相互参照
[0001]本特許出願は、本明細書の譲受人に譲渡され、2013年12月16日付で出願された、「OPPORTUNISTICALLY UTILIZING MEDIA RESOURCES」という題名の、GE他による米国特許出願第14/107,178号に基づく優先権を主張する。
[0002]以下は概して、ワイヤレス通信に関し、より具体的には、機械対機械(M2M)通信または機械タイプ通信(MTC)デバイスのためのアップリンク通信を向上させることに関する。M2MまたはMTCは、自動デバイス(automated devices)が、人間の介在なしに互いに通信することを可能にするデータ通信技術を指す。例えば、M2Mおよび/またはMTCは、情報を測定または捕捉するためのセンサまたはメータを統合し、プログラムまたはアプリケーションと相互動作する人間にその情報を提示するか、またはその情報を使用することができるアプリケーションプログラムまたは中央サーバにその情報を中継するデバイスからの通信を指しうる。これらのデバイスは、M2Mデバイス、MTCデバイス、および/またはMTCユーザ機器(UE)と呼ばれうる。
[0003]MTCデバイスは、情報を収集するか、または機械の自動動作を可能にするために使用されうる。MTCデバイスのためのアプリケーションの例は、スマート計測、在庫(inventory)モニタリング、水位モニタリング、機器モニタリング、ヘルスケアモニタリング、野生生物モニタリング、天候および地質学的イベントモニタリング、車両(fleet)管理および追跡、遠隔セキュリティ感知、物理アクセス制御、取引ベースのビジネス課金等を含む。MTCデバイスのためのマーケットは、自動車、セキュリティ、ヘルスケア、および車両管理のような産業が生産力を増大させ、コストを管理し、および/または消費者サービスを拡張させるためにMTCを用いるので、急速に成長することが期待される。
[0004]MTCデバイスは、様々な有線および/またはワイヤレス通信技術を使用することができる。例えば、MTCデバイスは、様々なワイヤレスネットワーキング技術(例えば、IEEE802.11(Wi−Fi)、IEEE802.16(WiMAX)等)、およびロングタームエボリューション(LTE(登録商標))のような様々なワイヤレスセルラ技術によって、ネットワークと通信することができる。MTCデバイスはまた、LTE−Direct(LTE−D)、Bluetooth(登録商標)、ZigBee、および/または他のアドホックもしくは網状ネットワーク技術のような様々なピアツーピア技術を使用して互いに通信することができる。世界中への多重接続ワイヤレスネットワークの拡張は、MTC通信が実施されることを格段に容易にし、情報が機械間で通信されるために必要な電力および時間の量を減少させてきた。
[0005]MTCデバイスは、狭周波数帯域トランシーバを使用することができる。結果としてMTCデバイスは、例えば、特に基地局またはeNBへのアップリンク通信に関してリンクバジェットの課題(challenge)を有しうる。さらに、MTCデバイスは概して、電力効率が良く、低コストである。結果としてMTCデバイスは、通常、小型電力増幅器(PA)を装備するか、または全くPAを装備せず、このことはさらに、MTCのアップリンク通信を近隣の基地局またはeNBにのみ限定しうる。
[0006]説明される特徴は概して、MTCデバイスのアップリンク通信を向上させるための1つまたは複数の改善されたシステム、方法、および/または装置に関する。アップリンク通信は、モバイルデバイスまたはユーザ機器(UE)のような、対象デバイスの媒体リソースを日和見的に(opportunistically)利用することによって改善されうる。説明される技法を介して、MTCデバイスは、1つまたは複数の対象デバイスに割り当てられたリソースを使用して、基地局にデータを送信することができる。一実施形態では、MTCデバイスは、基地局の通信範囲内にあり得、1つまたは複数の対象デバイスに割り当てられたリソース上で基地局に直接データを送信することができる。別の実施形態では、MTCデバイスは、基地局の範囲内にないことがあり、1つまたは複数の対象デバイスに割り当てられたリソースを使用してまず中継デバイスに、その後基地局に送信されるべきデータを送信することができる。
[0007]いくつかの実施形態では、MTCデバイスは、1つまたは複数の対象デバイスの1つまたは複数のリソースブロック(RB)のような1つまたは複数のリソース上の信号対干渉プラス雑音比(SINR)を推定することができる。MTCデバイスはその後、各RBの推定されたSINRに基づいて、リソースプール中にあるべき1つまたは複数の対象デバイスの1つまたは複数のRBを選択することができる。いくつかの実施形態では、MTCデバイスは、MTCデバイスのリソースプールに分配されるべき、しきい値よりも小さいSINRを有するRBを選択することができる。しきい値を比較的小さいと指定することによって、MTCデバイスの範囲内の1つまたは複数の対象デバイスへのMTCデバイスの干渉は最小限にされうる。MTCデバイスはその後、例えば、中継ノードおよび/または基地局に、リソースプール中の1つまたは複数のRBによって信号を通信することができる。
[0008]いくつかの実施形態では、通信の方法は、MTCデバイスによって、1つまたは複数の対象デバイスの1つまたは複数のRBのSINRを推定することを含むことができる。通信の方法はまた、MTCデバイスが、推定されたSINRに少なくとも部分的に基づいて、第1のリソースプール中にあるべき1つまたは複数の対象デバイスのRBのうちの1つまたは複数を選択することと、第1のリソースプール中の1つまたは複数のRBによって信号を通信することと、を含むことができる。いくつかのケースでは、1つまたは複数の対象デバイスは、自発的な発見に携わるユーザ機器(UE)でありうる。
[0009]いくつかの実施形態では、MTCデバイスはまた、1つまたは複数の対象デバイスの1つまたは複数のRBの推定されたSINRをしきい値SINRと比較し、しきい値SINRよりも小さいSINRを有する、第1のリソースプール中にあるべき1つまたは複数の対象デバイスのRBのうちの1つまたは複数を選択することができる。
[0010]MTCデバイスは、第1のリソースプールからRBをランダムに選択し、選択されたリソースブロック上で送信することができる。いくつかのケースでは、MTCデバイスは、1つまたは複数の対象デバイスによって使用されるホッピングパターンを決定し、1つまたは複数の対象デバイスによって使用される決定されたホッピングパターンに基づいて、選択されたRBをホッピングすることができる。
[0011]いくつかの実施形態では、MTCデバイスは、MTCデバイスと1つまたは複数の対象デバイスとの間の距離を推定し、推定された距離(複数を含む)に少なくとも部分的に基づいて、1つまたは複数の対象デバイスから中継デバイスを選択することができる。MTCデバイスは、選択された中継デバイスの1つまたは複数のRB上のそれ自身の信号のSINRを推定することができる。MTCデバイスはその後、しきい値を上回る中継デバイスのそれらのRB上のMTC信号の推定されたSINRを有する、第2のリソースプール中にあるべき中継デバイスのRBのうちの1つまたは複数を選択することができる。MTCデバイスはその後、中継デバイスに、第1のリソースプールおよび第2のリソースプールの両方の中の1つまたは複数のRBによって、信号を通信することができる。
[0012]他の実施形態では、MTCデバイスは、プロセッサと、プロセッサと電子通信状態にあるメモリと、メモリに記憶された命令と、を含むことができ、それらの命令は、1つまたは複数の対象デバイスの1つまたは複数のRBのSINRを推定するようにプロセッサによって実行可能である。プロセッサによって実行可能な命令はまた、MTCデバイスが、推定されたSINRに少なくとも部分的に基づいて、第1のリソースプール中にあるべき1つまたは複数の対象デバイスのRBのうちの1つまたは複数を選択することと、第1のリソースプール中の1つまたは複数のRBによって信号を通信することと、を可能にしうる。いくつかのケースでは、1つまたは複数の対象デバイスは、自発的な発見に携わるユーザ機器(UE)でありうる。
[0013]いくつかの実施形態では、プロセッサによって実行可能な命令はまた、MTCデバイスが、1つまたは複数の対象デバイスの1つまたは複数のRBの推定されたSINRをしきい値SINRと比較することと、しきい値SINRよりも小さいSINRを有する、第1のリソースプール中にあるべき1つまたは複数の対象デバイスのRBのうちの1つまたは複数を選択することと、を可能にしうる。
[0014]いくつかの実施形態では、プロセッサによって実行可能な命令はまた、MTCデバイスが、第1のリソースプールからRBをランダムに選択することと、選択されたリソースブロック上で送信することと、を可能にしうる。いくつかのケースでは、プロセッサによって実行可能な命令はさらに、MTCデバイスが、1つまたは複数の対象デバイスによって使用されるホッピングパターンを決定することと、1つまたは複数の対象デバイスによって使用される決定されたホッピングパターンに基づいて、選択されたRBをホッピングすることと、を可能にしうる。
[0015]いくつかの実施形態では、プロセッサによって実行可能な命令はまた、MTCデバイスが、MTCデバイスと1つまたは複数の対象デバイスとの間の距離を推定することと、推定された距離(複数を含む)に少なくとも部分的に基づいて、1つまたは複数の対象デバイスから中継デバイスを選択することと、を可能にしうる。プロセッサによって実行可能な命令はまた、MTCデバイスが、1つまたは複数の対象デバイスの1つまたは複数のRBの信号強度を測定することと、測定された信号強度に少なくとも部分的に基づいて、MTCデバイスと1つまたは複数の対象デバイスとの間の距離を推定することと、を可能にしうる。プロセッサによって実行可能な命令を介してMTCデバイスはその後、中継デバイスの1つまたは複数のRB上のMTCデバイスのSINRを推定し、推定されたSINRに少なくとも部分的に基づいて、第2のリソースプール中にあるべき中継デバイスのRBのうちの1つまたは複数を選択することができる。これもまたプロセッサによって実行可能な命令を介して、MTCデバイスはその後、中継デバイスに、第1のリソースプールおよび第2のリソースプールの両方の中の1つまたは複数のRBによって、信号を通信することができる。
[0016]他の実施形態では、MTCデバイスは、1つまたは複数の対象デバイスの1つまたは複数のRBのSINRを推定するための手段と、推定されたSINRに少なくとも部分的に基づいて、第1のリソースプール中にあるべき1つまたは複数の対象デバイスのRBのうちの1つまたは複数を選択するための手段と、第1のリソースプール中の1つまたは複数のRBによって信号を通信するための手段と、を含むことができる。いくつかのケースでは、1つまたは複数の対象デバイスは、自発的な発見に携わるユーザ機器(UE)でありうる。
[0017]いくつかの実施形態では、MTCデバイスは、1つまたは複数の対象デバイスの1つまたは複数のRBの推定されたSINRをしきい値SINRと比較するための手段と、しきい値SINRよりも小さいSINRを有する、第1のリソースプール中にあるべき1つまたは複数の対象デバイスのRBのうちの1つまたは複数を選択するための手段と、を含むことができる。
[0018]いくつかの実施形態では、MTCデバイスは、第1のリソースプールからRBをランダムに選択するための手段と、選択されたリソースブロック上で送信するための手段と、を含むことができる。いくつかのケースでは、MTCデバイスはまた、1つまたは複数の対象デバイスによって使用されるホッピングパターンを決定するための手段と、1つまたは複数の対象デバイスによって使用される決定されたホッピングパターンに基づいて、選択されたRBをホッピングするための手段と、を含むことができる。
[0019]MTCデバイスはまた、MTCデバイスと1つまたは複数の対象デバイスとの間の距離を推定するための手段と、推定された距離に少なくとも部分的に基づいて、1つまたは複数の対象デバイスから中継デバイスを選択するための手段と、を含むことができる。いくつかのケースでは、MTCデバイスは、中継デバイスの1つまたは複数のRB上のMTCデバイスのSINRを推定するための手段と、MTCの推定されたSINRに少なくとも部分的に基づいて、第2のリソースプール中にあるべき中継デバイスのRBのうちの1つまたは複数の選択のための手段と、を含むことができる。MTCデバイスはまた、中継デバイスに、第1のリソースプールおよび第2のリソースプールの両方の中の1つまたは複数のRBによって、信号を通信するための手段を含むことができる。
[0020]他の実施形態では、MTCデバイス上で動作可能なコンピュータプログラム製品は、MTCデバイスが、対象デバイスの1つまたは複数のRBのSINRを推定することと、推定されたSINRに少なくとも部分的に基づいて、リソースプール中にあるべき対象デバイスのRBのうちの1つまたは複数を選択することと、リソースプール中の1つまたは複数のRBによって信号を通信することと、を可能にするようにプロセッサによって実行可能な命令を記憶する非一時的なコンピュータ可読媒体を含むことができる。
[0021]いくつかの実施形態では、コンピュータプログラム製品はまた、MTCデバイスが、リソースプールからRBをランダムに選択することと、選択されたリソースブロック上で送信することと、を可能にするようにプロセッサによって実行可能な命令を含むことができる。いくつかのケースでは、コンピュータプログラム製品はまた、MTCデバイスが、対象デバイスによって使用されるホッピングパターンを決定することと、対象デバイスによって使用される決定されたホッピングパターンに基づいて、選択されたRBをホッピングすることと、を可能にしうる。
[0022]説明されている方法および装置の適用性のさらなる(further)範囲は、以下の詳細な説明、請求項、および図面から明らかとなるであろう。説明の範囲および趣旨内の様々な変更および修正が当業者に明らかとなるであろうことから、詳細な説明および具体的な例は、例示のみを目的として与えられている。
[0023]本発明の本質および利点のさらなる理解は、以下の図面を参照することによって実現されうる。添付された図において、類似のコンポーネントまたは特徴は、同じ参照ラベルを有することができる。さらに、同じタイプの様々なコンポーネントは、参照ラベルに、ハイフンと、類似のコンポーネントを区別する第2のラベルとを後続させることによって区別されうる。本明細書で第1の参照ラベルのみが使用されている場合には、その説明は、第2の参照ラベルに関わらず、同じ第1の参照ラベルを有する類似のコンポーネントのどれにも(any one)適用可能である。
様々な実施形態にしたがった、ワイヤレス通信システムのブロック図を図示している。
様々な実施形態にしたがった、MTCサービスを実装するワイヤレス通信システムの例を例示している。
様々な実施形態にしたがった、MTCサービスを実装するワイヤレス通信システムの例を例示している。
様々な実施形態にしたがった、対象デバイスのリソースを利用することによってMTCデバイスのアップリンク通信を向上させるためのフロー図を図示している。
様々な実施形態にしたがった、対象デバイスのリソースを例示するブロック図を図示している。
様々な実施形態にしたがった、アップリンク通信のために対象デバイスのリソースを利用するためのデバイスを例示するブロック図である。
様々な実施形態にしたがった、リソース選択モジュールの一実施形態を例示するブロック図である。
様々な実施形態にしたがった、リソース選択モジュールの別の実施形態を例示するブロック図である。
様々な実施形態にしたがった、アップリンク通信のために対象デバイスのリソースを利用するために構成されうるMTCデバイスのブロック図を図示している。
様々な実施形態にしたがった、アップリンク通信のために別のデバイスのリソースを利用するための方法のフローチャートを例示している。
様々な実施形態にしたがった、アップリンク通信のために別のデバイスのリソースを利用するための方法のフローチャートを例示している。
様々な実施形態にしたがった、アップリンク通信のために別のデバイスのリソースを利用するための方法のフローチャートを例示している。
様々な実施形態にしたがった、アップリンク通信のために別のデバイスのリソースを利用するための方法のフローチャートを例示している。
詳細な説明
[0034]説明される特徴は概して、MTCデバイスのアップリンク通信を向上させるための1つまたは複数の改善されたシステム、方法、および/または装置に関する。アップリンク通信は、モバイルデバイスまたはユーザ機器(UE)のような、対象デバイスの媒体リソースを日和見的に利用することによって向上しうる。説明される技法を介して、MTCデバイスは、1つまたは複数の対象デバイスに割り当てられたリソースを使用して、(MTCデバイスが基地局の範囲内になく、基地局と通信するために中継ノードを利用する場合)対象デバイスに、(MTCデバイスが基地局の通信範囲内にある場合)直接基地局に、データを送信することができる。
[0035]いくつかの実施形態では、第1の時間期間において、MTCデバイスは、MTCデバイスの範囲内の対象デバイスに対するMTC干渉を最小限にしながら、それ自身の送信のためのRBを選ぶために1つまたは複数の対象デバイスに割り当てられたRBのようなリソースを選択およびリスンすることができる。MTCデバイスは、各RB上の信号対干渉プラス雑音(SINR)を推定し、このSINRをしきい値と比較することができる。RB上のSINRがしきい値よりも小さい場合、選択されたRBは、MTCデバイスの第1のリソースプールに分配されうる。いくつかのケースでは、第1のリソースプールは、MTCデバイスの範囲内のいずれの対象デバイスによっても使用されていないRBを含むことができる。しきい値を比較的小さいと指定することによって、MTCデバイスの範囲内の1つまたは複数の対象デバイスへのMTCデバイスによって引き起こされる干渉は最小限にされうる。MTCデバイスはその後、例えば、基地局に、第1のリソースプール中の1つまたは複数のRBによって信号を通信することができる。
[0036]いくつかの実施形態では、例えば、MTCデバイスが基地局と直接通信するには基地局から離れ過ぎている場合、MTCデバイスは、中継ノードまたはデバイスを探索することができる。まず、MTCデバイスは、1つまたは複数の対象デバイスに割り当てられたすべてのRBをリスンし、各RB上の対象デバイスの信号強度を推定することができる。信号強度に基づいて、MTCデバイスは、中継ノードとして使用されるべき最も近い対象デバイスを発見することができる。第2に、MTCデバイスは、選択された中継ノードの各RB上のそれ自身の信号のSINRを推定することができる。MTCデバイスはその後、中継ノード上でそれ自身のSINRがしきい値よりも大きいRBを含む第2のリソースプールを形成することができる。MTCデバイスは、基地局に送信されるべき信号/データを中継ノードに送信するために第1および第2のリソースプールの両方に共通のRBを選択することができる。
[0037]いくつかの実装では、対象デバイスは、その選択されたリソースが特定の形で時間によって変わる予め定義されたリソース使用パターンをそれが有するような自発的な発見に関わりうる。このケースでは、MTCデバイスは、対象デバイスの媒体リソースを利用するために、対象デバイスのホッピングパターンを決定し、第1の期間におけるMTCアップリンク通信またはMTCデータ中継のために利用するべき1つまたは複数のRBを選択し、その後、対象デバイスの決定されたホッピングパターンに基づいて、次の期間中の後続のリソースにホッピングすることができる。
[0038]加えて、または代わりとして、MTCデバイスは、それが対象デバイスに対して引き起こす干渉を推定することができる。例えば、MTCデバイスは、対象デバイスが送信している1つまたは複数のRBに対してMTCデバイスが引き起こしうる干渉を推定することができる。このことは、MTCデバイスが1つよりも多い期間の間、同じRB上で送信するとき特に役立ちうる。しきい値の干渉よりも小さいMTCによって引き起こされる干渉を有するRBは、MTCデバイスがその送信のためにそこからランダムに選択することができるリソースプール中に留まりうる。MTCデバイスは、それが使用していない他のRBをリスンし、同様のプロシージャに従う次の期間におけるその送信のために、新たなRBを選ぶことを試みることができる。いくつかのケースでは、対象デバイス上でMTCデバイスによって引き起こされる干渉は、SINRによって数量化され得、ここにおいて第2のしきい値SINRよりも大きいMTCデバイス自身のSINRを有するRBは、MTCデバイスがその送信のためにそこからランダムに選択することになるリソースプール中に留まりうる。
[0039]したがって、以下の説明は例を提供しており、請求項において述べられている範囲、適用性、または構成の限定ではない。様々な実施形態が、様々なプロシージャ、またはコンポーネントを適宜省略、置換、または追加することができる。例えば、説明されている方法は、説明されているものとは異なる順序で実行され得、様々なステップが追加、省略、または組み合わせられうる。また、ある特定の実施形態に関して説明されている特徴は、他の実施形態で組み合されうる。
[0040]まず図1を参照すると、ブロック図がワイヤレス通信システム100の例を例示している。システム100は、基地局105、通信デバイス115、120、基地局コントローラ135、およびコアネットワーク140(コントローラ135は、コアネットワーク140に統合されうる)を含む。システム100は、複数のキャリア(multiple carriers)(異なる周波数の波形信号)上の動作をサポートすることができる。マルチキャリア送信機は、その複数のキャリア上で同時に変調された信号を送信することができる。例えば、各変調された信号は、上で説明された様々な無線技術にしたがって変調されたマルチキャリアチャネルでありうる。各変調された信号は、異なるキャリア上で送られ、制御情報(例えば、パイロット信号、制御チャネル等)、オーバヘッド情報、データ等を搬送することができる。システム100は、ネットワークリソースを効率的に分配する能力を有するマルチキャリアLTEネットワークでありうる。
[0041]基地局105は、基地局アンテナ(図示せず)を介してデバイス115、120とワイヤレスで通信することができる。基地局105は、複数のキャリアを介して基地局コントローラ135の制御下でデバイス115、120と通信することができる。基地局105のサイトの各々は、それぞれの地理的エリアまたはセル110のための通信カバレッジを提供することができる。いくつかの実施形態において、基地局105は、トランシーバ基地局、無線基地局、アクセスポイント、無線トランシーバ、基本サービスセット(BSS)、拡張サービスセット(ESS)、ノードB、eノードB(eNB)、ホームノードB、ホームeノードB、または何らかの他の適した用語で称されうる。ここにおける各基地局105のためのカバレッジエリア(またはセル)は、セル110−a、110−b、または110−ccと識別される。基地局のためのカバレッジエリアは、セクタ(図示されないが、カバレッジエリアの一部のみを構成する)に分割されうる。システム100は、異なるタイプの基地局105(例えば、マクロ、ピコ、および/またはフェムト基地局)を含むことができる。マクロ基地局は、比較的大きな地理的エリア(例えば、半径35km)のための通信カバレッジを提供することができる。ピコ基地局は、比較的小さな地理的エリア(例えば、半径12km)のためのカバレッジを提供することができ、フェムト基地局は、比較的より小さな地理的エリア(例えば、半径50m)のための通信カバレッジを提供することができる。異なる技術に対して重複するカバレッジエリアが存在しうる。
[0042]デバイス115、120は、カバレッジエリア110全体に散在しうる。各デバイス115、120は、固定式または移動式でありうる。一構成では、デバイス115、120は、限定されないがマクロ基地局、ピコ基地局、およびフェムト基地局のような異なるタイプの基地局と、リンク125、130のそれぞれを介して通信することができうる。
[0043]デバイス115のいくつかは、限定された人間の介在で、もしくは人間の介在なく、様々な機能を実行し、情報を捕捉し、および/または情報を通信する機械タイプ通信(MTC)デバイス115でありうる。例えば、MTCデバイス115は、他のデバイス、環境条件等をモニタリングおよび/または追跡するためのセンサならびに/あるいはメータを含むことができる。MTCデバイス115はスタンドアローンデバイスでありうるか、または他の実施形態では、MTCデバイス115は、いくつかのケースにおいてモバイルデバイスもしくはユーザ機器(UE)でありうる、対象デバイス120のような他のデバイスに組み込まれたモジュールでありうる。例えば、スマートフォン、セルラ電話およびワイヤレス通信デバイス、携帯情報端末(PDA)、タブレット、他のハンドヘルドデバイス、ネットブック、ウルトラブック、スマートブック、ノートブックコンピュータ、監視カメラ、携帯の(handled)メディカルスキャニングデバイス、家庭用電化製品等のような対象デバイス120は、1つまたは複数のMTCデバイスモジュールを含むことができる。他のケースでは、対象デバイス120は、いずれのMTC機能も実装しないことがある。次の説明において、ネットワークおよび1つまたは複数のMTCデバイス115を含むシステム100のための処理および通信に適用されるような様々な技法が説明される。他のワイヤレス通信デバイスおよび/またはMTCデバイス115を組み込むデバイスのような他のデバイスに説明される技法が有利に適用されうることは、理解されるべきである。
[0044]いくつかの実装では、MTCデバイス115は、対象デバイス120のリソースを利用して基地局105と通信することができる。そのようなケースでは、MTCデバイス115は、リンク145を介して対象デバイス120のリソースをリスンすることができる。MTCデバイス115はその後、リンク145および130をわたるような、対象デバイス120のリソースを介して基地局105と通信することができる。他の実施形態では、MTCデバイス115は、リンク125によって基地局105と直接通信することができる。
[0045]MTCデバイス115によって収集される情報は、サーバのようなバックエンドシステムに、システム100のコンポーネントを含むネットワークをわたって送信されうる。MTCデバイス115への/MTCデバイス115からのデータの送信は、基地局105を通じてルーティングされうる。基地局105は、MTCデバイス115にシグナリングおよび/または情報を送信するためには順方向リンク上で、ならびにMTCデバイス115からシグナリングおよび/または情報を受信するためには逆方向リンク上で、MTCデバイス115と通信することができる。
[0046]一例では、ネットワークコントローラ135は、基地局105のセットに結合され得、これらの基地局105に対して調整および制御を提供することができる。コントローラ135は、バックホール(例えば、コアネットワーク140)を介して基地局105と通信することができる。基地局105はまた、直接的もしくは間接的に、および/またはワイヤレスもしくは有線バックホールを介して、互いに通信することができる。
[0047]MTCデバイス115、対象デバイス120、基地局105、コアネットワーク140、および/またはコントローラ135のような、システム100の異なる態様は、MTCデバイス115が対象デバイス120のリソース、例えばリソースブロック(RB)、を利用することを可能にするように構成されうる。対象デバイス120(またはUE)は、MTCデバイスと基地局105との間の中継器としての役割をすることを介してMTCデバイス115と基地局105との間のリンクを閉じる助けをすることができる。MTCデバイス115は、1つまたは複数の対象デバイス120に割り当てられた1つまたは複数のRBを選択およびリスンすることができる。MTCデバイス115は、対象デバイスRBのSINRがしきい値SINRよりも小さいと決定する場合、それは、第1のリソースプール中にRBを置くことによって、基地局またはeNB105にアップリンクデータを通信するためのような将来的利用のために、そのRBを選択することができる。
[0048]いくつかのケースでは、MTCデバイス115は、MTCデバイス115からのデバイス120の推定された距離に基づいて、候補中継対象デバイス120を選ぶことができる。MTCデバイス115は、1つまたは複数の対象デバイス120に割り当てられたすべてのRBをリスンし、各RB上の対象デバイス120の信号強度を推定することができる。信号強度に基づいて、MTCデバイス115は、最高の単一強度を有する対象デバイス120(最も近い対象デバイス120)を発見し、このデバイス120を中継ノードであるべきと選択することができる。第2に、MTCデバイス115は、選択された中継ノード120の各RB上のそれ自身の信号のSINRを推定することができる。MTCデバイス115はその後、中継ノード上でそれ自身のSINRがしきい値よりも大きいRBを含む第2のリソースプールを形成することができる。MTCデバイス115は、基地局105に送信されるべき信号/データを中継ノード120に送信するために第1および第2のリソースプールの両方に共通のRBを選択することができる。
[0049]いくつかの実施形態では、対象デバイス120は、その選択されたリソースが指定の形で時間によって変わる予め定義されたリソース使用パターンをそれが有するような自発的な発見に関わりうる。このケースでは、MTCデバイス115は、対象デバイス120のホッピングパターンを決定し、第1の期間におけるアップリンク通信のために利用するべき対象デバイス120の1つまたは複数のRBを選択することができる。MTCデバイス115はその後、対象デバイス120の決定されたホッピングパターンに従うように次の期間中のその選択されたRBをホッピングすることができる。MTCデバイス115はまた、それが使用していない対象デバイス120、または他のデバイスの他のRBをリスンし、同様のプロシージャに従う次の期間におけるその送信のために、新たなRBを選択することを試みることができる。
[0050]いくつかの実施形態では、MTCデバイス115は、選択された対象デバイス120に対して、例えば対象デバイス120が送信している1つまたは複数のRBに対して、それが引き起こす干渉を推定することができる。このことは、MTCデバイス115が1つよりも多い期間の間、同じRB上で送信するとき特に役立ちうる。しきい値の干渉よりも小さいMTCによって引き起こされる干渉を有するRBは、MTCデバイス115がその送信のためにそこからランダムに選択することができるリソースプールに留まりうる。しきい値の干渉よりも小さいMTCによって引き起こされる干渉を有するRBは、MTCデバイス115がその送信のためにそこからランダムに選択することができる最後のリソース候補プールに分配されうる。いくつかのケースでは、対象デバイス120上でMTCデバイス115によって引き起こされる干渉は、SINRによって数量化され得、ここにおいて第2のしきい値SINRよりも大きいMTCデバイス自身のSINRを有するRBは、MTCデバイス115がその送信のためにそこからランダムに1つ選ぶことになる最後のリソース候補プールに分配されうる。
[0051]図2は、一態様にしたがった、機械タイプ通信サービスを実装する、無線アクセスネットワーク(RAN)またはコアネットワーク205を含むワイヤレス通信システ200の例を例示している。システム200は、あらゆる数のMTCデバイス115を含むことができるが、説明を容易にするために、MTCサーバ210と通信状態にある3つのMTCデバイス115−a、115−b、および115−cのみが図示されている。サーバ210とMTCデバイス115−a、115−b、および115−cとの間の通信は、コアネットワーク/RAN205の一部と考慮されうる基地局105−aを通じてルーティングされうる。基地局105−aは、図1で例示された基地局105の例でありうる。MTCデバイス115−a、115−b、および115−cは、図1で例示されたMTCデバイス115の例でありうるか、または図1で例示された対象デバイス120のモジュールの例でありうる。当業者は、図2で図示されているMTCデバイス115、コアネットワーク/RAN205、およびMTCサーバ210の数量が例示の目的のためのものに過ぎず、限定するものとして解釈されるべきでないことを理解するであろう。
[0052]ワイヤレス通信システム200は、1つまたは複数のMTCデバイス115および/または1つまたは複数の基地局105−aの間の機械タイプ通信を容易にするように動作可能でありうる。機械タイプ通信は、人間の介在なしの1つまたは複数のデイバイ間の通信を含むことができる。一例では、機械タイプ通信は、MTCデバイス115−a、115−b、115−cのような遠隔機械と、MTCサーバ210のようなバックエンドITインフラストラクチャとの間の、ユーザの介在なしのデータの自動交換を含むことができる。コアネットワーク/RAN205(例えば、基地局105−a)を介したMTCデバイス115−a、115−b、115−cからMTCサーバ210へのデータの転送は、逆方向すなわちアップリンク通信を使用して実行されうる。MTCデバイス115−a、115−b、115−cによって収集されたデータ(例えば、モニタリングデータ、センサデータ、メータデータ等)は、アップリンク通信上でMTCサーバ210に転送されうる。
[0053]基地局105−aを介したMTCサーバ210からMTCデバイス115−aへのデータの転送は、順方向すなわちダウンリンクのリンク通信を介して実行されうる。順方向リンクは、MTCデバイス115−a、115−b、115−cに、命令、ソフトウェア/ファームウェア更新、および/またはメッセージを送るように使用されうる。命令は、MTCデバイス115−a、115−b、115−cに対して機器、環境条件等を遠隔でモニタリングするように命令することができる。機械タイプ通信は、限定されないが、遠隔モニタリング、測定およびコンディション記録、車両管理および資産追跡、フィールド内データ収集、配給(distribution)、物理的アクセス制御、および/またはストレージ等のような様々なアプリケーションで使用されうる。基地局105−aは、命令、ソフトウェア/ファームウェア更新、および/またはメッセージを送信するために、少数のチャネルを有する1つまたは複数の順方向リンクフレームを生成することができる。様々なMTCデバイス115−a、115−b、115−cは、指定のフレームを、命令または他のデータがそのフレームのチャネル上に含まれるときに、モニタリングするように起動しうる。
[0054]一実施形態では、MTCデバイス115−a、115−b、115−cの動作は予め定義されうる。例えば、別のデバイスをモニタリングし、収集された情報を送信するための日程、時間等は、MTCデバイス115−a、115−b、115−cに対して予め定義されうる。例えば、MTCデバイス115−aは、第1の予め定義された時間期間で、別のデバイスをモニタリングし始め、その別のデバイス(that other device)についての情報を収集するようにプログラムされうる。MTCデバイス115−aはまた、第2の予め定義された時間期間で、収集された情報を送信するようにもプログラムされうる。MTCデバイス115−aの動作は、デバイス115−aに対して遠隔でプログラムされうる。
[0055]いくつかの実施形態では、1つまたは複数のMTCデバイス115−a、115−b、115−cは、例えば、基地局105−aを介してコアネットワーク/RAN205を通り、MTCサーバ210に送るべきデータを有することができる。他のケースでは、MTCサーバ210は、1つまたは複数のMTCデバイス115−a、115−b、115−cからのデータを要求しうる。どちらのケースでも、MTCデバイス115−a、115−b、115−cは、基地局105−aに通信してMTCサーバ210に中継されるべきアップリンクデータを有することができる。MTCデバイス115−a、115−b、115−cが狭周波数帯域デバイスでありうる、および/または限定された電力リソースを有しうるとすると、それらは、基地局105−aおよび/またはMTCサーバ210にアップリンク上でデータを、効率的かつ適時に通信することができないことがある。MTCデバイス115−cは、基地局105−aおよび/またはMTCサーバ210にアップリンクデータを通信するために、対象デバイス120−aの1つまたは複数のRBのような、アップリンクリソースを日和見的に利用することができる。いくつかのケースでは、例えばMTCデバイス115−cが、基地局105−aから直接通信するには離れすぎているとき、MTCデバイス115−cは、対象デバイス120−aのリソースによって、対象デバイス120−aを介して基地局105−aに情報を中継することができる。これらの技法は、図3−5を参照して以下でさらに詳細に説明されることになる。
[0056]図3は、様々な実施形態にしたがった、LTE/LTEアドバンスドネットワークによる機械タイプ通信サービスを実装するワイヤレス通信システム300の例を例示している。LTE/LTE−Aネットワークは、進化型ユニバーサル地上無線アクセスネットワーク(E−UTRAN)305および進化型パケットコア(EPC)320を含むことができる。LTE E−UTRAN305およびEPC320は、終端間パケット交換通信をサポートするために構成されうる。EPC320は、パケットデータネットワーク(PDN)ゲートウェイ322を含むことができる。PDNゲートウェイ322は、1つまたは複数のインターネットプロトコル(IP)ネットワーク330に接続されうる。IPネットワーク330は、オペレータIPネットワーク、ならびに外部のIPネットワークを含むことができる。例えば、IPサービス330は、インターネット、1つまたは複数のイントラネット、IPマルチメディアサブシステム(IMS)、パケット交換(PS)ストリーミングサービス(PSS)を含むことができる。PDNゲートウェイ322は、UE IPアドレスの分配、ならびに他の機能を提供することができる。EPC320は、他の無線アクセス技術(RAT)を使用する他のアクセスネットワークと相互接続することができる。例えば、EPC320は、1つまたは複数のサービングGPRSサポートノード(SGSN)340を介してUTRAN342および/またはGERAN344と相互接続することができる。
[0057]EPC320は、1つまたは複数のサービングゲートウェイ324および/またはモビリティ管理エンティティ(MME)326を含むことができる。サービングゲートウェイ324は、E−UTRAN305へのインターフェースを担い、RAT間モビリティ(例えば、UTRAN342および/またはGERAN344へのハンドオーバ等)のための通信ポイントを提供することができる。概して、MME326がベアラおよび接続管理を提供する一方で、サービングゲートウェイ324は、基地局105と他のネットワーク終端ポイント(例えば、PDN GW322等)との間でユーザIPパケットを転送することができる。例えば、MME326は、RAT内モビリティ機能(例えば、サービングゲートウェイ選択)および/またはUE追跡管理を管理することができる。サービングゲートウェイ324およびMME326は、EPC320の1つの物理ノードに、または別々の物理ノードに実装されうる。ホーム加入者サービス(HSS)および/またはホームロケーションレジスタ(HLR)ノード360は、UEにサービス認可および/またはユーザ認証を提供することができる。HSS/HLRノード360は、1つまたは複数のデータベース362と通信することができる。
[0058]E−UTRAN305は、1つまたは複数の基地局またはeNB105−bを含むことができ、これらは、LTEネットワークのエアインターフェースによって、MTCデバイス115−d、115−e、115−f、および/または対象デバイスまたはUE120−bにユーザおよび制御プレーンプロトコル終端を提供することができる。eNB105−bは、eNB内通信のためにX2インターフェースと接続されうる。基地局105−bは、データトラフィックおよび/または制御プレーン情報を通信するために、S−1インターフェース315によって、サービングゲートウェイ324および/またはMME326に接続されうる。MTCデバイス115−d、115−e、115−f、および/または対象デバイス120−bは、例えば、以下でより詳細に説明されるように、多入力多出力(MIMO)、多地点協調(CоMP)、または他のスキームを通じて、複数の基地局105と共同して通信するように構成されうる。
[0059]いくつかの実施形態では、ワイヤレス通信ネットワーク300は、MTC相互接続機能(IWF:INTER-WORKING FUNCTION)モジュール350を含むことができ、それは、LTEネットワーク内でMTCサービスを提供するために、EPC320と1つまたは複数の外部MTCサーバ210−aとの間のインターフェースを提供することができる。MTCサーバ210−aは、図2のMTCサーバ210の例でありうる。MTCサーバ210−aは、MTCデバイス115の所有者によって操作され得、MTCデバイスデータを受信および処理することのような、MTCデバイス115の配置に関連付けられる機能を実行することができる。MTCサーバ210−aは、EPC320に直接接続されうるか、MTC IWFモジュール350、および/またはインターネットのような他のネットワークを通じて接続されうる。MTC IWFモジュール350は、EPC320の1つまたは複数の既存の物理ノード(例えば、サービスゲートウェイ324等)に、またはEPC320に接続された別個の物理ノードに実装されうる。
[0060]ワイヤレス通信ネットワーク300はさらに、基地局105へのアップリンク通信のために、媒体リソースのMTC利用をサポートすることができる。例えば、MTCデバイス115−eは、しきい値SINRよりも小さいSINRを有する対象デバイス120−bのRBを、リンク145−aを介してリスンし、選択することができる。対象デバイス120−bの1つまたは複数のRBは、いくつかのケースにおいて、対象デバイス120−bと基地局105−bとの間のリンク130−aによって表されうる。一構成では、一度MTCデバイス115−dが対象デバイス120−bのRBを選択すると、MTCデバイス115−dは、基地局105−bと、例えばアップリンク上で、直接通信することができる。この実装では、MTCデバイス115−dは、対象デバイス120−bに、例えば両方のリンク130−aを介して基地局105に中継されるべきアップリンク通信のような通信を送信することができる。
[0061]次に図4に移ると、フロー図400は、様々な実施形態にしたがった、MTCデバイス115−gが基地局105−dとのアップリンク通信のために、対象デバイス120−cの1つまたは複数のRBを利用する例を例示している。MTCデバイス115−gは、図1、2、および/または3のMTCデバイス115の例でありうる。MTCデバイス115−gは、例えば基地局105−dを介してコアネットワーク/RAN205を通り、MTCサーバ210に送信すべきデータ405を有することができる。基地局105−dは、図1、2、および/または3の基地局105の例でありうる。図1および/または3の対象デバイスまたはUE120の例でありうる、対象デバイス120−cは、1つまたは複数のRB410上で、時折送信することができる。いくつかのケースでは、対象デバイス120−cは、基地局105−dに1つまたは複数のRB上で送信することができる415。どちらのケースでも、MTCデバイス115−gは、対象デバイス120−cの1つまたは複数のRBをリスンすることができる420。MTCデバイス115−gは、対象デバイス120−cの1つまたは複数のRB上で送信を傍受(intercept)または受信することができる425。MTCデバイス115−gはその後、対象デバイス120−cの1つまたは複数のRBのSINRを推定することができる430。MTCデバイスはその後、対象デバイス120−cの受信されたRBのSINRをSINRしきい値と比較することができる。MTCデバイス115−gは、しきい値SINRよりも小さいSINRを有するRBを、MTCリソースプールに分配することができる435。
[0062]いくつかの実施形態では、MTCデバイス115−gは、1つまたは複数のRBを周期的にリスンし420、1つまたは複数のRBを傍受し425、1つまたは複数のRBのSINRを推定し430、しきい値SINRよりも小さいSINRを有するRBをMTCリソースプール中にあるように分配することができる435。いくつかのケースでは、MTCデバイス115−gは、例えば、MTCデバイス115−gの電力を節約するために、それが送信すべきデータを有するときにプロセス420、425、430、および435を実行することができる。さらに他の実装では、MTCデバイス115−gは、それがMTCサーバ210、210−a、およびまたはE−UTRAN305によってトリガされるときにプロセス420、425、430、および435を実行することができる。この実施形態もまた、MTCデバイス115−gを要求に応じてパワーアップさせることによって、MTCデバイス115−gの電力を節約することができる。
[0063]他のケースでは、MTCデバイス115−gは、MTCサーバ210、210−a、および/またはE−UTRAN305にアップリンクデータを通信するために適したRBを決定するために、対象デバイス120−cの1つまたは複数のRBの1つまたは複数の他のメトリックを測定することができる。1つまたは複数の他のメトリックは、例えば、SNR、SIR、信号強度、または他の干渉メトリックを含むことができる。
[0064]MTCデバイス115−gは、アップリンクデータの送信のために使用されるべきリソースを、リソースプールからランダムに選択することができる440。MTCデバイスはその後、基地局105−dに、リソースプールから選択されたRB上でデータを送信することができる445。いくつかのケースでは、MTCデバイスは、対象デバイス120−cの選択されたRBを使用して、直接基地局105−dにデータを送信することができる。他のケースでは、MTCデバイスは、LTE−DirectのようなP2Pリンクを介して、アップリンク送信のためのデータを対象デバイス120−cに中継することができ、それは、そのアップリンクデータを選択されたRBを介して基地局105−dに転送することができる。
[0065]いくつかの実施形態では、MTCデバイス115−gは、複数の期間/フレームの間、同じ選択されたRB上でデータを送信することができる。このケースでは、MTCデバイス115−gは、例えば、それ自身の送信によって引き起こされる干渉が対象デバイス120−cの通信にマイナスの影響を与えていないことを確実にするために、それが送信している選択されたRBを再評価することができる。例えば、MTCデバイス115−gは、対象デバイス120−cの1つまたは複数のRB上でMTCによって引き起こされる干渉を推定することができる450。MTCデバイス115−gはその後、MTCによって引き起こされる推定された干渉に基づいて、選択されたソースブロックを再評価することができる。MTCデバイス115−gは、対象デバイス120−cの選択されたRBの送信によって引き起こされた、対象デバイス120−cの他のRB上での干渉を測定または推定することができる。MTCデバイス115−gはその後、例えばネットワークによって設定されうる、または予め決定されうる干渉しきい値と測定された干渉を比較することができる。測定された干渉がしきい値の干渉よりも小さい場合、MTCデバイス115−gは、そのリソースプールに選択されたリソースを保持することができ、次の期間において選択されたRB上でアップリンクデータを送信することができる460。いくつかのケースでは、対象デバイス120−c上でMTCデバイス115−gによって引き起こされた干渉は、SINRによって数量化され得、ここにおいて、MTCデバイス115−gによって引き起こされる対象120−cのRBのSINRの低下(drop)が、SINRしきい値よりも小さい場合、そのRBは、将来的送信のためにリソースプールに留まることになる。
[0066]他のケースでは、MTCデバイス115−gは、対象デバイス120−c上でMTCデバイス115−gによって引き起こされる干渉に基づいて、そのリソースプールにおけるすべてのRBを再評価することができる。測定された干渉がしきい値の干渉よりも小さい場合、MTCデバイス115−gは、将来的送信のためにそのリソースプールに選択されたリソースを保持ことができる。測定された干渉がしきい値よりも大きい場合、MTCデバイス115−gは、そのリソースプールからそのRBを取り除くことができる。いくつかの実施形態では、SINRは、干渉メトリックとして使用され得、ここにおいて、SINRしきい値よりも大きいSINRを有するRBは、将来的送信のためにMTCデバイスのリソースプールに保たれうる。
[0067]MTCデバイス115−gはまた、それが使用していない他のRBをリスンし、同様のプロシージャに従う次の期間におけるその送信のために、新たなRBを選ぶことを試みることができる。
[0068]図4を参照して説明されたように、1つの対象デバイス120−cおよび1つの基地局105−dのみが図示されている。しかしながら、上で説明された技法が、1つより多い対象デバイス120および/または1つより多い基地局105で有益に実装されうることは認識されるべきである。
[0069]次に図5に移ると、図1、2、3、および/または4を参照して上で説明された技法にしたがって、対象デバイス120およびMTCデバイス115の両方によって利用されうる対象デバイス120の媒体リソースを表すリソースブロックの図500が例示されている。図500は、縦軸上に表された周波数帯域510、および水平軸上の複数の期間を通じた時間を有する格子状の、RB505−aのようないくつかのRBを図示している。各時間期間515、520、525、530は、いくつかの時間スロットによって定義されうる。例えば、第1の期間515は、時間スロット531、532、…533を含み、第2の期間520は、時間スロット531−a、532−a、533−aを含む、等である。いくつかのケースでは、時間スロット531、532、…533は、0−64の時間スロットを表すことができる。各RBの位置は、所与の期間内の周波数値および時間値によって図500において定義されうる。例えば、RB505−aは、第1の期間515中の時間スロット532と、周波数536とに位置する。RB505−bは同じ相対関係にある(relative)時間−周波数位置にあるが、RB505−bが第2の期間520にある形でRB505−aに時間の観点で後続しうる。周波数535のような各周波数は、周波数535、536、537のような、複数の周波数を含むことができるより広い周波数帯域でグループ化されうる。いくつかのケースでは、周波数535、536、537は、0−5の異なる周波数を表すことができる。この時間周波数フレームワーク内で、対象デバイス120および/またはMTCデバイス115のようなデバイスによって利用されるRBの複数の期間515、520、525、530を横断する移動および位置が図示されうる。
[0070]例えば、対象デバイス120は、別のデバイス(例えば、別のUE、MTCデバイス115、基地局105等)のような別のエンティティにある特定のデータを送信するための時間スロット531および周波数537でRB541−aを選択することができる。いくつかのケースでは、対象デバイス120はその後、第2の期間520中のRB541−b上で送信することができる。時間スロット531−aおよび周波数537に位置するRB541−bは、第1の期間515中の時間スロット531および周波数537に位置するRB541−aと同じ相対関係にある時間周波数位置を第2の期間520において有することができる。この説明されている実施形態では、対象デバイス120は、各期間515、520、525、および530において同じ相対関係にある位置を有するRB541−a、541−b、541−c、および541−d上で送信することができる。
[0071]このシナリオでは、MTCデバイス115は、SINRのような干渉を推定するべき候補RBを選ぶ前のいくつかの期間の間、対象デバイス120によって使用されるRBをリスンすることができる。例えば、MTCデバイス115はRB545を、例えば前の期間において対象デバイス120がそのRBを周波数ホッピングしていないと決定した後に、リスンするように選ぶことができる。図示されている例では、MTCデバイス115は、第1の期間515の前の期間において、対象デバイス120が複数の期間の間、RB540上で継続的に送信していることを決定することができる。MTCデバイス115はその後、第1および第2の期間515、520においてRB545−aおよび545−bをリスンすることを選び、その特定のRBに関するSINR値を決定し、さらに、それが将来的送信のために、RB545−c、545−dのようなRB545を使用することができるかどうかを決定することができる。MTCデバイス115は、第1および第2の期間515、520においてRB545−a、545−bをリスンした後に、それがRB545を、より具体的にはRB545−cおよび545−dを、将来的送信のためにそのリソースプール中に置くように、RB545のSINRがしきい値SINRを下回ると決定することができる。
[0072]第3の期間525において、MTCデバイス115は、例えば基地局150へのアップリンクデータの送信のためにRB545−cを選ぶことができる。MTCはその後、第3の期間525において、基地局105にRB545−c上で直接送信することができる。MTCデバイス115は、少なくともRB540上での送信に関して、対象デバイス120が周波数ホッピングに携わっていないと前に決定していたので、MTCデバイス115はその後、第4の期間530において、RB545−d上で送信することができる。このように、MTCデバイス115は、対象デバイス120の既存の通信に多大に影響を与えることなく、それ自身のアップリンクバジェットを拡張するために対象デバイス120のリソースを利用することができる。
[0073]別の例では、MTCデバイス115は、第1および第2の期間515、520における送信のために対象デバイス120によって使用されるリソースをリスンすることができる。このシナリオでは、対象デバイス120が、それが自発的な発見に携わっているのでそのリソースをホッピングしているとMTCデバイス115は決定することができる。
[0074]いくつかのケースでは、対象デバイス120は、LTE−Dの媒体アクセス制御(MAC)アドレスに依存する一貫したプロセスのような自発的な発見に関わりうる。このMACアドレスに基づいて、対象デバイス120は、予め定義されたシーケンスに基づいて、RBおよびリソースホップを選択することができる。しかしながら、特に自発的な発見MACアドレスが、リソースおよび電力を消費する高機能の信号処理を使用しうるので、MTCデータが小さく、時折にのみ送信され、および度々遅延耐性がありうる結果、それが自発的な発見によって使用されるMACアドレスに適切でないことがある。結果として、MTCデータの中継器は、対象デバイスまたはUE120のような自発的な発見デバイスと互換性があり、自発的な発見デバイスと同時に使用されうる。
[0075]このシナリオでは、MTCデバイス115は、対象デバイス120がまず、第1の期間515中の時間スロット531および周波数537におけるRB541−a上で送信することを観測することができる。MTCデバイス115はその後、対象デバイス120が、第2の期間520中の時間スロット532−aおよび周波数536におけるRB505−b上で送信することを観測することができる。この周波数ホッピングに基づいて、MTCデバイス115は、対象デバイス120のホッピングパターンを決定することができる。対象デバイス120の決定されたホッピングパターンに基づいて、MTCデバイス115はさらに、対象デバイス120が、第3の期間525中の時間スロット532−bおよび周波数537におけるRB550上で送信することになると決定することができる。したがって、MTCデバイス115は、第3の期間525における送信のために、RB545−cのようなRB550とは異なるRBを選ぶことができる。いくつかのケースでは、MTCデバイス115は、RB545−cの推定されたSINRが、MTCデバイス115によって前に決められたしきい値SINR値を下回ることに基づいて、RB545−cをそのリソースプールに置いたかもしれない。対象デバイス120の既知のホッピングパターンに基づいて、MTCデバイス115はその後、対象デバイス120が、第4の期間530中の時間スロット533−cおよび周波数535におけるRB555上で送信することになると決定することができる。したがって、MTCデバイスは、対象デバイス120のホッピングパターンとのコンフリクトを避けるために、第4の期間530中の時間スロット533−cおよび周波数537におけるRB560上で送信することを選択することができる。いくつかのケースでは、MTCデバイス115は既に、RB555の測定されたSINR値に基づいて、そのリソースプールにあるべきRB555を選択したかもしれない。他のケースでは、MTCデバイス115は、RB555が第1、第2、第3の期間515、520、525、および/または他の前の期間において、しきい値SINRよりも小さいSINRを有すると決定することができる。
[0076]いくつかのケースでは、MTCデバイス115は、対象デバイス120の決定されたホッピングパターンにしたがって、後続の期間においてそれが送信するRBをホッピングすることができる。他のケースでは、MTCデバイス115は、必ずしも対象デバイス120のホッピングパターンに従わないけれども、衝突を避けるために、例えば対象デバイス120がそれに対してホッピングするのと同じRBを使用して、それが送信するRBをホッピングすることができる。結果として、MTCデバイス115は、対象デバイス120に関する決定されたホッピングパターンとは異なるパターンで、そのプールされたリソースをホッピングすることができる。
[0077]いくつかの実施形態では、MTCデバイス115は、対象デバイス120によって使用される増大した数のRB、および増加した数の周波数をリスンするための広帯域受信機を有することができる。例えば、MTCデバイス115は、周波数538、539、および540上のRBをリスンすることができる。一例では、MTCデバイス115は、RB565が所与のしきい値よりも小さいSINR値を有すると決定し、第2の期間520中のRB565上で送信することができる。対象デバイス120の決定されたホッピングパターンに基づいて、MTCデバイス115はその後、対象デバイス120の既存の送信にマイナスの影響を与えることを避けるために、第3の期間525中の時間スロット533−bおよび周波数540におけるRB570にホッピングすることができる。
[0078]いくつかの実施形態では、MTCデバイス115が複数の連続の期間の間、RB545上で送信するとき、MTCデバイス115はまた、第2の期間中のRB541−bのような、対象デバイス120によって使用される他のRB上で引き起こされる干渉を測定または推定することができる。MTCデバイス115によって引き起こされるRB541−b上の干渉が大きすぎる、例えばしきい値を上回る、場合、MTCデバイス115は、図1、2、3、および/または4を参照して上で説明された技法にしたがって、第3の期間525の間、そのリソースプールからRB545−cを取り除くことができる。
[0079]いくつかのケースでは、各期間515、520、525、530等の正確な期間の長さが、基地局105によって決定されうる。例えば、自発的な発見では、各期間は、発見期間とも称されうる。複数の期間の間持続しうる発見期間の長さは、基地局またはeNB105によってブロードキャストされうる。このブロードキャストされた長さに基づいて、所与の期間の各RBは、周波数およびそれと相対関係にある(relative)時間スロットにおいて、単一の期間の長さ分隔てられている、次の期間中のRBと一線になり得、同様のことがその先も続く(and so on)。この時間周波数の関係により、MTC115デバイスは、正確に将来のRBの使用および時間周波数ポジションを予測することができる。
[0080]上の説明は、単に例として与えられているに過ぎず、したがって、使用されているRBの指定の位置および特定のホッピングパターンは、請求項の主題の範囲を限定するものとして見なされるべきではない。
[0081]図6は、様々な実施形態にしたがった、対象デバイス120のような別のデバイスの1つまたは複数のRBを、基地局105のようなさらに別のデバイスとのアップリンク通信のために利用するためのデバイス115−hのブロック図600を図示している。デバイス115−hは、図1、2、3、4、および/または5を参照して上で説明されたMTCデバイス115、ならびに/あるいは、図1、3、および/または4を参照して説明された対象デバイス120の1つまたは複数の態様の例でありうる。デバイス115−hは、受信機モジュール605、リソース選択モジュール610、および/または送信機モジュール615を含むことができる。これらのコンポーネントの各々は、互いに通信状態にありうる。
[0082]受信機605は、デバイス115−hが何を受信または送信したかに関するシグナリング情報、データ、および/またはパケットのような情報を受信することができる。受信された情報は、様々な目的で、リソース選択モジュール610によって利用されうる。いくつかのケースにおいて、受信機605は、例えば対象デバイス120からデータまたは送信を受信し、さらに、基地局105にデータを送信するために対象デバイス120のアップリンクリソースを利用するための上で説明された様々な技法を可能にするように構成されうる。
[0083]送信機615も同様に、デバイス115−hから、パケット、データ、および/またはシグナリング情報のような情報を送信することができる。いくつかのケースでは、送信機615は、本明細書において説明されている様々な実施形態にしたがってアップリンクデータを、例えば、対象デバイス120の1つまたは複数のRBによって基地局105に、送るように構成されうる。
[0084]特に、受信機モジュール605は、対象デバイス120から1つまたは複数の送信を受信(または傍受)するように構成されうる。受信機モジュール605はその後、リソース選択モジュール610に1つまたは複数の受信された/傍受された送信を通信することができる。リソース選択モジュール610は、デバイス115−hのリソースプールにどのRBが置かれうるかを決定するために、1つまたは複数の受信された送信のSINRを推定することができる。これは、しきい値SINRよりも小さいSINRを有するRBを含むことができる。リソース選択モジュール610はその後、例えば送信機615を介して基地局105にアップリンク上で送信するために、リソースプールからRBをランダムに選択することができる。いくつかの実施形態では、デバイス115−hは、基地局105に選ばれたRB上で直接送信することができる。他の実施形態では、デバイス115−hは、LTE−D接続のようなP2P接続をわたって対象デバイス120に対して、アップリンク送信のためにデータを中継することができる。対象デバイス120はその後、そのアップリンクデータを、選択されたRBを介して基地局105に転送することができる。
[0085]図7は、リソース選択モジュール610−aの一実施形態を例示しているブロック図700である。リソース選択モジュール610−aは、図6のリソース選択モジュール610の例であり得、これらもまた図6を参照して説明されているような受信機605および送信機615と通信状態にありうる。一例では、モジュール610−aは、対象デバイス選択モジュール705、対象リソースSINR推定モジュール710、対象SINR比較モジュール715、および対象リソースブロック選択モジュール720を含むことができる。
[0086]一実施形態では、対象デバイス選択モジュール705は、デバイス115−hからの1つまたは複数の対象デバイス120の距離を決定するために、1つまたは複数の対象デバイス120からの受信された信号を測定することができる。対象デバイス選択モジュール705は、図6の受信機605からの受信された信号を取得することができる。対象デバイス選択モジュール705は、どの対象デバイスが、距離が最も近いかを決定するために、1つまたは複数の対象デバイス120から受信された信号の信号強度を測定することができる。最も近い対象デバイスは、最大の信号強度を有するデバイスでありうる。対象デバイス選択モジュール705はその後、候補中継デバイスとして最も近い対象デバイス120を選択し、対象リソースSINR推定モジュール710にこれを通信することができる。いくつかのケースでは、潜在的な対象デバイスのプールを狭めることによって、デバイス115−hは、そのリソースプール中に置くべき適したRBを迅速に発見することができる。このことは、単一の、または限定された数の候補対象デバイス120のみからの、デバイス115−hがリスンしなければならないことになるRBの限定された量に起因しうる。
[0087]対象リソースSINR推定モジュール710はその後、1つまたは複数の候補RB上での選択された候補対象デバイス120の送信の間リスンするように、受信機605に対して指示することができる。対象リソースSINR推定モジュール710はその後、これらの潜在的な候補RB上の1つまたは複数の受信された信号のSINRを推定することができる。他の実施形態では、対象リソースSINR推定モジュール710は、後の送信のためにリソースプール中に置くべき適したRBを決定するのを助けるために、SNR、SIN、または他の干渉メトリックのような他のメトリック、を推定/測定することができる。対象リソースSINR推定モジュール710はその後、対象SINR比較モジュール715に1つまたは複数の候補RBのSINR値を通信することができる。
[0088]対象SINR比較モジュール715は、1つまたは複数の候補RBに関する受信されたSINR値を、しきい値SINRと比較することができる。いくつかのケースでは、しきい値SINRは、例えば、ネットワーク、MTCサーバ210、デバイス115−hによって決定されうるか、事前に設定されうる。対象SINR比較モジュール715はその後、例えば対象デバイス120の既存の通信を保護するために、どの候補RBがしきい値SINRよりも小さいSINRを有するかを決定することができる。対象SINR比較モジュール715はその後、対象リソースブロック選択モジュール720に比較情報を送ることができる。
[0089]対象リソースブロック選択モジュール720は、将来的送信のために、SINRしきい値よりも小さいSINRを有する候補RBを選択し、デバイス115−hのリソースプール中にそれらの選択されたRBを置くことができる。いくつかの実施形態では、対象リソースブロック選択モジュール720はまた、デバイス115−hから、基地局105のような別のデバイスにアップリンクデータを送信するために1つまたは複数のRBを選択することもできる。アップリンクデータの送信は、例えばデバイス115−hの送信機615によって実行されうる。いくつかのケースでは、対象リソースブロック選択モジュール720は、デバイス115−hからアップリンクデータを送信するために1つまたは複数のRBをランダムに選択することができる。
[0090]図8は、リソース選択モジュール610−bの一実施形態を例示しているブロック図800である。リソース選択モジュール610−bは、図6および/または図7のリソース選択モジュール610の例でありうる。一例では、リソース選択モジュール610−bは、対象デバイス選択モジュール705−a、対象リソースSINR推定モジュール710−a、対象SINR比較モジュール715−a、対象リソースブロック選択モジュール720−a、MTC干渉推定モジュール805、およびMTC干渉比較モジュール810を含むことができる。
[0091]対象デバイス選択モジュール705−a、対象リソースSINR推定モジュール710−a、および対象SINR比較モジュール715−aは、図7を参照して上で説明されたような対象デバイス選択モジュール705、対象リソースSINR推定モジュール710、および対象SINR比較モジュール715と同じ機能を提供するように構成されうる。簡潔さのために、これらのモジュールは、本明細書で再び個別に説明されない。
[0092]MTC干渉推定モジュール805は、アップリンク送信のために、これが対象デバイス120の既存の通信に対して有しうるマイナスの影響を低減しながら、対象デバイス120の1つまたは複数のRBを選択するのをさらに助けることができる。例えば、デバイス115−hは、1つより多い期間の間、同じ選択されたRB上で送信することができる。このケースでは、少なくとも1つの期間の間RB上で送信した後、MTC干渉推定モジュール805は、対象デバイス120の既存の通信上で、例えば対象デバイス120の1つまたは複数のRB上で、デバイス115−hの送信によって引き起こされる干渉を推定することができる。MTC干渉推定モジュール805はその後、SINRで表されうる、対象デバイス120の測定されたRBに関する推定干渉をMTC干渉比較モジュール810に通信することができる。
[0093]MTC干渉比較モジュール810はその後、対象デバイス120のRBの各々に関する推定された干渉メトリック(複数を含む)を干渉しきい値と比較することができる。いくつかのケースでは、第2のSINRしきい値で表されうる干渉しきい値は、例えば、ネットワーク、MTCサーバ210、デバイス115−hによって決定されうるか、または事前に設定されうる。結果として得られる情報はその後、MTC干渉比較モジュール810によってコンパイルされ、対象リソースブロック選択モジュール720−aに通信されうる。
[0094]対象リソースブロック選択モジュール720−aは、対象リソースSINR推定モジュール710−aから受信された情報に基づいて、SINRしきい値よりも小さいSINRを有する候補RBを選択することができる。対象リソースブロック選択モジュール720−aはまた、MTC干渉比較モジュール810から受信された情報に基づいて、候補RBを選択することができる。より具体的には、対象リソースブロック選択モジュール720−aは、リソースプール中に前に選択されたRBを、デバイス115−hが次の期間においてその選択されたRB上で送信することができるように保持するか、またはその選択されたRBを、それが他の対象デバイス120の通信に過度な干渉を引き起こす場合にリソースプールから取り除くか、のどちらかを行うことができる。このように、デバイス115−hのためのRB選択は、対象デバイス120の既存の通信に対する影響を最小限にすることができる。
[0095]図9は、様々な実施形態にしたがった、基地局105のような別のデバイスとの通信のために、UEまたはモバイルデイバスのような対象デバイス120の1つまたは複数のRBを利用するために構成されたMTCデバイス115−iのブロック図900である。MTCデバイス115−iは、上で論じられた様々なMTCアプリケーションのために、センサまたはモニタ915のような様々な構成のいずれも有することができる。MTCデバイス115−iは、モバイル動作を容易にするために、小型バッテリのような内部電源(図示せず)を有することができる。いくつかの実施形態では、MTCモジュール115−iは、図1、2、3、4、5、6、7、および/または8のMTCデバイス115の1つまたは複数の態様の例でありうる、および/または1つまたは複数の態様を組み込むことができる。MTCデバイス115−iは、マルチモードモバイルデバイスでありうる。MTCデバイス115−iは、いくつかのケースでは、MTC UEまたはM2Mデバイスと称されうる。
[0096]MTCデバイス115−iは、リソース選択モジュール610−c、対象ホッピングパターン決定モジュール965、アンテナ(複数を含む)945、トランシーバモジュール950、メモリ980、およびプロセッサモジュール970を含むことができ、これらは各々、(例えば、1つまたは複数のバスを介して)直接的にまたは間接的に、互いに通信状態にありうる。トランシーバモジュール950は、上で説明されたように、アンテナ(複数を含む)945および/または1つまたは複数の有線もしくはワイヤレスリンクを介して、1つまたは複数のネットワークと双方向に通信するように構成されうる。例えば、トランシーバモジュール950は、図1、2、3、および/または4の基地局105と双方向に通信するように構成されうる。トランシーバモジュール950は、パケットを変調してその変調されたパケットを送信のためにアンテナ(複数を含む)945に提供する、およびアンテナ(複数を含む)945から受信されたパケットを復調する、ように構成されたモデムを含むことができる。MTCデバイス115−iが単一のアンテナ945を含むことができる一方で、MTCデバイス115−iは、複数のリンクのために複数のアンテナ945を含むことができる。
[0097]メモリ980は、ランダムアクセスメモリ(RAM)および読取専用メモリ(ROM)を含むことができる。メモリ980は、実行されたとき、プロセッサモジュール970に、本明細書に記載された様々な機能(例えば、データ捕捉、データベース管理、メッセージルーティング等)を実行させるように構成される命令を含む、コンピュータ可読な、コンピュータ実行可能なソフトウェアコード985を記憶することができる。代わりとして、ソフトウェアコード985は、プロセッサモジュール970によって直接実行可能ではないことがあるけれども、(例えば、コンパイルされ、実行されるときに)、コンピュータに、本明細書で説明されている機能を実行させるように構成されうる。
[0098]プロセッサモジュール970は、例えば、ARM(登録商標)ベースのプロセッサまたはIntel(登録商標)コーポレーションもしくはAMD(登録商標)によって製造されたもののような、中央処理ユニット(CPU)、マイクロコントローラ、特定用途向け集積回路(ASIC)等のようなインテリジェントハードウェアデバイスを含むことができる。
[0099]図9のアーキテクチャにしたがうと、MTCデバイス115−iは、通信管理モジュール960をさらに含むことができる。通信管理モジュール960は、基地局105、他のMTCデバイス115、およびまたは対象デバイス120との通信を管理することができる。例として、通信管理モジュール960は、バスを介して、MTCデバイス115−iの他のコンポーネントのいくつかまたはすべてと通信状態にあるMTCデバイス115−iのコンポーネントでありうる。代わりとして、通信管理モジュール960の機能は、トランシーバモジュール950のコンポーネントとして、コンピュータプログラム製品として、および/またはプロセッサモジュール970の1つまたは複数のコントローラ要素として実装されうる。
[0100]MTCデバイス115−iのためのコンポーネントは、図6、7、および/または8のデバイス115に関して上で論じられた態様を実装するように構成され得、簡潔さのために、ここでは繰り返されない。例えば、リソース選択モジュール610−cは、図6、7、および/または8のリソース選択モジュール610、610−a、610−bと同様の機能を含むことができる。対象ホッピングパターン決定モジュール965は、図4および/または5を参照して上で説明された技法を介して対象デバイス120のホッピングパターンを決定することができる。
[0101]いくつかの実施形態では、アンテナ(複数を含む)945と連携するトランシーバモジュール950は、MTCデバイス115−iの他の可能なコンポーネントと共に、1つまたは複数の対象デバイス120から送信を受信することができ、1つまたは複数の対象デバイスのリソースを利用して、MTCデバイス115−iから基地局105またはコアネットワーク140にアップリンクデータを送信することができる。いくつかの実施形態では、トランシーバモジュール950は、アンテナ945と連携してMTCデバイス115−iの他の可能なコンポーネントと共に、1つまたは複数の対象デバイス120から送信を受信することができ、MTCデバイス115−iから基地局105またはコアネットワーク140にアップリンクデータを、これらのデバイスまたはシステムがフレキシブルな波形を利用することができるように送信することができる。
[0102]いくつかの実施形態では、MTCデバイス115−kは、電力増幅器を有さないことがある。他のケースでは、MTCデバイス115−kは、20dBが可能な標準のUE電力増幅器と比較されると限定された電力増幅器、例えば1−3dB電力増幅器(図示せず)を有することができる。どちらのケースでも、MTCデバイス115−kの通信範囲は限定されうる。この理由および他の理由で、例えば基地局105またはMTCサーバ210にアップリンク情報を通信するMTCデバイス115−kの能力は、限定されうる。結果として、MTCデバイス115−kから狭周波数帯域によって中継デバイス120を通り、広周波数帯域によって基地局105に通信を中継するための上で説明された技法は、MTCデバイス115−kに関するアップリンク通信を向上させることができる。
[0103]図10は、様々な実施形態にしたがった、基地局105のような第2のデバイスとのアップリンク通信のために、対象デバイス120のような第1のデバイスのリソースを利用するための方法1000の一例を例示しているフローチャートである。明確性のために、方法1000は、図1、2、3、4、6、7、8、および/または9を参照して説明されたデバイス115(例えば、MTCデバイス)のうちの1つの1つまたは複数の態様を参照して以下で説明される。いくつかの実施形態では、デバイス115のうちの1つのようなデバイスは、以下で説明される機能を実行するために、デバイス115の機能要素を制御するコードの1つまたは複数のセットを実行することができる。
[0104]ブロック1005で、1つまたは複数の対象デバイスの1つまたは複数のRBの信号対干渉雑音比(SINR)は推定されうる。ブロック1005における動作(複数を含む)は、いくつかのケースでは、図6、7、8、および/または9を参照して説明されたリソース選択モジュール610、ならびに/あるいは、図7および/または8を参照して説明された対象リソースSINR推定モジュール710を使用して実行されうる。
[0105]ブロック1010で、1つまたは複数の対象デバイスのRBの1つまたは複数は、1つまたは複数の対象デバイスの1つまたは複数のRBの推定されたSINRに少なくとも部分的に基づいて、第1のリソースプール中にあるべきと選択されうる。ブロック1010における動作(複数を含む)は、いくつかのケースでは、図6、7、8、および/または9を参照して説明されたリソース選択モジュール610、ならびに/あるいは、図7および/または8を参照して説明された対象リソースブロック選択モジュール720を使用して実行されうる。
[0106]ブロック1015で、信号は、第1のリソースプール中の1つまたは複数のRBによって通信されうる。ブロック1015における動作(複数を含む)は、いくつかのケースでは、図6、7、8、および/または9を参照して説明されたリソース選択モジュール610、図7および/または8を参照して説明された対象リソースブロック選択モジュール720、図6を参照して説明された送信機615、ならびに/あるいは、図9を参照して説明されたトランシーバモジュール950および/またはアンテナ945を使用して実行されうる。
[0107]したがって、方法1000は、第2のデバイスとのアップリンク通信のために第1のデバイスのリソースを利用することを提供することができる。方法1000は、単に1つの実行に過ぎず、方法1000の動作は、他の実行が可能になるように、再配置か、または違った形で修正されうることは留意されるべきである。
[0108]図11は、様々な実施形態にしたがった、基地局105のような第2のデバイスとのアップリンク通信のために、対象デバイス120のような第1のデバイスのリソースを利用するための方法1100の一例を例示しているフローチャートである。明確性のために、方法1100は、図1、2、3、4、6、7、8、および/または9を参照して説明されたデバイス115(例えば、MTCデバイス)のうちの1つの1つまたは複数の態様を参照して以下で説明される。いくつかの実施形態では、デバイス115のうちの1つのようなデバイスは、以下で説明される機能を実行するために、デバイス115の機能要素を制御するコードの1つまたは複数のセットを実行することができる。
[0109]ブロック1105で、1つまたは複数の対象デバイスの1つまたは複数のRBの信号対干渉雑音比(SINR)は推定されうる。ブロック1105における動作(複数を含む)は、いくつかのケースでは、図6、7、8、および/または9を参照して説明されたリソース選択モジュール610、ならびに/あるいは、図7および/または8を参照して説明された対象リソースSINR推定モジュール710を使用して実行されうる。
[0110]ブロック1110で、1つまたは複数の対象デバイスの1つまたは複数のRBの推定されたSINRは、しきい値SINRと比較されうる。ブロック1110における動作(複数を含む)は、いくつかのケースでは、図6、7、8、および/または9を参照して説明されたリソース選択モジュール610、ならびに/あるいは、図7および/または8を参照して説明された対象SINR比較モジュール715を使用して実行されうる。
[0111]ブロック1115で、1つまたは複数の対象デバイスのRBのうちの1つまたは複数は、1つまたは複数の対象デバイスの1つまたは複数のRBの推定されたSINRに少なくとも部分的に基づいて、第1のリソースプール中にあるべきと選択されうる。ブロック1115における動作(複数を含む)は、いくつかのケースでは、図6、7、8、および/または9を参照して説明されたリソース選択モジュール610、ならびに/あるいは、図7および/または8を参照して説明された対象リソースブロック選択モジュール720を使用して実行されうる。
[0112]ブロック1120で、第1のリソースプールからのRBは、ランダムに選択されうる。ブロック1120における動作(複数を含む)は、いくつかのケースでは、図6、7、8、および/または9を参照して説明されたリソース選択モジュール610、ならびに/あるいは、図7および/または8を参照して説明された対象リソースブロック選択モジュール720を使用して実行されうる。
[0113]ブロック1125で、選択されたRB上の送信が生じうる。ブロック1125における動作(複数を含む)は、いくつかのケースでは、図6、7、8、および/または9を参照して説明されたリソース選択モジュール610、図7および/または8を参照して説明された対象リソースブロック選択モジュール720、図6を参照して説明された送信機615、ならびに/あるいは、図9を参照して説明されたトランシーバモジュール950を使用して実行されうる。
[0114]したがって、方法1100は、第2のデバイスとのアップリンク通信のために第1のデバイスのリソースを利用することを提供することができる。方法1100は、単に1つの実行に過ぎず、方法1100の動作は、他の実行が可能になるように、再配置か、または違った形で修正されうることは留意されるべきである。
[0115]図12は、様々な実施形態にしたがった、基地局105のような第2のデバイスとのアップリンク通信のために、対象デバイス120のような第1のデバイスのリソースを利用するための方法1200の一例を例示しているフローチャートである。明確性のために、方法1200は、図1、2、3、4、6、7、8、および/または9を参照して説明されたデバイス115(例えば、MTCデバイス)のうちの1つの1つまたは複数の態様を参照して以下で説明される。いくつかの実施形態では、デバイス115のうちの1つのようなデバイスは、以下で説明される機能を実行するために、デバイス115の機能要素を制御するコードの1つまたは複数のセットを実行することができる。
[0116]ブロック1205で、対象デバイスのリソースホッピングパターンが決定されうる。ブロック1205における動作(複数を含む)は、いくつかのケースでは、図6、7、8、および/または9を参照して説明されたリソース選択モジュール610、ならびに/あるいは、図9を参照して説明された対象ホッピングパターン決定モジュール965を使用して実行されうる。
[0117]ブロック1210で、対象デバイスのRBのうちの1つまたは複数は、図10および/または11を参照して上で説明されたように、例えば対象デバイスの1つまたは複数のRBの推定されたSINRに少なくとも部分的に基づいて選択されうる。ブロック1210における動作(複数を含む)は、いくつかのケースでは、図6、7、8、および/または9を参照して説明されたリソース選択モジュール610、ならびに/あるいは、図7および/または8を参照して説明された対象リソースブロック選択モジュール720を使用して実行されうる。
[0118]ブロック1215で、選択されたRB上の送信が生じうる。ブロック1215における動作(複数を含む)は、いくつかのケースでは、図6、7、8、および/または9を参照して説明されたリソース選択モジュール610、図7および/または8を参照して説明された対象リソースブロック選択モジュール720、図6を参照して説明された送信機615、ならびに/あるいは、図9を参照して説明されたトランシーバモジュール950を使用して実行されうる。
[0119]ブロック1220で、対象デバイスの決定されたホッピングパターンに従う第2の選択されたRB上での送信が生じうる。ブロック1220における動作(複数を含む)は、いくつかのケースでは、図6、7、8、および/または9を参照して説明されたリソース選択モジュール610、図7および/または8を参照して説明された対象リソースブロック選択モジュール720、図9を参照して説明された対象ホッピングパターン決定モジュール965、図6を参照して説明された送信機615、ならびに/あるいは、図9を参照して説明されたトランシーバモジュール950を使用して実行されうる。
[0120]したがって、方法1200は、第2のデバイスとのアップリンク通信のために第1のデバイスのリソースを利用することを提供することができる。方法1200は、単に1つの実行に過ぎず、方法1200の動作は、他の実行が可能になるように、再配置か、または違った形で修正されうることは留意されるべきである。
[0121]図13は、様々な実施形態にしたがった、基地局105のような第2のデバイスとのアップリンク通信のために、対象デバイス120のような第1のデバイスのリソースを利用するための方法1300の一例を例示しているフローチャートである。明確性のために、方法1300は、図1、2、3、4、6、7、8、および/または9を参照して説明されたデバイス115(例えば、MTCデバイス)のうちの1つの1つまたは複数の態様を参照して以下で説明される。いくつかの実施形態では、デバイス115のうちの1つのようなデバイスは、以下で説明される機能を実行するために、デバイス115の機能要素を制御するコードの1つまたは複数のセットを実行することができる。
[0122]ブロック1305で、1つまたは複数の対象デバイスの1つまたは複数のRBの信号対干渉雑音比(SINR)は推定されうる。ブロック1305における動作(複数を含む)は、いくつかのケースでは、図6、7、8、および/または9を参照して説明されたリソース選択モジュール610、ならびに/あるいは、図7および/または8を参照して説明された対象リソースSINR推定モジュール710を使用して実行されうる。
[0123]ブロック1310で、1つまたは複数の対象デバイスのRBのうちの1つまたは複数は、推定されたSINR(複数を含む)に少なくとも部分的に基づいて、第1のリソースプール中にあるべきと選択されうる。ブロック1310における動作(複数を含む)は、いくつかのケースでは、図6、7、8、および/または9を参照して説明されたリソース選択モジュール610、ならびに/あるいは、図7および/または8を参照して説明された対象リソースブロック選択モジュール720を使用して実行されうる。
[0124]ブロック1315で、MTCデバイスと1つまたは複数の対象デバイスとの間の距離が推定されうる。ブロック1315における動作(複数を含む)は、いくつかのケースでは、図6、7、8、および/または9を参照して説明されたリソース選択モジュール610、ならびに/あるいは、図7および/または8を参照して説明された対象デバイス選択モジュール705を使用して実行されうる。
[0125]ブロック1320で、中継デバイスは、MTCデバイスと1つまたは複数の対象デバイスとの間の推定された距離に少なくとも部分的に基づいて、1つまたは複数の対象デバイスから選択されうる。ブロック1320における動作(複数を含む)は、いくつかのケースでは、図6、7、8、および/または9を参照して説明されたリソース選択モジュール610、ならびに/あるいは、図7および/または8を参照して説明された対象デバイス選択モジュール705を使用して実行されうる。
[0126]ブロック1325で、中継デバイスの1つまたは複数のリソースブロック上でMTCデバイスによって引き起こされる干渉が推定されうる。ブロック1325における動作(複数を含む)は、いくつかのケースでは、図6、7、8、および/または9を参照して説明されたリソース選択モジュール610、ならびに/あるいは、図8を参照して説明されたMTC干渉推定モジュール805を使用して実行されうる。
[0127]ブロック1330で、中継デバイスのリソースブロックのうちの1つまたは複数は、MTCによって引き起こされる推定された干渉に少なくとも部分的に基づいて、第2のリソースプール中にあるべきと選択されうる。ブロック1330における動作(複数を含む)は、いくつかのケースでは、図6、7、8、および/または9を参照して説明されたリソース選択モジュール610、ならびに/あるいは、図8を参照して説明されたMTC干渉比較モジュール810を使用して実行されうる。
[0128]ブロック1335で、MTCデバイスは、中継デバイスに、第1のリソースプールおよび第2のリソースプールの両方の中の1つまたは複数のリソースブロックによって信号を通信することができる。ブロック1335における動作(複数を含む)は、いくつかのケースでは、図6、7、8、および/または9を参照して説明されたリソース選択モジュール610、対象リソースブロック選択モジュール720、および/または図6を参照して説明された送信機615、ならびに/あるいは、図9を参照して説明されたトランシーバモジュール950を使用して実行されうる。
[0129]したがって、方法1300は、第2のデバイスとのアップリンク通信のために第1のデバイスのリソースを利用することを提供することができる。方法1300は、単に1つの実行に過ぎず、方法1300の動作は、他の実行が可能になるように、再配置か、または違った形で修正されうることは留意されるべきである。
[0130]方法1000、1100、1200、および/または1300の1つまたは複数の態様は、いくつかのケースにおいて、組み合されうる。
[0131]本明細書で説明されている技法は、CDMA、TDMA、FDMA、OFDMA、SC−FDMA、および他のシステムのような様々なワイヤレス通信システムのために使用されうる。「システム」および「ネットワーク」という用語は、しばしば交換可能に使用される。CDMAシステムは、CDMA2000、ユニバーサル地上無線アクセス(UTRA)等のような無線技術を実装することができる。CDMA2000は、IS−2000、IS−95、およびIS−856規格をカバーする。IS−2000リリース0およびAは一般に、CDMA2000 1X、1X等と称される。IS−856(TIA−856)は一般に、CDMA2000 1xEV−DO、高速パケットデータ(HRPD)等と称される。UTRAは、広帯域CDMA(WCDMA(登録商標))およびCDMAの他の変形を含む。TDMAシステムは、移動体通信のための全世界システム(GSM(登録商標))のような無線技術を実装することができる。OFDMAシステムは、ウルトラモバイルブロードバンド(UMB)、進化型UTRA(E−UTRA)、IEEE802.11(Wi−Fi)、IEEE802.16(WiMAX)、IEEE802.20、Flash−OFDM等のような無線技術を実装することができる。UTRAおよびE−UTRAは、ユニバーサルモバイルテレコミュニケ―ションシステム(UMTS)の一部である。3GPP(登録商標)ロングタームエボリューション(LTE)およびLTEアドバンスト(LTE−A)は、E−UTRAを使用するUMTSの最新リリースである。UTRA、E−UTRA、UMTS、LTE、LTE−A、およびGSMは、「第3世代パートナーシッププロジェクト」(3GPP)という名称の組織による文書で説明されている。CDMA2000およびUMBは、「第3世代パートナーシッププロジェクト2」(3GPP2)という名称の組織による文書で説明されている。本明細書で説明されている技法は、上で言及されたシステムおよび無線技術、それに加えて他のシステムおよび無線技術のために使用されうる。しかしながら上記の説明は、例の目的でLTEシステムを説明しており、LTEの専門用語が上記の説明のほとんどにおいて使用されているけれども、その技法はLTEアプリケーションを超えて適用可能である。
[0132]情報および信号は、様々な異なる技術および技法のいずれかを使用して表されうる。例えば、上記の説明全体を通して参照されうるデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、電圧、電流、電磁波、電磁場もしくは磁性粒子、光学場もしくは光学粒子、あるいはそれらのあらゆる組み合わせによって表されうる。
[0133]本明細書における開示と関係して説明された様々な例示的なブロックおよびモジュールは、個別にまたは集合的にハードウェアにおいて適用可能な機能のいくつかまたはすべてを実行するように適合された1つまたは複数の特定用途向け集積回路(ASIC)で実装または実行されうる。代わりとしてそれらの機能は、汎用プロセッサもしくはデジタル信号プロセッサ(DSP)のような1つまたは複数の他の処理ユニット(またはコア)によって、および/または1つまたは複数の集積回路上で、実行されうる。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサ、あらゆる従来型プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、ステートマシン、またはそれらの組み合わせでありうる。プロセッサはまた、コンピューテイングデバイスの組み合わせ、例えば、DSPとマイクロプロセッサとの組み合わせ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携する1つまたは複数のマイクロプロセッサ、あるいはあらゆる他のそのような構成、としても実装されうる。他の実施形態では、他のタイプの集積回路(例えば、構造化/プラットフォームASIC、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、および他の半カスタムIC)が使用され得、これらは、当該技術分野において周知のあらゆる方法でプログラムされうる。ブロックおよびモジュールの各々の機能はまた、全体的にあるいは部分的に、メモリ中に具現化され、1つまたは複数の汎用またはアプリケーション特有のプロセッサによって実行されるようにフォーマットされた命令で実装されうる。
[0134]本明細書で説明されている機能は、ハードウェア、プロセッサによって実行されるソフトウェア、ファームウェア、またはそれらのあらゆる組み合わせにおいて実装されうる。プロセッサによって実行されるソフトウェアにおいて実装される場合、機能は、コンピュータ可読媒体上で1つまたは複数の命令またはコードとして記憶または送信されうる。他の例および実装は、本開示および添付の請求項の趣旨および範囲内にある。例えば、ソフトウェアの本質に起因して、上で説明された機能は、プロセッサ、ハードウェア、ファームウェア、ハードワイヤリング、またはこれらの任意のものの組み合わせによって実行されるソフトウェアを使用して実行されうる。機能を実行する機構(features)はまた、様々なポジションに物理的に位置し、それは、機能の複数の部分が異なる物理的な位置において実装されるように分布されることを含む。また、請求項を含む本明細書で使用される場合、「のうちの少なくとも1つ」で始まる項目のリストにおいて使用されるような「または(or)」は、例えば「A、B、またはCのうちの少なくとも1つ」のリストが、A、またはB、またはC、またはAB、またはAC、またはBC、またはABC(すなわち、AおよびBおよびC)を意味するような離接的なリスト(disjunctive list)を示す。
[0135]コンピュータ可読媒体は、1つの場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を容易にするあらゆる媒体を含む通信媒体およびコンピュータ記憶媒体の両方を含む。記憶媒体は、汎用または専用コンピュータによってアクセスされうるあらゆる利用可能な媒体でありうる。限定ではなく例として、コンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM(登録商標)、CD−ROMまたは他の光学ディスクストレージ、磁気ディスクストレージまたは他の磁気記憶デバイス、あるいは命令またはデータ構造の形態で所望のプログラムコード手段を搬送または記憶するために使用されうる、および汎用もしくは専用コンピュータ、または汎用もしくは専用プロセッサによってアクセスされうるあらゆる他の媒体を備えることができる。また、あらゆる接続手段がコンピュータ可読媒体と適切に名づけられる。例えば、ソフトウェアが、ウェブサイトから、サーバから、あるいは、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、デジタル加入者線(DSL)、または赤外線や、無線や、マイクロ波のようなワイヤレス技術を使用している他の遠隔ソースから送信された場合、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、DSL、または赤外線や、無線や、マイクロ波のようなワイヤレス技術は、媒体の定義に含まれる。ディスク(Disk)およびディスク(Disc)は、本明細書で使用される場合、コンパクトディスク(Disc)(CD)、レーザーディスク(登録商標)(Disc)、光学ディスク(Disc)、デジタル多用途ディスク(Disc)(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク(Disk)、およびブルーレイディスク(Disc)を含み、ここにおいて、ディスク(Disk)は大抵、磁気的にデータを再生する一方で、ディスク(Disc)は、レーザーを用いて光学的にデータを再生する。上記の組み合わせもまた、コンピュータ可読媒体の範囲内に含まれる。
[0136]添付の図面と関係して上で述べられた詳細な説明は、当業者が本開示を製造または使用することを可能にするために提供されている。本開示に対する様々な修正は、当業者には容易に明らかであり、本明細書において定義された包括的な原理は、本開示の趣旨または範囲から逸脱することなく他のバリエーションに適用されうる。本開示全体を通して、「例」または「実例的」という用語は、例または事例を示しており、言及された例に対するいかなる選好も暗示または要求していない。詳細な説明は、説明された技法の理解を提供する目的で、具体的な詳細を含む。しかしながらこれらの技術は、これらの具体的な詳細なしに実施されうる。いくつかの事例では、周知の構造およびデバイスが、説明されている実施形態の概念を暖味にすることを避けるためにブロック図の形態で図示されている。したがって本開示は、本明細書において説明されている例および設計に限定されるものではないが、本明細書で開示されている原理および新規の特徴と一致する最大範囲を与えられるものとする。
以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[C1]
通信の方法であって、
機械タイプ通信(MTC)デバイスによって、1つまたは複数の対象デバイスの1つまたは複数のリソースブロックの信号対干渉雑音比(SINR)を推定することと、
前記MTCデバイスによって、前記推定されたSINRに少なくとも部分的に基づいて、第1のリソースプール中にあるべき前記1つまたは複数の対象デバイスの前記リソースブロックのうちの1つまたは複数を選択することと、
前記第1のリソースプール中の1つまたは複数のリソースブロックによって信号を通信することと、
を備える、方法。
[C2]
前記1つまたは複数の対象デバイスの前記1つまたは複数のリソースブロックの前記推定されたSINRをしきい値SINRと比較すること、をさらに備え、
前記第1のリソースプール中にあるべき前記1つまたは複数の対象デバイスの前記リソースブロックのうちの1つまたは複数を選択することは、前記しきい値SINRよりも小さいSINRを有する1つまたは複数のリソースブロックを選択することを備える、
C1に記載の方法。
[C3]
前記第1のリソースプールからリソースブロックをランダムに選択することと、
前記MTCデバイスによって、前記選択されたリソースブロック上で送信することと、
をさらに備える、C1に記載の方法。
[C4]
前記1つまたは複数の対象デバイスによって使用されるホッピングパターンを決定することと、
前記1つまたは複数の対象デバイスによって使用される前記決定されたホッピングパターンに基づいて、前記選択されたリソースブロックをホッピングすることと、
をさらに備える、C3に記載の方法。
[C5]
前記MTCデバイスと前記1つまたは複数の対象デバイスとの間の距離を推定することと、
前記推定された距離に少なくとも部分的に基づいて、前記1つまたは複数の対象デバイスから中継デバイスを選択することと、
をさらに備える、C1に記載の方法。
[C6]
前記1つまたは複数の対象デバイスの前記1つまたは複数のリソースブロックの信号強度を測定すること、をさらに備え、
前記MTCデバイスと前記1つまたは複数の対象デバイスとの間の前記距離を推定することは、前記測定された信号強度に少なくとも部分的に基づく、
C5に記載の方法。
[C7]
前記MTCデバイスによって、前記中継デバイスの前記1つまたは複数のリソースブロック上の前記MTCデバイスのSINRを推定することと、
前記MTCの前記推定されたSINRに少なくとも部分的に基づいて、第2のリソースプール中にあるべき前記中継デバイスの前記リソースブロックのうちの1つまたは複数を選択することと、
をさらに備える、C5に記載の方法。
[C8]
前記中継デバイスの前記1つまたは複数のリソースブロック上の前記MTCデバイスの前記SINRをしきい値と比較すること、をさらに備え、
前記第2のリソースプール中にあるべき前記中継デバイスの前記リソースブロックのうちの1つまたは複数を選択することは、前記しきい値を下回る前記MTCデバイスの前記SINRを有する前記中継デバイスの1つまたは複数のリソースブロックを選択することを備える、
C7に記載の方法。
[C9]
前記中継デバイスに、前記第1のリソースプールおよび前記第2のリソースプールの両方の中の1つまたは複数のリソースブロックによって、信号を通信すること、
をさらに備える、C7に記載の方法。
[C10]
前記1つまたは複数の対象デバイスは、自発的な発見に携わるユーザ機器(UE)である、C1に記載の方法。
[C11]
機械タイプ通信(MTC)デバイスであって、
プロセッサと、
前記プロセッサと電子通信状態にあるメモリと、
前記メモリに記憶された命令と
を備え、前記命令は、
1つまたは複数の対象デバイスの1つまたは複数のリソースブロックの信号対干渉雑音比(SINR)を推定することと、
前記推定されたSINRに少なくとも部分的に基づいて、第1のリソースプール中にあるべき前記1つまたは複数の対象デバイスの前記リソースブロックのうちの1つまたは複数を選択することと、
前記第1のリソースプール中の1つまたは複数のリソースブロックによって信号を通信することと、
を前記プロセッサによって実行可能である、MTCデバイス。
[C12]
前記命令は、
前記1つまたは複数の対象デバイスの前記1つまたは複数のリソースブロックの前記推定されたSINRをしきい値SINRと比較すること、を前記プロセッサによって実行可能であり、
前記第1のリソースプール中にあるべき前記1つまたは複数の対象デバイスの前記リソースブロックのうちの1つまたは複数を選択することを前記プロセッサによって実行可能な前記命令は、前記しきい値SINRよりも小さいSINRを有する1つまたは複数のリソースブロックを選択することを前記プロセッサによって実行可能である命令を備える、
C11に記載のMTCデバイス。
[C13]
前記命令は、
前記第1のリソースプールからリソースブロックをランダムに選択することと、
前記選択されたリソースブロック上で送信することと、
を前記プロセッサによって実行可能である、C11に記載のMTCデバイス。
[C14]
前記命令は、
前記1つまたは複数の対象デバイスによって使用されるホッピングパターンを決定することと、
前記1つまたは複数の対象デバイスによって使用される前記決定されたホッピングパターンに基づいて、前記選択されたリソースブロックをホッピングすることと、
を前記プロセッサによって実行可能である、C13に記載のMTCデバイス。
[C15]
前記命令は、
前記MTCデバイスと1つまたは複数の対象デバイスとの間の距離を推定することと、
前記推定された距離に少なくとも部分的に基づいて、前記1つまたは複数の対象デバイスから中継デバイスを選択することと、
を前記プロセッサによって実行可能である、C11に記載のMTCデバイス。
[C16]
前記命令は、
前記1つまたは複数の対象デバイスの前記1つまたは複数のリソースブロックの信号強度を測定すること、を前記プロセッサによって実行可能であり、
前記MTCデバイスと前記1つまたは複数の対象デバイスとの間の前記距離を推定することは、前記測定された信号強度に少なくとも部分的に基づく、
C15に記載のMTCデバイス。
[C17]
前記命令は、
前記中継デバイスの前記1つまたは複数のリソースブロック上の前記MTCデバイスのSINRを推定することと、
前記MTCデバイスの前記推定されたSINRに少なくとも部分的に基づいて、第2のリソースプール中にあるべき前記中継デバイスの前記リソースブロックのうちの1つまたは複数を選択することと、
を前記プロセッサによって実行可能である、C15に記載のMTCデバイス。
[C18]
前記命令は、
前記中継デバイスに、前記第1のリソースプールおよび前記第2のリソースプールの両方の中の1つまたは複数のリソースブロックによって、信号を通信すること、
を前記プロセッサによって実行可能である、C17に記載のMTCデバイス。
[C19]
前記1つまたは複数の対象デバイスは、自発的な発見に携わるユーザ機器(UE)である、C11に記載のMTCデバイス。
[C20]
機械タイプ通信(MTC)デバイスであって、
1つまたは複数の対象デバイスの1つまたは複数のリソースブロックの信号対干渉雑音比(SINR)を推定するための手段と、
前記推定されたSINRに少なくとも部分的に基づいて、第1のリソースプール中にあるべき前記1つまたは複数の対象デバイスの前記リソースブロックのうちの1つまたは複数を選択するための手段と、
前記第1のリソースプール中の1つまたは複数のリソースブロックによって信号を通信するための手段と、
を備える、MTCデバイス。
[C21]
前記1つまたは複数の対象デバイスの前記1つまたは複数のリソースブロック上で前記MTCデバイスによって引き起こされた干渉を推定するための手段、をさらに備え、
前記第1のリソースプール中にあるべき前記1つまたは複数の対象デバイスの前記リソースブロックのうちの1つまたは複数を選択するための前記手段は、前記MTCによって引き起こされた前記推定された干渉に少なくとも部分的に基づいて、前記リソースブロックのうちの1つまたは複数を選択するための手段を備える、
C20に記載のMTCデバイス。
[C22]
前記第1のリソースプールからリソースブロックをランダムに選択するための手段と、
前記選択されたリソースブロック上で送信するための手段と、
さらに備える、C20に記載のMTCデバイス。
[C23]
前記1つまたは複数の対象デバイスによって使用されるホッピングパターンを決定するための手段と、
前記1つまたは複数の対象デバイスによって使用される前記決定されたホッピングパターンに基づいて、前記選択されたリソースブロックをホッピングするための手段と、
さらに備える、C22に記載のMTCデバイス。
[C24]
前記MTCデバイスと前記1つまたは複数の対象デバイスとの間の距離を推定するための手段と、
前記推定された距離に少なくとも部分的に基づいて、前記1つまたは複数の対象デバイスから中継デバイスを選択するための手段と、
をさらに備える、C20に記載のMTCデバイス。
[C25]
前記MTCデバイスによって、前記中継デバイスの前記1つまたは複数のリソースブロック上の前記MTCデバイスのSINRを推定するための手段と、
前記MTCの前記推定されたSINRに少なくとも部分的に基づいて、第2のリソースプール中にあるべき前記中継デバイスの前記リソースブロックのうちの1つまたは複数を選択するための手段と、
をさらに備える、C24に記載のMTCデバイス。
[C26]
前記中継デバイスに、前記第1のリソースプールおよび前記第2のリソースプールの両方の中の1つまたは複数のリソースブロックによって、信号を通信するための手段、
をさらに備える、C25に記載のMTCデバイス。
[C27]
前記1つまたは複数の対象デバイスは、自発的な発見に携わるユーザ機器(UE)である、C20に記載のMTCデバイス。
[C28]
機械タイプ通信(MTC)デバイス上で動作可能なコンピュータプログラム製品であって、前記コンピュータプログラム製品は、命令を記憶する非一時的なコンピュータ可読媒体を備え、前記命令は、
1つまたは複数の対象デバイスの1つまたは複数のリソースブロックの信号対干渉雑音比(SINR)を推定することと、
前記推定されたSINRに少なくとも部分的に基づいて、第1のリソースプール中にあるべき前記1つまたは複数の対象デバイスの前記リソースブロックのうちの1つまたは複数を選択することと、
前記第1のリソースプール中の1つまたは複数のリソースブロックによって信号を通信することと、
をプロセッサによって実行可能である、コンピュータプログラム製品。
[C29]
前記命令は、
前記第1のリソースプールからリソースブロックをランダムに選択することと、
前記選択されたリソースブロック上で送信することと、
を前記プロセッサによって実行可能である、C28に記載のコンピュータプログラム製品。
[C30]
前記命令は、
前記1つまたは複数の対象デバイスによって使用されるホッピングパターンを決定することと、
前記1つまたは複数の対象デバイスによって使用される前記決定されたホッピングパターンに基づいて、前記選択されたリソースブロックをホッピングすることと、
前記プロセッサによって実行可能である、C29に記載のコンピュータプログラム製品。