JP6320723B2 - 太陽光発電システム、それに用いる動作点補正装置、および動作点補正方法 - Google Patents

太陽光発電システム、それに用いる動作点補正装置、および動作点補正方法 Download PDF

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Description

本発明は、太陽光発電システムに関する。
特に、本発明は、太陽光発電システムにおける最大電力点追従制御(MPPT制御)方式の動作点を補正する技術に関するものである。
太陽光発電システムにおいて、効率のよい発電を行うためには、太陽光発電システムの最大電力点を調整することが必要である。
太陽光発電システムにおいて太陽光を受け発電を行う太陽光発電パネルは、出力電圧と出力電流との間に相関関係を有する。出力電力Pと出力電圧Vとの特性(P−V特性)曲線上には、最大電力が発揮される点である最大電力点が存在する。太陽光発電パネルの最大電力点は、日照条件によって変動し、設置場所の違い等によっても異なる。そこで、変動する最大電力点に追従し、最大の発電量を確保できるように、太陽光発電システムの最大電力点を調整する制御が行われている。この制御は、一般に最大電力点追従(MPPT:Maximum Power Point Tracking)制御と呼ばれる。
MPPT制御方法として、例えば「山登り法」が知られている。
山登り法は、例えば下記特許文献1に概要が記載されているように、一定の時間間隔で電圧を変化させたときに電力が大きくなるか小さくなるかに応じて、次の電圧変化の符号を決定することにより、山を登るように電力が大きくなる点を探索する方法である。
ところで、太陽光発電パネルの部分影や異方位設置、混成時には、太陽電池の出力電圧に対する出力電力の特性曲線上に複数のピークが発生することが知られている。かかる状況においては、複数のピークが存在することにより、MPPT制御を行う場合の山登り法を用いた電力調整方法では、必ずしも、正確に最大電力点を検出することができない。
例えば、図1(A)に示すように、太陽光発電パネルに影がない場合は、その出力特性は図1(B)に示すように、1箇所のピーク、すなわち、最大電力点を有する。
しかしながら、図2(A)に示すように、太陽光発電パネルに部分的な影があると、その出力特性は図2(A)に示すように、2つのピークA、Bを有する場合が生じる。なお、ピークは、2か所とは限らず、3以上となる可能性もある。
このように、ピークが複数存在すると、従来のMPPT制御方法では、例えば図2(B)に示すように、ピークAが最大電力点であるにもかかわらず、電圧が高い方のピークであるピークBを最大電力点として検出してしまう場合があった。
このため、太陽光発電パネルの部分影や異方位設置、混成時であっても、適確にMPPT制御を行うことができることが望まれている。
本願発明者は、このような要望に応えるため、特願2012−114726において、太陽電池と、当該太陽電池の出力が最大電力点のときの最適太陽電池電流に太陽電池電流または最適太陽電池電圧に太陽電池電圧を追従させ、得られた最大電力動作点で動作するように追従制御を行う電力調整装置と、前記太陽電池と、前記電力調整装置との間に設けられ、前記太陽電池の最大出力をスキャンし、複数のピークがある場合、最大のピークを検出し、検出した最大ピークに応じた電力に補正して前記電力調整装置に入力する動作点補正装置と、を有する太陽光発電システムを提案している。
特願2012−114726号に開示した太陽光発電システムは、太陽電池の最大電力点をスキャンして、MPPT方式の電力調整装置における動作点が最大電力点で動作しているか否かを確認し、誤った点で動作している場合には、誤った電圧点から最大電力点に対応した電圧に向かって、MPPT方式の電力調整装置における入力電力が増加する方向に出力電力を制御して、MPPT方式の電力調整装置の入力電圧が最大電力点となるように補正して動作し、その後、MPPT方式の電力調整装置による電力の調整を行う。
特開2001−103675号公報
しかし、入力電圧が所定の動作電圧範囲内にある場合しか動作しないMPPT方式の電力調整装置が存在する。
このような電力調整装置を使用した場合、特願2012−114726号に開示した太陽光発電システムでは、太陽電池の最適動作電圧が低い場合、電力調整装置への入力電圧が電力調整装置の動作範囲外となってしまう場合があり、このような場合には最大電力点への追従動作が不可能となってしまう。
したがって、所定の動作電圧範囲内でしか動作しないMPPT方式の電力調整装置が使用される場合に、太陽光発電パネルの部分的な影等により出力電力のピークが複数存在しても、正確にMPPT方式による電力調整を行うことができることが要望されている。
本発明によれば、太陽電池と、当該太陽電池の出力が最大となる最大電力点に対応する太陽電池の前記最大電力点に対応する太陽電池の最適動作電圧値に太陽電池電圧値を追従させ、当該最大電力点で動作するように追従制御を行う電力調整装置と、前記太陽電池と前記電力調整装置との間に設けられ、動作モード期間、前記電力調整装置が動作可能な電圧を求めるように動作する、動作点補正装置とを具備し、
前記動作点補正装置は、
前記太陽電池の一方の出力部に接続された第1のスイッチと、
カソード(陰極)が前記第1のスイッチの出力部に接続され、アノード(陽極)が前記太陽電池の他方の出力部に接続された第1のダイオードと、
入力部が前記第1のスイッチの出力部と前記第1のダイオードの陰極とに接続されたインダクタと、
前記インダクタの出力部と前記太陽電池の他方の出力部との間に接続された第2のスイッチと、
アノード(陽極)が前記第2のスイッチの入力部に接続された第2のダイオードと、 前記第2のダイオードのカソード(陰極)と前記太陽電池の他方の出力部との間に接続されたキャパシタと、
演算処理手段と
を有し、
前記演算処理手段は、動作モード期間、
前記第1のスイッチおよび前記第2のスイッチを同時にオフにして、前記インダクタ、前記キャパシタ、前記第1のダイオードの閉回路を形成させて前記太陽電池を開放状態とし、
前記第1のスイッチおよび前記第2のスイッチを同時にオンにして、所定期間、前記太陽電池の出力電圧を前記開放状態の開放電圧から変化させながら、前記太陽電池の出力電圧と前記太陽電池の出力電流とを乗じて前記太陽電池の出力電力を連続的に算出し、算出した電力の最大の電力点を検出し、当該検出した最大の電力点に対応する最適動作電圧を検出し、
前記電力調整装置が最適動作電圧付近の動作範囲で動作しているか否かを確認し、 前記電力調整装置が最適動作電圧付近の動作範囲で動作しているとき、
前記第1のスイッチをオンにし、前記第2のスイッチをオフにして、前記検出した最大電力点に対応する最適動作電圧を前記電力調整装置に出力し、
前記電力調整装置が最適動作電圧付近の動作範囲で動作していない時、
前記第1のスイッチおよび前記第2のスイッチを同時にオフにして、前記インダクタ、前記キャパシタ、前記第1のダイオードの閉回路を形成させ、
前記太陽電池の出力電圧を最適動作電圧とし、前記第1のスイッチをオン、前記第2のスイッチをオフにして、当該最適動作電圧を前記電力調整装置に出力し、
前記電力調整装置は、入力された最適動作電圧値に応じて追従制御を行う、
太陽光発電システムが提供される。
好ましくは、前記動作点補正装置は、さらに、前記太陽電池の出力電流を検出する電流計と、前記太陽電池の出力端子電圧を検出する電圧計と、を有し、
前記演算処理手段は、
前記電流計が検出した前記太陽電池の電流値と、前記電圧計が検出した前記太陽電池の電圧値とを乗算して前記太陽電池の出力電力値を演算し、
当該太陽電池の電流値と、電圧値と、出力電力値と、に基いて、記第1のスイッチおよび第2のスイッチのオン/オフを制御する。
本発明によれば、太陽電池と、当該太陽電池の出力が最大となる最大電力点に対応する太陽電池の前記最大電力点に対応する太陽電池の最適動作電圧値に太陽電池電圧値を追従させ、当該最大電力点で動作するように追従制御を行う電力調整装置と、有する、太陽光発電システムにおいて、前記太陽電池と前記電力調整装置との間に設けられ、動作モード期間、前記電力調整装置が動作可能な電圧を求めるように動作する、動作点補正装置であって、
前記動作点補正装置は、
前記太陽電池の一方の出力部に接続された第1のスイッチと、
カソード(陰極)が前記第1のスイッチの出力部に接続され、アノード(陽極)が前記太陽電池の他方の出力部に接続された第1のダイオードと、
入力部が前記第1のスイッチの出力部と前記第1のダイオードの陰極とに接続されたインダクタと、
前記インダクタの出力部と前記太陽電池の他方の出力部との間に接続された第2のスイッチと、
アノード(陽極)が前記第2のスイッチの入力部に接続された第2のダイオードと、 前記第2のダイオードのカソード(陰極)と前記太陽電池の他方の出力部との間に接続されたキャパシタと、
演算処理手段と
を有し、
前記演算処理手段は、動作モード期間、
前記第1のスイッチおよび前記第2のスイッチを同時にオフにして、前記インダクタ、前記キャパシタ、前記第1のダイオードの閉回路を形成させて前記太陽電池を開放状態とし、
前記第1のスイッチおよび前記第2のスイッチを同時にオンにして、所定期間、前記太陽電池の出力電圧を前記開放状態の開放電圧から変化させながら、前記太陽電池の出力電圧と前記太陽電池の出力電流とを乗じて前記太陽電池の出力電力を連続的に算出し、算出した電力の最大の電力点を検出し、当該検出した最大の電力点に対応する最適動作電圧を検出し、
前記電力調整装置が最適動作電圧付近の動作範囲で動作しているか否かを確認し、 前記電力調整装置が最適動作電圧付近の動作範囲で動作しているとき、
前記第1のスイッチをオンにし前記第2のスイッチをオフにして、前記検出した最大電力点に対応する最適動作電圧を前記電力調整装置に出力し、
前記電力調整装置が最適動作電圧付近の動作範囲で動作していない時、
前記第1のスイッチおよび前記第2のスイッチを同時にオフにして、前記インダクタ、前記キャパシタ、前記第1のダイオードの閉回路を形成させ、
前記太陽電池の出力電圧を最適動作電圧とし、前記第1のスイッチをオン、前記第2のスイッチをオフにして、当該最適動作電圧を前記電力調整装置に出力し、
それにより、前記電力調整装置が、入力された最適動作電圧値に応じて追従制御を行うことが可能となる、
動作点補正装置が提供される。


好ましくは、前記動作点補正装置は、さらに、前記太陽電池の出力電流を検出する電流計と、前記太陽電池の出力端子電圧を検出する電圧計と、を有し、
前記演算処理手段は、
前記電流計が検出した前記太陽電池の電流値と、前記電圧計が検出した前記太陽電池の電圧値とを乗算して前記太陽電池の出力電力値を演算し、
当該太陽電池の電流値と、電圧値と、出力電力値と、に基いて、記第1のスイッチおよび第2のスイッチのオン/オフを制御する。
本発明によれば、所定の動作電圧範囲内でしか動作しないMPPT方式の電力調整装置が使用される場合に、太陽光発電パネルの部分的な影等による、出力電圧のピークが複数存在しても、正確にMPPT方式による電力調整を行うことができる。
太陽光発電パネルに影がない場合の出力電圧−電力特性を示す図である。 太陽光発電パネルに部分影がある場合の出力電圧−電力特性を示す図である。 本発明の太陽光発電システムの全体構成の一例を示す図である。 本発明の太陽光発電システムの回路構成例を示した図である。 本発明の太陽光発電システムにおいて、太陽光発電パネルに部分的な影が生じている場合の動作点補正装置による補正動作を示すタイミング図である。 本発明の太陽光発電システムにおける動作点補正装置の出力電圧と太陽光発電パネルの最適動作電圧との関係を示す図である。 本発明の太陽光発電システムにおける動作点補正装置による動作点補正の概念図である。 本発明の太陽光発電システムにおける動作点補正の様子を示す実測値の時間変化を示す図である。 本発明の太陽光発電システムの適用例を示す図である。
構成例
図3に本発明の太陽光発電システムの全体構成の一例を示す。
図3に示す太陽光発電システムは、独立型太陽光発電システムであり、太陽光発電パネル1と、動作点補正装置2と、MPPT装置3と、バッテリ4と、負荷5とで構成されている。
太陽光発電パネル1は、所定の起電力を有する太陽電池(PV:Photovoltaics)セルが1つあるいは複数個接続されて構成される。すなわち、太陽光発電パネル1は、太陽電池モジュール、あるいは太陽電池アレイである。太陽光発電パネル1の形態は、太陽光発電システムの目的や希望する電圧等に応じて選択されうる。
動作点補正装置2は、例えば昇圧型、あるいは降圧型のDC−DCコンバータであり、太陽光発電パネル1の出力電圧を調節してMPPT装置3に出力することにより、MPPT装置3が正確にMPPT制御を行うことができるようにする。
MPPT装置3は、動作点補正装置2によって補正された太陽光発電パネル1の電流値、電圧値を用いて、例えば山登り法等により太陽光発電パネル1の最大電力点で動作させるMPPT制御を行う。
MPPT装置3は、例えば昇圧型や降圧型のDC−DCコンバータで構成されている。MPPT装置3の構成及びそのMPPT制御動作については、公知のものを採用することができる。
負荷4は、太陽電池パネル1の起電力により動作する負荷である。
動作点補正装置2の構成
上述したように、本発明の太陽光発電システムは、動作点補正装置2が太陽光発電パネル1とMPPT装置3との間に配置されており、太陽光発電パネル1の出力値を補正してMPPT装置3に渡すことにより、MPPT装置3が好適にMPPT制御を行うことができるようにするものである。
したがって、以下では動作点補正装置2の構成及び動作について詳細に説明する。
図4は、動作点補正装置2を含む太陽光発電システムの回路構成例を示した図である。
図4に示すように、動作点補正装置2は、例えば下記の構成要素a〜lからなる。
a.太陽光発電パネル1の出力電流IPVを測定する(検出する)電流計MIPV
b.太陽光発電パネル1の出力端子電圧VPVを測定する(検出する)電圧計MVPV
c.太陽光発電パネル1の出力が大きく変化したとき、変動を抑制する第1のキャパシタC1
d.太陽光発電パネル1からインダクタLへの回路を断続する、保護ダイオード付のトランジスタで構成された第1のスイッチS1
e.第1のダイオードD1
f.第1のスイッチS1の出力電流であり、インダクタLに流れるインダクタ電流Iを測定する電流計MIと、
g.インダクタL
h.第2のキャパシタC2の両端を断続する保護ダイオード付のトランジスタで形成された第2のスイッチS2
i.第2のスイッチS2がオンのとき、第2のキャパシタC2の短絡を防止するための第2のダイオードD2
j.平滑用の第2のキャパシタC2
k.動作点補正装置2の出力電圧である電圧Vを測定する電圧計MV
l.これらを制御する制御処理手段としてのDSP
図4に示すように、動作点補正装置2は、基本的に、第1のスイッチS1および第2のスイッチS2を含み、これらスイッチの動作によって、入力した電力を昇圧、または、降圧させるDC−DCコンバータ(昇圧型、あるいは降圧型)として構成されている。
動作点補正装置2の動作
次に、動作点補正装置2の動作例について説明する。
図5は、太陽光発電パネル1に部分的な影が生じている場合の動作点補正装置2による補正動作を示すタイミング図である。
図5(A)は、時系列の動作モードを示す。
モードIは、動作点補正装置2の第1のスイッチS1および第2のスイッチS2をともにオフにする動作モードである。
モードIIは、第1のスイッチS1および第2のスイッチS2をともにオンにする動作モードである。
モードIIIは、PWM(Pulse Width Modulation)制御を行う動作モードである。
モードIVは、最大電力点での動作が確認された後に移行するモードで、第1のスイッチS1をオンにし、第2のスイッチS2をオフにする動作モードである。
モードI、II、IIIは、動作点補正装置2により動作点の補正が行われる期間であり、モードIVは、モードI〜IIIにおいて補正された最大電力点の電圧で、例えば、山登り法でMPPT装置3による調整が行われる期間である。モードIVにおけるMPPT装置3の動作の詳細については後述する。
また、図5(B)〜(D)は各モードにおける動作点補正装置2の各構成が検出する値の変化を示す。図5(B)は太陽電池パネル1の出力端子電圧である電圧VPV、動作点補正装置2の出力電圧である電圧Vおよび太陽電池パネル1の出力電流IPVの値の変化を、図5(C)はインダクタ電流Iの値の変化を、図5(D)は太陽光発電パネル1の出力電力PPVの値の変化を、それぞれ示している。
各動作モードにおいて、DSPは、第1のスイッチS1、第2のスイッチS2を下記のごとく、制御する。
モードI :開放動作:第1のスイッチS1=オフ、第2のスイッチS2=オフ
モードII :短絡動作(ただし、t=t1〜t2では最大電力点検出動作):第1のスイッチS1=オン、第2のスイッチS2=オン
モードIII:追従動作:PWM制御(第1のスイッチS1、または、第2のスイッチS2)
モードIV :停止動作:第1のスイッチS1=オン、第2のスイッチS2=オフ
第2のスイッチS2は、最大電力点検出動作(モードII)時に、DSPによってオン状態とされ、このとき、第2のダイオードD2は第2のキャパシタC2の短絡を防止するために設けられている。なお、第2のキャパシタC2は平滑用のキャパシタである。
動作点補正装置2のDSPは、電流計MIPVで検出した太陽光発電パネル1の出力電流IPVと、電圧計MVPVで検出した太陽光発電パネル1の出力端子電圧VPVを乗算して太陽光発電パネル1の出力電力PPVを算出する。
そして、DSPは、太陽光発電パネル1の最大電力点をスキャンし、MPPT装置3が最大電力点で動作しているか否かをチェックする。
MPPT装置3が最大電力点で動作していない場合は、DSPはMPPT装置3の入力電圧動作範囲内で最適に動作するよう、太陽光発電パネル1の電圧を制御する。
時間経過に伴う動作点補正装置2による動作の詳細
以下、時間経過に伴う動作点補正装置2の動作の詳細について説明する。
<時間t=0〜t1>
DSPは、図5に示す時間0において、電圧計MVの測定値(動作点補正装置2の出力電圧)Vを入力してメモリに保存するとともに、第1のスイッチS1と第2のスイッチS2とを同時にオフ状態にして、太陽光発電パネル1の出力を開放状態にする。
これにより、太陽光発電パネル1からインダクタLへの回路が遮断され、インダクタL、第2のキャパシタC2、第1のダイオードD1の回路が形成される。太陽光発電パネル1の出力端子電圧VPVは上昇して開放電圧VOCとなり、太陽光発電パネル1の出力電流IPVは第1のキャパシタC1の特性に応じて低下する。したがって、太陽光発電パネル1の出力端子電圧VPVと出力電流IPVとの積として得られる太陽光発電パネル1の出力電力PPVは急激に低下する。他方、インダクタ電流Iは、インダクタLの特性に応じて、直線的に低下し、t=t1において0となる。
<時間t=t1〜t2>
DSPは、図5に示す時間t1において、第1のスイッチS1と第2のスイッチS2とを同時にオン状態にする。
第1のスイッチS1と第2のスイッチS2のオンにより、太陽光発電パネル1がインダクタLに接続され、電流IがインダクタLの特性に応じて直線的に増加する。第2のスイッチS2がオンになっても、第2のダイオードD2によって第2のキャパシタC2の両端は短絡されない。
このため、太陽光発電パネル1の出力端子電圧VPVは、時間t1における開放電圧VOCから、時間t2における0まで変化する。太陽光発電パネル1の出力電流IPVは、太陽光発電パネル1の出力電力PPVのピークに応じて変化する。
時間t1からt2にかけて、DSPは、順次、太陽光発電パネル1の出力電流IPVと出力端子電圧VPVとを乗じて出力電力PPVを算出し、図示しないDSPのメモリに記憶していき、記憶した電力値を監視して、電力が最大となる最大電力点Pmaxを検出する。これにより、例えば太陽電池パネル1に部分的な影が存在し、PV特性のピークが複数存在する場合でも、最大電力点Pmaxを必ず検出することができる。
DSPは、検出した最大電力点Pmaxに対応する太陽光発電パネル1の最適動作電圧VOPをメモリに保存する。
ここで、DSPは、MPPT装置3が最適動作電圧VOP付近で動作しているか否かを確認する。MPPT装置3が最適動作電圧VOP付近で動作していない場合は、以下説明する時間t4以降の動作(モードIII)により太陽電池パネル1の最適動作電圧をMPPT装置3の動作範囲内となるように調節する。
<時間t=t2〜t4>
時間t2の時点では太陽光発電パネル1の動作電圧、すなわち出力端子電圧VPVは最適動作電圧VOPから離れているので、DSPは時間t2において再度モードI、すなわち第1のスイッチS1と第2のスイッチS2とを同時にオフ状態とし、太陽光発電パネル1を再度開放状態とする。これにより、太陽光発電パネル1の出力電流IPVとインダクタ電流Iとがともに0となり等しくなる。
続いてDSPは時間t3において再度モードII、すなわち第1のスイッチS1と第2のスイッチS2とを同時にオン状態にする。これにより、太陽光発電パネル1の出力端子電圧VPVを開放電圧VOCから変化させ、最適動作電圧VOPとする。
<時間t=t4〜>
時間t4において、DSPは、太陽光発電パネル1の出力端子電圧VPVが太陽光発電パネル1の目標電圧VPVrefに追従するように制御する(モードIII)。
具体的には、以下のような方法を用いる。
まず、MPPT装置3が好適に動作する任意の動作電圧をV’とする。すなわち、電圧V’はMPPT装置3の動作範囲内の電圧である。太陽光発電パネル1の最適動作電圧VOPと電圧V’との比Kを以下のように定義する。
Figure 0006320723
このKは、最大電力点をスキャンする(t=t1〜t2)度に新しい太陽光発電パネル1の最適動作電圧VOPが代入され、更新される。
なお、上述した太陽光発電パネル1の目標電圧VPVrefは、上記定義した比Kを用いて、KVとする。
Figure 0006320723
は、動作点補正装置2の出力電圧、すなわち、MPPT装置3の動作電圧である。動作点補正装置2は、出力電圧Vを、MPPT装置3が好適に動作する任意の動作電圧V’付近となるように制御する。
すなわち、動作点補正装置2のDSPは、出力電圧VをMPPT装置の動作範囲内の電圧V’付近となるようにして、太陽電池パネル1の出力端子電圧VPVを目標電圧VPVrefに追従するように制御する。
これにより、動作点補正装置2は、MPPT装置3の動作範囲内で太陽電池パネル1が最大電力点における最適動作を行うように制御することができる。
以上説明した動作点補正装置2の動作により、太陽光発電パネル1を最大電力点で動作させることと、MPPT装置3側の入力電圧がMPPT装置3の好適に動作する電圧付近であること、の両条件が満たされる。
なお、上述した例では、動作点補正装置2の出力電圧、すなわち、MPPT装置3の動作電圧Vを、MPPT装置3が好適に動作する任意の動作電圧V’付近としたが、本発明はこれには限定されない。
動作点補正装置2の出力電圧Vの値は、MPPT装置3の動作可能電圧範囲内で、太陽光発電パネル1の最適動作電圧VOPに応じて変化してもよい。
図6は、動作点補正装置2の出力電圧Vと太陽光発電パネル1の最適動作電圧VOPとの関係を示す図である。
図6において、線A〜Eはそれぞれ動作点補正装置2の出力電圧Vと太陽光発電パネル1の最適動作電圧VOPとの関係を示している。
線Aは、動作点補正装置2の出力電圧Vを一定の値V’とする場合を示しており、上述した動作例はこれに対応している。
線B〜Eは、出力電圧VをMPPT装置3の動作可能電圧範囲VLmin〜VLmax内の任意の値とした場合を示している。出力電圧Vの値は、太陽光発電パネル1の最適動作電圧VOPの値に応じて一意に決定されればよい。図6に示した線B〜Eは、出力電圧Vを決定するための関係を示したものであるが、これらは一例であり、出力電圧Vを決定するための関係については本発明では限定しない。図6に示した例である線B〜Eは傾きが正であるが、例えば傾きが負であってもよい。
なお、モードIIIの動作は、DC−DCコンバータである動作点補正装置2の入出力比Kから得られる通流率で一定とすることもできる。
また、時間0〜t4の動作を、PWM制御によって実施することも可能である。この場合スキャン時間t1〜t2を任意にコントロールすることができる。
時間t1〜t2の検出動作において、MPPT装置3の動作電圧が最適動作電圧VOP付近で動作していることが確認された場合は、動作点は最大電力点Pmax付近にあるので、DSPは第1のスイッチS1をオンに、第2のスイッチS2をオフにしてモードIVに推移し、動作点補正装置2の動作を停止する。
これに伴い、MPPT装置3は、動作点補正装置2によって検出された最大電力点Pmaxで動作するように調整を行う。
なお、動作点補正装置2による上述した動作を、一定時間周期で定期的に行うことにより、あるいは、利用者の指示により行うことにより、太陽光発電パネル1に対する環境の変化に対して、常に、最大電力点を検出することができ、さらに、それに応じて、MPPT装置3を動作させることができる。
図7に、動作点補正装置2による動作点補正の概念図を示す。
図7は、縦軸に電力P、横軸に電圧VをとったPV特性曲線であるが、太陽光発電パネル1に部分的な影が存在することを想定しているため、ピークA、Bの2つのピークが存在する。電圧が低いピークAの方がピークBよりも大きなピークとなっている。そして、MPPT装置3は、ピークBを含む所定の電圧範囲内でしか動作しない場合を想定している。
このような場合、MPPT装置の動作電圧を太陽光発電パネルの最適動作電圧に誘導してMPPT制御を行う動作点補正装置では、ピークAに対応する電圧は動作範囲外であるため、ピークBを最大電力点として認識してしまい、ピークAを検出できない恐れがあった。
本発明の太陽光発電システムにおける動作点補正装置2は、上述したように、動作点補正装置2の出力電圧V、すなわちMPPT装置3の動作電圧を調節することで、図7におけるピークA、すなわち太陽電池パネル1の最大電力点をMPPT装置3の動作範囲内仮想的に移動させ、ピークA’として動作させることができる。
図8は、本発明の太陽光発電システムにおける動作点補正の様子を示す実測値の時間変化を示す図である。
図8に示すように、補正前の太陽光発電パネル1の出力電力PPVは約20Wであった。
約22msから動作点補正装置2による補正が開始され、約26msで補正が終了している。太陽光発電パネル1の出力電力PPVは約42Wに改善されている。そして、動作点補正装置2の出力電圧VはMPPT装置が好適に動作する電圧V’付近に調節されるため、補正の前と後において出力電圧Vはほぼ維持されている。
すなわち、本発明の太陽光発電システムの動作点補正装置2の補正動作により、太陽光発電パネル1側は最大動作点で動作していることが分かる。また、補正動作はミリセカンドオーダーの極短時間で完了することが確認できる。
適用例
本発明の太陽光発電システムは、図3に示すように、太陽電池モジュールあるいは太陽電池アレイである太陽光発電パネル1と、その出力をMPPT制御するMPPT装置3との間に動作点補正装置2が配置される。MPPT装置3の後段には、バッテリ4と負荷5とが接続され、太陽光発電パネル1における起電力を有効に利用できるようになっている。このような形態の太陽光発電システムは、独立型太陽光発電システムと呼ばれる。
ただし、本発明は図3に示す独立型太陽光発電システムだけではなく、種々の形態の構成を取ることもできる。以下、本発明の太陽光発電システムの適用例について説明する。
図9(a)は、バッテリ4の代わりに商用電源などの系統電源を配置することで、系統連系太陽光発電システムとしたものである。
図9(b)及び(c)は、太陽光発電パネル1を太陽電池ストリング、すなわち太陽電池モジュールを直列に複数個接続して出力の大きな発電を可能としたものを、複数個並列に接続した構成としたものである。
複数個の太陽電池ストリングは、それぞれに動作条件が異なるため、それぞれの太陽電池ストリング毎に動作点補正装置2を接続するとともに、それぞれMPPT装置3によりMPPT制御を行う必要がある。
図9(b)に示す太陽光発電システムは、複数の動作点補正装置2からの出力を、接続箱を利用してMPPT装置3に入力するものであり、図9(c)に示す太陽光発電システムは、多入力型のMPPT装置3を使用することにより、複数の動作点補正装置2からの出力をMPPT装置3に入力するものである。
以上説明したように、本発明の太陽光発電システムによれば、動作点補正装置2のDSPは、出力電圧VをMPPT装置の動作範囲内の電圧V’付近となるようにして、太陽電池パネル1の出力端子電圧VPVを目標電圧VPVrefに追従するように制御する。これにより、動作点補正装置2は、MPPT装置3の動作範囲内で太陽電池パネル1が最大電力点における最適動作を行うように制御している。
したがって、例えMPPT装置3が所定の動作電圧範囲内でしか動作しない場合でも、その動作範囲内で太陽電池パネル1が最大電力点での動作を行うように調節することができる。
なお、動作点補正装置2に適用するDC−DCコンバータとしては、公知の種々の方式のものを適用することができる。
上述した実施の形態においては、動作点補正装置2を付加することにより、太陽光発電パネル1に部分的な影が存在して、太陽光発電パネル1の出力に複数のピークが存在したとしても、MPPT装置3における制御処理が正確に行われることを述べた。
しかしながら、動作点補正装置2と、MPPT装置3とは、たとえば、電力演算など、共通する、または、類似する処理も多いことから、動作点補正装置2とMPPT装置3とを合体した装置とすることもできる。
1・・・太陽光発電パネル
2・・・動作点補正装置
3・・・装置
4・・・バッテリ
5・・・負荷 C1・・・第1のキャパシタ
C2・・・第2のキャパシタ
D1・・・第1のダイオード
D2・・・第2のダイオード
MI・・・電流計
MIPV・・・電流計
MV・・・電圧計
MVPV・・・電圧計
S1・・・第1のスイッチ
S2・・・第2のスイッチ

Claims (4)

  1. 太陽電池と、
    当該太陽電池の出力が最大となる最大電力点に対応する太陽電池の前記最大電力点に対応する太陽電池の最適動作電圧値に太陽電池電圧値を追従させ、当該最大電力点で動作するように追従制御を行う電力調整装置と、
    前記太陽電池と前記電力調整装置との間に設けられ、動作モード期間、前記電力調整装置が動作可能な電圧を求めるように動作する、動作点補正装置と
    を具備し、
    前記動作点補正装置は、
    前記太陽電池の一方の出力部に接続された第1のスイッチと、
    カソード(陰極)が前記第1のスイッチの出力部に接続され、アノード(陽極)が前記太陽電池の他方の出力部に接続された第1のダイオードと、
    入力部が前記第1のスイッチの出力部と前記第1のダイオードの陰極とに接続されたインダクタと、
    前記インダクタの出力部と前記太陽電池の他方の出力部との間に接続された第2のスイッチと、
    アノード(陽極)が前記第2のスイッチの入力部に接続された第2のダイオードと、 前記第2のダイオードのカソード(陰極)と前記太陽電池の他方の出力部との間に接続されたキャパシタと、
    演算処理手段と
    を有し、
    前記演算処理手段は、動作モード期間、
    前記第1のスイッチおよび前記第2のスイッチを同時にオフにして、前記インダクタ、前記キャパシタ、前記第1のダイオードの閉回路を形成させて前記太陽電池を開放状態とし、
    前記第1のスイッチおよび前記第2のスイッチを同時にオンにして、所定期間、前記太陽電池の出力電圧を前記開放状態の開放電圧から変化させながら、前記太陽電池の出力電圧と前記太陽電池の出力電流とを乗じて前記太陽電池の出力電力を連続的に算出し、算出した電力の最大の電力点を検出し、当該検出した最大の電力点に対応する最適動作電圧を検出し、
    前記電力調整装置が最適動作電圧付近の動作範囲で動作しているか否かを確認し、 前記電力調整装置が最適動作電圧付近の動作範囲で動作しているとき、
    前記第1のスイッチをオンにし、前記第2のスイッチをオフにして、前記検出した最大電力点に対応する最適動作電圧を前記電力調整装置に出力し、
    前記電力調整装置が最適動作電圧付近の動作範囲で動作していない時、
    前記第1のスイッチおよび前記第2のスイッチを同時にオフにして、前記インダクタ、前記キャパシタ、前記第1のダイオードの閉回路を形成させ、
    前記太陽電池の出力電圧を最適動作電圧とし、前記第1のスイッチをオン、前記第2のスイッチをオフにして、当該最適動作電圧を前記電力調整装置に出力し、
    前記電力調整装置は、入力された最適動作電圧値に応じて追従制御を行う、
    太陽光発電システム。
  2. 前記動作点補正装置は、さらに、
    前記太陽電池の出力電流を検出する電流計と、
    前記太陽電池の出力端子電圧を検出する電圧計と、
    を有し、
    前記演算処理手段は、
    前記電流計が検出した前記太陽電池の電流値と、前記電圧計が検出した前記太陽電池の電圧値とを乗算して前記太陽電池の出力電力値を演算し、
    当該太陽電池の電流値と、電圧値と、出力電力値と、に基いて、記第1のスイッチおよび第2のスイッチのオン/オフを制御する、
    請求項1に記載の太陽光発電システム。
  3. 太陽電池と、当該太陽電池の出力が最大となる最大電力点に対応する太陽電池の前記最大電力点に対応する太陽電池の最適動作電圧値に太陽電池電圧値を追従させ、当該最大電力点で動作するように追従制御を行う電力調整装置と、有する、太陽光発電システムにおいて、前記太陽電池と前記電力調整装置との間に設けられ、動作モード期間、前記電力調整装置が動作可能な電圧を求めるように動作する、動作点補正装置であって、
    前記動作点補正装置は、
    前記太陽電池の一方の出力部に接続された第1のスイッチと、
    カソード(陰極)が前記第1のスイッチの出力部に接続され、アノード(陽極)が前記太陽電池の他方の出力部に接続された第1のダイオードと、
    入力部が前記第1のスイッチの出力部と前記第1のダイオードの陰極とに接続されたインダクタと、
    前記インダクタの出力部と前記太陽電池の他方の出力部との間に接続された第2のスイッチと、
    アノード(陽極)が前記第2のスイッチの入力部に接続された第2のダイオードと、 前記第2のダイオードのカソード(陰極)と前記太陽電池の他方の出力部との間に接続されたキャパシタと、
    演算処理手段と
    を有し、
    前記演算処理手段は、動作モード期間、
    前記第1のスイッチおよび前記第2のスイッチを同時にオフにして、前記インダクタ、前記キャパシタ、前記第1のダイオードの閉回路を形成させて前記太陽電池を開放状態とし、
    前記第1のスイッチおよび前記第2のスイッチを同時にオンにして、所定期間、前記太陽電池の出力電圧を前記開放状態の開放電圧から変化させながら、前記太陽電池の出力電圧と前記太陽電池の出力電流とを乗じて前記太陽電池の出力電力を連続的に算出し、算出した電力の最大の電力点を検出し、当該検出した最大の電力点に対応する最適動作電圧を検出し、
    前記電力調整装置が最適動作電圧付近の動作範囲で動作しているか否かを確認し、 前記電力調整装置が最適動作電圧付近の動作範囲で動作しているとき、
    前記第1のスイッチをオンにし前記第2のスイッチをオフにして、前記検出した最大電力点に対応する最適動作電圧を前記電力調整装置に出力し、
    前記電力調整装置が最適動作電圧付近の動作範囲で動作していない時、
    前記第1のスイッチおよび前記第2のスイッチを同時にオフにして、前記インダクタ、前記キャパシタ、前記第1のダイオードの閉回路を形成させ、
    前記太陽電池の出力電圧を最適動作電圧とし、前記第1のスイッチをオン、前記第2のスイッチをオフにして、当該最適動作電圧を前記電力調整装置に出力し、
    それにより、前記電力調整装置が、入力された最適動作電圧値に応じて追従制御を行うことが可能となる、
    動作点補正装置。
  4. 前記動作点補正装置は、さらに、
    前記太陽電池の出力電流を検出する電流計と、
    前記太陽電池の出力端子電圧を検出する電圧計と、
    を有し、
    前記演算処理手段は、
    前記電流計が検出した前記太陽電池の電流値と、前記電圧計が検出した前記太陽電池の電圧値とを乗算して前記太陽電池の出力電力値を演算し、
    当該太陽電池の電流値と、電圧値と、出力電力値と、に基いて、記第1のスイッチおよび第2のスイッチのオン/オフを制御する、
    請求項3に記載の動作点補正装置。
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