JP6319598B2 - Ramo4基板およびその製造方法 - Google Patents
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Description
はじめに、本開示に至った知見を述べる。引用文献1に示されるように、従来は、ScAlMgO4バルク材料を劈開することで、ScAlMgO4基板を作製していた。しかしながら、劈開だけでは、ScAlMgO4基板のGaN成長を行うためのエピタキシャル成長面に高さ500nm以上の段差が生じやすかった。高さ500nm以上の段差部分がエピタキシャル成長面に存在すると、基板上に結晶をエピタキシャル成長させる際に不具合が発生する。基板のエピタキシャル成長面に高さ500nm以上の段差が存在する場合の弊害について説明する。高さ500nm以上の段差が存在するエピタキシャル成長面にGaN等の結晶を作製すると、高さ500nm以上の段差部分で違う結晶方位となる。例えば、エピタキシャル成長面上にMOCVD(Metal−Organic Chemical Vapor Deposition)法でLED発光層に用いられるInGaN層を形成すると、インジウムの組成が段差部分と平坦部とで変化してしまう。そしてインジウムの組成が変わると、LED素子としての発光波長と輝度が変わる。その結果、LED素子として発光ムラが発生し、輝度低下が起きてしまう。
図2Aは、従来のScAlMgO4基板001の側面図であり、図2Bは、当該基板001の平面図である。図2Aおよび図2Bに示されるように、ScAlMgO4基板001のエピタキシャル成長面002には段差部003が形成されている。ここで、段差部003の高さは500nm以上である。図3に従来の製造方法、つまり劈開で形成したScAlMgO4基板001のエピタキシャル成長面002の平面度の測定データを示す。当該データはφ40mmのScAlMgO4基板001の同一平面内で直交するXY軸でレーザー反射式測長機(三鷹光器製NH−3MA)を用いて取得したデータである。図3において矢印で示される部分が500nm以上の凹凸部である。ScAlMgO4基板では、劈開時の劈開方向の剥がし力がばらつくことで、同一原子層での劈開が起こらず、結果的に、500nm以上の段差からなる凹凸部が生じると考えられる。
なお、上述の実施形態では、一般式RAMO4で表される単結晶体からなる基板のうち、ScAlMgO4の単結晶体から得られる基板について説明したが、本開示は、これに限定されない。
002 エピタキシャル成長面
003 段差部
060 劈開面
061 劈開面幅
062 劈開面間高さ
070 砥粒
081 MgAlO2原子層
082 ScO2原子層
090 梨地形状
Claims (13)
- 一般式RAMO4で表される単結晶体(一般式において、Rは、Sc、In、Y、およびランタノイド系元素からなる群から選択される一つまたは複数の三価の元素を表し、Aは、Fe(III)、Ga、およびAlからなる群から選択される一つまたは複数の三価の元素を表し、Mは、Mg、Mn、Fe(II)、Co、Cu、Zn、およびCdからなる群から選択される一つまたは複数の二価の元素を表す)からなるRAMO4基板であり、
前記単結晶体は、MgAlO 2 層とScO 2 層とを含み、
少なくとも一方の面にエピタキシャル成長面を有し、
前記エピタキシャル成長面には、高さ500nm以上の凹凸を有さず、
前記エピタキシャル成長面が、規則性を持って分布する、互いに分離した複数の劈開面を有し、
前記MgAlO 2 層2層分と前記ScO 2 層1層分の厚さの合計を最小単位としたとき、前記複数の劈開面のうち隣接する劈開面間の高さは、前記最小単位の1倍から10倍の範囲内である、RAMO4基板。 - 前記エピタキシャル成長面が、前記RAMO4基板の外周から5mm以上内側の領域である、
請求項1に記載のRAMO4基板。 - 前記エピタキシャル成長面は、高さ50nm以上の凹凸を有さない、
請求項1または2に記載のRAMO4基板。 - 前記エピタキシャル成長面内の100μm2の領域における表面粗さRaが、0.08nm以上0.5nm以下である、
請求項1〜3のいずれか一項に記載のRAMO4基板。 - 一方の面に前記エピタキシャル成長面を有し、
他方の面に、高さ500nm以上の凹凸を有する、
請求項1〜4いずれか一項に記載のRAMO4基板。 - 両方の面に前記エピタキシャル成長面を有する、
請求項1〜4のいずれか一項に記載のRAMO4基板。 - 前記隣接する劈開面間の高さは、0.8nm以上8nm以下である、
請求項1〜6のいずれか一項に記載のRAMO4基板。 - 一般式RAMO4で表される単結晶体(一般式において、Rは、Sc、In、Y、およびランタノイド系元素からなる群から選択される一つまたは複数の三価の元素を表し、Aは、Fe(III)、Ga、およびAlからなる群から選択される一つまたは複数の三価の元素を表し、Mは、Mg、Mn、Fe(II)、Co、Cu、Zn、およびCdからなる群から選択される一つまたは複数の二価の元素を表す)を(0001)面で劈開し、RAMO4板状体を準備する劈開工程と、
前記RAMO4板状体に高さ500nm以上の凹凸を形成する粗凹凸形成工程と、
前記高さ500nm以上の凹凸を研磨して、高さ500nm未満の凹凸を形成する微少凹凸形成工程と、
を含む、RAMO4基板の製造方法。 - 前記粗凹凸形成工程は、第1砥粒を用いて前記高さ500nm未満の凹凸を形成する工程であり、
前記微少凹凸形成工程は、前記第1砥粒より硬度が低い第2砥粒を用いて、前記高さ500nm以上の凹凸を研磨し、前記高さ500nm未満の凹凸を形成する工程である、
請求項8に記載のRAMO4基板の製造方法。 - 前記微少凹凸形成工程において、研磨時の加圧力を段階的に弱めることにより、前記高さ500nm以上の凹凸を研磨し、前記高さ500nm未満の凹凸を形成する、
請求項8または9に記載のRAMO4基板の製造方法。 - 前記粗凹凸形成工程において、
♯300以上♯2000以下のダイヤモンド砥粒の付着した砥石を用いて、
砥石回転数500min―1以上50000min―1以下、
RAMO4板状体回転数10min―1以上300min―1以下、
加工速度0.01μm/秒以上1μm/秒以下、
加工除去量1μm以上300μm以下、
の条件で研削を行い、
前記微少凹凸形成工程において、
コロイダルシリカを主成分とするスラリーと不織布からなる研磨パッドを用い、
前記研磨パッドの回転数10min―1以上1000min―1以下、
スラリー供給量0.02ml/分以上2ml/分以下、
加圧力1000Pa以上20000Pa以下、
の条件で研磨を行う、
請求項8に記載のRAMO4基板の製造方法。 - 前記微少凹凸形成工程において、加圧力を、10000Pa以上20000Pa以下、5000Pa以上10000Pa未満、1000Pa以上5000Pa未満、の順に段階的に弱める、
請求項10または11に記載のRAMO4基板の製造方法。 - 前記一般式におけるRがScであり、AがAlであり、MがMgである、
請求項8〜12のいずれ一項に記載のRAMO4基板の製造方法。
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