JP6318898B2 - 決済システム - Google Patents

決済システム Download PDF

Info

Publication number
JP6318898B2
JP6318898B2 JP2014125048A JP2014125048A JP6318898B2 JP 6318898 B2 JP6318898 B2 JP 6318898B2 JP 2014125048 A JP2014125048 A JP 2014125048A JP 2014125048 A JP2014125048 A JP 2014125048A JP 6318898 B2 JP6318898 B2 JP 6318898B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
payment
settlement
information
medium
terminal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014125048A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016004454A (ja
Inventor
美映子 深津
美映子 深津
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Wave Inc
Original Assignee
Denso Wave Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Wave Inc filed Critical Denso Wave Inc
Priority to JP2014125048A priority Critical patent/JP6318898B2/ja
Publication of JP2016004454A publication Critical patent/JP2016004454A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6318898B2 publication Critical patent/JP6318898B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)
  • Cash Registers Or Receiving Machines (AREA)
  • Financial Or Insurance-Related Operations Such As Payment And Settlement (AREA)

Description

本明細書で開示する技術は、電子マネー決済を実行するための決済システムに関する。
特許文献1には、ICカードを用いて決済を行うための決済システムが開示されている。特許文献1の決済システムは、ICカードとの間で決済を行うための改札機と、改札機と通信可能に接続され、ICカードに関する各種情報(ICカード識別情報、ユーザ情報、プリペイド残高情報、等)を管理するサーバとを備える。
特開2005−165797号公報
特許文献1の決済システムでは、ICカードと改札機との間で決済が行われる際に、ICカードと改札機の間の通信状態が悪化する等して、ICカードに正しい決済結果(例えば、正確なプリペイド残高)が記憶されない決済エラーが発生する場合がある。特許文献1の決済システムでは、このような決済エラーが発生した場合、ICカードのユーザが、係員に決済エラーが発生したことを知らせ、係員による修正処理を受ける必要がある。しかしながら、ICカードのユーザが、決済実行時に決済エラーが発生したことを認識することができない場合がある。その場合、ユーザは、自身のICカードに発生した決済エラーを修正する機会を得られないまま、不正確な決済結果(例えば、不正確なプリペイド残高)が記憶されたままのICカードを継続して使用することになり、不利益を被る可能性がある。
本明細書では、決済媒体について発生した決済エラーを適切に修正することができる技術を提供する。
本明細書が開示する決済システムは、決済媒体との間で決済を行うための決済端末と、決済端末と通信可能に接続され、決済端末で実行された決済に関する決済実績情報を管理するサーバと、を備える。決済端末は、決済媒体を検出可能であると共に決済媒体と通信可能な通信インターフェースを有しており、検出された決済媒体との間で通信インターフェースを介して決済を実行し、実行された決済に関する決済実績情報をサーバに送信する。サーバは、決済端末から決済実績情報を受信して記憶し、記憶した決済実績情報に1以上の決済エラーが含まれる場合は、それら1以上の決済エラーのそれぞれについて、当該決済エラーが発生した決済媒体を示す識別情報と、当該決済エラーが発生した決済の正しい決済結果に関係する修正情報と、が対応付けられたエラー修正テーブルを生成し、生成されたエラー修正テーブルを決済端末に送信する。決済端末は、サーバからエラー修正テーブルを受信して記憶し、記憶したエラー修正テーブルに含まれる1以上の識別情報のうちのいずれかと一致する識別情報を有する決済媒体が検出される場合に、エラー修正テーブルにおいて当該識別情報に対応付けられている修正情報に基づいて、当該決済媒体の記憶内容を修正する。
上記の決済システムでは、決済端末は、サーバから送信されたエラー修正テーブルに含まれる1以上の識別情報のいずれかと一致する識別情報を有する決済媒体が検出される場合に、エラー修正テーブルにおいて当該識別情報に対応付けられている修正情報に基づいて、当該決済媒体の記憶内容を修正する。そのため、上記の決済システムでは、決済媒体のユーザが、決済実行時に決済エラーが発生したことを認識できなかった場合においても、以後の決済の際に、当該決済エラーを解消することができる。従って、上記の決済システムによると、決済媒体について発生した決済エラーを適切に修正することができる。
決済システムの構成を模式的に示す図。 決済実績情報群の例を示す図。 エラー修正テーブルの例を示す図。 第1実施例のサーバの制御部が実行するサーバ処理を示すフローチャート。 第1実施例の決済端末の制御部が実行する端末処理を示すフローチャート。 第1実施例の決済システムが実行する処理の例を示すシーケンスチャート。 第2実施例のサーバの制御部が実行するサーバ処理を示すフローチャート。 第2実施例の決済端末の制御部が実行する端末処理を示すフローチャート。 第2実施例の決済システムが実行する処理の例を示すシーケンスチャート。
以下に説明する実施例の主要な特徴を列記しておく。なお、以下に示す技術要素は、それぞれ独立した技術要素であって、単独であるいは各種の組み合わせによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組み合わせに限定されるものではない。
(特徴1)サーバは、ユーザが指示を入力するための入力手段をさらに備えてもよい。サーバは、ユーザが入力手段を介して入力する指示に従って、記憶された決済実績情報に基づいてエラー修正テーブルを生成してもよい。
この構成によると、ユーザの指示に従って決済エラーを修正することが可能となる。サーバに記憶された決済実績情報からは自動的に検出されない態様の決済エラーを修正することも可能となるため、決済媒体について発生した決済エラーをより適切に修正することができる。
(特徴2)決済システムは、複数個の決済端末を備えてもよい。複数個の決済端末のそれぞれは、サーバと通信可能に接続されていてもよい。サーバは、生成されたエラー修正テーブルを記憶すると共に複数個の決済端末のそれぞれに送信してもよい。複数個の決済端末のうちのいずれかが、エラー修正テーブルに含まれる識別情報と一致する識別情報を有する決済媒体を検出し、その決済媒体の記憶内容を修正した場合に、当該決済端末は、エラー修正テーブルから、記憶内容が修正された決済媒体に関する識別情報及び修正情報を削除すると共に、当該識別情報及び修正情報に対応する決済エラーの修正が完了したことを示す完了情報をサーバに送信してもよい。サーバは、決済端末から完了情報を受信すると、当該完了情報に関する識別情報及び修正情報をエラー修正テーブルから削除すると共に、当該完了情報を、当該完了情報をサーバに送信した決済端末以外の複数個の決済端末のそれぞれに送信してもよい。サーバから完了情報を受信した複数個の決済端末のそれぞれは、当該完了情報に関する識別情報及び修正情報をエラー修正テーブルから削除してもよい。
この構成によると、複数個の決済端末のうちのいずれにおいても、決済媒体について発生した決済エラーを修正することができる。また、特定の決済端末で決済エラーが修正された場合に、特定の決済端末、サーバ、及び、特定の決済端末以外の複数個の決済端末のそれぞれにおけるエラー修正テーブルから、修正された決済エラーに関する識別情報及び修正情報が削除される。そのため、決済エラーの修正が重複して行われることも防止することができる。
(特徴3)決済システムは、複数個の決済端末を備えていてもよい。複数個の決済端末のそれぞれは、サーバと通信可能に接続されていてもよい。サーバは、生成されたエラー修正テーブルと、特定の決済端末にのみ特定の決済媒体に関する決済エラーの修正を許可することを示す許可情報と、を複数個の決済端末のそれぞれに送信してもよい。特定の決済端末は、特定の決済媒体を検出すると、特定の決済媒体の記憶内容を修正してもよい。特定の決済端末以外の複数個の決済端末のそれぞれは、特定の決済媒体を検出しても、特定の決済媒体の記憶内容を修正しなくてもよい。
決済システムにおいて、各決済端末とサーバとが、決済実績情報の通信を常時実行しない構成が採用される場合がある。そのような場合でも、この構成を採用することで、決済エラーの修正が重複して行われることを防止するとともに、適切に決済エラーを修正することができる。
(特徴4)特定の決済端末以外の複数個の決済端末のそれぞれは、特定の決済媒体が検出される場合に、特定の決済端末で決済エラーの修正が可能であることを特定の決済媒体のユーザに報知するための報知動作を行ってもよい。
この構成によると、特定の決済端末で決済エラーの修正が可能であることを決済媒体のユーザに知らせることができる。
(第1実施例)
(システムの概要;図1)
図1に示す決済システム2は、決済端末10、30と、サーバ50と、決済媒体100、200とを備える。決済システム2は、例えば、商店内で利用されるシステムであって、商品の販売に伴う決済を行うシステムである。決済システム2を用いて決済を行う場合、まず、商店の店員が決済端末10を操作し、顧客が購入を希望する商品の名称や、顧客が購入を希望する商品の金額(即ち、決済金額)等、決済に必要な決済情報を入力する。決済端末10への決済情報の入力は、決済端末10に接続されているPOS端末(図示省略)を介して行われてもよい。決済端末10は、入力された決済情報を記憶する。その後、顧客が、自身が所有する決済媒体100を決済端末10に近づけると、決済端末10とその決済媒体100との間で通信が行われ、必要な決済が行われる。決済端末10は、所定のタイミングで、決済端末10で行われた決済の内容(例えば、決済媒体ID、決済番号、決済時刻、商品名、商品の定価、決済前残高、決済後残高等)を示す決済実績情報をサーバ50に送信する。サーバ50は、決済実績情報を記憶する。
(決済端末10、30)
決済端末10は、操作部12と、表示部14と、有線インターフェース16と、NFC(Near Field Communicationの略)インターフェース17と、制御部18と、メモリ20とを備える。以下では、インターフェースのことを「I/F」と記載する。
操作部12は、複数のキーを備える。決済端末10のユーザ(例えば、店員、顧客等)は、操作部12を操作することによって、様々な指示を決済端末10に入力することができる。表示部14は、様々な情報を表示するためのディスプレイである。
有線I/F16は、サーバ50と有線通信を行うためのインターフェースである。決済端末10は、有線I/F16を介して、サーバ50と有線通信可能に接続されている。
NFCI/F17は、決済媒体100、200と近距離無線通信を実行するためのインターフェースである。NFCI/F17は、決済媒体100、200を検出可能であると共に決済媒体100、200と通信可能である。
制御部18は、メモリ20内のプログラム21に従って、様々な処理を実行する。制御部18が実行する処理の内容は後で詳しく説明する。
メモリ20は、プログラム21と、エラー修正テーブル70とを記憶している。エラー修正テーブル70は、サーバ50から供給されるテーブルであって、決済エラーが発生した決済媒体のID、当該決済エラーが発生した決済を正しい決済結果に修正するための修正情報等が対応付けられているテーブルである。エラー修正テーブル70の詳しい内容は後で説明する(図3参照)。また、メモリ20は、決済端末10で行われた決済の内容(例えば、決済媒体ID、決済番号、決済時刻、商品名、商品の定価、決済前残高、決済後残高等)を示す決済実績情報、決済エラーの修正が完了したことを示す完了情報等の各種情報を一時的に記憶するための記憶領域も有している。なお、図1では、メモリ20内に許可情報80がさらに図示されているが、許可情報80は、後述の第2実施例で利用される。
決済端末30は、決済端末10と同様の構成を有する。即ち、決済端末30も、操作部32と、表示部34と、有線I/F36と、NFCI/F37と、制御部38と、メモリ40とを備える。メモリ40は、プログラム41と、エラー修正テーブル70とを記憶している。プログラム41及びエラー修正テーブル70は、決済端末10のメモリ20に記憶されているものと同じである。
(サーバ50)
サーバ50は、各決済端末10、30から決済実績情報を収集し、収集した決済実績情報を管理するためのサーバである。サーバ50は、操作部52と、表示部54と、有線I/F56と、制御部58と、メモリ60とを備える。
操作部52は、キーボード及びマウスを備える。表示部54は、様々な情報を表示するためのディスプレイである。有線I/F56は、決済端末10、30と有線通信を行うためのインターフェースである。制御部58は、メモリ60内のプログラム61に従って様々な処理を実行する。制御部58が実行する処理の内容は後で詳しく説明する。
メモリ60は、プログラム61と、決済実績情報群64と、エラー修正テーブル70と、を記憶している。決済実績情報群64は、決済端末10、30から取得した決済実績情報を含む。即ち、決済実績情報群64には、決済端末10、30で行われたすべての決済の内容を示す決済実績情報が含まれる。決済実績情報群64の詳しい内容は後で説明する(図2参照)。エラー修正テーブル70は、決済端末10、30のメモリ20、40に記憶されているものと同じである。
(決済媒体100、200)
決済媒体100は、例えば、顧客が所持するIDカード、携帯電話端末等、決済端末10、30と近距離無線通信を実行可能な媒体である。決済媒体100は、図示しないICチップを内蔵している。ICチップには、決済媒体100のID、電子マネーの残高を示す残高情報などを含む媒体情報が記憶されている。本実施例の決済媒体100には、ID「C1」が割り当てられている。
決済媒体200も、決済媒体100と同様の構成を有している。決済媒体200には、ID「C2」が割り当てられている。なお、図1では、2つの決済媒体100、200のみを図示しているが、決済システム2は、決済媒体100、200以外の1以上の他の決済媒体を有している。
(決済実績情報群;図2)
図2を参照して決済実績情報群64の内容を説明する。上記の通り、決済実績情報群64には、決済端末10、30から取得した複数個の決済実績情報500、510、520が含まれる。図2に示す通り、各決済実績情報には、決済媒体ID、決済番号、決済時刻、商品名、定価、決済前残高、決済後残高、の各情報が対応付けられている。決済媒体IDは、決済媒体のID(例えば、決済媒体100のID「C1」等)を示す。決済番号は、決済エラーが発生した決済を識別するためのユニークな番号である。決済時刻は、当該決済が行われた時刻を示す。商品名は、当該決済において顧客が購入を希望した商品の名称を示す。定価は、商品名が示す商品の価格を示す。決済前残高は、当該決済が行われる前における決済媒体IDが示す決済媒体に記憶されている電子マネー残高を示す。決済後残高は、当該決済が行われた後における決済媒体IDが示す決済媒体に記憶されている電子マネー残高を示す。
例えば、決済実績情報500は、決済媒体ID「C1」、決済番号「0001」、決済時刻「10:10」、商品名「XXXX」、定価「350」、決済前残高「1500」、決済後残高「1050」の各情報を含む。即ち、決済実績情報500は、決済媒体ID「C1」の決済媒体100との間で行われた決済番号「0001」の決済において、10時10分に、定価350円の商品「XXXX」の決済が行われたこと、及び、決済媒体100の決済前残高が1500円であり、決済後残高が1050円になったことを意味する。決済実績情報500から明らかな通り、決済前残高が1500円である場合に、定価350円の商品の決済を行った後の決済後残高は本来1150円であるべきである。即ち、この決済では、100円分の過減額が行われている。従って、サーバ50の制御部58は、後で説明するサーバ処理(図4参照)において、決済実績情報500が示す決済について決済エラー(過減額)が発生していると判断するとともに、決済媒体100に100円返金すべき旨の修正情報を含むエラー修正テーブル70を作成する。なお、過減額が行われた後の決済媒体100は、その後、過減額が修正されるまでの間に、別の決済を行うこともできる。
また、決済実績情報510は、決済媒体ID「C3」、決済番号「0005」、決済時刻「12:10」、商品名「YYYY」、定価「400」、決済前残高「2000」、決済後残高「1600」の各情報を含む。即ち、決済実績情報500は、決済媒体ID「C3」の決済媒体(図示しない)との間で行われた決済番号「0005」の決済において、12時10分に、定価400円の商品「YYYY」の決済が行われたこと、及び、当該決済媒体の決済前残高が2000円であり、決済後残高が1600円になったことを意味する。決済実績情報510では、決済前残高が2000円である場合に、決済定価400円の商品の決済を行った後の決済後残高が1600円であるため、正しい決済が行われている。そのため、制御部58は、後で説明するサーバ処理において、決済実績情報510が示す決済について決済エラーが発生していないと判断する。
また、決済実績情報520は、決済媒体ID「C2」、決済番号「5001」、決済時刻「15:15」、商品名「ZZZZ」、定価「500」、決済前残高「2000」、決済後残高「AXBYZC」の各情報を含む。即ち、決済実績情報500は、決済媒体ID「C2」の決済媒体200との間で行われた決済番号「5001」の決済において、15時15分に、定価500円の商品「ZZZZ」の決済が行われたこと、及び、決済媒体100の決済前残高が2000円であり、決済後残高が正しく書き込まれず(本来は金額を示す数字が書き込まれる)、データが破損したことを意味する。決済後残高のデータが破損する原因は、例えば、決済実行中の通信環境が悪化すること等が考えられる。なお、残高のデータが破損している決済媒体200は、その後、データ破損が修正されるまでの間に別の決済を行うことはできない。決済実績情報520から明らかな通り、決済前残高が2000円である場合に、定価500円の商品の決済を行った後の決済後残高は本来1500円であるべきであるが、決済実績情報520では、決済後残高のデータが破損している。従って、サーバ50の制御部58は、後で説明するサーバ処理(図4参照)において、決済実績情報520が示す決済について決済エラー(データ破損)が発生していると判断するとともに、決済媒体200の残高を1500円に戻すべき旨の修正情報を含むエラー修正テーブル70を作成する。
(エラー修正テーブル70;図3)
図3を参照してエラー修正テーブル70の内容を説明する。エラー修正テーブル70は、サーバ50のメモリ60に記憶されている決済実績情報群64の中に1以上の決済エラーが含まれる場合に、制御部58によって生成されるテーブルである。エラー修正テーブル70は、決済媒体ID、決済番号、エラー内容、修正情報、の各情報が対応付けられた組み合わせ情報300、310等を含む。決済媒体IDは、決済媒体のID(例えば、決済媒体100のID「C1」等)を示す。決済番号は、決済エラーが発生した決済を識別するためのユニークな番号である。エラー内容は、発生した決済エラーの内容を示す。修正情報は、当該決済エラーを修正し、決済媒体IDが示す決済媒体に正しい決済結果を反映させるために、行われるべき修正処理の内容を示す。
例えば、組合せ情報300は、図2の決済実績情報500が示す決済において発生した決済エラーを修正するための各情報を含む。具体的には、組合せ情報300は、決済媒体ID「C1」、決済番号「0001」、エラー内容「過減額」、修正情報「100円返金」の各情報を含む。即ち、組合せ情報300は、決済媒体ID「C1」の決済媒体100との間で行われた決済番号「0001」の決済において、決済媒体100の残高を過大に減額するエラー(過減額)が発生したこと、及び、正しい決済結果の反映のためには、決済媒体100の残高を100円加算(即ち、過大に減額した分の100円が返金)すべきであることを意味する。
また、組合せ情報310は、図2の決済実績情報520が示す決済において発生した決済エラーを修正するための各情報を含む。具体的には、組合せ情報310は、決済媒体ID「C2」、決済番号「5001」、エラー内容「データ破損」、修正情報「残高1500円」の各情報を含む。即ち、組合せ情報310は、決済媒体ID「C2」の決済媒体200との間で行われた決済番号「5001」の決済において、決済媒体200の残高を表すデータが決済実行中に破損するエラー(データ破損)が発生したこと、及び、正しい決済結果の反映のためには、決済媒体200の残高を1500円に戻すべきであることを意味する。
(サーバ50の制御部58が実行するサーバ処理;図4)
続いて、図4を参照して、サーバ50の制御部58が実行するサーバ処理について説明する。サーバ50の電源がONされている間、制御部58は、S10、S20の各監視を同時に実行する。
S10では、制御部58は、いずれかの決済端末から、決済実績情報を受信することを監視する。本実施例では、例えば、決済端末10が決済媒体100との間で決済を行うと、決済端末10は、実行した決済の内容を示す決済実績情報を、決済完了後すぐにサーバ50に送信する。制御部58は、有線I/F56を介して決済実績情報を受信すると、S10でYESと判断してS12に進む。
S20では、制御部58は、いずれかの決済端末から、完了情報を受信することを監視する。本実施例では、例えば、決済端末10は、エラー修正テーブル70に含まれるいずれかの組合せ情報が示す決済エラーを修正すると、サーバ50に対して、当該決済エラーの修正が完了したことを示す完了情報をサーバ50に送信する。完了情報には、修正された決済エラーに対応する決済媒体ID及び決済番号が含まれる。制御部58は、有線I/F56を介して完了情報を受信すると、S20でYESと判断してS22に進む。
S12では、制御部58は、受信した決済実績情報を、メモリ60に記憶させる。この結果、メモリ60内の決済実績情報群64に新たに決済実績情報が追加される。
次いで、S14では、制御部58は、S12でメモリ60に記憶された決済実績情報に決済エラーが含まれるか否かを判断する。制御部58は、決済実績情報を参照し、受信した決済実績情報に決済エラーが含まれるか否かを判断する。決済エラーには、「過減額」と「データ破損」の2種類がある。
「過減額」は、商店で本来設定していた商品価格に対して減額された金額が過大であった場合や、決済実行中の通信環境の悪化等によって、1回の決済で複数回減額処理を行った場合が該当する。例えば、上記の図2の決済実績情報500が示す決済では、決済前残高が1500円である場合に、定価350円の商品の決済を行った後の決済後残高が、本来1150円であるべきであるところ、1050円になっている。即ち、この決済では、100円分の過減額の決済エラーが発生している。そのため、S12でメモリ60に記憶された決済実績情報が図2の決済実績情報500であった場合、制御部58は、S14でYESと判断する。
また、「データ破損」は、決済実行中の通信環境の悪化等によって、決済媒体に記録されていた残高を表すデータが破損した場合が該当する。例えば、上記の図2の決済実績情報520が示す決済では、決済前残高が2000円である場合に、定価500円の商品の決済を行った後の決済後残高は本来1500円であるべきであるが、決済実績情報520では、決済後残高のデータが破損している。即ち、この決済では、データ破損の決済エラーが発生している。そのため、S12でメモリ60に記憶された決済実績情報が図2の決済実績情報520であった場合、制御部58は、S14でYESと判断する。
上記の通り、制御部58は、S12でメモリ60に記憶された決済実績情報が示す決済において決済エラーが発生している場合には、S14でYESと判断し、S16に進む。
一方、受信した決済実績情報が示す決済において決済エラーが発生していない場合(例えば、S12でメモリ60に記憶された決済実績情報が図2の決済実績情報510である場合)、制御部58は、S14でNOと判断する。この場合、制御部58は、S10及びS20に戻って再び監視を行う。
S16では、制御部58は、エラー修正テーブル70の内容を変更する。具体的には、制御部58は、受信した決済実績情報に基づいて、決済エラーが発生した決済媒体のID、決済番号、エラー内容(過減額又はデータ破損)、及び、修正情報を含む組合せ情報を生成する(図3の組合せ情報300、310参照)。制御部58は、生成した組合せ情報を含む新たなエラー修正テーブル70(図3参照)を生成する。制御部58は、生成した新たなエラー修正テーブル70をメモリ60に記憶させる。
続くS18では、制御部58は、有線I/F56を介して、S16で変更された新たなエラー修正テーブル70を、決済端末10、30のそれぞれに送信する。これにより、各決済端末において、新たなエラー修正テーブル70が記憶される。S18を終えると、制御部58は、S10及びS20に戻って再び監視を行う。
S22では、制御部58は、受信した完了情報に含まれる決済媒体ID及び決済番号に対応する組合せ情報を、エラー修正テーブル70から削除する。
続くS24では、制御部58は、有線I/F56を介して、受信した完了情報と同じ完了情報を、完了情報の送信元の決済端末(例えば、決済端末10)以外の決済端末(例えば、決済端末30)に対して送信する。これにより、各決済端末10、30及びサーバ50において、修正の完了が反映される。S24を終えると、制御部58は、S10及びS20に戻って再び監視を行う。
(決済端末10の制御部18が実行する端末処理;図5)
続いて、図5を参照して、決済端末10の制御部18が実行する端末処理について説明する。なお、以下では、決済端末10の制御部18の端末処理を例として説明するが、決済端末30の制御部38も同様の端末処理を実行する。決済端末10の電源がONされている間、制御部18は、S40、S54、及び、S58の各監視を同時に実行する。
S40では、制御部18は、顧客が購入を希望する商品の名称や、顧客が購入を希望する商品の金額(即ち、決済金額)等、決済に必要な決済情報が入力されることを監視する。例えば、商店の店員が操作部12を介して決済情報を入力する場合、制御部18はS40でYESと判断し、S42に進む。他の例では、商店の店員が図示しないPOS端末を介して決済情報を入力する場合にも、制御部18はS40でYESと判断してもよい。
S54では、制御部18は、サーバ50から完了情報を受信することを監視する。上記の通り、サーバ50は、一の決済端末(例えば、決済端末30)が送信した完了情報を受信すると、他の決済端末(例えば、決済端末10)に対して完了情報を送信する(図4のS24参照)。制御部18は、サーバ50から完了情報を受信すると、S54でYESと判断し、S56に進む。
S58では、制御部18は、サーバ50からエラー修正テーブル70を受信することを監視する。上記の通り、サーバ50は、エラー修正テーブル70の内容を変更した場合(図4のS16参照)、新たなエラー修正テーブル70を各決済端末に対して送信する(図4のS18参照)。制御部18は、サーバ50から新たなエラー修正テーブル70を受信すると、S58でYESと判断し、S60に進む。
S42では、制御部18は、NFCI/F17を介して、決済媒体(例えば、決済媒体100)を検出することを監視する。例えば、顧客が決済媒体100を決済端末10にかざすと、NFCI/F17は、決済媒体100を検出する。NFCI/F17が決済媒体を検出すると、制御部18は、S42でYESと判断し、S44に進む。
S44では、制御部18は、検出された決済媒体のIDが、エラー修正テーブル70内に含まれるか否かを判断する。NFCI/F17が決済媒体を検出すると、制御部18は、NFCI/F17を介して、検出された決済媒体のIDを受信する。受信したIDがエラー修正テーブル70に含まれている場合、制御部18は、S44でYESと判断し、S46に進む。例えば、検出された決済媒体が決済媒体100であれば、制御部18は、NFCI/F17を介して、ID「C1」を受信する。受信したID「C1」は、図3のエラー修正テーブル70に含まれている(組合せ情報300参照)。このような場合、制御部18は、S44でYESと判断する。一方、受信したIDがエラー修正テーブル70に含まれていない場合、制御部18は、S44でNOと判断し、S46、S48、S49をスキップしてS50に進む。
S46では、制御部18は、受信したIDに対応する決済エラーの修正を、検出された決済媒体に対して実行する。具体的には、制御部18は、エラー修正テーブル70を参照し、受信したIDを含む組合せ情報を特定する。次いで、制御部18は、特定した組合せ情報に含まれる修正情報が示す修正内容に従って、決済媒体の記憶内容(具体的には、残高)を修正する。例えば、受信したIDに対応する修正情報が「100円返金」を示す場合(図3の組合せ情報300参照)、制御部18は、検出された決済媒体(例えば決済媒体100)に対して、残高を100円加算する処理を行う。また、例えば、修正情報が「残高1500円」を示す場合(図3の組合せ情報310参照)、制御部18は、検出された決済媒体(例えば決済媒体200)に対して、残高「1500円」を書き込む処理を行う。
続くS48では、制御部18は、完了情報をサーバ50に送信する。完了情報には、S46で修正を行った決済媒体のID、及び、そのIDに対応する決済番号を含む完了情報をサーバ50に送信する。受信したIDに対応する決済番号は、エラー修正テーブル70に含まれている。
続くS49では、制御部18は、修正を行った決済媒体のIDに対応する組合せ情報を、エラー修正テーブル70から削除する。
続くS50では、制御部18は、S40でYESの場合に入力された決済情報に従って、検出中の決済媒体との間で決済を実行する。具体的には、制御部18は、決済媒体から読み取った電子マネーの残高を決済金額分だけ減じたうえで、変更後の残高情報を決済媒体に書き込む処理を行う。なお、このタイミングで決済エラーが発生する可能性もあるが、制御部18は、決済エラーの発生を検出しない。
続くS52では、制御部18は、S50で実行された決済の内容を示す決済実績情報を生成し、サーバ50に送信する。S52を終えると、制御部18は、S40、S54、S58に戻って再び監視を行う。
S56では、制御部18は、受信した完了情報が示す決済媒体ID及び決済番号を含む組合せ情報を、エラー修正テーブル70から削除する。これにより、他の決済端末において修正が完了したことを、決済端末10にも反映させることができる。S56を終えると、制御部18は、S40、S54、S58に戻って再び監視を行う。
S60では、制御部18は、受信した新たなエラー修正テーブル70を、現在のエラー修正テーブル70に置き換えてメモリ20に記憶させる。S60を終えると、制御部18は、S40、S54、S58に戻って再び監視を行う。
(具体例;図6)
続いて、図6を参照して、決済媒体100、決済端末10、30、及び、サーバ50の間で実行される処理の具体例を説明する。図6の例では、決済媒体100と決済端末10との間で決済(第1の決済)が行われた際に決済エラーが発生し、その後、決済端末30が決済媒体100のエラーを修正し、決済媒体100と決済端末30との間で別の決済(第2の決済)がさらに行われる場合について説明する。
まず、店員は、決済媒体100を用いた第1の決済を行うために、決済端末10に決済情報(商品名、決済金額等)を入力する(図5のS40でYES)。次いで、顧客が、決済媒体100を決済端末10にかざすと、決済端末10が決済媒体100を検出する(S42でYES)。決済端末10が決済媒体100を検出すると、決済端末10は、決済媒体100との間で第1の決済を実行する(S44でNO、S50)。ただし、この例では、第1の決済時に、決済媒体100の残高を100円分余計に減額するという決済エラー(即ち、過減額)が発生している。第1の決済が完了すると、決済端末10は、第1の決済の内容を示す決済実績情報(即ち、図2の決済実績情報500)をサーバ50に送信する(S52)。
サーバ50は、決済実績情報500を受信する(図4のS10でYES)と、決済実績情報500を記憶する(S12)。次いで、サーバ50は、受信した決済実績情報が決済エラー(過減額)を含むと判断する(S14でYES)。サーバ50は、受信した決済実績情報500に基づいて、決済エラーが発生した決済端末のID「C1」、決済番号、エラー内容「過減額」、及び、修正情報「100円返金」を含む組合せ情報(図3の組合せ情報300参照)を生成し、生成した組合せ情報を含む新たなエラー修正テーブル70(図3参照)を生成する(図4のS16)。サーバ50は、新たなエラー修正テーブル70を、決済端末10、30に送信する(S18)。
決済端末10、30は、新たなエラー修正テーブル70を受信すると、エラー修正テーブル70を記憶する(図5のS60)。
その後、店員は、決済媒体100を用いた第2の決済を行うために、決済端末30に決済情報(商品名、決済金額等)を入力する(図5のS40でYES)。次いで、顧客が、決済媒体100を決済端末30にかざすと、決済端末30が決済媒体100を検出する(S42でYES)。この時点で、決済媒体100のID「C1」は、エラー修正テーブル70(図3参照)に含まれている(図3の組合せ情報300参照)(図5のS44でYES)。そのため、決済端末30は、組合せ情報300に含まれる修正情報「100円返金」が示す修正を行う(S46)。即ち、決済端末30は、決済媒体100の残高を100円加算する処理を行う。決済端末30は、修正が完了すると、完了情報をサーバ50に送信する(図5のS48)。
サーバ50は、完了情報を受信すると(図4のS20でYES)、完了情報に含まれるID「C1」及び決済番号に対応する組合せ情報300をエラー修正テーブル70から削除する(図4のS22)。また、サーバ50は、決済端末10に対して完了情報を送信する(S24)。
決済端末10は、サーバ50から完了情報を受信すると(図5のS54でYES)、完了情報に含まれるID「C1」及び決済番号に対応する組合せ情報300をエラー修正テーブル70から削除する(S56)。
続いて、決済媒体100を検出している決済端末30は、決済媒体100との間で第2の決済を実行する(図5のS50)。第2の決済は正常に完了する。第2の決済が完了すると、決済端末30は、第2の決済の内容を示す決済実績情報をサーバ50に送信する(S52)。
サーバ50は、決済実績情報を受信すると(図4のS10でYES)、決済実績情報を記憶する(S12)。この場合、サーバ50は、受信した決済実績情報が決済エラーを含まないと判断する(S14でNO)。
以上、本実施例の決済システム2について説明した。図6に示すように、本実施例の決済システム2では、決済端末30は、エラー修正テーブルに含まれるID「C1」と一致するID「C1」を有する決済媒体100を検出する場合に、エラー修正テーブル70において当該IDに対応付けられている修正情報「100円返金」に基づいて、決済媒体100の残高を修正する。そのため、本実施例の決済システム2では、決済端末10のユーザである店員が、決済端末10における第1の決済の際に決済エラーが発生したことを認識できなかった場合においても、以後の第2の決済の際に、当該決済エラーを解消することができる。従って、本実施例の決済システム2によると、決済媒体100について発生した決済エラーを適切に修正することができる。
また、本実施例の決済システム2では、複数個の決済端末10、30が、第1の決済の際に発生した決済エラーを修正するための修正情報「100円返金」を含むエラー修正テーブル70を記憶する。そのため、本実施例の決済システム2では、複数個の決済端末10、30のうちのいずれにおいても、決済媒体100について発生した決済エラーを修正することができる。また、図6に示すように、決済端末30で決済エラーが修正された場合に、決済端末30、サーバ50、及び、決済端末30以外の決済端末10におけるエラー修正テーブル70から、修正された決済エラーに関する組合せ情報300が削除される。そのため、決済エラーの修正が重複して行われることも防止することができる。
(第2実施例)
第2実施例について、第1実施例と異なる点を中心に説明する。本実施例の決済システム2の構成も、第1実施例の決済システム2の構成(図1参照)と基本的に共通する。ただし、第1実施例の決済システム2では、サーバ50と決済端末10、30とが常時通信可能であり、決済実績情報、完了情報、エラー修正テーブル等の各種情報の変更が即時反映される方式(いわゆるリアルタイム方式)を採用しているのに対し、本実施例の決済システム2では、サーバ50と決済端末10、30とが、特定のタイミングにおいてのみ通信可能となる方式(いわゆるオフライン方式)を採用している点が異なる。即ち、本実施例では、サーバ50と決済端末10、30との間で、決済実績情報、完了情報、エラー修正テーブル等の各種情報の変更を即時に行うことはできない。そのため、本実施例では、決済エラーの修正を実行可能な決済端末(以下では、「特定端末」と呼ぶ場合がある)が決済端末10、30のうちのいずれか一つに限られており、それ以外の決済端末では、決済エラーの修正を実行できない。特定端末以外の決済端末のことを、以下では「通常端末」と呼ぶ場合がある。本実施例では、各決済端末10、30は、特定端末の識別情報を含む許可情報80(図1参照)を記憶している。後で説明するように、許可情報80は、サーバ50から、エラー修正テーブル70とともに受信される。
(サーバ50の制御部58が実行するサーバ処理;図7)
続いて、図7を参照して、本実施例のサーバ50の制御部58が実行するサーバ処理について説明する。
S70では、制御部58は、決済端末から、決済実績情報と完了情報とを受信することを監視する。決済端末において特定のタイミングが到来する場合(後述の図8のS110参照)に、その決済端末は、特定のタイミングが到来するまでに当該決済端末で行われた各決済の内容を示す決済実績情報を、サーバ50に送信する(図8のS112参照)。また、特定端末である決済端末10は、決済実績情報に加えて、特定のタイミングが到来するまでに決済端末10で行われた決済エラーの修正を示す完了情報を、サーバ50に送信する。制御部58は、決済実績情報、又は、決済実績情報及び完了情報(以下では「決済実績情報等」と呼ぶ場合がある)を受信すると、S70でYESと判断し、S72に進む。
S72では、制御部58は、受信した決済実績情報等をメモリ60に記憶させる。この結果、メモリ60内の決済実績情報群64に新たに決済実績情報が追加される。
次いで、S74では、制御部58は、サーバ50と通信可能なすべての決済端末から決済実績情報等を受信したか否かを判断する。本実施例では、メモリ60には、サーバ50と通信可能な各決済端末(即ち決済端末10、30)のIDが記憶されている。制御部58は、受信した決済実績情報等の送信元の決済端末のIDを参照し、メモリ60内の各IDのうち、受信した決済実績情報等の送信元のIDに受信済みフラグを対応付ける。S74の時点でメモリ60内のすべてのIDに受信済みフラグが対応付けられていれば、制御部58は、S74でYESと判断し、S76に進む。一方、S74の時点で、メモリ60内のすべてのIDに受信済みフラグが対応付けられていなければ、制御部58は、S74でNOと判断し、S70に戻って再び監視を行う。
S76では、制御部58は、メモリ60に記憶されている完了情報に含まれる決済媒体ID及び決済番号に対応する組合せ情報を、エラー修正テーブル70から削除する。
次いで、S78では、制御部58は、メモリ60内の決済実績情報群64に決済エラーが含まれるか否かを判断する。決済エラーが含まれるか否かの判断手法は、第1実施例(図4のS14参照)と同様である。制御部58は、S78でYESと判断すると、S80に進む。一方、制御部58は、S78でNOと判断すると、S80をスキップして、S82に進む。
S80では、制御部58は、エラー修正テーブル70の内容を変更する。制御部58は、決済エラーが発生した決済媒体のID、決済番号、エラー内容(過減額又はデータ破損)、及び、修正情報を含む組合せ情報を生成する。制御部58は、生成した組合せ情報を含む新たなエラー修正テーブル70を生成する。制御部58は、生成した新たなエラー修正テーブル70をメモリ60に記憶させる。
S82では、制御部58は、有線I/F56を介して、この時点のエラー修正テーブル70を、すべての決済端末に対して送信する。同時に、S82では、制御部58は、特定端末(例えば、決済端末10)の識別情報を含む許可情報80を、すべての決済端末に対して送信する。これにより、各決済端末において、新たなエラー修正テーブル70及び許可情報80が記憶される。各決済端末10、30において許可情報80が記憶されることで、許可情報80に自機の識別情報が含まれている決済端末が特定端末として動作し、それ以外の端末が通常端末として動作することができる。S82を終えると、制御部58は、S70に戻って再び監視を行う。
(決済端末10の制御部18が実行する端末処理;図8)
続いて、図8を参照して、決済端末10の制御部18が実行する端末処理について説明する。なお、以下では、決済端末10の制御部18の端末処理を例として説明するが、決済端末30の制御部38も同様の端末処理を実行する。決済端末10の電源がONされている間、制御部18は、S90、S110、及び、S114の各監視を同時に実行する。
S90では、制御部18は、決済情報が入力されることを監視する。S90の処理の内容は、図5のS40と同様であるため、詳しい説明を省略する。決済情報が入力されると、制御部18は、S90でYESと判断し、S92に進む。
S110では、制御部18は、特定のタイミングが到来することを監視する。本実施例では、制御部18は、予めプログラムされた特定のタイミング(例えば、毎日0時)が到来したことを検出すると、S110でYESと判断し、S112に進む。
S114では、制御部18は、サーバ50からエラー修正テーブル70及び許可情報80を受信することを監視する。上記の通り、サーバ50は、新たなエラー修正テーブル70と、特定端末の識別情報を含む許可情報80とを各決済端末に対して送信する(図7のS82参照)。制御部18は、サーバ50から新たなエラー修正テーブル70及び許可情報80を受信すると、S114でYESと判断し、S116に進む。
S92では、制御部18は、NFCI/F17を介して、決済媒体(例えば、決済媒体100)を検出することを監視する。NFCI/F17が決済媒体を検出すると、制御部18は、S92でYESと判断し、S94に進む。
S94では、制御部18は、検出された決済媒体のIDが、エラー修正テーブル70内に含まれるか否かを判断する。S94の処理の内容は、図5のS44と同様であるため、詳しい説明は省略する。検出された決済媒体のIDがエラー修正テーブル70内に含まれる場合、制御部18は、S94でYESと判断してS96に進む。一方、検出された決済媒体のIDがエラー修正テーブル70内に含まれていない場合、制御部18は、S94でNOと判断し、S104に進む。
S96では、制御部18は、自機(即ち、決済端末10)が特定端末であるか否か判断する。具体的には、制御部18は、メモリ20内の許可情報80が、自機の識別情報を含むか否かを判断する。許可情報80が、自機の識別情報を含む場合、制御部18は、S96でYESと判断し、S98に進む。一方、許可情報80が、自機の識別情報を含まない場合、制御部18は、S96でNOと判断し、S108に進む。
S108では、制御部18は、検出中の決済媒体において決済エラーが発生していること、及び、特定端末(即ち、他機)において当該エラーの修正が可能であることを、当該決済媒体のユーザ(例えば、顧客)に対して報知する報知動作を行う。具体的には、S108では、制御部18は、表示部14にメッセージを表示する。メッセージを見た顧客又は店員は、検出された決済媒体において決済エラーが発生していたこと、及び、特定端末で修正が可能であることを知ることができる。この場合、制御部18は、S90でYESの場合に入力された決済情報に従った決済を実行しない。S108を終えると、制御部18は、S90、S110、S114に戻って再び監視を行う。
S98では、制御部18は、受信したIDに対応する決済エラーの修正を、検出された決済媒体に対して実行する。S98の処理の内容は、S46と同様であるため、詳しい説明は省略する。
続くS100では、制御部18は、完了情報をメモリ20に記憶させる。完了情報には、S98で修正を行った決済媒体のID、及び、そのIDに対応する決済番号を含む。
続くS102では、制御部18は、修正を行った決済媒体のIDに対応する組合せ情報を、エラー修正テーブル70から削除する。
続くS104では、制御部18は、S90でYESの場合に入力された決済情報に従って、検出された決済媒体との間で決済を実行する。なお、このタイミングで決済エラーが発生する可能性もあるが、制御部18は、決済エラーの発生を検出しない。
続くS106では、制御部18は、S104で実行された決済の内容を示す決済実績情報を生成し、メモリ20に記憶させる。S106を終えると、制御部18は、S90、S110、S114に戻って再び監視を行う。
S112では、制御部18は、メモリ20に記憶されている決済実績情報等(即ち、決済実績情報及び完了情報、又は、決済実績情報のみ)をサーバ50に送信する。S112を終えると、制御部18は、S90、S110、S114に戻って再び監視を行う。
S116では、制御部18は、受信したエラー修正テーブル70及び許可情報80をメモリ20に記憶させる。この際、制御部18は、受信したエラー修正テーブル70及び許可情報80を、メモリ20に記憶されていたものと置き換えて記憶させる。S116を終えると、制御部18は、S90、S110、S114に戻って再び監視を行う。
(具体例;図9)
続いて、図9を参照して、決済媒体100、決済端末10、30、及び、サーバ50の間で実行される処理の具体例を説明する。図9では、決済端末10が特定端末として機能し、決済端末30が通常端末として機能する場合の例について説明する。図9の例では、決済媒体100と決済端末10との間で決済(第1の決済)が行われた際に決済エラーが発生し、その後、決済媒体100と決済端末30との間で別の決済(第2の決済)が行われようとする際に、決済端末30が決済端末10で決済エラーの修正が可能であることを報知し、その後、決済端末10が決済媒体100のエラーを修正し、決済媒体100と決済端末10との間で別の決済(第3の決済)がさらに行われる。
まず、店員は、決済媒体100を用いた第1の決済を行うために、決済端末10に決済情報を入力する(図8のS90でYES)。次いで、顧客が、決済媒体100を決済端末10にかざすと、決済端末10が決済媒体100を検出する(S92でYES)。決済端末10が決済媒体100を検出すると、決済端末10は、決済媒体100との間で第1の決済を実行する(S94でNO、S104)。ただし、この例でも、第1の決済時に、決済媒体100の残高を100円分余計に減額するという決済エラー(即ち、過減額)が発生している。第1の決済が完了すると、決済端末10は、第1の決済の内容を示す決済実績情報をメモリ20に記憶させる(S106)。
その後、決済端末10において特定のタイミングが到来すると(図8のS110でYES)、決済端末10は、メモリ20に記憶されている決済実績情報等(即ち、決済実績情報及び完了情報)をサーバ50に送信する(S112)。
サーバ50は、決済端末10から決済実績情報等を受信すると、受信した決済実績情報等を記憶する(図7のS70でYES、S72)。
また、決済端末30においても特定のタイミングが到来すると(図8のS110でYES)、決済端末30は、メモリ40に記憶されている決済実績情報をサーバ50に送信する(S112)。
サーバ50は、決済端末30から決済実績情報を受信すると、受信した決済実績情報をメモリ60に記憶させる(図7のS70でYES、S72)。この時点で、サーバ50は、すべての決済端末から決済実績情報等を受信したと判断する(S74でYES)。次いで、サーバ50は、メモリ60に記憶された完了情報に含まれるID及び決済番号に対応する組合せ情報をエラー修正テーブル70から削除する(S76)。次いで、サーバ50は、メモリ60内の決済実績情報群64が決済エラー(過減額)を含むと判断する(S78でYES)。サーバ50は、決済エラーが発生した決済端末のID「C1」、決済番号、エラー内容「過減額」、及び、修正情報「100円返金」を含む組合せ情報(図3の組合せ情報300参照)を生成し、生成した組合せ情報を含む新たなエラー修正テーブル70(図3参照)を生成する(図7のS80)。サーバ50は、生成した新たなエラー修正テーブル70と、決済端末10の識別情報を含む許可情報80とを、決済端末10、30に送信する(S82)。
決済端末10、30は、新たなエラー修正テーブル70と許可情報80を受信すると、エラー修正テーブル70及び許可情報80を記憶する(図8のS116)。
その後、店員は、決済媒体100を用いた第2の決済を行うために、決済端末30に決済情報(商品名、決済金額等)を入力する(図8のS90でYES)。次いで、顧客が、決済媒体100を決済端末30にかざすと、決済端末30が決済媒体100を検出する(S92でYES)。この時点で、決済媒体100のID「C1」は、エラー修正テーブル70(図3参照)に含まれている(図3の組合せ情報300参照)(図8のS94でYES)。次いで、決済端末30は、自機は特定端末ではないと判断し、決済端末30は、特定端末である決済端末10で決済エラーの修正が可能である旨の報知動作を行う(S96でNO、S108)。この場合、決済端末30では第2の決済は行われない。
その後、顧客は、決済媒体100を持って決済端末10のもとを訪れる。店員は、決済媒体100を用いた第3の決済を行うために、決済端末10に決済情報を入力する(図8のS90でYES)。次いで、顧客が、決済媒体100を決済端末10にかざすと、決済端末10が決済媒体100を検出する(S92でYES)。決済媒体100のID「C1」は、エラー修正テーブル70(図3参照)に含まれている(図3の組合せ情報300参照)(図8のS94でYES)。決済端末10は、自機が特定端末であると判断する(S96でNO)。次いで、決済端末10は、組合せ情報300に含まれる修正情報「100円返金」が示す修正を行う(S98)。即ち、決済端末10は、決済媒体100の残高を100円加算する処理を行う。決済端末10は、修正が完了すると、完了情報をメモリ20に記憶する(S100)。また、決済端末10は、記憶するエラー修正テーブル70から、組合せ情報300を削除する(S102)。
続いて、決済媒体100を検出している決済端末10は、決済媒体100との間で第3の決済を実行する(図8のS104)。第3の決済は正常に完了する。第3の決済が完了すると、決済端末10は、第3の決済の内容を示す決済実績情報を記憶する(図8のS106)。
その後、決済端末10において再び特定のタイミングが到来すると(図8のS110でYES)、決済端末10は、記憶している決済実績情報等(即ち、決済実績情報及び完了情報)をサーバ50に送信する(図8のS112)。
サーバ50は、決済端末10から決済実績情報等を受信すると、受信した決済実績情報等を記憶する(図7のS70でYES、S72)。
また、決済端末30においても再び特定のタイミングが到来すると(図8のS110でYES)、決済端末30は、記憶している決済実績情報をサーバ50に送信する(S112)。
サーバ50は、決済端末30から決済実績情報を受信すると、受信した決済実績情報を記憶する(図7のS70でYES、S72)。この時点で、サーバ50は、すべての決済端末から決済実績情報等を受信したと判断する(S74でYES)。サーバ50は、メモリ60に記憶された完了情報に含まれるID「C1」及び決済番号に対応する組合せ情報300をエラー修正テーブル70から削除する(S76)。次いで、サーバ50は、記憶する決済実績情報群64が決済エラーを含まないと判断する(S78でNO)。次いで、サーバ50は、その時点のエラー修正テーブル70と、決済端末10の識別情報を含む許可情報80とを、決済端末10、30に送信する(S82)。
決済端末10、30は、エラー修正テーブル70及び許可情報80を受信すると、エラー修正テーブル70及び許可情報80を更新する(図8のS116)。
以上、本実施例の決済システム2について説明した。本実施例の決済システム2では、各決済端末10、30とサーバ50とが、決済実績情報の通信を常時実行しないオフライン方式が採用されている。そのため、本実施例では、図9に示すように、特定端末である決済端末10のみが、決済エラーが発生した決済媒体100を検出した場合に、決済媒体100の決済エラーを修正することができる。通常端末である決済端末30が決済媒体100を検出しても、決済媒体100の決済エラーを修正しない。本実施例の決済システム2によると、オフライン方式が採用される場合であっても、決済エラーの修正が重複して行われることを防止するとともに、適切に決済エラーを修正することができる。
また、通常端末である決済端末30が、決済エラーが発生した決済媒体100を検出した場合に、決済端末30は、特定端末である決済端末10で決済エラーの修正が可能である旨の報知動作を行う。これにより、報知動作を見た決済媒体100のユーザ(顧客)や、決済端末30のユーザ(店員)に、決済端末10で決済エラーの修正が可能であることを適切に知らせることができる。
(第3実施例)
第1、第2実施例と異なる点を中心に説明する。第1、第2実施例では、制御部58が自動的に決済エラーを検出し、エラー修正テーブル70を生成する。本実施例では、制御部58は、自動的に決済エラーを検出してエラー修正テーブル70を生成することに加えて、さらに、サーバ50のユーザが操作部52を介して入力する指示に従って、エラー修正テーブル70を生成することもできる。
本実施例では、サーバ50のユーザは、操作部52を操作して、メモリ60の決済実績情報群64に含まれる各決済実績情報を閲覧するための閲覧操作を入力することができる。サーバ50の制御部58は、閲覧操作が行われると、決済実績情報群64に含まれる各決済実績情報の内容を含む閲覧画面を表示部54に表示させる。サーバ50のユーザは、閲覧画面が表示されている間に、操作部52を操作して、閲覧画面内の複数の決済実績情報のうちの1以上の決済実績情報が示す決済をエラー決済に指定するとともに、修正情報を入力する編集操作を行うことができる。制御部58は、編集操作が行われる場合、編集操作に従って、エラー修正テーブル70を生成することができる。第1、第2実施例と同様に、制御部58は、生成したエラー修正テーブル70を、各決済端末に送信する。
本実施例の決済システム2によると、ユーザの指示に従って決済エラーを修正することが可能となる。サーバ50に記憶された決済実績情報からは自動的に検出されない態様の決済エラーを修正することも可能となるため、決済媒体について発生した決済エラーをより適切に修正することができる。
以上、本明細書で開示する技術の一実施例について詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。例えば、以下の変形例を含んでもよい。
(変形例1)サーバ50の制御部58が検出する決済エラーは、過減額及びデータ破損に限られず、他の任意のエラーを含んでもよい。例えば、誤って決済媒体に残高を加算した過加算等のエラーを含んでもよい。過加算のエラーが発生した場合、エラー修正テーブル70に含まれる修正情報は、正しい決済結果に適合するように決済媒体の残高を減額する修正を行うことを指示する情報であってもよい。
(変形例2)第2実施例において、通常端末である決済端末30が実行する報知動作の内容は、表示部34へのメッセージの表示には限られない。決済端末30は、他の任意の報知動作を行うことができる。例えば、決済端末30は、特定端末である決済端末10で修正が可能であることを音声で報知してもよい。
(変形例3)図1では、2つの決済端末10、30のみを図示しているが、決済システム2は、決済端末10、30以外の1以上の他の決済端末を有していてもよい。
本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組み合わせによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組み合わせに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
2:決済システム
10、30:決済端末
12、32:操作部
14、34:表示部
16、36:有線I/F
17、37:NFCI/F
18、38:制御部
20、40:メモリ
21、41:プログラム
50:サーバ
52:操作部
54:表示部
56:有線I/F
58:制御部
60:メモリ
61:プログラム
64:決済実績情報群
70:エラー修正テーブル
80:許可情報
100 決済媒体
200 決済媒体
300、310:組合せ情報

Claims (5)

  1. 決済媒体との間で決済を行うための決済端末と、
    決済端末と通信可能に接続され、決済端末で実行された決済に関する決済実績情報を管理するサーバと、を備え、
    決済端末は、
    決済媒体を検出可能であると共に決済媒体と通信可能な通信インターフェースを有しており、
    検出された決済媒体との間で通信インターフェースを介して決済を実行し、
    実行された決済に関する決済実績情報をサーバに送信し、
    サーバは、
    決済端末から決済実績情報を受信して記憶し、
    記憶した決済実績情報に1以上の決済エラーが含まれる場合は、それら1以上の決済エラーのそれぞれについて、当該決済エラーが発生した決済媒体を示す識別情報と、当該決済エラーが発生した決済の正しい決済結果に関係する修正情報と、が対応付けられたエラー修正テーブルを生成し、
    生成されたエラー修正テーブルを決済端末に送信し、
    決済端末は、
    サーバからエラー修正テーブルを受信して記憶し、
    記憶したエラー修正テーブルに含まれる1以上の識別情報のうちのいずれかと一致する識別情報を有する決済媒体が検出される場合に、エラー修正テーブルにおいて当該識別情報に対応付けられている修正情報に基づいて、当該決済媒体の記憶内容を修正する、
    決済システム。
  2. サーバは、
    ユーザが指示を入力するための入力手段をさらに備え、
    ユーザが入力手段を介して入力する指示に従って、記憶された決済実績情報に基づいてエラー修正テーブルを生成する、
    請求項1の決済システム。
  3. 決済システムは、
    複数個の決済端末を備えており、
    複数個の決済端末のそれぞれは、サーバと通信可能に接続されており、
    サーバは、
    生成されたエラー修正テーブルを記憶すると共に複数個の決済端末のそれぞれに送信し、
    複数個の決済端末のうちのいずれかが、エラー修正テーブルに含まれる識別情報と一致する識別情報を有する決済媒体を検出し、その決済媒体の記憶内容を修正した場合に、
    当該決済端末は、
    エラー修正テーブルから、記憶内容が修正された決済媒体に関する識別情報及び修正情報を削除すると共に、当該識別情報及び修正情報に対応する決済エラーの修正が完了したことを示す完了情報をサーバに送信し、
    サーバは、
    決済端末から完了情報を受信すると、当該完了情報に関する識別情報及び修正情報をエラー修正テーブルから削除すると共に、当該完了情報を、当該完了情報をサーバに送信した決済端末以外の複数個の決済端末のそれぞれに送信し、
    サーバから完了情報を受信した複数個の決済端末のそれぞれは、
    当該完了情報に関する識別情報及び修正情報をエラー修正テーブルから削除する、
    請求項1又は2の決済システム。
  4. 決済システムは、
    複数個の決済端末を備えており、
    複数個の決済端末のそれぞれは、サーバと通信可能に接続されており、
    サーバは、
    生成されたエラー修正テーブルと、特定の決済端末にのみ特定の決済媒体に関する決済エラーの修正を許可することを示す許可情報と、を複数個の決済端末のそれぞれに送信し、
    特定の決済端末は、特定の決済媒体を検出すると、特定の決済媒体の記憶内容を修正し、
    特定の決済端末以外の複数個の決済端末のそれぞれは、特定の決済媒体を検出しても、特定の決済媒体の記憶内容を修正しない、
    請求項1又は2の決済システム。
  5. 特定の決済端末以外の複数個の決済端末のそれぞれは、特定の決済媒体が検出される場合に、特定の決済端末で決済エラーの修正が可能であることを特定の決済媒体のユーザに報知するための報知動作を行う、
    請求項4の決済システム。
JP2014125048A 2014-06-18 2014-06-18 決済システム Active JP6318898B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014125048A JP6318898B2 (ja) 2014-06-18 2014-06-18 決済システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014125048A JP6318898B2 (ja) 2014-06-18 2014-06-18 決済システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016004454A JP2016004454A (ja) 2016-01-12
JP6318898B2 true JP6318898B2 (ja) 2018-05-09

Family

ID=55223675

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014125048A Active JP6318898B2 (ja) 2014-06-18 2014-06-18 決済システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6318898B2 (ja)

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1770614A4 (en) * 2004-04-27 2009-01-21 Bitwallet Inc PAYMENT TERMINAL MANAGEMENT SERVER, PAYMENT TERMINAL MANAGEMENT METHOD, PAYMENT TERMINAL, CALCULATION INSTRUCTION ENTRY DEVICE, AND PRICE CHANGE INFORMATION ENTRY DEVICE
JP2010026811A (ja) * 2008-07-18 2010-02-04 Fuji Electric Holdings Co Ltd Icカード・サービスシステム、そのサービス管理センタ、サービス端末、プログラム
JP5779924B2 (ja) * 2011-03-18 2015-09-16 富士電機株式会社 通信装置及び通信システム
JP5962313B2 (ja) * 2012-08-06 2016-08-03 株式会社デンソーウェーブ 決済システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016004454A (ja) 2016-01-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9129276B1 (en) Inventory management
US10719385B2 (en) Method and apparatus for improved error handling
CN110633977A (zh) 支付异常处理方法、装置及终端设备
US20160283922A1 (en) Information processing device, information processing method, information processing program, and storage medium storing information processing program
CN105894266A (zh) 二维码的生成方法、信息的处理方法及设备、信息系统
US20220351187A1 (en) System and method for claiming non-fungible tokens
CN108446905B (zh) 一种支付方法、装置及电子设备
JP6725923B2 (ja) 情報処理方法、情報処理装置及びプログラム
US20210350367A1 (en) Information processing system, server, and computer readable recording medium
JP6318898B2 (ja) 決済システム
US20160299880A1 (en) Method and device for updating web page
JP7027696B2 (ja) 情報処理装置及び情報処理プログラム
CN115953032A (zh) 一种基于数据分析的企业项目执行风险评估系统
JP4691382B2 (ja) 生産管理装置、生産管理用プログラム及び生産管理方法
WO2020215542A1 (zh) 信息通知方法、装置、计算机设备及存储介质
JP2007122099A (ja) 取引決済装置および取引管理システム
CN111815397A (zh) 一种点餐数据处理方法及装置
JP2009163559A (ja) 電子マネー処理装置
CN110765144A (zh) 分布式异构数据库数据处理方法及装置
JP6365284B2 (ja) 決済システム
US20180300781A1 (en) Trial system, trial method, trial processing device, and trial processing method
US20230025708A1 (en) Maintenance support system, maintenance support device, and control method thereof
JP6904443B2 (ja) プログラム、管理端末、および、売上データ処理装置の管理方法
JP7551400B2 (ja) 取引データ管理システム
US20220335554A1 (en) Distributed ledger system for asset management and corresponding financial instrument applications

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170120

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180123

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180126

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180221

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180306

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180319

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6318898

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250