JP6314783B2 - 排ガス浄化フィルタ - Google Patents

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Description

本発明は、例えば排ガス中の粒子状物質を除去するために用いられる排ガス浄化フィルタに関する。
例えばディーゼルエンジンからは、カーボン微粒子等の粒子状物質(パティキュレートマター;PM)が排出されることが知られている。このようなPMは大気汚染の原因となるため、その排出量には各国において規制値が設けられている。そこで、ディーゼルエンジン車には、PMを捕集するための排ガス浄化フィルタ(ディーゼルパティキュレートフィルタ;DPF)が設けられている。具体的には、隔壁に囲まれた多数のセルを有し、セル密度が均一なハニカム構造体と、セルの両端のいずれか一方の端部を閉塞する栓部とを有するフィルタが用いられている。PMは、DPFに捕集された後、加熱により燃焼除去される。この燃焼除去によりDPFの再生が可能になる。
一方、ハニカム構造体は、ガソリンエンジン車にも用いられている。例えば中心部から外周部に向かって径方向にセル密度が段階的に変化する複数のセル密度領域を有するハニカム構造体が開発されている(特許文献1参照)。該ハニカム構造体においては、隣り合うセル密度領域は、境界隔壁によって隔てられる。かかる構成のハニカム構造体においては、ハニカム構造体内を流れる排ガスの流速の均一化が可能になる。
近年、PMの排出量に対する規制がますます厳しくなる傾向にあり、ディーゼルエンジン車のみならず、ガソリンエンジン車から排出されるPMも問題視される傾向にある。そこで、ガソリンエンジン車にもPMを捕集するための排ガス浄化フィルタを装着することが検討されている。
特開2013−173134号公報
セル密度が均一なハニカム構造体を有するDPFの再生時には、ハニカム構造体の径方向における中央部分の温度が最も高くなり、径方向外方に向けて温度がより低くなる傾向がある。その結果、DPFの径方向における中央部分に最大温度差が発生し、再生条件によっては熱応力によるクラックが発生することがある。このクラックの発生は、PMの堆積量などの再生条件を制御することにより、回避することが可能である。一方、例えばガソリンエンジン車用の排ガス浄化フィルタとしては、複数のセル密度領域を有する上述のハニカム構造体と、該ハニカム構造体のセルの両端のいずれか一方に形成された栓部とを有するフィルタが想定される。このような排ガス浄化フィルタにおいても、均一なセル密度を有する上述の従来のDPFと同様に、再生時には、ハニカム構造体の径方向における中央部分の温度が最も高くなり、この中央部分に最大温度差が発生する。しかしながら、境界隔壁を有するハニカム構造体は、境界隔壁の周囲の強度が低いため、境界隔壁を有していない従来のDPFではクラックが発生しないような再生条件においても、境界隔壁の周囲にクラックが発生するおそれがある。即ち、境界隔壁に隣接するセルに堆積したPMの燃焼熱により、境界隔壁に熱応力が集中し、その結果、排ガス浄化フィルタの境界隔壁の周囲にクラックが発生してしまうおそれがある。
本発明は、かかる背景に鑑みてなされたものであり、境界隔壁における熱応力の集中を緩和し、クラックの発生を防止することができる排ガス浄化フィルタを提供しようとするものである。
本発明の一態様は、排ガス中の粒子状物質を捕集するための排ガス浄化フィルタであって、
該排ガス浄化フィルタは、ハニカム構造体と、該ハニカム構造体の軸方向の端面を部分的に閉塞する栓部とを有し、
上記ハニカム構造体は、格子状に設けられたセル壁と、
該セル壁に囲まれて形成された複数のセルと、
上記軸方向に直交する断面において、中心部から外周部に向かって径方向にセル密度が異なる複数のセル密度領域と、
隣り合う該セル密度領域同士の間に形成され、かつ両者を隔てる境界隔壁とを有し、
上記セルは、上記境界隔壁に接する境界セルと、上記境界隔壁に接することなく上記セル壁に囲まれて形成された内部セルとを有し、
該内部セルは、上記軸方向における両端面のいずれか一方において上記栓部によって閉塞されており、
全ての上記境界セルは、上記ハニカム構造体の上記軸方向における両端面のうちの排ガスが流出する側の端面において上記栓部によって閉塞されているか、又は、上記ハニカム構造体の上記軸方向における両端面のうちの排ガスが流入する側の端面において上記栓部によって閉塞されていることを特徴とする排ガス浄化フィルタにある。
上記排ガス浄化フィルタにおいては、境界隔壁に接する境界セルが、上記軸方向における両端面のうちのいずれか一方の端面において上記栓部によって閉塞されている。即ち、全ての境界セルは、排ガスが流入する側の端面(フロント端面)、又は排ガスが流出する側の端面(リア端面)において、栓部によって閉塞されている。そのため、PMを含む排ガスが境界セル内へ流入することを防止したり、抑制したりすることができる。フロント端面において、境界セルが閉塞している場合には、境界セル内へのPMの流入を防止することができる。また、リア端面において、境界セルが閉塞している場合には、境界セル内へのPMの流入が抑制される。そのため、境界セル内へのPMの蓄積が防止又は抑制されるため、PMの燃焼熱を低下させることができる。それ故、PMの燃焼時における境界隔壁の周囲の温度を低下させることができ、境界隔壁の周囲にかかる熱応力が緩和される。その結果、上記排ガス浄化フィルタは、境界隔壁を備えるという強度の低い構造を有しているにも関わらず、クラックの発生を防止することが可能になる。
また、ハニカム構造体は、その軸方向に直交する断面において、中心部から外周部に向かって径方向にセル密度が異なる複数のセル密度領域を有する。そのため、排ガス浄化フィルタにおいては、例えば中心部側に比べて排ガスの流通性の低い外周部側のセル密度を低くすることができる。これにより、排ガス浄化フィルタに流入する排ガスの流速分布の均一化が可能になる。その結果、排ガス浄化フィルタに捕集されるPMの偏りが緩和されるため、排ガス浄化フィルタのPMの捕集性能が向上する。
実施例1の排ガス浄化フィルタの斜視図。 実施例1の排ガス浄化フィルタのフロント端面における境界隔壁周辺を示す部分拡大図。 実施例1の排ガス浄化フィルタのリア端面における境界隔壁周辺を示す部分拡大図。 図2のIV−IV線矢視断面における栓部の形成パターンを示すイメージ図。 図2のV−V線矢視断面における栓部の形成パターンを示すイメージ図。 実施例2の排ガス浄化フィルタのフロント端面における境界隔壁周辺を示す部分拡大図。 実施例2の排ガス浄化フィルタのリア端面における境界隔壁周辺を示す部分拡大図。 図6のVIII−VIII線矢視断面における栓部の形成パターンを示すイメージ図。 図6のIX−IX線矢視断面における栓部の形成パターンを示すイメージ図。 比較例1の排ガス浄化フィルタの端面における境界隔壁周辺を示す部分拡大図。 図10のXI−XI線矢視断面における栓部の形成パターンを示すイメージ図。 図10のXII−XII線矢視断面における栓部の形成パターンを示すイメージ図。 実験例1における、排ガス浄化フィルタのリア端面を示す図。 実施例1、実施例2、及び比較例1の排ガス浄化フィルタにおけるPM再生時の相対低減温度を示す図。 実施例3の排ガス浄化フィルタのフロント端面における境界隔壁周辺を示す部分拡大図。 実施例3の排ガス浄化フィルタのリア端面における境界隔壁周辺を示す部分拡大図。 図15のXVII−XVII線矢視断面における栓部の形成パターンを示すイメージ図。 図15のXVIII−XVIII線矢視断面における栓部の形成パターンを示すイメージ図。 実施例4の排ガス浄化フィルタのフロント端面における境界隔壁周辺を示す部分拡大図。 実施例4の排ガス浄化フィルタのリア端面における境界隔壁周辺を示す部分拡大図。 図19のXXI−XXI線矢視断面における栓部の形成パターンを示すイメージ図。 図19のXXII−XXII線矢視断面における栓部の形成パターンを示すイメージ図。 実験例2における、実施例2及び実施例3の排ガス浄化フィルタの圧力損失(相対値)を示す説明図。 実験例2における、実施例1及び実施例4の排ガス浄化フィルタの圧力損失(相対値)を示す説明図。 実験例2における、実施例2の排ガス浄化フィルタの軸方向における断面図。 実験例2における、実施例3の排ガス浄化フィルタの軸方向における断面図。 実験例2における、実施例1の排ガス浄化フィルタの軸方向における断面図。 実験例2における、実施例4の排ガス浄化フィルタの軸方向における断面図。
上記排ガス浄化フィルタの好ましい実施形態について説明する。
ハニカム構造体は、複数のセル密度領域を有し、各セル密度領域内のセル密度は一定であり、隣り合うセル密度領域のセル密度は異なっている。ハニカム構造体においては例えば径方向にセル密度を段階的に変化させることができる。
セル密度を段階的に変化させる手段としては、例えばセルの間隔(セルピッチ)を変化させる方法や、セルの形状を変化させる方法等がある。セルの形状は、排ガス浄化フィルタの径方向断面において、例えば円形、多角形等にすることができる。多角形としては、具体的には、四角形、六角形等があるが、機械強度を確保するという観点からは、四角形が好ましい。
ハニカム構造体においては、中心部側のセル密度領域における熱容量が外周側のセル密度領域に比べて大きいことが好ましい。より具体的には、中心部側のセル密度領域におけるセル壁の厚みを外周側のセル密度領域におけるセル壁の厚みよりも大きくすることが好ましい。この場合には、粒子状物質(PM)の堆積量が多くなりやすい中心部側のセル密度領域内における再生時の発熱を抑制することができる。
また、ハニカム構造体においては、中心部側のセル密度領域における圧力損失が外周側のセル密度領域に比べて大きいことが好ましい。より具体的には、中心部側のセル密度領域におけるセル密度が外周側のセル密度領域におけるセル密度に比べて大きいことが好ましい。この場合には、外周側のセル密度領域内への排ガスの流入量を増やし、中心部側のセル密度領域内へPMの堆積が集中することを抑制することができる。その結果、再生時の発熱が中心部側のセル密度領域内に集中することを抑制することができる。
排ガス浄化フィルタは、例えばコージェライト、SiC、チタン酸アルミニウム等のセラミックス材料等から形成することができる。具体的には、セル壁、境界隔壁、栓部等をこれらのセラミックス材料により形成することができる。
排ガス浄化フィルタには、例えばPt、Rh、Pd等の貴金属からなる触媒を担持させることができる。このとき、触媒は、セリア−ジルコニア固溶体等の助触媒、アルミナ等の無機バインダと共に排ガス浄化フィルタに担持させることができる。
(実施例1)
排ガス浄化フィルタの実施例について、図面を用いて具体的に説明する。図1に示すごとく、本例の排ガス浄化フィルタ1は、円柱状のハニカム構造体2と、栓部3とを有する。ハニカム構造体2は、四角形格子状に設けられた多孔質のセル壁21と、セル壁21に囲まれて形成された多数のセル22とを有する。セル22は、ハニカム構造体2の軸方向Xに伸びるように形成されている。栓部3は、ハニカム構造体2の軸方向Xにおける端面28、29を部分的に閉塞する。ハニカム構造体2及び栓部3はコージェライトからなり、ハニカム構造体2の容量は1.3Lである。
図1〜図3に示すごとく、ハニカム構造体2は、中心部20から外周部200に向かって径方向Yにセル密度が異なる2つのセル密度領域23(第1セル密度領域231、第2セル密度領域232)を有している。各セル密度領域231、232内のセル密度はそれぞれ一定である。本例においては、中心部20側に位置する第1セル密度領域231のセル密度は62個/cm2であり、外周部200側に位置する第2セル密度領域232のセル密度は47個/cm 2 であり、第2セル密度領域232のセル密度が第1セル密度領域231よりも低くなっている。また、第1セル密度領域231におけるセル壁21の厚みは0.25mmであり、第2セル密度領域232におけるセル壁21の厚みは0.2mmである。セル壁21の厚みは例えば0.1mm〜0.3mmの範囲で適宜変更することができる。また、ハニカム構造体2の気孔率は、例えば40%〜70%の範囲内で適宜変更することができる。
第1セル密度領域231は、ハニカム構造体2の中心部20を含む領域にあり、円柱状のハニカム構造体2の径方向Yにおける最も内側に位置している。一方、第2セル密度領域232は、ハニカム構造体2の外周部200を含む領域にあり、円柱状のハニカム構造体2の径方向Yにおける最も外側に位置している。
図1〜図3に示すごとく、ハニカム構造体2は、第1セル密度領域231と第2セル密度領域232との間に両者を隔てる円筒状の境界隔壁24を有している。そして、境界隔壁24によって隣り合うセル密度領域同士、即ち第1セル密度領域231と第2セル密度領域232とが隔てられている。ハニカム構造体2のセル22には、境界隔壁24に接する境界セル221と、境界隔壁24に接しない内部セル222とが存在する。境界セル221は、境界隔壁24と格子状に設けられたセル壁21とに囲まれたセルである。内部セル222は、格子状に設けられたセル壁21に囲まれたセル、及びセル壁21と外周部200に囲まれたセルである。セル壁21のみに囲まれた内部セル222は、所定の四角形(正方形)状を有するのに対し、境界セル221は、形状が不定である。
内部セル222は、図2〜図5に示すごとく、軸方向Xの両端面28、29のうちいずれか一方が栓部3により閉塞している。即ち、内部セル222は、排ガスが流入する側の端面28(フロント端面28)、又は排ガスが流出する側の端面29(リア端面29)が栓部3により閉塞している。栓部3は、隣り合う内部セル222のフロント端面28を交互に閉塞し、隣り合う内部セル222のリア端面29を交互に閉塞している。
一方、全ての境界セル221は、図3〜図5に示すごとくリア端面29において栓部3によって閉塞されている。また、境界セル221のフロント端面28は、図2、図4、及び図5に示すごとく、内部セル222と同様に、栓部3によって交互に閉塞されている。即ち、境界セル221は、フロント端面28とリア端面29との両方が栓部3によって閉塞された両端閉塞セルと、リア端面29が栓部3によって閉塞し、かつフロント端面28が開口する片側閉塞セルとを有している。なお、図4及び図5は、それぞれ図2におけるIVI−IV線矢視断面図、V−V線矢視断面図を正確に示すものではなく、境界セル221における栓部3の形成パターンを示すイメージ図である。後述の図8、図9、図11、図12、図17、図18、図21、及び図22についても同様である。図4、図8、図11、図17、図21において、セル壁21に囲まれる各セル22は、全て境界セル221であり、図5、図9、図12、図18、図22においては、内部セル222と境界セル221とが存在している。
ハニカム構造体2は、後述のように、粘土質の原料を押出成形して得られる成形体を焼成することにより得られる。このようにして得られるハニカム構造体2においては、境界セル221の中でも開口部の面積の小さなセルが端面28、29において閉塞する場合がある。本明細書において、このようなハニカム構造体の作製時に閉塞された境界セル221が、栓部3により閉塞されるべき位置に形成されている場合には、この境界セル221は栓部3により閉塞されているものとみなされる。一方、ハニカム構造体の作製時に閉塞された境界セル221が、栓部3により閉塞されるべきではない位置、即ち開口すべき位置に形成されている場合には、この境界セル221は栓部3により閉塞されておらず、開口されているものとみなされる。
本例の排ガス浄化フィルタ1は、次のようにして作製される。まず、シリカ、タルク、カオリン、アルミナ、水酸化アルミニウム等を含有するコージェライト原料を準備する。そして、焼成後の最終的な組成が、SiO2:47〜53質量%、Al23:32〜38質量%、MgO:12〜16質量%となるように、原料組成の調整を行う。コージェライト原料は、水等の溶媒、増粘剤、分散剤等と共に混合されて粘土質に調整されている。粘土質のコージェライト原料は、金型を用いて押出成形され、その後乾燥されることにより、ハニカム形状の成形体(ハニカム成形体)が得られる。
次に、シリカ、タルク、カオリン、アルミナ、水酸化アルミニウム等の原料粉末を含有する栓部形成材料を準備する。栓部形成材料は、焼成後の最終的な組成が、SiO2:47〜53質量%、Al23:32〜38質量%、MgO:12〜16質量%となるように、調整されている。栓部形成材料は、水又は油等の溶媒中に、増粘剤や分散剤等と共に分散されており、スラリー状である。栓部形成材料のスラリーは、混合機を用いて撹拌を行うことにより得られる。
次に、ハニカム成形体の両端面にマスキングテープを貼り付ける。その後、マスキングテープを部分的に除去することより、栓詰めすべきセルの端面に開口部を形成する。マスキングテープの除去は、例えばレーザ光の照射等により行うことができる。次いで、ハニカム成形体の両端面をそれぞれ上述の栓部形成材料のスラリーに浸漬する。これにより、開口部から栓詰めすべきセル内に適量の栓部形成材料を浸入させる。
次いで、ハニカム成形体を乾燥させた後、焼成させる。これにより、ハニカム成形体及び栓部形成材料が焼結する。このようにして、図1〜図5に示すごとく、ハニカム構造体2と栓部3とを有する排ガス浄化フィルタ1が得られる。なお、本例においては、ハニカム成形体と栓部形成材料を一度の焼成により、焼結させているが、予めハニカム成形体を焼成してハニカム構造体2を作製した後に、再度焼成により栓部3を形成することも可能である。この場合には、焼成されたハニカム構造体2にマスキングテープを貼り付けた後、上述の製法と同様にして栓部3を形成することにより、排ガス浄化フィルタ1を製造することができる。
本例の排ガス浄化フィルタ1は、例えばディーゼルエンジン、ガソリンエンジン等の内燃機関から排出される排ガス中に含まれるPMを捕集するために用いられる。図1〜図5に示すごとく、排ガス浄化フィルタ1においては、境界隔壁24に接する境界セル221が、軸方向Xにおける両端面28、29のうちのいずれか一方の端面29(リア端面29)において栓部によって閉塞されている。即ち、全ての境界セル221においては、排ガスの流出口となるリア端面29が閉塞されているため、PMを含む排ガスが境界セル221内を流れ難くなり、境界セル221の近くに存在する内部セル222内を通過し易くなる。その結果、PMを含む排ガスの境界セル221内へ流入量が抑制される。そのため、境界セル221内へのPMの蓄積が抑制されるため、PMの燃焼熱を低下させることができる。それ故、PMの燃焼時における境界隔壁24の周囲の温度を低下させることができ、境界隔壁24の周囲にかかる熱応力が緩和される。その結果、排ガス浄化フィルタ1は、境界隔壁24を備えるという強度の低い構造を有しているにも関わらず、クラックの発生を防止することが可能になる。
本例の排ガス浄化フィルタ1においては、上述のように、境界セル221のフロント端面28は、栓部3によって交互に閉塞されているが、境界セル221のリア端面29が上述のように閉塞されていれば、フロント端面28は、全てが開口していても、全てが閉塞されていても、交互に閉塞されていてもよい。この場合にも、境界隔壁24の周囲にかかる熱応力が緩和され、クラックの発生を防止できるという上述の作用効果を奏することができる。
また、ハニカム構造体2は、その軸方向Xに直交する断面において、中心部20から外周部200に向かって径方向Yにセル密度が異なる複数のセル密度領域23を有する。そのため、排ガス浄化フィルタ1においては、中心部側に比べて排ガスの流通性の低い外周部側のセル密度を低くすることができる。実際に、本例のハニカム構造体2においては、中心部20側に位置する第1セル密度領域231に比べて、外周部200側に位置する第2セル密度領域232のセル密度が低くなっている。これにより、第2セル密度領域232のセル22内にも、第1セル密度領域と同様にスムーズに排ガスが流れる。そのため、排ガス浄化フィルタ1に流入する排ガスの流速分布の均一化が可能になる。その結果、排ガス浄化フィルタ1に捕集されるPMの偏りが緩和されるため、排ガス浄化フィルタ1のPMの捕集性能が向上する。
排ガス浄化フィルタ1は、ガソリンエンジンから排出されるPMを捕集するために用いられることが好ましい。この場合には、PMの燃焼頻度を小さくすることができ、燃費が向上する。
以上のように、本例の排ガス浄化フィルタ1においては、境界隔壁24における熱応力の集中が緩和され、クラックの発生を防止することができる。
(実施例2)
本例は、境界セルのフロント端面が閉塞された排ガス浄化フィルタの例である。図6〜図9に示すごとく、本例の排ガス浄化フィルタ1は、フロント端面28において、全ての境界セル221が栓部3によって閉塞されている。また、境界セル221のリア端面29は、実施例1のフロント端面と同様に栓部3によって交互に閉塞されている。即ち、境界セル221は、フロント端面28とリア端面29との両方が栓部3によって閉塞された両端閉塞セルと、フロント端面28が栓部によって閉塞し、かつリア端面29が開口する片側閉塞セルとを有している。その他の構成は、実施例1と同様である。なお、実施例2の排ガス浄化フィルタ1(図6〜図9参照)において、実施例1と同じ符号は、同一の構成を示し、先行する説明を参照する。
本例の排ガス浄化フィルタ1においては、境界隔壁24に接する境界セル221が、軸方向Xにおけるフロント端面28において栓部3によって閉塞されている。即ち、全ての境界セル221は、排ガスが流入する側の端面28(フロント端面28)において、栓部3によって閉塞されている。そのため、PMを含む排ガスの境界セル221内への流入が防止され、境界セル221内へのPMの蓄積を防止することができる。それ故、PMの燃焼熱を低下させることができ、PMの燃焼時における境界隔壁24の周囲の温度を低下させることができるため、境界隔壁24の周囲にかかる熱応力が緩和される。その結果、排ガス浄化フィルタ1は、境界隔壁24を備えるという強度の低い構造を有しているにも関わらず、クラックの発生をより防止することが可能になる。本例の排ガス浄化フィルタ1は、その他にも実施例1と同様の作用効果を奏する。
なお、本例の排ガス浄化フィルタ1においては、上述のように、境界セル221のリア端面29は、交互に栓部3によって閉塞されているが、境界セル221のフロント端面28が上述のように閉塞されていれば、リア端面29は、全てが開口していても、全てが閉塞されていても、交互に閉塞されていてもよい。この場合にも、境界隔壁24の周囲にかかる熱応力が緩和され、クラックの発生を防止できるという本例における上述の作用効果を奏することができる。
(比較例1)
本例は、境界セル及び内部セルのいずれもがハニカム構造体の両端面のいずれか一方において閉塞された排ガス浄化フィルタの例である。図10〜図12に示すごとく、本例の排ガス浄化フィルタ9は、内部セル222と境界セル221とを含む全てのセル22の両端面28、29のいずれか一方が、交互に栓部3により閉塞している。即ち、内部セル222と同様に、全ての境界セル221も、端面28、29の一方が閉塞している。その他の構成は、実施例1と同様である。なお、比較例1の排ガス浄化フィルタ9(図12〜図15参照)において、実施例1と同じ符号は、同一の構成を示し、先行する説明を参照する。
本例の排ガス浄化フィルタ9においては、境界セル221が内部セル222と同様に栓部3により交互に閉塞されている。そのため、内部セル222と同様に、境界セル221内にもPMを含む排ガスが流入し、境界セル221内からも排出される。そのため、内部セル222と同様に、境界隔壁24に隣接する境界セル221内にもPMが蓄積され、PMの燃焼熱が発生する。その結果、PMの燃焼により、境界隔壁24の周囲の温度が上昇する傾向にある。その結果、本例の排ガス浄化フィルタ9においては、強度の低い境界隔壁24の周囲にクラックが発生するおそれがある。
(実験例1)
本例は、実施例1、実施例2、比較例1の各排ガス浄化フィルタにPMを堆積させた後、PMを燃焼させるPM燃焼試験を行う例である。
具体的には、まず、各排ガス浄化フィルタをガソリンエンジンの排気管内に装填し、排ガス浄化フィルタに排ガス中に含まれるPMを3g/L堆積させた。次いで、空燃比(空気/燃料)を1に保持した状態で排ガス浄化フィルタを700℃まで昇温させた。その後、アイドル相当まで燃料ガスの供給量を下げることにより、PMを燃焼させた。このときの排ガス中の酸素濃度は16体積%となる。
PMの燃焼時における排ガス浄化フィルタのリア端面における境界セル内の温度を測定した。具体的には、図13に示すごとく、境界隔壁24に内接する境界セル221(第1セル密度領域231内の境界セル221)内に、ハニカム構造体2の周方向に等間隔に4つ熱電対5を設置し、各熱電対5により境界セル内の温度を測定した。各熱電対5は、排ガス浄化フィルタ1のリア端面29から軸方向(図9の紙面と垂直な方向)へ5mm内側に設置した。各熱電対5は、図13に示すように、90°間隔で配置した。なお、熱電対5を配置する境界セル24がリア端面29において閉塞されている場合には、ドリルにより穴を開け、その穴から熱電対5を配置した。境界セル221内の温度は、熱電対5を設置した4箇所の温度の平均値から算出した。なお、図13においては、代表例として、実施例1の排ガス浄化フィルタ1のリア端面29における熱電対の配置を示すが、栓部3の形成パターンが異なる点を除いては、実施例2及び比較例1についても同様である。各実施例の排ガス浄化フィルタ1の測定温度結果を、比較例1の排ガス浄化フィルタに対する相対温度として、図14に示す。
図14より知られるごとく、全ての境界セル221がリア端面29又はフロント端面28において閉塞されている実施例1及び実施例2の排ガス浄化フィルタ1は、境界セル221がフロント端面28及びリア端面29において交互に閉塞されている比較例1の排ガス浄化フィルタに比べて、PM燃焼時における境界セルの温度が低下していた。そのため、実施例1及び実施例2の排ガス浄化フィルタ1においては、PM燃焼時に境界隔壁にかかる熱応力が緩和され、排ガス浄化フィルタ1のクラックの発生を防止することができる。
また、図14に示すごとく、境界セル221のフロント端面28が閉塞する実施例2は、リア端面29が閉塞する実施例1よりも、PM燃焼時における境界セルの低下温度幅が向上していた。したがって、クラックの発生をより一層防止できるという観点から、全ての境界セル221は、軸方向Xにおける両端面28、29のうち排ガスが流入する側の端面28(フロント端面28)において栓部3によって閉塞されていることが好ましい。
また、PMの堆積量を5g/Lに変更した点を除いては、上述と同様の方法により、実施例1、実施例2、及び比較例1の排ガス浄化フィルタのPMの燃焼試験を行い、クラックの発生の有無を調べた。その結果、境界セルがハニカム構造体の両端面に交互に閉塞された比較例1の排ガス浄化フィルタにおいては、強度の低い境界隔壁の周囲にクラックが発生した。これに対し、両端面のいずれかにおいて全ての境界セルが閉塞された実施例1及び2の排ガス浄化フィルタにおいては、比較例1と同様に境界隔壁を有しているにもかかわらず、クラックは発生していなかった。これは、実施例1及び2の排ガス浄化フィルタにおいては、上述のようにPM燃焼時における境界セルの温度が低下するため、境界隔壁にかかる熱応力が緩和されたためである。
(実施例3)
本例は、境界セルのフロント端面が閉塞され、リア端面が開口された排ガス浄化フィルタの例である。図15〜図18に示すごとく、本例の排ガス浄化フィルタ1は、実施例2と同様に、フロント端面28において、全ての境界セル221が栓部3によって閉塞されている。一方、境界セル221のリア端面29には、栓部3は形成されておらず、境界セル221のリア端面29は、全て開口している。即ち、全ての境界セル221は、フロント端面28が栓部3によって閉塞し、かつリア端面29が開口する片側閉塞セルである。その他の構成は、実施例1と同様である。なお、実施例3の排ガス浄化フィルタ1(図15〜図18参照)において、実施例1と同じ符号は、同一の構成を示し、先行する説明を参照する。
(実施例4)
本例は、境界セルのリア端面が閉塞され、フロント端面が開口された排ガス浄化フィルタの例である。図19〜図22に示すごとく、本例の排ガス浄化フィルタ1は、実施例1と同様に、リア端面29において、全ての境界セル221が栓部3によって閉塞されている。一方、境界セル221のフロント端面28には、栓部3は形成されておらず、境界セル221のフロント端面28は、全て開口している。即ち、全ての境界セル221は、リア端面29が栓部3によって閉塞し、かつフロント端面28が開口する片側閉塞セルである。その他の構成は、実施例1と同様である。なお、実施例4の排ガス浄化フィルタ1(図19〜図22参照)において、実施例1と同じ符号は、同一の構成を示し、先行する説明を参照する。
(実験例2)
本例においては、実施例2と実施例3、実施例1と実施例4の排ガス浄化フィルタをそれぞれ比較する例である。上述のように、実施例2及び実施例3は、境界セル221のフロント端面28が栓部3により閉塞された排ガス浄化フィルタ1である(図6〜図9、図15〜図18参照)。実施例3においては全ての境界セル221のリア端面29が開口しているのに対し、実施例2においては境界セル221のリア端面29が内部セル222と同様に交互に閉塞している点において、実施例2と実施例3とは相違している。また、実施例1及び実施例4は、境界セル221のリア端面29が栓部3により閉塞された排ガス浄化フィルタ1である(図2〜図5、図19〜図22参照)。実施例4においては全ての境界セル221のフロント端面28が開口しているのに対し、実施例1においては境界セル221のフロント端面28が内部セル222と同様に交互に閉塞している点において、実施例1と実施例4とは相違している。
次に、実施例2と実施例3、実施例1と実施例4との圧力損失をそれぞれ比較する。具体的には、圧力損失測定装置を用いて、各排ガス浄化フィルタにガス(空気)を流した時の圧力損失を測定した。圧力損失測定装置は、排ガス浄化フィルタに流入する直前のガスの圧力と排ガス浄化フィルタから流出した直後のガスの圧力との差(差圧)を測定する差圧計と、排ガス浄化フィルタにガスを流すためのブロワーとを備えている。具体的な手順としては、まず、排ガス浄化フィルタのフロント端面とリア端面とに配管を取り付け、ブロワーにより配管内にガスを流す。そして、排ガス浄化フィルタ内にガスを流したときの差圧を差圧計により測定する。この差圧が圧力損失である。具体的には、各排ガス浄化フィルタに流速7m3/分で空気を流し、フロント端面とリア端面との差圧をそれぞれ測定した。そして、実施例2の圧力損失を100%としたときの実施例3の圧力損失の割合(百分率)を算出した。その結果を図23に示す。また、実施例1の圧力損失を100%としたときの実施例4の圧力損失の割合(百分率)を算出した。その結果を図24に示す。
図23より知られるように、実施例3の排ガス浄化フィルタは、実施例2に比べて、圧力損失が低下している。この理由は次の通りである。即ち、図25に示すごとく、実施例2の排ガス浄化フィルタ1においては、境界セル221のリア端面29に栓部3によって閉塞された箇所が存在しているため、リア端面29から排出される排ガスの流れG(図25における破線矢印)が境界セル221内において部分的に阻害される。これに対し、図26に示すごとく、実施例3の排ガス浄化フィルタ1においては、境界セル221のリア端面29が栓部3によって閉塞されておらず、開口しているため、境界セル221のリア端面29から排出される排ガスの流れGが形成される。その結果、図23に示すごとく、実施例3の排ガス浄化フィルタは、実施例2に比べて圧力損失の低減が可能になる。
また、図24より知られるように、実施例4の排ガス浄化フィルタは、実施例1に比べて、圧力損失が低下している。この理由は次の通りである。即ち、図27に示すごとく、実施例1の排ガス浄化フィルタ1においては、境界セル221のフロント端面28に栓部3によって閉塞された箇所が存在しているため、境界セル221のフロント端面28において排ガスの流れG(図27における破線矢印)が部分的に阻害される。これに対し、図28に示すごとく、実施例4の排ガス浄化フィルタ1においては、境界セル221のフロント端面28が栓部3によって閉塞されておらず、開口しているため、フロント端面28から境界セル221内に流入して内部セル222のリア端面29から排出される排ガスの流れGが形成される。その結果、図24に示すごとく、実施例4の排ガス浄化フィルタは、実施例1に比べて圧力損失の低減が可能になる。
このように、圧力損失の低減という観点から、全ての境界セル221は、軸方向Xにおける両端面28、29のうち、排ガスが流入する側の端面28(フロント端面28)又は排ガスが流出する側の端面29(リア端面29)において開口していることが好ましい。より好ましくは、実施例3のように、境界セル221はフロント端面28において閉塞し、リア端面29において開口していることがよい。この場合には、圧力損失の低減効果が向上する。
1 排ガス浄化フィルタ
2 ハニカム構造体
221 境界セル
222 内部セル
23 セル密度領域
24 境界隔壁
28 端面(フロント端面)
29 端面(リア端面)
3 栓部

Claims (3)

  1. 排ガス中の粒子状物質を捕集するための排ガス浄化フィルタ(1)であって、
    該排ガス浄化フィルタ(1)は、ハニカム構造体(2)と、該ハニカム構造体(2)の軸方向(X)の端面(28、29)を部分的に閉塞する栓部(3)とを有し、
    上記ハニカム構造体(2)は、格子状に設けられたセル壁(21)と、
    該セル壁(21)に囲まれて形成された複数のセル(22)と、
    上記軸方向(X)に直交する断面において、中心部(20)から外周部(200)に向かって径方向(Y)にセル密度が異なる複数のセル密度領域(23)と、
    隣り合う該セル密度領域(23)同士の間に形成され、かつ両者を隔てる境界隔壁(24)とを有し、
    上記セル(22)は、上記境界隔壁(24)に接する境界セル(221)と、上記境界隔壁(24)に接することなく上記セル壁(21)に囲まれて形成された内部セル(222)とを有し、
    該内部セル(222)は、上記軸方向(X)における両端面(28、29)のいずれか一方において上記栓部(3)によって閉塞されており、
    全ての上記境界セル(221)は、上記ハニカム構造体(2)の上記軸方向(X)における両端面(28、29)のうちの排ガスが流出する側の端面(29)において上記栓部(3)によって閉塞されているか、又は、上記ハニカム構造体(2)の上記軸方向(X)における両端面(28、29)のうちの排ガスが流入する側の端面(28)において上記栓部(3)によって閉塞されていることを特徴とする排ガス浄化フィルタ(1)。
  2. 全ての上記境界セル(221)は、上記両端面(28、29)のうち排ガスが流出する側の上記端面(29)において上記栓部(3)によって閉塞されており、排ガスが流入する側の上記端面(28)において開口していることを特徴とする請求項1に記載の排ガス浄化フィルタ(1)。
  3. 全ての上記境界セル(221)は、上記両端面(28、29)のうち排ガスが流入する側の上記端面(28)において上記栓部(3)によって閉塞されており、排ガスが流出する側の上記端面(29)において開口していることを特徴とする請求項1に記載の排ガス浄化フィルタ(1)。
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