JP6317697B2 - 非塗工紙タイプの印刷用紙の製造方法 - Google Patents

非塗工紙タイプの印刷用紙の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、非塗工紙タイプの印刷用紙の製造方法に関し、商業印刷のための産業用インクジェット印刷機に好適な非塗工紙タイプの印刷用紙の製造方法に関する。また、前記方法によって製造される非塗工紙タイプの印刷用紙に関する。
多数枚の商業印刷物を製造するための産業用または商業用の印刷機に、インクジェット記録方式を使用する産業用インクジェット印刷機が公知である。このような産業用インクジェット印刷機は、例えば、大日本スクリーン製造社のTruepressJet、ミヤコシ社のMJPシリーズ、コダック社のProsperおよびVERSAMARK、富士フイルム社のJetPressなどの名称で販売されている。
産業用インクジェット印刷機は、印刷諸条件に依存するものの一般家庭向けおよびSOHO向けインクジェットプリンター、並びに大判インクジェットプリンターに比べてカラー印刷速度が数十倍と速く、印刷速度が60m/分以上、より高速では100m/分を超える。このため、産業用インクジェット印刷機は、一般家庭向けおよびSOHO向けインクジェットプリンターおよび大判インクジェットプリンターと区別される。
オフセット印刷適性を維持したまま、水性染料インクおよび水性顔料インクを用いる産業用インクジェット印刷機に対してインク吸収性に優れ、染料インクの画像耐水性、並びに顔料インクの画像耐擦過および印刷ムラが良好な普通紙タイプの印刷用紙として、セルロースパルプと填料として炭酸カルシウムとを主成分とする支持体に、カチオン性樹脂と多価陽イオン塩とを両者の和で1.0g/m以上5.0g/m以下の範囲で付着させてなり、カチオン性樹脂と多価陽イオン塩の比率が0:100〜90:10である普通紙タイプの印刷用紙が公知である(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載された普通紙タイプの印刷用紙は、LBKPのパルプスラリーに填料として軽質炭酸カルシウムを主に添加した紙料を長網抄紙機で抄造して得られた支持体に、オンマシンのフィルムトランスファーコーターにて、澱粉、並びにカチオン性樹脂および多価陽イオン塩を付着させ、軽度にマシンカレンダー処理をして、製造される。
このような製造方法で得られる印刷用紙は、一般的に、JIS Z 8741:1997に準拠して求められる75度光沢が20%〜30%となる光沢を有しない。
塗工層を有する塗工紙では、塗工層にカオリンやシリカなどの顔料を含有させるか、さらにカレンダー処理やキャスト処理を施すことによって、光沢を得ることは容易である。しかしながら、顔料成分を含有する塗工層を有しない非塗工紙タイプの印刷用紙では、光沢を得ることが困難である。
非塗工紙でありながら軽量の塗工紙(LWC紙)のように光沢を有する非塗工紙タイプの印刷用紙が知られている(例えば、特許文献2参照)。
特許文献2に記載された印刷用紙は、スーパーカレンダー紙(SC紙)と呼ばれる。欧米では近年、雑誌用途、宣伝用のチラシ用途およびカタログ用途として、オフセット印刷またはグラビア印刷によるカラー印刷に使用されている。SC紙は、非塗工紙とLWC紙との中間に位置する高品質の非塗工紙である。
特開2012−071518号公報 特開2008−274517号公報
非塗工紙でありながらJIS Z 8741:1997に準拠して求められる75度光沢が20%〜30%となる光沢を有し、産業用インクジェット印刷機を用いて良好な印刷物を得ることができる非塗工紙タイプの印刷用紙の製造方法を提供することである。さらに本発明の製造方法によって、産業用インクジェット印刷機を用いて良好な印刷物を得ることができる非塗工紙タイプの印刷用紙を提供することである。
上記の課題は、下記本発明により解決できる。
<1>セルロースパルプと炭酸カルシウムを主成分として含有する紙料を調成する工程、前記紙料を抄造する工程、前記抄造する工程で得られた抄造紙にカチオン性樹脂および水溶性多価陽イオン塩から選ばれる少なくとも1種の化合物を付与する工程、並びに前記付与する工程後の抄造紙をスーパーカレンダー処理する工程を有し、前記スーパーカレンダー処理条件が、6ニップ以上、金属ロール温度80℃以上100℃以下およびニップ圧60kg/cm以上100kg/cm以下である非塗工紙タイプの印刷用紙の製造方法。
<2>前記カチオン性樹脂および水溶性多価陽イオン塩から選ばれる少なくとも1種の化合物を付与する工程において、カチオン性樹脂および水溶性多価陽イオン塩の付与量が、抄造紙の片面あたりの乾燥固形分量で、0.1g/m以上4g/m以下である前記<1>に記載の非塗工タイプの印刷用紙の製造方法。
<3>前記炭酸カルシウムは、平均短径0.30μm以上0.40μm以下且つ平均短径に対する平均長径の比(平均長径/平均短径)2.0以上7.0以下である紡錘状軽質炭酸カルシウムが凝集して成る平均二次粒子径3.0μm以上5.5μm以下の毬栗状軽質炭酸カルシウムである前記<1>または前記<2>に記載の非塗工タイプの印刷用紙の製造方法。
前記<1>〜<3>のいずれかに記載の製造方法によって製造され、JIS Z 8741:1997に準拠して求められる75度光沢が20%〜30%である非塗工タイプの印刷用紙。
本発明により、非塗工紙でありながらJIS Z 8741:1997に準拠して求められる75度光沢が20%〜30%となる光沢を有し、産業用インクジェット印刷機を用いて良好な印刷物を得ることができる非塗工紙タイプの印刷用紙の製造方法を提供することができる。さらに本発明の製造方法によって、産業用インクジェット印刷機を用いて良好な印刷物を得ることができる非塗工紙タイプの印刷用紙を提供することができる。
以下、本発明の非塗工紙タイプの印刷用紙について詳細に説明する。本明細書中で使用される場合、「インクジェット印刷」とは、産業用インクジェット印刷機を使用して印刷することをいう。また、「非塗工紙タイプ」とは、印刷用紙の断面を電子顕微鏡によって拡大観察した際に、顔料成分を含有するような明確な塗工層を視認することができない印刷用紙を指す。
本発明の紙料は、セルロースパルプと炭酸カルシウムを主成分として含有する。本発明において主成分とは、得られる抄造紙の質量においてセルロースパルプおよび炭酸カルシウムの合計が60質量%以上占めることを指す。
紙料を調成する工程は、製紙分野で従来公知の工程であり、例えば、離解および叩解したパルプスラリーに炭酸カルシウム、さらに必要に応じて製紙分野で従来公知の添加剤を混合する工程である。添加剤の例としては、顔料分散剤、増粘剤、流動性改良剤、消泡剤、抑泡剤、離型剤、発泡剤、浸透剤、着色染料、着色顔料、蛍光増白剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、防腐剤、防バイ剤、耐水化剤、紙力増強剤などを挙げることができる。
セルロースパルプは、製紙分野で従来公知のパルプであって、例えば、LBKP、NBKPなどの化学パルプ、GP、PGW、RMP、TMP、CTMP、CMP、CGPなどの機械パルプ、およびDIPなどの古紙パルプなどを例示することができる。これらを単独または2種以上を併用して用いることができる。
填料は、軽質炭酸カルシウムまたは重質炭酸カルシウムの炭酸カルシウムを必須とし、タルク、カオリンなど製紙分野で従来公知の各種填料を併用することができる。
軽質炭酸カルシウムは、化学的に製造される炭酸カルシウムである。軽質炭酸カルシウムの製造方法の例としては、炭酸ガス化合法または可溶性塩反応法などを挙げることができる。炭酸ガス化合法とは、石灰石を焼成して得られる生石灰を水に溶かして石灰乳とし、石灰乳に炭酸ガスを反応させて軽質炭酸カルシウムを生成する方法である。可溶性塩反応法とは、石灰乳に塩化カルシウム溶液と炭酸ソーダとを反応させ軽質炭酸カルシウムを生成する方法である。反応条件等によって、軽質炭酸カルシウムの結晶形・大きさ・形状を調整することができる。軽質炭酸カルシウムの結晶形としては、カルサイト系結晶またはアラゴナイト系結晶などがある。カルサイト系結晶は、形状が通常、紡錘状、それらが凝集結合したような毬栗状、または立方体状(キュービック状または団子状)である。アラゴナイト系結晶は、形状が通常、棒状あるいは針状である。
重質炭酸カルシウムは、石灰石、貝殻、白亜などCaCOを主成分とする天然原料を機械的に粉砕分級した炭酸カルシウムである。
紙料中の炭酸カルシウムは、平均短径0.30μm以上0.40μm以下且つ平均短径に対する平均直径の比(平均長径/平均短径)2.0以上7.0以下である紡錘状軽質炭酸カルシウムが凝集して成る平均二次粒子径3.0μm以上5.5μm以下の毬栗状軽質炭酸カルシウムであることが好ましい。
紙料中の前記毬栗状軽質炭酸カルシウムの含有量は、紙料中の填料100質量部に対して80質量部以上が好ましい。
紙料中の填料の含有量は、印刷用紙の灰分量として15質量%以上30質量%以下が好ましい。本発明の灰分量とは、原紙を500℃で1時間燃焼処理を行った後の不燃物の質量と、燃焼処理前の印刷用紙の絶乾質量に対する比率(質量%)である。
紡錘状とは、円柱状粒子から両端に行くに従って次第に細くなり中央部分が太くなっている形状である。紡錘状は、例えば、ラグビーボールのような形をなしている。ここで、長径は、次第に細くなっている両端間の長さである。短径は、最も太くなっている部分の外周を円周としたときの円の直径である。毬栗状軽質炭酸カルシウムは、紡錘状の一次粒子である軽質炭酸カルシウムが放射状に凝集して毬栗状の凝集粒子を形成したものである。毬栗状軽質炭酸カルシウムは市販されており、本発明に用いることができる。例えば、奥多摩工業社製のタマパールTP−121SA、タマパールTP−221BM等を挙げることができる。
炭酸カルシウムの一次粒子の形状、平均短径および平均長径、また、二次粒子の形状および平均二次粒子径は、走査型電子顕微鏡写真から画像解析することで求めることができる。一次粒子の平均短径および平均長径並びに形状は、走査型電子顕微鏡を用いて電子顕微鏡写真を撮影し、撮影された画像から確認できる任意の100個の一次粒子から実測し算出することができる。平均二次粒子径は、走査型電子顕微鏡を用いて電子顕微鏡写真を撮影し、撮影された画像から任意の100個の二次粒子に対して面積が近似する球形と見なして粒子径を計算し求めることができる。縦軸が頻度(%)で横軸が粒子径(μm)である粒度分布曲線は、100個の粒子から測定された粒子径データから粒子画像解析ソフトウェアを用いて得ることができる。
紙料を抄造する工程は、紙料を抄いて抄造紙を製造する工程であり、酸性抄造、中性抄造またはアルカリ性抄造のいずれであってもよい。紙料を抄造する工程は、抄紙機を用いて達成される。抄紙機の例としては、長網抄紙機、ツインワイヤー抄紙機、コンビネーション抄紙機、丸網抄紙機、ヤンキー抄紙機など製紙分野で従来公知の抄紙機を挙げることができる。
抄造紙にカチオン性樹脂および水溶性多価陽イオン塩から選ばれる少なくとも1種の化合物を付与する工程は、製紙分野で従来公知の方法であって、例えば、(1)サイズプレス液にカチオン性樹脂および水溶性多価陽イオン塩から選ばれる少なくとも1種の化合物を添加してサイズプレスを用いて付与する方法、(2)表面処理液にカチオン性樹脂および水溶性多価陽イオン塩から選ばれる少なくとも1種の化合物を添加してサイズプレス以外のカーテンコーターやエアーナイフコーター等の塗工手段を用いて付与する方法、などを挙げることができる。カチオン性樹脂および水溶性多価陽イオン塩から選ばれる少なくとも1種の化合物を原紙に含有させる方法は前記(1)の方法が好ましい。
カチオン性樹脂は、カチオン性ポリマーまたはカチオン性オリゴマーであり、従来公知のものを使用することができる。好ましいカチオン性樹脂は、プロトンが配位し易く、水に溶解したとき離解してカチオン性を呈する1級〜3級アミンまたは4級アンモニウム塩を含有するポリマーまたはオリゴマーである。カチオン性樹脂の具体例としては、ポリエチレンイミン、ポリビニルピリジン、ポリアミンスルホン、ポリジアルキルアミノエチルメタクリレート、ポリジアルキルアミノエチルアクリレート、ポリジアルキルアミノエチルメタクリルアミド、ポリジアルキルアミノエチルアクリルアミド、ポリエポキシアミン、ポリアミドアミン、ジシアンジアミド−ホルマリン縮合物、ポリビニルアミン、ポリアリルアミン等の化合物、およびこれらの塩酸塩、さらにポリジアリルジメチルアンモニウムクロライドまたはジアリルジメチルアンモニウムクロライドとアクリルアミド等との共重合物、ポリジアリルメチルアミン塩酸塩、ジメチルアミン−エピクロルヒドリン重縮合物やジエチレントリアミン−エピクロルヒドリン重縮合物等の脂肪族モノアミンまたは脂肪族ポリアミンとエピハロヒドリン化合物との重縮合物を挙げることができるが、これらに限定されない。商業的入手容易性の点から、ジメチルアミン−エピクロルヒドリン重縮合物が好ましい。本発明において、カチオン性樹脂の平均分子量は特に限定されないが、500以上20,000以下の範囲が好ましい。
水溶性多価陽イオン塩は、金属の多価陽イオンを含む水溶性塩である。好ましい多価陽イオン塩は、金属の多価陽イオンを含み、20℃の水に1質量%以上溶解することができる塩である。金属の多価陽イオンの例としては、マグネシウム、カルシウム、ストロンチウム、バリウム、ニッケル、亜鉛、銅、鉄、コバルト、スズ、マンガンなどの二価陽イオン;アルミニウム、鉄、クロムなどの三価陽イオン;またはチタン、ジルコニウムなどの四価陽イオン;並びにそれらの錯イオンである。金属の多価陽イオンと塩を形成する陰イオンとしては、無機酸および有機酸のいずれでもよく、特に限定されない。無機酸の例としては、塩酸、硝酸、リン酸、硫酸、ホウ酸、フッ化水素酸などを挙げることができる。有機酸の例としては、ギ酸、酢酸、乳酸、クエン酸、シュウ酸、コハク酸、有機スルホン酸などを挙げることができる。但し、従来からサイズ剤の定着剤として用いられる硫酸バンドは除く。
本発明において、水溶性多価陽イオン塩は、塩化カルシウム、ギ酸カルシウム、硝酸カルシウム、酢酸カルシウム等のカルシウム塩が好ましい。薬品コストの点から、塩化カルシウムまたは硝酸カルシウムが好ましい。
カチオン性樹脂および水溶性多価陽イオン塩から選ばれる少なくとも1種の化合物を付与する方法が、前記(1)の場合は、サイズプレス液に、カチオン性樹脂および水溶性多価陽イオン塩から選ばれる少なくとも1種の化合物以外に従来公知の表面サイズ剤を添加することができる。
サイズプレスは、製紙分野で従来公知の方式である。サイズプレスの例としては、インクラインドサイズプレス、ホリゾンタルサイズプレス、フィルムトランスファー方式としてロッドメタリングサイズプレス、ロールメタリングサイズプレス、ブレードメタリングサイズプレスを、ロッドメタリングサイズプレスではシムサイザー、オプティサイザー、スピードサイザー、フィルムプレスを、ロールメタリングサイズプレスではゲートロールコーターを挙げることができる。その他にも、ビルブレードコーター、ツインブレードコーター、ベルバパコーター、タブサイズプレス、カレンダーサイズプレス等を挙げることができる。好ましくは、インクラインドサイズプレス、ホリゾンタルサイズプレス、ゲートロールコーター、シムサイザー、フィルムプレスである。
カチオン性樹脂および水溶性多価陽イオン塩から選ばれる化合物の付与量は、抄造紙の片面あたり乾燥固形分量で、0.1g/m以上4g/m以下が好ましい。
スーパーカレンダー処理する工程は、製紙分野で従来公知のカレンダー処理の1種である。スーパーカレンダー処理は、金属ロールと弾性ロールとを多段(10〜16段)に積み重ねた構造である。抄造紙は、前記ロール間を通りながら加熱・加圧されることによって、平滑で均一な厚さ光沢を有する。
本発明のスーパーカレンダー処理の条件は、6ニップ以上、金属ロール温度80℃以上100℃以下、ニップ圧60kg/cm以上100kg/cm以下である。
本発明にかかる非塗工紙タイプの印刷用紙の製造方法によって製造される印刷用紙は、JIS Z 8741:1997に準拠して求められる75度光沢度が20%以上30%以下であることが好ましい。前記光沢によって、LWC紙のような光沢を有する非塗工紙タイプの印刷用紙を得ることができる。
従来、スーパーカレンダー処理する工程によって製造される非塗工紙タイプの印刷用紙は、産業用インクジェット印刷機で印刷した場合に良好な印刷物を得ることができなかった。この理由は、スーパーカレンダー処理によって、紙の空隙が押し潰され、産業用インクジェット印刷の印刷速度においてインクを吸収する能力が低下するからである。
本発明にかかる、紙料を調成する工程、紙料を抄造する工程、カチオン性樹脂および水溶性多価陽イオン塩から選ばれる少なくとも1種の化合物を付与する工程、並びにスーパーカレンダー処理する工程を有する製造方法によって、製造された非塗工紙タイプの印刷用紙は、非塗工紙でありながらLWC紙のような光沢を有し、産業用インクジェット印刷機を用いて良好な印刷物を得ることができる。本発明は、LWC紙のような光沢を有し、産業用インクジェット印刷機を用いて良好な印刷物を得ることができる非塗工紙タイプの印刷用紙を得るための製造方法を見出したものである。
また、カチオン性樹脂および水溶性多価陽イオン塩から選ばれる少なくとも1種の化合物を付与する工程において、カチオン性樹脂および水溶性多価陽イオン塩の付与量が、抄造紙の片面あたりの乾燥固形分量で0.1g/m以上4g/m以下であることによって、産業用インクジェット印刷機を用いてより良好な印刷物を得ることができる。また、紙料を調成する工程において、炭酸カルシウムが、平均短径0.30μm以上0.40μm以下且つ平均短径に対する平均長径の比(平均長径/平均短径)2.0以上7.0以下である紡錘状軽質炭酸カルシウムが凝集して成る平均二次粒子径3.0μm以上5.5μm以下の毬栗状軽質炭酸カルシウムであることによって、産業用インクジェット印刷機を用いてより良好な印刷物を得ることができる。
以下、本発明を実施例によりさらに具体的に説明するが、本発明はその主旨を超えない限り、以下の実施例に限定されるものではない。また、実施例において示す質量部および質量%は、特に明示がない限り、乾燥固形分量あるいは実質成分量の値を示す。また、塗工量は乾燥固形分量の値を示す。なお、平均粒子径は走査型電子顕微鏡の撮影画像から求めた。
(実施例1)
<紙料を調成する工程>
濾水度400mlcsfのLBKP100質量部からなるパルプスラリーに、填料としてタマパールTP−121SA(一次粒子:平均短径0.36μmおよび平均長径/平均短径=4.0の紡錘状軽質炭酸カルシウム、二次粒子:平均粒子径3.5μmの毬栗状軽質炭酸カルシウム、奥多摩工業社製)20質量部、両性澱粉0.8質量部、硫酸バンド0.8質量部、アルキルケテンダイマー型サイズ剤(AS−263、星光PMC社製)0.15質量部を添加して混合した。
<紙料を抄造する工程>
前記のようにして得られた紙料を、長網抄紙機を用いて抄造し、坪量75g/mの抄造紙を得た。
<化合物を付与する工程>
前記のようにして得られた抄造紙の両面に、サイズプレス装置としてゲートロールコーターを用いて、抄造紙の片面あたりリン酸エステル化澱粉を1.5g/m、ジメチルアミン−エピクロルヒドリン重縮合物(ジェットフィックス5052、里田化工社製)を2g/mになるよう付着させた。
<スーパーカレンダー処理する工程>
サイズプレス装置でリン酸エステル化澱粉およびジメチルアミン−エピクロルヒドリン重縮合物を付与した前記の抄造紙に対して、オフラインのスーパーカレンダー装置にて、10ニップ、金属ロール温度90℃、ニップ圧85kg/cmの処理条件でスーパーカレンダー処理を施した。
以上のように実施して非塗工紙タイプの印刷用紙を得た。
(実施例2)
実施例1において、スーパーカレンダー処理の条件を10ニップから6ニップに変更した以外は、実施例1と同様にして、非塗工紙タイプの印刷用紙を得た。
(実施例3)
実施例1において、スーパーカレンダー処理の条件をニップ圧85kg/cmから60kg/cmに変更した以外は、実施例1と同様にして、非塗工紙タイプの印刷用紙を得た。
(実施例4)
実施例1において、スーパーカレンダー処理の条件をニップ圧85kg/cmから100kg/cmに変更した以外は、実施例1と同様にして、非塗工紙タイプの印刷用紙を得た。
(実施例5)
実施例1において、スーパーカレンダー処理の条件を金属ロール温度90℃から80℃に変更した以外は、実施例1と同様にして、非塗工紙タイプの印刷用紙を得た。
(実施例6)
実施例1において、填料をタマパールTP−121SA(一次粒子:平均短径0.36μmおよび平均長径/平均短径=4.0の紡錘状軽質炭酸カルシウム、二次粒子:平均粒子径3.5μmの毬栗状軽質炭酸カルシウム、奥多摩工業社製)20質量部からタマパールTP−121SA(一次粒子:平均短径0.36μmおよび平均長径/平均短径=4.0の紡錘状軽質炭酸カルシウム、二次粒子:平均粒子径3.5μmの毬栗状軽質炭酸カルシウム、奥多摩工業社製)16質量部、カオリン(ニュークレイ、平均粒子径3.9μm、エンゲルハード社製)4質量部に変更した以外は、実施例1と同様にして、非塗工紙タイプの印刷用紙を得た。
(実施例7)
実施例1において、填料をタマパールTP−121SA(一次粒子:平均短径0.36μmおよび平均長径/平均短径=4.0の紡錘状軽質炭酸カルシウム、二次粒子:平均粒子径3.5μmの毬栗状軽質炭酸カルシウム、奥多摩工業社製)からタマパールTP−121MS(一次粒子:平均短径0.47μmおよび平均長径/平均短径が3.0の紡錘状軽質炭酸カルシウム、二次粒子:平均粒子径2.3μmの毬栗状軽質炭酸カルシウム、奥多摩工業社製)に変更した以外は、実施例1と同様にして、非塗工紙タイプの印刷用紙を得た。
(実施例8)
実施例1において、填料をタマパールTP−121SA(一次粒子:平均短径0.36μmおよび平均長径/平均短径=4.0の紡錘状軽質炭酸カルシウム、二次粒子:平均粒子径3.5μmの毬栗状軽質炭酸カルシウム、奥多摩工業社製)からタマパールTP−121S(一次粒子:平均短径0.63μmおよび平均長径/平均短径が4.0の紡錘状軽質炭酸カルシウム、二次粒子:平均粒子径4.3μmの毬栗状軽質炭酸カルシウム、奥多摩工業社製)に変更した以外は、実施例1と同様にして、非塗工紙タイプの印刷用紙を得た。
(実施例9)
実施例1において、填料をタマパールTP−121SA(一次粒子:平均短径0.36μmおよび平均長径/平均短径=4.0の紡錘状軽質炭酸カルシウム、二次粒子:平均粒子径3.5μmの毬栗状軽質炭酸カルシウム、奥多摩工業社製)からタマパールTP−221GS(一次粒子:平均短径0.29μmおよび平均長径/平均短径が1.8の紡錘状軽質炭酸カルシウム、二次粒子:平均粒子径0.8μmの毬栗状軽質炭酸カルシウム、奥多摩工業社製)に変更した以外は、実施例1と同様にして、非塗工紙タイプの印刷用紙を得た。
(実施例10)
実施例1において、填料をタマパールTP−121SA(一次粒子:平均短径0.36μmおよび平均長径/平均短径=4.0の紡錘状軽質炭酸カルシウム、二次粒子:平均粒子径3.5μmの毬栗状軽質炭酸カルシウム、奥多摩工業社製)からタマパールTP−123FS(一次粒子:平均短径0.22μmおよび平均長径/平均短径が7.2の針状軽質炭酸カルシウム、二次粒子:平均粒子径3.8μmの毬栗状軽質炭酸カルシウム、奥多摩工業社製)に変更した以外は、実施例1と同様にして、非塗工紙タイプの印刷用紙を得た。
(実施例11)
実施例1において、化合物を付与する工程の化合物をジメチルアミン−エピクロルヒドリン重縮合物(ジェットフィックス5052、里田化工社製)から塩化カルシウムに変更した以外は、実施例1と同様にして、非塗工紙タイプの印刷用紙を得た。
(実施例12)
実施例1において、化合物を付与する工程の化合物をジメチルアミン−エピクロルヒドリン重縮合物(ジェットフィックス5052、里田化工社製)から硝酸カルシウムに変更した以外は、実施例1と同様にして、非塗工紙タイプの印刷用紙を得た。
(実施例13)
実施例1において、化合物を付与する工程の化合物をジメチルアミン−エピクロルヒドリン重縮合物(ジェットフィックス5052、里田化工社製)2g/mからジメチルアミン−エピクロルヒドリン重縮合物(ジェットフィックス5052、里田化工社製)1g/mおよび硝酸カルシウム1g/mに変更した以外は、実施例1と同様にして、非塗工紙タイプの印刷用紙を得た。
(実施例14)
実施例1において、原紙のサイズプレス装置で付着させる化合物を付与する工程の化合物をジメチルアミン−エピクロルヒドリン重縮合物(ジェットフィックス5052、里田化工社製)からポリエチレンイミン(エポミン、日本触媒社製)に変更した以外は、実施例1と同様にして、非塗工紙タイプの印刷用紙を得た。
(実施例15)
実施例1において、化合物を付与する工程の化合物をジメチルアミン−エピクロルヒドリン重縮合物(ジェットフィックス5052、里田化工社製)から硫酸マグネシウム(和光純薬工業社製)に変更した以外は、実施例1と同様にして、非塗工紙タイプの印刷用紙を得た。
(実施例16)
実施例1において、填料をタマパールTP−121SA(一次粒子:平均短径0.36μmおよび平均長径/平均短径=4.0の紡錘状軽質炭酸カルシウム、二次粒子:平均粒子径3.5μmの毬栗状軽質炭酸カルシウム、奥多摩工業社製)20質量部から同14質量部に変更した以外は、実施例1と同様にして、非塗工紙タイプの印刷用紙を得た。
(実施例17)
実施例1において、填料をタマパールTP−121SA(一次粒子:平均短径0.36μmおよび平均長径/平均短径=4.0の紡錘状軽質炭酸カルシウム、二次粒子:平均粒子径3.5μmの毬栗状軽質炭酸カルシウム、奥多摩工業社製)20質量部から同31質量部に変更した以外は、実施例1と同様にして、非塗工紙タイプの印刷用紙を得た。
(実施例18)
実施例1において、化合物を付与する工程の化合物をジメチルアミン−エピクロルヒドリン重縮合物(ジェットフィックス5052、里田化工社製)2g/mから同0.08g/mに変更した以外は、実施例1と同様にして、非塗工紙タイプの印刷用紙を得た。
(実施例19)
実施例1において、化合物を付与する工程の化合物をジメチルアミン−エピクロルヒドリン重縮合物(ジェットフィックス5052、里田化工社製)2g/mから同4.2g/mに変更した以外は、実施例1と同様にして、非塗工紙タイプの印刷用紙を得た。
(比較例1)
実施例1において、スーパーカレンダー処理の条件を10ニップから4ニップに変更した以外は、実施例1と同様にして、非塗工紙タイプの印刷用紙を得た。
(比較例2)
実施例1において、スーパーカレンダー処理の条件をニップ圧85kg/cmから58kg/cmに変更した以外は、実施例1と同様にして、非塗工紙タイプの印刷用紙を得た。
(比較例3)
実施例1において、スーパーカレンダー処理の条件をニップ圧85kg/cmから102kg/cmに変更した以外は、実施例1と同様にして、非塗工紙タイプの印刷用紙を得た。
(比較例4)
実施例1において、スーパーカレンダー処理の条件を金属ロール温度90℃から78℃に変更した以外は、実施例1と同様にして、非塗工紙タイプの印刷用紙を得た。
(比較例5)
実施例1において、化合物を付与する工程の化合物をジメチルアミン−エピクロルヒドリン重縮合物(ジェットフィックス5052、里田化工社製)2g/mから同0g/mに変更した以外、実施例1と同様にして、非塗工紙タイプの印刷用紙を得た。
(比較例6)
実施例1において、化合物を付与する工程の化合物をジメチルアミン−エピクロルヒドリン重縮合物(ジェットフィックス5052、里田化工社製)から塩化ナトリウムに変更した以外は、実施例1と同様にして、非塗工紙タイプの印刷用紙を得た。
(比較例7)
実施例1において、化合物を付与する工程の化合物をジメチルアミン−エピクロルヒドリン重縮合物(ジェットフィックス5052、里田化工社製)からアニオン性アクリル樹脂(ボンコートAN−680、DIC社製)に変更した以外は、実施例1と同様にして、非塗工紙タイプの印刷用紙を得た。
<75度光沢度>
JIS Z 8741:1997に準拠し、村上色彩技術研究所社製デジタル光沢計GM−26D型を用いて入反射角度を75度として非塗工紙タイプの印刷用紙の光沢度を測定した。値を表1に記載する。
<産業用インクジェット印刷機を用いた印刷物の評価>
産業用インクジェット印刷機として、大日本スクリーン製造社製産業用インクジェット印刷機Truepress Jet520(印刷速度120m/分)およびコダック社製産業用インクジェット印刷機Prosper 5000XL Press(印刷速度75m/分)を用いて印刷した。印刷画像は、ブラック、シアン、マゼンタ、イエローの各単色およびブラックを除く他の3色インクでの2重色(レッド、グリーン、ブルー)の計7色のベタパターンを、2cm×2cm四方で横一列に隙間なく配置した画像とした。
評価は、ベタ印刷画像部分の発色性・色濃度・色鮮やかさ・均一性・印刷面の裏面における画像視認性(視認され難い方が良い)などの観点から、両印刷機の印刷物を目視によって官能評価した。本発明において、両印刷機について評価が低い方で3〜5の評価であれば、非塗工紙タイプの印刷用紙は産業用インクジェット印刷機を用いて良好な印刷物を製造できるものとする。
5:良好である。
4:概ね良好である。
3:実用的に問題ないレベルである。
2:上記「3」より劣り、用途によって実用的に幾分問題になるレベルである。
1:上記「2」より劣り、実用的に使用できないレベルである。
表1に、各実施例および各比較例の評価結果を示す。
Figure 0006317697
表1から、本発明にかかる製造方法は、産業用インクジェット印刷機を用いて良好な印刷物を得ることができる非塗工紙タイプの印刷用紙を、提供できると分かる。本発明にかかる製造方法で得られた非塗工紙タイプの印刷用紙は、産業用インクジェット印刷機を用いて良好な印刷物を提供できると分かる。
一方、本発明にかかる製造方法に該当しない製造方法は、産業用インクジェット印刷機を用いて良好な印刷物を得ることができる非塗工紙タイプの印刷用紙を、提供できないと分かる。本発明にかかる製造方法に該当しない製造方法で得られた非塗工紙タイプの印刷用紙は、産業用インクジェット印刷機を用いて良好な印刷物を提供できないと分かる。
また主に実施例1と実施例18および19との対比から、前記カチオン性樹脂および水溶性多価陽イオン塩から選ばれる少なくとも1種の化合物を付与する工程において、カチオン性樹脂および水溶性多価陽イオン塩の付与量が抄造紙の片面あたりの乾燥固形分量で0.1g/m以上4g/m以下であることが、好ましいと分かる。
また主に実施例1と実施例7〜10との対比から、紙料中の炭酸カルシウムが平均短径0.30μm以上0.40μm以下且つ平均短径に対する平均長径の比(平均長径/平均短径)2.0以上7.0以下である紡錘状軽質炭酸カルシウムが凝集して成る平均二次粒子径3.0μm以上5.5μm以下の毬栗状軽質炭酸カルシウムであることが、好ましいと分かる。

Claims (3)

  1. セルロースパルプと炭酸カルシウムを主成分として含有する紙料を調成する工程、前記紙料を抄造する工程、前記抄造する工程で得られた抄造紙にカチオン性樹脂および水溶性多価陽イオン塩から選ばれる少なくとも1種の化合物を付与する工程、並びに前記付与する工程後の抄造紙をスーパーカレンダー処理する工程を有し、前記スーパーカレンダー処理条件が、6ニップ以上、金属ロール温度80℃以上100℃以下およびニップ圧60kg/cm以上100kg/cm以下である非塗工紙タイプの印刷用紙の製造方法。
  2. 前記カチオン性樹脂および水溶性多価陽イオン塩から選ばれる少なくとも1種の化合物を付与する工程において、カチオン性樹脂および水溶性多価陽イオン塩の付与量が、抄造紙の片面あたりの乾燥固形分量で、0.1g/m以上4g/m以下である請求項1に記載の非塗工タイプの印刷用紙の製造方法。
  3. 前記炭酸カルシウムは、平均短径0.30μm以上0.40μm以下且つ平均短径に対する平均長径の比(平均長径/平均短径)2.0以上7.0以下である紡錘状軽質炭酸カルシウムが凝集して成る平均二次粒子径3.0μm以上5.5μm以下の毬栗状軽質炭酸カルシウムである請求項1または2に記載の非塗工タイプの印刷用紙の製造方法。
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