JP6317285B2 - 通信システム、情報収集装置、通信方法及び情報収集装置のプログラム - Google Patents

通信システム、情報収集装置、通信方法及び情報収集装置のプログラム Download PDF

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Description

本発明は、通信システム、情報収集装置、通信方法及び情報収集装置のプログラムに関する。
無線通信端末の位置を特定する方法として、GPS(Global Positioning System)を用いた方法が知られている。しかしながら、GPSにおいては、宅内あるいは敷地内、敷地外のどの辺りに無線通信端末があるかをより細かく特定することは難しく、適していない場合がある。
このような問題に対し、特許文献1に記載の発明は、PHS(Personal Handy−phone System)通信端末の位置を測定する測定地域内に含まれる複数の地点で予め周辺の基地局からの電波強度を測定しておき、測定結果を基に、測定地域内における周辺基地局からの電波の伝搬特性を等値線によって表し、等値線を参照して、PHS通信端末の位置を特定する。
また、特許文献2に記載の発明は、測位情報管理サーバは、無線端末からの電波強度を受信後、電波強度を距離へ変換し、無線基地局それぞれからの距離を半径とした円が重なる領域を求め、この領域の重心を無線端末の各無線基地局からの相対的な位置として求める。さらに、特許文献2記載の発明は、無線基地局の絶対位置と無線基地局のID(IDentification)とを対応付けるテーブルに基づき、上記求めた無線端末の相対的な位置情報を、緯度・経度等の絶対位置の情報に変換し、無線端末の位置を特定する。
また、特許文献3に記載の発明は、予め登録されたアクセスポイントの位置情報及びステーションとアクセスポイント間の通信電波強度及び電波強度と該強度に応じた電波の到達距離との対応関係に基づき、ステーションの存在位置を算出する。
特開2011−071599号公報 特開2010−008355号公報 特開2003−318921号公報
しかしながら、特許文献1に記載の発明においては、PHS通信端末の位置を特定するために、測定地域内に含まれる複数の地点で予め基地局からの電波強度を測定する必要があるために、簡便に位置特定を行えない。
また、特許文献2及び特許文献3記載の発明においては、例えば、障害物等による電波障害を考慮していないため、測定した電波強度が実際の距離を反映しない場合があり、位置特定の精度が低下することが懸念される。
本発明の目的は、簡便かつ精度良く情報通信装置の位置特定を行うことができないという上述した課題を解決する通信システム、情報収集装置、通信方法及び情報収集装置のプログラムを提供することにある。
本発明の通信システムは、所定の情報を送信する複数の無線通信装置と、前記複数の無線通信装置から送信された前記所定の情報を受信する情報収集装置とから構成される通信システムであって、前記複数の無線通信装置は、互いに通信を行い、その際の第1の受信信号強度を測定するとともに、存在範囲特定対象となる情報通信装置と通信を行い、その際の第2の受信信号強度を測定し、前記第1の受信信号強度及び前記第2の受信信号強度を前記情報収集装置へと送信し、前記情報収集装置は、受信した前記第1の受信信号強度と、前記複数の無線通信装置の位置情報と、受信信号強度及び距離の関係とに基づき、存在範囲特定対象となる情報通信装置の存在範囲を特定する受信強度マップを作成し、前記受信強度マップと、受信した前記第2の受信信号強度とに基づき、前記情報通信装置の存在範囲を特定する、ことを特徴とする。
本発明の情報収集装置は、複数の無線通信装置が互いに通信を行った際の第1の受信信号強度及び前記複数の無線通信装置が存在範囲特定対象となる情報通信装置と通信を行った際の第2の受信信号強度を受信する通信手段と、前記第1の受信信号強度と、前記複数の無線通信装置の位置情報と、受信信号強度及び距離の関係とに基づき、前記情報通信装置の存在範囲を特定する受信強度マップを作成し、前記受信強度マップ及び前記第2の受信信号強度に基づき、前記情報通信装置の存在範囲を特定する演算処理手段と、を備えることを特徴とする。
本発明の通信方法は、複数の無線通信装置が互いに通信を行った際の第1の受信信号強度及び前記複数の無線通信装置が存在範囲特定対象となる情報通信装置と通信を行った際の第2の受信信号強度を受信し、前記第1の受信信号強度と、前記複数の無線通信装置の位置情報と、受信信号強度及び距離の関係とに基づき、前記情報通信装置の存在範囲を特定する受信強度マップを作成し、前記受信強度マップ及び前記第2の受信信号強度に基づき、前記情報通信装置の存在範囲を特定する、ことを特徴とする。
本発明の情報収集装置のプログラムは、情報収集装置のコンピュータに、複数の無線通信装置が互いに通信を行った際の第1の受信信号強度及び前記複数の無線通信装置が存在範囲特定対象となる情報通信装置と通信を行った際の第2の受信信号強度を受信する通信処理と、前記第1の受信信号強度と、前記複数の無線通信装置の位置情報と、受信信号強度及び距離の関係とに基づき、前記情報通信装置の存在範囲を特定する受信強度マップを作成し、前記受信強度マップ及び前記第2の受信信号強度に基づき、前記情報通信装置の存在範囲を特定する演算処理と、を実行させることを特徴とする。
本発明の通信システム、情報収集装置、通信方法及び情報収集装置のプログラムは、簡便かつ精度良く情報通信装置の位置特定を行うことができる。
本発明の第1の実施形態の通信システム1の構成例を示す。 本発明の第1の実施形態の情報収集装置2のブロック構成図を示す。 本発明の第1の実施形態の通信システム1の動作例のフローチャートを示す。 本発明の第2の実施形態の通信システム4の構成例を示す。 本発明の第2の実施形態の情報収集装置5、アクセスポイント6及び情報通信装置8の配置例を示す。 本発明の第2の実施形態の情報収集装置5、アクセスポイント6及び情報通信装置8の配置例を示す。 本発明の第2の実施形態の情報収集装置5のブロック構成図を示す。 本発明の第2の実施形態における、アクセスポイント6を中心とした受信信号強度と距離の関係の一例を示す。 本発明の第2の実施形態のアクセスポイント6−1のブロック構成図を示す。 本発明の第2の実施形態のユーザ端末7のブロック構成図を示す。 本発明の第2の実施形態の情報通信装置8のブロック構成図を示す。 本発明の第2の実施形態における、コンフィグレーション動作のフローチャートの一例を示す。 本発明の第2の実施形態における、各アクセスポイント6が、他のアクセスポイント6と通信を行った際に測定した受信信号強度の一例を示す。 本発明の第2の実施形態における、受信強度マップの一例を示す。 本発明の第2の実施形態における、情報通信装置8の位置特定動作のフローチャートの一例を示す。 本発明の第2の実施形態における、情報通信装置8の位置特定動作のフローチャートの一例を示す。 本発明の第2の実施形態における、各アクセスポイント6が、情報通信装置8と通信を行った際に測定した受信信号強度の一例を示す。 本発明の第2の実施形態において、受信強度マップを使用した情報通信装置8の位置特定の詳細を示す。 本発明の第2の実施形態において、受信強度マップを使用した情報通信装置8の位置特定の詳細を示す。 本発明の第2の実施形態において、受信強度マップを使用した情報通信装置8の位置特定の詳細を示す。 本発明の第2の実施形態において、受信強度マップを使用した情報通信装置8の位置特定の詳細を示す。 本発明の第2の実施形態におけるアクセスポイント6のその他の設置方法を示す。
<第1の実施形態>
本発明の第1の実施形態について説明する。
図1は、第1の実施形態における通信システム1の構成図を示す。
通信システム1は、情報収集装置2及び複数の無線通信装置3から構成される。なお、図1では、3台の無線通信装置3の場合を示しているが、2台以上であれば、任意の数でよい。情報収集装置2は、複数の無線通信装置3から送信された所定の情報を受信する。複数の無線通信装置3は、所定の情報を送信する。
図2は、情報収集装置2のブロック構成図を示している。
情報収集装置2は、通信手段21及び演算処理手段22から構成される。
通信手段21は、複数の無線通信装置3が互いに通信を行った際の第1の受信信号強度及び前記複数の無線通信装置3が存在範囲特定対象となる情報通信装置と通信を行った際の第2の受信信号強度を受信する。
演算処理手段22は、前記第1の受信信号強度と、前記複数の無線通信装置3の位置情報と、受信信号強度及び距離の関係とに基づき、前記情報通信装置の存在範囲を特定する受信強度マップを作成し、前記受信強度マップ及び前記第2の受信信号強度に基づき、前記情報通信装置の存在範囲を特定する。
無線通信装置3は、互いに通信を行い、その際の第1の受信信号強度を測定する。また、無線通信装置3は、存在範囲特定対象となる情報通信装置と通信を行い、その際の第2の受信信号強度を測定する。無線通信装置3は、例えば、アクセスポイントである。
図3は、第1の実施形態の通信システム1の動作例を示すフローチャートである。
複数の無線通信装置3は、互いに通信を行い、その際の第1の受信信号強度を測定する。また、複数の無線通信装置3は、存在範囲特定対象となる情報通信装置と通信を行い、その際の第2の受信信号強度を測定する(S101)。
情報収集装置2は、前記複数の無線通信装置3間の通信における第1の受信信号強度、前記複数の無線通信装置3の位置情報及び受信信号強度と距離の関係に基づき、存在範囲特定対象となる情報通信装置の存在範囲を特定する受信強度マップを作成する(S102)。
情報収集装置2は、前記受信強度マップ及び前記第2の受信信号強度に基づき、前記情報通信装置の存在範囲を特定する(S103)。
以上、第1の実施形態によれば、簡便かつ精度良く情報通信装置の位置特定を行うことができる。
<第2の実施形態>
本発明の第2の実施形態について説明する。
図4は、第2の実施形態における通信システム4の構成図を示す。
通信システム4は、情報収集装置5、アクセスポイント6(以下、AP6と記す)、ユーザ端末7及び情報通信装置8から構成される。本実施形態では、情報収集装置5は、4台のAP6と接続するものとし、各AP6をそれぞれAP6−1、AP6−2、AP6−3及びAP6−4とする。なお、AP6の数は、4台に限らず、2台以上であれば複数台設置されてもよい。
図4に示すように、本実施形態の情報収集装置5は、各AP6及びユーザ端末7と所定の通信回線を介して接続されている。所定の通信回線は、例えば、Ethernet(登録商標)通信、無線通信等である。また、AP6は、自AP6以外のAP6(以下、他のAP6という)及び情報通信装置8と無線通信により接続し、通信を行う。例えば、図4に示すAP6−1から見た他のAP6とは、AP6−2、AP6−3、AP6−4を指す。
情報収集装置5は、各AP6の動作を制御するとともに、各AP6から送信される所定の情報を受信し、受信した所定の情報の解析を行う。また、情報収集装置5は、所定の情報の解析結果をユーザ端末7へ送信する。また、情報収集装置5は、位置特定対象となる情報通信装置8固有の情報を含む信号をユーザ端末7から受信する。情報収集装置5の詳細な動作については、後述する。
AP6は、情報収集装置5、他のAP6及び位置特定対象となる情報通信装置8を含む任意の無線通信装置と接続し、所定の情報を送受信する。また、AP6は、他のAP6及び情報通信装置8を含む任意の無線通信装置と通信した際の受信信号強度を測定する。
また、各AP6は、その通信可能範囲が、位置特定対象となる情報通信装置8が移動する範囲を全てカバーするように設置される。例えば、図5や図6のように、情報通信装置8が宅内又は敷地内を移動する場合、各AP6は、宅内または敷地内の全てが通信可能範囲となるように、宅内または所定の敷地内の四隅に設置される。
なお、情報収集装置5の設置場所は、全てのAP6と通信可能な場所であれば任意の場所でよい。例えば、情報収集装置5は、図5や図6のように、宅内または所定の敷地内等の所定の位置に設置される。
ユーザ端末7は、情報収集装置5と有線通信又は無線通信によって接続し、所定の情報を送受信する。また、ユーザ端末7は、情報収集装置5に対し、位置特定の際に使用される情報通信装置8固有の情報を送信する。また、ユーザ端末7は、情報収集装置5から送信される解析結果を受信する。例えば、ユーザ端末7は、PC(Personal Computer)、携帯通信装置、携帯電話、スマートフォン等である。
情報通信装置8は、各AP6と無線通信によって接続し、所定の情報の送受信を行う。本実施形態において、情報通信装置8は、位置特定対象の装置である。情報通信装置8は、例えば、腕時計型、犬や猫等のペットに付ける首輪型等任意の形状であってもよい。
通信システム4を構成する各構成要素について、詳細に説明する。
図7は、情報収集装置5の詳細な内部構成を機能ブロックごとに示している。
情報収集装置5は、CPU51、メモリ52、演算処理手段53、通信手段54及び通信手段55から構成される。
CPU(Central Processing Unit)51は、データ転送やデータ処理を行う。また、CPU51は、情報収集装置5の各機能ブロックと接続し、各機能ブロックの制御等を行う。また、例えば、CPU51は、メモリ52から読み込んだプログラムに基づいて、各手段の制御を行ってもよい。また、CPU51は、コンピュータで読み取り可能なプログラムを記憶した記憶媒体から、図示しない読み込み装置等を用いて、プログラムを読み込んで、各手段の制御を実行してもよい。
メモリ52は、所定の情報を格納する。より詳細には、メモリ52は、通信手段54がユーザ端末7から受信した情報通信装置8固有の情報を格納する。また、メモリ52は、情報収集装置5が通信を行うAP6固有の情報(例えば、各AP6のSSID(Service Set Identifier)等)を格納する。また、メモリ52は、通信手段55が各AP6から受信した情報を各AP6固有の情報と対応付けて格納する。また、メモリ52は、演算処理手段53が解析した結果を格納する。また、メモリ52は、各AP6の設置位置情報を格納する。また、メモリ52は、図8に示すような、受信信号強度とAP6からの距離との関係を示す情報を格納する。図8に示すように、AP6から離れていくにつれて、AP6が測定する受信信号強度の値が小さくなる。
演算処理手段53は、メモリ52に格納された、各AP6から収集した情報を解析する。より詳細には、演算処理手段53は、各AP6から取得した受信信号強度の情報を解析し、後述する受信強度マップを作成する。また、演算処理手段53は、作成した受信強度マップと、各AP6から送信される、各AP6及び情報通信装置8間の通信における受信信号強度の情報とに基づき、情報通信装置8の存在位置を特定する。受信強度マップの作成方法及び情報通信装置8の位置特定方法の詳細は後述する。
通信手段54は、ユーザ端末7と接続し、所定の情報の送受信を行う。より詳細には、通信手段54は、ユーザ端末7から送信される情報通信装置8固有の情報を受信する。ここで、情報通信装置8固有の情報とは、情報通信装置8を特定する情報であり、例えば、情報通信装置8のSSID等である。また、通信手段54は、演算処理手段53が解析した情報通信装置8の存在位置情報等の解析結果をユーザ端末7へ送信する。
通信手段55は、AP6と接続し、所定の情報の送受信を行う。より詳細には、通信手段55は、各AP6に対し、他のAP6と通信を行い、その際の受信信号強度の情報を取得するように指示情報を送信する。また、通信手段55は、各AP6が測定した、他のAP6と通信した際の受信信号強度の情報を各AP6から受信する。また、通信手段55は、通信手段54がユーザ端末7から受信した情報通信装置8固有の情報を各AP6へ送信する。また、通信手段55は、各AP6が情報通信装置8と通信した際の受信信号強度の情報を各AP6から受信する。
なお、上述したように、通信手段54及び通信手段55は、通信を目的としたインターフェースであれば、任意のものでよく、例えば、Ethernet(登録商標)通信や無線通信を行うものである。また、通信手段54及び通信手段55は、一つの通信手段から構成されていてもよい。
図9は、AP6−1の詳細な内部構成を機能ブロックごとに示している。なお、図4に示すAP6−2〜AP6−4は、いずれもAP6−1と同一の構成、機能を有している。
AP6−1は、CPU61、メモリ62、通信手段63及び通信手段64から構成される。
CPU61は、データ転送やデータ処理を行う。また、CPU61は、AP6−1の各機能ブロックが接続され、各機能ブロックの制御等を行う。CPU61は、通信手段64が任意の無線通信装置から受信したビーコン信号に基づき、該ビーコン信号からSSID等の無線通信装置固有の情報を抽出する。また、CPU61は、上記抽出した無線通信装置固有の情報と、情報収集装置5から送信される情報通信装置8固有の情報とが一致するか否かを判定する。また、例えば、CPU61は、メモリ62から読み込んだプログラムに基づいて、各手段の制御を行ってもよい。また、CPU61は、コンピュータで読み取り可能なプログラムを記憶した記憶媒体から、図示しない読み込み装置等を用いて、プログラムを読み込んで、各手段の制御を実行してもよい。
メモリ62は、所定の情報を格納する。より詳細には、メモリ62は、通信手段63が情報収集装置5から受信した、情報通信装置8固有の情報を格納する。また、メモリ62は、CPU61が抽出した上記任意の無線通信装置固有の情報を格納する。また、メモリ62は、通信手段64が取得した、他のAP6との通信における受信信号強度の情報及び情報通信装置8との通信における受信信号強度の情報を格納する。また、メモリ62は、自AP6固有の情報(SSID等)及び通信相手となる他のAP6固有の情報(SSID等)を格納する。
通信手段63は、情報収集装置5と接続し、所定の情報を送受信する。より詳細には、通信手段63は、情報収集装置5から送信される、上述した取得指示情報及び情報通信装置8固有の情報を受信する。また、通信手段63は、通信手段64が測定した、他のAP6と通信した際の受信信号強度の情報を情報収集装置5へ送信する。また、通信手段63は、通信手段64が測定した、情報通信装置8と通信した際の受信信号強度の情報を情報収集装置5へ送信する。
通信手段64は、情報通信装置8や他のAP6等を含む任意の無線通信装置と接続し、所定の情報を送受信する。より詳細には、通信手段64は、自AP6固有の情報を含むビーコン信号を所定の間隔で送信する。また、通信手段64は、上記任意の無線通信装置から送信される、該無線通信装置固有の情報を含むビーコン信号を受信する。また、通信手段64は、情報通信装置8及び他のAP6を含む無線通信装置と通信した際の受信信号強度を測定する。
通信手段63は、通信を目的としたインターフェースであれば、任意のものでよく、例えば、Ethernet(登録商標)通信や無線通信を行うものでもよい。また、通信手段64は、上記任意の無線通信装置と無線通信を行う通信インターフェースであれば任意のものでよい。また、通信手段63及び通信手段64は、一つの通信手段から構成されていてもよい。
図10はユーザ端末7の詳細な内部構成を機能ブロックごとに示している。
ユーザ端末7は、CPU71、メモリ72、入力手段73及び通信手段74から構成される。
CPU71は、データ転送やデータ処理を行う。また、CPU71は、ユーザ端末7の各機能ブロックが接続され、各機能ブロックの制御等を行う。また、CPU71は、入力手段73が取得した情報通信装置8固有の情報を、通信手段74が送信する際の送信フォーマットに変換する。また、例えば、CPU71は、メモリ72から読み込んだプログラムに基づいて、各手段の制御を行ってもよい。また、CPU71は、コンピュータで読み取り可能なプログラムを記憶した記憶媒体から、図示しない読み込み装置等を用いて、プログラムを読み込んで、各手段の制御を実行してもよい。
メモリ72は、ユーザ端末7が取得した情報を格納する。より詳細には、メモリ72は、入力手段73が取得した、情報通信装置8固有の情報を格納する。
入力手段73は、情報通信装置8固有の情報を取得する。より詳細には、入力手段73は、ユーザ端末7のユーザによって入力された情報通信装置8固有の情報を取得する。また、入力手段73は、例えば、キーボード等から構成される。
通信手段74は、情報収集装置5と接続し、所定の情報を送受信する。より詳細には、通信手段74は、入力手段73が取得した情報通信装置8固有の情報を情報収集装置5へ送信する。また、通信手段74は、情報収集装置5から送信される解析結果を受信する。
図11は、情報通信装置8の詳細な内部構成を機能ブロックごとに示している。
情報通信装置8は、CPU81、メモリ82及び通信手段83から構成される。
CPU81は、データ転送やデータ処理を行う。また、CPU81は、情報通信装置8の各機能ブロックが接続され、各機能ブロックの制御等を行う。また、例えば、CPU81は、メモリ82から読み込んだプログラムに基づいて、各手段の制御を行ってもよい。また、CPU81は、コンピュータで読み取り可能なプログラムを記憶した記憶媒体から、図示しない読み込み装置等を用いて、プログラムを読み込んで、各手段の制御を実行してもよい。
メモリ82は、情報通信装置8が送信する情報を格納する。例えば、メモリ82は、情報通信装置8固有の情報(例えば、情報通信装置8のSSID等)を格納する。
通信手段83は、所定の情報を送信する。より詳細には、通信手段83は、SSID等、自情報通信装置8固有の情報を含むビーコン信号を所定の間隔で送信する。
図12は、通信システム4のコンフィグレーション動作のフローチャートを示している。コンフィグレーション動作において、情報収集装置5は、情報通信装置8の位置を特定する際に用いる、受信強度マップを作成する。
情報収集装置5は、メモリ52に格納されるAP6固有の情報に基づき、各AP6に対し、他のAP6から送信されるビーコン信号を受信した際の受信信号強度を取得するように指示情報を送信する(S201)。なお、ユーザ端末7のユーザは、情報通信装置8の位置を特定したい場合に、該ユーザ端末7を利用して、情報収集装置5に受信強度マップ作成指示を送信し、これを契機に情報収集装置5は、上記コンフィグレーション動作を行うようにしてもよいし、情報収集装置5は、定期的に上記コンフィグレーション動作を行ってもよい。
各AP6は、情報収集装置5から送信される指示情報を受信する(S202)。
指示情報を受信した各AP6は、任意の無線通信装置から送信される、該無線通信装置固有の情報を含むビーコン信号を受信し、該ビーコン信号から無線通信装置固有の情報を抽出する。このとき、各AP6は、上記ビーコン信号を受信した際の受信信号強度を測定する(S203)。
次に、各AP6は、抽出した無線通信装置固有の情報と、メモリ62に格納された通信相手となる他のAP6固有の情報とが一致したか否かを判定する(S204)。
例えば、AP6−1は、任意の無線通信装置から送信される、該無線通信装置のSSIDを含むビーコン信号を受信待機する。AP6−1は、任意の無線通信装置から送信される上記ビーコン信号を受信した場合に、該ビーコン信号に含まれる無線通信装置のSSIDの抽出及び該ビーコン信号の受信信号強度の測定を行う。そして、該ビーコン信号に含まれるSSIDと、AP6−1のメモリ62に格納されている他のAP6のSSIDとが一致するか否かを判定する。すなわち、AP6−1は、受信したビーコン信号に含まれるSSIDが、AP6−2、AP6−3、AP6−4のうち、いずれかのSSIDと一致するか否かを判定する。
各AP6は、受信した上記ビーコン信号に含まれる固有の情報と、各AP6のメモリ62に格納された固有の情報とが一致したと判定した場合には(S204、YES)、抽出した固有の情報と測定した受信信号強度の情報とを対応付けてメモリ62に格納する(S205)。例えば、AP6−1は、受信したビーコン信号に含まれるSSIDがAP6−2のSSIDと一致したと判定した場合には、AP6−2から送信されたビーコン信号を受信した際の受信信号強度をAP6−2のSSIDと対応付けてメモリ62に格納する。
また、メモリ62に格納された固有の情報と一致しないと判定した場合には(S204、NO)、各AP6は、測定した受信信号強度の情報を破棄し、ビーコン信号の受信を継続する(S203に戻る)。
各AP6は、他のAP6全てに対し、上記受信信号強度の測定を行ったか否かを判定する(S205)。例えば、各AP6は、メモリ62に格納されている他のAP6のSSID数と、上記メモリ62に格納した他のAP6との通信における受信信号強度の数とを比較し、他のAP6全てに対し、受信信号強度の測定を行ったか否かを判定してもよい。なお、各AP6は、所定の時間経過後も他のAP6からビーコン信号を受信できない場合には、該AP6とは通信不可能と判断し、該AP6との通信における受信信号強度の測定は行わない。
各AP6は、通信不可能な他のAP6を除く、他のAP6との通信における受信信号強度を全て測定した場合に(S205、YES)、メモリ62に格納した受信信号強度の情報を情報収集装置5へ送信する(S206)。 また、他のAP6との通信における受信信号強度を全て測定していない場合に(S205、NO)、各AP6は、ビーコン信号の受信を継続する(S203に戻る)。
また、各AP6は、上記任意の無線通信装置から送信されるビーコン信号を受信待機するとともに、自AP6の固有の情報(SSID等)を含むビーコン信号を送信する。なお、各AP6は、上記ビーコン信号の送信と、任意の無線通信装置から送信されるビーコン信号の受信とを所定のタイミングに基づいて交互に行うものとしてもよい。このとき、各AP6が同じタイミングで送信と受信とを交互に行うと、各AP6が他のAP6から送信されるビーコン信号を受信できない場合があるため、各AP6が行う送信及び受信のタイミングは異なるものとしておくことが好ましい。なお、他のAP6が、自AP6が送信したビーコン信号を受信していない場合を考慮して、各AP6は、他のAP6との通信における受信信号強度を全て測定したと判定した後も、ビーコン信号の送信を継続する。また、各AP6は、他のAP6との通信における受信信号強度の測定を完了した場合に完了した旨の通知を他のAP6へ送信してもよい。該完了した旨の通知を他のAP6全てから受信したAP6は、上記ビーコン信号の送信を止めてもよい。例えば、AP6−1は、AP6−2との通信における受信信号強度を測定した場合に、AP6−2に対し、受信信号強度の測定が完了した旨を送信する。そして、AP6−2は、AP6−1、AP6−3及びAP6−4から受信信号強度の測定が完了した旨の通知を受信した場合に、上記ビーコン信号の送信を止める。
情報収集装置5は、各AP6から送信される受信信号強度の情報を受信待機しており、情報収集装置5は、該受信信号強度の情報を受信するたびにメモリ52へ受信した受信信号強度の情報を格納する(S207)。
全てのAP6からの受信信号強度の情報を受信し、メモリ52へ格納した場合に、情報収集装置5の演算処理手段53は、メモリ52から上記受信信号強度の情報を読み出し、受信信号強度の情報を解析し、受信強度マップを作成する(S208)。なお、全てのAP6から受信信号強度の情報を受信したか否かの判定は、メモリ52に格納されるAP6固有の情報数と、受信した受信信号強度の情報数とを比較して判定してもよい。なお、演算処理手段53は、所定の時間経過後も、各AP6から受信した受信信号強度の情報が所定数以下の場合、ユーザ端末7に対して、受信強度マップを作成できない、すなわち、情報通信装置8の位置特定をできない旨を送信してもよい。
図8、図13及び図14を用いて、演算処理手段53が作成する受信強度マップについて詳細に説明する。
図13は、情報収集装置5が各AP6から受信した受信信号強度の情報をまとめたものである。例えば、図13に示すように、AP6−1が測定した受信信号強度は、AP6−2との通信において−69[dBm]、AP6−3との通信において−80[dBm]、AP6−4との通信において−40[dBm]となっている。
演算処理手段53は、各AP6が実際に設置されている位置、図13に示した受信信号強度の情報、メモリ52に格納される各AP6の位置情報及び図8に示す受信信号強度と距離との関係から、図14に示す、受信信号強度に基づいた各AP6の位置関係を示す受信強度マップを作成する。例えば、図14の場合、演算処理手段53は、AP6−1から見て、AP6−2は−69[dBm]となる位置、AP6−3は−80[dBm]となる位置、AP6−4は−40[dBm]となる位置となるように受信強度マップを作成する。なお、図14において、各AP6を中心とする同心円は、内側から、−30[dBm]、−40[dBm]、−50[dBm]、−60[dBm]、−70[dBm]、−80[dBm]とする。
なお、本実施形態では、演算処理手段53は、各AP6が測定した受信信号強度の情報に基づき、受信強度マップを作成するため、作成した受信強度マップにおける各AP6の位置は、各AP6が実際に設置されている位置とは異なる場合がある。例えば、電波障害等により、受信信号強度の測定値が、AP6が実際に配置された間隔で測定される理論的な受信信号強度よりも小さい場合等の場合、受信強度マップ上では、AP6の配置間隔が、実際の間隔よりも長くなる。
次に、図15を用いて、情報通信装置8の位置を特定する際の通信システム4の動作を説明する。
ユーザ端末7は、ユーザ端末7のユーザから位置特定対象となる情報通信装置8固有の情報(以下、サーチ対象情報という)の入力を受け付け、該サーチ対象情報を情報収集装置5へ送信する(S301)。例えば、ユーザ端末7のユーザは、位置を特定したい情報通信装置8のSSID等をユーザ端末7に入力し、ユーザ端末7は、入力されたSSID等を情報収集装置5へ送信する。
情報収集装置5は、ユーザ端末7から送信されるサーチ対象情報を受信する(S302)。
情報収集装置5は、受信したサーチ対象情報を各AP6に送信する(S303)。
各AP6は、情報収集装置5から送信されるサーチ対象情報を受信する(S304)。
各AP6は、受信したサーチ対象情報に基づき、位置特定対象となる情報通信装置8が送信する所定のビーコン信号を受信した際の受信信号強度の測定を行う。(S305)。
ここで、各AP6が行う受信信号強度の測定(S305)について、詳細に説明する。図16は、各AP6及び情報通信装置8間で行われる受信信号強度測定の動作例を示している。
位置特定の対象となる情報通信装置8は、自情報通信装置8固有の情報(SSID等)を含むビーコン信号を所定の間隔で送信する(S401)。
各AP6は、上記情報通信装置8を含む任意の無線通信装置から送信されるビーコン信号を受信する(S402)。
各AP6は、任意の無線通信装置から送信されるビーコン信号を受信した場合に、該ビーコン信号から無線通信装置固有の情報を抽出する。さらに、各AP6は、上記ビーコン信号を受信した際の受信信号強度を測定する(S403)。
各AP6は、抽出した無線通信装置固有の情報と、図15のS304で受信したサーチ対象情報とが一致するか否かを判定する(S404)。例えば、各AP6は、受信したビーコン信号に含まれるSSIDと、サーチ対象情報に含まれる情報通信装置8のSSIDとが一致するか否かを判定する。
各AP6は、上記固有の情報が一致しないと判定した場合には(S404、NO)、位置特定対象である情報通信装置8から送信されたビーコン信号ではないと判断し、測定した受信信号強度を破棄し、ビーコン信号の受信を継続する(S402へ戻る)。
一方、各AP6は、上記固有の情報が一致していると判定した場合には(S404、YES)、位置特定対象である情報通信装置8から送信されたビーコン信号と判断し、各AP6は該ビーコン信号を受信した際に測定した受信信号強度をサーチ対象情報と対応付けてメモリ62に格納する(S405)。
なお、各AP6は、受信待機を開始してから所定の時間が経過したか否かを判定する。所定の時間が経過していた場合に、各AP6は、所定の時間内に、位置特定対象である情報通信装置8のビーコン信号を受信できなかったと判断し、情報通信装置8と通信できなかった旨を情報収集装置5へ送信する。
図15に戻り、情報通信装置8との通信における受信信号強度の情報を測定した各AP6は、自AP6固有の情報、サーチ対象情報及び該受信信号強度の情報とを情報収集装置5へ送信する(S306)。
情報収集装置5は、各AP6から送信される受信信号強度の情報を受信し(S307)、受信信号強度を送信したAP6の固有の情報と、サーチ対象情報と、受信信号強度の情報とを対応付けてメモリ52に格納する。情報収集装置5は、受信した受信信号強度の情報を解析し、情報通信装置8の位置を特定する(S308)。
そして、情報収集装置5は、情報の解析後、解析結果をユーザ端末7へ送信する(S309)。なお、情報収集装置5は、各AP6から送信される情報通信装置8との通信における受信信号強度の情報が所定数以下の場合等、情報通信装置8の位置特定が行えないと判断した場合には、その旨をユーザ端末7へ送信する。
ユーザ端末7は、解析結果を受信し、該解析結果をユーザ端末7の図示しない表示手段等に表示する(S310)。
ここで、図15のS308において、情報収集装置5が行う受信信号強度の解析及び情報通信装置8の位置特定について詳細に説明する。なお、情報収集装置5の演算処理手段53は、図14に示す受信強度マップを作成し、受信強度マップをメモリ52に格納しているものとする。また、図17は、各AP6が測定した情報通信装置8との通信における受信信号強度の情報の一例を示している。例えば、AP6−1が、情報通信装置8との通信において測定した受信信号強度は−45[dBm]とする。
まず、情報収集装置5の演算処理手段53は、図17に示す、AP6−1から受信した上記受信信号強度の情報(−45[dBm])を、受信強度マップに当てはめる。例えば、図18に示すように、AP6−1が測定した受信信号強度の情報に基づき、−40[dBm]から−50[dBm]の範囲に、情報通信装置8が存在すると推定する。なお、演算処理手段53は、−45[dBm]の等値線上に情報通信装置8が存在すると推定してもよい。また、、演算処理手段53は、受信信号強度の情報をAP6から受信できなかった場合や、受信信号強度の値が所定の閾値より低い場合(例えば、−80[dBm]より小さくなった場合)には、受信強度マップ外に情報通信装置8が存在すると推定する。
同様に、演算処理手段53は、AP6−2から受信した受信信号強度の情報を受信強度マップに当てはめる。例えば、図19に示すように、AP6−2が測定した受信信号強度の情報に基づき、情報通信装置8の存在範囲を推定する。同様に、図20及び図21に示すように、AP6−3及びAP6−4から受信した受信信号強度の情報を受信強度マップに当てはめ、情報通信装置8の存在範囲を推定する。
そして、演算処理手段53は、上記推定した存在範囲が重複する箇所(図21の“★”の箇所)を情報通信装置8の存在位置と特定し、特定した範囲を解析結果としてユーザ端末7へ送信する。例えば、演算処理手段53は、図21に示す特定した範囲を含む受信強度マップを解析結果としてユーザ端末7に送信する。
また、上記実施形態では、SSIDのみを用いて情報通信装置8の位置特定を行ったが、これに限られない。例えば、SSID及び暗号化キーを位置特定に用いる情報とすることで、より精度の高い位置特定を行うことができる。また、各AP6が、その他のAP6と通信を行う際にも、SSID及び暗号化キーを用いてもよい。
また、情報収集装置5は、定期的に情報通信装置8の位置特定を行ってもよい。定期的に行うことにより、ユーザ端末7に最新の解析結果を送信することができ、例えば、情報通信装置8の動きにも対応することができる。
また、本実施形態では各AP6は、情報収集装置5から送信されるサーチ対象情報を受信したことを契機に、情報通信装置8との通信における受信信号強度の測定を行うものとしたが、これに限られない。例えば、各AP6は、定期的に情報通信装置8との通信を行い、受信信号強度の測定を行ってもよい。定期的な受信信号強度の測定を行った結果、前回の測定結果と異なる結果であった場合(例えば、情報通信装置8が移動した場合等)に、各AP6は、情報収集装置5に測定した受信信号強度を送信し、情報収集装置5は、受信した受信信号強度に基づき、情報通信装置8の位置特定を行う。このようにすることで、情報収集装置5は、例えば、情報通信装置8が移動した場合にのみ、情報通信装置8の位置特定を行うこととなり、処理負荷が低減する。また、情報通信装置8の位置変化のない解析結果等、ユーザ端末7に無駄な解析結果を送ることがなくなる。
また、本実施形態では各AP6は、情報収集装置5の指示に基づき、他のAP6との通信及び受信信号強度の測定を行うものとしたが、これに限られない。例えば、各AP6は、定期的に他のAP6と通信を行い、受信信号強度の測定を行ってもよい。受信信号強度の測定を行った結果、測定結果がそれ以前の測定結果と異なる場合であった場合(例えば、障害物が撤去又は設置されたため、受信信号強度に変化があった場合等)に、各AP6は、情報収集装置5に測定した受信信号強度を送信する。情報収集装置5は、受信した受信信号強度に基づき、本実施形態と同様の方法により受信強度マップの作成を行う。このようにすることで、情報収集装置5は、定期的に受信強度マップを更新することができ、より精度の高い位置特定を行うことが可能となる。
また、本実施形態では、情報通信装置8の、平面上の位置が特定可能であったが、図22に示すように、AP6−5及びAP6−6を天井等に配置することにより、高さ方向に対する位置特定を行うこともできる。
また、情報収集装置5は、複数の情報通信装置8の位置特定を行ってもよい。例えば、情報収集装置5及び各AP6に複数のサーチ対象情報を保存しておくことにより、複数の情報通信装置8の位置特定を行うことができる。
また、例えば、AP6−1がAP6−2と通信した際の受信信号強度と、AP6−2がAP6−1と通信した際の受信信号強度とが異なる値となる場合には、情報収集装置5は、両者の平均値をAP6−1及びAP6−2間の受信信号強度としてもよい。
また、各AP6は、他のAP6と複数回通信を行い、測定した受信信号強度の平均値を情報収集装置5に送信してもよい。例えば、AP6−1は、AP6−2と複数回通信を行い、測定した受信信号強度の平均値を求め、情報収集装置5へ平均値を送信する。このようにすることで、各AP6は、より正確な受信信号強度の値を算出することができる。同様に、各AP6は、情報通信装置8と複数回通信を行い、測定した受信信号強度の平均値を情報収集装置5に送信してもよい。
以上のように、第2の実施形態の通信システム4によれば、簡便かつ精度良く情報通信装置の位置特定を行うことができる。
より詳細には、本実施形態の通信システム4は、AP6が相互に通信を行い、各AP6が受信した信号の受信信号強度等に基づき、受信強度マップを作成する。そして、通信システム4は、各AP6と位置特定対象となる情報通信装置8との通信における受信信号強度及び上記受信強度マップに基づき、情報通信装置8の位置を特定する。
従って、本実施形態の通信システム4によれば、実際の受信信号強度の状況に応じて、受信強度マップを作成し、この受信強度マップに基づき情報通信装置8の位置を特定することができるため、例えば、電波障害の有無などを考慮した簡便かつ精度の高い位置特定を行うことができる。
以上、本発明の各実施形態を説明したが、本発明は、上記した各実施形態に限定されるものではない。本発明は、各実施形態の変形・置換・調整に基づいて実施できる。すなわち、本発明は、本明細書の全ての開示内容、技術的思想に従って実現できる各種変形、修正を含む。なお、各図面に付記した図面参照符号は、理解を助けるための一例として各要素に便宜上付記したものであり、本発明を図示の態様に限定することを意図するものではない。
1、4 通信システム
2、5 情報収集装置
21、54、55、63、64、74、83 通信手段
22、53 演算処理手段
51、61、71、81 CPU
52、62、72、82 メモリ
3 無線通信装置
6 アクセスポイント
7 ユーザ端末
73 入力手段
8 情報通信装置

Claims (8)

  1. 所定の情報を送信する複数の無線通信装置と、前記複数の無線通信装置から送信された前記所定の情報を受信する情報収集装置とから構成される通信システムであって、
    前記複数の無線通信装置は、互いに通信を行い、その際の第1の受信信号強度を測定するとともに、存在範囲特定対象となる情報通信装置と通信を行い、その際の第2の受信信号強度を測定し、前記第1の受信信号強度及び前記第2の受信信号強度を前記情報収集装置へと送信し、
    前記情報収集装置は、受信した前記第1の受信信号強度と、前記複数の無線通信装置の位置情報と、受信信号強度及び距離の関係とに基づき、前記情報通信装置の存在範囲を特定する受信強度マップを作成し、前記受信強度マップと、受信した前記第2の受信信号強度とに基づき、前記情報通信装置の存在範囲を特定し、
    前記複数の無線通信装置は、定期的に前記第1の受信信号強度の測定を行い、測定結果が、それ以前の測定結果と異なる測定結果となった場合に、前記情報収集装置へ測定した前記第1の受信信号強度を送信する
    ことを特徴とする通信システム。
  2. 前記受信強度マップは、前記複数の無線通信装置の各位置を中心とした、受信信号強度ごとの等値線を示し、
    前記情報収集装置は、前記等値線の情報に基づき、前記第2の受信信号強度を前記受信強度マップへ当てはめ、前記等値線又は前記等値線によって定まる所定の領域が重複した箇所を前記情報通信装置の存在範囲と特定する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
  3. 前記複数の無線通信装置は、複数回互いに通信を行い、その平均値を前記第1の受信信号強度とすることを特徴とする請求項1または2に記載の通信システム。
  4. 前記情報収集装置は、第1の無線通信装置が第2の無線通信装置と通信を行った際の受信信号強度と、前記第2の無線通信装置が前記第1の無線通信装置と通信を行った際の受信信号強度とが異なった場合、両者の平均値を前記第1の無線通信装置及び前記第2の無線通信装置間の前記第1の受信信号強度とすることを特徴とする請求項1または2に記載の通信システム。
  5. 前記複数の無線通信装置は、前記情報通信装置と複数回通信を行い、その平均値を前記第2の受信信号強度とすることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の通信システム。
  6. 複数の無線通信装置が互いに通信を行った際の第1の受信信号強度及び前記複数の無線通信装置が存在範囲特定対象となる情報通信装置と通信を行った際の第2の受信信号強度を受信する通信手段と、
    前記第1の受信信号強度と、前記複数の無線通信装置の位置情報と、受信信号強度及び距離の関係とに基づき、前記情報通信装置の存在範囲を特定する受信強度マップを作成し、前記受信強度マップ及び前記第2の受信信号強度に基づき、前記情報通信装置の存在範囲を特定する演算処理手段と、
    を備え
    前記通信手段は、前記複数の無線通信装置によって定期的に測定された前記第1の受信信号強度の測定結果が、それ以前の測定結果と異なる測定結果となった場合に、前記複数の無線通信装置から前記第1の受信信号強度を受信する
    ことを特徴とする情報収集装置。
  7. 複数の無線通信装置が互いに通信を行った際の第1の受信信号強度及び前記複数の無線通信装置が存在範囲特定対象となる情報通信装置と通信を行った際の第2の受信信号強度を受信し、
    前記第1の受信信号強度と、前記複数の無線通信装置の位置情報と、受信信号強度及び距離の関係とに基づき、前記情報通信装置の存在範囲を特定する受信強度マップを作成し、前記受信強度マップ及び前記第2の受信信号強度に基づき、前記情報通信装置の存在範囲を特定し、
    前記複数の無線通信装置によって定期的に測定された前記第1の受信信号強度の測定結果が、それ以前の測定結果と異なる測定結果となった場合に、前記複数の無線通信装置から前記第1の受信信号強度を受信する
    ことを特徴とする通信方法。
  8. 情報収集装置のコンピュータに、
    複数の無線通信装置が互いに通信を行った際の第1の受信信号強度及び前記複数の無線通信装置が存在範囲特定対象となる情報通信装置と通信を行った際の第2の受信信号強度を受信する通信処理と、
    前記第1の受信信号強度と、前記複数の無線通信装置の位置情報と、受信信号強度及び距離の関係とに基づき、前記情報通信装置の存在範囲を特定する受信強度マップを作成し、前記受信強度マップ及び前記第2の受信信号強度に基づき、前記情報通信装置の存在範囲を特定する演算処理と、
    を実行させ、
    前記通信処理では、前記複数の無線通信装置によって定期的に測定された前記第1の受信信号強度の測定結果が、それ以前の測定結果と異なる測定結果となった場合に、前記複数の無線通信装置から前記第1の受信信号強度を受信する
    ことを特徴とする情報収集装置のプログラム。
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