前記既知のビットのシーケンスのうちの少なくとも1つは、グループ識別子(GID)のビットを備える、請求項1に記載の方法。
  5. ワイヤレス通信において超高速スループット信号(VHT−SIG)フィールドを利用することによってピーク対平均電力費(PAPR)を低減するための装置であって、
    既知のビットのシーケンスを1つまたは複数の情報ビットに適用することによって、信号(SIG)フィールドを取得するための手段と、ここにおいて、前記情報ビットは、アソシエーション識別子(AID)のビットを備え、前記AIDの値は前記SIGフィールドの前記PAPRを低減するために選択され、
    ワイヤレスチャネル上で、前記SIGフィールドを送信するための手段と
    を備える、装置。
  6. 前記既知のビットのシーケンスを1つまたは複数の情報ビットに適用することによって前記SIGフィールドを取得するための前記手段は、前記既知のビットのシーケンスで論理オペレーションを実行するための手段を備える、請求項に記載の装置。
  7. 前記SIGフィールドを取得するための前記手段は、前記AIDの前記ビットと前記既知のビットのシーケンスとの間でORオペレーションを実行するための手段を備える、
    請求項に記載の装置。
  8. 情報ビットまたは前記既知のビットのシーケンスのうちの少なくとも1つは、グループ識別子(GID)のビットを備える、請求項に記載の装置。
  9. ワイヤレス通信において超高速スループット信号(VHT−SIG)フィールドを利用することによってピーク対平均電力費(PAPR)を低減するための実行可能な命令を含むコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、前記実行可能な命令は、
    既知のビットのシーケンスを1つまたは複数の情報ビットに適用することによって、信号(SIG)フィールドを取得することと、ここにおいて、前記情報ビットは、アソシエーション識別子(AID)のビットを備え、前記AIDの値は前記SIGフィールドの前記PAPRを低減するために選択され、
    ワイヤレスチャネル上で、前記SIGフィールドを送信することと
    を行うための命令を備える、コンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  10. 前記既知のビットのシーケンスを1つまたは複数の情報ビットに適用することは、前記既知のビットのシーケンスで論理オペレーションを実行することを備える、請求項に記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  11. 前記SIGフィールドを取得することは、前記AIDの前記ビットと前記既知のビットのシーケンスとの間でORオペレーションを実行することを備える、
    請求項10に記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  12. 情報ビットまたは前記既知のビットのシーケンスのうちの少なくとも1つは、グループ識別子(GID)のビットを備える、請求項に記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  13. 超高速スループット信号(VHT−SIG)フィールドを利用することによってピーク対平均電力費(PAPR)を低減するワイヤレスノードであって、
    少なくとも1つのアンテナと、
    既知のビットのシーケンスを1つまたは複数の情報ビットに適用することによって、信号(SIG)フィールドを取得するように構成された回路と、ここにおいて、前記情報ビットは、アソシエーション識別子(AID)のビットを備え、前記AIDの値は前記SIGフィールドの前記PAPRを低減するために選択され、
    ワイヤレスチャネル上で、前記SIGフィールドを前記少なくとも1つのアンテナを介して送信するように構成された送信機と
    を備える、ワイヤレスノード。
  14. 前記既知のビットのシーケンスを1つまたは複数の情報ビットに適用することは、前記既知のビットのシーケンスで論理オペレーションを実行することを備える、請求項13に記載のワイヤレスノード。
  15. 前記SIGフィールドを取得することは、前記AIDの前記ビットと前記既知のビットのシーケンスとの間でORオペレーションを実行することを備える、
    請求項14に記載のワイヤレスノード。
  16. 情報ビットまたは前記既知のビットのシーケンスのうちの少なくとも1つは、グループ識別子(GID)のビットを備える、請求項13に記載のワイヤレスノード。
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