JP6323028B2 - 情報管理サーバ、情報提供システム、情報提供方法、および、情報管理プログラム - Google Patents

情報管理サーバ、情報提供システム、情報提供方法、および、情報管理プログラム Download PDF

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Description

本開示の技術は、コンテンツの提供に用いられる情報管理サーバ、情報提供システム、情報提供方法、および、情報管理プログラムに関する。
スマートポスターやデジタルサイネージ等の広告媒体に取り付けられるICタグには、例えば、広告媒体に掲載されている商品に関するウェブサイトのURL等がタグ情報として記憶されている。そして、ICタグが有するタグ情報は、利用者が所持するスマートフォン等の端末に読み取られ、読み取られたタグ情報に基づいて、端末から上記ウェブサイト等へのアクセスが行われる。これにより、上記ウェブサイト等が提供するコンテンツが利用者に提供される(例えば特許文献1、特許文献2参照)。
特開2002−162918号公報 特開2002−215049号公報
ところで、上述のICタグを用いたコンテンツの提供にて、ICタグを通じて提供されるコンテンツは、ICタグに記憶されているタグ情報によって決定されるため、ICタグを通じて提供されるコンテンツは、ICタグごとに管理されている。その結果、ICタグを用いたコンテンツの提供に要する情報の管理が煩雑とならざるを得ない。
本開示の技術は、コンテンツの提供に際して用いられる情報の管理に要する煩雑さを低減することのできる情報管理サーバ、情報提供システム、情報提供方法、および、情報管理プログラムを提供することを目的とする。
上記課題を解決する情報管理サーバは、近距離での無線通信によって情報を発信する発信装置が発信した発信情報を受信する端末から、前記発信情報を受け取る受信部と、コンテンツの提供元に関する情報であるコンテンツ情報を発信情報に対応付けて記憶する記憶部と、前記端末から受け取った前記発信情報に対応付けられる前記コンテンツ情報を特定する情報特定部と、前記特定された前記コンテンツ情報を出力する出力部と、を備える。
上記課題を解決する情報提供システムは、近距離での無線通信によって情報を発信する発信装置が発信した発信情報を受信する端末と、前記端末とネットワークを介して接続する情報管理サーバと、を備え、前記情報管理サーバは、前記端末から前記発信情報を受け取る受信部と、コンテンツの提供元に関する情報であるコンテンツ情報を発信情報に対応付けて記憶する記憶部と、前記端末から受け取った前記発信情報に対応付けられる前記コンテンツ情報を特定する情報特定部と、前記特定された前記コンテンツ情報を出力する出力部と、を備える。
上記課題を解決する情報提供方法は、近距離での無線通信によって情報を発信する発信装置が発信した発信情報を受信する端末と、前記端末とネットワークを介して接続する情報管理サーバと、を用いて行われる情報提供方法であって、前記情報管理サーバが、前記端末から前記発信情報を受け取るステップと、前記情報管理サーバが、コンテンツの提供元に関する情報であるコンテンツ情報が発信情報に対応付けられたデータを用いて、前記端末から受け取った前記発信情報に対応付けられる前記コンテンツ情報を特定するステップと、前記特定された前記コンテンツ情報が出力されるステップと、を含む。
上記課題を解決する情報管理プログラムは、近距離での無線通信によって情報を発信する発信装置が発信した発信情報を受信する端末とネットワークを介して接続する情報管理サーバを、前記端末から前記発信情報を受け取る受信部と、コンテンツの提供元に関する情報であるコンテンツ情報を発信情報に対応付けて記憶する記憶部と、前記端末から受け取った前記発信情報に対応付けられる前記コンテンツ情報を特定する情報特定部と、前記特定された前記コンテンツ情報を出力する出力部と、として機能させる。
上記構成によれば、発信装置が発信する情報によって導かれるコンテンツは、情報管理サーバにおける発信情報とコンテンツ情報との対応付けによって決定される。したがって、発信装置を通じて提供されるコンテンツが情報管理サーバにてまとめて管理されるため、提供されるコンテンツが発信装置等の個別の装置ごとに管理される形態と比較して、コンテンツの提供に際して用いられる情報の管理に要する煩雑さを低減することができる。
上記情報提供システムにおいて、前記情報管理サーバの前記出力部は、前記特定された前記コンテンツ情報を前記端末に出力し、前記端末は、前記発信装置が前記無線通信のために発信する電波を当該端末が受信可能に位置するとき、利用条件が満たされていると判断して、前記コンテンツ情報に基づいて取得される前記コンテンツを当該端末にて利用可能にすることが好ましい。
上記構成によれば、発信装置からの電波を受信可能な範囲内にある端末にて、コンテンツの利用が可能となる。したがって、発信装置が設置されている場所の付近に滞在するユーザに対して、こうした滞在に適したコンテンツを提供することも可能となる。
上記情報提供システムにおいて、前記情報管理サーバの前記記憶部は、前記コンテンツを前記端末にて利用可能にする期間を規定する期間情報を前記コンテンツ情報に対応付けてさらに記憶し、前記情報管理サーバの前記情報特定部は、前記端末から受け取った前記発信情報に対応付けられる前記コンテンツ情報と、当該コンテンツ情報に対応付けられる前記期間情報とを特定し、前記情報管理サーバの前記出力部は、前記特定された前記コンテンツ情報および前記期間情報を前記端末に出力し、前記端末は、前記期間情報によって規定される期間内であるとき、利用条件が満たされていると判断して、前記コンテンツ情報に基づいて取得される前記コンテンツを当該端末にて利用可能にすることが好ましい。
上記構成によれば、期間情報によって規定される期間内にのみ、端末にてコンテンツの利用が可能となる。したがって、コンテンツを期間限定で提供することが可能となる。
上記情報提供システムにおいて、前記端末は、前記コンテンツを当該端末にて利用可能にした後に、再度、前記利用条件が満たされているか否かを判断し、前記利用条件が満たされていると判断したとき、前記コンテンツを当該端末にて引き続き利用可能にすることが好ましい。
上記構成によれば、利用条件が満たされ続けているときに、コンテンツが継続して利用可能とされるため、利用条件を設けることによる効果が高められる。
上記情報提供システムにおいて、前記情報管理サーバの前記記憶部は、前記コンテンツを前記端末へ提供することを許可する期間を規定する期間情報を前記コンテンツ情報に対応付けてさらに記憶し、前記情報管理サーバの前記出力部は、前記特定された前記コンテンツ情報を前記端末に出力し、前記情報管理サーバは、前記端末に出力された前記コンテンツ情報に対応付けられる前記期間情報に基づいて、前記コンテンツの前記端末への提供の可否を判定し、判定結果を前記コンテンツの提供元に通知するコンテンツ提供判定部をさらに備えることが好ましい。
上記構成によれば、期間情報によって規定される期間内のみ、端末へのコンテンツの提供が許可される。したがって、コンテンツを期間限定で提供することが可能となる。
本開示の技術によれば、コンテンツの提供に際して用いられる情報の管理に要する煩雑さを低減することができる。
本開示の技術における第1および第2の実施形態の情報提供システムの全体構成を示すシステム構成図である。 第1の実施形態における情報管理サーバの装置構成を示すブロック図である。 第1の実施形態における発信情報とコンテンツ情報と利用時間情報との対応関係を示す図である。 第1の実施形態におけるユーザ端末の装置構成を示すブロック図である。 第1の実施形態での最初のコンテンツの提供の手順を示すシーケンス図である。 第1の実施形態における表示継続確認処理の処理手順を示すフローチャートである。 第1の実施形態での二回目以降のコンテンツの提供の手順を示すシーケンス図である。 第2の実施形態における情報管理サーバの装置構成を示すブロック図である。 第2の実施形態における発信情報とコンテンツ情報と提供時間情報との対応関係を示す図である。 第2の実施形態におけるユーザ端末の装置構成を示すブロック図である。 第2の実施形態でのコンテンツの提供の手順を示すシーケンス図である。
(第1の実施形態)
図1〜図7を参照して、情報管理サーバ、情報提供システム、情報提供方法、および、情報管理プログラムの第1の実施形態について説明する。
[情報提供システムの構成]
図1を参照して、情報提供システムの全体構成について説明する。
図1に示されるように、情報提供システムは、発信装置10と、ユーザ端末20と、コンテンツ提供サーバ30と、情報管理サーバ40とを含む。ユーザ端末20と、コンテンツ提供サーバ30と、情報管理サーバ40とは、インターネット等のネットワークNWに接続されて、相互にデータを送信および受信する。
発信装置10は、Bluetooth(登録商標)等の近距離無線通信によるプッシュ型のデータの送信が可能な装置である。発信装置10は、データの搬送波となる電波を継続的に発信し、この電波を受信可能な範囲内にあるユーザ端末20に対して、上記データとして発信情報Ihを送信する。発信装置10が送信する発信情報Ihは、当該発信装置10に固有の情報であって、発信装置10ごとに割り当てられて、発信装置10に記憶されている。第1の実施形態において、発信情報Ihは、情報管理サーバ40におけるアクセス先を示すアドレスとしてのURL(ユニフォーム・リソース・ロケータ)に具体化される。
発信装置10は、例えば、街頭や駅や商業施設に設置されるスマートポスターやデジタルサイネージ等の広告媒体に設置されている。あるいは、発信装置10は、広告が付随しない状態で、情報提供システムの利用方法や提供されるコンテンツの内容等が示された案内とともに、街頭や駅や商業施設等の所定の場所に設置されてもよい。またあるいは、発信装置10は、書籍やCD等の物品に取り付けられていてもよい。
なお、発信情報Ihは、複数の発信装置10の各々に共通する情報であってもよく、例えば、同一の商品を掲載する複数の広告媒体では、複数の発信装置10の各々は、共通する1つの発信情報Ihを有していてもよい。
ユーザ端末20は、発信装置10が有する近距離無線通信機能に対応した通信機能、ネットワークNWへの接続機能、および、ウェブサイトの閲覧機能を備える端末であり、例えば、Bluetooth(登録商標)に対応したスマートフォンに具体化される。ユーザ端末20は、発信装置10が発信する電波を受信可能な位置にユーザ端末20が位置するときに、発信装置10から発信情報Ihを受信し、受信した発信情報Ihに基づいて情報管理サーバ40にアクセスする。そして、ユーザ端末20は、情報管理サーバ40から、コンテンツ情報Icを受信し、ユーザによるコンテンツの利用を許可する条件である利用条件が満たされているときに、受信したコンテンツ情報Icに基づいてコンテンツ提供サーバ30にアクセスする。なお、ネットワークNWには、こうした複数のユーザ端末20が接続される。
コンテンツ提供サーバ30は、コンテンツを提供するウェブサイトを構築している。コンテンツ提供サーバ30が提供するコンテンツには、ウェブサイト上で提供される文字情報や静止画や動画や音声が含まれる。コンテンツは、例えば、発信装置10が設置された場所に集まる人に向けた情報や発信装置10が備えられた広告媒体の掲載内容に関連する情報や発信装置10が備えられた物品に関連する情報に具体化される。コンテンツ提供サーバ30は、ユーザ端末20からのアクセスに応じて、コンテンツをユーザ端末20に送信する。なお、ネットワークNWには、相互に異なるコンテンツを提供する複数のコンテンツ提供サーバ30がコンテンツの提供元として接続されてもよい。
情報管理サーバ40は、ユーザ端末20からのアクセスに応じて、コンテンツの提供元を示すコンテンツ情報Icを特定する。そして、情報管理サーバ40は、特定されたコンテンツ情報Icをユーザ端末20に送信する。第1の実施形態において、コンテンツ情報Icは、コンテンツ提供サーバ30におけるアクセス先を示すアドレスとしてのURLに具体化される。
[情報管理サーバおよびユーザ端末の構成]
図2〜図4を参照して、情報管理サーバ40およびユーザ端末20の構成について説明する。まず、図2および図3を参照して、情報管理サーバ40の構成について説明する。
図2に示されるように、情報管理サーバ40は、通信部41と、制御部42と、記憶部43とを備えている。
通信部41は、ネットワークNWを通じて、情報管理サーバ40とユーザ端末20との接続処理を実行する。また、通信部41は、受信部および出力部として機能し、情報管理サーバ40とユーザ端末20との間でデータの送信および受信を行う。
制御部42は、CPUを含み、記憶部43に記憶されたプログラムやデータに基づいて、通信部41における通信の制御、記憶部43における情報の読み出しや書き込み、各種の演算処理などの情報管理サーバ40の各部の制御を行う。
制御部42は、情報提供システムによる情報提供方法を実現する構成の一部として、情報特定部42aを備えている。情報特定部42aは、通信部41が受信したユーザ端末20からのリクエストに応じ、記憶部43に記憶された対応コンテンツデータ43aに基づいて、コンテンツ情報Icと利用時間情報Itを特定する。特定されたコンテンツ情報Icと利用時間情報Itは、通信部41からユーザ端末20に出力される。
記憶部43は、制御部42の処理に必要なプログラムやデータを一時的あるいは永続的に記憶する。こうしたデータの一例として、記憶部43は、上記の対応コンテンツデータ43aを記憶している。対応コンテンツデータ43aでは、発信情報Ihとコンテンツ情報Icとが対応付けられ、また、コンテンツ情報Icと利用時間情報Itとが対応付けられている。
なお、制御部42において、情報特定部42aとしての機能を有する構成は、複数のCPUやメモリ等の各種のハードウェアによって具体化されてもよく、共通する1つのハードウェアに複数の機能を与えるソフトウェアによって具体化されてもよい。こうしたソフトウェアは、情報管理プログラムとして、記憶部43に記憶される。
図3を参照して、発信装置10に割り当てられた発信情報Ihと、対応コンテンツデータ43aを構成するコンテンツ情報Icおよび利用時間情報Itとの対応関係について説明する。
図3に示されるように、発信装置10の識別情報が発信装置IDとして設定され、1つの発信装置IDには、1つの発信情報Ihが対応付けられている。また、対応コンテンツデータ43aにおいて、1つの発信情報Ihには複数のコンテンツ情報Icが対応付けられ、各コンテンツ情報Icには利用時間情報Itが対応付けられている。そして、対応コンテンツデータ43aでは、1つの発信情報Ihに対応付けられているコンテンツ情報Icの各々に対して送信順序が設定されている。
利用時間情報Itは、利用時間情報Itと対応付けられたコンテンツ情報Icに基づくコンテンツについて、そのコンテンツをユーザ端末20にて利用可能な時間を示している。送信順序は、同一のユーザ端末20からの同一の発信情報Ihに基づく複数回のリクエストに対して、コンテンツ情報Icが特定される順番、すなわち、ユーザ端末20に送信されるコンテンツ情報Icの順番を示す。記憶部43は、1以上の発信情報Ihについて、こうした対応コンテンツデータ43aを記憶している。
例えば、「001」の発信装置IDを有する発信装置10には、発信情報Ihとして「http://△△/abc」が記憶されている。すなわち、「001」という発信装置IDは、「http://△△/abc」という発信情報Ihと対応付けられている。ここで、発信情報IhとしてのURLのうち、「△△」は、情報管理サーバ40のドメイン名を示す。また、「abc」は、情報管理サーバ40内におけるファイルのパス名を示す。すなわち、「001」の発信装置IDには、情報管理サーバ40の「abc」に対応するファイルをアクセス先として指定する情報が対応付けられている。
そして、発信情報Ihにて指定されるアクセス先のファイル、すなわち「abc」に対応するファイルには、「Aコンテンツ」を提供するコンテンツ提供サーバ30のURLであるコンテンツ情報Icと「20分」を示す利用時間情報Itとが互いに対応付けられて記憶されており、上記コンテンツ情報Icには、送信順序「1」が設定されている。さらに、「abc」に対応するファイルには、送信順序「2」として、「Bコンテンツ」を提供するコンテンツ提供サーバ30のURLであるコンテンツ情報Icと「10分」を示す利用時間情報Itとが互いに対応付けられて記憶され、送信順序「3」として、「Cコンテンツ」を提供するコンテンツ提供サーバ30のURLであるコンテンツ情報Icと「15分」を示す利用時間情報Itとが互いに対応付けられて記憶されている。
利用時間情報Itは、例えば、その利用時間情報Itが対応付けられているコンテンツ情報Icに対応するコンテンツが動画である場合には、その動画の長さ以上の時間とされ、上記コンテンツが電子書籍である場合には、その電子書籍を読むために必要と想定される時間以上の時間とされる。
1つの発信情報Ihに対応付けられている複数のコンテンツ情報Icによって導かれる複数のコンテンツは、例えば、各コンテンツ情報Icに設定されている送信順序に沿って連続する動画のように、互いに関連のあるコンテンツであってもよい。あるいは、上記複数のコンテンツは、互いに関連のないコンテンツであって、例えば、ユーザにとって有用であると想定される順に、送信順序が設定されていてもよい。
このように、1つの発信情報Ihには、複数の互いに異なるコンテンツ情報Icと複数の利用時間情報Itとが対応付けられており、1つのコンテンツ情報Icには1つの利用時間情報Itが対応付けられている。
続いて、図4を参照して、ユーザ端末20の構成について説明する。
図4に示されるように、ユーザ端末20は、通信部21と、制御部22と、記憶部23と、入出力部24とを備えている。
通信部21は、ネットワーク通信部21aと近距離無線通信部21bとを備えている。ネットワーク通信部21aは、ネットワークNWを通じて、ユーザ端末20と情報管理サーバ40もしくはコンテンツ提供サーバ30との接続処理を実行し、ユーザ端末20と情報管理サーバ40もしくはコンテンツ提供サーバ30との間でデータの送信および受信を行う。近距離無線通信部21bは、近距離無線通信によって、ユーザ端末20と発信装置10との接続処理を実行し、ユーザ端末20と発信装置10との間でデータの送信および受信を行う。
制御部22は、CPUを含み、記憶部23に記憶されたプログラムやデータに基づいて、各種の演算処理やユーザ端末20の各部の制御を行う。制御部22は、情報提供システムによる情報提供方法を実現する構成の一部として、情報取得部22aと条件確認部22bとを備えている。
情報取得部22aは、発信装置10から取得した発信情報Ihに基づいて、情報管理サーバ40にリクエストを送信し、情報管理サーバ40からコンテンツ情報Icと利用時間情報Itとを取得する。また、情報取得部22aは、条件確認部22bによって利用条件が満たされていることが確認されたときに、情報管理サーバ40から取得したコンテンツ情報Icに基づいて、コンテンツ提供サーバ30にリクエストを送信し、コンテンツ提供サーバ30からコンテンツを取得する。また、情報取得部22aは、コンテンツの利用が継続されているときに、条件確認部22bによる利用条件の確認結果に応じて、入出力部24を通じたユーザのコンテンツの利用を制御する。なお、情報取得部22aは、上記の各データの送受信を、通信部21を介して行う。
条件確認部22bは、情報管理サーバ40からコンテンツ情報Icと利用時間情報Itとを受信したときに、発信装置10からの電波を近距離無線通信部21bが受信しているか否かを確認する。電波の受信が確認されると、条件確認部22bは、利用時間の計測を開始し、情報取得部22aに対して、利用条件が満たされていることを通知する。一方、電波の受信が確認できない場合、条件確認部22bは、情報取得部22aに対して、利用条件が満たされていないことを通知する。また、条件確認部22bは、コンテンツの利用が継続されている間、定期的に、発信装置10からの電波を近距離無線通信部21bが受信しているか否かの確認と、計測されている利用時間が、情報管理サーバ40から受信した利用時間情報Itが示す時間の範囲内であるか否かの確認とを行う。電波の受信が確認され、かつ、計測されている利用時間が利用時間情報Itの示す時間の範囲内である場合には、条件確認部22bは、情報取得部22aに対して、利用条件が満たされていることを通知する。一方、電波の受信が確認できない場合、あるいは、計測されている利用時間が利用時間情報Itの示す時間を超えた場合、条件確認部22bは、情報取得部22aに対して、利用条件が満たされていないことを通知する。
記憶部23は、制御部22の処理に必要なプログラムやデータを一時的あるいは永続的に記憶する。
入出力部24は、外部からの情報を制御部22にデータや信号として入力したり、制御部22からのデータや信号を受けて外部へ情報を出力したりする入出力デバイスである。入出力部24は、例えば、ディスプレイから構成される表示部や、スピーカーから構成される音声出力部や、タッチパネルやボタンキーから構成される操作部を含む。入出力部24が、制御部22からのデータや信号を受けて外部へ情報を出力することによって、コンテンツがユーザに利用される。
なお、制御部22において、情報取得部22aおよび条件確認部22bとしての機能を有する構成は、複数のCPUやメモリ等の各種のハードウェアによって具体化されてもよく、共通する1つのハードウェアに複数の機能を与えるソフトウェアによって具体化されてもよい。こうしたソフトウェアは、例えば、アプリケーションソフトウェアとして、ユーザ端末20にインストールされる。
[情報提供システムの作用]
図5〜図7を参照して、情報提供システムによるコンテンツの提供の手順について説明する。なお、以下では、発信装置10が、例えば駅や空港等の待合室に設置され、待合室に滞在するユーザが所持するユーザ端末20にコンテンツが送信される場合のように、発信装置10が発信する電波を受信可能な範囲に、ユーザ端末20が所定の時間留まっている例について説明する。
まず、図5を参照して、ユーザ端末20が発信情報Ihに基づいて最初にコンテンツの提供を受ける際の手順について説明する。
図5に示されるように、発信装置10は電波を発信し続けており、発信装置10が発信する電波を受信可能な範囲にユーザ端末20が入ると、上記電波を搬送波として、発信装置10に記憶されている発信情報Ihが、ユーザ端末20に送信される(ステップS10)。発信装置10から発信情報Ihを受信すると、ユーザ端末20の情報取得部22aは、発信情報Ihによって特定される情報管理サーバ40のアクセス先に対するリクエストを情報管理サーバ40に送信する(ステップS11)。すなわち、情報管理サーバ40は、アクセス先として指定された態様で、ユーザ端末20から発信情報Ihを受け取る。
情報管理サーバ40の情報特定部42aは、ユーザ端末20からのリクエストに応じ、記憶部43に記憶されている対応コンテンツデータ43aを参照して、指定されたアクセス先に記憶されるコンテンツ情報Icと利用時間情報Itとを特定する(ステップS12)。このとき、情報特定部42aは、発信情報Ihに対応付けられている複数のコンテンツ情報Icと利用時間情報Itの中から、送信順序が「1」に設定されているコンテンツ情報Ic、および、そのコンテンツ情報Icに対応付けられている利用時間情報Itを特定する。そして、情報特定部42aは、特定されたコンテンツ情報Icと利用時間情報Itとをレスポンスとしてユーザ端末20に送信する。これにより、発信装置10からユーザ端末20が受信した発信情報Ihに情報管理サーバ40にて対応付けられているコンテンツ情報Icおよび利用時間情報Itが、ユーザ端末20に送信される(ステップS13)。
なお、ユーザ端末20と情報管理サーバ40との間で上述の処理が行われている間、発信装置10は電波を発信し続けている。
情報管理サーバ40からコンテンツ情報Icと利用時間情報Itとを受信すると、ユーザ端末20の条件確認部22bは、発信装置10からの電波をユーザ端末20が受信していることを確認する(ステップS14)。電波の受信が確認されると、ユーザ端末20の条件確認部22bは、利用時間の計測を開始し(ステップS15)、利用条件が満たされていることを情報取得部22aに通知する。利用条件が満たされていることが条件確認部22bによって確認されると、情報取得部22aは、コンテンツ情報Icによって特定されるコンテンツ提供サーバ30のアクセス先に対するリクエストをコンテンツ提供サーバ30に送信する(ステップS16)。なお、発信装置10からの電波の受信が確認できない場合、すなわち、発信装置10からの電波を受信可能な範囲からユーザ端末20が出ている場合には、利用条件が満たされていないことが条件確認部22bから情報取得部22aに通知される。この場合、ユーザ端末20からのコンテンツ提供サーバ30へのアクセスは行われず、ユーザはコンテンツを利用することができない。
ユーザ端末20からリクエストを受信すると、コンテンツ提供サーバ30は、レスポンスとしてコンテンツをユーザ端末20に送信する(ステップS17)。コンテンツ提供サーバ30からコンテンツを受信すると、ユーザ端末20は、受信したコンテンツをユーザ端末20の表示部に表示し、必要に応じて音声を出力することにより、コンテンツを利用可能とする(ステップS18)。例えば、コンテンツが動画である場合には、動画の再生が開始される。これにより、ユーザ端末20が受信した発信情報Ihに情報管理サーバ40にて対応付けられているコンテンツ情報Icに対応するコンテンツが提供され、ユーザによるコンテンツの利用が開始される。
コンテンツの利用が継続されている間、すなわち、コンテンツが表示部に表示されている間、ユーザ端末20の情報取得部22aと条件確認部22bとは、表示継続確認処理を行う(ステップS19)。
ここで、ステップS19における表示継続確認処理について、図6を参照して説明する。
図6に示されるフローは、コンテンツが表示部に表示されたとき、条件確認部22bによって開始される処理であって、コンテンツが表示部に表示されている間、繰り返される処理である。
まず、条件確認部22bは、ステップS100の処理にて、発信装置10からの電波をユーザ端末20が受信しているか否かを判定する。電波の受信が確認できない場合、条件確認部22bは、電波の受信が確認できないために利用条件が満たされないことを情報取得部22aに通知し、ステップS104の処理に進む(ステップS100にて否定判定)。ステップS104の処理では、情報取得部22aは、コンテンツの表示部への表示を中止して処理を終了する。
上記ステップS100の処理にて、電波の受信が確認された場合、ステップS101の処理に進む(ステップS100にて肯定判定)。条件確認部22bは、ステップS101の処理にて、計測されている利用時間が、情報管理サーバ40から受信した利用時間情報Itが示す時間の範囲内であるか否かを判定する。計測されている利用時間が利用時間情報Itの示す時間を超えている場合、条件確認部22bは、利用時間が超過しているために利用条件が満たされないことを情報取得部22aに通知し、ステップS103の処理に進む(ステップS101にて否定判定)。ステップS103の処理では、情報取得部22aは、コンテンツの表示部への表示を中止し、再び、発信情報Ihに基づいて、情報管理サーバ40にリクエストを送信する処理に移行する。
上記ステップS101の処理にて、計測されている利用時間が利用時間情報Itの示す時間の範囲内である場合、条件確認部22bは、利用条件が満たされていることを情報取得部22aに通知し、ステップS102の処理に進む(ステップS101にて肯定判定)。ステップS102の処理では、情報取得部22aは、コンテンツの表示部への表示を継続する。そして、情報取得部22aと条件確認部22bとは、ステップS100以降の処理を繰り返す。
続いて、図6のフローにてステップS103の処理に進み、ユーザ端末20が発信情報Ihに基づいて再度コンテンツの提供を受ける際の手順について、図7を参照して説明する。
図7に示されるように、コンテンツが表示部に表示されている間は、上述の表示継続確認処理が行われる(ステップS19)。表示継続確認処理では、上述のように、電波の受信が確認され、かつ、計測されている利用時間が利用時間情報Itの範囲内である場合には、コンテンツの表示は継続され、ユーザ端末20にてコンテンツが利用可能とされる。一方、電波の受信が確認できない場合、あるいは、計測されている利用時間が利用時間情報Itを超えた場合、コンテンツの表示は中止される。例えば、コンテンツが動画である場合には、動画の再生が停止される。コンテンツの表示が中止されることによって、ユーザによるコンテンツの利用は中止される。
このうち、電波の受信が確認され、かつ、計測されている利用時間が利用時間情報Itを超えている場合には、発信装置10から受信した発信情報Ihに基づいて、ユーザ端末20の情報取得部22aは、再び情報管理サーバ40に対してリクエストを送信する(ステップS20)。このとき、ユーザ端末20は、ユーザ端末20がその時点までにどのコンテンツ情報Icを受信したかを示す履歴情報を情報管理サーバ40に送信する。
情報管理サーバ40の情報特定部42aは、ユーザ端末20からのリクエストに応じ、記憶部43に記憶されている対応コンテンツデータ43aを参照して、コンテンツ情報Icと利用時間情報Itとを特定する(ステップS21)。このとき、情報特定部42aは、ユーザ端末20から受信した履歴情報に基づいて、先にユーザ端末20に送信したコンテンツ情報Icの次の順番となる送信順序が設定されているコンテンツ情報Ic、および、そのコンテンツ情報Icに対応付けられている利用時間情報Itを特定する。そして、情報特定部42aは、特定されたコンテンツ情報Icと利用時間情報Itとをレスポンスとしてユーザ端末20に送信する(ステップS22)。
なお、ユーザ端末20から情報管理サーバ40に履歴情報を送信することに代えて、情報管理サーバ40にて、ユーザ端末20に送信されたコンテンツ情報Icの履歴が記録されてもよい。この場合、情報特定部42aは、記録された履歴に基づき、送信順序に従って、ユーザ端末20に送信するコンテンツ情報Icを特定する。
以後、ステップS14〜ステップS22の手順が繰り返されることによって、コンテンツの提供が行われる。すなわち、発信装置10が発信する電波を受信可能な範囲にユーザ端末20が留まっている間は、所定の利用時間が経過するごとに、互いに異なるコンテンツがユーザ端末20に提供される。ユーザは、ユーザ端末20が発信装置10からの電波を受信し続けている状態において、提供されるコンテンツごとに情報管理サーバ40にて設定されている利用時間情報Itが示す時間の範囲内であれば、そのコンテンツを繰り返し視聴、閲覧することが可能である。そして、ユーザは、ユーザ端末20が発信装置10からの電波を受信し続けている状態において、提供されたコンテンツに対応する利用時間情報Itが示す時間が経過した場合には、新たなコンテンツを取得できる。
このように、情報管理サーバ40では、発信情報Ihとコンテンツ情報Icとが対応付けられている。そして、情報管理サーバ40は、ユーザ端末20から受け取った発信情報Ihに合致する発信情報Ihに対応付けられているコンテンツ情報Icを特定して、ユーザ端末20へコンテンツ情報Icを送信する。これにより、ユーザ端末20は、コンテンツ情報Icを利用して、コンテンツの提供を受けることができる。
すなわち、第1の実施形態では、発信装置10を通じて提供されるコンテンツは、情報管理サーバ40における発信情報Ihとコンテンツ情報Icとの対応付けによって決定される。したがって、情報提供システムによって提供されるコンテンツが情報管理サーバ40にてまとめて管理されるため、提供されるコンテンツが発信装置10等の個別の装置ごとに管理される形態と比較して、情報の管理に要する煩雑さを低減することができる。また、例えば、発信装置10を通じて提供されるコンテンツを確認する際にも、発信装置10の設置場所への移動や設置場所での発信装置10からの情報の取得を行わずとも、情報管理サーバ40が有する対応コンテンツデータ43aの確認によってコンテンツの確認が可能であるため、確認作業に要する労力が軽減される。
また、発信装置10は、Bluetooth(登録商標)等の近距離無線通信によって発信情報Ihをユーザ端末20にプッシュ配信する。したがって、ユーザによるユーザ端末20の操作を要することなく、ユーザ端末20は発信情報Ihを受信するため、情報提供システムを利用するにあたってのユーザの利便性が向上される。
特に、近距離無線通信の通信規格としてBluetooth(登録商標)が用いられる場合、Bluetooth(登録商標)による通信可能距離は、通常、ICタグを用いた無線通信に利用されるNFC(ニア・フィールド・コミュニケーション)による通信可能距離よりも長く設定される。したがって、ICタグが用いられる場合とは異なり、発信装置10の電波を受信可能な範囲にある複数のユーザ端末20が、同時に発信情報Ihを受信することができる。それゆえ、コンテンツの提供を効率的に行うことができる。
また、ユーザ端末20は、電波の受信が確認され、かつ、計測されている利用時間が利用時間情報Itの範囲内である場合に、ユーザ端末20にてコンテンツを利用可能とする。そして、ユーザ端末20は、利用時間情報Itが示す時間が経過するごとに、情報管理サーバ40からコンテンツ情報Icを取得して、コンテンツ情報Icに基づいて新たなコンテンツを取得する。こうした構成によれば、発信装置10が設置されている場所の付近に滞在するユーザに対して、その滞在時間に応じたコンテンツを提供することができるため、有用性の高いコンテンツの提供が可能となる。
以上説明したように、第1の実施形態によれば、以下に列挙する効果が得られる。
(1)発信装置10を通じて提供されるコンテンツは、発信情報Ihとコンテンツ情報Icとの対応付けによって情報管理サーバ40にてまとめて管理されるため、コンテンツの提供に際して用いられる情報の管理に要する煩雑さを低減することができる。また、発信装置10は、プッシュ配信にて発信情報Ihをユーザ端末20に送信するため、ユーザの利便性が向上される。
(2)ユーザ端末20は、発信装置10からの電波の受信が確認されたとき、利用条件が満たされていると判断して、コンテンツ情報Icに基づいて取得したコンテンツをユーザ端末20にて利用可能にするため、発信装置10が設置されている場所の付近に滞在するユーザに対して、コンテンツを提供することができる。したがって、こうした滞在に適したコンテンツの提供も可能となるため、有用性の高いコンテンツの提供が可能となる。
(3)発信情報Ihとコンテンツ情報Icと利用時間情報Itとが対応付けられて情報管理サーバ40に記憶され、情報管理サーバ40は、ユーザ端末20から受け取った発信情報Ihに対応付けられているコンテンツ情報Icと利用時間情報Itとを特定してユーザ端末20に送信する。そして、ユーザ端末20は、利用時間を計測し、この利用時間が利用時間情報Itの範囲内である場合に、利用条件が満たされていると判断して、コンテンツ情報Icに基づいて取得したコンテンツをユーザ端末20にて利用可能にする。こうした構成によれば、ユーザ端末20におけるコンテンツの利用が、予め利用時間情報Itとして設定された期間のみ可能となる。したがって、コンテンツを期間限定で提供することが可能となる。
(4)ユーザ端末20は、コンテンツをユーザ端末20にて利用可能にした後に、再度、利用条件が満たされているか否かを判断し、利用条件が満たされていると判断したとき、コンテンツをユーザ端末20にて引き続き利用可能にする。こうした構成によれば、利用条件が満たされ続けているときに、コンテンツが継続して利用可能とされるため、利用条件を設けることによる上記(2)や(3)の効果が高められる。
(5)情報管理サーバ40にて、発信情報Ihに対応付けられた互いに異なる複数のコンテンツ情報Icの各々に送信順序が設定されている。そして、ユーザ端末20から同一の発信情報Ihを受け取る度に、情報管理サーバ40は、送信順序に従ってコンテンツ情報Icを特定し、コンテンツ情報Icをユーザ端末20に送信する。こうした構成によれば、同一の発信装置10を通じて、互いに異なるコンテンツが順にユーザ端末20に提供される。したがって、ユーザは、同一の発信装置10を通じて、複数のコンテンツの提供を受けることができるため、ユーザの利便性が向上される。
特に、利用時間情報Itが示す時間が経過するごとに、ユーザ端末20が情報管理サーバ40からコンテンツ情報Icを取得するため、ユーザ端末20にて1つのコンテンツを利用可能な時間が終了する度に、ユーザは新たなコンテンツの提供を受けることができる。したがって、ユーザは、複数のコンテンツを、各コンテンツに応じた時間ずつ、順に利用できるため、ユーザの利便性が高められる。そして、駅や空港等の待合室等、ユーザが長時間滞在する場所に発信装置10が設置されれば、発信装置10を通じて、ユーザの滞在時間に応じたコンテンツが提供されるため、情報提供システムの有用性が高まる。
(第2の実施形態)
図8〜図11を参照して、情報管理サーバ、情報提供システム、情報提供方法、および、情報管理プログラムの第2の実施形態について説明する。以下では、第1の実施形態との相違点を中心に説明し、第1の実施形態と同様の構成については同じ符号を付してその説明を省略する。
第2の実施形態では、コンテンツの提供に際して、ユーザ端末20における利用条件の確認は行われない。一方、コンテンツ提供サーバ30は、ユーザ端末20からのリクエストを受けたとき、情報管理サーバ40に、コンテンツの提供の可否の判定を要求し、判定結果に基づいて、ユーザ端末20にコンテンツを送信する。
[情報管理サーバおよびユーザ端末の構成]
図8〜図10を参照して、第2の実施形態の情報管理サーバ40およびユーザ端末20の構成について説明する。まず、図8および図9を参照して、情報管理サーバ40の構成について説明する。
図8に示されるように、制御部42は、情報提供システムによる情報提供方法を実現する構成の一部として、情報特定部42aに加えて、送信記録部42bと、コンテンツ提供判定部42cとを備えている。
情報特定部42aは、通信部41が受信したユーザ端末20からのリクエストに応じ、記憶部43に記憶された対応コンテンツデータ43aに基づいて、コンテンツ情報Icを特定する。特定されたコンテンツ情報Icは、通信部41からユーザ端末20に出力される。
送信記録部42bは、通信部41がリクエストとともにユーザ端末20から受信したユーザ端末20の識別情報である端末IDと、ユーザ端末20に送信されたコンテンツ情報Icと、コンテンツ情報Icをユーザ端末20に送信した時刻である送信時刻とを対応付けて、送信記録データ43bとして、記憶部43に記憶させる。
コンテンツ提供判定部42cは、コンテンツ提供サーバ30からの要求を受けて、対応コンテンツデータ43aと送信記録データ43bとに基づいて、コンテンツの提供の可否を判定する。具体的には、コンテンツ提供判定部42cは、コンテンツ提供サーバ30からコンテンツの提供の可否の判定の要求とともに受信した端末IDに送信記録データ43bにて対応付けられているコンテンツ情報Icおよび送信時刻を特定する。そして、コンテンツ提供判定部42cは、特定した送信時刻から現在時刻までの経過時間が、特定したコンテンツ情報Icに対して対応コンテンツデータ43aにて設定されている提供時間情報Igが示す時間の範囲内であるか否かを判定する。経過時間が提供時間情報Igの示す時間の範囲内である場合、コンテンツ提供判定部42cは、コンテンツの提供の可否を可と判定して、判定結果を通信部41を介してコンテンツ提供サーバ30に通知する。また、経過時間が提供時間情報Igの示す時間を超えている場合、コンテンツ提供判定部42cは、コンテンツの提供の可否を不可と判定して、判定結果を通信部41を介してコンテンツ提供サーバ30に通知する。
記憶部43は、対応コンテンツデータ43aに加えて、上記の送信記録データ43bを記憶している。
なお、制御部42において、情報特定部42a、送信記録部42b、および、コンテンツ提供判定部42cとしての機能を有する構成は、複数のCPUやメモリ等の各種のハードウェアによって具体化されてもよく、共通する1つのハードウェアに複数の機能を与えるソフトウェアによって具体化されてもよい。こうしたソフトウェアは、情報管理プログラムとして、記憶部43に記憶される。
図9を参照して、発信装置10に割り当てられた発信情報Ihと、対応コンテンツデータ43aを構成するコンテンツ情報Icおよび提供時間情報Igとの対応関係について説明する。
図9に示されるように、対応コンテンツデータ43aにおいて、1つの発信情報Ihには1つのコンテンツ情報Icが対応付けられ、コンテンツ情報Icには提供時間情報Igが対応付けられている。
提供時間情報Igは、コンテンツ情報Icがユーザ端末20に送信されてからの経過時間として、コンテンツ提供サーバ30がコンテンツ情報Icに対応するコンテンツをユーザ端末20に提供可能な時間を示す。記憶部43は、1以上の発信情報Ihについて、こうした対応コンテンツデータ43aを記憶している。
例えば、「http://△△/abc」という発信情報Ihにて指定されるアクセス先のファイル、すなわち「abc」に対応するファイルには、「Dコンテンツ」を提供するコンテンツ提供サーバ30のURLであるコンテンツ情報Icと「24時間」を示す提供時間情報Igとが互いに対応付けられて記憶されている。「Dコンテンツ」は、例えば、「http://△△/abc」という発信情報Ihを送信する発信装置10が備えられた広告媒体や物品に関連するコンテンツである。そして、「24時間」という提供時間情報Igは、コンテンツ情報Icがユーザ端末20に送信されてから24時間の間、コンテンツ提供サーバ30からユーザ端末20への「Dコンテンツ」の提供が許可されることを示す。
互いに異なる発信情報Ihの各々には、互いに異なるコンテンツに対応するコンテンツ情報Icが対応付けられている。
続いて、図10を参照して、ユーザ端末20の構成について説明する。
図10に示されるように、ユーザ端末20は第1の実施形態のユーザ端末20と同様の構成を有するが、第2の実施形態では、ユーザ端末20における利用条件の確認は行われないため、条件確認部22bは割愛されている。
情報取得部22aは、発信装置10から取得した発信情報Ihに基づいて、情報管理サーバ40にリクエストを送信し、情報管理サーバ40からコンテンツ情報Icを取得する。発信装置10からの電波を近距離無線通信部21bが受信し続けている場合、情報取得部22aは、近距離無線通信部21bが最初に電波を受信したときのみ、取得した発信情報Ihに基づいて、情報管理サーバ40にリクエストを送信する。
なお、第2の実施形態では、情報取得部22aは、利用条件の確認結果に応じたユーザ端末20でのコンテンツの利用の制御は行わない。
[情報提供システムの作用]
図11を参照して、情報提供システムによるコンテンツの提供の手順について説明する。なお、以下では、ユーザ端末20が発信情報Ihに基づいてコンテンツ情報Icを取得した後、所定の時間が経過した後に、コンテンツ情報Icに基づくコンテンツの要求がユーザ端末20からコンテンツ提供サーバ30に対して行われる例について説明する。
図11に示されるように、発信装置10は電波を発信し続けており、発信装置10が発信する電波を受信可能な範囲にユーザ端末20が入ると、上記電波を搬送波として、発信装置10に記憶されている発信情報Ihが、ユーザ端末20に送信される(ステップS30)。発信装置10から発信情報Ihを受信すると、ユーザ端末20の情報取得部22aは、発信情報Ihによって特定される情報管理サーバ40のアクセス先に対するリクエストを情報管理サーバ40に送信する(ステップS31)。このとき、情報取得部22aは、リクエストとともに、ユーザ端末20の端末IDを情報管理サーバ40に送信する。
情報管理サーバ40の情報特定部42aは、ユーザ端末20からのリクエストに応じ、対応コンテンツデータ43aを参照して、指定されたアクセス先に記憶されるコンテンツ情報Icを特定する(ステップS32)。そして、情報特定部42aは、特定されたコンテンツ情報Icをレスポンスとしてユーザ端末20に送信する。これにより、発信装置10からユーザ端末20が受信した発信情報Ihに情報管理サーバ40にて対応付けられているコンテンツ情報Icが、ユーザ端末20に送信される(ステップS33)。
ユーザ端末20にコンテンツ情報Icを送信すると、情報管理サーバ40の送信記録部42bは、ユーザ端末20から受信した端末IDと、ユーザ端末20に送信したコンテンツ情報Icと、ユーザ端末20へのコンテンツ情報Icの送信時刻とを対応付けて、記憶部43に記憶させる(ステップS34)。これにより、送信記録データ43bが構築される。
なお、ユーザ端末20と情報管理サーバ40との間で上述の処理が行われている間、発信装置10は電波を発信し続けているが、情報取得部22aは、発信装置10から発信情報Ihを最初に受信したときのみ、発信情報Ihに基づいて、情報管理サーバ40にリクエストを送信する。すなわち、発信装置10からの電波をユーザ端末20が受信し続けても、ユーザ端末20が最初に電波を受信したときに取得したデータのみが有効に利用される。
情報管理サーバ40からコンテンツ情報Icを受信した後、任意の時刻に、ユーザ端末20の情報取得部22aは、コンテンツ情報Icによって特定されるコンテンツ提供サーバ30のアクセス先に対するリクエストをコンテンツ提供サーバ30に送信する(ステップS35)。例えば、ユーザがコンテンツの取得を希望するときに、ユーザによってユーザ端末20が操作されることにより、ユーザ端末20からコンテンツ提供サーバ30へのリクエストの送信が行われる。なお、コンテンツ情報Icは、コンテンツ提供サーバ30へのリクエストの送信に用いられるまで、ユーザ端末20の記憶部23に記憶される。リクエストをコンテンツ提供サーバ30に送信する際、情報取得部22aは、リクエストとともに、ユーザ端末20の端末IDを情報管理サーバ40に送信する。
ユーザ端末20からリクエストを受信すると、コンテンツ提供サーバ30は、ユーザ端末20から受信した端末IDを情報管理サーバ40に送信して、情報管理サーバ40に、コンテンツの提供の可否の判定を要求する(ステップS36)。
コンテンツ提供サーバ30から要求を受けると、コンテンツ提供判定部42cは、対応コンテンツデータ43aと送信記録データ43bとに基づいて、コンテンツの提供の可否を判定する(ステップS37)。すなわち、コンテンツ提供判定部42cは、コンテンツ提供サーバ30から受信した端末IDに送信記録データ43bにて対応付けられているコンテンツ情報Icおよび送信時刻を用いて、当該送信時刻から現在時刻までの経過時間が、当該コンテンツ情報Icと対応コンテンツデータ43aにて対応付けられている提供時間情報Igが示す時間の範囲内であるか否かを判定する。
経過時間が提供時間情報Igの示す時間の範囲内である場合、コンテンツ提供判定部42cは、コンテンツの提供の可否を可と判定して、判定結果をコンテンツ提供サーバ30に送信する(ステップS38)。コンテンツの提供を可とする判定結果を受信すると、コンテンツ提供サーバ30は、コンテンツをユーザ端末20に送信する(ステップS39)。
コンテンツ提供サーバ30からコンテンツを受信すると、ユーザ端末20は、受信したコンテンツをユーザ端末20の表示部に表示する(ステップS40)。これにより、ユーザ端末20が受信した発信情報Ihに情報管理サーバ40にて対応付けられているコンテンツ情報Icに対応するコンテンツが提供される。
なお、経過時間が提供時間情報Igの示す時間を超えている場合、コンテンツ提供判定部42cは、コンテンツの提供の可否を不可と判定して、判定結果をコンテンツ提供サーバ30に通知する。コンテンツの提供を不可とする判定結果を受信すると、コンテンツ提供サーバ30は、ユーザ端末20へのコンテンツの送信を行わず、例えば、コンテンツを提供できない旨の通知をユーザ端末20へ送信する。
このように、第2の実施形態の情報管理サーバ40においても、発信装置10を通じて提供されるコンテンツは、情報管理サーバ40における発信情報Ihとコンテンツ情報Icとの対応付けによって決定される。したがって、情報提供システムによって提供されるコンテンツが情報管理サーバ40にてまとめて管理されるため、情報の管理に要する煩雑さを低減することができる。
また、第2の実施形態では、ユーザ端末20がコンテンツ情報Icに基づいてコンテンツ提供サーバ30からコンテンツを取得する際に、情報管理サーバ40が、ユーザ端末20に送信したコンテンツ情報Icに対応付けられる提供時間情報Igに基づいて、ユーザ端末20へのコンテンツの提供の可否を判定する。そして、情報管理サーバ40から通知された判定結果に基づいて、コンテンツ提供サーバ30はユーザ端末20にコンテンツを提供する。
したがって、ユーザ端末20がコンテンツ情報Icを受信してからの経過時間が、提供時間情報Igの示す時間の範囲内である場合には、ユーザ端末20にコンテンツが提供され、経過時間が提供時間情報Igの示す時間を超えている場合には、ユーザ端末20にコンテンツが提供されない。そのため、特定の期間にのみ実施されるキャンペーンに関する情報や、配信される期間を制限して付加価値の高められた動画や音楽等、期間限定のコンテンツの提供が可能となる。したがって、コンテンツの提供態様の自由度が高められる。
また、経過時間が提供時間情報Igの示す時間の範囲内であれば、発信装置10から離れた場所であっても、ユーザはコンテンツの提供を受けられるため、ユーザの利便性が向上する。
以上説明したように、第2の実施形態によれば、第1の実施形態の(1)の効果に加えて、以下の効果が得られる。
(6)情報管理サーバ40は、ユーザ端末20がコンテンツ情報Icに基づいてコンテンツ提供サーバ30からコンテンツを取得する際に、情報管理サーバ40にて上記コンテンツ情報Icに対応付けられている提供時間情報Igに基づいて、コンテンツのユーザ端末20への提供の可否を判定し、判定結果をコンテンツ提供サーバ30に通知する。こうした構成によれば、ユーザ端末20に対するコンテンツの提供の可否が、予め提供時間情報Igとして設定された期間に基づいて判断される。したがって、コンテンツを期間限定で提供することが可能となる。
(第1の実施形態の変形例)
上記第1の実施形態は、以下のように変更して実施することが可能である。
・条件確認部22bによる利用条件の確認の手順は、上述の態様に限られない。例えば、条件確認部22bは、利用時間の計測を開始してから電波の受信の確認を行ってもよいし、表示継続確認処理にて、利用時間が利用時間情報Itの示す時間の範囲内であるかを判定した後に、電波の受信を確認してもよい。要は、条件確認部22bは、利用条件として、発信装置10からの電波をユーザ端末20が受信していること、および、利用時間が利用時間情報Itの示す時間の範囲内であることが満たされているか否かを確認すればよい。そして、情報取得部22aは、利用条件が満たされている場合に、コンテンツ情報Icに基づいて取得されるコンテンツをユーザ端末20にて利用可能にすればよい。
・発信装置10からの電波をユーザ端末20が受信していることのみが利用条件とされ、電波の受信が確認された場合には、利用時間に関わらず、コンテンツがユーザ端末20にて利用可能とされてもよい。こうした構成によっても、第1の実施形態の(2)の効果は得られる。なお、この場合、対応コンテンツデータ43aからは利用時間情報Itが割愛され、第2の実施形態と同様に、1つの発信情報Ihに対して1つのコンテンツ情報Icが対応付けられればよい。
・利用時間が利用時間情報Itの示す時間の範囲内であることのみが利用条件とされ、この条件が満たされている場合には、電波の受信状況に関わらず、コンテンツがユーザ端末20にて利用可能とされてもよい。こうした構成によっても、第1の実施形態の(3)の効果は得られる。
・対応コンテンツデータ43aにて、1つの発信情報Ihと1つのコンテンツ情報Icとが対応付けられていてもよい。すなわち、利用時間が利用時間情報Itの示す時間を超えた場合でも、新たなコンテンツ情報Icの取得は行われず、ユーザ端末20におけるコンテンツの利用が中止されて処理が終了してもよい。
・利用時間情報Itは、コンテンツをユーザ端末20にて利用可能にする期間を規定する期間情報としての情報であればよく、例えば、特定の時刻から特定の時刻までの時間の範囲によって、コンテンツをユーザ端末20にて利用可能にする期間を規定してもよい。この場合、ユーザ端末20の条件確認部22bは、利用時間の計測に代えて、現在時刻を取得し、規定された時間の範囲内に現在時刻が含まれるか否かを判定することによって、利用条件が満たされているか否かを判定する。
(第2の実施形態の変形例)
上記第2の実施形態は、以下のように変更して実施することが可能である。
・提供時間情報Igは、コンテンツをユーザ端末20へ提供することを許可する期間を規定する期間情報としての情報であればよく、例えば、特定の時刻から特定の時刻までの時間の範囲によって、コンテンツのユーザ端末20への提供を許可する期間を規定してもよい。この場合、情報管理サーバ40のコンテンツ提供判定部42cは、現在時刻を取得し、規定された時間の範囲内に現在時刻が含まれるか否かを判定することによって、コンテンツの提供の可否を判定する。なお、この場合、送信記録部42bは、端末IDとコンテンツ情報Icのみを対応付けて記憶させ、送信記録データ43bからは送信時刻が割愛されてもよい。
・コンテンツ提供サーバ30が、情報管理サーバ40から対応コンテンツデータ43aや送信記録データ43bを取得して、コンテンツの提供の可否の判定を行ってもよい。あるいは、情報管理サーバ40が、コンテンツ提供サーバ30の機能を有して、コンテンツの提供の可否の判定を行った後に、判定結果に応じてコンテンツをユーザ端末20に送信してもよい。
・コンテンツの提供の可否の判定が行われなくてもよい。この場合、ユーザ端末20がコンテンツ情報Icに基づいてコンテンツ提供サーバ30にコンテンツの要求をしたとき、コンテンツ提供サーバ30は、情報管理サーバ40にコンテンツの提供の可否の判定を要求することなく、ユーザ端末20からの要求に応じて、コンテンツをユーザ端末20に送信する。こうした構成によっても、第1の実施形態の(1)の効果は得られる。この場合、情報管理サーバ40は、送信記録部42bやコンテンツ提供判定部42cや送信記録データ43bを有していなくてよい。要は、情報管理サーバ40は、コンテンツ情報Icを発信情報Ihに対応付けて記憶し、ユーザ端末20から受け取った発信情報Ihに対応付けられるコンテンツ情報Icを特定して出力する構成を有していればよい。情報管理サーバ40が上記構成を有していれば、第1の実施形態のようなユーザ端末20における利用条件の確認や第2の実施形態のようなコンテンツの提供の可否の判定が行われることなくユーザ端末20にコンテンツが提供される構成であっても、上記(1)の効果は得られる。
(各実施形態の変形例)
上記各実施形態は、以下のように変更して実施することが可能である。
・発信装置10は、発信装置IDのみを記憶し、情報管理サーバ40の記憶部43は、コンテンツ情報Icを発信装置IDに対応付けて記憶してもよい。この構成にて、ユーザ端末20は発信装置10から発信装置IDを受信し、この発信装置IDを情報管理サーバ40に送信し、情報管理サーバ40は、受信された発信装置IDに対応付けられているコンテンツ情報Icを特定する。要するに、発信装置10が発信する発信情報Ihは、URLに限らず、当該発信装置10に固有の情報であって、発信装置10ごとに割り当てられた情報であればよい。そして、情報管理サーバ40の記憶部43は、コンテンツ情報Icを発信情報Ihに対応付けて記憶する構成であればよい。例えば、URLや発信装置IDに代えて、「XXXYZW3W17」のような特定の文字列が発信装置10に割り当てられ、この文字列が発信情報Ihとして用いられてもよい。
・コンテンツ情報Icは、コンテンツの提供元に関する情報であればよく、多数のコンテンツの中から推薦されるコンテンツを選定し、当該コンテンツの提供元を示す推薦コンテンツ情報を動的に作成するサーバである推薦コンテンツ選定サーバのアドレスであってもよい。例えば、情報管理サーバ40は、発信情報Ihを取得して情報管理サーバ40にアクセスしたユーザ端末20の端末IDや、アクセス回数や、ユーザ端末20の位置情報等の情報を履歴データとして記憶し、発信情報Ihに基づいて特定したコンテンツ情報Icが、推薦コンテンツ選定サーバのアドレスであるときに、推薦コンテンツ選定サーバに向けて履歴データを送信する。そして、推薦コンテンツ選定サーバは、履歴データを利用して推薦されるコンテンツを選定し、選定されたコンテンツを提供するサーバのURLを推薦コンテンツ情報としてユーザ端末20に送信する。ユーザ端末20は推薦コンテンツ情報に基づいてコンテンツ提供サーバ30にアクセスし、コンテンツの提供を受ける。これらの場合、情報管理サーバ40の制御部42は出力部として機能し、発信情報Ihに基づいて特定したコンテンツ情報Icを通信部41に出力する。
こうした構成によれば、履歴データに応じて、推薦コンテンツ選定サーバによって選定されたコンテンツが提供される。なお、この場合、上述のように、第1の実施形態のようなユーザ端末20における利用条件の確認や第2の実施形態のようなコンテンツの提供の可否の判定は行われなくてよい。
・情報管理サーバ40にて、1つの発信情報Ihに複数のコンテンツ情報Icが対応付けられ、情報管理サーバ40は、発信情報Ihに加えて、例えば時刻情報等の発信情報Ihとは異なる付加情報を取得し、付加情報に応じて発信情報Ihに対応付けられる複数のコンテンツ情報Icの中から1つのコンテンツ情報Icを特定してもよい。この場合、対応コンテンツデータ43aでは、1つの発信情報Ihに対応付けられた複数のコンテンツ情報Icの各々に付加情報が対応付けられ、情報特定部42aは、取得した発信情報Ihと付加情報とに基づいて1つのコンテンツ情報Icを特定する。こうした構成によれば、1つの発信装置10を通じて、互いに異なるコンテンツを提供することが可能となる。
NW…ネットワーク、10…発信装置、20…ユーザ端末、21…通信部、21a…ネットワーク通信部、21b…近距離無線通信部、22…制御部、22a…情報取得部、22b…条件確認部、23…記憶部、30…コンテンツ提供サーバ、40…情報管理サーバ、41…通信部、42…制御部、42a…情報特定部、42b…送信記録部、42c…コンテンツ提供判定部、43…記憶部、43a…対応コンテンツデータ、43b…送信記録データ。

Claims (6)

  1. 近距離での無線通信によって情報を発信する発信装置が発信した発信情報を受信する端末と、
    前記端末とネットワークを介して接続する情報管理サーバと、を備え、
    前記発信情報は、前記発信装置に固有の情報であり、
    前記端末は、前記発信装置が前記無線通信のために発信する電波を受信可能な範囲に当該端末が入ったとき、最初に受信する電波によって伝送される前記発信情報を受信し、
    前記情報管理サーバは、
    前記端末から前記発信情報を受け取る受信部と、
    コンテンツの提供元に関する情報であるコンテンツ情報を発信情報に対応付けて記憶する記憶部と、
    前記端末から受け取った前記発信情報に対応付けられる前記コンテンツ情報を特定する情報特定部と、
    前記特定された前記コンテンツ情報を出力する出力部と、を備える
    情報提供システム。
  2. 前記情報管理サーバの前記出力部は、前記特定された前記コンテンツ情報を前記端末に出力し、
    前記端末は、前記発信装置が前記無線通信のために発信する電波を当該端末が受信可能に位置するとき、利用条件が満たされていると判断して、前記コンテンツ情報に基づいて取得される前記コンテンツを当該端末にて利用可能にする
    請求項に記載の情報提供システム。
  3. 前記情報管理サーバの前記記憶部は、前記コンテンツを前記端末にて利用可能にする期間を規定する期間情報を前記コンテンツ情報に対応付けてさらに記憶し、
    前記情報管理サーバの前記情報特定部は、前記端末から受け取った前記発信情報に対応付けられる前記コンテンツ情報と、当該コンテンツ情報に対応付けられる前記期間情報とを特定し、
    前記情報管理サーバの前記出力部は、前記特定された前記コンテンツ情報および前記期間情報を前記端末に出力し、
    前記端末は、前記期間情報によって規定される期間内であるとき、利用条件が満たされていると判断して、前記コンテンツ情報に基づいて取得される前記コンテンツを当該端末にて利用可能にする
    請求項またはに記載の情報提供システム。
  4. 前記端末は、前記コンテンツを当該端末にて利用可能にした後に、再度、前記利用条件が満たされているか否かを判断し、前記利用条件が満たされていると判断したとき、前記コンテンツを当該端末にて引き続き利用可能にする
    請求項またはに記載の情報提供システム。
  5. 前記情報管理サーバの前記記憶部は、前記コンテンツを前記端末へ提供することを許可する期間を規定する期間情報を前記コンテンツ情報に対応付けてさらに記憶し、
    前記情報管理サーバの前記出力部は、前記特定された前記コンテンツ情報を前記端末に出力し、
    前記情報管理サーバは、
    前記端末に出力された前記コンテンツ情報に対応付けられる前記期間情報に基づいて、前記コンテンツの前記端末への提供の可否を判定し、判定結果を前記コンテンツの提供元に通知するコンテンツ提供判定部をさらに備える
    請求項に記載の情報提供システム。
  6. 近距離での無線通信によって情報を発信する発信装置が発信した発信情報を受信する端末と、
    前記端末とネットワークを介して接続する情報管理サーバと、を用いて行われる情報提供方法であって、
    前記発信情報は、前記発信装置に固有の情報であり、
    前記端末が、前記発信装置が前記無線通信のために発信する電波を受信可能な範囲に当該端末が入ったとき、最初に受信する電波によって伝送される前記発信情報を受信するステップと、
    前記情報管理サーバが、前記端末から前記発信情報を受け取るステップと、
    前記情報管理サーバが、コンテンツの提供元に関する情報であるコンテンツ情報が発信情報に対応付けられたデータを用いて、前記端末から受け取った前記発信情報に対応付けられる前記コンテンツ情報を特定するステップと、
    前記特定された前記コンテンツ情報が出力されるステップと、
    を含む情報提供方法。
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