JP6315778B2 - パイロット圧調整装置、サーボ弁、および、アクチュエータ - Google Patents

パイロット圧調整装置、サーボ弁、および、アクチュエータ Download PDF

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Description

この発明は、パイロット圧調整装置、サーボ弁、および、アクチュエータに関する。
油などの作動流体により駆動されるアクチュエータにおいては、緻密な動作が必要な場合にサーボ弁を用いることがある。このようなアクチュエータを駆動するためのサーボ弁は、大きな制御量、および、高応答性が要求されることが多い。そこで、大きな制御量、および、高い応答性を実現するために、圧電素子によって変位される可変絞りによってサーボ弁のパイロット圧を調整することが行われている。
特許文献1には、サーボ弁のスプール位置を決めるためのパイロット圧調整装置として、バイモルフ型圧電素子や、積層型圧電素子を用いて圧力調整絞りを作動させる技術が開示されている。
特許文献2には、積層された圧電素子と、圧電素子に支持される押圧部材と、圧電素子の積層方向に延びる孔を備えるノズルと、孔に連通され流体供給手段に接続されるチャンバとを備えるノズル装置が記載されている。この特許文献2のノズル装置によれば、ノズルと押圧部材との隙間を圧電的に調整することで、作動流体圧を調整することが可能となっている。
特許第5232714号公報 特開平6−109158号公報
ところで、上述したノズル装置は、押圧部材とノズルとの初期隙間の設定が重要となる。一般に、初期隙間が小さいと、作動流体の圧力変化に非線形性が生じたり、飽和特性が現れたりする。一方で、初期隙間が大きいと、流量ゲインが小さくなってしまう。
さらに、圧電素子による押圧部材のストローク量が非常に小さく、この押圧部材のストローク量と同様に隙間も非常に小さく設定される。そのため、初期隙間を正確に設定することが難しく、初期隙間の調整に熟練を要してしまう。また、初期隙間の調整に熟練を要することから調整作業に時間が掛かるという課題がある。
この発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、隙間調整を容易に行うことができ作業者の負担軽減を図ることができるパイロット圧調整装置、サーボ弁、および、アクチュエータを提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために以下の構成を採用する。
この発明に係るパイロット圧調整装置は、圧電素子によって押圧部材を変位させる圧電ユニットと、前記押圧部材の変位方向における前記押圧部材の端部との間に作動流体が流れる隙間を形成するノズルと、前記ノズルをスライド可能に支持するケースと、前記押圧部材の変位方向に前記ノズルの位置を調整するノズル位置調整機構と、を備える。
このように構成することで、ノズル位置調整機構により押圧部材の変位方向におけるノズルの位置を調整することができる。そのため、圧電ユニットの位置を調整することなしに押圧部材とノズルとの初期隙間を調整することができる。
さらに、この発明に係るパイロット圧調整装置は、上記パイロット圧調整装置における前記ノズルが、前記押圧部材の端部との間に隙間を形成する第一端部を有するノズル本体部と、前記第一端部とは前記変位方向で反対側となる前記ノズル本体部の第二端部側に配され、前記ケースに対向配置されるベース部と、を備え、前記ノズル位置調整機構が、前記ベース部と前記ケースとの間の距離を調整するようにしてもよい。
このように構成することで、第二端部側に配されているベース部とケースとの距離調整をすることで、第一端部の位置調整を行うことができる。その結果、容易に初期隙間の調整を行うことができる。
さらに、この発明に係るパイロット圧調整装置は、上記パイロット圧調整装置における前記ノズル位置調整機構が、前記ベース部に対して前記ケースから離間させる方向の力を付与する第一調整部材と、前記ベース部に対して前記ケースを接近させる方向の力を付与する第二調整部材と、を備えていても良い。
このように構成することで、第一調整部材と第二調整部材とに対して、互いの付与する力と反対方向の力を作用させることができるため、位置調整によるがたつきなどを低減することができる。その結果、容易にベース部の位置を微調整することができる。
この発明に係るサーボ弁は、作動流体を供給する第一流体供給部、および、第二流体供給部と、前記第一流体供給部から供給される作動流体によりパイロット圧力を調整する上記パイロット圧調整装置と、前記パイロット圧調整装置により調整されたパイロット圧力に応じて、前記第二流体供給部から供給される作動流体の圧力を調整するスプールと、を備える。
このように構成することで、ノズルと押圧部材との隙間をより正確に調整できるため、パイロット圧調整装置による圧力変化の非線形特性および飽和特性を抑制することができるとともに、流量ゲインが低下することを抑制できる。
この発明に係るアクチュエータは、上記サーボ弁を備え、前記サーボ弁により調整された作動流体によって駆動する。
このように構成することで、圧力変化の非線形特性および飽和特性を抑制することができるため、大きな制御量、および、高い応答性を確保しつつ、制御が複雑化することを抑制できる。
この発明に係るパイロット圧調整装置、サーボ弁、および、アクチュエータによれば、初期隙間の調整を容易に行うことができ作業者の負担軽減を図ることができる。
この発明の一実施形態におけるアクチュエータの概略構成図である。 この発明の一実施形態におけるパイロット圧調整装置のノズルの拡大図である。 この発明の一実施形態におけるベース部の平面図である。
以下、この発明の一実施形態に係るパイロット圧調整装置、サーボ弁、および、アクチュエータについて説明する。
図1は、この発明の一実施形態におけるアクチュエータの概略構成図である。
この実施形態におけるアクチュエータ1は、内燃機関の吸気バルブ、および、排気バルブを作動させるアクチュエータである。
ここで、アクチュエータを用いて吸気バルブ、および、排気バルブを作動させる場合、吸気バルブ、および、排気バルブを一般的なカムにより作動させる場合よりも、複雑な動作が可能となる。とりわけ、燃費向上や、排気ガス中の有害物質を低減するための試験などにおいては、上記アクチュエータを用いて吸気バルブ、および、排気バルブを作動させることが有効である。
図1に示すように、この実施形態におけるアクチュエータ1は、サーボ弁2と、アクチュエータ本体3と、を備えている。
サーボ弁2は、アクチュエータ本体3を駆動するための作動流体の圧力を電気的に制御する。このサーボ弁2は、パイロット圧調整装置4と、サーボ弁本体5と、を備えている。
パイロット圧調整装置4は、第一ポンプ(第一流体供給部)P1から供給されるパイロット用流体の圧力(以下、単にパイロット圧力と称する)を調整して、パイロット用流体をサーボ弁本体5に供給する。このパイロット圧調整装置4は、印加電圧に応じて伸縮する圧電素子Pを有したピエゾアクチュエータ(圧電ユニット)6を備えている。パイロット圧調整装置4は、ピエゾアクチュエータ6を作動させてタンク23へ繋がるドレン流路24の面積を変化させることで、パイロット圧力を調整する。
サーボ弁本体5は、パイロット圧調整装置4の圧力を増幅する。より具体的には、サーボ弁本体5は、パイロット圧力に応じて第二ポンプP2から供給される作動流体の圧力を調整し、この圧力調整された作動流体をアクチュエータ本体3へ供給する。このサーボ弁本体5は、内部にスプール7を備えている。スプール7は、パイロット圧力に応じてその長手方向に変位可能となっている。
スプール7は、パイロット圧力が相対的に高い場合に、第二ポンプP2(第二流体供給部)から供給される作動流体をドレンDに逃がす量を少なくして圧力低下を小さくする。一方で、スプール7は、パイロット圧力が相対的に低い場合に、第二ポンプP2から供給される作動流体をドレンDに逃がす量を多くして圧力低下を大きくする。つまり、サーボ弁本体5は、パイロット圧力によりスプール7を作動させることで、第二ポンプP2から供給される作動流体の圧力を調整する。
アクチュエータ本体3は、作動流体の圧力に応じて出没するロッド8を備えている。この実施形態におけるロッド8には、その端部に、内燃機関の排気バルブ又は吸気バルブ(何れも図示せず)が取り付けられる。アクチュエータ本体3は、例えば、作動流体の圧力が相対的に高い場合に、ロッド8が突出する方向(図1中、紙面下側)に変位する。また、アクチュエータ本体3は、例えば、作動流体の圧力が相対的に低い場合に、ロッド8が没入する方向(図1中、紙面上側)に変位する。この実施形態の一例におけるアクチュエータ本体3は、このロッド8の出没動作によって排気バルブ又は吸気バルブの開閉を行う。
図2は、この発明の実施形態におけるパイロット圧調整装置のノズルを拡大した断面図である。
図1、図2に示すように、パイロット圧調整装置4は、ピエゾアクチュエータ6と、押圧部材11と、ノズル12と、ホルダ13と、を備えている。
ピエゾアクチュエータ6は、円筒状のケーシング15を備えている。ピエゾアクチュエータ6は、このケーシング15の内部に、軸線方向に向かって多層に積層されたピエゾ素子(圧電素子)P(図1参照)を有している。ピエゾアクチュエータ6は、エンド部材16を更に備えている。エンド部材16は、ピエゾ素子Pの伸縮に応じてピエゾ素子Pの積層方向に変位する。このエンド部材16の端部16aは、ケーシング15の端面に形成された孔(図示せず)を介してケーシング15の外部に露出している。つまり、エンド部材16がピエゾ素子Pの圧電効果によってストロークすることによって、ケーシング15の外部に露出したエンド部材16の端部16aもストロークすることとなる。
押圧部材11は、上記エンド部材16と共にピエゾ素子Pの積層方向(以下、単に変位方向と称する)にストローク可能とされている。押圧部材11は、受圧部17と、ロッド部18とを備えている。
受圧部17は、上記エンド部材16の端部16aを位置決めする凹部17bが中央に形成された円盤状に形成されている。
ロッド部18は、ピエゾ素子Pの積層方向の外側に向かって延びる円柱状に形成されている。
押圧部材11は、弾性部材19により、ピエゾアクチュエータ6側に付勢されている。より具体的には、押圧部材11の受圧部17が、ロッド部18よりも径方向外側で、複数の弾性部材19によってピエゾアクチュエータ6側に押圧されている。弾性部材19により押圧部材11が付勢されることで、ロッド部18がエンド部材16の変位(ストローク)に常に追従するようになっている。この実施形態における弾性部材19として、コイルばねを図示しているが、弾性部材19はコイルばねに限られるものではない。
ノズル12は、ロッド部18の端部18aと対向する端面(第一端部)12aを備える。ノズル12の端面12aは、ロッド部18の端部18aとの間に隙間S1を形成する。ノズル12は、その内部に端面12a側に開口する流路20備えている。この流路20は、サーボ弁本体5(図1参照)に接続される主流路21に対して、横孔12bを介して連通されている。そのため、流路20には、第一ポンプP1から供給されたパイロット用流体の一部が分流することとなる。また、ノズル12およびロッド部18の周囲には、空間22が形成されている。この空間22は、パイロット用流体を貯留するタンク23に連通するドレン流路24に連通している。つまり、ノズル12とロッド部18との隙間S1の大きさに応じて、主流路21からドレン流路24へと流出するパイロット用流体の流量が変化する。言い換えれば、隙間S1の大きさを調整することで、主流路21におけるパイロット用流体の圧力を調整することが可能となっている。
ホルダ13は、上述したピエゾアクチュエータ6、押圧部材11、および、弾性部材19を収容する。このホルダ13は、押圧部材11のロッド部18が挿通される孔部31を備えている。言い換えれば、孔部31により、ロッド部18が摺動可能に支持されている。ロッド部18の端部18aは、この孔部31を介して空間22内に臨んでいる。ここで、ロッド部18の外周面には、複数のリング状溝18bが形成されている。これらリング状溝18bは、作動流体を潤滑油として摺動部分に留めてロッド部18の外周面における油膜切れを抑制している。
ホルダ13は、孔部31とは軸線方向で反対側に開口部13a(図1参照)を備えている。この開口部13aは、ピエゾアクチュエータ6をホルダ13内に収容する際に用いられる。開口部13aには、ピエゾアクチュエータ6を収容した後に蓋部45によって閉塞される。蓋部45は、開口部13aを閉塞すると同時にピエゾアクチュエータ6を押圧可能とされている。この蓋部45は、位置調整機構46を介してホルダ13に固定される。
位置調整機構46は、押圧部材11の変位方向における蓋部45の位置を調整する。位置調整機構46は、ボルト46a,46b、孔部47a,47b、および、雌ネジ部48を備えている。2種類の孔部47a,47bは、蓋部45を上記押圧部材11の変位方向に貫通して形成されている。孔部47aには、ボルト46aをねじ込むことが可能な雌ネジが形成されている。一方で、孔部47bは、ボルト46bのネジの呼び径よりも大きな遊挿孔となっている。雌ネジ部48は、蓋部45の上記孔部47bに対応する位置に形成されている。雌ネジ部48には、ボルト46bをねじ込むことができる。
つまり、位置調整機構46によれば、ボルト46aを孔部47aにねじ込むことで、ボルト46aの端部がホルダ13を押圧する。これにより、ボルト46aから蓋部45に対してホルダ13から離間する方向の力を作用させることができる。一方で、ボルト46bを孔部47bに挿通し雌ネジ部48にねじ込むことで、ボルト46bの頭部によって蓋部45をピエゾアクチュエータ6側に押圧することができる。これにより、ボルト46bに対して適正な軸力を掛けることが可能となる。その結果、蓋部45のがたつき等を抑制して蓋部45の位置を精度よく調整することが可能となる。
ここで、上述したピエゾアクチュエータ6は、上述したボルト46a,46bによる蓋部45の位置調整により、弾性部材19により付勢された押圧部材11によりエンド部材16が押圧される圧力が予め設定された予圧となるように位置決めされる。すなわち、押圧部材11の位置は、ホルダ13に対してピエゾアクチュエータ6が位置決めされた時点で決まり、その後、押圧部材11の位置調整のためにピエゾアクチュエータ6の位置調整が行われることはない。
ノズル12は、上述した流路20を形成するノズル本体部50と、ベース部52とを備えている。
ノズル本体部50は、端面12a近傍のみが縮径された円筒状に形成されている。このノズル本体部50は、主流路21を形成するブロック42の底部44に形成された取付孔51に挿通される。この実施形態におけるノズル本体部50は、その長手方向の中央部に上述した横孔12bが形成されている。
ベース部52は、端面12aとは押圧部材11の変位方向で反対側となるノズル本体部50の端部(第二端部)12cに形成されている。ベース部52は、ノズル本体部50よりも径方向外側に延びるように形成されている。ベース部52は、ブロック42の底面42aに対して対向配置される。ベース部52は、ノズル位置調整機構53によって、押圧部材11の変位方向にノズル12の位置を調整可能となっている。
ノズル位置調整機構53は、ベース部52とブロック42の底面42aとの間の距離L1を調整する。ノズル位置調整機構53は、ボルト(第一調整部材)54a、ボルト(第二調整部材)54b、孔部55a,55b、および、雌ネジ部56を備えている。2種類の孔部55a,55bは、ベース部52を上記押圧部材11の変位方向に貫通して形成されている。孔部55aには、ボルト54aをねじ込むことが可能な雌ネジが形成されている。一方で、孔部55bは、ボルト54bのネジの呼び径よりも大きな遊挿孔となっている。雌ネジ部56は、ベース部52の上記孔部55bの延長上に形成されている。雌ネジ部56には、ボルト54bをねじ込むことが可能となっている。
図3は、この発明の実施形態におけるベース部の平面図である。
図3に示すように、ベース部52は、複数のボルト54a、および、複数のボルト54bによってブロック42に対して位置調整可能に固定される。ボルト54aと、ボルト54bは、ベース部52の中心Oの周りに45度間隔で交互に配されている。この実施形態における一例では、ボルト54aがベース部52の角部52aに配され、ボルト54bが周方向で角部52a同士を繋ぐ中間部52bに配されている。このようにボルト54a,54bが配置されることで、ベース部52の全体を均一に位置調整することが可能となっている。
ノズル位置調整機構53によれば、ボルト54aを孔部55aにねじ込むことで、ボルト54aの端部がブロック42の底面42aを押圧する。これにより、ボルト54aからベース部52に対してブロック42の底面42aから離間する方向の力を作用させることができる。一方で、ボルト54bを孔部55bに挿通し雌ネジ部56にねじ込むことで、ボルト54bの頭部がベース部52をブロック42の底面42a側に押圧する。これにより、ボルト54bからベース部52に対してブロック42の底面42aに接近する方向の力を作用させることがきる。そのため、ボルト54bに適正な軸力を掛けることが可能となり、ベース部52のがたつき等を抑制してノズル12と押圧部材11の隙間S1を精度よく調整することが可能となる。
したがって、上述した実施形態のパイロット圧調整装置4によれば、ノズル位置調整機構53により押圧部材11の変位方向におけるノズル12の位置を調整することができる。そのため、ピエゾアクチュエータ6の位置を調整することなしに押圧部材11とノズル12との初期隙間を調整することができる。その結果、初期隙間の調整を容易に行うことができ、作業者の負担軽減を図ることができる。
さらに、ノズル位置調整機構53により、ノズル12の端部12c側に配されているベース部52とブロック42の底面42aとの距離調整をすることで、ノズル12の端面12aの位置調整を行うことができる。そのため、容易に押圧部材11とノズル12との初期隙間の調整を行うことができる。
また、ボルト54aおよびボルト54bに対して、互いの付与する力と反対方向の力を作用させることができるため、位置調整によるベース部52のがたつきなどを低減することができる。その結果、容易にベース部52の位置を微調整することができる。
さらに、上述した実施形態のサーボ弁2によれば、ノズル12と押圧部材11との隙間S1をより正確に調整できるため、パイロット圧調整装置4における作動流体の圧力変化に非線形特性および飽和特性が現れることを抑制できる。また、パイロット圧調整装置4の流量ゲインが低下することを抑制できる。
また、上述した実施形態のアクチュエータ1によれば、パイロット圧調整装置4における圧力変化の非線形特性および飽和特性を抑制することができるため、大きな制御量、および、高い応答性を確保しつつ、アクチュエータ1の制御が複雑化することを抑制できる。
なお、この発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、この発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述した実施形態に種々の変更を加えたものを含む。すなわち、実施形態で挙げた具体的な形状や構成等は一例にすぎず、適宜変更が可能である。
例えば、上述した実施形態においては、ノズル位置調整機構53がボルト54a,54bにより位置調整を行う場合について説明した。しかし、ノズル位置調整機構53は、ベース部52とブロック42の底面42aとの距離を調整可能な構成であれば、上記構成に限られるものではない。
また、上述した実施形態においては、アクチュエータ1を内燃機関の排気バルブ、および、吸気バルブを駆動するアクチュエータとして用いる一例について説明した。しかし、アクチュエータ1は、ロッド8のストロークにより作動するものであれば、内燃機関のバルブ開閉以外に適用しても良い。さらに、実施形態においては、アクチュエータ本体3がロッド8をストロークさせる場合について説明したが、作動流体により駆動するアクチュエータであればよく、例えば、ロッド8のストローク以外の動作を行うアクチュエータにも適用可能である。
さらに、上述した実施形態においては、ボルト54aとボルト54bとをベース部52の周方向に交互に配置する場合について説明した。しかし、ボルト54a,54bの配置は上述した実施形態の配置に限られるものではなく、例えば、上述した実施形態のボルト54aの配置とボルト54bの配置とを入れ替えてもよい。また、ボルト54a,54bの配置は、周方向に間隔をあけて並べる配置に限られず、ベース部52に対してボルト54a,54bによる力ができるだけ均等に加わる配置であればよい。
1 アクチュエータ
2 サーボ弁
3 アクチュエータ本体
4 パイロット圧調整装置
5 サーボ弁本体
6 ピエゾアクチュエータ(圧電ユニット)
7 スプール
8 ロッド
11 押圧部材
12 ノズル
12a 端面(第一端部)
12b 横孔
12c 端部(第二端部)
13 ホルダ
15 ケーシング
15a 外周面
16 エンド部材
16a 端部
17 受圧部
18 ロッド部
18a 端部
18b リング状溝
19 弾性部材
20 流路
21 主流路
22 空間
23 タンク
24 ドレン流路
31 孔部
42 ブロック(ケース)
45 蓋部
46a,46b ボルト
47a,47b 孔部
48 雌ネジ部
50 ノズル本体部
51 取付孔
52 ベース部
53 ノズル位置調整機構
54a ボルト
54b ボルト
55a 孔部
55b 孔部
56 雌ネジ部
P ピエゾ素子(圧電素子)
P1 第一ポンプ(第一流体供給部)
P2 第二ポンプ(第二流体供給部)
S1 隙間

Claims (4)

  1. 圧電素子によって押圧部材を変位させる圧電ユニットと、
    前記押圧部材の変位方向における前記押圧部材の端部との間に作動流体が流れる隙間を形成するノズルと、
    前記ノズルをスライド可能に支持するケースと、
    前記押圧部材の変位方向に前記ノズルの位置を調整するノズル位置調整機構と、を備え
    前記ノズルは、
    前記押圧部材の端部との間に隙間を形成する第一端部を有するノズル本体部と、
    前記第一端部とは前記変位方向で反対側となる前記ノズル本体部の第二端部側に配され、前記ケースに対向配置されるベース部と、を備え、
    前記ノズル位置調整機構は、
    前記ベース部と前記ケースとの間の距離を調整するパイロット圧調整装置。
  2. 前記ノズル位置調整機構は、
    前記ベース部に対して前記ケースから離間させる方向の力を付与する第一調整部材と、
    前記ベース部に対して前記ケースを接近させる方向の力を付与する第二調整部材と、を備える請求項に記載のパイロット圧調整装置。
  3. 作動流体を供給する第一流体供給部、および、第二流体供給部と、
    前記第一流体供給部から供給される作動流体によりパイロット圧力を調整する請求項1又は2に記載のパイロット圧調整装置と、
    前記パイロット圧調整装置により調整されたパイロット圧力に応じて、前記第二流体供給部から供給される作動流体の圧力を調整するスプールと、を備えるサーボ弁。
  4. 請求項に記載のサーボ弁を備え、
    前記サーボ弁により調整された作動流体によって駆動するアクチュエータ。
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