JP6322754B1 - 使い捨ておむつ、及び、使い捨ておむつのパッケージ - Google Patents

使い捨ておむつ、及び、使い捨ておむつのパッケージ Download PDF

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Abstract

【課題】使い捨ておむつに愛着を持ってもらい、子供が自主的にトイレに行ったり、履いたりすることのできる使い捨ておむつを提供すること。【解決手段】基準図柄(41)と、基準図柄(41)と同一形状、又は、相似形状である正解図柄(43)と、基準図柄(41)と同一形状ではなく、且つ、相似形状でもない不正解図柄(44)と、正解図柄(43)を探すことを促す情報表示(42)とを備え、情報表示(42)は、正解図柄(43)及び不正解図柄(44)よりも、基準図柄(41)の近くに配置されていること使い捨ておむつ(1)。【選択図】図1

Description

本発明は、使い捨ておむつ、及び、使い捨ておむつのパッケージに関する。
乳幼児は、成長の過程において、おむつの着用から、トイレで排泄ができるようにトイレトレーニングを行う。特許文献1には、着用者に不快な湿潤感を与えることができる使い捨ておむつ(トレーニングパンツ)が開示されている。
特開平10−234778号
トイレトレーニングでは、子供がおむつに愛着を持ち、おむつを汚したくないという気持ちから、子供が自主的にトイレに行くようになることが理想的である。しかし、上記トレーニングパンツを用いる方法は、濡れた気持ち悪さから、子供をトイレに行かせる方法である。その場合、子供がトレーニングパンツの着用を嫌がったり、トレーニングパンツの気持ち悪さに慣れたりして、トイレトレーニングが停滞し易くなる傾向がある。
また、トイレトレーニングを行う頃の子供は、おむつ交換や、自分でおむつを履く練習を嫌がることがある。そのため、使い捨ておむつには一般に、子供が喜ぶ図柄が付与されているが、単なる図柄であると、子供はその図柄に慣れてしまう。そうすると、子供がおむつに愛着を持ち難く、上記の問題が解決されない。
本発明は、上記のような従来の問題に鑑みてなされたものであって、その目的は、使い捨ておむつに愛着を持ってもらい、子供が自主的にトイレに行ったり、履いたりすることのできる使い捨ておむつ、及び、使い捨ておむつのパッケージを提供することにある。
上記目的を達成するための主たる発明は、
基準図柄と、
前記基準図柄と同一形状、又は、相似形状である正解図柄と、
前記基準図柄と同一形状ではなく、且つ、相似形状でもない不正解図柄と、
前記正解図柄を探すことを促す情報表示と、を備え、
前記情報表示は、前記正解図柄、及び、前記不正解図柄よりも、前記基準図柄の近くに配置されている使い捨ておむつであって、
吸収性コアを有する吸収性本体と、着用者の腹側部に当てられる腹側胴回り部と、着用者の背側部に当てられる背側胴回り部と、着用者の胴回りに沿って伸縮する胴回り弾性部材と、着用者の脚回りに沿って伸縮する脚回り弾性部材とを備え、
前記基準図柄は、前記腹側胴回り部の胴回り方向の中央部であって厚さ方向において前記吸収性コアと重複する部位に設けられ、
前記部位には、前記胴回り弾性部材の伸縮部が存在しないこと、を特徴とする使い捨ておむつである。
本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
本発明によれば、使い捨ておむつに愛着を持ってもらい、子供が自主的にトイレに行ったり、履いたりすることのできる使い捨ておむつ、及び、使い捨ておむつのパッケージを提供できる。
おむつ1の前面図である。 おむつ1の後面図である。 展開且つ伸長状態のおむつ1を非肌側から見た概略平面図である。 おむつ1の概略断面図である。 図5A及び図5Bは正解図柄43の向きを説明する図である。 図6A及び図6Bはテープ部材50及びシール部材51の概略断面図である。 テープ部材50及びシール部材51の正面図である。 おむつ1の着色領域の説明図である ARマーカー47,48を備えるおむつ1の説明図である。 図10A及び図10Bは端末60の画面61を示す図である。 おむつ1のパッケージ70の概略斜視図である。 図12Aから図12Cは1つのパッケージ70に収容されている複数のおむつ1の説明図である。 吸収性本体10の製造方法の説明図である。 腹側胴回り部20の製造方法の説明図である。 展開且つ伸長状態のおむつ1の平面図である。
本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
基準図柄と、前記基準図柄と同一形状、又は、相似形状である正解図柄と、前記基準図柄と同一形状ではなく、且つ、相似形状でもない不正解図柄と、前記正解図柄を探すことを促す情報表示と、を備え、前記情報表示は、前記正解図柄、及び、前記不正解図柄よりも、前記基準図柄の近くに配置されていること、を特徴とする使い捨ておむつである。
このような使い捨ておむつによれば、親子で正解図柄を探し、親子で楽しくコミュニケーションを取ることができるため、子供がおむつに愛着を持つようになる。その結果、おむつを汚したくないという気持ちから子供が自主的にトイレに行ったり、おむつを履いたりするようになる。また、正解図柄を答える自主性や、答えられた成功体験を子供に与えることができ、それらがトイレトレーニングの成功に繋がったり、自分で履いてみようという気持ちに繋がったりしていく。
かかる使い捨ておむつであって、前記基準図柄は、前記正解図柄、及び、前記不正解図柄よりも、面積が大きいこと、を特徴とする使い捨ておむつである。
このような使い捨ておむつによれば、基準図柄から正解図柄を探す問題が一見して分かり易くなる。
かかる使い捨ておむつであって、前記正解図柄は、前記基準図柄に対して−90度から90度までの範囲内の角度で回転した向きで配置されていること、を特徴とする使い捨ておむつである。
このような使い捨ておむつによれば、正解図柄を探す問題の難易度を下げられる。
かかる使い捨ておむつであって、前記正解図柄は、前記基準図柄に対して−90度から90度までの範囲を超える角度で回転した向きで配置されていること、を特徴とする使い捨ておむつである。
このような使い捨ておむつによれば、正解図柄を探す問題の難易度を上げられる。
かかる使い捨ておむつであって、吸収性コアを有する吸収性本体と、着用者の腹側部に当てられる腹側胴回り部と、着用者の背側部に当てられる背側胴回り部と、着用者の胴回りに沿って伸縮する胴回り弾性部材と、着用者の脚回りに沿って伸縮する脚回り弾性部材とを備え、前記使い捨ておむつの厚さ方向において、前記基準図柄、前記正解図柄、前記不正解図柄、及び、前記情報表示は、前記胴回り弾性部材の伸縮部、及び、前記脚回り弾性部材の伸縮部と重複せず、前記基準図柄、及び、前記情報表示は、前記腹側胴回り部、及び、前記背側胴回り部の少なくとも一方に配置され、且つ、前記厚さ方向において前記吸収性コアと重複する部位に配置されていること、を特徴とする使い捨ておむつである。
このような使い捨ておむつによれば、弾性部材の収縮により生じた皺で図柄や情報表示が見え難くなってしまうことを抑制できる。また、吸収性コアは剛性が高いため、胴回り弾性部材の収縮の影響を受け難い。よって、腹側胴回り部や背側胴回り部の平坦な部位に基準図柄及び情報表示を配置でき、これらの視認性が高まる。
かかる使い捨ておむつであって、展開状態の前記使い捨ておむつにおいて、長手方向の中央位置よりも前記長手方向の一方側に、前記基準図柄、前記正解図柄、前記不正解図柄、及び、前記情報表示が配置されていること、を特徴とする使い捨ておむつである。
このような使い捨ておむつによれば、おむつの前面又は後面を見るだけで、正解図柄を探す問題を実施できる。
かかる使い捨ておむつであって、前記情報表示は、読み取り部及び出力部を備えたコンピューターが読み取り可能なARマーカーであるか、又は、前記情報表示とは別に前記ARマーカーを備えており、前記ARマーカーは、前記正解図柄を探すことを促す表示を前記出力部に出力させる処理を前記コンピューターに実行させるための識別子であり、前記正解図柄、及び、前記不正解図柄よりも、前記基準図柄の近くに配置されていること、を特徴とする使い捨ておむつである。
このような使い捨ておむつによれば、コンピューターの出力部に出力される視覚的、聴覚的な情報を楽しむことができ、子供がおむつにより愛着を持つようになる。
かかる使い捨ておむつであって、読み取り部及び出力部を備えたコンピューターが読み取り可能なARマーカーを備え、前記ARマーカーは、ユーザーが選択した図柄が正解であることを示す表示を前記出力部に出力させる処理を前記コンピューターに実行させるための識別子であり、前記基準図柄、及び、前記不正解図柄よりも、前記正解図柄の近くに配置されていること、を特徴とする使い捨ておむつである。
このような使い捨ておむつによれば、コンピューターの出力部に出力される視覚的、聴覚的な情報を楽しむことができ、子供がおむつにより愛着を持つようになる。
かかる使い捨ておむつであって、前記使い捨ておむつから分離可能なシール部材を備え、前記シール部材は、前記使い捨ておむつから分離された後に再接着可能であり、前記正解図柄を備えていること、を特徴とする使い捨ておむつである。
このような使い捨ておむつによれば、正解図柄を探す場所が増え、子供がおむつに触れる時間が長くなり、子供はおむつにより愛着を持つようになる。また、例えばシール部材をトイレに貼ることで、子供をトイレへ誘導できる。
また、基準図柄と、前記基準図柄と同一形状、又は、相似形状である正解図柄と、前記基準図柄と同一形状ではなく、且つ、相似形状でもない不正解図柄と、を備え、前記基準図柄は、前記正解図柄、及び、前記不正解図柄よりも、面積が大きいこと、を特徴とする使い捨ておむつである。
このような使い捨ておむつによれば、基準図柄から正解図柄を探す問題が一見して分かり易い。そのため、親子で正解図柄を探し、親子で楽しくコミュニケーションを取ることができ、子供がおむつに愛着を持つようになる。
かかる使い捨ておむつであって、着用者の腹側部に当てられる腹側胴回り部と、着用者の背側部に当てられる背側胴回り部とを備え、前記基準図柄は、前記腹側胴回り部、及び、前記背側胴回り部の少なくとも一方の、胴回り方向の中央部に配置されていること、を特徴とする使い捨ておむつである。
このような使い捨ておむつによれば、基準図柄から正解図柄を探す問題が一見して分かり易くなる。
かかる使い捨ておむつであって、吸収性コアを有する吸収性本体と、着用者の腹側部に当てられる腹側胴回り部と、着用者の背側部に当てられる背側胴回り部とを備え、前記使い捨ておむつの厚さ方向において、前記腹側胴回り部、及び、前記背側胴回り部は、前記吸収性本体よりも非肌側に配置され、前記基準図柄は、前記腹側胴回り部、及び、前記背側胴回り部の少なくとも一方に配置され、前記基準図柄の周囲の少なくとも一部において、前記吸収性本体の図柄が前記非肌側から視認可能であること、を特徴とする使い捨ておむつである。
このような使い捨ておむつによれば、外側(非肌側)から見たときに、基準図柄の周囲の吸収性本体の図柄は、基準図柄に比べてぼやける。そのため、ぼかし効果によって基準図柄が目立ち、使用者に認識されやすい。
かかる使い捨ておむつであって、吸収性コアを有する吸収性本体と、着用者の腹側部に当てられる腹側胴回り部と、着用者の背側部に当てられる背側胴回り部とを備え、前記使い捨ておむつの厚さ方向において、前記腹側胴回り部、及び、前記背側胴回り部は、前記吸収性本体よりも非肌側に配置され、前記腹側胴回り部、及び、前記背側胴回り部の少なくとも一方の股下側の端部と、前記吸収性本体とが非接合である領域を有し、前記吸収性本体における前記非接合である領域に、前記正解図柄の少なくとも一部が配置されていること、を特徴とする使い捨ておむつである。
このような使い捨ておむつによれば、腹側胴回り部や背側胴回り部の股下側の端部をめくると正解図柄が現れるため、子供がおむつにより愛着を持つようになる。
かかる使い捨ておむつであって、人工尿を80ml滴下したときのリウェット量が15g以上35g以下であること、を特徴とする使い捨ておむつである。
このような使い捨ておむつによれば、おむつが排尿により濡れてしまったことを子供に気付かせることができ、今度はおむつを汚したくないという気持ちから子供が自主的にトイレに行くようになる。また、漏れを防止できる。
また、基準図柄と、前記基準図柄と同一形状、又は、相似形状である正解図柄と、前記基準図柄と同一形状ではなく、且つ、相似形状でもない不正解図柄と、を備える使い捨ておむつと、前記正解図柄を探すことを促す情報表示と、を有することを特徴とする使い捨ておむつのパッケージである。
このような使い捨ておむつのパッケージによれば、親子でおむつの正解図柄を探し、親子で楽しくコミュニケーションを取ることができ、子供がおむつに愛着を持つようになる。
かかる使い捨ておむつのパッケージであって、前記使い捨ておむつにおける前記正解図柄の位置が異なる複数の前記使い捨ておむつを有すること、を特徴とする使い捨ておむつのパッケージである。
このような使い捨ておむつのパッケージによれば、正解図柄を探す問題を飽きることなく楽しめるため、トイレトレーニングやおむつを履く練習を継続できる。
かかる使い捨ておむつのパッケージであって、複数の前記使い捨ておむつを有し、ある前記使い捨ておむつの前記基準図柄は、別の前記使い捨ておむつの前記不正解図柄と同一形状、又は、相似形状であること、を特徴とする使い捨ておむつのパッケージである。
このような使い捨ておむつのパッケージによれば、正解図柄を探す問題を飽きることなく楽しめるため、トイレトレーニングやおむつを履く練習を継続できる。
以下、本発明に係る使い捨ておむつとして、子供向けのパンツ型使い捨ておむつを例に挙げて実施形態を説明する。但し上記に限定されず、例えばフックテープで着用者に装着するテープタイプの使い捨ておむつ等に本発明を適用してもよい。
===第1実施形態===
<<おむつ1の基本構成>>
図1は、パンツ型使い捨ておむつ1(以下、おむつ)の前面図である。図2は、おむつ1の後面図である。図3は、展開且つ伸長状態のおむつ1を非肌側から見た概略平面図である。図4は、おむつ1の概略断面図である。
おむつ1は、吸収性本体10と、着用者の腹側部に当てられる腹側胴回り部20と、着用者の背側部に当てられる背側胴回り部30とを有する。また、おむつ1は、縦方向、横方向、及び、厚さ方向を有する。厚さ方向において、着用者に接触する側を肌側といい、着用者に接触しない側を非肌側という。また、図1に示すパンツ型状態のおむつ1は、胴回り開口BH、及び、一対の脚回り開口LHを有する。縦方向において、胴回り開口BH側を上側とし、その反対側を下側とする。
図3の展開状態のおむつ1では、吸収性本体10の長手方向一方側の端部に、腹側胴回り部20の横方向の中央部が重なっており、吸収性本体10の長手方向他方側の端部に、背側胴回り部30の横方向の中央部が重なっている。展開状態のおむつ1が長手方向の中央位置CLで二つ折りされ、腹側胴回り部20と背側胴回り部30の横方向の両側部がそれぞれ溶着等で接合されることにより、図1に示すパンツ型状態のおむつ1となる。
吸収性本体10は、尿等の排泄物を吸収保持する吸収性コア11を備える。また、図4に示すように、吸収性本体10では、吸収性コア11よりも肌側に、液透過性のトップシート12が配置され、吸収性コア11よりも非肌側に、液不透過性のバックシート13、及び、外装シート14が配置されている。
また、図3に示すように、吸収性本体10の横方向の両側部にはそれぞれ複数の脚回り弾性部材15が設けられている。複数の脚回り弾性部材15は、例えば、横方向の内側に折り返されて2層となった外装シート14の間において、長手方向に伸長状態で固定されている。よって、脚回り弾性部材15は、着用者の脚回りに沿って伸縮し、おむつ1は着用者の脚回りにフィットする。
腹側胴回り部20及び背側胴回り部30は、図4に示すように、吸収性本体10よりも非肌側に配置されている。そして、腹側胴回り部20及び背側胴回り部30は、それぞれ、肌側シート21,31と、肌側シート21,31よりも非肌側に配置される非肌側シート22,32と、肌側シート21,31と非肌側シート22,32の間に配置される中間シート23,33と、複数の胴回り弾性部材24,34とを有する。
複数の胴回り弾性部材24,34は、肌側シート21,31と非肌側シート22,32の間において、縦方向に並んで配置されるとともに、横方向に伸長状態で固定されている。よって、胴回り弾性部材24,34は、着用者の胴回りに沿って伸縮し、おむつ1は着用者の胴回りにフィットする。
また、吸収性本体10が有するバックシート13の非肌側面、腹側胴回り部20及び背側胴回り部30がそれぞれ有する中間シート23,33の非肌側面には、図柄や文字41〜44が印刷されている。これらの図柄や文字41〜44は、外装シート14や非肌側シート22,32を介して、おむつ1の外部から(非肌側から)視認可能とする。
<<おむつ1の装飾>>
トイレトレーニングの方法として、おむつ1に排泄した後の気持ち悪さから、子供がトイレに行くようになる方法と、子供がおむつ1に愛着を持ち、おむつ1を汚したくない、おむつ1を大切にしたいという気持ちから、子供がトイレに行くようになる方法とがある。前者は、排泄後の気持ちに応じた方法である。一方、後者は、排泄前の気持ちに応じた方法であり、排泄前にトイレに行かせることを目的とするトイレトレーニングとして理想的である。
一般に子供向けのおむつには子供が喜ぶ図柄が印刷されている。ただし、それが単なる図柄であると、子供はその図柄に慣れてしまう。そうすると、子供はおむつに愛着を持ち難く、おむつは排泄した後に捨てるものという子供の認識を変えられない。
これに対して、本実施形態のおむつ1では、腹側胴回り部20の横方向の中央部に、猫の図柄41が印刷されている。この猫の図柄41を「基準図柄41」と呼ぶ。
そして、吸収性本体10において、少なくとも腹側胴回り部20及び背側胴回り部30と重複しない部位に、猫の図柄43、及び、猫以外の動物である犬、パンダ、象、ウサギの図柄44が印刷されている。猫の図柄43は、基準図柄41と同一形状又は相似形状である。この猫の図柄43を「正解図柄43」と呼ぶ。猫以外の動物の図柄44は、基準図柄41と同一形状ではなく且つ相似形状でもない。この猫以外の動物の図柄44を「不正解図柄44」と呼ぶ。
さらに、腹側胴回り部20には、基準図柄41の近くに「おなじえさがし」という文字が印刷されている。つまり、基準図柄41と同じ絵である正解図柄43を探すことを促す「情報表示42」が印刷されている。この情報表示42は、正解図柄43及び不正解図柄44よりも、基準図柄41の近くに配置されている。
このようなおむつ1によれば、子供は保護者(母親等)と共に正解図柄43を探すことができる。よって、親子でおむつ1に触れる時間が長くなる。また、保護者が出題したり、子供が答えたり、子供の答えに保護者が反応したりと、親子でコミュニケーションを取れる。また、保護者は、「トイレに行こう」や「おむつを交換しよう」ではなく、「同じ絵を探してみよう」等の、子供にとって楽しい声掛けをすることができる。
その結果、子供がおむつ1に愛着を持つようになり、おむつ1を汚さないように、子供が自主的にトイレに行くようになり易い。また、おむつ1やトイレに関して、親子で楽しくコミュニケーションを取ることができ、そのこともトイレトレーニングの継続及び成功に繋がる。
また、仮に、一般のおむつに描かれている単なる図柄を用いてコミュニケーションを取ろうとしても、保護者は声掛けの言葉を思い付き難い。また、子供の興味を引くように、例えばストーリー性のある図柄等がおむつに描かれていたとしても、保護者が一方的に話すことになる。
これに対して、絵探しできる本実施形態のおむつ1によれば、保護者は子供に声掛けし易く、子供とコミュニケーションを取り易い。さらに、子供が自ら正解図柄を探して答えることになるため、子供の主体性が高まる。また、答えられた場合、子供に成功体験を与えられる。これら主体性や成功体験が、子供が自らトイレに行ってみようという気持ちにも繋がり易い。
また、絵探しという問題であるため、正解図柄43と不正解図柄44が混在することになる。不正解図柄44の数や種類は1つでもよいが、問題の難易度を高めるために、複数あることが好ましい。その結果、図1等に示すように、比較的に小さい多数の図柄43,44がおむつ1に描かれることになる。そのため、おむつ1のデザイン性が高まり、おむつ1らしさが軽減される。この点からも、子供はおむつ1に愛着を持ち易くなる。また、自分はおむつを履く赤ちゃんではないという気持ちから、子供が自主的にトイレに行くようになり易い。
また、トイレトレーニングを行う頃の子供にとって、衣服の着脱を自分で行うようになることも重要な課題である。一方、自我の芽生えから、おむつ1の交換を嫌がったり、おむつ1を履く練習を嫌がったりすることがある。
このような場合にも、本実施形態のおむつ1によれば、子供がおむつ1に愛着を持ち、子供がおむつ1を履きたいという気持ちになり易い。よって、スムーズにおむつ1を交換でき、また、子供がおむつ1を履く練習をするようになる。
なお、本実施形態では動物の図柄を例に挙げたが、これに限らない。例えば、乗り物や食べ物の図柄等であってもよいし、丸や三角等の図形の図柄、アルファベット等の文字や数字の図柄であってもよい。また、情報表示42も「みつけてね」等のその他の表示であってもよい。
また、正解図柄43は動物の図柄であるが、不正解図柄44は乗り物や日用品の図柄にする等、ジャンルを異ならせることで問題の難易度を下げられる。逆に、基準図柄41である猫の表情を変えた図柄を不正解図柄44にする等、基準図柄41の一部を変えたものを不正解図柄44とすることで、問題の難易度を上げられる。また、基準図柄41と正解図柄43とで配色を同じにしてもよいし、異ならせてもよい。配色が同じである方が問題の難易度を下げられる。
また、本実施形態のおむつ1は、正解図柄43を複数備えるが、1つでもよい。ただし、正解図柄43が複数あることで、保護者は、子供が正解図柄43を見つけた後に、「まだあるかな」や「数えてみよう」等の声掛けができ、親子でおむつ1に触れる時間をより長くできる。また、情報表示42を「かぞえてね」としてもよい。これらの場合、子供が主体的に数えて答えることになるため、例えば複数の動物の図柄と数字を組み合わせて、数の概念を一方的に覚えさせる図柄が描かれたおむつ等に比べて、子供の主体性を高められる。そして、その主体性を、トイレに行ってみようという気持ちに繋げられる。
なお、背側胴回り部30にも、腹側胴回り部20と同じ基準図柄41及び情報表示42を設けてもよいし、背側胴回り部30にのみ基準図柄41及び情報表示42を設けてもよい。
本実施形態のおむつ1(図2)では、基準図柄41(猫)の輪郭を塗りつぶした図柄45(基準図柄)が背側胴回り部30に設けられ、その図柄45の近くに「シルエットさがし」という情報表示46が設けられている。
また、図示しないが、腹側胴回り部20の基準図柄41(猫)に対する不正解図柄43(犬、パンダ、象、ウサギの何れか)を、背側胴回り部30に第2の基準図柄として設け、「おなじえさがし」等の表示を設けてもよい。
このように、吸収性本体10の図柄43,44を共通に利用しつつ、腹側胴回り部20と背側胴回り部30に異なる問題を設けてもよい。そうすることで、親子でおむつ1に触れる時間をより長くできる。
また、本実施形態のおむつ1では、臀部を被覆するために、腹側胴回り部20よりも背側胴回り部30の方が大きくなっており、図柄を印刷する中間シート33も大きくできる。そのため、図2に示すように、背側胴回り部30(中間シート33)に、基準図柄だけでなく、正解図柄及び不正解図柄を設けてもよい。なお、シルエットさがしの場合、輪郭が、基準図柄45の輪郭と同一形状又は相似形状である図柄が、正解図柄451となり、輪郭が、基準図柄45の輪郭と同一形状ではなく且つ相似形状でもない図柄が、不正解図柄452となる。
また、基準図柄41は、正解図柄43及び不正解図柄44よりも面積が大きいことが好ましい。そうすることで、基準図柄41が目立つため、絵探しの問題が一見して分かり易くなる。よって、おむつ1の図柄41,43,44が目的の用途に利用され易い。ただし、第1実施形態のおむつ1は情報表示42を備えるため、上記に限定されない。
各図柄41,43,44の面積の比較は、周知の方法で行えばよい。例えば、目視で比較したり、面積算出ソフトを利用して、図柄41,42,43を撮影した画像から面積を算出して比較したりしてもよい。
また、本実施形態のおむつ1は、吸収性本体10と、腹側胴回り部20と、背側胴回り部30の3部材から構成される。この場合、基準図柄41を備える部材(本実施形態では腹側胴回り部20)と、正解図柄43及び不正解図柄44を備える部材(本実施形態では吸収性本体10)とを異ならせるとよい。
より好ましくは、腹側胴回り部20及び背側胴回り部30の少なくとも一方の、横方向(胴回り方向)の中央部に、基準図柄41を配置するとよい。そうすることで、基準図柄41が目立つため、絵探しの問題が一見して分かり易くなる。
また、図3に示すように、使い捨ておむつ1の厚さ方向において、基準図柄41、正解図柄43、不正解図柄44、及び、情報表示42は、胴回り弾性部材24,34の伸縮部、及び、脚回り弾性部材15の伸縮部と重複していないことが好ましい。そうすることで、自然状態のおむつ1において、胴回り弾性部材24,34及び脚回り弾性部材15の収縮により生じた皺で、図柄や文字41〜44が見え難くなることを抑制できる。
なお、伸縮部とは、弾性部材15,24,34において伸縮性を発現する部位であり、弾性部材15,24,34が伸長状態でシートに固定された部位である。図面には伸縮部のみを示す。また、吸収性本体10の幅方向の両側部に防漏壁(不図示)が設けられていてもよい。防漏壁を形成する弾性部材の収縮は、バックシート13の収縮に影響し難い。そのため、防漏壁弾性部材は、図柄や文字41〜44と重複していてもよい。
具体的には、横方向の最も内側の脚回り弾性部材15よりも内側に、正解図柄43及び不正解図柄44を配置するとよい。
また、本実施形態のおむつ1では、腹側胴回り部20及び背側胴回り部30のうち、厚さ方向において吸収性コア11と重複する部位には、胴回り弾性部材24,34の伸縮部が存在しない。そのため、その部位に基準図柄41及び情報表示42を配置するとよい。吸収性コア11は剛性が高く、吸収性コア11の周囲に存在する胴回り弾性部材24,34の収縮の影響を受け難い。したがって、腹側胴回り部20及び背側胴回り部30の、より平坦な領域に、基準図柄41及び情報表示42が配置されることになるため、基準図柄41及び情報表示42の視認性が高まる。
また、図3に示すように、吸収性コア11よりも長手方向の外側に延出する吸収性本体10の部位に、腹側胴回り部20又は背側胴回り部30の幅方向の一端から他端まで連続する胴回り弾性部材24a,34aが配置されているとよい。つまり、吸収性コア11よりも長手方向の外側であり、横方向において吸収性コア11と重複する部位に、胴回り弾性部材24a,34aの伸縮部が存在するとよい。
そうすることで、吸収性コア11よりも長手方向の外側に延出する吸収性本体10の部位は、胴回り弾性部材24a,34aによって、厚さ方向への盛り上がりが抑えられる。一方、吸収性コア11が存在する部位は、吸収性コア11の厚みに加えて、胴回り弾性部材24,34の伸縮部が存在しないため、厚さ方向に盛り上がる。よって、吸収性コア11と重複する部位に配置された基準図柄41及び情報表示42が目立ち、認識されやすくなる。
また、図4に示すように、基準図柄41等が印刷された中間シート23,33よりも非肌側に配置されたシートの数、ここでは非肌側シート22,32の1枚と、正解図柄43等が印刷されたバックシート13よりも非肌側に配置されたシートの数、ここでは外装シート14の1枚とを同じにするとよい。より好ましくは、非肌側シート22,32の坪量と外装シート14の坪量との差を10g/m以下にするとよい。
そうすることで、腹側胴回り部20や背側胴回り部30に配置された図柄の見え方と、吸収性本体10に配置された図柄の見え方との差を小さくでき、絵探しの問題を実施できる。なお、具体的には、非肌側シート22,32として、坪量が20g/mのスパンボンド不織布を例示でき、外装シート14として、坪量が13g/mのSMS不織布を例示できる。
また、図示しないが、腹側胴回り部20及び背側胴回り部30において、肌側シート21,31や非肌側シート22,32の一部(例えば縦方向の上下端部)にのみ接合された別のシートを設けてもよい。別のシートは、肌側シート21,31及び非肌側シート22,32に比べて、胴回り弾性部材24,34の収縮の影響を受け難い。そこで、別のシートに、正解図柄43や不正解図柄44を印刷してもよい。別のシートを非肌側シート22,32よりも非肌側に設けた場合、おむつ1の外側から正解図柄43を探すことができる。別のシートを肌側シート21,31よりも肌側に設けた場合、胴回り開口部BHからおむつ1の内側を覗いて正解図柄43を探すことができる。
また、吸収性本体10の肌側面にエンボス加工を施して、基準図柄41と同一形状又は相似形状である凹部を設けてもよい。このように正解図柄43を探す範囲を増やすことで、親子でおむつ1に触れる時間をより長くできる。
また、図3に示すように、展開状態のおむつ1において、長手方向の中央位置CLよりも長手方向の一方側に、基準図柄41、正解図柄43、不正解図柄44、及び、情報表示42が配置されていることが好ましい。
パンツ型おむつ1は長手方向に2つ折りされているため、上記のように図柄等が配置されることで、おむつ1の一方の面を見るだけで、正解図柄43を探す問題を実施できる。
また、テープ型おむつは長手方向に2つ折りされた状態でパッケージされることが多い。そのため、パッケージから取り出した状態のおむつの一方の面を見るだけで、問題を実施できる。
また、基準図柄41及び情報表示42がないおむつ1の面(図2の後面)にも、正解図柄43及び不正解図柄44を設けるとよい。そうすることで、正解図柄43を探す場所が増える。また、基準図柄41を見ながら正解図柄43を探せないため、問題の難易度を上げられる。
図5A及び図5Bは、基準図柄41に対する正解図柄43の向きを説明する図である。基準図柄41が上下の向きを有する場合、基準図柄41の上側を、おむつ1の縦方向の上側にするとよい。
そして、図5Aに示すように、正解図柄43は、基準図柄41に対して−90度から90度までの範囲内の角度で回転した向きで配置するとよい。この場合、問題の難易度を下げられる。図では、縦方向に沿う基準線Lに対して、時計回り方向を正とし、逆側を負としている。
また、図5Bに示すように、正解図柄43を、基準図柄41に対して−90度から90度までの範囲を超える角度で回転した向きで配置してもよい。この場合、問題の難易度を上げられる。
図1のおむつ1の前面では、図5Aの正解図柄43のみが設けられているが、図5Bの正解図柄43のみが設けられていてもよいし、図5Aと図5Bの正解図柄43が混在していてもよい。また、不正解図柄44の向きに関しても同様である。
また、図2のおむつ1の後面では、胴回り開口部BH側を上にしたとき、正解図柄43が反転しており、問題の難易度が高くなる。おむつ1の展開状態(図3)において、吸収性本体10の長手方向の中央位置CLに関係なく、全ての図柄43,44の上側を長手方向の一方側に合わせることで、おむつ1の前面と後面で図柄の向きを変えられ、問題の難易度を変えられる。
また、おむつ1は、着用対象とする子供の体格に応じて、S,M,L等の複数のサイズが市販される。月齢の大きい子供ほど、大きいサイズのおむつを着用する。そこで、小さいサイズのおむつ1では問題の難易度を下げ、大きいサイズのおむつ1では問題の難易度を上げるとよい。
図6A及び図6Bは、テープ部材50、及び、シール部材51の概略断面図である。図7は、テープ部材50、及び、シール部材51を背側から見た正面図である。
テープ部材50は、テープ本体501と、テープ把持部502と、固定部503と、複数のテープ接着部504とを有する。テープ本体501は、おむつ1の縦方向に長い長方形状の部材であり、長手方向にZ字状に折り畳まれている。テープ本体501は、折り畳まれた状態で、背側胴回り部30の非肌側面に固定部503で接着剤(不図示)等によって剥離不能に固定されている。折り畳まれたテープ本体501の各層の間には、剥離可能であり再接着可能なテープ接着部504が設けられ、折り畳み状態が保たれている。
テープ把持部502は、テープ本体501の長手方向の一端部に設けられている。テープ把持部502の肌側面にテープ接着部504は設けられていない。そのため、ユーザーは、テープ把持部502を把持して、テープ本体501を引っ張ることができる。そうすると、テープ本体501の折り畳み状態が解除される。よって、おむつ1の廃棄時に、おむつ1を丸めた状態をテープ部材50によって維持できる。
シール部材51は、矩形形状のシール本体511と、シール把持部512と、シール接着部513とを有する。シール部材51は、テープ把持部502よりも上方のテープ本体501の部位に、シール接着部513によって接着されている。シール把持部512は、シール本体511の長手方向の一端部に設けられている。シール把持部512の肌側面にシール接着部513は設けられていない。そのため、ユーザーは、シール把持部512を把持して、テープ部材50からシール部材51を分離できる。
おむつ1から分離した後も、シール部材51は、シール接着部513により所望の場所に再接着可能とする。そして、図7に示すように、シール部材51にも、基準図柄41(猫)と同一形状又は相似形状である正解図柄514が印刷されているものとする。
そうすることで、例えば、保護者は、おむつ1から分離したシール部材51をトイレに貼ることができる。そして、保護者は「トイレでも探してみよう」等の声掛けができ、子供をトイレに誘導できる。また、子供はトイレでシール部材51を探すことで、トイレに行くことが楽しくなり、子供が自主的にトイレに行くようになり易い。ただし上記に限らず、シール部材51をおむつ1から分離しない状態で、子供にシール部材51の正解図柄514を見つけさせてもよい。
また、トイレトレーニングでは、トイレで排泄できたとき等のご褒美として、台紙にシールを貼らせる方法がよく行われる。そこで、シール部材51をご褒美として利用でき、保護者は「トイレで成功したら、みつけたシール(51)を貼ろうね」等の声掛けができ、子供が自主的にトイレに行くようになり易い。
また、シール部材51には、例えば「えさがしシール」等の表示515、つまり、シール部材51の正解図柄514を探すことを促す表示や、シール部材51がシールであること示す表示を印刷してもよい。そうすることで、シール部材51が認識され易く、シール部材51が目的の用途に利用され易い。
また、図2に示すように、テープ部材50及びシール部材51は、透明部材であっても、背側胴回り部30に配置された基準図柄45や正解図柄451や不正解図柄452と重複しないように配置することが好ましい。そうすることで、各図柄が見え難くなってしまうことを防止できる。
なお、シール部材51は、おむつ1から分離可能であり、再接着可能であればよく、テープ部材50に接着されるに限らない。ただし、例えばポリエチレンやポリプロピレン等の樹脂素材で形成されたテープ部材50にシール部材51を接着することで、テープ部材50をシール部材51の剥離紙として機能させることができ、シール接着部513の接着力を維持できる。
図8は、おむつ1の着色領域の説明図である。図1等では、吸収性本体10に正解図柄43及び不正解図柄44のみが設けられているが、図8に示すように、模様の図柄3が吸収性本体10に設けられていてもよい。
また、一般のおむつでは白地に図柄が印刷されていることが多い。そこで、肌側シート21,31、非肌側シート22,32、中間シート23,33、バックシート13等を有色のシート(無色透明及び白色以外、例えば青色やピンク色等)にするとよい。そうすることで、おむつらしさが低減され、自分はおむつを履く赤ちゃんではないという気持ちから、子供が自主的にトイレに行くようになり易い。
ただし、縦方向に長いライン状のインジケーター16が設けられた領域A1は白色であることが好ましい。そうすることで、排尿による色の変化が見え難くなってしまうことを防止できる。
そして、おむつ1の縦方向において、インジケーター16が設けられた白色の領域A1と基準図柄41との間に、有色に着色された領域A2を設けるとよい。そうすることで、基準図柄41が区分けされて目立つため、使用者に認識され易くなる。
また、腹側胴回り部20又は背側胴回り部30と吸収性本体10とが重複する領域は、中間シート23,33よりも大きいとよい。そうして、基準図柄41の周囲の少なくとも一部において、吸収性本体10の図柄(正解図柄43,不正解図柄44,模様の図柄3)を外部(非肌側)から視認可能にするとよい。
この場合、基準図柄41の周囲の吸収性本体10の図柄は、ぼやけて見える。そのため、ぼかし効果によって基準図柄41が目立ち、使用者に認識され易くなる。同様に、情報表示42もぼかし効果により目立つ。
また、図4に示すように、腹側胴回り部20及び背側胴回り部30を構成する中間シート23,33は、非肌側シート22,32と接着剤2で接合されているが、肌側シート21,31とは接合されていないことが好ましい。
そうすることで、非肌側シート22,32が中間シート23,33から浮かないので、中間シート23,33に配置された基準図柄41及び情報表示42が目立つ。逆に、吸収性本体10に接着剤2で接合された肌側シート21,31から中間シート23,33及び非肌側シート22,32が浮くため、基準図柄41の周囲の吸収性本体10の図柄をぼかすことができる。
また、図4に示すように、腹側胴回り部20及び背側胴回り部30の少なくとも一方の股下側の端部(縦方向の下端部)と、吸収性本体10とが非接合である領域A3を有し、吸収性本体10における、その非接合である領域A3に、正解図柄43の少なくとも一部が配置されていることが好ましい。
この場合、腹側胴回り部20や背側胴回り部30の下端部をめくると正解図柄43が現れる。よって、繰り返しめくる等して子供が楽しめるため、子供がおむつ1により愛着を持つことができる。
また、おむつ1において、人工尿を80ml滴下したときのリウェット量が15g以上35g以下であることが好ましい。
子供はおむつ1に愛着を持ちつつも、排尿してしまうことがある。その場合にも、リウェット量を15g以上にすることで、おむつ1が排尿により濡れてしまったことを子供に気付かせることができる。そうすることで、今度はおむつ1を汚さないようにと子供が自主的にトイレに行くようになりやすい。一方、リウェット量を35g以下にすることで、漏れを防止できる。
このようなおむつ1として以下の構成のものを例示できる。トップシート12は、レーヨン、アセテート等の吸水性を有する再生繊維やパルプ繊維等の吸水性を有する天然繊維等のセルロース系繊維と、熱可塑性合成繊維を含むものとする。その繊維の含有率は、セルロース系繊維が約50〜100質量%、熱可塑性合成繊維が約0〜50質量%であることが好ましい。熱可塑性合成繊維としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート等の合成繊維や合成繊維の混合物、又はこれら合成樹脂を2種類以上用いた複合繊維等を用いることができる。また、複合繊維としては、融点の異なる2つの合成繊維成分からなる芯鞘型、偏心型を用いることができ、これにより繊維を捲縮させて伸縮性や嵩高性のあるシートを形成できる。また、トップシート12の坪量は25g/m〜35g/mであることが好ましく、これにより液が保持されやすく、着用者はべたつき感を感じやすくなる。
なお、リウェット量は以下のように測定できる。まず、展開状態のおむつ1の長手方向の中心部に、トップシート12側から、80mlの人工尿(イオン交換水10リットルに、尿素200g、塩化ナトリウム80g、硫酸マグネシウム80g、塩化カルシウム8g及び色素:青色1号約1gを溶解させた水溶液)を10秒で滴下する。人工尿が完全に吸収されて表面から無くなった後、おむつ1のトップシート12上にろ紙を載せ、35g/cmの荷重をかける。荷重をかけてから3分経過後、ろ紙の重さを測定する。おむつ1に載せる前のろ紙の重さに対する増量分を「リウェット量(g)」とする。
<<変形例>>
図9は、ARマーカー47,48を備えるおむつ1の説明図である。図10A及び図10Bは、ARマーカー47,48を読み取った端末60の画面61を示す図である。不図示のカメラ(読み取り部)、及び、画面61(出力部)を備えた端末60(例えばスマートフォンやタブレット端末等のコンピューター)と、AR技術(Augmented Reality:拡張現実)を利用して、正解図柄43を探す問題を実施してもよい。端末60には、おむつ1が備えるARマーカー47,48に応じたAR用プログラムがダウンロードされているものとする。
例えば、正解図柄43を探すことを促す情報表示を、コンピューター60が読み取り可能なARマーカー47とし、そのARマーカー47を、正解図柄43及び不正解図柄44よりも、基準図柄41の近くに配置してもよい。図9のおむつ1は、図1のおむつ1の「おなじえさがし」42の文字の代わりに、ARマーカー47を備える。
この場合、AR用プログラムを起動させた状態の端末60のカメラによって、ARマーカー47が読み取られると、端末60はAR用プログラムにしたがって、カメラが撮影している現実の映像(おむつ1等)に重ねて、ARマーカー47に対応付けられた情報表示62(動画、文字、音声など)を画面61に表示する。つまり、ARマーカー47は、正解図柄43を探すことを促す情報表示62を画面61に出力させる処理を端末60に実行させるための識別子である。
情報表示62として、例えば、図10Aに示すように、基準図柄41(猫)が自分を探して欲しいという動作をする表示や、「ねこをさがしてね」等の文字や音声による表示を例示できる。
また、基準図柄41及び不正解図柄44よりも、正解図柄43の近くに別のARマーカー48を配置してもよい。このARマーカー48は、ユーザーが選択した図柄が正解であることを示す表示(動画、文字、音声など)を画面61に出力させる処理をコンピューター60に実行させるための識別子である。
よって、ARマーカー48が端末60のカメラに読み取られると、カメラが撮影している現実の映像(おむつ1等)に重ねて、図10Bに示すような正解を示す表示63が、画面61に表示させる。具体的には、基準図柄41(猫)が喜んでいる動作をする表示や、「みつけてくれてありがとう」等の文字や音声による表示を例示できる。
以上のように、おむつ1にARマーカー47,48を設けることで、子供は端末60の画面61に表示された視覚的、聴覚的な情報を楽しむことができ、子供はおむつ1により愛着を持つようになる。また、正解図柄43を探す意欲が増すため、子供の主体性が高まる。その結果、子供が自主的にトイレに行ったり、おむつ1を履いたりするようになり易い。また、親子のコミュニケーションにも変化を持たせることができ、トイレトレーニングの継続、及び、成功に繋がる。
なお、図1に示す文字による情報表示42(「おなじえさがし」)に加えて、ARマーカー47も備えるおむつでもよい。また、2種類のARマーカー47,48の一方のみを備えるおむつでもよい。
また、ARマーカー47,48の近くに、端末60を操作させるための説明やコメントを設けてもよい。例えば、「ここにカメラをかざしてね」という文字や、カメラの絵を表示してもよい。そうすることで、ARマーカー47,48が目的の用途に利用され易くなる。
その他、排尿により色が変化するインジケーターを用いて、正解図柄43の位置を示すようにしてもよい(不図示)。子供がおむつに排泄してしまったとき、保護者は、子供とともにインジケーターの色を確認し、おむつが別のものに変わってしまったことを教え、次はトイレで排泄するように声掛けできる。
===第2実施形態===
<<おむつ1のパッケージ70>>
図11は、おむつ1のパッケージ70の概略斜視図である。図12Aから図12Cは、1つのパッケージ70に収容されている複数のおむつ1(1A〜1C)の説明図である。ここでは、複数のおむつ1が収容されたパッケージ70を例示するが、おむつ1が1つだけ収容されたパッケージでもよい。
おむつ1のパッケージ70は、基準図柄41と、基準図柄41と同一形状又は相似形状である正解図柄43と、基準図柄41と同一形状ではなく且つ相似形状でもない不正解図柄44とを備えるおむつ1を収容するとともに、正解図柄43を探すことを促す情報表示71を有する。
第2実施形態のおむつ1(図12A〜図12C)には、正解図柄43を探すことを促す情報表示(図1の「おなじえさがし」42)が印刷されていない。ただし、図11に示すように、パッケージ70(包装材)の表面に情報表示71が印刷されている。したがって、おむつ1の図柄41,43,44が目的の用途に利用され、子供がおむつ1に愛着を持つことができる。
なお、パッケージ70(包装材)の表面に情報表示71を印刷するに限らず、例えば、情報表示を印刷した用紙等を、パッケージ70内に封入したり、パッケージ70の外表面に貼り付けたりしてもよい。また、第1実施形態のおむつ1が図11に示すパッケージ70に収容されていてもよい。つまり、パッケージ70とおむつ1が共に情報表示42,71を備えていてもよい。
また、1つのパッケージ70内に、図12Aや図12Bに示すように、基準図柄41が同じ(猫)であり、おむつ1における正解図柄43の位置が異なる複数のおむつ1A,1Bを収容することが好ましい。
そうすることで、子供が正解図柄43の位置を覚えることがなく、正解図柄43を探す問題を飽きることなく楽しめる。よって、トイレトレーニングや、おむつを自主的に履くことを継続できる。
また、1つのパッケージ70内に、図12Aや図12Cに示すように、基準図柄41A(猫),41B(象)が異なる複数のおむつ1A,1Cを収容することが好ましい。さらに、あるおむつ1C(図12C)の基準図柄41B(象)は、別のおむつ1A(図12A)の不正解図柄44(象)と同一形状又は相似形状であることが好ましい。
そうすることで、正解図柄43を探す問題を飽きることなく楽しめる。また、この場合、おむつ1における正解図柄43と不正解図柄44の位置が同じであっても、基準図柄41によって正解の位置が異なることになる。つまり、基準図柄41を変えるだけで、正解の位置が異なる複数のおむつ1を容易に製造できる。
<<おむつ1の製造方法>>
図13は、吸収性本体10の製造方法の説明図である。吸収性本体10の製造ラインでは、まず、トップシート12(連続体)の非肌側面に、製品ピッチおきに吸収性コア11が配置される。その後、複数種の図柄49(猫、パンダ、象、ウサギ、犬)が繰り返し並んで印刷されたバックシート13(連続体)が、トップシート12及び吸収性コア11に合流して接合される。
そして、複数種の図柄49の配置のパターンを、製品ピッチと異ならせることが好ましい。そうすることで、図12A及び図12Bに示すように、正解図柄43の位置が異なるおむつ1A,1Bを製造できる。なお、正解図柄43となる図柄が全てのおむつ1に配置されるように、その図柄の配置間隔を決定するとよい。具体的には、製品ピッチと、腹側胴回り部20や背側胴回り部30で被覆される吸収性本体10の長さに基づいて決定するとよい。
図14は、腹側胴回り部20の製造方法の説明図である。腹側胴回り部20の製造ラインでは、まず、基準図柄41及び情報表示42が印刷された中間シートの連続体23’が製品サイズにカットされる。その後、カットされた中間シート23が、非肌側シート22(連続体)の肌側面に製品ピッチおきに接合される。
中間シートの連続体23’には、その連続する方向の製品ピッチおきに、複数種の図柄(猫、パンダ、象、ウサギ、犬)を印刷するとよい。その複数種の図柄は、バックシート13に印刷された複数種の図柄49(図13参照)と同一形状又は相似形状である図柄にするとよい。そうすることで、図12A及び図12Cに示すように、吸収性本体10が有する図柄は共通であるが、基準図柄41が異なり、問題が異なるおむつ1A,1Cを製造できる。なお、背側胴回り部30の製造方法も同様である。
===第3実施形態===
図15は、展開且つ伸長状態のおむつ1(一部分)の平面図である。第3実施形態のおむつ1は、基準図柄41と、基準図柄41と同一形状又は相似形状である正解図柄43と、基準図柄41と同一形状ではなく且つ相似形状でもない不正解図柄44とを備え、基準図柄41は、正解図柄43及び不正解図柄44よりも、面積が大きいとする。
第3実施形態のおむつ1は、正解図柄43を探すことを促す情報表示(図1の「おなじえさがし」42)を備えず、それ以外の構成は第1実施形態のおむつ1と同じである。また、第3実施形態のおむつ1を収容するパッケージが、正解図柄43を探すことを促す情報表示(例えば図11の71)を備えていなくともよいとする。
この場合にも、第3実施形態のおむつ1では、基準図柄41が大きく目立つため、基準図柄41から正解図柄43を探すという問題が一見して分かり易い。よって、おむつ1の図柄41,43,44が目的の用途に利用され易い。
さらに、基準図柄41を、腹側胴回り部20及び背側胴回り部30の少なくとも一方の、横方向(胴回り方向)の中央部に配置するとよい。つまり、おむつ1の横方向において、その中央位置CL2と基準図柄41とが重複しているとよい。そうすることで、基準図柄41が目立つため、正解図柄43を探すという問題がより分かり易くなる。
また、おむつ1が、吸収性本体10と、腹側胴回り部20と、背側胴回り部30の3部材から構成される場合、正解図柄43及び不正解図柄44を吸収性本体10に設けるとよい。このように、基準図柄41を備える部材と、正解図柄43及び不正解図柄44を備える部材とを異ならせることで、正解図柄43を探すという問題がより分かり易くなる。
ただし、上記に限らず、吸収性本体と、平面視砂時計形状である外装部材の2部材から構成されるおむつ(不図示)であってもよい。この場合にも、外装部材において、着用者の腹側部や背側部に当てられる部位の横方向の中央部に、基準図柄41を配置するとよい。
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。また、本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更や改良され得るとともに、本発明にはその等価物が含まれるのはいうまでもない。
1 パンツ型使い捨ておむつ、
10 吸収性本体、11 吸収性コア、12 トップシート、
13 バックシート、14 外装シート、15 脚回り弾性部材、
20 腹側胴回り部、21 肌側シート、22 非肌側シート、
23 中間シート、24 胴回り弾性部材、
30 背側胴回り部、31 肌側シート、32 非肌側シート、
33 中間シート、34 胴回り弾性部材、
LH 脚回り開口、BH 胴回り開口、
41 基準図柄、42 情報表示、43 正解図柄、44 不正解図柄、
47 ARマーカー、48 ARマーカー、
50 テープ部材、501 テープ本体、502 テープ把持部、
503 固定部、504 テープ接着部、
51 シール部材、511 シール本体、512 シール把持部、
513 シール接着部、514 正解図柄、
60 端末(コンピューター)、61 画面(出力部)、62 情報表示、
70 パッケージ、71 情報表示

Claims (16)

  1. 基準図柄と、
    前記基準図柄と同一形状、又は、相似形状である正解図柄と、
    前記基準図柄と同一形状ではなく、且つ、相似形状でもない不正解図柄と、
    前記正解図柄を探すことを促す情報表示と、を備え、
    前記情報表示は、前記正解図柄、及び、前記不正解図柄よりも、前記基準図柄の近くに配置されている使い捨ておむつであって、
    吸収性コアを有する吸収性本体と、着用者の腹側部に当てられる腹側胴回り部と、着用者の背側部に当てられる背側胴回り部と、着用者の胴回りに沿って伸縮する胴回り弾性部材と、着用者の脚回りに沿って伸縮する脚回り弾性部材とを備え、
    前記基準図柄及び前記情報表示は前記腹側胴回り部に設けられ、前記正解図柄及び前記不正解図柄は前記吸収性本体に設けられ、
    前記基準図柄及び前記情報表示は、前記腹側胴回り部の胴回り方向の中央部であって厚さ方向において前記吸収性コアと重複する部位に設けられ、前記部位には、前記胴回り弾性部材の伸縮部が存在しない、ことを特徴とする使い捨ておむつ。
  2. 請求項1に記載の使い捨ておむつであって、
    前記基準図柄は、前記正解図柄、及び、前記不正解図柄よりも、面積が大きいこと、を特徴とする使い捨ておむつ。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の使い捨ておむつであって、
    前記正解図柄は、前記基準図柄に対して−90度から90度までの範囲内の角度で回転した向きで配置されていること、を特徴とする使い捨ておむつ。
  4. 請求項1から請求項3の何れか1項に記載の使い捨ておむつであって、
    前記正解図柄は、前記基準図柄に対して−90度から90度までの範囲を超える角度で回転した向きで配置されていること、を特徴とする使い捨ておむつ。
  5. 請求項1から請求項4の何れか1項に記載の使い捨ておむつであって、
    前記使い捨ておむつの厚さ方向において、前記基準図柄、前記正解図柄、前記不正解図柄、及び、前記情報表示は、前記胴回り弾性部材の伸縮部、及び、前記脚回り弾性部材の伸縮部と重複しないこと、を特徴とする使い捨ておむつ。
  6. 請求項1から請求項5の何れか1項に記載の使い捨ておむつであって、
    展開状態の前記使い捨ておむつにおいて、長手方向の中央位置よりも前記長手方向の一方側に、前記基準図柄、前記正解図柄、前記不正解図柄、及び、前記情報表示が配置されていること、を特徴とする使い捨ておむつ。
  7. 請求項1から請求項6の何れか1項に記載の使い捨ておむつであって、
    前記情報表示は、読み取り部及び出力部を備えたコンピューターが読み取り可能なARマーカーであるか、又は、前記情報表示とは別に前記ARマーカーを備えており、
    前記ARマーカーは、
    前記正解図柄を探すことを促す表示を前記出力部に出力させる処理を前記コンピューターに実行させるための識別子であり、
    前記正解図柄、及び、前記不正解図柄よりも、前記基準図柄の近くに配置されていること、を特徴とする使い捨ておむつ。
  8. 請求項1から請求項7の何れか1項に記載の使い捨ておむつであって、
    読み取り部及び出力部を備えたコンピューターが読み取り可能なARマーカーを備え、
    前記ARマーカーは、
    ユーザーが選択した図柄が正解であることを示す表示を前記出力部に出力させる処理を前記コンピューターに実行させるための識別子であり、
    前記基準図柄、及び、前記不正解図柄よりも、前記正解図柄の近くに配置されていること、を特徴とする使い捨ておむつ。
  9. 請求項1から請求項8の何れか1項に記載の使い捨ておむつであって、
    前記使い捨ておむつから分離可能なシール部材を備え、
    前記シール部材は、
    前記使い捨ておむつから分離された後に再接着可能であり、
    前記正解図柄を備えていること、を特徴とする使い捨ておむつ。
  10. 請求項1から請求項9の何れか1項に記載の使い捨ておむつであって、
    前記使い捨ておむつの厚さ方向において、前記腹側胴回り部、及び、前記背側胴回り部は、前記吸収性本体よりも非肌側に配置され、
    前記基準図柄の周囲の少なくとも一部において、前記吸収性本体の図柄が前記非肌側から視認可能であること、を特徴とする使い捨ておむつ。
  11. 請求項1から請求項10の何れか1項に記載の使い捨ておむつであって、
    前記使い捨ておむつの厚さ方向において、前記腹側胴回り部、及び、前記背側胴回り部は、前記吸収性本体よりも非肌側に配置され、
    前記腹側胴回り部、及び、前記背側胴回り部の少なくとも一方の股下側の端部と、前記吸収性本体とが非接合である領域を有し、
    前記吸収性本体における前記非接合である領域に、前記正解図柄の少なくとも一部が配置されていること、を特徴とする使い捨ておむつ。
  12. 請求項1から請求項11の何れか1項に記載の使い捨ておむつであって、
    人工尿を80ml滴下したときのリウェット量が15g以上35g以下であること、を特徴とする使い捨ておむつ。
  13. 請求項1から請求項12の何れか1項に記載の使い捨ておむつであって、
    前記正解図柄を複数備えること、を特徴とする使い捨ておむつ。
  14. 請求項1から請求項13の何れか1項に記載の使い捨ておむつであって、
    前記吸収性コアよりも長手方向の外側に延出する前記吸収性本体の部位に、前記腹側胴回り部の幅方向の一端から他端まで連続する前記胴回り弾性部材が配置されていること、を特徴とする使い捨ておむつ。
  15. 請求項1から請求項14の何れか1項に記載の使い捨ておむつであって、
    前記基準図柄が印刷されたシートよりも非肌側に配置されたシートの数と、前記正解図柄が印刷されたシートよりも非肌側に配置されたシートの数が同じであること、を特徴とする使い捨ておむつ。
  16. 請求項1から請求項15の何れか1項に記載の使い捨ておむつであって、
    前記背側胴回り部は、前記腹側胴回り部よりも大きく、
    前記背側胴回り部にも、前記正解図柄及び前記不正解図柄が設けられている、ことを特徴とする使い捨ておむつ。
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