JP6314528B2 - 情報処理装置及び更新方法 - Google Patents

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本発明は、ファームウェアの更新技術に関する。
データベースを管理するシステムの信頼性を高める技術として、レプリケーション(Replication)が知られている。レプリケーションとは、管理すべきデータベース(以下、マスタデータベースと呼ぶ)のレプリカを、マスタデータベースを管理するコンピュータとは別のコンピュータが管理し、両者の内容を常に同期させることである。
マスタデータベース及びレプリカの内容は、専用のファームウェア等によって管理される。ファームウェアの機能が拡張される場合には、ファームウェア自体の更新とともに、データベースのフォーマットの変換(例えば、データ長の変更等)が行われることがある。レプリケーション機能を有するシステムにおいては、マスタデータベースを管理するコンピュータ及びレプリカを管理するコンピュータの両方において、ファームウェア自体の更新及びデータベースのフォーマットの変換が行われる。
但し、ファームウェアを更新する際には、通常はコンピュータの再起動が行われる。マスタデータベースを管理するコンピュータが再起動されると、マスタデータベースの更新が停止するため、システムとしてサービスを提供することができない。そのため、システムの稼働を停止せずにファームウェアの更新をすることが好ましい。
特開2007−249453号公報
従って、本発明の目的は、1つの側面では、レプリケーション機能を有するシステムにおいて、システムの稼働中にファームウェアを更新するための技術を提供することである。
本発明に係る情報処理装置は、第1のデータベースと、第1のデータベースのレプリカである第2のデータベースを管理するファームウェア及び第2のデータベース内のデータの形式を更新することを要求する更新要求を、第2のデータベースを有する他の情報処理装置に送信する更新部と、更新が完了したことを示す完了通知を他の情報処理装置から受信した場合、第1のデータベース内のデータのうち、ファームウェアの更新中に変更されたデータの形式を、更新後のファームウェア用の形式に変換する変換部と、変換部により形式が変換されたデータを、他の情報処理装置に送信する送信部と、形式が変換されたデータが他の情報処理装置に送信された後、マスタのデータベースを第1のデータベースから第2のデータベースに切り替える切替部とを有する。
1つの側面では、レプリケーション機能を有するシステムにおいて、システムの稼働中にファームウェアを更新できるようになる。
図1は、本実施の形態におけるシステム概要を示す図である。 図2は、マスタサーバの構成を示す図である。 図3は、レプリカサーバの構成を示す図である。 図4は、DBに格納されるデータの一例を示す図である。 図5は、メインの処理フローを示す図である。 図6は、第1の変換テーブルに格納されるデータの一例を示す図である。 図7は、第2の変換テーブルに格納されるデータの一例を示す図である。 図8は、フォーマット変換フラグの一例を示す図である。 図9は、メインの処理フローを示す図である。 図10は、変更テーブルの一例を示す図である。 図11は、仮DBに格納されるデータの一例を示す図である。 図12は、メインの処理フローを示す図である。
レプリケーション機能を有するシステムにおいては、マスタデータベースを管理するマスタサーバのファームウェアと、レプリカを管理するレプリカサーバのファームウェアとを同時に更新すると、ファームウェアの更新中にシステムが停止する。
そこで、まずいずれかのファームウェアを更新し、更新後に残りのファームウェアを更新することを考える。ここでは、まずレプリカサーバのファームウェアを更新し、レプリカサーバのファームウェアを更新した後、マスタサーバのファームウェアを更新することにする。
このようにすると、レプリカサーバのファームウェアの更新中にマスタサーバが稼働しているので、システムは停止しない。そして、レプリカサーバのファームウェアの更新中にマスタデータベースにおいて変更されたデータを、更新が完了した後にレプリカサーバに送信すれば、更新後のファームウェアが管理するレプリカの内容をマスタデータベースの内容と同期させることができる。
しかしながら、この方法を用いると、ファームウェアの更新によってデータベースのフォーマットが変換される場合に問題が発生することがある。例えば、レプリカにおける或るデータ(ここでは、データAとする)のデータ長が、フォーマットの変換によって4から6に変更されたとする。この場合、レプリカにおけるデータAはデータ長が6であるにもかかわらず、マスタデータベースにおける、データ長が4であるデータAによって上書きされてしまう。
そこで、本実施の形態においては、レプリケーション機能を有するシステムにおけるファームウェアの更新を以下のように実行する。図1に、本実施の形態におけるシステム概要を示す。本実施の形態におけるシステムは、マスタサーバ1と、レプリカサーバ2とを有する。マスタサーバ1とレプリカサーバ2とは、例えばLAN(Local Area Network)等のネットワークによって接続されており、通信によってデータを同期することができる。
図2に、マスタサーバ1の構成を示す。マスタサーバ1は、CPU10と、RAM(Random Access Memory)11と、例えばHDD(Hard Disk Drive)である記憶装置12と、バス100とを有する。CPU10、RAM11及び記憶装置12は、バス100によって接続される。
RAM11は、ファームウェア111の領域と、更新部112の領域と、同期部113の領域と、変換テーブル生成部114の領域と、変換部115の領域と、変換テーブル116の領域と、切替部117の領域とを含む。
ファームウェア111の領域は、記憶装置12のファームウェア格納部123に格納されたデータが展開された領域である。ファームウェア111は、DB121に格納されたデータを管理する。更新部112は、ファームウェア111を更新する処理を行う。同期部113は、DB(DataBase)121とレプリカサーバ2におけるDB221とを同期する処理を行う。変換テーブル生成部114は、変換テーブル116を生成する処理を行う。変換部115は、変換テーブル116に従い、データのフォーマットを変換する処理を行う。切替部117は、マスタとレプリカとを切り替える処理を行う。
記憶装置12は、DB121の領域と、仮DB122の領域と、ファームウェア格納部123の領域とを含む。DB121には、システムにおけるハードウェアの情報(例えばシリアル番号等)及びシステムのステータスについての情報(例えば、CPU使用率等)等が格納される。仮DB122には、DB121に格納されたデータを、更新後のファームウェア用の形式に変換したデータが格納される。ファームウェア格納部123は、ファームウェアについてのデータ(例えば、ファームウェア本体及び機能モジュール等)が格納される。マスタサーバ1のファームウェア111を更新する際には、新しい版のファームウェアについてのデータがファームウェア格納部123に格納される。そして、更新部112が、ファームウェア格納部123に格納されたデータを用いてファームウェア111を更新する。
図3に、レプリカサーバ2の構成を示す。レプリカサーバ2は、CPU20と、RAM21と、例えばHDDである記憶装置22と、バス200とを有する。CPU20、RAM21及び記憶装置22は、バス200によって接続される。
RAM21は、ファームウェア211の領域と、更新部212の領域と、同期部213の領域と、切替部214の領域とを含む。
ファームウェア211の領域は、記憶装置22のファームウェア格納部222に格納されたデータが展開された領域である。ファームウェア211は、DB221に格納されたデータを管理する。更新部212は、ファームウェア211を更新する処理を行う。同期部213は、マスタサーバ1におけるDB121とDB221とを同期する処理を行う。切替部214は、マスタとレプリカとを切り替える処理を行う。
記憶装置22は、DB221の領域と、ファームウェア格納部222の領域とを含む。DB221には、システムにおけるハードウェアの情報(例えばシリアル番号等)及びシステムのステータスについての情報(例えば、CPU使用率等)等が格納される。ファームウェア格納部222は、ファームウェアについてのデータ(例えば、ファームウェア本体及び機能モジュール等)が格納される。レプリカサーバ2のファームウェア211を更新する際には、新しい版のファームウェアについてのデータがファームウェア格納部222に格納される。そして、更新部212は、ファームウェア格納部222に格納されたデータを用いて、ファームウェア211を更新する。
DB121及びDB221には、キーバリューストア(Key-Value Store)の形式でデータが格納される。図4に、DB121及びDB221に格納されるデータの一例を示す。図4の例では、キーと、キーに対応するバリューとが格納される。DB121及びDB221には、図4に示したようなキーとバリューとのセットが複数格納される。
次に、図5乃至図12を用いて、図1に示したシステムにおいてファームウェアを更新する際に行われる処理について説明する。
まず、新しい版のファームウェアについてのデータがマスタサーバ1のファームウェア格納部123及びレプリカサーバ2のファームウェア格納部222に格納される。更新部112は、ファームウェアの更新指示を管理者等から受け付けると、変換テーブル116の生成を変換テーブル生成部114に指示する。これに応じ、変換テーブル生成部114は、ファームウェア格納部123に格納されたデータを用いて、新しい版のファームウェア用のフォーマットと、古い版のファームウェア用のフォーマット(すなわち、DB121におけるデータのフォーマット)とを比較する。そして、変換テーブル生成部114は、変換テーブル116を生成する(図5:ステップS1)。
変換テーブル116は、古い版のファームウェア用のフォーマットを新しい版のファームウェア用のフォーマットに変換するための第1の変換テーブルと、新しい版のファームウェア用のフォーマットを古い版のファームウェア用のフォーマットに変換するための第2の変換テーブルとを含む。第1の変換テーブルは、以下のルールに従って生成される。
(1)第1の変換テーブルには、古い版におけるキー(以下、旧キーと呼ぶ)、旧キーに対応するバリュー、新しい版におけるキー(以下、新キーと呼ぶ)、新キーに対応するバリュー、変化するデータ量、属性(例えば、右詰め及び左詰め等)についての情報及び変換の内容を示す情報が格納される。
(2)新バリューのデータ長から旧バリューのデータ長を引いた値をデータ量とする。
(3)新キーの中に旧キーには無いものが存在する場合、その新キーについては、第1の変換テーブルにエントリを生成しない。
第2の変換テーブルは、以下のルールに従って生成される。
(4)第2の変換テーブルには、旧キー、旧キーに対応するバリュー、新キー、新キーに対応するバリュー、変化するデータ量、属性についての情報及び変換の内容を示す情報が格納される。
(5)旧バリューのデータ長から新バリューのデータ長を引いた値をデータ量とする。
(6)旧キーの中に新キーには無いものが存在する場合、その旧キーについては、第2の変換テーブルにエントリを生成しない。
図6に、第1の変換テーブルに格納されるデータの一例を示す。図6の例では、旧キーと、旧キーに対応するバリューのデータ長と、新キーと、新キーに対応するバリューのデータ長と、データ量と、属性と、変換の内容を示す情報とが格納される。なお、データ量の値が正であり且つ属性が「左詰め」である場合、データの末尾にデータ量の分だけ0詰めされる。データ量の値が正であり且つ属性が「右詰め」である場合、データの先頭にデータ量の分だけ0詰めされる。データ量の値が負であり且つ属性が「左詰め」である場合、データの末尾からデータ量の分だけデータが削除される。データ量の値が負であり且つ属性が「右詰め」である場合、データの先頭からデータ量の分だけデータが削除される。
図7に、第2の変換テーブルに格納されるデータの一例を示す。図7の例では、旧キーと、旧キーに対応するバリューのデータ長と、新キーと、新キーに対応するバリューのデータ長と、データ量と、属性と、変換の内容を示す情報とが格納される。なお、データ量の値が正であり且つ属性が「左詰め」である場合、データの末尾にデータ量の分だけ0詰めされる。データ量の値が正であり且つ属性が「右詰め」である場合、データの先頭にデータ量の分だけ0詰めされる。データ量の値が負であり且つ属性が「左詰め」である場合、データの末尾からデータ量の分だけデータが削除される。データ量の値が負であり且つ属性が「右詰め」である場合、データの先頭からデータ量の分だけデータが削除される。
図5の説明に戻り、変換テーブル生成部114は、第1の変換テーブル又は第2の変換テーブルを用いて、フォーマットの変換が有るか判断する(ステップS3)。ステップS3においては、いずれのエントリについても旧キーと新キーとが同じであり且つデータ量が「0」である場合には、フォーマットの変換が無いと判断される。一方、いずれかのエントリについて旧キーと新キーとが同じではない又はデータ量が「0」ではない場合、フォーマットの変換が有ると判断される。
フォーマットの変換が有る場合(ステップS3:Yesルート)、変換テーブル生成部114は、フォーマット変換フラグを「有り」に設定する(ステップS5)。一方、フォーマットの変換が無い場合(ステップS3:Noルート)、変換テーブル生成部114は、フォーマット変換フラグを「無し」に設定する(ステップS7)。そして、変換テーブル生成部114は、フォーマットの変換の有無を更新部112に通知する。変換テーブル生成部114が管理するフォーマット変換フラグは、例えば図8に示すようなフラグである。
更新部112は、ファームウェア211を更新することを要求する更新要求をレプリカサーバ2に送信する(ステップS9)。レプリカサーバ2における更新部212は、更新要求を受信する(ステップS11)。なお、更新要求は、ファームウェア211だけでなくDB221内のデータのフォーマットを更新することを要求する場合もある。
更新部212は、ファームウェア211を停止し、ファームウェア格納部222に格納された、新しい版のファームウェアについてのデータを用いて、新しい版のファームウェアをRAM21に展開し、新しい版のファームウェア211を起動する。すなわち、更新部212は、ファームウェア211を更新する(ステップS13)。また、更新要求においてDB221の更新が要求されている場合、更新部212は、DB221内のデータのフォーマットを更新する。なお、ステップS13の処理が行われている間、マスタサーバ1は稼働しているので、システムが停止することは無い。
更新部212は、ファームウェア211の更新が完了したことを示す完了通知を、マスタサーバ1に送信する(ステップS15)。マスタサーバ1における更新部112は、完了通知を受信すると(ステップS17)、同期部113に処理の実行を指示する。処理は端子A及びBを介して図9の処理に移行する。
図9の説明に移行し、同期部113は、DB121に格納されているいずれかのキーについて、バリューが変更されたか判断する(ステップS19)。なお、同期部113は、図10に示すような変更テーブルを管理しており、このテーブルを用いて、バリューが変更されたか否かを判断する。変更テーブルには、各キーについて、直近に同期をしてからバリューが変更されたか否かを示すフラグが格納されている。バリューが変更された時点において、フラグは「無し」から「有り」に設定される。
いずれのキーについてもバリューが変更されていない場合(ステップS19:Noルート)、同期をしなくてもよいので、ステップS35の処理に移行する。一方、いずれかのキーについてバリューが変更された場合(ステップS19:Yesルート)、同期部113は、フォーマット変換フラグが「有り」に設定されているか判断する(ステップS21)。ステップS5の処理が実行された場合にはフォーマット変換フラグが「有り」に設定されており、ステップS7の処理が実行された場合にはフォーマット変換フラグが「無し」に設定されている。
フォーマット変換フラグが「有り」ではない(すなわち、「無し」である)場合(ステップS21:Noルート)、同期部113は、変更後のデータをDB121から抽出する(ステップS23)。ここで、変更後のデータは、変更テーブルにおいてフラグが「有り」に設定されているキーと、キーに対応するバリューと、そのバリューのデータ長とを含む。
一方、フォーマット変換フラグが「有り」である場合(ステップS21:Yesルート)、変換部115は、変更テーブルにおいてフラグが「有り」に設定されているキーに対応するバリューの形式を、第1の変換テーブルに従い更新後のファームウェア用の形式に変換する。そして、変換部115は、変換後のバリューを仮DB122に格納する(ステップS25)。ここで、更新部112は、フォーマット変換フラグを「無し」に設定する。
例えば、図4に示したキー「d」に対するバリューの形式を、図6に示した第1の変換テーブルに従って変換すると、図11に示すバリューが生成され、仮DB122に格納される。図11の例では、「0123」の後に「0000」がパディングされている。
同期部113は、変更後のデータを仮DB122から抽出する(ステップS27)。ここで、変更後のデータは、変更テーブルにおいてフラグが「有り」に設定されているキーと、キーに対応するバリューと、そのバリューのデータ長とを含む。
同期部113は、ステップS23及びS27において抽出されたデータを、レプリカサーバ2に送信する(ステップS29)。レプリカサーバ2における同期部213は、マスタサーバ1から変更後のデータを受信する(ステップS31)。そして、同期部213は、受信したデータでDB221を更新する(ステップS33)。なお、フォーマットの変換が無い場合には、DB221におけるデータのフォーマットはDB121におけるデータのフォーマットと同じである。また、フォーマットの変換が有る場合には、DB221におけるデータのフォーマットはDB121におけるデータのフォーマットとは異なるが、ステップS27の処理が行われるので、DB221におけるデータのフォーマットは仮DB122におけるデータのフォーマットと同じである。従って、いずれの場合においても、ファームウェア211の更新中にDB121において行われた変更を、DB221に反映することができる。
一方、マスタサーバ1における切替部117は、レプリカサーバ2に対して制御権の移譲を行う(ステップS35)。そして、レプリカサーバ2における切替部214は、制御権を取得する(ステップS37)。これにより、制御権の移譲が再び行われるまでの間は、レプリカサーバ2がマスタサーバに切り替わり、マスタサーバ1がレプリカサーバに切り替わる。但し、説明を簡単にするため、元々マスタサーバであったサーバをマスタサーバ1と呼び、元々レプリカサーバであったサーバをレプリカサーバ2と呼ぶ。
制御権が移譲されると、レプリカサーバ2のDB221は変更される可能性がある。同期部213は、DB221に格納されているいずれかのキーについて、バリューが変更されたか判断する(ステップS39)。なお、同期部213も、同期部113と同様、図10に示すような変更テーブルを管理しており、このテーブルを用いて、バリューが変更されたか否かを判断する。
いずれのキーについてもバリューが変更されていない場合(ステップS39:Noルート)、同期をしなくてもよいので、処理は端子Eを介して図12のステップS53に移行する。
一方、いずれかのキーについてバリューが変更された場合(ステップS39:Yesルート)、同期部213は、変更後のデータをDB221から抽出し、マスタサーバ1に送信する(ステップS41)。ここで、変更後のデータは、変更テーブルにおいてフラグが「有り」に設定されているキーと、キーに対応するバリューと、そのバリューのデータ長とを含む。マスタサーバ1における同期部113は、変更後のデータをレプリカサーバ2から受信する(ステップS43)。処理は端子C及びDを介して図12の処理に移行する。
図12の説明に移行し、同期部113は、フォーマット変換フラグが「有り」に設定されているか判断する(ステップS45)。ステップS5の処理が実行された場合にはフォーマット変換フラグが「有り」に設定されており、ステップS7の処理が実行された場合にはフォーマット変換フラグが「無し」に設定されている。
フォーマット変換フラグが「有り」ではない(すなわち、「無し」である)場合(ステップS45:Noルート)、DB221内のデータのフォーマットとDB121内のデータのフォーマットとが同じである。従って、同期部113は、レプリカサーバ2から受信したデータでDB121を更新する(ステップS47)。
フォーマット変換フラグが「有り」である場合(ステップS45:Yesルート)、DB221内のデータのフォーマットとDB121内のデータのフォーマットとは同じではない。よって、同期部113は、レプリカサーバ2から受信したデータで仮DB122を更新する(ステップS49)。そして、変換部115は、仮DB122内のデータのフォーマットを変換テーブル116(ここでは、第2の変換テーブル)に従い変換する。そして、同期部113は、変換後のデータでDB121を更新する(ステップS51)。
例えば、図11に示したキー「d」に対するバリューの形式を、図7に示した第2の変換テーブルに従って変換すると、図4に示すバリューが生成され、DB121が更新される。
そして、レプリカサーバ2における更新部212は、ファームウェア111を更新することを要求する更新要求をマスタサーバ1に送信する(ステップS53)。マスタサーバ1における更新部112は、更新要求を受信する(ステップS55)。なお、更新要求は、ファームウェア111だけでなくDB121内のデータのフォーマットを更新することを要求する場合もある。
更新部112は、ファームウェア111を停止し、ファームウェア格納部123に格納された、新しい版のファームウェアについてのデータを用いて、新しい版のファームウェアをRAM11に展開し、新しい版のファームウェア111を起動する。すなわち、更新部112は、ファームウェア111を更新する(ステップS57)。また、更新要求においてDB121の更新が要求されている場合、更新部112は、DB121内のデータのフォーマットを更新する。なお、ステップS57の処理が行われている間、マスタサーバとして動作するレプリカサーバ2は稼働しているので、システムが停止することは無い。
更新部112は、ファームウェア111の更新が完了したことを示す完了通知を、レプリカサーバ2に送信する(ステップS59)。また、更新部112は、フォーマット変換フラグを「無し」に設定する。
レプリカサーバ2における更新部212は、完了通知を受信すると(ステップS61)、同期部213に処理の実行を指示する。
同期部213は、DB221内のデータをマスタサーバ1に送信する(ステップS63)。なお、本ステップにおいては、変更テーブルにおいてフラグが「有り」に設定されているデータのみをマスタサーバ1に送信してもよい。また、変更テーブルにおいてフラグが「有り」に設定されているデータが無い場合には、本ステップを省略してもよい。
マスタサーバ1における同期部113は、DB221内のデータをレプリカサーバ2から受信する(ステップS65)。そして、同期部113は、ステップS65において受信したデータでDB121を更新する(ステップS67)。
一方、レプリカサーバ2における切替部214は、マスタサーバ1に対して制御権の移譲を行う(ステップS69)。そして、マスタサーバ1における切替部117は、制御権を取得する(ステップS71)。これにより、マスタサーバ1がレプリカサーバからマスタサーバに切り替わり、レプリカサーバ2がマスタサーバからレプリカサーバに切り替わる。
以上のような処理を行えば、システムを停止することなくファームウェアを更新できるようになる。また、データベース内のデータのフォーマットが変換される(例えば、キーが追加される)場合にも対処できるようになる。
以上本発明の一実施の形態を説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、上で説明したマスタサーバ1及びレプリカサーバ2の機能ブロック構成は実際のプログラムモジュール構成に一致しない場合もある。
また、上で説明した各テーブルの構成は一例であって、上記のような構成でなければならないわけではない。さらに、処理フローにおいても、処理結果が変わらなければ処理の順番を入れ替えることも可能である。さらに、並列に実行させるようにしても良い。
なお、上ではレプリカサーバ2が1台である例を示したが、レプリカサーバ2は2台以上であってもよい。
以上述べた本発明の実施の形態をまとめると、以下のようになる。
本実施の形態の第1の態様に係る情報処理装置は、(A)第1のデータベースと、(B)第1のデータベースのレプリカである第2のデータベースを管理するファームウェア及び第2のデータベース内のデータの形式を更新することを要求する更新要求を、第2のデータベースを有する他の情報処理装置に送信する更新部と、(C)更新が完了したことを示す完了通知を他の情報処理装置から受信した場合、第1のデータベース内のデータのうち、ファームウェアの更新中に変更されたデータの形式を、更新後のファームウェア用の形式に変換する変換部と、(D)変換部により形式が変換されたデータを、他の情報処理装置に送信する送信部と、(E)形式が変換されたデータが他の情報処理装置に送信された後、マスタのデータベースを第1のデータベースから第2のデータベースに切り替える切替部とを有する。
このようにすれば、ファームウェアの更新時に情報処理装置の再起動等を行わなくてよいので、システムを停止することなくファームウェアを更新できるようになる。また、ファームウェアの更新中に第1のデータベース内のデータが変更されたとしても、変更の内容は第2のデータベースに適切に反映されるようになる。
また、上で述べた変換部は、(c1)第2のデータベース内のデータのうち変更されたデータを他の情報処理装置から受信した場合、受信した当該データの形式を、第1のデータベースを管理するファームウェア用の形式に変換してもよい。そして、上で述べた送信部は、(d1)変換部により形式が変換されたデータで第1のデータベース内のデータを更新してもよい。このようにすれば、ファームウェアのバージョンが情報処理装置間で異なる場合においても、データの変更を適切に反映できるようになる。
また、上で述べた更新部は、(b1)ファームウェア及び当該ファームウェアが管理する第1のデータベース内のデータの形式を更新することを要求する更新要求を、他の情報処理装置から受信した場合に、第1のデータベースを管理するファームウェアを更新してもよい。そして、上で述べた送信部は、(d2)第2のデータベース内のデータのうち変更されたデータを他の情報処理装置から受信した場合、受信した当該データで、第1のデータベース内のデータを更新してもよい。このようにすれば、第1のデータベースを管理するファームウェアを更新した後においても、データの同期を適切に行えるようになる。
本実施の形態の第2の態様に係る更新方法は、(F)第1のデータベースのレプリカである第2のデータベースを管理するファームウェア及び第2のデータベース内のデータの形式を更新することを要求する更新要求を、第2のデータベースを有する他の情報処理装置に送信し、(G)更新が完了したことを示す完了通知を他の情報処理装置から受信した場合、第1のデータベース内のデータのうち、ファームウェアの更新中に変更されたデータの形式を、更新後のファームウェア用の形式に変換し、(H)変換部により形式が変換されたデータを、他の情報処理装置に送信し、(I)マスタのデータベースを第1のデータベースから第2のデータベースに切り替える処理を含む。
なお、上記方法による処理をコンピュータに行わせるためのプログラムを作成することができ、当該プログラムは、例えばフレキシブルディスク、CD−ROM、光磁気ディスク、半導体メモリ、ハードディスク等のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体又は記憶装置に格納される。尚、中間的な処理結果はメインメモリ等の記憶装置に一時保管される。
以上の実施例を含む実施形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)
第1のデータベースと、
前記第1のデータベースのレプリカである第2のデータベースを管理するファームウェア及び前記第2のデータベース内のデータの形式を更新することを要求する更新要求を、前記第2のデータベースを有する他の情報処理装置に送信する更新部と、
前記更新が完了したことを示す完了通知を前記他の情報処理装置から受信した場合、前記第1のデータベース内のデータのうち、前記ファームウェアの更新中に変更されたデータの形式を、更新後の前記ファームウェア用の形式に変換する変換部と、
前記変換部により形式が変換されたデータを、前記他の情報処理装置に送信する送信部と、
前記形式が変換されたデータが前記他の情報処理装置に送信された後、マスタのデータベースを前記第1のデータベースから前記第2のデータベースに切り替える切替部と、
を有する情報処理装置。
(付記2)
前記変換部は、
前記第2のデータベース内のデータのうち変更されたデータを前記他の情報処理装置から受信した場合、受信した当該データの形式を、前記第1のデータベースを管理するファームウェア用の形式に変換し、
前記送信部は、
前記変換部により形式が変換されたデータで前記第1のデータベース内のデータを更新する
付記1記載の情報処理装置。
(付記3)
前記更新部は、
前記ファームウェア及び当該ファームウェアが管理する前記第1のデータベース内のデータの形式を更新することを要求する更新要求を、前記他の情報処理装置から受信した場合に、前記第1のデータベースを管理するファームウェアを更新し、
前記送信部は、
前記第2のデータベース内のデータのうち変更されたデータを前記他の情報処理装置から受信した場合、受信した当該データで、前記第1のデータベース内のデータを更新する
付記1又は2記載の情報処理装置。
(付記4)
第1のデータベースのレプリカである第2のデータベースを管理するファームウェア及び前記第2のデータベース内のデータの形式を更新することを要求する更新要求を、前記第2のデータベースを有する他の情報処理装置に送信し、
前記更新が完了したことを示す完了通知を前記他の情報処理装置から受信した場合、前記第1のデータベース内のデータのうち、前記ファームウェアの更新中に変更されたデータの形式を、更新後の前記ファームウェア用の形式に変換し、
前記変換部により形式が変換されたデータを、前記他の情報処理装置に送信し、
マスタのデータベースを前記第1のデータベースから前記第2のデータベースに切り替える、
処理をコンピュータが実行する更新方法。
1 マスタサーバ 10 CPU
11 RAM 12 記憶装置
100 バス 111 ファームウェア
112 更新部 113 同期部
114 変換テーブル生成部 115 変換部
116 変換テーブル 117 切替部
121 DB 122 仮DB
123 ファームウェア格納部
2 レプリカサーバ 20 CPU
21 RAM 22 記憶装置
200 バス 211 ファームウェア
212 更新部 213 同期部
214 切替部 221 DB
222 ファームウェア格納部

Claims (4)

  1. 第1のデータベースと、
    前記第1のデータベースのレプリカである第2のデータベースを管理するファームウェア及び前記第2のデータベース内のデータの形式を更新することを要求する更新要求を、前記第2のデータベースを有する他の情報処理装置に送信する更新部と、
    新が完了したことを示す完了通知を前記他の情報処理装置から受信した場合、前記第1のデータベース内のデータのうち、前記ファームウェアの更新中に変更されたデータの形式を、更新後の前記ファームウェア用の形式に変換する変換部と、
    前記変換部により形式が変換されたデータを、前記他の情報処理装置に送信する同期部と、
    前記変換部により形式が変換されたデータが前記他の情報処理装置に送信された後、マスタのデータベースを前記第1のデータベースから前記第2のデータベースに切り替える切替部と、
    を有する情報処理装置。
  2. 前記変換部は、
    前記第2のデータベース内のデータのうち変更されたデータを前記他の情報処理装置から受信した場合、受信した当該データの形式を、前記第1のデータベースを管理するファームウェア用の形式に変換し、
    前記同期部は、
    前記第1のデータベースを管理するファームウェア用の形式に変換されたデータで前記第1のデータベース内のデータを更新する
    請求項1記載の情報処理装置。
  3. 前記更新部は、
    前記第1のデータベースを管理するファームウェア及び前記第1のデータベース内のデータの形式を更新することを要求する更新要求を、前記他の情報処理装置から受信した場合に、前記第1のデータベースを管理するファームウェアを更新し、
    前記同期部は、
    前記第2のデータベース内のデータのうち変更されたデータを前記他の情報処理装置から受信した場合、受信した当該データで、前記第1のデータベース内のデータを更新する
    請求項1又は2記載の情報処理装置。
  4. 第1のデータベースのレプリカである第2のデータベースを管理するファームウェア及び前記第2のデータベース内のデータの形式を更新することを要求する更新要求を、前記第2のデータベースを有する他の情報処理装置に送信し、
    新が完了したことを示す完了通知を前記他の情報処理装置から受信した場合、前記第1のデータベース内のデータのうち、前記ファームウェアの更新中に変更されたデータの形式を、更新後の前記ファームウェア用の形式に変換し、
    式が変換されたデータを、前記他の情報処理装置に送信し、
    マスタのデータベースを前記第1のデータベースから前記第2のデータベースに切り替える、
    処理をコンピュータが実行する更新方法。
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