JP6310409B2 - 通信パス管理装置、通信パス管理方法、および通信パス管理プログラム - Google Patents

通信パス管理装置、通信パス管理方法、および通信パス管理プログラム Download PDF

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Description

本発明は、伝送網上の伝送装置に設定された通信パスを管理する技術に関する。
複数の伝送装置が配置されている伝送網を供給するベンダ(事業者)の保守者は、これらの伝送装置に接続するEMS(Element Management System。通信パス管理装置。)を用いてこれらの伝送装置、これらの伝送装置に設定された通信パス、これらの伝送装置が配置されている伝送網などを管理する。ここで、所定の通信サービスを実現するために、異なるベンダが供給する複数の伝送網に亘るエンド・ツー・エンドの通信パス(以下、単に、「通信パス」という場合がある)を、各伝送網上の該当する伝送装置に設定する場合がある。
ベンダは、EMSを用いて、自網の伝送装置に設定された通信パスに対して所定の試験や、所定の情報収集を行うことで自網を管理する。しかし、自網を管理するEMSのみを用いて、異なるベンダが供給する複数の伝送網に亘る通信パスの全体を管理することは当然できない。そのため従来では、各伝送網の保守者同士が、通信パス設定のための各種設定変更情報、設定した通信パスの試験のための情報、伝送装置のアラーム情報等の連絡を取り合うことにより、通信パスの管理を実現している。
なお、特許文献1には、複数のドメイン(伝送網に相当)を経由して通信を行う場合に、各ドメインを管理する管理サーバ(EMSに相当)が連携して、パスの構成及び最適ルーティングを行う技術が開示されている。
特開2010−233270号公報
しかし、上記のように各伝送網の保守者同士で連絡を取り合う場合、各伝送網の伝送装置から収集される情報量の不足や、連絡の誤りなどが生じ、通信パスの管理負担の増大や通信サービスの実現の遅延を招く可能性がある。また、各伝送網の保守者が管理する情報には、各伝送網の伝送装置に関する製造会社名や型番、伝送装置の設置ビル名などの様々な秘密情報が含まれており、管理情報全てを必ずしも相手側保守者に開示できるわけではない。情報の秘匿性を重視すると、1台のEMSを用意して、各伝送網の伝送装置に亘って設定された通信パスの全体をそのEMSで統合的に管理する、という方法をとることはできない。特許文献1には、このような事情を解決するため手段を具体的には言及していない。
そこで、本発明は、上記事情に鑑みて、複数の伝送網の保守者の各々が管理する情報を他の保守者に開示したくないという要望を満たしつつ、複数の伝送網の各々に配置されている伝送装置に亘って設定される通信パスの管理を、1台の通信パス管理装置で行うことを課題とする。
前記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、発側網にある複数の伝送装置、および、着側網にある複数の伝送装置に亘って設定される通信パスのうち、前記着側網にある複数の伝送装置に設定された部分を管理する通信パス管理装置であって、前記通信パスのうち、前記発側網にある複数の伝送装置に設定された部分を管理する他の通信パス管理装置と接続するためのIF(Interface)として機能する通信パス管理装置間IF部と、前記通信パス管理装置間IF部によって、前記着側網にある伝送装置のうち前記通信パスの開始点となる伝送装置の物理IFを、前記他の通信パス管理装置に開示する網管理部と、を備え、前記通信パスは、プロテクションがなされた、現用系の通信パス、および、予備系の通信パスであり、前記網管理部は、前記通信パス管理装置間IF部によって、前記着側網にある伝送装置のうち前記現用系の通信パスの開始点となる伝送装置の物理IF、および、前記予備系の通信パスの開始点となる伝送装置の物理IF、を前記他の通信パス管理装置に開示する、ことを特徴とする。
また、請求項に記載の発明は、発側網にある複数の伝送装置、および、着側網にある複数の伝送装置に亘って設定される通信パスのうち、前記着側網にある複数の伝送装置に設定された部分を管理する通信パス管理装置における通信パス管理方法であって、前記通信パス管理装置は、前記通信パスのうち、前記発側網にある複数の伝送装置に設定された部分を管理する他の通信パス管理装置と接続するためのIFとして機能する通信パス管理装置間IF部を介して、前記着側網にある伝送装置のうち前記通信パスの開始点となる伝送装置の物理IFを、前記他の通信パス管理装置に開示する開示ステップ、を実行前記通信パスは、プロテクションがなされた、現用系の通信パス、および、予備系の通信パスである場合、前記開示ステップにおいて、前記通信パス管理装置間IF部によって、前記着側網にある伝送装置のうち前記現用系の通信パスの開始点となる伝送装置の物理IF、および、前記予備系の通信パスの開始点となる伝送装置の物理IF、を前記他の通信パス管理装置に開示する、ことを特徴とする。
また、請求項に記載の発明は、発側網にある複数の伝送装置、および、着側網にある複数の伝送装置に亘って設定される通信パスのうち、前記着側網にある複数の伝送装置に設定された部分を管理する通信パス管理装置としてコンピュータを、前記通信パスのうち、前記発側網にある複数の伝送装置に設定された部分を管理する他の通信パス管理装置と接続するためのIFとして機能する通信パス管理装置間IF手段、前記通信パス管理装置間IF手段によって、前記着側網にある伝送装置のうち前記通信パスの開始点となる伝送装置の物理IFを、前記他の通信パス管理装置に開示する網管理手段、として機能させ、前記通信パスは、プロテクションがなされた、現用系の通信パス、および、予備系の通信パスである場合、前記網管理手段が、前記通信パス管理装置間IF手段によって、前記着側網にある伝送装置のうち前記現用系の通信パスの開始点となる伝送装置の物理IF、および、前記予備系の通信パスの開始点となる伝送装置の物理IF、を前記他の通信パス管理装置に開示する、ように機能させる。
請求項1,に記載の発明によれば、着側網の通信パス管理装置は、発側網の他の通信パス管理装置に対して、着側網に設定されている通信パスの開始点となる伝送装置の物理IFを少なくとも開示する。このため、他の通信パス管理装置は、発側網に設定されている通信パスが着側網に対してどのような形態で設定されているかを認識することができる。よって、発側網の他の通信パス管理装置は、着側網の通信パス管理装置が備える通信パス管理装置間IF部を介して、着側網の通信パス管理装置が管理している通信パスを実質的に管理することができる。また、着側網の通信パス管理装置は、発側網の他の通信パス管理装置が通信パスの全体を管理するのに必要な情報は、発側網の他の通信パス管理装置に開示しているため、着側網の網構成情報などの秘密情報は開示せずに済ませることができる。
したがって、複数の伝送網の保守者の各々が管理する情報を他の保守者に開示したくないという要望を満たしつつ、複数の伝送網の各々に配置されている伝送装置に亘って設定される通信パスの管理を、1台の通信パス管理装置で行うことができる。
また、発側網および着側網に亘る通信パスが、現用系および予備系からなるプロテクションパスである場合にも、発側網の他の通信パス管理装置は、着側網の通信パス管理装置が備える通信パス管理装置間IF部(手段)を介して、着側網の通信パス管理装置が管理している通信パスを実質的に管理することができる。
また、請求項に記載の発明は、請求項1に記載の通信パス管理装置であって、前記他の通信パス管理装置が前記通信パスの試験を実施する場合、前記網管理部は、前記他の通信パス管理装置からの指示に応じて、前記通信パス管理装置間IF部によって、前記着側網の伝送装置のうち前記試験の試験ポイントとなる伝送装置に対して試験ポイントの設定が完了した旨を前記他の通信パス管理装置に通知する、ことを特徴とする。
請求項に記載の発明によれば、発側網の他の通信パス管理装置は、着側網の通信パス管理装置が備える通信パス管理装置間IF部を介して、着側網の伝送装置が試験の実施可能状態にあることを認識することができる。よって、発側網の他の通信パス管理装置は、発側網および着側網に亘る通信パスの全体に対する試験を円滑に行うことができる。
また、請求項に記載の発明は、請求項1に記載の通信パス管理装置であって、前記通信パス管理装置が前記通信パスの試験を実施する場合、前記網管理部は、前記他の通信パス管理装置からの指示に応じて、前記着側網の伝送装置のうち前記試験の試験ポイントとなる伝送装置に対して試験を実施し、前記実施したときの試験結果を前記他の通信パス管理装置に通知する、ことを特徴とする。
請求項に記載の発明によれば、発側網の他の通信パス管理装置は、着側網の通信パス管理装置が備える通信パス管理装置間IF部を介して、着側網の伝送装置に対する試験の結果を取得することができる。よって、発側網の他の通信パス管理装置は、発側網および着側網に亘る通信パスの全体に対する試験を円滑に行うことができる。
また、請求項に記載の発明は、請求項1に記載の通信パス管理装置であって、前記網管理部は、前記着側網にある伝送装置のうち前記通信パスが設定されている伝送装置から、所定のアラームに関するアラーム情報、および、当該伝送装置に関する性能情報の少なくともいずれかを受信した場合、前記通信パス管理装置間IF部によって、前記受信したアラーム情報、および、前記性能情報の少なくともいずれかを前記他の通信パス管理装置に送信する、ことを特徴とする。
請求項に記載の発明によれば、発側網の他の通信パス管理装置は、着側網の通信パス管理装置が備える通信パス管理装置間IF部を介して、発側網の他の通信パス管理装置が本来的には知ることができない、着側網の伝送装置に関するアラーム情報および性能情報の少なくともいずれかを取得することができる。よって、発側網の他の通信パス管理装置は、着側網の通信パス管理装置が管理している通信パスを実質的に管理することができる。
本発明によれば、複数の伝送網の保守者の各々が管理する情報を他の保守者に開示したくないという要望を満たしつつ、複数の伝送網の各々に配置されている伝送装置に亘って設定される通信パスの管理を、1台の通信パス管理装置で行うことができる。
本実施形態の連携システムの一例を示す機能構成図である。 EMSの機能構成図、および、伝送装置の機能構成図である。 通信パスの設定の手順を示すフローチャートである。 プロバイダレベルの通信パスの試験の手順を示すフローチャートである。 オペレータレベルの通信パスの試験の手順を示すフローチャートである。 アラーム情報の収集の手順を示すフローチャートである。 性能情報の収集の手順を示すフローチャートである。 本実施形態の連携システムの他の例を示す機能構成図である。 本実施形態の連携システムの他の例を示す機能構成図である。 本実施形態の連携システムの他の例を示す機能構成図である。 通信パス管理プログラムを実行するコンピュータを示す図である。
本発明を実施するための形態(実施形態)について、図面を参照しながら詳細に説明する。
〔全体構成〕
図1に示すように、本実施形態の連携システムは、EMS(s1)およびEMS(s2)を備える。EMS(s1)は、伝送網としての網A(n1)を供給するベンダの保守者(「網A保守者」と称する場合がある)が用いる通信パス管理装置である。網A保守者は、HMI(s15)(Human Machine Interface)を用いてEMS(s1)の処理を制御する。EMS(s1)は、網A内の伝送装置(s3,s4,s5,s9,s10)と接続しており、伝送装置(s3,s4,s5,s9,s10)および後記の通信パス(p0,p1)を管理する。
EMS(s2)は、伝送網としての網B(n2)を供給するベンダの保守者(「網B保守者」と称する場合がある)が用いる通信パス管理装置である。網B保守者は、HMI(s16)を用いてEMS(s2)の処理を制御する。EMS(s2)は、網B内の伝送装置(s6,s7,s8,s11,s12)と接続しており、伝送装置(s6,s7,s8,s11,s12)および後記の通信パス(p0,p1)を管理する。
網A(n1)および網B(n2)は、伝送装置(s5)と伝送装置(s6)間にてNNI(i0)(Network Network Interface)を介して接続されており、かつ、伝送装置(s10)と伝送装置(s11)間にて、NNI(i1)を介して接続されている。また、網A(n1)内の各伝送装置(s3〜s5)と網B(n2)内の伝送装置(s6〜s8)に亘る通信パス(p0)が0系(現用系)の無瞬断プロテクション通信パスとして設定されている。さらに、網A(n1)内の各伝送装置(s3,s9,s10)と網B(n2)内の伝送装置(s11,s12,s8)に亘る通信パス(p1)が1系(予備系)の無瞬断プロテクション通信パスとして設定されている。
網A(n1)のベンダは、網B(n2)のベンダと協力して、通信パス(p0,p1)を用いて所定の通信サービスを実現する。説明の便宜上、網A(n1)のベンダは、この通信サービスのための通信パス(p0,p1)を設定する側となり、網B(n2)のベンダは、この通信サービスのための通信パス(p0,p1)が設定される側となる、とする。網A(n1)は、この通信サービスの発側網であり、網B(n2)はこの通信サービスのための着側網である。
EMS(s2)は、EMS(s1)と接続するためのIF(Interface)として機能するEMS間IF部(s21)(通信パス管理装置間IF部、通信パス管理装置間IF手段)を備えており、所定の網管理指示や情報を送受信することができる。EMS間IF部(s21)を備えるEMS(s2)は、網Bの管理情報のうち、網Bから網Aへ開示可能な情報のみを開示することができる。よって、例えば、EMS(s2)は、EMS(s1)に対して、網Bの伝送装置や網Bの網構成情報は隠蔽し、無瞬断プロテクション通信パスの試験結果の送受信や設定した通信パスに関係する伝送装置のアラーム情報や性能情報を開示することができる。なお、EMS(s2)は、自身で管理する各種情報に対してEMS(s1)に開示可能か否かを区別するフラグを割り当て、EMS(s1)に開示する情報を選択する。フラグの割り当て内容は、例えば、網B保守者の裁量で決定することができる。
EMS間IF部(s21)は、通信パスを設定する側となるEMS(s1)が、通信パスが設定される側となるEMS(s2)、網B内の伝送装置(s6,s7,s8,s11,s12)および通信パス(p0,p1)を、EMS(s1)配下の1台の仮想伝送装置として扱うことを可能にする。仮想伝送装置は、NNIにおいて対向する伝送装置が複数ある場合はNNI毎に用意することができる。図1には、網A(n1)のEMS(s1)に対して、NNI(i0)を含む通信パス(p0)が経由する仮想伝送装置(s13)、および、NNI(i1)を含む通信パス(p1)が経由する仮想伝送装置(s14)が接続されている様子が示されている。
図2を参照して、網B(n2)のEMS(s2)および伝送装置(s6)の機能構成についてそれぞれ説明する。図1に示すように、網B(n2)のEMS(s2)は、網A(n1)のEMS(s1)および、網B(n2)の各伝送装置(s6〜s8、s11、s12)と接続するが、説明の便宜上、図2には、EMS(s1)と伝送装置(s6)との接続のみを図示してある。なお、伝送装置(s6)に関する以下の説明は、他の伝送装置にもあてはまる。
EMS(s2)は、EMS間IF部(s21)、網管理部(s22)(網管理手段)、および、伝送装置用IF部(s23)を備える。
EMS間IF部(s21)は、装置構成IF部(s211)、通信パス試験IF部(s212)、アラームIF部(s213)、性能IF部(s214)を備える。
網管理部(s22)は、装置構成管理部(s221)、通信パス試験管理部(s222)、アラーム管理部(s223)、性能管理部(s224)を備える。
伝送装置(s6)は、EMS用IF部(s61)、通信パス設定部(s62)、通信パス試験部(s63)、アラーム通知部(s64)、性能通知部(s65)、伝送装置間通信部(s66)を備える。
(EMS(s2)の機能構成)
EMS間IF部(s21)は、網A(n1)のEMS(s1)や網管理部(s22)との通信のやり取りを行う。
装置構成IF部(s211)は、EMS(s1)や装置構成管理部(s221)と、通信パス設定に関する情報の送受信を行う。
通信パス試験IF部(s212)は、EMS(s1)や通信パス試験管理部(s222)と、通信パス試験に関する情報の送受信を行う。
アラームIF部(s213)は、アラーム管理部(s223)から受信したアラーム情報をEMS(s1)へ送信する。
性能IF部(s214)は、性能管理部(s224)から受信した性能情報をEMS(s1)へ送信する。
網管理部(s22)は、EMS間IF部(s21)や伝送装置用IF部(s23)と、網管理に関する通信を行う。
(装置構成管理部)
装置構成管理部(s221)は、装置構成IF部(s211)や伝送装置用IF部(s23)と、網管理に関する情報の送受信を行う。
装置構成管理部(s221)は、装置構成IF部(s211)を介してEMS(s1)から受信した網管理に関する情報の問い合わせに対し、開示可能な情報を開示する。問い合わせに対して開示可能な情報は、装置構成IF部(s211)へ送信される。
「網管理に関する情報」は、例えば、網B(n2)内の各伝送装置(s6〜s8、s11、s12)のエリア登録・エリア構成情報(伝送装置がどの場所にどのようなトポロジで配置されているか)、収容ビル情報(伝送装置がどの建物(ビル)に収容されているか)、伝送装置名情報(例:伝送装置のIP(Internet Protocol)アドレス、MAC(Media Access Control)アドレス)、伝送装置状態情報(伝送装置の仕様など)、インタフェースユニット収納情報、インタフェースパッケージ情報、網A(n1)の伝送装置と接続する網B(n2)の伝送装置の物理IF情報(例:NNIの識別情報)などである。装置構成管理部(s221)は、これらの情報の各々に対して、EMS(s1)へ開示可能か否かのフラグを割り当て、例えばデータベースの形式にてEMS(s2)の記憶部内にあらかじめ蓄積されている。
また、装置構成管理部(s221)は、EMS(s1)から装置構成IF部(s211)経由で送付された通信パス特定指示を受信する。「通信パス特定指示」には、網A(n1)内での通信パスの開始点と、終了点と、帯域情報と、QoS(Quality of Service)値と、プロテクション情報が含まれる。「プロテクション情報」には、0系あるいは1系のパス情報、および、無瞬断か通常パスか予備系解放かのいずれであるかを示す情報が含まれる。装置構成管理部(s221)は、網B(n2)内において設定可能な通信パスを特定し、装置構成IF部(s211)を介してEMS(s1)へ通信パス特定完了情報(自網内で通信パスの設定が完了した旨を示す情報)を送信する。
通信パスが設定可能となる伝送装置を特定する方法としては、例えば、装置構成管理部(s221)に予め蓄えられた網B(n2)内の伝送装置(s6〜s8、s11、s12)の仕様情報を参照する方法がある。
また、装置構成管理部(s221)は、EMS(s1)から装置構成IF部(s211)経由で送付された通信パス設定指示を受信する。装置構成管理部(s221)は、網B(n2)内の各伝送装置(s6〜s8,s11,s12)へ、この通信パス設定指示を送信し、伝送装置に通信パス(p0,p1)の設定に必要な処理を実行させる。
特に、装置構成管理部(s221)は、網B(n2)内の通信パス(p0)の開始点となる伝送装置(s6)へ、網A(n1)の通信パス(p0)の終了点となる網A(n1)の伝送装置(s5)の物理IFを通知し、網Aと網B間が通信可能となるように、0系の通信パスを設定させる。また、装置構成管理部(s221)は、網B(n2)内の通信パス(p1)の開始点となる伝送装置(s11)へ、網A(n1)の通信パスの終了点となる網A(n1)の伝送装置(s10)の物理IFを通知し、網Aと網B間が通信可能となるように、1系の通信パスを設定させる。
装置構成管理部(s221)は、各伝送装置(s6〜s8,s11,s12)から、伝送装置用IF部(s23)経由で、網B(n2)内の0系および1系の通信パス設定完了情報(伝送装置にて通信パスの設定に必要な処理を実行されたことを示す情報)を受信する。
また、装置構成管理部(s221)は、装置構成IF部(s211)経由でEMS(s1)へ0系および1系の通信パス設定完了情報を送信することで、網A(n1)と網B(n2)に亘る無瞬断プロテクション通信パスの設定を完了する。
なお、装置構成管理部(s221)は、通信パス特定指示に含まれるQoS値を読み取り、伝送装置用IF部(s23)経由で各伝送装置(s6〜s8,s11,s12)へ送付する通信パス設定指示に含まれるQoS値を、通信パス特定指示から読み取ったQoS値と同じ値に設定する。QoS値には、例えば、CoS(Class of Service)値を用いることができる。また、通信パスの設定に関して、網A(n1)のQoS値と網B(n2)のQoS値とを一致させるとよい。
(通信パス試験管理部)
通信パス試験管理部(s222)は、通信パス試験IF部(s212)および伝送装置用IF部(s23)と、通信パス試験に関する情報の送受信を行う。
通信パス試験管理部(s222)は、通信パス試験IF部(s212)を介してEMS(s1)から試験ポイント特定指示を受信する。「試験ポイント特定指示」には、通信パス情報(試験対象の通信パスを示す情報)および試験種別の情報が含まれている。また、「試験ポイント」とは、例えば、通信網の保守・管理機能であるOAM(Operations Administration Maintenance)の場合、通信パスの終端点であるMEP(Maintenance End Point)と通信パスの中継点であるMIP(Maintenance Intermediate Point)である。
試験種別が伝送網間に亘る通信パスの試験であるプロバイダレベルの場合、通信パス試験管理部(s222)は、網B(n2)内に設定した通信パスの終了点を設定し、EMS(s1)へ、通信パス試験IF部(s212)経由で、試験ポイント設定完了情報(試験ポイントの設定が完了したことを示す情報)を送信する。本ケースでは、0系および1系の通信パスのMEPは伝送装置(s8)となる。また、通信パス試験管理部(s222)は、通信パス試験IF部(s212)経由で、網A(n1)のEMS(s1)から、プロバイダレベルの試験結果を受信してもよい。
試験種別が個別の伝送網内の通信パスの試験であるオペレータレベルの場合、通信パス試験管理部(s222)は、網B(s2)内の通信パスの開始点、すなわち網A(n1)の伝送装置と接続する網B(n2)の伝送装置を開始点として設定し、網B(n2)内に設定した通信パスの終了点を設定する。本ケースでは、0系の場合、開始点は伝送装置(s6)、終了点は伝送装置(s8)となる。また1系の場合、開始点は伝送装置(s11)、終了点は伝送装置(s8)となる。
試験ポイント設定後、通信パス試験管理部(s222)は、伝送装置用IF部(s23)経由で、網B(n2)内にて通信パス(p0,p1)の開始点となる伝送装置(s6,s11)の各々へ試験実施指示を送信する。また、この試験実施指示は、通信パス(p0、p1)の中継点となる伝送装置(s7,s12)、および、通信パス(p0、p1)の終了点となる伝送装置(s8)にも送信されるようにしてもよい。
通信パス試験管理部(s222)は、伝送装置用IF部(s23)経由で、網B(n2)内にて開始点となる伝送装置(s6,s11)の各々から試験結果を受信する。また、この試験結果は、中継点となる伝送装置(s7,s12)、および、終了点となる伝送装置(s8)からも受信するようにしてもよい。通信パス試験管理部(s222)は、受信した試験結果を、通信パス試験IF部(s212)経由で、網A(n1)のEMS(s1)へ送信し、通信パス試験を完了する。
なお、通信パスの試験ポイントとなる伝送装置は、例えば、装置構成管理部(s221)が蓄積している通信パス情報を参照すること特定することができる。また、試験ポイントとなるMEPおよびMIPは、試験実施時に設定してもよいし、通信パスの設定の際に同時に設定してもよい。
上記した、「プロバイダレベル」、「オペレータレベル」は、MEG(Maintenance Entity Group)レベルという規定された保守レベルの1例であり、周知であるため、詳細な説明は省略する。MEGレベルについては、例えば、[平成27年2月23日検索]インターネット<URL:http://www.itu.int/rec/T-REC-G.8013-201311-I/en>を参照されたい。
(アラーム管理部)
アラーム管理部(s223)は、伝送装置用IF部(s23)から送付された伝送装置(s6)のアラーム情報を受信し、受信したアラーム情報が、設定した通信パスに関係するアラーム情報であるか否かを判定する。アラーム管理部(s223)は、所定の条件を満たした場合に、受信したアラーム情報が、設定した通信パスに関係するアラーム情報であると特定する。アラーム管理部(s223)は、特定したアラーム情報のみを、アラームIF部(s213)へ送信する。
なお、通信パスに関係するアラーム情報であるか否かは、アラーム管理部(s223)が装置構成管理部(s221)を参照し、通信パスが設定された伝送装置と、アラーム情報を送信した伝送装置とが一致するか否かで判定することができ、一致すれば、受信したアラーム情報を「設定した通信パスに関係するアラーム情報」とする。「設定した通信パスに関係するアラーム情報」には、例えば、該当の伝送装置が輻輳状態にあることを示す情報などがある。
(性能管理部)
性能管理部(s224)は、伝送装置用IF部(s23)から送付された伝送装置(s6)の性能情報を受信し、受信した性能情報が、設定した通信パスに関係する性能情報であるか否かを判定する。性能管理部(s224)は、所定の条件を満たした場合に、受信した性能情報が、設定した通信パスに関係する性能情報であると特定する。性能管理部(s224)は、特定した性能情報のみを、性能IF部(s214)へ送信する。
なお、通信パスに関係する性能情報であるか否かは、性能管理部(s224)が装置構成管理部(s221)を参照し、通信パスが設定された伝送装置と、性能情報を送信した伝送装置とが一致するか否かで判定することができ、一致すれば、受信した性能情報を「設定した通信パスに関係する性能情報」とする。「設定した通信パスに関係する性能情報」には、例えば、該当の伝送装置のトラフィック量、リソース割り当て量などがある。
伝送装置用IF部(s23)は、各伝送装置(s6〜s8,s11,s12)との通信のやり取りを行う。
(伝送装置(s6)の機能構成)
EMS用IF部(s61)は、EMS(s2)との通信のやり取りを行う。
通信パス設定部(s62)は、EMS用IF部(s61)から通信パス設定指示を受信し、通信パスの設定を行う。伝送装置における通信パスの設定方法、通信パス設定に伴うプロテクションの設定方法は周知であるため、説明を省略する。通信パス設定部(s62)は、通信パスの設定が完了した場合、その完了の旨を示す通信パス設定完了情報をEMS用IF部(s61)送信する。また、通信パス設定部(s62)は、通信パス設定指示に含まれるQoS値を通信パスへ反映し、通信パス設定指示に含まれるQoS値を通信パスのQoS値とする。
通信パス試験部(s63)は、EMS用IF部(s61)から通信パス試験指示を受信し、通信パスの試験を行う。通信パス試験部(s63)は、試験に対する通信パス試験結果をEMS用IF部(s61)へ送信する。
アラーム通知部(s64)は、アラーム管理部(s223)に通知するための伝送装置(s6)のアラーム情報を、EMS用IF部(s61)へ送信する。
性能通知部(s65)は、性能管理部(s224)に通知するための、伝送装置(s6)の性能情報、および、伝送装置(s6)に設定した通信パス(p0)のトラヒック情報を、EMS用IF部(s61)へ送信する。
伝送装置間通信部(s66)は、他の伝送装置、具体的には、伝送装置(s5)や伝送装置(s7)との通信のやり取りを行う。
〔処理〕
本実施形態の処理として、(1)通信パスの設定、(2)通信パスの試験(プロバイダレベル)、(3)通信パスの試験(オペレータレベル)、(4)通信パスに関係するアラーム情報の収集、および、(5)通信パスに関係する性能情報の収集を説明する。
〈通信パスの設定〉
図3を参照して、網A(n1)と網B(n2)に亘る通信パスの設定手順を説明する。網A(n1)のEMS(s1)が通信パスを設定する側、網B(n2)のEMS(s2)が通信パスを設定される側とし、まず0系の通信パス(p0)を設定する手順を説明する。
網B(n2)のEMS(s2)は、EMS間IF部(s21)を経由して、網A(n1)のEMS(s1)に対し、網A(n1)の伝送装置(s5)と接続する網B(n2)の伝送装置(s6)の物理IF(つまり、NNI(i0))を予め開示しておく(ステップV1)。
次に、網A(n1)のEMS(s1)は、網B(n2)のEMS(s2)のEMS間IF部(s21)の装置構成IF部(s211)へ、0系の通信パス(p0)の通信パス特定指示を送信し、装置構成IF部(s211)は、その通信パス特定指示を装置構成管理部(s221)へ送信する(ステップV2)。
次に、装置構成管理部(s221)は、受信した通信パス特定指示に基づき、網B(n2)内において設定可能な通信パスを特定する(ステップV3)。
設定可能な通信パスの特定が完了した場合、装置構成管理部(s221)は、装置構成IF部(s211)へ、網B内にて通信パスの特定が完了した旨を示す通信パス特定完了情報を送信し、装置構成IF部(s211)は、網A(n1)のEMS(s1)へ、通信パス特定完了情報を送信する(ステップV4)。
EMS(s1)は、EMS(s2)の装置構成IF部(s211)から通信パス特定完了情報を受信すると、網A(n1)内にて通信パスの設定をする(ステップV5)。具体的には、EMS(s1)は、各伝送装置(s3〜s5)間の通信パス(p0)を設定する。
EMS(s1)は、EMS(s2)のEMS間IF部(s21)の装置構成IF部(s211)へ、通信パス設定指示を送信し、装置構成IF部(s211)は、この通信パス設定指示を装置構成管理部(s221)へ送信する。装置構成管理部(s221)は、受信した通信パス設定指示に基づき、各伝送装置(s6〜s8)へ通信パス設定指示を送信する(ステップV6,V9,V12)。本処理では、装置構成管理部(s221)から伝送装置用IF部(s23)を経由し、網B(n2)内の各伝送装置(s6〜s8)へ、通信パス設定指示が送信される。各伝送装置(s6〜s8)は、自身のEMS用IF部(s61,s71,s81)を経由し、自身の通信パス設定部(s62,s72,s82)にて、通信パス設定指示を受信する。そして、各伝送装置(s6〜s8)は、自身の通信パス設定部(s62,s72,s82)の通信パス設定部(s62,s72,s82)にて、通信パスに係る設定を実行する(ステップV7,V10,V13)。
なお、装置構成IF部(s211)は、網B(n2)内の通信パス(p0)の開始点となる伝送装置(s6)に対して、通信パス設定指示に含まれる、網A(n1)内の通信パス(p0)の終了点となる伝送装置(s5)の物理IFを通知し、網A(n1)と網B(n2)間が通信可能となるように通信パス(p0)を設定させる。
各伝送装置(s6〜s8)は、各伝送装置の通信パス設定部(s62,s72,s82)にて通信パス(p0)の設定を完了後、その完了の旨を示す通信パス設定完了情報を、自身のEMS用IF部(s61,s71,s81)を経由し、伝送装置用IF部(s23)へ送信する。伝送装置用IF部(s23)は、各伝送装置(s6〜s8)から送信された通信パス設定完了情報を、装置構成管理部(s221)へ送信する(ステップV8,V11,V14)。
装置構成管理部(s221)は、装置構成IF部(s211)経由で、網A(n1)のEMS(s1)へ、網B(n2)内の通信パス設定完了情報を送信する(ステップV15)。EMS(s1)は、網B(n2)のEMS(s2)からの通信パス設定完了情報を受信することで、網B(n2)にて通信パス(p0)の設定が完了したことは少なくとも知ることができる。ただし、EMS(s1)は、網B(n2)のどの伝送装置に通信パス(p0)が設定されたかは知り得ない。
図3に示す手順により、網A(n1)と網B(n2)に亘る0系の通信パス(p0)が設定される。1系の通信パス(p1)も、上記と同様の手順により設定することができる。
なお、ステップV7,V10,V13に示すように、EMS(s1)からの通信パス設定指示に基づいてEMS(s2)が網B(n2)内において通信パス(p0、p1)の設定を行う際には、EMS(s1)からの通信パス設定指示に含まれるQoS値を、網B(n2)の通信パス(p0、p1)の設定に反映する。
図3に示す手順によれば、網B(n2)のEMS(s2)は、網A(n1)のEMS(s1)に対して、網B(n2)に設定されている通信パス(p0,p1)の開始点となる伝送装置(s6,s11)の物理IFを少なくとも開示する(ステップV1)。このため、EMS(s1)は、網A(n1)に設定されている通信パス(p0,p1)が網B(n2)に対してどのような形態で設定されているかを認識することができる。よって、網A(n1)のEMS(s1)は、網B(n2)のEMS(s2)が備えるEMS間IF部(s21)を介して、網B(n2)のEMS(s2)が管理している通信パス(p0,p1)を実質的に管理することができる。また、網B(n2)のEMS(s2)は、網A(n1)のEMS(s1)が通信パス(p0,p1)の全体を管理するのに必要な情報は、網A(n1)のEMS(s1)に開示しているため、網B(n2)の網構成情報などの秘密情報は開示せずに済ませることができる。
したがって、複数の伝送網の保守者の各々が管理する情報を他の保守者に開示したくないという要望を満たしつつ、複数の伝送網の各々に配置されている伝送装置に亘って設定される通信パスの管理を、1台の通信パス管理装置で行うことができる。
また、網A(n1)および網B(n2)に亘る通信パス(p0,p1)が、現用系および予備系からなるプロテクションパスである場合にも、網A(n1)のEMS(s1)は、網B(n2)のEMS(s2)が備えるEMS間IF部(s21)を介して、網B(n2)のEMS(s2)が管理している通信パスを実質的に管理することができる。
伝送網のように主信号を扱うネットワーク基盤では、伝送網間に亘る高信頼な無瞬断のプロテクションパスを設定する必要があり、0系と1系の二系統のパス切り替え時に伝送遅延や位相が変動しないように同期可能な通信パスの設定が必須となる。そのため従来では、各伝送網の保守者同士が、通信パスを設定可能な伝送装置の情報に関して連絡を取りあい、エンド・ツー・エンドの通信パスの管理を行っていた。しかし、各伝送網の情報不足や連絡誤り等により手戻りが発生し、複数の伝送網に亘る通信パスの管理稼働の増大を招くという問題点が生じていた。本実施形態では、EMS間IF部(s21)を用いることでこのような問題点は解消される。
〈通信パスの試験(プロバイダレベル)〉
図4を参照して、網A(n1)と網B(n2)に亘って設定された通信パス(p0,p1)の試験の手順について説明する。この試験は、通信パスの正常性確認の試験である。まず、0系の通信パス(p0)をプロバイダレベルで試験する手順を説明する。
網A(n1)のEMS(s1)は、EMS間IF部(s21)の通信パス試験IF部(s212)を経由し、網B(n2)のEMS(s2)の通信パス試験管理部(s222)に対し、試験ポイント特定指示を送信する(ステップW1)。
通信パス試験管理部(s222)は、受信した試験ポイント特定指示に基づき、装置構成管理部(s221)に蓄積されている通信パス情報を参照することにより、網B(n2)内の試験ポイントを特定する(ステップW2)。本ケースの場合、網B(n2)内に設定した通信パス(p0)の終了点である伝送装置(s8)をMEPとして特定する。なお、伝送装置(s6,s7)は、通信パス(p0)のMIPとして特定される。
通信パス試験管理部(s222)は、EMS間IF部(s21)の通信パス試験IF部(s212)を経由し、EMS(s1)に対し、試験ポイント特定完了情報を送信する(ステップW3)。試験ポイント特定完了情報には、EMS(s2)にて試験ポイントの特定が完了した旨を示す情報が含まれている。また、試験ポイント特定完了情報に、通信パスのMEPの情報、すなわち伝送装置(s8)がMEPであるという情報も含めてもよい。しかし、網B保守者が伝送装置(s8)のことを網A保守者に開示したくない等の事情がある場合には含めなくてもよい。
EMS(s1)は、網A(n1)内の伝送装置(s3,s4,s5)に対し、通信パスの試験実施指示を送信し、試験を実施させる(ステップW4)。実施される試験が、例えば、0系の通信パスのLT(Link Trace)試験の場合、開始点のMEPである伝送装置(s3)から伝送装置(s4)へOAMフレームが送信される。EMS(s1)は、試験実施指示を送信した伝送装置(s3,s4,s5)から試験結果を受信する。
EMS(s1)は、EMS(s2)のEMS間IF部(s21)の通信パス試験IF部(s212)を経由し、通信パス試験管理部(s222)に対して試験結果を送信する(ステップW5)。なお、ステップW5は、省略することも可能である。
図4に示す手順により、網A(n1)と網B(n2)に亘る0系の通信パス(p0)のプロバイダレベルの試験が実施される。1系の通信パス(p1)も、上記と同様の手順により試験を行うことができる。
なお、0系と1系間のプロテクションを確認するには、0系の通信パス(p0)と1系の通信パス(p1)の両方の通信パスに対し、図4の手順により、伝送遅延及び位相合わせおよびパケット・フレーム損失や重複、およびフレーム順序逆転に関する試験を実施すればよい。
また、通信パスの復路に対してLT試験などの試験を行うこともできる。LT試験の場合、図4と同様の手順により、EMS(s2)側のMEPである伝送装置(s8)にOAMフレームを挿入し、EMS(s1)側のMEPである伝送装置(s3)にOAMフレームが送信される。伝送装置(s3)は、LT試験をしたときの試験結果をEMS(s1)に送信する。EMS(s1)は、EMS(s2)に試験結果を送信する。
図4に示す手順によれば、網A(n1)のEMS(s1)は、網B(n2)のEMS(s2)が備えるEMS間IF部(s21)を介して、網B(n2)の伝送装置が試験の実施可能状態にあることを認識することができる。よって、網A(n1)のEMS(s1)は、網A(n1)および網B(n2)に亘る通信パス(p0,p1)の全体に対する試験を円滑に行うことができる。
〈通信パスの試験(オペレータレベル)〉
図5を参照して、網A(n1)と網B(n2)に亘って設定された通信パス(p0,p1)の試験の手順について説明する。この試験は、通信パスの正常性確認の試験である。まず、0系の通信パス(p0)をオペレータレベルで試験する手順を説明する。
網A(n1)のEMS(s1)は、EMS間IF部(s21)の通信パス試験IF部(s212)を経由し、網B(n2)のEMS(s2)の通信パス試験管理部(s222)に対し、試験ポイント特定指示を送信する(ステップX1)。
通信パス試験管理部(s222)は、受信した試験ポイント特定指示に基づき、装置構成管理部(s221)に蓄積されている通信パス情報を参照することにより、網B(n2)内の試験ポイントを特定する(ステップX2)。本ケースの場合、網B(n2)内に設定した通信パス(p0)の開始点である伝送装置(s6)をMEPとして特定し、網B(n2)内に設定した通信パス(p0)の終了点である伝送装置(s8)をMEPとして特定する。
通信パス試験管理部(s222)は、網B(n2)内の伝送装置(s6,s7,s8)の通信パス試験部(s63)に対し、通信パスの試験実施指示を送信し、試験を実施させる(ステップX3)。実施される試験が、例えば、0系の通信パスのLT試験の場合、開始点のMEPである伝送装置(s6)から伝送装置(s7)へOAMフレームが送信される。
通信パス試験管理部(s222)は、EMS用IF部(s61)および伝送装置用IF部(s23)を経由し、伝送装置(s6)の通信パス試験部(s63)から試験結果を受信する。また、通信パス試験管理部(s222)は、伝送装置(s7,s8)からも試験結果を受信する。
通信パス試験管理部(s222)は、受信した試験結果を、(s21)の通信パス試験IF部(s212)を経由し、EMS(s1)に送信する。
図5に示す手順により、網B(n2)の0系の通信パス(p0)のオペレータレベルの試験が実施される。1系の通信パス(p1)も、上記と同様の手順により試験を行うことができる。
図5に示す手順によれば、網A(n1)のEMS(s1)は、網B(n2)のEMS(s2)が備えるEMS間IF部(s21)を介して、網B(n2)の伝送装置に対する試験の結果を取得することができる。よって、網A(n1)のEMS(s1)は、網A(n1)および網B(n2)に亘る通信パス(p0,p1)の全体に対する試験を円滑に行うことができる。
〈通信パスに関係するアラーム情報の収集〉
図6を参照して、通信パスに関係するアラーム情報の収集手順を説明する。
網Bの伝送装置(s6)にて、所定のイベントが発生した場合には、伝送装置(s6)のアラーム通知部(s64)は、アラームを生成する(ステップY1)。なお、生成されるアラームは、例えば、網A(n1)と網B(n2)に亘る通信パスに関係する伝送装置の故障情報や警報情報である。
アラーム通知部(s64)は、生成したアラームの内容を示すアラーム情報を、EMS用IF部(s61)および伝送装置用IF部(s23)を経由し、アラーム管理部(s223)に送信する(ステップY2)。
アラーム管理部(s223)は、受信したアラーム情報が、網A(n1)と網B(n2)に亘る通信パスに関係する、網B(n2)内の伝送装置からのアラーム情報であるか否かを判定する。本ケースの通信パス(p0)の場合、アラーム管理部(s223)は、伝送装置(s6)から送信されたアラーム情報を、通信パス(p0)に関係するアラーム情報として特定する(ステップY3)。
アラーム管理部(s223)は、特定したアラーム情報を、EMS間IF部(s21)のアラームIF部(s213)を経由し、EMS(s1)へ送信する。
通信パス(p1)が設定された、網B内の伝送装置に対してアラーム情報が生成された場合にも同様の手順で済ませることができる。
図6の手順により、EMS(s2)からのアラーム情報によって、EMS(s1)の網A保守者は、保守対象外の網Bの異常状態があったことを確実に認識することができる。また、EMS(s2)の網B保守者は、網A保守者に開示すべき必要最小限の情報を、通信パスに関係するアラーム情報として、EMS(s1)に送信し、秘密にしたい情報(例えば、網構成情報)を開示せずに済ませることができる。
なお、網A内の伝送装置のアラーム情報を網BのEMS(s2)に送信する場合も同様の手順で行うことができる。
図6に示す手順によれば、網A(n1)のEMS(s1)は、網B(n2)のEMS(s2)が備えるEMS間IF部(s21)を介して、網A(n1)のEMS(s1)が本来的には知ることができない、網B(n2)の伝送装置に関するアラーム情報を取得することができる。よって、網A(n1)のEMS(s1)は、網B(n2)のEMS(s2)が管理している通信パス(p0,p1)を実質的に管理することができる。
〈通信パスに関係する性能情報の収集〉
図7を参照して、通信パスに関係する性能情報の収集手順を説明する。
網Bの伝送装置(s6)にて、所定の条件を満たした場合には(例えば、所定の時刻を迎えた場合には)、伝送装置(s6)の性能通知部(s65)は、性能情報を生成する(ステップZ1)。なお、生成される性能情報は、例えば、網A(n1)と網B(n2)に亘る通信パスに関係する伝送装置のトラフィック量、リソース割り当て量等である。
性能通知部(s65)は、性能情報を、EMS用IF部(s61)および伝送装置用IF部(s23)を経由し、性能管理部(s224)に送信する(ステップZ2)。
性能管理部(s224)は、受信した性能情報が、網A(n1)と網B(n2)に亘る通信パスに関係する、網B(n2)内の伝送装置からの性能情報であるか否かを判定する。本ケースの通信パス(p0)の場合、性能管理部(s224)は、伝送装置(s6)から送信された性能情報を、通信パス(p0)に関係する性能情報として特定する(ステップZ3)。
性能管理部(s224)は、特定した性能情報を、EMS間IF部(s21)の性能IF部(s214)を経由し、EMS(s1)へ送信する。
通信パス(p1)が設定された、網B内の伝送装置に対して性能情報が生成された場合にも同様の手順で済ませることができる。
図7の手順により、EMS(s2)からの性能情報によって、EMS(s1)の網A保守者は、保守対象外の網Bの運用状態を確実に認識することができる。また、EMS(s2)の網B保守者は、網A保守者に開示すべき必要最小限の情報を、通信パスに関係する性能情報として、EMS(s1)に送信し、秘密にしたい情報(例えば、網構成情報)を開示せずに済ませることができる。
なお、網A内の伝送装置の性能情報を網BのEMS(s2)に送信する場合も同様の手順で行うことができる。
図7に示す手順によれば、網A(n1)のEMS(s1)は、網B(n2)のEMS(s2)が備えるEMS間IF部(s21)を介して、網A(n1)のEMS(s1)が本来的には知ることができない、網B(n2)の伝送装置に関する性能情報を取得することができる。よって、網A(n1)のEMS(s1)は、網B(n2)のEMS(s2)が管理している通信パス(p0,p1)を実質的に管理することができる。
〔本実施形態の連携システムの他の例1〕
例えば、図8に示すように、網AのEMSおよび網BのEMSの各々が、EMS間IF部を備えることで、各網のEMSが他網のEMSを管理可能な仮想伝送装置として扱うことができる。
網AのEMS(s1)が通信パスを設定する側である場合、網BのEMS(s2)が備えるEMS間IF部(s21)に接続することで、網AのEMS(s1)は、通信パスが設定される側である網Bを仮想伝送装置(網B)として扱うことができる。これにより、すでに説明した通り、網BのEMS(s2)は、開示可能な情報のみを網AのEMS(s1)に送信することができる。
網BのEMS(s2)が通信パスを設定する側である場合、網AのEMS(s1)が備えるEMS間IF部(s21A)に接続することで、網BのEMS(s2)は、通信パスが設定される側である網Aを仮想伝送装置(網A)として扱うことができる。これにより、網AのEMS(s1)は、開示可能な情報のみを網BのEMS(s2)に送信することができる。
〔本実施形態の連携システムの他の例2〕
また、例えば、図9に示すように、網A、網B、および網Cの3つの伝送網に亘って通信パスを設定する場合にも本発明を適用できる。
複数の伝送網と接続する網BのEMS(s2)は、網A用および網C用にEMS間IF部(s21)を備える。網AのEMS(s1)が通信パスを設定する側である場合、網AのEMS(s1)は、通信パスが設定される側である網Bを仮想伝送装置(網B)として扱うことができる。
複数の伝送装置が配置されている網CのEMS(s2C)は、網B用にEMS間IF部(s21C)を備えている。網Cを供給するベンダの保守者である網C保守者は、HMI(s16C)を用いてEMS(s2C)の処理を制御する。網BのEMS(s2)は、網Cに対して通信パスを設定する側となり、通信パスが設定される側である網Cを仮想伝送装置(網C)として扱うことができる。
このように、通信パスを設定する側の網が、接続する他網を順次、仮想伝送装置として扱う方法をとることができる。この方法により、3つの伝送網に亘って設定された通信パスに対する網管理を行うことが可能となる。
なお、本方法は、3つ以上の伝送網に対しても適用可能である。
〔本実施形態の連携システムの他の例3〕
また、例えば、図10に示すように、網AのEMS(s1)に対して、網BのEMS(s2)が仮想伝送装置(網B)として接続し、かつ、網CのEMS(s2C)が仮想伝送装置(網C)として接続しているように扱うこともできる。網BのEMS(s2)は、網A用のEMS間IF部(s21)を備えており、網CのEMS(s2C)も、網C用となるEMS間IF部(s21C)を備えている。
網AのEMS(s1)が通信パスを設定する側とし、網BのEMS(s2)および網CのEMS(s2C)が通信パスを設定される側であるとする場合、網Bを中継用の仮想伝送装置(網B)とし、網Cを端点の仮想伝送装置(網C)とし、3つの伝送網に亘って設定された通信パスに対する網管理を行うことが可能となる。
なお、本方法は、3つ以上の伝送網に対しても適用可能である。
(プログラム)
また、上記実施形態に係る通信パス管理装置が実行する処理をコンピュータが実行可能な言語で記述したプログラムを作成することもできる。この場合、コンピュータがプログラムを実行することにより、上記実施形態と同様の効果を得ることができる。さらに、かかるプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータに読み込ませて実行することにより上記実施形態と同様の処理を実現してもよい。以下に、テスト装置と同様の機能を実現する通信パス管理プログラムを実行するコンピュータの一例を説明する。
図11は、通信パス管理プログラムを実行するコンピュータを示す図である。図11に示すように、コンピュータ1000は、例えば、メモリ1010と、CPU1020と、ハードディスクドライブインタフェース1030と、ディスクドライブインタフェース1040と、シリアルポートインタフェース1050と、ビデオアダプタ1060と、ネットワークインタフェース1070とを有する。これらの各部は、バス1080によって接続される。
メモリ1010は、ROM(Read Only Memory)1011およびRAM(Random Access Memory)1012を含む。ROM1011は、例えば、BIOS(Basic Input Output System)等のブートプログラムを記憶する。ハードディスクドライブインタフェース1030は、ハードディスクドライブ1090に接続される。ディスクドライブインタフェース1040は、ディスクドライブ1100に接続される。ディスクドライブ1100には、例えば、磁気ディスクや光ディスク等の着脱可能な記憶媒体が挿入される。シリアルポートインタフェース1050には、例えば、マウス1110およびキーボード1120が接続される。ビデオアダプタ1060には、例えば、ディスプレイ1130が接続される。
ここで、図11に示すように、ハードディスクドライブ1090は、例えば、OS1091、アプリケーションプログラム1092、プログラムモジュール1093およびプログラムデータ1094を記憶する。上記実施形態で説明した各テーブルは、例えばハードディスクドライブ1090やメモリ1010に記憶される。
また、通信パス管理プログラムは、例えば、コンピュータ1000によって実行される指令が記述されたプログラムモジュールとして、ハードディスクドライブ1090に記憶される。具体的には、上記実施形態で説明した通信パス管理プログラムが実行する各処理が記述されたプログラムモジュールが、ハードディスクドライブ1090に記憶される。
また、通信パス管理プログラムによる情報処理に用いられるデータは、プログラムデータとして、例えば、ハードディスクドライブ1090に記憶される。そして、CPU1020が、ハードディスクドライブ1090に記憶されたプログラムモジュール1093やプログラムデータ1094を必要に応じてRAM1012に読み出して、上述した各手順を実行する。
なお、通信パス管理プログラムに係るプログラムモジュール1093やプログラムデータ1094は、ハードディスクドライブ1090に記憶される場合に限られず、例えば、着脱可能な記憶媒体に記憶されて、ディスクドライブ1100等を介してCPU1020によって読み出されてもよい。あるいは、通信パス管理プログラムに係るプログラムモジュール1093やプログラムデータ1094は、LAN(Local Area Network)やWAN(Wide Area Network)等のネットワークを介して接続された他のコンピュータに記憶され、ネットワークインタフェース1070を介してCPU1020によって読み出されてもよい。
(その他)
本実施形態で説明した種々の技術を適宜組み合わせた技術を実現することもできる。
本実施形態で説明したソフトウェアをハードウェアとして実現することもでき、ハードウェアをソフトウェアとして実現することもできる。
その他、ハードウェア、ソフトウェア、フローチャートなどについて、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。
s1,s2 EMS(通信パス管理装置)
s3〜s12 伝送装置
s13 NNI(i0)用仮想伝送装置
s14 NNI(i1)用仮想伝送装置
s15,s16 HMI
s21 EMS間IF部(通信パス管理装置間IF部、通信パス管理装置間IF手段)
s211 装置構成IF部
s212 通信パス試験IF部
s213 アラームIF部
s214 性能IF部
s22 網管理部(網管理手段)
s221 装置構成管理部
s222 通信パス試験管理部
s223 アラーム管理部
s224 性能管理部
s23 伝送装置用IF部
s61 EMS用IF部
s62 通信パス設定部
s63 通信パス試験部
s64 アラーム通知部
s65 性能通知部
s66 伝送装置間通信部
p0 通信パス(0系、現用系)
p1 通信パス(1系、予備系)
n1 網A(発側網)
n2 網B(着側網)

Claims (6)

  1. 発側網にある複数の伝送装置、および、着側網にある複数の伝送装置に亘って設定される通信パスのうち、前記着側網にある複数の伝送装置に設定された部分を管理する通信パス管理装置であって、
    前記通信パスのうち、前記発側網にある複数の伝送装置に設定された部分を管理する他の通信パス管理装置と接続するためのIF(Interface)として機能する通信パス管理装置間IF部と、
    前記通信パス管理装置間IF部によって、前記着側網にある伝送装置のうち前記通信パスの開始点となる伝送装置の物理IFを、前記他の通信パス管理装置に開示する網管理部と、を備え、
    前記通信パスは、プロテクションがなされた、現用系の通信パス、および、予備系の通信パスであり、
    前記網管理部は、
    前記通信パス管理装置間IF部によって、前記着側網にある伝送装置のうち前記現用系の通信パスの開始点となる伝送装置の物理IF、および、前記予備系の通信パスの開始点となる伝送装置の物理IF、を前記他の通信パス管理装置に開示する、
    ことを特徴とする通信パス管理装置。
  2. 前記他の通信パス管理装置が前記通信パスの試験を実施する場合、
    前記網管理部は、
    前記他の通信パス管理装置からの指示に応じて、前記通信パス管理装置間IF部によって、前記着側網の伝送装置のうち前記試験の試験ポイントとなる伝送装置に対して試験ポイントの設定が完了した旨を前記他の通信パス管理装置に通知する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の通信パス管理装置。
  3. 前記通信パス管理装置が前記通信パスの試験を実施する場合、
    前記網管理部は、
    前記他の通信パス管理装置からの指示に応じて、前記着側網の伝送装置のうち前記試験の試験ポイントとなる伝送装置に対して試験を実施し、前記実施したときの試験結果を前記他の通信パス管理装置に通知する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の通信パス管理装置。
  4. 前記網管理部は、
    前記着側網にある伝送装置のうち前記通信パスが設定されている伝送装置から、所定のアラームに関するアラーム情報、および、当該伝送装置に関する性能情報の少なくともいずれかを受信した場合、
    前記通信パス管理装置間IF部によって、前記受信したアラーム情報、および、前記性能情報の少なくともいずれかを前記他の通信パス管理装置に送信する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の通信パス管理装置。
  5. 発側網にある複数の伝送装置、および、着側網にある複数の伝送装置に亘って設定される通信パスのうち、前記着側網にある複数の伝送装置に設定された部分を管理する通信パス管理装置における通信パス管理方法であって、
    前記通信パス管理装置は、
    前記通信パスのうち、前記発側網にある複数の伝送装置に設定された部分を管理する他の通信パス管理装置と接続するためのIFとして機能する通信パス管理装置間IF部を介して、前記着側網にある伝送装置のうち前記通信パスの開始点となる伝送装置の物理IFを、前記他の通信パス管理装置に開示する開示ステップ、を実行
    前記通信パスは、プロテクションがなされた、現用系の通信パス、および、予備系の通信パスである場合、
    前記開示ステップにおいて、
    前記通信パス管理装置間IF部によって、前記着側網にある伝送装置のうち前記現用系の通信パスの開始点となる伝送装置の物理IF、および、前記予備系の通信パスの開始点となる伝送装置の物理IF、を前記他の通信パス管理装置に開示する、
    ことを特徴とする通信パス管理方法。
  6. 発側網にある複数の伝送装置、および、着側網にある複数の伝送装置に亘って設定される通信パスのうち、前記着側網にある複数の伝送装置に設定された部分を管理する通信パス管理装置としてコンピュータを、
    前記通信パスのうち、前記発側網にある複数の伝送装置に設定された部分を管理する他の通信パス管理装置と接続するためのIFとして機能する通信パス管理装置間IF手段、
    前記通信パス管理装置間IF手段によって、前記着側網にある伝送装置のうち前記通信パスの開始点となる伝送装置の物理IFを、前記他の通信パス管理装置に開示する網管理手段、として機能させ、
    前記通信パスは、プロテクションがなされた、現用系の通信パス、および、予備系の通信パスである場合、
    前記網管理手段が、
    前記通信パス管理装置間IF手段によって、前記着側網にある伝送装置のうち前記現用系の通信パスの開始点となる伝送装置の物理IF、および、前記予備系の通信パスの開始点となる伝送装置の物理IF、を前記他の通信パス管理装置に開示する、
    ように機能させるための通信パス管理プログラム。
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