JP6315405B2 - Transporter operation device - Google Patents
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Description
この発明は、車体の前端部に運転席、及び前後振替可能のハンドルを設けた乗用、歩行兼用の運搬車において、歩行運転操作時の高速走行操作を牽制する操作装置に関する。 The present invention relates to an operating device for restraining a high-speed traveling operation during a walking driving operation in a passenger / walking transport vehicle provided with a driver's seat and a front / rear shiftable handle at a front end portion of a vehicle body.
ハンドルを歩行操作形態位置に操作することにより、ギヤ変速装置のチェンジレバーを低速、又は中立位置へ連動し、又は変速位置への切替えを牽制する技術(例えば、特許文献1参照)が知られている。 A technique (for example, refer to Patent Document 1) is known in which a change lever of a gear transmission is interlocked with a low speed or a neutral position or a shift to a shift position is controlled by operating a handle to a walking operation form position. Yes.
圃場面や農道等の凹凸面の激しい路面を走行することの多い運搬車にあっては、前記歩行操作形態時のチェンジレバーをギヤ変速の低速位置や、中立位置等に切替える牽制形態では、チェンジレバーが、ハンドルの前後振替操作や、運搬車の走行振動等によって、振動、乃至揺動されて、変速ギヤを誤操作したり、正確な牽制位置を維持できないことがある。 For transport vehicles that often travel on uneven surfaces such as farm scenes and farm roads, the change lever at the time of the walking operation mode is changed to a low speed gear shifting position or a neutral position. The lever may be vibrated or swung by a steering wheel front-rear movement operation or a traveling vibration of a transport vehicle, etc., so that the transmission gear may be erroneously operated or an accurate check position may not be maintained.
請求項1に記載の発明は、運転操作ハンドル4を、ハンドルポスト5に対して乗車運転位置rと歩行運転位置fとの前後方向へ振替え可能に設け、走行伝動に低速L、高速Hベルト49,50と、テンションクラッチプーリ44,45を設け、このテンションクラッチプーリ44,45をベルト49,50の回転周面に押圧操作するダブルテンションクラッチ形態の走行クラッチレバー40を設けた運搬車の操作装置において、前記走行クラッチレバー40を高速H位置に操作して、高速H側のテンションクラッチプーリ45をクラッチ入りの状態にしているときに、前記ハンドル4を歩行運転位置fへ操作すると、この走行クラッチレバー40を切り位置へ作動し、又、前記ハンドル4が歩行運転位置fにあるときは、走行クラッチレバー40の高速H位置への操作を不可能状態に牽制する牽制機構61を設けたことを特徴とする運搬車の操作装置の構成とする。
According to the first aspect of the present invention, the
エンジン21の駆動により、ダブルテンションクラッチプーリ44,45形態の低速Lベルト49と、高速Hベルト50を介して、車輪を低速L又は、高速H伝動して走行できる。運転者が運転席3上に着座して運転走行する乗車運転では、前記ハンドル4を後向きに振替えているため、走行クラッチレバー40を、低速L位置に操作すると、低速L側のベルト49テンションクラッチプーリ44が、このベルト49を押圧して、低速L伝動して走行することができる。又、この走行クラッチレバー40を、高速H側のベルト50テンションクラッチプーリ45を入りにして、高速H伝動走行する。このように、乗車運転時は、走行クラッチレバー40を、低速L、高速Hのいずれの位置に操作しても目的の変速操作による走行速で走行することができる。
By driving the
前記ハンドル4を、ハンドルポスト5に対して前向きに振替えて歩行運転する時は、前記走行クラッチレバー40を低速L側へ入り操作することができる。しかし、高速H側へ操作すると、牽制機構61が働いて、走行クラッチレバー40を高速H側へ入り操作できないため、この高速H側のテンションクラッチプーリ45を高速Hベルト50へ押圧させることができないで、高速H走行が牽制される。又、この走行クラッチレバー40が高速H位置にあるときは、ハンドル4を、ハンドルポスト5に対して歩行運転位置fへ振替えるときは、このハンドル4の操作によって牽制機構61が働いて、走行クラッチレバー40が切り位置へ戻されて、高速H伝動が行われないで、高速H走行を阻止する。
When the
このように、歩行運転位置fでの走行クラッチレバー40の高速H位置への操作や、この走行クラッチレバー40が高速H位置にあるときのハンドル4の歩行運転位置fへの振替操作では、これらハンドル4と走行クラッチレバー40との間に構成される牽制機構61によって、高速H位置のクラッチ入り操作が阻止されたり、高速H位置にある走行クラッチが切りに作動されて、これら高速H伝動の牽制後において、走行クラッチレバー40が大きく揺動されたり、誤操作されても、高速H伝動のベルト50テンションクラッチプーリ45を、入り作動させることはなく、的確で、安全な運転操作を行うことができる。
Thus, in the operation to the high speed H position of the traveling clutch lever 40 at the walking driving position f, or the transfer operation to the walking driving position f of the
請求項2に記載の発明は、前記ハンドルポスト5に対するハンドル4の前後方向振替回動のハンドル支軸62部位置に接近させて、走行クラッチレバー40の操作回動部のレバー軸51を設け、これらハンドル支軸62部とレバー軸51部との間に亘って牽制機構61を設けたことを特徴とする。
The invention according to
前記ハンドルポスト5の上端部に前後方向振替回動可能のハンドル4が、ハンドル支軸62部により支持されると共に、走行クラッチレバー40がレバー軸51によって支持される。これらハンドル支軸62とレバー軸51部とは、適宜間隔位置に接近されていて、これらハンドル支軸62部と走行クラッチレバー40のレバー軸51部との間に設けられる牽制機構61によって、このハンドル4を歩行運転位置fへ操作するときや、操作しているときは、走行クラッチレバー40を走行クラッチ切り位置へ作動したり、高速H位置への操作を不可能の状態に牽制して、安全な歩行運転を行い、歩行運転への切替えを行うことができる。
A
この牽制機構61は、前記ハンドル支軸62部と走行クラッチレバー軸51部との間に設けられているため、小形、簡潔で、運転操作の邪魔になり難い形態とすることができる。
Since the
請求項3に記載の発明は、低速L走行伝動のベルト49テンションクラッチプーリ44を連係するクラッチヨーク52と、高速走行伝動のベルト50テンションクラッチプーリ45を連係するクラッチヨーク53との間に切替操作する走行クラッチレバー40を設け、前記走行クラッチレバー40の係合によって一体回動される高速H側クラッチヨーク53に、牽制アーム63の一端を連係し、この牽制アーム63の他端部は、ハンドル支軸62と一体のプレートアーム64の円弧状の案内穴65に係合させて連係回動する牽制機構61を構成して、前記走行クラッチレバー40を高速H位置に操作しているときに、ハンドル4を歩行運転位置fへ操作すると、この走行クラッチレバー40をクラッチ切り位置へ戻し、又、前記ハンドル4が歩行運転位置fにあるときは、走行クラッチレバー40の高速H位置への操作を不能状態に牽制することを特徴とする。
According to the third aspect of the present invention, the switching operation is performed between the
運搬車のハンドルポスト5上のハンドル4は、運転者が運転席3上に着座して操作する乗車運転位置rと、運転者が地面を歩行しながら操作する歩行運転位置fとに、前後方向へ振替えて運転操作することができる。そして、走行クラッチレバー40を操作することによって、左右一対のクラッチヨーク52,53を選択係合して、低速Lベルト49のテンションクラッチプーリ44、又は、高速Hベルト50のテンションクラッチープーリ45を連動操作して、低速L、高速H伝動に切替操作しながら走行運転することができる。
The
又、前記走行クラッチレバー40を高速H側のクラッチヨーク53に係合させて回動操作するときは、前記牽制機構61が働いて、ハンドル4の歩行運転位置fへの切替回動を行わせない。又、既にこのハンドル4が歩行運転位置fに操作されているときは、走行クラッチレバー40を高速H伝動側へ操作しようとしても、ハンドル4の振替位置が歩行運転位置fに操作されていることによって、走行クラッチレバー40の高速H伝動側への操作が牽制されて、高速H伝動による歩行運転走行を行うことができない。
When the
請求項1に記載の発明は、運搬車の歩行運転時には、高速H走行できなくなるように牽制機構61が働き、運転操作の安全性を増すことができる。ハンドル4を通常の乗車運転位置rにしている時は、走行クラッチレバー40を低速L位置、高速H位置のどちらにも操作することができる。又、ハンドル4を、歩行運転位置fにしている場合は、高速H側に走行クラッチレバー40が入らないように牽制されて、必然的に最高速度が制限されることとなる。
According to the first aspect of the present invention, the
そして、走行クラッチレバー40が高速H側に入っている時に、ハンドル4を歩行運転位置fに振替操作する場合、牽制機構61が働き、走行クラッチレバー40を切り状態にする。従って、当然このままだと走行クラッチレバー40を高速H位置に入れることはできない。前記のようなベルトテンションクラッチプーリ44,45による走行クラッチの伝動形態にあっては、走行クラッチレバー40の操作力の、ベルトテンションクラッチプーリ44,45押圧に対する影響力は、小さく、しかも走行クラッチレバー40の揺動、乃至振動作用等は、牽制機構61部で遮断された形態となって、前記ベルトテンションクラッチプーリ44,45を誤作動することを防止して、的確で、安全な運転操作を行うことができる。しかも、牽制機構61をハンドル支軸62部と、走行クラッチレバー40のレバー軸51部との間に介装するものであるから、簡潔的構成とすることができ、操作の邪魔になり難く、メンテナンス性を高めることができる。
When the traveling
請求項2に記載の発明は、前記のようにハンドルポスト5の上部に牽制機構61を設けるため、構成を小形、簡潔化して、運搬車の運転操作を行い易くして、操作性を高めることができる。又、運搬車の運転走行時の振動、揺動等によって走行クラッチレバー40が揺動されても、ベルトテンションクラッチプーリ45側へは干渉し難く、誤作動を阻止することができる。又、前記牽制機構61は、ハンドル支軸62部と、レバー軸51との間にコンパクトな形態に構成されて、メンテナンス性を高め、安価に生産することができる。
In the invention according to
請求項3に記載の発明は、前記牽制機構61は、通常の乗車運転時は、走行クラッチレバー40の操作による左右のクラッチヨーク52,53の選択操作で、低速L、高速Hのいずれの伝動走行へも自在に操作して走行操作できるものでありながら、歩行運転操作時は、走行クラッチレバー40及びクラッチヨーク53の高速H側への操作を行わせないか、又は、この走行クラッチレバー40が既に高速H走行伝動位置にあるときに、ハンドル4を歩行運転位置fへ切替えるときは、このハンドル4の回動によって、走行クラッチレバー40を切り位置へ復帰させて、歩行運転時の高速H走行を牽制することができ、牽制機構61を簡単に構成することができ、走行クラッチレバー40の振動等によってベルトテンションプーリ45が誤って入り作動されるような誤作動を少なくして、的確で、安全な歩行運転の切替操作を行わせることができる。
According to a third aspect of the present invention, in the normal riding operation, the
図面に基づいて、運搬車は、車体1の前部に左右一対の前輪19を操向可能に設け、後部に左右一対の後輪20を軸装して、前記前輪19間隔部のエンジンルーム10に搭載のエンジン21によって、これら後輪20、又は前輪19を連動駆動して走行する四輪走行形態の構成としている。車体1の後部上にはダンプシリンダーの伸縮によって、ダンプ軸23周りにダンプ回動可能の荷台24を設ける。車体1の前端部に、左右の前輪19間隔部から前側へ張出する運転フロア2を設け、このフロア2の前部中央部にハンドル4を有するハンドルポスト5を立設する。運転者が左右のハンドル4を把持して、ハンドルポスト5を上下方向の操向軸の周りに回動することにより、前記前輪19を操向することができる。
On the basis of the drawings, the transport vehicle is provided with a pair of left and right
前記運転フロア2の中央部は、左右前輪19間の間隔部に亘って形成され、この左右両側端縁を前輪19の上周部を覆うフェンダー18の下端部に連結している。この左右前輪19間の間隔部後側部にエンジン21を搭載し、上周部をシートベース6で覆って、エンジンルーム10を形成する。このシートベース6は、両端部を左右両側部のフェンダー18上面に位置させ、横幅広く板金製に構成してある。前記シートベース6は、横幅方向の略中央部位置に運転席3を構成し、この運転席3の一側部には、略平坦面状のベンチパネル9を形成する。この他側部には低く段違いに形成のサイドベンチ15を構成する。このサイドベンチ15は、前記シートベース6と別形態に構成しているが、一体的に連結した形態とすることもできる。
The central portion of the driving
シートベース6の中央部には、適宜深さのシート受部8を凹状形成して、所定厚さのシートマット7を嵌合させて取付支持する。このシートマット7の上面を一側のベンチパネル9上面と略同高さに形成して、運転者の着座面を形成する。このシートマット7の上面はベンチパネル9面よりも若干高く形成することも良好である。そして、このシートベース6の中央部位置に形成されるシート受部の外周縁部には、前記ベンチパネル9の他、これと反対側にサイドエッジ26を形成し、前側部にフロントエッジ27を形成し、後側部にリヤエッジ28を各々適宜幅に形成している。
A
前記シート受部8に嵌合支持させるシートマット7の後半部で左右両側部には、前後方向に沿って突条部13を形成する。この突条部13は、シートマット7面の左右側端部を上側へ適宜高さに山形状断面に膨出させて形成したもので、着座面からの臀部の滑り出しを阻止する。この突条部13は、シートマット7の左右両側端部に沿って、シートマット7の前後中間位置から後端部に亘って一直条形態に形成している。
On the left and right sides of the
又、前記シート受部8の外周部に沿うベンチパネル9部や、これとは反対側のサイドエッジ26部には、前後方向に沿ってループ状形態のハンドル14が設けられて、運転者が容易に把持することができる。又、このシート受部8の後側部のエッジ28部には、バックレスト29を設けて、運転者がもたれうる形態としている。又、前記ベンチパネル9の中央部には、エンジンルーム10側方の燃料タンク30部上に対向して開口31を形成している。この開口31部は、できるだけ後側部に形成して、開口31の前側のベンチパネル9面を広く形成する。
Further, a loop-shaped
前記シートベース6の外周縁部には、下方適宜高さの周縁部を形成して、エンジンルーム10の外側上周部を閉鎖することができる。このシートベース6の外側端後側部を、エンジンルーム10の外側部に設けた回動ヒンジ12周りに、上下開閉回動可能に取付けて、運転者がこのシートベース6のサイドエッジ26部を持上げて、反対側の回転ヒンジ12上部側へ起立回動することにより、エンジンルーム10の上側部を広く開放することができる。
On the outer peripheral edge portion of the
前記エンジンルーム10は、この左右フェンダー18間に亘ってエプロン17を形成して、前側のフロア2上側部の足元スペースとの間を仕切る。このエプロン17は、板金製、乃至樹脂板製として、前記シートベース6を閉鎖することにより、フロントエッジ27部の下端縁が、エプロン17の上面に接近重合して、エンジンルーム10の前側面部を密閉状に維持することができる。
The
前記シートベース6の左手側に形成のサイドベンチ15は、フェンダー18上側に低く段状に形成されて、このサイドベンチ15の後側部に操作レバー16を案内するレバーガイド32を設ける。この操作レバー16としては、車体1の走行方向を前、後進に切替えるチェンジレバー33と車輪の連動状態を二駆、四駆に切替える二駆、四駆切替レバー34、前記荷台24をダンプできるダンプレバー35等を有する。前記、チェンジレバー33は、前輪19、及び後輪20の伝動装置を前進走行側伝動に切替えたり、又後進走行側伝動に切替えて、伝動させるものである。又、二駆、四駆切替レバー34は、後輪20のみ伝動駆動して二駆走行したり、前輪19と後輪20を同時駆動して、四駆走行することができる。又、ダンプレバー35は、前記ダンプシリンダ22の油圧回路の切替弁を操作して、荷台24のダンプ作動を行わせるものである。このような操作レバー16を行うときは、シートマット7に着座した運転者が、左手を突条部13、及びハンドル14越しに横側後側部位置へ伸ばして、操作レバー16を選択把持しながら所定の操作を行うことができる。
The
前記フロア2の左足元側には、アクセルペダル36と、ブレーキペダル37を設け、左足元側には、クラッチペダル38を配置している。又、前記ハンドルポスト5の上端部には、U字ガイド39に案内させて前後回動する走行クラッチレバー40と、ガイド41に案内させて前後回動するブレーキレバー42を設ける。走行クラッチレバー40を前後方向へ回動操作することにより、伝動ベルトを張圧して、走行伝動状態に切替えたり、非伝動状態に切替えることができる。U字ガイド39の一側を低速L側とし、他側を高速H側としている。走行クラッチレバー40を後端部から下側の制動位置Bに案内すると、走行クラッチレバー40の回動に伴いブレーキレバー42がガイド41の後端部Cに向け回動し、ブレーキを効かせることができる。又、前記ブレーキレバー42がガイド41の前部に位置するときはブレーキ解除状態となるが、後端部Cに操作するとブレーキ制動(駐車ブレーキ)状態となる。
An
前記走行クラッチレバー40の操作によるテンションクラッチプーリ44,45がテンションアーム軸46周りに回動揺動可能に設けられ、エンジン21の出力軸47に装着したエンジンプーリEPと、走行伝動側の入力プーリ48との間に、掛け渡された低速Lベルト49と、高速Hベルト50の回転周面を押圧して、低速L、又は高速Hのベルトテンションクラッチを入り切り操作する形態としている。これらテンションクラッチプーリ44,45は、前記ハンドルポスト5上の走行クラッチレバー40の操作によって、レバー軸51上に配置のクラッチヨーク52,53、引きアーム54,55及びこれらに連結するワイヤー56,57を介して、各ベルト49,50を押圧して、クラッチを入り切り作動する形態である。又、前記テンションクラッチプーリ44,45のアームには、クラッチペタル38がワイヤー58を介して連動されて、前記ハンドル4側の走行クラッチレバー40が「入」状態にあっても、クラッチペダル38を踏み込むことによって、テンションクラッチプーリ44,45による伝動を切ることができる。
The tension clutch pulleys 44 and 45 by the operation of the travel
前記ハンドルポスト5の上端部に、二又状形態のハンドル4の中央部に形成されるハンドル軸62を、前後振替回動可能に設け、このハンドル支軸62の後側上部近傍位置にレバー軸51を配置している。これらハンドル支軸62とレバー軸51部とは、適宜間隔位置に接近されていて、ハンドル支軸62部とレバー軸51部との間に設けられる牽制機構61によって、このハンドル4を歩行運転位置fへ操作するときや、操作しているときは、走行クラッチレバー40を走行クラッチ切り位置へ作動したり、高速H位置への操作を不可能の状態に牽制して、安全な歩行運転を行うことができる。このレバー軸51の周りに左右一対のクラッチヨーク52,53を回動自在に支持し、この低速L側クラッチヨーク52の外側端部に、ブレーキレバー42とブレーキヨーク60を回動自在に設けて、スプリング59で外側へ張圧させている。前記走行クラッチレバー40の基部は、レバー軸51の周りに回動自在に嵌合支持されるメタルボス66に対して、左右方向へ回動自在に設けられて、この走行クラッチレバー40を左右両側部のクラッチヨーク52,53のいずれかに係合させて、前後方向へ回動操作できる。これら各クラッチヨーク52,53には、連係アーム67,68を介して、各テンションクラッチプーリ44,45のクラッチアーム69,70にワイヤー56,57連係している。又、前記ブレーキヨーク60は、連係アーム及び、ワイヤーを介して、前記ブレーキペダル37で制動するブレーキに連係して、歩行運転操作時には、このブレーキレバー42を操作することによって、走行ブレーキを効かせることができる。
A
前記レバー軸51周りに支持される高速H側のクラッチヨーク53に、牽制アーム63の上端部を連係し、この牽制アーム63の下端部に設けるガイドロール71を、前記ハンドル軸62に固定したプレートアーム64に形成の円弧状の案内穴65に嵌合連係させて、このハンドル4の位置によって高速H側クラッチヨーク53の操作位置を牽制する形態である。
A plate in which an upper end portion of a
そして、図11のように前記走行クラッチレバー40を高速H位置に操作して、高速H側のテンションクラッチプーリ45をクラッチ「入」の状態にしているときは、高速H側のクラッチヨーク53、及び牽制アーム63を後側へ引き寄せて、この牽制アーム63のガイドロール71を、案内穴65の後端縁に位置させて、係合状態にあるため、ハンドル4を前側へ回動して歩行運転位置へ操作すると、これら牽制アーム63や、クラッチヨーク53を介して、走行クラッチレバー40をクラッチ「切」位置へ回動する。(図11のB)又、前記ハンドル4が歩行運転位置fにあるときは、走行クラッチレバー40を高速H位置へ操作しても、牽制アーム63のガイドロール71が、歩行運転位置fにあるプレート64の案内穴65の後端縁に係合されていて、走行クラッチレバー40を前側高速H位置へ操作することができない。(図14のA)
When the traveling
又、このような走行クラッチレバー40をガイド39の後端部の切り位置Nから制動位置Bへ回動操作すると、レバー軸51周りに、ブレーキヨーク60や、ブレーキレバー42をガイド41の後端部C側へ回動して(図9)、ブレーキを動かすことができる。又、主として、図11,図13において、前記ハンドル軸支62部の下部には、ハンドル4の前後回動位置をロックするロックピン72を出没するためのロックレバー73を設け、運転者がレバー73操作で、ロックピン72を、ハンドル軸支62側のメタル74に配置形成のピン穴75に係合させることによって、ハンドル4を前側の歩行運転位置fや、後側の乗車運転位置r、乃至前後中間部の直立位置t等に固定することができる。尚、この直立位置tは運転者が乗り降りする際にハンドル4が邪魔にならないよう乗車運転位置rよりも前方へ起立回動させた位置に一時的に固定できるものであり、乗車後はハンドル4を乗車運転位置rに切替えて運転を行う。
Further, when the travel
又、主として図12において、前記ハンドルポスト5の内側部には、走行クラッチレバー40のクラッチ入り位置を検出するリミットスイッチ76を設け、このリミットスイッチ76がクラッチ入りを検出することによって、エンジン21を始動できないように構成している。又、主として図15において、前記ハンドル軸支62の外周部には、ハンドル4の前後振替位置をカム78の回転位置を検出するリミットスイッチ77からなるハンドルセンサを設け、このハンドル4が歩行運転位置fにあって、前記チェンジレバー33が前進二速F2位置に入ったときは、エンジン21を停止し、又は始動しないように作動するものである。
Further, mainly in FIG. 12, a
又、主として、図16において、前記チェンジレバー33のレバーガイド32には、レバー33の案内操作される前後方向のガイド穴79の外側(運転席3の位置する側とは反対側)縁に沿って、チェンジレバー33の変速操作位置を停止する凹部の後進R、前進一速F1、前進二速F2と、これら各凹部間の凸部NCとを交互に形成して、変速操作しうる形態としている。又、前記チェンジレバー33の基部には、このチェンジレバー33を回動ボス81のブラケット80に支持ピン82で左右方向へ揺動自在に支持して、スプリング83で外側へ張圧付勢している。又、この回動ボス81は、アーム84にプッシュプルワイヤー85を連係して、車体1後部に配置のミッションケース86の変速ギヤを連係操作するように構成している。又、前記回動ボス81の突起87に対向してリミットスイッチ88を設け、前記チェンジレバー33を二速位置F2に操作していて、かつ、前記、ハンドル4が歩行運転位置fにあるときは、前記エンジン21を停止し、又は始動しないように制御させる。チェンジレバー33の操作は、運転席3側に着座する運転者が、手を横側後方へ伸ばして、チェンジレバー33を把持して、スプリング83に抗して、各凹部からガイド穴79側へ引き出して、前後方向へ回動しながら、目的の凹部の前進一速F1,前進二速F2、又は後進R等の位置へ操作する。
Further, mainly in FIG. 16, the
4 ハンドル
5 ハンドルポスト
40 走行クラッチレバー
44 テンションクラッチプーリ
45 テンションクラッチプーリ
49 ベルト
50 ベルト
51 レバー軸
53 クラッチヨーク
61 牽制機構
62 ハンドル支軸
63 牽制アーム
64 プレートアーム
65 案内穴
H 高速
L 低速
f 歩行運転位置
r 乗車運転位置
4
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2014
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