JP6321051B2 - 近隣認識ネットワーク内での同期のためのシステムおよび方法 - Google Patents

Description

[0001]本出願は概して、ワイヤレス通信に関し、より詳細には、ピアツーピアワイヤレスネットワーク内の同期のためのシステム、方法、およびデバイスに関する。

[0002]多くの電気通信システムでは、通信ネットワークは、空間的に離れたいくつかのインタラクトしているデバイスの間でメッセージを交換するために使用される。ネットワークは、たとえば、メトロポリタンエリア、ローカルエリア、またはパーソナルエリアであり得る、地理的範囲に従って分類され得る。そのようなネットワークは、それぞれ、ワイドエリアネットワーク（ＷＡＮ）、メトロポリタンエリアネットワーク（ＭＡＮ）、ローカルエリアネットワーク（ＬＡＮ）、ワイヤレスローカルエリアネットワーク（ＷＬＡＮ）、またはパーソナルエリアネットワーク（ＰＡＮ）と呼ばれる。ネットワークはまた、様々なネットワークノードとデバイスとを相互接続するために使用されるスイッチング／ルーティング技法（たとえば、回線交換対パケット交換）、送信のために用いられる物理媒体のタイプ（たとえば、有線対ワイヤレス）、および使用される通信プロトコルのセット（たとえば、インターネットプロトコルスイート、ＳＯＮＥＴ（同期光ネットワーキング：Synchronous Optical Networking）、イーサネット（登録商標）など）によって異なる。

[0003]ワイヤレスネットワークは、ネットワーク要素がモバイルであり、したがって動的な接続性が必要であるときに、またはネットワークアーキテクチャが、固定されたものではなくアドホックなトポロジーで形成される場合に、好ましいことが多い。ワイヤレスネットワークは、無線、マイクロ波、赤外線、光などの周波数帯域中の電磁波を使用する非誘導伝搬モードでは、無形の物理媒体を用いる。ワイヤレスネットワークは、有利なことに、固定有線ネットワークと比較して、ユーザモビリティと迅速な現場配置とを容易にする。

[0004]ワイヤレスネットワーク中のデバイスは、互いの間で情報を送信および／または受信し得る。様々な通信を実行するために、デバイスはプロトコルに従って調整することが必要な場合がある。したがって、デバイスはその活動を調整するために情報を交換することができる。ワイヤレスネットワーク内で通信を送信することと、送ることとを調整するための改善されたシステム、方法、およびデバイスが所望される。

[0005]本明細書で議論されるシステム、方法、デバイス、およびコンピュータプログラム製品は、各々いくつかの態様を有し、それらのうちの単一の態様が単独でその望ましい属性に関与するとは限らない。以下の特許請求の範囲によって表される本発明の範囲を限定することなしに、いくつかの特徴について以下で簡潔に議論される。この議論を考察すれば、特に「発明を実施するための形態」と題するセクションを読めば、本発明の特徴が媒体上にデバイスを導入するときに削減された電力消費を含むことがどのように有利であるかが理解されよう。

[0006]本開示の１つの態様は、近隣認識ネットワーク中で動作するワイヤレスデバイス中での電力消費の低減を可能にする方法を提供する。本方法は、第１のメッセージを生成することと、第１のメッセージは、ビーコン送信ウィンドウ情報を示し、ビーコン送信ウィンドウ情報は、１つまたは複数のビーコンメッセージが送信可能である第１の時間間隔を示す、近隣認識ネットワーク上で第１のメッセージを送信することとを含む。いくつかの態様では、ビーコン送信ウィンドウ情報は、ビーコン送信間隔の周期性をさらに示す。いくつかの態様では、ビーコン送信ウィンドウ情報は、ビーコン送信ウィンドウの持続時間をさらに示す。いくつかの態様では、ビーコンメッセージは、クロック基準を示す。

[0007]いくつかの態様では、本方法は、発見クエリウィンドウ情報を示す第２のメッセージを送信すること、発見クエリウィンドウ情報は、発見クエリメッセージが近隣認識ネットワーク上で送信可能である第２の時間間隔を示し、各発見クエリメッセージは、１つまたは複数のサービスを要求する、をさらに含む。これらの態様のいくつかでは、発見クエリウィンドウ情報は、発見クエリ間隔の周期性をさらに示す。これらの態様のいくつかでは、発見クエリウィンドウ情報は、発見クエリウィンドウの持続時間をさらに示す。いくつかの態様では、発見クエリウィンドウ情報は、発見クエリウィンドウの開始時間のクロック基準をさらに示す。いくつかの態様では、第２のメッセージは第１のメッセージである。

[0008]いくつかの態様では、本方法はまた、発見クエリ応答ウィンドウ情報を示す第３のメッセージを送信すること、発見クエリ応答ウィンドウ情報は、発見クエリ応答メッセージが近隣認識ネットワーク上で送信可能である第３の時間間隔を示し、各発見クエリ応答メッセージは、発見クエリメッセージのうちの１つに応答し、発見クエリ応答メッセージを送信するノードによって提供され得る１つまたは複数のサービスを示す、を含む。いくつかの態様では、発見クエリ応答ウィンドウ情報は、発見クエリ応答ウィンドウの周期性をさらに示す。いくつかの態様では、発見クエリ応答ウィンドウ情報は、発見クエリ応答ウィンドウの持続時間をさらに示す。いくつかの態様では、発見クエリ応答ウィンドウ情報は、発見クエリ応答ウィンドウの開始時間のクロック基準をさらに示す。いくつかの態様では、第１のメッセージは同期ビーコンメッセージである。いくつかの態様では、第３のメッセージは第１のメッセージである。

[0009]本方法のいくつかの態様では、第１の時間間隔は、第１のメッセージ中に含まれるＮＡＮ情報要素の属性中で示される。本方法のいくつかの態様では、第３の時間間隔はまた、非送信請求ブロードキャスト発見メッセージが送信され得るときを示す。

[0010]開示される別の態様は、近隣認識ネットワーク中で動作するワイヤレスデバイス中での電力消費の低減を可能にするための装置である。本装置は、第１のメッセージを生成するように構成されたプロセッサと、第１のメッセージは、ビーコン送信ウィンドウ情報を示し、ビーコン送信ウィンドウ情報は、１つまたは複数のビーコンメッセージが送信可能である第１の時間間隔を示す、近隣認識ネットワーク上で第１のメッセージを送信するように構成された送信機とを含む。

[0011]いくつかの態様では、ビーコン送信ウィンドウ情報は、ビーコン送信間隔の周期性をさらに示す。いくつかの態様では、ビーコン送信ウィンドウ情報は、ビーコン送信ウィンドウの持続時間をさらに示す。いくつかの態様では、ビーコンメッセージは、クロック基準を示す。

[0012]いくつかの態様では、送信機は、発見クエリウィンドウ情報を示す第２のメッセージを送信すること、発見クエリウィンドウ情報は、発見クエリメッセージが近隣認識ネットワーク上で送信可能である第２の時間間隔を示し、各発見クエリメッセージは、１つまたは複数のサービスを要求する、を行うようにさらに構成される。いくつかの態様では、発見クエリウィンドウ情報は、発見クエリ間隔の周期性をさらに示す。いくつかの態様では、発見クエリウィンドウ情報は、発見クエリウィンドウの持続時間をさらに示す。いくつかの態様では、発見クエリウィンドウ情報は、発見クエリウィンドウの開始時間のクロック基準をさらに示す。いくつかの態様では、第２のメッセージは第１のメッセージである。

[0013]いくつかの態様では、送信機は、発見クエリ応答ウィンドウ情報を示す第３のメッセージを送信すること、発見クエリ応答ウィンドウ情報は、発見クエリ応答メッセージが近隣認識ネットワーク上で送信可能である第３の時間間隔を示し、各発見クエリ応答メッセージは、発見クエリメッセージのうちの１つに応答し、発見クエリ応答メッセージを送信するノードによって提供され得る１つまたは複数のサービスを示す、を行うようにさらに構成される。いくつかの態様では、発見クエリ応答ウィンドウ情報は、発見クエリ応答ウィンドウの周期性をさらに示す。いくつかの態様では、発見クエリ応答ウィンドウ情報は、発見クエリ応答ウィンドウの持続時間をさらに示す。いくつかの態様では、発見クエリ応答ウィンドウ情報は、発見クエリ応答ウィンドウの開始時間のクロック基準をさらに示す。いくつかの態様では、第１のメッセージは同期ビーコンメッセージである。いくつかの態様では、第３のメッセージは第１のメッセージである。いくつかの態様では、第１の時間間隔は、第１のメッセージ中に含まれるＮＡＮ情報要素の属性中で示される。いくつかの態様では、第３の時間間隔はまた、非送信請求ブロードキャスト発見メッセージが送信され得るときを示す。

[0014]開示される別の態様は、近隣認識ネットワーク中で動作するワイヤレスデバイス中での電力消費の低減を可能にするための装置である。本装置は、第１のメッセージを生成するための手段と、第１のメッセージは、ビーコン送信ウィンドウ情報を示し、ビーコン送信ウィンドウ情報は、１つまたは複数のビーコンメッセージが送信可能である第１の時間間隔を示す、近隣認識ネットワーク上で第１のメッセージを送信するための手段とを含む。いくつかの態様では、ビーコン送信ウィンドウ情報は、ビーコン送信間隔の周期性をさらに示す。いくつかの態様では、ビーコン送信ウィンドウ情報は、ビーコン送信ウィンドウの持続時間をさらに示す。いくつかの態様では、ビーコンメッセージは、クロック基準を示す。

[0015]いくつかの態様では、本装置はまた、発見クエリウィンドウ情報を示す第２のメッセージを送信するための手段、発見クエリウィンドウ情報は、発見クエリメッセージが近隣認識ネットワーク上で送信可能である第２の時間間隔を示し、各発見クエリメッセージは、１つまたは複数のサービスを要求する、を含む。いくつかの態様では、発見クエリウィンドウ情報は、発見クエリ間隔の周期性をさらに示す。いくつかの態様では、発見クエリウィンドウ情報は、発見クエリウィンドウの持続時間をさらに示す。いくつかの態様では、発見クエリウィンドウ情報は、発見クエリウィンドウの開始時間のクロック基準をさらに示す。いくつかの態様では、第２のメッセージは第１のメッセージである。

[0016]いくつかの態様では、本装置はまた、発見クエリ応答ウィンドウ情報を示す第３のメッセージを送信するための手段、発見クエリ応答ウィンドウ情報は、発見クエリ応答メッセージが近隣認識ネットワーク上で送信可能である第３の時間間隔を示し、各発見クエリ応答メッセージは、発見クエリメッセージのうちの１つに応答し、発見クエリ応答メッセージを送信するノードによって提供され得る１つまたは複数のサービスを示す、を含む。いくつかの態様では、発見クエリ応答ウィンドウ情報は、発見クエリ応答ウィンドウの周期性をさらに示す。いくつかの態様では、発見クエリ応答ウィンドウ情報は、発見クエリ応答ウィンドウの持続時間をさらに示す。いくつかの態様では、発見クエリ応答ウィンドウ情報は、発見クエリ応答ウィンドウの開始時間のクロック基準をさらに示す。いくつかの態様では、第１のメッセージは同期ビーコンメッセージである。いくつかの態様では、第３のメッセージは第１のメッセージである。いくつかの態様では、第１の時間間隔は、第１のメッセージ中に含まれるＮＡＮ情報要素の属性中で示される。いくつかの態様では、第３の時間間隔はまた、非送信請求ブロードキャスト発見メッセージが送信され得るときを示す。

[0017]開示される別の態様は、実行されると、近隣認識ネットワーク中で動作するワイヤレスデバイス中での電力消費の低減を可能にする方法を実行することをプロセッサに行わせる命令を含むコンピュータ可読記憶媒体である。本方法は、第１のメッセージを生成することと、第１のメッセージは、ビーコン送信ウィンドウ情報を示し、ビーコン送信ウィンドウ情報は、１つまたは複数のビーコンメッセージが送信可能である第１の時間間隔を示す、近隣認識ネットワーク上で第１のメッセージを送信することとを含む。いくつかの態様では、ビーコン送信ウィンドウ情報は、ビーコン送信間隔の周期性をさらに示す。いくつかの態様では、ビーコン送信ウィンドウ情報は、ビーコン送信ウィンドウの持続時間をさらに示す。いくつかの態様では、ビーコンメッセージは、クロック基準を示す。

[0018]いくつかの態様では、本方法はまた、発見クエリウィンドウ情報を示す第２のメッセージを送信すること、発見クエリウィンドウ情報は、発見クエリメッセージが近隣認識ネットワーク上で送信可能である第２の時間間隔を示し、各発見クエリメッセージは、１つまたは複数のサービスを要求する、を含む。いくつかの態様では、発見クエリウィンドウ情報は、発見クエリ間隔の周期性をさらに示す。いくつかの態様では、発見クエリウィンドウ情報は、発見クエリウィンドウの持続時間をさらに示す。いくつかの態様では、発見クエリウィンドウ情報は、発見クエリウィンドウの開始時間のクロック基準をさらに示す。いくつかの態様では、第２のメッセージは第１のメッセージである。

[0019]いくつかの態様では、発見クエリ応答ウィンドウ情報を示す第３のメッセージを送信すること、発見クエリ応答ウィンドウ情報は、発見クエリ応答メッセージが近隣認識ネットワーク上で送信可能である第３の時間間隔を示し、各発見クエリ応答メッセージは、発見クエリメッセージのうちの１つに応答し、発見クエリ応答メッセージを送信するノードによって提供され得る１つまたは複数のサービスを示す、をさらに備える方法。いくつかの態様では、発見クエリ応答ウィンドウ情報は、発見クエリ応答ウィンドウの周期性をさらに示す。いくつかの態様では、発見クエリ応答ウィンドウ情報は、発見クエリ応答ウィンドウの持続時間をさらに示す。いくつかの態様では、発見クエリ応答ウィンドウ情報は、発見クエリ応答ウィンドウの開始時間のクロック基準をさらに示す。いくつかの態様では、第１のメッセージは同期ビーコンメッセージである。いくつかの態様では、第３のメッセージは第１のメッセージである。いくつかの態様では、第１の時間間隔は、第１のメッセージ中に含まれるＮＡＮ情報要素の属性中で示される。いくつかの態様では、第３の時間間隔はまた、非送信請求ブロードキャスト発見メッセージが送信され得るときを示す。

[0020]開示される別の態様は、近隣認識ネットワーク中で動作するとき、ワイヤレスデバイスにおいて電力を節約する方法である。本方法は、第１のメッセージを受信することと、第１のメッセージは、ビーコン送信ウィンドウ情報を示し、ビーコン送信ウィンドウ情報は、１つまたは複数のビーコンメッセージが近隣認識ネットワーク上で送信可能である第１の時間間隔を含む、第１の時間間隔の外のある時間期間中にスリープ状態に入ることと、第１の時間間隔中にビーコンメッセージを受信または送信することとを含む。いくつかの態様では、スリープ状態に入ることは、ワイヤレスデバイスの電力消費を低減する。

[0021]いくつかの態様では、本方法はまた、発見クエリウィンドウ情報を示す第２のメッセージを受信すること、発見クエリウィンドウ情報は、１つまたは複数の発見クエリメッセージが近隣認識ネットワーク上で送信可能である第２の時間間隔を含み、各発見クエリメッセージは、１つまたは複数のサービスを要求し、ここにおいて、第１の時間間隔と第２の時間間隔の両方の外のある時間期間中にスリープ状態に入る、を含む。いくつかの態様では、発見クエリウィンドウ情報は、発見クエリウィンドウの持続時間を含む。いくつかの態様では、発見クエリウィンドウ情報は、発見クエリウィンドウの周期性または頻度を含む。いくつかの態様では、本方法はまた、ローカルクロック基準および周期性に基づいて発見クエリウィンドウのための開始時間を決定することを含む。いくつかの態様では、本方法はまた、発見クエリウィンドウ開始時間およびランダム遅延に基づいて発見クエリメッセージのための送信時間を決定することと、決定された送信時間に発見クエリメッセージを送信することとを含む。いくつかの態様では、ランダム遅延は、ＣＳＭＡバックオフ遅延を含む。いくつかの態様では、本方法はまた、第２の時間間隔中に発見クエリメッセージを送信または受信することを含む。いくつかの態様では、第２のメッセージは第１のメッセージである。

[0022]いくつかの態様では、本方法はまた、発見クエリ応答メッセージが近隣認識ネットワーク上で送信可能である第３の時間間隔を示す第３のメッセージを受信すること、各発見クエリ応答メッセージは、発見クエリメッセージに応答し、発見応答メッセージを送信するノードによって提供され得る１つまたは複数のサービスを示す、を含む。いくつかの態様では、本方法はまた、第３の時間間隔中に発見クエリ応答メッセージを送信または受信すること、ここにおいて、第１の時間間隔、第２の時間間隔、および第３の時間間隔の外のある時間期間中にスリープ状態に入る、を含む。いくつかの態様では、発見クエリ応答ウィンドウ情報は、発見クエリ応答ウィンドウの持続時間を含む。いくつかの態様では、発見クエリ応答ウィンドウ情報は、発見クエリ応答ウィンドウの周期性を含む。いくつかの態様では、本方法はまた、ローカルクロック基準および周期性に基づいて発見クエリ応答ウィンドウの開始時間を決定することを含む。いくつかの態様では、本方法はまた、ローカルクロック基準および周期性に基づいて発見クエリ応答ウィンドウの開始時間を決定することを含む。いくつかの態様では、本方法は、発見クエリ応答ウィンドウ開始時間およびランダム遅延に基づいて発見クエリ応答メッセージのための送信時間を決定することと、決定された送信時間に発見クエリ応答メッセージを送信することとを含む。いくつかの態様では、ランダム遅延は、ＣＳＭＡバックオフ遅延を含む。いくつかの態様では、第３のメッセージは第１のメッセージである。いくつかの態様では、第２の時間間隔および第３の時間間隔は重複する。いくつかの態様では、第２の時間間隔および第３の時間間隔は重複しない。いくつかの態様では、第２の時間間隔および第３の時間間隔は同等である。いくつかの態様では、第１の時間間隔、第２の時間間隔、および第３の時間間隔は同等である。いくつかの態様では、第１の時間間隔、第２の時間間隔、および第３の時間間隔は重複しない。

[0023]開示される別の態様は、近隣認識ネットワーク中で動作するとき、ワイヤレスデバイスにおいて電力を節約するための装置である。本装置は、第１のメッセージを受信するように構成された受信機と、第１のメッセージは、ビーコン送信ウィンドウ情報を示し、ビーコン送信ウィンドウ情報は、１つまたは複数のビーコンメッセージが近隣認識ネットワーク上で送信可能である第１の時間間隔を含む、ワイヤレスデバイスに、第１の時間間隔の外のある時間期間中にスリープ状態に入ることを行わせるように構成されたプロセッサと、第１の時間間隔中にビーコンメッセージを受信または送信するように構成された受信機とを含む。いくつかの態様では、スリープ状態に入ることは、ワイヤレスデバイスの電力消費を低減する。

[0024]いくつかの態様では、本装置はまた、発見クエリウィンドウ情報を示す第２のメッセージを受信するように構成された受信機、発見クエリウィンドウ情報は、１つまたは複数の発見クエリメッセージが近隣認識ネットワーク上で送信可能である第２の時間間隔を含み、各発見クエリメッセージは、１つまたは複数のサービスを要求し、ここにおいて、第１の時間間隔と第２の時間間隔の両方の外のある時間期間中にスリープ状態に入る、を含む。これらの態様のいくつかでは、本装置はまた、発見クエリウィンドウ開始時間およびランダム遅延に基づいて発見クエリメッセージのための送信時間を決定するように構成されたプロセッサと、決定された送信時間に発見クエリメッセージを送信するように構成された送信機とを含む。いくつかの態様では、ランダム遅延は、ＣＳＭＡバックオフ遅延を含む。いくつかの態様では、発見クエリウィンドウ情報は、発見クエリウィンドウの持続時間を含む。いくつかの態様では、発見クエリウィンドウ情報は、発見クエリウィンドウの周期性または頻度を含む。いくつかの態様では、本装置はまた、ローカルクロック基準および周期性に基づいて発見クエリウィンドウのための開始時間を決定するように構成されたプロセッサを含む。いくつかの態様では、本装置はまた、第２の時間間隔中に発見クエリメッセージを送信するように構成された送信機またはそれを受信するように構成された受信機を含む。いくつかの態様では、第２のメッセージは第１のメッセージである。

[0025]いくつかの態様では、本装置はまた、発見クエリ応答メッセージが近隣認識ネットワーク上で送信可能である第３の時間間隔を示す第３のメッセージを受信するように構成された受信機、各発見クエリ応答メッセージは、発見クエリメッセージに応答し、発見応答メッセージを送信するノードによって提供され得る１つまたは複数のサービスを示す、を含む。いくつかの態様では、本装置はまた、第３の時間間隔中に発見クエリ応答メッセージを送信するように構成された送信機またはそれを受信するように構成された受信機、ここにおいて、第１の時間間隔、第２の時間間隔、および第３の時間間隔の外のある時間期間中にスリープ状態に入る、を含む。いくつかの態様では、本装置はまた、発見クエリ応答ウィンドウ開始時間およびランダム遅延に基づいて発見クエリ応答メッセージのための送信時間を決定するように構成されたプロセッサと、決定された送信時間に発見クエリ応答メッセージを送信するように構成された送信機とを含む。いくつかの態様では、ランダム遅延は、ＣＳＭＡバックオフ遅延を含む。いくつかの態様では、発見クエリ応答ウィンドウ情報は、発見クエリ応答ウィンドウの持続時間を含む。いくつかの態様では、発見クエリ応答ウィンドウ情報は、発見クエリ応答ウィンドウの周期性を含む。いくつかの態様では、本装置はまた、ローカルクロック基準および周期性に基づいて発見クエリ応答ウィンドウの開始時間を決定するように構成されたプロセッサを含む。いくつかの態様では、第３のメッセージは第１のメッセージである。いくつかの態様では、第２の時間間隔および第３の時間間隔は重複する。いくつかの態様では、第２の時間間隔および第３の時間間隔は重複しない。いくつかの態様では、第２の時間間隔および第３の時間間隔は同等である。いくつかの態様では、第１の時間間隔、第２の時間間隔、および第３の時間間隔は同等である。いくつかの態様では、第１の時間間隔、第２の時間間隔、および第３の時間間隔は重複しない。

[0026]開示される別の態様は、近隣認識ネットワーク中で動作するとき、ワイヤレスデバイスにおいて電力を節約するための装置である。本装置は、第１のメッセージを受信するための手段と、第１のメッセージは、ビーコン送信ウィンドウ情報を示す、ビーコン送信ウィンドウ情報は、１つまたは複数のビーコンメッセージが近隣認識ネットワーク上で送信可能である第１の時間間隔を含む、第１の時間間隔の外のある時間期間中にスリープ状態に入るための手段と、第１の時間間隔中にビーコンメッセージを受信または送信するための手段とを含む。いくつかの態様では、スリープ状態に入るための手段は、ワイヤレスデバイスがスリープ状態にあるときのデバイスの電力消費を低減する。

[0027]いくつかの態様では、本装置はまた、発見クエリウィンドウ情報を示す第２のメッセージを受信するための手段、発見クエリウィンドウ情報は、１つまたは複数の発見クエリメッセージが近隣認識ネットワーク上で送信可能である第２の時間間隔を含み、各発見クエリメッセージは、１つまたは複数のサービスを要求し、ここにおいて、第１の時間間隔と第２の時間間隔の両方の外のある時間期間中にスリープ状態に入る、を含む。いくつかの態様では、本装置はまた、発見クエリウィンドウ開始時間およびランダム遅延に基づいて発見クエリメッセージのための送信時間を決定するための手段と、決定された送信時間に発見クエリメッセージを送信するための手段とを含む。いくつかの態様では、ランダム遅延は、ＣＳＭＡバックオフ遅延を含む。

[0028]いくつかの態様では、発見クエリウィンドウ情報は、発見クエリウィンドウの持続時間を含む。いくつかの態様では、発見クエリウィンドウ情報は、発見クエリウィンドウの周期性または頻度を含む。 いくつかの態様では、本装置はまた、ローカルクロック基準および周期性に基づいて発見クエリウィンドウのための開始時間を決定するための手段を含む。いくつかの態様では、本装置はまた、第２の時間間隔中に発見クエリメッセージを送信または受信するための手段を含む。いくつかの態様では、第２のメッセージは第１のメッセージである。

[0029]いくつかの態様では、本装置はまた、発見クエリ応答メッセージが近隣認識ネットワーク上で送信可能である第３の時間間隔を示す第３のメッセージを受信するための手段、各発見クエリ応答メッセージは、発見クエリメッセージに応答し、発見応答メッセージを送信するノードによって提供され得る１つまたは複数のサービスを示す、を含む。いくつかの態様では、本装置はまた、第３の時間間隔中に発見クエリ応答メッセージを送信または受信するための手段、ここにおいて、第１の時間間隔、第２の時間間隔、および第３の時間間隔の外のある時間期間中にスリープ状態に入る、を含む。

[0030]いくつかの態様では、本装置はまた、発見クエリ応答ウィンドウ開始時間およびランダム遅延に基づいて発見クエリ応答メッセージのための送信時間を決定するための手段と、決定された送信時間に発見クエリ応答メッセージを送信するための手段とを含む。いくつかの態様では、ランダム遅延は、ＣＳＭＡバックオフ遅延を含む。いくつかの態様では、発見クエリ応答ウィンドウ情報は、発見クエリ応答ウィンドウの持続時間を含む。いくつかの態様では、発見クエリ応答ウィンドウ情報は、発見クエリ応答ウィンドウの周期性を含む。いくつかの態様では、本装置はまた、ローカルクロック基準および周期性に基づいて発見クエリ応答ウィンドウの開始時間を決定するための手段を含む。いくつかの態様では、第３のメッセージは第１のメッセージである。いくつかの態様では、第２の時間間隔および第３の時間間隔は重複する。いくつかの態様では、第２の時間間隔および第３の時間間隔は重複しない。いくつかの態様では、第２の時間間隔および第３の時間間隔は同等である。いくつかの態様では、第１の時間間隔、第２の時間間隔、および第３の時間間隔は同等である。いくつかの態様では、第１の時間間隔、第２の時間間隔、および第３の時間間隔は重複しない。

[0031]開示される別の態様は、実行されると、近隣認識ネットワーク中で動作するとき、ワイヤレスデバイスにおいて電力を節約する方法を実行することをプロセッサに行わせる命令を備えるコンピュータ可読記憶媒体である。本方法は、第１のメッセージを受信することと、第１のメッセージは、ビーコン送信ウィンドウ情報を示し、ビーコン送信ウィンドウ情報は、１つまたは複数のビーコンメッセージが近隣認識ネットワーク上で送信可能である第１の時間間隔を含む、第１の時間間隔の外のある時間期間中にスリープ状態に入ることと、第１の時間間隔中にビーコンメッセージを受信または送信することとを含む。いくつかの態様では、スリープ状態に入ることは、ワイヤレスデバイスの電力消費を低減する。いくつかの態様では、本方法は、発見クエリウィンドウ情報を示す第２のメッセージを受信すること、発見クエリウィンドウ情報は、１つまたは複数の発見クエリメッセージが近隣認識ネットワーク上で送信可能である第２の時間間隔を含み、各発見クエリメッセージは、１つまたは複数のサービスを要求し、ここにおいて、第１の時間間隔と第２の時間間隔の両方の外のある時間期間中にスリープ状態に入る、をさらに備える。いくつかの態様では、発見クエリウィンドウ情報は、発見クエリウィンドウの持続時間を含む。いくつかの態様では、発見クエリウィンドウ情報は、発見クエリウィンドウの周期性または頻度を含む。

[0032]いくつかの態様では、本方法はまた、ローカルクロック基準および周期性に基づいて発見クエリウィンドウのための開始時間を決定することを含む。いくつかの態様では、本方法はまた、第２の時間間隔中に発見クエリメッセージを送信または受信することを含む。いくつかの態様では、第２のメッセージは第１のメッセージである。 いくつかの態様では、本方法はまた、発見クエリ応答メッセージが近隣認識ネットワーク上で送信可能である第３の時間間隔を示す第３のメッセージを受信すること、各発見クエリ応答メッセージは、発見クエリメッセージに応答し、発見応答メッセージを送信するノードによって提供され得る１つまたは複数のサービスを示す、を含む。いくつかの態様では、本方法はまた、第３の時間間隔中に発見クエリ応答メッセージを送信または受信すること、ここにおいて、第１の時間間隔、第２の時間間隔、および第３の時間間隔の外のある時間期間中にスリープ状態に入る、を含む。いくつかの態様では、発見クエリ応答ウィンドウ情報は、発見クエリ応答ウィンドウの持続時間を含む。いくつかの態様では、発見クエリ応答ウィンドウ情報は、発見クエリ応答ウィンドウの周期性を含む。いくつかの態様では、本方法はまた、ローカルクロック基準および周期性に基づいて発見クエリ応答ウィンドウの開始時間を決定することを含む。いくつかの態様では、第３のメッセージは第１のメッセージである。いくつかの態様では、第２の時間間隔および第３の時間間隔は重複する。いくつかの態様では、第２の時間間隔および第３の時間間隔は重複しない。いくつかの態様では、第２の時間間隔および第３の時間間隔は同等である。いくつかの態様では、第１の時間間隔、第２の時間間隔、および第３の時間間隔は同等である。いくつかの態様では、第１の時間間隔、第２の時間間隔、および第３の時間間隔は重複しない。

ワイヤレス通信システムの一例を示す図。 ワイヤレス通信システムの別の例を示す図。 図１ａまたは図１ｂのワイヤレス通信システム内で用いられ得るワイヤレスデバイスの機能ブロック図。 本開示の態様が用いられ得る通信システムの一例を示す図。 本発明の例示的な実装形態に従ってＮＡＮを発見するためにＡＰと通信する、ＳＴＡのための例示的な発見ウィンドウ構造を示す図。 メディアアクセス制御（ＭＡＣ）フレームの例示的な構造を示す図。 ＮＡＮ情報要素の例示的な属性を示す図。 ＮＡＮ情報要素の例示的な属性を示す図。 ビーコンウィンドウ、発見クエリウィンドウ、および発見クエリ応答ウィンドウの一実施形態を示すタイミング図。 ビーコンウィンドウ、発見クエリウィンドウおよび発見クエリ応答ウィンドウの一実施形態を示すタイミング図。 ビーコンウィンドウ、発見クエリウィンドウ、および発見クエリ応答ウィンドウの一実施形態を示すタイミング図。 近隣認識ネットワークに参加するモバイルデバイスの電力消費を低減する方法のフローチャート。 近隣認識ネットワークに参加するモバイルデバイスにおいて電力を節約する方法のフローチャート。

[0046]「例示的」という単語は、本明細書では「例、事例、または例示の働きをすること」を意味するために使用される。本明細書で「例示的」であるとして説明されるいかなる実施形態も、必ずしも他の実施形態よりも好ましいまたは有利であると解釈されるべきではない。添付の図面を参照して、新規のシステム、装置、および方法の様々な態様が以下でより十分に説明される。しかしながら、本開示は、多くの異なる形態で具現化されることが可能であり、本開示全体にわたって提示される任意の特定の構造または機能に限定されるものと解釈されるべきではない。むしろ、これらの態様は、本開示が周到で完全になり、本開示の範囲を当業者に十分に伝えるように提供される。本明細書の教示に基づいて、本開示の範囲は、本発明の任意の他の態様とは無関係に実装されるにせよ、または本発明の任意の他の態様と組み合わされるにせよ、本明細書で開示する新規のシステム、装置、および方法のいかなる態様をもカバーするものであることを、当業者なら諒解されたい。たとえば、本明細書に記載した態様をいくつ使用しても、装置は実装され得、または方法は実施され得る。加えて、本発明の範囲は、本明細書に記載される本発明の様々な態様に加えて、またはそれらの態様以外に、他の構造、機能、または構造および機能を使用して実践される、そのような装置または方法を包含することが意図される。本明細書で開示される任意の態様が、請求項の１つまたは複数の要素によって具現化され得ることを理解されたい。

[0047]本明細書では特定の態様を説明するが、これらの態様の多くの変形形態および置換は本開示の範囲内に入る。好ましい態様のいくつかの利益および利点が説明されるが、本開示の範囲が特定の利益、使用法、または目的に限定されることは意図されない。むしろ、本開示の態様は、様々なワイヤレス技術、システム構成、ネットワーク、および送信プロトコルに広く適用可能であることが意図され、そのうちのいくつかが例として図面および好ましい態様の以下の説明において示される。発明を実施するための形態および図面は、限定的なものではなく本開示を説明するものにすぎず、本開示の範囲は添付の特許請求の範囲およびその等価物によって定義される。

[0048]ワイヤレスネットワーク技術は、様々なタイプのワイヤレスローカルエリアネットワーク（ＷＬＡＮ）を含み得る。ＷＬＡＮは、広く使用されるネットワーキングプロトコルを用いて、近接デバイスを互いに相互接続するために使用され得る。しかしながら、本明細書で説明する様々な態様は、ワイヤレスプロトコルなどの任意の通信規格に適用され得る。

[0049]いくつかの実装形態では、ＷＬＡＮは、ワイヤレスネットワークにアクセスする構成要素である様々なデバイスを含む。たとえば、２つのタイプのデバイス、すなわちアクセスポイント（「ＡＰ」）および（局または「ＳＴＡ」とも呼ばれる）クライアントが存在し得る。概して、ＡＰはＷＬＡＮ用のハブまたは基地局として機能することができ、ＳＴＡはＷＬＡＮのユーザとして機能する。たとえば、ＳＴＡはラップトップコンピュータ、携帯情報端末（ＰＤＡ）、モバイルフォンなどであり得る。一例では、ＳＴＡは、インターネットまたは他のワイドエリアネットワークへの一般的接続性を得るためにＷｉＦｉ（登録商標）（たとえば、ＩＥＥＥ８０２．１１プロトコル）準拠ワイヤレスリンクを介してＡＰに接続する。いくつかの実装形態では、ＳＴＡはＡＰとして使用される場合もある。

[0050]アクセスポイント（「ＡＰ」）はまた、ノードＢ、無線ネットワークコントローラ（「ＲＮＣ」）、ｅノードＢ、基地局コントローラ（「ＢＳＣ」）、送受信基地局（「ＢＴＳ」）、基地局（「ＢＳ」）、送受信機機能（「ＴＦ」）、無線ルータ、無線送受信機、または何らかの他の用語を備え、それらのいずれかとして実装され、またはそれらのいずれかとして知られ得る。

[0051]局「ＳＴＡ」はまた、アクセス端末（「ＡＴ」）、加入者局、加入者ユニット、移動局、遠隔局、遠隔端末、ユーザ端末、ユーザエージェント、ユーザデバイス、ユーザ機器、または何らかの他の用語を備え、それらのいずれかとして実装され、またはそれらのいずれかとして知られ得る。いくつかの実装形態では、アクセス端末は、セルラー電話、コードレス電話、セッション開始プロトコル（「ＳＩＰ」）電話、ワイヤレスローカルループ（「ＷＬＬ」）局、携帯情報端末（「ＰＤＡ」）、ワイヤレス接続能力を有するハンドヘルドデバイス、またはワイヤレスモデムに接続された何らかの他の適切な処理デバイスもしくはワイヤレスデバイスを備え得る。したがって、本明細書で教示される１つまたは複数の態様は、電話（たとえば、セルラー電話またはスマートフォン）、コンピュータ（たとえば、ラップトップ）、ポータブル通信デバイス、ヘッドセット、ポータブルコンピューティングデバイス（たとえば、個人情報端末）、娯楽デバイス（たとえば、音楽もしくはビデオデバイス、または衛星ラジオ）、ゲームデバイスもしくはシステム、全地球測位システムデバイス、または、ワイヤレス媒体を介して通信するように構成された任意の他の適切なデバイスに組み込まれ得る。

[0052]上記で議論したように、ピアツーピアネットワークの１つまたは複数のノードは、ピアツーピアネットワークのノード間の通信のために１つまたは複数の可用性ウィンドウ（availability window）を調整するために同期メッセージを送信し得る。ノードはまた、同じピアツーピアまたは近隣認識ネットワーク内で動作するデバイス間にサービス発見を提供するために発見クエリおよび応答を交換し得る。近隣認識ネットワークは、いくつかの態様ではピアツーピアネットワークまたはアドホックネットワークと見なされ得る。ノードは、同期メッセージおよび発見メッセージを周期的に送信および／または受信するために、スリープ状態から繰り返し覚醒する。ノード１０６が、電力を節約するためにスリープ状態により長く留まり、ネットワーク上で同期メッセージを送信および／または受信するためにスリープ状態から覚醒しないことができれば有益であろう。さらに、ノード１０６による同期および発見メッセージの送信および再送信は、ネットワークに、大量の不要なオーバーヘッドをもたらし得る。

[0053]これらの同期および発見メッセージは固定間隔で送信され得る。たとえば、これらの同期および発見メッセージは、５つ、１０個、２０個、５０個、または１００個の可用性ウィンドウごとに一度送信され得る。しかしながら、短過ぎる間隔は不要なネットワークオーバーヘッドをもたらし得、一方、長過ぎる間隔は、クロックドリフトによる同期誤差をもたらし得るため、固定間隔は問題になり得る。したがって、不要なネットワークオーバーヘッドを最小限に抑えながら、同期誤差を最小限に抑えるために、同期メッセージ間の間隔を最適化することは有利であり得る。また、発見メッセージを交換するために近隣認識ネットワーク上のノードのために使用される間隔のタイミングおよび持続時間を最適化することは有利であり得る。これにより、コストがかかる再送信の必要をもたらす過剰な衝突を回避するために、発見クエリおよび発見クエリ応答のために十分な時間が確保されるようになり得る。

[0054]本開示は、いくつかの態様では、ビーコンウィンドウ、発見クエリウィンドウ、および／または発見クエリ応答ウィンドウのうちの１つまたは複数を定義するメッセージを生成または受信する方法、装置、およびコンピュータ可読媒体を提供する。これらのメッセージにより、これらのウィンドウのうちの１つまたは複数のタイミングを動的に構成および制御することが可能となる。たとえば、いくつかの態様では、ビーコン、発見クエリ、および／または発見クエリ応答ウィンドウのうちの１つまたは複数の長さは、近隣認識ネットワークを使用するデバイスの数および／または近隣認識ネットワーク上のネットワークトラフィックもしくは衝突の量、またはウィンドウのうちの１つもしくは複数の内のネットワークトラフィックもしくは衝突の量に基づいて動的に構成され得る。これらのウィンドウのうちの１つまたは複数のタイミングおよび／または長さを動的に構成することによって、ネットワーク待ち時間が低減され得、および／またはネットワークスループットが改善され得る。さらに、いくつかの態様では、近隣認識ネットワークに参加するデバイスは、それらが低減電力状態で費やす時間量を増加するために、開示するメッセージによって提供される情報を利用し得る。たとえば、いくつかのデバイスは、ビーコン、発見クエリ、および／または発見クエリ応答ウィンドウのうちの１つまたは複数の外にあるときに、低減電力状態で動作するように受信機、プロセッサ、および／または送信機のうちの１つまたは複数を選択的に構成し得る。これにより、これらのデバイスのバッテリー寿命が増加することになり得る。

[0055]図１ａは、ワイヤレス通信システム１００の一例を示す。ワイヤレス通信システム１００は、８０２．１１規格などのワイヤレス規格に従って動作することができる。ワイヤレス通信システム１００は、ＳＴＡと通信するＡＰ１０４を含み得る。いくつかの態様では、ワイヤレス通信システム１００は１つより多くのＡＰを含み得る。さらに、ＳＴＡは他のＳＴＡと通信することができる。一例として、第１のＳＴＡ１０６ａは、第２のＳＴＡ１０６ｂと通信することができる。別の例として、第１のＳＴＡ１０６ａは、第３のＳＴＡ１０６ｃと通信することができるが、この通信リンクは図１ａに示されない。

[0056]ＡＰ１０４とＳＴＡとの間の、および第１のＳＴＡ１０６ａなど、個々のＳＴＡと、第２のＳＴＡ１０６ｂなど、別の個々のＳＴＡとの間のワイヤレス通信システム１００において送信するために、様々なプロセスおよび方法が使用され得る。たとえば、信号は、ＯＦＤＭ／ＯＦＤＭＡ技法に従って、送られること、および受信されることが可能である。この場合、ワイヤレス通信システム１００は、ＯＦＤＭ／ＯＦＤＭＡシステムと呼ばれ得る。代替として、信号は、ＣＤＭＡ技法に従って、ＡＰ１０４とＳＴＡとの間で、および、第１のＳＴＡ１０６ａなど、個々のＳＴＡと、第２のＳＴＡ１０６ｂなど、別の個々のＳＴＡとの間で送られること、および受信されることが可能である。この場合、ワイヤレス通信システム１００は、ＣＤＭＡシステムと呼ばれ得る。

[0057]通信リンクはＳＴＡ間で確立され得る。ＳＴＡ間のいくつかの可能な通信を図１ａに示す。一例として、通信リンク１１２は、第１のＳＴＡ１０６ａから第２のＳＴＡ１０６ｂへの送信を容易にすることができる。別の通信リンク１１４は、第２のＳＴＡ１０６ｂから第１のＳＴＡ１０６ａへの送信を容易にすることができる。

[0058]ＡＰ１０４は、基地局として働き、基本サービスエリア（ＢＳＡ）１０２においてワイヤレス通信カバレージを提供し得る。ＡＰ１０４は、ＡＰ１０４に関連し、また通信のためにＡＰ１０４を使用するＳＴＡとともに、基本サービスセット（ＢＳＳ）と呼ばれることがある。

[0059]ワイヤレス通信システム１００は、中央ＡＰ１０４を有しないことがあり、むしろ、ＳＴＡ間のピアツーピアネットワークとして機能し得ることに留意されたい。したがって、本明細書で説明するＡＰ１０４の機能は、ＳＴＡのうちの１つまたは複数によって代替的に実行され得る。

[0060]図１ｂは、ピアツーピアネットワークとして機能し得るワイヤレス通信システム１６０の一例を示す。たとえば、図１ｂのワイヤレス通信システム１６０は、ＡＰの存在なしに、互いと通信し得るＳＴＡ１０６ａ〜１０６ｉを示す。したがって、ＳＴＡ１０６ａ〜ｉは、干渉を回避して、様々なタスクを達成するためのメッセージの送信と受信とを調整するために様々な形で通信するように構成され得る。１つの態様では、図１ｂに示すネットワークは、「近隣認識ネットワーキング」（ＮＡＮ）として構成され得る。１つの態様では、ＮＡＮは、互いと極近傍に配置されたＳＴＡ間の通信のためのネットワークを指す場合がある。いくつかの場合では、ＮＡＮ内で動作するＳＴＡ（たとえば、異なる外部ネットワーク接続を有する独立したＬＡＮの一部として異なる家庭または建造物の中のＳＴＡ）は、異なるネットワーク構造に属し得る。

[0061]いくつかの態様では、ピアツーピア通信ネットワーク１６０上でノード間の通信のために使用される通信プロトコルは、ネットワークノード間の通信が発生し得る時間期間をスケジュールし得る。ＳＴＡ１０６ａ〜１０６ｉの間で通信が行われるこれらの時間期間は、可用性ウィンドウとして知られ得る。可用性ウィンドウは、下でさらに議論されるように、発見間隔またはページング間隔を含み得る。

[0062]プロトコルはまた、ネットワークのノード間に何の通信も発生しない他の時間期間を定義し得る。いくつかの実施形態では、ピアツーピアネットワーク１６０が可用性ウィンドウ中にないとき、１つまたは複数のスリープ状態に入り得る。代替的に、いくつかの実施形態では、ピアツーピアネットワークが可用性ウィンドウ中にないとき、局１０６ａ〜ｉの一部はスリープ状態に入り得る。たとえば、いくつかの局は、ピアツーピアネットワークが可用性ウィンドウ中にないとき、スリープ状態に入るネットワーキングハードウェアを含み得、一方、ＳＴＡ中に含まれる他のハードウェア、たとえば、プロセッサ、電子ディスプレイなどは、ピアツーピアネットワークが可用性ウィンドウ中にないとき、スリープ状態に入らない。

[0063]ピアツーピア通信ネットワーク１６０は、１つのノードをルートノードとして割り当てることができる。図１ｂでは、割り当てられたルートノードはＳＴＡ１０６ｅとして示される。ピアツーピアネットワーク１６０において、ルートノードは、そのピアツーピアネットワーク中の他のノードに同期信号を周期的に送信することを担う。ルートノード１６０ｅによって送信された同期信号は、その間にノード間の通信が発生する可用性ウィンドウを調整するために、他のノード１０６ａ〜ｄおよび１０６ｆ〜ｉに関するタイミング基準を提供することができる。たとえば、同期メッセージ１７２ａ〜１７２ｄは、ルートノード１０６ｅによって送信され、ノード１０６ｂ〜１０６ｃおよび１０６ｆ〜１０６ｇによって受信され得る。同期メッセージ１７２は、ＳＴＡ１０６ｂ〜ｃおよび１０６ｆ〜１０６ｇにタイミングソースを提供し得る。同期メッセージ１７２は、将来の可用性ウィンドウをスケジュールするための更新を提供することもできる。同期メッセージ１７２はまた、ＳＴＡ１０６ｂ〜１０６ｃおよび１０６ｆ〜１０６ｇがピアツーピアネットワーク１６０中に依然として存在することをそれらのＳＴＡに通知するように機能し得る。

[0064]ピアツーピア通信ネットワーク１６０中のノードのいくつかは、ブランチ同期ノードとして機能し得る。ブランチ同期ノードは、ルートノードから受信された可用性ウィンドウスケジュールとマスタークロック情報の両方を再送信することができる。いくつかの実施形態では、ルートノードによって送信された同期メッセージは、可用性ウィンドウスケジュールとマスタークロック情報とを含み得る。これらの実施形態では、同期メッセージは、ブランチ同期ノードによって再送信され得る。図１ｂでは、ＳＴＡ１０６ｂ〜１０６ｃおよび１０６ｆ〜１０６ｇは、ピアツーピア通信ネットワーク１６０中のブランチ同期ノードとして機能するものとして示されている。ＳＴＡ１０６ｂ〜１０６ｃおよび１０６ｆ〜１０６ｇは、ルートノード１０６ｅから同期メッセージ１７２ａ〜１７２ｄを受信し、再送信された同期メッセージ１７４ａ〜１７４ｄとしてその同期メッセージを再送信する。ルートノード１０６ｅからの同期メッセージ１７２を再送信することによって、ブランチ同期ノード１０６ｂ〜１０６ｃおよび１０６ｆ〜１０６ｇは、範囲を拡張し、ピアツーピアネットワーク１６０のロバストネスを改善し得る。

[0065]再送信された同期メッセージ１７４ａ〜１７４ｄは、ノード１０６ａ、１０６ｄ、１０６ｈ、および１０６ｉによって受信される。これらのノードはルートノード１０６ｅまたはブランチ同期ノード１０６ｂ〜１０６ｃもしくは１０６ｆ〜１０６ｇのいずれかから受信した同期メッセージを再送信しないという点で、これらのノードは「リーフ」ノードとして特徴づけられ得る。

[0066]同期メッセージ、または同期フレームは周期的に送信され得る。ただし、同期メッセージの周期的送信は、ノード１０６にとって問題になり得る。これらの問題は、ノード１０６が、同期メッセージを周期的に送信および／または受信するためにスリープ状態から繰り返し覚醒しなければならないことによって生じ得る。ノード１０６が、電力を節約するためにスリープ状態により長く留まり、ネットワーク上で同期メッセージを送信および／または受信するためにスリープ状態から覚醒しないことができれば有益であろう。

[0067]新しいワイヤレスデバイスがＮＡＮを用いるロケーションに入ると、ワイヤレスデバイスは、ＮＡＮに参加する前に、発見および同期情報のためのエアウェーブをスキャンし得る。ＳＴＡがＮＡＮに参加するのに必要な情報がＳＴＡにとって迅速にアクセス可能であれば有益であろう。

[0068]さらに、ＮＡＮ内のノード１０６による同期および／または発見メッセージの送信および再送信は、ネットワークに、大量の不要なオーバーヘッドをもたらし得る。

[0069]図２は、ワイヤレス通信システム１００または１６０内で用いられ得るワイヤレスデバイス２０２において利用され得る様々な構成要素を示す。ワイヤレスデバイス２０２は、本明細書で説明する様々な方法を実施するように構成され得るデバイスの例である。たとえば、ワイヤレスデバイス２０２は、ＡＰ１０４、またはＳＴＡのうちの１つを備え得る。

[0070]ワイヤレスデバイス２０２は、ワイヤレスデバイス２０２の動作を制御するプロセッサ２０４を含み得る。プロセッサ２０４は、中央処理装置（ＣＰＵ）とも呼ばれ得る。読取り専用メモリ（ＲＯＭ）とランダムアクセスメモリ（ＲＡＭ）の両方を含み得るメモリ２０６は、命令とデータとをプロセッサ２０４に提供することができる。メモリ２０６の一部は、不揮発性ランダムアクセスメモリ（ＮＶＲＡＭ）も含み得る。プロセッサ２０４は通常、メモリ２０６内に記憶されたプログラム命令に基づいて、論理演算と算術演算とを実行する。メモリ２０６内の命令は、本明細書で説明する方法を実施するように実行可能であり得る。

[0071]プロセッサ２０４は、１つまたは複数のプロセッサによって実装された処理システムを備えてよく、またはその構成要素であってよい。１つまたは複数のプロセッサは、汎用マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、デジタル信号プロセッサ（ＤＳＰ）、フィールドプログラマブルゲートアレイ（ＦＰＧＡ）、プログラマブル論理デバイス（ＰＬＤ）、コントローラ、状態機械、ゲート論理、個別のハードウェア構成要素、専用のハードウェア有限状態機械、または、情報の計算または他の操作を実行することができる任意の他の適切なエンティティの任意の組合せによって実装され得る。

[0072]処理システムはまた、ソフトウェアを記憶するための機械可読媒体を含み得る。ソフトウェアは、ソフトウェアと呼ばれるか、ファームウェアと呼ばれるか、ミドルウェアと呼ばれるか、マイクロコードと呼ばれるか、ハードウェア記述言語と呼ばれるか、または別様に呼ばれるかにかかわらず、任意のタイプの命令を意味すると広く解釈されるべきである。命令は、（たとえば、ソースコード形式、バイナリコード形式、実行可能コード形式、または任意の他の適切なコード形式の）コードを含み得る。命令は、１つまたは複数のプロセッサによって実行されたとき、処理システムに本明細書で説明する様々な機能を実行させる。

[0073]ワイヤレスデバイス２０２はまた、ワイヤレスデバイス２０２と遠隔の位置との間のデータの送信と受信とを可能にするために、送信機２１０および／または受信機２１２を含み得る筐体２０８を含み得る。送信機２１０および受信機２１２は、送受信機２１４へと組み合わされ得る。アンテナ２１６は、筐体２０８に取り付けられ、送受信機２１４に電気的に結合され得る。ワイヤレスデバイス２０２は、複数の送信機、複数の受信機、複数の送受信機、および／または複数のアンテナも含み得る（図示せず）。

[0074]送信機２１０は、異なるパケットタイプまたは機能を有するパケットをワイヤレスに送信するように構成され得る。たとえば、送信機２１０は、プロセッサ２０４によって生成された異なるタイプのパケットを送信するように構成され得る。ワイヤレスデバイス２０２がＡＰ１０４またはＳＴＡ１０６として実装または使用されるとき、プロセッサ２０４は、複数の異なるパケットタイプのパケットを処理するように構成され得る。たとえば、プロセッサ２０４は、パケットのタイプを決定し、それに応じて、パケットおよび／またはパケットのフィールドを処理するように構成され得る。ワイヤレスデバイス２０２がＡＰ１０４として実装または使用されるとき、プロセッサ２０４はまた、複数のパケットタイプのうちの１つを選択および生成するように構成され得る。たとえば、特定の事例では、プロセッサ２０４は、発見メッセージを備える検発見パケットを生成し、何のタイプのパケット情報を使用するべきかを決定するように構成され得る。

[0075]受信機２１２は、異なるパケットタイプを有するパケットをワイヤレスに受信するように構成され得る。いくつかの態様では、受信機２１２は、使用されたパケットのタイプを検出し、それに応じて、パケットを処理するように構成され得る。

[0076]ワイヤレスデバイス２０２は、送受信機２１４によって受信された信号のレベルを検出し、定量化しようとする際に使用され得る信号検出器２１８も含み得る。信号検出器２１８は、総エネルギー、シンボルごとのサブキャリア当たりのエネルギー、電力スペクトル密度、および他の信号などの信号を検出し得る。ワイヤレスデバイス２０２は、信号を処理する際に使用するためのデジタル信号プロセッサ（ＤＳＰ）２２０も含み得る。ＤＳＰ２２０は、送信のためのパケットを生成するように構成され得る。いくつかの態様では、パケットは物理レイヤデータユニット（ＰＰＤＵ）を備え得る。

[0077]いくつかの態様では、ワイヤレスデバイス２０２はユーザインターフェース２２２をさらに備え得る。ユーザインターフェース２２２は、キーパッド、マイクロフォン、スピーカ、および／またはディスプレイを備え得る。ユーザインターフェース２２２は、ワイヤレスデバイス２０２のユーザに情報を伝え、および／またはユーザからの入力を受信する、任意の要素または構成要素を含み得る。

[0078]ワイヤレスデバイス２０２の様々な構成要素は、バスシステム２２６によって一緒に結合され得る。バスシステム２２６は、たとえば、データバスを含み得、ならびに、データバスに加えて、電力バス、制御信号バス、およびステータス信号バスを含み得る。ワイヤレスデバイス２０２の構成要素は、何らかの他の機構を使用して、互いに結合されるか、または互いに対する入力を受け付けるかもしくは提供し得る。

[0079]いくつかの別々の構成要素が図２に示されているが、それらの構成要素のうちの１つまたは複数は、組み合わされるか、または共通に実装されることがある。たとえば、プロセッサ２０４は、プロセッサ２０４に関して上で説明した機能を実装するためだけでなく、信号検出器２１８および／またはＤＳＰ２２０に関して上で説明した機能を実装するためにも使用され得る。さらに、図２に示す構成要素の各々は、複数の別個の要素を使用して実装され得る。

[0080]図１ｂに示すＳＴＡ１０６ａ〜ｉなどのデバイスは、たとえば、ネイバーフッド認識ネットワーキング（neighborhood aware networking）またはＮＡＮｉｎｇに関して使用され得る。たとえば、ネットワーク内の様々な局は、それらの局の各々がサポートするアプリケーションに関して、デバイス間（たとえば、ピアツーピア通信）ベースで互いと通信することができる。発見プロトコルは、安全な通信と低電力消費とを確実にしながら、ＳＴＡが（たとえば、発見パケットを送ることによって）自らを通告すること、ならびに（たとえば、ページングまたは照会パケットを送ることによって）他のＳＴＡによって提供されたサービスを発見することを可能にするために、ＮＡＮ内で使用され得る。

[0081]ネイバーフッド認識またはＮＡＮでは、ＳＴＡまたはワイヤレスデバイス２０２など、ネットワーク中のあるデバイスは、ルートデバイスまたはノードとして指定され得る。いくつかの実施形態では、ルートデバイスは、ルータなどの専用デバイスではなく、ネットワーク中の他のデバイスのような通常のデバイスであり得る。ＮＡＮでは、ルートノードは、同期メッセージ、または同期信号もしくはフレームをネットワーク中の他のノードに周期的に送信することを担い得る。ルートノードによって送信された同期メッセージは、ノード間で通信が行われる可用性ウィンドウを調整するために、他のノードにタイミング基準を提供し得る。同期メッセージはまた、今後の可用性ウィンドウに関するスケジュールに対する更新を提供し得る。同期メッセージはまた、ＳＴＡが依然としてピアツーピアネットワーク内に存在することをＳＴＡに通知するように機能し得る。

[0082]近隣認識ネットワーク（ＮＡＮ）では、ネットワーク上のＳＴＡは、可用性ウィンドウを決定するために、ルートＳＴＡによって送信され、ブランチＳＴＡによって再送信された同期メッセージを使用し得る。これらの可用性ウィンドウの間、ＮＡＮ中のＳＴＡは、ネットワーク上の他のＳＴＡからメッセージを送信および／または受信するように構成され得る。他の時間には、ＮＡＮ上のＳＴＡまたはＳＴＡの一部はスリープ状態にあり得る。たとえば、ワイヤレスデバイス２０２など、ＮＡＮ上のＳＴＡは、ルートノードから受信された同期メッセージに少なくとも部分的に基づいて、スリープ状態に入り得る。いくつかの実施形態では、ＮＡＮ上のＳＴＡはスリープモードに入り得、ここで、ＳＴＡ全体ではなく、ＳＴＡの１つまたは複数の要素がスリープモードに入り得る。たとえば、ＳＴＡ２０２はスリープモードに入り得、ここで、送信機２１０、受信機２１２、および／またはトランシーバ２１４は、ＮＡＮ上で受信された同期メッセージに基づいて、スリープモードに入り得る。このスリープモードは、ＳＴＡ２０２が電力またはバッテリー寿命を節約することを可能にし得る。

[0083]図３は、本開示の態様が用いられ得るＮＡＮ３２０の一例を示す。ネットワークのルートＳＴＡ３００は、ノードに同期情報を提供する。このようにして、ルートＳＴＡ３００は、ＮＡＮ３２０上のＳＴＡとメッセージ３１０、３１１、３１２、および３１４を送信および受信するように構成される。

[0084]ＳＴＡ３００、３０２、および３０４は、ＮＡＮ３２０上のノードであり得る。ＮＡＮ３２０上のノードとして、ＳＴＡ３００、３０２、および３０４は、ネットワーク３２０上の他のＳＴＡにメッセージ３１２および３１４を送信し得る。これらのメッセージは、可用性ウィンドウの間に他のＳＴＡに送信され得、その時間の間に、各ＳＴＡは、ネットワーク３２０上の他のＳＴＡからの送信を送信および／または受信するように構成される。たとえば、ＳＴＡ３０２は、両方のＳＴＡのための可用性ウィンドウの間にＳＴＡ３０４にメッセージ３１２を送信し得、ここで、可用性ウィンドウは、ルートＳＴＡから受信された同期メッセージに一部基づく。

[0085]ＮＡＮ３２０上のＳＴＡが、ワイヤレスであり、充電の間に有限量の電力を有するので、ＳＴＡが、ＮＡＮ３２０のＳＴＡの間で同期メッセージを周期的に送信および／または受信するために、スリープ状態から繰り返し覚醒しなければ有益である。したがって、ＳＴＡ３００、３０２、および３０４が、電力を節約するためにスリープ状態により長く留まり、ネットワーク上で同期メッセージを送信および／または受信するためにスリープ状態から覚醒しないことができれば有益であろう。

[0086]ルートＳＴＡ３００は、ＮＡＮ３２０内で同期メッセージを周期的に送信し得る。いくつかの実施形態では、同期メッセージは、ネットワーク３２０中のＳＴＡのための利用可能性ウィンドウの頻度を示し得、同期メッセージの頻度および／または次の同期メッセージまでの間隔をさらに示し得る。このようにして、ルートＳＴＡ３００は、ネットワーク３２０に同期と何らかの発見機能とを提供する。ルートＳＴＡはスリープにならないので、ルートＳＴＡは、ＳＴＡ３０２および３０４の状態とは無関係に、ＮＡＮ３２０のための発見およびタイミングを調整することが可能である。このようにして、ＳＴＡ３０２および３０４は、この機能についてルートＳＴＡ３００に依拠し、電力を節約するためにスリープ状態により長く留まることができる。

[0087]図４は、本発明の例示的な実装形態による、ＮＡＮ３２０を発見するための、ＳＴＡのための例示的な発見ウィンドウ構造を示す。例示的な発見ウィンドウ構造４００は、持続時間４０４の発見ウィンドウ（ＤＷ）４０２と、持続時間４０８の全体的な発見期間（ＤＰ）４０６の間隔とを含む。いくつかの態様では、通信は他のチャネルを介して同様に発生し得る。時間は、時間軸にわたってページの端から端まで水平方向に増加する。

[0088]ＤＷ４０２の間、ＳＴＡは、発見パケットまたは発見フレームなど、ブロードキャストメッセージを介してサービスを通告することができる。ＳＴＡは、他のＳＴＡによって送信されたブロードキャストメッセージをリッスンすることができる。いくつかの態様では、ＤＷの持続時間は、時間とともに変化することができる。他の態様では、ＤＷの持続時間は、ある時間期間にわたって固定されたままであることができる。ＤＷ４０２の終結は、図４に示すように、第１の残りの時間期間によって後続のＤＷの開始から分離され得る。

[0089]図４に示すように、持続期間４０８の全体間隔は、１つのＤＷの開始から後続のＤＷの開始までの時間期間を測定することができる。いくつかの実施形態では、持続時間４０８は、発見期間（ＤＰ）と呼ばれることがある。いくつかの態様では、全体間隔の持続期間は経時的に変化し得る。他の態様では、全体間隔の持続期間は、ある時間期間にわたって一定の状態に留まり得る。持続期間４０８の全体間隔の終結において、ＤＷ間隔と、残余間隔とを含めて、別の全体間隔が開始し得る。連続的な全体間隔は、無期限に続くか、または固定時間期間にわたって継続し得る。ＳＴＡが送信もしくはリッスンしていないとき、または送信またはリッスンすることが予想されないとき、ＳＴＡはスリープまたは節電モードに入ることができる。

[0090]発見クエリは、ＤＷ４０２中に送信される。送信された発見クエリに対するＳＴＡ応答は、ＤＰ４０６中に送信される。以下で説明するように、送信されたプローブまたは発見クエリに対する応答を送信するために割り当てられる時間は、たとえば、発見クエリを送信するために割り当てられる時間と重複するか、発見クエリを送信するために割り当てられる時間に隣接するか、または発見クエリを送信するために割り当てられる時間の終端の後の何らかの時間期間にあることができる。

[0091]ＮＡＮ３２０についての要求を送るＳＴＡは、ビーコンを受信するために後で起動する。スリープモードまたは節電モードのＳＴＡは、ＳＴＡによるリッスンを可能にするために、ビーコン４１０の開始時にアウェイクするか、または通常動作または全出力モードに戻ることができる。いくつかの態様では、ＳＴＡが別のデバイスと通信することを予想するとき、またはアウェイクするようにＳＴＡに命令する通知パケットを受信する結果として、他の時間には、ＳＴＡは、アウェイクするか、または通常動作または全出力モードに戻ることができる。ＳＴＡがビーコン４１０を受信するのを確実にするために、ＳＴＡは早めにアウェイクすることができる。ビーコンは、以下で説明する、ＳＴＡのプローブ要求に応答するＮＡＮ３２０を少なくとも識別する情報要素を含む。

[0092]ＤＷ４０２の始端および終端は、プローブまたは発見クエリを送信することを望む各ＳＴＡに数々の方法を介して知られ得る。いくつかの態様では、各ＳＴＡは、ビーコンを待つことができる。ビーコンは、ＤＷ４０２の始端および終端を指定することができる。

[0093]図５は、媒体アクセス制御（ＭＡＣ）フレーム５００の例示的な構造を示す。いくつかの態様では、メディアアクセス制御フレーム（ＭＡＣ）５００は、上記で説明したビーコン信号４１０のために利用され得る。図示のように、ＭＡＣフレーム５００は、フレーム制御（ｆｃ）フィールド５０２と、持続時間／識別（ｄｕｒ）フィールド５０４と、受信機アドレス（ａ１）フィールド５０６と、送信機アドレス（ａ２）フィールド５０８と、いくつかの態様では、ＮＡＮ ＢＳＳＩＤを示し得る宛先アドレス（ａ３）フィールド５１０と、シーケンス制御（ｓｃ）フィールド５１２と、タイムスタンプフィールド５１４と、ビーコン間隔フィールド５１６と、容量フィールド５１８と、ウィンドウ情報を含む情報要素５２０と、フレーム検査シーケンス（ＦＣＳ）フィールド５２２との１１個の異なるフィールドを含む。フィールド５０２〜５２２は、いくつかの態様では、ＭＡＣヘッダを備える。各フィールドは、１つまたは複数のサブフィールドまたはフィールドからなり得る。たとえば、媒体アクセス制御ヘッダ５００のフレーム制御フィールド５０２は、プロトコルバージョン、タイプフィールド、サブタイプフィールド、および他のフィールドなどの複数のサブフィールドからなり得る。

[0094]いくつかの態様では、ＮＡＮ ＢＳＳＩＤフィールド５１０は、ＮＡＮデバイスのクラスタを示すことができる。別の実施形態では、各ＮＡＮは、異なる（たとえば、擬似ランダム）ＮＡＮ ＢＳＳＩＤ５１０を有することができる。一実施形態では、ＮＡＮ ＢＳＳＩＤ５１０は、サービスアプリケーションに基づき得る。たとえば、アプリケーションＡによって作成されたＮＡＮは、アプリケーションＡの識別子に基づくＢＳＳＩＤ５１０を有することができる。いくつかの実施形態では、ＮＡＮ ＢＳＳＩＤ５１０は、標準化団体によって定義され得る。いくつかの実施形態では、ＮＡＮ ＢＳＳＩＤ５１０は、たとえば、デバイスロケーション、サーバに割り当てられたＩＤなどの他のコンテキスト情報および／またはデバイス特性に基づき得る。１つの例では、ＮＡＮ ＢＳＳＩＤ５１０は、ＮＡＮの緯度ロケーションおよび経度ロケーションのハッシュを含むことができる。示されたＮＡＮ ＢＳＳＩＤ５１０は６オクテット長である。いくつかの実装形態では、ＮＡＮ ＢＳＳＩＤ５１０は、４、５、または８オクテット長であり得る。いくつかの実施形態では、ＡＰ１０４は、情報要素中でＮＡＮ ＢＳＳＩＤ５１０を示すことができる。

[0095]図６Ａは、図３のＮＡＮ３２０内で用いられ得るＮＡＮ情報要素（ＩＥ）６００の例示的な属性を示す。様々な実施形態では、たとえば、デバイス３００、３０２、または３０４（図３）のいずれかなど、本明細書で説明する任意のデバイス、または別の互換デバイスは、ＮＡＮ ＩＥ６００の属性を送信することができる。たとえば、ビーコン４１０など、ワイヤレスＮＡＮ３２０中の１つまたは複数のメッセージは、ＮＡＮ ＩＥ６００の属性を含むことができる。いくつかの態様では、ＮＡＮ情報要素６００は、上記で説明したように、ＭＡＣヘッダ５００のフィールド５２０中に含まれ得る。

[0096]図６Ａに示すように、ＮＡＮ ＩＥ６００の属性は、属性ＩＤ６０２と、長さフィールド６０４と、次の発見クエリウィンドウ（ＤＱＷ）のタイムスタンプフィールド６０６と、次の発見クエリウィンドウ（ＤＱＷ）のタイムスタンプフィールド６０８と、発見クエリウィンドウ（ＤＱＷ）持続時間フィールド６１０と、発見クエリ応答ウィンドウ（ＤＲＷ）持続時間フィールド６１２と、ＤＱＷ期間フィールド６１４と、ＤＲＷ期間フィールド６１６と、ビーコンウィンドウフィールド６１８と、送信アドレスフィールド６２０とを含む。ＮＡＮ ＩＥ６００の属性が、追加のフィールドを含むことができ、フィールドは並べ替えられ、削除され、および／またはリサイズされ得ることを、当業者は諒解されよう。

[0097]図示の属性識別子フィールド６０２は１オクテット長である。いくつかの実装形態では、属性識別子フィールド６０２は、２、５、または１２オクテット長であり得る。いくつかの実装形態では、属性識別子フィールド６０２は、信号ごとにおよび／またはサービスプロバイダ間で長さが変化するなど、可変長であり得る。属性識別子フィールド６０２は、要素をＮＡＮ ＩＥ６００の属性として識別する値を含むことができる。

[0098]長さフィールド６０４は、ＮＡＮ ＩＥ６００の属性の長さまたは後続のフィールドの全長を示すために使用され得る。図６Ａに示す長さフィールド６０４は２オクテット長である。いくつかの実装形態では、長さフィールド６０４は、１、５、または１２オクテット長であり得る。いくつかの実装形態では、長さフィールド６０４は、信号ごとにおよび／またはサービスプロバイダ間で長さが変化するなど、可変長であり得る。

[0099]次のＤＱＷのタイムスタンプフィールド６０６は、次の発見クエリウィンドウの開始時間（たとえば、図４に関して上記で説明した次の発見期間４０６の始端）を示すことができる。様々な実施形態では、開始時間は、絶対タイムスタンプまたは相対タイムスタンプを使用して示され得る。次のＤＱＲのタイムスタンプフィールド６０８は、次の発見クエリ応答の開始時間（たとえば、図７〜図９に関して以下で説明する次の発見クエリ応答期間の始端）を示すことができる。様々な実施形態では、開始時間は、絶対タイムスタンプまたは相対タイムスタンプを使用して示され得る。

[0100]ＤＱＷ持続時間フィールド６１０は、ＤＱＷの持続時間（たとえば、図７〜図９に関して以下で説明するＤＱＷの持続時間）を示すことができる。様々な実施形態では、ＤＱＷ持続時間フィールド６１０は、ＤＱＷの持続時間をｍｓ、μｓ、時間単位（ＴＵ）、または別の単位で示すことができる。いくつかの実施形態では、時間単位は１０２４μｓであり得る。図示のＤＱＷ持続時間フィールド６１０は２オクテット長である。いくつかの実装形態では、ＤＱＷ持続時間フィールド６１０は、４、６、または８オクテット長であり得る。

[0101]ＤＲＷ持続時間フィールド６１２は、ＤＲＷの持続時間（たとえば、図７〜図９に関して以下で説明するＤＲＷの持続時間）を示すことができる。様々な実施形態では、ＤＲＷ持続時間フィールド６１２は、ＤＲＷの持続時間をｍｓ、μｓ、時間単位（ＴＵ）、または別の単位で示すことができる。いくつかの実施形態では、時間単位は１０２４μｓであり得る。図示のＤＲＷ持続時間フィールド６１２は２オクテット長である。いくつかの実装形態では、ＤＲＷ持続時間フィールド６１２は、４、６、または８オクテット長であり得る。

[0102]いくつかの実施形態では、ＤＱＷ期間フィールド６１４は、（図７〜図９に関して以下で説明する）ＤＱＷの長さを示すことができる。様々な実施形態では、ＤＱＷ期間フィールド６１４は、ＤＱＷの長さをｍｓ、μｓ、時間単位（ＴＵ）、または別の単位で示すことができる。いくつかの実施形態では、時間単位は１０２４μｓであり得る。図示のＤＱＷ期間フィールド６１４は２オクテット長と８オクテット長の間である。いくつかの実装形態では、ＤＱＷ期間フィールド６１４は、２、４、６、または８オクテット長であり得る。

[0103]いくつかの実施形態では、ＤＲＷ期間フィールド６１６は、（図７〜図９に関して以下で説明する）ＤＲＷの長さを示すことができる。様々な実施形態では、ＤＲＷ期間フィールド６１６は、ＤＲＷの長さをｍｓ、μｓ、時間単位（ＴＵ）、または別の単位で示すことができる。いくつかの実施形態では、時間単位は１０２４μｓであり得る。図示のＤＲＷ期間フィールド６１６は２オクテット長と８オクテット長の間である。いくつかの実装形態では、ＤＲＷ期間フィールド６１６は、２、４、６、または８オクテット長であり得る。

[0104]ビーコン持続時間フィールド６１８は、ビーコンウィンドウの持続時間（たとえば、図７〜図９に関して以下で説明するビーコンウィンドウの持続時間）を示すことができる。様々な実施形態では、ビーコン持続時間フィールド６１８は、ビーコンウィンドウの持続時間をｍｓ、μｓ、時間単位（ＴＵ）、または別の単位で示すことができる。いくつかの実施形態では、時間単位は１０２４μｓであり得る。図示のビーコンウィンドウフィールド６１８は２オクテット長と８オクテット長の間である。いくつかの実装形態では、ビーコンウィンドウフィールド６１８は、４、６、または８オクテット長であり得る。

[0105]送信アドレスフィールド６２０は、ＮＡＮ ＩＥ６００を送信するノードのネットワークアドレスを示す。いくつかの態様では、図５に関して上記で説明したＭＡＣヘッダ５００のＡ３フィールド５１０は、代わりに、ＮＡＮ ＢＳＳＩＤに設定されることになる。したがって、これらの実施形態では、ＮＡＮ ＩＥ６００は、受信機が、送信機のネットワークアドレスを決定することを可能にするために送信機アドレスフィールド６２０を提供する。

[0106]図６Ｂは、図３のＮＡＮ３２０内で用いられ得るＮＡＮ情報要素（ＩＥ）６５０の例示的な属性を示す。様々な実施形態では、たとえば、デバイス３００、３０２、または３０４（図３）のいずれかなど、本明細書で説明する任意のデバイス、または別の互換デバイスは、ＮＡＮ ＩＥ６５０の属性を送信することができる。たとえば、ビーコン４１０など、ワイヤレスＮＡＮ３２０中の１つまたは複数のメッセージは、ＮＡＮ ＩＥ６５０の属性を含むことができる。いくつかの態様では、ＮＡＮ情報要素６５０は、上記で説明したように、ＭＡＣヘッダ５００のフィールド５２０中に含まれ得る。

[0107]ＮＡＮ情報要素６５０は、ＮＡＮ情報要素６００と比較してＮＡＮ情報要素６５０から発見クエリウィンドウタイムスタンプおよび発見クエリ応答ウィンドウタイムスタンプが除去されているという点で、ＮＡＮ情報要素６００とは異なる。いくつかの態様では、ＮＡＮ情報要素６５０の受信機は、ＮＡＮクロック基準に同期されたローカルクロック基準が、ＤＱＷ期間フィールド６６０で均等に分割された時間として発見クエリウィンドウ開始時間を決定し得る（局クロックｍｏｄＤＱＷ期間＝０）。同様に、発見応答ウィンドウ開始時間は、いくつかの態様では、ＮＡＮクロック基準に同期されたローカルクロックがＤＲＷ期間フィールド６６２で均等に分割されたときに基づいて決定され得る（局クロックｍｏｄＤＲＷ期間＝０）。発見クエリウィンドウまたは発見応答ウィンドウ開始時間を決定するこれらの例示的な方法が、いくつかの態様では、局クロックｍｏｄビーコン間隔＝０として発見され得るビーコンウィンドウ開始時間を決定するために使用される方法と同様のものであることに留意されたい。

[0108]図７は、ＮＡＮ３２０内のビーコンウィンドウ、発見クエリウィンドウ、および発見クエリ応答ウィンドウの一実施形態を示すタイミング図７００である。タイムライン７０２の一部分７０１は、下側のタイムライン７０３として展開される。タイムライン７０２は、一連のビーコン信号７０５を示している。展開タイムライン７０３上に示されているのは、発見ウィンドウ７１０および発見クエリ応答ウィンドウ７１５である。展開タイムライン７０３はまた、１つまたは複数のビーコンウィンドウ７２０ａ〜ｂが発見期間内に発生し得ることを示している。図示の実施形態では、発見クエリウィンドウ７１０は、完全に発見クエリ応答ウィンドウ７１５内にある。

[0109]図８は、Ｎａｎ３２０内のビーコンウィンドウ、発見クエリウィンドウ、および発見クエリ応答ウィンドウの一実施形態を示すタイミング図８００である。タイムライン８０２の一部分８０１は、下側のタイムライン８０３として展開される。タイムライン８０２は、一連のビーコン信号８０５を示している。展開タイムライン８０３上に示されているのは、発見ウィンドウ８１０および発見クエリ応答ウィンドウ８１５である。展開タイムライン８０３はまた、１つまたは複数のビーコンウィンドウ８２０ａ〜ｂが発見期間内に発生し得ることを示している。図８の図示の実施形態では、発見クエリウィンドウ８１０は、発見クエリ応答ウィンドウ８１５に重複しない。代わりに、発見クエリ応答ウィンドウ８１５は、発見クエリウィンドウ８１０の終端の直後にくる。

[0110]図９は、ＮＡＮ３２０内のビーコンウィンドウ、発見クエリウィンドウ、および発見クエリ応答ウィンドウの一実施形態を示すタイミング図９００である。タイムライン９０２の一部分は、下側のタイムライン９０３として展開される。タイムライン９０２は、一連のビーコン信号９０５を示している。展開タイムライン９０３上に示されているのは、発見クエリウィンドウ９１０および発見クエリ応答ウィンドウ９１５である。展開タイムライン９０３はまた、１つまたは複数のビーコンウィンドウ９２０が発見期間内に発生し得ることを示している。図９の図示の実施形態では、発見クエリウィンドウ９１０のタイミングは、発見クエリ応答ウィンドウ９１５のタイミングとは無関係である。

[0111]図１０は、近隣認識ネットワーク、たとえば、ＮＡＮ３２０に参加するモバイルデバイスの電力消費を低減する方法のフローチャートである。いくつかの態様では、方法１０００は、図２のデバイス２０２によって実行され得る。方法１０００は、ビーコンメッセージが送信可能になるときを示すワイヤレスメッセージを提供する。ビーコンメッセージを送信または受信すること（またはその両方）を行おうとするデバイスは、それらがより低電力の動作状態に入り得るときを決定するためにこの情報を利用し得る。たとえば、いくつかのデバイスは、方法１０００によって生成および送信されたメッセージによって定義されたように、ビーコンメッセージが予想されない期間中にハードウェア構成要素を選択的に無効化および／または停止し得る。これにより、いくつかの態様では、電力消費の低減、放射エミッションの低減、および／またはバッテリー寿命の延長がもたらされ得る。

[0112]いくつかの態様では、方法１０００を実行するデバイスは、１つまたは複数のネットワークパラメータに基づいて、ビーコンウィンドウ、発見クエリウィンドウ、および／または発見クエリ応答ウィンドウのうちの１つまたは複数のそれぞれの長さおよび／または周期性／頻度を変化させ得る。たとえば、近隣認識ネットワークが、しきい値を上回るウィンドウ中にいくつかのパケット衝突を受けている場合、プロセス１０００を実行するデバイスは、そのウィンドウ中での送信のためにより多くの利用可能な時間を提供するために、ウィンドウの持続時間／長さおよび／または頻度／周期性を増加させ得る。これにより、ウィンドウ中の衝突数の低減がもたらされ得る。

[0113]いくつかの態様では、１つのウィンドウの長さおよび／または周期性が増加され得、一方、第２のウィンドウの持続時間／長さおよび／または周期性／頻度が減少され得る。たとえば、ビーコン送信ウィンドウ中の衝突数が高い場合、ビーコン送信ウィンドウの長さおよび／または周期性が増加され得る。ビーコン送信ウィンドウの持続時間および／または周期性の増加に適応するために、いくつかの態様では、特に、発見クエリウィンドウ中に発生するパケット衝突の数が比較的少ない場合、発見クエリウィンドウ持続時間および／または周期性／頻度が低減され得る。これは、発見クエリウィンドウの持続時間および／または周期性が、有意の悪影響なしに低減され得ることを示し得る。

[0114]ブロック１００５において、第１のメッセージが生成される。第１のメッセージは、ビーコン送信ウィンドウ情報を示す。ビーコン送信ウィンドウ情報は、１つまたは複数のビーコンメッセージが送信可能である第１の時間間隔を示す。いくつかの態様では、第１の時間間隔は、クロック基準、ビーコン送信間隔持続時間、および／または周期性指示のうちの１つまたは複数によって示され得る。ビーコンメッセージは、近隣認識ネットワーク（ＮＡＮ）の存在を発見するために、および／または１つまたは複数の時間ウィンドウ中にＮＡＮ上の他のデバイスと通信することができるように内部クロックを同期させるためにＮＡＮ上で動作するデバイスによって使用され得る。いくつかの態様では、生成されるメッセージは、それぞれ図６Ａ〜図６Ｂに示すＮＡＮ ＩＥ６００またはＮＡＮ ＩＥ６５０を含む。

[0115]いくつかの態様では、ビーコン送信ウィンドウ情報は、ビーコン送信間隔の頻度または周期性をさらに示す。いくつかの態様では、ビーコン送信ウィンドウ情報は、ビーコン送信ウィンドウの持続時間をさらに示す。いくつかの態様では、ビーコンメッセージは、クロック基準を示す。

[0116]いくつかの態様では、ブロック１００５は、プログラマブルチップ、プロセッサ、メモリ、およびネットワークインターフェースのうちの１つまたは複数によって実行され得る。たとえば、ブロック１００５は、プロセッサ２０４のうちの１つまたは複数によって実行され得る。いくつかの実装形態では、生成するための手段は、ブロック１００５を実行するプロセッサ２０４を含み得る。ブロック１０１０において、生成されたメッセージが送信される。いくつかの態様では、ブロック１０１０は、プロセッサ、メモリ、および／またはネットワークインターフェースのうちの１つまたは複数によって実行され得る。たとえば、ブロック１１０４は、いくつかの態様では送信機２１０によって実行され得る。いくつかの実装形態では、送信するための手段は、ブロック１１０４を実行する送信機２１０を含み得る。

[0117]いくつかの態様では、方法１０００は、発見クエリウィンドウ情報を示す第２のメッセージを送信することをさらに含み、発見クエリウィンドウ情報は、発見クエリメッセージが近隣認識ネットワーク上で送信可能である第２の時間間隔を示し、各発見クエリメッセージは、１つまたは複数のサービスを要求する。いくつかの態様では、発見クエリウィンドウ情報は、発見クエリウィンドウの頻度または周期性をさらに示す。いくつかの態様では、発見クエリウィンドウ情報は、発見クエリウィンドウの持続時間をさらに示す。いくつかの態様では、第２のメッセージは第１のメッセージである。いくつかの態様では、第２のメッセージは、ＮＡＮ ＩＥ６００または６５０を含み得る。

[0118]いくつかの態様では、方法１０００は、発見応答ウィンドウ情報を示す第３のメッセージを送信することを含み、発見応答ウィンドウ情報は、発見応答ウィンドウ情報を示し、発見応答ウィンドウ情報は、発見応答メッセージが近隣認識ネットワーク上で送信可能である第３の時間間隔を含み、各発見応答メッセージは、発見クエリメッセージのうちの１つに応答し、発見応答メッセージを送信するノードによって提供され得る１つまたは複数のサービスを示す。いくつかの態様では、発見応答ウィンドウ情報は、発見応答間隔の周期性をさらに示す。いくつかの態様では、発見応答ウィンドウ情報は、発見応答間隔の持続時間をさらに示す。いくつかの態様では、第１のメッセージは同期ビーコンメッセージである。いくつかの態様では、第３のメッセージは、ＮＡＮ ＩＥ６００または６５０を含み得る。いくつかの態様では、第３のメッセージは第１のメッセージである。

[0119]いくつかの態様では、第１の時間間隔は、第１のメッセージ中に含まれるＮＡＮ情報要素の属性中で示される。いくつかの態様では、第３の時間間隔はまた、非送信請求ブロードキャスト発見メッセージが送信され得るときを示す。いくつかの態様では、第２の時間間隔および第３の時間間隔は重複する。いくつかの態様では、第２の時間間隔および第３の時間間隔は重複しない。いくつかの態様では、第２の時間間隔および第３の時間間隔は同等である。いくつかの態様では、第１の時間間隔、第２の時間間隔、および第３の時間間隔は同等である。いくつかの態様では、第１の時間間隔、第２の時間間隔、および第３の時間間隔は重複しない。

[0120]上記で説明した間隔の決定は、いくつかの態様では、１つまたは複数のネットワークパラメータに基づき得る。ネットワークパラメータは、ビーコンウィンドウ、発見クエリウィンドウ、および／または発見クエリ応答ウィンドウのうちの１つまたは複数の利用および／または容量を示し得る。たとえば、いくつかの態様では、第１のメッセージを送信するデバイスは、ウィンドウ中に通信するデバイスの数、およびまたはウィンドウ中に発生するデータトラフィックの量に基づいてウィンドウの長さおよび／または周期性を決定し得る。たとえば、ビジーウィンドウの競合を低減するために、第１のメッセージを生成するいくつかのデバイスは、ウィンドウの周期性およびまたは長さを増加させ得る。十分に利用されきらないウィンドウに割り当てられるネットワーク帯域幅および／または容量をより効率的に利用するために、第１のメッセージを生成するいくつかのデバイスは、十分に利用されきらないウィンドウの周期性および／または長さを低減し、しきい値を上回る衝突およびもしくは他の形態の競合を受けていることがある第２のウィンドウに、または十分に利用されきらないウィンドウよりも利用率が高い少なくとも第２のウィンドウに、十分に利用されきらないウィンドウに以前に割り当てられていた時間を割り当て得る。

[0121]図１１は、近隣認識ネットワーク、たとえば、ＮＡＮ３２０に参加するモバイルデバイスにおいて電力を節約する方法のフローチャートである。いくつかの態様では、方法１１００は、図２のデバイス２０２によって実行され得る。方法１１００は、ビーコンメッセージ、発見クエリメッセージ、および／または発見クエリ応答メッセージなど、特定のメッセージタイプがいつ送信および／または受信され得るかを示すメッセージを受信するので、方法１１００を実行するデバイスは、デバイスが、それらのメッセージタイプのうちの１つまたは複数のいずれかのメッセージを受信および／または送信すると予想されない期間中に、スリープ状態などのより低い電力モードに入ることが可能であり得る。いくつかの態様では、プロセス１１００を実行するデバイスは、以下で説明する第１のメッセージに基づいて、受信機および／または送信機などの特定のハードウェア構成要素を選択的に減らすかまたは停止し得る。これにより、電力消費の低減、放射エミッションの低減、および／またはバッテリー寿命の延長がもたらされ得る。

[0122]ブロック１１０２において、第１のメッセージが受信される。第１のメッセージは、ビーコン送信ウィンドウ情報を示す。ビーコン送信ウィンドウ情報は、１つまたは複数のビーコンメッセージが送信可能である第１の時間間隔を示す。いくつかの態様では、第１の時間間隔は、ビーコン送信ウィンドウ情報中のクロック基準、持続時間および／または周期性インジケータによって示される。いくつかの態様では、第１のメッセージは、それぞれ図６Ａ〜図６Ｂに示すＮＡＮ ＩＥ６００またはＮＡＮ ＩＥ６５０を含む。ブロック１１０２のいくつかの態様は、プロセッサ、メモリ、および／またはネットワークインターフェースのうちの１つまたは複数によって実行され得る。たとえば、ブロック１１０２は、いくつかの態様では受信機２１２によって実行され得る。いくつかの実装形態では、受信するための手段は、ブロック１１０２を実行する受信機２１２を含み得る。

[0123]ブロック１１０４において、モバイルデバイスは、第１の時間間隔の外のある時間期間の間にスリープ状態に入る。いくつかの態様では、モバイルデバイスは、それが近隣認識ネットワークからメッセージを受信すると予想しないときにスリープ状態に入ることによって電力を節約することが可能であり得る。図１１に示す態様では、第１のメッセージは、いつビーコンフレームが送信され、したがってモバイルデバイスによって受信され得るかについてのタイミングを示す。いくつかの態様では、ビーコンフレームを受信および／または送信することだけをしたいと望むデバイスは、第１のウィンドウ間隔の外の時間期間中にスリープし得る。

[0124]ブロック１１０４のいくつかの態様は、プロセッサ、メモリ、および／またはネットワークインターフェースのうちの１つまたは複数によって実行され得る。たとえば、ブロック１１０４は、いくつかの態様ではプロセッサ２０４によって実行され得る。いくつかの実装形態では、スリープするための手段は、ブロック１１０４を実行するプロセッサ２０４を含み得る。

[0125]ブロック１１０６において、ビーコンメッセージが、第１の時間間隔中に受信または送信される（またはその両方）。プロセス１１００を実行するワイヤレスデバイスが、ブロック１１０６中にメッセージを受信または送信するので、デバイスは、それが近隣認識ネットワーク上のメッセージをアクティブに受信またはアクティブに送信することを可能にする状態にあり得る。いくつかの態様では、デバイスは、第１の時間間隔より前に特定のハードウェア構成要素をアクティブ化し得、したがって、それらの構成要素は、第１の時間間隔中に機能し得る。たとえば、送信機は、第１の時間間隔中にメッセージを送信するために、第１の時間間隔より前に電源投入され得る。いくつかの態様では、受信機は、第１の時間間隔中にメッセージを受信するために、第１の時間間隔より前に電源投入され得る。第１の時間間隔より前の送信機および／または受信機のいずれかの「電力投入」は、第１のメッセージに基づき得る。ハードウェア構成要素の同様の管理は、以下で説明する第２および／または第３の時間間隔に関して実行され得る。

[0126]ブロック１１０６のいくつかの態様は、プロセッサ、メモリ、および／またはネットワークインターフェースのうちの１つまたは複数によって実行され得る。たとえば、ブロック１１０６は、いくつかの態様では受信機２１２によって実行され得る。いくつかの実装形態では、受信するための手段は、ブロック１１０６を実行する受信機２１２を含み得る。

[0127]方法１１００のいくつかの態様はまた、ブロック１１０２において、１つまたは複数の発見クエリメッセージが、近隣認識ネットワーク上で送信可能である第２の時間間隔を示す第２のメッセージを受信すること、各発見クエリメッセージが、１つまたは複数のサービスを要求する、を含む。これらの態様では、第１の時間間隔と第２の時間間隔の両方の外のある時間期間中にブロック１１０４において入ったスリープ状態に入り得る。たとえば、プロセス１１００を実行するデバイスが、発見クエリメッセージを送信およびまたは受信しようとする場合、デバイスは、第２の時間間隔中にスリープしないようにそれ自体を構成し得る。代替的に、デバイスは、それが発見クエリメッセージを送信するかまたはそれを受信する（必要がある）ことになるとの予想を有しない場合、デバイスは、第２の時間間隔中にスリープするようにそれ自体を構成し得る。

[0128]いくつかの態様では、方法１１００は、ブロック１１０６において、第２の時間間隔中に発見クエリメッセージを送信または受信することをさらに備える。いくつかの態様では、第２のメッセージは第１のメッセージである。いくつかの態様では、第２のメッセージはまた、発見クエリウィンドウの周期性または頻度の指示を含む。いくつかの態様では、第２のメッセージは、発見クエリウィンドウの持続時間の指示を含む。

[0129]いくつかの態様では、方法１１００は、ブロック１１０６において、乱数に基づいた発見クエリウィンドウ内の発見クエリメッセージのための送信時間の決定をさらに含む。たとえば、いくつかの態様では、発見クエリメッセージのための発見クエリウィンドウの始端の後の送信遅延は、ランダム遅延値に基づいて決定される。いくつかの態様では、送信遅延は、８０２．１１ＣＳＭＡに基づいて決定されるバックオフ値をさらに含む。発見クエリメッセージの送信を開始する際の遅延の使用は、そうでない場合、発見クエリウィンドウが開いた直後にＮＡＮ中の複数のノードが送信を開始した場合に発生し得る衝突を低減し得る。

[0130]いくつかの態様では、方法１１００はまた、ブロック１１０２において、発見クエリ応答メッセージが近隣認識ネットワーク上で送信可能である第３の時間間隔を示す第３のメッセージを受信することを含む。各発見クエリ応答メッセージは、デバイスが発見クエリメッセージを受信したことに応答してデバイスによって送信され、発見クエリ応答メッセージを送信したデバイスまたはノードによって提供され得る１つまたは複数のサービスを示し得る。いくつかの態様では、方法１１００はまた、第３の時間間隔中に発見応答メッセージを送信または受信することを含む。これらの態様のいくつかでは、ブロック１１０４において、第１の時間間隔、第２の時間間隔、および／または第３の時間間隔の外のある時間期間中にスリープ状態に入る。たとえば、プロセス１１００を実行するデバイスが、発見クエリ応答メッセージを送信することおよび／または受信することのいずれかを行おうとする場合、デバイスは、第３の時間間隔中に「アクティブ」に留まるようにそれ自体を構成し得る。代替的に、プロセス１１００を実行するデバイスが、発見クエリ応答メッセージを送信および／または受信するとの予想を有しない場合、デバイスは、第３の時間間隔中に「スリープする」ようにそれ自体を構成し得る。前に説明したように、第３の時間間隔中にスリープすることは、第３の時間間隔中に、送信機および／または受信機などのいくつかのハードウェア構成要素への電力を選択的に低減することを含み得る。

[0131]いくつかの態様では、第３のメッセージは、発見クエリ応答ウィンドウの頻度または周期性の指示を含む。いくつかの態様では、第３のメッセージは、発見クエリ応答ウィンドウの持続時間の指示を含む。

[0132]いくつかの態様では、第３のメッセージは第１のメッセージである。いくつかの態様では、第２の時間間隔および第３の時間間隔は重複する。いくつかの態様では、第２の時間間隔および第３の時間間隔は重複しない。いくつかの態様では、第２の時間間隔および第３の時間間隔は同等である。いくつかの態様では、第１の時間間隔、第２の時間間隔、および第３の時間間隔は同等である。いくつかの態様では、第１の時間間隔、第２の時間間隔、および第３の時間間隔は重複しない。

[0133]いくつかの態様では、方法１１００は、ブロック１１０６において、乱数に基づいた発見クエリ応答ウィンドウ内の発見クエリ応答メッセージのための送信時間の決定をさらに含む。たとえば、いくつかの態様では、発見クエリ応答メッセージのための発見クエリ応答ウィンドウの始端の後の送信遅延は、ランダム遅延値に基づいて決定される。いくつかの態様では、送信遅延は、８０２．１１ＣＳＭＡに基づいて決定されるバックオフ値をさらに含む。発見クエリ応答メッセージの送信を開始する際の遅延の使用は、そうでない場合、ＮＡＮ中の複数のノードが、発見クエリ応答ウィンドウの始めに発見クエリ応答の送信を開始した場合に発生し得る衝突を低減し得る。

[0134]本明細書における「第１の」、「第２の」などの名称を使用した要素への任意の言及は、それらの要素の数量または順序を概括的に限定するものでないことを理解されたい。むしろ、これらの名称は、本明細書において２つ以上の要素またはある要素の複数の例を区別する便利なワイヤレスデバイスとして使用され得る。したがって、第１の要素および第２の要素への言及は、そこで２つの要素のみが用いられ得ること、または第１の要素が何らかの方法で第２の要素に先行しなければならないことを意味するものではない。また、別段規定されない限り、要素のセットは１つまたは複数の要素を含み得る。

[0135]情報および信号は多種多様な技術および技法のいずれかを使用して表され得ることを、当業者は理解されよう。たとえば、上記の説明全体にわたって言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁界もしくは磁性粒子、光場もしくは光学粒子、またはこれらの任意の組合せによって表され得る。

[0136]さらに、本明細書で開示された態様に関して説明した様々な例示的な論理ブロック、モジュール、プロセッサ、手段、回路、およびアルゴリズムステップのいずれかは、電子ハードウェア（たとえば、ソースコーディングまたは何らかの他の技法を使用して設計され得る、デジタル実装形態、アナログ実装形態、またはそれら２つの組合せ）、（便宜上、本明細書では「ソフトウェア」または「ソフトウェアモジュール」と呼ぶことがある）命令を組み込んだ様々な形態のプログラムもしくは設計コード、または両方の組合せとして実装され得ることを当業者は諒解されよう。ハードウェアおよびソフトウェアのこの互換性を明確に示すために、様々な例示的な構成要素、ブロック、モジュール、回路、およびステップを、上記では概してそれらの機能に関して説明した。そのような機能がハードウェアとして実装されるか、またはソフトウェアとして実装されるかは、特定のアプリケーションおよび全体的なシステムに課される設計制約に依存する。当業者は、説明した機能を各特定のアプリケーションに関して様々な方法で実装し得るが、そのような実装の決定は、本開示の範囲からの逸脱を生じるものと解釈されるべきではない。

[0137]本明細書で開示された態様に関して、および図１〜図１１に関して説明した様々な例示的な論理ブロック、モジュール、および回路は、集積回路（ＩＣ）、アクセス端末、またはアクセスポイント内に実装され得るか、またはそれらによって実行され得る。ＩＣは、汎用プロセッサ、デジタルシグナルプロセッサ（ＤＳＰ）、特定用途向け集積回路（ＡＳＩＣ）、フィールドプログラマブルゲートアレイ（ＦＰＧＡ）もしくは他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートもしくはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、電気構成要素、光学構成要素、機械構成要素、または本明細書で説明される機能を実行するように設計されたそれらの任意の組合せを含んでよく、ＩＣの内部に、ＩＣの外側に、またはその両方に存在するコードまたは命令を実行することができる。論理ブロック、モジュール、および回路は、ネットワーク内またはデバイス内の様々な構成要素と通信するために、アンテナおよび／または送受信機を含み得る。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであり得るが、代替として、プロセッサは、任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、または状態機械であり得る。プロセッサはまた、コンピューティングデバイスの組合せ、たとえば、ＤＳＰおよびマイクロプロセッサの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、ＤＳＰコアと連携する１つもしくは複数のマイクロプロセッサ、または任意の他のそのような構成として実装され得る。モジュールの機能は、本明細書で教示された方法とは別の何らかの方法で実装され得る。（たとえば、添付の図の１つまたは複数に関して）本明細書で説明した機能は、いくつかの態様では、添付の特許請求の範囲において同様に指定された「手段」機能に対応することがある。

[0138]ソフトウェアで実装される場合、機能は、１つまたは複数の命令またはコードとしてコンピュータ可読媒体上に記憶されるか、またはコンピュータ可読媒体を介して送信され得る。本明細書に開示された方法またはアルゴリズムのステップは、コンピュータ可読媒体上に存在できるプロセッサ実行可能ソフトウェアモジュールにおいて実施され得る。コンピュータ可読媒体は、ある場所から別の場所にコンピュータプログラムを転送することを可能にされ得る任意の媒体を含む、コンピュータ記憶媒体とコンピュータ通信媒体の両方を含む。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であってよい。限定ではなく例として、そのようなコンピュータ可読媒体は、ＲＡＭ、ＲＯＭ、ＥＥＰＲＯＭ（登録商標）、ＣＤ−ＲＯＭもしくは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージもしくは他の磁気ストレージデバイス、または、命令またはデータ構造の形態で所望のプログラムコードを記憶するために使用され、コンピュータによってアクセスされ得る、任意の他の媒体を含み得る。また、いかなる接続もコンピュータ可読媒体と適切に呼ぶことができる。本明細書で使用するディスク（disk）およびディスク（disc）は、コンパクトディスク（disc）（ＣＤ）、レーザーディスク（登録商標）（disc）、光ディスク（disc）、デジタル多用途ディスク（disc）（ＤＶＤ）、フロッピー（登録商標）ディスク（disk）およびブルーレイ（登録商標）ディスク（disc）を含み、ディスク（disk）は、通常、データを磁気的に再生し一方、ディスク（disc）は、データをレーザーで光学的に再生する。上記の組合せもコンピュータ可読媒体の範囲内に含まれるべきである。さらに、方法またはアルゴリズムの動作は、コンピュータプログラム製品に組み込まれ得る、機械可読媒体およびコンピュータ可読媒体上のコードおよび命令の、１つまたは任意の組合せまたはセットとして存在し得る。

[0139]開示されたいかなるプロセス中のステップのいかなる特定の順序または階層も例示的な手法の一例であることを理解されたい。設計の選好に基づいて、プロセス中のステップの特定の順序または階層は、本開示の範囲内のまま再構成され得ることを理解されたい。添付の方法クレームは、様々なステップの要素を例示的な順序で提示したものであり、提示された特定の順序または階層に限定されるものではない。

[0140]本開示で説明した実装形態への様々な修正は当業者には容易に明らかであってよく、本明細書で定義された一般原理は、本開示の趣旨または範囲から逸脱することなく他の実装形態に適用され得る。したがって、本開示は、本明細書で示された実装形態に限定されるものではなく、本明細書で開示される特許請求の範囲、原理および新規の特徴に一致する、最も広い範囲を与えられるべきである。「例示的」という単語は、本明細書ではもっぱら「例、事例、または例示の働きをすること」を意味するために使用される。本明細書に「例示的」と記載されたいかなる実装態様も、必ずしも他の実装態様よりも好ましいまたは有利であると解釈されるべきではない。

[0141]別個の実装形態に関して本明細書で説明したいくつかの特徴は、単一の実装形態において組合せで実装され得る。逆に、単一の実装形態に関して説明した様々な特徴は、複数の実装形態において別々に、または任意の適切な部分組合せで実装され得る。その上、特徴は、いくつかの組合せで動作するものとして上で説明され、初めにそのように請求されることさえあるが、請求される組合せからの１つまたは複数の特徴は、いくつかの場合ではその組合せから削除されることがあり、請求される組合せは、部分組合せ、または部分組合せの変形を対象とし得る。

[0142]同様に、動作は特定の順序で図面に示されているが、これは、望ましい結果を達成するために、そのような動作が、示される特定の順序でもしくは順番に実行されることを、またはすべての図示の動作が実行されることを必要とするものとして理解されるべきでない。いくつかの状況では、マルチタスキングおよび並列処理が有利であり得る。その上、上記で説明した実装形態における様々なシステム構成要素の分離は、すべての実装形態においてそのような分離を必要とするものとして理解されるべきでなく、説明するプログラム構成要素およびシステムは、概して、単一のソフトウェア製品において互いに一体化されるか、または複数のソフトウェア製品にパッケージングされ得ることを理解されたい。さらに、他の実装形態が以下の特許請求の範囲内に入る。いくつかの場合では、特許請求の範囲に記載の行為は、異なる順序で実行され、依然として望ましい結果を達成することができる。
以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
［Ｃ１］
近隣認識ネットワーク中で動作するワイヤレスデバイス中での電力消費の低減を可能にする方法であって、
ワイヤレスデバイスが、第１のメッセージを生成すること、前記第１のメッセージは、ビーコン送信ウィンドウ情報を示し、前記ビーコン送信ウィンドウ情報は、１つまたは複数のビーコンメッセージが前記ワイヤレスデバイスまたは他のワイヤレスデバイスによって送信可能である第１の時間間隔を示す、と、
前記近隣認識ネットワーク上で前記第１のメッセージを送信することと
を備える、方法。
［Ｃ２］
前記ビーコン送信ウィンドウ情報は、ビーコン送信間隔の周期性または持続時間をさらに示す、
［Ｃ１］に記載の方法。
［Ｃ３］
前記メッセージは、発見クエリウィンドウ情報または発見クエリ応答ウィンドウ情報のうちの１つまたは複数をさらに示し、
発見クエリウィンドウ情報は、発見クエリメッセージが前記近隣認識ネットワーク上で送信可能である第２の時間間隔を示し、各発見クエリメッセージは、１つまたは複数のサービスを要求し、
発見クエリ応答ウィンドウ情報は、発見クエリ応答メッセージが前記近隣認識ネットワーク上で送信可能である第３の時間間隔を示し、各発見クエリ応答メッセージは、発見クエリメッセージに応答し、前記発見クエリ応答メッセージを送信するノードによって提供される１つまたは複数のサービスを示す、
［Ｃ１］に記載の方法。
［Ｃ４］
１つまたは複数のネットワークパラメータを決定することと、
前記１つまたは複数のネットワークパラメータに基づいて、１つまたは複数のビーコンメッセージが前記ワイヤレスデバイスまたは他のワイヤレスデバイスによって送信可能である第２の時間間隔を決定することと、
前記ワイヤレスデバイスが、第２のメッセージを生成すること、前記第２のメッセージは、ビーコン送信ウィンドウ情報を示し、前記ビーコン送信ウィンドウ情報は、前記第２の時間間隔を示す、と、
前記近隣認識ネットワーク上で前記第２のメッセージを送信することと
をさらに備える、［Ｃ１］に記載の方法。
［Ｃ５］
前記発見クエリウィンドウ情報は、発見クエリ間隔の周期性または持続時間をさらに示し、前記発見クエリ応答ウィンドウ情報は、発見クエリ応答ウィンドウの周期性または持続時間をさらに示す、
［Ｃ３］に記載の方法。
［Ｃ６］
前記発見クエリウィンドウ情報は、発見クエリウィンドウの開始時間のクロック基準をさらに示す、
［Ｃ３］に記載の方法。
［Ｃ７］
前記第１の時間間隔は、前記第１のメッセージ中に含まれる近隣認識ネットワーク情報要素の属性中で示される、
［Ｃ１］に記載の方法。
［Ｃ８］
前記第３の時間間隔はまた、非送信請求ブロードキャスト発見メッセージが送信されるときを示す、
［Ｃ３］に記載の方法。
［Ｃ９］
１つまたは複数のネットワークパラメータを決定することと、
前記１つまたは複数のネットワークパラメータに基づいて、１つまたは複数の発見要求メッセージが前記ワイヤレスデバイスまたは他のワイヤレスデバイスによって送信可能である第４の時間間隔を決定することと、
前記１つまたは複数のネットワークパラメータに基づいて、１つまたは複数の発見応答メッセージが前記ワイヤレスデバイスまたは他のワイヤレスデバイスによって送信可能である第５の時間間隔を決定することと、
前記ワイヤレスデバイスによって、第２のメッセージを生成すること、前記第２のメッセージは、前記第４の時間間隔を示す発見要求送信ウィンドウ情報を示し、前記第５の時間間隔を示す発見応答送信ウィンドウ情報をさらに示す、と、
前記近隣認識ネットワーク上で前記第２のメッセージを送信することと
をさらに備える、［Ｃ３］に記載の方法。
［Ｃ１０］
前記１つまたは複数のネットワークパラメータは、同期誤差パラメータ、ネットワークオーバーヘッドパラメータ、およびネットワーク衝突パラメータのうちの１つまたは複数を含む、
［Ｃ９］に記載の方法。
［Ｃ１１］
近隣認識ネットワーク中で動作するワイヤレスデバイス中での電力消費の低減を可能にするための装置であって、
第１のメッセージを生成するように構成されたプロセッサ、前記第１のメッセージは、ビーコン送信ウィンドウ情報を示し、前記ビーコン送信ウィンドウ情報は、１つまたは複数のビーコンメッセージが前記装置または他の装置によって送信可能である第１の時間間隔を示す、と、
前記近隣認識ネットワーク上で前記第１のメッセージを送信するように構成された送信機と
を備える、装置。
［Ｃ１２］
前記ビーコン送信ウィンドウ情報は、ビーコン送信間隔の周期性または持続時間をさらに示す、
［Ｃ１１］に記載の装置。
［Ｃ１３］
前記第１の時間間隔は、前記第１のメッセージ中に含まれる近隣認識ネットワーク情報要素の属性中で示される、
［Ｃ１１］に記載の装置。
［Ｃ１４］
前記第３の時間間隔はまた、非送信請求ブロードキャスト発見メッセージが送信されるときを示す、
［Ｃ１１］に記載の装置。
［Ｃ１５］
前記プロセッサは、
１つまたは複数のネットワークパラメータを決定することと、
前記１つまたは複数のネットワークパラメータに基づいて、１つまたは複数のビーコンメッセージが前記ワイヤレスデバイスまたは他のワイヤレスデバイスによって送信可能である第２の時間間隔を決定することと、
第２のメッセージを生成すること、前記第２のメッセージは、ビーコン送信ウィンドウ情報を示し、前記ビーコン送信ウィンドウ情報は、前記第２の時間間隔を示す、と
を行うようにさらに構成され、
前記送信機は、前記近隣認識ネットワーク上で前記第２のメッセージを送信するようにさらに構成される、
［Ｃ１１］に記載の装置。
［Ｃ１６］
前記メッセージは、発見クエリウィンドウ情報または発見クエリ応答ウィンドウ情報を示し、
前記発見クエリウィンドウ情報は、発見クエリメッセージが前記近隣認識ネットワーク上で送信可能である第２の時間間隔を示し、各発見クエリメッセージは、１つまたは複数のサービスを要求し、
発見クエリ応答ウィンドウ情報は、発見クエリ応答メッセージが前記近隣認識ネットワーク上で送信可能である第３の時間間隔を示し、各発見クエリ応答メッセージは、前記発見クエリメッセージのうちの１つに応答し、前記発見クエリ応答メッセージを送信するノードによって提供される１つまたは複数のサービスを示す、
［Ｃ１１］に記載の装置。
［Ｃ１７］
前記発見クエリウィンドウ情報は、発見クエリ間隔の周期性または持続時間をさらに示し、前記発見クエリ応答ウィンドウ情報は、発見クエリ応答間隔の周期性または持続時間をさらに示す、
［Ｃ１６］に記載の装置。
［Ｃ１８］
前記プロセッサは、
１つまたは複数のネットワークパラメータを決定することと、
前記１つまたは複数のネットワークパラメータに基づいて、１つまたは複数の発見要求メッセージが前記ワイヤレスデバイスまたは他のワイヤレスデバイスによって送信可能である第４の時間間隔を決定することと、
前記１つまたは複数のネットワークパラメータに基づいて、１つまたは複数の発見応答メッセージが前記ワイヤレスデバイスまたは他のワイヤレスデバイスによって送信可能である第５の時間間隔を決定することと、
第２のメッセージを生成すること、前記第２のメッセージが、前記第４の時間間隔を示す発見要求送信ウィンドウ情報を示し、前記第５の時間間隔を示す発見応答送信ウィンドウ情報をさらに示す、と
を行うようにさらに構成され、
前記送信機は、前記近隣認識ネットワーク上で前記第２のメッセージを送信するようにさらに構成された、
［Ｃ１６］に記載の装置。
［Ｃ１９］
前記１つまたは複数のネットワークパラメータは、同期誤差パラメータ、ネットワークオーバーヘッドパラメータ、およびネットワーク衝突パラメータのうちの１つまたは複数を含む、
［Ｃ１８］に記載の装置。
［Ｃ２０］
近隣認識ネットワーク中で動作するとき、ワイヤレスデバイスにおいて電力を節約する方法であって、
ワイヤレスデバイスが、第１のメッセージを受信すること、前記第１のメッセージは、ビーコン送信ウィンドウ情報を示し、前記ビーコン送信ウィンドウ情報は、１つまたは複数のビーコンメッセージが前記ワイヤレスデバイスまたは他のワイヤレスデバイスによって前記近隣認識ネットワーク上で送信可能である第１の時間間隔を含む、と、
前記第１の時間間隔の外のある時間期間中にスリープ状態に入ることと、
前記第１の時間間隔中にビーコンメッセージを受信または送信することと
を備える、方法。
［Ｃ２１］
発見クエリウィンドウ情報または発見クエリ応答ウィンドウ情報を示すメッセージを受信することをさらに備え、
発見クエリウィンドウ情報は、１つまたは複数の発見クエリメッセージが前記近隣認識ネットワーク上で送信可能である第２の時間間隔を示し、各発見クエリメッセージは、１つまたは複数のサービスを要求し、
発見クエリ応答ウィンドウ情報は、発見クエリ応答メッセージが前記近隣認識ネットワーク上で送信可能である第３の時間間隔を示し、各発見クエリ応答メッセージは、発見クエリメッセージに応答し、前記発見応答メッセージを送信するノードによって提供される１つまたは複数のサービスを示す、
前記スリープ状態は、前記第１の時間間隔と前記第２の時間間隔の両方の外のある時間期間中に入る、
［Ｃ２０］に記載の方法。
［Ｃ２２］
前記発見クエリウィンドウ情報は、発見クエリウィンドウの周期性または頻度または持続時間を含み、前記発見クエリ応答情報は、発見クエリ応答ウィンドウの周期性または頻度または持続時間を含む、
［Ｃ２１］に記載の方法。
［Ｃ２３］
発見クエリウィンドウ開始時間およびランダム遅延に基づいて発見クエリメッセージのための送信時間を決定することと、
前記決定された送信時間に前記発見クエリメッセージを送信することと
をさらに備える、［Ｃ２１］に記載の方法。
［Ｃ２４］
前記ランダム遅延は、ＣＳＭＡバックオフ遅延を含む、
［Ｃ２３］に記載の方法。
［Ｃ２５］
前記第２の時間間隔および前記第３の時間間隔は、重複する、
［Ｃ２１］に記載の方法。
［Ｃ２６］
近隣認識ネットワーク中で動作するとき、ワイヤレスデバイスにおいて電力を節約するための装置であって、
メッセージを受信するように構成された受信機と、前記メッセージは、ビーコン送信ウィンドウ情報を示し、前記ビーコン送信ウィンドウ情報は、１つまたは複数のビーコンメッセージが前記装置または他の装置によって前記近隣認識ネットワーク上で送信可能である第１の時間間隔を含む、
前記ワイヤレスデバイスに、前記第１の時間間隔の外のある時間期間中にスリープ状態に入ることを行わせるように構成されたプロセッサと、
前記第１の時間間隔中にビーコンメッセージを受信または送信することを行うように構成された受信機と
を備える、装置。
［Ｃ２７］
発見クエリウィンドウ情報または発見クエリ応答ウィンドウ情報を示すメッセージを受信するように構成された受信機をさらに備え、前記発見クエリウィンドウ情報は、１つまたは複数の発見クエリメッセージは、前記近隣認識ネットワーク上で送信可能である第２の時間間隔を含み、各発見クエリメッセージは、１つまたは複数のサービスを要求し、
前記発見クエリ応答ウィンドウ情報は、１つまたは複数の発見クエリ応答メッセージが前記近隣認識ネットワーク上で送信可能である第３の時間間隔を示し、各発見クエリ応答メッセージは、発見クエリメッセージに応答して送信され、前記発見クエリ応答メッセージの送信機によって提供される１つまたは複数のサービスを示し、
前記プロセッサは、前記ワイヤレスデバイスに、前記第１の時間間隔と前記第２の時間間隔の両方の外のある時間期間中に前記スリープ状態に入ることを行わせるようにさらに構成された、
［Ｃ２６］に記載の装置。
［Ｃ２８］
発見クエリウィンドウ開始時間およびランダム遅延に基づいて発見クエリメッセージのための送信時間を決定するように構成されたプロセッサと、
前記決定された送信時間に前記発見クエリメッセージを送信するように構成された送信機と
をさらに備える、［Ｃ２７］に記載の装置。
［Ｃ２９］
前記ランダム遅延は、ＣＳＭＡバックオフ遅延を含む、
［Ｃ２８］に記載の装置。
［Ｃ３０］
前記発見クエリウィンドウ情報は、発見クエリウィンドウの周期性または頻度または持続時間を含み、前記発見クエリ応答ウィンドウ情報は、発見クエリ応答ウィンドウの周期性または頻度または持続時間を含む、
［Ｃ２７］に記載の装置。

Claims (13)

1. 近隣認識ネットワーク中で動作するワイヤレスデバイス中での電力消費の低減を可能にする方法であって、
   ワイヤレスデバイスが、第１のメッセージを生成すること、前記第１のメッセージは、ビーコン送信ウィンドウ情報を示し、前記ビーコン送信ウィンドウ情報は、１つまたは複数のビーコンメッセージが前記ワイヤレスデバイスまたは他のワイヤレスデバイスによって送信可能であるビーコンウィンドウに対応する第１の持続時間を示す、と、
   前記近隣認識ネットワーク上で前記第１のメッセージを送信することと
   を備え、前記ビーコン送信ウィンドウ情報は、前記ビーコンウィンドウの周期性をさらに示し、
   前記第１のメッセージは、発見クエリウィンドウ情報または発見クエリ応答ウィンドウ情報のうちの１つまたは複数をさらに示し、
   前記発見クエリウィンドウ情報は、発見クエリメッセージが前記近隣認識ネットワーク上で送信可能である発見クエリウィンドウに対応する第２の持続時間を示し、各発見クエリメッセージは、１つまたは複数のサービスを要求し、
   前記発見クエリ応答ウィンドウ情報は、発見クエリ応答メッセージが前記近隣認識ネットワーク上で送信可能である発見クエリ応答ウィンドウに対応する第３の持続時間を示し、各発見クエリ応答メッセージは、前記発見クエリメッセージに応答し、前記発見クエリ応答メッセージを送信するノードによって提供される１つまたは複数のサービスを示す、方法。
2. １つまたは複数のネットワークパラメータを決定することをさらに備え、
   前記第１の持続時間は、前記１つまたは複数のネットワークパラメータに基づく、
   請求項１に記載の方法。
3. １つまたは複数のネットワークパラメータを決定することと、
   前記１つまたは複数のネットワークパラメータに基づいて、前記第１の持続時間、前記第２の持続時間、または前記第３の持続時間のうち少なくとも１つを変化させることと をさらに備え、前記１つまたは複数のネットワークパラメータは、同期誤差パラメータ、ネットワークオーバーヘッドパラメータ、およびネットワーク衝突パラメータのうちの１つまたは複数を含む、請求項１に記載の方法。
4. 近隣認識ネットワーク中で動作するワイヤレスデバイス中での電力消費の低減を可能にするための装置であって、
   第１のメッセージを生成するように構成されたプロセッサ、前記第１のメッセージは、ビーコン送信ウィンドウ情報を示し、前記ビーコン送信ウィンドウ情報は、１つまたは複数のビーコンメッセージが前記装置または他の装置によって送信可能であるビーコンウィンドウに対応する第１の持続時間を示す、と、
   前記近隣認識ネットワーク上で前記第１のメッセージを送信するように構成された送信機と
   を備え、前記ビーコン送信ウィンドウ情報は、前記ビーコンウィンドウの周期性をさらに示し、前記第１のメッセージは、発見クエリウィンドウ情報または発見クエリ応答ウィンドウ情報を示し、
   前記発見クエリウィンドウ情報は、発見クエリメッセージが前記近隣認識ネットワーク上で送信可能である発見クエリウィンドウに対応する第２の持続時間を示し、各発見クエリメッセージは、１つまたは複数のサービスを要求し、
   前記発見クエリ応答ウィンドウ情報は、発見クエリ応答メッセージが前記近隣認識ネットワーク上で送信可能である発見応答ウィンドウに対応する第３の持続時間を示し、各発見クエリ応答メッセージは、前記発見クエリメッセージのうちの１つに応答し、前記発見クエリ応答メッセージを送信するノードによって提供される１つまたは複数のサービスを示す、装置。
5. 前記プロセッサは、
   １つまたは複数のネットワークパラメータを決定することと、
   前記第１の持続時間は、前記１つまたは複数のネットワークパラメータに基づく、 請求項４に記載の装置。
6. 前記プロセッサは、
   １つまたは複数のネットワークパラメータを決定することと、
   前記１つまたは複数のネットワークパラメータに基づいて、前記第１の持続時間、前記第２の持続時間、または前記第３の持続時間のうち少なくとも１つを変化させることと
   を行うようにさらに構成され、
   前記１つまたは複数のネットワークパラメータは、同期誤差パラメータ、ネットワークオーバーヘッドパラメータ、およびネットワーク衝突パラメータのうちの１つまたは複数を含む、
   請求項４に記載の装置。
7. 近隣認識ネットワーク中で動作するとき、ワイヤレスデバイスにおいて電力を節約する方法であって、
   ワイヤレスデバイスが、第１のメッセージを受信すること、前記第１のメッセージは、ビーコン送信ウィンドウ情報を示し、前記ビーコン送信ウィンドウ情報は、１つまたは複数のビーコンメッセージが前記ワイヤレスデバイスまたは他のワイヤレスデバイスによって前記近隣認識ネットワーク上で送信可能であるビーコンウィンドウに対応する第１の持続時間を含む、と、
   前記第１の持続時間の外のある時間期間中にスリープ状態に入ることと、
   前記第１の持続時間中にビーコンメッセージを受信または送信することと、
   発見クエリウィンドウ情報または発見クエリ応答ウィンドウ情報を示すメッセージを受信することと
   を備え、前記発見クエリウィンドウ情報は、１つまたは複数の発見クエリメッセージが前記近隣認識ネットワーク上で送信可能である発見クエリウィンドウに対応する第２の持続時間を示し、各発見クエリメッセージは、１つまたは複数のサービスを要求し、
   前記発見クエリ応答ウィンドウ情報は、発見クエリ応答メッセージが前記近隣認識ネットワーク上で送信可能である発見クエリ応答メッセージが前記近隣認識ネットワーク上で送信可能である発見クエリ応答ウィンドウに対応する第３の持続時間を示し、各発見クエリ応答メッセージは、前記発見クエリメッセージに応答し、前記発見クエリ応答メッセージを送信するノードによって提供される１つまたは複数のサービスを示す、方法。
8. 前記スリープ状態は、前記第１の持続時間と前記第２の持続時間の両方の外のある時間期間中に入る、
   請求項７に記載の方法。
9. 発見クエリウィンドウ開始時間およびランダム遅延に基づいて発見クエリメッセージのための送信時間を決定することと、
   前記決定された送信時間に前記発見クエリメッセージを送信することと
   をさらに備え、前記ランダム遅延は、ＣＳＭＡバックオフ遅延を含む、請求項８に記載の方法。
10. 近隣認識ネットワーク中で動作するとき、ワイヤレスデバイスにおいて電力を節約するための装置であって、
    メッセージを受信するように構成された受信機と、前記メッセージは、ビーコン送信ウィンドウ情報を示し、前記ビーコン送信ウィンドウ情報は、１つまたは複数のビーコンメッセージが前記装置または他の装置によって前記近隣認識ネットワーク上で送信可能であるビーコンウィンドウに対応する第１の持続時間を含む、
    前記ワイヤレスデバイスに、前記第１の持続時間の外のある時間期間中にスリープ状態に入ることを行わせるように構成されたプロセッサと、
    前記第１の持続時間中にビーコンメッセージを受信または送信することを行うように構成された受信機と、
    発見クエリウィンドウ情報または発見クエリ応答ウィンドウ情報を示すメッセージを受信するように構成された受信機と
    を備え、前記発見クエリウィンドウ情報は、１つまたは複数の発見クエリメッセージが前記近隣認識ネットワーク上で送信可能である発見クエリウィンドウに対応する第２の持続時間を示し、各発見クエリメッセージは、１つまたは複数のサービスを要求し、
    前記発見クエリ応答ウィンドウ情報は、１つまたは複数の発見クエリ応答メッセージが前記近隣認識ネットワーク上で送信可能である発見クエリ応答ウィンドウに対応する第３の持続時間を示し、各発見クエリ応答メッセージは、前記発見クエリメッセージに応答して送信され、前記発見クエリ応答メッセージの送信機によって提供される１つまたは複数のサービスを示す、装置。
11. をさらに備え、 前記プロセッサは、前記ワイヤレスデバイスに、前記第１の持続時間と前記第２の持続時間の両方の外のある時間期間中に前記スリープ状態に入ることを行わせるようにさらに構成された、
    請求項１０に記載の装置。
12. 発見クエリウィンドウ開始時間およびランダム遅延に基づいて発見クエリメッセージのための送信時間を決定するように構成されたプロセッサと、
    前記決定された送信時間に前記発見クエリメッセージを送信するように構成された送信機と
    をさらに備え、前記ランダム遅延は、ＣＳＭＡバックオフ遅延を含む、請求項１１に記載の装置。
13. コンピュータ上で実行されると、請求項１乃至３または請求項７乃至９のいずれか１項に従う方法を実行するための命令を備える、コンピュータプログラム。

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