JP6319963B2 - 乳房x線撮影装置、乳房x線撮影装置の制御方法およびプログラム - Google Patents

乳房x線撮影装置、乳房x線撮影装置の制御方法およびプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP6319963B2
JP6319963B2 JP2013158271A JP2013158271A JP6319963B2 JP 6319963 B2 JP6319963 B2 JP 6319963B2 JP 2013158271 A JP2013158271 A JP 2013158271A JP 2013158271 A JP2013158271 A JP 2013158271A JP 6319963 B2 JP6319963 B2 JP 6319963B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
breast
air
mammography apparatus
holding
airbag
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013158271A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015027382A (ja
Inventor
西村 愼二
愼二 西村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2013158271A priority Critical patent/JP6319963B2/ja
Priority to PCT/JP2014/003536 priority patent/WO2015015711A1/ja
Publication of JP2015027382A publication Critical patent/JP2015027382A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6319963B2 publication Critical patent/JP6319963B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)

Description

本発明は、X線を用いて被検者の乳房のX線断層画像を取得する乳房X線撮影技術に関するものである。
X線を用いて被検者の乳房のX線画像を取得する技術として、従来のマンモグラフィーは、良好な画像品質を得るために乳房の厚さを均一にする必要性から、2枚の圧迫板で乳房を挟みつけた状態でX線画像を取得するものである。
乳房のX線画像を撮影する他の技術として、例えば、特許文献1、2には乳房断層画像撮影装置が開示され、特許文献3には乳房撮影用X線CT装置が開示されている。
特開2010-69241号公報 特開2010-46356号公報 特許第4857070号公報
例えば、乳房断層画像撮影装置や乳房撮影用X線CT装置により撮影を行う場合、より鮮明な乳房断層画像を得るために、撮影中に被検者の呼吸や脈拍による体動を極力抑制することが必要とされる。
本発明は、かかる従来技術を鑑みて、被検者を動かないようにした状態で乳房のX線断層画像の撮影を行うことこが可能な技術を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の一つの側面にかかる乳房X線撮影装置は、X線を照射するX線源と、前記X線を検出する検出部とを対向して配置し、前記X線源と前記検出部とを乳房の周りで回転させながらX線を照射して、前記乳房の断層像を撮影する乳房X線撮影装置であって、
前記X線源と前記検出部との間に配置され、挿入孔から乳房を挿入可能な中空部を有する部材と、
前記中空部を有する部材の内部の圧力が負圧に制御されることにより、前記部材の内部に引き込まれた乳房を保持する保持手段と、を備え、
前記保持手段は、前記中空部を有する部材の内周に沿って配置されたエアーバッグを有し、前記エアーバッグにより前記乳房を保持することを特徴とする。
あるいは、本発明の他の側面にかかる乳房X線撮影装置の制御方法は、X線を照射するX線源と、前記X線を検出する検出部とを対向して配置し、前記X線源と前記検出部とを乳房の周りで回転させながらX線を照射して、前記乳房の断層像を撮影する乳房X線撮影装置の制御方法であって、
前記乳房X線撮影装置は、
前記X線源と前記検出部との間に配置され、挿入孔から乳房を挿入可能な中空部を有する部材を備え、
前記乳房X線撮影装置の制御方法は、
保持手段により、前記中空部を有する部材の内部の圧力が負圧に制御されることにより、前記部材の内部に引き込まれた乳房を保持する保持工程を有し、
前記保持手段は、前記中空部を有する部材の内周に沿って配置されたエアーバッグを有し、前記保持工程では、前記エアーバッグにより前記乳房を保持することを特徴とする。
本発明によれば、被検者を動かないようにした状態で乳房のX線断層画像の撮影を行うことこが可能になる。
実施形態に係る乳房X線撮影装置の構成を例示する図。 ガントリを旋回させた状態を例示的に示す図。 実施形態に係る乳房X線撮影装置の機能構成を示す図。 第1実施形態に係る乳房X線撮影装置の処理の流れを説明する図。 第3実施形態に係る乳房X線撮影装置の処理の流れを説明する図。 第1実施形態に係る乳房X線撮影装置のガントリの構成を示す図。 エアーバッグの加圧制御の構成を説明する図。 第1実施形態に係る乳房の引き込み処理を説明する図。 第2実施形態に係るエアーバッグの構成例を示す図。 第3実施形態に係る乳房X線撮影装置のガントリの構成を示す図。 乳房保持カップに乳房を保持する処理を説明する図。 乳房の引き込み処理を説明する図。 乳房保持カップが撮影位置に位置決めされた状態を示す図。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を例示的に詳しく説明する。ただし、この実施形態に記載されている構成要素はあくまで例示であり、本発明の技術的範囲は、特許請求の範囲によって確定されるのであって、以下の個別の実施形態によって限定されるわけではない。
(第1実施形態)
本実施形態の乳房X線撮影装置はX線を照射するX線源(X線管球11)と、X線を検出する検出部(フラットパネル13)とを対向して配置し、X線源と検出部とを乳房の周りで回転させながらX線を照射して、乳房の断層像を撮影する。乳房X線撮影装置は、X線源と検出部との間に配置され、挿入孔から乳房を挿入可能な中空部を有する部材と、部材の内部の圧力を負圧に制御することにより、乳房を引き込む制御部とを備える。
図1Aは本実施形態にかかる乳房X線撮影装置(以下、単に撮影装置ともいう)の外観構成を示す図である。図1Aにおいて、撮影装置本体2はxy面内に配置されているものとする。撮影装置本体2には支柱ベース3がz方向に沿って設けられており、支柱ベース3にはz方向に沿って移動可能な可動台4が設けられている。また、可動台4には、装置の筐体(以下、ガントリ6)を旋回するためのガントリ回転駆動部5が設置されている。被検者1とガントリ6が正面相対する面をガントリ正面部130、ガントリ6の側面部をガントリ側面部140、ガントリ6の背面部をガントリ背面部150と呼ぶ。
可動台4はガントリ6をz方向に位置決めし、ガントリ回転駆動部5は被検者1の撮影姿勢に応じてガントリ6をx軸に平行な回転軸回りに旋回させることが可能である。
乳房X線撮影装置により撮影を行う際には、被検者1の乳房をガントリ6のガントリ正面部130のほぼ中心の位置に合わせ、被検者1の胸部に対向するようにガントリ6のガントリ正面部130の角度を合わせる。この際、ガントリ6に対して被検者1の乳房の位置合わせを行うために被検者1に無理な姿勢を強いることは望ましくない。本実施形態の乳房X線撮影装置では、可動台4およびガントリ回転駆動部5を用いることにより、立位から斜位、伏臥位まで任意の撮影姿勢で乳房の断層撮影を行うことができる。これにより、被検者1の負担を軽減した状態で撮影を行うことが可能になる。
図1Bは、ガントリ6を旋回させた状態を例示的に示す図である。図1Bの(a)は、椅子112に被検者が座り被検者1を斜位(座位)で撮影する場合を示す。図1Bの(b)は、ベッドなどの架台113に被検者1がうつ伏せになり、被検者1を伏臥位で撮影する場合を示す。尚、図1Bでは、ガントリ6の状態をわかりやすく表示するため、撮影装置本体2や支柱ベース3などの構成を省略している。
図1Cは、乳房X線撮影装置の機能構成を示す図である。機能構成は、乳房X線撮影装置に接続した情報処理装置のソフトウェアとして構成してもよいし、ハードウエアとして構成してもよい。
装置制御部151は、可動台4を駆動するモータおよびガントリ回転駆動部5を駆動するモータと電気的に接続されており、可動台4およびガントリ回転駆動部5の動作を制御する。また、装置制御部151は、後に説明するX線管球11、検出器(フラットパネル13)、空圧制御部44、空圧制御部45、ローター回転駆動部15の動作開始、終了などに関する指示を行う。
画像処理部152は、検出部(フラットパネル13)で取得した画像についてオフセット補正、ゲイン補正、欠陥補正、対数変換等の再構成を行うために必要な前処理を行い、その後再構成を行う。再構成に使うアルゴリズムは特に限定されるものはなく、フィルタードバックプロジェクション法などの解析的再構成,逆行列や逐次的な方法を用いる代数的な再構成など一般的な方法を用いればよい。
画像保存部153は、画像処理部152で処理された再構成後の画像を保存する。また、必要に応じて再構成前の画像や補正前の画像などを保存する。また、画像保存部153には、各種補正に必要なオフセット画像,ゲイン画像,欠陥の位置を示す画像が保存されており、画像処理部152で補正を行う際に画像が呼び出される。画像形成部154は、画像保存部153にて保存された画像を表示部155に表示するための画像を作成する。
図1Dは、実施形態に係る乳房X線撮影装置で撮影を行う際の処理の流れを説明する図である。まず、ステップS101で、装置制御部151は、可動台4およびガントリ回転駆動部5の動作を制御して、ガントリ6の位置、姿勢(回転角度)を被検者の撮影姿勢に合わせて設定する。ステップS101では、例えば、図1A、図1Bに示したように、被検者の撮影姿勢に合わせて、ガントリ6の位置、姿勢が設定される。
次に、撮影準備として、装置制御部151は、空圧制御部44および空圧制御部45を制御して、以下のステップS102およびステップS103を実行する。まず、ステップS102では、被検者の乳房(被検査物)を乳房X線撮影装置に保持し、ステップS103では、保持した乳房の引き込みを行ない、被検者の乳房を動かないようにした状態とする。
ステップS104の撮影準備の完了後に、ステップS105で、装置制御部151は、X線管球11およびフラットパネル13を制御して撮影を行う。
ステップS104で撮影が終了すると、ステップS105で、装置制御部151は、空圧制御部44および空圧制御部45を制御して、ステップS104、S103の処理と逆の処理手順により、被検者1の乳房を取り出し、一連の処理を終了する。
図2は、乳房X線撮影装置のガントリ6(筐体)の内部構成を示す図である。実施形態に係る乳房X線撮影装置は、X線を照射するX線源としてX線管球11、X線を検出する検出部(フラットパネル13)とを対向して配置し、X線源と検出部とを乳房の周りで回転させながらX線を照射して、乳房の断層像を撮影する。ガントリ6内には乳房X線撮影を行う際にX線を照射するX線管球11が配置されており、先端部にはX線焦点12が設けられている。X線管球11とフラットパネル13との間に乳房撮影領域が形成される。
X線管球11に対向する位置に、X線管球11から照射されたX線を受光するフラットパネル13が配置されている。フラットパネル13は受光したX線を光電変換し、光電変換により得られる画像データを画像処理部152に出力する。
ガントリ6の内部には、固定子として機能するローター固定部14が設けられている。ローター固定部14の外周部には、ローター固定部14に対して回転可能なローター回転駆動部15が配置されている。X線管球11およびフラットパネル13はローター回転駆動部15に固定され、ローター回転駆動部15とともに、ローター固定部14の周りを回転する。ローター回転駆動部15の回転は、装置制御部151により制御される。
図2に示すように被検者1の乳房21に対してガントリ6のガントリ正面部130のほぼ中心が合うように装置制御部151は、可動台4およびガントリ回転駆動部5の動作を制御する。ガントリ正面部130の中心部には、乳房撮影用挿入孔7が設けられている。
X線透過用保持筒33は、乳房撮影用挿入孔7から乳房を挿入可能な中空部を有する部材として構成されている。また、X線透過用保持筒33はX線を透過する部材により構成されている。撮影を行う際には、乳房21を乳房撮影用挿入孔7からX線透過用保持筒33に挿入する。このとき被検者1は胸部の凹凸に追従して容易に変形可能な密閉用パッド32に密着した状態となる。
乳房X線撮影装置は、負圧を生成する負圧発生源48を備える。空圧制御部45は、負圧発生源48で生成された負圧により、部材(X線透過用保持筒33)の内部と連通する配管から部材(X線透過用保持筒33)の内部のエアーを排気して部材(X線透過用保持筒33)の内部の圧力を負圧に制御する。
乳房X線撮影装置は、中空部を有する部材(X線透過用保持筒33)の内部で乳房を保持する保持部(エアーバッグ34)を備える。空圧制御部45は、保持部(エアーバッグ34)で保持された乳房を、挿入孔(乳房撮影用挿入孔7)が設けられている部材(X線透過用保持筒33)の一端側から部材(X線透過用保持筒33)の他端側に向かって引き込む。保持部(エアーバッグ34)は、中空部を有する(X線透過用保持筒33)の内周に沿って配置されたエアーバッグにより乳房の周りを保持する。
X線透過用保持筒33の内周部には、X線透過用保持筒33の内部で乳房を保持するエアーバッグ34が設けられている。エアーバッグ34に加圧エアーが供給されると、例えば、図3、図4に示すように、エアーバッグ34は、その断面形状が半円形状に膨張し、乳房撮影用挿入孔7からX線透過用保持筒33に挿入された乳房の周りを保持する。
乳房X線撮影装置は、正圧のエアーを生成する正圧発生源43と、エアーバッグと連通する配管を介して、正圧発生源43で生成されたエアーをエアーバッグに供給する制御を行う空圧制御部44(第2の制御部)を備える。エアーバッグは、空圧制御部44(第2の制御部)の制御により供給されたエアーにより膨張して乳房を保持する。
図3は、エアーバッグ34の加圧制御の構成を説明する図である。正圧発生源43は正圧のエアーを生成する。空圧制御部44(第2の制御部)は正圧発生源43で生成されたエアーを適切な圧力と流量となるように制御して、配管46およびエアーバッグ吸排気口35を介して、エアーバッグ34の気室37内にエアーを供給する。空圧制御部44は、エアーバッグ34の気室37に供給したエアーの供給流量を計測しており、供給流量をチェックしつつ、エアーバッグ34を乳房の外形サイズ程度に膨らむまでエアーの供給制御を行う。この段階で技師は、乳房撮影用挿入孔7の反対側に位置する気密蓋38(図2)を開けて、X線透過用保持筒33の内部に手を入れて乳房21がガントリ6のほぼ中心に来るように調整してもよい。
つづいて、空圧制御部44は、エアーの供給流量を制御して、エアーバッグ34の気室37内に更にエアーを供給してエアーバッグ34を膨張させる。エアーバッグ34の膨張時において、乳房21は、ほぼ円錐状の状態でエアーバッグ34により保持され、空圧制御部44はエアーの供給を止める。この操作でエアーバッグ34は、図3に示すように乳房保持状態を維持する。図3を参照した以上の処理は、図1Dで説明した、ステップS102の乳房の保持処理に対応するものである。
さらに、図4に示すように、ガントリ6のガントリ背面部150側に設けられている気密蓋38を閉めて、X線透過用保持筒33の内部を密閉状態にする。X線透過用保持筒33の内部(気室40)は、吸排気口39および配管47を介して空圧制御部45と接続し、空圧制御部45の排気制御によりX線透過用保持筒33の内部は排気される。空圧制御部45は、負圧発生源48で生成された負圧のエアーにより、X線透過用保持筒33の内部の気室40からエアーを徐々に排気する。
X線透過用保持筒33の乳房撮影用挿入孔7側は、エアーバッグ34により保持された乳房で密閉され、ガントリ背面部150側は気密蓋38で密閉されている。吸排気口39より気室40内のエアーが排気されることにより、X線透過用保持筒33の内部は負圧状態になってゆく。空圧制御部45による排気制御でX線透過用保持筒33の内部が負圧状態になると、乳房21は徐々にX線透過用保持筒33の内部に向かって引き込まれていく。この動作により、被検者を動かないようにした状態で乳房のX線断層画像の撮影を行うことこが可能になる。更に、従来のマンモグラフィーでは撮影しにくい乳房胸壁付近22および乳房腋窩付近23も、X線透過用保持筒33の内部に引き込まれてゆく。これにより、従来のように、圧迫板に乳房を挟み込んで撮影する場合に比べて、胸壁部及び腋窩部などを含む乳房の広い範囲を撮影することが可能になる。
被検者1に負担がかからないことを確認しながら引き込み作業を行い、空圧制御部45はX線透過用保持筒33の気室40の内圧を一定に保ち、乳房の引き込み処理は終了する。図4を参照した以上の処理は、図1Dで説明したステップS103の乳房の引き込み処理に対応するものである。ここまでで一連の撮影準備が完了する。
続いて撮影処理を開始する。装置制御部151は、ローター回転駆動部15を回転させて、X線管球11のX線焦点12からX線照射を開始する。照射されたX線は乳房21を透過してフラットパネル13に到達する。フラットパネル13は受光したX線を光電変換し、光源変換して得られたX線画像を画像データとして、画像処理部152に出力する。画像処理部152は、特定の間隔でフラットパネル13からの画像データをローター回転駆動部15の回転駆動と同期しながら読み出しを行う。画像処理部152は、このフラットパネル13から読み出した画像データと、ローターの回転角データと、を用いて立体画像として再構成処理を行う。さらに立体画像の再構成精度を向上するには、全周をより細かいピッチで高速に読み出しを行うことで達成する。以上の処理は、図1Dで説明したステップS104の撮影の実行処理に対応するものである。
続いて、乳房の取り出し処理に入る。引き込まれた乳房の取り出し処理を行う場合に、空圧制御部45は、負圧発生源48を制御して負圧のエアーの生成を停止させ、正圧発生源43からのエアーをX線透過用保持筒33の気室40に供給するように制御する。空圧制御部45は正圧発生源43からのエアーの圧力と供給するエアーの流量を制御することで、気室40内の圧力が大気圧と同等もしくは高くするように制御する。
次に、引き込まれた乳房の取り出し処理を行う場合に、空圧制御部44(第2の制御部)は正圧発生源43を制御して正圧のエアーの生成を停止させ、負圧発生源48で生成された負圧のエアーによりエアーバッグ34の気室37内のエアーを排気する。エアーの排気により、エアーバッグ34は収縮して、エアーバッグ34により保持されていた乳房21がエアーバッグ34から解放されて、乳房21の取り出し作業が終了する。
本実施形態によれば、被検者を動かないようにした状態で乳房のX線断層画像の撮影を行うことこが可能になる。
また、圧迫板に乳房を挟み込んで撮影する場合に比べて、例えば、胸壁部及び腋窩部などを含む乳房の広い範囲を撮影することが可能になる。
(第2実施形態)
本実施形態の乳房X線撮影装置は、エアーバッグの構成として、複数個の独立した気室を有する複数のエアーバッグを有する。また、複数のエアーバッグと連通する配管はそれぞれの気室に対して専用の配管を有する。
空圧制御部44(第2の制御部)は、専用の配管を介して、複数個の独立した気室に対するエアーの供給を独立に制御する。
図5は第2実施形態に係るエアーバッグの構成例を示す図である。本実施形態では、エアーバッグの構成例として、X線透過用保持筒33の内周に沿って複数個の独立した気室42を有するエアーバッグ41を説明する。それぞれの気室42には、専用の吸排気口と配管が設けられており、空圧制御部44は、専用の吸排気口と配管を介して、それぞれの気室42に対する加圧エアーの供給を制御する。本実施形態のエアーバッグ41では、気室42に対するエアーの供給量を独立に制御することができるため、それぞれの気室42に対応するエアーバッグの膨張量を変えることにより被検者の乳房形状を乳房断層画像撮影に適した乳房形状に成形することができる。また、乳房21をガントリ6のほぼ中心に来るように、乳房の保持位置を調整することもできる。このため、技師がX線透過用保持筒33の内部に手を入れて乳房21の保持位置を調整する代わりに各々の気室42の膨張量を空圧制御部44が制御することにより、保持位置を調整して、撮影に適した乳房形状を作り出すことができる。
撮影姿勢に応じた重力の影響により異なる乳房形状となる場合であっても、各々の気室42に供給するエアーの圧力および流量を空圧制御部44が制御することにより、保持位置を調整して所望の乳房形状を作り出すことができる。例えば、立位(図1A)、または、斜位、伏臥位(図1B)で撮影する場合でも、空圧制御部44が加圧エアーの供給量を制御して各々の気室42の膨張量を変えることにより、保持位置を調整して所望の乳房形状を作り出すことができる。尚、本実施形態のエアーバッグ41において、各々の気室42に対して同一の加圧エアーを供給すれば、第1実施形態と同様のエアーバッグ形状を作り出すことも可能である。
本実施形態によれば、被写体を動かないように安定保持した状態で乳房断層画像撮影を行うことが可能になる。
(第3実施形態)
本実施形態の乳房X線撮影装置は、X線を照射するX線源(X線管球51)と、X線を検出する検出部(フラットパネル53)とを対向して配置し、X線源と検出部とを乳房の周りで回転させながらX線を照射して、乳房の断層像を撮影する。乳房X線撮影装置は、乳房を保持する乳房保持部(乳房保持カップ54)と、X線源と検出部との間に配置された円筒形の中空孔(固定用気室61)と、乳房保持部を円筒形の中空孔内に引き込む引込部と、を備える。引込部は、中空孔(固定用気室61)の内部の圧力を負圧に制御する空圧制御部67(第3の制御部)を備える。空圧制御部67(第3の制御部)は、中空孔(固定用気室61)の内部の圧力を負圧に制御することにより、乳房保持部を円筒形の中空孔内に引き込む。
また、乳房X線撮影装置は、乳房保持部(乳房保持カップ54)の内部の圧力を負圧に制御する空圧制御部66(第4の制御部)を備える。乳房保持部(乳房保持カップ54)は、乳房X線撮影装置に装着された状態で、X線源と検出部との間に配置され、乳房保持部(乳房保持カップ54)は、乳房X線撮影装置の筐体(ガントリ6)の開口部71から着脱可能に構成されている。空圧制御部66(第4の制御部)は、乳房保持部の内部の圧力を負圧に制御することにより、乳房を中空部に引き込む。
図6を参照して第3実施形態にかかる乳房X線撮影装置を説明する。第1実施形態の乳房X線撮影装置と同様に、撮影装置本体2、支柱ベース3、可動台4、ガントリ回転駆動部5の構成を有するものとする。また、装置の機能構成についても、第1実施形態と同様である。
図6は、第3実施形態にかかる乳房X線撮影装置のガントリ6の内部構成を示す図である。乳房X線撮影装置により撮影を行う際には、被検者1の乳房をガントリ6のガントリ正面部のほぼ中心の位置に合わせ、被検者1の胸部に対向するようにガントリ6のガントリ正面部の角度を合わせる。
また、ガントリ6内には、X線断層撮影を行う際にX線を照射するX線管球51が配置されており、先端部にはX線焦点52が設けられている。X線管球11に対向する位置に、X線管球11から照射されたX線を受光するフラットパネル53が配置されている。フラットパネル53は受光したX線を光電変換し、光電変換により得られる画像データを画像処理部152に出力する。X線管球51とフラットパネル53は、図2に示すようにローター回転駆動部15に固定され、ローター回転駆動部15とともに、ローター固定部14の周りを回転する。
乳房保持カップ54は、X線管球51とフラットパネル53との間に配置され、乳房撮影用挿入孔7から乳房を挿入可能な中空部を有する部材として構成されている。また、乳房保持カップ54は、乳房X線撮影装置のガントリ6の開口部71から着脱可能に構成されている。
空圧制御部66は乳房保持カップ54内部の空圧を制御し、空圧制御部67(第3の制御部)は乳房保持カップ54を固定するための固定用気室61の空圧を制御する。負圧発生源65は負圧のエアーを作り出すことができ、空圧制御部66、および空圧制御部67のそれぞれは、負圧発生源65で生成された負圧を適切な圧力と流量に制御できるように構成されている。
空圧制御部66(第4の制御部)は、配管68、エアー配管接続口58、自在に伸縮可能な延長格納型の伸縮部を有するエアー配管57、配管接続部材56を介して、乳房保持カップ54に接続され、乳房保持カップ54内のエアーを排気することが可能である。乳房保持カップ54内のエアーの排気により、乳房撮影用挿入孔7と連通する乳房保持カップ54の一端側から乳房保持カップ54の他端側に向かって、乳房を引き込むことができる。乳房保持カップ54の他端側には、延長格納型の伸縮部を有するエアー配管57と接続する接続部が設けられている。
また、空圧制御部67(第3の制御部)は、配管69、および吸排気口59を介して、乳房保持カップ54を固定するための固定用気室61の内部空間のエアーを排気することが可能である。空圧制御部67(第3の制御部)は、筐体(ガントリ6)の固定用気室61の内部空間のエアーを排気して、圧力を負圧に制御する。空圧制御部67(第3の制御部)は、内部空間のエアーを排気して、圧力を負圧に制御することにより、開口部71が設けられている筐体の一端側から筐体の他端側に向かって、部材(乳房保持部として機能する乳房保持カップ54)を引き込む。
図1Eは、実施形態に係る乳房X線撮影装置で撮影を行う際の処理の流れを説明する図である。まず、ステップS301で、装置制御部151は、可動台4およびガントリ回転駆動部5の動作を制御して、ガントリ6の位置、姿勢(回転角度)を被検者の撮影姿勢に合わせて設定する。そして、ステップS302で、被検者1をガントリ6のほぼ中心でやや離れた位置に立たせ、ガントリ6の内部から乳房保持カップ54を取出し、カップ内壁に摩擦軽減剤を塗布した後、被検者1の乳房21に軽く押し当てる。このとき乳房保持カップ54に接続されている延長格納型の伸縮部を有するエアー配管57が伸びながら追従してくる。この状態で乳房保持カップ54内には気密空間が形成され、乳房21は乳房保持カップ54内に保持される。
次に、撮影準備として、装置制御部151は、空圧制御部66および空圧制御部67を制御して、以下のステップS303およびS304を実行する。まず、ステップS303では、乳房保持カップ54に保持した乳房21の引き込みを行ない、被検者の乳房を動かないようにした状態とする。ステップS304では、乳房保持カップ54を乳房X線撮影装置に固定する。
ステップS304の撮影準備の完了後に、ステップS305で、装置制御部151は、X線管球11およびフラットパネル13を制御して撮影を行う。
ステップS305で撮影が終了すると、ステップS306で、装置制御部151は、空圧制御部66および空圧制御部67を制御して、被検者1の乳房21を取り出し、一連の処理を終了する。
次に、図7を参照して、被検者の乳房を乳房保持カップ54に保持する処理について説明する。まず、ガントリ6の位置、姿勢(回転角度)を被検者の撮影姿勢に合わせて設定する。この処理は図1EのステップS301に対応するものである。
次に、図7に示すように、被検者1をガントリ6のガントリ正面部のほぼ中心でガントリ正面部からやや離れた位置に立たせる。この段階では、乳房保持カップ54は固定されておらず、ガントリ6の開口部71から取り出しが可能である。ガントリ6の開口部71より乳房保持カップ54を取り出し、乳房保持カップ54の内壁に摩擦軽減剤を塗布した後、乳房保持カップ54に被検者1の乳房21を軽く押し当てる。乳房保持カップ54をガントリ6から取り出したとき、乳房保持カップ54に接続されている延長格納型の伸縮部を有するエアー配管57は伸びながら追従してくる。この状態で乳房保持カップ54内には気密空間が形成され、乳房21を乳房保持カップ54内への保持処理が終了する。以上の処理は、図1Eで説明した、ステップS302の乳房の保持処理に対応するものである。
続いて、空圧制御部66は、図6に示す負圧発生源65を制御して負圧のエアーを発生させることにより、乳房保持カップ54内のエアーを排気する。図8に示すように、乳房保持カップ54の気室62内部のエアーが排気されることにより、負圧状態になってゆくと乳房21が乳房保持カップ54内に深く引き込まれてゆく。この動作により、被検者を動かないようにした状態で乳房のX線断層画像の撮影を行うことこが可能になる。
被検者1に負担がかからないことを確認しながら引き込み作業を行い、乳房21の撮影目的部位が乳房保持カップ54に引き込まれたことを確認して乳房保持カップ54内への乳房21の引き込み処理は終了する。以上の処理は、図1Eで説明したステップS303の乳房の引き込み処理に対応するものである。尚、乳房保持カップ54は、X線と可視光とを透過する部材により構成されている。内部に引き込まれた乳房21の状態を確認できるように可視光が透過できる材料を使用している。
次に、被検者1をガントリ6の正面部側にゆっくり前進させることにより乳房保持カップ54の外周部は乳房保持カップガイド64(ガイド部材)の傾斜に沿って徐々にガントリ6の内部に設けられた円筒形の中空孔(固定用気室61)に進入していく。乳房保持カップガイド64(ガイド部材)は、乳房X線撮影装置の筐体(ガントリ6)の開口部71から挿入された部材(乳房保持部として機能する乳房保持カップ54)を筐体(ガントリ6)の内部に設けられた円筒形の中空孔(固定用気室61)に導く。円筒形の中空孔(固定用気室61)は、X線源(X線管球51)と検出部(フラットパネル53)との間に配置されている。
空圧シール55(シール部材)は、乳房保持カップガイド64(ガイド部材)により導かれた部材(乳房保持部として機能する乳房保持カップ54)と勘合して、筐体(ガントリ6)の内部空間を気密状態にする。乳房保持カップ54がガントリ6の内部の円筒形の中空孔(固定用気室61)に進入していくと、乳房保持カップ54の外周部とリング状の空圧シール55(シール部材)とが勘合する。乳房保持カップ54を固定するための固定用気室61の一端側は乳房保持カップ54と空圧シール55との勘合により密閉され、固定用気室61の他端側は気密蓋60を閉じることにより密閉され、固定用気室61の内部は気密状態となる。乳房保持カップ54を位置決めするとき、延長格納型の伸縮部を有するエアー配管57は伸縮性により連動して固定用気室61の内部に取り込まれる。
乳房保持カップ54と空圧シール55とが勘合して、空圧シール55の先端部が乳房保持カップガイド64上に設置してある乳房保持カップストッパー63まで押し込まれる。このとき、乳房保持カップ54は撮影位置に位置決めされる。図9は、乳房保持カップ54が撮影位置に位置決め(固定)された状態を示す。
尚、被検者1の体形によっては乳房保持カップストッパー63の位置まで空圧シール55の先端が挿入できないこともある。この場合、空圧制御部67(第3の制御部)は、負圧発生源65で生成された負圧により、筐体(ガントリ6)の内部と連通する配管69から筐体(ガントリ6)の固定用気室61の内部空間のエアーを排気してガントリ6の内部空間の圧力を負圧に制御する。気密蓋60を閉じた気密状態で、空圧制御部67(第3の制御部)は吸排気口59、および配管69を介して固定用気室61の内部空間のエアーを排気して負圧状態にする。固定用気室61の内部が負圧状態になると、乳房保持カップ54が負圧により引き込まれる。乳房保持カップ54と勘合している空圧シール55の先端は乳房保持カップストッパー63の位置まで引き込まれ、空圧シール55に勘合している乳房保持カップ54は乳房撮影領域内に位置決めされる。
乳房保持カップストッパー63は一個所または複数個所に配置されていて奥行き方向も乳房撮影領域に合わせて任意に設定できるようになっている。この乳房保持カップストッパー63に突き当てて位置決めすることで乳房保持カップ54が安定的に位置決め(固定)される。
この乳房保持カップストッパー63には不図示の近接センサー等を内蔵し、近接センサーの信号は装置制御部151に送られる。装置制御部151は近接センサーの信号を受信することにより、所定の位置に乳房保持カップ54が位置決めされたことを検出することができる。装置制御部151は、乳房保持カップ54が位置決めされたことを検出すると、図1Eで説明したステップS304の乳房保持カップ54の固定処理が終了する。以上のステップS302〜S304により撮影準備が完了する。
続いて撮影処理を開始する。撮影処理は、図1Eで説明したステップS305の撮影の実行処理に対応するもので、第1実施形態と同様の処理を行う。装置制御部151は、ローター回転駆動部15を回転させて、X線管球51のX線焦点52からX線照射を開始する。照射されたX線は乳房21を透過してフラットパネル53に到達する。フラットパネル53は受光したX線を光電変換し、光源変換して得られたX線画像を画像データとして、画像処理部152に出力し、一連の撮影処理が終了する。
続いて、乳房の取り出し処理に入る。乳房の取り出し処理は、図1Eで説明したステップS306の処理に対応するものある。空圧制御部66は、負圧発生源65を制御して負圧のエアーの生成を停止させ、正圧発生源70から正圧のエアーを乳房保持カップ54の気室62に供給し、気室62内の圧力を大気圧より高くする。これにより、乳房保持カップ54と乳房21との間に隙間ができ乳房21が乳房保持カップ54から解放されて乳房の取り出し処理が終了する。
尚、次の撮影準備のために、空圧制御部67は、負圧発生源65を制御して負圧のエアーの生成を停止させる。そして、空圧制御部67は、正圧発生源70から正圧のエアーを固定用気室61に供給して、固定用気室61の内部の圧力を大気圧より高くすることで、乳房保持カップストッパー63の位置に位置決めされている乳房保持カップ54を押し出す。これにより、乳房保持カップ54をガントリ6から容易に取り出すことが可能になる。
本実施形態によれば、被写体を動かないように安定保持した状態で乳房断層画像撮影を行うことが可能になる。
また、圧迫板に乳房を挟み込んで撮影する場合に比べて、例えば、胸壁部及び腋窩部などを含む乳房の広い範囲を撮影することが可能になる。
(その他の実施形態)
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。

Claims (11)

  1. X線を照射するX線源と、前記X線を検出する検出部とを対向して配置し、前記X線源と前記検出部とを乳房の周りで回転させながらX線を照射して、前記乳房の断層像を撮影する乳房X線撮影装置であって、
    前記X線源と前記検出部との間に配置され、挿入孔から乳房を挿入可能な中空部を有する部材と、
    前記中空部を有する部材の内部の圧力が負圧に制御されることにより、前記部材の内部に引き込まれた乳房を保持する保持手段と、を備え、
    前記保持手段は、前記中空部を有する部材の内周に沿って配置されたエアーバッグを有し、前記エアーバッグにより前記乳房を保持することを特徴とする乳房X線撮影装置。
  2. 正圧のエアーを生成する正圧発生源と、
    前記エアーバッグと連通する配管を介して、前記正圧発生源で生成されたエアーを前記エアーバッグに供給する制御を行う制御手段と、
    を更に備え、
    前記エアーバッグは、前記制御手段の制御により供給された前記エアーにより膨張して前記乳房を保持することを特徴とする請求項1に記載の乳房X線撮影装置。
  3. 前記エアーバッグは、複数個の独立した気室を有する複数のエアーバッグにより構成され、
    前記エアーバッグと連通する配管はそれぞれの気室に対して専用の配管を有し、
    前記制御手段は、前記専用の配管を介して、前記複数個の独立した気室に対するエアーの供給を独立に制御することを特徴とする請求項2に記載の乳房X線撮影装置。
  4. 被検者の撮影姿勢に応じて、前記制御手段は、前記複数個の独立した気室に対応するエアーバッグのそれぞれの膨張量を変えるようにエアーの供給を制御することを特徴とする請求項3に記載の乳房X線撮影装置。
  5. 前記乳房の取り出し処理を行う場合に、
    前記制御手段は、前記正圧発生源で生成されたエアーを前記部材の内部に供給して前記部材の内部の圧力を制御することを特徴とする請求項2乃至4のいずれか1項に記載の乳房X線撮影装置。
  6. 前記乳房の取り出し処理を行う場合に、
    前記制御手段は、前記正圧発生源を制御して前記正圧のエアーの生成を停止させて、前記エアーバッグの内部のエアーを排気することを特徴とする請求項2乃至5のいずれか1項に記載の乳房X線撮影装置。
  7. 前記部材は乳房X線撮影装置の筐体の開口部から着脱可能に構成されていることを特徴とする請求項1に記載の乳房X線撮影装置。
  8. 前記開口部から挿入された前記部材を前記筐体の内部に導くガイド部材と、
    前記ガイド部材により導かれた前記部材と勘合して、前記筐体の内部空間を気密状態にするシール部材と、
    を更に備えることを特徴とする請求項7に記載の乳房X線撮影装置。
  9. 前記部材は、X線と可視光とを透過する部材により構成されていることを特徴とする請求項7に記載の乳房X線撮影装置。
  10. X線を照射するX線源と、前記X線を検出する検出部とを対向して配置し、前記X線源と前記検出部とを乳房の周りで回転させながらX線を照射して、前記乳房の断層像を撮影する乳房X線撮影装置の制御方法であって、
    前記乳房X線撮影装置は、
    前記X線源と前記検出部との間に配置され、挿入孔から乳房を挿入可能な中空部を有する部材を備え、
    前記乳房X線撮影装置の制御方法は、
    保持手段により、前記中空部を有する部材の内部の圧力が負圧に制御されることにより、前記部材の内部に引き込まれた乳房を保持する保持工程を有し、
    前記保持手段は、前記中空部を有する部材の内周に沿って配置されたエアーバッグを有し、前記保持工程では、前記エアーバッグにより前記乳房を保持することを特徴とする乳房X線撮影装置の制御方法。
  11. コンピュータに、請求項10に記載の乳房X線撮影装置の制御方法を実行させるためのプログラム。
JP2013158271A 2013-07-30 2013-07-30 乳房x線撮影装置、乳房x線撮影装置の制御方法およびプログラム Active JP6319963B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013158271A JP6319963B2 (ja) 2013-07-30 2013-07-30 乳房x線撮影装置、乳房x線撮影装置の制御方法およびプログラム
PCT/JP2014/003536 WO2015015711A1 (ja) 2013-07-30 2014-07-02 乳房放射線撮影装置、乳房放射線撮影装置の制御方法およびプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013158271A JP6319963B2 (ja) 2013-07-30 2013-07-30 乳房x線撮影装置、乳房x線撮影装置の制御方法およびプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015027382A JP2015027382A (ja) 2015-02-12
JP6319963B2 true JP6319963B2 (ja) 2018-05-09

Family

ID=52491585

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013158271A Active JP6319963B2 (ja) 2013-07-30 2013-07-30 乳房x線撮影装置、乳房x線撮影装置の制御方法およびプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6319963B2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6618304B2 (ja) * 2015-06-30 2019-12-11 キヤノン株式会社 乳房撮影装置
CA3040862A1 (en) 2016-11-08 2018-05-17 Hologic, Inc. Imaging with curved compression elements
EP3664713A4 (en) 2017-08-11 2021-04-28 Hologic, Inc. BREAST COMPRESSION PLATE WITH ACCESS CORNERS
WO2019033022A1 (en) * 2017-08-11 2019-02-14 Hologic, Inc. BREAST COMPRESSION PLATE COMPRISING AN INFLATABLE ENVELOPE
EP3668404B1 (en) 2017-08-16 2022-07-06 Hologic, Inc. Techniques for breast imaging patient motion artifact compensation
JP6936475B2 (ja) * 2017-09-12 2021-09-15 株式会社アールエフ 乳房撮影装置
WO2021150449A1 (en) 2020-01-24 2021-07-29 Hologic, Inc. Horizontally-displaceable foam breast compression paddle

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19840405B4 (de) * 1997-10-14 2005-06-02 Siemens Ag Vorrichtung zur Fixierung der weiblichen Brust bei medizintechnischen Anwendungen
US6254614B1 (en) * 1999-10-18 2001-07-03 Jerry M. Jesseph Device and method for improved diagnosis and treatment of cancer
US20100177866A1 (en) * 2005-04-01 2010-07-15 Keizi Shibuya Mammography Equipment
JP2007050159A (ja) * 2005-08-19 2007-03-01 Japan Fine Ceramics Center 乳房のx線ct検査装置及び乳房のx線ct検査用乳房整形用具
JP4598791B2 (ja) * 2007-03-13 2010-12-15 ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ 乳房不動化装置及び乳房撮像方法
US7597104B2 (en) * 2007-03-23 2009-10-06 Zheng Mike Q Method and device for immobilization of the human breast in a prone position for radiotherapy
JP2008307236A (ja) * 2007-06-15 2008-12-25 Fujifilm Corp 乳房画像形成装置及び形成方法
JP5288737B2 (ja) * 2007-07-20 2013-09-11 キヤノン株式会社 X線画像撮影装置
JP2012170718A (ja) * 2011-02-23 2012-09-10 Toshiba Corp マンモグラフィ装置
JP5630391B2 (ja) * 2011-07-15 2014-11-26 株式会社島津製作所 乳房検診用放射線撮影装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015027382A (ja) 2015-02-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6319963B2 (ja) 乳房x線撮影装置、乳房x線撮影装置の制御方法およびプログラム
JP4857070B2 (ja) 乳房撮影用x線ct装置
US11096664B2 (en) System and method for performing an ultrasound scan of cellular tissue
JP4356866B2 (ja) マンモグラフィ装置及び方法
JP2008307236A (ja) 乳房画像形成装置及び形成方法
JP2010188003A (ja) 画像表示システム及び画像撮影表示システム
TW201542171A (zh) 診療設備之人體選定部位自動辨識及調節裝置
JP2007050159A (ja) 乳房のx線ct検査装置及び乳房のx線ct検査用乳房整形用具
CN103841892B (zh) X射线摄像装置
JP6608117B2 (ja) マンモグラフィ装置、放射線画像撮影方法、及び放射線画像撮影プログラム
WO2015015711A1 (ja) 乳房放射線撮影装置、乳房放射線撮影装置の制御方法およびプログラム
JP2009207681A (ja) 乳房x線撮影装置
JP2015112337A (ja) 乳房x線撮影装置、乳房x線撮影装置の制御方法およびプログラム
JP6761642B2 (ja) モーションアーチファクト低減方法およびこれを用いる歯科用x線ct装置
JP2016220968A (ja) 乳房撮影装置、乳房撮影装置の制御方法、およびプログラム
JP5642927B2 (ja) 乳房用x線撮影装置
JP6936475B2 (ja) 乳房撮影装置
JP2007111150A (ja) 平行リンク型テーブル及び断層像撮影装置
JP2010046356A (ja) 乳房断層画像撮影装置
JP2018186842A (ja) 制御装置、放射線画像撮影装置、放射線画像撮影方法、及び放射線画像撮影プログラム
JP2012157551A (ja) 放射線画像撮影装置および方法
JP5676883B2 (ja) X線ct装置
JP2017060559A (ja) 乳房x線撮影装置及び乳房x線撮影方法
JP2016123782A (ja) 乳房断層撮影装置及び乳房保持装置
JP2017012405A (ja) 乳房撮影装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160712

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170623

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170731

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20171222

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180216

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180305

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180403

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6319963

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151