JP6324854B2 - 回転体の個体管理装置 - Google Patents

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本発明は、回転体の個体管理装置に関する。
近年、各種の部材にICタグを取り付けて、その部材のメンテナンス情報を始めとした個品管理や、トレーサビリティの確保といったことが行われつつある。このようなものの中には、たとえば特許文献1に示すように、金属面への取り付けを想定した構成がある。この特許文献1には、ICタグ(RFIDタグ)が停止している状態における検出方法が開示されている。
特開2008−90813号公報
たとえば製鉄用の圧延ローラや印刷工場で用いられる印刷用ローラ等のような回転ローラには、長さが数メートルにも及ぶ金属製の円柱状のものや、金属製の中空体であるものがある。しかも、上記の回転ローラは、所望の精度が維持されて、生産品種や印刷オーダーに正確に調整あるいは交換される必要がある。かかる回転ローラにおいては、刻印等により、回転ローラの個体管理を行っていることが殆どである。
このような回転ローラを用いる製造ラインや印刷ラインでは、効率的な連続生産が可能であり、同一の製品等を大量生産するのには好都合である。しかしながら、回転ローラの寿命時間が超えたか否かの判断は、難しい。これは、製造ライン等では、似たような形状の回転ローラが多数用いられているからである。そのため万が一、寿命が到来した回転ローラを取り違えてしまい、誤った回転ローラに対して交換等を行うと、不良品が連続して大量に生産される、という不都合がある。
特に、回転ローラが製鉄用の圧延ローラである場合には、印刷用ローラと比べてはるかに重量が大きく、そのため、製造ラインに圧延ローラを設置したり、その逆に製造ラインから圧延ローラを取り外す作業に、非常に手間や時間がかかるという問題がある。また、圧延ローラを交換する際には、その圧延ローラの発注や実際に納入までに一定の時間を要するが、その場合には、圧延ローラの適切な管理のみならず、保守管理がタイムリーになされる必要がある。
また、上述した回転ローラは、回転中であったり、製造ラインや印刷ライン等に組み込まれていても、その回転ローラの余命情報を簡単に知ることができたり、適切に管理できることが望ましい。そのために、回転ローラにICタグを取り付けて、そのICタグとの間で情報の送受信を行うことで、刻印等によらず自動認識の通信によって、回転ローラの個体管理を行うことが想定されている。
しかしながら、この場合には、次のような問題がある。すなわち、回転ローラにおいては、圧延や印刷等で用いられるローラ外周面にはICタグは取り付けることができず、そのためICタグを取り付け可能な部位は、回転ローラの両端の端面側となる。しかし、回転ローラの両端側には、軸受部分が存在しているが、その軸受部分には、金属製のカバーが取り付けられていることが多い。そのため、仮に回転ローラの端面側にICタグが取り付けられたとしても、金属製のカバーで覆われた回転ローラには電磁波が届き難いという問題がある。かかる問題は、特許文献1に基づいては、解決することは困難である。
また、回転ローラが回転する場合には、ICタグの位置が常に変動する。そのため、ICタグとの間で情報の送受信を行い難い、という問題もある。かかる問題も、特許文献1に基づいては、解決することが困難である。
本発明は上記の事情にもとづきなされたもので、その目的とするところは、回転体の端部側が金属製のカバーで覆われると共に、回転による位置変動が生じる場合であっても、回転体との間で情報の送受信を行うことが可能な回転体の個体管理装置を提供しよう、とするものである。
上記課題を解決するために、本発明の第1の観点によると、回転体の個体情報を送受信することにより当該回転体の個体管理を行うための回転体の個体管理装置であって、回転体の端部に位置する端面側に取り付けられるICタグと、回転体の端部を覆うと共に非回転の金属製のカバーに取り付けられ、そのカバーのうち端面に対向してICタグとの間で情報を送受信可能な位置に設けられると共に、回転体の回転に伴ってICタグが描く円周形状に対向する状態で配置されるループアンテナと、ループアンテナに対して接続線を介して電気的に接続され、外部の通信装置との間で情報の送受信を行う外部アンテナと、を備えることを特徴とする回転体の個体管理装置が提供される。
また、本発明の他の側面は、上述の発明において、ICタグは、回転体の回転中心である軸心に差し掛からない位置に取り付けられている、ことが好ましい。
さらに、本発明の他の側面は、上述の発明において、回転体には、端面から凹むと共にICタグが配置される凹部が設けられていて、凹部には、誘電体を材質とする封止部によってICタグのICインレットが封止されている、ことが好ましい。
また、本発明の他の側面は、上述の発明において、カバーには、接続線を外部に導出させるための挿通孔が設けられていて、この挿通孔に接続線が挿通されている、ことが好ましい。
さらに、本発明の他の側面は、上述の発明において、カバーには、端面と対向する対向面から凹んだ凹嵌部が設けられていて、凹嵌部には、ループアンテナが誘電体を材質とする封止部材によって覆われる状態で配置されている、ことが好ましい。
また、本発明の他の側面は、上述の発明において、カバーには、そのカバーが回転体の端部を覆うように取り付けられる前後において当該端面と対向する対向面に対して出没する出没機構が設けられていて、出没機構は出没部材を備えると共に、この出没部材が対向面に対して出没する前後においてループアンテナに対して接離する第2のICタグが設けられていて、第2のICタグは、カバーの取り付け前においてはループアンテナに接近して当該ループアンテナとの間で情報の送受信が可能となると共に、カバーの取り付け後においてはループアンテナから離間して当該ループアンテナとの間で情報の送受信が不能となる、ことが好ましい。
さらに、本発明の他の側面は、上述の発明において、カバーには、出没部材および第2のICタグを配置させるための配置凹部が設けられていて、出没機構は、出没部材および第2のICタグに付勢力を与える付勢手段を備えていて、付勢手段は配置凹部の底部側に位置して第2のICタグを底部から離間させるための付勢力を与えると共に、カバーの取り付け前においては第2のICタグが底部から離間させられてループアンテナに接近し、カバーの取り付け後においては第2のICタグが付勢手段の付勢力に抗しつつ底部に向かうように押し込まれて第2のICタグがループアンテナから離間させられる、ことが好ましい。
本発明の回転体の個体管理装置では、回転体の端部側が金属製のカバーで覆われると共に、回転による位置変動が生じる場合であっても、回転体との間で情報の送受信を行うことが可能となる。
本発明の第1の実施の形態に係り、回転体の一例としての回転ローラの配置構成を示す図である。 図1の回転ローラの端部側の構成を示すと共に、回転体の個体管理装置を示す側断面図である。 回転体の個体管理装置の構成を拡大して示す側断面図である。 回転体の個体管理装置の構成を示す斜視図であり、外部アンテナを省略した状態を示す図である。 ICタグの構成を示す斜視図である。 凹部にICタグが取り付けられときの構成を示す斜視図であり、正面側から見た断面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る回転体の個体管理装置の構成を拡大して示す側断面図であり、(A)はプランジャおよび取付検出タグが押し出された状態を示し、(B)はプランジャおよび取付検出タグが押し込まれた状態を示している。
(第1の実施の形態)
以下、本発明の第1の実施の形態に係る回転体の個体管理装置10について、図面に基づいて説明する。なお、以下の説明においては、XYZ直交座標系を用いて説明する場合があるものとし、X方向を回転ローラ1の長手方向とし、X1側を図2における右側、X2側を左側とする。また、Z方向を回転ローラ1に対する上下方向とし、Z1側を上側、Z2側を下側とする。また、Y方向はX方向およびZ方向に直交する方向とし、Y1側を図4における右側、Y2側を図4における左側とする。
<回転ローラ1およびその端部側の構成について>
図1は、回転体の一例としての回転ローラ1の配置構成を示す図である。この図1に示すように、たとえば製鉄所の製造ラインには、連続鋳造工程でのガイドローラ、熱間圧延工程や冷間圧延工程での圧延ローラ等、多数の回転ローラ1が配置されている。そして、それぞれの回転ローラ1の個体管理を行うために、後で詳しく説明する回転体の個体管理装置10が設けられている。
なお、図1においては、製鉄所の製造ラインにおいて配置される回転ローラ1が示されている。しかしながら、回転ローラ1は、製鉄所の製造ラインに配置されるものには限られず、たとえば印刷工場の印刷ラインや、各種のフィルム等を製造する製造ライン、ガラスや非鉄金属を製造するライン、樹脂加工を行う製造ライン等、各種の製造ラインに用いることができる。なお、回転ローラ1の端部側は、金属製のカバー等で覆われる場合が多く、そのままではICタグと外部の通信装置との間では、情報の送受信を行うことができない。そのため、本実施の形態の回転体の個体管理装置10は、以下のような構成となっている。
図2は、回転ローラ1の端部側の構成を示すと共に、回転体の個体管理装置10を示す側断面図である。図2に示すように、回転ローラ1の両端側には、ロールネック等のような軸支部1aが設けられている。この軸支部1aは、軸受部材2によって回転自在に支持される部分である。軸受部材2は、軸受ハウジング2aを備え、その軸受ハウジング2aには、単数または複数のベアリング2bが内蔵されている。そして、ベアリング2bの孔部分に軸支部1aが挿通されることで、回転ローラ1が軸受部材2によって回転自在に支持される。
図2においては、軸支部1aの端面1b側は、軸受ハウジング2aから一方側(X1側)に突出している。そして、軸受ハウジング2aには、この端面1bを覆うように、金属製のカバー3が取り付けられている。カバー3には、カップ状部3aと、フランジ部3bとが設けられている。そして、フランジ部3bが軸受ハウジング2aに対して、たとえばネジ等のような締結手段を介して取り付けられる。それにより、カバー3のカップ状部3aには、軸受ハウジング2aから突出する軸支部1aの端面1b側が収納される。
ところで、回転ローラ1の端面1bと、カバー3のカップ状部3aとに亘るように、回転体の個体管理装置10が設けられている。以下、この回転体の個体管理装置10の詳細について説明する。
<回転体の個体管理装置10の構成の詳細について>
図3は、回転体の個体管理装置10の構成を拡大して示す側断面図である。図4は、回転体の個体管理装置10の構成を示す斜視図であり、外部アンテナ70を省略した状態を示す図である。図5は、ICタグ20の構成を示す斜視図である。また、図6は、凹部1cにICタグ20が取り付けられときの構成を示す斜視図であり、正面側から見た断面図である。図3および図4に示すように、回転体の個体管理装置10は、ICタグ20と、ループアンテナ50と、接続線60と、外部アンテナ70とを有している。
図3に示すように、ICタグ20は、回転ローラ1の端面1bに設けられている凹部1cに配置される。凹部1cは、端面1bを所定だけ凹ませた部分であり、この凹部1cにICタグ20が入り込み、このICタグ20が凹部1cに固定される。また、図4および図5に示すように、ICタグ20の外観は、本実施の形態では円柱状に設けられている。そして、凹部1cにICタグ20を取り付けた場合、そのICタグ20の端面が、端面1bと同一の面上に位置するか、または端面1bよりも窪むように設けられている。それにより、何らかの拍子に異物がICタグ20に衝突する可能性を低減可能となっている。
ただし、ICタグ20を凹部1cから若干突出させて、ループアンテナ50と近接対向する構成を採用しても良い。
ここで、ICタグ20を凹部1cに固定する場合、たとえば接着剤等を介してICタグ20を固定するようにしても良い。また、ICタグ20の外周に雄ネジ部分を形成すると共に、凹部1cに雌ネジ部分を形成し、凹部1cの雌ネジ部分にICタグ20の雄ネジ部分を捻じ込むことで、取り付けるようにしても良い。特に、ICタグ20の外観が円柱状に形成されている場合、その外周にネジ部分を形成し易くなり、その取付性が良好となる。
図6に示すように、ICタグ20は、本体部30と、ICインレット40(単にインレットともいう)とを有している。本体部30は、誘電性樹脂材料で形成された封止部31を備え、この封止部31によりICインレット40が覆われている。換言すると、ICインレット40は、封止部31の内部に埋め込まれている。
なお、封止部31は、例えば、磁路の流れを良くするために、UHF帯の電磁波であっても損失の少ない絶縁性の磁性材料があればこれを用いて形成しても良い。絶縁性の磁性材料としては、ニッケル系のフェライトがあるが、マンガン系のフェライトを用いるようにしても良い。また、誘電性樹脂材料に、磁性体の粉末、または誘電体と磁性体の粉末の混合体などを用いるようにしても良い。このような磁性材料を用いることで、コイルアンテナ43の周囲に形成される磁力を高めることが可能となる。
また、封止部31は、磁性材料以外にも、たとえばセラミックス(磁性材料を含む)を用いることができる。セラミックスとしては、耐熱性に優れると共に、冷却時の熱衝撃破壊を起こし難い材料が好ましい。たとえば、フェライト、ムライト、ジルコニア、アルミナ等のようなファインセラミックスが好適であるが、それ以外の材料を用いても良い。
なお、本実施の形態では、封止部31は、ICタグ20と一体的に設けられていて、ICタグ20の防水機能を発揮している。しかしながら、ICタグ20のサイズが凹部1cよりも小さい場合には、封止部31はICタグ20を凹部1cに設置した後に、このICタグ20を覆う構成としても良い。
また、ICインレット40は、ICタグ基板41と、ICチップ42と、コイルアンテナ43とを備えている。なお、本実施の形態では、ICインレット40がなす平面は、回転ローラ1の端面1bと略並行に設けられている。
ICタグ基板41は、略矩形状をなす平板形状に形成されている。ICタグ基板41としては、たとえばPETを始めとした樹脂製のフィルムを用いることができる。かかるICタグ基板41には、ICチップ42と、コイルアンテナ43とを有しているが、そのうちICチップ42は、各種のデータを記憶する。また、コイルアンテナ43は、ループアンテナ50と略平行に設けられ、この外部アンテナ70との間で相互誘導を行うことで、電流を生じさせ、ICチップ42に対して信号の送受信を行う。
ここで、「略平行」とは、厳密な平行も含むが、そのような厳密な平行には限られず、ある程度の角度でずれることを許容する意味である。
ところで、上述した凹部1cは、回転ローラ1の回転中心Lから所定だけ離れた位置に設けられている。そのため、回転ローラ1が回転したときにICタグ20が描く軌跡は、回転中心Lから所定だけ離れたリング状のリング状部分Rとなる。なお、図4に示すように、このリング状部分Rは、ループアンテナ50と重なるように設けられていて、相互誘導における電磁結合を高めている。
本実施の形態のICタグ20としては、たとえば920MHzといったUHF帯の電磁波に対応しているものが挙げられる。しかしながら、本実施の形態のICタグ20としては、それ以外の周波数に対応していても良い。それ以外の周波数としては、たとえば13.56MHzといったHF帯域の周波数や、2.45GHzといったマイクロ波帯域の電磁波に対応していても良い。
次に、ループアンテナ50について説明する。図4に示すように、ループアンテナ50は、電流を導通させる導線を単数巻または複数巻することで構成されている。このループアンテナ50は、本実施の形態では、カバー3の底部3cに取り付けられている。図3に示すように、ループアンテナ50は、封止部材51によって覆われるように構成しても良い。封止部材51でループアンテナ50を覆う場合、ループアンテナ50の位置が不安定になることがなく、回転している回転ローラ1の端面1bにループアンテナ50が接触するのが防止可能となる。
なお、ループアンテナ50は、ICタグ20に対して、5mm以下の距離で対向していることが好ましいが、それ以上の距離で離間しても良い。たとえば、後述するように封止部材51として磁性材料を用いる場合には、ループアンテナ50をより離間させるようにすることも可能である。
ここで、ループアンテナ50の底部3cへの取り付けを考慮すると、ループアンテナ50の直径が小さい場合には、ループアンテナ50と封止部材51の一体物は、円盤状に形成することができる。その場合、底部3cには、端面1bと対向する対向面3gから窪んだ凹嵌部3dが設けられている。しかしながら、ループアンテナ50の直径が比較的大きい場合には、ループアンテナ50と封止部材51の一体物は、リング状に形成することができる。その場合、底部3cには、リング状に窪んだ凹嵌部3dが形成される。
なお、ループアンテナ50と封止部材51との一体物がリング状に形成される場合には、封止部材51の材質は柔軟に変形可能なゴム系の材料としても良いが、上記の一体物が円盤状に形成される場合にも封止部材51の材質をゴム系の材料としても良い。その場合には、凹嵌部3dの形状に一体物を容易に追従させることができ、取付性を向上させることができる。ゴム系の材料としては、耐熱限界温度の高い材料が好ましく、たとえばフッ素ゴムが好ましい一例として挙げられる。
しかしながら、封止部材51の材質としては、上述した封止部31と同様の材料としても良い。
また、ループアンテナ50のサイズとしては、その直径が、ICタグ20が対応している周波数の電磁波が有する波長の1/10以下とすることができる。特にUHFやマイクロ波帯域の電磁波の場合、ループアンテナ50のサイズは電磁波の波長に比べて十分に小さいことが必要になる。これはコイルの巻き始点と終点で電磁波の位相差が目立ち電磁波を弱めることを防ぐためで、例えばUHF920MHzの周波数では、その十分の一の波長サイズは3cm程度でこれ以下が望ましい。あるいはUHF帯の小型のICタグ20の直径の2〜3倍程度とすることができる。
このようなループアンテナ50には、接続線60が電気的に接続され、その接続線60は、外部アンテナ70に電気的に接続される。この接続線60は、カバー3の底部3cに設けられている挿通孔3eに挿通され、接続線60の他端側がカップ状部3aの内部側の反対である、外部側に導出される。なお、接続線60としては、被覆材料で覆われた同軸ケーブルを用いることが可能である。また、図3に示す構成では、挿通孔3eを気密に封止するために、挿通孔3eの所定の部位(たとえば少なくとも一方の開口側)には、防水パッキン90が取り付けられている。
次に、外部アンテナ70について説明する。外部アンテナ70は、リーダ/ライタといった専用端末との間で通信を行うための部分である。かかる外部アンテナ70は、電磁波をなるべく遠くまで放射するための放射電波用アンテナである。そのアンテナサイズは回転ローラ1のカバー3に取り付けることを考慮すると、手のひらサイズなど小型であることが好まれる。UHF帯やマイクロ波帯の放射電波用アンテナはこれに叶うサイズである。この外部アンテナ70は、用いられる周波数に対応して、良好に定在波を形成するといった特徴の線状や板状のアンテナが用いられる。
外部アンテナ70としては、種々のものが利用できるが、代表的なものとしては、たとえば半波長ダイポールアンテナがある。しかしながら、ダイポールアンテナ以外に、モノポールアンテナやループアンテナ等のような、他の種類のアンテナを用いても良い。外部アンテナ70は、たとえば、金属製のカバー3の表面から数mmまたはそれ以上離間させたり、その線幅を広くした板状にする等により、実用的な交信感度になるように調整されている。
なお、図2に示す構成では、外部アンテナ70は、たとえば樹脂やセラミックス等の誘電性(電気的な絶縁性)を有する材質から形成された保護カバー80によって覆われている。そのため、外部衝撃等から外部アンテナ70を保護することが可能となっている。
<作用効果について>
以上のような構成の回転体の個体管理装置10によると、ICタグ20は回転ローラ1の端面1b側に取り付けられ、また回転ローラ1の軸支部1aの端部側を覆う金属製のカバー3には、ループアンテナ50が取り付けられている。しかも、ループアンテナ50は、ICタグ20との間で情報の送受信可能な位置に設けられている。加えて、ループアンテナ50には、接続線60を介して外部アンテナ70が電気的に接続され、この外部アンテナ70を介して外部の通信装置との間で情報の送受信を可能としている。
このような構成を採用することにより、回転ローラ1の端部側が金属製のカバー3で覆われていても、ICタグ20と外部の通信装置との間で情報の送受信が可能となる。すなわち、ICタグ20が金属製のカバー3で覆われて、電磁波が届き難い状態であっても、ICタグ20は、ループアンテナ50、接続線60および外部アンテナ70を介して、外部の通信装置との間で情報の送受信が可能となる。
また、回転体の個体管理装置10にはループアンテナ50が設けられていて、このループアンテナ50がICタグ20との間で情報の送受信が可能な位置に設けられているので、回転ローラ1が回転し、ICタグ20の位置が変動しても、ICタグ20と外部の通信装置との間で情報の送受信が可能となる。
すなわち、本実施の形態の回転体の個体管理装置10は、金属製のカバー3を外さずに、しかも回転ローラ1が回転している稼働中、または回転ローラ1の回転が停止している休止中のいずれの状態であっても、外部の専用端末は、ICタグ20に対して通信することができる。そのため、回転ローラ1の余命等の管理が容易となる。それにより、多数の回転ローラ1が配置されている製造ライン等においては、回転ローラ1を取り違えることを防止でき、余命が到達したにも拘わらず交換等がなされないことによる、不良の大量発生等を防止可能となる。すなわち、ICタグ20が回転ローラ1に取り付けられ、しかも金属製のカバー3で覆われてもICタグ20と通信装置との間で通信が行えるので、保守点検が容易となる。
また、本実施の形態の回転体の個体管理装置10においては、ICタグ20は、回転ローラ1の端面1bの回転中心である軸心に差し掛からない位置に取り付けても構わない。このため、回転ローラ1のオーバーホールの際に重要な軸心をそのまま残しておくことができる。つまり、軸心以外の場所へICタグ20の取り付けが可能となる。
さらに、本実施の形態では、回転ローラ1には、その端面1bから凹んだ凹部1cが設けられていて、この凹部1cには、ICタグ20が誘電体を材質とする封止部31によって覆われる状態で配置されている。そのため、ICタグ20においては、回転ローラ1の冷却のための冷却水や、潤滑や冷却のためのオイルといった液体から、ICタグ20が備えるICインレット40を保護することができる。それにより、ICタグ20は、外部の専用端末との間で、長期に亘って通信することが可能となる。
また、本実施の形態では、金属製のカバー3には、接続線60を外部に導出させるための挿通孔3eが設けられている。そして、この挿通孔3eに接続線60が挿通される構成となっている。このため、カップ状部3aの内部に位置するループアンテナ50は、カップ状部3aの外部に位置する外部アンテナ70に対し、接続線60を介して電気的に良好に接続され、ICタグ20は外部の通信装置との間で、良好に通信を行うことができる。
さらに、本実施の形態では、金属製のカバー3には、端面1bと対向する対向面3gから窪んだ凹嵌部3dが設けられている。そして、この凹嵌部3dには、ループアンテナ50が配置されているが、そのループアンテナ50は、封止部材51によって覆われる状態で配置されている。このため、ループアンテナ50においては、回転ローラ1の冷却のための冷却水や、潤滑や冷却のためのオイルといった液体から、ループアンテナ50を保護することができる。また、ループアンテナ50が封止部材51によって保護されることにより、端面1bと対向面3gの間等において、ループアンテナ50が不安定な状態で存在しない状態となる。それにより、ループアンテナ50が長期に亘って使用可能となる。
(第2の実施の形態)
次に、本発明の第2の実施の形態について述べる。図7は、第2の実施の形態に係る回転体の個体管理装置10の構成を拡大して示す側断面図であり、(A)はプランジャ110および取付検出タグ130が押し出された状態を示し、(B)はプランジャ110および取付検出タグ130が押し込まれた状態を示している。図7に示すように、本実施の形態では、新たに出没機構100が設けられている。出没機構100は、プランジャ110と、付勢手段としての付勢バネ120と、取付検出タグ130とを有している。
出没機構100は、柱状または筒状のプランジャ110(出没部材に対応)を有している。プランジャ110は、底部3cに設けられている配置凹部3fに入り込んでいて、カバー3の対向面3gに対して出没している。この配置凹部3fは、底部3cから窪むように形成された凹形状の部分であり、付勢バネ120を収納すると共に、底部3cの底面から突出しない状態までプランジャ110を入り込ませることが可能となっている。
また、付勢バネ120は、上述のように配置凹部3fに入り込んでいる。この付勢バネ120は、プランジャ110および取付検出タグ130が、配置凹部3fから突出する向き(X2側)に向かうように付勢力を与えるものである。しかしながら、図7(B)に示すように、付勢バネ120の付勢力に抗しながら、プランジャ110および取付検出タグ130を、突出とは逆向き(X1側)に押し込むことを可能としている。
また、プランジャ110のうち、端面1bから離れる側には、第2のICタグに対応する取付検出タグ130が取り付けられている。取付検出タグ130は、ICタグ20と同様の構成であり、ICインレット140を有している。なお、取付検出タグ130の構成については、上述したICタグ20と同様であるため、その説明を省略する。
ここで、図7(A)に示すように、カバー3を軸受部材2の軸受ハウジング2a(図2参照)に取り付ける前の状態では、付勢バネ120の付勢力により、プランジャ110の突出側の先端側(X2側)の部分が、配置凹部3f(対向面3g)から突出する。このとき、取付検出タグ130のICインレット140は、ループアンテナ50に近接し、このループアンテナ50とICインレット140のコイルアンテナ(図示省略)とが電磁結合状態となる。それにより、専用端末と取付検出タグ130との間で通信可能となる。このため、専用端末では、取付検出タグ130との間で通信を行うことにより、未だカバー3が取り付けられていないことを認識する。
なお、図7(A)には、プランジャ110の突出側の先端が、端面1bに接触した状態が示されており、このとき、プランジャ110は配置凹部3fに押し込まれていない。この図7(A)に示す状態では、ループアンテナ50とICインレット140との間の距離G1は、ループアンテナ50とICインレット40との間の距離G2よりも小さくなっている。すなわち、G1<G2となる。
一方、図7(B)に示すように、カバー3を軸受ハウジング2a(図2参照)に取り付けると、プランジャ110および取付検出タグ130は、付勢バネ120の付勢力に抗しながら、配置凹部3fの内部に押し込まれる。すると、取付検出タグ130は、ループアンテナ50から離れ、それにより取付検出タグ130とループアンテナ50とは通信ができない状態となる。一方、カバー3自体が端面1bに近接するので、ループアンテナ50がICタグ20に近接することとなる。そのため、ICタグ20とループアンテナ50とが通信できる状態となる。このとき、図7(B)に示すように、ループアンテナ50とICインレット140との間の距離G1は、ループアンテナ50とICインレット40との間の距離G2よりも大きくなる。すなわち、G1>G2となる。
<作用効果について>
以上のように、本実施の形態の回転体の個体管理装置10は、出没機構100を備えていて、この出没機構100は、プランジャ110と、取付検出タグ130とを備えている。また、取付検出タグ130は、金属製のカバー3の取り付け前においてはループアンテナ50に接近して、外部の通信装置は取付検出タグ130との間で通信可能となる。一方、金属製のカバー3が軸受ハウジング2aに取り付けられると、取付検出タグ130との間で通信ができなくなる。そのため、カバー3の取付状態を検出可能となる。
また、かかる取付検出タグ130とICタグ20とを組み合わせることで、次のようなことが可能となる。すなわち、ICタグ20が普及する過渡的な段階では、回転ローラ1には、ICタグ20が取り付けられているものと、ICタグ20が取り付けられていないものが存在する状態となる。このような状況下で、ループアンテナ50や外部アンテナ70が取り付けられたカバー3が、誤ってICタグ20の取り付けられていない回転ローラ1の端部側を覆う状態で、取り付けられてしまう場合がある。
しかしながら、本実施の形態のように、取付検出タグ130とループアンテナ50との接近により、外部の通信装置が取付検出タグ130との間で通信を行える状態から、カバー3の取り付け後に回転ローラ1側のICタグ20との間で通信を行える状態となると、誤ったカバー3の取り付けではなく、正常なカバー3の取り付けであると即座に判断することができる。しかしながら、外部の通信装置が取付検出タグ130との間で通信を行える状態から、カバー3の取り付け後に回転ローラ1側のICタグ20との間で通信不能の状態となると、誤ったカバー3の取り付けであると判断することができる。このようにして、誤った回転ローラ1にカバー3が取り付けられるのを防止可能となる。
また、本実施の形態では、金属製のカバー3には、プランジャ110および取付検出タグ130を配置させるための配置凹部3fが設けられている。また、配置凹部3fには、付勢バネ120が配置されていて、プランジャ110および取付検出タグ130が、配置凹部3fから突出する向きの付勢力を与えている。しかも、付勢バネ120は、金属製のカバー3の取り付け前においては、取付検出タグ130が底部3cから離間させると共に、取付検出タグ130がループアンテナ50に接近するような付勢力を与える。また、金属製のカバー3の取り付け後においては、付勢バネ120はプランジャ110および取付検出タグ130の押し込みに抗しつつ、取付検出タグ130がループアンテナ50から離間する。かかる付勢バネ120の付勢力を利用することで、取付検出タグ130のループアンテナ50に対する接離を容易に実現することができる。
<変形例>
以上、本発明の第1および第2の実施の形態について説明したが、本発明はこれ以外にも種々変形可能となっている。以下、それについて述べる。
上述の実施の形態においては、ICタグ20は、1つの周波数、例えばUHF帯の周波数に対応したものとなっている。しかしながら、ICタグ20は、複数の周波数に対応した構成としても良い。
また、上述の実施の形態では、ループアンテナ50等が取り付けられる金属製のカバー3は、軸受部材2の軸受ハウジング2aに取り付けられるものとしている。しかしながら、金属製のカバー3は、回転ローラ1の端面1bを覆うものであれば、どのようなものに取り付けられても良い。
また、上述の第2の実施の形態では、金属製のカバー3を軸受部材2の軸受ハウジング2aに固定した後に、プランジャ110が回転ローラ1の端面1bと接触しても磨耗し難いフッ素樹脂などの部材やベアリングを介してもよく、あるいは当初からプランジャ110が端面1bに接触しない状態にロックするためのロック機構を設けるようにしても良い。このようなロック機構を設けることにより、プランジャ110が端面1bに接触しない状態を維持することができ、それによって出没機構100を長期に亘って使用することができる。
1…回転ローラ(回転体に対応)、1a…軸支部、1b…端面、1c…凹部、2…軸受部材、2a…軸受ハウジング、2b…ベアリング、3…カバー、3a…カップ状部、3b…フランジ部、3c…底部、3d…凹嵌部、3e…挿通孔、3f…配置凹部、3g…対向面、10…個体管理装置、20…ICタグ、30…本体部、31…封止部、40…ICインレット、41…ICタグ基板、42…ICチップ、43…コイルアンテナ、50…ループアンテナ、51…封止部材、60…接続線、70…外部アンテナ、80…保護カバー、90…防水パッキン、100…出没機構、110…プランジャ(出没部材に対応)、120…付勢バネ、130…取付検出タグ(第2のICタグに対応)、140…ICインレット

Claims (7)

  1. 回転体の個体情報を送受信することにより当該回転体の個体管理を行うための回転体の個体管理装置であって、
    前記回転体の端部に位置する端面側に取り付けられるICタグと、
    前記回転体の前記端部を覆うと共に非回転の金属製のカバーに取り付けられ、そのカバーのうち前記端面に対向して前記ICタグとの間で情報を送受信可能な位置に設けられると共に、前記回転体の回転に伴って前記ICタグが描く円周形状に対向する状態で配置されるループアンテナと、
    前記ループアンテナに対して接続線を介して電気的に接続され、外部の通信装置との間で情報の送受信を行う外部アンテナと、
    を備えることを特徴とする回転体の個体管理装置。
  2. 請求項1記載の回転体の個体管理装置であって、
    前記ICタグは、前記回転体の回転中心である軸心に差し掛からない位置に取り付けられている、
    ことを特徴とする回転体の個体管理装置。
  3. 請求項2記載の回転体の個体管理装置であって、
    前記回転体には、前記端面から凹むと共に前記ICタグが配置される凹部が設けられていて、
    前記凹部には、誘電体を材質とする封止部によって前記ICタグのICインレットが封止されている、
    ことを特徴とする回転体の個体管理装置。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載の回転体の個体管理装置であって、
    前記カバーには、前記接続線を外部に導出させるための挿通孔が設けられていて、この挿通孔に前記接続線が挿通されている、
    ことを特徴とする回転体の個体管理装置。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載の回転体の個体管理装置であって、
    前記カバーには、前記端面と対向する対向面から凹んだ凹嵌部が設けられていて、
    前記凹嵌部には、前記ループアンテナが誘電体を材質とする封止部材によって覆われる状態で配置されている、
    ことを特徴とする回転体の個体管理装置。
  6. 請求項1から5のいずれか1項に記載の回転体の個体管理装置であって、
    前記カバーには、そのカバーが前記回転体の前記端部を覆うように取り付けられる前後において当該端面と対向する対向面に対して出没する出没機構が設けられていて、
    前記出没機構は出没部材を備えると共に、この出没部材が前記対向面に対して出没する前後において前記ループアンテナに対して接離する第2のICタグが設けられていて、
    前記第2のICタグは、前記カバーの取り付け前においては前記ループアンテナに接近して当該ループアンテナとの間で情報の送受信が可能となると共に、前記カバーの取り付け後においては前記ループアンテナから離間して当該ループアンテナとの間で情報の送受信が不能となる、
    ことを特徴とする回転体の個体管理装置。
  7. 請求項6記載の回転体の個体管理装置であって、
    前記カバーには、前記出没部材および前記第2のICタグを配置させるための配置凹部が設けられていて、
    前記出没機構は、前記出没部材および第2のICタグに付勢力を与える付勢手段を備えていて、
    前記付勢手段は前記配置凹部の底部側に位置して前記第2のICタグを前記底部から離間させるための付勢力を与えると共に、
    前記カバーの取り付け前においては前記第2のICタグが前記底部から離間させられて前記ループアンテナに接近し、
    前記カバーの取り付け後においては前記第2のICタグが前記付勢手段の付勢力に抗しつつ前記底部に向かうように押し込まれて前記第2のICタグが前記ループアンテナから離間させられる、
    ことを特徴とする回転体の個体管理装置。


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