JP6313719B2 - 超音波観察システム、超音波プロセッサ装置、及び超音波観察システムの作動方法 - Google Patents

超音波観察システム、超音波プロセッサ装置、及び超音波観察システムの作動方法 Download PDF

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Description

本発明は、内視鏡システムと組み合わせて用いられる超音波観察システム、及び経内視鏡超音波観察システムの作動方法に関する。
医療分野においては、観察対象の内部構造等を、超音波を用いて非侵襲的に観察する超音波観察システムが広く普及している。超音波観察システムは、超音波振動子(超音波トランスデューサともいう)を搭載した超音波プローブと、超音波プロセッサ装置とを備える。超音波振動子は、観察対象に超音波を送信し、かつ、送信した超音波の反射波(以下、超音波エコーという)を受信するための素子である。超音波プロセッサ装置は、超音波振動子で得た超音波エコーを用いて、観察対象の内部構造を可視化した超音波画像を生成する装置である。
超音波プローブには様々な種類があるが、内視鏡のように単独で被検者の体内に挿入するタイプの超音波プローブ(いわゆる超音波内視鏡)の他、内視鏡の処置具チャンネル(鉗子等の処置具を挿通するための管路)に挿通して利用される極細径の超音波プローブが知られている。そして、内視鏡の処置具チャンネルを利用する超音波プローブには、メカニカルラジアル走査方式を採用したものが知られている(特許文献1,2)。メカニカルラジアル走査方式とは、超音波プローブの長手方向を中心軸とし、機械的に超音波振動子を回転させることによって、超音波振動子がある回転の中心から放射状に超音波を送受信して観察対象を走査する方式である。
メカニカルラジアル走査方式の超音波プローブは、回転機構に接続されるフレキシブルシャフトの先端に超音波振動子が設けられ、超音波振動子が取り付けられたフレキシブルシャフトの先端部分は外装(以下、シースという)で覆われ、保護される。また、フレキシブルシャフトの回転に合わせて、超音波振動子はフレキシブルシャフトの回転によってシース内で回転するので、超音波振動子とシースとの間には、超音波振動子が自在に回転可能な程度の空間が設けられる。
超音波は、材質が異なる物質の境界で反射され、隣接する物質の音響インピーダンスの差が大きいほど超音波の反射率が大きくなる。シースを形成する樹脂材料の音響インピーダンスは1.0×10kg/msオーダであり、空気の音響インピーダンスは4.28×10kg/ms程度なので、超音波振動子とシースとの間の空間に空気があると、超音波はシースの内面等で反射され、観察対象との間で送受信し難くなってしまう。このため、超音波振動子とシースの間の空間には、音響インピーダンスを整合させるために、流動パラフィン(医療用パラフィンともいう)やグリセリン等の超音波伝達媒体が充填される。流動パラフィンの音響インピーダンスは、1.2×10kg/msであり、グリセリンの音響インピーダンスは2.4×10kg/msである。
特開2003−325525号公報 特開2005−253810号公報
上記のように、メカニカルラジアル走査方式の超音波プローブでは、インピーダンス整合のために、超音波振動子とシースとの間に超音波伝達媒体が充填されている。もちろんのことながら、超音波プローブの製造する際には、超音波伝達媒体は真空脱気によって内部に気泡を含まない状態にされている。しかしながら、メカニカルラジアル走査方式の超音波プローブを長期間使用していると、経時劣化によって、超音波伝達媒体に溶解していた空気が集合して、超音波伝達媒体内に気泡が発生する場合がある。
超音波伝達媒体の経時劣化によって発生する気泡は、概ね極微小な気泡(超音波振動子よりも小さい気泡)であり、殆どの場合には超音波の送受信を完全に妨げてしまう巨大な気泡(超音波振動子と同程度かそれ以上の大きさの気泡)には成長しない。しかし、極微小と言っても、気泡が全くない場合と比較すると超音波の伝達効率は低下するので、得られる超音波画像はノイズが多くなる。
また、ノイズが多い超音波画像が得られた場合、ノイズの発生要因は多岐にわたるため、超音波観察システムのどの部分に劣化や故障が発生しているのか、修理が可能であるか、交換が必要なのか等を判断するのに多大な時間がかかっていた。特に、上記のような超音波伝達媒体の経時劣化は、得られた超音波画像のノイズから判断するしかないので、ノイズの原因を超音波伝達媒体の経時劣化と特定することは難しい。このため、例えば、超音波観察システムの各部を検査等しても劣化や故障が見つからない場合にはじめて超音波伝達媒体の経時劣化によるノイズと判断される。
本発明は、超音波伝達媒体の経時劣化を検査する超音波観察システム、超音波プロセッサ装置、及び超音波観察システムの作動方法を提供することを目的とする。
本発明の超音波観察システムは、超音波伝達媒体が充填されたシース内に回転自在に設けられ、超音波伝達媒体及びシースを介して超音波を送受信する超音波振動子と、超音波振動子が超音波エコーを受信して出力する受信信号を用いて超音波画像を生成する超音波画像生成部と、超音波画像を用いて超音波伝達媒体内に発生した気泡を異常として検出する際に、複数の超音波画像に対して、超音波振動子からシースまでの領域において異常の疑いがある部分を検出し、複数の超音波画像間で比較して、異常の疑いがある部分の位置が遷移している場合に、異常の疑いがある部分を、気泡として検出する検査部と、を備える。
超音波振動子からシースまでの領域に異常がない状態で取得された基準超音波画像を記憶する基準超音波画像記憶部を備え、検査部は、超音波画像と基準超音波画像との比較することで超音波振動子からシースまでの領域の検査をすることが好ましい。
基準超音波画像は、気中で取得した気中超音波画像、水中で取得した水中超音波画像、またはファントムの超音波画像のいずれかであることが好ましい。
検査部が異常を検出した場合に警告をするための警告部を備えることが好ましい。
超音波画像を表示するモニタと、超音波画像の表示を、連続して生成される複数の超音波画像からなる動画と、1つの超音波画像の静止画とで切り替える表示制御部と、を備え、検査部は、表示制御部によって超音波画像の表示が静止画から動画に切り替えられた場合、または、表示制御部によって超音波画像の表示が動画から静止画に切り替えられた場合に検査をすることが好ましい。
検査部は、超音波画像の静止画を表示している間に生成された超音波画像を用いて検査をすることが好ましい。
本発明の超音波プロセッサ装置は、超音波伝達媒体が充填されたシース内に回転自在に設けられ、超音波伝達媒体及びシースを介して超音波を送受信する超音波振動子が、超音波エコーを受信して出力する受信信号を用いて超音波画像を生成する超音波画像生成部と、超音波画像を用いて超音波伝達媒体内に発生した気泡を異常として検出する際に、複数の超音波画像に対して、超音波振動子からシースまでの領域において異常の疑いがある部分を検出し、複数の超音波画像間で比較して、異常の疑いがある部分の位置が遷移している場合に、異常の疑いがある部分を、気泡として検出する検査部と、を備える。
本発明の超音波観察システムの作動方法は、超音波伝達媒体が充填されたシース内に回転自在に設けられた超音波振動子が、超音波伝達媒体及びシースを介して超音波を送受信するステップと、超音波画像生成部が、超音波振動子が超音波エコーを受信して出力する受信信号を用いて超音波画像を生成するステップと、検査部が、超音波画像を用いて超音波伝達媒体内に発生した気泡を異常として検出する際に、複数の超音波画像に対して、超音波振動子からシースまでの領域において異常の疑いがある部分を検出し、複数の超音波画像間で比較して、異常の疑いがある部分の位置が遷移している場合に、異常の疑いがある部分を、気泡として検出するステップと、を備える。
本発明の超音波観察システム、超音波プロセッサ装置、及び超音波観察システムの作動方法は、超音波画像を用いて、超音波振動子からシースまでの領域の検査をすることにより、超音波振動子とシースとの間に充填された超音波伝達媒体の経時劣化を検査することができる。
超音波観察システム及び内視鏡システムの外観図である。 超音波プローブの断面図である。 超音波観察システムのブロック図である。 観察対象の超音波画像とマスクエリアを示す図である。 超音波伝達媒体の経時劣化を検査する際のフローチャートである。 基準超音波画像とそのマスクエリアの模式図である。 超音波伝達媒体に気泡がある超音波プローブの断面図である。 超音波伝達媒体に気泡がある超音波プローブで取得した基準超音波画像とそのマスクエリアの模式図である。 マスクエリア内の輝線が欠けた例を示す説明図である。 マスクエリア内の輝線の欠損部分が移動する様子を示す説明図である。 マスクエリア内に輝線がほとんど表れない例を示す説明図である。
図1に示すように、超音波観察システム10は、超音波プローブ11と、中継器12と、超音波プロセッサ装置13と、モニタ18と、コンソール19と、を備える。超音波観察システム10は、内視鏡システム21と組み合わせて使用されるので、モニタ18及びコンソール19は、内視鏡システム21と共用になっている。内視鏡システム21は、内視鏡22と、観察対象に照射する光を発する内視鏡光源装置24と、内視鏡画像を生成する内視鏡プロセッサ装置26と、を備え、超音波観察システム10と共用のモニタ18及びコンソール19を含む。
超音波プローブ11は、メカニカルラジアル走査方式で超音波を送受信するプローブであり、中継器12を介して超音波プロセッサ装置13と接続される。超音波プローブ11は細長形状であり、内視鏡22内に設けられた処置具チャンネル22aに挿通し、超音波振動子15が設けられた先端部11aを内視鏡22の先端から突出させ、先端部11aを観察対象に当接させて(あるいは近接させて)使用される。
内視鏡22は、被検体内に挿入する挿入部22bの先端付近に、アングルノブ22cの操作によって自在に湾曲させることができる湾曲部22dが設けられている。超音波プローブ11は可撓性であるため、被検体内の形状に合わせて挿入部22bに沿って湾曲する。また、アングルノブ22cの操作によって挿入部22bの先端の向きが変更されると、挿入部22bの先端から突出する超音波プローブ11の先端部11aの向きも変化する。すなわち、超音波プローブ11の先端部11aの向きは、内視鏡22のアングルノブ22cの操作によって変更される。
超音波プロセッサ装置13は、モニタ18及びコンソール19と電気的に接続される。モニタ18は、超音波画像や内視鏡画像、及びその他の情報等を表示するための表示画面を有する。コンソール19は、例えば、キーボードやマウス、またはトラックボール等であり、機能設定等の入力操作を受け付けるユーザインタフェースである。
図2に示すように、超音波プローブ11は、スリーブ31と、フレキシブルシャフト32と、基台33と、シース34と、超音波伝達媒体35とを有する。フレキシブルシャフト32は、スリーブ31内に設けられている。また、フレキシブルシャフト32は、コイルバネ状に形成されているので、可撓性を有しており、かつ、機械的な回転機構によって回転させることによって中心軸Aの周りに回転自在である。基台33は、超音波振動子15を取り付けるための部材であり、フレキシブルシャフト32の先端に連結され、スリーブ31から突出して配置される。
超音波振動子15は、観察対象との間で超音波を送受信するための素子であり、超音波を発生して観察対象に送信し、かつ、超音波を発生していない期間には観察対象からの超音波エコーを受信する。超音波振動子15は、中心軸A上に位置するように基台33に取り付けられているので、機械的な回転機構によってフレキシブルシャフト32を回転されると、基台33とともに回転する。
また、基台33及びフレキシブルシャフト32は中空に形成されている。このため、超音波振動子15を駆動するための配線36は基台33及びフレキシブルシャフト32の中に設けられる。なお、超音波振動子15は、送信用の超音波を発生させ、かつ、超音波エコーを受信した際には受信した超音波エコーに対応する受信信号を発生する圧電素子の他、後方(超音波振動子15に対して基台33の方向)への超音波の送受信を制限して、距離分解能を向上させるためのバッキング材(図示しない)や、前方(超音波振動子15に対して基台33の反対側)に送信する超音波を収束させるための音響レンズ(図示しない)を含む。
基台33に取り付けられた超音波振動子15は、シース34によって被覆されるが、シース34との間には空間が設けられるので、超音波振動子15はシース34で回転自在である。この超音波振動子15とシース34との間に形成される空間には、超音波伝達媒体35が充填される。したがって、超音波振動子は、超音波伝達媒体35及びシース34を介して観察対象との間で超音波を送受信する。超音波伝達媒体35は、シース34との音響インピーダンスを整合させるための媒体である。本実施形態では、シース34は樹脂材料で形成され、超音波伝達媒体35には流動パラフィンを用いている。
図3に示すように、超音波プローブ11と超音波プロセッサ装置13とを繋ぐ中継器12には、フレキシブルシャフト32を機械的に回転させるための回転機構41と、回転機構41を駆動するためのモータ42と、回転機構41の回転位置、回転速度、及び回転数等を計数するための回転エンコーダ43と、超音波振動子15から超音波を送信させるための送信回路46と、超音波振動子15が超音波エコーを受信した際に発生する受信信号からノイズを除去して超音波プロセッサ装置13の受信回路52に伝送するための超音波ビデオトランス47と、を備える。送信回路46及び超音波ビデオトランス47は、回転機構41を介して超音波振動子15につながる配線36と接続される。
超音波プロセッサ装置13は、送受信制御部51と、受信回路52と、超音波画像生成部53と、検査部54と、基準超音波画像記憶部55と、警告部56と、表示制御部57と、を備える。送受信制御部51は、送信回路46と、モータ42と、回転エンコーダ43と、受信回路52と接続される。送受信制御部51は、送信回路46を制御することにより、超音波振動子15から観察対象に送信する超音波の発生タイミング等を制御する。また、送受信制御部51は、回転エンコーダ43から入力される計測信号を用いてモータ42を制御することにより、超音波振動子15の向きや回転速度等を制御する。
受信回路52は、超音波ビデオトランス47を介して、超音波振動子15が超音波エコーを受信したした際に出力する受信信号を受信する。受信回路52が受信信号を受信するタイミングは、送受信制御部51によって超音波の送信タイミングに合わせて適切なタイミングに制御される。
超音波画像生成部53は、受信回路52が受信した受信信号を用いて、観察対象の超音波画像を生成する。超音波画像は、複数の受信信号を用いて生成される。本実施形態では、超音波画像生成部53は、超音波振動子15が1回転する間に観察対象から受信する複数の受信信号を用いて、超音波エコーの振幅を輝度に変換した超音波画像(いわゆるBモード画像)を生成する。超音波画像生成部53は、異なる時刻に特定の方向から受信した複数の受信信号を用いて、超音波の反射強度を時系列に表す超音波画像(いわゆるMモード画像)を生成することもできる。
検査部54は、超音波画像生成部53が生成した超音波画像と、基準超音波画像記憶部55に予め記憶されている基準超音波画像とを比較して、超音波振動子15からシース34までの間の領域の検査をする。すなわち、検査部54は、超音波振動子15とシース34との間に充填された超音波伝達媒体35に、経時劣化によって気泡が発生しているか、または、その他の原因によって超音波の送受信を妨げる状態になっているか等、超音波伝達媒体35に異常が発生していないかを検査する。本実施形態では、検査部54は、経時劣化によって発生する気泡を異常として検出する検査をするが、その他の超音波伝達媒体35に関する異常も検査可能である。
基準超音波画像は、超音波伝達媒体35に異常が発生していない状態で生成された超音波画像であり、例えば、超音波プローブ11の製造時に予め取得され、基準超音波画像記憶部55に記憶される。基準超音波画像は、超音波プローブ11の先端部11aを空気等の気体中(以下、気中という)にさらした状態で取得する気中超音波画像、超音波プローブ11の先端部11aを、水中(あるいはその他の液体中)に入れて取得した水中超音波画像、または、観察対象を模したファントム(観察対象の模型)の超音波画像のいずれかが好適である。
検査部54は、検査の際に取得する超音波画像と、基準超音波画像の全体を使用するわけではなく、これらの画像うち、超音波プローブ11に対応する範囲(超音波プローブ11の近傍の範囲を含む)に対応し、モニタ18に表示する際にはマスク画像(例えば黒色画像等)によって置き換えられる領域(以下、マスクエリアという)の像を比較する。より具体的には、超音波画像と基準超音波画像の各マスクエリアの画像の差分を画素毎に算出し、その差分の平均値が予め設定される閾値以上の場合に、「異常」を検出する。本実施形態の場合、検査部54は、マスクエリアの差分の平均値が閾値以上の場合、気泡があると判断して、異常を検出する。
図4に示す超音波画像61は、実際の観察対象62を走査して得た超音波画像であり、観察対象62は概ね高輝度(白色)で表され、観察対象62がない部分は概ね低輝度(黒色)で表される。そして、超音波画像61の中央部分には、超音波プローブ11自身の像が表れるので、マスクされる。すなわち、超音波プローブ11に対応する中央部分がマスクエリア63である。超音波画像61では、マスクエリア63は既に黒色にマスクされている。また、マスクエリア63の外周に対応する領域(以下、外周領域という)64は、超音波画像61のように高輝度の輝線等が表れる場合があるが、これは観察対象62と超音波プローブ11との間の環境に依存するノイズであり、観察対象62と超音波プローブ11の間に隙間があるか否かによって変化する。また、隙間がある場合には観察対象62と超音波プローブ11の間に介在する物質の種類(例えば水)等によって変化する。
検査部54による検査結果は、警告部56に入力される。警告部56は、検査部54による検査結果を医師等のユーザに対して報知する。具体的には、警告部56は、検査部54が異常を検出した場合に警告を報知する。また、警告部56は、検査部54が異常を検出しない場合、超音波伝達媒体35に異常が検出されなかったことを医師等のユーザに対して報知する。警告部56の警告等の報知方法は、例えば、モニタ18に表示する文字列のメッセージ、ランプ等の点灯や消灯による光によるメッセージ、警告音等の音によるメセージである。
表示制御部57は、超音波画像生成部53が生成した超音波画像のマスクエリアをマスク画像に置き換えた表示用の超音波画像を生成してモニタ18に表示する。超音波伝達媒体35を検査する場合には、表示制御部57は、検査結果に応じて警告部56から入力されるメッセージ等をモニタ18に表示する。
また、表示制御部57は、モニタ18に表示する超音波画像の表示を、時間的に連続して生成される複数の超音波画像からなる動画の表示と、1つの超音波画像をモニタ18に表示し続ける静止画の表示とで切り替える機能を有する。このような、超音波画像の動画と静止画の表示切り替え指示は、コンソール19や内視鏡22に設けられたボタンやフットスイッチ等の操作部(図示しない)によって入力される。
以下、上記のように構成される超音波観察システム10の作用を説明する。図5に示すように、超音波観察システム10は、超音波画像を取得する(S11)。ここで取得する超音波画像は、例えば、中継器12を介して超音波プローブ11を超音波プロセッサ装置13に接続した直後に自動的に取得する超音波画像、あるいはキャリブレーション時に、取得する超音波画像である。超音波画像を取得すると、超音波観察システム10は検査部54によって、取得した超音波画像と、基準超音波画像とを比較する(S12)。
図6に示すように、基準超音波画像71は、超音波伝達媒体35に気泡がない状態で取得され、かつ、観察対象がない状態で取得される気中超音波画像等なので、マスクエリア63とその近傍(マスクエリア63の外周領域)以外の箇所には、細かいノイズが表れている程度でその他にはなにもない。インピーダンス整合のために超音波伝達媒体35が充填されているとはいえ、シース34での超音波の反射率は零ではないので、基準超音波画像71のマスクエリア63の内部には、シース34の内面での反射に対応する超音波エコー、シース34の外面での反射に対応する超音波エコー、及びシース34内での多重反射に対応する超音波エコー等に対応する輝線73がある。この輝線73が超音波プローブ11自身の像である。また、基準超音波画像71の取得時には、超音波伝達媒体35に気泡等のノイズを発生させる原因がないので、マスクエリア63の内部にはノイズが殆どない。
一方、例えば図7に示す超音波プローブ80のように、経時劣化によって超音波伝達媒体35に気泡81が発生したとする。この場合、図8に示すように、この超音波プローブ80を用いて基準超音波画像71と同様の条件で取得する超音波画像91は、全体としては基準超音波画像71と同様に、マスクエリア63とマスクエリア63の近傍以外にはノイズ以外には何もない画像になる。しかし、超音波プローブ80は、超音波振動子15とシース34との間に気泡81というノイズ発生要因があるので、超音波プローブ80で取得した超音波画像91のマスクエリア63には、シース34のよる超音波エコーに対応する輝線73の他に、気泡81による超音波エコーに対応したノイズ95が表れる。
このため、検査部54は、マスクエリア63において、基準超音波画像71と、ステップS11で取得した超音波画像の差分を算出し、その平均値を閾値と比較する(S13)。そして、マスクエリア63の差分の平均値が閾値未満の場合(S13,NO)、検査部54は、基準超音波画像71との差分が無く、異常が検出されなかったことを示す検査結果を警告部56に入力する。この場合、警告部56は、異常が検出されなかったことを示すメッセージを表示制御部57に入力する。これにより、モニタ18には、「異常なし」等のメッセージが表示される(S14)。
一方、ステップS11で取得した超音波画像が、気泡81が発生した超音波プローブ80で取得した超音波画像91のように、基準超音波画像71に対して、マスクエリア63の差分の平均値が閾値以上である場合(S13,YES)、検査部54は、基準超音波画像71との差があり、気泡81が検出されたことを示す検査結果を警告部56に入力する。この場合、警告部56は、気泡81が検出されたことを示すメッセージを表示制御部57に入力するので、モニタ18には、「気泡が検出されました」等の警告メッセージが表示される(S15)。
なお、気泡81は、超音波プローブ80を振り回す等して遠心力を加えることで、超音波振動子15が超音波を送受信するエリアの外に移動させることができる。このため、警告メッセージが表示された場合には、医師等は、超音波プローブ80に遠心力を加えて、気泡81を移動させることにより、正常に超音波画像を取得できるようにすることができる。
上記のように、超音波観察システム10は、基準超音波画像71を予め用意しておき、基準超音波画像71と、検査時に取得する超音波画像91のマスクエリア63とを比較することで、従来は特定し難かった超音波伝達媒体35の異常を検査することができる。
なお、上記実施形態では、気泡81によってマスクエリア63の全体に細かなノイズ95が発生する場合を例にしているが、超音波伝達媒体35の経時劣化等、超音波振動子15からシース34までの領域の異常によって、マスクエリア63にはノイズ95以外の変化が表れる場合もある。例えば、図9に示すように、マスクエリア63には、ノイズ95の他に(あるいはノイズ95の代わりに)、輝線73に欠損部分101が表れる場合がある。ノイズ95のようなマスクエリア63の広範囲に及ぶ細かなノイズは、超音波伝達媒体35に極微小の気泡81が発生した場合に表れやすい。これに対して、超音波伝達媒体にサイズが比較的大きい気泡が発生すると、超音波振動子15からシース34までの領域で既に超音波が伝達され難くなるので、上記のように、マスクエリア63内の輝線73に欠損部分101が表れやすい。
超音波伝達媒体35の経時劣化で発生する気泡が原因の場合、輝線73の欠損部分101は、検査を複数回行うと、図10に示すように遷移する場合がある。細かなノイズ95も同様に検査を複数回行うと移動する場合がある。このため、上記実施形態では、検査部54は、超音波伝達媒体35の検査をする際に、1つの超音波画像を取得し、この1つの超音波画像と、基準超音波画像71のマスクエリア63を比較しているが、複数の超音波画像を取得して超音波伝達媒体の検査をしてもよい。この場合、検査部54は、まず、取得した複数の超音波画像の各マスクエリア63と、基準超音波画像71のマスクエリア63と比較して、複数の超音波画像に対して異常の疑いがある部分を検出する。異常の疑いがある部分とは、マスクエリア63内のノイズや輝線の欠損等がある部分である。そして、これらの複数の超音波画像間で比較して、異常の疑いがある部分が遷移している場合に、異常の疑いがある部分を、気泡として検出する。こうすると、経時劣化によって発生する超音波伝達媒体35の気泡81を、その他の異常と区別して、正確に検出することができる。
上記実施形態では、マスクエリア63内に輝線73が明瞭に表れているが、図11に示すように、気泡やその他の異常によって輝線73の欠損が大きい場合、輝線73がほとんど観察できない場合もある。この他、例えば、超音波伝達媒体35によって非常に正確に音響インピーダンスが整合されている場合、輝線73はほとんど表れない。
上記実施形態では、検査部54は、超音波画像と基準超音波画像71のマスクエリア63の画像の差分を画素毎に算出し、その差分の平均値を算出しているが、平均値の代わりに、中央値や最大値を算出して、超音波伝達媒体35の検査をしてもよい。
上記実施形態では、基準超音波画像71を予め記憶しているが、基準超音波画像71は任意のタイミングで更新可能であることが好ましい。基準超音波画像71を更新可能にしておくと、その他の部分の劣化や交換等によって基準とすべき超音波画像に変化しても、超音波伝達媒体35の検査を正しく行うことができる。
なお、超音波伝達媒体35の検査を行うタイミングは任意である。例えば、実際の観察対象の観察を開始してから超音波伝達媒体35の検査を行ってもよい。観察対象の観察を開始してから超音波伝達媒体35の検査を行う場合には、例えば数フレームおきに検査を実行するなど、一定のタイミングで繰り返し検査を行うことができる。また、表示制御部57によってモニタ18上の超音波画像の表示方法が静止画から動画に切り替えられた場合に、または、動画から静止画に切り替えられた場合に、超音波伝達媒体35の検査を行うと良い。超音波画像の表示方法が、静止画から動画に切り替えられた場合に超音波伝達媒体35の検査を行うようにする際には、静止画の表示中もバックグラウンドで超音波画像の取得を継続して行うようにすれば、静止画を表示している間に生成された超音波画像を用いて検査を行うことができる。このように、観察対象の観察を開始してからも、超音波伝達媒体35の検査を行うようにすれば、観察対象の観察を開始した後に発生した異常も逃さず検査し、医師等に知らせることができる。
上記実施形態では、検査部54は、基準超音波画像71を用いて超音波伝達媒体35の検査をしているが、基準超音波画像71を用いずに、超音波画像91のマスクエリア63から、シース34が原因でないノイズ95を検出することで超音波伝達媒体35の検査をしてもよい。
上記実施形態では、検査部54によって超音波伝達媒体35に異常が検出された場合に、警告部56は、超音波伝達媒体35に異常があることを示す警告を報知しているが、これに加え、検出された異常の種類や対処法を、医師等に知らせてもよい。
10 超音波観察システム
11,80 超音波プローブ
12 中継器
13 超音波プロセッサ装置
15 超音波振動子
18 モニタ
34 シース
35 超音波伝達媒体
53 超音波画像生成部
54 検査部
55 基準超音波画像記憶部
56 警告部
57 表示制御部
61,91 超音波画像
63 マスクエアリア
71 基準超音波画像
81 気泡

Claims (8)

  1. 超音波伝達媒体が充填されたシース内に回転自在に設けられ、前記超音波伝達媒体及び前記シースを介して超音波を送受信する超音波振動子と、
    前記超音波振動子が超音波エコーを受信して出力する受信信号を用いて超音波画像を生成する超音波画像生成部と、
    前記超音波画像を用いて前記超音波伝達媒体内に発生した気泡を異常として検出する際に、複数の前記超音波画像に対して、前記超音波振動子から前記シースまでの領域において異常の疑いがある部分を検出し、複数の前記超音波画像間で比較して、前記異常の疑いがある部分の位置が遷移している場合に、前記異常の疑いがある部分を、前記気泡として検出する検査部と、
    を備える超音波観察システム。
  2. 前記超音波振動子から前記シースまでの領域に異常がない状態で取得された基準超音波画像を記憶する基準超音波画像記憶部を備え、
    前記検査部は、前記超音波画像と前記基準超音波画像との比較することで前記超音波振動子から前記シースまでの領域の検査をする請求項1に記載の超音波観察システム。
  3. 前記基準超音波画像は、気中で取得した気中超音波画像、水中で取得した水中超音波画像、またはファントムの超音波画像のいずれかである請求項2に記載の超音波観察システム。
  4. 前記検査部が異常を検出した場合に警告をするための警告部を備える請求項1〜のいずれか1項に記載の超音波観察システム。
  5. 前記超音波画像を表示するモニタと、
    前記超音波画像の表示を、連続して生成される複数の前記超音波画像からなる動画と、1つの前記超音波画像の静止画とで切り替える表示制御部と、を備え、
    前記検査部は、前記表示制御部によって前記超音波画像の表示が静止画から動画に切り替えられた場合に、または、前記表示制御部によって前記超音波画像の表示が動画から静止画に切り替えられた場合に検査をする請求項1〜のいずれか1項に記載の超音波観察システム。
  6. 前記検査部は、前記超音波画像の静止画を表示している間に生成された超音波画像を用いて検査をする請求項に記載の超音波観察システム。
  7. 超音波伝達媒体が充填されたシース内に回転自在に設けられ、前記超音波伝達媒体及び前記シースを介して超音波を送受信する超音波振動子が、超音波エコーを受信して出力する受信信号を用いて超音波画像を生成する超音波画像生成部と、
    前記超音波画像を用いて前記超音波伝達媒体内に発生した気泡を異常として検出する際に、複数の前記超音波画像に対して、前記超音波振動子から前記シースまでの領域において異常の疑いがある部分を検出し、複数の前記超音波画像間で比較して、前記異常の疑いがある部分の位置が遷移している場合に、前記異常の疑いがある部分を、前記気泡として検出する検査部と、
    を備える超音波プロセッサ装置。
  8. 超音波伝達媒体が充填されたシース内に回転自在に設けられた超音波振動子が、前記超音波伝達媒体及び前記シースを介して超音波を送受信するステップと、
    超音波画像生成部が、前記超音波振動子が超音波エコーを受信して出力する受信信号を用いて超音波画像を生成するステップと、
    検査部が、前記超音波画像を用いて前記超音波伝達媒体内に発生した気泡を異常として検出する際に、複数の前記超音波画像に対して、前記超音波振動子から前記シースまでの領域において異常の疑いがある部分を検出し、複数の前記超音波画像間で比較して、前記異常の疑いがある部分の位置が遷移している場合に、前記異常の疑いがある部分を、前記気泡として検出するステップと、
    を備える超音波観察システムの作動方法。
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