JP6314709B2 - 電子機器及びその組み立て方法 - Google Patents

電子機器及びその組み立て方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6314709B2
JP6314709B2 JP2014141962A JP2014141962A JP6314709B2 JP 6314709 B2 JP6314709 B2 JP 6314709B2 JP 2014141962 A JP2014141962 A JP 2014141962A JP 2014141962 A JP2014141962 A JP 2014141962A JP 6314709 B2 JP6314709 B2 JP 6314709B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
component
casing
claw
side wall
seal member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2014141962A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016018944A (ja
Inventor
慎吾 山口
慎吾 山口
渡邊 諭
渡邊  諭
勇人 信太
勇人 信太
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2014141962A priority Critical patent/JP6314709B2/ja
Priority to US14/725,415 priority patent/US9791893B2/en
Publication of JP2016018944A publication Critical patent/JP2016018944A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6314709B2 publication Critical patent/JP6314709B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F1/00Details not covered by groups G06F3/00 - G06F13/00 and G06F21/00
    • G06F1/16Constructional details or arrangements
    • G06F1/1613Constructional details or arrangements for portable computers
    • G06F1/1633Constructional details or arrangements of portable computers not specific to the type of enclosures covered by groups G06F1/1615 - G06F1/1626
    • G06F1/1656Details related to functional adaptations of the enclosure, e.g. to provide protection against EMI, shock, water, or to host detachable peripherals like a mouse or removable expansions units like PCMCIA cards, or to provide access to internal components for maintenance or to removable storage supports like CDs or DVDs, or to mechanically mount accessories

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Human Computer Interaction (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Casings For Electric Apparatus (AREA)

Description

本発明は、電子機器及びその組み立て方法に関する。
近年、携帯電話、スマートフォン及びデジタルカメラ等の電子機器は、小型化及び薄型化が促進されている。また、これらの電子機器には、防水性が求められることも多い。
電子機器の防水性を実現する1つの方法として、筐体を構成する2つの部品(以下、「筐体部品」という)間にゴムパッキン又はエラストマなどのシール部材を挟み、筐体部品間をねじ止めする方法がある。また、ねじ止めに替えて、スナップフィットにより2つの筐体部品を固定する方法もある(例えば、特許文献1参照)。
更に、2つの筐体部品を、水分が侵入できないように接着剤又は硬化型シール剤で接合する方法もある。
特開平8−78864号公報
防水性を有する電子機器は、組み立て作業が煩雑であるという問題がある。また、修理の際に、分解が困難であるという問題もある。
開示の技術は、組み立て及び修理の作業性が良好である防水構造を備えた電子機器及びその組み立て方法を提供することを目的とする。
開示の技術の一観点によれば、電子部品を囲む側壁部を備えた第1の筐体部品と、前記第1の筐体部品の前記側壁部に設けられた凹部と、縁部が前記第1の筐体部品の前記側壁部上に配置される第2の筐体部品と、弾力性及び防水性を有し、前記第1の筐体部品の前記側壁部と前記第2の筐体部品の前記縁部との間に配置されたシール部材と、前記第2の筐体部品の前記縁部の上に接触する第1の爪部と前記第1の筐体部品の前記側壁部の凹部に嵌合する第2の爪部とを備え、前記第1の爪部と前記第2の爪部とにより前記第2の筐体部品を前記第1の筐体部品の上に固定する固定部品とを有し、前記第1の爪部と前記第2の爪部との間隔をt1、前記側壁部の上面から前記凹部までの距離をt2、前記第2の筐体部品の縁部の厚さをt3、前記シール部材に応力が印加されていないときの前記シール部材の前記側壁部の上面からの突出量をt4としたときに、(t2+t3)<t1<(t2+t3+t4)を満足する電子機器が提供される。
開示の技術の他の一観点によれば、電子部品を囲む側壁部を備えた第1の筐体部品の前記側壁部の上に、弾力性及び防水性を有するシール部材を配置する工程と、前記第1の筐体部品の上に、前記シール部材を挟んで第2の筐体部品を配置する工程と、前記第2の筐体部品に圧力を印加して前記シール部材を圧縮する工程と、第1の爪部と第2の爪部とを備えた固定部品を用い、前記第1の爪部を前記第2の筐体部品の縁部上に接触させ、前記第2の爪部の先端部を前記第1の筐体部品の前記側壁部に設けられた凹部に対応する位置に配置する工程と、前記第2の筐体部品に印加した圧力を除去し、前記シール部材の反発力により前記第2の爪部の先端部と前記凹部とを嵌合させる工程とを有し、前記第1の爪部と前記第2の爪部との間隔をt1、前記側壁部の上面から前記凹部までの距離をt2、前記第2の筐体部品の縁部の厚さをt3、前記シール部材に応力が印加されていないときの前記シール部材の前記側壁部の上面からの突出量をt4としたときに、(t2+t3)<t1<(t2+t3+t4)を満足する電子機器の組み立て方法が提供される。
上記一観点に係る電子機器及びその組み立て方法によれば、電子機器の組み立て及び分解が容易である。
図1は、実施形態に係る電子機器を示す斜視図である。 図2は、図1中に符号Aで示す面における斜視断面図である。 図3は、実施形態に係る電子機器の組み立て図である。 図4(a)〜(c)は、第1の筐体部品、第2の筐体部品及び固定部品を個別に示す模式断面図である。 図5は、第1の筐体部品の上面図である。 図6は、第1の爪部と第2の爪部との間隔t1、枠部の厚さt2、第2の筐体部品の縁部の厚さt3、シール部材の枠部からの突出量t4の関係を示す図である。 図7は、実施形態に係る電子機器の組み立て方法を説明する図(その1)である。 図8は、実施形態に係る電子機器の組み立て方法を説明する図(その2)である。 図9は、実施形態に係る電子機器の組み立て方法を説明する図(その3)である。 図10は、実施形態に係る電子機器の組み立て方法を説明する図(その4)である。 図11は、実施形態に係る電子機器の組み立て方法を説明する図(その5)である。 図12(a)は固定部品により第1の筐体部品の枠部と第2の筐体部品の縁部とを挟持した状態の一例を示す断面図、図12(b)は同じくその上面図である。 図13(a)は固定部品により第1の筐体部品の枠部と第2の筐体部品の縁部とを挟持した状態の他の例を示す断面図、図13(b)は同じくその上面図である。 図14(a),(b)は、変形例(その1)を示す図である。 図15(a),(b)は、変形例(その2)を示す図である。 図16(a),(b)は、変形例(その3)を示す図である。
以下、実施形態について説明する前に、実施形態の理解を容易にするための予備的事項について説明する。
前述したように、電子機器の防水性を実現する方法には、筐体部品間にシール部材を挟み、ねじ又はスナップフィットにより筐体部品間を固定する方法と、2つの筐体部品を接着剤又は硬化型シール剤で接合する方法とがある。
ねじ又はスナップフィットを使用する方法では、筐体部品の一方が金属又はガラス等の薄板である場合、ねじ又はスナップフィットを配置する間隔が大きいと、金属板又はガラス板が撓んでシール部材との間に隙間が発生する。その結果、電子機器の防水性を確保できなくなる。
ねじ又はスナップフィットを小さいピッチで配置すれば、金属板又はガラス板の撓みを小さくでき、電子機器の防水性を確保できる。しかし、ねじ又はスナップフィットの数が多くなると、電子機器の組み立て作業が煩雑になる。また、修理の際に多くのねじ又はスナップフィットを外すことが必要になるため、修理の際の作業性も悪い。
更に、スナップフィットは、適度の弾力性が要求されるため、通常樹脂により形成されている。しかし、筐体部品が金属又はガラスの場合、筐体部品にスナップフィットを一体的に形成することはできないため、金属又はガラスの部分に別途形成したスナップフィット(樹脂)を接合する工程が必要になる。このため、製造工程数が多くなり、製品コストが上昇する原因となる。
一方、接着剤又は硬化型シール剤で筐体部品間を接合する方法では、修理の際に筐体を分解することが困難になる。また、接着剤又はシール剤が硬化するまである程度の時間が必要なため、製造に要する時間が長くなるという欠点もある。
以下の実施形態では、組み立て及び修理の作業性が良好である防水構造を備えた電子機器及びその組み立て方法について説明する。
(実施形態)
図1は実施形態に係る電子機器を示す斜視図、図2は図1中に符号Aで示す面における斜視断面図である。また、図3は本実施形態に係る電子機器の組み立て図、図4(a)〜(c)は第1の筐体部品11、第2の筐体部品12及び固定部品14を個別に示す模式断面図である。更に、図5は第1の筐体部品11の上面図である。
なお、本実施形態では、電子機器がスマートフォンの場合について説明しているが、開示の技術は他の電子機器にも適用できる。
電子機器10の筐体は、電子部品15が配置される空間を形成する第1の筐体部品11及び第2の筐体部品12と、第1の筐体部品11と第2の筐体部品12との間の防水性を確保するシール部材13及び固定部品14とを有する。電子部品15は、例えばIC(Integrated Circuit)等が実装された配線基板や充電式電池である。
第1の筐体部品11は、図4(a)に示すように、ほぼ矩形の板状の底板部11aと、底板部11aを囲む側板部11bとを有する箱状の部材である。
側板部11bの上部には、外方に突出する枠部16が設けられている。また、枠部16の上面には、シール部材13を配置するための溝16aが設けられている。この溝16aは、図5に例示するように第1の筐体部品11を上から見たときに、枠部16に沿って閉じたリング状に形成されている。
枠部16の下側には、図4(a)に示すように、後述の固定部品14の第2の爪部19bの先端部が嵌合する凹部16bが設けられている。更に、側板部11bの下側には、固定部品14の第3の爪部19cの先端部が嵌合する凹部17が設けられている。これらの凹部16b,17は、第1の筐体部品11の外周方向に沿ってそれぞれ複数設けられている。
本実施形態では、第1の筐体部品11は樹脂(プラスチック)により一体的に形成されているものとする。
シール部材13は、弾力性及び防水性を有する材料よりなる閉じたリング状の部材であり、前述したように第1の筐体部品11の枠部16の上に配置される。シール部材13として、例えばシリコンゴムよりなるOリング又はソフトガスケット等を使用することができる。また、シール部材13として、塗布後に弾力性を有し、剥離及び再塗布が容易なシール剤を使用してもよい。
なお、側板部11b(枠部16)の上に溝16aを設けなくてもよい。しかし、シール部材13を所定の位置に容易に配置するために、側板部11b(枠部16)の上部に溝16aを設けることが好ましい。
第2の筐体部品12は、少なくとも縁部が薄板状の部材である。本実施形態では、第2の筐体部品12として、図4(b)に示すように、液晶表示部12aとタッチパッド部12bとが一体となったタッチパネルを使用している。タッチパッド部12bの縁部が、第1の筐体部品11の枠部16上に配置される。また、液晶表示部12aは、図2に示すように、第1の筐体部品11内に配置される。
固定部品14は、第1の筐体部品11の枠部16と第2の筐体部品12の縁部とを挟持する部品であり、第1の筐体部品11及び第2の筐体部品12とは別個に形成される。図1,図2に示すように、複数の固定部品14が、第1の筐体部品11の周囲を覆うように配置される。本実施形態では、固定部品14も、第1の筐体部品11と同様の樹脂により形成されているものとする。
図4(c)に示すように、固定部品14は、第1の筐体部品11の側面を覆うカバー部18と、カバー部18から水平方向に延びる第1の爪部19a、第2の爪部19b及び第3の爪部19cとを有する。
第1の爪部19aは、カバー部18の上端に接続している。第1の爪部19aはカバー部18の長手方向に沿って連続的に形成されており、図2のように第2の筐体部材12(タッチパッド部12b)の縁部上側に接触する。
第2の爪部19bは、第1の爪部19aの下方に配置されている。この第2の爪部19bの先端部には上側に突出する凸部20bが設けられており、この凸部20bが第1の筐体部品11の凹部16bに嵌合することで、固定部品14が第1の筐体部品11から外れることを防ぐ。
第3の爪部19cは、カバー部18の下端に接続している。この第3の爪部19cの先端部にも上側に突出する凸部20cが設けられており、この凸部20cが側板部11bの下部の凹部17に嵌合することで、固定部品14を第1の筐体部品11からより一層外れにくくする。
なお、図6に示すように、第1の爪部19aと第2の爪部19bとの間隔をt1、枠部16の厚さをt2、第2の筐体部品12の縁部の厚さをt3、シール部材13の枠部16からの突出量をt4としたときに、下記不等式(1)を満足することが重要である。但し、t4はシール部材13に応力が印加されていないときにおける枠部16からの突出量である。
(t2+t3)<t1<(t2+t3+t4) …(1)
以下、図7,図8、及び図9〜図11を参照して、本実施形態に係る電子機器の組み立て方法について説明する。
まず、図7(a)に示すように、第1の筐体部品11内に電子部品15を配置する。また、第1の筐体部品11の溝16a内にシール部材13を配置する。
次に、図7(b)に示すように、第1の筐体部品11の上に第2の筐体部品12を配置し、第2の筐体部品12を上側から均等に押圧してシール部材13を圧縮する。図9は、シール部材13を圧縮した状態を示す拡大図である。この図9に示す例では、第1の筐体部品11(枠部16)と第2の筐体部品12の縁部とが接触するまでシール部材13を圧縮している。
次に、図7(b)及び図8(a)に示すように、第1の筐体部品11の側方から固定部品14を水平方向に移動させて、固定部品14の爪部19a,19b間に、第1の筐体部品11の枠部16と第2の筐体部品12の縁部とを挿入する。
このとき、第2の爪部19bの凸部20bは第1の筐体部品11の凹部16bに対応する位置に配置され、第3の爪部19cの凸部20cは第1の筐体部品11の凹部17に対応する位置に配置される。
前述したように、第1の爪部19aと第2の爪部19bとの間の距離t1は、枠部16の厚さt2と第2の筐体部品12の縁部の厚さt3との合計よりも大きく設定されている(式(1)参照)。そのため、第1の筐体部品11の側方から固定部品14を水平方向に移動させることで、第1の爪部19aと第2の爪部19bとの間に枠部16及び第2の筐体部品12の縁部を挟むことができる。
図10は、シール部材13を圧縮した状態で第1の爪部19aと第2の爪部19bとの間に枠部16及び第2の筐体部品12の縁部を挟んだ状態を示している。
例えばスナップフィットにより2つの部材を固定する場合、スナップフィットを弾性的に変形させるので、無理な応力が加わってスナップフィットを破損することがある。しかし、本実施形態では、電子機器10を組み立てる際に固定部品14を弾性的に変形させる必要はないので、第1の爪部19aと第2の爪部19bとの間に枠部16及び第2の筐体部品12の縁部を挟む際に、固定部品14が破損するおそれは極めて少ない。
次に、第2の筐体部品12に印加した応力を除去する。そうすると、図11に示すように、シール部材13の弾性力(反発力)により固定部品14及び第2の筐体部品12が上方に移動する。そして、図8(b)に示すように、第2の爪部19b及び第3の爪部19cの各先端部(凸部20b,20c)がそれぞれ第1の筐体部品11の凹部16b,17に嵌合する。これにより、第1の筐体部品11と第2の筐体部品12との間の防水性が確保されるとともに、固定部品14が第1の筐体部品11及び第2の筐体部品12から容易に外れないようになり、電子機器10の組み立てが完成する。
なお、修理等の作業の際に電子機器10を分解する場合は、図8(a)に示すように第2の筐体部品12を押圧して固定部品14の第1の爪部19aと第2の筐体部品12との間に隙間を形成し、固定部品14を下にずらす。その後、図7(b)に示すように、固定部品14を水平方向外側に移動する。次いで、第2の筐体部品12を第1の筐体部品11の上から取り外す。これにより、電子部品15の修理や交換が可能となる。
上述したように、本実施形態に係る電子機器の組み立て方法によれば、シール部材13を圧縮した状態で固定部品14により枠部16と第2の筐体部品12の縁部とを挟持することで、第1の筐体部品11と第2の筐体部品12とを固定する。そのため、ねじやスナップフィット又は接着剤等を使用する場合と比べて組み立てに要する時間が短く、電子機器の量産化に好適である。更に、本実施形態に係る電子機器の組み立て方法では、固定部品14により第1の筐体部品11の枠部16と第2の筐体部品12の縁部とを挟んで両者を固定する。このため、本実施形態に係る電子機器の組み立て方法は、第1の筐体部品11及び第2の筐体部品12の材質にかかわらず適用可能である。
また、本実施形態に係る電子機器の組み立て方法によれば、電子機器10を修理するときに、第2の筐体部品12に圧力を印加した状態で固定部品14を引き抜くことにより、第1の筐体部品11と第2の筐体部品12とを容易に分離できる。このため、電子機器10の修理が容易であるという利点もある。この場合、固定部品14は、電子機器10を組み立てる際に再利用可能である。
更に、枠体16とシール部材13との間、及びシール部材13と第2の筐体部品12との間の密着力は、固定部品14の第1の爪部19aと第2の爪部19bとの間の距離とシール部材13の弾性力とにより決まる。そのため、本実施形態では、枠体16とシール部材13との間、及びシール部材13と第2の筐体部品12との間の密着力がシール部材13の長さ方向全体にわたりほぼ均一になり、良好な防水性能及び防塵性能が得られる。
ところで、上から見たときにシール部材13と第1の爪部19aとが重なるようにすることが好ましい。
図12(a)は固定部品14により第1の筐体部品11の枠部16と第2の筐体部品12の縁部とを挟持した状態の一例を示す断面図、図12(b)は同じくその上面図である。図12(b)において、シール部材13と第1の筐体部品11及び第2の筐体部品12との接触面には網掛けを施している。
この図12(a),(b)に示す例では、固定部品14の第1の爪部19aの長さが短いため、上から見たときにシール部材13と第1の爪部19aとが重ならない。この場合、シール部材13の弾性力により第2の筐体部品12の縁部に撓みが発生して、第2の筐体部品12の縁部が破損したり、防水性が確保できなくなることがある。
図13(a)は固定部品14により第1の筐体部品11の枠部16と第2の筐体部品12の縁部とを挟持した状態の他の例を示す断面図、図13(b)は同じくその上面図である。図13(b)において、シール部材13と第1の筐体部品11及び第2の筐体部品12との接触面には網掛けを施している。
この図13(a),(b)に示す例では、上から見たときにシール部材13と第1の爪部19aとが重なっている。この場合、シール部材13の垂直上方に第1の爪部19aがあるため、シール部材13の弾性力により第2の筐体部品12の縁部に撓みが発生することはない。そのため、シール部材13の弾性力に起因する第2の筐体部品12の破損や防水性の低下が回避される。
(変形例)
図2に示す例では第1の爪部19aが第2の筐体部品12の縁部の上に突出している。
これに対し、図14に示す変形例1では第2の筐体部品22の縁部に段差を設け、第1の爪部19aの上面と第2の筐体部品12の上面とが同一平面上に位置するようにしている。
図14のように第2の筐体部品22の縁部に段差を設けることが難しい場合は、図15に示すように、2枚の平板23a,23bを接着剤23cで接合して、第2の筐体部品23に段差を設けるようにしてもよい。
また、図16に示すように第2の筐体部品24の縁部に傾斜を設け、第1の爪部19aを第2の筐体部品24の傾斜に応じた形状とすることで、第1の爪部19aの上面と第2の筐体部品24の上面とが同一平面上に位置するようにしてもよい。
以上の諸実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)電子部品を囲む側壁部を備えた第1の筐体部品と、
前記第1の筐体部品の前記側壁部に設けられた凹部と、
縁部が前記第1の筐体部品の前記側壁部上に配置される第2の筐体部品と、
弾力性及び防水性を有し、前記第1の筐体部品の前記側壁部と前記第2の筐体部品の前記縁部との間に配置されたシール部材と、
前記第2の筐体部品の前記縁部の上に接触する第1の爪部と前記第1の筐体部品の前記側壁部の凹部に嵌合する第2の爪部とを備え、前記第1の爪部と前記第2の爪部とにより前記第2の筐体部品を前記第1の筐体部品の上に固定する固定部品と
を有することを特徴とする電子機器。
(付記2)前記固定部品は、前記第2の筐体部品に圧力を印加して前記シール部材を圧縮することで、前記第1の筐体部品及び前記第2の筐体部品から取り外し可能であることを特徴とする付記1に記載の電子機器。
(付記3)前記側壁部の上部に側方に突出する枠部を有し、前記凹部は前記枠部の下側に設けられていることを特徴とする付記1又は2に記載の電子機器。
(付記4)前記枠部には、前記シール部材を配置する溝が設けられていることを特徴とする付記3に記載の電子機器。
(付記5)前記シール部材は、前記第1の筐体部品の前記側壁部に沿ってリング状に配置されていることを特徴とする付記1乃至4のいずれか1項に記載の電子機器。
(付記6)上から見たときに、前記第1の爪部と前記シール部材とが重なることを特徴とする付記1乃至5のいずれか1項に記載の電子機器。
(付記7)前記固定部品は、前記第1の筐体部品の前記側壁部を覆い、前記第1の爪部及び前記第2の爪部に接続するカバー部を有することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の電子機器。
(付記8)電子部品を囲む側壁部を備えた第1の筐体部品の前記側壁部の上に、弾力性及び防水性を有するシール部材を配置する工程と、
前記第1の筐体部品の上に、前記シール部材を挟んで第2の筐体部品を配置する工程と、
前記第2の筐体部品に圧力を印加して前記シール部材を圧縮する工程と、
第1の爪部と第2の爪部とを備えた固定部品を用い、前記第1の爪部を前記第2の筐体部品の縁部上に接触させ、前記第2の爪部の先端部を前記第1の筐体部品の前記側壁部に設けられた凹部に対応する位置に配置する工程と、
前記第2の筐体部品に印加した圧力を除去し、前記シール部材の反発力により前記第2の爪部の先端部と前記凹部とを嵌合させる工程と
を有することを特徴とする電子機器の組み立て方法。
(付記9)前記第1の爪部と前記第2の爪部との間隔をt1、前記側壁部の上面から前記凹部までの距離をt2、前記第2の筐体部品の縁部の厚さをt3、前記シール部材に応力が印加されていないときの前記シール部材の前記側壁部の上面からの突出量をt4としたときに、(t2+t3)<t1<(t2+t3+t4)を満足することを特徴とする付記8に記載の電子機器の組み立て方法。
10…電子機器、11…第1の筐体部品、11a…底板部、11b…側板部、12,22,23,24…第2の筐体部品、13…シール部材、14…固定部品、15…電子部品、16…枠部、16a…溝、16b,17…凹部、18…カバー部、19a…第1の爪部、19b…第2の爪部、19c…第3の爪部。

Claims (5)

  1. 電子部品を囲む側壁部を備えた第1の筐体部品と、
    前記第1の筐体部品の前記側壁部に設けられた凹部と、
    縁部が前記第1の筐体部品の前記側壁部上に配置される第2の筐体部品と、
    弾力性及び防水性を有し、前記第1の筐体部品の前記側壁部と前記第2の筐体部品の前記縁部との間に配置されたシール部材と、
    前記第2の筐体部品の前記縁部の上に接触する第1の爪部と前記第1の筐体部品の前記側壁部の凹部に嵌合する第2の爪部とを備え、前記第1の爪部と前記第2の爪部とにより前記第2の筐体部品を前記第1の筐体部品の上に固定する固定部品とを有し、
    前記第1の爪部と前記第2の爪部との間隔をt1、前記側壁部の上面から前記凹部までの距離をt2、前記第2の筐体部品の縁部の厚さをt3、前記シール部材に応力が印加されていないときの前記シール部材の前記側壁部の上面からの突出量をt4としたときに、(t2+t3)<t1<(t2+t3+t4)を満足することを特徴とする電子機器。
  2. 前記固定部品は、前記第2の筐体部品に圧力を印加して前記シール部材を圧縮することで、前記第1の筐体部品及び前記第2の筐体部品から取り外し可能であることを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記側壁部の上部に側方に突出する枠部を有し、前記凹部は前記枠部の下側に設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の電子機器。
  4. 上から見たときに、前記第1の爪部と前記シール部材とが重なることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の電子機器。
  5. 電子部品を囲む側壁部を備えた第1の筐体部品の前記側壁部の上に、弾力性及び防水性を有するシール部材を配置する工程と、
    前記第1の筐体部品の上に、前記シール部材を挟んで第2の筐体部品を配置する工程と、
    前記第2の筐体部品に圧力を印加して前記シール部材を圧縮する工程と、
    第1の爪部と第2の爪部とを備えた固定部品を用い、前記第1の爪部を前記第2の筐体部品の縁部上に接触させ、前記第2の爪部の先端部を前記第1の筐体部品の前記側壁部に設けられた凹部に対応する位置に配置する工程と、
    前記第2の筐体部品に印加した圧力を除去し、前記シール部材の反発力により前記第2の爪部の先端部と前記凹部とを嵌合させる工程とを有し、
    前記第1の爪部と前記第2の爪部との間隔をt1、前記側壁部の上面から前記凹部までの距離をt2、前記第2の筐体部品の縁部の厚さをt3、前記シール部材に応力が印加されていないときの前記シール部材の前記側壁部の上面からの突出量をt4としたときに、(t2+t3)<t1<(t2+t3+t4)を満足することを特徴とする電子機器の組み立て方法。
JP2014141962A 2014-07-10 2014-07-10 電子機器及びその組み立て方法 Expired - Fee Related JP6314709B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014141962A JP6314709B2 (ja) 2014-07-10 2014-07-10 電子機器及びその組み立て方法
US14/725,415 US9791893B2 (en) 2014-07-10 2015-05-29 Electronic device and method of assembling the electronic device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014141962A JP6314709B2 (ja) 2014-07-10 2014-07-10 電子機器及びその組み立て方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016018944A JP2016018944A (ja) 2016-02-01
JP6314709B2 true JP6314709B2 (ja) 2018-04-25

Family

ID=55067527

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014141962A Expired - Fee Related JP6314709B2 (ja) 2014-07-10 2014-07-10 電子機器及びその組み立て方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US9791893B2 (ja)
JP (1) JP6314709B2 (ja)

Families Citing this family (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10148000B2 (en) 2015-09-04 2018-12-04 Apple Inc. Coupling structures for electronic device housings
WO2017059116A1 (en) 2015-09-30 2017-04-06 Apple Inc. Multi-part electronic device housing having contiguous filled surface
CN206164608U (zh) * 2016-05-10 2017-05-10 华为技术有限公司 一种终端外壳、终端外壳的面板及终端
US10372166B2 (en) * 2016-07-15 2019-08-06 Apple Inc. Coupling structures for electronic device housings
US9967375B1 (en) * 2016-09-06 2018-05-08 Apple Inc. Liquid-resistant coating on an electronic device
KR102279735B1 (ko) * 2016-10-10 2021-07-20 삼성전자주식회사 전자 장치 및 그 제작 방법
DE102017101414A1 (de) * 2017-01-25 2018-07-26 Sma Solar Technology Ag Emv abschirmende dichtung und elektrisches oder elektronisches gerät mit einer dichtung
US20190072738A1 (en) * 2017-08-10 2019-03-07 Optical Cable Corporation Modular Fiber Optic Cabling Infrastructure System
JP7331389B2 (ja) * 2019-03-08 2023-08-23 日本電気株式会社 気密構造の製造方法
US11375629B2 (en) * 2019-09-26 2022-06-28 Apple Inc. Rotating frame lock for front crystal retention and sealing
US11522983B2 (en) 2019-12-03 2022-12-06 Apple Inc. Handheld electronic device
CN111315173B (zh) * 2020-02-24 2022-05-17 云谷(固安)科技有限公司 盖板、显示面板及显示终端
US11784673B2 (en) 2020-09-16 2023-10-10 Apple Inc. Electronic device housing having a radio-frequency transmissive component
US11769940B2 (en) 2021-09-09 2023-09-26 Apple Inc. Electronic device housing with integrated antenna

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5567735A (en) * 1978-11-14 1980-05-22 Minolta Camera Co Ltd Waterproof outside box of camera
JPS6437047U (ja) * 1987-08-31 1989-03-06
JP2747978B2 (ja) 1994-09-09 1998-05-06 日本航空電子工業株式会社 防水ケース
JP4124137B2 (ja) * 2004-02-23 2008-07-23 日産自動車株式会社 電子ユニット筐体
US7975870B2 (en) * 2007-08-29 2011-07-12 Ti Group Automotive Systems, L.L.C. Ring seal having sealing lobes
WO2011013588A1 (ja) * 2009-07-29 2011-02-03 アルプス電気株式会社 操作装置
WO2011074682A1 (ja) * 2009-12-17 2011-06-23 日本電気株式会社 筐体、電子装置および表示パネルの収容方法
JP5513168B2 (ja) * 2010-02-26 2014-06-04 パナソニック株式会社 電子機器
JP5354476B2 (ja) * 2010-03-31 2013-11-27 スズキ株式会社 電子機器構造
WO2012174175A2 (en) * 2011-06-13 2012-12-20 Tree Frog Developments, Inc. Housing for encasing a tablet computer

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016018944A (ja) 2016-02-01
US9791893B2 (en) 2017-10-17
US20160011629A1 (en) 2016-01-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6314709B2 (ja) 電子機器及びその組み立て方法
US9223349B2 (en) Low-force dust seal
JP6221065B2 (ja) 電子機器
US9846454B2 (en) Electronic device
US20120063077A1 (en) Handheld terminal device and electronic equipment
US8609985B2 (en) Electronic device housing and manufacturing method
JP2008102938A (ja) タッチスクリーン要素及び同要素の装着方法
CN103404247A (zh) 防水结构、电子设备和制造防水结构的方法
CN104765196A (zh) 曲面模组及其制造方法、显示装置
US20060049585A1 (en) Gasket
CN103970338A (zh) 触摸面板支撑体
CN102869216B (zh) 用来固定键盘的键盘固定结构以及可携式电子装置
JP2011035856A (ja) 防水携帯端末装置
US20150145384A1 (en) Apparatus and method for providing a seal around a perimeter of a bi-material enclosure
JP2011010164A (ja) 携帯端末装置
US20160204530A1 (en) Mounting and connector structure for electronic apparatus
CN209748756U (zh) 电子设备的麦克风结构和电子设备
US20070223187A1 (en) [detachable face panel mounting structure]
JP2012200061A (ja) 防水ケースの作製方法、防水ケース及び車載電子機器
JP2006039361A (ja) 電子機器およびその製造方法
JP2012118184A (ja) 画像表示装置、画像表示装置の解体治具、及び画像表示装置の解体方法
CN104582386B (zh) 电子装置与其元件拆卸方法
JP2013055249A (ja) 防水構造、該防水構造を備えた携帯機器、該携帯機器の製造方法
US20170118848A1 (en) Display apparatus and display apparatus manufacturing method
KR20190108544A (ko) 키 조립체 및 이것을 갖는 전자 장치

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170406

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180130

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180130

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180214

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180227

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180312

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6314709

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees