JP6317073B2 - 火災検知装置及び火災検知方法 - Google Patents
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Description
本発明は、火災検知装置に於いて、
撮像手段で撮像した画像にエッジ強調処理を施して稜線を抽出する稜線抽出手段と、
稜線抽出手段で抽出した稜線の画像を複数の画像領域に分割し、画像領域毎に稜線の直線成分を抽出する直線成分抽出手段と、
画像領域毎に、線成分抽出手段で抽出した直線成分の時系列での変化を求める時系列変化検出手段と、
時系列変化検出手段で検出した直線成分の時系列変化の中から煙による特徴的な所定の時系列変化を検知した場合に火災と判断する火災検知手段と、
を備える。
火災検知手段は、時系列変化検出手段で検出した直線成分の傾きと発生頻度の時系列変化の中から煙による特徴的な直線成分の傾きと発生頻度となる所定の時系列変化を検知した場合に火災と判断する。
本発明は、火災検知方法に於いて、
撮像手段により、監視領域の画像を撮像し、
稜線抽出手段により、撮像手段で撮像した画像にエッジ強調処理を施して稜線を抽出し、
火災判断手段により、
稜線抽出手段で抽出した稜線の画像を複数の画像領域に分割して画像領域毎に稜線の直線成分を抽出し、
画像領域毎に、抽出した直線成分の時系列変化を求め、
直線成分の時系列変化の中から煙による特徴的な所定の時系列変化を検知した場合に火災を判断する、
ことを特徴とする。
図1は本発明による火災検知装置を設置した監視領域を示した説明図であり、図1(A)は側面を示し、図1(B)は監視カメラから見た正面を示す。
本発明により微量の煙を検知する原理を説明すると次のようになる。本発明は、図2(A)に示す火源18から立ち上がる微量の煙24の画像の画像処理により検知するが、この場合、初期の煙24は、図2(B)に示すように、半透明かつ円筒状の物体が、揺らぎつつ火源より上方へ伸びて行く煙モデル24aとして考えられる。
(火災検知装置の機能構成)
図3は本発明による火災検知装置の機能構成の概略を示したブロック図である。図3に示すように、火災検知装置は、監視カメラ10と画像処理装置12で構成され、画像処理装置12は、そのハードウェアとしてCPU、メモリ、各種の入出力ポート等を備えたコンピュータ回路等で構成され、CPUによるプログラムの実行により実現される機能として、稜線抽出手段として機能する稜線抽出部28、火災判断手段として機能する火災判断部30を備え、更に、火災判断部30の機能として、直線成分抽出手段として機能する直線成分抽出部32、時系列変化検出手段として機能する時系列変化検出部34、及び火災検知手段として機能する火災検知部36を設けている。また、伝送部26は監視カメラ10で撮像した画像データを受信する適宜の伝送インタフェースが使用される。
ベクトルB1は(θ1,2)
ベクトルB2は(θ2,2)
ベクトルB2は(θ3,1)
となり、時刻t2〜t4では、その時系列変化に応じて累積的に増加していく。
ベクトルB1は(θ1,1)、
ベクトルB2は(θ2,1)
ベクトルB3は(θ3,2)、
ベクトルB4は(θ4,1)、
ベクトルB5は(θ5,1)
となり、時刻t2〜t4では、その時系列変化に応じて累積的に増加していく。
θ1の発生頻度は1本
θ5の発生頻度は2本
θ6の発生頻度は2本
θ7の発生頻度は2本
となり、傾き及び発生頻度は変化せず、一定である。
ベクトルB1は(θ1,1)
ベクトルB5は(θ5,2)
ベクトルB6は(θ6,2)
ベクトルB7は(θ7,2)
となり、時刻t2〜t4では、その時系列変化に応じて一定の発生頻度により累積的に増加していく。
例えば、時系列変化検出部34により、図7、図9、図11及び図13の時刻t4に示す直線成分の傾きと発生頻度の累積で与えられる時系列変化が検知された場合、煙による特徴的な時系列変化は、図7及び図9の時刻t4に示すように、傾きと発生頻度と異なる累積ベクトルが放射状に複数存在する所謂デイジーパターンとなっている。
図14は図4の画像処理装置による火災検知動作を示したフローチャートである。
(稜線抽出)
上記の実施形態にあっては、画像にゾーベルフィルタを適用して煙の稜線を抽出しているが、プレヴィットフィルタ(Prewitt Filter)等のエッジ強調処理に用いた適宜のフィルタを適用しても良い。
(直線成分抽出)
上記の実施形態にあっては、ハフ変換を適用して煙の稜線を抽出しているが、Line Segment Detector(LSD)等の画像から直線成分を抽出する処理方法を適用しても良い。
上記の実施形態にあっては、監視カメラと画像処理装置を分離配置して伝送路により接続しているが、両者を一体化した装置としても良い。
12:画像処理装置
14:火災報知設備
16:居室
18:火源
20:画像
24:煙
24a:煙モデル
24b:煙稜線
26:伝送部
28:稜線抽出部
30:火災判断部
32:直線成分抽出部
34:時系列変化検出部
36:火災検知部
Claims (8)
- 監視領域の画像を撮像する撮像手段と、
前記撮像手段で撮像した画像にエッジ強調処理を施して稜線を抽出する稜線抽出手段と、
前記稜線抽出手段で抽出した稜線の画像を複数の画像領域に分割し、前記画像領域毎に稜線の直線成分を抽出する直線成分抽出手段と、
前記画像領域毎に、前記直線成分抽出手段で抽出した直線成分の時系列での変化を求める時系列変化検出手段と、
前記時系列変化検出手段で検出した直線成分の時系列変化の中から煙による特徴的な所定の時系列変化を検知した場合に火災と判断する火災検知手段と、
を備えたことを特徴とする火災検知装置。
- 請求項1記載の火災検知装置に於いて、
前記時系列変化検出手段は、前記直線成分抽出手段で抽出した直線成分の傾きと発生頻度の時系列変化を求め、
前記火災検知手段は、前記時系列変化検出手段で検出した直線成分の傾きと発生頻度の時系列変化の中から煙による特徴的な直線成分の傾きと発生頻度となる所定の時系列変化を検知した場合に火災と判断する、
ことを特徴とする火災検知装置。
- 請求項2記載の火災検知装置に於いて、前記火災検知手段は、傾きが一定で発生頻度の異なる直線成分の時系列変化を1又は複数検知した場合に、火災と判断することを特徴とする火災検知装置。
- 請求項2記載の火災検知装置に於いて、前記火災検知手段は、傾きが一定で発生頻度も一定となる直線成分の時系列変化を、非火災の時系列変化と判断して除外することを特徴とする火災検知装置。
- 撮像手段により、監視領域の画像を撮像し、
稜線抽出手段により、前記撮像手段で撮像した画像にエッジ強調処理を施して稜線を抽出し、
火災判断手段により、
前記稜線抽出手段で抽出した稜線の画像を複数の画像領域に分割して前記画像領域毎に稜線の直線成分を抽出し、
前記画像領域毎に、抽出した直線成分の時系列変化を求め、
前記直線成分の時系列変化の中から煙による特徴的な所定の時系列変化を検知した場合に火災と判断する、
ことを特徴とする火災検知方法。
- 請求項5記載の火災検知方法に於いて、
前記火災判断手段は、
前記抽出した直線成分の傾きと発生頻度の時系列変化を求め、
前記直線成分の傾きと発生頻度の時系列変化の中から煙による特徴的な直線成分の傾きと発生頻度となる所定の時系列変化を検知した場合に火災と判断する、
ことを特徴とする火災検知方法。
- 請求項6記載の火災検知方法に於いて、前記火災判断手段は、傾きが一定で発生頻度の異なる直線成分の時系列変化を1又は複数検知した場合に、火災と判断することを特徴とする火災検知方法。
- 請求項6記載の火災検知方法に於いて、前記火災判断手段は、傾きが一定で発生頻度も一定となる直線成分の時系列変化を、非火災の時系列変化と判断して除外することを特徴とする火災検知方法。
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JP2013101883A JP6317073B2 (ja) | 2013-05-14 | 2013-05-14 | 火災検知装置及び火災検知方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2013101883A JP6317073B2 (ja) | 2013-05-14 | 2013-05-14 | 火災検知装置及び火災検知方法 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2014222430A JP2014222430A (ja) | 2014-11-27 |
JP6317073B2 true JP6317073B2 (ja) | 2018-04-25 |
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ID=52121925
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2013101883A Active JP6317073B2 (ja) | 2013-05-14 | 2013-05-14 | 火災検知装置及び火災検知方法 |
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JP2012073099A (ja) * | 2010-09-28 | 2012-04-12 | Nohmi Bosai Ltd | 煙検出装置 |
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-
2013
- 2013-05-14 JP JP2013101883A patent/JP6317073B2/ja active Active
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