本発明による組成物は、それ自体でまたは適切に製剤化された組成物(農薬組成物)として、除草剤として好適である。本明細書中で使用される用語「農薬組成物」は、殺有害生物有効量の少なくとも1種の活性成分と少なくとも1種の農薬組成物に慣用の補助剤とを含む組成物を指す。
本発明は特に、除草有効量のA)少なくとも1種の式Iの化合物(除草剤A)と、B)少なくとも1種の上記に定義した群b1)〜b15)の除草剤から選択されるさらなる化合物(除草剤B)、ならびにまた少なくとも1種の液体および/もしくは固体担体ならびに/または1種以上の界面活性剤さらに、所望の場合には、1種以上のさらなる農薬組成物に慣用の補助剤を含む除草活性農薬組成物の形態の組成物に関する。
本発明はまた、少なくとも1種の除草剤Aと少なくとも1種の除草剤Bから選択されるさらなる活性化合物、ならびに少なくとも1種の固体もしくは液体担体および/または1種以上の界面活性剤さらに、所望の場合には、1種以上のさらなる農薬組成物に慣用の補助剤を含む1成分組成物である、農薬組成物の形態の組成物にも関する。
本発明はまた、少なくとも1種の除草剤A、固体もしくは液体担体および/または1種以上の界面活性剤を含む第1の成分、ならびに少なくとも1種の除草剤B、固体もしくは液体担体および/または1種以上の界面活性剤を含む第2の成分を含む2成分組成物である農薬組成物の形態の組成物であって、ここで両成分は農薬組成物に慣用のさらなる補助剤を追加的に含んでいてもよい、前記組成物にも関する。
驚くべきことに、少なくとも1種の除草剤Aと少なくとも1種の除草剤Bとを含む本発明による組成物は、より優れた除草活性、すなわち個々の化合物について観察される除草活性に基づいて予測されるよりも優れた有害植物に対する活性、またはより広い活性スペクトルを有する。個々の化合物に基づいて、混合物について予測される除草活性は、コルビーの式(以下参照)を用いて計算することができる。観察される活性が個々の化合物の予測される相加的活性を上回る場合、相乗効果が存在すると考えられる。
さらに、所望の除草作用を達成することができる時間枠は、少なくとも1種の除草剤Aと少なくとも1種の除草剤B、さらに場合により以下に定義される薬害軽減剤Cを含む本発明による組成物によって広げることができる。これは、単一化合物と比較して、本発明による組成物のより柔軟なタイミングの施用を可能とする。
薬害軽減剤は、望ましくない植物に対する除草活性成分の除草作用に大きな影響を与えることなく有用植物に対する損傷を防ぐかまたは低減する化合物である。薬害軽減剤は、播種前(例えば種子処理)、苗条または実生に、さらに有用植物およびそれらの生息地の出芽前処理または出芽後処理においても施用することができる。
少なくとも1種の除草剤Aと以下に定義される少なくとも1種の薬害軽減剤Cの両方を含む本発明による組成物もまた、有害植物に対する優れた除草活性および有用植物との優れた適合性を有する。
驚くべきことに、少なくとも1種の除草剤A、少なくとも1種の除草剤Bおよび少なくとも1種の薬害軽減剤Cを含む本発明による組成物は、より優れた除草活性、すなわち、個々の化合物について観察される除草活性に基づいて予測されるよりも優れた有害植物に対する活性、またはより広い活性スペクトルを有し、さらに1種の除草剤Aと1種の除草剤Bのみを含む組成物よりも優れた有用植物との適合性を示す。
従って、本発明の1つの実施形態において、本組成物は、少なくとも1種の除草剤A、少なくとも1種の除草剤Bおよび少なくとも1種の薬害軽減剤Cを含む。
好適な薬害軽減剤Cの例は、ベノキサコール、クロキントセット、シオメトリニル、シプロスルファミド、ジクロルミド、ジシクロノン、ジエトレート、フェンクロラゾール、フェンクロリム、フルラゾール、フルキソフェニム、フリラゾール、イソキサジフェン、メフェンピル、メフェナート、ナフタル酸無水物、オキサベトリニル、4-(ジクロロアセチル)-1-オキサ-4-アザスピロ[4.5]デカン(MON4660、CAS 71526-07-3)、2,2,5-トリメチル-3-(ジクロロアセチル)-1,3-オキサゾリジン(R-29148、CAS 52836-31-4)およびN-(2-メトキシベンゾイル)-4-[(メチルアミノカルボニル)アミノ]ベンゼンスルホンアミド(CAS 129531-12-0)である。
薬害軽減剤C、除草剤Aおよび除草剤Bは、同時にまたは連続して施用することができる。
さらに、本発明は、除草活性量の少なくとも1種の本発明による組成物ならびに少なくとも1種の不活性液体および/または固体担体さらに、適切な場合、少なくとも1種の界面活性物質を含む除草製剤に関する。
除草活性量の少なくとも1種の本発明による除草組成物、ならびに少なくとも1種の不活性液体および/または固体担体さらに、所望の場合、少なくとも1種の界面活性物質を混合するステップを含む、上記の除草活性製剤の調製方法もまた本発明の主題である。
本発明はさらに、特に作物が栽培されている場所の望ましくない植生を防除するための方法に関する。
特に、本発明は、除草活性量の少なくとも1種の本発明による除草組成物を、植物、それらの環境または種子に作用させることを含む、望ましくない植生を防除する方法に関する。
本発明はまた、植物の乾燥または落葉のための方法にも関する。
本明細書中で使用される用語「望ましくない植生」と「有害植物」とは同義語である。
「コルネキスチン」という用語は、式(I.a1)の化合物ならびにその農業上許容可能な塩を意味する。
「コルネキスチンの二塩基酸」という用語は、式(I.a2)の化合物ならびにその農業上許容可能な塩を意味する。
「ヒドロキシコルネキスチン」という用語は、式(I.a3)の化合物ならびにその農業上許容可能な塩を意味する。
「ヒドロキシコルネキスチンの二塩基酸」という用語は、式(I.a4)の化合物ならびにその農業上許容可能な塩を意味する。
本明細書中に記載される式(I.a1)〜(I.a4)の化合物は、幾何異性体、例えばE/Z異性体を形成することができる。従って、用語「コルネキスチン」、「コルネキスチンの二塩基酸」、「ヒドロキシコルネキスチン」および「ヒドロキシコルネキスチンの二塩基酸」という用語はまた、純粋EまたはZ異性体およびそれらの混合物も包含する。
本明細書中、「農業上許容可能な塩」という用語は、一般的に、そのカチオンおよびアニオンが、それぞれ、コルネキスチンの二塩基酸およびヒドロキシコルネキスチンの二塩基酸の除草活性に悪影響を及ぼさないカチオンの塩および酸の酸付加塩を意味するために使用される。
好ましいカチオンは、アルカリ金属のイオン(好ましくはリチウムイオン、ナトリウムイオンおよびカリウムイオン)、アルカリ土類金属のイオン(好ましくはカルシウムイオンおよびマグネシウムイオン)、さらに遷移金属のイオン(好ましくはマンガンイオン、銅イオン、亜鉛イオンおよび鉄イオン)、さらに1〜4個の水素原子がC1-C4-アルキル、ヒドロキシ-C1-C4-アルキル、C1-C4-アルコキシ-C1-C4-アルキル、ヒドロキシ-C1-C4-アルコキシ-C1-C4-アルキル、フェニルまたはベンジルで置換されているアンモニウムおよび置換アンモニウム(好ましくはアンモニウム、メチルアンモニウム、イソプロピルアンモニウム、ジメチルアンモニウム、ジイソプロピルアンモニウム、トリメチルアンモニウム、ヘプチルアンモニウム、ドデシルアンモニウム、テトラデシルアンモニウム、テトラメチルアンモニウム、テトラエチルアンモニウム、テトラブチルアンモニウム、2-ヒドロキシエチル-アンモニウム(オラミン塩)、2-(2-ヒドロキシエタ-1-オキシ)エタ-1-イルアンモニウム(ジグリコールアミン塩)、ジ(2-ヒドロキシエタ-1-イル)-アンモニウム(ジオラミン塩)、トリス(2-ヒドロキシエチル)アンモニウム(トロラミン塩)、トリス(2-ヒドロキシプロピル)アンモニウム、ベンジルトリメチルアンモニウム、ベンジルトリエチルアンモニウム、N,N,N-トリメチルエタノールアンモニウム(コリン塩))、さらにホスホニウムイオン、スルホニウムイオン(好ましくはトリ(C1-C4-アルキル)スルホニウム(例えばトリメチルスルホニウム))、およびスルホキソニウムイオン(好ましくはトリ(C1-C4-アルキル)スルホキソニウム)、さらに最後に多塩基アミンの塩(例えばN,N-ビス-(3-アミノプロピル)メチルアミンおよびジエチレントリアミン)である。
有用な酸付加塩のアニオンは、第一級塩化物イオン、臭化物イオン、フッ化物イオン、ヨウ化物イオン、硫酸水素イオン、硫酸メチルイオン、硫酸塩イオン、リン酸二水素イオン、リン酸水素イオン、硝酸塩イオン、重炭酸塩イオン、炭酸塩イオン、ヘキサフルオロケイ酸塩イオン、ヘキサフルオロリン酸塩イオン、安息香酸塩イオンさらにまたC1-C4-アルカン酸のアニオン(好ましくはギ酸塩イオン、酢酸塩イオン、プロピオン酸塩イオンおよび酪酸塩イオン)である。
本明細書中に記載される除草化合物Bおよび/もしくはDならびに/または薬害軽減剤Cが幾何異性体(例えばE/Z異性体)を形成することができる場合、本発明による組成物において純粋異性体とそれらの混合物の両方を使用することが可能である。本明細書中に記載される除草化合物Bおよび/もしくはDならびに/または薬害軽減剤Cが1つ以上のキラル中心を有し、その結果として、エナンチオマーまたはジアステレオマーとして存在する場合、本発明による組成物において、純粋エナンチオマーおよびジアステレオマーとそれらの混合物の両方を使用することが可能である。本明細書中に記載される除草化合物Bおよび/もしくはDならびに/または薬害軽減剤Cがイオン性官能基を有する場合、それらは、それらの農業上許容可能な塩の形態で用いることもできる。好適なのは、一般的に、そのカチオンおよびアニオンがそれぞれ、活性化合物の活性に悪影響を及ぼさないカチオンの塩および酸の酸付加塩である。
好ましいカチオンおよびアニオンは、式Iの化合物について挙げられるカチオンおよびアニオンである。
カルボキシル基、ヒドロキシ基および/またはアミノ基を有する本明細書中に記載される除草化合物A、Bおよび/もしくはDならびに/または薬害軽減剤Cは、それ自体でまたは上記の農業上好適な塩の形態であるいは農業上許容可能な誘導体の形態で、例えばアミド(例えばモノ-およびジ-C1-C6-アルキルアミドまたはアリールアミド)として、エステル(例えばアリルエステル、プロパルギルエステル、C1-C10-アルキルエステル、アルコキシアルキルエステル、テフリル((テトラヒドロフラン-2-イル)メチル)エステル)として、さらにまたチオエステルとして(例えばC1-C10-アルキルチオエステルとして)用いることができる。好ましいモノ-およびジ-C1-C6-アルキルアミドは、メチルアミドおよびジメチルアミドである。好ましいアリールアミドは、例えば、アニリドおよび2-クロロアニリドである。好ましいアルキルエステルは、例えば、メチルエステル、エチルエステル、プロピルエステル、イソプロピルエステル、ブチルエステル、イソブチルエステル、ペンチルエステル、メキシル(1-メチルヘキシル)エステル、メプチル(1-メチルヘプチル)エステル、ヘプチルエステル、オクチルエステルまたはイソオクチル(2-エチルヘキシル)エステルである。好ましいC1-C4-アルコキシ-C1-C4-アルキルエステルは、直鎖または分岐鎖C1-C4-アルコキシエチルエステル、例えば2-メトキシエチル、2-エトキシエチル、2-ブトキシエチル(ブトチル)、2-ブトキシプロピルまたは3-ブトキシプロピルエステルである。直鎖または分岐鎖C1-C10-アルキルチオエステルの例は、エチルチオエステルである。
本発明のさらなる実施形態は、特許請求の範囲、明細書および実施例から明らかである。上記のおよび以下にさらに示される本発明の主題の特徴は、各特定の場合において記載される組み合わせにおいてのみならず、他の組み合わせにおいても本発明の範囲を逸脱することなく適用され得ることができることが理解されよう。
本明細書中以下に言及される本発明の好ましい実施形態は、互いに独立してまたは相互に組み合わせて好ましいものとして理解されなければならない。
好ましくは、活性成分Aは、以下の除草剤Aから選択される:
a1) コルネキスチン(I.a1)、
a2) コルネキスチンの二塩基酸(I.a2)、
a3) ヒドロキシコルネキスチン(I.a3)、
a4) ヒドロキシコルネキスチンの二塩基酸(I.a4)、
a5) コルネキスチン(I.a1)とコルネキスチンの二塩基酸(I.a2)との混合物、
a6) ヒドロキシコルネキスチン(I.a3)とヒドロキシコルネキスチンの二塩基酸(I.a4)との混合物、
a7) コルネキスチン(I.a1)とヒドロキシコルネキスチン(I.a3)との混合物、
a8) コルネキスチン(I.a1)とヒドロキシコルネキスチンの二塩基酸(I.a4)との混合物、
a9) コルネキスチンの二塩基酸(I.a2)とヒドロキシコルネキスチン(I.a3)との混合物、
a10) コルネキスチンの二塩基酸(I.a2)とヒドロキシコルネキスチンの二塩基酸(I.a4)との混合物、ならびに
a11) コルネキスチン(I.a1)、コルネキスチンの二塩基酸(I.a2)、ヒドロキシコルネキスチン(I.a3)およびヒドロキシコルネキスチンの二塩基酸(I.a4)の混合物
(それらの農業上許容可能な塩および誘導体を含む)。
好ましいのは、少なくとも1種の、好ましくは正確に1種の除草剤Aと少なくとも1種の除草剤Bとを含む本発明による組成物である。
さらに好ましいのは、少なくとも2種、好ましくは正確に2種の除草剤Aと少なくとも1種の除草剤Bとを含む本発明による組成物である。
本発明の1つの好ましい実施形態において、本組成物は、アセチルCoAカルボキシラーゼの阻害による少なくとも1種の脂質生合成阻害剤(以降、ACC除草剤と称する)(除草剤b1)を含む。ACC除草剤は、HRAC分類系の群Aに属する。
本発明のさらなる実施形態によれば、本組成物は、植物における光化学系Iの電子伝達を逸らすこと(いわゆるPSI阻害剤、HRAC分類の群D)、さらにそれによる光合成の阻害に基づく少なくとも1種の光合成阻害剤(除草剤b3)を含む。
本発明のさらなる実施形態によれば、本組成物は、少なくとも1種のプロトポルフィリノーゲン-IXオキシダーゼ阻害剤(除草剤b4)を含む。これらの化合物の除草活性は、プロトポルフィリノーゲン-IXオキシダーゼの阻害に基づく。これらの阻害剤は、HRAC分類系の群Eに属する。
本発明のさらなる実施形態によれば、本組成物は、少なくとも1種の白化剤除草剤(除草剤b5)を含む。これらの化合物の除草活性は、カロテノイド生合成の阻害に基づく。これらのものとしては、フィトエンデサチュラーゼの阻害によりカロテノイド生合成を阻害する化合物(いわゆるPDS阻害剤、HRAC分類の群F1)、4-ヒドロキシフェニルピルベート-ジオキシゲナーゼ(HPPD阻害剤、HRAC分類の群F2)を阻害する化合物、DOXシンターゼ(HRAC分類の群F4)を阻害する化合物および未知の作用機序によりカロテノイド生合成を阻害する化合物(白化剤-未知の標的、HRAC分類の群F3)が挙げられる。
本発明のさらなる実施形態によれば、本組成物は、少なくとも1種のEPSPシンターゼ阻害剤(除草剤b6)を含む。これらの化合物の除草活性は、植物におけるエノールピルビルシキミ酸-3-リン酸シンターゼの阻害、さらにこれによるアミノ酸生合成の阻害に基づく。これらの阻害剤は、HRAC分類系の群Gに属する。
本発明のさらなる実施形態によれば、本組成物は、少なくとも1種のグルタミンシンテターゼ阻害剤(除草剤b7)を含む。これらの化合物の除草活性は、植物におけるグルタミンシンテターゼの阻害、さらにこれによるアミノ酸生合成の阻害に基づく。これらの阻害剤は、HRAC分類系の群Hに属する。
本発明のさらなる実施形態によれば、本組成物は、少なくとも1種のDHPシンターゼ阻害剤(除草剤b8)を含む。これらの化合物の除草活性は、7,8-ジヒドロプテロエートシンターゼの阻害に基づく。これらの阻害剤は、HRAC分類系の群Iに属する。
本発明のさらなる実施形態によれば、本組成物は、少なくとも1種のセルロース生合成阻害剤(除草剤b11)を含む。これらの化合物の除草活性は、植物におけるセルロースの生合成の阻害、さらにこれによる細胞壁の合成の阻害に基づく。これらの阻害剤は、HRAC分類系の群Lに属する。
本発明のさらなる実施形態によれば、本組成物は、少なくとも1種の脱共役除草剤(除草剤b12)を含む。これらの化合物の除草活性は、細胞膜の破壊に基づく。これらの阻害剤は、HRAC分類系の群Mに属する。
本発明のさらなる実施形態によれば、本組成物は、少なくとも1種のオーキシン系除草剤(除草剤b13)を含む。これらのオーキシン系除草剤としては、オーキシン(すなわち植物ホルモン)を模倣して、植物の生育に影響を及ぼす化合物が挙げられる。これらの化合物は、HRAC分類系の群Oに属する。
本発明のさらなる実施形態によれば、本組成物は、少なくとも1種のオーキシン輸送阻害剤(除草剤b14)を含む。これらの化合物の除草活性は、植物におけるオーキシン輸送の阻害に基づく。これらの化合物は、HRAC分類系の群Pに属する。
本発明のさらなる実施形態によれば、本組成物は、ブロモブチド、クロルフルレノール、クロルフルレノール-メチル、シンメチリン、クミルロン、ダラポン、ダゾメット、ジフェンゾコート、ジフェンゾコート-メチルスルフェート、ジメチピン、DSMA、ジムロン、エンドタールおよびその塩、エトベンザニド、フラムプロップ、フラムプロップ-イソプロピル、フラムプロップ-メチル、フラムプロップ-M-イソプロピル、フラムプロップ-M-メチル、フルレノール、フルレノール-ブチル、フルルプリミドール、ホサミン、ホサミン-アンモニウム、インダノファン、マレイン酸ヒドラジド、メフルイジド、メタム、メチオゾリン(CAS 403640-27-7)、メチルアジド、メチルブロミド、メチル-ジムロン、メチルヨージド、MSMA、オレイン酸、オキサジクロメホン、ペラルゴン酸、ピリブチカルブ、キノクラミン、および6-クロロ-3-(2-シクロプロピル-6-メチルフェノキシ)-4-ピリダジノール(CAS 499223-49-3)からなる群から選択される少なくとも1種の他の除草剤(除草剤b15)を含む。これらの化合物は未知の作用機序を有し、またHRAC分類系の群Zに属する。
活性化合物所与の作用機序および分類に関して、例えば"HRAC, Classification of Herbicides According to Mode of Action"、(http://www.plantprotection.org/hrac/MOA.html)を参照のこと。
除草剤Aと組み合わせて使用することができる除草剤Bの例は以下のとおりである:
b1) ACC脂質生合成阻害剤の群からは:
アロキシジム、アロキシジム-ナトリウム、ブトロキシジム、クレトジム、クロジナホップ、クロジナホップ-プロパルギル、シクロキシジム、シハロホップ、シハロホップ-ブチル、ジクロホップ、ジクロホップ-メチル、フェノキサプロップ、フェノキサプロップ-エチル、フェノキサプロップ-P、フェノキサプロップ-P-エチル、フルアジホップ、フルアジホップ-ブチル、フルアジホップ-P、フルアジホップ-P-ブチル、ハロキシホップ、ハロキシホップ-メチル、ハロキシホップ-P、ハロキシホップ-P-メチル、メタミホップ、ピノキサデン、プロホキシジム、プロパキザホップ、キザロホップ、キザロホップ-エチル、キザロホップ-テフリル、キザロホップ-P、キザロホップ-P-エチル、キザロホップ-P-テフリル、セトキシジム、テプラロキシジム、トラルコキシジム、4-(4'-クロロ-4-シクロプロピル-2'-フルオロ[1,1'-ビフェニル]-3-イル)-5-ヒドロキシ-2,2,6,6-テトラメチル-2H-ピラン-3(6H)-オン(CAS 1312337-72-6);4-(2',4'-ジクロロ-4-シクロプロピル[1,1'-ビフェニル]-3-イル)-5-ヒドロキシ-2,2,6,6-テトラメチル-2H-ピラン-3(6H)-オン(CAS 1312337-45-3);4-(4'-クロロ-4-エチル-2'-フルオロ[1,1'-ビフェニル]-3-イル)-5-ヒドロキシ-2,2,6,6-テトラメチル-2H-ピラン-3(6H)-オン(CAS 1033757-93-5);4-(2',4'-ジクロロ-4-エチル[1,1'-ビフェニル]-3-イル)-2,2,6,6-テトラメチル-2H-ピラン-3,5(4H,6H)-ジオン(CAS 1312340-84-3);5-(アセチルオキシ)-4-(4'-クロロ-4-シクロプロピル-2'-フルオロ[1,1'-ビフェニル]-3-イル)-3,6-ジヒドロ-2,2,6,6-テトラメチル-2H-ピラン-3-オン(CAS 1312337-48-6);5-(アセチルオキシ)-4-(2',4'-ジクロロ-4-シクロプロピル-[1,1'-ビフェニル]-3-イル)-3,6-ジヒドロ-2,2,6,6-テトラメチル-2H-ピラン-3-オン;5-(アセチルオキシ)-4-(4'-クロロ-4-エチル-2'-フルオロ[1,1'-ビフェニル]-3-イル)-3,6-ジヒドロ-2,2,6,6-テトラメチル-2H-ピラン-3-オン(CAS 1312340-82-1);5-(アセチルオキシ)-4-(2',4'-ジクロロ-4-エチル[1,1'-ビフェニル]-3-イル)-3,6-ジヒドロ-2,2,6,6-テトラメチル-2H-ピラン-3-オン(CAS 1033760-55-2);4-(4'-クロロ-4-シクロプロピル-2'-フルオロ[1,1'-ビフェニル]-3-イル)-5,6-ジヒドロ-2,2,6,6-テトラメチル-5-オキソ-2H-ピラン-3-イルカルボン酸メチルエステル(CAS 1312337-51-1);4-(2',4'-ジクロロ-4-シクロプロピル-[1,1'-ビフェニル]-3-イル)-5,6-ジヒドロ-2,2,6,6-テトラメチル-5-オキソ-2H-ピラン-3-イルカルボン酸メチルエステル;4-(4'-クロロ-4-エチル-2'-フルオロ[1,1'-ビフェニル]-3-イル)-5,6-ジヒドロ-2,2,6,6-テトラメチル-5-オキソ-2H-ピラン-3-イルカルボン酸メチルエステル(CAS 1312340-83-2);4-(2',4'-ジクロロ-4-エチル[1,1'-ビフェニル]-3-イル)-5,6-ジヒドロ-2,2,6,6-テトラメチル-5-オキソ-2H-ピラン-3-イルカルボン酸メチルエステル(CAS 1033760-58-5)などの除草剤;
b3) PS I光合成阻害剤の群からは:
例えばジコート、ジコート-ジブロミド、パラコート、パラコート-ジクロリドおよびパラコート-ジメチルスルフェート;
b4) プロトポルフィリノーゲン-IXオキシダーゼ阻害剤の群からは:
アシフルオルフェン、アシフルオルフェン-ナトリウム、アザフェニジン、ベンカルバゾン、ベンズフェンジゾン、ビフェノックス、ブタフェナシル、カルフェントラゾン、カルフェントラゾン-エチル、クロメトキシフェン、シニドン-エチル、エトキシフェン-エチル、フルアゾラート、フルフェンピル、フルフェンピル-エチル、フルミクロラック、フルミクロラック-ペンチル、フルミオキサジン、フルオログリコフェン、フルオログリコフェン-エチル、フルチアセット、フルチアセット-メチル、ホメサフェン、ハロサフェン、ラクトフェン、オキサジアルギル、オキサジアゾン、オキシフルオルフェン、ペントキサゾン、プロフルアゾール、ピラクロニル、ピラフルフェン、ピラフルフェン-エチル、サフルフェナシル、スルフェントラゾン、チジアジミン、エチル[3-[2-クロロ-4-フルオロ-5-(1-メチル-6-トリフルオロメチル-2,4-ジオキソ-1,2,3,4-テトラヒドロピリミジン-3-イル)フェノキシ]-2-ピリジルオキシ]アセテート(CAS 353292-31-6)、N-エチル-3-(2,6-ジクロロ-4-トリフルオロメチルフェノキシ)-5-メチル-1H-ピラゾール-1-カルボキサミド(CAS 452098-92-9)、N-テトラヒドロフルフリル-3-(2,6-ジクロロ-4-トリフルオロメチルフェノキシ)-5-メチル-1H-ピラゾール-1-カルボキサミド(CAS 915396-43-9)、N-エチル-3-(2-クロロ-6-フルオロ-4-トリフルオロメチルフェノキシ)-5-メチル-1H-ピラゾール-1-カルボキサミド(CAS 452099-05-7)、N-テトラヒドロフルフリル-3-(2-クロロ-6-フルオロ-4-トリフルオロメチルフェノキシ)-5-メチル-1H-ピラゾール-1-カルボキサミド(CAS 45100-03-7)、3-[7-フルオロ-3-オキソ-4-(プロパ-2-イニル)-3,4-ジヒドロ-2H-ベンゾ[1,4]オキサジン-6-イル]-1,5-ジメチル-6-チオキソ-[1,3,5]トリアジナン-2,4-ジオン、1,5-ジメチル-6-チオキソ-3-(2,2,7-トリフルオロ-3-オキソ-4-(プロパ-2-イニル)-3,4-ジヒドロ-2H-ベンゾ[b][1,4]オキサジン-6-イル)-1,3,5-トリアジナン-2,4-ジオン(CAS 1258836-72-4)、2-(2,2,7-トリフルオロ-3-オキソ-4-プロパ-2-イニル-3,4-ジヒドロ-2H-ベンゾ[1,4]オキサジン-6-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-イソインドール-1,3-ジオン、1-メチル-6-トリフルオロメチル-3-(2,2,7-トリフルオロ-3-オキソ-4-プロパ-2-イニル-3,4-ジヒドロ-2H-ベンゾ[1,4]オキサジン-6-イル)-1H-ピリミジン-2,4-ジオンおよび(Z)-4-[2-クロロ-5-(4-クロロ-5-ジフルオロメトキシ-1-メチル-1H-ピラゾール-3-イル)-4-フルオロ-フェノキシ]-3-メチル-ブタ-2-エン酸メチルエステル;
b5) 白化除草剤の群からは:
PDS阻害剤:ベフルブタミド、ジフルフェニカン、フルリドン、フルロクロリドン、フルルタモン、ノルフルラゾン、ピコリナフェン、および4-(3-トリフルオロメチルフェノキシ)-2-(4-トリフルオロメチルフェニル)ピリミジン(CAS 180608-33-7)、HPPD阻害剤:ベンゾビシクロン、ベンゾフェナップ、クロマゾン、イソキサフルトール、メソトリオン、ピラスルホトール、ピラゾリネート、ピラゾキシフェン、スルコトリオン、テフリルトリオン、テンボトリオン、トプラメゾンおよびビシクロピロン、白化剤、未知の標的:アクロニフェン、アミトロールおよびフルオメツロン;
b6) EPSPシンターゼ阻害剤の群からは:
グリホサート、グリホサート-イソプロピルアンモニウム、グリホサート-カリウムおよびグリホサート-トリメシウム(スルホサート);
b7) グルタミンシンテターゼ阻害剤の群からは:
ビラナホス(ビアラホス)、ビラナホス-ナトリウム、グルホシネート、グルホシネート-Pおよびグルホシネート-アンモニウム;
b8) DHPシンターゼ阻害剤の群からは:アスラム;
b11) セルロース生合成阻害剤の群からは:
クロルチアミド、ジクロベニル、フルポキサム、インダジフラム、イソキサベン、トリアジフラム、トリアゾロカルボキサミドおよび1-シクロヘキシル-5-ペンタフルオロフェニルオキシ-14-[1,2,4,6]チアトリアジン-3-イルアミン;
b12) 脱共役除草剤の群からは:
ジノセブ、ジノテルブならびにDNOCおよびその塩;
b13) オーキシン系除草剤の群からは:
2,4-Dならびにその塩およびエステル(例えばクラシホス)、2,4-DBならびにその塩およびエステル、アミノシクロピラクロールならびにその塩およびエステル、アミノピラリドならびにその塩(例えばアミノピラリド-トリス(2-ヒドロキシプロピル)アンモニウム)およびエステル、ベナゾリン、ベナゾリン-エチル、クロランベンならびにその塩およびエステル、クロメプロップ、クロピラリドならびにその塩およびエステル、ジカンバならびにその塩およびエステル、ジクロルプロップならびにその塩およびエステル、ジクロルプロップ-Pならびにその塩およびエステル、フルロキシピル、フルロキシピル-ブトメチル、フルロキシピル-メプチル、ハラウキシフェンならびにその塩およびエステル(CAS 943832-60-8);MCPAならびにその塩およびエステル、MCPA-チオエチル、MCPBならびにその塩およびエステル、メコプロップならびにその塩およびエステル、メコプロップ-Pならびにその塩およびエステル、ピクロラムならびにその塩およびエステル、キンクロラック、キンメラック、TBA(2,3,6)ならびにその塩およびエステル、ならびにトリクロピルならびにその塩およびエステル;
b14) オーキシン輸送阻害剤の群からは:ジフルフェンゾピル、ジフルフェンゾピル-ナトリウム、ナプタラムおよびナプタラム-ナトリウム;
b15) 他の除草剤の群からは:ブロモブチド、クロルフルレノール、クロルフルレノール-メチル、シンメチリン、クミルロン、シクロピリモレート(CAS 499223-49-3)ならびにその塩およびエステル、ダラポン、ダゾメット、ジフェンゾコート、ジフェンゾコート-メチルスルフェート、ジメチピン、DSMA、ジムロン、エンドタールおよびその塩、エトベンザニド、フラムプロップ、フラムプロップ-イソプロピル、フラムプロップ-メチル、フラムプロップ-M-イソプロピル、フラムプロップ-M-メチル、フルレノール、フルレノール-ブチル、フルルプリミドール、ホサミン、ホサミン-アンモニウム、インダノファン、マレイン酸ヒドラジド、メフルイジド、メタム、メチオゾリン(CAS 403640-27-7)、メチルアジド、メチルブロミド、メチル-ジムロン、メチルヨージド、MSMA、オレイン酸、オキサジクロメホン、ペラルゴン酸、ピリブチカルブ、キノクラミンおよび6-クロロ-3-(2-シクロプロピル-6-メチルフェノキシ)-ピラジン-2-オール(CAS 499223-49-3)。
本発明による除草剤Aと組み合わせて使用することができる好ましい除草剤Bは以下のとおりである:
b1) ACC脂質生合成阻害剤の群からは:
クレトジム、クロジナホップ-プロパルギル、シクロキシジム、シハロホップ-ブチル、ジクロホップ-メチル、フェノキサプロップ-P-エチル、フルアジホップ-P-ブチル、ハロキシホップ-P-メチル、メタミホップ、ピノキサデン、プロホキシジム、プロパキザホップ、キザロホップ-P-エチル、キザロホップ-P-テフリル、セトキシジム、テプラロキシジム、トラルコキシジム、4-(4'-クロロ-4-シクロプロピル-2'-フルオロ[1,1'-ビフェニル]-3-イル)-5-ヒドロキシ-2,2,6,6-テトラメチル-2H-ピラン-3(6H)-オン(CAS 1312337-72-6);4-(2',4'-ジクロロ-4-シクロプロピル[1,1'-ビフェニル]-3-イル)-5-ヒドロキシ-2,2,6,6-テトラメチル-2H-ピラン-3(6H)-オン(CAS 1312337-45-3);4-(4'-クロロ-4-エチル-2'-フルオロ[1,1'-ビフェニル]-3-イル)-5-ヒドロキシ-2,2,6,6-テトラメチル-2H-ピラン-3(6H)-オン(CAS 1033757-93-5);4-(2',4'-ジクロロ-4-エチル[1,1'-ビフェニル]-3-イル)-2,2,6,6-テトラメチル-2H-ピラン-3,5(4H,6H)-ジオン(CAS 1312340-84-3);5-(アセチルオキシ)-4-(4'-クロロ-4-シクロプロピル-2'-フルオロ[1,1'-ビフェニル]-3-イル)-3,6-ジヒドロ-2,2,6,6-テトラメチル-2H-ピラン-3-オン(CAS 1312337-48-6);5-(アセチルオキシ)-4-(2',4'-ジクロロ-4-シクロプロピル-[1,1'-ビフェニル]-3-イル)-3,6-ジヒドロ-2,2,6,6-テトラメチル-2H-ピラン-3-オン;5-(アセチルオキシ)-4-(4'-クロロ-4-エチル-2'-フルオロ[1,1'-ビフェニル]-3-イル)-3,6-ジヒドロ-2,2,6,6-テトラメチル-2H-ピラン-3-オン(CAS 1312340-82-1);5-(アセチルオキシ)-4-(2',4'-ジクロロ-4-エチル[1,1'-ビフェニル]-3-イル)-3,6-ジヒドロ-2,2,6,6-テトラメチル-2H-ピラン-3-オン(CAS 1033760-55-2);4-(4'-クロロ-4-シクロプロピル-2'-フルオロ[1,1'-ビフェニル]-3-イル)-5,6-ジヒドロ-2,2,6,6-テトラメチル-5-オキソ-2H-ピラン-3-イルカルボン酸メチルエステル(CAS 1312337-51-1);4-(2',4'-ジクロロ-4-シクロプロピル-[1,1'-ビフェニル]-3-イル)-5,6-ジヒドロ-2,2,6,6-テトラメチル-5-オキソ-2H-ピラン-3-イルカルボン酸メチルエステル;4-(4'-クロロ-4-エチル-2'-フルオロ[1,1'-ビフェニル]-3-イル)-5,6-ジヒドロ-2,2,6,6-テトラメチル-5-オキソ-2H-ピラン-3-イルカルボン酸メチルエステル(CAS 1312340-83-2);4-(2',4'-ジクロロ-4-エチル[1,1'-ビフェニル]-3-イル)-5,6-ジヒドロ-2,2,6,6-テトラメチル-5-オキソ-2H-ピラン-3-イルカルボン酸メチルエステル(CAS 1033760-58-5);
b3) PS I光合成阻害剤の群からは:
ジコート、ジコート-ジブロミド、パラコートおよびパラコート-ジクロリド、パラコート-ジメチルスルフェート;
b4) プロトポルフィリノーゲン-IXオキシダーゼ阻害剤の群からは:
アシフルオルフェン-ナトリウム、ベンカルバゾン、ベンズフェンジゾン、ブタフェナシル、カルフェントラゾン-エチル、シニドン-エチル、フルフェンピル-エチル、フルミクロラック-ペンチル、フルミオキサジン、フルオログリコフェン-エチル、ホメサフェン、ラクトフェン、オキサジアルギル、オキサジアゾン、オキシフルオルフェン、ペントキサゾン、ピラフルフェン-エチル、サフルフェナシル、スルフェントラゾン、エチル[3-[2-クロロ-4-フルオロ-5-(1-メチル-6-トリフルオロメチル-2,4-ジオキソ-1,2,3,4-テトラヒドロピリミジン-3-イル)フェノキシ]-2-ピリジルオキシ]アセテート(CAS 353292-31-6;S-3100)、N-エチル-3-(2,6-ジクロロ-4-トリフルオロメチルフェノキシ)-5-メチル-1H-ピラゾール-1-カルボキサミド(CAS 452098-92-9)、N-テトラヒドロフルフリル-3-(2,6-ジクロロ-4-トリフルオロメチルフェノキシ)-5-メチル-1H-ピラゾール-1-カルボキサミド(CAS 915396-43-9)、N-エチル-3-(2-クロロ-6-フルオロ-4-トリフルオロメチルフェノキシ)-5-メチル-1H-ピラゾール-1-カルボキサミド(CAS 452099-05-7)、N-テトラヒドロフルフリル-3-(2-クロロ-6-フルオロ-4-トリフルオロメチルフェノキシ)-5-メチル-1H-ピラゾール-1-カルボキサミド(CAS 45100-03-7)、3-[7-フルオロ-3-オキソ-4-(プロパ-2-イニル)-3,4-ジヒドロ-2H-ベンゾ[1,4]オキサジン-6-イル]-1,5-ジメチル-6-チオキソ-[1,3,5]トリアジナン-2,4-ジオン、1,5-ジメチル-6-チオキソ-3-(2,2,7-トリフルオロ-3-オキソ-4-(プロパ-2-イニル)-3,4-ジヒドロ-2H-ベンゾ[b][1,4]オキサジン-6-イル)-1,3,5-トリアジナン-2,4-ジオン(CAS 1258836-72-4)、2-(2,2,7-トリフルオロ-3-オキソ-4-プロパ-2-イニル-3,4-ジヒドロ-2H-ベンゾ[1,4]オキサジン-6-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-イソインドール-1,3-ジオンおよび1-メチル-6-トリフルオロメチル-3-(2,2,7-トリフルオロ-3-オキソ-4-プロパ-2-イニル-3,4-ジヒドロ-2H-ベンゾ[1,4]オキサジン-6-イル)-1H-ピリミジン-2,4-ジオン;
b5) 白化除草剤の群からは:
アクロニフェン、ベフルブタミド、ベンゾビシクロン、クロマゾン、ジフルフェニカン、フルロクロリドン、フルルタモン、イソキサフルトール、メソトリオン、ノルフルラゾン、ピコリナフェン、ピラスルホトール、ピラゾリネート、スルコトリオン、テフリルトリオン、テンボトリオン、トプラメゾン、ビシクロピロン、4-(3-トリフルオロメチルフェノキシ)-2-(4-トリフルオロメチルフェニル)ピリミジン(CAS 180608-33-7)、アミトロールおよびフルオメツロン;
b6) EPSPシンターゼ阻害剤の群からは:
グリホサート、グリホサート-イソプロピルアンモニウム、グリホサート-カリウムおよびグリホサート-トリメシウム(スルホサート);
b7) グルタミンシンテターゼ阻害剤の群からは:
グルホシネート、グルホシネート-P、グルホシネート-アンモニウム;
b8) DHPシンターゼ阻害剤の群からは:アスラム;
b11) セルロース生合成阻害剤の群からは:ジクロベニル、フルポキサム、インダジフラム、イソキサベン、トリアジフラムおよび1-シクロヘキシル-5-ペンタフルオロフェニルオキシ-14-[1,2,4,6]チアトリアジン-3-イルアミン;
b12) 脱共役除草剤の群からは:ジノセブ;
b13) オーキシン系除草剤の群からは:
2,4-Dならびにその塩およびエステル、アミノシクロピラクロールならびにその塩およびエステル、アミノピラリドならびにその塩(例えばアミノピラリド-トリス(2-ヒドロキシプロピル)アンモニウム)およびエステル、クロピラリドならびにその塩およびエステル、ジカンバならびにその塩およびエステル、ジクロルプロップ-Pならびにその塩およびエステル、フルロキシピル-メプチル、ハラウキシフェンならびにその塩およびエステル(CAS 943832-60-8)、MCPAならびにその塩およびエステル、MCPBならびにその塩およびエステル、メコプロップ-Pならびにその塩およびエステル、ピクロラムならびにその塩およびエステル、キンクロラック、キンメラック、さらにトリクロピルならびにその塩およびエステル;
b14) オーキシン輸送阻害剤の群からは:ジフルフェンゾピルおよびジフルフェンゾピル-ナトリウム;
b15) 他の除草剤の群からは:ブロモブチド、シンメチリン、クミルロン、シクロピリモレート(CAS 499223-49-3)ならびにその塩およびエステル、ダラポン、ジフェンゾコート、ジフェンゾコート-メチルスルフェート、DSMA、ジムロン(=ダイムロン)、フラムプロップ、フラムプロップ-イソプロピル、フラムプロップ-メチル、フラムプロップ-M-イソプロピル、フラムプロップ-M-メチル、インダノファン、メタム、メチルブロミド、MSMA、オキサジクロメホン、ペラルゴン酸およびピリブチカルブ。
除草剤Aと組み合わせて使用することができる特に好ましい除草剤Bは以下のとおりである:
b1) ACC脂質生合成阻害剤の群からは:クロジナホップ-プロパルギル、シクロキシジム、シハロホップ-ブチル、フェノキサプロップ-P-エチル、ピノキサデン、プロホキシジム、テプラロキシジム、トラルコキシジム、4-(4'-クロロ-4-シクロプロピル-2'-フルオロ[1,1'-ビフェニル]-3-イル)-5-ヒドロキシ-2,2,6,6-テトラメチル-2H-ピラン-3(6H)-オン(CAS 1312337-72-6);4-(2',4'-ジクロロ-4-シクロプロピル[1,1'-ビフェニル]-3-イル)-5-ヒドロキシ-2,2,6,6-テトラメチル-2H-ピラン-3(6H)-オン(CAS 1312337-45-3);4-(4'-クロロ-4-エチル-2'-フルオロ[1,1'-ビフェニル]-3-イル)-5-ヒドロキシ-2,2,6,6-テトラメチル-2H-ピラン-3(6H)-オン(CAS 1033757-93-5);4-(2',4'-ジクロロ-4-エチル[1,1'-ビフェニル]-3-イル)-2,2,6,6-テトラメチル-2H-ピラン-3,5(4H,6H)-ジオン(CAS 1312340-84-3);5-(アセチルオキシ)-4-(4'-クロロ-4-シクロプロピル-2'-フルオロ[1,1'-ビフェニル]-3-イル)-3,6-ジヒドロ-2,2,6,6-テトラメチル-2H-ピラン-3-オン(CAS 1312337-48-6);5-(アセチルオキシ)-4-(2',4'-ジクロロ-4-シクロプロピル-[1,1'-ビフェニル]-3-イル)-3,6-ジヒドロ-2,2,6,6-テトラメチル-2H-ピラン-3-オン;5-(アセチルオキシ)-4-(4'-クロロ-4-エチル-2'-フルオロ[1,1'-ビフェニル]-3-イル)-3,6-ジヒドロ-2,2,6,6-テトラメチル-2H-ピラン-3-オン(CAS 1312340-82-1);5-(アセチルオキシ)-4-(2',4'-ジクロロ-4-エチル[1,1'-ビフェニル]-3-イル)-3,6-ジヒドロ-2,2,6,6-テトラメチル-2H-ピラン-3-オン(CAS 1033760-55-2);4-(4'-クロロ-4-シクロプロピル-2'-フルオロ[1,1'-ビフェニル]-3-イル)-5,6-ジヒドロ-2,2,6,6-テトラメチル-5-オキソ-2H-ピラン-3-イルカルボン酸メチルエステル(CAS 1312337-51-1);4-(2',4'-ジクロロ-4-シクロプロピル-[1,1'-ビフェニル]-3-イル)-5,6-ジヒドロ-2,2,6,6-テトラメチル-5-オキソ-2H-ピラン-3-イルカルボン酸メチルエステル;4-(4'-クロロ-4-エチル-2'-フルオロ[1,1'-ビフェニル]-3-イル)-5,6-ジヒドロ-2,2,6,6-テトラメチル-5-オキソ-2H-ピラン-3-イルカルボン酸メチルエステル(CAS 1312340-83-2);4-(2',4'-ジクロロ-4-エチル[1,1'-ビフェニル]-3-イル)-5,6-ジヒドロ-2,2,6,6-テトラメチル-5-オキソ-2H-ピラン-3-イルカルボン酸メチルエステル(CAS 1033760-58-5);
b3) PS I光合成阻害剤の群からは:パラコートおよびパラコート-ジクロリド;
b4) プロトポルフィリノーゲン-IXオキシダーゼ阻害剤の群からは:カルフェントラゾン-エチル、フルミオキサジン、ラクトフェン、オキサジアルギル、オキシフルオルフェン、サフルフェナシル、スルフェントラゾン、エチル[3-[2-クロロ-4-フルオロ-5-(1-メチル-6-トリフルオロメチル-2,4-ジオキソ-1,2,3,4-テトラヒドロピリミジン-3-イル)フェノキシ]-2-ピリジルオキシ]アセテート(CAS 353292-31-6;S-3100)、3-[7-フルオロ-3-オキソ-4-(プロパ-2-イニル)-3,4-ジヒドロ-2H-ベンゾ[1,4]オキサジン-6-イル]-1,5-ジメチル-6-チオキソ-[1,3,5]トリアジナン-2,4-ジオン、1,5-ジメチル-6-チオキソ-3-(2,2,7-トリフルオロ-3-オキソ-4-(プロパ-2-イニル)-3,4-ジヒドロ-2H-ベンゾ[b][1,4]オキサジン-6-イル)-1,3,5-トリアジナン-2,4-ジオン(CAS 1258836-72-4)、2-(2,2,7-トリフルオロ-3-オキソ-4-プロパ-2-イニル-3,4-ジヒドロ-2H-ベンゾ[1,4]オキサジン-6-イル)-4,5,6,7-テトラヒドロ-イソインドール-1,3-ジオンおよび1-メチル-6-トリフルオロメチル-3-(2,2,7-トリフルオロ-3-オキソ-4-プロパ-2-イニル-3,4-ジヒドロ-2H-ベンゾ[1,4]オキサジン-6-イル)-1H-ピリミジン-2,4-ジオン;
b5) 白化除草剤の群からは:クロマゾン、ジフルフェニカン、フルロクロリドン、イソキサフルトール、メソトリオン、ノルフルラゾン、ピコリナフェン、スルコトリオン、テフリルトリオン、テンボトリオン、トプラメゾン、ベンゾビシクロン、ビシクロピロン、アミトロールおよびフルオメツロン;
b6) EPSPシンターゼ阻害剤の群からは:グリホサート、グリホサート-イソプロピルアンモニウムおよびグリホサート-トリメシウム(スルホサート);
b7) グルタミンシンテターゼ阻害剤の群からは:グルホシネート、グルホシネート-Pおよびグルホシネート-アンモニウム;
b8) DHPシンターゼ阻害剤の群からは:アスラム;
b11) セルロース生合成阻害剤の群からは:インダジフラム、イソキサベン、トリアジフラムおよびトリアゾロカルボキサミド;
b12) 脱共役除草剤の群からは:ジノセブ;
b13) オーキシン系除草剤の群からは:2,4-Dならびにその塩およびエステル(例えばクラシホス)、ならびにアミノシクロピラクロールならびにその塩およびエステル、アミノピラリドならびにその塩およびそのエステル、クロピラリドならびにその塩およびエステル、ジカンバならびにその塩およびエステル、フルロキシピル-メプチル、MCPA、キンクロラックおよびキンメラック;
b14) オーキシン輸送阻害剤の群からは:ジフルフェンゾピルおよびジフルフェンゾピル-ナトリウム、
b15) 他の除草剤の群からは:ダイムロン(=ダイムロン)、インダノファン、オキサジクロメホンおよびペラルゴン酸。
除草剤Aと組み合わせて使用することができる最も好ましい除草剤Bは、以下の表1に記載される:
カルボン酸基、アミノ基および/またはヒドロキシル基を有する除草剤B.1〜B.39のいずれかは、それ自体でならびに/あるいはその農業上許容可能な塩の形態でおよび/またはその農業上許容可能なエステルもしくはアミドの形態で用いられると理解されたい。
本発明の好ましい実施形態によれば、本組成物は、少なくとも1種の、好ましくは正確に1種の除草剤Bを含む。
本発明の別の好ましい実施形態によれば、本組成物は、少なくとも2種の、好ましくは正確に2種の互いに異なる除草剤Bを含む。
本発明の別の好ましい実施形態によれば、本組成物は、少なくとも3種の、好ましくは正確に3種の互いに異なる除草剤Bを含む。
本発明の別の好ましい実施形態によれば、本組成物は、少なくとも1種の、好ましくは正確に1種の除草剤Aと、少なくとも1種の、好ましくは正確に1種の除草剤Bとを含む。
本発明の別の好ましい実施形態によれば、本組成物は、少なくとも1種の、好ましくは正確に1種の除草剤Aと、少なくとも2種の、好ましくは正確に2種の互いに異なる除草剤Bとを含む。
本発明の別の好ましい実施形態によれば、本組成物は、少なくとも1種の、好ましくは正確に1種の除草剤Aと、少なくとも3種の、好ましくは正確に3種の互いに異なる除草剤Bとを含む。
本発明の1つの好ましい実施形態によれば、本組成物は、群b1)、b3)、b4)、b5)、b6)、b7)、b8)、b11)、b12)、b13)、b14)およびb15)の化合物から選択される、好ましくは群b1)、b3)、b4)、b5)、b6)、b7)、b8)、b11)、b12)、b13)、b14)またはb15)の化合物から選択される少なくとも1種の除草剤Bを含む。
本発明の別の好ましい実施形態によれば、本組成物は、少なくとも1種の、好ましくは正確に1種の、好ましくはa1)、a2)、a3)、a4)、a5)、a6)、a7)、a8)、a9)、a10)およびa11)から選択され、最も好ましくはa1)、a2)、a3)、a4)、a5)、a6)、a7)、a8)、a9)、a10)またはa11)から選択される除草剤Aと、少なくとも1種の、好ましくは正確に1種の、群b1)の化合物から選択される、特にクレトジム(B.1)、クロジナホップ-プロパルギル(B.2)、シクロキシジム(B.3)、ピノキサデン(B.4)およびセトキシジム(B.5)から選択される除草剤Bとを含む。
本発明の別の好ましい実施形態によれば、本組成物は、少なくとも1種の、好ましくは正確に1種の、a1)、a2)、a3)、a4)、a5)、a6)、a7)、a8)、a9)、a10)およびa11)から選択され、最も好ましくはa1)、a2)、a3)、a4)、a5)、a6)、a7)、a8)、a9)、a10)またはa11)から選択される除草剤Aと、少なくとも1種の、好ましくは正確に1種の、群b3)の化合物から選択される除草剤B(特にパラコートおよびその農業上許容可能な塩(B.6))とを含む。
本発明の別の好ましい実施形態によれば、本組成物は、少なくとも1種の、好ましくは正確に1種の、a1)、a2)、a3)、a4)、a5)、a6)、a7)、a8)、a9)、a10)およびa11)から選択され、最も好ましくはa1)、a2)、a3)、a4)、a5)、a6)、a7)、a8)、a9)、a10)またはa11)から選択される除草剤Aと、少なくとも1種の、好ましくは正確に1種の、群b4)の化合物から選択される、特にカルフェントラゾン-エチル(B.7)、フルミオキサジン(B.8)、ラクトフェン(B.9)、オキサジアルギル(B.10)、オキシフルロフェン(B.11)、サフルフェナシル(B.12)、スルフェントラゾン(B.13)および1,5-ジメチル-6-チオキソ-3-(2,2,7-トリフルオロ-3-オキソ-4-(プロパ-2-イニル)-3,4-ジヒドロ-2H-ベンゾ[b][1,4]オキサジン-6-イル)-1,3,5-トリアジナン-2,4-ジオン(CAS 1258836-72-4)(B.14)から選択される除草剤Bとを含む。
本発明の別の好ましい実施形態によれば、本組成物は、少なくとも1種の、好ましくは正確に1種の、a1)、a2)、a3)、a4)、a5)、a6)、a7)、a8)、a9)、a10)およびa11)から選択され、最も好ましくはa1)、a2)、a3)、a4)、a5)、a6)、a7)、a8)、a9)、a10)またはa11)から選択される除草剤Aと、少なくとも1種の、好ましくは正確に1種の、群b5)の化合物から選択される、好ましくはベンゾビシクロン(B.15)、ビシクロピロン(B.16)、クロマゾン(B.17)、ジフルフェニカン(B.18)、イソキサフルトール(B.19)、メソトリオン(B.20)、ノルフルラゾン(B.21)、ピコリナフェン(B.22)、スルコトリオン(B.23)、テンボトリオン(B.24)、およびトプラメゾン(B.25)から選択される、特にベンゾビシクロン(B.15)、イソキサフルトール(B.19)、メソトリオン(B.20)およびトプラメゾン(B.25)から選択される除草剤Bとを含む。
本発明の別の好ましい実施形態によれば、本組成物は、少なくとも1種の、好ましくは正確に1種の、a1)、a2)、a3)、a4)、a5)、a6)、a7)、a8)、a9)、a10)およびa11)から選択され、最も好ましくはa1)、a2)、a3)、a4)、a5)、a6)、a7)、a8)、a9)、a10)またはa11)から選択される除草剤Aと、少なくとも1種の、好ましくは正確に1種の、群b6)の化合物から選択される除草剤B(特にグリホサートおよびその農業上許容可能な塩(B.26))とを含む。
本発明の別の好ましい実施形態によれば、本組成物は、少なくとも1種の、好ましくは正確に1種の、a1)、a2)、a3)、a4)、a5)、a6)、a7)、a8)、a9)、a10)およびa11)から選択され、最も好ましくはa1)、a2)、a3)、a4)、a5)、a6)、a7)、a8)、a9)、a10)またはa11)から選択される除草剤Aと、少なくとも1種の、好ましくは正確に1種の、群b7)の化合物から選択される除草剤B(特にグルホシネートおよびその農業上許容可能な塩(B.27))とを含む。
本発明の別の好ましい実施形態によれば、本組成物は、少なくとも1種の、好ましくは正確に1種の、a1)、a2)、a3)、a4)、a5)、a6)、a7)、a8)、a9)、a10)およびa11)から選択され、最も好ましくはa1)、a2)、a3)、a4)、a5)、a6)、a7)、a8)、a9)、a10)またはa11)から選択される除草剤Aと、少なくとも1種の、好ましくは正確に1種の、群b11)の化合物から選択され、特にインダジフラム(B.28)およびイソキサベン(B.29)から選択される除草剤Bとを含む。
本発明の別の好ましい実施形態によれば、本組成物は、少なくとも1種の、好ましくは正確に1種の、a1)、a2)、a3)、a4)、a5)、a6)、a7)、a8)、a9)、a10)およびa11)から選択され、最も好ましくはa1)、a2)、a3)、a4)、a5)、a6)、a7)、a8)、a9)、a10)またはa11)から選択される除草剤Aと、少なくとも1種の、好ましくは正確に1種の、群b12)の化合物から選択される除草剤B(特にジノセブ(B.30))を含む。
本発明の別の好ましい実施形態によれば、本組成物は、少なくとも1種の、好ましくは正確に1種の、a1)、a2)、a3)、a4)、a5)、a6)、a7)、a8)、a9)、a10)およびa11)から選択され、最も好ましくはa1)、a2)、a3)、a4)、a5)、a6)、a7)、a8)、a9)、a10)またはa11)から選択される除草剤Aと、少なくとも1種の、好ましくは正確に1種の、群b13)の化合物から選択される、特に2,4-Dおよびその農業上許容可能な塩(B.31)、ジカンバおよびその農業上許容可能な塩(B.32)、フルロキシピル(B.33)、MCPAおよびその農業上許容可能な塩(B.34)、キンメラックおよびその農業上許容可能な塩(B.35)ならびにキンクロラックおよびその農業上許容可能な塩(B.36)から選択される除草剤Bとを含む。
本発明の別の好ましい実施形態によれば、本組成物は、少なくとも1種の、好ましくは正確に1種の、a1)、a2)、a3)、a4)、a5)、a6)、a7)、a8)、a9)、a10)およびa11)から選択され、最も好ましくはa1)、a2)、a3)、a4)、a5)、a6)、a7)、a8)、a9)、a10)またはa11)から選択される除草剤Aと、少なくとも1種の、好ましくは正確に1種の、群b14)の化合物から選択される除草剤B(特にジフルフェンゾピルおよびその農業上許容可能な塩(B.37))とを含む。
本発明の別の好ましい実施形態によれば、本組成物は、少なくとも1種の、好ましくは正確に1種の、a1)、a2)、a3)、a4)、a5)、a6)、a7)、a8)、a9)、a10)およびa11)から選択され、最も好ましくはa1)、a2)、a3)、a4)、a5)、a6)、a7)、a8)、a9)、a10)またはa11)から選択される除草剤Aと、少なくとも1種の、好ましくは正確に1種の、群b15)の化合物から選択される、特にダイムロン(=ダイムロン)(B.38)ならびにペラルゴン酸およびその農業上許容可能な塩(B.39)から選択される除草剤Bとを含む。
別の実施形態において、本発明による組成物は、少なくとも2種の除草剤Bであって、第1の除草剤Bが、群b1)、b3)、b4)、b5)、b8)、b11)、b12)、b13)、b14)およびb15)の化合物から選択され、好ましくは群b1)、b3)、b4)、b5)、b8)、b11)、b12)、b13)、b14)またはb15)の化合物から選択され、かつ第2の除草剤Bが、群b6)およびb7)の化合物から選択され、好ましくは群b6)またはb7)の化合物群から選択される、前記除草剤Bを含む。
本発明の別の実施形態において、本発明による組成物は、少なくとも1種のa1)〜a11)から選択される除草剤A、少なくとも1種の除草剤Bおよび少なくとも1種の薬害軽減剤Cを含む。
薬害軽減剤Cの例は、ベノキサコール、クロキントセット、シオメトリニル、シプロスルファミド、ジクロルミド、ジシクロノン、ジエトレート、フェンクロラゾール、フェンクロリム、フルラゾール、フルキソフェニム、フリラゾール、イソキサジフェン、メフェンピル、メフェナート、ナフタル酸無水物、オキサベトリニル、4-(ジクロロアセチル)-1-オキサ-4-アザスピロ[4.5]デカン(MON4660、CAS 71526-07-3)、2,2,5-トリメチル-3-(ジクロロアセチル)-1,3-オキサゾリジン(R-29148、CAS 52836-31-4)およびN-(2-メトキシベンゾイル)-4-[(メチルアミノカルボニル)アミノ]ベンゼンスルホンアミド(CAS 129531-12-0)である。
好ましい薬害軽減剤Cは、ベノキサコール、クロキントセット、シプロスルファミド、ジクロルミド、フェンクロラゾール、フェンクロリム、フルラゾール、フルキソフェニム、フリラゾール、イソキサジフェン、メフェンピル、ナフタル酸無水物、オキサベトリニル、4-(ジクロロアセチル)-1-オキサ-4-アザスピロ[4.5]デカン(MON4660、CAS 71526-07-3)、2,2,5-トリメチル-3-(ジクロロアセチル)-1,3-オキサゾリジン(R-29148、CAS 52836-31-4)およびN-(2-メトキシベンゾイル)-4-[(メチルアミノカルボニル)アミノ]ベンゼンスルホンアミド(CAS 129531-12-0)である。
特に好ましい薬害軽減剤Cは、ベノキサコール、クロキントセット、シプロスルファミド、ジクロルミド、フェンクロラゾール、フェンクロリム、フリラゾール、イソキサジフェン、メフェンピル、ナフタル酸無水物、オキサベトリニル、4-(ジクロロアセチル)-1-オキサ-4-アザスピロ[4.5]デカン(MON4660、CAS 71526-07-3)および2,2,5-トリメチル-3-(ジクロロアセチル)-1,3-オキサゾリジン(R-29148、CAS 52836-31-4)である。
最も好ましい薬害軽減剤Cは、以下の表2に挙げられる:
カルボン酸基、アミノ基および/またはヒドロキシル基を有する薬害軽減剤C.1〜C.11のいずれかは、それ自体でおよび/またはその農業上許容可能な塩の形態で用いられると理解されたい。
本発明の1つの好ましい実施形態によれば、本組成物は、少なくとも1種の、好ましくは正確に1種の除草剤B、および少なくとも1種の、好ましくは正確に1種の薬害軽減剤Cを含む。
本発明の別の好ましい実施形態によれば、本組成物は、少なくとも2種の、好ましくは正確に2種の互いに異なる除草剤B、および少なくとも1種の、好ましくは正確に1種の薬害軽減剤Cを含む。
本発明の別の好ましい実施形態によれば、本組成物は、少なくとも3種の、好ましくは正確に3種の互いに異なる除草剤B、および少なくとも1種の、好ましくは正確に1種の薬害軽減剤Cを含む。
本発明の別の好ましい実施形態によれば、本組成物は、活性化合物として、少なくとも1種の、好ましくは正確に1種の、好ましくはa1)、a2)、a3)、a4)、a5)、a6)、a7)、a8)、a9)、a10)およびa11)から選択される、最も好ましくはa1)、a2)、a3)、a4)、a5)、a6)、a7)、a8)、a9)、a10)またはa11)から選択される除草剤A、少なくとも1種の、好ましくは正確に1種の除草剤B、および少なくとも1種の、好ましくは正確に1種の薬害軽減剤Cを含む。
本発明の別の好ましい実施形態によれば、本組成物は、活性化合物として、少なくとも1種の、好ましくは正確に1種の、好ましくはa1)、a2)、a3)、a4)、a5)、a6)、a7)、a8)、a9)、a10)およびa11)から選択される、最も好ましくはa1)、a2)、a3)、a4)、a5)、a6)、a7)、a8)、a9)、a10)またはa11)から選択される除草剤A、少なくとも2種の、好ましくは正確に2種の互いに異なる除草剤B、および少なくとも1種の、好ましくは正確に1種の薬害軽減剤Cを含む。
本発明の別の好ましい実施形態によれば、本組成物は、活性化合物として、少なくとも1種の、好ましくは正確に1種の、好ましくはa1)、a2)、a3)、a4)、a5)、a6)、a7)、a8)、a9)、a10)およびa11)から選択される、最も好ましくはa1)、a2)、a3)、a4)、a5)、a6)、a7)、a8)、a9)、a10)またはa11)から選択される除草剤A、少なくとも3種の、好ましくは正確に3種の互いに異なる除草剤B、および少なくとも1種の、好ましくは正確に1種の薬害軽減剤Cを含む。
本発明の別の好ましい実施形態によれば、本組成物は、活性化合物として、少なくとも1種の、好ましくは正確に1種の、好ましくはa1)、a2)、a3)、a4)、a5)、a6)、a7)、a8)、a9)、a10)およびa11)から選択される、最も好ましくはa1)、a2)、a3)、a4)、a5)、a6)、a7)、a8)、a9)、a10)またはa11)から選択される除草剤A、少なくとも1種の、好ましくは正確に1種の除草剤B、場合により、少なくとも1種の、好ましくは正確に1種の薬害軽減剤C、および少なくとも1種の、好ましくは正確に1種の、除草剤A、BおよびCとは異なるさらなる除草剤Dを含む。
好適な除草剤Dは、以下の群から選択される除草剤である:
d1) ALS阻害剤:
スルホニル尿素系、例えばアミドスルフロン、アジムスルフロン、ベンスルフロン、ベンスルフロン-メチル、クロリムロン、クロリムロン-エチル、クロルスルフロン、シノスルフロン、シクロスルファムロン、エタメトスルフロン、エタメトスルフロン-メチル、エトキシスルフロン、フラザスルフロン、フルセトスルフロン、フルピルスルフロン、フルピルスルフロン-メチル-ナトリウム、ホラムスルフロン、ハロスルフロン、ハロスルフロン-メチル、イマゾスルフロン、ヨードスルフロン、ヨードスルフロン-メチル-ナトリウム、イオフェンスルフロン、イオフェンスルフロン-ナトリウム、メソスルフロン、メタゾスルフロン、メトスルフロン、メトスルフロン-メチル、ニコスルフロン、オルトスルファムロン、オキサスルフロン、プリミスルフロン、プリミスルフロン-メチル、プロピリスルフロン、プロスルフロン、ピラゾスルフロン、ピラゾスルフロン-エチル、リムスルフロン、スルホメツロン、スルホメツロン-メチル、スルホスルフロン、チフェンスルフロン、チフェンスルフロン-メチル、トリアスルフロン、トリベニュロン、トリベニュロン-メチル、トリフロキシスルフロン、トリフルスルフロン、トリフルスルフロン-メチルおよびトリトスルフロン、
イミダゾリノン系、例えばイマザメタベンズ、イマザメタベンズ-メチル、イマザモックス、イマザピック、イマザピル、イマザキンおよびイマゼタピル、
トリアゾロピリミジン系除草剤およびスルホンアニリド系、例えばクロランスラム、クロランスラム-メチル、ジクロスラム、フルメツラム、フロラスラム、メトスラム、ペノキススラム、ピリミスルファンおよびピロキススラム、
ピリミジニルベンゾエート系、例えばビスピリバック、ビスピリバック-ナトリウム、ピリベンゾキシム、ピリフタリド、ピリミノバック、ピリミノバック-メチル、ピリチオバック、ピリチオバック-ナトリウム、4-[[[2-[(4,6-ジメトキシ-2-ピリミジニル)オキシ]フェニル]メチル]アミノ]-安息香酸-1-メチルエチルエステル(CAS 420138-41-6)、4-[[[2-[(4,6-ジメトキシ-2-ピリミジニル)オキシ]フェニル]メチル]アミノ]-安息香酸プロピルエステル(CAS 420138-40-5)およびN-(4-ブロモフェニル)-2-[(4,6-ジメトキシ-2-ピリミジニル)オキシ]ベンゼンメタンアミン(CAS 420138-01-8)、
スルホニルアミノカルボニル-トリアゾリノン系除草剤、例えばフルカルバゾン、フルカルバゾン-ナトリウム、プロポキシカルバゾン、プロポキシカルバゾン-ナトリウム、チエンカルバゾンおよびチエンカルバゾン-メチルおよびトリアファモン;
d2) PS II光合成阻害剤:
トリアゾリノン系、例えばアミカルバゾン、
トリアジン系およびメチルチオトリアジン系、例えばアメトリン、アトラジン、クロロトリアジン、シアナジン、デスメトリン、ジメタメトリン、プロメトン、プロメトリン、プロパジン、シマジン、シメトリン、テルブメトン、テルブチラジン、テルブトリンおよびトリエタジン、
トリアジノン系およびトリアジンジオン系、例えばヘキサジノン、メタミトロンおよびメトリブジン、
ピリダジノン系、例えばクロリダゾン、
アリール尿素、例えばクロロブロムロン、クロロトルロン、クロロクスロン、ジメフロン、ジウロン、エチダイムロン、フルオメツロン、フェニュロン、イソプロツロン、イソウロン、リニュロン、メタベンズチアズロン、メトベンズロン、メトクスロン、モノリニュロン、ネブロン、シズロン、テブチウロンおよびチアジアズロン、
フェニルカーバメート系、例えばデスメジファム、カルブチレート、フェンメジファムおよびフェンメジファム-エチル、
ニトリル系除草剤、例えばブロモフェノキシム、ブロモキシニルならびにその塩およびエステル、アイオキシニルならびにその塩およびエステル、
ウラシル系、例えばブロマシル、レナシルおよびテルバシル、
フェニル-ピリダジン系、例えばピリデートおよびピリダホール、
アミド系、例えばペンタノクロールおよびプロパニル、さらに
ベンタゾンおよびベンタゾン-ナトリウム。
d3) VLCFA阻害剤:
クロロアセトアミド系、例えばアセトクロール、アラクロール、ブタクロール、ジメタクロール、ジメテナミド、ジメテナミド-P、メタザクロール、メトラクロール、メトラクロール-S、ペトキサミド、プレチラクロール、プロパクロール、プロピソクロールおよびテニルクロール、
オキシアセトアニリド系、例えばフルフェナセットおよびメフェナセット、
アセトアミド系、例えばジフェナミド、ナプロアニリドおよびナプロパミド、テトラゾリノン系、例えばフェントラザミド、
他の除草剤、例えばアニロホス、カフェンストロール、フェノキサスルホン、イプフェンカルバゾン、ピペロホス、ピロキサスルホンおよび式VI.1、VI.2、VI.3、VI.4、VI.5、VI.6、VI.7、VI.8およびVI.9のイソオキサゾリン化合物。
式VIのイソオキサゾリン化合物は、当技術分野において、例えばWO 2006/024820、WO 2006/037945、WO 2007/071900およびWO 2007/096576から公知である;
VLCFA阻害剤の中でも、クロロアセトアミドが好ましい。
d4) 有糸分裂阻害剤:
群K1の化合物:
ジニトロアニリン系、例えばベンフルラリン、ブトラリン、ジニトラミン、エタルフルラリン、フルクロラリン、オリザリン、ペンジメタリン、プロジアミンおよびトリフルラリン、
ホスホロアミデート系、例えばアミプロホス、アミプロホス-メチルおよびブタミホス、
安息香酸系除草剤、例えばクロルタールおよびクロルタール-ジメチル、
ピリジン系、例えばジチオピルおよびチアゾピル、
ベンズアミド系、例えばプロピザミドおよびテブタム;
群K2の化合物:クロルプロファム、プロファム、カルベタミドおよびフラムプロップ-m、
これらの中でも、群K1の化合物、特にジニトロアニリン系が好ましい。
好ましい除草剤Dは、以下のものから選択される:
d1) ALS阻害剤:
アミドスルフロン、アジムスルフロン、ベンスルフロン-メチル、ビスピリバック-ナトリウム、クロリムロン-エチル、クロルスルフロン、クロランスラム-メチル、シクロスルファムロン、ジクロスラム、エタメトスルフロン-メチル、エトキシスルフロン、フラザスルフロン、フロラスラム、フルカルバゾン-ナトリウム、フルセトスルフロン、フルメツラム、フルピルスルフロン-メチル-ナトリウム、ホラムスルフロン、ハロスルフロン-メチル、イマザメタベンズ-メチル、イマザモックス、イマザピック、イマザピル、イマザキン、イマゼタピル、イマゾスルフロン、ヨードスルフロン、ヨードスルフロン-メチル-ナトリウム、イオフェンスルフロン、イオフェンスルフロン-ナトリウム、メソスルフロン、メタゾスルフロン、メトスラム、メトスルフロン-メチル、ニコスルフロン、オルトスルファムロン、オキサスルフロン、ペノキススラム、プリミスルフロン-メチル、プロポキシカルバゾン-ナトリウム、プロピリスルフロン、プロスルフロン、ピラゾスルフロン-エチル、ピリベンゾキシム、ピリミスルファン、ピリフタリド、ピリミノバック-メチル、ピリチオバック-ナトリウム、ピロキススラム、リムスルフロン、スルホメツロン-メチル、スルホスルフロン、チエンカルバゾン-メチル、チフェンスルフロン-メチル、トリアスルフロン、トリベニュロン-メチル、トリフロキシスルフロン、トリフルスルフロン-メチル、トリトスルフロンおよびトリアファモン;
d2) PS II光合成阻害剤:
アメトリン、アミカルバゾン、アトラジン、ベンタゾン、ベンタゾン-ナトリウム、ブロモキシニルならびにその塩およびエステル、クロリダゾン、クロロトルロン、シアナジン、デスメジファム、ジウロン、フルオメツロン、ヘキサジノン、アイオキシニルならびにその塩およびエステル、イソプロツロン、レナシル、リニュロン、メタミトロン、メタベンズチアズロン、メトリブジン、フェンメジファム、プロパニル、ピリデート、シマジン、テルブトリン、テルブチラジンおよびチジアズロン;
d3) VLCFA阻害剤:
アセトクロール、アラクロール、アニロホス、ブタクロール、カフェンストロール、ジメテナミド、ジメテナミド-P、フェントラザミド、フルフェナセット、メフェナセット、メタザクロール、メトラクロール、S-メトラクロール、ナプロアニリド、ナプロパミド、プレチラクロール、フェノキサスルホン、イプフェンカルバゾン、ピロキサスルホン、テニルクロールおよび上記の式VI.1、VI.2、VI.3、VI.4、VI.5、VI.6、VI.7、VI.8およびVI.9のイソオキサゾリン化合物;
d4) 有糸分裂阻害剤:
ベンフルラリン、ジチオピル、エタルフルラリン、オリザリン、ペンジメタリン、チアゾピル、およびトリフルラリン。
特に好ましい除草剤Dは、以下のものから選択される:
d1) ALS阻害剤:ベンスルフロン-メチル、ビスピリバック-ナトリウム、シクロスルファムロン、ジクロスラム、フルメツラム、フルピルスルフロン-メチル-ナトリウム、ホラムスルフロン、イマザモックス、イマザピック、イマザピル、イマザキン、イマゼタピル、イマゾスルフロン、ヨードスルフロン、ヨードスルフロン-メチル-ナトリウム、イオフェンスルフロン、イオフェンスルフロン-ナトリウム、メソスルフロン、メタゾスルフロン、ニコスルフロン、ペノキススラム、プロポキシカルバゾン-ナトリウム、プロピリスルフロン、ピラゾスルフロン-エチル、ピリベンゾキシム、ピリフタリド、ピロキススラム、リムスルフロン、スルホスルフロン、チエンカルバゾン-メチル、トリトスルフロンおよびトリアファモン;
d2) PS II光合成阻害剤:アメトリン、アトラジン、ベンタゾン、ベンタゾン-ナトリウム、ブロモキシニルならびにその塩およびエステル、ジウロン、フルオメツロン、ヘキサジノン、イソプロツロン、リニュロン、メトリブジン、プロパニル、テルブトリンおよびテルブチラジン;
d3) VLCFA阻害剤:アセトクロール、カフェンストロール、ジメテナミド-P、フェントラザミド、フルフェナセット、メフェナセット、メタザクロール、メトラクロール、S-メトラクロール、フェノキサスルホン、イプフェンカルバゾンおよびピロキサスルホン;同様に、上記の式VI.1、VI.2、VI.3、VI.4、VI.5、VI.6、VI.7、VI.8およびVI.9のイソオキサゾリン化合物が好ましい;
d4) 有糸分裂阻害剤:ペンジメタリンおよびトリフルラリン。
カルボン酸基、アミノ基および/またはヒドロキシル基を有する除草剤D.1〜D.20のいずれかは、それ自体でならびに/あるいはその農業上許容可能な塩の形態でおよび/またはその農業上許容可能なエステルもしくはアミドの形態で用いられると理解されたい。
好ましいのは、除草剤Bが、群b4)の化合物から選択され、好ましくはカルフェントラゾン-エチル(B.7)、フルミオキサジン(B.8)、ラクトフェン(B.9)、オキサジアルギル(B.10)、オキシフルロフェン(B.11)、サフルフェナシル(B.12)、スルフェントラゾン(B.13)および1,5-ジメチル-6-チオキソ-3-(2,2,7-トリフルオロ-3-オキソ-4-(プロパ-2-イニル)-3,4-ジヒドロ-2H-ベンゾ[b][1,4]オキサジン-6-イル)-1,3,5-トリアジナン-2,4-ジオン(CAS 1258836-72-4)(B.14)から選択され、特にサフルフェナシル(B.12)および1,5-ジメチル-6-チオキソ-3-(2,2,7-トリフルオロ-3-オキソ-4-(プロパ-2-イニル)-3,4-ジヒドロ-2H-ベンゾ[b][1,4]オキサジン-6-イル)-1,3,5-トリアジナン-2,4-ジオン(CAS 1258836-72-4)(B.14)から選択され、また除草剤Dが、ALS阻害剤d1)から選択され、好ましくはイマザピルおよびその農業上許容可能な塩(D14)、イマゼタピルおよびその農業上許容可能な塩(D15)、ピリベンゾキシム(D16)およびピリフタリド(D17)から選択され;または除草剤Dが、PS II光合成阻害剤d2)から選択され、好ましくはアトラジン(D.3)、ジウロン(D.4)、メトリブジン(D.5)、シマジン(D.6)、テルブチラジン(D7)、ベンタゾンおよびその農業上許容可能な塩(D18)ならびにブロモキシニルおよびその農業上許容可能な塩(D19)から選択され、特にアトラジン(D.3)、シマジン(D.6)、テルブチラジン(D7)、ベンタゾンおよびその農業上許容可能な塩(D18)ならびにブロモキシニルおよびその農業上許容可能な塩(D19)から選択され;または除草剤Dが、VLCFA阻害剤d3)、好ましくはピロキサスルホン(D20)から選択される、本発明の組成物である。
同様に好ましいのは、群b4)の化合物から選択される第1の除草剤Bと、上記に定義される群d1)、d2)またはd3)の化合物から選択される除草剤Dとを含む本発明の組成物であり、この組成物は、群b6)の化合物(好ましくはグリホサートおよびその農業上許容可能な塩(B.26))から選択される、または群b7)の化合物(好ましくはグルホシネートおよびその農業上許容可能な塩(B.27))から選択される第2の除草剤Bをさらに含む。
さらに好ましいのは、除草剤Bが、群b5)の化合物から選択され、好ましくはベンゾビシクロン(B.15)、ビシクロピロン(B.16)、クロマゾン(B.17)、ジフルフェニカン(B.18)、イソキサフルトール(B.19)、メソトリオン(B.20)、ノルフルラゾン(B.21)、ピコリナフェン(B.22)、スルコトリオン(B.23)、テンボトリオン(B.24)およびトプラメゾン(B.25)から選択され、特にベンゾビシクロン(B.15)、イソキサフルトール(B.19)、メソトリオン(B.20)およびトプラメゾン(B.25)から選択され;また除草剤Dが、ALS阻害剤d1)から選択され、好ましくはイマザピルおよびその農業上許容可能な塩(D14)、イマゼタピルおよびその農業上許容可能な塩(D15)、ピリベンゾキシム(D16)ならびにピリフタリド(D17)から選択され;または除草剤Dが、PS II光合成阻害剤d2)、好ましくはアトラジン(D.3)、ジウロン(D.4)、メトリブジン(D.5)、シマジン(D.6)、テルブチラジン(D.7)、ベンタゾンおよびその農業上許容可能な塩(D18)ならびにブロモキシニルおよびその農業上許容可能な塩(D19)から選択され;または除草剤Dが、VLCFA阻害剤d3)から選択され、好ましくはアセトクロール(D.8)、ジメテナミド-p(D.9)、s-メトラクロール(D.10)、プレチラクロール(D.11)およびピロキサスルホン(D20)から選択される、本発明の組成物である。
同様に好ましいのは、群b5)の化合物から選択される第1の除草剤Bと、上記に定義される群d1)、d2)またはd3)の化合物から選択される除草剤Dとを含む本発明の組成物であり、この組成物は、群b6)の化合物(好ましくはグリホサートおよびその農業上許容可能な塩(B.26))から選択される、または群b7)の化合物(好ましくはグルホシネートおよびその農業上許容可能な塩(B.27)から選択される第2の除草剤Bをさらに含む。
さらに好ましいのは、除草剤Bが、群b6)の化合物(好ましくはグリホサートおよびその農業上許容可能な塩(B.26))から選択され、また除草剤Dが、ALS阻害剤d1)から選択され、好ましくはニコスルフロン(D.1)、トリトスルフロン(D.2)、ビスピリバック-ナトリウム(D13)、イマザピル(D14)、イマゼタピル(D15)、ピリベンゾキシム(D16)およびピリフタリド(D17)から選択され;または除草剤Dが、PS II 光合成阻害剤d2)から選択され、好ましくはアトラジン(D.3)、ジウロン(D4)、メトリブジン(D.5)、シマジン(D.6)、テルブチラジン(D.7)、ベンタゾンおよびその農業上許容可能な塩(D18)ならびにブロモキシニルおよびその農業上許容可能な塩(D19)から選択され;または除草剤Dが、VLCFA阻害剤d3)から選択され、好ましくはアセトクロール(D.8)、ジメテナミド-p(D.9)、s-メトラクロール(D.10)、プレチラクロール(D.11)およびピロキサスルホン(D20)から選択され;または除草剤Dが、群d4)の化合物(好ましくはペンジメタリン(D.12))から選択される、本発明の組成物である。
さらに好ましいのは、除草剤Bが、群b7)の化合物から選択され、好ましくはグルホシネートおよびその農業上許容可能な塩(B.27)から選択され、また除草剤Dが、ALS阻害剤d1)から選択され、好ましくはニコスルフロン(D.1)、トリトスルフロン(D.2)、ビスピリバック-ナトリウム(D13)、イマザピルおよびその農業上許容可能な塩(D14)、イマゼタピルおよびその農業上許容可能な塩(D15)、ピリベンゾキシム(D16)ならびにピリフタリド(D17)から選択され;または除草剤Dが、PS II光合成阻害剤d2)から選択され、好ましくはアトラジン(D.3)、ジウロン(D4)、メトリブジン(D.5)、シマジン(D.6)、テルブチラジン(D.7)、ベンタゾンおよびその農業上許容可能な塩(D18)ならびにブロモキシニルおよびその農業上許容可能な塩(D19)から選択され;または除草剤Dが、VLCFA阻害剤d3)から選択され、好ましくはアセトクロール(D.8)、ジメテナミド-p(D.9)、s-メトラクロール(D.10)、プレチラクロール(D.11)およびピロキサスルホン(D20)から選択され;または除草剤Dが、群d4)の化合物(好ましくはペンジメタリン(D.12))から選択される、本発明の組成物である。
さらに好ましいのは、除草剤Bが、群b13)の化合物から選択され、好ましくは2,4-Dおよびその農業上許容可能な塩(B.31)およびその農業上許容可能な塩、ジカンバおよびその農業上許容可能な塩(B.32)、フルロキシピル(B.33)、MCPA(B.34)、キンメラックおよびその農業上許容可能な塩(B.35)ならびにキンクロラックおよびその農業上許容可能な塩(B.36)、特に2,4-D(B.31)およびその農業上許容可能な塩ならびにジカンバおよびその農業上許容可能な塩(B.32)から選択され、さらに除草剤Dが、ALS阻害剤d1)から選択され、好ましくはニコスルフロン(D.1)、トリトスルフロン(D.2)、ビスピリバック-ナトリウム(D13)、イマザピル(D14)、イマゼタピル(D15)、ピリベンゾキシム(D16)またはピリフタリド(D17)から選択され;または除草剤Dが、VLCFA阻害剤d3)から選択され、好ましくはアセトクロール(D.8)、ジメテナミド-p(D.9)、s-メトラクロール(D.10)、プレチラクロール(D.11)およびピロキサスルホン(D20)から選択される、本発明の組成物である。
同様に好ましいのは、群b13)の化合物から選択される第1の除草剤Bと、上記に定義される群d1)またはd3)の化合物から選択される除草剤Dとを含む本発明の組成物であり、この組成物は、群b6)の化合物から選択される(好ましくはグリホサート(B.26)およびその農業上許容可能な塩から選択される)、または群b7)の化合物から選択される(好ましくはグルホシネート(B.27)およびその農業上許容可能な塩から選択される)第2の除草剤Bをさらに含む。
さらに好ましいのは、除草剤Bが、群b14)の化合物から選択され、好ましくはジフルフェンゾピルおよびその農業上許容可能な塩(B.37)から選択され、また除草剤Dが、ALS阻害剤d1)から選択され、好ましくはニコスルフロン(D.1)、トリトスルフロン(D.2)、ビスピリバック-ナトリウム(D13)、イマザピルおよびその農業上許容可能な塩(D14)、イマゼタピルおよびその農業上許容可能な塩(D15)、ピリベンゾキシム(D16)またはピリフタリド(D17)から選択され;または除草剤Dが、VLCFA阻害剤d3)から選択され、好ましくはアセトクロール(D.8)、ジメテナミド-p(D.9)、s-メトラクロール(D.10)、プレチラクロール(D.11)およびピロキサスルホン(D20)から選択される、本発明の組成物である。
同様に好ましいのは、群b14)の化合物から選択される第1の除草剤Bと、上記に定義される群d1)またはd3)の化合物から選択される除草剤Dとを含む本発明の組成物であり、この組成物は、群b6)の化合物から選択される(好ましくはグリホサートおよびその農業上許容可能な塩(B.26)から選択される)、または群b7)の化合物(好ましくはグルホシネートおよびその農業上許容可能な塩(B.27))から選択される第2の除草剤Bをさらに含む。
群b1)〜b15)の除草剤B、群d1)〜d4)の除草剤Dおよび薬害軽減剤Cは、公知の除草剤および薬害軽減剤であり、例えば、The Pesticide Manual, British Crop Protection Council, 第16版, 2012年;The Compendium of Pesticide Common Names(http://www.alanwood.net/pesticides/);Farm Chemicals Handbook 2000年 第86巻, Meister Publishing Company, 2000年;B. Hock,C. Fedtke, R. R. Schmidt, Herbizide [Herbicides], Georg Thieme Verlag, Stuttgart 1995年;W. H. Ahrens, Herbicide Handbook, 第7版, Weed Science Society of America, 1994年;およびK. K. Hatzios, Herbicide Handbook, 第7版の追補, Weed Science Society of America, 1998年を参照されたい。2,2,5-トリメチル-3-(ジクロロアセチル)-1,3-オキサゾリジン[CAS No. 52836-31-4]はまた、R-29148とも呼ばれる。4-(ジクロロアセチル)-1-オキサ-4-アザスピロ[4.5]デカン[CAS No. 71526-07-3]はまた、AD-67およびMON 4660とも呼ばれる。
上記活性化合物の各作用機序への割り当ては、現在の知識に基づいている。数種類の作用機序が1種類の活性化合物に当てはまる場合、この化合物は、1種類の作用機序にのみ割り当てられた。
カルボキシル基を有する除草剤BおよびDならびに薬害軽減剤Cは、本発明による組成物において、酸の形態で、上記の農業上好適な塩あるいは農業上許容可能な誘導体の形態で用いることができる。
ジカンバの場合、好適な塩としては、対イオンが農業上許容可能なカチオンであるジカンバの塩が挙げられる。例えば、ジカンバの好適な塩は、ジカンバ-ナトリウム、ジカンバ-カリウム、ジカンバ-メチルアンモニウム、ジカンバ-ジメチルアンモニウム、ジカンバ-イソプロピルアンモニウム、ジカンバ-ジグリコールアミン、ジカンバ-オラミン、ジカンバ-ジオラミン、ジカンバ-トロラミン、ジカンバ-N,N-ビス-(3-アミノプロピル)メチルアミンおよびジカンバ-ジエチレントリアミンである。好適なエステルの例は、ジカンバ-メチルおよびジカンバ-ブトチルである。
2,4-Dの好適な塩は、2,4-D-アンモニウム、2,4-D-ジメチルアンモニウム、2,4-D-ジエチルアンモニウム、2,4-D-ジエタノールアンモニウム(2,4-D-ジオラミン)、2,4-D-トリエタノールアンモニウム、2,4-D-イソプロピルアンモニウム、2,4-D-トリイソプロパノールアンモニウム、2,4-D-ヘプチルアンモニウム、2,4-D-ドデシルアンモニウム、2,4-D-テトラデシルアンモニウム、2,4-D-トリエチルアンモニウム、2,4-D-トリス(2-ヒドロキシプロピル)アンモニウム、2,4-D-トリス(イソプロピル)アンモニウム、2,4-D-トロラミン、2,4-D-リチウム、2,4-D-ナトリウムである。2,4-Dの好適なエステルの例は、2,4-D-ブトチル、2,4-D-2-ブトキシプロピル、2,4-D-3-ブトキシプロピル、2,4-D-ブチル、2,4-D-エチル、2,4-D-エチルヘキシル、2,4-D-イソブチル、2,4-D-イソオクチル、2,4-D-イソプロピル、2,4-D-メプチル、2,4-D-メチル、2,4-D-オクチル、2,4-D-ペンチル、2,4-D-プロピル、2,4-D-テフリルおよびクラシホスである。
2,4-DBの好適な塩は、例えば2,4-DB-ナトリウム、2,4-DB-カリウムおよび2,4-DB-ジメチルアンモニウムである。2,4-DBの好適なエステルは、例えば2,4-DB-ブチルおよび2,4-DB-イソオクチルである。
ジクロルプロップの好適な塩は、例えばジクロルプロップ-カリウムおよびジクロルプロップ-ジメチルアンモニウムである。ジクロルプロップの好適なエステルの例は、ジクロルプロップ-ブトチルおよびジクロルプロップ-イソオクチルである。
MCPAの好適な塩およびエステルとしては、MCPA-ブトチル、MCPA-ブチル、MCPA-ジメチルアンモニウム、MCPA-ジオラミン、MCPA-エチル、MCPA-チオエチル、MCPA-2-エチルヘキシル、MCPA-イソブチル、MCPA-イソオクチル、MCPA-イソプロピル、MCPA-イソプロピルアンモニウム、MCPA-メチル、MCPA-オラミン、MCPA-カリウム、MCPA-ナトリウムおよびMCPA-トロラミンが挙げられる。
MCPBの好適な塩は、MCPBナトリウムである。MCPBの好適なエステルは、MCPB-エチルである。クロピラリドの好適な塩は、クロピラリド-カリウム、クロピラリド-オラミンおよびクロピラリド-トリス-(2-ヒドロキシプロピル)アンモニウムである。クロピラリドの好適なエステルの例は、クロピラリド-メチルである。
フルロキシピルの好適なエステルの例は、フルロキシピル-メプチルおよびフルロキシピル-2-ブトキシ1-メチルエチルであり、ここでフルロキシピル-メプチルが好ましい。
ピクロラムの好適な塩は、ピクロラム-ジメチルアンモニウム、ピクロラム-カリウム、ピクロラム-トリイソプロパノールアンモニウム、ピクロラム-トリイソプロピルアンモニウムおよびピクロラム-トロラミンである。ピクロラムの好適なエステルは、ピクロラム-イソオクチルである。
トリクロピルの好適な塩は、トリクロピル-トリエチルアンモニウムである。トリクロピルの好適なエステルは、例えばトリクロピル-エチルおよびトリクロピル-ブトチルである。
クロランベンの好適な塩およびエステルとしては、クロランベン-アンモニウム、クロランベン-ジオラミン、クロランベン-メチル、クロランベン-メチルアンモニウムおよびクロランベン-ナトリウムが挙げられる。2,3,6-TBAの好適な塩およびエステルとしては、2,3,6-TBA-ジメチルアンモニウム、2,3,6-TBA-リチウム、2,3,6-TBA-カリウムおよび2,3,6-TBA-ナトリウムが挙げられる。
アミノピラリドの好適な塩およびエステルとしては、アミノピラリド-カリウムおよびアミノピラリド-トリス(2-ヒドロキシプロピル)アンモニウムが挙げられる。
グリホサートの好適な塩は、例えば、グリホサート-アンモニウム、グリホサート-ジアンモニウム、グリホサート-ジメチルアンモニウム、グリホサート-イソプロピルアンモニウム、グリホサート-カリウム、グリホサート-ナトリウム、グリホサート-トリメシウムならびにエタノールアミン塩およびジエタノールアミン塩、好ましくはグリホサート-ジアンモニウム、グリホサート-イソプロピルアンモニウムおよびグリホサート-トリメシウム(スルホサート)である。
グルホシネートの好適な塩は、例えばグルホシネート-アンモニウムである。
グルホシネート-Pの好適な塩は、例えばグルホシネート-P-アンモニウムである。
ブロモキシニルの好適な塩およびエステルは、例えば、ブロモキシニル-ブチレート、ブロモキシニル-ヘプタノエート、ブロモキシニル-オクタノエート、ブロモキシニル-カリウムおよびブロモキシニル-ナトリウムである。
アイオキシニルの好適な塩およびエステルは、例えば、アイオキシニル-オクタノエート、アイオキシニル-カリウムおよびアイオキシニル-ナトリウムである。
メコプロップの好適な塩およびエステルとしては、メコプロップ-ブトチル、メコプロップ-ジメチルアンモニウム、メコプロップ-ジオラミン、メコプロップ-エタジル、メコプロップ-2-エチルヘキシル、メコプロップ-イソオクチル、メコプロップ-メチル、メコプロップ-カリウム、メコプロップ-ナトリウムおよびメコプロップ-トロラミンが挙げられる。
メコプロップ-Pの好適な塩は、例えば、メコプロップ-P-ブトチル、メコプロップ-P-ジメチルアンモニウム、メコプロップ-P-2-エチルヘキシル、メコプロップ-P-イソブチル、メコプロップ-P-カリウムおよびメコプロップ-P-ナトリウムである。
ジフルフェンゾピルの好適な塩は、例えばジフルフェンゾピル-ナトリウムである。
ナプタラムの好適な塩は、例えばナプタラム-ナトリウムである。
アミノシクロピラクロールの好適な塩およびエステルは、例えば、アミノシクロピラクロール-ジメチルアンモニウム、アミノシクロピラクロール-メチル、アミノシクロピラクロール-トリイソプロパノールアンモニウム、アミノシクロピラクロール-ナトリウムおよびアミノシクロピラクロール-カリウムである。
キンクロラックの好適な塩は、例えばキンクロラック-ジメチルアンモニウムである。
キンメラックの好適な塩は、例えばキンクロラック-ジメチルアンモニウムである。
イマザモックスの好適な塩は、例えばイマザモックス-アンモニウムである。
イマザピックの好適な塩は、例えばイマザピック-アンモニウムおよびイマザピック-イソプロピルアンモニウムである。
イマザピルの好適な塩は、例えばイマザピル-アンモニウムおよびイマザピル-イソプロピルアンモニウムである。
イマザキンの好適な塩は、例えばイマザキン-アンモニウムである。
イマゼタピルの好適な塩は、例えば、イマゼタピル-アンモニウムおよびイマゼタピル-イソプロピルアンモニウムである。
トプラメゾンの好適な塩は、例えばトプラメゾン-ナトリウムである。
ここでおよび以下で「二成分組成物」という用語は、1種以上の、例えば1、2または3種の除草剤Aと、1種以上の、例えば1、2または3種の除草剤Bとを含む組成物を包含する。同様に、「三成分組成物」という用語は、1種以上の、例えば1、2または3種の除草剤A、例えば1、2または3種の除草剤Bおよび少なくとも1種の除草剤Dを含む組成物を包含する。
さらに好ましい実施形態は、上記の二成分組成物および三成分組成物に対応し、特にベノキサコール(C.1)、クロキントセット(C.2)、シプロスルファミド(C.3)、ジクロルミド(C.4)、フェンクロラゾール(C.5)、フェンクロリム(C.6)、フリラゾール(C.7)、イソキサジフェン(C.8)、メフェンピル(C.9)、4-(ジクロロアセチル)-1-オキサ-4-アザスピロ[4.5]デカン(MON4660、CAS 71526-07-3)(C.10)および2,2,5-トリメチル-3-(ジクロロアセチル)-1,3-オキサゾリジン(R-29148、CAS 52836-31-4)(C.11)からなる群から選択される薬害軽減剤Cを追加的に含む組成物に関する。
少なくとも1種の除草剤Aと、少なくとも1種の除草剤Bとを含む二成分組成物において、A:Bの重量比は、一般的に、1:1000〜1000:1の範囲内、好ましくは1:500〜500:1の範囲内、特に1:250〜250:1の範囲内、また特に好ましくは1:75〜75:1の範囲内である。
少なくとも1種の除草剤A、少なくとも1種の除草剤Bおよび少なくとも1種の薬害軽減剤Cの両方を含む組成物において、重量比A:Bは、一般的に、1:1000〜1000:1の範囲内、好ましくは1:500〜500:1の範囲内、特に1:250〜250:1の範囲内、また特に好ましくは1:75〜75:1の範囲内であり;重量比A:Cは、一般的に、1:1000〜1000:1の範囲内、好ましくは1:500〜500:1の範囲内、特に1:250〜250:1の範囲内、また特に好ましくは1:75〜75:1の範囲内であり;また重量比B:Cは、一般的に、1:1000〜1000:1の範囲内、好ましくは1:500〜500:1の範囲内、特に1:250〜250:1の範囲内、また特に好ましくは1:75〜75:1の範囲内である。重量比(A+B):Cは、好ましくは1:500〜500:1の範囲内、特に1:250〜250:1の範囲内、また特に好ましくは1:75〜75:1の範囲内である。
少なくとも1種の除草剤A、少なくとも1種の除草剤B、および除草剤Dを含む三成分組成物において、重量比A:B、A:DおよびB:Dは、いずれの場合も、一般的には、1:1000〜1000:1の範囲内、好ましくは1:500〜500:1の範囲内、特に1:250〜250:1の範囲内、また特に好ましくは1:75〜75:1の範囲内である。重量比(A+B):Dは、好ましくは1:500〜500:1の範囲内、特に1:250〜250:1の範囲内、また特に好ましくは1:75〜75:1の範囲内である。
少なくとも1種の除草剤A、少なくとも1種の除草剤B、除草剤Dおよび少なくとも1種の薬害軽減剤Cを含む組成物において、重量比A:B、A:C、A:D、B:C、B:DおよびC:Dは、いずれの場合も、一般的に、1:1000〜1000:1の範囲内、好ましくは1:500〜500:1の範囲内、特に1:250〜250:1の範囲内、また特に好ましくは1:75〜75:1の範囲内である。重量比(A+B):Cおよび(A+B):Dは、いずれの場合も、好ましくは1:500〜500:1の範囲内、特に1:250〜250:1の範囲内、また特に好ましくは1:75〜75:1の範囲内である。重量比(A+B+D):Cは、好ましくは1:250〜250:1の範囲内、また特に好ましくは1:75〜75:1の範囲内である。
特に好ましいのは、以下の表A0〜K11に挙げられる本発明の組成物である:
表A1. 各々がベノキサコールC.1を追加的に含むという点においてのみ表A0の各組成物a1.1〜a1.1550と異なる、組成物a1.1.c1〜a1.1550.c1。
表A2. 各々がクロキントセットC.2を追加的に含むという点においてのみ表A0の各組成物a1.1〜a1.1550と異なる、組成物a1.1.c2〜a1.1550.c2。
表A3. 各々がシプロスルファミドC.3を追加的に含むという点においてのみ表A0の各組成物a1.1〜a1.1550と異なる、組成物a1.1.c3〜a1.1550.c3。
表A4. 各々がジクロルミドC.4を追加的に含むという点においてのみ表A0の各組成物a1.1〜a1.1550と異なる、組成物a1.1.c4〜a1.1550.c4。
表A5. 各々がフェンクロリムC.5を追加的に含むという点においてのみ表A0の各組成物a1.1〜a1.1550と異なる、組成物a1.1.c5〜a1.1550.c5。
表A6. 各々がフェンクロラゾールC.6を追加的に含むという点においてのみ表A0の各組成物a1.1〜a1.1550と異なる、組成物a1.1.c6〜a1.1550.c6。
表A7. 各々がフリラゾールC.7を追加的に含むという点においてのみ表A0の各組成物a1.1〜a1.1550と異なる、組成物a1.1.c7〜a1.1550.c7。
表A8. 各々がイソキサジフェンC.8を追加的に含むという点においてのみ表A0の各組成物a1.1〜a1.1550と異なる、組成物a1.1.c8〜a1.1550.c8。
表A9. 各々がメフェンピルC.9を追加的に含むという点においてのみ表A0の各組成物a1.1〜a1.1550と異なる、組成物a1.1.c9〜a1.1550.c9。
表A10. 各々が4-(ジクロロアセチル)-1-オキサ-4-アザスピロ[4.5]デカンC.10を追加的に含むという点においてのみ表A0の各組成物a1.1〜a1.1550と異なる、組成物a1.1.c10〜a1.1550.c10。
表A11. 各々が2,2,5-トリメチル-3-(ジクロロアセチル)-1,3-オキサゾリジンC.11を追加的に含むという点においてのみ表A0の各組成物a1.1〜a1.1550と異なる、組成物a1.1.c11〜a1.1550.c11。
表B0. 各場合において、成分a1)がa2)で置換されているという点においてのみ表A0の各組成物1a.1〜1a.1550と異なる、組成物a2.1〜a2.1550。
表B1. 各場合において、成分a1)がa2)で置換されているという点においてのみ表A1の各組成物a1.1.c1〜a1.1550.c1と異なる、組成物a2.1.c1〜a2.1550.c1。
表B2. 各場合において、成分a1)がa2)で置換されているという点においてのみ表A2の各組成物a1.1.c2〜a1.1550.c2と異なる、組成物a2.1.c2〜a2.1550.c2。
表B3. 各場合において、成分a1)がa2)で置換されているという点においてのみ表A3の各組成物a1.1.c3〜a1.1550.c3と異なる、組成物a2.1.c3〜a2.1550.c3。
表B4. 各場合において、成分a1)がa2)で置換されているという点においてのみ表A4の各組成物a1.1.c4〜a1.1550.c4と異なる、組成物a2.1.c4〜a2.1550.c4。
表B5. 各場合において、成分a1)がa2)で置換されているという点においてのみ表A5の各組成物a1.1.c5〜a1.1550.c5と異なる、組成物a2.1.c5〜a2.1550.c5。
表B6. 各場合において、成分a1)がa2)で置換されているという点においてのみ表A6の各組成物a1.1.c6〜a1.1550.c6と異なる、組成物a2.1.c6〜a2.1550.c6。
表B7. 各場合において、成分a1)がa2)で置換されているという点においてのみ表A7の各組成物a1.1.c7〜a1.1550.c7と異なる、組成物a2.1.c7〜a2.1550.c7。
表B8. 各場合において、成分a1)がa2)で置換されているという点においてのみ表A8の各組成物a1.1.c8〜a1.1550.c8と異なる、組成物a2.1.c8〜a2.1550.c8。
表B9. 各場合において、成分a1)がa2)で置換されているという点においてのみ表A9の各組成物a1.1.c9〜a1.1550.c9と異なる、組成物a2.1.c9〜a2.1550.c9。
表B10. 各場合において、成分a1)がa2)で置換されているという点においてのみ表A10の各組成物a1.1.c10〜a1.1550.c10と異なる、組成物a2.1.c10〜a2.1550.c10。
表B11. 各場合において、成分a1)がa2)で置換されているという点においてのみ表A11の各組成物a1.1.c11〜a1.1550.c11と異なる、組成物a2.1.c11〜a2.1550.c11。
表C0. 各場合において、成分a1)がa3)で置換されているという点においてのみ表A0の各組成物a1.1〜a1.1550と異なる、組成物a3.1〜a3.1550。
表C1. 各場合において、成分a1)がa3)で置換されているという点においてのみ表A1の各組成物a1.1.c1〜a1.1550.c1と異なる、組成物a3.1.c1〜a3.1550.c1。
表C2. 各場合において、成分a1)がa3)で置換されているという点においてのみ表A2の各組成物a1.1.c2〜a1.1550.c2と異なる、組成物a3.1.c2〜a3.1550.c2。
表C3. 各場合において、成分a1)がa3)で置換されているという点においてのみ表A3の各組成物a1.1.c3〜a1.1550.c3と異なる、組成物a3.1.c3〜a3.1550.c3。
表C4. 各場合において、成分a1)がa3)で置換されているという点においてのみ表A4の各組成物a1.1.c4〜a1.1550.c4と異なる、組成物a3.1.c4〜a3.1550.c4。
表C5. 各場合において、成分a1)がa3)で置換されているという点においてのみ表A5の各組成物a1.1.c5〜a1.1550.c5と異なる、組成物a3.1.c5〜a3.1550.c5。
表C6. 各場合において、成分a1)がa3)で置換されているという点においてのみ表A6の各組成物a1.1.c6〜a1.1550.c6と異なる、組成物a3.1.c6〜a3.1550.c6。
表C7. 各場合において、成分a1)がa3)で置換されているという点においてのみ表A7の各組成物a1.1.c7〜a1.1550.c7と異なる、組成物a3.1.c7〜a3.1550.c7。
表C8. 各場合において、成分a1)がa3)で置換されているという点においてのみ表A8の各組成物a1.1.c8〜a1.1550.c8と異なる、組成物a3.1.c8〜a3.1550.c8。
表C9. 各場合において、成分a1)がa3)で置換されているという点においてのみ表A9の各組成物a1.1.c9〜a1.1550.c9と異なる、組成物a3.1.c9〜a3.1550.c9。
表C10. 各場合において、成分a1)がa3)で置換されているという点においてのみ表A10の各組成物a1.1.c10〜a1.1550.c10と異なる、組成物a3.1.c10〜a3.1550.c10。
表C11. 各場合において、成分a1)がa3)で置換されているという点においてのみ表A11の各組成物a1.1.c11〜a1.1550.c11と異なる、組成物a3.1.c11〜a3.1550.c11。
表D0. 各場合において、成分a1)がa4)で置換されているという点においてのみ表A0の各組成物a1.1〜a1.1550と異なる、組成物a4.1〜a4.1550。
表D1. 各場合において、成分a1)がa4)で置換されているという点においてのみ表A1の各組成物a1.1.c1〜a1.1550.c1と異なる、組成物a4.1.c1〜a4.1550.c1。
表D2. 各場合において、成分a1)がa4)で置換されているという点においてのみ表A2の各組成物a1.1.c2〜a1.1550.c2と異なる、組成物a4.1.c2〜a4.1550.c2。
表D3. 各場合において、成分a1)がa4)で置換されているという点においてのみ表A3の各組成物a1.1.c3〜a1.1550.c3と異なる、組成物a4.1.c3〜a4.1550.c3。
表D4. 各場合において、成分a1)がa4)で置換されているという点においてのみ表A4の各組成物a1.1.c4〜a1.1550.c4と異なる、組成物a4.1.c4〜a4.1550.c4。
表D5. 各場合において、成分a1)がa4)で置換されているという点においてのみ表A5の各組成物a1.1.c5〜a1.1550.c5と異なる、組成物a4.1.c5〜a4.1550.c5。
表D6. 各場合において、成分a1)がa4)で置換されているという点においてのみ表A6の各組成物a1.1.c6〜a1.1550.c6と異なる、組成物a4.1.c6〜a4.1550.c6。
表D7. 各場合において、成分a1)がa4)で置換されているという点においてのみ表A7の各組成物a1.1.c7〜a1.1550.c7と異なる、組成物a4.1.c7〜a4.1550.c7。
表D8. 各場合において、成分a1)がa4)で置換されているという点においてのみ表A8の各組成物a1.1.c8〜a1.1550.c8と異なる、組成物a4.1.c8〜a4.1550.c8。
表D9. 各場合において、成分a1)がa4)で置換されているという点においてのみ表A9の各組成物a1.1.c9〜a1.1550.c9と異なる、組成物a4.1.c9〜a4.1550.c9。
表D10. 各場合において、成分a1)がa4)で置換されているという点においてのみ表A10の各組成物a1.1.c10〜a1.1550.c10と異なる、組成物a4.1.c10〜a4.1550.c10。
表D11. 各場合において、成分a1)がa4)で置換されているという点においてのみ表A11の各組成物a1.1.c11〜a1.1550.c11と異なる、組成物a4.1.c11〜a4.1550.c11。
表E0. 各場合において、成分a1)がa5)で置換されているという点においてのみ表A0の各組成物a1.1〜a1.1550と異なる、組成物a5.1〜a5.1550。
表E1. 各場合において、成分a1)がa5)で置換されているという点においてのみ表A1の各組成物a1.1.c1〜a1.1550.c1と異なる、組成物a5.1.c1〜a5.1550.c1。
表E2. 各場合において、成分a1)がa5)で置換されているという点においてのみ表A2の各組成物a1.1.c2〜a1.1550.c2と異なる、組成物a5.1.c2〜a5.1550.c2。
表E3. 各場合において、成分a1)がa5)で置換されているという点においてのみ表A3の各組成物a1.1.c3〜a1.1550.c3と異なる、組成物a5.1.c3〜a5.1550.c3。
表E4. 各場合において、成分a1)がa5)で置換されているという点においてのみ表A4の各組成物a1.1.c4〜a1.1550.c4と異なる、組成物a5.1.c4〜a5.1550.c4。
表E5. 各場合において、成分a1)がa5)で置換されているという点においてのみ表A5の各組成物a1.1.c5〜a1.1550.c5と異なる、組成物a5.1.c5〜a5.1550.c5。
表E6. 各場合において、成分a1)がa5)で置換されているという点においてのみ表A6の各組成物a1.1.c6〜a1.1550.c6と異なる、組成物a5.1.c6〜a5.1550.c6。
表E7. 各場合において、成分a1)がa5)で置換されているという点においてのみ表A7の各組成物a1.1.c7〜a1.1550.c7と異なる、組成物a5.1.c7〜a5.1550.c7。
表E8. 各場合において、成分a1)がa5)で置換されているという点においてのみ表A8の各組成物a1.1.c8〜a1.1550.c8と異なる、組成物a5.1.c8〜a5.1550.c8。
表E9. 各場合において、成分a1)がa5)で置換されているという点においてのみ表A9の各組成物a1.1.c9〜a1.1550.c9と異なる、組成物a5.1.c9〜a5.1550.c9。
表E10. 各場合において、成分a1)がa5)で置換されているという点においてのみ表A10の各組成物a1.1.c10〜a1.1550.c10と異なる、組成物a5.1.c10〜a5.1550.c10。
表E11. 各場合において、成分a1)がa5)で置換されているという点においてのみ表A11の各組成物a1.1.c11〜a1.1550.c11と異なる、組成物a5.1.c11〜a5.1550.c11。
表F0. 各場合において、成分a1)がa6)で置換されているという点においてのみ表A0の各組成物a1.1〜a1.1550と異なる、組成物a6.1〜a6.1550。
表F1. 各場合において、成分a1)がa6)で置換されているという点においてのみ表A1の各組成物a1.1.c1〜a1.1550.c1と異なる、組成物a6.1.c1〜a6.1550.c1。
表F2. 各場合において、成分a1)がa6)で置換されているという点においてのみ表A2の各組成物a1.1.c2〜a1.1550.c2と異なる、組成物a6.1.c2〜a6.1550.c2。
表F3. 各場合において、成分a1)がa6)で置換されているという点においてのみ表A3の各組成物a1.1.c3〜a1.1550.c3と異なる、組成物a6.1.c3〜a6.1550.c3。
表F4. 各場合において、成分a1)がa6)で置換されているという点においてのみ表A4の各組成物a1.1.c4〜a1.1550.c4と異なる、組成物a6.1.c4〜a6.1550.c4。
表F5. 各場合において、成分a1)がa6)で置換されているという点においてのみ表A5の各組成物a1.1.c5〜a1.1550.c5と異なる、組成物a6.1.c5〜a6.1550.c5。
表F6. 各場合において、成分a1)がa6)で置換されているという点においてのみ表A6の各組成物a1.1.c6〜a1.1550.c6と異なる、組成物a6.1.c6〜a6.1550.c6。
表F7. 各場合において、成分a1)がa6)で置換されているという点においてのみ表A7の各組成物a1.1.c7〜a1.1550.c7と異なる、組成物a6.1.c7〜a6.1550.c7。
表F8. 各場合において、成分a1)がa6)で置換されているという点においてのみ表A8の各組成物a1.1.c8〜a1.1550.c8と異なる、組成物a6.1.c8〜a6.1550.c8。
表F9. 各場合において、成分a1)がa6)で置換されているという点においてのみ表A9の各組成物a1.1.c9〜a1.1550.c9と異なる、組成物a6.1.c9〜a6.1550.c9。
表F10. 各場合において、成分a1)がa6)で置換されているという点においてのみ表A10の各組成物a1.1.c10〜a1.1550.c10と異なる、組成物a6.1.c10〜a6.1550.c。
表F11. 各場合において、成分a1)がa6)で置換されているという点においてのみ表A11の各組成物a1.1.c11〜a1.1550.c11と異なる、組成物a6.1.c11〜a6.1550.c11。
表G0. 各場合において、成分a1)がa7)で置換されているという点においてのみ表A0の各組成物a1.1〜a1.1550と異なる、組成物a7.1〜a7.1550。
表G1. 各場合において、成分a1)がa7)で置換されているという点においてのみ表A1の各組成物a1.1.c1〜a1.1550.c1と異なる、組成物a7.1.c1〜a7.1550.c1。
表G2. 各場合において、成分a1)がa7)で置換されているという点においてのみ表A2の各組成物a1.1.c2〜a1.1550.c2と異なる、組成物a7.1.c2〜a7.1550.c2。
表G3. 各場合において、成分a1)がa7)で置換されているという点においてのみ表A3の各組成物a1.1.c3〜a1.1550.c3と異なる、組成物a7.1.c3〜a7.1550.c3。
表G4. 各場合において、成分a1)がa7)で置換されているという点においてのみ表A4の各組成物a1.1.c4〜a1.1550.c4と異なる、組成物a7.1.c4〜a7.1550.c4。
表G5. 各場合において、成分a1)がa7)で置換されているという点においてのみ表A5の各組成物a1.1.c5〜a1.1550.c5と異なる、組成物a7.1.c5〜a7.1550.c5。
表G6. 各場合において、成分a1)がa7)で置換されているという点においてのみ表A6の各組成物a1.1.c6〜a1.1550.c6と異なる、組成物a7.1.c6〜a7.1550.c6。
表G7. 各場合において、成分a1)がa7)で置換されているという点においてのみ表A7の各組成物a1.1.c7〜a1.1550.c7と異なる、組成物a7.1.c7〜a7.1550.c7。
表G8. 各場合において、成分a1)がa7)で置換されているという点においてのみ表A8の各組成物a1.1.c8〜a1.1550.c8と異なる、組成物a7.1.c8〜a7.1550.c8。
表G9. 各場合において、成分a1)がa7)で置換されているという点においてのみ表A9の各組成物a1.1.c9〜a1.1550.c9と異なる、組成物a7.1.c9〜a7.1550.c9。
表G10. 各場合において、成分a1)がa7)で置換されているという点においてのみ表A10の各組成物a1.1.c10〜a1.1550.c10と異なる、組成物a7.1.c10〜a7.1550.c。
表G11. 各場合において、成分a1)がa7)で置換されているという点においてのみ表A11の各組成物a1.1.c11〜a1.1550.c11と異なる、組成物a7.1.c11〜a7.1550.c11。
表H0. 各場合において、成分a1)がa8)で置換されているという点においてのみ表A0の各組成物a1.1〜a1.1550と異なる、組成物a8.1〜a8.1550。
表H1. 各場合において、成分a1)がa8)で置換されているという点においてのみ表A1の各組成物a1.1.c1〜a1.1550.c1と異なる、組成物a8.1.c1〜a8.1550.c1。
表H2. 各場合において、成分a1)がa8)で置換されているという点においてのみ表A2の各組成物a1.1.c2〜a1.1550.c2と異なる、組成物a8.1.c2〜a8.1550.c2。
表H3. 各場合において、成分a1)がa8)で置換されているという点においてのみ表A3の各組成物a1.1.c3〜a1.1550.c3と異なる、組成物a8.1.c3〜a8.1550.c3。
表H4. 各場合において、成分a1)がa8)で置換されているという点においてのみ表A4の各組成物a1.1.c4〜a1.1550.c4と異なる、組成物a8.1.c4〜a8.1550.c4。
表H5. 各場合において、成分a1)がa8)で置換されているという点においてのみ表A5の各組成物a1.1.c5〜a1.1550.c5と異なる、組成物a8.1.c5〜a8.1550.c5。
表H6. 各場合において、成分a1)がa8)で置換されているという点においてのみ表A6の各組成物a1.1.c6〜a1.1550.c6と異なる、組成物a8.1.c6〜a8.1550.c6。
表H7. 各場合において、成分a1)がa8)で置換されているという点においてのみ表A7の各組成物a1.1.c7〜a1.1550.c7と異なる、組成物a8.1.c7〜a8.1550.c7。
表H8. 各場合において、成分a1)がa8)で置換されているという点においてのみ表A8の各組成物a1.1.c8〜a1.1550.c8と異なる、組成物a8.1.c8〜a8.1550.c8。
表H9. 各場合において、成分a1)がa8)で置換されているという点においてのみ表A9の各組成物a1.1.c9〜a1.1550.c9と異なる、組成物a8.1.c9〜a8.1550.c9。
表H10. 各場合において、成分a1)がa8)で置換されているという点においてのみ表A10の各組成物a1.1.c10〜a1.1550.c10と異なる、組成物a8.1.c10〜a8.1550.c。
表H11. 各場合において、成分a1)がa8)で置換されているという点においてのみ表A11の各組成物a1.1.c11〜a1.1550.c11と異なる、組成物a8.1.c11〜a8.1550.c11。
表I0. 各場合において、成分a1)がa9)で置換されているという点においてのみ表A0の各組成物a1.1〜a1.1550と異なる、組成物a9.1〜a9.1550。
表I1. 各場合において、成分a1)がa9)で置換されているという点においてのみ表A1の各組成物a1.1.c1〜a1.1550.c1と異なる、組成物a9.1.c1〜a9.1550.c1。
表I2. 各場合において、成分a1)がa9)で置換されているという点においてのみ表A2の各組成物a1.1.c2〜a1.1550.c2と異なる、組成物a9.1.c2〜a9.1550.c2。
表I3. 各場合において、成分a1)がa9)で置換されているという点においてのみ表A3の各組成物a1.1.c3〜a1.1550.c3と異なる、組成物a9.1.c3〜a9.1550.c3。
表I4. 各場合において、成分a1)がa9)で置換されているという点においてのみ表A4の各組成物a1.1.c4〜a1.1550.c4と異なる、組成物a9.1.c4〜a9.1550.c4。
表I5. 各場合において、成分a1)がa9)で置換されているという点においてのみ表A5の各組成物a1.1.c5〜a1.1550.c5と異なる、組成物a9.1.c5〜a9.1550.c5。
表I6. 各場合において、成分a1)がa9)で置換されているという点においてのみ表A6の各組成物a1.1.c6〜a1.1550.c6と異なる、組成物a9.1.c6〜a9.1550.c6。
表I7. 各場合において、成分a1)がa9)で置換されているという点においてのみ表A7の各組成物a1.1.c7〜a1.1550.c7と異なる、組成物a9.1.c7〜a9.1550.c7。
表I8. 各場合において、成分a1)がa9)で置換されているという点においてのみ表A8の各組成物a1.1.c8〜a1.1550.c8と異なる、組成物a9.1.c8〜a9.1550.c8。
表I9. 各場合において、成分a1)がa9)で置換されているという点においてのみ表A9の各組成物a1.1.c9〜a1.1550.c9と異なる、組成物a9.1.c9〜a9.1550.c9。
表I10. 各場合において、成分a1)がa9)で置換されているという点においてのみ表A10の各組成物a1.1.c10〜a1.1550.c10と異なる、組成物a9.1.c10〜a9.1550.c。
表I11. 各場合において、成分a1)がa9)で置換されているという点においてのみ表A11の各組成物a1.1.c11〜a1.1550.c11と異なる、組成物a9.1.c11〜a9.1550.c11。
表J0. 各場合において、成分a1)がa10)で置換されているという点においてのみ表A0の各組成物a1.1〜a1.1550と異なる、組成物a10.1〜a10.1550。
表J1. 各場合において、成分a1)がa10)で置換されているという点においてのみ表A1の各組成物a1.1.c1〜a1.1550.c1と異なる、組成物a10.1.c1〜a10.1550.c1。
表J2. 各場合において、成分a1)がa10)で置換されているという点においてのみ表A2の各組成物a1.1.c2〜a1.1550.c2と異なる、組成物a10.1.c2〜a10.1550.c2。
表J3. 各場合において、成分a1)がa10)で置換されているという点においてのみ表A3の各組成物a1.1.c3〜a1.1550.c3と異なる、組成物a10.1.c3〜a10.1550.c3。
表J4. 各場合において、成分a1)がa10)で置換されているという点においてのみ表A4の各組成物a1.1.c4〜a1.1550.c4と異なる、組成物a10.1.c4〜a10.1550.c4。
表J5. 各場合において、成分a1)がa10)で置換されているという点においてのみ表A5の各組成物a1.1.c5〜a1.1550.c5と異なる、組成物a10.1.c5〜a10.1550.c5。
表J6. 各場合において、成分a1)がa10)で置換されているという点においてのみ表A6の各組成物a1.1.c6〜a1.1550.c6と異なる、組成物a10.1.c6〜a10.1550.c6。
表J7. 各場合において、成分a1)がa10)で置換されているという点においてのみ表A7の各組成物a1.1.c7〜a1.1550.c7と異なる、組成物a10.1.c7〜a10.1550.c7。
表J8. 各場合において、成分a1)がa10)で置換されているという点においてのみ表A8の各組成物a1.1.c8〜a1.1550.c8と異なる、組成物a10.1.c8〜a10.1550.c8。
表J9. 各場合において、成分a1)がa10)で置換されているという点においてのみ表A9の各組成物a1.1.c9〜a1.1550.c9と異なる、組成物a10.1.c9〜a10.1550.c9。
表J10. 各場合において、成分a1)がa10)で置換されているという点においてのみ表A10の各組成物a1.1.c10〜a1.1550.c10と異なる、組成物a10.1.c10〜a10.1550.c。
表J11. 各場合において、成分a1)がa10)で置換されているという点においてのみ表A11の各組成物a1.1.c11〜a1.1550.c11と異なる、組成物a10.1.c11〜a10.1550.c11。
表K0. 各場合において、成分a1)がa11)で置換されているという点においてのみ表A0の各組成物a1.1〜a1.1550と異なる、組成物a11.1〜a11.1550。
表K1. 各場合において、成分a1)がa11)で置換されているという点においてのみ表A1の各組成物a1.1.c1〜a1.1550.c1と異なる、組成物a11.1.c1〜a11.1550.c1。
表K2. 各場合において、成分a1)がa11)で置換されているという点においてのみ表A2の各組成物a1.1.c2〜a1.1550.c2と異なる、組成物a11.1.c2〜a11.1550.c2。
表K3. 各場合において、成分a1)がa11)で置換されているという点においてのみ表A3の各組成物a1.1.c3〜a1.1550.c3と異なる、組成物a11.1.c3〜a11.1550.c3。
表K4. 各場合において、成分a1)がa11)で置換されているという点においてのみ表A4の各組成物a1.1.c4〜a1.1550.c4と異なる、組成物a11.1.c4〜a11.1550.c4。
表K5. 各場合において、成分a1)がa11)で置換されているという点においてのみ表A5の各組成物a1.1.c5〜a1.1550.c5と異なる、組成物a11.1.c5〜a11.1550.c5。
表K6. 各場合において、成分a1)がa11)で置換されているという点においてのみ表A6の各組成物a1.1.c6〜a1.1550.c6と異なる、組成物a11.1.c6〜a11.1550.c6。
表K7. 各場合において、成分a1)がa11)で置換されているという点においてのみ表A7の各組成物a1.1.c7〜a1.1550.c7と異なる、組成物a11.1.c7〜a11.1550.c7。
表K8. 各場合において、成分a1)がa11)で置換されているという点においてのみ表A8の各組成物a1.1.c8〜a1.1550.c8と異なる、組成物a11.1.c8〜a11.1550.c8。
表K9. 各場合において、成分a1)がa11)で置換されているという点においてのみ表A9の各組成物a1.1.c9〜a1.1550.c9と異なる、組成物a11.1.c9〜a11.1550.c9。
表K10. 各場合において、成分a1)がa11)で置換されているという点においてのみ表A10の各組成物a1.1.c10〜a1.1550.c10と異なる、組成物a11.1.c10〜a11.1550.c。
表K11. 各場合において、成分a1)がa11)で置換されているという点においてのみ表A11の各組成物a1.1.c11〜a1.1550.c11と異なる、組成物a11.1.c11〜a11.1550.c11。
本発明はまた、補助剤と少なくとも1種の本発明による組成物とを含む農薬組成物にも関する。
農薬組成物は、殺有害生物有効量の少なくとも1種の本発明による組成物を含む。「有効量」という用語は、望ましくない植物を防除するため、とりわけ栽培植物における望ましくない植物を防除するためには十分であり、且つ処理植物には実質的な損傷をもたらさない活性成分の量を意味する。かかる量は、広範囲で変動する可能性があり、防除対象の植物、処理される栽培植物または資材、気候条件および使用される本発明による特定の組成物などの様々な因子によって決定される。
上記の化合物AおよびBならびに場合によりCおよびD、それらの塩または誘導体は、慣用の種類の農薬組成物、例えば液剤、エマルション剤、懸濁剤、粉剤、散剤、ペースト剤、粒剤、圧縮剤、カプセル剤およびこれらの混合物に変換することができる。農薬組成物種の例には、懸濁剤(例えばSC、OD、FS)、乳化性濃縮剤(例えばEC)、エマルション剤(例えばEW、EO、ES、ME)、カプセル剤(例えばCS、ZC)、ペースト剤、芳香剤、水和散剤または水和粉剤(例えばWP、SP、WS、DP、DS)、圧縮剤(例えばBR、TB、DT)、粒剤(例えばWG、SG、GR、FG、GG、MG)、殺虫品(例えばLN)ならびに植物繁殖材料(例えば種子)の処理用のゲル剤(例えばGF)がある。これらのおよびさらなる農薬組成物種は、"Catalogue of pesticide formulation types and international coding system", Technical Monograph No.2, 第6版, 2008年5月(CropLife International)中に定義されている。
上記の農薬組成物は、MolletおよびGrubemannにより、"Formulation technology, Wiley VCH, Weinheim, 2001年"に記載されているような;またはKnowlesにより、"New developments in crop protection product formulation, Agrow Reports DS243, T&F Informa, London, 2005年"に記載されているような公知の方法で調製される。
好適な補助剤は、溶媒、液体担体、固体担体または充填剤、界面活性剤、分散剤、乳化剤、湿潤剤、アジュバント、可溶化剤、浸透促進剤、保護コロイド、付着剤、増粘剤、保湿剤、忌避剤、誘引剤、摂食刺激物質、適合化剤、殺細菌剤、凍結防止剤、消泡剤、着色剤、粘着付与剤および結合剤である。
好適な溶媒および液体担体は、水および有機溶媒;植物または動物由来の油;脂肪族、環状および芳香族炭化水素;アルコール;グリコール;DMSO;ケトン;エステル;脂肪酸;ホスホン酸塩;アミン;アミド;およびこれらの混合物である。
好適な固体担体または充填剤は、鉱物質土類(mineral earth);多糖;肥料;植物起源の製品およびこれらの混合物である。
好適な界面活性剤は、アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤および両性界面活性剤、ブロックポリマー、高分子電解質、およびこれらの混合物などの表面活性化合物である。このような界面活性剤は、乳化剤、分散剤、可溶化剤、湿潤剤、浸透促進剤、保護コロイドまたはアジュバントとして使用することができる。界面活性剤の例は、"McCutcheon's, 第1巻:Emulsifiers & Detergents, McCutcheon's Directories, Glen Rock, USA, 2008年(国際版又は北米版)"に挙げられている。
好適なアジュバントは、それ自体の殺有害生物活性は無視し得るか、またはそれ自体は殺有害生物活性を有さず、標的に対する化合物Iの生物学的性能を高める化合物である。例としては、界面活性剤、鉱物油または植物油、および他の補助剤がある。さらなる例は、Knowlesにより、"Adjuvants and additives, Agrow Reports DS256, T&F Informa UK, 2006年, 第5章"に挙げられている。
好適な増粘剤は、多糖、無機粘土、ポリカルボキシレートおよびシリケートである。
好適な殺細菌剤は、ブロノポールおよびイソチアゾリノン誘導体(例えばアルキルイソチアゾリノンおよびベンズイソチアゾリノン)である。
好適な凍結防止剤は、エチレングリコール、プロピレングリコール、尿素及びグリセリンである。
好適な消泡剤は、シリコーン、長鎖アルコール、および脂肪酸の塩である。
好適な着色剤(例えば赤、青、または緑)は、低水溶性の顔料および水溶性染料である。例としては、無機着色剤(例えば、酸化鉄、酸化チタン、ヘキサシアノ鉄酸塩)および有機着色剤(例えばアリザリン着色剤、アゾ着色剤およびフタロシアニン着色剤)がある。
好適な粘着付与剤または結合剤は、ポリビニルピロリドン、ポリビニルアセテート、ポリビニルアルコール、ポリアクリレート、生物学的ワックスまたは合成ワックス、およびセルロースエーテルである。
種子処理用の液剤(LS)、サスポエマルション剤(SE)、フロアブル濃縮剤(FS)、乾燥処理用散剤(DS)、スラリー処理用粉末水和剤(WS)、粉末水溶剤(SS)、エマルション剤(ES)、乳化性濃縮剤(EC)およびゲル剤(GF)は、通常、植物繁殖材料(特に種子)の処理を目的として用いられる。
上記の組成物を、それぞれ植物繁殖材料(とりわけ種子)に施用する方法としては、繁殖材料の粉衣法(dressing)、コーティング法(coating)、ペレッティング法(pelleting)、散粉法(dusting)、浸漬法(soaking)及び畝間施用法(in-furrow)が挙げられる。好ましくは、上記の組成物は、それぞれ、発芽が誘導されないような方法により、例えば種子粉衣法(seed dressing)、種子ペレッティング法(seed pelleting)、種子コーティング法(seed coating)および種子散粉法(seed dusting)によって植物繁殖材料に施用される。
様々な種類の油、湿潤剤、アジュバント、肥料、または微量栄養素、およびさらなる殺有害生物剤(例えば殺虫剤、殺真菌剤、生育調節剤、薬害軽減剤)を、上記の活性成分またはそれらをプレミックスとして含む組成物に加えてもよく、または適切な場合、使用直前に添加してもよい(タンクミックス)。これらの薬剤は、本発明による組成物と、1:100〜100:1の重量比で混合することができる。
使用者は、本発明による農薬組成物を、通常、事前に投与量を設定できる(predosage)デバイス、背負い式噴霧器、噴霧タンク、噴霧飛行機、または灌漑システムから施用する。通常、農薬組成物は、水、緩衝剤、および/またはさらなる補助剤により所望の施用濃度とされ、このようにして本発明による即時使用可能スプレー液または農薬組成物が得られる。通常、農業有用面積1ヘクタール当たり20〜2000リットルの即時使用可能スプレー液が施用される。
1つの実施形態によれば、本発明による農薬組成物の個々の成分あるいは部分的にプレミックスされた成分(例えば、除草剤Aと、群Bならびに場合によりCおよび/またはDから選択される活性化合物とを含む農薬成分)は、使用者により噴霧タンク中で混合されてもよく、適切な場合、さらなる補助剤及び添加剤を加えてもよい。
さらなる実施形態において、本発明による農薬組成物の個々の成分(例えばキットのパーツまたは二成分混合物もしくは三成分混合物のパーツ)は、使用者自身によって噴霧タンク中で混合され、適切な場合、さらなる補助剤を加えてもよい。
さらなる実施形態において、本発明による農薬組成物の個々の成分あるいは部分的にプレミックスされた成分(例えば除草剤Aと、群Bならびに場合によりCおよび/またはDから選択される活性化合物とを含む成分)は、一緒に(例えばタンクミックス後に)または連続的に施用することができる。
従って、本発明の1つの実施形態は、少なくとも1種の除草剤Aと少なくとも1種の除草剤Bから選択されるさらなる活性化合物、また場合により薬害軽減剤Cおよび場合により除草剤D、さらにまた固体もしくは液体担体および、適切な場合、1種以上の界面活性剤を含む1成分農薬組成物に関する。
従って、本発明の別の実施形態は、少なくとも1種の除草剤A、固体もしくは液体担体および、適切な場合、1種以上の界面活性剤を含む第1の成分と、少なくとも1種の除草剤B、場合により薬害軽減剤Cおよび/または除草剤D、固体もしくは液体担体および、適切な場合、1種以上の界面活性剤を含む第2の成分とを含む2成分農薬組成物に関する。
除草剤Aならびに少なくとも1種のさらなる活性化合物Bおよび/またはCは、一緒にまたは別々に製剤化し、また同時にもしくは連続して、植物の出芽前、出芽中または出芽後に施用することができる。別々に施用する場合、活性化合物A、B、CおよびDの施用の順番はあまり重要ではない。重要なのは、少なくとも1種の活性化合物Aと少なくとも1種のさらなる活性化合物Bならびに場合によりCおよび/またはDが作用部位に同時に存在していること、すなわち、同時に防除対象の植物と接触しているかまたは防除対象の植物に取り込まれることだけである。
本発明による組成物は、非作物領域における植生を極めて効率的に、とりわけ高施用量において防除する。これらは、作物(例えばコムギ、イネ、トウモロコシ、ダイズおよびワタ)における広葉雑草およびイネ科雑草に対して、上記の作物には何ら重大な損傷を引き起こすことなく作用する。この効果は、主に低施用量において観察される。
本発明による組成物は、主に葉にスプレーすることによって植物に施用される。ここで、施用は、例えば、担体として水を使用して、約50〜1000 l/ha(例えば300〜400 l/ha)のスプレー液量を用いた慣用の噴霧技術により行うことができる。除草組成物は、低量法もしくは超低量法により、または微粒剤の形態で施用することもできる。
本発明による除草組成物の施用は、望ましくない植物の出芽前、出芽中および/または出芽後(好ましくは出芽中および/または出芽後)に行うことができる。
本発明による除草組成物は、出芽前または出芽後に、または作物の種子と一緒に施用することができる。上記の化合物および組成物を、本発明の組成物で前処理した作物の種子に施用することによって施用することもできる。活性化合物AおよびBならびに適切な場合にはCが、特定の作物により十分に耐容されない場合、できる限りこれらの除草組成物が感受性作物の葉に接触しないようにしながら、本活性化合物を当該作物の下で生育している望ましくない植物の葉または裸地の土壌表面に到達させるような方法で、噴霧装置を利用して除草組成物をスプレーする施用技術を使用することができる(出芽後処理(post-directed)、レイ-バイ(lay-by))。
さらなる実施形態において、本発明による組成物は、種子を処理することによって施用することができる。種子の処理は、本発明による式Iの化合物またはそれから調製される組成物をベースとして、当業者によく知られている本質的に全ての方法(種子粉衣法、種子コーティング法、種子散粉法、種子浸漬法、種子フィルムコーティング法、種子多層コーティング法、種子被覆法、種子ドリッピング法および種子ペレッティング法)を含む。ここで、上記の除草組成物は、希釈してまたは希釈せずに施用することができる。
「種子」という用語は、全ての種類の種子(例えば穀粒、種子、果実、塊茎、実生および類似の形態など)を包含する。ここで、好ましくは用語「種子」は、穀粒および種子を表す。使用される種子は、上記の有用植物の種子であってよいが、トランスジェニック植物または慣用の育種法によって得られた植物の種子であってもよい。
さらに、本発明の組成物を、そのままでまたは他の作物保護剤と一緒に組み合わせて(例えば有害生物または植物病原性菌類もしくは細菌を防除するための薬剤と共に、あるいは生育を調節する活性化合物の群と共に)施用することも有利であり得る。さらに興味深いのは、栄養元素欠乏および微量元素欠乏を処理するために用いられる鉱物塩溶液との混和性である。非植物毒性油および油濃縮物を添加することもできる。
植物保護において用いられる場合、施用される活性化合物(すなわち製剤補助剤を含まない除草剤AおよびBならびに、適切な場合、除草剤Dおよび薬害軽減剤C)の量は、所望の効果の種類に応じて、1ヘクタール(ha)当たり0.001〜2kg、好ましくは1ヘクタール当たり0.005〜2kg、より好ましくは1ヘクタール当たり0.05〜0.9kg、また特に1ヘクタール当たり0.1〜0.75kgである。
本発明の別の実施形態において、除草剤AおよびBならびに、適切な場合、除草剤Dおよび薬害軽減剤Cの施用量は、活性成分(a.i.)が0.001〜3kg/ha、好ましくは0.005〜2.5kg/ha、また特に0.01〜2kg/haである。
本発明の別の好ましい実施形態において、除草剤Aの施用量は、防除標的、季節、標的植物および生育段階に応じて、0.1g/ha〜3000g/ha、好ましくは10g/ha〜1000g/haである。
本発明の別の好ましい実施形態において、除草剤Aの施用量は、0.1g/ha〜5000g/haの範囲内、また好ましくは1g/ha〜2500g/haまたは5g/ha〜2000g/haの範囲内である。
本発明の別の好ましい実施形態において、除草剤Aの施用量は、0.1〜1000g/ha、好ましくは1〜750g/ha、より好ましくは5〜500g/haである。
除草化合物Bおよび場合によりDの所要施用量は、一般的には、活性成分(a.i.)が0.0005kg/ha〜2.5kg/haの範囲内、また好ましくは0.005kg/ha〜2kg/haまたは0.01kg/ha〜1.5kg/hの範囲内である。
薬害軽減剤Cの所要施用量は、一般的には、活性成分(a.i.)が0.0005kg/ha〜2.5kg/haの範囲内、および好ましくは0.005kg/ha〜2kg/haの範囲内、または0.01kg/ha〜1.5kg/hの範囲内である。
例えば種子の散粉法、コーティング法または灌注法による、植物繁殖材料(例えば種子)の処理において、植物繁殖材料(好ましくは種子)100キログラム当たり、0.1〜1000g、好ましくは1〜1000g、より好ましくは1〜100g、また最も好ましくは5〜100gの活性化合物の量が一般的に必要とされる。
本発明の別の実施形態において、種子を処理するため、施用される活性化合物(すなわち除草剤AおよびBならびに、適切な場合、薬害軽減剤Cおよび/または除草剤D)の量は、一般的に、種子100kg当たり0.001〜10kgの量で用いられる。
資材または保存製品の保護において使用する場合、施用される活性物質の量は、施用領域の種類および所望の効果によって決定される。資材の保護において慣用的に施用される量は、処理される資材1立法メートル当たり活性化合物0.001g〜2kg、好ましくは0.005g〜1kgである。
本発明の方法において、除草剤A、およびさらなる除草剤Bならびに場合により薬害軽減剤Cおよび除草剤Dが一緒にもしくは別々に製剤化されまた施用されるかどうかは重要ではない。
別々の施用の場合、どの順番で施用が行われるかは重要ではない。必要なのは、除草剤Aおよび除草剤B、場合により除草剤D、ならびに場合により薬害軽減剤Cが、植物に対する活性成分の同時作用を可能とする時間枠内(好ましくは最大14日間、特に最大7日間の時間枠内)で施用されることだけである。
問題となる施用方法に応じて、本発明による組成物は、さらなる数の作物において、望ましくない植物を除去するために追加的に用いることもできる。好適な作物の例は、以下のとおりである:
アリウム・セパ(Allium cepa:タマネギ)、アナナス・コモスス(Ananas comosus:パイナップル)、アラキス・ヒポゲア(Arachis hypogaea:ラッカセイ)、アスパラガス・オフィチナリス(Asparagus officinalis:アスパラガス)、アベナ・サチバ(Avena sativa:エンバク)、ベータ・ブルガリス品種アルチシマ(Beta vulgaris spec. altissima:テンサイ)、ベータ・ブルガリス品種ラパ(Beta vulgaris spec. rapa:サトウダイコン)、ブラッシカ・ナプス変種ナプス(Brassica napus var. napus:セイヨウアブラナ)、ブラッシカ・ナプス変種ナポブラッシカ(Brassica napus var. napobrassica:セイヨウキャベツ)、ブラッシカ・ラパ変種シルベストリス(Brassica rapa var. silvestris:インドアブラナ)、ブラッシカ・オレラセア(Brassica oleracea:セイヨウキャベツ)、ブラッシカ・ニグラ(Brassica nigra:クロガラシ)、カメリア・シネンシス(Camellia sinensis:チャ)、カルタムス・チンクトリウス(Carthamus tinctorius:ベニバナ)、カルヤ・イリノイネンシス(Carya illinoinensis:ペカン)、シトルス・リモン(Citrus limon:レモン)、シトルス・シネンシス(Citrus sinensis:オレンジスウィート)、コフェア・アラビカ(Coffea arabica:アラビアコーヒーノキ)(コフェア・カネフォラ(Coffea canephora:ロブスタコーヒーノキ)、コフェア・リベリカ(Coffea liberica:リベリアコーヒーノキ))、ククミス・サチバス(Cucumis sativus:キュウリ)、シノドン・ダクチロン(Cynodon dactylon:ギョウギシバ)、ダウカス・カロタ(Daucus carota:ニンジン)、エラエイス・ギネエンシス(Elaeis guineensis:アブラヤシ)、フラガリア・ベスカ(Fragaria vesca:イチゴ)、グリシン・マックス(Glycine max:ダイズ)、ゴシピウム・ヒルスツム(Gossypium hirsutum:リクチワタ)(ゴシピウム・アルボレウム(Gossypium arboreum:キダチワタ)、ゴシピウム・ヘルバケウム(Gossypium herbaceum:アジアワタ)、ゴシピウム・ビチフォリウム(Gossypium vitifolium:ウミシマワタ))、ヘリアンタス・アヌウス(Helianthus annuus:ヒマワリ)、ヘベア・ブラシリエンシス(Hevea brasiliensis:パラゴムノキ)、ホルデウム・ブルガレ(Hordeum vulgare:オオムギ)、フムラス・ルプルス(Humulus lupulus:ホップ)、イポモエア・バタタス(Ipomoea batatas:サツマイモ)、ジュグランス・レギア(Juglans regia:シナノグルミ)、レンズ・クリナリス(Lens culinaris:ヒラマメ)、リヌム・ウシタチシマム(Linum usitatissimum:アマ)、リコペルシコン・リコペルシカム(Lycopersicon lycopersicum:トマト)、マルス種(Malus spec.:リンゴ属の品種)、マニホット・エスクレンタ(Manihot esculenta:キャッサバ)、メジカゴ・サチバ(Medicago sativa:アルファルファ)、ムサ種(Musa spec.:バナナ属の品種)、ニコチアナ・タバクム(Nicotiana tabacum:タバコ)(ニコチアナ・ルスチカ(N. rustica:マルバタバコ))、オレア・エウロペア(Olea europaea:オリーブ)、オリザ・サチバ(Oryza sativa:イネ)、ファセオラス・ルナタス(Phaseolus lunatus:ライマメ)、ファセオラス・ブルガリス(Phaseolus vulgaris:インゲンマメ)、ピセア・アビエス(Picea abies:ドイツトウヒ)、ピナス種(Pinus spec.:マツ属の品種)、ピスタシア・ベラ(Pistacia vera:ピスタシオノキ)、ピスム・サチバム(Pisum sativum:エンドウ)、プルナス・アビウム(Prunus avium:セイヨウウミザクラ)、プルナス・ペルシカ(Prunus persica:モモ)、ピルス・コムニス(Pyrus communis:セイヨウナシ)、プルヌス・アルメニアカ(Prunus armeniaca:アンズ)、プルヌス・セラスス(Prunus cerasus:サクラ)、プルヌス・デュルシス(Prunus dulcis:アーモンド)およびプルヌス・ドメスチカ(Prunus domestica:プルーン)、リベス・シルベストレ(Ribes sylvestre:フサスグリ)、リシナス・コムニス(Ricinus communis:ヒマ)、サッカラム・オフィシナルム(Saccharum officinarum:サトウキビ)、セカレ・セレアレ(Secale cereale:ライムギ)、シナピス・アルバ(Sinapis alba:シロガラシ)、ソラナム・ツベロサム(Solanum tuberosum:ジャガイモ)、ソルガム・ビコロル(Sorghum bicolor:モロコシ)(ソルガム・ブルガレ(S. vulgare:ホウキモロコシ))、テオブロマ・カカオ(Theobroma cacao:カカオ)、トリフォリウム・プラテンセ(Trifolium pratense:アカツメクサ)、トリチクム・アエスチバム(Triticum aestivum:コムギ)、トリチカレ(Triticale:ライコムギ)、トリチクム・デュラム(Triticum durum:マカロニコムギ)、ビシア・ファバ(Vicia faba:ソラマメ)、ビティス・ビニフェラ(Vitis vinifera:ブドウ)、ゼア・マイス(Zea mays:トウモロコシ)。
好ましい作物は、アラキス・ヒポゲア(Arachis hypogaea:ラッカセイ)、ベータ・ブルガリス品種アルチシマ(Beta vulgaris spec. altissima:テンサイ)、ブラッシカ・ナプス変種ナプス(Brassica napus var. napus:セイヨウアブラナ)、ブラッシカ・オレラセア(Brassica oleracea:セイヨウキャベツ)、シトルス・リモン(Citrus limon:レモン)、シトルス・シネンシス(Citrus sinensis:オレンジスウィート)、コフェア・アラビカ(Coffea arabica:アラビアコーヒーノキ)(コフェア・カネフォラ(Coffea canephora:ロブスタコーヒーノキ)、コフェア・リベリカ(Coffea liberica:リベリアコーヒーノキ))、シノドン・ダクチロン(Cynodon dactylon:ギョウギシバ)、グリシン・マックス(Glycine max:ダイズ)、ゴシピウム・ヒルスツム(Gossypium hirsutum:リクチワタ)(ゴシピウム・アルボレウム(Gossypium arboreum:キダチワタ)、ゴシピウム・ヘルバケウム(Gossypium herbaceum:アジアワタ)、ゴシピウム・ビチフォリウム(Gossypium vitifolium:ウミシマワタ))、ヘリアンタス・アヌウス(Helianthus annuus:ヒマワリ)、ホルデウム・ブルガレ(Hordeum vulgare:オオムギ)、ジュグランス・レギア(Juglans regia:シナノグルミ)、レンズ・クリナリス(Lens culinaris:ヒラマメ)、リヌム・ウシタチシマム(Linum usitatissimum:アマ)、リコペルシコン・リコペルシカム(Lycopersicon lycopersicum:トマト)、マルス種(Malus spec.:リンゴ属の品種)、メジカゴ・サチバ(Medicago sativa:アルファルファ)、ニコチアナ・タバクム(Nicotiana tabacum:タバコ)(ニコチアナ・ルスチカ(N. rustica:マルバタバコ))、オレア・エウロペア(Olea europaea:オリーブ)、オリザ・サチバ(Oryza sativa:イネ)、ファセオラス・ルナタス(Phaseolus lunatus:ライマメ)、ファセオラス・ブルガリス(Phaseolus vulgaris:インゲンマメ)、ピスタシア・ベラ(Pistacia vera:ピスタシオノキ)、ピスム・サチバム(Pisum sativum:エンドウ)、プルヌス・デュルシス(Prunus dulcis:アーモンド)、サッカラム・オフィシナルム(Saccharum officinarum:サトウキビ)、セカレ・セレアレ(Secale cereale:ライムギ)、ソラナム・ツベロサム(Solanum tuberosum:ジャガイモ)、ソルガム・ビコロル(Sorghum bicolor:モロコシ)(ソルガム・ブルガレ(S. vulgare:ホウキモロコシ))、トリチカレ(Triticale:ライコムギ)、トリチクム・アエスチバム(Triticum aestivum:コムギ)、トリチクム・デュラム(Triticum durum:マカロニコムギ)、ビシア・ファバ(Vicia faba:ソラマメ)、ビティス・ビニフェラ(Vitis vinifera:ブドウ)、およびゼア・マイス(Zea mays:トウモロコシ)である。
とりわけ好ましい作物は、禾穀類、トウモロコシ、ダイズ、イネ、アブラナ、ワタ、ジャガイモ、ピーナッツの作物または永続型作物である。
本発明による組成物はまた、遺伝子改変植物においても使用することができる。「遺伝子改変植物」という用語は、その遺伝物質が、組換えDNA技術の使用により、その植物種のゲノムにとって天然のものではないDNAの挿入配列を含むように、またはその種のゲノムに天然のものであるDNAの欠失を示すように改変されている植物であって、ここで上記の改変(1つまたは複数)が、交雑育種、突然変異誘発、または天然の組換えのみによっては容易に得られないようなものである、上記植物として理解されたい。特定の遺伝子改変植物は、祖先植物(そのゲノムは組換えDNA技術の使用によって直接処理されたゲノムであった)から天然の育種または繁殖プロセスを介した遺伝によりその遺伝的改変(1つまたは複数)を得た遺伝子改変植物である場合が多い。典型的には、植物の特定の特性を改善するため、遺伝子改変植物の遺伝物質には1つ以上の遺伝子が組み込まれている。このような遺伝子改変として、限定するものではないが、例えば、遺伝物質中にグリコシル化またはポリマー付加(プレニル化、アセチル化、ファルネシル化またはPEG部分の付着など)を減少または促進させるアミノ酸変異(1つまたは複数)を包含させることによる、タンパク質(1つまたは複数)、オリゴペプチドまたはポリペプチドの標的化翻訳後修飾も挙げられる。
育種、突然変異誘発または遺伝子操作によって改変されている植物は、例えば、育種または遺伝子操作の従来の方法の結果として、オーキシン除草剤、例えばジカンバまたは2,4-D;白化除草剤、例えば4-ヒドロキシフェニルピルベートジオキシゲナーゼ(HPPD)阻害剤またはフィトエンデサチュラーゼ(PDS)阻害剤;アセト乳酸シンターゼ(ALS)阻害剤、例えばスルホニル尿素またはイミダゾリノン;エノールピルビルシキメート-3-ホスフェートシンターゼ(EPSPS)阻害剤、例えばグリホサート;グルタミンシンテターゼ(GS)阻害剤、例えばグルホシネート;プロトポルフィリノーゲンIXオキシダーゼ阻害剤;脂質生合成阻害剤、例えばアセチルCoAカルボキシラーゼ(ACCase)阻害剤;またはオキシニル系(すなわち、ブロモキシニルまたはアイオキシニル)除草剤などの特定のクラスの除草剤の施用に対して耐性にされている。さらに、植物は、多様な遺伝子改変を通して多数のクラスの除草剤に対して抵抗性にされており、例えばグリホサートとグルホシネートの両方に対する抵抗性、またはグリホサートと別のクラスに属する除草剤(例えばALS阻害剤、HPPD阻害剤、オーキシン除草剤、またはACCase阻害剤)の両方に対する抵抗性がある。これらの除草剤抵抗性技術は、例えば、Pest Managem. Sci. 61, 2005年, 246;61, 2005年, 258;61, 2005年, 277;61, 2005年, 269;61, 2005年, 286;64, 2008年, 326;64, 2008年, 332;Weed Sci. 57, 2009年, 108;Australian Journal of Agricultural Research 58, 2007年, 708;Science 316, 2007年, 1185;およびこれらに引用されている参考文献に記載されている。幾つかの栽培植物は、突然変異誘発法および育種の従来の方法によって除草剤に対して耐性にされており、例えば、Clearfield(登録商標)ナツセイヨウアブラナ(カノーラ(Canola)、BASF SE、ドイツ)は、イミダゾリノン系(例えばイマザモックス)に対して耐性であり、またはExpressSun(登録商標)ヒマワリ(DuPont、USA)は、スルホニル尿素系(例えばトリベヌロン)に対して耐性である。遺伝子操作法を用いて、ダイズ、ワタ、トウモロコシ、ビートおよびアブラナなどの栽培植物が、グリホサート、イミダゾリノンおよびグルホシネートなどの除草剤に対して耐性にされており、その一部は、開発中であるかまたはRoundupReady(登録商標)(グリホサート耐性、Monsanto、米国)、Cultivance(登録商標)(イミダゾリノン耐性、BASF SE、ドイツ)およびLibertyLink(登録商標)(グルホシネート耐性、Bayer CropScience、ドイツ)の商標または商品名で市販されている。
さらに、組換えDNA技術の使用によって、1種以上の殺虫タンパク質、特にバチルス(Bacillus)属細菌由来の(特にバチルス・スリンギエンシス(Bacillus thuringiensis)由来の)公知の殺虫タンパク質、例えばデルタ-エンドトキシン(例えばCryIA(b)、CryIA(c)、CryIF、CryIF(a2)、CryIIA(b)、CryIIIA、CryIIIB(b1)またはCry9c);栄養殺虫タンパク質(VIP)(例えばVIP1、VIP2、VIP3またはVIP3A);細菌コロニー形成線虫の殺虫タンパク質、例えば、フォトラブダス(Photorhabdus)属の種またはキセノラブダス(Xenorhabdus)属の種;動物によって産生される毒素(例えばサソリ毒素、クモ毒素、ハチ毒素、または他の昆虫特異的神経毒素);菌類によって産生される毒素(例えばストレプトミセテス(Streptomycete)毒素)、植物レクチン(例えばエンドウマメレクチンまたはオオムギレクチン);凝集素;プロテイナーゼ阻害剤(例えばトリプシン阻害剤、セリンプロテアーゼ阻害剤、パタチン、シスタチンまたはパパイン阻害剤);リボソーム不活性化タンパク質(RIP)(例えばリシン、トウモロコシRIP、アブリン、ルフィン、サポリンまたはブリオジン);ステロイド代謝酵素(例えば3-ヒドロキシステロイドオキシダーゼ、エクジステロイド-IDP-グリコシル-トランスフェラーゼ、コレステロールオキシダーゼ、エクジソン阻害剤またはHMG-CoA-レダクターゼ);イオンチャネル遮断薬(例えばナトリウムチャネルまたはカルシウムチャネルの遮断薬);幼若ホルモンエステラーゼ;利尿ホルモン受容体(ヘリコキニン受容体);スチルベンシンターゼ、ビベンジルシンターゼ、キチナーゼまたはグルカナーゼを合成することができる植物も包含される。本発明の文脈において、これらの殺虫タンパク質または毒素は、前毒素、ハイブリッドタンパク質、短縮タンパク質あるいは改変タンパク質を包含するものとしても明確に理解される。ハイブリッドタンパク質は、タンパク質ドメインの新たな組み合わせによって特徴付けられる(例えばWO 02/015701を参照)。かかる毒素またはかかる毒素を合成し得る遺伝子改変植物のさらなる例は、例えば、EP-A 374 753、WO93/007278、WO 95/34656、EP-A 427 529、EP-A 451 878、WO 03/18810およびWO 03/52073に開示されている。かかる遺伝子改変植物の生産方法は、当業者に一般的に公知であり、例えば上記の刊行物中に記載されている。遺伝子改変植物に含まれるこれらの殺虫タンパク質は、これらのタンパク質を生産する植物に、節足動物の全ての分類群に属する有害生物、特に甲虫(鞘翅目)、双翅類の昆虫(双翅目)、および蛾(鱗翅目)ならびに線虫(線形動物)に対する耐性を与える。1種以上の殺虫タンパク質を合成することができる遺伝子改変植物は、例えば上記の刊行物中に記載されており、その一部は、例えばYieldGard(登録商標)(Cry1Ab毒素を産生するトウモロコシ品種)、YieldGard(登録商標)Plus(Cry1AbおよびCry3Bb1毒素を産生するトウモロコシ品種)、Starlink(登録商標)(Cry9c毒素を産生するトウモロコシ品種)、Herculex(登録商標)RW(Cry34Ab1、Cry35Ab1および酵素ホスフィノスリシン-N-アセチルトランスフェラーゼ[PAT]を産生するトウモロコシ品種);NuCOTN(登録商標)33B(Cry1Ac毒素を産生するワタ品種)、Bollgard(登録商標)I(Cry1Ac毒素を産生するワタ品種)、Bollgard(登録商標)II(Cry1AcおよびCry2Ab2毒素を産生するワタ品種);VIPCOT(登録商標)(VIP毒素を産生するワタ品種);NewLeaf(登録商標)(Cry3A毒素を産生するジャガイモ品種);Syngenta Seeds SAS社(フランス)のBt-Xtra(登録商標)、NatureGard(登録商標)、KnockOut(登録商標)、BiteGard(登録商標)、Protecta(登録商標)、Bt11(例えばAgrisure(登録商標)CB)およびBt176(Cry1Ab毒素およびPAT酵素を産生するトウモロコシ品種)、Syngenta Seeds SAS社(フランス)のMIR604(改変型のCry3A毒素を産生するトウモロコシ品種、WO 03/018810を参照)、Monsanto Europe S.A.社(ベルギー)のMON 863(Cry3Bb1毒素を産生するトウモロコシ品種)、Monsanto Europe S.A.社(ベルギー)のIPC 531(改変型のCry1Ac毒素を産生するワタ品種)ならびにPioneer Overseas Corporation社(ベルギー)の1507(Cry1F毒素およびPAT酵素を産生するトウモロコシ品種)などのように市販されている。
さらに、組換えDNA技術の使用により、細菌、ウイルスまたは真菌の病原体に対する植物の抵抗性または耐性を増加させる1種以上のタンパク質を合成し得る植物も包含される。かかるタンパク質の例には、いわゆる「病原性関連タンパク質」(PRタンパク質、例えば、EP-A 392 225参照)、植物病抵抗性遺伝子(例えばメキシコの野生ジャガイモであるソラヌム・ブルボカスタヌム(Solanum bulbocastanum)に由来する、フィトフトラ・インフェスタンス(Phytophthora infestans)に対して作用する抵抗性遺伝子を発現するジャガイモ品種)またはT4-リゾチーム(例えば、エルウィニア・アミロボーラ(Erwinia amylvora)などの細菌に対する増加した抵抗性を有するこれらのタンパク質を合成し得るジャガイモ品種)がある。このような遺伝子改変植物の生産方法は、当業者に一般的に公知であり、例えば上記の刊行物中に記載されている。
さらに、組換えDNA技術の使用により、生産性(例えばバイオマス生産、穀物収量、デンプン含有量、油含有量、またはタンパク質含有量)、干ばつ、塩分または他の生育制限環境因子に対する耐性、あるいはこれらの植物の有害生物および真菌性、細菌性またはウイルス性病原体に対する耐性を増加させる1種以上のタンパク質を合成し得る植物も包含される。
さらに、組換えDNA技術の使用により、特にヒトまたは動物の栄養を改善するために改変量の成分または新たな成分を含む植物、例えば、健康を促進する長鎖オメガ3脂肪酸または不飽和オメガ9脂肪酸を生産する油料作物(例えばNexera(登録商標)アブラナ、DOW Agro Sciences、カナダ)も包含される。
さらに、組換えDNA技術の使用により、特に原料生産を改善するために改変量の成分または新たな成分を含む植物、例えば増加量のアミロペクチンを生産するジャガイモ(例えばAmflora(登録商標)ジャガイモ、BASF SE、ドイツ)も包含される。
さらに、本発明による組成物は、植物部分の落葉および/または乾燥にも適していることが見出されており、この目的には、ワタ、ジャガイモ、アブラナ、ヒマワリ、ダイズまたはフィールドマメ(特にワタ)などの作物が適している。これに関連して、植物の乾燥および/または落葉のための組成物、これらの組成物の調製方法、および本発明による組成物を用いて植物を乾燥させおよび/または落葉させるための方法が見出されている。
乾燥剤として、本発明による組成物は、特にジャガイモ、アブラナ、ヒマワリおよびダイズ、さらにまた禾穀類などの作物の地上部分を乾燥させるのに適している。これにより、これらの重要作物の完全機械収穫が可能となる。
柑橘類果実、オリーブおよび他の種、ならびに様々な仁果類、核果類および堅果類において、裂開、または木への付着の低減を特定の期間内に集中させることによって可能となる収穫の促進もまた経済的関心事である。同じ機序、即ち、植物の果実部分または葉部分と若枝部分との間の器官脱離組織の発達の促進はまた、有用植物(特にワタ)の制御された落葉のために不可欠である。
さらに、個々のワタ植物が成熟する時間間隔の短縮は、収穫後の繊維の品質の向上をもたらす。
以下の実施例は、本発明を例示する役割を果たす。
本発明による組成物の除草作用は、以下の温室実験によって示されている。
使用した栽培容器は、約2〜3.0%の有機物を含むローム性砂が入ったプラスチック製のポットであった。試験植物の種子を、それぞれの種について別々に播種した。
出芽前処理については、水に懸濁または乳化させた活性化合物を、微細分配ノズルを用いて播種した後に直接施用した。この容器に穏やかに水を注いで発芽および生育を促し、その後植物が根付くまで透明なプラスチックフードで覆った。このカバーは、試験植物が活性化合物によって悪影響を受けない限り、この試験植物の均一な発芽をもたらした。
出芽後処理については、試験植物をその植物生育地に応じて3〜15cmの植物丈に生育させ、その後初めて水に懸濁または乳化させた活性化合物で処理した。この目的のため、試験植物を直接播種して同じ容器中で生育させるか、またはこれらを最初に実生として別々に生育させて、処理の数日前に試験容器中に移植した。
種に応じて、植物をそれぞれ10〜25℃および20〜35℃に保った。
試験期間は2〜4週間にわたった。この期間中、植物を世話し、個々の処理に対するそれらの応答を評価した。
評価は、0〜100のスケールを用いて行った。100は、植物が出芽しなかったか、または少なくとも地上部分は完全に破壊されたことを意味し、また0は、損傷がなかったかまたは植物が正常に生育したことを意味する。良好な除草活性は少なくとも70の値において得られ、また極めて良好な除草活性は少なくとも85の値において得られる。
以下の実施例において、S. R. Colby(1967年) “Calculating synergistic and antagonisticc responses of herbicide combinations”, Weeds 15, p. 22ff.,の方法を用いて、個々の活性化合物の活性が相加的であるにすぎない場合に予測される値Eを計算した。
二成分組成物について:
(式中、
X = 活性化合物Aを施用量aで使用した場合のパーセント活性;
Y = 活性化合物Bを施用量bで使用した場合のパーセント活性;
E = 施用量a+bのA+Bによる予測活性(%))
三成分組成物について:
(式中、
X = 活性化合物Aを施用量aで使用した場合のパーセント活性;
Y = 活性化合物Bを施用量bで使用した場合のパーセント活性;
Z = 活性化合物Dを施用量dで使用した場合のパーセント活性;
E = 施用量a+b+dのA+B+Dによる予測活性(%))。
実験的に見いだされた値がColbyに従って計算された値Eよりも高い場合、
相乗効果が存在する。
温室実験において使用される植物は以下の種の植物である:
注記:100〜90%:「極めて良好」;90〜80%「良好」
これらの試験の結果は、以下の使用実施例において記載され、少なくとも1種のa1)〜a6)から選択される除草剤Aと少なくとも1種の除草剤Bとを含む混合物の相乗効果を示す。この文脈において、「a.i.」は、100%活性成分に基づく活性成分を意味する。
上記の混合物の調製のため、除草剤Aを、22.5重量%の各除草剤Aを含む水溶液の形態で使用した。除草剤BおよびDは、以下に同定される各市販製剤の形態で使用した。1,5-ジメチル-6-チオキソ-3-(2,2,7-トリフルオロ-3-オキソ-4-(プロパ-2-イニル)-3,4-ジヒドロ-2H-ベンゾ[b][1,4]オキサジン-6-イル)-1,3,5-トリアジナン-2,4-ジオン(B.14)を、10重量%懸濁濃縮剤の形態で使用した。適切な場合、アジュバントDASH(登録商標)HCを混合物に加えた。
DASH(登録商標)HCは、脂肪酸エステルおよびアルコキシル化アルコール-ホスフェートエステルを含有する乳化性濃縮剤である。
活性成分の各混合物を、活性化合物を施用するために使用されるスプレー液に導入した。実施例において、使用した溶媒は水であった。
実施例1:コルネキスチン(a1)+イソプロピルアンモニウム塩形態のグリホサート(B.26)(Roundup(登録商標))の混合物による出芽後処理:
実施例2:コルネキスチン(a1)+トプラメゾン(B.25)(CLIO(登録商標))の混合物による出芽後処理:
実施例3:コルネキスチン(a1)+ジメチルアンモニウム塩形態のジカンバ(B.32)(BANVEL(登録商標))の混合物による出芽後処理:
実施例4:コルネキスチン(a1)+サフルフェナシル(B.12)(KIXOR(登録商標))+1重量%DASH(登録商標)HCの混合物による出芽後処理:
実施例5:コルネキスチン(a1)+インダジフラム(B.28)(ALION(登録商標))+1重量%DASH(登録商標)HCの混合物による出芽後処理:
実施例6:コルネキスチン(a1)+1,5-ジメチル-6-チオキソ-3-(2,2,7-トリフルオロ-3-オキソ-4-(プロパ-2-イニル)-3,4-ジヒドロ-2H-ベンゾ[b][1,4]オキサジン-6-イル)-1,3,5-トリアジナン-2,4-ジオン(B.14)+1重量%DASH(登録商標)HCの混合物による出芽後処理:
実施例7:コルネキスチン(a1)+ジクロリド形態のパラコート(B.6)(GRAMOXONE(登録商標))+1重量%DASH(登録商標)HCの混合物による出芽後処理:
実施例8:コルネキスチン(a1)+アンモニウム塩形態のグルホシネート(B.27)(BASTA(登録商標))+1重量%DASH(登録商標)HCの混合物による出芽後処理:
実施例9:コルネキスチン(a1)+トプラメゾン(B.25)(CLIO(登録商標))+アトラジン(D.3)(ATRAZINE 4L(登録商標))の混合物による出芽後処理:
実施例10:コルネキスチン(a1)+クロジナホップ-プロパルギル(B.2)+クロキントセット-メキシル(C2)(Topik(登録商標))の混合物による出芽後処理:
実施例11:コルネキスチン(a1)+カルフェントラゾン-エチル(B.7)(Oratio(登録商標))の混合物による出芽後処理:
実施例12:コルネキスチン(a1)+カルフェントラゾン-エチル(B.7)(Oratio(登録商標))+イソプロピルアンモニウム塩の形態のグリホサート(B.26)(Roundup(登録商標))の混合物による出芽後処理: