JP6307785B1 - 遊技台 - Google Patents

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Abstract

【課題】弾球遊技機(パチンコ機)や封入式遊技機や回胴遊技機(スロットマシン)に代表される遊技台に関し、表示手段に特徴を持った遊技台を提供する。【解決手段】表示手段208Lにおける表示領域のうちの或る表示領域HZに、数を表す第一の表示が表示される場合があり、第一の表示が表示されている状態において第一の操作手段136の操作が行われると、該操作に応じて該第一の表示が、表す数が少ない数になる場合と、第一の表示態様の第二の表示(「大盤振舞」)に切り替わる場合があるように構成されており、第一の表示が表示されている状態において第一の操作手段136の操作が行われると、該操作に応じて、第一の表示態様の第二の表示と関連する第一の演出(ロゴ役物224Fが第7態様へ変化する大当り確定予告演出)が実行される場合があるように構成されている。【選択図】図272

Description

本発明は、弾球遊技機(パチンコ機)や封入式遊技機や回胴遊技機(スロットマシン)に代表される遊技台に関する。
パチンコ機などの遊技台では、遊技盤の遊技領域に遊技球の落下の方向に変化を与える障害物や、遊技球が入賞可能な入賞口、始動口、可変入賞口などを設けているのが一般的である。これらに遊技球が入賞すると賞球を払い出すなど遊技者に特典が与えられるようになっている(例えば、特許文献1等参照)。
また、こういった遊技台の中には、表示手段を備えたものがある。
特開2008−200302号公報
しかしながら、従来の遊技台は、表示手段に改良の余地がある。
本発明の目的は、表示手段に特徴を持った遊技台を提供することにある。
上記目的を解決する本発明の遊技台は、
作手段と、
表示手段と、
を備えた遊技台であって、
複数種類の演出を実行可能であり、
前記複数種類の演出のうちの一の演出は、大当り確定演出であり、
前記大当り確定演出は、予告演出のうちの一の演出であり、
前記表示手段は、表示領域のうちの一部の表示領域(以下、「或る表示領域」という。)に、数を表す数表示を表示可能な手段であり、
前記数表示は、リーチ演出として表示が開始される表示ではない表示であり、
前記数表示が表示されている状態において前記操作手段の操作が行われると、該操作手段の操作に応じて、該数表示の数が少ない数になる場合と該数表示が切り替わって前記或る表示領域に予告表示が表示される場合とがあり、
前記予告表示は、複数種類の表示態様が用意された表示であり、
前記複数種類の表示態様のうちの一の表示態様は、大当り確定を表す大当り確定表示態様であり、
前記予告表示が表示されている状態において前記操作手段の操作が行われても、該操作に応じて該予告表示の表示態様が変化せず、
前記大当り確定演出は、前記表示手段で実行される演出とは異なる演出であり、
前記大当り確定表示態様の予告表示が表示されている状態で前記大当り確定演出が実行されている場合があり、
前記表示手段は、装飾図柄の変動表示を表示可能であり、
リーチ演出が行われずにハズレとなる装飾図柄の変動表示では、前記操作手段の操作に応じて、前記数表示が前記予告表示へ切り替わる場合はあるが前記大当り確定表示態様の予告表示へ切り替わる場合はなく、
リーチ演出が行われ大当りとなる装飾図柄の変動表示では、リーチ演出が開始される前であっても開始された後であっても、前記操作手段の操作に応じて前記数表示が前記大当り確定表示態様の予告表示へ切り替わる場合がある、
ことを特徴とする。
本発明によれば、表示手段に特徴を持った遊技台を実現できる。
第1実施形態に係るパチンコ機100を正面側(遊技者側)から見た外観斜視図である。 パチンコ機100を背面側から見た外観図である。 パチンコ機100の遊技盤200を正面から見た略示正面図である。 パチンコ機100の制御部の回路ブロック図である。 パチンコ機100の表示図柄の一例であって、(a)は特図1の停止表示図柄の一例を示し、(b)は特図2の停止表示図柄の一例を示し、(c)は装飾図柄の一例を示し、(d)は普図の停止表示図柄の一例を示す図である。 主制御部メイン処理の流れを示すフローチャートである。 主制御部タイマ割込処理の流れを示すフローチャートである。 特図先読み処理の流れを示すフローチャートである。 特図1用および特図2用先読み結果記憶部の一例を示す図である。 当否判定用テーブルの内容について説明する図である。 特図決定用テーブルの内容について説明する図である。 パチンコ機100の第1副制御部400での処理の流れを示すフローチャートであり、(a)は第1副制御部メイン処理のフローチャートであり、(b)は第1副制御部コマンド受信割込処理のフローチャートであり、(c)は第1副制御部タイマ割込処理のフローチャートである。 パチンコ機100の第2副制御部500での処理の流れを示すフローチャートであり、(a)は第2副制御部メイン処理のフローチャートであり、(b)は第2副制御部コマンド受信割込処理のフローチャートであり、(c)は第2副制御部タイマ割込処理のフローチャートであり、(d)は第2副制御部画像制御処理のフローチャートである。 (a)は、演出装置206の第1の構成例について説明する図であり、(b)は、演出装置206の第2の構成例について説明する図である。 本実施形態において適用可能な演出例について説明する図である。 本実施形態のパチンコ機の装飾図柄表示装置208を中心とした演出の一例を段階的に示す図である。 図16に示す演出の一例の続きを段階的に示す図である。 図17に示す演出の一例の続きを段階的に示す図である。 図18に示す演出の別の例について段階的に示す図である。 タイマ予告演出の一例を段階的に示す図である。 タイマ予告演出の他の例を段階的に示す図である。 タイマ予告演出の他の例を段階的に示す図である。 タイマ予告演出の他の例を段階的に示す図である。 タイマ予告演出の他の例を段階的に示す図である。 タイマ予告演出の他の例を段階的に示す図である。 タイマ予告演出の他の例を段階的に示す図である。 タイマ予告演出の他の例を段階的に示す図である。 タイマ予告演出の他の例を段階的に示す図である。 チャンスアップメータを用いた演出の一例を段階的に示す図である。 チャンスアップメータを用いた演出の他の例を段階的に示す図である。 チャンスアップメータを用いた演出の他の例を段階的に示す図である。 チャンスアップメータを用いた演出の他の例を段階的に示す図である。 チャンスアップメータを用いた演出の他の例を段階的に示す図である。 チャンスアップメータを用いた演出の他の例を段階的に示す図である。 チャンスアップメータを用いた演出の他の例を段階的に示す図である。 チャンスアップメータを用いた演出の他の例を段階的に示す図である。 チャンスアップメータを用いた演出の他の例を段階的に示す図である。 ボタン演出における残時間表示メータの変化の態様について説明する図である。 ボタン演出の他の例を段階的に示す図である。 本実施形態のパチンコ機の装飾図柄表示装置を中心とした演出の一例を段階的に示す図である。 タイマ予告演出の他の演出例について段階的に示す図である。 タイマ予告演出の他の演出例について段階的に示す図である。 タイマ予告演出の他の演出例について段階的に示す図である。 タイマ予告演出の他の演出例について段階的に示す図である。 タイマ予告演出の他の演出例について段階的に示す図である。 タイマ予告演出の他の演出例について段階的に示す図である。 タイマ予告演出の他の演出例について段階的に示す図である。 タイマ予告演出の他の演出例について段階的に示す図である。 第2実施形態に係るパチンコ機100を正面側(遊技者側)から見た外観斜視図である。 同パチンコ機100を背面側から見た外観図である。 同パチンコ機100の遊技盤200を正面から見た略示正面図である。 制御部の回路ブロック図を示したものである。 (a)特図の停止図柄態様の一例を示したものである。(b)装飾図柄の一例を示したものである。(c)普図の停止表示図柄の一例を示したものである。 (a)は主制御部メイン処理の流れを示すフローチャートであり、(b)は主制御部タイマ割込処理の流れを示すフローチャートである。 (a)第1副制御部400のCPU404が実行するメイン処理のフローチャートである。(b)第1副制御部400のコマンド受信割込処理のフローチャートである。(c)第1副制御部400のタイマ割込処理のフローチャートである。(d)第1副制御部400の画像制御処理のフローチャートである。 (a)第2副制御部500のCPU504が実行するメイン処理のフローチャートである。(b)第2副制御部500のコマンド受信割込処理のフローチャートである。(c)第2副制御部500のタイマ割込処理のフローチャートである。 ボタン演出の一例を段階的に示す図である。 図49に示すパチンコ機100に設けられた操作手段について詳しく説明するための図である。 図49に示すパチンコ機100における操作手段を絡めた演出を説明するための図である。 操作手段Aを絡めた演出と操作手段Bを絡めた演出に関する実行タイミングを表すフローチャートである。 操作手段を絡めた演出に関する実行タイミングを表すフローチャートである。 メータ演出の一例を段階的に示す図である。 図62に示すメータ演出の一例の続きを段階的に示す図である。 メータ演出が行われて大当りする例を段階的に示す図である。 図64に示すメータ演出の一例の続きを段階的に示す図である。 図64を用いて説明した変化ボールアイコンcIによる演出の変形例を段階的に示す図である。 色々な種類のメータ表示について詳しく説明するための図である。 メータ表示が変化するかを占うランクアップ演出の一例を段階的に示す図である。 図68に示すランクアップ演出の一例の続きを段階的に示す図である。 図69に示すランクアップ演出の一例の続きを段階的に示す図である。 図70(41)から続く場合がある再抽選の一例を段階的に示す図である。 メータ表示が出現するか否かを占うミニゲームの一例を段階的に示す図である。 メータ表示が満タン状態になると当該変動で大当りが確定する例を段間的に示す図である。 メータ表示が保留枠内に表示される例を段階的に示す図である。 メータ表示のメータが満タンになるとミニアイテムを獲得してストックする例を段階的に示す図である。 メータ表示の一回の満タンで複数アイテムがストックされる例を段階的に示す図である。 満タン状態のメータ表示が次の図柄変動表示まで持ち越される場合がある例を段階的に示す図である。 メータ表示が満タンになってアイテムが出現してもストックされずに消化される例を段階的に示す図である。 メータ表示が2つ表示され、2つとも消える例を段階的に示す図である。 メータ表示が2つ表示され、片方だけ消える例を段階的に示す図である。 図80に示す例の続きを段階的に示す図である。 、増加タイプのメータ表示が途中まで貯まった状態で表示が開始される例を段階的に示す図である。 数値を示すメータ表示によるメータ演出の一例を段階的に示す図である。 図83に示す数値型メータ表示が、操作手段の操作に応じて変化する例を段階的に示す図である。 これまで説明したメータ演出とは異なる演出の一例を段階的に示す図である。 メータ表示の表示中にエラーが発生した場合の一例を段階的に示す図である。 図86に示すエラー表示ER1の一例の続きを段階的に示す図である。 本発明を適用可能な封入式のパチンコ機の正面図である。 本発明を適用可能なスロットマシンを正面側(遊技者側)から見た外観斜視図である。 第3実施形態に係るパチンコ機100を正面側(遊技者側)から見た外観斜視図である。 パチンコ機100を背面側から見た外観図である。 パチンコ機100の遊技盤200を正面から見た略示正面図である。 パチンコ機100の制御部の回路ブロック図である。 パチンコ機100の表示図柄の一例であって、(a)は特図1の停止表示図柄の一例を示し、(b)は特図2の停止表示図柄の一例を示し、(c)は装飾図柄の一例を示し、(d)は普図の停止表示図柄の一例を示す図である。 (a)は主制御部電源投入時処理のフローチャートであり、(b)は復帰起動処理のフローチャートであり、(c)は初期起動処理のフローチャートである。 主制御部メインループ処理のフローチャートである。 主制御部タイマ割込み処理のフローチャートである。 特図状態更新処理のフローチャートである。 (a)は特図関連抽選処理のフローチャートであり、(b)は特図当り抽選処理のフローチャートである。 図柄変動中処理のフローチャートである。 特図表示確定ウエイト処理のフローチャートである。 (a)は当り開始ウエイト処理のフローチャートであり、(b)は特電役開放処理のフローチャートである。 特電役作動処理のフローチャートである。 特電役制御処理のフローチャートである。 (a)は特電役動作パターンデータテーブルの内容について説明する図であり、(b)は特電役作動データテーブルの内容について説明する図である。 特電役残存球検出処理のフローチャートである。 特電役作動終了処理のフローチャートである。 当り終了表示ウエイト処理のフローチャートである。 当否判定用テーブルの内容について説明する図である。 特図決定用テーブルの内容について説明する図である。 特図先読み処理の流れを示すフローチャートである。 特図1用および特図2用先読み結果記憶部の一例を示す図である。 パチンコ機100の第1副制御部400での処理の流れを示すフローチャートであり、(a)は第1副制御部メイン処理のフローチャートであり、(b)は第1副制御部コマンド受信割込処理のフローチャートであり、(c)は第1副制御部タイマ割込処理のフローチャートである。 パチンコ機100の第2副制御部500での処理の流れを示すフローチャートであり、(a)は第2副制御部メイン処理のフローチャートであり、(b)は第2副制御部コマンド受信割込処理のフローチャートであり、(c)は第2副制御部タイマ割込処理のフローチャートであり、(d)は第2副制御部画像制御処理のフローチャートである。 (a)は、演出装置206の第1の構成例について説明する図であり、(b)は、演出装置206の第2の構成例について説明する図である。 本実施形態において適用可能な演出例について説明する図である。 本実施形態のパチンコ機の装飾図柄表示装置208を中心とした演出の一例を段階的に示す図である。 図117に示す演出の一例の続きを段階的に示す図である。 図118に示す演出の一例の続きを段階的に示す図である。 図119に示す演出の別の例について段階的に示す図である。 本実施形態のパチンコ機100で行うことができるカスタマイズの内容を示す図である。 会員サービスを利用していない状態におけるオプションメニュー画面の遷移図である。 デモ画面から、オプションメニュー画面、音量調整ウィンドウ、輝度調整ウィンドウを呼び出す一例を示す図である。 図123に示す例の続きを示す図である。 図124に示す例の続きを示す図である。 図125に示す例の続きを示す図である。 図124を用いて説明した例の変形例を示す図である。 その他の変形例を示す図である。 (1)はトップメニュー画面の遷移図であり、(2)は機種カスタマイズ画面の遷移図である。 ダイトモ画面の遷移図である。 トップメニュー画面およびダイトモ画面を示す図である。 機種カスタマイズ画面を示す図である。 変動アイコンを用いた演出の一例を示す図である。 図133に示す例の変形例を示す図である。 図133に示す例の他の変形例を示す図である。 ナビキャラクタYMによる保留アイコンの変化演出と変動アイコンの変化演出の組合せの例を示す図である。 図136に示す例の続きと変形例等を示す図である。 保留枠が一時的に視認不能になる演出例を示す図である。 演出アイコン表示領域DISに複数のナビキャラクタYMが出現する演出の一例を示す図である。 図139に示す変形例等を示す図である。 ナビキャラクタYMにボタン保留アイコンの演出を絡めた演出例を示す。 ナビキャラクタYMが表示されない期間がある例を示す図である。 ナビキャラクタYMが表示されない他の期間がある例を示す図である。 保留アイコンが最大8個表示される例を示すである。 ナビキャラクタYMに普図の装飾図柄を絡めた演出例を示す。 変化予告表示が待機表示される例を示す図である。 これまで説明した保留枠とは異なる保留枠を用いた演出例を示す図である。 これまで変化予告報知のアイコンとして使用されてきた宝箱のアイコンI1が、保留アイコンとして出現する例を示す図である。 ナビキャラクタYMにメータ演出を絡めた演出例を示す。 図149を用いて説明した例の変形例を示す図である。 図149を用いて説明した例のさらに別の変形例を示す図である。 ナビキャラクタYMにテロップ演出を絡めた演出例を示す。 図115(b)に示す演出装置206による、ナビキャラクタYMを絡めた演出の一例を示す図である。 図115(b)に示す演出装置206による、ナビキャラクタYMを絡めた他の演出の一例を示す図である。 図115(b)に示す演出装置206による、ナビキャラクタYMを絡めたさらに他の演出の一例を示す図である。 装飾図柄表示装置208(第1表示装置)の下方に第2表示装置が設けられた演出装置206による、ナビキャラクタYMを絡めた演出の一例を示す図である。 遊技者によって選択された演出の実行中に他の演出が実行された場合の一例を示す図である。 図157に示す例の変形例を示す図である。 スピーカ120から出力可能な楽曲についてまとめた表である。 図159を用いて説明した楽曲選択が行われる例を示す図である。 図160に示す例の続きを示す図である。 図115(b)に示す演出装置206による演出の一例を示す図である。 図162に示す例の続きを示す図である。 遊技者が選択した保留枠が変更される例を示す図である。 図164に示す例の変形例等を示す図である。 オートボタンモードに設定に設定されたパチンコ機における演出例を示す図である。 図166に示す例の続き等を示す図である。 図166に示す例の変形例を示す図である。 皿満タンエラーの発生によって報知される球抜き報知の表示と、輝度調整ウィンドウBWそれぞれの、他の表示とのオーバーラップ関係について説明する図である。 球抜き報知の表示例を示す図である。 複数種類のエラー表示が表示される例を示す図である。 パチンコ機100の主制御部300が検出可能なエラーの一例を示した図である。 パチンコ機100の払出制御部600が検出可能なエラーの一例を示した図である。 パチンコ機100によるエラー報知の報知態様の一例を示した図である。 本発明を適用可能な封入式のパチンコ機の正面図である。 本発明を適用可能なスロットマシンを正面側(遊技者側)から見た外観斜視図である。 各種予告アイコンと各種予告表示を示す図である ミニゲーム用アイコンを示す図である。 保留アイコンと変動アイコンを示す図である。 ミニゲームBにおいて勝利することで予告アイコンがストックされ、ストックした予告アイコンが使用されることで予告表示が表示されて変動アイコンの表示態様が変化する例を段階的に示した図である。 図180に示す演出例の続きを段階的に示す図と、その演出例の変形例を示す図である。 図180(あ1)〜図181(あ40)の演出例の第3変形例〜第6変形例を示す図である。 図180(あ1)〜図181(あ40)の演出例の第7変形例〜第10変形例を示す図である。 図180(あ1)〜図181(あ40)の演出例のその他の変形例を示す図である。 ミニゲームBにおいて勝利することで予告アイコンが複数個ストックされ、ストックした複数個の予告アイコンが使用されることで予告表示が表示されて変動アイコンの表示態様が変化する例を段階的に示した図である。 図185に示す演出例の変形例と、吉宗お宝獲得予告のミニゲームAの演出例を示す図である。 吉宗お宝獲得予告のミニゲームAの演出例の続きを段階的に示す図である。 図186(う1)〜図187(う38)の演出例の第1変形例〜第3変形例の途中までを示す図である。 図186(う1)〜図187(う38)の演出例の第3変形例の続きと、第4変形例〜第5変形例の途中までを示す図である。 図186(う1)〜図187(う38)の演出例の第5変形例の続きと、ストックされた予告アイコンYIが昇格する演出例を段階的に示す図である。 ストックされた予告アイコンYIが昇格する演出例の続きと、その演出例の変形例を示す図である。 予告アイコンYIからボタンの予告表示YHが出現する演出例を段階的に示す図である。 ボタン演出の実行回数がストックされていく演出例を段階的に示す図である。 ボタン演出の実行回数がストックされていく演出例の続きと、その他の演出例を示す図である。 予告アイコンYIから放出される予告表示YHが、放出前から分かる演出例を示す図である。 ストックしている一の予告アイコンを複数回使用する演出例を段階的に示す図である。 ストックされている同一の予告アイコンYIから、同じ種類の予告表示YHが複数放出される例の続きと、その他の演出例を示す図である。 複数の予告アイコンYIがスットクされた例を段階的に示す図である。 予告アイコンYIから放出される予告表示YHが、放出前から分かる状態で、その予告アイコンYIが複数回使用される例を示す図である。 図199から続く演出例等を示す図である。 複数の予告アイコンYIがスットクされる例の続きを示す図である。 予告アイコンストック用のルーレット演出の例を段階的に示す図である。 予告アイコンストック用のルーレットRLTを用いた他の演出と、ボタン操作を伴う演出例を示す図である。 ボタン操作に応じて「ボタン」の予告アイコンYIの表示態様が変化する例と、その他の例を示す図である。 図204から続く演出例と、同じ予告アイコンを複数の態様で表示する例を示す図である。 第1装飾図柄表示装置208Lの下方に表示手段が配置された構成による演出例等を示す図である。 図51等に示す第2装飾図柄表示装置208Mと第3装飾図柄表示装置208Nを用いた演出例を示す図である。 図179(b)に示すアイコン変化予告の表示を用いた演出例を段階的に示す図である。 図208に示した演出例の変形例を示す図である。 図208に示した演出例等の変形例を示す図である。 図208に示した演出例等の変形例を示す図である。 保留アイコンのシルエット予告が実行されている例の続きと、その他の演出例を示す図である。 アイコン変化予告の表示自体が、複数変動にわたって、途中で昇格に失敗しながら昇格する例等を示す図である。 メータ演出を経由してアイコン変化予告の表示自体が昇格する例の続きと、その他の演出例を示す図である。 図179(b)に示されていないアイコン変化予告の表示を用いた例の続きと、その他の演出例を示す図である。 或る種類の保留アイコンとアイコン変化予告の表示を組み合わせた演出例を示す図である。 アイコン変化予告の表示として爆撃機系のアイコンを用いたその他の演出例を示す図である。 アイコン変化予告の表示に関する各種の予告の例等を示す図である。 第1装飾図柄表示装置208Lと、他の表示手段との組み合わせの例を示す図である。 図51等に示す第2装飾図柄表示装置208Mと第3装飾図柄表示装置208Nを用いた演出例を示す図である。 各種のアイコンや表示が使用される7つの演出例を大まかに示す図である。 チャンスアップメータを用いた演出の一例を段階的に示した図である。 チャンスアップメータを用いた演出の一例を段階的に示した図である。 チャンスアップメータ準備中表示MTYの表示開始態様の一例を段階的に示した図である。 チャンスアップメータ準備中表示MTYの表示開始態様の一例を段階的に示した図である。 チャンスアップメータ準備中表示MTYの表示態様の変形例を示す図である。 チャンスアップメータ準備中表示の表示態様の変形例を示す図である。 チャンスアップメータ準備中表示の表示態様の変形例を示す図である。 チャンスアップメータ準備中表示の表示態様の変形例を示す図である。 スーパーリーチ演出中にチャンスアップメータ演出が行われている様子を示す図である。 スーパーリーチ演出中に行われるチャンスアップメータ演出の別のパターンが行われている様子を示す図である。 チャンスアップメータ準備中表示の表示態様の変化演出の例について説明する図である。 チャンスアップメータ準備中表示の表示態様の変化演出の別のパターンについて説明する図である。 チャンスアップメータ準備中表示の表示態様の変化演出の別のパターンについて説明する図である。 チャンスアップメータによる演出中にチャンスアップメータがランクアップする様子を示す図である。 ランクアップしたチャンスアップメータの表示態様について説明する図である。 チャンスアップメータのランクアップの別のパターンについて説明する図である。 ランクアップしたチャンスアップメータ準備中表示MTYがチャンスアップメータCMTに切り替わっても引き続きランクアップされた表示態様で表示されている様子を示す図である。 チャンスアップメータ準備中表示が表示されることを予告する演出例を示す図である。 チャンスアップメータ準備中表示が表示されることを予告する他の演出例を示す図である。 チャンスアップメータにおいて示されていないチェックポイントにおいてチャンスアップ予告が行われる演出例を示す図である。 チャンスアップメータを用いた別の演出例について段階的に示した図である。 チャンスアップメータを用いた演出の別のパターンについて示す図である。 図243に示すチャンスアップメータを用いた演出の変形例について示す図である。 図243に示すチャンスアップメータを用いた演出の別の演出パターンについて示す図である。 チャンスアップメータ準備中表示を用いた先読み予告の一例を段階的に示した図である。 チャンスアップメータの別の表示パターンについて説明する図である。 別のスーパーリーチにおいて実行されるチャンスアップメータの演出例について説明する図である。 チャンスアップメータによる演出の変形例について説明する図である。 チャンスアップメータによる演出の別の演出パターンについて説明する図である。 確変状態において行われるチャンスアップメータによる演出の一例について説明する図である。 チャンスアップメータによる演出の予告を装飾図柄表示装置以外の表示装置にて行う例について説明する図である。 図51等に示す第2装飾図柄表示装置208Mと第3装飾図柄表示装置208Nを用いた演出例を示す図である。 本発明を適用可能な封入式のパチンコ機の正面図である。 本発明に適用可能なスロットマシンを正面側(遊技者側)から見た外観斜視図である。 本発明の変形例による遊技台を示す図であり、(a)は、加持のマシン2000を示し、(b)は、本発明を実現する電子データを記憶する記憶部を備える携帯電話機3000を示し、(c)は、本発明を実現する電子データを記憶する記憶部を備えているポータブルゲーム機4000を示し、(d)は、本発明を実現する電子データを記憶する記憶部を備えている家庭用テレビゲーム機5000を示し、(e)は、本発明を実現する電子データを記憶したデータサーバ6000を示している。 パチンコ機100を正面側(遊技者側)から見た外観斜視図である。 同パチンコ機100を背面側から見た外観図である。 同パチンコ機100の遊技盤200を正面から見た略示正面図である。 制御部の回路ブロック図を示したものである。 (a)特図の停止図柄態様の一例を示したものである。(b)装飾図柄の一例を示したものである。(c)普図の停止表示図柄の一例を示したものである。 (a)は主制御部メイン処理の流れを示すフローチャートであり、(b)は主制御部タイマ割込処理の流れを示すフローチャートである。 (a)第1副制御部400のCPU404が実行するメイン処理のフローチャートである。(b)第1副制御部400のコマンド受信割込処理のフローチャートである。(c)第1副制御部400のタイマ割込処理のフローチャートである。(d)第1副制御部400の画像制御処理のフローチャートである。 (a)第2副制御部500のCPU504が実行するメイン処理のフローチャートである。(b)第2副制御部500のコマンド受信割込処理のフローチャートである。(c)第2副制御部500のタイマ割込処理のフローチャートである。 ボタン演出の一例を段階的に示す図である。 図257に示すパチンコ機100に設けられた操作手段について詳しく説明するための図である。 図257に示すパチンコ機100における操作手段を絡めた演出を説明するための図である。 操作手段Aを絡めた演出と操作手段Bを絡めた演出に関する実行タイミングを表すフローチャートである。 操作手段を絡めた演出に関する実行タイミングを表すフローチャートである。 第1装飾図柄表示装置208Lよりも前面側に配置された可動役物等を表した図である。 報知領域HZを用いた演出における前提条件等をまとめた図である。 報知領域HZを用いた演出の代表例を大まかに示した図である。 報知領域HZに数が表示されている状態で、チャンスボタン136が操作されたりされなかったりする複数の例を示す図である。 ノーマルリーチである探索リーチが行われる例を示す図である。 図274から続く例等を示す図である。 スーパーリーチ1(おっかっけリーチ)に発展した例を示す図である。 リーチ演出が開始される前に、チャンスボタン136が操作された例を示す図である。 リーチ演出中に、チャンスボタン136が操作された例を示す図である。 リーチ演出が開始される前にチャンスボタン136が操作され、さらにリーチ演出中もチャンスボタン136が操作された例を示す図である。 スーパーリーチ1に発展し、大当りする例を示す図である。 図280から続く例を示す図である。 スーパーリーチ2に発展する例を示す図である。 図柄変動表示が開始された早い段階でチャンスボタン136を操作した後にスーパーリーチ2に発展する例を示す図である。 図283から続く例等を示す図である。 スーパーリーチ2へ発展する前の探索リーチ演出中にチャンスボタン136が操作された例を示す図である。 通常のボタン演出での強パターンのカットイン画像が表示されて、さらに操作を伴う最終ジャッジ演出を経て大当りする例を示す図である。 報知領域HZに「大盤振舞」が表示される例を示す図である。 図287から続く例等を示す図である。 擬似連演出が行われる例を示す図である。 図289から続く例を示す図である。 図290から続く例を示す図である。 ボタン演出でチャンスボタン操作が行われた例を示す図である。 擬似連演出開始前にチャンスボタン操作が行われた例を示す図である。 報知領域HZで予告された演出よりも先に別の演出が行われた例を示す図である。 「擬似3」の状態における再変動においてチャンスボタン操作を行ったところ、報知領域HZに「大盤振舞」が表示される例を示す図である。 図295から続く例を示す図である。 操作を伴う最終ジャッジ演出を経てハズレの装飾図柄の組み合わせが揺れ表示された後に開始される場合があるワイプ演出の例を示す図である。 一回のチャンスボタン操作に応じて、報知領域発展演出と通常のボタン演出の両方が実行される例を示す図である。 報知領域発展演出と他の演出が重複する場合の例を示す図である。 ワイプ演出中にチャンスボタン操作があった場合の例を示す図である。 チャンスボタン136を長押した場合の例を示す図である。 報知領域HZに数が表示されている状態でボタン連打や長押しを伴う演出が開始される例を示す図である。 チャンスボタン136を用いた演出が終了したかのように思えた後、再度、チャンスボタン136を用いた演出が開始されることを予告する例を示す図である。 光量や音量の調整を行う例等を示す図である。 図271(a)に示した報知内容以外の報知内容が報知領域HZに表示される例を示す図である。 報知領域HZに数字が表示されている状態であっても、チャンスボタン136の操作期間が制限される例を示す図である。 報知領域HZの表示の仕方の別態様を示す図である。 様々なカットイン予告の例を示す図である。 その他各種の演出例について示した図である。 本実施形態に適用可能な準備中予告演出の一例を段階的に示す図である。 本実施形態に適用可能な準備中予告演出の他の例を段階的に示す図である。 本実施形態に適用可能な準備中予告演出の他の例を段階的に示す図である。 本実施形態に適用可能な準備中予告演出の一例を段階的に示す図である。 本実施形態に適用可能な準備中予告演出の別の例を段階的に示す図である。 本実施形態に適用可能な準備中予告演出の別の例を段階的に示す図である。 本実施形態に適用可能なチュートリアル表示部TT1における表示例を段階的に示す図である。 本実施形態に適用可能な準備中予告演出の他の例を段階的に示す図である。 本実施形態に適用可能なタイマ予告演出の一例を段階的に示す図である。 本実施形態に適用可能な準備中予告演出の別の例を段階的に示す図である。 本実施形態に適用可能な準備中予告演出の別の例を段階的に示す図である。 本実施形態に適用可能な準備中予告演出の別の例を段階的に示す図である。 本実施形態に適用可能なボタン連打演出の一例を段階的に示す図である。 本実施形態に適用可能な準備中予告演出の別の例を段階的に示す図である。 本実施形態に適用可能な説明表示による演出の一例を段階的に示す図である。 本実施形態に適用可能な準備中予告演出の別の例を段階的に示す図である。 本実施形態に適用可能な準備中予告演出の別の例を段階的に示す図である。 本実施形態に適用可能な準備中予告演出の別の例を段階的に示す図である。 本実施形態に適用可能な準備中予告演出の別の例を段階的に示す図である。 図328に示す演出の別の演出例を段階的に示す図である。 本実施形態に適用可能な準備中予告演出の別の例を段階的に示す図である。 本実施形態に適用可能なステップアップ予告演出の一例を段階的に示す図である。 図331に示すステップアップ予告演出の別の例について説明する図である。 本実施形態に適用可能なステップアップ予告演出の別の例を段階的に示す図である。 本実施形態に適用可能なステップアップ予告演出の別の例を段階的に示す図である。 本実施形態に適用可能な疑似連演出の一例を段階的に示す図である。 本実施形態に適用可能なボタン予告演出の一例を段階的に示す図である。 本実施形態に適用可能な演出の一例を段階的に示す図である。 本実施形態に適用可能な演出の別の例を段階的に示す図である。 本実施形態に適用可能な演出の別の例を段階的に示す図である。 保留表示枠の拡張演出の一例について段階的に示す図である。 球抜きエラー表示の表示例について示す図である。 球抜きエラー表示の表示例について示す図である。 球抜きエラー表示の表示例について示す図である。 本発明を適用可能な封入式のパチンコ機の正面図である。 本発明を適用可能なスロットマシンを正面側(遊技者側)から見た外観斜視図である。
<<第1実施形態>>
以下、図面を用いて、本発明に係る遊技台(例えば、パチンコ機100等の弾球遊技機やスロットマシン等の回胴遊技機)について詳細に説明する。
<全体構成>
まず、図1を用いて、第1実施形態に係るパチンコ機100の全体構成について説明する。なお、同図はパチンコ機100を正面側(遊技者側)から見た外観斜視図である。
パチンコ機100は、所定条件が成立すると遊技者が利益を獲得することができる遊技台であって、外枠102と、本体104と、前面枠扉106と、球貯留皿付扉108と、発射装置110と、遊技盤200と、をその前面(遊技者側)に備える。
外枠102は、遊技機設置営業店に設けられた設置場所(島設備等)へと固定させるための縦長方形状から成る木製の枠部材である。
本体104は、外枠102の内部に備えられ、施錠機能付きで且つ、ヒンジ部112を介して外枠102に回動自在に装着された縦長方形状の遊技機基軸体となる扉部材である。また、本体104は、枠状に形成され、内側に空間部114を有している。このパチンコ機100を設置した店舗(遊技店)の店員は、この本体104を開閉操作することが可能であり、本体104が開いたことを検出する本体開放センサが設けられている。
前面枠扉106は、施錠機能付きで且つ開閉自在となるようにパチンコ機100の前面側となる本体104の前面に対しヒンジ部112を介して装着され、枠状に構成されることでその内側を開口部116とした扉部材である。遊技店の店員は、この前面枠扉106も開閉操作することが可能であり、前面枠扉106が開いたことを検出する前面枠扉センサも設けられている。なお、この前面枠扉106には、開口部116にガラス製又は樹脂製の透明板部材118が設けられ、前面側には、スピーカ120や枠ランプ122が取り付けられている。前面枠扉106の後面と遊技盤200の前面とで遊技領域124が設けられる空間を区画形成する。なお、本実施形態では、光源をLEDとするものもランプと称する。
球貯留皿付扉108は、パチンコ機100の前面において本体104の下側に対して、施錠機能付きで且つ開閉自在となるように装着された扉部材である。この球貯留皿付扉108は、前面枠扉106を開放した状態で操作可能となる不図示の開放レバーを押すことによって開く。なお、球貯留皿付扉108が開いたことを検出する球貯留皿付扉センサを設けてもよい。球貯留皿付扉108は、複数の遊技球(以下、単に「球」と称する場合がある)が貯留可能で且つ発射装置110へと遊技球を案内させる通路が設けられている上皿126と、上皿126に貯留しきれない遊技球を貯留する下皿128と、遊技者の操作によって上皿126に貯留された遊技球を下皿128へと排出させる球抜ボタン130と、遊技者の操作によって下皿128に貯留された遊技球を遊技球収集容器(俗称、ドル箱)へと排出させる球排出レバー132と、遊技者の操作によって発射装置110へと案内された遊技球を遊技盤の遊技領域124へと打ち出す球発射ハンドル134と、遊技者の操作によって各種演出装置206(図3参照)の演出態様に変化を与える演出ボタン136と、演出ボタン136に内蔵され、その演出ボタン136を発光させるチャンスボタンランプ138と、遊技店に設置されたカードユニット(CRユニット)に対して球貸し指示を行う球貸操作ボタン140と、カードユニットに対して遊技者の残高の返却指示を行う返却操作ボタン142と、遊技者の残高やカードユニットの状態を表示する球貸表示部(不図示)と、を備える。また、図1に示すパチンコ機100には、下皿128が遊技球によって満タンになったことを検知する下皿満タン検知センサ(不図示)が設けられている。さらに、操作キーユニット137も備えている。
発射装置110は、本体104の下方に取り付けられ、球発射ハンドル134が遊技者に操作されることによって回動する発射杆146と、遊技球を発射杆146の先端で打突する発射槌148と、を備える。この発射装置110は、遊技者に球発射ハンドル134が継続的に発射操作されている間は、所定の発射期間(例えば0.6秒)の経過ごとに遊技球を遊技盤の遊技領域124へ向けて発射し、発射手段の一例に相当する。なお、球発射ハンドル134が操作された状態で押下操作されることにより発射強度を最大にすることが可能な右打ちボタンを備えてもよい。
遊技盤200は、前面に遊技領域124を有し、本体104の空間部114に臨むように、所定の固定部材を用いて本体104に着脱自在に装着されている。遊技領域124は、遊技盤200を本体104に装着した後、開口部116から観察することができる。なお、図1では遊技領域124の具体的構成は図示省略してあり、その具体的構成は図3に示す。
図2は、図1のパチンコ機100を背面側から見た外観図である。
パチンコ機100の背面上部には、上方に開口した開口部を有し、遊技球を一時的に貯留するための球タンク150と、この球タンク150の下方に位置し、球タンク150の底部に形成した連通孔を通過して落下する球を背面視右側に位置する払出装置152に導くためのタンクレール154とを配設している。
払出装置152は、筒状の部材からなり、その内部には、不図示の払出モータとスプロケットと払出センサとを備えている。この払出装置152は、着脱自在なものであり、所定位置に装着されると、タンクレール154の下流端に接続する。
スプロケットは、払出モータによって回転可能に構成されており、タンクレール154を通過して払出装置152内に流入した遊技球を一時的に滞留させると共に、払出モータを駆動して所定角度だけ回転することにより、一時的に滞留した遊技球を払出装置152の下方へ1個ずつ送り出すように構成している。すなわち、払出装置152は、遊技球に駆動力を与えてその遊技球を搬送する球送り装置の一種である。
払出センサは、スプロケットが送り出した遊技球の通過を検知するためのセンサであり、遊技球が通過しているときにハイまたはローの何れか一方の信号を、遊技球が通過していないときはハイまたはローの何れか他方の信号を払出制御部600へ出力する。この払出センサを通過した遊技球は、不図示の球レールを通過してパチンコ機100の前面側に配設した上皿126に到達するように構成しており、パチンコ機100は、所定の付与条件が成立したことに基づいて遊技者にその付与条件に応じた量の遊技価値(遊技球)をこの構成により付与する(払い出す)。
払出装置152の図中左側には、遊技全般の制御処理を行う主制御部300(図4参照)を構成する主基板156を収納する主基板ケース158、主制御部300が生成した処理情報に基づいて演出に関する制御処理を行う第1副制御部400(図4参照)を構成する第1副基板160を収納する第1副基板ケース162、第1副制御部400が生成した処理情報に基づいて演出に関する制御処理を行う第2副制御部500(図4参照)を構成する第2副基板164を収納する第2副基板ケース166、遊技球の払出に関する制御処理を行う払出制御部600(図4参照)を構成するとともに遊技店員の操作によってエラーを解除するエラー解除スイッチ168を備える払出基板170を収納する払出基板ケース172、遊技球の発射に関する制御処理を行う発射制御部630(図4参照)を構成する発射基板174を収納する発射基板ケース176、各種電気的遊技機器に電源を供給する電源制御部660(図4参照)を構成するとともに遊技店員の操作によって電源をオンオフする電源スイッチ178と電源投入時に操作されることによってRAMクリア信号を主制御部300に出力するRAMクリアスイッチ180とを備える電源基板182を収納する電源基板ケース184、および払出制御部600とカードユニットとの信号の送受信を行うCRインターフェース部186を配設している。
図3は、遊技盤200を正面から見た略示正面図である。
遊技盤200には、外レール202と内レール204とを配設し、遊技球が転動可能な遊技領域124を区画形成している。
遊技領域124の略中央には、演出装置206を配設している。この演出装置206には、略中央に装飾図柄表示装置208を配設し、その周囲に、普通図柄表示装置210と、第1特別図柄表示装置212と、第2特別図柄表示装置214と、普通図柄保留ランプ216と、第1特別図柄保留ランプ218と、第2特別図柄保留ランプ220と、高確中ランプ222を配設している。なお、以下、普通図柄を「普図」と称する場合があり、特別図柄、第1特別図柄、第2特別図柄のうちの一つまたは複数を「特図」と称する場合がある。
演出装置206は、演出可動体224を動作して演出を行うものであり、詳細については後述する。
装飾図柄表示装置208は、装飾図柄ならびに演出に用いる様々な表示を行うための表示装置であり、本実施形態では液晶表示装置(Liquid Crystal Display)によって構成する。この装飾図柄表示装置208は、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cおよび演出表示領域208dの4つの表示領域に分割し、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208bおよび右図柄表示領域208cはそれぞれ異なった装飾図柄を表示し、演出表示領域208dは演出に用いる画像を表示する。さらに、各表示領域208a、208b、208c、208dの位置や大きさは、装飾図柄表示装置208の表示画面内で自由に変更することを可能としている。なお、装飾図柄表示装置208として液晶表示装置を採用しているが、液晶表示装置でなくとも、種々の演出や種々の遊技情報を表示可能に構成されていればよく、例えば、ドットマトリクス表示装置、7セグメント表示装置、有機EL(Electro−Luminescence)表示装置、リール(ドラム)式表示装置、リーフ式表示装置、プラズマディスプレイ、プロジェクタを含む他の表示デバイスを採用してもよい。
普図表示装置210は、普図の表示を行うための表示装置であり、本実施形態では7セグメントLEDによって構成する。第1特図表示装置212および第2特図表示装置214は、特図の表示を行うための表示装置であり、本実施形態では7セグメントLEDによって構成する。これらの第1特図表示装置212および第2特図表示装置214は、所定の図柄表示手段である。なお、装飾図柄表示装置208に表示される装飾図柄は、第1特図表示装置212や第2特図表示装置214に表示される図柄を、演出を高めた形で表す図柄であり、装飾図柄表示装置208も、所定の図柄表示手段としてもよい。
普図保留ランプ216は、保留している所定の第1の変動遊技(詳細は後述する普図変動遊技)の数を示すためのランプであり、本実施形態では、普図変動遊技を所定数(例えば、4つ)まで保留することを可能としている。
第1特図保留ランプ218および第2特図保留ランプ220は、保留している所定の第2の変動遊技(詳細は後述する特図変動遊技)の数を示すためのランプであり、本実施形態では、特図変動遊技を所定数(例えば、4つ、第1特図用と第2特図用を合わせると8つ)まで保留することを可能としている。ここにいう保留とは、後述する始動情報に基づく各種判定処理(抽選処理等)の開始を保留することを意味する。
高確中ランプ222は、現在の図柄制御状態を示す報知を行なうためのランプ(報知手段)である。この高確中ランプ222は、電源が投入されてから大当り遊技の開始まで、現在の図柄制御状態を示す報知を行ない、それ以降は、現在の図柄制御状態を示す報知をしないように構成している。また図柄制御状態では、電源が再投入された場合には、電源が遮断される直前の図柄制御状態に復帰する。この図柄制御状態については後述するが、ここでの図柄制御状態として、通常状態、時短状態(電サポ状態)、および確変状態のうちのいずれの状態としてもよいし、特図確変ありの状態および特図確変なしの状態のうちの一方の状態としてもよい。
なお、本明細書では制御状態という遊技台(パチンコ機100)の内部における状態をさす文言を用いて説明するが、この制御状態という文言にはいわゆる遊技状態の概念が含まれる。
また、この演出装置206の周囲には、一般入賞口226と、普図始動口228と、第1特図始動口230と、第2特図始動口232と、可変入賞口234を配設している。
一般入賞口226は、本実施形態では遊技盤200に複数配設しており、この一般入賞口226への入球を所定の球検出センサ(図示省略)が検出した場合(一般入賞口226に入賞した場合)、図2に示す払出装置152を駆動し、所定の個数(例えば、10個)の球を賞球として図1に示す上皿126に排出する。上皿126に排出した球は遊技者が自由に取り出すことが可能であり、これらの構成により、入賞に基づいて賞球を遊技者に払い出すようにしている。なお、一般入賞口226に入球した球は、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。本実施形態では、入賞の対価として遊技者に払い出す球を「賞球」、遊技者に貸し出す球を「貸球」と区別して呼ぶ場合があり、「賞球」と「貸球」を総称して「球(遊技球)」と呼ぶ。
普図始動口228は、ゲートやスルーチャッカーと呼ばれる、遊技領域124の所定の領域を球が通過したか否かを判定するための装置で構成しており、本実施形態では遊技盤200の左側に1つ配設している。普図始動口228を通過した球は一般入賞口226に入球した球と違って、遊技島側に排出することはない。球が普図始動口228を通過したことを所定の球検出センサが検出した場合、パチンコ機100は、普図表示装置210による普図変動遊技を開始する。
第1特図始動口230は、本実施形態では遊技盤200の中央に1つだけ配設している。この第1特図始動口230は、遊技球が進入する入り口の大きさが変化しない第一の始動領域である。第1特図始動口230への入球を所定の球検出センサが検出した場合、図2に示す払出装置152を駆動し、所定の個数(例えば、3個)の球を賞球として上皿126に排出するとともに、第1特図表示装置212による特図変動遊技を開始する。なお、第1特図始動口230に入球した球は、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。この第1特図始動口230は、始動領域の一つであり、自身の大きさが変化しない固定始動領域の一例に相当する。
第2特図始動口232は、本実施形態では第1特図始動口230の下側に1つだけ配設している。この第2特図始動口232の近傍には、ソレノイドによって左右に開閉自在な一対の羽根部材2321が設けられており、一対の羽根部材2321と第2特図始動口232を併せたものが、可変始動手段に相当し、一般には、電動チューリップ(電チュー)と呼ばれる。一対の羽根部材2321は、第2特図始動口232への入賞の難易度を変更する部材である。すなわち、一対の羽根部材2321が閉じたままでは第2特図始動口232への入球は不可能であり、一対の羽根部材2321が閉じた態様は入賞困難な開閉態様である。一方、普図変動遊技に当選し、普図表示装置210が当り図柄を停止表示した場合に一対の羽根部材2321が所定の時間間隔、所定の回数で開閉し、第2特図始動口232への球の入球が可能(入賞容易状態)になり、一対の羽根部材2321が開いた開状態は入賞容易な状態である。すなわち、第2特図始動口232は、入り口(遊技球の進入口)の大きさが小サイズ(第1の大きさに相当)と大サイズ(第2の大きさに相当)のうちのいずれか一方のサイズからいずれか他方のサイズに変化する、遊技球の進入のしやすさが可変の可変始動領域であって、第二の始動領域の一例に相当する。この大サイズの大きさは、第1特図始動口230の入り口の大きさよりも大きい。一対の羽根部材2321が開いた状態では、遊技領域124に進入した遊技球のうち、固定始動領域である第1特図始動口230に進入する遊技球よりも、可変始動領域である第2特図始動口232に進入する遊技球の方が多い。一方、小サイズの大きさは、第1特図始動口230の入り口の大きさよりも小さいか、あるいは第1特図始動口230の入り口の大きさ以下である。第2特図始動口232への入球を所定の球検出センサが検出した場合、払出装置152を駆動し、所定の個数(例えば、4個)の球を賞球として上皿126に排出するとともに、第2特図表示装置214による特図変動遊技を開始する。なお、第2特図始動口232に入球した球は、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。
可変入賞口234は、本実施形態では遊技盤200の中央部下方に1つだけ配設している。この可変入賞口234は、可変入賞開口と、ソレノイドによってその可変入賞開口を開閉自在な扉部材2341とを備えている。可変入賞開口は大入賞口と呼ばれることがあり、可変入賞口234はアタッカと呼ばれることがある。扉部材2341は、所定の閉状態およびその閉状態よりも遊技球の、可変入賞開口への進入が容易な開状態のうちのいずれか一方の状態からいずれか他方の状態に状態変更する。閉状態および開状態はともに静止状態であり、閉状態は所定の第1の静止状態であり、本実施形態の可変入賞口234における閉状態は、扉部材2341が遊技盤200の遊技者側の面と一致した静止状態である。一方、開状態は所定の第2の静止状態であり、本実施形態の可変入賞口234における開状態は、扉部材2341が遊技盤200に対して略垂直になるまで遊技者側に回動した静止状態である。可変入賞口234は、後述する大当り遊技が開始されるまでは閉状態を維持し、大当り遊技が開始されると、開状態と閉状態との間で状態変更を繰り返す。なお、閉状態には、完全に閉塞してしる状態の他、遊技球の進入が実質的に不可能な程度に少し開いている状態であってもよい。また、可変入賞口は、遊技球が通過したり入り込んだりすること等によって遊技球の入賞となるものであればよく、図3に示すものに限定されない。特図変動遊技に当選して第1特図表示装置212あるいは第2特図表示装置214が大当り図柄を停止表示した場合に扉部材2341が所定の時間間隔、所定の回数で開閉する。可変入賞口234への入球を所定の球検出センサが検出した場合、払出装置152を駆動し、所定の個数(例えば、15個)の球を賞球として上皿126に排出する。なお、可変入賞口234に入球した球は、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。
さらに、これらの入賞口や始動口の近傍には、風車と呼ばれる円盤状の打球方向変換部材236や、遊技釘238を複数個、配設していると共に、内レール204の最下部には、いずれの入賞口や始動口にも入賞しなかった球をパチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出するためのアウト口240を設けている。
上皿126に収容されている球は発射レールの発射位置に供給される。このパチンコ機100では、遊技者の球発射ハンドル134の操作量に応じた強度で発射モータを駆動し、発射杆146および発射槌148によって外レール202、内レール204を通過させて遊技領域124に打ち出す。そして、遊技領域124の上部に到達した球は、打球方向変換部材236や遊技釘238等によって進行方向を変えながら下方に落下し、入賞口(一般入賞口226、可変入賞口234)や始動口(第1特図始動口230、第2特図始動口232)に入賞するか、いずれの入賞口や始動口にも入賞することなく、または普図始動口228を通過するのみでアウト口240に到達する。
<演出装置206>
次に、パチンコ機100の演出装置206について説明する。
この演出装置206の前面側には、遊技球の転動可能な領域にワープ装置242およびステージ244を配設し、遊技球の転動不可能な領域に演出可動体224を配設している。また、演出装置206の背面側には、装飾図柄表示装置208および遮蔽装置246(以下、扉と称する場合がある)を配設している。すなわち、演出装置206において、装飾図柄表示装置208および遮蔽装置246は、ワープ装置242、ステージ244、および演出可動体224の後方に位置することとなる。
ワープ装置242は、演出装置206の左上方に設けたワープ入口242aに入った遊技球を演出装置206の前面下方のステージ244にワープ出口242bから排出する。
ステージ244は、ワープ出口242bから排出された球や遊技釘238などによって乗り上げた球などが転動可能であり、ステージ244の中央部には、通過した球が第1特図始動口230へ入球し易くなるスペシャルルート244aを設けている。
演出可動体224は、本実施形態では人間の右腕の上腕と前腕を模した上腕部224aと前腕部224bとからなり、肩の位置に上腕部224aを回動させる不図示の上腕モータと肘の位置に前腕部224bを回動させる不図示の前腕モータを備える。演出可動体224は、上腕モータと前腕モータによって装飾図柄表示装置208の前方を移動する。
遮蔽装置246は、格子状の左扉246aおよび右扉246bからなり、装飾図柄表示装置208および前面ステージ244の間に配設する。左扉246aおよび右扉246bの上部には、不図示の2つのプーリに巻き回したベルトをそれぞれ固定している。すなわち、左扉246aおよび右扉246bは、モータによりプーリを介して駆動するベルトの動作に伴って左右にそれぞれ移動する。遮蔽装置246は、左扉246aおよび右扉246bを閉じた状態ではそれぞれの内側端部が重なり、遊技者が装飾図柄表示装置208を視認し難いように遮蔽する。左扉246aおよび右扉246bを開いた状態ではそれぞれの内側端部が装飾図柄表示装置208の表示画面の外側端部と若干重なるが、遊技者は装飾図柄表示装置208の表示の全てを視認可能である。また、左扉246aおよび右扉246bは、それぞれ任意の位置で停止可能であり、例えば、表示した装飾図柄がどの装飾図柄であるかを遊技者が識別可能な程度に、装飾図柄の一部だけを遮蔽するようなことができる。なお、左扉246aおよび右扉246bは、格子の孔から後方の装飾図柄表示装置208の一部を視認可能にしてもよいし、格子の孔の障子部分を半透明のレンズ体で塞ぎ、後方の装飾図柄表示装置208による表示を漠然と遊技者に視認させるようにしてもよいし、格子の孔の障子部分を完全に塞ぎ(遮蔽し)、後方の装飾図柄表示装置208を全く視認不可にしてもよい。
図1に示すスピーカ120や枠ランプ122等の装飾ランプ、図3に示す装飾図柄表示装置208、演出可動体224、および遮蔽装置246は、演出手段に相当し、これらの中でも装飾図柄表示装置208は装飾図柄表示手段の一例に相当する。
さらに、遊技盤200には、この遊技台のスペックを表すスペックシール290が、遊技者から見える位置に貼り付けられている。
次に、図4を用いて、このパチンコ機100の制御部の回路構成について詳細に説明する。なお、同図は制御部の回路ブロック図を示したものである。パチンコ機100の制御部は、大別すると、遊技の中枢部分を制御する主制御部300と、主制御部300が送信するコマンド信号(以下、単に「コマンド」という)に応じて主に演出の制御を行う第1副制御部400と、第1副制御部400より送信されたコマンドに基づいて各種機器を制御する第2副制御部500と、主制御部300が送信するコマンドに応じて主に遊技球の払出しに関する制御を行う払出制御部600と、遊技球の発射制御を行う発射制御部630と、パチンコ機100に供給される電源を制御する電源制御部660とを備えて構成されている。
まず、パチンコ機100の主制御部300について説明する。主制御部300は、主制御部300の全体を制御する基本回路302を備えている。基本回路302には、CPU304と、制御プログラムや各種データを記憶するためのROM306と、一時的にデータを記憶するためのRAM308と、各種デバイスの入出力を制御するためのI/O310と、時間や回数等を計測するためのカウンタタイマ312と、プログラム処理の異常を監視するWDT314と、乱数値生成回路(カウンタ回路)318(この回路には2つのカウンタを内蔵しているものとする)とを搭載している。なお、ROM306やRAM308については他の記憶装置を用いてもよく、この点は後述する第1副制御部400や第2副制御部500についても同様である。この基本回路302のCPU304は、水晶発振器316bが出力する所定周期のクロック信号をシステムクロックとして入力して動作する。また、乱数値生成回路318は、水晶発振器316aが出力するクロック信号を受信する度に0〜65535の範囲で数値を変動させるハードウェア乱数カウンタとして使用している。なお、乱数値生成回路318は、基本回路302に内蔵したものとしているが、基本回路302に対して接続されるものであってもよい。
また、基本回路302には、所定の球検出センサ、例えば各始動口、入賞口、可変入賞口を通過する遊技球を検出するセンサや下皿満タンセンサを含む各種センサ320が出力する信号を受信し、増幅結果や基準電圧との比較結果を基本回路302におけるCPU304や乱数値生成回路318等に出力するためのセンサ回路322と、所定の図柄表示装置、例えば第1特図表示装置212や第2特図表示装置214の表示制御を行うための駆動回路324と、所定の図柄表示装置、例えば普図表示装置210の表示制御を行うための駆動回路326と、各種状態表示部328(例えば、普図保留ランプ216、特図1保留ランプ218、特図2保留ランプ220、高確中ランプ222等)の表示制御を行うための駆動回路330と、所定の可動部材、例えば、普通電動役物としての第2特図始動口232のベロ部材2321を駆動する駆動手段や、特別電動役物としての可変入賞口234の扉部材2341を駆動する駆動手段等を含む各種ソレノイド332を制御するための駆動回路334と、を接続している。本例では水晶発振器316aと乱数値生成回路318とが別に設けられているが、水晶発振器316aは乱数値生成回路318に含まれていてもよい。
なお、第1特図始動口230に球が入賞したことを球検出センサ320が検出した場合には、センサ回路322は球を検出したことを示す信号を基本回路302における乱数値生成回路318に出力する。この信号を受信した乱数値生成回路318は、第1特図始動口230に対応するカウンタのそのタイミングにおける値をラッチし、ラッチした値を、第1特図始動口230に対応する内蔵のカウンタ値記憶用レジスタに記憶する。また、乱数値生成回路318は、第2特図始動口232に球が入賞したことを示す信号を受信した場合も同様に、第2特図始動口232に対応するカウンタのそのタイミングにおける値をラッチし、ラッチした値を、第2特図始動口232に対応する内蔵のカウンタ値記憶用レジスタに記憶する。
さらに、基本回路302には、情報出力回路336を接続しており、主制御部300は、この情報出力回路336を介し、図示しない外部端子板を経由して、外部のホールコンピュータ(図示省略)等が備える情報入力回路350にパチンコ機100の遊技情報(例えば、遊技状態)を出力する。
また、主制御部300には、電源制御部660から主制御部300に供給している電源の電圧値を監視する電圧監視回路338を設けており、この電圧監視回路338は、電源の電圧値が所定の値(本例では9V)未満である場合に電圧が低下したことを示す低電圧信号を基本回路302に出力する。
また、主制御部300には、電源が投入されると起動信号(リセット信号)を出力する起動信号出力回路(リセット信号出力回路)340を設けており、CPU304は、この起動信号出力回路340から起動信号を入力した場合に、遊技制御を開始する(後述する主制御部メイン処理を開始する)。
また、主制御部300は、第1副制御部400にコマンドを送信するための出力インタフェースと、払出制御部600にコマンドを送信するための出力インタフェースとをそれぞれ備えており、この構成により、第1副制御部400および払出制御部600との通信を可能としている。なお、主制御部300と第1副制御部400との情報通信は一方向の通信であり、主制御部300と払出制御部600との情報通信は双方向の通信である。主制御部300は第1副制御部400にコマンド等の信号を送信できるように構成しているが、第1副制御部400からは主制御部300にコマンド等の信号を送信できないように構成している。ただし、主制御部300と第1副制御部400との情報通信が双方向通信により行われるように構成してもよい。また、払出制御部600は、主制御部300にコマンド等の信号を送信できるように構成しているが、払出制御部600から主制御部300にコマンド等の信号を送信できないように構成してもよい。
次に、パチンコ機100の第1副制御部400について説明する。第1副制御部400は、主に主制御部300が送信したコマンド等に基づいて第1副制御部400の全体を制御する基本回路402を備えている。基本回路402には、CPU404と、一時的にデータを記憶するためのRAM408と、各種デバイスの入出力を制御するためのI/O410と、時間や回数等を計測するためのカウンタタイマ412と、シリアル通信制御回路424とを搭載している。この基本回路402のCPU404は、水晶発振器414が出力する所定周期のクロック信号をシステムクロックとして入力して動作する。また、基本回路402には、制御プログラムや各種演出データを記憶するためのROM406が接続されている。なお、ROM406は、制御プログラムと各種演出データとを別々のROMに記憶させてもよい。また、ROM406が基本回路402に備えらえた構成であってもよい。シリアル通信制御回路424は、遊技盤用ランプ442の制御を行うための遊技盤用ランプ駆動回路440と、遊技台枠用ランプ452の制御を行うための遊技台枠用ランプ駆動回路450とを接続し、遊技盤用ランプ駆動回路440及び遊技台枠用ランプ駆動回路450との間でシリアル通信による点灯制御を行う。
また、基本回路402には、スピーカ120(およびアンプ)の制御を行うための音源IC(S−ROM)416と、演出可動体224及び遮蔽装置246等の駆動制御を行うための駆動回路422と、センサ回路428と、スピーカ120から出力される音量を調整する音量スイッチ163と、を接続している。センサ回路428は、遮蔽装置246や演出可動体224等の現在位置を検出する各種可動体センサ430や、演出ボタン136や操作キーユニット137を構成する各種ボタンの押下を検出するボタンセンサ426からの検出信号を基本回路402に出力する。
次に、パチンコ機100の第2副制御部500について説明する。第2副制御部500は、第1副制御部400が送信した制御コマンドを入力インタフェースを介して受信し、この制御コマンドに基づいて第2副制御部500の全体を制御する基本回路502を備えている。基本回路502は、CPU504と、一時的にデータを記憶するためのRAM508と、各種デバイスの入出力を制御するためのI/O510と、時間や回数等を計測するためのカウンタタイマ512と、CPU504からの信号に基づいてROM506に記憶された画像データ等を読み出してVRAM518のワークエリアを使用して表示画像を生成して装飾図柄表示装置208に画像を表示するVDP(ビデオ・ディスプレイ・プロセッサ)516と、を搭載している。基本回路502のCPU504は、水晶発振器514が出力する所定周期のクロック信号をシステムクロックとして入力して動作する。また、基本回路502には、第2副制御部500の全体を制御するための制御プログラムおよびデータ、画像表示用のデータ等が記憶されたROM506が接続されている。
次に、パチンコ機100の払出制御部600、発射制御部630、電源制御部660について説明する。払出制御部600は、主に主制御部300が送信したコマンド等の信号に基づいて払出装置152の払出モータ602を制御するとともに、払出センサ604が出力する制御信号に基づいて賞球または貸球の払出しが完了したか否かを検出する。また払出制御部600は、インタフェース部606を介して、パチンコ機100とは別体で設けられたカードユニット608との通信を行う。また、払出制御部600は、所定個数(例えば、10個)の賞球の払出しが行われたことを示す賞球情報や、所定個数(例えば、25個)の貸球の払出しが行われたことを示す貸球情報等を、図示しない外部端子板を経由して、情報入力回路350に出力する。また、払出制御部600には、枠センサ605が接続されている。枠センサ605には、本体104が開いたことを検出する本体開放センサや、前面枠扉106が開いたことを検出する前面枠扉センサ等が含まれており、本体104や前面枠扉106が開放されている場合にはこれらのセンサが検知し、開放信号を出力する。払出制御部600は、枠センサ605からの開放信号を出力すると、主制御部300に扉開放情報を出力する。
発射制御部630は、払出制御部600が出力する、発射許可または停止を指示する制御信号や、球発射ハンドル134内に設けた発射強度出力回路が出力する、遊技者による球発射ハンドル134の操作量に応じた発射強度を指示する制御信号に基づいて、発射杆146および発射槌148を駆動する発射ソレノイド632の制御や、上皿126から発射装置110に球を供給する球送り装置634の制御を行う。
電源制御部660は、パチンコ機100に外部から供給される交流電源を直流化し、所定の電圧に変換して主制御部300、第1副制御部400等の各制御部や払出装置152等の各装置に供給する。さらに、電源制御部660は、外部からの電源が断たれた後も所定の部品(例えば主制御部300のRAM308等)に所定の期間(例えば10日間)電源を供給するための蓄電回路(例えば、コンデンサ)を備えている。なお、本実施形態では、電源制御部660から払出制御部600と第2副制御部500に所定電圧の電源を供給し、払出制御部600から主制御部300と第2副制御部500と発射制御部630に所定電圧の電源を供給しているが、各制御部や各装置に他の電源経路で所定電圧の電源を供給してもよい。
次に、図5(a)〜(d)を用いて、パチンコ機100の第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、装飾図柄表示装置208、普図表示装置210が停止表示する特図および普図の種類について説明する。
特図1始動口230に球が入球したことを球検出センサである第1始動口センサが検出したことを条件として特図1変動遊技が開始され、特図2始動口232に球が入球したことを球検出センサである第2始動口センサが検出したことを条件として特図2変動遊技が開始される。特図1変動遊技が開始されると、第1特図表示装置212は、7個のセグメントの全点灯と、中央の1個のセグメントの点灯を繰り返す「特図1の変動表示」(特図変動遊技)を行う。また、特図2変動遊技が開始されると、第2特図表示装置214は、7個のセグメントの全点灯と、中央の1個のセグメントの点灯を繰り返す「特図2の変動表示」(特図変動遊技)を行う。そして、特図1の変動開始前に決定した変動時間が経過すると、第1特図表示装置212は特図1の停止図柄態様を停止表示し、特図2の変動開始前に決定した変動時間が経過すると、第2特図表示装置214は特図2の停止図柄態様を停止表示する。以下、この「特図1又は2の変動表示」を開始してから特図1又は2の停止図柄態様を停止表示するまでの変動表示を特図の変動表示と称することがある。この特図の変動表示は複数回、連続して行われることがある。
図5(a)は、特図1の停止図柄態様の一例を示したものである。この図5(a)には、「特図A」から「特図I」の9種類の特図が示されている。図5(a)においては、図中の白抜きの部分が消灯するセグメントの場所を示し、黒塗りの部分が点灯するセグメントの場所を示している。
本実施形態では、特図の停止図柄態様として、7種類の大当り図柄(「特図A」から「特図G」)が用意されている。「特図A」は15ラウンド(R)大当り図柄であって、15ラウンドのうちの全てのラウンドで出玉の獲得が期待できる15R確変大当り図柄であり、「特図B」は15R大当り図柄であって、15ラウンドのうちの5つのラウンドで出玉の獲得が期待できる一方、残りのラウンドでは出玉の獲得が期待できない実質5R確変大当り図柄であり、「特図C」は15R大当り図柄であって、15ラウンドのうちの全てのラウンドで出玉の獲得が期待できる15R−ランクアップボーナス(RUB)図柄であり、「特図D」は15R大当り図柄であって、15ラウンドのうちの8つのラウンドで出玉の獲得が期待できる一方、残りのラウンドでは出玉の獲得が期待できない実質8R−RUBであり、「特図E」は15R大当り図柄であって、15ラウンドのうちの4つのラウンドで出玉の獲得が期待できる一方、残りのラウンドでは出玉の獲得が期待できない実質4R−RUBであり、「特図F」は5R通常大当り図柄であり、「特図G」は2R大当り図柄であって、いずれのラウンドにおいても出玉の獲得が期待できない潜伏確変あるいは隠れ確変と称される2R確変大当り図柄である。ここで、ランクアップボーナスとは、例えば、大当りの開始時には出玉の獲得が期待できるラウンドがいつまで続くのかが遊技者に特定困難な態様で演出する大当りであり、特定のラウンド(例えば、5ラウンド目や9ラウンド目)となったときに、出玉の獲得が期待できるラウンドが継続するか否かを遊技者に煽る態様で演出する大当りである。
本実施形態のパチンコ機100では、特図変動遊技における大当りか否かの決定はハードウェア乱数の抽選によって行い、特別大当りか否かの決定はソフトウェア乱数の抽選によって行う。通常大当りと確変大当りの違いは、次回の特図変動遊技で、大当りに当選する確率が高い(確変大当り)か低い(通常大当り)かの違いである。以下、この大当りに当選する確率が高い状態のことを特図高確率状態(以下、「特図確変」または単に「確変」という場合がある)と称し、その確率が低い状態のことを特図低確率状態と称する。また、大当り遊技の終了後に時短状態(電サポ状態)に移行する場合がある。ここで、電サポ状態とは、特図変動遊技における大当りを終了してから、次の大当りを開始するまでの時間を短くする等して、遊技者の有利度が非電サポ状態より高い所定状態のことをいう。時短については詳しくは後述するが、時短状態のことを普図高確率状態(以下、「普図確変」という場合がある)と称し、時短状態でない状態のことを普図低確率状態と称する。このように、電サポ状態(時短状態)は、大当り遊技の終了を条件に開始される。なお、厳密にいえば、「電サポ状態」はあくまでも普図がらみの状態であり、「時短状態」は特図がらみの状態または普図および特図がらみの状態である。主制御部300のRAM308には時短フラグが用意されており、その時短フラグがオンに設定されていると、電サポ状態であり、普図高確率状態である。普図高確率状態では普図低確率状態に比べて、普図変動遊技に当選しやすくなる(普図確変)。例えば、普図変動遊技の当選確率が、普図低確率状態(非電サポ状態)では1/100であるのに対し、普図高確率状態(電サポ状態)では99/100に上昇する。また、電サポ状態の方が、非電サポ状態に比べて普図変動遊技の変動時間は短くなる(普図変短)。例えば、非電サポ状態では10秒の普図変動遊技の変動時間が電サポ状態では2秒に短縮される。また、電サポ状態では、非電サポ状態に比べて、特図2始動口232の羽根部材2321の1回の開放における開放時間が長くなりやすい(電チュー開放期間延長)。例えば、非電サポ状態では0.5秒の電チュー開放期間が電サポ状態では2秒に延長される。さらに、電サポ状態では非電サポ状態に比べて、羽根部材2321は多く開きやすい(電チュー開放回数増加)。例えば、普図始動口228への1回の入賞につき非電サポ状態では1回しか開かない羽根部材2321が、電サポ状態では2回開く(2秒開放して1秒閉鎖してまた2秒開放)。電チュー開放期間延長や電チュー開放回数増加により、特図2始動口232に入球する確率が高まる。なお、時短フラグは、大当り遊技中にはオフに設定される。したがって、大当り遊技中には、非電サポ状態が維持される。これは、特に大当り遊技において賞球数の少ない電チューに遊技球が拾われてしまい、可変入賞口(アタッカ)234への遊技球の入賞が減ってしまうと遊技者に不利益が生じる場合があるからである。なお、本実施形態では、電サポ状態(時短状態)では、普図確変、普図変短、電チュー開放期間延長、および電チュー開放回数増加の総てが行われるが、これらのうちの少なくともいずれか一つが行われれば、遊技者の有利度が高い状態になり、電サポ状態(時短状態)としてもよい。あるいは、特図2始動口232に入球する確率が高まる、電チュー開放期間延長または電チュー開放回数増加のうちのいずか一方が行われれば、電サポ状態(時短状態)としてもよい。非電サポ状態では、電サポ状態よりも遊技球が特図2始動口232に進入し難い。上述のごとく、特図2始動口232は、遊技球が進入し難い入賞困難状態と遊技球が進入しやすい入賞容易状態とに変化するものである。この特図2始動口232は、入り口が、電サポ状態では非電サポ状態よりも長期間にわたって入賞容易状態となる。本実施形態では、「特図A」〜「特図E」が停止表示されると、その後に行われる大当り遊技終了後、次に大当り遊技が開始されるまで電サポ状態(普図高確率状態)が維持され、「特図F」が停止表示されると、その後に行われる大当り遊技終了後、特図変動遊技が100回行われる間、電サポ状態が維持され、101回目には非電サポ状態(普図低確率状態)に移行する。一方、電サポ無しの大当り(「特図G」)に当選した場合には、大当り遊技終了後に電サポ状態に移行しない。
このように、本実施形態では、「特図A」〜「特図E」が停止表示されると、大当り遊技が終了した後、制御状態が特図高確率普図高確率状態になる。また、「特図F」が停止表示されると、大当り遊技が終了した後、制御状態が特図低確率普図高確率状態になる。また、「特図G」が停止表示されると、大当り遊技が終了した後、制御状態が特図高確率普図低確率状態になる。
また、本実施形態では、大当り図柄の他に小当り図柄として1種類の停止図柄が用意されている。小当り遊技では、可変入賞口234の扉部材2341が所定回(例えば2回)作動し、その扉部材2341は、1回の作動につき開状態を最大で0.1秒間しか維持しない。なお、小当りにおける扉部材2341の開放では、例えば、1回目の開放で、遊技球が所定球数(例えば10球)進入してしまうと、あるいは所定量の遊技価値(所定球数)を獲得してしまうと、2回目以降の開放は行われない。小当り遊技中には、特図低確率普図低確率状態へ移行する。小当りは、小当り遊技前後で制御状態が変化しない当りであり、小当り遊技終了後には小当り遊技開始前の制御状態に復帰する。図5(a)に示す、「特図H」は小当り図柄である。本実施形態では、小当り遊技における可変入賞口234の開閉態様(開閉回数及び開放時間)と、「特図G」が停止表示されて移行される大当り遊技における可変入賞口234の開閉態様(開放回数及び開放時間)とを略同じにしたが、異ならせるようにしてもよく、例えば、開放回数及び開放時間の少なくともいずれか一方が異なっていてもよい。
さらに、本実施形態では、ハズレ図柄として1種類の停止図柄が用意されている。「特図I」はハズレ図柄である。
図5(b)は、特図2の停止図柄態様の一例を示したものである。この図5(b)には、「特図a」〜「特図f」の6種類の特図が示されており、そのうち5種類の特図が大当り図柄(「特図a」〜「特図e」)となっている。「特図a」は15R大当り図柄であって、15ラウンドのうちの全てのラウンドで出玉の獲得が期待できる15R確変大当り図柄であり、「特図b」は15R大当り図柄であって、15ラウンドのうちの全てのラウンドで出玉の獲得が期待できる15R−RUB図柄であり、「特図c」は15R大当り図柄であって、15ラウンドのうちの8つのラウンドで出玉の獲得が期待できる一方、残りのラウンドでは出玉の獲得が期待できない実質8R−RUBであり、「特図d」は15R大当り図柄であって、15ラウンドのうちの4つのラウンドで出玉の獲得が期待できる一方、残りのラウンドでは出玉の獲得が期待できない実質4R−RUBであり、「特図e」は2R通常大当り図柄である。
さらに、本実施形態では、ハズレ図柄として1種類の停止図柄が用意されている。「特図f」はハズレ図柄である。
図5(c)は装飾図柄の一例を示したものである。本実施形態の装飾図柄には、「装飾1」〜「装飾10」の10種類がある。特図1始動口230または特図2始動口232に球が入賞したこと、すなわち、特図1始動口230に球が入球したことを第1始動口センサが検出したこと、あるいは特図2始動口232に球が入球したことを第2始動口センサが検出したことを条件にして、装飾図柄表示装置208の左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cの各図柄表示領域に、「装飾1」→「装飾2」→「装飾3」→・・・・「装飾9」→「装飾10」→「装飾1」→・・・の順番で表示を切り替える「装飾図柄の変動表示」を行う。すなわち、装飾図柄表示装置208は、第1特図表示装置212および第2特図表示装置214とは別に、装飾図柄を変動表示するものである。そして、装飾図柄の組合せである停止図柄態様を停止表示する。
実質5R確変大当り(「特図B」)、5R通常大当り(「特図F」)、2R通常大当り(「特図e」)を報知する場合には、図柄表示領域208a〜208cに、「装飾3−装飾3−装飾3」及び「装飾7−装飾7−装飾7」以外の同じ数字の装飾図柄が3つ並んだ装飾図柄の組み合わせ(例えば、「装飾1−装飾1−装飾1」や「装飾4−装飾4−装飾4」等)を停止表示する。また、15R確変大当り(「特図A」及び「特図a」)を報知する場合には、図柄表示領域208a〜208cに、「装飾3−装飾3−装飾3」又は「装飾7−装飾7−装飾7」を停止表示する。さらに、15R−RUB、実質8R−RUB及び実質4R−RUBを報知する場合には、左図柄表示領域208a及び右図柄表示領域208cに同じ数字の装飾図柄であり、中図柄表示領域208bが殿様の装飾図柄である装飾図柄の組み合わせ(例えば、「装飾1−殿様−装飾1」や「装飾4−殿様−装飾4」等)を停止表示する。また、2Rの大当りである隠れ確変(「特図G」)、あるいは小当り(「特図H」)を報知する場合には、図柄表示領域208a〜208cに、「装飾1−装飾2−装飾3」といった装飾図柄の組合せを停止表示する。「装飾1−装飾2−装飾3」といった装飾図柄の組合せは、チャンス目と称することがある。また、「特図I」や「特図f」のハズレ図柄を報知する場合には、図柄表示領域208a〜208cに、これまで説明した装飾図柄の組合せ以外の装飾図柄の組合せ(例えば、ばらけ目)を停止表示する。
以下、装飾図柄表示装置208において、この「装飾図柄の変動表示」を開始してから装飾図柄の停止図柄態様を停止表示するまでの表示を装飾図柄の変動表示と称することがある。装飾図柄の変動表示は、第1副制御部400が制御することによって行われる。
図5(d)は普図の停止図柄態様の一例を示したものである。本実施形態の普図の停止表示態様には、当り図柄である「普図A」と、はずれ図柄である「普図B」の2種類がある。普図始動口228を球が通過したことを球検出センサであるゲートセンサが検出したことに基づいて、普図表示装置210は、7個のセグメントの全点灯と、中央の1個のセグメントの点灯を繰り返す「普図の変動表示」(普図変動遊技)を行う。そして、変動時間が経過した後に、当り図柄である「普図A」とはずれ図柄である「普図B」の内のいずれか一方の図柄を停止表示する。この図5(d)においても、図中の白抜きの部分が消灯するセグメントの場所を示し、黒塗りの部分が点灯するセグメントの場所を示している。
以下、この「普図の変動表示」を開始してから普図の停止図柄態様を停止表示するまでの表示を普図の変動表示と称することがある。
<主制御部メイン処理>
次に、図6を用いて、図4に示す主制御部300のCPU304が実行する主制御部メイン処理について説明する。なお、同図は主制御部メイン処理の流れを示すフローチャートである。
図4に示す主制御部300のRAM308には、特図乱数値、特図ラウンド決定乱数値、特図電サポ決定乱数値、および特図図柄決定乱数が記憶される。また、このRAM308には、これら各種の乱数値を生成する乱数カウンタが設けられている。さらに、RAM308には、特図の保留数、特図当選乱数値、および各種の判定(抽選)結果等が記憶される。以下、RAM308における特図の保留数を記憶する領域を特図保留数記憶領域と称することがある。またさらに、RAM308には、当否判定(抽選)の開始を保留することができる最大数(この例では4つ)の領域に区分けされた特図用の始動情報記憶部が用意されているとともに、普図用の乱数値記憶領域も用意されている。特図用の始動情報記憶部には、後述するように、複数種類の始動情報を1セットにしてこれらの始動情報が入賞順(保留順)に1セットずつ1領域ごとに格納される。
上述したように、図4に示す主制御部300には、電源が投入されると起動信号(リセット信号)を出力する起動信号出力回路(リセット信号出力回路)340を設けている。この起動信号を入力した基本回路302のCPU304は、リセット割込によりリセットスタートしてROM306に予め記憶している制御プログラムに従って図6に示す主制御部メイン処理を実行する。
ステップS101では、初期設定1を行う。この初期設定1では、CPU304のスタックポインタ(SP)へのスタック初期値の設定(仮設定)、割込マスクの設定、I/O310の初期設定、RAM308に記憶する各種変数の初期設定、WDT314への動作許可及び初期値の設定等を行う。なお、本実施形態では、WDT314に、初期値として32.8msに相当する数値を設定する。
ステップS103では、WDT314のカウンタの値をクリアし、WDT314による時間計測を再始動する。
ステップS105では、低電圧信号がオンであるか否か、すなわち、電圧監視回路338が、電源制御部660が第2副制御部500を介して主制御部300に供給している電源の電圧値が所定の値(本実施形態では9v)未満である場合に電圧が低下したことを示す低電圧信号を出力しているか否かを監視する。そして、低電圧信号がオンの場合(CPU304が電源の遮断を検知した場合)にはステップS103に戻り、低電圧信号がオフの場合(CPU304が電源の遮断を検知していない場合)にはステップS107に進む。なお、電源が投入された直後で未だ上記所定の値(9V)に達しない場合にもステップS103に戻り、供給電圧がその所定の値以上になるまで、ステップS105は繰り返し実行される。
ステップS107では、初期設定2を行う。この初期設定2では、後述する主制御部タイマ割込処理を定期毎に実行するための周期を決める数値をタイマ回路312に設定する処理、I/O310の所定のポート(例えば試験用出力ポート、第1副制御部400への出力ポート)からクリア信号を出力する処理、RAM308への書き込みを許可する設定等を行う。
ステップS109では、電源の遮断前(電断前)の状態に復帰するか否かの判定を行い、電断前の状態に復帰しない場合(主制御部300の基本回路302を初期状態にする場合)には初期化処理(ステップS113)に進む。
具体的には、最初に、図2に示す電源基板182に設けたRAMクリアスイッチ180を遊技店の店員などが操作した場合に送信されるRAMクリア信号がオン(操作があったことを示す)であるか否か、すなわちRAMクリアが必要であるか否かを判定し、RAMクリア信号がオンの場合(RAMクリアが必要な場合)には、基本回路302を初期状態にすべくステップS113に進む。一方、RAMクリア信号がオフの場合(RAMクリアが必要でない場合)には、RAM308に設けた電源ステータス記憶領域に記憶した電源ステータスの情報を読み出し、この電源ステータスの情報がサスペンドを示す情報であるか否かを判定する。そして、電源ステータスの情報がサスペンドを示す情報でない場合には、基本回路302を初期状態にすべくステップS113に進み、電源ステータスの情報がサスペンドを示す情報である場合には、RAM308の所定の領域(例えば全ての領域)に記憶している1バイトデータを初期値が0である1バイト構成のレジスタに全て加算することによりチェックサムを算出し、算出したチェックサムの結果が特定の値(例えば0)であるか否か(チェックサムの結果が正常であるか否か)を判定する。そして、チェックサムの結果が特定の値(例えば0)の場合(チェックサムの結果が正常である場合)には電断前の状態に復帰すべくステップS111に進み、チェックサムの結果が特定の値(例えば0)以外である場合(チェックサムの結果が異常である場合)には、パチンコ機100を初期状態にすべくステップS113に進む。同様に電源ステータスの情報が「サスペンド」以外の情報を示している場合にもステップS113に進む。
ステップS111では、復電時処理を行う。この復電時処理では、電断時にRAM308に設けられたスタックポインタ退避領域に記憶しておいたスタックポインタの値を読み出し、スタックポインタに再設定(本設定)する。また、電断時にRAM308に設けられたレジスタ退避領域に記憶しておいた各レジスタの値を読み出し、各レジスタに再設定した後、割込許可の設定を行う。以降、CPU304が、再設定後のスタックポインタやレジスタに基づいて制御プログラムを実行する結果、パチンコ機100は電源断時の状態に復帰する。すなわち、電断直前にタイマ割込処理(後述)に分岐する直前に行った(ステップS115内の所定の)命令の次の命令から処理を再開する。また、図2に示す主制御部300における基本回路302に搭載されているRAM308には、送信情報記憶領域が設けられている。このステップS111では、その送信情報記憶領域に、復電コマンドをセットする。この復電コマンドは、電源断時の状態に復帰したことを表すコマンドであり、後述する、主制御部300のタイマ割込処理におけるステップS233において、第1副制御部400へ送信される。
ステップS113では、初期化処理を行う。この初期化処理では、割込禁止の設定、スタックポインタへのスタック初期値の設定(本設定)、RAM308の全ての記憶領域の初期化などを行う。さらにここで、主制御部300のRAM308に設けられた送信情報記憶領域に正常復帰コマンドをセットする。この正常復帰コマンドは、主制御部300の初期化処理(ステップS113)が行われたことを表すコマンドであり、復電コマンドと同じく、主制御部300のタイマ割込処理におけるステップS233において、第1副制御部400へ送信される。
ステップS115では、割込禁止の設定を行った後、基本乱数初期値更新処理を行う。この基本乱数初期値更新処理では、普図当選乱数カウンタ、および特図乱数値カウンタの初期値をそれぞれ生成するための2つの初期値生成用乱数カウンタを更新する。例えば、普図当選乱数値として取り得る数値範囲が0〜20とすると、RAM308に設けた普図当選乱数値を生成するための乱数カウンタ記憶領域から値を取得し、取得した値に1を加算してから元の乱数カウンタ記憶領域に記憶する。このとき、取得した値に1を加算した結果が21であれば0を元の乱数カウンタ記憶領域に記憶する。他の初期値生成用乱数カウンタ、乱数カウンタもそれぞれ同様に更新する。主制御部300は、所定の周期ごとに開始するタイマ割込処理を行っている間を除いて、このステップS115の処理を繰り返し実行する。
<主制御部タイマ割込処理>
次に、図7を用いて、主制御部300のCPU304が実行する主制御部タイマ割込処理について説明する。なお、同図は主制御部タイマ割込処理の流れを示すフローチャートである。
図4に示す主制御部300は、所定の周期(本実施形態では約4msに1回)でタイマ割込信号を発生するタイマ回路312を備えており、このタイマ割込信号を契機として主制御部タイマ割込処理を所定の周期で開始する。
ステップS201では、タイマ割込開始処理を行う。このタイマ割込開始処理では、CPU304の各レジスタの値をスタック領域に一時的に退避する処理などを行う。
ステップS203では、WDT314のカウント値が初期設定値(本実施形態では32.8ms)を超えてWDT割込が発生しないように(処理の異常を検出しないように)、WDT314を定期的に(本実施形態では、主制御部タイマ割込の周期である約2msに1回)リスタートを行う。
ステップS205では、入力ポート状態更新処理を行う。この入力ポート状態更新処理では、I/O310の入力ポートを介して、各種の球検出センサを含む図4に示す各種センサ320の検出信号を入力して検出信号の有無を監視し、RAM308に各種センサ320ごとに区画して設けた信号状態記憶領域に記憶する。球検出センサの検出信号を例にして説明すれば、前々回のタイマ割込処理(約4ms前)で検出した各々の球検出センサの検出信号の有無の情報を、RAM308に各々の球検出センサごとに区画して設けた前回検出信号記憶領域から読み出し、この情報をRAM308に各々の球検出センサごとに区画して設けた前々回検出信号記憶領域に記憶し、前回のタイマ割込処理(約2ms前)で検出した各々の球検出センサの検出信号の有無の情報を、RAM308に各々の球検出センサごとに区画して設けた今回検出信号記憶領域から読み出し、この情報を上述の前回検出信号記憶領域に記憶する。また、今回検出した各々の球検出センサの検出信号を、上述の今回検出信号記憶領域に記憶する。
また、ステップS205では、上述の前々回検出信号記憶領域、前回検出信号記憶領域、および今回検出信号記領域の各記憶領域に記憶した各々の球検出センサの検出信号の有無の情報を比較し、各々の球検出センサにおける過去3回分の検出信号の有無の情報が入賞判定パターン情報と一致するか否かを判定する。一個の遊技球が一つの球検出センサを通過する間に、約2msという非常に短い間隔で起動を繰り返すこの主制御部タイマ割込処理は何回か起動する。このため、主制御部タイマ割込処理が起動する度に、上述のステップS205では、同じ遊技球が同じ球検出センサを通過したことを表す検出信号を確認することになる。この結果、上述の前々回検出信号記憶領域、前回検出信号記憶領域、および今回検出信号記憶領域それぞれに、同じ遊技球が同じ球検出センサを通過したことを表す検出信号が記憶される。すなわち、遊技球が球検出センサを通過し始めたときには、前々回検出信号無し、前回検出信号有り、今回検出信号有りになる。本実施形態では、球検出センサの誤検出やノイズを考慮して、検出信号無しの後に検出信号が連続して2回記憶されている場合には、入賞があったと判定する。図4に示す主制御部300のROM306には、入賞判定パターン情報(本実施形態では、前々回検出信号無し、前回検出信号有り、今回検出信号有りであることを示す情報)が記憶されている。このステップS205では、各々の球検出センサにおいて過去3回分の検出信号の有無の情報が、予め定めた入賞判定パターン情報(本実施形態では、前々回検出信号無し、前回検出信号有り、今回検出信号有りであることを示す情報)と一致した場合に、一般入賞口226、可変入賞口234、第1特図始動口230、および第2特図始動口232への入球、または普図始動口228の通過があったと判定する。すなわち、これらの入賞口234,226やこれらの始動口230,232,228への入賞があったと判定する。例えば、第1特図始動口230への入球を検出する第1始動口センサにおいて過去3回分の検出信号の有無の情報が上述の入賞判定パターン情報と一致した場合には、第1特図始動口230へ入賞があった、すなわち所定領域を通過する遊技媒体を検出したと判定し、以降の第1特図始動口230への入賞に伴う処理を行うが、過去3回分の検出信号の有無の情報が上述の入賞判定パターン情報と一致しなかった場合には、以降の第1特図始動口230への入賞に伴う処理を行わずに後続の処理に分岐する。なお、主制御部300のROM306には、入賞判定クリアパターン情報(本実施形態では、前々回検出信号有り、前回検出信号無し、今回検出信号無しであることを示す情報)が記憶されている。入賞が一度あったと判定した後は、各々の球検出センサにおいて過去3回分の検出信号の有無の情報が、その入賞判定クリアパターン情報に一致するまで入賞があったとは判定せず、入賞判定クリアパターン情報に一致すれば、次からは上記入賞判定パターン情報に一致するか否かの判定を行う。
ステップS207およびステップS209では、基本乱数初期値更新処理および基本乱数更新処理を行う。これらの基本乱数初期値更新処理および基本乱数更新処理では、上記ステップS115で行った初期値生成用乱数カウンタの値の更新を行い、次に主制御部300で使用する、普図当選乱数値および特図乱数値それぞれを生成するための乱数カウンタを更新する。例えば、普図当選乱数値として取り得る数値範囲が0〜100とすると、RAM308に設けた普図当選乱数値を生成するための乱数カウンタ記憶領域から値を取得し、取得した値に1を加算してから元の乱数カウンタ記憶領域に記憶する。このとき、取得した値に1を加算した結果が101であれば0を元の乱数カウンタ記憶領域に記憶する。また、取得した値に1を加算した結果、乱数カウンタが一周していると判定した場合にはそれぞれの乱数カウンタに対応する初期値生成用乱数カウンタの値を取得し、乱数カウンタの記憶領域にセットする。例えば、0〜100の数値範囲で変動する普図当選乱数値生成用の乱数カウンタから値を取得し、取得した値に1を加算した結果が、RAM308に設けた所定の初期値記憶領域に記憶している前回設定した初期値と等しい値(例えば7)である場合に、普図当選乱数値生成用の乱数カウンタに対応する初期値生成用乱数カウンタから値を初期値として取得し、普図当選乱数値生成用の乱数カウンタにセットすると共に、普図当選乱数値生成用の乱数カウンタが次に1周したことを判定するために、今回設定した初期値を上述の初期値記憶領域に記憶しておく。また、普図当選乱数値生成用の乱数カウンタが次に1周したことを判定するための上述の初期値記憶領域とは別に、特図乱数生成用の乱数カウンタが1周したことを判定するための初期値記憶領域をRAM308に設けている。
ステップS211では、演出乱数更新処理を行う。この演出乱数更新処理では、主制御部300で使用する演出用乱数値を生成するための乱数カウンタを更新する。
ステップS213では、タイマ更新処理を行う。このタイマ更新処理では、普通図柄表示装置210に図柄を変動・停止表示する時間を計時するための普図表示図柄更新タイマ、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214に図柄を変動・停止表示する時間を計時するための特図表示図柄更新タイマ、所定の入賞演出時間、所定の開放時間、所定の閉鎖時間、所定の終了演出期間などを計時するためのタイマなどを含む各種タイマを更新する。
ステップS215では、入賞口カウンタ更新処理を行う。この入賞口カウンタ更新処理では、入賞口234,226や始動口230,232に入賞があった場合に、RAM308に各入賞口ごと、あるいは各始動口ごとに設けた賞球数記憶領域の値を読み出し、1を加算して、元の賞球数記憶領域に設定する。
また、ステップS217では、入賞受付処理を行う。入賞受付処理では、所定の条件が満足されていれば、複数種類の始動情報を取得する。ここで取得された複数種類の始動情報は、RAM308に設けた始動情報記憶部の、入賞順(保留順)に応じた空いている領域に、1セットの始動情報として記憶される。
ステップS217に続いて実行されるステップS219では、払出要求数送信処理を行う。図4に示す払出制御部600に出力する出力予定情報および払出要求情報は1バイトで構成しており、ビット7にストローブ情報(オンの場合、データをセットしていることを示す)、ビット6に電源投入情報(オンの場合、電源投入後一回目のコマンド送信であることを示す)、ビット4〜5に暗号化のための今回加工種別(0〜3)、およびビット0〜3に暗号化加工後の払出要求数を示すようにしている。
ステップS221では、普図状態更新処理を行う。この普図状態更新処理は、普図の状態に対応する複数の処理のうちの1つの処理を行う。例えば、普図変動表示の途中(上述する普図表示図柄更新タイマの値が1以上)における普図状態更新処理では、普通図柄表示装置210を構成する7セグメントLEDの点灯と消灯を繰り返す点灯・消灯駆動制御を行う。この制御を行うことで、普通図柄表示装置210は普図の変動表示(普図変動遊技)を行う。
また、普図変動表示時間が経過したタイミング(普図表示図柄更新タイマの値が1から0になったタイミング)における普図状態更新処理では、当りフラグがオンの場合には、当り図柄の表示態様となるように普通図柄表示装置210を構成する7セグメントLEDの点灯・消灯駆動制御を行い、当りフラグがオフの場合には、ハズレ図柄の表示態様となるように普通図柄表示装置210を構成する7セグメントLEDの点灯・消灯駆動制御を行う。また、主制御部300のRAM308には、普図状態更新処理に限らず各種の処理において各種の設定を行う設定領域が用意されている。ここでは、上記点灯・消灯駆動制御を行うとともに、その設定領域に普図停止表示中であることを示す設定を行う。この制御を行うことで、普通図柄表示装置210は、当り図柄(図5(c)に示す普図A)およびハズレ図柄(図5(c)に示す普図B)いずれか一方の図柄の確定表示を行う。さらにその後、所定の停止表示期間(例えば500m秒間)、その表示を維持するためにRAM308に設けた普図停止時間管理用タイマの記憶領域に停止期間を示す情報を設定する。この設定により、確定表示された図柄が所定期間停止表示され、普図変動遊技の結果が遊技者に報知される。
また、普図変動遊技の結果が当りであれば、後述するように、普図当りフラグがオンされる。この普図当りフラグがオンの場合には、所定の停止表示期間が終了したタイミング(普図停止時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)における普図状態更新処理では、RAM308の設定領域に普図作動中を設定するとともに、所定の開放期間(例えば2秒間)、第2特図始動口232の羽根部材2321の開閉駆動用のソレノイド(332)に、羽根部材2321を開放状態に保持する信号を出力するとともに、RAM308に設けた羽根開放時間管理用タイマの記憶領域に開放期間を示す情報を設定する。
また、所定の開放期間が終了したタイミング(羽根開放時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する普図状態更新処理では、所定の閉鎖期間(例えば500m秒間)、羽根部材2321の開閉駆動用のソレノイド(332)に、羽根部材2321を閉鎖状態に保持する信号を出力するとともに、RAM308に設けた羽根閉鎖時間管理用タイマの記憶領域に閉鎖期間を示す情報を設定する。
また、所定の閉鎖期間が終了したタイミング(羽根閉鎖時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する普図状態更新処理では、RAM308の設定領域に普図非作動中を設定する。さらに、普図変動遊技の結果がハズレであれば、後述するように、普図ハズレフラグがオンされる。この普図ハズレフラグがオンの場合には、上述した所定の停止表示期間が終了したタイミング(普図停止時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)における普図状態更新処理でも、RAM308の設定領域に普図非作動中を設定する。普図非作動中の場合における普図状態更新処理では、何もせずに次のステップS223に移行するようにしている。
ステップS223では、普図関連抽選処理を行う。この普図関連抽選処理では、普図変動遊技および第2特図始動口232の開閉制御を行っておらず(普図の状態が非作動中)、且つ、保留している普図変動遊技の数が1以上である場合に、上述の乱数値記憶領域に記憶している普図当選乱数値に基づいた乱数抽選により普図変動遊技の結果を当選とするか、不当選とするかを決定する当り判定をおこない、当選とする場合にはRAM308に設けた当りフラグにオンを設定する。不当選の場合には、当りフラグにオフを設定する。なお、当り判定の結果に関わらず、所定の乱数カウンタの値を普図タイマ乱数値として取得し、取得した普図タイマ乱数値に基づいて複数の変動時間のうちから普図表示装置210に普図を変動表示する時間を1つ選択し、この変動表示時間を、普図変動表示時間として、RAM308に設けた普図変動時間記憶領域に記憶する。なお、保留している普図変動遊技の数は、RAM308に設けた普図保留数記憶領域に記憶するようにしており、当り判定をするたびに、保留している普図変動遊技の数から1を減算した値を、この普図保留数記憶領域に記憶し直すようにしている。また当り判定に使用した乱数値を消去する。
続いて、特図先読み処理(ステップS224)が実行される。特図先読み処理の詳細については後述する。次いで、特図1および特図2それぞれについての特図状態更新処理を行うが、最初に、特図2についての特図状態更新処理(特図2状態更新処理)を行う(ステップS225)。この特図2状態更新処理では、特図2の状態に応じて、次の複数の処理のうちの1つの処理を行う。
例えば、特図2変動表示の途中(上述の特図2表示図柄更新タイマの値が1以上)における特図2状態更新処理では、特図2表示装置214を構成する7セグメントLEDの点灯と消灯を繰り返す点灯・消灯駆動制御を行う。この制御を行うことで、特図2表示装置214は特図2の変動表示(特図2変動遊技)を行う。また、コマンド設定送信処理(ステップS233)で回転開始設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶してから処理を終了する。
また、主制御部300のRAM308には、15R大当りフラグ、5R大当りフラグ、2R大当りフラグ、小当りフラグ、はずれフラグ、特図確率変動フラグ、および普図確率変動フラグ等のフラグが用意されている。これらのフラグは、後述する特図2関連抽選処理において、決定した停止図柄に基づいてオンまたはオフに設定される。特図2変動表示時間が経過したタイミング(特図2表示図柄更新タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する特図2状態更新処理では、例えば、15R大当りフラグはオン、特図確率変動フラグもオン、普図確率変動フラグもオンの場合には図5(a)に示す特図a、特図b、特図c、特図dのいずれか、2R大当りフラグはオン、特図確率変動フラグはオフ、普図確率変動フラグはオンの場合には特図e、ハズレフラグがオンの場合には特図fそれぞれの態様となるように、特図2表示装置214を構成する7セグメントLEDの点灯・消灯駆動制御を行い、RAM308の設定領域に特図2停止表示中であることを表す設定を行う。この制御を行うことで、特図2表示装置214は、15R特別大当り図柄(特図a,特図b,特図c,特図d)、2R通常大当り図柄(特図e)、ハズレ図柄(特図f)のいずれか一つの図柄の確定表示を行う。
さらにその後、所定の停止表示期間(例えば500ms)その表示を維持するために、RAM308に設けた特図2停止時間管理用タイマの記憶領域に停止期間を示す情報を設定する。この設定により、確定表示された特図2が所定期間停止表示され、特図2変動遊技の結果が遊技者に報知される。また、RAM308に設けられた時短回数記憶部に記憶された時短回数が1以上であれば、その時短回数から1を減算し、減算結果が1から0となった場合は、特図確率変動中でなければ、時短フラグをオフにする。さらに、大当り遊技中(特別遊技状態中)にも、時短フラグをオフにする。
また、コマンド設定送信処理(ステップS233)で回転停止設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶するとともに、変動表示を停止する図柄が特図2であることを示す特図2識別情報を、後述するコマンドデータに含める情報としてRAM308に追加記憶してから処理を終了する。
また、特図2変動遊技の結果が大当りであれば、大当りフラグがオンにされる。大当りフラグがオンの場合には、所定の停止表示期間が終了したタイミング(特図2停止時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)における特図2状態更新処理では、RAM308の設定領域に特図2作動中を設定するとともに、所定の入賞演出期間(例えば3秒間)すなわち装飾図柄表示装置208による大当りを開始することを遊技者に報知する画像を表示している期間待機するために、RAM308に設けた特図2待機時間管理用タイマの記憶領域に入賞演出期間を示す情報を設定する。また、コマンド設定送信処理(ステップS233)で入賞演出設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶する。
また、所定の入賞演出期間が終了したタイミング(特図2待機時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する特図2状態更新処理では、所定の開放期間(例えば29秒間、または可変入賞口234に所定球数(例えば10球)の遊技球の入賞を検出するまで)可変入賞口234の扉部材の開閉駆動用のソレノイド(各種ソレノイド332の一部)に、扉部材を開放状態に保持する信号を出力するとともに、RAM308に設けた扉開放時間管理用タイマの記憶領域に開放期間を示す情報を設定する。また、コマンド設定送信処理(ステップS233)で大入賞口開放設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶する。
また、所定の開放期間が終了したタイミング(扉開放時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する特図2状態更新処理では、所定の閉鎖期間(例えば1.5秒間)可変入賞口234の扉部材の開閉駆動用のソレノイド(各種ソレノイド332の一部)に、扉部材を閉鎖状態に保持する信号を出力するとともに、RAM308に設けた扉閉鎖時間管理用タイマの記憶領域に閉鎖期間を示す情報を設定する。また、コマンド設定送信処理(ステップS233)で大入賞口閉鎖設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶する。
また、扉部材の開放・閉鎖制御を所定回数(本例示形態では、15ラウンド、5ラウンド又は2ラウンド)繰り返し、終了したタイミングで開始する特図2状態更新処理では、所定の終了演出期間(例えば3秒間)すなわち装飾図柄表示装置208による大当りを終了することを遊技者に報知する画像を表示している期間待機するように設定するために、RAM308に設けた演出待機時間管理用タイマの記憶領域に演出待機期間を示す情報を設定する。また、普図確率変動フラグがオンに設定されていれば、この大当り遊技の終了と同時に、RAM308に設けられた時短回数記憶部に時短回数(例えば、100回)をセットするともに、RAM308に設けられた時短フラグをオンにする。なお、その普図確率変動フラグがオフに設定されていれば、時短回数記憶部に時短回数をセットすることもなく、また時短フラグをオンにすることもない。
ここにいう時短とは、特図変動遊技における大当りを終了してから、次の大当りを開始するまでの時間を短くするため、パチンコ機が遊技者にとって有利な状態になることをいう。時短フラグがオンに設定されていると、普図高確率状態(普図確変)である。普図高確率状態では普図低確率状態に比べて、普図変動遊技で当りになる確率が高い。また、普図高確率状態の方が、普図低確率状態に比べて普図変動遊技の変動時間は短くなる(普図変短)。さらに、普図高確率状態では普図低確率状態に比べて、特図2始動口232の一対の羽根部材2321の1回の開放における開放時間が長くなり易い(電チュー開延)。加えて、普図高確率状態では普図低確率状態に比べて、一対の羽根部材2321は多く開き易い。これらの普図確変、普図変短、電チュー開延のいずれかが設定される状態を電サポ(電動チューリップによる始動口入賞サポート)状態という。
また、上述のごとく、時短フラグは、大当り遊技中(特別遊技状態中)にはオフに設定される。したがって、大当り遊技中には、普図低確率状態が維持される。これは、大当り遊技中に普図高確率状態であると、大当り遊技中に可変入賞口234に所定の個数、遊技球が入球するまでの間に特図2始動口232に多くの遊技球が入球し、大当り中に獲得することができる遊技球の数が多くなってしまい射幸性が高まってしまうという問題があり、これを解決するためのものである。
さらに、コマンド設定送信処理(ステップS233)で終了演出設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶する。
また、所定の終了演出期間が終了したタイミング(演出待機時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する特図2状態更新処理では、RAM308の設定領域に特図2非作動中を設定する。
さらに、特図2変動遊技の結果がはずれであれば、はずれフラグがオンにされる。このはずれフラグがオンの場合には、上述した所定の停止表示期間が終了したタイミング(特図2停止時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)における特図2状態更新処理でも、RAM308の設定領域に特図2非作動中を設定する。特図2非作動中の場合における特図2状態更新処理では、何もせずに次のステップS227に移行するようにしている。
続いて、特図1についての特図状態更新処理(特図1状態更新処理)を行う(ステップS227)。この特図1状態更新処理では、特図1の状態に応じて、上述の特図2状態更新処理で説明した各処理を行う。この特図1状態更新処理で行う各処理は、上述の特図2状態更新処理で説明した内容の「特図2」を「特図1」と読み替えた処理と同一であるため、その説明は省略する。なお、特図2状態更新処理と特図1状態更新処理の順番は逆でもよい。
ステップS225およびステップS227における特図状態更新処理が終了すると、今度は、特図1および特図2それぞれについての特図関連抽選処理を行う。ここでも先に、特図2についての特図関連抽選処理(特図2関連抽選処理)を行い(ステップS229)、その後で、特図1についての特図関連抽選処理(特図1関連抽選処理)を行う(ステップS231)。特図2関連抽選処理は、特図1および特図2の変動遊技を行っておらず、特図1および特図2の状態がいずれも非作動中であり、かつ保留している特図2変動遊技の数が1以上であることを開始条件として、特図2乱数値記憶領域内の最先の特図2当選乱数値および特図2乱数値を用いて実行される。特図1関連抽選処理は、特図1および特図2の変動遊技を行っておらず、特図1および特図2の状態がいずれも非作動中であり、かつ保留している特図1変動遊技の数が1以上であることを開始条件として、特図1乱数値記憶領域内の最先の特図1当選乱数値および特図1乱数値を用いて実行される。
これらの特図関連抽選処理についても、主制御部300が特図2関連抽選処理を特図1関連抽選処理よりも先に行うことで、特図2変動遊技の開始条件と、特図1変動遊技の開始条件が同時に成立した場合でも、特図2変動遊技が先に変動中となるため、特図1変動遊技は変動を開始しない。また、特図2変動遊技の保留数が1以上の場合には、特図1変動遊技の保留に関する抽選処理や変動遊技は行われない。また、装飾図柄表示装置208による、特図変動遊技の当否判定の結果の報知は、第1副制御部400によって行われ、特図2始動口232への入賞に基づく抽選の抽選結果の報知が、特図1始動口230への入賞に基づく抽選の抽選結果の報知よりも優先して行われる。本例示形態では、有利度の高い特図変動遊技(本例では特図2変動遊技)が有利度の低い特図変動遊技(本例では特図1変動遊技)よりも優先して行われる。このため、遊技状態の有利度に差を持たせ易くなる場合がある。
ステップS229の特図2関連抽選処理の場合には、主制御部300は、特図2乱数値記憶領域内の最先の(最も過去に記憶された)保留位置から特図2始動情報(特図2当選乱数値および特図2乱数値の組)を取得し、取得した特図2始動情報内の特図2当選乱数値およびRAM308内の特図確率変動フラグの値などに基づいて、ROM306に記憶された当否判定用テーブルを用いて大当りとするか、小当りとするか、あるいははずれとするかの決定(当否判定)を行う。次いで、主制御部300は、取得した特図2始動情報内の特図2乱数値および決定した当否判定結果などに基づいて、ROM306に記憶された特図決定用テーブルを用いて特図2の変動表示後に停止表示する図柄(停止図柄)の決定を行う。次いで、主制御部300は、例えば、決定した当否判定結果、停止図柄、当該当否判定時の特図2保留数、取得した特図変動時間決定用乱数値等に基づいて、ROM306に記憶された各種テーブルを用いて特図2の変動表示時間(タイマ番号)の決定を行う。
主制御部300は、特図2乱数値記憶領域から最先の特図2始動情報を取り出した後、当該最先の特図2始動情報を特図2乱数値記憶領域から消去するとともに、特図2保留数記憶領域の特図2保留数を1減算する。このとき、特図2乱数値記憶領域から取り出した特図2始動情報をRAM308に設けた一時領域に記憶し、この一時領域に記憶している特図2始動情報に基づいて上述の決定を行うようにしてもよい。
以上のような特図2関連抽選処理(ステップS229)の後に、特図1関連抽選処理(ステップS231)が同様にして行われる。なお、特図1関連抽選処理と特図2関連抽選処理の順番は逆でもよい。
以上の説明では、有利度の高い特図2変動遊技が有利度の低い特図1変動遊技よりも優先して開始され、特図2の保留が特図1の保留よりも優先して消化される特図2優先変動を例に挙げたが、有利度の低い特図1変動遊技が有利度の高い特図2変動遊技よりも優先して開始され、特図1の保留が特図2の保留よりも優先して消化される特図1優先変動であってもよい。また、有利度の高い特図2変動遊技および有利度の低い特図1変動遊技のいずれを優先することもなく、特図1および特図2それぞれの保留に係る特図変動遊技を始動口入賞順に開始する始動口入賞順変動であってもよい。始動口入賞順変動では、保留の上限数が特図1および特図2に関わらず8つになるため、特図1および特図2のそれぞれにおいて保留の上限数が4つとなる優先変動と比較して、保留数の上限を上げることができる場合がある。
また以上の説明では、一方の特図の状態に応じて他方の特図の保留に関する抽選処理や変動遊技を行わないものとしたが、これに限定されるものではなく、前述の特図状態更新処理および特図関連抽選処理を特図1および特図2でそれぞれ独立して行うことで、複数の特図を同時に変動させるように構成してもよい。また、このように複数の特図を同時に変動させる場合には、装飾図柄表示装置208にそれぞれの特図の抽選結果を表示する複数の領域を設けるか、またはそれぞれの特図の抽選結果を表示する複数の装飾図柄表示装置を設けて、それぞれの抽選結果を別箇に表示しても良いし、1の表示が複数の特図の抽選結果を表示するように構成していても良い。また、複数の特図に関する変動が同時に行われている場合に、先に変動を停止した特図の抽選結果が後に変動を停止する特図の抽選結果に影響を与えても良い。
ステップS231の次のステップS233では、コマンド設定送信処理を行う。このコマンド設定送信処理では、各種のコマンドが第1副制御部400に送信される。なお、第1副制御部400に送信する出力予定情報は例えば16ビットで構成しており、ビット15はストローブ情報(オンの場合、データをセットしていることを示す)、ビット11〜14はコマンド種別(本例示形態では、基本コマンド、図柄変動開始コマンド、図柄変動停止コマンド、入賞演出開始コマンド、終了演出開始コマンド、大当りラウンド数指定コマンド、復電コマンド、RAMクリアコマンド、先読み結果情報コマンドなどコマンドの種類を特定可能な情報)、ビット0〜10はコマンドデータ(コマンド種別に対応する所定の情報)で構成している。
具体的には、ストローブ情報は上述のコマンド送信処理でオンまたはオフになるようにしている。また、コマンド種別が図柄変動開始(回転開始)コマンドの場合であればコマンドデータに、各種大当りフラグ、小当りフラグ、はずれフラグ、特図確率変動フラグの値、特図関連抽選処理で選択したタイマ番号などを示す情報を含み、図柄変動停止(回転停止)コマンドの場合であれば、各種大当りフラグ、小当りフラグ、はずれフラグ、特図確率変動フラグの値などを含み、入賞演出開始コマンドおよび終了演出開始コマンドの場合であれば、特図確率変動フラグの値などを含み、大当りラウンド数指定コマンドの場合であれば特図確率変動フラグの値、大当りラウンド数などを含むようにしている。コマンド種別が基本コマンドを示す場合は、コマンドデータにデバイス情報、特図1始動口230への入賞の有無、特図2始動口232への入賞の有無、可変入賞口234、235への入賞の有無などを含む。先読み結果情報コマンドの場合であれば、特図1および特図2の種別、後述する先読み数記憶領域に記憶された先読み数、先読み結果記憶部に記憶された停止図柄等の情報をコマンドデータに含む。
また、上述の回転開始設定送信処理では、コマンドデータに、RAM308に記憶している、各種大当りフラグ、小当りフラグ、はずれフラグ、特図確率変動フラグの値、特図1関連抽選処理および特図2関連抽選処理で選択したタイマ番号、保留している特図1変動遊技または特図2変動遊技の数などを示す情報を設定する。上述の回転停止設定送信処理では、コマンドデータに、RAM308に記憶している、各種大当りフラグ、小当りフラグ、はずれフラグ、特図確率変動フラグの値などを示す情報を設定する。
上述の入賞演出設定送信処理では、コマンドデータに、RAM308に記憶している、入賞演出期間中に装飾図柄表示装置208・各種ランプ418・スピーカ120に出力する演出制御情報、特図確率変動フラグの値、保留している特図1変動遊技または特図2変動遊技の数などを示す情報を設定する。上述の終了演出設定送信処理では、コマンドデータに、RAM308に記憶している、演出待機期間中に装飾図柄表示装置208・各種ランプ418・スピーカ120に出力する演出制御情報、特図確率変動フラグの値、保留している特図1変動遊技または特図2変動遊技の数などを示す情報を設定する。上述の大入賞口開放設定送信処理では、コマンドデータに、RAM308に記憶している大当りラウンド数、特図確率変動フラグの値、保留している特図1変動遊技または特図2変動遊技の数などを示す情報を設定する。上述の大入賞口閉鎖設定送信処理では、コマンドデータに、RAM308に記憶している大当りラウンド数、特図確率変動フラグの値、保留している特図1変動遊技または特図2変動遊技の数などを示す情報を設定する。
また、このステップS233では一般コマンド特図保留増加処理も行われる。この一般コマンド特図保留増加処理では、コマンドデータにRAM308の送信用情報記憶領域に記憶している特図識別情報(特図1または特図2を示す情報)、予告情報(事前予告情報、偽事前予告情報、または事前予告無情報のいずれか)を設定する。
第1副制御部400では、受信した出力予定情報に含まれるコマンド種別により、主制御部300における遊技制御の変化に応じた演出制御の決定が可能になるとともに、出力予定情報に含まれているコマンドデータの情報に基づいて、演出制御内容を決定することができるようになる。
ステップS233の次のステップS235では、外部出力信号設定処理を行う。この外部出力信号設定処理では、RAM308に記憶している遊技情報を、情報出力回路336を介してパチンコ機100とは別体の情報入力回路350に出力する。
ステップS235の次のステップS237では、デバイス監視処理を行う。このデバイス監視処理では、ステップS205において信号状態記憶領域に記憶した各種センサの信号状態を読み出して、所定のエラーの有無、例えば前面枠扉開放エラーの有無または下皿満タンエラーの有無などを監視する。前面枠扉開放エラーまたは下皿満タンエラーを検出した場合には、第1副制御部400に送信すべき送信情報に、前面枠扉開放エラーの有無または下皿満タンエラーの有無を示すデバイス情報を設定する。また、各種ソレノイド332を駆動して特図2始動口232や、可変入賞口234の開閉を制御したり、駆動回路324、326、330を介して普図表示装置210、特図1表示装置212、特図2表示装置214、各種状態表示部328などに出力する表示データを、I/O310の出力ポートに設定する。また、払出要求数送信処理(ステップS219)で設定した出力予定情報をI/O310の出力ポートを介して払出制御部600に出力する。
ステップS237の次のステップS239では、低電圧信号がオンであるか否かを監視する。そして、低電圧信号がオンの場合(電源の遮断を検知した場合)にはステップS243に進み、低電圧信号がオフの場合(電源の遮断を検知していない場合)にはステップS241に進む。ステップS241では、タイマ割込終了処理を行う。このタイマ割込終了処理では、ステップS201で一時的に退避した各レジスタの値を元の各レジスタに設定したり、割込許可の設定などを行い、その後、図6に示す主制御部メイン処理に復帰する。一方、ステップS243では、復電時に電断時の状態に復帰するための特定の変数やスタックポインタを復帰データとしてRAM308の所定の領域に退避し、入出力ポートの初期化等の電断処理を行い、その後、HALT状態となる。
図8は、主制御部タイマ割込処理の特図先読み処理(ステップS224)の流れの一例を示すフローチャートである。特図先読み処理では、主制御部300は、特図1および特図2のそれぞれにおいて増加した始動情報を先読みして、当否判定処理よりも前に停止図柄を事前判定し、事前判定結果(特図先読み結果)をRAM308内の先読み結果記憶部(図9(a)〜(c)参照)に記憶する。
ここで、RAM308内には、特図1の先読み結果を記憶する特図1用先読み結果記憶部と、特図1用先読み結果記憶部に記憶されている特図1先読み結果の数を特図1先読み数として記憶する特図1先読み数記憶領域とが設けられている。特図1用先読み結果記憶部は、本例では4個まで先読み結果を格納できるようになっている。特図1用先読み結果記憶部では、特図1先読み数が1つ減るごとに順位が最上位(最先)の特図1先読み結果のデータが消去されるとともに、残余の特図1先読み結果のデータの順位が1ずつ繰り上がるように処理される。また、特図1先読み数が1つ増えるごとに、順位が最下位(最後)の特図1先読み結果のデータの次の順位に新たな特図1先読み結果のデータが書き込まれる。
またRAM308内には、特図2の先読み結果を記憶する特図2用先読み結果記憶部と、特図2用先読み結果記憶部に記憶されている特図2先読み結果の数を特図2先読み数として記憶する特図2先読み数記憶領域とが設けられている。特図2用先読み結果記憶部は、本例では4個まで先読み結果を格納できるようになっている。特図2用先読み結果記憶部では、特図2先読み数が1つ減るごとに順位が最上位の特図2先読み結果のデータが消去されるとともに、残余の特図2先読み結果のデータの順位が1ずつ繰り上がるように処理される。また、特図2先読み数が1つ増えるごとに、順位が最下位の特図2先読み結果のデータの次の順位に新たな特図2先読み結果のデータが書き込まれる。
特図先読み処理において、まず主制御部300は、特図2の始動情報が増加しているか否かを判定する(ステップS301)。特図2の始動情報が増加しているか否かの判定は、例えば、特図2保留数記憶領域に記憶されている特図2保留数と、特図2先読み数記憶領域に記憶されている特図2先読み数とを比較して行う。主制御部300は、特図2保留数が特図2先読み数よりも大きい場合には特図2の始動情報が増加していると判定し、特図2保留数が特図2先読み数と等しい場合には特図2の始動情報は増加していないと判定する。特図2の始動情報が増加していると判定した場合にはステップS303に進み、特図2の始動情報が増加していないと判定した場合にはステップS307に進む。
ステップS303では、増加した特図2始動情報(特図2当選乱数値および特図2乱数値の組)を、特図2関連抽選処理(ステップS229)での当否判定処理よりも前に、特図2乱数値記憶領域から先読みする。そして、先読みした特図2始動情報と、例えば当否判定時に用いる当否判定用テーブルおよび特図決定用テーブルを用いて、当該始動情報に係る特図2変動遊技の停止図柄を、特図2関連抽選処理(ステップS229)での当否判定処理よりも前に事前判定する。なお、この事前判定処理は、当否判定時に用いるテーブルではなく事前判定用の特別のテーブルを用いて行ってもよい。
ステップS303の次のステップS305では、事前判定で得られた特図2先読み結果としての停止図柄情報をRAM308内の特図2用先読み結果記憶部の最先の空き領域に記憶する。その後、ステップS307に移行する。
ステップS307では、主制御部300は、特図1の始動情報が増加しているか否かを判定する。特図1の始動情報が増加しているか否かの判定は、例えば特図2と同様に、特図1保留数記憶領域に記憶されている特図1保留数と、特図1先読み数記憶領域に記憶されている特図1先読み数とを比較して行う。特図1の始動情報が増加していると判定した場合にはステップS309に進み、特図1の始動情報が増加していないと判定した場合には特図先読み処理を終了して主制御部タイマ割込処理に復帰する。
ステップS309では、RAM308内の各種フラグに基づいて、非電サポ中であるか否かを判定する。非電サポ中であると判定した場合にはステップS311に進み、非電サポ中でない(電サポ中(普図高確率状態)である)と判定した場合にはステップS315に進む。なお、本例では非電サポ中であるか否かを判定しているが、特図1先読み予告報知の実行条件を満たしているか否かを判定するようにしてもよい。例えば特図1先読み予告報知の実行条件としては、非電サポ中であること以外に、大当り遊技中でないこと等の条件が含まれる。
ステップS311では、増加した特図1始動情報(特図1当選乱数値および特図1乱数値の組)を、特図1関連抽選処理(ステップS231)での当否判定処理よりも前に、特図1乱数値記憶領域から先読みする。そして、先読みした特図1始動情報と、例えば当否判定時に用いる当否判定用テーブルおよび特図決定用テーブルを用いて、当該始動情報に係る特図1変動遊技の停止図柄を、特図1関連抽選処理(ステップS231)での当否判定処理よりも前に事前判定する。なお、この事前判定処理は、当否判定時に用いるテーブルではなく事前判定用の特別のテーブルを用いて行ってもよい。
ステップS311の次のステップS313では、事前判定で得られた特図1先読み結果としての停止図柄情報をRAM308内の特図1用先読み結果記憶部の最先の空き領域に記憶する。その後、特図先読み処理を終了して主制御部タイマ割込処理に復帰する。
ステップS315では、増加した特図1始動情報を先読みせずに、始動情報を先読みしていないことを示す「未判定」情報を、停止図柄情報に代えてRAM308内の特図1用先読み結果記憶部の最先の空き領域に記憶する。その後、特図先読み処理を終了して主制御部タイマ割込処理に復帰する。
本実施の形態では、増加した始動情報のみを先読みして事前判定しているが、全ての始動情報を先読みして事前判定するようにしてもよい。また、上述のコマンド設定送信処理(ステップS233)において、増加分の始動情報の先読み結果のみを第1副制御部400に送信してもよいし、特図1用および特図2用先読み結果記憶部内の全ての先読み結果を第1副制御部400に送信してもよい。
また、図8に示すフローチャートでは、増加した特図2の始動情報については必ず先読みを実行し、増加した特図1の始動情報については電サポ中を除き必ず先読みを実行するようになっているが、増加した特図1および特図2の始動情報を先読みするか否かを抽選で決定するようにしてもよい。あるいは、主制御部300から先読み結果を受信した第1副制御部400において、例えば保留毎に先読み報知を実行するか否かを抽選で決定するようにしてもよい。また、遊技状態(例えば、非電サポ中であるか否か)等に関わらず、始動情報が増加した場合には必ず先読みを実行して先読み結果を先読み結果記憶部に記憶するとともに、該先読み結果を第1副制御部400に送信するように構成し、該第1副制御部400が該先読み結果を用いた抽選および演出を実行するか否かを判断するように構成してもよい。
図9は、RAM308内の先読み結果記憶部に先読み結果情報等が記憶された状態を例示している。図9(a)は、特図1用先読み結果記憶部に特図1先読み結果情報が記憶された状態の一例を示している。図9(a)に示すように、特図1用先読み結果記憶部は、例えば特図1変動遊技の保留可能数と同数(本実施の形態では、4つ)の記憶領域を有している。各記憶領域は、特図1乱数値記憶領域の保留順序(保留1〜保留4)に対応付けられている。各記憶領域のそれぞれには、特図1の停止図柄情報が記憶されるようになっている。図9(a)に示す例において、記憶領域「保留1」には停止図柄情報として「特図I」(はずれ)が記憶され、記憶領域「保留2」には停止図柄情報として「特図I」(はずれ)が記憶され、記憶領域「保留3」には停止図柄情報として「特図A」(15R確変大当り)が記憶され、記憶領域「保留4」には停止図柄情報として「特図I」(はずれ)が記憶されている。
図9(b)は、特図2用先読み結果記憶部に特図2先読み結果情報が記憶された状態の一例を示している。図9(b)に示すように、特図2用先読み結果記憶部は、例えば特図2変動遊技の保留可能数と同数(本実施の形態では、4つ)の記憶領域を有している。各記憶領域は、特図2乱数値記憶領域の保留順序(保留1〜保留4)に対応付けられている。各記憶領域のそれぞれには、特図2の停止図柄情報が記憶されるようになっている。図9(b)に示す例において、記憶領域「保留1」には停止図柄情報として「特図f」(はずれ)が記憶され、記憶領域「保留2」〜「保留4」には、停止図柄情報が記憶されていない。なお、図9(b)において、停止図柄情報が記憶領域に記憶されていない状態を「なし」と表記している。
図9(c)は、電サポ中における特図1用先読み結果記憶部の例を示している。図9(c)に示すように、記憶領域「保留1」には、停止図柄情報に代えて「未判定」情報が記憶されている。記憶領域「保留2」〜「保留4」には、停止図柄情報も「未判定」情報も記憶されていない。
本実施形態では、上述した停止図柄情報の他、当否判定結果や変動タイマ番号(変動時間)、後述するタイマグループ等を事前判定し、それらの情報を先読み結果記憶部に記憶するとともに、先読み結果情報として第1副制御部400に送信することができる。
次に、図7に示される主制御部タイマ割込処理における特図2関連抽選処理(ステップS229)及び特図1関連抽選処理(ステップS231)で用いられる当否判定用テーブルについて、図10を参照しながら説明する。ここで、図10(a)は、当否判定用高確率テーブルの一例を示した図であり、図10(b)は、当否判定用低確率テーブルの一例を示した図である。特図1の当否判定を行う場合には、特図高確率状態である場合には、図10(a)に示す当否判定用高確率テーブルを参照し、特図低確率状態である場合には、図10(b)に示す当否判定用低確率テーブルを参照する。そして、参照した当否判定用テーブルの示す数値範囲と取得した乱数値とに基づいて、特図1変動遊技の当否判定結果を選択する。本実施形態では、特図1変動遊技の場合には、当否判定結果として大当り、小当り又ははずれが選択される。
また、特図2の当否判定を行う場合も同様に、特図高確率状態である場合には、図10(a)に示す当否判定用高確率テーブルを参照し、特図低確率状態である場合には、図10(b)に示す当否判定用低確率テーブルを参照する。そして、参照した当否判定用テーブルの示す数値範囲と取得した乱数値とに基づいて、特図2変動遊技の当否判定結果を選択する。本実施形態では、特図2変動遊技の場合には、当否判定結果として大当り又ははずれが選択される。
図10(c)は、小当り判定用テーブルの一例を示した図である。大当りの当否判定結果がはずれとなった場合には、図10(c)に示す小当り判定用テーブルを参照し、参照した小当り判定用テーブルの示す数値範囲と取得した乱数値とに基づいて、特図小当り抽選の当否判定結果を選択する。本実施形態では、特図当り抽選の当否判定結果(抽選結果)が特図1の場合には、当否判定結果として2000/65536の確率で小当りが選択され、63536/65536の確率でハズレが選択されるが、特図当り抽選の当否判定結果(抽選結果)が特図2の場合には、小当りが選択されることはない。
次に、図7に示される主制御部タイマ割込処理における特図2関連抽選処理(ステップS229)及び特図1関連抽選処理(ステップS231)において決定した当否判定結果などに基づいて行われる停止図柄の決定に用いられる特図決定用テーブルについて、図11を参照しながら説明する。ここで、図11(a)は特図1図柄決定用テーブルの一例を示した図であり、図11(b)は特図2図柄決定用テーブルの一例を示した図である。特図1の停止図柄を決定する場合には、図11(a)に示す特図1図柄決定用テーブルを参照し、特図1の当否結果と、乱数値の数値範囲に基づいて、特図1の停止図柄を選択する。本実施形態では、特図1の当否結果が大当りの場合には、特図A〜特図Gのうちからいずれか一つが選択され、特図1の当否判定結果が小当りの場合には、特図Hが選択され、特図1の当否結果がハズレの場合には、特図Iが選択される。
また、特図2の停止図柄を決定する場合には、図11(b)に示す特図2図柄決定用テーブルを参照し、特図2の当否結果と、乱数値の数値範囲に基づいて、特図2の停止図柄を抽選する。本実施形態では、特図2の当否結果が大当りの場合には、特図a〜特図eのうちからいずれか一つが選択され、特図2の当否結果がハズレの場合には、特図fが選択される。停止表示される図柄が決定された後、特図表示装置に停止表示される図柄データが設定される。
次に、第1副制御部400の処理について説明する。図12(a)は、第1副制御部400のCPU404が実行するメイン処理のフローチャートである。まず、図12(a)のステップS401では、各種の初期設定を行う。電源投入が行われると、まずステップS401で初期化処理が実行される。この初期化処理では、入出力ポートの初期設定や、RAM408内の記憶領域の初期化処理等を行う。
ステップS401の次のステップS403では、タイマ変数が10以上か否かを判定し、タイマ変数が10となるまでこの処理を繰り返し、タイマ変数が10以上となったときには、ステップS405の処理に移行する。ステップS405では、タイマ変数に0を代入する。
ステップS405の次のステップS407では、コマンド処理を行う。第1副制御部400のCPU404は、主制御部300からコマンドを受信したか否かを判別する。
ステップS407の次のステップS409では、演出制御処理を行う。例えば、ステップS407で新たなコマンドがあった場合には、このコマンドに対応する演出データをROM406から読み出す等の処理を行い、演出データの更新が必要な場合には演出データの更新処理を行う。
ステップS409の次のステップS411では、チャンスボタン制御処理を行う。チャンスボタン制御処理では、演出ボタン136や操作キーユニット137の操作を検出し、その検出結果に応じて、ステップS409で更新した演出データを演出ボタン136や操作キーユニット137の操作に応じた演出データに変更する処理を行う。
ステップS411の次のステップS413では、音制御処理を行う。音制御処理では、ステップS409で読み出した演出データの中に音源IC416への命令がある場合には、この命令を音源IC416に出力する。
ステップS413の次のステップS415では、ランプ制御処理を行う。ランプ制御処理では、ステップS409で読み出した演出データの中に各種ランプ442,452への命令がある場合には、この命令を遊技盤用ランプ駆動回路440及び遊技台枠用ランプ駆動回路450に出力する。
ステップS415の次のステップS417では、可動体制御処理を行う。例えば、ステップS409で読みだした演出データの中に演出可動体224及び遮蔽装置246への命令がある場合には、この命令を駆動回路422に出力する。
ステップS417の次のステップS419では、情報送信処理を行う。情報送信処理では、ステップS409で読み出した演出データの中に第2副制御部500に送信する制御コマンドがある場合には、この制御コマンドを出力する設定を行う。その後、ステップS403に戻る。
図12(b)は、第1副制御部400のCPU404が実行する第1副制御部コマンド受信割込処理(ストローブ割込処理)のフローチャートである。このコマンド受信割込処理は、第1副制御部400が主制御部300からのストローブ信号を検出した場合に実行する処理である。コマンド受信割込処理のステップS431では、主制御部300から受信したコマンドを未処理コマンドとしてRAM408に設けたコマンド記憶領域に記憶する。
図12(c)は、第1副制御部400のCPU404が実行する第1副制御部タイマ割込処理のフローチャートである。第1副制御部400は、所定の周期(本実施形態では2msに1回)でタイマ割込を発生するハードウェアタイマを備えており、このタイマ割込を契機として、タイマ割込処理を所定の周期で実行する。第1副制御部タイマ割込処理のステップS441では、第1副制御部メイン処理のステップS403において説明したRAM408のタイマ変数記憶領域の値に、1を加算して元のタイマ変数記憶領域に記憶する。したがって、ステップS403において、タイマ変数の値が10以上と判定されるのは20ms毎(2ms×10)となる。
ステップS441の次のステップS443では、第1副制御部メイン処理の情報送信処理(ステップS419)で設定された第2副制御部500への制御コマンドの送信や、その他演出用乱数値の更新処理等を行う。
次に、第2副制御部500の処理について説明する。図13(a)は、第2副制御部500の図示しないCPUが実行するメイン処理のフローチャートである。まず、図13(a)のステップS501では、各種の初期設定を行う。電源投入が行われると、まずステップS501で初期化処理が実行される。この初期化処理では、入出力ポートの初期設定や、RAM(不図示)内の記憶領域の初期化処理等を行う。
ステップS501の次のステップS503では、タイマ変数が10以上か否かを判定し、タイマ変数が10となるまでこの処理を繰り返し、タイマ変数が10以上となったときには、ステップS505の処理に移行する。ステップS505では、タイマ変数に0を代入する。
ステップS505の次のステップS507では、コマンド処理を行う。第2副制御部500のCPUは、第1副制御部400からコマンドを受信したか否かを判別する。
ステップS507の次のステップS509では、演出制御処理を行う。例えば、ステップS507で新たなコマンドがあった場合には、このコマンドに対応する演出データ(装飾図柄表示装置208による演出データ)をROM(不図示)から読み出す等の処理を行い、演出データの更新が必要な場合には演出データの更新処理を行う。
ステップS509の次のステップS511では、画像制御処理を行う。画像制御処理では、ステップS509で読み出した演出データの中にVDP516への命令がある場合には、この命令をVDP516に出力する(詳細は後述)。その後、ステップS503に戻る。
図13(b)は、第2副制御部500のCPUが実行するコマンド受信割込処理のフローチャートである。このコマンド受信割込処理は、第2副制御部500が第1副制御部400からのストローブ信号を検出した場合に実行する処理である。コマンド受信割込処理のステップS531では、第1副制御部400から受信したコマンドを未処理コマンドとしてRAMに設けたコマンド記憶領域に記憶する。
図13(c)は、第2副制御部500のCPUが実行するタイマ割込処理のフローチャートである。第2副制御部500は、所定の周期(本実施形態では2msに1回)でタイマ割込を発生するハードウェアタイマを備えており、このタイマ割込を契機として、タイマ割込処理を所定の周期で実行する。タイマ割込処理のステップS541では、第2副制御部メイン処理のステップS503において説明したRAMのタイマ変数記憶領域の値に、1を加算して元のタイマ変数記憶領域に記憶する。したがって、ステップS503において、タイマ変数の値が10以上と判定されるのは20ms毎(2ms×10)となる。ステップS541の次のステップS543では、その他演出用乱数値の更新処理等を行う。
図13(d)は、第2副制御部メイン処理のステップS511における画像制御処理のフローチャートである。ステップS551では、画像データ(後述するムービーデータやテクスチャデータ)の転送指示を行う。ここでは、CPU504は、まず、VRAM518のフレームバッファ1とフレームバッファ2の描画領域の指定をスワップする。これにより、描画領域に指定されていないフレームバッファに記憶された1フレームの画像が装飾図柄表示装置208に表示される。次に、CPU504は、VDP516のアトリビュートレジスタに、位置情報等テーブルに基づいてROM座標(ROM506の転送元アドレス)、VRAM座標(VRAM518の転送先アドレス)などを設定した後、ROM506からVRAM518への画像データの転送開始を指示する命令を設定する。VDP516は、アトリビュートレジスタに設定された命令に基づいて画像データをROM506からVRAM518に転送する。その後、VDP516は、転送終了割込信号をCPU504に対して出力する。
ステップS551の次のステップS553では、VDP516からの転送終了割込信号が入力されたか否かを判定し、転送終了割込信号が入力された場合は(ステップS553:Yes)、ステップS555に進み、そうでない場合は(ステップS553:No)、転送終了割込信号が入力されるのを待つ。
ステップS555では、演出シナリオ構成テーブルおよびアトリビュートデータなどに基づいて、パラメータ設定を行う。ここでは、CPU504は、ステップS551でVRAM518に転送した画像データに基づいてVRAM518のフレームバッファ1または2に表示画像を形成するために、表示画像を構成する画像データの情報(VRAM518の座標軸、画像サイズ、VRAM座標(配置座標)など)をVDP516に指示する。VDP516は、アトリビュートレジスタに格納された命令に基づいてアトリビュートに従ったパラメータ設定を行う。
ステップS555の次のステップS557では、描画指示を行う。この描画指示では、CPU504は、VDP516に画像の描画開始を指示する。VDP516は、CPU504の指示に従ってフレームバッファにおける画像描画を開始する。
ステップS557の次のステップS559では、画像の描画終了に基づくVDP516からの生成終了割込み信号が入力されたか否かを判定し、生成終了割込み信号が入力された場合は、(ステップS559:Yes)、ステップS561に進み、そうでない場合は(ステップS559:No)、生成終了割込み信号が入力されるのを待つ。
ステップS561では、RAM508の所定の領域に設定され、何シーンの画像を生成したかをカウントするシーン表示カウンタをインクリメント(+1)して処理を終了する。
次に、本実施形態に係るパチンコ機100に適用可能な演出装置206の構成の一例について、図14を参照しながら説明する。ここで、図14(a)は、演出装置206の第1の構成例について説明する図であり、同図(b)は、演出装置206の第2の構成例について説明する図である。
図14(a)に示す演出装置206では、装飾図柄表示装置208は、その外周部分の前面側が演出装置206を構成する装飾部材によって覆われており、一部が視認できないように構成されている。なお、装飾部材が透明によって構成され、装飾図柄表示装置208の外周部分も視認可能に構成されてもよい。また、装飾図柄表示装置208の外周部分が覆われていないようにしてもよい。また、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普図表示装置210、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220及び普図保留ランプ216については、図示を省略している。
装飾図柄表示装置208では、表示画面の下部の右側に第1ユーザーインタフェイス(UI)部280が配置され、その左側に第2UI部281が配置されている。第1UI部280には、その左側に変動アイコンh0が台座に載置された態様で表示可能とされており、変動アイコンh0が表示されている場合には図柄変動表示中であることを報知している。なお、図柄停止中の場合には、変動アイコンh0が表示されない。また、変動アイコンh0の右側には、殿様のキャラクタからなるナビキャラクタYMが表示されている。ナビキャラクタYMは、通常時には常時表示されているキャラクタであり、遊技の進行に応じて表示態様を変化させることにより、例えば、予告表示を行ったり、先読み予告表示を行ったりする。第2UI部281には、4つの保留アイコンが表示可能に台座が4つ配置された保留アイコン表示領域が形成されている。なお、ナビキャラクタYMは、常時表示されていなくてもよく、ナビキャラクタYMを用いた特定の予告や演出(例えば、先読み予告、当該図柄変動表示における予告、図柄変動表示の保留がN個貯まったときに表示される演出等)の際に表示したり、ユーザ設定によりナビキャラクタYMが表示されるように設定された際に表示されてもよい。図14(a)では、特図1の変動表示が4つ保留されているので、保留アイコン表示領域には、4つの保留アイコンh11,h12,h13,h14が表示されている。なお、変動アイコンh0及び4つの保留アイコンh11〜h14は、いずれもデフォルトの表示態様(例えば、丸形の無模様かつ白色の表示態様)で表示されているが、遊技の進行に応じて表示態様が変化する場合がある。これにより、予告表示や先読み予告表示を行うことができるようになっている。ここで、変動アイコンとは、当該図柄変動表示に対応するアイコンを示すものであってもよい。また、変動アイコンh0は、当該図柄変動表示に対応する保留(当該保留)を示していてもよい。なお、変動アイコンh0は、表示されなくてもよい。
また、装飾図柄表示装置208の表示領域の中央には、第1装飾図柄が「装飾4−装飾1−装飾7」の装飾図柄の組合せで停止表示されている。そして、装飾図柄表示装置208の表示画面の左上隅部には、第1装飾図柄よりも小さい第2装飾図柄が「装飾4−装飾1−装飾7」の装飾図柄の組合せで停止表示されている。なお、装飾図柄表示装置208に第2装飾図柄が表示されず、第1装飾図柄のみが表示されていてもよい。また、第2装飾図柄が装飾図柄表示装置208に表示されず、他の演出用表示装置(例えば、7セグやLEDやドットマトリクス表示装置等)によって表示されてもよい。なお、本実施形態では、第2装飾図柄における装飾図柄の組合せが、第1装飾図柄における装飾図柄の組合せと一致しているが、第1装飾図柄における装飾図柄の組合せと第2装飾図柄における装飾図柄の組合せの一部(1又は2の装飾図柄が一致)又は全てが不一致であってもよい。さらに、装飾図柄表示装置208の表示画面の右上隅部には、特図1及び特図2の第2保留数表示が表示されている。なお、特図1及び特図2の第2保留数表示が装飾図柄表示装置208に表示されなくてもよい。また、特図1及び特図2の第2保留数表示が装飾図柄表示装置208に表示されず、他の演出用表示装置(例えば、7セグやLEDやドットマトリクス表示装置等)によって表示されてもよい。なお、第2保留数表示は、特図1及び特図2のうちの一方の特図のみの保留数を表示してもよく、特図1及び特図2の両方の保留数を表示してもよい。
また、装飾図柄表示装置208の表示領域に背景表示が表示されており、演出や遊技状態(通常遊技状態、確変状態、隠れ確変状態、時短状態等)に対応した背景表示が表示される。なお、演出に対応する背景表示は、ユーザーによって設定可能なモードに対応する背景表示、当該図柄変動表示における予告又は先読み予告として行われる背景表示、当否判定結果に関わらない背景表示を示す。また、背景表示は、ある遊技状態(通常遊技状態、確変状態、隠れ確変状態、時短状態のうちのいずれか1つ又は2以上)において、複数種類表示される場合があってもよい。この場合において、法則性をもって変化してもよいし(例えば、背景表示A→背景表示B→背景表示C→背景表示A→・・・といったように順番に変化する等。ここで、法則性が崩れた場合は、大当り確定の予告(プレミア予告)となるようにしてもよい。)、順番は関係なくランダムに変化してもよい。
また、装飾図柄表示装置208の下方には、演出可動体の一つである家紋役物224Eが配置されており、演出内容に応じて、上下方向に移動したり、回転することができるように構成されている。なお、図14(a)に示す例では、家紋役物224Eは、初期位置に位置している。家紋役物224Eの初期位置は、装飾図柄表示装置208よりも下方となっているが、適宜の位置に設定することができる。また、家紋役物224Eには、内部にフルカラーLED等の発光手段が内蔵されており、演出内容に応じて様々な発光態様で発光することができる。
また、装飾図柄表示装置208の左右両側には、演出可動体の一つである、「大」の文字が施された第1大盤振舞役物224Ga、「盤」の文字が施された第2大盤振舞役物224Gb、「振」の文字が施された第3大盤振舞役物224Gc及び「舞」の文字が施された第4大盤振舞役物224Gdが配置されている。これらの第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdは、それぞれ、中心を軸として回転することができるとともに、装飾図柄表示装置208の中央に向かって移動することができるようになっている。このとき、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdは、装飾図柄表示装置208の前面側に位置しており、装飾図柄表示装置208の前面側にオーバーラップ可能とされている。また、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdには、内部にフルカラーLED等の発光手段が内蔵されており、演出内容に応じて様々な発光態様で発光することができる。
また、装飾図柄表示装置208の上方には、演出可動体の一つである千両箱役物224Hが配置されており、演出内容に応じて、上下方向に移動することができるように構成されている。千両箱役物224Hは、装飾図柄表示装置208よりも前側に配置されており、装飾図柄表示装置208の前面側にオーバーラップ可能とされている。また、千両箱役物224Hには、内部にフルカラーLED等の発光手段が内蔵されており、演出内容に応じて様々な発光態様で発光することができる。
これら、装飾図柄表示装置208、家紋役物224E、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gd及び千両箱役物224Hの前面側には、透明の導光板ILが配置されており、遊技者は導光板を介して装飾図柄表示装置208の表示状態や各演出可動体の動作を視認可能とされている。導光板ILは、透過領域に所定のレンズカットが施されている。導光板ILの側端部近傍の適宜位置にはLED等の発光体が設けられ、発光体からの光がレンズカット部分で前方に向けて反射することにより、透過領域が所定の模様で発光しているように見せることができるように構成されている。図14(a)に示される実施形態では、導光板ILには所定のエフェクト画像を模した模様のレンズカットが施されている。なお、導光板ILは光を照射する分の厚みよりも光を遊技者側に向けて屈折させる領域の部分の厚みのほうが薄いように構成されている。そのため、装飾図柄表示装置208の表示状態が視認しやすくなる場合がある。また、導光板ILが可動するものであってもよい。
また、本実施形態では、装飾図柄表示装置208の右側下方に、第4図柄表示装置284が設けられている。第4図柄表示装置284は、例えば、LEDの発光態様により第4図柄の表示結果を表示することが可能となっている。なお、第4図柄表示装置284をLCDやEL等の画像表示装置によって構成されてもよい。第4図柄表示装置284は、第1副制御部400により駆動制御される。特図の図柄停止中には、LEDが点灯表示されるが、特図の図柄変動中には、点滅表示あるいは消灯される。なお、第4図柄の表示態様や点灯態様や点滅態様を変化させることで、先読み予告を行ってもよい。なお、第4図柄は、図柄変動中に点灯表示し、図柄停止中に消灯表示されるようにしてもよい。
図14(b)に示す演出装置206では、装飾図柄表示装置を3つ横列に並べて配置されている。すなわち、3つの装飾図柄表示装置のうちの中央に配置される第1装飾図柄表示装置208Lと、第1装飾図柄表示装置208Lの左側に配置される第2装飾図柄表示装置208Mと、第1装飾図柄表示装置208Lの右側に配置される第3装飾図柄表示装置208Nとにより表示が行われている。なお、第1装飾図柄表示装置208Lは、メイン表示装置という場合があり、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nは、サブ表示装置という場合があり、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nは、幅方向の長さが第1装飾図柄表示装置208Lの略半分の長さよりも短く、また、表示領域については、高さがわずかに短い。また、第2装飾図柄表示装置208Mは、その右端辺部分が第1装飾図柄表示装置208Lの左端辺部分の前面側に重なっており、第3装飾図柄表示装置208Nは、その左端辺部分が第1装飾図柄表示装置208Nの右端辺部分の前面側に重なっている。さらに、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nは、それぞれ第1装飾図柄表示装置208Lの表示面に沿って、互いに近接する方向にスライド移動可能に構成されている。さらに、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nは、互いに最も近接した状態となった場合に、第1装飾図柄表示装置208Lの表示面に沿って一体的に回転することができるように構成されている。また、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nは、それぞれ第1装飾図柄表示装置208Lの表示面に沿って、上下方向にスライド移動することもできるように構成されている。なお、上述した第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nの演出動作は、全て行うことができるように構成されていなくてもよく、いずれか1つ又は2以上の動作を行うことができるように構成されていてもよい。また、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nのうちの一方又は両方は、演出動作を行わなくてもよい(すなわち、固定されていてもよい)。また、第2装飾図柄表示装置208Mが行うことができる演出動作と第3装飾図柄表示装置208Nが行うことができる演出動作が異なってもよく、例えば、行うことができる演出動作の数が異なっていたり、行うことができる演出動作自体が異なってもよい。具体的には、例えば、第2装飾図柄表示装置208Mは、右方向への移動及び回転が可能であり、第3装飾図柄表示装置208Nは、上下方向への移動が可能であるようにしてもよい。また、第1装飾図柄表示装置208Lも演出動作が行うことができるように構成されてもよい。具体的には、第1装飾図柄表示装置208Lが演出動作するとともに、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nのうちのいずれか一方又は両方が動作してもよいし、第1装飾図柄表示装置208Lのみが動作してもよい。また、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M、第3装飾図柄表示装置208Nの各名称は、各表示装置について装飾図柄が必ずしも変動表示するものではなく、便宜的に名称付けたものであり、表示装置の解釈を狭小するものではないことを念のためここに付言する。また、これらの装飾図柄表示装置(第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M、第3装飾図柄表示装置208N)をまとめたものを演出表示手段とし、演出表示手段は、装飾図柄の変動表示を行ったり、複数種類の演出表示を行ったりするということもできる。第1装飾図柄表示装置208Lは、その外周部分の前面側が演出装置206を構成する装飾部材によって覆われており、一部が視認できないように構成されている。なお、装飾部材が透明によって構成され、第1装飾図柄表示装置208Lの外周部分も視認可能に構成されてもよい。また、第1装飾図柄表示装置208Lの外周部分が覆われていないようにしてもよい。また、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普図表示装置210、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220及び普図保留ランプ216については、図示を省略している。
第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の下部の右側に第1ユーザーインタフェイス(UI)部280が配置され、その左側に第2UI部281が配置されている。第1UI部280には、その左側に変動アイコンh0が台座に載置された態様で表示されており、図柄変動表示中であることを報知している。また、変動アイコンh0の右側には、殿様のキャラクタからなるナビキャラクタYMが表示されている。第2UI部281には、4つの保留アイコンが表示可能に台座が4つ配置された保留アイコン表示領域が形成されている。図14(b)では、特図1の変動表示が4つ保留されているので、保留アイコン表示領域には、4つの保留アイコンh11,h12,h13,h14が表示されている。なお、変動アイコンh0及び4つの保留アイコンh11〜h14は、いずれもデフォルトの表示態様(例えば、丸形の無模様かつ白色の表示態様)で表示されているが、遊技の進行に応じて、表示態様が変化する場合がある。これにより、予告表示や先読み予告表示を行うことができるようになっている。
また、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面の中央には、第1装飾図柄が「装飾4−装飾1−装飾7」の装飾図柄の組合せで停止表示されている。そして、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面の左上隅部には、第1装飾図柄よりも小さい第2装飾図柄が「装飾4−装飾1−装飾7」の装飾図柄の組合せで停止表示されている。なお、本実施形態では、第2装飾図柄が第1装飾図柄と同じ装飾図柄表示装置に表示されているが、異なる装飾図柄表示装置に表示されてもよい。また、第1装飾図柄表示装置208Lに第2装飾図柄が表示されず、第1装飾図柄のみが表示されていてもよい。また、第2装飾図柄が第1装飾図柄表示装置208Lに表示されず、他の演出用表示装置(例えば、7セグやLEDやドットマトリクス表示装置等)によって表示されてもよい。なお、本実施形態では、第2装飾図柄における装飾図柄の組合せが、第1装飾図柄における装飾図柄の組合せと一致しているが、第1装飾図柄における装飾図柄の組合せと第2装飾図柄における装飾図柄の組合せの一部(1又は2の装飾図柄が一致)又は全てが不一致であってもよい。さらに、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面の右上隅部には、特図1及び特図2の第2保留数表示が表示されている。なお、本実施形態では、第2保留数表示が保留アイコン表示領域と同じ装飾図柄表示装置に表示されているが、異なる装飾図柄表示装置に表示されてもよい。また、第2保留数表示を特図1と特図2とで異なる装飾図柄表示装置に分けて表示してもよい。また、特図1及び特図2の第2保留数表示が第1装飾図柄表示装置208Lに表示されなくてもよい。また、特図1及び特図2の第2保留数表示が第1装飾図柄表示装置208Lに表示されず、他の演出用表示装置(例えば、7セグやLEDやドットマトリクス表示装置等)によって表示されてもよい。なお、第2保留数表示は、特図1及び特図2のうちの一方の特図のみの保留数を表示してもよく、特図1及び特図2の両方の保留数を表示してもよい。
第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nでは、それぞれ背景表示が第1装飾図柄表示装置208Lに表示されている背景表示につながるように表示されている。この背景表示は、例えば、演出や遊技状態(通常遊技状態、確変状態、隠れ確変状態、時短状態等)に対応した背景表示が表示される。なお、演出に対応する背景表示は、ユーザーによって設定可能なモードに対応する背景表示、当該図柄変動表示における予告又は先読み予告として行われる背景表示、当否判定結果に関わらない背景表示を示す。また、背景表示は、ある遊技状態(通常遊技状態、確変状態、隠れ確変状態、時短状態のうちのいずれか1つ又は2以上)において、複数種類表示される場合があってもよい。この場合において、法則性をもって変化してもよいし(例えば、背景表示A→背景表示B→背景表示C→背景表示A→・・・といったように順番に変化する等。ここで、法則性が崩れた場合は、大当り確定の予告(プレミア予告)となるようにしてもよい。)、順番は関係なくランダムに変化してもよい。なお、本実施形態では、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nには、それぞれ外周にフレーム(ベゼル)が設けられているが、フレームレスの形態であってもよい。また、フレームに装飾部材やLEDが設けられてもよい。
また、第1装飾図柄表示装置208Lの下方には、上述した家紋役物224Eが配置されており、演出内容に応じて、上下方向に移動したり、回転することができるように構成されている。なお、図14(b)に示す例では、家紋役物224Eは、初期位置に位置しているが、図14(b)に示される家紋役物224Eの初期位置は、家紋役物224Eの上端部分が第1装飾図柄表示装置208Lの下端部分にわずかにオーバーラップする位置となっているが、適宜の位置に設定することができる。
また、第1装飾図柄表示装置208Lの上方には、上述した千両箱役物224Hが配置されており、演出内容に応じて、上下方向に移動することができるように構成されている。千両箱役物224Hは、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nよりも前側に配置されており、これらの装飾図柄表示装置の前面側にオーバーラップ可能とされている。
これら、装飾図柄表示装置、家紋役物224E及び千両箱役物224Hの前面側には、上述した導光板ILが配置されており、遊技者は導光板を介して各装飾図柄表示装置の表示状態や各演出可動体の動作を視認可能とされている。
また、図14(b)では、第3装飾図柄表示装置208Nの下方に、第4図柄表示装置284が設けられている。
次に、図14(a)あるいは同図(b)に示される演出装置206を用いた演出例について、図15を参照しながら説明する。ここで、図15は、本実施形態において適用可能な演出例について説明する図である。
図15(A1)〜同図(A2)では、図14(a)に示される演出装置206における演出可動体の動作態様が示されている。すなわち、図15(A1)に示される状態から、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gd及び千両箱役物224Hが動作すると、図15(A2)に示される態様となる。具体的には、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdは、最初に「大」、「盤」、「振」、「舞」の各文字が正面に向く位置となるまでそれぞれ回転し、その後、装飾図柄表示装置208の中央に向かって水平方向に移動する。また、千両箱役物224Hは、初期位置から装飾図柄表示装置208の略中央でオーバーラップする位置まで移動する。ここで、千両箱役物224Hは、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdの前面側に配置され、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdが千両箱役物224Hにオーバーラップされていない状態である場合に比べ、視認困難とされている。なお、千両箱役物224Hが第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdの前面側にオーバーラップしないように構成されてもよい。また、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdが千両箱役物224Hの前面側に配置され、千両箱役物224Hにオーバーラップするように構成されてもよい。
図15(B1)では、図14(a)に示される演出装置206において、導光板ILの発光が行われ、導光板IL上に所定のエフェクト画像を模した模様が視認容易な態様で現されている様子が示されている。ここで、導光板ILの発光中は、装飾図柄表示装置208のバックライトや各種ランプの輝度を低下させる等して、導光板IL上に現れた模様をより視認しやすくするようにしてもよい。
図15(C1)〜同図(C4)では、図14(a)に示される演出装置206における演出可動体の動作態様が示されている。ここで、図15(C1)〜同図(C4)に示される例では、家紋役物224Eに換えて、演出可動体としてのPOV(Persistence Of Vision)ディスプレイ224Iが設けられている。POVディスプレイ224Iは、バーサライタとも称され、上下方向に移動可能であって、装飾図柄表示装置208の前面側にオーバーラップ可能に構成されている。POVディスプレイ224Iの初期位置は、装飾図柄表示装置208の下方とされているが、任意の位置に設定することができる。POVディスプレイ280は、昇降アームと、その昇降アームの先端部に回転自在に取り付けられたLEDアレイとを有する。昇降アームは、例えば、ラック・アンド・ピニオン等の公知の機構によって、昇降動作を行うことができる。LEDアレイには、複数のLEDが一列に配置されており、水平方向に延在する姿勢がLEDアレイの初期姿勢となっている。なお、LEDアレイに設けられるLEDは、フルカラーLEDであってもよいし、単色のLEDであってもよい。昇降アームの先端部には、モータが内蔵されており、LEDアレイは、延在方向の中央部で、そのモータの回転軸に連結されている。第1副制御部400(あるいは、第2副制御部500)は、回転するLEDアレイに配置された複数のLEDにつき、1つ1つの点灯制御を、演出データの一種であるバーサデータに基づいて行う。このようにすることで、LEDアレイの回転中に複数のLEDの発光態様が変化し、遊技者に残像が視認される。すなわち、各LEDの回転軌跡に光の残像が生じ、絵柄が表される。また、POVディスプレイ224Iは、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gd及び千両箱役物224Hよりも前面側に配置されているが、これらの演出可動体の前後関係は、適宜に設定することができる。
図15(C1)では、POVディスプレイ224Iが初期位置でLEDアレイが初期姿勢とされている状態が示されている。
図15(C2)では、POVディスプレイ224Iが、昇降アームによりLEDアレイを上昇させ、装飾図柄表示装置208の略中央の前面側にLEDアレイがオーバーラップしている様子が示されている。そのため、装飾図柄表示装置208は、POVディスプレイ224Iがオーバーラップしていない状態である場合と比べて、表示画面が視認困難とされている。
図15(C3)では、POVディスプレイ224IのLEDアレイが回転を開始した様子が示されている。LEDアレイは、低速から高速へと回転を加速している。なお、LEDアレイに設けられた複数のLEDは、LEDアレイが回転を開始した時点で、点灯や点滅を開始してもよいし、一定の回転速度に到達した後に点灯や点滅を開始してもよい。また、LEDアレイの回転領域は、変動アイコンh0、保留アイコンh11〜h14、第1装飾図柄にオーバーラップしており、LEDアレイの回転中は、これらが視認困難とされている。
図15(C4)では、POVディスプレイ224IのLEDアレイが定速回転とされ、「熱」の文字が表示され、予告表示あるいは先読み予告表示が行われている様子が示されている。なお、POVディスプレイ224Iによって表示される画像は、上述したものに限らず、例えば、キャラクタ画像や、装飾図柄や、背景画像等であってもよい。また、POVディスプレイ224Iによって画像が表示されている間、装飾図柄表示装置208のバックライトや各種ランプの発光輝度を低下して、POVディスプレイ224Iによって表示された画像の視認性を向上させるようにしてもよい。また、POVディスプレイ224Iによって画像が表示されている間、装飾図柄表示装置208を暗転表示とするようにしてもよい。
図15(D1)では、図14(b)に示される演出装置206において、導光板ILの発光が行われ、導光板IL上に所定のエフェクト画像を模した模様が視認容易な態様で現されている様子が示されている。ここで、導光板ILの発光中は、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nのバックライトや各種ランプの輝度を低下させる等して、導光板IL上に現れた模様をより視認しやすくするようにしてもよい。
図15(E1)〜同図(E2)では、図14(b)に示される演出装置206において、家紋役物224Eが動作している様子が示されている。具体的には、図15(E1)に示すように、家紋役物224Eが、初期位置から上昇した位置まで移動して、変動アイコンh0、保留アイコンh11〜h14及びナビキャラクタYMにオーバーラップし、変動アイコンh0、保留アイコンh11〜h14及びナビキャラクタYMの少なくとも一部がオーバーラップしていない場合よりも視認困難とされている。その後、図15(E2)に示すように、家紋役物224Eは、時計方向(CW方向)に回転している。なお、家紋役物224Eは、初期位置において回転してもよい。また、家紋役物224Eが、回転とともに、あるいは、回転に換えて、振動するようにしてもよい。また、上昇のみ行い、回転及び振動を行わないようにしてもよい。なお、図14(a)に示される演出装置206にも適用可能である。
図15(F1)では、図14(b)に示される演出装置206において、千両箱役物224Hが動作している様子が示されている。具体的には、千両箱役物224Hが初期位置から、第1装飾図柄表示装置208Lの略中央の前面側にオーバーラップする位置に移動している様子が示されている。図15(F1)に示すタイミングでは、第1装飾図柄が千両箱役物224Hがオーバーラップされていることにより、オーバーラップされていない状態である場合よりも視認困難とされている。この演出例では、千両箱役物224Hが動作する場合には、千両箱役物224Hと家紋役物224Eとが干渉しないように、家紋役物224Eを動作しないようにしている。なお、千両箱役物224Hと家紋役物224Eの両方が動作している状態となる場合があってもよい。また、千両箱役物224Hが動作する場合には、家紋役物224Eをさらに下方に移動させる退避動作が行われるようにしてもよい。
図15(G1)では、図14(b)に示される演出装置206において、第2装飾図柄表示装置208Mが下方にスライド移動し、第3装飾図柄表示装置208Nが上方にスライド移動している様子が示されている。このとき、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nに表示されている背景画像は、第1装飾図柄表示装置208Lに表示されている背景画像に連続するように、スライド移動に合わせてスクロール表示がなされている。すなわち、背景画像について、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nがスライド移動する前に表示されていなかった領域が、スライド移動することにより視認され得るように構成されている。換言すれば、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nが移動することにより見える画像があるということができる。これにより、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nが移動しても、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nが一体となった表示を行うことができる。なお、第2装飾図柄表示装置208Mが上方にスライド移動し、第3装飾図柄表示装置208Nが下方にスライド移動してもよいし、第2装飾図柄表示尾装置208Mが上方にスライド移動し、第3装飾図柄表示装置208Nが上方にスライド移動してもよいし、第2装飾図柄表示装置208Mが下方にスライド移動し、第3装飾図柄表示装置208Nが下方にスライド移動してもよい。
図15(H1)では、図14(b)に示される演出装置206において、第1装飾図柄が拡大して、第2装飾図柄表示装置208M、第1装飾図柄表示装置208L、第3装飾図柄表示装置208Nに跨って表示されている様子が示されている。すなわち、拡大した第1装飾図柄の左図柄が第2装飾図柄表示装置208Mと第1装飾図柄表示装置208Lに跨って表示され、拡大した第1装飾図柄の右図柄が第1装飾図柄表示装置208Lと第3装飾図柄表示装置208Nに跨って表示されている。このとき、第2装飾図柄は、第1装飾図柄表示装置208Lにのみ表示され、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nに跨って表示されていない。また、変動アイコンh0や保留アイコンh11〜h14も第1装飾図柄表示装置208Lにのみ表示され、第2装飾図柄表示装置208Mや第3装飾図柄表示装置208Nには跨っていない。なお、拡大した第1装飾図柄が2つの表示装置に跨って表示しなくてもよく、例えば、第2装飾図柄表示装置208Mにのみ拡大した左図柄が表示され、第1装飾図柄表示装置208Lにのみ拡大した中図柄が表示され、第3装飾図柄表示装置208Nにのみ拡大した右図柄が表示されてもよい。また、変動アイコンh0や保留アイコンh11〜h14、第2装飾図柄が複数の表示装置に跨って表示されてもよい。
図15(I1)〜同図(I2)では、図14(b)に示される演出装置206における演出可動体の動作態様が示されている。ここで、図15(I1)〜同図(I2)に示される例では、家紋役物224Eに換えて、上述したPOVディスプレイ224Iが設けられている。なお、図15(I1)に示されるタイミングでは、POVディスプレイ224Iが初期位置でLEDアレイが初期姿勢とされている状態が示されている。
図15(I2)では、POVディスプレイ224Iが、初期位置から第1装飾図柄表示装置208Lの略中央の前面側にLEDアレイがオーバーラップする位置まで移動した後、LEDアレイが回転し、一定の回転速度に到達して定速回転とされ、「熱」の文字が表示されている様子が示されている。
図15(J1)では、図14(b)に示される演出装置206において、第2装飾図柄表示装置208Mに表示されていた背景表示を第1UI部280における表示に変更し、第3装飾図柄表示装置208Nに表示されていた背景表示を第2UI部281における表示に変更されている様子が示されている。すなわち、第2装飾図柄表示装置208Mには、ナビキャラクタYM及び変動アイコンh0が表示されており、第3装飾図柄表示装置208Nには、保留アイコンh11〜h14が表示されている。つまり、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nが、第1装飾図柄表示装置208Lとは別の表示が行われている様子が示されている。
図15(K1)〜同図(K4)では、図14(b)に示される演出装置206における演出可動体の動作態様が示されている。なお、図15(K1)〜同図(K4)に示す例では、第1装飾図柄表示装置208Lの外周が装飾部材に重なっておらず、当該領域に表示される画像についても視認可能に構成されている。このとき、第1装飾図柄表示装置208Lの左右両側が、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nによって一部がオーバーラップされている。
図15(K1)では、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nが初期位置となっている様子が示されている。
図15(K2)では、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Mが、第1装飾図柄表示装置208Lの表示面に沿って互いに近接する位置までスライド移動している様子が示されている。このとき、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nの表示は、スライド移動に沿って、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面に連続するように、スライド移動に合わせてスクロール表示がなされている。その結果、第1装飾図柄表示装置208Lに表示されていた第1装飾図柄が、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nに表示される。すなわち、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nは、第1装飾図柄表示装置208Lにおいて表示されている画像であって、オーバーラップしている部分の画像をスライド移動に合わせてスクロール表示することにより、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nで一体感のある表示を行うことができる。なお、図15(K2)に示すように、家紋役物224Eは、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nに干渉しないように、初期位置から下方に移動して退避位置となっている。ここで、図15(K2´)に示すように、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nにおける表示をスクロールさせずスライド移動させるようにしてもよい。また、家紋役物224Eは、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nの動作が行われているときに、初期位置で回転してもよいし、振動してもよいし、回転しながら振動してもよい。
図15(K3)〜同図(K4)では、第2装飾図柄表示装置208Mと第3装飾図柄表示装置208Nとが近接した状態で、第1装飾図柄表示装置208Lの表示面に沿って反時計方向(CCW方向)に一体となって回転している様子が示されている。図15(K4)では、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nが90度回転した様子が示されている。このとき、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nにそれぞれ表示されている画像が第1装飾図柄表示装置208Lに整合するように、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nの回転軸を中心として第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nの回転方向とは反対方向に回転する表示が行われる。これにより、遊技者が、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nは回転しているが、表示されている画像は回転していないように見える場合がある。
図15(L1)では、図14(a)に示される演出装置206の変形例を示している。すなわち、図15(L1)に示す例では、家紋役物224Eに換えて、サブ表示装置208Sが装飾図柄表示装置208の下方に配置され、サブ表示装置208Sの上端部分が装飾図柄表示装置208の下端部分の少なくとも一部にオーバーラップしている。サブ表示装置208Sでは、上述した第1UI部280及び第2UI部281におけるそれぞれの表示が表示されている。すなわち、サブ表示装置208Sでは、変動アイコンh0と保留アイコンh11〜h14が表示されるとともに、ナビキャラクタYMも表示されている。また、サブ表示装置208Sにおける表示は、装飾図柄表示装置208における表示とは別の表示が行われている。また、装飾図柄表示装置208の下方右側には、サボハニのキャラクタSBHが右側から左側に向かって歩いている様子が示されているが、一部がサブ表示装置208Sにオーバーラップされており、サブ表示装置208Sにオーバーラップされていない状態である場合よりも視認困難とされている。なお、図15(L1´)に示すように、表示画像(背景画像やサボハニのキャラクタSBH等)を装飾図柄表示装置208とサブ表示装置208Sに跨って表示するようにしてもよい。
図15(M1)では、サブ表示装置208S及び第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdの動作態様が示されている。すなわち、サブ表示装置208Sは、初期位置から装飾図柄表示装置208の略中央の前面側となる位置に移動して、装飾図柄表示装置208の表示画面の少なくとも一部をオーバーラップしており、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdは、「大」、「盤」、「振」、「舞」の各文字が正面となる位置までそれぞれ回転した後、装飾図柄表示装置208の略中央の前面側となる位置まで移動したサブ表示装置208Sの左右両端の近傍となる位置まで移動している。このとき、サブ表示装置208Sでは、カットイン表示が行われ、装飾図柄表示装置208では、所定のエフェクト画像が表示されており、所定の予告演出あるいは先読み予告演出が行われている様子が示されている。
次に、本実施形態に係るパチンコ機100において実行される演出の具体例について、図16〜図19を参照しながら説明する。ここで、図16は、本実施形態のパチンコ機の装飾図柄表示装置208を中心とした演出の一例を段階的に示す図であり、図17は、図16に示す演出の一例の続きを段階的に示す図であり、図18は、図17に示す演出の一例の続きを段階的に示す図であり、図19は、図18に示す演出の別の例について段階的に示す図である。
図16には、装飾図柄表示装置208、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普通図柄表示装置210、特図1保留ランプ218、特図2保留ランプ220、普図保留ランプ216及び第4図柄表示装置284が示されている。なお、以下では、図14(a)に示される演出装置206を適用して説明するが、図14(b)に示される演出装置206を適用することも可能である。また、以下では、家紋役物224E、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gd、千両箱役物224H及び導光板ILについては、図示を省略している。
図16(1)に示す装飾図柄表示装置208には、「装飾4−装飾1−装飾7」の装飾図柄の組み合わせが停止表示されている。なお、ここでの背景は非表示であるが、例えば、図14(a)に示すようなデフォルトの背景画像(海岸の背景画像)が表示されている。以下の説明においても、背景が非表示の場合には、特に断らない限り、デフォルトの背景画像が表示されている。なお、デフォルトの背景画像とは異なる様々な背景画像(例えば、モードに応じた背景画像等)を表示してもよい。また、装飾図柄表示装置208の表示画面の右上隅部には第2保留数表示が表示され、左上隅部には第2装飾図柄が表示されている。第2装飾図柄も第1装飾図柄の停止表示に合わせて、「装飾4−装飾1−装飾7」の装飾図柄の組合せで停止表示されている。また、装飾図柄表示装置208の下方右側に形成された第1UI部280では、ナビキャラクタYMが表示されている。なお、図16(1)に示されるタイミングでは、図柄が停止表示されているため、変動アイコンh0は表示されていない。
さらに、図16に示す制御状態(遊技状態)は、特図低確率普図低確率状態である。この非電サポ状態における装飾図柄表示装置208では、第2UI部281に特図1の保留アイコンが表示される。なお、非電サポ状態における装飾図柄表示装置208の所定領域(例えば、表示画面の右端)に、特図2の保留アイコン表示領域が設けられてもよい。
第2UI部281には、特図1の保留を表す保留アイコンが表示される。特図1の保留数は、特図1保留ランプ218の点灯数の他、特図1の保留アイコンの数や第2保留数表示によっても表され、特図2の保留数は、特図2保留ランプ220の点灯数の他、特図2の保留アイコンの数や第2保留数表示によっても表されている。すなわち、保留アイコンは、主制御部300のRAM308に記憶されている始動情報に対応したものである。以下、最も古い始動情報(最も古い入賞)に対応した保留アイコンを第一の保留アイコン、2番目に古い始動情報に対応した保留アイコンを第二の保留アイコン・・・と称する場合がある。第2UI部281では、保留アイコンが横並びに表示され、右側の保留アイコンほど入賞が古い保留アイコンになる。
図16(1)には、第2UI部281に2つの特図1の保留アイコンh11,h12が表示されており、これら2つの特図1の保留アイコンh11,h12はいずれも、デフォルトの表示態様(丸形の無模様かつ白色の表示態様)で表示されている。すなわち、特図1のデフォルトの保留アイコンは、丸形の保留アイコンである。なお、図16(1)では、第2UI部281に4つの保留アイコンが表示されることをわかりやすくするために、実際には表示されていない保留アイコンを破線で示してある。また、図16(1)では、説明を容易にするために、第1UI部280及び第2UI部281を破線で区画して表しているが、実際にはこの破線は表示されない。
一方、特図2の保留アイコンは一つも表示されていない。これは、上述のごとく、図16に示す制御状態(遊技状態)は、非電サポ状態(非時短状態)であるため、電チューが開きにくく特図2始動口232への入賞が困難な状態であるためである。
本実施形態のパチンコ機100では、制御状態(遊技状態)に応じて、特図1と特図2で入賞しやすい方の特図の保留アイコンが表示され、もう一方の特図の保留アイコンが表示されないようにしている。すなわち、制御状態が非電サポ状態である場合には、図16(1)に示すように、第2UI部281に特図1の保留アイコンが表示され、特図2の保留アイコンは表示されない。一方、制御状態が電サポ状態である場合には、反対に、特図2の保留アイコンが表示され、特図1の保留アイコンは表示されない。なお、非電サポ状態において、特図2の保留アイコンが表示されてもよいし、電サポ状態において、特図1の保留アイコンが表示されてもよい。
本実施形態では、特図の図柄変動表示の開始は、特図表示装置における変動開始→第4図柄の点滅開始又は消灯→第2装飾図柄の変動開始→保留アイコンの移動アニメーション開始又は消去→装飾図柄の変動開始の順で行われるが、この順番は前後してもよい。
図16(2)では、特図1の図柄変動表示が開始され、第1特図表示装置212における図柄変動が開始され、さらに第4図柄の消灯までが行われているが、保留アイコンや装飾図柄に変化は未だ生じていない。なお、第1特図表示装置212における図柄変動と第4図柄の変動表示とが同時に開始してもよいし、第1特図表示装置212における図柄変動が開始した後で第4図柄の変動表示が開始してもよいし、第4図柄の変動表示が開始した後で第1特図表示装置212における図柄変動が開始してもよい。
図16(3)では、第2保留数表示が2から1に更新され、第2装飾図柄の変動表示が開始している様子が示されている。なお、第2保留数表示の更新表示と第2装飾図柄の変動表示の開始とが同時に行われてもよいし、第2保留数表示の更新表示が行われた後で第2装飾図柄の変動表示が開始してもよいし、第2装飾図柄の変動表示が開始した後で第2保留数表示の更新表示が行われてもよい。
図16(4)では、特図1の保留アイコンh11,h12の移動アニメーションが開始している。ここでの移動(減少)アニメーションは、第一の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコン(今回の図柄変動の対象保留アイコン)が第1UI部280における変動アイコンの台座に向けて移動を開始するとともに、第二の保留アイコンh12の表示位置にあった保留アイコンが特図1の第一の保留アイコンh11の表示位置に向けて移動を開始する。この段階では、装飾図柄の変動表示は開始されていない。
図16(5)では、移動アニメーションが続き、同図(6)では、変動開始前まで第一の保留アイコンh11であった保留アイコンが変動アイコンの台座に到達し、変動アイコンh0として表示されるとともに、変動開始前まで第二の保留アイコンh12であった保留アイコンが第一の保留アイコンh11の表示位置に到達し、第一の保留アイコンh11として表示され、その後、第1装飾図柄の変動表示が開始される。なお、第1特図表示装置212における図柄変動が開始された時点で、それまで第一の保留アイコンh11であった保留アイコンを変動アイコンh0として見てもよいし、それまで第二の保留アイコンh12であった保留アイコンを第一の保留アイコンh11として見てもよい。なお、移動アニメーションの終了と第1装飾図柄の変動表示の開始とが同じタイミングであってもよいし、移動アニメーションが終了した後で第1装飾図柄の変動表示が開始されてもよいし、第1装飾図柄の変動表示が開始した後で移動アニメーションが終了してもよい。
図16(7)では、第1装飾図柄の変動表示が行われている様子が示されている。
図16(8)に示す装飾図柄表示装置208では、ナビキャラクタYMによるナビキャラ予告が行われている様子が示されていれる。すなわち、装飾図柄表示装置208では、ナビキャラ予告が開始すると、ナビキャラクタYMの近傍に「好機」の文字が表示された吹き出しが表示され、大当りへの期待感が高いことを報知している。
その後、図16(9)に示す装飾図柄表示装置208では、ナビキャラ予告が行われている間に、会話予告が開始している様子が示されている。会話予告が開始されると、殿様のキャラクタとともに「チャンス」という文字表示が表示された殿様の会話画像CI1が表示される。この、殿様の会話画像CI1の表示は、会話予告の第1段階となっている。また、この殿様の会話画像CI1は、第1装飾図柄にオーバーラップしており、第1装飾図柄にオーバーラップしていない状態である場合よりも、第1装飾図柄が視認困難とされている。また、ナビキャラ予告では、吹き出しの表示が「好機」の文字表示から「否」の文字表示に変化し、大当りへの期待感がより高まっていることを報知している。なお、殿様の会話画像CI1が表示されるタイミングと、吹き出しにおける表示が「否」に更新されるタイミングとが同じであってもよいし、殿様の会話画像CI1が表示された後で吹き出しにおける表示が「否」に更新されてもよいし、吹き出しにおける表示が「否」に更新された後で殿様の会話画像CI1が表示されてもよい。なお、先に表示された予告(例えば、「好機」)から後に表示された予告(例えば、「激熱」)に昇格する演出(例えば、「否」)が行われない場合があってもよい。また、ナビキャラ予告は、当該図柄変動表示における予告だけではなく、先読み予告や、ある予告が行われることを予告する予告、説明表示(各種予告や遊技状態、パチンコ機100の演出で登場するキャラクタや演出の舞台等の説明、チュートリアル表示ともいう)等が行われてもよい。
その後、図16(10)に示す装飾図柄表示装置208では、会話予告が更新されるとともにナビキャラ予告も更新されている。会話予告では、殿様の会話画像CI1が縮小表示されて第2装飾図柄の表示位置の下方に表示され、爺のキャラクタとともに操作促進報知画像が表示された爺の会話画像CI2が表示される。操作促進報知画像は、演出ボタン136を操作有効期間内に押下することを促す画像であり、演出ボタン136を模したボタン画像136aと、上記操作有効期間の残時間を表す残時間表示メータMTとによって構成されている。なお、図16(10)に示すタイミングでは、操作有効期間は開始されておらず、演出ボタン136が操作されてもこれに応じた表示は行われない。第1装飾図柄は、爺の会話画像CI2によって隠されてしまっているが、遊技者は、第4図柄表示装置284や第2装飾図柄等によって特図が変動中であることを認識することができる場合がある。なお、装飾図柄が隠されないように、装飾図柄の表示位置を爺の会話画像CI2や殿様の会話画像CI1とは重ならない位置に移動させるようにしてもよい。また、図16(10)に示すように、殿様の会話画像CI1は、爺の会話画像CI2によって少なくとも一部がオーバーラップされており、オーバーラップされていない状態である場合よりも、殿様の会話画像CI1の表示態様が視認困難とされている。また、ナビキャラ予告では、吹き出しの表示が「否」の文字表示から「激熱」の文字表示に変化し、大当りへの期待感が相当程度高いことを報知している。また、この吹き出しの表示は、爺の会話画像CI2の一部にオーバーラップしている。なお、爺の会話画像CI2が表示されるタイミングと、吹き出しにおける表示が「激熱」に更新されるタイミングとが同じであってもよいし、爺の会話画像CI2が表示された後で吹き出しにおける表示が「激熱」に更新されてもよいし、吹き出しにおける表示が「激熱」に更新された後で爺の会話画像CI2が表示されてもよい。このように、この演出例では、会話予告が行われた場合の方が、会話予告が行われない場合よりも、大当りとなりやすくなっている。また、会話予告が更新される際に殿様の会話画像CI1が縮小表示されなくてもよく(例えば、図16(9)と同じ大きさの表示が表示されたまま)、殿様の会話画像CI1が消去されてもよい。また、後から表示された会話画像が先に表示された会話画像と異なる大きさ(大きい又は小さい)であってもよく、表示されると大当りへの期待度が高い会話予告Aが、この会話予告Aよりも大当りへの期待度が低い会話予告Bと異なる大きさ(大きい又は小さい)であってもよい。
その後、図16(11)に示すタイミングで操作有効期間が開始される。遊技者は、図16(11)に示すタイミング以降に演出ボタン136が操作することにより、操作に応じた演出を見ることができる場合がある。
図16(12)に示す残時間表示メータMTは、上記操作有効期間が開始して所定時間が経過したときの表示態様で示されており、その後、図16(13)に示すタイミングで、遊技者が、演出ボタン136を押下している様子が示されている。なお、図16(12)に示されるタイミングでは、ナビキャラ予告は終了しており、吹き出しの表示が消去されている。演出ボタン136が上記操作有効期間内に押下されると、図16(14)に示すように、爺の会話画像CI2では、操作促進報知画像に換えて「激熱ですぞ」の文字が表示される場合がある。これにより、大当りの信頼度がかなり高いことが報知される。なお、「激熱ですぞ」といった予告の文字表示は、演出ボタン136が操作されたことを条件に表示されるものであってもよいし、演出ボタン136が操作されることなく操作有効期間が経過した場合にも表示されるものであってもよい。
その後、図16(15)に示す装飾図柄表示装置208では、殿様の会話画像CI1及び爺の会話画像CI2が消去されて会話予告が終了し、第1装飾図柄が視認容易とされている様子が示されている。
その後、図16(16)に示す装飾図柄表示装置208では、第1装飾図柄の左図柄に「装飾7」が停止表示された後、図16(17)に示すように、右図柄に「装飾7」が停止表示してリーチ状態が形成される。ここで、第1装飾図柄の各図柄が停止表示する際に、図柄停止表示アニメーションを行い、図柄が停止表示したことを演出するようにしてもよい。
そして、図16(17)〜同図(19)に示すように、リーチ状態が形成されると、装飾図柄表示装置208では、リーチ開始時アニメーションが行われる。この演出例におけるリーチ開始時アニメーションでは、リーチ状態が形成されたときに、左図柄と右図柄を拡大・縮小するアニメーション表示が行われる。なお、リーチ開始時アニメーションの表示態様としては適宜のものを採用することができる。遊技者は、このリーチ開始時アニメーションを見ることにより、リーチ演出が開始されることを認識することができる場合がある。
リーチ演出が開始されると、図16(20)〜同図(21)に示すように、第1装飾図柄の左図柄と右図柄がそれぞれ左右上方に移動表示され、第1UI部280では、変動アイコンh0を残して表示領域の下方にフレームアウトするとともに、第2UI部281に表示されている保留アイコンh11〜h14(図16(20)に示す演出例では、保留アイコンh11)もフレームアウトされる。なお、第1装飾図柄の左図柄と右図柄の移動表示の開始と、第1UI部280及び第2UI部281における各画像のフレームアウト表示の開始とが同じタイミングであってもよいし、第1装飾図柄の左図柄と右図柄の移動表示が開始した後で、第1UI部280及び第2UI部281における各画像のフレームアウト表示が開始してもよいし、第1UI部280及び第2UI部281における各画像のフレームアウト表示が開始した後で、第1装飾図柄の左図柄と右図柄の移動表示が開始してもよい。
その後、図16(22)に示すように、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdが動作し、それぞれ装飾図柄表示装置208の前面側でオーバーラップする。第1装飾図柄の左図柄と右図柄は、それぞれ第1大盤振舞役物224Gaと第2大盤振舞役物224Gbによってオーバーラップされ、視認困難とされている。また、第2装飾図柄と第2保留数表示も、それぞれ第1大盤振舞役物224Gaと第2大盤振舞役物224Gbによって少なくとも一部がオーバーラップされ、視認困難とされている。なお、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdのうちの一部のみが動作してもよいし、全部が動作してもよく、例えば、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdの動作する数によって信頼度が異なるようにしてもよい。また、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdが動作しない場合があってもよい。
続いて、図16(23)に示すように、導光板ILの発光が行われ、導光板IL上に所定のエフェクト画像を模した模様が視認容易な態様で現される。なお、導光板ILの発光が行われない場合があってもよい。例えば、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdの動作と導光板ILの発光の両方が行われる場合があってもよいし、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdの動作のみが行われ、導光板ILの発光が行われない場合があってもよいし、導光板ILの発光のみが行われ、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdの動作が行われない場合があってもよいし、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdの動作と導光板Ilの発光の両方が行われない場合があってもよい。
その後、図16(24)に示すように、導光板ILの発光が終了した後、図17(25)に示すように、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdがそれぞれ初期位置に戻る。なお、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdがそれぞれ初期位置に戻った後で導光板ILの発光が終了するようにしてもよいし、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdの初期位置への移動開始と導光板ILの発光の終了とが同時に行われてもよい。ここで、図16(22)〜同図(24)において、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gd及び導光板ILによって行われる一連の演出が行われた方が、一連の演出が行われない場合よりも大当りとなりやすいように構成されてもよい。
図17(26)では、スーパーリーチ(剣豪リーチ)に発展した様子が示されている。図17(26)に示す装飾図柄表示装置208では、敵役の剣豪の画像が大きく表示され、続く図17(27)に示す装飾図柄表示装置208では、主人公の殿様と敵役の剣豪との決闘シーンのアニメーションが表示されている。
その後、図17(28)に示す装飾図柄表示装置208では、ボタン画像136aと残時間表示メータMTが表示され、ボタン演出が開始されている様子が示されている。その後、図17(29)に示すタイミングで、演出ボタン136の操作有効期間が開始すると、遊技者による演出ボタン136の操作を受付可能な状態となる。
図17(30)に示す残時間表示メータMTでは、上記操作有効期間が開始されてゲージが減っている様子が示されており、その後、図17(31)に示すタイミングで、遊技者が、演出ボタン136を押下している様子が示されている。演出ボタン136が上記操作有効期間内に押下されると、図17(32)に示すように、殿様のカットイン画像CI3が表示され、大当りの信頼度が高いことを報知する予告演出が行われる。殿様のカットイン画像CI3は、決闘シーンのアニメーション表示にオーバーラップしており、殿様のカットイン画像CI3が表示されていない場合と比べると視認困難とされている。なお、殿様のカットイン画像C13は、演出ボタン136が操作されたことを条件に表示されるものであってもよいし、演出ボタン136が操作されることなく操作有効期間が経過した場合にも表示されるものであってもよい。
その後、図17(33)に示す装飾図柄表示装置208では、殿様のカットイン画像CI3が消去され、決闘シーンのアニメーション表示が継続している様子が示されている。
その後、図17(34)に示す装飾図柄表示装置208では、ボタン画像136aと残時間表示メータMTが表示され、スーパーリーチに発展してから2回目のボタン演出が開始されている様子が示されている。その後、図17(35)に示すタイミングで、演出ボタン136の操作有効期間が開始すると、遊技者による演出ボタン136の操作を受付可能な状態となる。
図17(36)に示す残時間表示メータMTでは、上記操作有効期間が開始されてゲージが減っている様子が示されており、その後、図17(37)に示すタイミングで、遊技者が、演出ボタン136を押下している様子が示されている。なお、スーパーリーチに発展してから2回目のボタン演出における操作有効期間がスーパーリーチに発展してから1回目のボタン演出における操作有効期間よりも短くてもよく、この場合、スーパーリーチに発展してから2回目のボタン演出における残時間表示メータMTにおけるゲージの減る速度がスーパーリーチに発展してから1回目のボタン演出における残時間表示メータMTにおけるゲージの減る速度よりも速くてもよい。また、スーパーリーチに発展してから1回目のボタン演出における操作有効期間がスーパーリーチに発展してから2回目のボタン演出における操作有効期間よりも短くてもよいし、スーパーリーチに発展してから1回目のボタン演出における操作有効期間とスーパーリーチに発展してから2回目のボタン演出における操作有効期間とが同じ長さであってもよい。
演出ボタン136が上記操作有効期間内に押下されると、図17(38)に示すように、装飾図柄表示装置208では、決闘シーンのアニメーション表示からエフェクト画像の表示に切り換えられるとともに、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdが動作し、それぞれ装飾図柄表示装置208の前面側でオーバーラップする。エフェクト画像や第1装飾図柄の左図柄及び右図柄は、それぞれ第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdによってオーバーラップされ、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdによってオーバーラップされていない状態である場合に比べると視認困難とされている。また、第2装飾図柄と第2保留数表示も、それぞれ第1大盤振舞役物224Gaと第2大盤振舞役物224Gbによって少なくとも一部がオーバーラップされ、視認困難とされている。なお、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdのうちの一部のみが動作してもよいし、全部が動作してもよく、例えば、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdの動作する数によって信頼度が異なるようにしてもよい。また、図17(38)に示される演出は、演出ボタン136が操作されたことを条件に表示されるものであってもよいし、演出ボタン136が操作されることなく操作有効期間が経過した場合にも表示されるものであってもよい。また、エフェクト画像の表示と第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdの動作のうちのいずれか一方のみが行われる場合があってもよい。また、エフェクト画像の表示と第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdの動作の両方が行われる場合は、エフェクト画像が表示された後で第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdの動作が開始されてもよいし、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdの動作が開始された後でエフェクト画像が表示されてもよいし、エフェクト画像の表示と第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdの動作が同時に開始されてもよい。また、操作有効期間内に演出ボタン136が押下された場合に、図17(38)に示される演出が行われずにハズレとなる演出表示が行われてもよく、さらに、ハズレとなる演出表示が行われた後で復活演出を表示して大当りとなる演出表示が行われるようにしてもよい。なお、図17(38)に示される演出が開始されると、表示されていた変動アイコンh0が非表示となるが、引き続き表示してもよい。
その後、図17(39)では、千両箱役物224Hが動作して下方に移動し、装飾図柄表示装置208及び第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdの前面側にオーバーラップしている様子が示されている。さらに、その後、図17(40)では、導光板ILの発光が行われている様子が示されている。なお、エフェクト画像の表示、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdの動作、千両箱役物224Hの動作、導光板ILの発光の開始する順序については、上述したものに限定されず、適宜に設定することができる。また、エフェクト画像の表示、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdの動作、千両箱役物224Hの動作、導光板ILの発光のうちの全部が行われてもよいし、一部が行われない場合があってもよい。
図17(41)では、導光板ILの発光が終了した様子が示されている。その後、図17(42)に示すように、千両箱役物224Hが初期位置に向かって上昇を開始する。その後、図17(43)では、エフェクト画像がフェイドアウトし、その後、図17(44)に示すように、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdがそれぞれ初期位置に向かって移動を開始している。このとき、装飾図柄表示装置208では、表示が中断された決闘シーンのアニメーション表示がフェイドインしながら再開している様子が示されている。このとき、変動アイコンh0の表示も再開されている。
その後、決闘シーンのアニメーション表示は、図17(46)まで継続する。図17(46)では、主人公の殿様が敵役の剣豪に勝利し、図17(47)では、中図柄に「装飾7」が表示され、大当りとなることが報知される。その後、図17(48)に示す装飾図柄表示装置208では、決闘シーンのアニメーション表示がフェイドアウトし、図18(49)に示すように、第1装飾図柄が「装飾7−装飾7−装飾7」の装飾図柄の組合せで揺れ変動が開始される。なお、第2装飾図柄は左図柄、中図柄、右図柄のいずれも依然として変動表示が行われている。ここでの背景は、非表示であってもよいし、スーパーリーチが行われるまでとは異なる背景画像であってもよいし、スーパーリーチが行われる前と同じ背景画像であってもよい。。また、このとき、変動アイコンh0や特図1の保留アイコンは表示されていないが、変動アイコンh0や特図1の保留アイコンは表示されていてもよい。また、ナビキャラクタYMの表示も行われていないが、ナビキャラクタYMの表示が行われてもよい。
その後、図18(50)に示すタイミングで、第1特図表示装置212が特図Aの表示態様で表示される。なお、図18(50)に示すタイミングでは、第1特図表示装置212は停止表示されたが、第1副制御部400は、主制御部300からの図柄変動停止コマンドを受信していない状態であるので、図柄確定停止と判断していないため、第1装飾図柄では揺れ変動が継続しており、第2装飾図柄や第4図柄表示装置284では未だ変動表示中となっている。
その後、第1副制御部400が図柄変動停止コマンドを受信すると、図18(51)に示すように、第1装飾図柄及び第2装飾図柄がそれぞれ「装飾7−装飾7−装飾7」の装飾図柄の組合せで停止表示するとともに、第4図柄表示装置284では、図柄が停止した旨の態様での表示が行われる。
その後、大当り遊技が開始して主制御部300から第1副制御部400に入賞演出開始コマンドが送信されると、図18(52)に示すように、装飾図柄表示装置208では、大当り開始演出表示が開始される。今回は、「装飾7−装飾7−装飾7」の装飾図柄の組合せで大当りとなって開始された大当り遊技であるので、装飾図柄表示装置208では、「スペシャルボーナス」の表示が行われ、遊技者に15R確変大当りであることが報知されている。また、図18(52)に示す装飾図柄表示装置208では、表示領域の左上隅部に、右打ちを指示するミニ右打ち表示が行われている。なお、ミニ右打ち表示が行われないようにしてもよい。
その後、図18(53)に示すように、遊技者に右打ちを指示する右打ち指示画面が表示された後、図18(54)に示すように、1ラウンド目が開始される。1ラウンド目が開始されると、装飾図柄表示装置208では、ラウンド演出表示が行われるとともに、表示画面の右下隅部に大当りとなったときの装飾図柄の組合せを示す「装飾7」の表示が行われている。また、表示画面の左上隅部には、ミニ右打ち表示が行われ、右上隅部には、現在のラウンドである「1R」の表示が行われている。なお、大当り遊技において獲得した賞球数や、連荘中に獲得した総賞球数を表示するようにしてもよい。
その後、大当り遊技が消化され、15ラウンド目が開始されると、図18(55)に示すように、装飾図柄表示装置208では、ラウンド演出表示が行われるとともに、表示領域の右上隅部では、現在のラウンドである「15R」の表示が行われる。
図18(56)は、大当り遊技が終了し、装飾図柄表示装置208では、大当り終了演出表示が行われている様子が示されている。今回の大当り遊技は、15R確変大当りとなって開始された大当り遊技であるので、大当り遊技終了後は、遊技状態が特図高確率普図高確率状態(電サポ付き確変状態)となる。そのため、大当り終了演出表示では、その旨を示す「吉宗RUSH突入」の表示が行われ、電サポ付き確変状態に移行することが報知される。
その後、図18(57)に示す装飾図柄表示装置208では、カードユニット608(図4参照)に挿入されているプリペイドカードの取り忘れについて注意喚起する表示(注意喚起表示)が行われる。なお、この注意喚起表示は、電サポ中でない遊技状態において大当りとなった初回大当りでの大当り遊技が終了した場合にのみ表示するようにしてもよいし、大当りとなった状況に拘らず、大当り遊技が終了した場合に必ず表示するようにしてもよい。
図18(58)は、大当り遊技が終了して電サポ付き確変状態に移行し、1回目の図柄変動表示が開始される前の様子を示している。電サポ付き確変状態では、背景画像が電サポ付き確変状態用の背景画像となっており、装飾図柄も通常遊技状態(特図低確率普図低確率状態)とは異なる表示態様となっている。また、表示画面の中央下部には、特図2の保留アイコン表示領域282が形成されており、表示されるアイコンの数によって特図2の保留数を報知している。ここで、特図2の保留アイコンのデフォルトの表示態様は、四角形の無模様かつ白色の表示態様であり、特図1の保留アイコンとは表示態様(ここでは形状)が異なっており、遊技者が一目見ただけで判別がつくようになっている。なお、特図1の保留アイコンのデフォルトの表示態様と、特図2の保留アイコンのデフォルトの表示態様とが同じであってもよい。なお、図18(58)〜同図(63)では、特図2の保留アイコン表示領域282に4つの保留アイコンが表示されていることをわかりやすくするために、実際には表示されていない保留アイコンを破線で示してある。また、図18(58)〜同図(63)では、説明を容易にするために、特図2の保留アイコン表示領域282を破線で区画して表しているが、実際にはこの破線は表示されない。また、電サポ付き確変状態では、特図1の保留アイコンが表示されていないが、表示するようにしてもよい。また、図18(58)に示す装飾図柄表示装置208では、表示画面の左上隅部にミニ右打ち表示が行われるとともに、その下方に連荘回数を示す「ボーナス×○」の文字が表示されている。なお、図18(58)に示すタイミングでは、初回の大当り遊技が終了したので、その旨を示す「ボーナス×1」の表示が行われている。
そして、図18(59)に示すタイミングで第1特図表示装置212における図柄変動表示が開始された後、図18(60)に示す装飾図柄表示装置208では、遊技者に右打ちを指示する右打ち報知が表示される。この右打ち報知は、半透明の帯画像上に「右打ちしてください」の文字が表示された態様で表示されている。右打ち報知は、装飾図柄にオーバーラップしており、オーバーラップしていない状態である場合よりも装飾図柄が視認困難とされている。右打ち報知は、初回の大当り遊技が終了して移行した電サポ状態においてのみ表示するが、初回の大当り遊技以外の大当り遊技が終了して移行した電サポ状態においても表示するようにしてもよく、例えば、大当り遊技が終了して電サポ状態に移行する毎に表示するようにしてもよい。また、電サポ状態に移行した後、左打ちしていることを検知した場合にも右打ち報知を表示するようにしてもよく、例えば、第1特図始動口230に入賞したことを検知した場合に左打ちが行われたと判断して右打ち報知を表示するようにしてもよい。なお、図18(60)に示す装飾図柄表示装置208では、表示領域の右下隅部に第2保留数表示が表示されている。
その後、図18(61)に示す装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が開始している様子が示されている。その後、右打ち報知が表示されてから所定時間(例えば、3秒)が経過すると、図18(62)に示すように、右打ち報知が非表示となる。なお、ミニ右打ち表示は継続して行われている。
図18(63)では、特図2の図柄変動表示の保留が4つとなった様子が示されている。すなわち、特図2保留ランプ220では、特図2の保留が4つであることを示すために4つのランプの全てが点灯し、装飾図柄表示装置208では、特図2の保留アイコンh21〜h24が4つ表示されている。また、第2保留数表示でも、特図2の保留数が4つであることを示す「4」の表示が行われている。
図19(49a)は、図17(48)に続く別の演出例について示している。なお、図16〜図17では、「装飾7」でリーチ状態となって中図柄に「装飾7」が表示された場合について説明したが、ここでは、「装飾6」でリーチ状態となって中図柄に「装飾6」が表示された場合について説明する。図19(49a)に示す装飾図柄表示装置208では、第1装飾図柄が「装飾6−装飾6−装飾6」の装飾図柄の組合せで揺れ変動が行われている様子が示されている。なお、第2装飾図柄は左図柄、中図柄、右図柄のいずれも依然として変動表示が行われている。ここでの背景は、非表示であってもよいし、スーパーリーチが行われるまでとは異なる背景画像であってもよいし、スーパーリーチが行われる前と同じ背景画像であってもよい。また、このとき、変動アイコンh0や特図1の保留アイコンは表示されていないが、変動アイコンh0や特図1の保留アイコンは表示されていてもよい。また、ナビキャラクタYMの表示も行われていないが、ナビキャラクタYMの表示が行われてもよい。
その後、図19(50a)に示すタイミングで、第1特図表示装置212が特図Bの表示態様で表示される。なお、図19(50a)に示すタイミングでは、第1副制御部400は、主制御部300からの図柄変動停止コマンドを受信していない状態であるので、図柄確定停止と判断していないため、第1装飾図柄は揺れ変動を継続しており、第2装飾図柄や第4図柄表示装置284では未だ変動表示中となっている。
その後、第1副制御部400が図柄変動停止コマンドを受信すると、図19(51a)に示すように、第1装飾図柄及び第2装飾図柄がそれぞれ「装飾6−装飾6−装飾6」の装飾図柄の組合せで停止表示するとともに、第4図柄表示装置284では、図柄が停止した旨の態様での表示が行われる。遊技者は、これを見ることにより、実質5R確変大当り、5R通常大当り、2R通常大当りのいずれかの大当りとなったことを認識することができる場合がある。
その後、大当り遊技が開始して主制御部300から第1副制御部400に入賞演出開始コマンドが送信されると、図19(52a)に示すように、装飾図柄表示装置208では、大当り開始演出表示が開始される。今回は、「装飾6−装飾6−装飾6」の装飾図柄の組合せで大当りとなって開始された大当り遊技であるので、装飾図柄表示装置208では、「ボーナス」の表示が行われ、遊技者に実質5R確変大当り、5R通常大当り、2R通常大当りのいずれかであることが報知されている。また、図19(52a)に示す装飾図柄表示装置208では、表示画面の左上隅部にミニ右打ち表示が表示されている。
図19(38b)は、図17(37)に続く別の演出例について示している。図19(38b)では、演出ボタン136が操作有効期間内に押下されたがハズレの結果が表示されている様子が示されている。具体的には、装飾図柄表示装置208では、中図柄に「装飾6」が表示され、ハズレとなることが報知される。このとき、変動アイコンh0も表示が再開されている。その後、図19(39b)に示す装飾図柄表示装置208では、第1装飾図柄がフェイドアウトするとともに、決闘シーンのアニメーション表示が再開される。ここでは、主人公の殿様が敵役の剣豪に敗れ、その後、決闘シーンのアニメーション表示がフェイドアウトして、図18(40b)に示すように、変動アイコンh0、第2保留数表示及び第2装飾図柄を残し、非表示とされる。
その後、図19(41b)〜同図(42b)に示すように、装飾図柄表示装置208では、第1UI部280及び第2UI部281が表示領域の下方からスクロールインし、保留アイコンとナビキャラクタYMが表示される。そして、図19(42b)に示すように、装飾図柄表示装置208では、第1装飾図柄が「装飾7−装飾6−装飾7」の装飾図柄の組合せで揺れ変動が開始される。なお、第2装飾図柄は左図柄、中図柄、右図柄のいずれも依然として変動表示が行われている。
その後、図19(43b)に示すタイミングで、第1特図表示装置212が特図Iの表示態様で表示される。なお、図19(43b)に示すタイミングでは、第1副制御部400は、主制御部300からの図柄変動停止コマンドを受信していない状態であるので、図柄確定停止と判断していないため、第1装飾図柄は揺れ変動が継続して行われ、第2装飾図柄や第4図柄表示装置284では未だ変動表示中となっている。
その後、第1副制御部400が図柄変動停止コマンドを受信すると、図19(44b)に示すように、第1装飾図柄及び第2装飾図柄がそれぞれ「装飾7−装飾6−装飾7」の装飾図柄の組合せで停止表示するとともに、第4図柄表示装置284では、図柄が停止した旨の態様での表示が行われる。
続いて、図19(45b)に示す装飾図柄表示装置208では、変動アイコン消去アニメーションの表示が行われる。変動アイコン消去アニメーション表示では、変動アイコンh0が徐々に小さくなり、最終的には、図19(46b)に示すように変動アイコンh0が消失するアニメーション表示が行われる。なお、変動アイコン消去アニメーションは、特図が停止する前に開始されてもよい。
次に、本実施形態に係るパチンコ機100において実行される演出の具体例について説明する。
図20は、タイマ予告演出の一例を段階的に示す図である。
図20では、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普図表示装置210、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、普図保留ランプ216及び第4図柄表示装置284aについて、図示を省略している。
図20(1)に示す装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が行われている様子が示されている。また、図20(1)に示すタイミングでは、特図1の保留数が1となっており、第一の保留アイコンh11が表示されるとともに、第2保留数表示では、特図1の保留数が1であることを示す「1」が表示されている。また、変動アイコンh0及びナビキャラクタYMも表示されている。
図20(2)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告演出が開始している様子が示されている。具体的には、表示画面の右側からタイマ予告表示TM1がフレームインすることにより、タイマ予告演出が開始される。タイマ予告表示TM1には、「10:00」が表示されており、カウントダウンが開始されてから10秒が経過するとある予告演出が開始されることを示唆している。この演出例では、タイマ予告表示TM1のフレームインが開始された時点でカウントダウンを開始しているが、タイマ予告表示TM1のフレームインが完了してから(すなわち、図20(3)に示す表示となってから)カウントダウンを開始するようにしてもよい。
その後、図20(3)〜同図(7)に示すように、タイマ予告表示TM1におけるカウントダウンは、「00:00」となるまで継続して行われる。ここで、図20(5)に示すタイミングでは、左図柄に「装飾7」が停止表示し、図20(6)に示すタイミングでは、右図柄に「装飾7」が停止表示している。
タイマ予告表示TM1における表示が「00:00」となり、カウントダウンが完了すると、図20(8)に示すように、タイマ予告表示TM1では、タイマ表示に換えて予告への注目を促す旨の「注目」の文字が表示される。
すると、図20(9)に示すように、装飾図柄表示装置208では、中図柄に殿様のキャラクタが表された疑似連図柄が上方から下方に向けて低速で移動する表示が開始される。その後、図20(10)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告表示TM1が消去され、図20(11)に示すように、疑似連図柄が停止表示した後、図20(12)に示すように、殿様のキャラクタと「継続」の文字表示とからなるカットイン表示が行われる。本実施形態では、このようにして、疑似連図柄が停止表示されることにより、疑似連が実行されることを報知する。ここで、疑似連とは、装飾図柄の変動開始及び仮停止表示を1回の特図の変動表示において複数回実行する装飾図柄の変動表示態様である。本実施形態では、疑似連が実行される回数が多いほど大当りとなりやすいように構成されている。なお、疑似連図柄が停止表示することなく、下方にフレームアウトする場合があってもよく、疑似連図柄が下方にフレームアウトした場合には、疑似連が開始されず、そのままハズレの装飾図柄の組合せが停止表示されてもよいし、リーチ状態となってリーチ演出が開始するようにしてもよい。このように、この演出例では、タイマ予告が行われることにより、カウントダウンが完了した後、疑似連が開始されることを予告している。
その後、図20(13)に示すように、装飾図柄表示装置208では、第1装飾図柄の変動表示が再度開始される。このとき、装飾図柄表示装置208では、疑似連による2回目の装飾図柄の変動表示が開始されたことを示す「×2」が、第1装飾図柄にオーバーラップするようにして大きく表示される。
その後、図20(14)に示す装飾図柄表示装置208では、「×2」の表示が縮小されて第2装飾図柄の下方に移動している。
図20(3a)は、図20(2)に続く別の演出例を示している。なお、この演出例では、タイマ予告表示TM1には、「20:00」が表示されており、カウントダウンが開始されてから20秒が経過するとある予告演出が開始されることを示唆している。
その後、所定時間(例えば、8秒)が経過すると、図20(10a)〜同図(11a)に示すように、1回目の疑似連が上述した要領で行われる。その後、図12(14a)に示すように、2回目の第1装飾図柄の変動表示が行われる。なお、図20(10a)、同図(11a)及び同図(14a)は、それぞれ図20(10)、同図(11)及び同図(14)に対応した演出である。
そして、左図柄及び右図柄にそれぞれ「装飾7」、「装飾6」が停止表示した後、図20(15a)に示すように、タイマ予告演出が開始されてから20秒が経過して、タイマ予告表示TM1のタイマ表示が「00:00」となると、図20(16a)に示すように、タイマ予告表示TM1では、タイマ表示に換えて予告への注目を促す旨の「注目」の文字が表示される。また、このとき、右図柄が「装飾6」から「装飾7」に変化している。なお、右図柄が「装飾6」のまま変化しないようにしてもよい。すると、図20(16a)〜同図(17a)に示すように、2回目の疑似連が1回目の疑似連と同様の要領で行われる。このように、図20(3a)〜同図(17a)に示されるタイマ予告演出は、2回目の疑似連が開始されることを予告している。また、2回目の疑似連が開始されることを予告しているということは、1回目の疑似連の開始も予告しているということができ、つまり、この演出例では、タイマ予告演出により、1回目と2回目の疑似連の開始を予告しているということができる。なお、この演出例におけるタイマ予告では、2回目の疑似連の開始を予告するものであるが、他の種類の予告や演出の発生を予告するものであってもよい。
図20(7b)は、図20(6)に続く別の演出例を示している。なお、図20(7b)〜同図(11b)は、それぞれ図20(7)〜同図(11)に対応している。図20(7b)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告表示TM1における表示が「00:00」となり、カウントダウンが完了した様子が示されている。すると、図20(8b−1)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告表示TM1における「注目」の文字表示に換えて、「いくぜ」という吹き出しセリフが付記された殿様のキャラクタの顔画像YMFが表示されている。そして、その後、図20(8b−2)に示すように、タイマ予告表示TM1が消去される。このように、タイマ予告表示TM1以外の表示によって予告への注目を促すようにしてもよい。なお、タイマ予告演出におけるカウントダウンが完了し、予告への注目を促す手段としては、表示に限らず、音声やランプによって行ってもよいし、表示、音声、ランプのうちの2以上を組み合わせて行うようにしてもよい。
その後、図20(9b)に示すように、装飾図柄表示装置208では、中図柄に殿様のキャラクタが表された疑似連図柄が上方から下方に向けて低速で移動する表示が開始される。その後、図20(10b)に示す装飾図柄表示装置208では、疑似連図柄の移動表示が継続して行われるとともに、殿様のキャラクタの顔画像YMFが消去され、図20(11b)に示すように、疑似連図柄が停止表示した後、図20(12)に示すように、殿様のキャラクタと「継続」の文字表示とからなるカットイン表示が行われる。
なお、この演出例では、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示が「00:00」になると、これに対応する演出(疑似連)が開始するようにしたが、タイマ表示が「00:00」になっても、これに対応する演出が行われない場合があってもよい。
また、タイマ予告表示TM1においてタイマ表示のカウントダウンが行われている間に、他の予告が行われるようにしてもよい。この場合、この予告がタイマ予告演出に関連する予告であってもよいし、タイマ予告演出とは関係のない予告であってもよい。
図21は、タイマ予告演出の他の例を段階的に示す図である。
図21(a1)は、図20(7)に続く別の演出例を示している。タイマ予告表示TM1における表示が「00:00」となり、カウントダウンが完了すると、図21(a1)に示すように、タイマ予告表示TM1では、タイマ表示に換えて予告への注目を促す旨の「注目」の文字が表示される。
すると、図21(a2)に示す装飾図柄表示装置208では、ナビキャラクタYMが変動アイコンh0の方を向いて刀を向ける表示が行われる。その後、図21(a3)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告表示TM1が消去される。すると、図21(a4)に示す装飾図柄表示装置208では、ナビキャラクタYMが構えている刀から変動アイコンh0に向けてビームが発射される様子が表示され、その後、図21(a5)に示すように、変動アイコンh0に「熱」の文字が付加された予告表示が行われる。なお、変動アイコンh0ではなく、保留アイコンの表示態様が変化して先読み予告表示が行われてもよい。その後、図21(a6)に示すように、ナビキャラクタYMがデフォルトの表示態様に戻った後、図21(a7)に示すように、「装飾7」によるリーチ状態が発生する。このように、この演出例におけるタイマ予告演出は、予告が行われることを予告する演出であるということができる。
図21(b1)は、タイマ予告演出が開始した後の様子が示されている。この演出例でのタイマ予告演出では、タイマ予告表示TM1に表示されるタイマ表示が「30:00」となって開始されており、すなわち、カウントダウンが開始されてから30秒が経過するとある予告演出が開始されることを示唆するものである。なお、図21(b1)に示すタイミングでは、タイマ予告表示TM1における表示は「29:69」となっている。このように、タイマ予告演出で行うカウントダウンの時間が複数種類用意されていてもよく、例えば、カウントダウンの時間が長いほど、大当りの信頼度が高いように構成されてもよいし、カウントダウンの時間が短いほど、大当りの信頼度が高いように構成されてもよいし、カウントダウンの時間に拘らず、大当りの信頼度は変わらないように構成されてもよい。
その後、図21(b2)に示す装飾図柄表示装置208では、カウントダウンが開始してからおよそ8秒が経過しており、第1装飾図柄では「装飾7」によるリーチ演出が開始している様子が示されている。
リーチ演出が開始されると、図21(b3)に示すように、第1装飾図柄の左図柄と右図柄がそれぞれ左右上方に移動表示され、第1UI部280では、変動アイコンh0を残して表示画面の下方にフレームアウトするとともに、第2UI部281に表示されている保留アイコンもフレームアウトされる。
その後、図21(b4)では、スーパーリーチ(剣豪リーチ)に発展した様子が示されている。図21(b4)に示す装飾図柄表示装置208では、敵役の剣豪の画像が大きく表示され、続いて、図21(b5)に示すように、装飾図柄表示装置208では、主人公の殿様と敵役の剣豪との決闘シーンのアニメーション表示が開始される。この間も、タイマ予告表示TM1におけるカウントダウンは継続して行われている。そして、図21(b5)に示すように、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示が「00:00」となると、図21(b6)に示すように、タイマ予告表示TM1では、タイマ表示に換えて予告への注目を促す旨の「注目」の文字が表示される。すると、図21(b7)に示すように、装飾図柄表示装置208では、変動アイコンh0に「熱」の文字が付加された予告表示が行われる。このように、この演出例では、装飾図柄の変動表示中においてタイマ予告演出が開始され、このタイマ予告演出がリーチ状態に移行した後も継続して行われている様子が示されている。
図21(b4´−2)は、図21(b4)に続く別の演出例を示している。図21(b4´−2)に示す装飾図柄表示装置208では、決闘シーンのアニメーション表示が開始された後、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示が「02:37」となっている様子が示されている。すなわち、タイマ予告演出によるカウントダウンが開始されてから、約27秒が経過したときの様子が示されている。また、図21(b4´−2)にしめす装飾図柄表示装置208では、ボタン画像136aと残時間表示メータMTが表示され、ボタン演出が開始されている様子が示されている。なお、このボタン演出は、タイマ予告演出によって予告された演出とは異なる演出である。その後、図21(b5´)に示すように、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示が「00:00」となると、図21(b6´)に示すように、タイマ予告表示TM1では、タイマ表示に換えて予告への注目を促す旨の「注目」の文字が表示される。すると、図21(b7´)に示すように、装飾図柄表示装置208では、変動アイコンh0に「熱」の文字が付加された予告表示が行われる。このように、この演出例では、タイマ予告演出においてカウントダウンした結果行われた予告表示(あるいは、演出)がボタン演出の実行中に行われている様子が示されている。
上述の演出例では、タイマ予告演出においてカウントダウンした結果行われる演出として、変動アイコンh0の表示態様の変化表示が行われる例について説明したが、これに限らず、他の演出が行われてもよく、例えば、図21(b7´´)に示すように、残時間表示メータMTのゲージの色が変化して予告を行うようにしてもよい。
図21(b6´´´)は、図21(b5)に続く別の演出例を示している。タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示が「00:00」となると、図21(b6´´´)に示すように、タイマ予告表示TM1では、タイマ表示に換えて予告への注目を促す旨の「注目」の文字表示が表示される。すると、図21(b6´´´−2)に示すように、装飾図柄表示装置208では、変動アイコンh0の表示態様が変化して予告表示が行われるとともに、決闘シーンのアニメーション表示が大当りの信頼度がきわめて高いことを示すカットイン表示に切り換えられている様子が示されている。このカットイン表示では、姫のキャラクタが表示画面の右側に大きく表示されるとともに、大当りの信頼度がきわめて高いことを示唆する「突アツ」の文字が表示されている。なお、このカットイン表示が大当りが確定する予告表示であってもよい。このように、この演出例では、タイマ予告演出においてカウントダウンした結果、2以上の予告表示が行われている様子が示されている。なお、変動アイコンh0の表示態様は変化せず、カットイン表示のみ行われる場合があってもよい。
図21(c1)〜同図(c2)に示す演出例は、タイマ予告演出においてカウントダウンした結果、レバー演出が開始する様子を示している。図21(c1)に示す装飾図柄表示装置208では、決闘シーンのアニメーション表示の実行中にタイマ予告表示TM1のタイマ表示が「00:00」となり、タイマ表示に換えて予告への注目を促す旨の「注目」文字が表示されている様子が示されている。なお、この演出例におけるパチンコ機100では、演出用の操作手段としての演出ボタン136の他に、演出レバー136Vが設けられている。
その後、図21(c2)に示すように、演出レバー136Vを模したレバー画像136Vaと残時間表示メータMTが表示され、レバー演出が開始されている様子が示されている。その後、図21(c3)に示すように、タイマ予告表示TM1が消去される。このように、この演出例では、タイマ予告演出においてカウントダウンした結果、レバー演出が開始する様子が示されているが、レバー演出に換えて、上述したボタン演出が行われてもよい。
なお、ボタン演出は、大当りへの期待度に応じて複数種類あってもよい(例えば、デフォルトの態様のボタン画像136a、デフォルトの態様とは色が異なる(例えば、赤色や金色等)ボタン画像136a、デフォルトの態様に文字表記(例えば、「激熱」や「期待大」等)やキャラクタを付加したボタン画像136a、デフォルトの態様とは大きさが異なるボタン画像136a(例えば、デカボタン演出やミニボタン演出)、デフォルトの態様よりも表示される数が多いボタン画像136a(例えば、ボタン画像136aが3つ表示されている場合、ボタン画像136aの数と同じ回数の操作(例えば、3回)をさせるようにしてもよく、ボタン画像136aの数と異なる回数の操作(例えば、1回又は2回、4回・・・)をさせるようにしてもよい。また、演出ボタン136の操作に応じた応答表示は、ボタン画像136aの数に対応した数が表示されてもよく、ボタン画像136aの数と異なる数が表示されてもよい。)等)。
図21(d1)〜同図(d4)に示す演出例は、タイマ予告演出においてカウントダウンした結果、演出可動体が動作する様子が示されている。図21(d1)に示すように、装飾図柄表示装置208では、第1装飾図柄において「装飾7」でリーチとなり、リーチ演出が行われている様子が示されている。なお、第1UI部280では、変動アイコンh0を残し、下方にフレームアウトしており、第2UI部281に表示された保留アイコンも下方にフレームアウトしている。また、タイマ予告演出も行われており、図21(d1)に示すタイミングでは、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示が「00:00」となっている様子が示されている。その後、図21(d2)に示すように、タイマ予告表示TM1では、タイマ表示に換えて予告への注目を促す旨の「注目」の文字が表示される。すると、図21(d3)に示すように、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdが動作し、それぞれ装飾図柄表示装置208の前面側でオーバーラップする。その後、図21(d4)に示すように、タイマ予告表示TM1が消去される。このように、この演出例では、タイマ予告演出においてカウントダウンした結果、演出可動体としての第1大盤振舞役物Ga〜第4大盤振舞役物Gdが動作する様子が示されているが、家紋役物224Eや千両箱役物224Hが動作してもよく、また、第1大盤振舞役物Ga〜第4大盤振舞役物Gd、家紋役物224E及び千両箱役物224Hのうちの2つ以上が動作してもよい。
図22は、タイマ予告演出の他の例を段階的に示す図である。
図22(1)に示す装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が行われている様子が示されている。また、図22(1)に示すタイミングでは、特図1の保留数が1となっており、第一の保留アイコンh11が表示されるとともに、第2保留数表示では、特図1の保留数が1であることを示す「1」が表示されている。また、変動アイコンh0及びナビキャラクタYMも表示されている。また、図22(1)では、上述したタイマ予告演出が開始されており、タイマ予告表示TM1が表示画面の中央右側に表示されている。図22(1)に示すタイミングでは、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示は「09:69」となっている。
その後、図22(2)に示す装飾図柄表示装置208では、ナビキャラクタYMによるタイマ上乗せ演出が行われている様子が示されている。すなわち、装飾図柄表示装置208では、タイマ上乗せ演出が開始すると、ナビキャラクタYMの近傍に「上乗せ」の文字が表示された吹き出しが表示され、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示に時間の上乗せが行われることが報知される。すなわち、タイマ予告演出において行われるカウントダウンの時間が延長されることが報知される。なお、タイマ予告演出が開始されてからタイマ上乗せ演出が開始されるまでの間に、例えば、ボタン演出や、疑似連演出や、チャンスアップの予告や、先読み予告等の予告が行われてもよい。
続いて、図22(3)に示すように、ナビキャラクタYMの吹き出しでは、上乗せされる時間を示す「+10秒」の表示が行われ、上乗せされる時間が報知されている。
すると、図22(4)に示すように、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示が高速で変動表示するカウントアップアニメーションの表示によって時間が上乗せされる演出が行われる。なお、カウントアップアニメーション表示を行わなくてもよい。また、カウントアップアニメーションの表示に換えて、図22(4a)に示すように、タイマ予告表示TMにおけるタイマ表示の表示状態が視認困難な態様でエフェクト画像をオーバーラップさせるようにしてもよいし、図22(4a)に示すエフェクト画像を表示した後に、図22(4)に示すカウントアップアニメーションの表示が行われてもよい。
すると、図22(5)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示が「15:00」に更新され、タイマ表示における時間に10秒が上乗せされた様子が示されている。すなわち、タイマ予告表示TM1における表示態様がタイマを上乗せする演出により変化しているということができる。なお、タイマ上乗せ演出が行われている間、カウントダウンの表示が停止してもよいし、カウントダウンの表示が進んでいてもよい。
その後、図22(6)に示すように、ナビキャラクタYMの吹き出しが消去され、その後、所定時間(例えば、タイマ上乗せ演出が完了してから約3秒)が経過すると、1回目の疑似連演出が開始され、図22(7)に示すタイミングで疑似連図柄が停止表示し、疑似連が行われることが報知される。
この演出例では、タイマ上乗せ演出が行われてタイマ表示に時間の上乗せが行われた場合には、時間の上乗せが行われない場合よりも大当りとなりやすいようにしているが、大当りの信頼度に変化がなくてもよいし、大当りになりにくいようにしてもよい。
図22(1b)〜同図(6b)に示す演出例は、上述したナビキャラクタYMによるタイマ上乗せ演出に換えて、会話予告によるタイマ上乗せ演出が行われている様子を示している。図22(1b)に示す装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が行われている様子が示されている。また、図22(1b)に示すタイミングでは、特図1の保留数が1となっており、第一の保留アイコンh11が表示されるとともに、第2保留数表示では、特図1の保留数が1であることを示す「1」が表示されている。また、変動アイコンh0及びナビキャラクタYMも表示されている。また、図22(1b)では、上述したタイマ予告演出が開始されており、タイマ予告表示TM1が表示画面の中央右側に表示されている。図22(1b)に示すタイミングでは、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示は「09:69」となっている。また、図22(1b)では、会話予告が開始しており、殿様のキャラクタとともに「チャンス」という文字表示が表示された殿様の会話画像CI1が表示されている。なお、タイマ予告演出が開始されるタイミングと会話予告が開始されるタイミングとが同じであってもよいし、タイマ予告演出が開始された後で会話予告が開始されてもよいし、会話予告が開始された後でタイマ予告演出が開始されてもよい。また、殿様の会話画像CI1は、タイマ予告表示TM1に一部がオーバーラップされており、オーバーラップされていない状態である場合よりも殿様の会話画像CI1の表示が視認困難とされている。また、タイマ予告表示TM1が殿様の会話画像CI1にオーバーラップされてもよい。
その後、図22(2b)に示す装飾図柄表示装置208では、会話予告が更新されており、殿様の会話画像CI1が縮小表示されて第2装飾図柄の表示位置の下方に移動し、爺のキャラクタとともに、上乗せされる時間を示す「10秒上乗せですぞ」という文字表示が表示された爺の会話画像CI2が表示される。これにより、タイマ予告表示TMにおけるタイマ表示に10秒の時間が上乗せされることが報知される。なお、タイマ予告演出におけるタイマ表示のカウントダウンは継続して行われている。また、爺の会話画像CI2も、タイマ予告表示TM1に一部がオーバーラップされており、オーバーラップされていない状態である場合よりも爺の会話画像CI2の表示が視認困難とされている。また、タイマ予告表示TM1が爺の会話画像CI2にオーバーラップされてもよい。
すると、図22(4b)に示すように、上述したカウントアップアニメーションの表示によって時間が上乗せされる演出が行われる。
その後、殿様の会話画像CI1と爺の会話画像CI2が消去されて会話予告が終了した後、図22(6b)に示すように、カウントアップアニメーション表示が終了し、タイマ予告表示TMにおけるタイマ表示が「15:00」に更新され、タイマ表示における時間に10秒が上乗せされる。なお、この演出例では、会話予告が終了した後でカウントアップアニメーション表示が終了するようにしたが、例えば、図22(4b´−1)〜同図(4b´−2)に示すように、カウントアップアニメーション表示が終了するまで会話予告が継続して行われてもよい。また、会話予告が終了するタイミングとカウントアップアニメーション表示が終了するタイミングが同じであってもよい。
図22(1c)〜同図(6c)に示す演出例は、会話予告によるタイマ上乗せ演出の別の例を示している。図22(1c)に示す装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が行われている様子が示されている。また、図22(1c)に示すタイミングでは、特図1の保留数が1となっており、第一の保留アイコンh11が表示されるとともに、第2保留数表示では、特図1の保留数が1であることを示す「1」が表示されている。また、変動アイコンh0及びナビキャラクタYMも表示されている。また、図22(1c)では、上述したタイマ予告演出が開始されており、タイマ予告表示TM1が表示画面の中央右側に表示されている。図22(1c)に示すタイミングでは、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示は「09:69」となっている。また、図22(1c)では、会話予告が開始しており、殿様のキャラクタとともに「チャンス」という文字表示が表示された殿様の会話画像CI1が表示されている。なお、殿様の会話画像CI1は、タイマ予告表示TM1に一部がオーバーラップされており、オーバーラップされていない状態である場合よりも殿様の会話画像CI1の表示が視認困難とされている。また、タイマ予告表示TM1が殿様の会話画像CI1にオーバーラップされてもよい。
その後、図22(2c−1)に示す装飾図柄表示装置208では、会話予告が更新されており、殿様の会話画像CI1が縮小表示されて第2装飾図柄の表示位置の下方に移動し、爺のキャラクタとともに上述した操作促進報知画像が表示された爺の会話画像CI2が表示される。なお、図22(2c−1)に示すタイミングでは、操作有効期間は開始されておらず、演出ボタン136が操作されてもこれに応じた表示は行われない。また、会話予告の実行中においてもタイマ予告演出によるカウントダウンは継続して行われている。
その後、図22(2c−2)に示すタイミングで操作有効期間が開始される。図22(2c−3)は、操作有効期間が開始されてから約1.5秒が経過した様子が示されており、残時間表示メータMTのゲージの長さが経過した時間に応じた長さまで減少している。その後、演出ボタン136の操作が行われることなく操作有効期間が経過すると、図22(2c−4)に示すように、残時間表示メータMTのゲージが消失し、遊技者にその旨が報知される。すると、図22(3c)に示すように、爺の会話画像CI2の表示が操作促進報知画像から上乗せされる時間を示す「10秒上乗せですぞ」という文字表示に変更され、タイマ予告表示TMにおけるタイマ表示に10秒の時間が上乗せされることが報知される。なお、操作有効期間において演出ボタン136が操作されなかった場合には、タイマ表示における時間の上乗せが行われないようにしてもよい。また、操作有効期間において演出ボタン136が操作された場合には、残時間表示メータMTにおけるゲージを一旦消失した後に、「10秒上乗せですぞ」の文字表示に変更するようにしてもよいし、残時間表示メータMTにおけるゲージが消失する表示を行うことなく、「10秒上乗せですぞ」の文字表示に変更するようにしてもよい。また、操作有効期間において演出ボタン136が操作されたことを条件に、操作有効期間が経過してから、「10秒上乗せですぞ」の文字表示が行われてもよい。また、操作有効期間において演出ボタン136が操作された場合には、演出ボタン136が操作されたタイミングにおいてタイマ表示が示す時間に対し10秒を上乗せするようにしてもよい。すなわち、演出ボタン136が押された時点の残り時間に対して10秒が上乗せされる表示が行われてもよい。
すると、図22(4c)に示すように、上述したカウントアップアニメーションの表示によって時間が上乗せされる演出が行われる。なお、この場合において、会話予告が終了した後でカウントアップアニメーション表示が終了するようにしてもよいし、カウントアップアニメーション表示が終了するまで会話予告が継続して行われてもよいし、会話予告が終了するタイミングとカウントアップアニメーション表示が終了するタイミングが同じであってもよい。
その後、殿様の会話画像CI1と爺の会話画像CI2が消去されて会話予告が終了した後、図22(6c)に示すように、カウントアップアニメーション表示が終了し、タイマ予告表示TMにおけるタイマ表示が更新され、タイマ表示における時間に10秒が上乗せされる。なお、図22(6c)に示すタイミングでは、タイマ表示における時間に10秒が上乗せされた後、タイマ表示が「09:85」までカウントダウンした様子が示されている。
なお、この演出例では、図22(2c−2)〜同図(2c−4)に示すように、操作有効期間においてもタイマ予告演出におけるカウントダウンの表示を継続して行うようにしたが、例えば、図22(2c−2)に示すタイミングで操作有効期間が開始した後は、図22(2c−3´)に示すように、操作有効期間においてはタイマ予告演出におけるカウントダウンの更新表示を行わないで(タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示を「06:00」のままにして)、内部において計時し、操作有効期間が経過したタイミングで、図22(2c−4´)に示すように、内部における計時結果(例えば、図22(2c−4´)に示すタイミングでは、残り2.00秒)をタイマ予告表示TM1のタイマ表示に反映させ、カウントダウンの更新表示を再開させるようにしてもよい。
また、例えば、図22(2c−2)に示すタイミングで操作有効期間が開始した後は、図22(2c−3´´)に示すように、操作有効期間においてはタイマ予告演出におけるカウントダウンの更新表示を行わないで(タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示を「06:00」のままにして)、内部において計時し、図22(2c−4´´)に示すように、操作有効期間が経過しても内部における計時結果を反映させず、図22(3c´´)に示すように、爺の会話画像CI2の表示が操作促進報知画像から上乗せされる時間を示す「10秒上乗せですぞ」という文字表示に変更されたタイミングで、内部における計時結果(例えば、図22(3c´´)に示すタイミングでは、残り1.23秒)をタイマ予告表示TM1のタイマ表示に反映させ、カウントダウンの更新表示を再開させるようにしてもよい。
図23は、タイマ予告演出の他の例を段階的に示す図である。
図23(1d)〜同図(2d)は、図22(1b)〜同図(2b)の別の演出例を示している。図23(1d)では、殿様の会話画像CI1において表示されている文字表示が「タイマ予告に注目」となっている。これにより、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示が「00:00」となった結果行われる演出(予告)に注目させることができる場合がある。すなわち、図23(1d)における殿様の会話画像CI1の表示により、予告の予告が行われているということができる。
その後、図23(2d)に示す装飾図柄表示装置208では、会話予告が更新されており、殿様の会話画像CI1が縮小表示されて第2装飾図柄の表示位置の下方に移動し、図22(2b)において上述した爺の会話画像CI2が表示されている。このように、タイマ予告演出に注目させた後に、タイマ表示が変化することを報知するようにしてもよい。
図23(1e)は、図23(1d)の別の演出例を示している。図23(1e)では、殿様の会話画像CI1に換えて、タイマ予告表示TM1の上方に装飾図柄表示装置208の表示画面の右端から左端にかけてスクロールするスクロール表示SC1を行うことでタイマ表示が「00:00」となった結果行われる演出に注目させるようにしてもよい。すなわち、図23(1e)に示されるスクロール表示SC1では、「タイマ予告に注目」という文字が表示画面の右端から左端に向かってループしてスクロールしている。
図23(1f)〜同図(6f)に示す演出例は、タイマ上乗せ演出の別の例であって、上乗せされた時間のカウントダウンが、タイマ予告表示TM1とは別の表示によって行われる様子を示している。図23(1f)は、図22(3)に続く演出例であり、ナビキャラクタYMの吹き出しによる上乗せ時間の報知が行われた後、上乗せタイマ表示TM2がタイマ予告表示TM1の下方において表示画面の右端からフレームインしている様子が示されている。この上乗せタイマ表示TM2では、上乗せされる時間を示す「10:00」が表示されている。ここで、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示のカウントダウンは、上乗せタイマ表示TM2のフレームインのアニメーションが行われている間も行われているが、カウントダウンが中断してもよい。なお、上乗せタイマ表示TM2は、ナビキャラクタYMの吹き出しにオーバーラップしており、オーバーラップしていない状態である場合よりも視認困難とされている。また、上乗せタイマ表示TM2がナビキャラクタYMの吹き出しにオーバーラップされてもよい。
図23(2f)は、上乗せタイマ表示TM2のフレームインのアニメーションが完了した様子が示されている。このとき、ナビキャラクタYMの吹き出しが消去されている。ここで、上乗せタイマ表示TM2のフレームインのアニメーションが完了した後で、ナビキャラクタYMの吹き出しが消去されてもよいし、ナビキャラクタYMの吹き出しが消去された後で、上乗せタイマ表示TM2のフレームインのアニメーションが完了してもよいし、上乗せタイマ表示TM2のフレームインのアニメーションが完了するタイミングと、ナビキャラクタYMの吹き出しが消去されるタイミングとが同じであってもよい。なお、図23(2f)では、タイマ予告表示TM1の下方に上乗せタイマ表示TM2を配置するようにしたが、タイマ予告表示TM1と上乗せタイマ表示TM2とを重ねて配置するようにしてもよく、例えば、図23(2f´)に示すように、上乗せタイマ表示TM2がタイマ予告表示TM1にオーバーラップされるようにしてもよいし、図23(2f´´)に示すように、タイマ予告表示TM1が上乗せタイマ表示TM2にオーバーラップされるようにしてもよい。
その後は、図23(2f)〜同図(4f)に示すように、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示のカウントダウンが「00:00」となるまで継続して行われる。その後、図23(5f)に示す装飾図柄表示装置208では、上乗せタイマ表示TM2におけるタイマ表示のカウントダウンが開始されるとともに、タイマ予告表示TM1が表示画面の右端へフレームアウトする様子が示されている。ここで、上乗せタイマ表示TM2におけるタイマ表示のカウントダウンが開始された後で、タイマ予告表示TM1のフレームアウトのアニメーションが開始してもよいし、上乗せタイマ表示TM2におけるタイマ表示のカウントダウンが開始するタイミングと、タイマ予告表示TM1のフレームアウトのアニメーションが開始するタイミングとが同じであってもよい。また、図23(5f)に示す演出例では、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示のカウントダウンが完了した場合にタイマ予告表示TM1をフレームアウトするようにしたが、タイマ予告表示TM1をフレームアウトしないようにしてもよく、その際に、例えば、図23(5f´)に示すように、タイマ予告表示TM1に、予告への注目を促す旨の「注目」の文字表示が行われてもよい。
図23(6f)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示のカウントダウンが完了したことに対応して、中図柄に疑似連図柄が出現し、疑似連が行われる場合があることを示唆しており、上乗せタイマ表示TM2は別の演出が行われるまでの時間をカウントダウンしている。なお、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示のカウントダウンの完了では疑似連図柄が出現せず、上乗せタイマ表示TM2におけるタイマ表示のカウントダウンが完了した場合に疑似連図柄が出現するようにしてもよい。このように、この演出例では、上乗せされた時間がタイマ予告表示TM1におけるタイマ表示に上乗せされず、タイマ予告表示TM1とは別の上乗せタイマ表示TM2に表示してカウントダウンが行われる様子が示されている。なお、上乗せされる時間の報知は、複数のタイマ予告表示の合算値の報知であってもよく、例えば、タイマ予告表示TM1に3秒を上乗せした値を表示し、上乗せタイマ表示TM2に残りの7秒を上乗せした値を表示してもよい。ここでの上乗せタイマ表示TM2は、タイマの上乗せに伴い、新たに表示されるタイマ予告であってもよく、タイマの上乗せ前から元々表示されているタイマ予告であってもよい。
図23(3fa)〜同図(8fa)は、タイマ上乗せ演出のさらに別の例であって、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示のカウントダウンと上乗せタイマ表示TM2におけるタイマ表示のカウントダウンが同時に行われている様子を示している。図23(3fa)は、図23(2f)に続く演出例であり、上乗せタイマ表示TM2のフレームインのアニメーションが完了した後、上乗せタイマ表示TM2におけるタイマ表示がタイマ予告表示TM1におけるタイマ表示とともにカウントダウンを開始している様子が示されている。すなわち、この演出例では、上乗せされる時間を10秒と報知するが、実質的には5秒の上乗せが行われている。なお、実質的に10秒の上乗せが行われるように、上乗せタイマ表示TM2におけるタイマ表示を、上乗せする時間である10秒にタイマ予告表示TM1のタイマ表示が示す時間を加えた時間としてもよく、例えば、図23(3fa)に示す場合であれば、上乗せタイマ表示TM2に「15:00」と表示するようにしてもよい。
その後、図23(3f)〜同図(6f)に示す要領でカウントダウンを続行し、図23(7fa)では、中図柄に疑似連図柄が停止表示し、疑似連が行われることを報知している。
図23(8fa)に示す装飾図柄表示装置208では、第1装飾図柄の変動表示が再度開始され、1回目の疑似連が行われている様子が示されている。このとき、装飾図柄表示装置208では、疑似連による2回目の装飾図柄の変動表示が開始されたことを示す「×2」が、第2装飾図柄の下方に表示されている。また、図23(8fa)に示す装飾図柄表示装置208では、上乗せタイマ表示TM2におけるタイマ表示のカウントダウンが完了し、タイマ表示に換えて予告への注意を促す旨の「注目」の文字が表示されている。
すると、図23(9fa)に示すように、装飾図柄表示装置208では、中図柄に疑似連図柄としてのリプレイ図柄RPが停止表示し、2回目の疑似連が開始されることを報知している。あるいは、図23(9fa´)に示すように、中図柄にチャンス図柄としての松の図柄CCが停止表示し、予告が行われるようにしてもよい。また、松の図柄CCが停止表示した後に疑似連演出が行われるようにしてもよい。このように、タイマ予告演出によるカウントダウンの結果行われる演出として、疑似連の他にも予告演出や大当りとなることを示唆するようにしてもよい。ここで、リプレイ図柄RPや松の図柄CCは、上乗せタイマ表示TM2にオーバーラップされているが、上乗せタイマ表示TM2にオーバーラップするようにしてもよい。このように、この演出例では、タイマ表示の表示態様の変化の一態様として、タイマ表示の増加が行われることを示している。なお、タイマ表示が分裂するようにしてもよい。
図24は、タイマ予告演出の他の例を段階的に示す図である。
図24(1)に示す装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が行われている様子が示されている。また、図24(1)に示すタイミングでは、特図1の保留数が2となっており、第一の保留アイコンh11及び第二の保留アイコンh12が表示されるとともに、第2保留数表示では、特図1の保留数が2であることを示す「2」が表示されている。また、変動アイコンh0及びナビキャラクタYMも表示されている。
その後、図24(2)に示す装飾図柄表示装置208では、左図柄に「装飾4」が停止表示し、また、左図柄にオーバーラップして、時計の予告アイコンMI1が表示されている。この時計の予告アイコンMI1の表示は、先読み予告として機能する場合がある予告表示であり、タイマ予告演出において時間の上乗せが行われることを予告するものである。なお、タイマ予告演出が行われることを予告してもよい。ここで、左図柄が停止するタイミングと時計の予告アイコンMI1が表示されるタイミングとが同じであってもよいし、左図柄が停止した後で時計の予告アイコンMI1が表示されてもよいし、時計の予告アイコンMI1が表示された後で左図柄が停止してもよい。なお、ストックされる予告アイコンの表示タイミングは、装飾図柄に付随して時計の予告アイコンMI1が表示される場合に限らず、予告アイコン用図柄の仮停止や、ナビキャラ予告や会話予告等の各種演出による当該図柄変動表示における予告や保留等やナビキャラクタYM等の各種演出による先読み予告等あらゆるタイミングで行われる場合があってもよい。
その後、図24(3)に示す装飾図柄表示装置208では、第1UI部280において、ナビキャラクタYMが立っている台がせり上がり、予告アイコン表示領域285が形成される様子が示されている。この予告アイコン表示領域285は、例えば、5つの領域に区画されており、予告アイコンが表示される各領域が横列方向に並んで配置されている。なお、予告アイコン表示領域285において構成される領域の数は任意に設定することができる。
その後、図24(4)に示す装飾図柄表示装置208では、時計の予告アイコンMI1が予告アイコン表示領域285に移動し、ストックされる様子が示されている。なお、第1装飾図柄では、右図柄に「装飾7」が停止表示している様子が示されている。ここで、右図柄が停止するタイミングと時計の予告アイコンMI1が移動を開始するタイミングとが同じであってもよいし、右図柄が停止した後で予告アイコンMI1が移動を開始してもよいし、予告アイコンMI1が移動を開始した後で、右図柄が停止してもよい。
そして、図24(5)に示すように、時計の予告アイコンMI1が縮小表示され、予告アイコン表示領域285の一番左側の領域に格納され、時計の予告アイコンMI1がストックされた様子が示されている。なお、図24(5)に示す装飾図柄表示装置208では、中図柄が停止表示し、第1装飾図柄及び第2装飾図柄が「装飾4−装飾1−装飾7」のハズレの装飾図柄の組合せで確定表示されている様子が示されている。なお、時計の予告アイコンMI1が予告アイコン表示領域285に格納されるタイミングと、装飾図柄が確定表示されるタイミングとが同じであってもよいし、時計の予告アイコンMI1が予告アイコン表示領域285に格納された後で、装飾図柄が確定表示されてもよいし、装飾図柄が確定表示された後で、時計の予告アイコンMI1が予告アイコン表示領域285に格納されてもよい。
図24(6)に示す装飾図柄表示装置208では、特図1の保留が1つ消化されて図柄変動表示が行われている様子が示されている。また、タイマ予告演出も開始しており、図24(6)に示すタイミングでは、タイマ予告表示TM1に表示されたタイマ表示が「09:69」となっており、カウントダウンが行われている。なお、ある演出の実行中(例えば、予告アイコンのストック演出等)にのみ、タイマ予告表示にオーバーラップする演出表示(例えば、ナビキャラクタYM等)があってもよい。また、逆に、ある演出の実行中にのみタイマ予告をオーバーラップさせる演出表示があってもよい。
その後、図24(7)に示すように、予告アイコン表示領域285に格納されている時計の予告アイコンMI1の周囲にエフェクトが表示され、時計の予告アイコンMI1が使用されることを予告している。なお、タイマ予告表示TM1では「07:31」が表示されている。
すると、図24(8)に示すように、時計の予告アイコンMI1が予告アイコン表示領域285から飛び出し、表示画面の略中央で拡大表示される。なお、予告アイコン表示領域285では、エフェクトが表示されたままとなっているが、時計の予告アイコンMI1が予告アイコン表示領域285から飛び出すタイミングで消去されてもよい。
その後、図24(9)に示すように、時計の予告アイコンMI1が消去され、カウントアップアニメーションの表示が開始される。なお、時計の予告アイコンMI1が消去されるタイミングとカウントアップアニメーションの表示が開始されるタイミングとが同じであってもよいし、時計の予告アイコンMI1が消去された後でカウントアップアニメーションの表示が開始されてもよいし、カウントアップアニメーションの表示が開始された後で、時計の予告アイコンMI1が消去されてもよい。
その後、図24(10)に示すように、予告アイコン表示領域285が下方にフレームアウトする。
図25は、タイマ予告演出の他の例を段階的に示す図である。
図25(A1)〜同図(A4)に示す演出例は、タイマ上乗せ演出の別の例について示している。図25(A1)に示す装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が行われている様子が示されている。また、図25(A1)に示すタイミングでは、特図1の保留数が1となっており、第一の保留アイコンh11が表示されるとともに、第2保留数表示では、特図1の保留数が1であることを示す「1」が表示されている。また、変動アイコンh0及びナビキャラクタYMも表示されている。また、図25(A1)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告演出が開始されており、タイマ予告表示TM1では「09:69」が表示され、カウントダウンが行われている。
図25(A2)に示す装飾図柄表示装置208では、左図柄及び右図柄にそれぞれ「装飾7」が停止表示されている様子が示されている。また、タイマ予告表示TM1におけるカウントダウンが完了しており、タイマ表示は「00:00」となっている。
すると、図25(A3)に示す装飾図柄表示装置208では、ナビキャラクタYMの近傍に「上乗せ」の文字が表示された吹き出しが表示され、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示に時間の上乗せが行われることが報知される。なお、「上乗せ」の文字表示が行われても、タイマ表示の時間の上乗せが行われない場合があってもよいし、他の演出が行われてもよい。ここで、例えば、図25(A3a−1)に示すように、タイマ表示に換えて予告への注目を促す旨の「注目」の文字を表示した後、図25(A3a−2)に示すように、ナビキャラクタYMの吹き出しを表示し、その吹き出しに、上乗せされる時間を示す「+10秒」の表示を行って、上乗せされる時間を報知するようにしてもよい。この演出例では、「注目」の表示の対象となる演出が、予告表示ではなく、10秒の時間の上乗せとなっている。また、例えば、図25(A3b−1)に示すように、タイマ表示に換えて、タイマ予告演出が継続する旨の「まだまだ」の文字を表示した後、タイマ予告表示TM1の表示を、上乗せされる時間を示す「+10秒」の表示に切り替えて、上乗せされる時間を報知するようにしてもよい。あるいは、図25(A3b−1)に示すように、タイマ予告表示TM1に「まだまだ」の文字を表示した後、ナビキャラクタYMの吹き出しを表示し、その吹き出しに、上乗せされる時間を示す「+10秒」の表示を行うようにしてもよい。また、図25(A3)に示す表示を行った後に、図25(A3b−2)に示すような表示を行うようにしてもよい。
その後、図25(A4)に示すように、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示に10秒の時間が加算され、タイマ表示が「10:00」に更新され、タイマ予告表示TM1におけるカウントダウンが再開される。一方、図25(A4)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告表示TM1におけるカウントダウンが行われて「00:00」となったことに応じて、中図柄に疑似連図柄が停止表示している様子が示されている。なお、タイマ表示が更新されるタイミングと、疑似連図柄が停止表示するタイミングとが同じであってもよいし、タイマ表示が更新された後で、疑似連図柄が停止表示してもよいし、疑似連図柄が停止表示した後でタイマ表示が更新されてもよい。
図25(B1)〜同図(B5)に示す演出例は、タイマ予告演出において、タイマが短縮される演出例について示している。図25(B1)に示す装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が行われている様子が示されている。また、図25(B1)に示すタイミングでは、特図1の保留数が1となっており、第一の保留アイコンh11が表示されるとともに、第2保留数表示では、特図1の保留数が1であることを示す「1」が表示されている。また、変動アイコンh0及びナビキャラクタYMも表示されている。また、図25(B1)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告演出が行われており、タイマ予告表示TM1では「06:99」が表示され、カウントダウンが行われている。また、図25(B1)に示す装飾図柄表示装置208では、ナビキャラクタYMの近傍に「減算」の文字が表示された吹き出しが表示され、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示に時間の減算が行われることが報知される。すなわち、タイマ予告演出が行われる時間が所定時間だけ短縮されることが報知される。
その後、図25(B2)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告表示TM1におけるカウントダウンが継続しており、タイマ表示は「05:89」を示している。また、ナビキャラクタYMの吹き出しの表示が、「減算」の文字表示に換えて、短縮される時間を示す「−3秒」となっている。すなわち、タイマ予告演出が3秒短縮され、当初表示していた時間よりも、カウントダウンが完了するまでの期間が短くなることが認識される場合がある。
すると、図25(B3)に示すように、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示が高速で変動表示する短縮アニメーションの表示によって時間が短縮される演出(タイマ短縮演出)が行われる。なお、短縮アニメーション表示を行わなくてもよい。また、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示の表示状態が視認困難な態様でエフェクト画像をオーバーラップさせるようにしてもよい。
その後、図25(B4)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示が「02:00」に更新され、タイマ表示における時間が3秒短縮(減算)された様子が示されている。すなわち、タイマ予告表示TM1における表示態様がタイマを短縮する演出により変化しているということができる。なお、タイマ短縮演出が行われている間、カウントダウンの表示が停止してもよいし、カウントダウンの表示が進んでいてもよい。
その後、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示のカウントダウンが完了すると、図25(B5)に示すように、タイマ表示に換えて予告への注意を促す旨の「注目」の文字が表示され、その後、中図柄にチャンス図柄としての松の図柄CCが停止表示することにより予告表示が行われる。あるいは、図25(B5´)に示すように、中図柄に疑似連図柄としてのリプレイ図柄RPが停止表示し、疑似連が開始されることを報知してもよい。なお、タイマ予告表示TM1における「注目」の文字が表示開始されるタイミングと松の図柄CC(あるいは、リプレイ図柄RP)が停止表示するタイミングとが同じであってもよいし、「注目」の文字が表示開始した後で、松の図柄CC(あるいは、リプレイ図柄RP)が停止表示してもよいし、松の図柄CC(あるいは、リプレイ図柄RP)が停止表示した後で、「注目」の文字が表示開始してもよい。なお、タイマ予告演出においてタイマ表示が変化しない場合と変化した場合とで、カウントダウンが完了した際に行われる演出の内容の出現率が変化してもよく、例えば、タイマ予告演出の実行中にタイマ表示の変化がなかった場合には、疑似連図柄が停止して疑似連の報知が行われやすいが、タイマ予告演出の実行中にタイマ表示が変化した場合には、上述した松の図柄CC等の大当りの信頼度の高い予告が行われやすいようにしてもよい。また、タイマ短縮演出が行われた場合には、タイマ短縮演出が行われなかった場合よりも早く疑似連の報知を行うようにしてもよい。
図25(C1)〜同図(C2)に示す演出例は、タイマ予告演出において、タイマ予告表示TM1の表示態様が変化する別の演出例について示している。図25(C1)に示す装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が行われている様子が示されている。また、図25(C1)に示すタイミングでは、特図1の保留数が1となっており、第一の保留アイコンh11が表示されるとともに、第2保留数表示では、特図1の保留数が1であることを示す「1」が表示されている。また、変動アイコンh0及びナビキャラクタYMも表示されている。また、図25(C1)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告演出が行われており、タイマ予告表示TM1では「06:99」が表示され、カウントダウンが行われている。また、図25(C1)に示す装飾図柄表示装置208では、ナビキャラクタYMの近傍に「タイマ予告レベルUP」の文字が表示された吹き出しが表示され、タイマ予告表示TM1についての大当りの信頼度が向上する可能性があることが示唆される。
すると、図25(C2)に示すように、タイマ予告表示TM1の枠の色が、例えば、白色から赤色に変化し、タイマ予告表示TM1についての大当りの信頼度が向上していることが報知されている。すなわち、タイマ表示のカウントダウンが行われた結果、実行される予告として信頼度のきわめて高い予告が行われる場合があることが報知される。
図25(D1)〜同図(D5)に示す演出例は、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示のカウントダウンが中断及び再開する演出例について示している。図25(D1)に示す装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が行われている様子が示されている。また、図25(D1)に示すタイミングでは、特図1の保留数が1となっており、第一の保留アイコンh11が表示されるとともに、第2保留数表示では、特図1の保留数が1であることを示す「1」が表示されている。また、変動アイコンh0及びナビキャラクタYMも表示されている。また、図25(D1)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告演出が行われており、タイマ予告表示TM1では「06:99」が表示されている。また、図25(D1)に示す装飾図柄表示装置208では、ナビキャラクタYMの近傍に「ストップ」の文字が表示された吹き出しが表示され、タイマ表示のカウントダウンが中断されることが報知される。なお、「ストップ」の文字が付記された吹き出しが表示開始するタイミングとタイマ表示のカウントダウンが中断するタイミングとが同じであってもよいし、「ストップ」の文字が付記された吹き出しが表示開始した後で、タイマ表示のカウントダウンが中断してもよいし、タイマ表示のカウントダウンが中断した後で「ストップ」の文字が付記された吹き出しが表示開始されてもよい。
その後、図25(D2)に示す装飾図柄表示装置208では、中図柄に疑似連図柄が停止表示し、疑似連が行われることが報知されている様子が示されている。なお、図25(D2)に示されるタイミングでは、タイマ表示のカウントダウンは中断されており、タイマ予告表示TM1のタイマ表示は、「06:99」のままとなっている。
その後、図25(D3)に示すように、装飾図柄表示装置208では、第1装飾図柄の変動表示が再度開始され、疑似連による2回目の装飾図柄の変動表示が行われている様子が示されている。なお、第2装飾図柄の下方には、疑似連による2回目の装飾図柄の変動表示が行われていることを示す「×2」が表示されている。そして、図25(D3)に示すように、ナビキャラクタYMの近傍に「再開」の文字が表示された吹き出しが表示され、タイマ表示のカウントダウンが再開されることを報知している。
すると、図25(D4)に示すように、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示のカウントダウンが再開され、その後、図25(D5)に示すように、ナビキャラクタYMの吹き出しが消去される。このように、この演出例では、疑似連等の所定の演出が行われている間、タイマ表示のカウントダウンが中断し、当該演出が終了した後でカウントダウンが再開することが可能であることが示されている。
なお、タイマ予告表示TM1の表示態様の変化の一例として、変化前よりもタイマ予告表示TM1の数が変化(増加、減少)してもよい。例えば、変化前にタイマ予告表示TM1が1つ表示されていた場合に、タイマ予告表示TM1が変化することが報知されると、タイマ予告表示TM1が2以上に増加してもよく、逆にタイマ予告表示TM1が3つ表示されていた場合に、タイマ予告表示TM1が変化することが報知されると、タイマ予告表示TM1が2以下に減少してもよい。ここで、タイマ予告表示TM1の数が増加すると、タイマ予告表示TM1で報知される時間を、もともと表示されていたタイマ予告表示TM1で報知していた時間を分けて表示してもよいし、もともと表示されていたタイマ予告表示TM1をそのまま増加させるようにしてもよい(例えば、10秒を報知しているタイマタイマ予告表示TM1が1つあったとして、2つのタイマ予告表示TM1を増加させると、10秒を報知するタイマ予告表示TM1が2つになる)。また、タイマ予告表示TM1の数を減少させると、もともと表示されていたタイマ予告表示TM1で報知されていた時間の合算値を表示するようにしてもよく、タイマ予告表示TM1をそのまま減少させるようにしてもよい(例えば、10秒を報知しているタイマ予告表示TM1が2つあったとして、1つに減少させると、10秒を報知するタイマ予告表示TM1が1つになる)。また、増加や減少等によって変化したタイマ予告表示TM1が複数ある場合、タイマ予告表示TM1のカウントダウンを同じタイミングで開始するようにしてもよいし、異なるタイミングで開始するようにしてもよい。
図26は、タイマ予告演出の他の例を段階的に示す図である。なお、図26に示す演出例では、図14(a)に示される演出装置206において、家紋役物224Eに換えて、サブ表示装置208Sが装飾図柄表示装置208の下方に配置されている。なお、サブ表示装置208Sは、その上端部分が装飾図柄表示装置208の下端部分の少なくとも一部にオーバーラップしている。また、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gd、千両箱役物224Hについては、説明を容易にするために、図示を省略している。
図26(A1)〜同図(A6)に示す演出例は、タイマ上乗せ演出の別の例について示している。図26(A1)に示す装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が行われている様子が示されている。また、サブ表示装置208Sでは、ナビキャラクタYM、変動アイコンh0及び保留アイコンh11〜h14が表示されている。なお、図26(A1)に示すタイミングでは、特図1の保留数が1となっており、第一の保留アイコンh11が表示されている。一方、装飾図柄表示装置208の表示画面の右上隅部には、第2保留数表示が表示されており、この第2保留数表示では、特図1の保留数が1であることを示す「1」が表示されている。また、図26(A1)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告演出が開始されており、タイマ予告表示TM1では「05:89」が表示され、カウントダウンが行われている。また、図26(A1)に示すように、サブ表示装置208Sに表示されているナビキャラクタYMの近傍に「+10秒」の文字が表示された吹き出しが表示され、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示に上乗せされる時間が報知されている。
すると、図26(A2)に示すように、サブ表示装置208Sが上方に移動し、その右上隅部が装飾図柄表示装置208に表示されたタイマ予告表示TM1にオーバーラップする。
すると、図26(A3)に示すように、タイマ予告表示TM1では、カウントアップアニメーション表示が行われて時間が上乗せされる演出が開始される。
その後、図26(A4)に示すように、サブ表示装置208Sが下降し、初期位置に戻る。
その後、図26(A5)に示すように、タイマ予告表示TM1では、カウントアップアニメーション表示が完了してタイマ表示が「15:00」に更新され、タイマ表示における時間に10秒が上乗せされた様子が示されている。なお、タイマ上乗せ演出が行われている間、カウントダウンの表示が停止してもよいし、カウントダウンの表示が進んでいてもよい。
その後、図26(A6)に示すように、サブ表示装置208Sでは、ナビキャラクタYMの吹き出しが消去される。なお、この演出例では、タイマ上乗せ演出が行われる場合には、サブ表示装置208Sを上昇させる動作を行ったが、サブ表示装置208Sを上昇させる動作が行われてなくてもよい。
図26(B1)〜同図(B7)に示す演出例は、サブ表示装置208Sを用いたタイマ上乗せ演出の別の例について示している。図26(B1)に示す装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が行われている様子が示されている。また、サブ表示装置208Sでは、ナビキャラクタYM、変動アイコンh0及び保留アイコンh11〜h14が表示されている。なお、図26(B1)に示すタイミングでは、特図1の保留数が1となっており、第一の保留アイコンh11が表示されている。一方、装飾図柄表示装置208の表示画面の右上隅部には、第2保留数表示が表示されており、この第2保留数表示では、特図1の保留数が1であることを示す「1」が表示されている。また、図26(B1)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告演出が開始されており、タイマ予告表示TM1では「06:54」が表示され、カウントダウンが行われている。
その後、図26(B2)に示すサブ表示装置208Sでは、ナビキャラクタYM、変動アイコンh0及び保留アイコンの表示が、「+10秒」の文字の表示に切り替わり、タイマよ予告表示TM1におけるタイマ表示に上乗せされる時間が報知されている。
その後、図26(B3)に示すように、サブ表示装置208Sが上方に移動し、装飾図柄表示装置208の略中央の前面側にオーバーラップすると、タイマ予告表示TM1においてカウントアップアニメーション表示が開始されて時間が上乗せされる演出が行われる。なお、タイマ予告表示TM1は、少なくとも一部がサブ表示装置208Sにオーバーラップされており、オーバーラップされていない状態である場合よりも視認困難とされている。また、サブ表示装置208Sが装飾図柄表示装置208の略中央の前面側に位置するタイミングと、カウントアップアニメーション表示が開始するタイミングとが同じであってもよいし、サブ表示装置208Sが装飾図柄表示装置208の略中央の前面側に位置した後で、カウントアップアニメーション表示が開始してもよいし、サブ表示装置208Sが装飾図柄表示装置208の略中央の前面側に位置する前に、カウントアップアニメーション表示が開始してもよい。
その後、図26(B4)〜同図(B5)に示すように、サブ表示装置208Sでは、上乗せ時間のカウントダウン表示が行われる。より具体的には、サブ表示装置208Sにおいて表示されている上乗せ時間を1秒ずつ減少させ、その一方で、装飾図柄表示装置208に表示されたタイマ予告表示TM1におけるタイマ表示を1秒ずつ上乗せする。なお、この演出例では、上乗せ時間のカウントダウン表示が行われている間は、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示のカウントダウンを中断したが、カウントダウンを中断せず、継続するようにしてもよい。
そして、図26(B5)に示すように、サブ表示装置208Sに表示されている上乗せ時間が「0秒」となると、装飾図柄表示装置208に表示されたタイマ予告表示TM1におけるタイマ表示の時間が更新して表示される。このとき、タイマ予告表示TM1の少なくとも一部がサブ表示装置208Sにオーバーラップされており、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示の時間が特定困難とされているが、特定可能に表示されるようにしてもよい。
その後、図26(B6)に示すように、サブ表示装置208Sでは、上乗せ時間の表示から、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示のカウントダウンが再開されることを示す「Restart」の表示に切り替わり、その後、サブ表示装置208Sは、初期位置に向かって下降を開始する。
図26(B7)では、サブ表示装置208Sが下降して初期位置に戻った状態を示している。また、装飾図柄表示装置208におけるタイマ予告表示TM1では、タイマ表示のカウントダウンが再開されており、図26(B7)に示すタイミングでは、タイマ表示は、「14:23」となっている。その後、サブ表示装置208Sに表示されていた「Restart」の表示は、図26(B1)に示すような、元の表示(ナビキャラクタYM、変動アイコンh0及び予告アイコンの表示)に切り換えれられる。ここで、タイマ表示のカウントダウンが再開するタイミングとサブ表示装置208Sが下降を開始するタイミングが同じであってもよいし、タイマ表示のカウントダウンが再開した後で、サブ表示装置208Sが下降を開始してもよいし、サブ表示装置208Sが下降を開始した後で、タイマ表示のカウントダウンが再開してもよい。また、サブ表示装置208Sにおいて「Restart」が表示開始されたタイミングと、タイマ表示のカウントダウンが再開するタイミングとが同じであってもよいし、サブ表示装置208Sにおいて「Restart」が表示開始された後で、タイマ表示のカウントダウンが再開されてもよいし、タイマ表示のカウントダウンが再開された後で、サブ表示装置208Sにおいて「Restart」が表示開始されてもよい。また、サブ表示装置208Sが初期位置に戻るタイミングとタイマ表示のカウントダウンが再開するタイミングが同じであってもよいし、サブ表示装置208Sが初期位置に戻った後で、タイマ表示のカウントダウンが再開してもよいし、タイマ表示のカウントダウンが再開した後で、サブ表示装置208Sが初期位置に戻ってもよい。
図26(C1)〜同図(C6)に示す演出例は、サブ表示装置208Sを用いたタイマ上乗せ演出の別の例について示している。図26(C1)に示す装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が行われている様子が示されている。また、サブ表示装置208Sでは、ナビキャラクタYM、変動アイコンh0及び保留アイコンh11〜h14が表示されている。なお、図26(C1)に示すタイミングでは、特図1の保留数が1となっており、第一の保留アイコンh11が表示されている。一方、装飾図柄表示装置208の表示画面の右上隅部には、第2保留数表示が表示されており、この第2保留数表示では、特図1の保留数が1であることを示す「1」が表示されている。また、図26(C1)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告演出が開始されており、タイマ予告表示TM1では「05:89」が表示され、カウントダウンが行われている。また、図26(C1)に示すように、サブ表示装置208Sに表示されているナビキャラクタYMの近傍に「+10秒」の文字が表示された吹き出しが表示され、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示に上乗せされる時間が報知されている。さらに、図26(C1)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告表示TM1がサブ表示装置208Sに表示されている吹き出しを吸い取る吸取りアニメーションの表示が開始されており、タイマ予告表示TM1から吸い取りをしている様子を示すエフェクト画像が表示されている。
すると、図26(C2)に示すように、サブ表示装置208Sが上方に移動して、サブ表示装置208Sの表示領域の一部を装飾図柄表示装置208の表示領域の一部にオーバーラップさせるとともに、ナビキャラクタYMの吹き出しに表示されていた「+10秒」の文字の表示態様がタイマ予告表示TM1に向けて延伸し、サブ表示装置208Sと装飾図柄表示装置208に跨って表示される。ナビキャラクタYMは、その様子に驚いている表情となっている。
図26(C3)では、吸取りアニメーションの表示が引き続き行われている様子が示されている。具体的には、吸取りアニメーションによりタイマ予告表示TM1に吸い取られている「+10秒」の表示がタイマ予告表示TM1に向かってさらに移動し、この「+10秒」の表示は、引き続き、サブ表示装置208Sと装飾図柄表示装置208に跨って表示されている。また、タイマ予告表示TM1では、上述したカウントアップアニメーションの表示が開始している。
その後、図26(C4)に示すように、装飾図柄表示装置208では、タイマ予告表示TM1に吸い取られている「+10秒」の表示がサブ表示装置208Sから装飾図柄表示装置208に完全に移動し、縮小しながらタイマ予告表示TM1に向かっている様子が示されている。なお、吸取りアニメーションの表示が行われている際に、ナビキャラクタYMは、吸取りアニメーションを見て驚くようなアニメーション(吸取りアニメーションに付随するアニメーション)を行っているが、特にアニメーションを行わなくてもよい。
その後、図26(C5)に示すように、「+10秒」の表示がタイマ予告表示TM1に完全に吸い取られると、吸取りアニメーション表示が完了し、その後、図26(C6)に示すように、タイマ予告表示TM1では、カウントアップアニメーション表示が完了してタイマ表示が「15:00」に更新され、タイマ表示における時間に10秒が上乗せされた様子が示されている。なお、タイマ上乗せ演出が行われている間、カウントダウンの表示が停止してもよいし、カウントダウンの表示が進んでいてもよい。なお、複数の装飾図柄表示装置が設けられている場合において、一の装飾図柄表示装置のみでタイマ予告演出が行われれるようにしてもよい。
図27は、タイマ予告演出の他の例を段階的に示す図である。
図27(A1)〜同図(A4)に示す演出例は、タイマ上乗せ演出の別の例について示している。なお、図27(A1)〜同図(A4)に示す演出例では、図14(a)に示される演出装置206を用いて説明するが、説明を容易にするため、家紋役物224E、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gd及び千両箱役物224Hの一部について図示を省略して説明する。
図27(A1)に示す装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が行われている様子が示されている。また、図27(A1)に示すタイミングでは、特図1の保留数が1となっており、第一の保留アイコンh11が表示されるとともに、第2保留数表示では、特図1の保留数が1であることを示す「1」が表示されている。また、変動アイコンh0及びナビキャラクタYMも表示されている。また、図27(A1)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告演出が開始されており、タイマ予告表示TM1では「06:99」が表示され、カウントダウンが行われている。
その後、図27(A2)に示すように、第2大盤振舞役物224Gb及び第4大盤振舞役物224Gdが動作し、装飾図柄表示装置208の前面側にオーバーラップする。これにより、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示に時間の上乗せが行われることが報知される。
すると、図27(A3)に示すように、タイマ予告表示TM1では、カウントアップアニメーション表示が行われて時間が上乗せされる演出が開始される。
その後、カウントアップアニメーション表示が完了し、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示が「15:00」に更新され、タイマ表示における時間に10秒が上乗せされた様子が示されている。なお、この演出例では、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdのうちの第2大盤振舞役物224Gbと第4大盤振舞役物224Gdが動作することにより、タイマ表示に10秒の上乗せが行われることを報知しているが、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdのうち、作動する役物の数によって上乗せする時間が異なるようにしてもよく、例えば、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdのうちの全部が作動した場合には、タイマ表示に20秒の上乗せが行われるようにしてもよい。また、この演出例では、第2大盤振舞役物224Gbと第4大盤振舞役物224Gdが1度だけ動作することにより、タイマ表示に10秒の上乗せが行われることを報知しているが、動作回数によって上乗せする時間が異なるようにしてもよく、例えば、第2大盤振舞役物224Gbと第4大盤振舞役物224Gdが3回動作した場合は、タイマ表示に30秒の上乗せが行われるようにしてもよい。
図27(B1)〜同図(B4)に示す演出例は、家紋役物224Eを用いたタイマ上乗せ演出の例について示している。なお、図27(B1)〜同図(B4)に示す演出例では、図14(a)に示される演出装置206を用いて説明するが、説明を容易にするため、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gd及び千両箱役物224Hの図示を省略して説明する。
図27(B1)に示す装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が行われている様子が示されている。また、図27(B1)に示すタイミングでは、特図1の保留数が1となっており、第一の保留アイコンh11が表示されるとともに、第2保留数表示では、特図1の保留数が1であることを示す「1」が表示されている。また、変動アイコンh0及びナビキャラクタYMも表示されている。また、図27(B1)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告演出が開始されており、タイマ予告表示TM1では「06:99」が表示され、カウントダウンが行われている。
その後、図27(B2)に示すように、家紋役物224Eが動作し、装飾図柄表示装置208の中央やや下方の前面側まで上昇して装飾図柄表示装置208にオーバーラップし、その位置で上下方向に動作する。また、装飾図柄表示装置208では、オーバーラップした家紋役物224Eの周囲に、タイマ表示に上乗せする時間を複数個に分けて表示されている様子が示されている。具体的には、1つの「+5秒」の表示、2つの「+2秒」の表示及び1つの「+1秒」の表示が家紋役物224Eを囲むようにして表示され、これにより、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示に10秒の上乗せが行われることが報知される。
すると、図27(B3)に示すように、タイマ予告表示TM1では、カウントアップアニメーション表示が行われて時間が上乗せされる演出が開始される。
その後、カウントアップアニメーション表示が完了し、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示が「15:00」に更新され、タイマ表示における時間に10秒が上乗せされた様子が示されている。なお、この演出例では、家紋役物224Eが1度だけ動作することにより、タイマ表示に10秒の上乗せが行われることを報知しているが、動作回数によって上乗せする時間が異なるようにしてもよく、例えば、家紋役物224Eが3回動作した場合は、タイマ表示に30秒の上乗せが行われるようにしてもよい。
図27(C1)〜同図(C6)に示す演出例は、複数の装飾図柄表示装置を用いたタイマ上乗せ演出の別の例について示している。ここで、図27(C1)〜同図(C6)に示す演出例では、図14(b)に示す演出装置206を適用し、さらに、第1装飾図柄表示装置208Lの外周が装飾部材に重なっておらず、当該領域に表示される画像についても視認可能に構成されている。このとき、第1装飾図柄表示装置208Lの左右両側が、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nによって一部がオーバーラップされている。なお、家紋役物224E及び千両箱役物224Hについては、説明を容易にするために、図示を省略している。
図27(C1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、装飾図柄の変動表示が行われている様子が示されている。また、図27(C1)に示すタイミングでは、特図1の保留数が1となっており、表示領域の下方左側に形成されている第2UI部281における保留表示領域に第一の保留アイコンh11が表示されるとともに、表示領域の右上隅部に配置されている第2保留数表示では、特図1の保留数が1であることを示す「1」が表示されている。また、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面の下方右側には、第1UI部280が形成されており、この第1UI部280には、変動アイコンh0及びナビキャラクタYMが表示されている。
また、第3装飾図柄表示装置208Nでは、タイマ予告演出が行われており、タイマ表示のカウントダウンが行われている。図27(C1)に示すタイミングでは、タイマ表示として「05:00」が表示されており、この演出例では、タイマ表示が「05:00」となるとカウントダウンが中断され、「05:00」の表示が維持される。なお、カウントダウンを中断せず、継続してカウントダウンが行われていてもよい。
また、第2装飾図柄表示装置208Mでは、「上乗せ10秒」の文字が表示されており、第3装飾図柄表示装置208Nにおけるタイマ表示に上乗せされる時間が報知されている。
その後、図27(C2)に示すように、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nが、第1装飾図柄表示装置208Lの表示面に沿って互いに近接する方向に移動し、図27(C3)に示すように、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nが最も近接する位置で停止する。このとき、第3装飾図柄表示装置208Nは、ナビキャラクタYMの一部にオーバーラップし、ナビキャラクタYMは、第3装飾図柄表示装置208Nにオーバーラップされていない状態である場合よりも視認困難となっている。
すると、図27(C4)に示すように、第3装飾図柄表示装置208Nに表示されていたタイマ表示が示す時間に10秒が上乗せされた時間を示す「15:00」の表示が、第2装飾図柄表示装置208Mと第3装飾図柄表示装置208Nとに跨って表示される。
その後、図27(C5)に示すように、「15:00」の表示が第3装飾図柄表示装置208Nに表示され、第2装飾図柄表示装置208Mにタイマ表示が表示されていない状態で、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nが、第1装飾図柄表示装置208Lの表示面に沿って初期位置への移動を開始する。第3装飾図柄表示装置208Nにおける「15:00」の表示開始のタイミングと、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nの移動開始のタイミングとが同じであってもよいし、第3装飾図柄表示装置208Nにおける「15:00」の表示が開始された後で、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nが移動を開始してもよいし、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nが移動を開始した後で、第3装飾図柄表示装置208Nにおける「15:00」の表示が開始されてもよい。
その後、図27(C6)に示すように、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nが初期位置まで戻った後、第3装飾図柄表示装置208Nにおけるタイマ表示のカウントダウンが再開される。なお、「15:00」の表示が第2装飾図柄表示装置208Mと第3装飾図柄表示装置208Nとに跨って表示された状態(例えば、図27(C4)に示す状態)でタイマ表示のカウントダウンが再開されてもよい。複数の装飾図柄表示装置に跨ってタイマ表示が表示されている場合の方が、一の装飾図柄表示装置にタイマ表示が表示されている場合よりも大当りとなりやすいように構成されてもよいが、大当りのなりやすさは同じであってもよく、また、大当りとなりにくいように構成されてもよい。
図28は、タイマ予告演出の他の例を段階的に示す図である。
図28(A1)〜同図(A4)に示す演出例は、複数の装飾図柄表示装置を用いたタイマ上乗せ演出の別の例について示している。ここで、図28(A1)〜同図(A4)に示す演出例では、図14(b)に示す演出装置206を適用し、さらに、第1装飾図柄表示装置208Lの外周が装飾部材に重なっておらず、当該領域に表示される画像についても視認可能に構成されている。このとき、第1装飾図柄表示装置208Lの左右両側が、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nによって一部がオーバーラップされている。なお、家紋役物224E及び千両箱役物224Hについては、説明を容易にするために、図示を省略している。
図28(A1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、装飾図柄の変動表示が行われている様子が示されている。また、図28(A1)に示すタイミングでは、特図1の保留数が1となっており、第一の保留アイコンh11が表示されるとともに、第2保留数表示では、特図1の保留数が1であることを示す「1」が表示されている。また、変動アイコンh0及びナビキャラクタYMも表示されている。
また、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nでは、それぞれタイマ予告演出が開始されており、タイマ表示のカウントダウンが行われている。すなわち、この演出例では、2つのタイマ予告演出が行われている。この演出例において、第2装飾図柄表示装置208Mで行われているタイマ予告演出を第1タイマ予告演出とし、第3装飾図柄表示装置208Nで行われているタイマ予告演出を第2タイマ予告演出として説明する。図28(A1)に示すタイミングでは、第2装飾図柄表示装置208Mにおけるタイマ表示として「05:89」が表示されており、第3装飾図柄表示装置208Nにおけるタイマ表示として「15:89」が表示されている。
その後、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nが、第1装飾図柄表示装置208Lの表示面に沿って互いに近接する方向に移動する。この演出例では、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nが移動している場合もタイマ表示のカウントダウンは継続して行われるが、中断してもよい。そして、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nが最も近接する位置で停止すると、図28(A2)に示すように、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nにそれぞれ表示されていたタイマ表示が示す時間が合算され、その結果を示す「20:00」の表示が、第2装飾図柄表示装置208Mと第3装飾図柄表示装置208Nとに跨って表示される。このとき、タイマ表示のカウントダウンは中断されるが、中断されなくてもよい。また、第1装飾図柄表示装置208Lにも第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nによって表示された「20:00」の表示に対応する位置に「20:00」のタイマ表示が行われるが、第2装飾図柄表示装置208Mと第3装飾図柄表示装置208Nとによってオーバーラップされており、視認困難とされている。その後、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nが、第1装飾図柄表示装置208Lの表示面に沿って初期位置への移動を開始する。
図28(A3)は、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nが初期位置に戻った様子が示されている。ここで、第2装飾図柄表示装置208Mと第3装飾図柄表示装置208Nとに跨って表示されていた「20:00」のタイマ表示は、第2装飾図柄表示装置208Mと第3装飾図柄表示装置208Nの移動に応じて、表示されている座標を維持しながらそれぞれスクロール表示される。すなわち、第2装飾図柄表示装置208Mは、初期位置への移動に応じて「20:00」の表示を右方向にスクロールし、第3装飾図柄表示装置208Nは、初期位置への移動に応じて「20:00」の表示を左方向にスクロールする。この第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nの移動の過程で「20:00」のタイマ表示は、第2装飾図柄表示装置208M、第1装飾図柄表示装置208L及び第3装飾図柄表示装置208Nに跨って表示され、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nにおいて表示されていた「20:00」が完全にスクロールアウトされると、図28(A3)に示すように、「20:00」の表示は、第1装飾図柄表示装置208Lにのみ表示されるようになる。
その後、図28(A4)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lに表示されていた「20:00」のタイマ表示は消去され、第3装飾図柄表示装置208Nに表示される。その後、第3装飾図柄表示装置208Nにおけるタイマ表示のカウントダウンが再開される。なお、「20:00」の表示が第1装飾図柄表示装置208Lにのみ表示された状態(例えば、図28(A3)に示す状態)のままカウントダウンが開始されるようにしてもよい。ここで、タイマ表示が表示される装飾図柄表示装置によって大当りのなりやすさが異なってもよい(この演出例では、第1装飾図柄表示装置208Lにタイマ表示が表示された場合の方が、第2装飾図柄表示装置208Mと第3装飾図柄表示装置208Nに分けて表示されるよりも大当りとなりやすいが、大当りのなりやすさが同じであってもよいし、大当りとなりにくくてもよい)。
図28(B1)〜同図(B3)に示す演出例は、複数の表示装置を用いたタイマ上乗せ演出の一例について示している。ここで、図28(B1)〜同図(B3)に示す演出例では、図14(a)に示す演出装置206を適用するが、この演出例では、家紋役物224Eに換えて、図15を参照して上述したPOVディスプレイ224Iが設けられている。なお、図28(B1)〜同図(B3)に示す演出例では、説明を容易にするため、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gd及び千両箱役物224Hの一部について図示を省略して説明する。
図28(B1)に示す装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が行われている様子が示されている。また、図28(B1)に示すタイミングでは、特図1の保留数が1となっており、第一の保留アイコンh11が表示されるとともに、第2保留数表示では、特図1の保留数が1であることを示す「1」が表示されている。また、変動アイコンh0及びナビキャラクタYMも表示されている。また、図28(B1)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告演出が開始されており、タイマ予告表示TM1では「05:71」が表示され、カウントダウンが行われている。また、図28(B1)では、POVディスプレイ224Iが一定の回転速度に到達しており定速回転している。そして、LEDアレイに設けられた複数のLEDの点灯制御により、簡易表示による「+10」の文字が表示され、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示に上乗せされる時間が報知されている。なお、図28(B1)に示すように、POVディスプレイ224IのLEDアレイの回転により、第1装飾図柄及び変動アイコンh0の全部と、ナビキャラクタYM、保留アイコンh11及びタイマ予告表示TM1の一部が回転領域に重なっており、視認困難とされている。
その後、図28(B2)に示すように、POVディスプレイ224Iに表示されていた「+10」の文字が右下方向へ移動し、これまで、POVディスプレイ224Iだけに表示されていた「+10」の表示が装飾図柄表示装置208にも表示されるようになる。すなわち、「+10」の文字がPOVディスプレイ224Iと装飾図柄表示装置208とに跨って表示されるようになる。このとき、「+10」の文字は装飾された表示態様であってもよい。なお、装飾図柄表示装置208では、POVディスプレイ224Iにおける「+10」の文字の表示に整合させるように、「+10」の文字の表示が行われている。これにより、POVディスプレイ224Iにおける「+10」の表示と装飾図柄表示装置208に表示されている「+10」の文字の表示とで一体感を持たせた表示を行うことができる場合がある。なお、この演出例では、POVディスプレイ224Iに表示されている数字のフォントが、装飾図柄表示装置208に表示されている数字のフォントと異なっているが、同じであってもよい。
その後、POVディスプレイ224IのLEDアレイの回転速度が低下した後、図28(B3)に示すように、初期姿勢で停止する。このとき、第1装飾図柄表示装置208において表示されていた「+10」の文字の表示は、LEDアレイが回転している状態よりも視認容易となっている。この演出例では、その後、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示に10秒が上乗せされる。
図28(C1)〜同図(C5)に示す演出例は、複数の表示装置(装飾図柄表示装置208及びPOVディスプレイ224I)を用いたタイマ上乗せ演出の他の例について示している。ここで、図28(C1)〜同図(C5)に示す演出例における構成は、図28(B1)に示したのと同様である。
図28(C1)に示す装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が行われている様子が示されている。また、図28(C1)に示すタイミングでは、特図1の保留数が1となっており、第一の保留アイコンh11が表示されるとともに、第2保留数表示では、特図1の保留数が1であることを示す「1」が表示されている。また、変動アイコンh0及びナビキャラクタYMも表示されている。また、図28(C1)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告演出が開始されており、タイマ予告表示TM1では「06:87」が表示され、カウントダウンが行われている。また、図28(C1)では、POVディスプレイ224Iが初期姿勢の状態で初期位置から装飾図柄表示装置208の略中央の前面側となる位置まで上昇しており、回転はしていない。なお、変動アイコンh0の全部と第1装飾図柄及びタイマ予告表示TM1の一部がPOVディスプレイ224Iにオーバーラップされており、オーバーラップされていない状態である場合よりも視認困難とされている。
その後、POVディスプレイ224IのLEDアレイが回転を開始し、一定の回転速度に到達して定速回転とされると、図28(C2)に示すように、装飾図柄表示装置208のタイマ予告表示TM1に表示されていたタイマ表示がPOVディスプレイ224Iに表示され、タイマ予告表示TM1は消去される。POVディスプレイ224Iに表示されているタイマ表示は「05:17」となっており、カウントダウンは継続している。また、このとき、LEDアレイの回転領域の周囲に、タイマ表示に上乗せする時間を複数個に分けて表示されている様子が示されている。具体的には、1つの「+5秒」の表示、2つの「+2秒」の表示及び1つの「+1秒」の表示が家紋役物224Eを囲むようにして表示され、これにより、タイマ表示に10秒の上乗せが行われることが報知される。
その後、図28(C3)に示すPOVディスプレイ224Iでは、タイマ表示が破裂するエフェクトが表示され、その後、図28(C4)に示すように、上乗せされた後のタイマ表示である「15:00」が表示される。なお、この演出例では、「15:00」が表示されると、カウントダウンを中断するが、継続して行うようにしてもよい。
その後、POVディスプレイ224IのLEDアレイの回転速度の低下を開始するとともに、装飾図柄表示装置208では、タイマ予告表示TM1が再び表示される。そして、、図28(C5)に示すように、初期姿勢で停止する。このとき、表示されたタイマ予告表示TM1のタイマ表示は「15:00」となっており、その後、カウントダウンが再開される。なお、POVディスプレイ224Iでタイマ表示がそのまま表示された状態でカウントダウンが再開してもよい。ここで、POVディスプレイ224Iによってタイマ表示が表示されている場合の方が、装飾図柄表示装置208によってタイマ表示が表示されている場合よりも大当りとなりやすいようにしてもよいが、大当りのなりやすさが同じであってもよいし、大当りとなりにくくしてもよい。
なお、これまでに説明したタイマ予告演出において、タイマ表示におけるタイマの上乗せ、短縮、中断等が行われる場合に、内部的には最初から変化前のカウントダウン開始から変化後のカウントダウンが終了するまでの合計の時間がカウントダウンされるようにしてもよい。また、内部的にも変化前は変化するまでの時間が、変化後は変化の時間がそれぞれカウントダウンされるようにしてもよい(例えば、カウントダウンを開始してから10秒後に変化するのであれば、10秒分をカウントダウンして、変化してから5秒後に「注目」を表示する場合には、さらに5秒分をカウントダウンする等)。また、カウントダウンの表示と内部的にカウントダウンする時間とが一致していてもよい。
図29は、チャンスアップメータを用いた演出の一例を段階的に示す図である。
図29では、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普図表示装置210、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、普図保留ランプ216及び第4図柄表示装置284aについて、図示を省略している。また、この演出例では、上述した演出レバー136Vがさらに設けられている。
図29(1)は、図17(25)に続く別の演出例を示している。図29(1)では、スーパーリーチ(剣豪リーチ)に発展した様子が示されている。図29(1)に示す装飾図柄表示装置208では、敵役の剣豪が大きく表示され、続く図29(2)に示す装飾図柄表示装置208では、主人公の殿様と敵役の剣豪との決闘シーンのアニメーションが表示されている。また、図29(2)に示す装飾図柄表示装置208では、表示画面の左下隅部にチャンスアップメータCMTが表示されている。チャンスアップメータCMTは、例えば、リーチ演出の進行状況を示すメータであり、開始地点SPから最終地点GPまでの間をサボハニのキャラクタSBHが移動し、その位置によって現在のリーチ演出の進行状況を概略的に報知している。ここで、サボハニのキャラクタSBHの進行速度は、一定ではなく、演出の進行状況により可変する場合があるが、一定であってもよい。なお、図29(2)に示すチャンスアップメータCMTでは、第1チェックポイントCP1、第2チェックポイントCP2及び第3チェックポイントCP3が配置されている。これら第1チェックポイントCP1〜第3チェックポイントCP3は、特定の予告が発生する場合があることを示すものであり、遊技者に期待感を持たせるようにしている。すなわち、サボハニのキャラクタSBHが移動する道中で第1チェックポイントCP1〜第3チェックポイントCP3にそれぞれ到達すると、特定の予告が発生する場合がある。また、最終地点GPでは、プラカードが回転表示しており、サボハニのキャラクタSBHが最終地点GPに到達することにより、大当り及びハズレのいずれかの結果が導出されることを示唆している。なお、この演出例では、決闘シーンのアニメーション表示が開始したときにチャンスアップメータCMTの表示を開始するようにしたが、図29(1)に示されるスーパーリーチに発展した様子の表示が開始されたタイミングで表示を開始してもよいし、リーチ状態となったときに表示を開始してもよいし、リーチ状態が発生するよりも前に表示を開始してもよいし、装飾図柄の変動表示が開始されたときに表示を開始してもよい。
図29(3)に示す装飾図柄表示装置208では、サボハニのキャラクタSBHが開始地点SPからの移動を開始している様子が示されている。
その後、図29(4)に示す装飾図柄表示装置208では、サボハニのキャラクタSBHが第1チェックポイントCP1に到達するタイミングで、ボゥイのキャラクタBOYが表示画面の左側から出現し、右側に向かって移動する様子が示されている。すなわち、ボゥイのキャラクタBOYの出現による予告が行われている様子が示されている。このボゥイのキャラクタBOYは、チャンスアップのキャラクタとして機能しているということができる。
すると、図29(5)に示す装飾図柄表示装置208では、サボハニのキャラクタSBHの近傍に「チャンスアップ BOY通過」の文字が付記された吹き出しが表示され、チャンスアップのキャラクタ表示による予告が行われたことを報知している。なお、ボゥイのキャラクタBOYが表示開始するタイミングとサボハニのキャラクタSBHの吹き出しの表示開始のタイミングとが同じであってもよいし、ボゥイのキャラクタBOYが表示開始した後でサボハニのキャラクタSBHの吹き出しが表示されてもよいし、サボハニのキャラクタSBHの吹き出しの表示が開始された後でボゥイのキャラクタBOYが表示されてもよい。なお、サボハニのキャラクタSBHは、ボゥイのキャラクタBOYの表示による予告が行われている間は、第1チェックポイントCP1で停止するが、停止しないようにしてもよい。
その後、図29(6)に示すように、チャンスアップメータCMTにおける第1チェックポイントCP1が赤色でマーキングされるとともに、予告が出現したことにより大当りの信頼度がアップしたことを示す「UP」の文字がその上方に表示され、予告が発生したことの履歴が示される。なお、「UP」の表示は、サボハニのキャラクタSBHによりオーバーラップされており、オーバーラップされていない状態である場合よりも視認困難とされている。また、発生した予告の内容を表示するようにしてもよい。また、この演出例において、サボハニのキャラクタSBHがチェックポイントに近づいたときに、チャンスアップメータCMTを拡大表示するようにしてもよい。この場合、チャンスアップメータCMTの全体を拡大表示してもよいし、関連するチェックポイントの部分だけ拡大表示してもよい。このことは、以下の説明においても適用可能である。
図29(7)に示す装飾図柄表示装置208では、サボハニのキャラクタSBHが移動を開始した様子が示されている。このとき、「UP」の表示の一部についてオーバーラップが解消されたので、一部が視認可能とされている。
その後、図29(8)に示すタイミングで、サボハニのキャラクタSBHが第2チェックポイントCP2に到達すると、図29(9)に示す装飾図柄表示装置208では、ボタン画像136aと残時間表示メーターMTが表示され、ボタン演出が開始される。その後、図29(10)に示すタイミングで、演出ボタン136の操作有効期間が開始すると、遊技者による演出ボタン136の操作を受付可能な状態となる。ここで、サボハニのキャラクタSBHは、遊技者によるボタン操作が行われるか、操作有効期間が経過するまで第2チェックポイントCP2で停止するが、停止しないようにしてもよい。
図29(11)に示す残時間表示メータMTでは、上記操作有効期間が開始されてゲージが減っている様子が示されており、その後、図29(12)に示すタイミングで、遊技者が、演出ボタン136を押下している様子が示されている。演出ボタン136が上記操作有効期間内に押下されると、図29(13)に示すように、殿様のカットイン画像CI3が表示され、大当りの信頼度が高いことを報知する予告演出が行われる。この演出例において、殿様のカットイン画像CI3は、金色の枠で囲まれるとともに、サングラスをかけ、葉巻を燻らせながら大型のバイクを乗り回す様子が示される特別の表示態様のカットイン画像とされており、大当りの信頼度が飛躍的に高いことを報知している。なお、図29(13)に示される殿様のカットイン画像CI3に換えて、当該殿様のカットイン画像CI3よりも信頼度の低い殿様のカットイン画像CI3(図17(32)参照)が表示されてもよい。図29(13)に示されるこの殿様のカットイン画像CI1は、演出ボタン136が操作有効期間内において操作されたことを条件に表示される場合があってもよいし、演出ボタン136が操作有効期間内において操作された場合に必ず表示されてもよい。また、図29(13)に示されるこの殿様のカットイン画像CI1は、演出ボタン136が操作されることなく操作有効期間が経過した場合にも表示される場合があってもよいし、演出ボタン136が操作されることなく操作有効期間が経過した場合に必ず表示されてもよいし、演出ボタン136が操作されることなく操作有効期間が経過した場合には表示しないようにしてもよい。
その後、図29(14)に示す装飾図柄表示装置208では、サボハニのキャラクタSBHの近傍に「チャンスアップ 金カットイン」の文字が付記された吹き出しが表示され、金色の枠で囲まれたカットイン画像の表示による予告が行われたことを報知している。なお、殿様のカットイン画像CI3が表示開始するタイミングとサボハニのキャラクタSBHの吹き出しの表示開始のタイミングとが同じであってもよいし、殿様のカットイン画像CI3が表示開始した後でサボハニのキャラクタSBHの吹き出しが表示されてもよいし、サボハニのキャラクタSBHの吹き出しの表示が開始された後で殿様のカットイン画像CI3が表示されてもよい。なお、サボハニのキャラクタSBHは、殿様のキャラクタ画像CI3が表示されている間も、第2チェックポイントCP2で停止するが、停止しないようにしてもよい。また、この演出例において、サボハニのキャラクタSBHが第2チェックポイントCP2に到達するタイミングとボタン演出が開始されるタイミングとが同じであってもよいし、サボハニのキャラクタSBHが第2チェックポイントCP2に到達した後でボタン演出が開始されてもよいし、ボタン演出が開始されてからサボハニのキャラクタSBHが第2チェックポイントCP2に到達してもよい。なお、演出ボタン136が操作されることなく操作有効期間が経過した場合に殿様のカットイン画像CI3が表示されないように構成されている場合において、演出ボタン136が操作されなかった場合も、演出ボタン136が操作された場合と同じようにチャンスアップの予告が発生したことを報知するようにしてもよいし、チャンスアップの予告が発生したことを報知しなくてもよいし、チャンスアップの予告が発生したことを一部だけ報知(例えば、吹き出しは表示しないで、「UP」の文字表示だけ行う等)してもよい。
その後、図29(15)に示すように、チャンスアップメータCMTにおける第2チェックポイントCP2が赤色でマーキングされるとともに、予告が出現したことにより大当りの信頼度がアップしたことを示す「UP」の文字がその上方に表示され、予告が発生したことの履歴が示される。なお、「UP」の表示は、サボハニのキャラクタSBHによりオーバーラップされており、オーバーラップされていない状態である場合よりも視認困難とされている。
図29(16)に示す装飾図柄表示装置208では、サボハニのキャラクタSBHが移動を開始した様子が示されている。このとき、「UP」の表示の一部についてオーバーラップが解消されたので、一部が視認可能とされている。
その後、図29(17)に示すタイミングで、サボハニのキャラクタSBHが第3チェックポイントCP3に到達すると、図29(18)に示す装飾図柄表示装置208では、レバー画像136Vaが表示されるとともに、サボハニのキャラクタSBHの近傍に「チャンスアップ レバー」の文字が付記された吹き出しが表示され、レバー演出による予告が開始されたことを報知している。その後、図29(19)に示す装飾図柄表示装置208では、レバー画像136Vaに加えて残時間表示メーターMTが表示され、レバー演出が開始される。また、チャンスアップメータCMTにおける第3チェックポイントCP3が赤色でマーキングされるとともに、予告が出現したことにより大当りの信頼度がアップしたことを示す「UP」の文字がその上方に表示され、予告が発生したことの履歴が示される。なお、「UP」の表示は、サボハニのキャラクタSBHによりオーバーラップされており、オーバーラップされていない状態である場合よりも視認困難とされている。なお、「チャンスアップ レバー」の文字が付記された吹き出しの表示中に演出レバー136Vの操作有効期間が開始されてもよい。なお、残時間表示メーターMTがチャンスアップメータCMTの一部(プラカード)をオーバーラップする場合があるが、全部をオーバーラップしてもよく、残時間表示メーターMTの表示中はチャンスアップメータCMTの一部又は全部にオーバーラップするようしてもよく、残時間表示メーターMTの表示中はチャンスアップメータCMTの一部又は全部をオーバーラップしないように表示されていてもよく、逆に、チャンスアップメータCMTが残時間表示メーターMTの一部又は全m部をオーバーラップする場合があってもよく、チャンスアップメータCMTの表示中は残時間表示メーターMTの一部又は全部をオーバーラップしてもよい。
その後、図29(20)に示すタイミングで、演出レバー136Vの操作有効期間が開始すると、遊技者による演出レバー136Vの操作を受付可能な状態となる。また、チャンスアップメータCMTでは、サボハニのキャラクタSBHが移動を開始した様子が示されている。なお、遊技者によるレバー操作が行われるか、操作有効期間が経過するまでサボハニのキャラクタSBHを第3チェックポイントCP3で停止させるようにしてもよい。
図29(21)に示す残時間表示メータMTでは、上記操作有効期間が開始されてゲージが減っている様子が示されている。一方、チャンスアップメータCMTでは、サボハニのキャラクタSBHが最終地点GP手前に位置している。
その後、上記操作有効期間内において、図29(22)に示すタイミングで、遊技者が、演出レバー136Vを操作すると、図29(23)に示すように、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gd及び千両箱役物224Hが作動し、導光板ILの発光が行われ、装飾図柄表示装置208ではエフェクト画像が表示される。すなわち、大当りとなることが報知される。このとき、チャンスアップメータCMTは、非表示となるが、表示してもよい。なお、図29(23)に示す演出レバー126Vを操作した際に行われる演出(第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gd及び千両箱役物224Hが作動し、導光板ILの発光が行われ、装飾図柄表示装置208ではエフェクト画像が表示される演出)と、図17(40)に示す演出ボタン136を操作した際に行われる演出は同じであるが、異なっていてもよい。その後、図29(24)に示すように、導光板ILの発光が終了し、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gd及び千両箱役物224Hがそれぞれ初期位置に戻り、装飾図柄表示装置208ではエフェクト画像がフェイドアウトする。このとき、装飾図柄表示装置208では、表示が中断された決闘シーンのアニメーション表示がフェイドインしながら再開する。なお、決闘シーンのアニメーション表示のフェイドインに伴い、チャンスアップメータCMTもフェイドインするが、決闘シーンのアニメーション表示のフェイドインが完了してからチャンスアップメータCMTが再表示されるようにしてもよい。なお、図29(23)〜同図(24)の動作は、例えば、図17(38)〜同図(44)に示して上述した要領で行われる。
図29(25)に示す装飾図柄表示装置208では、決闘シーンのアニメーション表示のフェイドインが完了して再開された様子が示されている。具体的には、決闘シーンのアニメーション表示では、敵役の剣豪が悶絶する表情を見せ、今にも敗れるといった様相を呈している。また、チャンスアップメータCMTでは、サボハニのキャラクタSBHが最終地点GPに到達し、プラカードは大当りとなることを示す「V」の文字を示している。
図29(26)に示す装飾図柄表示装置208では、主人公の殿様が敵役の剣豪に勝利し、中図柄に「装飾7」が表示され、大当りとなることが報知される。その後、図29(27)に示す装飾図柄表示装置208では、決闘シーンのアニメーション表示がフェイドアウトし、図28(28)に示すように、第1装飾図柄が「装飾7−装飾7−装飾7」の装飾図柄の組合せで揺れ変動が開始される。なお、チャンスアップメータCMTは非表示とされているが、リーチ演出が終了した後も表示するようにしてもよい。また、チャンスアップメータCMTの一部(例えば、サボハニのキャラクタSBH及びプラカード)のみを表示するようにしてもよい。
なお、上述したチャンスアップメータCMTを用いた演出において、チャンスアップメータCMTが表示された場合と表示されない場合とがあってもよい。この場合、チャンスアップメータCMTが表示された場合の方が、表示されない場合よりも大当りとなりやすくしてもよい。また、チャンスアップメータCMTが表示された場合と表示されない場合とで大当りの信頼度が異ならないものであってもよい。
また、チャンスアップメータCMTが表示された場合にのみ出現するチャンスアップの予告があってもよい。
また、チャンスアップメータCMTが表示されるか否かに拘らず出現するチャンスアップの予告があってもよい。
また、チャンスアップメータCMTにおける演出の実行中に、チェックポイントの位置が移動したり、チェックポイントが消去してもよい。
また、チャンスアップメータCMTにおける演出の実行中に、現在の位置を示すサボハニのキャラクタSBHが現在の位置よりも前の位置(過去を示す位置)に戻ったり、先の先の位置(未来を示す位置)に移動してもよい。
また、チャンスアップメータCMTにおける演出自体がミニゲームであってもよく、例えば、チェックポイントで示された位置で演出が行われると、チャンスアップするような演出が行われてもよい。また、例えば、チェックポイントに敵キャラクタが配置されており、味方キャラクタと戦って勝利するとチャンスアップするような演出が行われてもよい。
また、大当り遊技の実行中におけるチャンスアップ(例えば、ランクアップボーナス、確変昇格、より出玉の多い大当り遊技に昇格等)の演出として、チャンスアップメータCMTを用いた演出を行ってもよい。
また、電断復電で、チャンスアップメータCMT自体を非表示にしてもよい。また、チャンスアップメータCMT自体は表示を復帰してもよいが、チェックポイントのタイミングや電断前のチャンスアップの演出が発生したことの履歴が非表示になっていてもよい。
また、タイマ予告演出におけるカウント表示のカウントダウンが0になった後に表示される演出が、チャンスアップメータCMTにて報知されていなくてもよいし、されていてもよい。
図30は、チャンスアップメータを用いた演出の他の例を段階的に示す図である。
図30(3a)は、図29(2)に続く別の演出例であり、図29(3)と同様の演出が行われている。
その後、図30(4a)に示す装飾図柄表示装置208では、サボハニのキャラクタSBHが第1チェックポイントCP1に到達するが、何らの予告も行われない。すなわち、第1チェックポイントCP1にサボハニのキャラクタSBHが到達してもチャンスアップの予告が行われない様子が示されている。そのため、図30(5a)に示すように、サボハニのキャラクタSBHの吹き出しは表示されず、また、図30(5a)〜同図(7a)に示すように、サボハニのキャラクタSBHは第1チェックポイントCP1をそのまま通過し、第1チェックポイントCP1におけるマーキングや「UP」の文字の表示も行われない。これにより、第1チェックポイントCP1では、予告の発生が不発に終わったことを認識することができる場合がある。なお、第1チェックポイントCP1においてチャンスアップの予告が行われなかった場合には、例えば、図30(7a´)に示すように、第1チェックポイントCP1の表示を消去するようにしてもよいし、また、図30(7a´´)に示すように、第1チェックポイントCP1において表示される「UP」の文字に換えて、チャンスアップの予告が行われなかったことを示す「×」の表示を行うようにしてもよい。また、実際にチャンスアップの予告が行われなかった場合であっても、サボハニのキャラクタSBHがチェックポイントを通過した後に、チャンスアップの予告が行われたものとして、チェックポイントにおけるマーキングや「UP」の文字を表示するようにしてもよく、例えば、一旦、チェックポイントにおけるマーキングや「UP」の文字の非表示を行った後、マーキングや「UP」の文字を表示するようにしてもよいし、サボハニのキャラクタSBHがチェックポイントに戻ってチャンスアップの予告を行い、マーキングや「UP」の文字を表示するようにしてもよい。また、例えば、リーチ演出を最初まであるいは途中まで巻き戻す演出が行われ、その後、チェックポイントをサボハニのキャラクタSBHが通過したときに、チャンスアップの演出が行われて、マーキングや「UP」の文字の表示を行うようにしてもよい。
図30(17b)は、図29(16)に続く別の演出例であり、図29(17)と同様の演出が行われている。なお、チャンスアップメータCMTにおける最終地点GPでは、プラカードの表示がクエスチョンマークの表示となっており、最終地点GPにサボハニのキャラクタSBHが到達した場合に、何らかのイベントが発生する可能性があることが示唆されている。
その後、図30(18b)に示す装飾図柄表示装置208では、レバー画像136Vaではなく、ボタン画像136aと残時間表示メータMTが表示され、チャンスアップの予告としてのレバー演出が開始されなかった様子が示されている。そのため、図30(19b)に示すように、サボハニのキャラクタSBHの吹き出しは表示されず、また、図30(17b)〜同図(20b)に示すように、サボハニのキャラクタSBHは第3チェックポイントCP3をそのまま通過し、第3チェックポイントCP3におけるマーキングや「UP」の文字の表示も行われない。なお、図30(19b)では、演出ボタン136の操作有効期間が開始し、遊技者による演出ボタン136の操作を受付可能な状態となった様子が示されている。
その後、図30(20b)に示す残時間表示メータMTでは、上記操作有効期間が減っている様子が示されている。一方、チャンスアップメータCMTでは、サボハニのキャラクタSBHが最終地点GP手前に位置している。
その後、上記操作有効期間内において、図30(21b)に示すタイミングで、遊技者が演出ボタン136を操作すると、図30(22b)に示す装飾図柄表示装置208では、殿様のキャラクタと敵役の剣豪が「外したか・・・」というセリフとともに、勝敗が決しない様子の表示が行われる。また、チャンスアップメータCMTでは、最終地点GPにおけるプラカードに「発展」という文字表示が行われ、リーチ演出が発展することが報知される。
その後、図30(23b)に示される殿様のキャラクタによるカットイン画像CI4の表示が行われた後、図30(24b)に示すように、剣豪リーチにおいてパンダのキャラクタが助っ人として登場する旨の演出が開始される。また、チャンスアップメータCMTでは、サボハニのキャラクタSBHが空飛ぶじゅうたんに乗って、開始地点SPに向かっていく様子が示されている。
その後、図30(25b)〜同図(29b)に示すように、サボハニのキャラクタSBHが開始地点SPに向かう途上で、サボハニのキャラクタSBHによりオーバーラップさせながら、チャンスアップメータCMTを変更する表示を行う。そのため、サボハニのキャラクタSBHの移動により、例えば、図30(26b)〜同図(27b)に示すように、変更後のチャンスアップメータCMTの一部が出現して第5チェックポイントCP5が出現し、図30(28b)〜同図(29b)に示すように、第4チェックポイントCP4が出現する。
図30(29b)に示す装飾図柄表示装置208では、サボハニのキャラクタSBHが再び開始地点SPに位置している様子が示されている。このとき、チャンスアップメータCMTでは、第4チェックポイントCP4及び第5チェックポイントCP5が変化前の表示状態(赤色のマーキングが付されておらず、「UP」の文字表示も行われていない状態)となっている。そして、チャンスアップメータCMTでは、サボハニのキャラクタSBHの移動が開始される。
その後、図30(30b)に示す装飾図柄表示装置208では、SP剣豪リーチに発展した様子が示されている。SP剣豪リーチは、剣豪リーチが発展して移行するリーチであり、剣豪リーチからSP剣豪リーチに発展しない場合よりも大当りとなりやすいリーチ演出である。SP剣豪リーチでは、図30(30b)に示すように、主人公の殿様と敵役の剣豪が対峙する点では、発展前の剣豪リーチと同じであるが、主人公の殿様の助っ人としてパンダを従えている点と、背景に満月が表れている点で異なっている。さらに、図30(30b)に示す装飾図柄表示装置208では、サボハニのキャラクタSBHが第4チェックポイントCP4に到達するタイミングで、3匹のコパンダのキャラクタによって構成されるコパンダ応援団KPDが応援している様子を示す予告表示が行われており、SP剣豪リーチの大当りに対する信頼度が飛躍的に高くなっていることを報知している。このコパンダ応援団KPDは、チャンスアップのキャラクタとして機能しているということができる。なお、コパンダ応援団KPDは、SP剣豪リーチにおいて必ず出現するようにしてもよいし、出現しない場合があってもよい。
すると、図30(31b)に示す装飾図柄表示装置208では、サボハニのキャラクタSBHの近傍に「チャンスアップ コパンダ応援団」の文字が付記された吹き出しが表示され、チャンスアップのキャラクタ表示による予告が行われたことを報知している。なお、コパンダ応援団KPDが表示開始するタイミングとサボハニのキャラクタSBHの吹き出しの表示開始のタイミングとが同じであってもよいし、コパンダ応援団KPDが表示開始した後でサボハニのキャラクタSBHの吹き出しが表示されてもよいし、サボハニのキャラクタSBHの吹き出しの表示が開始された後でコパンダ応援団KPDが表示されてもよい。なお、サボハニのキャラクタSBHは、コパンダ応援団KPDの表示による予告が行われている間は、第1チェックポイントCP1で停止するが、停止しないようにしてもよい。
その後、図30(32b)に示す装飾図柄表示装置208では、サボハニのキャラクタSBHが第5チェックポイントCP5に到達した様子が示されている。すると、チャンスアップ演出が行われる旨の「コラボ必殺」の表示が行われ、その後、図30(33b)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「一撃」の表示とともにレバー画像136Vaが表示される。また、チャンスアップメータCMTでは、サボハニのキャラクタSBHの近傍に「チャンスアップ レバー」の文字が付記された吹き出しが表示され、レバー演出による予告が開始されたことが報知されている。ここで、チャンスアップ演出であるレバー演出が行われず、演出ボタン136を操作する演出であるボタン演出が行われる場合があってもよい。また、レバー演出が必ず行われるようにしてもよい。
その後、図30(34b)に示す装飾図柄表示装置208では、レバー画像136Vaに加えて残時間表示メーターMTが表示され、レバー演出が開始される。また、チャンスアップメータCMTにおける第5チェックポイントCP5が赤色でマーキングされるとともに、予告が出現したことにより大当りの信頼度がアップしたことを示す「UP」の文字がその上方に表示され、予告が発生したことの履歴が示される。なお、「UP」の表示は、サボハニのキャラクタSBHによりオーバーラップされており、オーバーラップされていない状態である場合よりも視認困難とされている。その後は、例えば、演出レバー136Vが操作されると、図29(24)〜同図(28)に示して上述した要領で演出が行われて、大当りとなることが報知される。
図30(23c)は、図29(22)に続く別の演出例であり、図29(18)〜同図(22)に示すレバー演出において、遊技者により演出レバー136Vが操作されたが、演出に失敗した様子が示されている。すなわち、装飾図柄表示装置208では、中図柄に「装飾6」が表示され、「装飾7−装飾6−装飾7」のハズレの組合せとなってハズレとなることが報知される。また、チャンスアップメータCMTでは、サボハニのキャラクタSBHが最終地点GPに到達するが、プラカードはハズレとなることを示す「×」の文字が示され、サボハニのキャラクタSBHは、がっかりした表情となっている。
図30(5d)は、図29(5)に示す演出の変形例である。具体的には、図30(5d)に示す装飾図柄表示装置208では、多数のボゥイのキャラクタBOY(ボゥイ群)が表示画面の左側から出現し、右側に向かって移動する様子が示されている。すなわち、ボゥイ群の出現による予告が行われている様子が示されている。このボゥイのキャラクタが群で出現した場合は、ボゥイのキャラクタBOYが単体で出現する場合よりも大当りとなりやすい。また、チャンスアップメータCMTでは、サボハニのキャラクタSBHの近傍に「チャンスアップ BOY群」の文字が付記された吹き出しが表示され、チャンスアップのキャラクタ表示による予告が行われたことを報知している。このように、同じチャンスアップポイントであっても、異なるチャンスアップ演出が行われてもよいし、同じチャンスアップポイントでは同じ演出が行われるようにしてもよい。
図31は、チャンスアップメータを用いた演出の他の例を段階的に示す図である。
図31(7e)は、図29(6)に続く別の演出例であり、図29(7)と同様の演出が行われている。
その後、図31(8e)〜同図(9e)に示すように、チャンスアップメータCMTでは、サボハニのキャラクタSBHが第2チェックポイントCP2を飛び越して第3チェックポイントCP3の手前まで到達し、第3チェックポイントCP3に対応するチャンスアップの予告が行われるまでその場所で待機する。なお、サボハニのキャラクタSBHが第2チェックポイントCP2を飛び越して第3チェックポイントCP3に到達する演出が行われている間に、第2チェックポイントCP2に対応する演出(例えば、図29(9)〜同図(15)に示して上述したボタン演出等)が行われてもよいし、当該演出自体が行われなくてもよい。あるいは、当該演出は行われないが、行われたものとして、第2チェックポイントCP2が赤色でマーキングされるとともに「UP」の文字表示が行われてもよい。
図31(2f)は、図29(1)に続く別の演出例である。図31(2f)に示す演出例では、図29に示される演出例とはチャンスアップメータCMTの表示態様が異なっている。具体的には、チャンスアップメータCMTのゲージ部分が緑色の棒状に構成され、サボハニのキャラクタSBHに換えて、マーカーMRKの位置により現在のリーチ演出の進行状況を概略的に報知する。このとき、ゲージ部分におけるマーカーMRKの進行済み部分については、色が緑色から白色に変化する。また、マーカーMRKの進行速度は、一定ではなく、演出の進行状況により可変する場合があるが、一定であってもよい。また、第1チェックポイントCP1〜第3チェックポイントCP3の表示態様がクエスチョンマークで表されており、チャンスアップの予告が行われることに対する期待感を持たせるようにしている。また、開始地点と最終地点は、チャンスアップメータCMTのゲージ部分の始端と終端とによって示されている。
図31(2f)に続く図31(3f)では、マーカーMRKが開始地点からの移動を開始している様子が示されている。
その後、図31(4f)に示す装飾図柄表示装置208では、マーカーMRKが第1チェックポイントCP1に到達するタイミングで、ボゥイのキャラクタBOYが表示画面の右側から出現し、左側に向かって移動する様子が示されている。
すると、図31(5f)に示す装飾図柄表示装置208では、マーカーMRKの近傍に「チャンスアップ BOY通過」の文字が付記された吹き出しが表示され、チャンスアップのキャラクタ表示による予告が行われたことを報知している。なお、マーカーMRKは、図31(5f)〜同図(6f)に示すように、吹き出しが表示されている間は第1チェックポイントCP1で待機している。
その後、図31(7f−1)〜同図(7f−2)に示す装飾図柄表示装置208では、マーカーMRKが移動を開始した様子が示されている。このとき、第1チェックポイントCP1におけるクエスチョンマークの表示に換えて、予告が出現したことにより大当りの信頼度がアップしたことを示す「UP」の文字がゲージ部分に重ねて表示される。なお、ボゥイのキャラクタBOYは、図31(7f−2)に示すタイミングで表示画面の右側からフレームアウトしている。
図31(4g´)は、図31(3f)に示す演出が行われた後、マーカーMRKが第1チェックポイントCP1に到達してもボゥイのキャラクタBOYが出現しなかった場合の演出例について示されている。具体的には、図31(4f)に示すタイミングでボゥイのキャラクタBOYが出現しなかった場合には、図31(4g´)に示すように、チャンスアップメータCMTでは、第1チェックポイントCP1におけるクエスチョンマークの表示に換えて、予告が出現しなかった旨の「×」の表示が行われる。あるいは、図31(4g´´)に示すように、第1チェックポイントCP1におけるクエスチョンマークの表示を消去し、何らの表示も行わないようにしてもよい。あるいは、図31(4g´´´)に示すように、第1チェックポイントCP1におけるクエスチョンマークの表示のまま表示態様を変化させないようにしてもよい。
図31(2h)は、図29(1)に続くさらに別の演出例である。図31(2h)に示す演出例では、図31(2f)に示されるチャンスアップメータCMTの表示態様と同様であるが、第1チェックポイントCP1〜第3チェックポイントCP3が非表示とされている点で異なっている。そのため、チャンスアップの予告の開始タイミングが認識しにくくなっており、遊技者にいつチャンスアップの予告が開始されるのかについて期待感を持たせることができる場合がある。
図31(5h)に示すタイミングでは、マーカーMRKの近傍に「チャンスアップ BOY通過」の文字が付記された吹き出しが表示され、チャンスアップのキャラクタ表示による予告が行われたことを報知している。このとき、予告が出現したことにより大当りの信頼度がアップしたことを示す「UP」の文字の一部が出現している。
その後、図31(6h)〜同図(7h)に示すように、マーカーMRKが進行してチャンスアップメータCMTのゲージ部分における表示色が変更するにしたがい、隠されていた「UP」の文字が出現する。
図32は、チャンスアップメータを用いた演出の他の例を段階的に示す図である。
図32(A1)〜同図(A11)に示す演出例は、疑似連演出の実行中においてチャンスアップメータCMTにより疑似連が発生するタイミングと疑似連の発生回数を報知する様子が示されている。
図32(A1)に示す装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が行われている様子が示されている。また、図32(A1)に示すタイミングでは、特図1の保留数が1となっており、第一の保留アイコンh11が表示されるとともに、第2保留数表示では、特図1の保留数が1であることを示す「1」が表示されている。また、変動アイコンh0及びナビキャラクタYMも表示されている。
図32(A2)に示す装飾図柄表示装置208では、「越後屋を確保しろ」という文字が表示されて、疑似連演出の一例としての追っかけ演出が開始される様子が示されている。
その後、図32(A3)では、追っかけ演出が開始された様子が示されている。具体的には、装飾図柄表示装置208では、主人公の殿様が悪徳商人を追いかける演出表示が開始される。また、第2装飾図柄の下方には、図31(2f)に示して上述した態様のチャンスアップメータCMTが表示されている。図32(A3)に示すチャンスアップメータCMTでは、第1チェックポイントCP1、第2チェックポイントCP2及び第3チェックポイントCP3が配置されている。これら第1チェックポイントCP1〜第3チェックポイントCP3では、疑似連が発生する場合があることを示すものであり、遊技者に期待感を持たせるようにしている。すなわち、マーカーMRKが移動する道中で第1チェックポイントCP1〜第3チェックポイントCP3にそれぞれ到達すると、疑似連が発生する場合がある。また、最終地点に到達することにより、悪徳商人が捕縛され、高信頼度のリーチ演出に移行しやすくなることが示唆されている。この演出例では、疑似連が発生するほど、大当りとなりやすいように構成されている。なお、疑似連が4回発生すると(すなわち、最終地点に到達したときに疑似連が発生すると)、大当りが確定する。なお、疑似連の回数が4回以外の回数で大当り確定となってもよく、例えば、疑似連の回数が1回と4回の場合には大当り確定となるようにしてもよい。大当り確定となる疑似連回数は他の疑似連回数よりも発生し難くなっている。
図32(A4)に示す装飾図柄表示装置208では、マーカーMRKが開始地点からの移動を開始している様子が示されている。
その後、図32(A5)に示す装飾図柄表示装置208では、第1装飾図柄が「装飾7−装飾7−装飾6」の装飾図柄の組合せで揺れ変動している様子が示されている。また、チャンスアップメータCMTでは、マーカーMRKが第1チェックポイントCP1に到達している様子が示されている。
すると、図32(A6)に示すように、装飾図柄表示装置208では、主人公の殿様が悪徳商人を追い回す表示ともに「継続」の文字が表示され、1回目の疑似連が行われることが報知される様子が示されている。このとき、チャンスアップメータCMTでは、第1チェックポイントCP1の表示がクエスチョンマークから「続」の文字の表示に切り替わる。また、このとき、第1装飾図柄は非表示とされるが、例えば、半透明の表示態様で変動表示が行われてもよい。なお、主人公の殿様が悪徳商人を追い回す表示ともに「継続」の文字が表示されるタイミングと第1チェックポイントCP1の表示がクエスチョンマークから「続」の文字の表示に切り替わるタイミングが同じであってもよいし、主人公の殿様が悪徳商人を追い回す表示ともに「継続」の文字が表示された後で、第1チェックポイントCP1の表示がクエスチョンマークから「続」の文字の表示に切り替わってもよいし、第1チェックポイントCP1の表示がクエスチョンマークから「続」の文字の表示に切り替わった後で、主人公の殿様が悪徳商人を追い回す表示ともに「継続」の文字が表示されてもよい。
図32(A7)に示す装飾図柄表示装置208では、第1装飾図柄が「装飾7−装飾7−装飾6」の装飾図柄の組合せで揺れ変動している様子が示されている。また、チャンスアップメータCMTでは、マーカーMRKが第2チェックポイントCP2に到達している様子が示されている。なお、図32(A7)に示す装飾図柄表示装置208では、主人公の殿様と悪徳商人との距離が縮まっている様子が示されている。
その後、図32(A8)に示す装飾図柄表示装置208では、主人公の殿様が悪徳商人を追い回す表示ともに「継続」の文字が表示され、2回目の疑似連が行われることが報知される様子が示されている。このとき、チャンスアップメータCMTでは、第2チェックポイントCP2の表示がクエスチョンマークから「続」の文字の表示に切り替わる。また、このとき、第1装飾図柄は非表示とされるが、例えば、半透明の表示態様で変動表示が行われてもよい。
図32(A9)に示す装飾図柄表示装置208では、第1装飾図柄が「装飾7−装飾7−装飾6」の装飾図柄の組合せで揺れ変動している様子が示されている。また、チャンスアップメータCMTでは、マーカーMRKが第3チェックポイントCP3に到達している様子が示されている。なお、主人公の殿様が悪徳商人を追い回している様子を示すアングルが変更されるとともに、今まで余裕であった悪徳商人の表情が焦った表情となっている。
その後、図32(A10)に示す装飾図柄表示装置208では、主人公の殿様が悪徳商人を追い回す表示ともに「継続」の文字が表示され、3回目の疑似連が行われることが報知される様子が示されている。このとき、チャンスアップメータCMTでは、第3チェックポイントCP3の表示がクエスチョンマークから「続」の文字の表示に切り替わる。また、このとき、第1装飾図柄は非表示とされるが、例えば、半透明の表示態様で変動表示が行われてもよい。
その後、図32(A11)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「確保」の文字の表示とともに、主人公の殿様が悪徳商人を捕縛した様子が表示されている。このとき、チャンスアップメータCMTでは、マーカーMRKが最終地点に到達したことで、今回の図柄変動表示において、合計で疑似連が3回行われたことが示されている。また、このとき、第1装飾図柄では、「装飾7」でリーチ状態となり、リーチ演出が開始されることとなる。
図32(B1)〜同図(B14)に示す演出例は、通常の装飾図柄の変動表示中にチャンスアップメータCMTが表示され、チャンスアップの予告が発生するタイミングを報知する様子が示されている。
図32(B1)に示す装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が行われている様子が示されている。また、図32(B1)に示すタイミングでは、特図1の保留数が1となっており、第一の保留アイコンh11が表示されるとともに、第2保留数表示では、特図1の保留数が1であることを示す「1」が表示されている。また、変動アイコンh0及びナビキャラクタYMも表示されている。
その後、図32(B2)に示すように、装飾図柄表示装置208では、第2装飾図柄の下方に、図31(2f)に示して上述した態様のチャンスアップメータCMTが表示されている。図32(B2)に示すチャンスアップメータCMTでは、第1チェックポイントCP1及び第2チェックポイントCP2が配置されている。これら第1チェックポイントCP1及び第2チェックポイントCP2では、チャンスアップの予告が発生する場合があることを示すものであり、遊技者に期待感を持たせるようにしている。
図32(B3)に示す装飾図柄表示装置208では、マーカーMRKが開始地点からの移動を開始している様子が示されている。また、ナビキャラクタYMの近傍には、「好機」の文字が表示された吹き出しが表示され、ナビキャラクタYMによるナビキャラ予告が行われている。なお、この演出例では、ナビキャラクタYMの「好機」の文字の吹き出しによる予告は、チャンスアップメータCMTには直接的には関連しない予告であるが、チャンスアップメータCMTに直接的に関係するチャンスアップの予告であってもよい。
その後、図32(B4)に示すように、チャンスアップメータCMTでは、マーカーMRKが第1チェックポイントCP1に到達している様子が示されている。すると、ナビキャラクタYMの吹き出しに表示されている文字が「好機」から「否」に変更される。これを受けて、マーカーMRKの近傍に「チャンスアップ 否」の文字が付記された吹き出しが表示され、ナビキャラクタYMによるチャンスアップの予告が行われたことを報知している。なお、マーカーMRKは、吹き出しが表示されている間は第1チェックポイントCP1で待機しているが、待機せずに進行するようにしてもよい。また、装飾図柄表示装置208では、会話予告も開始している様子が示されている。会話予告が開始されると、殿様のキャラクタとともに「チャンス」という文字表示が表示された殿様の会話画像CI1が表示される。この殿様の会話画像CI1は、会話予告の第1段階となっている。また、この殿様の会話画像CI1は、第1装飾図柄にオーバーラップしており、オーバーラップしていない状態である場合よりも、第1装飾図柄が視認困難とされている。また、殿様の会話画像CI1は、チャンスアップメータCMTにオーバーラップされており、オーバーラップされていない状態である場合よりも、殿様の会話画像CI1が視認困難とされている。なお、この殿様の会話画像CI1は、チャンスアップメータCMTには直接的には関連しない予告であるが、チャンスアップメータCMTに直接的に関係するチャンスアップ予告であってもよい。
その後、図32(B5)に示すように、チャンスアップメータCMTでは、マーカーMRKが進行してチャンスアップメータCMTのゲージ部分における表示色が変更するにしたがい、隠されていた「UP」の文字が出現している様子が示されている。これにより、チャンスアップの予告が発生したことの履歴が示されている。また、ナビキャラクタYMの吹き出しに表示されている文字が「否」から「激熱」に変更されている。この演出例では、ナビキャラクタYMの「激熱」の文字の吹き出しによる予告は、チャンスアップメータCMTには直接的には関連しない予告であるが、チャンスアップメータCMTに直接的に関係するチャンスアップの予告であってもよい。また、殿様の会話画像CI1は、縮小表示されて第2装飾図柄の下方に表示される。なお、殿様の会話画像CI1は、ここでもチャンスアップメータCMTにオーバーラップされており、オーバーラップされていない状態である場合よりも視認困難とされている。
その後、図32(B6)に示すように、チャンスアップメータCMTでは、マーカーMRKが第2チェックポイントCP2に到達している様子が示されている。すると、会話予告の続きとして、爺のキャラクタとともに、図16(10)に示して上述した操作促進報知画像が表示された爺の会話画像CI2が表示される。なお、この爺の会話画像CI2は、チャンスアップメータCMTには直接的には関係しない予告であるが、チャンスアップメータCMTに直接的に関係するチャンスアップ予告であってもよい。また、図32(B6)に示すタイミングでは、操作有効期間は開始されておらず、演出ボタン136が操作されてもこれに応じた表示は行われてない。第1装飾図柄は、爺の会話画像CI2によってオーバーラップされている。また、図32(B6)に示すように、殿様の会話画像CI1は、爺の会話画像CI2によって少なくとも一部がオーバーラップされており、オーバーラップされていない状態である場合よりも、殿様の会話画像CI1の表示態様が視認困難とされている。また、爺の会話画像CI2は、ナビキャラクタYMの吹き出しとチャンスアップメータCMTによって一部がオーバーラップされており、オーバーラップされていない状態である場合よりも視認困難とされている。また、第2チェックポイントCP2に到達したマーカーMRKは、待機状態となっている。
その後、図32(B7)に示すタイミングで操作有効期間が開始される。遊技者は、図32(B7)に示すタイミング以降に演出ボタン136を操作することにより、操作に応じた演出を見ることができる場合がある。
図32(B8)に示す残時間表示メータMTは、上記操作有効期間が開始して所定時間が経過したときの表示態様で示されている。なお、図32(B8)に示すタイミングでは、ナビキャラ予告は終了しており、ナビキャラクタYMの吹き出しは消去されている。その後、図32(B9)に示すタイミングで、遊技者が、演出ボタン136を押下すると、図32(B10)に示すように、爺の会話画像CI2では、操作促進報知画像に換えて「激熱ですぞ」の文字が表示される場合がある。これにより、大当りの信頼度がかなり高いことが報知される。さらに、この演出例では、爺の会話画像CI2の外枠の表示態様が金色の太線で強調された表示態様となっており、通常の外枠の表示態様である場合よりもさらに大当りとなりやすいことを報知している。また、チャンスアップメータCMTでは、爺の会話画像CI2の外枠の表示態様が金色に変化したことを受けて、マーカーMRKの近傍に「チャンスアップ 金枠」の文字が付記された吹き出しが表示され、会話予告におけるチャンスアップの予告が行われたことを報知している。なお、マーカーMRKは、吹き出しが表示されている間は第1チェックポイントCP1で待機しているが、待機せずに進行するようにしてもよい。なお、操作有効期間内に演出ボタン136の操作がなかった場合は、爺の会話画像CI2が表示されてもよいし、表示されなくてもよい。爺の会話画像CI2が表示されない場合に、チャンスアップメータCMTにおいてチャンスアップの予告が発生していたことを報知しなくてもよいし、報知してもよいし、一部のみ報知してもよい(例えば、「UP」の文字だけを表示する等)。
図32(B11)に示すチャンスアップメータCMTでは、吹き出しの位置が変化した様子が示されている。このとき、吹き出しが爺の会話画像CI2にオーバーラップしており、オーバーラップしていない状態である場合よりも、爺の会話画像CI2が視認困難とされている。なお、吹き出しの位置が図32(B10)に示す位置から変化しないようにしてもよいし、吹き出しの表示位置が最初から図32(B11)に示す位置であってもよい。
その後、図32(B12)に示すように、チャンスアップメータCMTでは、マーカーMRKが進行してチャンスアップメータCMTのゲージ部分における表示色が変更するにしたがい、隠されていた「UP」の文字が出現している様子が示されている。これにより、チャンスアップの予告が発生したことの履歴が示されている。また、装飾図柄表示装置208では、チャンスアップメータCMTにおいて表示されていた吹き出しの表示が消去され、会話予告も終了している。なお、吹き出しの表示は、会話予告が終了するタイミングで消去されてもよいし、会話予告が終了した後で消去されてもよい。また、吹き出しの表示が消去された後で会話予告が終了してもよい。
図32(B13)に示す装飾図柄表示装置208では、第1装飾図柄が「装飾7」でリーチ状態となった様子が示されている。このとき、チャンスアップメータCMTのマーカーMRKは、最終地点に到達し、チャンスアップメータCMTによる演出が完了したことが示されている。その後、図32(B14)に示すように、装飾図柄表示装置208では、リーチ演出が開始され、チャンスアップメータCMTは消去される。なお、リーチ演出が開始されるタイミングとチャンスアップメータCMTが消去されるタイミングとが同じであってもよいし、リーチ演出が開始された後でチャンスアップメータCMTが消去されてもよいし、チャンスアップメータCMTが消去された後でリーチ演出が開始されてもよい。
なお、この演出例におけるチャンスアップメータCMTによる演出は、リーチ状態となると終了するようにしたが、リーチ状態となっても演出が継続してもよく、また、スーパーリーチに移行しても継続するようにしてもよい。また、チャンスアップメータCMTによる演出が開始されると、当該図柄変動表示が終了するまで継続して行われるようにしてもよい。このとき、例えば、スーパーリーチが開始すると、継続して実行中のチャンスアップメータCMTによる演出とは別のチャンスアップメータCMTによる演出が開始されてもよい。また、チャンスアップメータCMTによる演出は、通常の図柄変動表示中に必ず開始してもよいし、開始しない場合があってもよい。さらに、通常の図柄変動表示では、チャンスアップメータCMTによる演出が開始する場合と開始しない場合とがあるが、リーチ演出においては必ずチャンスアップメータCMTによる演出が開始するようにしてもよい。また、チャンスアップメータCMTによる演出が可能な状態となった場合に、演出ボタン136が操作されるとチャンスアップメータCMTによる演出が開始するようにしてもよい。この場合、例えば、その旨の表示を行い、遊技者に認識させるようにしてもよい。
図33は、チャンスアップメータを用いた演出の他の例を段階的に示す図である。
図33では、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普図表示装置210、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、普図保留ランプ216及び第4図柄表示装置284aについて、図示を省略している。
図33(A1)〜同図(A5)に示す演出例は、チャンスアップメータCMTによる演出が開始されたが、途中で消去される様子が示されている。
図33(A1)に示す装飾図柄表示装置208では、スーパーリーチ(剣豪リーチ)に発展し、主人公の殿様と敵役の剣豪との決闘シーンのアニメーションが行われている様子が示されている。また、装飾図柄表示装置208の表示画面の下方では、変動アイコンh0とチャンスアップメータCMTが左右に並んで表示されており、チャンスアップメータCMTによる演出が行われている様子が示されている。図33(A1)に示すチャンスアップメータCMTは、例えば、リーチ演出の進行状況を示すメータであり、開始地点SPから最終地点GMまでの間をサボハニのキャラクタSBHが移動し、その位置によって現在のリーチ演出の進行状況を概略的に報知している。なお、図33(A1)に示すチャンスアップメータCMTでは、第1チェックポイントCP1、第2チェックポイントCP2および第3チェックポイントCP3が配置され、サボハニのキャラクタSBHが開始地点SPから最終地点GPに向かう道中で第1チェックポイントCP1〜第3チェックポイントCP3にそれぞれ到達すると、特定の予告が発生する場合があるようになっているが、図33(A1)に示すタイミングでは、サボハニのキャラクタSBHが第1チェックポイントCP1及び第2チェックポイントCP2にそれぞれ到達したが、これらに対応するチャンスアップの予告が発生しなかったので、第1チェックポイントCP1及び第2チェックポイントCP2の表示が消去されている。図33(A1)に示すチャンスアップメータCMTでは、サボハニのキャラクタSBHが第2チェックポイントCP2から移動を開始している様子が示されている。
その後、図33(A2)に示す装飾図柄表示装置208では、栄養ドリンクを持つ爺のキャラクタが「ファイト」と喋っている様子を示すカットインの表示が行われている。このカットインの表示は、例えば、実行中のスーパーリーチを昇格させる演出であり、このカットインが表示された場合には、表示されない場合よりも大当りとなりやすい。また、このカットインの表示がプレミア予告であってもよく、表示された場合には、大当りが確定するようにしてもよい。また、このカットインの表示が行われるとき、チャンスアップメータCMTは消去される。すなわち、この演出例では、チャンスアップメータCMTに関係するチャンスアップの予告が行われるよりも大当りとなりやすい予告が行われたことにより、チャンスアップメータCMTによる演出が終了している様子が示されている。なお、このカットインの表示は、チャンスアップメータCMTには直接的に関連しない予告であるが、チャンスアップメータCMTに直接的に関係するチャンスアップの予告であってもよい。このように、この演出例では、サボハニのキャラクタSBHが最終地点GPに到達するよりも前にチャンスアップメータCMTによる演出が終了する様子が示されている。また、サボハニのキャラクタSBHがチェックポイントに到達する前にチャンスアップメータCMTによる演出が終了する様子も示されているということもできる。なお、この演出例において、チャンスアップメータCMTが途中で必ず終了するようにしてもよいし、チャンスアップメータCMTが途中で終了する場合と終了しない場合とがあってもよい。このとき、例えば、チャンスアップメータCMTが途中で終了する場合と終了しない場合とで、その後に行われる演出の内容が異なるようにしてもよいし、同じ内容の演出が行われるようにしてもよい。また、チャンスアップメータCMTが途中で終了した場合の方が、チャンスアップメータCMTが途中で終了しなかった場合よりも大当りとなりやすくてもよい。また、チャンスアップメータCMTが途中で終了した場合の大当りの信頼度は、各チェックポイントの全てでチャンスアップの予告が発生した場合であってチャンスアップメータCMTが途中で終了しなかった場合と同じであってもよい。あるいは、チャンスアップメータCMTが途中で終了しなかった場合の方が、チャンスアップメータCMTが途中で終了した場合よりも大当りとなりやすくてもよい。
図33(A3)に示す装飾図柄表示装置208では、「一撃」の文字表示とともに、ボタン画像136aと残時間表示メータMTが表示され、ボタン演出が開始されている様子が示されている。このボタン演出もチャンスアップメータCMTに関連しない予告であるが、チャンスアップメータCMTに関連するチャンスアップの予告であってもよい。
その後、操作有効期間が開始され、遊技者により演出ボタン136が操作されるか、操作有効期間が経過すると、図33(A4)に示すように、中図柄に「装飾7」が表示され、「装飾7−装飾7−装飾7」の大当りの組合せとなることが報知される。なお、ハズレとなる場合には、図33(A4´)に示すように、中図柄に「装飾6」が表示され、「装飾7−装飾6−装飾7」のハズレの組合せとなることが報知される。
その後、図33(A5)に示す装飾図柄表示装置208では、決闘シーンのアニメーション表示がフェイドインし、主人公の殿様が敵役の剣豪を討伐した様子が示され、大当りとなることが報知されている。
図33(A2a)は、図33(A1)に続く演出の別の例を示している。具体的には、図33(A2a)に示す装飾図柄表示装置208では、姫のキャラクタが「リーチを書き換えるよ」と喋っている様子を示すカットインの表示が行われている。このカットインの表示は、例えば、当該図柄変動表示において行われたリーチ演出について、他の内容の演出が行われたものとすることにより、大当りの信頼度を向上させる予告である。このカットインの表示が行われるとき、チャンスアップメータCMTは消去される。なお、このカットインの表示も、チャンスアップメータCMTには直接的に関連しない予告であるが、チャンスアップメータCMTに直接的に関係するチャンスアップの予告であってもよい。このように、この演出例でも、サボハニのキャラクタSBHが最終地点GPに到達するよりも前にチャンスアップメータCMTが消去される様子が示されている。また、サボハニのキャラクタSBHがチェックポイントに到達する前にチャンスアップメータCMTが消去される様子も示されているということもできる。なお、図33(A2a)に示す装飾図柄表示装置208では、変動アイコンh0も消去されているが、消去されないようにしてもよい。
図33(A3a)に示す装飾図柄表示装置208では、リーチ演出が書き換えられた後の様子が示されている。具体的には、図33(A3a)では、消去されたチャンスアップメータCMTが再び表示されるが、このチャンスアップメータCMTでは、第1チェックポイントCP1及び第2チェックポイントCP2が出現し、それぞれ赤色でマーキングされるとともに、「UP」の文字が表示されている。すなわち、実際には、第1チェックポイントCP1に対応するチャンスアップの予告と第2チェックポイントCP2に対応するチャンスアップの予告は行われていなかったが、いずれも行われたものとして表され、大当りの信頼度が向上している様子が示されている。
図33(A3a´−1)は、図33(A2a)に続く別の演出例について示している。図33(A3a´−1)に示す装飾図柄表示装置208では、剣豪リーチではなく、図30(30b)を参照して上述したSP剣豪リーチに変更されている様子が示されている。SP剣豪リーチは、剣豪リーチよりも大当りとなりやすいリーチ演出である。さらに、図33(A3a´−1)に示す装飾図柄表示装置208では、サボハニのキャラクタSBHが第3チェックポイントCP3に到達するタイミングで子パンダ応援団KPDが応援している様子を示すチャンスアップの予告表示が行われており、SP剣豪リーチの大当りに対する信頼度が飛躍的に高くなっていることを報知している。なお、子パンダ応援団KPDは、必ず出現するようにしてもよいし、出現しない場合があってもよい。また、図33(A3a´−1)では、消去されたチャンスアップメータCMTが再び表示されるが、その表示態様は、チャンスアップメータCMTが消去される前の表示態様と同じとなっている。
図33(A3a´−2)は、図33(A2a)に続く演出例であって、図33(A3a´−1)とは別の演出例を示している。図33(A3a´−2)に示す演出例は、チャンスアップメータCMTの表示態様が図33(A3a´−1)とは異なっている。すなわち、図33(A3a´−2)に示すチャンスアップメータCMTは、姫のキャラクタのカットインが表示される前のチャンスアップメータCMTとは別のチャンスアップメータであり、具体的には、図30(30b)に示して上述したように、剣豪リーチからSP剣豪リーチに移行した際に表示されるチャンスアップメータCMTとなっている。すなわち、図33(A3a´−2)に示すチャンスアップメータCMTによれば、SP剣豪リーチに移行して通過した第4チェックポイントCP4において、コパンダ応援団KPDが出現したとが示されている。そのため、装飾図柄表示装置208では、コパンダ応援団KPDが表示され、チャンスアップの予告が行われていることが示されている。なお、チャンスアップメータCMTの表示が再開された場合に、サボハニのキャラクタSBHが開始地点SPに位置し、SP剣豪リーチが最初から開始するようにしてもよいし、サボハニのキャラクタSBHが最終地点GPに位置し、SP剣豪リーチの終盤から開始するようにしてもよい。
図33(A3a´´)は、図33(A2a)に続く演出の別の例を示している。図33(A3a´´)に示す装飾図柄表示装置208では、全回転リーチが開始する様子が示されている。全回転リーチは、大当りが確定するリーチであり、遊技者にこれ以上の期待感を持たせる必要がないため、チャンスアップメータCMTの再度の表示は行われないが、図33(A3a´´´)に示すように、チャンスアップメータCMTが再度表示されてもよい。この場合、全回転リーチが開始した時点で大当りが確定することが報知されているということができるので、サボハニのキャラクタSBHを第5チェックポイントCP5を通過することなく最終地点GPに位置を変更し、プラカードには、大当りとなることを示す「V」の表示を行うようにしてもよい。なお、全回転リーチが開始するタイミングとサボハニのキャラクタSBHが最終地点GPに到達させるタイミングとが同じであってもよいし、全回転リーチが開始した後でサボハニのキャラクタSBHが最終地点GPに到達してもよいし、サボハニのキャラクタSBHが最終地点GPに到達した後で全回転リーチが開始してもよい。また、全回転リーチが開始するタイミングとチャンスアップメータCMTが再度表示するタイミングとが同じであってもよいし、全回転リーチが開始した後でチャンスアップメータCMTが再度表示するようにしてもよいし、チャンスアップメータCMTが再度表示してから全回転リーチが開始してもよい。
図33(A2b)〜同図(A3b)は、図33(A1)に続く別の演出例について示している。
図33(A2b)に示す装飾図柄表示装置208では、決闘シーンのアニメーション表示からエフェクト画像の表示に切り換えられている様子が示されている。このとき、チャンスアップメータCMTも消去される。その後、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdが動作し、それぞれ装飾図柄表示装置208の前面側でオーバーラップする。なお、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdが動作し、それぞれ装飾図柄表示装置208の前面側でオーバーラップする演出が終了した後に再度チャンスアップメータCMTが表示されてもよいし、再度チャンスアップメータCMTが表示されないようにしてもよい。
図33(B1)〜同図(B4)に示す演出例は、チャンスアップメータCMTによる演出が開始されたが、途中でハズレの結果が表示されたためチャンスアップメータCMTによる演出が終了となる様子が示されている。
図33(B1)に示す装飾図柄表示装置208では、スーパーリーチ(剣豪リーチ)に発展し、主人公の殿様と敵役の剣豪との決闘シーンのアニメーションが行われている様子が示されている。また、装飾図柄表示装置208の表示画面の下方では、変動アイコンh0とチャンスアップメータCMTが左右に並んで表示されており、チャンスアップメータCMTによる演出が行われている様子が示されている。図33(B1)に示すチャンスアップメータCMTは、例えば、リーチ演出の進行状況を示すメータであり、開始地点SPから最終地点GMまでの間をサボハニのキャラクタSBHが移動し、その位置によって現在のリーチ演出の進行状況を概略的に報知している。なお、図33(B1)に示すチャンスアップメータCMTでは、第1チェックポイントCP1、第2チェックポイントCP2および第3チェックポイントCP3が配置され、サボハニのキャラクタSBHが開始地点SPから最終地点GPに向かう道中で第1チェックポイントCP1〜第3チェックポイントCP3にそれぞれ到達すると、特定の予告が発生する場合があるようになっているが、図33(B1)に示すタイミングでは、サボハニのキャラクタSBHが第1チェックポイントCP1に到達したが、これに対応するチャンスアップの予告が発生しなかったので、第1チェックポイントCP1には赤色のマーキング及び「UP」の表示が行われていない。図33(B1)に示すチャンスアップメータCMTでは、サボハニのキャラクタSBHが第1チェックポイントCP1から移動を開始している様子が示されている。
図33(B2)に示す装飾図柄表示装置208では、剣豪のカットイン画像CI5が表示され、ハズレとなる可能性が高いことを報知している様子が示されている。その後、図33(B3)に示す装飾図柄表示装置208では、主人公の殿様が敵役の剣豪に敗れ、中図柄に「装飾6」が表示され、ハズレとなることが報知される。また、チャンスアップメータCMTでは、サボハニのキャラクタSBHがハズレとなって残念そうな表情を見せている表示がなされている。ここで、図33(B3´)に示すように、中図柄に「装飾6」が表示され、ハズレとなることが報知されたにもかかわらず、チャンスアップメータCMTでは、サボハニのキャラクタSBHが最終地点GPに向かってそのまま進んでいく様子が表示されてもよい。その後、図33(B4)に示すように、第1装飾図柄が「装飾7−装飾6−装飾7」の装飾図柄の組合せで揺れ変動が行われた後、停止表示される。
図34は、チャンスアップメータを用いた演出の他の例を段階的に示す図である。
図34では、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普図表示装置210、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、普図保留ランプ216及び第4図柄表示装置284aについて、図示を省略している。
図34(A1)〜同図(A5)に示す演出例は、チャンスアップメータCMTによる演出の途中で一旦チャンスアップメータCMTが消去され、その後、再び表示される様子が示されている。
図34(A1)に示す装飾図柄表示装置208では、主人公の殿様と敵役の剣豪との決闘シーンのアニメーションが表示されている。また、図34(A1)に示す装飾図柄表示装置208では、表示画面の左下隅部にチャンスアップメータCMTが表示されている。図34(A1)に示すチャンスアップメータCMTでは、第1チェックポイントCP1、第2チェックポイントCP2及び第3チェックポイントCP3が配置されている。これら第1チェックポイントCP1〜第3チェックポイントCP3は、特定の予告が発生する場合があることを示すものであり、遊技者に期待感を持たせるようにしている。また、最終地点GPでは、プラカードが回転表示しており、サボハニのキャラクタSBHが最終地点GPに到達することにより、大当り及びハズレのいずれかの結果が導出されることを示唆している。サボハニのキャラクタSBHは、開始地点SPからの移動を開始している様子が示されている。
その後、図34(A2)では、導光板ILの発光が行われ、導光板IL上に所定のエフェクト画像を模した模様が視認容易な態様で現されている様子が示されている。この導光板ILの発光は、第1チェックポイントCP1に対応するチャンスアップの予告となっている。このとき、装飾図柄表示装置208では、表示を暗転させ、導光板IL上の模様をより見やすくしている。このとき、チャンスアップメータCMTも消去される。
その後、図34(A3)に示す装飾図柄表示装置208では、暗転表示により表示が中断された決闘シーンのアニメーション表示がフェイドインしながら再開している様子が示されている。このとき、チャンスアップメータCMTの表示も再開される。また、チャンスアップメータCMTでは、サボハニのキャラクタSBHの近傍に「チャンスアップ イルミ発光」の文字が付記された吹き出しが表示され、チャンスアップの予告が行われたことを報知している。なお、導光板ILの発光は引き続き行われている。
図34(A4)では、導光板ILの発光が終了し、決闘シーンのアニメーション表示のフェイドインが継続している様子が示されている。また、チャンスアップメータCMTにおける第1チェックポイントCP1が赤色でマーキングされるとともに、予告が出現したことにより大当りの信頼度がアップしたことを示す「UP」の文字がその上方に表示され、予告が発生したことの履歴が示される。
図34(A5)では、決闘シーンのアニメーション表示のフェイドインが完了した様子が示されている。また、チャンスアップメータCMTでは、サボハニのキャラクタSBHが移動を開始した様子が示されている。
なお、この演出例では、リーチ演出におけるチャンスアップの予告として導光板ILの発光による演出を行ったが、上述したものに限らず、例えば、チャンスアップメータCMTにおける最終地点GPにサボハニのキャラクタSBHが到達し、大当りかハズレのいずれであるかを煽る演出において適用してもよい。また、大当りかハズレのいずれであるかを煽る演出の他、大当りとなるか、それ以外の何か(例えば、演出が発展したり、ハズレが表示される等)が起きるかについて煽る演出において適用してもよい。このような場合も、導光板ILの発光による演出中では、チャンスアップメータCMTが一時消去されるようにしてもよい。
図34(B1)〜同図(B6)に示す演出例は、チャンスアップメータCMTを遊技者の操作により表示あるいは消去する様子が示されている。
図34(B1)に示す装飾図柄表示装置208では、主人公の殿様と敵役の剣豪との決闘シーンのアニメーションが表示されている。また、図34(B1)に示す装飾図柄表示装置208では、表示画面の左下隅部にチャンスアップメータCMTが表示されている。図34(B1)に示すチャンスアップメータCMTでは、第1チェックポイントCP1、第2チェックポイントCP2及び第3チェックポイントCP3が配置されている。これら第1チェックポイントCP1〜第3チェックポイントCP3は、特定の予告が発生する場合があることを示すものであり、遊技者に期待感を持たせるようにしている。また、最終地点GPでは、プラカードが回転表示しており、サボハニのキャラクタSBHが最終地点GPに到達することにより、大当り及びハズレのいずれかの結果が導出されることを示唆している。また、図34(B1)に示す装飾図柄表示装置208では、サボハニのキャラクタSBHが第1チェックポイントCP1に到達し、ボゥイのキャラクタBOYが表示画面の左側から出現し、右側に向かって移動する様子が示され、チャンスアップの予告が行われている様子が示されている。さらに、この演出例では、表示画面の右下隅部に案内表示が行われている。具体的には、この案内表示では、操作キーユニット137の上キーと下キーを示すアイコンと、「矢印キー操作でメータ非表示」という文字が表示されており、遊技者が操作キーユニット137の上キー又は下キーを操作することにより、チャンスアップメータCMTを非表示にすることができることが表示されている。なお、この演出例では、剣豪リーチが開始するとチャンスアップメータCMTが表示されるが、剣豪リーチが開始された後、遊技者による表示操作により表示されるようにしてもよい。
図34(B2)に示す装飾図柄表示装置208では、サボハニのキャラクタSBHの近傍に「チャンスアップ BOY通過」の文字が付記された吹き出しが表示され、チャンスアップのキャラクタ表示による予告が行われたことを報知している。
そして、図34(B3)に示すタイミングで、操作キーユニット137の下キーが操作されると、図34(B4)に示すように、装飾図柄表示装置208では、チャンスアップメータCMTが消去される。その後、図34(B5)に示すタイミングで、操作キーユニット137の下キーが再度操作されると、図34(B6)に示すように、チャンスアップメータCMTが再び表示される。このとき、サボハニのキャラクタSBHは、チャンスアップメータCMTの表示が再開した時点で位置しているべき位置となっている。この場合、例えば、図34(B2)に示される吹き出しは表示されないなど、チャンスアップメータCMTにおける演出についてはキリがよいところから再開されるようにしてもよい。また、図34(B6´)に示すように、第1チェックポイントCP1から第2チェックポイントCP2までの間における演出を省略し、チャンスアップメータCMTの表示が再開した際には、サボハニのキャラクタSBHを第2チェックポイントCP2の手前に位置し、第2チェックポイントCP2に対応する予告が行われるタイミングとなるまでその位置で待機するようにしてもよい。なお、図34(B6)及び同図(B6´)に示されるチャンスアップメータCMTでは、ボゥイのキャラクタBOYが出現したことにより、第1チェックポイントCP1が赤色でマーキングされるとともに、「UP」の文字がその上方に表示されている。図34(B6)に示すタイミングでは、「UP」の文字は、サボハニのキャラクタSBHによりオーバーラップしており、視認困難とされている。
図34(B1)〜同図(B6)に示される演出例では、遊技者の操作に応じて、チャンスアップメータCMTの表示/非表示を何度でも切り換えることができるが、チャンスアップメータCMTが表示された後、遊技者の操作により非表示とされた後は、次回のチャンスアップメータCMTによる演出が行われるまでチャンスアップメータCMTを表示することができないようにしてもよい。
また、この演出例では、最初にチャンスアップメータCMTが表示された状態となるように構成されているが、例えば、図34(B4)に示すように、最初にチャンスアップメータCMTが非表示とされた状態となるように構成されてもよい。
図35は、チャンスアップメータを用いた演出の他の例を段階的に示す図である。図35では、複数のチャンスアップメータが表示される演出例が示されている。
図35では、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普図表示装置210、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、普図保留ランプ216及び第4図柄表示装置284aについて、図示を省略している。
図35(A1)〜同図(A2)に示す演出例は、2つのチャンスアップメータCMTa,CMTbがそれぞれ同じ内容を表示する様子を示している。
図35(A1)に示す装飾図柄表示装置208では、主人公の殿様と敵役の剣豪との決闘シーンのアニメーションが表示されている。また、図35(A1)に示す装飾図柄表示装置208では、表示画面の下部に2つのチャンスアップメータCMTa,CMTbが変動アイコンh0を挟んで左右に並べて表示されている。この演出例では、左側に配置されるチャンスアップメータを第1チャンスアップメータCMTaと称し、右側に配置されるチャンスアップメータを第2チャンスアップメータCMTbと称する。なお、これらのチャンスアップメータCMTa,CMTbは、図31(2f)に示して上述したものと同様の表示態様とされている。図35(A1)に示す2つのチャンスアップメータCMTa,CMTbでは、それぞれ第1チェックポイントCP1a,CP1b、第2チェックポイントCP2a,CP2b及び第3チェックポイントCP3a,CP3bが配置されている。これら第1チェックポイントCP1a(CP1b)〜第3チェックポイントCP3a(CP3b)は、クエスチョンマークで表されており、チャンスアップの予告が行われることに対する期待感を持たせるようにしている。ここで、第1チャンスアップメータCMTaで示されているチェックポイントと第2チャンスアップメータCMTbで示されているチェックポイントは、それぞれ同じチャンスアップの予告を対象としている。なお、この演出例では、チャンスアップメータを2つ表示しているが、1つだけ表示される場合があってもよく、例えば、チャンスアップメータが1つだけ表示される場合よりも、2つ表示された場合の方が大当りとなりやすいようにしてもよいし、大当りのなりやすさ(信頼度)が同じであってもよい。また、チャンスアップメータによる演出が行われる場合には、チャンスアップメータが必ず2つ表示されるようにしてもよい。また、チャンスアップメータが3つ以上表示されてもよい。また、この演出例では、第1チャンスアップメータCMTaと第2チャンスアップメータCMTbの進行速度を同じにしているが、異ならせてもよく、例えば、第2のチャンスアップメータCMTbの進行速度の方が、第1チャンスアップメータCMTaの進行速度よりも速くしてもよい。
図35(A2)に示す装飾図柄表示装置208では、マーカーMRKa,MRKbが第1チェックポイントCP1a,CP1bに到達してボゥイのキャラクタBOYが出現したことを受けて、マーカーMRKa,MRKbの近傍に「チャンスアップ BOY通過」の文字が付記された吹き出しが第1チャンスアップメータCMTaと第2チャンスアップメータCMTbのそれぞれに表示され、キャラクタ表示によるチャンスアップの予告が行われたことが報知されている。
ここで、例えば、図35(A2´)に示すように、第1チャンスアップメータCMTaでは、吹き出しに「チャンスアップ BOY通過」の文字の表示を行い、第2チャンスアップメータCMTbの吹き出しに信頼度を示す表示を行い、ボゥイのキャラクタBOYの出現による大当りの信頼度を報知するようにしてもよい。
また、例えば、図35(A2´´)に示すように、ボゥイのキャラクタBOYの出現とともに、レア予告としてボゥイのキャラクタBOYが鼻歌を歌っている様子の表示が行われた場合に、第1チャンスアップメータCMTaの吹き出しに「チャンスアップ BOY通過」の文字の表示を行い、第2チャンスアップメータCMTbの吹き出しに、レア予告が発生した旨の「チャンスアップ 鼻歌」の文字の表示を行うようにしてもよい。
なお、この演出例では、第1チャンスアップメータCMTaと第2チャンスアップメータCMTbとでマーカーMRKa,MRKbの進行速度が同じとなっているが、異なる速度で進行するようにしてもよい。また、この演出例では、第1チャンスアップメータCMTaと第2チャンスアップメータCMTbの両方で吹き出しの表示を行っているが、いずれか一方でのみ表示してもよい。
図35(A2a−1)〜同図(A2a−2)は、図35(A1)に続く別の演出例について示している。図35(A1)に続く図35(A2a−1)に示す装飾図柄表示装置208では、マーカーMRKa,MRKbが第1チャンスアップメータCMTa,CMTbに到達してボゥイのキャラクタBOYが出現したことを受けて、マーカーMRKa,MRKbの近傍に「チャンスアップ BOY通過」の文字が付記された吹き出しが第1チャンスアップメータCMTaと第2チャンスアップメータCMTbのそれぞれに表示され、キャラクタ表示によるチャンスアップの予告が行われたことが報知されている。
すると、図35(A2a−2)に示す装飾図柄表示装置208では、第1チャンスアップメータCMTaと第2チャンスアップメータCMTbのうちから第1チャンスアップメータCMTaのみが消去され、第2チャンスアップメータCMTbのみが表示されている。このように、2つのチャンスアップメータを表示した後、いずれか一方を消去するようにしてもよく、例えば、2つのチャンスアップメータのうちのいずれか一方が消去された場合には、消去されない場合よりも大当りとなりやすくしてもよいし、消去されない場合の方が大当りとなりやすくしてもよい。また、消去されたチャンスアップメータによって信頼度が異なってもよい。また、2つのチャンスアップメータの両方が消去される場合があってもよい。
図35(A2b−1)〜同図(A2b−2)は、図35(A1)に続くさらに別の演出例について示している。図35(A1)に続く図35(A2b−1)に示す装飾図柄表示装置208では、マーカーMRKa,MRKbが第1チャンスアップメータCMTa,CMTbに到達してボゥイのキャラクタBOYが出現したことを受けて、マーカーMRKa,MRKbの近傍に「チャンスアップ BOY通過」の文字が付記された吹き出しが第1チャンスアップメータCMTaと第2チャンスアップメータCMTbのそれぞれに表示され、キャラクタ表示によるチャンスアップの予告が行われたことが報知されている。このとき、第2チャンスアップメータCMTbの吹き出しの表示態様が赤色の太線に変化しており、大当りの信頼度がさらに向上していることが報知されている。すなわち、第1チャンスアップメータCMTaの吹き出しの表示態様と第2チャンスアップメータCMTbの吹き出しの表示態様では、第2チャンスアップメータCMTbの吹き出しの表示態様の方が大当りの信頼度の高い予告の表示態様ということができる。なお、吹き出しの表示態様の変化は、2つのチャンスアップメータのいずれか一方のみ行うようにしてもよいし、両方行う場合があってもよい。
すると、図35(A2b−2)に示す装飾図柄表示装置208では、第1チャンスアップメータCMTaと第2チャンスアップメータCMTbのうちから信頼度の低い吹き出しが表示されている第1チャンスアップメータCMTaのみが消去され、信頼度の高い吹き出しが表示されている第2チャンスアップメータCMTbのみが表示されている。このように、2つのチャンスアップメータを表示した後、信頼度の高い吹き出しが表示されているチャンスアップメータの表示を継続し、他方のチャンスアップメータの表示を消去するようにしてもよい。また、2つのチャンスアップメータを表示した後、信頼度の低い吹き出しが表示されているチャンスアップメータの表示を継続し、他方のチャンスアップメータの表示を消去するようにしてもよい。あるいは、2つのチャンスアップメータの両方を消去するようにしてもよい。
図35(B1)〜同図(B2)に示す演出例は、2つのチャンスアップメータCMTa,CMTbがそれぞれ異なるチャンスアップの予告を表示する様子を示している。
図35(B1)に示す装飾図柄表示装置208では、主人公の殿様と敵役の剣豪との決闘シーンのアニメーションが表示されている。また、図35(B1)に示す装飾図柄表示装置208では、表示画面の下部に第1チャンスアップメータCMTaと第2チャンスアップメータCMTbとが変動アイコンh0を挟んで左右に並べて表示されている。図35(B1)に示す2つのチャンスアップメータCMTa,CMTbのうち、第1チャンスアップメータCMTaでは、3つのチェックポイント(第1チェックポイントCP1a、第2チェックポイントCP2a、第3チェックポイントCP3a)が配置されている。一方、第2チャンスアップメータCMTbでは、2つのチェックポイント(第4チェックポイントCP4b、第5チェックポイントCP5b)が配置されており、第4チェックポイントCP4bと第5チェックポイントCP5bは、第1チェックポイントCP1a〜第3チェックポイントCP3aのいずれとも対応するチャンスアップの予告及び開始のタイミングが異なっている。この演出例では、第1チェックポイントCP1a、第2チェックポイントCP2a、第3チェックポイントCP3a、第4チェックポイントCP4b、第5チェックポイントCP5bのマーカーMRKa,MRKbの到達するタイミングを時系列的に並べると、第1チェックポイントCP1a、第4チェックポイントCP4b、第2チェックポイントCP2a、第5チェックポイントCP5b、第3チェックポイントCP3aの順序となっている。
図35(B2)に示す装飾図柄表示装置208では、第1チャンスアップメータCMTaのマーカーMRKaが第1チェックポイントCP1aに到達してボゥイのキャラクタBOYが出現した後、第2チャンスアップメータCMTbのマーカーMRKbが第4チェックポイントCP4bに到達し、ボゥイのキャラクタBOYが鼻歌を開始している様子が示されている。これを受けて、第2チャンスアップメータCMTbでは、マーカーMRKbの近傍に「チャンスアップ 鼻歌」の文字が付記された吹き出しが表示され、チャンスアップの予告が行われたことが報知されている。
なお、この演出例では、第1チャンスアップメータCMTaと第2チャンスアップメータCMTbの両方を表示したが、いずれか一方のみ表示する場合があってもよい。この場合、例えば、第1チャンスアップメータCMTaと第2チャンスアップメータCMTbのうちいずれか一方のチャンスアップメータが表示されない場合には、表示されないチャンスアップメータにおけるチェックポイントに対応するチャンスアップの予告が行われないようにしてもよいし、表示されないチャンスアップメータにおけるチェックポイントに対応するチャンスアップの予告が行われてもよい。また、第1チャンスアップメータCMTaと第2チャンスアップメータCMTbのうちいずれか一方のチャンスアップメータが表示されない場合に報知しないチェックポイントがあってもよいし、報知しているチェックポイントであってもよい。
図35(C1)〜同図(C4)に示す演出例は、2つのチャンスアップメータCMTa,CMTbがそれぞれ異なるチャンスアップの予告を表示する様子を示している。
図35(C1)に示す装飾図柄表示装置208では、主人公の殿様と敵役の剣豪との決闘シーンのアニメーションが表示されている。また、図35(C1)に示す装飾図柄表示装置208では、表示画面の下部に第1チャンスアップメータCMTaと第2チャンスアップメータCMTbとが変動アイコンh0を挟んで左右に並べて表示されている。図35(C1)に示す2つのチャンスアップメータCMTa,CMTbのうち、第2チャンスアップメータCMTaは、リーチ演出全体の進行状況を示すメータであって、1つのチェックポイント(発展ポイントCPA)が配置されている。この発展ポイントCPAは、リーチ演出が発展する可能性があるポイントを示している。一方、第1チャンスアップメータCMTaでは、第2チャンスアップメータCMTbにおける開始地点からチェックポイントまでの期間、チェックポイントからチェックポイントまでの期間、あるいは、チェックポイントから最終地点までの期間を示しており、第2チャンスアップメータCMTbにおける期間が変更されると第1チャンスアップメータCMTaも変更後の期間に対応する表示態様に変更する。この演出例では、第2チャンスアップメータCMTbにおける開始地点SPから発展ポイントCPAまでの期間を第1期間と称し、発展ポイントCPAから最終地点GPまでの期間を第2期間と称する。また、この演出例では、第1チャンスアップメータCMTaと第2チャンスアップメータCMTbの表示態様は異なっており、第1チャンスアップメータCMTaは、図31(2f)に示して上述したものと同様の表示態様とされ、第2チャンスアップメータCMTbは、図29(2)に示して上述したものと同様の表示態様とされている。また、図35(C1)に示すタイミングでは、第1チャンスアップメータCMTaは、第1期間に対応する表示態様とされており、3つのチェックポイント(第1チェックポイントCP1、第2チェックポイントCP2、第3チェックポイントCP3)が配置されており、各チェックポイントにマーカーMRKが到達したときにチャンスアップの予告が発生する可能性があることが示されている。また、第1チャンスアップメータCMTaにおけるマーカーMRKも第2チャンスアップメータCMTbにおけるサボハニのキャラクタSBHも開始地点となっている。
図35(C2)に示す装飾図柄表示装置208では、ボタン演出が行われている様子が示されている。図35(C2)に示すタイミングでは、残時間表示メータMTのゲージが減っており、操作有効期間が開始してから所定時間が経過している様子が示されている。また、第1チャンスアップメータCMTaでは、第1チェックポイントCP1においてチャンスアップの予告が発生したことを示す「UP」の文字が表示され、また、マーカーMRKが第2チェックポイントCP2に到達した様子が示されている。第2チェックポイントCP2は、例えば、ボタン演出の結果出現するあるチャンスアップの予告に対応している。また、第2チャンスアップメータCMTbでは、サボハニのキャラクタSBHが発展ポイントCPAに向かって進行している様子が示されている。
図35(C3)に示す装飾図柄表示装置208では、第1チェックポイントCP1においてマーカーMRKが最終地点に到達するとともに、第2チャンスアップメータCMTbにおいてサボハニのキャラクタSBHが発展ポイントCPAに到達したことにより、姫のキャラクタが「リーチを書き換えるよ」と喋っている様子を示すカットインの表示が行われている様子が示されている。このとき、第1チャンスアップメータCMTaは消去されている。なお、第1チャンスアップメータCMTaにおけるマーカーMRKが最終地点に到達したときに、第1チャンスアップメータCMTaは消去されず、第2チャンスアップメータCMTbのみが消去されてもよいし、第1チャンスアップメータCMTaと第2チャンスアップメータCMTbの両方が消去されてもよい。
図35(C4)に示す装飾図柄表示装置208では、パンダのカットイン画像が表示されてSP剣豪リーチに移行する様子が示されている。このとき、第1チャンスアップメータCMTaは、第2期間に対応する表示態様で表示されており、2つのチェックポイント(第4チェックポイントCP4、第5チェックポイントCP5)が配置されており、各チェックポイントにマーカーMRKが到達したときにチャンスアップの予告が発生する可能性があることが示されている。また、第2チャンスアップメータCMTbでは、サボハニのキャラクタSBHが発展ポイントCPAから最終地点GPに向かって進んでいる様子が示されている。
図36は、チャンスアップメータを用いた演出の他の例を段階的に示す図である。
図36(A1)〜同図(A7)に示す演出例は、疑似連演出の実行中においてチャンスアップメータCMTにより疑似連が発生するタイミングと疑似連の発生回数を報知する様子が示されている。
図36(A1)に示す装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が行われている様子が示されている。また、図32(A1)で示すタイミングでは、特図1の保留数が1となっており、第一の保留アイコンh11が表示されるとともに、第2保留数表示では、特図1の保留数が1であることを示す「1」が表示されている。また、変動アイコンh0及びナビキャラクタYMも表示されている。また、図36(A1)に示す装飾図柄表示装置208では、「越後屋を確保しろ」という文字が表示されて、疑似連演出の一例としての追っかけ演出が開始される様子が示されている。
図36(A2)に示す装飾図柄表示装置208では、第1装飾図柄が「装飾7−装飾7−装飾6」の装飾図柄の組合せで揺れ変動している様子が示されている。また、第2装飾図柄の下方には、チャンスアップメータCMTが表示されており、このチャンスアップメータCMTでは、第1チェックポイントCP1、第2チェックポイントCP2及び第3チェックポイントCP3が配置されており、各チェックポイントで疑似連が発生する可能性があることが報知されている。そして、このチャンスアップメータCMTでは、マーカーMRKが第1チェックポイントCP1に到達している様子が示されている。
すると、図36(A3)に示すように、装飾図柄表示装置208では、主人公の殿様が悪徳商人を追い回す表示ともに「継続」の文字が表示され、1回目の疑似連が行われることが報知される様子が示されている。このとき、チャンスアップメータCMTでは、第1チェックポイントCP1の表示がクエスチョンマークから「続」の文字の表示に切り替わる。また、このとき、第1装飾図柄は非表示とされるが、例えば、半透明の表示態様で変動表示が行われてもよい。
図36(A4)に示す装飾図柄表示装置208では、1回目の疑似連による第1装飾図柄の変動表示(すなわち、2回目の装飾図柄の変動表示)が行われている様子が示されている。
図36(A5)に示す装飾図柄表示装置208では、悪徳商人は取り逃がしたが、千両箱を取り返したことにより、リーチに発展する様子が示されている。また、チャンスアップメータCMTでは、マーカーMRKが第2チェックポイントCP2に到達しており、また、第2チェックポイントCP2の表示がクエスチョンマークから、リーチ状態に移行したことを示す「R」の文字の表示に切り替わっている。これにより、疑似連演出は途中で終了とされ、図36(A6)に示すように、疑似連演出の表示がチャンスアップメータCMTとともにフェイドアウトする。
その後、図36(A7)に示すように、リーチ演出が開始されると、第1装飾図柄の左図柄と右図柄がそれぞれ左右上方に移動表示され、第1UI部280では、変動アイコンh0を残して表示領域の下方にフレームアウトするとともに、第2UI部281に表示されている保留アイコンh11もフレームアウトされる。このとき、チャンスアップメータCMTは疑似連演出の表示のフェイドアウトの完了とともに消去されている。このように、チャンスアップメータCMTが最後まで到達できた方が途中のチェックポイントで終了した場合よりも大当りとなりやすいように構成されていてもよい。また、到達したチェックポイントによって大当りのなりやすさを異ならせるようにしてもよい。
また、チャンスアップメータCMTを非表示とする演出例として、図36(A6a−1)〜同図(A6a−2)に示す要領で行われてもよい。具体的には、図36(A5)において、疑似連演出が途中で終了された場合には、図36(A6a−1)〜同図(A6a−2)に示すように、チャンスアップメータCMTの表示画面外へのフレームアウトによりチャンスアップメータCMTを非表示にするようにしてもよい。
図36(B1)〜同図(B7)に示す演出例は、リーチ演出が開始してからスーパーリーチに発展するまでの間にチャンスアップメータCMTによる演出が行われている様子が示されている。
図36(B1)に示す装飾図柄表示装置208では、「装飾7」でリーチとなって移行したリーチ演出が行われている様子が示されている。また、図36(B1)に示すタイミングでは、特図1の保留数が1となっており、第一の保留アイコンh11が表示されるとともに、第2保留数表示では、特図1の保留数が1であることを示す「1」が表示されている。また、変動アイコンh0及びナビキャラクタYMも表示されている。そして、この演出例では、リーチ演出が開始すると、第2装飾図柄の下方にチャンスアップメータCMTが表示されて、チャンスアップメータCMTを用いた演出が行われる。このチャンスアップメータCMTを用いた演出は、スーパーリーチに移行するか、スーパーリーチに移行することなくハズレが表示されるまで行われる。また、この演出例では、図36(B1)に示すように、リーチ演出において、マーカーMRKが第1チェックポイントCP1及び第2チェックポイントCP2に到達したときに各チェックポイントに対応するチャンスアップの予告が行われており、その旨の「UP」の文字が表示されている。また、チャンスアップメータCMTは、第1装飾図柄の一部にオーバーラップしている。
図36(B2)に示す装飾図柄表示装置208では、第1装飾図柄の左図柄と右図柄がそれぞれ左右上方に移動表示され、第1UI部280では、変動アイコンh0を残して表示領域の下方にフレームアウトするとともに、第2UI部281に表示されている保留アイコンh11もフレームアウトされている様子が示されている。また、チャンスアップメータCMTでは、マーカーMRKが第3チェックポイントCP3に到達している様子が示されている。なお、チャンスアップメータCMTは、移動後の第1装飾図柄の左図柄にオーバーラップしており、オーバーラップしていない状態である場合よりも左図柄が視認困難とされている。
すると、図36(B3)に示すように、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdが動作し、それぞれ装飾図柄表示装置208の前面側でオーバーラップする。第1装飾図柄の左図柄と右図柄は、それぞれ第1大盤振舞役物224Gaと第2大盤振舞役物224Gbによってオーバーラップされ、視認困難とされている。また、第2装飾図柄と第2保留数表示も、それぞれ第1大盤振舞役物224Gaと第2大盤振舞役物224Gbによって少なくとも一部がオーバーラップされ、視認困難とされている。さらに、この演出例では、チャンスアップメータCMTも第1大盤振舞役物224Gaによって少なくとも一部がオーバーラップされており、オーバーラップされていない状態である場合よりもチャンスアップメータCMTが視認困難とされている。なお、この演出例では、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdが動作している間もマーカーMRKは進行を続けているが、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdが動作している間はマーカーMRKの進行が停止してもよい。また、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdが動作している間は、チャンスアップメータCMTを非表示にするようにしてもよい。また、図36(B3)に示すチャンスアップメータCMTでは、マーカーMRKの近傍に「チャンスアップ 大盤振舞」の文字が付記された吹き出しが表示され、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdによるチャンスアップの予告が行われたことを報知している。
その後、図36(B4)に示すように、導光板ILの発光が行われ、導光板IL上に所定のエフェクト画像を模した模様が視認容易な態様で現される。このとき、チャンスアップメータCMTが導光板ILの発光部分にオーバーラップされている。
その後、図36(B5)に示すように、導光板ILの発光が終了した後、図36(B6)に示すように、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdがそれぞれ初期位置に戻る。なお、導光板ILの発光が終了したタイミングで、チャンスアップメータCMTでは、マーカーMRKが最終地点に到達しているが、マーカーMRKが最終地点に到達した後で導光板ILの発光が終了してもよいし、導光板ILの発光が終了した後でマーカーMRKが最終地点に到達してもよい。また、この演出例では、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdが動作した後で、第1装飾図柄がチャンスアップメータCMTの前面側に配置され、第1装飾図柄の左図柄がチャンスアップメータCMTにオーバーラップするが、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdが動作する前では、第1装飾図柄がチャンスアップメータCMTの前面側に配置され、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdが動作した後では、第1装飾図柄がチャンスアップメータCMTの背面側に配置されて、第1装飾図柄がチャンスアップメータCMTにオーバーラップされるようにしてもよい。また、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdの動作前後で第1装飾図柄とチャンスアップメータCMTの前後関係が変更されなくてもよい。チャンスアップメータCMTは、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdが初期位置に戻った後で消去される。その後、図36(B7)に示すように、スーパーリーチに発展する。
図37は、チャンスアップメータを用いた演出の他の例を段階的に示す図である。
図37(A1)〜同図(A5)に示す演出例は、チャンスアップメータCMTを用いた演出の実行中にチャンスアップメータCMTとは関係のない他の演出がチャンスアップメータCMTにオーバーラップして行われる様子が示されている。ここで、他の演出がチャンスアップメータCMTの一部のみをオーバーラップしてもよいし、他の演出がチャンスアップメータCMTの全部をオーバーラップしてもよい。
図37(A1)に示す装飾図柄表示装置208では、スーパーリーチ(剣豪リーチ)に発展し、主人公の殿様と敵役の剣豪との決闘シーンのアニメーションが行われている様子が示されている。また、装飾図柄表示装置208の表示画面の下方では、変動アイコンh0とチャンスアップメータCMTが左右に並んで表示されており、チャンスアップメータCMTによる演出が行われている様子が示されている。図37(A1)に示すチャンスアップメータCMTは、例えば、リーチ演出の進行状況を示すメータであり、開始地点から最終地点までの間をマーカーMRKが移動し、その位置によって現在のリーチ演出の進行状況を概略的に報知している。なお、図37(A1)に示すチャンスアップメータCMTでは、第1チェックポイントCP1、第2チェックポイントCP2および第3チェックポイントCP3が配置され、マーカーMRKが開始地点SPから最終地点GPに向かう道中で第1チェックポイントCP1〜第3チェックポイントCP3にそれぞれ到達すると、特定の予告が発生する場合があるようになっており、図37(A1)に示すタイミングでは、マーカーMRKが第1チェックポイントCP1に到達したときに、対応するチャンスアップの予告が発生し、第1チェックポイントCP1ではその旨を報知する「UP」の文字の表示が行われている。図37(A1)に示すチャンスアップメータCMTでは、マーカーMRKが第1チェックポイントCP1から第2チェックポイントCP2に向かって進行している様子が示されている。
その後、図37(A2)に示す装飾図柄表示装置208では、宝箱BXがチャンスアップメータCMTの少なくとも一部にオーバーラップするように表示されている。そのため、宝箱BXがチャンスアップメータCMTにオーバーラップしていない状態である場合よりもチャンスアップメータCMTが視認困難とされている。なお、宝箱BXは、チャンスアップメータCMTにおけるチェックポイントに対応するチャンスアップの予告とは関係のない予告演出である。また、宝箱BXの表示中もマーカーMRKは停止せず、継続して進行している。
図37(A3)に示すチャンスアップメータCMTでは、マーカーMRKが第2チェックポイントCP2に到達したときに、対応するチャンスアップの予告が発生し、第2チェックポイントCP2ではその旨を報知する「UP」の文字の表示が行われている。なお、宝箱BXは、依然としてチャンスアップメータCMTにオーバーラップしている。
その後、図37(A4)に示す装飾図柄表示装置208では、宝箱BXが開放し、中から「激熱」の文字が出現する様子が示されている。この「激熱」の文字表示も、チャンスアップメータCMTにおけるチェックポイントに対応するチャンスアップの予告とは関係のない予告演出である。なお、チャンスアップメータCMTにおけるチェックポイントに対応するチャンスアップの予告であってもよい。
その後、図37(A5)に示すように、チャンスアップメータCMTにオーバーラップして表示されていた宝箱BXは消去され、チャンスアップメータCMTが視認容易な状態となる。
図37(B1)は、チャンスアップメータCMTを用いた演出の実行中にチャンスアップメータCMTとは関係のない他の演出がチャンスアップメータCMTにオーバーラップして行われる様子が示されている。具体的には、図37(B1)に示す装飾図柄表示装置208では、チャンスアップメータCMTを用いたチャンスアップメータ演出の実行中において、チャンスアップメータCMTの少なくとも一部にオーバーラップするようにワイプ画面WPが配置され、このワイプ画面WPにおいて一斉演出が行われている様子が示されている。ここで、一斉演出とは、例えば、計時手段としてのRTC(Real Time Clock)や内蔵タイマを用いて、同一の遊技島に取り付けられた同一機種のパチンコ機100で、同一の演出内容を同一のタイミングで行う演出のことである。ワイプ画面WPは、例えば、一斉演出が開始するときに表示され、終了するときに消去される。また、ワイプ画面WPは、一斉演出以外の演出が行われる場合にも表示されるようにしてもよい。
図37(C1)〜同図(C2)は、チャンスアップメータCMTを用いた演出の実行中にエラー表示が表示される様子が示されている。
図37(C1)に示す装飾図柄表示装置では、スーパーリーチ(剣豪リーチ)に発展し、主人公の殿様と敵役の剣豪との決闘シーンのアニメーションが行われている様子が示されている。また、装飾図柄表示装置208の表示画面の下方では、変動アイコンh0とチャンスアップメータCMTが左右に並んで表示されており、チャンスアップメータCMTによる演出が行われている様子が示されている。図37(C1)に示すチャンスアップメータCMTは、例えば、リーチ演出の進行状況を示すメータであり、開始地点から最終地点までの間をマーカーMRKが移動し、その位置によって現在のリーチ演出の進行状況を概略的に報知している。なお、図37(C1)に示すチャンスアップメータCMTでは、第1チェックポイントCP1、第2チェックポイントCP2および第3チェックポイントCP3が配置され、マーカーMRKが開始地点SPから最終地点GPに向かう道中で第1チェックポイントCP1〜第3チェックポイントCP3にそれぞれ到達すると、特定の予告が発生する場合があるようになっており、図37(C1)に示すタイミングでは、マーカーMRKが第1チェックポイントCP1に到達したときに、対応するチャンスアップの予告が発生し、第1チェックポイントCP1ではその旨を報知する「UP」の文字の表示が行われている。図37(C1)に示すチャンスアップメータCMTでは、マーカーMRKが第1チェックポイントCP1から第2チェックポイントCP2に向かって進行している様子が示されている。
その後、例えば、トランシーバ等の無線機によって、パチンコ機100の信号電圧に変動をきたすような強力な電波が出力されていることを、例えば、パチンコ機100の主制御部300に設けられた電波検知手段によって検知した場合には、図37(C2)に示すように、その旨を示す「電波を検出しました」の文字表示によるエラー表示が行われる。図37(C2)に示す演出例では、このエラー表示はチャンスアップメータCMTにオーバーラップされておらず、チャンスアップメータCMTの視認性に影響を与えていない。このエラー表示は、他のエラーについて適用してもよく、例えば、下皿128(図1参照)が満タンとなったことが検出されると発生する玉抜きエラーや、前面枠扉106(図1参照)等の扉部材が開放されたことが検出されると発生する扉開放エラー等にも適用可能である。また、エラーの種類によってはエラー表示を行わないようにしてもよく、音声やランプでエラー報知を行うようにしてもよい。
図37(C2a)、同図(C2b)及び同図(C2c)は、エラー表示の他の表示例について示しており、例えば、図37(C2a)に示すように、エラー表示がチャンスアップメータCMTの少なくとも一部にオーバーラップするように表示するようにしてもよい。また、図37(C2b)に示す例では、複数のエラー表示を同時に行うことができるように構成されており、エラーが発生すると、表示画面の左側上方から縦方向に並べて表示するものを示している。この場合、例えば、4つ目のエラー(エラーD)が発生した場合に、4つ目のエラー表示によってチャンスアップメータCMTにオーバーラップするように表示される。また、図37(C2c)に示す例では、表示画面全体でエラー表示が行われている様子が示されている。具体的には、パチンコ機100の遊技盤200(図1参照)に対して強い磁気が発せられていることを、例えば、パチンコ機100の主制御部300に設けられた磁力検知手段によって検知した場合には、図37(C2c)に示すように、その旨を示す「磁気を検出しました」の文字表示によるエラー表示が表示画面全体に亘って行われる。これにより、チャンスアップメータCMTは非表示とされ、他の演出も非表示とされる。このようなエラーを検知した場合には、例えば、大当り判定を行わないなど、電源が遮断されるまで主制御部300における処理の一部を行わないようにして遊技を進行させないようにしてもよい。なお、エラー表示が行われている状態で電源が遮断し、その後電源の供給が復旧した場合には、電源遮断時に実行中であった図柄変動表示の変動時間が経過して図柄変動停止コマンドが第1副制御部400に出力されるまで、例えば、「準備中」の表示を表示画面全体に亘って行うようにしてもよい。
図37(D1)〜同図(D2)は、チャンスアップメータCMTが他の表示装置にオーバーラップされる様子が示されている。なお、図37(D1)〜同図(D2)に示す演出例では、図14(a)に示される演出装置206において、家紋役物224Eに換えて、サブ表示装置208Sが装飾図柄表示装置208の下方に配置されている。なお、サブ表示装置208Sは、その上端部分が装飾図柄表示装置208の下端部分の少なくとも一部にオーバーラップしている。
図37(D1)に示す装飾図柄表示装置208では、スーパーリーチ(剣豪リーチ)に発展し、主人公の殿様と敵役の剣豪との決闘シーンのアニメーションが行われている様子が示されている。また、装飾図柄表示装置208の表示画面の下方左側にはチャンスアップメータCMTが表示されており、チャンスアップメータCMTによる演出が行われている様子が示されている。図37(D1)に示すチャンスアップメータCMTは、例えば、リーチ演出の進行状況を示すメータであり、開始地点から最終地点までの間をマーカーMRKが移動し、その位置によって現在のリーチ演出の進行状況を概略的に報知している。なお、図37(D1)に示すチャンスアップメータCMTでは、第1チェックポイントCP1、第2チェックポイントCP2および第3チェックポイントCP3が配置され、マーカーMRKが開始地点SPから最終地点GPに向かう道中で第1チェックポイントCP1〜第3チェックポイントCP3にそれぞれ到達すると、特定の予告が発生する場合があるようになっており、図37(D1)に示すタイミングでは、マーカーMRKが第1チェックポイントCP1に到達したときに、対応するチャンスアップの予告が発生し、第1チェックポイントCP1ではその旨を報知する「UP」の文字の表示が行われている。図37(D1)に示すチャンスアップメータCMTでは、マーカーMRKが第1チェックポイントCP1から第2チェックポイントCP2に向かって進行している様子が示されている。また、サブ表示装置208Sでは、剣豪リーチに発展したことを示す「vs剣豪」の文字が表示されるとともに、表示画面の右下隅部に変動アイコンh0が表示されている。
図37(D2)では、サブ表示装置208Sが装飾図柄表示装置208の表示画面に沿って上方に移動し、装飾図柄表示装置208の前面側にサブ表示装置208Sがオーバーラップしている様子が示されている。このとき、チャンスアップメータCMTの少なくとも一部がサブ表示装置208Sにオーバーラップされ、オーバーラップされていない状態である場合よりもチャンスアップメータCMTが視認困難とされている。また、サブ表示装置208Sでは、「勝負じゃ」の文字が表示された吹き出しが付記された主人公の殿様のカットイン画像が表示されている。
なお、この演出例では、表示手段の一例としてのサブ表示装置208SによりチャンスアップメータCMTがオーバーラップされるようにしたが、他の表示手段によりチャンスアップメータCMTにオーバーラップするようにしてもよく、例えば、導光板IL、POVディスプレイ224I、7セグ、ドットマトリクス、ランプ等により構成された表示手段が適用可能である。
また、この演出例では、装飾図柄表示装置208にチャンスアップメータCMTを表示するようにしたが、例えば、図37(E1)に示すように、サブ表示装置208SにチャンスアップメータCMTを表示するようにしてもよい。また、装飾図柄表示装置208とサブ表示装置208Sに跨ってチャンスアップメータCMTを表示するようにしてもよい。
なお、この演出例では、チャンスアップメータCMTが他の表示にオーバーラップされる例について説明したが、チャンスアップメータCMTに換えてタイマ予告表示TM1が他の表示にオーバーラップされる場合についても適用することができる。
図38は、ボタン演出における残時間表示メータの変化の態様について説明する図である。
図38では、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普図表示装置210、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、普図保留ランプ216及び第4図柄表示装置284aについて、図示を省略している。
図38(A1)〜同図(A9)に示す演出例は、ナビキャラクタYMによって行われるボタン演出における残時間表示メータの変化速度と、会話予告において行われるボタン演出における残時間表示メータの変化速度が異なる様子が示されている。
図38(A1)に示す装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が行われている様子が示されている。また、図38(A1)に示すタイミングでは、特図1の保留数が1となっており、第一の保留アイコンh11が表示されるとともに、第2保留数表示では、特図1の保留数が1であることを示す「1」が表示されている。また、変動アイコンh0及びナビキャラクタYMも表示されている。また、図38(A1)に示すタイミングでは、ナビキャラクタYMによるボタン演出が開始されており、ナビキャラクタYMの近傍に、ボタン画像136a1と残時間表示メータMT1とを含む吹き出しが表示されている。その後、図38(A2)に示すタイミングで、演出ボタン136の操作有効期間が開始すると、遊技者による演出ボタン136の操作を受付可能な状態となる。なお、このナビキャラクタYMによるボタン演出における操作有効期間は、例えば、10秒とされている。
その後、図38(A3)に示す残時間表示メータMT1では、上記操作有効期間が開始されてゲージが減っている様子が示されている。また、図38(A3)に示す装飾図柄表示装置208では、ナビキャラクタYMによるボタン演出が行われている間に、会話予告が開始されている様子が示されている。会話予告が開始されると、殿様のキャラクタとともに「チャンス」という文字表示が表示された殿様の会話画像CI1が表示される。この殿様の会話画像CI1の表示は、会話予告の第1段階となっている。また、この殿様の会話画像CI1は、第1装飾図柄にオーバーラップしており、第1装飾図柄にオーバーラップしていない状態である場合よりも、第1装飾図柄が視認困難とされている。
その後、図38(A4)に示す装飾図柄表示装置208では、会話予告が更新されている。会話予告では、殿様の会話画像CI1が縮小表示されて第2装飾図柄の表示位置の下方に表示され、爺のキャラクタとともに操作促進報知画像が表示された爺の会話画像CI2が表示される。操作促進報知画像では、演出ボタン136aを模したボタン画像136a2と、上記操作有効期間の残時間を表す残時間表示メータMT2とによって構成されている。なお、図38(A4)に示すタイミングでは、会話予告における操作有効期間は開始されておらず、演出ボタン136が操作されてもこれに応じた表示は行われない。一方、ナビキャラクタYMによるボタン演出では、操作有効期間が開始されているので、演出ボタン136が操作されると、これに対応した演出が行われる場合がある。第1装飾図柄は、爺の会話画像CI2によって隠されてしまっているが、遊技者は、第4図柄表示装置284や第2装飾図柄等によって特図が変動中であることを認識することができる場合がある。なお、装飾図柄が隠されないように、装飾図柄の表示位置を爺の会話画像CI2や殿様の会話画像CI1とは重ならない位置に移動させるようにしてもよい。また、図38(A4)に示すように、殿様の会話画像CI1は、爺の会話画像CI2によって少なくとも一部がオーバーラップされており、オーバーラップされていない状態である場合よりも、殿様の会話画像CI1の表示態様が視認困難とされている。また、爺の会話画像CI2は、ナビキャラクタYMの吹き出しの表示に一部がオーバーラップされている。
その後、図38(A5)に示すタイミングで会話予告における操作有効期間が開始される。遊技者は、図38(A5)に示すタイミング以降に演出ボタン136が操作することにより、操作に応じた演出を見ることができる場合がある。なお、この会話予告によるボタン演出の操作有効期間は、例えば、5秒とされており、ナビキャラクタYMによるボタン演出における操作有効期間よりも短い。そのため、図38(A5)〜同図(A7)に示すように、ナビキャラクタYMによるボタン演出における残時間表示メータMT1のゲージの減る速度よりも、会話予告によるボタン演出における残時間表示メータMT2のゲージの減る速度の方が大きい。換言すれば、ナビキャラクタYMによるボタン演出における残時間表示メータMT1のゲージよりも、会話予告によるボタン演出における残時間表示メータMT2のゲージの方が早く減っている。
その後、図38(A8)に示すタイミングで、遊技者が演出ボタン136を操作すると、図38(A9)に示すように、爺の会話画像CI2では、操作促進報知画像に換えて「激熱ですぞ」の文字が表示される場合がある。これにより、大当りの信頼度がかなり高いことが報知される。また、一方で、ボタン画像136a1と残時間表示メータMT1が表示されていたナビキャラクタYMの吹き出しの表示が「激熱」の文字表示に変化し、大当りの信頼度が相当程度高いことを報知している。すなわち、この演出例では、1回の演出ボタンの操作で、会話予告におけるボタン演出とナビキャラクタYMによるボタン演出の両方に対してボタンの操作結果に応じた演出が行われている様子が示されている。なお、爺の会話画像CI2に表示される「激熱ですぞ」の文字表示もナビキャラクタYMの吹き出しに表示される「激熱」の文字表示も、それぞれ操作有効期間が経過した場合にも表示されるが、表示されなくてもよい。
なお、図38(A8)に示すタイミングで、遊技者が演出ボタン136が操作された場合に、例えば、図38(A9a−1)に示すように、先に開始されたボタン演出に対応する操作結果に応じた演出が行われるようにしてもよい。すなわち、この演出例では、会話予告におけるボタン演出よりも先にナビキャラクタYMによるボタン演出が開始されたので、図38(A9a−1)に示すように、ナビキャラクタYMによるボタン演出における演出ボタン136の操作に応じた演出(ナビキャラクタYMの吹き出しにおける「激熱」の文字表示)のみが行われ、会話予告によるボタン演出における演出ボタン136の操作に応じた演出(爺の会話画像CI2に表示される「激熱ですぞ」の文字表示)は行われない。
その後、図38(A9a−2)に示すように、遊技者により2回目の演出ボタン136の操作が行われると、図28(A9a−3)に示すように、後に開始されたボタン演出に対応する操作結果に応じた演出が行われる。すなわち、会話予告によるボタン演出における演出ボタン136の操作に応じた演出(爺の会話画像CI2おける「激熱ですぞ」の文字表示)が行われる。
なお、この演出例において、2つのボタン演出においてそれぞれ操作有効期間が開始されている場合に演出ボタン136が操作されたときには、残時間表示メータにおけるゲージの減る速度の大きいボタン演出を優先して演出ボタン136の操作に応じた演出が行われるようにしてもよいし、残時間表示メータにおけるゲージの減る速度の小さいボタン演出を優先して演出ボタン136の操作に応じた演出が行われるようにしてもよい。
また、この演出例では、2つの残時間表示メータMT1,MT2の表示態様の変化速度が異なっているが、例えば、ある時間まで、爺の予告画像CI2における残時間表示メータMT2の表示態様の変化速度がナビキャラクタYMの吹き出しにおける残時間表示メータMT1の表示態様の変化速度と同じであり、ある時間となった場合に残時間表示メータMT2の表示態様の変化速度が変化するようにしてもよい。
また、この演出例では、爺の予告画像CI2に係る操作有効期間を5秒としたが、例えば、5秒の場合と10秒の場合とで用意し、それぞれに対応する速度で残時間表示メータMT2の表示態様を変化させるようにしてもよい。すなわち、操作有効期間が10秒である場合には、ナビキャラクタYMの吹き出しにおける残時間表示メータMT1の表示態様の変化速度を同じとなる。この場合、爺の予告画像CI2に係る操作有効期間が5秒に選択された場合の方が、10秒に選択される場合よりも大当りとなりやすいようにしてもよい。
また、この演出例において、先に演出が表示されたナビキャラクタYMの吹き出しにおいて「激熱」が表示された場合よりも、後に延出が開始された爺の会話画像CI2において「激熱ですぞ」が表示された場合の方が、大当りの信頼度が高いようにしており、これにより、後に表示された予告表示の方が大当りのときに表示されやすく、遅く表示された予告表示の方の注目度を相対的に下げている間に表示させることによって、遊技者を驚かせることができる場合がある。また、先に演出が表示されたナビキャラクタYMの吹き出しにおいて「激熱」が表示された場合よりも、後に延出が開始された爺の会話画像CI2において「激熱ですぞ」が表示された場合の方が、大当りの信頼度が低くてもよいし、大当りの信頼度が同じであってもよい。
図38(B1)〜同図(B11)に示す演出例は、タイマ予告演出とチャンスアップメータを用いた演出の両方が同時期に行われている様子を示している。
図38(B1)に示す装飾図柄表示装置208では、スーパーリーチ(剣豪リーチ)に発展し、主人公の殿様と敵役の剣豪との決闘シーンのアニメーションが行われている様子が示されている。また、装飾図柄表示装置208の表示画面の下方では、変動アイコンh0とチャンスアップメータCMTが左右に並んで表示されており、チャンスアップメータCMTによる演出が行われている様子が示されている。図38(B1)に示すチャンスアップメータCMTは、例えば、リーチ演出の進行状況を示すメータであり、開始地点SPから最終地点GPまでの間をサボハニのキャラクタSBHが移動し、その位置によって現在のリーチ演出の進行状況を概略的に報知している。なお、図38(B1)に示すチャンスアップメータCMTでは、第1チェックポイントCP1、第2チェックポイントCP2および第3チェックポイントCP3が配置され、サボハニのキャラクタSBHが開始地点SPから最終地点GPに向かう道中で第1チェックポイントCP1〜第3チェックポイントCP3にそれぞれ到達すると、特定の予告が発生する場合があることが示されており、遊技者に期待感を持たせるようにしている。また、最終地点GPでは、プラカードが回転表示しており、サボハニのキャラクタSBHが最終地点GPに到達することにより、大当り及びハズレのいずれかの結果が導出されることを示唆している。
図38(B2)に示す装飾図柄表示装置208では、サボハニのキャラクタSBHが開始地点SPからの移動を開始している様子が示されている。
その後、図38(B3)に示す装飾図柄表示装置208では、サボハニのキャラクタSBHが第1チェックポイントCP1に到達するタイミングで、タイマ予告表示TM1が表示され、タイマ予告演出が開始している様子が示されている。すなわち、この演出例では、タイマ予告演出の開始がチャンスアップの予告として機能しているということができる。また、タイマ予告表示TM1には、「10:00」が表示されており、カウントダウンが開始されてから10秒が経過するとある予告演出が開始されることを示唆している。
すると、図38(B4)に示す装飾図柄表示装置208では、サボハニのキャラクタSBHの近傍に「チャンスアップ タイマ予告」の文字が付記された吹き出しが表示され、チャンスアップの予告が行われたことを報知している。一方、タイマ予告表示TM1では、タイマ表示のカウントダウンが行われており、図38(B4)に示すタイミングでは、「09:17」が示されている。
その後、図38(B5)に示すように、チャンスアップメータCMTにおける第1チェックポイントCP1が赤色でマーキングされるとともに、予告が出現したことにより大当りの信頼度がアップしたことを示す「UP」の文字がその上方に表示され、予告が発生したことの履歴が示される。なお、「UP」の表示は、サボハニのキャラクタSBHによりオーバーラップされており、オーバーラップされていない状態である場合よりも視認困難とされている。一方、タイマ予告表示TM1では、タイマ表示のカウントダウンが継続しており、図38(B5)に示すタイミングでは、「08:81」が示されている。
図38(B6)に示す装飾図柄表示装置208では、サボハニのキャラクタSBHが移動を開始した様子が示されている。このとき、「UP」の表示の一部についてオーバーラップが解消されたので、一部が視認可能とされている。一方、タイマ予告表示TM1では、タイマ表示のカウントダウンが継続しており、図38(B6)に示すタイミングでは、「08:31」が示されている。
図38(B7)に示す装飾図柄表示装置208では、サボハニのキャラクタSBHが第2チェックポイントCP2から移動を開始した様子が示されている。なお、この演出例では、サボハニのキャラクタSBHが第2チェックポイントCP2に到達することによりチャンスアップの予告(例えば、カットインの発生)が行われており、第2チェックポイントCP2が赤色でマーキングされているとともに、予告が出現したことにより大当りの信頼度がアップしたことを示す「UP」の文字がその上方に表示され、予告が発生したことの履歴が示されている。一方、タイマ予告表示TM1では、タイマ表示のカウントダウンが継続しており、図38(B7)に示すタイミングでは、「04:14」が示されている。
図38(B8)に示す装飾図柄表示装置208では、サボハニのキャラクタSBHが第3チェックポイントCP3に到達した様子が示されている。一方、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示は「00:00」となり、カウントダウンが完了した様子が示されている。すると、図38(B9)に示すように、タイマ予告表示TM1では、タイマ表示に換えて予告への注目を促す旨の「注目」の文字が表示される。この演出例によれば、先に開始されたチャンスアップメータCMTによる表示態様の全体に対する変化の割合(速度)よりも、後で開始されたタイマ予告表示TM1におけるタイマ表示のカウントダウンの速度の方が早いということができる。すなわち、先に開始されたチャンスアップメータCMTによるサボハニのキャラクタSBHの開始地点SPから最終地点GPまでにかかる時間よりも、後で開始されたタイマ予告表示TM1におけるカウントダウンの開始から終了までにかかる時間の方が早いということができる。
続いて、図38(B10)に示す装飾図柄表示装置208では、レバー画像136Vaが表示されるとともに、サボハニのキャラクタSBHの近傍に「チャンスアップ レバー」の文字が付記された吹き出しが表示され、レバー演出による予告が開始されたことを報知している。このレバー演出におけるレバー画像136Vaの表示は、第3チェックポイントCP3に到達したことに対応して表示されるチャンスアップの予告であると同時に、タイマ予告演出のカウントダウンが完了した結果行われる予告でもある。すなわち、チャンスアップメータCMTによる演出において示されているチャンスアップの予告の対象とタイマ予告演出の結果行われる予告の対象が同じであるということができる。あるいは、サボハニのキャラクタSBHが第3チェックポイントCP3に到達して行われるチャンスアップの予告と、タイマ予告表示TM1に示される「注目」の文字によって示される予告が同じであるということもできる。なお、チャンスアップメータCMTによる演出において示されているチャンスアップの予告の対象とタイマ予告演出の結果行われる予告の対象が異なっていてもよく、例えば、チャンスアップメータCMTによる演出において、第3チェックポイントCP3にサボハニのキャラクタSBHが到達して行われるチャンスアップの予告がレバー画像136Vaであり、タイマ予告演出の結果行われる予告が、出現したレバー画像136Vaの表示態様を信頼度のより高い表示態様に変化する(例えば、赤色から金色に変化する等)ものであってもよい。
その後、図38(B11)に示す装飾図柄表示装置208では、レバー画像136Vaに加えて残時間表示メーターMTが表示され、レバー演出が開始される。また、チャンスアップメータCMTにおける第3チェックポイントCP3が赤色でマーキングされるとともに、予告が出現したことにより大当りの信頼度がアップしたことを示す「UP」の文字がその上方に表示され、予告が発生したことの履歴が示される。なお、「UP」の表示は、サボハニのキャラクタSBHによりオーバーラップされており、オーバーラップされていない状態である場合よりも視認困難とされている。
図39は、ボタン演出の他の例を段階的に示す図である。
図39では、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普図表示装置210、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、普図保留ランプ216及び第4図柄表示装置284aについて、図示を省略している。
図39(1)に示す装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が行われている様子が示されている。また、図39(1)に示すタイミングでは、特図1の保留数が1となっており、第一の保留アイコンh11が表示されるとともに、第2保留数表示では、特図1の保留数が1であることを示す「1」が表示されている。また、変動アイコンh0及びナビキャラクタYMも表示されている。
その後、図39(2)に示す装飾図柄表示装置208では、ボタン演出が開始している様子が示されている。この演出例では、ボタン画像と残時間表示メータの組合せからなる操作促進報知画像が6セット表示されている。具体的には、第1のボタン画像136a1と第1の残時間表示メータMT1からなる第1の操作促進報知画像が表示画面の左上に配置され、第2のボタン画像136a2と第2の残時間表示メータMT2からなる第2の操作促進報知画像が表示画面の上部中央に配置され、第3のボタン画像136a3と第3の残時間表示メータMT3からなる第3の操作促進報知画像が表示画面の右上に配置され、第4のボタン画像136a4と第4の残時間表示メータMT4からなる第4の操作促進報知画像が表示画面の右下に配置され、第5のボタン画像136a5と第5の残時間表示メータMT5からなる第5の操作促進報知画像が表示画面の中央下部に配置され、第6のボタン画像136a6と第6の残時間表示メータMT6からなる第6の操作促進報知画像が表示画面の右下に配されている。その後、図39(3)に示すタイミングで、第1の操作促進報知画像〜第6の操作促進報知画像のいずれについても演出ボタン136の操作有効期間が開始する。
図39(4)に示す装飾図柄表示装置208では、第1の残時間表示メータMT1〜第6の残時間表示メータMT6のいずれも、操作有効期間が開始されてゲージが減っている様子が示されている。この演出例では、第1の操作促進報知画像〜第6の操作促進報知画像のうち、第1の操作促進報知画像についての操作有効期間の方が、他の操作促進報知画像についての操作有効期間よりも短く、早く操作有効期間が経過するようになっている。なお、この演出例では、第2の操作促進報知画像〜第6お操作促進報知画像はいずれも操作有効期間の長さが同じとなっている。そのため、第1の残時間表示メータMT1のゲージが、他の残時間表示メータMT2〜MT6のゲージよりも減りが速くなっている。
その後、図39(5)に示すタイミングで演出ボタン136が1回操作されると、図39(6)に示すように、装飾図柄表示装置208では、第1の操作促進報知画像がコパンダのキャラクタKPに変化し、予告が行われている様子が示されている。なお、第2の操作促進報知画像〜第6の操作促進報知画像は変化していない。すなわち、この演出例では、演出ボタン136の1回の操作で、複数の操作促進報知画像のうちの1つの操作促進報知画像のみを変化させている。また、演出ボタン136が操作された場合には、第1の操作促進報知画像、第2の操作促進報知画像、第3の操作促進報知画像、第4の操作促進報知画像、第5の操作促進報知画像、第6の操作促進報知画像の順で優先して1つずつ表示態様を変化させるようにしている。なお、表示態様を変化させる操作促進報知画像の順序は上述したものに限定されず、適宜に設定することができる。また、1回の演出ボタン136の操作で2以上の操作促進報知画像の表示態様を変化させるようにしてもよい。
なお、この演出例では、第1の残時間表示メータMT1(演出ボタン136が操作された際に最も優先して表示態様が変化する第1の操作促進報知画像に対応する残時間表示メータ)のゲージの減りが他の残時間表示メータMT2〜MT6よりも速いものとしたが、例えば、図39(4a)に示すように、第3の残時間表示メータMT3(演出ボタン136が操作された際に3番目に優先して表示態様が変化する第3の操作促進報知画像に対応する残時間表示メータ)のゲージの減りが第1の残時間表示メータMT1を含めた他の残時間表示メータMT1,MT2,MT4,MT5,MT6よりも速いものとしてもよいし、遅いものとしてもよい。また、例えば、図39(4b)に示すように、第6の残時間表示メータMT6(演出ボタン136が操作された際に表示態様を変化させる優先順位が最下位である第6の操作促進報知画像に対応する残時間表示メータ)のゲージの減りが他の残時間表示メータMT1〜MT5よりも速いものとしてもよいし、遅いものとしてもよい。また、ゲージの減りを早くする残時間表示メータとしては、上述したものに限定されず、適宜のものに設定することができる。
また、この演出例では、第1の操作促進報知画像〜第6の操作促進報知画像のうちのいずれもボタン画像136a1〜136a6をその構成としたが、第1の操作促進報知画像〜第6の操作促進報知画像のうちのいずれか1つ又は2以上について、ボタン画像に換えて他の画像を表示するようにしてもよい。具体的には、例えば、図39(4c)に示すように、第6の操作促進報知画像を構成する画像として、第6のボタン画像136a6に換えて、演出レバー136Vの操作を促進する第6のレバー画像136Va6を表示するようにしてもよい。この場合、第1の操作促進報知画像〜第6の操作促進報知画像のいずれの残時間表示メータもゲージの減る速度を同じにしてもよいし、図39(4c)に示すように、第6のレバー画像136Va6を構成する第6の操作促進報知画像に対応する残時間表示メータMT6のゲージの減る速度を、他の操作促進報知画像に対応する残時間表示メータMT1〜MT5よりも速くするようにしてもよいし、遅くするようにしてもよい。このように構成して、例えば、ボタン演出が開始されて図39(4c)に示すような表示が行うことにより、演出ボタン136を5回操作した後に演出レバー136Vを1回操作することを促進することができる場合がある。
また、この演出例では、第1の操作促進報知画像〜第6の操作促進報知画像のうちのいずれか1つにおける残時間表示メータのゲージの減る速度を他の操作促進報知画像における残時間表示メータと異ならせるようにしたが、例えば、図39(4d)に示すように、残時間表示メータのゲージの減る速度が異なるものが2以上あってもよい。具体的には、図39(4d)に示すように、第3の操作促進報知画像と第5の操作促進報知画像の残時間表示メータMT3,MT5のゲージの減る速度が、その他の操作促進報知画像の残時間メータMT1,MT2,MT4,MT6とは異なっており、第3の操作促進報知画像に対応する第3の残時間表示メータMT3よりも第5の操作促進報知画像に対応する第5の残時間表示メータMT5の方がゲージの減る速度が大きくしてもよい。
図40は、本実施形態のパチンコ機の装飾図柄表示装置を中心とした演出の一例を段階的に示す図である。
図40では、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普図表示装置210、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、普図保留ランプ216及び第4図柄表示装置284aについて、図示を省略している。
図40(A1)〜同図(A6)に示す演出例は、複数のタイマ予告演出が同時期に行われている様子を示している。
図40(A1)に示す装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が行われている様子が示されている。また、図40(A1)に示すタイミングでは、特図1の保留数が1となっており、第一の保留アイコンh11が表示されるとともに、第2保留数表示では、特図1の保留数が1であることを示す「1」が表示されている。また、変動アイコンh0及びナビキャラクタYMも表示されている。また、図40(A1)では、2つのタイマ予告演出が同時に開始している様子が示されている。具体的には、表示領域の右側からタイマ予告表示TM1,TM2がフレームインすることにより、タイマ予告演出がそれぞれ開始される。いずれのタイマ予告表示TM1,TM2も、「10:00」が表示されており、カウントダウンが開始されてから10秒が経過するとある予告演出が開始されることを示唆している。なお、この演出例では、後述するように、一方のタイマ予告表示におけるタイマ表示のカウントダウンの速度が他方のタイマ予告表示におけるタイマ表示のカウントダウンの速度よりも速いため、カウントダウンが完了するまでの時間が異なっている。この演出例において、2つのタイマ予告表示TM1,TM2のうち、上方に表示されるものを第1のタイマ予告表示TM1といい、下方に表示されるものを第2のタイマ予告表示TM2という場合がある。
図40(A2)に示す装飾図柄表示装置208では、2つのタイマ予告表示TM1,TM2のフレームインが完了した様子が示されている。各タイマ予告表示TM1,TM2は、その後、それぞれタイマ表示のカウントダウンを開始する。
図40(A3)に示す装飾図柄表示装置208では、2つのタイマ予告表示TM1,TM2のそれぞれにおいてタイマ表示のカウントダウンが行われている様子が示されている。この演出例では、第1のタイマ予告表示TM1よりも第2のタイマ予告表示TM2の方が、カウントダウンの速度が速くなっている。なお、第1のタイマ予告表示TM1は、実際の時間の経過に合わせてカウントダウンをしているが、第2のタイマ予告表示TM2は、それよりも速くなっている。図40(A3)に示すタイミングでは、第1のタイマ予告表示TM1のタイマ表示は、「09:73」となっており、第2のタイマ予告表示TM2のタイマ表示は、「06:73」となっている。なお、カウントダウンの速度については、上述したものに限定されず、適宜に設定することができ、例えば、第2のタイマ予告表示TM2のカウントダウンの速度を実際の時間の経過に合わせた速度とし、第1のタイマ予告表示TM2のカウントダウンの速度を第2のタイマ予告表示TM2のカウントダウンの速度よりも遅くしてもよい。
その後、図40(A4)に示すタイミングで、装飾図柄表示装置208では、第2のタイマ予告表示TM2のタイマ表示が「00:00」となってカウントダウンが完了する様子が示されている。一方、第1のタイマ予告表示TM1のタイマ表示は「06:00」となっている、すなわち、タイマ予告表示のカウントダウンが開始してから4秒が経過したときの様子が示されているということができる。
すると、図40(A5)に示すように、第2のタイマ予告表示TM2では、タイマ表示に換えて予告への注目を促す旨の「注目」の文字が表示される。一方、第1のタイマ予告表示TM1はカウントダウンが継続しており、図40(A5)に示すタイミングでは、タイマ表示が「05:87」となっている。その後は、第2のタイマ予告表示TM2のタイマ表示のカウントダウンが完了したことに対応する予告が行われる場合がある。なお、第2タイマ予告表示TM2は、カウントダウンが完了した後は、例えば、フレームアウトする等により消去される。
図40(A6)に示す装飾図柄表示装置208では、第1のタイマ予告表示TM1のタイマ表示が「00:00」となってカウントダウンが完了する様子が示されている。その後は、第1のタイマ予告表示TM1のタイマ表示のカウントダウンが完了したことに対応する予告が行われる場合がある。その後、第1のタイマ予告表示TM1は、カウントダウンが完了した後は、例えば、フレームアウトする等により消去される。
この演出例では、2つのタイマ予告演出が同時に開始された場合について説明したが、2つのタイマ予告演出が異なるタイミングで開始されてもよく、この場合、例えば、先に開始されたタイマ予告演出に係るタイマ予告表示におけるタイマ表示のカウントダウンの速度が、後に開始されたタイマ予告演出に係るタイマ予告表示におけるタイマ表示のカウントダウンの速度よりも速いようにしてもよいし、遅いようにしてもよい。
図40(B1)〜同図(B4)に示す演出例は、複数のタイマ予告演出が同時期に行われ、いずれか一方のタイマ予告演出についてカウントダウンが完了するまでの時間が加算される様子を示している。
図40(B1)に示す装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が行われている様子が示されている。また、図40(B1)に示すタイミングでは、特図1の保留数が1となっており、第一の保留アイコンh11が表示されるとともに、第2保留数表示では、特図1の保留数が1であることを示す「1」が表示されている。また、変動アイコンh0及びナビキャラクタYMも表示されている。また、図40(B1)では、2つのタイマ予告演出が同時に開始している様子が示されている。具体的には、表示領域の右側からタイマ予告表示(第1のタイマ予告表示TM1、第2のタイマ予告表示TM2)がフレームインすることにより、タイマ予告演出がそれぞれ開始される。いずれのタイマ予告表示TM1,TM2も、「10:00」が表示されており、カウントダウンが開始されてから10秒が経過するとある予告演出が開始されることを示唆している。なお、この演出例では、タイマ予告表示におけるタイマ表示のカウントダウンの速度はいずれも同じである。
図40(B2)に示す装飾図柄表示装置208では、2つのタイマ予告表示TM1,TM2のフレームインが完了した様子が示されている。各タイマ予告表示TM1,TM2は、その後、それぞれタイマ表示のカウントダウンを開始する。
図40(B3)に示す装飾図柄表示装置208では、2つのタイマ予告表示TM1,TM2のそれぞれにおいてタイマ表示のカウントダウンが行われている様子が示されている。なお、第1のタイマ予告表示TM1も第2のタイマ予告表示TM2も、実際の時間の経過に合わせてカウントダウンをしている。図40(B3)に示すタイミングでは、第1のタイマ予告表示TM1のタイマ表示も第2のタイマ予告表示TM2も、「09:73」となっている。なお、カウントダウンの速度については、上述したものに限定されず、適宜に設定することができ、例えば、実際の時間の経過よりも遅くてもよいし、速くてもよい。また、図40(B3)に示す装飾図柄表示装置208では、ナビキャラクタYMによるタイマ上乗せ演出が行われている様子が示されている。すなわち、装飾図柄表示装置208では、ナビキャラクタYMの近傍に、上乗せされる時間を示す「+10秒」の表示が行われ、上乗せされる時間が報知されている。
すると、図40(B4)に示すように、第1のタイマ予告表示TM1におけるタイマ表示が「19:00」に更新され、第1のタイマ予告表示TM1のタイマ表示における時間に10秒が上乗せされた様子が示されている。このとき、第2のタイマ予告表示TM2のタイマ表示には上乗せが行われていないため、第1のタイマ予告表示TM1のタイマ表示と第2のタイマ予告表示TM2のタイマ表示とで10秒の差が生じている。そのため、2つのタイマ予告演出が開始されたが、途中で一方のタイマ表示に対して時間が上乗せされたため、カウントダウンが終了するタイミングが異なることとなる。
なお、この演出例では、2つのタイマ予告表示のうちのいずれか一方のタイマ表示に時間の上乗せを行ったが、時間の短縮(減算)を行ってもよいし、タイマ予告演出の実行中にいずれか一方のタイマ表示のカウントダウンを一時停止してカウントダウンが完了するまでの時間を異ならせるようにしてもよい。
また、この演出例では、2つのタイマ予告演出を同時に開始された場合について説明したが、2つのタイマ予告演出が異なるタイミングで開始されてもよく、この場合、例えば、先に開始されたタイマ予告演出に係るタイマ予告表示におけるタイマ表示に対して時間の上乗せを行い、後に開始されたタイマ予告演出に係るタイマ予告表示におけるタイマ表示のカウントダウンが完了した後で、先に開始されたタイマ予告演出に係るタイマ予告表示におけるタイマ表示のカウントダウンが完了するようにしてもよい。また、後に開始されたタイマ予告演出に係るタイマ予告表示におけるタイマ表示に対して時間の短縮を行い、先に開始されたタイマ予告演出に係るタイマ予告表示におけるタイマ表示のカウントダウンが完了するよりも前に、後に開始されたタイマ予告演出に係るタイマ予告表示におけるタイマ表示のカウントダウンが完了するようにしてもよい。
また、この演出例では、2つのタイマ予告演出が行われているときに、タイマ上乗せ演出が行われた場合、いずれか一方のタイマ予告演出に係るタイマ予告表示におけるタイマ表示に対して時間の上乗せを行ったが、いずれのタイマ予告演出に係るタイマ予告表示におけるタイマ表示に対しても時間の上乗せ(あるいは、時間の短縮やカウントダウンの一時停止等)を行っていずれのタイマ予告表示の表示態様も変化させるようにしてもよい。
また、2つのタイマ予告演出が開始された後、それぞれのタイマ予告演出に対応する2つのタイマ上乗せ演出等(タイマ短縮、カウントダウン一時停止等)が行われ、これにより、タイマ予告演出に係るタイマ予告表示におけるタイマ表示に対する時間の上乗せ等がそれぞれについて行われるようにしてもよい。
また、2つのタイマ予告演出が開始された後、3つのタイマ上乗せ演出等(タイマ短縮、カウントダウン一時停止等)が行われ、例えば、2つのタイマ予告演出のうちの一方のタイマ予告演出に対して2つのタイマ上乗せ演出等によるタイマ表示の変化が行われ、他方のタイマ予告演出に対して残りの1つのタイマ上乗せ演出等によるタイマ表示の変化が行われるようにしてもよい。また、3つのタイマ上乗せ演出等が行われ、例えば、3つのうちの2つのタイマ上乗せ演出等のみによるタイマ表示の変化が行われてもよいし、3つのうちの1つのタイマ上乗せ演出等のみによるタイマ表示の変化が行われてもよいし、3つのいずれのタイマ上乗せ演出等によってもタイマ表示の変化が行われなくてもよい。
図40(C1)〜同図(C4)に示す演出例は、複数の操作手段のいずれかを操作することを促す演出において、複数の操作手段のそれぞれについて操作有効期間を示す残時間表示タイマーが表示されている様子が示されている。
図40(C1)に示す装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が行われている様子が示されている。また、図40(C1)に示すタイミングでは、特図1の保留数が1となっており、第一の保留アイコンh11が表示されるとともに、第2保留数表示では、特図1の保留数が1であることを示す「1」が表示されている。また、変動アイコンh0及びナビキャラクタYMも表示されている。また、図40(C1)に示す装飾図柄表示装置208では、ボタン演出が開始されている。具体的には、装飾図柄表示装置208では、左扉画像DRLと右扉画像DRRとが左右に並んで表示されている。左扉画像DRLに対応して、操作キーユニット137を構成する左キーを模した左キー画像137aLが左扉画像DRLにオーバーラップして表示されており、また、左キー画像137aLの下方には、残時間表示メータMT1が表示されている。また、右扉画像DRRに対応して、操作キーユニット137を構成する右キーを模した右キー画像137aRが右扉画像DRRにオーバーラップして表示されており、また、右キー画像137aRの下方には、残時間表示メータMT2が表示されている。その後、操作キーユニット137の操作有効期間が開始され、遊技者による操作キーユニット137の操作を受付可能な状態となる。
図40(C2)に示す装飾図柄表示装置208では、左扉画像DRLと右扉画像DRRにそれぞれ対応する残時間表示メータMT1,MT2のいずれも、操作有効期間が開始されてゲージが減っている様子が示されている。この演出例では、右扉画像DRRに対応する右キーの操作有効期間の方が、左扉画像DRLに対応する左キーの操作有効期間の方よりも短く、早く操作有効期間が経過するようになっている。そのため、右扉画像DRRに対応する残時間表示メータMT2のゲージが、左扉画像DRLに対応する残時間表示メータMT1のゲージよりも減りが速くなっている。
図40(C3)は、遊技者によって左キーが操作されて左扉画像DRLが選択された様子が示されている。具体的には、左扉画像DRLが表示画面の中央に移動して拡大表示されるとともに、左キー画像137aLと残時間表示メータMT1が消去される。また、右扉画像DRRは、右キー画像137aR及び残時間表示メータMT2とともに消去されている。これにより、左扉画像DRLが選択されたことが報知されている。
その後、図40(C4)に示すように、装飾図柄表示装置208では、左扉画像DRLの扉が開く様子が示されており、リプレイ図柄RPが出現する様子が示されている。これにより、例えば、疑似連が行われることを予告している。
一方、図40(C2)に示す場合において、右キーが操作されて右扉画像DRRが選択された場合には、図40(C4a)に示すように、装飾図柄表示装置208では、右扉画像DRRの扉が開き、松の図柄CCが出現する場合がある。この松の図柄CCには、「げきあつ」の文字が付加されており、大当りの信頼度が飛躍的に高くなっていることを示唆している。
このように、この演出例では、2つの残時間表示メータのうち、ゲージの減りが速い方が選択された場合には、信頼度のより高い予告表示が行われるようにされているが、いずれを選択しても、同じ表示が表示されるようにしてもよい。また、2つの残時間表示メータのうち、ゲージの減りが遅い方が選択された場合に、信頼度のより高い予告表示が行われるようにしてもよい。
また、この演出例では、右扉画像DRRの操作有効期間よりも左扉画像DRLの操作有効期間の方が短いようにしているが、操作有効期間の長さがいずれも同じであってもよく、例えば、右扉画像DRRの残時間表示メータMT2のゲージが0となった場合でも、左扉画像DRLの残時間表示メータMT1のゲージが0となるまで、待機するとともに、右キーの操作を有効としてもよいし、待機中は、右キーの操作を無効としてもよい。
図41は、タイマ予告演出の他の演出例について段階的に示す図である。
図41では、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普図表示装置210、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、普図保留ランプ216及び第4図柄表示装置284aについて、図示を省略している。
図41(A1)〜同図(A12)に示す演出例は、タイマ予告演出において、タイマ予告表示が拡大して表示される様子が示されている。図41(A1)に示すタイミングでは、特図1の保留数が1となっており、第一の保留アイコンh11が表示されるとともに、第2保留数表示では、特図1の保留数が1であることを示す「1」が表示されている。また、変動アイコンh0及びナビキャラクタYMも表示されている。また、図41(A1)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告演出が開始されており、タイマ予告表示TM1では「09:69」が表示され、タイマ表示のカウントダウンが行われている。なお、この演出例では、タイマ予告表示TM1は、小サイズ(デフォルトの表示サイズ)で表示されており、タイマ予告演出が開始されてタイマ予告表示TM1が表示されるときは小サイズで表示される。ここで、タイマ予告表示TM1のタイマ表示におけるカウントダウンの表示が開始された際に、少なくとも小サイズであってもよく、この場合、カウントダウンの表示が開始されるよりも前にタイマ予告表示TM1が大サイズで表示されてもよいし、その他のサイズで表示されてもよいし、表示態様自体が異なっていてもよい。
図41(A2)に示すタイマ予告表示TM1ではタイマ表示のカウントダウンが継続しており、図41(A2)に示すタイミングでは、「03:01」が表示されている。
そして、図41(A3)に示すように、タイマ表示が残り3秒であることを示す「03:00」となった場合には、タイマ予告表示TM1が拡大して表示され、表示位置も装飾図柄表示装置208の略中央に変更される。このとき、第1装飾図柄は、拡大表示されたタイマ予告表示TM1にオーバーラップされており、オーバーラップされていない状態である場合よりも第1装飾図柄が視認困難とされている。なお、第1装飾図柄が拡大表示されたタイマ予告表示TM1にオーバーラップするようにしてもよい。また、タイマ予告表示TM1が拡大して表示される際に、アニメーションによる拡大表示を行うようにしてもよい。この場合、拡大表示のアニメーションが行われている間もカウントダウンが継続して行われるが、拡大表示のアニメーションが行われている間はカウントダウンを中断してもよい。また、タイマ予告表示TM1を拡大して表示する際に、タイマ表示部分の大きさは変化しないで、タイマ予告表示TM1の枠部分だけ拡大するようにしてもよい。また、この演出例では、タイマ表示が「03:00」となった場合に必ずタイマ予告表示TM1が拡大して表示されるようにしたが、拡大しない場合があってもよく、例えば、タイマ予告表示TM1が拡大して表示された場合には、拡大しない場合よりも大当りとなりやすいようにしてもよい。また、この演出例では、タイマ予告表示TM1が拡大して表示される際に表示位置を変更したが、表示位置が変更しない場合があってもよい。
その後は、図41(A4)〜同図(A7)に示すように、拡大表示されたタイマ予告表示TM1におけるカウントダウンは、タイマ表示が「00:00」となるまで継続して行われる。ここで、図41(A5)に示すタイミングでは、左図柄に「装飾7」が停止表示し、図41(A6)に示すタイミングでは、右図柄に「装飾7」が停止表示するが、その態様は、拡大表示されたタイマ予告表示TM1によって視認困難とされている。なお、装飾図柄の停止表示が行われる場合に、停止図柄がタイマ予告表示TM1の前面側に配置されるようにしてもよい。
タイマ予告表示TM1における表示が「00:00」となり、カウントダウンが完了すると、図41(A8)に示すように、タイマ予告表示TM1では、タイマ表示に換えて予告への注目を促す旨の「注目」の文字が表示される。この「注目」の文字は、拡大表示されたタイマ予告表示TM1に合わせて拡大して表示されている。なお、タイマ表示が「00:00」となった後、「注目」の文字表示が行われなくてもよいし、何らの演出も行われなくてもよい。
その後、図41(A9)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告表示TM1が縮小して元のサイズで表示され、表示位置も元の位置(表示画面の略右側中央)に変更される。なお、タイマ予告表示TM1を縮小して表示することなくそのまま消去するようにしてもよい。
すると、図41(A10)に示すように、装飾図柄表示装置208では、中図柄に殿様のキャラクタが表された疑似連図柄が上方から下方に向けて低速で移動する表示が開始される。その後、図41(A11)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告表示TM1が消去され、図41(A12)に示すように、疑似連図柄が停止表示する。これにより、疑似連が実行されることが報知されている。
なお、この演出例では、タイマ予告演出において、タイマ表示が残り3秒を示す「03:00」となった場合に、タイマ予告表示TM1を拡大表示するようにしたが、タイマ予告表示TM1を縮小表示してもよいし、枠の色を変更してもよいし、タイマ表示(数字部分)の色を変更してもよいし、タイマ予告表示TM1の形状を変化させてもよいし、タイマ予告表示TM1の向きが変更(例えば、横向きから縦向きに変更)されてもよいし、タイマ予告表示TM1が回転してもよいし、タイマ予告表示TM1の表示位置が変更されてもよいし、タイマ予告表示TM1にキャラクタや記号等の他の要素が付加されてもよいし、タイマ表示に対する時間の上乗せが行われてもよいし、タイマ表示に対する時間の短縮が行われてもよいし、タイマ表示のカウントダウンが停止するようにしてもよいし、タイマ表示のカウントダウンの速度が速くなってもよいし、タイマ表示がカウントアップ(巻き戻し)してもよいし、タイマ予告表示TM1が分裂して新たなタイマ予告表示が表示されてもよいし、複数のタイマ予告表示が表示されていた場合には、これらのタイマ予告表示が統合されて1つのタイマ予告表示に変更してもよい。
また、この演出例では、タイマ予告表示TM1のサイズを小サイズと大サイズの2つのサイズに変化するようにしたが、3つ以上のサイズに変化するようにしてもよく、例えば、タイマ表示や「注目」の文字表示を赤色で表示する場合には、タイマ予告表示TM1を中サイズで表示し、タイマ表示や「注目」の文字表示を金色で表示する場合には、タイマ予告表示TM1を大サイズで表示するようにしてもよい。これによって、例えば、大当りの信頼度に応じて表示態様を変化させることができる場合がある。
また、この演出例では、タイマ予告表示TM1のサイズを小サイズから大サイズに変化するようにしたが、例えば、小サイズから中サイズを経て大サイズに変化するようにしてもよい。例えば、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示が「05:00」となったときにタイマ予告表示TM1のサイズを小サイズから中サイズに変化し、「03:00」となったときに中サイズから大サイズに変化するようにしてもよい。また、小サイズから中サイズに変化するが、大サイズに変化しない場合があってもよい。
また、この演出例では、タイマ予告表示TM1のタイマ表示における残り時間が所定時間(例えば、3秒)となった場合にタイマ予告表示TM1のサイズを大サイズに変化するようにしたが、例えば、タイマ表示における残り時間が「00:00」となった場合にタイマ予告表示TM1のサイズを大サイズに変化するようにしてもよいし、「注目」の文字表示を行う場合にタイマ予告表示TM1のサイズを大サイズに変化するようにしてもよい。
また、この演出例において、タイマ予告表示TM1の枠や背景の色によって大当りの信頼度が異なるようにしてもよい(例えば、金>赤>緑>青の順で信頼度が高い等)。また、タイマ予告表示TM1の大きさによって大当りの信頼度が異なるようにしてもよい(例えば、大サイズ>中サイズ>小サイズの順で信頼度が高い等)。また、タイマ予告表示TM1の形状によって大当りの信頼度が異なるようにしてもよい。
また、例えば、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示や「注目」の文字表示の色によって大当りの信頼度が異なるようにしてもよい(例えば、金>赤>緑>青の順で信頼度が高い等)。また、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示や「注目」の文字表示の大きさによって大当りの信頼度が異なるようにしてもよい(例えば、大サイズ>中サイズ>小サイズの順で信頼度が高い等)。また、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示や「注目」の文字表示の形状によって大当りの信頼度が異なるようにしてもよい。
また、タイマ予告表示TM1の表示態様が変化した場合に或る演出が出現しやすいようにしてもよく、例えば、タイマ予告表示TM1が大サイズに変化した場合には、疑似連図柄が停止しやすいようにしてもよい。
また、この演出例において、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示のカウントダウンが完了すると、ある特定の演出が行われるようにしたが、カウントダウンが完了しても何らの演出も行われない場合があるようにしてもよい。ここで、タイマ予告表示TM1の表示態様が変化した場合には、カウントダウンが完了した場合に或る演出が行われやすく、大当りとなりやすくなるようにしてもよい。
また、この演出例では、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示のカウントダウンが開始した時点では、タイマ予告表示TM1を小サイズの表示態様としているが、カウントダウンの開始時点あるいはタイマ予告表示TM1の表示開始時点で大サイズの表示態様としてもよい。
また、この演出例では、タイマ予告表示TM1が大サイズに変化した場合には、タイマ表示も大サイズに変化するようにしたが、タイマ予告表示TM1の枠部分のみ大サイズに変化し、タイマ表示のサイズは変更しないようにしてもよい。また、タイマ表示のサイズを変更せず、タイマ予告表示TM1の枠部分のみ小サイズに変化するようにしてもよい。また、タイマ表示のサイズを大サイズに変化するが、タイマ予告表示TM1の枠部分のサイズは変更しないようにしてもよい。また、タイマ表示のサイズを小サイズに変化するが、タイマ予告表示TM1の枠部分のサイズは変更しないようにしてもよい。
また、タイマ予告表示TM1の枠部分や背景の色を変化させることによって表示態様を変化させるようにしてもよい。この場合、例えば、タイマ予告表示TM1の枠部分(及び/又は背景部分)の色が変化した場合には、タイマ表示の色も変化するようにしてもよい。また、タイマ予告表示TM1の枠部分(及び/又は背景部分)の色は変化するが、タイマ表示の色は変化しないようにしてもよい。また、タイマ表示の色は変化するが、タイマ予告表示TM1の枠部分(及び/又は背景部分)の色は変化しないようにしてもよい。
また、タイマ予告表示TM1の枠部分の形状を変化させることによって表示態様を変化させるようにしてもよい。この場合、例えば、タイマ予告表示TM1の枠部分の形状が変化した場合には、タイマ表示の形状(フォント)も変化するようにしてもよい。また、タイマ予告表示TM1の枠部分の形状は変化するが、タイマ表示の形状(フォント)は変化しないようにしてもよい。また、タイマ表示の形状(フォント)は変化するが、タイマ予告表示TM1の枠部分の形状は変化しないようにしてもよい。
また、タイマ予告表示TM1の枠部分がアニメーションにより形態が変化するようにしてもよい。この場合、例えば、タイマ予告表示TM1の枠部分がアニメーションにより形態が変化した場合には、タイマ表示もアニメーションにより形態が変化するようにしてもよい。また、タイマ予告表示TM1の枠部分がアニメーションにより形態が変化するが、タイマ表示は変化しないようにしてもよい。また、タイマ表示はアニメーションにより形態が変化するが、タイマ予告表示TM1の枠部分は変化しないようにしてもよい。
図41(B1)〜同図(B4)に示す演出例は、タイマ予告演出において、タイマ予告表示が拡大して表示される別の例が示されている。図41(B1)に示すタイミングでは、特図1の保留数が1となっており、第一の保留アイコンh11が表示されるとともに、第2保留数表示では、特図1の保留数が1であることを示す「1」が表示されている。また、変動アイコンh0及びナビキャラクタYMも表示されている。また、図41(B1)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告演出が行われており、タイマ予告表示TM1では「00:31」が表示され、タイマ表示のカウントダウンが行われている。また、第1装飾図柄では、左図柄に「装飾7」が停止表示されており、中図柄と右図柄は変動表示中である。
その後は、図41(B2)〜同図(B3)に示すように、タイマ予告表示TM1におけるカウントダウンは、タイマ表示が「00:00」となるまで継続して行われる。ここで、図41(B2)に示す装飾図柄表示装置208では、右図柄に「装飾7」が停止表示するが、タイマ予告表示TM1によってオーバーラップされている。
タイマ予告表示TM1における表示が「00:00」となり、カウントダウンが完了すると、図41(B4)に示すように、タイマ予告表示TM1では、タイマ表示に換えて予告への注目を促す旨の「注目」の文字が表示される。このとき、タイマ予告表示TM1が拡大して表示され、表示位置も装飾図柄表示装置208の略中央に変更される。
この「注目」の文字は、拡大表示されたタイマ予告表示TM1に合わせて拡大して表示されている。なお、タイマ表示が「00:00」となった後、「注目」の文字表示が行われなくてもよいし、何らの演出も行われなくてもよい。このとき、第1装飾図柄は、拡大表示されたタイマ予告表示TM1にオーバーラップされており、オーバーラップされていない状態である場合よりも第1装飾図柄が視認困難とされている。このように、タイマ表示のカウントダウン中に限らず、「注目」の文字表示が行われたときにタイマ予告表示TM1が拡大表示してもよい。また、タイマ表示が「00:00」となったときにタイマ予告表示TM1が拡大表示してもよい。
図42は、タイマ予告演出の他の演出例について段階的に示す図である。
図42(A1)〜同図(A3)に示す演出例は、タイマ予告表示TM1の表示態様が変化するときに、表示態様の変化後のタイマ予告表示TM1を別の表示手段に表示する例について示している。なお、図42(A1)〜同図(A3)に示す演出例では、図14(a)に示される演出装置206において、家紋役物224Eに換えて、サブ表示装置208Sが装飾図柄表示装置208の下方に配置されている。なお、サブ表示装置208Sは、その上端部分が装飾図柄表示装置208の下端部分の少なくとも一部にオーバーラップしている。
図42(A1)に示す装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が行われている様子が示されている。また、サブ表示装置208Sでは、ナビキャラクタYM、変動アイコンh0及び保留アイコンh11〜h14が表示可能とされている。なお、図42(A1)に示すタイミングでは、特図1の保留数が1となっており、第一の保留アイコンh11が表示されている。一方、装飾図柄表示装置208の表示領域の右上隅部には、第2保留数表示が表示されており、この第2保留数表示では、特図1の保留数が1であることを示す「1」が表示されている。また、図42(A1)に示すサブ表示装置208Sでは、タイマ予告演出が行われており、タイマ予告表示TM1がサブ表示装置208の中央上部に配置されている。タイマ予告表示TM1ではタイマ表示として「09:69」が表示され、カウントダウンが行われている。すなわち、この演出例では、タイマ予告表示TM1によるカウントダウンの演出が開始された際は、タイマ予告表示TM1が小サイズでサブ表示装置208Sに表示されている。なお、タイマ予告表示TM1によるカウントダウンの演出が開始された際、タイマ予告表示TM1が小サイズで装飾図柄表示装置208に表示されてもよい。
図42(A2)に示す装飾図柄表示装置208では、依然として装飾図柄の変動表示が行われている。また、サブ表示装置208Sでは、タイマ予告表示TM1においてタイマ表示のカウントダウンが継続しており、図42(A2)に示すタイミングでは、「03:01」が表示されている。
そして、図42(A3)に示すように、タイマ表示が残り3秒となった場合には、サブ表示装置208Sに表示されていたタイマ予告表示TM1が装飾図柄表示装置208に移動し、さらに、タイマ予告表示TM1が拡大して表示される。このとき、第1装飾図柄は、拡大表示されたタイマ予告表示TM1にオーバーラップされており、オーバーラップされていない状態である場合よりも第1装飾図柄が視認困難とされている。なお、タイマ予告表示TM1が拡大して表示される際に、アニメーションによる移動及び拡大表示を行うようにしてもよい。この場合、サブ表示装置208Sと装飾図柄表示装置208とに跨ってタイマ予告表示TM1が表示されるようにしてもよい。ここで、タイマ予告表示TM1がサブ表示装置208Sから装飾図柄表示装置208に完全に移動してからタイマ予告表示TM1を拡大表示してもよいし、タイマ予告表示TM1がサブ表示装置208Sから装飾図柄表示装置208に跨いで移動している間に拡大表示してもよいし、タイマ予告表示TM1がサブ表示装置208Sと装飾図柄表示装置208とに跨る前に拡大表示してもよい。なお、拡大表示のアニメーションが行われている間もカウントダウンが継続して行われるが、移動及び拡大表示のアニメーションが行われている間はカウントダウンを中断してもよい。
図42(B1)〜同図(B3)に示す演出例は、タイマ予告表示TM1の表示態様が変化するときに、表示態様の変化後のタイマ予告表示TM1を別の表示手段に表示する別の例について示している。
図42(B1)に示す装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が行われている様子が示されている。また、サブ表示装置208Sでは、ナビキャラクタYM、変動アイコンh0及び保留アイコンh11〜h14が表示可能とされている。なお、図42(B1)に示すタイミングでは、特図1の保留数が1となっており、第一の保留アイコンh11が表示されている。一方、装飾図柄表示装置208の表示画面の右上隅部には、第2保留数表示が表示されており、この第2保留数表示では、特図1の保留数が1であることを示す「1」が表示されている。また、図42(B1)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告演出が行われており、タイマ予告表示TM1ではタイマ表示として「09:69」が表示され、カウントダウンが行われている。
図42(B2)に示す装飾図柄表示装置208では、依然として装飾図柄の変動表示が行われている。また、タイマ予告表示TM1では、タイマ表示のカウントダウンが継続しており、図42(B2)に示すタイミングでは、「03:01」が表示されている。また、このとき、サブ表示装置208Sが動作しており、装飾図柄表示装置208の表示画面に沿って上昇し、装飾図柄表示装置208の略中央の前面側に位置し、装飾図柄表示装置208に表示されている装飾図柄及びタイマ予告表示TM1にオーバーラップしており、オーバーラップされていない状態である場合よりも視認困難とされている。また、サブ表示装置208Sが上昇している間に、サブ表示装置208Sに表示されていた変動アイコンh0、保留アイコンh11及びナビキャラクタYMは消去されている。なお、サブ表示装置208Sに表示されていた変動アイコンh0、保留アイコンh11及びナビキャラクタYMは、サブ表示装置208Sが移動を開始する前に消去されてもよいし、サブ表示装置208Sが移動を完了した後で消去されてもよいし、サブ表示装置208Sが移動を開始するタイミングで消去されてもよいし、サブ表示装置208Sが移動を完了するタイミングで消去されてもよい。また、変動アイコンh0と保留アイコンh11のいずれか一方だけ消去されてもよい。また、サブ表示装置208Sに表示されていた変動アイコンh0、保留アイコンh11及びナビキャラクタYMを装飾図柄表示装置208に表示位置を変更するようにしてもよい。
そして、図42(B3)に示すように、タイマ表示が残り3秒となった場合には、装飾図柄表示装置208に表示されていたタイマ予告表示TM1がサブ表示装置208Sに移動し、さらに、タイマ予告表示TM1が拡大して表示される。なお、タイマ予告表示TM1が拡大して表示される際に、アニメーションによる移動及び拡大表示を行うようにしてもよい。この場合、装飾図柄表示装置208とサブ表示装置208Sととに跨ってタイマ予告表示TM1が表示されるようにしてもよい。ここで、タイマ予告表示TM1が装飾図柄表示装置208からサブ表示装置208Sに完全に移動してからタイマ予告表示TM1を拡大表示してもよいし、タイマ予告表示TM1が装飾図柄表示装置208からサブ表示装置208Sに跨いで移動している間に拡大表示してもよいし、タイマ予告表示TM1が装飾図柄表示装置208とサブ表示装置208Sとに跨る前に拡大表示してもよい。なお、拡大表示のアニメーションが行われている間もカウントダウンが継続して行われるが、移動及び拡大表示のアニメーションが行われている間はカウントダウンを中断してもよい。なお、この演出例では、タイマ予告表示TM1を拡大表示する場合に、タイマ予告表示TM1を装飾図柄表示装置208から消去してサブ表示装置208Sに表示させるようにしたが、装飾図柄表示装置208にも引き続きタイマ予告表示TM1を表示するようにしてもよい。この場合、例えば、タイマ予告表示TM1のサイズを小さくして表示するようにしてもよい。さらに、装飾図柄表示装置208とサブ表示装置208Sの両方にタイマ予告表示TM1を表示する場合、これらのタイマ予告表示TM1におけるタイマ表示を同期するようにしてもよいし、同期しないようにしてもよい。
図42(C1)〜同図(C9)に示す演出例は、タイマ予告表示TM1の変化後の表示態様の別の例について示している。図42(C1)に示すタイミングでは、特図1の保留数が1となっており、第一の保留アイコンh11が表示されるとともに、第2保留数表示では、特図1の保留数が1であることを示す「1」が表示されている。また、変動アイコンh0及びナビキャラクタYMも表示されている。また、図41(A1)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告演出が開始されており、タイマ予告表示TM1では「09:69」が表示され、タイマ表示のカウントダウンが行われている。
図42(C2)に示すタイマ予告表示TM1ではタイマ表示のカウントダウンが継続しており、図42(C2)に示すタイミングでは、「03:01」が表示されている。
そして、図42(C3)に示すように、タイマ表示が残り3秒であることを示す「03:00」となった場合には、タイマ予告表示TM1の表示態様が変化する。変化後のタイマ予告表示TM1aは、円形のメータの内部にタイマ表示が配置された態様となっている。この円形のメータ部は、図42(C3)〜同図(C6)に示すように、時間の経過に応じて12時の位置から時計方向にゲージが減っていく態様で表示状態が変化する。なお、表示態様の変化後のタイマ予告表示TM1aは、変動アイコンh0に一部がオーバーラップされているが、変動アイコンh0がタイマ予告表示TM1aにオーバーラップされるようにしてもよい。また、タイマ予告表示TM1aは、カウントダウンが完了するまで、同じ大きさとなっているが、例えば、残り時間によって大きさを変更してもよく、例えば、残り1秒になったら円形のメータ部を拡大表示するようにしてもよい。また、表示態様の変更後のタイマ予告表示TM1aを、円形のメータ部のみから構成され、タイマ表示を行わないようにしてもよい。また、第1装飾図柄は、表示態様の変化後のタイマ予告表示TM1aにオーバーラップされており、オーバーラップされていない状態である場合よりも第1装飾図柄が視認困難とされている。なお、第1装飾図柄が表示態様が変化したタイマ予告表示TM1aにオーバーラップするようにしてもよい。また、タイマ予告表示TM1の表示態様が変化する際に、アニメーションによる変化表示を行うようにしてもよい。この場合、変化表示のアニメーションが行われている間もカウントダウンが継続して行われるが、変化表示のアニメーションが行われている間はカウントダウンを中断してもよい。また、タイマ予告表示TM1の表示態様を変化して表示する際に、タイマ表示部分は変化しないで、タイマ予告表示TM1の枠部分だけ変化するようにしてもよい。
その後は、図42(C4)〜同図(C6)に示すように、タイマ予告表示TM1aおけるカウントダウン及びゲージの減少表示は、タイマ表示が「00:00」となるまで継続して行われる。この演出例では、タイマ表示によるカウントダウンと円形のメータ部のゲージの減少表示との両方によってカウントダウンの演出が行われるようになっている。ここで、図42(C5)に示すタイミングでは、左図柄に「装飾7」が停止表示し、図42(C6)に示すタイミングでは、右図柄に「装飾7」が停止表示するが、その態様は、タイマ予告表示TM1aによって視認困難とされている。なお、装飾図柄の停止表示が行われる場合に、停止図柄がタイマ予告表示TM1aの前面側に配置されるようにしてもよい。
タイマ予告表示TM1aにおける表示が「00:00」となり、カウントダウンが完了すると、図42(C7)に示すように、タイマ予告表示TM1aでは、タイマ表示に換えて疑似連演出が行われる旨の「継続」の文字が表示される。これにより、疑似連演出が行われることが報知される。なお、「継続」以外の文字表示が行われてもよく、例えば、タイマ表示のカウントダウンが完了した結果、SPリーチに移行するような場合には、「SPリーチ」等と表示してSPリーチに移行することを報知してもよい。また、上述した実施形態のように、予告の発生に注目させるために「注目」と表示するようにしてもよい。
その後、図42(C8)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告表示TM1a消去され、その後、図42(A9)に示すように、装飾図柄表示装置208では、中図柄に殿様のキャラクタが表された疑似連図柄が上方から下方に向けて低速で移動する表示が開始される。その後、疑似連図柄が停止表示して疑似連が実行される。
この演出例では、タイマ予告表示TM1aにおいて「継続」の文字を表示して疑似連演出が行われることを報知したが、例えば、「継続」の文字にクエスチョンマークを付与するなどして、疑似連演出が行われない場合があるような表示を行ってもよい。また、このような場合に、例えば、疑似連演出が行われた場合には、大当りが確定するようにしてもよい。
また、この演出例において、複数のタイマ予告表示で同じ演出を対象としたタイマ表示をそれぞれ表示している場合において、一方のタイマ予告表示を大サイズで表示するようにしてもよいし、両方のタイマ予告表示を大サイズで表示するようにしてもよい。また、一方のタイマ予告表示には、「03:00」のタイマ表示を行い、他方のタイマ予告表示には、例えば、「あと3秒」といったように大まかに表示するというように異なる表示態様でカウントダウンの表示が行われてもよい。
図43は、タイマ予告演出の他の演出例について段階的に示す図である。
図43では、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普図表示装置210、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、普図保留ランプ216及び第4図柄表示装置284aについて、図示を省略している。
図43(A1)〜同図(A8)に示す演出例は、タイマ予告演出において、タイマ予告表示が拡大して表示される様子が示されている。図43(A1)に示すタイミングでは、特図1の保留数が1となっており、第一の保留アイコンh11が表示されるとともに、第2保留数表示では、特図1の保留数が1であることを示す「1」が表示されている。また、変動アイコンh0及びナビキャラクタYMも表示されている。また、図43(A1)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告演出が開始されており、タイマ予告表示TM1では「09:69」が表示され、タイマ表示のカウントダウンが行われている。
その後、図43(A2)に示す装飾図柄表示装置208では、ナビキャラクタYMによるタイマ上乗せ演出が行われている様子が示されている。すなわち、装飾図柄表示装置208では、タイマ上乗せ演出が開始されると、ナビキャラクタYMの近傍に「上乗せ」の文字が表示された吹き出しが表示され、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示に時間の上乗せが行われることが報知される。すなわち、タイマ予告演出において行われるカウントダウンの時間が延長されることが報知される。
続いて、図43(A3)に示すように、ナビキャラクタYMの吹き出しでは、上乗せされる時間を示す「+10秒」の表示が行われ、上乗せされる時間が報知されている。
その後、図43(A4)に示すように、タイマ表示が残り5秒であることを示す「05:00」になるタイミングで、タイマ予告表示TM1が拡大して表示され、表示位置も装飾図柄表示装置208の略中央に変更される。なお、この演出例では、「05:00」になると、一旦、カウントダウンが中断されるが、カウントダウンが継続して行われていてもよい。ここで、この演出例では、タイマ表示の残り時間が所定時間であることによりタイマ予告表示TM1が拡大して表示されるのではなく、タイマ表示に時間の上乗せが行われることによりタイマ予告表示TM1が拡大表示されるものである。なお、図43(A4)に示す装飾図柄表示装置208では、拡大表示されたタイマ予告表示TM1がナビキャラクタYMの吹き出しにオーバーラップされているが、ナビキャラクタYMの吹き出しが拡大されたタイマ予告表示TM1にオーバーラップされるようにしてもよい。また、タイマ予告表示TM1が拡大表示される条件が、タイマ表示における時間の上乗せに限定されず、例えば、タイマ表示における時間の短縮や、カウントダウンの停止等の際など、タイマ表示が変化する際にタイマ予告表示TM1が拡大表示するようにしてもよい。
図43(A5)に示すように、拡大表示されたタイマ予告表示TM1では、カウントアップアニメーションの表示が行われ、タイマ表示における時間が上乗せされる演出が行われている。
すると、図43(A6)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示が「15:00」に更新され、タイマ表示における時間に10秒が上乗せされた様子が示されている。なお、タイマ上乗せ演出が行われている間、カウントダウンの表示が停止してもよいし、カウントダウンの表示が進んでいてもよい。
その後、図43(A7)に示すように、ナビキャラクタYMの吹き出しが消去され、その後、図43(A8)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告表示TM1が縮小して元のサイズで表示され、表示位置も元の位置に変更される。その後、タイマ表示のカウントダウンが再開される。
図43(B1)〜同図(B7)に示す演出例は、タイマ予告演出において、タイマ表示の時間が上乗せされる際にタイマ予告表示が拡大して表示される様子が示されている。図43(B1)に示すタイミングでは、特図1の保留数が1となっており、第一の保留アイコンh11が表示されるとともに、第2保留数表示では、特図1の保留数が1であることを示す「1」が表示されている。また、変動アイコンh0及びナビキャラクタYMも表示されている。また、第1装飾図柄では、左図柄に「装飾7」が停止しており、右図柄に「装飾7」が停止している様子が示されている。また、図43(B1)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告演出が行われており、タイマ予告表示TM1ではタイマ表示のカウントダウン表示が完了しており、「00:00」が表示されている。
すると、図43(B2)に示すように、タイマ予告表示TM1が、装飾図柄表示装置208の表示画面の略中央に移動するとともに、タイマ表示に換えて予告への注目を促す旨の「注目」の文字が表示される。なお、表示位置を変更する場合に、タイマ予告表示TM1が移動するアニメーションの表示を行ってもよいし、表示位置を切り換えて表示するようにしてもよい。
その後、図43(B3)に示すように、タイマ予告表示TM1が拡大表示されるととにタイマ表示が再び行われ、タイマ表示として「00:00」が表示される。一方、装飾図柄表示装置208では、中図柄に殿様のキャラクタ表された疑似連図柄が上方から下方に向けて低速で移動する表示が行われている。この疑似連図柄による疑似連演出は、図43(B3)〜同図(B7)まで継続して行われる。
その後、図43(B4)に示すように、拡大表示されたタイマ予告表示TM1では、カウントアップアニメーションの表示が行われ、タイマ表示における時間が上乗せされる演出が行われている。
すると、図43(B5)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示が「15:00」に更新され、タイマ表示における時間に15秒が上乗せされた様子が示されている。
その後、図43(B6)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告表示TM1が縮小して元のサイズで表示され、表示位置も元の位置(表示画面の略右側中央)に変更される。タイマ予告表示TM1では、その後、タイマ表示のカウントダウンが再開される。なお、タイマ予告表示TM1を縮小せず、そのままのサイズで表示するようにしてもよい。一方、第1装飾図柄では、中図柄に疑似連図柄が停止され、疑似連が行われることが報知される。
すると、図43(B7)に示すように、殿様のキャラクタと「継続」の文字表示とからなるカットイン表示が行われ、その後、2回目の装飾図柄の変動表示が開始される。なお、タイマ予告表示TM1では、タイマ表示のカウントダウンが行われており、図43(B7)に示すタイミングでは、タイマ表示は「14:92」となっている。
図44は、タイマ予告演出の他の演出例について段階的に示す図である。
図44では、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普図表示装置210、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、普図保留ランプ216及び第4図柄表示装置284aについて、図示を省略している。
図44(A1)〜同図(A8)に示す演出例は、タイマ予告表示の表示態様が変化して予告のランクがアップされる際にタイマ予告表示が拡大して表示される様子が示されている。図44(A1)に示す装飾図柄表示装置208では、敵役の剣豪が大きく表示され、スーパーリーチ(剣豪リーチ)に発展した様子が示されている。また、図44(A1)に示す装飾図柄表示装置208では、特図1の保留数が1となっており、第2保留数表示では、特図1の保留数が1であることを示す「1」が表示されている。また、変動アイコンh0も表示されている。なお、保留アイコンh11やナビキャラクタYMは、フレームアウトしており非表示とされている。また、図44(A1)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告演出が行われており、タイマ予告表示TM1では「20:35」が表示され、タイマ表示のカウントダウンが行われている。
続く図44(A2)に示す装飾図柄表示装置208では、主人公の殿様の敵役の剣豪との決闘シーンのアニメーションの表示が開始されている。また、タイマ予告表示TM1では、タイマ表示のカウントダウンが継続しており、図44(A2)に示すタイミングでは「18:19」が表示されている。
図44(A3)は、決闘シーンのアニメーション表示が継続している様子が示されている。また、タイマ予告表示TM1では、タイマ表示のカウントダウンが継続しており、図44(A3)に示すタイミングでは「15:47」が表示されている。
その後、図44(A4)に示すように、タイマ表示が残り15秒であることを示す「15:00」になるタイミングで、タイマ予告表示TM1が拡大して表示されるとともに、タイマ予告表示TM1の枠の色が白色から赤色に変更され、さらに大当りの信頼度が高くなったことを示す「LvUP」が付記される。そして、タイマ予告表示TM1の表示位置も装飾図柄表示装置208の略中央に変更される。すなわち、タイマ予告表示TM1がランクアップしたことが示されている。なお、タイマ表示のカウントダウンは継続して行われるが、拡大表示がされている間はカウントダウンが一時中断されてもよい。ここで、この演出例では、タイマ表示の残り時間が所定時間であることによりタイマ予告表示TM1が拡大して表示されるのではなく、タイマ予告表示TM1の表示態様が大当りの信頼度の高い表示態様に変更されることによりタイマ予告表示TM1が拡大表示されるものである。
その後、図44(A5)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告表示TM1が縮小して元のサイズで表示され、表示位置も元の位置(表示画面の略右側中央)に変更される。このとき、タイマ予告表示TM1の枠の色は赤色のままであるが、「LvUP」の表示は消去されている。なお、タイマ予告表示TM1を縮小せず、そのままのサイズで表示するようにしてもよい。
図44(A6)に示すように、タイマ予告表示TM1における表示が「00:00」となり、カウントダウンが完了すると、図44(A7)に示すように、タイマ予告表示TM1では、タイマ表示に換えて予告への注目を促す旨の「注目」の文字が表示される。
すると、図44(A7)に示すように、装飾図柄表示装置208では、決闘シーンのアニメーション表示が大当りの信頼度が高いことを示すカットイン表示に切り換えられている様子が示されている。このカットイン表示では、姫のキャラクタとともに、大当りの信頼度が高いことを示唆する「突アツ」の文字が表示されている。さらに、図44(A7)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告表示TM1がランクアップしたことを受けて、「期待大」の文字表示が付記されている。これにより、「期待大」の文字表示が付記されていないカットイン表示が表示された場合よりも大当りとなりやすくなっている。なお、「期待大」の文字表示は、タイマ予告表示TM1がランクアップした場合に必ず表示されてもよいし、表示されない場合があってもよい。また「期待大」の文字表示は、タイマ予告表示TM1がランプアップしたことを条件として表示されるものであってもよいし、タイマ予告表示TM1がランクアップしなくても表示される場合があってもよい。この演出例では、「期待大」の文字表示は、タイマ予告表示TM1がランクアップした場合の方が、ランクアップしない場合よりも表示されやすくなっている。また、図44(A7)に示される装飾図柄表示装置208では、変動アイコンh0の表示も変化して予告表示が行われている。この変動アイコンh0の表示の変化は、タイマ予告演出でカウントダウンが完了した結果行われるものであってもよいし、タイマ予告演出とは関係なく行われるものであってもよい。すなわち、タイマ予告表示TM1がランクアップした場合には、タイマ予告演出によって行われる予告とは別の予告が行われるようにしてもよい。
このように、この演出例では、タイマ予告表示TM1のランクアップが、タイマ予告演出でカウントダウンが完了した結果行われる予告が昇格していることを示すための報知であってもよいし、タイマ予告表示TM1のランクアップ自体がチャンスアップの予告として機能するようにしてもよい。また、タイマ予告表示TM1がランクアップすることで、事前に大当りの信頼度の高い予告が表示される期待度が高くなったことを報知するものであってもよい。
また、この演出例において、タイマ予告表示TM1のランクアップが、タイマ予告演出でカウントダウンが完了した結果行われる予告が昇格する可能性があることを示唆するものであるが、例えば、第1装飾図柄におけるリーチの図柄が昇格する可能性があることを示唆するものであってもよい。具体的には、例えば、確変大当りが確定しない「装飾2」でリーチとなってリーチ演出が行われている際に、タイマ予告表示TM1がランクアップすることで、大当りとなった場合は確変大当りが確定し、しかも大当りとなりやすい「装飾7」のリーチに変化する場合があるようにしてもよい。
図44(B1)〜同図(B7)に示す演出例は、タイマ予告演出が行われているときにチャンスアップメータを用いた演出が開始される様子を示している。図44(B1)に示す装飾図柄表示装置208では、敵役の剣豪が大きく表示され、スーパーリーチ(剣豪リーチ)に発展した様子が示されている。また、図44(B1)に示す装飾図柄表示装置208では、特図1の保留数が1となっており、第2保留数表示では、特図1の保留数が1であることを示す「1」が表示されている。また、変動アイコンh0も表示されている。なお、保留アイコンh11やナビキャラクタYMは、フレームアウトしており非表示とされている。また、図44(B1)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告演出が行われており、タイマ予告表示TM1では「20:35」が表示され、タイマ表示のカウントダウンが行われている。
続く図44(B2)に示す装飾図柄表示装置208では、主人公の殿様と敵役の剣豪との決闘シーンのアニメーションの表示が開始している。また、図44(B2)に示す装飾図柄表示装置208では、表示画面の左下隅部にチャンスアップメータCMTが表示されている。図44(B2)に示すチャンスアップメータCMTでは、開始地点SPと最終地点GPの他、第1チェックポイントCP1、第2チェックポイントCP2及び第3チェックポイントCP3が配置されている。また、タイマ予告表示TM1では、タイマ表示のカウントダウンが継続しており、図44(B2)に示すタイミングでは「18:19」が表示されている。
図44(B3)に示す装飾図柄表示装置208では、サボハニのキャラクタSBHが開始地点SPからの移動を開始している様子が示されている。また、タイマ予告表示TM1では、タイマ表示のカウントダウンが継続しており、図44(B3)に示すタイミングでは「15:47」が表示されている。
その後、図44(B4)に示す装飾図柄表示装置208では、サボハニのキャラクタSBHが第1チェックポイントCP1に到達するタイミングで、ボゥイのキャラクタBOYが表示画面の右側から出現し、左側に向かって移動する様子が示されている。すなわち、ボゥイのキャラクタBOYの出現によるチャンスアップの予告が行われている様子が示されている。一方、図44(B4)に示すように、ボゥイのキャラクタBOYが登場するときに、タイマ予告表示TM1が縮小表示され、ボゥイのキャラクタBOYを目立たせるようにしている。すなわち、タイマ予告表示TM1を縮小表示することで、ボゥイのキャラクタBOYの表示を邪魔しないようにすることができる場合があり、また、ボゥイのキャラクタBOYによるチャンスアップの予告が行われていることを容易に認識することができる場合がある。なお、タイマ予告表示TM1は、縮小表示されてもタイマ表示のカウントダウンは継続しており、図44(B4)に示すタイミングでは「15:35」が表示されている。なお、縮小表示されている間、タイマ表示のカウントダウンを中断するようにしてもよい。その後、図44(B4)〜同図(B6)に示すように、ボゥイのキャラクタBOYによるチャンスアップの予告が終了するまで、タイマ予告表示TM1の縮小表示が維持される。
そして、図44(B7)に示すように、ボゥイのキャラクタBOYによるチャンスアップの予告が終了すると、タイマ予告表示TM1が拡大して元のサイズで表示される。
この演出例では、チャンスアップの予告が行われている間、タイマ予告表示TM1を縮小表示することで、チャンスアップの予告が行われていることを報知するようにしたが、タイマ予告表示TM1の表示態様を変化させることにより、その目的を達成することができる場合がある。例えば、タイマ予告表示TM1の縮小表示の他、タイマ予告表示TM1の拡大表示や、タイマ予告表示TM1の枠あるいはタイマ表示自体の色の変化や、タイマ予告表示TM1の表示位置の変化や、タイマ予告表示TM1の形状の変化等によってタイマ予告表示TM1の表示態様の変化を行うようにしてもよい。
図45は、タイマ予告演出の他の演出例について段階的に示す図である。
図45では、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普図表示装置210、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、普図保留ランプ216及び第4図柄表示装置284aについて、図示を省略している。
図45(A1)〜同図(A3)に示す演出例は、スーパーリーチに移行する際に表示されていたタイマ予告表示の表示位置を変更する様子が示されている。図45(A1)に示すタイミングでは、特図1の保留数が1となっており、第2保留数表示では、特図1の保留数が1であることを示す「1」が表示されている。また、変動アイコンh0も表示されている。なお、保留アイコンh11やナビキャラクタYMは、フレームアウトしており非表示とされている。また、図45(A1)に示す装飾図柄表示装置208では、スーパーリーチに移行している様子が示されている。具体的には、左図柄と右図柄がそれぞれ左上隅部と右上隅部に移動し、これからスーパーリーチに移行することが示唆されている。また、図45(A1)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告演出が行われており、タイマ予告表示TM1では「21:37」が表示され、タイマ表示のカウントダウンが行われている。
図45(A2)に示す装飾図柄表示装置208では、敵役の剣豪が大きく表示されたスーパーリーチのタイトルが表示され、スーパーリーチ(剣豪リーチ)に発展した様子が示されている。また、タイマ予告表示TM1では、タイマ表示のカウントダウンが継続しており、図45(A2)に示すタイミングでは「20:35」が表示されている。
続く図45(A3)に示す装飾図柄表示装置208では、主人公の殿様と敵役の剣豪との決闘シーンのアニメーションが表示されている。タイマ予告表示TM1は、決闘シーンのアニメーション表示が開始されると、その表示位置を変更する。具体的には、表示画面の右端中央部分に表示されていたタイマ予告表示TM1を、表示画面の右下隅部に変更する。なお、表示位置を変更する場合に、タイマ予告表示TM1が移動するアニメーションの表示を行ってもよいし、表示位置を切り換えて表示するようにしてもよい。また、タイマ予告表示TM1の表示位置を変更した際に、例えば、図45(A3´)に示すように、タイマ予告表示TM1を縮小表示し、スーパーリーチの演出を目立たせるようにしてもよい。
なお、この演出例では、決闘シーンのアニメーション表示が開始するタイミングでタイマ予告表示TM1の表示位置を移動させるようにしたが、図45(A1)に示されるスーパーリーチに移行する演出が行われるときにタイマ予告表示TM1の表示位置を変更するようにしてもよいし、図45(A2)に示されるスーパーリーチのタイトルの表示が行われるときにタイマ予告表示TM1の表示位置を変更するようにしてもよい。また、タイマ予告表示TM1は、特定のタイミング(例えば、3秒前や0になるタイミング、タイマ予告表示TM1のチャンスアップ等)で元の位置に再度移動するように構成されていてもよいし、そのままの位置で表示されてもよい。また、タイマ予告表示TM1を縮小表示している場合も、特定のタイミング(例えば、3秒前や0になったタイミング、タイマ予告表示TM1のチャンスアップ等)で拡大表示(例えば、最初に表示された大きさの表示や、最初に表示された大きさよりも大きい表示)されるようにしてもよい。
図45(B1)〜同図(B7)に示す演出例は、演出可動体が動作する際に表示されていたタイマ予告表示の表示位置を変更する様子が示されている。図45(B1)に示すタイミングでは、特図1の保留数が1となっており、第2保留数表示では、特図1の保留数が1であることを示す「1」が表示されている。また、変動アイコンh0も表示されている。なお、保留アイコンh11やナビキャラクタYMは、フレームアウトしており非表示とされている。また、図45(B1)に示す装飾図柄表示装置208では、スーパーリーチに移行している様子が示されている。具体的には、左図柄と右図柄がそれぞれ左上隅部と右上隅部に移動し、これからスーパーリーチに移行することが示唆されている。また、図45(B1)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告演出が行われており、タイマ予告表示TM1では「27:37」が表示され、タイマ表示のカウントダウンが行われている。
図45(B2)では、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdが動作し、それぞれ装飾図柄表示装置208の前面側でオーバーラップしている様子が示されている。また、タイマ予告表示TM1では、タイマ表示のカウントダウンが継続しており、図45(B2)に示すタイミングでは「25:34」が表示されている。ここで、タイマ予告表示TM1は、第2大盤振舞役物224Gbと第4大盤振舞役物224Gdとによって少なくとも一部がオーバーラップされており、オーバーラップされていない状態である場合よりもタイマ予告表示TM1が視認困難とされている。
すると、図45(B3)に示すように、タイマ予告表示TM1は、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdにオーバーラップされない位置に表示位置を変更する。具体的には、表示画面の右端中央部分に表示されていたタイマ予告表示TM1を、表示画面の中央上端部に変更する。なお、表示位置を変更する場合に、タイマ予告表示TM1が移動するアニメーションの表示を行ってもよいし、表示位置を切り換えて表示するようにしてもよい。また、タイマ予告表示TM1の表示位置を変更した際に、タイマ予告表示TM1を縮小表示してもよい。なお、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdが動作しない場合は、表示位置を変更しなくてもよいが、表示位置を変更してもよい。
その後、図45(B4)に示すように、導光板ILの発光が行われ、導光板IL上に所定のエフェクト画像を模した模様が視認に容易な態様で現される。このとき、導光板ILが発光されることにより現れるエフェクト画像がタイマ予告表示TM1にオーバーラップされるが、これによるタイマ予告表示TM1の表示位置の変更は行わない。なお、導光板ILの発光の際に、タイマ予告表示TM1の表示位置の変更を行うようにしてもよい。
その後、図45(B5)に示すように、導光板ILの発光が終了した後、図45(B6)に示すように、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdがそれぞれ初期位置に戻る。
すると、図45(B7)に示すように、タイマ予告表示TM1の表示位置が元の位置(表示画面の右端中央部分)に変更される。タイマ予告表示TM1では、タイマ表示のカウントダウンが継続しており、図45(B7)に示すタイミングでは「21:37」が表示されている。なお、タイマ予告表示TM1が元の位置に移動するタイミングと、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdが初期位置に戻る動作を開始するタイミングとが同じであってもよいし、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdが初期位置に戻る動作を開始した後で、タイマ予告表示TM1が元の位置に移動するようにしてもよいし、タイマ予告表示TM1が元の位置に移動を開始した後で、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdが初期位置に戻る動作を開始してもよい。
図45(C1)〜同図(C5)に示す演出例は、タイマ予告表示と装飾図柄の位置関係が変更する様子が示されている。図45(C1)に示すタイミングでは、特図1の保留数が1となっており、第一の保留アイコンh11が表示されるとともに、第2保留数表示では、特図1の保留数が1であることを示す「1」が表示されている。また、変動アイコンh0及びナビキャラクタYMも表示されている。また、図45(C1)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告演出が開始されており、タイマ予告表示TM1では「29:69」が表示され、タイマ表示のカウントダウンが行われている。また、このタイマ予告表示TM1は、第1装飾図柄にオーバーラップしており、オーバーラップしていない状態である場合よりも、第1装飾図柄が視認困難とされている。
図45(C2)に示す装飾図柄表示装置208では、左図柄と右図柄にそれぞれ「装飾7」が停止し、リーチ状態となった様子が示されている。また、タイマ予告表示TM1では、タイマ表示のカウントダウンが継続しており、図45(C2)に示すタイミングでは「22:04」が表示されている。このときも、タイマ予告表示TM1は、第1装飾図柄にオーバーラップしている。
図45(C3)に示す装飾図柄表示装置208では、リーチ演出が開始され、第1装飾図柄の左図柄と右図柄がそれぞれ左右上方に移動表示され、また、変動アイコンh0は表示されているが、ナビキャラクタYM及び保留アイコンh11がフレームアウトして非表示とされている。また、タイマ予告表示TM1では、タイマ表示のカウントダウンが継続しており、図45(C3)に示すタイミングでは「21:37」が表示されている。なお、このとき、タイマ予告表示TM1は、第1装飾図柄の背面側に配置され、タイマ予告表示TM1は、第1装飾図柄の右図柄にオーバーラップされている。なお、タイマ予告表示TM1が第1装飾図柄にオーバーラップするようにしてもよい。
図45(C4)に示す装飾図柄表示装置208では、スーパーリーチ(剣豪リーチ)に発展した様子が示されている。図45(C4)に示す装飾図柄表示装置208では、敵役の剣豪の画像が大きく表示されたスーパーリーチのタイトルが表示されている。また、タイマ予告表示TM1では、タイマ表示のカウントダウンが継続しており、図45(C4)に示すタイミングでは「20:35」が表示されている。このときも、タイマ予告表示TM1は、第1装飾図柄にオーバーラップされている。
続く図45(C5)に示す装飾図柄表示装置208では、主人公の殿様と敵役の剣豪との決闘シーンのアニメーションの表示が行われている。また、タイマ予告表示TM1では、タイマ表示のカウントダウンが継続しており、図45(C5)に示すタイミングでは「18:19」が表示されている。このときも、タイマ予告表示TM1は、第1装飾図柄にオーバーラップされている。また、表示画面の左下隅部では、上述したチャンスアップメータCMTが表示されており、チャンスアップメータを用いた演出が行われている。
図46は、タイマ予告演出の他の演出例について段階的に示す図である。
図46では、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普図表示装置210、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、普図保留ランプ216及び第4図柄表示装置284aについて、図示を省略している。
図46(A1)〜同図(A10)に示す演出例は、遊技者の操作によりタイマ予告表示の表示位置を変更する様子が示されている。図46(A1)に示すタイミングでは、特図1の保留数が1となっており、第2保留数表示では、特図1の保留数が1であることを示す「1」が表示されている。また、変動アイコンh0も表示されている。なお、保留アイコンh11やナビキャラクタYMは、フレームアウトしており非表示とされている。また、図46(A1)に示す装飾図柄表示装置208では、スーパーリーチに移行している様子が示されている。具体的には、左図柄と右図柄がそれぞれ左上隅部と右上隅部に移動し、これからスーパーリーチに移行することが示唆されている。また、図46(A1)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告演出が行われており、タイマ予告表示TM1では「21:37」が表示され、タイマ表示のカウントダウンが行われている。
図46(A2)に示す装飾図柄表示装置208では、敵役の剣豪が大きく表示されたスーパーリーチのタイトルが表示され、スーパーリーチ(剣豪リーチ)に発展した様子が示されている。また、タイマ予告表示TM1では、タイマ表示のカウントダウンが継続しており、図46(A2)に示すタイミングでは「20:35」が表示されている。
続く図46(A3)に示す装飾図柄表示装置208では、主人公の殿様の敵役の剣豪との決闘シーンのアニメーションの表示が開始されている。また、タイマ予告表示TM1では、タイマ表示のカウントダウンが継続しており、図46(A3)に示すタイミングでは「18:19」が表示されている。また、装飾図柄表示装置208の表示画面の右下隅部には、操作キーユニット137の下キーのアイコンとともに「タイマを縮小」の文字が表示されたガイド表示が行われており、遊技者が下キーを操作することでタイマ予告表示TM1を縮小表示することができる旨が報知されている。なお、この演出例では、決闘シーンのアニメーション表示が開始されるとガイド表示が表示されるようにしたが、タイマ予告演出が開始されたときから表示されてもよいし、リーチ状態となったときに表示されてもよい。
その後、図46(A4)に示すタイミングで操作キーユニット137の下キーが操作されると、図46(A5)に示すように、タイマ予告表示TM1は、縮小表示されるとともに、その表示位置を変更する。具体的には、表示画面の右端中央部分に表示されていたタイマ予告表示TM1を、ガイド表示の上方に変更する。このとき、タイマ予告表示TM1は縮小表示される。なお、表示位置を変更する場合に、タイマ予告表示TM1が縮小しながら移動するアニメーションの表示を行ってもよいし、表示位置を切り換えて表示するようにしてもよい。また、タイマ予告表示TM1の表示位置が変更されてから縮小表示してもよいし、縮小表示してから表示位置が変更されてもよい。また、操作キーユニット137の下キーが操作されると、タイマ予告表示TM1が非表示とされるようにしてもよい。また、タイマ予告表示TM1では、タイマ表示のカウントダウンが継続しており、図46(A5)に示すタイミングでは「18:00」が表示されている。また、図46(A5)に示すガイド表示では、操作キーユニット137の上キーのアイコンとともに「タイマを拡大」の文字が表示され、遊技者が上キーを操作することでタイマ予告表示TM1を拡大して元のサイズで表示され、また、表示位置も元の位置に戻る旨が報知されている。
その後、図46(A6)に示すタイミングで操作キーユニット137の上キーが操作されると、図46(A7)に示すように、タイマ予告表示TM1は、拡大表示されて元のサイズに戻るとともに、その表示位置も元の位置に戻る。また、タイマ予告表示TM1では、タイマ表示のカウントダウンが継続しており、図46(A7)に示すタイミングでは「17:81」が表示されている。また、図46(A7)に示すガイド表示では、操作キーユニット137の下キーのアイコンとともに「タイマを縮小」の文字が表示されたガイド表示が行われており、遊技者が下キーを操作することでタイマ予告表示TM1を縮小表示することができる旨が報知されている。なお、この演出例において、図46(A3)に示されるように、タイマ予告表示TM1がデフォルトの表示サイズでデフォルトの表示位置であるときに、操作キーユニット137の上キーが操作されると、タイマ予告表示TM1がさらに拡大して表示されるようにしてもよい。
図46(A8)に示す装飾図柄表示装置208では、決闘シーンのアニメーション表示が継続している様子が示されている。また、タイマ予告表示TM1では、タイマ表示のカウントダウンが継続しており、図46(A8)に示すタイミングでは「03:01」が表示されている。
そして、図46(A9)に示すように、タイマ表示が残り3秒であることを示す「03:00」となった場合には、表示画面の右下に表示されていたガイド表示が消去され、タイマ予告表示TM1の表示位置(表示サイズ)の変更ができなくなったことが示されている。なお、タイマ予告表示TM1の表示位置及び表示サイズの変更を引き続き可能としてもよい。また、タイマ表示が「03:00」となったときにタイマ予告表示TM1の表示位置が変更され、縮小表示されている場合には、このタイミングで、デフォルトの表示サイズでデフォルトの表示位置に戻るようにしてもよいし、変更された表示位置で縮小表示されたままであってもよい。
図46(A10)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示が「00:00」となり、カウントダウンが完了する様子が示されている。
図46(B1)〜同図(B9)に示す演出例は、タイマ予告演出の実行中にタイマ予告表示が分割して表示される様子が示されている。図46(B1)に示す装飾図柄表示装置208では、敵役の剣豪が大きく表示されたスーパーリーチのタイトルが表示され、スーパーリーチ(剣豪リーチ)に発展した様子が示されている。また、図46(B1)に示す装飾図柄表示装置208では、特図1の保留数が1となっており、第2保留数表示では、特図1の保留数が1であることを示す「1」が表示されている。また、変動アイコンh0も表示されている。なお、保留アイコンh11やナビキャラクタYMは、フレームアウトしており非表示とされている。また、図46(B1)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告演出が行われており、タイマ予告表示TM1では「20:35」が表示され、タイマ表示のカウントダウンが行われている。
続く図46(B2)に示す装飾図柄表示装置208では、主人公の殿様の敵役の剣豪との決闘シーンのアニメーションの表示が開始されている。また、タイマ予告表示TM1では、タイマ表示のカウントダウンが継続しており、図46(B2)に示すタイミングでは「18:19」が表示されている。
図46(B3)は、決闘シーンのアニメーション表示が継続している様子が示されている。また、タイマ予告表示TM1では、タイマ表示のカウントダウンが継続しており、図46(B3)に示すタイミングでは「15:47」が表示されている。
その後、図46(B4)に示すように、タイマ表示が残り15秒であることを示す「15:00」になるタイミングで、タイマ予告表示TM1の周囲にエフェクト画像が表示され、その後、図46(B5)に示すように、タイマ予告表示が2つに分割する。ここで、2つのタイマ予告表示のうちの左側に表示されたタイマ予告表示を左側タイマ予告表示TM1Lといい、右側に表示されたタイマ予告表示を右側タイマ予告表示TM2Rという場合がある。これらのタイマ予告表示TM1L,TM1Rにおけるタイマ表示はそれぞれ同じ時間を示しており、図46(B5)に示すタイミングでは、それぞれ「13:56」を示している。この演出例では、タイマ予告表示が2つに分割することにより、大当りの信頼度が高くなったことを示唆している。なお、タイマ予告表示が分割する数は、2つに限らず3つ以上であってもよく、分割する数が多いほど、大当りの信頼度が高くなるようにしてもよい。また、これらのタイマ予告表示TM1L,TM1Rは、枠の色が赤色に変化しているが、枠の色が変化しなくてもよく、枠の色が赤色に変化した場合の方が、枠の色が変化しない場合よりも大当りとなりやすいようにしてもよい。また、これらのタイマ予告表示TM1L,TM1Rのうちのいずれか一方の枠の色だけ赤色に変化してもよい。
その後、図46(B6)に示すように、タイマ予告表示TM1L,TM1Rにおけるタイマ表示が「00:00」となると、図46(B7)に示すように、タイマ予告表示TM1L,TM1Rでは、タイマ表示に換えて予告への注目を促す旨の「注目」の文字が表示される。すると、図46(B8)に示すように、装飾図柄表示装置208では、姫のキャラクタが「リーチを書き換えるよ」と喋っている様子を示すカットインの表示が行われている様子が示されている。このカットインの表示は、2つのタイマ予告表示TM1L,TM1Rのうちの一方のタイマ予告表示(例えば、左側タイマ予告表示TM1L)におけるタイマ表示のカウントダウンが完了したことにより行われる演出で、大当りの信頼性のより高いリーチ演出に昇格するすることを報知するものである。なお、2つのタイマ予告表示TM1L,TM1Rのうちの両方のタイマ予告表示におけるタイマ表示のカウントダウンが完了したことにより行われる演出であってもよい。
その後、図46(B9)に示す装飾図柄表示装置208では、SP剣豪リーチに発展した様子が示されている。SP剣豪リーチは、剣豪リーチが発展して移行するリーチであり、剣豪リーチからSP剣豪リーチに発展しない場合よりも大当りとなりやすいリーチ演出である。SP剣豪リーチでは、図46(B9)に示すように、主人公の殿様と敵役の剣豪が対峙する点では、発展前の剣豪リーチと同じであるが、主人公の殿様の助っ人としてパンダを従えている点と、背景に満月が表れている点で異なっている。さらに、図46(B9)に示す装飾図柄表示装置208では、3匹のコパンダのキャラクタによって構成されるコパンダ応援団KPDが応援している様子を示す予告表示が行われており、SP剣豪リーチの大当りに対する信頼度が飛躍的に高くなっていることを報知している。このコパンダ応援団KPDは、2つのタイマ予告表示TM1L,TM1Rのうちの他方のタイマ予告表示(例えば、右側タイマ予告表示TM1R)におけるタイマ表示のカウントダウンが完了したことにより表示される予告キャラクタである。
この演出例では、2つのタイマ予告表示のそれぞれに対応してチャンスアップの予告やリーチ演出の発展を行っているが、2つのタイマ予告表示に対応して1つの演出(リーチ演出の発展)を行い、その発展したリーチ演出の中でもチャンスアップの演出が行われているということもできる。
図47は、タイマ予告演出の他の演出例について段階的に示す図である。
図47では、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普図表示装置210、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、普図保留ランプ216及び第4図柄表示装置284aについて、図示を省略している。
図47(A1)〜同図(A5)に示す演出例は、複数の装飾図柄表示装置を用いたタイマ予告演出について示している。ここで、図47(A1)〜同図(A5)に示す演出例では、図14(b)に示す演出装置206を適用し、さらに、第1装飾図柄表示装置208Lの外周が装飾部材に重なっておらず、当該領域に表示される画像についても視認可能に構成されている。このとき、第1装飾図柄表示装置208Lの左右両側が、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nによって一部がオーバーラップされている。なお、家紋役物224E及び千両箱役物224Hについては、説明を容易にするために図示を省略している。
図47(A1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、スーパーリーチ(剣豪リーチ)に発展し、主人公の殿様と敵役の剣豪との決闘シーンのアニメーションが行われている様子が示されている。また、図47(A1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、特図1の保留数が1となっており、第2保留数表示では、特図1の保留数が1であることを示す「1」が表示されている。また、変動アイコンh0も表示されている。なお、保留アイコンh11やナビキャラクタYMは、フレームアウトしており非表示とされている。また、第3装飾図柄表示装置208Nでは、タイマ予告演出が行われており、タイマ表示として「15:47」が表示され、タイマ表示のカウントダウンが行われている。
図47(A2)に示す第1装飾図柄表示装置208では、決闘シーンのアニメーションが継続して行われている。また、第3装飾図柄表示装置208Nでは、タイマ表示のカウントダウンが継続しており、図47(A2)に示すタイミングでは「15:00」が表示されている。
その後、図47(A3)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lにおける第2装飾図柄表示装置208Mの近傍の表示領域と、第3装飾図柄表示装置208Nの近傍の表示領域に所定のエフェクト画像が表示され、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nが動作することを示唆している。また、第3装飾図柄表示装置208Nでは、タイマ表示のカウントダウンが継続しており、図47(A3)に示すタイミングでは「14:50」が表示されている。
すると、図47(A4)に示すように、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nが第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面に沿って左右に往復動する様子が示されている。このとき、第3装飾図柄表示装置208Nにおいて表示されていたタイマ表示が第2装飾図柄表示装置208Mにも表示される。すなわち、タイマ予告表示が2つに分割する様子が示されている。なお、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nの動作が完了した後で、第2装飾図柄表示装置208Mにタイマ表示が表示されるようにしてもよい。第2装飾図柄表示装置208Mに表示されたタイマ表示と第3装飾図柄表示装置208Nに表示されたタイマ表示はそれぞれ同じ時間を示しており、図47(A4)に示すタイミングでは、それぞれ「13:56」を示している。なお、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nの動作中もタイマ表示のカウントダウンは継続しているが、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nの動作中は、タイマ表示のカウントダウンが中断するようにしてもよい。この演出例では、タイマ予告表示が2つに分割することにより、大当りの信頼度が高くなったことを示唆している。なお、タイマ予告表示が分割する数は、2つに限らず3つ以上であってもよく、分割する数が多いほど、大当りの信頼度が高くなるようにしてもよい。例えば、第2装飾図柄表示装置208Mの他、第1装飾図柄表示装置208Lでもタイマ表示が行われるようにしてもよい。
その後、図47(A5)に示すように、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nは、それぞれ初期位置に戻る。また、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nでは、それぞれタイマ表示のカウントダウンが継続しており、図47(A5)に示すタイミングでは「12:19」が表示されている。
図47(B1)〜同図(B5)に示す演出例は、複数の装飾図柄表示装置を用いたタイマ予告演出について示している。ここで、図47(B1)〜同図(B5)に示す演出例では、装飾図柄表示装置208の他に、ミニ表示装置208Pが設けられている。ミニ表示装置208Pは、例えば、遊技盤200や前面枠扉106(図1参照)等の適宜の位置に設けられている。この演出例では、例えば、フルカラーLEDがマトリクス状に配置されたドットマトリクス型の表示装置を採用したが、LCDやELや7セグやランプやドラム等他の表示装置であってもよい。ミニ表示装置208Pは、シャッタ部材が設けられており、シャッタ部材を駆動することによりミニ表示装置208Pを視認容易状態と視認困難状態とに変更することができる。
図47(B1)に示す装飾図柄表示装置208では、スーパーリーチ(剣豪リーチ)に発展し、主人公の殿様と敵役の剣豪との決闘シーンのアニメーションが行われている様子が示されている。また、図47(B1)に示す装飾図柄表示装置208では、特図1の保留数が1となっており、第2保留数表示では、特図1の保留数が1であることを示す「1」が表示されている。また、変動アイコンh0も表示されている。なお、保留アイコンh11やナビキャラクタYMは、フレームアウトしており非表示とされている。また、図47(B1)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告演出が行われており、タイマ予告表示TM1では「18:19」が表示され、タイマ表示のカウントダウンが行われている。また、ミニ表示装置208Pでもタイマ予告演出が行われており、タイマ表示として「6:19」が表示され、タイマ表示のカウントダウンが行われている。すなわち、この演出例では、2つのタイマ予告演出が並行して行われている様子が示されており、装飾図柄表示装置208におけるタイマ予告表示TM1によるタイマ予告演出においてタイマ表示が「0」となった場合にチャンスアップの予告等の演出が行われる場合があり、また、ミニ表示装置208Pにおけるタイマ予告演出においてタイマ表示が「0」となった場合にもチャンスアップの予告等の演出が行われる場合がある。
その後、図47(B2)に示すように、装飾図柄表示装置208に表示されたタイマ予告表示TM1のタイマ表示が残り15秒であることを示す「15:00」になるタイミングで、タイマ予告表示TM1の周囲にエフェクト画像が表示され、カウントダウンが中断される。一方、ミニ表示装置208Pでもタイマ表示が残り3秒であることを示す「3:00」になるタイミングでカウントダウンが中断される。
すると、図47(B3)に示すように、ミニ表示装置208Pでは、タイマ表示に換えて、ミニ表示装置208Pにおいて示されたタイマ表示の時間が、装飾図柄表示装置208に表示されたタイマ予告表示TM1のタイマ表示に上乗せされることを示す「UP」の文字が表示される。
すると、図47(B4)に示すように、装飾図柄表示装置208に表示されたタイマ予告表示TM1のタイマ表示に3秒の時間が上乗せされて「18:00」に更新される。
その後、図47(B5)に示すように、装飾図柄表示装置208におけるタイマ予告表示TM1では、タイマ表示のカウントダウンが再開される。なお、図47(B5)に示すタイミングでは、タイマ表示は「17:99」となっている。一方、ミニ表示装置208Pでは、シャッタ部材により表示画面が視認困難とされる。なお、この演出例では、装飾図柄表示装置208におけるタイマ予告表示TMのタイマ表示に時間の上乗せが行われた場合には、ミニ表示装置208Pにおけるタイマ演出は終了するようにしたが、装飾図柄表示装置208におけるタイマ予告表示TMのタイマ表示に時間の上乗せが行われた場合でも、ミニ表示装置208Pにおけるタイマ演出が終了しないで、その後、タイマ表示のカウントダウンが行われるようにしてもよい。
図48は、タイマ予告演出の他の演出例について段階的に示す図である。
図48では、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普図表示装置210、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、普図保留ランプ216及び第4図柄表示装置284aについて、図示を省略している。
図48(A1)〜同図(A10)に示す演出例は、タイマ予告演出が開始する前に、タイマ予告演出が開始されることを準備中である旨の表示を行うことで報知する様子について示している。図48(A1)に示す装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が行われている様子が示されている。また、図48(A1)に示すタイミングでは、特図1の保留数が3となっており、第一の保留アイコンh11〜第三の保留アイコンh13が表示されるとともに、第2保留数表示では、特図1の保留数が3であることを示す「3」が表示されている。また、変動アイコンh0及びナビキャラクタYMも表示されている。
図48(A2)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告準備演出が開始している様子が示されている。具体的には、表示画面の右側からタイマ予告表示TM1がフレームインすることにより、タイマ予告準備演出が開始される。タイマ予告準備演出は、タイマ予告演出が開始するまでの間、準備中である旨の表示を行い、遊技者に期待感を持たせるようにしたものである。図48(A2)に示すタイミングでは、タイマ予告表示TM1には、何も表示されていない。なお、例えば、後述する「STANDBY」の表示が行われていてもよい。
その後、図48(A3)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告表示TM1のフレームインが完了した様子が示されている。タイマ予告表示TM1のフレームインが完了すると、タイマ予告表示TM1には、タイマ予告演出の準備中である旨を示す「STANDBY」が表示され、その旨を報知している。すなわち、この演出例では、保留内でタイマ予告演出が行われることを予告する先読み予告の一態様として行われる演出である。なお、変動中の図柄表示においてタイマ予告演出が行われることを予告する当該変動予告であってもよい。
すると、図48(A4)に示すように、「STANDBY」の文字が表示されたタイマ予告表示TM1は、その表示位置を第2保留表示部の下方の位置に変更する。このとき、タイマ予告表示TM1は、縮小表示され、ミニサイズの表示サイズとなる。なお、表示位置を変更する場合に、タイマ予告表示TM1が縮小しながら移動するアニメーションの表示を行ってもよいし、表示位置を切り換えて表示するようにしてもよい。また、タイマ予告表示TM1の表示位置が変更されてから縮小表示してもよいし、縮小表示してから表示位置が変更されてもよい。また、タイマ予告表示TM1を縮小表示しなくてもよいし、表示位置を変更しなくてもよい。
その後、図48(A5)に示す装飾図柄表示装置208では、「装飾3−装飾9−装飾1」のハズレの装飾図柄の組合せで停止表示されている様子が示されている。なお、このとき、「STANDBY」の文字が表示されたタイマ予告表示TM1は継続して表示されている。
続いて、図48(A6)に示す装飾図柄表示装置208では、特図1の最先の保留に基づいて装飾図柄の変動表示が開始している。タイマ予告表示TM1は、依然として第2保留表示部の下方での表示が維持されている。このように、タイマ予告準備演出は、複数の図柄変動表示に跨って行う場合がある演出であるということができる。
その後、図48(A7)に示す装飾図柄表示装置208では、「装飾4−装飾1−装飾7」のハズレの装飾図柄の組合せで停止表示されている様子が示されている。なお、このときも、「STANDBY」の文字が表示されたタイマ予告表示TM1が継続して表示されている。
続いて、図48(A8)に示す装飾図柄表示装置208では、特図1の最先の保留に基づいて装飾図柄の変動表示が開始している。タイマ予告表示TM1は、依然として第2保留表示部の下方での表示が維持されている。なお、今回の図柄変動表示は、先読みの対象となっていた保留に対応するものとなっている。
その後、図48(A9)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告表示TM1が拡大表示されて元のサイズに戻るとともに、その表示位置も元の位置に戻り、「STANDBY」の表示からタイマ表示として「10:00」の表示に切り替わる様子が示されている。これにより、タイマ予告演出が開始されたことが報知される。なお、タイマ予告表示TM1の表示位置を変更する場合に、タイマ予告表示TM1が拡大しながら移動するアニメーションの表示を行ってもよいし、表示位置を切り換えて表示するようにしてもよい。また、タイマ予告表示TM1の表示位置が変更されてから拡大表示してもよいし、拡大表示してから表示位置が変更されてもよい。また、タイマ予告表示TM1の表示がタイマ表示に切り替わった後で、タイマ予告表示TM1の表示位置が変更されてもよいし、タイマ予告表示TM1の表示位置が変更された後で、タイマ予告表示TM1の表示がタイマ表示に切り替わるようにしてもよい。また、タイマ予告表示TM1の表示がタイマ表示に切り替わるタイミングと、タイマ予告表示TM1の表示位置の変更のタイミングとが同じであってもよい。
その後、図48(A10)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示のカウントダウンが開始している様子が示されている。
なお、その後、例えば、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示が特定の時間の表示(例えば、「03:00」)となった場合や、表示態様が変化する場合に、タイマ予告表示TM1の表示サイズを小サイズから大サイズに変更するようにしてもよい。
図48(B1)〜同図(B8)に示す演出例は、先読み予告として機能する時計の予告アイコンMI1を複数ストックし、ストックされた時計の予告アイコンMI1の数だけタイマ予告演出が行われる様子について示している。図48(B1)に示す装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が行われている様子が示されている。また、図48(A1)に示すタイミングでは、特図1の保留数が3となっており、第一の保留アイコンh11〜第三の保留アイコンh13が表示されるとともに、第2保留数表示では、特図1の保留数が3であることを示す「3」が表示されている。また、変動アイコンh0及びナビキャラクタYMも表示されている。
図48(B2)に示す装飾図柄表示装置208では、左図柄に「装飾3」が停止表示する様子が示されている。この「装飾3」には、時計の予告アイコンMI1が付加されており、1つの時計の予告アイコンMI1がストックされることを示している。なお、2以上の時計の予告アイコンMI1が一度にストックされることがあってもよい。
図48(B3)に示す装飾図柄表示装置208では、「装飾3−装飾9−装飾1」のハズレの装飾図柄の組合せで停止表示している様子が示されている。また、第2装飾図柄の下方には、時計の予告アイコンMI1のストックされている数を示す、タイマ予告ストック表示領域TMstが表示されている。タイマ予告ストック表示領域TMstでは、1つの時計の予告アイコンMI1がストックされていることを示す「タイマ予告ストック×1」の表示が行われている。これにより、保留内にタイマ予告演出が少なくとも1回行われることが報知されている。なお、時計の予告アイコンMI1のストック数だけタイマ予告演出におけるタイマ表示に対する時間の上乗せが行われるようにしてもよい。また、時計の予告アイコンMI1のストック数に応じて、タイマ予告演出が開始されたときにおけるタイマ表示に表示する残り時間が決定されるようにしてもよい。タイマ予告ストック表示領域TMstでは、時計の予告アイコンMI1が出現する毎にストック数が加算されるようになっている。
図48(B4)に示す装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が行われている様子が示されている。また、ナビキャラクタYMによるナビキャラ予告も行われている様子が示されている。このナビキャラ予告では、ナビキャラクタYMの近傍に時計のアイコンとともに「get」の文字が表示された吹き出しが表示されることにより行われる。この演出例におけるナビキャラ予告は、保留内でタイマ予告演出が行われることの先読み予告として機能している。このように、1回の図柄変動表示でストックされる時計の予告アイコンMI1は、1つに限らず、2以上であってもよい。また、時計の予告アイコンMI1がストックされるときに行われる演出の態様も複数種類あってもよい。また、時計の予告アイコンMI1がストックされるときに行われる演出において、ストックされる時計の予告アイコンMI1の数は1つに限らず、2以上である場合があってもよい。
図48(B5)に示す装飾図柄表示装置208では、「装飾4−装飾1−装飾7」のハズレの装飾図柄の組合せで停止表示している様子が示されている。また、タイマ予告ストック表示領域TMstでは、3つの時計の予告アイコンMI1がストックされていることを示す「タイマ予告ストック×3」の表示が行われている。これにより、保留内にタイマ予告演出が少なくとも3回行われることが報知されている。
図48(B6)に示す装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が行われている様子が示されている。その後、図48(B7)に示す装飾図柄表示装置208では、3つストックされている時計の予告アイコンMI1のうちの1つが消化され、タイマ予告演出が開始された様子が示されている。このとき、タイマ予告表示TM1が装飾図柄表示装置208の表示画面の略中央で表示される。なお、タイマ予告表示TM1では、タイマ表示として「10:00」が表示されており、カウントダウンが開始してから10秒後にチャンスアップの予告が行われる場合があることが示唆されている。また、この演出例では、時計の予告アイコンMI1を1つ消化して1つのタイマ予告演出を開始するようにしたが、2つの時計の予告アイコンMI1を消化して2つのタイマ予告演出を並行して行うようにしてもよい。また、この演出例では、時計の予告アイコンMI1を1つ消化して1つのタイマ予告演出を開始するようにしたが、例えば、図48(B7´)に示すように、時計の予告アイコンMI1を消化することなくタイマ予告演出が開始される場合があってもよい。
その後、図48(B8)に示す装飾図柄表示装置208では、タイマ予告表示TM1が表示画面の略右端中央に表示位置を変更し、タイマ表示のカウントダウンが開始される。このとき、タイマ予告表示TM1を移動アニメーションにより表示位置を変更するようにしてもよい。なお、時計の予告アイコンMI1が消化されてタイマ予告表示TM1を表示する際に、装飾図柄表示装置208の略中央に表示せず、最初から表示画面の略右端中央に表示するようにしてもよい。
以上の記載では、
『 複数種類の表示を表示可能な表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208、サブ表示装置208S、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M、第3装飾図柄表示装置208N、ミニ表示装置208P、POVディスプレイ224I等]を備えた遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一つは、第一の表示[例えば、図22(1)に示すタイマ予告表示TM1におけるタイマ予告演出等]であり、
前記第一の表示は、或る演出[例えば、図20(11)〜同図(12)に示す疑似連演出や、図21(a5)に示す変動アイコンh0の表示態様の変化による予告表示、図21(c2)に示すレバー演出、図23(9fa´)に示すチャンス図柄としての松の図柄CCの停止表示による予告等、装飾図柄表示装置208、サブ表示装置208S、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M、第3装飾図柄表示装置208N、ミニ表示装置208Pを用いた演出表示]が行われるタイミングを報知する表示であり、
前記複数種類の表示のうちの一つは、第二の表示[例えば、図22(2)〜同図(5)に示すタイマ上乗せ演出等]であり、
前記第二の表示とは、前記或る演出が開始されるタイミングが変化することを予告する表示であり[例えば、図22(2)〜同図(5)に示す、タイマ上乗せ演出における、ナビキャラクタYMの吹き出しに表示される「上乗せ」や「+10秒」の表示等]、
前記第一の表示の表示中に前記第二の表示が表示される場合がある[例えば、図22(2)〜同図(5)に示すように、タイマ予告表示TM1におけるタイマ予告演出が行われているときに、タイマ上乗せ演出が行われている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
について説明した。
従来の遊技台によれば、表示手段に改良の余地があったが、この遊技台によれば、表示手段に特徴を持った遊技台を提供することができる。
また、この遊技台によれば、第一の表示によって、或る演出が開始されるまでの時間が報知されていたとしても、第二の表示によって報知されている時間が変化することを予告される場合があるので、或る演出が開始されるまでの時間が経過するのをただ待つだけでなく、時間が変化する可能性があるかもしれないという期待を持たせ、第一の表示も楽しむことができる場合がある。
ここで、表示手段は、複数種類の表示のみを表示可能なものであってもよいし、複数種類の表示以外にも表示可能なものがあってもよい。また、表示手段は、複数種類の表示を必ず表示するものであってもよいし、複数種類の表示を表示しない場合があってもよい。
また、表示手段は、第一の表示と第二の表示のみを表示可能なものであってもよいし、第一の表示と第二の表示以外の表示も表示可能なものであってもよい。また、表示手段は、第一の表示と第二の表示を必ず表示するものであってもよいし、第一の表示と第二の表示を表示しない場合があってもよい。
また、第一の表示は、或る演出が行われるタイミングのみを報知するものであってもよいし、或る演出が行われるタイミング以外のことも報知するものであってもよい。また、第一の表示は、或る演出が行われるタイミングを必ず報知するものであってもよいし、或る演出が行われるタイミングを報知しない場合があるものであってもよい。
また、第二の表示は、或る演出が開始されるタイミングが変化することのみを予告するものであってもよいし、或る演出が開始されるタイミングが変化すること以外のことも予告するものであってもよい。また、第二の表示は、或る演出が開始されるタイミングが変化することを必ず予告するものであってもよいし、或る演出が開始されるタイミングが変化することを予告しない場合があるものであってもよい。
また、第一の表示の表示中に第二の表示がのみが表示される場合があってもよいし、第一の表示中に第二の表示以外の表示も表示される場合があってもよい。また、第一の表示の表示中に第二の表示が必ず表示されてもよいし、第一の表示の表示中に第二の表示が表示されない場合があってもよい。
なお、タイマ予告表示の開始とは、第一の表示の表示が開始されたことであってもよいし、カウントダウン表示の表示が開始されたことであってもよい(例えば、数字が表示されたら開始等)し、カウントダウン表示のカウントダウンが開始されたことであってもよい。また、タイマ予告表示の終了とは、第一の表示が非表示となったことであってもよいし、カウントダウン表示が非表示となったこと(例えば、数字が消去されて、「注目」が表示された状態も含まれる)であってもよく、カウントダウン表示によるカウントダウンが終了したことであってもよく(例えば、0が表示)、カウントダウンが終了した後で第一の表示に表示される表示(例えば、「注目」の文字表示)が非表示になったことであってもよい。
また、『 前記第二の表示が表示された後で前記第一の表示の表示態様が変化するように構成されている[例えば、図22(2)〜同図(5)に示すように、タイマ上乗せ演出が行われた後で、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示が更新され、タイマ表示における時間の上乗せが行われる等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、第一の表示の表示態様の変化に注目させることができる場合がある。
ここで、第二の表示が表示された後で第一の表示の表示態様のみが変化するように構成されてもよいし、第二の表示が表示された後で第一の表示の表示態様以外の表示の表示態様も変化するように構成されてもよい。また、第二の表示が表示された後で第一の表示の表示態様が必ず変化するように構成されてもよいし、第二の表示が表示された後で第一の表示の表示態様が変化しない場合があるように構成されてもよい。
なお、第二の表示が表示されなくても、第一の表示の表示態様が変化する場合があってもよいし、第二の表示が表示された場合にのみ第一の表示の表示態様が変化してもよい。
また、『 前記表示手段は、複数の表示手段から構成された手段であり、
前記複数の表示手段のうちの一つは、第一の表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208等]であり、
前記複数の表示手段のうちの一つは、第二の表示手段[例えば、サブ表示装置208S等]であり、
前記第一の表示は、前記第一の表示手段に表示される表示であり、
前記第二の表示は、前記第二の表示手段に表示される表示である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、第一の表示が終了するまで第一の表示手段に遊技者の視線が集中してしまうおそれがあるが、第二の表示手段でも第二の表示を表示することにより、第一の表示手段だけに視線を集中させずに、2つの表示手段の両方に注目させることができる場合がある。
ここで、表示手段は、第一の表示手段と第二の表示手段のみから構成されてもよいし、第一の表示手段と第二の表示手段以外の表示手段も含んで構成されてもよい。また、表示手段は、第一の表示手段と第二の表示手段を必ず含んで構成されてもよいし、第一の表示手段と第二の表示手段を含まない場合があるように構成されてもよい。
また、第一の表示は、第一の表示手段にのみ表示されるものであってもよいし、第一の表示手段以外にも表示される場合があるものであってもよい。また、第一の表示は、第一の表示手段に必ず表示されるものであってもよいし、第一の表示手段に表示されない場合があってもよい。
また、第二の表示は、第二の表示手段にのみ表示されるものであってもよいし、第二の表示手段以外にも表示される場合があるものであってもよい。また、第二の表示は、第二の表示手段に必ず表示されるものであってもよいし、第二の表示手段に表示されない場合があってもよい。
また、『 前記第二の表示手段が、前記第一の表示手段よりも手前側に配置され[例えば、図26(A1)に示すように、サブ表示装置208Sは装飾図柄表示装置208よりも手前側に配置されている等]、
前記第二の表示が表示されている前記第二の表示手段によって、前記第一の表示手段がオーバーラップされる場合がある[例えば、図26(A2)〜同図(A3)に示すように、装飾図柄表示装置208がタイマ上乗せ演出が行われているサブ表示装置208Sにオーバーラップされている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、第二の表示手段が第二の表示を表示中に第一の表示手段にオーバーラップする場合があることで、第二の表示を注目させ、或る演出が開始されるまでの時間が変化する可能性があることを認識させやすくすることができる場合がある。
ここで、第二の表示が表示されている第二の表示手段によって、第一の表示手段のみがオーバーラップされる場合があってもよいし、第二の表示が表示されている第二の表示手段によって、第一の表示手段以外の表示手段もオーバーラップされる場合があってもよい。また、第二の表示が表示されている第二の表示手段によって、第一の表示手段が必ずオーバーラップされてもよいし、第二の表示が表示されている第二の表示手段によって、第一の表示手段がオーバーラップされない場合があってもよい。
また、第二の表示が表示されている第二の表示手段のみによって、第一の表示手段がオーバーラップされる場合があってもよいし、第二の表示が表示されている第二の表示手段以外の表示手段によっても、第一の表示手段がオーバーラップされる場合があってもよい。
また、『 第一の位置[例えば、図26(B1)に示すサブ表示装置208Sの初期位置等]と第二の位置[例えば、図26(B3)に示すサブ表示装置208Sが装飾図柄表示装置208の略中央の前面側にオーバーラップする位置等]の間で前記第二の表示手段が移動可能に構成されており、
前記第二の表示手段は、前記第二の位置で前記第一の表示手段にオーバーラップする表示手段である[例えば、図26(B3)に示すように、サブ表示装置208Sが装飾図柄表示装置208の略中央の前面側にオーバーラップする位置では、サブ表示装置208Sが装飾図柄表示装置208にオーバーラップしている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第一の位置と第二の位置の間で第二の表示手段のみが移動可能に構成されてもよいし、第一の位置と第二の位置の間で第二の表示手段以外の表示手段も移動可能に構成されてもよい。また、第一の位置と第二の位置の間で第二の表示手段が必ず移動するように構成されてもよいし、第一の位置と第二の位置の間で第二の表示手段が移動しない場合があるように構成されてもよい。
また、第一の位置と第二の位置の間でのみ第二の表示手段が移動可能に構成されてもよいし、第一の位置と第二の位置の間以外にも第二の表示手段が移動可能に構成されてもよい。
また、第二の表示手段は、第二の位置でのみ第一の表示手段にオーバーラップ可能なものであってもよいし、第二の位置以外に位置でも第一の表示手段にオーバーラップ可能なものであってもよい。また、第二の表示手段は、第二の位置で必ず第一の表示手段にオーバーラップするものであってもよいし、第二の位置で第一の表示手段にオーバーラップしない場合があってもよい。
また、『 前記第一の表示は、カウントダウン表示[例えば、図20(2)〜同図(7)に示すタイマ予告表示TM1のタイマ表示におけるカウントダウンの表示等]を含む表示であり、
前記カウントダウン表示とは、前記或る演出が行われるまでのタイミングをカウントダウンにより行う表示のことである[例えば、図20(2)〜同図(7)に示すように、タイマ予告表示TM1のタイマ表示におけるカウントダウンにより、疑似連が行われるタイミングを報知している等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第一の表示は、カウントダウン表示のみを含むものであってもよいし、カウントダウン表示以外の表示も含むものであってもよい。また、第一の表示は、カウントダウン表示を必ず含むものであってもよいし、カウントダウン表示を含まない場合があってもよい。
また、カウントダウン表示は、或る演出が行われるまでのタイミングのみをカウントダウンにより行うものであってもよいし、或る演出が行われるまでのタイミング以外のタイミングもカウントダウンにより行うものであってもよい。また、カウントダウン表示は、或る演出が行われるまでのタイミングを必ずカウントダウンにより行うものであってもよいし、或る演出が行われるまでのタイミングをカウントダウンにより行わない場合があるものであってもよい。
また、『 前記第二の表示が表示されている状態でも、前記カウントダウン表示によるカウントダウンが継続される、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第二の表示が表示されている状態でも、カウントダウン表示によるカウントダウンのみが継続されてもよいし、第二の表示が表示されている状態でも、カウントダウン表示によるカウントダウン以外にも継続されるものがあってもよい。また、第二の表示が表示されている状態でも、カウントダウン表示によるカウントダウンが必ず継続されてもよいし、第二の表示が表示されている状態でも、カウントダウン表示によるカウントダウンが継続しない場合があってもよい。
また、第二の表示が表示されている状態のみでも、カウントダウン表示によるカウントダウンが継続されてもよいし、第二の表示が表示されている状態以外の状態でも、カウントダウン表示によるカウントダウンが継続されてもよい。
また、『 前記第二の表示の表示中において、前記カウントダウン表示によるカウントダウンが中断される、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第二の表示の表示中において、カウントダウン表示によるカウントダウンのみが中断されてもよいし、第二の表示の表示中において、カウントダウン表示によるカウントダウン以外のものも中断されてもよい。また、第二の表示の表示中において、カウントダウン表示によるカウントダウンが必ず中断されてもよいし、第二の表示の表示中において、カウントダウン表示によるカウントダウンが中断されない場合があってもよい。
また、第二の表示の表示中においてのみ、カウントダウン表示によるカウントダウンが中断されてもよいし、第二の表示の表示中以外においても、カウントダウン表示によるカウントダウンが中断されてもよい。
また、『 前記複数種類の表示のうちの一つは、第三の表示[例えば、図20(8)に示すタイマ予告表示TM1における「注目」の文字の表示等]であり、
前記第三の表示は、前記第一の表示とは異なる表示であり、
前記第三の表示は、前記第二の表示とは異なる表示であり、
前記第三の表示は、前記或る演出には含まれない表示であり、
前記第一の表示が0を示す表示となった場合に、前記第三の表示が表示される[例えば、図20(7)〜同図(8)に示すように、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示が0になると、タイマ予告表示TM1に「注目」の文字が表示される等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、第一の表示によるカウントダウンにより第三の表示に対する期待感をより一層引き立てることができる場合がある。
ここで、第一の表示が0を示す表示となった場合に、第三の表示のみが表示されてもよいし、第一の表示が0を示す表示となった場合に、第三の表示以外の表示も表示されてもよい。また、第一の表示が0を示す表示となった場合に、第三の表示が必ず表示されてもよいし、第一の表示が0を示す表示となった場合に、第三の表示が表示されない場合があってもよい。
また、第一の表示が0を示す表示となった場合にのみ、第三の表示が表示されてもよいし、第一の表示が0を示す表示となった場合以外の場合にも、第三の表示が表示されてもよい。
また、『 前記第二の表示が表示された場合の方が、該第二の表示が表示されない場合よりも、最終的に大当り図柄が確定表示されやすい、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、第二の表示が表示されることによる期待感を持たせることができる場合がある。
なお、第二の表示が表示された場合は、必ず最終的に大当り図柄が確定表示されてもよいし、第二の表示が表示された場合は、最終的に大当り図柄が確定表示されない場合があってもよい。
また、『 前記複数種類の表示のうちの一つは、第四の表示[例えば、図20(9)〜同図(12)に示す疑似連演出等]であり、
前記或る演出とは、前記第四の表示を含む演出のことであり、
前記第四の表示は、演出表示である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、或る演出は、第四の表示のみを含むものであってもよいし、第四の表示以外の表示も含むものであってもよい。また、或る演出は、第四の表示を必ず含むものであってもよいし、第四の表示を含まない場合があるものであってもよい。
また、『 複数種類の動作を実行可能な演出可動手段[例えば、家紋役物224E、千両箱役物224H、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gd、第2装飾図柄表示装置208M、第3装飾図柄表示装置208N、サブ表示装置208S、POVディスプレイ224I等]を備え、
前記複数種類の動作のうちの一つは、第一の動作[例えば、図21(d3)に示す、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdの動作等]であり、
前記或る演出とは、前記第一の動作を含む演出のことであり、
前記第一の動作は、演出動作である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、演出可動手段を用いたダイナミックな演出が可能となり、演出効果をさらに向上させることができる場合がある。
ここで、演出可動手段は、複数種類の動作のみを実行可能なものであってもよいし、複数種類の動作以外にも実行可能なものであってもよい。また、演出可能手段は、複数種類の動作を必ず実行するものであってもよいし、複数種類の動作を実行しない場合があってもよい。
また、演出可動手段は、第一の動作のみを実行可能なものであってもよいし、第一の動作以外の動作も実行可能なものであってもよい。また、演出可動手段は、第一の動作を必ず実行するものであってもよいし、第一の動作を実行しない場合があるものであってもよい。
また、或る演出は、第一の動作のみを含むものであってもよいし、第一の動作以外の動作も含むものであってもよい。また、或る演出は、第一の動作を必ず含むものであってもよいし、第一の動作を含まない場合があってもよい。
また、『 前記或る演出が行われた場合の方が、該或る演出が行われない場合よりも、最終的に大当り図柄が確定表示されやすい[例えば、図20(11)〜同図(12)に示される疑似連が開始された場合の方が、疑似連が開始されない場合よりも大当りとなりやすい等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、或る演出が行われることに期待感を持たせることができる場合がある。
なお、或る演出が行われた場合は、最終的に必ず大当り図柄が確定表示されてもよいし、或る演出が行われた場合でも、最終的に大当り図柄が確定表示されない場合があってもよい。
また、『 前記複数種類の表示のうちの一つは、第五の表示[例えば、図16(9)〜同図(14)に示す会話予告や、図20(9)〜同図(12)に示す疑似連演出や、図29(4)や同図(13)に示すチャンスアップの予告表示等]であり、
前記第一の表示が表示開始されてから前記第二の表示が表示開始されるまでの期間において、前記第五の表示が表示開始される場合があり、
前記第五の表示は、予告表示であり、
前記第五の表示が表示された場合の方が、該第五の表示が表示されない場合よりも、最終的に大当り図柄が確定表示されやすい[例えば、図16(9)〜同図(14)に示す会話予告が行われた場合の方が、会話予告が行われない場合よりも大当りとなりやすい等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、第一の表示が表示開始されてから第二の表示が表示開始されるまでの期間において第五の表示が表示されることに対する期待感を持たせることができる場合がある。
ここで、第一の表示が表示開始されてから第二の表示が表示開始されるまでの期間において、第五の表示のみが表示開始される場合があってもよいし、第一の表示が表示開始されてから第二の表示が表示開始されるまでの期間において、第五の表示以外の表示も表示開始される場合があってもよい。また、第一の表示が表示開始されてから第二の表示が表示開始されるまでの期間において、第五の表示が必ず表示開始されてもよいし、第一の表示が表示開始されてから第二の表示が表示開始されるまでの期間において、第五の表示が表示開始されない場合があってもよい。
また、第一の表示が表示開始されてから第二の表示が表示開始されるまでの期間のみにおいて、第五の表示が表示開始される場合があってもよいし、第一の表示が表示開始されてから第二の表示が表示開始されるまでの期間以外の期間においても、第五の表示が表示開始される場合があってもよい。
なお、第五の表示が表示された場合には、最終的に必ず大当り図柄が確定表示されてもよいし、第五の表示が表示された場合でも、最終的に大当り図柄が確定表示されない場合があってもよい。
また、『 前記遊技台は、ぱちんこ機である[例えば、パチンコ機100等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記遊技台は、スロットマシン[例えば、スロットマシン1000等]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、以上の記載では、
『 複数種類の表示を表示可能な表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208、サブ表示装置208S、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M、第3装飾図柄表示装置208N、ミニ表示装置208P、POVディスプレイ224I等]を備えた遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一つは、期間表示[例えば、図33(A1)に示すチャンスアップメータCMTの表示等]であり、
前記期間表示は、リーチ演出表示が行われている期間のうちの或る期間において表示される場合がある表示であり[例えば、図29に示すように、チャンスアップメータCMTは、剣豪リーチが行われている期間において表示される場合がある等]、
前記複数種類の表示のうちの一つは、第一の演出表示[例えば、図29(18)に示す、レバー演出による予告等]であり、
前記期間表示は、第一のタイミング[例えば、図29(18)に示す、レバー演出による予告が開始されるチェックポイントCP3で示されるタイミング等]を報知する表示であり、
前記第一のタイミングとは、前記第一の演出表示の表示が開始される可能性があるタイミングのことであり、
前記期間表示の表示が開始されてから前記第一のタイミングとなる前に、該期間表示が消去される場合がある[例えば、図33(A1)〜同図(A2)に示すように、チェックポイントCP3で示すタイミングとなる前に、図33(A2)に示すカットインの表示が行われると、チャンスアップメータCMTが消去される等]、
ことを特徴とする遊技台。』
について説明した。
従来の遊技台によれば、表示手段に改良の余地があったが、この遊技台によれば、表示手段に特徴を持った遊技台を提供することができる。
また、この遊技台によれば、期間表示の表示中は、期間表示の第一のタイミングがわかってしまうので、第一のタイミングが近くなるまで表示手段を見なくなってしまう可能性がある。ここで、第一のタイミングとなる前に期間表示が非表示となる場合がある第一のタイミングが来る前のタイミングであっても期間表示を見るために表示手段に視線を向けさせることができる場合がある。
また、この遊技台によれば、期間表示が表示されてから第一のタイミングとなるまでの間も遊技に引き込ませることができる場合がある。
ここで、表示手段は、複数種類の表示のみを表示可能なものであってもよいし、複数種類の表示以外の表示も表示可能なものであってもよい。また、複数種類の表示を必ず表示するものであってもよいし、複数種類の表示を表示しない場合があってもよい。
また、表示手段は、期間表示と第一の演出表示のみを表示可能なものであってもよいし、期間表示と第一の演出表示以外の表示も表示可能なものであってもよい。また、表示手段は、期間表示と第一の演出表示を必ず表示するものであってもよいし、期間表示と第一の表示を表示しない場合があるものであってもよい。
また、期間表示は、リーチ演出表示が行われている期間のうちの或る期間においてのみ表示される場合があるものであってもよいし、リーチ演出表示が行われている期間のうちの或る期間以外の期間においても表示される場合があるものであってもよい。また、期間表示は、リーチ演出表示が行われている期間のうちの或る期間において必ず表示されるものであってもよいし、リーチ演出表示が行われている期間のうちの或る期間において表示されない場合があるものであってもよい。
また、期間表示は、第一のタイミングのみを報知するものであってもよいし、第一のタイミング以外のものも報知するものであってもよい。また、期間表示は、第一のタイミングを必ず報知するものであってもよいし、第一のタイミングを報知しない場合があってもよい。
また、期間表示の表示が開始されてから第一のタイミングとなる前に、期間表示のみが消去される場合があってもよいし、期間表示の表示が開始されてから第一のタイミングとなる前に、期間表示以外の表示も消去される場合があってもよい。また、期間表示の表示が開始されてから第一のタイミングとなる前に、期間表示が必ず消去されてもよいし、期間表示の表示が開始されてから第一のタイミングとなる前に、期間表示が消去されない場合があってもよい。
また、期間表示の表示が開始されてから第一のタイミングとなる前にのみ、期間表示が消去される場合があってもよいし、期間表示の表示が開始されてから第一のタイミングとなる前以外にも、期間表示が消去される場合があってもよい。
なお、期間表示の表示される期間は、リーチ中によらず、図柄変動表示中、大当り遊技中、デモ表示中、図柄停止表示中等であってもよい。
また、期間表示は、全てのリーチの実行中において表示されるものであってもよいし、特定のリーチの実行中にのみ表示され、他のリーチ演出の実行中では表示されないものであってもよい。例えば、期間表示は、ロングリーチのときは表示されず、SPリーチのときは表示されるものであってもよい。また、SPリーチの前半では表示されず、SPリーチの後半で表示されるものであってもよい。また、SPリーチの前半で表示され、SPリーチの後半では表示されないものであってもよい。
また、期間表示の開始とは、例えば、チャンスアップメータが表示開始されるタイミングであり、また、期間表示の終了とは、例えば、チャンスアップメータの表示が終了されるタイミングのことであってもよい。また、期間表示の開始とは、例えば、期間表示がおこなわれるリーチ演出等の演出が開始したタイミングのことであり、また、期間表示の終了とは、当該演出が終了されるタイミングのことであってもよく、チャンスアップメータが実際に表示されているか否かは問わない。また、期間表示の開始とは、チャンスアップメータにおけるキャラクタやマーカーによる進行を開始した時点のことであり、期間表示の終了とは、チャンスアップメータにおけるキャラクタやマーカーによる進行が終了した時点のことであってもよい。また、操作手段によりチャンスアップメータの表示/非表示が可能に構成されている場合において、期間表示の開始とは、操作手段によりチャンスアップメータが表示開始されたタイミングのことであり、期間表示の終了とは、操作手段によりチャンスアップメータの表示が終了されるタイミングであってもよい。
また、期間表示の開始とは、期間表示演出の開始(例えば、チャンスアップメータが表示可能であることを示唆する表示が表示)されてから、期間表示演出が終了するまで(例えば、チャンスアップメータが表示可能であることを示唆する表示が非表示となるまで、又は、チャンスアップメータが非表示となるまで)であってもよい。
また、期間表示とは、第一のタイミングに到達するまで表示されるものの他、第一のタイミングに到達する前に消去されるものも含まれる。
また、或る期間は、リーチ演出表示が行われている期間において、2以上あってもよい。このとき、期間表示は、或る期間ごとにそれぞれ開始し、終了してもよいし、2つの或る期間に跨って継続して期間表示が表示されていてもよい。この場合、第一の或る期間において、第一の期間表示が開始し、終了した後、期間表示自体は継続して表示しつつ、第二の或る期間が開始されると、新たな期間表示としての第二の期間表示が開始し、終了してもよい。
また、『 前記複数種類の表示のうちの一つは、第二の演出表示[例えば、図33(A2)に示す爺のカットインの表示や図33(A2b)に示すエフェクト画像の表示等]であり、
前記第二の演出表示は、前記第一の演出表示とは異なる表示であり、
前記第一のタイミングとなる前に前記第二の演出表示が表示される場合があり[例えば、図33(A1)〜同図(A2)及び図33(A2b)に示すように、チャンスアップメータCMTによる演出において、サボハニのキャラクタSBHが第3チェックポイントCP3に到達する前に図33(A2)に示す爺のカットインの表示や図33(A2b)に示すエフェクト画像の表示が行われる場合がある等]、
前記期間表示は、前記第二の演出表示の表示が開始されるタイミングを報知しない表示であり[例えば、図33(A1)〜同図(A2)及び同図(A2b)に示すように、チャンスアップメータCMTによる演出では、図33(A2)に示す爺のカットインの表示タイミングや図33(A2b)に示すエフェクト画像の表示を報知していない等]、
前記第二の演出表示の表示中において、前記期間表示が消去される[例えば、図33(A1)〜同図(A2)及び同図(A2b)に示すように、図33(A2)に示す爺のカットインの表示や図33(A2b)に示すエフェクト画像の表示が行われるとチャンスアップメータCMTが消去される等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、期間表示によって報知されない表示が表示されることで、第一のタイミングとなる前も第二の演出表示が表示される可能性があるので、第一のタイミングが来る前も期待を持たせることができる場合がある。
ここで、第一のタイミングとなる前に第二の演出表示のみが表示される場合があってもよいし、第一のタイミングとなる前に第二の演出表示以外の演出表示も表示される場合があってもよい。また、第一のタイミングとなる前に第二の演出表示が必ず表示されてもよいし、第一のタイミングとなる前に第二の演出表示が表示されない場合があってもよい。
また、第一のタイミングとなる前にのみ、第二の演出表示が表示される場合があってもよいし、第一のタイミングとなる前以外にも、第二の演出表示が表示される場合があってもよい。
また、期間表示は、第二の演出表示の表示が開始されるタイミングのみを報知しないものであってもよいし、第二の演出表示の表示が開始されるタイミング以外にも報知しないものがあってもよい。また、期間表示は、第二の演出表示の表示が開始されるタイミングを必ず報知しないものであってもよいし、第二の演出表示の表示が開始されるタイミングを報知する場合があってもよい。
また、第二の演出表示の表示中において、期間表示のみが消去されてもよいし、第二の演出表示の表示中において、期間表示以外の表示も消去されてもよい。また、第二の演出表示の表示中において、期間表示が必ず消去されてもよいし、第二の演出表示中において、期間表示が消去されない場合があってもよい。
また、第二の演出表示の表示中においてのみ、期間表示が消去されてもよいし、第二の演出表示の表示中以外にも、期間表示が消去されてもよい。
なお、演出表示に換えて、玉抜きエラー等のエラー報知や、発射位置を指示する報知や、プリペイドカードの抜き忘れを防止するための報知等のエラー以外の報知としてもよい。また、演出表示の態様として、LEDによる発光や演出可動手段による動作や導光板による発光により現れる表示であってもよい。
また、第二の演出表示が表示されるタイミングを期間表示によって報知してもよい。また、第二の演出表示が表示されるタイミングは、期間表示によって報知されないものであってもよい。
また、『 前記第二の演出表示は、第二の予告表示[例えば、図33(A2)に示す爺のカットインの表示や図33(A2b)に示すエフェクト画像の表示による予告表示等]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、第一のタイミングとなる前に第二の演出表示が表示が表示されることで、第一のタイミングを待たずとも大当りとなる可能性があることを示唆できるので、第一のタイミングが来るまでの期間も遊技者に期待を持たせることができる場合がある。
また、『 前記第二の演出表示が表示された場合の方が、該第二の演出表示が表示されない場合よりも最終的に大当り図柄が確定表示されやすい、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
なお、第二の演出表示が表示された場合には、最終的に必ず大当り図柄が確定表示されてもよいし、第二の演出表示が表示された場合でも、最終的に大当り図柄が確定表示されない場合があってもよい。
また、『 複数種類の動作を実行可能な演出可動手段[例えば、家紋役物224E、千両箱役物224H、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gd、第2装飾図柄表示装置208M、第3装飾図柄表示装置208N、サブ表示装置208S、POVディスプレイ224I等]を備え、
前記複数種類の動作のうちの一つは、第二の動作[例えば、図33(A3b)に示す、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdの動作等]であり、
前記第二の動作は、演出動作であり、
前記第二の演出表示[例えば、図33(A2b)に示すエフェクト画像の表示等]の表示中に、前記第二の動作が行われる場合がある、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、演出可動手段を用いたダイナミックな演出が可能となり、演出効果をさらに向上させることができる場合がある。
ここで、演出可動手段は、複数種類の動作のみを実行可能なものであってもよいし、複数種類の動作以外にも実行可能なものがあってもよい。また、演出可動手段は、複数種類の動作を必ず実行するものであってもよいし、複数種類の動作を実行しない場合があってもよい。
また、第二の演出表示の表示中に、第二の動作のみが行われる場合があってもよいし、第二の演出表示の表示中に第二の動作以外の動作も行われる場合があってもよい。また、第二の演出表示の表示中に、第二の動作が必ず行われてもよいし、第二の演出表示の表示中に、第二の動作が行われない場合があってもよい。
また、『 前記複数種類の動作のうちの一つは、第一の動作[例えば、図15(E1)〜同図(E2)に示す家紋役物224Eの動作や、図15(F1)に示す千両箱役物224Hの動作等]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記期間表示が消去された後で、該期間表示が再度表示されるように構成されている[例えば、図33(A2a)〜同図(A3a)に示すように、姫のキャラクタのカットインの表示によってチャンスアップメータCMTが消去された後、決闘シーンのアニメーション表示が表示されたときにチャンスアップメータCMTが再度表示される等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、期間表示の再表示について期待を持たせることができる場合がある。
ここで、期間表示が消去された後で、期間表示のみが再度表示されるように構成されてもよいし、期間表示が消去された後で、期間表示以外の表示も再度表示されるように構成されてもよい。また、期間表示が消去された後で、期間表示が必ず再度表示されるように構成されてもよいし、期間表示が消去された後で、期間表示が再度表示されない場合があるように構成されてもよい。
また、期間表示が消去された後でのみ、期間表示が再度表示されるように構成されてもよいし、期間表示が消去された後以外でも、期間表示が再度表示されるように構成されてもよい。
また、『 前記期間表示が消去された後、前記或る期間が経過するまでは該期間表示は表示されないように構成されている[例えば、図33(A2)〜同図(A5)に示すように、爺のキャラクタのカットインの表示によってチャンスアップメータCMTが消去された後は、当該図柄変動表示ではチャンスアップメータCMTは表示されない等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、期間表示が消去された後、或る期間が経過するまでは期間表示のみが表示されないように構成されてもよいし、期間表示が消去された後、或る期間が経過するまでは期間表示以外の表示も表示されないように構成されてもよい。また、期間表示が消去された後、或る期間が経過するまでは期間表示は必ず表示されないように構成されてもよいし、期間表示が消去された後、或る期間が経過するまでは期間表示が表示される場合があるように構成されてもよい。
また、期間表示が消去された後でのみ、或る期間が経過するまでは期間表示は表示されないように構成されてもよいし、期間表示が消去された後以外でも、或る期間が経過するまでは期間表示は表示されないように構成されてもよい。
なお、リーチ演出表示が行われている期間において或る期間が複数ある場合には、第一の或る期間において期間表示が消去された後は、当該第一の或る期間においては期間表示は表示されないが、第一の或る期間の後の第二の或る期間が開始されると、期間表示が表示可能であってもよい。また、第一の或る期間において期間表示が消去された後は、当該第一の或る期間の後の第二の或る期間においても期間表示が表示されないようにしてもよいし、当該図柄変動表示が終了するまで期間表示が表示されないようにしてもよい。
また、『 前記或る期間とは、スーパーリーチの実行中の期間のことである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記複数種類の表示のうちの一つは、第三の演出表示[例えば、図29(4)に示すボゥイのキャラクタBOYの表示によるチャンプアップの予告、図29(13)に示す殿様のカットイン画像CI3の表示によるチャンスアップの予告等]であり、
前記第三の演出表示は、前記第一の演出表示とは異なる表示であり、
前記期間表示は、第二のタイミング[例えば、図29(4)に示すボゥイのキャラクタBOYの表示によるチャンプアップの予告が開始されるチェックポイントCP1で示されるタイミング、図29(13)に示す殿様のカットイン画像CI3の表示によるチャンスアップの予告が開始されるチェックポイントCP2で示されるタイミング等]も報知する場合がある表示であり、
前記第二のタイミングとは、前記第三の演出表示の表示が開始される可能性があるタイミングのことである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、期間表示は、第二のタイミングのみを報知する場合があるものであってもよいし、第二のタイミング以外のタイミングも報知する場合があるものであってもよい。また、期間表示は、第二のタイミングを必ず報知するものであってもよいし、第二のタイミングを報知しない場合があるものであってもよい。
また、第二のタイミングは、第三の演出表示の表示のみが開始される可能性があるものであってもよいし、第三の演出表示の表示以外のものも開始される可能性があるものであってもよい。また、第二のタイミングは、第三の演出表示の表示が必ず開始されるものであってもよいし、第三の演出表示の表示が開始されない場合があるものであってもよい。
なお、期間表示によって表示されるタイミングは3以上であってもよい。
また、あるリーチが発生すると必ず3回演出表示を行い、別のリーチが発生すると必ず2回演出表示を行うというように、リーチに対応して演出表示が行われるところを固定してもよいし、同じリーチであってもあるときは3回演出表示を行い、あるときは1回しか演出表示を行わないというように演出表示を行うところが変動するようにしてもよい。その場合、「たくさんタイミングを報知している」場合の方が、「あまり報知していない」場合よりも大当りとなりやすくてもよく、逆にはずれやすくなってもよい。また、大当りのなりやすさはタイミングを報知した数によって変わらなくてもよい。また、演出表示が行われた回数が多いほど大当りとなりやすいようにしてもよい。
また、第二のタイミングは、第一のタイミングの後のタイミングであってもよいし、第二のタイミングは、第一のタイミングの前のタイミングであってもよいし、第一のタイミングと第二のタイミングが同じタイミングであってもよい。
また、『 前記第一の演出表示は、第一の予告表示[例えば、図29(18)に示すレバー演出による予告等]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記遊技台は、ぱちんこ機[例えば、パチンコ機100等]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 複数種類の表示のうちの一の種類の表示は、第三の表示であり、
「前記第一の表示の少なくとも一部が視認困難となる場合」とは、「前記第三の表示によって前記第一の表示の少なくとも一部がオーバーラップされた場合」のことである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 表示手段は、複数の表示手段から構成された手段であり、
前記表示手段は、第一の表示手段のことであり、
前記第一の表示手段は、前記期間表示を表示する場合がある手段であり、
前記第二の表示手段は、演出動作を行う場合がある手段であり、
前記第二の表示手段によって、前記期間表示の少なくとも一部がオーバーラップされる場合がある、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、表示手段は、複数の表示手段のみから構成されたものであってもよいし、複数の表示手段以外によっても構成されたものであってもよい。また、表示手段は、複数の表示手段から必ず構成されたものであってもよいし、複数の表示手段から構成されない場合があるものであってもよい。
また、第一の表示手段は、期間表示のみを表示する場合があるものであってもよいし、期間表示以外の表示も表示する場合があるものであってもよい。また、第一の表示手段は、期間表示を必ず表示するものであってもよいし、期間表示を表示しない場合があるものであってもよい。
また、第二の表示手段は、演出動作のみを行う場合があるものであってもよいし、演出動作以外の動作も行う場合があるものであってもよい。また、第二の表示手段は、演出動作を必ず行うものであってもよいし、演出動作を行わない場合があるものであってもよい。
また、第二の表示手段によって、期間表示の少なくとも一部のみがオーバーラップされる場合があってもよいし、第二の表示手段によって、期間表示の少なくとも一部以外にもオーバーラップされる場合があってもよい。また、第二の表示手段によって、期間表示の少なくとも一部が必ずオーバーラップされる場合があってもよいし、第二の表示手段によって、期間表示の少なくとも一部がオーバーラップされない場合があってもよい。
また、以上の記載では、
『 複数種類の表示を表示可能な表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208、サブ表示装置208S、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M、第3装飾図柄表示装置208N、ミニ表示装置208P、POVディスプレイ224I等]を備えた遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一つは、第一の表示[例えば、図38(A1)〜同図(A9)に示すナビキャラクタYMによる演出等]であり、
前記複数種類の表示のうちの一つは、第二の表示[例えば、図38(A4)〜同図(A9)に示す会話予告における爺の会話画像CI2の表示等]であり、
前記第一の表示と前記第二の表示は、別の表示であり、
前記第一の表示の少なくとも一部の表示態様[例えば、図38(A1)に示すナビキャラクタYMの吹き出しに表示された残時間表示メータMT1の表示態様等]が第一の速度[例えば、10秒でゲージがなくなる速度等]で変化する場合があり、
前記第二の表示の少なくとも一部の表示態様[例えば、図38(A4)に示す爺の会話画像CI2における残時間表示メータMT2の表示態様等]が第二の速度[例えば、5秒でゲージがなくなる速度等]で変化する場合があり、
前記第一の速度と前記第二の速度は、異なる速度である、
ことを特徴とする遊技台。』
について説明した。
従来の遊技台によれば、表示手段に改良の余地があったが、この遊技台によれば、表示手段に特徴を持った遊技台を提供することができる。
近年は、表示手段に表示がたくさん表示されており、遊技に不慣れな遊技者やその機種を始めて遊技する遊技者は、どこに注目すればよいかわからないという問題が生じている。この遊技台では、第一の速度と第二の速度を異ならせることで、表示態様が変化する速度が速い(遅い)表示に遊技者に視線を自然と誘導させ、上記の問題を抱える遊技者も演出を楽しませることができる場合がある。
ここで、表示手段は、複数種類の表示のみを表示可能なものであってもよいし、複数種類の表示以外の表示も表示可能なものであってもよい。また、表示手段は、複数種類の表示を必ず表示するものであってもよいし、複数種類の表示を表示しない場合があるものであってもよい。
また、期間表示は、リーチ演出表示が行われている期間のうちの或る期間においてのみ表示される場合があるものであってもよいし、リーチ演出表示が行われている期間のうちの或る期間以外の期間においても表示される場合があるものであってもよい。また、期間表示は、リーチ演出表示が行われている期間のうちの或る期間において必ず表示されるものであってもよいし、リーチ演出表示が行われている期間のうちの或る期間において表示されない場合があってもよい。
また、期間表示は、第一のタイミングのみを報知するものであってもよいし、第一のタイミング以外のものも報知するものであってもよい。また、期間表示は、第一のタイミングを必ず報知するものであってもよいし、第一のタイミングを報知しない場合があるものであってもよい。
また、期間表示の表示が開始されてから第一のタイミングとなる前に、期間表示のみが消去される場合があってもよいし、期間表示の表示が開始されてから第一のタイミングとなる前に、期間表示以外の表示も消去される場合があってもよい。また、期間表示の表示が開始されてから第一のタイミングとなる前に、期間表示が必ず消去される場合があってもよいし、期間表示の表示が開始されてから第一のタイミングとなる前に、期間表示が消去されない場合があってもよい。
また、期間表示の表示が開始されてから第一のタイミングとなる前にのみ、期間表示が消去される場合があってもよいし、期間表示の表示が開始されてから第一のタイミングとなる前以外にも、期間表示が消去される場合があってもよい。
また、『 前記第一の表示は、時間表示[例えば、図38(A1)に示す残時間表示メータMT1におけるゲージの表示等]を含む表示であり、
前記第二の表示は、前記時間表示[例えば、図38(A4)に示す残時間表示メータMT2におけるゲージの表示等]を含む表示であり、
前記時間表示は、或る期間[例えば、操作有効期間等]における時間の経過に応じて表示態様が変化する表示である[例えば、図38(A1)に示す残時間表示メータMT1や図38(A4)に示す残時間メータMT2は、操作有効期間が開始してからの時間に応じてゲージが減っていく等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、表示態様の変化の速度を容易に認識させることができる場合がある。
ここで、第一の表示は、時間表示のみを含むものであってもよいし、時間表示以外のものも含むものであってもよい。また、第一の表示は、時間表示を必ず含むものであってもよいし、時間表示を含まない場合があるものであってもよい。
また、第二の表示は、時間表示のみを含むものであってもよいし、時間表示以外のものも含むものであってもよい。また、第二の表示は、時間表示を必ず含むものであってもよいし、時間表示を含まない場合があるものであってもよい。
また、時間表示は、或る期間における時間の経過に応じてのみ表示態様が変化するものであってもよいし、或る期間における時間の経過以外にも応じて表示態様が変化するものであってもよい。また、時間表示は、或る期間における時間の経過に応じて必ず表示態様が変化するものであってもよいし、或る期間における時間の経過に応じて表示態様が変化しない場合があるものであってもよい。
また、『 前記第一の表示と前記第二の表示の両方が表示されている場合がある[例えば、図38(A4)〜同図(A7)に示すように、ナビキャラクタYMの吹き出しにボタン画像136a1と残時間表示メータMT1が表示された演出表示と、会話予告における爺の会話画像CI2に表示された操作促進報知画像の両方が表示されている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、第一の表示と第二の表示の両方が表示されることにより、演出を賑やかにすることができる場合がある。
ここで、第一の表示と第二の表示の両方のみが表示されている場合があってもよいし、第一の表示と第二の表示の両方以外にも表示されている場合があってもよい。また、第一の表示と第二の表示の両方が必ず表示されていてもよいし、第一の表示と第二の表示の両方が表示されない場合があってもよい。
また、『 前記複数種類の表示のうちの一つは、第三の表示[例えば、図38(A9)に示すナビキャラYMの吹き出しにおける「激熱」の文字表示等]であり、
前記複数種類の表示のうちの一つは、第四の表示[例えば、図38(A9)に示す爺の会話画像CI2における「激熱ですぞ」の文字表示等]であり、
前記第三の表示と前記第四の表示は、別の表示であり、
前記第一の表示は、第一の時間[例えば、10秒等]が経過するまで少なくとも一部の表示態様が変化可能な表示であり、
前記第二の表示は、第二の時間[例えば、5秒等]が経過するまで少なくとも一部の表示態様が変化可能な表示であり、
前記第一の表示が表示開始してから前記第一の時間が経過すると、前記第三の表示が表示される場合があり、
前記第二の表示が表示開始してから前記第二の時間が経過すると、前記第四の表示が表示される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第一の表示は、第一の時間が経過するまで少なくとも一部の表示態様のみが変化可能なものであってもよいし、第一の時間が経過するまで少なくとも一部の表示態様以外の表示態様も変化可能なものであってもよい。また、第一の表示は、第一の時間が経過するまで少なくとも一部の表示態様が必ず変化するものであってもよいし、第一の時間が経過するまで少なくとも一部の表示態様が変化しない場合があるものであってもよい。
また、第二の表示は、第二の時間が経過するまで少なくとも一部の表示態様のみが変化可能なものであってもよいし、第二の時間が経過するまで少なくとも一部の表示態様以外の表示態様も変化可能なものであってもよい。また、第二の表示は、第二の時間が経過するまで少なくとも一部の表示態様が必ず変化するものであってもよいし、第二の時間が経過するまで少なくとも一部の表示態様が変化しない場合があるものであってもよい。
また、第一の表示が表示開始してから第一の時間が経過すると、第三の表示のみが表示される場合があってもよいし、第一の表示が表示開始してから第一の時間が経過すると、第三の表示以外の表示も表示される場合があってもよい。また、第一の表示が表示開始してから第一の時間が経過すると、第三の表示が必ず表示されてもよいし、第一の表示が表示開始してから第一の時間が経過すると、第三の表示が表示されない場合があってもよい。
また、第二の表示が表示開始してから第二の時間が経過すると、第四の表示のみが表示される場合があってもよいし、第二の表示が表示開始してから第二の時間が経過すると、第四の表示以外の表示も表示される場合があってもよい。また、第二の表示が表示開始してから第二の時間が経過すると、第四の表示が必ず表示されてもよいし、第二の表示が表示開始してから第二の時間が経過すると、第四の表示が表示されない場合があってもよい。
なお、第三の表示と第四の表示が同じ表示態様であってもよいし、異なる表示態様であってもよい。
また、第三の表示と第四の表示では、第四の表示の方が大当りの信頼度が高くてもよいし、低くてもよい。また、第三の表示と第四の表示で、大当りの信頼度が同じであってもよい。
また、『 前記第一の表示は、カウントダウン表示[例えば、図40(A1)に示す第1のタイマ予告表示TM1のタイマ表示におけるカウントダウンの表示等]であり、
前記第二の表示は、前記カウントダウン表示[例えば、図40(A1)に示す第2のタイマ予告表示TM2のタイマ表示におけるカウントダウンの表示等]であり、
前記カウントダウン表示とは、或る演出[例えば、疑似連演出の表示等]が行われるまでのタイミングを報知する表示のことである[例えば、図40(A1)に示す第1のタイマ予告表示TM1及び第2のタイマ予告表示TM2は、疑似連が発生するまでの時間をカウントダウン表示により報知する等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、カウントダウン表示は、或る演出が行われるまでのタイミングのみを報知するものであってもよいし、或る演出が行われるまでのタイミング以外のものも報知するものであってもよい。また、或る演出が行われるまでのタイミングを必ず報知するものであってもよいし、或る演出が行われるまでのタイミングを報知しない場合があってもよい。
また、『 遊技者により操作が可能な操作手段[例えば、演出ボタン136等]を備え、
前記第一の表示は、操作有効期間表示であり、
前記第二の表示は、前記操作有効期間表示であり、
前記操作有効期間表示とは、前記操作手段の操作を有効とする期間を示す表示のことである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、操作手段は、遊技者のみにより操作が可能なものであってもよいし、遊技者以外によっても操作が可能なものであってもよい。また、操作手段は、遊技者により必ず操作されるものであってもよいし、遊技者により操作されない婆があるものであってもよい。
また、操作有効期間表示は、操作手段の操作を有効とする期間のみを示すものであってもよいし、操作手段の操作を有効とする期間以外のものも示すものであってもよいまた、操作有効期間表示は、操作手段の操作を有効とする期間を必ず示すものであってもよいし、操作手段の操作を有効とする期間を示さない場合があるものであってもよい。
また、『 前記第一の表示は、期間表示[例えば、図35(A1)に示す第1チャンスアップメータCMTa等]であり、
前記第二の表示は、前記期間表示[例えば、図35(A1)に示す第2チャンスアップメータCMTb等]であり、
前記期間表示とは、第一のタイミング[例えば、図35(A2)に示すボゥイのキャラクタBOYによるチャンスアップの予告が開始されるタイミング等]を報知する表示であり、
前記第一のタイミングとは、第一の期間[例えば、図35(A1)〜同図(A2)に示す剣豪リーチにおける決闘シーンのアニメーションが行われる期間等]において或る演出[例えば、図35(A2)に示すボゥイのキャラクタBOYによるチャンスアップの予告の表示等]が行われる可能性があるタイミングのことであり、
前記第一の期間が開始されてから終了するまでの間に、前記第一のタイミングが報知される、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、期間表示は、第一のタイミングのみを報知するものであってもよいし、第一のタイミング以外のものも報知するものであってもよい。また、期間表示は、第一のタイミングを必ず報知するものであってもよいし、第一のタイミングを報知しない場合があるものであってもよい。
また、第一のタイミングは、第一の期間において第六の表示のみが表示開始される可能性があるものであってもよいし、第一の期間において第六の表示以外の表示も表示開始される可能性があるものであってもよい。また、第一のタイミングは、第一の期間において第六の表示が必ず表示開始されるものであってもよいし、第一の期間において第六の表示が表示開始されない場合があるものであってもよい。
また、第一の期間が開始されてから終了するまでの間に、第一のタイミングのみが報知されてもよいし、第一の期間が開始されてから終了するまでの間に、第一のタイミング以外のものも報知されてもよい。また、第一の期間が開始されてから終了するまでの間に、第一のタイミングが必ず報知されてもよいし、第一の期間が開始されてから終了するまでの間に、第一のタイミングが報知されない場合があってもよい。
また、第一の期間が開始されてから終了するまでの間にのみ、第一のタイミングが報知されてもよいし、第一の期間が開始されてから終了するまでの間以外にも、第一のタイミングが報知されてもよい。
また、『 時間の経過に応じて、前記第二の表示の少なくとも一部の表示態様が前記第一の速度で変化する場合がある、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、時間の経過に応じて、第二の表示の少なくとも一部の表示態様が第一の速度でのみ変化する場合があってもよいし、時間の経過に応じて、第二の表示の少なくとも一部の表示態様が第一の速度以外の速度で変化する場合があってもよい。また、時間の経過に応じて、第二の表示の少なくとも一部の表示態様が第一の速度で必ず変化してもよいし、時間の経過に応じて、第二の表示の少なくとも一部の表示態様が第一の速度で変化しない場合があってもよい。
また、時間の経過に応じて、第二の表示の少なくとも一部の表示態様のみが第一の速度で変化する場合があってもよいし、時間の経過に応じて、第二の表示の少なくとも一部の表示態様以外のものが第一の速度で変化する場合があってもよい。
また、『 前記第二の表示の少なくとも一部の表示態様が前記第一の速度で変化する場合よりも、該第二の表示の少なくとも一部の表示態様が前記第二の速度で変化した場合の方が最終的に大当り図柄が確定表示されやすい、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
なお、第二の表示の少なくとも一部の表示態様が第二の速度で変化した場合には、最終的に必ず大当り図柄が確定表示されてもよいし、第二の表示の少なくとも一部の表示態様が第二の速度で変化した場合でも、最終的に大当り図柄が確定表示されない場合があってもよい。
また、『 前記第一の表示は、演出表示[例えば、図38(A1)〜同図(A9)に示すナビキャラクタYMによる演出表示等]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記第二の表示は、演出表示[例えば、図38(A4)〜同図(A9)に示す会話予告における爺の会話画像CI2の表示等]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記遊技台は、ぱちんこ機[例えばパチンコ機100等]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記遊技台は、スロットマシン[例えば、スロットマシン1000等]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、以上の記載では、
『 複数種類の表示を表示可能な表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208、サブ表示装置208S、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M、第3装飾図柄表示装置208N、ミニ表示装置208P、POVディスプレイ224I等]を備えた遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一つは、第一の表示[例えば、図41(A1)に示すタイマ予告表示TM1等]であり、
前記第一の表示は、カウントダウン表示[例えば、図41(A1)に示すタイマ予告表示TM1におけるタイマ表示のカウントダウンの表示等]を含む表示であり、
前記カウントダウン表示とは、或る演出が行われるまでのタイミングをカウントダウンを行うことにより報知する表示のことであり[例えば、図41(A1)〜同図(A7)に示すように、タイマ予告表示TM1のタイマ表示におけるカウントダウンにより、疑似連が行われるタイミングを報知している等]、
前記カウントダウン表示の表示中に、前記第一の表示の表示態様が第一の表示態様[例えば、図41(A1)に示されるタイマ予告表示TM1の小サイズの表示態様等]から第二の表示態様[例えば、図41(A3)に示されるタイマ予告表示TM1の大サイズの表示態様等]に変化する場合があり、
前記第一の表示態様と前記第二の表示態様は、異なる表示態様である、
ことを特徴とする遊技台。』
について説明した。
従来の遊技台によれば、表示手段に改良の余地があったが、この遊技台によれば、表示手段に特徴を持った遊技台を提供することができる。
また、この遊技台によれば、カウントダウン表示の表示態様を変化させることで演出のバリエーションが増えるので、或る演出が行われるまでの間も遊技者を楽しませることができる場合がある。
また、この遊技台によれば、カウントダウン表示の表示態様を変化させることで、カウントダウン表示自体に注目を集めることができる場合がある。
ここで、表示手段は、複数種類の表示のみを表示可能なものであってもよいし、複数種類の表示以外のものも表示可能なものであってもよい。また、表示手段は、複数種類の表示を必ず表示するものであってもよいし、複数種類の表示を表示しない場合があってもよい。
また、第一の表示は、カウントダウン表示のみを含むものであってもよいし、カウントダウン表示以外の表示も含むものであってもよい。また、第一の表示は、カウントダウン表示を必ず含むものであってもよいし、カウントダウン表示を含まない場合があってよい。また、第一の表示がカウントダウン表示であってもよいし、第一の表示がカウントダウン表示でなくてもよい。
また、カウントダウン表示は、或る演出が行われるまでのタイミングをカウントダウンを行うことによってのみ報知するものであってもよいし、或る演出が行われるまでのタイミングをカウントダウンを行うこと以外によっても報知するものであってもよい。また、カウントダウン表示は、或る演出が行われるまでのタイミングをカウントダウンを行うことにより必ず報知するものであってもよいし、或る演出が行われるまでのタイミングをカウントダウンを行うことにより報知しない場合があるものであってもよい。
また、カウントダウン表示の表示中に、第一の表示の表示態様が第一の表示態様から第二の表示態様にのみ変化する場合があってもよいし、カウントダウン表示の表示中に、第一の表示の表示態様が第一の表示態様から第二の表示態様以外の表示態様にも変化する場合があってもよい。また、カウントダウン表示の表示中に、第一の表示の表示態様が第一の表示態様から第二の表示態様に必ず変化してもよいし、カウントダウン表示の表示中に、第一の表示の表示態様が第一の表示態様から第二の表示態様に変化しない場合があってもよい。
また、カウントダウン表示の表示中にのみ、第一の表示の表示態様が第一の表示態様から第二の表示態様に変化する場合があってもよいし、カウントダウン表示の表示中以外にも、第一の表示の表示態様が第一の表示態様から第二の表示態様に変化する場合があってもよい。
なお、カウントダウン表示は、タイマ表示であってもよい。
また、カウントダウン表示の開始とは、例えば、第一の表示が表示開始されるタイミングであり、また、カウントダウン表示の終了とは、例えば、第一の表示の表示が終了されるタイミングのことであってもよい。また、カウントダウン表示の開始とは、例えば、第一の表示が開始された後、カウントダウンが開始されるタイミングであり、また、カウントダウン表示の終了とは、例えば、カウントダウンが終了するタイミングであってもよい。
また、『 図柄変動表示の実行中に前記カウントダウン表示が開始され、該図柄変動表示が終了するまでに該カウントダウン表示が終了する[例えば、図20(1)〜同図(7)に示すように、タイマ予告表示TM1のタイマ表示におけるカウントダウンの表示は、図柄変動表示の実行中に開始され、当該図柄変動表示中に終了している等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、或る演出が行われるまでのタイミングを報知するカウントダウン表示が1回の図柄変動表示の実行中に完結するので、演出が冗長とならない場合がある。
ここで、図柄変動表示の実行中にカウントダウン表示が開始され、当該図柄変動表示が終了するまでにカウントダウン表示のみが終了してもよいし、図柄変動表示の実行中にカウントダウン表示が開始され、当該図柄変動表示が終了するまでにカウントダウン表示以外の表示も終了してもよい。また、図柄変動表示の実行中にカウントダウン表示が開始され、当該図柄変動表示が終了するまでにカウントダウン表示が必ず終了してもよいし、図柄変動表示の実行中にカウントダウン表示が開始され、当該図柄変動表示が終了するまでにカウントダウン表示が終了しない場合があってもよい。
また、図柄変動表示の実行中にカウントダウン表示が開始され、当該図柄変動表示が終了するまでにのみカウントダウン表示が終了してもよいし、図柄変動表示の実行中にカウントダウン表示が開始され、当該図柄変動表示が終了するまで以外にもカウントダウン表示が終了してもよい。
また、『 前記第一の表示態様とは、前記第一の表示が第一の表示サイズ[例えば、小サイズ等]で表示されている表示態様のことであり、
前記第二の表示態様とは、前記第一の表示が第二の表示サイズ[例えば、大サイズ等]で表示されている表示態様のことであり、
前記第一の表示サイズと前記第二の表示サイズでは、該第二の表示サイズの方が大きい、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、カウントダウン表示の表示サイズが大きくなることによって、カウントダウン表示に対する期待度を変化させる(表示サイズが大きくなったカウントダウン表示へ注目させる)ことができる場合がある。
ここで、第一の表示態様は、第一の表示が第一の表示サイズでのみ表示されている表示態様であってもよいし、第一の表示が第一の表示サイズ以外の表示サイズでも表示されている表示態様であってもよい。また、第一の表示態様は、第一の表示が第一の表示サイズで必ず表示されている表示態様であってもよいし、第一の表示が第一の表示サイズで表示されていない場合がある表示態様であってもよい。
また、第二の表示態様は、第一の表示が第二の表示サイズでのみ表示されている表示態様であってもよいし、第一の表示が第二の表示サイズ以外の表示サイズでも表示されている表示態様であってもよい。また、第二の表示態様は、第一の表示が第二の表示サイズで必ず表示されている表示態様であってもよいし、第一の表示が第二の表示サイズで表示されていない場合がある表示態様であってもよい。
なお、表示サイズの大きさは同じであってもよく、例えば、同じ表示サイズだが、枠や文字等の色や形状が異なってもよい。
また、第一の表示サイズが第二の表示サイズよりも大きくてもよい。
また、『 前記カウントダウン表示の表示が開始された際[例えば、図20(3)に示すように、タイマ予告表示TM1のタイマ表示におけるカウントダウンの表示が開始された際等]に、前記第一の表示が前記第一の表示態様で表示される、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、カウントダウン表示の表示が開始された際に、第一の表示が第一の表示態様でのみ表示されてもよいし、カウントダウン表示の表示が開始された際に、第一の表示が第一の表示態様以外の表示態様でも表示されてもよい。また、カウントダウン表示の表示が開始された際に、第一の表示が第一の表示態様で必ず表示されてもよいし、カウントダウン表示の表示が開始された際に、第一の表示が第一の表示態様で表示されないばあいがあってもよい。
また、カウントダウン表示の表示が開始された際にのみ、第一の表示が第一の表示態様で表示されてもよいし、カウントダウン表示の表示が開始された際以外にも、第一の表示が第一の表示態様で表示されてもよい。
また、『 前記第一の表示の表示が開始された際[例えば、図20(2)に示すように、タイマ予告表示TM1のフレームインが開始された際等]に、該第一の表示が前記第一の表示態様で表示される、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第一の表示の表示が開始された際に、第一の表示が第一の表示態様でのみ表示されてもよいし、第一の表示の表示が開始された際に、第一の表示が第一の表示態様以外の表示態様でも表示されてもよい。また、第一の表示の表示が開始された際に、第一の表示が第一の表示態様で必ず表示されてもよいし、第一の表示の表示が開始された際に、第一の表示が第一の表示態様で表示されない場合があってもよい。
また、第一の表示の表示が開始された際にのみ、第一の表示が第一の表示態様で表示されてもよいし、第一の表示の表示が開始された際以外にも、第一の表示が第一の表示態様で表示されてもよい。
また、『 前記カウントダウン表示の表示中に、前記第一の表示が前記第一の表示態様から前記第二の表示態様に必ず変化する[例えば、図41(A2)〜同図(A3)に示すように、タイマ予告表示TM1のタイマ表示におけるカウントダウンの表示の表示中に、タイマ予告表示TM1のタイマ表示が残り3秒であることを示す「03:00」となった場合に、タイマ予告表示TM1が小サイズから大サイズに変化している等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、カウントダウン表示中に表示態様が変化することに期待を持たせることができる場合がある。
ここで、カウントダウン表示の表示中に、第一の表示が第一の表示態様から第二の表示態様にのみ必ず変化してもよいし、カウントダウン表示の表示中に、第一の表示が第一の表示態様から第二の表示態様以外の表示態様にも必ず変化してもよい。また、カウントダウン表示の表示中に、第一の表示が第一の表示態様から第二の表示態様に変化しない場合があってもよい。
また、カウントダウン表示の表示中にのみ、第一の表示が第一の表示態様から第二の表示態様に必ず変化してもよいし、カウントダウン表示の表示中以外にも、第一の表示が第一の表示態様から第二の表示態様に必ず変化してもよい。
また、『 前記第一の表示が前記第一の表示態様から前記第二の表示態様に変化しない場合よりも、該第一の表示が該第一の表示態様から該第二の表示態様に変化した場合の方が最終的に大当り図柄が確定表示されやすい、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、第一の表示が第二の表示態様に変化することに対する期待感を持たせることができる場合がある。
なお、第一の表示が第一の表示態様から第二の表示態様に変化した場合には、最終的に必ず大当り図柄が確定表示されてもよいし、第一の表示が第一の表示態様から第二の表示態様に変化した場合でも、最終的に大当り図柄が確定表示されない場合があってもよい。
また、『 前記第一の表示は、表示位置が変化する場合がある表示である[例えば、図41(A2)〜同図(A3)に示すように、タイマ予告表示TM1は、装飾図柄表示装置208の表示画面の略右側中央から略中央に表示位置が変化している等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、第一の表示の表示位置が変化することにより、視覚的な変化を与え、演出効果が向上する場合がある。
ここで、第一の表示は、表示位置のみが変化する場合があるものであってもよいし、表示位置以外のものが変化する場合があるものであってもよい。また、第一の表示は、表示位置が必ず変化するものであってもよいし、表示位置が変化しない場合があるものであってもよい。
また、『 前記第一の表示が前記第一の表示態様から前記第二の表示態様に変化すると、該第一の表示の表示位置が変化する[例えば、図41(A2)〜同図(A3)に示すように、タイマ予告表示TM1は、小サイズから大サイズに表示サイズが変化すると、装飾図柄表示装置208の表示画面の略右側中央から略中央に表示位置が変化している等]、ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、第一の表示の表示態様が変化するとともに、表示位置も変化するので、第一の表示により注目させることができる場合がある。
ここで、第一の表示が第一の表示態様から第二の表示態様に変化すると、第一の表示の表示位置のみが変化してもよいし、第一の表示が第一の表示態様から第二の表示態様に変化すると、第一の表示の表示位置以外のものも変化してもよい。また、第一の表示が第一の表示態様から第二の表示態様に変化すると、第一の表示の表示位置が必ず変化してもよいし、第一の表示が第一の表示態様から第二の表示態様に変化すると、第一の表示の表示位置が変化しない場合があってもよい。
また、第一の表示が第一の表示態様から第二の表示態様に変化する場合にのみ、第一の表示の表示位置が変化してもよいし、第一の表示が第一の表示態様から第二の表示態様に変化する場合以外の場合にも、第一の表示の表示位置が変化してもよい。
また、『 前記第一の表示は、移動表示[例えば、タイマ予告表示TM1の拡大表示のアニメーションの表示等]が行われる場合がある表示であり、
前記移動表示が行われることにより、前記第一の表示の表示位置が変化する[例えば、図41(A2)〜同図(A3)に示すように、タイマ予告表示TM1は、拡大表示のアニメーションにより拡大表示し、表示位置も変化する等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、第一の表示の移動表示により視覚的な変化を与えることができるので、演出効果が向上する場合がある。
ここで、第一の表示は、移動表示のみが行われる場合があるものであってもよいし、移動表示以外の表示も行われる場合があるものであってもよい。また、第一の表示は、移動表示が必ず行われるものであってもよいし、移動表示が行われない場合があってもよい。
また、移動表示が行われることにより、第一の表示の表示位置のみが変化してもよいし、移動表示が行われることにより、第一の表示の表示位置以外のものの表示位置も変化してもよい。また、移動表示が行われることにより、第一の表示の表示位置が必ず変化してもよいし、移動表示が行われることにより、第一の表示の表示位置が変化しない場合があってもよい。
また、移動表示が行われることによってのみ、第一の表示の表示位置が変化してもよいし、移動表示が行われること以外のことによっても、第一の表示の表示位置が変化してもよい。
また、『 前記移動表示の表示中も、前記カウントダウン表示によるカウントダウンが進行する、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、移動表示の表示中も、カウントダウン表示によるカウントダウンのみが継続されてもよいし、移動表示の表示中も、カウントダウン表示によるカウントダウン以外のものも継続されてもよい。また、移動表示の表示中も、カウントダウン表示によるカウントダウンが必ず継続されてもよいし、移動表示の表示中も、カウントダウン表示によるカウントダウンが継続されない場合があってもよい。
また、移動表示の表示中にのみ、カウントダウン表示によるカウントダウンが継続されてもよいし、移動表示の表示中以外にも、カウントダウン表示によるカウントダウンが継続されてもよい。
また、『 前記移動表示の表示中において、前記カウントダウン表示によるカウントダウンが中断される、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、移動表示の表示中において、カウントダウン表示によるカウントダウンのみが中断されてもよいし、移動表示の表示中において、カウントダウン表示によるカウントダウン以外のものも中断されてもよい。また、移動表示の表示中において、カウントダウン表示によるカウントダウンが必ず中断されてもよいし、移動表示の表示中において、カウントダウン表示によるカウントダウンが中断されない場合があってもよい。
また、移動表示の表示中においてのみ、カウントダウン表示によるカウントダウンが中断されてもよいし、移動表示の表示中以外においても、カウントダウン表示によるカウントダウンが中断されてもよい。
また、『 前記カウントダウン表示は、前記或る演出が行われるまでの時間のカウントダウンを行う表示である[例えば、図41(A2)〜同図(A7)に示すように、タイマ予告表示TM1のタイマ表示におけるカウントダウンにより、疑似連が行われるタイミングを報知している等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、カウントダウン表示は、或る演出が行われるまでの時間のカウントダウンのみを行うものであってもよいし、或る演出が行われるまでの時間のカウントダウン以外も行うものであってもよい。また、カウントダウン表示は、或る演出が行われるまでの時間のカウントダウンを必ず行うものであってもよいし、或る演出が行われるまでの時間のカウントダウンを行わない場合があってもよい。
また、『 前記カウントダウン表示において0を示す表示が表示されることにより、前記或る演出が行われるタイミングとなったことが報知される[例えば、図41(A7)〜同図(A8)に示すように、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示が0になると、タイマ予告表示TM1に「注目」の文字が表示されて疑似連が行われることが報知される等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、カウントダウン表示において0を示す表示が表示されることにより、或る演出が行われるタイミングとなったことのみが報知されてもよいし、カウントダウン表示において0を示す表示が表示されることにより、或る演出が行われるタイミングとなったこと以外のことも報知されてもよい。また、カウントダウン表示において0を示す表示が表示されることにより、或る演出が行われるタイミングとなったことが必ず報知されてもよいし、カウントダウン表示において0を示す表示が表示されることにより、或る演出が行われるタイミングとなったことが報知されない場合があってもよい。
また、カウントダウン表示において0を示す表示が表示されることによってのみ、或る演出が行われるタイミングとなったことが報知されてもよいし、カウントダウン表示において0を示す表示が表示されること以外のことによっても、或る演出が行われるタイミングとなったことが報知されてもよい。
また、『 前記カウントダウン表示において0を示す表示が表示された後で、該カウントダウン表示が消去されるように構成されている[例えば、図41(A7)〜同図(A11)に示すように、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示が0になった後、タイマ予告表示TM1が消去される等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、カウントダウンが終了したらカウントダウン表示を消去することで、演出が冗長とならない場合がある。
ここで、カウントダウン表示において0を示す表示が表示された後で、カウントダウン表示のみが消去されるように構成されてもよいし、カウントダウン表示において0を示す表示が表示された後で、カウントダウン表示以外の表示も消去されるように構成されてもよい。また、カウントダウン表示において0を示す表示が表示された後で、カウントダウン表示が必ず消去されるように構成されてもよいし、カウントダウン表示において0を示す表示が表示された後で、カウントダウン表示が消去されない場合があるように構成されてもよい。
また、カウントダウン表示において0を示す表示が表示された後でのみ、カウントダウン表示が消去されるように構成されてもよいし、カウントダウン表示において0を示す表示が表示された後以外にも、カウントダウン表示が消去されるように構成されてもよい。
また、『 前記複数種類の表示のうちの一つは、第二の表示[例えば、図41(A8)に示すタイマ予告表示TM1における「注目」の文字の表示等]であり、
前記第二の表示は、前記或る演出には含まれない表示であり、
前記カウントダウン表示において0を示す表示が表示された場合に、前記第二の表示が表示された後で、該カウントダウン表示が消去されるように構成されている[例えば、図41(A7)〜同図(A11)に示すように、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示が0になった後、タイマ予告表示TM1ではタイマ表示に換えて「注目」の文字が表示され、その後、タイマ予告表示TM1が消去される等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、カウントダウン表示が消去されるときに第二の表示が表示されることで、カウントダウン表示の消去に対する演出効果を向上させることができる場合がある。
ここで、第二の表示は、或る演出のみには含まれないものであってもよいし、或る演出以外の演出にも含まれないものであってもよい。また、第二の表示は、或る演出には必ず含まれないものであってもよいし、ある演出に含まれる場合があるものであってもよい。また、第二の表示は、ある演出に含まれてもよい。
また、カウントダウン表示において0を示す表示が表示された場合に、第二の表示が表示された後で、カウントダウン表示のみが消去されるように構成されてもよいし、カウントダウン表示において0を示す表示が表示された場合に、第二の表示が表示された後で、カウントダウン表示以外の表示も消去されるように構成されてもよい。また、カウントダウン表示において0を示す表示が表示された場合に、第二の表示が表示された後で、カウントダウン表示が必ず消去されるように構成されてもよいし、カウントダウン表示において0を示す表示が表示された場合に、第二の表示が表示された後で、カウントダウン表示が消去されない場合があるように構成されてもよい。
また、カウントダウン表示において0を示す表示が表示された場合にのみ、第二の表示が表示された後で、カウントダウン表示が消去されるように構成されてもよいし、カウントダウン表示において0を示す表示が表示された場合以外にも、第二の表示が表示された後で、カウントダウン表示が消去されるように構成されてもよい。また、カウントダウン表示において0を示す表示が表示された場合に、第二の表示が表示された後でのみ、カウントダウン表示が消去されるように構成されてもよいし、カウントダウン表示において0を示す表示が表示された場合に、第二の表示が表示された後以外でも、カウントダウン表示が消去されるように構成されてもよい。
また、『 前記表示手段は、複数の表示手段から構成された手段であり、
前記複数の表示手段のうちの一つは、第一の表示手段[例えば、サブ表示装置208S等]であり、
前記複数の表示手段のうちの一つは、第二の表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208等]であり、
前記第一の表示態様の前記第一の表示が表示される場合には、該第一の表示が前記第一の表示手段に表示される[例えば、図42(A1)に示すように、小サイズのタイマ予告表示TM1がサブ表示装置208Sに表示されている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第一の表示態様の第一の表示が表示される場合には、第一の表示が第一の表示手段にのみ表示されてもよいし、第一の表示態様の第一の表示が表示される場合には、第一の表示が第一の表示手段以外の表示手段にも表示されてもよい。また、第一の表示態様の第一の表示が表示される場合には、第一の表示が第一の表示手段に必ず表示されてもよいし、第一の表示態様の第一の表示が表示される場合には、第一の表示が第一の表示手段に表示されない場合があってもよい。
また、第一の表示態様の第一の表示が表示される場合にのみ、第一の表示が第一の表示手段に表示されてもよいし、第一の表示態様の第一の表示が表示される場合以外の場合にも、第一の表示が第一の表示手段に表示されてもよい。
また、『 前記第一の表示手段に表示されている前記第一の表示態様の前記第一の表示が前記第二の表示態様に変化するときに、該第一の表示が前記第二の表示手段に表示される場合がある[例えば、図42(A2)〜同図(A3)に示すように、タイマ予告表示TM1が小サイズから大サイズに変化するときに、タイマ予告表示TM1が装飾図柄表示装置208に表示される等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、第一の表示の表示態様が変化するときに表示する表示手段を変更するので、視覚的に面白く演出効果を向上することができる場合がある。
ここで、第一の表示手段に表示されている第一の表示態様の第一の表示が第二の表示態様に変化するときに、第一の表示が第二の表示手段にのみ表示される場合があってもよいし、第一の表示手段に表示されている第一の表示態様の第一の表示が第二の表示態様に変化するときに、第一の表示が第二の表示手段以外の表示手段にも表示される場合があってもよい。また、第一の表示手段に表示されている第一の表示態様の第一の表示が第二の表示態様に変化するときに、第一の表示が第二の表示手段に必ず表示される場合があってもよいし、第一の表示手段に表示されている第一の表示態様の第一の表示が第二の表示態様に変化するときに、第一の表示が第二の表示手段に表示されない場合があってもよい。
また、第一の表示手段に表示されている第一の表示態様の第一の表示が第二の表示態様に変化するときにのみ、第一の表示が第二の表示手段に表示される場合があってもよいし、第一の表示手段に表示されている第一の表示態様の第一の表示が第二の表示態様に変化するとき以外のときにも、第一の表示が第二の表示手段に表示される場合があってもよい。
また、『 前記遊技台は、ぱちんこ機[例えば、パチンコ機100等]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記遊技台は、スロットマシン[例えば、スロットマシン1000等]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
なお、これまでに説明したカウントダウン表示は、当該図柄変動表示の実行中でのみ行われる表示であってもよいし、先読み予告として行われる場合があってもよい。すなわち、カウントダウン表示は、当該図柄変動表示の予告としても機能するし、先読み予告としても機能する場合があるということができる。ここで、先読み予告としてのみ行われる場合があってもよい。
また、カウントダウン表示が先読み予告として行われる場合において、当該図柄変動表示と次に行われる図柄変動表示との間の期間においてカウントダウン表示が表示されてもよい。その場合において、図柄停止表示中は、カウントダウン表示による時間の報知を停止・中断・中止してもよいし(例えば、図柄の確定停止のタイミングの時間を図柄停止表示中も表示する(但し、カウントダウンをしていない)とか、時間の表記を止めてしまうとかしてもよい。図柄停止表示中もカウントダウン表示による時間の報知を継続させるようにしてもよい。また、図柄停止表示中も内部的にカウントダウンを行ってもよいが、図柄停止表示中は内部的にカウントダウンをストップさせてもよい。
また、先読み予告としてカウントダウン表示を表示する場合において、保留数によって変動時間が変化する保留(例えば、変動時間が不定の保留)が保留内にある場合には、カウントダウン表示が行われないようにしてもよい。これは、図柄変動表示時間が不定だと、どのタイミングでカウントダウンが0になるかがわからなくなってしまう可能性があるので、例えば、発生タイミングを合わせる必要が或る演出(疑似連や、リーチの発展等)のときは、当該図柄変動表示でのみ行うようにするのが好ましい。
一方、変動時間が不定の保留が保留内にある場合もカウントダウン表示が行われてもよい。この場合は、例えば、突発的に発生しても問題の生じない演出(例えば、保留アイコンの表示態様の変化、大当り中のラウンド昇格等の演出、「激アツ接近中」等のテロップ表示など先読み対象の保留の消化が終了するまでにタイマのカウントダウンが終了すれば足りるもの等)において適用することができる。また、タイミングを合わせる必要がある演出が発生するときでもあるタイミング(例えば、先読み対象となった保留の図柄変動表示の開始等)n強制的に時間を帳尻合わせするような演出を行うようにしてもよい。
また、カウントダウン表示は大当り中に表示される場合があってもよい。この場合、ラウンド間インターバルを跨いで表示を継続するようにしてもよい。ここで、大当り遊技中において、1ラウンドの期間は不定であるため、カウントダウンの時間を適宜設定することが好ましく、例えば、最終ラウンドではカウントダウン表示が発生しないようにするとか、大当り終了インターバル中(最終ラウンドが終了してから大当り終了表示期間が終了し、かつ次のタイマ割り込み(例えば、4ms)の期間)でタイマが0になるようにするとか、あるラウンドとなった場合に、強制的に帳尻合わせした時間(例えば、カウントダウン表示において0ではなくても強制的に「00:00」を表示して、演出を発生させる等)を表示するようにしてもよい。
また、一斉演出やRTCによる演出等が開始するまでの時間をカウントダウン表示によって報知するようにしてもよい。
また、表示装置は、透過液晶によって構成されてもよく、さらに、透過液晶の背面側に演出可動手段や装飾部材などの演出手段や、ドラムやLCD等の他の表示装置が配置され、透過液晶を介してこれらが視認可能となるように構成されてもよい。このとき、透過液晶を液晶シャッタによって背面側を視認可能な状態と視認困難な状態に切り換え可能に構成されてもよい。
また、カウントダウン表示による時間の報知に応じて役物といった演出可動手段の動作態様が変化したり、ランプの発光態様が変化してもよい。
また、カウントダウン表示自体に影響(例えば、タイマの加算/減算、中断、早送り/巻き戻し、カウントダウン表示の拡大/縮小、色や形状の変化等)を与える演出を行うかもしれないことを予告する表示(例えば、ミニキャラによって何かが発生するかもしれないと煽るような演出等)を行うようにしてもよい。例えば、ミニキャラが出現するとカウントダウン表示に何らかが起こる場合(実際には何も行わない場合と何かを行う場合)があり、さらに他のキャラクタが出てくると何かを必ず行うような演出を行ってもよいし、さらに他のキャラクタが出てくると何かを必ず行うような演出を行ってもよい。このとき、例えば、キャラクタの出現数が多いほど大当りとなりやすくしてもよい。
また、カウントダウン表示の表示数が多い場合には最終的に大当りとなりやすくしてもよいし、チャンスアップの予告が行われると最終的に大当りとなりやすくしてもよい。
また、チャンスアップメータについて、メータの一部又は全部を拡大/縮小したり、昇格演出(例えば、色や形状が変化したり、現在位置を示すキャラクタやマーカーが変化する等)が行われてもよい。
また、以上の記載では、
『 複数種類の表示を表示可能な画像表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208等]を備えた遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一つは、第一の演出表示[例えば、図29(4)に示す、ボゥイのキャラクタBOYの出現による予告等]であり、
前記複数種類の表示のうちの一つは、期間表示[例えば、図29(2)に示すチャンスアップメータCMTの表示等]であり、
前記期間表示は、リーチ演出表示が行われている期間のうちの或る期間において表示される場合がある表示であり[例えば、図29に示すように、チャンスアップメータCMTは、剣豪リーチが行われている期間において表示される場合がある等]、
前記期間表示は、カーソル表示[例えば、図29(2)に示すサボハニのキャラクタSBH等]を含む表示であり、
前記カーソル表示が開始位置[例えば、図29(2)に示される、開始地点SPで示される位置等]から第一の位置[例えば、図29(2)に示される、第1チェックポイントCP1で示される位置等]を経て終了位置[例えば、図29(2)に示される、最終地点GPで示される位置等]まで移動することによって、前記或る期間の開始から終了までが報知されるように構成されており、
前記カーソル表示が前記第一の位置に到達することで、第一のタイミング[例えば、図29(4)に示す、ボゥイのキャラクタBOYの出現による予告が開始される第1チェックポイントCP1で示されるタイミング等]であることが報知され、
前記第一のタイミングとは、前記リーチ演出表示において前記第一の演出表示の表示が開始される可能性があるタイミングのことであり、
前記期間表示は、第一のチャンスアップ表示[例えば、図29(6)に示す、第1チェックポイントCP1の上方の「UP」の表示等]が表示される場合がある表示であり、
前記第一のタイミングで前記第一の演出表示が表示開始された場合に、前記第一の位置に対応した表示位置(以下、「第一の表示位置[例えば、図29(6)に示す、第1チェックポイントCP1の上方の「UP」の表示位置等]」という。)に前記第一のチャンスアップ表示が表示され、
前記第一のチャンスアップ表示が表示された場合において、前記カーソル表示が少なくとも前記終了位置に到達するまで、該第一のチャンスアップ表示が継続して表示されるように構成されており[例えば、図29(25)に示すように、サボハニのキャラクタSBHが最終地点GPに到達するまで、第1チェックポイントCP1の上方の「UP」の表示が継続して表示されている等]、
前記複数種類の表示のうちの一つは、第三の演出表示[例えば、図33(A2)に示す爺のカットインの表示や図33(A2b)に示すエフェクト画像の表示等]であり、
前記第三の演出表示は、前記第一の演出表示とは異なる演出表示であり、
前記期間表示の表示が開始されてから前記第一のタイミングとなる前に、前記第三の演出表示の表示が開始される場合があり[例えば、図33(A1)〜同図(A2)及び図33(A2b)に示すように、チャンスアップメータCMTによる演出において、サボハニのキャラクタSBHが第3チェックポイントCP3に到達する前に図33(A2)に示す爺のカットインの表示や図33(A2b)に示すエフェクト画像の表示が行われる場合がある等]、
前記第三の演出表示の表示中において、前記期間表示が非表示となる[例えば、図33(A1)〜同図(A2)及び同図(A2b)に示すように、図33(A2)に示す爺のカットインの表示や図33(A2b)に示すエフェクト画像の表示が行われるとチャンスアップメータCMTが消去される等]、
ことを特徴とする遊技台。』
について説明した。
また、『 前記期間表示は、第一のチェックポイント表示[例えば、図29(4)に示す、第1チェックポイントCP1の表示等]を含む表示であり、
前記第一のチェックポイント表示は、前記第一の位置を示す表示である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記第一のチェックポイント表示は、前記カーソル表示が前記終了位置に到達するまで表示される表示である[例えば、図29(2)〜同図(25)に示すように、第1チェックポイントCP1は、サボハニのキャラクタSBHが最終地点GPに到達するまで表示されている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記第三の演出表示が表示された場合の方が、該第三の演出表示が表示されない場合よりも最終的に大当り図柄が確定表示されやすい、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記複数種類の表示のうちの一つは、第二の演出表示[例えば、図29(18)に示す、レバー画像136Vaの表示]であり、
前記カーソル表示が前記第一の位置と第二の位置[例えば、図29(2)に示される、第3チェックポイントCP3で示される位置等]の両方を経て前記終了位置まで移動するように構成されており、
前記カーソル表示が前記第二の位置に到達することで、第二のタイミング[例えば、図29(18)に示す、レバー画像136Vaの表示が開始される第3チェックポイントCP3で示されるタイミング等]であることが報知され、
前記第二のタイミングとは、前記リーチ演出表示において前記第二の演出表示の表示が開始される可能性があるタイミングのことであり、
前記期間表示は、第二のチャンスアップ表示[例えば、図29(19)に示す、第3チェックポイントCP3の上方の「UP」の表示等]が表示される場合がある表示であり、
前記第二のタイミングで前記第二の演出表示が表示開始された場合に、前記第二の位置に対応した表示位置(以下、「第二の表示位置[例えば、図29(19)に示す、第3チェックポイントCP3の上方の「UP」の表示位置等]」という。)に前記第二のチャンスアップ表示が表示され、
前記第二のチャンスアップ表示が表示された場合には、前記カーソル表示が少なくとも前記終了位置に到達するまで、該第二のチャンスアップ表示が継続して表示されるように構成されている[例えば、図29(25)に示すように、サボハニのキャラクタSBHが最終地点GPに到達するまで、第3チェックポイントCP3の上方の「UP」の表示が継続して表示されている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記第一の演出表示が表示開始された場合にのみ、前記第一のチャンスアップ表示が表示され[例えば、図29(4)〜同図(6)に示すように、ボゥイのキャラクタBOYの出現による予告が開始された場合は、第1チェックポイントCP1の上方に「UP」の表示が行われるが、図30(4a)〜同図(7a)に示すように、第1チェックポイントCP1にサボハニのキャラクタSBHが到達してもチャンスアップの予告が開始されない場合には、第1チェックポイントCP1の上方に「UP」の表示は行われない等]、
前記第二の演出表示が表示開始された場合にのみ、前記第二のチャンスアップ表示が表示される[例えば、図29(18)〜同図(19)に示すように、レバー画像136Vaの表示が開始された場合は、第3チェックポイントCP3の上方に「UP」の表示が行われるが、図30(17b)〜同図(20b)に示すように、第3チェックポイントCP3にサボハニのキャラクタSBHが到達してもレバー画像136Vaの表示が開始されない場合には、第3チェックポイントCP3の上方に「UP」の表示は行われない等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記期間表示は、第一の非チャンスアップ表示[例えば、チャンスアップの予告が行われなかったことを示す「×」の表示等]が表示される場合がある表示であり、
前記期間表示は、第二の非チャンスアップ表示[例えば、チャンスアップの予告が行われなかったことを示す「×」の表示等]が表示される場合がある表示であり、
前記第一のタイミングで前記第一の演出表示が表示開始されなかった場合に、前記第一の表示位置に前記第一の非チャンスアップ表示が表示され[例えば、図30(7a´´)に示すように、第1チェックポイントCP1においてチャンスアップの予告が行われなかった場合には、「UP」の表示に換えてチャンスアップの予告が行われなかったことを示す「×」の表示が行われる等]、
前記第二のタイミングで前記第二の演出表示が表示開始されなかった場合に、前記第二の表示位置に前記第二の非チャンスアップ表示が表示される[例えば、第3チェックポイントCP3においてチャンスアップの予告が行われなかった場合には、「UP」の表示に換えてチャンスアップの予告が行われなかったことを示す「×」の表示が行われる等]、ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記期間表示は、第二のチェックポイント表示[例えば、図29(4)に示す、第3チェックポイントCP3の表示等]を含む表示であり、
前記第二のチェックポイント表示は、前記第二の位置を示す表示である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記期間表示は、前記カーソル表示が前記終了位置に到達することで、当否判定結果が導出されることを示唆する表示を含む表示である[例えば、図29(4)に示す、第3チェックポイントCP3の表示等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記第三の演出表示が表示されて前記期間表示が非表示となった後、前記或る期間において該第三の演出表示の表示が終了すると、該期間表示が再度表示されるように構成されている[例えば、図33(A2a)〜同図(A3a)に示すように、姫のキャラクタのカットインの表示によってチャンスアップメータCMTが消去された後、姫のキャラクタのカットインの表示が終了して決闘シーンのアニメーション表示が表示されたときにチャンスアップメータCMTが再度表示される等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記期間表示が非表示となった後、前記或る期間において該期間表示は表示されないように構成されている[例えば、図33(A2)〜同図(A5)に示すように、爺のキャラクタのカットインの表示によってチャンスアップメータCMTが消去された後は、当該図柄変動表示ではチャンスアップメータCMTは表示されない等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記或る期間とは、スーパーリーチの実行中の期間のことである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
<<第2実施形態>>
以下、図49〜図89を用いて、本発明に適用することができる他の遊技台(例えば、パチンコ機等の弾球遊技機やスロット機等の回胴遊技機)について詳細に説明する。なお、図49〜図89に示す符号は、原則として図49〜図89を用いた説明にのみ用いることとし、重複する符号が他の図面に示されている場合であっても、図49〜図89を用いた説明では図49〜図89に示す符号を優先する。
<全体構成>
まず、図49を用いて、第2実施形態パチンコ機100の全体構成について説明する。なお、同図はパチンコ機100を正面側(遊技者側)から見た外観斜視図である。
パチンコ機100は、外部的構造として、外枠102と、本体104と、前面枠扉106と、球貯留皿付扉108と、発射装置110と、遊技盤200(図51参照)と、を備える。外枠102は、遊技機設置営業店に設けられた設置場所(島設備等)へと固定させるための縦長方形状から成る木製の枠部材である。本体104は、内枠と呼ばれ、外枠102の内部に備えられ、ヒンジ部112を介して外枠102に回動自在に装着された縦長方形状の遊技機基軸体となる部材である。また、本体104は、枠状に形成され、内側に空間を有している。また、本体104が開放された場合、本体104の開放を検出する不図示の内枠開放センサを備える。
前面枠扉106は、ロック機能付きで且つ開閉自在となるようにパチンコ機100の前面側となる本体104の前面に対しヒンジ部112を介して装着され、枠状に構成されることでその内側を開口部とした扉部材である。この前面枠扉106には、開口部にガラス製又は樹脂製の透明板部材118が設けられ、前面側には、スピーカ120や、枠ランプ122が取り付けられている。なお、枠ランプ122は、発光手段の一例であり、本明細書では、光源をLEDとするものもランプと称する他、蛍光灯、冷陰極管等、光を発するものであればランプと称する場合があり、光を発するものは発光手段の一例に相当する。
前面枠扉106の後面と遊技盤200の前面とで遊技領域124(図51参照)を区画形成する。また、前面枠扉106が開放された場合、前面枠扉106の開放を検出する扉開放センサ609(図52参照)を備える。
また、前面枠扉106には、透過部ユニット190が設けられている。この透過部ユニット190は、透明板部材118とは別の透過部191を備え、その透過部191が、下部に設けられた不図示の駆動軸を中心に、前後方向に回動可能である。また、透過部ユニット190には、発光ダイオード(LED)が内蔵されている。図49に示す透過部ユニット190の透過部191は初期位置にある。この透過部191は、操作手段(ボタン)として機能するとともに、可動手段の一例にも相当する。
球貯留皿付扉108は、パチンコ機100の前面において本体104の下側に対して、ロック機能付きで且つ開閉自在となるように装着された扉部材である。球貯留皿付扉108は、複数の遊技球(以下、単に「球」と称する場合がある)が貯留可能で且つ発射装置110へと遊技球を案内させる通路が設けられている上皿126と、上皿126に貯留しきれない遊技球を貯留する下皿128と、遊技者の操作によって上皿126に貯留された遊技球を下皿128へと排出させる球抜ボタン130と、遊技者の操作によって下皿128に貯留された遊技球を遊技球収集容器(俗称、ドル箱)へと排出させる球排出レバー132と、遊技者の操作によって発射装置110へと案内された遊技球を遊技盤200の遊技領域124へと打ち出す球発射ハンドル134と、遊技者の操作によって各種演出装置206(図51参照)の演出態様に変化を与えるチャンスボタン136と、チャンスボタン136を発光させるチャンスボタンランプ138と、を備える。このチャンスボタン136は演出ボタンであって、操作手段の一例に相当する。また、チャンスボタン136は、可動手段の一例でもあり、図49に示すチャンスボタン136は初期位置にある。詳しくは後述するように、このチャンスボタン136は進退動作を実行可能なものである。さらに、下皿128が満タンであることを検出する不図示の下皿満タンセンサを備える。
加えて、チャンスボタン136の右横には、操作キーユニット181が設けられている。この操作キーユニット181は、十字キー181aと、OKボタン181bと、キャンセルボタン181cを有する。また、操作キーユニット181の右上には、パネル表示部183も設けられている。
発射装置110は、本体104の下方に取り付けられ、球発射ハンドル134が遊技者に操作されることによって回動する不図示の発射杆と、遊技球を発射杆の先端で打突する不図示の発射槌と、を備える。遊技盤200は、前面に遊技領域124を有し、本体104の空間に臨むように、所定の固定部材を用いて本体104に着脱自在に装着されている。なお、遊技領域124は、遊技盤200を本体104に装着した後、開口部から観察することができる。
図50は、図49のパチンコ機100を背面側から見た外観図である。パチンコ機100の背面上部には、上方に開口した開口部を有し、遊技球を一時的に貯留するための球タンク150と、この球タンク150の下方に位置し、球タンク150の底部に形成した連通孔を通過して落下する球を背面右側に位置する払出装置152に導くためのタンクレール154とを配設している。
払出装置152は、筒状の部材からなり、その内部には、不図示の払出モータとスプロケットと払出センサとを備えている。スプロケットは、払出モータによって回転可能に構成されており、タンクレール154を通過して払出装置152内に流下した遊技球を一時的に滞留させると共に、払出モータを駆動して所定角度だけ回転することにより、一時的に滞留した遊技球を払出装置152の下方へ1個ずつ送り出すように構成している。
払出センサは、スプロケットが送り出した遊技球の通過を検知するためのセンサであり、遊技球が通過しているときにハイまたはローの何れか一方の信号を、遊技球が通過していないときはハイまたはローの何れか他方の信号を払出制御部600へ出力する。なお、この払出センサを通過した遊技球は、排出口152aを通過してパチンコ機100の表側に配設した上皿126に到達するように構成しており、パチンコ機100は、この構成により遊技者に対して球の払い出しを行う。
払出装置152の図中左側には、遊技全般の制御処理を行う主制御部300を構成する主基板156を収納する主基板ケース158、主制御部300が生成した処理情報に基づいて演出に関する制御処理を行う第1副制御部400を構成する第1副基板160を収納する第1副基板ケース162、第1副制御部400が生成した処理情報に基づいて演出に関する制御処理を行う第2副制御部500を構成する第2副基板164を収納する第2副基板ケース166、遊技球の払出に関する制御処理を行う払出制御部600を構成するとともに遊技店員の操作によってエラーを解除するエラー解除スイッチ168を備える払出基板170を収納する払出基板ケース172、遊技球の発射に関する制御処理を行う発射制御部630を構成する発射基板174を収納する発射基板ケース176、各種電気的遊技機器に電源を供給する電源制御部660を構成するとともに遊技店員の操作によって電源をオンオフする電源スイッチ178と電源投入時に操作されることによってRWMクリア信号を主制御部300に出力するRWMクリアスイッチ180とを備える電源基板182を収納する電源基板ケース184、および払出制御部600とカードユニットとの信号の送受信を行うCRインターフェース部186を配設している。
図51は、遊技盤200を正面から見た略示正面図である。
図51に示す遊技盤200はいわゆる右打ち機の遊技盤である。この遊技盤200には、外レール202と内レール204とを配設し、遊技球が転動可能な遊技領域124を区画形成している。一般的に知られる右打ち機の遊技盤においては、遊技者の操作によって、遊技球を打ち出す強さを変化させることで、後述する普図始動口228および第2特図始動口232と、第1特図始動口230とに分けることができる。具体的には、遊技領域124に対し、遊技釘238等の配設により、第一特図始動口230が備えられた第1の領域(遊技領域における左側)を転動する遊技球は第2特図始動口232への入球が困難又は不可能に構成され、その逆に第2特図始動口232が備えられた第2の領域(遊技領域における右側)を転動する遊技球は第1特図始動口230への入球が困難又は不可能に構成されている。なお、本発明は、右打ち機の遊技盤を備えたパチンコ機100に限って適用されるものではなく、広く一般の遊技盤を備えたパチンコ機に適用することができる。
遊技領域124の略中央には、演出装置206を配設している。この演出装置206では、3つの装飾図柄表示装置が横に並べられている。すなわち、3つの装飾図柄表示装置のうちの中央に配置される第1装飾図柄表示装置208Lと、第1装飾図柄表示装置208Lの左側に配置される第2装飾図柄表示装置208Mと、第1装飾図柄表示装置208Lの右側に配置される第3装飾図柄表示装置208Nとにより表示が行われる。なお、第1装飾図柄表示装置208Lは、メイン表示装置という場合があり、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nは、サブ表示装置という場合があり、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nは、幅方向の長さが第1装飾図柄表示装置208Lの略半分の長さよりも短く、また、高さも短い。ただし、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nそれぞれの表示画面が、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面より小さければよく、幅方向の長さや高さは図51に示す態様に限定されるものではない。また、図51に示す第2装飾図柄表示装置208Mは、その右端辺部分が第1装飾図柄表示装置208Lの左端辺部分の前面側に重なっており、同じく図51に示す第3装飾図柄表示装置208Nは、その左端辺部分が第1装飾図柄表示装置208Lの右端辺部分の前面側に重なっている。この図51に示す第2装飾図柄表示装置208Mの位置が、第2装飾図柄表示装置208Mの初期位置であってもよい。また、図51に示す第3装飾図柄表示208Nの位置が、第3装飾図柄表示装置208Nの初期位置であってもよい。ただし、第2装飾図柄表示装置208Mの初期位置は、第1装飾図柄表示装置208Lとは部分的にも重ならず、第1装飾図柄表示装置208Lから外れた位置(第1装飾図柄表示装置208Lから向かって左側に離れた位置)であってもよい。また、第3装飾図柄表示装置208Mの初期位置も、第1装飾図柄表示装置208Lとは重ならず、第1装飾図柄表示装置208Lから外れた位置(第1装飾図柄表示装置208Lから向かって右側に離れた位置)であってもよい。さらに、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nは、それぞれ第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面に沿って、互いに接離する方向にスライド移動可能に構成されている。また、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nは、互いに最も近接した状態となった場合に、第1装飾図柄表示装置208Lの表示面に沿って一体的に回転することができるように構成されている。なお、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M、第3装飾図柄表示装置208Nの各名称は、各表示装置について装飾図柄が必ずしも変動表示するものではなく、便宜的に名称付けたものであり、表示装置の解釈を狭小するものではないことを念のためここに付言する。また、これらの装飾図柄表示装置(第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M、第3装飾図柄表示装置208N)をまとめたものを演出表示手段とし、演出表示手段は、装飾図柄の変動表示を行ったり、複数種類の演出表示を行ったりするということもできる。さらに、装飾図柄表示装置の数について限定はなく、装飾図柄表示装置が、1つしか備えられていないパチンコ機であってもよく、2つしか備えられていないパチンコ機であってもよく、4つ以上備えられているパチンコ機であってもよい。また、複数の装飾図柄表示装置の位置関係も図51に示す位置関係に限定されるものではない。
また、第1装飾図柄表示装置208Lの前面側には、透明の導光板が配置されており、遊技者は導光板を介して第1装飾図柄表示装置208Lの表示状態を視認可能とされている。導光板は、透過領域に所定のレンズカットが施されている。導光板の側端部近傍の適宜位置にはLED等の発光体が設けられ、発光体からの光がレンズカット部分で前方に向けて反射することにより、透過領域が所定の模様で発光しているように見せることができるように構成されている。例えば、導光板には所定のエフェクト画像を模した模様のレンズカットが施されている。なお、導光板は光を照射する分の厚みよりも光を遊技者側に向けて屈折させる領域の部分の厚みのほうが薄いように構成されている。そのため、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nの表示状態が視認しやすくなる場合がある。また、導光板が可動するものであってもよい。また、導光板は、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nのうちの少なくとも一つの表示装置よりも手前側に設けられていればよい。
3つの装飾図柄表示装置208L〜Mの下方には、普通図柄表示装置210と、第1特別図柄表示装置212と、第2特別図柄表示装置214と、普通図柄保留ランプ216と、第1特別図柄保留ランプ218と、第2特別図柄保留ランプ220と、高確中ランプ222を配設している。なお、以下、普通図柄を「普図」、特別図柄を「特図」と称する場合がある。演出装置206についは後述する。
3つの装飾図柄表示装置208L〜Mは、装飾図柄ならびに演出に用いる様々な表示を行うための表示装置であり、ここでは液晶表示装置(Liquid Crystal Display)によって構成する。第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面は、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cおよび演出表示領域208dの4つの表示領域に分けて見ることができ、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208bおよび右図柄表示領域208cはそれぞれ異なった装飾図柄を表示し、演出表示領域208dは演出に用いる画像を表示する。さらに、各表示領域208a、208b、208c、208dの位置や大きさは、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面内で自由に変更することを可能としている。なお、第1装飾図柄表示装置208Lとして液晶表示装置を採用しているが、液晶表示装置でなくとも、種々の演出や種々の遊技情報を表示可能に構成されていればよく、例えば、ドットマトリクス表示装置、7セグメント表示装置、有機EL(ElectroLuminescence)表示装置、リール(ドラム)式表示装置、リーフ式表示装置、プラズマディスプレイ、プロジェクタを含む他の表示デバイスを採用してもよい。
普図表示装置210は、普図の表示を行うための表示装置であり、ここでは7セグメントLEDによって構成する。第1特図表示装置212および第2特図表示装置214は、特図の表示を行うための表示装置であり、ここでは7セグメントLEDによって構成する。これらの第1特図表示装置212および第2特図表示装置214は、図柄表示手段である。なお、第1装飾図柄表示装置208Lに表示される装飾図柄は、第1特図表示装置212や第2特図表示装置214に表示される図柄を、演出を高めた形で表す図柄であり、第1装飾図柄表示装置208Lも、図柄表示手段の一種である。
普図保留ランプ216は、保留している普図変動遊技(詳細は後述)の数を示すためのランプであり、ここでは、普図変動遊技を所定数(例えば、2つ)まで保留することを可能としている。第1特図保留ランプ218および第2特図保留ランプ220は、保留している特図変動遊技(詳細は後述)の数を示すためのランプであり、ここでは、特図変動遊技を所定数(例えば、4つ)まで保留することを可能としている。高確中ランプ222は、遊技状態が大当りが発生し易い高確率状態であること、または高確率状態になることを示すためのランプであり、遊技状態を大当りが発生し難い低確率状態から高確率状態にする場合に点灯し、高確率状態から低確率状態にする場合に消灯する。
また、この演出装置206の周囲には、所定の球進入口、例えば、一般入賞口226と、普図始動口228と、第1特図始動口230と、第2特図始動口232と、中央可変入賞口234と、右側可変入賞口235を配設している。
一般入賞口226は、遊技盤200に複数配設しており、この一般入賞口226への入球を所定の球検出センサ(図示省略)が検出した場合(一般入賞口226に入賞した場合)、払出装置152を駆動し、所定の個数(例えば、10個)の球を賞球として上皿126に排出する。上皿126に排出した球は遊技者が自由に取り出すことが可能であり、これらの構成により、入賞に基づいて賞球を遊技者に払い出すようにしている。なお、一般入賞口226に入球した球は、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。以下、入賞の対価として遊技者に払い出す球を「賞球」、遊技者に貸し出す球を「貸球」と区別して呼ぶ場合があり、「賞球」と「貸球」を総称して「球(遊技球)」と呼ぶ場合がある。
普図始動口228は、ゲートやスルーチャッカーと呼ばれる、遊技領域124の所定の領域を球が通過したか否かを判定するための装置で構成しており、ここでは遊技盤200の右側に1つ配設している。このため、普図始動口228は、右打ちすることによって遊技球の進入が期待される。普図始動口228を通過した球は一般入賞口226に入球した球と違って、遊技島側に排出することはない。球が普図始動口228を通過したことを所定の球検出センサが検出した場合、パチンコ機100は、普図表示装置210による普図変動遊技を開始する。
第1特図始動口230は、遊技盤200の中央に1つだけ配設している。この第1特図始動口230は、遊技球が進入する入り口の大きさが変化しない第一の始動領域である。第1特図始動口230への入球を所定の球検出センサが検出した場合、図50に示す払出装置152を駆動し、所定の個数(例えば、3個)の球を賞球として上皿126に排出するとともに、第1特図表示装置212による特図変動遊技を開始する。なお、第1特図始動口230に入球した球は、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。この第1特図始動口230は、始動領域の一つであり、自身の大きさが変化しない固定始動領域の一例に相当する。
第2特図始動口232は、普図始動口228の下側に1つだけ配設している。すなわち、第2特図始動口232は、遊技盤200の右側に設けられており、右打ちすることによって入球が期待される。この第2特図始動口232の近傍には、ソレノイドによって左右に開閉自在な一対の羽根部材2321が設けられており、一対の羽根部材2321と第2特図始動口232を併せたものが、可変始動手段に相当し、一般には、電動チューリップ(電チュー)と呼ばれる。一対の羽根部材2321は、第2特図始動口232への入賞の難易度を変更する部材である。すなわち、一対の羽根部材2321が閉じたままでは第2特図始動口232への入球は不可能であり、一対の羽根部材2321が閉じた態様は入賞困難な開閉態様である。一方、普図変動遊技に当選し、普図表示装置210が当り図柄を停止表示した場合に一対の羽根部材2321が所定の時間間隔、所定の回数で開閉し、第2特図始動口232への球の入球が可能(入賞容易状態)になり、一対の羽根部材2321が開いた開状態は入賞容易な状態である。すなわち、第2特図始動口232は、入り口(遊技球の進入口)の大きさが小サイズ(第1の大きさに相当)と大サイズ(第2の大きさに相当)のうちのいずれか一方のサイズからいずれか他方のサイズに変化する、遊技球の進入のしやすさが可変の可変始動領域であって、第二の始動領域の一例に相当する。この大サイズの大きさは、第1特図始動口230の入り口の大きさよりも大きい。一対の羽根部材2321が開いた状態では、遊技領域124に進入した遊技球のうち、固定始動領域である第1特図始動口230に進入する遊技球よりも、可変始動領域である第2特図始動口232に進入する遊技球の方が多い。一方、小サイズの大きさは、第1特図始動口230の入り口の大きさよりも小さいか、あるいは第1特図始動口230の入り口の大きさ以下である。第2特図始動口232への入球を所定の球検出センサが検出した場合、払出装置152を駆動し、所定の個数(例えば、4個)の球を賞球として上皿126に排出するとともに、第2特図表示装置214による特図変動遊技を開始する。なお、第2特図始動口232に入球した球は、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。
図49に示すパチンコ機100には、可変入賞口が2つ設けられている。遊技盤200の中央に設けられた中央可変入賞口234(第1の可変入賞口に相当)は、第1特図始動口230の下に配置されている。また、遊技盤200の右側に設けられた右側可変入賞口235(第2の可変入賞口に相当)は、第2特図始動口232の下に配置されており、右打ちすることによって入球が期待される。いずれの可変入賞口234,235も、入賞開口と、ソレノイドによってその入賞開口を開閉自在な扉部材2341,2351とを備えている。入賞開口は大入賞口と呼ばれることがあり、可変入賞口234,235はアタッカと呼ばれることがある。中央可変入賞口234は、非電サポ状態で大当りした場合の大当り遊技が開始されるまでは閉状態を維持し、その大当り遊技が開始されると、開状態と閉状態との間で状態変更を繰り返す。右側可変入賞口235は、電サポ状態で大当りした場合の大当り遊技が開始されるまでは閉状態を維持し、その大当り遊技が開始されると、開状態と閉状態との間で状態変更を繰り返す。すなわち、いずれの可変入賞口234,235も、所定の第1の開閉状態(ここでは閉状態)およびその第1の開閉状態よりも遊技球の入賞が容易な第2の開閉状態(ここでは開状態)のうちの一方から他方に開閉状態を変化可能な可変入賞手段であり、非電サポ状態で特図変動遊技に当選して第1特図表示装置212が大当り図柄を停止表示した場合には、中央可変入賞口234の扉部材2341が所定の時間間隔、所定の回数で開閉する。一方、電サポ状態で特図変動遊技に当選して第2特図表示装置214が大当り図柄を停止表示した場合には、右側可変入賞口235の扉部材2351が所定の時間間隔、所定の回数で開閉する。なお、いずれの可変入賞口234,235においても、閉状態は必ずしも完全に閉塞した状態である必要はなく、少し開いていても、遊技球の入球が不可能あるいは困難な状態であればよい。中央可変入賞口234あるいは右側可変入賞口235への入球を所定の球検出センサが検出した場合、払出装置152を駆動し、所定の個数(例えば、15個)の球を賞球として上皿126に排出する。なお、中央可変入賞口234に入球した球も、右側可変入賞口235に入球した球も、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。
以上説明した、普図始動口228、第1特図始動口230、第2特図始動口232、中央可変入賞口234、および右側可変入賞口235の配置によれば、電サポ状態では、右打ちが遊技者にとって有利になる打ち方であり、非電サポ状態では、左打ちが遊技者にとって有利になる打ち方である。
さらに、これらの入賞口や始動口の近傍には、風車と呼ばれる円盤状の打球方向変換部材236や、遊技釘238を複数個、配設していると共に、内レール204の最下部には、いずれの入賞口や始動口にも入賞しなかった球をパチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出するためのアウト口240を設けている。
このパチンコ機100は、遊技者が上皿126に貯留している球を発射レールの発射位置に供給し、遊技者の操作ハンドルの操作量に応じた強度で発射モータを駆動し、発射杆146および発射槌148によって外レール202、内レール204を通過させて遊技領域124に打ち出す。そして、遊技領域124の上部に到達した球は、打球方向変換部材236や遊技釘238等によって進行方向を変えながら下方に落下し、入賞口(一般入賞口226、中央可変入賞口234、右側可変入賞口235)や始動口(第1特図始動口230、第2特図始動口232)に入賞するか、いずれの入賞口や始動口にも入賞することなく、または普図始動口228を通過するのみでアウト口240に到達する。
<演出装置206>
次に、パチンコ機100の演出装置206について説明する。この演出装置206の前面側には、遊技球の転動可能な領域にワープ装置242およびステージ244を配設している。また、演出装置206の背面側には、上述した3つの装飾図柄表示装置208L〜Nを配設している。すなわち、演出装置206において、3つの装飾図柄表示装置208L〜Nは、ワープ装置242、およびステージ244の後方に位置することとなる。
ワープ装置242は、演出装置206の左上方に設けたワープ入口242aに入った遊技球を演出装置206の前面下方のステージ244にワープ出口242bから排出する。
ステージ244は、ワープ出口242bから排出された球や遊技盤200の釘などによって乗り上げた球などが転動可能であり、ステージ244の中央部には、通過した球が第1特図始動口230へ入球し易くなるスペシャルルート244aを設けている。
第2装飾図柄表示装置208Mおよび第3装飾図柄表示装置208Nを完全に開いた状態(全開状態)では、遊技者は第1装飾図柄表示装置208Lの表示の一部又は全部を視認可能である。また、第2装飾図柄表示装置208Mおよび第3装飾図柄表示装置208Nは、それぞれ任意の位置で停止可能であり、例えば、第1装飾図柄表示装置208Lに表示した装飾図柄がどの装飾図柄であるかを遊技者が識別可能な程度に、装飾図柄の一部だけを遮蔽するようなことができる。また、第2装飾図柄表示装置208Mおよび第3装飾図柄表示装置208Nが完全に閉まった状態(全閉状態)では、第1装飾図柄表示装置208Lにおける図柄表示領域208a〜208cに表示された装飾図柄の全てを遮蔽する。したがって、演出表示手段である第2装飾図柄表示装置208Mおよび第3装飾図柄表示装置208Nは、第1装飾図柄表示装置208Lの遮蔽手段でもあり、演出可動手段でもある。
また、第1装飾図柄表示装置208Lの上方には、演出可動体の一つである八代役物224Faと将軍役物224Fbとが配置されており、演出内容に応じてそれぞれ上下方向に移動することができるように構成されている。また、八代役物224Fa及び将軍役物224Fbはいずれも内部にフルカラーLED等の発光手段が内蔵されており、演出内容に応じて様々な発光態様で発光することができる。
なお、上述の、進退動作を実行可能なチャンスボタン136や、前後方向に回動可能な透過部191も演出可動手段の一種である。
さらに、演出可動手段として、ここでは不図示の家紋役物224E(図62等参照)が用意されている。家紋役物224Eは、第1装飾図柄表示装置208Lよりも下方の初期位置に配置されている。家紋役物224Eは、動作を開始すると、初期位置から第1装飾図柄表示装置208Lよりも前側に上昇してきて、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面に前側(遊技者側)から重なる。この家紋役物224Eは、初期位置にある状態では、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面に前側から重なった状態よりも、遊技者から視認しにくい状態にある。また、家紋役物224Eには、内部にフルカラーLED等の発光手段が内蔵されており、演出内容に応じて様々な発光態様で発光することができる。
<制御部>
次に、図52を用いて、このパチンコ機100の制御部の回路構成について詳細に説明する。なお、同図は制御部の回路ブロック図を示したものである。
パチンコ機100の制御部は、大別すると、遊技の中枢部分を制御する主制御部300と、主制御部300が送信するコマンド信号(以下、単に「コマンド」と呼ぶ)に応じて主に演出の制御を行う第1副制御部400と、第1副制御部400より送信されたコマンドに基づいて各種機器を制御する第2副制御部500と、主制御部300が送信するコマンドに応じて主に遊技球の払い出しに関する制御を行う払出制御部600と、遊技球の発射制御を行う発射制御部630と、パチンコ機100に供給される電源を制御する電源制御部660と、によって構成している。
ここでは、主制御部300、第1副制御部400および第2副制御部500はそれぞれ別の回路基板からなるものであるが、これら3つの制御部(300,400,500)は、共通の一つの回路基板からなるものであってもよいし、第1副制御部400と第2副制御部500が、主制御部300の回路基板とは別の共通の一つの回路基板からなるものであってもよい。したがって、主制御部300、第1副制御部400および第2副制御部500それぞれを制御手段(例えば、主制御手段(300)、第1副制御手段(400)、第2副制御手段(500))ととらえることもできるし、これら3つの制御部(300,400,500)を併せた一つのものを制御手段ととらえることもできるし、主制御部300を第一の制御手段とし、第1副制御部400および第2副制御部500を併せた一つのものを第二の制御手段ととらえることもできる。
<主制御部>
まず、パチンコ機100の主制御部300について説明する。主制御部300は、主制御部300の全体を制御する基本回路302を備えており、この基本回路302には、CPU304と、制御プログラムや各種データを記憶するためのROM306と、一時的にデータを記憶するためのRAM308と、各種デバイスの入出力を制御するためのI/O310と、時間や回数等を計測するためのカウンタタイマ312と、プログラム処理の異常を監視するWDT314を搭載している。なお、ROM306やRAM308については他の記憶装置を用いてもよく、この点は後述する第1副制御部400についても同様である。この基本回路302のCPU304は、水晶発振器316bが出力する所定周期のクロック信号をシステムクロックとして入力して動作する。
また、基本回路302には、水晶発振器316aが出力するクロック信号を受信する度に0〜65535の範囲で数値を導出する乱数値生成回路318(この回路には2つの乱数値生成回路を内蔵しているものとする)と、所定の球検出センサ、例えば各始動口、入賞口、可変入賞口を通過する遊技球を検出するセンサや、前面枠扉開放センサや内枠開放センサ等の扉開放センサや下皿満タンセンサを含む各種センサ320が出力する信号を受信し、増幅結果や基準電圧との比較結果を乱数値生成回路318および基本回路302に出力するためのセンサ回路322と、所定の図柄表示装置、例えば第1特図表示装置212や第2特図表示装置214の表示制御を行うための駆動回路324と、所定の図柄表示装置、例えば普図表示装置210の表示制御を行うための駆動回路326と、各種状態表示部328(例えば、普図保留ランプ216、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、高確中ランプ222等)の表示制御を行うための駆動回路330と、所定の可動部材、例えば第2特図始動口232の羽根部材2321や中央可変入賞口234の扉部材2341や右側可変入賞口235の扉部材2351等を開閉駆動する各種ソレノイド332を制御するための駆動回路334を接続している。
乱数値生成回路318は、基本回路302で使用する乱数値を生成する。この乱数値生成回路318における乱数の生成には、大別するとカウンタモードと乱数モードとの2種類の方法がある。カウンタモードでは、所定の時間間隔でカウントアップ(ダウン)する数値を取得して、その数値を乱数として導出する。乱数モードには、さらに2つの方法がある。乱数モードにおける一つ目の方法は、乱数の種を用いて所定関数(例えばモジュラス関数)による演算を行い、この演算結果を乱数として導出する。二つ目の方法は、0〜65535の範囲の数値がランダムに配列された乱数テーブルから数値を読み出し、その読み出した数値を乱数として導出する。
乱数値生成回路318では、各種センサ320からセンサ回路322に入力される信号に重畳しているホワイトノイズを利用して不規則な値を取得する。乱数値生成回路318は、こうして取得した値を、カウンタモードでカウントアップ(ダウン)させるカウンタの初期値として用いたり、乱数の種として用いたり、あるいは乱数テーブルの読み出し開始位置を決定する際に用いる。
なお、第1特図始動口230に球が入賞したことを球検出センサ320が検出した場合には、センサ回路322は球を検出したことを示す信号を乱数値生成回路318に出力する。この信号を受信した乱数値生成回路318は、第1特図始動口230に対応する乱数値生成回路のそのタイミングにおける値をラッチし、ラッチした値を、乱数値生成回路318に内蔵された、第1特図始動口230に対応する乱数値記憶用レジスタに記憶する。また、乱数値生成回路318は、第2特図始動口232に球が入賞したことを示す信号を受信した場合も同様に、第2特図始動口232に対応する乱数値生成回路のそのタイミングにおける値をラッチし、ラッチした値を、乱数値生成回路318に内蔵された、第2特図始動口232に対応する乱数値記憶用レジスタに記憶する。
さらに、基本回路302には、情報出力回路336を接続しており、主制御部300は、この情報出力回路336を介して、外部のホールコンピュータ(図示省略)等が備える情報入力回路350にパチンコ機100の遊技情報(例えば、遊技状態)を出力する。
また、主制御部300には、電源制御部660から主制御部300に供給している電源の電圧値を監視する電圧監視回路338を設けており、この電圧監視回路338は、電源の電圧値が所定の値(例えば、9v)未満である場合に電圧が低下したことを示す低電圧信号を基本回路302に出力する。
また、主制御部300には、電源が投入されると起動信号(リセット信号)を出力する起動信号出力回路(リセット信号出力回路)340を設けており、CPU304は、この起動信号出力回路340から起動信号を入力した場合に、遊技制御を開始する(後述する主制御部メイン処理を開始する)。
また、主制御部300は、第1副制御部400にコマンドを送信するための出力インタフェースと、払出制御部600にコマンドを送信するための出力インタフェースをそれぞれ備えており、この構成により、第1副制御部400および払出制御部600との通信を可能としている。主制御部300と払出制御部600は、電源投入時には通信確認コマンドの送受信を行っており、常時は主制御部300は払出数を送信し、払出制御部600はエラー情報を送信しており、両者は双方向の通信が可能となっている。一方、主制御部300と第1副制御部400の情報通信は一方向の通信であり、主制御部300は第1副制御部400にコマンド等の信号を送信できるように構成しているが、第1副制御部400からは主制御部300にコマンド等の信号を送信できないように構成している。
<副制御部>
次に、パチンコ機100の第1副制御部400について説明する。第1副制御部400は、主に主制御部300が送信したコマンド等に基づいて第1副制御部400の全体を制御する基本回路402を備えており、この基本回路402には、CPU404と、一時的にデータを記憶するためのRAM408と、各種デバイスの入出力を制御するためのI/O410と、時間や回数等を計測するためのカウンタタイマ412を搭載している。基本回路402のCPU404は、水晶発振器414が出力する所定周期のクロック信号をシステムクロックとして入力して動作し、第1副制御部400の全体を制御するための制御プログラム及びデータ、各種演出データ等が記憶されたROM406が接続されている。
また、基本回路402には、スピーカ120(およびアンプ)の制御を行うための音源IC416と、各種ランプ418(例えば、チャンスボタンランプ138)の制御を行うための駆動回路420と、第2装飾図柄表示装置208Mおよび第3装飾図柄表示装置208Nの駆動制御を行うための駆動回路432と、第2装飾図柄表示装置208Mおよび第3装飾図柄表示装置208Nそれぞれの現在位置を検出する位置検出センサ430と、チャンスボタン136が押下されたことを検出するための検出部710と、位置検出センサ430やチャンスボタン136の検出部710や操作キーユニット181の操作を検出する操作キーユニットセンサ425からの検出信号を基本回路402に出力するセンサ回路428と、CPU404からの信号に基づいてROM406に記憶された画像データ等を読み出してVRAM436のワークエリアを使用して表示画像を生成して、3つの装飾図柄表示装置208L〜Nそれぞれに画像を表示するVDP434(ビデオ・ディスプレイ・プロセッサー)と、を接続している。
次に、パチンコ機100の第2副制御部500について説明する。第2副制御部500は、第1副制御部400が送信した制御コマンドを入力インタフェースを介して受信し、この制御コマンドに基づいて第2副制御部500の全体を制御する基本回路502を備えており、この基本回路502は、CPU504と、一時的にデータを記憶するためのRAM508と、各種デバイスの入出力を制御するためのI/O510と、時間や回数等を計測するためのカウンタタイマ512を搭載している。基本回路502のCPU504は、水晶発振器514が出力する所定周期のクロック信号をシステムクロックとして入力して動作し、第2副制御部500の全体を制御するための制御プログラム及びデータ、画像表示用のデータ等が記憶されたROM506が設けられている。
また、基本回路502には、各種の可動手段(進退動作を実行可能なチャンスボタン136、前後方向に回動可能な透過部191、八代役物224Fa、将軍役物224Fb、家紋役物224E)の駆動制御を行うための駆動回路516と、各種の可動手段136,191,224Fa,224Fb,224Eの現在位置を検出するための各種可動手段センサ424と、各種可動手段センサ424からの検出信号を基本回路502に出力するセンサ回路518と、を接続している。さらに、基本回路502には、遊技盤用ランプ532の制御を行うための遊技盤用ランプ駆動回路530と、遊技台枠用ランプ542の制御を行うための遊技台枠用ランプ駆動回路540と、遊技盤用ランプ駆動回路530と遊技台枠用ランプ駆動回路540との間でシリアル通信による点灯制御を行うシリアル通信制御回路520と、を接続している。
なお、図49に示すパチンコ機100では、第1副制御部400が3つの装飾図柄表示装置208L〜Nそれぞれの画像表示制御を行い、第2副制御部500が各種の可動手段136,191,224Fa,224Fb,224Eの制御を行っているが、第2副制御部500が3つの装飾図柄表示装置208L〜Nそれぞれの画像表示制御を行い、第1副制御部400が各種の可動手段136,191,224Fa,224Fb,224Eの制御を行ってもよいし、いずれか一方の副制御部が、両方の制御を行ってもよい。
また、図52では図示省略したが、第1副制御部400あるいは第2副制御部500で、図49に示すパネル表示部183の表示制御も行う。
<払出制御部、発射制御部、電源制御部>
次に、パチンコ機100の払出制御部600、発射制御部630、電源制御部660について説明する。
払出制御部600は、主に主制御部300が送信したコマンド等の信号に基づいて払出装置152の払出モータ602を制御すると共に、払出センサ604が出力する制御信号に基づいて賞球または貸球の払い出しが完了したか否かを検出すると共に、インタフェース部606を介して、パチンコ機100とは別体で設けられたカードユニット608との通信を行う。
また、払出制御部600には、扉開放センサ609の検出信号が入力され、払出制御部600から主制御部300に、扉開放コマンドを送信する。また、払出エラーがあったとき等にも、払出制御部600から主制御部300に、エラーコマンドを送信する。
なお、扉開放コマンドについては、払出制御部600を介さずに、扉開放センサ609の検出信号を主制御部300に直接入力するようにしてもよいし、払出制御部600を中継基盤として使用して、扉開放センサ609から扉開放コマンドを主制御部300に送信するようにしてもよい。
発射制御部630は、払出制御部600が出力する、発射許可または停止を指示する制御信号や、球発射ハンドル134内に設けた発射強度出力回路が出力する、遊技者による球発射ハンドル134の操作量に応じた発射強度を指示する制御信号に基づいて、発射杆146および発射槌148を駆動する発射モータ632の制御や、上皿126から発射装置110に球を供給する球送り装置634の制御を行う。
電源制御部660は、パチンコ機100に外部から供給される交流電源を直流化し、所定の電圧に変換して主制御部300、第1副制御部400等の各制御部や払出装置152等の各装置に供給する。さらに、電源制御部660は、外部からの電源が断たれた後も所定の部品(例えば主制御部300のRAM308等)に所定の期間(例えば10日間)電源を供給するための蓄電回路(例えば、コンデンサ)を備えている。なお、ここでは、電源制御部660から払出制御部600と第1副制御部400に所定電圧を供給し、払出制御部600から主制御部300と第2副制御部500と発射制御部630に所定電圧を供給しているが、各制御部や各装置に他の電源経路で所定電圧を供給してもよい。例えば、主制御部300は、電源制御部660から所定電圧が直接供給されるようにしてもよい。第2副制御部500は、払出制御部600、主制御部300、および第1副制御部400に所定電圧が供給された後に、電圧が供給されるようにしてもよい。第2副制御部500は、第1副制御部400から所定電圧が供給されるようにしてもよい。発射制御部630は、電源制御部660から所定電圧が直接供給されるようにしてもよい。払出制御部600は、電源制御部660から他の各制御部(主制御部300、第1副制御部400など)や各装置を経由して所定電圧が供給されるようにしてもよい。第1副制御部400は、電源制御部660から他の各制御部(主制御部300、払出制御部600など)や各装置を経由して所定電圧が供給されるようにしてもよい。払出制御部600、主制御部300、および第1副制御部400は電源制御部660からほぼ同時に所定電圧が供給されるようにしてもよい。払出制御部600は、主制御部300および第1副制御部400の両方、または、少なくとも一方よりも早く電源制御部660から所定電圧が供給されるようにしてもよい。主制御部300は、払出制御部600および第1副制御部400の両方、または、少なくとも一方よりも早く電源制御部660から所定電圧が供給されるようにしてもよい。第1副制御部400は、払出制御部600および主制御部300の両方、または、少なくとも一方よりも早く電源制御部660から所定電圧が供給されるようにしてもよい。
また、第2副制御部500は、払出制御部600、主制御部300、および第1副制御部400と、ほぼ同時に電源制御部660から所定電圧が供給されるようにしてもよい。第2副制御部500は、払出制御部600、主制御部300、および第1副制御部400の全部、または1以上の制御部よりも早く電源制御部660から所定電圧が供給されるようにしてもよい。第2副制御部500は、電源制御部660から所定電圧が直接供給されるようにしてもよい。
遊技機設置営業店に設けられた島設備では、100Vの交流電源を24Vの電圧に降圧し、パチンコ機100には24Vの交流電流が供給される。24Vの交流電流は、主制御部300の電源制御部660によって、12Vの直流電圧に変換される。主制御部300には、図52では図示省略したが電圧変換回路も設けられており、12Vの直流電流は、その電圧変換回路で所定電圧(ここでは5V)にさらに降圧され、所定電圧(5V)の直流電流が主制御部300の基本回路302に設けられたCPU304に供給される。また、電源制御部660によって12Vの電圧に変換された直流電流は、主制御部300の電圧監視回路338や起動信号出力回路340にも供給される。電圧監視回路338は、12Vの供給電流の電圧値が所定の値(この例では9V)未満に低下すると、低電圧信号を基本回路302のI/Oポート310に出力する。したがって、電圧監視回路338は、電源制御部660と電圧監視回路338を結ぶ、12Vの直流電流が流れる電源ラインの電圧値を監視していることになり、この電源ラインが所定の電源ラインの一例に相当する。なお、低電圧信号をCPU304に直接入力するようにしてもよい。また、電源管理部660は、入力された24Vの交流電流をそのまま出力したり、あるいは36Vの直流電流に変換して出力したりもする。さらに、主制御部300のCPU304には、電圧変換回路とは異なる回路を経由して動作電圧(ここでは5V)の電流が供給されてもよい。
また、起動信号出力回路340は、電源投入によって電源制御部660から供給された直流電流の電圧値が、CPU304が動作可能な電圧値にまで達すると、起動信号を出力する。さらに、WDT314がタイムアウトになった場合、CPU304にはWDT314からリセット信号が出力される。WDT3141がタイムアウトになった場合としては、プログラムミスによる暴走した状態や、落雷や不正行為等に起因する電圧降下によりCPU304が本来設計した動作を行うことができなくなった場合等がある。なお、図49に示すパチンコ機100では、WDT3141に、初期値として32.8msに相当する数値が設定されている。起動信号出力回路340からの起動信号と、WDT3141からのリセット信号は、共通の信号線によってCPU304に入力されるが、それぞれ専用線によって入力されるようにしてもよい。ここで説明した、起動信号出力回路340から出力される起動信号や、WDT314から出力されるリセット信号が、所定の起動信号の一例に相当する。
電源が遮断され即座に復帰した瞬停の場合、すなわち電源スイッチ178をオンすることなく自動復帰した場合には、停電圧信号が出力されるとともにWDT3141がタイムアウトになり、主制御部300ではリセット処理が実行される。このリセット処理では、まず、実行されるリセット動作が、システムリセット動作か否か判定される。基本回路302で実行されるリセット動作には、システムリセット動作とユーザリセット動作の2つがある。ここで、システムリセット動作を実行する場合には、CPU304のコアや内蔵レジスタの値を初期化する。続いて、セキュリティチェック処理が実行される。セキュリティチェック処理では、ユーザプログラムを基に計算された認証コードが正しいか否か再計算を行う。認証コードが正しい場合には、延長処理が実行される。延長処理における延長時間は固定時間であってもよいし、固定時間にランダムに選択されたランダム時間を加えた時間であってもよい。延長処理が終了すると、後述する主制御部300のメイン処理が実行され、遊技制御が開始される。一方、ユーザリセット動作を実行する場合にも、CPU304のコアや内蔵レジスタの値を初期化する。ただし、乱数生成回路318を制御するレジスタの値はリセット前の状態が維持される。その後、後述する主制御部300のメイン処理が実行され、遊技制御が開始される。
<図柄の種類>
次に、図53(a)〜(c)を用いて、パチンコ機100の第1特別図柄表示装置212、第2特別図柄表示装置214、第1装飾図柄表示装置208L、普通図柄表示装置210が停止表示する特図および普図の種類について説明する。図53(a)は特図の停止図柄態様の一例を示したものである。
第1特図始動口230に球が入球したことを第1始動口センサが検出したことを条件として特図1変動遊技が開始され、第2特図始動口232に球が入球したことを第2始動口センサが検出したことを条件として特図2変動遊技が開始される。特図1変動遊技が開始されると、第1特別図柄表示装置212は、7個のセグメントの全点灯と、中央の1個のセグメントの点灯を繰り返す「特図1の変動表示」を行う。また、特図2変動遊技が開始されると、第2特別図柄表示装置214は、7個のセグメントの全点灯と、中央の1個のセグメントの点灯を繰り返す「特図2の変動表示」を行う。これらの「特図1の変動表示」および「特図2の変動表示」が図柄変動表示の一例に相当する。そして、特図1の変動開始前に決定した変動時間が経過すると、第1特別図柄表示装置212は特図1の停止図柄態様を停止表示し、特図2の変動開始前に決定した変動時間が経過すると、第2特別図柄表示装置214は特図2の停止図柄態様を停止表示する。さらにその後、所定の停止表示期間(例えば500m秒間)その表示を維持するための確定表示を行う。
したがって、「特図1の変動表示」を開始してから特図1の停止図柄態様を停止表示して確定表示が終了するまで、あるいは「特図2の変動表示」を開始してから特図2の停止図柄態様を停止表示して確定表示が終了するまでが図柄変動表示の一例に相当する。後述するように、図柄変動表示は複数回、連続して行われることがある。図53(a)には、図柄変動表示における停止図柄態様として「特図A」から「特図J」までの10種類の特図が示されている。図53(a)においては、図中の白抜きの部分が消灯するセグメントの場所を示し、黒塗りの部分が点灯するセグメントの場所を示している。
「特図A」は15ラウンド(15R)特別大当たり図柄であり、「特図B」は15R大当たり図柄である。図49に示すパチンコ機100では、後述するように、特図変動遊技における大当りか否かの決定はハードウェア乱数の抽選によって行い、特別大当りか否かの決定はソフトウェア乱数の抽選によって行う。大当りと特別大当りの違いは、次回の特図変動遊技で、大当りに当選する確率が高い(特別大当り)か低い(大当り)かの違いである。以下、この大当りに当選する確率が高い状態のことを特図高確率状態と称し、その確率が低い状態のことを特図低確率状態と称する。また、15R特別大当たり遊技終了後および15R大当たり遊技終了後はいずれも時短状態に移行する。時短については詳しくは後述するが、時短状態に移行する状態のことを普図高確率状態と称し、時短状態に移行しない状態のことを普図低確率状態と称する。15R特別大当たり図柄である「特図A」は、特図高確率普図高確率状態であり、15R大当たり図柄である「特図B」は、特図低確率普図高確率状態である。これらの「特図A」および「特図B」は、遊技者に付与する利益量が相対的に大きな利益量になる図柄である。
「特図C」は突然確変と称される2R大当たり図柄であり、特図高確率普図高確率状態である。すなわち、15Rである「特図A」と比べて、「特図C」は2Rである点が異なる。「特図D」は突然時短と称される2R大当たり図柄であり、特図低確率普図高確率状態である。すなわち、15Rである「特図B」と比べて、「特図D」は2Rである点が異なる。
「特図E」は隠れ確変と称される2R大当たり図柄であり、特図高確率普図低確率状態である。「特図F」は突然通常と称される2R大当たり図柄であり、特図低確率普図低確率状態である。これら「特図E」および「特図F」はいずれも、2Rであるとともに、時短状態に移行しない状態である。
「特図G」は第1小当たり図柄であり、「特図H」は第2小当たり図柄であり、何れも特図低確率普図低確率状態である。ここにいう小当たりは、2R時短無し大当たりと同じものに相当する。すなわち、この「特図G」、「特図H」は「特図F」と同じ状態であるが、両者では第1装飾図柄表示装置208Lに表示される演出が異なり、あえて、同じ状態でも「特図G」、「特図H」と「特図F」を設けておくことで、遊技の興趣を高めている。
また、「特図I」は第1はずれ図柄であり、「特図J」は第2はずれ図柄であり、遊技者に付与する利益量が相対的に小さな利益量になる図柄である。
なお、図49に示すパチンコ機100には、15R特別大当たり図柄として「特図A」以外の図柄も用意されており、15R大当たり図柄等の他の図柄についても同様である。
図53(b)は装飾図柄の一例を示したものである。ここでの装飾図柄には、「装飾1」〜「装飾10」の10種類がある。第1特図始動口230または第2特図始動口232に球が入賞したこと、すなわち、第1特図始動口230に球が入球したことを第1始動口センサが検出したこと、あるいは第2特図始動口232に球が入球したことを第2始動口センサが検出したことを条件にして、第1装飾図柄表示装置208Lの左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cの各図柄表示領域に、「装飾1」→「装飾2」→「装飾3」→・・・・「装飾9」→「装飾10」→「装飾1」→・・・の順番で表示を切り替える「装飾図柄の変動表示」を行う。装飾図柄の変動表示は、開始当初は、各図柄表示領域ごとに装飾図柄が高速変動する(スクロール表示される)。そして、「特図B」の15R大当たりを報知する場合には、図柄表示領域208a〜208cに15R大当たりに対応する、同じ装飾図柄が3つ並んだ図柄組合せ(例えば「装飾1−装飾1−装飾1」や「装飾2−装飾2−装飾2」等)を停止表示する。「特図A」の15R特別大当たりを報知する場合には、同じ奇数の装飾図柄が3つ並んだ図柄組合せ(例えば「装飾3−装飾3−装飾3」や「装飾7−装飾7−装飾7」等)を停止表示する。
また、「特図E」の隠れ確変と称される2R大当たり、「特図F」の突然通常と称される2R大当たり、あるいは「特図G」の第1小当たり、「特図H」の第2小当たりを報知する場合には、「装飾1−装飾2−装飾3」を停止表示する。さらに、「特図C」の突然確変と称される2R大当たり、あるいは「特図D」の突然時短と称される2R大当たりを報知する場合には、「装飾1−装飾3−装飾5」を停止表示する。
一方、「特図I」の第1はずれ、「特図J」の第2はずれを報知する場合には、図柄表示領域208a〜208cに図51(b)に示す図柄組合せ以外の図柄組合せを停止表示する。
また、第2装飾図柄表示装置208Mまたは/および第3装飾図柄表示装置208Nには第5図柄が表示される場合がある。第5図柄は、第1装飾図柄表示装置208Lにおける図柄表示領域208a〜208cに表示される装飾図柄よりも小さな装飾図柄の表示である。例えば、図53(b)に示す装飾図柄が縮小されたものであったり、図53(b)に示す装飾図柄の表示態様とは異なる表示態様の数字であったりする。したがって、第2装飾図柄表示装置208Mまたは/および第3装飾図柄表示装置208Nも、図柄表示手段の一種である。なお、第5図柄は、第1装飾図柄表示装置208Lにおいても、図柄表示領域208a〜208cから外れた領域に表示される場合がある。
さらに、3つの装飾図柄表示装置208L〜Mには第4図柄が表示される場合もある。第4図柄は、図柄の変動表示中か停止表示中を表す装飾図柄の表示である。
図53(c)は普図の停止表示図柄の一例を示したものである。普図の停止表示態様には、当たり図柄である「普図A」と、外れ図柄である「普図B」の2種類がある。普図始動口228を球が通過したことを上述のゲートセンサが検出したことに基づいて、普通図柄表示装置210は、7個のセグメントの全点灯と、中央の1個のセグメントの点灯を繰り返す「普図の変動表示」を行う。そして、普図変動遊技の当選を報知する場合には「普図A」を停止表示し、普図変動遊技の外れを報知する場合には「普図B」を停止表示する。この図53(c)においても、図中の白抜きの部分が消灯するセグメントの場所を示し、黒塗りの部分が点灯するセグメントの場所を示している。
<主制御部メイン処理>
次に、図54(a)を用いて、図52に示す主制御部300のCPU304が実行する主制御部メイン処理について説明する。なお、同図は主制御部メイン処理の流れを示すフローチャートである。
図52に示す主制御部300のRAM308には、特図1および特図2ごとに、大当り時特図決定用乱数カウンタ初期値の生成用カウンタ、大当り時特図決定用乱数カウンタ、小当り時特図決定用乱数カウンタ初期値の生成用カウンタ、小当り時特図決定用カウンタ、ハズレ時特図決定用乱数カウンタ初期値の生成用カウンタ、ハズレ時特図決定用乱数カウンタ、および特図タイマ番号決定用乱数カウンタの各カウンタが設けられている。また、そのRAM308には、特図1および特図2ごとに、保留数、大当り判定用乱数値、大当り時特図決定用乱数値、小当り時特図決定用乱数値、ハズレ時特図決定用乱数値、当否事前判定結果、特図事前判定結果、当否判定結果、特図決定結果、および特図タイマ決定結果それぞれが記憶される。さらにRAM308には、当否判定(抽選)の開始を保留することができる最大数(この例では4つ)の領域に区分けされた特図の保留記憶部が特図1と特図2で別々に用意されている。特図1の保留記憶部には、特図1大当り判定用乱数値、大当り時特図1決定用乱数値、小当り時特図1決定用乱数値、およびハズレ時特図1決定用乱数値の4つの乱数値を1セットにしてこれら4つの乱数値が入賞順(保留順)に1セットずつ1領域ごとに格納される。また、特図2の保留記憶部には、特図2大当り判定用乱数値、大当り時特図2決定用乱数値、小当り時特図2決定用乱数値、およびハズレ時特図2決定用乱数値の4つの乱数値を1セットにしてこれら4つの乱数値が入賞順(保留順)に1セットずつ1領域ごとに格納される。
上述したように、図52に示す主制御部300には、電源が投入されると起動信号(リセット信号)を出力する起動信号出力回路(リセット信号出力回路)340を設けている。この起動信号を入力した基本回路302のCPU304は、リセット割込によりリセットスタートしてROM306に予め記憶している制御プログラムに従って図54(a)に示す主制御部メイン処理を実行する。
ステップS101では、初期化処理を行う。この初期化処理では、まず、初期設定1として、CPU304のスタックポインタ(SP)へのスタック初期値の設定(仮設定)、割込マスクの設定、I/O310の初期設定、RAM308に記憶する各種変数の初期設定、およびWDT314への動作許可及び初期値の設定等を行う。なお、図49に示すパチンコ機100では、WDT314に、初期値として32.8msに相当する数値を設定する。次に、WDT314のカウンタの値をクリアし、WDT314による時間計測を再始動する(以下、この処理をWDT処理と称する)。WDT処理に続いて、ステップS101の初期化処理では、低電圧信号がオンであるか否か、すなわち、電圧監視回路338が、電源管理部660が第2副制御部500を介して主制御部300に供給している電源の電圧値が所定の値(例えば、9v)未満である場合に電圧が低下したことを示す低電圧信号を出力しているか否かを監視する。そして、低電圧信号がオンの場合(CPU304が電源の遮断を検知した場合)にはWDT処理に戻り、低電圧信号がオフの場合(CPU304が電源の遮断を検知していない場合)には初期設定2を行う。なお、電源が投入された直後で未だ上記所定の値(9V)に達しない場合にもステップS103に戻り、供給電圧がその所定の値以上になるまで、ステップS105は繰り返し実行される。初期設定2では、後述する主制御部タイマ割込処理を定期毎に実行するための周期を決める数値をカウンタタイマ312に設定する処理、I/O310の所定のポート(例えば試験用出力ポート、第1副制御部400への出力ポート)からクリア信号を出力する処理、RAM308への書き込みを許可する設定等を行う。
次いで、ステップS103では、割り込み禁止の設定を行った後、基本乱数初期値更新処理を行う。ここでの基本乱数初期値更新処理では、大当り時特図決定用乱数カウンタ、小当り時特図決定用乱数カウンタ、ハズレ時特図決定用乱数カウンタそれぞれの初期値を生成するための3つの初期値生成用カウンタを更新する。この基本乱数初期値更新処理の終了後にステップS105に進む。
ステップS105では、演出乱数更新処理を行う。主制御部300のRAM308には、特図用および普図用それぞれのタイマ番号決定用乱数カウンタが設けられており、これらのカウンタはいずれも、0から99の範囲の値を取り得るタイマ番号決定用乱数値を生成する。ステップS105では、このカウンタの値を更新する。この演出乱数更新処理の終了後に割り込み許可の設定を行ってステップS103に戻る。
主制御部300は、所定の周期(例えば4ms)ごとに開始するタイマ割り込み処理を行っている間を除いて、ステップS103およびS105の処理を繰り返し実行する。
<主制御部タイマ割込処理>
次に、図54(b)を用いて、主制御部300のCPU304が実行する主制御部タイマ割込処理について説明する。図54(b)は主制御部タイマ割込処理の流れを示すフローチャートである。
図52に示す主制御部300は、所定の周期(例えば、約4msに1回)でタイマ割込信号を発生するカウンタタイマ312を備えており、このタイマ割込信号を契機として主制御部タイマ割込処理を所定の周期で開始する。なお、このタイマ割込処理スタート時には、CPU304の各レジスタの値をスタック領域に一時的に退避したり、WDT314を定期的に(例えば、主制御部タイマ割込の周期である約2msに1回)リスタートを行ったりする。
まず、ステップS201では、入力ポート状態更新処理を行う。この入力ポート状態更新処理では、I/O310の入力ポートを介して、各種の球検出センサを含む図52に示す各種センサ320の検出信号を入力して検出信号の有無を監視し、RAM308に各種センサ320ごとに区画して設けた信号状態記憶領域に記憶する。球検出センサの検出信号を例にして説明すれば、前々回のタイマ割込処理(約4ms前)で検出した各々の球検出センサの検出信号の有無の情報を、RAM308に各々の球検出センサごとに区画して設けた前回検出信号記憶領域から読み出し、この情報をRAM308に各々の球検出センサごとに区画して設けた前々回検出信号記憶領域に記憶し、前回のタイマ割込処理(約2ms前)で検出した各々の球検出センサの検出信号の有無の情報を、RAM308に各々の球検出センサごとに区画して設けた今回検出信号記憶領域から読み出し、この情報を上述の前回検出信号記憶領域に記憶する。また、今回検出した各々の球検出センサの検出信号を、上述の今回検出信号記憶領域に記憶する。
また、このステップS201では、上述の前々回検出信号記憶領域、前回検出信号記憶領域、および今回検出信号記領域の各記憶領域に記憶した各々の球検出センサの検出信号の有無の情報を比較し、各々の球検出センサにおける過去3回分の検出信号の有無の情報が入賞判定パターン情報と一致するか否かを判定する。一個の遊技球が一つの球検出センサを通過する間に、約2msという非常に短い間隔で起動を繰り返すこの主制御部タイマ割込処理は何回か起動する。このため、主制御部タイマ割込処理が起動する度に、上述のステップS205では、同じ遊技球が同じ球検出センサを通過したことを表す検出信号を確認することになる。この結果、上述の前々回検出信号記憶領域、前回検出信号記憶領域、および今回検出信号記領域それぞれに、同じ遊技球が同じ球検出センサを通過したことを表す検出信号が記憶される。すなわち、遊技球が球検出センサを通過し始めたときには、前々回検出信号無し、前回検出信号有り、今回検出信号有りになる。図49に示すパチンコ機100では、球検出センサの誤検出やノイズを考慮して、検出信号無しの後に検出信号が連続して2回記憶されている場合には、入賞があったと判定する。図52に示す主制御部300のROM306には、入賞判定パターン情報(例えば、前々回検出信号無し、前回検出信号有り、今回検出信号有りであることを示す情報)が記憶されている。このステップS205では、各々の球検出センサにおいて過去3回分の検出信号の有無の情報が、予め定めた入賞判定パターン情報(例えば、前々回検出信号無し、前回検出信号有り、今回検出信号有りであることを示す情報)と一致した場合に、一般入賞口226、中央可変入賞口234、右側可変入賞口235、第1特図始動口230、および第2特図始動口232への入球、または普図始動口228の通過があったと判定する。すなわち、これらの入賞口226、234、235やこれらの始動口230、232、228への入賞があったと判定する。例えば、一般入賞口226への入球を検出する一般入賞口センサにおいて過去3回分の検出信号の有無の情報が上述の入賞判定パターン情報と一致した場合には、一般入賞口226へ入賞があったと判定し、以降の一般入賞口226への入賞に伴う処理を行うが、過去3回分の検出信号の有無の情報が上述の入賞判定パターン情報と一致しなかった場合には、以降の一般入賞口226への入賞に伴う処理を行わずに後続の処理に分岐する。なお、主制御部300のROM306には、入賞判定クリアパターン情報(例えば、前々回検出信号有り、前回検出信号無し、今回検出信号無しであることを示す情報)が記憶されている。入賞が一度あったと判定した後は、各々の球検出センサにおいて過去3回分の検出信号の有無の情報が、その入賞判定クリアパターン情報に一致するまで入賞があったとは判定せず、入賞判定クリアパターン情報に一致すれば、次からは上記入賞判定パターン情報に一致するか否かの判定を行う。
基本乱数初期値更新処理(ステップS203)では、各種乱数カウンタ初期値の生成用カウンタの値を0〜99の範囲で更新し、続く基本乱数更新処理(ステップS205)では、各種乱数カウンタの値を0〜99の範囲で更新し、例えば、大当り時特図1決定用乱数カウンタが1周するごとに、その生成用カウンタの値を、大当り時特図1決定用乱数カウンタにセットする。その他の乱数カウンタについても同様に処理する。
ステップS207では、タイマ更新処理を行う。このタイマ更新処理では、普通図柄表示装置210に図柄を変動・停止表示する時間を計時するための普図表示図柄更新タイマ、第1特図表示装置212に図柄を変動・停止表示する時間を計時するための特図1表示図柄更新タイマ、第2特図表示装置214に図柄を変動・停止表示する時間を計時するための特図2表示図柄更新タイマ、所定の入賞演出時間、所定の開放時間、所定の閉鎖時間、所定の終了演出期間などを計時するためのタイマなどを含む各種タイマを更新する。
続いて、入賞判定処理(ステップS209)を行う。入賞判定処理(ステップS209)では、まず、入賞口226、234、235や始動口230、232、228に入賞があった場合に、RAM308に各入賞口ごと、あるいは各始動口ごとに設けた賞球数記憶領域の値を読み出し、1を加算して、元の賞球数記憶領域に設定する。
続いて、この入賞判定処理では、第1特図始動口230あるいは第2特図始動口232に入賞があり、且つ、保留している特図変動遊技の数が所定数(例えば、4)未満である場合に、所定の始動情報を記憶する。すなわち、保留数が所定数未満であれば、大当り判定用乱数値、および各種の特図決定用乱数値を記憶する。大当り判定用乱数値は、図52に示す乱数値生成回路318の乱数値記憶用レジスタから取得した値を加工した値(例えば、取得した値+Rレジスタの値+1)である。一方、特図決定用乱数値は、RAM308に設けられた特図決定用乱数カウンタから導出されたソフトウェア乱数を加工した値(ソフトウェア乱数の値+Rレジスタの値+1)である。図52に示す乱数値生成回路318、RAM308に設けられた特図決定用乱数カウンタ、および乱数加工を施す主制御部300を併せたものが、始動情報導出手段の一例に相当する。各種乱数値(始動情報)は、RAM308に設けた特図の保留記憶部の、入賞順(保留順)に応じた空いている領域に、1セットの始動情報として記憶される。この特図の保留記憶部は、第1特図始動口230あるいは第2特図始動口232に遊技球が進入したことに基づいて導出された始動情報を所定の上限数(ここでは4個)まで記憶可能な始動情報記憶手段の一例に相当する。このとき各種乱数値(始動情報)をRAM308に設けた一時領域に一旦記憶し、その一時領域に記憶された値を特図の保留記憶部に記憶してもよく、この場合、一時領域を始動情報記憶手段としてもよいし、特図の保留記憶部および一時領域を始動情報記憶手段としてもよい。また、主制御部300のCPU304は、RAM308に記憶されている特図の保留数の値に1を加算し、特図の保留数が1増加する。したがって、主制御部300のCPU304が保留手段の一例に相当する。
また、普図始動口228を球が通過したことを検出し、且つ、保留している普図変動遊技の数が所定数(例えば、2)未満の場合には、そのタイミングにおける普図当選乱数値生成用の乱数カウンタの値を、RAM308に設けた特図用とは別の乱数値記憶領域に、始動情報である普図当選乱数値として記憶する。
また、この入賞判定処理では、所定の球検出センサにより、第1特図始動口230、第2特図始動口232、普図始動口228、中央可変入賞口234、または右側可変入賞口235への入賞(入球)を検出した場合に、第1副制御部400に送信すべき送信情報に、第1特図始動口230、第2特図始動口232、普図始動口228、中央可変入賞口234、および右側可変入賞口235の入賞(入球)の有無を示す入賞受付情報を設定する。
なお、特図の始動情報にしても普図の始動情報にしても、保留数がそれぞれの所定数以上であれば、それらの始動情報を記憶せずに、ステップS211に進む。
この入賞判定処理(ステップS209)が終了すると先読み処理が呼び出される。この先読み処理では、まず、前回実行した先読み処理から保留数が増加しているか否かを判定する。すなわち、主制御部300のRAM308には、これまでの保留数(前回のタイマ割込処理終了時点での保留数であり、旧保留数と呼ぶものとする)も記憶されており、CPU304は、入賞判定処理(ステップS209)を経た今回の先読み処理を実行する時点の保留数と、旧保留数とを比較し、保留数が増加しているか否かを判定する。保留数が増加していなければ、始動情報を先読みせずにこの先読み処理は終了する。一方、保留数が増加していれば、RAM308に設けられた特図1の保留記憶部内の特図1大当り判定用乱数値の増加分を先読みするか、あるいは特図2の保留記憶部内の特図2大当り判定用乱数値の増加分を先読みする。ここでの先読みは、増加分だけを先読みしたが総てを先読みしてもよい。なお、ここでの先読みとは始動情報を当否判定(本抽選)の前に先に読むことを意味するが、以降の先読み処理では、先読みという言葉を、先(当否判定(本抽選)の結果)を読むという意味で使用することがある。
図49に示すパチンコ機100では、大当りに当選する確率が相対的に低い特図低確率状態と、相対的に高い特図高確率状態のいずれか一方の制御状態にある。特図高確率状態であることは確率変動中と呼ばれる。主制御部300のRAM308には、確変フラグが用意されている。この確率変動グラグがオンに設定されていると、特図高確率状態(確率変動中)であり、確率変動グラグがオフに設定されていると、特図低確率状態である。
主制御部300のROM306には、先読み処理で用いられる当否事前判定用テーブルが記憶されている。この当否事前判定用テーブルには、特図高確率状態と特図低確率状態とに分けて乱数範囲が規定されている。特図1大当り判定用乱数値あるいは特図2大当り判定用乱数値の先読みが終了すると、今度は、先読みした特図1大当り判定用乱数値あるいは特図2大当り判定用乱数値が、当否事前判定用テーブル内のいずれの乱数範囲に属するかについて判定する。すなわち、RAM308に用意された確変フラグを参照し、特図低確率状態の場合には、先読みした特図1大当り判定用乱数値あるいは特図2大当り判定用乱数値が、所定の数値範囲であるときには、当否事前判定結果は「大当り」と事前判定し、それ以外であるときには、当否事前判定結果は「ハズレ」と事前判定する。なお、後述する特図関連処理(図54(b)に示すステップS213)でも、当否事前判定用テーブルの内容と同じ内容の当否判定用テーブルを用いて特図変動遊技の当否判定を改めて行い、ここでの判定結果は、あくまで事前判定の結果である。
当否事前判定結果が、「大当り」の場合には、RAM308に設けられた特図1の保留記憶部内の大当り時特図1決定用乱数値を先読みするか、あるいは特図2の保留記憶部内の大当り時特図2決定用乱数値を先読みする。当否事前判定結果が、「小当り」の場合には、RAM308に設けられた特図1の保留記憶部内の小当り時特図1決定用乱数値を先読みするか、あるいは特図2の保留記憶部内の小当り時特図2決定用乱数値を先読みする。当否事前判定結果が、「ハズレ」の場合には、RAM308に設けられた特図1の保留記憶部内のハズレ時特図1決定用乱数値を先読みするか、あるいは特図2の保留記憶部内のハズレ時特図2決定用乱数値を先読みする。主制御部300のROM306には、先読み処理で用いられる特図事前判定用テーブルも記憶されている。特図事前判定用テーブルには、図53(a)に示す10種類の停止図柄態様(「特図A」から「特図J」)それぞれに対応した乱数範囲が規定されており、先読みした特図決定用乱数値が、いずれの乱数範囲に属するかによって特図事前判定結果(図53(a)に示すいずれの停止図柄態様が停止表示されるのか)を得る。なお、ここでの特図の判定結果も、あくまで事前判定の結果であり、特図の停止図柄態様の判定も後述する特図関連処理(図54(b)に示すステップS213)において改めて行われる。
以上説明した始動情報の先読みや、先読みした始動情報を用いての事前判定は、後述する特図関連処理(S213)の当否判定(本抽選)が行われる前に実行されるものである。特図1大当り判定用乱数値および各種の特図1決定用乱数値を先読みする主制御部300が、第1始動情報先読み手段の一例に相当し、特図2大当り判定用乱数値および各種の特図2決定用乱数値を先読みする主制御部300が、第2始動情報先読み手段の一例に相当する。また、特図1大当り判定用乱数値と、各種の特図1決定用乱数値に基づく事前判定を行う主制御部300が、第1事前判定手段の一例に相当し、特図2大当り判定用乱数値と、各種の特図2決定用乱数値に基づく事前判定を行う主制御部300が、第2事前判定手段の一例に相当する。
主制御部300のRAM308には、保留ごとの領域に区分けされた特図1用の先読み情報一時記憶部と、同じく保留ごとの領域に区分けされた特図2用の先読み情報一時記憶部が設けられている。特図事前判定結果を表す情報(特図を表す情報でもあり以下、先読み情報と称する)は、それらの先読み情報一時記憶部の、対応する保留の領域に格納される。
なお、保留数が増加していなければ、先読み情報一時記憶部の、対応する保留の領域には「保留なし」という先読情報が記憶される。また、先読み処理では、大当り遊技中であった場合、および現在の制御状態が電サポ状態(時短フラグがオン状態)であった場合には、特図1の始動情報の先読みや事前判定は行わず、これらの場合には、先読みした特図1の始動情報に基づく停止図柄の事前判定が行われていないことを表す「未判定」情報を、先読み情報一時記憶部の、対応する保留の領域に記憶する。すなわち、一対の羽根部材2321が設けられていない始動口(状態が固定的な始動領域である第1特図始動口230)へ入球したことに基づいて、大当り遊技中および電サポ中に取得した始動情報に基づく事前判定は行われず、その事前判定結果の報知(先読み予告)も行われない。こうすることによって、遊技者の公平性が担保される。なお、始動情報自体の先読みも行わないが、先読みは行って事前判定およびその結果報知(先読み予告)は行わない態様であってもよく、さらには、先読みおよび事前判定は行うが、事前判定結果の報知(先読み予告)は行わない態様であってもよい。
図54(b)に示す主制御部タイマ割込処理では、ステップS209の入賞判定処理に続いて普図関連処理を行う(ステップS211)。この普図関連処理では、まず、普図状態更新処理として、普図の状態に対応する複数の処理のうちの1つの処理を行う。例えば、普図変動表示の途中(上述する普図表示図柄更新タイマの値が1以上)における処理では、普通図柄表示装置210を構成する7セグメントLEDの点灯と消灯を繰り返す点灯・消灯駆動制御を行う。この制御を行うことで、普通図柄表示装置210は普図の変動表示(普図変動遊技)を行う。
また、普図変動表示時間が経過したタイミング(普図表示図柄更新タイマの値が1から0になったタイミング)における処理では、当り図柄(図53(c)に示す普図A)およびハズレ図柄(図53(c)に示す普図B)のいずれか一方の表示態様となるように普図表示装置210を構成する7セグメントLEDの点灯・消灯駆動制御を行う。また、主制御部300のRAM308には、ここでの普図関連処理に限らず各種の処理において各種の設定を行う設定領域が用意されている。ここでは、上記点灯・消灯駆動制御を行うとともに、その設定領域に普図停止表示中であることを示す設定を行う。この制御を行うことで、普通図柄表示装置210は、当り図柄およびハズレ図柄のいずれか一方の図柄態様の確定表示を行う。さらにその後、所定の停止表示期間(例えば0.6秒間)、その表示を維持するためにRAM308に設けた普図停止時間管理用タイマの記憶領域に停止期間を示す情報を必ず設定する。この設定により、確定表示された当り図柄が所定期間、必ず停止表示され、普図変動遊技の結果が遊技者に報知される。
また、普図変動遊技の結果が当りであれば、普図当りフラグがオンされる。この普図当りフラグがオンの場合には、所定の停止表示期間が終了したタイミング(普図停止時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)における普図状態更新処理では、RAM308の設定領域に普図作動中を設定するとともに、所定の開放期間(例えば2秒間)、第2特図始動口232の羽根部材2321の開閉駆動用のソレノイド(332)に、羽根部材2321を開放状態に保持する信号を出力するとともに、RAM308に設けた羽根開放時間管理用タイマの記憶領域に開放期間を示す情報を設定する。
また、所定の開放期間が終了したタイミング(羽根開放時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する普図状態更新処理では、所定の閉鎖期間(例えば500m秒間)、羽根部材の開閉駆動用のソレノイド332に、羽根部材を閉鎖状態に保持する信号を出力するとともに、RAM308に設けた羽根閉鎖時間管理用タイマの記憶領域に閉鎖期間を示す情報を設定する。
また、所定の閉鎖期間が終了したタイミング(羽根閉鎖時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する普図状態更新処理では、RAM308の設定領域に普図非作動中を設定する。さらに、普図変動遊技の結果がハズレであれば、普図ハズレフラグがオンされる。この普図ハズレフラグがオンの場合には、上述した所定の停止表示期間が終了したタイミング(普図停止時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)における普図状態更新処理でも、RAM308の設定領域に普図非作動中を設定する。
続いて、この普図関連抽選処理では、普図変動遊技および第2特図始動口232の開閉制御を行っておらず(普図の状態が非作動中)、且つ、保留している普図変動遊技の数が1以上である場合に、上述の乱数値記憶領域に記憶している普図当選乱数値に基づいた乱数抽選により普図変動遊技の結果を当選とするか、不当選とするかを決定する当り判定を行い、当選とする場合にはRAM308に設けた当りフラグにオンを設定する。不当選の場合には、当りフラグにオフを設定する。また、当り判定の結果に関わらず、次に上述の普図タイマ乱数値生成用の乱数カウンタの値を普図タイマ乱数値として取得し、取得した普図タイマ乱数値に基づいて複数の変動時間のうちから普図表示装置210に普図を変動表示する時間を1つ選択し、この変動表示時間を、普図変動表示時間として、RAM308に設けた普図変動時間記憶領域に記憶する。なお、保留している普図変動遊技の数は、RAM308に設けた普図保留数記憶領域に記憶するようにしており、当り判定をするたびに、保留している普図変動遊技の数から1を減算した値を、この普図保留数記憶領域に記憶し直すようにしている。また当り判定に使用した乱数値を消去する。
図54(b)に示す主制御部タイマ割込処理では、以上説明したステップS211の普図関連処理に続いて特図関連処理(ステップS213)を行う。この特図関連処理では、まず最初に、特図2についての特図状態更新処理(特図2状態更新処理)を行い、次いで、特図1についての特図状態更新処理(特図1状態更新処理)を行う。特図2状態更新処理は、特図2の状態に応じて、次の8つの処理のうちの1つの処理を行う。例えば、特図2変動表示の途中(上述の特図2表示図柄更新タイマの値が1以上)における特図2状態更新処理では、第2特別図柄表示装置214を構成する7セグメントLEDの点灯と消灯を繰り返す点灯・消灯駆動制御を行う。この制御を行うことで、第2特別図柄表示装置214は特図2の変動表示(特図2変動遊技)を行う。
また、コマンド設定送信処理(ステップS233)で一般コマンド回転開始設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶してから処理を終了する。
また、特図2変動表示時間が経過したタイミング(特図2表示図柄更新タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する特図2状態更新処理では、後述する特図関連抽選処理における特図決定結果(特図の停止図柄態様)に基づいて第2特図表示装置214を構成する7セグメントLEDの点灯・消灯駆動制御を行い、RAM308の設定領域に特図2停止表示中であることを表す設定を行う。この制御を行うことで、第2特別図柄表示装置214は、15R特別大当たり図柄(特図A)、15R大当たり図柄(特図B)、2R特別大当たり図柄(特図C)、突然時短図柄(特図D)、隠れ確変図柄(特図E)、突然通常図柄(特図F)、第1小当たり図柄(特図G)、第2小当たり図柄(特図H)、第1ハズレ図柄(特図I)、および第1ハズレ図柄(特図J)のいずれか一つの図柄の確定表示を行う。さらにその後、所定の停止表示期間(例えば500m秒間)その表示を維持するためにRAM308に設けた特図2停止時間管理用タイマの記憶領域に停止期間を示す情報を設定する。この設定により、確定表示された特図2が所定期間停止表示され、特図2変動遊技の結果が遊技者に報知される。また、RAM308に設けられた電サポ回数記憶部に値がセットされている場合には、その値が1以上であれば、その時短回数から1を減算し、減算結果が1から0となった場合は、特図確率変動中でなければ、時短フラグをオフする。さらに、大当り遊技中(特別遊技状態中)や小当り遊技中にも、時短フラグをオフする。すなわち、主制御部300のCPU304は、大当り遊技状態中および小当り遊技状態中(特別遊技状態中)である場合に、非電サポ状態(第一の進入率制御状態)にする。
また、後述するコマンド設定送信処理(ステップS215)で一般コマンド回転停止設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶するとともに、変動表示を停止する図柄が特図2であることを示す特図2識別情報を、後述するコマンドデータに含める情報としてRAM308に追加記憶してから処理を終了する。
また、RAM308には、大当りフラグも用意されており、特図2変動遊技の結果が大当りであれば、特図2変動遊技の開始時に大当りフラグがオンされている。この大当りフラグがオンの場合には、所定の停止表示期間が終了したタイミング(特図2停止時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)における特図2状態更新処理では、RAM308の設定領域に特図2作動中を設定するとともに、所定の入賞演出期間(例えば3秒間)すなわち大当り遊技を開始することを遊技者に報知する画像を第1装飾図柄表示装置208L等に表示している期間待機するためにRAM308に設けた特図2待機時間管理用タイマの記憶領域に入賞演出期間を示す情報を設定する。また、コマンド設定送信処理(ステップS233)で一般コマンド入賞演出開始設定送信処理を実行させるために上述の送信情報記憶領域に5Hを送信情報(コマンド種別)として追加記憶する。
また、所定の入賞演出期間が終了したタイミング(特図2待機時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する特図2状態更新処理では、所定の開放期間(例えば29秒間、または中央可変入賞口234あるいは右側可変入賞口235に所定球数(例えば10球)の遊技球の入賞を検出するまで)中央可変入賞口234の扉部材2341あるいは右側可変入賞口235の扉部材2351の開閉駆動用のソレノイド(332)に、扉部材2341,2351を開放状態に保持する信号を出力するとともに、RAM308に設けた扉開放時間管理用タイマの記憶領域に開放期間を示す情報を設定する。また、コマンド設定送信処理(ステップS233)で一般コマンド大入賞口開放設定送信処理を実行させるために上述の送信情報記憶領域に7Hを送信情報(コマンド種別)として追加記憶する。
また、所定の開放期間が終了したタイミング(扉開放時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する特図2状態更新処理では、中央可変入賞口234の扉部材2341あるいは右側可変入賞口235の扉部材2351の開閉駆動用のソレノイド(332)に、扉部材2341,2351を閉鎖状態に保持する信号を所定の閉鎖期間(例えば1.5秒間)出力するとともに、RAM308に設けた扉閉鎖時間管理用タイマの記憶領域に閉鎖期間を示す情報を設定する。また、コマンド設定送信処理(ステップS233)で大入賞口閉鎖設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶する。
また、この扉部材の開放・閉鎖制御を所定回数(例えば、15ラウンドか2ラウンド)繰り返し、終了したタイミングで開始する特図2状態更新処理では、所定の終了演出期間(例えば3秒間)すなわち大当り遊技を終了することを遊技者に報知する画像を第1装飾図柄表示装置208L等に表示している期間待機するように設定するためにRAM308に設けた演出待機時間管理用タイマの記憶領域に演出待機期間を示す情報を設定する。
以上説明したように、主制御部300のCPU304は、大当り遊技状態中(特別遊技状態中)に、中央可変入賞口234の扉部材2341あるいは右側可変入賞口235の扉部材2351の開閉状態の変化制御を行う可変入賞制御手段の一例に相当する。なお、主制御部300のROM306には、扉部材2341,2351の開閉パターンが記憶されており、主制御部300のCPU304は、そのROM306から、特図変動遊技の当否判定に応じた開閉パターンを取得する。
また、主制御部300のCPU304は、特図決定結果が表す停止図柄態様に基づいて、大当り遊技の終了と同時に、RAM308に設けられた確変フラグや時短フラグをオンに設定する。すなわち、主制御部300のCPU304は、後述する特図抽選処理で特図決定結果が「特図A」や「特図C」である場合には確変フラグと時短フラグの双方をオンに設定する。また、特図決定結果が「特図E」である場合には確変フラグと時短フラグのうち確変フラグのみをオンに設定する。さらに、特図決定結果が「特図B」や「特図D」である場合には確変フラグと時短フラグのうち時短フラグのみをオンに設定するとともにRAM308に設けられた電サポ回数記憶部に電サポ回数100回をセットする。主制御部300のCPU304は、遊技球の、第2特図始動口232(可変始動領域)への進入のしやすさ(進入率)を制御した状態である進入率制御状態を、第1の進入率制御状態である非電サポ状態と第2の進入率制御状態である電サポ状態との間で変化させる進入率変化手段の一例に相当する。
さらに、コマンド設定送信処理(ステップS233)で一般コマンド終了演出設定送信処理を実行させるために上述の送信情報記憶領域に6Hを送信情報(コマンド種別)として追加記憶する。
また、所定の終了演出期間が終了したタイミング(演出待機時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する特図2状態更新処理では、RAM308の設定領域に特図2非作動中を設定する。さらに、RAM308にはハズレフラグも用意されており、特図2変動遊技の結果がハズレであれば、ハズレフラグがオンされる。このハズレフラグがオンの場合には、上述した所定の停止表示期間が終了したタイミング(特図2停止時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)における特図2状態更新処理でも、RAM308の設定領域に特図2非作動中を設定する。特図2非作動中の場合における特図2状態更新処理では、何もせずに次の処理に移行するようにしている。
特図2状態更新処理が終了すると、特図1状態更新処理を行う。この特図1状態更新処理では、特図1の状態に応じて、上述の特図2状態更新処理で説明した各処理を行う。この特図1状態更新処理で行う各処理は、上述の特図2状態更新処理で説明した内容の「特図2」を「特図1」と読み替えた処理と同一であるため、その説明は省略する。なお、特図2状態更新処理と特図1状態更新処理の順番は逆でもよい。
以上説明した特図状態更新処理が終了すると、今度は、特図関連抽選処理を行う。特図関連抽選処理では、最初に特図2についての処理(特図2関連抽選処理)が行われ、その後、特図1についての処理(特図1関連抽選処理)が行われる。このように、主制御部300が特図2関連抽選処理を特図1関連抽選処理よりも先に行うことで、同じタイミング(所定の契機で開始した主制御部タイマ割込処理における入賞判定処理S209)で第1特図始動口230に遊技球が進入したことに基づいて始動情報を取得し、かつ第2特図始動口232に遊技球が進入したことに基づいて始動情報を取得した場合や、特図2変動遊技の開始条件と、特図1変動遊技の開始条件が同時に成立した場合や、特図2変動遊技の開始条件と特図1変動遊技の開始条件の両方が成立している場合でも、特図2変動遊技が先に変動中となるため、特図1変動遊技は変動を開始しない。また、第1特図表示装置212あるいは第2特図表示装置214による特図変動遊技の大当り判定の結果の報知は、主制御部300で行われ、第2特図始動口232への入賞に基づく抽選の結果報知が、第1特図始動口230への入賞に基づく抽選の結果報知よりも優先して行われ、抽選が行われていない始動情報として、特図1の始動情報と特図2の始動情報のうちの特図1の始動情報のみが残っている状態で、特図2の始動情報が新たに記憶された場合には、新たに記憶された特図2の始動情報に基づく抽選の結果の報知が、既に記憶されていた特図1の始動情報に基づく抽選の結果の報知よりも先に行われる。特図関連抽選処理を実行する主制御部300のCPU304が抽選手段(当否判定手段)の一例に相当する。
特図2関連抽選処理では、抽選(当否判定)の実行、停止表示する特図の決定、およびタイマ番号の決定を行う。まず、所定条件を充足したか否かを判定する。すなわち、最初に、所定の当否判定禁止条件が不成立であるか否かの判定を行う。ここでは、第2特図表示装置214が特図変動表示中であるか、または停止表示中であるか否かを判定し、いずれかの表示中である場合には主制御部タイマ割り込み処理に戻り、いずれの表示中でもない場合には、特図作動中に設定されているか特図非作動中に設定されているかを判定し、特図作動中に設定されていれば主制御部タイマ割り込み処理に戻り、特図非作動中に設定されていれば、当否判定禁止条件が不成立であったことになり、今度は、所定の当否判定条件が成立しているか否かの判定を行う。ここでの判定は、RAM308に設けた特図2の保留記憶部を参照し、特図2変動遊技の保留数が0より大きいか否かを判定する。保留数が0であれば、主制御部タイマ割り込み処理に戻り、1以上であれば、所定の当否判定条件が成立していることになる。
所定の当否判定条件が成立していれば、RAM308に設けられた特図2の保留記憶部から、最も過去に格納した始動情報である1セット分の乱数値(特図2大当り判定用乱数値、大当り時特図2決定用乱数値、小当り時特図2決定用乱数値、およびハズレ時特図2決定用乱数値)を取り出し、その保留記憶部にまだ格納されている始動情報(乱数値のセット)を、今記憶されている領域から隣の領域に移し替える。すなわち、最も過去に格納した始動情報を特図2の保留記憶部から取り出し、さらに特図2の保留記憶部に始動情報が格納されていれば、N番目に古い始動情報を特図2の保留記憶部におけるN−1番目に古い始動情報として設定したことになる。また、RAM308に記憶している保留数を1減算する。RAM308の特図2の保留記憶部から1セット分の乱数値(特図2大当り判定用乱数値、大当り時特図2決定用乱数値、小当り時特図2決定用乱数値、およびハズレ時特図2決定用乱数値)を取り出す処理を行う主制御部300が、第2の始動情報取得手段の一例に相当する。
次いで、当否判定処理を行う。主制御部300のROM306には、当否決定用テーブルも記憶されている。この当否決定用テーブルの内容は、先に説明した当否事前判定用テーブルの内容と同じである。この当否判定処理では、RAM308に用意された確変フラグを参照し、制御状態(特図低確率状態,特図高確率状態)に応じて、特図2大当り判定用乱数値が当否決定用テーブル内のいずれの乱数範囲に属するかに基づいて、当否決定結果として「大当り」、「小当り」、または「ハズレ」を導出する。特図高確率状態では、特図低確率状態に比べて、大当りに当選する確率が高い。「大当り」、「小当り」、または「ハズレ」を導出することが当否判定(抽選)に相当し、ここで当否判定処理を実行する主制御部30のCPU304が、抽選手段(当否判定手段)の一例に相当する。また、「大当り」は、特定の当否判定結果の一例に相当する。
当否判定処理の実行が完了すると、特図の図柄決定処理へ進む。主制御部300のROM306には、特図決定用テーブルも記憶されている。この特図決定用テーブルの内容は、先に説明した特図事前判定用テーブルの内容と同じである。この特図の図柄決定処理では、当否決定結果が、「大当り」の場合には、大当り時特図2決定用乱数値が特図決定用テーブル内のいずれの乱数範囲に属するかに基づいて、特図決定結果を「特図A」〜「特図F」のいずれかに決定する。また、当否決定結果が、「小当り」の場合には、小当り時特図2決定用乱数値が特図決定用テーブル内のいずれの乱数範囲に属するかに基づいて、特図決定結果を「特図G」または「特図H」に決定する。さらに、当否決定結果が、「ハズレ」の場合には、ハズレ時特図2決定用乱数値が特図決定用テーブル内のいずれの乱数範囲に属するかに基づいて、特図決定結果を「特図I」または「特図J」に決定する。特図の図柄決定処理を実行する主制御部30のCPU304が、図柄決定手段の一例に相当する。
特図の図柄決定処理に続いて変動時間決定処理において、特図の変動停止表示における変動表示期間を決定する。この変動時間決定処理では、RAM308に設けられたタイマ番号決定用乱数カウンタからタイマ番号決定用乱数を取得する。タイマ番号決定用乱数の取得タイミングは、特図変動開始直前のタイミングであるが、始動情報を取得するタイミングであってもよい。主制御部300のROM306には、タイマ番号決定用テーブルも記憶されている。このタイマ番号決定用テーブルには、タイマ番号と、そのタイマ番号に対応した乱数範囲が、特図決定結果ごとに規定されている。タイマ番号は、第2特図表示装置214あるいは第1特図表示装置212が、図柄の変動を開始してから当否判定の結果を表す停止図柄を表示するまでの時間、すなわち特図が変動表示する変動表時期間(特図変動時間)を表すものであるが、装飾図柄の変動表時期間としてもよい。
図49に示すパチンコ機100では、タイマとしてタイマ1〜8のタイマが用意されている。タイマ1は特図変動停止期間が2秒になり、超短縮された特図変動時間になることを表し、タイマ2は特図変動停止期間が5秒になり、短縮された特図変動時間になることを表す。なお、タイマ1あるいはタイマ2に決定されることを特図変短と称することがある。タイマ3は特図変動停止期間が10秒になる。タイマ1〜タイマ3では図51に示す第1装飾図柄表示装置208Lにおける装飾図柄の変動パターンはリーチなしになる。
タイマ4は特図変動停止期間が12秒になることを表し、タイマ4に決定されると第1装飾図柄表示装置208Lにおける装飾図柄の変動パターンはノーマルリーチが選択される。ノーマルリーチとは、一般に2つの図柄表示領域(例えば、図51に示す左右図柄表示領域208a、208c)が等しい装飾図柄を停止表示(厳密には仮停止)させ(第一停止および第二停止を行い)、残りの1つの図柄表示領域(例えば中図柄表示領域208b)が変動表示している状態のこと、すなわち、変動表示している図柄表示領域が特定の図柄(停止表示している図柄表示領域と等しい図柄)を停止表示(第三停止あるいは最終停止)すれば所定の大当り図柄の組合せを停止表示することとなる状態のことである。タイマ5は特図変動時間が40秒になることを表し、タイマ6は特図変動時間が60秒になることを表し、タイマ7は特図変動時間が80秒になることを表す。タイマ5〜7に決定されると第1装飾図柄表示装置208Lにおける装飾図柄の変動パターンはスーパーリーチが選択される。スーパーリーチは、ノーマルリーチにさらに特殊な変動表示等を加味して演出効果を向上させたもの(ロングリーチ、ノーマル逆転リーチ、ダブルラインリーチ等)である。
タイマ8は特図変動時間が120秒になることを表す。タイマ8に決定されると第1装飾図柄表示装置208Lにおける装飾図柄の変動パターンは特殊変動が選択される。特殊変動には、特別マルチラインリーチ、全回転リーチ、特別全回転リーチ等が含まれ、タイマ8に決定されると第1装飾図柄表示装置208Lにおける装飾図柄の変動パターンは全回転リーチが選択される。タイマ8が選択される確率は、他のタイマが選択される確率より極めて低く、この全回転リーチはプレミアリーチに相当する。
なお、単にリーチというときには、ノーマルリーチとスーパーリーチと特殊変動を含んだ装飾図柄の変動パターンを意味する。
このリーチは、特図関連処理における当否判定(本抽選)の結果が特定の当否判定結果(遊技者の有利度が高い所定の結果)になることを、その当否判定を行った後であってその当否判定の結果を報知する前に遊技者に事前に報知する予告演出であり、リーチを行うか否かは、その当否判定を行った後に決定される。
ここでの変動時間決定処理では、タイマ番号決定用テーブルを用いて、タイマ番号決定用乱数に基づいて、タイマ番号を決定する。すなわち、取得したタイマ番号決定用乱数が特図決定結果に対応したいずれの乱数範囲に属するかによってタイマ番号を決定する。このタイマ番号の決定にあたっては、タイマ番号決定用テーブルが、保留数に応じてタイマ番号を規定しているものであれば、タイマ番号決定用乱数の他、現在の特図2の保留数にも基づいて、タイマ番号を決定すればよい。
以上説明した特図変動時間を表すタイマ番号は、RAM308の所定領域に格納される。
なお、特図抽選関連処理が実行される前(例えば、上述の入賞判定処理S209)に、1または複数の期間情報であるタイマ番号を含む複数種類のタイマ選択テーブルから、特図事前判定結果に基づいて、あるいは所定の専用乱数抽選によって1種類のタイマ選択テーブルを選択しておき、ここでは、そのタイマ選択テーブルからタイマ番号を決定してもよい。ここでのタイマ番号の決定にあたっても、専用乱数(例えばタイマ番号決定用乱数)による抽選を行ってもよいし、抽選を行わなくともタイマ番号が一義的に既に決まっている態様であってもよい。また、この特図抽選関連処理においてタイマ選択テーブルを選択し、タイマ選択テーブルに基づいて装飾図柄の変動パターンを第1副制御部400に選択させてもよい。
変動時間決定処理が完了すると、その他の処理が行われ、特図2関連抽選処理は終了になる。
続いて、特図関連処理では、特図1関連抽選処理を行う。この特図1関連抽選処理で行う各処理は、上述の特図2関連抽選処理で説明した内容の「特図2」を「特図1」と読み替えた処理と同一であるため、その説明は省略する。
以上で、図54(b)に示す主制御部タイマ割込処理における特図関連処理(ステップS213)は終了し、コマンド設定送信処理(ステップS215)に進む。このコマンド設定送信処理では、各種のコマンドが第1副制御部400に送信される。なお、第1副制御部400に送信する出力予定情報は16ビットで構成しており、ビット15はストローブ情報(オンの場合、データをセットしていることを示す)、ビット11〜14はコマンド種別(例えば、基本コマンド、図柄変動開始コマンド、図柄変動停止コマンド、入賞演出開始コマンド、終了演出開始コマンド、当りラウンド数指定コマンド、大入賞口開放コマンド、大入賞口閉鎖コマンド、復電コマンド、RAMクリアコマンド、特図保留増加コマンド、普図保留増加コマンドなどコマンドの種類を特定可能な情報)、ビット0〜10はコマンドデータ(コマンド種別に対応する所定の情報)で構成している。
具体的には、ストローブ情報は上述のコマンド送信処理でオン、オフするようにしている。また、コマンド種別が図柄変動開始コマンドの場合であればコマンドデータに、特図停止図柄を表す情報、制御状態を表す情報(時短フラグおよび確変フラグの設定状態を表す情報)、タイマ番号を表す情報を含み、図柄変動停止コマンドの場合であれば、特図停止図柄を表す情報(特図決定結果)、制御状態を表す情報などを含み、入賞演出開始コマンドおよび終了演出開始コマンドの場合であれば、制御状態を表す情報などを含み、当りラウンド数指定コマンドの場合であれば制御状態を表す情報、当りラウンド数などを含むようにしている。コマンド種別が基本コマンドを示す場合は、コマンドデータにデバイス情報、第1特図始動口230への入賞の有無、第2特図始動口232への入賞の有無、中央可変入賞口234への入賞の有無、右側可変入賞口235への入賞の有無などを含む。
また、上述の一般コマンド回転開始設定送信処理では、コマンドデータにRAM308に記憶している、特図停止図柄を表す情報(特図決定結果)、制御状態を表す情報、タイマ番号を表す情報、保留している第1特図変動遊技または第2特図変動遊技の数などを示す情報を設定する。上述の一般コマンド回転停止設定送信処理では、コマンドデータにRAM308に記憶している、特図停止図柄を表す情報(特図決定結果)、制御状態を表す情報などを示す情報を設定する。上述の一般コマンド入賞演出開始設定送信処理では、コマンドデータに、特図決定結果を表す情報、制御状態を表す情報、保留している第1特図変動遊技または第2特図変動遊技の数などを示す情報を設定する。ここにいう入賞演出開始コマンドは大当り遊技開始コマンドに相当する。上述の一般コマンド終了演出設定送信処理では、コマンドデータに、RAM308に記憶している、演出待機期間中に3つの装飾図柄表示装置208L〜208N・各種ランプ418・スピーカ120に出力する演出制御情報、制御状態を表す情報、保留している第1特図変動遊技または第2特図変動遊技の数などを示す情報を設定する。終了演出開始コマンドを受信した第1副制御部400は、その終了演出開始コマンドに基づいて第2副制御部500に終了演出制御コマンドを送信する。終了演出制御コマンドを受信した第2副制御部500は、所定の終了演出期間(例えば3秒間)すなわち大当り遊技を終了することを遊技者に報知する画像を第1装飾図柄表示装置208L等に表示させ、大当り遊技が終了する。ここにいう終了演出開始コマンドは大当り遊技終了コマンドに相当する。上述の一般コマンド大入賞口開放設定送信処理では、大入賞口開放コマンドのコマンドデータとして、RAM308に記憶している当りラウンド数、現在のラウンド数、制御状態を表す情報などを示す情報を設定する。上述の一般コマンド大入賞口閉鎖設定送信処理では、大入賞口閉鎖コマンドのコマンドデータとして、RAM308に記憶している現在のラウンド数、制御状態を表す情報、保留している第1特図変動遊技または第2特図変動遊技の数などを示す情報を設定する。
また、このステップS215では一般コマンド特図保留増加処理も行われる。この一般コマンド特図保留増加処理では、特図保留増加コマンドのコマンドデータにRAM308の送信用情報記憶領域に記憶している特図識別情報(特図1または特図2を示す情報)、制御状態を表す情報、事前判定した特図1あるいは特図2の停止図柄を表す情報(特図事前判定結果)を設定する。
さらに、このステップS215では一般コマンド普図保留増加処理も行われる。この一般コマンド普図保留増加処理では、普図保留増加コマンドのコマンドデータに、制御状態を表す情報等を設定する。また、主制御部300から第1副制御部400には、普図絡みのコマンドとして、普図の変動表示が開始した(する)ことを表す普図変動開始コマンドも送信される。なお、主制御部300から第1副制御部400には、普図の変動表示が停止した(する)ことを表す普図変動停止コマンドや、一対の羽根部材2321が開放を開始した(する)ことを表す電チュー開放開始コマンドや、一対の羽根部材2321が閉鎖した(する)ことを表す電チュー閉鎖コマンドを送信するようにしてもよい。
第1副制御部400では、受信した出力予定情報に含まれるコマンド種別により、主制御部300における遊技制御の変化に応じた演出制御の決定が可能になるとともに、出力予定情報に含まれているコマンドデータの情報に基づいて、演出制御内容を決定することができるようになる。また、第1副制御部400では、コマンドに含まれている当りラウンド数と現在のラウンド数に基づき、当り全ラウンドが終了するまでの残りラウンド数を取得する。
また、このコマンド設定送信処理では、図52に示す払出制御部600にもコマンドを送信する。払出制御部600に出力する出力予定情報および払出要求情報は1バイトで構成しており、ビット7にストローブ情報(オンの場合、データをセットしていることを示す)、ビット6に電源投入情報(オンの場合、電源投入後一回目のコマンド送信であることを示す)、ビット4〜5に暗号化のための今回加工種別(0〜3)、およびビット0〜3に暗号化加工後の払出要求数を示すようにしている。
次に、図54(b)に示す主制御部タイマ割込処理では、外部出力信号設定処理(ステップS217)を行う。この外部出力信号設定処理では、RAM308に記憶している遊技情報を、図52に示す情報出力回路336を介してパチンコ機100とは別体の情報入力回路350に出力する。
ステップS219では、デバイス監視処理を行う。このデバイス監視処理では、上述のステップS201において信号状態記憶領域に記憶した各種センサの信号状態を読み出して、前面枠扉開放エラーの有無または下皿満タンエラーの有無などを監視し、前面枠扉開放エラーまたは下皿満タンエラーを検出した場合に、第1副制御部400に送信すべき送信情報に、前面枠扉開放エラーの有無または下皿満タンエラーの有無を示すデバイス情報を設定する。ここで設定したデバイス情報は基本コマンドに含められて、第1副制御部400に送信される。また、図52に示す各種ソレノイド332を駆動して第2特図始動口232や、中央可変入賞口234や右側可変入賞口235の開閉を制御したり、駆動回路324、326、330を介して普通図柄表示装置210、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、各種状態表示部328などに出力する表示データを、I/O310の出力ポートに設定する。
ステップS219のデバイス監視処理が終了すると、図54(a)に示す主制御部メイン処理に復帰するが、復帰前には、ステップS201で一時的に退避した各レジスタの値を元の各レジスタに設定したり、割込許可の設定などを行う。また、復帰前に、低電圧信号がオンであるか否かを監視して、低電圧信号がオンの場合(電源の遮断を検知した場合)には、復電時に電断時の状態に復帰するための特定の変数やスタックポインタを復帰データとしてRAM308の所定の領域に退避し、入出力ポートの初期化等の電断処理を行って、その後、主制御部メイン処理に復帰するようにしてもよい。
<第1副制御部400の処理>
次に、図55を用いて、第1副制御部400の処理について説明する。なお、同図(a)は、第1副制御部400のCPU404が実行するメイン処理のフローチャートである。同図(b)は、第1副制御部400のコマンド受信割込処理のフローチャートである。同図(c)は、第1副制御部400のタイマ割込処理のフローチャートである。同図(d)は、第1副制御部400の画像制御処理のフローチャートである。
まず、同図(a)のステップS301では、各種の初期設定を行う。電源投入が行われると、まずS301で初期化処理が実行される。この初期化処理では、入出力ポートの初期設定や、RAM408内の記憶領域の初期化処理等を行う。
ステップS303では、タイマ変数が10以上か否かを判定し、タイマ変数が10となるまでこの処理を繰り返し、タイマ変数が10以上となったときには、ステップS305の処理に移行する。ステップS305では、タイマ変数に0を代入する。ステップS307では、コマンド処理を行う。第1副制御部400のCPU404は、主制御部300からコマンドを受信したか否かを判別する。
ステップS309では、演出制御処理を行う。例えば、ステップS307で新たなコマンドがあった場合には、このコマンドに対応する演出データをROM406から読み出す等の処理を行い、演出データの更新が必要な場合には演出データの更新処理を行う。以下に説明する、操作手段を絡めた演出も、この演出制御処理でまずは制御される。すなわち、図柄の変動時間に関する情報を含む図柄変動開始コマンドを受信した場合には、その変動時間の長さに応じて、操作手段を絡めた演出を実行するか否かを、この演出制御処理における抽選処理によって決定し、実行する場合には、ROM406から演出データを読み出す。ここで読み出した演出データに応じて、3つの装飾図柄表示装置208L〜208Nそれぞれにおける画像表示制御がステップS313で実行され、可動手段制御については、第2副制御部500に、ここで読み出した演出データに応じた制御コマンドを送信し、後述するステップS713で第2副制御部500によって行われる。
ステップS311では、検出部710から出力される検出信号をセンサ回路428を介して検出することで、チャンスボタン136が押下されたか否かを判定する。ここでの判定の結果、チャンスボタン136の押下操作を検出した場合には、ステップS309で更新した演出データをチャンスボタン136の押下操作に応じた演出データに変更する処理や、チャンスボタン136の押下操作が有効の場合には、後述する操作受付演出に対応する演出データを準備する処理などを行う。
ステップS313では、ステップS309で読み出した演出データの中にVDP434への命令がある場合には、この命令をVDP434に出力する(詳細は後述)。ステップS315では、ステップS309で読み出した演出データの中に音源IC416への命令がある場合には、この命令を音源IC416に出力する。ステップS317では、ステップS309で読み出した演出データの中に各種ランプ418への命令がある場合には、この命令を駆動回路420に出力する。
ステップS319では、ステップS309で読み出した演出データの中に、第2装飾図柄表示装置208Mまたは/および第3装飾図柄表示装置208Nへの動作命令(移動命令又は回転命令)がある場合には、この命令を駆動回路432に出力する。
ステップS321では、ステップS309で読み出した演出データの中に第2副制御部500に送信する制御コマンド(例えば、各種の可動手段136,191,224Fa,224Fb,224Eに関する制御コマンド)がある場合には、この制御コマンドを出力する設定を行い、ステップS303へ戻る。また、主制御部300から扉開放コマンドが送信されてきていた場合には、このステップS321で、扉開放コマンドを第2副制御部に出力する設定を行う。
次に、同図(b)を用いて、第1副制御部400のコマンド受信割込処理について説明する。このコマンド受信割込処理は、第1副制御部400が、主制御部300が出力するストローブ信号を検出した場合に実行する処理である。コマンド受信割込処理のステップS401では、主制御部300が出力したコマンドを未処理コマンドとしてRAM408に設けたコマンド記憶領域に記憶する。
次に、同図(c)を用いて、第1副制御部400のCPU404によって実行する第1副制御部タイマ割込処理について説明する。第1副制御部400は、所定の周期(例えばが、2msに1回)でタイマ割込を発生するハードウェアタイマを備えており、このタイマ割込を契機として、タイマ割込処理を所定の周期で実行する。
第1副制御部タイマ割込処理のステップS501では、図56(a)に示す第1副制御部メイン処理におけるステップS303において説明したRAM408のタイマ変数記憶領域の値に、1を加算して元のタイマ変数記憶領域に記憶する。従って、ステップS303において、タイマ変数の値が10以上と判定されるのは20ms毎(2ms×10)となる。第1副制御部タイマ割込処理のステップS503では、ステップS319で設定された第2副制御部500への制御コマンドの送信や、演出用乱数値の更新処理等を行う。
次に、同図(d)を用いて、第1副制御部400のメイン処理におけるステップS313の画像制御処理について説明する。同図は、画像制御処理の流れを示すフローチャートを示した図である。
ステップS601では、画像データの転送指示を行う。ここでは、CPU404は、まず、VRAM436の表示領域Aと表示領域Bの描画領域の指定をスワップする。これにより、描画領域に指定されていない表示領域に記憶された1フレームの画像が第1装飾図柄表示装置208L等に表示される。次に、CPU404は、VDP434のアトリビュートレジスタに、位置情報等テーブルに基づいてROM座標(ROM406の転送元アドレス)、VRAM座標(VRAM436の転送先アドレス)などを設定した後、ROM406からVRAM436への画像データの転送開始を指示する命令を設定する。VDP434は、アトリビュートレジスタに設定された命令に基づいて画像データをROM406からVRAM436に転送する。その後、VDP436は、転送終了割込信号をCPU404に対して出力する。
ステップS603では、VDP434からの転送終了割込信号が入力されたか否かを判定し、転送終了割込信号が入力された場合はステップS605に進み、そうでない場合は転送終了割込信号が入力されるのを待つ。ステップS605では、演出シナリオ構成テーブルおよびアトリビュートデータなどに基づいて、パラメータ設定を行う。ここでは、CPU404は、ステップS601でVRAM436に転送した画像データに基づいてVRAM436の表示領域AまたはBに表示画像を形成するために、表示画像を構成する画像データの情報(VRAM436の座標軸、画像サイズ、VRAM座標(配置座標)など)をVDP434に指示する。VDP434はアトリビュートレジスタに格納された命令に基づいてアトリビュートに従ったパラメータ設定を行う。
ステップS607では、描画指示を行う。この描画指示では、CPU404は、VDP434に画像の描画開始を指示する。VDP434は、CPU404の指示に従ってフレームバッファにおける画像描画を開始する。
ステップS609では、画像の描画終了に基づくVDP434からの生成終了割込み信号が入力されたか否かを判定し、生成終了割込み信号が入力された場合はステップS611に進み、そうでない場合は生成終了割込み信号が入力されるのを待つ。ステップS611では、RAM408の所定の領域に設定され、何シーンの画像を生成したかをカウントするシーン表示カウンタをインクリメント(+1)して処理を終了する。
<第2副制御部500の処理>
次に、図56を用いて、第2副制御部500の処理について説明する。なお、同図(a)は、第2副制御部500のCPU504が実行するメイン処理のフローチャートである。同図(b)は、第2副制御部500のコマンド受信割込処理のフローチャートである。同図(c)は、第2副制御部500のタイマ割込処理のフローチャートである。
まず、同図(a)のステップS701では、各種の初期設定を行う。電源投入が行われると、まずS701で初期化処理が実行される。この初期化処理では、入出力ポートの初期設定や、RAM508内の記憶領域の初期化処理等を行う。
ステップS703では、タイマ変数が10以上か否かを判定し、タイマ変数が10となるまでこの処理を繰り返し、タイマ変数が10以上となったときには、ステップS705の処理に移行する。ステップS705では、タイマ変数に0を代入する。ステップS707では、コマンド処理を行う。第2副制御部500のCPU504は、第1副制御部400のCPU404からコマンドを受信したか否かを判別する。
ステップS709では、演出制御処理を行う。例えば、ステップS707で新たなコマンドがあった場合には、このコマンドに対応する演出データをROM506から読み出す等の処理を行い、演出データの更新が必要な場合には演出データの更新処理を行う。ステップS711では、第1副制御部400からの遊技盤用ランプ532や遊技台枠用ランプ542への命令がある場合には、この命令をシリアル通信制御回路520に出力する。
ステップS713では、可動手段制御処理を行い、その後、ステップS703に戻る。ここでの可動手段制御処理では、第1副制御部400から、各種の可動手段(進退動作を実行可能なチャンスボタン136、前後方向に回動可能な透過部191、上下動可能な八代役物224Fa及び将軍役物224Fb、同じく上下動可能な家紋役物224E)に関する制御コマンドを受信した場合に、当該制御コマンドに対応する各種処理を行い、各種の可動手段136,191,224Fa,224Fb,224Eそれぞれの稼働制御を行う。
次に、同図(b)を用いて、第2副制御部500のコマンド受信割込処理について説明する。このコマンド受信割込処理は、第2副制御部500が、第1副制御部400が出力するストローブ信号を検出した場合に実行する処理である。コマンド受信割込処理のステップS801では、第1副制御部400が出力したコマンドを未処理コマンドとしてRAM508に設けたコマンド記憶領域に記憶する。
次に、同図(c)を用いて、第2副制御部500のCPU504によって実行する第2副制御部タイマ割込処理について説明する。第2副制御部500は、所定の周期(例えば、2msに1回)でタイマ割込を発生するハードウェアタイマを備えており、このタイマ割込を契機として、タイマ割込処理を所定の周期で実行する。
第2副制御部タイマ割込処理のステップS901では、図56(a)に示す第2副制御部メイン処理におけるステップS703において説明したRAM508のタイマ変数記憶領域の値に、1を加算して元のタイマ変数記憶領域に記憶する。従って、ステップS703において、タイマ変数の値が10以上と判定されるのは20ms毎(2ms×10)となる。第2副制御部タイマ割込処理のステップS903では、演出用乱数値の更新処理等を行う。
続いて、図49に示すパチンコ機100における具体的な演出の一例について説明する。
図57は、ボタン演出の一例を段階的に示す図である。この図57では、かっこ書きで記されたアルファベット等の順に、時間が経過していく(以降の図においても、特に断らない限り同じ。)。なお、かっこ書きで記されたアルファベット等と、次にかっこ書きで記されたアルファベット等との時間間隔は、一つの図において、等間隔であってもよいし、異なる間隔であってもよいし、等間隔と異なる間隔が混在していてもよい(以降の図においても同じ。)。
図57では、3つの装飾図柄表示装置208208L〜Nのうち、第2装飾図柄表示装置208Mおよび第3装飾図柄表示装置208Nを図示省略し、第1装飾図柄表示装置208Lのみ示している。
図57に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、演出表示領域208dの中央部分に、変動アイコン表示領域208eが設けられており、その変動アイコン表示領域208eの右横には、保留アイコン表示領域208fが設けられている。変動アイコン表示領域208eの外周には、変動アイコン表示領域208eの位置を示す枠状画像が表示されている。この枠状画像は、常時表示されているが、表示条件を満たすとき(例えば、変動アイコン表示領域に変動アイコンが表示されていないとき、あるいは反対に表示されているとき、さらにはリーチ演出が行われていないとき)にのみ表示されるようにしてもよい。なお、変動アイコン表示領域208eと保留アイコン表示領域208fとのうち、いずれか一方の表示領域のみしか設けないようにしてもよい。
保留アイコン表示領域208fには、一又は複数の保留アイコンが表示可能である。図57(a)に示す第1装飾図柄表示装置208Lには、4つの保留アイコンh1〜h4が表示されている。これら4つの保留アイコンh1〜h4はいずれも黒丸の表示であり、点線による白丸の表示は保留アイコンが非表示であることを表す。保留アイコンは、特図の図柄変動表示の開始あるいは特図の当否判定の開始が保留されていることを表すアイコンであり、表示される保留アイコンの数は、基本的には特図変動遊技の保留数と同数である。ただし、保留消化時前後では、保留アイコンの表示個数が、保留数を表さなくなるタイミングがあってもよい。保留アイコンには、特図1の保留アイコンと特図2の保留アイコンがあり、保留アイコン表示領域208fを2分割して、両アイコンごとの表示領域としてもよい。また、保留アイコンは、その表示態様によって当該保留の当否についての先読み予告が可能である。保留アイコンに関連するアニメーションとしては、例えば、保留が増加して新たな保留アイコンが表示される場合に実行される増加アニメーション、先の保留が消化されたことによって当該保留の順位が変動し、保留アイコンが別の表示位置(例えば左隣の位置)に移動する場合に実行される移動アニメーション、先読み結果等に基づいて保留アイコンの表示態様が変化する場合に実行される変化アニメーション、保留が消化されて保留アイコンが消去される場合に実行される消去アニメーション、優先変動機において優先側の特図の保留が増加したときに非優先側の特図の保留アイコンを退避させる場合に実行される退避アニメーション等がある。また、上記のアニメーション以外に、上記アニメーションの実行中以外の期間(例えば、保留の増減や保留アイコンの変化がない期間)に単独で実行されるとともに、上記アニメーションと重複して実行可能な待機アニメーションがある。この待機アニメーションとしては、表示位置を変えずにその場で行われるアニメーション(例えば、一定の尺のアニメーションの繰り返しアニメーション)が一例としてあげられる。なお、保留アイコンの増加、移動、変化、消去、退避、待機の各アニメーションは、複数重複して実行される場合がある。
変動アイコン表示領域208eには、一つの変動アイコンが表示可能である。図57(b)に示す第1装飾図柄表示装置208Lには、星形の変動アイコンcが表示されている。変動アイコンは、保留が消化されて特図変動遊技が開始された後に表示される、当該特図変動遊技に対応するアイコン、言い換えれば、実行中の図柄変動表示に関するアイコンである。すなわち、保留アイコンが、その保留アイコンに対応した特図変動遊技の開始と同時に変動アイコンになる。より厳密には、始動入賞が最も古い第一の保留アイコンが保留アイコン表示領域208fから変動アイコン表示領域208eに移動する場合、移動中のアイコンを変動アイコンと称したり、変動アイコンが移動すると表現してもよい。あるいは、変動アイコン表示領域208eへの移動が完了した後のアイコンを変動アイコンと称してもよい。この変動アイコンは、保留アイコンとは異なる表示サイズ(保留アイコンよりも大きい表示サイズあるいは小さい表示サイズ)で表示される。これにより、変動アイコンと保留アイコンとの識別が容易になる場合があるが、同じサイズであってもよい。また、変動アイコンは、保留アイコンの表示態様と関連した表示態様からなる場合がある。変動アイコンは、その表示態様によって当該変動の当否についての予告(当該変動予告)が可能であり、基本的には当該変動の当否結果が報知されるタイミングで消去される。したがって、変動アイコンは、保留に関するアイコンと見ることができ、特図変動遊技の当否結果の報知を保留しているという意味では保留アイコンの一種と考えることもできる。なお、消去タイミングは、当該変動の当否結果が報知されるタイミングよりも前のタイミングであってもよいし、同じタイミングであってもよいし、後のタイミングであってもよい。
保留アイコンおよび変動アイコンの双方に関連するアニメーションとしては、保留アイコン表示領域208fに表示されている、始動入賞のタイミングが最も古い保留アイコンを、当該保留が消化されたときに、変動アイコン表示領域208eに変動アイコンとして移動させる移動アニメーションと、保留アイコンの表示態様から変動アイコンの表示態様に変化させる変化アニメーションとがある。これらのアニメーションは、組み合わせて同時期に実行される場合がある。保留アイコンの表示態様と変動アイコンの表示態様が同一である場合には、変化アニメーションの実行を省略することもできる。
変動アイコンに関連するアニメーションとしては、当該特図変動遊技の実行中に実行される待機アニメーションや、当該特図変動遊技が終了して変動アイコンが消去されるときに実行される消去アニメーション、変動アイコンの表示態様を途中で変更する場合に実行される変化アニメーション等がある。これらのアニメーションは、互いに組み合わせて同時期に実行される場合がある。また、変動アイコンの待機アニメーションは、移動アニメーションや変化アニメーションと組み合わせて同時期に実行される場合がある。
また、図57に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、右上に、特図1の第4図柄2081と特図2の第4図柄2082が表示されている。特図1の第4図柄2081は丸形の表示であり、特図2の第4図柄2082は四角形の表示である。いずれの第4図柄2081,2082も、灰色が変動中であることを表し、黒色が大当り図柄の停止表示(確定表示)中であることを表し、白色がハズレ図柄の停止表示(確定表示)中であることを表す。これらの第4図柄2081,2082も装飾図柄の一種である。
さらに、図57には、第1装飾図柄表示装置208Lの他、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、第1特図柄保留ランプ218、および第2特図保留ランプ220が示されている。
加えて、図57には、第1装飾図柄表示装置208Lの右横に、チャンスボタン136も示されている。図57に示すチャンスボタン136は、白色の表示が、チャンスボタン136に内蔵されたチャンスボタンランプ138の白色の点灯状態、あるいは消灯状態を表し、ハッチングを施した表示が、そのチャンスボタンランプ138の赤色の点灯状態を表す。チャンスボタンランプ138が赤色に点灯している状態は、チャンスボタン136の押下を促している状態である。なお、ハッチングを施した表示は、赤色以外の点灯状態であってもよい。また、ここでは「点灯」としたが、「点滅」であってもよい(以下、同じ)。
図57に示す第1装飾図柄表示装置208Lの背景画像は、城下町の背景画像である。背景画像が、城下町の背景画像である場合には、パチンコ機100は、複数種類用意された演出モードのうちの、城下町モードであることになる。すなわち、背景画像と演出モードは対応付けられている。
図57(a)では、第1特図表示装置212も第2特図表示装置214もハズレの停止図柄を表示(確定表示)しており、第1装飾図柄表示装置208Lには、バラケ目である「装飾3」−「装飾4」−「装飾1」が表示されている。また、特図1の第4図柄2081も特図2の第4図柄2082も、白色の停止中表示である。この図57(a)に示す第1特図柄保留ランプ218は4つ点灯しているとともに、第1装飾図柄表示装置208Lには、特図1の保留表示である黒丸の保留アイコンが4つ表示されており、変動アイコン表示領域208eには変動アイコンは表示されていない。
図57(b)では、第1特図表示装置212において特図の図柄変動表示が開始されており、第1装飾図柄表示装置208Lでも装飾図柄の変動表示が開始されている。すなわち、第1装飾図柄表示装置208Lでは、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cそれぞれにおいて、装飾図柄の更新(変動表示)が連続的に行われている。また、図57(b)に示す第1特図柄保留ランプ218は3個のみ点灯し、第1装飾図柄表示装置208Lにおける保留アイコン表示領域208fには、保留アイコンが3つ(保留アイコンh1〜h3)しか表示されておらず、変動アイコン表示領域208eには、星形の変動アイコンcが表示されている。これは、同図(a)に表示されていた4つの保留アイコンh1〜h4のうち、始動入賞のタイミングが最も古い保留アイコンh1が、変動アイコンになって、保留アイコン表示領域208fから変動アイコン表示領域208eに移動した結果である。さらに、丸形の表示である特図1の第4図柄2081は、変動中表示(灰色)に変化している。
図57(c)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、リーチ演出が開始されている。これまで、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、および右図柄表示領域208cそれぞれにおいて行われていた装飾図柄の変動表示は、左隅に縮小表示され、3の数字によるリーチ状態になっている。
この例では、リーチ演出が開始されると、ボタン演出も開始される。ここでのボタン演出は、スーパーリーチへの発展を占う演出になる。また、ボタン演出は、発展するスーパーリーチの種類を占う演出であってもよい。ボタン演出が開始されると、図57(d)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lの中央には、図49に示すチャンスボタン136を模したボタン画像136aと、チャンスボタン136の操作(押下)を促す促進表示としての、矢印の表示136bおよび「押せ」という文字表示と、チャンスボタン136の操作を有効なものとして受付ける期間(操作有効期間)に関する表示としての残期間メータ表示136cとの3つがワンセットになって表示されている。なお、残期間メータ表示136cは、チャンスボタン136の操作を受付ける残期間を表す表示である。また、図57に示すチャンスボタン136はどの段階でも初期位置にある状態であり、同図(d)に示すチャンスボタンランプ138は、赤色に点灯し始め、押下を促している。
この例では、遊技者は、ボタン演出が開始されてからすぐにはチャンスボタン136を操作せず、少し経ってからチャンスボタン136が操作(押下)される(図57(f)参照)。チャンスボタン136が操作されると、それまで赤色に点灯していたチャンスボタン136は、白色への点灯に切り替わったり、あるいは消灯する。
チャンスボタン136が、操作有効期間内に操作されると、第1装飾図柄表示装置208Lには、スーパーリーチへ発展しそうか否かを示唆するカットイン予告が表示される。図57(g)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、“CHANCE”という表示が背景画像にオーバーラップするように割り込んで、その後、同図(h)に示すように、スーパーリーチAに発展している。図57(h)に示す第1装飾図柄表示装置208Lには、スーパーリーチAという文字が表示され、スーパーリーチAの演出が行われていることを示している。この例では、最初から最後まで城下町の背景であり、スーパーリーチAの演出表示も城下町の背景で行われる。また、スーパーリーチAの演出表示が開始されると、保留アイコンh1〜h3は総て消え、視認不能になっている。一方、第4図柄2081,2082、および変動アイコンcや変動アイコン表示領域208eの位置を示す枠状画像は表示され続けている。なお、第4図柄2081,2082や変動アイコンcや枠状画像も消し、視認不能にしてもよい。スーパーリーチAは、大当り確定のスーパーリーチではなく、スーパーリーチAに発展したからといって必ず大当りするとは限らない。また、“CHANCE”というスーパーリーチへ発展しそうなことを期待させる表示がなされた場合であっても、必ずしもスーパーリーチが開始されるわけではなく、スーパーリーチが開始されずにハズレ図柄が停止表示される場合もある。また、図57(g)に示す“CHANCE”という表示は、チャンスボタン136が操作されないと表示されない専用の表示であってもよいし、チャンスボタン136が操作されなくても表示される汎用の表示であってもよい。
一方、チャンスボタン136が操作(押下)される図57(f)から続く他の例を示す図57(g’)では、第1装飾図柄表示装置208Lに“残念”という表示がなされ、その後、同図(h’)に示すように、スーパーリーチには発展せずに、第1装飾図柄表示装置208Lには、「装飾3」−「装飾1」−「装飾3」のハズレの装飾図柄の組合せが停止表示されている。なお、“残念”という表示がなされても、逆転演出によって大当りする場合もある。
なお、チャンスボタン136の操作は、常時受け付けられるが、操作有効期間外の操作は、最終的には無効なものとして扱われ、カットイン予告等の新たな演出が開始されることはない。すなわち、パチンコ機100における操作有効期間内の状態は、チャンスボタン136の操作があった場合に、カットイン予告等の新たな演出の実行が開始される状態(操作有効状態)である。ただし、チャンスボタン136の操作を、常には受け付けておらず、受付期間のみ受け付ける制御を行ってもよい。
図58は、図49に示すパチンコ機100に設けられた操作手段について詳しく説明するための図である。
図49に示すパチンコ機100には、進退動作を実行可能なチャンスボタン136と、前後方向に回動可能な透過部191が設けられている。
図58(a)には、図49に示すパチンコ機100と同じく、チャンスボタン136も、透過部191も、それぞれの初期位置にある様子が示されている。すなわち、チャンスボタン136は突出しておらず、透過部191も、透明板部材118と略平行の状態にある。チャンスボタン136は、初期位置にあっても、操作(押下)可能であり、内蔵されたチャンスボタンランプ138は点灯あるいは点滅可能である。また、チャンスボタン136は、振動する場合があり、初期位置にあっても振動可能である。チャンスボタン136が振動している際にも、チャンスボタンランプ138は点灯あるいは点滅可能であり、スピーカ120からは効果音あるいは演出音が出力可能である。なお、チャンスボタン136は、押し込まれた位置でのみ振動可能なものであってもよい。
図58(b)には、透過部191が、初期位置から、下部に設けられ不図示の駆動軸を中心に回動し、前方に傾斜した様子が示されている。この駆動軸は、パチンコ機100の左右方向に延在した水平軸である。透過部191は、透過部ユニット190に内蔵されたLEDが点灯あるいは点滅しながら前方へ回動し、スピーカ120からは効果音あるいは演出音が出力される。透過部191も、振動する場合があり、初期位置にあっても振動可能である。また、図58(b)に示す前方へ傾斜した状態でも、前後方向あるいは横方向に振動可能である。また、振動の振れ幅が大きな強振動として、透過部191は前後方向に小刻みに回動する場合もある。透過部191が振動している際にも、透過部ユニット190に内蔵されたLEDは点灯あるいは点滅可能であり、スピーカ120からは効果音あるいは演出音が出力可能である。図58(b)に示す透過部191の状態(第二の状態)は、同図(a)に示す初期位置にある状態(第一の状態)に比べて、遊技者に接近しており、遊技者は、この透過部191を手で初期位置に向けて押し込むように操作可能であり、透過部191は操作手段の一例に相当する。透過部191が操作されて押し込まれる際にも、透過部ユニット190に内蔵されたLEDが点灯あるいは点滅し、スピーカ120からは効果音あるいは演出音が出力される。なお、透過部191は、初期位置では振動しないものであってもよい。
図58(c)には、チャンスボタン136が、初期位置から、上方に向かって進出し始めた様子が示されている。チャンスボタン136は、内蔵されたチャンスボタンランプ138が点灯あるいは点滅しながら進出し、スピーカ120からは効果音あるいは演出音が出力される。また、同図(d)には、チャンスボタン136が、最大進出位置まで進出した様子が示されている。チャンスボタン136は、初期位置と最大進出位置との間の一又は複数の位置でも停止可能である。したがって、複数段階に分けて進出可能である。また、初期位置から進出(突出)したチャンスボタン136も振動可能であり、進出(突出)した状態で、横方向あるいは上下方向に振動する。この際にも、チャンスボタンランプ138は点灯あるいは点滅可能であり、スピーカ120からは効果音あるいは演出音が出力可能である。さらに、初期位置から進出(突出)したチャンスボタン136は、初期位置に向けて押し込むように操作可能である。チャンスボタン136が操作されて押し込まれる際にも、チャンスボタンランプ138が点灯あるいは点滅し、スピーカ120からは効果音あるいは演出音が出力される。また、チャンスボタン136は、進出した状態で軽く押さえられるだけで、自動で初期位置に向けて後退していくものであってもよい。
なお、チャンスボタン136の振動や透過部191の振動は、ある設定状態に限って発現する機能であってもよい。例えば、遊技者による演出カスタマイズ機能による設定や、遊技店員側のスイッチの設定により、発現する機能であってもよい。すなわち、設定状態によっては、全く振動しない場合があってもよいし、一部しか振動しない場合があってもよい。
図59は、図49に示すパチンコ機100における操作手段を絡めた演出を説明するための図である。
ここでは、操作手段として、図58を用いて説明した、チャンスボタン136を操作手段Aとし、透過部191を操作手段Bとして説明する。ここでの操作手段Aと操作手段Bを比較すると、操作手段Bは、操作手段Aよりも大きな操作手段(操作面が大きな操作手段)であり、操作手段Aは初期位置でも操作可能だが、操作手段Bは初期位置では操作不能であるといった違いがあるが、操作手段Bと操作手段Aは逆であってもよいし、両者は、同じ大きさの操作手段であってもよいし、初期位置でともに操作可能な操作手段であってもよいし、ともに操作不能な操作手段であってもよい。なお、ここで列挙した操作手段についての複数種類の例のうちのいずれか一種類の例のみを適用してもよいし、複数種類の例を適用してもよいし、全種類を適用してもよい。
また、以降の説明で透過部191として説明している操作手段は、チャンスボタン136とは別に設けられた第二のチャンスボタン等の他の操作手段に置き換えることができる。
図59(a)に示すように、操作手段B(透過部191)を操作することを絡めた演出の方が、操作手段A(チャンスボタン136)を操作することを絡めた演出よりも、大当りの期待度は高い。また、機能Aについては両方備わっているが、機能Bについては操作手段Aにしか備わっていない。機能Aの例として、動作位置で振動するといった機能や、光るといった機能があげられる。機能Bの例として、回転するといった機能や、初期位置でも振動するといった機能があげられる。図59(a)に示すように、操作手段Bの方が、操作手段Aよりも、機能数では劣っている。
ただし、図59(b)に示すように、両者は機能数が同じであってもよい。すなわち、機能Bについては操作手段Aにしか備わっていなかったが、操作手段Bには機能Cが備わっていてもよい。機能Cの例としては、強振動が行えるといった機能があげられる。
なお、操作手段Aと操作手段Bでは、機能数は同じであってもよい。
図59(c)は、操作手段Aの演出データの一部を示す図である。ここでは、第1装飾図柄表示装置208Lにおける表示データが「液晶」、八代役物224Faおよび将軍役物224Fbや家紋役物224Eにおける動作データが「可動手段」、スピーカ120からの音声出力データが「サウンド」、枠ランプ122や、LEDや、各種内蔵ランプの発光データが「LED」、操作手段Aの振動データが「バイブ」として表示されている。図中の「・・・」は、データの省略を表す。演出No.1における「バイブ」のデータは「E0」であり、この「E0」は振動しないことを表している。演出No.2における「バイブ」のデータは「E1」であり、この「E1」は操作手段A(チャンスボタン136)の操作前に操作手段Aを振動させることを表している。演出No.2における「液晶」、「可動手段」、「サウンド」、「LED」の各演出データは、操作手段Aの操作後の演出データになり、操作前に振動している操作手段Aが操作されると、これらの各演出データに従って、操作後の演出が開始される。演出No.3における「バイブ」のデータは「E2」であり、この「E2」は操作手段A(チャンスボタン136)の操作後に操作手段Aを振動させることを表している。演出No.3における「液晶」、「可動手段」、「サウンド」、「LED」の各演出データは、操作手段Aの操作後の演出データになる。演出No.2のデータおよび演出No.3のデータは、操作手段B(透過部191)が操作された場合にも呼び出されることがある。操作手段Bの操作後の演出データとして「液晶」、「可動手段」、「サウンド」、「LED」の各演出データが使用できる場合があるからである。この場合には、操作手段Bが操作された後、演出No.2のデータあるいは演出No.3のデータにおける「液晶」、「可動手段」、「サウンド」、「LED」の各演出データに従った演出が開始され、「E1」あるいは「E2」のデータに従って操作手段Aが振動する。すなわち、演出No.2のデータは、操作手段Aの操作前に操作手段Aを振動させるデータ(E1)を含み、「液晶」等のその他のデータは、操作手段Aの操作後のデータになるが、操作手段Bの操作で、演出No.2のデータを読み出す場合には、「バイブ」のデータについても、「液晶」等のその他のデータに合わせて、操作手段Bの操作後に実行される。また、演出No.2のデータと演出No.3のデータとでは、少なくとも「液晶」のデータが「A1」と「A2」というように異なっており、操作手段Bが操作された後に、「A1」の「液晶」のデータを使用する場合には、演出No.3のデータではなく、演出No.2のデータを読み出す必要がある。
なお、操作手段Bに関する演出データも、操作手段Aが操作された場合に呼び出されることがあり、操作手段Aが操作された後、操作手段Bに関する演出データにおける「液晶」、「可動手段」、「サウンド」、「LED」の各演出データに従った演出が開始され、「バイブ」のデータに従って操作手段Bが振動する。ただし、操作手段Bに関する演出データは、操作手段Aが操作された場合であっても呼び出されなくてもよい。
図60は、操作手段Aを絡めた演出と操作手段Bを絡めた演出に関する実行タイミングを表すフローチャートである。図60に示すフローチャートでは、図の左から右に向かって時間が経過していく。図60(a)〜同図(c)に示すフロチャートでは、上から順に、操作手段B(透過部191)の操作に応じて開始される「操作手段B関連演出」、操作手段Bが操作されると操作手段B関連演出が開始されることになる「操作手段B操作有効状態」、操作手段Bが操作されたことを表す「操作手段B操作」、操作手段A(チャンスボタン136)の操作に応じて開始される「操作手段A関連演出」、操作手段Aが操作されると操作手段A関連演出が開始されることになる「操作手段A操作有効状態」、操作手段Aが操作されたことを表す「操作手段A操作」が示されている。「操作手段B関連演出」には、操作手段B自体が振動する演出も含まれるし、演出表示や効果音出力やLED発光等も含まれる。また、「操作手段A関連演出」には、操作手段A自体が振動する演出も含まれるし、演出表示や効果音出力やLED発光等も含まれる。ただし「操作手段A関連演出」は、操作手段A自体が振動することのみを示していてもよい。なお、「操作手段B操作有効状態」中には、操作手段Bを操作することを促す報知が行われる場合と、行われない場合があり、「操作手段A操作有効状態」中にも、操作手段Aを操作することを促す報知(操作促進報知)が行われる場合と、行われない場合がある。これらの報知が行われれば遊技者は操作有効状態であることを知ることができるが、行われない場合には、各操作手段は、いわゆる裏ボタンになる。
図60(a)に示す例では、操作手段B操作有効状態中に、操作手段Bが操作されなかったが、操作手段B操作有効状態の終了と同時に操作手段B関連演出が開始されている。このように、「操作手段B関連演出」は、操作手段Bが操作されなくても開始される場合がある。なお、「操作手段B関連演出」は、操作手段Bが操作されなくても必ず開始される演出であってもよい。また、操作手段Bの操作の有無で、「操作手段B関連演出」の内容を異ならせてもよい。一方、操作手段Aに関しては、「操作手段A操作有効状態」を経ずに、また操作手段Aも操作されずに、操作手段B関連演出の開始と同時に操作手段A関連演出が開始されている。このように、「操作手段A関連演出」も、操作手段Aが操作されなくても開始される場合がある。なお、「操作手段A関連演出」も、操作手段Aが操作されなくても必ず開始される演出であってもよい。また、操作手段Aの操作の有無で、「操作手段A関連演出」の内容を異ならせてもよい。この例では、操作手段B関連演出の実行期間と操作手段A関連演出の実行期間は同じであり、例えば、操作手段B(透過部191)の振動と、操作手段A(チャンスボタン136)の振動が同時に開始され、同時に終了する。
図60(b)に示す例では、操作手段B操作有効状態中に、操作手段Bが操作され、操作手段Bが操作されると、操作手段B操作有効状態から操作手段B関連演出の実行に切り替わる。一方、操作手段Aに関しては、ここでも、「操作手段A操作有効状態」を経ずに、また操作手段Aも操作されずに、操作手段B関連演出の開始と同時に操作手段A関連演出が開始されている。この例でも、操作手段B関連演出の実行期間と操作手段A関連演出の実行期間は同じであり、例えば、操作手段B(透過部191)の振動と、操作手段A(チャンスボタン136)の振動が同時に開始され、同時に終了する。
図60(c)に示す例でも、操作手段B操作有効状態中に、操作手段Bが操作され、操作手段Bが操作されると、操作手段B操作有効状態から操作手段B関連演出の実行に切り替わる。一方、操作手段Aに関しては、ここでも、「操作手段A操作有効状態」を経ずに、また操作手段Aも操作されずに、操作手段B関連演出の開始と同時に操作手段A関連演出が開始されている。図60(c)に示す例では、操作手段B関連演出の実行期間の方が、操作手段A関連演出の実行期間よりも長く、例えば、操作手段B(透過部191)の振動と、操作手段A(チャンスボタン136)の振動が同時に開始されるが、操作手段Aの振動が先に終了し、操作手段Aの振動が終了した後に、操作手段Bの振動が終了する。
なお、開始時期は一緒であって、操作手段A関連演出の実行期間の方が、操作手段B関連演出の実行期間よりも長くてもよい。あるいは、開始時期が異なり、操作手段B関連演出が先に開始し、その後、操作手段A関連演出が開始し、操作手段A関連演出が先に終了し、その後、操作手段B関連演出が終了してもよい。また、反対に、操作手段A関連演出が先に開始し、その後、操作手段B関連演出が開始し、操作手段B関連演出が先に終了し、その後、操作手段A関連演出が終了してもよい。また、終了時期が同じであってもよく、操作手段B関連演出が先に開始し、その後、操作手段A関連演出が開始し、操作手段B関連演出と操作手段A関連演出が揃って終了してもよいし、その反対に、操作手段A関連演出が先に開始し、その後、操作手段B関連演出が開始し、操作手段A関連演出と操作手段B関連演出が揃って終了してもよい。
また、図60(a)を用いて説明したように操作手段Bを操作しなくても操作手段B関連演出が実行される場合に、例えば、その操作手段B関連演出が、操作手段B操作有効状態の開始から第一の時間が経過するまで実行される態様であれば、操作手段Bを早い段階で操作すればするほど、操作手段B関連演出の実行時間が長くなるように構成することができるようになる。
図61は、操作手段を絡めた演出に関する実行タイミングを表すフローチャートである。図61(a)〜同図(c)それぞれにおける矢印は、操作手段Aの振動期間を表す。
図61(a)に示す例は、装飾図柄の変動表示中における例であり操作手段B(透過部191)の操作促進報知が行われている状態で、操作手段Bが操作されると、操作手段A(チャンスボタン136)の振動が開始されるとともに、第1装飾図柄表示装置208L等では、ジャッジ演出が開始される。ここでのジャッジ演出は、大当りについてのジャッジ演出であり、第一の演出の一例に相当する。この第一の演出は、操作手段A(チャンスボタン136)の操作を用いない予告演出である。また、第一の演出は、操作手段A(チャンスボタン136)に関する予告演出ではない。ジャッジ演出の結果が表示されると、ジャッジ演出は終了になり、第1装飾図柄表示装置208Lでは、装飾図柄の変動表示として、3つの装飾図柄の揺れ変動表示が開始される。操作手段Aの振動は、この揺れ変動表示の実行期間の途中まで継続される。やがて、揺れ変動表示が終了し、3つの装飾図柄の組合せが確定表示される。
ここで、図61(a)の下方タイミングチャートに示すように、操作手段Bの操作タイミングが遅れると、全体の装飾図柄の変動時間は既に決まっている関係から、3つの装飾図柄の揺れ変動表示の実行期間が短縮され、操作手段Aの振動は、短縮された揺れ変動表示の実行期間の終了少し前まで継続されることになる。
図61(a)に示すように、確定表示といった、遊技者の利益に関する結果の報知の前に、操作手段Aの振動といった演出を終了させ、遊技者が、利益に関する結果の報知に集中できるようにしている。
図61(b)に示す例は、大当り遊技中における例であり操作手段B(透過部191)の操作促進報知が行われている状態で、操作手段Bが操作されると、操作手段A(チャンスボタン136)の振動が開始されるとともに、第1装飾図柄表示装置208L等では、ジャッジ演出が開始される。ここでのジャッジ演出におけるジャッジは、確変状態に移行するか否かに結びつくジャッジである。ジャッジ演出の結果が表示されると、ジャッジ演出は終了になり、第1装飾図柄表示装置208Lでは、次のラウンドで特定入賞口(例えば、V入賞口)を狙うことが報知される。操作手段Aの振動は、この報知の実行期間の途中まで継続される。やがて、次のラウンドが開始され、特定入賞口(例えば、V入賞口)を狙うことが再度報知される。
ここで、図61(b)の下方タイミングチャートに示すように、操作手段Bの操作タイミングが遅れると、1ラウンドの最大許容時間は既に決まっている関係から、次のラウンドで特定入賞口を狙うことを報知する実行期間が短縮され、操作手段Aの振動は、短縮されたその報知の実行期間の終了少し前まで継続されることになる。
以上説明したように、大当り遊技中であっても、操作手段を絡めた演出は実行される。また、特定入賞口を狙うべきラウンドは限定されており、そのラウンドに特定入賞口に入賞させることができると、大当り遊技終了後に確変状態に移行する。このため、特定入賞口を狙うべきラウンドは遊技者の利益につながる重要なラウンドであり、遊技者の利益につながるラウンドの開始前に、操作手段Aの振動といった演出を終了させ、遊技者が、特定入賞口を狙うことに集中できるようにしている。
また、図61(a)に示す例や同図(b)に示す例は、操作手段Bの操作タイミングが変わっても、操作手段Aの振動期間は変わらずに一定である例になる。
図61(c)に示す例は、装飾図柄の変動表示中における擬似連演出の例であり、操作手段B(透過部191)の操作促進報知が行われている状態で、操作手段Bが操作されると、操作手段A(チャンスボタン136)の振動が開始されるとともに、第1装飾図柄表示装置208L等では、擬似連図柄の停止表示が開始される。操作手段Aの振動は、この擬似連図柄の停止表示が終了するまで継続され、擬似連図柄の停止表示が終了すると同時に操作手段Aの振動も終了する。そして、次の擬似変動表示が開始され、擬似連回数はn回目になり、このn回目の擬似変動表示でも操作手段Bの操作促進報知が行われる。
ここで、図61(c)の下方タイミングチャートに示すように、操作手段Bの操作タイミングが遅れた場合には、操作手段Bの操作で開始された擬似連図柄の停止表示の期間が短縮され、操作手段Aの振動は、短縮された擬似連図柄の停止表示の終了と同時に終了することになる。
この図61(c)に示す例は、操作手段Bの操作タイミングが変わると、操作手段Aの振動期間も変わってしまう例になる。
以上説明したことを含めてまとめると、操作手段Aは、第一の演出の一例に相当するジャッジ演出が少なくとも実行されている期間において振動可能である。また、操作手段Aは、第一の演出の一例に相当するジャッジ演出が実行されている期間の少なくとも一部において振動可能であってもよい。例えば、ジャッジ演出の終了と同時に振動も終了してもよいし、ジャッジ演出が終了しても振動を継続してもよいし、ジャッジ演出が終了する前に振動を終了してもよい。また、操作手段Aが振動する振動期間は、一定であってもよいし、操作手段Bの操作の有無や操作タイミングに応じて異なるものであってもよい。
図61(d)に示す上方の例は、最終ジャッジ演出が、操作手段Aの操作に応じて開始される例である。最終ジャッジ演出とは、装飾図柄の変動表示中に、その変動表示において大当りとなるか否かに関するジャッジであったり、リーチ演出(強SPリーチなど、最終段階のリーチ演出)における結末を示すジャッジであったりする。この上方の例では、操作手段Aが振動している期間が操作手段Aの操作を有効として取り扱う期間であり、操作手段Aが操作された時点で、振動は終了し、最終ジャッジ演出が開始される。したがって、操作手段Aの操作が遅れれば、操作手段Aの振動開始タイミングと最終ジャッジ演出の開始タイミングとの間の期間L1は長くなり、操作手段Aが振動している期間が長くなる。また、操作手段Aが操作されなかった場合でも、最終ジャッジ演出は開始される。この場合には、上記期間L1は、最長になり、また一定の期間長である。
一方、図61(d)に示す下方の例は、操作手段Bの操作に応じて最終ジャッジ演出が開始されるとともに、操作手段Aの振動も開始される。したがって、操作手段Aの振動開始タイミングと最終ジャッジ演出の開始タイミングは同時になり、両者の間の期間長はゼロになる。ただし、操作手段Aが振動している期間は一定期間確保することができる。ここでの最終ジャッジ演出も、第一の演出の一例に相当し、操作手段A(チャンスボタン136)の操作を用いない予告演出であり、操作手段A(チャンスボタン136)に関する予告演出でもない。
なお、操作手段Bの操作に応じて最終ジャッジ演出が開始される一方で、操作手段Aの振動は、操作手段Bの操作後、操作手段Aを操作することで開始される場合には、上方の例と同じく、操作手段Aの操作が遅れれば、最終ジャッジ演出の開始タイミングと操作手段Aの振動開始タイミングとの間の期間は長くなり、操作手段Aが振動している期間が長くなる。
次に、メータ演出について説明する。
図62は、メータ演出の一例を段階的に示す図である。
図62(1)には、中央に第1装飾図柄表示装置208L、向かって左側には第2装飾図柄表示装置208M、向かって右側には第3装飾図柄表示装置208Nが示されている。
また、図51では不図示であった家紋役物224Eが、第1装飾図柄表示装置208Lよりも下方に示されている。図62(1)に示す家紋役物224Eの位置は初期位置に相当する。なお、この家紋役物224Eと、3つの装飾図柄表示装置208L〜Nとの前後関係(奥行き方向の位置関係)は、家紋役物224Eが最も前側になり、第1装飾図柄表示装置208Lが最も後側になり、家紋役物224Eと第1装飾図柄表示装置208Lの間に、第2装飾図柄表示装置208Mおよび第3装飾図柄表示装置208Nが配置されている。
図62では不図示の、第1特図表示装置212(図49等参照)において実行される変動表示の図柄(特図)や、第2特図表示装置214(図49等参照)において実行される変動表示の図柄(特図)が第1図柄に相当する。また、同じく不図示の普図表示装置210(図49等参照)において実行される変動表示の図柄(普図)が第2図柄に相当する。そして、第1装飾図柄表示装置208Lにおいて実行される変動表示の装飾図柄が第3図柄pd3に相当する。すなわち、第1装飾図柄表示装置208Lにおける図柄表示領域208a〜208cにおいて変動表示する、図53(b)に示す装飾図柄が第3図柄pd3に相当する。第3図柄pd3は、不図示の第1図柄を装飾を高めて表した演出図柄である。第1図柄は、主制御部300で表示制御され、第3図柄pd3は、副制御部400,500側で表示制御される。上述したように、副制御部400,500側では、所定の周期ごとにタイマ割込処理が実行される。このため、第1図柄と第3図柄pd3とでは、副制御部400,500側におけるタイマ割込処理の所定の周期分だけ少なくともタイムラグが生じるが、第1図柄が変動表示を開始すると、第3図柄pd3も変動表示を開始し、第1図柄が停止表示になると、第3図柄pd3も停止表示になる。以下、第3図柄pd3を用いて説明したり、第3図柄pd3を基準に説明したりするが、第3図柄pd3を第1図柄に置き換えても同じことである。
また、図62では、八代役物224Faおよび将軍役物224Fbが、第1装飾図柄表示装置208Lの上方に示されている。さらに、将軍役物224Fの右側には、第4図柄pd4が示されている。第4図柄pd4には四角の表示と丸の表示があり、四角の表示は特図1に対応しており、丸の表示は特図2に対応している。四角の表示であっても丸の表示であっても、灰色表示は、特図表示装置(212,214)においてハズレの停止図柄が表示中であることを表し、黒色表示は、特図表示装置(212,214)において大当りの停止図柄が表示中であることを表し、白色表示は、特図表示装置(212,214)において図柄変動の表示中であることを表す。この第4図柄pd4は、第1装飾図柄表示装置208Lに表示されるものであってもよいし、第2装飾図柄表示装置208Mに表示されるものであってもよいし、第3装飾図柄表示装置208Nに表示されるものであってもよいし、あるいはその他の表示手段や専用表示手段に表示されるものであってもよい。なお、盤面のLEDランプ等の点灯で変動表示中と停止表示中を区別して表してもよい。さらに、左側の第2装飾図柄表示装置208Mの上部分には、第3図柄pd3を縮小表示したミニ装飾図柄が示され、このミニ装飾図柄は第5図柄pd5に相当する。なお、第5図柄pd5は、第3図柄pd3と表示態様が異なっていてもよく、第3図柄pd3の大きさよりも小さいか、表示位置が異なっているか、あるいは小さく且つ表示位置が異なっていればよい。第5図柄pd5も、変動表示と停止表示を行い、第4図柄pd4と同じく、第3図柄pd3の変動表示中と停止表示中を、わかりやすく表す役目を担っている。したがって、第4図柄pd4と第5図柄pd5は互いに同期している。第3図柄pd3、第4図柄pd4、第5図柄pd5それぞれは、複数表示される場合があってもよい。なお、第3図柄pd3も、第4図柄pd4も、第5図柄pd5も、広義の意味では装飾図柄に相当する。
図62(1)に示す状態は、第3図柄pd3も第5図柄pd5も、ハズレの装飾図柄の組合せの停止表示である。また、第4図柄pd4は、灰色の四角の表示と灰色の丸の表示であり、特図1も特図2も停止表示中を表している。
また、図62(1)に示す第1特図表示装置212の演出表示領域208dには、保留枠UIが示されている。この保留枠UIは、アイコン表示領域に表示された領域アイコンとも見ることができるし、各種の情報を遊技者に提供するユーザーインターフェースとも見ることができる。また、保留枠UIには、中央に変動アイコン表示領域が配置され、その左側に保留アイコン表示領域、右側に演出表示領域が配置されている。保留アイコン表示領域には、特図1あるいは特図2の最大保留球数に対応した4つのステージhs1〜hs4が用意されており、各ステージごとに一つの保留アイコンが表示される。なお、特図1の保留球数と特図2の保留球数を合わせた数(例えば8つ)に対応したステージが用意されていてもよい。変動アイコン表示領域には、保留アイコン表示領域に用意された4つのステージhs1〜hs4よりも高くて大きなステージcsが用意されており、変動アイコンはこのステージcsの上に表示される。また、図62(1)に示す保留枠UIには、縦縞の柄が入った左右に延びたベースアイコンUIbが設けられており、保留アイコン表示領域に用意された4つのステージhs1〜hs4や、変動アイコン表示領域に用意されたステージcsは、それぞれベースアイコンUIbに前側から重なって表示されたステージアイコンと見ることもできる。また、図62(1)に示す演出表示領域にはチュートリアル表示tsが表示されている。このチュートリアル表示tsも、ベースアイコンUIbに前側から重なったチュートリアルアイコンと見ることもできる。
図62(1)に示す保留アイコン表示領域208fには、1つの保留アイコンh1が表示され、現在の特図の保留数が1つであることが報知されている。すなわち、特図の保留球数分だけ保留アイコンが表示され、入賞タイミングが古いものほど、中央寄り(右側)に表示される。図62(1)に示す第1保留の保留アイコン(第1保留アイコン)h1は、特図1についての保留アイコンであって、先読み予告の表示態様である赤色の表示態様で表示されている。保留アイコンには、デフォルトの表示態様である白色の表示態様の他、様々な表示態様が用意されており、各表示態様ごとに、その保留に対応した図柄変動表示における大当りの期待度(信頼度)を表す。ただし、大当りの期待度が高い表示態様であっても、その保留に対応した図柄変動表示で必ず大当りするとは限らず、ハズレになる場合もある。すなわち、大当りの期待度が高いほど、第1図柄において最終的に大当り図柄態様が確定表示されやすい。また、保留アイコンが先読み予告の態様で表示され始めたり、デフォルトの表示態様で表示され始めた後、先読み予告の態様に変化するタイミングは、変動開始時、変動中、停止時、先読み対象保留の入賞時があげられる。
また、図62(1)に示す変動アイコン表示領域のステージcsには、デフォルトの表示態様である白色の表示態様の変動アイコンcが表示されている。図62(1)では、上述のごとく、第3図柄pd3も第5図柄pd5も停止表示であり、第4図柄pd4も停止表示中を表しているが、図62(1)では、停止表示中になった直後の状態であり、変動アイコンcは消えずにまだ残っている。図62(2)では、停止図柄の確定表示が行われており、変動アイコンcは消えている。
また、図62(1)に示す右側の第3装飾図柄表示装置208Nの表示画面中の上部には、保留数の数値表示hnが表示されている。ここでの保留数の数値表示hnは、特図1の保留数が「1」であり、特図2の保留数が「0」であることを表示している。さらに、その第3装飾図柄表示装置208Nには、ミニキャラクター表示(以下、「ミニキャラ」という。)が表示されている。このミニキャラは第3図柄pd3(装飾図柄)の変動表示中、停止表示中を問わずに表示される表示(いわゆる常時表示)であり、複数回の第3図柄pd3の変動表示に跨って表示される。図62に示す例では、主人公となる殿様のキャラクタcdの表示が、表示ステージss上に表示されている。図62(1)に示す殿様のキャラクタcdの姿勢は初期姿勢である。
また、図62(1)に示す左側の第2装飾図柄表示装置208Mの表示画面中の下部には、情報表示部ST1が設けられている。図62に示す例では、情報表示部ST1には、背景ステージの名称が表示されている。ここでは、城下町ステージであり、情報表示部ST1には、「城下町」と表示され、3つの装飾図柄表示装置208L〜Nの背景には、共通して城下町の町並みが表示されている。なお、情報表示部ST1には、演出モードが表示されてもよく、現在の制御状態(例えば、確変中)が表示されてもよく、先読み予告が表示されてもよく、現在行われている図柄変動表示を対象とした予告(通常予告)が表示されてもよい。
さらに、図62(1)には、左隅にスピーカ120が示されており、左下には、チャンスボタン136(第一の操作手段に相当)も示されている。また、チャンスボタン136の右横には第2チャンスボタン137(第二の操作手段に相当)も示されている。この第2チャンスボタン137は、図49に示す操作キーユニット181のOKボタン181bであってもよいし、チャンスボタン136とは別に新たに設けられた操作手段であってもよい。
なお、図62を用いて説明した各種の表示の表示位置、大きさ、表示個数は、ここで説明したことに限定されず、適宜変更可能である。また、第4図柄pd4および第5図柄pd5は、他の表示よりも優先的に表示されるようにしてもよい。例えば、家紋役物224Eや、八代役物224Faおよび将軍役物224Fb等の可動手段が、第4図柄pd4や第5図柄pd5に前側から重なってしまう場合には、最初から第4図柄pd4や第5図柄pd5を複数表示しておいたり、あるいは可動手段の移動に合わせて表示位置を変更してもよい。
図62(2)に示すように、停止図柄の確定表示が行われ、変動アイコンcが消えた後、図62(3)では、同図(2)に示す特図1の第1保留アイコンh1の保留に基づく図柄変動表示が開始される。図62(3)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、第3図柄pd3の変動表示が開始されており、第5図柄pd5でも変動表示が開始されている。なお、第3図柄pd3は、変動表示が開始されたばかりであるため低速変動である。白抜きの太くて短い矢印は、低速変動を表す(以下、同じ。)。低速変動中は、変動している図柄を認識可能な場合がある。また、図62(2)に示す第1保留アイコンh1は、変動アイコン表示領域のステージcsに移動し、そのステージcs上には、赤色の表示態様の変動アイコンcが表示されている。ここでは、それまで保留アイコンであったときのアイコンの表示態様(赤色)と、変動アイコンになった後のアイコンの表示態様(赤色)は一致している。変動アイコンの表示態様は、表示中の図柄変動表示における大当りの期待度(信頼度)を表す。すなわち、変動アイコンの表示態様によって通常予告が実行される。なお、大当りの期待度が高い表示態様であっても、表示中の図柄変動表示で必ず大当りするとは限らず、ハズレになる場合もある。図62(3)では、保留アイコンはなくなり、右側の第3装飾図柄表示装置208Nに表示されている保留数の数値表示hnは、特図1、特図2ともに「0」になる。また、図62(3)に示す第4図柄pd4は、特図1に対応した四角の表示が灰色から白色に変化しており、特図1の変動表示中を表している。なお、図柄変動表示が開始された図62(3)では、チュートリアル表示tsの表示内容に変更はない。
図62(4)に示す第3図柄pd3は、高速変動している。白抜きの細くて長い矢印は、高速変動を表す(以下、同じ。)。高速変動になると、変動している図柄を認識することは困難になる。この図62(4)では、第1装飾図柄表示装置208Lにメータ表示が出現する。メータ表示の表示位置は、第3図柄pd3の上方になるが、表示位置はこの位置に限定されない。また、メータ表示の表示サイズは、保留アイコンよりも大きく、変動アイコンcよりも大きいが、表示サイズもこのサイズに限定されない。さらに、メータ表示の出現タイミングは、第3図柄pd3が高速変動になった時の他、図柄変動開始時、変動アイコンcの移動完了時、特図始動口への入賞時(保留増加時)、入賞時先読み予告の開始時(メータ表示自体が入賞時先読み予告に相当)、或る演出の成功時、第3図柄pd3の第1停止時、擬似連演出における、第3図柄pd3の仮停止時あるいは継続時(再変動開始時)、リーチ状態開始時、スーパーリーチ開始時、スーパーリーチ中で等を列挙することができる。すなわち、メータ表示の出現タイミングとしては、上記列挙したもの総てであってもよい。一方、上記列挙したものの中でも適用されないものがあってもよい。メータ表示が出現すると、チュートリアル表示tsの表示内容が変更され、メータ表示に関する表示内容になっている。図62(4)に示すメータ表示は、メータ枠mfが白色のものであり、以下、白メータ表示MWと称する。この白メータ表示MWは、第一のメータ表示の一例に相当する。また、メータ表示には、増加タイプのものと、減少タイプのものと、増減タイプのものがある。図62に示す例におけるメータ表示は、増加タイプのものであり、5つの目盛が付与されており、6段階目で満タンになる。図62(4)に示す白メータ表示MWは、空の状態(メータが0の状態)で表示が開始されている。この空の状態は第一の状態の一例に相当する。
図62(5)では、第3図柄pd3のうちの左図柄が高速変動から低速変動に変化し、同図(6)では、その左図柄の変動がさらに低速になり、左図柄(ここでは「装飾7」)が認識可能になる。また、図62(6)では、第3図柄pd3のうちの右図柄も高速変動から低速変動に変化している。そして、図62(6)に続く同図(7)では、左図柄が仮停止し、揺れ変動を開始している(第1停止)。また、左図柄の仮停止と同時、あるいはその前後のタイミングで、メータ上昇アイテムUpIが出現している。このメータ上昇アイテムUpIは、第一のミニアイテムあるいは第一のミニアイコンに相当し(以下、同じ。)、このメータ上昇アイテムUpIの表示位置は、揺れ変動(仮停止)している装飾図柄に前側から重なる位置になるが、表示位置はこの位置に限定されない。また、メータ上昇アイテムUpIの表示サイズは、揺れ変動(仮停止)している装飾図柄よりも小さいが、表示サイズもこのサイズに限定されない。さらに、メータ上昇アイテムUpIの出現タイミングは、第1停止のタイミングの他、第3図柄pd3が高速変動になった時、図柄変動開始時、変動アイコンcの移動完了時、特図始動口への入賞時(保留増加時)、入賞時先読み予告の開始時(メータ表示自体が入賞時先読み予告に相当)、或る演出の成功時、擬似連演出における、第3図柄pd3の仮停止時あるいは継続時(再変動開始時)、リーチ状態開始時、スーパーリーチ開始時、スーパーリーチ中で等を列挙することができる。すなわち、メータ上昇アイテムUpIの出現タイミングとしては、上記列挙したもの総てであってもよい。一方、上記列挙したものの中でも適用されないものがあってもよい。メータ上昇アイテムUpIは、メータ表示のメータを上昇させるアイテムである。図62(7)に示すメータ上昇アイテムUpIは、白色のものであるが、後述するように、メータ上昇アイテムUpIには複数種類用意されており、種類によって、メータの上昇率が異なる。
図62(8)では、メータ上昇アイテムUpIの移動アニメーションが開始され、揺れ変動(仮停止)している装飾図柄に前側から重なる位置に表示されていたメータ上昇アイテムUpIが、白メータ表示MWに前側から重なる位置まで移動する。図62(9)では、第3図柄pd3のうちの右図柄の変動がさらに低速になり、右図柄(ここでは「装飾6」)が認識可能になる。また、メータ上昇アイテムUpIが消え、白メータ表示MWのメータが1目盛分上昇(増加)している。なお、増減するメータ自身の色はメータ枠mfとは異なる色(ここでは、青色)であるが、メータ枠mfと同じ色であってもよい。このメータ上昇アイテムUpIが消えるタイミング、すなわち、メータ増加のタイミングは、第2停止のタイミング、第3図柄pd3が高速変動になった時、図柄変動開始時、変動アイコンcの移動完了時、特図始動口への入賞時(保留増加時)、入賞時先読み予告の開始時(メータ表示自体が入賞時先読み予告に相当)、或る演出の成功時、擬似連演出における、第3図柄pd3の仮停止時あるいは継続時(再変動開始時)、リーチ状態開始時、スーパーリーチ開始時、スーパーリーチ中で等を列挙することができる。すなわち、メータ増加のタイミングとしては、上記列挙したもの総てであってもよい。一方、上記列挙したものの中でも適用されないものがあってもよい。
図62(10)では、第3図柄pd3のうちの右図柄が仮停止し、揺れ変動を開始し(第2停止)、2個目のメータ上昇アイテムUpIが出現している。2個目のメータ上昇アイテムUpIの表示位置は、揺れ変動(仮停止)を開始した右図柄に前側から重なる位置になる。図62(11)では、2個目のメータ上昇アイテムUpIの移動アニメーションが開始され、2個目のメータ上昇アイテムUpIも、白メータ表示MWに前側から重なる位置まで移動する。図62(12)では、メータ上昇アイテムUpIが消え、白メータ表示MWのメータが再び1目盛分上昇(増加)している。これで、白メータ表示MWのメータは2目盛分まで上昇したことになる。
図62(13)では、第3図柄pd3で高速変動を続けていた中図柄の変動が低速になり、中図柄が認識可能になる。ここでは、中図柄は擬似連図柄(「継続」)であり、図62(14)では、その擬似連図柄が揺れ変動(仮停止)し、第3図柄pd3全体(「装飾7」−「継続」−「装飾6」)が仮停止した状態になり、擬似連演出が開始される。図62(15)では、第3図柄pd3全体に前側から重なるように、擬似連演出のカットイン表示が行われる。ここでのカットイン表示では、主人公の殿様が登場し、「まだまだ」という台詞が表示されており、再変動が開始されそうなことを煽っている。図62(16)では、カットイン表示が消え、第3図柄pd3全体(「装飾7」−「継続」−「装飾6」)が仮停止した状態が再度表示されるとともに、仮停止している左図柄に一部が重なるように、継続回数表示である「×2」の文字表示が表示される。図62(17)では、擬似連演出における第3図柄pd3の再変動が開始され、左図柄、中図柄、右図柄ぞれぞれが高速変動を開始する。図62(18)では、継続回数表示である「×2」の文字表示が、第1装飾図柄表示装置208Lの左下隅に縮小表示される。
図63は、図62に示すメータ演出の一例の続きを段階的に示す図である。
図62(18)から続く図63(19)では、第3図柄pd3の3図柄が依然として高速変動を続ける中、左側の第2装飾図柄表示装置208Mでは、ミニアイテムが出現する予告が開始される。すなわち、第2装飾図柄表示装置208Mの左端から徐々に宝箱のアイコンが現れ、図63(20)では、情報表示部ST1の上に、閉じた状態の宝箱のアイコンI1が表示される。この宝箱のアイコンI1がミニアイテムの出現についての予告アイコンになる。図63(21)では、その宝箱のアイコンI1が開いて、宝箱の中からメータ上昇アイテムUpIが出現する。ここでは、白色のメータ上昇アイテムUpIが出現している。
なお、図63(20)に示す宝箱のアイコンI1が開かずに閉じたまま消えていったり、開いても何も出現しなかったり、メータ上昇アイテムUpIとは異なるアイテム(例えば、クエスチョンマークのアイテムや×印のアイテムや残念の文字表示のアイテム等)が出現する場合もある。すなわち、宝箱のアイコンI1が表示されても、ミニアイテムが出現する予告としては偽予告になる場合もある。
次いで、メータ上昇アイテムUpIの移動アニメーションが開始され、第2装飾図柄表示装置208Mに出現したメータ上昇アイテムUpIが、第1装飾図柄表示装置208Lに表示されている白メータ表示MWに向けて移動を開始する。図66(22)では、移動するメータ上昇アイテムUpIが、第2装飾図柄表示装置208Mと第1装飾図柄表示装置208Lの間に位置している。すなわち、メータ上昇アイテムUpIの左半分が第2装飾図柄表示装置208Mに表示され、その右半分が第1装飾図柄表示装置208Lに表示されているように見える。ただし、第2装飾図柄表示装置208Mの表示画面を囲んだフレームが邪魔して、メータ上昇アイテムUpIの一部が見えなくなっている。
図63(23)では、メータ上昇アイテムUpIが、白メータ表示MWに到達し、白メータ表示MWに前側から重なるように表示されている。図63(24)では、メータ上昇アイテムUpIが消え、白メータ表示MWのメータがさらに1目盛分上昇し、白メータ表示MWは3目盛分まで上昇したことになる。
なお、メータ上昇アイテムUpIが表示されると、必ずメータが上昇してもよいが、メータが上昇しない場合があってもよい。例えば、メータ上昇アイテムUpIが、メータ表示に到達せずに消えてしまったり、到達してもメータが上昇しない場合があってもよい。
図63(25)では、第3図柄pd3の左図柄と右図柄が低速変動になり、同図(26)では、リーチ状態に突入している。すなわち、左図柄表示領域208aと右図柄表示領域208cそれぞれで「装飾4」が仮停止し、揺れ変動を開始している。図63(26)に示すスピーカ120からは、「リーチ」の音声が出力されている。図63(27)では、第3図柄pd3で高速変動を続けていた中図柄の変動が低速になり、続く同図(28)では、揺れ変動していた左図柄が、第1装飾図柄表示装置208Lの左上隅に移動し、同じく揺れ変動していた右図柄が、第1装飾図柄表示装置208Lの右上隅に移動する。そして、図63(29)に示すように、スーパーリーチ演出(剣豪リーチ演出)に発展し、第1装飾図柄表示装置208Lでは、城下町の背景画面から剣豪見参の画面に変化している。ただし、白メータ表示MWは、依然として上部に表示されている。一方、第2装飾図柄表示装置208Mおよび第3装飾図柄表示装置208Nは、城下町の背景画面のままであり、第3装飾図柄表示装置208Nでは表示ステージss上に殿様のキャラクタcdの表示が依然として表示され、第2装飾図柄表示装置208Mには情報表示部ST1が依然として表示されている。ただし、第2装飾図柄表示装置208Mでは、宝箱のアイコンI1が消えている。
なお、スーパーリーチ演出に発展すると、保留枠UIが消え、チュートリアル表示tsも消えている。また、ここでは保留アイコンが残っていなかったが、保留アイコンが残っている場合には、保留アイコンも消える。ただし、現在行われている図柄変動に対応した変動アイコンcのみは表示が継続されている。ただし、変動アイコンcも一緒に消えてもよい。あるいは、保留アイコンが残っている場合には、保留アイコンの表示も継続されてもよい。また、チュートリアル表示tsの表示も継続されてもよく、さらには、保留枠UIの表示も継続される場合があってもよい。
図63(30)では、3つの装飾図柄表示装置208L〜Nの背景が全て、荒野の背景に切り替わり、第2装飾図柄表示装置208Mからは情報表示部ST1の表示が消え、第3装飾図柄表示装置208Nからは表示ステージss及び殿様のキャラクタcdの表示が消えている。ただし、第5図柄pd5は第2装飾図柄表示装置208Mに依然として表示され、保留数の数値表示hnは第3装飾図柄表示装置208Nに依然として表示されている。また、図63(30)に示す第1装飾図柄表示装置208Lには、殿様のキャラクタと剣豪のキャラクタが表示され、二人の決闘シーンが開始されている。ただし、白メータ表示MWは、ここでも依然として上部に表示されている。
図63(31)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、白メータ表示MWが拡大表示され、殿様のキャラクタと剣豪のキャラクタは、拡大表示された白メータ表示MWによって隠されている。図63(31)に示す拡大表示された白メータ表示MWは、メータが3目盛分まで貯まった状態(第二の状態の一例に相当)である。そして、メータが貯まった分だけ主人公の殿様がパワーアップすることを予告する「パワーアップ」という文字表示もなされている。図63(32)〜同図(33)にかけて、メータが使用されており、白メータ表示MWは減少していき、同図(33)では0の状態(第一の状態の一例に相当)に戻っている。図63(34)では、拡大表示されて0の状態に戻った白メータ表示MWが消え、主人公の殿様のキャラクタの後ろには緑色のオーラアイコンOI1が追加されている。このオーラアイコンOI1の色は、現在行われている図柄変動表示で大当りする期待度を表す。例えば、青色のオーラアイコンよりも緑色のオーラアイコンの方が大当りの期待度が高く、緑色のオーラアイコンよりも赤色のオーラアイコンの方が大当りの期待度が高く、金色のオーラアイコンでは大当り濃厚、七色に変化するレインボーカラーのオーラアイコンでは大当りの期待度が最も高く、大当り濃厚のさらに上のレベル(例えば、大当り確定)に相当する。
図63(35)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、殿様のキャラクタと剣豪のキャラクタが斬り合いを行った後のシーンが表示され、同図(36)では、殿様のキャラクタが敗れたシーンが表示されるとともに、左上隅や右上隅に表示された「装飾4」とは異なる「装飾3」が中図柄として大きく表示されている。この後、図柄変動表示は終了し、第1装飾図柄表示装置208Lには、「装飾4」−「装飾3」−「装飾4」の第3図柄pd3が確定表示され、第2装飾図柄表示装置208Mには、「装飾4」−「装飾3」−「装飾4」の第5図柄pd3が停止表示される。ここでのスーパーリーチ演出は、ハズレスーパリーチ演出であったことになる。
以上説明した図62及び図63に示す例は、白メータ表示MWが空の状態(メータが0の状態)から満タン状態に変化せず、最終的に大当り図柄が確定表示されなかった例になる。
図64は、メータ演出が行われて大当りする例を段階的に示す図である。
以下、図62〜図63に示す例との相違点を中心に説明し、重複する説明は省略する場合がある。
図64(1)に示す状態も、図62(1)に示す状態と同じく、第3図柄pd3も第5図柄pd5も、ハズレの装飾図柄の組合せの停止表示である。ただしここでは、「装飾2」−「装飾5」−「装飾6」の組合せである。また、図64(1)に示す第1保留の保留アイコン(第1保留アイコン)h1は、特図1についての保留アイコンであって、先読み予告の表示態様である緑色の表示態様で表示されている。緑色の表示態様は、赤色の表示態様よりも大当り期待度が低い。
図64(2)では、停止図柄の確定表示が行われ、変動アイコンcが消えた後、同図(3)では、同図(2)に示す特図1の第1保留アイコンh1の保留に基づく図柄変動表示が開始される。図64(3)に示す変動アイコン表示領域のステージcs上には、緑色の表示態様の変動アイコンcが表示されている。
図64(4)では、第1装飾図柄表示装置208Lに白メータ表示MWが出現する。図64(4)に示す白メータ表示MWも、増加タイプのものであり、空の状態(メータが0の状態)で表示が開始されている。
図64(5)に示す第3装飾図柄表示装置208Nでは、殿様のキャラクタcdの表示の上に、「いくぞ」という台詞が表示されている。この「いくぞ」という台詞の表示もミニアイテムが出現する予告に相当する。図64(6)では変化ボールアイコンcIが出現しており、殿様のキャラクタcdは、その変化ボールアイコンcIを担いでいる。図64(7)では、殿様のキャラクタcdが、変化ボールアイコンcIを投げ、変化ボールアイコンcIの移動アニメーションが表示されている。図64(7)では、変化ボールアイコンcIは、第3装飾図柄表示装置208Nから第1装飾図柄表示装置208Lに移動しており、同図(8)では、変化ボールアイコンcIが白メータ表示MWに命中し、白メータ表示MWに前側から重なるように表示されている。図64(8)に示す変化ボールアイコンcIは表示態様が変化し、エフェクト表示ed1が追加されている。図64(9)では、エフェクト表示ed1が追加された変化ボールアイコンcIが消え、空の状態(メータが0の状態)のまま、白メータ表示MWが赤メータ表示MRに変化している。すなわち、メータ枠mfの色が赤色のメータ表示MRに置き換わっている。図64(6)〜同図(8)に示す、殿様のキャラクタcdが登場し続ける演出は、メータ変化演出の一例に相当する。また、赤メータ表示MRは、第四のメータ表示の一例に相当する。この赤メータ表示MRは、白メータ表示MWよりもランクが上(例えば、出現率が低い等)であり、図64(6)〜同図(8)に示すメータ変化演出はランクアップ演出の一種に相当する。図64(9)に示す赤メータ表示MRも、空の状態(メータが0の状態)である。また、図64(9)に示すスピーカ120からはメータ表示の変化を報知する効果音が出力されている。
図64(10)では、第3図柄pd3のうちの左図柄が高速変動から低速変動に変化し、同図(11)では、その左図柄の変動がさらに低速になり、左図柄(ここでは「装飾7」)が認識可能になる。また、第3装飾図柄表示装置208Nに表示されている殿様のキャラクタcdは初期姿勢に戻っている。図64(11)では、第3図柄pd3のうちの右図柄も高速変動から低速変動に変化している。そして、図64(12)では、左図柄が仮停止し、揺れ変動を開始している(第1停止)。また、図62(7)と同じく、左図柄の仮停止と同時、あるいはその前後のタイミングで、白色のメータ上昇アイテムUpIが出現している。図64(13)では、図62(8)と同じく、メータ上昇アイテムUpIの移動アニメーションが開始され、メータ上昇アイテムUpIが、赤メータ表示MRに前側から重なる位置まで移動する。図64(14)では、メータ上昇アイテムUpIが消え、赤メータ表示MRのメータが一気に3目盛分上昇(増加)している。これは、図62に示す白メータ表示MWよりも、図64に示す赤メータ表示MRの方がメータが貯まりやすいことになる。言い換えれば、空の状態で表示されている白メータ表示MWが満タン状態に変化する確率よりも、空の状態で表示されている赤メータ表示RMが満タン状態に変化する確率の方が高くなるように構成されている。これは、白メータ表示MWにおける一回の状態変化量(一つのメータ上昇アイテムUpIによる上昇量)よりも赤メータ表示MRにおける一回の状態変化量(一つのメータ上昇アイテムUpIによる上昇量)の方が多いことになる。なお、増減するメータ自身の色はメータ枠mfの赤色とは異なる色(ここでも青色)であるが、メータ枠mfと同じ色であってもよい。このメータ上昇アイテムUpIが消えるタイミング、すなわち、メータ増加のタイミングは、図62で種々説明したタイミングと同じである。また、図64(14)では、第3図柄pd3のうちの右図柄の変動が低速になり始め、同図(15)では、右図柄の変動がさらに低速になり、右図柄(ここでは「装飾7」)が認識可能になり、やがて、リーチ状態に突入する。図64(16)では、リーチ状態であり、右図柄に前側から重なるように2個目のメータ上昇アイテムUpIが出現している。図64(17)では、2個目のメータ上昇アイテムUpIの移動アニメーションが開始され、2個目のメータ上昇アイテムUpIも、赤メータ表示MRに前側から重なる位置まで移動する。図64(18)では、メータ上昇アイテムUpIが消え、赤メータ表示MRのメータが再び3目盛分上昇(増加)し、赤メータ表示MRは満タン状態になっている。なお、メータ上昇アイテムUpIが消え、赤メータ表示MRの上昇演出が終了した図64(18)に示すスピーカ120からは、「リーチ」の音声が出力されている。
図65は、図64に示すメータ演出の一例の続きを段階的に示す図である。
図64(18)から続く図65(19)では、第3図柄pd3で高速変動を続けていた中図柄の変動が低速になり、続く同図(20)では、揺れ変動していた左図柄が、第1装飾図柄表示装置208Lの左上隅に移動し、同じく揺れ変動していた右図柄が、第1装飾図柄表示装置208Lの右上隅に移動する。そして、図65(21)に示すように、スーパーリーチ演出(剣豪リーチ演出)に発展し、図62(29)と同じように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、保留枠UIが消え、城下町の背景画面から剣豪見参の画面に変化している。ただし、満タン状態の赤メータ表示MRは、依然として上部に表示されている。ここでのスーパーリーチ演出は、図65(22)に示すように、3つの装飾図柄表示装置208L〜Nのうち第1装飾図柄表示装置208lのみの背景が荒野の背景に切り替わり、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nの背景は、依然として城下町の背景のままであり、さらに、第2装飾図柄表示装置208Mでは、第5図柄pd5と情報表示部ST1の表示が残っており、第3装飾図柄表示装置208Nでは、表示ステージss及び殿様のキャラクタcdの表示が残っている。また、満タン状態の赤メータ表示MRは、ここでも依然として上部に表示されている。なお、図63に示すスーパーリーチ演出も、この図65に示すスーパーリーチ演出と同様であってもよいし、反対に、この図65に示すスーパーリーチ演出が、図63に示すスーパーリーチ演出と同様であってもよい。
図65(23)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、満タン状態の赤メータ表示MRが拡大表示され、殿様のキャラクタと剣豪のキャラクタは、拡大表示された赤メータ表示MRによって隠されている。そして、メータが貯まった分だけ主人公の殿様がパワーアップすることを予告する「パワーアップ」という文字表示もなされている。ここでは、メータが満タンであるため、殿様が大きくパワーアップして勝利すること、すなわち大当りの期待度が高くなる。図65(24)〜同図(25)にかけて、メータが使用されており、赤メータ表示MRは減少していき、第五の状態を経て、同図(26)では0の状態(第四の状態の一例に相当)に戻っている。図65(26)では、拡大表示されて0の状態に戻った赤メータ表示MRが消え、主人公の殿様のキャラクタの後ろには金色のオーラアイコンOI2が追加されている。このオーラアイコンOI2の色は、上述の如く、現在行われている図柄変動表示で大当り濃厚を示唆する色に相当する。なお、オーラアイコンOI2の色は、大当り濃厚のさらに上のレベル(例えば、大当り確定)に相当するレインボーカラーであってもよい。
図65(27)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、殿様のキャラクタと剣豪のキャラクタが斬り合いを行った後のシーンが表示され、同図(28)では、殿様のキャラクタが勝利したシーンが表示されるとともに、左上隅や右上隅に表示された「装飾7」と同じ「装飾7」が中図柄として大きく表示されている。そして、図65(29)では、「装飾7」−「装飾7」−「装飾7」の第3図柄pd3が3つ揃って揺れ表示され、同図(30)では、それら3つの第3図柄pd3が確定表示され、確変付き大当りに当選したことが報知されている。
以上説明した図64及び図65に示す例は、赤メータ表示MRが空の状態(メータが0の状態)から満タン状態に変化して、最終的に大当り図柄が確定表示された場合の例になる。赤メータ表示MRが空の状態ままであって満タン状態に変化しなかった場合よりも、赤メータ表示MRが空の状態から満タン状態に変化した場合の方が、最終的に大当り図柄が確定表示されやすい。さらに、赤メータ表示MRでは、空の状態から満タン状態に変化した場合の方が、空の状態から満タン状態に変化しなかった場合よりも、最終的に大当り図柄が確定表示されやすい。また、図65を用いて説明したスーパーリーチ演出は、赤メータ表示MRが満タン状態に変化すると表示が開始される予告表示の一例に相当する。
図66は、図64を用いて説明した変化ボールアイコンcIによる演出の変形例を段階的に示す図である。
図66(1)〜同図(6)は、図64(1)〜同図(6)と同じであり、図66(7)では、殿様のキャラクタcdが、変化ボールアイコンcIを投げ、変化ボールアイコンcIの移動アニメーションが表示されている。この図66(7)では、変化ボールアイコンcIは、第3装飾図柄表示装置208Nから第1装飾図柄表示装置208Lにおける変動アイコンcに向かって移動しており、同図(8)では、変化ボールアイコンcIが変動アイコンcに命中し、変動アイコンcに一部が前側から重なるように表示されている。また、図66(8)に示す変化ボールアイコンcIは表示態様が変化し、エフェクト表示ed2が追加されている。ここでのエフェクト表示ed2は、図64(8)のようにメータ表示に命中した場合のエフェクト表示ed1と同じエフェクト表示であるが、異なるエフェクト表示であってもよい。図66(9)では、エフェクト表示ed2が追加された変化ボールアイコンcIが消え、これまで緑色であった変動アイコンcが赤色に変化している。緑色の変動アイコンよりも赤色の変動アイコンの方が、表示中の図柄変動表示で大当りする確率が高く、ここではランクアップしている。なお、変化ボールアイコンcIによってランクダウンする場合があってもよい。また、この図66に示す例では、変化ボールアイコンcIは変動アイコンcの表示態様を変化させているが、保留アイコンの表示態様を変化させてもよい。
図67は、色々な種類のメータ表示について詳しく説明するための図である。この図67を用いて説明するメータ表示は、増加タイプのものである。
図67(a)〜同図(f)に示すメータ表示は、図62及び図63や図64(4)〜同図(8)に示す白メータ表示MW(第一のメータ表示の一例に相当)である。すなわち、メータ枠mfが白色のメータ表示である。白メータ表示MWは、デフォルトのメータ表示である。また、図67(a)に示す白メータ表示MWは、空の状態(メータが0の状態)であり、第一の状態の一例に相当する。さらに、図67(a)には、白色のメータ上昇アイテムUpIも示されている。メータ上昇アイテムUpIは、メータ表示の種類によって、メータの上昇率が変化するアイテムであり、白色のメータ上昇アイテムUpIは、メータ表示のメータを第一の量上昇させるアイテムである。
図67(b)には、空の状態であった白メータ表示MWのメータが、同図(a)に示す白色のメータ上昇アイテムUpIによって1目盛り分上昇した状態が示されている。白色のメータ上昇アイテムUpIは、白メータ表示MWに対しては、1目盛り分上昇させるアイテムになる。なお、図67(b)に示す白メータ表示MWの状態は、満タン状態と空の状態との間の状態である第二の状態の一例に相当する。
図67(c)には、増減するメータ自身の色と同じ色の青色のメータ上昇アイテムUpIbが示されている。この青色のメータ上昇アイテムUpIbは、メータ表示のメータを第二の量上昇させるアイテムである。
図67(d)には、空の状態であった白メータ表示MWのメータが、同図(c)に示す青色のメータ上昇アイテムUpIbによって2目盛り分上昇した状態(第二の状態)が示されている。青色のメータ上昇アイテムUpIbは、白メータ表示MWに対しては、2目盛り分上昇させるアイテムになる。
図67(e)には、赤色のメータ上昇アイテムUpIrが示されている。この赤色のメータ上昇アイテムUpIrは、メータ表示のメータを第三の量上昇させるアイテムである。
図67(f)には、空の状態であった白メータ表示MWのメータが、同図(e)に示す赤色のメータ上昇アイテムUpIrによって4目盛り分上昇した状態(第二の状態)が示されている。赤色のメータ上昇アイテムUpIrは、白メータ表示MWに対しては、4目盛り分上昇させるアイテムになる。
なお、金色のメータ上昇アイテムが表示される場合もある。空の状態であった白メータ表示MWのメータは、金色のメータ上昇アイテムによって5目盛り分上昇した状態(第二の状態)になるか、あるいは満タン状態(6目盛り分上昇した状態)になる。このように、メータの上昇率が一定でなく、抽選結果等によって変化する場合があってもよい。
図67(g)〜同図(l)に示すメータ表示は、図64(9)〜同図(18)に示す赤メータ表示MR(第四のメータ表示の一例に相当)である。すなわち、メータ枠mfが赤色のメータ表示である。赤メータ表示MRは、白メータ表示MWよりも、メータの貯まり具合が多くなる。増加タイプのメータ表示では、満タン状態に近いほど、大当りの期待度(信頼度)が高くなる。したがって、白メータ表示MWが表示されている状態よりも赤メータ表示MRが表示されている状態の方が、大当りの期待度(信頼度)が高くなる。大当りの期待度が高いほど、第1図柄において最終的に大当り図柄態様が確定表示されやすい。また、白メータ表示MWが表示されている状態よりも赤メータ表示MRが表示されている状態の方が、有利な大当りに当選する期待度が高くなってもよい。ここにいう有利な大当りとは、例えば、確変付き大当りや出球有りラウンド数が多い大当り等のことである。
図67(g)には、デフォルトの白色のメータ上昇アイテムUpIが示されており、同図(h)には、空の状態であった赤メータ表示MRのメータが、その白色のメータ上昇アイテムUpIによって一気に3目盛り分上昇した状態(第五の状態)が示されている。白色のメータ上昇アイテムUpIは、赤メータ表示MRに対しては、3目盛り分上昇させるアイテムになる。
図67(i)には、青色のメータ上昇アイテムUpIbが示されており、同図(j)には、空の状態であった赤メータ表示MRのメータが、その青色のメータ上昇アイテムUpIbによって一気に6目盛り分上昇した様子、すなわち満タン状態(第六の状態)になった様子が示されている。青色のメータ上昇アイテムUpIbは、赤メータ表示MRに対しては、6目盛り分(全目盛り分)上昇させるアイテムになる。
以上説明したように、赤メータ表示MRが表示されている状態では、白メータ表示MWが表示されている状態に比べて、メータ上昇アイテムUpIによるメータの上昇率が3倍になる。
図67(k)には、緑色のメータ上昇アイテムUpImが示されている。この緑色のメータ上昇アイテムUpImは、赤メータ表示MRに対しては、9目盛り分上昇させるアイテムになる。メータ表示では、満タン状態になると、余った目盛り分(オーバーフローした目盛り分)は無効化してもよいが、ここでは、余った目盛り分を有効に取り扱うため、空の状態のメータ表示が追加表示される。追加表示されるメータ表示の種類は、満タン状態になったメータ表示の種類と同じ種類であってもよいし、ランクアップしてもよい。すなわち、図67(l)では、満タン状態になったメータ表示の種類と同じ種類の赤メータ表示MRが、満タン状態になったメータ表示の下に追加表示されている。一方、図67(l)とは異なり、満タン状態になった赤メータ表示MRの下に、メータ枠mfが金色のメータ表示が表示されてもよい。図67(l)に示す、追加表示された赤メータ表示MRは、余った目盛り分に相当する3目盛りまで上昇している。
図67(m)及び同図(n)に示すメータ表示は、メータ枠mfがレインボーカラーの虹メータ表示MNである。この虹メータ表示MNも、第四のメータ表示の一例に相当する。虹メータ表示MNが表示されている状態では、何色のメータ上昇アイテムが表示されても、虹メータ表示MNは必ず満タンになる。例えば、図67(m)に示すように、虹メータ表示MNが空の状態であり、白色のメータ上昇アイテムUpIであっても、図67(n)に示すように、虹メータ表示MNは満タンになる。このような虹メータ表示MNでは、メータが上昇すれば、必ず満タン状態になり、さらには、大当り確定になる。
ただし、虹メータ表示MNでは、満タン状態になってさらに余った目盛り分(オーバーフローした目盛り分)がある場合であっても、大当り確定であるため、図67(l)のように新たなメータ表示が追加表示されず、余った目盛り分は無効化される。
なお、メータ上昇アイテムは、色を問わず、1つ表示された場合には、必ず同じ目盛り分(例えば、1目盛り分)だけしか上昇しないようにしてもよい。この場合には、メータ上昇アイテムの色が大当りの期待度になる。
また、メータ上昇アイテムの出現タイミングについては上述したが、ここで補足すると、メータ上昇アイテムは、大当りとなる図柄変動中、長時間変動中、スーパーリーチ前であったりスーパーリーチ中、装飾図柄の仮停止時等に出現しやすくてもよい。
以上説明したメータ表示は、メータ表示が表示され始めた時点で表示中の図柄変動表示(当該変動)における大当りの予告(いわゆる通常予告)であってもよいし、当該変動よりも後に開始される図柄変動表示における大当りの予告(先読み予告)であってもよい。すなわち、上述で大当りの期待度といった場合には、当該変動における大当りの期待度であってもよいし、その後に開始される図柄変動表示における大当りの期待度であってもよい。
また、図67(a)〜同図(f)に示す白メータ表示MWと、図67(g)〜同図(l)に示す赤メータ表示MRと、図67(m)及び同図(n)に示す虹メータ表示MNは、メータ枠mfの色が異なる他、表示サイズが互いに異なっていてもよいし、表示位置も互いに異なっていてもよい。さらに、白メータ表示MW、赤メータ表示MR、虹メータ表示MNでは、メータ自体の色も異ならせて、全部の色が異なるようにしてもよい。
さらに、一つのメータ表示で見た場合、図67(a)等に示す、メータ枠が白色で空の状態が第一の状態であり、図67(b)あるいは同図(d)あるいは同図(f)に示す、メータ枠が白色で空でもなく満タンでもない中間状態が第二の状態であり、図67には不図示の、メータ枠が白色で満タンの状態が第三の状態であり、図67(g)等に示す、メータ枠が赤色で空の状態が第四の状態であり、図67(h)に示す、メータ枠が赤色で空でもなく満タンでもない中間状態が第五の状態であり、図67(j)に示す、メータ枠が赤色で満タンの状態が第六の状態になる。
以下、メータ演出について説明を続けるが、これまで説明した事項と重複する事項については説明を省略する場合がある。
図68は、メータ表示が変化するかを占うランクアップ演出の一例を段階的に示す図である。
図68(1)に示す状態は、第3図柄pd3も第5図柄pd5も、ハズレの装飾図柄の組合せの停止表示である。ただしここでは、「装飾5」−「装飾6」−「装飾3」の組合せである。この状態では、特図の保留がなく、第1図柄pd1は、特図始動口230,232に入賞するまで、停止表示を継続する。さらに、図68(1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lには、白メータ表示MWが表示されている。ここでの白メータ表示MWは空の状態である。白メータ表示MWは、図68(1)より前の段階から表示され続けており、既に複数変動を跨いで表示され続けているものであってもよい。
図68(2)では、第1特図始動口230に1球入球があり、同図(3)では、特図1の図柄変動表示の開始に合わせた第3図柄pd3の変動表示が開始され、変動アイコン表示領域のステージcs上には、デフォルトの表示態様である白色の表示態様の変動アイコンcの表示が開始されている。また、特図1の図柄変動表示が開始されても、第1装飾図柄表示装置208Lには、空の状態の白メータ表示MWが表示されており、この空の状態の白メータ表示MWの表示は図68(18)まで継続する。
特図1の図柄変動中である図68(4)でも、第1特図始動口230に1球入球があり、同図(5)に示す保留アイコン表示領域の第1ステージhs1には、デフォルトの表示態様である白色の表示態様の保留アイコン(特図1の第1保留アイコンh1)の表示が開始されている。さらに続けて、図68(6)でも、第1特図始動口230に1球入球があり、同図(7)に示す保留アイコン表示領域の第2ステージhs2には、先読み予告の表示態様である緑色の表示態様の保留アイコン(特図1の第2保留アイコンh2)の表示が開始されている。
図68(8)に示す第3図柄pd3では、ハズレ図柄の装飾図柄の組合せになる「装飾7」―「装飾1」―「装飾1」が停止表示され、同図(9)では、そのハズレ図柄の装飾図柄の組合せが確定表示され、変動アイコン表示領域のステージcs上からは、白色の表示態様の変動アイコンcが消えている。図68(1)や、図68(8)〜同図(9)における、第3図柄pd3の停止表示中(確定表示中も含む)の期間であっても、白メータ表示MWは表示され続けており、メータ表示も常時表示が行われる場合がある。すなわち、メータ表示は、第3図柄pd3における複数回の変動表示を跨いで表示される場合がある。
図68(10)では、デフォルトの表示態様である第1保留アイコンh1が表す特図1の保留による第3図柄pd3の変動表示が開始され、その第1保留アイコンh1が、変動アイコンcに変化している。図68(10)に示す変動アイコンcは、保留アイコンのときの表示態様と同じくデフォルトの表示態様である。なお、図68(9)では、先読み予告の表示態様の第2保留アイコンh2であった保留アイコンが、表示態様をそのままにシフト移動し、同図(10)では第1保留アイコンh1になっている。
図68(11)では、メータ表示が変化するかを占うランクアップ演出が開始され、左側の第2装飾図柄表示装置208Mの左端から徐々に変化アイコンI2が現れ、図68(12)では、情報表示部ST1の上に、変化アイコンI2が表示されるようになる。変化アイコンI2には「変」の文字が記されている。
図68(13)に示す右側の第3装飾図柄表示装置208Nでは、殿様のキャラクタcdが弓を引き、同図(13)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、チュートリアル表示tsが「矢が当たれば」に変更されている。
図68(14)では、殿様のキャラクタcdが矢を放ち、放たれて矢を表す矢のアイコンは、第1装飾図柄表示装置208Lに表示されており、左側の第2装飾図柄表示装置208Mに表示されている変化アイコンI2に向けて飛んでいる。図68(15)では、飛んできた矢のアイコンが、第2装飾図柄表示装置208Mと第1装飾図柄表示装置208Lの間に位置している。すなわち、矢のアイコンの左半分が第2装飾図柄表示装置208Mに表示され、その右半分が第1装飾図柄表示装置208Lに表示されているように見える。ただし、第2装飾図柄表示装置208Mの表示画面を囲んだフレームが邪魔して、矢のアイコンの一部が見えなくなっている。
図68(16)では、矢のアイコンが、第2装飾図柄表示装置208Mに表示されている変化アイコンI2に見事に命中し、同図(17)では、命中した矢のアイコンが消え、変化アイコンI2は表示態様が変化し、エフェクト表示ed3が追加されている。ここでのエフェクト表示ed3も、図64(8)に示すエフェクト表示ed1と同じようなエフェクト表示であるが、例えば色が異なる等の異なるエフェクト表示であってもよい。なお、第3装飾図柄表示装置208Nに表示されている殿様のキャラクタcdはポーズを変えているが初期姿勢とは異なる姿勢である。図68(18)では、エフェクト表示ed3が追加された変化アイコンI2が、第2装飾図柄表示装置208Mから、第1装飾図柄表示装置208Lに表示された白メータ表示MWに向けて移動し、白メータ表示MWに前側から重なるように表示されている。
図69は、図68に示すランクアップ演出の一例の続きを段階的に示す図である。
図68(18)から続く図69(19)では、エフェクト表示ed3が追加された変化アイコンI2が消え、空の状態(メータが0の状態)のまま、白メータ表示MWが赤メータ表示MRに変化している。すなわち、メータ枠mfの色が赤色のメータ表示MRに置き換わっている。図69(19)に示す赤メータ表示MRも、空の状態(メータが0の状態)である。以上説明したランクアッップ演出では、メータ表示が白メータ表示MWから赤メータ表示MRにランクアップすることに成功しているが、失敗する場合があってもよい。例えば、変化アイコンI2とは異なるアイコン(例えば、クエチョンマークが記されたアイコン)が現れて、殿様のキャラクタcdが、弓を引かないままアイコンが消えてしまったり、弓を引いたものの矢のアイコンが命中せずにアイコンが消えてしまったり、さらには、矢のアイコンが命中してもエフェクト表示が追加されずにアイコンが消えてしまったり、エフェクト表示が追加されても白メータ表示MWまで移動せずにアイコンが消えてしまい、メータ表示が白メータ表示MWのまま何ら変化しない場合があってもよい。また、変化アイコンI2であっても同様に、殿様のキャラクタcdが、弓を引かなかったり、矢のアイコンが命中しなかったり、エフェクト表示が追加されなかったり、白メータ表示MWまで移動しなかったりして変化アイコンI2が消えてしまい、メータ表示が白メータ表示MWのまま何ら変化しない場合があってもよい。また、エフェクト表示ed3が、追加された変化アイコンI2あるいは追加されていない変化アイコンI2が、白メータ表示MWに前側から重なっても、メータ表示自体はランクアップしないが、メータは上昇する場合があってもよいし、反対に、メータが上昇することは絶対になくてもよい。さらには、メータ表示自体がランクダウン(例えば、赤メータ表示MRから白メータ表示MWに変化)してしまう場合があってもよい。
図69(20)では、第3図柄pd3及び第5図柄pd5の変動表示が終了し、「装飾5」−「装飾6」−「装飾3」のハズレの装飾図柄の組合せが停止表示され、殿様のキャラクタcdは初期姿勢に戻っている。また、第4図柄pd4も、灰色の四角の表示と灰色の丸の表示になり、特図1のハズレが表されている。図69(21)では、第3図柄pd3におけるハズレの装飾図柄の組合せの確定表示が行われ、変動アイコンcが消えている。第3図柄pd3が停止表示されたり、確定表示されている期間も、赤メータ表示MRは表示され続けている。なお、ここでの赤メータ表示MRは空の状態である。
図69(22)では、同図(21)に示す特図1の第1保留アイコンh1の保留に基づく図柄変動表示が開始され、第3図柄pd3では低速変動が開始されている。また、第3図柄pd3の変動表示の開始に応じて、チュートリアル表示tsの表示内容が変更され、メータ表示に関する表示内容になっている。図69(23)では、第3図柄pd3が高速変動を開始し、同図(24)に示す左側の第2装飾図柄表示装置208Mでは、ミニアイテムが出現する予告が開始される。すなわち、図63に示す例と同じく、第2装飾図柄表示装置208Mの左端から徐々に宝箱のアイコンが現れ、図69(25)では、情報表示部ST1の上に、閉じた状態の宝箱のアイコンI1が表示される。図69(26)では、その宝箱のアイコンI1が開いて、宝箱の中から白色のメータ上昇アイテムUpIが出現する。
次いで、メータ上昇アイテムUpIの移動アニメーションが開始され、第2装飾図柄表示装置208Mに出現したメータ上昇アイテムUpIが、第1装飾図柄表示装置208Lに表示されている赤メータ表示MRに向けて移動を開始する。図69(27)では、移動するメータ上昇アイテムUpIが、第2装飾図柄表示装置208Mと第1装飾図柄表示装置208Lの間に位置し、図69(28)では、メータ上昇アイテムUpIが、赤メータ表示MRに前側から重なるように表示されている。図69(29)では、メータ上昇アイテムUpIが消え、白メータ表示MWよりもメータが貯まりやすい赤メータ表示MRでは、メータが一気に3目盛分上昇する。
図69(30)では、第3図柄pd3の左図柄と右図柄が低速変動になり、同図(31)では、リーチ状態に突入している。すなわち、左図柄表示領域208aと右図柄表示領域208cそれぞれで「装飾4」が仮停止し、揺れ変動を開始している。続く図69(32)では、揺れ変動していた左図柄が、第1装飾図柄表示装置208Lの左上隅に移動し、同じく揺れ変動していた右図柄が、第1装飾図柄表示装置208Lの右上隅に移動する。そして、図69(33)では、図63に示す例と同じように、スーパーリーチ演出(剣豪リーチ演出)に発展し、第1装飾図柄表示装置208Lでは、城下町の背景画面から剣豪見参の画面に変化している。ただし、赤メータ表示MRは、3目盛分貯まった状態で依然として表示されている。
図69(34)では、3つの装飾図柄表示装置208L〜Nの背景が全て、荒野の背景に切り替わり、第1装飾図柄表示装置208Lには、殿様のキャラクタと剣豪のキャラクタが表示され、二人の決闘シーンが開始されている。なお、赤メータ表示MRは、3目盛分貯まった状態で依然として表示されている。
図69(35)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、赤メータ表示MRが3目盛分貯まった状態(第五の状態の一例に相当)のまま拡大表示される。そして、メータが貯まった分だけ主人公の殿様がパワーアップすることを予告する「パワーアップ」という文字表示もなされている。
なお、メータ表示が変化する前の図68(3)〜同図(10)の間で、白メータ表示MWのメータが上昇する場合があってもよい。
図70は、図69に示すランクアップ演出の一例の続きを段階的に示す図である。
図69(36)〜図70(37)にかけて、メータが使用されており、赤メータ表示MRは減少していき、図70(37)では0の状態(第四の状態の一例に相当)に戻っている。図70(38)では、拡大表示されて0の状態に戻った赤メータ表示MRが消え、主人公の殿様のキャラクタの後ろには、大当り濃厚を示唆する金色のオーラアイコンOI2が追加されている。
図70(39)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、殿様のキャラクタと剣豪のキャラクタが斬り合いを行った後のシーンが表示され、同図(40)では、殿様のキャラクタが勝利したシーンが表示されるとともに、左上隅や右上隅に表示された「装飾4」と同じ「装飾4」が中図柄として大きく表示されている。そして、図70(41)では、「装飾4」−「装飾4」−「装飾4」の第3図柄pd3が3つ揃って揺れ表示され、同図(42)では、それら3つの第3図柄pd3が確定表示され、時短(電サポ)付き大当りに当選したことが報知されている。
図63に示す例と、この図69〜図70に示す例では、メータ表示は同じ3目盛り分貯まった状態であるが、白メータ表示MWであった図63に示す例では、ハズレスーパーリーチ演出であったのに対して、赤メータ表示MRであったこの例では、大当りスーパーリーチ演出である。このように、メータの貯まり具合とは別に、メータ表示自体(ここではメータ枠mf)でも大当りの期待度が変わってくる。すなわち、メータの貯まり具合(空の状態も含む)が同じであれば、白メータ表示MWよりも赤メータ表示MRの方が大当りの期待度が高くなる。
図71は、図70(41)から続く場合がある再抽選の一例を段階的に示す図である。
図70に示す例では、白メータ表示MWよりも大当りの期待度が高い赤メータ表示MRが表示され、さらに、その赤メータ表示MRが空の状態ではなく、3目盛り分貯まった状態であった。そのため、有利な大当りに当選する期待度も高く、この図71に示すように再抽選が行われる場合がある。すなわち、白メータ表示MWで3目盛り分貯まった状態よりも赤メータ表示MRで3目盛り分貯まった状態の方が有利な大当り(例えば、確変付き大当りや出球有りラウンド数が多い大当り)に当選する期待度が高くなる。
ここでは、図70(41)に示す、「装飾4」−「装飾4」−「装飾4」の第3図柄pd3が3つ揃って揺れ表示されている状態から、図71(42’)が示すように、第1装飾図柄表示装置208Lの中央でボタン演出が開始される。ここでのボタン演出は、チャンスボタン136を模したボタン画像136aと、チャンスボタン136の操作(押下)を促す促進表示としての、矢印の表示136bおよび「押せ」という文字表示と、チャンスボタン136の操作を有効なものとして受付ける期間(操作有効期間)に関する表示としての残期間メータ表示136cとの3つがワンセットになって表示されている。なお、残期間メータ表示136cは、チャンスボタン136の操作を受付ける残期間を表す表示である。なお、ボタン画像136aは赤色に表示され、チャンスボタン136に内蔵されたチャンスボタンランプ138も、赤色に点灯し、押下を促している。
図71(43’)〜同図(44’)では、チャンスボタン136の押下がなく、操作有効期間が減少していき、同図(45’)のタイミングでチャンスボタン136が押下される。チャンスボタン136の押下に応じて、図71(46’)に示すように、「装飾4」−「装飾4」−「装飾4」の揺れ表示が、「装飾7」−「装飾7」−「装飾7」の揺れ表示に変化し、同図(47’)では、「装飾7」−「装飾7」−「装飾7」の組合せが確定表示され、確変付き大当りに当選したことが報知されている。すなわち、時短(電サポ)付き大当りから、確変付き大当りに昇格している。
なお、操作有効期間内にチャンスボタン136が押下されなかった場合でも、操作有効期間経過後に、「装飾4」−「装飾4」−「装飾4」の揺れ表示が、「装飾7」−「装飾7」−「装飾7」の揺れ表示に変化し、確定表示され、確変付き大当りに昇格する。
図72は、メータ表示が出現するか否かを占うミニゲームの一例を段階的に示す図である。
図72(1)では、第3図柄pd3及び第5図柄pd5の変動表示が終了し、「装飾7」−「装飾7」−「装飾1」のハズレの装飾図柄の組合せが停止表示されている。また、第4図柄pd4も、灰色の四角の表示と灰色の丸の表示になり、特図1のハズレが表されている。図72(2)では、第3図柄pd3におけるハズレの装飾図柄の組合せの確定表示が行われ、変動アイコンcが消えている。
図72(3)では、同図(2)に示す特図1の第1保留アイコンh1の保留に基づく図柄変動表示が開始され、第3図柄pd3では低速変動が開始されている。また、第3図柄pd3の変動表示の開始に応じて、チュートリアル表示tsの表示内容が変更され、「飲み比べに勝つと」といったミニゲームに関する表示内容になっている。図72(4)では、第3図柄pd3が高速変動を開始している。
図72(5)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、第3図柄pd3が消え、これまで城下町の町並みであった背景画像が、殿様と爺との飲み比べのミニゲームの背景画像に変化している。なお、第2装飾図柄表示装置208Mでは、第5図柄pd5が表示され続けている。図72(6)では、ミニゲームの背景画像の第1装飾図柄表示装置208Lに、殿様が爺にミニゲームで勝つと剣舞メータ(メータ表示)が表示される旨の説明表示が表示され、同図(7)では、飲み比べのミニゲームが開始されている。図72(8)では、ミニゲームにおける殿様の勝利が報知され、同図(9)では、剣舞メータを獲得したことが表示されている。
図72(10)では、第1装飾図柄表示装置208Lにおける第3図柄pd3の表示の上に、剣舞メータとともにエフェクト表示ed4が表示される。ここでは、剣舞メータが何色のメータ表示であるのかエフェクト表示ed4の効果によって視認困難である。なお、本明細書で「視認困難」という場合は、その前後の状態と比べて相対的に視認しにくくなっていることを意味する。図72(11)では、エフェクト表示ed4が消え、剣舞メータである白メータ表示MWがはっきりと表示される。
なお、ミニゲームにおいて殿様が敗北すると、剣舞メータは表示されない。図72を用いて説明したミニゲームによる演出は、メータ表示の獲得演出にも相当する。
図73は、メータ表示が満タン状態になると当該変動で大当りが確定する例を段間的に示す図である。
図73(1)〜同図(9)は、図62(1)〜同図(9)と同じであり、図73(10)では、第3図柄pd3のうちの右図柄が仮停止し、揺れ変動を開始し(第2停止)、金色のメータ上昇アイテムUpIgが出現している。上述のごとく、金色のメータ上昇アイテムUpIgは、白メータ表示MWのメータを、5目盛り分あるいは6目盛り分上昇させる。図73(10)には、1目盛り分貯まった白メータ表示MWが表示されており、金色のメータ上昇アイテムUpIgの出現は、当該変動での大当り確定を意味する。すなわち、メータが貯まりやすいメータ上昇アイテム(ここでの金色や図67(e)に示す赤色)が出現した方が、メータが貯まりにくいメータ上昇アイテム(例えば、白色)が出現する場合より、大当りの期待度が高くなる。図73(11)では、金色のメータ上昇アイテムUpIgが、白メータ表示MWに前側から重なる位置まで移動する。図73(12)では、金色のメータ上昇アイテムUpIgが消え、白メータ表示MWのメータが満タンになる。なお、6目盛り分上昇の場合であれば、1目盛り分余る状態であるが、当該変動で大当りが確定しており、次変動は大当り遊技終了後になるため、余った1目盛り分は次変動まで持ち越しすることができず、無効化される。また、図73(12)に示すスピーカ120からは、「おめでとう」という音声が出力されている。ここでの音声出力は、メータが満タンになって大当り確定であることを報知する大当り告知音に相当する。
図73(13)では、第3図柄pd3で高速変動を続けていた中図柄の変動が低速になり、中図柄(ここでは「装飾7」)が認識可能になる。そして、図73(14)では、「装飾7」−「装飾7」−「装飾7」の第3図柄pd3が3つ揃って揺れ表示され、同図(15)では、それら3つの第3図柄pd3が確定表示され、確変付き大当りに当選したことが報知されている。
以上説明した図73に示す例は、白メータ表示MWが空の状態(メータが0の状態)から満タン状態に変化して、最終的に大当り図柄が確定表示された場合の例になる。白メータ表示MWが空の状態のままであって満タン状態に変化しなかった場合よりも、白メータ表示MWが空の状態から満タン状態に変化した場合の方が、最終的に大当り図柄が確定表示されやすい。さらに、白メータ表示MWにおいても、空の状態から満タン状態に変化した場合の方が、図62及び図63に示す例のように、空の状態から満タン状態に変化しなかった場合よりも、最終的に大当り図柄が確定表示されやすい。
図74は、メータ表示が保留枠内に表示される例を段階的に示す図である。
図74に示す保留枠UI’にも、縦縞の柄が入った左右に延びたベースアイコンUIb’が設けられているが、図74に示すベースアイコンUIb’は、図62等に示すベースアイコンUIbよりも高さが高い。また、図74に示す保留枠UI’における、右側に設けられた演出表示領域には、チュートリアル表示tsに代えて、空の状態の白メータ表示MWが表示されている。この白メータ表示MWは、図74に示すベースアイコンUIb’が高いことから、保留枠UI’内に完全に入り込んでおり、保留枠UI’と一体になっているが、メータ表示は、保留枠UI’内に一部がかかっていればよい。言い換えれば、メータ表示は、一部又は全部が保留枠UI’に重なっていればよく、保留枠UI’は、広義の意味での保留表示領域の一例に相当し、アイコン表示領域の一例にも相当する。また、図74に示す例では、保留枠UI’内にメータ表示が常時表示されている。すなわち、保留枠UI’が表示されている期間中はメータ表示も表示され、保留枠UI’が消えればメータ表示も消える。ただし、常時はチュートリアル表示tsが表示され、メータ演出時に限って、チュートリアル表示tsに代えてメータ表示が表示されるようにしてもよい。
図74(1)では、第3図柄pd3及び第5図柄pd5の変動表示が終了し、「装飾2」−「装飾5」−「装飾6」のハズレの装飾図柄の組合せが停止表示されている。また、第4図柄pd4も、灰色の四角の表示と灰色の丸の表示になり、特図1のハズレが表されている。図74(2)では、第3図柄pd3におけるハズレの装飾図柄の組合せの確定表示が行われ、変動アイコンcが消えている。
図74(3)では、同図(2)に示す特図1の第1保留アイコンh1の保留に基づく図柄変動表示が開始され、第3図柄pd3では低速変動が開始され、同図(4)では、第3図柄pd3が高速変動を開始している。図74(5)に示す第3装飾図柄表示装置208Nでは、殿様のキャラクタcdの表示の上に、「いくぞ」という台詞が表示され、ミニアイテム出現予告が行われている。図74(6)では白色のメータ上昇アイテムUpIが出現しており、殿様のキャラクタcdは、そのメータ上昇アイテムUpIを担いでいる。図74(7)では、殿様のキャラクタcdが、メータ上昇アイテムUpIを投げ、メータ上昇アイテムUpIが、保留枠UI’内の白メータ表示MWの上に表示されている。なお、図74(7)に示すメータ上昇アイテムUpIは、白メータ表示MWとは重なっておらず、ベースアイコンUIb’に一部が重なっているだけであるが、白メータ表示MWに一部又は全部が重なるように表示されてもよい。
図74(8)では、メータ上昇アイテムUpIが消え、白メータ表示MWは、1目盛り分貯まった状態に変化している。図74(9)に示す第1装飾図柄表示装置208Lの中央部分には、「メータ満タンで継続」といったチュートリアル表示が表示されている。
図74(10)では、第3図柄pd3のうちの左図柄が高速変動から低速変動に変化し、同図(11)では、その左図柄の変動がさらに低速になり、左図柄(ここでは「装飾7」)が認識可能になる。また、図74(11)では、第3図柄pd3のうちの右図柄も高速変動から低速変動に変化している。そして、図74(12)では、左図柄が仮停止し、揺れ変動を開始している(第1停止)。また、左図柄の仮停止と同時、あるいはその前後のタイミングで、金色のメータ上昇アイテムUpIgが出現している。図74(13)では、金色のメータ上昇アイテムUpIgの移動アニメーションが開始され、金色のメータ上昇アイテムUpIgが、保留枠UI’内の白メータ表示MWの上まで移動する。図74(14)では、第3図柄pd3のうちの右図柄の変動がさらに低速になり、右図柄(ここでは「装飾6」)が認識可能になっている。また、金色のメータ上昇アイテムUpIgが消え、白メータ表示MWのメータが一気に満タンまで上昇(増加)している。
図74(15)では、第3図柄pd3で高速変動を続けていた中図柄の変動が低速になり、中図柄が認識可能になる。ここでは、中図柄は擬似連図柄(「継続」)であり、図74(16)では、その擬似連図柄が揺れ変動(仮停止)し、第3図柄pd3全体(「装飾7」−「継続」−「装飾6」)が仮停止した状態になり、擬似連演出が開始される。図74(17)では、図62(15)と同様に、第3図柄pd3全体に前側から重なるように、擬似連演出のカットイン表示が行われる。図74(18)では、カットイン表示が消え、擬似連演出における第3図柄pd3の再変動が開始され、左図柄、中図柄、右図柄ぞれぞれが低速変動を開始するとともに、左図柄に一部が重なるように、継続回数表示である「×2」の文字表示が表示される。満タン状態であった白メータ表示MWは、再変動が開始されるまで表示され続けているが、再変動の開始に応じて、白メータ表示MWは、空の状態に戻る。そして、擬似連演出が継続した後、現在行われている図柄変動表示で大当り図柄が停止表示される。
図74を用いて説明した擬似連演出は、メータ表示(ここでは白メータ表示MWであったが、それ以外のメータ表示(例えば、赤メータ表示MR)であってもよい)が満タン状態に変化すると表示が開始される予告表示の一例に相当する。
なお、白メータ表示MWは、大当り図柄が停止表示されるまで、満タン状態のまま表示され続けてもよい。あるいは、満タン状態の白メータ表示MWは、図74(16)における擬似連図柄の仮停止(擬似連演出の開始)までしか表示されず、空の状態に戻ってもよい。
また、メータ表示が空の状態に戻るタイミングについては、メータ表示の表示が開始された図柄変動表示(メータ表示が通常予告である場合の予告対象の図柄変動表示を含む)であったり、メータ表示が先読み予告である場合には先読み予告対象の図柄変動表示の一つ前の図柄変動表示であったり、先読み予告対象の図柄変動表示において、ハズレ図柄が停止表示あるいは確定表示されたタイミングで、空の状態に戻ってもよい。例えば、上記それぞれの図柄変動表示において、満タン状態にならずに図柄停止時に空の状態に戻ってもよい。すなわち、第二の状態から第一の状態に戻ってもよいし、第五の状態から第四の状態に戻ってもよい。また、第二の状態あるいは第五の状態では、ハズレ図柄が停止表示あるいは確定表示されたタイミングで、空の状態に必ず戻る構成であってもよい。あるいは、第三の状態あるいは第六の状態であっても、ハズレ図柄が停止表示あるいは確定表示されたタイミングで、空の状態に必ず戻る構成であってもよい。また、メータ表示が空の状態に戻って、空の状態の表示を続けるのは、ハズレ図柄が停止表示された後に限られてもよく、後続の保留がなく次の図柄変動表示がすぐに開始されない場合には、メータ表示は、消えてしまってもよいが空の状態のまま表示を続けてもよい。また、後続の保留があって次の図柄変動表示がすぐに開始される場合には、メータ表示は空の状態のまま表示を続ける場合がある。
また、白メータ表示MWは、保留枠UI’内で赤メータ表示MRに変化してもよいし、あるいは最初から赤メータ表示MRが表示される場合があってもよい。
図75は、メータ表示のメータが満タンになるとミニアイテムを獲得してストックする例を段階的に示す図である。
図75(1)〜同図(6)は、図62(1)〜同図(6)と同じであり、図75(7)では、左図柄(ここでは「装飾7」)が仮停止し、揺れ変動を開始している(第1停止)。また、左図柄の仮停止と同時、あるいはその前後のタイミングで、赤色のメータ上昇アイテムUpIrが出現している。この赤色のメータ上昇アイテムUpIrは、左図柄に前側から重なる位置に表示されている。
図75(8)では、赤色のメータ上昇アイテムUpIrの移動アニメーションが開始され、赤色のメータ上昇アイテムUpIrが、空の状態の白メータ表示MWに前側から重なる位置まで移動する。図75(9)では、第3図柄pd3のうちの右図柄の変動がさらに低速になり、右図柄(ここでは「装飾7」)が認識可能になる。また、赤色のメータ上昇アイテムUpIrが消え、白メータ表示MWのメータが4目盛分上昇(増加)している。
図75(10)では、第3図柄pd3のうちの右図柄が仮停止し、揺れ変動を開始し(第2停止)、リーチ状態が形成されている。また、リーチ状態の形成と同時、あるいはその前後のタイミングで、金色のメータ上昇アイテムUpIgが出現している。図75(11)では、その金色のメータ上昇アイテムUpIgが、4目盛り分貯まった白メータ表示MWに前側から重なる位置まで移動する。図75(12)では、金色のメータ上昇アイテムUpIgが消え、白メータ表示MWのメータが満タンになる。ここでの金色のメータ上昇アイテムUpIgは、白メータ表示MWのメータを5目盛り分上昇させるアイテムであり、4目盛り分貯まった白メータ表示MWであれば、3目盛り分が余った目盛り分(オーバーフローした目盛り分)になるが、図75(12)では、余った目盛り分については何ら表示されておらず、同図(13)では、満タン状態の白メータ表示MWの右端に、ミニアイテムの一種である擬似連予告アイテムNIが出現するとともに、第3図柄pd3のうち仮停止している右図柄等に前側から重なるようにして「GET」の文字表示が表示される。擬似連予告アイテムNIは、この後、擬似連演出が開始されることについて予告するアイコンであり、「GET」の文字表示は擬似連予告アイテムNIを獲得したことを表す文字表示である。
図75(14)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、「装飾7」のリーチ状態である。リーチ状態において、それまで満タン状態であった白メータ表示MWが空の状態に変化するとともに、「GET」の文字表示が消え、擬似連予告アイテムNIは、第2装飾図柄表示装置208Mに移動して、情報表示部ST1の上に表示されている。第2装飾図柄表示装置208Mは、ストックしたアイコンを表示する手段として機能しており、擬似連予告アイテムNIがストックされたことになる。
図75(15)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、空の状態の白メータ表示MWに、先程余った目盛り分の3目盛り分が追加されている。すなわち、満タン状態になってオーバーフローした分の表示がこのタイミングで開始される。白メータ表示MWを上昇させるチャンスが、この後も引き続き残っている。
以上説明した図75(12)〜同図(15)における白メータ表示MWは、ランクダウンしているのではなく、満タン状態になった分は擬似連予告アイテムNIに置き換えられ、余った分が改めて表示されている。
図75(16)では、第2装飾図柄表示装置208Mにストックされていた擬似連予告アイテムNIが、高速変動を続ける中図柄の位置まで移動し、擬似連予告アイテムNIが消化される。また、中図柄の位置に表示されている擬似連予告アイテムNIの下には「発動」の文字表示が表示される。この「発動」の文字表示は、擬似連予告アイテムNIが発動したことを表す文字表示であり、この後すぐに擬似連演出が開始される。
図75(17)では、第3図柄pd3で高速変動を続けていた中図柄が揺れ変動(仮停止)している。ここでの中図柄は擬似連図柄(「継続」)であり、第3図柄pd3全体(「装飾7」−「継続」−「装飾6」)が仮停止した状態になり、擬似連演出が開始される。
以上説明した例では、メータ表示は満タン状態になると、擬似連予告アイテムNIに限定されずに各種のミニアイテムが出現し、出現したミニアイテムはストック可能である。出現したミニアイテムが大当りに関係するアイテム(例えば、擬似連予告アイテムNI)であれば、メータ表示が満タン状態になることは、大当りの期待度が高くなることに相当し、引いては、最終的に大当り図柄が確定表示されやすくなる。
図76は、メータ表示の一回の満タンで複数アイテムがストックされる例を段階的に示す図である。
図76(1)〜同図(6)は、図62(1)〜同図(6)と同じであり、図76(7)では、左図柄(ここでは「装飾7」)が仮停止し、揺れ変動を開始している(第1停止)。また、左図柄の仮停止と同時、あるいはその前後のタイミングで、赤色のメータ上昇アイテムUpIrと青色のメータ上昇アイテムUpIbの2つのメータ上昇アイテムが出現している。すなわち、メータ上昇アイテムが同時に複数出現している。
図76(8)では、2つのメータ上昇アイテムの移動アニメーションが開始され、赤色のメータ上昇アイテムUpIrも、青色のメータ上昇アイテムUpIbも、空の状態の白メータ表示MWに前側から重なる位置まで移動する。先に図67を用いて説明したように、白メータ表示MWのメータを、赤色のメータ上昇アイテムUpIrは4目盛り分上昇させるアイテムであり、青色のメータ上昇アイテムUpIbは2目盛り分上昇させるアイテムである。図76(9)では、赤色のメータ上昇アイテムUpIrと青色のメータ上昇アイテムUpIbの両方のメータ上昇アイテムが消え、これまで空の状態であった白メータ表示MWのメータが、赤色のメータ上昇アイテムUpIr分として4目盛上昇し、青色のメータ上昇アイテムUpIb分として2目盛上昇し、図76(9)に示す白メータ表示MWは満タン状態になっている。
図76(10)では、満タン状態の白メータ表示MWの右端に、ミニアイテムの一種である擬似連予告アイテムNIが2つ出現するとともに、仮停止している右図柄の「装飾7」等に前側から重なるようにして「GET」の文字表示が一つ表示される。先の図75に示す例では、赤色のメータ上昇アイテムUpIr一つで白メータ表示MWが満タンになったが、この例では、赤色のメータ上昇アイテムUpIrと青色のメータ上昇アイテムUpIbといった2つのメータ上昇アイテムで白メータ表示MWが満タンになった。赤色のメータ上昇アイテムUpIrにしても青色のメータ上昇アイテムUpIbにしても、デフォルトの白色のメータ上昇アイテムUpIよりはメータの上昇率が高く、赤色のメータ上昇アイテムUpIrや青色のメータ上昇アイテムUpIbは、メータを貯めやすいアイテムといえる。このことから、メータを貯めやすいメータ上昇アイテムが出現した方が、複数アイテムをストックすることができる可能性が高いといえる。 なお、白メータ表示MWよりも赤メータ表示MRの方が、複数アイテムをストックすることができる可能性が高くてもよい。
図76(11)に示すリーチ状態の第1装飾図柄表示装置208Lでは、それまで満タン状態であった白メータ表示MWが空の状態に変化するとともに、「GET」の文字表示が消え、2つの擬似連予告アイテムNIは、第2装飾図柄表示装置208Mに移動し、第2装飾図柄表示装置208Mでは、2つの擬似連予告アイテムNIがストックされる。
図76(12)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、空の状態の白メータ表示MWが依然として表示されており、白メータ表示MWを上昇させるチャンスが、この後も引き続き残っているが、チャンスがない場合や、反対に大当り確定の場合には、白メータ表示MWを空の状態になる時点で消してもよいし、空の状態に戻ってから消してもよい。また、第2装飾図柄表示装置208Mにストックされている2つの擬似連予告アイテムNIのうちの1つが、高速変動を続ける中図柄の位置まで移動し、その擬似連予告アイテムNIの下には「発動」の文字表示が表示される。図76(12)のタイミングでは、まずは1つの擬似連予告アイテムNIが消化され、第3図柄pd3全体の一回の仮停止と再変動の開始が行われる。そして、ストックされている2つ目の擬似連予告アイテムNIによって、二回目の仮停止と再変動の開始が行われる。
なお、第2装飾図柄表示装置208Mにストックされているアイテムのうち、次の図柄変動表示以降まで持ち越しができるアイテム(例えば、先読み予告系のアイテム)もあるが、持ち越しができず、現在行われている図柄変動表示中に消化されてしまうアイテム(例えば、擬似連予告アイテムNI)もある。
また、図76に示す例のように、1回のメータ満タンで複数アイテムがストックされる場合があってもよいが、反対に、メータが満タンになってもアイテムがストックされない場合があってもよい。例えば、白メータ表示MWが白色のメータ上昇アイテムUpIによって満タンになった場合には、擬似連予告アイテムNI自体が出現しない、あるいは出現してもストックされないことが一例としてあげられる。
図77は、満タン状態のメータ表示が次の図柄変動表示まで持ち越される場合がある例を段階的に示す図である。
図77(1)〜同図(8)は、図76(1)〜同図(8)と同じであり、図76(9)では、第3図柄pd3のうちの右図柄の変動が低速になり、右図柄(ここでは「装飾1」)が認識可能になる。また、赤色のメータ上昇アイテムUpIrと青色のメータ上昇アイテムUpIbの両方のメータ上昇アイテムが消え、これまで空の状態であった白メータ表示MWのメータが、この図77の例でも満タン状態になっている。しかしながら、図77(10)に示すように、この例では、擬似連予告アイテムNI等のアイテムは出現せず、白メータ表示MWの満タン状態は維持される。さらに、第3図柄pd3では、右図柄には、「装飾7」の左図柄とは異なる「装飾1」が仮停止し、揺れ変動を開始している。すなわち、図76に示す例のようにリーチ状態には突入していない。また、図77(10)では、白メータ表示MWは満タンになったことに応じて、チュートリアル表示tsの表示内容が変更され、「次回チャンス」といった先読み予告に関係した表示内容になっている。
図77(11)では、第3図柄pd3で高速変動を続けていた中図柄の変動が低速になり、中図柄(ここでは「装飾1」)が認識可能になる。そして、図77(12)では、「装飾7」−「装飾1」−「装飾1」の第3図柄pd3が3つ揃って揺れ表示されている。この「装飾7」−「装飾1」−「装飾1」の組合せはチャンス目であり、図77(13)では、チャンス目の揺れ表示(仮停止)に応じて、第1装飾図柄表示装置208Lの前面側に配置された透明の導光板でフラッシュ模様fdが発光する。なお、導光板に代えて第1装飾図柄表示装置208Lにフラッシュ図柄を表示させてもよい。
図77(14)では、チャンス目の第3図柄pd3が停止表示され、第4図柄pd4も、灰色の四角の表示と灰色の丸の表示になり、特図1のハズレが表されている。図77(15)では、チャンス目の第3図柄pd3が確定表示され、変動アイコンcが消えている。また、第3図柄pd3が確定表示されたことに応じて、チュートリアル表示tsの表示内容が再び変更され、「711の並びは」といったチャンス目を示唆する表示内容になっている。第3図柄pd3が停止表示されても、さらには確定表示されても、満タン状態の白メータ表示MWは依然として表示され続けている。図77(16)では、同図(15)に示す特図1の第1保留アイコンh1の保留に基づく図柄変動表示、すなわち次の図柄変動表示が開始され、第3図柄pd3では低速変動が開始されている。満タン状態の白メータ表示MWは、次の図柄変動表示が開始されても、依然として満タン状態のまま表示され続けており、連続した図柄変動表示を跨いで表示されている。図77(9)〜同図(15)における満タン状態の白メータ表示MWは、先読み予告に相当し、同図(16)における満タン状態の白メータ表示MWは、通常予告に相当する。
図78は、メータ表示が満タンになってアイテムが出現してもストックされずに消化される例を段階的に示す図である。
図78(1)〜同図(6)は、図62(1)〜同図(6)と同じであり、図78(7)では、左図柄(ここでは「装飾7」)が仮停止し、揺れ変動を開始している(第1停止)。また、左図柄の仮停止と同時、あるいはその前後のタイミングで、金色のメータ上昇アイテムUpIgが出現している。この金色のメータ上昇アイテムUpIgは、左図柄に前側から重なる位置に表示されている。
図78(8)では、金色のメータ上昇アイテムUpIgの移動アニメーションが開始され、金色のメータ上昇アイテムUpIgが、空の状態の白メータ表示MWに前側から重なる位置まで移動する。図78(9)では、第3図柄pd3のうちの右図柄の変動がさらに低速になり、右図柄(ここでは「装飾7」)が認識可能になる。また、金色のメータ上昇アイテムUpIgが消え、白メータ表示MWのメータが満タン状態になっている。
図78(10)では、第3図柄pd3のうちの右図柄が仮停止し、揺れ変動を開始し(第2停止)、リーチ状態が形成されている。また、リーチ状態の形成と同時、あるいはその前後のタイミングで、満タン状態の白メータ表示MWの右端に、ミニアイテムの一種である操作手段予告表示アイコン136Iが出現するとともに、第3図柄pd3のうち仮停止している右図柄等に前側から重なるようにして「GET」の文字表示が表示される。操作手段予告表示アイコン136Iは、この後、操作手段予告(例えば、ボタン予告)の演出が開始されることについて予告するアイコンであり、「GET」の文字表示は操作手段予告表示アイコン136Iを獲得したことを表す文字表示である。操作手段予告表示アイコン136Iは、操作手段(ここではチャンスボタン136)を模したアイコンであり、図78(10)に示す操作手段予告表示アイコン136Iは白色のアイコンである。ここでの白色は、操作手段が操作されても、何も変化は起こらないことを表す意とである。すなわち、操作手段が操作されたことに応じた演出(例えば、予告演出等)が開始されない。したがって、操作手段の操作が受け付けられなかったということもできるし、受け付けられたとして該操作が無効化されたということもできる。以下の説明で、操作手段の操作が受け付けられないことと、受け付けられたとして該操作が無効にされることを合わせて、操作手段の操作が無効であるとし、ここでの白色は、操作手段の操作が無効であることを示す色である。
図78(11)に示すリーチ状態の第1装飾図柄表示装置208Lでは、それまで満タン状態であった白メータ表示MWが空の状態に変化するとともに、「GET」の文字表示が消え、続く同図(12)では、白メータ表示MWの右端に表示されていた操作手段予告表示アイコン136Iが、高速変動中の中図柄の位置まで移動し、表示態様を変化させる。すなわち、図78(13)に示すように、中図柄ではボタン演出が開始される。ここでのボタン演出でも、図71に示すボタン演出と同じく、ボタン画像136aと、促進表示としての、矢印の表示136bおよび「押せ」という文字表示と、残期間メータ表示136cとの3つがワンセットになって表示されている。また、赤色は、操作手段の操作を促す色であり、ボタン画像136aは赤色に表示され、チャンスボタン136に内蔵されたチャンスボタンランプ138も、赤色に点灯し、押下を促している。
図78(14)では、チャンスボタン136の押下がなく、操作有効期間が減少しているが、次の同図(15)のタイミングでチャンスボタン136が押下される。チャンスボタン136の押下に応じて、図78(16)に示すように、第3図柄pd3に前側から重なるように「ゲキアツ」という文字表示が表示される。この文字表示は、通常予告に相当する。
以上説明した図78に示す例では、メータ満タンにより獲得したアイテムは、即使用される。すなわち、獲得したアイテムは、表示が開始された装飾図柄表示装置とは別の装飾図柄表示装置まで移動することなく使用される。また、表示が開始された時点で行われている図柄変動表示中に使用される。ただし、操作手段予告表示アイコン136Iを白表示のまま、操作手段の操作有効期間が到来するまでストックする場合があってもよく、場合によっては、次以降の図柄変動表示までストックする場合があってもよい。
なお、操作有効期間内にチャンスボタン136が押下されなかった場合でも、操作有効期間経過後に、「ゲキアツ」という文字表示が表示され、通常予告が実行される。
図79は、メータ表示が2つ表示され、2つとも消える例を段階的に示す図である。
図79(1)では、第3図柄pd3及び第5図柄pd5の変動表示が終了し、「装飾7」−「装飾7」−「装飾1」のハズレの装飾図柄の組合せが停止表示され、第4図柄pd4も、灰色の四角の表示と灰色の丸の表示になり、特図1のハズレが表されている。図79(2)では、第3図柄pd3におけるハズレの装飾図柄の組合せの確定表示が行われ、変動アイコンcが消えている。
図79(3)では、同図(2)に示す特図1の第1保留アイコンh1の保留に基づく図柄変動表示が開始され、第3図柄pd3では低速変動が開始されている。図79(4)に示すように、第1装飾図柄表示装置208では、第3図柄pd3の変動表示が開始された後、第3図柄pd3の左上に、空の状態の白メータ表示MW(例えば、第一のメータ表示の一例に相当)が表示される。次いで、図79(5)に示すように、第3図柄pd3の右上に、空の状態の白メータ表示MW(例えば、第四のメータ表示の一例に相当)が表示される。なお、ここでは、2つの白メータ表示MWが別々に表示を開始されたが、2つ一緒に表示を開始される場合があってもよい。
図79(7)では、仮停止した「装飾7」の左図柄に、赤色のメータ上昇アイテムUpIrが出現し、同図(8)では、赤色のメータ上昇アイテムUpIrが、左側の白メータ表示MWに前側から重なる位置まで移動する。図79(9)では、赤色のメータ上昇アイテムUpIrが消え、左側の白メータ表示MWのメータのみが4目盛分上昇している。
図79(10)では、仮停止した「装飾7」の右図柄に、金色のメータ上昇アイテムUpIgが出現し、同図(11)では、金色のメータ上昇アイテムUpIgが、右側の白メータ表示MWに前側から重なる位置まで移動する。図79(12)では、金色のメータ上昇アイテムUpIgが消え、右側の白メータ表示MWのメータのみが5目盛分上昇している。
図79(13)では、第3図柄pd3で高速変動を続けていた中図柄の変動が低速になり、同図(14)では、その中図柄が認識可能になる。ここでは、中図柄は擬似連図柄(「継続」)であり、図79(15)では、その擬似連図柄が揺れ変動(仮停止)するとともに、その擬似連図柄に前側から重なるようにして、白色のメータ上昇アイテムUpIが3つ表示されている。これら3つの白色のメータ上昇アイテムUpIは、図79(16)に示すように、2つが左側の白メータ表示MWに移動し、残り1つが右側の白メータ表示MWのメータに移動する。
図79(17)に示す2つの白メータ表示MWそれぞれでは、移動してきたメータ上昇アイテムUpIによってメータが上昇する。すなわち、左側の白メータ表示MWは、2目盛り分上昇し、満タン状態になり、右側の白メータ表示MWは、1目盛り分上昇し、同じく満タン状態になる。さらに、満タン状態になることによって、左側の白メータ表示MWでは、チャンスアップアイテムCUIが出現するとともに、「GET」の文字表示が表示され、右側の白メータ表示MWでは、剣豪リーチアイテムRIが出現するとともに、「GET」の文字表示が表示されている。左側の白メータ表示MWに出現したチャンスアップアイテムCUIは、現在行われている図柄変動表示で大当りする期待度が高まったことを表すアイコンであり、右側の白メータ表示MWに出現した剣豪リーチアイテムRIは、現在行われている図柄変動表示でスーパーリーチ演出の一種である剣豪リーチに発展することを予告するアイコンである。
図79(18)では、満タン状態であった2つの白メータ表示MWそれぞれが消え、それぞれの「GET」の文字表示も消え、チャンスアップアイテムCUIも、剣豪リーチアイテムRIも、第2装飾図柄表示装置208Mに移動して、第2装飾図柄表示装置208Mでストックされる。なお、満タン状態であった2つの白メータ表示MWそれぞれを、消さずに、空の状態に変化させてもよいが、現在行われている図柄変動表示で大当りすることが確定の場合には、図79(18)に示すように、メータ表示は消してしまってよい。
図80は、メータ表示が2つ表示され、片方だけ消える例を段階的に示す図である。
図80(1)に示す第3図柄pd3では、ハズレ図柄の装飾図柄の組合せになる「装飾7」―「装飾7」―「装飾1」が停止表示され、同図(2)では、そのハズレ図柄の装飾図柄の組合せが確定表示され、変動アイコン表示領域のステージcs上からは、白色の表示態様の変動アイコンcが消えている。
図80(3)では、デフォルトの表示態様である第1保留アイコンh1が表す特図1の保留による第3図柄pd3の変動表示が開始され、その第1保留アイコンh1が、変動アイコンcに変化している。図80(3)に示す変動アイコンcは、保留アイコンのときの表示態様と同じくデフォルトの表示態様である。なお、図80(2)では、先読み予告の表示態様の第2保留アイコンh2であった保留アイコンが、表示態様をそのままにシフト移動し、同図(3)では第1保留アイコンh1になっている。
図80(4)に示す第1装飾図柄表示装置208では、第3図柄pd3の変動表示が開始された後、第3図柄pd3の左上に、空の状態の白メータ表示MW(例えば、第一のメータ表示の一例に相当)が表示される。次いで、図80(5)に示すように、第3図柄pd3の右上に、空の状態の白メータ表示MW(例えば、第四のメータ表示の一例に相当)が表示される。
図80(6)に示す第3装飾図柄表示装置208Nでは、殿様のキャラクタcdの表示の上に、「いくぞ」という台詞が表示され、ミニアイテム出現予告が行われている。図80(7)では変化ボールアイコンcIが出現しており、殿様のキャラクタcdは、その変化ボールアイコンcIを担いでいる。図80(8)では、殿様のキャラクタcdが、変化ボールアイコンcIを投げ、同図(9)では、変化ボールアイコンcIが、右側の白メータ表示MWに命中し、右側の白メータ表示MWの右端に前側から重なるように表示されている。図80(9)に示す変化ボールアイコンcIは表示態様が変化し、エフェクト表示ed1が追加されている。なお、右側の白メータ表示MWの右端で、エフェクト表示ed1が追加されて表示されている変化ボールアイコンcIは、第1装飾図柄表示装置208Lと第3装飾図柄表示装置208Nにまたがって表示されている。図80(10)では、エフェクト表示ed1が追加された変化ボールアイコンcIが消え、右側の白メータ表示MWのみが、空の状態(メータが0の状態)のまま赤メータ表示MRに変化している。すなわち、第四のメータ表示が第一の状態から第四の状態に変化した一例に相当する。なお、複数のメータ表示MWが同時に変化してもよい。すなわちこの例によれば、左側の白メータ表示MWも、右側の白メータ表示MWと一緒に、空の状態(メータが0の状態)のまま赤メータ表示MRに変化してもよい。
図80(11)では、第3図柄pd3のうちの左図柄が高速変動から低速変動に変化し、同図(12)では、左図柄が仮停止し、揺れ変動を開始している(第1停止)。また、左図柄の仮停止と同時、あるいはその前後のタイミングで、青色のメータ上昇アイテムUpIbが出現している。すなわち、一つの青色のメータ上昇アイテムUpIbが、「装飾7」の左図柄に前側から重なるように表示されている。
図80(13)では、青色のメータ上昇アイテムUpIbの分裂アニメーションが開始され、一つの青色のメータ上昇アイテムUpIbが二つに分裂して、左側の空の状態の白メータ表示MWと、右側の空の状態の赤メータ表示MRそれぞれに青色のメータ上昇アイテムUpIbが表示されている。上述のごとく、青色のメータ上昇アイテムUpIbは、白メータ表示MWに対しては2目盛り分上昇させ、赤メータ表示MRに対しては6目盛り分上昇させるアイテムである。図80(14)では、左右それぞれの青色のメータ上昇アイテムUpIbが消え、左側の白メータ表示MWのメータは2目盛り分しか上昇していないのに対して、右側の赤メータ表示MRのメータは一気に満タンまで上昇している。そして、満タン状態になった右側の赤メータ表示MRには、剣豪リーチアイテムRIが出現するとともに、「GET」の文字表示が表示されている。なお、満タン状態に到達していない左側の白メータ表示MWには、アイテムは出現していない。
図80(17)では、2つのメータ表示のうち、満タン状態であった右側の赤メータ表示MRのみが消えるとともに、「GET」の文字表示も消え、剣豪リーチアイテムRIは、第2装飾図柄表示装置208Mに移動して、第2装飾図柄表示装置208Mでストックされる。また、図80(17)では、第3図柄pd3が停止表示され、第4図柄pd4も、灰色の四角の表示と灰色の丸の表示になり、特図1のハズレが表されている。図80(18)では、第3図柄pd3が確定表示され、変動アイコンcが消えている。結局、ストックされた剣豪リーチアイテムRIは、出現時の図柄変動表示では使用されなかった。したがって、ここでの剣豪リーチアイテムRIは、次の図柄変動表示でスーパーリーチ演出の一種である剣豪リーチに発展することを予告する先読み系のアイコンに相当する。
図81は、図80に示す例の続きを段階的に示す図である。
図80(18)から続く図81(19)では、図80(18)に示す、特図1の先読み予告態様である赤色の第1保留アイコンh1の保留に基づく図柄変動表示が開始され、第3図柄pd3では低速変動が開始されている。なお、変動アイコンcも赤色の表示態様で表示されており、通常予告として機能している。また、図80(18)に示す、2目盛り分まで貯まった左側の白メータ表示MWは、新たな図柄変動表示が開始されても依然として表示されており、次の図柄変動表示まで持ち越されたことになる。すなわち、メータが貯まった状態で、連続する図柄変動表示を跨いだことになる。
図81(20)では、第3図柄pd3は高速変動を開始し、同図(21)では、第3図柄pd3のうちの左図柄が高速変動から低速変動に変化する。図81(22)では、左図柄の変動がさらに低速になり、左図柄(ここでは「装飾7」)が認識可能になり、さらに、第3図柄pd3のうちの右図柄も高速変動から低速変動に変化している。
図81(23)では、左図柄が仮停止し、揺れ変動を開始している(第1停止)。また、左図柄の仮停止と同時、あるいはその前後のタイミングで、白色のメータ上昇アイテムUpIが出現している。
図81(24)では、白色のメータ上昇アイテムUpIの移動アニメーションが開始され、白色のメータ上昇アイテムUpIは、白メータ表示MWに前側から重なる位置まで移動する。図81(25)では、白色のメータ上昇アイテムUpIが消え、白メータ表示MWのメータが1目盛分上昇している。また、この図81(25)のタイミングで、リーチ状態に突入し、同図(25)に示すスピーカ120からは「リーチ」という音声が出力されている。
こうしてリーチ状態に突入した後の図81(26)では、第2装飾図柄表示装置208Mにストックされていた剣豪リーチアイテムRIが発動し、第2装飾図柄表示装置208Mには「発動」という文字表示が表示されている。図81(27)では、揺れ変動していた左図柄が、第1装飾図柄表示装置208Lの左上隅に移動し、同じく揺れ変動していた右図柄が、第1装飾図柄表示装置208Lの右上隅に移動する。なお、左上に表示されていた白メータ表示MWも中央位置に移動する。そして、図81(28)に示すように、スーパーリーチ演出(剣豪リーチ演出)に発展し、第1装飾図柄表示装置208Lでは、城下町の背景画面から剣豪見参の画面に変化している。図81(28)に示す第2装飾図柄表示装置208Mからは、剣豪リーチアイテムRIが消えている。こうして開始された剣豪リーチ演出は、図65(22)以降に示す剣豪リーチ演出と同じであり、詳しい説明は省略するが、ここでは、白メータ表示MWは3目盛り分までしか貯まっていなかったにも関わらず、図81(33)では、殿様のキャラクタの後ろには金色のオーラアイコンOI2が追加されている。図63に示す例では、3目盛り分までしか貯まっていなかった白メータ表示MWからのパワーアップでは、図63(34)に示すように緑色のオーラアイコンOI1であったが、この図81に示す例では、1回前の図柄変動表示でメータ表示が複数個表示された場合は、メータ表示が一個しか表示されない場合に比べて大当りしやすく、オーラアイコンの色も大当りの期待度が高い色になりやすくなる。また、複数のメータ表示が表示されている場合であっても、デフォルトの白メータ表示MWばかりが表示されているよりも、白メータ表示MWとは異なるメータ表示(例えば、赤メータ表示MR等)が表示されている方が、さらに大当りしやすく、オーラアイコンの色も大当りの期待度がより高い色になりやすくなる。
これまでのメータ表示はいずれも、増加タイプのものであって、空の状態(メータが0の状態)で表示が開始されていたが、メータ表示は、空の状態と満タン状態との間
の状態(第二の状態あるいは第五の状態)で表示が開始されることがある。
図82は、増加タイプのメータ表示が途中まで貯まった状態で表示が開始される例を段階的に示す図である。
図82(1)では、第3図柄pd3及び第5図柄pd5の変動表示が終了し、「装飾2」−「装飾5」−「装飾6」のハズレの装飾図柄の組合せが停止表示されている。図82(2)では、第3図柄pd3におけるハズレの装飾図柄の組合せの確定表示が行われ、変動アイコンcが消えている。また、第4図柄pd4も、灰色の四角の表示と灰色の丸の表示になり、特図1のハズレが表されている。
図82(3)では、同図(2)に示す特図1の第1保留アイコンh1の保留に基づく図柄変動表示が開始され、第3図柄pd3では低速変動が開始されている。また、第3図柄pd3の変動表示の開始に応じて、チュートリアル表示tsの表示内容が変更され、ここでは、チュートリアル表示tsに、「メータが少し貯まった状態で出現すると」といった文字列がスクロールして表示される。
図82(4)では、第3図柄pd3が高速変動を開始し、その第3図柄pd3の上には、白メータ表示MWが最初から途中まで貯まっている状態で表示を開始される。図82(4)に示す白メータ表示MWは、1目盛り分貯まった状態であり、第二の状態の一例に相当する。また、メータが途中まで貯まった状態のメータ表示の出現に合わせて、図82(4)に示すスピーカ120からは「チャンス」の音声が出力されている。
図82(5)に示す第3装飾図柄表示装置208Nでは、殿様のキャラクタcdの表示の上に、「いくぞ」という台詞が表示され、ミニアイテム出現予告が行われている。図82(6)では金色のメータ上昇アイテムUpIgが出現しており、殿様のキャラクタcdは、その金色のメータ上昇アイテムUpIgを担いでいる。図82(7)では、殿様のキャラクタcdが、金色のメータ上昇アイテムUpIgを投げ、金色のメータ上昇アイテムUpIgは、第1装飾図柄表示装置208Lと第3装飾図柄表示装置208Nの間に位置している。図82(8)では、金色のメータ上昇アイテムUpIgが白メータ表示MWに命中し、白メータ表示MWに前側から重なるように表示されている。図82(9)では、金色のメータ上昇アイテムUpIgが消え、白メータ表示MWは、1目盛り分貯まった状態から満タン状態に変化している。金色のメータ上昇アイテムUpIgは少なくとも5目盛り分はメータを上昇させるアイテムのため、メータ表示が途中まで貯まった状態で表示が開始された場合には、金色のメータ上昇アイテムUpIgが出現した時点で、メータ満タンが確定する。
白メータ表示MWでは、途中まで貯まっている状態から満タン状態に変化した場合の方が、途中まで貯まっている状態から満タン状態に変化しなかった場合よりも、最終的に大当り図柄が確定表示されやすい。さらに、白メータ表示MWは、空の状態で表示が開始された場合よりも、途中まで貯まっている状態で表示が開始された場合の方が、最終的に大当り図柄が確定表示されやすい。また、これらのことは赤メータ表示MRにおいても同様である。
なお、メータが途中まで貯まっている状態(第二の状態)では、メータ上昇アイテムによるメータの上昇率は高められている。例えば、メータが0の状態(第一の状態)に比べて、メータ上昇アイテムによるメータの上昇率は2倍になってもよい。
これまでは、バータイプ(ゲージタイプ)のメータ表示について説明したきたが、メータ表示は数値を示す表示であってもよい。
図83は、数値を示すメータ表示によるメータ演出の一例を段階的に示す図である。
図83(1)は、第3図柄pd3が高速変動の変動中であり、チュートリアル表示tsには、「メータが赤いと」といった表示内容になっている。図83(2)に示す第2装飾図柄表示装置208Mには、白色の数値型メータ表示DWが出現するとともに、同図(2)に示すスピーカ120からは、その出現に合わせて効果音(出現音)が出力されている。図83(2)に示す白色の数値型メータ表示DWは、第一のメータ表示の一例に相当し、その状態は、数値が00%の状態であり、この状態は第一の状態の一例に相当する。また、図83(2)では、チュートリアル表示tsが変化し、「メータMAX到達で」といった表示内容になっている。
図83(3)では、第1装飾図柄表示装置208Lの上から、可動手段の一つである八代役物224Faが落下してくる。この可動手段の動作に応じて、図83(4)に示すように、白色のメータ上昇アイテムUpIが出現する。ただし、白色のメータ上昇アイテムUpIの前側には、落下してきた八代役物224Faが位置しており、白色のメータ上昇アイテムUpIの一部が相対的に視認困難になっている。図83(5)では、白色のメータ上昇アイテムUpIが下方へ移動し、落下してきた八代役物224Faとのオーバラップが解消され、メータ上昇アイテムUpIの視認性が向上している。図83(6)では、八代役物224Faが上昇し初期位置に戻り、白色のメータ上昇アイテムUpIの移動アニメーションが開始される。白色のメータ上昇アイテムUpIは、第2装飾図柄表示装置208Mに表示された白色の数値型メータ表示DWに前側から重なる位置まで移動する。図83(6)に示す白色のメータ上昇アイテムUpIは、第1装飾図柄表示装置208Lと第2装飾図柄表示装置208Mの間に位置しており、同図(7)に示す白色のメータ上昇アイテムUpIは、白色の数値型メータ表示DWに重なる位置に表示されている。図83(7)に示す白色の数値型メータ表示DWの数値表示は白色のメータ上昇アイテムUpIによって、一時的に視認困難になっている。図83(8)では、白色のメータ上昇アイテムUpIが消え、白色の数値型メータ表示DWの数値表示の視認性が回復し、その数値表示が、それまでの00%から10%に上昇している。図83(8)に示す、10%の数値表示を行っている白色の数値型メータ表示DWの状態は、第二の状態の一例に相当する。
図83(9)では、第1装飾図柄表示装置208Lの上から、将軍役物224Fbが落下してくる。可動手段である将軍役物224Fbの動作に応じて、図83(10)に示すように、今度は、将軍役物224Fbの後ろ側となる位置に、変化ボールアイコンcIが出現しており、その変化ボールアイコンcIの一部が相対的に視認困難になっている。図83(11)では、変化ボールアイコンcIが下方へ移動し、落下してきた将軍役物224Fbとのオーバラップが解消され、変化ボールアイコンcIの視認性が向上している。図83(12)では、将軍役物224Fbが上昇し初期位置に戻り、変化ボールアイコンcIは、第2装飾図柄表示装置208Mに表示された白色の数値型メータ表示DWに前側から重なる位置まで移動している。図83(13)では、変化ボールアイコンcIが消え、それまでの白色の数値型メータ表示DWが赤色の数値型メータ表示DR(第四のメータ表示の一例に相当)に変化している。すなわち、種類が異なるメータ表示に置き換わっている。ここでのメータ表示の変化は、貯まった数値によって行われたのではなく、変化演出(ここでは変化ボールアイコンcIを用いた演出)によって行われたものである。また、数値型メータ表示の色とメータ上昇アイテムの色との関係、すなわち数値型メータ表示の種類とアイテムの種類との関係によって、図67を用いた説明と同様に、数値の上昇率が変化する。
図83(14)では、第1特図始動口230に1球入球があり、同図(15)に示す保留アイコン表示領域の第1ステージhs1には、特図1の第1保留アイコンh1の表示が開始されているはずである。しかしながら、図83(15)では、その第1保留アイコンh1の表示位置には、緑色のメータ上昇アイテムUpImが表示されており、第1保留アイコンh1の存在を確認することが困難になっている。図83(16)では、その緑色のメータ上昇アイテムUpImが、赤色の数値型メータ表示DRに前側から重なる位置まで移動し、同図(16)に示す第1ステージhs1には、白色の第1保留アイコンh1の存在を確認することができる。なお、メータ上昇アイテムよりも保留アイコンを手前側に表示するようにしてもよい。
ここでのメータ上昇アイテムの出現は、第1特図始動口230への入賞を契機にしているが、賞球を伴う普図始動口への入賞を契機にしてもよいし、賞球を伴うか否かに関係なく普図始動ゲートの遊技球通過を契機にしてもよいし、第2特図始動口232(電チュー)への入賞を契機にしていもよいし、賞球があるだけの一般入賞口226への入賞を契機にしていもよいし、演出用のアウト口への入球を契機にしていもよい。
また、メータ表示が表示されている場合は、表示されていない場合よりも、特図始動口230,232等への入賞や入球で、アイテム(メータ上昇アイテムに限らず、例えば、チャンスアップアイテムCUIや剣豪リーチアイテムRI等)が出現しやすい。
図83(17)では、緑色のメータ上昇アイテムUpImが消え、赤色の数値型メータ表示DRの数値表示が、それまでの10%からMAXに上昇している。このMAXは、例えば、100%を表す表示である。図83(17)に示す赤色の数値型メータ表示DWの状態は、第六の状態の一例に相当する。
図83に示すメータ演出では、数値型メータ表示がMAX表示状態になると、図83(18)に示すように、「ゲキアツ」の文字表示が数値型メータ表示に前側から重なるようにして表示される。この「ゲキアツ」の文字表示は、当該変動での大当りが濃厚、あるいは大当り確定を表す表示であってもよい。
図84は、図83に示す数値型メータ表示が、操作手段の操作に応じて変化する例を段階的に示す図である。
図84(1)は、第3図柄pd3が高速変動の変動中であり、同図(2)では、第1特図始動口230に1球入球があり、同図(3)に示す保留アイコン表示領域の第1ステージhs1には、特図1の第1保留アイコンh1の表示が開始されている。図84(3)に示す第1保留アイコンh1は、白色の丸形のアイコンの上に、チャンスボタン136を模したボタン画像136aが操作を促す赤色で表示されたものである。すなわち、第1保留アイコンh1の表示態様は、いわゆるボタン保留の表示態様である。また、チャンスボタン136に内蔵されたチャンスボタンランプ138も、赤色に点灯し、操作を促しており、図84(4)では、チャンスボタン136が操作される。
図84(5)では、チャンスボタン136が操作されたことに応じて、白色の数値型メータ表示DWが赤色の数値型メータ表示DRに変化している。一方、第1保留アイコンh1の表示態様は、ボタン画像136aが無くなり、白色の丸形のアイコンだけ、すなわちデフォルトの表示態様になっている。ここでは、チャンスボタン136が実際に操作されると、第1保留アイコンh1がボタン保留の表示態様であったにも関わらず、その第1保留アイコンh1は、先読み予告の表示態様に変化せず、メータ表示が、種類が異なるメータ表示に置き換わっている。これは、当該変動での大当りを予告する演出であり、次変動以降での大当りを予告する先読み予告の場合であれば、第1保留アイコンh1が先読み予告の表示態様に変化してもよい。なお、数値型メータ表示も、先読み予告として用いること(例えば、MAX表示になった後の次変動への持ち越し)が可能である。
このように、メータ表示が表示されている場合は、表示されていない場合よりも、特図始動口230,232等への入賞や入球で、ボタン保留の保留アイコンが表示されやすい。
図85は、これまで説明したメータ演出とは異なる演出の一例を段階的に示す図である。
図85では、これまで説明したメータ表示と同じく、或る量又は数を表す表示が表示される演出であるが、ここでは、メータの代わりに、キャラクタの登場数が用いられる。このキャラクタの登場数を用いた表示が、第一のメータ表示の一例、あるいは第四のメータ表示の一例に相当する。
図85(1)では、第3図柄pd3及び第5図柄pd5の変動表示が終了し、「装飾7」−「装飾7」−「装飾1」のハズレの装飾図柄の組合せが停止表示されている。図85(2)では、第3図柄pd3におけるハズレの装飾図柄の組合せの確定表示が行われ、変動アイコンcが消えている。また、第4図柄pd4も、灰色の四角の表示と灰色の丸の表示になり、特図1のハズレが表されている。
図85(3)では、同図(2)に示す特図1の第1保留アイコンh1の保留に基づく図柄変動表示が開始され、第3図柄pd3では低速変動が開始されている。また、第3図柄pd3の変動表示の開始に応じて、チュートリアル表示tsの表示内容が変更され、「キャラが登場すると」といった表示内容になっている。図85(4)では、第3図柄pd3が高速変動を開始している。
図85(5)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、第3図柄pd3が消えるとともに、これまで城下町の町並みであった背景画像も消え、「全員集合でチャンス」といった文字表示の下方に、うっすらと4人のキャラクタのシルエットが横一列に表示されている。この図85(5)に示す状態は、キャラクタ表示が一つも表示されておらず、メータ表示における空の状態(メータが0の状態)、すなわち第一の状態あるいは第四の状態に相当する。なお、第2装飾図柄表示装置208Mでは、第5図柄pd5が表示され続けている。
図85(6)では、第1装飾図柄表示装置208Lの右端に、チビ姫のキャラクタ表示cd1が出現し、文字表示は「あと3人」に変化する。図85(7)では、第1装飾図柄表示装置208Lの左端に、爺のキャラクタ表示cd2が出現し、文字表示は「あと2人」に変化する。図85(8)では、チビ姫のキャラクタ表示cd1の左横に、姫のキャラクタ表示cd3が出現し、文字表示は「あと1人」に変化する。図85(6)に示す状態、同図(7)に示す状態、同図(8)に示す状態それぞれは、第二の状態あるいは第五の状態に相当する。
図85に示す例では、3人揃ったところで、図85(9)に示すように、「失敗」の文字表示が表示され、全員集合はできず、同図(10)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは城下町の背景画像に戻り、第3図柄pd3の変動表示の表示も再開されている。そして、図85(11)では、第3図柄pd3及び第5図柄pd5の変動表示が終了し、「装飾5」−「装飾6」−「装飾3」のハズレの装飾図柄の組合せが停止表示されている。図85(12)では、第3図柄pd3におけるハズレの装飾図柄の組合せの確定表示が行われ、変動アイコンcが消えている。また、第4図柄pd4も、灰色の四角の表示と灰色の丸の表示になり、特図1のハズレが表されている。
なお、通常、キャラクタのシルエットの色は灰色であるが、残り一人を残した段階で、その残り一人のキャラクタのシルエットが赤色に表示される場合がある。この場合は、4人全員集合の確定であり、赤色のシルエットの表示は成功することの予告に相当する。4人全員が集合した状態は、メータ表示における満タン状態、すなわち第三の状態あるいは第六の状態に相当する。キャラクタを集合させるこの例では、4人全員集合すると、大当りの期待度が非常に高く、大当り濃厚、あるいは大当り濃厚のさらに上のレベル(例えば、大当り確定)であってもよい。また、4人全員集合しなくても、「失敗」とせず、大当りの期待度をある程度付与してもよく、3人しか集合しない場合であっても、当該変動で大当りする場合があってもよいし、当該変動よりも後に開始される図柄変動表示で大当りする場合があってもよい。
図86は、メータ表示の表示中にエラーが発生した場合の一例を段階的に示す図である。
図86(1)〜同図(4)は、図80(1)〜同図(4)と同じであり、図86(5)では、皿満タンエラーが発生し、同図(6)に示す第1装飾図柄表示装置208Lの上部中央(第3図柄pd3の真上)には「球を抜いてください」といったエラー表示ER1が表示されている。このエラー表示ER1によって、第3図柄pd3の左上に表示されていた、空の状態の白メータ表示MWの右半分以上が隠されてしまっている。すなわち、エラー表示ER1の一部が、白メータ表示MWの一部に前側から重なって表示されている。なお、エラー表示ER1の少なくとも一部(例えば、全部であってもよい)が、白メータ表示MWの少なくとも一部(例えば、全部であってもよい)に前側から重なって表示されてもよい。さらに、エラー表示ER1は透過性を持った表示であってもよく、メータ表示等に前側から重なっていても、重なっている部分が透けて見える場合があってもよい。
また、図86(6)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、第3図柄pd3のうちの左図柄が高速変動から低速変動に変化し、同図(7)では、左図柄が仮停止し、揺れ変動を開始している(第1停止)が、エラー表示ER1の一部が、仮停止中の左図柄(ここでは「装飾7」)の一部に前側から重なって表示されている。なお、エラー表示ER1の少なくとも一部(例えば、全部であってもよい)が、装飾図柄の少なくとも一部(例えば、全部であってもよい)に前側から重なって表示されてもよい。このように、エラー表示ER1は、メータ表示よりも優先表示され、第3図柄pd3よりも優先表示されている。
また、図86(7)では、第3図柄pd3の左図柄に前側から重なるようにして、赤色のメータ上昇アイテムUpIrが表示されており、同図(8)では、その赤色のメータ上昇アイテムUpIrが、白メータ表示MWに前側から重なる位置まで移動している。ただし、この赤色のメータ上昇アイテムUpIrの一部にも、エラー表示ER1の一部が前側から重なっている。図86(9)では、赤色のメータ上昇アイテムUpIrが消え、白メータ表示MWのメータが4目盛り分上昇しているはずであるが、エラー表示ER1によって白メータ表示MWの右半分以上が隠されてしまっているため、メータがどこまで上昇したのかを確認することができない。ただし、図86(9)に示すスピーカ120からは、音符1つが1目盛り分の上昇として、ここでは4つの音符の音が出力されている。なお、メータの貯まり具合(上昇具合)は、スピーカ120からの出力音だけに限らず、装飾図柄表示装置周辺のランプや枠ランプ等の発光手段の発光態様によっても報知可能である。
図86(10)では、第3図柄pd3のうちの右図柄の変動が低速になり、同図(11)では、その右図柄が仮停止し、揺れ変動を開始し(第2停止)、2個目のメータ上昇アイテムとなる白色のメータ上昇アイテムUpIが、その右図柄に前側から重なるようにして出現している。この白色のメータ上昇アイテムUpIも、図86(12)に示すように、白メータ表示MWに前側から重なる位置まで移動している。ただし、この白色のメータ上昇アイテムUpIの一部にも、エラー表示ER1の一部が前側から重なっている。図86(13)では、白色のメータ上昇アイテムUpIが消え、白メータ表示MWのメータが1目盛り分上昇しているはずであるが、依然として、エラー表示ER1が重なっているため、メータがどこまで上昇したのかを確認することができないが、図86(13)に示すスピーカ120からは、1つの音符の音が出力されている。
図86(14)では、図74(5)等に示すミニアイテム出現予告無しに、白色のメータ上昇アイテムUpIが出現しており、殿様のキャラクタcdは、そのメータ上昇アイテムUpIを担いでいる。図86(15)では、殿様のキャラクタcdが、白色のメータ上昇アイテムUpIを投げ、白色のメータ上昇アイテムUpIが、白メータ表示MWに命中し、白メータ表示MWの上に表示されているはずであるが、エラー表示ER1が重なっているため、白色のメータ上昇アイテムUpIを確認することが困難になっている。図86(16)では、白メータ表示MWが、白色のメータ上昇アイテムUpIによってさらに1目盛り分上昇しているはずであるが、依然として、エラー表示ER1が重なっているため、メータがどこまで上昇したのかを確認することができないが、図86(16)に示すスピーカ120からは、1つの音符の音が出力されている。図でも表されていないが、図86(16)に一部が示されている白メータ表示MWは、満タン状態であり、同図(17)に示すスピーカ120からは、満タン告知音が出力されている。
図86(18)では、満タン状態の白メータ表示MWの右端に、ミニアイテムの一種である擬似連予告アイテムNIが出現するとともに、第3図柄pd3のうち高速変動を続ける中図柄の位置に「GET」の文字表示が表示されるが、擬似連予告アイテムNIにも「GET」の文字表示にも、エラー表示ER1が重なっており、擬似連予告アイテムNIを獲得したことが認識困難である。
図87は、図86に示すエラー表示ER1の一例の続きを段階的に示す図である。
図86(18)から続く図87(19)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、「GET」の文字表示が消え、擬似連予告アイテムNIは、第2装飾図柄表示装置208Mに移動し、第2装飾図柄表示装置208M上でストックされる。また、図87(20)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、それまで満タン状態であった白メータ表示MWが空の状態に変化する。なお、白メータ表示MWは、空の状態のまま表示が継続される。図87(21)では、第2装飾図柄表示装置208Mにストックされていた擬似連予告アイテムNIが、高速変動を続ける中図柄の位置まで移動し、擬似連予告アイテムNIが消化されるが、中図柄の位置まで移動した擬似連予告アイテムNIには、エラー表示ER1が前側から重なっており、視認困難である。図87(22)では、第3図柄pd3で高速変動を続けていた中図柄の変動が低速になり、中図柄が認識可能になる。ここでは、中図柄は擬似連図柄(「継続」)であり、図87(23)では、その擬似連図柄が揺れ変動(仮停止)し、第3図柄pd3全体(「装飾7」−「継続」−「装飾1」)が仮停止した状態になり、擬似連演出が開始される。エラー表示ER1は、擬似連図柄(「継続」)にも前側から重なっており、エラー表示ER1は、擬似連図柄よりも優先表示されている。
図87(24)では、依然としてエラー表示ER1が表示されており、この例では、最後まで球抜き操作が行われなかったことになる。すなわち、球抜き操作が行われれば、「球を抜いてください」といったエラー表示ER1は自動的に非表示になる。言い換えれば、エラーが解消されれば、エラー表示ER1は自動的に消える。
図86及び図87に示す例では、遊技者は、メータ表示の状態(例えば、貯まり具合等)を目で見て確認することができないため、メータ表示の状態が気になる遊技者に対しては、エラー表示ER1をメータ表示に重ねて表示することで、球抜き操作を早目に行わせることができる場合がある。また、メータ表示は、貯まると遊技者にとって良いことが起こりやすいため、遊技者の視線が常に集まりやすく、エラー表示ER1をメータ表示に重ねて表示することで、エラー表示ER1を気付かせやすくするといった効果も奏する。
また、この例では、皿満タンエラーよりも重大な入賞異常エラーが発生し、図87(24)に示す第1装飾図柄表示装置208Lには、先のエラー表示ER1の表示サイズよりも大きな表示サイズで、入賞異常エラーの発生を報知するエラー表示ER2が表示される。このエラー表示ER2は、第3図柄pd3の他、エラー表示ER1にも前側から重なり、第3図柄pd3やエラー表示ER1よりも優先表示されている。エラー表示ER1に他のエラー表示ER2を重ねることで、重大エラーが発生していることを伝えることができる場合がある。なお、エラー表示どうしは、必ずしも重ならなくてもよく、重大エラーほど、少なくとも表示サイズが大きければ良い場合もある。なお、ここにいう重大エラーの一例として、主制御部300や払出制御部600が検出するエラー、店員を呼ばなければエラーを解消することができないエラー、エラーが解消されてもエラー表示が自動的に非表示にならない(消えない)エラー等を列挙することができる。すなわち、重大エラーとしては、上記列挙したもの総てであってもよい。一方、上記列挙したものの中でも適用されないものがあってもよい。あるいは、後述する図172に記載のリストで上に記載されているほど重大エラーになる。すなわち、最も重大なエラーは、磁気(磁石)検知エラーである。反対に、軽微なエラーの一例として、第1副制御部400や第2副制御部500が検出するエラー、遊技者だけでエラーを解消することができるエラー、エラーが解消されるとエラー表示が自動的に非表示になる(消える)エラー等を列挙することができる。すなわち、軽微なエラーとしては、上記列挙したもの総てであってもよい。一方、上記列挙したものの中でも適用されないものがあってもよい。また、軽微なエラーの中には、メータ表示の方が優先表示されたり、第3図柄pd3の方が優先表示されるエラーがあってもよい。
また、図86および図87におけるエラー表示については、後述する図172〜図174に記載された各種エラーの表示でも同じである。特に、各種エラーのエラー報知の報知態様を記した図174における「態様」で“液晶表示”と記されている報知内容は、図86および図87におけるエラー表示と置き換えることができる。
なお、本明細書における「或る表示が他の表示に前側から重なる」といった趣旨の記載は、「或る表示の少なくとも一部が他の表示の少なくとも一部に前側から重なる」といった記載に読み替えることができ、或る表示の全部が他の表示の全部に前側から重なってもよいし、或る表示の全部が他の表示の一部に前側から重なってもよいし、或る表示の一部が他の表示の全部に前側から重なってもよいし、或る表示の一部が他の表示の一部に前側から重なってもよい。また、本明細書における「或る表示が他の表示に前側から重なる」といった趣旨の記載は、その逆、すなわち「他の表示が或る表示に前側から重なる」といった記載に読み替えることができる。
以上の説明では、メータ表示は、或る量又は数を表す表示が増加するのみの増加タイプのものであったが、或る量又は数を表す表示が増減する増減タイプのものであってもよく、或る量又は数を表す表示が減少するのみの減少タイプのものであってもよい。
また、メータ表示は、図67等に示す白メータ表示MW、赤メータ表示MR、虹メータ表示MN、図83及び図84に示す白色の数値型メータ表示DWや赤色の数値型メータ表示DR、図85に示すキャラクタの登場数を用いた表示を説明したが、これらに限られず、針が或る量又は数をさす表示であったり、図形や記号の表示数を用いた表示であったりしてもよい。
さらに、赤メータ表示MRは、白メータ表示MWから変化するものであったが、白メータ表示MWからの変化ではなく、赤メータ表示MR自体の表示が単独で開始されてもよい。あるいは反対に、赤メータ表示MRは、白メータ表示MWから変化しない限りは、表示されることがないメータ表示であってもよい。
また、赤メータ表示MRは、白メータ表示MWが途中まで貯まった状態で変化し、白メータ表示MWのメータを引き継ぎ、途中まで貯まった状態で表示が開始されてる場合があってもよい。あるいは、途中まで貯まった状態の赤メータ表示MR自体の表示が単独で開始されてもよい。これらの場合、空の状態で表示が開始された場合よりも、途中まで貯まった状態で表示が開始された場合のほうが、最終的に大当り図柄が確定表示されやすくてもよい。
さらに、白メータ表示MWが途中まで貯まった状態である場合よりも、赤メータ表示MRが途中まで貯まった状態である場合のほうが、最終的に大当り図柄が確定表示されやすくてもよい。
なお、以上の説明で、「〜最終的に大当り図柄が確定表示されやす」い。旨の記載は、「不利な大当りよりも有利な大当りに当選しやす」い。旨の記載に置き換えることができる。
以上、本発明をパチンコ機(弾球遊技機)に適用させた例について詳細に説明したが、本発明の遊技台は、これに限るものではなく、例えば、メダルや遊技球(パチンコ球)を使用する回胴遊技機(スロットマシン)にも適用可能である。すなわち、これまでに説明したパチンコ機100は、ぱちんこ(1種+1種)であるが、他のぱちんこ(例えば、1種、2種、3種、1種+2種等)でもよく、スロット等(パロット、じゃん球)でもよい。より具体的には、メダル(遊技媒体)を投入してスタートレバーを操作することでリールを回転させるとともに、内部抽選によって役を内部決定し、ストップボタンを操作することでリールを停止させたときに、図柄表示窓上に内部決定に応じて予め定められた図柄の組み合わせが表示されると役が成立し、メダルの払い出しを伴う役が成立した場合には、規定数のメダルを払い出すなど遊技者に特典が与えられるようした回胴遊技機(スロットマシン)であってもよい。あるいは、所定数の遊技球を封入球として封入し、前記封入球を遊技領域へ発射して遊技を行い、所定の進入領域に前記封入球が入賞したことに基づいて遊技者に所定の遊技価値を付与し、前記所定の進入領域に入賞した前記封入球または入賞しなかった前記封入球を再び前記遊技領域へ発射して循環使用可能な封入球式遊技台であってもよい。
このように、本発明は、様々な種類の遊技台に適用可能であり、以下、図面を用いてさらに具体的に説明する。
図88は、本発明を適用可能な封入式のパチンコ機の正面図である。
図88に示す封入式のパチンコ機900では、所定数の遊技媒体(例えば、遊技球)を遊技台内部で循環させる。すなわち、発射手段901から遊技領域902に発射された遊技媒体が、遊技領域902から排出されて再び発射手段901へ供給可能としている。また、遊技媒体の数(賞球、貸球、総持玉数等)の情報や、その他の情報を表示する表示手段903が遊技台前面の遊技領域902の下方に配設されており、図49に示す上皿126や下皿128は設けられていない。
図89は、本発明を適用可能なスロットマシンを正面側(遊技者側)から見た外観斜視図である。
このスロットマシン1000は、本体1001と、本体1001の正面に取付けられ、本体1001に対して開閉可能な前面扉1002と、を備える。本体1001の中央内部には、(図89において図示省略)外周面に複数種類の図柄が配置されたリールが3個(左リール1010、中リール1011、右リール1012)収納され、スロットマシン1000の内部で回転できるように構成されている。これらのリール1010乃至1012はステッピングモータ等の駆動手段により回転駆動される。
図89に示すスロットマシン1000では、各図柄は帯状部材に等間隔で適当数印刷され、この帯状部材が所定の円形筒状の枠材に貼り付けられて各リール1010乃至1012が構成されている。リール1010乃至1012上の図柄は、遊技者から見ると、図柄表示窓1013から縦方向に概ね3つ表示され、合計9つの図柄が見えるようになっている。そして、各リール1010乃至1012を回転させることにより、遊技者から見える図柄の組み合せが変動することとなる。つまり、各リール1010乃至1012は複数種類の図柄の組合せを変動可能に表示する表示手段として機能する。なお、このような表示手段としてはリール以外にも液晶表示装置等の電子画像表示装置も採用できる。また、図89に示すスロットマシン1000では、3個のリールをスロットマシン1000の中央内部に備えているが、リールの数やリールの設置位置はこれに限定されるものではない。
各々のリール1010乃至1012の裏面には、図柄表示窓1013に表示される個々の図柄を照明するためのバックライト(図89において図示省略)が配置されている。バックライトは、各々の図柄ごとに遮蔽されて個々の図柄を均等に照射できるようにすることが望ましい。なお、スロットマシン1000内部において各々のリール1010乃至1012の近傍には、投光部と受光部から成る光学式センサ(図示省略)が設けられており、この光学式センサの投光部と受光部の間をリールに設けられた一定の長さの遮光片が通過するように構成されている。このセンサの検出結果に基づいてリール上の図柄の回転方向の位置を判断し、目的とする図柄が入賞ライン上に表示されるようにリール1010乃至1012を停止させる。
入賞ライン表示ランプ1020は、有効となる入賞ライン1014を示すランプである。有効となる入賞ラインは、遊技媒体としてベットされたメダルの数によって予め定まっている。入賞ライン1014は5ラインあり、例えば、メダルが1枚ベットされた場合、中段の水平入賞ラインが有効となり、メダルが2枚ベットされた場合、上段水平入賞ラインと下段水平入賞ラインが追加された3本が有効となり、メダルが3枚ベットされた場合、右下り入賞ラインと右上り入賞ラインが追加された5ラインが入賞ラインとして有効になる。なお、入賞ライン1014の数については5ラインに限定されるものではなく、また、例えば、メダルが1枚ベットされた場合に、中段の水平入賞ライン、上段水平入賞ライン、下段水平入賞ライン、右下り入賞ラインおよび右上り入賞ラインの5ラインを入賞ラインとして有効としてもよい。
告知ランプ1023は、例えば、内部抽選において特定の入賞役(具体的には、ボーナス)に内部当選していること、または、ボーナス遊技中であることを遊技者に知らせるランプである。遊技メダル投入可能ランプ1024は、遊技者が遊技メダルを投入可能であることを知らせるためのランプである。再遊技ランプ1022は、前回の遊技において入賞役の一つである再遊技に入賞した場合に、今回の遊技が再遊技可能であること(メダルの投入が不要であること)を遊技者に知らせるランプである。リールパネルランプ1028は演出用のランプである。
ベットボタン1030乃至1032は、スロットマシン1000に電子的に貯留されているメダル(クレジットという。)を所定の枚数分投入するためのボタンである。図89に示すスロットマシン1000においては、ベットボタン1030が押下される毎に1枚ずつ最大3枚まで投入され、ベットボタン1031が押下されると2枚投入され、ベットボタン1032が押下されると3枚投入されるようになっている。以下、ベットボタン1032はMAXベットボタンとも言う。なお、遊技メダル投入ランプ1029は、投入されたメダル数に応じた数のランプを点灯させ、規定枚数のメダルの投入があった場合、遊技の開始操作が可能な状態であることを知らせる遊技開始ランプ1021が点灯する。
メダル投入口1034は、遊技を開始するに当たって遊技者がメダルを投入するための投入口である。すなわち、メダルの投入は、ベットボタン1030乃至1032により電子的に投入することもできるし、メダル投入口1034から実際のメダルを投入(投入操作)することもでき、投入とは両者を含む意味である。貯留枚数表示器1025は、スロットマシン1000に電子的に貯留されているメダルの枚数を表示するための表示器である。遊技情報表示器1026は、各種の内部情報(例えば、ボーナス遊技中のメダル払出枚数)を数値で表示するための表示器である。払出枚数表示器1027は、何らかの入賞役に入賞した結果、遊技者に払出されるメダルの枚数を表示するための表示器である。
スタートレバー1035は、リール1010乃至1012の回転を開始させるためのレバー型のスイッチである。即ち、メダル投入口1034に所望するメダル枚数を投入するか、ベットボタン1030乃至1032を操作して、スタートレバー1035を操作すると、リール1010乃至1012が回転を開始することとなる。スタートレバー1035に対する操作を遊技の開始操作と言う。このスロットマシン1000では、スタートレバー1035が操作されたことに基づいて、複数種類の役のうち、いずれの役に当選しているか否かの抽選を行う内部抽選処理が実行され、スロットマシン1000を遊技者にとって相対的に有利な状態とするかあるいは相対的に不利な状態にするかが決定される。
ストップボタンユニット1036には、ストップボタン1037乃至1039が設けられている。ストップボタン1037乃至10310は、スタートレバー1035の操作によって回転を開始したリール1010乃至1012を個別に停止させるためのボタン型のスイッチであり、各リール1010乃至1012に対応づけられている。以下、ストップボタン1037乃至1039に対する操作を停止操作と言い、最初の停止操作を第1停止操作、次の停止操作を第2停止操作、最後の停止操作を第3停止操作という。なお、各ストップボタン1037乃至1039の内部に発光体を設けてもよく、ストップボタン1037乃至1039の操作が可能である場合、該発光体を点灯させて遊技者に知らせることもできる。
メダル返却ボタン1033は、投入されたメダルが詰まった場合に押下してメダルを取り除くためのボタンである。精算ボタン1043は、スロットマシン1000に電子的に貯留されたメダル、ベットされたメダルを精算し、メダル払出口1055から排出するためのボタンである。ドアキー孔1040は、スロットマシン1000の前面扉1002のロックを解除するためのキーを挿入する孔である。メダル払出口1055は、メダルを払出すための払出口である。
また、図89に示すスロットマシン1000には、図49に示すパチンコ機100に設けられていた操作キーユニット181と同じ操作キーユニット1090が、MAXベットボタン1032とメダル投入口1034の間に設けられている。この操作キーユニット1090も、十字キーとOKボタンとキャンセルボタンを有する。さらに、その操作キーユニット1090の横には、図49に示すパチンコ機100に設けられていたチャンスボタン136と同じ演出ボタン1091が設けられている。
音孔1060はスロットマシン1000内部に設けられているスピーカの音を外部に出力するための孔である。前面扉1002の左右各部に設けられたサイドランプ1044は遊技を盛り上げるための装飾用のランプである。前面扉1002の上部には演出装置1080が配設されている。この演出装置1080は、水平方向に開閉自在な2枚の右扉1063a、左扉1063bからなる扉(シャッタ)部材1063と、この扉部材1063の奥側に配設された液晶表示装置1057(図示省略)を備えており、2枚の右扉1063a、左扉1063bが液晶表示装置1057の手前で水平方向外側に開くと液晶表示装置1057(図示省略)の表示画面がスロットマシン1000正面(遊技者側)に出現する構造となっている。なお、液晶表示装置でなくとも、種々の演出画像や種々の遊技情報を表示可能に構成されていればよく、例えば、ドットマトリクスディスプレイ、有機ELディスプレイ、プラズマディスプレイ、或いは、プロジェクタとスクリーンとからなる表示装置等でもよい。また、表示画面は、方形をなし、その全体を遊技者が視認可能に構成している。図89に示すスロットマシン1000では、表示画面は長方形の平坦面であるが、正方形の平坦面でもよい。また、表示画面の周縁に不図示の装飾物を設けて、表示画面の周縁の一部が該装飾物に隠れる結果、表示画面が異形に見えるようにすることもできる。さらに、表示画面は曲面をなしていてもよい。
以上説明したスロットマシン1000では、操作手段としては、ベットボタン1030〜1032、スタートレバー1035、ストップボタン1037〜1039等の他、操作キーユニット1090(第一の操作手段や第三の操作手段の一例)や演出ボタン1091(第二の操作手段の一例)があげられる。さらに、図89に示すスロットマシン1000では、機器のタイトル等を表示した表示パネル1070が、前側に向かって突出可能である。また、表示パネル1070内部には、発光ダイオード(LED)が内蔵されている。図89に示す表示パネル1070は初期位置にある。この表示パネル1070は、前側に向かって突出してきた場合には、押し込み操作を行うことができ、透過部191と同じように、操作手段(ボタン)として機能し、操作手段の一例(例えば、第一の操作手段の一例)に相当するとともに、可動手段の一例にも相当する。また、操作キーユニット1090の各ボタンや、演出ボタン1091や、表示パネル1070は振動可能である。ただし、操作キーユニット1090の各ボタンは振動しないものであってもよい。
以上の記載では、
『 表示手段[例えば、第1装飾図柄表示装置208Lのみ、あるいは第1〜第3装飾図柄表示装置208L〜Nのうちの複数の組合せ(全部を含む)]を備えた遊技台であって、
前記表示手段は、複数種類のメータ表示[例えば、図67等に示す白メータ表示MW、赤メータ表示MR、虹メータ表示MN、図83及び図84に示す白色の数値型メータ表示DWや赤色の数値型メータ表示DR、図85に示すキャラクタの登場数を用いた表示等]を表示可能な手段であり、
前記複数種類のメータ表示のうちの一のメータ表示は、第一のメータ表示[例えば、図67等に示す白メータ表示MW、図79(4)〜同図(17)に示す左側のメータ表示、図80(4)〜同図(18)に示す左側のメータ表示、あるいは図83及び図84に示す白色の数値型メータ表示DW]であり、
前記複数種類のメータ表示のうちの一のメータ表示は、第四のメータ表示[例えば、図67等に示す赤メータ表示MR、図79(5)〜同図(17)に示す右側のメータ表示、図80(5)〜同図(15)に示す右側のメータ表示、図83及び図84に示す赤色の数値型メータ表示DR、あるいは図85に示すキャラクタの登場数を用いた表示]であり、
前記第一のメータ表示は、第一の状態[例えば、空の状態(メータが0の状態)]から第三の状態[例えば、満タン状態]へ変化する場合がある表示であり、
前記第四のメータ表示は、第四の状態[例えば、空の状態(メータが0の状態)]から第六の状態[例えば、満タン状態]に変化する場合がある表示であり、
前記第一のメータ表示が前記第一の状態のまま前記第三の状態に変化しなかった場合よりも、該第一のメータ表示が該第一の状態から該第三の状態に変化した場合[例えば、図73に示す例や図79に示す例の場合]のほうが、最終的に大当り図柄が確定表示されやすく、
前記第四のメータ表示が前記第四の状態のまま前記第六の状態に変化しなかった場合よりも、該第四のメータ表示が該第四の状態から該第六の状態に変化した場合[例えば、図64及び図65に示す例や図80に示す例の場合]のほうが、最終的に大当り図柄が確定表示されやすい、
ことを特徴とする遊技台。』
について説明した。
ここで、前記第一のメータ表示は、アナログ式のメータ表示であってもよいし、デジタル式のメータ表示であってもよい。前記第四のメータ表示は、アナログ式のメータ表示であってもよいし、デジタル式のメータ表示であってもよい。また、前記第一のメータ表示と前記第四のメータ表示は表示態様が異なるメータ表示であってもよい。さらに、前記第一のメータ表示と前記第四のメータ表示は、同時に表示されている期間があってもよい。すなわち、前記第一のメータ表示と前記第四のメータ表示は、常に同時に表示されている表示であってもよいし、同時に表示される場合がある表示であってもよい。あるいは、前記第一のメータ表示と前記第四のメータ表示は、該期間はなく別々に表示される表示であってもよい。
なお、前記表示手段は、複数種類のメータ表示を必ず表示する手段であってもよい。また、前記第一のメータ表示は、第一の状態から第三の状態へ必ず変化する表示であってもよい。また、前記第四のメータ表示は、第四の状態から第六の状態に必ず変化する表示であってもよい。
また、
『 前記第一の状態で表示されている前記第一のメータ表示が前記第三の状態に変化する確率よりも、前記第四の状態で表示されている前記第四のメータ表示が前記第六の状態に変化する確率の方が高くなるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、前記第一のメータ表示における一回の状態変化量よりも前記第四のメータ表示における一回の状態変化量の方が多くてもよい。
また、前記第四のメータ表示が前記第四の状態から前記第六の状態に変化した場合は、前記第一のメータ表示が前記第一の状態から前記第三の状態に変化した場合よりも、最終的に大当り図柄が確定表示されやすくてもよい。
また、
『 前記第一のメータ表示は、前記第一の状態で表示が開始される場合[例えば、図64(4)の場合]がある表示であり、
前記第四のメータ表示は、前記第一の状態の前記第一のメータ表示が変化した表示[例えば、図64(9)に示す赤メータ表示MR]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
すなわち、前記第四のメータ表示は、前記第四の状態で表示が開始される場合がある表示であり、前記第一の状態の前記第一のメータ表示から前記第四の状態の前記第四のメータ表示に変化する場合があってもよいし、前記第一の状態の前記第一のメータ表示から前記第五の状態の前記第四のメータ表示に変化する場合があってもよい。
また、前記第三の状態の前記第一のメータ表示から前記第四のメータ表示に変化する場合はないが、前記第二の状態の前記第一のメータ表示から前記第四のメータ表示に変化する場合はあってもよい。
なお、前記第一のメータ表示は、前記第一の状態で表示が必ず開始される表示であってもよい。また、前記第四のメータ表示は、前記第四の状態で表示が必ず開始される表示であってもよい。また、前記第一のメータ表示から前記第四のメータ表示に変化する場合は、前記第一の状態の前記第一のメータ表示から前記第四の状態の前記第四のメータ表示に必ず変化してもよいし、あるいは前記第一の状態の前記第一のメータ表示から前記第五の状態の前記第四のメータ表示に必ず変化してもよい。
また、
『 前記第一の状態の前記第一のメータ表示が表示されている状態で第四の演出が開始される場合があり、
前記第四の演出は、前記第一のメータ表示を前記第四のメータ表示に変化させる演出である[例えば、図64(6)〜同図(8)に示す変化ボールアイコンcIを用いたメータ変化演出]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第四の演出は、いわゆるランクアップ演出であってもよい。より具体的には、操作手段演出(ボタン演出)であってもよく、前記第一のメータ表示が、操作手段が操作されたことに応じて前記第四のメータ表示に変化してもよい。
なお、前記第一の状態の前記第一のメータ表示が表示されている状態で第四の演出が必ず開始されてもよい。
ここでさらに、前記第一のメータ表示は、前記第四の演出によって表示が終了される表示であり、前記第四のメータ表示は、前記第四の演出によって表示が開始される表示であってもよい。すなわち、前記第一のメータ表示は消え、前記第四のメータ表示の表示が開始される。例えば、前記第一の状態の前記第一のメータ表示が表示されている状態で前記第一の演出が開始され、該第一の演出が終了すると、該第一のメータ表示が消え、前記第四のメータ表示の表示が開始されるように構成されていてもよい。
また、
『 前記第四の演出は、第四のキャラクタを用いた演出であり、
前記第四のキャラクタは、前記表示手段による連続した複数回の装飾図柄の変動表示に跨って表示される場合[例えば、図64(1)及び同図(2)と、同図(3)以降]があるキャラクタ[例えば、殿様のキャラクタcd]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、「装飾図柄の変動表示」とは、装飾図柄の変動表示の表示中のことであり、停止表示を挟んで変動表示がまた開始された場合の変動表示の表示中も含む。また、変動表示の開始から確定表示までを1変動とみることもできる。さらに、「跨がって」とは、装飾図柄の停止表示の期間(変動停止期間)を間に挟むことである。また、前記第四のキャラクタは、前記装飾図柄の変動表示の表示中に継続して表示されるキャラクタであってもよいし、途中で一旦消えるキャラクタであってもよい。また、前記装飾図柄の停止表示の表示中も、継続して表示されるキャラクタであってもよいし、途中で一旦消えるキャラクタであってもよいし、あるいは該停止表示の表示中は消え続けているキャラクタであってもよい。
なお、前記第四のキャラクタは、連続した前記装飾図柄の変動表示に跨って必ず表示されるキャラクタであってもよい。
また、
『 前記第一のメータ表示は、前記表示手段による装飾図柄の停止表示の表示中に表示されている場合がある表示[例えば、図68(1)や、図68(8)〜同図(9)における白メータ表示MW]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、前記第一のメータ表示は、前記装飾図柄の停止表示の表示中に表示が開始される場合がある表示であってもよいし、前記装飾図柄の変動表示の表示中に表示が開始され、停止表示の表示中まで表示が継続される表示であってもよい。
なお、前記第一のメータ表示は、前記装飾図柄の停止表示の表示中に必ず表示されている表示であってもよい。
ここでさらに、前記第一のメータ表示は、前記表示手段による装飾図柄の変動表示の表示中に状態変化する場合がある表示であり、前記第四のメータ表示は、前記表示手段による装飾図柄の変動表示の表示中に状態変化する場合がある表示であってもよい。なお、前記第一のメータ表示は、前記装飾図柄の変動表示の表示中に必ず状態変化する表示であってもよく、前記第四のメータ表示は、前記装飾図柄の変動表示の表示中に必ず状態変化する表示であってもよい。
また、前記第四のメータ表示は、前記表示手段による装飾図柄の変動表示の表示中に表示が開始される場合がある表示であり、前記第四のメータ表示は、前記表示手段による装飾図柄の変動表示の表示中に表示が開始された場合、該装飾図柄の変動表示が終了すると、ハズレ図柄よりも大当り図柄が停止表示されやすくてもよい。すなわち、前記第四のメータ表示は、ハズレ図柄が停止表示される装飾図柄の変動表示の表示中よりも、大当り図柄が停止表示される装飾図柄の変動表示の表示中のほうが、表示が開始されやすい。なお、前記第四のメータ表示は、表示が開始される場合は、前記装飾図柄の変動表示の表示中に必ず表示が開始される表示であってもよい。
また、
『 前記表示手段は、複数回の装飾図柄の変動表示を表示可能な手段であり、
前記複数回の装飾図柄の変動表示のうちの一の装飾図柄の変動表示は、第一の装飾図柄の変動表示[例えば、図68(1)で停止表示した変動表示]であり、
前記複数回の装飾図柄の変動表示のうちの一の装飾図柄の変動表示は、第二の装飾図柄の変動表示[例えば、図68(3)〜同図(9)の変動表示]であり、
前記複数回の装飾図柄の変動表示のうちの一の装飾図柄の変動表示は、第四の装飾図柄の変動表示[例えば、図68(10)〜図69(21)の変動表示]であり、
前記複数回の装飾図柄の変動表示のうちの一の装飾図柄の変動表示は、第五の装飾図柄の変動表示[例えば、図69(22)〜図70(42)の変動表示]であり、
前記第一の装飾図柄の変動表示と前記第二の装飾図柄の変動表示は、連続した装飾図柄の変動表示であり、
前記第一のメータ表示は、前記第一の装飾図柄の変動表示と前記第二の装飾図柄の変動表示とで状態が異なる場合[例えば、図68(1)のタイミングでは空の状態であるのに対して図68(7)のタイミングでメータが上昇したとした場合]がある表示であり、
前記第四の装飾図柄の変動表示と前記第五の装飾図柄の変動表示は、連続した装飾図柄の変動表示であり、
前記第四のメータ表示は、前記第四の装飾図柄の変動表示と前記第五の装飾図柄の変動表示とで状態が異なる場合がある表示である[例えば、図69(19)のタイミングでは空の状態であるのに対して図69(29)のタイミングでメータが上昇している]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、前記第一の装飾図柄の変動表示が終了した後、前記第二の装飾図柄の変動表示が開始され、前記第二の装飾図柄の変動表示が終了した後、前記第四の装飾図柄の変動表示が開始され、前記第四の装飾図柄の変動表示が終了した後、前記第五の装飾図柄の変動表示が開始され、前記第五の装飾図柄の変動表示が終了した後、第六の装飾図柄の変動表示が開始されてもよい。この場合、前記第五の装飾図柄の変動表示が終了すると、大当り図柄が停止表示される場合があってもよいし、あるいは、前記第六の装飾図柄の変動表示が終了すると、大当り図柄が停止表示される場合があってもよい。
なお、前記第一のメータ表示は、前記第一の装飾図柄の変動表示と前記第二の装飾図柄の変動表示とで状態が必ず異なる表示であってもよく、前記第四のメータ表示は、前記第四の装飾図柄の変動表示と前記第五の装飾図柄の変動表示とで状態が必ず異なる表示であってもよい。
また、
『 前記第四のメータ表示は、前記第四の状態で表示が開始される表示である[例えば、図64(9)等に示す赤メータ表示MR]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
上述の如く、前記第四の状態は、空状態であってもよい。
こうすることで、メータ出現時又は変化時から、第六の状態への変化(例えばメータ満タン)に対する期待感を持つことができる。
なお、前記第四のメータ表示は、前記第四の状態で表示が開始される場合がある表示であってもよいし、前記第四の状態で必ず表示が開始される表示であってもよい。
また、
『 前記第四のメータ表示は、前記第四の状態[例えば、図64(9)に示す空の状態]から第五の状態[例えば、図64(14)に示す3目盛りまで貯まった状態]に変化する場合がある表示であり、
前記第四のメータ表示は、前記第五の状態から前記第六の状態[例えば、図64(18)に示す満タン状態]に変化する場合がある表示であり、
前記第四のメータ表示は、前記第四の状態で表示が開始される場合がある表示[例えば、図64(9)等に示す赤メータ表示MR]であり、
前記第四のメータ表示は、前記第五の状態で表示が開始される場合がある表示であり、
前記第四のメータ表示が、前記第四の状態で表示が開始された場合よりも、前記第五の状態で表示が開始された場合のほうが、最終的に大当り図柄が確定表示されやすい、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、前記第四のメータ表示が、前記第四の状態で表示が開始された場合よりも、前記第五の状態で表示が開始された場合のほうが、前記第六の状態に変化しやすい態様であってもよい。
また、前記第四のメータ表示は、前記第五の状態で表示が開始される場合はない表示であってもよいし、該第五の状態で表示が開始される場合もある表示であってもよい。
さらに、前記第五の状態は、第五の量又は数を表す状態であってもよく、前記第五の量又は数は、前記第四の量又は数と前記第六の量又は数との間の量又は数であってもよい。
なお、前記第四のメータ表示は、前記第四の状態で必ず表示が開始される表示であってもよく、前記第四の状態から第五の状態に必ず変化する表示であってもよく、さらには、前記第五の状態から前記第六の状態に必ず変化する表示であってもよい。あるいは、前記第四のメータ表示は、前記第五の状態で必ず表示が開始される表示であってもよく、前記第五の状態から前記第六の状態に必ず変化する表示であってもよい。
また、
『 前記第一のメータ表示は、前記第一の状態[例えば、図73(4)に示す空の状態]から第二の状態[例えば、図73(9)に示す1目盛りまで貯まった状態]に変化する場合がある表示であり、
前記第一のメータ表示は、前記第二の状態から前記第三の状態[例えば、図73(12)に示す満タン状態]に変化する場合がある表示であり、
前記第一のメータ表示は、前記第一の状態で表示が開始される場合がある表示[例えば、図73(4)等に示される白メータ表示MW]であり、
前記第一のメータ表示は、前記第二の状態で表示が開始される場合がある表示[例えば、図82(4)に示される白メータ表示MW]であり、
前記第一のメータ表示が、前記第一の状態で表示が開始された場合よりも、前記第二の状態で表示が開始された場合のほうが、最終的に大当り図柄が確定表示されやすい、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、前記第一のメータ表示が、前記第一の状態で表示が開始された場合よりも、前記第二の状態で表示が開始された場合のほうが、前記第三の状態に変化しやすい態様であってもよい。
また、前記第一のメータ表示は、前記第三の状態で表示が開始される場合はない表示であってもよいし、該第三の状態で表示が開始される場合もある表示であってもよい。
さらに、前記第二の状態は、第二の量又は数を表す状態であってもよく、前記第二の量又は数は、前記第一の量又は数と前記第三の量又は数との間の量又は数であってもよい。
なお、前記第一のメータ表示は、前記第一の状態で必ず表示が開始される表示であってもよく、前記第一の状態から第二の状態に必ず変化する表示であってもよく、さらには、前記第二の状態から前記第三の状態に必ず変化する表示であってもよい。あるいは、前記第一のメータ表示は、前記第二の状態で必ず表示が開始される表示であってもよく、前記第二の状態から前記第三の状態に必ず変化する表示であってもよい。
また、
『 前記第一のメータ表示は、前記第一の状態[例えば、図73(4)に示す空の状態]から第二の状態[例えば、図73(9)に示す1目盛りまで貯まった状態]に変化する場合がある表示であり、
前記第一のメータ表示は、前記第二の状態から前記第三の状態[例えば、図73(12)に示す満タン状態]に変化する場合がある表示であり、
前記第四のメータ表示は、前記第四の状態[例えば、図64(9)に示す空の状態]から第五の状態[例えば、図64(14)に示す3目盛りまで貯まった状態]に変化する場合がある表示であり、
前記第四のメータ表示は、前記第五の状態から前記第六の状態[例えば、図64(18)に示す満タン状態]に変化する場合がある表示であり、
前記第一のメータ表示が前記第二の状態である場合よりも、前記第四のメータ表示が前記第五の状態である場合のほうが、最終的に大当り図柄が確定表示されやすい、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、前記第一のメータ表示は、前記第一の状態で表示が開始される場合がある表示であってもよいし、前記第一のメータ表示は、前記第二の状態で表示が開始される場合がある表示であってもよいし、前記第四のメータ表示は、前記第四の状態で表示が開始される場合がある表示であってもよいし、前記第四のメータ表示は、前記第五の状態で表示が開始される場合がある表示であってもよい。
また、前記第一のメータ表示が前記第二の状態で表示が開始される場合よりも、前記第四のメータ表示が前記第五の状態で表示が開始された場合のほうが、最終的に大当り図柄が確定表示されやすくてもよい。
ここで、前記第一のメータ表示の表示開始パターンをまとめておく。前記第一のメータ表示は、前記第一の状態で表示が開始され、前記第二の状態に変化する場合がある表示であり、該第一の状態で表示が開始され、該第二の状態を経て前記第三の状態に変化する場合がある表示であり、該第一の状態で表示が開始され、該第三の状態に変化する場合がある表示であり、該第二の状態で表示が開始され、該第三の状態に変化する場合がある表示であり、該第一の状態で表示が開始され、前記第四の状態を経てさらに前記第五の状態を経て前記第六の状態に変化する場合がある表示であり、該第四の状態で表示が開始され、該第五の状態に変化する場合がある表示であり、該第四の状態で表示が開始され、該第六の状態に変化する場合がある表示であり、該第四の状態で表示が開始され、該第五の状態を経て該第六の状態に変化する場合がある表示であり、該第五の状態で表示が開始され、該第六の状態に変化する場合がある表示である。前記第四のメータ表示の表示開始パターンについても同様である。
なお、前記第四の状態で表示が開始され、前記第一の状態に変化することはなくてもよい。また、前記第二の状態で表示が開始され、該第一の状態に変化することもなくてもよい。
また、
『 前記表示手段は、複数種類のアイコンを表示可能な手段であり、
前記複数種類のアイコンのうちの一のアイコンは、第一のアイコンであり、
前記第一のメータ表示は、前記第一のアイコン[例えば、図67(c)に示す青色のメータ上昇アイテムUpIbのアイコン]が第一の回数[例えば、3回]表示されることによって、前記第一の状態から前記第三の状態へ変化する表示であり、
前記第四のメータ表示は、前記第一のアイコン[例えば、図67(i)に示す青色のメータ上昇アイテムUpIbのアイコン]が第四の回数[例えば、1回]表示されることによって、前記第四の状態から前記第六の状態へ変化する表示であり、
前記第四の回数は、前記第一の回数よりも少ない回数である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
すなわち、少ない回数で状態が変化するといことは、1回の変化量が多いということになる。
また、
『 前記第一のメータ表示は、第一の演出[例えば、図72に示すミニゲームによる演出]によって表示が開始される場合がある表示である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第一の演出は、前記第一のメータ表示の獲得演出であってもよい。
なお、前記第一のメータ表示は、前記第一の演出によって表示が必ず開始される表示であってもよい。
また、
『 前記表示手段は、保留球数に応じた保留アイコン[例えば、第1保留アイコンh1、第2保留アイコンh2等]を保留表示領域[例えば、図74に示す保留枠UI’]に表示可能な手段であり、
前記第一のメータ表示は、一部又は全部が前記保留表示領域に重なっている表示であり、
前記第四のメータ表示は、一部又は全部が前記保留表示領域に重なっている表示である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、前記保留表示領域は、アイコン表示領域であってもよい。また、例えば、前記第一のメータ表示は、前記保留表示領域と一体となって表示される表示であり、前記第四のメータ表示も、前記保留表示領域と一体となって表示される表示であってもよい。
なお、前記表示手段は、保留球数に応じた保留アイコンを保留表示領域に必ず表示する手段であってもよい。また、前記表示手段は、前記保留アイコンを表示する場合には、保留表示領域に該保留アイコンを必ず表示する手段であってもよい。
また、
『 前記複数種類のメータ表示のうちの一のメータ表示は、第七のメータ表示[例えば、図67(m)及び(n)に示す虹メータ表示MN]であり、
前記第七のメータ表示が表示された場合は、最終的に大当り図柄が確定表示される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
すなわち、前記第七のメータ表示が表示された場合は、大当り濃厚であってもよい。また、前記第七のメータ表示が第七の状態[例えば、空の状態]から第九の状態[例えば、満タン状態]に変化した場合は、最終的に大当り図柄が必ず確定表示されてもよい。さらに、前記第七のメータ表示は、前記第七の状態から前記第九の状態へ必ず変化する表示であってもよい。
また、前記第一のメータ表示が前記第三の状態に変化した場合は、該第一のメータ表示が該第三の状態に変化した際に前記表示手段に表示されている装飾図柄の変動表示において大当り図柄が必ず確定表示され、前記第四のメータ表示が前記第六の状態に変化した場合は、該第四のメータ表示が該第六の状態に変化した際に前記表示手段に表示されている装飾図柄の変動表示において最終的に大当り図柄が必ず確定表示されてもよい。
なお、前記第七のメータ表示が表示された場合は、最終的に大当り図柄が必ず確定表示されてもよい。
また、
『 前記表示手段は、予告表示を表示可能な手段であり、
前記予告表示は、前記第一のメータ表示が前記第三の状態へ変化すると表示が開始される場合がある表示[例えば、図74に示す擬似連演出]であり、
前記予告表示は、前記第四のメータ表示が前記第六の状態へ変化すると表示が開始される場合がある表示[例えば、図65に示すスーパーリーチ演出]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、前記予告表示として、擬似連演出表示、操作手段関連表示、大当りについての予告表示(通常予告表示や先読み予告表示)、演出(たとえば、スーパーリーチ演出)についての予告表示等を列挙することができる。すなわち、前記予告表示としては、上記列挙したもの総てであってもよい。一方、上記列挙したものの中でも適用されないものがあってもよい。
また、前記表示手段は、擬似連演出表示を表示可能な手段であって、前記擬似連演出表示は、前記第一のメータ表示が前記第三の状態へ変化すると表示が開始される場合がある表示であり、前記擬似連演出表示は、前記第四のメータ表示が前記第六の状態へ変化すると表示が開始される場合がある表示であってもよい。ここで、前記擬似連演出表示は、前記第一のメータ表示が前記第三の状態へ変化すると必ず表示が開始される表示であってもよく、前記擬似連演出表示は、前記第四のメータ表示が前記第六の状態へ変化すると必ず表示が開始される表示であってもよい。
なお、前記予告表示は、前記第一のメータ表示が前記第三の状態へ変化すると必ず表示が開始される表示であってもよく、前記予告表示は、前記第四のメータ表示が前記第六の状態へ変化すると必ず表示が開始される表示であってもよい。
ここでまた、遊技者が操作可能な位置に設けられた操作手段を備え、前記表示手段は、操作手段関連表示を表示可能な手段であって、前記操作手段関連表示は、前記操作手段に関する表示であり、前記操作手段関連表示は、前記第一のメータ表示が前記第三の状態へ変化すると表示が開始される場合がある表示であり、前記操作手段関連表示は、前記第四のメータ表示が前記第六の状態へ変化すると表示が開始される場合がある表示であってもよい。なお、前記操作手段関連表示は、前記操作手段を模した表示であってもよいし、該操作手段を操作することを促す表示(操作促進表示)であってもよいし、該操作手段の操作有効期間に関する表示(より具体的には、該操作有効期間の残期間の表示(残期間表示))であってもよいし、該操作手段を連想させる表示であってもよいし、これらの表示の組合せであってもよいし、これらの表示のうちの少なくともいずれか一つを含む表示であってもよい。また、前記操作手段関連表示は、前記第一のメータ表示が前記第三の状態へ変化すると必ず表示が開始される表示であってもよく、前記操作手段関連表示は、前記第四のメータ表示が前記第六の状態へ変化すると必ず表示が開始される表示であってもよい。
また、前記表示手段は、通常予告表示を表示可能な手段であって、前記通常予告表示は、該通常予告表示の表示が開始された際に前記表示手段に表示されている装飾図柄の変動表示における大当りについての予告表示であり、前記通常予告表示は、前記第一のメータ表示が前記第三の状態へ変化すると表示が開始される場合がある表示であり、前記通常予告表示は、前記第四のメータ表示が前記第六の状態へ変化すると表示が開始される場合がある表示であってもよい。ここで、通常予告表示は、例えば、スーパーリーチ演出表示であってもよい。また、前記通常予告表示は、前記第一のメータ表示が前記第三の状態へ変化すると必ず表示が開始される表示であってもよく、前記通常予告表示は、前記第四のメータ表示が前記第六の状態へ変化すると必ず表示が開始される表示であってもよい。
また、
『 前記第一のメータ表示における前記第一の状態は、第一の量又は数を表す状態[例えば、空の状態あるいはその逆に満タン状態]であり、
前記第一のメータ表示における前記第三の状態は、第三の量又は数を表す状態[例えば、満タン状態あるいはその逆に空の状態]であり、
前記第四のメータ表示における前記第四の状態は、第四の量又は数を表す状態[例えば、空の状態あるいはその逆に満タン状態]であり、
前記第四のメータ表示における前記第六の状態は、第六の量又は数を表す状態[例えば、満タン状態あるいはその逆に空の状態]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、前記第一の量又は数と前記第三の量又は数は、異なる量又は数であり、前記第四の量又は数と前記第六の量又は数は、異なる量又は数であってもよい。
また、前記第三の量又は数の方が前記第一の量又は数よりも少ない量又は数であり、前記第六の量又は数の方が前記第四の量又は数よりも少ない量又は数であってもよい。すなわち、前記第一のメータ表示が前記第一の状態から前記第三の状態へ変化する場合とは、該第一のメータ表示が減少する場合のことであり、前記第四のメータ表示が前記第四の状態から前記第六の状態に変化する場合とは、該第四のメータ表示が減少する場合のことである。
また、前記第三の量又は数の方が前記第一の量又は数よりも多い量又は数であり、前記第六の量又は数の方が前記第四の量又は数よりも多い量又は数であってもよい。すなわち、前記第一のメータ表示が前記第一の状態から前記第三の状態へ変化する場合とは、該第一のメータ表示が増加する場合のことであり、前記第四のメータ表示が前記第四の状態から前記第六の状態に変化する場合とは、該第四のメータ表示が増加する場合のことである。
また、前記第一の状態は、満タン状態であり、前記第三の状態は、空状態であり、前記第四の状態は、満タン状態であり、前記第六の状態は、空状態であってもよく、あるいは反対に、前記第一の状態は、空状態であり、前記第三の状態は、満タン状態であり、前記第四の状態は、空状態であり、前記第六の状態は、満タン状態であってもよい。
さらに、前記第一のメータ表示が、前記第四の状態[例えば、メータ枠が赤色で空の状態]から前記第六の状態[例えば、メータ枠が赤色で満タン状態]に変化する場合もあり、前記第四のメータ表示が、前記第一の状態[例えば、メータ枠が白色で空の状態]から前記第三の状態[例えば、メータ枠が白色で満タン状態]に変化する場合もある。
また、
『 前記第一のメータ表示と前記第四のメータ表示は、一部[例えば、メータ枠mfのみ]又は全部の色が異なる[例えば、白と赤等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
すなわち、色が異なることによって前記第一のメータ表示と前記第四のメータ表示の区別がつく。なお、継続して色が異なっていてもよい。あるいは、一定期間に限って色が異なっていてもよい。すなわち、色は変化してもよく、前記第一の状態と前記第四の状態で異なっていればよく、あるいは前記第三の状態と前記第六の状態で異なっていればよい。さらには、後述する第二の状態と第五の状態で異なっていればよい。また、互いに表示が開始されたときの色が異なっていればよい。あるいは、互いに表示が終了する(消える)ときの色が異なっていればよい。
また、前記第一のメータ表示は、枠表示と、該枠表示の中で増減する増減表示を含むものであり、前記第四のメータ表示は、枠表示と、該枠表示の中で増減する増減表示を含むものであり、該第一のメータ表示と該第四のメータ表示は、該枠表示の色のみが異なっていてもよいし、該増減表示の色のみが異なっていてもよいし、該枠表示と該増減表示の両方の色が異なっていてもよい。なお、枠表示は円形であっても矩形であってもよく、形状は限定されない。
なお、前記第一のメータ表示と前記第四のメータ表示は、一部のみの色が異なっていてもよい。
また、
『 前記第一のメータ表示と前記第四のメータ表示は、大きさが異なる、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
すなわち、大きさ(表示サイズ)が異なることによって前記第一のメータ表示と前記第四のメータ表示の区別がつく。なお、継続して大きさが異なっていてもよい。あるいは、一定期間に限って大きさが異なっていてもよい。すなわち、大きさは変化してもよく、前記第一の状態と前記第四の状態で異なっていればよく、あるいは前記第三の状態と前記第六の状態で異なっていればよい。さらには、後述する第二の状態と第五の状態で異なっていればよい。また、互いに表示が開始されたときの大きさが異なっていればよい。あるいは、互いに表示が終了する(消える)ときの大きさが異なっていればよい。
また、
『 前記第一のメータ表示と前記第四のメータ表示は、表示位置が異なる、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
すなわち、表示位置が異なることによって前記第一のメータ表示と前記第四のメータ表示の区別がつく。なお、継続して表示位置が異なっていてもよい。あるいは、一定期間に限って表示位置が異なっていてもよい。すなわち、表示位置は変化してもよく、前記第一の状態と前記第四の状態で異なっていればよく、あるいは前記第三の状態と前記第六の状態で異なっていればよい。さらには、後述する第二の状態と第五の状態で異なっていればよい。また、互いに表示が開始されたときの表示位置が異なっていればよい。あるいは、互いに表示が終了する(消える)ときの表示位置が異なっていればよい。
以上の記載における「メータ表示」は、「或る量又は数を表す表示」に置き換えてもよく、「第一のメータ表示」は「第一の表示」、「第四のメータ表示」は「第四の表示」に置き換えてもよい。
<<第3実施形態>>
以下、図90〜図176を用いて、本発明に適用することができる他の遊技台(例えば、パチンコ機等の弾球遊技機やスロット機等の回胴遊技機)について詳細に説明する。なお、図90〜図176に示す符号は、原則として図90〜図176を用いた説明にのみ用いることとし、重複する符号が他の図面に示されている場合であっても、図90〜図176を用いた説明では図90〜図176に示す符号を優先する。
<全体構成>
まず、図90を用いて、第3実施形態に係るパチンコ機100の全体構成について説明する。なお、同図はパチンコ機100を正面側(遊技者側)から見た外観斜視図である。
パチンコ機100は、所定条件が成立すると遊技者が利益を獲得することができる遊技台であって、外枠102と、本体104と、前面枠扉106と、球貯留皿付扉108と、発射装置110と、遊技盤200と、をその前面(遊技者側)に備える。
外枠102は、遊技機設置営業店に設けられた設置場所(島設備等)へと固定させるための縦長方形状から成る木製の枠部材である。この外枠102には、スピーカ120(低音が出力される低音スピーカ)が取り付けられており、本体104が外枠102に収納されると電気的に接続された状態となり(本体104と外枠102に一対のフローティングコネクタが設けられており、本体104が外枠102に収納されると、本体104のコネクタと外枠102のコネクタが接続状態となる)、スピーカ120から音が出力可能な状態となる。
本体104は、外枠102の内部に備えられ、施錠機能付きで且つ、ヒンジ部112を介して外枠102に回動自在に装着された縦長方形状の遊技機基軸体となる扉部材である。また、本体104は、枠状に形成され、内側に空間部114を有している。このパチンコ機100を設置した店舗(遊技店)の店員は、この本体104を開閉操作することが可能であり、本体104が開いたことを検出する本体開放センサが設けられている。
前面枠扉106は、施錠機能付きで且つ開閉自在となるようにパチンコ機100の前面側となる本体104の前面に対しヒンジ部112を介して装着され、枠状に構成されることでその内側を開口部116とした扉部材である。遊技店の店員は、この前面枠扉106も開閉操作することが可能であり、前面枠扉106が開いたことを検出する前面枠扉センサも設けられている。なお、この前面枠扉106には、開口部116にガラス製又は樹脂製の透明板部材118が設けられ、前面側には、スピーカ120(高音が出力される高音スピーカ)や枠ランプ122が取り付けられている。前面枠扉106の後面と遊技盤200の前面とで遊技領域124が設けられる空間を区画形成する。なお、本実施形態では、光源をLEDとするものもランプと称する他、蛍光灯、冷陰極管等、光を発するものであればランプと称する場合があり、光を発するものは発光手段の一例に相当する。
球貯留皿付扉108は、パチンコ機100の前面において本体104の下側に対して、施錠機能付きで且つ開閉自在となるように装着された扉部材である。この球貯留皿付扉108は、前面枠扉106を開放した状態で操作可能となる不図示の開放レバーを押すことによって開く。なお、球貯留皿付扉108が開いたことを検出する球貯留皿付扉センサを設けてもよい。球貯留皿付扉108は、複数の遊技球(以下、単に「球」と称する場合がある)が貯留可能で且つ発射装置110へと遊技球を案内させる通路が設けられている上皿126と、上皿126に貯留しきれない遊技球を貯留する下皿128と、遊技者の操作によって上皿126に貯留された遊技球を下皿128へと排出させる球抜ボタン130と、遊技者の操作によって下皿128に貯留された遊技球を遊技球収集容器(俗称、ドル箱)へと排出させる球排出レバー132と、遊技者の操作によって発射装置110へと案内された遊技球を遊技盤の遊技領域124へと打ち出す球発射ハンドル134と、遊技者の操作によって各種演出装置206(図92参照)の演出態様に変化を与えるチャンスボタン136と、チャンスボタン136に内蔵され、そのチャンスボタン136を発光させるチャンスボタンランプ138と、遊技店に設置されたカードユニット(CRユニット)に対して球貸し指示を行う球貸操作ボタン140と、カードユニットに対して遊技者の残高の返却指示を行う返却操作ボタン142と、遊技者の残高やカードユニットの状態を表示する球貸表示部(不図示)と、を備える。また、図90に示すパチンコ機100には、下皿128が遊技球によって満タンになったことを検知する下皿満タン検知センサ(不図示)が設けられている。さらに、操作キーユニット137も備えている。この操作キーユニット137には、十字キーとして、上キーおよび下キーの上下キー、並びに左キーおよび右キーの左右キーが配置されているとともに、その十字キーの中心には決定キーが配置されている。また、十字キーから右側に離れた下方には、キャンセルキーも配置されている。なお、パチンコ機100は球貯留皿付扉108を備えず、前面枠扉106に上皿126、下皿128、球抜ボタン130、球排出レバー132、球発射ハンドル134、チャンスボタン136、チャンスボタンランプ138、球貸操作ボタン140、返却操作ボタン142、球貸表示部、下皿満タン検知センサおよび操作キーユニット137の全てまたは一部が設けられていてもよい。
なお、前面枠扉106と本体104は、不図示のハーネスによって接続されており、前面枠扉106(球貯留皿付扉108を含んでもよい)が本体104に対して開放状態となっている場合もハーネスによって前面枠扉106の各種制御回路と本体104の各種制御回路が接続状態となっていれば、前面枠扉106に設けられた演出手段(本例では、スピーカ120、枠ランプ122およびチャンスボタンランプ138。前面枠扉106に演出可動体が設けられている場合は演出可動体も含む)による演出、球貸表示部の表示、チャンスボタン136、球貸操作ボタン140、返却操作ボタン142および操作キーユニット137の操作、および下皿満タン検知センサの検知が行えるように構成されている。
また、本実施形態では、後述する電源制御部660を構成する電源基板182が収納された電源基板ケース184が本体104に取り付けられているため、外枠102、前面枠扉106(球貯留皿付扉108を含んでもよい)、および遊技盤200は、本体104から電源電圧が供給されるように構成されている。
発射装置110は、本体104の下方に取り付けられ、球発射ハンドル134が遊技者に操作されることによって回動する発射杆146と、遊技球を発射杆146の先端で打突する発射槌148と、を備える。この発射装置110は、遊技者に球発射ハンドル134が継続的に発射操作されている間は、所定の発射期間(例えば0.6秒)の経過ごとに遊技球を遊技盤の遊技領域124へ向けて発射し、発射手段の一例に相当する。球発射ハンドル134は、球発射ハンドル134の操作に伴う遊技球の発射(射出)を遊技者の操作によって無効化する不図示の発射停止スイッチと、遊技者が球発射ハンドル134に触れていることを検出可能なタッチセンサと、を備える。なお、球発射ハンドル134が操作された状態で押下操作されることにより発射強度を最大にすることが可能な右打ちボタンを備えてもよい。また、デモ画面の表示中に球発射ハンドル134が操作されていない状態から操作されている状態となったことをタッチセンサによって検出された場合に、専用の演出が行われる場合があってもよい。例えば、表示手段による演出表示、音出力手段による演出音、および各種装飾LEDや導光板による発光演出、演出可動体(遊技盤または枠に設けられた)が挙げられる。4種類の演出手段によって演出が行われてもよく、1種類以上の演出手段によって行われてもよい。また同じ種類の演出手段であっても、専用演出を行う演出手段と行わない演出手段があってもよい。(例えば、枠の演出可動体は専用演出を行うが、遊技盤の演出可動体は専用演出を行わないとか、遊技盤の演出可動体Aは専用演出を行うが、遊技盤の演出可動体Bは専用演出を行わない等が挙げられる。この例は、他の演出手段にも適用可能である。)
遊技盤200は、前面に遊技領域124を有し、本体104の空間部114に臨むように、所定の固定部材を用いて本体104に着脱自在に装着されている。遊技領域124は、遊技盤200を本体104に装着した後、開口部116から観察することができる。なお、図90では遊技領域124の具体的構成は図示省略してあり、その具体的構成は図92に示す。
図91は、図90のパチンコ機100を背面側から見た外観図である。
パチンコ機100の本体104の背面上部には、上方に開口した開口部を有し、遊技球を一時的に貯留するための球タンク150と、この球タンク150の下方に位置し、球タンク150の底部に形成した連通孔を通過して落下する球を背面視右側に位置する払出装置152に導くためのタンクレール154とを配設している。
払出装置152は、筒状の部材からなり、その内部には、不図示の払出モータとスプロケットと払出センサとを備えている。この払出装置152は、本体104に設けられており、本体104から着脱自在なものであり、所定位置に装着されると、タンクレール154の下流端に接続する。
スプロケットは、払出モータによって回転可能に構成されており、タンクレール154を通過して払出装置152内に流入した遊技球を一時的に滞留させると共に、払出モータを駆動して所定角度だけ回転することにより、一時的に滞留した遊技球を払出装置152の下方へ1個ずつ送り出すように構成している。すなわち、払出装置152は、遊技球に駆動力を与えてその遊技球を搬送する球送り装置の一種である。
払出センサは、スプロケットが送り出した遊技球の通過を検知するためのセンサであり、遊技球が通過しているときにハイまたはローの何れか一方の信号を、遊技球が通過していないときはハイまたはローの何れか他方の信号を払出制御部600へ出力する。この払出センサを通過した遊技球は、不図示の球レールを通過してパチンコ機100の前面側に配設した上皿126に到達するように構成しており、パチンコ機100は、所定の付与条件が成立したことに基づいて遊技者にその付与条件に応じた量の遊技価値(遊技球)をこの構成により付与する(払い出す)。
払出装置152の図中左側には、遊技全般の制御処理を行う主制御部300(図93参照)を構成する主基板156を収納する主基板ケース158、主制御部300が生成した処理情報に基づいて演出に関する制御処理を行う第1副制御部400(図93参照)を構成する第1副基板160を収納する第1副基板ケース162、第1副制御部400が生成した処理情報に基づいて演出に関する制御処理を行う第2副制御部500(図93参照)を構成する第2副基板164を収納する第2副基板ケース166、遊技球の払出に関する制御処理を行う払出制御部600(図93参照)を構成するとともに遊技店員の操作によってエラーを解除するエラー解除スイッチ168を備える払出基板170を収納する払出基板ケース172、遊技球の発射に関する制御処理を行う発射制御部630(図93参照)を構成する発射基板174を収納する発射基板ケース176、各種電気的遊技機器に電源を供給する電源制御部660(図93参照)を構成するとともに遊技店員の操作によって電源をオンオフする電源スイッチ178と電源投入時に操作されることによってRAMクリア信号を主制御部300に出力するRAMクリアスイッチ180とを備える電源基板182を収納する電源基板ケース184、および払出制御部600とカードユニットとの信号の送受信を行うCRインターフェース部186を配設している。なお、主基板156が収納された主基板ケース158、第1副基板160が収納された第1副基板ケース162および第2副基板164が収納された第2副基板ケース166は、遊技盤200の背面に設けられており、エラー解除スイッチ168を備える払出基板170が収納された払出基板ケース172、発射基板174が収納された発射基板ケース176、電源スイッチ178とRAMクリアスイッチ180とを備える電源基板182を収納する電源基板ケース184、およびCRインターフェース部186は、本体104に設けられている。
図92は、遊技盤200を正面から見た略示正面図である。
遊技盤200には、外レール202と内レール204とを配設し、遊技球が転動可能な遊技領域124を区画形成している。
遊技領域124の略中央には、演出装置206を配設している。この演出装置206には、略中央に装飾図柄表示装置208を配設し、その周囲に、普通図柄表示装置210と、第1特別図柄表示装置212と、第2特別図柄表示装置214と、普通図柄保留ランプ216と、第1特別図柄保留ランプ218と、第2特別図柄保留ランプ220と、高確中ランプ222を配設している。なお、以下、普通図柄を「普図」と称する場合があり、特別図柄、第1特別図柄、第2特別図柄のうちの一つまたは複数を「特図」と称する場合がある。
演出装置206は、演出可動体224を動作して演出を行うものであり、詳細については後述する。
装飾図柄表示装置208は、装飾図柄ならびに演出に用いる様々な表示を行うための表示装置であり、本実施形態では液晶表示装置(Liquid Crystal Display)によって構成する。この装飾図柄表示装置208は、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cおよび演出表示領域208dの4つの表示領域に分割し、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208bおよび右図柄表示領域208cはそれぞれ異なった装飾図柄を表示し、演出表示領域208dは演出に用いる画像を表示する。さらに、各表示領域208a、208b、208c、208dの位置や大きさは、装飾図柄表示装置208の表示画面内で自由に変更することを可能としている。なお、装飾図柄表示装置208として液晶表示装置を採用しているが、液晶表示装置でなくとも、種々の演出や種々の遊技情報を表示可能に構成されていればよく、例えば、ドットマトリクス表示装置、7セグメント表示装置、有機EL(Electro−Luminescence)表示装置、リール(ドラム)式表示装置、リーフ式表示装置、プラズマディスプレイ、プロジェクタを含む他の表示デバイスを採用してもよい。
普図表示装置210は、普図の表示を行うための表示装置であり、本実施形態では7セグメントLEDによって構成する。第1特図表示装置212および第2特図表示装置214は、特図の表示を行うための表示装置であり、本実施形態では7セグメントLEDによって構成する。これらの第1特図表示装置212および第2特図表示装置214は、所定の図柄表示手段である。なお、装飾図柄表示装置208に表示される装飾図柄は、第1特図表示装置212や第2特図表示装置214に表示される図柄を、演出を高めた形で表す図柄であり、装飾図柄表示装置208も、所定の図柄表示手段としてもよい。
普図保留ランプ216は、保留している所定の第1の変動遊技(詳細は後述する普図変動遊技)の数を示すためのランプであり、本実施形態では、普図変動遊技を所定数(例えば、4つ)まで保留することを可能としている。
第1特図保留ランプ218および第2特図保留ランプ220は、保留している所定の第2の変動遊技(詳細は後述する特図変動遊技)の数を示すためのランプであり、本実施形態では、特図変動遊技を所定数(例えば、4つ、第1特図用と第2特図用を合わせると8つ)まで保留することを可能としている。ここにいう保留とは、後述する始動情報に基づく各種判定処理(抽選処理等)の開始を保留することを意味する。
高確中ランプ222は、現在の図柄制御状態を示す報知を行なうためのランプ(報知手段)である。この高確中ランプ222は、電源が投入されてから大当り遊技の開始まで、現在の図柄制御状態を示す報知を行ない、それ以降は、現在の図柄制御状態を示す報知をしないように構成している。また図柄制御状態では、電源が再投入された場合には、電源が遮断される直前の図柄制御状態に復帰する。この図柄制御状態については後述するが、ここでの図柄制御状態として、通常状態、時短状態(電サポ状態)、および確変状態のうちのいずれの状態としてもよいし、特図確変ありの状態および特図確変なしの状態のうちの一方の状態としてもよい。
なお、本明細書では制御状態という遊技台(パチンコ機100)の内部における状態をさす文言を用いて説明するが、この制御状態という文言にはいわゆる遊技状態の概念が含まれる。
また、この演出装置206の周囲には、一般入賞口226と、普図始動口228と、第1特図始動口230と、第2特図始動口232と、可変入賞口234を配設している。
一般入賞口226は、本実施形態では遊技盤200に複数配設しており、この一般入賞口226への入球を所定の球検出センサ(図示省略)が検出した場合(一般入賞口226に入賞した場合)、図91に示す払出装置152を駆動し、所定の個数(例えば、10個)の球を賞球として図90に示す上皿126に排出する。上皿126に排出した球は遊技者が自由に取り出すことが可能であり、これらの構成により、入賞に基づいて賞球を遊技者に払い出すようにしている。なお、一般入賞口226に入球した球は、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。本実施形態では、入賞の対価として遊技者に払い出す球を「賞球」、遊技者に貸し出す球を「貸球」と区別して呼ぶ場合があり、「賞球」と「貸球」を総称して「球(遊技球)」と呼ぶ。
普図始動口228は、ゲートやスルーチャッカーと呼ばれる、遊技領域124の所定の領域を球が通過したか否かを判定するための装置で構成しており、本実施形態では遊技盤200の左側に1つ配設している。普図始動口228を通過した球は一般入賞口226に入球した球と違って、遊技島側に排出することはない。球が普図始動口228を通過したことを所定の球検出センサが検出した場合、パチンコ機100は、普図表示装置210による普図変動遊技を開始する。
第1特図始動口230は、本実施形態では遊技盤200の中央に1つだけ配設している。この第1特図始動口230は、遊技球が進入する入り口の大きさが変化しない第一の始動領域である。第1特図始動口230への入球を所定の球検出センサが検出した場合、図91に示す払出装置152を駆動し、所定の個数(例えば、3個)の球を賞球として上皿126に排出するとともに、第1特図表示装置212による特図変動遊技を開始する。なお、第1特図始動口230に入球した球は、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。この第1特図始動口230は、始動領域の一つであり、自身の大きさが変化しない固定始動領域の一例に相当する。
第2特図始動口232は、本実施形態では第1特図始動口230の下側に1つだけ配設している。この第2特図始動口232の近傍には、ソレノイドによって左右に開閉自在な一対の羽根部材2321が設けられており、一対の羽根部材2321と第2特図始動口232を併せたものが、可変始動手段に相当し、一般には、電動チューリップ(電チュー)と呼ばれる。一対の羽根部材2321は、第2特図始動口232への入賞の難易度を変更する部材である。すなわち、一対の羽根部材2321が閉じたままでは第2特図始動口232への入球は不可能であり、一対の羽根部材2321が閉じた態様は入賞困難な開閉態様である。一方、普図変動遊技に当選し、普図表示装置210が当り図柄を停止表示した場合に一対の羽根部材2321が所定の時間間隔、所定の回数で開閉し、第2特図始動口232への球の入球が可能(入賞容易状態)になり、一対の羽根部材2321が開いた開状態は入賞容易な状態である。すなわち、第2特図始動口232は、入り口(遊技球の進入口)の大きさが小サイズ(第1の大きさに相当)と大サイズ(第2の大きさに相当)のうちのいずれか一方のサイズからいずれか他方のサイズに変化する、遊技球の進入のしやすさが可変の可変始動領域であって、第二の始動領域の一例に相当する。この大サイズの大きさは、第1特図始動口230の入り口の大きさよりも大きい。一対の羽根部材2321が開いた状態では、遊技領域124に進入した遊技球のうち、固定始動領域である第1特図始動口230に進入する遊技球よりも、可変始動領域である第2特図始動口232に進入する遊技球の方が多い。一方、小サイズの大きさは、第1特図始動口230の入り口の大きさよりも小さいか、あるいは第1特図始動口230の入り口の大きさ以下である。第2特図始動口232への入球を所定の球検出センサが検出した場合、払出装置152を駆動し、所定の個数(例えば、4個)の球を賞球として上皿126に排出するとともに、第2特図表示装置214による特図変動遊技を開始する。なお、第2特図始動口232に入球した球は、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。なお、本実施形態では、第1特図始動口230および第2特図始動口232の2つが設けられているが、始動口が3つ設けられていてもよい。ここで、始動口が3つある場合、第1特図始動口が2つ設けられ、第2特図始動口が1つ設けられていてもよく、逆に第1特図始動口が1つ設けられ、第2特図始動口が2つ設けられていてもよい。また、特図表示装置が1つのみ場合は、3つの始動口が同じ特図表示装置に対応するように構成されていてもよい。また、始動口は4つ以上設けられていてもよい。
可変入賞口234は、本実施形態では遊技盤200の中央部下方に1つだけ配設している。この可変入賞口234は、可変入賞開口と、ソレノイドによってその可変入賞開口を開閉自在な扉部材2341とを備えている。可変入賞開口は大入賞口と呼ばれることがあり、可変入賞口234はアタッカと呼ばれることがある。扉部材2341は、所定の閉状態およびその閉状態よりも遊技球の、可変入賞開口への進入が容易な開状態のうちのいずれか一方の状態からいずれか他方の状態に状態変更する。閉状態および開状態はともに静止状態であり、閉状態は所定の第1の静止状態であり、本実施形態の可変入賞口234における閉状態は、扉部材2341が遊技盤200の遊技者側の面と一致した静止状態である。一方、開状態は所定の第2の静止状態であり、本実施形態の可変入賞口234における開状態は、扉部材2341が遊技盤200に対して略垂直になるまで遊技者側に回動した静止状態である。可変入賞口234は、後述する大当り遊技が開始されるまでは閉状態を維持し、大当り遊技が開始されると、開状態と閉状態との間で状態変更を繰り返す。なお、閉状態には、完全に閉塞してしる状態の他、遊技球の進入が実質的に不可能な程度に少し開いている状態であってもよい。また、可変入賞口は、遊技球が通過したり入り込んだりすること等によって遊技球の入賞となるものであればよく、図92に示すものに限定されない。特図変動遊技に当選して第1特図表示装置212あるいは第2特図表示装置214が大当り図柄を停止表示した場合に扉部材2341が所定の時間間隔、所定の回数で開閉する。可変入賞口234への入球を所定の球検出センサが検出した場合、払出装置152を駆動し、所定の個数(例えば、15個)の球を賞球として上皿126に排出する。なお、可変入賞口234に入球した球は、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。なお、本実施例では、可変入賞口が1つのみ設けられているが、可変入賞口が2つ設けられていてもよい。ここで、可変入賞口が2つ設けられている場合、第1可変入賞口および第2可変入賞口のうちの一方の可変入賞口の開放中は、他方の可変入賞口が必ず閉鎖されるように構成されているが、両方の可変入賞口が開放する場合があってもよい。また、可変入賞口が3以上設けられていてもよい。
さらに、これらの入賞口や始動口の近傍には、風車と呼ばれる円盤状の打球方向変換部材236や、遊技釘238を複数個、配設していると共に、内レール204の最下部には、いずれの入賞口や始動口にも入賞しなかった球をパチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出するためのアウト口240を設けている。
上皿126に収容されている球は発射レールの発射位置に供給される。このパチンコ機100では、遊技者の球発射ハンドル134の操作量に応じた強度で発射モータを駆動し、発射杆146および発射槌148によって外レール202、内レール204を通過させて遊技領域124に打ち出す。そして、遊技領域124の上部に到達した球は、打球方向変換部材236や遊技釘238等によって進行方向を変えながら下方に落下し、入賞口(一般入賞口226、可変入賞口234)や始動口(第1特図始動口230、第2特図始動口232)に入賞するか、いずれの入賞口や始動口にも入賞することなく、または普図始動口228を通過するのみでアウト口240に到達する。なお、遊技盤にアウトセンサが設けられていてもよい。アウトセンサは、入賞口(一般入賞口226、可変入賞口234)のセンサを通過した遊技球、始動口(第1特図始動口230、第2特図始動口232)のセンサを通過した遊技球およびアウト口へ進入した遊技球を検知可能に構成されたセンサである。なお、入賞口、始動口およびアウト口のうちの一部のみを検知可能に構成されたセンサであってもよい。
<演出装置206>
次に、パチンコ機100の演出装置206について説明する。
この演出装置206の前面側には、遊技球の転動可能な領域にワープ装置242およびステージ244を配設し、遊技球の転動不可能な領域に演出可動体224を配設している。また、演出装置206の背面側には、装飾図柄表示装置208および遮蔽装置246(以下、扉と称する場合がある)を配設している。すなわち、演出装置206において、装飾図柄表示装置208および遮蔽装置246は、ワープ装置242、ステージ244、および演出可動体224の後方に位置することとなる。
ワープ装置242は、演出装置206の左上方に設けたワープ入口242aに入った遊技球を演出装置206の前面下方のステージ244にワープ出口242bから排出する。
ステージ244は、ワープ出口242bから排出された球や遊技釘238などによって乗り上げた球などが転動可能であり、ステージ244の中央部には、通過した球が第1特図始動口230へ入球し易くなるスペシャルルート244aを設けている。
演出可動体224は、本実施形態では人間の右腕の上腕と前腕を模した上腕部224aと前腕部224bとからなり、肩の位置に上腕部224aを回動させる不図示の上腕モータと肘の位置に前腕部224bを回動させる不図示の前腕モータを備える。演出可動体224は、上腕モータと前腕モータによって装飾図柄表示装置208の前方を移動する。
遮蔽装置246は、格子状の左扉246aおよび右扉246bからなり、装飾図柄表示装置208および前面ステージ244の間に配設する。左扉246aおよび右扉246bの上部には、不図示の2つのプーリに巻き回したベルトをそれぞれ固定している。すなわち、左扉246aおよび右扉246bは、モータによりプーリを介して駆動するベルトの動作に伴って左右にそれぞれ移動する。遮蔽装置246は、左扉246aおよび右扉246bを閉じた状態ではそれぞれの内側端部が重なり、遊技者が装飾図柄表示装置208を視認し難いように遮蔽する。左扉246aおよび右扉246bを開いた状態ではそれぞれの内側端部が装飾図柄表示装置208の表示画面の外側端部と若干重なるが、遊技者は装飾図柄表示装置208の表示の全てを視認可能である。また、左扉246aおよび右扉246bは、それぞれ任意の位置で停止可能であり、例えば、表示した装飾図柄がどの装飾図柄であるかを遊技者が識別可能な程度に、装飾図柄の一部だけを遮蔽するようなことができる。なお、左扉246aおよび右扉246bは、格子の孔から後方の装飾図柄表示装置208の一部を視認可能にしてもよいし、格子の孔の障子部分を半透明のレンズ体で塞ぎ、後方の装飾図柄表示装置208による表示を漠然と遊技者に視認させるようにしてもよいし、格子の孔の障子部分を完全に塞ぎ(遮蔽し)、後方の装飾図柄表示装置208を全く視認不可にしてもよい。
図90に示すスピーカ120や枠ランプ122等の装飾ランプ、図92に示す装飾図柄表示装置208、演出可動体224、および遮蔽装置246は、演出手段に相当し、これらの中でも装飾図柄表示装置208は装飾図柄表示手段の一例に相当する。
さらに、遊技盤200には、この遊技台のスペックを表すスペックシール290が、遊技者から見える位置に貼り付けられている。
次に、図93を用いて、このパチンコ機100の制御部の回路構成について詳細に説明する。なお、同図は制御部の回路ブロック図を示したものである。パチンコ機100の制御部は、大別すると、遊技の中枢部分を制御する主制御部300と、主制御部300が送信するコマンド信号(以下、単に「コマンド」という)に応じて主に演出の制御を行う第1副制御部400と、第1副制御部400より送信されたコマンドに基づいて各種機器を制御する第2副制御部500と、主制御部300が送信するコマンドに応じて主に遊技球の払出しに関する制御を行う払出制御部600と、遊技球の発射制御を行う発射制御部630と、パチンコ機100に供給される電源を制御する電源制御部660とを備えて構成されている。
まず、パチンコ機100の主制御部300について説明する。主制御部300は、主制御部300の全体を制御する基本回路302を備えている。基本回路302には、CPU304と、制御プログラムや各種データを記憶するためのROM306と、一時的にデータを記憶するためのRAM308と、各種デバイスの入出力を制御するためのI/O310と、時間や回数等を計測するためのカウンタタイマ312と、プログラム処理の異常を監視するWDT314と、乱数値生成回路(カウンタ回路)318(この回路には2つのカウンタを内蔵しているものとする)とを搭載している。なお、ROM306やRAM308については他の記憶装置を用いてもよく、この点は後述する第1副制御部400や第2副制御部500についても同様である。この基本回路302のCPU304は、水晶発振器316bが出力する所定周期のクロック信号をシステムクロックとして入力して動作する。また、乱数値生成回路318は、水晶発振器316aが出力するクロック信号を受信する度に0〜65535の範囲で数値を変動させるハードウェア乱数カウンタとして使用している。なお、乱数値生成回路318は、基本回路302に内蔵したものとしているが、基本回路302に対して接続されるものであってもよい。
また、基本回路302には、所定の球検出センサ、例えば各始動口、入賞口、可変入賞口を通過する遊技球を検出するセンサや下皿満タンセンサを含む各種センサ320が出力する信号を受信し、増幅結果や基準電圧との比較結果を基本回路302におけるCPU304や乱数値生成回路318等に出力するためのセンサ回路322と、所定の図柄表示装置、例えば第1特図表示装置212や第2特図表示装置214の表示制御を行うための駆動回路324と、所定の図柄表示装置、例えば普図表示装置210の表示制御を行うための駆動回路326と、各種状態表示部328(例えば、普図保留ランプ216、特図1保留ランプ218、特図2保留ランプ220、高確中ランプ222等)の表示制御を行うための駆動回路330と、所定の可動部材、例えば、普通電動役物としての第2特図始動口232のベロ部材2321を駆動する駆動手段や、特別電動役物としての可変入賞口234の扉部材2341を駆動する駆動手段等を含む各種ソレノイド332を制御するための駆動回路334と、を接続している。本例では水晶発振器316aと乱数値生成回路318とが別に設けられているが、水晶発振器316aは乱数値生成回路318に含まれていてもよい。
なお、第1特図始動口230に球が入賞したことを球検出センサ320が検出した場合には、センサ回路322は球を検出したことを示す信号を基本回路302における乱数値生成回路318に出力する。この信号を受信した乱数値生成回路318は、第1特図始動口230に対応するカウンタのそのタイミングにおける値をラッチし、ラッチした値を、第1特図始動口230に対応する内蔵のカウンタ値記憶用レジスタに記憶する。また、乱数値生成回路318は、第2特図始動口232に球が入賞したことを示す信号を受信した場合も同様に、第2特図始動口232に対応するカウンタのそのタイミングにおける値をラッチし、ラッチした値を、第2特図始動口232に対応する内蔵のカウンタ値記憶用レジスタに記憶する。
さらに、基本回路302には、情報出力回路336を接続しており、主制御部300は、この情報出力回路336を介し、図示しない外部端子板を経由して、外部のホールコンピュータ(図示省略)等が備える情報入力回路350にパチンコ機100の遊技情報(例えば、遊技状態)を出力する。
また、主制御部300には、電源制御部660から主制御部300に供給している電源の電圧値を監視する電圧監視回路338を設けており、この電圧監視回路338は、電源の電圧値が所定の値(本例では9V)未満である場合に電圧が低下したことを示す低電圧信号を基本回路302に出力する。
また、主制御部300には、電源が投入されると起動信号(リセット信号)を出力する起動信号出力回路(リセット信号出力回路)340を設けており、CPU304は、この起動信号出力回路340から起動信号を入力した場合に、遊技制御を開始する(後述する主制御部メイン処理を開始する)。
また、主制御部300は、第1副制御部400にコマンドを送信するための出力インタフェースと、払出制御部600にコマンドを送信するための出力インタフェースとをそれぞれ備えており、この構成により、第1副制御部400および払出制御部600との通信を可能としている。なお、主制御部300と第1副制御部400との情報通信は一方向の通信であり、主制御部300と払出制御部600との情報通信は双方向の通信である。主制御部300は第1副制御部400にコマンド等の信号を送信できるように構成しているが、第1副制御部400からは主制御部300にコマンド等の信号を送信できないように構成している。ただし、主制御部300と第1副制御部400との情報通信が双方向通信により行われるように構成してもよい。また、払出制御部600は、主制御部300にコマンド等の信号を送信できるように構成しているが、払出制御部600から主制御部300にコマンド等の信号を送信できないように構成してもよい。
次に、パチンコ機100の第1副制御部400について説明する。第1副制御部400は、主に主制御部300が送信したコマンド等に基づいて第1副制御部400の全体を制御する基本回路402を備えている。基本回路402には、CPU404と、一時的にデータを記憶するためのRAM408と、各種デバイスの入出力を制御するためのI/O410と、時間や回数等を計測するためのカウンタタイマ412と、シリアル通信制御回路424とを搭載している。この基本回路402のCPU404は、水晶発振器414が出力する所定周期のクロック信号をシステムクロックとして入力して動作する。また、基本回路402には、制御プログラムや各種演出データを記憶するためのROM406が接続されている。なお、ROM406は、制御プログラムと各種演出データとを別々のROMに記憶させてもよい。また、ROM406が基本回路402に備えらえた構成であってもよい。シリアル通信制御回路424は、遊技盤用ランプ442の制御を行うための遊技盤用ランプ駆動回路440と、遊技台枠用ランプ452の制御を行うための遊技台枠用ランプ駆動回路450とを接続し、遊技盤用ランプ駆動回路440及び遊技台枠用ランプ駆動回路450との間でシリアル通信による点灯制御を行う。
また、基本回路402には、スピーカ120(およびアンプ)の制御を行うための音源IC(S−ROM)416と、演出可動体224及び遮蔽装置246等の駆動制御を行うための駆動回路422と、センサ回路428と、スピーカ120から出力される音量を調整する音量スイッチ163と、を接続している。センサ回路428は、遮蔽装置246や演出可動体224等の現在位置を検出する各種可動体センサ430や、チャンスボタン136や操作キーユニット137を構成する各種ボタンの押下を検出するボタンセンサ426からの検出信号を基本回路402に出力する。
次に、パチンコ機100の第2副制御部500について説明する。第2副制御部500は、第1副制御部400が送信した制御コマンドを入力インタフェースを介して受信し、この制御コマンドに基づいて第2副制御部500の全体を制御する基本回路502を備えている。基本回路502は、CPU504と、一時的にデータを記憶するためのRAM508と、各種デバイスの入出力を制御するためのI/O510と、時間や回数等を計測するためのカウンタタイマ512と、CPU504からの信号に基づいてROM506に記憶された画像データ等を読み出してVRAM518のワークエリアを使用して表示画像を生成して装飾図柄表示装置208に画像を表示するVDP(ビデオ・ディスプレイ・プロセッサ)516と、を搭載している。基本回路502のCPU504は、水晶発振器514が出力する所定周期のクロック信号をシステムクロックとして入力して動作する。また、基本回路502には、第2副制御部500の全体を制御するための制御プログラムおよびデータ、画像表示用のデータ等が記憶されたROM506が接続されている。
次に、パチンコ機100の払出制御部600、発射制御部630、電源制御部660について説明する。払出制御部600は、主に主制御部300が送信したコマンド等の信号に基づいて払出装置152の払出モータ602を制御するとともに、払出センサ604が出力する制御信号に基づいて賞球または貸球の払出しが完了したか否かを検出する。また払出制御部600は、インタフェース部606を介して、パチンコ機100とは別体で設けられたカードユニット608との通信を行う。また、払出制御部600は、所定個数(例えば、10個)の賞球の払出しが行われたことを示す賞球情報や、所定個数(例えば、25個)の貸球の払出しが行われたことを示す貸球情報等を、図示しない外部端子板を経由して、情報入力回路350に出力する。また、払出制御部600には、枠センサ605が接続されている。枠センサ605には、本体104が開いたことを検出する本体開放センサや、前面枠扉106が開いたことを検出する前面枠扉センサ等が含まれており、本体104や前面枠扉106が開放されている場合にはこれらのセンサが検知し、開放信号を出力する。払出制御部600は、枠センサ605からの開放信号を出力すると、主制御部300に扉開放情報を出力する。
発射制御部630は、払出制御部600が出力する、発射許可または停止を指示する制御信号や、球発射ハンドル134内に設けた発射強度出力回路が出力する、遊技者による球発射ハンドル134の操作量に応じた発射強度を指示する制御信号に基づいて、発射杆146および発射槌148を駆動する発射ソレノイド632の制御や、上皿126から発射装置110に球を供給する球送り装置634の制御を行う。
電源制御部660は、パチンコ機100に外部から供給される交流電源を直流化し、所定の電圧に変換して主制御部300、第1副制御部400等の各制御部や払出装置152等の各装置に供給する。さらに、電源制御部660は、外部からの電源が断たれた後も所定の部品(例えば主制御部300のRAM308等)に所定の期間(例えば10日間)電源を供給するための蓄電回路(例えば、コンデンサ)を備えている。なお、本実施形態では、電源制御部660から払出制御部600と第2副制御部500に所定電圧の電源を供給し、払出制御部600から主制御部300と第2副制御部500と発射制御部630に所定電圧の電源を供給しているが、各制御部や各装置に他の電源経路で所定電圧の電源を供給してもよい。
次に、図94(a)〜(d)を用いて、パチンコ機100の第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、装飾図柄表示装置208、普図表示装置210が停止表示する特図および普図の種類について説明する。
特図1始動口230に球が入球したことを球検出センサである第1始動口センサが検出したことを条件として特図1変動遊技が開始され、特図2始動口232に球が入球したことを球検出センサである第2始動口センサが検出したことを条件として特図2変動遊技が開始される。特図1変動遊技が開始されると、第1特図表示装置212は、7個のセグメントの全点灯と、中央の1個のセグメントの点灯を繰り返す「特図1の変動表示」(特図変動遊技)を行う。また、特図2変動遊技が開始されると、第2特図表示装置214は、7個のセグメントの全点灯と、中央の1個のセグメントの点灯を繰り返す「特図2の変動表示」(特図変動遊技)を行う。そして、特図1の変動開始前に決定した変動時間が経過すると、第1特図表示装置212は特図1の停止図柄態様を停止表示し、特図2の変動開始前に決定した変動時間が経過すると、第2特図表示装置214は特図2の停止図柄態様を停止表示する。以下、この「特図1又は2の変動表示」を開始してから特図1又は2の停止図柄態様を停止表示するまでの変動表示を特図の変動表示と称することがある。この特図の変動表示は複数回、連続して行われることがある。
図94(a)は、特図1の停止図柄態様の一例を示したものである。この図94(a)には、「特図A」から「特図I」の9種類の特図が示されている。図94(a)においては、図中の白抜きの部分が消灯するセグメントの場所を示し、黒塗りの部分が点灯するセグメントの場所を示している。
本実施形態では、特図の停止図柄態様として、7種類の大当り図柄(「特図A」から「特図G」)が用意されている。「特図A」は15ラウンド(R)大当り図柄であって、15ラウンドのうちの全てのラウンドで出玉の獲得が期待できる15R確変大当り図柄であり、「特図B」は15R大当り図柄であって、15ラウンドのうちの5つのラウンドで出玉の獲得が期待できる一方、残りのラウンドでは出玉の獲得が期待できない実質5R確変大当り図柄であり、「特図C」は15R大当り図柄であって、15ラウンドのうちの全てのラウンドで出玉の獲得が期待できる15R−ランクアップボーナス(RUB)図柄であり、「特図D」は15R大当り図柄であって、15ラウンドのうちの8つのラウンドで出玉の獲得が期待できる一方、残りのラウンドでは出玉の獲得が期待できない実質8R−RUBであり、「特図E」は15R大当り図柄であって、15ラウンドのうちの4つのラウンドで出玉の獲得が期待できる一方、残りのラウンドでは出玉の獲得が期待できない実質4R−RUBであり、「特図F」は5R通常大当り図柄であり、「特図G」は2R大当り図柄であって、いずれのラウンドにおいても出玉の獲得が期待できない潜伏確変あるいは隠れ確変と称される2R確変大当り図柄である。ここで、ランクアップボーナスとは、例えば、大当りの開始時には出玉の獲得が期待できるラウンドがいつまで続くのかが遊技者に特定困難な態様で演出する大当りであり、特定のラウンド(例えば、5ラウンド目や9ラウンド目)となったときに、出玉の獲得が期待できるラウンドが継続するか否かを遊技者に煽る態様で演出する大当りである。
本実施形態のパチンコ機100では、特図変動遊技における大当りか否かの決定はハードウェア乱数の抽選によって行い、特別大当りか否かの決定はソフトウェア乱数の抽選によって行う。通常大当りと確変大当りの違いは、次回の特図変動遊技で、大当りに当選する確率が高い(確変大当り)か低い(通常大当り)かの違いである。以下、この大当りに当選する確率が高い状態のことを特図高確率状態(以下、「特図確変」または単に「確変」という場合がある)と称し、その確率が低い状態のことを特図低確率状態と称する。また、大当り遊技の終了後に時短状態(電サポ状態)に移行する場合がある。ここで、電サポ状態とは、特図変動遊技における大当りを終了してから、次の大当りを開始するまでの時間を短くする等して、遊技者の有利度が非電サポ状態より高い所定状態のことをいう。時短については詳しくは後述するが、時短状態のことを普図高確率状態(以下、「普図確変」という場合がある)と称し、時短状態でない状態のことを普図低確率状態と称する。このように、電サポ状態(時短状態)は、大当り遊技の終了を条件に開始される。なお、厳密にいえば、「電サポ状態」はあくまでも普図がらみの状態であり、「時短状態」は特図がらみの状態または普図および特図がらみの状態である。主制御部300のRAM308には時短フラグが用意されており、その時短フラグがオンに設定されていると、電サポ状態であり、普図高確率状態である。普図高確率状態では普図低確率状態に比べて、普図変動遊技に当選しやすくなる(普図確変)。例えば、普図変動遊技の当選確率が、普図低確率状態(非電サポ状態)では1/100であるのに対し、普図高確率状態(電サポ状態)では99/100に上昇する。また、電サポ状態の方が、非電サポ状態に比べて普図変動遊技の変動時間は短くなる(普図変短)。例えば、非電サポ状態では10秒の普図変動遊技の変動時間が電サポ状態では2秒に短縮される。また、電サポ状態では、非電サポ状態に比べて、特図2始動口232の羽根部材2321の1回の開放における開放時間が長くなりやすい(電チュー開放期間延長)。例えば、非電サポ状態では0.5秒の電チュー開放期間が電サポ状態では2秒に延長される。さらに、電サポ状態では非電サポ状態に比べて、羽根部材2321は多く開きやすい(電チュー開放回数増加)。例えば、普図始動口228への1回の入賞につき非電サポ状態では1回しか開かない羽根部材2321が、電サポ状態では2回開く(2秒開放して1秒閉鎖してまた2秒開放)。電チュー開放期間延長や電チュー開放回数増加により、特図2始動口232に入球する確率が高まる。なお、時短フラグは、大当り遊技中にはオフに設定される。したがって、大当り遊技中には、非電サポ状態が維持される。これは、特に大当り遊技において賞球数の少ない電チューに遊技球が拾われてしまい、可変入賞口(アタッカ)234への遊技球の入賞が減ってしまうと遊技者に不利益が生じる場合があるからである。なお、本実施形態では、電サポ状態(時短状態)では、普図確変、普図変短、電チュー開放期間延長、および電チュー開放回数増加の総てが行われるが、これらのうちの少なくともいずれか一つが行われれば、遊技者の有利度が高い状態になり、電サポ状態(時短状態)としてもよい。あるいは、特図2始動口232に入球する確率が高まる、電チュー開放期間延長または電チュー開放回数増加のうちのいずか一方が行われれば、電サポ状態(時短状態)としてもよい。非電サポ状態では、電サポ状態よりも遊技球が特図2始動口232に進入し難い。上述のごとく、特図2始動口232は、遊技球が進入し難い入賞困難状態と遊技球が進入しやすい入賞容易状態とに変化するものである。この特図2始動口232は、入り口が、電サポ状態では非電サポ状態よりも長期間にわたって入賞容易状態となる。本実施形態では、「特図A」〜「特図E」が停止表示されると、その後に行われる大当り遊技終了後、次に大当り遊技が開始されるまで電サポ状態(普図高確率状態)が維持され、「特図F」が停止表示されると、その後に行われる大当り遊技終了後、特図変動遊技が100回行われる間、電サポ状態が維持され、101回目には非電サポ状態(普図低確率状態)に移行する。一方、電サポ無しの大当り(「特図G」)に当選した場合には、大当り遊技終了後に電サポ状態に移行しない。
このように、本実施形態では、「特図A」〜「特図E」が停止表示されると、大当り遊技が終了した後、制御状態が特図高確率普図高確率状態になる。また、「特図F」が停止表示されると、大当り遊技が終了した後、制御状態が特図低確率普図高確率状態になる。また、「特図G」が停止表示されると、大当り遊技が終了した後、制御状態が特図高確率普図低確率状態になる。
また、本実施形態では、大当り図柄の他に小当り図柄として1種類の停止図柄が用意されている。小当り遊技では、可変入賞口234の扉部材2341が所定回(例えば2回)作動し、その扉部材2341は、1回の作動につき開状態を最大で0.1秒間しか維持しない。なお、小当りにおける扉部材2341の開放では、例えば、1回目の開放で、遊技球が所定球数(例えば10球)進入してしまうと、あるいは所定量の遊技価値(所定球数)を獲得してしまうと、2回目以降の開放は行われない。小当り遊技中には、特図低確率普図低確率状態へ移行する。小当りは、小当り遊技前後で制御状態が変化しない当りであり、小当り遊技終了後には小当り遊技開始前の制御状態に復帰する。図94(a)に示す、「特図H」は小当り図柄である。本実施形態では、小当り遊技における可変入賞口234の開閉態様(開閉回数及び開放時間)と、「特図G」が停止表示されて移行される大当り遊技における可変入賞口234の開閉態様(開放回数及び開放時間)とを略同じにしたが、異ならせるようにしてもよく、例えば、開放回数及び開放時間の少なくともいずれか一方が異なっていてもよい。
さらに、本実施形態では、ハズレ図柄として1種類の停止図柄が用意されている。「特図I」はハズレ図柄である。
図94(b)は、特図2の停止図柄態様の一例を示したものである。この図94(b)には、「特図a」〜「特図f」の6種類の特図が示されており、そのうち5種類の特図が大当り図柄(「特図a」〜「特図e」)となっている。「特図a」は15R大当り図柄であって、15ラウンドのうちの全てのラウンドで出玉の獲得が期待できる15R確変大当り図柄であり、「特図b」は15R大当り図柄であって、15ラウンドのうちの全てのラウンドで出玉の獲得が期待できる15R−RUB図柄であり、「特図c」は15R大当り図柄であって、15ラウンドのうちの8つのラウンドで出玉の獲得が期待できる一方、残りのラウンドでは出玉の獲得が期待できない実質8R−RUBであり、「特図d」は15R大当り図柄であって、15ラウンドのうちの4つのラウンドで出玉の獲得が期待できる一方、残りのラウンドでは出玉の獲得が期待できない実質4R−RUBであり、「特図e」は2R通常大当り図柄である。
さらに、本実施形態では、ハズレ図柄として1種類の停止図柄が用意されている。「特図f」はハズレ図柄である。
図94(c)は装飾図柄の一例を示したものである。本実施形態の装飾図柄には、「装飾1」〜「装飾10」の10種類がある。特図1始動口230または特図2始動口232に球が入賞したこと、すなわち、特図1始動口230に球が入球したことを第1始動口センサが検出したこと、あるいは特図2始動口232に球が入球したことを第2始動口センサが検出したことを条件にして、装飾図柄表示装置208の左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cの各図柄表示領域に、「装飾1」→「装飾2」→「装飾3」→・・・・「装飾9」→「装飾10」→「装飾1」→・・・の順番で表示を切り替える「装飾図柄の変動表示」を行う。すなわち、装飾図柄表示装置208は、第1特図表示装置212および第2特図表示装置214とは別に、装飾図柄を変動表示するものである。そして、装飾図柄の組合せである停止図柄態様を停止表示する。
実質5R確変大当り(「特図B」)、5R通常大当り(「特図F」)、2R通常大当り(「特図e」)を報知する場合には、図柄表示領域208a〜208cに、「装飾3−装飾3−装飾3」及び「装飾7−装飾7−装飾7」以外の同じ数字の装飾図柄が3つ並んだ装飾図柄の組み合わせ(例えば、「装飾1−装飾1−装飾1」や「装飾4−装飾4−装飾4」等)を停止表示する。また、15R確変大当り(「特図A」及び「特図a」)を報知する場合には、図柄表示領域208a〜208cに、「装飾3−装飾3−装飾3」又は「装飾7−装飾7−装飾7」を停止表示する。さらに、15R−RUB、実質8R−RUB及び実質4R−RUBを報知する場合には、左図柄表示領域208a及び右図柄表示領域208cに同じ数字の装飾図柄であり、中図柄表示領域208bが殿様の装飾図柄である装飾図柄の組み合わせ(例えば、「装飾1−殿様−装飾1」や「装飾4−殿様−装飾4」等)を停止表示する。また、2Rの大当りである隠れ確変(「特図G」)、あるいは小当り(「特図H」)を報知する場合には、図柄表示領域208a〜208cに、「装飾1−装飾2−装飾3」といった装飾図柄の組合せを停止表示する。「装飾1−装飾2−装飾3」といった装飾図柄の組合せは、チャンス目と称することがある。また、「特図I」や「特図f」のハズレ図柄を報知する場合には、図柄表示領域208a〜208cに、これまで説明した装飾図柄の組合せ以外の装飾図柄の組合せ(例えば、ばらけ目)を停止表示する。
以下、装飾図柄表示装置208において、この「装飾図柄の変動表示」を開始してから装飾図柄の停止図柄態様を停止表示するまでの表示を装飾図柄の変動表示と称することがある。装飾図柄の変動表示は、第1副制御部400が制御することによって行われる。
図94(d)は普図の停止図柄態様の一例を示したものである。本実施形態の普図の停止表示態様には、当り図柄である「普図A」と、はずれ図柄である「普図B」の2種類がある。普図始動口228を球が通過したことを球検出センサであるゲートセンサが検出したことに基づいて、普図表示装置210は、7個のセグメントの全点灯と、中央の1個のセグメントの点灯を繰り返す「普図の変動表示」(普図変動遊技)を行う。そして、変動時間が経過した後に、当り図柄である「普図A」とはずれ図柄である「普図B」の内のいずれか一方の図柄を停止表示する。この図94(d)においても、図中の白抜きの部分が消灯するセグメントの場所を示し、黒塗りの部分が点灯するセグメントの場所を示している。
以下、この「普図の変動表示」を開始してから普図の停止図柄態様を停止表示するまでの表示を普図の変動表示と称することがある。
次に、図95を用いて、主制御部300のCPU304が実行する主制御部電源投入時処理について説明する。図95(a)は主制御部電源投入時処理のフローチャートであり、図95(b)は復帰起動処理のフローチャートであり、図95(c)は初期起動処理のフローチャートである。上述したように、主制御部300には、電源が投入されると起動信号(リセット信号)を出力する起動信号出力回路(リセット信号出力回路)340を設けている。この起動信号を入力した基本回路302のCPU304は、リセット割込によりリセットスタートしてROM306に予め記憶している制御プログラムに従って主制御部メイン処理を実行する。
まずステップS101では、スタックポインタ初期設定を行う。このスタックポインタ初期設定では、CPU304のスタックポインタ(SP)へのスタック初期値の設定(仮設定)を行う。
続いて、ステップS102では、低電圧信号がオンであるか否か、すなわち、電圧監視回路338が、電源制御部660から主制御部300に供給している電源の電圧値が所定の値(本例では9V)以上であるか否かを判定する。電源の電圧値が所定値未満である場合には(ステップS102:No)、電源の電圧値が所定値以上になるまでウエイトし、所定値以上となった場合には(ステップS102:Yes)、ステップS103に進む。
ステップS103では、内部レジスタ初期設定を行う。この内部レジスタ初期設定では、WDT314の起動や、RAM308のアクセス許可や、後述する主制御部タイマ割込処理の実行周期を決める数値をタイマ回路312の各レジスタへ設定する処理や、主制御部300と払出制御部600との間のシリアル通信の初期設定や、ハードウェア乱数の最大値設定等の処理を行った後にステップS104に進む。
ステップS104では、電源基板に設けたRAMクリアスイッチ180を遊技店の店員などが操作した場合に送信されるRAMクリア信号がオン(操作があったことを示す)であるか否かを判定する。すなわちRAMクリアが必要であるか否かを判定し、RAMクリア信号がオンの場合(RAMクリアが必要な場合)には(ステップS104:Yes)、基本回路302を初期状態にすべくステップS108に進み、後述する初期起動処理を実行する。一方、RAMクリア信号がオフの場合(RAMクリアが必要でない場合)には(ステップS104:No)、ステップS105に進む。
ステップS105では、RAM308に設けた電源ステータス記憶領域に記憶した電源ステータスの情報を読み出し、この電源ステータスの情報がサスペンドを示す情報であるか否かを判定する。そして、電源ステータスの情報がサスペンドを示す情報でない場合には(ステップS105:No)、基本回路302を初期状態にすべくステップS108に進み、後述する初期起動処理を実行する。一方、電源ステータスの情報がサスペンドを示す情報である場合には(ステップS105:Yes)、ステップS106に進む。
ステップS106では、RAM308の所定の領域(例えば全ての領域)に記憶している1バイトデータを初期値が0である1バイト構成のレジスタに全て加算することによりチェックサムを算出し、算出したチェックサムの結果が特定の値(例えば0)であるか否か(チェックサムの結果が正常であるか否か)を判定する。そして、チェックサムの結果が特定の値(例えば0)の場合(チェックサムの結果が正常である場合)には(ステップS106:Yes)、電断前の状態に復帰すべくステップS107に進み復帰起動処理を実行する。一方、チェックサムの結果が特定の値(例えば0)以外である場合(チェックサムの結果が異常である場合)には(ステップS106:No)、パチンコ機100を初期状態にすべくステップS108に進み、後述する初期起動処理を実行する。
ここで、図95(b)を参照して、復帰起動処理について説明する。復帰起動処理が開始されると、ステップS201では、復帰起動時の初期設定を行う。具体的には、電源ステータスの情報に「復帰起動」を示す情報を設定する処理や、磁気検知異常フラグをオフに設定する処理や、デバイスエラー(磁気検知や入賞異常等によるエラーのフラグ)をクリアする処理や、前回デバイスエラーステータスをクリアする処理や、セキュリティ信号用のデバイスエラーステータスをクリアする処理等を行う。
続いて、ステップS202では、ステップS201で初期設定を行った記憶領域以降のアドレスを、RAMクリアを開始するアドレスとして設定した後に、復帰起動処理を終了する。
その他、復帰起動処理では、例えば、電断時にRAM308に設けられたスタックポインタ退避領域に記憶しておいたスタックポインタの値を読み出し、スタックポインタに再設定(本設定)する。また、電断時にRAM308に設けられたレジスタ退避領域に記憶しておいた各レジスタの値を読み出し、各レジスタに再設定した後、割込許可の設定を行う。以降、CPU304が、再設定後のスタックポインタやレジスタに基づいて制御プログラムを実行する結果、パチンコ機100は電源断時の状態に復帰する。また、主制御部300のRAM308には、送信情報記憶領域が設けられており、この送信情報記憶領域に、復電コマンドをセットする。この復電コマンドは、電源断時の状態に復帰したことを表すコマンドであり、後述する、主制御部300のタイマ割込処理におけるサブコマンド送信処理において、第1副制御部400へ送信される。
次に、図95(c)を参照して、初期起動処理について説明する。初期起動処理が開始されると、ステップS301では、ソフト乱数の初期設定を行う。具体的には、特図や普図の抽選で使用されるソフト乱数の初期設定を行う。
続いて、ステップS302では、ステップS301で初期設定を行った記憶領域以降のアドレスを、RAMクリアを開始するアドレスとして設定した後に、初期起動処理を終了する。
その他、初期起動処理では、例えば、割込禁止の設定、スタックポインタへのスタック初期値の設定(本設定)等を行う。さらにここで、主制御部300のRAM308に設けられた送信情報記憶領域に正常復帰コマンドをセットする。この正常復帰コマンドは、主制御部300の初期起動処理が行われたことを表すコマンドであり、復電コマンドと同じく、主制御部300のタイマ割込処理におけるコマンド設定送信処理(ステップS405)において、第1副制御部400へ送信される。
図95(a)に示すように、復帰起動処理又は初期起動処理が実行された後、ステップSS109では、RAMクリア処理を行う。このRAMクリア処理では、上述したようにして設定されたRAMクリア開始アドレス以降のRAM308の記憶領域についてクリア(初期化)を行う。
続いて、ステップS110では、サブ制御関連起動設定を行う。このサブ制御関連起動設定では、第1副制御部400の起動待ちカウンタの設定等を行うとともに、本実施形態では、主制御部300から第1副制御部400にサブコマンドを3回送信する構成としているため、RAM308に記憶しているサブ制御コマンド連続送信カウンタの初期値を設定する処理等も行う。
ステップS111では、出力ポート設定を行う。この出力ポート設定では、図柄データ、発射位置指定信号、エラー状態信号、賞球信号、普図当り信号、普通電動役物(第2特図始動口232、電チュー)作動中信号、普図作動中信号、入賞容易状態信号、特図当り信号、特図小当り信号(但し、小当り搭載機種に限る)、特図変動中信号、特図変動時間短縮状態信号、特別電動役物(可変入賞口234、アタッカ)作動中信号、条件装置作動中信号、役物連続作動装置作動中信号、大入賞口ソレノイド信号、普通電動役物ソレノイド信号、図柄LEDデータ、外部端子板信号等が設定される出力ポートの設定等を行う。また、このステップS111の処理を終えた後は、主制御部メインループ処理に移行する。ここで、入賞容易状態とは、電サポ状態のことを示していてもよい。
次に、図96を用いて、主制御部300のCPU304が実行する主制御部メインループ処理について説明する。主制御部メインループ処理のフローチャートである。
主制御部300は、上述の主制御電源投入時処理の実行を終了すると、次に、この主制御部メインループ処理の実行を開始する主制御部メインループ処理のステップS401では、割込禁止の設定を行った後、ステップS402では、WDT314のカウンタの値をクリアし、WDT314による時間計測を再始動(リスタート)する。ステップS403では、基本乱数初期値更新処理を行う(ステップS403)。この基本乱数初期値更新処理では、特図決定用乱数カウンタの初期値や普図決定用乱数カウンタの初期値を生成するための初期値生成用乱数カウンタを更新する処理等を行う。初期値生成用乱数カウンタの更新は、例えば、基本乱数値として取り得る数値範囲が0〜20とすると、RAM308に設けた乱数カウンタ記憶領域から値を取得し、取得した値に1を加算してから元の乱数カウンタ記憶領域に記憶する。このとき、取得した値に1を加算した結果が21であれば0を元の乱数カウンタ記憶領域に記憶する。
ステップS404では、割込許可の設定を行った後、ステップS405では、サブコマンド送信処理を行う)。このサブコマンド送信処理では、第1副制御部400に送信すべきコマンドがあるか否かを確認し、送信すべきコマンドがある場合には当該コマンドを送信する処理等を行う。ステップS406では、その他判定乱数更新処理を行った後、ステップS407に進む。その他判定乱数更新処理では、特図変動時間判定用乱数と普図変動時間判定用乱数の更新等の処理を行う。
ステップS407では、電源制御部660から主制御部300に供給されている電源の電圧値が所定値(例えば、9V)以上であるか否かを判定し、所定値以上の場合には(ステップS407:Yes)、ステップS401に戻って主制御部メインループ処理を継続し、所定値未満の場合には(ステップS407:No)、ステップS408に進む。ステップS408では、電断処理を行う。この電断処理では、割込禁止に設定した後、電源ステータス情報を「サスペンド」に設定する。また、RAM308の所定の領域(例えば全ての領域)に記憶している1バイトデータを初期値が0である1バイト構成のレジスタに全て加算することによりチェックサムを算出してRAM308の所定の記憶領域に記憶する。その後、RAM308へのアクセスを禁止する設定を行った後に、HALT状態となる。
次に、図97を参照して、主制御部300のCPU304が実行する主制御部タイマ割込処理について説明する。図97は、主制御部タイマ割込処理のフローチャートである。
主制御部300は、所定の周期(本実施形態では約2msに1回)でタイマ割込信号を発生するタイマ回路312を備えており、このタイマ割込信号を契機として主制御部タイマ割込処理を所定の周期で開始する。ステップS501では、タイマ割込開始処理を行う。このタイマ割込処理では、CPU304の各レジスタの値をスタック領域に一時的に退避する処理等を行う。
ステップS502及びステップS503では、基本乱数初期値更新処理及び基本乱数更新処理を行う。これらの基本乱数初期値更新処理および基本乱数更新処理では、上記ステップS403で行った初期値生成用乱数カウンタの値の更新を行い、次に主制御部300で使用する、特図決定用乱数カウンタ、特図変動時間決定用乱数カウンタ、および普図変動期間決定用乱数カウンタを更新する。例えば、ある乱数値として取り得る数値範囲が0〜100とすると、RAM308に設けたその乱数値を生成するための乱数カウンタ記憶領域から値を取得し、取得した値に1を加算してから元の乱数カウンタ記憶領域に記憶する。このとき、取得した値に1を加算した結果が101であれば0を元の乱数カウンタ記憶領域に記憶する。また、取得した値に1を加算した結果、乱数カウンタが一周していると判定した場合にはそれぞれの乱数カウンタに対応する初期値生成用乱数カウンタの値を取得し、乱数カウンタの記憶領域にセットする。例えば、0〜100の数値範囲で変動する乱数カウンタから値を取得し、取得した値に1を加算した結果が、RAM308に設けた所定の初期値記憶領域に記憶している前回設定した初期値と等しい値(例えば7)である場合に、その乱数カウンタに対応する初期値生成用乱数カウンタから値を初期値として取得し、その乱数カウンタにセットすると共に、その乱数カウンタが次に1周したことを判定するために、今回設定した初期値を上述の初期値記憶領域に記憶しておく。なお、本実施形態において、特図1の乱数値を取得するためのカウンタと特図2の乱数値を取得するためのカウンタとを別に設けるようにしてもよい。
ステップS504では、割込機能限定中か否か(第1副制御部400が起動しているか否か)を判定し、割込機能限定中の場合(第1副制御部400が起動していない場合)には(ステップS504:Yes)、ステップS519に進み、割込機能限定中ではない場合(第1副制御部400が起動している場合)には(ステップS504:No)、ステップS505に進む。ここで、割込機能限定中とは、電源投入時処理のステップS110で設定された第1副制御部400の起動待ちカウンタが0になっていないことであり、すなわち、ステップS504において、第1副制御部400の起動待ちカウンタが0になっていると判定した場合には、第1副制御部400が起動したと判断して、ステップS505に進む。なお、第1副制御部400と双方向通信可能に構成されている場合には、第1副制御部400に起動しているか否かを確認するためのコマンドを送信し、第1副制御部400から確認コマンドの返信があれば第1副制御部400が起動したと判断するようにしてもよい。ステップS505では、特定のエラー(本実施形態では、磁気検知エラー)の発生中であるか否かを判定し、特定のエラーの発生中の場合には(ステップS505:Yes)、ステップS520に進み、特定のエラーの発生中ではない場合には(ステップS505:No)、ステップS506に進む。
ステップS506では、タイマ更新処理を行う。このタイマ更新処理では、普図表示装置210に図柄を変動・停止表示する時間を計時するための普図表示図柄更新タイマ、第1特図表示装置212に図柄を変動・停止表示する時間を計時するための特図1表示図柄更新タイマ、第2特図表示装置214に図柄を変動・停止表示する時間を計時するための特図2表示図柄更新タイマ、所定の入賞演出時間、所定の開放期間、所定の閉鎖時間、所定の終了演出期間などを計時するためのタイマなどを含む各種タイマを更新する。
ステップS507では、入力ポート状態更新等処理を行う。この入力ポート状態更新等処理では、I/O310の入力ポートを介して、特図始動口(第1特図始動口230、第2特図始動口232)、普図始動口228、アウト口240、可変入賞口(アタッカ)234、入賞口(一般入賞口226)などのスイッチに関する信号の入力の有無を監視し、RAM308に設けた信号状態記憶領域に記憶する。
球検出センサの検出信号を例にして説明すれば、前々回のタイマ割込処理(約4ms前)で検出した各々の球検出センサの検出信号の有無の情報を、RAM308に各々の球検出センサごとに区画して設けた前回検出信号記憶領域から読み出し、この情報をRAM308に各々の球検出センサごとに区画して設けた前々回検出信号記憶領域に記憶し、前回のタイマ割込処理(約2ms前)で検出した各々の球検出センサの検出信号の有無の情報を、RAM308に各々の球検出センサごとに区画して設けた今回検出信号記憶領域から読み出し、この情報を上述の前回検出信号記憶領域に記憶する。また、今回検出した各々の球検出センサの検出信号を、上述の今回検出信号記憶領域に記憶する。また、始動口、入賞口への入賞が異常であると判定した場合には、当該入賞は無効であるとして信号状態記憶領域に記憶した情報を消去する。
また、ステップS508では、入賞口入賞処理を行う。この入賞口入賞処理では、上述の前々回検出信号記憶領域、前回検出信号記憶領域、および今回検出信号記領域の各記憶領域に記憶した各々の球検出センサの検出信号の有無の情報を比較し、各々の球検出センサにおける過去3回分の検出信号の有無の情報が入賞判定パターン情報と一致するか否かを判定する。
一個の遊技球が一つの球検出センサを通過する間に、約2msという非常に短い間隔で起動を繰り返すこの主制御部タイマ割込処理は何回か起動する。このため、主制御部タイマ割込処理が起動する度に、上述のステップS507では、同じ遊技球が同じ球検出センサを通過したことを表す検出信号を確認することになる。この結果、上述の前々回検出信号記憶領域、前回検出信号記憶領域、および今回検出信号記領域それぞれに、同じ遊技球が同じ球検出センサを通過したことを表す検出信号が記憶される。すなわち、遊技球が球検出センサを通過し始めたときには、前々回検出信号無し、前回検出信号有り、今回検出信号有りになる。本実施形態では、球検出センサの誤検出やノイズを考慮して、検出信号が入力されてから所定時間(例えば100μs)継続して検出ありとなった場合には、入賞があったと判定する。なお、検出信号無しの後に検出信号が連続して2回記憶されている場合には、入賞があったと判定するようにしてもよい。
主制御部300のROM306には、入賞判定パターン情報(本実施形態では、前々回検出信号無し、前回検出信号有り、今回検出信号有りであることを示す情報)が記憶されている。このステップS507では、各々の球検出センサにおいて過去3回分の検出信号の有無の情報が、予め定めた入賞判定パターン情報(本実施形態では、前々回検出信号無し、前回検出信号有り、今回検出信号有りであることを示す情報)と一致した場合に、一般入賞口226、可変入賞口234、第1特図始動口230、および第2特図始動口232への入球、または普図始動口228の通過があったと判定する。すなわち、これらの入賞口226、234やこれらの始動口230、232、228への入賞があったと判定する。
例えば、一般入賞口226への入球を検出する一般入賞口センサにおいて過去3回分の検出信号の有無の情報が上述の入賞判定パターン情報と一致した場合には、一般入賞口226へ入賞があったと判定し、以降の一般入賞口226への入賞に伴う処理を行うが、過去3回分の検出信号の有無の情報が上述の入賞判定パターン情報と一致しなかった場合には、以降の一般入賞口226への入賞に伴う処理を行わずに後続の処理に分岐する。
なお、主制御部300のROM306には、入賞判定クリアパターン情報(本実施形態では、前々回検出信号有り、前回検出信号無し、今回検出信号無しであることを示す情報)が記憶されている。入賞が一度あったと判定した後は、各々の球検出センサにおいて過去3回分の検出信号の有無の情報が、その入賞判定クリアパターン情報に一致するまで入賞があったとは判定せず、入賞判定クリアパターン情報に一致すれば、次からは上記入賞判定パターン情報に一致するか否かの判定を行う。
また、ステップS508の入賞口入賞処理では、入賞口カウンタ更新処理も行う。この入賞口カウンタ更新処理では、入賞口226、可変入賞口234、特図1始動口230、特図2始動口232への入賞があった場合に、RAM308に各入賞口ごと、あるいは各始動口ごとに設けた賞球数記憶領域の値を読み出し、1を加算して、元の賞球数記憶領域に設定する。
また、ステップS508の入賞口入賞処理では、入賞受付処理も行う。この入賞受付処理では、第1特図始動口230、第2特図始動口232、普図始動口228および可変入賞口234への入賞があったか否かを、入賞判定パターン情報と一致するか否かの判定結果を用いて判定する。第1特図始動口230へ入賞があった場合且つRAM308に設けた対応する保留数記憶領域が満タンでない場合、カウンタ回路318の当選用カウンタ値記憶用レジスタから値を特図1当選乱数値として取得するとともに特図1乱数値生成用の乱数カウンタから値を特図1乱数値として取得して対応する乱数値記憶領域に格納する。
また、第2特図始動口232へ入賞があった場合且つRAM308に設けた対応する保留数記憶領域が満タンでない場合、カウンタ回路318の当選用カウンタ値記憶用レジスタから値を特図2当選乱数値として取得するとともに特図2乱数値生成用の乱数カウンタから値を特図2乱数値として取得して対応する乱数値記憶領域に格納する。普図始動口228へ入賞があった場合且つRAM308に設けた対応する保留数記憶領域が満タンでない場合、普図当選乱数値生成用の乱数カウンタから値を普図当選乱数値として取得して対応する乱数値記憶領域に格納する。可変入賞口234へ入賞があった場合には、可変入賞口用の入賞記憶領域に、可変入賞口234に球が入球したことを示す情報を格納する。なお、特図の乱数が取得された場合は、特図先読み処理(当否判定、図柄、変動時間の先読み抽選)も行う。特図先読み処理については詳しくは後述する。
ステップS509では、入賞関連エラーチェック処理を行う。この入賞関連エラーチェック処理では、入賞関連の異常を確認・監視し、処理の結果に応じて異常を設定する処理などを行う。なお、スイッチによっては、異常を検出しないものもあってもよい。ステップS510では、アウトスイッチ入力更新処理を行う。このアウトスイッチ入力更新処理では、アウト口240に設けられたセンサを通過した遊技球の数を検出し、更新する処理などを行う。このアウトスイッチの入力結果は、主に演出に使用される。
ステップS511では、シリアルコマンド管理処理を行う。このシリアルコマンド管理処理では、払出制御部600からのコマンドを受信する処理や、払出制御部600にコマンドを送信する処理などを行う。なお、主制御部300が払出制御部600に送信するコマンドとしては、電源投入後の第1副制御部400の起動待ち時間の経過後に送信される通信確認コマンド(払出制御部600との通信状態の確認、主制御部300の起動方法(初期起動、復帰起動)を通知するコマンド)や、指定賞球分の遊技球の払出しを指示する賞球数コマンドなどがある。
また、主制御部300が払出制御部600から受信するコマンドとしては、通信確認戻りコマンド(主制御部300からのコマンドを払出制御部600が受信したことを示す応答用コマンド)や、試射試験信号用のコマンド(賞球信号出力要求)や、払出系エラーの発生状況(エラーなしを含む)の情報を含むコマンドや、賞球払出動作状態コマンド(賞球の払出の動作中/非動作中を示すコマンドや、払出中であることを示す表示(LEDなど点灯・非点灯)を第1副制御部400に指示する)がある。
次いで、ステップS512では、特図1および特図2についての特図状態更新処理を行う。特図状態更新処理は、特図の処理状態に応じて次の8つの処理のうちの1つの処理を実行する。特図状態更新処理については、図98を参照して後述する。
ステップS513では、普図状態更新処理を行う。この普図状態更新処理は、普図の状態に対応する複数の処理のうちの1つの処理を行う。例えば、普図変動表示の途中(上述する普図表示図柄更新タイマの値が1以上)における普図状態更新処理では、普通図柄表示装置210を構成する7セグメントLEDの点灯と消灯を繰り返す点灯・消灯駆動制御を行う。この制御を行うことで、普通図柄表示装置210は普図の変動表示(普図変動遊技)を行う。
また、普図変動表示時間が経過したタイミング(普図表示図柄更新タイマの値が1から0になったタイミング)における普図状態更新処理では、当りフラグがオンの場合には、当たり図柄の表示態様となるように普通図柄表示装置210を構成する7セグメントLEDの点灯・消灯駆動制御を行い、当りフラグがオフの場合には、外れ図柄の表示態様となるように普通図柄表示装置210を構成する7セグメントLEDの点灯・消灯駆動制御を行う。
また、主制御部300のRAM308には、普図状態更新処理に限らず各種の処理において各種の設定を行う設定領域が用意されている。ここでは、上記点灯・消灯駆動制御を行うとともに、その設定領域に普図停止表示中であることを示す設定を行う。この制御を行うことで、普通図柄表示装置210は、当り図柄および外れ図柄のうちいずれか一方の図柄の確定表示を行う。さらにその後、所定の停止表示期間(例えば500msの間)、その表示を維持するためにRAM308に設けた普図停止時間管理用タイマの記憶領域に停止期間を示す情報を設定する。この設定により、確定表示された図柄が所定期間停止表示され、普図変動遊技の結果が遊技者に報知される。
また、普図変動遊技の結果が当りであれば、後述するように、普図当りフラグがオンされる。この普図当りフラグがオンの場合には、所定の停止表示期間が終了したタイミング(普図停止時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)における普図状態更新処理では、RAM308の設定領域に普図作動中を設定するとともに、所定の開放期間(例えば2秒間)、第2特図始動口232の羽根部材2321の開閉駆動用のソレノイド(332)に、羽根部材2321を開放状態に保持する信号を出力するとともに、RAM308に設けた羽根開放時間管理用タイマの記憶領域に開放期間を示す情報を設定する。
また、所定の開放期間が終了したタイミング(羽根開放時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する普図状態更新処理では、所定の閉鎖期間(例えば500m秒間)、羽根部材2321の開閉駆動用のソレノイド332に、羽根部材2321を閉鎖状態に保持する信号を出力するとともに、RAM308に設けた羽根閉鎖時間管理用タイマの記憶領域に閉鎖期間を示す情報を設定する。
また、所定の閉鎖期間が終了したタイミング(羽根閉鎖時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する普図状態更新処理では、RAM308の設定領域に普図非作動中を設定する。さらに、普図変動遊技の結果が外れであれば、後述するように、普図外れフラグがオンされる。この普図外れフラグがオンの場合には、上述した所定の停止表示期間が終了したタイミング(普図停止時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)における普図状態更新処理でも、RAM308の設定領域に普図非作動中を設定する。普図非作動中の場合における普図状態更新処理では、何もせずに次のステップS514に移行するようにしている。
また、ステップS513では、普図関連抽選処理も行う。この普図関連抽選処理では、普図変動遊技および第2特図始動口232の開閉制御を行っておらず(普図の状態が非作動中)、且つ、保留している普図変動遊技の数が1以上である場合に、上述の乱数値記憶領域に記憶している普図当選乱数値に基づいた乱数抽選により普図変動遊技の結果を当選とするか、不当選とするかを決定する当り判定をおこない、当選とする場合にはRAM308に設けた当りフラグにオンを設定する。不当選の場合には、当りフラグにオフを設定する。また、当り判定の結果に関わらず、次に上述の普図タイマ乱数値生成用の乱数カウンタの値を普図タイマ乱数値として取得し、取得した普図タイマ乱数値に基づいて複数の変動時間のうちから普図表示装置210に普図を変動表示する時間を1つ選択し、この変動表示時間を、普図変動表示時間として、RAM308に設けた普図変動時間記憶領域に記憶する。なお、保留している普図変動遊技の数は、RAM308に設けた普図保留数記憶領域に記憶するようにしており、当り判定をするたびに、保留している普図変動遊技の数から1を減算した値を、この普図保留数記憶領域に記憶し直すようにしている。また当り判定に使用した乱数値を消去する。
ステップS514では、デバイス監視処理を行う。このデバイス監視処理では、ステップS507において信号状態記憶領域に記憶した各種センサの信号状態を読み出して、所定のエラーの有無を監視し、所定のエラーを検出した場合に、第1副制御部400に送信すべき送信情報に、エラーの有無を示すデバイス情報を設定する。また、各種ソレノイド332を駆動して第2特図始動口232や、可変入賞口234の開閉を制御したり、表示回路324、326、330を介して普通図柄表示装置210、第1特別図柄表示装置212、第2特別図柄表示装置214、各種状態表示部328などに出力する表示データを、I/O310の出力ポートに設定する。
ステップS515では、外部出力信号管理処理を行う。この外部出力信号管理処理では、外部端子板信号を送信する準備を行う処理などを行う。ステップS516では、サブコマンド管理処理を行う。このサブコマンド管理処理では、各種のコマンドを第1副制御部400に送信する準備を行う。なお、第1副制御部400に送信する出力予定情報(サブコマンド)は、例えば16ビットで構成しており、ビット15はストローブ情報(オンの場合、データをセットしていることを示す)、ビット11〜14はコマンド種別(本実施形態では、基本コマンド、図柄変動開始コマンド、図柄変動停止コマンド、入賞演出開始コマンド、終了演出開始コマンド、大当り開始コマンド、大当りラウンド数指定コマンド、復電コマンド、RAMクリアコマンドなどコマンドの種類を特定可能な情報)、ビット0〜10はコマンドデータ(コマンド種別に対応する所定の情報)で構成している。
具体的には、ストローブ情報は上述のコマンド送信処理でオン、オフするようにしている。また、コマンド種別が図柄変動開始コマンドの場合であればコマンドデータに、15R大当りフラグの値、特図確率変動フラグの値、特図関連抽選処理で選択したタイマ番号などを示す情報を含み、図柄変動停止コマンドの場合であれば、15R大当りフラグの値、特図確率変動フラグの値などを含み、入賞演出コマンドおよび終了演出開始コマンドの場合であれば、特図確率変動フラグの値などを含み、大当りラウンド数指定コマンドの場合であれば特図確率変動フラグの値、大当りラウンド数などを含むようにしている。コマンド種別が基本コマンドを示す場合は、コマンドデータにデバイス情報、第1特図始動口230への入賞の有無、第2特図始動口232への入賞の有無、可変入賞口234への入賞の有無などを含む。本実施形態では、可変入賞口234への入賞があった場合には、大入賞口入賞コマンドが設定される。
また、上述の回転開始設定送信処理では、コマンドデータにRAM308に記憶している、15R大当りフラグの値、特図確率変動フラグの値、特図1関連抽選処理および特図2関連抽選処理で選択したタイマ番号、保留している第1特図変動遊技または第2特図変動遊技の数などを示す情報を設定する。上述の回転停止設定送信処理では、コマンドデータにRAM308に記憶している、15R大当りフラグの値、特図確率変動フラグの値などを示す情報を設定する。上述の入賞演出設定送信処理では、コマンドデータに、RAM308に記憶している、入賞演出期間中に装飾図柄表示装置208・遊技盤用ランプ442・遊技台枠用ランプ452・スピーカ120に出力する演出制御情報、特図確率変動フラグの値、保留している第1特図変動遊技または第2特図変動遊技の数などを示す情報を設定する。
また、上述の終了演出設定送信処理では、コマンドデータに、RAM308に記憶している、演出待機期間中に装飾図柄表示装置208・遊技盤用ランプ442・遊技台枠用ランプ452・スピーカ120に出力する演出制御情報、特図確率変動フラグの値、保留している第1特図変動遊技または第2特図変動遊技の数などを示す情報を設定する。上述の大入賞口開放設定送信処理では、コマンドデータにRAM308に記憶している大当りラウンド数、特図確率変動フラグの値、保留している第1特図変動遊技または第2特図変動遊技の数などを示す情報を設定する。上述の大入賞口閉鎖設定送信処理では、コマンドデータにRAM308に記憶している大当りラウンド数、特図確率変動フラグの値、保留している第1特図変動遊技または第2特図変動遊技の数などを示す情報を設定する。また、このステップS516では一般コマンド特図保留増加処理も行われる。この一般コマンド特図保留増加処理では、コマンドデータにRAM308の送信用情報記憶領域に記憶している特図識別情報(特図1または特図2を示す情報)、予告情報(事前予告情報、偽事前予告情報、または事前予告無情報のいずれか)を設定する。
第1副制御部400では、受信した出力予定情報に含まれるコマンド種別により、主制御部300における遊技制御の変化に応じた演出制御の決定が可能になるとともに、出力予定情報に含まれているコマンドデータの情報に基づいて、演出制御内容を決定することができるようになる。
ステップS517では、表示器表示設定処理を行う。この表示器表示設定処理では、普図および特図の「保留球数、図柄組合せ」、状態(電サポ中、または非電サポ中)、右打ち状態などの表示(LEDの点灯パターン)について、出力するデータを設定する処理などを行う。ステップS518では、出力管理処理を行う。この出力管理処理では、各処理で設定された制御信号をソレノイドやLEDに出力する処理や、準備されたコマンドを第1副制御部400や払出制御部600に向けて送信する処理などを行う。
ステップS519では、サブ制御起動待ちウエイト処理を行う。このサブ制御起動待ちウエイト処理では、第1副制御部400が起動して通信可能状態になるのを待つために、サブ制御の起動待ちカウンタを1つ減算し、この起動待ちカウンタが0になった場合は、所定のコマンドを送信する準備を行う。なお、所定のコマンドとしては、電源投入コマンドや、払出制御部600に関するコマンドのうちのいずれか1以上のコマンド(例えば、全エラー解除状態であることを示すコマンド、下皿満タンエラーが発生状態であることを示すコマンド、払出球数不足エラーが発生状態であることを示すエラー、主制御通信エラーコマンド(払出制御部600との通信が異常状態であることを示すコマンド)、CRユニット未接続エラーが発生状態であることを示すコマンド、発射位置コマンド(状態に応じて発射位置を報知するためのコマンド)などがある。
ステップS520では、タイマ割込終了処理を行う。このタイマ割込終了処理では、ステップS501で一時的に退避した各レジスタの値を元の各レジスタに設定したり、割込許可の設定などを行い、その後、主制御部メインループ処理に復帰する。
次に、図98を参照して、主制御部タイマ割込処理における特図状態更新処理(ステップS512)について説明する。図98は、特図状態更新処理のフローチャートである。
ステップS601では、特図処理状態アドレスの取得・保存を行い、次のステップS602では、RAM308に記憶している特図処理状態が示す値に応じた処理を実行する。具体的には、ここでは、特図処理状態が示す値に基づいて、後述する、図99(a)に示す特図関連抽選処理、図100に示す図柄変動中処理、図101に示す特図表示確定ウエイト処理、図102(a)に示す当り開始ウエイト処理、図103に示す特電役作動処理、図106に示す特電役残存球検出処理、図107に示す特電役作動終了処理、図108に示す当り終了表示ウエイト処理、のいずれかの処理を実行する。
ステップS603では、入賞容易ステータスをONに設定する。また、ステップS604では、特図処理状態の状態変化を判定し、次のステップS605では、特図処理状態の状態変化(特図処理状態が示す値の変化)の有無を判定し、特図処理状態の状態変化が無かった場合(特図処理状態が示す値が変化していない場合)には(ステップS605:No)、特図状態更新処理を終了し、特図処理状態の状態変化があった場合(特図処理状態が示す値が変化している場合)には(ステップS605:Yes)、ステップS606に進む。
ステップS606では、特図処理状態が「変動待ち状態」に設定されているか否かを判定し、該当する場合には(ステップS606:Yes)、ステップS608に進み、該当しない場合には(ステップS606:No)、ステップS607に進む。ステップS607では、特図処理状態が「当り開始表示ウエイト状態」に設定されているか否かを判定し、該当する場合には(ステップS607:Yes)、ステップS608に進み、該当しない場合には(ステップS607:No)、特図状態更新処理を終了する。
ステップS608では、サブコマンドの送信要求を設定(本実施形態では、特図および普図の遊技状態を含む遊技状態コマンドの送信要求を設定した後に、右打ち状態か否かの情報を含む発射位置コマンドの送信要求を設定)した後に特図状態更新処理を終了する。なお、サブコマンドの送信要求の順番は、本例に限定されず、送信要求の順番を逆にしてもよいし、一の処理で複数のコマンドの送信要求を一度にまとめて行ってもよい。
続いて、図99(a)を参照して特図状態更新処理について説明する。図99(a)は、特図状態更新処理において実行される特図関連抽選処理のフローチャートである。
この特図関連抽選処理は、特図状態更新処理のステップS602において、特図処理状態に設定されている情報が「変動待ち状態」を示している場合に呼び出されて実行される処理である。
特図関連抽選処理のステップS701では、RAM308に記憶している特図2保留球数を取得し、次のステップS702では、取得した特図2保留球数が0か否かを判定し、0の場合(特図2変動遊技の保留が無い場合)には(ステップS702:Yes)、ステップS703に進み、0以外の場合(特図2変動遊技の保留が有る場合)には(ステップS702:No)、特図2に関する処理を実行すべく、ステップS705に進む。
ステップS703では、RAM308に記憶している特図1保留球数を取得し、次のステップS704では、取得した特図1保留球数が0か否かを判定し、0の場合(特図1変動遊技の保留が無い場合)には(ステップS704:Yes)、特図関連抽選処理を終了し、0以外の場合(特図1変動遊技の保留が有る場合)には(ステップS704:No)、特図1に関する処理を実行すべく、ステップS705に進む。
ステップS705では、特図2に関する処理を実行する場合には、RAM308に記憶している特図2保留球数の値を1つ減算し、特図1に関する処理を実行する場合には、RAM308に記憶している特図1保留球数の値を1つ減算する。ステップS706では、特図乱数移行処理を実行する。この特図乱数移行処理では、特図2に関する処理を実行する場合には、特図2の保留2〜4に対応する乱数記憶領域に記憶している乱数値を、特図2の保留1〜3に対応する乱数記憶領域にシフトするとともに、特図2の保留4に対応する乱数記憶領域をクリアし、特図1に関する処理を実行する場合には、特図1の保留2〜4に対応する乱数記憶領域に記憶している乱数値を、特図1の保留1〜3に対応する乱数記憶領域にシフトするとともに、特図1の保留4に対応する乱数記憶領域をクリアする。このように、本実施形態における遊技台(パチンコ機)は、特図2優先変動機である。また、特図2及び特図1はそれぞれ4つまで保留を記憶することができる。
ステップS707では、特図当り抽選処理を行う。詳細は後述するが、この特図当り抽選処理では、特図2変動遊技(または、特図1変動遊技)の当否判定などを行う。ステップS708では、表示図柄抽選処理を行う。この表示図柄抽選処理では、特図2図柄決定用テーブル(または、特図1図柄決定用テーブル)を参照し、ステップS707の特図当り抽選処理の結果と乱数値に基づいて、第2特図表示装置214(または、第1特図表示装置212)に停止表示する特図表示図柄データの抽選を行う。
図110(a)は特図1図柄決定用テーブルの一例を示した図であり、図110(b)は特図2図柄決定用テーブルの一例を示した図である。ステップS708の表示図柄抽選処理において特図1の表示図柄データを決定する場合には、図110(a)に示す特図1図柄決定用テーブルを参照し、ステップS707の特図当り抽選処理による特図1の当否結果と、乱数値の数値範囲に基づいて、特図1の表示図柄データを選択する。本実施形態では、特図1の当否結果が大当りの場合には、特図A〜特図Gのうちからいずれか一つが選択され、特図1の当否判定結果が小当りの場合には、特図Hが選択され、特図1の当否結果がハズレの場合には、特図Iが選択される。
また、ステップS708の表示図柄抽選処理において特図2の表示図柄データを決定する場合には、図110(b)に示す特図2図柄決定用テーブルを参照し、ステップS707の特図当り抽選処理による特図2の当否結果と、乱数値の数値範囲に基づいて、特図2の表示図柄データを抽選する。本実施形態では、特図2の当否結果が大当りの場合には、特図a〜特図eのうちからいずれか一つが選択され、特図2の当否結果がハズレの場合には、特図fが選択される。表示される図柄が決定された後、特図表示装置に表示される図柄データを設定する。ここで設定された図柄データは、主制御部タイマ割込処理内の表示器表示設定処理(ステップS517)にて再度取得され、特図表示装置へ表示させる制御が行われる。図柄データが設定された後、決定した図柄(図柄種別情報)を判定し、ハズレであれば本処理は終了する。
決定した図柄(図柄種別情報)が大当りまたは小当りの図柄の場合、当り終了に設定されるデータを設定する処理(当り終了後データ設定処理)が行われる。当り終了後データ設定処理は、抽選によって決定された図柄に応じて、当り後に設定される遊技状態を設定する処理である。
図99(a)に戻って、ステップS709では、特図変動時間抽選処理を行う。この特図変動時間抽選処理では、不図示の変動時間テーブルを参照し、ステップS707の特図当り抽選処理による特図2(または、特図1)の当否結果と、乱数値の数値範囲に基づいて、特図変動時間のタイマを選択した後、特図関連抽選処理を終了する。
<特図当り抽選処理>
次に、図99(b)を参照して、特図当り抽選処理(ステップS707)について説明する。図99(b)は、特図関連抽選処理における特図当り抽選処理(ステップS707)のフローチャートである。
この特図当り抽選処理のステップS801では、当否判定用テーブルを参照し、特図当り抽選を行う。本実施形態では、特図1及び特図2のいずれも同じ当否判定用テーブルを用いて特図当り抽選を行うようにしたが、特図1と特図2とで別々の当否判定用テーブルを用意するようにしてもよい。
図109(a)は、当否判定用高確率テーブルの一例を示した図であり、図109(b)は、当否判定用低確率テーブルの一例を示した図である。ステップS801の特図当り抽選処理において特図1の当否判定を行う場合には、特図高確率状態である場合には、図109(a)に示す当否判定用高確率テーブルを参照し、特図低確率状態である場合には、図109(b)に示す当否判定用低確率テーブルを参照する。そして、参照した当否判定用テーブルの示す数値範囲と取得した乱数値とに基づいて、特図1変動遊技の当否判定結果を選択する。本実施形態では、特図1変動遊技の場合には、当否判定結果として大当り、小当り又はハズレが選択される。
また、ステップS801の特図当り抽選処理において特図2の当否判定を行う場合も同様に、特図高確率状態である場合には、図109(a)に示す当否判定用高確率テーブルを参照し、特図低確率状態である場合には、図109(b)に示す当否判定用低確率テーブルを参照する。そして、参照した当否判定用テーブルの示す数値範囲と取得した乱数値とに基づいて、特図2変動遊技の当否判定結果を選択する。本実施形態では、特図2変動遊技の場合には、当否判定結果として大当り又はハズレが選択される。
図99(b)に戻って、ステップS802では、ステップS801の特図当り抽選の当否判定結果(抽選結果)が「大当り」以外かどうかを判定し、「大当り」以外の場合には(ステップS802:Yes)、ステップS803に進み、「大当り」の場合には(ステップS802:No)、ステップS804に進む。ステップS803では、小当り判定用テーブルを用いて、特図小当り抽選処理を行う。
図109(c)は、小当り判定用テーブルの一例を示した図である。ステップS803の特図小当り抽選処理では、図109(c)に示す小当り判定用テーブルを参照し、参照した小当り判定用テーブルの示す数値範囲と取得した乱数値とに基づいて、特図小当り抽選の当否判定結果を選択する。本実施形態では、特図当り抽選の当否判定結果(抽選結果)が特図1の場合には、当否判定結果として2000/65536の確率で小当りが選択され、63536/65536の確率でハズレが選択されるが、特図当り抽選の当否判定結果(抽選結果)が特図2の場合には、小当りが選択されることはない。
図99(b)に戻って、ステップS804では、ステップS801の特図当り抽選の当否判定結果(抽選結果)やステップS803の特図小当り抽選の当否判定結果(抽選結果)に基づいて、RAM308に記憶している当否判定種別に、「大当り」、「小当り」及び「ハズレ」のうちのいずれかの情報を設定する。次のステップS805では、特図処理状態に「特図変動中」を示す情報を設定する。これにより、次回の特図状態更新処理のステップS602では、図100に示す図柄変動中処理が呼び出されて実行される。
ステップS806では、RAM308に記憶している特図判定乱数の値をクリアし、次のステップS807では、サブコマンド(特図変動開始コマンド)の送信要求を設定し、次のステップS808では、特図2(または特図1)の変動中であることを示す基本信号情報(試験用)を設定した後に、特図当り抽選処理を終了する。
次に、図100を参照して、特図状態更新処理において実行される図柄変動中処理について説明する。図100は、特図状態更新処理において実行される図柄変動中処理のフローチャートである。この図柄変動中処理は、特図状態更新処理のステップ602において、特図処理状態に設定されている情報が「特図変動中」を示している場合に呼び出されて実行される処理である。
図柄変動中処理のステップS901では、RAM308に記憶している特図作動種別(特図1又は特図2)を取得し、この特図作動種別に応じて、更新対象のRAMのアドレスを算出する。
ステップS902では、ステップS901で算出したアドレス先を参照することで、特図関連抽選処理のステップS709で設定した特図変動時間のタイマを取得し、この特図変動時間のタイマが0であるか否かを判定する。判定の結果、特図変動時間のタイマが0の場合(設定した特図変動時間が経過した場合)には(ステップS902:Yes)、ステップS905に進み、0でない場合(設定した特図変動時間が経過していない場合)には(ステップS902:No)、ステップS903に進む。ステップS903では、特図表示図柄の更新タイミングでないかどうかを判定し、更新タイミングでない場合には(ステップS903:Yes)、図柄変動中処理を終了し、更新タイミングの場合には(ステップS903:No)、ステップS904に進む。ステップS904では、特図表示図柄データの更新を行った後に、図柄変動中処理を終了する。
この特図表示図柄データの更新処理により、特図1の場合には、第1特図表示装置212を用いて、7個のセグメントの全点灯と、中央の1個のセグメントの点灯を繰り返す「特図1の変動表示」が行われ、特図2の場合には、第2特別図柄表示装置214を用いて、7個のセグメントの全点灯と、中央の1個のセグメントの点灯を繰り返す「特図2の変動表示」が行われる。
ステップS905では、特図関連抽選処理のステップS708で選択した特図表示図柄データを取得して設定し、次のステップS906では、特図処理状態に「特図表示ウエイト状態」を示す情報を設定する。これにより、次回の特図状態更新処理のステップS602では、図101に示す特図表示確定ウエイト処理が呼び出されて実行される。
ステップS907では、表示図柄更新データをクリアし、次のステップS908では、特図2(または特図1)の変動停止中であることを示す基本信号情報(試験用)を設定し、次のステップS909では、RAM308に記憶している図柄確定回数情報信号をONに設定することで、外部端子板349から図柄確定回数情報信号を出力する。
ステップS910では、サブコマンド(特図変動停止コマンド)の送信要求を設定し、次のステップS911では、RAM308に記憶している図柄種別情報(図94(a)に示す特図1の図柄、または図94(b)に示す特図2の図柄のいずれか)を取得し、この図柄種別情報に基づいて、特図の停止表示を維持する時間を示す特図表示確定タイマを設定した後に、図柄変動中処理を終了する。
次に、図101を参照して、特図状態更新処理において実行される特図表示確定ウエイト処理について説明する。図101は、特図状態更新処理において実行される特図表示確定ウエイト処理のフローチャートである。この特図表示確定ウエイト処理は、特図状態更新処理のステップS602において、特図処理状態に設定されている情報が「特図表示ウエイト状態」を示している場合に呼び出されて実行される処理である。
特図表示確定ウエイト処理のステップS1001では、図柄変動中処理のステップS911で設定した特図表示確定タイマが0よりも大きいか否かを判定し、0よりも大きい場合(特図表示確定時間が経過していない場合)には(ステップS1001:Yes)、特図表示確定ウエイト処理を終了し、そうでない場合(特図表示確定時間が経過した場合)には(ステップS1001:No)、ステップS1002に進む。
ステップS1002では、図柄変動中処理のステップS909で設定した図柄確定回数情報信号をクリアし(OFFに設定し)、次のステップS1003では、図柄停止時の特図変動時間短縮ステータス(特図変動遊技の状態(本実施形態では、通常遊技状態、確変遊技状態及び時短遊技状態のいずれかの遊技状態)を示すステータス)を、後述する保存特図変動時間短縮ステータスとしてRAM308に保存する。
ステップS1004では、特図関連抽選処理のステップS804で設定した当否判定種別を取得し、次のステップS1005では、取得した当否判定種別が「大当り」であるか否かを判定する。この判定の結果、当否判定種別が「大当り」の場合には(ステップS1005:Yes)、ステップS1010に進み、当否判定種別が「大当り」以外の場合には(ステップS1005:No)、ステップS1006に進み、RAM308に記憶している特図の時短回数を更新(時短回数を1つ減算)する。
ステップS1007では、特図関連抽選処理のステップS804で設定した当否判定種別を取得し、次のステップS1008では、取得した当否判定種別が「小当り」であるか否かを判定する。この判定の結果、当否判定種別が「小当り」の場合には(ステップS1008:Yes)、ステップS1010に進み、当否判定種別が「小当り」以外の場合には(ステップS1008:No)、ステップS1009に進み、特図処理状態に「変動待ち状態」を示す情報を設定する。これにより、次回の特図状態更新処理のステップS602では、図99(a)に示す特図関連抽選処理が呼び出されて実行される。
ステップS1010では、特図当否種別や図柄種別を示す基本信号情報(試験用)を設定し、次のステップS1011では、指定された範囲のRAMクリアを実行する。ここでは、当否種別、特電役の作動回数、大入賞口(可変入賞口234)の入賞数、特電役の動作パターン、特電役作動状態、当りトータル入賞数、大入賞口の入賞異常に関するフラグ、当り終了表示タイマ種別などの情報をクリアするとともに、大当り時には、さらに入賞容易ステータス、特図普図ステータスをクリアする。
ステップS1012では、特図処理状態に「当り開始表示ウエイト状態」を示す情報を設定する。これにより、次回の特図状態更新処理のステップS602では、図102(a)に示す当り開始ウエイト処理が呼び出されて実行される。ステップS1013では、当りトータル入賞数を0に設定し、次のステップS1014では、サブコマンド(当り開始コマンド)の送信要求を設定する。
ステップS1015では、図柄種別情報を設定し、ステップS1016では、ステップS1015で設定した図柄種別情報に応じた当り開始表示タイマを設定し、ステップS1017では、ステップS1015で設定した図柄種別情報に応じた、その他の情報信号設定種別を設定した後に、特図表示確定ウエイト処理を終了する。
次に、図102(a)を参照して特図状態更新処理において実行される当り開始ウエイト処理について説明する。図102(a)は、特図状態更新処理において実行される当り開始ウエイト処理のフローチャートである。この当り開始ウエイト処理は、特図状態更新処理のステップS602において、特図処理状態に設定されている情報が「当り開始表示ウエイト状態」を示している場合に呼び出されて実行される処理である。
当り開始ウエイト処理のステップS1101では、特図表示確定ウエイト処理のステップS1016で設定した当り開始表示タイマが0よりも大きいか否かを判定し、0よりも大きい場合(特図表示確定時間が経過していない場合)には(ステップS1101:Yes)、当り開始ウエイト処理を終了し、そうでない場合(特図表示確定時間が経過した場合)には(ステップS1101:No)、ステップS1102に進む。
ステップS1102では、後述する特電役開放処理を実行した後、当り開始ウエイト処理を終了する。
次に、図102(b)を参照しながら、当り開始ウエイト処理における特電役開放処理(ステップS1102)について説明する。図102(b)は、当り開始ウエイト処理における特電役開放処理(ステップS1102)のフローチャートである。
この特電役開放処理のステップS1201では、特図処理状態に「特電役作動状態」を示す情報を設定する。これにより、次回の特図状態更新処理のステップS602では、図103に示す特電役作動処理が呼び出されて実行される。
ステップS1202では、RAM308における大入賞口の入賞数(以下、「主制御部入賞カウンタ」ということがある。)の値と特電役の作動状態をクリアし、次のステップS1203では、サブコマンド(特電役開放コマンド)の送信要求を設定する。これにより、第1副制御部400では、ラウンドが開始されたことを認識することができる。ステップS1204では、特図表示確定ウエイト処理のステップS1015で設定した図柄種別情報を取得し、次のステップS1205では、取得した図柄種別情報に基づいて、特電役動作パターンデータテーブルを設定する。特電役動作パターンデータテーブルは、例えば、図105(a−1)〜同図(a−3)に示すように、大当り及び小当りとなる特図の種類の数だけ用意されている。なお、図105はそのうちの一部だけ例示的に示している。特電役動作パターンデータテーブルは、ラウンド毎の可変入賞口234の開閉パターンを示す特電役作動データが格納されている。特電役作動データは、図105(b−1)〜同図(b−3)に示すように、可変入賞口234の開閉状態を示す情報(開放タイマパターン、閉鎖タイマパターン)と、開放状態又は閉鎖状態を維持する時間の情報(特電役開閉タイマ)とからなるタイマパターンデータが1又は複数格納されて構成されている。これにより、1ラウンド中における可変入賞口234の開閉動作にさまざまなバリエーションを与えることができるようになる。
例えば、特図Aで大当りした場合の大当り遊技では、図105(a−1)に示すように、1R目〜15R目では、図105(b−1)に示される特電役作動データ1が参照され、開放タイマパターン2によって可変入賞口234が29500ms開放した後、閉鎖タイマパターン3によって、可変入賞口234が閉鎖して動作が終了するように制御される。
また、特図Cで大当りした場合の大当り遊技では、図105(a−2)に示すように、1R目〜4R目、6R目〜8R目、10R目〜15R目では、上述した特電役作動データ1が参照されて上述したような動作を行う一方、5R目、9R目では、図105(b−3)に示される特電役作動データ4が参照されて、可変入賞口234の開閉動作が制御される。すなわち、5R目及び9R目では、最初に開放タイマパターン1によって可変入賞口234が180msだけ開放した後、閉鎖タイマパターン1によって可変入賞口234が2820msだけ閉鎖状態が維持される動作を4回実行した後、開放タイマパターン3によって可変入賞口234が17500msだけ開放し、その後、閉鎖タイマパターン3によって、可変入賞口234が閉鎖して動作が終了するように制御される。
また、特図Eで大当りした場合の大当り遊技では、図105(a−3)に示すように、1R目〜4R目では、上述した特電役作動データ1が参照されて上述したような動作を行う一方、5R目〜15R目では、図105(b−2)に示される特電役作動データ2が参照されて、可変入賞口234の開閉動作が制御される。すなわち、5R目〜15R目では、最初に開放タイマパターン1によって可変入賞口234が180msだけ開放した後、閉鎖タイマパターン1によって可変入賞口234が2820msだけ閉鎖状態が維持され、その後、閉鎖タイマパターン3によって、可変入賞口234がそのまま閉鎖状態を維持されて動作が終了するように制御される。なお、閉鎖パターンタイマ3が設定される前に、他の閉鎖パターンタイマ(例えば、閉鎖パターンタイマ1等)を設定してもよい。
ステップS1206では、特電役の作動回数(ラウンド回数)を取得し、次のステップS1207では、取得した特電役の作動回数(ラウンド回数)を更新する。続いて、ステップS1208では、更新後の特電役の作動回数(ラウンド回数)に対応する特電役作動データを読み出して特電役の動作パターンを設定する。そして、ステップS1209では、特電役制御処理(詳細は後述)を行い、次のステップS1210では、特電役の入賞検出タイマをクリアした後に、特電役開放処理を終了する。
次に、図103を参照して、特図状態更新処理において実行される特電役作動処理について説明する。図103は、特図状態更新処理において実行される特電役作動処理のフローチャートである。この特電役作動処理は、特図状態更新処理のステップS602において、特図処理状態に設定されている情報が「特電役作動状態」を示している場合に呼び出されて実行される処理である。
特電役作動処理のステップS1301では、RAM308に記憶している最大入賞数を取得し、ステップS1302では、RAM308に記憶している入賞数を取得する。ステップS1303では、取得した最大入賞数と入賞数とを比較し、入賞数が最大入賞数よりも小さいか否かを判定し、小さい場合(入賞数<最大入賞数の場合)には(ステップS1303:Yes)、ステップS1304に進み、そうでない場合(入賞数>=最大入賞数の場合)には(ステップS1303:No)、ステップS1308に進む。
ステップS1304では、特電役開放処理のステップS1208で設定された、実行中の開放タイマパターンあるいは閉鎖タイマパターンに対応する特電役開閉タイマが0よりも大きいか否かを判定し、大きい場合(特電役開閉タイマが経過していない場合)には(ステップS1304:Yes)、特電役作動処理を終了し、そうでない場合(特電役開閉タイマが経過した場合)には(ステップS1304:No)、ステップS1305に進む。ステップS1305では、特電役制御処理(詳細は後述)を行い、次のステップS1306では、特電役開閉タイマパターンを取得し、次のステップS1307では、取得した特電役開閉タイマパターンのうちの閉鎖タイマパターンを参照し、特電役作動中であるか否か(閉鎖タイマパターンが動作終了を示す情報(閉鎖タイマパターン3)に設定されていないかどうか)を判定する。
判定の結果、特電役作動中の場合(閉鎖タイマパターンが動作終了を示す情報(閉鎖タイマパターン3)に設定されていない場合)には(ステップS1307:Yes)、特電役作動処理を終了し、特電役作動中でない場合(閉鎖タイマパターンが動作終了を示す情報(閉鎖タイマパターン3)に設定されている場合)には(ステップS1307:No)、ステップS1308に進む。ステップS1308では、特図処理状態に「残存球検出状態」を示す情報を設定する。これにより、次回の特図状態更新処理のステップS602では、図106に示す特電役残存球検出処理が呼び出されて実行される。
ステップS1309では、RAM308に記憶している特電役作動間隔タイマを設定し、ステップS1310では、その他の情報信号送信判定タイマをクリアし、ステップS1311では、サブコマンド(大入賞口閉鎖コマンド)の送信要求を設定する。
ステップS1312では、RAM308に記憶している特電役入賞検出タイマを設定する。ここで、特電役入賞検出タイマとは、大入賞口(可変入賞口234)の閉鎖後に、大入賞口(可変入賞口234)の内部に残存する遊技球を有効に検出するためのタイマのことである。ステップS1313では、大入賞口(可変入賞口234)のソレノイド(332)を駆動するための駆動信号(大入賞口ソレノイド信号)をOFFに設定した後に、特電役作動処理を終了する。
このように、本実施形態では、可変入賞口234は、入球容易状態となった後で、通過領域への最大入賞数の遊技球の通過があった場合に、入球困難状態に変化する可変入賞手段の一例として機能している。
次に、図104を参照しながら、特電役開放処理及び特電役作動処理において実行される特電役制御処理(ステップS1209,ステップS1305)について説明する。図104は、特電役開放処理及び特電役作動処理において実行される特電役制御処理のフローチャートである。
ステップS1401では、ROM306に記憶している特電役制御データを取得する。具体的には、特電役開放処理のステップS1208において特電役作動データが読み出されて設定された、実行される特電役の動作パターンのうち、今回実行する対象となる動作パターンの制御データを取得する。例えば、特電役作動データ1に示される特電役の動作パターンが設定されており、ラウンドの開始時であれば、図105(b−1)の「(1)」に示される「開放タイマパターン2」の制御データが取得されることとなる。また、図105(b−1)の「(1)」に示される制御データに示される動作パターンが終了した後では、図105(b−1)の「(2)」に示される「閉鎖タイマパターン3」の制御データが取得されることとなる。
続いて、ステップS1402では、取得した特電役の動作パターンの制御データに基づいて、可変入賞口234を開放させるか閉鎖させるかを示す開閉情報を取得する。例えば、「開放タイマパターン」であれば、可変入賞口234を開放するためのデータ(開放情報)を取得し、「閉鎖タイマパターン」であれば、可変入賞口234を閉鎖するためのデータ(閉鎖情報)を取得する。
そして、ステップS1403では、ステップS1401で取得した特電役の動作パターンの制御データと、ステップS1402で取得した開閉情報とに基づいて、特電役の開閉タイマを取得する。例えば、「開放タイマパターン2」が取得され、開閉情報が「開放情報」である場合には、29500msの開放タイマが取得される。また、「閉鎖タイマパターン1」が取得され、開閉情報が「閉鎖情報」である場合には、2820msの閉鎖タイマが取得される。
ステップS1404では、RAM308に記憶している特電役入賞可否状態に受付可能を示す情報を設定する。特電役入賞可否状態が受付可能を示す情報が設定されている場合に、遊技球が可変入賞口内に設けられた球検出センサ(可変入賞口234のカウントスイッチSW1)を通過したことを受付可能であり、受付不可を示す情報が設定されている場合は、遊技球が可変入賞口内に設けられた球検出センサ(カウントスイッチSW1)を通過しても無効となる。ステップS1405では、特電役信号情報(試験用信号)を設定し、ステップS1406では、大入賞口ソレノイド信号の更新準備を行う。この処理で、大入賞口ソレノイドの駆動に対する準備を行い、上述したタイマ割込処理における出力管理処理(ステップS518)で駆動信号が出力されることとなる。ステップS1407では、特電役開閉タイマのうちの特電役開放タイマまたは特電役閉鎖タイマを設定した後、特電役制御処理を終了する。すなわち、この処理では、ステップS1403で取得された開放タイマ又は閉鎖タイマがセットされる。
次に、図106を参照して、特図状態更新処理において実行される特電役残存球検出処理について説明する。図106は、特図状態更新処理において実行される特電役残存球検出処理のフローチャートである。この特電役残存球検出処理は、特図状態更新処理のステップS602において、特図処理状態に設定されている情報が「残存球検出状態」を示している場合に呼び出されて実行される処理である。
特電役残存球検出処理のステップS1501では、特電役作動処理のステップS1309で設定した特電役作動間隔タイマが作動中であるか否かを判定し、作動中の場合(特電役作動間隔時間が経過していない場合)には(ステップS1501:Yes)、特電役残存球検出処理を終了し、そうでない場合(特電役作動間隔時間が経過した場合)には(ステップS1501:No)、ステップS1502に進む。
ステップS1502では、RAM308に記憶している特電役作動遅延タイマを設定し、ステップS1503では、特図処理状態に「特電役作動終了状態」を示す情報を設定する。これにより、次回の特図状態更新処理のステップS602では、図107に示す特電役作動終了処理が呼び出されて実行される。すなわち、ラウンド間インターバルの状態となる。
ステップS1504では、特電役信号情報(試験用信号)をクリアした後に、特電役残存球検出処理を終了する。なお、特電役信号情報をクリアした後にサブコマンドの送信要求(例えば、ラウンド間インターバル開始コマンド)を設定してもよい。
次に、図107を参照して、特図状態更新処理において実行される特電役作動終了処理について説明する。図107は、特図状態更新処理において実行される特電役作動終了処理のフローチャートである。この特電役作動終了処理は、特図状態更新処理のステップS602において、特図処理状態に設定されている情報が「特電役作動終了状態」を示している場合に呼び出されて実行される処理である。
特電役作動終了処理のステップS1601では、特電役残存球検出処理のステップS1502で設定した特電役作動遅延タイマが作動中であるか否かを判定し、作動中の場合には(ステップS1601:Yes)、特電役作動終了処理を終了し、そうでない場合には(ステップS1601:No)、ステップS1602に進む。ステップS1602では、図柄種別情報を取得して、特図当否種別が小当りであるか否かを判定し、小当りである場合には(ステップS1602:Yes)、ステップS1603で小当りに対応する当り終了表示タイマを取得した後、ステップS1608に進む。一方、特図当否種別が小当りでない場合には(ステップS1602:No)、ステップS1604に進み、RAM308に記憶している大入賞口最大開放回数に所定回数を設定する。ステップS1605では、大入賞口最大開放回数と特電役開放回数を比較し、特電役開放回数が大入賞口最大開放回数よりも少ない回数であるか、すなわち、当りが終了でないか否かを判定する。当りが終了していない場合には(ステップS1605:Yes)、ステップS1606に進んで上述した特電役開放処理を実行し、特電役作動終了処理を終了する。すなわち、次のラウンドを開始させるための処理が行われる。一方、当りが終了した場合には(ステップS1605:No)、ステップS1607に進む。
ステップS1607では、図柄種別情報に応じた当り終了表示タイマを取得し、ステップS1608では、ステップS1603またはステップS1607で取得した当り終了表示タイマを設定する。ステップS1609では、特図処理状態に「当り終了表示ウエイト状態」を示す情報を設定する。これにより、次回の特図状態更新処理のステップS602では、図108に示す当り終了表示ウエイト処理が呼び出されて実行される。ステップS1610では、サブコマンド(当り終了コマンド)の送信要求を設定した後に、特電役作動終了処理を終了する。
次に、図108を参照しながら、特図状態更新処理において実行される当り終了表示ウエイト処理について説明する。図108は、特図状態更新処理において実行される当り終了表示ウエイト処理のフローチャートである。この当り終了表示ウエイト処理は、特図状態更新処理のステップS602において、特図処理状態に設定されている情報が「当り終了表示ウエイト状態」を示している場合に呼び出されて実行される処理である。
当り終了表示ウエイト処理のステップS1701では、特電役動作終了処理のステップS1608で設定した当り終了表示タイマが作動中であるか否かを判定し、作動中の場合には(ステップS1701:Yes)、当り終了表示ウエイト処理を終了し、そうでない場合には(ステップS1701:No)、ステップS1702に進む。ステップS1702では、RAM308の所定の領域に記憶されている図柄種別情報をスタックエリアに退避し、ステップS1703では、基本信号情報(試験用)をクリアし、ステップS1704では、特図処理状態に「変動待ち状態」を示す情報を設定する。これにより、次回の特図状態更新処理のステップS602では、図99(a)に示す特図関連抽選処理が呼び出されて実行される。
ステップS1705〜ステップS1707では、表示図柄データ、図柄種別情報、当りトータル入賞数を、それぞれクリアする。ステップS1708では、退避した図柄種別情報を再設定し、ステップS1709では、小当りで終了したかどうかを判定し、小当りで終了した場合には(ステップS1709:Yes)、当り終了表示ウエイト処理を終了し、小当り以外で終了した場合(大当りで終了した場合)には(ステップS1709:No)、ステップS1710に進む。
ステップS1710では、当り終了後設定データ(確変、時短、隠れ確変)を取得し、ステップS1711では、当り終了後設定データに応じたデータ(確変ステータス(特図確率状態ステータス、普図確率状態ステータス)、時短回数(特図変動時間短縮変動回数、変動時間補正変動回数、入賞容易状態変動回数)、時短ステータス(特図変動時間短縮ステータス、普図変動時間短縮ステータス、開放延長ステータス)、変動時間抽選状態(変動時間抽選テーブルを決定するための情報等)を設定するとともに、当り終了後設定データをクリアした後に、当り終了表示ウエイト処理を終了する。
このように、本実施形態では、主制御部300のCPU304は、大当り遊技を実行可能な遊技制御手段の一例として機能している。
次に、図97に示すステップS508の入賞口入賞処理における特図先読み処理について説明する。
図111は、特図先読み処理の流れの一例を示すフローチャートである。特図先読み処理では、主制御部300は、特図1および特図2のそれぞれにおいて増加した始動情報を先読みして、当否判定処理よりも前に停止図柄を事前判定し、事前判定結果(特図先読み結果)をRAM308内の先読み結果記憶部(図112(a)〜(c)参照)に記憶する。
ここで、RAM308内には、特図1の先読み結果を記憶する特図1用先読み結果記憶部と、特図1用先読み結果記憶部に記憶されている特図1先読み結果の数を特図1先読み数として記憶する特図1先読み数記憶領域とが設けられている。特図1用先読み結果記憶部は、本例では4個まで先読み結果を格納できるようになっている。特図1用先読み結果記憶部では、特図1先読み数が1つ減るごとに順位が最上位(最先)の特図1先読み結果のデータが消去されるとともに、残余の特図1先読み結果のデータの順位が1ずつ繰り上がるように処理される。また、特図1先読み数が1つ増えるごとに、順位が最下位(最後)の特図1先読み結果のデータの次の順位に新たな特図1先読み結果のデータが書き込まれる。
またRAM308内には、特図2の先読み結果を記憶する特図2用先読み結果記憶部と、特図2用先読み結果記憶部に記憶されている特図2先読み結果の数を特図2先読み数として記憶する特図2先読み数記憶領域とが設けられている。特図2用先読み結果記憶部は、本例では4個まで先読み結果を格納できるようになっている。特図2用先読み結果記憶部では、特図2先読み数が1つ減るごとに順位が最上位の特図2先読み結果のデータが消去されるとともに、残余の特図2先読み結果のデータの順位が1ずつ繰り上がるように処理される。また、特図2先読み数が1つ増えるごとに、順位が最下位の特図2先読み結果のデータの次の順位に新たな特図2先読み結果のデータが書き込まれる。
特図先読み処理において、まず主制御部300は、特図2の始動情報が増加しているか否かを判定する(ステップS508a)。特図2の始動情報が増加しているか否かの判定は、例えば、特図2保留数記憶領域に記憶されている特図2保留数と、特図2先読み数記憶領域に記憶されている特図2先読み数とを比較して行う。主制御部300は、特図2保留数が特図2先読み数よりも大きい場合には特図2の始動情報が増加していると判定し、特図2保留数が特図2先読み数と等しい場合には特図2の始動情報は増加していないと判定する。特図2の始動情報が増加していると判定した場合にはステップS508bに進み、特図2の始動情報が増加していないと判定した場合にはステップS508dに進む。
ステップS508bでは、増加した特図2始動情報(特図2当選乱数値および特図2乱数値の組)を、図99に示す特図関連抽選処理よりも前に、特図2乱数値記憶領域から先読みする。そして、先読みした特図2始動情報と、図109に示す当否判定用テーブルおよび図110に示す特図図柄決定用テーブルを用いて、当該始動情報に係る特図2変動遊技の停止図柄を、図99に示す特図関連抽選処理での表示図柄抽選処理S708よりも前に事前判定する。なお、この事前判定処理は、当否判定時に用いるテーブルではなく事前判定用の特別のテーブルを用いて行ってもよい。
ステップS508bの次のステップS508cでは、事前判定で得られた特図2先読み結果としての停止図柄情報をRAM308内の特図2用先読み結果記憶部の最先の空き領域に記憶する。その後、ステップS508dに移行する。
ステップS508dでは、主制御部300は、特図1の始動情報が増加しているか否かを判定する。特図1の始動情報が増加しているか否かの判定は、例えば特図2と同様に、特図1保留数記憶領域に記憶されている特図1保留数と、特図1先読み数記憶領域に記憶されている特図1先読み数とを比較して行う。特図1の始動情報が増加していると判定した場合にはステップS508eに進み、特図1の始動情報が増加していないと判定した場合には特図先読み処理を終了して主制御部タイマ割込処理に復帰する。
ステップS508eでは、RAM308内の各種フラグに基づいて、非電サポ中であるか否かを判定する。非電サポ中であると判定した場合にはステップS508fに進み、非電サポ中でない(電サポ中(普図高確率状態)である)と判定した場合にはステップS508hに進む。なお、本例では非電サポ中であるか否かを判定しているが、特図1先読み予告報知の実行条件を満たしているか否かを判定するようにしてもよい。例えば特図1先読み予告報知の実行条件としては、非電サポ中であること以外に、大当り遊技中でないこと等の条件が含まれる。
ステップS508fでは、増加した特図1始動情報(特図1当選乱数値および特図1乱数値の組)を、図99に示す特図関連抽選処理よりも前に、特図1乱数値記憶領域から先読みする。そして、先読みした特図1始動情報と、図109に示す当否判定用テーブルおよび図110に示す特図図柄決定用テーブルを用いて、当該始動情報に係る特図1変動遊技の停止図柄を、図99に示す特図関連抽選処理での表示図柄抽選処理S708よりも前に事前判定する。なお、この事前判定処理は、当否判定時に用いるテーブルではなく事前判定用の特別のテーブルを用いて行ってもよい。
ステップS508fの次のステップS508gでは、事前判定で得られた特図1先読み結果としての停止図柄情報をRAM308内の特図1用先読み結果記憶部の最先の空き領域に記憶する。その後、特図先読み処理を終了して主制御部タイマ割込処理に復帰する。
ステップS508hでは、増加した特図1始動情報を先読みせずに、始動情報を先読みしていないことを示す「未判定」情報を、停止図柄情報に代えてRAM308内の特図1用先読み結果記憶部の最先の空き領域に記憶する。その後、特図先読み処理を終了して主制御部タイマ割込処理に復帰する。
本実施の形態では、増加した始動情報のみを先読みして事前判定しているが、全ての始動情報を先読みして事前判定するようにしてもよい。また、上述のコマンド設定送信処理(ステップS405)において、増加分の始動情報の先読み結果のみを第1副制御部400に送信してもよいし、特図1用および特図2用先読み結果記憶部内の全ての先読み結果を第1副制御部400に送信してもよい。
また、図111に示すフローチャートでは、増加した特図2の始動情報については必ず先読みを実行し、増加した特図1の始動情報については電サポ中を除き必ず先読みを実行するようになっているが、増加した特図1および特図2の始動情報を先読みするか否かを抽選で決定するようにしてもよい。あるいは、主制御部300から先読み結果を受信した第1副制御部400において、例えば保留毎に先読み報知を実行するか否かを抽選で決定するようにしてもよい。また、遊技状態(例えば、非電サポ中であるか否か)等に関わらず、始動情報が増加した場合には必ず先読みを実行して先読み結果を先読み結果記憶部に記憶するとともに、該先読み結果を第1副制御部400に送信するように構成し、該第1副制御部400が該先読み結果を用いた抽選および演出を実行するか否かを判断するように構成してもよい。
図112は、RAM308内の先読み結果記憶部に先読み結果情報等が記憶された状態を例示している。図112(a)は、特図1用先読み結果記憶部に特図1先読み結果情報が記憶された状態の一例を示している。図112(a)に示すように、特図1用先読み結果記憶部は、例えば特図1変動遊技の保留可能数と同数(本実施の形態では、4つ)の記憶領域を有している。各記憶領域は、特図1乱数値記憶領域の保留順序(保留1〜保留4)に対応付けられている。各記憶領域のそれぞれには、特図1の停止図柄情報が記憶されるようになっている。図112(a)に示す例において、記憶領域「保留1」には停止図柄情報として「特図I」(はずれ)が記憶され、記憶領域「保留2」には停止図柄情報として「特図I」(はずれ)が記憶され、記憶領域「保留3」には停止図柄情報として「特図A」(15R確変大当り)が記憶され、記憶領域「保留4」には停止図柄情報として「特図I」(はずれ)が記憶されている。
図112(b)は、特図2用先読み結果記憶部に特図2先読み結果情報が記憶された状態の一例を示している。図112(b)に示すように、特図2用先読み結果記憶部は、例えば特図2変動遊技の保留可能数と同数(本実施の形態では、4つ)の記憶領域を有している。各記憶領域は、特図2乱数値記憶領域の保留順序(保留1〜保留4)に対応付けられている。各記憶領域のそれぞれには、特図2の停止図柄情報が記憶されるようになっている。図112(b)に示す例において、記憶領域「保留1」には停止図柄情報として「特図f」(はずれ)が記憶され、記憶領域「保留2」〜「保留4」には、停止図柄情報が記憶されていない。なお、図112(b)において、停止図柄情報が記憶領域に記憶されていない状態を「なし」と表記している。
図112(c)は、電サポ中における特図1用先読み結果記憶部の例を示している。図112(c)に示すように、記憶領域「保留1」には、停止図柄情報に代えて「未判定」情報が記憶されている。記憶領域「保留2」〜「保留4」には、停止図柄情報も「未判定」情報も記憶されていない。
本実施形態では、上述した停止図柄情報の他、当否判定結果や特図変動時間を事前判定し、それらの情報を先読み結果記憶部に記憶するとともに、先読み結果情報として第1副制御部400に送信することができる。
次に、第1副制御部400の処理について説明する。図113(a)は、第1副制御部400のCPU404が実行するメイン処理のフローチャートである。まず、図113(a)のステップS4001では、各種の初期設定を行う。電源投入が行われると、まずステップS4001で初期化処理が実行される。この初期化処理では、入出力ポートの初期設定や、RAM408内の記憶領域の初期化処理等を行う。
ステップS4001の次のステップS4003では、タイマ変数が10以上か否かを判定し
、タイマ変数が10となるまでこの処理を繰り返し、タイマ変数が10以上となったときには、ステップS4005の処理に移行する。ステップS4005では、タイマ変数に0を代入する。
ステップS4005の次のステップS4007では、コマンド処理を行う。第1副制御部400のCPU404は、主制御部300からコマンドを受信したか否かを判別する。
ステップS4007の次のステップS4009では、演出制御処理を行う。例えば、ステップS4007で新たなコマンドがあった場合には、このコマンドに対応する演出データをROM406から読み出す等の処理を行い、演出データの更新が必要な場合には演出データの更新処理を行う。
ステップS4009の次のステップS4011では、チャンスボタン制御処理を行う。チャンスボタン制御処理では、チャンスボタン136や操作キーユニット137の操作を検出し、その検出結果に応じて、ステップS4009で更新した演出データをチャンスボタン136や操作キーユニット137の操作に応じた演出データに変更する処理を行う。
ステップS4011の次のステップS4013では、音制御処理を行う。音制御処理では、ステップS4009で読み出した演出データの中に音源IC416への命令がある場合には、この命令を音源IC416に出力する。
ステップS4013の次のステップS4015では、ランプ制御処理を行う。ランプ制御処理では、ステップS4009で読み出した演出データの中に、遊技盤用ランプ442や遊技台枠用ランプ452への命令がある場合には、この命令を遊技盤用ランプ駆動回路440及び遊技台枠用ランプ駆動回路450に出力する。
ステップS4015の次のステップS4017では、可動体制御処理を行う。例えば、ステップS4009で読みだした演出データの中に演出可動体224及び遮蔽装置246への命令がある場合には、この命令を駆動回路422に出力する。
ステップS4017の次のステップS4019では、情報送信処理を行う。情報送信処理では、ステップS4009で読み出した演出データの中に第2副制御部500に送信する制御コマンドがある場合には、この制御コマンドを出力する設定を行う。その後、ステップS4003に戻る。
図113(b)は、第1副制御部400のCPU404が実行する第1副制御部コマンド受信割込処理(ストローブ割込処理)のフローチャートである。このコマンド受信割込処理は、第1副制御部400が主制御部300からのストローブ信号を検出した場合に実行する処理である。コマンド受信割込処理のステップS4031では、主制御部300から受信したコマンドを未処理コマンドとしてRAM408に設けたコマンド記憶領域に記憶する。
図113(c)は、第1副制御部400のCPU404が実行する第1副制御部タイマ割込処理のフローチャートである。第1副制御部400は、所定の周期(本実施形態では2msに1回)でタイマ割込を発生するハードウェアタイマを備えており、このタイマ割込を契機として、タイマ割込処理を所定の周期で実行する。第1副制御部タイマ割込処理のステップS4041では、第1副制御部メイン処理のステップS4003において説明したRAM408のタイマ変数記憶領域の値に、1を加算して元のタイマ変数記憶領域に記憶する。したがって、ステップS4003において、タイマ変数の値が10以上と判定されるのは20ms毎(2ms×10)となる。
ステップS4041の次のステップS4043では、第1副制御部メイン処理の情報送信処理(ステップS4019)で設定された第2副制御部500への制御コマンドの送信や、その他演出用乱数値の更新処理等を行う。
次に、第2副制御部500の処理について説明する。図114(a)は、第2副制御部500の図示しないCPUが実行するメイン処理のフローチャートである。まず、図114(a)のステップS5001では、各種の初期設定を行う。電源投入が行われると、まずステップS5001で初期化処理が実行される。この初期化処理では、入出力ポートの初期設定や、RAM(不図示)内の記憶領域の初期化処理等を行う。
ステップS5001の次のステップS5003では、タイマ変数が10以上か否かを判定し、タイマ変数が10となるまでこの処理を繰り返し、タイマ変数が10以上となったときには、ステップS5005の処理に移行する。ステップS5005では、タイマ変数に0を代入する。
ステップS5005の次のステップS5007では、コマンド処理を行う。第2副制御部500のCPUは、第1副制御部400からコマンドを受信したか否かを判別する。
ステップS5007の次のステップS5009では、演出制御処理を行う。例えば、ステップS5007で新たなコマンドがあった場合には、このコマンドに対応する演出データ(装飾図柄表示装置208による演出データ)をROM(不図示)から読み出す等の処理を行い、演出データの更新が必要な場合には演出データの更新処理を行う。
ステップS5009の次のステップS5011では、画像制御処理を行う。画像制御処理では、ステップS5009で読み出した演出データの中にVDP516への命令がある場合には、この命令をVDP516に出力する(詳細は後述)。その後、ステップS5003に戻る。
図114(b)は、第2副制御部500のCPUが実行するコマンド受信割込処理のフローチャートである。このコマンド受信割込処理は、第2副制御部500が第1副制御部400からのストローブ信号を検出した場合に実行する処理である。コマンド受信割込処理のステップS5031では、第1副制御部400から受信したコマンドを未処理コマンドとしてRAMに設けたコマンド記憶領域に記憶する。
図114(c)は、第2副制御部500のCPUが実行するタイマ割込処理のフローチャートである。第2副制御部500は、所定の周期(本実施形態では2msに1回)でタイマ割込を発生するハードウェアタイマを備えており、このタイマ割込を契機として、タイマ割込処理を所定の周期で実行する。タイマ割込処理のステップS5041では、第2副制御部メイン処理のステップS5003において説明したRAMのタイマ変数記憶領域の値に、1を加算して元のタイマ変数記憶領域に記憶する。したがって、ステップS5003において、タイマ変数の値が10以上と判定されるのは20ms毎(2ms×10)となる。ステップS5041の次のステップS5043では、その他演出用乱数値の更新処理等を行う。
図114(d)は、第2副制御部メイン処理のステップS5011における画像制御処理のフローチャートである。ステップS5051では、画像データ(後述するムービーデータやテクスチャデータ)の転送指示を行う。ここでは、CPU504は、まず、VRAM518のフレームバッファ1とフレームバッファ2の描画領域の指定をスワップする。これにより、描画領域に指定されていないフレームバッファに記憶された1フレームの画像が装飾図柄表示装置208に表示される。次に、CPU504は、VDP516のアトリビュートレジスタに、位置情報等テーブルに基づいてROM座標(ROM506の転送元アドレス)、VRAM座標(VRAM518の転送先アドレス)などを設定した後、ROM506からVRAM518への画像データの転送開始を指示する命令を設定する。VDP516は、アトリビュートレジスタに設定された命令に基づいて画像データをROM506からVRAM518に転送する。その後、VDP516は、転送終了割込信号をCPU504に対して出力する。
ステップS5051の次のステップS5053では、VDP516からの転送終了割込信号が入力されたか否かを判定し、転送終了割込信号が入力された場合は(ステップS5053:Yes)、ステップS5055に進み、そうでない場合は(ステップS5053:No)、転送終了割込信号が入力されるのを待つ。
ステップS5055では、演出シナリオ構成テーブルおよびアトリビュートデータなどに基づいて、パラメータ設定を行う。ここでは、CPU504は、ステップS5051でVRAM518に転送した画像データに基づいてVRAM518のフレームバッファ1または2に表示画像を形成するために、表示画像を構成する画像データの情報(VRAM518の座標軸、画像サイズ、VRAM座標(配置座標)など)をVDP516に指示する。VDP516は、アトリビュートレジスタに格納された命令に基づいてアトリビュートに従ったパラメータ設定を行う。
ステップS5055の次のステップS5057では、描画指示を行う。この描画指示では、CPU504は、VDP516に画像の描画開始を指示する。VDP516は、CPU504の指示に従ってフレームバッファにおける画像描画を開始する。
ステップS5057の次のステップS5059では、画像の描画終了に基づくVDP516からの生成終了割込み信号が入力されたか否かを判定し、生成終了割込み信号が入力された場合は、(ステップS5059:Yes)、ステップS5061に進み、そうでない場合は(ステップS5059:No)、生成終了割込み信号が入力されるのを待つ。
ステップS5061では、RAM508の所定の領域に設定され、何シーンの画像を生成したかをカウントするシーン表示カウンタをインクリメント(+1)して処理を終了する。
次に、本実施形態に係るパチンコ機100に適用可能な演出装置206の構成の一例について、図115を参照しながら説明する。ここで、図115(a)は、演出装置206の第1の構成例について説明する図であり、同図(b)は、演出装置206の第2の構成例について説明する図である。
図115(a)に示す演出装置206では、装飾図柄表示装置208は、その外周部分の前面側が演出装置206を構成する装飾部材によって覆われており、一部が視認できないように構成されている。なお、装飾部材が透明によって構成され、装飾図柄表示装置208の外周部分も視認可能に構成されてもよい。また、装飾図柄表示装置208の外周部分が覆われていないようにしてもよい。また、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普図表示装置210、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220及び普図保留ランプ216については、図示を省略している。
装飾図柄表示装置208では、表示画面の下部の右側に第1ユーザーインタフェイス(UI)部280が配置され、その左側に第2UI部281が配置されている。以下、第1UI部280と第2UI部281を合わせたものを保留枠と称する場合がある。この保留枠は、アイコン表示領域に表示された領域アイコンとも見ることができる。第1UI部280には、その左側に変動アイコン表示領域が設けられており、その変動アイコン表示領域には、台座h0sが配置されている。変動アイコンh0は、その台座h0sに載置された態様で表示可能とされており、変動アイコンh0が表示されている場合には図柄変動表示中であることを報知している。なお、図柄確定表示中の場合には、変動アイコンh0が表示されない。また、変動アイコンh0の右側には、殿様のキャラクタからなるナビキャラクタYMが表示されている。ナビキャラクタYMは、通常時には常時表示されているキャラクタであり、遊技の進行に応じて表示態様を変化させることにより、例えば、予告表示を行ったり、先読み予告表示を行ったりする。第2UI部281には、4つの保留アイコンが表示可能に4つのステージ(第1ステージhs1〜第4ステージhs4)が配置された保留アイコン表示領域が形成されている。なお、保留アイコンのステージhs1〜hs4よりも、変動アイコンh0の台座hs0の方が高くなっている。また、ナビキャラクタYMは、常時表示されていなくてもよく、ナビキャラクタYMを用いた特定の予告や演出(例えば、先読み予告、当該図柄変動表示における予告、図柄変動表示の保留がN個貯まったときに表示される演出等)の際に表示したり、ユーザ設定によりナビキャラクタYMが表示されるように設定された際に表示されてもよい。図115(a)では、特図1の変動表示が4つ保留されているので、保留アイコン表示領域には、4つの保留アイコンh11,h12,h13,h14が表示されている。なお、変動アイコンh0及び4つの保留アイコンh11〜h14は、いずれもデフォルトの表示態様(例えば、丸形の無模様かつ白色の表示態様)で表示されているが、遊技の進行に応じて表示態様が変化する場合がある。これにより、予告表示や先読み予告表示を行うことができるようになっている。
変動アイコンは、保留が消化されて特図変動遊技が開始された後に表示される、当該特図変動遊技に対応するアイコン、言い換えれば、実行中の図柄変動表示に関するアイコンである。すなわち、保留アイコンが、その保留アイコンに対応した特図変動遊技の開始と同時に変動アイコンになる。より厳密には、始動入賞が最も古い第一の保留アイコンが保留アイコン表示領域から変動アイコン表示領域に移動する場合、移動中のアイコンを変動アイコンと称したり、変動アイコンが移動すると表現してもよい。あるいは、変動アイコン表示領域への移動が完了した後のアイコンを変動アイコンと称してもよい。この変動アイコンは、保留アイコンとは異なる表示サイズ(保留アイコンよりも大きい表示サイズあるいは小さい表示サイズ)で表示される。これにより、変動アイコンと保留アイコンとの識別が容易になる場合があるが、同じサイズであってもよい。また、変動アイコンは、保留アイコンの表示態様と関連した表示態様からなる場合がある。変動アイコンは、その表示態様によって当該変動の当否についての予告(当該変動予告)が可能であり、基本的には当該変動の当否結果が報知されるタイミングで消去される。したがって、変動アイコンは、保留に関するアイコンと見ることができ、特図変動遊技の当否結果の報知を保留しているという意味では保留アイコンの一種と考えることもできる。なお、消去タイミングは、当該変動の当否結果が報知されるタイミングよりも前のタイミングであってもよいし、同じタイミングであってもよいし、後のタイミングであってもよい。なお、変動アイコンh0は、表示されなくてもよい。
また、装飾図柄表示装置208の表示領域の中央には、第1装飾図柄(第3図柄)が「装飾4−装飾1−装飾7」の装飾図柄の組合せで停止表示されている。そして、装飾図柄表示装置208の表示画面の左上隅部には、第1装飾図柄よりも小さい第2装飾図柄(第5図柄)が「装飾4−装飾1−装飾7」の装飾図柄の組合せで停止表示されている。なお、装飾図柄表示装置208に第2装飾図柄が表示されず、第1装飾図柄のみが表示されていてもよい。また、第2装飾図柄が装飾図柄表示装置208に表示されず、他の演出用表示装置(例えば、7セグやLEDやドットマトリクス表示装置等)によって表示されてもよい。なお、本実施形態では、第2装飾図柄における装飾図柄の組合せが、第1装飾図柄における装飾図柄の組合せと一致しているが、第1装飾図柄における装飾図柄の組合せと第2装飾図柄における装飾図柄の組合せの一部(1又は2の装飾図柄が一致)又は全てが不一致であってもよい。さらに、装飾図柄表示装置208の表示画面の右上隅部には、特図1及び特図2の第2保留数表示(ここでは「4」と「0」)が表示されている。なお、特図1及び特図2の第2保留数表示が装飾図柄表示装置208に表示されなくてもよい。また、特図1及び特図2の第2保留数表示が装飾図柄表示装置208に表示されず、他の演出用表示装置(例えば、7セグやLEDやドットマトリクス表示装置等)によって表示されてもよい。なお、第2保留数表示は、特図1及び特図2のうちの一方の特図のみの保留数を表示してもよく、特図1及び特図2の両方の保留数を表示してもよい。
また、装飾図柄表示装置208の表示領域に背景表示が表示されており、演出や遊技状態(通常遊技状態、確変状態、隠れ確変状態、時短状態等)に対応した背景表示が表示される。なお、演出に対応する背景表示は、ユーザーによって設定可能なモードに対応する背景表示、当該図柄変動表示における予告又は先読み予告として行われる背景表示、当否判定結果に関わらない背景表示を示す。また、背景表示は、ある遊技状態(通常遊技状態、確変状態、隠れ確変状態、時短状態のうちのいずれか1つ又は2以上)において、複数種類表示される場合があってもよい。この場合において、法則性をもって変化してもよいし(例えば、背景表示A→背景表示B→背景表示C→背景表示A→・・・といったように順番に変化する等。ここで、法則性が崩れた場合は、大当り確定の予告(プレミア予告)となるようにしてもよい。)、順番は関係なくランダムに変化してもよい。
また、装飾図柄表示装置208の下方には、演出可動体の一つである家紋役物224Eが配置されており、演出内容に応じて、上下方向に移動したり、回転することができるように構成されている。なお、図115(a)に示す例では、家紋役物224Eは、初期位置に位置している。家紋役物224Eの初期位置は、装飾図柄表示装置208よりも下方となっているが、適宜の位置に設定することができる。また、家紋役物224Eには、内部にフルカラーLED等の発光手段が内蔵されており、演出内容に応じて様々な発光態様で発光することができる。
また、装飾図柄表示装置208の左右両側には、演出可動体の一つである、「大」の文字が施された第1大盤振舞役物224Ga、「盤」の文字が施された第2大盤振舞役物224Gb、「振」の文字が施された第3大盤振舞役物224Gc及び「舞」の文字が施された第4大盤振舞役物224Gdが配置されている。これらの第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdは、それぞれ、中心を軸として回転することができるとともに、装飾図柄表示装置208の中央に向かって移動することができるようになっている。このとき、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdは、装飾図柄表示装置208の前面側に位置しており、装飾図柄表示装置208の前面側にオーバーラップ可能とされている。また、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdには、内部にフルカラーLED等の発光手段が内蔵されており、演出内容に応じて様々な発光態様で発光することができる。
また、装飾図柄表示装置208の上方には、演出可動体の一つである千両箱役物224Hが配置されており、演出内容に応じて、上下方向に移動することができるように構成されている。千両箱役物224Hは、装飾図柄表示装置208よりも前側に配置されており、装飾図柄表示装置208の前面側にオーバーラップ可能とされている。また、千両箱役物224Hには、内部にフルカラーLED等の発光手段が内蔵されており、演出内容に応じて様々な発光態様で発光することができる。
これら、装飾図柄表示装置208、家紋役物224E、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gd及び千両箱役物224Hの前面側には、透明の導光板ILが配置されており、遊技者は導光板を介して装飾図柄表示装置208の表示状態や各演出可動体の動作を視認可能とされている。導光板ILは、透過領域に所定のレンズカットが施されている。導光板ILの側端部近傍の適宜位置にはLED等の発光体が設けられ、発光体からの光がレンズカット部分で前方に向けて反射することにより、透過領域が所定の模様で発光しているように見せることができるように構成されている。図115(a)に示される実施形態では、導光板ILには所定のエフェクト画像を模した模様のレンズカットが施されている。なお、導光板ILは光を照射する分の厚みよりも光を遊技者側に向けて屈折させる領域の部分の厚みのほうが薄いように構成されている。そのため、装飾図柄表示装置208の表示状態が視認しやすくなる場合がある。また、導光板ILが可動するものであってもよい。
また、本実施形態では、装飾図柄表示装置208の右側下方に、第4図柄表示装置284が設けられている。第4図柄表示装置284は、例えば、LEDの発光態様により第4図柄の表示結果を表示することが可能となっている。なお、第4図柄表示装置284をLCDやEL等の画像表示装置によって構成されてもよい。第4図柄表示装置284は、第1副制御部400により駆動制御される。特図の図柄停止中には、LEDが点灯表示されるが、特図の図柄変動中には、点滅表示あるいは消灯される。なお、第4図柄の表示態様や点灯態様や点滅態様を変化させることで、先読み予告を行ってもよい。なお、第4図柄は、図柄変動中に点灯表示し、図柄停止中に消灯表示されるようにしてもよい。
図115(b)に示す演出装置206では、装飾図柄表示装置を3つ横列に並べて配置されている。すなわち、3つの装飾図柄表示装置のうちの中央に配置される第1装飾図柄表示装置208Lと、第1装飾図柄表示装置208Lの左側に配置される第2装飾図柄表示装置208Mと、第1装飾図柄表示装置208Lの右側に配置される第3装飾図柄表示装置208Nとにより表示が行われている。なお、第1装飾図柄表示装置208Lは、メイン表示装置という場合があり、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nは、サブ表示装置という場合があり、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nは、幅方向の長さが第1装飾図柄表示装置208Lの略半分の長さよりも短く、また、表示領域については、高さがわずかに短い。また、第2装飾図柄表示装置208Mは、その右端辺部分が第1装飾図柄表示装置208Lの左端辺部分の前面側に重なっており、第3装飾図柄表示装置208Nは、その左端辺部分が第1装飾図柄表示装置208Nの右端辺部分の前面側に重なっている。さらに、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nは、それぞれ第1装飾図柄表示装置208Lの表示面に沿って、互いに近接する方向にスライド移動可能に構成されている。さらに、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nは、互いに最も近接した状態となった場合に、第1装飾図柄表示装置208Lの表示面に沿って一体的に回転することができるように構成されている。また、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nは、それぞれ第1装飾図柄表示装置208Lの表示面に沿って、上下方向にスライド移動することもできるように構成されている。なお、上述した第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nの演出動作は、全て行うことができるように構成されていなくてもよく、いずれか1つ又は2以上の動作を行うことができるように構成されていてもよい。また、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nのうちの一方又は両方は、演出動作を行わなくてもよい(すなわち、固定されていてもよい)。また、第2装飾図柄表示装置208Mが行うことができる演出動作と第3装飾図柄表示装置208Nが行うことができる演出動作が異なってもよく、例えば、行うことができる演出動作の数が異なっていたり、行うことができる演出動作自体が異なってもよい。具体的には、例えば、第2装飾図柄表示装置208Mは、右方向への移動及び回転が可能であり、第3装飾図柄表示装置208Nは、上下方向への移動が可能であるようにしてもよい。また、第1装飾図柄表示装置208Lも演出動作が行うことができるように構成されてもよい。具体的には、第1装飾図柄表示装置208Lが演出動作するとともに、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nのうちのいずれか一方又は両方が動作してもよいし、第1装飾図柄表示装置208Lのみが動作してもよい。また、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M、第3装飾図柄表示装置208Nの各名称は、各表示装置について装飾図柄が必ずしも変動表示するものではなく、便宜的に名称付けたものであり、表示装置の解釈を狭小するものではないことを念のためここに付言する。また、これらの装飾図柄表示装置(第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M、第3装飾図柄表示装置208N)をまとめたものを演出表示手段とし、演出表示手段は、装飾図柄の変動表示を行ったり、複数種類の演出表示を行ったりするということもできる。第1装飾図柄表示装置208Lは、その外周部分の前面側が演出装置206を構成する装飾部材によって覆われており、一部が視認できないように構成されている。なお、装飾部材が透明によって構成され、第1装飾図柄表示装置208Lの外周部分も視認可能に構成されてもよい。また、第1装飾図柄表示装置208Lの外周部分が覆われていないようにしてもよい。また、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普図表示装置210、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220及び普図保留ランプ216については、図示を省略している。
第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の下部の右側に第1ユーザーインタフェイス(UI)部280が配置され、その左側に第2UI部281が配置されている。以下、第1UI部280と第2UI部281を合わせたものを保留枠と称する場合がある。この保留枠は、アイコン表示領域に表示された領域アイコンとも見ることができる。第1UI部280には、その左側に変動アイコンh0が台座hs0に載置された態様で表示されており、図柄変動表示中であることを報知している。また、変動アイコンh0の右側には、殿様のキャラクタからなるナビキャラクタYMが表示されている。第2UI部281には、4つの保留アイコンが表示可能に4つのステージ(第1ステージhs1〜第4ステージhs4)が配置された保留アイコン表示領域が形成されている。なお、保留アイコンのステージhs1〜hs4よりも、変動アイコンh0の台座hs0の方が高くなっている。図115(b)では、特図1の変動表示が4つ保留されているので、保留アイコン表示領域には、4つの保留アイコンh11,h12,h13,h14が表示されている。図115(b)では、変動アイコンh0及び4つの保留アイコンh11〜h14は、いずれもデフォルトの表示態様(例えば、丸形の無模様かつ白色の表示態様)で表示されているが、遊技の進行に応じて、表示態様が変化する場合がある。これにより、予告表示や先読み予告表示を行うことができるようになっている。
また、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面の中央には、第1装飾図柄(第3図柄)が「装飾4−装飾1−装飾7」の装飾図柄の組合せで停止表示されている。そして、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面の左上隅部には、第1装飾図柄よりも小さい第2装飾図柄(第5図柄)が「装飾4−装飾1−装飾7」の装飾図柄の組合せで停止表示されている。なお、本実施形態では、第2装飾図柄が第1装飾図柄と同じ装飾図柄表示装置に表示されているが、異なる装飾図柄表示装置に表示されてもよい。また、第1装飾図柄表示装置208Lに第2装飾図柄が表示されず、第1装飾図柄のみが表示されていてもよい。また、第2装飾図柄が第1装飾図柄表示装置208Lに表示されず、他の演出用表示装置(例えば、7セグやLEDやドットマトリクス表示装置等)によって表示されてもよい。なお、本実施形態では、第2装飾図柄における装飾図柄の組合せが、第1装飾図柄における装飾図柄の組合せと一致しているが、第1装飾図柄における装飾図柄の組合せと第2装飾図柄における装飾図柄の組合せの一部(1又は2の装飾図柄が一致)又は全てが不一致であってもよい。さらに、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面の右上隅部には、特図1及び特図2の第2保留数表示が表示されている。なお、本実施形態では、第2保留数表示が保留アイコン表示領域と同じ装飾図柄表示装置に表示されているが、異なる装飾図柄表示装置に表示されてもよい。また、第2保留数表示を特図1と特図2とで異なる装飾図柄表示装置に分けて表示してもよい。また、特図1及び特図2の第2保留数表示が第1装飾図柄表示装置208Lに表示されなくてもよい。また、特図1及び特図2の第2保留数表示が第1装飾図柄表示装置208Lに表示されず、他の演出用表示装置(例えば、7セグやLEDやドットマトリクス表示装置等)によって表示されてもよい。なお、第2保留数表示は、特図1及び特図2のうちの一方の特図のみの保留数を表示してもよく、特図1及び特図2の両方の保留数を表示してもよい。
第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nでは、それぞれ背景表示が第1装飾図柄表示装置208Lに表示されている背景表示につながるように表示されている。この背景表示は、例えば、演出や遊技状態(通常遊技状態、確変状態、隠れ確変状態、時短状態等)に対応した背景表示が表示される。なお、演出に対応する背景表示は、ユーザーによって設定可能なモードに対応する背景表示、当該図柄変動表示における予告又は先読み予告として行われる背景表示、当否判定結果に関わらない背景表示を示す。また、背景表示は、ある遊技状態(通常遊技状態、確変状態、隠れ確変状態、時短状態のうちのいずれか1つ又は2以上)において、複数種類表示される場合があってもよい。この場合において、法則性をもって変化してもよいし(例えば、背景表示A→背景表示B→背景表示C→背景表示A→・・・といったように順番に変化する等。ここで、法則性が崩れた場合は、大当り確定の予告(プレミア予告)となるようにしてもよい。)、順番は関係なくランダムに変化してもよい。なお、本実施形態では、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nには、それぞれ外周にフレーム(ベゼル)が設けられているが、フレームレスの形態であってもよい。また、フレームに装飾部材やLEDが設けられてもよい。
また、第1装飾図柄表示装置208Lの下方には、上述した家紋役物224Eが配置されており、演出内容に応じて、上下方向に移動したり、回転することができるように構成されている。なお、図115(b)に示す例では、家紋役物224Eは、初期位置に位置しているが、図115(b)に示される家紋役物224Eの初期位置は、家紋役物224Eの上端部分が第1装飾図柄表示装置208Lの下端部分にわずかにオーバーラップする位置となっているが、適宜の位置に設定することができる。
また、第1装飾図柄表示装置208Lの上方には、上述した千両箱役物224Hが配置されており、演出内容に応じて、上下方向に移動することができるように構成されている。千両箱役物224Hは、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nよりも前側に配置されており、これらの装飾図柄表示装置の前面側にオーバーラップ可能とされている。
これら、装飾図柄表示装置、家紋役物224E及び千両箱役物224Hの前面側には、上述した導光板ILが配置されており、遊技者は導光板を介して各装飾図柄表示装置の表示状態や各演出可動体の動作を視認可能とされている。
また、図115(b)では、第3装飾図柄表示装置208Nの下方に、第4図柄表示装置284が設けられている。
次に、図115(a)あるいは同図(b)に示される演出装置206を用いた演出例について、図116を参照しながら説明する。ここで、図116は、本実施形態において適用可能な演出例について説明する図である。
図116(A1)〜同図(A2)では、図115(a)に示される演出装置206における演出可動体の動作態様が示されている。すなわち、図116(A1)に示される状態から、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gd及び千両箱役物224Hが動作すると、図116(A2)に示される態様となる。具体的には、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdは、最初に「大」、「盤」、「振」、「舞」の各文字が正面に向く位置となるまでそれぞれ回転し、その後、装飾図柄表示装置208の中央に向かって水平方向に移動する。また、千両箱役物224Hは、初期位置から装飾図柄表示装置208の略中央でオーバーラップする位置まで移動する。ここで、千両箱役物224Hは、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdの前面側に配置され、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdが千両箱役物224Hにオーバーラップされていない状態である場合に比べ、視認困難とされている。なお、千両箱役物224Hが第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdの前面側にオーバーラップしないように構成されてもよい。また、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdが千両箱役物224Hの前面側に配置され、千両箱役物224Hにオーバーラップするように構成されてもよい。
図116(B1)では、図115(a)に示される演出装置206において、導光板ILの発光が行われ、導光板IL上に所定のエフェクト画像を模した模様が視認容易な態様で現されている様子が示されている。ここで、導光板ILの発光中は、装飾図柄表示装置208のバックライトや各種ランプの輝度を低下させる等して、導光板IL上に現れた模様をより視認しやすくするようにしてもよい。
図116(C1)〜同図(C4)では、図115(a)に示される演出装置206における演出可動体の動作態様が示されている。ここで、図116(C1)〜同図(C4)に示される例では、家紋役物224Eに換えて、演出可動体としてのPOV(Persistence Of Vision)ディスプレイ224Iが設けられている。POVディスプレイ224Iは、バーサライタとも称され、上下方向に移動可能であって、装飾図柄表示装置208の前面側にオーバーラップ可能に構成されている。POVディスプレイ224Iの初期位置は、装飾図柄表示装置208の下方とされているが、任意の位置に設定することができる。POVディスプレイ280は、昇降アームと、その昇降アームの先端部に回転自在に取り付けられたLEDアレイとを有する。昇降アームは、例えば、ラック・アンド・ピニオン等の公知の機構によって、昇降動作を行うことができる。LEDアレイには、複数のLEDが一列に配置されており、水平方向に延在する姿勢がLEDアレイの初期姿勢となっている。なお、LEDアレイに設けられるLEDは、フルカラーLEDであってもよいし、単色のLEDであってもよい。昇降アームの先端部には、モータが内蔵されており、LEDアレイは、延在方向の中央部で、そのモータの回転軸に連結されている。第1副制御部400(あるいは、第2副制御部500)は、回転するLEDアレイに配置された複数のLEDにつき、1つ1つの点灯制御を、演出データの一種であるバーサデータに基づいて行う。このようにすることで、LEDアレイの回転中に複数のLEDの発光態様が変化し、遊技者に残像が視認される。すなわち、各LEDの回転軌跡に光の残像が生じ、絵柄が表される。また、POVディスプレイ224Iは、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gd及び千両箱役物224Hよりも前面側に配置されているが、これらの演出可動体の前後関係は、適宜に設定することができる。
図116(C1)では、POVディスプレイ224Iが初期位置でLEDアレイが初期姿勢とされている状態が示されている。
図116(C2)では、POVディスプレイ224Iが、昇降アームによりLEDアレイを上昇させ、装飾図柄表示装置208の略中央の前面側にLEDアレイがオーバーラップしている様子が示されている。そのため、装飾図柄表示装置208は、POVディスプレイ224Iがオーバーラップしていない状態である場合と比べて、表示画面が視認困難とされている。
図116(C3)では、POVディスプレイ224IのLEDアレイが回転を開始した様子が示されている。LEDアレイは、低速から高速へと回転を加速している。なお、LEDアレイに設けられた複数のLEDは、LEDアレイが回転を開始した時点で、点灯や点滅を開始してもよいし、一定の回転速度に到達した後に点灯や点滅を開始してもよい。また、LEDアレイの回転領域は、変動アイコンh0、保留アイコンh11〜h14、第1装飾図柄にオーバーラップしており、LEDアレイの回転中は、これらが視認困難とされている。
図116(C4)では、POVディスプレイ224IのLEDアレイが定速回転とされ、「熱」の文字が表示され、予告表示あるいは先読み予告表示が行われている様子が示されている。なお、POVディスプレイ224Iによって表示される画像は、上述したものに限らず、例えば、キャラクタ画像や、装飾図柄や、背景画像等であってもよい。また、POVディスプレイ224Iによって画像が表示されている間、装飾図柄表示装置208のバックライトや各種ランプの発光輝度を低下して、POVディスプレイ224Iによって表示された画像の視認性を向上させるようにしてもよい。また、POVディスプレイ224Iによって画像が表示されている間、装飾図柄表示装置208を暗転表示とするようにしてもよい。
図116(D1)では、図115(b)に示される演出装置206において、導光板ILの発光が行われ、導光板IL上に所定のエフェクト画像を模した模様が視認容易な態様で現されている様子が示されている。ここで、導光板ILの発光中は、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nのバックライトや各種ランプの輝度を低下させる等して、導光板IL上に現れた模様をより視認しやすくするようにしてもよい。
図116(E1)〜同図(E2)では、図115(b)に示される演出装置206において、家紋役物224Eが動作している様子が示されている。具体的には、図116(E1)に示すように、家紋役物224Eが、初期位置から上昇した位置まで移動して、変動アイコンh0、保留アイコンh11〜h14及びナビキャラクタYMにオーバーラップし、変動アイコンh0、保留アイコンh11〜h14及びナビキャラクタYMの少なくとも一部がオーバーラップしていない場合よりも視認困難とされている。その後、図116(E2)に示すように、家紋役物224Eは、時計方向(CW方向)に回転している。なお、家紋役物224Eは、初期位置において回転してもよい。また、家紋役物224Eが、回転とともに、あるいは、回転に換えて、振動するようにしてもよい。また、上昇のみ行い、回転及び振動を行わないようにしてもよい。なお、図115(a)に示される演出装置206にも適用可能である。
図116(F1)では、図115(b)に示される演出装置206において、千両箱役物224Hが動作している様子が示されている。具体的には、千両箱役物224Hが初期位置から、第1装飾図柄表示装置208Lの略中央の前面側にオーバーラップする位置に移動している様子が示されている。図116(F1)に示すタイミングでは、第1装飾図柄が千両箱役物224Hがオーバーラップされていることにより、オーバーラップされていない状態である場合よりも視認困難とされている。この演出例では、千両箱役物224Hが動作する場合には、千両箱役物224Hと家紋役物224Eとが干渉しないように、家紋役物224Eを動作しないようにしている。なお、千両箱役物224Hと家紋役物224Eの両方が動作している状態となる場合があってもよい。また、千両箱役物224Hが動作する場合には、家紋役物224Eをさらに下方に移動させる退避動作が行われるようにしてもよい。
図116(G1)では、図115(b)に示される演出装置206において、第2装飾図柄表示装置208Mが下方にスライド移動し、第3装飾図柄表示装置208Nが上方にスライド移動している様子が示されている。このとき、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nに表示されている背景画像は、第1装飾図柄表示装置208Lに表示されている背景画像に連続するように、スライド移動に合わせてスクロール表示がなされている。すなわち、背景画像について、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nがスライド移動する前に表示されていなかった領域が、スライド移動することにより視認され得るように構成されている。換言すれば、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nが移動することにより見える画像があるということができる。これにより、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nが移動しても、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nが一体となった表示を行うことができる。なお、第2装飾図柄表示装置208Mが上方にスライド移動し、第3装飾図柄表示装置208Nが下方にスライド移動してもよいし、第2装飾図柄表示尾装置208Mが上方にスライド移動し、第3装飾図柄表示装置208Nが上方にスライド移動してもよいし、第2装飾図柄表示装置208Mが下方にスライド移動し、第3装飾図柄表示装置208Nが下方にスライド移動してもよい。
図116(H1)では、図115(b)に示される演出装置206において、第1装飾図柄が拡大して、第2装飾図柄表示装置208M、第1装飾図柄表示装置208L、第3装飾図柄表示装置208Nに跨って表示されている様子が示されている。すなわち、拡大した第1装飾図柄の左図柄が第2装飾図柄表示装置208Mと第1装飾図柄表示装置208Lに跨って表示され、拡大した第1装飾図柄の右図柄が第1装飾図柄表示装置208Lと第3装飾図柄表示装置208Nに跨って表示されている。このとき、第2装飾図柄は、第1装飾図柄表示装置208Lにのみ表示され、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nに跨って表示されていない。また、変動アイコンh0や保留アイコンh11〜h14も第1装飾図柄表示装置208Lにのみ表示され、第2装飾図柄表示装置208Mや第3装飾図柄表示装置208Nには跨っていない。なお、拡大した第1装飾図柄が2つの表示装置に跨って表示しなくてもよく、例えば、第2装飾図柄表示装置208Mにのみ拡大した左図柄が表示され、第1装飾図柄表示装置208Lにのみ拡大した中図柄が表示され、第3装飾図柄表示装置208Nにのみ拡大した右図柄が表示されてもよい。また、変動アイコンh0や保留アイコンh11〜h14、第2装飾図柄が複数の表示装置に跨って表示されてもよい。
図116(I1)〜同図(I2)では、図115(b)に示される演出装置206における演出可動体の動作態様が示されている。ここで、図116(I1)〜同図(I2)に示される例では、家紋役物224Eに換えて、上述したPOVディスプレイ224Iが設けられている。なお、図116(I1)に示されるタイミングでは、POVディスプレイ224Iが初期位置でLEDアレイが初期姿勢とされている状態が示されている。
図116(I2)では、POVディスプレイ224Iが、初期位置から第1装飾図柄表示装置208Lの略中央の前面側にLEDアレイがオーバーラップする位置まで移動した後、LEDアレイが回転し、一定の回転速度に到達して定速回転とされ、「熱」の文字が表示されている様子が示されている。
図116(J1)では、図115(b)に示される演出装置206において、第2装飾図柄表示装置208Mに表示されていた背景表示を第1UI部280における表示に変更し、第3装飾図柄表示装置208Nに表示されていた背景表示を第2UI部281における表示に変更されている様子が示されている。すなわち、第2装飾図柄表示装置208Mには、ナビキャラクタYM及び変動アイコンh0が表示されており、第3装飾図柄表示装置208Nには、保留アイコンh11〜h14が表示されている。つまり、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nが、第1装飾図柄表示装置208Lとは別の表示が行われている様子が示されている。
図116(K1)〜同図(K4)では、図115(b)に示される演出装置206における演出可動体の動作態様が示されている。なお、図116(K1)〜同図(K4)に示す例では、第1装飾図柄表示装置208Lの外周が装飾部材に重なっておらず、当該領域に表示される画像についても視認可能に構成されている。このとき、第1装飾図柄表示装置208Lの左右両側が、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nによって一部がオーバーラップされている。
図116(K1)では、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nが初期位置となっている様子が示されている。
図116(K2)では、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Mが、第1装飾図柄表示装置208Lの表示面に沿って互いに近接する位置までスライド移動している様子が示されている。このとき、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nの表示は、スライド移動に沿って、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面に連続するように、スライド移動に合わせてスクロール表示がなされている。その結果、第1装飾図柄表示装置208Lに表示されていた第1装飾図柄が、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nに表示される。すなわち、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nは、第1装飾図柄表示装置208Lにおいて表示されている画像であって、オーバーラップしている部分の画像をスライド移動に合わせてスクロール表示することにより、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nで一体感のある表示を行うことができる。なお、図116(K2)に示すように、家紋役物224Eは、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nに干渉しないように、初期位置から下方に移動して退避位置となっている。ここで、図116(K2’)に示すように、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nにおける表示をスクロールさせずスライド移動させるようにしてもよい。また、家紋役物224Eは、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nの動作が行われているときに、初期位置で回転してもよいし、振動してもよいし、回転しながら振動してもよい。
図116(K3)〜同図(K4)では、第2装飾図柄表示装置208Mと第3装飾図柄表示装置208Nとが近接した状態で、第1装飾図柄表示装置208Lの表示面に沿って反時計方向(CCW方向)に一体となって回転している様子が示されている。図116(K4)では、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nが90度回転した様子が示されている。このとき、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nにそれぞれ表示されている画像が第1装飾図柄表示装置208Lに整合するように、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nの回転軸を中心として第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nの回転方向とは反対方向に回転する表示が行われる。これにより、遊技者が、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nは回転しているが、表示されている画像は回転していないように見える場合がある。
図116(L1)では、図115(a)に示される演出装置206の変形例を示している。すなわち、図116(L1)に示す例では、家紋役物224Eに換えて、サブ表示装置208Sが装飾図柄表示装置208の下方に配置され、サブ表示装置208Sの上端部分が装飾図柄表示装置208の下端部分の少なくとも一部にオーバーラップしている。サブ表示装置208Sでは、上述した第1UI部280及び第2UI部281(保留枠)におけるそれぞれの表示が表示されている。すなわち、サブ表示装置208Sでは、変動アイコンh0と保留アイコンh11〜h14が表示されるとともに、ナビキャラクタYMも表示されている。また、サブ表示装置208Sにおける表示は、装飾図柄表示装置208における表示とは別の表示が行われている。また、装飾図柄表示装置208の下方右側には、サボハニのキャラクタSBHが右側から左側に向かって歩いている様子が示されているが、一部がサブ表示装置208Sにオーバーラップされており、サブ表示装置208Sにオーバーラップされていない状態である場合よりも視認困難とされている。なお、図116(L1’)に示すように、表示画像(背景画像やサボハニのキャラクタSBH等)を装飾図柄表示装置208とサブ表示装置208Sに跨って表示するようにしてもよい。
図116(M1)では、サブ表示装置208S及び第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdの動作態様が示されている。すなわち、サブ表示装置208Sは、初期位置から装飾図柄表示装置208の略中央の前面側となる位置に移動して、装飾図柄表示装置208の表示画面の少なくとも一部をオーバーラップしており、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdは、「大」、「盤」、「振」、「舞」の各文字が正面となる位置までそれぞれ回転した後、装飾図柄表示装置208の略中央の前面側となる位置まで移動したサブ表示装置208Sの左右両端の近傍となる位置まで移動している。このとき、サブ表示装置208Sでは、カットイン表示が行われ、装飾図柄表示装置208では、所定のエフェクト画像が表示されており、所定の予告演出あるいは先読み予告演出が行われている様子が示されている。
次に、本実施形態に係るパチンコ機100において実行される演出の具体例について、図117〜図120を参照しながら説明する。ここで、図117は、本実施形態のパチンコ機の装飾図柄表示装置208を中心とした演出の一例を段階的に示す図であり、図118は、図117に示す演出の一例の続きを段階的に示す図であり、図119は、図118に示す演出の一例の続きを段階的に示す図であり、図120は、図119に示す演出の別の例について段階的に示す図である。
図117には、装飾図柄表示装置208、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普通図柄表示装置210、特図1保留ランプ218、特図2保留ランプ220、普図保留ランプ216及び第4図柄表示装置284が示されている。なお、以下では、図115(a)に示される演出装置206を適用して説明するが、図115(b)に示される演出装置206を適用することも可能である。また、以下では、家紋役物224E、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gd、千両箱役物224H及び導光板ILについては、図示を省略している。
図117(1)に示す装飾図柄表示装置208には、「装飾4−装飾1−装飾7」の装飾図柄の組み合わせが停止表示されている。なお、ここでの背景は非表示であるが、例えば、図115(a)に示すようなデフォルトの背景画像(海岸の背景画像)が表示されている。以下の説明においても、背景が非表示の場合には、特に断らない限り、デフォルトの背景画像が表示されている。なお、デフォルトの背景画像とは異なる様々な背景画像(例えば、モードに応じた背景画像等)を表示してもよい。また、装飾図柄表示装置208の表示画面の右上隅部には第2保留数表示が表示され、左上隅部には第2装飾図柄が表示されている。第2装飾図柄も第1装飾図柄の停止表示に合わせて、「装飾4−装飾1−装飾7」の装飾図柄の組合せで停止表示されている。また、装飾図柄表示装置208の下方右側に形成された第1UI部280では、ナビキャラクタYMが表示されている。なお、図117(1)に示されるタイミングでは、図柄が停止表示されているため、変動アイコンh0は表示されていない。
さらに、図117に示す制御状態(遊技状態)は、特図低確率普図低確率状態である。この非電サポ状態における装飾図柄表示装置208では、第2UI部281に特図1の保留アイコンが表示される。なお、非電サポ状態における装飾図柄表示装置208の所定領域(例えば、表示画面の右端)に、特図2の保留アイコン表示領域が設けられてもよい。
第2UI部281には、特図1の保留を表す保留アイコンが表示される。特図1の保留数は、特図1保留ランプ218の点灯数の他、特図1の保留アイコンの数や第2保留数表示によっても表され、特図2の保留数は、特図2保留ランプ220の点灯数の他、特図2の保留アイコンの数や第2保留数表示によっても表されている。すなわち、保留アイコンは、主制御部300のRAM308に記憶されている始動情報に対応したものである。以下、最も古い始動情報(最も古い入賞)に対応した保留アイコンを第一の保留アイコン、2番目に古い始動情報に対応した保留アイコンを第二の保留アイコン・・・と称する場合がある。第2UI部281では、保留アイコンが横並びに表示され、右側の保留アイコンほど入賞が古い保留アイコンになる。
図117(1)には、第2UI部281に2つの特図1の保留アイコンh11,h12が表示されており、これら2つの特図1の保留アイコンh11,h12はいずれも、デフォルトの表示態様(丸形の無模様かつ白色の表示態様)で表示されている。すなわち、特図1のデフォルトの保留アイコンは、丸形の保留アイコンである。なお、図117(1)では、第2UI部281に4つの保留アイコンが表示されることをわかりやすくするために、実際には表示されていない保留アイコンを破線で示してある。また、図117(1)では、説明を容易にするために、第1UI部280及び第2UI部281を破線で区画して表しているが、実際にはこの破線は表示されない。
一方、特図2の保留アイコンは一つも表示されていない。これは、上述のごとく、図117に示す制御状態(遊技状態)は、非電サポ状態(非時短状態)であるため、電チューが開きにくく特図2始動口232への入賞が困難な状態であるためである。
本実施形態のパチンコ機100では、制御状態(遊技状態)に応じて、特図1と特図2で入賞しやすい方の特図の保留アイコンが表示され、もう一方の特図の保留アイコンが表示されないようにしている。すなわち、制御状態が非電サポ状態である場合には、図117(1)に示すように、第2UI部281に特図1の保留アイコンが表示され、特図2の保留アイコンは表示されない。一方、制御状態が電サポ状態である場合には、反対に、特図2の保留アイコンが表示され、特図1の保留アイコンは表示されない。なお、非電サポ状態において、特図2の保留アイコンが表示されてもよいし、電サポ状態において、特図1の保留アイコンが表示されてもよい。
本実施形態では、特図の図柄変動表示の開始は、特図表示装置における変動開始→第4図柄の点滅開始又は消灯→第2装飾図柄の変動開始→保留アイコンの移動アニメーション開始又は消去→装飾図柄の変動開始の順で行われるが、この順番は前後してもよい。
図117(2)では、特図1の図柄変動表示が開始され、第1特図表示装置212における図柄変動が開始され、さらに第4図柄の消灯までが行われているが、保留アイコンや装飾図柄に変化は未だ生じていない。なお、第1特図表示装置212における図柄変動と第4図柄の変動表示とが同時に開始してもよいし、第1特図表示装置212における図柄変動が開始した後で第4図柄の変動表示が開始してもよいし、第4図柄の変動表示が開始した後で第1特図表示装置212における図柄変動が開始してもよい。
図117(3)では、第2保留数表示が2から1に更新され、第2装飾図柄の変動表示が開始している様子が示されている。なお、第2保留数表示の更新表示と第2装飾図柄の変動表示の開始とが同時に行われてもよいし、第2保留数表示の更新表示が行われた後で第2装飾図柄の変動表示が開始してもよいし、第2装飾図柄の変動表示が開始した後で第2保留数表示の更新表示が行われてもよい。
図117(4)では、特図1の保留アイコンh11,h12の移動アニメーションが開始している。ここでの移動(減少)アニメーションは、第一の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコン(今回の図柄変動の対象保留アイコン)が第1UI部280における変動アイコンの台座hs0に向けて移動を開始するとともに、第二の保留アイコンh12の表示位置にあった保留アイコンが特図1の第一の保留アイコンh11の表示位置(図115に示す第1ステージhs1参照)に向けて移動を開始する。この段階では、装飾図柄の変動表示は開始されていない。
図117(5)では、移動アニメーションが続き、同図(6)では、変動開始前まで第一の保留アイコンh11であった保留アイコンが変動アイコンの台座hs0に到達し、変動アイコンh0として表示されるとともに、変動開始前まで第二の保留アイコンh12であった保留アイコンが第一の保留アイコンh11の表示位置に到達し、第一の保留アイコンh11として表示され、その後、第1装飾図柄の変動表示が開始される。なお、第1特図表示装置212における図柄変動が開始された時点で、それまで第一の保留アイコンh11であった保留アイコンを変動アイコンh0として見てもよいし、それまで第二の保留アイコンh12であった保留アイコンを第一の保留アイコンh11として見てもよい。なお、移動アニメーションの終了と第1装飾図柄の変動表示の開始とが同じタイミングであってもよいし、移動アニメーションが終了した後で第1装飾図柄の変動表示が開始されてもよいし、第1装飾図柄の変動表示が開始した後で移動アニメーションが終了してもよい。
図117(7)では、第1装飾図柄の変動表示が行われている様子が示されている。
図117(8)に示す装飾図柄表示装置208では、ナビキャラクタYMによるナビキャラ予告が行われている様子が示されていれる。すなわち、装飾図柄表示装置208では、ナビキャラ予告が開始すると、ナビキャラクタYMの近傍に「好機」の文字が表示された吹き出しが表示され、大当りへの期待感が高いことを報知している。
その後、図117(9)に示す装飾図柄表示装置208では、ナビキャラ予告が行われている間に、会話予告が開始している様子が示されている。会話予告が開始されると、殿様のキャラクタとともに「チャンス」という文字表示が表示された殿様の会話画像CI1が表示される。この、殿様の会話画像CI1の表示は、会話予告の第1段階となっている。また、この殿様の会話画像CI1は、第1装飾図柄にオーバーラップしており、第1装飾図柄にオーバーラップしていない状態である場合よりも、第1装飾図柄が視認困難とされている。また、ナビキャラ予告では、吹き出しの表示が「好機」の文字表示から「否」の文字表示に変化し、大当りへの期待感がより高まっていることを報知している。なお、殿様の会話画像CI1が表示されるタイミングと、吹き出しにおける表示が「否」に更新されるタイミングとが同じであってもよいし、殿様の会話画像CI1が表示された後で吹き出しにおける表示が「否」に更新されてもよいし、吹き出しにおける表示が「否」に更新された後で殿様の会話画像CI1が表示されてもよい。なお、先に表示された予告(例えば、「好機」)から後に表示された予告(例えば、「激熱」)に昇格する演出(例えば、「否」)が行われない場合があってもよい。また、ナビキャラ予告は、当該図柄変動表示における予告だけではなく、先読み予告や、ある予告が行われることを予告する予告、説明表示(各種予告や遊技状態、パチンコ機100の演出で登場するキャラクタや演出の舞台等の説明、チュートリアル表示ともいう)等が行われてもよい。
その後、図117(10)に示す装飾図柄表示装置208では、会話予告が更新されるとともにナビキャラ予告も更新されている。会話予告では、殿様の会話画像CI1が縮小表示されて第2装飾図柄の表示位置の下方に表示され、爺のキャラクタとともに操作促進報知画像が表示された爺の会話画像CI2が表示される。操作促進報知画像は、チャンスボタン136を操作有効期間内に押下することを促す画像であり、チャンスボタン136を模したボタン画像136aと、上記操作有効期間の残時間を表す残時間表示メータMTとによって構成されている。なお、図117(10)に示すタイミングでは、操作有効期間は開始されておらず、チャンスボタン136が操作されてもこれに応じた表示は行われない。第1装飾図柄は、爺の会話画像CI2によって隠されてしまっているが、遊技者は、第4図柄表示装置284や第2装飾図柄等によって特図が変動中であることを認識することができる場合がある。なお、装飾図柄が隠されないように、装飾図柄の表示位置を爺の会話画像CI2や殿様の会話画像CI1とは重ならない位置に移動させるようにしてもよい。また、図117(10)に示すように、殿様の会話画像CI1は、爺の会話画像CI2によって少なくとも一部がオーバーラップされており、オーバーラップされていない状態である場合よりも、殿様の会話画像CI1の表示態様が視認困難とされている。また、ナビキャラ予告では、吹き出しの表示が「否」の文字表示から「激熱」の文字表示に変化し、大当りへの期待感が相当程度高いことを報知している。また、この吹き出しの表示は、爺の会話画像CI2の一部にオーバーラップしている。なお、爺の会話画像CI2が表示されるタイミングと、吹き出しにおける表示が「激熱」に更新されるタイミングとが同じであってもよいし、爺の会話画像CI2が表示された後で吹き出しにおける表示が「激熱」に更新されてもよいし、吹き出しにおける表示が「激熱」に更新された後で爺の会話画像CI2が表示されてもよい。このように、この演出例では、会話予告が行われた場合の方が、会話予告が行われない場合よりも、大当りとなりやすくなっている。また、会話予告が更新される際に殿様の会話画像CI1が縮小表示されなくてもよく(例えば、図117(9)と同じ大きさの表示が表示されたまま)、殿様の会話画像CI1が消去されてもよい。また、後から表示された会話画像が先に表示された会話画像と異なる大きさ(大きい又は小さい)であってもよく、表示されると大当りへの期待度が高い会話予告Aが、この会話予告Aよりも大当りへの期待度が低い会話予告Bと異なる大きさ(大きい又は小さい)であってもよい。
その後、図117(11)に示すタイミングで操作有効期間が開始される。遊技者は、図117(11)に示すタイミング以降にチャンスボタン136が操作することにより、操作に応じた演出を見ることができる場合がある。
図117(12)に示す残時間表示メータMTは、上記操作有効期間が開始して所定時間が経過したときの表示態様で示されており、その後、図117(13)に示すタイミングで、遊技者が、チャンスボタン136を押下している様子が示されている。なお、図117(12)に示されるタイミングでは、ナビキャラ予告は終了しており、吹き出しの表示が消去されている。チャンスボタン136が上記操作有効期間内に押下されると、図117(14)に示すように、爺の会話画像CI2では、操作促進報知画像に換えて「激熱ですぞ」の文字が表示される場合がある。これにより、大当りの信頼度がかなり高いことが報知される。なお、「激熱ですぞ」といった予告の文字表示は、チャンスボタン136が操作されたことを条件に表示されるものであってもよいし、チャンスボタン136が操作されることなく操作有効期間が経過した場合にも表示されるものであってもよい。
その後、図117(15)に示す装飾図柄表示装置208では、殿様の会話画像CI1及び爺の会話画像CI2が消去されて会話予告が終了し、第1装飾図柄が視認容易とされている様子が示されている。
その後、図117(16)に示す装飾図柄表示装置208では、第1装飾図柄の左図柄に「装飾7」が停止表示された後、図117(17)に示すように、右図柄に「装飾7」が停止表示してリーチ状態が形成される。ここで、第1装飾図柄の各図柄が停止表示する際に、図柄停止表示アニメーションを行い、図柄が停止表示したことを演出するようにしてもよい。
そして、図117(17)〜同図(19)に示すように、リーチ状態が形成されると、装飾図柄表示装置208では、リーチ開始時アニメーションが行われる。この演出例におけるリーチ開始時アニメーションでは、リーチ状態が形成されたときに、左図柄と右図柄を拡大・縮小するアニメーション表示が行われる。なお、リーチ開始時アニメーションの表示態様としては適宜のものを採用することができる。遊技者は、このリーチ開始時アニメーションを見ることにより、リーチ演出が開始されることを認識することができる場合がある。
リーチ演出が開始されると、図117(20)〜同図(21)に示すように、第1装飾図柄の左図柄と右図柄がそれぞれ左右上方に移動表示され、第1UI部280では、変動アイコンh0を残して表示領域の下方にフレームアウトするとともに、第2UI部281に表示されている保留アイコンh11〜h14(図117(20)に示す演出例では、保留アイコンh11)もフレームアウトされる。なお、第1装飾図柄の左図柄と右図柄の移動表示の開始と、第1UI部280及び第2UI部281における各画像のフレームアウト表示の開始とが同じタイミングであってもよいし、第1装飾図柄の左図柄と右図柄の移動表示が開始した後で、第1UI部280及び第2UI部281における各画像のフレームアウト表示が開始してもよいし、第1UI部280及び第2UI部281における各画像のフレームアウト表示が開始した後で、第1装飾図柄の左図柄と右図柄の移動表示が開始してもよい。
その後、図117(22)に示すように、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdが動作し、それぞれ装飾図柄表示装置208の前面側でオーバーラップする。第1装飾図柄の左図柄と右図柄は、それぞれ第1大盤振舞役物224Gaと第2大盤振舞役物224Gbによってオーバーラップされ、視認困難とされている。また、第2装飾図柄と第2保留数表示も、それぞれ第1大盤振舞役物224Gaと第2大盤振舞役物224Gbによって少なくとも一部がオーバーラップされ、視認困難とされている。なお、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdのうちの一部のみが動作してもよいし、全部が動作してもよく、例えば、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdの動作する数によって信頼度が異なるようにしてもよい。また、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdが動作しない場合があってもよい。
続いて、図117(23)に示すように、導光板ILの発光が行われ、導光板IL上に所定のエフェクト画像を模した模様が視認容易な態様で現される。なお、導光板ILの発光が行われない場合があってもよい。例えば、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdの動作と導光板ILの発光の両方が行われる場合があってもよいし、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdの動作のみが行われ、導光板ILの発光が行われない場合があってもよいし、導光板ILの発光のみが行われ、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdの動作が行われない場合があってもよいし、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdの動作と導光板Ilの発光の両方が行われない場合があってもよい。
その後、図117(24)に示すように、導光板ILの発光が終了した後、図118(25)に示すように、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdがそれぞれ初期位置に戻る。なお、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdがそれぞれ初期位置に戻った後で導光板ILの発光が終了するようにしてもよいし、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdの初期位置への移動開始と導光板ILの発光の終了とが同時に行われてもよい。ここで、図117(22)〜同図(24)において、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gd及び導光板ILによって行われる一連の演出が行われた方が、一連の演出が行われない場合よりも大当りとなりやすいように構成されてもよい。
図118(26)では、スーパーリーチ(剣豪リーチ)に発展した様子が示されている。図118(26)に示す装飾図柄表示装置208では、敵役の剣豪の画像が大きく表示され、続く図118(27)に示す装飾図柄表示装置208では、主人公の殿様と敵役の剣豪との決闘シーンのアニメーションが表示されている。
その後、図118(28)に示す装飾図柄表示装置208では、ボタン画像136aと残時間表示メータMTが表示され、ボタン演出が開始されている様子が示されている。その後、図118(29)に示すタイミングで、チャンスボタン136の操作有効期間が開始すると、遊技者によるチャンスボタン136の操作を受付可能な状態となる。
図118(30)に示す残時間表示メータMTでは、上記操作有効期間が開始されてゲージが減っている様子が示されており、その後、図118(31)に示すタイミングで、遊技者が、チャンスボタン136を押下している様子が示されている。チャンスボタン136が上記操作有効期間内に押下されると、図118(32)に示すように、殿様のカットイン画像CI3が表示され、大当りの信頼度が高いことを報知する予告演出が行われる。殿様のカットイン画像CI3は、決闘シーンのアニメーション表示にオーバーラップしており、殿様のカットイン画像CI3が表示されていない場合と比べると視認困難とされている。なお、殿様のカットイン画像C13は、チャンスボタン136が操作されたことを条件に表示されるものであってもよいし、チャンスボタン136が操作されることなく操作有効期間が経過した場合にも表示されるものであってもよい。
その後、図118(33)に示す装飾図柄表示装置208では、殿様のカットイン画像CI3が消去され、決闘シーンのアニメーション表示が継続している様子が示されている。
その後、図118(34)に示す装飾図柄表示装置208では、ボタン画像136aと残時間表示メータMTが表示され、スーパーリーチに発展してから2回目のボタン演出が開始されている様子が示されている。その後、図118(35)に示すタイミングで、チャンスボタン136の操作有効期間が開始すると、遊技者によるチャンスボタン136の操作を受付可能な状態となる。
図118(36)に示す残時間表示メータMTでは、上記操作有効期間が開始されてゲージが減っている様子が示されており、その後、図118(37)に示すタイミングで、遊技者が、チャンスボタン136を押下している様子が示されている。なお、スーパーリーチに発展してから2回目のボタン演出における操作有効期間がスーパーリーチに発展してから1回目のボタン演出における操作有効期間よりも短くてもよく、この場合、スーパーリーチに発展してから2回目のボタン演出における残時間表示メータMTにおけるゲージの減る速度がスーパーリーチに発展してから1回目のボタン演出における残時間表示メータMTにおけるゲージの減る速度よりも速くてもよい。また、スーパーリーチに発展してから1回目のボタン演出における操作有効期間がスーパーリーチに発展してから2回目のボタン演出における操作有効期間よりも短くてもよいし、スーパーリーチに発展してから1回目のボタン演出における操作有効期間とスーパーリーチに発展してから2回目のボタン演出における操作有効期間とが同じ長さであってもよい。
チャンスボタン136が上記操作有効期間内に押下されると、図118(38)に示すように、装飾図柄表示装置208では、決闘シーンのアニメーション表示からエフェクト画像の表示に切り換えられるとともに、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdが動作し、それぞれ装飾図柄表示装置208の前面側でオーバーラップする。エフェクト画像や第1装飾図柄の左図柄及び右図柄は、それぞれ第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdによってオーバーラップされ、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdによってオーバーラップされていない状態である場合に比べると視認困難とされている。また、第2装飾図柄と第2保留数表示も、それぞれ第1大盤振舞役物224Gaと第2大盤振舞役物224Gbによって少なくとも一部がオーバーラップされ、視認困難とされている。なお、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdのうちの一部のみが動作してもよいし、全部が動作してもよく、例えば、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdの動作する数によって信頼度が異なるようにしてもよい。また、図118(38)に示される演出は、チャンスボタン136が操作されたことを条件に表示されるものであってもよいし、チャンスボタン136が操作されることなく操作有効期間が経過した場合にも表示されるものであってもよい。また、エフェクト画像の表示と第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdの動作のうちのいずれか一方のみが行われる場合があってもよい。また、エフェクト画像の表示と第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdの動作の両方が行われる場合は、エフェクト画像が表示された後で第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdの動作が開始されてもよいし、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdの動作が開始された後でエフェクト画像が表示されてもよいし、エフェクト画像の表示と第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdの動作が同時に開始されてもよい。また、操作有効期間内にチャンスボタン136が押下された場合に、図118(38)に示される演出が行われずにハズレとなる演出表示が行われてもよく、さらに、ハズレとなる演出表示が行われた後で復活演出を表示して大当りとなる演出表示が行われるようにしてもよい。なお、図118(38)に示される演出が開始されると、表示されていた変動アイコンh0が非表示となるが、引き続き表示してもよい。
その後、図118(39)では、千両箱役物224Hが動作して下方に移動し、装飾図柄表示装置208及び第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdの前面側にオーバーラップしている様子が示されている。さらに、その後、図118(40)では、導光板ILの発光が行われている様子が示されている。なお、エフェクト画像の表示、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdの動作、千両箱役物224Hの動作、導光板ILの発光の開始する順序については、上述したものに限定されず、適宜に設定することができる。また、エフェクト画像の表示、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdの動作、千両箱役物224Hの動作、導光板ILの発光のうちの全部が行われてもよいし、一部が行われない場合があってもよい。
図118(41)では、導光板ILの発光が終了した様子が示されている。その後、図118(42)に示すように、千両箱役物224Hが初期位置に向かって上昇を開始する。その後、図118(43)では、エフェクト画像がフェイドアウトし、その後、図118(44)に示すように、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdがそれぞれ初期位置に向かって移動を開始している。このとき、装飾図柄表示装置208では、表示が中断された決闘シーンのアニメーション表示がフェイドインしながら再開している様子が示されている。このとき、変動アイコンh0の表示も再開されている。
その後、決闘シーンのアニメーション表示は、図118(46)まで継続する。図118(46)では、主人公の殿様が敵役の剣豪に勝利し、図118(47)では、中図柄に「装飾7」が表示され、大当りとなることが報知される。その後、図118(48)に示す装飾図柄表示装置208では、決闘シーンのアニメーション表示がフェイドアウトし、図119(49)に示すように、第1装飾図柄が「装飾7−装飾7−装飾7」の装飾図柄の組合せで揺れ変動が開始される。なお、第2装飾図柄は左図柄、中図柄、右図柄のいずれも依然として変動表示が行われている。ここでの背景は、非表示であってもよいし、スーパーリーチが行われるまでとは異なる背景画像であってもよいし、スーパーリーチが行われる前と同じ背景画像であってもよい。また、このとき、変動アイコンh0や特図1の保留アイコンは表示されていないが、変動アイコンh0や特図1の保留アイコンは表示されていてもよい。また、ナビキャラクタYMの表示も行われていないが、ナビキャラクタYMの表示が行われてもよい。
その後、図119(50)に示すタイミングで、第1特図表示装置212が特図Aの表示態様で表示される。なお、図119(50)に示すタイミングでは、第1特図表示装置212は停止表示されたが、第1副制御部400は、主制御部300からの図柄変動停止コマンドを受信していない状態であるので、図柄確定停止と判断していないため、第1装飾図柄では揺れ変動が継続しており、第2装飾図柄や第4図柄表示装置284では未だ変動表示中となっている。
その後、第1副制御部400が図柄変動停止コマンドを受信すると、図119(51)に示すように、第1装飾図柄及び第2装飾図柄がそれぞれ「装飾7−装飾7−装飾7」の装飾図柄の組合せで停止表示するとともに、第4図柄表示装置284では、図柄が停止した旨の態様での表示が行われる。
その後、大当り遊技が開始して主制御部300から第1副制御部400に入賞演出開始コマンドが送信されると、図119(52)に示すように、装飾図柄表示装置208では、大当り開始演出表示が開始される。今回は、「装飾7−装飾7−装飾7」の装飾図柄の組合せで大当りとなって開始された大当り遊技であるので、装飾図柄表示装置208では、「スペシャルボーナス」の表示が行われ、遊技者に15R確変大当りであることが報知されている。また、図119(52)に示す装飾図柄表示装置208では、表示領域の左上隅部に、右打ちを指示するミニ右打ち表示が行われている。なお、ミニ右打ち表示が行われないようにしてもよい。
その後、図119(53)に示すように、遊技者に右打ちを指示する右打ち指示画面が表示された後、図119(54)に示すように、1ラウンド目が開始される。1ラウンド目が開始されると、装飾図柄表示装置208では、ラウンド演出表示が行われるとともに、表示画面の右下隅部に大当りとなったときの装飾図柄の組合せを示す「装飾7」の表示が行われている。また、表示画面の左上隅部には、ミニ右打ち表示が行われ、右上隅部には、現在のラウンドである「1R」の表示が行われている。なお、大当り遊技において獲得した賞球数や、連荘中に獲得した総賞球数を表示するようにしてもよい。
その後、大当り遊技が消化され、15ラウンド目が開始されると、図119(55)に示すように、装飾図柄表示装置208では、ラウンド演出表示が行われるとともに、表示領域の右上隅部では、現在のラウンドである「15R」の表示が行われる。
図119(56)は、大当り遊技が終了し、装飾図柄表示装置208では、大当り終了演出表示が行われている様子が示されている。今回の大当り遊技は、15R確変大当りとなって開始された大当り遊技であるので、大当り遊技終了後は、遊技状態が特図高確率普図高確率状態(電サポ付き確変状態)となる。そのため、大当り終了演出表示では、その旨を示す「吉宗RUSH突入」の表示が行われ、電サポ付き確変状態に移行することが報知される。
その後、図119(57)に示す装飾図柄表示装置208では、カードユニット608(図93参照)に挿入されているプリペイドカードの取り忘れについて注意喚起する表示(注意喚起表示)が行われる。なお、この注意喚起表示は、電サポ中でない遊技状態において大当りとなった初回大当りでの大当り遊技が終了した場合にのみ表示するようにしてもよいし、大当りとなった状況に拘らず、大当り遊技が終了した場合に必ず表示するようにしてもよい。
図119(58)は、大当り遊技が終了して電サポ付き確変状態に移行し、1回目の図柄変動表示が開始される前の様子を示している。電サポ付き確変状態では、背景画像が電サポ付き確変状態用の背景画像となっており、装飾図柄も通常遊技状態(特図低確率普図低確率状態)とは異なる表示態様となっている。また、表示画面の中央下部には、特図2の保留アイコン表示領域282が形成されており、表示されるアイコンの数によって特図2の保留数を報知している。ここで、特図2の保留アイコンのデフォルトの表示態様は、四角形の無模様かつ白色の表示態様であり、特図1の保留アイコンとは表示態様(ここでは形状)が異なっており、遊技者が一目見ただけで判別がつくようになっている。なお、特図1の保留アイコンのデフォルトの表示態様と、特図2の保留アイコンのデフォルトの表示態様とが同じであってもよい。なお、図119(58)〜同図(63)では、特図2の保留アイコン表示領域282に4つの保留アイコンが表示されていることをわかりやすくするために、実際には表示されていない保留アイコンを破線で示してある。また、図119(58)〜同図(63)では、説明を容易にするために、特図2の保留アイコン表示領域282を破線で区画して表しているが、実際にはこの破線は表示されない。また、電サポ付き確変状態では、特図1の保留アイコンが表示されていないが、表示するようにしてもよい。また、図119(58)に示す装飾図柄表示装置208では、表示画面の左上隅部にミニ右打ち表示が行われるとともに、その下方に連荘回数を示す「ボーナス×○」の文字が表示されている。なお、図119(58)に示すタイミングでは、初回の大当り遊技が終了したので、その旨を示す「ボーナス×1」の表示が行われている。
そして、図119(59)に示すタイミングで第1特図表示装置212における図柄変動表示が開始された後、図119(60)に示す装飾図柄表示装置208では、遊技者に右打ちを指示する右打ち報知が表示される。この右打ち報知は、半透明の帯画像上に「右打ちしてください」の文字が表示された態様で表示されている。右打ち報知は、装飾図柄にオーバーラップしており、オーバーラップしていない状態である場合よりも装飾図柄が視認困難とされている。右打ち報知は、初回の大当り遊技が終了して移行した電サポ状態においてのみ表示するが、初回の大当り遊技以外の大当り遊技が終了して移行した電サポ状態においても表示するようにしてもよく、例えば、大当り遊技が終了して電サポ状態に移行する毎に表示するようにしてもよい。また、電サポ状態に移行した後、左打ちしていることを検知した場合にも右打ち報知を表示するようにしてもよく、例えば、第1特図始動口230に入賞したことを検知した場合に左打ちが行われたと判断して右打ち報知を表示するようにしてもよい。なお、図119(60)に示す装飾図柄表示装置208では、表示領域の右下隅部に第2保留数表示が表示されている。
その後、図119(61)に示す装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が開始している様子が示されている。その後、右打ち報知が表示されてから所定時間(例えば、3秒)が経過すると、図119(62)に示すように、右打ち報知が非表示となる。なお、ミニ右打ち表示は継続して行われている。
図119(63)では、特図2の図柄変動表示の保留が4つとなった様子が示されている。すなわち、特図2保留ランプ220では、特図2の保留が4つであることを示すために4つのランプの全てが点灯し、装飾図柄表示装置208では、特図2の保留アイコンh21〜h24が4つ表示されている。また、第2保留数表示でも、特図2の保留数が4つであることを示す「4」の表示が行われている。
図120(49a)は、図118(48)に続く別の演出例について示している。なお、図117〜図118では、「装飾7」でリーチ状態となって中図柄に「装飾7」が表示された場合について説明したが、ここでは、「装飾6」でリーチ状態となって中図柄に「装飾6」が表示された場合について説明する。図120(49a)に示す装飾図柄表示装置208では、第1装飾図柄が「装飾6−装飾6−装飾6」の装飾図柄の組合せで揺れ変動が行われている様子が示されている。なお、第2装飾図柄は左図柄、中図柄、右図柄のいずれも依然として変動表示が行われている。ここでの背景は、非表示であってもよいし、スーパーリーチが行われるまでとは異なる背景画像であってもよいし、スーパーリーチが行われる前と同じ背景画像であってもよい。また、このとき、変動アイコンh0や特図1の保留アイコンは表示されていないが、変動アイコンh0や特図1の保留アイコンは表示されていてもよい。また、ナビキャラクタYMの表示も行われていないが、ナビキャラクタYMの表示が行われてもよい。
その後、図120(50a)に示すタイミングで、第1特図表示装置212が特図Bの表示態様で表示される。なお、図120(50a)に示すタイミングでは、第1副制御部400は、主制御部300からの図柄変動停止コマンドを受信していない状態であるので、図柄確定停止と判断していないため、第1装飾図柄は揺れ変動を継続しており、第2装飾図柄や第4図柄表示装置284では未だ変動表示中となっている。
その後、第1副制御部400が図柄変動停止コマンドを受信すると、図120(51a)に示すように、第1装飾図柄及び第2装飾図柄がそれぞれ「装飾6−装飾6−装飾6」の装飾図柄の組合せで停止表示するとともに、第4図柄表示装置284では、図柄が停止した旨の態様での表示が行われる。遊技者は、これを見ることにより、実質5R確変大当り、5R通常大当り、2R通常大当りのいずれかの大当りとなったことを認識することができる場合がある。
その後、大当り遊技が開始して主制御部300から第1副制御部400に入賞演出開始コマンドが送信されると、図120(52a)に示すように、装飾図柄表示装置208では、大当り開始演出表示が開始される。今回は、「装飾6−装飾6−装飾6」の装飾図柄の組合せで大当りとなって開始された大当り遊技であるので、装飾図柄表示装置208では、「ボーナス」の表示が行われ、遊技者に実質5R確変大当り、5R通常大当り、2R通常大当りのいずれかであることが報知されている。また、図120(52a)に示す装飾図柄表示装置208では、表示画面の左上隅部にミニ右打ち表示が表示されている。
図120(38b)は、図118(37)に続く別の演出例について示している。図120(38b)では、チャンスボタン136が操作有効期間内に押下されたがハズレの結果が表示されている様子が示されている。具体的には、装飾図柄表示装置208では、中図柄に「装飾6」が表示され、ハズレとなることが報知される。このとき、変動アイコンh0も表示が再開されている。その後、図120(39b)に示す装飾図柄表示装置208では、第1装飾図柄がフェイドアウトするとともに、決闘シーンのアニメーション表示が再開される。ここでは、主人公の殿様が敵役の剣豪に敗れ、その後、決闘シーンのアニメーション表示がフェイドアウトして、図119(40b)に示すように、変動アイコンh0、第2保留数表示及び第2装飾図柄を残し、非表示とされる。
その後、図120(41b)〜同図(42b)に示すように、装飾図柄表示装置208では、第1UI部280及び第2UI部281(保留枠)が表示領域の下方からスクロールインし、保留アイコンとナビキャラクタYMが表示される。そして、図120(42b)に示すように、装飾図柄表示装置208では、第1装飾図柄が「装飾7−装飾6−装飾7」の装飾図柄の組合せで揺れ変動が開始される。なお、第2装飾図柄は左図柄、中図柄、右図柄のいずれも依然として変動表示が行われている。
その後、図120(43b)に示すタイミングで、第1特図表示装置212が特図Iの表示態様で表示される。なお、図120(43b)に示すタイミングでは、第1副制御部400は、主制御部300からの図柄変動停止コマンドを受信していない状態であるので、図柄確定停止と判断していないため、第1装飾図柄は揺れ変動が継続して行われ、第2装飾図柄や第4図柄表示装置284では未だ変動表示中となっている。
その後、第1副制御部400が図柄変動停止コマンドを受信すると、図120(44b)に示すように、第1装飾図柄及び第2装飾図柄がそれぞれ「装飾7−装飾6−装飾7」の装飾図柄の組合せで停止表示するとともに、第4図柄表示装置284では、図柄が停止した旨の態様での表示が行われる。
続いて、図120(45b)に示す装飾図柄表示装置208では、変動アイコン消去アニメーションの表示が行われる。変動アイコン消去アニメーション表示では、変動アイコンh0が徐々に小さくなり、最終的には、図120(46b)に示すように変動アイコンh0が消失するアニメーション表示が行われる。なお、変動アイコン消去アニメーションは、特図が停止する前に開始されてもよい。
本実施形態のパチンコ機100では、各種のカスタマイズを行うことができる。
図121は、本実施形態のパチンコ機100で行うことができるカスタマイズの内容を示す図である。
本実施形態のパチンコ機100では、図柄変動表示が停止してから一定時間(例えば、30秒)経過しても図柄変動表示が開始されない場合は、デモンストレーションモードに移行し、装飾図柄表示装置208はデモ画面になる。なお、特図の図柄変動表示が停止してからデモンストレーションモードに移行するまでの間は、装飾図柄表示装置208に、装飾図柄の停止図柄の組合せが表示され続け、チャンスボタン136等の操作手段を操作すると、専用のアニメーションが表示される場合もある。デモ画面では、専用のアニメーションが表示されたり、装飾図柄の停止図柄の組合せ(装飾図柄がキャラクタ等の画像と文字画像(数字を含む)から構成されている場合、デモ画面では、キャラクタ等の画像のみが表示され、文字画像が非表示となっていてもよいし、キャラクタ等の画像と文字画像の両方が表示されていてもよい)が表示されたり、機種タイトルを含むムービー(なお、期待度の高い予告や期待度の高いリーチ等が紹介される演出紹介ムービーが含まれていてもよい)が表示されたりする他、メニューアイコン、音量調整アイコン、および輝度調整アイコンが表示される期間もある。なお、デモンストレーションモードに装飾図柄の停止表示の組合せが表示された状態が含まれていてもよい。
メニューアイコン、音量調整アイコン、および輝度調整アイコンが表示されている状態で、図49に示すチャンスボタン136を操作すると、装飾図柄表示装置208には、オプションメニューが表示される。また、図49に示す操作キーユニット137の左右キーを操作することで、装飾図柄表示装置208には、音量調整ウィンドウが表示され、図49等に示すスピーカ120の音量を増減させることができる。さらに、操作キーユニット137の上下キーを操作することで、装飾図柄表示装置208には、輝度調整ウィンドウが表示され、図52等に示す遊技盤用ランプ442または/および遊技台枠用ランプ452といったLEDの光量を増減させることができる。ここで、遊技盤用ランプ442は、図115等に示す導光板ILが含まれているが、含まれていなくてもよい。なお、音量調整ウィンドウが表示されている状態で、操作キーユニット137の上下キーを操作すれば、輝度調整ウィンドウが表示され、反対に、輝度調整ウィンドウが表示されている状態で、操作キーユニット137の左右キーを操作すれば、音量調整ウィンドウが表示される。
詳しくは後述するが、オプションメニューの中には、「デモ画面に戻る」ためのアイコンが用意されており、このアイコンにカーソルを合わせた状態で、チャンスボタン136を操作すれば、デモ画面に戻ることができる。また、特図の図柄変動表示が開始されれば、自動的にオプションメニューは終了し、装飾図柄表示装置208には、装飾図柄の変動表示が表示される。さらに、オプションメニューを表示させた状態で一定期間(例えは1分間)無操作であった場合には、自動的にデモ画面に戻る。
また、操作キーユニット137の左右キーを操作後にチャンスボタン136を押下した場合には、音量が決定され、音量調整ウィンドウからデモ画面に戻り、操作キーユニット137の上下キーを操作後にチャンスボタン136を押下した場合には、光量が決定され、輝度調整ウィンドウからデモ画面に戻る。さらに、チャンスボタン136を押下しなかった場合であっても、左右キーあるいは上下キー操作後一定期間(例えば、10秒間)経過後には、自動的にデモ画面に戻る。また、特図の図柄変動表示が開始されれば、ここでも自動的に、音量調整ウィンドウや輝度調整ウィンドウが消え、装飾図柄表示装置208には、装飾図柄の変動表示が表示される。
図121(b)は、オプションメニューの構成を示す図である。
オプションメニューでは、大まかに分けて、「演出カスタマイズ」、「キャラクタ選択」、「保留枠選択」、「保留表示選択」、「背景表示選択」を行うことが可能である。
「演出カスタマイズ」のうちの「オートボタンモード」とは、チャンスボタン136等の操作手段を操作しなくても、チャンスボタン136等の操作手段を操作した時と同じ応答演出が行われる場合があるモードのことである。なお、図121(b)の「選択肢」に記されたON/OFFは、設定/非設定や有効/無効の意味である。「長押しオート連打」とは、チャンスボタン136等の操作手段に対して長押しを行っておくだけで、長押しを行っている期間中、高速での押下を繰り返している(連打している)時と同じ応答演出を行う機能のことであり、連打の速さを選択することができる。「群予告」とは、通常予告(当該変動の予告)の一種であり、このオプションメニューでは、群予告の大当りの信頼度(期待度)を遊技者が選択することができる。例えば、群予告が表示された変動が大当りとなる可能性が信頼度100%!?よりも低いが、群予告が当該変動の予告として登場する頻度を上げたい場合は信頼度50%に設定し、群予告が当該変動の予告として登場する頻度が信頼度50%に設定した時よりも低いが、大当り濃厚(大当り確定)の予告として当該変動に表示されて欲しい場合は信頼度100%!?に設定する。「入賞音予告」は特図始動口に入賞して保留が増加した時の先読み予告の一種である。なお、入賞音予告は、当該変動の予告としてもよい。裏ボタンとは、チャンスボタン136等の操作手段の操作有効期間が開始されていること、および/または操作手段の操作有効期間中であることを報知してくれないことであるが、「裏ボタンナビ」をON(設定)しておくと、例えば、操作手段の操作有効期間にチャンスボタンランプ138が点灯したり、「操作手段を操作すると良いことがあるかもしれないよ」といった文字表示が表示されるようになる。「先読み予告なし」とは、保留アイコンの表示態様による先読み予告以外の先読み予告(例えば、可動手段(演出可動体)による先読み予告や表示手段による保留アイコン以外の先読み予告表示)全てについて行わない(「ON」に相当)ようにする設定である。「プレミアアップ」とは、大当り濃厚あるいは大当り確定の演出の出現頻度を上昇させる(「ON」に相当)ようにする設定である。「保留変化なし」とは、保留アイコンの表示態様による先読み予告を行わない(「ON」に相当)ようにする設定である。「一発告知」とは、大当り濃厚あるいは大当り確定についての特定の予告のことである(例えば、演出可動体による演出動作や、音出力手段による大当り濃厚(大当り確定)音、枠または遊技盤の一部または全部の装飾LEDによる発光演出による予告が挙げられる。)。
なお、本明細書における「大当り確定」とは、大当り確定の当該予告および/または先読み予告予告が表示された場合に、大当り確定の予告が表示された図柄変動または、先読み対象保留の図柄変動に向けて大当り確定の先読み予告が表示されると当該変動または先読み対象保留が必ず大当りとなることを示している(以下の説明においても同じ)。
また、本明細書における「大当り濃厚」とは、大当りへの期待度が高い状態のことであって、大当り濃厚の当該予告および/または先読み予告予告が表示されても、大当り濃厚の予告が表示された図柄変動または、先読み対象保留の図柄変動に向けて大当り濃厚の先読み予告が表示されてもハズレとなる場合があることを示している(以下の説明においても同じ)。また、大当り濃厚は、大当り確定のことを示していてもよい(以下の説明においても同じ)。
さらに、本明細書における「熱い」という記載も、大当りへの期待度が高い状態のことであるが、熱いの当該予告および/または先読み予告予告が表示されても、熱い予告が表示された図柄変動または、先読み対象保留の図柄変動に向けて熱いの先読み予告が表示されてもハズレとなる場合があることを示している(以下の説明においても同じ)。また、「熱い」は、大当り濃厚よりも、大当りの期待度が低いことを示してもよいし、「激熱」は、大当り濃厚、あるいは大当り確定のことを示していてもよい(以下の説明においても同じ)。
また、図121(b)中に記載のある「ダイトモ」とは、会員登録をして、インターネット回線を通じてWebサーバとアクセスをする会員サービスのことであり、経験値を貯めることでレベル(lv)が上がり、レベルに応じて種々の特典を獲得することができるといったサービスである。この「ダイトモ」の会員サービスを実行する場合には、パチンコ機100はユーザモードに設定される。パチンコ機100の中には、「ダイトモ」の会員サービスに対応していない仕様のものもある。「ダイトモ」の会員サービスに対応している仕様の機種では、ユーザモードに設定し、ダイトモのレベルが15レベルに達していれば、演出カスタマイズの一種として裏ボタンナビの設定が開放される。また、図121(b)中、「ダイトモ設定」と記されている項目は、会員登録をして、ユーザモードに設定するだけで開放される。したがって、ダイトモ入会時でレベルが0であっても、ユーザモードに設定するだけで、例えば、保留枠選択であれば、保留枠Bを使用可能になる。ここで、保留枠とは、図115等に示す第1UI部280と第2UI部281を合わせたものに相当する。なお、「初期設定」とは、ユーザモードに設定していない場合に自動的に選択されることを意味する。また、「ダイトモ」は、正式な会員登録の前に入会体験することができ、入会体験者には、お試しプレイとして、キャラクタ選択において、爺のキャラクタが使用可能になる。
また、ダイトモの上記特典の一つとして、ダイトモのレベルを上げないと選択することができない項目がある。すなわち、「キャラクタ選択」、「保留枠選択」、「保留表示選択」、「背景表示選択」のうち、「開放条件」にダイトモのレベル(lv)が表示されている項目は、表示されたレベル(lv)に到達して初めて選択することがができるようになる項目である。
図122は、会員サービスを利用していない状態におけるオプションメニュー画面の遷移図である。
操作キーユニット137の上キー又は下キーを操作することで、装飾図柄表示装置208に表示されたオプションメニュー画面では、カーソルが上下する。「演出カスタマイズ」、「キャラクタ選択」、「保留枠選択」、「保留表示選択」、「背景表示選択」、「初期化」、「デモ画面に戻る」の各項目のうち、矢印で結ばれた相互間は、操作キーユニット137の上キー又は下キーを操作することでカーソルが移動し、チャンスボタン136を押下したときにカーソルが表示されていた項目に応じた画面が表示される。すなわち、「演出カスタマイズ」の項目にカーソルを合わせてチャンスボタン136を押下すれば、装飾図柄表示装置208では、オプションメニュー画面から演出カスタマイズ画面に切り替わる。また、「デモ画面に戻る」の項目にカーソルを合わせてチャンスボタン136を押下すれば、装飾図柄表示装置208では、オプションメニュー画面からデモ画面に切り替わる。
一方、「演出カスタマイズ画面」、「キャラクタ選択画面」、「保留枠選択画面」、「保留表示選択画面」、「背景表示選択画面」、「初期化確認画面」それぞれには、“戻る”のアイコンが表示されており、その“戻る”のアイコンにカーソルを合わせてチャンスボタン136を押下すれば、オプションメニュー画面に戻ることができる。また、“戻る”のアイコンにカーソルを合わせなくても、操作キーユニット137のキャンセルキーを押下しても、オプションメニュー画面に戻ることができるようにしてもよい。
なお、この遷移図では表されていないが、特図始動口212,214に入賞があって、特図の図柄変動表示が開始されれば、オプションメニュー画面であっても、「演出カスタマイズ画面」、「キャラクタ選択画面」、「保留枠選択画面」、「保留表示選択画面」、「背景表示選択画面」、「初期化確認画面」であっても、装飾図柄の変動表示の画面に移行する。
続いて、図121及び図122を用いて説明した事項につき、具体的に、装飾図柄表示装置208における表示例を用いて説明する。
図123は、デモ画面から、オプションメニュー画面、音量調整ウィンドウ、輝度調整ウィンドウを呼び出す一例を示す図である。ここで説明する例は、「ダイトモ」の会員サービスに対応していない仕様のパチンコ機100についての例であり、図121(b)の開放条件は、無視され、最初からいずれの項目についても選択可能である。なお、以降の実施形態において、装飾図柄表示装置208に、操作キーユニットの十字キー(上キー、下キー、左キー、右キーの)の外観を示すアイコンやチャンスボタンの外観を示すアイコンが表示されている場合に、無色且つ無模様のアイコンが操作不可の操作手段を示し、それ以外の態様(有色または/および模様有り)で表示されているアイコンが操作可能な操作手段を示している。
図123(1)に示す装飾図柄表示装置208には、海の背景表示に保留枠UIが表示されており、ナビキャラクタYMも表示されている。また、第1装飾図柄(第3図柄)にも第2装飾図柄(第5図柄)にも装飾図柄のハズレの組合せ(「装飾4」−「装飾1」−「装飾7」)が表示されており、特図の図柄変動表示は停止中である。さらに、装飾図柄表示装置208の右上隅部に表示された第2保留数表示では、特図1の保留数も特図2の保留数も0である。すなわち、保留が無く、特図の停止図柄の確定表示が行われてから図柄変動表示が開始されていない状態である。この状態で、一定時間(例えば、30秒間)が経過すると、図123(1)に示す、メニューアイコンMI、音量調整アイコンVI、および輝度調整アイコンBIの表示が開始される。なお、一定時間経過前であっても、特図の停止図柄の確定表示期間が終了し、次の図柄変動表示が開始されていない状態(例えば、保留が無い状態における特図の停止図柄の確定表示期間経過直後)であれば、操作手段(例えば、チャンスボタン136や操作ユニットの十字キー等)を操作することで、これらのアイコンMI,VI,BIが表示されるようにしてもよいし、特図の停止図柄の確定表示期間が終了してから或る定まった期間(例えば、10秒間)経過したことを条件に加えて、これらのアイコンMI,VI,BIが表示されるようにしてもよい。あるいは、これらのアイコンMI,VI,BIの表示が開始されても一定期間(例えば、3秒間)は、チャンスボタン136および操作キーユニット137の十字キーを操作しても、オプションメニュー画面や音量調整ウィンドウや輝度調整ウィンドウが表示されないようにしてもよい。
また、メニューアイコンMI、音量調整アイコンVI、および輝度調整アイコンBIに、カスタマイズを行っている内容の表示(文字表示や画像表示)が含まれていてもよい。例えば、メニューアイコンMIであれば、演出カスタマイズの文字表示やアイコン表示、音量調整アイコンVIであれば音量のレベルを表すゲージの表示、輝度調整アイコンBIであれば光量のレベルを表すゲージの表示が含まれていてもよい。さらに、メニューアイコンMIに、図121(b)に示す大項目の表示(例えば、「キャラクタ選択」等)が含まれていてもよいし、図123(1)に示すように含まれていなくてもよい。
図123(2)では、操作キーユニットの下キー137dが操作される。なお、上キー137uが操作されても同じである。なお、十字キーは、無操作の状態では白色点灯であるが、押下されたキーは赤色点灯に変化するが、十字キーに装飾ランプが設けられていなくてもよい。
下キー137dが操作されたことで、図123(3)に示す装飾図柄表示装置208には、輝度調整ウィンドウBWが表示されている。輝度調整ウィンドウBWは、輝度調整アイコンBIよりも大きな表示であり、図123(3)に示す装飾図柄表示装置208では、メニューアイコンMIが消え、音量調整アイコンVIがメニューアイコンMIの位置にシフトして、輝度調整アイコンBIの4倍程度の大きさの輝度調整ウィンドウBWが表示されている。この例では、遊技盤用ランプ442または/および遊技台枠用ランプ452といったLEDの光量を5段階で調整可能であり、初期値は最も明るい5レベルである。
図123(4)では、下キー137dがもう一度操作され、同図(5)に示す輝度調整ウィンドウBWでは、一段階下がり4レベルになっている。
図123(6)では、操作キーユニット137の上キー137uが操作され、同図(7)に示す輝度調整ウィンドウBWでは、一段階上がり5レベルに戻っている。5レベルの状態で、上キー137uを操作しても、それ以上、光量は上がらない。また、1レベルの状態で、下キー137dを操作しても、それ以上、光量は下がらない。また、一定期間(例えば、10秒)何も操作をしないと、3つのアイコンMI,VI,BIが表示されたデモ画面に戻るが、上キー137d又は下キー137uを操作すると、その一定期間のカウント開始を更新することができる。すなわち、デモ画面に戻るまでの期間を延ばすことができる。なお、1レベルよりも下の0レベルまで設定可能であってもよい。この0レベルでは、LEDは消灯状態を維持することになる。
図123(8)では、操作キーユニット137の右キー137rが操作される。なお、左キー137lが操作されても同じである。
右キーが操作されたことで、図123(9)に示す装飾図柄表示装置208には、音量調整ウィンドウVWが表示されている。音量調整ウィンドウVWは、音量調整アイコンVIよりも大きな表示であり、図123(9)に示す装飾図柄表示装置208では、音量調整ウィンドウVWがメニューアイコンMI側に、音量調整アイコンVIの4倍程度まで拡大表示され、メニューアイコンMIは無くなって、輝度調整アイコンBIは表示されている。この例では、スピーカ120からの音量を5段階で調整可能であり、初期値は中間の音量の3レベルである。
図123(10)では、操作キーユニット137の右キーがもう一度操作され、同図(11)に示す音量調整ウィンドウVWでは、一段階上がり4レベルになっている。なお、最も音の大きな5レベルの状態で、右キーを操作しても、それ以上、音量は上がらない。また、1レベルの状態で、左キーを操作しても、それ以上、音量は下がらない。また、一定期間(例えば、10秒)何も操作をしないと、3つのアイコンMI,VI,BIが表示されたデモ画面に戻るが、左キー又は右キーを操作すると、デモ画面に戻るまでの期間を延ばすことができる。なお、1レベルよりも下の0レベルまで設定可能であってもよい。この0レベルでは、スピーカ120は消音(ミュート)を維持することになる。
最後の操作があってから一定期間(例えば、10秒)が経過したことにより、図123(13)に示す装飾図柄表示装置208では、3つのアイコンMI,VI,BIが表示されたデモ画面に戻っている。
図123(14)では、チャンスボタン136が操作され、チャンスボタン136が操作されたことで、図123(15)に示す装飾図柄表示装置208には、オプションメニュー画面が表示されている。なお、チャンスボタン136は、内蔵されているチャンスボタンランプ138が、押下されたことにより赤色に発光しているが、押下される前から赤色に点灯していてもよい。このオプションメニュー画面では、背景表示、保留枠UI、ナビキャラクタYM、第1装飾図柄(第3図柄)、および第2装飾図柄(第5図柄)全てが消え、「メニュー」の文字表示の下に、縦一列に上から順に、演出カスタマイズアイコン、キャラクタ選択アイコン、保留枠選択アイコン、保留表示選択アイコン、背景表示選択アイコン、初期化アイコン、およびデモ画面に戻るための戻るアイコンといった7種類のアイコンが表示されている。これら7種類のアイコンのうちのいずれか一つのアイコンの左横には、操作キーユニット137の上下キーで上下することができるカーソルアイコンcsが表示されている。図123(14)では、一番上の演出カスタマイズアイコンの左横にカーソルアイコンcsが表示され、他のアイコンが白表示であるのに対して、演出カスタマイズアイコンは赤色に点灯している。また、オプションメニュー画面では、右下に、選択操作や決定操作に用いることができる操作手段の絵柄が表示されている。すなわち、操作キーユニット137のうち、選択操作に用いられる十字キーの絵柄と、決定操作に用いられるチャンスボタン136の絵柄が表示されている。さらに、チャンスボタン136と、十字キーのうち、カーソルアイコンcsやカーソル表示の移動に用いる上下キー137u,dの絵柄は、赤色に表示されている。なお、決定操作には、チャンスボタン136とともに操作キーユニット137の決定キーも用いることができるようにしてもよいし、チャンスボタン136に代えてその決定キーを用いることができるようにしてもよい。
ここで、図123(2)〜同図(12)の、輝度調整中や音量調整中に、チャンスボタン136を操作しても、オプションメニュー画面は表示されないが、表示されるようにしてもよい。また、オプションメニュー画面表示開始時のカーソルアイコンcsの初期位置は、一番上の演出カスタマイズアイコンであってもよいし、戻るアイコンであってもよいし、その他のアイコンであってもよい。あるいは、カスタマイズを現在行っている項目のアイコンであってもよい。
図123(16)では、演出カスタマイズアイコンにカーソルアイコンcsが表示されている状態で、チャンスボタン136が押下され、図123(17)に示すように、装飾図柄表示装置208には、演出カスタマイズ画面が表示される。演出カスタマイズ画面には、5行のリストが表示され、そのリストには、図121(b)に示す演出カスタマイズにおける小項目の表示の上から5つ分(「01 オートボタンモード」〜「05 裏ボタンナビ」)と、それぞれの選択肢(例えば、「OFF ON」等)が表示されている。すなわち、5行のリストの1行につき1項目が表示されている。さらに、その下には、設定変更を保存するための確定アイコン、オプションメニュー画面に戻るための戻るアイコン、設定を一括して初期値に戻すための初期化アイコンが左側から順に横一列に配置されている。また、演出カスタマイズ画面では、カーソルアイコンに代えてカーソル表示が用いられている。演出カスタマイズ画面表示開始時のカーソル表示の初期位置は、オプションメニュー画面に戻るための戻るアイコンである。カーソル表示が表示されている戻るアイコンは、枠が強調表示され、さらに赤色に点灯表示されている。また、表示されている選択肢のうち現在設定されている選択肢も赤色に表示されている。例えば、図123(17)に示す演出カスタマイズ画面では、オートボタンモードは非設定(OFF)である。さらに、演出カスタマイズ画面の右下にも、選択操作に用いられる十字キーの絵柄と、決定操作に用いられるチャンスボタン136の絵柄が表示されている。なお、演出カスタマイズ画面では、十字キーのうち全てのキー137u,d,l,rの絵柄が、赤色に表示されている。
図123(18)では、下キー137dが操作され、カーソル表示は、オートボタンモードの項目に移動する。すなわち、図123(19)に示す演出カスタマイズ画面では、オートボタンモードの項目の枠が強調表示され、さらに、吹き出し表示が追加され、オートボタンモードの説明が表示されている。
図123(20)では、オートボタンモードの項目にカーソル表示が表示されている状態で、右キー137rが操作される。その結果、図123(21)に示すように、オートボタンモードの現在設定されている選択肢がONに変化する。すなわち、OFFからONに切り替えられた。なお、現在設定されている選択肢がOFFの状態で、左キー137lが操作された場合は、そのキー操作は無効になるが、右キー137rが操作された場合と同じ結果になってもよい。
図123(22)では、下キー137dが操作され、カーソル表示は、オートボタンモードの1つ下の項目(長押しオート連打)に移動する。すなわち、図123(23)に示す演出カスタマイズ画面では、長押しオート連打の項目の枠が強調表示され、さらに、吹き出し表示が追加され、この項目に関する説明が表示されている。なお、下キー137dではなく上キー137uが操作されると、カーソル表示は、設定変更があった場合には、確定アイコンに移動し、設定変更がなかった場合には、戻るアイコンに移動する。ただし、設定変更があってもなくても確定アイコンに移動してもよいし、あるいは戻るアイコンに移動してもよい。
その後、下キー137dが3回操作され、カーソル表示は、一番下の裏ボタンナビの項目に移動する。すなわち、図123(25)に示す演出カスタマイズ画面では、裏ボタンナビの項目の枠が強調表示され、さらに、吹き出し表示が追加され、この項目に関する説明が表示されている。
図123(26)では、さらにもう1回、下キー137dが操作され、図123(27)に示すように、5行のリストの更新が行われ、図121(b)では01であったオートボタンモードの項目が消え、代わりに新たに追加された、図121(b)では06であった先読み予告なしの項目にカーソル表示が移動している。
図123(28)では、さらに下キー137dが操作され続ける。
図124は、図123に示す例の続きを示す図である。
下キー137dの操作に合わせてリストの更新が行われ、図123(28)に続く図124(29)に示す演出カスタマイズ画面では、図121(b)における演出カスタマイズの最後の小項目である09の一発告知の項目にカーソル表示が移動している。
図124(30)に示すように、下キー137dがもう一回操作されると、図124(31)に示すように、カーソル表示は確定アイコンに移動し、確定アイコンは、枠が強調表示され、さらに赤色に点灯表示されている。
図124(32a)では、決定操作としてチャンスボタン136が操作され、同図(33a)に示す装飾図柄表示装置208では、演出カスタマイズの設定完了を報知する報知画面が、演出カスタマイズ画面に前側から重ねて表示される。なお、演出カスタマイズの設定を更新することを確認する確認画面(例えば、キャンセルアイコンと更新アイコンが表示された画面)が表示されてもよい。図124(33a)に示す報知画面には、オプションメニュー画面に戻るための戻るアイコンが表示されており、カーソル表示はそのアイコンに表示されている。
図124(34)ではチャンスボタン136が操作され、同図(35)に示すように、オプションメニュー画面に戻る。
なお、図124(33a)に示す報知画面における戻るアイコンは、演出カスタマイズ画面に戻るためのアイコンであってもよく、演出カスタマイズ画面に配置されている戻るアイコンを操作することで、オプションメニュー画面に復帰できるようにしてもよい。
オプションメニュー画面に戻った後、図124(36)に示すようにオプションメニュー画面が表示されている状態で、下キー137dが再び操作されると(同図(37)参照)、図124(38)に示すように、それまで演出カスタマイズアイコンに表示されていたカーソルアイコンcsは一つ下に移動し、今度は、キャラクタ選択アイコンの左横にカーソルアイコンcsが表示され、そのキャラクタ選択アイコンは赤色に点灯する。
図124(39)では、キャラクタ選択アイコンにカーソルアイコンcsが表示されている状態で、チャンスボタン136が押下され、図124(40)に示すように、装飾図柄表示装置208には、キャラクタ選択画面が表示される。キャラクタ選択画面にも、5行のリストが表示され、そのリストには、図121(b)に示すキャラクタ選択における選択肢の表示の上から5つ分(「01 吉宗」〜「05 ハニ」)が表示されている。すなわち、5行のリストの1行につき1項目が表示されている。図124(40)では、カーソル表示は、吉宗の項目に表示されており、キャラクタ選択画面の左側には、カーソル表示が表示されている項目のキャラクタの絵柄(ここでは吉宗の絵柄)がプレビュー表示されている。なお、73(b)に示すように、キャラクタ選択の初期設定は、吉宗であるが、この初期設定自体を無くしてしまってもよい。また、キャラクタ選択画面の右下には、オプションメニュー画面に戻るための戻るアイコンと、選択操作に用いられる十字キー(上下キー137u,dのみ赤色)の絵柄と、決定操作に用いられる赤色のチャンスボタン136の絵柄も表示されている。
ここでのキャラクタ選択で設定されたキャラクタは、常時表示されるようになったり、演出時には必ず登場するようになったり、出現頻度が他のキャラクタより高くなったりする。
図124(41)に示すように、下キー137dが一回操作されると、図124(42)に示すように、カーソル表示は、吉宗の1つ下の項目の爺に移動し、爺の絵柄がプレビュー表示されている。
図124(43)では、下キー137dがさらに5回操作され、下キー137dの操作に合わせてリストの更新が行われ、図124(44)に示すキャラクタ選択画面では、図121(b)におけるキャラクタ選択の最後の選択肢である07のコパンダの項目にカーソル表示が移動している。
図124(45)に示すように、下キー137dがもう一回操作されると、図124(46)に示すように、カーソル表示は戻るアイコンに移動し、戻るアイコンは、枠が強調表示され、さらに赤色に点灯表示されている。
ここで、チャンスボタン136ではなく、下キー137dが一回だけ操作されると(図124(47))、リストの更新が行われて、図124(48)に示すように、01の吉宗が先頭にくる最初のリストに戻り、カーソル表示はその吉宗の項目に移動している。そして、図124(49)では、チャンスボタン136が操作される。図124(50)に示すキャラクタ選択画面では、プレビュー表示が行われていた領域で、キャラクタを決定することを示すアニメーション表示が行われている。なお、キャラクタの設定を更新することを確認する確認画面(例えば、キャンセルアイコンと更新アイコンが表示された画面)が表示されてもよいが、この例では、キャラクタを決定することを示すアニメーション表示が終了すると、選択したキャラクタの設定の更新が自動的に行われ、図124(51)に示すように、オプションメニュー画面に戻る。
なお、キャラクタを決定することを示すアニメーション表示が終了してもキャラクタ選択画面のままであり、キャラクタ選択画面に配置されている戻るアイコンを操作することで、オプションメニュー画面に復帰できるようにしてもよい。
オプションメニュー画面に戻った後、オプションメニュー画面が表示されている状態で、下キー137dが再び操作されると(図124(52)参照)、図124(53)に示すように、それまでキャラクタ選択アイコンに表示されていたカーソルアイコンcsは一つ下に移動し、今度は、保留枠選択アイコンの左横にカーソルアイコンcsが表示され、その保留枠選択アイコンは赤色に点灯する。
図124(54)では、保留枠選択アイコンにカーソルアイコンcsが表示されている状態で、チャンスボタン136が押下され、図124(55)に示すように、装飾図柄表示装置208には、保留枠選択画面が表示される。保留枠選択画面にも、5行のリストが表示され、そのリストには、図121(b)に示す保留枠選択における選択肢の表示の上から5つ分(「01 保留枠A」〜「05 保留枠E」)が表示されている。すなわち、5行のリストの1行につき1項目が表示されている。図124(55)では、カーソル表示は、保留枠Aの項目に表示されており、保留枠選択画面の左側のウィンドウには、カーソル表示が表示されている項目の保留枠が保留アイコンと変動アイコンとともにプレビュー表示されている。なお、73(b)に示すように、保留枠選択の初期設定は、保留枠Aであるが、この初期設定自体を無くしてしまってもよいし、あるいはここでは選択することができない専用の保留枠を用意してもよい。また、保留枠選択画面の右下には、オプションメニュー画面に戻るための戻るアイコンと、選択操作に用いられる十字キー(上下キー137u,dのみ赤色)の絵柄と、決定操作に用いられる赤色のチャンスボタン136の絵柄も表示されている。
ここでの保留枠選択で設定された保留枠は、装飾図柄表示装置208の下部に、第1UI部280と第2UI部281として表示されるようになる。
図124(56)では、下キー137dが一回操作される。
図125は、図124に示す例の続きを示す図である。
図124(55)から続く図124(56)に示す、下キー137dの一回の操作を受けて、図125(57)に示す装飾図柄表示装置208では、カーソル表示は、保留枠Aの1つ下の項目の保留枠Bに移動し、左側のウィンドウには、保留枠Bがプレビュー表示されている。
図125(58)では、チャンスボタン136による決定操作が行われる。図125(59)に示す保留枠選択画面では、プレビュー表示が行われている左側のウィンドウを囲むようなエフェクト表示Ed1が発生し、そのエフェクト表示Ed1が消えると、選択した保留枠の設定の更新が自動的に行われ、図125(60)に示すように、オプションメニュー画面に戻る。なお、保留枠の設定を更新することを確認する確認画面(例えば、キャンセルアイコンと更新アイコンが表示された画面)が表示されてもよい。また、エフェクト表示Ed1が消えても保留枠選択画面のままであり、保留枠選択画面に配置されている戻るアイコンを操作することで、オプションメニュー画面に復帰できるようにしてもよい。
オプションメニュー画面に戻った後、オプションメニュー画面が表示されている状態で、下キー137dが再び操作されると(図125(61)参照)、図125(62)に示すように、それまで保留枠選択アイコンに表示されていたカーソルアイコンcsは一つ下に移動し、今度は、保留表示選択アイコンの左横にカーソルアイコンcsが表示され、その保留表示選択アイコンは赤色に点灯する。この状態で、チャンスボタン136が押下され、図125(63)に示すように、装飾図柄表示装置208には、保留表示選択画面が表示される。保留表示選択画面にも、5行のリストが表示され、そのリストには、図121(b)に示す保留表示選択における選択肢の表示の上から5つ分(「01 アイコンA」〜「05 アイコンE」)が表示されている。すなわち、5行のリストの1行につき1項目が表示されている。図125(63)では、カーソル表示は、アイコンAの項目に表示されており、保留表示選択画面の左側のウィンドウには、カーソル表示が表示されている項目のアイコンが保留枠とともにプレビュー表示されている。なお、73(b)に示すように、保留表示選択の初期設定は、アイコンAであるが、この初期設定自体を無くしてしまってもよいし、あるいはここでは選択することができない専用のアイコンを用意してもよい。また、保留表示選択画面の右下には、オプションメニュー画面に戻るための戻るアイコンと、選択操作に用いられる十字キー(上下キー137u,dのみ赤色)の絵柄と、決定操作に用いられる赤色のチャンスボタン136の絵柄も表示されている。
ここでの保留表示選択で設定されたアイコンは、保留枠UIに、保留アイコンh1〜h4として表示されたり、変動アイコンh0として表示されるようになる。
その後、下キー137dが二回操作され、カーソル表示は、アイコンCに移動し、左側のウィンドウには、アイコンCがプレビュー表示されている。この状態で、チャンスボタン136による決定操作が行われ、図125(65)に示す保留表示選択画面では、プレビュー表示が行われている左側のウィンドウを囲むようなエフェクト表示Ed1が再び発生し、そのエフェクト表示Ed1が消えると、選択したアイコンの設定の更新が自動的に行われ、図125(66)に示すように、オプションメニュー画面に戻る。なお、アイコンの設定を更新することを確認する確認画面(例えば、キャンセルアイコンと更新アイコンが表示された画面)が表示されてもよい。また、エフェクト表示Ed1が消えても保留表示選択画面のままであり、保留表示選択画面に配置されている戻るアイコンを操作することで、オプションメニュー画面に復帰できるようにしてもよい。
オプションメニュー画面に戻った後、オプションメニュー画面が表示されている状態で、下キー137dがまた操作されると(図125(67)参照)、図125(68)に示すように、それまで保留表示選択アイコンに表示されていたカーソルアイコンcsは一つ下に移動し、今度は、背景表示選択アイコンの左横にカーソルアイコンcsが表示され、その背景表示選択アイコンは赤色に点灯する。
図125(69)では、背景表示選択アイコンにカーソルアイコンcsが表示されている状態で、チャンスボタン136が押下され、図125(70)に示すように、装飾図柄表示装置208には、背景表示選択画面が表示される。背景表示選択画面にも、5行のリストが表示され、そのリストには、図121(b)に示す背景表示選択における5つの選択肢全て(「01 背景A」〜「05 背景E」)が表示されている。すなわち、5行のリストの1行につき1項目が表示されている。図125(70)では、カーソル表示は、背景Aの項目に表示されており、背景表示選択画面の左側のウィンドウには、カーソル表示が表示されている項目の背景がプレビュー表示されている。なお、73(b)に示すように、背景表示選択の初期設定は、背景Aであるが、この初期設定自体を無くしてしまってもよいし、あるいはここでは選択することができない専用の背景を用意してもよい。また、背景表示選択画面の右下には、オプションメニュー画面に戻るための戻るアイコンと、選択操作に用いられる十字キー(上下キー137u,dのみ赤色)の絵柄と、決定操作に用いられる赤色のチャンスボタン136の絵柄も表示されている。
ここでの背景表示選択で設定された背景は、装飾図柄表示装置208における通常状態の背景表示として表示されるようになる。ここにいう通常状態の背景表示には、先読みモードにおける背景表示や、当該変動の大当りの予告としての背景表示や、電サポ状態における背景表示は含まれない。ただし、電サポ状態における背景表示に限っては、含まれるようにしてもよい。
その後、下キー137dが四回操作され、カーソル表示は、背景Eに移動し、左側のウィンドウには、背景E(空の背景)がプレビュー表示されている。この状態で、チャンスボタン136による決定操作が行われ、図125(72)に示す保留表示選択画面では、プレビュー表示が行われている左側のウィンドウを囲むようなエフェクト表示Ed1がまた発生し、そのエフェクト表示Ed1が消えると、選択した背景の設定の更新が自動的に行われ、図125(73)に示すように、オプションメニュー画面に戻る。なお、背景の設定を更新することを確認する確認画面(例えば、キャンセルアイコンと更新アイコンが表示された画面)が表示されてもよい。また、エフェクト表示Ed1が消えても背景表示選択画面のままであり、背景表示選択画面に配置されている戻るアイコンを操作することで、オプションメニュー画面に復帰できるようにしてもよい。
オプションメニュー画面に戻った後、オプションメニュー画面が表示されている状態で、下キー137dが2回操作されると(図125(74a)参照)、図125(75)に示すように、それまで保留表示選択アイコンに表示されていたカーソルアイコンcsは一番下まで移動し、デモ画面に戻るための戻るアイコンの左横にカーソルアイコンcsが表示され、その戻るアイコンは赤色に点灯する。
図125(76)では、戻るアイコンにカーソルアイコンcsが表示されている状態で、チャンスボタン136が押下され、図125(77)に示すように、装飾図柄表示装置208には、デモ画面が表示される。ここでのデモ画面には、カスタマイズした結果が反映されている。すなわち、背景は、空の背景に変更されており、保留枠UIは、図123(1)に示す保留枠UIと異なっており、画面右上の枠RW内には、演出カスタマイズでONに設定したモード名(ここではオートボタンモード)が表示されている。なお、2つのモードをONに設定した場合には、カスタマイズの番号の若い順に交互に表示される。例えば、01のオートボタンモードと05の裏ボタンナビをONにしていたら、オートボタンモードと裏ボタンナビが画面右上の枠RW内に交互に表示される。なお、デフォルト設定と同じときは、枠RW内に表示しないようにしてもよいが、同じであっても表示してもよい。また、何の設定も行っていない場合には、枠RW内にOFFと表示してもよいし、何も表示しなくてもよい。また、信頼度の設定の群予告や、連打の速さの設定の長押しオート連打については、設定しても枠RW内に表示しないようにしてもよい。さらに、設定しているモードを細かく表示せず、例えば「演出カスタマイズ中」とだけ表示するようにしてもよい。
図125(79)には、普通図柄表示装置210、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普通図柄保留ランプ216、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、および第4図柄表示装置284も示されている。図125(79)に示す普通図柄表示装置210、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214のいずれも停止表示中である。また、図125(79)に示す装飾図柄表示装置208における第1装飾図柄(第3図柄)も第2装飾図柄(第5図柄)も停止表示中であり、図125(79)に示す第4図柄表示装置284も停止表示を表している。さらに、図125(79)に示す普通図柄保留ランプ216、第1特図保留ランプ218、および第2特図保留ランプ220はいずれも全て消灯しており、装飾図柄表示装置208の右上隅部に表示された第2保留数表示でも、特図1の保留数も特図2の保留数も0である。したがって、保留が無く、停止図柄の確定表示が行われてから図柄変動表示が開始されていない状態である。
図125(80)に示すタイミングで、第1特図始動口230に1球入球があり、図125(80)に示す第1特図表示装置212は、図柄変動表示を開始している。ただし、図125(80)に示す、副制御部400,500側によって制御される装飾図柄表示装置208における第1装飾図柄(第3図柄)も第2装飾図柄(第5図柄)も装飾図柄の変動表示を開始しておらず、同じく副制御部400,500側によって制御される第4図柄表示装置284も停止表示を表したままである。なお、図125(80)に示す第4図柄表示装置284は、黒い四角が第1装飾図柄(第3図柄)の停止表示中を表し、灰色の丸が第2装飾図柄の(第5図柄)の停止表示中を表し、白い四角が第1装飾図柄(第3図柄)の変動表示中を表し、白い丸が第2装飾図柄(第5図柄)の変動表示中を表す。
図125(81)に示す装飾図柄表示装置208では、第1装飾図柄は依然として停止表示したままであるが、第2装飾図柄は変動表示を開始し、右上隅部に表示された第2保留数表示では、特図1の保留数が一瞬、「1」と表示されている。
図125(82)に示す装飾図柄表示装置208では、第2保留数表示のうちの、先に一瞬「1」と表示された特図1の保留数が「0」になっている。なお、第1特図始動口230に入賞してすぐに消化されるため、第2保留数表示が一瞬たりとも「1」と表示されず、「0」のままであってもよい。
図125(83)では、第一の保留アイコンh11の増加アニメーションが開始されている。
図126は、図125に示す例の続きを示す図である。
図125(83)から続く図126(84)では、増加アニメーションが終了し、第一の保留アイコンh11が表示されている。図126(84)に示す第一の保留アイコンh11は、演出カスタマイズの保留表示選択で新たに設定されたアイコンであり、デフォルトの表示態様(菱形の無模様かつ白色の表示態様)で表示されている。
図126(85)では、未だ、第1装飾図柄の変動表示は開始されていないが、第1特図表示装置212における図柄変動表示の開始から遅れて、メニューアイコンMI、音量調整アイコンVI、および輝度調整アイコンBIといった3つのアイコンの消去が開始され、透化表示になっている。ここでの消去は、アニメーション仕立てであってもよいが、必ずしも消去アニメーションである必要はなく、図126(86)では、これら3つのアイコンMI,VI,BIの消去が完了している。
図126(87)では、第一の保留アイコンh11が、変動アイコン表示領域の台座hs0に向けて移動を開始しており、同図(88)では、第一の保留アイコンh11の移動が完了し、変動アイコン表示領域の台座hs0には、デフォルトの表示態様(菱形の無模様かつ白色の表示態様)の変動アイコンh0が表示されている。そして、図126(89)で、ようやく第1装飾図柄の変動表示が開始され、第1装飾図柄は低速変動中である。なお、第1装飾図柄の変動表示の開始にあたって詳しくは、左図柄が一番最初に変動表示を開始し、次いで中図柄が変動表示を開始し、最後に右図柄が変動表示を開始する。しかしながら、左図柄、中図柄、および右図柄の変動表示開始の順番はこの順番に限定されず、これら3つの左図柄、中図柄、および右図柄が同時に変動表示を開始するようにしてもよい。また、第1装飾図柄の変動表示が開始される前に、装飾図柄によるアニメーション(例えば、装飾図柄が一度大きく表示されてから元々の大きさに戻るアニメーションや、装飾図柄がキャラクタ等の画像と文字画像(数字を含む)から構成されている場合、第1装飾図柄の変動が開始するまでにキャラクタ等の画像がアニメーションを行う等が挙げられる)が表示されてもよい。
図126(91)では、第1装飾図柄は高速変動中になる。特図表示装置212,214における図柄変動表示が開始された後であっても、操作キーユニット137の左キー137l又は右キー137rを操作すると(図126(92)参照)、図126(93)に示すように、保留枠UIの上には音量調整用のバー表示VBが表示されている。この音量調整用のバー表示VBは、第1装飾図柄(第3図柄)の少なくとも一部、変動アイコンh0の少なくとも一部、およびナビキャラクタYMの少なくとも一部に前側から重なるように表示されている。音量調整用のバー表示VBが表示されている状態で、左キー137lを操作するとバー表示が1レベル減って音が小さくなり、右キー137rを操作するとバー表示が1レベル増えて音が大きくなり、音量調整可能である。
本実施形態では、特図表示装置212,214における図柄変動表示が開始された後であっても、音量調整のみは常時可能である。なお、音量調整が常時可能であっても、音量調整用のバー表示VBが表示されないように構成されていてもよい。また、大当り遊技中であっても、音量調整のみは常時可能である。ただし、或る期間だけ規制されていてもよい。例えば、大当り遊技の開始演出中や、ラウンド間インターバル中や、大当り遊技の終了演出中や、スーパーリーチ演出の実行中や、特図表示装置212,214における図柄の確定表示中や、装飾図柄の確定表示中や、ハズレの図柄の確定表示中や、大当り図柄の確定表示中や、電サポ(時短)状態の終了時(例えば、ST終了時)のリザルト画面(例えば、出球数又は/及び連荘数等を表示する画面)の表示中や、左右キー137l,137rを演出で使用する期間は、規制されてもよい。なお、スーパーリーチ演出が勝負演出であった場合には、勝敗の結果が報知されるまで規制され、その後は調整可能としてもよいし、3つの装飾図柄が揃って揺れ表示を開始した後は調整可能としてもよいし、スーパーリーチ演出から停止表示が行われるまでの期間は全て規制してもよい。
なお、本実施形態では、特図表示装置212,214における図柄変動表示が開始された後の音量調整は、特図低確普図低確状態に限って可能としてもよい。また、特図表示装置212,214における図柄変動表示が開始された後に、操作キーユニット137の上キー137u又は下キー137dを操作しても、光量調整は不能であるが、光量調整用のバー表示を音量調整用のバー表示VBと同様に表示し、光量調整可能としてもよいし、バー表示は行わずに光量調整可能としてもよい。さらに、特図表示装置212,214における図柄変動表示が開始された後であっても、演出カスタマイズや、キャラクタ選択等も設定可能であってもよい。
また、音量調整アイコンVI等が消えている状態、すなわち図柄変動中に、左キー137l又は右キー137rを操作した場合、本実施形態のように音量調整用のバー表示VBを表示することなく、音量調整を可能であってもよい。音量調整用のバー表示VBは、一定期間(例えば10秒間)操作しないと消去されるように構成されているが、一定期間が経過する前に再度左キー137l又は右キー137rが操作された場合は、その一定期間のカウント開始を更新することができる(すなわち、デモ画面に戻るまでの期間を延ばすことができる)ように構成されていてもよい。図柄の変動が開始されることにより音量調整アイコンVI等が消去されるアニメーションの実行中に、左キー137l又は右キー137rの操作があった場合には、消去アニメーションを途中でキャンセルして、即座に音量調整アイコンVI等を消し、代わりに音量調整用のバー表示VBを表示してもよい。あるいは、消去アニメーションをキャンセルせず、音量調整アイコンVI等を再表示してもよいし、消去アニメーションを最後まで行った後に音量調整用のバー表示VBが表示されてもよい。
さらに、特図表示装置212,214における図柄変動表示が開始された後であっても、第1装飾図柄の変動表示が開始されるまでは、3つのアイコンMI,VI,BIの表示の有無に関わらず、光量調整可能としてもよいし、演出カスタマイズや、キャラクタ選択等も設定可能としてもよい。
また、図柄変動中に音量調整および/または輝度調整が行える場合であっても、調整用のバー表示が表示されないように構成されていてもよい。
図127は、図124を用いて説明した例の変形例を示す図である。
図124(32a)に示すチャンスボタン136の操作に代えて、図127(32b)に示すように右キー137rを操作した場合には、図127(33b1)に示すように、カーソル表示は戻りアイコンに移動し、戻りアイコンは、枠が強調表示され、さらに赤色に点灯表示される。この状態で、チャンスボタン136が操作されると(図127(33b2))、オプションメニュー画面に戻るか否かの確認画面が、演出カスタマイズ画面に前側から重ねて表示される(図127(33b3))。この確認画面には、オプションメニュー画面に戻ることを了承する戻るアイコンと、オプションメニュー画面に戻ることを中止するキャンセルアイコンとが表示されており、図127(33b2)では、カーソル表示はキャンセルアイコンに表示されている。
そして、図127(33b4−1)に示すように右キー137rを操作して、カーソル表示を戻るアイコンに移動させるか(図127(33b5−1)、カーソル表示がキャンセルアイコンに表示されている状態で、図127(33b4−2)に示すようにチャンスボタン136を操作して、演出カスタマイズ画面に戻す(図127(33b5−2))ことができる。
図124(32a)に示すチャンスボタン136の操作に代えて、図127(32c)に示すように右キー137rを操作した場合には、図127(33c1)に示すように、カーソル表示は戻りアイコンに移動し、右キー137rをさらにもう1回操作すると(図127(33c2))、図127(33c3)に示すようにカーソル表示が初期化アイコンに移動する。この状態で、チャンスボタン136が操作されると(図127(33c4))、演出カスタマイズを初期化するか否かの確認画面が、演出カスタマイズ画面に前側から重ねて表示される(図127(33c5))。この確認画面には、初期化することを了承する“はいアイコン”と、初期化することを中止する“いいえアイコン”とが表示されており、図127(33c5)では、カーソル表示は“いいえアイコン”に表示されている。そして、図127(33c6−1)に示すように右キー137rを操作すると、カーソル表示が“はいアイコン”に移動し(図127(33c7−1)、この状態で、図127(33c8−1)に示すようにチャンスボタン136を操作すると、演出カスタマイズの初期化が実行される。ここでの初期化は、遊技者が演出カスタマイズで設定したこと全てについて初期値に戻される。なお、特に何も設定していないときであっても初期化を行うことは可能であるが、できないようにしてもよい。初期化が完了すると、初期化完了画面が、演出カスタマイズ画面に前側から重ねて表示される(図127(33c9−1))。続いて、チャンスボタン136が操作されると(図127(33c6−2))、初期化が反映された演出カスタマイズ画面が表示される。この例では、特に何も設定していなかったが、各項目は全て、初期値のOFFになっている。
図128は、その他の変形例を示す図である。
図125(74a)に示す下キー137dの2回操作に代えて、図128(74b1)に示すように下キー137dを1回だけ操作した場合には、図128(74b2)に示すように、カーソルアイコンcsが初期化アイコンの左横に表示され、その初期化アイコンが赤色に点灯する。
図128(74b3)では、初期化アイコンにカーソルアイコンcsが表示されている状態で、チャンスボタン136が押下され、図128(74b4)に示すように、装飾図柄表示装置208には、全ての設定を初期化するか否かの確認画面が、オプションメニュー画面に前側から重ねて表示される。この確認画面には、初期化することを了承する“はいアイコン”と、初期化することを中止する“いいえアイコン”とが表示されており、図128(74b4)では、カーソル表示は“いいえアイコン”に表示されている。
そして、図128(74b5−1)に示すように右キー137rを操作して、カーソル表示を“はいアイコン”に移動させるか(図128(74b6−1)、カーソル表示が“いいえアイコン”に表示されている状態で、図128(74b5−2)に示すようにチャンスボタン136を操作して、オプションメニュー画面に戻す(図128(74b6−2))ことができる。
図128(74b6−1)に示すようにカーソル表示が“はいアイコン”に表示されている状態でチャンスボタン136を操作すると(図128(74b7−1))、全ての設定の初期化が実行される。ここでの初期化は、遊技者が設定したことが全て初期値に戻される。なお、特に何も設定していないときであっても初期化を行うことは可能であるが、できないようにしてもよい。初期化が完了すると、初期化完了画面が、オプションメニュー画面に前側から重ねて表示される(図128(74b8−1))。続いて、チャンスボタン136が操作されると(図128(74b9−1))、図128(74b10−1)に示すようにオプションメニュー画面に戻る。
なお、遊技者が各種のカスタマイズを行ってから、オプションメニュー画面に戻さずに、一定期間(例えば5分間)、チャンスボタン136や操作キーユニット137の操作、あるいは球発射ハンドル134の操作がない場合は、各種設定を初期化してもよい。また、図128(74b6−1)の確認画面に代えて、図127(33c5)の確認画面が表示されてもよい。また、確認画面から“はいアイコン”を無くして、確認画面が表示されてから一定期間が経過したら初期化されるようにしてもよい。また、“はいアイコン”があっても、無操作の場合には、確認画面が表示されてから一定期間が経過したら初期化されるように構成してもよい。あるいは、確認画面で「初期化すること」を選んだ場合(ここでは、カーソル表示が“はいアイコン”に表示されている状態で、チャンスボタン136を操作した場合)にのみ初期化されてもよい。
また、音量調整や輝度調整についても、初期化に関しては同様であってもよく、さらには、各種設定の初期化設定と音量および/または輝度の初期化を同じタイミングで行うようにしてもよく、一方を他方よりも先に初期化するようにしてもよい。また、各種設定の初期化設定と同じタイミングで音量の初期化や輝度の初期化を行う場合には、音量の初期化や輝度の初期化については、初期化の確認画面を表示しないようにしてもよいし、各種設定、音量、および輝度すべての設定を初期化するような確認画面を表示するようにしてもよい。
さらに、演出カスタマイズの設定を初期化するかを確認する表示が図柄変動中に自動的に表示されるようにしてもよい。例えば、100変動に1回表示されたり、最後に表示されてから定まった回数の変動が行われたり、あるいは、最初に開始された変動から定まった回数の変動が行われた場合に、必ず表示されたり、ランダム(例えば表示抽選で当選した場合に)に表示されるようにしてもよい。
図128(I)〜同図(V’)は、大当りラウンド中にカスタマイズが行える例を示す図である。
この例では、例えば、1ラウンド目、または2ラウンド目に遊技者は楽曲選択を行うことができ、2ラウンド目以降の或るラウンドに到達して、次のラウンドからカスタマイズを行うことができる。ここでの或るラウンドとは、Vアタッカーに入賞可能になるラウンドのことであり、具体的には、5ラウンドである。図128(I)では、5ラウンド目の装飾図柄表示装置208が示されており、Vアタッカーへの入賞を煽るVの文字が表示されている。また、楽曲選択によって選択された楽曲のタイトルが画面左下に表示されている。
図128(II)は、Vアタッカーが閉じ、ラウンド間インターバルに相当する期間である。なお、5ラウンドと6ラウンドの間のラウンド間インターバルであっても、装飾図柄表示装置208には未だ5ラウンドと表示されている。また、アタッカーは閉じているが、右打ち報知が継続されている。
図128(III)では、アタッカーが開放を開始し、6ラウンド目が開始されている。この図128(III)に示す装飾図柄表示装置208には、演出カスタマイズを実行可能であることを報知する文字表示と、チャンスボタン136の絵柄が表示されている。すなわち、この例では、Vアタッカーに入賞可能になる5ラウンドの次のラウンドである6ラウンド目に演出カスタマイズを実行可能になる。なお、6ラウンド目に限って実行可能であってもよいし、6ラウンド目以降の複数ラウンドにわたって実行可能であってもよい。
図128(IV)では、チャンスボタン136が押下され、同図(V)に示す装飾図柄表示装置208には、図123等に示す演出カスタマイズ画面が縮小表示され、5行のリストが表示されている。
また、図128(V)の変形例として示す同図(V’)では、5行のリストのうちの1行のみ(1項目のみ)に関する表示(ここではオートボタンモードに関する表示)が表示されている。この変形例では、操作キーユニット137の上下キー137u,137dで項目をスクロールし、左右キー137l、137rで表示されている項目のON/OFFを切り替えることで、全ての演出カスタマイズを変更可能である。
なお、図128(V)の例にしても、同図(V’)の例にしても、一部の演出カスタマイズのみ変更可能であってもよい。
以上説明した例では、或るラウンド(例えば、いわゆるV確機でV入賞を行うラウンド)の次のラウンドからカスタマイズが行える。なお、V確機に限らず、或るラウンドからカスタマイズが行えてもよい。
また、大当り遊技中に楽曲選択を行うことができる期間は、カスタマイズを行うことができず、選択した楽曲が出力されるラウンドからカスタマイズを行うことができる構成であってもよい。楽曲選択は、ラウンドの途中で完了し、ラウンドの途中から選択した楽曲が出力される場合もあり、この場合には、楽曲選択を行ったラウンドであっても、選択した楽曲が出力されれば、当該ラウンド内でカスタマイズを行うことができる。
また、特定ラウンドの終了で楽曲が決定される場合もあり、この場合には、特定ラウンドが終了した以降にカスタマイズを行うことができる。細かくいえば、特定ラウンドの終了と同時からカスタマイズを行うことができてもよく、特定ラウンドの次のラウンドの開始からカスタマイズを行うことができてもよく、特定ラウンドとその次のラウンドの間のラウンド間インターバルからカスタマイズを行うことができてもよい。
さらに、カスタマイズは、大当りラウンド中はいつでも実行可能であってもよい。また、カスタマイズは、大当り遊技中はいつでも実行可能であってもよい。ここにいう大当り遊技中とは、大当り開始から大当り終了まで軒間であってラウンド中を含む期間のことである。
なお、大当り図柄が確定表示されてから1ラウンド目が開始されるまでの期間とは、主制御部300から見れば、役物連続作動装置がオフからオンになってから、特別電動役物(アタッカ)がオフからオンになるまでの間の期間であるが、大当り遊技開始演出が実行されている期間が含まれる。なお、大当り遊技開始演出で表示されたいた表示(例えば、スペシャルボーナスの表示)が1ラウンドが開始されても引き続き表示されている場合もあるが、アタッカーが最初の開放を開始するまでが1ラウンド目が開始されるまでの期間になる。また、大当り図柄の確定表示は、装飾図柄の確定表示ではなく、特図表示装置212,214における図柄の確定表示を基準にする。また、アタッカーが開放される前から右打ち報知を行う(例えば、特図1の初当りの場合や大当りする度毎)遊技台であれば、この右打ち報知が開始されたタイミングも、大当り図柄が確定表示されてから1ラウンド目が開始されるまでの期間中に含まれる。
大当り図柄が確定表示されてから1ラウンド目が開始されるまでの期間中は、カスタマイズが行えないように構成されていてもよいし、反対に行えるように構成されていてもよい。
また、最終ラウンドが終了してから最短で図柄変動が開始されるまでの期間において、カスタマイズが行えないようにしてもよい。例えば、大当り終了演出中は、カスタマイズが行えないようにしてもよい。
さらに、プリペイドカード取り忘れ警告表示中は、カスタマイズが行えないように構成されていてもよいし、反対に行えるように構成されていてもよい。
また、特定の演出中(例えば、V入賞演出や楽曲選択、確変示唆演出等々)中は、カスタマイズが行えないように構成されていてもよい。また、演出選択(例えば、楽曲選択、演出モード選択等)が行える期間において、カスタマイズが行えないように構成されていてもよい。さらに、カスタマイズで使用する操作手段を用いる演出の実行期間中も、カスタマイズが行えないように構成されていてもよいし、その演出が開始される前からカスタマイズを規制してもよい。こうすることで、カスタマイズの規制が、その演出の予告として機能する。
さらに、図128(I)〜同図(V’)に示す例とは逆に、或るラウンドに到達したら、カスタマイズが行えないように構成されていてもよい。例えば、1R〜14Rまではカスタマイズを行うことができるが、15Rになったらできなくなってもよい。あるいは、5R〜12Rまではカスタマイズを行うことができるが、13R以降はできなくなってもよい。
また、二次元コードの表示中は、カスタマイズが行えないように構成されていてもよい。例えば、大当り遊技中の或る一定期間において二次元コードが表示されている場合や、遊技者の操作によって二次元コードを表示しているとき(例えば、「ボタンを押して二次元コード表示」と表示されているときにボタン操作で二次元コードを出したとき)には、カスタマイズが行えないように構成されていてもよい。あるいは反対に、二次元コードの表示中であっても、カスタマイズが行えるように構成されていてもよい。二次元コードとカスタマイズに関する表示の全部または一部が重なる位置に表示されていてもよいし、重ならない位置に表示されていてもよい。すなわち、二次元コードの一部又は全部が、カスタマイズに関する表示の一部又は全部に前側から重なるように表示されていてもよいし、その逆に、カスタマイズに関する表示の一部又は全部が、二次元コードの一部又は全部に前側から重なるように表示されていてもよい。
なお、図128(I)〜同図(V’)では、確変領域を有する可変入賞口を備えたパチンコ機の大当り演出について説明したが、確変領域がない可変入賞口を備えたパチンコ機の大当りにも適用可能であり、V入賞することで大当りが開始するいわゆる1種2種の機種の大当りについても適用可能である。
図128(VI)〜同図(VIII)は、図柄変動表示中にカスタマイズが行える例を示す図である。
図128(VI)に示す装飾図柄表示装置208では、第1装飾図柄(第3図柄)および第2装飾図柄(第5図柄)がともに、リーチ状態ではなく、3つの装飾図柄とも高速変動中である。また、図128(VI)に示す装飾図柄表示装置208の画面右上の枠RW内には、現在、オードボタンモードがカスタマイズ設定されていることが表示されており、その下に、演出カスタマイズを実行可能であることを報知する文字表示と、チャンスボタン136の絵柄が表示されている。
図128(VII)では、チャンスボタン136が押下され、同図(VII)に示す装飾図柄表示装置208では、画面右上の枠RWが消え、代わりに、図128(V’)で示した1行のみ(1項目のみ)に関する表示(ここではオートボタンモードに関する表示)が表示されている。この例でも、操作キーユニット137の上下キー137u,137dで項目をスクロールし、左右キー137l、137rで表示されている項目のON/OFFを切り替えることで、全ての演出カスタマイズを変更可能である。
図128(IX)〜同図(XI)は、図柄変動表示中にカスタマイズが行える他の例を示す図である。
図128(IX)に示す装飾図柄表示装置208でも、第1装飾図柄(第3図柄)および第2装飾図柄(第5図柄)がともに、リーチ状態ではなく、3つの装飾図柄とも高速変動中である。さらに、図128(IX)には、装飾図柄表示装置208(第1表示装置に相当)の上に第2表示装置208Pが配置されている。第2表示装置208Pは、装飾図柄表示装置208よりも表示画面が小さなものである。なお、第2表示装置208Pは、装飾図柄表示装置208よりも前側に配置されており、図128(IX)に示す第2表示装置208Pは、初期位置にあり、昇降動作可能なものである。第2表示装置208Pは、初期位置でも、一部が装飾図柄表示装置208の一部に重なっており、初期位置から降下すると、装飾図柄表示装置208との重なり具合が大きくなる。
この第2表示装置208Pには、機種タイトルが表示されており、その機種タイトルに前側から重なるようにして、現在、オードボタンモードがカスタマイズ設定されていることを表す表示RW’が表示されている。また、その表示RW’の下に、演出カスタマイズを実行可能であることを報知する文字表示と、チャンスボタン136の絵柄が表示されている。
図128(X)では、チャンスボタン136が押下され、同図(XI)に示す第2表示装置208Pでは、全画面が、図123等に示す演出カスタマイズ画面と同じ画面に切り替わっている。なお、図123等に示す演出カスタマイズ画面の一部の内容(例えば、実行中のカスタマイズ表示)が装飾図柄表示装置208に表示され、残りの内容が第2表示装置208Pに表示されてもよい。また、図123等に示す演出カスタマイズ画面と同じ画面が、装飾図柄表示装置208と第2表示装置208Pに跨って表示されてもよい。さらに、第2表示装置208Pを用いた表示については、大当り遊技中のカスタマイズに関する表示にも適用可能である。
なお、カスタマイズは、図柄変動表示中であればいつでも実行可能であってもよい。例えば、スーパーリーチ演出の表示中であっても、カスタマイズが行えるように構成されていてもよい。あるいは反対に、スーパーリーチ演出の表示中は、カスタマイズが行えないように構成されていてもよい。ここにいうスーパーリーチ演出には、リーチ状態になってから、決闘演出等のジャッジ演出が始まるまでの煽り部分の演出や前兆演出も含まれる。例えば、リーチ状態に突入して仮定した装飾図柄の左図柄と右図柄が表示位置を変更する演出や、スーパーリーチへの発展を示唆する文字表示が行われる前の演出も含まれる。また、決闘演出等のジャッジ演出から装飾図柄の表示画面に切り替わる場合は、装飾図柄の表示画面に切り替わるまでスーパーリーチ演出に含まれる。
なお、煽り部分の演出や前兆演出でも、カスタマイズが行えるようにしてもよいし、反対に行えないようにしてもよい。また、ジャッジ演出の結果表示画面や、ジャッジ演出から装飾図柄の表示画面に切り替わった後には、カスタマイズが行えるようにしてもよいし、反対に行えないようにしてもよい。
また、複数の遊技台で実行される一斉演出中であっても、カスタマイズが行えるようにしてもよいし、反対に一斉演出中は行えないようにしてもよい。また、装飾図柄の仮停止中はカスタマイズが行えるようにしてもよいし、反対に行えないようにしてもよい。さらには、装飾図柄の仮停止中のうち、最終的に大当りになる場合に限って、カスタマイズが行えるようにしてもよいし、反対に行えないようにしてもよいし、最終的にハズレになる場合に限って、カスタマイズが行えるようにしてもよいし、反対に行えないようにしてもよい。また、保留がある状態で、図柄変動表示が終了して次の図柄変動表示が開始するまでの間についても、カスタマイズが行えるようにしてもよいし、反対に行えないようにしてもよい。また、図柄変動表示中の特定の演出の実行中(例えば、先読みモード中)は、カスタマイズが行えるようにしてもよいし、反対に行えないようにしてもよい。
さらに、図柄変動表示中にカスタマイズが行われた場合には、当該図柄変動表示から設定変更が適用されるようにしてもよいし、次の図柄変動表示から設定変更が適用されるようにしてもよい。
また、ユーザーモード(ダイトモ)の設定中に遊技者操作(例えば、チャンスボタンで表示、矢印キーで切替等)で、達成しているミッション一覧や遊技履歴(回転数、出球数、ミッションクリア数、今回プレイの大当り数、今回プレイの最大連荘回数等)を表示することができるように構成されていたり、ユーザーが設定したキャラクタや背景、保留枠、保留表示等の変更ができるように構成されていてもよい。さらにユーザーモード(ダイトモ)の設定中であって、ユーザーモード(ダイトモ)の設定中に遊技者操作(例えば、チャンスボタンで表示、矢印キーで切替等)で、達成しているミッション一覧や遊技履歴(回転数、出球数、ミッションクリア数、今回プレイの大当り数、今回プレイの最大連荘回数等)を表示することができるように構成されていたり、ユーザーが設定したキャラクタや背景、保留枠、保留表示等の変更ができるように構成されていてもよい。
また、ユーザーモードの設定中に、ミッションが達成した場合には、ミッションが達成したことを報知するアイコンが表示されてもよい。
次に、「ダイトモ」の会員サービスに対応している仕様のパチンコ機100についての例を説明する。この仕様のパチンコ機100では、図121(b)の開放条件が採用される。また、この仕様のパチンコ機100には、トップメニューが用意されている。このトップメニューは、デモ画面が表示されている状態で、チャンスボタン136を操作すると呼び出すことができる。なお、トップメニューは、デモ画面を経由しなくても、チャンスボタン136を操作するだけで呼び出すことができる場合があってもよい。あるいは、チャンスボタン136を操作しなくても、デモ画面から自動的に切り替わって表示される場合があってもよい。さらには、デモ画面をこのトップメニューに置き換えてもよい。
トップメニューには、ダイトモアイコン、機種カスタマイズアイコン、初期化アイコン、戻るアイコンが用意されている。
図129(1)は、トップメニュー画面の遷移図である。
装飾図柄表示装置208に表示されるトップメニュー画面でも、操作キーユニット137の上キー137u又は下キー137dを操作することでカーソルが上下する。「ダイトモ」、「機種カスタマイズ」、「初期化」、「デモ画面に戻る」の各項目のうち、矢印で結ばれた相互間は、操作キーユニット137の上キー又は下キーを操作することでカーソルが移動し、チャンスボタン136を押下したときにカーソルが表示されていた項目に応じた画面が表示される。すなわち、「ダイトモ」の項目にカーソルを合わせてチャンスボタン136を押下すれば、装飾図柄表示装置208では、トップメニュー画面からダイトモ画面に切り替わる。また、「デモ画面に戻る」の項目にカーソルを合わせてチャンスボタン136を押下すれば、装飾図柄表示装置208では、トップメニュー画面からデモ画面に切り替わる。
一方、「ダイトモ画面」、「機種カスタマイズ画面」、「初期化確認画面」それぞれには、“戻る”のアイコンが表示されており、その“戻る”のアイコンにカーソルを合わせてチャンスボタン136を押下すれば、トップメニュー画面に戻ることができる。また、“戻る”のアイコンにカーソルを合わせなくても、操作キーユニット137のキャンセルキーを押下しても、トップメニュー画面に戻ることができるようにしてもよい。
なお、この遷移図では表されていないが、特図始動口212,214に入賞があって、特図の図柄変動表示が開始されれば、トップメニュー画面であっても、「ダイトモ画面」、「機種カスタマイズ画面」、「初期化確認画面」であっても、装飾図柄の変動表示の画面に移行する。
図129(2)は、機種カスタマイズ画面の遷移図である。
この図129(2)に示す機種カスタマイズ画面の遷移図は、図122に示すオプションメニュー画面の遷移図と、一番下の「トップメニューに戻る」とその右横の「トップメニュー画面」を除けば同じであるため、重複する説明は省略する。「トップメニューに戻る」の項目にカーソルを合わせてチャンスボタン136を押下すれば、装飾図柄表示装置208では、機種カスタマイズ画面からトップメニュー画面に切り替わる。
図130は、ダイトモ画面の遷移図である。
ダイトモ画面でも、操作キーユニット137の上キー137u又は下キー137dを操作することでカーソルが上下する。「お試しプレイ」、「パスワード入力」、「データ保存」、「データクリア」、「クイックスタート」、「トップメニュー画面に戻る」の各項目のうち、矢印で結ばれた相互間は、操作キーユニット137の上キー又は下キーを操作することでカーソルが移動し、チャンスボタン136を押下したときにカーソルが表示されていた項目に応じた画面が表示される。すなわち、「お試しプレイ」の項目にカーソルを合わせてチャンスボタン136を押下すれば、装飾図柄表示装置208では、ダイトモ画面からお試しプレイ画面に切り替わる。お試しプレイ画面からは、十字キー137u,d,l,rの選択操作によるカーソルの移動とチャンスボタン136の決定操作によって、新規登録画面に移行したり、お試しプレイを開始するためにトップメニュー画面に戻ることができる。さらに、新規登録画面からは、十字キー137u,d,l,rの選択操作によるカーソルの移動とチャンスボタン136の決定操作によって、パスワード入力画面に移行したり、ダイトモ画面に戻ったりすることができる。
「パスワード入力」の項目にカーソルを合わせてチャンスボタン136を押下すれば、装飾図柄表示装置208では、ダイトモ画面からパスワード入力画面に切り替わる。パスワード入力画面では、正しいパスワードが入力されるまで表示が繰り返され、入力したパスワードが正しければ、一定期間経過後にダイトモモードに設定されたデモ画面に切り替わる。
「データ保存」の項目にカーソルを合わせてチャンスボタン136を押下すれば、装飾図柄表示装置208では、ダイトモ画面からデータ保存確認画面に切り替わる。データ保存確認画面では、十字キー137u,d,l,rの選択操作によるカーソルの移動とチャンスボタン136の決定操作によって「はい」が決定された場合には二次元コード発行画面に移行し、ここでも同様に「はい」が決定された場合には、二次元コードが発行され、ダイトモモードが設定されていないデモ画面に移行可能である。一方、データ保存確認画面にしても、二次元コード発行画面にしても、十字キー137u,d,l,rの選択操作によるカーソルの移動とチャンスボタン136の決定操作によって「いいえ」が決定された場合は、それぞれの表示が繰り返される。
「データクリア」の項目にカーソルを合わせてチャンスボタン136を押下すれば、装飾図柄表示装置208では、ダイトモ画面からデータクリア確認画面に切り替わる。
「クイックスタート」の項目にカーソルを合わせてチャンスボタン136を押下すれば、装飾図柄表示装置208では、ダイトモ画面からクイックスタート開始画面に切り替わる。クイックスタート開始画面では、一定期間経過後にダイトモモードに設定されたデモ画面に切り替わる。
一方、「お試しプレイ画面」、「パスワード入力画面」、「データ保存確認画面」、「データクリア確認画面」、「クイックスタート開始画面」それぞれには、“戻る”のアイコンが表示されており、その“戻る”のアイコンにカーソルを合わせてチャンスボタン136を押下すれば、ダイトモ画面に戻ることができる。また、“戻る”のアイコンにカーソルを合わせなくても、操作キーユニット137のキャンセルキーを押下しても、ダイトモ画面に戻ることができるようにしてもよい。
なお、この遷移図では表されていないが、特図始動口212,214に入賞があって、特図の図柄変動表示が開始されれば、ダイトモ画面であっても、「お試しプレ画面」等であっても、装飾図柄の変動表示の画面に移行する。
また、図130に示すかっこ書きの符号は、図131におけるかっこ書きの図番と対応付けられている。
図131は、トップメニュー画面およびダイトモ画面を示す図である。
図131(a)に示す装飾図柄表示装置208には、トップメニュー画面が表示されている。このトップメニュー画面では、背景表示、保留枠UI、ナビキャラクタYM、第1装飾図柄(第3図柄)、および第2装飾図柄(第5図柄)全てが消え、「メニュー」の文字表示の下に、縦一列に上から順に、ダイトモアイコン、機種カスタマイズアイコン、初期化アイコン、およびデモ画面に戻るための戻るアイコンといった4種類のアイコンが表示されている。また、図130(a)では、一番下の戻るアイコンの左横にカーソルアイコンcsが表示され、他のアイコンが白表示であるのに対して、戻るアイコンは赤色に点灯している。トップメニュー画面の表示が開始される際のカーソルアイコンcsの初期位置は、戻るアイコンになる。また、トップメニュー画面でも、右下に、選択操作に用いられる十字キー(上下キー137u,dのみ赤色)の絵柄と、決定操作に用いられる赤色のチャンスボタン136の絵柄が表示されている。
図131(b1)に示す装飾図柄表示装置208に表示されている画面は、同図(a)に示すトップメニュー画面において、ダイトモアイコンにカーソルアイコンcsが表示されている状態で、チャンスボタン136が押下されることで表示されたダイトモ画面である。このダイトモ画面には、「ダイトモ」の文字表示の下に、縦一列に上から順に、お試しプレイアイコン、パスワード入力アイコン、データ保存アイコン、データクリアアイコン、クイックスタートアイコン、およびトップメニュー画面に戻るための戻るアイコンといった6種類のアイコンが表示されている。また、図130(b1)では、カーソル表示が、一番上のお試しプレイアイコンに表示され、お試しプレイアイコンは、枠が強調表示され、さらに赤色に点灯表示されている。また、縦一列に配置された6種類のアイコンの右横には、吉宗のキャラクタが登場し、お試しプレイについての説明が表示されている。また、その説明の表示の下には、選択操作に用いられる十字キー(上下キー137u,dのみ赤色)の絵柄と、決定操作に用いられる赤色のチャンスボタン136の絵柄が表示されている。この状態でチャンスボタン136が押下されると、装飾図柄表示装置208には、図131(b1−1)に示すお試しプレイ画面が表示される。
図131(b1−1)に示すお試しプレイ画面では、ダイトモの入会体験の特典として、各種のカスタマイズで選択が可能になる選択肢が表示されている。その表示の下には、その下には、設定変更を保存するための確定アイコン、ダイトモ画面に戻るための戻るアイコン、お試しプレイを始める“開始するアイコン”、新規に会員登録を行う新規登録アイコンが左側から順に横一列に配置されている。カーソル表示は、“開始するアイコン”に表示されており、この位置が初期位置になる。この状態で、右キー137rを一回操作すると、カーソル表示は、“新規登録アイコン”に移動し、そでこチャンスボタン136を押下して決定操作を行うと、装飾図柄表示装置208には、図131(b1−2)に示す新規登録画面が表示される。
図131(b1−2)に示す新規登録画面には、左側に大きく二次元コードQR1が表示され、右側には、撮影機能付きの通信端末で二次元コードを読み取って、その二次元コードQR1に埋め込まれているURLのWebサイト(ダイトモサイト)にアクセスし、そこからパスワードを取得することを勧める文章が表示されている。またその文章の表示の下には、パスワード入力アイコンと、ダイトモ画面に戻るための戻るアイコンが表示されている。なお、この例では、新規登録画面は、お試しプレイ画面経由で表示されるが、お試しプレイ画面を経由しなくても表示可能にしてもよい。例えば、図131(b1)に示すダイトモ画面に、お試しプレイアイコン等とは別に、新規登録アイコンを設け、この新規登録アイコンが選択されてチャンスボタン136が操作されると、図131(b1−2)に示す新規登録画面が表示されるようにしてもよい。
図131(b2)に示すダイトモ画面では、カーソル表示が、パスワード入力アイコンに表示されており、右側には、パスワード入力についての説明が表示されている。この状態でチャンスボタン136が押下されると、装飾図柄表示装置208には、図131(b2−1)に示すパスワード入力画面が表示される。
図131(b2−1)に示すパスワード入力画面には、8ケタのパスワード入力領域pwと、その下に、アルファベット、記号、数字の文字盤kwが表示されている。パスワードを入力する者は、十字キー137u,d,l,rを用いてカーソル(灰色に表示され、図131(b2−1−1)ではTを指定中)を移動させ、カーソルによって指定した文字を、チャンスボタン136による決定操作でパスワード入力領域pwに入力する操作を、ダイトモサイトから取得したパスワードにしたがって一文字ずつ行っていく(図131(b2−1−1)参照)。文字盤kwの下には、ダイトモ画面に戻るための戻るアイコンと、パスワード入力領域pwの入力文字を消去するための消去アイコンと、パスワードの入力完了を表す完了アイコンが左側から順に横一列に配置されている。
パスワードの入力操作が終了すると、カーソル表示を完了アイコンに表示させた状態で、チャンスボタン136を操作する。パスワードの入力が間違っていれば、図131(b2−1−2)に示す入力ミスのウィンドウが表示され、このウィンドウが消えると、再度、パスワードの入力操作が可能になる。前回入力したパスワードはパスワード入力領域pwからクリアされてもよいし、そのまま残っていてもよい。また、パスワードの入力が正しければ、装飾図柄表示装置208では、図131(b2−1−3)に示す入力完了のウィンドウが一定期間表示された後、ダイトモモードに設定されたデモ画面に切り替わる。
図131(b3)に示すダイトモ画面では、カーソル表示が、データ保存アイコンに表示されており、右側には、データ保存についての説明が表示されている。この状態でチャンスボタン136が操作されると、装飾図柄表示装置208には、図131(b3−1)に示すデータ保存確認画面が表示される。なお、お試しプレイやクイックスタートが行われている場合や、パスワード入力が行われていない場合には、データ保存アイコンを選択することができないようにしたり、このデータ保存確認画面が表示されないようにしてもよいが、反対に、選択可能であってもよいし、表示可能であってもよい。
図131(b3−1)に示すデータ保存確認画面には、データを保存することを了承する“はい”アイコンと、データを保存しない“いいえ”アイコンとが表示されている。“はい”アイコンを選択して、チャンスボタン136を操作すると、二次元コードQR2がパチンコ機100によって生成され、発行される(図131(b3−2))。この二次元コードQR2には、ダイトモサイトのURLの他、遊技者のID、今回の遊技履歴情報(例えば、ゲーム回数、出球数、大当り回数、連荘数、ダイトモモードのレベル、経験値、ミッション達成情報等も含む)等が埋め込まれており、この二次元コードQR2を撮影機能付きの通信端末で読み取って、その二次元コードQR2に埋め込まれているURLのWebサイト(ダイトモサイト)にアクセスすると、データがダイトモサイトのサーバに保存される。なお、このデータ保存確認画面の右下には、終了アイコンが表示されており、二次元コードQR2の読み取りが完了した場合には、終了アイコンを選択してチャンスボタン136を操作すると、終了確認画面が表示される。
図131(b3−2−1)には、その終了確認画面が表示されており、終了することを了承する“はい”アイコンと、終了しない“いいえ”アイコンとが表示されている。“はい”アイコンを選択してチャンスボタン136を操作すると、装飾図柄表示装置208では、ダイトモモードが設定されていないデモ画面に切り替わる。
なお、二次元コードQR2に埋め込んだデータは、今回の遊技履歴情報等のデータは、二次元コードQR2の生成が終了するとパチンコ機から消去されてもよいし、図131(b3−2−1)の“はい”アイコンを選択してチャンスボタン136を操作した段階でパチンコ機100から消去されてもよいし、後述するデータクリアが行われるまで消去されなくてもよい。
図131(b4)に示すダイトモ画面では、カーソル表示が、データクリアアイコンに表示されており、右側には、データクリアについての説明が表示されている。この状態でチャンスボタン136が操作されると、装飾図柄表示装置208には、図131(b4−1)に示すデータクリア確認画面が表示される。なお、お試しプレイやクイックスタートが行われている場合や、パスワード入力が行われていない場合には、データクリアアイコンを選択することができないようにしたり、このデータクリア確認画面が表示されないようにしてもよいが、反対に、選択可能であってもよいし、表示可能であってもよい。
図131(b4−1)に示すデータクリア確認画面には、今回の遊技履歴情報等のデータを消去することを了承する“はい”アイコンと、データを消去しない“いいえ”アイコンとが表示されている。“はい”アイコンを選択して、チャンスボタン136を操作すると、データがパチンコ機から消去され、消去完了画面が表示される。
図131(b4−1−1)には、その消去完了画面が表示されており、この消去完了画面は一定期間表示されると消え、ダイトモ画面に戻る。
図131(b5)に示すダイトモ画面では、カーソル表示が、クイックスタートアイコンに表示されており、右側には、クイックスタートについての説明が表示されている。この状態でチャンスボタン136が操作されると、装飾図柄表示装置208には、図131(b5−1)に示すクイックスタート開始画面が表示される。このクイックスタート開始画面は一定期間表示されると消え、装飾図柄表示装置208では、ダイトモモードに設定されたデモ画面に切り替わる。
図131(b6)に示すダイトモ画面では、カーソル表示が、戻るアイコンに表示されており、右側には、トップメニュー画面に戻ることが表示されている。この状態でチャンスボタン136が操作されると、装飾図柄表示装置208は、トップメニュー画面に切り替わる。
図132は、機種カスタマイズ画面を示す図である。
図131(a)に示すトップメニュー画面の上から2つ目の機種カスタマイズアイコンが選択されてチャンスボタン136が操作されると、装飾図柄表示装置208には図132(c)に示す機種カスタマイズ画面が表示される。この機種カスタマイズ画面には、「機種カスタマイズ」の文字表示の下に、縦一列に上から順に、演出カスタマイズアイコン、キャラクタ選択アイコン、保留枠選択アイコン、保留表示選択アイコン、背景表示選択アイコン、初期化アイコン、およびトップメニュー画面に戻るための戻るアイコンといった7種類のアイコンが表示されている。これら7種類のアイコンのうちのいずれか一つのアイコンの左横には、カーソルアイコンcsが表示されている。図132(c)では、一番上の演出カスタマイズアイコンの左横にカーソルアイコンcsが表示され、他のアイコンが白表示であるのに対して、演出カスタマイズアイコンは赤色に点灯している。また、機種カスタマイズ画面では、右下に、選択操作に用いられる十字キーの絵柄と、決定操作に用いられるチャンスボタン136の絵柄が表示されている。さらに、チャンスボタン136と、十字キーのうち、カーソルアイコンcsやカーソル表示の移動に用いる上下キー137u,dの絵柄は、赤色に表示されている。なお、決定操作には、チャンスボタン136とともに操作キーユニット137の決定キーも用いることができるようにしてもよいし、チャンスボタン136に代えてその決定キーを用いることができるようにしてもよい。
図132(c1)には、演出カスタマイズ画面が表示されているが、図123(17)に示す演出カスタマイズ画面とは、入力音予告の選択肢と裏ボタンナビの選択肢が、未解放である点が相違する。ダイトモのパスワードが入力されていないか、開放条件を満足するレベルに到達していないと、図132(c1)に示すような画面になる。
図132(c2)には、キャラクタ選択画面が表示されているが、図124(40)に示すキャラクタ選択画面とは、吉宗の選択肢を除いて、他の選択肢が全て未解放であり、他の選択肢はどんなキャラクタであるのかさえも表示されていない点が相違する。なお、未解放の選択肢であってもキャラクタ画像の一部または全部を表示してもよいし、キャラクタの形をしたシルエット画像が表示されてもよく、選択可能なキャラクタが認識可能な表示態様(例えば、「ダイトモLv.20で姫が開放」等)を含む表示が表示されていてもよい。ここで、未解放の選択肢に関する表示については、他のカスタマイズ表示(本例では、保留枠、保留表示、背景表示)についても適用可能である。ダイトモのパスワードが入力されていないと、図132(c2)に示すような画面になる。この画面では、吉宗しか選択することができない。
一方、図132(c2’)に示すキャラクタ選択画面では、パスワード入力を行うか、お試しプレイを選択しているため、爺のキャラクタも選択可能になっている。ただし、03以降は、開放条件を満足するレベルに到達していないため、選択することができない。
図132(c3)には、保留枠選択画面が表示されているが、図124(55)に示す保留枠選択画面とは、保留枠Aの選択肢を除いて、他の選択肢が全て未解放であり、他の選択肢はどんな保留枠の名称であるのかさえも表示されていない点が相違する。ダイトモのパスワードが入力されていないと、図132(c3)に示すような画面になる。この画面では、保留枠Aしか選択することができない。
一方、図132(c3’)に示す保留枠選択画面では、パスワード入力を行っているため、保留枠Bも選択可能になっている。ただし、03以降は、開放条件を満足するレベルに到達していないため、選択することができない。
図132(c4)には、保留表示選択画面が表示されているが、図125(63)に示す保留表示選択画面とは、アイコンAの選択肢を除いて、他の選択肢が全て未解放であり、他の選択肢はどんな保留表示の名称であるのかさえも表示されていない点が相違する。ダイトモのパスワードが入力されていないと、図132(c4)に示すような画面になる。この画面では、アイコンAしか選択することができない。
一方、図132(c4’)に示す保留表示選択画面では、パスワード入力を行っているため、アイコンBも選択可能になっている。ただし、ここでも03以降は、開放条件を満足するレベルに到達していないため、選択することができない。
図132(c5)には、背景表示選択画面が表示されているが、図125(70)に示す背景表示選択画面とは、背景Aの選択肢を除いて、他の選択肢が全て未解放であり、他の選択肢はどんな背景の名称であるのかさえも表示されていない点が相違する。ダイトモのパスワードが入力されていないと、図132(c5)に示すような画面になる。この画面では、背景Aしか選択することができない。
一方、図132(c5’)に示す背景表示選択画面では、パスワード入力を行っているため、背景Bも選択可能になっている。ただし、ここでも03以降は、開放条件を満足するレベルに到達していないため、選択することができない。
図132(d1)には、全ての設定を初期化するか否かの確認画面が表示されているが、図128(74b6−1)に示す確認画面と同じであるため説明は省略する。また、図132(d2)には、初期化完了画面が表示されているが、図128(74b8−1)に示す初期化完了画面と同じであるため説明は省略する。
図132(e1)は、ダイトモモードに設定されたデモ画面の一例を示す図ある。
図132(e1)に示す装飾図柄表示装置208には、海の背景表示に保留枠UIが表示されており、ナビキャラクタYMも表示されている。また、第1装飾図柄(第3図柄)にも第2装飾図柄(第5図柄)にも装飾図柄のハズレの組合せ(「装飾4」−「装飾1」−「装飾7」)が表示されており、特図の図柄変動表示は停止中である。さらに、装飾図柄表示装置208の右上隅部に表示された第2保留数表示では、特図1の保留数も特図2の保留数も0である。すなわち、保留が無く、特図の停止図柄の確定表示が行われてから図柄変動表示が開始されていない状態である。さらに、第2保留数表示の下には、現在のダイトモモードのレベル(ここではレベル1)と、経験値(EXP)(ここでは0)が表示されている。すなわち、図132(e1)に示すダイトモモードに設定されたデモ画面は、例えば、新規登録してデモ画面に移行した直後の画面に相当する。
また、図132(e1)に示すスピーカ120からは、対応する効果音が出力されている。例えば、クイックスタートが設定されてこのデモ画面が表示された場合には、「ダイトモ開始」という音声が出力され、お試しプレイが設定されてこのデモ画面が表示された場合には、「お試しプレイ開始」という音声が出力され、パスワード入力が完了してこのデモ画面が表示された場合には、「ダイトモ開始。今日も頑張ろう」という音声が出力される。なお、対応する効果音がお試しプレイによってダイトモが開始された場合と、クイックスタートによってダイトモが開始された場合、およびパスワード入力によってダイトモが開始された場合とで異なる効果音が出力されているが、全て同じ効果音が出力されてもよく、2つの場合で同じ効果音が出力されてもよい。また、ダイトモのレベルや、前回の遊技状況等によって効果音が変わってもよい。また、機種カスタマイズを経て、この図132(e1)に示すダイトモモードに設定されたデモ画面に戻る場合は、効果音が出力されなくてもよく、専用の効果音が出力されてもよい。また、対応する効果音とともに、あるいは対応する効果音に代えて、アニメーションが表示されてもよい。効果音やアニメーションが行われているときに、図柄変動開始が開始された場合は、対応する効果音やアニメーションを途中で中断(キャンセル)してもよいが、そのまま最後まで出力してもよい。
また、クイックスタートが設定されてこのデモ画面が表示された場合や、お試しプレイが設定されてこのデモ画面が表示された場合や、パスワード入力が完了してこのデモ画面が表示された場合のうち少なくともいずれか一つの場合には、一定期間は、図131(a)に示すトップメニュー画面や、図132(c)に示す機種カスタマイズ画面を呼び出すことができないようにしてもよいし、一定期間を待つことなく図131(a)に示すトップメニュー画面や、図132(c)に示す機種カスタマイズ画面を呼び出せるように構成されていてもよい。あるいは、上記の場合の総てで、一定期間は、図131(a)に示すトップメニュー画面や、図132(c)に示す機種カスタマイズ画面を呼び出すことができないようにしてもよい。
図132(e1−1)は、同図(e1)に示すデモ画面が表示されてから一定期間経過したことによりメニューアイコンMI、音量調整アイコンVI、および輝度調整アイコンBIが追加表示された様子を示す図である。
なお、図131(a)に示すトップメニュー画面を表示してから、一定期間(例えば、1分間)は、メニューアイコンMI、音量調整アイコンVI、および輝度調整アイコンBIが追加表示されないように規制してもよい。また、この一定期間に、チャンスボタン136の操作や、十字キー137u,d,l,rの操作が行われた場合は、その操作は無効とされる。ただし、有効とされる場合があってもよい。
また、メニューアイコンMI、音量調整アイコンVI、および輝度調整アイコンBIの非表示中であっても(例えば、保留がない状態で図柄変動表示が停止した直後や停止して間もない間)、図123に示す音量調整ウィンドウVWや輝度調整ウィンドウBWは呼び出すことが可能である。また、音量調整ウィンドウVWや輝度調整ウィンドウBWを呼び出して一定期間操作がなかった場合には、図132(e1−1)に示す画面に戻るようにしてもよい。
また、保留が無い状態で、停止図柄が表示しされた場合は、一定期間、メニューアイコンMI、音量調整アイコンVI、および輝度調整アイコンBIは表示されず、また、一定期間は、図132(c)に示す機種カスタマイズ画面を呼び出すことができないようにしてもよい。
また、図131(a)に示すトップメニュー画面や、図132(c)に示す機種カスタマイズ画面を呼び出すことができない期間であっても、図123に示す音量調整ウィンドウVWや輝度調整ウィンドウBWは呼び出すことが可能であてもよい。
さらに、図123に示す音量調整ウィンドウVWや輝度調整ウィンドウBWと、図132(e1−1)に示す画面との切り替え時は、これらのウィンドウVW,BWも図132(e1−1)に示す画面もどちらも表示されない状態があり、この状態であっても、音量や輝度の調整操作は実行可能であってもよいし、実行できないように規制してもよい。
図132(e2)は、図131(b3−2)で二次元コードを発行した後に、図131(b3−2−1)を経由して表示されるデモ画面の一例を示す図ある。ここでのスピーカ120からの出力音は、「お疲れ様でした」という音声が出力される。また、このデモ画面が表示される前の状態によって、出力される効果音が変わってもよい。
図133は、変動アイコンを用いた演出の一例を示す図である。
ここで、変動アイコンh0について、もう一度まとめておく。変動アイコンh0は、保留が消化されて特図変動遊技が開始された後に表示される、当該特図変動遊技に対応するアイコン、言い換えれば、実行中の図柄変動表示に関するアイコンである。すなわち、保留アイコンが、その保留アイコンに対応した特図変動遊技の開始と同時に変動アイコンh0になる。より厳密には、始動入賞が最も古い第一の保留アイコンh11が保留アイコン表示領域HISから変動アイコン表示領域CISに移動する場合、移動中のアイコンを変動アイコンと称したり、変動アイコンが移動すると表現してもよい。あるいは、変動アイコン表示領域CISへの移動が完了した後のアイコンを変動アイコンと称してもよい。この変動アイコンh0は、保留アイコンh11とは異なる表示サイズ(保留アイコンよりも大きい表示サイズあるいは小さい表示サイズ)で表示される。これにより、変動アイコンh0と保留アイコンh11との識別が容易になる場合があるが、同じサイズであってもよい。また、変動アイコンh0は、保留アイコンh11の表示態様と関連した表示態様からなる場合がある。変動アイコンh0は、その表示態様によって当該変動の当否についての予告(当該変動予告)が可能であり、基本的には当該変動の当否結果が報知されるタイミングで消去される。したがって、変動アイコンh0は、保留に関するアイコンと見ることができ、特図変動遊技の当否結果の報知を保留しているという意味では保留アイコンの一種と考えることもできる。なお、消去タイミングは、当該変動の当否結果が報知されるタイミングよりも前のタイミングであってもよいし、同じタイミングであってもよいし、後のタイミングであってもよい。また、変動アイコンh0の表示態様は、デフォルトの表示態様(例えば、丸形の無模様かつ白色の表示態様)の他、通常予告の表示態様として複数種類用意されており、表示態様に応じて、大当りの信頼度(期待度)が異なる。大当りの信頼度が高ければ高いほど、最終的に大当り図柄が確定表示されやすくなる。なお、以降の説明では、色によって大当りの期待度の高低を表す。デフォルトの白は、変動アイコンh0の表示態様についての演出抽選にて「変化なし」が選択された場合である。デフォルトの白の変動アイコンでは大当りの期待度を予告していないが、大当りの期待度を予告してもよい(その場合、大当りの期待度が最も低いアイコンの色となる)。白点滅は、大当りの期待度が最も低い(0%又は0%以上1%未満)。通常予告の表示態様の色としては、大当りの期待度が低い順に、白点滅、青色、緑色、赤色、金色、七色に変化するいわゆるレインボーカラー(虹色)になる。金色は、大当り濃厚であり、虹色はそれよりも大当りの期待度が高く、例えば、大当り確定とまで言える場合があってもよい。なお、この色の関係は、保留アイコンによる先読み予告の表示態様の色でも同じである。以下、赤色以上といった場合は、赤色、金色、虹色のことになる。
図133(あ1)に示す装飾図柄表示装置208では、中央領域で第1装飾図柄(第3図柄)が高速変動を行っている。また、左上では第2装飾図柄(第5図柄)が変動表示を行っている。また、図133(あ1)に示す装飾図柄表示装置208の演出表示領域208dには、保留枠UIが表示されている。この保留枠UIは、保留アイコン表示領域HIS、変動アイコン表示領域CIS、演出アイコン表示領域DISを有する。変動アイコン表示領域CISは中央に設けられ、変動アイコン表示領域CISには、台座hs0が配置されている。保留アイコン表示領域HISは、変動アイコン表示領域CISの左側に設けられ、左ベースアイコンbIlの上に4つのステージ(第1ステージhs1〜第4ステージhs4)が配置されている。演出アイコン表示領域DISは、変動アイコン表示領域CISの右側に設けられ、右ベースアイコンbIrの上に、図133(あ1)では、殿様のキャラクタのナビキャラクタYMが表示されている。演出アイコン表示領域DISでは、アイコンやミニアイテム等の様々な表示が行われる。図133(あ1)に示すナビキャラクタYMは、連続する複数の図柄変動表示を跨いで表示される場合がある表示である。例えば、或る図柄変動表示の開始と同時に表示が開始され、その図柄変動表示の表示中、継続して表示されていてもよいし、一時的に消えたり、見えなくなってもよい。また、その図柄変動表示が終了し、停止表示の表示中も継続して表示されていてもよいし、一時的に消えたり、見えなくなってもよい。そして、連続して開始される次の図柄変動表示の表示中、継続して表示されていてもよいし、一時的に消えたり、見えなくなってもよい。あるいは、次の図柄変動表示の表示中に表示が終了する場合があってもよい。また、一回の図柄変動表示の表示中の全期間のうち一部又は全部の期間でしか表示されず、次の図柄変動表示の表示中には表示されない場合があってもよい。このナビキャラクタYMは、いわゆる常時表示のキャラクタということもできるが、いかなる場合であっても表示され続けるものでなくてもよい。さらに、ナビキャラクタYMは、表示が続く中で、表示態様が変化する場合がある。この点については、詳細は後述する。
また、図133(あ1)に示す装飾図柄表示装置208には、特図1の保留アイコン(第1保留アイコンh11)が第1ステージhs1に表示されている。この第1保留アイコンh11の表示態様は、デフォルトの表示態様(丸形の無模様かつ白色の表示態様)である。また、変動アイコン表示領域CISの台座hs0には、変動アイコンh0が表示されている。この変動アイコンh0の表示態様も、デフォルトの表示態様(丸形の無模様かつ白色の表示態様)である。
図133(あ2−1)では、演出アイコン表示領域DISに、変化予告表示の宝箱のアイコンI1が表示される。変化予告表示とは、その表示がなされると、他のアイコン等が変化するかもしれないことを表す予告に相当する。他のアイコン等としては、ナビキャラクタYMであったり、保留アイコンh11であったり、変動アイコンh0であったり、装飾図柄であったりする。すなわち、変化予告表示の表示が開始される前から表示されているアイコン等が変化させる対象になる。ただし、変化予告表示の表示開始と同時に表示が開始されたものや、後から表示が開始されたものであっても、変化させる対象にしてもよい。変化予告表示の表示が開始された時点では、何が変化されるか、遊技者はわかっていてもよいし、わからなくてもよい。また、何を変化させるかの示唆があってもよい。さらには、変化予告表示が表示されても、変化予告表示によっては何も変化しない、偽の予告である場合があってもよい。また、変化予告表示は変化させる対象物は一つに決まっていてもよく、必ず変化させると決まっていてもよい。
図133(あ2−1)に示す宝箱のアイコンI1は絨毯のアイコンI2に乗って出現する。この絨毯のアイコンI2は、出現時にのみ表示され、宝箱のアイコンI1が演出アイコン表示領域DISの表示位置に到達すると、その場で消えたり、画面外に飛んでいったりする。この変化予告表示のアイコンの出現タイミングとしては、第1装飾図柄が高速変動になった時、図柄変動開始時、変動アイコンh0の移動完了時、特図始動口への入賞時(保留増加時)、入賞時先読み予告の開始時、或る演出の成功時、第1装飾図柄の第1停止時、擬似連演出における仮停止時あるいは継続時(再変動開始時)、リーチ状態開始時、スーパーリーチ開始時、スーパーリーチ中等を列挙することができる。すなわち、変化予告表示のアイコンの出現タイミングとしては、上記列挙したもの総てであってもよい。一方、上記列挙したものの中でも適用されないものがあってもよい。また、宝箱のアイコンI1の表示態様も複数あってもよく、例えば、宝箱や絨毯の表示態様(大きさ、色、アニメーションの違い)によって、ナビキャラクタYM等の変化のしやすさが変化してもよい。また、絨毯のアイコンI2のように、登場時や退場時にのみ表示される演出表示について、表示態様が通常の表示態様と異なっていると、変化させる確率が高くなったり、遊技者にとって有利な状態や表示態様に変化させる確率が高くなってもよい。例えば、大当りの期待度が高い表示態様に変化させる確率が高くなってもよい。また、変化予告表示は、ナビキャラクタのみを変化させる表示であってもよいが、ナビキャラクタ以外の演出表示(保留アイコン、変動アイコン、当該変動の予告表示,先読み予告表示等)を変化させる場合があってもよい。また、ナビキャラクタ以外の演出表示(保留アイコン、変動アイコン、当該変動の予告表示(タイマ予告、会話予告、チャンスアップメータ等)、先読み予告表示(タイマ予告、先読みモード用背景表示等)等のうちの一の演出表示、複数の演出表示、または全ての演出表示)を変化させる予告表示によって、ナビキャラクタが変化されないように構成されていてもよいが、ナビキャラクタが変化される場合があってもよい。また、変化予告表示は、ナビキャラクタ以外の演出表示を変化させるよりもナビキャラクタを変化させる頻度が多いように構成されていてもよいが、逆にナビキャラクタを変化させる頻度がナビキャラクタ以外の演出表示を変化させる頻度よりも少なくてもよく、2つの頻度が同じ頻度で行われるようにしてもよい。ここで、「演出表示を変化させる予告(変化予告表示、ナビキャラクタ以外の演出表示を変化させる予告表示。以下、予告Aという。)」によって演出表示(ナビキャラクタ、ナビキャラクタ以外の演出表示)が変化される場合に、予告Aによって変化される頻度の低い演出表示が、該予告Aによって変化された場合は、予告Aによって変化される頻度が高い演出表示が該予告Aによって変化された場合よりも大当りしやすいように構成されていてもよいし、構成されていなくてもよい。
図133(あ3−1)では、絨毯のアイコンI2が消え、宝箱のアイコンI1が残っている。この宝箱のアイコンI1は、ナビキャラクタYMの右横に表示されている。図133(あ4−1)では、宝箱のアイコンI1の表示態様が変化する。すなわち、変化アニメーションが表示され、宝箱が開いて、中から、エフェクトの煙画像が出現し、その煙画像によって、ナビキャラクタYMの一部又は全部が隠され、煙画像が出現する前よりも明らかに視認困難になる。なお、ナビキャラクタYM以外のアイコン等の表示がなされている場合には、煙画像が、ナビキャラクタYM以外のアイコン等の表示の一部又は全部を前側から覆ってもよい。また、宝箱が開放しない場合があってもよい。さらには、宝箱が開放しても他の予告が行われる場合があってもよい。図133(あ5−1)では、煙画像が消失し、ナビキャラクタYMの表示態様が変化している。すなわち、ナビキャラクタYMの殿様がこれまで着ていた紺色(デフォルト色)の着物が赤色の着物に変化している。ナビキャラクタYMの殿様の着物が赤色の着物に変化したことで、当該変動で変動アイコンh0が赤色に変化しやすいことが示唆されている状態であってもよい。なお、宝箱のアイコンI1が表示された時点で、ナビキャラクタYMの表示態様が変化することが確定してもよい。また、赤色の着物以外にも、金色の着物や、虹色の着物に変化してもよい。また、白点滅、青色、緑色に変化してもよい。また、保留アイコンおよび/または変動アイコンの色に対応して、ナビキャラクタYMの表示態様が変化してもよい(例えば、保留2に緑色の保留が表示された場合は、ナビキャラクタYMが緑色の着物に変化するなど)。ここで、ナビキャラクタの色が変動アイコンおよび/または保留アイコンの色に対応している場合であって、保留アイコンおよび/または変動アイコンの表示態様が複数変化している場合は、先に消化される保留アイコンまたは変動アイコンの色とナビキャラクタの色が対応するように構成されていてもよく、後に消化される保留アイコンの色とナビキャラクタの色が対応するように構成されていてもよく、大当り期待度の高い色を優先的に表示してもよく、逆に大当り期待度の低い色を優先的に表示してもよく、保留アイコンや変動アイコンの自体の色に関係なく大当りの期待度が高い保留アイコンまたは変動アイコンの色が表示されてもよく、保留アイコンや変動アイコンの自体の色に関係なく大当りの期待度が低い保留アイコンまたは変動アイコンの色が表示されてもよく、変化している保留アイコンおよび/または変動アイコンの色が全てナビキャラクタの色に反映されていてもよく、ナビキャラクタの色が、変化している保留アイコンおよび/または変動アイコンの色の中からランダムで表示されてもよい。また、表示態様が変化したナビキャラクタYMの横には、蓋が開いたままの宝箱のアイコンI1が依然として表示されたままである。なお、この宝箱のアイコンI1は、煙画像の出現と同時に消えてもよいし、煙画像と一緒に消えてもよい。図133(あ6−1)のタイミングで宝箱のアイコンI1が消え、演出アイコン表示領域DISには、赤色の着物を着た殿様のナビキャラクタYMのみが表示されている。ここまで、第1装飾図柄は高速変動表示を続けている。
図133(あ7)では、第1装飾図柄がリーチ状態になり、左図柄、右図柄ともに「装飾7」が揺れ表示(仮停止)されている。なお、第2装飾図柄では、仮停止は行われておらず、3つの装飾図柄が変動表示を継続している。図133(あ8)では、スーパーリーチ演出(剣豪リーチ演出)に発展し、装飾図柄表示装置208の背景画面が、荒野の背景画面に変化し、仮停止している左図柄が装飾図柄表示装置208の左上へ移動し、同じく仮停止している右図柄が装飾図柄表示装置208の右上へ移動する。荒野の背景画面hには、主人公の殿様と敵役の剣豪が対峙している決闘シーンが表示されている。また、保留枠UIのうち、保留アイコン表示領域HISの左ベースアイコンbIlおよび4つのステージhs1〜hs4は消え、第1保留アイコンh11も消えている。また、変動アイコン表示領域CISの台座の高さが低くなってはいるものの、低くなった台座hs0’は表示されており、その上に変動アイコンh0も表示されたままである。さらに、演出アイコン表示領域DISには、右ベースアイコンbIrの上に赤色の着物を着た殿様のナビキャラクタYMが表示されている。なお、スーパーリーチ演出中は、保留枠UI全体が非表示になってもよい。すなわち、変動アイコン表示領域CISの台座hs0’および演出アイコン表示領域DISの右ベースアイコンbIrも非表示になってもよい。さらに、スーパーリーチ演出中は、変動アイコンh0及びナビキャラクタYMも非表示になってもよい。また、スーパーリーチ演出中は、ナビキャラクタYM、保留アイコン、および変動アイコンh0のうちのいずれか1つ又は2つが非表示になってもよい。さらには、スーパーリーチ演出中は、ナビキャラクタYM、保留アイコン、および変動アイコンh0総てを非表示にして、保留枠UI(左ベースアイコンbIl、4つのステージhs1〜hs4、台座hs0(hs0’)、右ベースアイコンbIr)は表示してもよいし、あるいは、この逆に、ナビキャラクタYM、保留アイコン、および変動アイコンh0総てを表示して、保留枠UIを非表示にしてもよい。
図133(あ9)では、それまで正面を向いて立っていた殿様のナビキャラクタYMが、変動アイコンh0の方を向き、刀を抜いて構えているポーズに変化する。図133(あ10)では、殿様のナビキャラクタYMの刀から波動が発振され、同図(あ11)では、それまで白色であった変動アイコンh0が赤色に変化している。上述の如く、赤色の表示態様の変動アイコンは、現在行われている図柄変動表示での大当りの期待度がかなり高いことになる。図133(あ12)では、殿様のナビキャラクタYMが正面を向いて立っている姿勢に戻っている。図133(あ12)に示す殿様のナビキャラクタYMは、赤色の着物の表示態様のままであるが、デフォルトの表示態様(紺色の着物の表示態様)に戻っていてもよい。
図133(あ13)では、図示省略したが、ボタン演出が開始される。すなわち、装飾図柄表示装置208では、ボタン画像と残時間表示メータが表示され、チャンスボタン136の操作有効期間が開始すると、遊技者によるチャンスボタン136の操作を受付可能な状態となる。残時間表示メータでは、上記操作有効期間が開始されてゲージが減っていく。その後、チャンスボタン136が上記操作有効期間内に押下されると、装飾図柄表示装置208には、殿様のカットイン画像が表示され、大当りの信頼度が高いことを報知する予告演出が行われる。殿様のカットイン画像は、決闘シーンのアニメーション表示にオーバーラップしており、殿様のカットイン画像が表示されていない場合と比べると視認困難とされている。なお、殿様のカットイン画像は、チャンスボタン136が操作されたことを条件に表示されるものであってもよいし、チャンスボタン136が操作されることなく操作有効期間が経過した場合にも表示されるものであってもよい。
その後、装飾図柄表示装置208では、殿様のカットイン画像が消去され、決闘シーンのアニメーション表示が継続し、ボタン画像と残時間表示メータが表示され、スーパーリーチに発展してから2回目のボタン演出が開始される。その後、チャンスボタン136の操作有効期間が開始すると、遊技者によるチャンスボタン136の操作を受付可能な状態となる。
残時間表示メータでは、上記操作有効期間が開始されてゲージが減っていく。なお、スーパーリーチに発展してから2回目のボタン演出における操作有効期間は、スーパーリーチに発展してから1回目のボタン演出における操作有効期間よりも短くてもよく、この場合、スーパーリーチに発展してから2回目のボタン演出における残時間表示メータにおけるゲージの減る速度がスーパーリーチに発展してから1回目のボタン演出における残時間表示メータにおけるゲージの減る速度よりも速くてもよい。また、スーパーリーチに発展してから1回目のボタン演出における操作有効期間がスーパーリーチに発展してから2回目のボタン演出における操作有効期間よりも短くてもよいし、スーパーリーチに発展してから1回目のボタン演出における操作有効期間とスーパーリーチに発展してから2回目のボタン演出における操作有効期間とが同じ長さであってもよい。
チャンスボタン136が上記操作有効期間内に押下されると、装飾図柄表示装置208では、決闘シーンのアニメーション表示からエフェクト画像の表示に切り換えられるとともに、図115(a)に示す第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdが動作し、それぞれ装飾図柄表示装置208の前面側でオーバーラップする。エフェクト画像や第1装飾図柄の左図柄及び右図柄は、それぞれ第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdによってオーバーラップされ、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdによってオーバーラップされていない状態である場合に比べると視認困難とされている。また、第2装飾図柄と第2保留数表示も、それぞれ第1大盤振舞役物224Gaと第2大盤振舞役物224Gbによって少なくとも一部がオーバーラップされ、視認困難とされている。なお、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdのうちの一部のみが動作してもよいし、全部が動作してもよく、例えば、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdの動作する数によって信頼度が異なるようにしてもよい。この第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdが動作する演出は、チャンスボタン136が操作されたことを条件に表示されるものであってもよいし、チャンスボタン136が操作されることなく操作有効期間が経過した場合にも表示されるものであってもよい。また、エフェクト画像の表示と第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdの動作のうちのいずれか一方のみが行われる場合があってもよい。また、エフェクト画像の表示と第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdの動作の両方が行われる場合は、エフェクト画像が表示された後で第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdの動作が開始されてもよいし、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdの動作が開始された後でエフェクト画像が表示されてもよいし、エフェクト画像の表示と第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdの動作が同時に開始されてもよい。また、操作有効期間内にチャンスボタン136が押下された場合に、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdが動作する演出が行われずにハズレとなる演出表示が行われてもよく、さらに、ハズレとなる演出表示が行われた後で復活演出を表示して大当りとなる演出表示が行われるようにしてもよい。なお、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdが動作する演出が開始されると、表示されていた変動アイコンh0が非表示となるが、引き続き表示してもよい。
その後、図115(a)に示す千両箱役物224Hが動作して下方に移動し、装飾図柄表示装置208及び第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdの前面側にオーバーラップする。さらに、その後、導光板ILの発光が行われる。なお、エフェクト画像の表示、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdの動作、千両箱役物224Hの動作、導光板ILの発光の開始する順序については、上述したものに限定されず、適宜に設定することができる。また、エフェクト画像の表示、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdの動作、千両箱役物224Hの動作、導光板ILの発光のうちの全部が行われてもよいし、一部が行われない場合があってもよい。
導光板ILの発光が終了した後、千両箱役物224Hは初期位置に向かって上昇を開始する。その後、エフェクト画像がフェイドアウトし、続いて、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdがそれぞれ初期位置に向かって移動を開始する。このとき、装飾図柄表示装置208では、表示が中断された決闘シーンのアニメーション表示がフェイドインしながら再開する。このとき、変動アイコンh0の表示も再開される。
その後、決闘シーンのアニメーション表示は、図133(あ14−1)まで継続する。図133(あ14−1)では、殿様と剣豪が斬り合った後の場面が表示されている。
図133(あ9)〜同図(あ12)のナビキャラクタYMのアニメーションは、変動アイコンh0の表示態様を変化させる演出(以下、「変化演出」という。)に相当する。この変化演出は、スーパーリーチ演出の一部と見ることもできるが、スーパーリーチ演出の開始を契機にして開始された、スーパーリーチ演出とは別の演出とも見ることができる。変化演出の開始タイミングとしては、スーパーリーチ演出中の他、第1装飾図柄が高速変動になった時、図柄変動開始時、変動アイコンh0の移動完了時、特図始動口への入賞時(保留増加時)、入賞時先読み予告の開始時、或る演出の成功時、第1装飾図柄の第1停止時、擬似連演出における仮停止時あるいは継続時(再変動開始時)、リーチ状態開始時、スーパーリーチ開始時等を列挙することができる。すなわち、変化演出の開始タイミングとしては、上記列挙したもの総てであってもよい。一方、上記列挙したものの中でも適用されないものがあってもよい。
また、変動アイコンh0が変化するタイミングも、スーパーリーチ演出中の他、第1装飾図柄が高速変動になった時、図柄変動開始時、変動アイコンh0の移動完了時、特図始動口への入賞時(保留増加時)、入賞時先読み予告の開始時、或る演出の成功時、第1装飾図柄の第1停止時、擬似連演出における仮停止時あるいは継続時(再変動開始時)、リーチ状態開始時、スーパーリーチ開始時等を列挙することができる。すなわち、変動アイコンh0が変化するタイミングとしては、上記列挙したもの総てであってもよい。一方、上記列挙したものの中でも適用されないものがあってもよい。さらに、変動アイコンh0が変化するタイミングは、上述したボタン演出におけるボタン有効期間中と重なってもよい。なお、スーパーリーチ演出中の或る期間以降は、変動アイコンの表示態様が変化しないようにしてもよい。ここで説明したスーパーリーチ演出も勝負演出であって、ボタン演出を含んでおり、主人公か敵のどちらかが勝利する、いわゆる最終ジャッジ演出の一種である。最終ジャッジ演出の結果が表示された以降は、変動アイコンの表示態様が変化しないようにしてもよい。また、ナビキャラクタYMによって、変動アイコンの表示態様を変化させようとするアニメーションが行われた場合は、変動アイコンh0の表示態様を必ず変化する様にしてもよいし、あるいは、失敗があるようにしてもよい。すなわち、変化演出は、変動アイコンh0の表示態様を必ず変化させる演出であってもよいし、変動アイコンh0の表示態様を変化せる場合(成功する場合)と、変化させない場合(失敗する場合)とがあってもよい。
また、ナビキャラクタYMによる変動アイコンの変化アニメーションが行われない場合があってもよい。その場合、スーパーリーチ演出の終了時に、スーパーリーチ演出の終了画面と、装飾図柄が表示された画面とがワイプによって切り替えられた後に、変動アイコンh0の表示態様が変化していてもよい。また、ナビキャラクタYMの表示態様は、ワイプによって切り替えられた後に、デフォルトの表示態様(紺色の着物の表示態様)に戻っていてもよいし、ナビキャラクタYMは次の図柄変動表示の先読み予告として、そのままの表示態様(赤色の着物の表示態様)を維持してもよい。
図133(あ15−1)では、敵役の剣豪が倒れ、主人公の殿様が勝利した場面が表示され、殿様のナビキャラクタYMも勝利のポーズをとっている。ただしまだ、中図柄は表示されておらず、同図(あ16−1)で「装飾7」の中図柄が表示されているが、赤色の変動アイコンh0は未だ表示されており、第2装飾図柄も変動表示中である。しかも、同図(あ16−1)の段階では、第1装飾図柄の各図柄(左中右図柄)はいずれも仮停止(揺れ変動)中である。なお、図133(あ15−1)では、主人公の殿様による大当り用のアニメーションが実行されてもよい。
ここで、中図柄が表示される前の図133(あ15−1)までがスーパーリーチ演出と見ることもできるが、中図柄が表示されて一応勝利が確定したように見える(あ16−1)までがスーパーリーチ演出と見ることもできるし、さらに進んで、停止表示が行われる直前までスーパーリーチ演出と見ることもできる。また、上述のごとく、ここでのスーパーリーチ演出は最終ジャッジ演出の一例に相当し、最終ジャッジ演出の結果が確定するまで(例えば、停止表示が行われる直前まで)、スーパーリーチ演出の実行中としてもよい。その後、装飾図柄表示装置208では、決闘シーンのアニメーション表示がフェイドアウトし、第1装飾図柄が「装飾7−装飾7−装飾7」の装飾図柄の組合せで揺れ変動が開始される。なお、第2装飾図柄は左図柄、中図柄、右図柄のいずれも依然として変動表示が行われている。ここでの背景は、非表示であってもよいし、スーパーリーチが行われるまでとは異なる背景画像であってもよいし、スーパーリーチが行われる前と同じ背景画像であってもよい。また、このとき、変動アイコンh0や特図1の保留アイコンは表示されていないが、変動アイコンh0や特図1の保留アイコンは表示されていてもよい。また、ナビキャラクタYMの表示も行われていないが、ナビキャラクタYMの表示が行われてもよい。
その後、不図示の第1特図表示装置212が特図Aの表示態様で表示される。なお、第1特図表示装置212は停止表示されたが、第1副制御部400は、主制御部300からの図柄変動停止コマンドを受信していない状態であるので、図柄確定停止と判断していないため、第1装飾図柄では揺れ変動が継続しており、第2装飾図柄や第4図柄表示装置284では未だ変動表示中となっている。
その後、第1副制御部400が図柄変動停止コマンドを受信すると、第1装飾図柄及び第2装飾図柄がそれぞれ「装飾7−装飾7−装飾7」の装飾図柄の組合せで停止表示するとともに、第4図柄表示装置では、図柄が停止した旨の態様での表示が行われる。
その後、大当り遊技が開始して主制御部300から第1副制御部400に入賞演出開始コマンドが送信されると、装飾図柄表示装置208では、大当り開始演出表示が開始される。
なお、スーパーリーチ中は変動アイコンh0とナビキャラクタYMの両方が表示されている。ここで、最終ジャッジ演出であるボタン演出が開始された場合、保留枠UIの一部又は全部が非表示あるいは消えるように構成されていてもよい。例えば、右ベースアイコンbIrがそれまでは表示されていたが、最終ジャッジ演出が開始されると、右ベースアイコンbIrが非表示あるいは消えるように構成されていてもよい。また、最終ジャッジ演出が開始されると、変動アイコh0が非表示あるいは消えるように構成されていてもよく、ナビキャラクタYMが非表示あるいは消えるように構成されていてもよく、変動アイコh0とナビキャラクタYMの両方が非表示あるいは消えるように構成されていてもよい。また、保留アイコンをそれまで表示している場合には、保留アイコンも最終ジャッジ演出が開始されると非表示あるいは消えるように構成されていてもよい。さらに、演出アイコン表示領域DISに表示されているその他のアイコンやミニキャラも、それまで表示している場合には、最終ジャッジ演出が開始されると非表示あるいは消えるように構成されていてもよい。
図133(あ2−1)に代えて同図(あ2−2)に示すように、殿様のナビキャラクタYMに「変化!?」といった吹き出し表示が追加される場合があったり、同図(あ2−3)に示すように、「変化準備中」といった吹き出し表示が追加される場合もある。この後、図133(あ3−1)に戻り、変化予告表示の宝箱のアイコンI1が表示される。ナビキャラクタYMの吹き出し表示は、変化予告表示の開始の予告演出(前兆演出)に相当する。すなわち、「変化!?」のようにナビキャラクタ自身が変化する可能性があることを示唆する予告であったり、「変化準備中」のようにナビキャラクタがこれから(「変化準備中」が表示された変動内または、「変化準備中」が表示された変動の次変動以降に)必ず変化することを示唆する予告であったりする。
また、図133(あ3−1)に代えて同図(あ3−2−1)に示すように、変化予告表示の宝箱のアイコンI1が一旦、演出アイコン表示領域DISに表示されながら、再び絨毯のアイコンI2が登場し、宝箱のアイコンI1がその絨毯のアイコンI2に乗って飛び去ってしまう場合もある。この場合には、ナビキャラクタYMの表示態様は変化せず、いわゆる失敗パターンに相当する。
また、図133(あ4−1)に代えて同図(あ4−2)に示すように、煙画像が赤色の場合もある。変化予告表示における変化アニメーションの種類によって、ナビキャラクタYMの変化する態様や変化しやすさを予告してもよい。図133(あ4−2)の場合は、ナビキャラクタYMが、煙と同じ色の着物を着た表示態様に変化する可能性があることが予告されている。また、変化予告表示における変化アニメーションの種類によって、当該変動または保留内の大当りの期待度を予告してもよい。
また、図133(あ5−1)に代えて同図(あ5−2)に示すように、ナビキャラクタYMの着物の色が変化するのではなく、ナビキャラクタYM自身が大きくなる場合もある。このように、ナビキャラクタYMの表示態様の変化は、色の変化の他に、大きさの変化であってもよいし、形状(例えば、ポーズ)の変化であってもよい。なお、図133(あ5−2)に示す、大きくなったナビキャラクタYMの着物の色は、紺色(デフォルト色)であってもよいが、赤色に変化していてもよい。図133(あ5−2)に示す大きくなったナビキャラクタYMの一部は、宝箱のアイコンI1の一部に前側から重なっている。なお、ナビキャラクタYMの一部が、宝箱のアイコンI1の全部に前側から重なっていてもよい。あるいは、宝箱のアイコンI1の少なくとも一部が、大きくなったナビキャラクタYMの少なくとも一部に前側から重なっていてもよい。
また、変動アイコンh0を変化させる確率、引いては大当りの期待度としては、デフォルトの色で小さい表示態様よりも、デフォルトの色で大きい表示態様の方が高く、赤色で小さい表示態様よりも、赤色で大きい表示態様の方が高くてもよい。また、大きさと色であれば、色の方が優先されてもよく、例えば、デフォルトの色で大きい表示態様よりも、赤色で小さい表示態様の方が高くてもよい。あるいは反対に、大きさの方が優先されてもよく、例えば、赤色で小さい表示態様よりも、デフォルトの色で大きい表示態様の方が高くてもよい。さらに、ナビキャラクタYMの大きさ(表示サイズ)については、大きい場合と小さい場合の他、その中間サイズ等複数のサイズがあってもよい。
なお、ナビキャラクタYMが、赤い着物を着た表示態様であるときは変動アイコンh0は赤色に変化し、金色の着物を着た表示態様であるときは、変動アイコンh0は金色に変化し、虹色の着物を着た表示態様であるときは、変動アイコンh0は虹色に変化する場合があってもよい。また、ナビキャラクタYMが、赤い着物を着た表示態様であるときは、変動アイコンh0は、大当りの期待度が赤以上の色(赤、金、虹)に変わりやすくてもよい。すなわち、変動アイコンh0の変化が成功するなら、赤以上の色に変化することが確定してもよいし、赤以上の色に変化すること自体が確定してもよい。ただし、ナビキャラクタYMが、赤い着物を着た表示態様であっても、大当りの期待度が赤より下の色(緑、青、白点滅、白)に変わってしまう場合があってもよい。さらに、ナビキャラクタYMが、プレミアの色である虹色の着物を着た表示態様であるときは、変動アイコンh0の色も必ず虹色に変化してもよい。すなわち、ナビキャラクタYMが虹色の着物を着た表示態様であるときは、ナビキャラクタYMの表示態様によって、直接的に大当りすることを報知していることになり、ナビキャラクタYMが他の色(例えば、赤)の着物を着た表示態様であるときは、変動アイコンの表示態様が変化すれば、結果的に大当りしやすいことになり、ナビキャラクタYMの表示態様によって大当りのしやすさを間接的に報知することができる。
また、ナビキャラクタYMは、表示態様が変化していないときでも、変動アイコンh0を変化させる場合があってもよい。あるいは、表示態様が変化したときのみ変動アイコンh0を変化させてもよい。さらに、主人公の殿様のキャラクタは、いわゆる常時表示のキャラクタであるが、変動アイコンh0を変化させるナビキャラクタYMは、変動アイコンh0を変化させるときのみ表示されるキャラクタであってもよい。また、予告を行うときのみ表示されるキャラクタであってもよい。さらに、上述したカスタマイズにおけるキャラクタ選択で遊技者が設定したキャラクタが、変動アイコンh0を変化させるキャラクタとして使用できるようにしてもよいし、カスタマイズにおけるキャラクタ選択で遊技者が設定したキャラクタのみが、変動アイコンh0を変化させるキャラクタとして使用できるようにしてもよい。
図134は、図133に示す例の変形例を示す図である。
図133(あ6−1)に続いて、図134(あ6−2−1)〜同図(あ6−2−3)を経て、図133(あ7)に戻るように、変化予告表示である宝箱のアイコンI1が非表示になるまで、ナビキャラクタYMは、複数回変化してもよい。図134(あ6−2−1)に示すナビキャラクタYMは赤色の着物であるが、同図134(あ6−2−2)に示すナビキャラクタYMは、金色の着物である。なお、宝箱のアイコンI1は、一度消えて、また新たに表示されてもよい。また、複数変動に亘って変化予告表示が表示されていてもよい。この場合、宝箱のアイコンI1は、開放したり閉鎖したりすることを繰り返す。
また、図133(あ6−1)に続いて、図134(あ6−3−1)〜同図(あ6−3−2)のような変化アニメーションが表示されてもよい。すなわち、変化予告表示とは別の予告(ここではUFOアイコンUFI)によって、ナビキャラクタYMがさらに昇格してもよい。図134(あ6−3−2)から続く同図(あ6−3−3a)では、飛来してきたUFOアイコンUFIから金色のビームが、赤色の着物を着たナビキャラクタYMに向けて照射され、図134(あ6−3−4a)に示すようにナビキャラクタYMは、金色の着物を着た表示態様に変化している。あるいは、図134(あ6−3−2)から続く同図(あ6−3−3b)では、飛来してきたUFOアイコンUFIから灰色のビームが、赤色の着物を着たナビキャラクタYMに向けて照射され、図134(あ6−3−4b)に示すようにナビキャラクタYMは、赤色の着物を着たまま大きくなっている。
なお、ここでは昇格について説明したが、ビームが照射されてもナビキャラクタYMに変化がない場合(いわゆる失敗パターン)があってもよく、あるいは、ビームが照射されると、デフォルトの表示態様や、青色の着物を着た表示態様や、小さくなってしまう場合(降格してしまう場合)があってもよい。
また、スーパーリーチ演出おける、殿様と剣豪が斬り合った後の場面である図133(あ14−1)に続いて、図134(あ14−2−1)が表示されてもよい。すなわち、中図柄として、左右図柄(「装飾7」)とは異なる「装飾6」が大きく表示(揺れ表示)され、続く同図(あ14−2−2)では、左図柄、中図柄、右図柄の装飾図柄総てが、通常の濃さよりも一旦薄く表示される。また、同図には、殿様が倒れたシーンが表示されている。図134(あ14−2−3)では、左図柄、中図柄、右図柄の装飾図柄総てが再び通常の濃さで表示され、同図(あ14−2−4)では、ワイプ演出が行われ、スーパーリーチの演出場面(演出表示)と、通常背景(図133(あ1)等に示す、スーパーリーチ演出の開始前の背景)との切り替えが行われる。ワイプ演出では、図134(あ14−2−5)に示すように、装飾図柄表示装置208の表示画面が一旦、無模様同一色のワイプ表示になる。このワイプ表示では、変動アイコンh0や、ナビキャラクタYMは消え、第2装飾図柄と、第2保留数表示は表示されている。また、左隅には機種タイトルが表示されている。なお、変動アイコンh0や、ナビキャラクタYMも表示されていてもよい。図134(あ14−2−6)では、ワイプアウトし、背景が通常背景に戻るとともに、ナビキャラクタYMの表示態様もデフォルトの表示態様に戻っている。なお、ナビキャラクタYMの表示態様は、ワイプ演出開始時(図134(あ14−2−4)のタイミング)でデフォルトの表示態様に戻っていてもよい。図134(あ14−2−7)では、ワイプ演出が終了し、装飾図柄表示装置208には、ハズレの組合せである「装飾7」−「装飾6」−「装飾7」が揺れ表示されている。また、保留枠UIも表示され、変動アイコンh0も第1保留アイコンh11も表示されている。図134(あ14−2−7)に示す変動アイコンh0は、赤色の表示態様のままであるが、デフォルトの表示態様に戻っていてもよく、あるいは、変動アイコンh0自身が消去されていてもよい。一方、ナビキャラクタYMの表示態様は、赤色の着物を着た表示態様のままであってもよい。なお、本例では、ナビキャラクタの表示態様が変化した状態からデフォルトの状態に戻る表示がナビキャラクタが非表示のため視認できないが、ナビキャラクタの表示態様が変化した状態からデフォルトの状態に戻る表示が視認可能であってもよい。(例えば、ナビキャラクタの表示態様が変化した状態からデフォルトの状態へ切り替わる表示や、ナビキャラクタの表示態様が変化した状態からデフォルトの状態へ戻るアニメーション表示などが挙げられる。)
なお、ワイプアウト時(図134(あ14−2−6)〜同図(あ14−2−7))に、変動アイコンh0および/またはナビキャラクタYMが表示されているが、表示されていない場合があってもよく、表示されているときは、表示されていない場合よりも、復活演出が行われやすい構成であってもよい。あるいは、表示されているときは、復活演出が必ず行われる構成であってもよく、表示されていない場合には、復活演出が行われたり、行われなかったりしてもよい。
さらに、図134(あ14−2−1)〜同図(あ14−2−3)では、保留枠UIの一部(台座hs0’や右ベースアイコンbIr)が表示されているが、保留枠UIの全部が非表示になってもよいし、一部のみが非表示になってもよい。また、変動アイコンh0が非表示になってもよいし、ナビキャラクタYMが非表示になってもよい。あるいは、変動アイコh0とナビキャラクタYMの両方が非表示になってもよい。また、保留アイコンをそれまで表示している場合には、保留アイコンも非表示になってもよい。さらに、演出アイコン表示領域DISに表示されているその他のアイコンやミニキャラも、それまで表示している場合には、非表示になってもよい。
図135は、図133に示す例の他の変形例を示す図である。
図133(あ16−1)に続いて、図135(あ16−2−1)〜同図(あ16−2−2)のような表示が行われてもよい。すなわち、図135(あ16−2−2)に示す装飾図柄表示装置208では、画面全体が薄くなり始めている。この後、再抽選演出で一度消えて、再び、図135(あ16−2−1)に示す画面(殿様勝利の画面)が表示されてもよいし、あるいは図133(あ14−2−3)に示す画面(殿様敗北の画面)が表示されてもよいし、同図(あ16−2−3)に示すような、通常背景で、装飾図柄の組合せ(大当りの組合せの場合やハズレの組合せの場合がある)が揺れ表示されている画面が表示されてもよい。
また、再表示された画面でも、ナビキャラクタYMや変動アイコンh0は表示されており、ナビキャラクタYMまたは/および変動アイコンh0の表示態様が赤い表示態様であれば、有利な大当り確定(例えば、確変大当りやラウンド数が長い大当り)が確定であってもよい。あるいは、表示態様が変化していないと、有利な大当りは確定ではないが、表示態様が昇格していると、有利な大当りが確定であってもよいし、表示態様が金色や虹色のプレミアムであると、有利な大当りが確定であってもよい。
また、図135(い1)〜同図(い12)は、ナビキャラクタYMが、複数変動を跨いで表示され、先読み予告としても機能する例を示す図である。
図135(い1)には、赤色の着物を着た表示態様のナビキャラクタYMが表示されている。また、第1装飾図柄は高速変動中であり、デフォルトの表示態様の変動アイコンh0が表示されている。さらに、特図1の保留は2つ貯まっており、第1保留アイコンh11と第2保留アイコンh12が表示されている。2つの保留アイコンh11,h12ともデフォルトの表示態様である。
図135(い2)では、図柄変動表示が停止表示し、装飾図柄表示装置208には、ハズレの装飾図柄の組合せが停止表示されている。赤色の着物を着た表示態様のナビキャラクタYMは表示されたままである。図135(い3)では、第1保留アイコンh11の保留が消化され、図柄変動表示が開始されている。次の図柄変動表示が開始されても、赤色の着物を着た表示態様のナビキャラクタYMは表示されたままである。
図135(い4−1)では、ナビキャラクタYMを用いた変動アイコンh0の変化アニメーションが開始される。すなわち、それまで正面を向いて立った姿勢(初期姿勢)であった殿様のナビキャラクタYMが、変動アイコンh0の方を向き、刀を抜いて構えているポーズに変化する。図135(15)では、殿様のナビキャラクタYMの刀から波動が発振されるが、同図(い6)では、変動アイコンh0の表示態様はデフォルトのままであり、変化演出は失敗に終わっている。図135(い7)では、図柄変動表示が停止表示し、装飾図柄表示装置208には、ハズレの装飾図柄の組合せが停止表示されている。赤色の着物を着た表示態様のナビキャラクタYMは、再び初期姿勢で表示されている。
図135(い8)では、第1保留アイコンh11の保留が消化され、図柄変動表示が再び開始されている。3回目の図柄変動表示が開始されても、赤色の着物を着た表示態様のナビキャラクタYMは表示されたままである。図135(い9)では、ナビキャラクタYMを用いた変動アイコンh0の変化アニメーションが再び開始される。図135(い11)では、それまで白色であった変動アイコンh0が赤色に変化しており、通常予告が開始されている。同図(い12)では、ナビキャラクタYMは、赤色の着物を着た表示態様のまま初期姿勢に戻っている。この後、図示省略しているが、現在行われている図柄変動表示で大当り図柄が確定表示される。
また、図135(い4−1)の代わりに同図(い4−2−1)では、ナビキャラクタYMが、図柄変動表示中に、演出アイコン表示領域DISから保留アイコン表示領域HISに移動し、同図(い4−2−2)では、保留アイコンに対する変化アニメーションが開始されている。ナビキャラクタYMの移動はアニメーションであってもよいし、瞬間的に表示位置が切り替わる態様であってもよい。また、ナビキャラクタYMが演出アイコン表示領域DISから出て行った場合には、演出アイコン表示領域DISにおいてナビキャラクタYMが表示されていた位置(初期位置)に別の表示(例えば、看板に「出張中」と記載されているアイコン表示)が表示されていてもよい。
なお、ナビキャラクタYMによる保留アイコンに対する変化演出は失敗する場合(保留アイコンの表示態様が変化しない場合)があってもよく、あるいは反対に、必ず成功(保留アイコンの表示態様が変化)してもよい。また、先読み対象の保留アイコンに対してのみ変化演出を行ってもよい。例えば、保留数が1の状態に限って、第1保留アイコンh11を対象に行われてもよいし、複数の保留アイコン(変動アイコンを含んでいてもよい)を対象に行われてもよい。さらに、ナビキャラクタYMによる保留アイコンに対する変化演出は、先読み対象保留に対して表示態様が変化するまで(成功するまで)何回でも行ってよいし、1回失敗したらもう一度行わないようにしてもよい。
また、変化演出によって、表示態様が一度変化した保留アイコンに対して、再度、変化演出を行ってもよい。これは、保留アイコンに限らず、変動アイコンh0ついても同様である。
さらに、変動アイコンh0に対する変化演出でも、ナビキャラクタYMは、演出アイコン表示領域DISから移動してもよい。また、ナビキャラクタYMは、演出アイコン表示領域DISから出ないにしても、演出アイコン表示領域DIS内で移動してもよい。さらに、ナビキャラクタYMは、保留枠UI内に限って移動可能であってもよいし、保留枠UIから外にも移動可能であってもよい。
なお、本例では、ナビキャラクタYMを用いた変動アイコンh0の変化アニメーションがナビキャラクタYMの色が赤色になった変動の次の変動から先読み対象の保留の変動まで毎変動行われているが、ナビキャラクタYMの色が赤色になった変動の次の変動から先読み対象の変動までの間に変化アニメーションを行わない変動があってもよい。また、ナビキャラクタYMが赤色になった変動も変化アニメーションがおこなわれてもよい。
図136は、ナビキャラクタYMによる保留アイコンの変化演出と変動アイコンの変化演出の組合せの例を示す図である。
図136(う1)には、デフォルトの表示態様のナビキャラクタYMが初期姿勢で表示されている。また、第1装飾図柄は高速変動中であり、デフォルトの表示態様の変動アイコンh0が表示されている。さらに、特図1の保留は2つ貯まっており、第1保留アイコンh11と第2保留アイコンh12が表示されている。2つの保留アイコンh11,h12ともデフォルトの表示態様である。
図136(う2)では、演出アイコン(ここではUFOアイコンUFI)が保留枠UI外に出現し、保留枠UIに接近してくる。なお、演出アイコンは、保留枠UI内に出現してもよい。図136(う3)に示すように、UFOアイコンUFIから白色のビームが第2保留アイコンh12に向けて照射され、同図(う4)に示すように、第2保留アイコンh12の表示態様が、デフォルトの表示態様から白点滅の表示態様に変化する。すなわち昇格演出に成功している。なお、演出アイコンは複数種類あり、出現する演出アイコンによって、昇格演出の成功確率が変わってもよい。例えば、第一の演出アイコンが出現した場合は、昇格演出に必ず成功するようにしてもよく、第二の演出アイコンが出現した場合は、昇格演出に80%以上成功するようにしてもよく、第三の演出アイコンが出現した場合は、昇格演出に50%未満しか成功しないようにしてもよい。図136(う4)では、UFOアイコンUFIは消えている。図136(う5)では、3つの装飾図柄が仮停止状態となっている。図136(う6)では、図柄変動表示が停止表示し、装飾図柄表示装置208には、ハズレの装飾図柄の組合せが停止表示されている。デフォルトの表示態様のナビキャラクタYMは、初期姿勢で表示されている。図136(う7)では、第1保留アイコンh11の保留が消化され、図柄変動表示が開始されており、同図(う8)では第1装飾図柄が高速変動中である。次の図柄変動表示が開始されても、デフォルトの表示態様のナビキャラクタYMは初期姿勢で表示されたままである。
図136(う9)では、デフォルトの表示態様のナビキャラクタYMが、弓を引くポーズに変化し、ナビキャラクタYMによる保留アイコンの昇格演出が開始される。ここでの昇格演出もアニメーション表示である。図136(う10)では、矢が発射され、矢は、変動アイコンh0を越えて飛んでいき、同図(う11)では、白点滅の表示態様である第1保留アイコンh11に命中し、同図(う12)では、第1保留アイコンh11の表示態様が、白点滅から青色の表示態様に変化し、昇格演出は成功する。なお、ここでの昇格演出も、失敗する場合(保留アイコンの表示態様が変化しない場合)があってもよく、あるいは反対に、必ず成功(保留アイコンの表示態様が変化)してもよい。また、保留数が1の状態に限って、第1保留アイコンh11を対象に行われてもよいし、複数の保留アイコン(変動アイコンを含んでいてもよい)を対象に行われてもよい。さらに、昇格演出は、先読み対象保留に対して表示態様が変化するまで(成功するまで)何回でも行ってよいし、1回失敗したらもう一度行わないようにしてもよい。また、昇格演出によって、表示態様が一度変化した保留アイコンに対して、再度、昇格演出を行ってもよい。なお、ナビキャラクタによる昇格演出は、保留アイコンが複数表示されていても、そのうちの一の保留アイコンについてのみ行われる演出であってもよい(つまり、保留の減少に伴い保留アイコンAの位置が移動しても、保留アイコンAについてのみナビキャラクタによる昇格演出がおこなわれる。)し、保留アイコン表示領域に表示されている複数の保留アイコンおよび/または変動アイコンに対して行われる演出であってもよい。図136(う13)で、ナビキャラクタYMは初期姿勢に戻り、同図(う14)では、図柄変動表示が停止表示し、装飾図柄表示装置208には、ハズレの装飾図柄の組合せが停止表示されている。デフォルトの表示態様のナビキャラクタYMは、初期姿勢で表示されている。図136(う15)では、第1保留アイコンh11の保留が消化され、図柄変動表示が開始されており、同図(う16)では第1装飾図柄が高速変動中である。次の図柄変動表示が開始されても、デフォルトの表示態様のナビキャラクタYMは初期姿勢で表示されたままである。変動アイコンh0は、先の昇格演出で青色の表示態様に変化した第1保留アイコンh11から変化したアイコンであり、同じく、青色の表示態様で台座hs0に表示されている。
図136(う17)では、演出アイコン表示領域DISに、変化予告表示の宝箱のアイコンI1が絨毯のアイコンI2に乗って出現し、同図(う18)では、絨毯のアイコンI2が消え、宝箱のアイコンI1が残る。図136(う19)では、変化アニメーションが開始され、宝箱が開いて、中から、エフェクトの煙画像が出現し、その煙画像によって、ナビキャラクタYMの一部又は全部が隠され、ナビキャラクタYMは、煙画像が出現する前よりも明らかに視認困難になる。図136(う20−1)では、煙画像が消失し、ナビキャラクタYMは、デフォルトの表示態様から赤色の着物を着た表示態様に変化している。図136(う21)のタイミングで宝箱のアイコンI1が消え、演出アイコン表示領域DISには、赤色の着物を着た殿様のナビキャラクタYMのみが表示されている。ナビキャラクタYMの表示態様の色は、現在行われている図柄変動表示の大当りの信頼度(期待度)を表すものである。あるいは、変動アイコンの表示態様の変化のしやすさ(昇格)を表すものであってもよい。さらには、ここでは保留アイコンは表示されていないが、保留アイコンが表示されている場合には、保留アイコンの表示態様の変化のしやすさ(昇格)を表すものであってもよい。
図136(う23)では、リーチ状態に突入し、同図(う24)ではスーパーリーチ演出に発展する。スーパーリーチ演出に発展すると、保留枠UIのうち、保留アイコン表示領域HISの左ベースアイコンbIlおよび4つのステージhs1〜hs4は消え、保留アイコンが残っている場合には保留アイコンも消える。また、図136(う24)に示す演出アイコン表示領域DISでは、右ベースアイコンbIrが消え、赤色の着物を着た殿様のナビキャラクタYMの足部分は消えている。また、変動アイコン表示領域CISにおける台座が沈んできてはいるものの、青色の表示態様の変動アイコンh0は表示されている。スーパーリーチ中の図136(う25)では、ナビキャラクタYMが完全に消え、低くなった台座hs0’の上に青色の表示態様の変動アイコンh0は表示されている。なお、ここでは、ナビキャラクタYMが消えてしまっているが、図133に示す例のように表示されていてもよい。また、台座hs0’および変動アイコンh0の両方が消えてもよいし、一方のみが消えてもよい。
図136(う27−1)に示す装飾図柄表示装置208では、スーパーリーチ演出の続きとして、荒野の背景画面hに、主人公の殿様と敵役の剣豪が対峙している決闘シーンが表示されている。ここでも、台座hs0’および変動アイコンh0の両方が表示されている。
図137は、図136に示す例の続きと変形例等を示す図である。
図137(う29)では、左図柄、中図柄、右図柄の装飾図柄総てが、通常の濃さよりも薄く表示されるとともに、殿様が倒れたシーンが表示されている。ここでも、台座hs0’および変動アイコンh0の両方が表示されている。図137(う30)に示す装飾図柄表示装置208では、スーパーリーチ演出が終了し、通常背景に戻り、第2装飾図柄および第2保留数表示と、台座hs0’および変動アイコンh0が表示されている。図137(う31)では、左図柄と右図柄の表示が復活し、今まで沈んでいた台座が、変動アイコンh0を乗せたまま上昇は始めている。図137(う32)に示す装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の組合せが揺れ表示されており、保留枠UIも再表示されている。また、ナビキャラクタYMは、デフォルトの表示態様で表示されている。
また、図136(う20−1)に代えて、図137(う20−2)では、ナビキャラクタYMが、プレミアの虹色の着物を着た表示態様に変化している。この場合は、変動アイコンh0の表示態様(色)に関係なく、ナビキャラクタYMの表示態様が虹色なので大当り確定である。なお、変動アイコンの表示態様も、赤色以上の表示態様に変化させてもよく、プレミアの虹色に変化させてもよい。また、ナビキャラクタYMが先読み予告として機能する場合には、その先読み対象の保留アイコンの表示態様も、赤色以上の表示態様に変化させてもよく、プレミアの虹色に変化させてもよい。
また、図136(う27−1)に代えて、図137(う27−2)では、演出アイコン表示領域DISに右ベースアイコンbIrが表示され、さらに、赤色の着物を着た表示態様のナビキャラクタYMが表示されている。ここで表示されているナビキャラクタYMは、表示されているだけで何もしなくてもよい。あるいは、ナビキャラクタYM自身が単独で自身の表示態様を昇格させたり、変動アイコンの表示態様を変化させたりしてもよい。あるいは、ナビキャラクタYMが他の予告表示によって変化してもよい。
ここで、演出アイコン(ここではUFOアイコンUFI)および/または変化予告表示(ここでは宝箱のアイコンI1)による予告は、1つの装飾図柄(例えば、左図柄)が仮停止表示となる前までに行われており、1つの装飾図柄が仮停止表示となった後は演出アイコンおよび/または変化予告表示による予告が行われないように構成されているが、1つの装飾図柄が仮停止状態となった後も演出アイコンおよび/または変化予告表示が行われる場合があってもよい。なお、1つの装飾図柄と記載したが複数の装飾図柄であってもよく、全ての装飾図柄であってもよい。また、図柄(特別図柄表示装置による変動表示)が完全に停止した状態では演出アイコンおよび/または変化予告表示による予告が行われないように構成されているが、行われる場合があってもよい。
図137(え1)〜同図(え4−1)は、ナビキャラクタYM自身が単独で自身の表示態様を変化させる例である。
図137(え1)には、デフォルトの表示態様のナビキャラクタYMが初期姿勢で表示されている。また、第1装飾図柄は高速変動中であり、デフォルトの表示態様の変動アイコンh0が表示されている。さらに、デフォルトの第1保留アイコンh11が表示されている。
図137(え2)では、ナビキャラクタYMのポーズが変化し、扇子を持った手を上げている。図137(え3−1)では、ナビキャラクタYM自身が、灰色の煙画像に包まれ、視認困難になり、同図(え4−1)では、赤色の着物を着た表示態様に変化している。
また、図137(え3−1)に代えて同図(え3−2)では、ナビキャラクタYM自身が、赤色の煙画像に包まれており、この後、ナビキャラクタYMは、赤色の着物を着た表示態様に変化する。このように、変化アニメーション自体が、ナビキャラクタYMが変化する表示態様(色)を予告してもよい。また、赤色の煙画像は、ナビキャラクタの変化が成功すれば赤色以上の表示態様に変更されることを予告する予告表示であってもよく、赤色以上の表示態様に変化することが確定される予告表示であってもよい。
また、図137(え3−1)に代えて同図(え3−3)では、ナビキャラクタYM自身が、虹色の煙画像に包まれており、現在行われている図柄変動表示、あるいはこの後開始される図柄変動表示で大当り確定(大当り濃厚であってもよい)になる。このように、変化アニメーション自体で通常予告あるいは先読み予告を行ってもよい。なお、虹色の煙画像は、ナビキャラクタの変化が成功すれば虹色の表示態様に変更されることを予告する表示であってもよく、この場合虹色の煙画像が表示されても虹色の煙画像が表示された図柄変動および/または保留内が大当り確定(大当り濃厚であってもよい)とならなくてもよい。
また、図137(え4−1)に代えて同図(え4−2)では、ナビキャラクタが、別のナビキャラクタに変化している。ここでは、姫のナビキャラクタに変化している。変化するキャラクタの種類は、上述したカスタマイズにおけるキャラクタ選択で遊技者が設定したキャラクタであってもよいし、カスタマイズにおけるキャラクタ選択で遊技者が設定したキャラクタのみであってもよい。
また、図137(え4−2)に代えて同図(え4−3)では、ナビキャラクタが、遊技者が選択不能なナビキャラクタ(例えば、番長のキャラクタ)に変化している。なお、番長のナビキャラクタの方が、ナビキャラクタYMよりも保留アイコンおよび/または変動アイコンの昇格演出が行われやすいように構成されていてもよいし、ナビキャラクタが変化した図柄変動および/または保留内の大当りの期待度が高いように構成されていてもよい。
なお、姫(番長)のナビキャラクタの方が、ナビキャラクタYMよりも保留アイコンおよび/または変動アイコンの昇格演出が行われやすいように構成されていてもよいし、ナビキャラクタが変化した図柄変動および/または保留内の大当りの期待度が高いように構成されていてもよいし、姫(番長)が登場する予告および/またはスーパーリーチ演出が発生しやすい(または、必ず発生する)ように構成されていてもよい。
なお、ナビキャラクタYMが別のナビキャラクタに変化する場合、遊技者が選択可能なナビキャラクタのみに変化するように構成されていてもよく、遊技者が選択不可のナビキャラクタに変化されるように構成されていてもよく、遊技者が選択可能なナビキャラクタに変更される場合と遊技者が選択不可のナビキャラクタに変更される場合の両方の場合があってもよい。遊技者が選択可能なナビキャラクタに変更される場合と遊技者が選択不可のナビキャラクタに変更される場合の両方の場合がある場合において、遊技者が選択可能なナビキャラクタよりも遊技者が選択不可のナビキャラクタの方が保留アイコンおよび/または変動アイコンの昇格演出が行われやすいように構成されていてもよいし、ナビキャラクタが変化した図柄変動および/または保留内の大当りの期待度が高いように構成されていてもよい。逆に、遊技者が選択可能なナビキャラクタに変更される場合と遊技者が選択不可のナビキャラクタに変更される場合の両方の場合がある場合において、遊技者が選択不可のナビキャラクタよりも遊技者が選択可能なナビキャラクタの方が保留アイコンおよび/または変動アイコンの昇格演出が行われやすいように構成されていてもよいし、ナビキャラクタが変化した図柄変動および/または保留内の大当りの期待度が高いように構成されていてもよい。
さらに、図137(え4−1)に代えて同図(え4−4)では、キャラクタが変化せず、自身の変化演出に失敗している。
なお、この例では、ナビキャラクタYM自身が単独で自身の表示態様を変化させる例であって、変化予告表示の宝箱のアイコンI1は絡まなかったが、変化予告表示の宝箱のアイコンI1の色によって、ナビキャラクタYMが変化する表示態様(色)を予告してもよい。例えば、赤色の宝箱のアイコンI1が出現した場合は、ナビキャラクタYMは赤色、あるいは赤色以上の表示態様に変化することが確定であってもよい。
さらに、宝箱のアイコンI1の色によって、現在行われている図柄変動表示、あるいはこの後開始される図柄変動表示における大当りの期待度を予告してもよい。すなわち、宝箱のアイコンI1の色によって、通常予告あるいは先読み予告を行ってもよい。
図138は、保留枠が一時的に視認不能になる演出例を示す図である。
図138(お1)に示す装飾図柄表示装置208には、海の背景が表示されている。また、図138(お1)に示す初期姿勢のナビキャラクタYMは、デフォルトの表示態様である。また、第1装飾図柄は高速変動中であり、デフォルトの表示態様の変動アイコンh0が表示されている。さらに、特図1の保留は2つ貯まっており、第1保留アイコンh11と第2保留アイコンh12が表示されている。2つの保留アイコンh11,h12ともデフォルトの表示態様である。
図138(お2)では、特図1の保留が増加し、第3保留アイコンh13が追加表示されている。この第3保留アイコンh13もデフォルトの表示態様である。
図138(お4)では、図柄変動表示が停止表示し、装飾図柄表示装置208には、ハズレの装飾図柄の組合せが停止表示されている。デフォルトの表示態様のナビキャラクタYMは初期姿勢で表示されたままである。また、図138(お4)に示す装飾図柄表示装置208には、海の背景が依然として表示されている。
図138(お5)では、第1保留アイコンh11の保留が消化され、図柄変動表示が開始されている。装飾図柄表示装置208では、第1装飾図柄の変動表示が開始されており、海の背景が依然として表示されている。
図138(お6)では、先読予告の一種である背景変化予告が開始される。ここでの背景変化予告の対象(先読み対象保留)は、図138(お2)のタイミングで増加した保留(このタイミングでは第2保留)になる。背景変化予告では、左右から襖の画像が出現し、襖が閉じられるアニメーションによって、表示画面全体が襖の画像になる(図138(お7)参照)。このため、保留枠UIも、保留アイコンh11,h12も、変動アイコンh0も、ナビキャラクタYMも、襖の画像によって前側からオーバーラップされ、視認不能になる。なお、襖の画像に代えて、保留枠UI、保留アイコンh11,h12、変動アイコンh0、ナビキャラクタYMの一部に前側からオーバーラップする画像が出現してもよい。あるいは、保留枠UI、保留アイコンh11,h12、変動アイコンh0、ナビキャラクタYMには、何ら画像がオーバーラップしない演出であってもよい。
なお、背景変化予告は、先読み対象保留の入賞時(図138(お2)のタイミング)で開始されてもよい。この例では、入賞した変動の次の変動中に開始されるが、次の変動に限らず、先読み対象保留の変動が終わるまでに開始されればよい。例えば、先読み対象保留の変動開始で背景変化予告と同じ背景が表示されてもよい。
また、背景変化予告では、出現画像(ここでは襖の画像)色によって、先読み対象保留の大当り期待度を表してもよく、あるいは、襖の色と同じ色のナビキャラクタYMが出現していれば、そのナビキャラクタYMが変化する予告として機能し、変化予告表示に相当する。また、襖の色が緑なら山の背景に変化するといった背景自体の予告としても機能してよい。さらに、背景変化予告は、複数種類用意されていてもよい。
図138(お8)では、襖が開き、保留枠UI、保留アイコンh11,h12、変動アイコンh0、ナビキャラクタYMが見え始め、同図(お9)では、完全に襖が開き、襖画像は消えている。背景変化予告によって、装飾図柄表示装置208の背景は、夜の背景に変化している。また、背景変化後のナビキャラクタYMは、変化した背景に依存するキャラクタに変化している。ここでは、殿様のキャラクタから、ロボットのキャラクタに変化している。なお、この例では、一種類の背景に対して一種類のキャラクタが対応しているが、一種類の背景に対して複数種類のキャラクタが対応していてもよい。
図138(お11)では、リーチ状態に突入している。また、図138(お9−1)から同図(お11)までの間に変動アイコンh0の表示態様が、デフォルトの表示態様から赤色の表示態様に変化している。なお、リーチ状態突入を契機に変動アイコンh0の表示態様が、デフォルトの表示態様から赤色の表示態様に変化してもよい。なお、保留枠UIは表示されているものの、保留アイコンh11、h12は総て消えている。その後、スーパーリーチ演出に発展し、スーパーリーチ演出の背景(ここでは荒野の背景)に変化する。図138(お13)に示す装飾図柄表示装置208には、荒野の背景で、殿様が敗北した場面が表示されている。なお、倒れた殿様に、ロボットのナビキャラクタYMがオーバーラップし、視認困難になっている。
図138(お14)では、ワイプ演出が開始され、ワイプインによって、装飾図柄表示装置208はワイプ表示になっている。図138(お15)に示すように、ここでのワイプ表示では、変動アイコンh0も、ナビキャラクタYMも消え、さらに、第2装飾図柄も、第2保留数表示も消え、左隅には機種タイトルが表示されているのみである。図138(お16)では、ワイプアウトし、背景が夜の背景に戻るとともに、ナビキャラクタYMも見え始めている。
図138(お17)では、ワイプ演出が終了し、装飾図柄表示装置208には、ハズレの組合せである「装飾7」−「装飾6」−「装飾7」が揺れ表示されている。また、保留枠UIも表示され、赤色の表示態様の変動アイコンh0も、保留アイコンh11,h12も表示が再開されている。
図138(お18)では、図柄変動表示が停止表示し、装飾図柄表示装置208には、ハズレの組合せである「装飾7」−「装飾6」−「装飾7」が停止表示されている。
その後、第1保留が消化され、ハズレの図柄が停止表示された後、図138(お20−1)に示すように、次の図柄変動表示が開始される。装飾図柄表示装置208では、第1装飾図柄の変動表示が開始されており、先読み対象保留の図柄変動が終了したが、背景は夜の背景のままである。
図138(お21)では、背景変化予告が再び開始され、左右から襖の画像が出現し、襖が閉じられるアニメーションによって、ここでも表示画面全体が襖の画像になる(図138(お22)参照)。図138(お23)では、襖が開き、保留枠UI、保留アイコンh11,h12、変動アイコンh0、ナビキャラクタYMが見え始め、同図(お24)では、完全に襖が開き、襖画像は消えている。図138(お24)に示すように、装飾図柄表示装置208の背景は、海の背景に戻っており、ナビキャラクタYMも、殿様のキャラクタに戻っている。
また、図138(お9−1)に代えて同図(お9−2)では、ロボットのナビキャラクタYMの表示態様が、デフォルトとは異なる表示態様に変化している。背景依存するキャラクタの表示態様(例えば、色、形状、大きさ等)も、大当りの信頼度に応じて変化してもよい。あるいは、元々変化していてもよい。
なお、先読み予告の背景によらず、演出背景に依存してナビキャラクタYMが変化してもよい。例えば、海岸背景、城下町背景、城内背景が順番に出現する場合に、それぞれの背景に依存するナビキャラクタYMに変化していてもよい。なお、複数種類の背景は、出現順番がランダムであってもよい。また、遊技者によって演出モードを変化させる場合も背景変化に依存してナビキャラクタYMが変化してもよい。また、演出背景に依存するナビキャラクタと異なるナビキャラクタが表示される場合があってもよい。例えば、演出背景AにおいてナビキャラクタAが表示され、演出背景BにおいてナビキャラクタBが表示される場合、演出背景AにおいてナビキャラクタBが表示される場合があってもよい。ここで、演出背景と一致しないナビキャラクタが表示された場合は、演出背景と一致するナビキャラクタが表示された場合よりも保留アイコンおよび/または変動アイコンの昇格演出が行われやすいように構成されていてもよいし、ナビキャラクタが変化した図柄変動および/または保留内の大当りの期待度が高い(または、大当り確定(大当り濃厚であってもよい))ように構成されていてもよいし、演出背景と一致しないナビキャラクタが登場する予告および/またはスーパーリーチ演出の発生頻度が高い(または、必ず発生する)ように構成されていてもよい。
あるいは逆に、背景変化が行われてもナビキャラクタYMの種類が変化しない場合があってもよいし、絶対に変化しなくてもよい。
図139は、演出アイコン表示領域DISに複数のナビキャラクタYMが出現する演出の一例を示す図である。
図139(か1)には、デフォルトの表示態様のナビキャラクタYMが初期姿勢で表示されている。また、第1装飾図柄は高速変動中であり、デフォルトの表示態様の変動アイコンh0が表示されている。さらに、デフォルトの第1保留アイコンh11が表示されている。
図139(か2−1)には、ナビキャラクタYMに、仲間を呼ぶ台詞の吹き出しが追加表示されている。この吹き出しの表示は、現在表示されている殿様のナビキャラクタYMが行う、他のキャラクタ(爺又は姫)が表示されることの予告に相当する。図139(か3−1)に示す演出アイコン表示領域DISには、殿様のナビキャラクタYMの他に、姫のナビキャラクタYM1の表示が追加され、姫を呼ぶのに成功してる。姫のキャラクタの登場は、アニメーション表示であってもよいし、瞬間的に登場する態様であってもよい。アニメーション表示の場合には、煙画像による当初はキャラクタが見えないアニメーションであってもよいし、画面の右端から歩いて登場するアニメーションであってもよい。この姫のナビキャラクタYM1もデフォルトの表示態様である。
図139(か4)では、図柄変動表示が停止表示し、装飾図柄表示装置208には、ハズレの装飾図柄の組合せが停止表示されている。ともにデフォルトの表示態様である、殿様のナビキャラクタYMと、姫のナビキャラクタYM1は、初期姿勢で表示されている。図139(か5)では、第1保留アイコンh11の保留が消化され、図柄変動表示が開始されている。次の図柄変動表示が開始されても、二人のナビキャラクタYM,YM1は表示されたままである。このように、複数のナビキャラクタの表示は、複数変動に跨ってもよい。ただし、ナビキャラクタYM1が登場した図柄変動表示で、登場したナビキャラクタYM1は消えてしまってもよい。この場合であっても、先に表示されていたナビキャラクタ(ここでは殿様のナビキャラクタYM)は、複数変動に跨って表示される。
図139(か5)では、今度は、二人のナビキャラクタYM,YM1に、爺を呼ぶ台詞の吹き出しが追加表示され、同図(か6−1)に示す演出アイコン表示領域DISには、二人のナビキャラクタYM,YM1の他に、爺のナビキャラクタYM2の表示が追加され、爺を呼ぶのに成功してる。すなわち、これで三人全員が揃ったことになる。この演出では、ナビキャラクタが一人でも多く集まる方が、変動アイコンh0が変化する確率が高くなったり、プレミア若しくはプレミアに近い色に変化させる確率が高くなったり、当該変動で大当りする期待度が高くなったり、次変動以降で大当りする期待度が高くなったりしてもよい。また、三人全員が揃った場合は、プレミアの虹色が確定したり、大当りが確定したりしてもよい。図139(か7−1)では、三人全員が揃った状態で、第1装飾図柄がリーチ状態になり、左図柄、右図柄ともに「装飾7」が揺れ表示(仮停止)されている。
また、図139(か2−1)に代えて、同図(か2−2−1)では、ナビキャラクタYM自身以外の予告が行われている。すなわち図139(か2−1)では、ナビキャラクタYMの台詞が予告になっていたが、この例では、演出アイコン表示領域DISにルーレット表示アイコンRIが追加表示され、ルーレット予告が開始されている。ここでのルーレット予告は、他のナビキャラクタの出現予告専用であってもよいし、他の予告(保留変化予告等)も行うものであってもよい。図139(か2−2)では、ルーレット表示アイコンRIに姫の文字が表示されている。この後、姫のナビキャラクタYM1が登場する場合もあるが、何のナビキャラクタも登場しない場合(いわゆる失敗の場合)があってもよいし、異なるナビキャラクタ(例えば、爺のナビキャラクタYM2)が登場する場合があってもよい。なお、ルーレット表示アイコンRIは、すでに登場しているキャラクタの文字が表示されないように構成されているが、すでに登場しているキャラクタの文字が登場するように構成されていてもよい。その場合、ルーレット表示アイコンRIに文字が表示された数に応じて同じキャラクタが複数表示されてもよく(例えば、ルーレット表示アイコンRIに姫の文字が3回停止表示されたら、姫のナビキャラが3人表示される等)、ルーレット表示アイコンRIに文字が表示された数に応じてすでに登場しているキャラクタの昇格演出が行われてもよい(例えば、ルーレット表示アイコンRIに姫の文字が3回停止表示されたら、1回目で姫が登場し、2回目で姫の着物が赤色に変化し、3回目で姫の着物が金色に変化する等)。
また、図139(か3−1)に代えて、同図(か3−2)に示すように、何のナビキャラクタも登場せず失敗する場合もある。
また、図139(か3−1)に代えて、同図(か3−3)では、姫のナビキャラクタYM1ではなく、爺のナビキャラクタYM2が登場している。このように、登場する順番は決まっておらず、隣に表示されるナビキャラクタによって、異なるアニメーションが行われてもよい。例えば、図139(か3−1)では、殿様のナビキャラクタYMは、姫のナビキャラクタYM1が来ると思っていたのに、爺のナビキャラクタYM2が来て、ビックリしているアニメーションが表示されており、姫より先に爺が来るのはプレミア演出であってもよい。またキャラクタの登場する順番によって、変動アイコンh0が変化する確率が変わったり、プレミア若しくはプレミアに近い色に変化させる確率が変わったり、当該変動で大当りする期待度が変わったり、次変動以降で大当りする期待度が変わったり、あるいは、まったくこれらに影響しなくてもよい。
また、図139(か3−1)に代えて、同図(か3−4−1)に示すように、キャラクタによって表示位置が予め定まっていてもよい。すなわち、図139(か3−4−1)に示す演出アイコン表示領域DISでは、左端に殿様のナビキャラクタYMが表示され、一人分あけて、姫のナビキャラクタYM1が表示されている。そして、図139(か3−4−3)に示す演出アイコン表示領域DISでは、一人分あけてあった位置に、爺のナビキャラクタYM2が表示されている。このように、表示位置の順番(殿様、爺、姫)が定まっている場合であっても、その順番が崩れる場合(殿、姫、爺)があってもよく、この場合には、プレミア演出(大当り確定演出)であったり、大当り濃厚であってもよい。
また、図139(か3−1)に代えて、同図(か3−5−1)に示すように、ナビキャラクタが増えた場合、増えたことを文字表示で報知(ここでは「姫ストック」)してもよいし、あるいはスピーカから音声で報知してもよいし、ランプの点滅等によって報知してもよい。また、図139(か3−5−3)では、全員集合したことを文字表示で報知している。なお、全員集合に成功した場合に、いつもは「全員集合」の文字表示であるのに対して、異なる文字表示(例えば、「激アツだ」あるいは「全員集合リーチだ」等)が表示された場合は、プレミア演出(大当り確定演出)であったり、大当り濃厚であってもよく、あるいは、特定のリーチ態様が必ず開始されるようにしてもよい。また、ここでも、文字表示の報知とともに、あるいは文字表示の報知に代えて、スピーカから音声で報知してもよいし、ランプの点滅等によって報知してもよい。
また、図139(か6−1)に代えて、同図(か6−2)に示すように、殿様、姫、爺以外のキャラクタ(ここでは、サボテンを模した埴輪のキャラクタYM3)が増えた場合、プレミア演出(大当り確定演出)であったり、大当り濃厚であってもよい。
なお、「姫」を指定して呼んだにも関わらず、「爺」が表示された場合は、プレミア演出(大当り確定演出)であったり、大当り濃厚であってもよく、「姫」を呼んでいるのに「爺」が表示される頻度の方が多ければ、呼んだとおりのキャラクタ(「姫」)がでると、大当り濃厚(または大当り確定)であってもよい。また、他のナビキャラクタを呼ぶナビキャラクタ(この例では、殿様)の表示態様によって、他のナビキャラクタが登場(ストック)しやすかったり、あるいは登場(ストック)しにくい場合があってもよい。また、他のナビキャラクタを呼ぶナビキャラクタの種類によって他のナビキャラクタが登場(ストック)しやすかったり、あるいは登場(ストック)しにくい場合があってもよい。例えば、殿様のナビキャラクタよりも、姫のナビキャラクタが呼んだ方が、他のナビキャラクタが登場(ストック)しやすくてもよい。また、登場(ストック)するキャラクタは、異なる種類のキャラクタに限らず、同じ種類のナビキャラクタであってもよい。例えば、殿様のナビキャラクタYMが複数表示される場合があってもよいし、殿様×3と表記される場合があってもよい。また、同じ種類のナビキャラクタであっても、表示態様(色、形、ポーズ、大きさ)が異なっていてもよい。さらに、キャラクタによって、表示された後に行われる演出が異なってもよい。例えば、演出アイコン表示領域DISからキャラクタが放出される演出が行われる場合には、殿様を放出すると疑似連演出開始、姫を放出すると保留が昇格、爺を放出するとタイマ予告開始であってもよい。また、複数のキャラクタを放出してもよい。さらに、複数のキャラクタを同時に放出すると、単体の放出と異なる演出を行ってもよい。例えば、殿様と姫を同時に放出すると、殿様単体よりも熱い疑似連演出が開始されてもよい。
図140は、図139に示す変形例等を示す図である。
図140(き1)には、デフォルトの表示態様の殿様のナビキャラクタYMが初期姿勢で表示されており、その右隣には、デフォルトの表示態様の姫のナビキャラクタYM1が初期姿勢で表示されている。また、姫のナビキャラクタYM1の右横には、変化予告表示の宝箱のアイコンI1が表示されている。また、第1装飾図柄は高速変動中であり、デフォルトの表示態様の変動アイコンh0が表示されている。さらに、デフォルトの第1保留アイコンh11が表示されている。
図140(き2−1)では、宝箱のアイコンI1が開き、中から、煙画像が出現し、殿様のナビキャラクタYMと姫のナビキャラクタYM1のうち、姫のナビキャラクタYM1のみが、その煙画像に包まれている。すなわち、殿様のナビキャラクタYMには煙画像は及んでいない。図140(き4)では、煙画像が消失し、姫のナビキャラクタYM1は、赤色の着物を着た表示態様に変化している。図140(き5)では、宝箱のアイコンI1が消えている。
図140(き2−1)に代えて同図(き2−2−1)では、殿様のナビキャラクタYMのポーズが変化し、扇子を持った手を上げている。図140(き2−2−2)では、殿様のナビキャラクタYMが煙画像を出現させ、姫のナビキャラクタYM1のみが、その煙画像に包まれている。図140(き2−2−3)では、煙画像が消失し、姫のナビキャラクタYM1は、赤色の着物を着た表示態様に変化している。また、殿様のナビキャラクタYMは初期姿勢に戻っている。
図140(き3−1)に代えて同図(き3−2−1)では、宝箱のアイコンI1の中から出現した煙画像が、殿様のナビキャラクタYMと姫のナビキャラクタYM1の両方のナビキャラクタを包んでいる。そして、図140(き3−2−2)では、煙画像が消失し、殿様のナビキャラクタYMも姫のナビキャラクタYM1も、赤色の着物を着た表示態様に変化している。すなわち、二人とも表示態様が変化している。ここでは、二人とも同じ色に変化しているが、異なる色に変化してもよい。例えば、片方が赤色で、もう一方が金色に変化してもよい。あるいは、煙画像に二人とも包まれるものの、一方のみ変化し、他方は、デフォルトのままであってもよい。
なお、ナビキャラクタが複数表示される場合に、一方のナビキャラクタ(例えば、姫)が昇格可能で、他方のナビキャラクタ(例えば、吉宗)が昇格不可であってもよい。また、両方のナビキャラクタが昇格可能であってもよい。その場合、或る一方のキャラクタ(例えば、姫)が変化した方が、他方のキャラクタ(例えば、吉宗)が変化した場合よりも熱くてもよく、大当りの期待度は同じであってもよい。また、両方のキャラクタが変化した方が、片方のキャラクタが変化した場合よりも熱くてもよい。また、変化態様によって片方のキャラクタが変化した方が両方のキャラクタが変化したよりも熱くてもよい。例えば、デフォルトの表示態様の殿様のナビキャラクタYMおよび虹色の着物を着た表示態様の姫のナビキャラクタYM1の組合せと、赤色の着物を着た表示態様の殿様のナビキャラクタYMおよび同じく赤色の着物を着た表示態様の姫のナビキャラクタYM1の組合せとでは、前者の組合せの方が後者の組合せよりも大当りしやすくてもよい。また、両方のキャラクタが必ず変化する様にしてもよい。その場合、同じ色に変化するように構成されていてもよいし、異なる色に変化する様に構成されていてもよい。また、変化するキャラクタによって、変化後のキャラクタが持つ意味が変わってもよい。例えば、赤色の着物を着た表示態様の殿様のナビキャラクタYMであれば、当該変動が熱く、赤色の着物を着た表示態様の姫のナビキャラクタYM1であれば、スーパーリーチに発展しやすくてもよい。また、虹色の着物を着た表示態様の殿様のナビキャラクタYMであれば、大当り確定であり、虹色の着物を着た表示態様の姫のナビキャラクタYMであれば、確変付き大当り確定(有利な大当り確定)であってもよい。
なお、本例は、常時表示されているナビキャラクタが1つで、そのナビキャラクタによって新たに別のナビキャラクタが呼び出される場合や、ナビキャラクタが常時複数表示されている場合、ナビキャラクタYMが表示されない期間があり特定タイミングで1または複数のナビキャラクタが表示される場合にも本実施例が適用可能である。
図140(く1−1)〜同図(く7)は、ナビキャラクタYMにボタン演出を絡めた演出例を示す。
図140(く1−1)には、デフォルトの表示態様の殿様のナビキャラクタYMが初期姿勢で表示されている。また、第1装飾図柄は高速変動中であり、デフォルトの表示態様の変動アイコンh0が表示されている。さらに、デフォルトの第1保留アイコンh11が表示されている。
図140(く2−1)に示すナビキャラクタYMに、ボタン表示アイコン136Dが追加される。ボタン表示アイコン136Dは吹き出しの表示態様であり、ナビキャラクタYM自身による予告に相当する。ボタン表示アイコン136Dには、チャンスボタン136の操作有効期間の残期間を表す残期間メータMTも表示されている。図140(く3)では、操作有効期間が開始され、同図(く4)では、残期間メータが少し減少している。図140(く5)では、チャンスボタン136が操作され、同図(く6)では、チャンスボタン136の操作を受けて、ナビキャラクタYMの変化アニメーションが開始され、エフェクト画像によって殿様のキャラクタが視認困難になっている。図140(く7)では、赤色の着物を着た表示態様の殿様のナビキャラクタに変化している。
図140(く1−2−1)にも、デフォルトの表示態様の殿様のナビキャラクタYMが初期姿勢で表示されているが、ここでは、ボタン表示アイコン136Dは表示されていない。すなわち、裏ボタン演出が行われており、図140(く1−2−2)で、チャンスボタン136が操作されると、同図(く1−2−3)では、チャンスボタン136の操作を受けて、ナビキャラクタYMの変化アニメーションが開始されている。このように、裏ボタン演出によってナビキャラクタの表示態様が変化してもよい。
なお、裏ボタン演出と、他のボタン演出(ボタン表示あり)と重なったときは両方変化してもよく、裏ボタン演出を優先してもよく、もう一つのボタン演出を優先させてもよい。また、裏ボタン重複時も同様であってもよい。
また、先読みボタン予告と、当該変動のボタン予告(通常予告)とが重なった場合には、先読みボタン予告を優先させてもよいし、あるいは、当該変動のボタン予告を優先させてもよい。
また、図140(く2−1)に代えて同図(く2−2)では、ナビキャラクタYMに、ボタン表示アイコン136Dが追加されるのではなく、ナビキャラクタYMから離れた位置であって、演出アイコン表示領域DIS外でもあり、保留枠UIの外でもある位置に、ボタン画像136aと残期間メータMTが表示されている。ここでの、ボタン画像136aと残期間メータMTの表示は、ナビキャラクタYM自身による予告とは異なる予告であり、この異なる予告によっても、ナビキャラクタYMの表示態様が変化してもよい。なお、ボタン画像136aと残期間メータMTの表示は、常時表示されていてもよく、有効期間が開始される前に表示されてもよい。
図141は、ナビキャラクタYMにボタン保留アイコンの演出を絡めた演出例を示す。
図141(く−3−1)には、デフォルトの表示態様の殿様のナビキャラクタYMが初期姿勢で表示されている。また、第1装飾図柄は高速変動中であり、デフォルトの表示態様の変動アイコンh0が表示されている。さらに、第1保留アイコンh11が表示されている。図141(く−3−1)に示す第1保留アイコンh11は、ボタン保留アイコンであり、白色の丸表示の上にボタン画像136aが表示されている。なお、残期間メータMTは表示されていないが、表示されてもよい。ここでのチャンスボタン136の操作有効期間は、当該変動の期間内である。図141(く1−3−2a)で、チャンスボタン136が操作されると、同図(く1−3−3a)に示すように、エフェクトの煙画像が出現し、その煙画像によって、ナビキャラクタYMの一部又は全部が隠され、煙画像が出現する前よりも明らかに視認困難になる。ここで、第1保留アイコンh11の上に表示されていたボタン画像136aが消去されており、第1保留アイコンh11は何の変化(例えば、表示態様の変化)も生じない。すなわち、ボタン保留アイコンの表示中にチャンスボタン136が表示された場合に、第1保留アイコンh11の表示態様を変化せず、ナビキャラクタYMを変化させる、ボタン保留アイコンによる変化演出に成功したパターンである。なお、操作有効期間外にチャンスボタン136を操作した場合は、ナビキャラクタおよび/またはボタン保留アイコン自体が変化しないように構成されている。ただし、図141(く1−3−3a)に示す状態を経由して、後述する同図(く1−3−4)に移行する場合もあり得る。
また、図141(く1−3−2a)で、チャンスボタン136が操作された場合、同図(く1−3−3b1)に示すように、ボタン保留アイコンについて、ボタン画像136aが消えるとともに、第1保留アイコンh11にエフェクト画像がかかり、変化アニメーションが開始される場合がある。この場合、図141(く1−3−3b2)に示すように、第1保留アイコンh11の表示態様が白色の丸表示から青色の丸表示の表示態様に変化することがある。なお、白色の丸表示の表示態様のままである場合(結局、失敗したパターン)もあり得る。また、図141(く1−3−2a)で、チャンスボタン136が操作された場合、同図(く1−3−3b1)を経由しないで、この図141(く1−3−3b2)に示すように、ボタン保留アイコンであったアイコンが、変化アニメーションを伴わず、青色の丸表示の表示態様に変化することもある。
あるいは、図141(く1−3−3b1)から、同図(く1−3−4)に示すように、第1保留アイコンh11の表示態様が白色の丸表示のまま変化しないものの、ナビキャラクタYMが、赤色の着物を着た表示態様に変化する場合もある。ここでの、ナビキャラクタYMの表示態様の変化は、図141(く1−3−3b1)を経由した場合は変化アニメーションではなく、瞬間的に表示態様が切り替わり、同図(く1−3−3a)を経由した場合は煙画像のエフェクトによる変化アニメーションが実行された後に表示される。ただし、図141(く1−3−3b1)を経由した場合に煙画像等のエフェクト画像を伴う変化アニメーションが実行されてもよい。なお、チャンスボタン136が操作された直後に変化する場合と、少し遅れて変化する場合があってもよい。また、図141(く1−3−2a)で、チャンスボタン136が操作された場合、同図(く1−3−3b1)を経由しないで、図141(く1−3−4)に示すように、ナビキャラクタYMの表示態様が変化する場合もある。
また、ボタン保留アイコンが表示されていても、チャンスボタンを操作せず(図141(く1−3−2b1))、次変動が開始されてしまった場合(第1装飾図柄の変動はまだ開始されていないが第2装飾図柄の変動は開始されている場合)には、同図(く1−3−2b2)に示すように、変動アイコンh0がボタン保留アイコンになる場合がある。この場合、次変動にボタン演出が持ち越されたことになり、操作有効期間内にチャンスボタン136を操作すると、図141(く1−3−2b3’)に示すように、ボタン画像136aが消えるとともに、ボタン画像136aが表示されていた白色の丸表示が、青色の丸表示の表示態様に変化することがある(成功パターン)。なお、変化に際しては、煙画像等のエフェクト画像を伴う変化アニメーションが実行されてもよい。また、ナビキャラクタYMの表示態様は変化していないが、変化する場合があってもよい。一方、チャンスボタン136を操作しても、変動アイコンh0について、ボタン画像136aは消えるももの、ボタン画像136aが表示されていた白色の丸表示には何の変化(例えば、表示態様の変化)も生じない場合もある。すなわち、ボタン保留アイコンからの変化演出に失敗したパターンである。なお、ナビキャラクタYMの表示態様も変化していないが、ナビキャラクタYMの表示態様は変化する場合があってもよい。なお、ボタン保留アイコンが表示されていてもチャンスボタンを操作せず、次変動が開始されてしまった場合には、ボタン保留アイコンが変化しないように構成されていてもよく、ボタン保留アイコンがチャンスボタンを操作しなくとも次変動が開始された後に自動的に変化されるように構成されていてもよい。
また、ボタン保留アイコンが表示されていても、チャンスボタンを操作せず(図141(く1−3−2b1))、次変動が開始されてしまった場合には、同図(く1−3−2b2’)に示すように、変動アイコンh0にエフェクト画像がかかり、変化アニメーションが開始される場合がある。この場合、先の図141(く1−3−2b3’)に移行する場合もあれば、図141(く1−3−2b3)に移行する場合もある。
なお、図141(く−3−1)に示すナビキャラクタYMは、デフォルトの表示態様であったが、昇格した表示態様のナビキャラクタYMであっても同じである。すなわち、図141(く1−3−4)では2回目の昇格が行われることになる。また、保留アイコンが複数ある場合には、ボタン保留アイコン以外のアイコンを変化させてもよい。また、すでに変化している保留アイコンを、ボタン保留アイコンが表示されていることによるボタンの操作で変化させてもよい。
また、保留アイコンが8個表示される場合には、例えば、N個貯まると保留アイコンが一部又は全てボタン保留アイコンに変化し、そのボタン操作に応じて保留アイコンや変動アイコン、ナビキャラクタYMが変化するように構成されていてもよい。これは、保留アイコンが4個しか表示されない場合にも、適用可能である。
図142は、ナビキャラクタYMが表示されない期間がある例を示す図である。
図142(け1)に示す装飾図柄表示装置208では、第1装飾図柄が高速変動中であり、デフォルトの表示態様の変動アイコンh0が表示されている。さらに、特図1の保留は2つ貯まっており、第1保留アイコンh11と第2保留アイコンh12が表示されている。2つの保留アイコンh11,h12ともデフォルトの表示態様である。図142(け1)に示す装飾図柄表示装置208には、ナビキャラクタYMが表示されていない。
図142(け2)では、特図1の保留が増加し、第3保留アイコンh13が追加表示されている。この第3保留アイコンh13もデフォルトの表示態様である。
図142(け3)では、図柄変動表示が停止表示し、装飾図柄表示装置208には、ハズレの装飾図柄の組合せが停止表示されている。この停止表示中も、装飾図柄表示装置208には、ナビキャラクタYMが表示されていない。
図142(け4)では、第1保留アイコンh11の保留が消化され、図柄変動表示が開始されている。装飾図柄表示装置208では、第1装飾図柄の変動表示が開始されている。また、この図柄変動表示の開始に応じて第2保留アイコンh11の表示態様が青色の表示態様に変化している。なお、図柄変動表示が開始されても、装飾図柄表示装置208には、ナビキャラクタYMが表示されていない。
図142(け5−1)に示す演出アイコン表示領域DISには、煙画像が表示され、同図(け6−1)では、煙画像が消失し、演出アイコン表示領域DISに殿様のナビキャラクタYMが表示されている。図142(け6−1)に示す殿様のナビキャラクタYMはデフォルトの表示態様である。ここで、ナビキャラクタYMは、先読み対象保留に対応する予告(先読み予告および/または当該変動の予告)である。
なお、ナビキャラクタYMの登場は、先読み対象保留の入賞時(図142(け2)のタイミング)で開始されてもよい。この例では、入賞した変動の次の変動中に開始されるが、次の変動に限らず、先読み対象保留の変動が終わるまでに開始されればよい。また、ナビキャラクタYMは、先読み対象保留があったら必ず表示されるようにしてもよいし、演出抽選に当選した場合に限って表示されるようにしてもよい。
図142(け7)では、図柄変動表示が停止表示し、装飾図柄表示装置208には、ハズレの装飾図柄の組合せが停止表示されている。ここで停止表示した図柄変動表示中に表示が開始されたデフォルトの表示態様のナビキャラクタYMは初期姿勢で表示されたままである。
次いで、次の図柄変動表示が開始され、図142(け9−1)に示す演出アイコン表示領域DISには、デフォルトの表示態様のナビキャラクタYMの横に、変化予告表示の宝箱のアイコンI1が表示されている。ナビキャラクタYMは、図133(あ4−1)に示す変化アニメーションと同じ変化アニメーションによって、表示態様が赤い着物を着た表示態様に変化している(図142(け11))。なお、変化アニメーションは実行されても、ナビキャラクタYMの表示態様はデフォルトの表示態様のままである場合があってもよい。また、宝箱のアイコンI1が出現せず、ナビキャラクタYMの表示態様が変化してもよい。すなわち、変化予告表示が行われない場合があってもよい。
図142(け13)では、先読み対象保留の変動が開始されており、青色の表示態様の変動アイコンh0が表示されている。また、赤い着物を着た表示態様のナビキャラクタYMは、この変動中も表示されている。したがって、ナビキャラクタYMは最初表示されていなかったが、表示された後は、複数変動に跨って常時表示されている。
なお、現在行われている、先読み対象保留の変動が終了すると、ナビキャラクタYMは消えてもよい。この場合、ナビキャラクタYMは、先読み対象保留の装飾図柄の変動における、3つの図柄か仮停止(揺れ表示)してから図柄停止するまでの間に消えてもよいし、1または2つの装飾図柄が仮停止(第一停止又は第二停止)したら消えてもよい。
また、ナビキャラクタYMは、図142(け7)の停止表示のタイミングで消え、変動を跨いで表示されなくてもよい。
また、図142(け5−1)に代えて、同図(け5−2)に示すように、ナビキャラクタYMが表示される場所は、演出アイコン表示領域DISだけとは限らず、保留アイコン表示領域HISに表示されてもよい。また、ナビキャラクタYMが表示される場所は、複数あってもよく、変動アイコン表示領域CISにも表示される場合があってもよい。さらに、ナビキャラクタYMは、表示される位置によって異なる演出を実行してもよい。例えば、保留アイコン表示領域HISに表示された場合には保留アイコンを変化させ、変動アイコン表示領域CISに表示された場合には変動アイコンを変化させてもよい。また、表示位置によって、変動アイコンを変化させる確率が異なってもよく、引いては、大当りの信頼度が異なってくることになってもよい。なお、ナビキャラクタYMが表示される場所は必ず一の表示領域(例えば、演出アイコン表示領域DIS、保留アイコン表示領域HIS、変動アイコン表示領域CISなど)のみであってもよい。
また、図142(け5−1)に代えて、同図(け5−3)に示すように、ナビキャラクタYMは、保留アイコン表示領域HIS内(左ベースアイコンbIl内)で移動可能であって、保留アイコンが表示されている場合には、保留アイコンの前側を移動してもよい。すなわち、保留アイコンに前側から重なるように表示される。
一方、図142(け5−1)に代えて、同図(け5−4)に示すように、ナビキャラクタYMは、保留アイコンの後ろ側を移動してもよい。すなわち、今度は、保留アイコンが、ナビキャラクタYMに前側から重なるように表示される。
なお、ナビキャラクタは、複数の表示領域(例えば、演出アイコン表示領域DIS、保留アイコン表示領域HIS、変動アイコン表示領域CISなど)を移動するアニメーションをおこなってもよい。
図143は、ナビキャラクタYMが表示されない他の期間がある例を示す図である。
図143(け6−2−1)に示す装飾図柄表示装置208には、デフォルトの表示態様のナビキャラクタYMが表示されている。また、第1装飾図柄は高速変動中であり、デフォルトの表示態様の変動アイコンh0が表示されている。さらに、特図1の保留は2つ貯まっており、第1保留アイコンh11と第2保留アイコンh12が表示されている。2つの保留アイコンh11,h12ともデフォルトの表示態様である。
その後、保留消化が続き、図143(け6−2−3a)に示す装飾図柄表示装置208では、保留がない状態で、ハズレの装飾図柄の組合せが揺れ表示されている。デフォルトの表示態様のナビキャラクタYMは表示されている。そして、図143(け6−2−4)に示す装飾図柄表示装置208では、保留がない状態で、ハズレの装飾図柄の組合せが停止表示されている。デフォルトの表示態様のナビキャラクタYMは依然として表示されている。
図143(け6−2−6)では、保留がない状態で、第1特図始動口230に入賞があり、図柄変動表示が開始され、第1装飾図柄はまだ変動を開始していないが、第2装飾図柄は変動を開始している。この時点では、デフォルトの表示態様のナビキャラクタYMは表示されている。
図143(け6−2−7)に示す装飾図柄表示装置208では、既に消化されている保留(開始された図柄変動表示の保留)を表す保留アイコンの増加アニメーションが表示されている。図143(け6−2−7)に示すナビキャラクタYMは、薄く表示されており、ナビキャラクタYMの消去アニメーションが開始されている。図143(け6−2−8)に示す装飾図柄表示装置208では、第1装飾図柄は未だ変動を開始せず、保留増加アニメーションによって増加した保留アイコンh11が、第1ステージhs1に表示されている。この段階で、ナビキャラクタYMは完全に消えている。なお実際は、図143(け6−2−6)〜同図(け6−2−8)は一瞬の間の出来事であるが、ナビキャラクタYMの消去アニメーションが行われてもよい。
装飾図柄表示装置208の表示にはタイムラグがあるものの、保留がない状態からの図柄変動表示の開始でナビキャラクタYMは消えている。ここでの消えるタイミングは、第1装飾図柄の変動表示の開始より前であってもよいし、第1装飾図柄の変動表示の開始と同時であってもよいし、第1装飾図柄の変動表示の開始より後であってもよい。また、保留増加アニメーションが行われる場合には、保留増加アニメーションの開始前であってもよいし、保留増加アニメーションの開始と同時であってもよいし、保留増加アニメーションの開始より後であってもよい。
また、図143(け6−2−3a)に代えて、同図(け6−2−3b1)に示すように、リーチ状態に突入する場合もあり、ナビキャラクタYMの表示態様は、リーチ状態中には変化しないように構成されていてもよいし、あるいは反対に、リーチ状態中に変化する場合があってもよい。また、変動アイコンの表示態様も、ナビキャラクタYMによって、リーチ状態中には変化しないように構成されていてもよいし、あるいは反対に、リーチ状態中に変化する場合があってもよい。
図143(け6−2−3b2)では、スーパーリーチ演出に発展し、同図(け6−2−3b3)では、殿様と敵役の剣豪が対峙している決闘シーンが表示されている。この図143(け6−2−3b3)でも、ナビキャラクタYMはデフォルトの表示態様のまま表示されている。
なお、ナビキャラクタYMは、スーパーリーチに発展した場合は、表示態様が昇格してもよく、反対に、スーパーリーチに発展せず、ノーマルリーチの場合には、表示態様が昇格しないように構成されていてもよい。あるいは反対に、ノーマルリーチであっても、ナビキャラクタYMは、表示態様が昇格する場合があってもよい。例えば、次変動以降の先読み予告として昇格する場合があってもよい。また、ノーマルリーチ時に中図柄に「ナビキャラ昇格」図柄が停止した場合は、表示態様が昇格する。さらに、当該変動の予告(通常予告)として表示態様が昇格する場合があってもよい。
その後、図143(け6−2−3b4)では、図134(あ14−2−4)〜同図(あ14−2−6)を用いて説明したワイプ演出等が実行され、図143(け6−2−3b5)に示す装飾図柄表示装置208には、ハズレの組合せである「装飾7」−「装飾6」−「装飾7」が揺れ表示されている。また、ナビキャラクタYMの表示態様は、デフォルトの表示態様のままである。そして、図143(け6−2−3b6)に示す装飾図柄表示装置208では、ハズレの組合せである「装飾7」−「装飾6」−「装飾7」が停止表示され、ナビキャラクタYMもデフォルトの表示態様のまま表示されている。
図143(け6−2−1)〜(け6−2−8)、(け6−2−3b1)〜(け6−2−3b6)をまとめると、先読み対象保留の図柄変動が終了し、保留が0になった場合であっても先読み対象保留に対応する予告(先読み予告および/または当該変動の予告)として表示されたナビキャラクタは非表示とならず、次の変動が開始された際に消去されている。なお、ナビキャラクタは、先読み対象保留の図柄変動が終了する前(例えば、装飾図柄が1または複数仮停止表示となる前、仮停止となったと同時、または仮停止となった後や、装飾図柄が全て(本例では左図柄、中図柄、右図柄の3つ)が仮停止表示となる前、仮停止となったと同時、仮停止となった後、図柄(特図)が停止表示となる前など)に消去されてもよいし、先読み対象保留の図柄変動が終了した後(図柄(特図)が停止表示となったと同時、または停止表示となった後)に消去されてもよい。
図144は、保留アイコンが最大8個表示される例を示すである。
図144に示す装飾図柄表示装置208の保留枠UIでは、左端に変動アイコン表示領域CISが設けられ、台座hs0が配置されている。また、右端に演出アイコン表示領域DISが設けられている。保留アイコン表示領域HISは、変動アイコン表示領域CISと演出アイコン表示領域DISの間に位置しており、ベースアイコンbImが延在している。このベースアイコンbImに8つのステージが配置され、各ステージに保留アイコンが表示される。図144(こa1)に示す装飾図柄表示装置208では、第1装飾図柄は高速変動中であり、デフォルトの表示態様の変動アイコンh0が表示されている。また、第2保留数表示には、特図1の保留数が「3」、特図2の保留数が「2」であることが表示されており、保留アイコンは全部で5個表示されている。これら5個の保留アイコンはいずれも、デフォルトの表示態様である。
図144に示す保留枠UIでは、保留が5個のときは、6個目の保留に対応するステージが1〜5個目のステージと同じ表示態様(例えば、白色)で表示され、7個目、8個目のステージhs7,hs8は異なる表示態様(例えば、灰色)で表示されている。また、保留が3つ貯まるまでは、4個目のステージまで白色で、5個目以降のステージは灰色であり、保留が4つ貯まると、5個目のステージまで白色で、6個目以降のステージは灰色になる。このように、保留数に応じてステージの表示態様が変化するが、保留数に関係なくステージは、常時同じ表示態様であってもよい。
また、図144(こa1)に示す装飾図柄表示装置208には、ナビキャラクタYMが表示されていない。
図144(こa2)では、特図2の保留が1つ増加し、同図(こa3)では保留増加アニメーションが行われ、同図(こa4)に示す装飾図柄表示装置208では、保留アイコンが6個表示されている。なお、追加された6個目の保留アイコンh6も、デフォルトの表示態様である。また、7個目のステージhs7は白色に変化し、灰色のステージは8個目のステージhs8のみになる。
図144(こa5)に示す装飾図柄表示装置208には、デフォルトの表示態様のナビキャラクタYMが出現し、「あと2個で満タン」という吹き出しが付加されている。ナビキャラクタYMは、保留がN個以上(この例では6個以上)になると出現する。
図144(こa6)では、特図1の保留が1つ増加し、同図(こa7)に示す装飾図柄表示装置208では、保留アイコンが7個表示され、デフォルトの表示態様のナビキャラクタYMに「あと1個で満タン」という吹き出しが付加されている。なお、追加された7個目の保留アイコンh7も、デフォルトの表示態様である。また、最後の8個目のステージhs8も白色に変化し、灰色のステージは消滅している。
図144(こa8)では、特図2の保留が1つ増加し、同図(こa9)に示す装飾図柄表示装置208では、保留アイコンが8個表示され、デフォルトの表示態様のナビキャラクタYMに「満タン」という吹き出しが付加されている。なお、追加された8個目の保留アイコンh8も、デフォルトの表示態様である。なお、この例では、ナビキャラクタYMは、保留数に関する報知を吹き出しを用いて行っているが、行わなくてもよい。
この例では、保留が8個貯まると(満タンになると)、ナビキャラクタYMが変化する場合がある。図144(こa10)では、ナビキャラクタYMが煙画像に包まれている。この煙画像は、ナビキャラクタYMが変化する予告に相当する。ただし、ナビキャラクタYMが煙画像に包まれても、必ず変化するとは限らず、変化しない場合があってもよい。また、煙画像自体が出現しない場合があってもよいし、煙画像は必ず出現してもよい。あるいは、保留が満タンになると、ナビキャラクタYMが必ず変化してもよい。また、ナビキャラクタYMが煙画像に包まれると、必ず変化するように構成されていてもよい。
図144(こa11)では、ナビキャラクタYMが赤い着物を着た表示態様に変化し、そのナビキャラクタYMには、「保留内が熱いぞ」という吹き出しが付加され、先読み予告が実行されている。なお、吹き出しに表示された予告は、当該変動の予告であってもよい。また、吹き出しに表示された予告によって、保留内の大当りへの期待度を予告してもよい。また、本例では保留が満タンとなった図柄変動でナビキャラクタが変化するが、保留が満タンとなった図柄変動の次変動にてナビキャラクタが変化するように構成されていてもよい。また、ナビキャラクタは図柄変動毎に変化する場合があってもよく、ナビキャラクタが変化することによってその図柄変動の予告を行ってもよい。
なお、ナビキャラクタYMの変化は、色に限らず、表示サイズやポーズや形状であってもよい。また、出現するキャラクタが複数種類あって、キャラクタによって、熱さが違ってもよい。例えば、赤い着物を着た表示態様の殿様のナビキャラクタよりも赤い着物を着た表示態様の姫のナビキャラクタの方が熱かったり、殿様のナビキャラクタよりも番長のナビキャラクタの方が熱くてもよい。
図145は、ナビキャラクタYMに普図の装飾図柄を絡めた演出例を示す。
図145(こb1)では、第1装飾図柄は高速変動中であり、デフォルトの表示態様の変動アイコンh0が表示されている。さらに、特図1の保留を表す、丸印の特図1第1保留アイコンh11が表示されている。なお、特図1第1保留アイコンh11は、デフォルトの表示態様である。また、図145(こb1)では、ナビキャラクタYMが表示されていないが、演出アイコン表示領域DISにはルーレット表示アイコンRIが表示されている。ここでのルーレット表示アイコンRIは普図の装飾図柄の変動表示を表示するものであり、出目としては、「○」,「×」の他、当該変動の特図の大当り予告としての「激アツ」も含まれている。図145(こb2)では、ルーレット表示アイコンRIに「○」が表示されており、普図抽選に当選したことが報知されている。
図145(こb3)では、演出アイコン表示領域DISに、ナビキャラクタYMが出現する。このナビキャラクタYMはデフォルトの表示態様であり、普図抽選に当選したことを契機に出現している。続く図145(こb4)では、普図抽選に当選したので、電チューが開放し、ナビキャラクタYMは、電チュー開放中であることを報知している。図145(こb5−1)では、電チューが開放中であることにより、特図2始動口232に続けて入賞があり、特図2の保留数が満タンの4つまで増える。図145(こb6−1)では、第2保留数表示には、特図1の保留数が「1」、特図2の保留数が「4」であることが表示されており、特図2の保留を表す、菱形の保留アイコンが4つ表示されている(特図2第1保留アイコンh21〜特図2第4保留アイコンh24)。なお、4つの特図2保留アイコンh21〜h24は、いずれもデフォルトの表示態様である。このパチンコ機100は、特図2優先変動機であり、保留アイコンも特図2の保留アイコンの方が特図1の保留アイコンよりも優先表示され、特図2の保留アイコンが、特図1の保留アイコンの一部に前側から重なるように表示されている。
図145(こb7)では、ナビキャラクタYMによる電チュー開放中の報知が終了し、続く同図(こb8)では、電チューの開放時間が終了したため、ルーレット表示アイコンRI自体が、下方に消えていっている。なお、特図2の保留の図柄変動表示が総て終了するまで、ルーレット表示アイコンRIは表示されていてもよい。図145(こb9)では、ルーレット表示アイコンRIが、完全に消えている。
その後、図145(こb11)では、図柄変動表示が停止表示し、装飾図柄表示装置208には、ハズレの装飾図柄の組合せが停止表示されている。デフォルトの表示態様であるナビキャラクタYMは初期姿勢で表示されている。図145(こb12)では、特図2第1保留アイコンh21の保留が消化され、図柄変動表示が開始され、同図(こb13)に示す装飾図柄表示装置208では、特図2の変動アイコンとして菱形の変動アイコンが台座hs0に表示されている。
図145(こb14)では、ナビキャラクタYMが煙画像に包まれている。この煙画像は、ナビキャラクタYMが変化する予告に相当する。ただし、ナビキャラクタYMが煙画像に包まれても、必ず変化するとは限らず、変化しない場合があってもよい。また、煙画像自体が出現しない場合があってもよいし、煙画像は必ず出現してもよい。あるいは、保留が満タンになると、ナビキャラクタYMが必ず変化してもよい。また、ナビキャラクタYMが煙画像に包まれると、必ず変化するように構成されていてもよいし、煙画像に包まれても変化しない場合があってもよい。
図145(こb15−1)では、ナビキャラクタYMが赤い着物を着た表示態様に変化し、そのナビキャラクタYMには、「この変動は熱い」という吹き出しが付加され、通常予告が実行されている。また、ナビキャラクタYMの表示態様によっても、通常予告が実行されている。
また、図145(こb15−1)に代えて、図145(こb15−2−1)では、ナビキャラクタYMはデフォルトの表示態様のままであり、変化演出は失敗している。また、ナビキャラクタYMには、「この変動は」という吹き出しが付加されている。
その後、特図2の保留消化が進み、図145(こb15−2−3)に示す装飾図柄表示装置208では、最後の特図2の図柄変動表示が行われている。ここでも、ナビキャラクタYMには、「この変動は」という吹き出しが付加されており、先の図145(こb15−2−1)から継続して、ナビキャラクタYMによる演出が行われている。図145(こb15−2−4)では、ナビキャラクタYMには、「さらばじゃ」という吹き出しが付加されており、ナビキャラクタYMによる演出が終了することが報知されている。図145(こb15−2−5)に示す装飾図柄表示装置208からは、ナビキャラクタYMが消えている。なお、熱いときは、ナビキャラクタYMは消えず、ナビキャラクタYMによる演出がさらに継続してもよいが、反対に、ナビキャラクタYMは必ず消えてもよい。また、図145(こb15−2−1)〜同図(こb15−2−4)の間にスーパーリーチ演出が開始された場合でも、ナビキャラクタYMによる演出は継続し、ナビキャラクタYMは表示され続けてもよいし、あるいは反対に、ナビキャラクタYMによる演出は終了し、ナビキャラクタYMは消えてよい。
なお、図145(こb1)〜同図(こb15−1)、同図(こb15−2−1)〜同図(こb15−2−4)にて説明したナビキャラクタYMは、当該変動の予告のみを行い、先読み予告を行わないが、先読み予告を行う場合があってもよい。
図146は、変化予告表示が待機表示される例を示す図である。
図146(さ1)に示す装飾図柄表示装置208では、第1装飾図柄が高速変動中であり、デフォルトの表示態様の変動アイコンh0が表示されている。さらに、特図1の保留は2つ貯まっており、第1保留アイコンh11と第2保留アイコンh12が表示されている。2つの保留アイコンh11,h12ともデフォルトの表示態様である。図146(さ1)に示す装飾図柄表示装置208には、ナビキャラクタYMが表示されていない。
図146(さ2)では、特図1の保留が増加し、第3保留アイコンh13、第4保留アイコンh14が追加表示されている。この第3保留アイコンh13および第4保留アイコンh14もデフォルトの表示態様である。ここで、本例では、第4保留アイコンh14が表す保留4が先読み対象保留である。
図146(さ3)では、図柄変動表示が停止表示し、装飾図柄表示装置208には、ハズレの装飾図柄の組合せが停止表示されている。この停止表示中も、装飾図柄表示装置208には、ナビキャラクタYMが表示されていない。
図146(さ4)では、第1保留アイコンh11の保留が消化され、図柄変動表示が開始されている。装飾図柄表示装置208では、第1装飾図柄の変動表示が開始されている。なお、図柄変動表示が開始されても、装飾図柄表示装置208には、ナビキャラクタYMが表示されていない。
図146(さ5)に示す演出アイコン表示領域DISでは、変化予告表示の宝箱のアイコンI1が絨毯のアイコンI2に乗って出現している。変化予告表示の宝箱のアイコンI1は、ナビキャラクタYMの表示態様を変化させる予告表示であるが、この例では、ナビキャラクタYM自体が表示されていない。ただし、変化予告表示の宝箱のアイコンI1が出現したことによって、いずれはナビキャラクタYMも出現する可能性があることが報知(予告)されていることになる。変化予告表示の宝箱のアイコンI1は、ナビキャラクタYMが出現するまで、待機表示になる。宝箱のアイコンI1の待機表示は、絨毯のアイコンI2に乗ったままでの表示になる。
図146(さ7)では、図柄変動表示が停止表示し、装飾図柄表示装置208には、ハズレの装飾図柄の組合せが停止表示されている。ナビキャラクタYMは未だ出現せず、変化予告表示の宝箱のアイコンI1は待機表示されたままである。
図146(さ8)では、第1保留アイコンh11の保留が消化され、図柄変動表示が開始されている。図柄変動表示が開始されても、ナビキャラクタYMは出現せず、変化予告表示の宝箱のアイコンI1は待機表示されたままである。
図146(さ9−1)では、図柄変動表示が停止表示し、装飾図柄表示装置208には、ハズレの装飾図柄の組合せが停止表示されている。ナビキャラクタYMは未だ出現せず、変化予告表示の宝箱のアイコンI1は待機表示されたままである。
図146(さ10−1)では、第1保留アイコンh11の保留が消化され、図柄変動表示が開始されている。図柄変動表示が開始されても、ナビキャラクタYMは出現せず、変化予告表示の宝箱のアイコンI1は待機表示されたままである。このように、宝箱のアイコンI1は待機表示は、複数変動に跨って行われる場合がある。
図146(さ11−1)に示す演出アイコン表示領域DISには、煙画像が表示され、同図(さ12)では、煙画像が消失し、演出アイコン表示領域DISに殿様のナビキャラクタYMが表示されている。図146(さ12)に示す殿様のナビキャラクタYMはデフォルトの表示態様である。なお、ここでの煙画像は、ナビキャラクタYMが出現する予告に相当する。ただし、煙画像が表示されても、ナビキャラクタYMが必ず出現するとは限らず、出現しない場合があってもよい。また、煙画像自体が表示されない場合があってもよいし、煙画像は必ず表示されてもよい。また、煙画像が表示されると、ナビキャラクタYMが必ず出現するように構成されていてもよい。
なお、ナビキャラクタYMの登場は、先読み対象保留の入賞時(図146(さ2)のタイミング)で開始されてもよい。この例では、入賞した変動の次の変動中に開始されるが、次の変動に限らず、先読み対象保留の変動が終わるまでに開始されればよい。また、ナビキャラクタYMは、先読み対象保留があったら必ず表示される様にしてもよいし、演出抽選に当選した場合に限って表示されるようにしてもよい。なお、本例では変化予告表示の宝箱のアイコンおよびナビキャラクタYMは同じ先読み対象保留(本例では、図146(さ2))に示す第4保留アイコンh14が表す保留4)について行う先読み予告であるが、変化予告表示の宝箱のアイコンとナビキャラクタYMの先読み対象保留が異なってもよい。
図146(さ12)において、殿様のナビキャラクタYMが出現すると、その後、絨毯のアイコンI2のみが消え去り、宝箱のアイコンI1は、演出アイコン表示領域DISに残る。すなわち、変化予告表示の宝箱のアイコンI1は待機表示は終了する。
図146(さ14)では、先読み対象保留の変動が開始されている。宝箱のアイコンI1を用いた変化アニメーションは、先読み対象保留の変動中に行われる。図146(さ15−1)では、宝箱が開いて、中から煙画像が出てきて、殿様のナビキャラクタYMを包み込んでいる。図146(さ16)では、煙画像が消失し、殿様のナビキャラクタYMの表示態様は、デフォルトの表示態様から赤色の着物を着た表示態様に変化している。赤色の着物を着た表示態様に変化したナビキャラクタYMは、当該変動の予告(通常予告)として機能する。
なお、宝箱のアイコンI1を用いたナビキャラクタYMの変化演出は、先読み対象保留の入賞時(図146(さ2)のタイミング)に開始されてもよい。また、ナビキャラクタYMは、先読み対象保留があったら必ず表示される様にしてもよいし、演出抽選に当選した場合に限って表示されるようにしてもよい。
また、図146(さ10−1)に代えて、同図(さ10−2−1)では、殿様のナビキャラクタYMが出現していないが、絨毯のアイコンI2が消え去り、変化予告表示の宝箱のアイコンI1は待機表示は終了している。図146(さ10−2−2)に示す演出アイコン表示領域DISには、煙画像が表示され、ここでの煙画像は、ナビキャラクタYMの表示位置を越えて変動アイコンh0まで延び、ナビキャラクタYMの表示位置および変動アイコンh0が煙画像によって前側から覆われている。図146(さ10−2−3)では、煙画像が消失し、ナビキャラクタYMは出現していないが、変動アイコンh0の表示態様が赤色の表示態様に変化している。ここで、ナビキャラクタYMが出現して、変動アイコンh0の表示態様が変化しない場合があってもよいし、ナビキャラクタYMも出現し、変動アイコンh0の表示態様も変化する場合があってもよいし、あるいは反対に、ナビキャラクタYMも出現せず、変動アイコンh0の表示態様も変化しない場合があってもよい。
また、図146(さ11−1)に代えて、同図(さ11−2)では、煙画像は表示されているものの、またナビキャラクタYMは見えていない状態で、絨毯のアイコンI2が消え去り、変化予告表示の宝箱のアイコンI1は待機表示は終了している。このように、待機表示は終了するタイミングは、ナビキャラクタYMが登場する前であってよい。また、待機表示は終了するタイミングは、ナビキャラクタYMの登場と同時であってもよい。さらには、装飾図柄の仮停止のタイミングや、装飾図柄の停止表示のタイミングや、装飾図柄の変動開始のタイミングであってもよい。なお、変化予告表示の待機表示が終了した後は、同じ先読み対象保留についてナビキャラクタが表示されないが、変化予告表示の待機表示が終了した後であっても同じ先読み対象保留についてナビキャラクタが表示される場合があってもよい(例えば、待機表示が終了した変動の次変動以降の変動や、待機表示が終了した変動内が挙げられる)。また、変化予告表示の待機表示が終了した後も同じ先読み対象保留について変化予告表示が表示されないが、同じ先読み対象保留について再度変化予告表示が表示される場合があってもよい(例えば、待機表示が終了した変動の次変動以降の変動や、待機表示が終了した変動内が挙げられる)。
さらに、図146(さ13)に代えて、同図(さ13−2−1)では、絨毯のアイコンI2が消え去り、宝箱のアイコンI1と、ナビキャラクタYMが表示されているが、同図(さ13−2−2)では、宝箱が開くこともなく、またナビキャラクタYMが変化することもなく、変動アイコンh0の表示態様を変化させることもなく、宝箱のアイコンI1とナビキャラクタYMの両方が消えている。このように、ナビキャラクタYMは登場したものの、何も起こらず、両方のアイコンが消えてしまう場合もある。この場合には、変化予告表示の宝箱のアイコンI1は偽予告であったことになる。なお、宝箱のアイコンI1とナビキャラクタYMのアイコンのうち、宝箱のアイコンI1のみが消えてしまう場合もあるし、ナビキャラクタYMのみが消えてしまう場合もある。また、両方のアイコンが消えてしまう場合には、両方同時に消えてもよいし、宝箱のアイコンI1が先に消えてもよいし、ナビキャラクタYMが先に消えてもよい。
図147は、これまで説明した保留枠とは異なる保留枠を用いた演出例を示す図である。
図147(し1)に示す保留枠UIは、演出表示領域208d全体に拡がった、クローズドタイプのものである。すなわち、これまで説明した保留枠UIと構成要素(台座hs0等)は同じであるが、図147(し1)の状態では、装飾図柄表示装置208の表示画面のうち、保留枠UIの領域と、それ以外の領域が、が左フレームUIf1、上フレームUIf2、および右フレームUIf3によってしっかりと区別され、それ以外の領域に海の背景が表示されており、保留枠UI内には、海の背景は表示されていない。なお、図147(し1)に示す保留枠UIは、左フレームUIf1、上フレームUIf2、右フレームUIf3、さらには、左ベースアイコンbIlおよび右ベースアイコンbIrは総て白色表示であり、保留枠UIは、これらの色が変化することで昇格する。
なお、図147(し1)に示す装飾図柄表示装置208では、第1装飾図柄が高速変動中であり、デフォルトの表示態様の変動アイコンh0が表示されている。ここで、第1装飾図柄よりも、保留枠UIは手前に表示されており、高速変動する装飾図柄の最下端部が、保留枠UIの上フレームUIf2によって前側からオーバラップされている。ただし、この逆で、装飾図柄が、保留枠UIを前側からオーバーラップする場合があってもよい。さらに、デフォルトの表示態様の第1保留アイコンh11が表示されている。また、演出アイコン表示領域DISには、ナビキャラクタYMが表示されている。
図147(し2−1)では、変化予告表示の宝箱のアイコンI1が絨毯のアイコンI2に乗って出現し、同図(し3)では、絨毯のアイコンI2のみが消え、宝箱のアイコンI1は、演出アイコン表示領域DISに残る。図147(し4)では、宝箱のアイコンI1が開き、中から「枠昇格」と文字表示が表示されたアイコンが出現し、保留枠UIの昇格を報知(予告)している。図147(し5)では、保留枠UIが昇格し、左フレームUIf1、上フレームUIf2、右フレームUIf3、左ベースアイコンbIl、および右ベースアイコンbIrが総て赤色表示になる。なお、「枠昇格」のアイコンが出現しても、保留枠UIは昇格しない場合もある。また、「枠昇格」のアイコンが出現すると、保留枠UIは必ず昇格してもよい。
また、図147(し2−1)に代えて、同図(し2−2−1)では、海の背景が表示されている領域に、巨大なパンダの下半身が表示される。この巨大なパンダの下半身によって、第1装飾図柄の変動表示が前側からオーバーラップされる。ただし、第2装飾図柄及び第2保留数表示は、パンダの下半身よりも前側に表示されている。この巨大なパンダは、上から下に向けて通過中であり、やがて保留枠UIの領域にも入り込み、保留枠UIの一部又は全部が、巨大なパンダによって前側からオーバーラップされる、図147(し−2−2)に示す状態では、保留枠UIの左上と右上それぞれのほんの一部が、パンダの画像にまだオーバーラップされていないが、同図(し−2−3)に示す状態では、保留枠UIの全体がパンダの画像にオーバーラップされている。画面のほぼ全体を覆うような巨大なパンダの出現は、変化予告の一種である。なお、保留枠UIは、巨大なパンダによって全体をオーバーラップされるが、巨大なパンダが保留枠UIの全体をオーバーラップしないサイズで表示されてもよい。
図147(し2−2−4)には、巨大なパンダが通過し終わった後の装飾図柄表示装置208の一態様が示されており、第1保留アイコンh11が青色の表示態様に変化(昇格)しており、ナビキャラクタYMも赤色の着物を着た表示態様に変化(昇格)しており、保留枠UIも赤色表示に昇格している。なお、変動アイコンも表示態様が変化(昇格)していてもよい。また、左フレームUIf1等、保留アイコン、変動アイコンh0、ナビキャラクタYMのうち、全部が変化してもよいし、一部のみが変化してもよい。例えば、左フレームUIf1等のみ赤色に変化して保留枠UIが昇格するだけであってもよい。あるいは、後述するように、保留枠UI外でも変化が生じてもよい。
図147(し2−2−4’)には、巨大なパンダが通過し終わった後の装飾図柄表示装置208の他の態様が示されており、保留枠UI内での変化に加えて、保留枠UI外でも変化が生じている。すなわち、第1装飾図柄の左図柄、中図柄、右図柄それぞれに付されたレベル表示Lvのレベルが上昇している。このレベルが上昇すると、リーチ演出が開始さやすくなったり、擬似連演出が開始されやすくなったり、図柄の態様が確変付き大当りの時に出現する態様の図柄に切り替わったりする。また、このレベルが高い状態でリーチ演出が開始されると大当りの期待度が高くなる。なお、背景が変化してもよい。
なお、巨大なパンダの出現が、大当り予告の場合は、パンダの画像よりも手前に表示されるようにして、第1装飾図柄が、通過するパンダの画像に前側から重なってもよいし、大当り予告であっても第1装飾図柄が、通過するパンダの画像にオーバーラップされてもよい。
また、図147(し2−1)に代えて、同図(し2−3−1)では、保留枠UIにワイプ演出用の襖画像が付加されており、同図(し2−3−1)に示す状態は、襖画像が全閉した状態(ワイプイン状態)である。一方、同図(し2−3−2)に示す状態は、襖画像が全開した状態(ワイプアウト状態)である。
図148は、これまで変化予告報知のアイコンとして使用されてきた宝箱のアイコンI1が、保留アイコンとして出現する例を示す図である。
図148(す1−1)に示す装飾図柄表示装置208では、第1装飾図柄が高速変動中であり、デフォルトの表示態様の変動アイコンh0が表示されている。また、演出アイコン表示領域DISには、ナビキャラクタYMが表示されている。さらに、第1保留アイコンh11として宝箱のアイコンが表示されている。
図148(す2−1)では、図柄変動表示が停止表示し、装飾図柄表示装置208には、ハズレの装飾図柄の組合せが停止表示されており、同図(す3)では、宝箱のアイコンの第1保留アイコンh11の保留が消化され、図柄変動表示が開始されている。宝箱のアイコンの第1保留アイコンh11は、変動アイコンh0として台座hs0に表示されているが、ここでの変動アイコンh0としても、宝箱のアイコンが表示されている。
図148(す4)では、変動アイコンh0である宝箱のアイコンの宝箱が開き、中から煙画像が出現し、その煙画像は、演出アイコン表示領域DISに表示されているナビキャラクタYMを前側から覆い、変化アニメーションが実行されている。図148(す5)では、煙画像が消失し、ナビキャラクタYMが、赤い着物を着た表示態様に変化している。この例では、変動アイコンh0によってナビキャラクタYMが変化されている。なお、煙画像は変化予告に相当するが、煙画像が、変化候補である変動アイコンh0にオーバーラップしなくてもよく、あるいは、煙画像が出現しなくてもよい。
また、図148(す1−1)に代えて同図(す1−2−1)では、デフォルトの表示態様の第2保留アイコンh12も表示されている。この第2保留アイコンh12は、宝箱のアイコンの第1保留アイコンh11によってオーバーラップされている。すなわち、大当りの期待度が相対的に高い保留アイコンの少なくとも一部が、相対的に低い保留アイコンの少なくとも一部に前側から重なっている。なお、先読み予告態様の保留アイコンの少なくとも一部が、デフォルトの表示態様の保留アイコンの少なくとも一部に前側から重なってもよい。あるいは、大当りの期待度とは関係なく、先に消化される保留アイコンの少なくとも一部が、後に消化される保留アイコンの少なくとも一部に前側から重なってもよい。図148(す1−2−2)では、第1保留アイコンh11である宝箱のアイコンの宝箱が開き、変化アニメーションが実行されている。すなわち、煙画像が出現し、その煙画像が、第2保留アイコンh12にオーバーラップしている。図148(す1−2−3)では、煙画像が消失し、煙画像がオーバーラップしていた第2保留アイコンh12の表示態様が変化している。
また、図148(す2−1)に代えて同図(す2−2−1)では、第1保留アイコンh11である宝箱のアイコンの宝箱が開き、変化アニメーションが実行されている。ここでの変化アニメーションでは、煙画像が、変動アイコンh0およびナビキャラクタYMにオーバーラップし、同図(す2−2−2)では、煙画像が消失し、変動アイコンh0もナビキャラクタYMも表示態様が変化している。ここでは、両方とも同じ赤色に変化しているが、異なる色に変化してもよい。例えば、片方が赤色で、もう一方が金色に変化してもよい。あるいは、煙画像に二人とも包まれるものの、一方のみ変化し、他方は、デフォルトのままであってもよい。
また、図148(す2−1)に代えて同図(す2−3−1)では、第1保留アイコンh11である宝箱のアイコンの宝箱が開き、ここでも変化アニメーションが実行されている。ただし、ここでの変化アニメーションは、煙画像が、変動アイコンh0およびナビキャラクタYMのうち変動アイコンh0のみにオーバーラップしている。図148(す2−3−2)では、煙画像が消失し、煙画像がオーバーラップしていた変動アイコンh0の表示態様のみが変化している。
なお、煙画像によってオーバーラップされていないアイコン(保留アイコン、変動アイコン)および/またはナビキャラクタも、煙画像が消失した後に煙画像によってオーバーラップされたアイコン(保留アイコン、変動アイコン)および/またはナビキャラクタの表示態様の変化に伴って(表示態様の変化と同時であってもよく、表示態様の変化の後であってもよい)表示態様が変化する場合があってもよい。
図149は、ナビキャラクタYMにメータ演出を絡めた演出例を示す。
図149(せ1−1)に示す装飾図柄表示装置208では、第1装飾図柄が高速変動中であり、デフォルトの表示態様の変動アイコンh0が表示されている。また、特図1の保留は2つ貯まっており、第1保留アイコンh11と第2保留アイコンh12が表示されている。2つの保留アイコンh11,h12ともデフォルトの表示態様である。さらに、演出アイコン表示領域DISには、ナビキャラクタYMが表示されており、その横には、メータ枠mfが白色の白メータ表示MWが表示されている。図149(せ1−1)に示す白メータ表示MWは、空の状態である。このメータ表示は、満タンになると、ナビキャラクタYMを昇格させる。なお、メータ枠mfの表示態様(例えば、色や枠の形状等)が変化することにより、メータの貯まりやすさを予告したり、先読み予告および/または当該変動の予告をおこなってもよい。
図149(せ2)では、第1装飾図柄における左図柄の仮停止(第1停止)が行われ、「装飾4」が揺れ表示されている。この「装飾4」の図柄には、白色のメータ上昇アイテムUpIが付加されており、図149(せ3)では、そのメータ上昇アイテムUpIが、白メータ表示MWに移動し、白メータ表示MWにオーバーラップして表示されている。図149(せ4)に示すように、白メータ表示MWに移動したメータ上昇アイテムUpIは、白メータ表示MWに取り込まれ(ストックされ)、白メータ表示MWは1レベル上昇する。なお、メータ上昇アイテムは色によってメータの上昇度が異なる。白色のメータ上昇アイテムUpIは白メータ表示MWに対して1レベルアップさせる。
図149(せ4)では、図柄変動表示が停止表示し、装飾図柄表示装置208には、ハズレの装飾図柄の組合せが停止表示され、同図(せ5−1)では、第1保留アイコンh11の保留が消化され、図柄変動表示が開始されている。装飾図柄表示装置208では、第1装飾図柄の変動表示が開始されている。
図149(せ7−1)では、白メータ表示MWの上にルーレット表示アイコンRIが出現し、ルーレット演出が開始される。ここでのルーレット演出は、必ず何かが起きる場合(ハズレ無しの場合)と何かが起きない場合(ハズレの場合)がある。何かの例としては、保留アイコン変化、通常予告(当該変動の予告)等があげられる。また、例えば、スーパーリーチの一種類として、殿スーパーリーチ、姫スーパーリーチ、爺スーパーリーチを含むキャラクタ系スーパーリーチがあった場合、上記何かの例としては、発展するスーパーリーチの種類(例えば、キャラクタ系スーパーリーチ)の予告、具体的なスーパーリーチ(例えば、殿スーパーリーチ)の予告等もあげられる。
図149(せ8)では、ルーレット表示アイコンRIに青色のメータ上昇アイテムUpIbが停止表示され、図149(せ9)では、その青色のメータ上昇アイテムUpIbが、白メータ表示MWに移動し、白メータ表示MWにオーバーラップして表示されている。図149(せ10)に示すように、白メータ表示MWに移動した青色のメータ上昇アイテムUpIbは、白メータ表示MWに取り込まれ(ストックされ)、白メータ表示MWは2レベル上昇する。青色のメータ上昇アイテムUpIbは白メータ表示MWに対して2レベルアップさせる。この結果、図149(せ10)に示す白メータ表示MWは3レベルになっている。
図149(せ11)では、図柄変動表示が停止表示し、装飾図柄表示装置208には、ハズレの装飾図柄の組合せが停止表示され、同図(せ12)では、第1保留アイコンh11の保留が消化され、図柄変動表示が開始されている。装飾図柄表示装置208では、第1装飾図柄の変動表示が開始されている。
図149(せ11)では、図柄変動表示が停止表示し、装飾図柄表示装置208には、ハズレの装飾図柄の組合せが停止表示され、同図(せ12)では、第1保留アイコンh11の保留が消化され、図柄変動表示が開始されている。装飾図柄表示装置208では、第1装飾図柄の変動表示が開始されている。
図149(せ13)に示すナビキャラクタYMに、ボタン表示アイコン136Dが追加される。ボタン表示アイコン136Dは吹き出しの表示態様であり、ナビキャラクタYM自身による予告に相当する。ボタン表示アイコン136Dには、チャンスボタン136の操作有効期間の残期間を表す残期間メータMTも表示されている。ボタン表示アイコン136Dの一部は、白メータ表示MWの一部(メータ枠mfの一部)にオーバーラップしている。なお、ボタン表示アイコン136Dが、メータ表示の全部にオーバーラップしてもよいし、メータ表示にオーバーラップしない位置に表示されてもよい。
図149(せ14)では、チャンスボタン136の操作有効期間が開始され、同図(せ15)では、残期間メータが減少している。図149(せ16)では、チャンスボタン136が操作され、同図(せ17)では、チャンスボタン136の操作を受けて、ナビキャラクタYMに、応答表示としてのメータ上昇アイコンMUIが追加される。メータ上昇アイコンMUIは吹き出しの表示態様であり、図149(せ17)に示すメータ上昇アイコンMUIには、緑色のメータ上昇アイテムUpImが表示されている。このメータ上昇アイコンMUIも、先のボタン表示アイコン136Dと同じく、白メータ表示MWの一部(メータ枠mfの一部)にオーバーラップしている。なお、メータ上昇アイコンMUIが、メータ表示の全部にオーバーラップしてもよいし、メータ表示にオーバーラップしない位置に表示されてもよい。
なお、操作有効期間内にチャンスボタン136が操作されなかった場合でも、応答表示を表示してもよいし、表示しなくてもよい。また、応答表示はメータ上昇アイコンMUI以外の表示もあり、操作有効期間内にチャンスボタン136が操作されなかった場合に、応答表示は表示されないが、特定の演出(例えば、メータ上昇アイコンMUIの表示)のみ応答表示として表示されてもよい。また、応答表示が表示されなくても、メータが増えるように構成されていてもよいし、応答表示が表示された場合のみメーターが増えて、応答表示が表示されなかった場合はメータが増えない様に構成されていてもよい。
図149(せ18)では、メータ上昇アイコンMUI中の緑色のメータ上昇アイテムUpImが、白メータ表示MWに移動し、白メータ表示MWにオーバーラップして表示されている。図149(せ19)に示すように、白メータ表示MWに移動した緑色のメータ上昇アイテムUpImは、白メータ表示MWに取り込まれ(ストックされ)、白メータ表示MWは3レベル上昇し、図149(せ19)に示す白メータ表示MWは満タンになっている。図149(せ20−1)では、白メータ表示MWが「昇格」という文字表示に変化し、不図示の変化アニメーションが開始され、同図(せ21)では、ナビキャラクタYMの表示態様が赤色の着物を着た表示態様に変化(昇格)している。ここで変化したナビキャラクタYMの着物の色は、図149(せ20−1)に示す、「昇格」という文字表示の背景色と一致しており、図149(せ20−1)の段階でナビキャラクタYMが変化する表示態様が予告されている。なお、変化アニメーションは省略されてもよい。また、同図(せ21)に示す白メータ表示は、空の状態に戻っているが、満タン状態のままであってもよい。また、メータ表示が満タンになると、ナビキャラクタYMの表示態様が必ず変化(昇格)してもよいし、変化(昇格)しない場合(失敗の場合)があってもよい。
図149(せ1−1)に代えて、同図(1−2−1)に示すように、メータ表示は常時表示されていなくてもよい。図149(せ1−2−2)に示すようにメータ表示が表示されていな状態でもメータ上昇アイテムUpIが出現する場合がある。この場合にも、メータ上昇アイテムUpIは、図149(せ1−2−3)に示すように、演出アイコン表示領域DIS内の定まった位置に移動する。そして、図149(せ1−2−4)に示すように、メータ上昇アイテムUpIの移動が完了した後にメータ表示(ここでは白メータ表示MW)が出現する。この場合、メータ上昇アイテムUpIの出現は、メータ表示が表示される予告になる。また、メータ上昇アイテムUpIの出現に応じてメータ表示が表示されてもよい。例えば、メータ上昇アイテムUpIの出現と同時であってもよいし、図149(せ1−2−2)と同図(せ1−2−3)の間のタイミングで表示されてもよい。
図149(せ1−2−5)では、メータ上昇アイテムUpIによって、白メータ表示MWが1レベルアップしている。なお、図149に示す例では、メータ表示が表示されると、その後、メータが必ず上昇しているが、メータ表示が表示されても、メータが上昇しない場合(偽に相当)があってもよいし、あるいは、メータ上昇アイテムが出現しない場合があってもよい。さらには、メータ上昇アイテムが出現してもメータが上昇しない場合があってもよい。
また、メータ表示は、メータ上昇アイテムが出現する図柄変動表示よりも前の図柄変動表示から表示されていてもよく、この場合には、メータ表示は、メータが貯まる可能性があることの先読み予告になる。あるいは、メータ表示は、メータ上昇アイテムが出現する図柄変動表示の開始と同時、またはその図柄変動中に表示されてもよく、この場合には、メータ表示は、当該変動内でメータが貯まる可能性があることの予告になる。
図150は、図149を用いて説明した例の変形例を示す図である。
図149(せ1−1)に代えて、図150(せ1−3−1)では、保留がない状態で、第1装飾図柄が高速変動中であり、空の状態の白メータ表示MWが表示されている。図149(せ1−1)に表示されていた白メータ表示MWは6レベルで満タンであったのに対して、この図150(せ1−3−1)に表示されている白メータ表示MWは5レベルで満タンである。
図150(せ1−3−3a)では、ナビキャラクタYMにメータ上昇アイコンMUIが追加される。図150(せ1−3−3a)に示すメータ上昇アイコンMUIには、金色のメータ上昇アイテムUpIgが表示されている。図150(せ1−3−4a)に示す白メータ表示MWは、金色のメータ上昇アイテムUpIgによって、一気に満タンになっている。この後、ナビキャラクタYMが変化するアニメーションが開始される。その際、メータは空の状態になってもよいし、貯まったままであってもよい。なお、メータ表示における、メータ枠mfの中で増加するメータ自身(ゲージmg)の色は青色であるが、貯まったままの状態である場合には、青色のゲージで満タン状態であってもよいし、金色のメータ上昇アイテムUpIgによって一気に満タンになったことによって、金色のゲージで満タン状態であってもよい。
一方、図150(せ1−3−3b)でも、ナビキャラクタYMにメータ上昇アイコンMUIが追加され、ここでは、虹色のメータ上昇アイテムUpInが表示されている。図150(せ1−3−4b)に示す白メータ表示MWも、虹色のメータ上昇アイテムUpInによって、一気に満タンになっている。この後、ナビキャラクタYMが変化するアニメーションが開始される。その際、メータは空の状態になってもよいし、貯まったままであってもよい。なお、貯まったままの状態である場合には、青色のゲージで満タン状態であってもよいし、虹色のメータ上昇アイテムUpInによって一気に満タンになったことによって、虹色のゲージで満タン状態であってもよい。
メータ上昇アイテムとしては、白色、青色、緑色、赤色、金色、虹色のアイテムが用意されている。これらのアイテムのうち、虹色のメータ上昇アイテムUpInと、金色のメータ上昇アイテムUpIgのみが、1個でメータを一気に5レベル上昇させるアイテムである。なお、白色のメータ上昇アイテムUpIは1レベルアップ、青色のメータ上昇アイテムUpIbは2レベルアップ、緑色のメータ上昇アイテムUpImは3レベルアップ、赤色のメータ上昇アイテムUpIrは4レベルアップさせる。
加えて、虹色のメータ上昇アイテムUpInは、大当り確定の予告としても機能する。一方、金色のメータ上昇アイテムUpIgは、そのような機能はない。したがって、虹色のメータ上昇アイテムUpIn1個でメータを満タンにした場合と、金色のメータ上昇アイテムUpIn1個でメータを満タンにした場合、あるいはその他の色(白色、青色、緑色、赤色)のメータ上昇アイテムの組合せでメータを満タンにした場合とでは、意味合いが異なる。
なお、メータ表示における、メータ枠mfの中で増加するメータ自身(ゲージ)の色は、白色、青色、緑色、赤色のメータ上昇アイテムで、メータが、上昇するときや満タンになったときには、青色のゲージであってもよい。
なお、メータ上昇アイテムの色で通常予告又は先読み予告としての機能を併せ持っていてもよい。また、色によって、大当りの期待度が表されてもよい。
また、メータ上昇アイテムの色とナビキャラクタYMの表示態様の色がリンクしている場合があってもよいし、必ずリンクしていてもよい。例えば、金色のメータ上昇アイテムUpIgが出現すると、ナビキャラクタYMも金色の着物を着た表示態様に変化しやすかったり、必ず変化したり、その逆に、ナビキャラクタYMが金色の着物を着た表示態様であると、金色のメータ上昇アイテムUpIgが出現しやすかったり、必ず出現したりしてもよい。
さらに、メータ上昇アイテムの出現の順番や色の組合せが、先読み予告として機能してもよいし、通常予告として機能してもよい。また、メータ上昇アイテムの出現の順番や色の組合せが、大当りの期待度を表してもよい。あるいは反対に、メータ上昇アイテムの出現の順番や色の組合せは、大当りの期待度とは全く無関係であってもよい。
また、この例では、メータが15(メータが3回満タン)になるまで貯まる。なお、図149の6レベルで満タンになるメータ表示では、メータが18(こちらもメータが3回満タン)になるまで貯まる。ここで、メータ上昇アイテムが表示されることでメータがオーバーフローした場合(例えば、メータが3つ貯まっているときに赤Upアイコンが表示された場合)、ナビキャラを昇格させつつ、メータを0にして貯めていない分を貯まるようにしてもよい。例えば、メータが3つ貯まっているときに赤色のメータ上昇アイテムUpItが表示されると、メータが1回満タンになって、さらにメータが2レベル貯まった状態になる。
なお、メータが2回満タンになった状態で、メータがオーバーフローしてしまった場合は、メータを満タンにして、貯まりきらなかった分をメータに表示してもよい。例えば、先読み対象変動又は当該変動が終了したらメータを0に戻してもよいし、あるいは、先読み対象変動又は当該変動に関係なく表示したままでもよい。また、貯まりきらなかった分切り捨ててもよい。例えば、メータを貯めす、その際のメータは0の状態であってもよいし、満タンの状態であってもよいし、特別な表示であってもよいし、メータ非表示であってもよい。さらには、オーバーフローしないように構成されていてもよい。例えば、すでに3つ貯まっているときは、白色のメータ上昇アイテムUpIが2個か、あるいは青色のメータ上昇アイテムUpIbが1個しか表示されないように構成されている。
図149(せ1−1)に代えて、図150(せ1−4−1)から始まる例では、同図(せ1−4−2)では、飛来してきたUFOアイコンUFIから赤色のビームが、デフォルトの表示態様のナビキャラクタYMに向けて照射され、図(せ1−4−3)に示すようにナビキャラクタYMは、赤色の着物を着た表示態様に変化し、「Up高確中」という吹き出しが付されている。この「Up高確中」によって、メータ上昇アイテムが貯まりやすい状態であることが報知されている。
なお、ナビキャラクタYMを変化させる予告の表示態様によって、「Up高確中」の報知が発生する場合があったり、必ず発生してもよい。また、ナビキャラクタYMが変化したら、必ず「Up高確中」の報知を行うようにしてもよく、「Up高確中」の報知を含む複数種類の演出表示(予告表示)を行ってもよく、「Up高確中」の報知を含む演出表示を行わないようにしてもよい。
また、ナビキャラクタYMの表示態様(色)によって、ナビキャラクタYMによって行われる演出が異なってもよい。例えば、赤のナビキャラクタYMであれば「Up高確中」の報知が行われ、金のナビキャラクタYMであれば激熱表示が表示され、虹色のナビキャラクタYMであれば鉄板表示が表示されてもよい。なお、表示態様の異なるナビキャラクタYMが同じ予告(同じ種類の予告)を行う場合があってもよい。
図149(せ5−1)に代えて、図150(せ5−2−1)では、白メータ表示MWのゲージは白点滅で1レベルであり、ナビキャラクタYMの着物は同じく白点滅している。その後、一旦メータが満タンになって、空の状態に戻った後、図150(せ5−2−3)では、ナビキャラクタYMの表示態様が緑色の着物を着た表示態様に変化し、白メータ表示MWのゲージも緑色に変化し、3レベルに上昇している。その後、再びメータが満タンになって、空の状態に戻った後、図150(せ5−2−5)では、ナビキャラクタYMの表示態様が虹色の着物を着た表示態様に変化し、白メータ表示MWのゲージも虹色に変化し、満タンになっている。このように、メータの貯まり具合とナビキャラクタYMの表示態様が一致するように構成されていてもよい。また、ゲージの色とナビキャラクタYMの色も対応していてもよい。
なお、メータが全部貯まると、大当り確定、あるいは大当りの期待度が高いパターンと、メータが貯まって放出されて演出が行われるパターンが別途用意されていてもよい。後者の例としては、例えば、メータが2レベルまで貯まっているときに放出されると、青色相当の演出が行われ、メータが4レベルまで貯まっているときに放出されると、赤色相当の演出が行われる。
図151は、図149を用いて説明した例のさらに別の変形例を示す図である。
図149(せ6−1)に代えて、図151(せ6−2)では、メータ枠mfが白色に点滅する白点滅メータ表示MW’の上に、ルーレット表示アイコンRIと、メータ上昇アイコンMUIが表示されているが、ルーレット表示アイコンRIの一部にメータ上昇アイコンMUIの一部が前側からオーバーラップしており、図151(せ6−2)に示すルーレット表示アイコンRIは、図149(せ7−1)に示すルーレット表示アイコンRIに比べて視認困難である。一方、図149(せ7−1)に示すメータ上昇アイコンMUIには、緑色のメータ上昇アイテムUpImが表示されている。なお、ルーレット表示アイコンRIの全部にメータ上昇アイコンMUIが前側からオーバーラップしてもよいし、その反対に、メータ上昇アイコンMUIの少なくとも一部にルーレット表示アイコンRIの少なくと一部が前側からオーバーラップしてもよい。なお、前側に表示する優先順位としては、ナビキャラクタYMに付加されたアイコンの方がその他のアイコンより高くてもよい。なお、本例ではルーレット表示アイコンの表示中などのメータ上昇アイコンが表示される可能性がある予告が行われる場合は、メータ枠を白色に点滅させる白点滅メータを表示させることでメータ上昇アイコンが表示される可能性があることを報知しているが、メータ上昇アイコンが表示される可能性がある予告が行われる場合であってもメータ枠により報知されない場合があってもよく、メータ枠によってメータ上昇アイコンが表示される可能性があることを報知されないように構成されていてもよい。また、メータ上昇アイコンが表示される可能性があることを報知する予告はメータ枠に限らず他の表示や演出手段によって行われてもよい。
図149(せ7−1)に代えて、図151(せ7−2)では、ルーレット表示アイコンRIに青色のメータ上昇アイテムUpIbが停止表示されている。しかしながら、依然としてメータ上昇アイコンMUIがオーバーラップしているため、視認困難である。このように、メータ上昇アイコンどうしがオーバーラップしてもよい。なお、メータ上昇アイコンどうしがオーバーラップする場合、前側に表示する優先順位は、メータ上昇アイコンの表示順であってもよいし、メータ上昇度が高い方が優先されてもよいし、メータ上昇度が低い方が優先されてもよい。また、ナビキャラクタYMには、メータ上昇アイコンは前側からオーバーラップしないが、オーバーラップする場合があってもよい。
また、図149(せ7−1)に代えて、図151(せ7−3−1)では、ルーレット表示アイコンRIの中に、メータ上昇アイコンが表示されることを報知(予告)する画像up’が表示される。ただし、この段階では、何色のメータ上昇アイコンが表示されるかは不明であり、この後、ルーレット表示アイコンRIの中に、何色かのメータ上昇アイコンが表示される。このようにして、ルーレット演出で、何色かは不明であるがメータ上昇アイコンが表示されることが報知されると、図151(せ7−3−2)に示すように、ルーレット表示アイコンRIに前側からオーバーラップするようにして、オーラが付与されたエフェクト表示Ed1が表示される。続く図151(せ7−3−3)では、エフェクト表示Ed1が変化し、青色のメータ上昇アイコンを拡大したような表示になる。この段階では、ルーレット表示アイコンRIの中に、何色のメータ上昇アイコンが表示されているのかはわからない。なお、この段階で、ルーレット表示アイコンRIの中にも、青色のメータ上昇アイコンが表示されていてもよい。
図151(せ7−3−4)では、ルーレット表示アイコンRIをオーバーラップしていた、青色のメータ上昇アイコンを拡大したような表示が、青色のメータ上昇アイコンUpIbになり、白点滅メータ表示MW’に移動し、白点滅メータ表示MW’にオーバーラップして表示されている。また、ルーレット表示アイコンRIはフェードアウトして表示が薄くなって徐々に消えていく。なお、ルーレット表示アイコンRIの中に表示されるメータ上昇アイテムは何色であったか不明のままであってもよい。この後、青色のメータ上昇アイテムUpIbは、白点滅メータ表示MW’に取り込まれ(ストックされ)、白点滅メータ表示MW’はレベルアップする。
なお、ルーレット表示アイコンRIの中に青色のメータ上昇アイテムUpIbが出現して、それが白点滅メータ表示MW’に取り込まれてもよい。この場合、ルーレット表示アイコンRIの中に、青色のメータ上昇アイテムUpIbが、エフェクト表示Ed1が表示される前に表示されていてもよいし、表示されると同時に表示されていてもよいし、表示された後に表示されていてもよい。あるいは、ルーレット表示アイコンRIの中に、青色のメータ上昇アイテムUpIbが、青色のメータ上昇アイコンを拡大したような表示が、表示される前に表示されていてもよいし、表示されると同時に表示されていてもよいし、表示された後に表示されていてもよい。
図149(せ20−1)に代えて、図151(せ−20−2−1)では、満タン状態の白メータ表示MWが、「ストック」という文字表示に一旦変化し、空の状態の白メータ表示MWに戻ると、変化予告表示の宝箱のアイコンI1が絨毯のアイコンI2に乗って出現している。この例では、メータは満タンになったものの、宝箱が開くまでナビキャラクタYMの表示態様は変化せず、ナビキャラクタYMの表示態様の変化が遅らされている。なお、宝箱のアイコンI1が開放することによりナビキャラクタYMの表示態様のみを変化させる、ナビキャラクタ以外のアイコン(保留アイコン、変動アイコン)や他の演出表示を変化させてもよい。
以上、図149〜図151を用いた説明には、図62〜図87を用いて説明したメータ表示に関する記載を適用することができる。すなわち、メータ枠の色が異なるとメータの上昇率が異なるといった記載を含む総ての記載を適用することができる。あるいは反対に、図62〜図87を用いた説明に、図149〜図151を用いて説明した事項を適用することもできる。
図152は、ナビキャラクタYMにテロップ演出を絡めた演出例を示す。
図152(そ1)に示す装飾図柄表示装置208では、第1装飾図柄が高速変動中であり、デフォルトの表示態様の変動アイコンh0が表示されている。また、特図1の保留は2つ貯まっており、第1保留アイコンh11と第2保留アイコンh12が表示されている。2つの保留アイコンh11,h12ともデフォルトの表示態様である。さらに、演出アイコン表示領域DISには、デフォルトの表示態様のナビキャラクタYMが表示されている。
図152(そ2−1)では、第1装飾図柄の上方に、テロップ表示trpが表示されている。このテロップ表示trpには、ナビキャラクタYMが変化する可能性があることが文字表示され、変化予告表示の一例に相当する。例えば、「ナビキャラ変化高確中」といった表示や、「ナビキャラ変化高確準備中」といった文字表示が、画面の右から左に向けて流される。なお、この他にも、テロップ表示trpには、無地で何も文字が表示されず、テロップ表示によって「○○高確中」、「××&○○高確中」、「○○高確準備中」、「××又は○○高確準備中」、「高確準備中」等が表示される可能性があることを事前に報知する場合があってもよい。ここで無地のテロップ表示trpが表示されても「○○高確中」、「××&○○高確中」、「○○高確準備中」、「××又は○○高確準備中」、「高確準備中」等が表示されない場合があってもよい。また、「○○高確準備中」、「××又は○○高確準備中」、「高確準備中」等を表示し、これからテロップ表示された演出について高確率状態が発生するかもしれないことを事前に報知してもよい。ここで記載した「××」や「○○」は各種演出(例えば、保留(保留アイコンおよび/または変動アイコン)変化、疑似連、期待度の高い色での予告、大当りへの期待度が高い予告(いわゆる激アツ予告)など)の名称を示している。
なお、ここで記載した演出についての高確率状態とは、テロップ表示により高確率状態と報知された予告が、テロップ表示によって高確率状態と報知されていない場合よりもテロップにて報知された演出が行われる頻度が高くなる状態を示している。つまり、図152(そ1)〜同図(そ14)、同図(そ2−2)、同図(そ2−3)、同図(そ8−2)の「ナビキャラ変化高確中」とは、テロップ表示にて「ナビキャラ変化高確中」と報知されていない場合よりもナビキャラクタの表示態様が変化しやすい状態を示している。また、前述した「○○高確準備中」、「××又は○○高確準備中」、「高確準備中」等に含まれている「高確準備中」は、テロップ表示にて報知されている演出が高確率状態にこれから(「高確準備中」を含むテロップの表示が開始された変動の次変動以降の変動または「高確準備中」を含むテロップの表示が開始された変動内)なること(または、高確率状態になる可能性があること)を報知している。
図152(そ3)では、図柄変動表示が停止表示し、装飾図柄表示装置208には、ハズレの装飾図柄の組合せが停止表示されている。なお、テロップ表示trpは、第2装飾図柄よりも手前に表示されており、第2装飾図柄の下端部が、テロップ表示trpによって前側からオーバラップされている。ただし、この逆で、第2装飾図柄が、テロップ表示trpを前側からオーバーラップする場合があってもよい。
図152(そ4)では、第1保留アイコンh11の保留が消化され、図柄変動表示が開始されている。装飾図柄表示装置208では、第1装飾図柄の変動表示が開始されている。その後、ハズレ図柄が停止表示され、図152(そ6)でも、図柄変動表示が開始されている。テロップ表示trpは、継続中である。
図152(そ7)では、ナビキャラクタYMの変化アニメーションが開始され、ナビキャラクタYMは煙画像に包まれている。図152(そ8−1)では、煙画像が消失し、ナビキャラクタYMは、赤色の着物を着た表示態様に変化している。ナビキャラクタYMの変化演出が成功しても、テロップ表示trpは、継続中である。その後、ハズレ図柄が停止表示され、図152(そ10)でも、図柄変動表示が開始され、同図(そ11)でもテロップ表示trpは依然として継続中である。
なお、変化予告表示の宝箱のアイコンI1が出現し、変化アニメーションが開始され、宝箱のアイコンI1の宝箱が開いてナビキャラクタYMが変化してもよい。この場合には、テロップ表示trpの「ナビキャラ変化高確中」といった表示は、宝箱のアイコンI1の出現、あるいは変化アニメーションの開始を予告しているといえる。
図152(そ12)では、ナビキャラクタYMの変化アニメーションが再度開始され、ナビキャラクタYMは煙画像に包まれている。図152(そ13)では、煙画像が消失し、ナビキャラクタYMは、金色の着物を着た表示態様に変化している。ナビキャラクタYMの2回目の変化演出が成功しても、テロップ表示trpは、継続中である。
テロップ表示trpの表示中は、ナビキャラクタYMの変化演出を何度行ってもよいが、テロップ表示trpの表示中にナビキャラクタYMが1回変化してしまうと、その後は、ナビキャラクタYMが変化しないように構成されていてもよい。
図152(そ14)では、リーチ状態に突入しているが、テロップ表示trpは依然として継続中である。テロップ表示trpの表示が消えるタイミングとしては、スーパーリーチ開始時(例えば、図136(う24))、装飾図柄の仮停止時(例えば、第1停止時、第2停止時、第3停止時]、図柄停止字、次変動開始時等があげられる。
なお、本例では、ナビキャラクタ自身により変化演出が行われているが、変化予告表示によってナビキャラクタが変化される場合があってもよく、変化予告表示のみによりナビキャラクタ変化されるように構成されていてもよく、ナビキャラクタ自身による変化演出のみ行われるように構成されていてもよい。
また、図152(そ2−1)に代えて、同図(そ2−2)に示すように、テロップ表示trpは上下二段で行われてもよい。そして、上のテロップ表示trpと下のテロップ表示trpとでは、異なる内容を表示してもよい。
なお、テロップ表示では、他の予告についても高確中表示を表示してもよい。同じ先読み対象保留についてであれば、表示されるタイミングは同じであってもよく、一方が他方よりも後であってもよい。また、「○○高確中」のテロップ表示が1つ出ている場合は、別の先読み対象保留についてテロップ表示が表示されないようにしてもよいし、表示される場合があってもよい。その場合、同じ予告に関するテロップ表示(例えば、「ナビキャラ高確中」)を別に表示してもよく、同じテロップ表示の表示期間が延長される様に構成されていてもよい。また、表示の開始順にテロップ表示の表示位置が決まってもよいし、テロップ毎の表示位置が固定されていてもよい。
また、図152(そ2−1)に代えて、同図(そ2−3)に示すように、上のテロップ表示trpと下のテロップ表示trpとで同じ内容を表示してもよい。すなわち、同じテロップ表示を複数表示してもよい。複数表示した方が、1つしか表示しない場合よりも、大当りの期待度が高いことをアピールすることができる場合がある。ただし、複数表示しても、1つしか表示しない場合と、実際には、大当りの期待度が同じであってもよい。また、同じテロップ表示を複数表示することを、繰り返してもよい。すなわち、テロップ表示の表示が開始される度に、同じ内容の複数のテロップ表示を表示するようにしてもよい。
また、図152(そ8−1)に代えて、同図(そ8−2)に示すように、ナビキャラクタYMの変化が行われてた場合(1又は複数回)、これ以上変化しないことを、テロップ表示trpで報知してもよい。この例では、「完了」という文字表示を表示している。しかしながら、この報知が行われていても、ナビキャラクタYMがさらに変化する場合があってもよい。
図153は、図115(b)に示す演出装置206による、ナビキャラクタYMを絡めた演出の一例を示す図である。
図153(た1a−1)には、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M、第3装飾図柄表示装置208Nが示されている。なお、向かって右側の第3装飾図柄表示装置208Nで、第2装飾図柄と第2保留数表示が行われている。
図153(た1a−1)に示す中央の第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄が高速変動中であり、デフォルトの表示態様の変動アイコンh0が表示されている。また、特図1の保留は4つ貯まっており、4つの保留アイコンh11〜h14が表示されている。これら4つの保留アイコンh11〜h14はいずれもデフォルトの表示態様である。さらに、演出アイコン表示領域DISには、デフォルトの表示態様のナビキャラクタYMが表示されている。
図153(た2a−1)では、第1装飾図柄がリーチ状態になり、左図柄、右図柄ともに「装飾7」が揺れ表示(仮停止)されており、同図(た3a)では、スーパーリーチ演出に移行し、第1装飾図柄表示装置208Lからは総ての表示が消えている。すなわち、第1装飾図柄、保留枠UI、保留アイコンh11〜h14、変動アイコンh0、およびナビキャラクタYMが消えている。
図153(た4a)では、第1装飾図柄表示装置208Lには、敵役の剣豪の絵柄が画面全体に表示されている。一方、第2装飾図柄表示装置208Mには、縮小表示された第1装飾図柄、変動アイコンh0、ナビキャラクタYMが表示されている。なお、変動アイコンh0とナビキャラクタYMはそれぞれ別の装飾図柄表示装置に表示されてもよい。
図153(た5a)では、3つの装飾図柄表示装置208L〜Nにわたって、スーパーリーチ演出の背景表示になる荒野の背景が表示されている。また、第1装飾図柄表示装置208Lには、主人公の殿様と敵役の剣豪が対峙している決闘シーンが表示されている。
ここで、図153(た1a−1)に代えて、同図(た1a−2)では、保留枠UIの一部が拡大表示されて、第2装飾図柄表示装置208Mと第1装飾図柄表示装置208Lを跨いで表示されている。すなわち、保留アイコン表示領域HISが、第2装飾図柄表示装置208Mと第1装飾図柄表示装置208Lを跨いで表示されており、変動アイコン表示領域CISは第1装飾図柄表示装置208Lの右端に表示されている。また、第1保留アイコンh11、第2保留アイコンh12は、第1装飾図柄表示装置208Lに拡大表示され、第4保留アイコンh14は、第2装飾図柄表示装置208Mに拡大表示され、第3保留アイコンh13は、第1装飾図柄表示装置208Lと第2装飾図柄表示装置208Mに跨って拡大表示されている。さらに、ナビキャラクタYMは、第3装飾図柄表示装置208Nに拡大表示されている。なお、第2装飾図柄表示装置208Mおよび第3装飾図柄表示装置208Nは表示画面を囲むフレームがあるため、このフレームが邪魔をして、跨って表示された画像を分断してしまっている。
また、ナビキャラクタYMが拡大表示された第3装飾図柄表示装置208Nには、右ベースアイコンbIrが表示されていないが、右ベースアイコンbIrも、ナビキャラクタYMと一緒に拡大表示されてもよい。
なお、図153(た1a−2)に示すように拡大表示されていなくても、複数の表示装置を跨ぐ場合があってもよい。例えば、表示当初から跨いでいるパターンや、元の位置から移動して跨いで表示されるパターンや、画像が変化して跨いで表示されるパターンや、画像が拡大していって跨いで表示されるパターンや、反対に画像が縮小していって跨いで表示されるパターン等があげられる。また、図153(た1a−2)に示すように拡大表示さると、大当りの期待度が高くなったり、保留アイコンが変化しやすくなったり、変動アイコンが変化しやすくなったり、あるいはナビキャラクタYMが変化しやすくなってもよい。また、ナビキャラクタYMが複数の表示装置を跨いで表示されてもよい。ここで、複数の表示装置を跨いで演出表示が表示されている場合であって、手前にある表示装置Aによって表示装置Bの表示領域の一部がオーバーラップされている場合に、表示装置Bにおける表示装置Aによってオーバーラップされている表示領域に表示装置Bの表示領域に表示された画像の一部が表示されていてもよい。
以上、図153(た1a−2)を用いて説明した事項は、これまで説明した演出例にも適用可能であるし、この後に説明する演出例にも適用可能である。
また、図153(た1a−1)に代えて、同図(た1a−3)では、保留枠UIの一部が移動表示されている。すなわち、演出アイコン表示領域DISが第3装飾図柄表示装置208Nに移動しており、右ベースアイコンbIrも第3装飾図柄表示装置208Nに表示されている。また、右ベースアイコンbIrの上には、ナビキャラクタYMも表示されている。
このように、ナビキャラクタYMが他の表示装置に移動すると、ナビキャラクタYMが変化しやすくなってもよいし、大当りの期待度が高くなってもよいし、他の演出の変化(例えば、保留アイコンや変動アイコンの変化等)が行われやすくなってもよい。また、ナビキャラクタYMの移動先によって、ナビキャラクタYMの変化のしやすさや、大当りの期待度の高さや、他の演出の変化(例えば、保留アイコンや変動アイコンの変化等)のしやすさが異なってもよいし、全く影響がなく同じであってもよい。例えば、第3装飾図柄表示装置208Nに移動した場合の方が、第2装飾図柄表示装置208Lに移動した場合よりも、ナビキャラクタYMが変化する確率が高くなってもよい。以上は、ナビキャラクタYMの移動について説明したが、保留アイコンが他の表示装置に移動したり、変動アイコンが他の表示装置に移動する場合でも同様である。
また、図153(た1a−3)に示す例では、保留枠Uiが分割された(割れた)と見ることもできる。すなわち、演出アイコン表示領域DISが割れて、第3装飾図柄表示装置208Nに移動しているが、第1装飾図柄表示装置208Lの別の場所に移動してもよい。
以上、図153(た1a−3)を用いて説明した事項は、これまで説明した演出例にも適用可能であるし、この後に説明する演出例にも適用可能である。
また、図153(た1a−1)に代えて、同図(た1a−4)では、ナビキャラクタYMが移動した際に分裂している。すなわち、第1装飾図柄表示装置208Lから他の表示装置に移動する場合に、2つに分裂し、第2装飾図柄表示装置208Mにも、第3装飾図柄表示装置208Nにも表示されている。これは、ナビキャラクタYMの増加と見ることもできる。
このように、ナビキャラクタYMが分裂(増加)すると、ナビキャラクタYMが変化しやすくなってもよいし、大当りの期待度が高くなってもよいし、他の演出の変化(例えば、保留アイコンや変動アイコンの変化等)が行われやすくなってもよい。
また、ナビキャラクタYMが表示される箇所には、右ベースアイコンbIrも表示されていることから、演出アイコン表示領域DISも分裂(増加)しているといえる。
以上、図153(た1a−4)を用いて説明した事項は、これまで説明した演出例にも適用可能であるし、この後に説明する演出例にも適用可能である。すなわち、他の演出例でも、ナビキャラクタYMが、分裂(増加)する場合があってもよく、必ず分裂(増加)すしてもよい。
図154は、図115(b)に示す演出装置206による、ナビキャラクタYMを絡めた他の演出の一例を示す図である。
図154(た1b)では、3つの装飾図柄表示装置208L〜Nにわたって海の背景が表示されている。また、図153(た1a−1)に示す中央の第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄が高速変動中であり、デフォルトの表示態様の変動アイコンh0が表示されている。また、特図1の保留は4つ貯まっており、4つの保留アイコンh11〜h14が表示されている。これら4つの保留アイコンh11〜h14はいずれもデフォルトの表示態様である。さらに、演出アイコン表示領域DISには、デフォルトの表示態様のナビキャラクタYMが表示されている。
図154(た2b)では、ナビキャラクタYMの変化アニメーションが開始され、ナビキャラクタYMが煙画像によってオーバーラップされている。また、図154(た2b)に示す左右の第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nでは、海の背景表示が消えている。
図154(た3b)では、煙画像が消失し、演出アイコン表示領域DISから、ナビキャラクタYMがいなくなり、代わりに「捜索中」という看板のアイコンが表示されている。また、海の背景表示が消えた右側の第3装飾図柄表示装置208Nには、ナビキャラクタYMと同じキャラクタ(殿様)YM’が表示され、走っている。また、その上には、捜索中という文字表示が表示されている。同じく海の背景表示が消えた左側の第2装飾図柄表示装置208Mには、クエスチョンマークの画像とともにシルエット表示sltが表示されている。
「捜索中」という看板のアイコンは、ナビキャラクタYMの変化演出(昇格演出)に成功する可能性が高いことを表す報知であってもよい。また、看板の色が白色よりも青色の方が成功確率は高く、青色よりも赤色の方が成功確率が高い。なお、赤色であれば、昇格確定であってもよい。また、この看板は、色や表示文字等が変化してもよいが、変化しないものであってもよい。また、看板の表示態様によって、ナビキャラクタYMが変化する可能性がある表示態様を示唆していてもよい。例えば、看板が青色であれば、ナビキャラクタYMは青色の着物を着た表示態様に変化する可能性がある。
図154(た4b)では、これまで全開状態(初期状態)であった、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nが、互いに近づくように第1装飾図柄表示装置208Lの前を移動してくる。なおこの期間は、煽り演出の期間に相当する。
図154(た5b−1)では、第2装飾図柄表示装置208Mと第3装飾図柄表示装置208Nが或る位置まで移動し、停止する。ここでは、互いに接する全閉状態の位置(最大移動位置)まで移動し、停止するが、接する前の位置であってもよい。
図154(た6b−1)は、昇格成功パターンの例を示す図であり、第3装飾図柄表示装置208Nでは、走っていたキャラクタ(殿様)YM’が親指を立てたポーズをとり、その上にはレベルアップを表す文字表示が表示されている。一方、第2装飾図柄表示装置208Mでは、シルエット表示sltが実物表示に変化し、千両箱が表示されている。なお、千両箱の表示態様によって、ナビキャラクタYMが変化する可能性がある表示態様を示唆していてもよい。例えば、千両箱が青色であれば、ナビキャラクタYMは青色の着物を着た表示態様に変化する可能性がある。また、この千箱箱は、色や開閉状態等が変化してもよいが、変化しないものであってもよい。図154(た7b)では、第3装飾図柄表示装置208Nに表示されているキャラクタ(殿様)YM’が、赤い着物を着た表示態様に変化している。
そして、図154(た8b)では、第2装飾図柄表示装置208Mと第3装飾図柄表示装置208Nそれぞれが、互いに離れるように第1装飾図柄表示装置208Lの前を移動し、初期状態に復帰する。第2装飾図柄表示装置208Mと第3装飾図柄表示装置208Nそれぞれが初期状態に復帰すると、それぞれの装飾図柄表示装置208M,Nでワイプ演出が行われる。図154(た9b)に示す第2装飾図柄表示装置208Mでも第3装飾図柄表示装置208Nでもワイプインの途中であり、同図(た10b)では、ワイプインが完了し、第2装飾図柄表示装置208Mにも第3装飾図柄表示装置208Nにも、機種タイトルのみが表示されたワイプ表示が表示されている。また、図154(た10b)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、それまで看板のアイコンが表示されていた位置には、煙画像が表示されている。
図154(た11b)に示す第1装飾図柄表示装置208Lの演出アイコン表示領域DISでは、煙画像が消え、赤い着物を着た表示態様に変化したナビキャラクタYMが表示されている。また、第2装飾図柄表示装置208Mと第3装飾図柄表示装置208Nとではそれぞれワイプアウトが開始されている。なお、この例では、ワイプインのアニメーション(左右から閉じるアニメーション)と、ワイプアウトのアニメーション(内側から外側に開くアニメーション)は異なっているが、同じアニメーションであってもよい。図154(た12b)では、ワイプアウトが完了し、3つの装飾図柄表示装置208L〜Nにわたって海の背景が表示されている。なお、一の装飾図柄表示装置において、本例の3つの装飾図柄表示装置に表示された演出表示が行われてもよい。また、第2装飾図柄表示装置208Mおよび/または第3装飾図柄表示装置208Nは、液晶表示装置を含まない1または複数の演出可動体に置換可能である(例えば、演出可動体が演出動作を行うと、ナビキャラクタが昇格するような演出が挙げられる。)。
なお、この図154を用いて説明したナビキャラクタYMの変化演出(昇格演出)は、これまで説明した演出例にも適用可能であるし、この後に説明する演出例にも適用可能である。
図155は、図115(b)に示す演出装置206による、ナビキャラクタYMを絡めたさらに他の演出の一例を示す図である。
図155(た1a−3−1)に示す中央の第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄が高速変動中であり、デフォルトの表示態様の変動アイコンh0が表示されている。また、特図1の保留は4つ貯まっており、4つの保留アイコンh11〜h14が表示されている。これら4つの保留アイコンh11〜h14はいずれもデフォルトの表示態様である。さらに、演出アイコン表示領域DISには、デフォルトの表示態様のナビキャラクタYMが表示されている。
図155(た1a−3−2)では、第1装飾図柄表示装置208Lに表示されていたナビキャラクタYMが、第3装飾図柄表示装置208Nに移動する移動アニメーションが表示されている。この図155(た1a−3−2)では、ナビキャラクタYMが丁度、第1装飾図柄表示装置208Lと第3装飾図柄表示装置208Nとの間に位置しており、第1装飾図柄表示装置208Lと第3装飾図柄表示装置208Nを跨いで表示されている。なお、ここでも、第3装飾図柄表示装置208Nの表示画面を囲むフレームがあるため、このフレームが邪魔をして、跨って表示されたナビキャラクタYMを分断してしまっている。図155(た1a−3−3)に示す第3装飾図柄表示装置208Nには、第1装飾図柄表示装置208Lに表示されていたときと同じ表示サイズのナビキャラクタYMが表示されている。
一方、図155(た1a−3−2’)には、第1装飾図柄表示装置208Lに表示されていたナビキャラクタYMが、第3装飾図柄表示装置208Nに移動し、第3装飾図柄表示装置208Nでは拡大表示される例が示されている。図155(た1a−3−2’)に示す第3装飾図柄表示装置208Nには、ナビキャラクタYMの右手と右足のつま先のみが表示されているが、この右手と右足のつま先は拡大表示されており、ナビキャラクタYMは、第3装飾図柄表示装置208Nに入り込んだ部分から即座に拡大表示されていく。図155(た1a−3−3’)に示す第3装飾図柄表示装置208Nには、第1装飾図柄表示装置208Lに表示されていたときよりも大きな表示サイズのナビキャラクタYMが表示されている。このようにナビキャラクタYMが拡大表示された場合は、拡大表示されなかった場合に比べて、ナビキャラクタYMが変化しやすくなってもよいし、大当りの期待度が高くなってもよいし、他の演出の変化(例えば、保留アイコンや変動アイコンの変化等)が行われやすくなってもよいし、あるいは、全く影響がなく同じであってもよい。また、ナビキャラクタYMが第3装飾図柄表示装置208Nに表示される場合には、必ず拡大表示されてもよいし、拡大表示されない場合があってもよい。
なお、この図155を用いて説明したナビキャラクタYMの移動アニメーションは、これまで説明した演出例にも適用可能であるし、この後に説明する演出例にも適用可能である。
また、図154(た8b)に代えて、図155(た5b−2)には、ナビキャラクタYMの変化演出(昇格演出)に失敗したパターンが示されている。図154(た4b)で、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nが、互いに近づくように移動を開始し、或る位置に到達する前に両者208M,208Nが停止した場合には、失敗である。途中で停止した第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nも、初期状態に復帰するが、変化演出(昇格演出)失敗の報知は、初期状態に戻ってから行われる。図155(た5b−2)に示す第3装飾図柄表示装置208Nでは、キャラクタ(殿様)YM’が後ろを向き落ち込んでいるポーズをとっている。なお、初期状態に復帰する途中で、失敗の報知を開始してもよい。あるいは、或る位置に到達する前に停止してしまった段階で失敗の報知を開始してもよい。
また、或る位置に到達する前に両者208M,208Nが停止した場合は、必ず失敗であってもよいが、ナビキャラクタYMが昇格する場合があってもよい。また、この変化演出(昇格演出)に失敗しても、他の演出によってナビキャラクタYMが昇格する場合があってもよい。このことは、これまで説明した成功と失敗に分かれる演出についても言えることである。
また、ここでの変化演出(昇格演出)に失敗すると、ナビキャラクタYMは当分の間(例えば、背景表示が変化するまでであったり、昇格失敗からN回の変動が終了するまでであったり、昇格失敗に関連する先読み対象保留の変動が終了するまで等)、変化することが規制されてもよい。
また、図154(た6b−1)に代えて、図155(た6b−2)には、或る位置(例えば、全閉状態の位置)まで第2装飾図柄表示装置208Mと第3装飾図柄表示装置208Nが移動したにも関わらず、変化演出(昇格演出)に失敗したパターンが示されている。図155(た6b−2)に示す第3装飾図柄表示装置208Nにも、先と同様に、後ろを向き落ち込んでいるポーズのキャラクタ(殿様)YM’が表示されている。また、第2装飾図柄表示装置208Mには、シルエット表示sltが実物表示に変化し、そこにはみかん箱が表示されている。
このように、第2装飾図柄表示装置208Mと第3装飾図柄表示装置208Nが或る位置まで移動しても、昇格演出に失敗する場合があってもよい。あるいは反対に、第2装飾図柄表示装置208Mと第3装飾図柄表示装置208Nが或る位置まで移動したら、ナビキャラクタYMは必ず昇格してもよい。また、図155(た6b−2)に示す状態になっても、ナビキャラクタYMは昇格する場合があってもよいし、反対に、この状態になれば、失敗確定であってもよい。
図156は、装飾図柄表示装置208(第1表示装置)の下方に第2表示装置が設けられた演出装置206による、ナビキャラクタYMを絡めた演出の一例を示す図である。
図156(た1c)に示す装飾図柄表示装置208には海の背景が表示されている。一方、装飾図柄表示装置208(第1表示装置)の下方に設けられた第2表示装置208Sには、海の背景は表示されておらず、この第2表示装置208Sに保留枠UIが表示されている。すなわち、保留アイコン表示領域HIS、変動アイコン表示領域CIS、演出アイコン表示領域DISが設けられ、変動アイコン表示領域CISには、台座hs0が配置されている。保留アイコン表示領域HISでは、ベースアイコンbInの上に4つのステージ(第1ステージhs1〜第4ステージhs4)が配置されている。また、演出アイコン表示領域DISには、デフォルトの表示態様のナビキャラクタYMが表示されている。なお、第2表示装置208Sは固定されたものであってもよく、昇降動作可能なものであってもよい。
また、図156(た1c)に示す装飾図柄表示装置208では、第1装飾図柄が高速変動中であり、デフォルトの表示態様の変動アイコンh0が第2表示装置208Sに表示されている。さらに、デフォルトの第1保留アイコンh11も第2表示装置208Sに表示されている。
図156(た2c)に示す第2表示装置208Sには、ワイプ演出用の襖画像が表示されており、同図(た3c)に示す状態は、襖画像が全閉した状態(ワイプイン状態)である。図156(た4)に示す第2表示装置208Sでは、ワイプアウトが始まり、同図(た5c)に示す第2表示装置208Sでは、襖画像が全開した状態(ワイプアウト状態)である。ワイプ演出が終了した図156(た5c)に示す第2表示装置208Sには、保留枠UIも、保留アイコンh11も、変動アイコンh0も、ナビキャラクタYMも表示されておらず、代わりに、殿様によるミニゲームのアニメーションが表示されている。すなわち、ワイプ演出によって、保留枠UIも、保留アイコンh11も、変動アイコンh0も、ナビキャラクタYMも非表示になり、ナビキャラクタYMの表示態様の変化(昇格)を賭けた(占う)ゴルフのミニゲームが開始されている。なお、同じミニゲームであっても、成功したるスーパーリーチ演出が開始されるミニゲームがあってもよい。図156(た4c)の段階では、第2表示装置208Sでミニゲームが開始されていることはわかるが、何を賭けた(占う)ミニゲームであるのかわからず、図156(た5c)の段階になるまでわからない。このため、ミニゲームについての説明(ここでは「カップに入れば吉宗昇格」)が行われるまでは少なくとも第2表示装置208Sに注目させておくことができる場合がある。
図156(た6c−1)に示す第2表示装置208Sでは、カップインに見事成功する。カップインに成功すると、再びワイプ演出が開始され、図156(た7c)では襖画像が再び閉まり始め、同図(た8c)に示す状態は、襖画像が全閉した状態(ワイプイン状態)である。図156(た9c)に示す第2表示装置208Sでは、ワイプアウトが始まり、同図(た10c)に示す第2表示装置208Sでは、襖画像が全開した状態(ワイプアウト状態)である。再度ワイプアウトした図156(た10c)に示す第2表示装置208Sでは、保留枠UI、保留アイコンh11、変動アイコンh0、及びナビキャラクタYMが表示されている。このようにワイプアウトが完了してから、第2表示装置208Sでは、ナビキャラクタYMの変化アニメーションが表示される(図156(た11c))。ここでの変化アニメーションでは、ナビキャラクタYMが煙画像によってオーバーラップされ、図156(た12c)では、煙画像が消失し、ナビキャラクタYMが赤色の着物の表示態様に変化している。
また、図156(た6c−1)に代えて同図(た6c−2)では、カップインに失敗してしまう。このように、ナビキャラクタYMの表示態様の変化(昇格)を賭けたミニゲームに失敗した場合は、ナビキャラクタYMが絶対に昇格することはなくてもよいが、昇格する場合があってもよい。また図156(た6c−1)に示すようにミニゲームに成功した場合は、ナビキャラクタYMが絶対に昇格してもよいが、昇格しない場合があってもよい。
なお、図156(た8c)からワイプアウトする際、ナビキャラクタYMが昇格する可能性を遊技者に示唆することができるワイプ演出であってもよく、あるいは、ナビキャラクタYMが変化する表示態様を示唆することができるワイプ演出であってもよい。
また、図156(た10c)でワイプアウトした時点で、すでにナビキャラクタYMが変化(昇格)していてもよい。
また、ミニゲームの実行中に第2表示装置208Sが演出動作を行ってもよい。また、成功時(本例だと図156(た6c−1))と失敗時(本例だと図156(た6c−2))や煽り演出(本例だと図156(た5c))で異なる演出動作が行われてもよい。なお、第2表示装置208Sの代わりに演出可動体による演出動作が行われてもよい。
なお、この図156を用いて説明したミニゲームは、これまで説明した演出例にも適用可能であるし、この後に説明する演出例にも適用可能である。
図157は、遊技者によって選択された演出の実行中に他の演出が実行された場合の一例を示す図である。
この説明におけるパチンコ機100では、上述したカスタマイズ設定が行われている。すなわち、図121(b)に示す「キャラクタ選択」では07の「コパンダ」が設定されており、「保留枠選択」では02の「保留枠B」が設定されており、「保留表示選択」では03の「アイコンC」が設定されており、背景表示選択では05の「背景E」が設定されている。
図157(アa1)に示す装飾図柄表示装置208には、保留枠Bの保留枠UIが表示され、その演出アイコン表示領域DISには、ナビキャラクタYMとしてコパンダが表示されている。また、特図1の保留は1つ貯まっており、アイコンCのデフォルトの表示態様である第1保留アイコンh11が表示されている。さらに、図157(アa1)に示す装飾図柄表示装置208では、背景Eの背景(空の背景)が表示されている。
図157(アa2)では、第1保留アイコンh11の保留が消化され、第1装飾図柄は高速変動中であり、アイコンCのデフォルトの表示態様である変動アイコンh0が表示されている。なお、コパンダのナビキャラクタYMも表示されている。
図157(アa3−1)では、演出アイコン表示領域DISに、変化予告表示の宝箱のアイコンI1が絨毯のアイコンI2に乗って出現し、同図(アa4−1)では、絨毯のアイコンI2が消え、宝箱のアイコンI1が残っている。図157(アa5)では、変化アニメーションが開始され、宝箱が開いて、中から、エフェクトの煙画像が出現し、その煙画像によって、ナビキャラクタYMの一部又は全部が隠され、ナビキャラクタYMは、煙画像が出現する前よりも明らかに視認困難になる。なお、変化アニメーションは、チャンスボタン136の操作によって開始されてもよい。この場合、裏ボタンであってもよいし、操作促進報知が行われてもよい。図157(アa6)では、煙画像が消失し、ナビキャラクタYMは、コパンダから番長に変化している。ナビキャラクタYMにおける番長のキャラクタは、図121(b)に示すように、遊技者によって選択できないキャラクタである。なお、遊技者によって選択可能なキャラクタ(例えば、爺や姫等)に変わる場合があってもよいし、遊技者によって選択できないキャラクタに必ず変化するようにしてもよい。
図157(アa7)では、宝箱のアイコンI1が消え、同図(ア8)では、リーチ状態に突入する。図157(アa8)に示す番長のナビキャラクタYMには、擬似連演出を示唆する「NEXT」の吹き出しアイコンが付加されている。
図157(アa9)では、第1装飾図柄の中図柄に、擬似連図柄(殿様のキャラクタの図柄)が仮停止し、同図(ア10)では、殿様のキャラクタと「継続」の文字表示とからなるカットイン表示が行われる。本実施形態では、このようにして、疑似連図柄が停止表示されることにより、疑似連が実行されることを報知する。ここで、疑似連とは、装飾図柄の変動開始及び仮停止表示を1回の特図の変動表示において複数回実行する装飾図柄の変動表示態様である。本実施形態では、疑似連が実行される回数が多いほど大当りとなりやすいように構成されている。
その後、図157(アa11)に示すように、装飾図柄表示装置208では、第1装飾図柄の変動表示が再度開始される。このとき、装飾図柄表示装置208では、疑似連による2回目の装飾図柄の変動表示が開始されたことを示す「×2」が、第1装飾図柄にオーバーラップするようにして大きく表示される。次いで、図157(アa12)に示す装飾図柄表示装置208では、「×2」の表示が縮小されて第2装飾図柄の下方に移動している。
図157(アa13)に示す番長のナビキャラクタYMには、擬似連演出を示唆する「NEXT」の吹き出しアイコンが再度付加されており、擬似連の継続にまだ期待がもてる。その後、0回、又は1回又は複数回の仮停止表示が行われた後、リーチ状態に突入し、さらにスーパーリーチ演出(剣豪リーチ演出)へと発展する。図157(アa15)に示す装飾図柄表示装置208の背景画面は、剣豪リーチ演出の背景表示である荒野の背景に変化し、その装飾図柄表示装置208には、主人公の殿様と敵役の剣豪が対峙している決闘シーンが表示されている。また、保留枠UIのうち、保留アイコン表示領域HISの左ベースアイコンbIlおよび4つのステージhs1〜hs4は消えている。また、変動アイコン表示領域CISの台座hs0は表示されており、その上に変動アイコンh0も表示されたままである。さらに、演出アイコン表示領域DISには、右ベースアイコンbIrの上に番長のナビキャラクタYMが表示されている。
図157(アa16)に示す番長のナビキャラクタYMには、大当りを煽る「チャンス」の吹き出しアイコンが付加されており、番長のナビキャラクタYMは、煽り演出を実行している。
図157(アa18)に示す装飾図柄表示装置208には、スーパーリーチ演出おいて、殿様と剣豪が斬り合った後の場面が表示され、ここでは、殿様が倒れており、中図柄として、左右図柄(「装飾7」)とは異なる「装飾6」が大きく表示(揺れ表示)されている。なお、変動アイコン表示領域CISの台座の高さが低くなってはいるものの、低くなった台座hs0’は表示されており、その上に変動アイコンh0も表示されたままである。また、演出アイコン表示領域DISには、番長のナビキャラクタYMも表示されたままである。その後、ワイプ演出が開始され、図157(アa19)に示す装飾図柄表示装置208ではワイプインの途中であり、同図(アa20)では、ワイプインが完了し、続いてワイプアウトが開始され、同図(アa21)では、背景Eの背景(空の背景)に戻るとともに、コパンダのナビキャラクタYMも見え始めている。図157(アa22)では、ワイプ演出が終了し、装飾図柄表示装置208には、ハズレの組合せである「装飾7」−「装飾6」−「装飾7」が揺れ表示されている。また、保留枠Bの保留枠UIも表示され、アイコンCのデフォルトの表示態様である変動アイコンh0も表示が再開されている。また、第1保留アイコンh11として青色の保留アイコン(先読み保留アイコン)が表示されている。
なお、図137(え2)〜同図(え4−1)に示すように、ナビキャラクタYM自身が単独で自身の表示態様を変化させる場合もある。この例では、変化予告表示の宝箱のアイコンI1を用いた変化アニメーションが実行されながらもハズレてしまっているが、ナビキャラクタYMの表示態様が、宝箱のアイコンI1を用いた演出によって変化した場合の方が、宝箱のアイコンI1を用いずに変化(例えば、自分自身で変化)する場合よりも、最終的に遊技者にとって有利な状態に移行されやすくてもよい。ここにいう、有利な状態とは、大当り遊技状態への移行や、さらには、出球数の多い大当り遊技状態への移行や、確変状態や電サポ状態への移行までもを含む。
本例では、保留アイコンの非表示中に保留が増加した場合であっても、保留アイコンが非表示から表示となった場合に、保留アイコンの非表示中に増加した保留に対応する保留アイコンについて先読み予告が行われる場合がある。なお、保留アイコンの非表示中に保留が増加した場合に、その保留が消化されるまで(変動アイコン表示領域に表示されるまでであってもよく、変動アイコン表示領域から消去されるまでであってもよい)保留アイコンの非表示中に増加した保留に対応する保留アイコンによる先読み予告および/または当該変動の予告を規制するように構成されていてもよいし、保留が増加した変動での対象となる保留アイコンによる先読み予告を規制し、保留が増加した変動の次変動以降から先読み予告および/または当該変動の予告が行われる場合があるように構成されていてもよい。
本例では、一の保留アイコンによる先読み予告の実行中に、他の保留アイコンによる先読み予告が行われる場合があるが、一の保留アイコンによる先読み予告の実行中に他の保留アイコンによる先読み予告が、該一の保留アイコンに対応する保留が消化されるまで(変動アイコン表示領域に表示されるまでであってもよく、変動アイコン表示領域から消去されるまでであってもよい)規制されていてもよい。
本例では、遊技者によって選択されたナビキャラクタによって当該変動の予告および/または先読み予告が行われる場合があるが、遊技者によって選択されたナビキャラによって当該変動の予告および/または先読み予告が行われないようにしてもよい。また、遊技者によって選択されたナビキャラによってチュートリアル表示が行われる場合があってもよい(例えば、吹き出しアイコンによってチュートリアル表示が行われる等)が、遊技者によって選択されたナビキャラによってチュートリアル表示が行われないようにしてもよい。また、本例では、遊技者によって選択できないナビキャラクタによって当該変動の予告および/または先読み予告が行われる場合があるが、当該変動の予告および/または先読み予告が行われなくてもよい。また、遊技者によって選択可能なナビキャラクタよりも遊技者によって選択できないナビキャラクタの方が保留アイコンおよび/または変動アイコンの昇格演出が行われやすいように構成されていてもよいし、ナビキャラクタが変化した図柄変動および/または保留内の大当りの期待度が高い(または、大当り確定(大当り濃厚であってもよい))ように構成されていてもよいし、そのナビキャラクタが登場する予告および/またはスーパーリーチ演出の発生頻度が高い(または、必ず発生する)ように構成されていてもよい。
図158は、図157に示す例の変形例を示す図である。
図157(アa3−1)に代えて、図158(アa3−2)では、宝箱のアイコンI1に代えて、導光板ILの発光によって変化予告表示を行っている。すなわち、ナビキャラクタYMが変化することを、そのナビキャラクタYMが表示された演出手段(ここでは装飾図柄表示装置208)とは別の演出手段で予告してもよい。
また、図157(アa3−1)に代えて、図158(アa3−3)では、宝箱のアイコンI1に代えて、可動手段(ここでは、家紋役物224E)の演出動作によって変化予告表示を行っている。すなわち、家紋役物224Eが、初期位置から上昇した位置まで移動して、変動アイコンh0、ナビキャラクタYMにオーバーラップする。なお、ここでは保留アイコンはないが、保留アイコンがある場合には保留アイコンにもオーバーラップする。その後、家紋役物224Eは、時計方向(図中矢印参照)に回転する。なお、家紋役物224Eは、初期位置において回転してもよい。また、家紋役物224Eが、回転とともに、あるいは、回転に換えて、振動するようにしてもよい。また、上昇のみ行い、回転及び振動を行わないようにしてもよい。また、ナビキャラクタYMをオーバーラップ中に変化させてもよく、あるいは、家紋役物224Eの演出動作の終了後、すなわち家紋役物224Eが初期位置に戻ってから変化させてもよい。また、家紋役物224Eに設けられたLEDによる発光演出によって、ナビキャラクタYMへの変化しやすさや、変化後の表示態様の色を報知してもよい。
また、図157(アa3−1)に代えて、図158(アa3−4)では、宝箱のアイコンI1に代えて、スピーカ120からの音出力で変化予告表示を行っている。なお、遊技盤用ランプ442や遊技台枠用ランプ452によって、変化予告表示を行ってもよい。
また、図157(アa4−1)に代えて、図158(アa4−2)に示すように、変化予告表示の宝箱のアイコンI1が一旦、演出アイコン表示領域DISに表示されながら、宝箱のアイコンI1が絨毯のアイコンI2に乗って飛び去ってしまう場合もある。この場合には、ナビキャラクタYMの表示態様は変化せず、いわゆる失敗パターンに相当する。
また、図157(アa6−1)に代えて、図158(アa6−2)では、宝箱のアイコンI1の宝箱が開いたにも関わらず、ナビキャラクタYMの表示態様は変化せず、これもいわゆる失敗パターンに相当する。
また、図157(アa6−1)に代えて、図158(アa6−3)では、コパンダのナビキャラクタYMが、同じコパンダでありながら、洋服の色が異なるコパンダ(ここでは、赤色の洋服のコパンダ)に変化し、ナビキャラクタYMの変化演出(昇格演出)に成功している。
また、図157(アa3−1)に代えて、図158(アb1)では、図156に示した例と同じく、装飾図柄表示装置208(第1表示装置)の下方に第2表示装置208Sが配置されており、この第2表示装置208Sに、保留アイコン表示領域HIS、変動アイコン表示領域CIS、演出アイコン表示領域DISが設けられ、変動アイコン表示領域CISには、台座hs0が配置されている。また、保留アイコン表示領域HISでは、ベースアイコンbInの上に4つのステージ(第1ステージhs1〜第4ステージhs4)が配置されている。また、演出アイコン表示領域DISには、コパンダのナビキャラクタYMが表示されている。さらに、図158(アb1)に示す装飾図柄表示装置208では、爺のキャラクタと「ナビキャラが変化」という文字表示の予告による会話予告が行われており、この会話予告によって変化予告表示が行われている。すなわち、ナビキャラクタYMが変化することが、そのナビキャラクタYMが表示された演出手段(ここでは第2表示装置208S)とは別の演出手段(ここでは、装飾図柄表示装置208)によって予告されている。図158(アb2)に示す第2表示装置208Sでは、ナビキャラクタYMが、コパンダから、遊技者によって選択できないキャラクタである番長に変化している。
また、図157(アa2)に代えて、図158(アc1)では、スピーカ120が示されている。また、遊技者が図123(9)に示す音量調整ウィンドウVWで設定した音量レベルと、図123(3)に示す輝度調整ウィンドウBWで設定した輝度(光量)レベルが、「ユーザ設定値」として装飾図柄表示装置208の左下に記されている。この例では共に3レベルである。また、この例におけるパチンコ機100では、遊技者が設定した音量や輝度が、演出に実行時に強制的に変更されて、スピーカ120から出力されたり、遊技盤用ランプ442または/および遊技台枠用ランプ452といったLEDが発光する場合があるため、「実設定値」として装飾図柄表示装置208の右下に記されている。このことは、以降の例においても同じである。図158(アc2)では、「激熱」予告が行われる可能性があることを、「激熱」予告が行われる可能性がある演出手段とは別の演出手段であるスピーカ120で報知している。この際のスピーカ120の音量(実設定値)は、ユーザ設定値に一致している。その後、図158(アc3)では、「激熱」予告が実行され、装飾図柄表示装置208には「激熱」という文字が大きく表示され、スピーカ120から音出力が行われるとともに、遊技盤用ランプ442や遊技台枠用ランプ452が発光している。「激熱」予告実行時の音量(実設定値)は、ユーザ設定値を越え、レベル5であり、輝度(実設定値)も、ユーザ設定値を越え、レベル5である。すなわち、遊技者が設定した音量レベルよりも大きな音量で出力され、遊技者が設定した輝度レベルよりも高い輝度で発光している。なお、演出実行時に、音量や輝度が、ユーザ設定値を越える他、強制的にユーザ設定値を下回る場合もある(以下、同じ)。また、音量や輝度が強制的に変化するタイミングは、この例に限定されず、例えば、激熱接近中の音が出力されるタイミングで輝度も変化してもよいし、激熱接近中の音が出力される間に音量や輝度が変化してもよい。また、或る特定の演出実行時には、音量と輝度のうち音量のみがユーザ設定値を越えて出力される場合もあれば、輝度のみがユーザ設定値を越えて発光する場合もあれば、この例のように両方が越える場合もある。
なお、音量と輝度のユーザ設定は、図123を用いて説明したような便利な音量調整ウィンドウVWや輝度調整ウィンドウBWが用意されていない遊技台であっても可能な場合があり、遊技者が音量や輝度を設定できる遊技台であればよい。また、ここにいう画像の解像度や、画像の色合い等を遊技者が設定(調整)できる場合にも、ここでの技術的思想を適用することができる(以下、同じ。)。
以上、図158を用いて説明した種々の技術的思想は、これまで説明した演出例にも適用可能であるし、この後に説明する演出例にも適用可能である。
図159は、スピーカ120から出力可能な楽曲についてまとめた表である。
ここでの例における遊技台では、スピーカ120から出力される楽曲をユーザが選択することができる場合がある。図159の表における通し番号の1〜11は、大当りの連荘回数に応じて、ユーザが選択可能になる楽曲である。例えば、大当りを15連荘しないと、楽曲「大盤振舞じゃ」は選択することができない。また、複数の楽曲が選択可能になってもよい。例えば、大当りを15連荘すると、通し番号の1〜11の総ての楽曲が選択可能になる。
また、通し番号の12の楽曲は、大当り開始インターバル中(大当り開始演出実行中)にチャンスボタン136を5回操作すると選択可能になる楽曲であり、裏ボタンナビモードに設定されている場合は、大当り開始インターバル中に、チャンスボタン136を操作することについての案内が報知されるが、裏ボタンナビモード非設定の場合は報知されない。なお、裏ボタンナビモード設定時も案内が報知されなくてもよいし、反対に裏ボタンナビモード非設定の場合にも案内が報知されてもよい。
また、通し番号の13と14の楽曲は、特定リーチで大当りした場合を条件に選択可能になる楽曲である。ここにいう「コラボSP」とは、複数のキャラクタが共演するスーパーリーチ演出(例えば、剣豪リーチにて吉宗とパンダが共演するスーパーリーチ演出など)のことであり、「SPリーチ中に楓登場で大当り」とは、スーパーリーチ中のカットイン画像でプレミアキャラクタの「楓」が登場して大当りしたことである。
図160は、図159を用いて説明した楽曲選択が行われる例を示す図である。
図160(イ1)では、確変状態(特図高確率普図高確率状態)であり、第1装飾図柄の高速変動中である。図160(イ1)に示す装飾図柄表示装置208の表示画面の右下には第2保留数表示が表示されており、特図1の保留数は3であり、特図2の保留数も3である。また、このパチンコ機100は特図2優先変動機であり、図160では、特図2の保留アイコンh21〜h23のみ図示している。これら3つの保留アイコンh21〜h23はいずれも、デフォルトの表示態様である。また、大当り3連荘目である。さらに、図160(イ1)に示す装飾図柄表示装置208の表示画面の右上の曲名表示部MNには、現在出力されている楽曲の曲名(ここではデフォルトの「そこにあるかもしれない」)が表示されており、スピーカ120からは、その曲名の楽曲が出力されている。すなわち、ここで出力されている楽曲は、確変状態中で出力されている楽曲になる。さらに、曲名表示部MNの左側には、操作キーユニット137の上下キー137u,dのアイコンが表示されており、上下キー137u,dを操作することによって楽曲選択可能なことが報知されている。また、装飾図柄表示装置208には宇宙の背景画面が表示されており、宇宙の背景画面は、確変状態用の背景画面である。
図160(イ2)では、操作キーユニット137の下キー137dが操作され、同図(イ3)では、曲名表示部MNの曲名が「メガ ギガ サマー」に変更されている。なお、楽曲選択操作から少し遅れて(例えば、500m秒)、スピーカ120から楽曲が出力されるため、曲名表示部MNの曲名と実際にスピーカ120から出力されている楽曲が異なる期間がある。なお、曲名表示部MNの曲名と実際にスピーカ120から出力されている楽曲が一致するように構成されていてもよい。図160(イ4)では、スピーカ120からも「メガ ギガ サマー」の楽曲が出力されている。楽曲変更が行われると、楽曲が先頭から出力されるが、例えば、電源投入やRTC(Real Time Clock)演出によって曲が流れるタイミングや時間が決まっている場合や前回出力されたときの続きから出力される場合には、途中から出力されてもよい。
図160(イ5)では、特図2の保留が増加し、特2は満タンになる(装飾図柄行事装置208の右下に表示されている保留数表示が4に更新されている)が、第4保留アイコンの表示開始は保留数表示が4に更新されるよりも少し遅れており、同図(イ6)では、先読み予告の表示態様(白点滅)の第4保留アイコン24が表示されている。その後、特図2の保留が3個消化され、図160(イ8)では、特図2の図柄停止が行われ、装飾図柄表示装置208には、ハズレの装飾図柄の組合せが停止表示されている。なお、特図2の残り保留数は1であり、第1保留アイコンh21は、赤色の表示態様に変化している。
図160(イ9)では、特図2の最後の保留が消化され、装飾図柄表示装置208では装飾図柄の変動表示が開始されている。図160(イ10)の状態でも、選択されている楽曲は依然として「メガ ギガ サマー」であり、同図(イ11)では、番長のキャラクタC11が出現し、楽曲変更予告が行われている。楽曲変更予告は、遊技者が選択した楽曲を他の楽曲に強制的に変更してしまう演出を含んだ大当り予告であって、通常予告であってもよいし、先読み予告に適用してもよい。本例では、楽曲変更予告が表示されたことにより、楽曲変更予告が表示された図柄変動について大当り確定(または、大当り濃厚)を予告しているが、楽曲変更予告が表示された図柄変動がはずれの場合があってもよい。例えば、登場したキャラクタの番長のテーマソングである「轟けDREAM」が出力されれば成功(大当りの期待度が高い、または大当り確定(大当り濃厚であってもよい))であるが、「轟けDREAM」が出力されない場合は失敗となり、楽曲変更予告が表示された図柄変動がはずれとなる場合があってもよい。なお、「轟けDREAM」が出力されず楽曲変更予告が失敗となった場合であっても他の演出(例えば、復活演出)によって大当りが確定されたことを報知してもよい。また、楽曲変更予告が表示されることで楽曲変更予告が表示された図柄変動の次変動以降について大当り確定(または大当り濃厚)/または楽曲変更予告以外の予告が行われた場合よりも大当りの期待度が高いことを予告する先読み予告を行ってもよい。また、楽曲変更予告が失敗した場合であっても、他の演出(例えば、復活演出)によって必ず大当り確定であることが報知されるように構成されていてもよい。ただし、楽曲変更予告は、遊技者が選択した楽曲を強制的に代えてしまうという、場合によっては遊技者にとって迷惑な演出になりかねないため、その代償として、楽曲変更予告が開始されれば大当り確定としてもよい。
図160(イ12)に示すスピーカ120からは、曲変更演出効果音が出力されている。また、スピーカ120にて出力されていた「メガ ギガ サマー」の楽曲の出力も行われていないが、「メガ ギガ サマー」の楽曲が出力されていてもよい。なお、楽曲変更予告で登場した番長のキャラクタC11は片手を上げ、その手が、曲名表示部MNの一部にオーバーラップしている。
図160(イ13)では、曲名表示部MNの曲名が「Distance」に変更されているが、スピーカ120からは何の楽曲も出力されていない。なお、図160(イ12)〜同図(イ15−1)の全ての期間または一部の期間において「メガ ギガ サマー」の楽曲の出力が同図(イ11)に引き続きそのまま出力されてもよいし、楽曲変更予告によって変更された「Distance」がスピーカ120から出力が開始されてもよい。ここで、図159に示すように、「Distance」は、「メガ ギガ サマー」の次に開放される楽曲ではなく、「轟けDREAM」とも異なる楽曲である。ただし、「Distance」は、開放順序でいえば「轟けDREAM」の一つ前の楽曲である。ここでの楽曲変更予告では、このような「Distance」の楽曲を間に挟んで、最終的に「轟けDREAM」が出力されるといった演出になる。なお、図160(イ13)の段階で曲名表示部MNに「轟けDREAM」が表示されていてもよい。
図160(イ14)では再び、スピーカ120から、曲変更演出効果音が出力され、番長のキャラクタC11は片手を上げている。曲名表示部MNの曲名が「Distance」に変更されてから一定期間がたってもスピーカ120からは「Distance」の楽曲は出力されていないが、出力されるようにしてもよい。
図160(イ15)では、曲名表示部MNの曲名が「轟けDREAM」に変更され、スピーカ120からは、また曲変更演出効果音が出力されている。曲名表示部MNに「轟けDREAM」が表示された段階で楽曲変更予告は成功としてもよく、図160(イ16)では、スピーカ120から「轟けDREAM」の楽曲が出力されている。すなわち、曲名表示部MNに「轟けDREAM」が表示されると、スピーカ120から「轟けDREAM」の楽曲が必ず出力される。なお、「轟けDREAM」が表示されても、スピーカ120から「轟けDREAM」の楽曲が出力されず失敗する場合を設けてもよい。
また、本例では、楽曲変更予告が表示されると、必ず「轟けDREAM」が出力されるが、図160(イ15)で、曲名表示部MNに、元の「メガ ギガ サマー」が表示された場合は失敗(はずれ)であり、その後スピーカ120からも「メガ ギガ サマー」が出力されてもよい。あるいは、図160(イ15)のタイミングで曲名表示部MNに、「Distance」が表示されたままである場合も失敗(はずれ)であり、その後スピーカ120からも「Distance」が出力されてもよいし、遊技者が選択していた曲名表示部MNに、元の「メガ ギガ サマー」が表示され、「メガ ギガ サマー」の楽曲の出力が開始されてもよい。
なお、図160(イ13)のタイミングで曲名表示部MNに、「Distance」が表示されるか、「メガ ギガ サマー」の次に開放される「君のカケラ」が表示されるかによって、当該変動および/または保留内の図柄変動について大当りの期待度を表してもよい。すなわち、「Distance」が表示された場合の方が、「君のカケラ」が表示された場合より、大当りの期待度が高くでもよい。
なお、楽曲変更予告による楽曲の変更回数によって当該変動および/または保留内の図柄変動について大当りの期待度を表してもよい。例えば、楽曲変更予告により楽曲が1回変更された場合よりも、楽曲が2回変更された場合の方が当該変動および/または保留内の図柄変動について大当りしやすいように構成されていてもよい。また、楽曲変更予告により特定回数(例えば、7回)楽曲が変化した場合は、当該変動および/または保留内の図柄変動が大当り確定(または大当り濃厚)であってもよい。逆に楽曲変更予告により特定回数(例えば、1回)楽曲が変化した場合はハズレ確定であってもよい。
また、図160(イ16)に示す装飾図柄表示装置208には、「轟けDREAM」のアニメーションも表示されている。そして、図160(イ19)に示す装飾図柄表示装置208には、確変付き大当りの組合せである「装飾7」−「装飾7」−「装飾7」が揺れ表示されており、同図(イ20)では、その組合せで確定表示されている。この例では、楽曲変更予告が表示されると、必ず楽曲が「轟けDREAM」に変更され、その後スピーカ120から「轟けDREAM」の楽曲が出力されて、装飾図柄表示装置208に「轟けDREAM」のアニメーション(歌詞表示を含む)が表示されて大当りとなる。なお、楽曲変更予告が表示されて、楽曲が「轟けDREAM」となっても、スピーカ120から「轟けDREAM」の楽曲が出力される、および/または、装飾図柄表示装置208に「轟けDREAM」のアニメーションが表示されない場合があるように構成されていてもよい。つまり、楽曲変更予告が表示され特定の楽曲に変更されても、次にその楽曲に対応する演出表示が行われなければハズレとなる場合があってもよい。
図161は、図160に示す例の続きを示す図である。
図161(イ21)に示す装飾図柄表示装置208には、大当り遊技の開始画面が表示され、スピーカ120からは、大当り開始BGMが出力されており、大当り開始インターバル中(大当り開始演出実行中)である。
図161(イ22)のタイミングは、1ラウンド目が開始された直後のタイミングである。この例における大当り遊技演出では、1ラウンド目と2ラウンド目が楽曲セレクト期間になる。装飾図柄表示装置208には、1ラウンド目が開始されると、自動的に楽曲セレクト画面が表示される。なお、楽曲セレクトを遊技者の意志で開始できるようにしてもよく、この場合には、チャンスボタン136の操作等で楽曲セレクト画面を呼び出すことができるようにしてもよい。なお、楽曲セレクト期間であっても、楽曲の選択が終了すれば、楽曲セレクト画面が消えて、ラウンド演出が開始される。なお、装飾図柄表示装置208には、1ラウンド目であることを表す表示(「1R」)や、出球数(賞球数)の表示(0pt)も行われている。
楽曲セレクト画面には、楽曲開放リストGRが表示されている。今回の大当りで4連荘を達成したことから、楽曲開放リストGRには、「キセキの宇宙」が新たに追加され、選択可能になっている。この「キセキの宇宙」の表示には「New」のマークが付されている。なお、本例では、新たに追加された楽曲を楽曲開放リストGRの二段目に表示するように構成されているため、すでに開放されている「そこにあるかもしれない」および「メガ ギガ サマー」が非表示となっている。ここでは、新たに開放された「キセキの宇宙」が選択されている状態であり、スピーカ120からは、「キセキの宇宙」のサビの部分が出力されている。この楽曲開放リストGRには、先の「轟けDREAM」は表示されておらず、「轟けDREAM」は選択不能である。ただし、「轟けDREAM」の演出が実行された場合は、「轟けDREAM」が開放されてもよい。この場合、「轟けDREAM」の、楽曲開放リストGRにおける表示位置は、前回までに開放された曲(「君のカケラ」)の直下の位置であってもよいし、今回開放された「キセキの宇宙」の直下の位置であってもよい。あるいは、図161に示すように開放順番が6番目の楽曲であるため、先頭の曲から数えて6曲目の位置であってもよいが、この場合には、クエスチョンマークが3つ並んだ表示に挟まれることになる。また、「轟けDREAM」の演出が実行された場合は、今回の連荘数に対応して解放される楽曲(「キセキの宇宙」)と、「轟けDREAM」の楽曲のうち、「轟けDREAM」のみが開放されてもよく、あるいは両方の楽曲が開放されてもよい。
図161(イ24)では、下キー137dを操作して、楽曲開放リストGR中の、「キセキの宇宙」の表示の下のクエスチョンマークが3つ並んだ表示にカーソルcsdが合わせられている。クエスチョンマークが3つ並んだ表示は、未解放の表示であり、曲名も不明である。すなわち、楽曲開放リストGRでは、この先、何の楽曲が開放される予定であるかは不明である。なお、図161(イ24)のタイミングでは、アタッカーに遊技球が入賞し始めている。
クエスチョンマークが3つ並んだ表示にカーソルcsdが合わせられると、自動的に下方に向けたスクロールが開始され(図161(イ25))、カーソルcsdは末尾まで行って、先頭の「そこにあるかもしれない」に戻る。なお、自動的に下方に向けたスクロールに代えて、遊技者自身の操作でスクロールするようにしてもよい。また、クエスチョンマークが3つ並んだ表示に代えて、将来開放予定の曲名を薄く表示してもよい。あるいは反対に、開放されていない曲があること自体を報知しなくてもよい。すなわち、楽曲開放リストGRには、クエスチョンマークが3つ並んだ表示自体は表示されず、開放された曲名のみが表示されていてもよい。
図161(イ27)でも、自動スクロールは終了せず、スピーカ120からは「キセキの宇宙」のサビの部分が繰り返し出力されている。なお、楽曲セレクト中は、各楽曲の一部(この例ではサビ部分)がループするように出力されるが、ループしなくてもよく、例えば、ある一定期間の出力が終わったら、次の楽曲に自動的に移ってもよいし、次が選択されるまで楽曲が出力されなくてもよい。また、各楽曲の先頭から全部を出力してもよく、楽曲の途中(例えばサビの部分)から後ろを全部出力してもよい。
図161(イ28)でも、自動スクロールは終了しておらず、カーソルcsdは先頭の「そこにあるかもしれない」に戻っていないが、スピーカ120からは、「キセキの宇宙」に代えて「そこにあるかもしれない」のサビの部分の出力が開始されている。なお、「そこにあるかもしれない」にカーソルcsdが合わせられるまで「そこにあるかもしれない」の楽曲が出力されないように構成されていてもよい。図161(イ30)には、カーソルcsdが自動スクロールによって、楽曲開放リストGRの末尾まで到達した様子が示されており、同図(イ31)では、カーソルcsdが先頭の「そこにあるかもしれない」に戻っており、自動スクロールが終了している。本来であればカーソルcsdが対象となる楽曲の表示にカーソルが合わせられた後(合わせられたと同時であってもよく、合わせられる前であってもよい)にスピーカ120から楽曲の表示に対応する楽曲の出力が開始されるが、「そこにあるかもしれない」が自動スクロールの途中で出力されているため、図161(イ31)では同図(イ30)の時点で出力されていた楽曲の続きがそのまま出力されている。なお、カーソルcsdが「そこにあるかもしれない」に合わせられた後(合わせられたと同時であってもよく、合わせられる前であってもよい)に、新たに「そこにあるかもしれない」の楽曲が「そこにあるかもしれない」のサビの部分の先頭(すなわち、楽曲セレクトで出力される楽曲の先頭)から新たに開始されてもよい。
その後、下キー137dが一回操作され、カーソルcsdは、図161(イ33)に示すように「メガ ギガ サマー」の表示に合わされる。この状態で、図161(イ34)に示すようにチャンスボタン136が操作され、「メガ ギガ サマー」に決定される。図161(イ35)に示す楽曲開放リストGRでは、決定された「メガ ギガ サマー」の表示が赤色に表示されており、スピーカ120からは楽曲決定音が出力されている。
こうして楽曲が決定されると、楽曲セレクト画面から、ラウンド演出画面に切り替わる。図160(イ36)に示す装飾図柄表示装置208には、2ラウンド目のラウンド演出画面が表示されており、装飾図柄表示装置208の左下に選択された楽曲のタイトル「メガ ギガ サマー」が表示されている。また、スピーカ120からは、「メガ ギガ サマー」の楽曲が出力されている。選択された楽曲は、ラウンド演出開始時に先頭から出力される。なお、楽曲選択時に、サビ部分だけでなく楽曲の先頭から全部出力される場合は、ラウンド演出開始時に、その続きから出力されるようにしてもよい。
また、図160(イ15−1)に代えて、図161(イ15−2−1)では、装飾図柄表示装置208ので曲名表示部MNに、「CREA」の曲名が表示されている。この曲名の楽曲は、図159に示す表に入っていない楽曲である。すなわち遊技者が選択不能な楽曲である。図160(イ15−2−2)に示すスピーカ120からは、「CREA」の楽曲が出力されており、装飾図柄表示装置208には、「CREA」のキャラクタのアニメーションが表示されるとともに、「CREA」の楽曲の歌詞も表示されている。このように、遊技者が選択不能な楽曲が出力されるようになった場合は、大当りの期待度が高い、あるいは大当り確定であってもよい。ただし、ハズレる場合を含んでいてもよい。また、その後の、遊技者による楽曲選択において、「CREA」の楽曲は、一度出力されたことから、楽曲開放リストGR中に選択可能な楽曲の一つとして追加されてもよいし、あるいは反対に、追加することが禁止されてよい。また、大当り遊技中の楽曲選択では選択可能とし、図柄変動中の楽曲選択では選択不能としてもよいし、その逆に、大当り遊技中の楽曲選択では選択不能とし、図柄変動中の楽曲選択では選択可能としてもよい。
図162は、図115(b)に示す演出装置206による演出の一例を示す図である。
図162(ウa1)に示す装飾図柄表示装置208では、第1装飾図柄が高速変動中であり、デフォルトの表示態様の変動アイコンh0が表示されている。また、特図1の保留は1つ貯まっており、デフォルトの表示態様の第1保留アイコンh11が表示されている。さらに、演出アイコン表示領域DISには、デフォルトの表示態様のナビキャラクタYMが表示されている。
また、この図162では、図158(アc1)と同様に、各図の装飾図柄表示装置208の左下に「音量」および「輝度」の「ユーザ設定値」を記し、右下に「音量」および「輝度」の「実設定値」を記している。また、実際に実行されている演出のうちの「BGM」、「SE(効果音)」、「発光」の種類も記している。
図162(ウa1)では、図柄変動用BGMが、ユーザ設定値と同じ3レベルでスピーカ120から出力されており、図柄変動用ランプパターンに従って遊技盤用ランプ442や遊技台枠用ランプ452が、ユーザ設定値と同じ3レベルの輝度で発光している。
なお、音量や輝度を強制的に実設定値にするには、演出制御データ自身が、ユーザ設定値を無視して演出データで規定した値で実行することを指示してもよいし、ユーザ設定値を無視する演出がまとめられたテーブルによって副制御部400,500側が自己管理してもよいし、主制御部300からのコマンドに基づいて管理してもよい。
図162(ウa3)では、スーパーリーチ演出(剣豪リーチ演出)に発展し、装飾図柄表示装置208で仮停止している左図柄が装飾図柄表示装置208の左上へ移動し、同じく仮停止している右図柄が装飾図柄表示装置208の右上へ移動する。図162(ウa3)では、スーパーリーチ発展用BGMが、ユーザ設定値と同じ3レベルでスピーカ120から出力されており、スーパーリーチ発展用ランプパターンに従って遊技盤用ランプ442や遊技台枠用ランプ452が、ユーザ設定値と同じ3レベルの輝度で発光している。
図162(ウa4)では、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdが動作し、それぞれ初期位置から装飾図柄表示装置208の前側に向けて進出し、装飾図柄表示装置208に前側からオーバーラップしている。この状態で、導光板ILの発光が行われ、導光板IL上に所定のエフェクト画像を模した模様が視認容易な態様で現されている。図162(ウa4)では、BGMは消え、スーパーリーチ発展時時役物可動時効果音が、ユーザ設定値と同じ3レベルでスピーカ120から出力されており、スーパーリーチ発展時役物可動時ランプパターンに従って遊技盤用ランプ442や遊技台枠用ランプ452が、ユーザ設定値と同じ3レベルの輝度で発光している。このように、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdや、導光板ILといった役物が演出動作を行っているが、音量、輝度はユーザ設定値のままである。
なお、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdは、適宜のタイミングで、初期位置に一旦戻る。
図162(ウa6)に示す装飾図柄表示装置208には、荒野の背景画面で、主人公の殿様と敵役の剣豪が決闘を行い、殿様と剣豪が斬り合った後の場面が表示されている。図162(ウa6)では、スーパーリーチ用BGMが、ユーザ設定値と同じ3レベルでスピーカ120から出力されており、スーパーリーチ用ランプパターンに従って遊技盤用ランプ442や遊技台枠用ランプ452が、ユーザ設定値と同じ3レベルの輝度で発光している。
図162(ウa7−1)に示す装飾図柄表示装置208では、ボタン画像136aと残時間表示メータMTが表示され、ボタン演出が開始されている。図162(ウa8)では、チャンスボタン136の操作有効期間が開始され、同図(ウa9)では残時間表示メータMTのゲージが減っており、その後、同図(ウa10)に示すように、操作有効期間内のタイミングで、チャンスボタン136が操作される。この間(図162(ウa7−1)〜図162(ウa11−1)では、スーパーリーチ用BGMが、ユーザ設定値と同じ3レベルでスピーカ120から出力されるとともに、スーパーリーチ結果煽り用効果音も、ユーザ設定値と同じ3レベルでスピーカ120から出力されており、図柄変動用ランプパターンに従って遊技盤用ランプ442や遊技台枠用ランプ452が、ユーザ設定値と同じ3レベルの輝度で発光している。なお、ボタン演出は、音量、輝度の設定が変わる演出が開始するかもしれないといった示唆に相当する場合があってもよい。
図162(ウa10)でチャンスボタン136が操作されことに応じて、図162(ウa11−1)に示す装飾図柄表示装置208では、殿様と剣豪が斬り合った後の場面の表示からエフェクト画像Ed2の表示に切り換えられる。チャンスボタン136が操作されことに応じた図162(ウa11−1)では、BGMが消え、大当り確定効果音が、ユーザ設定値を越えて5レベルでスピーカ120から出力されており、大当り確定用ランプパターンに従って遊技盤用ランプ442や遊技台枠用ランプ452が、これもユーザ設定値を越えて5レベルの輝度で発光している。すなわち、音量、輝度ともに強制的に上がっている。
なお、操作有効期間内にチャンスボタン136が操作されなくても、図162(ウa11−1)で説明した演出は実行される。ただし、操作有効期間内にチャンスボタン136の操作がなかった場合は、一旦ハズレ図柄を仮停止して、復活演出を行うようにしてもよい。
図162(ウa12)では、再び、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdが動作し、それぞれ初期位置から装飾図柄表示装置208の前側に向けて進出し、装飾図柄表示装置208に前側からオーバーラップしている。そして、図162(ウa13)では、千両箱役物224Hが動作して初期位置から下方に移動し、装飾図柄表示装置208及び第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdの前面側でオーバーラップし、同図(ウa14)では、導光板ILの発光が再び行われ、導光板IL上に所定のエフェクト画像を模した模様が視認容易な態様で現されている。この間(図162(ウa12)〜図162(ウa14))も、図162(ウa11−1)と同じく、スピーカ120からは、大当り確定効果音が、ユーザ設定値を越えて5レベルで出力され、遊技盤用ランプ442や遊技台枠用ランプ452が、大当り確定用ランプパターンに従って、これもユーザ設定値を越えて5レベルの輝度で発光している。
なお、役物が故障等で演出動作を行わなかった場合も、音量・輝度は、ユーザ設定値から変化してもよいし、この場合は変化せずにユーザ設定値のままでもよい。
また、図162(ウa7−1)等、ボタン画像136が表示されているときに、音量や輝度が強制的に変化してもよい。すなわち、役物が動作する演出が行われる前に音量や輝度が強制的に変化してもよい。ここでの変化は、ボタン演出の結果予告(引いては大当り予告)になり、このような前変化は、大当り確定演出の一つとして取り扱ってもよい。
また、ここでは、ボタン演出におけるチャンスボタン136の操作に応じて音量や輝度が強制的に変化したが、千両箱役物224H等の役物の動作開始や、その役物の演出位置への移動完了に応じて音量や輝度を強制的に変化させてもよいし、役物の動作タイミング以外のタイミングでも音量や輝度を強制的に変化させることがあってもよい。また、1回の図柄変動で複数回、音量や輝度を強制的に変化させてもよいし、1回の図柄変動で最大1回のみ音量や輝度を強制的に変化させてもよい。また、ここでは、音量と輝度が揃って変化しているが、音量のみが変化する場合があってもよく、輝度のみが変化する場合があってもよい(以降においても同じ)。
やがて、図162(ウa15)では、導光板ILの発光が終了し、千両箱役物224Hを初期位置に戻すコマンドを副制御部400,500側が受信したことを受けて、千両箱役物224Hが上方に向けて移動を開始し、初期位置に戻っていく。ここで、スピーカ120からの大当り確定効果音が、ユーザ設定値まで引き下げられ、大当り確定用ランプパターンに従って発光している遊技盤用ランプ442や遊技台枠用ランプ452の輝度も、ユーザ設定値まで引き下げられている。これは、副制御部400,500側が、千両箱役物224Hを初期位置に戻すコマンドを受信したことによってユーザ設定値に戻っている。
次いで、図162(ウa16)に示す装飾図柄表示装置208では、エフェクト画像Ed2がフェードアウトして薄くなって徐々に消えていき、図162(ウa17)に示す装飾図柄表示装置208では、殿様と剣豪が斬り合った後の場面の表示がフェードインしてくる。また、このタイミングで第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdは初期位置に戻り始めている。この間(図162(ウa16)〜図162(ウa17))も、図162(ウa15)と同じく、スピーカ120からは、大当り確定効果音が、ユーザ設定値の音量で出力されており、大当り確定用ランプパターンに従って発光している遊技盤用ランプ442や遊技台枠用ランプ452も、ユーザ設定値の輝度で発光している。
なお、図162(ウa11−1)〜同図(ウa17)のように同じ音データおよび/または発光データである期間において、音量および/または輝度がユーザ設定値から変化し、別の音データおよび/または発光データに切り替わった際に音量および/または輝度がユーザー設定値に戻るように構成されていてもよい。逆に音データおよび/または発光データが1または複数回切り替わる期間をまたいで音量および/または輝度がユーザ設定値から変化してもよい。
図163は、図162に示す例の続きを示す図である。
図163(ウa18)に示す装飾図柄表示装置208では、殿様と剣豪が斬り合った後の場面の表示が完全に復活している。また、このタイミングでは、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdは、初期位置で停止している。図163(ウa18)では、スーパーリーチ勝利用BGMが、ユーザ設定値と同じ3レベルでスピーカ120から出力されており、スーパーリーチ勝利用ランプパターンに従って遊技盤用ランプ442や遊技台枠用ランプ452が、ユーザ設定値と同じ3レベルの輝度で発光している。なお、音量および輝度が元に戻るタイミングは、図162(ウa15)のタイミング(役物(千両箱役物224H)が演出位置から初期位置に向けて戻り始めるタイミング)に限らず、このタイミング(背景表示の切り替えタイミング)であってもよいし、決闘シーンの勝利が確定するタイミング(図163(ウa19−1)のタイミング)であってもよいし、大当りの装飾図柄の組合せが停止表示するタイミングであってもよい。
図163(ウa19−1)では、敵役の剣豪が倒れ、主人公の殿様が勝利した場面が表示され、殿様のナビキャラクタYMも勝利のポーズをとっている。図163(ウa19−1)では、スーパーリーチ勝利用BGMが、ユーザ設定値と同じ3レベルでスピーカ120から出力されるとともに、主人公の「やったぜ」という音声も、ユーザ設定値と同じ3レベルでスピーカ120から出力され、スーパーリーチ勝利用ランプパターンに従って遊技盤用ランプ442や遊技台枠用ランプ452が、ユーザ設定値と同じ3レベルの輝度で発光している。
この後、装飾図柄表示装置208では、大当りの装飾図柄の組合せが停止表示し、確定表示が行われる。
また、図162(ウa11−1)に代えて、図163(ウa11−2)では、図162(ウa10)でチャンスボタン136が操作されことに応じて、殿様と剣豪が斬り合った後の場面の表示から、中図柄として、左右図柄(「装飾7」)とは異なる図柄(「装飾6」)が大きく表示(揺れ表示)されている表示に切り換えられる。これは、ボタン演出失敗を示唆する表示であり、このときは、スーパーリーチ敗北用BGMが、ユーザ設定値と同じ3レベルでスピーカ120から出力され、スーパーリーチ敗北用ランプパターンに従って遊技盤用ランプ442や遊技台枠用ランプ452が、ユーザ設定値と同じ3レベルの輝度で発光している。このように、演出が失敗したときや、ハズレ濃厚あるいはハズレ確定のときには、音量および/または輝度をユーザ設定値から変化させなくてもよいが、音量および/または輝度をユーザ設定値から変化させてもよい。
また、図162(ウa11−1)に代えて、図163(ウa11−2’)に示す装飾図柄表示装置208の表示画面は、同図(ウa11−2)に示す装飾図柄表示装置208の表示画面と同じであるが、この例では、音量がユーザ設定値よりも低いレベルになり、輝度もユーザ設定値よりも低いレベルになっている。このように、演出が失敗したときや、ハズレ濃厚あるいはハズレ確定のときには、音量および/または輝度を低下させてもよい。また、演出が成功したときや、大当り濃厚あるいは大当り確定のときに音量および/または輝度を低下させてもよい。
図162(ウa7−1)に代えて、図163(ウa7−2−1)では、ボタン演出は開始されず、同図(ウa7−2−2)に示す装飾図柄表示装置208では、主人公の殿様のキャラクタが拡大表示が表示され、勝利したことを報知している。このように、チャンスボタン136等の操作手段や、千両箱役物224H等の役物(可動手段)を用いた演出が絡まない場合であっても、特定の演出表示が表示された場合には、音量および/または輝度を強制的に変化させてもよい。また、図163(ウa7−2−3)に示す装飾図柄表示装置208では、殿様と剣豪が斬り合った後の場面の表示に戻っており、音量や輝度もユーザ設定値と同じレベルに戻っている。
なお、役物や表示に限らず、他の演出手段による演出に応じても、音量又は/および輝度を強制的に変化させることがあってもよい。ここにいう他の演出手段としては、導光板IL、バーサライタ(POVディスプレイ)、発光手段(例えば、各種ランプ)、第2表示手段(例えば、サブ液晶表示装置)等があげられ、また、特定の入賞口(例えば、一般入賞口、始動口、アタッカ)への入賞や、特定のゲートの通過に応じても、音量又は/および輝度を強制的に変化させることがあってもよい。さらに、演出用センサへの遊技球の進入時に行われる演出においても音量又は/および輝度を強制的に変化させることがあってもよい。
また、図163(ウa19−1)に代えて、同図(ウa19−2−1)から続く例では、同図(ウa19−2−1)の装飾図柄表示装置208に表示された、主人公の殿様が勝利した場面の表示が、同図(ウa19−2−3)に示すようにフェードアウトし、その後、同図(ウa19−2−4)に示すように、第1装飾図柄が「装飾7」−「装飾7」−「装飾7」の装飾図柄の組合せで揺れ表示される。この例では、図162(ウa11−1)で音量および輝度を強制的に変化させた後、その状態を図163(ウa19−2−3)まで継続し、その後、ユーザ設定値に戻る。すなわち、音量および輝度を強制的に変化させた状態を、スーパーリーチ演出が終了するまで、あるいは同じ装飾図柄が3つ並んで揺れ表示が開始されるまで継続する。また、その揺れ表示が終了するまで継続してもよい。また、最終ジャッジ演出が終了するまで、音量および輝度が強制的に変化した状態を継続してもよい。
なお、役物動作時等に音量又は/および輝度を強制的に大きくしているが、小さくしてもよい。また、ユーザー設定値が最大値又は最小値の場合、音量又は/および輝度が変化しなくてもよい。あるいは、遊技者が設定不可の音量や輝度を用意しておき、この場合には、ユーザー設定値である最大値よりも大きな値やユーザー設定値である最小値よりも小さな値に変化させてもよい。
また、輝度が高くなって、音量が低くなる場合があってもよく、反対に、音量が高くなって、輝度が低くなる場合があってもよい。また、輝度が変化して、音量が変化しない場合があってもよく、反対に、音量が変化して、輝度が変化しない場合があってもよい。また、音量又は輝度変化時に、音量又は輝度の調整(設定)画面を表示した場合、遊技者が設定した時の値のままであってもよいし、強制的に変化させている値が表示されてもよい。また、音量又は輝度変化時に、遊技者による音量又は輝度の調整が可能であってもよいし、音量又は輝度変化時は、調整不可であってもよい。
図162(ウb)は、保留アイコンの表示態様が変化する際に、音量又は/および輝度を強制的に変化させてもよい例である。この例では、第2保留アイコンh12の表示態様が変化している。なお、変動アイコンの表示態様が変化する際であってもよい。なお、音量又は/および輝度が強制的に変化されない、保留アイコン又は変動アイコンの表示態様の変化があってもよい。例えば、大当りの期待度がさほど高くない表示態様へ変化する場合は、音量又は/および輝度が強制的に変化させなくてもよい。例えば、大当りの期待度が、白点滅、青、緑、赤、金、虹色の順に上がって行く場合には、赤色以上の変化でないと、音量又は/および輝度が強制的に変化させなくてもよい。あるいは反対に、保留アイコン又は変動アイコンの表示態様が変化する際には、音量又は/および輝度を強制的に必ず変化させてもよい。
図162(ウc)は、大当りの期待度が高い演出(熱い演出)の出現時に音量又は/および輝度を強制的に変化させてもよい例である。図162(ウc)に示す装飾図柄表示装置208には、赤色の枠で囲まれた会話予告が出現している。熱い演出としては、赤、金、虹色が用いられた演出であり、この場合には、音量又は/および輝度を強制的に変化させてもよい。また、その変化量は、赤のとき(例えば、1レベルアップ)、金のとき(例えば、2レベルアップ)、虹色のとき(例えば、最大レベルまでアップ)で異なってもよいし、同じであってもよい。
図162(ウd)は、ハズレの装飾図柄が一回仮停止された後、復活演出が開始されると、音量又は/および輝度を強制的に変化させてもよい例である。図162(ウd−2)に示す装飾図柄表示装置208では、この後、ワイプ演出を伴う復活演出が実行される。この場合、結果表示よりも先に音量又は/および輝度を変化させてもよい。すなわち、復活演出の開始と同時に音量又は/および輝度を強制的に変化させてもよい。
図164は、遊技者が選択した保留枠が変更される例を示す図である。
図164及び図165におけるパチンコ機100では、上述したカスタマイズ設定が行われている。すなわち、図121(b)に示す「キャラクタ選択」では07の「コパンダ」が設定されており、「保留枠選択」では、ワイプ演出用の襖画像が付加された04の「保留枠D」が設定されており、「保留表示選択」では03の「アイコンC」が設定されており、背景表示選択では05の「背景E」が設定されている。
なお、ここでの説明では、演出で用いられる色は、大当りの期待度の高さを表し、大当りの期待度が、白点滅、青、緑、赤、金、虹色の順に上がっていく。例えば、保留アイコンや変動アイコンの表示態様としての色等があげられる。以下、大当りの期待度が高くなる方向に色が変化することを昇格と称することがある。このことは、以下の説明においても同じである。なおこのことは、これまでの説明にも適用できる。
図164(エ1)に示す装飾図柄表示装置208には、保留枠Dの保留枠UIが表示され、その演出アイコン表示領域DISには、ナビキャラクタYMとしてコパンダが表示されている。また、特図1の保留は1つ貯まっており、アイコンCのデフォルトの表示態様である第1保留アイコンh11が表示されている。さらに、図164(エ1)に示す装飾図柄表示装置208では、背景Eの背景(空の背景)が表示されている。
その後、特図1の保留が2個増加し、図164(エ3)に示す、停止表示中の装飾図柄表示装置208には、3つの保留アイコンh11〜h13が表示されている。ここで、先読み予告対象の保留は、第2保留アイコンh12の保留である。
図164(エ4)では、保留が1つ消化され、図柄変動表示が開始される。図164(エ4)に示す装飾図柄表示装置208では、第1装飾図柄はまだ変動を開始していないが、第2装飾図柄は変動を開始している。また、第1保留アイコンh11の台座hs0へ向けての移動や、保留アイコンh12,h13のシフト移動はまだ開始されていない。
図164(エ5)に示す保留枠UIでは、第1保留アイコンh11の台座hs0へ向けての移動アニメーションや、保留アイコンh12,h13のシフト移動アニメーションが開始されているが、ワイプ演出用の襖画像が左右から出現している。なお、ワイプ演出用の襖画像の出現中に第1保留アイコンh11の台座hs0へ向けての移動アニメーションや、保留アイコンh12,h13のシフト移動アニメーションは行われなくてもよい。図164(エ6)では、襖画像が全閉した状態(ワイプイン状態)であり、保留枠UIは見えなくなっている。図164(エ7)では、第1装飾図柄も変動表示を開始し、同図(エ8)では、第1装飾図柄は高速変動を行っている。この図164(エ8)でも、保留枠UIはワイプイン状態)である。
図164(エ9−1)では、ワイプアウトが開始され、ワイプ演出用の襖画像が開き始めており、同図(エ10)では、襖画像が全開した状態(ワイプアウト状態)である。ここでのワイプ演出では、保留枠が変化している。すなわち、図164(エ10)に示す保留枠UIは、遊技者がカスタマイズ設定で選択した「保留枠D」とは異なる「保留枠R」であり、周囲が赤色のフレームで囲まれている保留枠になる。「保留枠R」は、カスタマイズ設定では選択することができない保留枠であるが、選択できるようにしてもよい。なお、この赤色のフレームによって、ナビキャラクタYMの足は見えなくなっている。「保留枠R」は、保留アイコンの表示態様が変化しやすい状態にあることを報知する機能をもった保留枠であり、ナビキャラクタYMのコパンダの横には、「保留変化!?タイム」という文字表示が表示されている。なお、先読み予告対象の保留は、図164(エ4)で保留が1つ消化された関係で、第1保留アイコンh11の保留になる。ここで、「保留変化!?タイム」とは、前述した「演出についての高確率状態」に相当する。
図164(エ12)に示す装飾図柄表示装置208には、右端から爆撃機アイコンI3が登場し、保留枠UIの上を通過する。爆撃機アイコンI3は、保留アイコンに向けてミサイルを発射し、そのミサイルは、先読み予告対象の保留の第1保留アイコンh11に命中する。ミサイルが命中した第1保留アイコンh11は表示態様が変化し、図164(エ13)に示す第1保留アイコンh11は、青色の表示態様に変化し、昇格演出に成功している。なお、爆撃機アイコンI3が登場しても、ミサイルが発射されなかったり、いずれの保留アイコンや変動アイコンにもミサイルが命中しなかったり、ミサイルが命中しても表示態様が変化しなかったりする場合があってもよい。これらは総て昇格演出の失敗に相当する。
図164(エ15)ではリーチ状態になり、同図(エ16)では、第1装飾図柄の中図柄には、保留変化図柄が仮停止している。保留変化図柄は、赤色の図柄と、青色の図柄があり、赤色の保留変化図柄が仮停止すると、保留アイコンの表示態様が2段階昇格し、青色の保留変化図柄が仮停止すると、保留アイコンの表示態様が1段階昇格する。図164(エ16)には、赤色の保留変化図柄が仮停止しており、同図(エ17)では、保留変化アニメーションが開始されている。すなわち、図164(エ17)に示す第1保留アイコンh11は、エフェクト画像Ed3によって前側からオーバーラップされ、同図(エ18)では、そのエフェクト画像Ed3が消失し、第1保留アイコンh11は、赤色の表示態様に変化している。図164(エ19)に示す装飾図柄表示装置208では、これまで赤色の保留変化図柄であった中図柄が「装飾2」に変化し、「装飾1」−「装飾2」−「装飾1」の組合せが変動表示(仮停止)されている。図164(エ20)では、その装飾図柄の組合せのまま停止表示され、ハズレが確定する。
図164(エ22)では、これまで第1保留アイコン11であった赤色の保留アイコンが、台座hs0へ移動し、赤色の表示態様の変動アイコンh0として表示されている。先読み予告対象の保留が消化されても、保留枠UIには、「保留変化!?タイム」という文字表示が表示され続けている。図164(エ23)では、ナビキャラクタYMから金色の光線が変動アイコンh0に向けて照射され、同図(エ24)では、これまで赤色であった変動アイコンが金色に変化している。
図164(エ26)では、リーチ状態になり、同図(エ28)では、スーパーリーチ演出に発展している。スーパーリーチ演出では、空の背景が荒野の背景に切り替わり、決闘シーンが表示されている。スーパーリーチ状態では、保留枠UIは、台座hs0の残して残りは総て消え、保留アイコンも消えている。ただし、変動アイコンh0は消えておらず、変動アイコンh0は、台座hs0に乗った状態で表示されている。図164(エ28)に示す台座hs0は、ワイプ演出で変化する前の「保留枠D」の台座である。すなわち、元の台座である。ただし、ワイプ演出で変化した後の「保留枠R」の台座であってもよい。また、スーパーリーチ中、あるいはノーマルリーチ状態(図164(エ26))から、台座hs0や変動アイコンh0を表示しないようにしてもよい。また、保留枠UI全部、保留アイコンも表示しないようにしてもよい。さらに、スーパーリーチ演出が終了すると、保留枠UIや保留アイコン等、非表示になっていたものは表示されてもよいし、スーパーリーチ演出の終了後は保留枠Rが表示され、次の図柄変動表示の開始から保留枠Dが表示されてもよい。
なお、この例では、リーチ状態になっても、保留枠UIのフレームの色は赤色のままであったが、保留枠UIのフレームの色も変化すると、大当りの期待度が上昇するようにしてもよい。
なお、遊技者により選択された保留枠(例えば、「保留枠D」)に先読み保留アイコンが表示された場合よりも、遊技者によって選択されていない保留枠(例えば、「保留枠R」)に先読み保留アイコンが表示された場合の方が、その先読み保留アイコンに対応する図柄変動において最終的に大当り図柄態様が表示されやすいように構成されていてもよいし、遊技者により選択された保留枠(例えば、「保留枠D」)に先読み保留アイコンが表示された場合よりも、遊技者によって選択されていない保留枠(例えば、「保留枠R」)に先読み保留アイコンが表示された場合の方が、同じ先読み保留アイコンの表示態様であってもその先読み保留アイコンに対応する図柄変動において最終的に大当り図柄態様が表示されやすいように構成されていてもよい。
図165は、図164に示す例の変形例等を示す図である。
図164(エ9−1)に代えて、図165(エ9−2−1)では、保留アイコンも変動アイコンも特殊態様(キャラクタ)に一旦変化している。また、ナビキャラクタYMもパンダに変化している。この例では、この後、大当りの期待度が反映された各色の表示態様に変化する。ここで一旦表示されたキャラクタの態様によって、大当りの期待度の高い色への変化のしやすさが決まっている。
図165(エ9−2−2)では、ナビキャラクタYMのパンダとのミニゲームが行われる。ミニゲームに勝利したキャラクタが、大当りの期待度の高い色のアイコン(保留アイコン又は変動アイコン)へ変化する。爺のキャラクタは50%の確率で勝利し、姫のキャラクタは75%の確率で勝利し、殿様のキャラクタは100%の確率で勝利する。なお、殿様のキャラクタの他に、プレミアキャラクタを設けておいてもよい。プレミアキャラクタは、大当り確定の色(ここでは虹色)のアイコンに変化する。
図165(エ9−2−3)では、ミニゲームとしてジャンケンゲームが行われ、皆一斉にジャンケンを行った。その結果、爺のキャラクタが2人とも負け、殿様のキャラクタが勝利した。なお、複数のキャラクタが勝利する場合があってもよい。
図165(エ9−2−4)では、再びワイプ演出が開始され、同図(エ9−2−5)の襖画像が全閉した状態(ワイプイン状態)を経て、ワイプアウトし(同図(エ9−2−6))、同図(エ9−2−7)に示す保留枠UI内では、第2保留アイコンh12が、青色の保留アイコンに変化している。なお、保留枠UIは、「保留枠D」のままである。
図165(オ1)〜同図(オ12)には、ナビキャラクタYMおよび変化予告表示の宝箱のアイコンI1が複数変動跨いで表示される例を示す図である。
図165(オ1)に示す装飾図柄表示装置208には、保留枠Dの保留枠UIが表示され、その演出アイコン表示領域DISには、ナビキャラクタYMとしてコパンダが表示されている。また、特図1の保留は2つ貯まっており、アイコンCのデフォルトの表示態様である第1保留アイコンh11と、第2保留アイコンh12が表示されている。さらに、図165(オ1)に示す装飾図柄表示装置208では、背景Eの背景(空の背景)が表示されている。
図165(オ2)では、特図1の保留が1つ増加し、第3保留アイコンh13が増加している。ここで、先読み予告対象の保留は、この第3保留アイコンh13の保留である。図165(オ3)では、ハズレの装飾図柄の組合せが停止表示されており、同図(オ4)では、保留が1つ消化され、同図(オ4)に示す装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が開始されている。図165(オ5)では、演出アイコン表示領域DISに、変化予告表示の宝箱のアイコンI1が絨毯のアイコンI2に乗って出現する。この例では、変化予告表示の宝箱のアイコンI1が待機表示される。その後、保留が1つ消化され、先読み予告対象の保留は、第1保留アイコンh11の保留になる。図165(オ7)では、ハズレの装飾図柄の組合せが停止表示されており、演出アイコン表示領域DISには、絨毯のアイコンI2の上に乗ったまま宝箱のアイコンI1が表示され続けている。
図165(オ9)では、先読み予告対象の保留である、第1保留アイコンh11の保留が消化され、同図(オ9)に示す装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が開始されている。演出アイコン表示領域DISには、絨毯のアイコンI2の上に乗ったまま宝箱のアイコンI1が依然として表示されており、この宝箱のアイコンI1は、複数変動を跨いで表示されていることになる。図165(オ10)では、絨毯のアイコンI2が消え去り、宝箱のアイコンI1の待機表示が終了し、変化アニメーションが開始される。すなわち、図165(オ11)では、宝箱のアイコンI1の宝箱が広き、中から煙画像が出現し、ナビキャラクタYMはその煙画像に前側から覆われている。図165(オ12)では、その煙画像が消失し、上述したカスタマイズ設定で遊技者が選択したコパンダのナビキャラクタYMは番長のナビキャラクタYMに変化している。番長のナビキャラクタYMは、カスタマイズ設定では選択することができないキャラクタであるが、選択できるようにしてもよい。
なお、この例では、特図の図柄変動表示といった真の図柄変動表示を跨いで、ナビキャラクタYMの他、変化予告表示の宝箱のアイコンI1も表示されているが、擬似連演出における仮停止と再変動を跨いで、ナビキャラクタYMや変化予告表示が表示されてもよい。例えば、当該変動で変化予告表示(宝箱のアイコンI1、絨毯のアイコンI2)が表示され、疑似連3回目で、変化予告表示によって常時表示のナビキャラクタYMが変化したり、当該変動よりも前の変動で変化予告表示(宝箱のアイコンI1、絨毯のアイコンI2)が表示され、疑似連2回目まで変化予告表示が表示され続け、疑似連3回目で、変化予告表示によって常時表示のナビキャラクタYMが変化してもよい。
図166は、オートボタンモードに設定に設定されたパチンコ機における演出例を示す図である。
この例におけるパチンコ機100は、オートボタンモードに設定されおり、装飾図柄表示装置208の右上には、オートボタンモードに設定されていることが表示されている。
図166(A1)では、図柄変動表示が停止表示し、装飾図柄表示装置208には、海の背景に、ハズレの装飾図柄の組合せが停止表示されている。また、特図1の保留は1つ貯まっており、デフォルトの表示態様である第1保留アイコンh11が表示されている。なお、保留枠UIの演出アイコン表示領域DISには、ナビキャラクタYMが表示されている。また、装飾図柄表示装置208の左下には、チャンスボタン136が示されている。図166(A1)に示すチャンスボタンは通常の白色点灯を行っている。なお、本例では、チャンスボタンの操作有効期間外であってもチャンスボタンランプ138が常時点灯しているように構成されているが、チャンスボタンの操作有効期間外ではチャンスボタンランプが常時消灯状態であってもよい。
図166(A2)では、第1保留アイコンh11の保留が消化され、図柄変動表示が開始され、その後、会話予告が開始されている。会話予告が開始されると、殿様のキャラクタとともに「チャンス」という文字表示が表示された殿様の会話画像CI1が表示される。この、殿様の会話画像CI1の表示は、会話予告の第1段階となっている。その後、図166(A5−1)に示す装飾図柄表示装置208では、会話予告が更新され、殿様の会話画像CI1が縮小表示されて第2装飾図柄の表示位置の下方に表示され、爺のキャラクタとともにボタン演出画像が表示された爺の会話画像CI2が表示される。ボタン演出画像は、チャンスボタン136を操作有効期間内に押下することを促す画像であり、チャンスボタン136を模したボタン画像136aと、上記操作有効期間の残時間を表す残時間表示メータMTとによって構成されている。なお、図166(A5−1)に示すタイミングでは、操作有効期間は開始されておらず、チャンスボタン136が操作されてもこれに応じた表示は行われない。第1装飾図柄は、爺の会話画像CI2によって隠されてしまっているが、遊技者は、第4図柄表示装置284や第2装飾図柄等によって特図が変動中であることを認識することができる場合がある。なお、装飾図柄が隠されないように、装飾図柄の表示位置を爺の会話画像CI2や殿様の会話画像CI1とは重ならない位置に移動させるようにしてもよい。また、図166(A5−1)に示すように、殿様の会話画像CI1は、爺の会話画像CI2によって少なくとも一部がオーバーラップされており、オーバーラップされていない状態である場合よりも、殿様の会話画像CI1の表示態様が視認困難とされている。この例では、会話予告が行われた場合の方が、会話予告が行われない場合よりも、大当りとなりやすくなっている。また、会話予告が更新される際に殿様の会話画像CI1が縮小表示されなくてもよく、殿様の会話画像CI1が消去されてもよい。また、後から表示された会話画像が先に表示された会話画像と異なる大きさ(大きい又は小さい)であってもよく、表示されると大当りへの期待度が高い会話予告Aが、この会話予告Aよりも大当りへの期待度が低い会話予告Bと異なる大きさ(大きい又は小さい)であってもよい。
その後、図166(A6)に示すタイミングで操作有効期間が開始される。遊技者は、図166(A6)のタイミング以降にチャンスボタン136を操作することにより、操作に応じた演出を見ることができる場合がある。図166(A6)に示すチャンスボタン136は、白色で点滅を開始している。
図166(A7)のタイミングで、特図1の保留が増加する。ただし、まだこのタイミングでは保留アイコンは表示され始めていない。また、操作有効期間が開始されてから時間が経過したことで、残時間表示メータMTは少し減っている。図166(A8−1)では、第1保留アイコンが表示されている。図166(A8−1)に示す第1保留アイコンは、ボタン保留アイコンであり、白色の丸表示の上に赤色のボタン画像136aが表示されている。なお、残期間メータMTは表示されていないが、表示されてもよい。図166(A8−1)に示すチャンスボタン136は、ボタン保留アイコンの出現に応じて、青色点灯に変化するとともに振動を開始している。
図166(A10)では、会話予告におけるボタン演出の操作有効期間が開始されてから一定期間が経過する。すると、会話予告におけるボタン演出に対してオートボタンモードが機能し、図166(A11)に示すように、爺の会話画像CI2が更新され、オートボタンに対する応答表示として「夏休みまだかの〜」という文字表示が表示される。なお、ボタン保留アイコンについては、オートボタンモードが機能しておらず、遊技者がチャンスボタン136を実際に操作しないと、応答表示は表示されない。図166(A12)〜同図(A13)に示すように、ボタン保留アイコンに対する操作促進態様として、チャンスボタン136は、青色点灯しながら振動を継続している。
図166(A15)に示す装飾図柄表示装置208では、ハズレの装飾図柄の組合せが停止表示されている。また、図166(A15)に示すチャンスボタン136は、振動が終了しており、青色点灯から通常の白色点灯に戻っている。より詳細には、図166(A14)の或るタイミングで、チャンスボタン136は振動が終了し白色点灯に戻っている。これは、ボタン保留アイコンの操作有効期間が終了したことによる。ボタン保留アイコンの操作有効期間は、例えば、予め定められた有効期間が経過したことによって終了してもよいし、装飾図柄が第1停止を行ったことで終了してもよいし、装飾図柄の確定表示が行われたことで終了してもよい。ただし、第1保留アイコンh11は、未だボタン保留アイコンの表示態様である。そして、図166(A16)では、ボタン保留アイコンである第1保留アイコンh11の保留が消化され、図柄変動表示が開始される。図166(A16)に示す装飾図柄表示装置208では、第2装飾図柄が変動表示を開始しているが、第1装飾図柄はまだ変動表示を開始しておらず、ボタン保留アイコンの表示態様の第1保留アイコンh11もまだ表示されている。
図166(A17)では、保留減少アニメーションが開始され、ボタン保留アイコンの表示態様の第1保留アイコンh11が、変動アイコン表示領域CISの台座hs0に向けて移動を開始し、同図(A18)では、ボタン保留アイコンの表示態様のまま台座hs0の上に到達し、同図(A19)において、台座hs0上で変化アニメーションが開始され、同図(A20)では、青色の表示態様の変動アイコンh0に変化している。
図167は、図166に示す例の続き等を示す図である。
その後、図167(A22)で、第1装飾図柄の変動表示が開始され、同図(A23)では第1装飾図柄は高速変動を行っている。
この例では、オートボタンモードにずっと設定されているが、オートボタンモードの設定の有無に関わらず、ボタン保留アイコンに変化した図柄変動表示が確定表示されるまでにチャンスボタン136が操作されなかった場合は、保留減少アニメーションの後、自動的に表示態様が変化する。すなわち、ボタン保留アイコンの表示態様の保留アイコンである間は、チャンスボタン136の操作に応じて、青色の表示態様の保留アイコンに変化するが、保留減少アニメーションが開始されてしまうと(変動アイコンh0になったと見ることもでき、変動アイコンh0になってしまうと)、チャンスボタン136の操作に応じては表示態様は変化しない。
また、オートボタンモード中にチャンスボタン136の操作で、オートボタンモードが終了するように構成されていてもよい。その場合、残期間メータMTの表示中は、チャンスボタン136を操作しても、オートボタンモードが終了しないように構成されていてもよいし、残期間メータMTの表示中であってもチャンスボタン136を操作すると、オートボタンモードが終了してもよい。
また、チャンスボタン136の操作がなかった場合は、ボタン保留アイコンと同じ態様で変動アイコンh0が表示されてもよいし、青色の表示態様の変動アイコンh0に変化しないようにしてもよいし、デフォルトの表示態様の変動アイコンh0に変化してもよい。また、チャンスボタン136が振動を終了し白色点灯に戻っても、操作有効期間は終了していない場合があってもよい。さらに、チャンスボタン136の操作がなかった場合に青色の表示態様の変動アイコンh0に変化しないことは、オートボタンモード中であっても、非オートボタンモード中であっても同じである。ただし、変化するようにしてもよく、さらには、オートボタンモード中には変化するが、非オートボタンモード中には変化しない、あるいはその反対であってもよい。
さらに、オートボタンモードに未設定の状態において、操作有効期間内にチャンスボタン136の操作がなかった場合は、図166(A11)に示すようにな、「夏休みまだかの〜」という文字表示の爺の会話画像CI2に更新されない。ただし、更新されるようにしてもよい。
また、図166(A5−1)に代えて、図167(Aa5−2−1)では、ナビキャラクタYMに、ボタン表示アイコン136Dが追加される。ボタン表示アイコン136Dには、チャンスボタン136の操作有効期間の残期間を表す残期間メータMTも表示されている。また、図167(Aa5−2−1)には、メータ表示MW’も表示されている。ボタン表示アイコン136Dは、チャンスボタン136が操作されないと変化しない予告であり、当該変動の予告であってもよい。図167(Aa5−2−2)では、ボタン演出画像が表示された爺の会話画像CI2とともに、ボタン表示アイコン136Dが表示されている。上述のごとく、会話予告におけるボタン演出に対してオートボタンモードが機能するため、図167(Aa5−2−2)に示すボタン表示アイコン136Dは、ボタン操作しなくても変化する予告と重複している。
また、図166(A5−1)に代えて、図167(Aa5−3)では、複数のボタン演出画像(ボタン画像136a,残時間表示メータMT)が表示されている。この場合は、チャンスボタン136を複数回操作する必要が生じ、チャンスボタン136を複数回操作する必要がある演出のときもオートボタン機能が働かなくてもよい。なお、特定回数(例えば1回)操作したら、残りのボタン演出画像についてオートボタン機能が働くようにしてもよい。
また、図166(A5−1)に代えて、図167(Aa5−4)では、装飾図柄表示装置208(第1表示装置)の下方に配置された第2表示装置208Sでボタン演出画像(ボタン画像136a,残時間表示メータMT)が表示されている。図167(Aa5−4)の例では、第2表示装置208Sに表示されたボタン演出画像は一つであるが、第2表示装置208Sに表示された一又は複数のボタン演出画像には、オートボタン機能が働かないようにしてもよい。
また、図166(A5−1)に代えて、図167(Aa5−5−1)では、装飾図柄表示装置208にチャンスボタン136の連打を促す報知が行われている。図167(Aa5−5−2)では、ボタン連打演出が開始され、装飾図柄表示装置208には、ボタン演出画像(ボタン画像136a,残時間表示メータMT)と、連打メータRHMが表示されている。ボタン連打演出には、オートボタン機能が働かず、図167(Aa5−5−2)に示すチャンスボタン136は、振動を開始するとともに青色点灯に変化し、操作を促している。やがて、図167(Aa5−5−5)では、チャンスボタン136の連打が開始され、同図(Aa5−5−6)に示す連打メータRHMは上昇し、応答表示が行われている。図167(Aa5−5−5)でチャンスボタン136の連打が開始され、連打メータRHMの上昇といった応答表示も行われているが、同図(Aa5−5−6)に示すチャンスボタン136は、振動を継続するとともに青色点灯も継続している。これまでの例では、チャンスボタン136を一回操作すればよかったが、この例では、連打が必要なため、チャンスボタン136の振動と青色点灯は継続されている。なお、長押しの場合も、連打と同様にチャンスボタン136の操作が長くなるため、ここでの技術的思想を適用することができる。図167(Aa5−5−7)のタイミングは、操作有効期間が経過し、残時間表示メータMTが0になった瞬間である。チャンスボタン136の振動と青色点灯は、残時間表示メータMTが0になるまで継続する。チャンスボタン136はこの後、即座に振動を停止し、白色点灯に戻る。なお、1回以上操作した場合にオートボタン機能が働くように構成されていてもよい。また、本例では、オートボタン機能は働かないが、長押しオート連打機能は働くように構成されており、長押しを一定期間行うことで連打操作を行っているときと同じ応答表示を行うように構成されていてもよいが、オートボタン機能が働かない場合には長押しオート連打機能も働かないように構成されていてもよい。
図168は、図166に示す例の変形例を示す図である。
図166(A8−1)に代えて、図168(Aあ8−2−1)から続く例では、ボタン保留アイコンの操作有効期間が開始した後であって、会話予告におけるボタン演出に対してのオートボタン機能が働く前に、チャンスボタン136が一回操作された例である。この場合には、ボタン保留アイコンの応答演出と、会話予告におけるボタン演出の応答演出の両方が表示される。すなわち、ボタン保留アイコンの応答演出として、ボタン保留アイコンは変化し、会話予告におけるボタン演出の応答演出として、爺の会話画像CI2の更新が行われている。ボタン保留アイコンの変化は、先読み予告に相当し、会話予告における爺の会話画像CI2の更新も、先読み予告に相当する。なお、会話予告は、通常予告であってもよい。また、図166(A20)におけるボタン変動アイコンの変化は、通常予告に相当する。
なお、オートボタン機能が働かない方の応答演出のみ表示されるようにしてもよい。すなわち、ボタン保留アイコンの変化アニメーションのみ表示を行い、爺の会話画像CI2の更新は行われないようにしてもよい。あるいは反対に、オートボタン機能が働く方の応答演出のみ表示されるようにしてもよい。
また、チャンスボタン136の一回の操作では、オートボタン機能が働かない方の応答演出のみ表示され、二回目の操作で、オートボタン機能が働く方の応答演出が表示されるようにしてもよいし、その逆で、チャンスボタン136の一回の操作では、オートボタン機能が働く方の応答演出のみ表示され、二回目の操作で、オートボタン機能が働かない方の応答演出が表示されるようにしてもよい。
さらに、図168(Aあ8−2−1)〜同図(Aあ8−2−4)を用いた上記説明は、オートボタンモード設定中における説明であったが、オートボタンモード未設定中においても同様である。
また、図166(A8−1)に代えて、図168(Aa8−3)では、オートボタンモード未設定時でも、チャンスボタン136は、振動するとともに、特別色(ここでは青色)で発光する例を示す。なお、オートボタン未設定時とオートボタン設定時で異なる報知を行ってもよい。
また、図166(A8−1)に代えて、図168(Aa8−3’)では、オートボタンモード未設定時は、チャンスボタン136は、振動せず、通常色(ここでは白点滅)で発光する例を示す。
また、その他の例として、図168(Ab1)では、大当り遊技中に、装飾図柄表示装置208にチャンスボタン136の連打を促す報知がなされている。図168(Ab2)に示す装飾図柄表示装置208には、3ラウンド目の表示とともにボタン演出画像(ボタン画像136a,残時間表示メータMT)が表示されているが、大当り遊技中は、オートボタン機能を働かないようにしてもよいし、あるいは反対に、オートボタン機能が働くようにしてもよい。
図168(Ba1−1)〜同図(Ba5)は、裏ボタンに関する演出例を示す図である。図168(Ba1−1)のタイミングで、チャンスボタン136を操作すると、ナビキャラクタYMによる演出が開始される。しかしながら、チャンスボタン136は通常の白色点灯であり、振動もしておらず、裏ボタンの報知がなされていない。図168(Ba2)では、オートボタン機能が働かないボタン保留アイコン(第1保留アイコンh11)が出現したことにより、チャンスボタン136は、振動を開始するとともに青色点灯に変化し、操作を促す。図168(Ba3)では、チャンスボタン136が操作され、ボタン保留アイコンであった、第1保留アイコンh11の表示態様が変化している(図168(Ba1−5)参照)。
図168(Ba1−2)は、図168(Ba1−1)に示す状態と同じ状態であるが、唯一異なる点は、図168(Ba1−2)では、チャンスボタン136が、振動を開始するとともに青色点灯に変化し、裏ボタンを報知している点になる。
なお、これまで説明してきた操作有効期間の残期間を表す残期間メータMTについて、さらに詳述する。ここでの記載は、これまで説明した残期間メータMTが表示される演出例のいずれにも適用可能である。残期間メータMTは、時間の経過に応じて表示態様が変化する(本例では、減少表示を行う)残時間表示領域MT1と、残時間表示領域の奥にあり時間の経過に応じて表示態様が変化する(本例では増加表示を行う)経過時間表示領域MT2の2つから構成されている。ここで、残時間表示領域MT1および/または経過時間表示領域MT2の表示態様(例えば、色や形状など)がデフォルトの表示態様と異なる特別な表示態様で表示される場合があってもよい。例えば、残時間表示領域MT1の表示態様がデフォルトの色(本例では青色)ではなく赤色で表示された場合や経過時間表示領域MT2の表示態様がデフォルトの色(本例では白色)ではなく赤色で表示された場合などが挙げられる。残時間表示領域MT1が特別な表示態様で表示されている場合であって、時間の経過に伴い残時間表示領域MT1が減少表示される場合は、時間の経過に伴い特別な表示態様で表示される領域が減るので、表示手段(本例では、装飾図柄表示装置208)に注目させることができる場合がある。逆に経過時間表示領域MT2の表示態様が特別な表示態様で表示されている場合であって、時間の経過に伴い経過時間表示領域MT2の表示領域が増加表示される場合は、時間の経過に伴い特別な表示態様で表示される領域が増えるので、経過時間表示領域MT2による特別な表示態様を見たい遊技者はすぐに操作手段(本例ではチャンスボタン136等)を操作しないなど、演出の楽しみ方のバリエーションを増加させ遊技者の遊技への参加意欲を向上させることができる場合がある。なお、残時間表示領域MT1および/または経過時間表示領域MT2の表示態様は、残期間メータが最初に表示された時点で(なお、残時間表示領域MT1の場合は残時間メータが最初に表示された時点のことであってもよく、経過時間表示領域MT2の場合は、残期間表示領域MT1が減少し初めて経過時間表示領域MT2が視認可能となった時点のことであってもよい)特別な表示態様が表示されてもよいし、操作有効期間が経過してから一定期間が経過した場合にデフォルトの表示態様から特別な表示態様に変化するように構成されていてもよい。
また、これまで説明してきたナビキャラクタYMについて、さらに補足する。ここでの記載は、これまで説明したナビキャラクタYMが表示される演出例のいずれにも適用可能である。まず、ナビキャラクタによって各種予告が行われないように構成されていてもよい。また、ナビキャラクタ(以下、「ナビキャラクタA」)の表示中に、他のナビキャラクタ(以下、「ナビキャラクタB」)が表示されてもよい。その場合、先に表示されていたナビキャラクタAに後から表示されたナビキャラクタBがオーバーラップする場合があるように構成されていてもよく、逆に後から表示されたナビキャラクタBが先に表示されたナビキャラクタAにオーバーラップされてもよく、ナビキャラクタAとナビキャラクタBがそれぞれをオーバーラップしない位置に表示されてもよい。例えば、常時表示されているナビキャラクタYMを一または複数変動の間、当該変動の予告および/または先読み予告を行うナビキャラクタによってオーバーラップする場合などが挙げられる。さらに、ナビキャラによって変化予告表示が表示される可能性があることを示唆する演出表示が行われることで、変化予告表示が行われる場合があってもよい。
図169は、皿満タンエラーの発生によって報知される球抜き報知の表示と、輝度調整ウィンドウBWそれぞれの、他の表示とのオーバーラップ関係について説明する図である。
図169(α1)に示す装飾図柄表示装置208には、海の背景表示に保留枠UIが表示されており、ナビキャラクタYMも表示されている。また、第1装飾図柄(第3図柄)にも第2装飾図柄(第5図柄)にも装飾図柄のハズレの組合せ(「装飾4」−「装飾1」−「装飾7」)が表示されており、特図の図柄変動表示は停止中である。さらに、装飾図柄表示装置208の右上隅部に表示された第2保留数表示では、特図1の保留数も特図2の保留数も0である。すなわち、保留が無く、特図の停止図柄の確定表示が行われてから図柄変動表示が開始されていない状態であり、第1装飾図柄の下部に前側からオーバラップするように、メニューアイコンMI、音量調整アイコンVI、および輝度調整アイコンBIが表示されている。また、第1装飾図柄の下部に前側からオーバラップするように、「球を抜いてください」といった球抜き報知が表示されている。この球抜き報知の表示は、少し透明な表示であり、球抜き報知の表示が前側からオーバラップするように表示された場合、後ろ側の表示は少し見える状態になる。以下、前側から重なるように表示されていること、あるいは前側のレイヤに表示されていることを、単に「オーバラップする」と表現する場合がある。なお、球抜き報知の表示は、後ろ側の表示が全く見えなくなるような表示であってもよい。さらに、スピーカ120からも「球を抜いてください」といった音声が出力されている。
球抜き報知の表示は、左上の第2装飾図柄や右上の第2保留数表示とは表示位置がズレており、これらの表示にはオーバーラップしていない。球抜き報知の表示は、第2装飾図柄または/および第2保留数表示に絶対にオーバーラップしないように表示されてもよいし、オーバーラップする場合があってもよい。また、球抜き報知の表示は、現在の設定状態を報知する画面右上の枠RWとも表示位置がズレており、この枠RWにもオーバーラップしていない。球抜き報知の表示は、この枠RWに絶対にオーバーラップしないように表示されてもよいし、オーバーラップする場合があってもよい。また、球抜き報知の表示は、保留枠UIとも表示位置がズレており、この保留UIにもオーバーラップしていない。球抜き報知の表示は、この保留枠UIに絶対にオーバーラップしないように表示されてもよいし、オーバーラップする場合があってもよい。
図169(α2)では、操作キーユニットの下キーが操作され、輝度調整ウィンドウBWが表示されている。輝度調整ウィンドウBWは、球抜き報知の表示よりも後から表示されたものであるが、球抜き報知の表示が優先し、輝度調整ウィンドウBWは、球抜き報知の表示よりも後ろ側のレイヤに表示されている。すなわち、球抜き報知の表示は、輝度調整ウィンドウBWにオーバーラップしている。
やがて、図柄変動表示が開始され、輝度調整ウィンドウBWも、メニューアイコンMI、音量調整アイコンVI、および輝度調整アイコンBIも非表示になり、図169(α3)に示す装飾図柄表示装置208では、第1装飾図柄の変動表示が行われている。しかしながら、未だ球抜き操作を行わず、球抜き報知の表示は継続されている。なお、球抜き操作を行って、一旦は皿満タンエラーを解消したものの再度皿満タンエラーが発生し、球抜き報知の表示が新たに表示された場合も同様である。球抜き報知の表示は、第1装飾図柄の変動表示にオーバーラップしている。また、図169(α3)では、操作キーユニットの左右キーが操作され、保留枠UIの上には音量調整用のバー表示VBが表示されている。この音量調整用のバー表示VBは、第1装飾図柄の少なくとも一部、変動アイコンh0の少なくとも一部、およびナビキャラクタYMの少なくとも一部に前側から重なるように表示されている。なお、以下の説明で、音量調整用のバー表示VBが表示されている場合は、その都度、左右キーが操作されて表示されているものとする。また、操作キーユニットの上下キーを操作することで、輝度調整用のバー表示を表示させることができ、この輝度調整用のバー表示は音量調整用のバー表示VBと同じ位置に表示されるため、以下の音量調整用のバー表示VBについての説明は、輝度調整用のバー表示に当てはめることができる。ただし、輝度調整用のバー表示と音量調整用のバー表示VBは同時に表示されてもよい。また、音量調整用のバー表示VBにしても、輝度調整用のバー表示にしても、常時表示可能であってもよいし、一定期間に限って表示可能であってもよい。また、左右キー又は上下キーを操作している間だけ表示可能であってもよい。
また、音量調整用のバー表示VBと、球抜き報知の表示は、重ならない位置に表示されている。球抜き報知の表示は、音量調整用のバー表示VBに絶対にオーバーラップしないように表示されてもよいし、オーバーラップする場合があってもよい。
さらに、球抜き報知の表示は、保留アイコンとも変動アイコンとも表示位置がズレており、これらのアイコンにもオーバーラップしていない。球抜き報知の表示は、保留アイコンまたは/および変動アイコンに絶対にオーバーラップしないように表示されてもよいし、オーバーラップする場合があってもよい。また、球抜き報知の表示は、ナビキャラクタYMの表示とも表示位置がズレており、ナビキャラクタYMの表示にもオーバーラップしていない。球抜き報知の表示は、ナビキャラクタYMの表示に絶対にオーバーラップしないように表示されてもよいし、オーバーラップする場合があってもよい。
図169(α4)に示す装飾図柄表示装置208では、スーパーリーチ演出が行われており、荒野の背景での決闘シーンが表示されている。こここでも球抜き報知の表示が表示されてり、左上に移動した「装飾7」の左図柄と、右上に移動した「装飾7」の右図柄それそれに、球抜き報知の表示はオーバーラップしている。また、球抜き報知の表示は、荒野の背景での決闘シーンの表示にもオーバーラップして表示されている。なお、スーパーリーチ中でも、音量調整は可能であり、図169(α4)に示す装飾図柄表示装置208には、音量調整用のバー表示VBが表示されている。この音量調整用のバー表示VBも、荒野の背景での決闘シーンの表示にオーバーラップしている。
図169(α5)に示す装飾図柄表示装置208には、大当り遊技の開始画面が表示されているが、ここでの大当り開始演出表示にも球抜き報知の表示はオーバーラップしている。また、大当り遊技中でも、音量調整は可能であり、図169(α5)に示す装飾図柄表示装置208には、音量調整用のバー表示VBが表示されている。この音量調整用のバー表示VBも、大当り開始演出表示にオーバーラップしている。一方、球抜き報知の表示は、画面左上の右打ち示唆表示(右打ち警告とは異なる表示。前述の図119(52)のミニ右打ち表示に相当。)とは表示位置がズレており、右打ち示唆表示にオーバーラップしていない。球抜き報知の表示は、右打ち示唆表示に絶対にオーバーラップしないように表示されてもよいし、オーバーラップする場合があってもよい。右打ち示唆表示は、大当り遊技の開始画面で表示されていなくてもよい。
図169(α6)に示す装飾図柄表示装置208には、遊技者に右打ちを指示する右打ち指示画面が表示されている。本例では右打ち指示画面は、初回大当り(通常状態(特図低確普図低確状態)での大当りの状態から1回目(1連荘目)の大当りのことであるが、潜伏確変状態(特図高確普図低確)からの1回目(1連荘目)の大当りや、突然確変状態(特図高確普図高確)からの1回目(1連荘目)の大当りも含んでもよい。なお、上記に記載の潜伏確変状態および/または突然確変状態とは、通常状態から移行した状態のみを示し、確変状態や時短状態において発生したものを除いている)のみ表示されているが、大当り毎に右打ち指示画面が表示されてもよい。ここでの右打ち指示画面には、球抜き報知の表示がオーバーラップされているが、一方で右打ち示唆表示は球抜き報知の表示によってオーバーラップされていない。なお、本例では、右打ち指示画面の表示中に右打ち警告表示(前述の図118(60)の右打ち報知、後述する図174の打ち方警告の右打ち時の液晶表示に相当)が行われないが、右打ち指示画面の表示中に右打ち警告表示が行われてもよい。また、右打ち指示画面の表示中に左打ち警告表示(後述する図174の打ち方警告の左打ち時の液晶表示に相当))は表示されないが、表示される場合があってもよい。また、右打ち指示画面の表示中に右打ち示唆表示が行われているが、右打ち指示画面の表示中に右打ち示唆表示が行われなくてもよい。
図169(α7)では、1ラウンド目が開始され、ラウンド演出が表示されている。球抜き報知の表示および音量調整用のバー表示VBは、ラウンド演出の表示にオーバーラップしている。なお、球抜き報知の表示は、画面右上のラウンド数表示とは表示位置がズレており、このラウンド数表示にオーバーラップしていない。球抜き報知の表示は、ラウンド数表示に絶対にオーバーラップしないように表示されてもよいし、オーバーラップする場合があってもよい。また、球抜き報知の表示は、画面右下の出球数表示(0pt)とも表示位置がズレており、この出球数表示にオーバーラップしていない。球抜き報知の表示は、出球数表示に絶対にオーバーラップしないように表示されてもよいし、オーバーラップする場合があってもよい。
4ラウンド目の図169(α8)では、5ラウンド目において第2可変入賞口が長時間開放となってV通過しやすい状態となる大チャンスが到来するか否かを示唆する昇格演出が行われ、その結果、昇格演出に成功したことを表す成功演出が実行されている。すなわち、確変移行条件が成立しやすい大当り遊技であることが報知されている。球抜き報知の表示および音量調整用のバー表示VBは、この成功演出の表示にオーバーラップしている。また、図169(α8)に示す装飾図柄表示装置208では、星印の「VチャンスGET」の表示も表示が開始されている。球抜き報知の表示は、この星印の「VチャンスGET」の表示とは表示位置がズレており、この表示にオーバーラップしていない。球抜き報知の表示は、星印の「VチャンスGET」の表示に絶対にオーバーラップしないように表示されてもよいし、オーバーラップする場合があってもよい。
図169(α9)では、5ラウンド目が開始され、装飾図柄表示装置208では、大当り遊技の5ラウンド目であることの表示が行われるとともに、このラウンドでV通過を行わせることを促す旨の「Vを狙え」という表示が行われる。これにより、遊技者にV通過を確実に行わせることができる場合がある。球抜き報知の表示は、「Vを狙え」という表示にオーバーラップしている。
そして、図169(α10)に示すタイミングで、第2可変入賞口内の確変作動領域への遊技球の通過(V通過)があり、装飾図柄表示装置208には、確変獲得が確定した旨の報知である「V」の表示が大きく表示されている。すなわち、この確変獲得が確定した旨の報知である「V」の表示は、V通過があったことに基づいて表示されるものである。球抜き報知の表示および音量調整用のバー表示VBは、この「V」の表示にオーバーラップしている。なお、図169(α10)に示すタイミングでは、星印の「VチャンスGET」の表示が非表示になってもよい。
5ラウンド目が終了すると、図169(α11)に示すような態様で大当り遊技の終了演出が行われる。上述した大当り遊技においては、5ラウンド目にV通過したことにより、確変移行条件が成立したので、大当り遊技の終了後に一定回数の図柄変動表示が行われる間、確変状態(特図高確率普図高確率状態)に移行する。そのため、大当り遊技の終了演出では、確変状態に移行する旨を表す「吉宗RUSH突入」の表示(確変中演出)が行われる。球抜き報知の表示および音量調整用のバー表示VBは、この「吉宗RUSH突入」の表示にオーバーラップしている。なお、大当り遊技の終了演出でも、右打ち示唆表示が表示されているが、表示されなくてもよい。
図169(α12)に示す装飾図柄表示装置208には、プリペイドカード取り忘れ警告表示(前述の図119(57)の注意喚起表示に相当)が表示されている。球抜き報知の表示および音量調整用のバー表示VBは、このプリペイドカード取り忘れ警告表示にオーバーラップしている。なお、プリペイドカード取り忘れ警告表示の終了演出でも、右打ち示唆表示が表示されているが、表示されなくてもよい。
図169(α13)に示す装飾図柄表示装置208には、画面左上の右打ち示唆報知のすぐ下に大当り連荘数の表示(BONUS×3)が表示されている。また、画面右上には、曲名表示部MNが表示されるとともに、その左側には、操作キーユニットの上下キーのアイコンが表示されている。さらに、第2保留数表示は、画面右下に表示されている。
球抜き報知の表示は、大当り連荘数の表示とは表示位置がズレており、この表示にオーバーラップしていない。球抜き報知の表示は、大当り連荘数の表示に絶対にオーバーラップしないように表示されてもよいし、オーバーラップする場合があってもよい。また、球抜き報知の表示は、曲名表示部MNとも表示位置がズレており、曲名表示部MNにもオーバーラップしていない。球抜き報知の表示は、曲名表示部MNに絶対にオーバーラップしないように表示されてもよいし、オーバーラップする場合があってもよい。また、球抜き報知の表示は、上下キーのアイコンとも表示位置がズレており、上下キーのアイコンにもオーバーラップしていない。球抜き報知の表示は、上下キーのアイコンに絶対にオーバーラップしないように表示されてもよいし、オーバーラップする場合があってもよい。また、球抜き報知の表示は、画面右下の第2保留数表示とも表示位置がズレており、この第2保留数表示にもオーバーラップしていない。球抜き報知の表示は、このの第2保留数表示に絶対にオーバーラップしないように表示されてもよいし、オーバーラップする場合があってもよい。
また、図169(α13)に示す音量調整用のバー表示VBは、保留アイコンの一部にオーバーラップしているが、オーバーラップしない位置に表示されていてもよい。
また、図169(α14)では、大当り遊技の開始画面が表示され、同図(α15)に示す装飾図柄表示装置208には、図161に示す楽曲セレクト画面が表示されている。球抜き報知の表示および音量調整用のバー表示VBは、楽曲開放リストGRにオーバーラップしている。
また、図169(α16)では、楽曲選択が終了し、ラウンド演出が開始されている。図169(α16)に示す装飾図柄表示装置208の左下には、現在選択中の楽曲の曲名が表示されている。球抜き報知の表示は、曲名表示とは表示位置がズレており、この曲名表示にオーバーラップしていない。球抜き報知の表示は、曲名表示に絶対にオーバーラップしないように表示されてもよいし、オーバーラップする場合があってもよい。
また、4ラウンド目の図169(α17)では、画面右横に「次のRでVを狙え」という表示が表示されており、5ラウンド目の図169(α18)では、画面右横に「Vを狙え」という表示が表示されており、球抜き報知の表示は、画面右横に表示されたこれらの表示にオーバーラップしている。ここで、図169(α17)は、4ラウンド終了時、主制御部300の残存球検出期間終了に対応してもよい。また、図169(α18)は、5ラウンド開始時であり、主制御部300の特電役作動中信号がオフからオンになったときに対応してもよい。なおこの場合、図169(α17)と図169(α18)の間の期間は、4ラウンド終了から5ラウンド開始までのラウンド間インターバルの期間に相当し、主制御部300の特電役作動中信号がオンからオフになっている期間になる。
また、図169(α19)では、画面右横に、V通過があったことに基づく「V」の表示が表示されており、球抜き報知の表示は、この「V」の表示にオーバーラップしている。ただし、音量調整用のバー表示VBは、この「V」の表示にはオーバーラップしていない。
なお、図169(α20)は、5Rの実行中で、V通過があってから一定期間経過したときの状態であってもよいし、5ラウンド終了時(例えば、主制御部の残存球検出期間終了に対応した期間)の状態であってもよい。
その後、15ラウンドまで大当り遊技が進み(図169(α21)〜同図(23))、図169(α24)では、同図(α11)と同様に、「吉宗RUSH突入」の表示(確変中演出)が表示され、球抜き報知の表示および音量調整用のバー表示VBは、この「吉宗RUSH突入」の表示にオーバーラップしている。この図169(α24)は、ラウンド間インターバルの終了後に大当り終了表示期間が開始され表示されているものである。
なお、主制御部300からコマンドを送信し、第1副制御部400が受信して、各種制御を行う関係上、主制御部300でのタイミングと実際のタイミングはタイムラグが生じる。
また、図169では、ラウンド間インターバル中に前のラウンド表示をそのまま表示している。例えば、5ラウンドと6ラウンドの間のラウンド間インターバル中は「5R」を表示するが、ラウンド間インターバル中にラウンド表示の全部または一部を非表示にしてもよい。例えば、Rだけ表示して数字部分を非表示にしてもよい。
また、15ラウンド終了時も同様であり、ラウンド間インターバルの期間はラウンド表示を行ってもよく、非表示にしてもよい。
なお、本例では大当り中に右打ち警告表示が表示される場合があるが、一方で左打ち警告表示が表示されないが、左打ち警告表示が表示される場合があってもよいし、打ち方警告に関する報知が行われないように構成されていてもよい。
以上、球抜き報知の表示を例にあげて説明したが、ここでの説明は、球抜き報知の表示に限らず、他のエラー(例えば、図172や図173のリストに挙げた各種エラー)に関する報知の表示に適用可能である。
図170は、球抜き報知の表示例を示す図である。
図170(β)に示す球抜き報知の表示は、球抜き報知の表示の後ろ側の表示が全く見えなくなるような表示である。
図170(γ1)に示す球抜き報知の表示は、輝度調整ウィンドウBWの他に、音量調整アイコンVIにもオーバーラップしている。すなわち、図170(γ1)に示す球抜き報知の表示は、輝度調整ウィンドウBWの一部と、音量調整アイコンVIの一部にオーバーラップしている。なお、球抜き報知の表示は、輝度調整ウィンドウBWの全部にオーバーラップしてもよいし、音量調整アイコンVIの全部にオーバーラップしてもよい。また、図170(γ1)に示す球抜き報知の表示は、図169に示す球抜き報知の表示と同じく、少し透明な表示であり、後ろ側の表示が少し見える状態にある。ただし、図170(β)に示す球抜き報知の表示のように、後ろ側の表示が全く見えなくなるような表示であってもよい。
図170(γ2)に示す球抜き報知の表示は、図柄変動表示中に表示された音量調整用のバー表示VBにオーバーラップしている。この球抜き報知の表示は、ナビキャラクタYMにはオーバーラップしていないが、ナビキャラクタYMには音量調整用のバー表示VBがオーバーラップしている。また、図170(γ1)に示す球抜き報知の表示も、同図(β)に示す球抜き報知の表示のように、後ろ側の表示が全く見えなくなるような表示であってもよい(以下、同じ。)。なお、音量調整用のバーに限らず、図柄変動中に遊技者によって設定可能な機能や前述のダイトモ等に関する表示(前述の図123(V)および(V’)等に示した演出カスタマイズ画面、図160(イ1)等に示した曲名表示部MN、輝度調整用のバー、ユーザーモード(ダイトモ)の設定中であって図柄の変動状況に関わらず遊技者操作によって、達成しているミッション一覧や遊技履歴(回転数、出球数、ミッションクリア数、今回プレイの大当り数、今回プレイの最大連荘回数等)を表示する表示、ユーザーが設定したキャラクタや背景、保留枠、保留表示等の設定・変更が行える表示など)にも適用可能である。
図170(γ3−1)に示す球抜き報知の表示は、変動アイコンh0、保留アイコンh11、ナビキャラクタYMそれぞれにオーバーラップしている。そして、図170(γ3−1)に示す状態で、操作キーユニットの左右キーが操作されと、音量調整用のバー表示VBが表示されるが、同図(γ3−2)に示すように、球抜き報知の表示と音量調整用のバー表示VBとでは、球抜き報知の表示の方が優先され、前側に表示される。なお、音量調整用のバー表示VBの方が優先されて前側に表示されてもよい。また、いずれにしても、音量調整用のバー表示VBも、変動アイコンh0、およびナビキャラクタYMそれぞれにオーバーラップしており、保留アイコンh11にもオーバーラップしてもよい。
図170(γ4)では、図170(γ3−2)とは逆に、球抜き報知の表示が、音量調整用のバー表示VBにオーバーラップされている。
図170(δ3−1)には、演出アイコン表示領域DIS上にナビキャラクタYMが表示されており、同図(δ3−2)では、そのナビキャラクタYMがアニメーションによってジャンプすることで、球抜き報知の表示に重なっている。ここでは、球抜き報知の表示がナビキャラクタYMにオーバーラップしているが、ナビキャラクタYMが球抜き報知の表示の一部にオーバーラップしてもよい。また、ナビキャラクタYMは、球抜き報知の表示の全部または一部にオーバーラップされるようなアニメーションを行わないようにしてもよい。この技術的思想は、後述する他のエラーに関する表示にも適用可能である。
図170(ε)では、球抜き報知の表示が枠表示がなく、文字だけで表示されている。
図170(ζ1)は、球抜き報知の表示が、文字表示と、球排出レバー132(図49参照)周辺の周辺画像表示132Gとで構成されている例を示す。この周辺画像表示132Gによって、第1装飾図柄、および、メニューアイコンMI、音量調整アイコンVI、および輝度調整アイコンBIそれぞれの一部がオーバーラップされている。
図170(ζ2)では、周辺画像表示132Gが、図169(α9)に示す「Vを狙え」の文字表示と同じ文字表示にオーバーラップしてその文字表示を隠している。
図170(ζ3)では、周辺画像表示132Gが、図169(α17)に示す右側の「次のRでVを狙え」の表示と同じ表示の一部にオーバーラップしている。
図170(η1)では、周辺画像表示132Gが、「Vを狙え」の文字表示および星印の「VチャンスGET」の表示に跨ってオーバーラップしている。
図170(η2)では、周辺画像表示132Gが、右側に表示された「次のRでVを狙え」の表示にオーバーラップしていない。
図170(θ1)では、周辺画像表示132Gが、音量調整用のバー表示VBの一部にオーバーラップし、音量調整用のバー表示VBの一部を隠している。すなわち、この例では、ゲージ部分全体のみが隠されている。ただし、周辺画像表示132Gが、音量調整用のバー表示VBの全部にオーバーラップしてもよい。なお、この例では、周辺画像表示132Gが、「Vを狙え」の文字表示および星印の「VチャンスGET」の表示にはオーバーラップしていない。
図170(θ2)では、周辺画像表示132Gが、音量調整用のバー表示VBのゲージ部分全体と、右側の「次のRでVを狙え」の一部にオーバーラップしている。
図171は、複数種類のエラー表示が表示される例を示す図である。
図171に示すエラーA〜エラーEについての一例は後述する。これらエラーA〜エラーEの中に球抜き報知が含まれていてもよいし、含まれていなくてもよい。
図171(ι1)では、エラーA報知の透過性表示が表示され、スピーカ120からは、エラーA報知の警告音が出力されている。
図171(ι1’)では、エラーA報知の不透過性表示が表示されている。
図171(ι2)では、エラーA報知の透過性表示が、図170(γ3−1)と同様に、変動アイコンh0、保留アイコンh11、ナビキャラクタYMそれぞれにオーバーラップしており、その他の点については、図170(γ3−1)における説明と同様である。
図171(ι3−1)には複数種類のエラー表示(エラーA報知〜エラーE報知の透過性表示)がエラー発生順に表示されている。すなわち、新たに発生したエラーほど、下に表示され、この例では、一番最初に発生したエラーはエラーAになる。スピーカ120からは、一番新しいエラーEの警告音が出力されている。なお、表示されている総てのエラーについて発生した順番に警告音を出力してもよい。
図171(ι3−2)では、エラーEが解消されたため、エラーE報知の透過性表示が消え、スピーカ120からはエラーDの警告音が出力されている。すなわち、最後に発生したエラーが解除されると、その前に発生したエラーの警告音が出力される。
図171(ι3−2’)では、音量調整用のバー表示VBが、複数の種類のエラー表示(エラーA報知〜エラーE報知の透過性表示)の一部にオーバーラップしている。ここでは、一番下のエラーE報知の透過性表示に音量調整用のバー表示VBがオーバーラップしており、エラーEの文字表示が隠されている。なお、複数の種類のエラー表示が、音量調整用のバー表示VBにオーバーラップしてもよい。
図171(ι4−1)では、エラーABCDEの順にエラーが発生した場合に、報知すべき優先順位の高いエラーを上に表示し、スピーカ120からは、最も優先順位が高いエラーの警告音が出力される。優先順位の高いエラーとは、重要度の高いエラー(例えば、遊技店にとっての重大エラー)のことであり、具体的には、図172に記載のリストの順番であったりする。図171(ι4−1)では、エラーBが最も優先順位が高いエラーになる。
図171(ι4−2)では、エラーBが解消されたため、エラーB報知の透過性表示が消え、スピーカ120からは、これまでは2番目であったエラーEの警告音が出力されている。
図171(ι5−1)では、エラーAが発生し、エラーA報知の透過性表示が表示され、スピーカ120からは、エラーA報知の警告音が出力されている。この状態で、エラーZが発生する。エラーZは、遊技を停止させるエラーであり、図171(ι5−2)に示す装飾図柄表示装置208では、ブルースクリーンになっており、エラーZに関する表示を除いて、すべての表示が表示されなくなっている。ここにいう遊技を停止させるエラーとは、主制御部300が各種抽選を行わなくなるエラー(例えば、磁気(磁石)検知エラー)である。すなわち、主制御部300が各種抽選を行うことができなくなったり、行うことができてもあえて行わないようにするエラーである。エラーZのように装飾図柄表示装置208の表示領域全体で表示されるエラーは、遊技を停止させるエラーに限らず、例えば、後述する演出可動手段エラーや、払出動作を停止するエラーなどであってもよい。また、後述する図174のリストに記載された各種エラーの一部または全部がエラーZであってもよいが、逆に図174のリストに記載された各種エラーのうちの一部または全部のエラーはエラーZの表示態様で表示されないようにしてもよい。また、主制御部300が各種抽選を行わなくなると、副制御部400,500側にコマンドが送信されなくなるため、副制御部400,500側でも結果的に各種抽選を行わなくなる。
図171(κ1)では、エラー表示の位置が変更されている。すなわち、装飾図柄表示装置208の左端に、複数種類のエラー表示(エラーA報知〜エラーE報知の不透過性表示)がエラー発生順に表示されている。なお、図171(κ1)のエラー表示は、該エラー表示の後ろ側の表示が全く見えなくなるような表示であるが、少し透明な表示であり、球抜き報知の表示が前側からオーバラップするように表示された場合、後ろ側の表示は少し見える状態になってもよい。
図171(κ2)では、同図(κ1)に示す状態で、球抜き報知の表示が追加されている。ここで、球抜き報知のエラー(皿満タンエラー)は、複数種類のエラー(エラーA〜エラーE)には含まれていないが、複数種類のエラー(エラーA〜エラーE)に含まれていてもよい。なお、球抜き報知のエラーに代えて、発生頻度が高いエラーを、複数種類のエラー(エラーA〜エラーE)と区別して表示してもよい。
図171(κ2)に示す球抜き報知のエラーの一部は、左端に表示された複数種類のエラー表示によってオーバーラップされている。なお、球抜き報知のエラーの全部が、左端に表示された複数種類のエラー表示によってオーバーラップされていてもよい。
一方、図171(κ2)に示す球抜き報知のエラーは、左端に表示された複数種類のエラー表示にオーバーラップしている。
なお、副制御部400,500側の制御に関するエラー報知表示が、主制御部部300の制御に関するエラー報知表示によって、オーバーラップされてもよく、あるいはその逆であってもよい。例えば、打ち方警告表示が球抜き報知の表示によってオーバーラップされたり、逆に球抜き報知の表示が打ち方警告表示によってオーバーラップされることが挙げられる。また、副制御部400,500側の制御に関するエラー報知表示と、主制御部部300の制御に関するエラー報知表示が互いに重ならないような位置に、両エラー報知表示が表示されるように構成されていてもよい。
図171(λ1−1)は、図柄変動表示中であり、図柄変動表示の途中から、複数の遊技台で実行される一斉演出が開始される。図171(λ1−2)には、通常時(エラー未発生かつ第1停止前)の一斉演出の表示画面の一例を示す。図171(λ1−2)に示すように、通常時であれば、装飾図柄表示装置208の背景表示は、一斉演出の背景表示にかわる。なお、音量調整用のバー表示VBは、一斉演出の背景表示にオーバーラップして表示されてもよい。ただし、その逆であってもよい。また、エラー表示については、後述する図171(λ2’)に示す例があるが、一斉演出の背景表示にオーバーラップして表示されてもよい。ただし、その逆であってもよい。
図171(λ2)には、スーパーリーチ演出中に一斉演出が発生した場合の一例を示す。スーパーリーチ演出中は、一斉演出の表示が、装飾図柄表示装置208の表示画面中の別枠表示部OFDに表示され、遊技者は、スーパーリーチの演出を楽しむことができるとともに、一斉演出についても見ることができる。なお、第2表示装置208Sや、第2装飾図柄表示装置208M、あるいは第3装飾図柄表示装置208Nを備える遊技台であれば、それらの表示装置208S,208M,208Nに一斉演出の表示が表示されてもよい。
図171(λ2’)には、エラー報知表示中に一斉演出が発生した場合の一例を示す。ここでは、さらにスーパーリーチ演出中という状況も重なっているが、装飾図柄の第1停止前であったり、ノーマルリーチ状態中であっても同じであってもよい。一斉演出の表示は、別枠表示部OFDに表示され、複数種類のエラー表示(エラーA報知〜エラーE報知の透過性表示)が、一斉演出発生前とかわることなく表示されており、別枠表示部OFDにおける一斉演出の表示は、複数種類のエラー表示にオーバーラップされている。
なお、音量調整用のバー表示VBは、別枠表示部OFDにおける一斉演出の表示にオーバーラップしてもよい。あるいは反対に、音量調整用のバー表示VBはに、別枠表示部OFDにおける一斉演出の表示がオーバーラップしてもよい。
また、第2表示装置208Sや、第2装飾図柄表示装置208M、あるいは第3装飾図柄表示装置208Nを備える遊技台では、それらの表示装置208S,208M,208N(以下、「第二表示手段」という。)が、装飾図柄表示装置208あるいは第1装飾図柄表示装置208L(以下、「第一表示手段」という。)にオーバーラップしているとき、第二表示手段の移動に応じて、第一表示手段における表示の一部が、第二表示手段に表示される場合がある。この場合に、第二表示手段に、エラー表示が表示されてもよいし、エラー表示のみ表示されなくてもよい。
以上、図169〜図171を用いた説明の中で、「エラー」という言葉や「警告」という言葉を用いているが、両者を区別する必要はなく、エラーが発生していることの報知であったり、発生したエラーを解消するように指示していることの報知であってもよい。また、エラーと記載されているものは、警告と記載されているものよりも優先度が高く設定されていてもよい。
<エラー報知/主制御部が検出可能なエラー>
次に、図172を用いて、パチンコ機100の主制御部300が検出可能なエラーについて説明する。図172は、パチンコ機100の主制御部300が検出可能なエラーの一例を示した図である。
本例のパチンコ機100の主制御部300が検出可能なエラーとしては、磁気(磁石)検知エラー、スイッチ(センサ)未接続エラー、磁界(電波)検知エラー、スイッチ(センサ)レベル異常エラー、入賞率(一般入賞口、始動口2(電チュー)、大入賞口(アタッカー))異常エラー、大入賞口排出超過エラー、大入賞口入賞超過エラー、衝撃異常エラー、ソレノイド異常エラーなどが挙げられる。
磁気(磁石)検知エラーは、電源投入状態(PW_WATCH信号がオン)で磁気検知信号がオフからオンに変化し、その状態が所定期間(例えば、10ms)継続した場合に発生し、電源を再投入した場合に復帰するエラーである。スイッチ(センサ)未接続エラーは、電源投入状態(PW_WATCH信号がオン)で特図60始動口、普図始動口(ゲート)、アタッカーのいずれかが未接続(ハーネスが断線またはコネクタ抜け)の状態が所定期間(例えば、4ms)継続した場合に発生し、電源投入状態(PW_WATCH信号がオン)で未接続の装置(特図60始動口、普図始動口、アタッカー)が接続状態であることが検知された場合に復帰するエラーである。磁界(電波)検知エラーは、磁界(電波)検知センサにより、磁界(電波)を検知した際に発生するエラーである。
スイッチ(センサ)レベル異常エラーは、デカ玉ゴトが疑われる場合に発生するエラーである。入賞率異常エラーのうち、一般入賞口のエラーは、一般入賞口(例えば、図51に示す一般入賞口226)への入賞数が異常値だった場合に発生するエラーであり、始動口2のエラーは、普通電動役物(例えば、図51に示す第2特図始動口232)が未作動のときに、遊技球が所定数検知された場合に発生するエラーであり、大入賞口のエラーは、大入賞口(例えば、図51に示す可変入賞口234)への入賞数が異常値だった場合に発生するエラーである。
大入賞口排出超過エラーは、確変領域有効期間中および確変領域有効期間外において、排出数>入球数となった場合に発生し、大入賞口排出超過エラーが発生した次の主制御部タイマ割り込み処理が発生した場合に復帰するエラーである。
大入賞口入賞超過エラーは、残存球検出時間の経過後(特電役作動間隔タイマが0の場合)に、入球数>排出数となった場合に発生し、入球数=排出数となった場合、あるいは電源再投入をした場合に復帰するエラーである。大入賞口入賞超過エラーの復帰処理では、確変領域関連通過数を0に設定する。
衝撃異常エラーは、スイッチ電源確認信号がOFF(=電源がON)の間、かつ確変領域(特定領域)有効期間中に、衝撃センサのレベルがOFFからONに変化し、ONである状態が所定時間(例えば、12ms)継続した場合に発生し、衝撃センサのレベルがONからOFFに変化した場合、もしくは確変領域有効期間中から確変領域有効期間外に変化した場合に復帰するエラーである。
ソレノイド異常エラーは、確変領域有効期間中に、フォトセンサが1回もOFFからONに変化する動作あるいはONからOFFに変化する動作を行わなかった場合に発生し、ソレノイド異常エラーが発生した次のタイマ割り込み処理が発生した場合に復帰するエラーである。
本例では、図172の最上段(磁気(磁石)検知エラー)は、主制御部300が動作禁止(遊技不可)となるため最優先エラーであり、以下、最下段に向かって順次エラーの優先度が低くなるが、他のエラーが最優先エラーであってもよく、優先度の高さが図172に記載のリストの順番でなくてもよい。また、各エラーの発生条件、復帰条件、主制御部300における検出時動作、主制御部300における復帰時動作の詳細は、同図に示す通りである。なお、大入賞口(アタッカー)の入賞率異常エラーの復帰条件の「当り終了表示期間が終了したとき」とは、大当りまたは小当りの終了表示期間が終了したときのことである。
<エラー報知/払出制御部が検出可能なエラー>
次に、図173を用いて、パチンコ機100の払出制御部600が検出可能なエラーについて説明する。図173は、パチンコ機100の払出制御部600が検出可能なエラーの一例を示した図である。
本例のパチンコ機100の払出制御部600が検出可能なエラーとしては、下受け皿満タンエラー(下皿満タンエラー、皿満タンエラー)、払出数不足エラー、払出個数スイッチエラー、不正払出エラー、払出超過エラー、CRユニット通信エラー、主制御通信エラー(主制御部300からの通信確認コマンドが所定時間(本例では1000ms)、受信できなかった場合のエラー)、CRユニット未接続エラー、ガラス枠開放エラー、内枠開放エラー、扉開放エラーのほか、図示しない、磁気異常エラー、外部クロック異常エラー、磁界異常エラー、スイッチレベル異常エラー、スイッチ未接続エラー、衝撃センサエラーなどが挙げられる。
また、各エラーの発生条件、復帰条件、払出装置152における払出動作、発射装置110における発射動作は、図173(a)に示す通りである。なお、同図に示す項目「発射停止」に記載の「停止する。」とは、発射許可信号をオフにすることと同義である。
図173(b)は、扉開放エラーの発生条件であるガラス枠開放エラーと内枠開放エラーの組み合わせを示した図である。扉開放エラーは、ガラス枠開放エラーおよび内枠開放エラーの少なくとも一方が発生状態の場合に、発生状態となり、ガラス枠開放エラーおよび内枠開放エラーの両方が解除状態の場合に、解除状態となるエラーである。
<エラー報知/その他の例>
なお、上述の磁気(磁石)検知エラーは、他のエラー(例えば、磁界(電波)検知エラー、スイッチ未接続エラー(主制御部が制御する装置のコネクタ抜けや断線に関するエラー)、衝撃異常エラー、払出制御通信エラー、スイッチレベル異常エラー、入賞率異常エラー、扉開放エラー、上皿満タンエラー)よりも優先度が高いエラーであってもよいが、優先度が同じであってもよい。
また、例えば、磁気(磁石)検知エラーと、優先順位の低いエラーが同時に発生した場合において、出力条件を先に磁界(電波)検知エラーが満たす場合は、磁界(電波)検知エラー用の動作を実行した後に、磁気(磁石)検知エラーの動作を実行するようにしてもよい。その場合、装飾図柄表示装置208や、ランプ418、532,542、スピーカ120による報知が、磁界(電波)検知エラー用から磁気(磁石)検知エラー用に報知を行う全ての装置(装飾図柄表示装置208、ランプ418、532,542、およびスピーカ120など)が切り替わる(データを上書きする)ように構成してもよく、一または複数の一部の装置のみ(例えば、スピーカ120)が上書きされ、他の一または複数の装置が磁界(電波)検知エラー用の報知を継続するようにしてもよい。
<エラー報知/報知態様の具体例>
次に、図174を用いて、エラー報知の報知態様の具体例について説明する。図174は、パチンコ機100によるエラー報知の報知態様の一例を示した図である。
図174に記載されている液晶表示とは、表示手段(本例では、装飾図柄表示装置208)によるエラー表示を示しており、『』内に記載された文字表示を表示する。ここで、表示手段によるエラー表示は、エラーが解除されるまで表示され、エラーが解除されたら非表示になるように構成されているが、エラーが解除された後も一定期間(例えば、10秒間)表示されるように構成されていてもよいし、エラーが解除されていなくてもエラー発生から一定期間(例えば、30秒間)が経過すると非表示になるように構成されていてもよい。なお、表示手段による表示は、装飾図柄表示装置208による表示に限らず、セグメントや各種ランプの点灯によるエラー表示や導光板による発光表示、POVディスプレイによる表示であってもよい。
図174に記載されている効果音とは、音出力手段(本例では、スピーカ120)による報知であってもよく、『』内を音声にて繰り返し出力する。ここで、音声による報知は、エラーが解除されるまで繰り返し出力されるように構成されているが、エラーが解除されていなくてもエラーが発生してから一定期間(例えば、30秒間)が経過したら音声が出力されないように構成されていてもよく、エラーが解除されてから一定期間(例えば、15秒間)音声が出力される様に構成されていてもよい。
図174に記載されているエラー照明LEDとは、前面枠扉106の表側(遊技者が視認可能な位置)に設けられたLEDであり、払出に関するエラーが発生した場合のみ点灯するように構成されているが、電源、主制御、サブ制御(副制御)に関する各種エラーの一部または全部で点灯するように構成されていてもよいし、一部または全部で点灯しないように構成されていてもよい。また、サブ制御に関する警告(本例では、衝撃警告、打ち方警告)では、エラー照明LEDが点灯されないように構成されているが、点灯してもよい。なお、エラー照明LEDは、常時点灯状態であってもよく、エラーが発生した場合に消灯することでエラーが発生していることを報知してもよい。図174に記載されている払出照明LEDとは、前面枠扉106の表側(遊技者が視認可能な位置)に設けられたLEDであり、払出装置152による払い出しが行われている期間において点灯し、払出装置152による払い出しが行われていない期間は消灯する。また、払出照明LEDは払出に関する一部のエラー(本例では、払出数不足エラー)の発生時にも点灯するが、払出装置152による払い出しが行われている期間においてのみ点灯してもよいし、払出に関するエラーが発生した場合に点灯するように構成されていてもよい。図174に記載されている装飾LEDとは、遊技盤200や枠(本例では、前面枠扉106の枠ランプ122。本体104(内枠)および/または外枠102に装飾LEDが設けられていてもよく、設けられていないように構成されていてもよい)に設けられたランプのことであり、各種演出に応じて発光演出を行う。また、図174に記載されている装飾LEDは、エラーの発生時に発光演出を行っていても、該発光演出を中止しエラー用の発光パターンで点灯する場合がある。(復帰時の例として、エラー中も発光演出を別のレイヤで進行させ、エラーから復帰した際にエラー復帰時点の発光演出が復帰するように構成されていてもよいが、エラーから復帰しても復帰しやすいタイミング(例えば、新たな発光演出の開始時)までは発光演出を行わないように構成されていてもよく、エラーが発生した時点の演出データから復帰するように構成されていてもよい)ここで、各種LEDが点灯することによるエラー報知は、エラーが解除されるまで点灯または点滅し、エラーが解除されたら消灯されるように構成されているが、エラーが解除された後も一定期間(例えば、10秒間)点灯または点滅するように構成されていてもよいし、エラーが解除されていなくてもエラー発生から一定期間(例えば、30秒間)が経過すると消灯するように構成されていてもよい。
本例のパチンコ機100が検出可能なエラーは、(1)払出(払出制御部600)に関するエラー、(2)電源(電源制御部660)に関するエラー、(3)主制御(主制御部300)等に関するエラー、(4)サブ制御(第1副制御部400、第2副制御部500)に関する警告、の4つに大別することができる。以下、各々について説明する。
<エラー報知/報知態様の具体例/払出に関するエラー>
最初に、払出に関するエラーについて説明する。本例の「払出(払出制御部600)に関するエラー」としては、下受け皿満タンエラー(以下、皿満タンエラーともいう。)、ガラス枠開放エラー、払出数不足エラー、払出超過エラー、不正払出エラー、払出個数スイッチエラー、主制御通信エラー、CRユニット未接続エラー、CRユニット通信エラー、扉開放エラーが挙げられる。ここで、払出エラー表示用7セグメントLEDは、払出制御基板(払出基板170)に設けられており、外枠102に対して本体104が開放された場合にのみ視認可能(透明または透過度の高い樹脂によって構成された払出基板ケース172を介して視認可能)である。
本例では、下受け皿満タンエラーが発生した場合には、発光手段(本例では、払出制御基板(払出基板170)に設けられた払出エラー表示用7セグメントLED)に、数字の「2」を表示することで発光手段による報知を行うとともに、表示手段(本例では、装飾図柄表示装置208)による報知(本例では、下受け皿満タンエラーが発生した旨の文字の表示)と、音出力手段(本例では、スピーカ120)による報知(本例では、下受け皿満タンエラーが発生した旨の効果音の出音)を行う。なお、この例では、上皿126と下皿128とを有するパチンコ機100において、下皿128が満タンの場合に、下受け皿満タンエラーが発生する場合を説明している。しかしこれに限らず、上皿126のみを有する(貯留皿が1つの)パチンコ機100の場合は、上皿126が満タンの場合にこのエラー(皿満タンエラー)が発生するようにしてもよい。
また、ガラス枠開放エラーが発生した場合には、第一の発光手段(本例では、払出制御基板(払出基板170)に設けられた払出エラー表示用7セグメントLED)に、数字の「1」を表示することで第一の発光手段による報知を行うとともに、第二の発光手段(本例では、装飾用のLED(枠ランプや盤ランプ))による報知(本例では、装飾用のLED(枠ランプや盤ランプ)の点滅)と、表示手段(本例では、装飾図柄表示装置208)による報知(本例では、ガラス枠開放エラーが発生した旨の表示)と、音出力手段(本例では、スピーカ120)による報知(本例では、ガラス枠開放エラーが発生した旨の効果音の出音)を行う。
また、扉開放エラーが発生した場合には、第一の発光手段(本例では、払出制御基板(払出基板170)に設けられた払出エラー表示用7セグメントLED)に、数字の「1」を表示することで第一の発光手段による報知を行うとともに、第二の発光手段(本例では、装飾用のLED(枠ランプや盤ランプ))による報知(本例では、装飾用のLED(枠ランプや盤ランプ)の点滅)と、表示手段(本例では、装飾図柄表示装置208)による報知(本例では、扉開放エラーが発生した旨の表示)と、音出力手段(本例では、スピーカ120)による報知(本例では、扉開放エラーが発生した旨の効果音の出音)を行う。
また、扉開放エラーの報知とは、ガラス枠開放エラーの報知のことであってもよく、ガラス枠開放エラーと内枠開放エラーの一部の報知態様(例えば、表示手段による報知)を異ならせ、他の報知を同じにしてもよく、全ての報知態様を異ならせるようにしてもよい。また、前面枠扉106を開放した場合には、遊技球の払い出しを中断するようにし、内枠を開放したときに遊技球の払い出しを継続するようにしていてもよい。
また、払出数不足エラーが発生した場合には、第一の発光手段(本例では、払出制御基板(払出基板170)に設けられた払出エラー表示用7セグメントLED)に、数字の「3」を表示することで第一の発光手段による報知を行うとともに、第三の発光手段(本例では、払出照明用のLED)による報知(本例では、払出照明用のLEDの点灯)を行う。なお、払出に関するその他のエラー報知の報知態様と、各エラーの原因、エラー中の遊技機(パチンコ機100)の状態、および、措置は、図174に示す通りである。
<エラー報知/報知態様の具体例/電源に関するエラー>
次に、電源に関するエラーについて説明する。本例の「電源(電源制御部660)に関するエラー」としては、ヒューズ切れ1、ヒューズ切れ2、ヒューズ切れ3が挙げられる。本例では、電源に関するエラーが発生した場合には、エラー報知を行わないようにしている。なお、各エラーの原因、エラー中の遊技機(パチンコ機100)の状態、および、措置は、図174に示す通りである。なお、電源に関するエラーについて、本例では報知を行っていないが、表示手段や音出力手段、各種LEDによる報知を行ってもよい。また、電源基板に電源状態確認LEDが設けられていてもよい。ここで、電源状態確認LEDは電源投入から常時点灯状態であり、エラーが発生した場合に消灯されるように構成されていてもよく、逆に電源投入から消灯状態であり、エラーが発生した場合に点灯されるように構成されていてもよい。
<エラー報知/報知態様の具体例/主制御等に関するエラー>
次に、主制御等に関するエラーについて説明する。本例の「主制御(主制御部300)等に関するエラー」としては、磁気(磁石)検知エラー、外部クロック異常エラー、磁界(電波)検知エラー、スイッチレベル異常エラー、スイッチ未接続エラー、衝撃異常エラー、入賞率異常エラー、大入賞口入賞超過エラー、大入賞口排出超過エラー、ソレノイド異常エラー(大入賞口異常エラー)が挙げられる。
本例では、磁気(磁石)検知エラーが発生した場合には、発光手段(本例では、装飾用のLED(枠ランプや盤ランプ))による報知(本例では、装飾用のLED(枠ランプや盤ランプ)の点滅)と、表示手段(本例では、装飾図柄表示装置208)による報知(本例では、磁気(磁石)検知エラーが発生した旨の文字の表示)と、音出力手段(本例では、スピーカ120)による報知(本例では、磁気(磁石)検知エラーが発生した旨の効果音の出音)を行う。
また、磁界(電波)検知エラーが発生した場合には、発光手段(本例では、装飾用のLED(枠ランプや盤ランプ))による報知(本例では、装飾用のLED(枠ランプや盤ランプ)の点滅)と、表示手段(本例では、装飾図柄表示装置208)による報知(本例では、磁界(電波)検知エラーが発生した旨の文字の表示)と、音出力手段(本例では、スピーカ120)による報知(本例では、磁界(電波)検知エラーが発生した旨の効果音の出音)を行う。また、異常が解消した場合は、30秒経過後にエラーを自動で解除する。
また、衝撃異常エラーが発生した場合には、発光手段(本例では、装飾用のLED(枠ランプや盤ランプ))による報知(本例では、装飾用のLED(枠ランプや盤ランプ)の点滅)と、表示手段(本例では、装飾図柄表示装置208)による報知(本例では、衝撃異常エラーが発生した旨の文字の表示)と、音出力手段(本例では、スピーカ120)による報知(本例では、衝撃異常エラーが発生した旨の効果音の出音)を行う。また、異常が解消した場合は、30秒経過後にエラーを自動で解除する。
また、大入賞口入賞超過エラーが発生した場合には、発光手段(本例では、装飾用のLED(枠ランプや盤ランプ))による報知(本例では、装飾用のLED(枠ランプや盤ランプ)の点滅)と、表示手段(本例では、装飾図柄表示装置208)による報知(本例では、大入賞口入賞超過エラーが発生した旨の文字の表示)と、音出力手段(本例では、スピーカ120)による報知(本例では、大入賞口入賞超過エラーが発生した旨の効果音の出音)を行う。
また、大入賞口排出超過エラーが発生した場合には、エラー報知を行わないようにしている。なお、エラー報知(発光手段(本例では、装飾用のLED(枠ランプや盤ランプ))による報知(本例では、装飾用のLED(枠ランプや盤ランプ)の点滅)と、表示手段(本例では、装飾図柄表示装置208)による報知(本例では、大入賞口排出超過エラーが発生した旨の文字の表示)と、音出力手段(本例では、スピーカ120)による報知(本例では、大入賞口排出超過エラーが発生した旨の効果音の出音))を行うようにしてもよい。
また、ソレノイド異常エラー(大入賞口異常エラー)が発生した場合には、発光手段(本例では、装飾用のLED(枠ランプや盤ランプ))による報知(本例では、装飾用のLED(枠ランプや盤ランプ)の点滅)と、表示手段(本例では、装飾図柄表示装置208)による報知(本例では、ソレノイド異常エラーが発生した旨の文字の表示)と、音出力手段(本例では、スピーカ120)による報知(本例では、ソレノイド異常エラーが発生した旨の効果音の出音)を行う。また、異常が解消した場合は、30秒経過後にエラーを自動で解除する。
なお、入賞率異常エラーは、一般入賞口(本例では、一般入賞口226)、始動口2(本例では、第2特図始動口232)および大入賞口(本例では、可変入賞口234)について同じエラー報知を行うように構成されているが、エラーが発生した入賞口によって異なるエラー報知を行ってもよい。また、入賞率エラーに対応する他のエラーとして、異常入賞エラーがある。異常入賞エラーとは、対象となる入賞口(例えば、一般入賞口226、第2特図始動口232、可変入賞口234など)に或る特定の条件下(例えば、N球発射時、大当り中以外、電サポ(普図高確状態)中以外など)で特定個数以上の入賞が検出された場合に発生するエラーである。異常入賞エラーの発生時は、入賞率異常エラーと同様の遊技機の状態、報知、措置であってもよい。
なお、主制御等に関するエラーに、扉開放エラーが含まれても良い。その場合、扉開放エラーが発生した場合には、発光手段(本例では、装飾用のLED(枠ランプや盤ランプ))による報知(本例では、装飾用のLED(枠ランプや盤ランプ)の点滅)と、表示手段(本例では、装飾図柄表示装置208)による報知(本例では、扉開放エラーが発生した旨の表示)と、音出力手段(本例では、スピーカ120)による報知(本例では、扉開放エラーが発生した旨の効果音の出音)を行う。なお、主制御等に関するその他のエラー報知の報知態様と、各エラーの原因、エラー中の遊技機(パチンコ機100)の状態、および、措置は、図174に示す通りである。
<エラー報知/報知態様の具体例/サブ制御に関する警告・エラー>
次に、サブ制御に関する警告・エラーについて説明する。本例の「サブ制御(第1副制御部400、第2副制御部500)に関する警告・エラー」としては、衝撃警告、打ち方警告、演出可動手段エラーが挙げられる。本例では、衝撃警告が発生した場合には、表示手段(本例では、装飾図柄表示装置208)による報知(本例では、衝撃警告が発生した旨の文字の表示)を行うが、発光手段による報知は行わない。
また、打ち方警告が発生した場合には、表示手段(本例では、装飾図柄表示装置208)による報知(本例では、打ち方警告が発生した旨の文字の表示)と、音出力手段(本例では、スピーカ120)による報知(本例では、打ち方警告が発生した旨の効果音の出音)を行うが、発光手段による報知は行わない。
演出可動手段エラーとは、電源投入時に各種演出可動手段(本例では、演出可動体224、遮蔽手段246、家紋役物224E、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gd及び千両箱役物224Hなどの遊技盤に設けられた演出可動手段。(本例では、前面枠扉106。本体104や外枠102に設けられていてもよい)なお、枠に演出可動手段が設けられている場合は、枠の演出可動手段を含むが、含まなくてもよい。また、枠に演出可動手段が設けられていなくてもよい)の初期動作を行った際に異常があったと判定された場合に発生するエラーである。ここで言う異常とは、初期動作が正常に行われなかった場合を示しているが、例えば、各演出可動手段の初期位置にあるセンサ(初期位置にある場合はON)がOFFの状態であり、1または複数回リトライ動作を行ってもONにならなかった場合や、センサがONの状態が継続していると判定された場合を示していてもよい。また、初期動作とは、原点復帰動作、センサチェック動作、フルストローク動作の全てまたはいずれか1つまたは2つの動作から構成されていてもよい。ここで、原点復帰動作とは、初期位置のセンサの状態を確認し、初期位置のセンサがOFF(初期位置にない)の演出可動手段のみを初期位置に戻す動作のことである。また、センサチェック動作とは、センサの故障を確認するための動作であり、センサがONからOFFへ切り替えられる最低限の動作を行う動作である。また、フルストローク動作とは、演出可動手段が動作可能な最大位置まで移動し、初期位置に戻る動作である。なお、原点復帰動作とフルストローク動作を一の動作で行ってもよい。(例えば、原点位置にない演出可動手段を初期位置に戻し、そのままフルストローク動作を行うなど)また、センサチェック動作とフルストローク動作を一の動作で行ってもよい。また、全ての演出可動手段について原点復帰動作が行われた後に、センサチェック動作および/またはフルストローク動作が予め決められた順番で行われるように構成されていてもよい。(例えば、演出可動体A→演出可動体B→演出可動体Cの順番で初期動作が行われる場合であって、演出可動体Bが初期位置にない場合は、演出可動体A〜Cについて原点復帰動作が行われた後(見た目上は、演出可動体Bについて動作)に、演出可動体A→演出可動体B→演出可動体Cの順番でセンサチェック動作および/またはフルストローク動作が行われる。)また、原点位置にない演出可動手段について初期動作で行われた後に、他の演出可動手段について初期動作を行うように構成されていてもよい。(例えば、演出可動体A→演出可動体B→演出可動体Cの順番で初期動作が行われる場合であって、演出可動体Bの初期位置のセンサがOFFの場合、演出可動体Bについて初期動作が行われ、その後に演出可動体A→演出可動体Cの初期動作が行われる。)なお、複数の演出可動手段が初期位置にないと判定した場合、優先順位の高い演出可動手段から初期動作(原点復帰動作または原点復帰動作を含む初期動作)が行われるように構成されていてもよい。
また、演出可動手段エラーは、演出可動手段のコネクタが接続が正しく接続されていない場合や演出可動手段のハーネスの断線またはコネクタの損傷などにより演出可動手段が各種回路(例えば、図93の駆動回路422など)に正常に接続されていない状態でも発生するエラーである。なお、「演出可動手段の接続不良(配線不良)に関するエラー」と「電源投入時に各種演出可動手段の初期動作を行った際に異常があったと判定された場合に発生するエラー」を別々のエラーに分けて報知してもよい。
また、演出可動手段エラーは、後述する復帰中表示の表示中に表示される場合があるエラーであるが、復帰中表示の表示中に表示されないように構成されていてもよい。
なお、サブ制御に関するエラーは、主制御や払出に関するエラーと同じ表示態様(表示領域やフォントの大きさ、色、画像の形状、表示位置等)でエラー表示が行われてもよく、異なる表示態様でエラー表示が表示されてもよい。また、サブ制御に関する警告は、サブ制御に関するエラー表示と異なる表示態様で表示されてもよいが、同じ表示態様で表示されてもよい。また、サブ制御に関する警告は、主制御に関するエラー表示と異なる表示態様で表示されてもよいが、同じ表示態様で表示されてもよい。また、サブ制御に関する警告は、払出制御に関するエラー表示と異なる表示態様で表示されてもよいが、同じ表示態様で表示されてもよい。
また、サブ制御に関するエラー(本例では、演出可動手段エラー)で、表示手段によるエラー表示の他に、枠や遊技盤200に設けられた装飾LEDが点灯または点滅するように構成されていてもよいし、音出力手段によりエラーが報知されるように構成されてもよいし、その両方を行ってもよい。
また、サブ液晶に関するエラー報知は、遊技者による操作手段(例えば、演出ボタン136(チャンスボタン))の操作によってエラー報知の一部または全部が終了するように構成されていてもよい。(エラー報知の一部が終了するとは、例えば、演出可動手段エラーの発生中に演出ボタン136を操作した場合に、エラー表示はそのまま表示されるが、音出力手段によるエラー報知は終了し、遊技盤の装飾LEDによる点滅表示が終了し、枠の装飾LEDも一部が消灯し、他の一部による点滅がそのまま継続するなど。このように操作手段を操作することで、演出手段Aのエラー報知は継続、演出手段Bのエラー報知は終了、演出手段Cの一部が終了し、他の一部がそのまま継続する場合が考えられる。演出手段A〜Cは、音出力手段、表示手段、装飾LEDなどが該当する。)
なお、電源投入時に液晶ローディング表示を表示する場合に、液晶ローディング表示中にエラー表示が表示されないように構成されていてもよく、表示される場合があってもよい。ここで、液晶ローディング表示とは、第2副制御部500のROM506に記憶されたデータを読み込みしている状態を示す表示のことである。第2副制御部500のRON506に記憶されたデータの読み込みが完了すると、図柄停止表示(デモ画面または図柄変動表示間に表示される図柄停止表示)または復帰中表示(準備中表示)が表示される。復帰中表示は、図柄変動中や大当り中に遊技制御が復帰した場合に表示される表示であり、図柄変動中であれば図柄が停止するまで(特図表示確定タイマが0になるまで)、大当り中であれば大当りが終了するまで(当り終了表示タイマが0となるまで)表示される。なお、図柄変動中の特定のタイミング(例えば、スーパーリーチ演出の開始や3つの装飾図柄の仮停止表示など)で復帰中表示から図柄変動表示に復帰するように構成されてもよい。また、大当り中の特定のタイミング(例えば、特定のラウンドの開始または終了、大当り開始演出の開始または終了、大当り終了表示の開始または終了)で復帰中表示から各種大当り表示が表示されてもよい。ここで、復帰中表示の表示中に、上述したエラー表示の全部または一部についても表示される場合があってもよいが、他のエラー表示の全部または一部について表示されないように構成されていてもよい。また、液晶ローディング表示の表示中に上述の全てのエラー表示が表示されないように構成されているが、一部または全てのエラー表示が液晶ローディング表示の表示中に表示される場合があってもよい。
なお、変化演出表示とは、変化予告表示のことであってもよい。
なお、保留アイコンの表示態様が遊技者によってアイコンAに選択されている場合において、保留先読み予告が開始されるとアイコンAが遊技者が選択可能なアイコンB〜アイコンGに強制的に変化する場合があってもよいし、保留先読み予告が開始されるとアイコンAが遊技者が選択不可のアイコンの態様に変化する場合があってもよい。
なお、演出に関する操作手段が複数設けられていてもよい。ここで、操作手段A(例えば、チャンスボタン136)と操作手段B(レバー)が設けられている場合、操作手段Aの操作を促す画像(または、操作手段Aの外観を示す画像や「操作手段Aを押せ」等の文字表示。以下、「操作手段画像A」という。)が表示された場合の方が、操作手段Bの操作を促す画像(または、操作手段Bの外観を示す画像や「操作手段Bを押せ」等の文字表示。以下、「操作手段画像B」という。)が表示された場合よりも最終的に大当り図柄態様が確定表示されやすいように構成されていてもよいが、大当り図柄態様が確定表示されやすい操作手段に関する画像が逆であってもよく、大当り図柄態様が確定表示されやすさが変わらなくてもよい。ここで、操作手段Aについてオートボタン機能が働くが操作手段Bについてはオートボタン機能が働かなくてもよく、オートボタン機能が働く操作手段が逆であってもよく、両方の操作手段についてオートボタン機能が働いてもよく、両方の操作手段についてオートボタン機能が働かなくてもよい。また、操作手段画像Bが表示された方が操作手段画像Aが表示された場合よりもナビキャラクタの表示態様の変化が成功しやすいように構成されていてもよいが、逆であってもよく、表示された操作手段画像によってナビキャラの表示態様の変化の成功度が異ならないように構成されていてもよい。(つまり、同じであってもよい。)また、操作手段画像Bが表示された方が操作手段画像Aが表示された場合よりもナビキャラクタの表示態様が大当り期待度の高い表示態様に変化しやすいように構成されていてもよいが、逆であってもよく、表示された操作手段画像によってナビキャラクタが変化しやすい表示態様が異ならないように構成されていてもよい。(つまり、同じであってもよい。)また、操作手段画像Aが表示される頻度が操作手段画像Bが表示される頻度よりも多いが、逆であってもよく、同じであってもよい。また、操作手段画像Aが操作手段画像Bに変化する演出(昇格演出または降格演出)が行われる場合があってもよい。ここで、操作手段画像Aが操作手段画像Bに昇格する期間は、操作手段Aの操作有効期間の有効期間外かつ操作手段Bの操作有効期間が開始される前であってもよく、操作手段Aの操作有効期間の期間外かつ操作手段Bの操作有効期間の期間中であってもよく、操作手段Aの操作有効期間の期間中かつ操作手段Bの操作有効期間の有効期間外であってもよく、操作手段Aの操作有効期間の期間中かつ操作手段Bの操作有効期間の期間中であってもよい。なお、操作手段画像Bから操作手段画像Aに変化する場合についても同様である。以上、ここでの説明では、操作手段Aと操作手段Bの2つの操作手段を例にあげて説明したが、操作手段は3つ以上でも同様である。
なお、遊技者によって選択可能な演出は、特図始動口、普図始動口、一般入賞口および/または演出用ゲート(ゲート内に進入し、センサ検知されても賞球が行われず、演出のみ行われるゲート)を通過したことによって得られたポイントに応じて増加する場合があってもよい。ここで、通過したことによって得られたポイント数と獲得される演出は一対一関係であってもよく、通過したことによって得られたポイントが特定のポイントになると、例えば装飾図柄表示装置208にて「これから獲得される演出を抽選する演出を行う表示(ガチャ演出)」が行われ、第1副制御部400による演出抽選により当選した演出が獲得されるように構成されていてもよい。
なお、遊技者が操作手段(例えば、チャンスボタン136)を操作することによって、ナビキャラクタの表示と非表示が切り替え可能に構成されていてもよい。ナビキャラクタの表示・非表示の切り替えは常時可能であってもよく、ナビキャラクタの表示中のみ可能であってもよく、図柄の変動開始から一定期間が経過するまで(例えば、一または複数、若しくは全ての装飾図柄が仮停止する等)可能であってもよく、スーパーリーチ演出の実行中はナビキャラクタの表示・非表示の切り替えができないように構成されていてもよく、スーパーリーチ演出の実行中ナビキャラクタの表示・非表示の切り替えができるように構成されていてもよく、図柄停止中(特図の停止中)のみ表示・非表示が切り替えられるように構成されていてもよい。
以上、本発明をパチンコ機(弾球遊技機)に適用させた例について詳細に説明したが、本発明の遊技台は、これに限るものではなく、例えば、メダルや遊技球(パチンコ球)を使用する回胴遊技機(スロットマシン)にも適用可能である。すなわち、これまでに説明したパチンコ機100は、ぱちんこ(1種+1種)であるが、他のぱちんこ(例えば、1種、2種、3種、1種+2種等)でもよく、スロット等(パロット、じゃん球)でもよい。より具体的には、メダル(遊技媒体)を投入してスタートレバーを操作することでリールを回転させるとともに、内部抽選によって役を内部決定し、ストップボタンを操作することでリールを停止させたときに、図柄表示窓上に内部決定に応じて予め定められた図柄の組み合わせが表示されると役が成立し、メダルの払い出しを伴う役が成立した場合には、規定数のメダルを払い出すなど遊技者に特典が与えられるようした回胴遊技機(スロットマシン)であってもよい。あるいは、所定数の遊技球を封入球として封入し、前記封入球を遊技領域へ発射して遊技を行い、所定の進入領域に前記封入球が入賞したことに基づいて遊技者に所定の遊技価値を付与し、前記所定の進入領域に入賞した前記封入球または入賞しなかった前記封入球を再び前記遊技領域へ発射して循環使用可能な封入球式遊技台であってもよい。
このように、本発明は、様々な種類の遊技台に適用可能であり、以下、図面を用いてさらに具体的に説明する。
図175は、本発明を適用可能な封入式のパチンコ機の正面図である。
図175に示す封入式のパチンコ機900では、所定数の遊技媒体(例えば、遊技球)を遊技台内部で循環させる。すなわち、発射手段901から遊技領域902に発射された遊技媒体が、遊技領域902から排出されて再び発射手段901へ供給可能としている。また、遊技媒体の数(賞球、貸球、総持玉数等)の情報や、その他の情報を表示する表示手段903が遊技台前面の遊技領域902の下方に配設されており、図90に示す上皿126や下皿128は設けられていない。
図176は、本発明を適用可能なスロットマシンを正面側(遊技者側)から見た外観斜視図である。
このスロットマシン1000は、本体1001と、本体1001の正面に取付けられ、本体1001に対して開閉可能な前面扉1002と、を備える。本体1001の中央内部には、(図176において図示省略)外周面に複数種類の図柄が配置されたリールが3個(左リール1010、中リール1011、右リール1012)収納され、スロットマシン1000の内部で回転できるように構成されている。これらのリール1010乃至1012はステッピングモータ等の駆動手段により回転駆動される。
図176に示すスロットマシン1000では、各図柄は帯状部材に等間隔で適当数印刷され、この帯状部材が所定の円形筒状の枠材に貼り付けられて各リール1010乃至1012が構成されている。リール1010乃至1012上の図柄は、遊技者から見ると、図柄表示窓1013から縦方向に概ね3つ表示され、合計9つの図柄が見えるようになっている。そして、各リール1010乃至1012を回転させることにより、遊技者から見える図柄の組み合せが変動することとなる。つまり、各リール1010乃至1012は複数種類の図柄の組合せを変動可能に表示する表示手段として機能する。なお、このような表示手段としてはリール以外にも液晶表示装置等の電子画像表示装置も採用できる。また、図176に示すスロットマシン1000では、3個のリールをスロットマシン1000の中央内部に備えているが、リールの数やリールの設置位置はこれに限定されるものではない。
各々のリール1010乃至1012の裏面には、図柄表示窓1013に表示される個々の図柄を照明するためのバックライト(図176において図示省略)が配置されている。バックライトは、各々の図柄ごとに遮蔽されて個々の図柄を均等に照射できるようにすることが望ましい。なお、スロットマシン1000内部において各々のリール1010乃至1012の近傍には、投光部と受光部から成る光学式センサ(図示省略)が設けられており、この光学式センサの投光部と受光部の間をリールに設けられた一定の長さの遮光片が通過するように構成されている。このセンサの検出結果に基づいてリール上の図柄の回転方向の位置を判断し、目的とする図柄が入賞ライン上に表示されるようにリール1010乃至1012を停止させる。
入賞ライン表示ランプ1020は、有効となる入賞ライン1014を示すランプである。有効となる入賞ラインは、遊技媒体としてベットされたメダルの数によって予め定まっている。入賞ライン1014は5ラインあり、例えば、メダルが1枚ベットされた場合、中段の水平入賞ラインが有効となり、メダルが2枚ベットされた場合、上段水平入賞ラインと下段水平入賞ラインが追加された3本が有効となり、メダルが3枚ベットされた場合、右下り入賞ラインと右上り入賞ラインが追加された5ラインが入賞ラインとして有効になる。なお、入賞ライン1014の数については5ラインに限定されるものではなく、また、例えば、メダルが1枚ベットされた場合に、中段の水平入賞ライン、上段水平入賞ライン、下段水平入賞ライン、右下り入賞ラインおよび右上り入賞ラインの5ラインを入賞ラインとして有効としてもよい。
告知ランプ1023は、例えば、内部抽選において特定の入賞役(具体的には、ボーナス)に内部当選していること、または、ボーナス遊技中であることを遊技者に知らせるランプである。遊技メダル投入可能ランプ1024は、遊技者が遊技メダルを投入可能であることを知らせるためのランプである。再遊技ランプ1022は、前回の遊技において入賞役の一つである再遊技に入賞した場合に、今回の遊技が再遊技可能であること(メダルの投入が不要であること)を遊技者に知らせるランプである。リールパネルランプ1028は演出用のランプである。
ベットボタン1030乃至1032は、スロットマシン1000に電子的に貯留されているメダル(クレジットという。)を所定の枚数分投入するためのボタンである。図176に示すスロットマシン1000においては、ベットボタン1030が押下される毎に1枚ずつ最大3枚まで投入され、ベットボタン1031が押下されると2枚投入され、ベットボタン1032が押下されると3枚投入されるようになっている。以下、ベットボタン1032はMAXベットボタンとも言う。なお、遊技メダル投入ランプ1029は、投入されたメダル数に応じた数のランプを点灯させ、規定枚数のメダルの投入があった場合、遊技の開始操作が可能な状態であることを知らせる遊技開始ランプ1021が点灯する。
メダル投入口1034は、遊技を開始するに当たって遊技者がメダルを投入するための投入口である。すなわち、メダルの投入は、ベットボタン1030乃至1032により電子的に投入することもできるし、メダル投入口1034から実際のメダルを投入(投入操作)することもでき、投入とは両者を含む意味である。貯留枚数表示器1025は、スロットマシン1000に電子的に貯留されているメダルの枚数を表示するための表示器である。遊技情報表示器1026は、各種の内部情報(例えば、ボーナス遊技中のメダル払出枚数)を数値で表示するための表示器である。払出枚数表示器1027は、何らかの入賞役に入賞した結果、遊技者に払出されるメダルの枚数を表示するための表示器である。
スタートレバー1035は、リール1010乃至1012の回転を開始させるためのレバー型のスイッチである。即ち、メダル投入口1034に所望するメダル枚数を投入するか、ベットボタン1030乃至1032を操作して、スタートレバー1035を操作すると、リール1010乃至1012が回転を開始することとなる。スタートレバー1035に対する操作を遊技の開始操作と言う。このスロットマシン1000では、スタートレバー1035が操作されたことに基づいて、複数種類の役のうち、いずれの役に当選しているか否かの抽選を行う内部抽選処理が実行され、スロットマシン1000を遊技者にとって相対的に有利な状態とするかあるいは相対的に不利な状態にするかが決定される。
ストップボタンユニット1036には、ストップボタン1037乃至1039が設けられている。ストップボタン1037乃至10310は、スタートレバー1035の操作によって回転を開始したリール1010乃至1012を個別に停止させるためのボタン型のスイッチであり、各リール1010乃至1012に対応づけられている。以下、ストップボタン1037乃至1039に対する操作を停止操作と言い、最初の停止操作を第1停止操作、次の停止操作を第2停止操作、最後の停止操作を第3停止操作という。なお、各ストップボタン1037乃至1039の内部に発光体を設けてもよく、ストップボタン1037乃至1039の操作が可能である場合、該発光体を点灯させて遊技者に知らせることもできる。
メダル返却ボタン1033は、投入されたメダルが詰まった場合に押下してメダルを取り除くためのボタンである。精算ボタン1043は、スロットマシン1000に電子的に貯留されたメダル、ベットされたメダルを精算し、メダル払出口1055から排出するためのボタンである。ドアキー孔1040は、スロットマシン1000の前面扉1002のロックを解除するためのキーを挿入する孔である。メダル払出口1055は、メダルを払出すための払出口である。
また、図176に示すスロットマシン1000には、図90に示すパチンコ機100に設けられていた操作キーユニット181と同じ操作キーユニット1090が、MAXベットボタン1032とメダル投入口1034の間に設けられている。この操作キーユニット1090も、十字キーとOKボタンとキャンセルボタンを有する。さらに、その操作キーユニット1090の横には、図90に示すパチンコ機100に設けられていたチャンスボタン136と同じ演出ボタン1091が設けられている。
音孔1060はスロットマシン1000内部に設けられているスピーカの音を外部に出力するための孔である。前面扉1002の左右各部に設けられたサイドランプ1044は遊技を盛り上げるための装飾用のランプである。前面扉1002の上部には演出装置1080が配設されている。この演出装置1080は、水平方向に開閉自在な2枚の右扉1063a、左扉1063bからなる扉(シャッタ)部材1063と、この扉部材1063の奥側に配設された液晶表示装置1057(図示省略)を備えており、2枚の右扉1063a、左扉1063bが液晶表示装置1057の手前で水平方向外側に開くと液晶表示装置1057(図示省略)の表示画面がスロットマシン1000正面(遊技者側)に出現する構造となっている。なお、液晶表示装置でなくとも、種々の演出画像や種々の遊技情報を表示可能に構成されていればよく、例えば、ドットマトリクスディスプレイ、有機ELディスプレイ、プラズマディスプレイ、或いは、プロジェクタとスクリーンとからなる表示装置等でもよい。また、表示画面は、方形をなし、その全体を遊技者が視認可能に構成している。図176に示すスロットマシン1000では、表示画面は長方形の平坦面であるが、正方形の平坦面でもよい。また、表示画面の周縁に不図示の装飾物を設けて、表示画面の周縁の一部が該装飾物に隠れる結果、表示画面が異形に見えるようにすることもできる。さらに、表示画面は曲面をなしていてもよい。
以上説明したスロットマシン1000では、操作手段としては、ベットボタン1030〜1032、スタートレバー1035、ストップボタン1037〜1039等の他、操作キーユニット1090(第一の操作手段や第三の操作手段の一例)や演出ボタン1091(第二の操作手段の一例)があげられる。さらに、図176に示すスロットマシン1000では、機器のタイトル等を表示した表示パネル1070が、前側に向かって突出可能である。また、表示パネル1070内部には、発光ダイオード(LED)が内蔵されている。図176に示す表示パネル1070は初期位置にある。この表示パネル1070は、前側に向かって突出してきた場合には、押し込み操作を行うことができ、透過部191と同じように、操作手段(ボタン)として機能し、操作手段の一例(例えば、第一の操作手段の一例)に相当するとともに、可動手段の一例にも相当する。また、操作キーユニット1090の各ボタンや、演出ボタン1091や、表示パネル1070は振動可能である。ただし、操作キーユニット1090の各ボタンは振動しないものであってもよい。
以上の記載では、
『 表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208、第1装飾図柄表示装置208Lのみ、あるいは第1〜第3装飾図柄表示装置208L〜Nのうちの複数の組合せ(全部を含む)、第2表示装置208S等]を備えた遊技台であって、
前記表示手段は、複数種類の表示を表示可能な手段であり、
前記複数種類の表示のうちの一の種類の表示は、第一のアイコン[例えば、変動アイコンh0]であり、
前記第一のアイコンとは、実行中の図柄変動表示[例えば、当該図柄変動表示]に関するアイコン(以下、「変動アイコン」という。)のことであり、
前記変動アイコンは、第一の表示態様[例えば、デフォルト(白色)の表示態様]で表示される場合があるアイコンであり、
前記変動アイコンは、第二の表示態様[例えば、白色点滅、青色、緑色、赤色、金色、虹色の表示態様等]で表示される場合があるアイコンであり、
前記第二の表示態様の前記変動アイコンが表示された場合の方が、前記第一の表示態様の該変動アイコンが表示された場合よりも、最終的に大当り図柄態様が確定表示されやすく[例えば、大当りの期待度が高い]、
前記複数種類の表示のうちの一の種類の表示は、第二のアイコン[例えば、ナビキャラクタYMのアイコン等]であり、
前記第二のアイコンは、連続する図柄変動表示を跨いで表示される場合があるアイコンであり[例えば、図135(い1)〜同図(い12)等]、
前記第二のアイコンは、前記変動アイコンを前記第一の表示態様から前記第二の表示態様へ変化させる演出[例えば、図135(い−9)〜同図(い11)に示す演出等]に用いられる場合があるアイコンであり、
前記第二のアイコンは、第三の表示態様[例えば、デフォルトの色の着物を着た殿様の表示態様、殿様の表示態様、コパンダの表示態様]で表示される場合があるアイコンであり、
前記第二のアイコンは、第四の表示態様[例えば、白色点滅、青色、緑色、赤色、金色、虹色の着物を着た殿様の表示態様、姫の表示態様、番長の表示態様、ロボットの表示態様]で表示される場合があるアイコンであり、
前記第三の表示態様と前記第四の表示態様が異なる、
ことを特徴とする遊技台。』
について説明した。
ここで、前記変動アイコンは、前記表示手段におけるアイコン表示領域に表示される場合があるアイコンであり、前記第二のアイコンは、前記アイコン表示領域に表示される場合があるアイコンであってもよい。また、前記変動アイコンと前記第二のアイコンは、前記アイコン表示領域に同時に表示される場合があるアイコンであってもよい。すなわち、前記第二のアイコンは、第一の期間の間、前記アイコン表示領域に前記変動アイコンと同時に表示されるアイコンであってもよい。さらに、前記第二のアイコンは、前記アイコン表示領域の外に表示される場合があるアイコンであってもよい。あるいは、前記アイコン表示領域は、移動可能な表示領域であってもよいし、分割されて互いに異なる位置に移動する場合がある表示領域であってもよい。
また、「跨いで」とは、図柄の停止表示の期間(変動停止期間)を間に挟むことである。また、前記第二のアイコンは、図柄変動表示の表示中に継続して表示されるアイコンであってもよいし、途中で一旦消えるアイコンであってもよい。また、図柄の停止表示の表示中も、継続して表示されるアイコンであってもよいし、途中で一旦消えるアイコンであってもよいし、あるいは該停止表示の表示中は消え続けているアイコンであってもよい。
また、「連続する図柄変動表示を跨いで表示される場合があるアイコン」とは、「常時表示されているアイコンであり、一旦消去されて、再表示される場合があるアイコン」のことである。
また、前記第二のアイコンは、前記第三の表示態様から前記第四の表示態様へ変化する場合があってもよい。
なお、前記表示手段は、複数種類の表示を必ず表示する手段であってもよい。
また、
『 前記第二のアイコンは、一回の図柄変動表示に限って表示される場合もあるアイコンである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、前記第二のアイコンは、或る条件を満たした場合に表示されるアイコンであってもよい。ここにいう或る条件の一例として、保留n個以上であること、先読み予告が行われている保留があること、遊技者によるカスタマイズが行われていること、或る予告(例えば、タイマ予告、会話予告等)が表示されていること、前記第二のアイコンが先読み予告の予告表示であること、前記第二のアイコンがストックされていること、実行中の図柄変動表示における大当りの期待度が高いこと、予告抽選に当選したこと等を列挙することができる。すなわち、前記或る条件としては、上記列挙したもの総てであってもよい。一方、上記列挙したものの中でも適用されないものがあってもよい。
また、
『 前記第二のアイコンは、前記変動アイコンとは別のアイコンである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『前記複数種類の表示のうちの一の種類の表示は、変化演出表示[例えば、宝箱のアイコンI1、UFOアイコンUFI、ボタン保留アイコン、メータ表示MW,MGのアイコン、巨大なパンダ、爺のキャラクタによる「ナビキャラが変化」という文字表示を含む会話予告、襖の画像、ワイプ演出用の襖画像等]であり、
前記変化演出表示は、前記第二のアイコンを前記第三の表示態様から前記第四の表示態様へ変化させる演出[例えば、図133(あ3−1)〜同図(あ6)、図134(あ6−3−2)〜同図(あ6−3−4a)、図141(く1−3−1)〜同図(く1−3−4)、図149に示すメータ演出、図147(し2−2−1)〜同図(し2−2−3)、図158(アb1)〜(アb2)、図138(お6)〜同図(お8)、図165(エ9−2−1)等]に用いられる場合がある表示である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
すなわち、前記変化演出表示は、前記第二のアイコンが前記第三の表示態様で表示されている状態で表示される場合がある表示であり、前記変化演出表示は、前記第二のアイコンの表示態様が前記第三の表示態様から前記第四の表示態様へ変化することについての予告表示である。
また、前記変化演出表示は、前記変動アイコンの表示態様を変化させる演出に用いられる場合があるアイコンであってもよい。あるいは反対に、前記変化演出表示は、前記変動アイコンの表示態様を変化させる演出には用いられないアイコンであってもよく、この場合には、前記変化演出表示は、前記第二のアイコンの表示態様を変化させる演出にのみ用いられるアイコンであってもよい。
また、前記第二のアイコンは、前記変化演出表示が表示されると、前記第三の表示態様から前記第四の表示態様へ必ず変化するアイコンであってもよい。
また、前記変化演出表示は、前記第二のアイコンが非表示の状態でも表示される場合がある表示であってもよい。
また、
『 前記第二のアイコンは、前記変化演出表示が表示されても、表示態様が変化しない場合[例えば、図133(3−2−1)〜同図(3−2−2)、図141(く1−3−1)〜同図(く1−3−3b2)、図158(ア4−2)、図158(ア6−2)]もあるアイコンである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記第四の表示態様の前記第二のアイコンが表示されている場合の方が、前記第三の表示態様の該第二のアイコンが表示されている場合よりも、最終的に大当り図柄態様が確定表示されやすい[例えば、大当りの期待度が高い]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、「前記第三の表示態様の該第二のアイコンが表示されている場合」とは、「前記第三の表示態様の該第二のアイコンが表示され、該第二のアイコンが該第四の表示態様へ変化しない場合」のことであってもよい。
また、前記第二のアイコンが前記第三の表示態様で表示されている状態は、前記第二のアイコンが前記第四の表示態様で表示されている状態よりも、最終的に大当り図柄態様が確定表示されにくくてもよい。
また、
『 前記第二のアイコンは、実行中の図柄変動表示における大当りについての予告表示[例えば、図136(う20−1)、図145(こb15−1)]である場合があるアイコンである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、「前記第二のアイコンは、実行中の図柄変動表示における大当りについての予告表示である場合がある、」とは、「実行中の図柄変動表示における大当りの予告が、第二のアイコンによって行われる」ことであってもよい。
ここで、前記第三の表示態様は、デフォルトの表示態様であってもよく、前記第四の表示態様は、実行中の図柄変動表示における大当りについての予告の表示態様であってもよい。
また、
『 前記第二のアイコンは、先読み予告の予告表示[例えば、図141(け5−1)〜同図(け13)、図144(こアa11)]である場合があるアイコンである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、「前記第二のアイコンは、先読み予告の予告表示である場合がある」とは、「第二のアイコンによって先読み予告が行われる」ことであってもよい。
ここで、前記第三の表示態様は、デフォルトの表示態様であってもよく、前記第四の表示態様は、先読み予告の表示態様であってもよい。
また、前記第二のアイコンは、前記変動アイコンとしても機能するアイコンであってもよい。すなわち、この場合には、前記第一のアイコンと前記第二のアイコンとによって2種類の変動アイコンが表示されていることになる。
また、前記第二の表示態様の前記変動アイコンと、前記第四の表示態様の前記第二のアイコンの両方のアイコンが表示された場合の方が、該両方のアイコンが表示されない場合よりも、最終的に大当り図柄態様が確定表示されやすくてもよい。
また、前記第二の表示態様の前記変動アイコンと、前記第四の表示態様の前記第二のアイコンの両方のアイコンが表示された場合の方が、該両方のアイコンのうちのいずれか一方のアイコンのみが表示された場合よりも、最終的に大当り図柄態様が確定表示されやすくてもよい。
また、前記第二の表示態様の前記変動アイコンと、前記第四の表示態様の前記第二のアイコンとのうちのいずれか一方のアイコンが表示された場合の方が、いずれのアイコンも表示されない場合よりも、最終的に大当り図柄態様が確定表示されやすくてもよい。
また、前記第二の表示態様の前記変動アイコンと、前記第四の表示態様の前記第二のアイコンの両方のアイコンが表示された場合の方が、該両方のアイコンが表示されない場合よりも、最終的に大当り図柄態様が確定表示されやすくてもよい。
また、デフォルトの表示態様とは異なる表示態様(例えば、前記第二の表示態様)の前記変動アイコンと、デフォルトの表示態様(例えば、前記第三の表示態様)の前記第二のアイコンが表示されている状態の方が、デフォルトの表示態様(例えば、前記第一の表示態様)の前記変動アイコンと、デフォルトの表示態様とは異なる表示態様(例えば、前記第四の表示態様)の前記第二のアイコンが両方表示されている状態よりも、最終的に大当り図柄態様が確定表示されやすくてもよい。
あるいは反対に、デフォルトの表示態様とは異なる表示態様(例えば、前記第二の表示態様)の前記変動アイコンと、デフォルトの表示態様(例えば、前記第三の表示態様)の前記第二のアイコンが表示されている状態の方が、デフォルトの表示態様(例えば、前記第一の表示態様)の前記変動アイコンと、デフォルトの表示態様とは異なる表示態様(例えば、前記第四の表示態様)の前記第二のアイコンが両方表示されている状態よりも、最終的に大当り図柄態様が確定表示されやすくてもよい。
また、前記変動アイコンは、第五の表示態様で表示される場合があるアイコンであり、前記変動アイコンが前記第五の表示態様で表示された場合、最終的に大当り図柄態様が必ず確定表示されてもよい。また、前記第二のアイコンは、第六の表示態様で表示される場合があるアイコンであり、前記第二のアイコンが前記第六の表示態様で表示された場合、最終的に大当り図柄態様が必ず確定表示されてもよい。なお、前記変動アイコンが前記第五の表示態様で表示されているのに対して前記第二のアイコンは前記三の表示態様、あるいは前記第四の表示態様で表示されている場合があってもよい。また、前記第二のアイコンが前記第六の表示態様で表示されているのに対して前記変動アイコンは前記一の表示態様、あるいは前記第二の表示態様で表示されている場合があってもよい。
さらには、前記変動アイコンが前記第五の表示態様で表示され、前記第二のアイコンが前記第六の表示態様で表示されている場合があってもよい。この場合、例えば、有利な大当りが確定(例えば、確変付き大当り確定、長いラウンドの大当り確定)したり、レアなリーチ(例えば、全回転リーチ等)が出現しやすかったり、他のプレミア演出が出現しやすかったり、復活大当りしやすかったりしてもよい。あるいは逆に、復活大当りしにくくてもよい。また、操作手段の態様が変化(例えば、ボタンが飛び出したり、回転したり、凹んだり、内蔵ランプがレアな発光態様(例えば、七色に変化するレインボー発光態様)で発光したり)してもよい。また、演出カスタマイズの特典が手に入ったり、大当り遊技中に選択することができる演出の数が増えたり、特別なスーパーリーチが開始されたり、特別な大当りラウンド(例えば、第二のアタッカーが開放するラウンド)が開始されたりしてもよい。
また、前記変動アイコンの表示態様と、前記第二のアイコンの表示態様の組合せによって、演出の種類(例えば、スーパーリーチの種類等)が示唆される場合があってもよい。例えば、前記変動アイコンの表示態様が殿様で、前記第二のアイコンの表示態様が剣豪であった場合には、殿様と剣豪が決闘する剣豪リーチに発展することが示唆されてもよい。あるいは、前記変動アイコンの表示態様が兜で、前記第二のアイコンの表示態様が殿様であった場合には、2つのアイコンが表示されて初めて、当該変動の予告(通常予告)として機能するように構成されていてもよい。
また、前記変動アイコンの表示態様と、前記第二のアイコンの表示態様の組合せによって、大当りの信頼度(期待度)が異なってもよい。例えば、前記第一の表示態様の前記変動アイコンと、前記第四の表示態様の前記第二のアイコンの組合せと、前記第二の表示態様の前記変動アイコンと、前記第三の表示態様の前記第二のアイコンの組合せとでは、大当りの信頼度(期待度)が異なってもよい。
また、
『 前記第四の表示態様の前記第二のアイコンが表示されている場合の方が、前記第三の表示態様の該第二のアイコンが表示されている場合よりも、前記変動アイコンが前記第一の表示態様から前記第二の表示態様に変化しやすい、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、前記第一の表示態様の前記変動アイコンが前記第二の表示態様に変化する確率は、前記第四の表示態様の前記第二のアイコンによって該第一の表示態様の該変動アイコンが該第二の表示態様に変化する場合の方が、前記第三の表示態様の該第二のアイコンによって該第一の表示態様の該変動アイコンが該第二の表示態様に変化する場合よりも高くてもよい。
ここで、「前記第三の表示態様の該第二のアイコンが表示されている場合よりも」とは、「第三の表示態様の第二のアイコンによって変動アイコンを第一の表示態様から第二の表示態様へ変化させる演出が行われた場合よりも」のことであってもよい。
また、前記第四の表示態様の前記第二のアイコンが表示された場合には、前記変動アイコンが前記第一の表示態様から前記第二の表示態様に必ず変化してもよい。また、前記第三の表示態様の前記第二のアイコンが表示された場合には、前記変動アイコンが前記第一の表示態様から前記第二の表示態様に、必ず変化しなくてもよいし、変化する場合があってもよい。
また、前記第六の表示態様の前記第二のアイコンが表示された場合の方が、前記第四の表示態様の前記第二のアイコンが表示された場合よりも、前記変動アイコンが前記第五の表示態様に変化しやすくてもよい。
以上説明したように、前記第二のアイコンの表示態様が変化していると、前記変動アイコンの表示態様も変化しやすい場合があってもよいし、該変動アイコンの表示態様が必ず変化してもよい。
さらに、前記第二のアイコンの表示態様によって、変化しやすい表示態様の前記変動アイコンが異なってもよい。また、前記第二のアイコンの表示態様によって、出現しやすい予告(擬似連予告、タイマ予告、先読み予告)が変わってもよい。
また、
『 前記第二のアイコンが複数表示される場合[例えば、図139に示す例、図140(き1)〜同図(き5)に示す例等]がある、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、前記第二のアイコンが複数表示されることで、大当りしやすかったり、保留アイコンや前記変動アイコンの表示態様が変化しやすかったりしてもよい。
また、複数の前記第二のアイコンの組合せ(同じ表示態様の前記第二のアイコンの組合せや、異なる表示態様の前記第二のアイコンの組合せ)によって、大当りしやすかったり、保留アイコンや前記変動アイコンの表示態様が変化しやすかったり、出現しやすい予告(擬似連予告、タイマ予告、先読み予告)が変わったりしてもよい。
また、
『 遊技者が操作可能な位置に設けられた操作手段[例えば、チャンスボタン136等]を備え、
前記第二のアイコンは、前記操作手段が操作されると、表示態様が変化する場合[例えば、図140(く1−1)〜図140(く7)に示す例]があるアイコンである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、例えば、前記操作手段の操作に応じて、前記第三の表示態様から前記第四の表示態様に変化する場合があってもよい。
また、前記第二のアイコンは、前記操作手段に関する表示態様であり、該操作手段の操作に応じて、表示態様が変化してもよい。なお、前記操作手段に関する表示態様とは、前記操作手段を模した表示態様であってもよいし、該操作手段を操作することを促す表示態様(操作促進表示態様)であってもよいし、該操作手段の操作有効期間に関する表示態様(より具体的には、該操作有効期間の残期間の表示態様(残期間表示態様))であってもよいし、該操作手段を連想させる表示態様であってもよいし、これらの表示態様の組合せであってもよいし、これらの表示態様のうちの少なくともいずれか一つを含む表示態様であってもよい。
また、前記表示手段は、メータ表示を表示可能な手段であって、前記メータ表示の状態に応じて前記操作手段の操作が受け付けられ、該操作手段の操作が受け付けられると、前記第二のアイコンの表示態様が変化してもよい。
さらに、前記操作手段の操作有効期間であっても該操作手段を操作することを促す報知がなされない、いわゆる裏ボタン状態で、該操作手段が操作されると、前記第二のアイコンの表示態様が変化してもよい。
また、第二のアイコンは、演出モードの変更に応じて表示態様が変化してもよい。
また、第二のアイコンは、遊技者によるカスタマイズ操作で表示態様を変更することができるアイコンであってもよい。
また、
『 前記第三の表示態様は、遊技者が選択した表示態様[例えば、73(b)のキャラクタ選択]であり、
前記第四の表示態様は、遊技者が選択していない表示態様[例えば、図137(え4−3)に示す番長の表示態様]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、前記第三の表示態様は、遊技者が選択することができる表示態様であり、前記第四の表示態様は、遊技者が選択することができない表示態様であってもよいし、遊技者が選択することができる表示態様であってもよい。
また、
『 前記第二のアイコンは、他の表示による演出を伴うことなく、表示態様が変化する場合[例えば、図137(え1)〜同図(え3−1)、図140(く2−1)〜同図(く7)]があるアイコンである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、「前記第二のアイコンは、他の表示による演出を伴うことなく、表示態様が変化する場合がある」とは、「第二のアイコンによる演出によって、該第二のアイコンの表示態様が変化する場合がある」のことであってもよい。
また、
『 前記変動アイコンは、他の表示による演出を伴うことなく、表示態様が変化する場合[例えば、図148(す3)〜同図(す4)]があるアイコンである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、「前記変動アイコンは、他の表示による演出を伴うことなく、表示態様が変化する場合がある」とは、「変動アイコンによる演出によって、該変動アイコンの表示態様が変化する場合がある」のことであってもよい。
また、
『 前記複数種類の表示のうちの一の種類の表示は、第三のアイコン[例えば、保留アイコンh11〜h14等]であり、
前記第三のアイコンとは、保留球数に応じたアイコン(以下、「保留アイコン」という。)のことであり、
前記保留アイコンは、複数種類の表示態様[例えば、図121(b)の保留表示選択のアイコンA〜アイコンG、図136(う2)、同図(う3)、同図(う12)、デフォルトの表示態様、白点滅、青色、緑色、赤色、金色、虹色等]で表示される場合があるアイコンであり、
前記第二のアイコンは、前記保留アイコンとは別のアイコンである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、前記保留アイコンは、前記第一の表示態様で表示される場合があるアイコンであってもよいし、前記保留アイコンは、前記第四の表示態様で表示される場合があるアイコンであってもよい。
また、
『 前記遊技台は、ぱちんこ機[例えば、パチンコ機100]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
以上の記載では、
『 表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208、第1装飾図柄表示装置208Lのみ、あるいは第1〜第3装飾図柄表示装置208L〜Nのうちの複数の組合せ(全部を含む)、第2表示装置208S等]を備えた遊技台であって、
前記表示手段は、複数種類の表示を表示可能な手段であり、
前記複数種類の表示のうちの一の種類の表示は、第一のアイコンであり、
前記第一のアイコンとは、保留表示に関するアイコン[例えば、保留アイコンh11〜h14,h21〜h24や変動アイコンh0等]のことであり、
前記第一のアイコンは、第一の表示態様[例えば、デフォルト(白色)の表示態様]で表示される場合があるアイコンであり、
前記第一のアイコンは、第二の表示態様[例えば、白色点滅、青色、緑色、赤色、金色、虹色の表示態様等]で表示される場合があるアイコンであり、
前記複数種類の表示のうちの一の種類の表示は、第二のアイコン[例えば、ナビキャラクタYMのアイコン等]であり、
前記第二のアイコンは、連続する図柄変動表示を跨いで表示される場合があるアイコンであり[例えば、図135(い1)〜同図(い12)等]、
前記第二のアイコンは、前記第一のアイコンを前記第一の表示態様から前記第二の表示態様へ変化させる演出[例えば、図135(い−9)〜同図(い11)に示す演出等]に用いられる場合があるアイコンである、
ことを特徴とする遊技台。』
について説明した。
また、
『 前記第二のアイコンは、第三の表示態様[例えば、デフォルトの色の着物を着た殿様の表示態様、殿様の表示態様、コパンダの表示態様]で表示される場合があるアイコンであり、
前記第二のアイコンは、第四の表示態様[例えば、白色点滅、青色、緑色、赤色、金色、虹色の着物を着た殿様の表示態様、姫の表示態様、番長の表示態様、ロボットの表示態様]で表示される場合があるアイコンであり、
前記第二のアイコンは、前記第三の表示態様から前記第四の表示態様に変化する場合があるアイコンである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記第二のアイコンは、他の表示による演出を伴うことなく、表示態様が変化する場合[例えば、図137(え1)〜同図(え3−1)、図140(く2−1)〜同図(く7)]があるアイコンである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。 また、
『 前記第二のアイコンは、一回の図柄変動表示に限って表示される場合もあるアイコンである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記第二のアイコンは、前記第一のアイコンとは別のアイコンである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『前記複数種類の表示のうちの一の種類の表示は、変化演出表示[例えば、宝箱のアイコンI1、UFOアイコンUFI、ボタン保留アイコン、メータ表示MW,MGのアイコン、巨大なパンダ、爺のキャラクタによる「ナビキャラが変化」という文字表示を含む会話予告、襖の画像、ワイプ演出用の襖画像等]であり、
前記変化演出表示は、前記第二のアイコンを前記第三の表示態様から前記第四の表示態様へ変化させる演出[例えば、図133(あ3−1)〜同図(あ6)、図134(あ6−3−2)〜同図(あ6−3−4a)、図141(く1−3−1)〜同図(く1−3−4)、図149に示すメータ演出、図147(し2−2−1)〜同図(し2−2−3)、図158(アb1)〜(アb2)、図138(お6)〜同図(お8)、図165(エ9−2−1)等]に用いられる場合がある表示である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記第二のアイコンは、前記変化演出表示が表示されても、表示態様が変化しない場合[例えば、図133(3−2−1)〜同図(3−2−2)、図141(く1−3−1)〜同図(く1−3−3b2、図158(ア4−2)、図158(ア6−2))]もあるアイコンである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記第二のアイコンは、実行中の図柄変動表示における大当りについての予告表示[例えば、図136(う20−1)、図145(こb15−1)]である場合があるアイコンである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記第二のアイコンは、図141(け5−1)〜同図(け13)、先読み予告の予告表示[例えば、図144(こアa11)]である場合があるアイコンである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記第二のアイコンが複数表示される場合[例えば、図139に示す例、図140(き1)〜同図(き5)に示す例等]がある、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 遊技者が操作可能な位置に設けられた操作手段[例えば、チャンスボタン136等]を備え、
前記第二のアイコンは、前記操作手段が操作されると、表示態様が変化する場合[例えば、図140(く1−1)〜図140(く7)に示す例]があるアイコンである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記第一のアイコンは、他の表示による演出を伴うことなく、表示態様が変化する場合[例えば、図148(す3)〜同図(す4)]があるアイコンである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、「前記第一のアイコンは、他の表示による演出を伴うことなく、表示態様が変化する場合がある」とは、「第一のアイコンによる予告によって、該第一のアイコンの表示態様が変化する場合がある」のことであってもよい。
また、
『 上に記載の「保留表示に関するアイコン」とは、「保留アイコンと変動アイコンの両方を含む概念のアイコン」のことであり、
前記保留アイコンとは、未消化の保留を表すアイコン[例えば、保留アイコンh11〜h14,h21〜h24]のことであり、
前記変動アイコンとは、消化済みの保留を表すアイコン[例えば、変動アイコンh0]のことである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 上に記載の「保留表示に関するアイコン」とは、「保留アイコン」のことであり、
前記保留アイコンとは、未消化の保留を表すアイコン[例えば、保留アイコンh11〜h14,h21〜h24]のことである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
なお、上に記載の「保留表示に関するアイコン」とは、「変動アイコン」のことであり、前記変動アイコンとは、消化済みの保留を表すアイコン[例えば、変動アイコンh0]のことであってもよい。
また、
『 前記遊技台は、ぱちんこ機[例えば、パチンコ機100]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
以上の記載では、
「 演出手段[例えば、装飾図柄表示装置208、第1装飾図柄表示装置208Lのみ、あるいは第1〜第3装飾図柄表示装置208L〜Nのうちの複数の組合せ(全部を含む)、第2表示装置208S、スピーカ120、遊技盤用ランプ442、遊技台枠用ランプ452、千両箱役物224H等]と、
操作手段[例えば、チャンスボタン136、操作キーユニット137、第二チャンスボタン、レバータイプの操作手段等]と、
を備え、
前記演出手段は、複数種類の演出を実行可能な手段であり、
前記複数種類の演出のうちの一の種類の演出は、第一の演出であり、
前記複数種類の演出のうちの一の種類の演出は、第二の演出であり、
非オートボタンモードにおける第一の期間[例えば、操作有効期間]の期間中に前記操作手段の操作が行われると、前記第一の演出[例えば、図166(A11)の「夏休みはまだかの〜」の応答表示]が実行される場合があり、
オートボタンモードにおいて、前記第一の期間が開始されてから第一の時間[例えば、オートボタン機能発動時間(図166(A6)〜同図(A11)直前までの時間)]が経過すると、前記第一の演出が実行される場合があり、
前記非オートボタンモードにおける第二の期間[例えば、操作有効期間(図166(A8−1)〜同図(A14)の期間]の期間中に前記操作手段の操作が行われると、前記第二の演出[例えば、保留アイコンが青色の表示態様に変化する演出、図167(Aa5−5−6)〜同図(Aa5−5−7)の連打メータRHMが上昇する応答表示]が実行される場合があり、
前記オートボタンモード中において、前記第二の期間が開始されてから第二の時間[例えば、オートボタン機能発動時間]が経過しても、前記第二の演出が実行されず[例えば、図166の例、図167(Aa5−5−2)および同図(Aa5−5−4)の連打メータRHMの状態]、
前記オートボタンモード中において、前記第二の期間が開始されてから前記第二の時間が経過するまでに前記操作手段の操作が行われると、前記第二の演出が実行されるように構成されており、
前記操作手段の状態を第一の状態および第二の状態のうちの一方の状態[例えば、白色点灯]から他方の状態[例えば、特別色(青色)点灯]へ変化可能に構成されており、
前記オートボタンモード中における前記第二の期間の期間中において、前記操作手段の状態が前記一方の状態から前記他方の状態へ変化される場合[例えば、図166(A8−1)〜同図(A14)の場合等]がある、
ことを特徴とする遊技台。」
について説明した。
この記載の発明によれば、操作手段に特徴を持った遊技台を実現できる。より具体的には、前記オートボタンモードにおける前記第二の期間の期間中に前記操作手段の状態が変化する場合があるので、該操作手段に視線を誘導させ、該操作手段の操作を促すことができる場合がある。
ここで、オートボタンモードとは、前記操作手段の操作がなくても該操作手段の操作に応じた演出が行われる場合があるモードのことである。なお、非オートボタンモードとは、オートボタンモードに設定されていない状態のことである。
オートボタンモード中も前記操作手段の操作を受け付け(無効にしなく)てもよいし、受け付ける場合と受け付けない場合とがあってもよいし、一切受け付けなくてもよい。受け付ける場合と受け付けない場合とは、Aの演出では受け付けてBの演出では受け付けない、あるいはAの期間では受け付けてBの期間では受け付けなくてもよい。さらには、Aの操作手段(例えば、チャンスボタン136)の操作では受け付けて、Bの操作手段(例えば、操作キーユニット137、第二チャンスボタン、レバータイプの操作手段等)の操作は受け付けなくてもよい。
また、前記第二の期間の期間中において、前記操作手段以外の演出手段(例えば、表示手段による表示、可動手段、発光手段等)が変化するように構成されていてもよい。
また、
「 前記非オートボタンモード中における前記第二の期間の期間中において、前記操作手段の状態が前記一方の状態から前記他方の状態へ変化される場合[例えば、図168(Aa8―3)の場合]がある、
ことを特徴とする遊技台。」
についても説明した。
こうすることで、前記非オートボタンモード中における前記第二の期間の期間中に前記操作手段の状態が変化する場合があるので、操作手段に視線を誘導させ、操作手段の操作を促すことができる場合がある。また、オートボタンモードの設定の有無に関わらず、第二の期間の期間中においては操作手段の操作をしないと第二の演出が実行されないことに気づかせ、操作手段の操作意欲を向上させることができる場合がある。
また、
「 前記第一の期間の少なくとも一部の期間が前記第二の期間の少なくとも一部の期間と重なる場合がある[例えば、図166(A8−1)〜同図(A11)の直前、図167(Aa5−2−2)、図168(Aa8−2−1)]、
ことを特徴とする遊技台。」
についても説明した。
また、
「 前記オートボタンモードにおける前記第一の期間の少なくとも一部の期間と前記第二の期間の少なくとも一部の期間とが重なる期間[例えば、図166(A8−1)〜同図(A11)の直前までの期間、図167(Aa5−2−2)、図168(Aa8−2−1)]において、前記操作手段の操作があった場合に、前記第一の演出および前記第二の演出のうちの少なくとも一方の演出が実行される[例えば、図168(Aa8−2−3)〜同図(Aa8−2−4)]、
ことを特徴とする遊技台。」
についても説明した。
ここで、前記第一の演出および前記第二の演出のうちの両方の演出が実行されてもよいし、該第一の演出のみ実行されてもよいし、該第二の演出のみ実行されてもよい。
なお、前記第一の期間が開始されてから前記第一の時間が経過するまでに前記操作手段を操作すると、前記第一の演出および前記第二の演出の両方の演出が実行されてもよいし、該第一の演出のみが実行されてもよいし、該第二の演出のみが実行されてもよい。
例えば、前記オートボタンモード中にボタン表示が2つ表示されている場合に、一方のボタン表示はオートボタンモードの機能が働き、ボタン操作に応じて応答表示が表示され、他方のボタン表示はオートボタンモードの機能が働かず、自分でボタンを操作しなければならないといった違和感が生じ、遊技の興趣が向上する場合がある。
また、
「 前記非オートボタンモードにおける前記第一の期間の少なくとも一部の期間と前記第二の期間の少なくとも一部の期間とが重なる期間において、前記操作手段の操作があった場合に、前記第一の演出および前記第二の演出のうちの少なくとも一方の演出が実行される、
ことを特徴とする遊技台。」
についても説明した。
ここで、前記第一の演出および前記第二の演出のうちの両方の演出が実行されてもよいし、該第一の演出のみ実行されてもよいし、該第二の演出のみ実行されてもよい。
また、
「 前記非オートボタンモードにおける前記第一の期間[例えば、操作有効期間]の期間中に前記操作手段の操作が行われなかった場合には、前記第一の演出が実行されない、
ことを特徴とする遊技台。」
についても説明した。
なお、前記第一の期間が終了するまでの間に操作がなくても、前記第一の演出が実行されてもよい。
また、
「 前記非オートボタンモードにおける前記第二の期間[例えば、操作有効期間]の期間中に前記操作手段の操作が行われなかった場合には、前記第二の演出が実行されない、
ことを特徴とする遊技台。」
についても説明した。
なお、前記第二の期間が終了するまでの間に操作がなくても、前記第二の演出が実行されてもよい
また、
「 前記演出手段とは、画像表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208、第1装飾図柄表示装置208Lのみ、あるいは第1〜第3装飾図柄表示装置208L〜Nのうちの複数の組合せ(全部を含む)、第2表示装置208S等]のことであり、
前記複数種類の演出とは、複数種類の表示のことであり、
前記複数種類の表示のうちの一の種類の表示は、応答表示であり、
前記応答表示とは、前記操作手段の操作があった場合に表示される場合がある表示であり、
前記第一の演出とは、前記応答演出のうちの第一の応答表示[例えば、図166(A11)の「夏休みはまだかの〜」の応答表示]のことであり、
前記第二の演出とは、前記応答演出のうちの第二の応答表示[例えば、保留アイコンが青色の表示態様に変化する演出]のことである、
ことを特徴とする遊技台。」
についても説明した。
また、
「 前記複数種類の表示のうちの一の種類の表示は、操作表示であり、
前記操作表示とは、操作手段の操作に関する表示であり、
前記操作表示として第一の操作表示[例えば、図166(A5−1)等に示されているボタン演出画像(ボタン画像136a及び残時間表示メータMT)]の表示が行われている場合に前記操作手段の操作が行われると、前記第一の応答表示が表示される場合があり、
前記操作表示として第二の操作表示[例えば、図166(A8−1)等に示されているボタン画像136a]の表示が行われている場合に前記操作手段の操作が行われると、前記第二の応答表示が表示される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。」
についても説明した。
なお、前記操作表示は、前記操作手段の外観を表す画像[例えば、ボタン画像136a]を含む表示であってもよいし、前記操作手段の操作を促す表示[例えば、残時間表示メータMT、PUSHの文字表示、「押せ」の文字表示、操作方向を示す矢印の表示等]を含む表示であってもよい。
また、
「 前記第一の演出および前記第二の演出のうちの少なくとも一方は、実行中の図柄変動表示についての演出[例えば、当該図柄変動表示における大当りについての予告演出(通常予告)]である、
ことを特徴とする遊技台。」
についても説明した。
なお、前記第一の演出および前記第二の演出のうちの両方がそうあってもよいし、前記第一の演出のみがそうであってもよいし、前記第二の演出のみがそうであってもよい。
また、
「 前記第一の演出および前記第二の演出のうちの少なくとも一方は、実行中の図柄変動表示が終了し、その後に開始される図柄変動表示についての演出[例えば、次に開始される図柄変動表示であったり、次の次に開始される図柄変動表示であったり、次の次の次に開始される図柄変動表示における大当りについての予告演出(先読み予告)]である、
ことを特徴とする遊技台。」
についても説明した。
なお、前記第一の演出および前記第二の演出のうちの両方がそうあってもよいし、前記第一の演出のみがそうであってもよいし、前記第二の演出のみがそうであってもよい。
また、
「 前記第一の期間とは、前記操作手段の操作を有効とする期間(以下、「第一の操作有効期間」という。)のことであり、
前記第二の期間とは、前記操作手段の操作を有効とする期間(以下、「第二の操作有効期間」という。)のことである、
ことを特徴とする遊技台。」
についても説明した。
なお、前記第一の操作有効期間および前記第二の操作有効期間のうちの少なくともいずれか一方の操作有効期間を示すメータ表示[例えば、図166(A5−1)に示す残期間メータMTの表示]が、前記オートボタンモード中も表示されていてもよい。なお、図166(A8−1)に示すボタン保留アイコンにも、残期間メータMTの表示を加えてもよい。
また、前記メータ表示として、ゲージによる表示(増減するバー表示)であってもよいし、時間経過に応じて表示色の濃淡が変化し、例えば、残期間が無くなるとグレーアウトする表示であってもよい。
あるいは反対に、操作有効期間を示すメータが前記非オートボタンモード中にのみ表示され、前記オートボタンモード中には表示されなくてもよい。例えば、オートボタンモード中の図166(A5−1)に示す爺の会話画像CI2のうち残期間メータMTを省略し、反対に、非オートボタンモード中の図168(Aa8−3)に示すボタン保留アイコンに残期間メータMTを付加してもよい。
また、前記オートボタンモードであるか否かを問わず、前記操作有効期間を示すメータが表示される場合[例えば、図166〜図168に示す会話予告]とされない場合[例えば、図166〜図168に示すボタン変動アイコンやボタン保留アイコン]があってもよい。
また、
「 前記操作手段は、演出動作[例えば、発光、振動等]を行う場合がある手段である、ことを特徴とする遊技台。」
についても説明した。
また、前記第一の状態は、前記演出動作を行っていない状態[例えば、消灯状態や白色点灯状態、振動停止状態]であり、前記第二の状態は、演出動作を行っている状態[例えば、点灯状態や青色点灯状態、振動状態]であってもよい。
また、前記第一の状態は、前記操作手段が停止している状態のことであってもよい。
また、前記演出手段は、演出可動手段[例えば、振動子]が内部に設けられたものであり、前記演出動作は、前記演出可動手段が動作する動作[例えば、振動]のことであってもよい。
また、前記第二の状態は、変形[例えば、突出したり凹んだり)したり、前記演出可動手段が動作している状態[例えば、進出状態、後退状態、振動中状態、回転中状態、硬化状態等]であってもよい。
前記操作手段は、発光手段が設けられた手段であってもよい。
前記発光手段は、点灯、点滅、あるいは消灯といった駆動動作を実行可能な手段であり、
前記第一の状態は、前記発光手段が第一の態様で前記駆動動作を行っている状態であり、
前記第二の状態は、前記発光手段が第二の態様で前記駆動動作を行っている状態であり、
前記第一の態様と前記第二の態様は異なる態様であってもよい。
前記第一の態様は、消灯している態様であり、前記第二の態様は、点灯している態様であってもよい。
前記第一の態様は、第一の色で点灯している態様であり、前記第二の態様は、第二の色で点灯している態様であってもよい。
前記第二の態様は、点滅している態様であってもよい。
また、
「 前記遊技台は、ぱちんこ機[例えば、パチンコ機100]である、
ことを特徴とする遊技台。」
についても説明した。
また、
「 前記遊技台は、スロットマシン[例えば、スロットマシン1000]である、
ことを特徴とする遊技台。」
についても説明した。
以上の記載では、
『 演出手段[例えば、装飾図柄表示装置208、第1装飾図柄表示装置208Lのみ、あるいは第1〜第3装飾図柄表示装置208L〜Nのうちの複数の組合せ(全部を含む)、第2表示装置208S、スピーカ120、遊技盤用ランプ442、遊技台枠用ランプ452、千両箱役物224H等]を備えた遊技台であって、
前記演出手段は、複数種類の演出を少なくとも実行可能な手段であり、
前記複数種類の演出のうちの一の種類の演出は、第一の演出であり、
前記第一の演出とは、遊技者によって選択された演出のこと[例えば、図121(b)の(b)キャラクタ選択の各選択肢による演出、(c)保留枠選択の各選択肢による演出、(e)保留表示選択の各選択肢による演出、(f)背景表示選択の各選択肢による演出、図159に示す曲名の楽曲出力演出]であり、
前記複数種類の演出のうちの一の種類の演出は、第二の演出[例えば、ナビキャラクタYMによる演出、楽曲出力演出、保留枠UI演出、保留演出、背景演出、]であり、
前記第一の演出の実行中において、第三の演出[例えば、宝箱のアイコンI1による変化予告、楽曲変更予告、ワイプ演出、背景変化予告等]が実行されると、該第一の演出から前記第二の演出へ変更される場合[例えば、図157(アa3−1)〜同図(アa6−1)、図160(イ11)〜同図(イ15−1)、図164に示す例、図138(お1)で遊技者によって背景Aが選択されている場合に同図(お6)〜同図(お7)の背景変化予告(ワイプ演出用の襖画像のワイプインおよびワイプアウト)を経て、同図(お8)〜同図(お21)で表示されている先読み予告の背景に変化する等]がある、
ことを特徴とする遊技台。』
について説明した。
ここで、前記第三の演出は、前記複数種類の演出のうちの一の種類の演出であって、前記演出手段で実行される演出であってもよい。あるいは、前記第三の演出は、前記演出手段(例えば、表示手段)では実行されず、該演出手段とは異なる他の演出手段(例えば、音出力手段)で実行される演出であってもよい。
また、前記第一の演出は、図柄変動表示が一定時間開始されないと移行するデモンストレーションモードで選択可能なカスタマイズ系の演出であってもよいし、図柄変動表示の実行中でも選択可能な演出であってもよい。さらに、前記第一の演出は、遊技者によって選択可能な、スーパーリーチ演出や大当り遊技中のラウンド演出であってもよい。
また、前記第三の演出は、例えば、島一斉演出等の一斉演出が開始されるまでの残り時間報知の演出であってもよい。
前記演出手段の一例として、表示手段(例えば、液晶表示装置、ドットマトリクス表示装置、7セグメント表示装置、有機EL表示装置、リール(ドラム)式表示装置、リーフ式表示装置、プラズマディスプレイ、プロジェクタ等)、発光手段、音出力手段、可動手段等を列挙することができる。また、側方から光が入射し前方に向けて発光する導光板、残像効果によって絵柄を表示可能なPOVディスプレイも一例として列挙することができる。前記演出手段としては、上記列挙したもの総てであってもよい。一方、上記列挙したものの中でも適用されないものがあってもよい。
また、前記演出手段は、発光演出を行うデバイスであってもよく、この場合は、モードによって発光態様(色、点灯パターン、発光色によって表示される発光表示等)が異なるものであってもよい。
また、
『 前記演出手段は、画像表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208、第1装飾図柄表示装置208Lのみ、あるいは第1〜第3装飾図柄表示装置208L〜Nのうちの複数の組合せ(全部を含む)、第2表示装置208S等]であり、
前記第一の演出とは、第一の演出表示[例えば、図121(b)の(b)キャラクタ選択の各選択肢による演出表示または(c)保留枠選択の各選択肢による演出表示、(e)保留表示選択の各選択肢による演出表示、(f)背景表示選択の各選択肢による演出表示、図160の曲名表示部MNに表示された図159に示す曲名]のことであり、
前記第二の演出とは、第二の演出表示[例えば、ナビキャラクタYMによる演出表示、保留枠UIによる演出表示、図160(イ13)〜同図(イ14)の曲名表示部MN「Distance」、図160(イ15−1)の曲名表示部MN「轟けDREAM」]のことである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、前記演出手段は、複数の画像表示手段であってもよい。
また、
『 前記第三の演出とは、第三の演出表示[例えば、宝箱のアイコンI1、UFOアイコンUFI、ボタン保留アイコン、メータ表示MW,MGのアイコン、巨大なパンダ、爺のキャラクタによる「ナビキャラが変化」という文字表示を含む会話予告、襖の画像、ワイプ演出用の襖画像、図160(イ11)〜同図(イ15−1)の番長のキャラクタC11等]のことであり、
前記画像表示手段によって前記第三の演出表示が行われる場合がある、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、前記第三の演出表示の少なくとも一部と前記第一の演出表示の少なくとも一部が重なる場合があってもよい。すなわち、前記第三の演出表示の一部のみと前記第一の演出表示の一部のみが重なる場合があってもよいし、前記第三の演出表示の一部のみと前記第一の演出表示の全部が重なる場合があってもよいし、前記第三の演出表示の全部と前記第一の演出表示の一部のみが重なる場合があってもよいし、前記第三の演出表示の全部と前記第一の演出表示の全部が重なる場合があってもよい。また、前記第三の演出表示の少なくとも一部が、前記第一の演出表示の少なくとも一部に前側(遊技者側)から重なる場合があってもよいし、反対に、前記第一の演出表示の少なくとも一部が、前記第三の演出表示の少なくとも一部に前側(遊技者側)から重なる場合があってもよい。
また、画像表示装置には、装飾図柄の変動表示や、装飾図柄の停止表示や、保留球数に応じたアイコン(保留アイコン)や、実行中の図柄変動表示に関するアイコン(変動アイコン)が表示される場合がある。前記第三の演出表示は、装飾図柄の変動表示よりも前記第一の演出表示の近くに表示される場合があってもよいし、装飾図柄の停止表示よりも前記第一の演出表示の近くに表示される場合があってもよいし、保留アイコンよりも前記第一の演出表示の近くに表示される場合があってもよいし、変動アイコンよりも前記第一の演出表示の近くに表示される場合があってもよい。
また、
『 前記第三の演出が実行されなくても、前記第一の演出から前記第二の演出へ変更される場合がある[例えば、図137(え1)〜同図(え3−1)、図140(く2−1)〜同図(く7)]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、遊技者が操作可能な位置に設けられた操作手段を備え、前記第一の演出は、前記操作手段が操作されると、前記第二の演出へ変更される場合があってもよい。
また、前記第一の演出から前記第二の演出への変更は演出モードの変更であってもよく、該第一の演出は遊技者が設定した演出モードに相当し、演出モードの変更は、操作手段の操作に応じて変更が行われる場合と、例えば、先読み予告の実行開始に応じて変更が行われる場合(先読みモード(第二の演出表示に相当)への突入)とがあってもよい。
また、
『 前記第三の演出が実行されたことにより前記第一の演出から前記第二の演出に変更された場合[例えば、図157(アa4−1)〜同図(アa6−1)の場合]の方が、該第三の演出が実行されずに該第一の演出から該第二の演出に変更された場合[例えば、図137(え2)〜同図(え4−1)の場合]よりも、最終的に遊技者にとって有利な状態[例えば、大当り遊技状態、出球数の多い大当り遊技状態、確変状態、電サポ状態]に移行されやすい、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、前記第三の演出が実行されると遊技者にとって有利な状態に必ず移行する構成であってもよい。あるいは反対に、前記第三の演出が実行されても、遊技者にとって有利な状態に移行しない場合があってもよい。
また、前記有利な状態として、図柄変動表示の表示中であれば、大当り遊技状態があげられる。また、スーパーリーチ状態であってもよいし、擬似連演出状態であってもよい。一方、前記有利な状態として、大当り遊技の実行中であれば、大当り遊技の終了後における確変状態あるいは電サポ状態があげられる。また、ラウンド数が見た目上増加したラウンド昇格状態であってもよい。
また、
『 遊技者が操作可能な位置に設けられた操作手段[例えば、チャンスボタン136等]を備え、
前記操作手段の操作があった場合に、前記第一の演出が選択される場合[例えば、図124(37)〜同図(50)の場合]があり、
前記操作手段の操作があった場合に、前記第三の演出が実行される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記第一の演出の実行中において、前記第三の演出が実行されても、該第一の演出から前記第二の演出へ変更されない場合[例えば、図133(3−2−1)〜同図(3−2−2)、図141(く1−3−1)〜同図(く1−3−3b2)、図158(ア4−2)、図158(アa6−2)の場合]がある、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
例えば、前記演出手段が表示手段である場合には、前記第三の演出が実行されても、前記第一の演出表示から前記第二の演出表示へ変更されない場合があってもよく、前記演出手段が発光手段である場合には、前記第三の演出が実行されても、前記第一の発光演出から前記第二の発光演出へ変更されない場合があってもよく、前記演出手段が音出力手段である場合には、前記第三の演出が実行されても、前記第一の音出力演出から前記第二の音出力演出へ変更されない場合があってもよく、前記演出手段が可動手段である場合には、前記第三の演出が実行されても、前記第一の動作演出から前記第二の動作演出へ変更されない場合があってもよい。
あるいは反対に、前記第一の演出の実行中において、前記第三の演出が実行されると、該第一の演出から前記第二の演出へ必ず変更されてもよい。
また、
『 前記第二の演出は、遊技者によって選択可能な演出の一つである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
あるいは反対に、前記第二の演出は、遊技者によって選択不能な演出であってもよい。
また、
『 楽曲を出力可能な音出力手段[例えば、スピーカ120]を備え、
前記演出手段は、表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208、第1装飾図柄表示装置208Lのみ、あるいは第1〜第3装飾図柄表示装置208L〜Nのうちの複数の組合せ(全部を含む)、第2表示装置208S等]であり、
前記表示手段は、楽曲表示を表示可能な手段[例えば、図160(イ15−1)の曲名表示部MNや同図(イ16)〜同図(イ18)等]であり、
前記楽曲表示とは、前記音出力手段によって出力される楽曲に関する表示[例えば、曲名や歌詞の表示]のことであり、
前記第一の演出とは、第一の楽曲表示[例えば、「メガ ギガ サマー」]のことであり、
前記第二の演出とは、第二の楽曲表示[例えば、「轟けDREAM」]のことである、ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記第一の演出とは、第二のアイコン[例えば、ナビキャラクタYMのアイコン]が第三の表示態様[例えば、デフォルトの表示態様]で表示される演出のことであり、
前記第二の演出とは、前記第二のアイコンが第四の表示態様[例えば、白色点滅、青色、緑色、赤色、金色、虹色の着物を着た殿様の表示態様]で表示される演出のことであり、
前記第二のアイコンは、連続する図柄変動表示を跨いで表示される場合[例えば、図157(アa1)〜同図(アa2)の場合]があるアイコンであり、
前記第三の表示態様と前記第四の表示態様が異なる、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、「跨いで」とは、図柄の停止表示の期間(変動停止期間)を間に挟むことである。また、前記第二のアイコンは、図柄変動表示の表示中に継続して表示されるアイコンであってもよいし、途中で一旦消えるアイコンであってもよい。また、図柄の停止表示の表示中も、継続して表示されるアイコンであってもよいし、途中で一旦消えるアイコンであってもよいし、あるいは該停止表示の表示中は消え続けているアイコンであってもよい。
また、
『 前記演出手段は、表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208、第1装飾図柄表示装置208Lのみ、あるいは第1〜第3装飾図柄表示装置208L〜Nのうちの複数の組合せ(全部を含む)、第2表示装置208S等]であり、
前記表示手段は、複数種類のアイコンを表示可能な手段であり、
前記複数種類のアイコンのうちの一の種類のアイコンは、第一のアイコンであり、
前記複数種類のアイコンのうちの一の種類のアイコンは、第二のアイコンであり、
前記複数種類のアイコンのうちの一の種類のアイコンは、第三のアイコンであり、
前記第一のアイコンとは、実行中の図柄変動表示に関するアイコン(以下、「変動アイコン」という。)のこと[例えば、変動アイコンh0]であり、
前記第二のアイコンとは、連続する図柄変動表示を跨いで表示される場合があるアイコン[例えば、ナビキャラクタYMのアイコン]のことであり、
前記第三のアイコンとは、保留球数に応じたアイコン(以下、「保留アイコン」という。)のこと[例えば、保留アイコンh11]であり、
前記第二のアイコンは、前記変動アイコンとは異なるアイコンであり、
前記第二のアイコンは、前記保留アイコンとも異なるアイコンであり、
前記変動アイコンは、前記表示手段におけるアイコン表示領域[例えば、保留アイコン表示領域HISと変動アイコン表示領域CISと演出アイコン表示領域DISを有する保留枠UIのうちの変動アイコン表示領域CIS]に表示される場合があるアイコンであり、
前記第二のアイコンは、前記アイコン表示領域[例えば、保留枠UIのうちの演出アイコン表示領域DIS]に表示される場合があるアイコンであり、
前記保留アイコンは、前記アイコン表示領域[例えば、保留枠UIのうちの保留アイコン表示領域HIS]に表示される場合があるアイコンであり、
前記第一の演出とは、前記アイコン表示領域が第一の態様[例えば、「保留枠D」]で表示される演出のことであり、
前記第二の演出とは、前記アイコン表示領域が第二の態様[例えば、「保留枠R」]で表示される演出のことであり、
前記第一の態様と前記第二の態様が異なる、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、前記アイコン表示領域は、領域アイコンが表示されている領域であってもよいし、保留枠が表示されている領域であってもよいし、ユーザインターフェース(UI)が表示されている領域であってもよい。なお、領域アイコンは、土台アイコンであってもよいし、ステージアイコンであってもよいし、枠アイコン等であってもよい。また、領域アイコンは複数のアイコンからなるものであってもよい。また、前記アイコン表示領域は、保留アイコン表示領域、変動アイコン表示領域、第二のアイコン(たとえば、ナビキャラクタアイコン)表示領域を含む領域であってもよい。
また、前記第三の演出は、前記アイコン表示領域の態様を切り換える演出であってもよい。また、前記第三の演出は、前記アイコン表示領域に前側から重なる表示が表示される演出であってもよい。
また、
『 前記複数種類の演出のうちの一の種類の演出は、第四の演出であり、
前記第四の演出とは、前記第三の演出が実行される前に該第三の演出が実行されることについての予告演出[例えば、図152に示すテロップ表示trp]のことである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記第三の演出は、実行中の図柄変動表示における大当りについての予告演出[例えば、宝箱アイコンの色による通常予告の演出、番長のキャラクタC11による大当り確定(または、大当り濃厚)予告]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記第三の演出は、先読み予告の演出[例えば、宝箱アイコンの色による先読み予告の演出]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記遊技台は、ぱちんこ機[例えば、パチンコ機100]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記遊技台は、スロットマシン[例えば、スロットマシン1000]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
なお、上記で装飾図柄の変動表示と記載のあることは、図柄(より具体的には特図)の変動表示であってもよく、装飾図柄の停止表示と記載のあることは、図柄(より具体的には特図)の停止表示であってもよい。
また、上記で「〜場合がある」とは、「必ず〜する」、「必ず〜される」、あるいは「必ず〜になる」等に置き換えてもよく、上記で「○○可能」とは、「必ず○○する」に置き換えてもよい。
また、以上説明した、実施形態や実施例や変形例や各種の例や付記等の記載それぞれにのみ含まれている構成要件であっても、その構成要件を他の、実施形態や実施例や変形例や各種の例や付記等に適用してもよい。すなわち、適用させることを妨げる要因がない限りは、実施形態や実施例や変形例や各種の例や付記等の記載それぞれにのみ含まれている構成要件を他の、実施形態や実施例や変形例や各種の例や付記等に適用しても、一つのまとまりのある技術的思想として成り立つ。
<<第4実施形態>>
続いて、これまで説明した図49に示すパチンコ機100や図90に示すパチンコ機100に適用可能な演出の例について説明する。
以下に説明する演出の例では、表示手段(例えば、図51等に示す第1装飾図柄表示装置208L〜第3装飾図柄表示装置208Mのいずれか一つ又は二つ又は全部の装飾図柄表示装置)に、予告アイコン、予告表示、ミニゲームA用アイコン、ミニゲームB用アイコン、保留アイコン、変動アイコン、アイコン変化予告表示が表示される。まずは、これらについて順に説明していく。
図177は、各種予告アイコンと各種予告表示を示す図である。
図177(a)には、5種類の予告アイコンが示されている。これら5種類の予告アイコンのうち、4種類は箱形のアイコンであり、残り一種類は操作手段タイプ(ボタンタイプ)のアイコンである。
箱形のアイコンには、色が異なる、箱アイコン、赤箱アイコン、金箱アイコン、および虹箱アイコンの4種類があり、それぞれ2種類の態様(態様aと態様d)が用意されている。態様aは、箱が閉じた表示態様であり、態様dは、箱が開いた表示態様である。
なお、これまでの説明や、以降の説明では、色の違いや表示の仕方によって種類や表示態様が異なる場合がある。例えば、第1種類や第1表示態様の色は白色であり、第2種類や第2表示態様の色も白色であるが、第2種類や第2表示態様は表示の仕方が点滅(白色と他の色(例えば、背景色や黒色)との交互表示)である。なお、第1種類や第1表示態様はデフォルトの種類や表示態様に相当する。第3種類や第3表示態様の色は青色であり、第4種類や第4表示態様の色は緑色であり、第5種類や第5表示態様の色は赤色であり、第6種類や第6表示態様の色は金色であり、第7種類や第7表示態様の色は虹色である。各種アイコンや、各種表示には、第1〜第7の種類や表示態様が用意されている場合があり、各種LED等の発光手段は、第1表示態様〜第7表示態様で発光可能な場合がある。第1〜第7の種類や表示態様のうち、数字が大きな種類や表示態様ほど(第7が最も大きい)、遊技者にとって有利な表示態様に、なる場合があったり、必ずなる。例えば、数字が大きな種類や表示態様ほど、大当りの期待度(信頼度)が高いことを表していたり、或る演出が開始されやすいことを表していたりする場合がある。以下の説明では、第n表示態様から第n+1表示態様に変化することを1段上がる又は1段昇格すると言う場合がある。また、第n表示態様から第n+m表示態様に変化することを、表示態様がm段階上がる又は昇格すると言う場合がある。さらに、nの数が相対的に大きな表示態様を上の表示態様と言い、nの数が相対的に小さな表示態様を下の表示態様と言う場合がある。なお、nにしてもmにしても1以上の自然数である(以下の説明においても同じ。)。
ボタンタイプのアイコン(ボタンアイコン)は、1種類しかないが、4種類の態様(態様a、態様b、態様c、態様d)が用意されている。態様aは、図49や図90等に示すチャンスボタン136を模したボタン画像のみからなる表示態様である。態様b及びcは、ボタン画像の下に、チャンスボタン136の操作有効期間の残時間を表す残時間表示メータが追加された表示態様である。態様aは、態様b及びcにはある残時間表示メータがないことから、チャンスボタン136を操作しても無効であることを表す態様である。また、態様bは、残時間表示メータが満タン表示(操作有効期間が全期間残っている表示)であり、態様cは、残時間表示メータが0表示(操作有効期間が全く残っていない表示)である。すなわち、態様bは、操作有効期間の計時(カウントダウン)開始前か、計時開始直後の態様になる。また、態様cは、チャンスボタン136を操作せずに操作有効期間が経過した時点か、経過後の態様になる。操作有効期間の計時が開始されると、第3表示態様のメータが時間の経過に応じて減り始める。態様dは、ボタン画像や操作有効期間表示を隠してしまうエフェクト画像(ここでは煙画像)の表示態様である。なお、ボタンアイコンは、箱型のアイコンと同様に種類が異なるアイコンが複数種類あってもよい。例えば、色が異なる、デフォルトのボタンアイコン、赤ボタンアイコン、金ボタンアイコン、および虹ボタンアイコンがあってもよい。
また、予告アイコンやボタンアイコンの種類は色だけに限らず、アイコンの大きさや形状が異なるアイコンがあってもよく、アイコンの大きさ、形状、色等の複数の要素のうちのいずれか二以上が組み合わされてもよい。例えば、No.1の箱アイコンの他に、宝箱アイコン、図115に示す千両箱役物224Hを模した千両箱アイコンといった種類の違うアイコンがあってもよい。また、信頼度が高くなるほどアイコンの大きさが大きくなるようにしてもよい(例えば、赤箱アイコンよりも金箱アイコンの方が大きい)。また、赤箱アイコンと金箱アイコン箱とで箱の形状が異なっていてもよい。
予告アイコンは、最初に表示開始された表示位置から、表示位置を変えて表示される場合がある。すなわち、第1ポジションから第2ポジションに移動し、第2ポジションで継続して表示(ストック)される場合がある。第2ポジションは、ストック表示位置になる。なお、表示位置を変えずに継続して表示(ストック)される場合があってもよい。態様aは、ストック開始時の態様であるが、表示開始時の態様でもある。態様dは、予告アイコンが使用された場合の態様である。すなわち、図177(a)に示す予告アイコンは、演出で使用されると、表示態様が態様dに変化する。箱形のアイコンは、予め定められたタイミングになると使用され、態様dに変化する。ボタンアイコンは、操作有効期間内にチャンスボタン136が操作されると使用され、態様dに変化する。ただし、操作有効期間内にチャンスボタン136が操作されなくても、操作有効期間が経過した以降に、ボタンアイコンは態様cから態様dに必ず変化するが、変化する場合と変化しない場合があってもよい。また、操作有効期間内にチャンスボタン136が操作されなかった場合に、ボタンアイコンが態様dに変化しなくてもよい。その場合、ボタンアイコンは消去されてもよく、態様aのまま表示され続けてもよく、態様bまたは態様cの残時間表示メータのみが非表示となった表示(周囲の縁の部分が態様aとは異なる表示)が表示されてもよく、態様dに変化するが後述する予告表示が表示されないように構成されていてもよい。また、操作有効期間内にチャンスボタン136が操作されると、一旦態様cが表示されてから、態様dが表示されてもよい。
各種類の予告アイコン毎に、出現率と信頼度が異なる。出現率は、A、B、C、Dの記載順に表示されやすい。すなわち、Aが最も表示されやすい(表示される頻度が高い)ことを表す。なお、図177(a)には示されていないが、Eが最も表示されにくい(表示される頻度が低い)ことを表す。信頼度は、大当りの信頼度を表し、アイコンが使用される図柄変動表示における大当りの信頼度(通常予告の信頼度)であったり、先読み対象の図柄変動表示における大当りの信頼度(先読み予告の信頼度)であったりする。この信頼度は、当確、A、B、C、D、E、Fの記載順に大当りしやすい。すなわち、当確が最も大当りしやすいこと(必ず大当りする=信頼度100%)を表し、Fが最も大当りしにくいことを表す。上述した第1種類や第1表示態様が表す信頼度はFになり、第2種類や第2表示態様が表す信頼度はEになり、第3種類や第3表示態様が表す信頼度はDになり、第4種類や第4表示態様が表す信頼度はCになり、第5種類や第5表示態様が表す信頼度はBになり、第6種類や第6表示態様が表す信頼度はAになり、第7種類や第7表示態様が表す信頼度は当確になる。なお、信頼度Fは、0%であってもよいし、0%より高くてもよい。仮に、信頼度Fが0%であった場合には、大当りすることを予告しているとは言えないが、この明細書では、信頼度0%のものも含めて予告と称する場合がある。
図177(b)には、31種類の予告アイコンが示されている。これら31種類の予告アイコンについての説明は、図中の演出内容の概要に記した通りであるが、この記載中、「必ず行われる」とあるのは、変形例では、「行われない場合があってもよい。」に読み替えることができる。また、「〜場合もある」や「〜場合がある」といった記載は、変形例では、「必ず〜。」に読み替えることができる。
また、「演出内容の概要」に記載されている「VS剣豪リーチ」は、図63や図118や図133等に示す剣豪リーチであり、「全員集合リーチ」は、図139(か3−5−3)から発展する不図示のスーパーリーチである。なお、「全員集合リーチ」が行われた場合の方が「VS剣豪リーチ」が行われた場合よりもスーパーリーチが行われた図柄変動表示が大当りとなりやすいように構成されていてもよい。「千両箱(役物)」は、図115等に示す千両箱役物224Hになり、「家紋(役物)」は、図115等に示す家紋役物224Eになる。
また、図177(b)に示す31種類の予告アイコンは、予告表示としても機能する場合がある。予告表示は、予告アイコンが使用された場合に表示が開始される表示である。例えば、図177(a)に示す箱形のアイコンが態様dに変化して、中から予告表示が出現する場合がある。この場合には、箱形のアイコンが態様dに変化するまで、どのような予告表示が出現するのかがわからない。すなわち、予告アイコンと予告表示の関係が、予め一対一の関係あるいは多対一の関係に定められておらず、一対多あるいは多対多の関係になっている。ただし、予告アイコンと予告表示の関係が、予め一対一の関係あるいは多対一の関係に定められているものがあってもよい。例えば、赤箱の予告アイコンと赤変化の予告表示(No.7)が予め一対一の関係に定められており、赤箱の予告アイコンが表示された場合は、その後、必ず、赤箱の予告アイコンは態様dに変化して赤変化の予告表示が中から出現することが決まっていてもよいし、あるいは、赤箱の予告アイコンが態様dに変化する場合と、変化せずに態様aのまま消えてしまう場合があり、態様dに変化した場合には、赤変化の予告表示が必ず出現してもよい。また、予告アイコンである箱形のアイコンとして、中味が見える透明な箱形のアイコンが用意されていて、この透明な箱形のアイコンには一又は複数種類の予告表示が入っているのが見えてもよい。一種類の予告表示しか入っていない場合は、態様dに変化した場合に出現する予告表示の種類を遊技者は予め知ることができるが、複数種類の予告表示が入っている場合は、知ることができない。なお、複数種類の予告表示が入っている場合は、透明な箱の中でルーレット表示されていてもよい。また、図177(a)に示す箱形のアイコン等の“どのような予告表示が出現するのかがわからない態様の予告アイコン”によって、“予告アイコンが使用された場合に表示される可能性のある予告表示”を予告してもよい。例えば、箱の予告アイコンによって吹き出し等で「激アツ」が表示(予告)されていると、箱の予告アイコンが使用された場合に「激アツ」の予告表示が必ず表示されてもよいし、表示される場合と表示されない場合があってもよい。また、箱の予告アイコンによって吹き出しやルーレット表示等で「激アツ」と「?」が表示(予告)されていると、箱の予告アイコンが使用された場合に「激アツ」と「?」のうちのいずれか一方の予告表示が必ず表示されてもよく、両方とも表示されなくてもよく、表示されているものと異なる予告表示が表示されてもよい。このように複数の選択肢を予告アイコン(および/または予告アイコンとは異なる予告)によって事前に予告し、その中から一または複数の予告表示が表示されるように構成されていてもよい。
なお、図177(b)に示すアイコンが予告アイコンの場合は、予告アイコンと予告表示の関係が、予め一対一の関係に定められていることになり、予告アイコンが態様dに変化すれば、その予告アイコンが予告表示として機能する。予告アイコンと予告表示の違いは、予告アイコンは、或る予告の予告に相当し、予告表示は、或る予告に相当する。すなわち、予告アイコンは、予告表示の予告に相当する。
図177(b)における演出内容の概要の記載中、「表示された変動にて」とあるのは、アイコンが予告表示として機能している場合の記載であり、アイコンが予告アイコンとして機能している場合には、「予告アイコンが使用された変動にて」に読み替える。すなわち、予告表示は、表示された図柄変動表示の中で使用されるのに対し、予告アイコンは、表示された図柄変動表示より後に開始される図柄変動表示まで持ち越される場合がある。
図177(b)では、態様Aと態様Bが示されているが、予告表示として機能している場合は態様Aのみであり、予告アイコンとして機能している場合は、態様Aは、ストックされている状態における態様であり、態様Bは、予告アイコンが使用された場合の態様であり、態様Aに丸印が追加された態様になっている。予告アイコンは、一回使用されても、消えずに、再度使用可能な場合もある。この場合は、態様Aから態様Bに変化した後、再び態様Aに戻るが、態様Bで表示されている期間は、その予告アイコンの使用はできず、態様Aに戻ってから、使用可能になる。また、態様Bが用意されていない予告アイコン(No.1,27〜31)もあるが、これら予告アイコンは、使用されると消えてしまうアイコンである。
図177(b)に示す31種類の予告アイコン又は予告表示は、色違いアイコンや色違い表示があり、表示される色によって、上述の表示態様で説明したように、大当りの信頼度が異なる。すなわち、「デ」で表されたデフォルト色の「変化」(No.7)よりも、赤色(第5表示態様)の「赤変化」(No.8)の方が、大当りの信頼度は高い。
また、図177(b)には出現率も示されているが、この出現率は、図177(a)で説明した出現率と同じである。なお、No.16の「○○高確中予告」については、○○の中身によって出現率が異なる。例えば、「保留アイコン変化高確中予告」や「予告アイコンストック高確中予告」は、出現率がBである。なお、「予告アイコンストック高確中予告」は、予告アイコンストック用演出の実行中のみ表示される場合があったり、予告アイコンストック用演出が開始される前に表示される場合があったりする。また、「激アツ演出高確中予告」や「タイマ予告高確中予告」や「役物動作高確中予告」は、出現率がCになる。ただし、出現率は、○○の中身が違っても同じであってもよい。この「○○高確中予告」は、表示されていないよりも表示されている方が○○が実行されやすいが、表示されていれば○○が必ず実行されてもよい。
なお、No.2の「チャンス」アイコンやNo.3の「赤チャンス」アイコンが予告表示として機能している場合、他の予告演出によって「チャンス」と予告されても、リーチ演出が発生しない場合があるが、「チャンス」アイコンや「赤チャンス」アイコンによって「チャンス」が予告された場合は、ノーマルリーチ演出は必ず発生するように構成されていてもよい。また、他の予告演出(例えば、会話予告などの出現頻度の高い予告演出)や、予告表示による予告よりも出現頻度が高い予告演出や、図柄変動表示が短縮変動の場合に表示される予告演出によって「チャンス」と予告された場合(「チャンス?」あるいは「チャンス!?」のような確定的でない予告がされた場合も含む)よりも、「チャンス」アイコンや「赤チャンス」アイコンによって「チャンス」が予告された場合の方が、リーチ演出(ノーマルリーチ演出であってもよいしスーパーリーチ演出であってもよい)が発生しやすいように構成されていてもよいし、あるいは、両方の場合に差はなく発生確率は同じであってもよい。
図177を用いて説明した予告アイコンは、ミニゲームの演出が行われた結果、表示される場合があるアイコンである。ミニゲームは演出表示の一種であり、2種類のミニゲームが用意されている。2種類のミニゲームとしては、吉宗お宝獲得予告のミニゲーム(ミニゲームA)と、じゃんけん対決予告のミニゲーム(ミニゲームB)が用意されている。それぞれのミニゲームでは、専用のアイコンが用いられる。ミニゲームは開始条件が整えば、自動的に開始され、ミニゲームの結果は、当否判定結果や、先読みの結果に従って決められている。
図178は、ミニゲーム用アイコンを示す図である。
図178(a)には、4種類のミニゲームA用アイコンが示されている。これら4種類のミニゲームA用アイコンいずれにも、図177(a)に示す箱形のアイコンの画像(箱画像)が含まれている。「箱」アイコンには、第1表示態様の白色の箱画像、すなわち白箱の予告アイコンが含まれている。「赤箱」アイコンには、第5表示態様の赤色の箱画像、すなわち赤箱の予告アイコンが含まれている。「金箱」アイコンには、第6表示態様の金色の箱画像、すなわち金箱の予告アイコンが含まれている。「虹箱」アイコンには、第7表示態様の虹色の箱画像、すなわち虹箱の予告アイコンが含まれている。これら4種類のアイコンのうち、「虹箱」アイコンを除く残り3種類のアイコンそれぞれには、4つの態様(態様a〜態様d)が用意されており、「虹箱」アイコンには、これら4つの態様のうちの2つの態様(態様c、態様d)のみが用意されている。態様a〜態様cは、絨毯の上にそれぞれの予告アイコンが乗り、その上に、ヒットポイント(HP)のメータ表示が示された態様である。ミニゲームAでは、吉宗のキャラクタが絨毯を攻撃し、攻撃が有効であると、このヒットポイント(HP)が減少し、HPが0になると、お宝(予告アイコン)を獲得することができる。態様aのメータ表示では、第3表示態様(青色)のゲージが満タン状態であり、HPが100ポイントである。態様bのメータ表示では、第4表示態様(緑色)のゲージが半分の状態であり、HPが50ポイントである。態様cのメータ表示では、第5表示態様(赤色)のゲージが少しだけ表示された状態であり、HPが10ポイントである。そして、態様dは、HPが0になった以降に表示される態様であり、絨毯がなくなるとともにメータ表示も消え、それぞれの予告アイコンが表示され、その下に、予告アイコンを獲得したことを表す「Get!!」の文字が表示された態様である。
ミニゲームAでは、4種類のミニゲームA用アイコンが、いずれかの態様で表示が開始される。すなわち、態様aで表示が開始されると、表示開始時(登場時)の残りHPは100/100であることになり、態様bで表示が開始されると、表示開始時の残りHPは50/100であることになり、態様cで表示が開始されると、表示開始時の残りHPは10/100であることになる。図178(a)には、各態様ごとの出現率が示されているが、ここでの出現率を表すアルファベットも、図177(a)で説明した出現率を表すアルファベットと同じである。虹箱のミニゲームA用アイコンは、表示開始時から残りHPがわずかであり、お宝(予告アイコン)を必ず獲得することができるが、その他のアイコンは、お宝(予告アイコン)を、獲得することができる場合もあれば、できない場合もある。なお、虹箱のミニゲームA用アイコンは、表示が開始された図柄変動表示中に、予告アイコンを獲得することができる場合もあれば、その図柄変動表示の次に開始される図柄変動表示中に、予告アイコンを獲得することができる場合もある。ただし、予告アイコンを、表示が開始された図柄変動表示中に必ず獲得できるようにしてもよいし、あるいは、次に開始される図柄変動表示でなければ獲得することができないようにしてもよい。
図178(b)には、図柄変動表示の開始時における残りHPのポイント数と、予告アイコンの獲得確率の関係が示されている。ミニゲームA用アイコンは、連続する図柄変動表示を跨いで表示される場合がある。すなわち、表示が開始された図柄変動表示よりも後に開始される図柄変動表示まで持ち越して表示される場合がある。ミニゲームA用アイコンの表示が開始された時の態様におけるメータ表示は、絨毯への有効な攻撃が決まるたびに10ポイントずつ減っていく。したがって、虹箱のミニゲームA用アイコンは、一回有効な攻撃が決まれば、予告アイコンを獲得することができる。
ミニゲームA用アイコンの表示が開始された図柄変動表示よりも後に開始される図柄変動表示の開示時に、残りHPのポイント数が、60ポイント以上であれば、メータ表示は第3表示態様(青色)で表示され、開始された図柄変動表示中に予告アイコンを獲得することができる確率は10%である。図柄変動表示開始時に、残りHPのポイント数が、30ポイント以上50ポイント以下であれば、メータ表示は第4表示態様(緑色)で表示され、開始された図柄変動表示中に予告アイコンを獲得することができる確率は50%である。図柄変動表示開始時に、残りHPのポイント数が、10ポイントか20ポイントであれば、メータ表示は第5表示態様(赤色)で表示され、開始された図柄変動表示中に予告アイコンを獲得することができる確率は100%である。
図178(c)には、2種類のミニゲームB用の対戦相手アイコンが示されている。2種類のミニゲームB用の対戦相手アイコンのうちの一種類のアイコンは、剣豪のキャラクタアイコンであり、もう一種類のアイコンは、パンダのキャラクタアイコンである。剣豪のキャラクタアイコンの出現率はAであり、パンダのキャラクタアイコンの出現率はBである。ここでの出現率を表すアルファベットも、図177(a)で説明した出現率を表すアルファベットと同じである。したがって、パンダのキャラクタアイコンよりも剣豪のキャラクタアイコンの方が出現しやすい。じゃんけん対決予告のミニゲームBでは、或るキャラクタのアイコンと、これらの対戦相手のアイコンが、じゃんけん対決を行い、或るキャラクタが勝利した場合(対戦相手が敗北した場合)には、予告アイコンを獲得することができ、反対に、或るキャラクタが敗北した場合(対戦相手が勝利した場合)には、予告アイコンを獲得することができない。
また、対戦相手のキャラクタアイコンそれぞれには、態様a〜態様fが用意されている。態様aは、ミニゲーム開始前の態様であったり、ミニゲームが開始された後であっては、待機の態様である。態様bは、じゃんけん対決でグーを出したときの態様であり、態様cは、チョキを出したときの態様であり、態様dは、パーを出したときの態様である。また、態様eは、じゃんけん対決で対戦相手のキャラクタが敗北したとき(或るキャラクタが勝利したとき)の態様であり、態様fは、反対に、じゃんけん対決で対戦相手のキャラクタが勝利したとき(或るキャラクタが敗北したとき)の態様である。
図178(d)には、ミニゲームBにおける予告アイコンの獲得期待度が示されている。上述では、或るキャラクタとしたが、ミニゲームBでは、対戦相手のキャラクタと、じゃんけん対決するキャラクタ(上述の或るキャラクタに相当するキャラクタ)として、村人のキャラクタと、爺のキャラクタと、吉宗のキャラクタが用意されている。したがって、対戦カードとしては、図178(d)に示す6通りになり、それぞれ獲得期待度が定まっている。Aは獲得期待度が100%であることを表し、Bは80%であることを表し、Cは60%であることを表し、Dは40%であることを表し、Eは20%であることを表し、Fは10%であることを表し、Gは0%より大きく1%未満であることを表す。パンダのキャラクタアイコンは、剣豪のキャラクタアイコンよりも対戦相手のキャラクタとして出現しにくいが、予告アイコンの獲得期待度は、剣豪のキャラクタアイコンよりも高い。また、吉宗対パンダの対決になれば、予告アイコンの種類に関わらず、100%の確率で予告アイコンを獲得することができる。なお、虹箱の予告アイコンは、大当りのときのみ選択される。図178(d)中の「−」表示は、虹箱の予告アイコンが出現しないこと(獲得期待度0%)であることを表す。
図179は、保留アイコンと変動アイコンを示す図である。
保留アイコンは、未消化の図柄変動表示に関するアイコンであり、変動アイコンは、消化された図柄変動表示に関するアイコンであり、いずれのアイコンも、図柄変動表示に関するアイコンである。ここで、「○○保留の変動」とは、「○○保留に対応する図柄変動表示」のことである。
図179(a)には、保留アイコンと変動アイコンについて、種類ごとの各態様を表している。各種類のアイコンの説明は、図中の備考に記した通りであるが、No.1は、デフォルトの態様であり、No.2〜No.7は、予告態様である。すなわち、保留アイコンであれば、先読み予告の態様になり、変動アイコンであれば、通常予告の態様になる。先読み予告態様の保留アイコンは、表示開始時(始動入賞時)から表示されてもよいし、図柄変動開始時に変化することで表示されてもよいし、図柄変動表示中の演出によって変化することで表示されてもよい。通常予告態様の変動アイコンは、表示開始時(図柄変動開始に応じたタイミング)から表示されてもよいし、図柄変動表示中の演出によって変化することで表示されてもよい。
保留アイコン及び変動アイコンは、デフォルトの態様>白点滅>青>緑>赤>金>虹の順に一段階ずつ変化(ランクアップ)可能に構成されている。例えば、青保留のときにランクアップする場合には緑保留に変化する。なお、保留アイコン及び変動アイコンは、必ずしも一段階ずつ変化するものではなくてもよい。例えば、後述するアイコン変化予告表示には、アイコンの態様の変化が成功した場合に、変化対象のアイコンの態様によらず、変化する態様が予め定められたものがある(例えば、図179(b)のNo.2〜No.3、No.5〜No.6、No.8〜No.10)。デフォルトの態様のアイコン自身による変化予告が行われると、通常、白点滅にランクアップするが、デフォルトの態様のアイコンがアイコン変化予告によって変化される場合は、白点滅に変化せず、青保留にランクアップする。また、デフォルトの態様のアイコンが、No.2〜No.7、No.14〜No.19のアイコンや、後述する図189のVS表示態様や、さらに後述する図240の「SP」の文字が付されたアイコン表示態様に変化する場合があるが、No.2〜No.7のアイコンが、NO.14〜No.19のアイコンや図189に示すVS表示態様や、後述する図240に示す「SP」の文字が付されたアイコン表示態様に変化する場合はないが、変化する場合があってもよい。また、No.8〜No.13の表示態様は、入賞時からその態様で表示されることが想定されているが、他の表示態様のアイコン(例えば、No.1〜No.7及び/又はNo.14〜No.19のアイコン)から変化する場合があってもよい。また、デフォルトの態様のみ変化可能であってもよい。
変動アイコンの表示態様をどのような表示態様にするかは、当否判定結果に従って決められることであるが、当否判定の結果がハズレの場合であっても、表示態様をデフォルトの表示態様以外にする演出が実行されることがある。また、複数表示されている保留アイコンのうち、いずれの保留アイコンの表示態様をどのような表示態様にするかについては、先読みの結果に従って決められることであるが、先読みの結果がハズレの場合であっても、表示態様をデフォルトの表示態様以外にする演出が実行されることがある。また、複数の保留アイコンについて表示態様が変化する場合もある。
No.8とNo.9は、ボタン演出(例えば、ボタン予告演出)開始時または開始前、あるいはボタン演出中に表示される場合があるアイコンである。ここで、No.8の「ボタンA」の備考に記載された(1)の機能と(2)の機能について補足する。ボタンAアイコンが(1)の機能を持つ場合、ボタンAアイコンに対応する図柄変動表示が開始されるまでは、チャンスボタン136の操作が行われた場合であっても該ボタンAアイコンの表示態様が青〜虹のいずれかに変化しないように構成されおり、ボタンAアイコンに対応する図柄変動表示が開始された後(または直後あるいは同時)から操作有効期間が開始され、該操作有効期間が終了するまでの間にチャンスボタン136の操作があるか、該操作有効期間が終了すると、該ボタンAアイコンの表示態様が青〜虹のいずれかに変化するように構成されている。なお、操作有効期間中にチャンスボタン136の操作が無かった場合は、ボタンAアイコンの表示態様が変化しないように構成されていてもよい。ボタンAアイコンが(2)の機能を持つ場合、ボタンAアイコンが表示されてからボタンAアイコンに対応する図柄変動表示が開始される前(つまり、ボタンAアイコンに対応する図柄変動表示の前の図柄変動表示)までにチャンスボタン136の操作が行われた場合に、該ボタンAアイコンの表示態様が青〜虹のいずれかに変化するように構成されている。ここで、ボタンAアイコンが(2)の機能を持つ場合において、図柄停止中にチャンスボタン136を操作してもボタンAアイコンの表示態様が変化しないように構成されているが、変化する場合と変化しない場合があってもよく、必ず変化するように構成されていてもよい。また、ボタンAアイコンが(2)の機能を持つ場合において、ボタンAアイコンに対応する図柄変動表示中にも操作有効期間が設定されていてもよい。すなわち、(1)の機能と同じ機能を含んでいてもよい。、No.9の「ボタンB」の備考に記載された(1)の機能と(2)の機能についても、No.8の「ボタンA」の備考に記載された(1)の機能と(2)の機能と同様である。
No.10は、タイマ演出(例えば、タイマ予告演出)開始時または開始前、あるいはタイマ予告演出中に表示される場合があるアイコンである。
No.11は、後述する図216(Ec1)〜同図(Ec8)および図216(Ec5−2−1)〜同図(Ec5−2−5)における的保留の昇格演出の開始時または開始前、あるいはその昇格演出中に表示される場合があるアイコンである。
No.12は、後述する図211(A1−2−1)〜同図(A1−2−12)におけるルーレット保留(N択保留)の演出の開始時または開始前、あるいはその演出中に表示される場合があるアイコンである。本例のルーレットアイコンは、ルーレットで止まった態様にルーレットアイコン自身が変化するが、ルーレットで止まった態様にルーレットアイコンとは別のアイコンが必ず変化するように構成されていてもよく、ルーレットアイコン自身が変化する場合とルーレットアイコンとは別のアイコンが変化する場合があってもよい。
No.13は、メータ演出の開始時または開始前、あるいはそのメータ演出中に表示される場合があるアイコンであり、保留アイコンであれば消化されるまで、変動アイコンであれば消えるまでに、メーターが減る演出が行われてメータ表示が0になれば成功であって、何らかの変化や何かが起きる。すなわち、メータ表示は、減っていくタイプのものである。なお、メータ表示が最終的に0にならなかった場合は、越後屋の画像とHPメータ画像の両方が表示された状態でそのまま表示され、HPメータ画像は、最終的な残りHPを示す状態となっている。また、保留アイコンである場合に、該保留アイコンに対応する図柄変動表示においてもメータ表示が減る演出が行われ、メータ表示が0になる場合があってもよい。また、保留アイコンである場合に、1または複数の図柄変動表示においてメータが減る演出が行われてもよく、メータが減る演出が行われる変動と、行われない変動があってもよい。また、保留アイコンとして表示された場合であっても、実際にメータが減る演出が行われるのは該保留アイコンに対応する図柄変動表示のみであってもよい。また、これまでの説明でも、メータ表示は減っていくタイプのものであったが、増えていくタイプのものであってもよい。増えていくタイプのものであれば、有効期間内にメータ表示が満タンになれば成功である。
No.14〜No.16は、図178(a)及び同図(b)を用いて説明したミニゲームAの吉宗お宝獲得予告において表示されるアイコンである。すなわち、ミニゲームAの開始時または開始前、あるいはミニゲームA中に表示される場合があるアイコンである。予告アイコンが乗った絨毯を、このアイコンを用いて攻撃する。態様aは、待機のポーズであり、態様bは構えのポーズであり、態様cは矢を発射したポーズである。No.17〜No.19は、図178(c)及び同図(d)を用いて説明したミニゲームBのじゃんけん対決予告において表示される或るアイコン(図178(c)に示す対戦相手のキャラクタアイコンと対決するキャラクタアイコン)である。すなわち、ミニゲームBの開始時または開始前、あるいはミニゲームB中に表示される場合があるアイコンである。態様aは、ミニゲーム開始前の態様であったり、ミニゲームが開始された後であっては、待機の態様である。態様bは、じゃんけん対決でグーを出したときの態様であり、態様cは、チョキを出したときの態様であり、態様dは、パーを出したときの態様である。また、態様eは、じゃんけん対決で敗北したとき(対戦相手のキャラクタが勝利したとき)の態様であり、態様fは、反対に、じゃんけん対決で勝利したとき(対戦相手のキャラクタが敗北したとき)の態様である。なお、No.14〜No.19のアイコンは、白点滅アイコンに相当する。
図179(a)に示すNo.14〜No16はミニゲームA専用のアイコンであり、No.17〜No19はミニゲームB専用のアイコンであることから、これらの専用のアイコンが登場すれば、遊技者は、ミニゲームが開始されることがわかり、これらの専用のアイコンは、ミニゲームの予告としても機能する。
また、図179(a)には、出現率と信頼度も示されているが、ここでの出現率を表すアルファベットも、図177(a)で説明した出現率を表すアルファベットと同じであり、ここでの信頼度を表す記号も、図177(a)で説明した信頼度を表す記号と同じである。
なお、この図179(a)に示した種類以外にも、保留アイコンや変動アイコンの種類はある。
図179(b)には、アイコン変化予告表示が示されている。アイコン変化予告表示は、保留アイコンや変動アイコンの態様を変化させる演出に用いられる表示である。すなわち、アイコンの態様を変化させる変化アニメーションに登場する表示である。また、保留アイコンや変動アイコンの態様を変化させようとして失敗する演出にも用いられる表示である。すなわち、アイコンの態様変化に失敗し、アイコンの態様が変化しない不変化アニメーションにも登場する表示である。各種類のアイコン変化予告表示についての説明は、図中の備考に記した通りである。
No.1〜No.16の各表示における態様aは、変化アニメーション開始時の態様(アイコン変化予告表示の表示開始時の態様であってデフォルトの態様)であり、態様bは、アイコンを変化させるときの態様である。また、No.11〜No.15の各表示における態様cは、アイコンの態様変化に成功したときの態様であり、変化アニメーションで表示される場合がある態様である。一方、No.11〜No.15の各表示における態様dは、アイコンの態様変化に失敗したときの態様であり、不変化アニメーションで表示される場合がある態様である。No.17の表示は、図147(し2−2−1)〜同図(し2−2−3)に表示された巨大なパンダの表示であり、出現時から変化時にかけて態様の変化はない。
図179(b)には、各種類の表示の出現率が示されているが、ここでの出現率を表すアルファベットも、図177(a)で説明した出現率を表すアルファベットと同じである。また、図179(b)には、態様を変化させるアイコンの種別についても記されている。すなわち、No.1〜No.10の各表示は、変動アイコンの態様を変化させる場合もあれば、保留アイコンの態様を変化させる場合もある。一方、No.11〜No.16の各表示は、変動アイコンの態様のみを変化させ、No.17のパンダの表示は、保留アイコンの態様のみを変化させる。なお、No.11〜No.16の各表示は、保留アイコンの態様のみを変化させるように変更してもよいし、変動アイコンの態様を変化させる場合もあれば、保留アイコンの態様を変化させる場合もあるように変更してもよい。また、No.17のパンダの表示は、変動アイコンの態様のみを変化させるように変更してもよいし、保留アイコンの態様を変化させる場合もあれば、変動アイコンの態様を変化させる場合もあるように変更してもよい。
また、No.1〜No.3の気球系の各表示や、No.4〜No.6の爆撃機系の各表示や、No.7〜No.10の飛空艇の各表示や、No.12〜No.15の吉宗系の各表示は、色違い表示がある。ここでの色違いは、表示される色によって、アイコンの態様変化の成功確率、すなわち、アイコンの態様変化が無い場合の確率と有る場合の確率(アイコン変化割合)が異なる場合もあれば、同じ場合もある。また、アイコンの態様変化が行われる場合であっても、表示される色によって、態様変化されるアイコンの個数が異なる場合がある。図179(b)では、アイコンの態様変化の成功確率として「アイコン変化割合」が示されるとともに、態様変化されるアイコンの個数の確率として「変化するアイコン数の確率」も示されている。例えば、No.4〜No.6の爆撃機系の各表示では、「デ」で表されたデフォルト色の表示(No.4)が、他の色の表示(No.5,6)よりも、アイコンの態様変化の成功確率は高い。しかしながら、デフォルト色の爆撃機表示(No.4)は、アイコンの表示態様を1段階しか上げることができない。すなわち、第n表示態様から第n+1表示態様に変化させる。例えば、白点滅の態様(第2表示態様)の保留アイコンの態様を変化させる場合には、青色の態様(第3表示態様)に変化させ、青色の態様(第3表示態様)の保留アイコンの態様を変化させる場合には、緑色の態様(第4表示態様)に変化させる。ただし、デフォルトの態様(第1表示態様)の保留アイコンの態様を変化させる場合に限って、青色の態様(第3表示態様)に変化させる。一方、赤色(第5表示態様)の爆撃機表示(No.5の「赤爆撃機」)は、爆撃機表示が開始されたときの保留アイコンの態様に関わらず、態様を変化させる場合には、一律に、自身と同じ表示態様(第5表示態様)に必ず変化させる。すなわち、第n表示態様から第5表示態様に必ず変化させる。例えば、デフォルトの態様(第1表示態様)の保留アイコンであっても、青色の態様(第3表示態様)の保留アイコンであっても、態様変化させる場合には、赤色の態様(第5表示態様)に必ず変化させる。また、金色(第6表示態様)の爆撃機表示(No.6の「金爆撃機」)も、爆撃機表示が開始されたときの保留アイコンの態様に関わらず、態様を変化させる場合には、一律に、自身と同じ表示態様(第6表示態様)に必ず変化させる。すなわち、第n表示態様から第6表示態様に必ず変化させる。例えば、デフォルトの態様(第1表示態様)の保留アイコンであっても、緑色の態様(第4表示態様)の保留アイコンであっても、態様変化させる場合には、金色の態様(第6表示態様)に必ず変化させる。また、「赤爆撃機」表示(No.5)は、「金爆撃機」表示(No.6)よりも、アイコンの態様変化の成功確率は高い。すなわち、No.4〜No.6の爆撃機系の表示では、表示態様が上がるほど、アイコンの態様変化の成功確率は低くなるものの、変化したアイコンに対応した図柄変動表示で大当りしやすくなる。なお、No.1〜No.3の気球系の表示でも同じである。ただし、爆撃機系の表示では、デフォルト色の表示(No.4)では、アイコンの態様変化の成功確率は100%であり、デフォルト色の爆撃機が表示されれば、アイコンの態様は必ず変化する。しかも、デフォルト色の爆撃機は、デフォルト色の爆撃機が表示される図柄変動表示の開始時点でアイコンが2つ以上表示されていれば、5%の確率で2つのアイコンの態様を変化させる。例えば、変動アイコンの態様と一つの保留アイコンの態様それぞれが変化する場合もあるし、二つの保留アイコンの態様それぞれが変化する場合もある。なお、デフォルト色の爆撃機が表示される図柄変動表示が開始されてからアイコンが2つとなった場合は、デフォルト色の爆撃機が2つアイコンを変化させることはないが、デフォルト色の爆撃機が表示される図柄変動表示が開始されてからデフォルトの色の爆撃機が表示されるまでの間に2つ目のアイコンが表示された場合は、表示されている2つのアイコンが変化する場合があってもよい。このなお書きについては、No.7〜No.10の飛空艇系の表示および/またはNo.17の「パンダ」の表示にも適用可能である。一方、気球系の表示では、デフォルト色の表示(No.1)では、アイコンの態様変化の成功確率は30%であり、アイコンの態様が変化する場合には、一つのアイコンに限って態様が変化する。
また、No.7〜No.10の飛空艇の各表示では、表示態様(表示色)に関わらず、アイコンの態様変化の成功確率は100%であり、色に関係なく飛空艇が表示されれば、アイコンの態様は必ず変化する。しかも、デフォルト色の飛空艇(No.7)は、デフォルト色の飛空艇が表示される図柄変動表示の開始時点でアイコンが2つ以上表示されていれば、50%の確率で2つのアイコンの態様を変化させる。ただし、ここでも、デフォルト色の飛空艇は、アイコンの表示態様を1段階しか上げることができない。一方、デフォルト色以外の飛空艇(No.8〜No.10)は、一つの或るアイコンの表示態様を、自身と同じ表示態様に必ず変化させる。したがって、No.7〜No.10の飛空艇の表示では、表示態様が上がるほど、変化したアイコンに対応した図柄変動表示で大当りしやすくなる。なお、アイコンが2つ以上表示されているタイミングは、デフォルト色の飛空艇が表示される図柄変動表示の開始時点に限らず、デフォルト色の飛空艇が表示された時点であってもよい(以下においても同様。)。
さらに、No.12〜No.15の吉宗の表示では、「デ」で表されたデフォルト色の表示(No.12)と赤色の表示(No.13の「赤吉宗」)ではともに、変動アイコンの態様変化の成功確率は50%である。なお、吉宗の表示の変化対象は変動アイコンに限られ、変動アイコンは一つしか表示されないため、2つ以上のアイコンの態様を変化させる場合はない。また、金色の表示(No.14の「金吉宗」)では、変動アイコンの態様変化の成功確率は25%であり、「赤吉宗」の表示よりも、成功確率が低下している。しかしながら、虹色の表示(No.15の「虹吉宗」)では、変動アイコンの態様変化の成功確率は100%であり、「金吉宗」の表示よりも、成功確率が上昇している。また、吉宗の表示でも、デフォルト色以外の吉宗(No.13〜No.15)は、変動アイコンの表示態様を、自身と同じ表示態様に変化させる。
番長の表示(No.16)では、変動アイコンの態様変化の成功確率が100%であり、この番長の表示が表示されると、変動アイコンの態様は、1段階必ず上がる。
パンダの表示(No.17)では、保留アイコンの態様変化の成功確率が100%であり、このパンダの表示が表示されると、保留アイコンの態様は、1段階必ず上がる。しかも、該パンダの表示が行われる図柄変動表示の開始時点で保留アイコンが2つ以上表示されていれば、50%の確率で2つの保留アイコンの態様を変化させる。なお、この図179(b)に示す例では、アイコンを最大2つまでしか変化させないが、3つ以上のアイコンを変化させる場合があってもよいし、数に関係なく、表示されている全ての保留アイコン、あるいは、表示されている全てのアイコンを変化させる場合があってもよい。
続いて、図177〜図179を用いて説明した各種のアイコンや表示が使用される演出について具体例を用いて説明する。
図180は、ミニゲームBにおいて勝利することで予告アイコンがストックされ、ストックした予告アイコンが使用されることで予告表示が表示されて変動アイコンの表示態様が変化する例を段階的に示した図である。
図180では、通常状態(非確変状態且つ非電サポ状態(非時短状態))であり、以降の演出例においても、特に断らない限り、通常状態における演出例である。また、図180には、図51に示す3つの装飾図柄表示装置208L〜208Nのうち第1装飾図柄表示装置208Lのみを示すが、この第1装飾図柄表示装置208Lは、図92に示す装飾図柄表示装置208であってもよい(以降の図においても同じ。)。
図180(あ1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、中央領域で第1装飾図柄(第3図柄)が高速変動を行っている。また、左上では第2装飾図柄(第5図柄)が変動表示を行っている。また、図180(あ1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lには、演出表示領域208dに、保留枠UIが表示されている。この保留枠UIは、保留アイコン表示領域HIS、変動アイコン表示領域CIS、演出アイコン表示領域DISを有する。変動アイコン表示領域CISは中央に設けられ、変動アイコン表示領域CISには、台座hs0が配置されている。保留アイコン表示領域HISは、変動アイコン表示領域CISの左側に設けられ、左ベースアイコンbIlの上に4つのステージ(第1ステージhs1〜第4ステージhs4)が配置されている。演出アイコン表示領域DISは、変動アイコン表示領域CISの右側に設けられ、演出アイコン表示領域DISには、右ベースアイコンbIrが配置されている。さらに、図180(あ1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、特図1の保留アイコンが第1ステージhs1と第2ステージhs2それぞれに表示されている。すなわち、第1保留アイコンh11と第2保留アイコンh12が表示されている。これらの特図1の保留アイコンh11,h12の表示態様はいずれも、図179(a)のNo.1に記したデフォルトの表示態様である。第1装飾図柄表示装置208Lの右上には、特図1及び特図2の第2保留数表示(ここでは「2」と「0」)が表示されている。また、変動アイコン表示領域CISの台座hs0の上には、変動アイコンh0が表示されている。変動アイコンh0の表示態様も、図179(a)のNo.1に記したデフォルトの表示態様である。なお、図180(あ1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lの背景画面は白一色であるが、この白一色は背景画面を図示省略していることを表している。以降の図では、背景画面が示されている場合もあるが、白一色の場合には、この図180(あ1)と同じように、背景画面が図示省略されていることを表す。
図180(あ2)では、図51や図92に示す特図1始動口230に入球があり、特図1の保留が一つ増加し、全部で3つになる。図180(あ2)に示す第1装飾図柄表示装置208Lの第2保留数表示では、特図1の保留数が「3」と表示されている。
図180(あ3−1)では、第3保留アイコンh13が第3ステージhs3に表示されている。第3保留アイコンh13は、デフォルトの表示態様で増加アニメーションによって追加表示されているが、この第3保留アイコンh13が表す第3保留が先読み予告の対象保留になる。図180(あ3−1)では、これまでデフォルトの表示態様であった第1保留アイコンh11と第2保留アイコンh12がともに、図179(a)のNo.17に記した村人の種類の態様aのアイコンに変化している。なお、ここでは、デフォルトの表示態様のアイコンが村人の種類の態様aのアイコンに変化したが、先読み予告の表示態様(例えば、図179(a)のNo.3に記した青色の表示態様やNo.4に記した緑色の表示態様)のアイコンが、村人の種類のアイコンに変化してもよい。この場合、下の表示態様(例えば、第3表示態様の青色の表示態様)よりも、上の表示態様(例えば、第4表示態様の緑色の表示態様)の方が、村人の種類のアイコンよりも爺の種類のアイコンになりやすく、さらに上の表示態様(例えば、第5表示態様の赤色の表示態様)の方が、吉宗の種類のアイコンになりやすい。また、先読み予告の対象保留を表す第3保留アイコンh13は、デフォルトの表示態様であるが、この第3保留アイコンh13も、村人の種類のアイコンに変化してもよい。さらに、第1保留アイコンh11のみが、村人の種類のアイコンに変化してもよいし、第2保留アイコンh12のみが、村人の種類のアイコンに変化してもよい。すなわち、村人の種類のアイコンに変化するアイコンの個数は一個であってもよいし、複数個であってもよい。なお、第1保留アイコンh11および第2保留アイコンh12が村人の種類のアイコンに変化することで、第1保留アイコンh11および第2保留アイコンh12にそれぞれ対応する図柄変動表示においてミニゲーム(特定のミニゲーム(本例の場合、ミニゲームB)または不特定のミニゲーム(本例の場合、ミニゲームA、ミニゲームB、またはその他のミニゲーム等))が行われることを予告してもよい。また、ミニゲームBを開始する図柄変動表示(本例の場合、第1保留アイコンh11に対応する図柄変動表示)の開始と同時または開始された後(直後であってもよい)にミニゲームを行うアイコンが変化するように構成されていてもよい。
図180(あ4)では、図柄変動表示が終了し、第1装飾図柄表示装置208Lでは、中央領域で第1装飾図柄が、ハズレの装飾図柄の組み合せ(「装飾4」−「装飾1」−「装飾7」)を停止表示し、左上の第2装飾図柄も、ハズレの装飾図柄の組み合せ(「装飾4」−「装飾1」−「装飾7」)を停止表示している。
図180(あ5)では、これまで第1保留であった保留が消化され、図柄変動表示が開始されている。図180(あ5)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、中央領域の第1装飾図柄は停止表示したままであるが、左上の第2装飾図柄では、変動表示が開始され、右上の第2保留数表示では、特図1の保留数が1つ減って「2」になっている。また、これまで何も表示されていなかった、演出アイコン表示領域DISの右ベースアイコンbIrでは、ミニゲームB用の対戦相手アイコンの登場アニメーションが開始され、エフェクト画像EF1が表示されている。また、図180(あ5)では、保留アイコンの移動アニメーションも開始されている。すなわち、これまで第1ステージhs1に表示されていた村人のキャラクタの第1保留アイコンh11が、変動アイコン表示領域CISの台座hs0に向けて移動を開始し、これまで第2ステージhs2に表示されていた村人のキャラクタの第2保留アイコンh12が、第1ステージhs1に向けて移動を開始し、これまで第3ステージhs3に表示されていた、デフォルトの表示態様ではあるが先読み予告対象保留の第3保留アイコンh13が、第2ステージhs2に向けて移動を開始している。なお、対戦相手アイコンの登場アニメーションと、保留アイコンの移動アニメーションは、同時に開始されてもよいし、対戦相手アイコンの登場アニメーションの方が先に開始されてもよいし、あるいは反対に保留アイコンの移動アニメーションの方が先に開始されてもよい。
図180(あ6)でも、中央領域の第1装飾図柄は依然として停止表示したままであるが、保留アイコンの移動アニメーションは終了し、変動アイコンh0として、村人の種類の態様a(待機の態様)のアイコンが表示されている。この変動アイコンh0の村人のキャラクタは、待機アニメーション(デフォルトのアニメーション)を実行している。また、対戦相手アイコンの登場アニメーションも終了し、演出アイコン表示領域DISの右ベースアイコンbIrでは、エフェクト画像EF1が消え、対戦相手アイコンTIとして、図178(c)に示すパンタの種類の態様a(待機の態様)のアイコンが表示され、この対戦相手アイコンTIのパンダのキャラクタも、待機アニメーション(デフォルトのアニメーション)を実行している。また、対戦相手アイコンTIの右横には、第一の領域である出現領域ASが枠に囲まれて表示されている。この出現領域ASには、「景品」という文字表示が表示され、ミニゲームBのじゃんけん対決に勝利すると獲得することができる予告アイコンYIが表示されている。すなわち、予告アイコンYIの表示開始位置は、この出現領域AS内の位置になる。また、見方を変えれば、第一の領域は、ミニゲームBで獲得することができるアイコンを予告する予告領域であるともいえる。図180(あ6)に示す出現領域ASには、図177(a)に示すNo.1の「箱」の予告アイコンYIが表示されている。さらに、出現領域ASの上には、第二の領域であるストック領域SSが設けられており、図180(あ6)では点線で囲んだ領域になる。この例では、出現領域ASとストック領域SSは重なっている。なお、出現領域ASとストック領域SSが重ならないように構成されていてもよい。また、対戦相手アイコンTIの登場アニメーションと、保留アイコンの移動アニメーションは、同時に終了してもよいし、対戦相手アイコンTIの登場アニメーションの方が先に終了してもよいし、あるいは反対に保留アイコンの移動アニメーションの方が先に終了してもよい。また、対戦相手アイコンTIの登場と、予告アイコンYIの出現は、同時であってもよいし、対戦相手アイコンTIの方が先に登場してもよいし、あるいは反対に予告アイコンYIの方が先に出現してもよい。
図180(あ7)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、中央領域において、第1装飾図柄の変動表示が開始される。第1装飾図柄の変動表示が開始されると、その後に、ミニゲームBのじゃんけん対決が開始される。ミニゲームBでは、変動アイコンh0の村人のキャラクタと、対戦相手アイコンTIのパンダのキャラクタがじゃんけん対決を行い、変動アイコンh0の村人のキャラクタが勝利すれば、出現領域ASに表示されている予告アイコンYIを獲得することができる。なお、ミニゲームBのじゃんけん対決は、第1装飾図柄の変動表示の開始と同時に開始されてもよいし、第2装飾図柄の変動表示が開始されると開始されてもよい。ここでのじゃんけん対決は、村人対パンダであって、景品は「箱」の予告アイコンYIであることから、図178(d)に示す獲得期待度によれば、C(60%)の確率で獲得することができる。すなわち、60%の確率で村人が勝利する。
図180(あ8−1)では、変動アイコンh0の村人のキャラクタと、対戦相手アイコンTIのパンダのキャラクタによる、じゃんけん対決アニメーションが行われ、変動アイコンh0が、村人の種類の態様b(グーを出したときの態様)のアイコンに変化している。一方、対戦相手アイコンTIは、パンダの種類の態様c(チョキを出したときの態様)のアイコンに変化している。この結果、変動アイコンh0の村人のキャラクタの勝利となる。なお、第1保留アイコンh11は、村人の種類の態様a(待機の態様)のアイコンであり、待機アニメーションが実行されている。
図180(あ9−1)では、変動アイコンh0が、村人の種類の態様f(勝利したときの態様)のアイコンに変化し、対戦相手アイコンTIは、パンダの種類の態様e(敗北のときの態様)のアイコンに変化し、図180(あ9−1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、変動アイコンh0の村人のキャラクタが勝利したことを祝うアニメーションを実行している。なお、第1保留アイコンh11では、待機アニメーションが継続されているが、ミニゲームの結果が出た場合には、その結果に応じたアニメーションが実行されてもよい。すなわち、変動アイコンh0と同じキャラクタのアイコンに変化した保留アイコンでも、ミニゲームに勝利したことを祝うアニメーション、あるいは敗北したことを悲しむアニメーション、またはミニゲームに勝利したことを祝うアニメーションに限って実行されてもよい。また、変動アイコンh0と同じキャラクタではなく異なるキャラクタのアイコンに変化した保留アイコンでも、同様に、ミニゲームの結果に応じたアニメーションが実行されてもよい。
図180(あ10)では、変動アイコンh0の村人のキャラクタが勝利したことにより、出現領域ASに表示されていた予告アイコンYIのストックアニメーションが開始されている。すなわち、出現領域ASに表示されていた、図177(a)に示すNo.1の「箱」の予告アイコンYIが、その出現領域ASから出て、一旦大きく表示されて、ストック領域SS内の或る位置(ストック位置)まで移動し、その或る位置に表示(ストック表示)される(図180(あ11)参照)。図180(あ12)では、変動アイコンh0の村人のキャラクタが勝利したことを祝うアニメーションを継続しているが、敗れた対戦相手アイコンTIは、パンダの種類の態様a(待機の態様)のアイコンに変化し、パンダのキャラクタは、待機アニメーション(デフォルトのアニメーション)を実行している。
図180(あ13)では、図柄変動表示が終了し、第1装飾図柄表示装置208Lでは、中央領域で第1装飾図柄が、ハズレの装飾図柄の組み合せ(「装飾6」−「装飾4」−「装飾1」)を停止表示し、左上の第2装飾図柄も、ハズレの装飾図柄の同じ組み合せを停止表示している。
図180(あ14)は、停止表示中(確定表示中)であり、変動アイコンh0では、村人のキャラクタが勝利したことを祝うアニメーションを継続したまま、消去アニメーションが開始されており、変動アイコンh0の村人のキャラクタは、台座hs0の中に徐々に消えていく。図180(あ15)も、停止表示中(確定表示中)であり、変動アイコンh0が完全に消えている。
ミニゲームBは、図柄変動表示の終了と同時に終了してもよいし、第1装飾図柄の変動表示の終了と同時に終了してもよいし、第1装飾図柄の確定表示の終了と同時に終了してもよい。
図180(あ16)では、これまで第1保留であった保留が消化され、図柄変動表示が開始されている。図180(あ16)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、中央領域の第1装飾図柄は停止表示したままであるが、左上の第2装飾図柄では、変動表示が開始され、右上の第2保留数表示では、特図1の保留数が1つ減って「1」になっている。また、図180(あ16)では、保留アイコンの移動アニメーションも開始されている。すなわち、これまで第1ステージhs1に表示されていた村人のキャラクタの第1保留アイコンh11が、変動アイコン表示領域CISの台座hs0に向けて移動を開始し、これまで第2ステージhs2に表示されていた、デフォルトの表示態様ではあるが先読み予告対象保留の第2保留アイコンh12が、第1ステージhs1に向けて移動を開始している。
図180(あ17)でも、中央領域の第1装飾図柄は依然として停止表示したままであるが、保留アイコンの移動アニメーションは終了し、変動アイコンh0として、村人の種類の態様a(待機の態様)のアイコンが表示されている。また、この例では、先に対戦した相手がそのまま表示されており、対戦相手アイコンTIは、パンダのキャラクタのアイコンになる。したがって、村人対パンダになる。ただし、対決ごと(図柄変動表示ごと)に、対戦相手のキャラクタは変化してもよい。また、この例では、保留アイコンが最初に変化したキャラクタ(村人のキャラクタ)のまま対戦が行われるが、保留が消化されるたびに(シフト移動するたびに)、キャラクタが変わってもよい。例えば、村人から爺に変化し、爺から吉宗に変化したり、村人から吉宗に変化したり、あるいは爺から村人に変化する場合があってもよい。図178(d)を用いて説明したように、吉宗対パンダの対決になれば、予告アイコンの種類に関わらず、100%の確率で予告アイコンを獲得することができる。また、図180(あ17)に示す出現領域ASには、図177(a)に示すNo.2の「赤箱」の予告アイコンYIが出現している。
図180(あ18)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、中央領域において、第1装飾図柄の変動表示が開始されており、2回目となるミニゲームBのじゃんけん対決も開始されている。2回目のじゃんけん対決は、村人対パンダであって、景品は「赤箱」の予告アイコンYIであることから、図178(d)に示す獲得期待度によれば、D(40%)の確率で獲得することができる。すなわち、1回目よりも確率は低下して40%の確率で村人が勝利する。
図180(あ19−1)では、変動アイコンh0の村人のキャラクタと、対戦相手アイコンTIのパンダのキャラクタによる、じゃんけん対決アニメーションが行われ、変動アイコンh0が、村人の種類の態様b(グーを出したときの態様)のアイコンに変化している。一方、対戦相手アイコンTIは、パンダの種類の態様d(パーを出したときの態様)のアイコンに変化している。この結果、対戦相手アイコンTIのパンダのキャラクタの勝利となる。
図180(あ20)では、変動アイコンh0が、村人の種類の態様e(敗北のときの態様)のアイコンに変化し、対戦相手アイコンTIは、パンダの種類の態様f(勝利したときの態様)のアイコンに変化し、図180(あ21)に示す第1装飾図柄表示装置208Lに表示された台座hs0では、村人のキャラクタの表示態様と、デフォルトの表示態様の入替アニメーションが開始されている。すなわち、これまで変動アイコンh0の表示態様であった村人のキャラクタが徐々に消えていくのと同時に、デフォルトの表示態様のアイコンが徐々に出現してくる。言い換えれば、入替アニメーションは、変動アイコンh0の表示態様の変化アニメーションである。また、対戦相手アイコンTIは、演出アイコン表示領域DISの右ベースアイコンbIrから徐々に消えていく。さらに、じゃんけん対決に敗れたことから、出現領域ASに表示されていた「赤箱」の予告アイコンYIを獲得することができず、図180(あ21)では、出現領域ASを囲む枠とともに出現領域AS自体が、画面の右端に徐々にフェードアウトしており、「赤箱」の予告アイコンYIも画面から徐々に消えていく。図180(あ22)では、変動アイコン表示領域CISの台座hs0には、デフォルトの表示態様の変動アイコンh0が表示されており、演出アイコン表示領域DISの右ベースアイコンbIrには何も表示されていない。
図180(あ23)では、図柄変動表示が終了し、第1装飾図柄表示装置208Lでは、中央領域で第1装飾図柄が、ハズレの装飾図柄の組み合せ(「装飾4」−「装飾4」−「装飾7」)を停止表示し、左上の第2装飾図柄も、ハズレの装飾図柄の同じ組み合せを停止表示している。
図180(あ24)は、これまで第1保留であった先読み予告対象保留が消化され、先読み対象変動となる図柄変動表示が開始されている。図180(あ24)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄も第2装飾図柄も変動表示を開始しており、変動アイコン表示領域CISの台座hs0には、デフォルトの表示態様の変動アイコンh0が表示されている。なお、保留アイコンは1つもなく、特図1及び特図2の第2保留数表示はともに「0」が表示されている。
図180(あ25)では、第1装飾図柄表示装置208Lにおいて、通常予告としての会話予告が開始される。なお、ミニゲームBが行われている期間は、他の演出が行われていなかったが、ミニゲームBが行われている期間であっても、会話予告等の他の演出も行われてもよい。ここでの会話予告は、図117(10)〜同図(12)に示す会話予告と同じである。すなわち、会話予告が開始されると、殿様のキャラクタとともに「チャンス」という文字表示が表示された殿様の会話画像CI1が、中央領域に表示される。この、殿様の会話画像CI1の表示は、会話予告の第1段階となっている。また、この殿様の会話画像CI1は、第1装飾図柄にオーバーラップしており、第1装飾図柄にオーバーラップしていない状態である場合よりも、第1装飾図柄が視認困難とされている。一方、殿様の会話画像CI1は、ストック表示されている予告アイコンYIにはオーバーラップせず、予告アイコンYIの方が手前に表示されている。すなわち、ストック領域で継続表示されていた予告アイコンYIは、殿様の会話画像CI1よりも前から表示されていたにも関わらず、殿様の会話画像CI1の一部に前側からオーバーラップしている。
なお、第1装飾図柄表示装置208Lの全画面を用いて行われる予告演出の表示(例えば、スーパーリーチの演出表示等)でも、予告アイコンYIは、その予告表示にオーバーラップされることなく、ストック表示され続けてもよい。あるいは反対に、全画面を用いて行われる予告演出の表示には、オーバーラップされて、一旦非表示になる期間があってもよい。例えば、予告アイコンYIが使用される予告演出の表示であれば、予告アイコンYIはオーバーラップされることなく、ストック表示され続ける。また、図126(93)等に示した図柄変動中のユーザカスタマイズの画面においても、音量調整用のバー表示VBによって、予告アイコンYIは、オーバーラップされてもよいし、あるいは反対に、音量調整用のバー表示VBにオーバーラップしてもよい。また、図172〜図174を用いて説明した各種のエラーに関する表示や警告に関する表示によって、予告アイコンYIは、オーバーラップされてもよいし、あるいは反対に、エラーに関する表示や警告に関する表示に、オーバーラップしてもよい。例えば、エラーや警告の重要度が低かったり、不正行為との関係性が低い場合には、予告アイコンYIの表示が優先され、予告アイコンYIはオーバーラップされることなく、ストック表示され続けてもよい。
図180(あ26)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、会話予告が更新されている。会話予告では、殿様の会話画像CI1が縮小表示されて第2装飾図柄の表示位置の下方に表示され、爺のキャラクタとともに操作促進報知画像が表示された爺の会話画像CI2が表示される。操作促進報知画像は、チャンスボタン136を操作有効期間内に操作することを促す画像であり、チャンスボタン136を模したボタン画像136aと、上記操作有効期間の残時間を表す残時間表示メータMTとによって構成されている。なお、図180(あ26)に示すタイミングでは、操作有効期間は開始されておらず、チャンスボタン136が操作されてもこれに応じた表示は行われない。第1装飾図柄は、爺の会話画像CI2によって隠されてしまっているが、ストック表示されている予告アイコンYIは爺の会話画像CI2よりも手前に表示されており、爺の会話画像CI2によって隠されていない。
やがて、操作有効期間が開始され、図180(あ27)に示す残時間表示メータMTは、上記操作有効期間が開始してある程度の時間が経過したときの表示態様で示されている。
図180(あ28)のタイミングは、上記操作有効期間内であり、このタイミングで、遊技者がチャンスボタン136を操作する。
図181は、図180に示す演出例の続きを段階的に示す図と、その演出例の変形例を示す図である。
図180(あ28)から続く図181(あ29)では、チャンスボタン136が上記操作有効期間内に操作されたことに応じて、爺の会話画像CI2が、操作促進報知画像から、リーチ演出が開始されることを予告する「リーチじゃ!」の文字表示に変化している。なお、「リーチじゃ!」といった予告の文字表示は、チャンスボタン136が操作されたことを条件に表示されるものであってもよいし、チャンスボタン136が操作されることなく操作有効期間が経過した場合にも表示されるものであってもよい。
図181(あ30−1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、殿様の会話画像CI1及び爺の会話画像CI2が消去されて会話予告が終了し、第1装飾図柄が視認容易になっている。
図181(あ31−1)では、リーチ演出が開始され、左図柄表示領域208aと右図柄表示領域208cそれぞれで「装飾6」が揺れ変動している。やがて、リーチ状態で、ストック表示されていた予告アイコンYIが使用される。すなわち、図181(あ32)に示すように、箱が閉じた表示態様である態様aの予告アイコンYIは、使用されると、箱が開いた表示態様である態様dに変化し、箱の中から予告表示YHが飛び出すアニメーションが表示される。ここで出現した予告表示YHは、図177(b)に示すNo.7の赤色の「赤変化」の予告表示であって、「赤変化」の予告表示は、保留アイコンや変動アイコン等の表示態様が2段階変化されることを予告する表示である。なお、予告アイコンYIが使用される前、すなわち箱が開く前に、箱が開くことを事前に予告する演出(例えば、箱がカタカタと振動するアニメーション演出等)を行ってもよい。また、このような演出を行った場合、実際に箱は、必ず開いてもよいし、開かない場合があってもよい。
図181(あ33)では、使用された予告アイコンYIが消え、赤色の「赤変化」の予告表示YHは、右図柄表示領域208cに表示されている。図181(あ34)では、その予告表示YHを用いた変動アイコン変化アニメーションが開始される。図181(あ34)では、「赤変化」の予告表示YHが、右図柄表示領域208cで光の玉YHbに変化している。図181(あ35)では、その光の玉YHbが、変動アイコンh0めがけて飛んでいき、変動アイコンh0にぶつかっている。図181(あ36)では、変動アイコン変化アニメーションが終了し、アニメーション開始前までデフォルトの表示態様であった変動アイコンh0の表示態様が、図179(a)のNo.3に記した青色の表示態様に変化している。すなわち、変動アイコンh0の表示態様が、通常予告の表示態様に変化している。
図181(あ37)に示す第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面では、ノーマルリーチ演出の表示が表示されている。なお、青色の表示態様に変化した変動アイコンh0は表示され続けている。図181(あ38)では、ノーマルリーチ演出が終了し、中図柄表示領域208bに、「装飾6」ではない「装飾5」が揺れ変動している。すなわち、装飾図柄のハズレ図柄の組合せが揺れ変動している。
図181(あ39)では、「装飾6」−「装飾5」−「装飾6」の組合せのまま停止表示し、同図(あ40)では、確定表示される。青色の表示態様に変化した変動アイコンh0は、確定表示が開始されるまで表示され続けており、確定表示が開始されると消える。なお、変動アイコンh0の消えるタイミングは、確定表示前であってもよい。
続いて、これまで説明した、図180(あ1)〜図181(あ40)の演出例の変形例について説明する。以下、これまで説明した演出例との相違点を中心に説明し、重複する点については説明を省略する場合がある。
第1変形例は、図180(あ7)までは同じであり、図180(あ8−1)に代えて図181(あ8−2−1)に示すように、この第1変形例では、変動アイコンh0の村人のキャラクタが、グーを出したときの態様bであるのに対し、対戦相手アイコンTIのパンダのキャラクタは、パーを出したときの態様dであり、変動アイコンh0の村人のキャラクタの負けとなる。図181(あ8−2−2)では、変動アイコンh0が、村人の種類の態様e(敗北のときの態様)のアイコンに変化し、対戦相手アイコンTIは、パンダの種類の態様f(勝利したときの態様)のアイコンに変化し、負け演出(敗北したことを悲しむアニメーション)が行われている。
第1装飾図柄の変動表示中である図181(あ8−2−3)では、変動アイコンh0の村人のキャラクタが負けたことにより、出現領域ASに表示されていた予告アイコンYIが、出現領域ASから消え、変動アイコンh0の村人のキャラクタも、対戦相手アイコンTIのパンダキャラクタも、待機アニメーション(デフォルトのアニメーション)を実行している。この結果、予告アイコンYIは、ストック領域SSに表示されない。
図181(あ8−2−4)では、図柄変動表示が終了し、ハズレの装飾図柄の組み合せが停止表示され、図180(あ8−2−5)は、ハズレの装飾図柄の組み合せの停止表示中(確定表示中)であり、変動アイコンh0の村人のキャラクタは、消去アニメーションによって、台座hs0の中に徐々に消えていく。図181(あ8−2−6)も、停止表示中(確定表示中)であり、変動アイコンh0が完全に消えている。
その後、図179(あ16)〜図180(あ19−1)と同じく、2回目のじゃんけん対決が行われ、2回目のじゃんけん対決でも、変動アイコンh0の村人のキャラクタが負けてしまう。図181(あ8−2−7)では、図181(あ8−2−2)と同じく、変動アイコンh0の村人のキャラクタの負け演出が行われている。図181(あ8−2−8)では、図180(あ21)と同じく、村人のキャラクタの表示態様と、デフォルトの表示態様の入替アニメーションが開始され、対戦相手アイコンTIは、徐々に消えていく。また、出現領域ASとともに「赤箱」の予告アイコンYIも画面から徐々に消えていっている。やがて、図181(あ8−2−9)に示すように、図柄変動表示が終了し、ハズレの装飾図柄の組み合せが停止表示された後、図181(あ8−2−10)では、先読み対象変動となる図柄変動表示が開始されている。
以上説明した第1変形例は、ミニゲームBがいわゆるガセであった例になる。
続いて、第2変形例について説明する。図181(あ22)では、ストックされていた予告アイコンYIが使用されれば、予告アイコンYIは態様dに変化した(箱が開いた)が、この第2変形例では、チャンスボタン136の操作が関係してくる。
第2変形例は、図181(あ31−1)までは同じであり、図181(あ31−2−1)は、図181(あ31−1)と同じく、リーチ演出が開始された状態である。リーチ演出が開始されると、この第2変形例では、図181(あ31−2−2)に示すように、ストックされていた予告アイコンYIの左側に、操作促進報知画像が表示される。ここでの操作促進報知画像も、チャンスボタン136を操作有効期間内に操作することを促す画像であり、チャンスボタン136を模したボタン画像136aと、上記操作有効期間の残時間を表す残時間表示メータMTとによって構成されている。なお、図181(あ31−2−2)のタイミングは、操作有効期間の開始前であり、残時間表示メータMTは、操作有効期間の開始前には表示されなくてもよく、操作有効期間の開始と同時に表示されるようにしてもよい。
図181(あ31−2−3)のタイミングで、操作有効期間が開始され、図181(あ31−2−4)に示す残時間表示メータMTは、上記操作有効期間が開始してある程度の時間が経過したときの表示態様で示されている。
図181(あ31−2−5)のタイミングは、上記操作有効期間内であり、このタイミングで、遊技者がチャンスボタン136を操作する。チャンスボタン136が上記操作有効期間内に操作されたことに応じて、図181(あ31−2−6)では、箱が閉じた表示態様である態様aであった予告アイコンYIが、箱が開いた表示態様である態様dに変化し、箱の中から予告表示YHが飛び出すアニメーション(箱開放アニメーション)が表示される。以降の例は、図181(あ33)以降の例と同じである。
ここで、ボタン画像136aと残時間表示メータMTによって構成されてた操作促進報知画像は、残時間表示メータMTが0になってから非表示になってもよいし、チャンスボタン136操作時点で非表示になってもよい。また、操作促進報知画像の消去アニメーションが、箱開放アニメーションと同時に開始されたり実行されてもよいし、消去アニメーションが先に開始されたり実行されてもよいし、箱開放アニメーションが先に開始されたり実行されてもよい。
なお、予告アイコンYIの、箱が開いた表示態様である態様dへの変化は、チャンスボタン136が操作されたことを条件に実行されてもよいし、チャンスボタン136が操作されることなく操作有効期間が経過した場合にも実行されてもよい。また、チャンスボタン136が操作されることなく操作有効期間が経過した場合にも実行される構成では、チャンスボタン136が操作有効期間内に操作されたか否かで上記箱開放アニメーションを異ならせてもよい。あるいは、操作有効期間内のチャンスボタン136の操作の有無に関わらず、上記箱開放アニメーションは同じアニメーションであってもよい。さらに、予告アイコンYIの態様dへの変化は、チャンスボタン136が操作有効期間内に操作された場合にのみ実行されるようにしてもよい。
図182は、図180(あ1)〜図181(あ40)の演出例の第3変形例〜第6変形例を示す図である。
第3変形例では、予告アイコンYIが、「箱」のアイコンではなく、図177(a)に示すNo.5の「ボタン」のアイコンである。この「ボタン」のアイコンは、出現領域ASに最初から表示されてもよいし、出現領域AS内で、他のアイコンから変化したアイコンであってもよいし、ストック領域内で、他のアイコンから変化したアイコンであってもよい。
図182(あ31−3−1)に示す「ボタン」の予告アイコンYIは、残時間表示メータがないことから、チャンスボタン136を操作しても無効であることを表す態様aのアイコンである。すなわち、ボタン136aのみの態様である。
図182(あ31−3−2)では、「ボタン」の予告アイコンYIの態様が、残時間表示メータMTが加わった態様bに変化している。ただし、残時間表示メータMTは満タン表示であり、操作有効期間の開始前である。なお、残時間表示メータMTが非表示の態様であってもよい。
図182(あ31−3−3)では、操作有効期間が開始され、同図(あ31−3−4)では、残時間表示メータMTが少し減っている。
図182(あ31−3−5)のタイミングは、上記操作有効期間内であり、このタイミングで、遊技者がチャンスボタン136を操作する。チャンスボタン136が上記操作有効期間内に操作されたことに応じて、図182(あ31−3−6)では、「ボタン」の予告アイコンYIの態様が、エフェクト画像(煙画像)の表示態様に変化し、同図(あ31−3−7)では、エフェクト画像(煙画像)が消え、赤色の「赤変化」の予告表示が出現している。チャンスボタン136が操作されてからの、予告アイコンYIの態様変化は、アニメーション(操作後アニメーション)の表示である。以降の例は、図181(あ33)以降の例と同じである。
なお、「ボタン」の予告アイコンYIの、エフェクト画像(煙画像)の表示態様への変化は、チャンスボタン136が操作されたことを条件に実行されてもよいし、チャンスボタン136が操作されることなく操作有効期間が経過した場合にも実行されてもよい。また、チャンスボタン136が操作されることなく操作有効期間が経過した場合にも実行される構成では、チャンスボタン136が操作有効期間内に操作されたか否かで上記操作後アニメーションを異ならせてもよい。あるいは、操作有効期間内のチャンスボタン136の操作の有無に関わらず、上記操作後アニメーションは同じアニメーションであってもよい。さらに、予告アイコンYIの態様dへの変化は、チャンスボタン136が操作有効期間内に操作された場合にのみ実行されるようにしてもよい。
第4変形例では、予告表示が、ミニゲームの進行と並行して、変動アイコンではなく保留アイコンの表示態様を変化させる。
第4変形例は、図180(あ18)までは同じであり、図182(あ19−2−1)は、図180(あ19−1)と同じく、ミニゲームBのじゃんけん対決で、対戦相手アイコンTIのパンダのキャラクタが勝利した状態である。図182(あ19−2−2)では、ミニゲームBがまだ継続している状態で、ストック表示されていた予告アイコンYIが使用される。すなわち、箱が閉じた表示態様である態様aの予告アイコンYIは、箱が開いた表示態様である態様dに変化し、箱の中から予告表示YHが飛び出すアニメーションが表示される。ここで出現した予告表示YHは、図177(b)に示すNo.6のデフォルト色の「変化」の予告表示であり、右図柄表示領域208cに表示され、その予告表示YHを用いた保留アイコン変化アニメーションが開始される。
図182(あ19−2−3)では、図180(あ20)と同じく、変動アイコンh0の村人のキャラクタの負け演出が行われている。また、図182(あ19−2−3)では、ミニゲームBの途中に使用された予告アイコンYIがそのミニゲームBの途中で消えており、保留アイコン変化アニメーションによって、デフォルト色の「変化」の予告表示YHは、図181(あ34)に示すように、右図柄表示領域208cで光の玉YHbに変化し、その光の玉YHbが、先読み予告対象の保留を表す第1保留アイコンh11めがけて飛んでいき、第1保留アイコンh11にぶつかっている。
図182(あ19−2−4)では、ミニゲームBにおける、村人のキャラクタの負け演出が続く中、保留アイコン変化アニメーションが終了し、アニメーション開始前までデフォルトの表示態様であった第1保留アイコンh11の表示態様が、図179(a)のNo.2に記した白点滅の表示態様に変化している。すなわち、先読み予告対象の保留を表す保留アイコンh11の表示態様が、先読み予告の表示態様に変化している。その後、図180(あ21)と同じく、村人のキャラクタの表示態様と、デフォルトの表示態様の入替アニメーションが開始され、対戦相手アイコンTIは、徐々に消えていく。また、出現領域ASとともに「赤箱」の予告アイコンYIも画面から徐々に消えていっている。やがて、図柄変動表示が終了し、ハズレの装飾図柄の組み合せが停止表示された後、先読み対象変動となる図柄変動表示が開始される。
第5変形例では、予告表示が、第1装飾図柄の停止図柄の組合せ態様を変化させる。
第5変形例は、図180(あ18)までは同じであり、図182(あ19−3−1)は、図180(あ19−1)と同じく、ミニゲームBのじゃんけん対決で、対戦相手アイコンTIのパンダのキャラクタが勝利した状態である。図182(あ19−3−2)では、ミニゲームBがまだ継続している状態で、ストック表示されていた予告アイコンYIが使用される。すなわち、箱が閉じた表示態様である態様aの予告アイコンYIは、箱が開いた表示態様である態様dに変化し、箱の中から予告表示YHが飛び出すアニメーションが表示される。ここで出現した予告表示YHは、図177(b)に示すNo.12の「チャンス目」の先読み予告表示であり、右図柄表示領域208cに一旦表示される。ここでの「チャンス目」の先読み予告表示は、この後の第1装飾図柄の確定表示時にチャンス目の組み合わせが確定表示される先読み予告の発生を予告する表示である。
図182(あ19−3−3)では、使用された予告アイコンYIが消え、「チャンス目」の予告表示YHは、右図柄表示領域208cに表示されている。図182(あ19−3−4)に示すように、「チャンス目」の予告表示YHは、予告アイコンYIの箱が開いてから(出現してから)しばらくの間は、右図柄表示領域208cに表示される。一方、じゃんけん対決に敗れたことから、村人のキャラクタの表示態様と、デフォルトの表示態様の入替アニメーションが開始され、対戦相手アイコンTIは、徐々に消えていく。また、出現領域ASとともに「赤箱」の予告アイコンYIも画面から徐々に消えていっている。図182(あ19−3−5)では、第1装飾図柄の変動表示が高速変動から低速変動になる。この例では、第1装飾図柄の変動表示が低速変動になってから、チャンス目消化演出が開始されるが、「チャンス目」の予告表示YHが出現してからすぐにチャンス目消化演出が開始されてもよい。図182(あ19−3−6)に示すように、第1装飾図柄の変動表示が低速変動になってから、「チャンス目」の予告表示YHは、右図柄表示領域208cで光の玉YHbに変化している。図182(あ19−3−7)では、その光の玉YHbが、低速変動している第1装飾図柄めがけて飛んでいき、中図柄表示領域208bの装飾図柄にぶつかっている。図182(あ19−3−8)では、低速変動している3つの装飾図柄全てにエフェクト画像EF2が表示され、図182(あ19−3−9)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄が、チャンス目である「装飾1」−「装飾3」−「装飾5」が揺れ変動している。なお、「装飾1」−「装飾3」−「装飾5」のチャンス目は、「装飾2」−「装飾4」−「装飾6」や「装飾3」−「装飾5」−「装飾7」のチャンス目と同じく、先読み対象変動(次の図柄変動表示)で、相対的に大当りしにくい弱チャンス目であり、相対的に大当りしやすい強チャンス目は、「装飾7」−「装飾1」−「装飾1」、「装飾3」−「装飾5」−「装飾8」、「装飾4」−「装飾2」−「装飾8」である。図182(あ19−3−10)では、「装飾1」−「装飾3」−「装飾5」のチャンス目が停止表示することを報知するエフェクト画像EF3が表示され、同図(あ19−3−11)では、「装飾1」−「装飾3」−「装飾5」のチャンス目が停止表示されている。
第6変形例では、図177(b)のNo.2の「チャンス」の予告表示YHに、図164を用いて説明した、第1装飾図柄の中図柄に保留変化図柄が仮停止する先読み予告が複合した例になる。
図182(あ19−4−1)は、ミニゲームBのじゃんけん対決で、対戦相手アイコンTIのパンダのキャラクタが勝利した状態である。図182(あ19−4−2)では、第1装飾図柄でリーチ演出が開始され、左図柄表示領域208aと右図柄表示領域208cそれぞれで「装飾6」が揺れ変動している。なお、じゃんけん対決に敗れたことから、村人のキャラクタの表示態様がデフォルトの表示態様に変化し、対戦相手アイコンTIは消えている。また、出現領域ASとともに「赤箱」の予告アイコンYIも消えている。やがて、図182(あ19−4−3)に示すように、リーチ状態で、予告アイコンYIが使用され、「チャンス」の予告表示YHが出現する。すなわち、「チャンス」の予告表示YHはリーチ開始後に出現したことになり、ここでの「チャンス」の予告表示YHは、現在行われている図柄変動表示での大当りの信頼度を上昇させる通常予告の一種に相当する。現在行われている図柄変動表示は、先読み予告対象変動の図柄変動表示よりも一回前の図柄変動表示になり、「チャンス」の予告表示YHは、先読み予告対象変動の図柄変動表示とは異なる図柄変動表示についての通常予告に相当する。「チャンス」の予告表示YHが表示された後、図182(あ19−4−4)に示すように、使用された予告アイコンYIは消える。なお、予告アイコンYIは消去アニメーションで消えていってもよいし、消去アニメーションを用いずに一瞬で消えてもよい。また、図182(あ19−4−5)では、リーチ状態のまま、「チャンス」の予告表示YHが消えている。
そして、図182(あ19−4−6)では、第1装飾図柄の中図柄に、保留変化図柄HHZが仮停止している。保留変化図柄HHZには、赤色の図柄と、青色の図柄があり、赤色の保留変化図柄が仮停止すると、表示されているいずれかの保留アイコン(ここでは第1保留アイコンh11)の表示態様が2段階昇格し、青色の保留変化図柄が仮停止すると、保留アイコンの表示態様が1段階昇格する。図182(あ19−4−6)では、青色の保留変化図柄HHZが仮停止しており、この後、図164(エ17)に示すような保留変化アニメーションが開始され、デフォルトの表示態様である第1保留アイコンh11は、第2表示態様(白点滅の表示態様)に変化する。なお、保留変化図柄HHZは、第1保留アイコンh11に関する先読み予告である。
図183は、図180(あ1)〜図181(あ40)の演出例の第7変形例〜第10変形例を示す図である。
第7変形例は、図181(あ30−1)までは同じであり、図183(あ31−4−1)は、図181(あ31−1)と同じく、先読み予告対象変動であった図柄変動表示でリーチ演出が開始されている。図183(あ31−4−2)では、リーチ開始後に、予告アイコンYIが使用され、図177(b)のNo.2の「チャンス」の予告表示YHが出現する。ここで出現した「チャンス」の予告表示YHは、先読み予告対象変動であった図柄変動表示での大当りの信頼度を上昇させる通常予告になる。なお、「チャンス」の予告表示YHが表示された後、図183(あ31−4−3)に示すように、使用された予告アイコンYIは消える。
第8変形例は、保留アイコンの一つが、対戦相手アイコンTIに変化する例である。すなわち、図183(あ3−2−1)に示すように、先読み予告の対象となる保留(第3保留)の入賞時に、先読み予告対象保留よりも前の保留を表す保留アイコンが、対戦相手アイコンTIに変化する。また、その対戦相手アイコンTIのキャラクタと戦うキャラクタ(ここでは村人のキャラクタ)にも、先読み予告対象保留よりも前の保留を表す保留アイコンが変化する。この第8変形例では、第1保留アイコンh11が対戦相手アイコンTIに変化している。すなわち、パンダのキャラクタの種類のアイコンに変化している。また、第2保留アイコンh12が、村人のキャラクタの種類のアイコンに変化している。図183(あ3−2−2)では、図柄変動表示が終了し、同図(あ3−2−3)では、保留アイコンの移動アニメーションが開始されるとともに、演出アイコン表示領域DISの右ベースアイコンbIrでは、エフェクト画像EF1が表示されている。その結果、図183(あ3−2−4)に示すように、変動アイコンh0が対戦相手アイコンTIになり、第1保留アイコンh11が、その対戦相手アイコンTIのキャラクタと戦うキャラクタ(ここでは村人のキャラクタ)のアイコンになっている。また、演出アイコン表示領域DISの右ベースアイコンbIrには、枠で囲まれた出現領域ASが出現し、中には、ミニゲームBのじゃんけん対決に勝利すると獲得することができる予告アイコンYIが表示されている。
図183(あ3−2−5)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄の変動表示が開始されており、ミニゲームBのじゃんけん対決も開始されている。図183(あ3−2−6)では、変動アイコンh0である対戦相手アイコンTIのパンダのキャラクタと、第1保留アイコンh11の村人のキャラクタによる、じゃんけん対決アニメーションが行われ、第1保留アイコンh11の村人のキャラクタが勝利する。図183(あ3−2−7)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1保留アイコンh11の村人のキャラクタが勝利したことを祝うアニメーションが開始されており、続く同図(あ3−2−8)では、出現領域ASに表示されていた予告アイコンYIのストックアニメーションが開始されている。図183(あ3−2−9)では、予告アイコンYIがストック位置に表示されている。
図183(あ3−2−10)では、ミニゲームBが終了し、保留アイコン表示領域HISの第1ステージhs1では、村人のキャラクタの表示態様と、デフォルトの表示態様の入替アニメーションが開始されている。また、変動アイコン表示領域CISの台座hs0では、パンダのキャラクタのアイコンと、デフォルトの表示態様の変動アイコンの入替アニメーションが開始されている。ここでのぞれぞれの入替アニメーションでは、村人のキャラクタやパンダのキャラクタに変化する前の表示態様に戻るアニメーションであってもよいし、変化前の表示態様とは異なる別の表示態様との入替アニメーションであってもよい。例えば、変化前がデフォルトの表示態様であっても、先読み予告あるいは通常予告の表示態様に入れ替えられてもよい。図183(あ3−2−11)では、変動アイコンh0も第1保留アイコンh11も、デフォルトの表示態様になっている。また、予告アイコンYIは、ストック表示されたままである。この予告アイコンYIは、図183(あ3−2−11)では第2保留になる保留を先読み予告対象にした予告アイコンであり、第2保留に対応する図柄変動表示の実行中に使用される。ただし、現在行われている図柄変動表示で使用されてもよいし、村人のキャラクタのアイコンであった第1保留に対応する図柄変動表示の実行中に使用されてもよい。
第9変形例は、途中まで第8変形例と同じである。すなわち、図183(あ3−2−7)までは同じであり、図183(あ3−2−8b1)も、図183(あ3−2−8)と同じである。この第9変形例では、出現領域ASから出た予告アイコンYIが、一旦大きく表示された後、ストック領域SS内に移動せずに、保留アイコン表示領域HISに移動し、それまでデフォルトの表示態様であった、先読み予告の対象保留を表す第2保留アイコンh12に置き換わって、保留アイコン表示領域HISでストック表示されるこになる(図183(あ3−2−8b2)〜同図(あ3−2−8b3)参照)。なお、第2保留アイコンh12の表示態様が、予告アイコンYIの表示態様に変化したと見ることもできる。また、出現領域ASから出た予告アイコンYIは、一旦、ストック領域SS内に移動してから、保留アイコン表示領域HISに移動してもよい。また、保留アイコン表示領域HISがストック領域SSを兼ねていてもよい。
図183(あ3−2−8b4)では、保留が消化されていき、第2保留アイコンh12に置き換わった予告アイコンYIが、変動アイコンh0になって、変動アイコン表示領域CISの台座hs0に表示されている。図183(あ3−2−8b5)では、変動アイコンh0である予告アイコンYIが、台座hs0で使用され、箱が開いた態様dに変化し、中から、図177(b)のNo.2の「チャンス」の予告表示YHが出現する。図183(あ3−2−8b5)は、リーチ開始前であるため、ここでの「チャンス」の予告表示YHは、現在行われている図柄変動表示でノーマルリーチ以上のリーチ演出が行われることを予告する表示になる。
なお、予告アイコンYIは、出現領域ASに表示されたまま、あるいは一旦、ストック領域SSに表示されてから、先読み予告対象保留の図柄変動表示中に、台座hs0に移動し、変動アイコンh0と置き換わってもよいし、先読み予告対象保留の図柄変動表示よりも前の図柄変動表示中あるいは停止表示中に、保留アイコン表示領域HISに移動して、先読み予告対象保留の保留アイコンと置き換わってもよい。
また、予告アイコンYIは、保留アイコンの状態で使用され、先読み予告の予告表示YHが出現する場合があってもよい。この場合にも、予告アイコンYIは、出現領域ASに表示されたまま、あるいは一旦、ストック領域SSに表示されてから、先読み予告対象保留の図柄変動表示よりも前の図柄変動表示中あるいは停止表示中に、保留アイコン表示領域HISに移動して、先読み予告対象保留の保留アイコンと置き換わってもよい。
第10変形例も、途中まで第8変形例と同じである。すなわち、図183(あ3−2−7)までは同じであり、図183(あ3−2−8c1)も、図183(あ3−2−8)と同じである。この第10変形例でも、出現領域ASから出た予告アイコンYIが、一旦大きく表示された後、ストック領域SS内に移動せずに、保留アイコン表示領域HISに移動する。そして、第10変形例では、ミニゲームBを行った、村人のアイコンの第1保留アイコンh11に、予告アイコンYIが置き換わる。すなわち、先読み予告対象保留を表す保留アイコンとは別の保留アイコンに置き換わる。なお、複数の予告アイコンを獲得する場合もあり、その場合には、獲得数分の保留アイコンと置き換わってもよい。すなわち、一個の予告アイコンYIが一つの保留アイコンと置き換わる構成であってもよい。あるいは、複数の予告アイコンYiが、一つの保留アイコンとまとめて置き換わり、保留アイコンに置き換わった複数個分の予告アイコンには、該複数個の個数を表す数字が示されていたり、あるいは、保留アイコンに置き換わった複数個分の予告アイコンを、該複数個の個数を表す色で表示してもよい。さらに、予告アイコンYIは、変動アイコンh0に置き換わってもよい。
図183(あ3−2−8c3)では、ミニゲームの勝利を祝うアニメーションのうちの「やったね」の文字が残っているが、村人のアイコンの第1保留アイコンh11は、予告アイコンYIに置き換わっている。なお、変動アイコンh0である対戦相手アイコンTIのパンダのキャラクタは、態様eのままであり、態様aに変化するタイミングで「やったね」の文字が消える。なお、「やったね」の文字は、村人のアイコンの第1保留アイコンh11が予告アイコンYIに置き換わると同時に消えてもよいし、村人のアイコンの第1保留アイコンh11が予告アイコンYIに置き換わる前から消えていてもよい。例えば、図183(あ3−2−8c2)のタイミングで消えてもよい。
図183(あ3−2−8c4)では、第1保留アイコンh11に置き換わった予告アイコンYIが、変動アイコンh0になって、変動アイコン表示領域CISの台座hs0に表示されている。図183(あ3−2−8c4)で行われている図柄変動表示は、先読み予告の対象変動よりも前の図柄変動表示になる。この図柄変動表示の実行中に、予告アイコンをストックするアニメーションが開始される。図183(あ3−2−8c4)に示す変動アイコンh0は、予告アイコンYIであるが、先読み予告の対象変動で使用される予告アイコンではない。ここで開始されるアニメーションでは、先読み予告の対象変動で使用される予告アイコンをストックするアニメーションになる。図183(あ3−2−8c4)に示す変動アイコンh0は、先読み予告の対象変動で使用される予告アイコンのストック確定のアイコンとして機能する。
図183(あ3−2−8c5)では、変動アイコンh0の表示態様が変化し、先読み予告の対象変動で使用される予告アイコンがストックされることを報知するエフェクト画像EF4が表示される。なお、このエフェクト画像EF4の後ろには何らかのアイコンがうっすらと見え始めている。図183(あ3−2−8c6)では、エフェクト画像EF4が変動アイコンh0から飛び出し、ストック領域SSに移動する。一方、変動アイコンh0は、デフォルトの表示態様に変化している。このデフォルトの表示態様は、変動アイコンh0が保留アイコン(第3保留アイコンh13)として表示開始されたときの表示態様である。すなわち、表示開始後に表示態様が色々と変化したが、変化する前の表示態様に戻っている。なお、変化する前の表示態様以外の表示態様で表示されてもよい。
図183(あ3−2−8c5)では、エフェクト画像EF4が、ストック領域SS内で、先読み予告の対象変動で使用される予告アイコンYIとして表示されている。
なお、図183(あ3−2−8c3)に示す第1保留アイコンh11として表示された予告アイコンYIは、変動アイコンになる前に使用されてもよい。また、第1保留アイコンh11として表示された予告アイコンYIを、先読み予告対象保留を表す第2保留アイコンh12に移動させるアニメーションを保留アイコン表示領域HIS内で行い、予告アイコンYIが使用される図柄変動表示を予告するようにしてもよい。図183(あ3−2−8c7)の後は、図180(あ22)に続く。
図184は、図180(あ1)〜図181(あ40)の演出例のその他の変形例を示す図である。
第11変形例では、変動アイコン表示領域CISと演出アイコン表示領域DISが、ミニゲーム専用の領域になっている。この第11変形例は、図180(あ2)までは同じであり、図184(あ3−3−1)では、変動アイコン表示領域CISの台座hs0が消え、変動アイコン表示領域CISと演出アイコン表示領域DISがつながっている。以下、変動アイコン表示領域CISと演出アイコン表示領域DISがつながった領域をまとめてミニゲーム専用領域MGSと称する。図184(あ3−3−1)に示すミニゲーム専用領域MGSには、第一の領域である出現領域ASが枠に囲まれて表示されている。また、ミニゲーム専用領域MGSのうちの変動アイコン表示領域CISには、対戦相手アイコンTIのパンダのキャラクタが態様aで表示されている。ここでは、現在行われている図柄変動表示に対応する変動アイコンh0は、この対戦相手アイコンTIのパンダのキャラクタに変化している。なお、出現領域ASの奥には、キャラクタが出入りする出入り口が設けられている。
図184(あ3−3−2)では、図柄変動表示が終了しているが、対戦相手アイコンTIのパンダのキャラクタは待機アニメーションによって表示され続けている。すなわち、この例では、変動アイコンh0が対戦相手アイコンTIに変化した場合は、対応する図柄変動表示が終了しても、対戦相手アイコンTIとして表示され続けることなる。言い換えれば、パンダのキャラクタのアイコンは、図柄変動表示中は、変動アイコンh0と対戦相手アイコンTIの両方の役割を担っているが、図柄変動表示が終了すると、対戦相手アイコンTIのみの役割を担うことになる。なお、パンダのキャラクタのアイコンは、対戦相手アイコンTIの役割のみを担っており、変動アイコンh0が消去された状態であってもよい。
図184(あ3−3−3)では、図柄変動表示が開始され、保留アイコン表示領域HISに表示されていた村人のキャラクタアイコンである第1保留アイコンh11が、ミニゲーム専用領域MGSに向けて移動を開始する。図184(あ3−3−4)では、今まで第1保留アイコンh11であった村人のキャラクタアイコンが、ミニゲーム専用領域MGSのうちの変動アイコン表示領域CISに変動アイコンh0として表示されている。一方、前図柄変動表示で変動アイコンであったパンダのキャラクタのアイコンは、対戦相手アイコンTIとして表示され続けており、村人対パンダのじゃんけん対決が開始される(図184(あ3−3−5))。じゃんけん対決が開始されると、出現領域ASに予告アイコンYIが出現する。なお、じゃんけん対決の開始と同時に予告アイコンYIが出現してもよいし、じゃんけん対決の開始前から予告アイコンYIが出現していてもよい。
図184(あ3−3−6)では、変動アイコンh0の村人のキャラクタが勝利し、同図(あ3−3−7)では、出現領域ASに表示されていた予告アイコンYIのストックアニメーションが開始されている。また、じゃんけん対決に勝利したことを祝うアニメーションも開始されている。図184(あ3−3−8)では、予告アイコンYIがストック領域SSに表示されており、同図(あ3−3−9)では、じゃんけん対決に勝利したことを祝うアニメーションが終了する。このアニメーションが終了すると、図184(あ3−3−10)に示すように、変動アイコンh0である村人のキャラクタのアイコンは、出現領域ASの奥に設けられた出入り口から退場し、その後、図柄変動表示が終了する(図184(あ3−3−11))。なお、変動アイコンh0である村人のキャラクタのアイコンは、図柄変動表示が終了した後に出現領域ASの奥に設けられた出入り口から退場してもよい。一方、対戦相手アイコンTIであるパンダのキャラクタのアイコンは、全てのじゃんけん対決が終了するまで表示され続ける。ただし、途中で剣豪のキャラクタのアイコンと交代する場合があってもよい。なお、村人のキャラクタのアイコンの退場タイミングは、図柄変動表示と同時であってもよい。また、じゃんけん対決がこの後も続く場合には、村人のキャラクタのアイコンは退場せずに、全てのじゃんけん対決が終了するまでミニゲーム専用領域MGSにストック表示されてもよい。なお、出入り口から対戦相手アイコンTIおよび/または退場した変動アイコンh0であるキャラクタのアイコンが入場する場合があってもよい。また、ミニゲームが終了する際に対戦相手アイコンTIが退場するアニメーションが行われてもよい。
図184(あ9−2−1)および同図(あ9−2−2)に示す変形例では、変動アイコンh0が、図179(a)のNo.19に示す吉宗のキャラクタのアイコンになっており、対戦相手アイコンTIはパンダのキャラクタのアイコンである。このため、図178(d)に示すように、100%の確率でじゃんけん対決に勝利し、しかも、この例では、大当り確定の「虹箱」の予告アイコンが出現領域ASに表示されている。図184(あ9−2−2)では、「虹箱」の予告アイコンがストック表示されたまま、図柄変動表示が終了している。「虹箱」の予告アイコンは、大当りの信頼度が当確であり、先読み予告として機能している。なお、「虹箱」の予告アイコンは、当該変動の予告として機能する場合があってもよい。
また、箱形の予告アイコンでは、箱の中に入っている予告表示(アイテム)が、「箱」よりも「赤箱」の方が、遊技者にとって有利(例えば、スーパーリーチに発展しやすい予告表示であったり、大当りの信頼度が高い予告表示)であり、「赤箱」よりも「金箱」の方が、遊技者にとって有利である。したがって、箱形の予告アイコンが表示されるだけで、その箱形の予告アイコンの色によって、予告表示が実際に出現するか否かは別として、予告表示が出現すれば、どの程度有利な予告表示であるかを予め推測することができる。また、図177(a)を用いて説明したように、箱形の予告アイコンの色によって、大当りの信頼度も決まっているため、箱形の予告アイコンの色は、大当りのしやすさと、遊技者にとって有利な予告表示の獲得のしやすさの両方を示すものである。なお、予告アイコンの表示態様によって、有利な予告表示の獲得のしやすさのみが示されてもよく、大当りのしやすさのみが示されてもよい。
図184(あ3−4)に示す変形例は、先読み予告対象保留の保留アイコンも、ミニゲームに使用される場合がある例である。すなわち、図184(あ3−4)では、先読み予告対象保留を表す第3保留アイコンh13も、村人のキャラクタのアイコンに変化しており、じゃんけん対決に参加する。その結果、じゃんけん対決に勝利すれば、先読み予告対象保留の図柄変動表示の実行中に使用される予告表示を獲得する場合がある。また、先読み予告対象保留よりも後ろの保留を表す保留アイコンも、ミニゲームに参加することができるアイコンに変化してもよい。この場合、先読み予告対象保留の保留アイコンが変動アニメーションに変化して、ミニゲームが行われた場合には、そのミニゲーム終了まで、あるいは、先読み予告対象保留の図柄変動表示が終了するまで、ミニゲームに参加することができるアイコンの態様であってもよく、その後は、元の表示態様に戻ってもよい。また、ミニゲーム(例えば、ミニゲームB)が終了した後は、該ミニゲーム(例えば、ミニゲームB)に参加することができる専用のアイコンには変化しないが、新たなミニゲーム(同じ種類のミニゲーム(例えば、ミニゲームB)であってもよいし異なる種類のミニゲーム(例えば、ミニゲームA)であってもよい)に参加することができる専用のアイコンに変化する場合があってもよい。
図184(あ3−5)に示す変形例は、ミニゲームに参加することができるアイコンとして表示される保留アイコンは、1種類のアイコンに限らない例である。すなわち、図184(あ3−4)では、第1保留アイコンh11が、爺のキャラクタの種類のアイコンで表示され、第2保留アイコンh12が、図179(a)に示すNo.18の村人のキャラクタの種類のアイコンで表示されている。
図184(あ3−6)に示す変形例は、ミニゲームに参加することができるアイコンとして表示された、先に消化される保留アイコンが、同じくミニゲームに参加することができるアイコンとして表示された、後に消化される保留アイコンに少なくとも一部がオーバーラップする場合がある例である。すなわち、図184(あ3−6)では、第1保留アイコンh11が、図179(a)に示すNo.19の吉宗キャラクタの種類のアイコンで表示され、第2保留アイコンh12も、同じ吉宗のキャラクタの種類のアイコンで表示されており、第1保留アイコンh11である吉宗のキャラクタのアイコンの後ろ足が、第21保留アイコンh12である吉宗キャラクタのアイコンの前足にオーバーラップしている。
また、このオーバーラップの関係は逆であってもよく、あるいは、大当りの信頼度が高い保留アイコンが手前に表示されるようにしてもよい。さらに、表示されている保留アイコンによって、先読み対象変動の期待度が示唆される場合があってもよい。例えば、吉宗のキャラクタの保留アイコンが一つしか表示されていない場合よりも、二つ表示されている場合の方が、先読み対象変動で大当りしやすくてもよい。
図184(あ31−5−1)〜同図(あ31−5−3)に示す変形例では、ストック表示されている予告アイコンYIにカーソルCSが使用される例である。図184(あ31−5−1)は、図181(あ31−1)と同じ状態であり、図184(あ31−5−2)では、箱が閉じた表示態様である態様aの予告アイコンYIを、カーソルCSの表示が指している。このカーソルCSの表示は、これから予告アイコンYIが使用されることを予告する表示である。図184(あ31−5−3)の後は、図181(あ33)に続く。なお、カーソルCSの表示が指した場合は、予告アイコンYIは必ず使用される構成であってもよいし、使用されない場合がある構成であってもよい。また、箱が開くことを事前に予告する演出(例えば、箱がカタカタと振動するアニメーション演出等)と、カーソルCSの表示を組み合わせて使用してもよいし、さらには、第2変形例を示す図181(あ31−2−2)のように、操作促進報知画像の表示を組み合わせて使用してもよい。
図184(あ31−5−3)では、カーソルCSの表示が消え、代わりに箱開放アニメーションが表示され、箱が開いた表示態様である態様dに変化し、箱の中から予告表示YHが飛び出してきている。
図184(あ30−2−1)〜同図(あ30−2−4)に示す変形例では、箱が開くことを事前に予告する演出が実行される例である。図184(あ30−2−1)は、図181(あ30−1)と同じ状態であり、図184(あ30−2−2)では、予告アイコンYIとして表示されている箱のアイコンがカタカタと振動するアニメーション演出が実行されている。このアニメーション演出によって、予告アイコンYIが使用されるかもしれないことを煽っている。なお、このアニメーション演出は、第1装飾図柄の変動表示において第1仮停止が行われる前から開始される。なお、第1仮停止と同時に開始されてもよいし、第1仮停止の後に開始されてもよい。また、このアニメーション演出は、リーチ演出が開始される前に開始されてもよいし、リーチ演出と同時に開始されてもよいし、リーチ演出が開始された後に開始される場合があってもよい。さらに、このアニメーション演出は、箱形の予告アイコンが使用される場合は、必ず実行されるアニメーションであってもよいし、実行されない場合があるアニメーションであってもよい。加えて、このアニメーション演出は、連続する図柄変動表示を跨いで実行されてもよい。すなわち、図柄変動停止中も実行されていてもよいし、図柄変動停止中は一旦中止し、図柄変動表示が再び開始されたらこのアニメーション演出も開始されてもよい。あるいは、このアニメーション演出は、一回の図柄変動表示の期間内で開始され終了し、連続する図柄変動表示を跨いで実行されなくてもよい。
図184(あ30−2−3)ではリーチ状態になっているが、箱のアイコンがカタカタと振動するアニメーション演出は継続されており、リーチ状態中に、このアニメーション演出から箱開放アニメーション演出に切り替わり、図184(あ30−2−4)に示す予告アイコンYIは、箱が開いた表示態様である態様dに変化し、箱の中から予告表示YHが飛び出してきている。その後、図181(あ33)に続く。
なお、箱が開くことを事前に予告する演出は、この例のようにリーチ演出を跨いで実行されてもよいし、リーチ演出を跨がなくてもよい。また、箱が開くことを事前に予告する演出が実行されれば、予告アイコンYIの箱は必ず開いてもよいし、開かない場合があってもよい。
図184(あ30−3−1)〜同図(あ30−3−4)に示す変形例では、箱が開くことを事前に予告する演出の変形例が実行される例である。この例では、箱のアイコンがカタカタと振動するアニメーション演出は、振動の大きさによって、予告アイコンYIが使用されるタイミングが近いのか遠いのかを表す。すなわち、図184(あ30−3−2)に示すように弱振動であれば、予告アイコンYIが使用されるタイミングは遠く、予告アイコンYIが使用されるタイミングが近くなると、図184(あ30−3−3)に示すように強振動に変化する。言い換えれば、使用タイミングが近づくほど振動が大きくなる。図184(あ30−3−4)では、振動が最大になったところで、予告アイコンYIの箱が開き、中から予告表示YHが飛び出してきている。その後、図181(あ33)に続く。
なお、振動の強弱で、予告アイコンYIが使用される信頼度や、中に入っている予告表示の有利度を表してもよい。すなわち、信頼度や有利度が高いほど振動が大きくなるようにしてもよい。
図184(あ30−3−4’)は、振動が最大になったにも関わらず、予告アイコンYIの箱が開かなかった例を示す。このように、箱のアイコンがカタカタと振動するアニメーション演出では、ガセの演出が行われる場合がある。ハズレの装飾図柄が停止表示すると、予告アイコンYIは消える。
続いて、予告アイコンが複数個ストックされる例を説明する。
図185は、ミニゲームBにおいて勝利することで予告アイコンが複数個ストックされ、ストックした複数個の予告アイコンが使用されることで予告表示が表示されて変動アイコンの表示態様が変化する例を段階的に示した図である。
ここでの説明は、予告アイコンが1個しかストックされなかった、図180(あ1)〜図181(あ40)の演出例との相違点を中心に説明する。
図185(い1−1)では、図180(あ4)と同じく、図柄変動表示が終了し、第1装飾図柄表示装置208Lでは、中央領域で第1装飾図柄が、ハズレの装飾図柄の組み合せ(「装飾4」−「装飾1」−「装飾7」)を停止表示し、左上の第2装飾図柄も、ハズレの装飾図柄の同じ組み合せを停止表示している。図185(い1−1)に示す第1保留アイコンh11と第2保留アイコンh12はともに、図179(a)のNo.17に記した村人の種類の態様aのアイコンに変化している。また、先読み予告の対象保留を表す第3保留アイコンh13は、デフォルトの表示態様である。
図柄変動表示が開始された後の図185(い2)では、図180(あ7)と同じく、演出アイコン表示領域DISの右ベースアイコンbIrには、対戦相手アイコンTIとしてパンタの種類の態様aのアイコンが表示され、さらに、第一の領域である出現領域ASに、「箱」の予告アイコンYIが表示されている。さらに、出現領域ASの上には、第二の領域であるストック領域SSが設けられており、図185(い1−2)では点線で囲んだ領域になる。この例におけるストック領域SSには、第1ストック位置SS1、第2ストック位置SS2、第3ストック位置SS3が設けられており、第3ストック位置SS3の一部は、出現領域ASの一部と重なっている。
図185(い3)は、図180(あ8−1)と同じく、ミニゲームBのじゃんけん対決アニメーションが行われ、変動アイコンh0の村人のキャラクタが勝利している。図185(い4)では、変動アイコンh0の村人のキャラクタが勝利したことを祝うアニメーションが実行されており、同図(い5)では、出現領域ASに表示されていた、図177(a)に示すNo.1の「箱」の予告アイコンYIが、ストック領域SS内の第1ストック位置SS1(図185(い2)参照)に表示されている。
図185(い6)は、図180(あ15)と同じく、図柄変動表示が終了し、ハズレの装飾図柄の組み合せが停止表示中(確定表示中)であり、変動アイコンh0も消えている。
図柄変動表示が開始された後の図185(い7)では、2回目となるミニゲームBのじゃんけん対決が開始されている。また、図185(い7)に示す出現領域ASには、図177(a)に示すNo.1の「箱」の予告アイコンYIが表示されている。図185(い8)では、ミニゲームBのじゃんけん対決アニメーションが行われ、変動アイコンh0の村人のキャラクタが2勝目をあげている。図185(い9)では、変動アイコンh0の村人のキャラクタが勝利したことを祝うアニメーションが実行されており、同図(い10)では、出現領域ASに表示されていた、図177(a)に示すNo.1の「箱」の予告アイコンYIが、出現領域ASから出て、一旦大きく表示されている。続く図185(い11)では、2つ目となる「箱」の予告アイコンYIが、ストック領域SS内の第2ストック位置SS2(図185(い2)参照)に表示されている。すなわち、新たにストックされる予告アイコンYIは、1つ前にストックされていた予告アイコンYIの下に表示されていく。第1ストック位置SS1と第2ストック位置SS2の間隔は、予告アイコン一個分の高さ未満の間隔である。なお、第1ストック位置SS1や第2ストック位置SS2を設けずに、空いている領域にランダムにストックしていってもよい。また、3個目の予告アイコンYIがストックされる前に、1個目の予告アイコンYI(第1ストック位置SS1にストックされていた予告アイコンYI)が使用された場合(ストック領域SSから放出された場合)に、3個目の予告アイコンYIは、第1ストック位置SS1にストックされてもよい。
図185(い12)は、図180(あ23)と同じく、図柄変動表示が終了し、ハズレの装飾図柄の組み合せが停止表示されている。図185(い13)は、図180(あ24)と同じく、先読み対象変動となる図柄変動表示が開始され、図185(い14−1)では、図180(あ25)と同じく、通常予告としての会話予告が開始される。図185(い14−1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lには、殿様の会話画像CI1が、中央領域に表示されている。ストック領域SS内の2つの予告アイコンYIは、殿様の会話画像CI1の一部に前側からオーバーラップしている。殿様の会話画像CI1が表示された後、図185(い15)に示すように、先にストックされた1個目の予告アイコンYI(第1ストック位置SS1にストックされていた予告アイコンYI)が使用され、1個目の予告アイコンYIは、箱が開いた表示態様である態様dに変化し、箱の中から「リーチ」の予告表示YHが飛び出してきている。この「リーチ」の予告表示YHも、殿様の会話画像CI1の一部に前側からオーバーラップしている。このタイミングでの「リーチ」の予告表示YHは、現在行われている図柄変動表示でノーマルリーチ以上のリーチ演出が行われることを予告する表示になる。
図185(い16)では、図180(あ26)と同じく、会話予告が更新されている。会話予告では、殿様の会話画像CI1が縮小表示されて第2装飾図柄の表示位置の下方に表示され、爺のキャラクタとともに操作促進報知画像が表示された爺の会話画像CI2が表示されている。図180(あ26)に示すタイミングでは、操作有効期間は開始されておらず、チャンスボタン136が操作されてもこれに応じた表示は行われない。箱が開いた表示態様である1個目の予告アイコンYIは、図185(い16)では、まだ消去されていないが、同図(い17)では消去されている。なお、「リーチ」の予告表示YHは表示されたままである。同図(い17)でも操作有効期間は開始されていない。このように、1個目の予告アイコンYIは、操作有効期間の開始前に消去されてもよいが、操作有効期間の開始と同時に消去されてもよく、操作有効期間が開始された後に消去されてもよい。
やがて、操作有効期間が開始され、図185(い18)に示す残時間表示メータMTは、上記操作有効期間が開始してある程度の時間が経過したときの表示態様で示されている。
図185(い19)のタイミングは、上記操作有効期間内であり、このタイミングで、遊技者がチャンスボタン136を操作する。
図185(い20)では、図180(い20)と同じく、チャンスボタン136が上記操作有効期間内に押下されたことに応じて、爺の会話画像CI2が、操作促進報知画像から、現在行われている図柄変動表示でリーチ演出が開始されることを予告する「リーチじゃ!」の文字表示に変化している。したがって、「リーチ」の予告表示YHとは別の予告(ここでは爺の会話画像CI2)によっても、同じこと(現在行われている図柄変動表示でリーチ演出が開始されること)が予告されていることになる。また、このように2種類の予告が行われる場合には、一方の予告が他方の予告よりも信頼度が高い予告であってもよい。あるいは、先に表示された「リーチ」の予告表示YHでノーマルリーチの発生を予告し、後に表示された会話予告では、スーパーリーチの発生を予告するようにしてもよい。このような時系列での予告を行うことで、演出(リーチ種別)が昇格しているように見える場合がある。あるいは反対に、先に表示された「リーチ」の予告表示YHでスーパーリーチの発生を予告し、後に表示された会話予告では、ノーマルリーチの発生を予告するようにしてもよく、こうすると、リーチ種別)が降格しているように見える場合がある。ただし、同一変動内でのリーチ演出についての予告であるため、どちらが先も良い場合もある。また、例えば、予告表示YHが「リーチ」と予告し、会話予告が、擬似連演出を予告する「継続」と表示した場合は、リーチが発生した後に擬似連予告(例えば、擬似連図柄が停止)が発生し、擬似連演出が開始されることまで予告することができる。
また、図柄変動表示中の一区切り(図柄変動開始〜擬似連用の仮停止までの期間)の中で、擬似連予告が予告表示YHと他の予告により2回行われたとしても、擬似連が1回(すなわち仮停止が1回)しか行われないように構成されていてもよいし、予告が行われた回数だけ擬似連が発生(仮停止が発生)するように構成されていてもよい。
このように、予告表示YHと他の演出による予告を組み合わせることで、一回の図柄変動表示内で、昇格演出や降格演出を行うことができる。例えば、擬似連演出では、擬似連回数が増えていくのにつれて、昇格演出を行うことができる。例えば、擬似連回数1回目の変動では第3表示態様の予告を行い、擬似連回数2回目の変動では第5表示態様の予告を行ってもよい。なお、擬似連回数2回目の変動では第3表示態様の予告を行ってもよく、さらには、降格演出として、擬似連回数2回目の変動では第2表示態様の予告を行う場合があってもよい。また、擬似連演出でない場合は、一回の図柄変動表示内で、最初に、第3表示態様の予告を行い、次に第5表示態様の予告を行ってもよいし、あるいは反対に、最初に、第5表示態様の予告を行い、次に第3表示態様の予告を行ってもよい。
なお、爺の会話画像CI2における「リーチじゃ!」といった予告の文字表示は、操作有効期間内にチャンスボタン136が操作された場合のみ表示されるものである。ただし、チャンスボタン136が操作されることなく操作有効期間が経過した場合にも表示される場合があってもよい。
図185(い22)では、図181(あ30−1)と同じく、殿様の会話画像CI1及び爺の会話画像CI2が消去されて会話予告が終了し、第1装飾図柄が視認容易になっている。なお、殿様の会話画像CI1と爺の会話画像CI2は同時に消えてもよいし、奥側に表示されていた殿様の会話画像CI1が先に消えてもよいし、手前側に表示されていた爺の会話画像CI2が先に消えてもよい。
図185(い23)では、予告通り、リーチ演出が開始され、左図柄表示領域208aと右図柄表示領域208cそれぞれで「装飾6」が揺れ変動している。やがて、リーチ状態で、2番目にストックされた予告アイコンYIが使用される。すなわち、図185(い24)に示すように、予告アイコンYIの箱が開き、中から「変化」の予告表示YHが飛び出してくる。この例では、予告アイコンYIがストックされた順番に、予告アイコンYIが使用されたが、予告アイコンYIは、ストック順に関わらず使用されてもよい。例えば、有利度が高い予告表示YHが出現する予告アイコンYIほど先に使用されてもよいし後から使用されてもよい。また、予告アイコンYIの種類に応じた信頼度が高いものほど先に使用されてもよいし、後から使用されてもよい。また、ここで、出現した「変化」の予告表示YHは、仮停止している右図柄(ここでは「装飾6」に重なっており、重ならない場合比べて視認困難になっている。ただし、「変化」の予告表示YHが右図柄に前側からオーバーラップしている。これは、第1ストック位置SS1にストックされていた予告アイコンYIから放出された予告表示YHではなく、第2ストック位置SS2にストックされていた予告アイコンY2から放出された予告表示YHであることが関係している。
図185(い25)では、使用された予告アイコンYIが消え、「変化」の予告表示YHは依然として表示されている。続く図185(い26)では、その予告表示YHを用いた変動アイコン変化アニメーションが開始される。図185(い26)では、「変化」の予告表示YHが、仮停止している右図柄にオーバーラップしている状態のまま、光の玉YHbに変化する。図185(い27)では、その光の玉YHbが、変動アイコンh0めがけて飛んでいき、変動アイコンh0にぶつかっている。ここでも、予告表示YHが放出された予告アイコンYIの位置が影響して、図181(あ34)〜同図(あ35)に示す例とは異なる位置で光の玉YHbに変化し、異なる軌跡で変動アイコンh0めがけて飛んでいっている。ただし、予告表示YHが放出される予告アイコンYIの位置が異なっても、予告表示YHは同じ位置(例えば、図181(あ32)に示す「変化」の予告表示YHの位置)に放出され、当該位置で光の玉YHbに変化し、同一の軌跡で変動アイコンh0めがけて飛んでいくようにしてもよい。
図185(い28)では、変動アイコン変化アニメーションが終了し、アニメーション開始前までデフォルトの表示態様であった変動アイコンh0の表示態様が、図179(a)のNo.2に記した白点滅の表示態様に変化している。すなわち、変動アイコンh0の表示態様が、通常予告の表示態様に変化している。その後、図185(い16)に続く。
なお、図185に示す例では、「リーチ」の予告表示YHが表示され、リーチ演出が行われることを予告し、実際にリーチ演出が開始されているが、リーチ演出が開始されない図柄変動表示よりも、リーチ演出が開始された図柄変動表示の方が、最終的に大当り図柄態様が確定表示されやすく、このことは、結果として、「リーチ」の予告表示YHが表示されない図柄変動表示よりも、「リーチ」の予告表示YHが表示された図柄変動表示の方が、最終的に大当り図柄態様が確定表示されやすいことになる。
図186は、図185に示す演出例の変形例と、吉宗お宝獲得予告のミニゲームAの演出例を示す図である。
図186(い14−2−1)〜同図(い14−2−3)に示す変形例では、図186(い14−2−1)に示す状態は、図185(い14−1)に示す状態と同じ状態であり、図186(い14−2−2)では、使用される予告アイコンYIをカーソルCSの表示が指している。ここでは、第1ストック位置SS1(図185(い2)参照)にストックされている予告アイコンYIをカーソルCSの表示が指している。なお、カーソルCSの表示も、殿様の会話画像CI1に前側からオーバーラップしている。
図186(い14−2−3)では、カーソルCSの表示は消え、それまでカーソルCSの表示が指していた、第1ストック位置SS1にストックされていた予告アイコンYIの箱が開き、箱の中から「リーチ」の予告表示YHが飛び出してきている。
なお、予告アイコンYIの箱は、チャンスボタン136の操作によって開いてもよい。この場合、チャンスボタン136の操作を促す操作促進報知画像は表示されていてもよいし、表示されず裏ボタンであってもよい。さらに、カーソルCSの表示位置を十字キー181aのうちの上下キーで操作して、予告アイコンYIを遊技者が選択可能にし、カーソルCSで選んだ予告アイコンYIが、チャンスボタン136の操作によって開くようにしてもよい。あるいは、使用されない方の予告アイコンYIをカーソルCSの表示が指してもよい。また、カーソルCSが表示される場合と、表示されない場合があってもよい。この場合、カーソルCS、が表示されない場合よりも表示される場合の方が、最終的に大当り図柄が確定表示されやすくてもよいし、あるいは反対に、最終的に大当り図柄が確定表示されにくくてもよいし、両者で差がなくてもよい。その後、図185(い16)に続く。
図186(い14−3−1)〜同図(い14−3−3)に示す変形例では、図186(い14−3−1)に示す状態は、図185(い14−1)に示す状態と同じ状態であり、図186(い14−3−2)では、カーソルCSの表示が2つ表示され、両方の予告アイコンYIをそれぞれ指している。この結果、どちらの予告アイコンYIが先に使用されるかが分からなくなっている。
図186(い14−3−3)では、2つのカーソルCSの表示は両方とも消え、第1ストック位置SS1にストックされていた予告アイコンYIの箱が開き、箱の中から「リーチ」の予告表示YHが飛び出してきている。
図186(い14−4−1)〜同図(い14−4−3)に示す変形例では、図186(い14−4−1)に示す状態は、図185(い14−1)に示す状態と同じ状態であり、図186(い14−4−2)でも、カーソルCSの表示が2つ表示され、両方の予告アイコンYIをそれぞれ指している。この例では、図186(い14−4−3)に示すように、2つのカーソルCSの表示が両方とも消えた後、それまで2つのカーソルCSの表示が指していた両方の予告アイコンYIの箱が開き、第1ストック位置SS1にストックされていた予告アイコンYIの箱の中からは「リーチ」の予告表示YHが飛び出し、第2ストック位置SS2(図185(い2)参照)にストックされていた予告アイコンYIの箱の中からは「変化」の予告表示YHが飛び出してきている。両方の予告アイコンYIの箱は、同時に開いてもよいし、ストック順に開いてもよいし、有利度が高い予告表示YHが出現する方が先に開いてもよいし後から開いてもよい。また、予告アイコンYIの種類に応じた信頼度が高いものほど先に開いてもよいし、後から開いてもよい。その後、図185(い20)のように「リーチ」の予告表示YHが消去され、一方で図185(い26)のように「変化」の予告表示YHが、仮停止している右図柄にオーバーラップしている状態のまま、光の玉YHbに変化する。その後、変動アイコン変化アニメーションが終了し、アニメーション開始前までデフォルトの表示態様であった変動アイコンh0の表示態様が、図179(a)のNo.2に記した白点滅の表示態様に変化している。なお、変動アイコン変化アニメーションの終了が「リーチ」の予告表示YHの消去よりも先であってもよく、同時に消去されてもよく、後に消去されてもよい。
図186(い1−2−1)〜同図(い1−2−4)に示す変形例では、予告アイコンYIの最大ストック数について説明する例である。
図186(い1−2−1)では、特図1の保留数は上限の4つであり、4つの保留アイコンh11〜h14が表示されている。これらの保留アイコンのうち、例えば、第3保留が先読み予告対象保留であり、第1保留アイコンh11〜第3保留アイコンh13が全て、ミニゲームに参加することができるアイコン(村人のキャラクタのアイコン)に変化している。予告アイコンYIの最大ストック数は、特図1又は特図2の最大保留数である4よりも少ない「3」(最大保留数−1)である。ただし、特図1又は特図2の最大保留数と同じ数であってもよいし、特図1の最大保留数と特図2の最大保留数を合わせた合計数と同じ数であってもよいし(例えば、8)、その合計数よりも1少ない数であってもよい。また、最大保留数よりも多くてもよいし、上記合計数よりも多くてもよい。
図186(い1−2−2)では、既に、予告アイコンYIを2つ獲得している状態で、さらにミニゲームBに勝利している。この結果、図186(い1−2−3)に示すように、3つ目となる予告アイコンYIが、出現領域ASから出て、一旦大きく表示されている。この状態で、3つ目となる拡大表示された予告アイコンYIは、第2ストック位置SS2にストックされている予告アイコンYIに前側からオーバーラップしている。この結果、第2ストック位置SS2にストックされている予告アイコンYIが一瞬、視認困難になっている。ただし、出現領域ASから出てくる予告アイコンYIの位置を、第2ストック位置SS2から離した位置にすることで、第2ストック位置SS2にストックされている予告アイコンYIにオーバーラップしないようにすることもできる。
図186(い1−2−4)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、ストック領域SSに設けられた、第1ストック位置SS1、第2ストック位置SS2、および第3ストック位置SS3(図185(い2)参照)それぞれに、予告アイコンYIが表示されている。図186(い1−2−4)に示す第3ストック位置SS3に表示された予告アイコンYIの一部は、出現領域ASの一部に前側からオーバーラップしている。
一方、図186(い1−2−4’)に示す出現領域ASの一部は、第3ストック位置SS3に表示された予告アイコンYIの一部に前側からオーバーラップしており、第3ストック位置SS3に表示された予告アイコンYIの下半分は視認困難になっている。
なお、出現領域ASにオーバーラップしたり、あるいは出現領域ASにオーバーラップされたりすることがないよういに、出現領域ASと重ならない位置に、ストック領域SSを設ければよい。例えば、第2装飾図柄表示装置208Mや第3装飾図柄表示装置208Nにストック領域SSを設けてもよい。
図186(う1)以降に示す演出例は、吉宗お宝獲得予告のミニゲームAの演出例を段階的に示す図である。
図186(う1)では、図180(あ1)と同じく、第1装飾図柄(第3図柄)が高速変動を行っている。また、第1保留アイコンh11と第2保留アイコンh12が表示されている。これらの特図1の保留アイコンh11,h12の表示態様はいずれも、図179(a)のNo.1に記したデフォルトの表示態様である。また、変動アイコンh0の表示態様も、図179(a)のNo.1に記したデフォルトの表示態様である。
図186(う2)では、図180(あ2)と同じく、図51や図92に示す特図1始動口230に入球があり、特図1の保留が一つ増加し、全部で3つになる。図186(う2)に示す第1装飾図柄表示装置208Lの第2保留数表示では、特図1の保留数が「3」と表示されている。
図186(う3)では、第3保留アイコンh13が第3ステージhs3に表示されている。第3保留アイコンh13は、デフォルトの表示態様で増加アニメーションによって追加表示されているが、この第3保留アイコンh13が表す第3保留が先読み予告の対象保留になる。図181(う3)では、これまでデフォルトの表示態様であった第1保留アイコンh11と第2保留アイコンh12がともに、図179(a)のNo.14に記した吉宗(弓)の種類の態様aのアイコンに変化している。第1保留アイコンh11と第2保留アイコンh12の表示態様の変化は、先読み予告の対象保留の第3保留アイコンh13が増加表示される前に行われてもよいし、その増加表示と同時に行われてもよいし、その増加表示の後に行われてもよい。より詳細には、第3保留アイコンh13の増加アニメーションが開始される前に、第1保留アイコンh11と第2保留アイコンh12の表示態様の変化(保留アイコンの変化)が完了していてもよいし、その増加アニメーションが開始されると同時に、保留アイコンの変化が完了してもよいし、その増加アニメーションが開始された後に、保留アイコンの変化が完了してもよい。また、保留アイコンの変化が変化アニメーションで行われる場合には、その増加アニメーションが開始される前に、変化アニメーションが開始されてもよいし、その増加アニメーションと同時に、変化アニメーションが開始されてもよいし、その増加アニメーションが開始された後に、変化アニメーションが開始されてもよい。なお、第1保留アイコンh11および第2保留アイコンh12が吉宗(弓)の種類の態様aのアイコンに変化することで、第1保留アイコンh11および第2保留アイコンh12にそれぞれ対応する図柄変動表示においてミニゲーム(特定のミニゲーム(本例の場合、ミニゲームA)または不特定のミニゲーム(本例の場合、ミニゲームA、ミニゲームB、またはその他のミニゲーム等))が行われることを予告してもよい。また、ミニゲームAを開始する図柄変動表示(本例の場合、第1保留アイコンh11に対応する図柄変動表示)の開始と同時または開始された後(直後であってもよい)にミニゲームを行うアイコンが変化するように構成されていてもよい。
図186(う4)では、図柄変動表示が終了し、ハズレの装飾図柄の組み合せ(「装飾4」−「装飾1」−「装飾7」)が停止表示されている。
図186(う5)では、これまで第1保留であった保留が消化され、図柄変動表示が開始されている。図186(う5)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、中央領域の第1装飾図柄は停止表示したままであるが、左上の第2装飾図柄では、変動表示が開始され、右上の第2保留数表示では、特図1の保留数が1つ減って「2」になっている。また、これまで何も表示されていなかった、演出アイコン表示領域DISの右ベースアイコンbIrでは、図178(a)に示すミニゲームA用アイコンの登場アニメーションが開始され、画面右端にわずかにアイコンAI’が表示され始めている。また、図186(う5)では、保留アイコンの移動アニメーションも開始されている。すなわち、これまで第1ステージhs1に表示されていた吉宗(弓)のキャラクタの第1保留アイコンh11が、変動アイコン表示領域CISの台座hs0に向けて移動を開始し、これまで第2ステージhs2に表示されていた吉宗(弓)のキャラクタの第2保留アイコンh12が、第1ステージhs1に向けて移動を開始し、これまで第3ステージhs3に表示されていた、デフォルトの表示態様ではあるが先読み予告対象保留の第3保留アイコンh13が、第2ステージhs2に向けて移動を開始している。ここで、吉宗(弓)のキャラクタの第1保留アイコンh11が、変動アイコン表示領域CISの台座hs0に向けて移動を開始すると、台座hs0が少し下がる。なお、ミニゲームA用アイコンの登場アニメーションと、保留アイコンの移動アニメーションは、同時に開始されてもよいし、ミニゲームA用アイコンの登場アニメーションの方が先に開始されてもよいし、あるいは反対に保留アイコンの移動アニメーションの方が先に開始されてもよい。
図186(う6)でも、中央領域の第1装飾図柄は依然として停止表示したままであるが、保留アイコンの移動アニメーションは終了し、変動アイコンh0として、吉宗(弓)の種類の態様a(待機の態様)のアイコンが表示されている。この変動アイコンh0の吉宗(弓)のキャラクタは、待機アニメーション(デフォルトのアニメーション)を実行している。一方、ミニゲームA用アイコンの登場アニメーションは継続しており、演出アイコン表示領域DISの右ベースアイコンbIrには、絨毯の上に、第1表示態様の白色の箱画像(図177(a)に示すNo.1の「箱」の態様aの予告アイコンYI)が表示されたアイコンAI’が表示されている。このアイコンAI’は、図178(a)に示すミニゲームA用アイコンAIとは異なる。
図186(う7)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄の変動表示が開始される。また、この図186(う7)では、ミニゲームA用アイコンの登場アニメーションが継続されており、この登場アニメーションの中で、アイコンAI’に、ヒットポイント(HP)のメータ表示MThが追加表示される。ただし、ここで追加表示されたメータ表示MThは空の状態(0の状態)である。
図186(う8)でも、ミニゲームA用アイコンの登場アニメーションが継続されており、ここでは、先に追加された空のメータ表示MThに、登場アニメーションの一部として、ヒットポイント(HP)が表示されるアニメーションが実行される。図186(う8)では、僅かではあるが、青色のゲージgagが見え始めている。なお、図178(b)を用いて説明したように、HPのポイント数に応じてゲージの色が変化する。ここでのアニメーションは、最初から青色のゲージであるため、HPのポイント数が60以上になることがゲージの色を見た段階で分かる。しかも、図178(a)に示すように、ミニゲームA用アイコンAIには、ゲージが満タン状態の態様aと、ゲージが半分の状態の態様bと、ゲージが少しだけの状態の態様cと、態様dしかないことから、青色のゲージgagが見えた段階で、ゲージは満タン状態まで増加することが予想できる。ここで、HPの表示が完了してから(ゲージの増加が止まってから)、ゲージの色を、そのHPのポイント数に応じた色に変化させてもよいし、ゲージの増加に合わせて、ゲージの色がその時その時のポイント数に応じた色で表されてもよい。図186(う9)では、青色のゲージgagは半分まで増加してきており、図186(う10)では、青色のゲージgagが満タンまで増加している。すなわち、残りHPのポイント数は100であり、これで、ミニゲームA用アイコンの登場アニメーションが終了する。結局、この例では、態様aの「箱」アイコンがミニゲームA用アイコンAIとして登場したことになる。
図186(う11)では、変動アイコンh0の吉宗(弓)のキャラクタの態様は、弓を構えた態様bに変化しており、第1保留アイコンh11の吉宗(弓)のキャラクタの態様も、変動アイコンh0の吉宗(弓)のキャラクタとは少し異なる、弓を構えた態様bに変化している。図186(う12)では、変動アイコンh0の吉宗(弓)のキャラクタも、第1保留アイコンh11の吉宗(弓)のキャラクタも、矢を発射し、態様cに変化している。
図186(う13)では、ミニゲームA用アイコンAIに近かった、変動アイコンh0の吉宗(弓)のキャラクタが発射した矢が、絨毯に刺さっており、第1保留アイコンh11の吉宗(弓)のキャラクタが発射した矢は、絨毯に向かって飛んでいる。図186(う14−1)では、1保留アイコンh11の吉宗(弓)のキャラクタが発射した矢も、絨毯に刺さっており、両方の矢が見事に絨毯に命中している。
図187は、吉宗お宝獲得予告のミニゲームAの演出例の続きを段階的に示す図である。
図186(う14−1)から続く図187(う15−1)では、ダメージ計算が行われ、2本の矢が刺さったことにより、ダメージが60ポイントになる。図187(う15−1)では、ダメージポイント報知(「60」という数字)が表示されており、同図(う16)では、満タン状態(100ポイント)であった青色のゲージgagが減り始めている。なお、ゲージgagが減り始めると、ダメージポイント報知の表示は薄くなり始め、徐々に消えていく。図187(う17)に示すメータ表示MThでは、ゲージgagが残り40ポイントまで減少している。ゲージgagの色は、50ポイント以下になった時点から、それまでの青色から緑色に変化する。なお、矢が絨毯に刺さった段階で、ダメージ計算を開始してもよい。すなわち、一本目の矢が絨毯に命中した図186(う13)のタイミングでダメージ計算を開始し、ゲージgagを減少させてもよい。
矢を発射した変動アイコンh0の吉宗(弓)のキャラクタも、第1保留アイコンh11の吉宗(弓)のキャラクタも、共に態様cのままで表示され続けているが、待機の態様aに変化してもよい。
図187(う18)では、図柄変動表示が終了し、第1装飾図柄表示装置208Lでは、中央領域で第1装飾図柄が、ハズレの装飾図柄の組み合せ(「装飾6」−「装飾4」−「装飾1」)を停止表示し、左上の第2装飾図柄も、ハズレの装飾図柄の同じ組み合せを停止表示している。
図187(う19)は、停止表示中(確定表示中)であり、変動アイコンh0の消去アニメーションが開始されており、変動アイコンh0の吉宗(弓)のキャラクタは、台座hs0の中に徐々に消えていく。図187(う20)も、停止表示中(確定表示中)であり、変動アイコンh0が完全に消えている。
図187(う21)では、これまで第1保留であった保留が消化され、図柄変動表示が開始されている。図187(う21)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄は停止表示したままであるが、左上の第2装飾図柄では、変動表示が開始されている。矢を発射した第1保留アイコンh11の吉宗(弓)のキャラクタは、図柄変動表示が開始されると、態様cから、待機(デフォルト)の態様aに変化する。そして、図187(う22)では、保留アイコンの移動アニメーションが開始されており、これまで第1ステージhs1に表示されていた吉宗(弓)のキャラクタの第1保留アイコンh11が、変動アイコン表示領域CISの台座hs0に向けて移動を開始し、これまで第2ステージhs2に表示されていた、デフォルトの表示態様ではあるが先読み予告対象保留の第2保留アイコンh12が、第1ステージhs1に向けて移動を開始している。また、図187(う22)に示す第1装飾図柄表示装置208Lの右上の第2保留数表示では、特図1の保留数が1つ減って「1」になっている。
図187(う23)でも、第1装飾図柄は依然として停止表示したままであるが、保留アイコンの移動アニメーションは終了し、変動アイコンh0として、吉宗(弓)のキャラクタのアイコンが表示されている。図187(う24)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄の変動表示が開始されており、同図(う25)では、変動アイコンh0の吉宗(弓)のキャラクタの態様は、弓を構えた態様bに変化している。図187(う26)では、変動アイコンh0の吉宗(弓)のキャラクタが、矢を発射し、態様cに変化している。図187(う27)では、変動アイコンh0の吉宗(弓)のキャラクタが発射した矢が、絨毯に刺さっており、ダメージ計算が行われ、同図(う28)では、ダメージポイント報知(「40」という数字)が表示されており、同図(う29)では、残り40ポイントであった緑色のゲージgagが減り始め、20ポイント以下になった時点から、それまでの緑色から赤色に変化している。また、ゲージgagが減り始めると、ダメージポイント報知は薄くなり始め、徐々に消えていく。図187(う30)に示すメータ表示MThでは、0ポイントまで減少し、ゲージgagが消えている。こうして、ミニゲームA開始当初は100ポイントであったヒットポイント(HP)を0ポイントまで減らすことに成功しており、お宝(予告アイコン)を獲得することができる。なお、与えたダメージ数が、残りHPのポイント数を上回ってもよい。
図187(う31)では、メータ表示MThが0になったミニゲームA用アイコンAIがエフェクト画像EF5によって覆われ、同図(う32)では、エフェクト画像EF5が消え、態様dのミニゲームA用アイコンAIが表示されている。そして、図187(う33)に示すように、態様dのミニゲームA用アイコンAIがストック領域SS(同図(う32)参照)に向けて移動を開始すると、態様dのミニゲームA用アイコンAIは、図177(a)に示すNo.1の「箱」の態様aの予告アイコンYIに変わり、図187(う34)に示すように、箱が閉じた態様aの予告アイコンYIがストック領域SSに表示される。
やがて、図187(う35)では、図柄変動表示が終了し、第1装飾図柄表示装置208Lでは、中央領域で第1装飾図柄が、ハズレの装飾図柄の組み合せ(「装飾4」−「装飾4」−「装飾7」)を停止表示し、左上の第2装飾図柄も、ハズレの装飾図柄の同じ組み合せを停止表示している。
図187(う36)〜同図(う37)は、停止表示中(確定表示中)であり、変動アイコンh0の消去アニメーションが開始されており、変動アイコンh0の吉宗(弓)のキャラクタは、台座hs0の中に徐々に消えていく。またここでは、それまで少し下がっていた台座hs0が元の高さに向けて上昇してきている。図187(う38)も、停止表示中(確定表示中)であり、変動アイコンh0が完全に消え、台座hs0は元の高さに戻っている。なお、ストック領域SSにストックされた予告アイコンYIは使用されずに、表示されている。以降、図180(あ24)に続く。なお、本例では、ヒットポイントが回復することがないが(例えば、図187(う17)では残りヒットポイントが40で、同図(う21)〜(う24)でも残りヒットポイントが40)、ヒットポイントが回復する場合があってもよい。例えば、次の図柄変動表示が開始された場合にヒットポイントが回復する場合があってもよい。
図188は、図186(う1)〜図187(う38)の演出例の第1変形例〜第3変形例の途中までを示す図である。
第1変形例は、予告アイコンの一発獲得の例であり、図186(う14−1)までは同じである。図188(う15−2−1)では、本来であれば、ダメージポイント報知が表示されるが、ここでは表示されず、同図(う15−2−2)では、メータ表示MThが満タン状態の態様aのミニゲームA用アイコンAIがエフェクト画像EF5によって覆われ、同図(う15−2−3)では、エフェクト画像EF5が消え、態様dのミニゲームA用アイコンAIが表示されている。すなわち、ダメージポイント報知の表示や、ゲージgagが減っていくアニメーション表示が省略され、一気に態様dのミニゲームA用アイコンAIが表示されている。なお、ダメージポイント報知の表示と、ゲージgagが減っていくアニメーション表示とのうち、ダメージポイント報知の表示のみが省略されてもよいし、ゲージgagが減っていくアニメーション表示のみが省略されてもよい。
図188(う15−2−4)に示すように、態様dのミニゲームA用アイコンAIがストック領域SS(同図(う15−2−3)参照)に向けて移動を開始すると、態様dのミニゲームA用アイコンAIは、図177(a)に示すNo.1の「箱」の態様aの予告アイコンYIに変わり、図188(う15−2−5)に示すように、箱が閉じた態様aの予告アイコンYIがストック領域SSに表示される。
やがて、図188(う15−2−6)では、図柄変動表示が終了し、第1装飾図柄表示装置208Lでは、中央領域で第1装飾図柄が、ハズレの装飾図柄の組み合せ(「装飾6」−「装飾4」−「装飾1」)を停止表示し、左上の第2装飾図柄も、ハズレの装飾図柄の同じ組み合せを停止表示している。
図188(う15−2−7)では、これまで第1保留であった保留が消化され、図柄変動表示が開始されている。図188(う15−2−7)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄は停止表示したままであるが、左上の第2装飾図柄では、変動表示が開始されている。矢を発射した第1保留アイコンh11の吉宗(弓)のキャラクタは、図柄変動表示が開始されると、態様cから、待機(デフォルト)の態様aに変化する。そして、図188(う15−2−8)では、保留アイコンの移動アニメーションが開始されており、これまで第1ステージhs1に表示されていた吉宗(弓)のキャラクタの第1保留アイコンh11が、変動アイコン表示領域CISの台座hs0に向けて移動を開始し、これまで第2ステージhs2に表示されていた、デフォルトの表示態様ではあるが先読み予告対象保留の第2保留アイコンh12が、第1ステージhs1に向けて移動を開始している。また、演出アイコン表示領域DISの右ベースアイコンbIrでは、ミニゲームA用アイコンの登場アニメーションが再び開始され、画面右端にわずかにアイコンAI’が表示され始めている。
図188(う15−2−9)でも、中央領域の第1装飾図柄は依然として停止表示したままであるが、保留アイコンの移動アニメーションは終了し、変動アイコンh0として、吉宗(弓)の種類の態様a(待機の態様)のアイコンが表示されている。また、図188(う15−2−9)に示す第1装飾図柄表示装置208Lの右上の第2保留数表示では、特図1の保留数が1つ減って「1」になっている。さらに、ミニゲームA用アイコンの登場アニメーションは継続しており、演出アイコン表示領域DISの右ベースアイコンbIrには、絨毯の上に、第1表示態様の白色の箱画像(図177(a)に示すNo.1の「箱」の態様aの予告アイコンYI)が表示されたアイコンAI’が表示されている。図188(う15−2−10)では、ミニゲームA用アイコンの登場アニメーションが継続されており、この登場アニメーションの中で、アイコンAI’に、ヒットポイント(HP)のメータ表示MThが追加表示される。ただし、ここで追加表示されたメータ表示MThは空の状態(0の状態)である。図188(う15−2−11)でも、ミニゲームA用アイコンの登場アニメーションが継続されており、ここでは、先に追加された空のメータ表示MThに、登場アニメーションの一部として、ヒットポイント(HP)が表示されるアニメーションが実行され、青色のゲージgagが満タンまで増加している。すなわち、残りHPのポイント数は100であり、これで、ミニゲームA用アイコンの登場アニメーションが終了する。結局、ここでも、態様aの「箱」アイコンがミニゲームA用アイコンAIとして登場したことになる。
図188(う15−2−12)では、第1保留アイコンh11の吉宗(弓)のキャラクタの態様が、弓を構えた態様bに変化しており、その後、第1保留アイコンh11の吉宗(弓)のキャラクタから弓が発射される。図188(う15−2−13)では、第1保留アイコンh11の吉宗(弓)のキャラクタが発射した矢が、絨毯に刺さっており、ここでも、ダメージポイント報知の表示と、ゲージgagが減っていくアニメーション表示が省略されて、図188(う15−2−14)では、メータ表示MThが満タン状態の態様aのミニゲームA用アイコンAIがエフェクト画像EF5によって覆われ、同図(う15−2−15)では、エフェクト画像EF5が消え、一気に態様dのミニゲームA用アイコンAIが表示されている。
図188(う15−2−16)に示すように、態様dのミニゲームA用アイコンAIがストック領域SS(同図(う15−2−3)参照)に向けて移動を開始すると、態様dのミニゲームA用アイコンAIは、図177(a)に示すNo.1の「箱」の態様aの予告アイコンYIに変わり、図188(う15−2−17)に示すように、箱が閉じた態様aの予告アイコンYIが、同図(う15−2−5)で先にストックされた予告アイコンYIの下に表示される。こうして、連続して、予告アイコンの一発獲得に成功し、2つの予告アイコンYIがストックされる。
図188(う15−2−2b1)〜同図(う15−2−2b5)に示す第2変形例では、図186(う14−1)までは同じである。ここでの変形例も、予告アイコンの一発獲得の例であるが、この例では、ダメージポイント報知の表示も、ゲージgagが減っていくアニメーション表示も省略されずに実行される。図188(う15−2−2b1)では、ダメージポイント報知(「100」という赤色の数字)が表示されている。また、図188(う15−2−2b2)では、満タン状態(100ポイント)であった青色のゲージgagが減り始め、ゲージgagが残り50ポイントまで減少し、ゲージgagの色が、それまでの青色から緑色に変化し、緑色のゲージgagはさらに減少を続けている。なお、ゲージgagが減り始めると、ダメージポイント報知の表示は薄くなり始め、徐々に消えていく。
なお、ダメージポイント報知の表示や絨毯の色によって予告を行ってもよい。例えば、ダメージポイント報知の表示色が虹色だと、絨毯の上に乗っている予告アイコンが「虹箱」の予告アイコンでなくても、「虹箱」の予告アイコンを獲得することができ、「虹箱」の予告アイコンの特性から先読み対象変動の大当りが確定になる。あるいは、ダメージポイント報知の表示色が虹色であった場合の図柄変動表示は、大当り確定になってもよい。あるいは、ダメージポイントの表示色が特定の色(例えば、赤色)であった場合の方が、デフォルトの色であった場合よりも予告アイコンの獲得確率が高くてもよい。あるいは、ダメージポイントの表示色が特定の色(例えば、赤色)であった場合の図柄変動表示の方が、デフォルトの色であった場合の図柄変動表示よりも大当りとなりやすくてもよい。また、絨毯の色の場合についても同様であってもよい。
図188(う15−2−2b3)では、緑色のゲージgagが減少を続け、ゲージgagが残り20ポイントまで減少し、ゲージgagの色が、それまでの緑色から赤色に変化し、赤色のゲージgagはさらに減少を続けている。また、ダメージポイント報知の表示は、ほとんど消えかかっている。
図188(う15−2−2b3)では、緑色のゲージgagが減少を続け、ゲージgagが残り20ポイントまで減少し、ゲージgagの色が、それまでの緑色から赤色に変化し、赤色のゲージgagはさらに減少を続けている。また、ダメージポイント報知の表示は、ほとんど消えかかっている。図188(う15−2−2b4)に示すメータ表示MThでは、0ポイントまで減少し、ゲージgagが消えている。
メータ表示MThが0になると、図188(う15−2−2b5)に示すようにミニゲームA用アイコンAIがエフェクト画像EF5によって覆われ、以降は、図188(う15−2−3)等と同じになり、予告アイコンYIを獲得することができる。
第3変形例における図188(う15−3−1)〜同図(う15−3−3)までは、第1変形例における図188(う15−2−1)〜同図(う15−2−3)と同じである。この第3変形例は、次のミニゲームA用アイコンAIの出現が、第1変形例よりも早く、次変動の開始を待たずに、ミニゲームA用アイコンの登場アニメーションが再び開始される。すなわち、図188(う15−3−4)に示すように、態様dのミニゲームA用アイコンAIがストック領域SSに向けて移動を開始すると、次変動で行われるミニゲームA用のアイコンの登場アニメーションが再び開始され、画面右端にわずかにアイコンAI’が表示され始めている。そして、図188(う15−3−5)では、ストック領域SSに予告アイコンYIが表示され、演出アイコン表示領域DISの右ベースアイコンbIrには、絨毯の上に、第1表示態様の白色の箱画像(図177(a)に示すNo.1の「箱」の態様aの予告アイコンYI)が表示されたアイコンAI’が表示される。なお、予告アイコンYIのストック表示と、アイコンAI’の全体表示は、同じであってもよいし、ストック表示の方が早くてもよいし、あるいは反対に全体表示の方が早くてもよい。なお、アイコンAI’にメータ表示MThが追加されるのは、次変動が開始されてからになる。
やがて、図188(う15−3−6)では、図柄変動表示が終了し、第1装飾図柄表示装置208Lでは、中央領域で第1装飾図柄が、ハズレの装飾図柄の組み合せ(「装飾6」−「装飾4」−「装飾1」)を停止表示し、左上の第2装飾図柄も、ハズレの装飾図柄の同じ組み合せを停止表示している。
図189は、図186(う1)〜図187(う38)の演出例の第3変形例の続きと、第4変形例〜第5変形例の途中までを示す図である。
第3変形例の続きとなる図189(う15−3−7)では、停止表示中(確定表示中)であり、吉宗(弓)のキャラクタのアイコンであった変動アイコンh0が完全に消えている。
次の図柄変動表示が開始された図189(う15−3−8)では、アイコンAI’に、空の状態のHPのメータ表示MThが追加表示され、続く図189(う15−3−9)では、空のメータ表示MThに、HPが表示されるアニメーションが実行され、青色のゲージgagが満タンまで増加している。以降は、図188(う15−2−12)等と同じ流れになる。
第4変形例における図189(う15−4−1)〜同図(う15−4−5)までは、第3変形例における図188(う15−3−1)〜同図(う15−3−5)と同じである。この第4変形例では、一回の図柄変動表示内で、ミニゲームA用アイコンの登場アニメーションが複数回実行され、複数個のミニゲームA用アイコンAIが出現する。なお、ミニゲームA用アイコンAIの出現数は、予告アイコンYIの最大ストック数を上限としてもよい、最大ストック数未満であってもよいし、上記最大ストック数を越えてもよい。ただし、上記最大ストック数を越える場合は、新たな予告アイコンYIを獲得する前に、ストックしてあった予告アイコンYIが使用されるか、ガセのミニゲームAが行われ、新たな予告アイコンYIを獲得することができない。
図188(う15−4−6)では、既に1個の予告アイコンYIを獲得した図柄変動表示内で、新たなアイコンAI’に、空の状態のHPのメータ表示MThが追加表示され、続く図188(う15−4−7)では、空のメータ表示MThに、HPが表示されるアニメーションが実行され、青色のゲージgagが満タンまで増加している。図柄変動表示はまだ継続しており、図188(う15−4−8)では、これまで態様cであった、変動アイコンh0の吉宗(弓)のキャラクタも第1保留アイコンh11の吉宗(弓)のキャラクタも、ともに弓を構えた態様bに変化し、新たなミニゲームA用アイコンAIの絨毯を狙っている。この第4変形例では、一回の図柄変動表示の中で、複数回の攻撃を行うことができる。例えば、同じミニゲームA用アイコンAIについても、複数回攻撃を行うことができる。ただし、複数回攻撃を行うことができるとしても、同じミニゲームA用アイコンAIについては1回しか攻撃することができないようにしてもよい。
やがて、二人のキャラクタそれぞれから矢が発射され、図188(う15−4−9)では、変動アイコンh0の吉宗(弓)のキャラクタから発射された矢も、第1保留アイコンh11の吉宗(弓)のキャラクタから発射された矢も、絨毯に刺さっており、ダメージ計算が行われて、ダメージポイント報知(「40」という数字)が表示されており、満タン状態(100ポイント)であった青色のゲージgagが、同図(う15−4−10)では減り始めている。図188(う15−4−11)に示すメータ表示MThでは、ゲージgagの色が青色のまま残り60ポイントまで減少している。ここでは、メータ表示MThが0ポイントまで減少する前に、図188(う15−4−12)に示すように、図柄変動表示が終了してしまうが、メータ表示MThが0ポイントになって、2個目の予告アイコンYIを獲得することも可能である。また、図188(う15−4−12)に続く第1保留アイコンh11に対応する図柄変動表示において、ミニゲームAが継続しており、2個目の予告アイコンを獲得することも可能である。なお、ミニゲームA用アイコンAIの出現数について説明したのと同じように、予告アイコンYIの獲得数も、最大ストック数を基準に色々と設定することができる。すなわち、予告アイコンYIの獲得数も、最大ストック数を上限としてもよい、最大ストック数未満であってもよいし、上記最大ストック数を越えてもよい。
第5変形例は、ミニゲームAの専用領域が用意された例である。
図189(う1−2−1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、これまでは図示省略してきた背景画面が表示されている。この背景画面は、海の背景画面である。この図189(う1−2−1)では、図186(う1)と同じく、第1装飾図柄(第3図柄)が高速変動を行っている。また、第1保留アイコンh11と第2保留アイコンh12が表示されている。これらの特図1の保留アイコンh11,h12の表示態様はいずれも、図179(a)のNo.1に記したデフォルトの表示態様である。また、変動アイコンh0の表示態様も、図179(a)のNo.1に記したデフォルトの表示態様である。
図189(う1−2−1)では、図186(う2)と同じく、図51や図92に示す特図1始動口230に入球があり、特図1の保留が一つ増加し、全部で3つになる。図189(う1−2−1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lの第2保留数表示では、特図1の保留数が「3」と表示されている。
図189(う1−2−3)では、第3保留アイコンh13が第3ステージhs3に表示されている。第3保留アイコンh13は、図179(a)に示されていない表示態様の保留アイコンである。すなわち、VSと文字表示された表示態様(VS表示態様)であり、この表示態様の保留アイコンの保留より前の保留に対応した図柄変動表示で、ミニゲームAが行われることを予告する表示態様である。すなわち、第3保留アイコンh13が、VS表示態様で表示されれば、第1保留および/または第2保留に対応する図柄変動表示でミニゲームAが実行されることになる。なお、VS表示態様の保留アイコンが表示された場合は、ミニゲームAが、必ず実行されてもよいし、あるいは実行されない場合があってもよい。なお、VS表示態様の保留アイコンの保留が先読み予告の対象保留になり、VS表示態様も先読み予告の表示態様の一種である。
図189(う1−2−4)では、図柄変動表示が終了し、ハズレの装飾図柄の組み合せ(「装飾4」−「装飾1」−「装飾7」)が停止表示されている。
図189(う1−2−5)では、これまで第1保留であった保留が消化され、図柄変動表示が開始されている。図189(う1−2−5)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、中央領域の第1装飾図柄は停止表示したままであるが、左上の第2装飾図柄では、変動表示が開始され、右上の第2保留数表示では、特図1の保留数が1つ減って「2」になっている。
図189(う1−2−6)でも、中央領域の第1装飾図柄は依然として停止表示したままであるが、この図189(う1−2−6)では、ミニゲームAの専用領域出現アニメーションが開始されている。すなわち、ミニゲームAの専用領域出現アニメーションが開始されると、保留枠UIが表示されていた演出表示領域208dに、炎のエフェクト画像EF6が表示され、保留アイコンも、このエフェクト画像EF6によって覆い隠されている。図189(う1−2−7)では、炎のエフェクト画像EF6が薄くなり、エフェクト画像EF6の奥にあるアイコン等がうっすらと見え始めている。
図189(う1−2−8)では、ミニゲームAの専用領域出現アニメーションが終了し、炎のエフェクト画像EF6が完全に消え、演出表示領域208dには、保留枠UIに代わって、ミニゲームAの専用領域MSSが出現している。図189(う1−2−8)に示すミニゲームAの専用領域MSSには、2つの吉宗(弓)のアイコンYMI1,YMI2が表示されている。これら2つのアイコンYMI1,YMI2は両方とも、態様a(待機の態様)で表示されている。また、ミニゲームAの専用領域MSSの右端には、絨毯の上に予告アイコンが乗ったアイコンAI’が表示され、さらに、ヒットポイント(HP)のメータ表示MThの専用領域が設けられ、その専用領域内にメータ表示MThが表示されている。図189(う1−2−8)に示すメータ表示MThは、青色のゲージgagが満タンである。すなわち、残りHPのポイント数は100である。
図189(う1−2−9)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄の変動表示が開始される。第1装飾図柄の変動表示が開始されると、ミニゲームAの専用領域MSSではミニゲームAが開始される。なお、第1装飾図柄の変動表示の開始と同時にミニゲームAが開始されてもよいし、第1装飾図柄の変動表示が開始された後にミニゲームAが開始されてもよいし、第1装飾図柄の変動表示が開始される前にミニゲームAが開始されてもよい。ミニゲームAが開始されると、ミニゲームAの専用領域MSSは一旦、ミニゲームオープニング画像で覆われる。ミニゲームオープニング画像は、半透明な画像であり、ミニゲームの対戦カードが文字表示(ここでは「吉宗」VS「絨毯」)されている。
図189(う1−2−10)では、ミニゲームオープニング画像が消え、同図(う1−2−11)では、これまで態様aであった2つのアイコンYMI1,YMI2の吉宗(弓)のキャラクタは、ともに弓を構えた態様bに変化し、ミニゲームA用アイコンAIの絨毯を狙っている。ここで、吉宗(弓)のアイコンの数が多ければ多いほど、次変動でもミニゲームAが行われる可能性が高い。この例では、吉宗(弓)のアイコンが2つ表示されているため、吉宗(弓)のアイコンが1つしか表示されていない場合よりも、次変動でもミニゲームAが行われる可能性が高い。また、吉宗(弓)のアイコンの数は、予告アイコンYiを獲得できる期待度を表していてもよい。すなわち、吉宗(弓)のアイコンの数が多ければ多いほど、予告アイコンYiを獲得できる期待度が高くなる。
あるいは、吉宗(弓)のアイコンの数は、VS表示態様の保留アイコンより前の保留アイコンの数に対応していてもよい。すなわち、VS表示態様の保留アイコンより前の保留アイコンの数が3つであれば、吉宗(弓)のアイコンの数も3つになり、この例のように、VS表示態様の保留アイコンより前の保留アイコンの数が2つであれば、吉宗(弓)のアイコンの数も2つになる。また、吉宗(弓)のアイコン一つに対して、絨毯1つ、あるいは一回の攻撃のように、VS表示態様の保留アイコンより前の保留アイコンの数に応じて対決できる回数が決まり、その回数がミニゲームAの専用領域MSSに表示されていてもよい。
やがて、2つのアイコンYMI1,YMI2それぞれから矢が発射され、図189(う1−2−12)では、2本の矢が絨毯に刺さっており、ダメージ計算が行われて、ダメージポイント報知(「40」という数字)が表示されており、満タン状態(100ポイント)であった青色のゲージgagが、同図(う1−2−13)では減り始めている。
図190は、図186(う1)〜図187(う38)の演出例の第5変形例の続きと、ストックされた予告アイコンYIが昇格する演出例を段階的に示す図である。
第5変形例の続きとなる図190(う1−2−14)では、一回の図柄変動表示中における一回の攻撃が終了したことから、「次変動に続く」といった半透明な予告画像が表示されている。ミニゲームAの専用領域MSSは一旦、この予告画像で覆われている。なお、この予告画像は表示されない場合があってもよい。
図190(う1−2−15)では、予告画像が消え、同図(う1−2−16)では、図柄変動表示が終了し、ハズレの装飾図柄の組み合せ(「装飾6」−「装飾4」−「装飾1」)が停止表示されている。
図190(う1−2−17)は、停止表示中(確定表示中)であり、絨毯から、刺さった矢が消え、同図(う1−2−18)でも、中央領域の第1装飾図柄は依然として停止表示したままであるが、これまで第1保留であった保留が消化され、図柄変動表示が開始されている。図190(う1−2−18)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、左上の第2装飾図柄では、変動表示が開始されている。
その後、2つのアイコンYMI1,YMI2それぞれから矢が発射され、図190(う1−2−19)では、2本の矢が絨毯に刺さっており、続く図190(う1−2−20)に示すメータ表示MThでは、0ポイントまで減少し、ゲージgagが消えている。メータ表示MThが0になると、図190(う1−2−21)に示すようにミニゲームA用アイコンAIがエフェクト画像EF5によって覆われる。図190(う1−2−22)では、エフェクト画像EF5が消え、態様dのミニゲームA用アイコンAIが表示されている。そして、図190(う1−2−23)に示すように、態様dのミニゲームA用アイコンAIがストック領域SS(同図(う1−2−22)参照)に向けて移動を開始すると、態様dのミニゲームA用アイコンAIは、図177(a)に示すNo.1の「箱」の態様aの予告アイコンYIに変わり、図190(う1−2−24)に示すように、箱が閉じた態様aの予告アイコンYIがストック領域SSに表示される。また、予告アイコンYIのストックが完了すると、ミニゲームAの専用領域消失アニメーションが開始される。すなわち、ミニゲームAの専用領域消失アニメーションが開始されると、ミニゲームAの専用領域MSSに、炎のエフェクト画像EF6が徐々に出現してくる。図190(う1−2−24)では、ミニゲームAの専用領域MSSが、半透明な炎のエフェクト画像EF6によって覆われており、同図(う1−2−25)では、炎のエフェクト画像EF6によって覆い隠されている。なお、予告アイコンYIのストックが完了する前に、ミニゲームAの専用領域消失アニメーションが開始されてもよい。例えば、態様dのミニゲームA用アイコンAIがストック領域SSに向けて移動を開始した直後に、ミニゲームAの専用領域消失アニメーションが開始されてもよい。また、予告アイコンYIのストックが完了すると同時に、ミニゲームAの専用領域消失アニメーションが開始されてもよい。
図190(う1−2−26)では、ミニゲームAの専用領域消失アニメーションが終了し、炎のエフェクト画像EF6が完全に消え、演出表示領域208dは、ミニゲームAの専用領域MSSが出現する前の構成に戻っている。すなわち、保留枠UIが表示されており、変動アイコン表示領域CISの台座hs0には、デフォルトの表示態様の変動アイコンh0が表示されている。このデフォルトの表示態様の変動アイコンh0は、図189(う1−2−3)〜同図(う1−2−5)に示す第2保留アイコンh12に相当する。また、変動アイコン表示領域CISの第1ステージhs1には、デフォルトの表示態様の第1保留アイコンh11が表示されている。このデフォルトの表示態様の第1保留アイコンh11が、図189(う1−2−3)〜同図(う1−2−5)に示す、VS表示態様で表示されていた第3保留アイコンh13に相当する。なお、VS表示態様で表示されていた第3保留アイコンh13に相当する第1保留アイコンh11が、VS表示態様のままで表示されていてもよいし、青色〜虹色のうちのいずれかのアイコン態様で表示されていてもよい。
なお、VS表示態様で表示されていた第3保留アイコンh13よりも後の保留(第4保留)が、先読み予告の対象保留になり、図190(う1−2−26)に示す、ストックされている予告アイコンYIを、第4保留の図柄変動表示中に使用する場合があってもよい。また、第2保留アイコンh12がVS表示態様で表示され、第2保留の図柄変動表示中までミニゲームが行われる場合があってもよい。
やがて、図190(う1−2−27)では、図柄変動表示が終了し、第1装飾図柄表示装置208Lでは、中央領域で第1装飾図柄が、ハズレの装飾図柄の組み合せ(「装飾4」−「装飾4」−「装飾7」)を停止表示し、左上の第2装飾図柄も、ハズレの装飾図柄の同じ組み合せを停止表示している。
続いて、ストックされた予告アイコンYIが昇格する演出例について説明する。
図190(え1−1)では、態様dのミニゲームA用アイコンAIが表示されている。また、変動アイコンh0は、吉宗(弓)のキャラクタのアイコンであるが、第1保留アイコンh11は、デフォルトの表示態様のアイコンである。この変形例でも、第1保留アイコンh11の保留が、先読み予告対象保留になる。また、態様dのミニゲームA用アイコンAIは、ストック領域SSに向けて移動を開始する。
図190(え2)では、態様dのミニゲームA用アイコンAIから変わった予告アイコンYIがストック領域SSにストックされている。ここでストックされている予告アイコンYIは、図177(a)に示すNo.1の「箱」の態様aの予告アイコンである。また、図柄変動表示が終了し、第1装飾図柄表示装置208Lでは、中央領域で第1装飾図柄が、ハズレの装飾図柄の組み合せ(「装飾4」−「装飾4」−「装飾7」)を停止表示し、左上の第2装飾図柄も、ハズレの装飾図柄の同じ組み合せを停止表示している。さらに、変動アイコンh0の吉宗(弓)のキャラクタは消えている。
図190(え3)では、これまで第1保留であった保留が消化され、図柄変動表示が開始されている。ここで開始された図柄変動表示は、ストック領域SSにストック表示されている予告アイコンYIが使用される図柄変動表示である。図190(え3)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄は停止表示したままであるが、左上の第2装飾図柄では、変動表示が開始されている。そして、保留アイコンの移動アニメーションが開始され、図190(え4)では、これまで第1ステージhs1に表示されていた吉宗(弓)のキャラクタの第1保留アイコンh11が、変動アイコンh0として表示されている。変動アイコンh0になった吉宗(弓)のキャラクタは、態様cから待機(デフォルト)の態様aに変化している。
図190(え5)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄の変動表示が開始されている。第1装飾図柄の変動表示が開始されると、ストック表示されている予告アイコンYIを昇格させるミニゲームが開始される。ここでのミニゲームは、これまで説明したミニゲームAとは少し異なり、的アイコンが落下傘にぶら下がった予告アイコン昇格専用アイコンYSIが登場する。図190(え6)では、的アイコンが落下傘にぶら下がった予告アイコン昇格専用アイコンYSIが、画面右上から降下してきており、同図(え7)に示す変動アイコンh0の吉宗(弓)のキャラクタは、弓を構えた態様bに変化して、的アイコンを狙っており、やがて、吉宗(弓)のキャラクタから矢が発射される。図190(え8)では、吉宗(弓)のキャラクタから発射された矢が、的アイコンに命中しており、ストック表示されている予告アイコンYIの昇格が確定になる。図190(え9)では、予告アイコン昇格専用アイコンYSIの横に、昇格確定を報知する「Lv.UP」の文字は表示されている。なお、変動アイコンh0の吉宗(弓)のキャラクタから発射された矢は、予告アイコン昇格専用アイコンYSIの的アイコンに、必ず命中するようになっていてもよいし、命中しない場合があってもよい。
図190(え10)では、ストック表示されていた予告アイコンYIがエフェクト画像EF7で覆われ、そのエフェクト画像EF7が消えると、予告アイコンYIは、これまでの図177(a)に示すNo.1の「箱」から、図177(a)に示すNo.2の「赤箱」の予告アイコンに昇格している(図190(え11))。
やがて、図190(え12)に示すように予告アイコン昇格専用アイコンYSIが消え、続く同図(え13)では、昇格した予告アイコンYIが使用される。すなわち、箱が閉じた表示態様である態様aの「赤箱」の予告アイコンYIは、使用されると、箱が開いた表示態様である態様dに変化し、箱の中から予告表示YHが飛び出すアニメーションが表示される。ここで出現した予告表示YHは、図177(b)に示すNo.7の赤色の「赤変化」の予告表示であって、保留アイコンや変動アイコン等の表示態様が2段階変化されることを予告する表示である。
図190(え13)では、使用された予告アイコンYIが消え、赤色の「赤変化」の予告表示YHを用いた変動アイコン変化アニメーションが開始される。図190(え14)では、赤色の「赤変化」の予告表示YHが、光の玉YHbに変化している。
図191は、ストックされた予告アイコンYIが昇格する演出例の続きと、その演出例の変形例を示す図である。
図190(え14)から続く図190(え15)では、赤色の「赤変化」の予告表示YHが変化した光の玉YHbが、吉宗(弓)のキャラクタのアイコンである変動アイコンh0めがけて飛んでいき、変動アイコンh0にぶつかり、変動アイコンh0はエフェクト画像EF8で覆われ、そのエフェクト画像EF8が消えると、変動アイコンh0は、図179(a)に示すNo.4の「緑」の変動アイコンに変化している(図190(え16))。
なお、この例では、ストック表示されている予告アイコンYIを昇格させるミニゲームが行われたが、予告アイコンをさらに獲得するミニゲームが合わせて行われてもよい。あるいは、予告アイコンYIが使用される図柄変動表示では、予告アイコンをさらに獲得するミニゲームは行われず、ストック表示されている予告アイコンYIを昇格させるミニゲームのみが行われてもよい。
また、この例では、予告アイコン昇格専用アイコンYSIといった専用アイコンが出現したが、保留アイコンが予告アイコン昇格用のアイコンに変化したり、あるいは、変動アイコンが予告アイコン昇格用のアイコンに変化する場合があってもよい。さらには、ミニゲーム用アイコンAIのような予告アイコン獲得用のアイコンが、予告アイコン昇格用のアイコンに変化する場合があってもよい。また、予告アイコン昇格専用アイコンYSIの出現は、予告アイコンが昇格するかもしれないことを予告する報知になり、予告アイコンYIを昇格させるミニゲーム自身も、予告アイコンが昇格するかもしれないことを予告する演出に相当する。そうすると、ここでは、変動アイコンh0を用いて、予告アイコンが昇格するかもしれないことを予告する演出を実行したことになるが、変動アイコンh0や保留アイコン以外を用いて予告する場合があってもよいし、必ず予告するようにしてもよい。
次に、ストックされた予告アイコンYIが昇格する演出例の変形例について説明する。
図191(え1−2−1)では、態様dのミニゲームA用アイコンAIが表示されている。なお、変動アイコンh0も、第1保留アイコンh11も、吉宗(弓)のキャラクタのアイコンである。第1保留アイコンh11の保留が、先読み予告対象保留になる。また、態様dのミニゲームA用アイコンAIは、ストック領域SSに向けて移動を開始する。
図191(え1−2−2)では、図柄変動表示が継続しており、態様dのミニゲームA用アイコンAIから変わった、「箱」の態様aの予告アイコンYIがストック領域SSにストックされている。
図191(え1−2−3)では、図51や図92に示す特図1始動口230に入球があり、特図1の保留が一つ増加し、全部で2つになる。図191(え1−2−3)に示す第1装飾図柄表示装置208Lの第2保留数表示では、特図1の保留数が「2」と表示されている。
図191(え1−2−4)では、第2保留アイコンh12が第2ステージhs2に表示されている。この、増加した第2保留を表す第2保留アイコンh12の表示態様は、吉宗(弓)のキャラクタの表示態様である。なお、現在行われている図柄変動表示に、予告アイコンを獲得するミニゲームが行われた場合は、この第2保留アイコンh12の吉宗(弓)のキャラクタは使用できないようにしてもよいし、反対に使用できるようにしてもよい。すなわち、保留増加があった図柄変動表示中には、増加した保留のアイコンを、予告アイコンを獲得するミニゲームに使用することを禁止してもよいし、禁止しなくてもよい。
図191(え1−2−5)では、ストック表示された予告アイコンYIが使用されないまま、図柄変動表示が終了し、第1装飾図柄表示装置208Lでは、中央領域で第1装飾図柄が、ハズレの装飾図柄の組み合せ(「装飾4」−「装飾4」−「装飾7」)を停止表示し、左上の第2装飾図柄も、ハズレの装飾図柄の同じ組み合せを停止表示している。さらに、変動アイコンh0の吉宗(弓)のキャラクタは消えている。
図191(え1−2−6)では、これまで第1保留であった保留が消化され、図柄変動表示が開始されている。ここで開始された図柄変動表示は、ストック領域SSにストック表示されている予告アイコンYIが使用される図柄変動表示である。図191(え1−2−6)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄は停止表示したままであるが、左上の第2装飾図柄では、変動表示が開始されている。そして、保留アイコンの移動アニメーションが開始され、図191(え1−2−7)では、これまで第1ステージhs1に表示されていたデフォルトの表示態様の第1保留アイコンh11が、デフォルトの表示態様のまま変動アイコンh0として表示されている。
図191(え1−2−8)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄の変動表示が開始されている。第1装飾図柄の変動表示が開始されると、ストック表示されている予告アイコンYIを昇格させるミニゲームが、この変形例でも開始される。図191(え1−2−9)では、的アイコンが落下傘にぶら下がった予告アイコン昇格専用アイコンYSIが、画面右上から降下してきており、同図(え1−2−10)に示す、この変形例では第1保留アイコンh11の吉宗(弓)のキャラクタが、弓を構えた態様bに変化して、的アイコンを狙っている。図191(え1−2−11)では、保留アイコンの吉宗(弓)のキャラクタから矢が発射され、同図(え1−2−12)では、発射された矢が、的アイコンに向かって飛んでいっている。図191(え1−2−13)では、吉宗(弓)のキャラクタから発射された矢が、的アイコンに命中しており、ストック表示されている予告アイコンYIの昇格が確定になる。図191(え1−2−14)では、予告アイコン昇格専用アイコンYSIの横に、昇格確定を報知する「Lv.UP」の文字は表示されており、図191(え1−2−15)では、ストック表示されていた予告アイコンYIがエフェクト画像EF7で覆われ、そのエフェクト画像EF7が消えると、予告アイコンYIは、これまでの「箱」から「赤箱」の予告アイコンに昇格している(図191(え1−2−16))。
図191(え1−2−17)では、リーチ演出が開始され、左図柄表示領域208aと右図柄表示領域208cそれぞれで「装飾6」が揺れ変動している。やがて、「赤箱」に昇格した予告アイコンYIが、リーチ状態で使用される。すなわち、図191(え1−2−18)に示すように、予告アイコンYIの箱が開き、中から、図177(b)に示すNo.19の「VS剣豪リーチ」の予告表示YHが飛び出してくる。「VS剣豪リーチ」の予告表示YHは、剣豪のキャラクタの顔アイコンであり、表示された変動で、VS剣豪リーチのスーパーリーチ演出が行われることを予告する表示である。図191(え1−2−19)では、使用された予告アイコンYIが消えるが、「VS剣豪リーチ」の予告表示YHは依然として表示されている。
図191(え1−2−20)では、「VS剣豪リーチ」の予告表示YHが消えているが、その予告表示YHが消えと同時に、予告通り、VS剣豪リーチのスーパーリーチ演出が開始される。なお、「VS剣豪リーチ」の予告表示YHが表示されると、VS剣豪リーチのスーパーリーチ演出が必ず開始されてもよいし、開始されない場合があってもよい。図191(え1−2−21)に示す第1装飾図柄表示装置208Lには、敵役の剣豪の画像が大きく表示されており、続く同図(え1−2−22)に示す第1装飾図柄表示装置208Lには、主人公の吉宗と敵役の剣豪との決闘シーンのアニメーションが表示されている。なお、スーパーリーチ演出が開始されると、保留枠UIは、台座hs0の一番上の板を残して全て非表示になる(消える)。また、保留アイコンも非表示になる(消える)。しかし、変動アイコンh0は消えずに、残った一番上の板の上で表示され続ける。さらに、第2装飾図柄および第2保留数表示も表示され続ける。なお、保留枠UI全体を消してもよいし、あるいは反対に保留枠UI全体を表示し続けてもよい。また、変動アイコンh0も消してもよいし、保留アイコンを表示し続けてもよい。
その後、図191(え1−2−23)に示す第1装飾図柄表示装置208Lには、吉宗が敗北したシーンとともに、中図柄としての「装飾5」が大きく表示されている。続く図191(え1−2−24)では、図134(あ14−2−4)〜図134(あ14−2−5)を用いて説明したワイプ演出と同じ演出が行われ、図191(え1−2−24)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面が一旦、無模様同一色のワイプ表示になる。このワイプ表示によって、変動アイコンh0は消えるが、第2装飾図柄と、第2保留数表示は表示されている。また、左隅には機種タイトルが表示されている。なお、変動アイコンh0は表示されていてもよい。
143(え1−2−25)では、ワイプアウトし、背景が通常背景に戻るとともに、吉宗(弓)のキャラクタの表示態様であった第1保留アイコンh11も、デフォルトの表示態様に戻っている。ただし、第1保留アイコンh11は、消化されるまで、吉宗(弓)のキャラクタの表示態様であってもよいし、別のタイミングで表示態様が変化してもよい。
143(え1−2−26)では、「装飾6」−「装飾5」−「装飾6」の装飾図柄の組合せで停止表示している。
なお、この変形例でも、予告アイコンをさらに獲得するミニゲームが合わせて行われてもよい。あるいは、予告アイコンYIが使用される図柄変動表示では、予告アイコンをさらに獲得するミニゲームは行われず、ストック表示されている予告アイコンYIを昇格させるミニゲームのみが行われてもよい。
また、この変形例でも、保留アイコンが予告アイコン昇格用のアイコンに変化したり、あるいは、変動アイコンが予告アイコン昇格用のアイコンに変化する場合があってもよい。さらには、ミニゲーム用アイコンAIのような予告アイコン獲得用のアイコンが、予告アイコン昇格用のアイコンに変化する場合があってもよい。また、予告アイコン昇格専用アイコンYSIの出現は、予告アイコンが昇格するかもしれないことを予告する報知になり、予告アイコンYIを昇格させるミニゲーム自身も、予告アイコンが昇格するかもしれないことを予告する演出に相当する。そうすると、この変形例では、保留アイコンを用いて、予告アイコンが昇格するかもしれないことを予告する演出を実行したことになるが、変動アイコンh0や保留アイコン以外を用いて予告する場合があってもよいし、必ず予告するようにしてもよい。
図192は、予告アイコンYIからボタンの予告表示YHが出現する演出例を段階的に示す図である。
図192(おa1)では、先読み対象変動となる図柄変動表示が開始されている。図192(おa1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄も第2装飾図柄も変動表示を開始しており、変動アイコン表示領域CISの台座hs0には、デフォルトの表示態様の変動アイコンh0が表示されている。なお、保留アイコンは1つもなく、特図1及び特図2の第2保留数表示はともに「0」が表示されている。また、2つの予告アイコンYIがストック表示されている。
図192(おa2)では、先にストックされた1個目の予告アイコンYI(第1ストック位置にストックされていた予告アイコンYI)が使用され、1個目の予告アイコンYIは、箱が開いた表示態様である態様dに変化し、箱の中から、図177(b)に示すNo.21の「ボタン」の予告表示YHが飛び出してきている。この「ボタン」の予告表示YHは、チャンスボタン136を模したボタン画像であり、表示された図柄変動表示で、ボタン演出が行われることを予告する表示であるが、ガセの場合もあり、表示されても、ボタン演出が実際には行われない場合もある。
図192(おa3)では、箱が開いた表示態様である1個目の予告アイコンYIが消去されているが、「ボタン」の予告表示YHは表示されたままである。続く図192(おa4)では、「ボタン」の予告表示YHが、光の玉YHbに変化し、同図(おa5)に示すように、その光の玉YHbが、演出アイコン表示領域DISの右ベースアイコンbIrの右端部分に飛んでいく。図192(おa6)では、その右端部分に、デフォルトの表示態様(第1表示態様)のボタン画像アイコン136aIが表示されている。また、そのボタン画像アイコン136aIの上には、まだボタン操作を受け付けない状態であることを表す「準備中」の文字が表示されている。したがって、このボタン画像アイコン136aIと「準備中」の文字の表示は、ボタン演出がストックされていることを表す表示でもあり、現在行われている図柄変動表示の中で、ボタン演出が行われることを予告する表示でもある。
図192(おa7)では、リーチ演出が開始され、左図柄表示領域208aと右図柄表示領域208cそれぞれで「装飾6」が揺れ変動している。図192(おa8)では、スーパーリーチ演出に移行する前に、左図柄表示領域208aで揺れ変動していた「装飾6」が第2装飾図柄の下に移動し、右図柄表示領域208cで揺れ変動していた「装飾6」が第2保留数表示の下に移動する。次いで、いままで右下隅に表示されていた、ボタン画像アイコン136aIと「準備中」の文字を、スーパーリーチ演出に移行する前に、左下隅に移動させる。図192(おa9)では、移動途中に、ボタン画像アイコン136aIと変動アイコンh0が重なっている。すなわち、ボタン画像アイコン136aIが、変動アイコンh0の奥側を通過している。この結果、ボタン画像アイコン136aIの一部に、変動アイコンh0が前側からオーバーラップしている。なお、ボタン画像アイコン136aIが、変動アイコンh0の手間側を通過するようにして、変動アイコンh0に、ボタン画像アイコン136aIの一部が前側からオーバーラップするようにしてもよい。あるいは、ボタン画像アイコン136aIと「準備中」の文字を、変動アイコンh0と重ならないように移動させてもよい。あるいは、ボタン画像アイコン136aIと「準備中」の文字を移動させるアニメーションを行わず、移動位置へ瞬間的に移動するようにしてもよい。すなわち、表示位置の瞬間的な切り替えを行ってもよい。この場合は、図192(おa9)に示すの状態はなくなる。図192(おa10)では、デフォルトの表示態様のボタン画像アイコン136aIと「準備中」の文字の、左下隅への移動が、完了している。
やがて、スーパーリーチ演出が開始され、ここではVS剣豪リーチが開始されている。図192(おa11)に示す第1装飾図柄表示装置208Lには、敵役の剣豪の画像が大きく表示されており、続く同図(おa12)に示す第1装飾図柄表示装置208Lには、主人公の吉宗と敵役の剣豪との決闘シーンのアニメーションが表示されている。
決闘シーンのアニメーションの途中では、図192(おa13)に示すように、後にストックされ、今まで残っていた2個目の予告アイコンYI(第2ストック位置にストックされていた予告アイコンYI)が使用され、中から、図177(b)に示すNo.20の「UP」の予告表示YHが飛び出してきている。この「UP」の予告表示YHは、表示された図柄変動表示で、演出が昇格することを予告する表示であり、「UP」の予告表示YHが表示されると、演出が、必ず昇格してもよいし、昇格しない場合があってもよい。「UP」の予告表示YHが表示されると、即座にその予告表示YHは使用され、図192(おa14)に示すように、ボタン画像アイコン136aIの昇格アニメーションが開始される。すなわち、この昇格アニメーションが開始されると、左下隅に表示されていた、デフォルトの表示態様(第1表示態様)のボタン画像アイコン136aIが、「準備中」の文字とともに、炎のエフェクト画像EF6’によって覆われ、視認困難になっている。図192(おa15)では、ボタン画像アイコン136aIの昇格アニメーションが終了し、炎のエフェクト画像EF6’が消え、ボタン画像アイコン136aIは、第5表示態様(赤色)のボタン画像アイコン136aIに昇格している。
決闘シーンのアニメーションは、カットイン画像CI3等が表示されながら、継続している(図192(おa16))。図192(おa17)では、ボタン画像アイコン136aIの昇格アニメーション再び開始されている。この2回目のボタン画像アイコン136aIの昇格は、何の予告も行われることなく、ボタン画像アイコン136aIが昇格する。ただし、他の予告によって、昇格が予告される場合があってもよいし、必ず予告されてもよいし、絶対に予告されなくてもよい。図192(おa17)では、第5表示態様(赤色)のボタン画像アイコン136aIが、「準備中」の文字とともに、再び、炎のエフェクト画像EF6’によって覆われ、視認困難になっている。図192(おa18)では、ボタン画像アイコン136aIの昇格アニメーションが終了し、炎のエフェクト画像EF6’が消え、ボタン画像アイコン136aIは、レバー画像アイコン139aIに昇格している。なお、図49に示すパチンコ機100でも、図90に示すパチンコ機100でも、操作レバーは不図示であるが、遊技者が操作可能な位置に操作レバーが設けられている。また、操作レバーに代えて、図58等に示す前後方向に回動可能な透過部191や、第2チャンスボタン137であってもよい。
図192(おa19)では、カットイン画像CI3が消え、決闘シーンのアニメーションがそろそろ終盤を迎えつつあり、ボタン演出開始の時期も近づいてきている。図192(おa20)では、レバー画像アイコン139aIが徐々に拡大されていくアニメーションが開始される。レバー画像アイコン139aIは、このアニメーションによって、レバー画像139aになる。このアニメーションが開始されると、「準備中」の文字は消え、同図(おa21)を経て、同図(おa22)では、レバー画像139aが一旦最大まで大きくなっている。その後、図192(おa23)では、レバー画像139aは少し小さくなり、操作有効期間の残時間を表す残時間表示メータMTが追加表示される。なお、図192(おa23)に示すタイミングでは、操作有効期間は開始されておらず、レバー操作されてもこれに応じた表示は行われない。やがて、ボタン演出が開始となり、操作有効期間が開始される(図192(おa24))。ここでのボタン演出は、最終ジャッジ演出の一種になる。図192(おa25)に示す残時間表示メータMTは、上記操作有効期間が開始してある程度の時間が経過したときの表示態様で示されている。
図192(おa26)のタイミングは、上記操作有効期間内であり、このタイミングで、遊技者が操作レバー139を操作する。すると、図118に示した例と同じように、図192(おa27)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、決闘シーンのアニメーション表示からエフェクト画像の表示に切り換えられるとともに、図115に示す第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdが動作し、それぞれ第1装飾図柄表示装置208Lの前面側でオーバーラップする。エフェクト画像や第1装飾図柄の左図柄及び右図柄等は、それぞれ第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdによってオーバーラップされ、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdによってオーバーラップされていない状態である場合に比べると視認困難とされている。また、第2装飾図柄と第2保留数表示も、それぞれ第1大盤振舞役物224Gaと第2大盤振舞役物224Gbによって少なくとも一部がオーバーラップされ、視認困難とされている。さらに、図115に示す千両箱役物224Hが動作して下方に移動し、第1装飾図柄表示装置208L及び第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdの前面側にオーバーラップする。加えて、導光板ILの発光も行われている。図115に示す千両箱役物224Hによる役物演出は、大当り確定演出である。
なお、図192(おa27)における各種役物等を用いた演出は、チャンスボタン136が操作されたことを条件に実行されてもよいし、チャンスボタン136が操作されることなく操作有効期間が経過した場合にも実行されてもよい。
その後、各種役物は初期位置に戻り、導光板ILの発光も終了し、第1装飾図柄表示装置208Lでは、エフェクト画像の表示から、最終ジャッジ結果の表示に切り替えられる。図192(おa28)に示す第1装飾図柄表示装置208Lには、吉宗が勝利したシーンとともに、中図柄としての「装飾6」が大きく表示されている。この後、大当り図柄が確定表示される。
図193は、ボタン演出の実行回数がストックされていく演出例を段階的に示す図である。
図193(おb1)では、VS剣豪リーチのスーパーリーチ演出が開始され、図193(おb1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lには、敵役の剣豪の画像が大きく表示されている。また、2つの予告アイコンYIがストック表示されている。続く図193(おb2)に示す第1装飾図柄表示装置208Lには、主人公の吉宗と敵役の剣豪との決闘シーンのアニメーションが表示されている。また、先にストックされた1個目の予告アイコンYI(第1ストック位置にストックされていた予告アイコンYI)が使用され、1個目の予告アイコンYIは、箱が開いた表示態様である態様dに変化し、箱の中から、「ボタン」の予告表示YHが飛び出してきている。この演出例における「ボタン」の予告表示YHは、「ボタン」の予告表示YH自体がストックされることを予告する表示である。
図193(おb3)では、箱が開いた表示態様である1個目の予告アイコンYIが消去されているが、「ボタン」の予告表示YHは表示されたままである。続く図193(おb4)では、「ボタン」の予告表示YHが、光の玉YHbに変化し、同図(おa5)に示すように、その光の玉YHbが、演出アイコン表示領域DISの右ベースアイコンbIrの右端部分に飛んでいく。図192(おa6)では、その右端部分に、デフォルトの表示態様(第1表示態様)のボタン画像アイコン136aIが表示されている。また、そのボタン画像アイコン136aIの上には、ストック数を表す「×1」の文字が表示されている。一個のストックに対して、1回のボタン演出が実行される。ここでは、ボタン画像アイコン136aIをストックしていくが、要するに、ボタン演出の実行回数をストックしていることになる。
図193(おb7)では、後にストックされた2個目の予告アイコンYI(第2ストック位置にストックされていた予告アイコンYI)が使用され、箱の中から、再び、「ボタン」の予告表示YHが飛び出してきている。図193(おb8)では、箱が開いた表示態様である2個目の予告アイコンYIが消去され、さらに、「ボタン」の予告表示YHが、光の玉YHbに変化し、その光の玉YHbが、右下隅に表示されているボタン画像アイコン136aIめがけて飛んでいき、ボタン画像アイコン136aIにぶつかっている。図193(おb9)では、ボタン画像アイコン136aIの上のストック数は「×3」になっている。これは、図193(おb8)で光の玉YHbがボタン画像アイコン136aIにぶつかったときに、ボタン画像アイコン136aIが2個ストックされたことになる。上述の如く、「ボタン」の予告表示YHは、「ボタン」の予告表示YH自体がストックされることを予告する表示であって、「ボタン」の予告表示YHが表示されることで、何個のボタン画像アイコン136aIがストックされるかは予告しておらず、このように、一回の「ボタン」の予告表示YHに対して、複数のボタン画像アイコン136aIがストックされる場合がある。例えば、一回の「ボタン」の予告表示YHに対して、最大10個のボタン画像アイコン136aIがストックされるように構成してもよい。ただし、一回の「ボタン」の予告表示YHに対して1つのボタン画像アイコン136aIしかストックされないように構成してもよい。また、「ボタン」の予告表示YHの表示態様に応じて、ボタン画像アイコン136aIのストック数が決められていてもよい。例えば、第1表示態様の「ボタン」の予告表示YHでは、ボタン画像アイコン136aIのストック数は1であるが、第5表示態様の「ボタン」の予告表示YHでは、ボタン画像アイコン136aIのストック数は5であってもよい。なお、ボタン画像アイコン136aIの最大ストック数は、例えば、10個である。これを言い換えれば、ボタン演出の実行回数の最大ストック数は10回になる。
図193(おb10)では、ボタン画像アイコン136aIにエフェクト画像EF9が追加され、ボタン演出が開始されることが予告されている。図193(おb11)では、大き目のボタン画像136aが表示されている。なお、ボタン画像アイコン136aIの上のストック数は、この段階で「×3」から「×2」に減っている。その後、図193(おb12)では、ボタン画像136aが少し小さくなり、操作有効期間の残時間を表す残時間表示メータMTが追加表示されている。なお、図193(おb12)に示すタイミングでは、操作有効期間は開始されておらず、ボタン操作されてもこれに応じた表示は行われない。やがて、ボタン演出が開始となって、操作有効期間が開始される(図193(おb13))。図193(おb14)に示す残時間表示メータMTは、上記操作有効期間が開始して少し時間が経過したときの表示態様で示されている。
図193(おb15)のタイミングは、上記操作有効期間内であり、このタイミングで、遊技者がチャンスボタン136を操作する。すると、図117に示した例と同じように、図193(おb16)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、決闘シーンのアニメーション表示から非表示の画面に切り換えられるとともに、図115に示す第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdが動作し、それぞれ第1装飾図柄表示装置208Lの前面側でオーバーラップする。また、導光板ILの発光も行われている。
なお、図193(おb16)における各種役物等を用いた演出は、チャンスボタン136が操作されたことを条件に実行されてもよいし、チャンスボタン136が操作されることなく操作有効期間が経過した場合にも実行されてもよい。
図193(おb17)では、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdそれぞれは初期位置に戻り、導光板ILの発光も終了し、第1装飾図柄表示装置208Lでは、スーパーリーチ演出の昇格が行われている。すなわち、VS剣豪リーチにおいて、主人公の吉宗を助けるために、パンダが参戦することが予告されている。こうして、図193(おb18)では、パンダが参戦した状態で、決闘シーンのアニメーションは継続し、図193(おb19)では、ボタン画像アイコン136aIにエフェクト画像EF9が再び追加され、二度目のボタン演出が開始されることが予告されている。図193(おb20)では、二度目のボタン演出が開始されており、ボタン画像136aが表示されるとともに、残時間表示メータMTも表示され、操作有効期間が開始してから少し時間が経過している。また、ボタン画像アイコン136aIの上のストック数は、「×2」から「×1」に減っている。
図193(おb21)のタイミングは、上記操作有効期間内であり、このタイミングで、遊技者がチャンスボタン136を操作する。すると、図193(おb22)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lには、第6表示態様(金色)で「Go!!Go!!」と記された金カットイン画像GCTが表示され、大当りの期待度がかなり高いことが予告される。
なお、図193(おb22)における金カットイン画像GCTの表示は、チャンスボタン136が操作されたことを条件に実行されてもよいし、チャンスボタン136が操作されることなく操作有効期間が経過した場合にも実行されてもよい。
図193(おb23)では、金カットイン画像GCTが消え、決闘シーンのアニメーションに戻り、続く図193(おb24)では、決闘シーンのアニメーションがそろそろ終盤を迎えつつある。図193(おb25)では、最終ジャッジ演出が開始され、この最終ジャッジ演出の一部として、第1装飾図柄表示装置208Lには、大き目のデフォルトのボタン画像136aが表示されている。そして、図193(おb26)では、ボタン画像アイコン136aIにエフェクト画像EF9が三度追加され、三度目のボタン演出が開始されることが予告されている。図193(おb27)では、ボタン画像136aの昇格演出が行われ、大き目のデフォルトのボタン画像136aにエフェクト画像EF10が付加され、同図(おb28)では、第5表示態様(赤色)のボタン画像136に昇格している。第5表示態様(赤色)のボタン画像136に昇格したことで、大当りの期待度が一段と高まる。なお、図193(おb27)の段階で、ボタン画像アイコン136aIとストック数の表示は消えている。
図194は、ボタン演出の実行回数がストックされていく演出例の続きと、その他の演出例を示す図である。
図193(おb28)から続く図194(おb29)では、第5表示態様(赤色)のボタン画像136aが少し小さくなり、操作有効期間の残時間を表す残時間表示メータMTが追加表示されている。なお、図194(おb29)に示すタイミングでは、操作有効期間は開始されておらず、ボタン操作されてもこれに応じた表示は行われない。やがて、ボタン演出が開始となって、操作有効期間が開始される(図194(おb30))。図194(おb31))に示す残時間表示メータMTは、上記操作有効期間が開始して少し時間が経過したときの表示態様で示されている。
図194(おb32)のタイミングは、上記操作有効期間内であり、このタイミングで、遊技者がチャンスボタン136を操作する。すると、図118に示した例と同じように、図192(おa27)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、決闘シーンのアニメーション表示からエフェクト画像の表示に切り換えられるとともに、図115に示す第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdが動作し、それぞれ第1装飾図柄表示装置208Lの前面側でオーバーラップする。エフェクト画像や第1装飾図柄の左図柄及び右図柄等は、それぞれ第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdによってオーバーラップされ、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdによってオーバーラップされていない状態である場合に比べると視認困難とされている。また、第2装飾図柄と第2保留数表示も、それぞれ第1大盤振舞役物224Gaと第2大盤振舞役物224Gbによって少なくとも一部がオーバーラップされ、視認困難とされている。さらに、図115に示す千両箱役物224Hが動作して下方に移動し、第1装飾図柄表示装置208L及び第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gdの前面側にオーバーラップする。加えて、導光板ILの発光も行われている。図115に示す千両箱役物224Hによる役物演出は、大当り確定演出である。
なお、図194(おb33)における各種役物等を用いた演出は、チャンスボタン136が操作されたことを条件に実行されてもよいし、チャンスボタン136が操作されることなく操作有効期間が経過した場合にも実行されてもよい。
その後、各種役物は初期位置に戻り、導光板ILの発光も終了し、第1装飾図柄表示装置208Lでは、エフェクト画像の表示から、最終ジャッジ結果の表示に切り替えられる。図194(おb34)に示す第1装飾図柄表示装置208Lには、吉宗が勝利したシーンとともに、中図柄としての「装飾6」が大きく表示されている。この後、大当り図柄が確定表示される。
なお、この例では、画面右下にストックされているボタン画像アイコン136aIが一つ消化(使用)されると、図193(おb12)等に示すように、ボタン画像136aと残時間表示メータMTを含む操作促進報知画像が表示されている。あるいは、図194(おb30)に示すように、操作促進報知画像として表示されるボタン画像136aのボタンが昇格する場合があるが、画面右下にストックされているボタン画像アイコン136aIが一つ消化(使用)された場合にボタン画像136aと残時間表示メータMTを含む操作促進報知画像が必ず表示されるように構成されてもよいし、画面右下にストックされているボタン画像アイコン136aIが一つ消化(使用)された場合に操作促進報知画像として表示されるボタン画像136aのボタンが必ず昇格するように構成されていてもよい。また、この例では、ボタン画像アイコン136aIが一つ消化(使用)されると操作促進報知画像が一つ表示されるが、ボタン画像アイコン136aIが一つ消化(使用)されると、操作促進報知画像が二つ以上表示される場合と一つ表示される場合があってもよく、二つ以上表示されるように構成されていてもよい。ここで、操作促進報知画像のボタン画像136aの昇格に合わせて、チャンスボタン136を発光させるチャンスボタンランプ138の発光色が昇格していってもよい。あるいは、操作促進報知画像のボタン画像136は昇格せず、チャンスボタンランプ138の発光色のみが昇格していってもよい。チャンスボタンランプ138の発光色は、ストックされているボタン画像アイコン136aIが一つ消化されると、デフォルト色から赤色に変化し、二つ消化されると、赤色から金色に変化してもよい。なお、チャンスボタン136の場合はチャンスボタンランプ138になるが、チャンスボタン136とは異なる操作手段(例えば、操作レバー139等)の場合であれば、それらの操作手段を発光させる発光手段の発光色が昇格していく。
なお、この例では、操作促進報知画像として、ボタン画像136aと残時間表示メータMTが表示されるが、操作促進報知画像としてボタン画像136aのみが表示されてもよく、操作促進報知画像として残時間表示メータMTのみが表示されてもよく、操作促進報知画像として「ボタンを押せ」や「PUSH」、「連打」、「長押し」などの文字表記(操作方法を指示する文字表記であってもよい。)とボタン画像136aが表示されてもよく、操作促進報知画像として該文字表記のみが表示されてもよく、操作促進報知画像として該文字表記と残時間表示メータMTが表示されてもよく、操作促進報知画像として該文字表記とボタン画像136aと残時間表示メータMTが表示されてもよい。また、操作促進報知表示として、操作手段の形状を模した画像(例えば、ボタン表示136a)、操作手段の操作有効期間の時間の経過および/または操作有効期間の残り時間を示す画像(例えば、残時間表示メータMT)、操作に関する文字表示(例えば、「ボタンを押せ」や「PUSH」、「連打」、「長押し」)および上記以外の画像表示(例えば、1または複数の「操作手段の形状を模した画像と異なるキャラクタ画像表示(操作促進報知表示としてキャラクタ画像が表示されることで、表示されない場合よりも表示された図柄変動表示が最終的に大当りとなりやすくてもよい。)」など。)のうちの一または複数の画像表示が表示されてもよい。
図194(おc1)〜同図(おc7)は、ボタン操作に応じてミニゲームが開始される第一の例を段階的に示す図である。
図194(おc1)では、中央領域の第1装飾図柄は停止表示しているが、保留アイコンの移動アニメーションは終了し、変動アイコンh0として、村人の種類の態様a(待機の態様)のアイコンが表示されている。また、第1保留アイコンh11としても、村人の種類の態様a(待機の態様)のアイコンが表示されている。さらに、第2保留アイコンh12も表示されているが、この第2保留アイコンh12は、デフォルトの表示態様で表示されている。また、演出アイコン表示領域DISの右ベースアイコンbIrには、ミニゲームB用の対戦相手アイコンとして、図178(c)に示すパンタの種類の態様a(待機の態様)のアイコンが表示され、この対戦相手アイコンTIのパンダのキャラクタも、待機アニメーション(デフォルトのアニメーション)を実行している。また、出現領域ASには、図177(a)に示すNo.1の「箱」の予告アイコンYIが表示されている。
図194(おc2)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、中央領域において、第1装飾図柄の変動表示が開始される。第1装飾図柄の変動表示が開始されると、その後に、ミニゲームBのじゃんけん対決が開始される。この例では、ミニゲームBのじゃんけん対決は、チャンスボタン136の操作によって行われる。図194(おc3)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、じゃんけん対決を行う予定の、変動アイコンh0である村人のキャラクタのアイコンと、対戦相手アイコンであるパンタのキャラクタのアイコンの間に、ボタン画像136aと残時間表示メータMTを含む操作促進報知画像が表示されている。なお、図194(おc3)に示すタイミングでは、操作有効期間は開始されておらず、ボタン操作されてもこれに応じた表示は行われない。やがて、ボタン演出が開始となって、操作有効期間が開始される(図194(おc4))。図194(おc5))に示す残時間表示メータMTは、上記操作有効期間が開始して少し時間が経過したときの表示態様で示されている。
図194(おc6)のタイミングは、上記操作有効期間内であり、このタイミングで、遊技者がチャンスボタン136を操作する。すると、チャンスボタン136の操作に応じて、じゃんけん対決が開始され、じゃんけん対決アニメーションが行われる。図194(おc7)では、変動アイコンh0の村人のキャラクタが勝利している。その後、図180(あ9−1)に続く。
なお、じゃんけん対決の開始は、チャンスボタン136が操作されたことを条件に実行されてもよいし、チャンスボタン136が操作されることなく操作有効期間が経過した場合にも実行されてもよい。すなわち、チャンスボタン136が操作有効期間内に操作された場合に限って、ミニゲームが開始されてもよいし、操作有効期間内に操作されなくてもミニゲームは開始されるが、チャンスボタン136を操作有効期間内に、操作しなかった場合よりも、操作した場合の方が、ミニゲームに勝利しやすい、すなわち予告アイコンYIを獲得しやすいように構成されていてもよい。
図194(おd1)〜同図(おd7)は、ボタン操作に応じてミニゲームが開始される第二の例を段階的に示す図である。
図194(おd1)〜同図(おd2)は、予告アイコンYIがストックされている点以外は、図194(おc1)〜同図(おc2)と同じ状態である。
図194(おd3)では、ストックされていた予告アイコンYIが使用され、中から「ボタン」の予告表示YHが出現している。図194(おd4)では、使用された予告アイコンYIが消えるが、「ボタン」の予告表示YHは依然として表示されており、同図194(おd5)では、「ボタン」の予告表示YHが、じゃんけん対決を行う予定の、変動アイコンh0である村人のキャラクタのアイコンと、対戦相手アイコンであるパンタのキャラクタのアイコンの間に向けて移動してくる。図194(おd6)では、「ボタン」の予告表示YHが、変動アイコンh0である村人のキャラクタのアイコンと、対戦相手アイコンであるパンタのキャラクタのアイコンの間に位置している。
図194(おd7)では、「ボタン」の予告表示YHに、操作有効期間の残時間を表す残時間表示メータMTが追加表示されている。なお、図194(おd7)に示すタイミングでは、操作有効期間は開始されておらず、ボタン操作されてもこれに応じた表示は行われない。やがて、操作有効期間が開始され、以降は、図194(おc6)等と同じである。
図195は、予告アイコンYIから放出される予告表示YHが、放出前から分かる演出例を示す図である。
図195(かa1)では、図柄変動表示が終了し、第1装飾図柄表示装置208Lでは、中央領域で第1装飾図柄が、ハズレの装飾図柄の組み合せ(「装飾4」−「装飾1」−「装飾7」)を停止表示し、左上の第2装飾図柄も、ハズレの装飾図柄の同じ組み合せを停止表示している。図195(かa1)に示す第1保留アイコンh11は、図179(a)のNo.17に記した村人の種類の態様aのアイコンに変化している。一方、先読み予告の対象保留を表す第2保留アイコンh12は、デフォルトの表示態様である。
図195(かa2)では、これまで第1保留であった保留が消化され、図柄変動表示が開始されている。図195(かa2)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、中央領域の第1装飾図柄は停止表示したままであるが、左上の第2装飾図柄では、変動表示が開始され、右上の第2保留数表示では、特図1の保留数が1つ減って「1」になっている。また、これまで何も表示されていなかった、演出アイコン表示領域DISの右ベースアイコンbIrでは、ミニゲームB用の対戦相手アイコンの登場アニメーションが開始され、エフェクト画像EF1が表示されている。また、図195(かa2)では、保留アイコンの移動アニメーションも開始されている。すなわち、これまで第1ステージhs1に表示されていた村人のキャラクタの第1保留アイコンh11が、変動アイコン表示領域CISの台座hs0に向けて移動を開始し、これまで第2ステージhs2に表示されていたデフォルトの表示態様の第2保留アイコンh12が、第1ステージhs1に向けて移動を開始している。
図195(かa3−1)でも、中央領域の第1装飾図柄は依然として停止表示したままであるが、保留アイコンの移動アニメーションは終了し、変動アイコンh0として、村人の種類の態様a(待機の態様)のアイコンが表示されている。この変動アイコンh0の村人のキャラクタは、待機アニメーション(デフォルトのアニメーション)を実行している。また、対戦相手アイコンの登場アニメーションも終了し、演出アイコン表示領域DISの右ベースアイコンbIrでは、エフェクト画像EF1が消え、対戦相手アイコンTIとして、図178(c)に示すパンタの種類の態様a(待機の態様)のアイコンが表示され、この対戦相手アイコンTIのパンダのキャラクタも、待機アニメーション(デフォルトのアニメーション)を実行している。また、出現領域ASには、図177(b)に示すNo.6の「変化」の予告アイコンYIが表示されている。なお、図177(b)に示すNo.6の「変化」は、図181等に示す例では、予告アイコンYIから放出される予告表示YHであったが、ここでは、予告アイコンYIとして取り扱われる。なお、厳密には、予告表示YHの場合は、変化の文字を囲む枠表示がないが、予告アイコンYIの場合は、その枠表示がある。「変化」の予告アイコンYIは、デフォルト色の「変化」の文字表示が行われているため、遊技者は、出現領域ASが表示された時点で、じゃんけん対決に勝利して獲得した予告アイコンから放出される予告表示YHがわかる。
図195(かa4)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、中央領域において、第1装飾図柄の変動表示が開始される。第1装飾図柄の変動表示が開始されると、その後に、ミニゲームBのじゃんけん対決が開始される。図195(かa5)では、変動アイコンh0の村人のキャラクタと、対戦相手アイコンTIのパンダのキャラクタによる、じゃんけん対決アニメーションが行われ、変動アイコンh0の村人のキャラクタが勝利している。
図195(かa7)では、変動アイコンh0の村人のキャラクタが勝利したことにより、出現領域ASに表示されていた予告アイコンYIのストックアニメーションが開始されている。すなわち、出現領域ASに表示されていた、「変化」の予告アイコンYIが、その出現領域ASから出て、一旦大きく表示され、図195(かa8)に示すように、ストック領域SSまで移動し、ストック表示される。こうしてストック表示された予告アイコンYIにも、デフォルト色の「変化」の文字表示が行われている。
図195(かa9)に示す第1装飾図柄表示装置208Lに表示された台座hs0では、村人のキャラクタの表示態様と、デフォルトの表示態様の入替アニメーションが開始されている。また、対戦相手アイコンTIは、演出アイコン表示領域DISの右ベースアイコンbIrから徐々に消えていく。さらに、空になった出現領域ASが、画面の右端に徐々にフェードアウトしている。図195(かa10)では、変動アイコン表示領域CISの台座hs0には、デフォルトの表示態様の変動アイコンh0が表示されており、演出アイコン表示領域DISの右ベースアイコンbIrには何も表示されていない。
図195(かa11)では、図柄変動表示が終了し、第1装飾図柄表示装置208Lでは、中央領域で第1装飾図柄が、ハズレの装飾図柄の組み合せ(「装飾4」−「装飾4」−「装飾7」)を停止表示し、左上の第2装飾図柄も、ハズレの装飾図柄の同じ組み合せを停止表示している。
図195(かa12)は、これまで第1保留であった先読み予告対象保留が消化され、先読み対象変動となる図柄変動表示が開始されている。図195(かa12)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄も第2装飾図柄も変動表示を開始しており、変動アイコン表示領域CISの台座hs0には、デフォルトの表示態様の変動アイコンh0が表示されている。また、これまで、「変化」の予告アイコンYIはストック表示されている。
図195(かa14)では、それまでストック表示されていた「変化」の予告アイコンYIを用いた変動アイコン変化アニメーションが開始される。この変動アイコン変化アニメーションでは、図195(かa14)に示すように、「変化」の予告アイコンYIに、これから予告アイコンYIが使用されることを報知するエフェクト画像EF11が付加されている。「変化」の予告アイコンYIは、このエフェクト画像EF11が付加された段階で、「変化」の予告表示YHに相当することになる。図195(かa15)では、そのエフェクト画像EF11が付加された「変化」の予告アイコンYI(「変化」の予告表示YH)が、変動アイコンh0めがけて飛んでいき、変動アイコンh0にぶつかっている。図195(かa16)では、変動アイコン変化アニメーションが終了し、アニメーション開始前までデフォルトの表示態様であった変動アイコンh0の表示態様が、図179(a)のNo.2に記した白点滅の表示態様に変化している。
なお、この例では、「変化」の予告アイコンYIそのものが、変動アイコンh0にぶつかっていると見てもよい。
図195(かa3−2)に示す例は、出現領域ASに同じ種類の予告アイコンYIが表示されている例である。ここでは、「変化」の予告アイコンYIが3つ表示されている。
図195(かa3−3)に示す例は、出現領域ASに異なる種類の予告アイコンYIが表示されている例である。ここでは、「赤変化」の予告アイコンYIと、「激アツ」の予告アイコンYIと、「SP」の予告アイコンYIが表示されている。なお、全部異なる種類に限らず、一部異なる種類であってもよい。例えば、「変化」の予告アイコンYIと、同じく「変化」の予告アイコンYIと、「SP」の予告アイコンYIが表示されていてもよい。
図195(かb)に示す例は、ストック領域SSに、同じ種類の予告アイコンYI(ここでは、「変化」の予告アイコンYI)が複数ストックされている例である。
図195(かb)に示す例は、ストック領域SSに、異なる種類の予告アイコンYI(が複数ストックされている例である。ここでは、「赤変化」の予告アイコンYIと、「激アツ」の予告アイコンYIと、「SP」の予告アイコンYIが表示されている。なお、全部異なる種類に限らず、一部異なる種類であってもよい。例えば、「変化」の予告アイコンYIと、同じく「変化」の予告アイコンYIと、「SP」の予告アイコンYIが表示されていてもよい。なお、図177(a)に示す「箱」の予告アイコンYIと、「赤箱」の予告アイコンYIと、「ボタン」の予告アイコンYIが、ストックされる場合があってもよいし、「箱」の予告アイコンYIと、同じく「箱」の予告アイコンYIと、「金箱」の予告アイコンYIが、ストックされる場合があってもよい。
図195(かd)、同図(かe)、同図(かf)それぞれに示す例はいずれも、出現領域ASに、図177(a)に示す中身が分からない箱形の予告アイコンYIが、複数表示されている例である。図195(かd)に示す例は、出現領域ASに、図177(a)に示す「箱」の予告アイコンYIが3つ表示されている例である。すなわち、同じ種類の箱形のアイコンが表示されている。図195(かe)に示す例は、出現領域ASに、「箱」の予告アイコンYIと、同じく「箱」の予告アイコンYIと、「赤箱」の予告アイコンYIが、表示されている例である。すなわち、同じ種類の箱形のアイコンと異なる種類の箱形のアイコンが組み合わされて表示されている。図195(かf)に示す例は、出現領域ASに、「箱」の予告アイコンYIと、「赤箱」の予告アイコンYIと、「金箱」の予告アイコンYIが、表示されている例である。すなわち、全て異なる種類の箱形のアイコンが表示されている。
ここで、図195(かa3−2)、(かa3−3)、(かd)、同図(かe)、同図(かf)に示す例は、ミニゲームが成功すれば、出現領域ASに表示されている予告アイコンYIが全て獲得できる例である。なお、ミニゲームが成功すれば、出現領域ASに表示されている予告アイコンYIのうちのいずれか1つまたは2つが獲得可能に構成されていてもよい。また、出現領域ASにおいて獲得可能な予告アイコンYIを順番に表示するルーレット予告が行われ、ミニゲームが開始される前/ミニゲームの実行中/ミニゲームが成功した後のいずれかにおいて、ルーレットが停止し、獲得可能な(または獲得する)予告アイコンが確定するように構成されていてもよい。
続いて、ストックしている一の予告アイコンを複数回使用する演出例について説明する。
図196は、ストックしている一の予告アイコンを複数回使用する演出例を段階的に示す図である。
図196(ア1−1)は、第1装飾図柄(第3図柄)が高速変動中であり、デフォルトの表示態様の第1保留アイコンh11が表示されている。この第1保留アイコンh11が表す第1保留が先読み予告の対象保留になる。また、変動アイコン表示領域CISの台座hs0には、デフォルトの表示態様の変動アイコンh0が表示されており、演出アイコン表示領域DISの右ベースアイコンbIrには何も表示されていない。
図196(ア2)では、その右ベースアイコンbIrにおいて、図179(b)に示すアイコン変化予告表示の出現アニメーションが開始され、煙のようなエフェクト画像EF12が表示されている。図196(ア3)では、アイコン変化予告表示の登場アニメーションが終了し、演出アイコン表示領域DISの右ベースアイコンbIrには、図179(b)に示すNo.16の「番長」のアイコン変化予告表示IYHが表示されている。アイコン変化予告表示は、予告アイコンYIを獲得することを予告したり、アイコンの表示態様が変化することを予告したりする。ここでの「番長」のアイコン変化予告表示IYHは、予告アイコンYIを獲得することを予告する表示であり、図196(ア4)では、アイコン変化予告表示IYHの番長のキャラクタが、「箱」の予告アイコンYIを獲得したことを報知し、同図(ア5)では、「箱」の予告アイコンYIが、ストック領域SSに表示されている。すなわち、この例では、ミニゲームを行わずに予告アイコンYIを獲得している。やがて、図196(ア6)に示すように、図柄変動表示が終了し、ハズレの装飾図柄の組み合せが停止表示された後、同図(ア7)では、先読み対象変動となる図柄変動表示が開始されている。
先読み対象変動となる図柄変動表示が開始されると、図196(ア8−1)に示すように、前回の図柄変動表示でストックされた予告アイコンYIが使用され、箱が閉じた表示態様である態様aの予告アイコンYIが、箱が開いた表示態様である態様dに変化し、箱の中から予告表示YHが飛び出すアニメーションが表示される。ここで出現した予告表示YHは、図177(b)に示すNo.6のデフォルト色の「変化」の予告表示であって、保留アイコンや変動アイコン等の表示態様が1段階変化されることを予告する表示である。
これまでの演出例では、予告アイコンYIが一回使用されて、箱が開いた表示態様である態様dに変化すると、そのまま消去されていたが、この演出例では、図196(ア9)に示すように、予告アイコンYIは、箱が開いた表示態様である態様dから箱が閉じた表示態様である態様aに変化し、消去されない。予告アイコンYIの箱が閉じた態様に戻ったことは、箱が開いた図柄変動表示内、すなわち、現在行われている先読み対象変動となる図柄変動表示内で、箱が再度開く可能性があることを予告していることになる。なお、予告アイコンYIの箱が閉じた態様に戻った場合であっても、箱が、再度開かない場合があってもよく、あるいは必ず再度開いてもよい。また、連続して開かなくても(すぐに開かなくても)、先読み対象変動となる図柄変動表示が継続している中で、開く場合がある。あるいは、先読み対象変動となる図柄変動表示に関係なく特定期間(例えば、連続する図柄変動表示を跨いだ特定期間)の間に、再度開く場合がある。さらには、ここでは、再度開くことを説明したが、再度開いた場合はまた閉じて、2回より多い回数、開く場合もある。
図196(ア10)では、予告アイコンYIから放出された「変化」の予告表示YHが使用され、これまでデフォルトの表示態様(第1表示態様)であった変動アイコンの表示態様が、白点滅の表示態様(第2表示態様)に変化している。
また、図196(ア11)では、一旦、閉じた表示態様である態様aに戻った予告アイコンYIが、再度、開いた表示態様である態様dに変化し、箱の中から2つ目になる予告表示YHが放出されている。ここで放出された予告表示YHは、図177(b)に示すNo.17の「リーチ」の予告表示であって、この「リーチ」の予告表示は、表示された図柄変動表示で、ノーマルリーチ以上、又はリーチ煽り演出が行われることを予告する表示である。このように、1回目(前回)の予告表示YHの種類とは異なる種類の予告表示が出現する場合もある。ただし、同じ種類の予告表示YHが連続して出現する場合もある。また、前回あるいは一回出現した種類と異なる種類の予告表示しか出現しないように構成されていてもよいし、1回目の予告表示YHの種類と同じ種類の予告表示しか出現しないように構成されていてもよい。なお、「リーチ」の予告表示によって、ノーマルリーチが行われることを予告してもよく、その場合「リーチ」の予告表示が行われると、該予告表示が表示された図柄変動表示において、ノーマルリーチが発生することが確定することとなる。
図196(ア12)では、予告アイコンYIは、再び、箱が閉じた表示態様である態様aに変化し、消去されない。また、予告表示YHは、出現後、或る定まった表示期間を経過すると消えるが(図196(ア13))、「リーチ」の予告表示YHであれば、リーチ演出が行われる場合には、リーチ演出が開始されるまで表示され続けてもよい。
やがて、図196(ア14)に示すように、リーチ演出が開始され、左図柄表示領域208aと右図柄表示領域208cそれぞれで「装飾6」が揺れ変動している。なお、本例では、「リーチ」の予告表示YHが出現した場合に、リーチ演出が必ず行われるが、「リーチ」の予告表示YHが出現したからといって、リーチ演出が必ず行われるわけではなく、「リーチ」の予告表示YHが出現してもリーチ演出が行われずに、図柄変動表示が終了する場合もあってもよい。図196(ア15)に示す第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面では、ノーマルリーチ演出の表示が開始されている。このノーマルリーチ演出中に、予告アイコンYIは、開いた表示態様である態様dにまた変化し、箱の中から3つ目になる予告表示YHが放出されている(図196(ア16))。ここで放出された予告表示YHは、図177(b)に示すNo.2のデフォルト色の「チャンス」の予告表示である。デフォルト色の「チャンス」の予告表示が、リーチ中に表示されると、当該変動で大当りする信頼度の上昇を予告する表示になる。ここでも、2回目(前回)の予告表示YHの種類とは異なる種類の予告表示が出現している。これは、すでにリーチ演出が開始されているため、再び「リーチ」の予告表示YHは出現させることができないからであり、このような事情がなければ、同じ種類の予告表示YHが出現してもよい。なお、リーチ演出の実行中において再び「リーチ」の予告表示YHが表示されてもよい。例えば、ノーマルリーチ中に再び「リーチ」の予告表示YHが表示された場合に、「リーチ」の予告表示YHが表示されることでスーパーリーチに発展することが予告されてもよく、その場合にスーパーリーチに必ず発展してもよく、スーパーリーチに発展する場合としない場合があってもよい。また、スーパーリーチBよりも大当りへの信頼度が低いスーパーリーチAの実行中に「リーチ」の予告表示YHが表示された場合に、スーパーリーチAからスーパーリーチBに発展することが予告されてもよく、その場合にスーパーリーチBに必ず発展してもよく、スーパーリーチBに発展する場合としない場合があってもよい。また、リーチ演出は、出現する予告表示が限定されていてもよい。なお、この例では、同一の予告アイコンYIから出てくる予告表示YHの数には上限が設けられており(例えば、最大5個まで)、その上限数までの範囲で予告表示YHが出現する。このように、上限が設けられてはいるが、同一の予告アイコンYIから出てくる予告表示YHの数が多ければ多いほど、あるいは、同一の予告アイコンYIから出てくる予告表示YHの種類が多ければ多いほど、大当りの信頼度が、高くてもよいし、逆に低くてもよいし、あるいは大当りの信頼度は数や種類に関係なくてもよい。なお、この例では、同一の予告アイコンYIから出てくる予告表示YHの上限数の方が予告アイコンYIの最大ストック数よりも多いように構成されているが、同じ数であってもよく、逆に予告アイコンYIの最大ストック数の方が同一の予告アイコンYIから出てくる予告表示YHの上限数よりも多いように構成されていてもよい。
図196(ア17)に示すように、この例では、3個目の予告表示YHを放出した予告アイコンYIは、閉じた表示態様である態様aに戻ることなく消えている。予告アイコンYIは、リーチ中に一回開くと必ず消えるように構成されていてもよい。あるいは、上限の個数まで予告表示YHを放出すると必ず消えるように構成されていてもよい。さらには、上限の個数まで予告表示YHを放出したとしても、消えずに表示され続けてもよい。これは、上限の個数まで予告表示YHを放出していなくても同じである。また、閉じた表示態様である態様aに戻って、再び開くことなく表示され続けてもよいし、開いた表示態様である態様bのまま表示され続けてもよい。
図196(ア18)では、ノーマルリーチ演出が終了し、中図柄表示領域208bに、「装飾6」ではない「装飾5」が揺れ変動している。すなわち、装飾図柄のハズレ図柄の組合せが揺れ変動している。
図196(ア19)では、「装飾6」−「装飾5」−「装飾6」の組合せのまま停止表示し、同図(ア20)では、確定表示される。青色の表示態様に変化した変動アイコンh0は、確定表示が開始されるまで表示され続けており、確定表示が開始されると消える。なお、変動アイコンh0の消えるタイミングは、確定表示前であってもよい。
ここで説明した例では、「リーチ」の予告表示YHが表示され、リーチ演出が行われることを予告し、実際にリーチ演出が開始されているが、リーチ演出が開始されない図柄変動表示よりも、リーチ演出が開始された図柄変動表示の方が、最終的に大当り図柄態様が確定表示されやすく、このことは、結果として、「リーチ」の予告表示YHが表示されない図柄変動表示よりも、「リーチ」の予告表示YHが表示された図柄変動表示の方が、最終的に大当り図柄態様が確定表示されやすいことになる。また、最初、図196(あ8−1)で「変化」の予告表示が放出され、2回目に同図(ア11)で「リーチ」の予告表示が放出されているが、この2回目に、「変化」の予告表示が放出されてもよいし、「変化」の予告表示と同じ種類の「赤変化」の予告表示(図177(b)に示すNo.7の予告表示)が放出されてもよい。
続いて、ストックされている同一の予告アイコンYIから、同じ種類の予告表示YHが複数放出される例について説明する。
図196(ア7)までは同じであり、先読み対象変動となる図柄変動表示が開始されると、図196(ア8−2−1)に示すように、ストックされている予告アイコンYIが使用され、箱が開いた表示態様である態様dに変化し、箱の中から予告表示YHが放出される。ここで放出された予告表示YHは、図177(b)に示すNo.27の「小判」の予告表示であり、この小判」の予告表示は、所定枚数(ここでは3枚)集めることができれば、スーパーリーチ演出あるいは図192(おa27)等に説明した千両箱役物の演出が行われることを予告する表示あるが、所定枚数を集めることができない場合もある。また、所定枚数を集めてもスーパーリーチ演出も千両箱役物の演出も行われない場合もある。ただし、1枚出現すれば、所定枚数必ず集めることができてもよいし、所定枚数集めれば、スーパーリーチ演出か千両箱役物の演出の少なくともどちらかの演出が必ず行われてもよい。「小判」の予告表示YHは、出現すると、第2装飾図柄表示の横の領域(小判ストック領域KS)にストック表示される(図196(ア8−2−2))。この小判ストック領域KSは、予告アイコンYIをストックするストック領域SS(図196(ア5)参照)とは異なる領域であって、これら2つの領域は一部も重なっていない。ただし、これら2つの領域は少なくとも一部が重なっていてもよく、全く同一の領域であってもよい。また、ストックされた予告アイコンYIとストックされた「小判」の予告表示YHも重ならないが、少なくとも一部が重なってよく、全部が重なることがあってもよい。
図196(ア8−2−2)に示すように、「小判」の予告表示YHを放出した予告アイコンYIは、閉じた表示態様である態様bに戻り、同図(ア8−2−3)では図柄変動表示が継続されている。なお、「小判」の予告表示YHは、一回の図柄変動表示に1枚しかストックすることができないように構成されていてもよい。
図196(ア8−2−4)では、一旦、閉じた表示態様である態様aに戻った予告アイコンYIが、再度、開いた表示態様である態様dに変化し、箱の中から2つ目になる予告表示YHが放出されている。ここで放出された予告表示YHは、「小判」の予告表示YHではなく、図177(b)に示すNo.7の「赤変化」の予告表示であって、この「赤変化」の予告表示は、保留アイコンや変動アイコン等の表示態様が2段階変化されることを予告する表示である。図196(ア8−2−5)では、予告アイコンYIは、再び、箱が閉じた表示態様である態様aに変化し、消去されない。また、「赤変化」の予告表示YHが使用され、これまでデフォルトの表示態様(第1表示態様)であった変動アイコンの表示態様が、青色の表示態様(第3表示態様)に変化している。
図196(ア8−2−6)では、予告アイコンYIが、開いた表示態様である態様dにまた変化し、箱の中から3つ目になる予告表示YHが放出されている。ここでは、「小判」の予告表示YHが2枚一気に放出されている。このように、予告表示YHは、1回の放出で複数個放出される場合もある。ただし、1回の放出で1個しか放出されないようにしてもよい。図196(ア8−2−7)では、これら2枚の「小判」の予告表示が、小判ストック領域KSにストック表示されており、図196(ア8−2−7)に示す小判ストック領域KSには、所定枚数となる3枚の「小判」の予告表示YHがストックされている。この例では、一つの予告アイコンYIから複数回(この例では2回)、「小判」の予告表示YHが放出されたが、一つの予告アイコンYIから1回しか「小判」の予告表示YHが放出されないように構成してもよい。また、一つの予告アイコンYIから「小判」の予告表示YHのみが放出されないように構成されてもよい。
図197は、ストックされている同一の予告アイコンYIから、同じ種類の予告表示YHが複数放出される例の続きと、その他の演出例を示す図である。
図196(ア8−2−7)から続く図197(ア8−2−8)では、小判ストック領域KSに、所定枚数となる3枚の「小判」の予告表示YHがストックされたことにより、これら3枚の「小判」の予告表示YHが使用されている。すなわち、所定枚数となる3枚の「小判」の予告表示YHが貯まった時点で即座に使用されている。ここでは、図177(b)に示すNo.28の「小判3枚」の予告表示YHの態様で、画面中央に比較的大きく再表示されている。No.28の「小判3枚」の予告表示YHは、スーパーリーチA、スーパーリーチB、VS剣豪リーチ、あるいは全員集合リーチ以上のスーパーリーチが行われることを予告する表示である。ただし、「小判3枚」の予告表示YHが表示されても、スーパーリーチ演出が行われない場合もあり、あるいは、「小判3枚」の予告表示YHが表示されると、スーパーリーチ演出が必ず行われてもよい。
なお、所定枚数となる3枚の「小判」の予告表示YHが貯まった時点で即座に使用されるのではなく、3枚の「小判」の予告表示YHをストックしたままの状態が継続した後で、使用されてもよい。また、「小判」の予告表示YHは、図柄変動表示を跨いでストックされることが可能であり、先読み対象の図柄変動表示までストック可能であるが、先読み対象の図柄変動表示までに3枚貯まらなかった場合には、先読み対象の図柄変動表示が終了する時点で、それまでストックされていた小判」の予告表示YHは、小判ストック領域KSから消去される。あるいは、3枚貯まらなくても別に使用される場合があってもよい。なお、「小判」の予告表示YHのストックは、図柄変動表示を跨がないように構成されていてもよく、その場合「小判」の予告表示YHがストックされた図柄変動表示が終了すると、「小判」の予告表示YHが消去されるように構成されている。
なお、図177(b)に示すNo.30の「キャラクタストック」の各予告表示(「殿」、「爺」、「姫」)についても、ここで説明した「小判」の予告表示と同様である。キャラクタの予告表示をストックする領域は、小判ストック領域KSとは別の領域として設けられていてもよいし、小判ストック領域KSと共通して設けられていてもよい。
図177(b)に示すNo.27の「小判」やNo.30の「キャラクタストック」の各アイコン(「殿」、「爺」、「姫」)は、予告表示YHとして表示された後に各ストック領域(小判ストック領域KSや不図示のキャラクタストック領域)にストックされることで、予告アイコンとして機能する。なお、予告アイコンYIから予告アイコンYIが放出され、その予告アイコンYIがストックされる場合があってもよい。すなわち、予告表示YHを介さず、予告アイコンYIのままストックされる場合があってもよい。
図197(ア8−2−9)では、「小判3枚」の予告表示YHが消え、リーチ演出が開始されてる。すなわち、左図柄表示領域208aと右図柄表示領域208cそれぞれで「装飾7」が揺れ変動している。そして、図197(ア8−2−10a)では、予告通り、VS剣豪リーチのスーパーリーチ演出が開始され、第1装飾図柄表示装置208Lには、主人公の吉宗と敵役の剣豪との決闘シーンのアニメーションが表示されている。スーパーリーチ演出が開始されても、ストック領域SSでは、予告アイコンYIのストック表示が継続しているが、スーパーリーチ演出が開始されると、消えてもよい。
スーパーリーチ演出中の図197(ア8−2−11)でも、予告アイコンYIが、開いた表示態様である態様dにまた変化し、箱の中から予告表示YHが放出されている。ここで放出された予告表示YHは、図177(b)に示すNo.4の「激アツ」の予告表示である。リーチ演出が開始された後に表示された「激アツ」の予告表示は、現在行われている図柄変動表示での大当りの信頼度をかなり上昇させる通常予告の一種に相当する。
図197(ア8−2−12)では、予告アイコンYIは、閉じた表示態様である態様aに戻ることなく消えているが、「激アツ」の予告表示YHは表示されている。しかしながら、この例では、図197(ア8−2−13)を経て、同図(ア8−2−14)に示す第1装飾図柄表示装置208Lには、吉宗が敗北したシーンとともに、中図柄としての「装飾6」が大きく表示されており、その後、「装飾7」−「装飾6」−「装飾7」のハズレの装飾図柄の組合せが確定表示される。
図197(ア8−2−10b1)〜同図(ア8−2−10b11)は、スーパーリーチ演出中のワイプ演出を跨いで予告アイコンYIが使用される例を示す図である。
図197(ア8−2−9)までは同じであり、図197(ア8−2−10b1)も図197(ア8−2−10a)と同じ状態である。続く図197(ア8−2−10b2)に示す第1装飾図柄表示装置208Lには、吉宗が敗北したシーンとともに、中図柄としての「装飾6」が大きく表示されているが、ストック領域SSには、閉じた態様の予告アイコンYIが依然としてストック表示されている。
図197(ア8−2−10b3)では、ワイプ演出が開始され、同図(ア8−2−10b4)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面が一旦、無模様同一色のワイプ表示になる。このワイプ表示では、変動アイコンh0が消えるとともに、ストック表示されていた予告アイコンYIも消えるが、第2装飾図柄と、第2保留数表示は表示されている。また、左隅には機種タイトルが表示されている。図197(ア8−2−10b5)では、ワイプアウトし始め、徐々に、奥の表示が見え始めている。ここでは、揺れ変動している第1装飾図柄(「装飾7」−「装飾6」−「装飾7」)が見え始めている。続く図197(ア8−2−10b6)では、ストック領域SSに表示されている予告アイコンYIの下半分が見え始めている。遊技者は、ここで予告アイコンYIが見え始めたことにより、ワイプアウト完了後(ワイプ演出終了後)に、予告アイコンYIからさらに予告表示YHが放出されたり、図190(え10)に示したような予告アイコンYI自体の昇格を期待する。なお、ワイプアウトの段階で、予告アイコンYIが消えたままになり、再表示されない場合もある。なお、ワイプ演出の実行中もストック表示されている予告アイコンYIが表示されていてもよい。また、ワイプ演出の実行中にストック表示されている予告アイコンYIが使用され、予告表示YHが放出される場合があってもよいが、ワイプ演出の実行中に予告アイコンYIのストック表示の有無に問わず、予告アイコンが使用されないように構成されていてもよい。さらに、ここで説明した予告アイコンYIは1回以上使用されている予告アイコンYIであったが、未使用の予告アイコンYI(例えば、図180(あ11)等における予告アイコンYI)についても同様である(以下においても同じ)。
図197(ア8−2−10b7)では、ワイプアウトし、背景が通常背景に戻っているが、変動アイコンh0は、第3表示態様(青色)のままである。また、第1装飾図柄では、「装飾7」−「装飾6」−「装飾7」の組み合わせが揺れ変動している。さらに、ストック領域SSには、閉じた態様の予告アイコンYIが表示されている。なお、予告アイコンYI自体の昇格は生じていないが、例えば、「箱」の種類から「赤箱」の種類に昇格していることがあってもよい。
図197(ア8−2−10b8)では、予告アイコンYIが、開いた表示態様である態様dにまた変化し、箱の中から予告表示YHが放出されている。ここで放出された予告表示YHは、図177(b)に示すNo.5の「鉄板」の予告表示である。この「鉄板」の予告表示は、先読み対象の図柄変動表示、すなわち現在行われている図柄変動表示で、大当りが確定していることを予告する表示である。なお、ここで「変化」の予告表示が放出され、変動アイコンYIが1段階昇格し、後述する復活演出へとつながる場合があってもよい。あるいは、デフォルトの表示態様の変動アイコンであっても、「赤変化」の予告表示が放出されて、後述する復活演出へとつながる場合があってもよい。さらに、揺れ変同時における予告表示の放出は大当り確定になってもよい。
図197(ア8−2−10b9)では、予告アイコンYIは、閉じた表示態様である態様aに戻ることなく消えているが、「鉄板」の予告表示YHは表示されている。図197(ア8−2−10b10)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、復活演出が開始され、同図(ア8−2−10b11)では、「装飾7」−「装飾7」−「装飾7」の大当りの装飾図柄の組合せが揺れ表示されている。その後、この組合せのまま確定表示される。
なお、予告アイコンYIは、次変動に持ち越される場合があってもよい。また、この例のように予告アイコンがワイプ演出を跨いで表示されていても、予告アイコンが使用されずに、当該図柄変動表示終了時に非表示になる場合があってもよい。さらには、大当り演出や大当り終了後の遊技状態へ、予告アイコンYIが持ち越される場合があってもよいし、このような持ち越しは禁止してもよい。上述の如く、以上のことも、未使用の予告アイコンYI(例えば、図180(あ11)等における予告アイコンYI)についても同様である。
図197(ア1−2−1)〜同図(ア1−2−6)は、スーパーリーチ演出中のワイプ演出を跨いで予告アイコンYIが使用される他の例を示す図である。
図197(ア1−2−1)は、図196(ア1−1)と同じく、第1装飾図柄(第3図柄)が高速変動中であり、デフォルトの表示態様の第1保留アイコンh11が表示されている。この第1保留アイコンh11が表す第1保留が先読み予告の対象保留になる。また、変動アイコン表示領域CISの台座hs0には、デフォルトの表示態様の変動アイコンh0が表示されており、演出アイコン表示領域DISの右ベースアイコンbIrには何も表示されていない。
この後、図196(ア2)〜同図(ア7)および図196(ア8−2−1)〜同図(ア8−2−11)に示す演出と同じ演出が行われ、図197(ア1−2−2)では、図197(ア8−2−10b1)に示す状態と同じ状態である。その後、図197(ア8−2−10b2)に示す状態と同じ状態を経て、ワイプ演出が開始されている(図197(ア1−2−3))。ここでのワイプ演出は、図197(ア8−2−10b3)〜図197(ア8−2−10b6)に示したワイプ演出と同じである。
図197(ア1−2−4)では、ワイプ演出が終了し、背景が通常背景に戻っているが、変動アイコンh0は、第3表示態様(青色)のままである。また、第1装飾図柄では、「装飾7」−「装飾6」−「装飾7」の組合せが揺れ変動している。さらに、ストック領域SSには、閉じた態様の予告アイコンYIが表示されている。なお、予告アイコンYIは、ワイプアウトの段階で、消えたままになり、次変動が開始されると再表示されたり、あるいは大当り遊技中に再表示される場合があってもよい。なお、大当り遊技中に表示された予告アイコンYIは、使用が禁止されたり、あるいは図柄変動表示中と同じように使用されてもよい。また、そもそも、大当り遊技中は、予告アイコンYIの表示を規制(禁止)し、表示されないようにしてもよい。
図197(ア1−2−5)では、予告アイコンYIが、開いた表示態様である態様dに変化し、箱の中から予告表示YHが放出されている。ここで放出された予告表示YHは、「赤変化」の予告表示である。ここでの「赤変化」の予告表示は、図177(b)に示すNo.7の「赤変化」の予告表示とは異なり、自身の表示態様と同じ表示態様まで変化させることを予告する表示である。
図197(1−2−6)では、変動アイコンh0の表示態様に変化はなく、保留アイコンh11の表示態様が、「赤変化」の予告表示の表示態様と同じ表示態様(第5表示態様である赤色の表示態様)に変化している。すなわち、ここでは4段階昇格したことになる。この例では、復活演出が行われることなく、このまま、「装飾7」−「装飾6」−「装飾7」のハズレの装飾図柄の組合せが確定表示される。
この例によれば、先読み対象の図柄変動表示であった現在の図柄変動表示ではなく、さらなる先読み予告として、予告アイコンYIが用いられたことになる。現在の図柄変動表示よりも後ろの図柄変動表示の方が、先読みの結果、大当りの期待度が高い場合(例えば、変動時間の長い変動であればよく、大当り変動であってもハズレ変動であってもよい)には、この例のようになる場合がある。この例では、ハズレとなった第3表示態様(「青色」の表示態様)の変動アイコン(図197(1−2−6)参照)よりも、上の表示態様(ここでは第5表示態様)に保留アイコンh11の表示態様を変化させている。ただし、ハズレとなる変動アイコンの表示態様と同等の表示態様(第3表示態様)に、保留アイコンの表示態様を変化させる場合があってもよく、あるいは、ハズレとなる変動アイコンの表示態様よりも下の表示態様(例えば、第2表示態様)に、保留アイコンの表示態様を変化させる場合があってもよい。また、ハズレ変動の変動アイコンが、第3表示態様以上の場合に、この例のようになる場合があってもよいし、第3表示態様以下の場合に、この例のようになる場合があってもよく、さらには、ハズレ変動の変動アイコンの表示態様に関係なく、この例のようになる場合があってもよい。また、先読み予告は保留アイコンの表示態様変化に限らず、他の先読み予告が予告されてもよい(例えば、チャンス目、先読み背景変化(赤ステージチェンジ)等)。
なお、ここでは「赤変化」の予告表示が放出されているが、「変化」の予告表示が放出される場合があってもよい。また、変動アイコンh0の表示態様よりも上(例えば、一段又は複数段)上の表示態様(例えば、この例では青よりも一段上の緑)に変化することを予告する予告表示が放出されてもよい。
図198は、複数の予告アイコンYIがストックされた例を段階的に示す図である。
図198(ア1−3−1)は、第1装飾図柄(第3図柄)が高速変動中であり、第1保留アイコンh11および第2保留アイコンh12が表示されている。これらの保留アイコンh11,12はともに、デフォルトの表示態様である。また、デフォルトの表示態様の変動アイコンh0も表示されている。なお、演出アイコン表示領域DISの右ベースアイコンbIrには何も表示されていない。
この後、保留が消化され、特図の保留がなくなった状態における図柄変動表示中の様子を表す図198(ア1−3−2)では、ストック領域SSに、2つの予告アイコンYIがストックさている。図198(ア1−3−3)では、先にストックされた1個目の予告アイコンYIが使用され、1個目の予告アイコンYIは、箱が開いた表示態様である態様dに変化し、箱の中から「赤変化」の予告表示YHが放出されている。図198(ア1−3−4)では、予告アイコンYIは、箱が閉じた態様aに戻っている、また、「赤変化」の予告表示YHが使用され、変動アイコンh0の表示態様が、第3表示態様(「青色」の表示態様)に変化している。
続いて、図198(ア1−3−5)では、後にストックされた2個目の予告アイコンYIが使用され、2個目の予告アイコンYIは、箱が開いた表示態様である態様dに変化し、箱の中から「リーチ」の予告表示YHが放出されている。図198(ア1−3−6)では、2個目の予告アイコンYIは消え、「リーチ」の予告表示YHが表示されており、同図(ア1−3−7)では、「リーチ」の予告表示YHが消え、リーチ演出が開始され、左図柄表示領域208aと右図柄表示領域208cそれぞれで「装飾6」が揺れ変動している。図198(ア1−3−8)に示す第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面では、ノーマルリーチ演出の表示が開始されている。このノーマルリーチ演出中に、残った予告アイコンYIは、開いた表示態様に再び変化し、箱の中から2つ目になる予告表示YHが放出されている(図198(ア1−3−9))。ここで放出された予告表示YHは、デフォルト色の「チャンス」の予告表示である。図198(ア1−3−10)では、1個目の予告アイコンYIも消え、「チャンス」の予告表示YHが表示されている。
図198(ア1−3−11)では、ノーマルリーチ演出が終了し、中図柄表示領域208bに、「装飾6」ではない「装飾5」が揺れ変動している。すなわち、装飾図柄のハズレ図柄の組合せが揺れ変動しており、その後、確定表示される。
以上説明した例では、ストック順に予告アイコンYIが使用されたが、ストック順によらずに予告アイコンYIが使用されてもよい。また、予告アイコンYIの使用回数が、先にストックされた予告アイコンYIは2回であったのに対して、後からストックされた予告アイコンYIは1回のみであった。このように、予告アイコンYIによって使用回数が異なってもよいが、同じであってもよい。なお、予告アイコンYIの使用回数が同じ場合に、予告アイコンが1個ストックされてから、複数の予告アイコンの全てが使用されるまでの期間において使用回数が同じであってもよい。例えば、先にストックされた予告アイコンが2回使用された場合には、後にストックされた予告アイコンも2回使用され、先にストックされた予告アイコンが3回使用された場合には、後にストックされた予告アイコンも3回使用される。このように、他のアイコンの使用回数に合わせてもよい。また、使用回数が予め定められていてもよい。この場合には、何個ストックされても、どの予告アイコンも予め定められた回数だけ必ず使用される。さらに、先にストックされた予告アイコンYIの方が後にストックされた予告アイコンYIよりも予告アイコンYIの使用回数が多いように構成されていてもよく、逆に少ないように構成されていてもよい。
また、最大使用回数が、予め定められていてもよいし、変化してもよい。最大使用回数が変化する場合には、遊技状態(通常状態、電サポ状態(時短状態)、確変状態))によって変化してもよいし、或る先読みゾーンの状態では最大使用回数が増加してもよい。また、或る遊技状態(例えば、通常状態。ただし、電サポ状態(時短状態)であってもよいし、確変状態であってもよい)では、予告アイコンがストックされないようにしてもよい。
図198(ア1−4−1)〜同図(ア1−4−11)は、複数の予告アイコンYIがストックされた他の例を段階的に示す図である。
図198(ア1−4−1)〜同図(ア1−4−4)は、同図(ア1−3−1)〜同図(ア1−3−4)と同じ状態であり、図198(ア1−4−5)では、先にストックされた1個目の予告アイコンYIが連続して使用されている。この結果、「リーチ」の予告表示YHが放出されている。図198(ア1−4−6)では、連続して使用された1個目の予告アイコンYIは消え、「リーチ」の予告表示YHが表示されており、同図(ア1−4−7)では、「リーチ」の予告表示YHが消え、リーチ演出が開始されている。図198(ア1−4−8)に示す第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面では、ノーマルリーチ演出の表示が開始されており、このノーマルリーチ演出中に、これまで使用されていなっかた、後からストックされた2個目の予告アイコンYIが使用され、デフォルト色の「チャンス」の予告表示YHが放出される(図198(ア1−4−9))。図198(ア1−4−10)では、残っていた予告アイコンYIも消え、「チャンス」の予告表示YHが表示されている。
図198(ア1−4−11)では、ノーマルリーチ演出が終了し、装飾図柄のハズレ図柄の組合せが揺れ変動しており、その後、確定表示される。
この例のように、ストック順に予告アイコンYIが消えていってもよい。すなわち、先にストックされた予告アイコンYIを使い切ったら、次にストックされた予告アイコンYIの使用が開始されるように構成されていてもよい。
図199は、予告アイコンYIから放出される予告表示YHが、放出前から分かる状態で、その予告アイコンYIが複数回使用される例を示す図である。
図199(イa1)〜図199(イa3)は、図196(ア1−1)〜図196(ア3)と同じ状態であり、図199(イa4)では、演出アイコン表示領域DISの右ベースアイコンbIrに、「番長」のアイコン変化予告表示IYHが表示されている。ここでの「番長」のアイコン変化予告表示IYHも、予告アイコンYIを獲得することを予告する表示であるが、図195を用いて説明した演出例と同じく、図177(b)に示すNo.6の「変化」の予告アイコンYIが表示されている。すなわち、「番長」のアイコン変化予告表示IYHは、図177(b)に示すNo.6の「変化」の予告アイコンYIを獲得したことを表示しており、遊技者は、その表示を見るだけで(文字を読み取るだけで)、予告アイコンから放出される予告表示YHが「変化」の予告表示であることを認識する。
図199(イa5)では、「変化」の予告アイコンYIが、ストック領域SSに移動し、同図(イa6)では、そのストック領域SSに表示されている。やがて、図199(イa7)に示すように、図柄変動表示が終了し、ハズレの装飾図柄の組み合せが停止表示された後、同図(イa8)では、先読み対象変動となる図柄変動表示が開始されている。
先読み対象変動となる図柄変動表示が開始されると、図180を用いて説明したような通常予告としての会話予告が開始される。詳しい説明は、これまでの説明に譲り、ここでは簡単に説明すると、図199(イa9)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、殿様の会話画像CI1が、中央領域に表示されている。この、殿様の会話画像CI1の表示は、ストック表示されている予告アイコンYIにはオーバーラップせず、予告アイコンYIの方が手前に表示されている。図199(イa10)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、会話予告が更新され、ボタン画像136aと残時間表示メータMTとによって構成された操作促進報知画像が表示された爺の会話画像CI2が表示されている。なお、図199(イa10)に示すタイミングでは、操作有効期間は開始されておらず、チャンスボタン136が操作されてもこれに応じた表示は行われない。また、爺の会話画像CI2は、ストック表示されている予告アイコンYIからズレた位置に表示されており、両者は重なっていない。
やがて、操作有効期間が開始され、図199(イa11)に示す残時間表示メータMTは、上記操作有効期間が開始してある程度の時間が経過したときの表示態様で示されている。
図199(イa12)のタイミングは、上記操作有効期間内であり、このタイミングで、遊技者がチャンスボタン136を操作する。図199(イa13)では、チャンスボタン136が上記操作有効期間内に操作されたことに応じて、爺の会話画像CI2が、操作促進報知画像から、リーチ演出が開始されることを予告する「リーチじゃ!」の文字表示に変化している。なお、「リーチじゃ!」といった予告の文字表示は、チャンスボタン136が操作されたことを条件に表示されるものであってもよいし、チャンスボタン136が操作されることなく操作有効期間が経過した場合にも表示されるものであってもよい。
また、「リーチじゃ!」の文字表示に変化した爺の会話画像CI2が表示されている状態で、変動アイコン変化アニメーションが開始される。すなわち、図199(イa14)に示すように、「変化」の予告アイコンYIに、これから予告アイコンYIが使用されることを報知するエフェクト画像EF11が付加されている。図199(イa15)では、ストック領域SSから光の玉が変動アイコンh0めがけて飛んでいき、変動アイコンh0にぶつかっている。光の玉がぶつかった変動アイコンh0は、第2表示態様(白点滅の表示態様)に変化している。
図199(イa15)のストック領域SSに表示されている「変化」の表示は、予告表示YHに相当し、同図(イa16)では、「変化」の予告表示YHが図177(b)に示す態様bに変化している。すなわち、使用されたことを表す態様に変化している。なお、態様bの間は、予告表示YHであることから、予告アイコンYIとしての使用はできない。
図199(イa17)では、態様bの予告表示YHから予告アイコンYIに変化しており、再度の使用が可能になっている。図199(イa18)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、殿様の会話画像CI1及び爺の会話画像CI2が消去されて会話予告が終了し、第1装飾図柄が視認容易になっている。
図199(イa19)では、リーチ演出が開始され、左図柄表示領域208aと右図柄表示領域208cそれぞれで「装飾6」が揺れ変動している。図199(イa20)に示す第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面では、ノーマルリーチ演出の表示が開始されている。このノーマルリーチ演出中に、変動アイコン変化アニメーションが開始され、予告アイコンYIには、エフェクト画像EF11が再び付加され(図199(イa21))、図199(イa22)では、ストック領域SSから光の玉が変動アイコンh0めがけて飛んでいき、変動アイコンh0にぶつかっている。光の玉がぶつかった変動アイコンh0は、今度は、第3表示態様(青色の表示態様)に変化している。
図199(イa22)のストック領域SSに表示されている「変化」の表示は、予告表示YHに相当し、同図(イa23)では、「変化」の予告表示YHが図177(b)に示す態様bに再び変化しているが、同図(イa24)では、予告アイコンYIに戻っており、再度の使用が可能になっている。また、この図199(イa24)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、スーパーリーチ発展演出が表示され、続く同図(イa25)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、VS剣豪リーチのスーパーリーチ演出が開始され、敵役の剣豪の画像が大きく表示されている。そして、図199(イa26)に示す第1装飾図柄表示装置208Lには、主人公の吉宗と敵役の剣豪との決闘シーンのアニメーションが表示されている。スーパーリーチ演出が開始されても、変動アイコンh0は表示されており、ストック領域SSには予告アイコンYIがストック表示されている。図199(イa27)に示すように、決闘シーンのアニメーションの途中で、変動アイコン変化アニメーションが開始され、予告アイコンYIに、エフェクト画像EF11がまた付加され、図199(イa28)では、ストック領域SSから光の玉が変動アイコンh0めがけて飛んでいき、変動アイコンh0にぶつかっている。
図200は、図199から続く演出例等を示す図である。
図199(イa28)から続く図200(イa29)では、変動アイコン変化アニメーションの中で、光の玉がぶつかった変動アイコンh0が、第4表示態様(緑色の表示態様)に変化している。また、「変化」の予告表示YHが態様bにまた変化しているが、図200(イa30)では、予告アイコンYIに戻っており、使用可能になっている。
図200(イa31)に示す第1装飾図柄表示装置208Lには、吉宗が敗北したシーンとともに、中図柄としての「装飾5」が大きく表示されているが、ストック領域SSには、予告アイコンYIが依然としてストック表示されている。
そして、ここでもワイプ演出が開始され(図200(イa32))、同図(イa33)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面が一旦、無模様同一色のワイプ表示になる。このワイプ表示では、変動アイコンh0が消えるとともに、ストック表示されていた予告表示YHも消える。図200(イa34)では、ワイプアウトし始め、徐々に、奥の表示が見え始めている。ここでは、揺れ変動している第1装飾図柄(「装飾6」−「装飾5」−「装飾6」)が見え始めている。続く図200(イa35)では、ストック領域SSに表示されている予告アイコンYIの下半分が見え始めている。
図200(イa36)では、ワイプアウトし、背景が通常背景に戻っているが、変動アイコンh0は、第4表示態様(緑色)のままである。また、第1装飾図柄では、「装飾6」−「装飾5」−「装飾6」の組合せが揺れ変動している。さらに、ストック領域SSには、予告アイコンYIが表示されている。
図200(イa37)では、予告アイコンYIが消えている。なお、予告アイコンYIは、ワイプ演出前に消える場合があってもよいし、ワイプアウトの段階で消えたままになりそのまま再表示されない場合があってもよいし、ワイプ演出の終了と同時に消える場合があってもよいし、スーパーリーチ演出が終了するまで消えない場合があってもよいし、確定表示されるまで消えない場合があってもよい。なお、ワイプ演出の実行中もストック表示されている予告アイコンYIが表示されていてもよい。また、ワイプ演出の実行中にストック表示されている予告アイコンYIが使用され、予告表示YHが放出される場合があってもよいが、ワイプ演出の実行中に予告アイコンYIのストック表示の有無に問わず、予告アイコンが使用されないように構成されていてもよい。
図200(イa38)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄が、「装飾6」−「装飾5」−「装飾6」の組合せで確定表示されている。
続いて、複数の予告アイコンYIがストックされる例について説明する。
図199(イa6)までは同じであり、その後、図柄変動表示が終了する前までに、図177(b)に示すNo.21の「ボタン」の予告アイコンYIと、No.17の「リーチ」の予告アイコンYIを連続してストックした後、図199(イb1)に示すように、図柄変動表示が終了し、ハズレの装飾図柄の組み合せが停止表示される。その後、図199(イb2)に示すように、先読み対象変動となる図柄変動表示が開始される。この例では、表示を見るだけ、あるいは文字を読み取るだけで、予告アイコンから放出される予告表示YHが何なのかを認識することができる複数の予告アイコンを、次変動(先読み対象変動となる図柄変動表示)に持ち越している。
先読み対象変動となる図柄変動表示では、図199(イa9)〜同図(イa17)等、これまで何度も説明してきた会話予告と同じ会話予告が開始される(図200(イb3))。ここでは、会話予告の説明は、必要最小限にし、ストックされている予告アイコンYIについての説明を行う。図200(イb4)では、「変化」の予告アイコンYIと、「ボタン」の予告アイコンYIと、「リーチ」の予告アイコンYIの3つの予告アイコンYIのうち、「ボタン」の予告アイコンYIと、「リーチ」の予告アイコンYIそれぞれに、これから予告アイコンYIが使用されることを報知するエフェクト画像EF11が付加されている。図200(イb5)では、それぞれからエフェクト画像EF11が消え、態様bの「ボタン」の予告表示YHになるとともに、同じく態様bの「リーチ」の予告表示YHになる。ここで、ストック領域SSでは、互いの態様bの丸印が一部重なり合っているが、重ならないように表示されてもよい。また、ストックされた順番が早い方が、遅い方にオーバーラップされてもよいし、その逆に、遅い方が、早い方にオーバーラップされてもよい。図200(イb5)では、「ボタン」の予告表示が使用されたことから、会話予告の中で、ボタン演出が実行される。すなわち、ボタン画像136aと残時間表示メータMTとによって構成された操作促進報知画像が表示されている。図200(イb6)では、「ボタン」の予告表示YHも、「リーチ」の予告表示YHも、予告アイコンYIに戻っており、再度の使用が可能になっている。
そして、操作有効期間内に、チャンスボタン136が操作される(図200(イb7)。すると、操作促進報知画像から、「リーチ」の予告表示が使用されたことから、リーチ演出が開始されることを予告する「リーチじゃ!」の文字表示に変化している。
会話予告が終了すると、図200(イb10)では、第1装飾図柄において左図柄の第1停止が行われている。第1停止が行われると、「リーチ」の予告アイコンYIにエフェクト画像EF11が付加されている。なお、このエフェクト画像EF11は「リーチ」の予告アイコンYIに、第1停止が行われる前に付加されてもよいし、第1停止が行われるのと同時に付加されてもよいし、第1停止が行われるた後、第2停止が行われる前(すなわちリーチ状態発生前)に付加されてもよい。図200(イb11)では、エフェクト画像EF11が消え、態様bの「リーチ」の予告表示YHになっている。図200(イb12)では、第1装飾図柄において右図柄の第2停止が行われ、リーチ状態になっている。ている。
リーチ状態になると、今度は、変動アイコン変化アニメーションが開始され、図200(イb13)に示すように、「変化」の予告アイコンYIにエフェクト画像EF11が付加されている。そして、図200(イb14)では、光の玉が変動アイコンh0めがけて飛んでいき、変動アイコンh0にぶつかり、同図(イb15)では、光の玉がぶつかった変動アイコンh0が、第2表示態様(白点滅の表示態様)に変化している。また、「変化」の予告表示YHが態様bにまた変化しているが、図200(イa16)では、予告アイコンYIに戻っており、使用可能になっている。
図200(イb17)に示す第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面では、ノーマルリーチ演出の表示が開始されている。このノーマルリーチ演出中に、変動アイコン変化アニメーションがまた開始され、「変化」の予告アイコンYIにエフェクト画像EF11が再び付加されている(図199(イb18))。
図201は、複数の予告アイコンYIがストックされる例の続きを示す図である。
図200(イb18)から続く図201(イb19)では、光の玉が変動アイコンh0めがけて飛んでいき、変動アイコンh0にぶつかり、同図(イb20)では、光の玉がぶつかった変動アイコンh0が、第3表示態様(青色の表示態様)に変化している。また、「変化」の予告表示YHが態様bにまた変化しているが、図201(イb21)では、予告アイコンYIに戻っており、使用可能になっている。また、この図201(イb21)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、スーパーリーチ発展演出が表示され、続く同図(イb22)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、VS剣豪リーチのスーパーリーチ演出が開始され、敵役の剣豪の画像が大きく表示されている。そして、図201(イb23)に示す第1装飾図柄表示装置208Lには、主人公の吉宗と敵役の剣豪との決闘シーンのアニメーションが表示されている。スーパーリーチ演出が開始されても、変動アイコンh0は表示されており、ストック領域SSには依然として3つの予告アイコンYIがストック表示されている。図201(イb24)に示すように、決闘シーンのアニメーションの途中で、「ボタン」の予告アイコンYIにエフェクト画像EF11が付加されており、続く図201(イb25)では、第1装飾図柄表示装置208Lに、チャンスボタン136を模したボタン画像136aと、操作有効期間の残時間を表す残時間表示メータMTとによって構成されている操作促進報知画像が表示されている。なお、図201(イb25)に示すタイミングでは、操作有効期間は開始されておらず、ボタン操作されてもこれに応じた表示は行われない。また、「ボタン」の予告表示YHが態様bにまた変化しているが、その後に、予告アイコンYIに戻り、使用可能になっている。やがて、ボタン演出が開始となって、操作有効期間が開始される(図201(イb26))。図201(イb27)に示す残時間表示メータMTは、上記操作有効期間が開始して少し時間が経過したときの表示態様で示されている。
図201(イb28)のタイミングは、上記操作有効期間内であり、このタイミングで、遊技者がチャンスボタン136を操作する。ここでのボタン操作は、図118(32)に示す殿様のカットイン画像CI3が出現するか否かを占う操作であり、この例では、殿様のカットイン画像CI3は出現せず、決闘シーンのアニメーションが進行するに留まる(図201(イb29)〜同図(イb31)。なお、ボタン操作に応じて、変動アイコン変化アニメーションが開始され、「変化」の予告アイコンYIにエフェクト画像EF11が付加され、変動アイコンの表示態様が変化する場合があってもよい。
図201(イb32)では、「ボタン」の予告アイコンYIにエフェクト画像EF11が再び付加されており、続く図201(イb33)では、第1装飾図柄表示装置208Lに、チャンスボタン136を模したボタン画像136aと、操作有効期間の残時間を表す残時間表示メータMTとによって構成されている操作促進報知画像が表示されている。やがて、ボタン演出が開始となって、操作有効期間が開始され、図201(イb34)に示す残時間表示メータMTは、上記操作有効期間が開始して少し時間が経過したときの表示態様で示されている。また、「ボタン」の予告表示YHが態様bにまた変化しているが(図201(イb33))、その後に、予告アイコンYIに戻り、使用可能になっている。
図201(イb35)のタイミングは、上記操作有効期間内であり、このタイミングで、遊技者がチャンスボタン136を操作する。こでのボタン演出は、最終ジャッジ演出であり、図201(イb36)に示す第1装飾図柄表示装置208Lには、吉宗が敗北したシーンとともに、中図柄としての「装飾5」が大きく表示されている。この後、第1装飾図柄表示装置208Lには、図200(イa32)以降で行われるワイプ演出が行われ、同図(イa37)のように予告アイコンYIが消去された後に、「装飾6」−「装飾5」−「装飾6」のハズレの装飾図柄の組み合わせが確定表示される。
なお、図201(イb36)に示す最終ジャッジ画面の表示は、チャンスボタン136が操作されたことを条件に実行されてもよいし、チャンスボタン136が操作されることなく操作有効期間が経過した場合にも実行されてもよい。
図202は、予告アイコンストック用のルーレット演出の例を段階的に示す図である。
図202(ウ1)に示す状態は、特図の保留がない状態であり、第1装飾図柄表示装置208Lでは、装飾図柄の変動表示が行われていない。また、図202(ウ1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lにおける、演出アイコン表示領域DISの右ベースアイコンbIrには、予告アイコンストック用のルーレットRLTが設けられている。このルーレットRLTは左と右の領域に分かれており、左側の領域には、図177(b)に示す各種の予告アイコンYIのうちのいずれか一つの予告アイコンYIの名称(アイコン名)が止まる。一方、右側の領域には、バツマーク、クエスチョンマーク、ビックリマークのいずれかが止まる。また、左側の領域にしても右側の領域にしても、複数の領域の色(例えば、白、青、緑、赤、金)が用意されており、アイコン名とマーク(記号)を組み合わせて使用される。図202(ウ1)に示すルーレット表示RLTには、左領域に、緑背景に「変化」のアイコン名が表示され、右領域に、白背景にバツマークが表示されており、この組み合わせでは、予告アイコンYIを獲得することはできない。すなわち、バツマークが表示された場合は、予告アイコンを獲得することができない。
その後、図51や図92に示す特図1始動口230に入球があり、図202(ウ2)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、中央領域の第1装飾図柄は停止表示したままであるが、左上の第2装飾図柄では、変動表示が開始されている。また、変動アイコン表示領域CISの台座hs0では、変動アイコンの増加アニメーションが開始され、図202(ウ3)に示す台座hs0には、デフィルトの表示態様の変動アイコンh0が表示されている。
図柄変動表示が開始されると、予告アイコンストック用のルーレットRLTでもルーレット表示(変動表示)が開始される(図202(ウ4))。ここでは、第1装飾図柄の変動表示の開始前にルーレット表示が開始されているが、ルーレット表示の開始は、第1装飾図柄の変動表示の開始と同時であってもよいし、第1装飾図柄の変動表示の開始後であってもよい。
図202(ウ5)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、中央領域において、第1装飾図柄の変動表示が開始される。第1装飾図柄の変動表示が開始された後、ルーレットRLTの左領域の変動表示が停止し、緑背景に「リーチ」のアイコン名が表示されている(図202(ウ5))。一方、右領域の変動表示は継続している。やがて、図202(ウ7−1)に示すように、右領域の変動表示も停止し、緑背景にクエスチョンマークが表示されている。この組み合わせは、「リーチ?」という予告アイコンを獲得することができ、図202(ウ8)に示すストック領域SSには、「リーチ?」の予告アイコンYIがストックされている。「リーチ?」の予告アイコンYIは、リーチ演出が行われるかもしれない程度の弱予告のアイコンであり、「リーチ」の予告アイコンYIが使用された場合よりもリーチ演出が行われない場合が多い。
なお、「リーチ?」の予告アイコンYIが獲得されると、ルーレットRLTの表示を消してもよいが、この例では、表示し続けている。なお、この例では、ルーレットRLTの表示が左領域および右領域の変動表示が停止された状態で図柄変動表示を跨いでいるが、ルーレットRLTの表示が左領域および/または右領域の変動表示が行われた状態で図柄変動表示を跨いでもよい。また、図柄の停止表示中は、RLTの表示(左領域および/または右領域の変動表示が行われている状態や左領域および/または右領域の変動表示が停止されている状態)が表示されないように構成されていてもよい。
図202(ウ9−1)では、第1装飾図柄の第1停止が行われ、左図柄に「装飾6」が仮停止している。この図柄変動表示では、「リーチ?」の予告アイコンYIは使用されず、リーチ演出は行われないまま、図202(ウ10)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、「装飾6」−「装飾4」−「装飾1」のハズレの装飾図柄の組み合わせが揺れ変動しており、同図(ウ11)では、その組み合わせで確定表示されている。ここでは、後続の保留がないため、確定表示が行われると、「リーチ?」の予告アイコンYIは消えてしまう。ただし、後続の保留がある場合は、次変動に持ち越す場合があってもよいし、必ず持ち越されてもよい。あるいは、後続の保留がある場合でも、持ち越されなくてもよい。
なお、ルーレットの変動回数は、一回の図柄変動表示につき、ここでは1回であったが、複数回変動してもよい。また、先読み対象変動の図柄変動表示と、それより前の図柄変動表示では、一回の図柄変動表示におけるルーレットの変動回数に差を設けてもよく、例えば、先読み対象変動の図柄変動表示の方が、それより前の図柄変動表示よりも、ルーレットの変動回数を多くしてもよいし、あるいは反対に少なくしてもよい。例えば、先読み対象変動の図柄変動表示より前の図柄変動表示では、先読み予告としてルーレット表示を1回行い、先読み対象変動の図柄変動表示では、通常予告としてルーレット表示を3回行ってもよい。ただし、これらの回数は定まったものではなくてもよく、0回の場合があってもよい。
また、ここで説明したルーレット表示とは別の演出(例えば、じゃんけん対決等のミニゲーム)によっても、予告アイコンYIがストックされてもよいし、ルーレット表示が行われている間は、予告アイコンYIを獲得することが可能なミニゲーム等の演出は行われなくてもよい。また、ルーレット表示が行われた、あるいは行われる図柄変動表示では、予告アイコンYIを獲得することが可能なミニゲーム等の演出は行われなくてもよい。
続いて、リーチ煽り演出について説明する。
図202(ウ8)までは同じであり、図202(ウ9−2−1)では、「リーチ?」の予告アイコンYIに、これから予告アイコンYIが使用されることを報知するエフェクト画像EF11が付加されている。続く図202(ウ9−2−2)では、リーチ煽り演出が開始され、第1装飾図柄において煽り変動が行われる。すなわち、ここでは、第1装飾図柄における左図柄と右図柄が低速変動に切り替わり、左図柄は上回転し、右図柄は下回転し、上下方向中央位置で仮停止するかの演出が実行されている(図202(ウ9−2−3)。しかしながら、図202(ウ9−2−4)に示すように仮停止は行わず、リーチ煽り演出は失敗に終わる。なお、エフェクト画像EF11は、リーチ煽り演出が開始されると消えてしまっているが、リーチ煽り演出中、継続して「リーチ?」の予告アイコンYIに表示されていてもよい。図202(ウ9−2−5a)に示す「リーチ?」の予告アイコンYIは、使用されたことを表す丸印が示されているが、この丸印はすぐに消え、予告アイコンYIは再使用可能になる。また、図202(ウ9−2−5a)における第1装飾図柄では、3つの装飾図柄全てが低速変動になり、同図(ウ9−2−6a)では、「装飾7」−「装飾7」−「装飾8」のハズレの装飾図柄の組み合わせが揺れ変動し、その組み合わせで確定表示されている(図202(9−2−6a))が、「リーチ?」の予告アイコンYIは、装飾図柄が確定表示する前に非表示になる。
なお、この例では、予告アイコンYIに、これから予告アイコンYIが使用されることを報知するエフェクト画像EF11が付加されているが、使用開始前、あるいは使用開示時に、予告アイコンYI自体の態様が変化してもよい。例えば、予告アイコンYI自体が大きくなったり、予告アイコンYI自体がの色が変わったりしてもよい。また、使用中は、元の態様に戻してもよいし、態様が変化したままであってもよい。
次に、リーチ煽り演出の他の例について説明する。
図202(ウ9−2−4b)は、図202(ウ9−2−4a)と同じ状態であり、リーチ煽り演出に失敗した後の状態である。この例では、3つの装飾図柄全てが、このまま低速変動になるのではなく、逆に高速変動に切り替わり(図202(ウ9−2−5b)、「リーチ?」の予告アイコンYIに示されていた丸印が消えた図202(ウ9−2−6b)では再び、「リーチ?」の予告アイコンYIにエフェクト画像EF11が付加されている。続く図202(ウ9−2−7b)では、第1装飾図柄において煽り変動が再び開始され、ここでは、第1装飾図柄における左図柄と右図柄それぞれが、高速変動を続けている中図柄に向かって移動を始め、中図柄を互いに通り越すことなく、中図柄の手前で、左図柄と右図柄それぞれが拡大表示され(図202(ウ9−2−9b))、その後、仮停止が行われ、リーチ状態が成立し(図202(ウ9−2−10b))、最終的には、リーチ煽り演出は成功している。なお、図202(ウ9−2−2)から同図(ウ9−2−4a)または同図(ウ9−2−4b)で行われるリーチ煽り演出と同図(ウ9−2−5b)から同図(ウ9−2−9b)または後述する同図(ウ9−2−9b´)のリーチ煽り演出は、一連のリーチ煽り演出であってもよい。
次に、リーチ煽り演出において、煽り変動が再び開始されたにもかかわらず失敗する例について説明する。
先の図202(ウ9−2−8b)に示すように、左図柄と右図柄それぞれが、高速変動を続けている中図柄に向かって移動を始め、図202(ウ9−2−9b’1)では、左図柄も右図柄も、中図柄を互いに通り越してしまっており、(図203(ウ9−2−9b))に示すような、中図柄手前における拡大表示は行われず、結局、仮停止も行われないで、3つの装飾図柄全てが低速変動になり(図202(ウ9−2−9b’2))、同図(ウ9−2−9b’3)では、「装飾7」−「装飾7」−「装飾8」のハズレの装飾図柄の組み合わせが揺れ変動し、その組み合わせで確定表示されている。
なお、エフェクト画像EF11は、新たな煽り変動が開始される度に、「リーチ?」の予告アイコンYIに付加されているが、一連の演出としてリーチ煽り演出が事項され、エフェクト画像EF11は、最初の一回のみ、「リーチ?」の予告アイコンYIに付加されるようにしてもよい。
図203は、予告アイコンストック用のルーレットRLTを用いた他の演出と、ボタン操作を伴う演出例を示す図である。
図203(ウ9−2−4c)は、図202(ウ9−2−3)から続く例であり、リーチ煽り演出の成功例を示す。ここでは、上下方向中央で左図柄と右図柄が揃い、仮停止前に、左図柄と右図柄それぞれが拡大表示され(図203(ウ9−2−4c))、その後、仮停止が行われ、リーチ状態が成立している(図203(ウ9−2−5c))。
また、図203(ウ7−2−1)は、図202(ウ6)から続く例であり、この図203(ウ7−2−1)では、ルーレットRLTの右領域には、赤背景にビックリマークが表示されている。この結果、緑背景に「リーチ」のアイコン名と、赤背景にビックリマークの組み合わせになる。この組み合わせでは、「リーチ?」の予告アイコンYIよりも信頼度が高い「リーチ」の予告アイコンYIを獲得することができる。また、赤背景に「リーチ」のアイコン名と、緑背景にクエスチョンマークの組み合わせでは、「リーチ?」の予告アイコンYIしか獲得することができないようにしてもよいし、「リーチ」の予告アイコンYIを獲得することができるようにしてもよい。なお、赤背景に「リーチ」のアイコン名と赤背景にビックリマークが表示されて「リーチ」の予告アイコンYIを獲得した場合の方が、緑背景に「リーチ」のアイコン名と赤背景にビックリマークが表示されて「リーチ」の予告アイコンYIを獲得した場合よりも「リーチ」の予告アイコンを使用する図柄変動表示が大当りとなりやすいように構成されていてもよい。また、赤背景に「リーチ」のアイコン名と緑背景にクエスチョンマークが表示されて「リーチ」の予告アイコンYIを獲得した場合の方が、緑背景に「リーチ」のアイコン名と赤背景にクエスチョンマークが表示されて「リーチ」の予告アイコンYIを獲得した場合よりも「リーチ」の予告アイコンを使用する図柄変動表示が大当りとなりやすいように構成されていてもよい。すなわち、アイコン名が表示される背景色の方が、マーク(記号)が表示される背景色よりも大当りの信頼度に関係している。したがって、赤背景に「リーチ」のアイコン名と緑背景にビックリマークが表示されて「リーチ」の予告アイコンYIを獲得した場合の方が、緑背景に「リーチ」のアイコン名と緑背景にビックリマークが表示されて「リーチ」の予告アイコンYIを獲得した場合よりも「リーチ」の予告アイコンを使用する図柄変動表示が大当りとなりやすい。さらに、赤背景に「リーチ」のアイコン名と緑背景にビックリマークが表示されて「リーチ」の予告アイコンYIを獲得した場合と、赤背景に「リーチ」のアイコン名と緑背景にビックリマークが表示されて「リーチ」の予告アイコンYIを獲得した場合では、「リーチ」の予告アイコンを使用する図柄変動表示が大当りになるなりやすさは同じである。ただし、アイコン名が表示される背景色と、マーク(記号)が表示される背景色は、大当りの信頼度への関係性は同じであってもよい。あるいは、マーク(記号)が表示される背景色の方が、アイコン名が表示される背景色よりも大当りの信頼度に関係していてもよい。
なお、以上の説明における色の名称は表示態様で表すことができる。すなわち、「赤」は第5表示態様であり、「緑」は第4表示態様である(以下の説明においても同じ。)。
また、図203(ウ7−3−1)も、図202(ウ5)から続く例であり、この図203(ウ7−3−1)では、ルーレットRLTの左領域には、赤背景に「リーチ」のアイコン名が表示され、右領域には、赤背景にビックリマークが表示されている。この組み合わせをもって、はじめて「リーチ」の予告アイコンYIを獲得することができるようにしてもよい。すなわち、背景色が左領域も右領域もともに赤背景でなければ、「リーチ」の予告アイコンYIを獲得することができず、片方が緑背景であれば、信頼度の低い「リーチ?」の予告アイコンYIになってしまう。また、この場合において、赤背景が先に止まった方が、緑背景が先に止まった場合よりも、もう片方に赤背景が止まりやすいように構成されていてもよく、あるいは、確率的に同じであってもよい。
また、図203(ウ7−4−1)も、図202(ウ5)から続く他の例であり、この図203(ウ7−4−1)では、ルーレットRLTの左領域には、図177(a)に示す箱のアイコンが表示され、、右領域には、ストック数が表示されている。この例では、図177(a)に示す「箱」のアイコンを1個獲得することができる。なお、ストック数としては0〜3個である。また、左領域には、「箱」かバツマークのどちらかが表示され、右領域には、色(白、赤、金、虹)が表示されてもよい。この場合には、例えば、バツマークと虹であれば、箱形の予告アイコンYIを獲得することができず、「箱」と赤であれば、「赤箱」の予告アイコンYIを獲得することができる。
また、図203(ウ7−5−1)も、図202(ウ5)から続く他の例であり、この図203(ウ7−5−1)では、ルーレットRLTの左領域には、金(第6表示態様)背景に「リーチ」のアイコン名が表示され、右領域には、金背景にビックリマークが表示されている。この組み合わせでは、図203(ウ7−5−2)に示すように、金色の「リーチ」の予告アイコンYIを獲得することがきる。金色の「リーチ」の予告アイコンは、通常の「リーチ」の予告アイコンに比べて、信頼度が高い。あるいは、大当りの信頼度も高くてもよい。
なお、このように左領域と右領域がともに金背景であったとしても、左領域と右領域がともに赤背景であった場合に獲得することができる予告アイコンと同じ予告アイコンしか獲得することができないようにしつつも、先読み対象変動について金背景の方が赤背景よりも大当りしやすくてもよい。
また、ルーレットRLTの表示と、ストックされた予告アイコンYIに矛盾を生じさせてもよい。例えば、ルーレットRLTの表示は「リーチ」と「?」であるのに、予告アイコンYIは「リーチ」の予告アイコンであったり、ルーレットRLTの表示は「リーチ」と「!」であるのに、予告アイコンYIはスーパーリーチを表す「SP」の予告アイコンであったり、ルーレットRLTの表示で背景が金背景なのに、予告アイコンYIは緑表示のアイコンであったりしてもよい。このような矛盾は、矛盾が生じないよりも、最終的に大当り図柄が確定表示されやすくてもよいし、あるいは反対に、最終的にハズレ図柄が確定表示されやすくてもよい。また、ルーレットRLTの表示で背景が金背景なのに、予告アイコンYIは緑表示のアイコンであった場合等は、大当り確定であってもよい。
また、ルーレットの再変動を行ってもよい。例えば、ルーレットRLTの表示が「リーチ」と「×」で止まっても、右領域を再変動させることによって最終的に「リーチ」と「!」の組み合わせになってもよい。また、ルーレットRLTの表示が「リーチ」と「?」で止まっても、左領域を再変動させることによって最終的に「SP」と「?」の組み合わせになってもよい。さらに、ルーレットRLTの表示が、図177(a)に示す「箱」のアイコンと「×1」で止まっても、両方の領域を再変動させることによって最終的に「赤箱」のアイコンと「×2」の組み合わせになってもよい。さらに、左領域と右領域のうち一方のみが変動中で他方が停止した場合であっても、停止した他方を再変動させてもよい。
以上、ルーレット演出について説明したが、ここでの例では、アイコン名はいずれも「リーチ」であったが、図177(b)に示す各種の予告アイコンYIの名称であっても同様である。ただし、アイコン名によっては、緑色の背景色にはクエスチョンマークのみ、あるいはクエスチョンマークかバツマークのみが表示されたり、赤色及び金色の背景色にはビックリマークのみ、あるいはビックリマークかバツマークのみが表示されてもよい。さらに、図177(b)に示すNo.5やNo.23やNo.24といった大当り確定につながる予告アイコンのアイコン名は、クエスチョンマークと組み合わされることがないようにしてもよい。すなわち、「パトランプ」と「バツマーク」の組み合わせか、「パトランプ」と「ビックリマーク」の組み合わせしか表示されないようにしてもよい。また、大当りの信頼度が相対的に高くなることにつながる予告アイコンのアイコン名(例えば、No.3の「赤チャンス」やNo.4の「激アツ」やNo.5の「鉄板」のアイコン名)のときには、「ビックリマーク」のみと組み合わされてもよい。また、大当り確定につながる予告アイコンのアイコン名は、アイコン名の背景色もマーク(記号)の背景色もともに、虹色(第7表示態様)であってもよい。
また、大当り確定につながる予告アイコンのアイコン名(例えば、No.5の「鉄板」のアイコン名)の背景色によって、マーク(記号)を予告するようにしてもよい。例えば、先に止まった「鉄板」の背景色が、緑色であった場合には、バツマークの停止もあり得ることの予告になり、虹色であった場合にはビックリマークの停止が確定してもよい。
さらに、アイコン名(この例では左領域)が必ず先に停止するようにしてもよいし、あるいは反対にマーク(この例では右領域)が必ず先に停止するようにしてもよい。また、どちらが先に停止するかわからないときに、マークが先に停止する場合には、バツマークは停止しないようにしてもよい。
また、ルーレット演出において予告アイコンがストックされたら、その予告アイコンは必ず使用されるようにしてもよい。
続いて、ボタン操作を伴う演出例について説明する。
図203(エa1)は、特図の保留が無い状態で、先読み対象の図柄変動表示が行われており、ストック領域SSには、「箱」の予告アイコンYIが一つだけストックされている。図203(エa2)では、ストックされていた予告アイコンYIの左側に、操作促進報知画像が表示される。ここでの操作促進報知画像も、チャンスボタン136を操作有効期間内に操作することを促す画像であり、チャンスボタン136を模したボタン画像136aと、上記操作有効期間の残時間を表す残時間表示メータMTとによって構成されている。なお、図181(あ31−2−2)のタイミングは、操作有効期間の開始前であり、残時間表示メータMTは、操作有効期間の開始前には表示されなくてもよく、操作有効期間の開始と同時に表示されるようにしてもよい。
図203(エa3)のタイミングで、操作有効期間が開始され、同図(エa4)に示す残時間表示メータMTは、上記操作有効期間が開始してから少し時間が経過したときの表示態様で示されている。
図203(エa5)のタイミングは、上記操作有効期間内であり、このタイミングで、遊技者がチャンスボタン136を操作する。チャンスボタン136が上記操作有効期間内に操作されたことに応じて、図203(エa6)では、予告アイコンYIがエフェクト画像EF13で覆われた後、同図(エa7)に示すように、そのエフェクト画像EF13が消え、箱が閉じた表示態様である態様aであった予告アイコンYIが、箱が開いた表示態様である態様dに変化し、箱の中から「変化」の予告表示YHが飛び出すアニメーション(箱開放アニメーション)が表示される。
なお、予告アイコンYIの、箱が開いた表示態様である態様dへの変化は、チャンスボタン136が操作されたことを条件に実行されてもよいし、チャンスボタン136が操作されることなく操作有効期間が経過した場合にも実行されてもよい。
この演出例では、図203(エa8)に示すように、予告アイコンYIは、箱が開いた表示態様である態様dから箱が閉じた表示態様である態様aに変化し、消去されない。図203(エa9)では、予告アイコンYIから放出された「赤変化」の予告表示YHが使用され、これまでデフォルトの表示態様(第1表示態様)であった変動アイコンの表示態様が、青色の表示態様(第3表示態様)に変化している。
図203(エa10)では、ストックされている予告アイコンYIの左側に、操作促進報知画像が再び表示され、その後、操作有効期間が開始されて、同図(エa11)に示す残時間表示メータMTは、上記操作有効期間が開始してから少し時間が経過したときの表示態様で示されている。
図203(エa12)のタイミングは、上記操作有効期間内であり、このタイミングで、遊技者がチャンスボタン136を操作する。チャンスボタン136が上記操作有効期間内に操作されたことに応じて、図203(エa13)では、予告アイコンYIが箱が開いた態様dに変化し、中から「リーチ」の予告表示YHが放出されている。そして、図203(エa14)では、予告アイコンYIが、閉じた態様aに戻ることなく消えている。
なお、この例では、操作促進報知画像がその都度、表示されているが、操作促進報知画像が表示されず、いわゆる裏ボタン演出が行われてもよい。
図204は、ボタン操作に応じて「ボタン」の予告アイコンYIの表示態様が変化する例と、その他の例を示す図である。
図204(エb1)では、VS剣豪リーチのスーパーリーチ演出が実行されており、第1装飾図柄表示装置208Lには、主人公の吉宗と敵役の剣豪との決闘シーンのアニメーションが表示されている。また、図204(エb1)では、図177(b)に示すNo.21の「ボタン」の予告アイコンYIがストックされている。図204(エb2)では、その「ボタン」の予告アイコンYIに、エフェクト画像EF11が付加されており、図204(エb3)では、第1装飾図柄表示装置208Lの中央領域に、大きめ目にボタン画像136aが表示され、その後、ボタン画像136aは少し小さくなって、残時間表示メータMTが追加される(図204(エb4))。また、この例では、チャンスボタン136を連続操作することを要求する「連打」の文字と、吉宗と剣豪の優劣を表す対決メータMTVも表示されている。対決メータMTVは吉宗側(左側)が青メータであり、剣豪側(右側)が赤メータである。対決メータMTVの表示開始時には、青メータが半分、赤メータが半分になっている。なお、図204(エb4)に示すタイミングでは、操作有効期間は開始されておらず、ボタン操作されてもこれに応じた表示は行われない。やがて、ボタン演出が開始となって、操作有効期間が開始される(図204(エb5))。図204(エb6)に示す残時間表示メータMTは、上記操作有効期間が開始して少し時間が経過したときの表示態様で示されている。なお、対決メータMTVは、変動アイコンh0の一部によってオーバーラップされているが、変動アイコンh0をオーバーラップするように対決メータMTVが表示されてもよく、変動アイコンh0をオーバーラップしない位置に対決メータMTVが表示されてもよい。
図204(エb7)のタイミングは、上記操作有効期間内であり、このタイミングで、遊技者がチャンスボタン136を操作する。すると、図204(エb8)に示すように、「ボタン」の予告アイコンYIにエフェクト画像EF11が付加されており、予告アイコンYIの表示態様に変化が生じている。しかしながら、ここでのにエフェクト画像EF11は、これから予告アイコンYIが使用されることを報知するものではない。
連打操作を要求されていることから、図204(エb9)のタイミングでも遊技者がチャンスボタン136を操作する。すると、図204(エb10)でも、「ボタン」の予告アイコンYIにエフェクト画像EF11が付加されており、予告アイコンYIの表示態様に変化が生じている。このエフェクト画像EF11はすぐに消え(図204(エb11))、図204(エb12)のタイミングでも遊技者がチャンスボタン136を操作する。すると、図204(エb13)でも、「ボタン」の予告アイコンYIにエフェクト画像EF11が付加されており、予告アイコンYIの表示態様に変化が生じている。遊技者のボタン操作を間隔が短くなれば、予告アイコンYIへのエフェクト画像EF11の付加と消滅が高速で行われることになり、エフェクト画像EF11は常時点灯しているように見える。
チャンスボタン136の操作回数に応じて対決メータMTVの青メータは増加する。しかしながら、この対決メータMTVでは、操作有効期間が開始されると、時間の経過に応じて、剣豪の赤メータが自動的に増えてくる。この赤メータの増加スピードに負けないようにチャンスボタン136を連打すれば、赤メータの増加に青メータの増加が勝って、青メータが増えていくことになる。図204(エb13)に示すように全てが青メータになると、図204(エb13)に示すよう吉宗のカットイン画像CI3が出現する。一方、全てが赤メータになると、ここでは不図示の剣豪のカットイン画像が出現する。
なお、「ボタン」の予告アイコンYIにエフェクト画像EF11が付加されるタイミングは、チャンスボタン136が1回操作される度ではなく、対決メータMTVで青メータが1目盛り増加する度にしてもよい。
続いて、予告アイコンYIのストック数が表示される例について説明する。
図204(オa1)は、図180(あ9−1)に示す状態と同じ状態であり、変動アイコンh0の村人のキャラクタのアイコンが、対戦相手アイコンTIのパンダのキャラクタのアイコンに勝利しており、図204(オa2)では、変動アイコンh0の村人のキャラクタが勝利したことにより、出現領域ASに表示されていた予告アイコンYIのストックアニメーションが開始されている。すなわち、出現領域ASに表示されていた、図177(a)に示すNo.1の「箱」の予告アイコンYIが、その出現領域ASから出て、一旦大きく表示されている。この段階で、第1装飾図柄表示装置208Lの第2装飾図柄と第2保留数表示との間には、ストック数の表示(ここでは「ストック×1」)が開始されている。すなわち、予告アイコンYIが、ストック領域SSに到達する前に、ストック数の表示が開始されており、出現領域ASを見ただけでは、予告アイコンを何個獲得することができたか不明な場合には、ストック領域SSに予告アイコンYIが表示される前に、このストック数の表示によって獲得数を知ることができる。図204(オa3)では、予告アイコンYIがストック領域SSに表示されている。図204(オa3)では、予告アイコンYIがストック領域SSに表示されている。
この後、保留が消化され、特図の保留がなくなった状態における図柄変動表示中の様子を表す図204(オa4)では、ストック領域SSに、1つの予告アイコンYIがストックさており、ストック数の表示も「ストック×1」である。
図204(オa5)では、リーチ演出が開始され、左図柄表示領域208aと右図柄表示領域208cそれぞれで「装飾6」が揺れ変動している。やがて、リーチ状態で、ストック表示されていた予告アイコンYIが使用される。すなわち、図204(オa6)に示すように、予告アイコンYIは箱が開いた態様dに変化し、箱の中から「変化」の予告表示YHが放出されている。このように予告アイコンYIが使用されたことにより、ストック数の表示は、「ストック×0」に一旦なって(図204(オa6))から、ストック数の表示自体が消えている(図204(オa7))。その後、図181(あ33)に続く。なお、同じ予告アイコンYIが繰り返し使用される場合は、ストック数の表示は変化せず、この場合であれば「ストック×1」が表示され続ける。なお、同じ予告アイコンYIが繰り返し使用される場合であっても、一回使用されれば、ストック数の表示を一旦「ストック×0」にして、すぐに「ストック×1」に戻してもよい。なお、予告アイコンのストック数が0となった場合に「ストック×0」を表示せず図204(オa7)のようにストック数の表示自体を消去するように構成されていてもよい。
また、ストック領域SSは複数設けられていてもよい。以下に示す例では、ストック領域SSとして、右側の第1ストック領域SSRと、左側の第2ストック領域SSLの2つが設けられている。
図204(オb1)も、図180(あ9−1)に示す状態と同じ状態であり、変動アイコンh0の村人のキャラクタのアイコンが、対戦相手アイコンTIのパンダのキャラクタのアイコンに勝利しており、図204(オa2)では、予告アイコンYIのストックアニメーションが開始され、「箱」の予告アイコンYIが出現領域ASから出て、一旦大きく表示されている。その後、右側の第1ストック領域SSRと、左側の第2ストック領域SSLそれぞれに、「箱」の予告アイコンYIが1つずつストックされる(図204(オa3)。なお、一旦大きく表示された「箱」の予告アイコンYIが分裂するアニメーションが表示されてもよいが、右側の第1ストック領域SSRと、左側の第2ストック領域SSLそれぞれに、瞬間的に表示されてもよい。ここでは、獲得した予告アイコンYIの数は、あくまで1個である。
この後、保留が消化され、特図の保留がなくなった状態における図柄変動表示中の様子を表す図204(オb4)でも、左側の第1ストック領域SSLにも、右側の第2ストック領域SSRにも、「箱」の予告アイコンYIが1つずつストックされている。
図204(オb5)では、リーチ演出が開始され、左図柄表示領域208aと右図柄表示領域208cそれぞれで「装飾6」が揺れ変動している。やがて、リーチ状態で、ストック表示されていた予告アイコンYIが使用される。この際、2つの予告アイコンYIのうち片方の予告アイコンYIのみが使用されてもよい。また、どちらの予告アイコンYIが使用されるか(どちらの箱が開くか)を占う演出や、予告する演出が行われてもよい。ここでは、両方の予告アイコンYIが同時に使用される。すなわち、図204(オb6)に示すように、両方の予告アイコンYIが、箱が開いた態様dに同時に変化し、それぞれの箱の中から「変化」の予告表示YHが放出されている。そして、図204(オa7)に示すように、2つの予告アイコンYIが同時に消えている。
図205は、図204から続く演出例と、同じ予告アイコンを複数の態様で表示する例を示す図である。
図204(オb7)から続く図205(オb8)では、左右それぞれに放出された「変化」の予告表示YHが、それぞれ光の玉YHbに変化している。したがって、左と右に一つずつ光の玉YHbが表示されている。図205(オb9)では、左側の光の玉YHbも右側の光の玉YHbも、変動アイコンh0に向かって飛んでいき、変動アイコンh0で一つになって、変動アイコンh0の表示態様を変化させるようなアニメーションが表示されている。図205(オb10)に示す変動アイコンh0は、第1表示態様から第3表示態様に変化している。これは、二つ分の予告アイコンYIがもとになっていることから、2段階分変化している。なお、1段階分しか変化しないようにしてもよい。その後、図181(あ37)に続く。
なお、予告アイコンYIのストックの仕方によって、大当りの信頼度が異なってもよい。すなわち、通常はストック領域SSの定まった位置から順にストックされていく。例えば、第1ストック位置、第2ストック位置、第3ストック位置の順にストックされていく。しかしながら、この順番とは逆に、第3ストック位置、第2ストック位置、第1ストック位置の順でストックされる場合があってもよく、このような変則的な場合には、通常の場合に比べて、大当りの信頼度が高くなってもよいし、あるいは反対に低くなってもよい。また、通常は、右側の第1ストック領域SSRと、左側の第2ストック領域SSLの両方にストックされるのに対し、変則的に、一方のストック領域のみ(例えば、左側の第2ストック領域SSL)にしかストックされない場合があってもよい。このような変則的な場合にも、通常の場合に比べて、大当りの信頼度が高くなってもよいし、あるいは反対に低くなってもよい。さらには、右側の第1ストック領域SSRと、左側の第2ストック領域SSLのどちらの領域にストックされるのかによって、大当りの信頼度が異なってもよい。例えば、右側の第1ストック領域SSRの方が、通常であってり、優先される場合には、左側の第2ストック領域SSLにストックされた場合は、大当りの信頼度が高くなってもよいし、あるいは反対に低くなってもよい。
また、獲得した予告アイコンYIは「白色」の予告アイコンであっても、白色の予告アイコンYIをそれぞれの領域SSL,SSRに表示する場合に、2つとも白色の予告アイコンYIを表示する場合と、白色の予告アイコンYIと赤色の予告アイコンYIを表示する場合があってもよい。後者の場合には、獲得した予告アイコンYIから放出される予告表示YHに期待がもてる場合がある。例えば、2つとも白色の予告アイコンYIが表示されている場合には、図177(b)に示すNo.6のデフォルト色の「変化」の予告表示が放出されるが、白色の予告アイコンYIと赤色の予告アイコンYIが表示されている場合には、図177(b)に示すNo.7の赤色の「赤変化」の予告表示が放出される場合があってもよい。
図205(オc1)〜同図(オd)は、同じ予告アイコンを複数の態様で表示する例を示す図である。
図205(オc1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lには、これまでは図示省略してきた背景画面が表示され、図189(う1−2−1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lと同じく、海の背景画面が表示されている。この図205(オc1)では、演出アイコン表示領域DISの右ベースアイコンbIrに、「番長」のアイコン変化予告表示IYHが表示され、この「番長」のアイコン変化予告表示IYHは、図199(イa4)に示す「番長」のアイコン変化予告表示IYHと同じく、図177(b)に示すNo.6の「変化」の予告アイコンYIを獲得したことを表示している。
図205(オc2)では、「変化」の予告アイコンYIが、ストック領域SSに移動し、同図(オc3)では、そのストック領域SSに表示されている。また、この例では、背景画面の左側に帯アイコンOBIが表示され、その帯アイコンOBIにも、獲得した予告アイコンYIの名称(ここでは「変化」)を表示している。したがって、この例では、獲得した予告アイコンYIに関する表示が2箇所で行われている。なお、帯アイコンOBIは背景画面に表示されるアイコンであるため、いずれの表示(例えば、第1装飾図柄の表示や第2装飾図柄の表示や、ここでは不図示の第2保留アイコンh12〜第4保留アイコンh14の表示等)よりも奥側に表示されている。
やがて、図205(オc4)に示すように、図柄変動表示が終了し、ハズレの装飾図柄の組み合せが停止表示された後、同図(オc5)では、先読み対象変動となる図柄変動表示が開始されている。先読み対象変動となる図柄変動表示が開始されると、予告アイコンYIが使用される。図205(オc6−1)では、その予告アイコンYIを用いた変動アイコン変化アニメーションが開始される。すなわち、図205(オc6−1)に示すように、「変化」の予告アイコンYIにエフェクト画像EF11が付加され、同図(オc7)では、ストックされていた「変化」の予告アイコンYIが消える。続いて図205(オc8)では、ストック領域SSから光の玉が変動アイコンh0めがけて飛んでいき、変動アイコンh0にぶつかっている。光の玉がぶつかった変動アイコンh0は、図205(オc9)に示すように、第2表示態様(白点滅の表示態様)に変化している。一方、帯アイコンOBIでは何の演出も行われておらず、その帯アイコンOBIに表示された、獲得した予告アイコンYIの名称の表示にも、何の変化も生じていない。ただし、帯アイコンOBIでも変動アイコン変化アニメーション等の何らかのアニメーションが実行され、獲得した予告アイコンYIの名称の表示にも、何らかの変化(例えば、点滅表示や表示色変化等)が生じてもよい。
ストック領域SSにおける予告アイコンYIは、使用とともに早々に消えてしまっているが、帯アイコンOBIは、変動アイコンh0が実際に変化するまでは少なくとも表示されでおり、図205(オc10)に示すように、変動アイコンh0の変化後に消えている。
図205(オc6−2−1)以降に示す例は、「変化」の予告アイコンYIが再使用される例である。図205(オc6−1)から続く、同図(オc6−2−1)では、これまで予告アイコンYIであったものが、図177(b)に示す態様bの「変化」の予告表示YHに変化しているが、同図(オc6−2−2)では、予告アイコンYIに戻っており、使用可能になっている。図205(オc6−2−3)では、リーチ演出が開始され、同図(オc6−2−3)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、ノーマルリーチ演出の表示が表示されている。ノーマルリーチ演出が開始されると、海の背景画面からノーマルリーチ演出の背景画面に切り替わり、これに伴い、獲得した予告アイコンYIの名称が表示されている帯アイコンOBIが消える。一方、ノーマルリーチ演出中も、ストック領域SSに表示されている予告アイコンYIは表示され続けている。
図205(オc6−2−5)では、ノーマルリーチ演出が終了し、第1装飾図柄表示装置208Lには、海の背景画面が再び表示されており、予告アイコンYIの名称が表示された帯アイコンOBIの表示も復活している。このように、予告アイコンYIの名称が表示された帯アイコンOBIの表示は、リーチ演出を跨いで表示される。その後、装飾図柄の揺れ変動中に、言い換えれば図205(オc6−2−7)〜同図(オc6−2−8)に示す確定表示が行われる前に、帯アイコンOBIの表示は消える。また、ストック領域SSに表示されていた予告アイコンYIの表示も消える。なお、この例では、後続の保留がなく、予告アイコンYIに関する表示(帯アイコンOBIの表示、ストック領域SSの予告アイコンYIの表示)が消えたとも見ることができるが、後続の保留があっても、確定表示前に、予告アイコンYIに関する表示(帯アイコンOBIの表示、ストック領域SSの予告アイコンYIの表示)は消えてもよいし、あるいは反対に、後続の保留がある場合には、予告アイコンYIに関する表示は確定表示まで継続して表示されてもよい。
図205(オd)は、複数の予告アイコンYIがストックされている場合を示す図である。この例では、ストック領域SSの予告アイコンYIの表示の他に、帯アイコンOBIを用いた表示も行われている。すなわち、一つの予告アイコンYIにつき一つの帯アイコンOBIによる表示が行われている。
これまでの例では、帯アイコンOBIは背景表示として表示されていたが、図206(オe)に示す例では、帯アイコンOBIによって、第1装飾図柄の表示領域が狭められている。なお、第2装飾図柄の表示は、帯アイコンOBIの上部で行われている。
図206(オf)に示す例では、最大ストック数である3つの予告アイコンYIがストックされており、3つの帯アイコンOBIが表示されている関係で、第1装飾図柄の表示領域は、1/4程度に狭められており、ストック表示されている予告アイコンYIによって第1装飾図柄はオーバーラップされている。ただし、第1装飾図柄を優先させ、第1装飾図柄が予告アイコンYIにオーバーラップするようにしてもよい。なお、第2保留数表示は帯アイコンOBIにオーバーラップされていない。また、変動アイコンh0も保留アイコンh11も視認可能である。この例では、第1装飾図柄、背景表示、保留枠UIの表示、変動アイコンh0、および保留アイコンは、狭められているが、第2装飾図柄の表示、第2保留数表示、ストックされている予告アイコンYIの表示は、狭められていない。なお、帯アイコンOBIの表示によって狭められる表示の一例として、第1装飾図柄、背景表示、保留枠UIの表示、変動アイコンh0、保留アイコン、各種予告表示(例えば、前述の会話予告(殿様の会話画像CI1、爺の会話画像CI2、ミニゲーム、アイコン変化予告、タイマ予告演出、メータ表示(前述の白メータMW、後述のメータ表示MDなど))等を列挙することができる。すなわち、帯アイコンOBIの表示によって狭められる表示としては、上記列挙したもの総てであってもよい。一方、上記列挙したものの中でも適用されないものがあってもよい。また、帯アイコンOBIの表示によって狭められない表示の一例として、第2装飾図柄の表示、第2保留数表示、ストックされている予告アイコンYI、音量調整用のバー表示VB、演出カスタマイズでONに設定したモード名の表示(例えば、前述の画面右上の枠RWと枠RW内に表示されているモード名)、各種エラー表示(図172〜図174を用いて説明した各種のエラーに関する表示や警告に関する表示)、メニューアイコンMI、音量調整アイコンVI、および輝度調整アイコンBI、図132(e1)の「現在のダイトモモードのレベル(ここではレベル1)と、経験値(EXP)(ここでは0)」の表示、一斉演出の表示等を列挙することができる。すなわち、帯アイコンOBIの表示によって狭められない表示としては、上記列挙したもの総てであってもよい。一方、上記列挙したものの中でも適用されないものがあってもよい。
図206は、第1装飾図柄表示装置208Lの下方に表示手段が配置された構成による演出例等を示す図である。
これまで、第1装飾図柄表示装置208Lの中心した説明を行ってきたが、第1装飾図柄表示装置208Lに表示される内容は、第2装飾図柄表示装置208Mや第3装飾図柄表示装置208Nに表示されてもよい(以下の説明においても同じ。)。また、表示手段の配置は、横並びに限らず、縦並びでも同じである。すなわち、単にハードウェアの構成が異なるだけで、この明細書で説明する技術を適用することができないわけではなく、技術的思想としてとらえれば、表示手段の配置が横並びであっても、縦並びであっても適用可能である。以下、表示手段の縦並びの一例として、第1装飾図柄表示装置208Lの下方に表示手段が配置された例を用いて説明する。ここでは、下方に配置された表示手段を第4表示手段208M’と称して説明する。
図206(カa1)には、第1装飾図柄表示装置208Lの下方に配置された第4表示手段208M’が示されている。図206(カa1)に示す第4表示手段208M’は、初期位置にある状態である。この第4表示手段208M’は、表示画面の周囲をフレームfmで囲まれており、初期位置にある第4表示手段208M’におけるフレームfmの上縁は、第1装飾図柄表示装置208Lの下端部分に前側からオーバーラップしている。第4表示手段208M’は、第1装飾図柄表示装置208Lよりも前側(遊技者側)に配置されており、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面中央部分に前側からオーバーラップする動作位置(図206(カa2’)の第4表示手段208M’の位置参照)に向けて初期位置から移動可能である。すなわち、第4表示手段208M’は昇降動作可能な可動手段でもある。また、昇降動作に加えて、第2装飾図柄表示装置208M、や第3装飾図柄表示装置208Nのように左右方向に移動可能であってもよい。なお、第4表示手段208M’の変形例として、初期位置に固定配置されたものであってもよい。
図206(カa1)に示す第4表示手段208M’には、これまで第1装飾図柄表示装置208Lの演出表示領域208dに表示されていた保留枠UIと似た構成の保留枠UI’が表示されている。この保留枠UI’も、保留アイコン表示領域HIS&’、変動アイコン表示領域CIS’、演出アイコン表示領域DIS’を有する。変動アイコン表示領域CIS’には、台座hs0’が配置されている。保留アイコン表示領域HIS’は、変動アイコン表示領域CIS’の左側に設けられ、左ベースアイコンbIl’の上に4つのステージ(第1ステージhs1’〜第4ステージhs4’)が配置されている。演出アイコン表示領域DIS’は、変動アイコン表示領域CIS’の右側に設けられ、演出アイコン表示領域DIS’には、右ベースアイコンbIr’が配置されている。
また、図206(カa1)に示す第4表示手段208M’では、特図1の保留アイコンが第1ステージhs1’と第2ステージhs2’それぞれに表示されている。すなわち、第1保留アイコンh11と第2保留アイコンh12が表示されている。これらの特図1の保留アイコンh11,h12の表示態様はいずれも、図179(a)のNo.1に記したデフォルトの表示態様である。なお、第1装飾図柄表示装置208Lの右上には、特図1及び特図2の第2保留数表示(ここでは「2」と「0」)が表示されている。また、変動アイコン表示領域CIS’の台座hs0の上には、変動アイコンh0が表示されている。変動アイコンh0の表示態様も、図179(a)のNo.1に記したデフォルトの表示態様である。
さらに、図206(カa1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lには、背景画面が表示されている。この背景画面は、海の背景画面である。一方、第4表示手段208M’の背景画面は白一色であるが、この白一色は背景画面を図示省略していることを表している
図206(カa1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄(第3図柄)が高速変動中である。この図206(カa1)の状態は、例えば、図180(あ1)に対応する。
図206(カa2)では、図51や図92に示す特図1始動口230に入球があり、特図1の保留が一つ増加し、全部で3つになる。図206(カa2)に示す第1装飾図柄表示装置208Lの第2保留数表示では、特図1の保留数が「3」と表示されている。この特図の保留増加に合わせて、あるいはこの特図の保留増加とは無関係に、図206(カa2)に示す第4表示手段208M’では、これまでデフォルトの表示態様であった第1保留アイコンh11と第2保留アイコンh12がともに、図179(a)のNo.17に記した村人の種類の態様aのアイコンに変化している。また、第3保留アイコンh13が第3ステージhs3’に表示されている。第3保留アイコンh13は、デフォルトの表示態様で増加アニメーションによって追加表示されているが、この第3保留アイコンh13が表す第3保留が先読み予告の対象保留になる。この図206(カa2)の状態は、例えば、図180(あ3−1)に対応する。
図206(カa3)に示す第4表示手段208M’における演出アイコン表示領域DIS’の右ベースアイコンbIr’には、対戦相手アイコンTIとして、図178(c)に示すパンタの種類の態様a(待機の態様)のアイコンが表示されている。また、左上隅には、出現領域ASが枠に囲まれて表示されており、中には、図177(a)に示すNo.1の「箱」の予告アイコンYIが表示されている。この図206(カa3)の状態は、例えば、図180(あ6)に対応する。
図206(カa4)に示す第4表示手段208M’では、ミニゲームBのじゃんけん対決が行われ、変動アイコンh0の村人のキャラクタが、対戦相手アイコンTIのパンダのキャラクタに勝利しており、出現領域ASに表示されていた予告アイコンYIのストックアニメーションが開始されている。すなわち、出現領域ASに表示されていた、「箱」の予告アイコンYIが、その出現領域ASから出て、一旦大きく表示されている。この図206(カa4)の状態は、例えば、図180(あ10)に対応する。
第4表示手段208M’には、予告アイコンYIをストックしておく、ストック領域SSも用意されており、図206(カa5)に示す第4表示手段208M’では、そのストック領域SSに、予告アイコンYIが表示されている。この図206(カa5)の状態は、例えば、図180(あ11)に対応する。
図206(カa6)では、保留の消化が進み、特図の保留がなくなった状態における図柄変動表示中の様子が示されている。ここで行われている図柄変動表示は、先読み対象変動となる図柄変動表示である。なお、対戦相手アイコンTIのパンダのキャラクタも、出現領域ASも消えている。また、変動アイコンh0はデフォルト表示態様である。この図206(カa6)の状態は、例えば、図180(あ24)に対応する。
図206(カa7)では、箱が閉じた態様aの予告アイコンYIが使用され、箱が開いた態様dに変化し、箱の中から「リーチ」の予告表示YHが放出されており、同図(カa8)では、使用された予告アイコンYIが消え、「リーチ」の予告表示YHは表示されている。予告表示YHは、出現後、或る定まった表示期間を経過すると消え、図206(カa9)では、「リーチ」の予告表示YHが消えている。この後、リーチ演出が行われる場合もあれば、行われない場合もある。なお、リーチ演出が行われる場合には、「リーチ」の予告表示YHは、リーチ演出が開始されるまで表示され続けてもよい。
続いて、変形例について説明する。図206(カa4)までは同じであり、図206(カa5’)では、予告アイコンYIが、第1装飾図柄表示装置208Lのストック領域SSに表示されている。ここでの予告アイコンYIのストックアニメーションでは、第4表示手段208M’の出現領域ASに表示されていた予告アイコンYIが、第4表示手段208M’から第1装飾図柄表示装置208Lまで移動する様子のアニメーションが再生される。この際、予告アイコンYIは、第4表示手段208M’と第1装飾図柄表示装置208Lに跨って表示される期間がある。ただし、第4表示手段208M’と第1装飾図柄表示装置208Lを跨がずに、第4表示手段208M’から第1装飾図柄表示装置208Lに一気に飛び越える(瞬間移動する)ようなアニメーションであってもよい。
図206(カa2’)に示す第4表示手段208M’は、点線で示した初期位置から動作位置まで移動しており、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面の中央領域を前側から覆っている。第4表示手段208M’は、初期位置から、ミニゲームの開始前に移動してもよいし、ミニゲームの開始と同時に移動してもよいし、ミニゲーム中に移動してもよいし、ミニゲームで勝利した場合に限って、ミニゲーム終了後に移動してもよい。また、ミニゲームの結果が出る前に、ミニゲームの結果の予告として移動する場合があってもよい。この場合には、移動した方が、移動しないよりも、ミニゲームに勝利しやすくてもよいし、あるいは反対に勝利しにくくてもよい。なお、第4表示手段M’は、ミニゲームの実行中において一または複数の図柄変動表示を跨いで動作位置で静止状態となるように構成されていてもよい。ここで、複数の図柄変動表示を跨いでミニゲームが行われる場合に、その図柄変動表示におけるミニゲームの結果が出てから各図柄変動表示が終了するまでの間に動作位置から初期位置(または動作位置および初期位置とは異なる位置)に第4表示手段M’が移動するように構成されていてもよい。また、第4表示手段M’は、図柄停止表示中に動作位置から移動しない(つまり、動作位置にて静止状態となる)ように構成されている。ただし、第4表示手段M’は、図柄停止表示中に動作位置から移動する場合があってもよい。また、第4表示手段M’は、初期位置と最大移動位置との間で移動中であっても、図柄変動表示が確定表示している期間のうちの少なくとも一部の期間、あるいは全部の期間において、静止状態を維持するように構成されている。なお、擬似連演出における仮停止の状態や、確定表示前の揺れ変動の状態では、移動を継続してもよいし、停止してもよい。また、第4表示手段M’で装飾図柄の変動表示が行われている場合に限って、上記のように停止動作するようにしてもよい。さらに、図柄変動表示が確定表示するタイミングに合わせて、第4表示手段M’は、初期位置、あるいは最大移動位置、あるいは所定の停止位置に位置して停止するように構成されていてもよい。
図206(カb1)は、第4表示手段208M’の初期位置が、第1装飾図柄表示装置208Lの上方である例を示す。この例では、第1装飾図柄表示装置208Lに保留枠UIが表示されており、ミニゲームも第1装飾図柄表示装置208Lで行われる。図206(カb1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lにおける演出アイコン表示領域DISの右ベースアイコンbIrには、「番長」のアイコン変化予告表示IYHが表示されている。また、図206(カb1)に示す第4表示手段208M’には、背景画像が図示省略されずに表示されている。続く図206(カb2)に示す第4表示手段208M’には、ストックした予告アイコンYMの名称(ここでは「変化」)が、帯アイコンOBI’として表示されている。すなわち、予告アイコンYMがストックされると、第4表示手段208M’にもその名称が表示される。なお、表示の仕方は、帯アイコンOBI’に限らず、全画面であってもよい。
図206(カb3’)に示す例は、第4表示手段208M’から第1装飾図柄表示装置208Lにかけて帯アイコンOBI’’が表示されており、その帯アイコンOBI’’には、ストックした予告アイコンYMの名称(ここでは「変化」)が示されている。帯アイコンOBI’’における予告アイコンYMの名称は、第4表示手段208M’と第1装飾図柄表示装置208Lを跨いで表示されている。
なお、図206(カb3’)に示す例についても、図205(オe)や同図(オf)を用いて説明した、第1装飾図柄の表示領域を狭めながら帯アイコンOBIを表示する仕方を適用可能である。すなわち、帯アイコンOBI’’のうちの、第1装飾図柄表示装置208Lに表示されている部分が、第1装飾図柄の表示領域を狭めることになる。なお、第4表示手段208M’が移動し、第1装飾図柄表示装置208Lにオーバーラップする領域が拡大していく場合にも、第1装飾図柄表示装置208Lに表示されている第1装飾図柄の表示領域を、第4表示手段208M’の移動に合わせて、同様に狭めるようにしてもよい。
以上説明した第4表示手段208M’は、図51等に示す第2装飾図柄表示装置208Mに置き換えることもできるし、第3装飾図柄表示装置208Nに置き換えることもできるし、他の表示手段(例えば、導光板IL、後述するPOVディスプレイ224I等)にも置き換えることができる。
続いて、他の演出手段を用いた演出例について説明する。
図206(カc1)に示す状態は、図180(あ7)に示す状態と同じであり、続く図199(カc2)では、第1装飾図柄表示装置208Lの左右に、ミニゲーム専用役物225が出現している。ミニゲームBのじゃんけん対決は、変動アイコンh0の村人のキャラクタと対戦相手アイコンTIのパンダのキャラクタの表示によるだけではなく、このミニゲーム専用役物225によっても行われる。ミニゲーム専用役物225では、左側が変動アイコンh0の村人のキャラクタになり、右側が対戦相手アイコンTIのパンダのキャラクタになる。ミニゲーム専用役物225の演出動作は、じゃんけん対決アニメーションが開始された後に開始されてもよいし、じゃんけん対決アニメーションの開始と同時に開始されてもよいし、じゃんけん対決アニメーションが開始さる前から開始されていてもよい。なお、ミニゲームに勝利した場合に、その勝利を盛り上げる演出を、ミニゲーム専用役物225によって行ってもよいし、その他の可動演出手段(例えば、第4表示手段208M’や、図115に示す千両箱役物224H等)による可動演出によって行ってもよいし、発光手段による発光演出によって行ってもよい。
また、他の表示手段(例えば、第2装飾図柄表示装置208M、第3装飾図柄表示装置208N、第4表示手段208M、導光板IL、後述するPOVディスプレイ224I等)によっても、ミニゲームに関連する演出が行われてもよい。
図206(カd1)〜同図(カd5)は、POVディスプレイ224Iを用いた演出例を示す図である。
この例では、第1装飾図柄表示装置208Lよりも前側に、図116を用いて説明した、演出可動体としてのPOV(Persistence Of Vision)ディスプレイ224Iが設けられている。POVディスプレイ224Iは、バーサライタとも称され、上下方向に移動可能であって、第1装飾図柄表示装置208Lの前面側にオーバーラップ可能に構成されている。
図206(カd1)〜同図(カd3)に示す状態は、図180(あ7)〜図180(あ9−1)に示す状態と同じであり、図206(カd4)では、図180(あ9−1)に示す状態と同じ状態、すなわち、ミニゲームBのじゃんけん対決が行われ、変動アイコンh0の村人のキャラクタが、対戦相手アイコンTIのパンダのキャラクタに勝利した状態である。図206(カd4)では、第1装飾図柄表示装置208Lの前面側にPOVディスプレイ224Iが出現し、そのPOVディスプレイ224Iには、ミニゲームに勝利して獲得した予告アイコンYIの絵柄と「GET」の文字が表示されている。ここで、POVディスプレイ224Iが定速で回転している状態であっても、POVディスプレイ224Iの奥側の表示領域(第1装飾図柄表示装置208Lの表示領域)は視認可能であり、その表示領域で演出表示を行ってもよい。また、POVディスプレイ224Iが静止状態から定速状態に達するまでの加速中の状態や、定速状態から静止状態に戻るまでの減速中の状態は、定速状態よりも、上記表示領域がより見えやすく、加速中の状態や減速中の状態でも、上記表示領域で演出表示を行ってもよい。あるいは、加速中の状態や減速中の状態に限って、上記表示領域で演出表示を行ってもよい。また、加速中の状態や減速中の状態では、少なくとも上記表示領域(第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面全域であってもよい)を暗くしてPOVディスプレイ224Iの表示を目立たせるようにしてもよい。あるいは、加速中の状態では上記表示領域に演出表示を行っておき、定速状態になったら少なくとも上記表示領域を暗くしてもよい。
図206(カd5)では、POVディスプレイ224Iは、第1装飾図柄表示装置208Lの前面側の位置から初期位置に戻っており、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面が視認容易になっている。
図207は、図51等に示す第2装飾図柄表示装置208Mと第3装飾図柄表示装置208Nを用いた演出例を示す図である。
図207(カe1)に示す状態は、図180(あ1)に示す状態と同じである。ただし、第2装飾図柄と第2保留数表示は、第2装飾図柄表示装置208Nに表示されている。図207(カe1)に示す第2装飾図柄表示装置208Mも第3装飾図柄表示装置208Nも、互いの初期位置にあり、開いた状態(離間した状態)であって、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面は視認可能である。
図207(カe2)に示す状態は、図180(あ3−1)に示す状態と同じであり、図207(カe3)に示す状態は、図180(あ4)に示す状態と同じである。
図207(カe4)に示す状態は、これまで第1保留であった保留が消化され、図柄変動表示が開始されている状態である。図207(カe4)に示す第1装飾図柄表示装置208Lに表示されている第1装飾図柄は停止表示したままであるが、第3装飾図柄表示装置208Nに表示されている第2装飾図柄では、変動表示が開始され、同じく第3装飾図柄表示装置208Nに表示されている第2保留数表示では、特図1の保留数が1つ減って「2」になっている。
図207(カe5)では、ミニゲームB用の対戦相手アイコンの登場アニメーションが開始されており、第2装飾図柄表示装置208Mと第3装飾図柄表示装置208Nに、エフェクト画像EF1’が分かれて表示されており、第1装飾図柄表示装置208Lには表示されていない。
図207(カe6)では、それまで初期位置にあった第2装飾図柄表示装置208Mと第3装飾図柄表示装置208Nが、互いに接近し始めており、第1装飾図柄表示装置208Lに表示されている第1装飾図柄の両端に第2装飾図柄表示装置208Mと第3装飾図柄表示装置208Nが、オーバーラップしている。
図207(カe7)では、第2装飾図柄表示装置208Mと第3装飾図柄表示装置208Nが当接し、完全に閉まった状態であり、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面は見えなくなっている。第2装飾図柄表示装置208Mと第3装飾図柄表示装置208Nが当接することで、これまで分かれていたエフェクト画像EF1’が一つになって表示されている。
図207(カe8)では、エフェクト画像EF1’が消え、第2装飾図柄表示装置208Mには変動アイコンh0の村人のキャラクタが表示され、第3装飾図柄表示装置208Nには対戦相手アイコンTIのパンダのキャラクタが表示されている。また、第2装飾図柄表示装置208Mの左上隅には、出現領域ASが枠に囲まれて表示されており、中には、図177(a)に示すNo.1の「箱」の予告アイコンYIが表示されている。第3装飾図柄表示装置208Nには、対戦相手アイコンTIのパンダのキャラクタの上に、ミニゲームBのじゃんけん対決の回数表示(ここでは「1回目」)が示されている。なお、ここでの回数表示は、現在の対決回数を示すものであるが、この後、じゃんけん対決が何回行われるかを予告する回数表示(例えば、「あと3回」)であってよい。この例によれば、保留アイコンが非表示になっている。
図207(カe9)に示す状態は、図180(あ3−7)に示す状態と同じであり、ミニゲームBのじゃんけん対決が開始される。
図207(カe10)に示す状態は、図180(あ9−1)に示す状態と同じであり、変動アイコンh0の村人のキャラクタが、対戦相手アイコンTIのパンダのキャラクタに勝利した状態である。
図207(カe11)に示す状態は、図180(あ10)に示す状態に相当する状態であり、予告アイコンYIのストックアニメーションが開始され、第2装飾図柄表示装置208Mと第3装飾図柄表示装置208Nを跨ぐようにして、予告アイコンYIが一旦大きく表示されている。大きく表示された予告アイコンYIの一部によって、変動アイコンh0の村人のキャラクタの一部も、対戦相手アイコンTIのパンダのキャラクタの一部も、オーバラップされている。
図207(カe12)に示す状態は、図180(あ11)に示す状態と同じ状態であり、予告アイコンYIは、第3装飾図柄表示装置208Nに設けられたストック領域SS内の第1ストック位置に表示(ストック表示)されている。なお、この例では、出現領域ASとストック領域SSは異なる図柄表示装置にて表示されているが、同じ図柄表示手段に表示されてもよい。
図207(カe13)に示す状態は、現在行われている図柄変動表示におけるミニゲームBのじゃんけん対決が終了したことにより、変動アイコンh0の村人のキャラクタは消え、対戦相手アイコンTIのパンダのキャラクタは次変動でのじゃんけん対決を待っており、待機アニメーションを実行している。なお、第1装飾図柄表示装置208Lに表示されていた変動アイコンh0はここでは見えないが、第2装飾図柄表示装置208Mと第3装飾図柄表示装置208Nが開き、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面が視認可能になった場合には、デフォルトの表示態様の変動アイコンh0が、変動アイコン表示領域CIS’の台座hs0の上には表示されている。
図207(カe14)に示す状態は、図柄変動表示が終了した状態であり、対戦相手アイコンTIのパンダのキャラクタは依然として待機アニメーションを継続している。やがて、次変動が開始されると、第2装飾図柄表示装置208Mには変動アイコンh0の、村人のキャラクタが表示される。なお、変動アイコンh0のキャラクタとしては、図179(a)に示すNo.18の爺のキャラクタであったり、No.19の吉宗のキャラクタであったりもする。そして、2回目のじゃんけん対決が行われる。
なお、第2装飾図柄表示装置208Mも第3装飾図柄表示装置208Nも、図柄停止表示中に動作位置から移動しない(つまり、動作位置にて静止状態となる)ように構成されている。ただし、第2装飾図柄表示装置208Mも第3装飾図柄表示装置208Nも、図柄停止表示中に動作位置から移動する場合があってもよい。また、第2装飾図柄表示装置208Mも第3装飾図柄表示装置208Nも、初期位置と最大移動位置との間で移動中であっても、図柄変動表示が確定表示している期間のうちの少なくとも一部の期間、あるいは全部の期間において、静止状態を維持するように構成されている。なお、擬似連演出における仮停止の状態や、確定表示前の揺れ変動の状態では、移動を継続してもよいし、停止してもよい。また、第2装飾図柄表示装置208Mで装飾図柄の変動表示が行われている場合に限って、あるいは第3装飾図柄表示装置208Nで装飾図柄の変動表示が行われている場合に限って、上記のように停止動作するようにしてもよい。さらに、図柄変動表示が確定表示するタイミングに合わせて、第2装飾図柄表示装置208Mや第3装飾図柄表示装置208Nは、初期位置、あるいは最大移動位置、あるいは所定の停止位置に位置して停止するように構成されていてもよい。
図207(カe15)に示す状態は、出現領域ASに、図177(a)に示すNo.2の「赤箱」の予告アイコンYIが表示されているが、2回目のじゃんけん対決で、変動アイコンh0の村人のキャラクタが、対戦相手アイコンTIのパンダのキャラクタに敗れた状態である。この図207(カe15)に示す第3装飾図柄表示装置208Nには、対戦相手アイコンTIのパンダのキャラクタの上に、ミニゲームBのじゃんけん対決の回数表示として「2回目」が示されている。
図207(カe16)では、第2装飾図柄表示装置208Mと第3装飾図柄表示装置208Nに跨るようにして、じゃんけん対決が終了したことが報知されている。図207(カe17)では、これまで閉まっていた第2装飾図柄表示装置208Mと第3装飾図柄表示装置208Nが開き始め、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面が見えている。図207(カe18)では、第2装飾図柄表示装置208Mも第3装飾図柄表示装置208Nも初期位置に戻っており、図207(カe18)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、「装飾4」−「装飾4」−「装飾7」のハズレの装飾図柄の組み合わせが確定表示されている。
以上説明した第2装飾図柄表示装置208Mおよび第3装飾図柄表示装置208Nは、、図206に示す第4表示手段208M’に置き換えることもできるし、他の表示手段(例えば、導光板IL、後述するPOVディスプレイ224I等)にも置き換えることができる。
また、これまでの説明では、図177(b)に示すデフォルト色の「変化」の予告表示では、表示態様のレベルを1段上げる予告の表示であり、第1表示態様(デフォルトの表示態様)で表示されていれば、第2表示態様(白点滅の表示態様)に変化することを予告し、実際にも第2表示態様(白点滅の表示態様)に変化していたが、第1表示態様(デフォルトの表示態様)で表示態様されている場合に限って、2段階上げる予告の表示とし、第3表示態様(青の表示態様)に変化させるようにしてもよい。なお、第2表示態様(白点滅の表示態様)以上で表示態様されている場合には、1段上げる予告の表示であり、実際にも1段階しか変化させないようにする。
なお、或るミニゲームの実行中において、該ミニゲームとは別の予告によって予告アイコンがストックされる場合があってもよいが、ミニゲームの実行中においては該ミニゲームとは別の予告によって予告アイコンがストックされないように構成されていてもよい。
なお、ミニゲームが発生する可能性があることを他の予告(例えば、ミニゲーム準備中表示や「ミニゲーム高確中」と記載されたテロップ表示などで)事前に報知してもよい。
なお、ミニゲームが開始される前またはミニゲームの実行中において、予告アイコンが獲得されやすい状況であることを他の予告(例えば、「予告アイコン獲得高確中」と記載されたテロップ表示などで)によって報知してもよい。ここで、予告アイコンが獲得されやすい状況とは、他の予告によって予告アイコンが獲得されやすい状況であることが報知されていない場合よりも予告アイコンが獲得されやすいことを示している。
なお、予告アイコンが或る組合せでストックされた場合(例えば、最大3つの予告アイコンがストック出来る場合において、「箱」、「赤箱」、「金箱」がストックされる組合せや「金箱」が3つストックされる組合せ)に、予告アイコンが全て消化される図柄変動表示において大当りが確定するように構成されていてもよい。この場合、予告アイコンは、先読み予告に関するアイコンとして使用される場合があってもよいし、通常予告に関するアイコンとして使用される場合があってもよい。
なお、予告アイコンを獲得するミニゲームにおいて、当該変動の予告が行われる場合があってもよい。例えば、図186(う13)等に示す絨毯は静止状態であるが、その絨毯が矢から逃げるようなアニメーションが表示された場合には、そのアニメーションの表示が、そのときに行われている図柄変動表示における大当りに関する予告(通常予告)に相当する。また、このアニメーションの表示が出現率が低い表示であれば、大当り確定の予告であってもよい。
また、図186(う13)に示す状態で、絨毯が矢から逃げるようなアニメーションが表示され、その変動でスーパーリーチ演出が行われたにも関わらず、その変動でハズレてしまった場合には、ミニゲームAは終了してしまう場合があってもよい。この場合には、第1保留アイコンh11であった吉宗(弓)のアイコンが、デフォルトの表示態様の保留アイコンに変化してもよいし、吉宗(弓)のアイコンのままであってもよい。吉宗(弓)のアイコンのままである場合には、白点滅対応(第2表示態様レベル)の保留アイコンになる。また、デフォルトの表示態様への変化タイミングは、上記スーパーリーチ中(例えば、ワイプ演出中)であってもよい。また、次変動開始時に、デフォルトの変動アイコンh0として表示されてもよい。さらに、絨毯が矢から逃げるようなアニメーションが表示されたときに変動アイコンh0であった吉宗(弓)のアイコンは、上記スーパーリーチ中(例えば、ワイプ演出中)に消えてもよいし、上記スーパーリーチ中(例えば、ワイプ演出中)に一旦消えて、デフォルトの表示態様で再表示されてもよい。
なお、予告アイコンがb個(a<b)ストックされている方が、a個(aは0以上の整数)ストックされている場合よりも予告アイコンが全て消化される図柄変動表示にて大当りとなりやすいように構成されていてもよい。
図208は、図179(b)に示すアイコン変化予告の表示を用いた演出例を段階的に示す図である。
図208(A1−1)は、特図1について第1装飾図柄(第3図柄)が高速変動中であり、特図1の第1保留アイコンh11と第2保留アイコンh12が表示されている。これら2つの保留アイコンh11,h12はともにデフォルトの表示態様(第1表示態様)で表示されている。また、変動アイコン表示領域CISの台座hs0には、デフォルトの表示態様(第1表示態様)の変動アイコンh0が表示されている。
図208(A2−1)では、図179(b)に示すNo.5の「赤爆撃機」のアイコンIHIが画面右端に登場し、アイコン変化アニメーションが開始される。すなわち、ここで表示された「赤爆撃機」のアイコンIHIがアイコン変化予告の表示に相当する。アイコン変化アニメーションでは、「赤爆撃機」のアイコンIHIが右から左に向かって飛行する間に、保留アイコンめがけて銃弾を発射する。なお、「赤爆撃機」のアイコンIHIは、目標となる保留アイコンの手前で一時停止する場合もある。また、この一時停止は、対象となるアイコンを偽装するガセの一時停止である場合もある。なお、「赤爆撃機」のアイコンIHIは、前述したストック領域SSを通過するアニメーションを行っている。ここで、予告アイコンがストックされている場合に、ストックされた予告アイコンによって「赤爆撃機」のアイコンIHIがオーバーラップされてもよく、逆に「赤爆撃機」のアイコンIHIによってストックされた予告アイコンがオーバーラップされてもよい。
図208(A3−1)では、赤色の爆撃機のアイコンRBIから赤色の銃弾アイコンBTIが発射されている。すなわち、「赤爆撃機」のアイコンIHIは、赤色の爆撃機のアイコンRBIと赤色の銃弾アイコンBTIから構成されている。ここでの目標は第1保留アイコンh11である。図208(A4−1)では、その第1保留アイコンh11に、銃弾アイコンBTIが前側からオーバーラップしている。図208(A5)では、銃弾アイコンBTIが第1保留アイコンh11に命中し、第1保留アイコンh11がエフェクト画像EF14によって覆われている。そして、図208(A6)では、エフェクト画像EF14が消え、第1保留アイコンh11が、デフォルトの表示態様から、「赤爆撃機」と同じ表示態様である赤色の表示態様(第5表示態様)へ変化している途中であり、同図(A7)において、その変化が完了している。この例では、アイコン変化アニメーションは、図208(A2−1)〜同図(A7)直前までのアニメーションになる。なお、この例では、「赤爆撃機」のアイコンIHIが画面から消え去った後に、アイコンの表示態様変化が完了しているが、「赤爆撃機」のアイコンIHIが画面から消え去る前に、アイコンの表示態様変化が完了してもよいし、「赤爆撃機」のアイコンIHIが画面から消え去るのと同時に、アイコンの表示態様変化が完了してもよい。
なお、赤色の爆撃機のアイコンRBIからは、赤色の銃弾アイコンBTIが必ず発射される構成であってもよいし、他の色の銃弾アイコンBTIが発射される構成であってもよい。この場合、爆撃機の色によって、アイコンの変化態様が決まってもよいし、銃弾の色によって、アイコンの変化態様が決まってもよい。あるいは、赤色の爆撃機のアイコンRBIから金色の銃弾アイコンBTIが発射された場合は、上位の方(ここでは金色)の色によって、アイコンの変化態様が決まってもよいし、下位の方(ここでは赤色)の色によって、アイコンの変化態様が決まってもよい。
図208(A1’)では、特図1について第1装飾図柄(第3図柄)が高速変動中であり、特図1の第1保留アイコンh11と第2保留アイコンh12が表示されている。これら2つの保留アイコンh11,h12のうち、第1保留アイコンh11は緑色の表示態様(第4表示態様)で表示されており、第2保留アイコンh12はデフォルトの表示態様(第1表示態様)で表示されている。また、変動アイコン表示領域CISの台座hs0には、デフォルトの表示態様(第1表示態様)の変動アイコンh0が表示されている。
図208(A2’)では、図179(b)に示すNo.4の「爆撃機」のアイコンIHIが画面右端に登場し(表示され)、アイコン変化アニメーションが開始される。ここでのアイコン変化アニメーションでも、先の例と同じく、銃弾アイコンBTIが第1保留アイコンh11に命中し、第1保留アイコンh11がエフェクト画像EF14によって覆われている(図208(A5’))。この例では、アイコン変化予告の表示として「爆撃機」のアイコンIHIが用いられているため、緑色の表示態様(第4表示態様)に対しては表示態様を1段階上げる。図208(A7)では、緑色の表示態様(第4表示態様)であった第1保留アイコンh11が、赤色の表示態様(第5表示態様)に変化している。なお、「爆撃機」のアイコンIHIによるアイコン変化アニメーションでは、デフォルトの表示態様(第1表示態様)の保留アイコンであれば、1回目の攻撃に限っては白点滅を飛ばして青色まで昇格させることができるが、2回目以降の攻撃では1段階ずつしか上げることができないため、赤色の表示態様(第5表示態様)の保留アイコンまで昇格させるには、合計3回の攻撃(デフォルト色→青色→緑色→赤色)が必要になる。なお、1回目の攻撃でも1段階しか上げない(つまり、デフォルト色→白点滅)ように構成されていてもよい。
図208(A3−2−1)は、図208(A2−1)から続く変形例であり、「赤爆撃機」のアイコンIHIを用いたアイコン変化アニメーションが開始されている。このアイコン変化アニメーションでは、目標は、デフォルトの表示態様で表示されている変動アイコンh0になる。図208(A3−2−3)では、銃弾アイコンBTIが変動アイコンh0に命中し、変動アイコンh0がエフェクト画像EF14によって覆われ、同図(A3−2−4)では、変動アイコンh0が、赤色の表示態様(第5表示態様)へ変化している。
なお、ここでの例は、「赤爆撃機」のアイコンIHIを用いた例であったが、図208(A2’)に示す「爆撃機」のアイコンIHIを用いたアイコン変化アニメーションでも変動アイコンh0が目標にされる場合がある。この場合、目標がデフォルトの表示態様で表示されている変動アイコンh0であれば、その変動アイコンh0は青色の表示態様に変化するが、目標が緑色の表示態様で表示されている変動アイコンh0であれば、その変動アイコンh0は赤色の表示態様に変化する。
図208(A4−2−1)は、図208(A2−1)から続く変形例であり、「赤爆撃機」のアイコンIHIを用いたアイコン変化アニメーションが開始されている。このアイコン変化アニメーションでは、図208(A4−2−1)〜同図(A4−2−3)に示すように、赤色の爆撃機のアイコンRBIが、赤色の銃弾アイコンBTIを発射してからアイコン(ここでは第1保留アイコンh11)の表示態様の変化が終了するまで、目標となる保留アイコンの手前で一時停止する。そして、赤色の爆撃機のアイコンRBIは、図208(A4−2−4)〜同図(A4−2−6)に示すように、アイコンの表示態様の変化が終了すると、画面左端に向けて飛び去っていく。
図208(A2−2−1)は、図208(A1−1)から続く変形例である。ただし、この変形例では、第1保留アイコンh11の表示態様が、白点滅の表示態様(第2表示態様)である。白点滅の表示態様は、表示開始後、表示態様が変化する可能性があることを示唆する表示態様であってもよい。すなわち、第2表示態様(白点滅の表示態様)は、第1表示態様よりも、表示開始後に表示態様が変化しやすく、第3表示態様よりも、表示開始後に表示態様が変化しやすい表示態様であってもよい。第2表示態様(白点滅の表示態様)のアイコンが表示されている状態で、図179(b)に示すアイコン変化予告の表示が表示されると(例えば、「赤爆撃機」のアイコンIHIが登場すると)、第2表示態様(白点滅の表示態様)のアイコンに注目が集まる。
図208(A2−2−2)では、第1保留アイコンh11に向けて銃弾アイコンBTIが発射され、銃弾アイコンBTIが第1保留アイコンh11に命中し、同図(A2−2−4)では、その第1保留アイコンh11が、赤色の表示態様(第5表示態様)へ変化している。
なお、第2表示態様(白点滅の表示態様)のアイコンが変化するのではなく、他のアイコン(この場合であれば、第1保留アイコンh11の隣のアイコンである第2保留アイコンh12、あるいは変動アイコンh0)が変化する場合があってもよく、あるいは、第2表示態様(白点滅の表示態様)のアイコンとともに他のアイコンも変化してもよい。また、第2表示態様のアイコンが表示されていても、アイコンの表示態様の変化が生じない場合(ガセ演出の場合)があってもよい。あるいは反対に、第2表示態様のアイコンが表示されている場合には、アイコンの表示態様の変化が必ず生じるように構成してもよい。なお、第2表示態様のアイコンが表示されている場合に、該第2表示態様のアイコンの隣のアイコン(例えば、第2表示態様のアイコンが第1保留アイコンであれば第2保留アイコン。変動アイコンであってもよい。)が変化しやすい状態であることが予告されていてもよい。ここでは、第2表示態様(白点滅の表示態様)の第1保留アイコンh11を基準に、その隣のアイコン(第2保留アイコンh12あるいは変動アイコンh0)のみが変化してもよいし、第1保留アイコンh11とともにその隣のアイコンも変化してもよいことを説明したが、第2表示態様といった汎用性のある表示態様ではなく、他の態様(例えば、戦車の態様)であってもよい。戦車の態様であれば、その戦車の主砲が向くアイコンが変化するかもしれないことを予告してもよい。また、戦車の態様に代えて、図179(a)に示す、No.10の「タイマ」の種類の表示態様であってもよく、No.8の「ボタンA」の種類の表示態様やNo.9の「ボタンB」の種類の表示態様であってもよい。
図209は、図208に示した演出例の変形例を示す図である。
図209(A3−3−1)は、図208(A2−1)から続く変形例であり、「赤爆撃機」のアイコンIHIが登場しても、アイコン変化アニメーションが開始されない例である。すなわち、この例では、「赤爆撃機」のアイコンIHIを用いた、アイコン不変化アニメーションが開始される。ここでのアイコン不変化アニメーションでは、銃弾アイコンBTIが発射されず、赤色の爆撃機のアイコンRBIが、保留枠UIの上を飛び去るだけである(図209(A3−3−1)〜同図(A3−3−3))。したがって、表示されている全ての保留アイコンの態様が変化していない。また、変動アイコンh0の態様も変化していない。なお、アイコン不変化アニメーションでは、「赤爆撃機」のアイコンIHIが途中で非表示になってもよい。
この例のように、赤色の爆撃機のアイコンRBIが素通りした場合であっても、赤色の爆撃機のアイコンRBIが登場しなかった場合に比べて、全ての保留アイコン(デフォルトの表示態様の保留アイコンも含む)が、大当りの信頼度が高い先読み予告であってもよい。また、変動アイコンh0についても同様に、大当りの信頼度が高い通常予告であってもよい。あるいは、表示されているアイコンの中に、白点滅の表示態様等の先読み予告の表示態様の保留アイコンがあれば、それらの保留アイコンが、赤色の爆撃機のアイコンRBIが登場しなかた場合に比べて、大当りの信頼度が高い先読み予告であってもよく、変動アイコンの表示態様が通常予告の表示態様であれば、変動アイコンが、赤色の爆撃機のアイコンRBIが登場しなかた場合に比べて、大当りの信頼度が高い通常予告であってもよい。
図209(A3−4−1)も、図208(A2−1)から続く変形例であり、ここでも、アイコン不変化アニメーションが実行される。このアイコン不変化アニメーションでは、赤色の爆撃機のアイコンRBIから赤色の銃弾アイコンBTIが発射されるが、銃弾アイコンBTIは、いずれのアイコンh0、h11,h12にも命中しない。すなわち、赤色の爆撃機のアイコンRBIから発射された赤色の銃弾アイコンBTIは、図209(A3−4−2)〜同図(A3−4−4)に示すように、保留アイコンの上を飛んでいって、画面外に消えたり、あるいは、保留アイコンや変動アイコンにオーバーラップするものの、そのまま斜め下に抜けていってもよい。また、発射された銃弾アイコンBTIが、目標となるアイコンとは異なるアイコンにオーバーラップするものの、エフェクト画像EF14が発生しないまま、画面外に飛んでいってしまう場合があってもよい。さらには、発射された銃弾アイコンBTIが、保留アイコンが表示されていれば保留アイコンにオーバーラップする軌跡であるが、保留アイコンが表示されていないため(図209(A3−4−3)の点線参照)、保留アイコンにオーバーラップしない(命中しない)軌跡を通って画面外に飛んでいってしまう場合があってもよい。。この図209(A3−4−4)では、表示されている全ての保留アイコンの態様が変化していない。
なお、図209(A3−4−3)では、銃弾アイコンBTIよりも赤色の爆撃機のアイコンRBIの方が、先に画面外に飛び去っているが、この逆であってもよいし、同じであってもよい。
また、図209(A3−3−1)〜同図(A3−3−3)に示す例や、図209(A3−4−1)〜同図(A3−4−4)に示す例は、「赤爆撃機」のアイコンIHIを用いた例であったが、図208(A2’)に示す「爆撃機」のアイコンIHIを用いたアイコン不変化アニメーションが実行される場合もある。さらに、図179(b)に示すNo.6の「金爆撃機」のアイコンを用いたアイコン変化アニメーションやアイコン不変化アニメーションが実行される場合もある。
また、変動アイコンh0を目標に銃弾アイコンBTIが発射されたが、その変動アイコンh0に命中せず、いずれの保留アイコンh11,h12にも命中しないアイコン不変化アニメーションが実行される場合もある。
また、「爆撃機」のアイコンIHI等のアイコン変化予告の表示が表示されても、アイコン変化予告の表示を用いたアニメーションは行われず、表示されたアイコン変化予告は、静止したままの表示を行った後、消えてもよい。さらに、「赤爆撃機」のアイコンIHIによってアイコン変化アニメーションが行われなかった場合や、「赤爆撃機」のアイコンIHIによってアイコン不変化アニメーションが行われなかった場合であっても、「赤爆撃機」のアイコンIHI表示されなかった場合よりも「赤爆撃機」のアイコンIHIが表示される図柄変動表示の開始時点で表示されているアイコンが最終的に「赤色」表示態様に変化しやすいように構成されていてもよいし、「赤爆撃機」のアイコンIHI表示されなかった場合と「赤色」表示態様の変化のしやすさが同じであってもよい。
また、アイコン変化予告の表示による保留変化が失敗しても、保留変化をしようとした対象の保留(この例では第1保留アイコンh11の保留)は、保留変化の対象にならなかった保留(この例では第2保留アイコンh12の保留)よりも、大当りしやすい保留であってもよい。また、同じ表示態様の保留アイコン(例えば、白点滅の表示態様(第2表示態様)の保留アイコン)であっても、白点滅から青に変化するのを失敗して白点滅のままである保留アイコンのほうが、保留変化の対象にならなかった白点滅の保留アイコンよりも、大当りの信頼度が高い先読み予告であってもよい。また、変動アイコンh0についても同様に、大当りの信頼度が高い通常予告であってもよい。
図209(A3−5−1)も、図208(A2−1)から続く変形例であるが、ここでは、アイコン不変化アニメーションのように見えて、最後には銃弾アイコンBTIが命中するアイコン変化アニメーションの一例である。すなわち、先のアイコン不変化アニメーションのシーン(図209(A3−4−2))と同じシーン(図209(A3−5−2)が表示されるが、銃弾アイコンBTIは戻ってきて、第1保留アイコンh11に命中し(同図209(A3−5−3)では、第1保留アイコンh11がエフェクト画像EF14によって覆われている。この後は、図208(A7)と同じである。このアイコン変化アニメーションでは、途中までアイコン不変化アニメーションと同じシーンが再生されており、銃弾アイコンBTIの軌道も、アイコン不変化アニメーションにおける銃弾アイコンBTIの軌道と途中までは一致している。ただし全く別の軌道を通って戻ってきて目標アイコンに命中してもよい。あるいは、銃弾アイコンBTIは一旦画面から消え去った後に、戻ってきて目標アイコンに命中してもよい。図209(A3−5−4)の後は、図208(A7)に続く。
図209(A3−6−1)も、図208(A2−1)から続く変形例であるが、ここでは、ボタン画像がアイコン変化予告の表示に付加され、ボタン演出との複合演出になる。
最初、赤色の爆撃機のアイコンRBIが登場し、アイコン変化アニメーションあるいはアイコン不変化アニメーションが開始される。その後、赤色の爆撃機のアイコンRBIは、目標となる保留アイコンの手前で一時停止する(図209(A3−6−1))。すると、赤色の爆撃機のアイコンRBIにボタン画像136aが付加される(図209(A3−6−2))。ここでは、操作有効期間の残時間を表す残時間表示メータMTは付加されていないが、付加されていてもよい。また、ボタン画像136aが付加された時点から操作有効期間が開始していてもよいし、しばらく経ってから開始してもよい。
図209(A3−6−3)のタイミングは、上記操作有効期間内であり、このタイミングで、遊技者がチャンスボタン136を操作する。チャンスボタン136が上記操作有効期間内に操作されたことに応じて、図209(A3−6−4)では、赤色の爆撃機のアイコンRBIから赤色の銃弾アイコンBTIが発射されている。なお、銃弾アイコンBTIの発射は、チャンスボタン136が操作されたことを条件に実行されてもよいし、チャンスボタン136が操作されることなく操作有効期間が経過した場合にも実行されてもよい。また、銃弾アイコンBTIの発射は、チャンスボタン136が操作有効期間内に操作された場合にのみ発射されてもよい。さらには、銃弾アイコンBTIの発射は、チャンスボタン136が操作があってもなくても行われるが、チャンスボタン136の操作がなかった場合は、チャンスボタン136の操作があった場合に比べて、目標のアイコンに命中しにくくてもよいし、チャンスボタン136の操作がなかった場合は、目標のアイコンに絶対に命中しなくてもよい。また、銃弾アイコンBTIが目標のアイコンに命中しなかった場合には、別のアイコン変化アニメーションあるいはアイコン不変化アニメーションが行われてもよい。
図209(A3−7−1)も、図208(A2−1)から続く変形例であるが、ここでは、第1保留アイコンh11が、ボタン画像の態様である。すなわち、図179(a)に示すNo.8の「ボタンA」のアイコンである。この「ボタンA」のアイコンは、ボタン操作によるアイコン変化予告が行われることを予告するアイコンである。続く、図209(A3−7−2)では、図209(A3−6−2)と同じく、赤色の爆撃機のアイコンRBIにボタン画像136aが付加されている。なお、ここでも残時間表示メータMTは付加されていないが、付加されていてもよい。
図209(A3−7−3)のタイミングは、上記操作有効期間内であり、このタイミングで、遊技者がチャンスボタン136を操作する。チャンスボタン136が上記操作有効期間内に操作されたことに応じて、図209(A3−7−4)では、赤色の爆撃機のアイコンRBIから赤色の銃弾アイコンBTIが発射されている。銃弾アイコンBTIは、「ボタンA」のアイコンである第1保留アイコンh11めがけて飛んでいく(図209(A3−7−5))。続く、図209(A3−7−6)では、銃弾アイコンBTIが第1保留アイコンh11に命中し、第1保留アイコンh11がエフェクト画像EF14によって覆われている。図209(A3−7−7)では、「ボタンA」のアイコンであった第1保留アイコンh11が、赤色の表示態様(第5表示態様)へ変化している。
図209(A3’−2−1)は、図208(A2’)から続く変形例である。すなわち、第1保留アイコンh11は、緑色の表示態様(第4表示態様)であり、第2保留アイコンh12は、デフォルトの表示態様(第1表示態様)である。この変形例では、図209(A3’−2−1)に示すように、白色の爆撃機のアイコンWBIが複数の白色の銃弾アイコンBTIを発射する。複数の銃弾アイコンBTIの発射は、同時であってもよいし、1発ずつ順番に発射されてもよい。ここでは2発の白色の銃弾アイコンBTIが、同時に発射されている。2発の銃弾アイコンBTIは、一部が互いに重なっている。ここでの目標のアイコンは、一つのアイコンであってもよいし、複数のアイコンであってもよい。すなわち、一発の銃弾アイコンBTIで一つの保留アイコンが攻撃される場合もあれば、複数発の銃弾アイコンBTIで一つの保留アイコンが攻撃される場合もある。この例では、第1保留アイコンh11と第2保留アイコンh12が目標のアイコンになる。第2保留アイコンh12を狙う銃弾アイコンBTIが手前に表示されており、第1保留アイコンh11を狙う銃弾アイコンBTIが奥側に表示されている。なお、この関係は逆であってもよい。また、複数の銃弾アイコンBTIが重ならないようにしてもよい。
図209(A3’−2−3)では、第1保留アイコンh11にも第2保留アイコンh12にも、銃弾アイコンBTI,BTIが一発ずつ命中し、第1保留アイコンh11も第2保留アイコンh12もそれぞれ、エフェクト画像EF14によって覆われている。図209(A3−7−7)では、緑色の表示態様(第4表示態様)であった第1保留アイコンh11が、赤色の表示態様(第5表示態様)へ変化し、デフォルトの表示態様(第1表示態様)であった第2保留アイコンh12が、青色の表示態様(第3表示態様)へ変化ている。
図210は、図208に示した演出例等の変形例を示す図である。
図210(A3−2−1)〜同図(A3−2−4)に示す演出例は、図209(A3’−2−1)〜図209(A3’−2−4)に示す演出例の変形例である。ここでは、「赤爆撃機」のアイコンIHIが登場している。また、第1保留アイコンは、白点滅の表示態様(第2表示態様)である。図210(A3−2−1)では、赤色の爆撃機のアイコンRBIが2発の赤色の銃弾アイコンBTIを発射している。発射された2発の銃弾アイコンBTIのうち1発は、第1保留アイコンh11に命中し、もう1発は、いずれのアイコンにも命中していない(図210(A3−2−3))。すなわち、先読み予告が行われている保留アイコンには命中し、先読み予告が行われていない保留アイコン(第2保留アイコンh12)には命中していない。図210(A3−2−3)では、命中した方の第1保留アイコンh11のみがエフェクト画像EF14によって覆われており、続く図210(A3−2−4)では、エフェクト画像EF14が消え、第1保留アイコンh11のみが、赤色の表示態様(第5表示態様)へ変化している。
なお、先読み予告が行われていない保留アイコンにも、銃弾アイコンBTIが命中する場合はある。また、先読み予告が行われていない保留アイコンのみに、銃弾アイコンBTIが命中する場合もある。あるいは、先読み予告が行われていない保留アイコンには、銃弾アイコンBTIが必ず命中してもよい。あるいは反対に、先読み予告が行われている保留アイコンには、銃弾アイコンBTIが必ず命中してもよい。
ここで、先読み予告が行われていない保留アイコン(第1表示態様の保留アイコン)に赤色の銃弾アイコンBTIが命中し、白点滅の表示態様(第2表示態様)である先読み予告が行われていた保留アイコンには銃弾アイコンBTIが命中しなかった場合は、先読み予告が行われていなかった保留アイコンの方が、これまで先読み予告が行われていた保留アイコンよりも、大当りの期待度が高い保留アイコンに変化したことになる。このように、表示態様が異なるアイコンに対しては、いずれのアイコンが赤色の表示態様に変化するのか、全てのアイコンが赤色の表示態様に変化するのか、あるいは、複数の赤色の銃弾アイコンBTIが発射されておきながら一つのアイコンも変化しないのか、といった色々なパターンが考えられ、煽り演出として有効に機能する場合がある。
なお、先読み予告が行われている保留アイコンの方が、先読み予告が行われていない保留アイコンよりも、銃弾アイコンBTIが命中しやすい、すなわち保留変化しやすいように構成されていてもよい。また、変動アイコンの方が、保留アイコンよりも、銃弾アイコンBTIが命中しやすい、すなわち保留変化しやすいように構成されていてもよい。
さらに、複数の銃弾アイコンBTIの発射は、図179(b)に示す「金爆撃機」のアイコンにも適用可能である。
図210(A3−8−1)も、図208(A2−1)から続く変形例であるが、ここでは、赤色の爆撃機のアイコンRBIが、変動アイコンh0の真上で一時停止する。そして、一時停止したのまま、赤色の爆撃機のアイコンRBIは、銃弾アイコンBTIを発射せず、図柄変動表示が終了する(図210(A3−8−2)。そして、次の図柄変動表示が開始されても、赤色の爆撃機のアイコンRBIは変動アイコンh0の真上で一時停止したままである。すなわち、ここでの赤色の爆撃機のアイコンRBIは、連続する図柄変動表示を跨いで表示されている。赤色の爆撃機のアイコンRBIは、次変動が開始されると、図210(A3−8−4)に示すように、第1保留アイコンh0に向けて赤色の銃弾アイコンBTIを発射する。このように、図柄変動表示を跨いだ場合は、アイコン変化に必ず成功するようにしてもよいし、図柄変動表示を跨いだ場合であっても、失敗する場合があってもよい。また、図柄変動表示を跨いだ場合は、保留アイコンはアイコン変化し、変動アイコンはアイコン変化しないようにしてもよいし、あるいはその逆に、変動アイコンはアイコン変化し、保留アイコンはアイコン変化しないようにしてもよい。
図210(A3−9−1)〜同図(A3−9−5)は、図209(A3−8−1)〜図209(A3−8−4)の変形例である。この例は、連続する図柄変動表示を跨いだ後の図柄変動表示であっても、銃弾アイコンBTIを発射する演出もしないで、「赤爆撃機」のアイコンIHIが飛び去っていく例である。
なお、連続する図柄変動表示を跨いだ後の図柄変動表示では、命中するかしないかは別として(アイコン変化するかしないかは別として)、銃弾アイコンBTIを発射する演出は必ず行われるようにしてもよい。
図210(A3−10−1)も、図208(A2−1)から続く変形例である。この例では、先読み対象変動の保留は、図210(A3−10−1)に示す第2保留アイコンh12が表す第2保留になる。保留アイコンの手前になる、変動アイコンh0の真上で一時停止した赤色の爆撃機のアイコンRBIは、その第2保留アイコンh12を目標に赤色の銃弾アイコンBTIを発射するが、命中せず(図210(A3−10−2))、図柄変動表示が終了する(図210(A3−10−3))。そして、次の図柄変動表示が開始されても、赤色の爆撃機のアイコンRBIは、変動アイコンh0の真上で一時停止しており(図210(A3−10−4)、)先読み対象変動の保留となる第1保留アイコンh11を目標に、赤色の銃弾アイコンBTIを発射するが、ここでも命中せず(図210(A3−10−5))、また図柄変動表示が終了する(図210(A3−10−6))。今度は、先読み対象変動であった保留が消化され、図柄変動表示が開始される。すなわち、ここで開始された図柄変動表示が、先読み対象変動であったことになり、変動アイコンh0を目標のアイコンとすべく、赤色の爆撃機のアイコンRBIは宙返りを行い、変動アイコンh0の手前の位置に戻り、変動アイコンh0を目標に、赤色の銃弾アイコンBTIを発射し(図210(A3−10−8))、画面左端に向かって飛び去っていく。ここで発射された銃弾アイコンBTIは、変動アイコンh0に命中し、第1保留アイコンh11がエフェクト画像EF14によって覆われている(図210(A3−10−10))。図示省略するが、変動アイコンh0は、エフェクト画像EF14が消えると、赤色の表示態様(第5表示態様)に変化している。
なお、図210(A3−10−9’)は、同図(A3−10−8)から続く変形例であるが、最終変動でも、命中しない場合がある。この結果、3回とも全て失敗したことになる。なお、この例では同じアイコンに対して赤色の爆撃機のアイコンによるアイコン不変化アニメーションが複数回行われているが、異なるアイコンに対して赤色の爆撃機アイコンによるアイコン不変化アニメーションが複数回行われてもよい。また、アイコン変化アニメーションについても、同じアイコンに対して複数回行われてもよいし、異なるアイコンに対して複数回行われてもよい。
図210(A2−3−1)は、図柄変動表示160(A1−1)から続く例であるが、アイコン変化予告の表示が複数登場してもよい。すなわち、図210(A2−3−1)では、「爆撃機」、「赤爆撃機」、「金爆撃機」といった全種類となる3種類の爆撃機のアイコンIHIが登場している。なお、登場するアイコン変化予告の表示の種類は、この例のように全部異なってもよいし、全部同じであってもよい。また、爆撃機といった系統は揃えてもよいし、揃えなくてもよい(例えば、「赤気球」、「金爆撃機」「赤飛空艇」)。
このように、複数の爆撃機のアイコンIHIが登場した場合には、全機でアイコン変化演出を行ってもよいが、図210(A2−3−2)に示すように、一機の爆撃機のアイコン(ここでは、「赤爆撃機」のアイコン)IHIのみが、アイコン変化演出を行ってもよいし、あるいは、一部となる複数の爆撃機のアイコンIHIが、アイコン変化演出を行ってもよい。
図210(A2−3−3)では、デフォルトの表示態様であった変動アイコンが、赤色の表示態様に変化しており、アイコン変化演出に成功したことになる。ただし、失敗する場合もある。また、複数の爆撃機のアイコンIHIによってアイコン変化演出を行う場合には、複数のアイコンが変化する場合があってもよいし、一のアイコンのみ変化する場合があってもよい。
また、「爆撃機」のアイコンであったり、図179(b)に示すNo.7の「飛空艇」のアイコンであったりする場合には、一機で2個のアイコンの変化を行うことができる。
図211は、図208に示した演出例等の変形例を示す図である。
図211(A1−2−1)は、特図1について第1装飾図柄(第3図柄)が高速変動中であり、特図1の第1保留アイコンh11が表示されている。この保留アイコンh11はデフォルトの表示態様(第1表示態様)で表示されている。また、変動アイコン表示領域CISの台座hs0には、デフォルトの表示態様(第1表示態様)の変動アイコンh0が表示されている。
図211(A1−2−2)では、図51や図92に示す特図1始動口230に入球があり、特図1の保留が一つ増加し、全部で2つになる。図211(A1−2−2)に示す第1装飾図柄表示装置208Lの第2保留数表示では、特図1の保留数が「2」と表示されている。
図211(A1−2−3)では、第2保留アイコンh12が第2ステージhs2に表示されている。第2保留アイコンh12は、図179(a)に示すNo.12の「ルーレット」の表示態様のアイコンである。この「ルーレット」の表示態様のアイコンは、2択〜5択(青、緑、赤、金、虹)の中で選ばれたN択の表示態様が順番に切り替わって表示され、ルーレットで止まった表示態様に、この保留アイコン自身が変化する。この例では、青、緑、赤の3択であって、「青→緑→赤→青→」の順番に切り替わって表示される。すなわち、図211(A1−2−3)に示す「ルーレット」の表示態様の第2保留アイコンh12では「青色」の表示態様のアイコンが表示されており、同図(A1−2−4)に示す「ルーレット」の表示態様の第2保留アイコンh12では、「緑色」の表示態様のアイコンが表示されており、同図(A1−2−5)に示す「ルーレット」の表示態様の第2保留アイコンh12では、「赤色」の表示態様のアイコンが表示されている。以降の図面では、変動中を表す矢印のマークで表す。図211(A1−2−7)では、図柄変動表示が終了し、第1装飾図柄表示装置208Lでは、中央領域で第1装飾図柄が、ハズレの装飾図柄の組み合せ(「装飾4」−「装飾1」−「装飾7」)を停止表示し、左上の第2装飾図柄も、ハズレの装飾図柄の組み合せ(「装飾4」−「装飾1」−「装飾7」)を停止表示している。
図211(A1−2−8)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、中央領域において、第1装飾図柄の変動表示が開始されている。第1保留アイコンh11は、「ルーレット」の表示態様のアイコンである。また、この第1装飾図柄表示装置208Lには、「赤爆撃機」のアイコンIHIが表示されており、アイコン変化アニメーションが開始されている。すなわち、第1保留アイコンh11を目標に、赤色の爆撃機のアイコンRBIから赤色の銃弾アイコンBTIが発射される。
図211(A1−2−10)では、第1保留アイコンh11に、銃弾アイコンBTIが命中し、第1保留アイコンh11がエフェクト画像EF14によって覆われている。そして、図208(A1−2−11)では、エフェクト画像EF14が消え、第1保留アイコンh11では、「赤色」の表示態様のアイコンが見えている。図208(A1−2−11)に続く同図(A1−2−12)では、第1保留アイコンh11は、「赤色」の表示態様に変化している。また、「赤爆撃機」のアイコンIHIが画面左隅に消えようとしている。なお、「赤爆撃機」のアイコンIHIによってアイコン変化アニメーションが行われなかった場合や、「赤爆撃機」のアイコンIHIによってアイコン不変化アニメーションが行われなかった場合、すなわち、「赤爆撃機」を用いたアニメーションが行われなかった場合であっても、「赤爆撃機」のアイコンIHI表示されなかった場合よりも第1保留アイコンh11が「赤色」表示態様に変化しやすいように構成されていてもよいし、「赤爆撃機」のアイコンIHI表示されなかった場合と「赤色」表示態様の変化のしやすさが同じであってもよい。
図211(A1−3−1)〜同図(A1−3−7)に示す例は、図152を用いて説明したテロップ演出が実行される例である。
図211(A1−3−1)では、図柄変動表示が停止表示されており、同図(A1−3−2)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、中央領域において、第1装飾図柄の変動表示が開始されている。続く図211(A1−3−3)では、テロップ演出が開始される。すなわち、第1装飾図柄の上方に、テロップ表示trpが表示されている。このテロップ表示trpには、保留アイコンの表示態様が変化する可能性が高いことが文字表示されており、アイコン変化予告の表示の一例に相当する。ここでのテロップ表示trpは、「保留変化高確中」といった文字表示が、画面の右から左に向けて流され続ける。
テロップ演出が開始された後、図211(A1−3−4)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lには、「赤爆撃機」のアイコンIHIが表示されており、アイコン変化アニメーションが開始されている。すなわち、テロップ演出が続く中、図211(A1−3−4)に示すように、第1保留アイコンh11を目標に、赤色の爆撃機のアイコンRBIから赤色の銃弾アイコンBTIが発射される。「保留変化高確中」といったテロップ表示trpが表示されている状態で、アイコン変化予告の表示としてのアイコン(ここでは「赤爆撃機」のアイコンIHI)が表示されると、「保留変化高確中」といったテロップ表示trpが表示されていない状態よりも、保留アイコンの表示態様が変化しやすいように構成されていてもよい。
図211(A1−3−7)では、第1保留アイコンh11に、銃弾アイコンBTIが命中し、第1保留アイコンh11がエフェクト画像EF14によって覆われている。やがて、エフェクト画像EF14が消えると、第1保留アイコンh11は、「赤色」の表示態様に変化している。
続いて、保留アイコンのシルエット予告が実行されている例について説明する。
図211(A1−4−1)では、図柄変動表示が終了し、第1装飾図柄表示装置208Lでは、中央領域で第1装飾図柄が、ハズレの装飾図柄の組み合せ(「装飾4」−「装飾1」−「装飾7」)を停止表示し、左上の第2装飾図柄も、ハズレの装飾図柄の組み合せ(「装飾4」−「装飾1」−「装飾7」)を停止表示している。
図211(A1−4−2)では、これまで第1保留であった保留が消化され、図柄変動表示が開始されている。図211(A1−4−3)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、中央領域の第1装飾図柄は停止表示したままであるが、左上の第2装飾図柄では、変動表示が開始され、右上の第2保留数表示では、特図1の保留数が1つ減って「2」になっている。また、保留アイコン表示領域HISおよび変動アイコン表示領域CISを覆うように、エフェクト画像EF15が発生し、保留アイコンも変動アイコンも見えなくなっている。
図211(A1−4−3)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、中央領域において、第1装飾図柄の変動表示が開始される。第1装飾図柄の変動表示が開始されると、エフェクト画像EF15が消え、保留アイコン表示領域HISおよび変動アイコン表示領域CISではシルエット予告が開始される。すなわち、保留アイコン表示領域HISおよび変動アイコン表示領域CISにわたって小屋silが出現する。この小屋silの内部の様子は、シルエット表示によって表示される。図211(A1−4−3)では、変動アイコンh0と、第1保留アイコンh11と、第2保留アイコンh12が、シルエット表示によって表示されている。シルエット表示は、アイコン等の色が、普段の色ではなく、影を表す色で表示されている。ここで開始されたシルエット予告は、保留アイコンの表示態様が変化しやすい状態であることを示す予告であったり、大当りの期待度が高い表示態様に変化する可能性がある保留アイコンが存在していることを示唆する予告であったりする。
シルエット予告が開始された後、図211(A1−4−4)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lには、「赤爆撃機」のアイコンIHIが登場し、アイコン変化アニメーションが開始される。すなわち、シルエット予告が行われている状態で、図211(A1−4−4)に示すように、赤色の爆撃機のアイコンRBIが、小屋silに近づいてくる。やがて、赤色の爆撃機のアイコンRBIは、小屋silをかすめながら通過し、通過中に、赤色の銃弾アイコンBTIを発射する。発射された銃弾アイコンBTIは、小屋の中に入ってシルエット表示によって表示される。
図211(A1−4−7)では、第1保留アイコンh11に、銃弾アイコンBTIが命中しそうな様子がシルエット表示によって表示されている。また、図211(A1−4−8)では、銃弾アイコンBTIが第1保留アイコンh11に命中し、第1保留アイコンh11がエフェクト画像EF14によって覆われている様子がシルエット表示によって表示されている。そして、図211(A1−4−9)では、第1保留アイコンh11が、「赤色」の表示態様に変化したことがわかるようにシルエット表示によって表示されている。なお、シルエット予告が終了するまでどの表示態様に変化したか分からないようにシルエット表示で表示されてもよい。
図212は、保留アイコンのシルエット予告が実行されている例の続きと、その他の演出例を示す図である。
図212(A1−4−10)では、図柄変動表示が終了し、第1装飾図柄表示装置208Lでは、中央領域で第1装飾図柄が、ハズレの装飾図柄の組み合せ(「装飾6」−「装飾4」−「装飾1」)を停止表示し、左上の第2装飾図柄も、ハズレの装飾図柄の同じ組み合せを停止表示している。
図212(A1−4−11)は、停止表示中(確定表示中)であり、変動アイコンh0が消え、同図(A1−4−12)も、停止表示中(確定表示中)であり、同図(A1−4−13)では、これまで第1保留であった保留、すなわち、「赤色」の表示態様に変化した第1保留アイコンの保留が消化され、図柄変動表示が開始されている。図212(A1−4−13)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、中央領域の第1装飾図柄は停止表示したままであるが、左上の第2装飾図柄では、変動表示が開始され、右上の第2保留数表示では、特図1の保留数が1つ減って「1」になっている。また、小屋silの中では、保留アイコンの移動アニメーションがシルエット表示で表示され、「赤色」の表示態様に変化した第1保留アイコンが、変動アイコンh0の位置に表示されていることがわかる。
図212(A1−4−14)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、中央領域において、第1装飾図柄の変動表示が開始されており、第1装飾図柄の変動表示が開始された後に、シルエット予告は終了し、図212(A1−4−15)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、赤色の表示態様に変化した変動アイコンh0が表示されている。
なお、「赤爆撃機」のアイコンIHIを用いたアイコン変化アニメーションによる演出によって、シルエット予告の演出自体も昇格する場合があってもよい。例えば、小屋silが昇格して家になって、保留アイコンが変化しやすくなったり、小屋silの色が赤色に変化して、保留アイコンの表示態様も赤色の表示態様になりやすくなってもよい。そして、シルエット予告が終了した後(小屋silが非表示となった後)、あるいは終了と同時に、保留アイコンの表示態様が変化してもよい。
図212(B1−1)〜同図(B8)は、アイコン変化予告の表示が表示されてから、そのアイコン変化予告の表示自体が昇格する例を示す図である。
図212(B1−1)は、特図1について第1装飾図柄(第3図柄)が高速変動中であり、特図1の第1保留アイコンh11と第2保留アイコンh12が表示されている。これら2つの保留アイコンh11,h12はともにデフォルトの表示態様(第1表示態様)で表示されている。また、変動アイコン表示領域CISの台座hs0には、デフォルトの表示態様(第1表示態様)の変動アイコンh0が表示されている。
図212(B2)では、アイコン変化予告の表示であるデフォルト色の「爆撃機」のアイコンIHIが画面右端に登場し(表示され)、アイコン変化アニメーションが開始される。ここでのアイコン変化アニメーションでは、「爆撃機」のアイコンIHIが、図212(B3−1)に示すように、変動アイコンh0の上で一時停止し、同図(B4)に示すように、「爆撃機」のアイコンIHIに、変化を煽る閃光表示がなされた後、「赤爆撃機」のアイコンIHIに昇格している。なお、この他にも、同じ爆撃機の系統内で昇格する場合(「爆撃機」のアイコンIHIが「金爆撃機」のアイコンIHIに昇格したり、「赤爆撃機」のアイコンIHIが「金爆撃機」のアイコンIHIに昇格したりする場合)があったり、異なる系統に変化する場合(「爆撃機」のアイコンIHIが「飛行艇」のアイコンIHIに昇格したり、「爆撃機」のアイコンIHIが「赤飛行艇」のアイコンIHIに昇格したりする場合)があってもよい。
図212(B6)では、赤色の爆撃機のアイコンRBIから赤色の銃弾アイコンBTIが発射されている。図212(B7)では、発射された銃弾アイコンBTIは、第1保留アイコンh11に命中し、第1保留アイコンh11がエフェクト画像EF14によって覆われている。そして、図212(B8)では、エフェクト画像EF14が消え、第1保留アイコンh11は、「赤色」の表示態様に変化している。
図212(B3−2−1)〜同図(B3−2−5)は、アイコン変化予告の表示自体がボタン演出によって昇格する例を示す図である。
図212(B3−2−1)は、図212(B2)から続く例であり、この図212(B3−2−1)に示す状態は、図212(B3−1)に示す状態と同じである。図212(B3−2−2)では、アイコン変化予告の表示である「爆撃機」のアイコンIHIの上にボタン画像136aが付加される。ここでは、操作有効期間の残時間を表す残時間表示メータMTは付加されていないが、付加されていてもよい。また、ボタン画像136aが付加された時点から操作有効期間が開始していてもよいし、しばらく経ってから開始してもよい。
図212(B3−2−3)のタイミングは、上記操作有効期間内であり、このタイミングで、遊技者がチャンスボタン136を操作する。チャンスボタン136が上記操作有効期間内に操作されたことに応じて、図209(B3−2−4)では、「爆撃機」のアイコンIHIに、変化を煽る閃光表示がなされた後、「赤爆撃機」のアイコンIHIに昇格している(図209(B3−2−5))。。その後、図212(B6)に続くが、保留アイコンの表示態様が変化しない場合があってもよい
なお、「爆撃機」のアイコンIHIの昇格は、チャンスボタン136が操作されたことを条件に実行されてもよいし、チャンスボタン136が操作されることなく操作有効期間が経過した場合にも実行されてもよい。また、「爆撃機」のアイコンIHIの上にボタン画像136aが付加されていたが、ボタン画像136aが付加されず、いわゆる裏ボタン演出として実行されてもよい。
図212(B3−3−1)〜同図(B3−3−5)は、アイコン変化予告の表示自体が予告アイコンYIから放出された予告表示YHによって昇格する例を示す図である。
図212(B3−3−1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、ストック領域SSに予告アイコンYIがストックされている。図212(B3−3−2)では、その予告アイコンYIが使用され、箱が開いた態様dに変化し、箱の中から、図177(b)に示すNo.20の「UP」の予告表示YHが放出されており、同図(B3−3−3)では、使用された予告アイコンYIが消え、「UP」の予告表示YHは表示されている。「UP」の予告表示YHが、光の玉YHbに変化し、図212(B3−3−4)に示すように、その光の玉YHbが、変動アイコンh0の上で一時停止している「爆撃機」のアイコンIHIめがけて飛んでいき、その「爆撃機」のアイコンIHIにぶつかる。すると、図212(B3−3−5)では、「爆撃機」のアイコンIHIが、「赤爆撃機」のアイコンIHIに昇格している。図209(B3−3−6)の後は、図212(B6)に続くが、保留アイコンの表示態様が変化しない場合があってもよい。
図213は、アイコン変化予告の表示自体が、複数変動にわたって、途中で昇格に失敗しながら昇格する例等を示す図である。
図213(B3−4−1)は、図212(B2)から続く例であり、この例では、先読み対象変動の保留は、図213(B3−4−1)に示す第2保留アイコンh12が表す第2保留になる。
図213(B3−4−1)に示す状態は、図212(B3−1)に示す状態と同じであり、アイコン変化予告の表示であるデフォルト色の「爆撃機」のアイコンIHIは、変動アイコンh0の真上で一時停止している。また、図212(B3−4−2)に示す状態は、図212(B4)に示す状態と同じであり、「爆撃機」のアイコンIHIに、変化を煽る閃光表示がなされている。この例では、ここでは昇格に失敗し、閃光表示が消えた図213(B3−4−3)では、「爆撃機」のアイコンIHIのままである。やがて、図211(B3−4−3)では、図柄変動表示が終了し、第1装飾図柄表示装置208Lでは、中央領域で第1装飾図柄が、ハズレの装飾図柄の組み合せ(「装飾4」−「装飾1」−「装飾7」)を停止表示し、左上の第2装飾図柄も、ハズレの装飾図柄の組み合せ(「装飾4」−「装飾1」−「装飾7」)を停止表示している。
そして、次の図柄変動表示が開始されても、「爆撃機」のアイコンIHIは変動アイコンh0の真上で一時停止したままである(図213(B3−4−5))。続く図213(B3−4−6)では、「爆撃機」のアイコンIHIに、変化を煽る閃光表示が再びなされ、今度は昇格に成功し、閃光表示が消えた図213(B3−4−7)では、「赤爆撃機」のアイコンIHIに昇格している。昇格に成功した赤色の爆撃機のアイコンRBIは、第1保留アイコンh0に向けて赤色の銃弾アイコンBTIを発射するものの、図213(B3−4−8)に示すようにここでは命中せず、図213(B3−4−9)では、図柄変動表示が終了し、ハズレの装飾図柄の組み合せ(「装飾6」−「装飾4」−「装飾1」)が停止表示されている。
今度は、先読み対象変動であった保留が消化され、図柄変動表示が開始される(図213(B3−4−10))。すなわち、ここで開始された図柄変動表示が、先読み対象変動であったことになり、変動アイコンh0を目標のアイコンとすべく、赤色の爆撃機のアイコンRBIは宙返りを行い、変動アイコンh0の手前の位置に戻り、変動アイコンh0を目標に、赤色の銃弾アイコンBTIを発射する(図213(B3−4−11))。その後、図208(A3−2−2)に続くが、変動アイコンの表示態様が変化しない場合があってもよい。
なお、この例では、2回目に昇格に成功しているが、昇格に成功することなく演出が終了する場合があってもよい。また、「赤爆撃機」のアイコンIHIから更に「金爆撃機」のアイコンIHIに変化してもよい。また、この例では、昇格してから銃弾アイコンBTIが発射されているが、昇格前でも銃弾アイコンBTIが発射される場合があってもよい。例えば、図213(B3−4−3)のタイミングで銃弾アイコンBTIが発射されてもよい。
図213(B1−2−1)〜同図(B1−2−10)は、タイマ予告演出を経由してアイコン変化予告の表示自体が昇格する例を示す図である。
図213(B1−2−1)は、特図1について第1装飾図柄(第3図柄)が高速変動中であり、特図1の第1保留アイコンh11と第2保留アイコンh12が表示されている。これら2つの保留アイコンh11,h12はともにデフォルトの表示態様(第1表示態様)で表示されている。また、変動アイコン表示領域CISの台座hs0には、デフォルトの表示態様(第1表示態様)の変動アイコンh0が表示されている。
図213(B1−2−2)では、タイマ予告演出が開始され、第1装飾図柄表示装置208Lの右端には、タイマ予告表示TYHが表示される。図213(B1−2−2)に示すタイマ予告表示TYHには、昇格演出開始の基準となる時間までの残時間(ここでは5秒)が表示されており、同図213(1−2−3)ではカウントダウンが開始されている。ここで開始されたタイマ予告演出は、昇格演出の予告に相当する。タイマ予告演出が開始された後、図213(B1−2−4)に示すように、アイコン変化予告の表示であるデフォルト色の「爆撃機」のアイコンIHIが表示され、変動アイコンh0の真上まで飛んできて一時停止し(図213(B1−2−5))、待機状態になる。図213(B1−2−6)に示すタイマ予告表示TYHは、残時間が無くなり(0秒になり)、続く同図(B1−2−7)では、タイマ予告表示TYHが「注目」の文字に切り替わっている。タイマ予告表示TYHの残時間が無くなる(0秒になる)と同時に、昇格演出は開始されている。なお、タイマ予告表示TYHの残時間が無くなった後で、昇格演出が開始される場合(タイムラグがある場合)があってもよい。
図213(B1−2−8)では、タイマ予告表示TYHに「注目」の文字が表示されている状態で、これまで待機状態であった「爆撃機」のアイコンIHIに、変化を煽る閃光表示が表示されている。やがて、その閃光表示が消え、閃光表示が消えた図213(B1−2−9)では、「赤爆撃機」のアイコンIHIに昇格している。タイマ予告演出経由の方が、タイマ予告演出を経由しない場合よりも、アイコン変化予告の表示自体が昇格しやすい。なお、タイマ予告演出を経由した場合には、アイコン変化予告の表示自体が必ず昇格するようにしてもよい。図213(B1−2−10)では、タイマ予告演出が終了し、タイマ予告表示TYHが非表示になっている。なお、このタイマ予告表示TYHを利用して、アイコン変化予告の表示が昇格する種類を予告してもよい。例えば、「注目」の文字表示に代えて「赤」の文字表示を行うようにしてもよい。
なお、タイマ予告表示TYHの残時間が無くなる(0秒になる)と、アイコン変化予告の表示(例えば、「爆撃機」のアイコンIHI)が登場してもよい。すなわち、タイマ予告表示TYHが、アイコン変化予告の表示が行われるかもしれない予告に相当する。またさらに、タイマ予告表示TYHの背景色等を使って、登場するアイコン変化予告の表示の色を予告してもよい。例えば、白背景であれば「爆撃機」のアイコンIHIの登場を予告しており、赤背景であれば「赤爆撃機」のアイコンIHIの登場を予告しており、金背景であれば「金爆撃機」のアイコンIHIの登場を予告してもよい。ただし、このような予告が行われなくてもよい。
また、この例は、タイマ予告演出と昇格演出が組み合わさった例であったが、両者は独立しており、タイマ予告演出開始後に、「爆撃機」のアイコンIHIが登場し、タイマ予告表示TYHの残時間が無くなっても、昇格演出が開始されず、タイマ予告表示TYHに対応した別の予告や演出が開始されてもよい。この場合、「爆撃機」のアイコンIHIの昇格演出は、タイマ予告演出とは無関係である。また、タイマ予告表示TYHの残時間が無くなるタイイミングと、「爆撃機」のアイコンIHIが保留変化させるタイミングが、偶然にも一致する場合があってもよい。
次に、メータ演出を経由してアイコン変化予告の表示自体が昇格する例について説明する。
図213(B1−3−1)は、特図1について第1装飾図柄(第3図柄)が高速変動中であり、特図1の第1保留アイコンh11と第2保留アイコンh12が表示されている。これら2つの保留アイコンh11,h12はともにデフォルトの表示態様(第1表示態様)で表示されている。また、変動アイコン表示領域CISの台座hs0には、デフォルトの表示態様(第1表示態様)の変動アイコンh0が表示されている。また、演出アイコン表示領域DISの右ベースアイコンbIrには、図149等に示すメータ表示と同様なメータ表示MDが表示されている。図213(B1−3−1)に示すメータ表示MDは、6目盛りで満タンのところ、5目盛りまで既に貯まっている状態である。このメータ表示MDは、満タンになると、アイコン変化予告の表示である「爆撃機」のアイコンIHIを昇格させる。なお、このメータ表示MDは、スーパーリーチ演出が実行されている等の特定の状態を除いて、常時表示されている表示であってもよいし、表示開始条件を満足すると表示が開始される表示であってもよい。
やがて、図213(B1−3−2)では、図柄変動表示が終了し、第1装飾図柄表示装置208Lでは、中央領域で第1装飾図柄が、ハズレの装飾図柄の組み合せ(「装飾4」−「装飾1」−「装飾7」)を停止表示し、左上の第2装飾図柄も、ハズレの装飾図柄の組み合せ(「装飾4」−「装飾1」−「装飾7」)を停止表示している。
そして、次の図柄変動表示が開始されても、右ベースアイコンbIrには、5目盛りまで貯まったメータ表示MDが表示されている(図213(B1−3−3))。次の図柄変動表示が開始されると、図213(B1−3−4)に示すように、「赤爆撃機」のアイコンIHIが画面右端に登場する。すなわち、ここで表示された「赤爆撃機」のアイコンIHIは、図177(b)に示すNo.20の「up」の予告表示YHを搭載しており、同図(B1−3−5)では、メータ表示MDの上を通過する際に、その「up」の予告表示YHを落下させ、「up」の予告表示YHはメータ表示MDに取り込まれる。その結果、図213(B1−3−6)に示すように、メータ表示MDは満タンになり、続く同図(B1−3−7)では、メータ表示MDが、「昇格」という文字表示に変化している。
図214は、メータ演出を経由してアイコン変化予告の表示自体が昇格する例の続きと、その他の演出例を示す図である。
図213(B1−3−7)から続く図214(B1−3−8)では、メータ表示MDが満タンになったことに応じて、デフォルト色の「爆撃機」のアイコンIHIに、変化を煽る閃光表示がなされ、閃光表示が消えた図214(B1−3−9)では、「赤爆撃機」のアイコンIHIに昇格している。ここで変化したアイコン変化予告の表示の色は、メータ表示MDにおける「昇格」という文字表示の背景色と一致しており、図213(B1−3−7)の段階でアイコン変化予告の表示が変化する表示態様が予告されている。続く、図214(B1−3−10)に示すメータ表示MDは、空の状態に戻っている。なお、メータ表示MDが満タンになると、アイコン変化予告の表示の表示態様が必ず変化(昇格)してもよいし、変化(昇格)しない場合(失敗の場合)があってもよい。
図213(B1−4−1)〜同図(B1−4−4)は、メータ演出におけるメータ表示が満タンになると、アイコン変化予告の表示が登場する例について説明する。
図213(B1−4−1)に示す演出アイコン表示領域DISの右ベースアイコンbIrには、メータ表示MDが表示されている。このメータ表示MDは、6目盛りで満タンのところ、5目盛りまで既に貯まっている状態である。また、図柄変動表示中の図213(B1−4−1)では、「UP」の予告表示YHが表示されている。続く図213(B1−4−2)では、その「up」の予告表示YHがメータ表示MDに取り込まれ、メータ表示MDは満タンになり、続く同図(B1−4−3)では、メータ表示MDが、赤背景の「爆撃」という表示に変化している。ここでは、アイコン変化予告の表示として、背景色の爆撃機のアイコンが登場することが予告されている。なお、金背景の「爆撃」という表示に変化すれば、「金爆撃機」のアイコンが表示される場合があり、白背景の「爆撃」という表示に変化すれば、「爆撃機」のアイコンが表示される場合がある。また、登場するアイコン変化予告の表示の予告は行われなくてもよく、この場合であっても、メータ表示MDが満タンになると、「爆撃機」のアイコン、「赤爆撃機」のアイコン、あるいは「金爆撃機」のアイコンが表示される場合がある。
そして、図214(B1−4−4)では、「赤爆撃機」のアイコンIHIが画面右端に登場している。
なお、メータ表示MDによる、アイコン変化予告の表示の出現予告が行われると、アイコン変化予告の表示が、必ず出現してもよいし、出現しない場合があってもよい。
図214(C1)〜同図(C13)は、アイコン変化予告の表示が、複数の図柄変動表示を跨いで表示される例を示す図である。
図214(C1)では、図柄変動表示が停止表示し、第1装飾図柄表示装置208Lには、ハズレの装飾図柄の組合せが停止表示されている。この停止表示中、演出アイコン表示領域DISの右ベースアイコンbIrには、何も表示されていない。
図214(C2)では、第1保留アイコンh11の保留が消化され、第1装飾図柄表示装置208Lが開始されている。第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄の変動表示が開始されている。図柄変動表示が開始される時点でも、演出アイコン表示領域DISの右ベースアイコンbIrには、何も表示されていないが、第1装飾図柄の変動表示が開始されると、図214(C3)に示すように、演出アイコン表示領域DISには、煙画像が表示され、同図(C4)では、煙画像が消失し、演出アイコン表示領域DISに、図179(b)に示すNo.13の赤色の「赤吉宗」のアイコンIHIが表示されている。この「赤吉宗」のアイコンは、アイコン変化予告の表示に相当し、以下、「赤爆撃機」のアイコン等に用いた符号と同じ符号を付して説明する。「赤吉宗」のアイコンIHIは、アイコンの変化に成功すると、そのアイコンの表示態様を自身と同じ表示態様、すなわち赤色の表示態様(第5表示態様)に変化させるアイコンである。したがって、保留アイコンの表示態様を変化させるのであれば、先読み予告の予告に相当し、変動アイコンの表示態様を変化させるのであれば、通常み予告の予告に相当する。
図214(C5)では、「赤吉宗」のアイコンIHIを用いた変動アイコンh0の変化演出が開始される。すなわち、それまで、図179(b)に示すデフォルトの態様である態様(a)であった「赤吉宗」のアイコンIHIが、態様(b)に変化している。すなわち、正面を向いて立った姿勢であった「赤吉宗」のアイコンIHIが、変動アイコンh0の方を向き、刀を抜いて構え、その刀から波動が発振されている。図214(C6)でも、「赤吉宗」の刀から波動が発振されているが、変動アイコンh0の表示態様はデフォルトのままであり、同図(C7)では、「赤吉宗」のアイコンIHIは態様aに戻っており、変化アニメーションは終了している。すなわち、ここでの変化演出は失敗に終わっている。図214(C8)では、図柄変動表示が停止表示し、第1装飾図柄表示装置208Lには、ハズレの装飾図柄の組合せが停止表示されている。「赤吉宗」のアイコンIHIは、態様aのまま右ベースアイコンbIrに表示されている。
図214(C9)では、第1保留アイコンh11の保留が消化され、図柄変動表示が再び開始されている。図柄変動表示が開始されても、「赤吉宗」のアイコンIHIは、態様aのまま右ベースアイコンbIrに表示されており、連続する図柄変動表示を跨いで表示されていることになる。図214(C10)では、「赤吉宗」のアイコンIHIを用いた変動アイコンh0の変化演出として、変化アニメーションが開始される。図214(C11)では、それまでデフォルトの表示態様であった変動アイコンh0が、赤色の表示態様に変化しており、通常予告が開始されている。図214(C12−1)では、「赤吉宗」のアイコンIHIが、態様bから態様cに変化し、変化演出に成功したことをアピールしている。変化演出に成功すると、アイコン変化予告の表示であった「赤吉宗」のアイコンIHIは、右ベースアイコンbIrから消えている。
以上説明した「赤吉宗」のアイコンIHIは、図135や図142等に示された、赤色の着物を着た表示態様のナビキャラクタYMと同じであり、図135や図142等に示す演出例と、相互に適用可能である。
なお、「赤吉宗」のアイコンIHIが表示されると、アイコンの表示態様は、失敗することなく赤色の表示態様に必ず変化してもよいし、この例のように失敗することはあるが最終的には赤色の表示態様に必ず変化してもよいし、あるいは、最終的にも失敗する場合があってもよい。
図214(C12−2)は、変動アイコンh0の表示態様を赤色の表示態様に変化させることができず、最終的にも変化演出に失敗した後の様子であり、「赤吉宗」のアイコンIHIが、態様bから態様dに変化し、変化演出に失敗したことを報知している。
続いて、図179(b)に示されていないアイコン変化予告の表示を用いた例について説明する。
図214(D1)は、特図1について第1装飾図柄(第3図柄)が高速変動中であり、特図1の第1保留アイコンh11と第2保留アイコンh12が表示されている。これら2つの保留アイコンh11,h12はともにデフォルトの表示態様(第1表示態様)で表示されている。また、変動アイコン表示領域CISの台座hs0には、デフォルトの表示態様(第1表示態様)の変動アイコンh0が表示されている。
図214(D2)では、「赤雷雲」のアイコンが、保留アイコンh11,h12の上に小さく表示され始める。この「赤雷雲」のアイコンは、アイコン変化予告の表示に相当し、以下、「赤爆撃機」のアイコン等に用いた符号と同じ符号を付して説明する。「赤雷雲」のアイコンは、「赤爆撃機」のアイコンや「赤吉宗」のアイコンと同じく、アイコンの変化に成功すると、そのアイコンの表示態様を自身と同じ表示態様、すなわち赤色の表示態様(第5表示態様)に変化させるアイコンである。
「赤雷雲」のアイコンは、表示開始後に、成長アニメーションによって大きな雷雲へと成長する。なお、大きな雷雲へ成長しない場合があってもよく、この場合は、ガセの表示になり、あるいは、必ず大きな雷雲へと成長するようにしてもよい。
図214(D3)に示す「赤雷雲」のアイコンIHIは、変動アイコン表示領域CISから保留アイコン表示領域HISにかけての領域を上から覆うまでに成長しており、この「赤雷雲」のアイコンIHIの下に、変動アイコンh0も、保留アイコンh11,h12も表示されている。
図214(D4)では、「赤雷雲」のアイコンIHIから、第1保留アイコンh11に向けて雷が落ちており、続く同図(D5)では、雷が落ちた第1保留アイコンh11はエフェクト画像EF16によって覆われ、そのエフェクト画像EF16が消えた同図(D6)では、第1保留アイコンh11の表示態様に変化はなく、デフォルトの表示態様のままであり、変化演出に失敗している。「赤雷雲」のアイコンIHIは、保留アイコンあるいは変動アイコンの一又は複数のアイコンに向けて、同時にあるいは順次に雷を落とし、変化演出が成功する場合には、雷が落ちたアイコンの表示態様が、赤色の表示態様に変化する。なお、図214(D6)では、図柄変動表示が停止表示し、第1装飾図柄表示装置208Lには、ハズレの装飾図柄の組合せが停止表示されているが、「赤雷雲」のアイコンIHIは表示されている。
図214(D7)では、第1保留アイコンh11の保留が消化され、図柄変動表示が開始されている。図柄変動表示が開始されても、「赤雷雲」のアイコンIHIは表示されており、この「赤雷雲」のアイコンIHIも、連続する図柄変動表示を跨いで表示されていることになる。
図215は、図179(b)に示されていないアイコン変化予告の表示を用いた例の続きと、その他の演出例を示す図である。
図214(D7)にから続く図215(D8)では、図柄変動表示が停止表示し、第1装飾図柄表示装置208Lには、ハズレの装飾図柄の組合せが停止表示されている。ここでは、特図の保留が無くなり、次変動は入賞待ちの状態である。しかしながら、「赤雷雲」のアイコンIHIは依然として表示されている。
保留が0の状態で特図の停止図柄の確定表示が行われてから図柄変動表示が開始されていない状態で、第一の時間(例えば、30秒間)が経過すると、図柄デモが開始される(図215(D9))。この図柄デモでは、停止表示した装飾図柄の組み合わせが表示され続けている。また、背景画面は、図示省略されているが、図214(D7)の図柄変動表示から変更されることなく表示され続けている。ただし、図柄デモの背景画面に切り替わってもよい。さらに、図柄デモが開始されると、メニューアイコンMI、音量調整アイコンVI、および輝度調整アイコンBIの表示が開始される。なお、これらのアイコンMI,VI,BIの表示開始タイミングは、図柄デモの開始より前であってもよく、図柄デモの開始と同時でもよく、図柄デモの開始より後であってもよい。これらのアイコンMI,VI,BIについての詳しい説明は、図123等を用いて行われているため、ここでは省略する。
また、図215(D9)に示すように、図柄デモ中であっても、「赤雷雲」のアイコンIHIは依然として表示されている。
保留が0の状態で特図の停止図柄の確定表示が行われてから図柄変動表示が開始されていない状態で、メニューアイコンMI、音量調整アイコンVI、および輝度調整アイコンBIの表示が開始され、さらにその状態のまま第二の時間(例えば、15秒間)が経過すると、図柄デモからアニメデモに切り替わる。アニメデモが開始されると、背景画面が変化し、アニメーションのデモ画面に切り替わる(図215(D10))。このアニメーションのデモ画面に切り替わると、「赤雷雲」のアイコンIHIは非表示になる。一方、この例では、アニメーションのデモ画面に切り替わっても、メニューアイコンMI、音量調整アイコンVI、および輝度調整アイコンBIは、切り替え前と同じ位置に表示されたままである。ただし、アニメーションのデモ画面に切り替わると、これらのアイコンMI,VI,BIは表示位置が変更されてもよいし、非表示になっってもよい。
なお、上記第一の時間(例えば、30秒間)が経過した時点で、アニメーションのデモ画面に切り替わってもよい。この場合には、アニメーションのデモ画面に切り替わると同時に、「赤雷雲」のアイコンIHIが非表示になってもよいし、切り替わってから上記第二の時間は表示されていてもよい。
やがて、図51や図92に示す特図1始動口230に入球があり、特図1の保留が一つ増加し、図柄変動表示が開始される。第1装飾図柄表示装置208Lでは、アニメーションのデモ画面から図215(D11)に示す表示画面に切り替わる。この結果、大きく成長した「赤雷雲」のアイコンIHIが再表示されている。ただし、上記図柄デモあるいは上記アニメデモを挟んだ場合には、「赤雷雲」のアイコンIHIが表示されないように構成されていてもよい。
図215(D8)では、同図(D11)で開始された図柄変動表示が停止表示し、第1装飾図柄表示装置208Lには、ハズレの装飾図柄の組合せが停止表示されているが、同図(D11)で開始された図柄変動表示の実行中に、特図1始動口230にもう1球入球があり、特図1の保留数が1になって、第1保留アイコンh11が表示されている。このため、すぐに次変動が開始され、ここでの図柄変動表示以降、特図1の保留が貯まり始め、連続して図柄変動表示が実行される。この間、図215(D13)に示すように、「赤雷雲」のアイコンIHIは表示され続けている。
図215(D14)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄において第1停止が行われており、左図柄が揺れ変動している。「赤雷雲」のアイコンIHIは、図柄変動表示が予め定められた回数行われると、消去アニメーションが開始される。ここでの回数のカウントは、上記図柄デモあるいは上記アニメデモを挟んでも変わることはない。ただし、上記図柄デモあるいは上記アニメデモを挟むことで、上記回数がリセットされてもよい。消去アニメーションの開始タイミングは、図柄変動表示が予め定められた回数行われた次の図柄変動表示の開始と同時であってもよいし、開始後であってもよいし、第1停止が行われたタイミングであってもよい。消去アニメーションでは、「赤雷雲」のアイコンIHIが徐々に小さくなっていき、最終的には、消えてなくなる(図215(D16))。この例では結局、「赤雷雲」のアイコンIHIによる変化演出は一度も成功することなく終了している。
なお、この例では、図示省略したが、毎変動ごと、雷をいずれかのアイコンに落としている。ただし、アイコン変化が行われる場合のみ、雷を落としてもよい。また、雷雲系のアイコンの種類として、デフォルト色の雷雲のアイコンと、金色の雷雲のアイコンも用意されている。ただし、雲の色は同じにし、雷の色で種類を分けてもよい。すなわち、赤い雷が落ちたアイコンは、変化演出が成功する場合には、赤色に変化するようにしてもよい。この場合、雷が落ちるまで、アイコン変化予告の表示の種類がわからず、雷雲のアイコンに注目させることができる場合がある。また、デフォルト色の雷が落ちた場合に限って、いずれの表示態様に変化するかわからないように構成してもよい。例えば、デフォルト色のアイコンにデフォルト色の雷が落ちた場合であっても、赤色に変化する場合があってもよい。一方、その他の色(表示態様)では、雷の色(表示態様)と同じ色(表示態様)に変化するため、変化する表示態様の予告としても機能する。
図215(Ea1)〜同図(Ea9)は、「タイマ」の表示態様のアイコンとアイコン変化予告の表示を組み合わせた演出例を示す図である。
図215(Ea1)は、特図1について第1装飾図柄(第3図柄)が高速変動中であり、特図1の第1保留アイコンh11と第2保留アイコンh12が表示されている。特図1の第1保留アイコンh11は、図179(a)に示すNo.10の「タイマ」の表示態様のアイコンである。この「タイマ」の表示態様のアイコンは、タイマが0になると、アイコンが第4表示態様以上の表示態様に変化するアイコンである。ただし、タイマが0になっても変化しない場合があってもよいし、あるいはタイマが0になると必ず変化してもよい。167(Ea1)に示す「タイマ」の表示態様の第1保留アイコンh11の態様は、カウントダウン開始前の態様aである。一方、第2保留アイコンh12はデフォルトの表示態様(第1表示態様)で表示されている。また、変動アイコン表示領域CISの台座hs0には、デフォルトの表示態様(第1表示態様)の変動アイコンh0が表示されている。
図215(Ea2−1)では、図179(b)に示すNo.4のデフォルト色の「爆撃機」のアイコンに、Timerの文字が付された専用態様のアイコンが画面右端に登場している。以下、このアイコンを「タイマ作動専用爆撃機」のアイコンIHIと称する。「タイマ作動専用爆撃機」のアイコンIHIは、アイコン変化予告の表示に相当する。「タイマ作動専用爆撃機」のアイコンIHIは、保留アイコン又は変動アイコンが、「タイマ」の表示態様のアイコンで表示されている場合に登場する場合があり、「タイマ」の表示態様のアイコンで表示されている場合であっても登場しない場合もある。ただし、「タイマ」の表示態様のアイコンが表示されている場合には必ず登場するようにしてもよい。図215(Ea2−1)では、登場した「タイマ作動専用爆撃機」のアイコンIHIを用いたアイコン変化アニメーションが開始されている。なお、アイコン変化アニメーションが開始されても、第1保留アイコンh11のタイマはカウントダウンを開始せず、態様aのまま表示されている。
図215(Ea3)では、Timerの文字が付された爆撃機のアイコンTBIからデフォルト色の銃弾アイコンBTIが発射されている。ここでの目標は、「タイマ」の表示態様の第1保留アイコンh11である。なお、Timerの文字が付された爆撃機のアイコンTBIが、「タイマ」の表示態様のアイコン以外を目標にすることはないが、目標にする場合があってもよい。この場合には、銃弾アイコンBTIが命中すると、「タイマ」の表示態様に変化してもよい。
図215(Ea5)では、「タイマ」の第1保留アイコンh11に、銃弾アイコンBTIが命中し、その第1保留アイコンh11がエフェクト画像EF14によって覆われている。そして、図215(Ea6)では、エフェクト画像EF14が消え、第1保留アイコンh11が、カウントダウン開始前の態様aからカウントダウン中の態様bに変化する。すなわち、銃弾アイコンBTIが命中して始めてカウントダウンが開始される。この例では、アイコン変化アニメーションは、図215(Ea2−1)〜同図(Ea6)直前までのアニメーションになる。なお、銃弾アイコンBTIがアイコン変化予告の表示に相当するものと見ることもでき、その場合には、Timerの文字が付された爆撃機のアイコンTBIから発射されることで、表示が開始され、その後、命中して態様bへの変化が完了する直前までのアニメーションが、アイコン変化アニメーションに相当することになる。
図215(Ea7)では、「タイマ」の第1保留アイコンh11の態様が、タイマが0になった態様になり、タイマが0になると同時に、同図(Ea8)に示すように、第1保留アイコンh11は煙画像に覆われている。図215(Ea8)では、この煙画像が消え、「タイマ」の表示態様であった第1保留アイコンは、緑色の表示態様(第4表示態様)に変化している。なお、「タイマ」の保留アイコンは、「タイマ作動専用爆撃機」のアイコンIHIによって攻撃されなくても、タイマが作動開始する場合があってもよい。この場合、「タイマ作動専用爆撃機」のアイコンIHIによって作動が開始された場合よりも、大当りの信頼度が高い先読み予告であってもよく、あるいは反対に、大当りの信頼度が低い先読み予告であってもよく、大当りの信頼度は同じであってもよい。また、「タイマ」の保留アイコンは、「タイマ作動専用爆撃機」のアイコンIHIによって攻撃がされなくてもタイマが必ず作動開始してもよいし、反対に、「タイマ作動専用爆撃機」のアイコンIHIによって攻撃されない限りは、タイマが作動開始しなくてもよい。
図215(Ea2−2−1)では、「タイマ」の表示態様のアイコンが表示されている状態で、「タイマ作動専用爆撃機」のアイコンIHIではなく、汎用される「赤爆撃機」のアイコンIHIが登場している。図215(Ea2−2−2)では、「赤爆撃機」のアイコンIHIから銃弾アイコンBTIが発射されており、発射された銃弾アイコンBTIは、「タイマ」の表示態様の第1保留アイコンh11に命中する。すると、「タイマ」の第1保留アイコンh11ではカウントダウンが開始される。図215(Ea2−2−3)では、「タイマ」の第1保留アイコンh11の態様が、タイマが0になった態様になり、タイマが0になると同時に、同図(Ea2−2−4)に示すように、第1保留アイコンh11は煙画像に覆われている。この例では、タイマが0になることで、第1保留アイコンの表示態様が「赤爆撃機」のアイコンIHIの表示態様と同じ赤色の表示態様(第5表示態様)に変化することが確定する。図215(Ea2−2−5)では、煙画像が消え、「タイマ」の表示態様であった第1保留アイコンは、赤色の表示態様(第5表示態様)に変化している。
図216は、或る種類の保留アイコンとアイコン変化予告の表示を組み合わせた演出例を示す図である。
図216(Eb1)〜同図(Eb8)は、図179(a)に示されていない種類の「爆弾」の種類の保留アイコンとアイコン変化予告の表示を組み合わせた例を示す図である。
図216(Ea1)は、特図1について第1装飾図柄(第3図柄)が高速変動中であり、特図1の第1保留アイコンh11と第2保留アイコンh12が表示されている。特図1の第1保留アイコンh11は、デフォルトの表示態様(第1表示態様)で表示されている。一方、第2保留アイコンh12は、図179(a)に示されていない種類の「爆弾」の種類のアイコンになる。この「爆弾」の種類のアイコンは、爆弾が爆発するとアイコンの表示態様が変化するアイコンであり、この点では「タイマ」のアイコンと似ているが、「タイマ」のアイコンは、カウントダウンが行われて0になったらアイコンの表示態様が変化することから、表示態様の変化のタイミングがわかりやすいのに対して、「爆弾」では、いつ爆発するかがわかりにくく、その結果、表示態様の変化のタイミングもわかりにくい点で両者は異なる。「爆弾」の種類のアイコンでは、導火線が出ており、「爆弾」を額発させるには、この導火線に引火する必要がある。
図216(Eb2)では、アイコン変化予告の表示である「赤爆撃機」のアイコンIHIが画面右端に登場し、アイコン変化アニメーションが開始される。図216(Eb3)では、着火用アイコンCYIを搭載した赤色の爆撃機のアイコンRBIが、「爆弾」の第1保留アイコンh11に徐々に近づいてきており、同図(Eb4)では、第1保留アイコンh11である爆弾のアイコンの導火線めがけて着火用アイコンCYIを投下する。なお、「赤爆撃機」のアイコンIHIは、火炎放射器を固定配備したアイコンであってもよく、この場合には、銃弾アイコンBTIや着火用アイコンCYIといったような、機体から分離されるものはなくなる。「爆弾」の第1保留アイコンh11は、着火用アイコンCYIが投下されても、導火線にうまく引火する場合と、しない場合がある。図216(Eb5)に示す第1保留アイコンh11である爆弾のアイコンの導火線は、引火されており、同図(Eb6)では、導火線が燃えて短くなってきている。やがて、図216(Eb7−1)に示すように、「爆弾」の第1保留アイコンh11は爆発し、同図(Eb8)に示すように、第1保留アイコンh11は、「赤爆撃機」のアイコンIHIの表示態様と同じ赤色の表示態様に変化している。
図216(Eb7−2−1)は、同図(Eb6)から続く変形例であり、同図(Eb6)では、導火線が燃えて短くなってきているものの、図216(Eb7−2−1)では、導火線の火が途中で消えてしまっている。このため、「爆弾」の第1保留アイコンh11は爆発することがなく、表示態様の変化も起こらない。導火線の火が途中で消えてしまった「爆弾」のアイコンは、その態様のまま表示され続ける。導火線の火が途中で消えてしまった「爆弾」の態様は、第2表示態様(「白点滅」の表示態様)に相当する。図216(Eb7−2−2)では、図柄変動表示が終了し、同図(Eb7−2−3)では、導火線が途中で消えてしまった態様の「爆弾」のアイコンが変動アイコンh0として表示されている。なお、導火線が途中で消えてしまった場合であっても、次変動以降の変動で、途中で消えてしまった導火線が再び引火される場合があってもよい。図216(Eb7−2−3)に続く同図(Eb7−2−4)では、ハズレの装飾図柄の組み合わせが停止表示されている。
なお、「爆弾」のアイコン(保留アイコン又は変動アイコン)は、「赤爆撃機」のアイコンIHI等のアイコン変化予告の表示によって攻撃されなくても、導火線が自然に着火される場合があってもよい。この場合、アイコン変化予告の表示によって着火された場合よりも、大当りの信頼度が高い先読み予告であってもよく、あるいは反対に、大当りの信頼度が低い先読み予告であってもよく、大当りの信頼度は同じであってもよい。また、「爆弾」のアイコンは、アイコン変化予告の表示によって攻撃がされなくても導火線が必ず自然に着火してもよいし、反対に、アイコン変化予告の表示によって攻撃されない限りは、導火線が着火しなくてもよい。
なお、アイコン変化予告によって、アイコン(保留アイコンおよび/または変動アイコン)が図179(a)に示すNo.2〜No.19のアイコン、および前述した「爆弾」のアイコン、VS表示態様の保留アイコン、後述する「パトランプ」のアイコンに変化することを予告してもよい。
図216(Ec1)〜同図(Ec8)は、図179(a)に示すNo.11の「的」のアイコンと図179(b)に示されていない種類のアイコン変化予告の表示を組み合わせた例を示す図である。
図216(Ec1)は、特図1について第1装飾図柄(第3図柄)が高速変動中であり、特図1の第1保留アイコンh11と第2保留アイコンh12が表示されている。特図1の第1保留アイコンh11は、図179(a)に示すNo.11の「的」の表示態様のアイコンである。この「的」の表示態様のアイコンでは、的アイコンに矢が刺さらなかった場合には、図179(a)に示す態様aのままであり、その的アイコンに対応する図柄変動表示における大当りの信頼度は第2表示態様(白点滅の表示態様)のレベル程度であるが、的アイコンに矢が刺さると、図179(a)に示す態様bに変化し、その的アイコンに対応する図柄変動表示における大当りの信頼度が第6表示態様(金色の表示態様)のレベルにまで上昇する。一方、第2保留アイコンh12はデフォルトの表示態様(第1表示態様)で表示されている。また、変動アイコン表示領域CISの台座hs0には、デフォルトの表示態様(第1表示態様)の変動アイコンh0が表示されている。
図216(Ec2)では、表示画面の右上に、落下傘を背負った吉宗のアイコンYMPが登場する。この落下傘を背負った吉宗のアイコンYMPは、アイコン変化予告の表示の一種であるが、図179(b)に示されていない種類のアイコン変化予告の表示になる。図179(b)では、アイコン変化アニメーションが開始されており、落下傘を背負った吉宗のアイコンYMPにおける吉宗が、弓矢を構えて、第1保留アイコンh11である的アイコンを狙っており、同図(Ec3)では、矢のアイコンYYIが発射される。発射された矢のアイコンYYIは、第1保留アイコンh11である的アイコンに命中し、図216(Ec5−1)では、第1保留アイコンh11がエフェクト画像EF14によって覆われている。続く図216(Ec6)では、エフェクト画像EF14が消え、第1保留アイコンh11の表示態様が、図179(a)に示す態様bに変化している。この例では、第1保留アイコンh11に対応した図柄変動表示における大当りの信頼度が第6表示態様(金色の表示態様)のレベルにまで上昇している。図216(Ec7−1)では、落下傘を背負った吉宗のアイコンYMPが、第1保留アイコンh11の上を通過していき、やがて、そのアイコンTMPは、表示画面から消え去る(図216(Ec8))。
図216(Ec5−2−1)は、同図(Ec4)から続く変形例であり、同図(Ec5−2−1)では、発射された矢のアイコンYYIが、第1保留アイコンh11である的アイコンに命中しておらず、続く同図(Ec5−2−2)では、第1保留アイコンh11の表示態様が、これまでの態様のまま表示されている。そして、その後は命中したときと同じように、落下傘を背負った吉宗のアイコンYMPが、第1保留アイコンh11の上を通過していき(図216(Ec5−2−3))、やがて、そのアイコンTMPは、表示画面から消え去る(図216(Ec5−2−4))。このように、一回の図柄変動表示内で、一回失敗すると、再挑戦することはできずにそのまま終了になる。ただし、次変動で再び、落下傘を背負った吉宗のアイコンYMPが登場し、的アイコンを狙う変化演出が実行されてもよいし、別の演出によって変化演出が実行されてもよい。なお、一回の図柄変動表寺内で一回失敗しても所定の回数(例えば、再挑戦を含め2回、3回…)まで再挑戦できる場合があってもよく、一回失敗しても所定の回数まで必ず再挑戦できるように構成されていてもよい。
図217は、アイコン変化予告の表示として爆撃機系のアイコンを用いたその他の演出例を示す図である。
図217(Ed1)〜同図(Ed5)は、図179(a)に示されていない種類のアイコンと、同じく図179(b)に示されていない種類のアイコン変化予告の表示を組み合わせた例を示す図である。
図217(Ed1)は、特図1について第1装飾図柄(第3図柄)が高速変動中であり、特図1の第1保留アイコンh11と第2保留アイコンh12が表示されている。特図1の第1保留アイコンh11は、図179(a)に示されていない種類の「パトランプ」の種類のアイコンになる。この「パトランプ」の種類のアイコンは、パトランプのアイコンが作動すると、そのパトランプのアイコンに対応する図柄変動表示における大当りの信頼度が第7表示態様(虹色の表示態様)のレベル、すなわち大当り確定のレベルまで上昇する。一方、第2保留アイコンh12はデフォルトの表示態様(第1表示態様)で表示されている。また、変動アイコン表示領域CISの台座hs0には、デフォルトの表示態様(第1表示態様)の変動アイコンh0が表示されている。
また、図217(Ed1)では、図179(b)に示すNo.4のデフォルト色の「爆撃機」のアイコンに、パトランプが装着されるとともにpatの文字が付された専用態様のアイコンが画面右端に登場している。以下、このアイコンを「パトランプ作動専用爆撃機」のアイコンIHIと称する。「パトランプ作動専用爆撃機」のアイコンIHIは、アイコン変化予告の表示に相当する。「パトランプ作動専用爆撃機」のアイコンIHIは、保留アイコン又は変動アイコンが、「パトランプ」の表示態様のアイコンで表示されている場合に登場する場合があり、「パトランプ」の表示態様のアイコンで表示されている場合であっても登場しない場合もある。ただし、「パトランプ」の表示態様のアイコンが表示されている場合には必ず登場するようにしてもよい。図217(Ed1)では、登場した「パトランプ作動専用爆撃機」のアイコンIHIを用いたアイコン変化アニメーションが開始されている。
図217(Ed2)では、パトランプが装着されるとともにpatの文字が付された爆撃機のアイコンPBIからデフォルト色の銃弾アイコンBTIが、「パトランプ」の表示態様の第1保留アイコンh11を目標に、発射されている。図217(Ed3)では、銃弾アイコンBTIが「パトランプ」の第1保留アイコンh11に命中し、第1保留アイコンh11がエフェクト画像EF14によって覆われている。そして、図217(Ea4)では、エフェクト画像EF14が消え、第1保留アイコンh11のパトランプのアイコンが作動しており、第1保留が大当り確定の保留であることが報知されている。なお、「パトランプ作動専用爆撃機」のアイコンIHIは、画面左側に飛び去っており、図217(Ea5)に示す第1装飾図柄表示装置208Lには表示されていない。
図217(Fa1)〜同図(Fa5)は、可動役物等を用いて、アイコン変化予告の表示の出現予告が行われている例を示す図である。
図217(Fa1)は、特図1について第1装飾図柄(第3図柄)が高速変動中であり、特図1の第1保留アイコンh11と第2保留アイコンh12が表示されている。これら2つの保留アイコンh11,h12はともにデフォルトの表示態様(第1表示態様)で表示されている。また、変動アイコン表示領域CISの台座hs0には、デフォルトの表示態様(第1表示態様)の変動アイコンh0が表示されている。
図217(Fa2−1)では、図115等を用いて説明した、第1装飾図柄表示装置208Lの四隅に配置されている大盤振舞役物のうち、右下に配置されている第4大盤振舞役物224Gdが、初期位置から、第1装飾図柄表示装置208Lに前側からオーバーラップする位置に向けて進出し始め、第4大盤振舞役物224Gdの進出に合わせて、第1装飾図柄表示装置208Lにおける、第4大盤振舞役物224Gdにオーバーラップされた部分の周囲には、赤色のエフェクト画像EF17が表示されている。この第4大盤振舞役物224Gdの動作は、第4大盤振舞役物224Gdの付近からアイコン変化予告の表示が出現することを予告する動作になり、第1装飾図柄表示装置208Lにおけるエフェクト画像EF17の表示は、何色のアイコン変化予告の表示が出現するかについての予告になる。すなわち、アイコン変化予告の表示の出現自体を役物とエフェクト画像EF17で予告し、出現位置を役物で予告するとともに出現する表示の表示態様についてエフェクト画像EF17で予告している。
なお、役物が動作した場合の方が、しない場合よりも、アイコンの表示態様の変化が起こりやすいように構成されていてもよいが、起こりやすさは変わらなくてもよい。また、動作した役物の数に応じて、アイコンの表示態様の変化が起こりやすいように構成されていてもよいが、起こりやすさは変わらなくてもよい。
図217(Fa3)では、第4大盤振舞役物224Gdが最大進出位置まで移動し、同図(Fa4)では、最大進出位置まで移動した第4大盤振舞役物224Gdが、初期位置に向けて戻り始めている。なお、図217(Fa2)〜同図(Fa4)に示すように、第4大盤振舞役物224Gdの移動動作に合わせて、エフェクト画像EF17の表示位置も変化している。最大進出位置まで移動した第4大盤振舞役物224Gdが、初期位置に向けて後退を開始すると、その奥に、アイコン変化予告の表示としての「赤爆撃機」のアイコンIHIの表示が見え始める。こうして、「赤爆撃機」のアイコンIHIが出現し、図217(Fa5)以降は、図208(A3−1)以降と同じような演出が実行されるが、変動アイコンの表示態様が変化しない場合があってもよい。
図217(Fa2−2−1)〜同図(Fa2−2−5)は、POVディスプレイ224Iを用いて、アイコン変化予告の表示の出現予告が行われている例を示す図である。
図柄変動表示中の図217(Fa2−2−1)では、第1装飾図柄表示装置208Lの前側に、これまで初期位置にあって隠れていたPOVディスプレイ224Iが出現しており、回転動作する前の状態である。
図217(Fa2−2−2)では、第1装飾図柄表示装置208Lの前側で、POVディスプレイ224Iが回転動作を始め、定速回転に達するとPOVディスプレイ224Iには、「赤爆撃機」のアイコンIHIが表示され、「赤爆撃機」のアイコンIHIの出現が予告されている。
図217(Fa2−2−3)では、POVディスプレイ224Iは定速回転を続けており、「赤爆撃機」のアイコンIHIが表示されたままであるが、その奥側には、「赤爆撃機」のアイコンIHIの出現している。「赤爆撃機」のアイコンIHIが出現すると、POVディスプレイ224Iは回転を停止し(図217(Fa2−2−4))、初期位置に戻る(図217(Fa2−2−5))。こうして、「赤爆撃機」のアイコンIHIが出現し、図217(Fa2−2−5)以降は、図208(A3−1)以降と同じような演出が実行されるが、変動アイコンの表示態様が変化しない場合があってもよい。
なお、POVディスプレイ224Iが定速で回転している状態であっても、POVディスプレイ224Iの奥側の表示領域(第1装飾図柄表示装置208Lの表示領域)は視認可能であり、その表示領域で演出表示を行ってもよい。また、POVディスプレイ224Iが静止状態から定速状態に達するまでの加速中の状態や、定速状態から静止状態に戻るまでの減速中の状態は、定速状態よりも、上記表示領域がより見えやすく、加速中の状態や減速中の状態でも、上記表示領域で演出表示を行ってもよい。あるいは、加速中の状態や減速中の状態に限って、上記表示領域で演出表示を行ってもよい。また、加速中の状態や減速中の状態では、少なくとも上記表示領域(第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面全域であってもよい)を暗くしてPOVディスプレイ224Iの表示を目立たせるようにしてもよい。あるいは、加速中の状態では上記表示領域に演出表示を行っておき、定速状態になったら少なくとも上記表示領域を暗くしてもよい。ここで記載したなお書きは、以降のPOVディスプレイ224Iの例についても適用可能である。
また、POVディスプレイ224Iの定速回転の終了タイミングと、「赤爆撃機」のアイコンIHIの出現タイミングは、定速回転の終了タイミングの方が早くてもよいし、アイコンの出現タイミングの方が早くてもよいし、両者は同じタイミングであってもよい。
また、ここではPOVディスプレイ224Iを用いた出現予告を説明したが、導光板ILや他の表示手段(第2装飾図柄表示装置208M、第3装飾図柄表示装置208N、、図206に示す第4表示手段208M’等)によって上記出現予告を実行してもよいし、別の予告を実行してもよい。
図218は、アイコン変化予告の表示に関する各種の予告の例等を示す図である。
図218(Fb1)〜同図(Fb9)は、アイコンの表示態様の変化の成功率を、役物演出を用いて予告する例を示す図である。
図218(Fb1)に示す状態は、図208(A1−1)に示す状態と同じであり、装飾図柄の変動表示が行われている。図218(Fb2)に示す状態は、図208(A1−2)に示す状態と同じであり、「赤爆撃機」のアイコンIHIが出現し、アイコンの表示態様の変化演出が開始されている。
図218(Fb3)では、赤色の爆撃機のアイコンRBIが銃弾アイコンBTIを発射する前に、役物演出が開始されている。ここでの役物演出は、図115等を用いて説明した、第1装飾図柄表示装置208Lの四隅に配置されている大盤振舞役物のうち、左下に配置されている第3大盤振舞役物224Gcと、右下に配置されている第4大盤振舞役物224Gdが、それぞれの初期位置から、第1装飾図柄表示装置208Lに前側からオーバーラップする位置に向けて進出し始める。この役物演出は、アイコンの表示態様が変化す直前まで続けられるが、予告として機能は、銃弾アイコンBTIを発射する前まである。この役物演出では、4つある大盤振舞役物224Ga〜224Gdのうち何個の大盤振舞役物が動作するかによって、アイコンの表示態様の変化の成功率を予告している。すなわち、4つ全てが動作すれば100%の確率で成功し、3つ動作すれば75%の確率で成功し、2つしか動作しなければ50%の確率で成功し、1つしか動作しなければ25%の確率でしか成功しないことを予告している。
なお、4つある大盤振舞役物224Ga〜224Gdのうち、第1大盤振舞役物224Gaが動作すれば最も成功確率が高く、第2大盤振舞役物224Gbが動作すれば次に成功確率が高く、第3大盤振舞役物224Gdが動作すれば三番目に成功確率が高く、第4大盤振舞役物224Geが動作すれば最も成功確率が低いようにしてもよい。あるいは、初期位置からどの位置まで進出するかによって成功確率を予告することもできる。例えば、最大進出位置に近づくほど成功確率が上がるようにしてもよい。
また、役物が動作した場合の方が、しない場合よりも、アイコンの表示態様の変化が起こりやすいように構成されていてもよいが、起こりやすさは変わらなくてもよい。また、動作した役物の数に応じて、アイコンの表示態様の変化が起こりやすいように構成されていてもよいが、起こりやすさは変わらなくてもよい。
図218(Fb8)に示すように、役物演出は、アイコンの表示態様の変化が完了すると終了する。
図218(Fc1)〜同図(Fc6)は、アイコン変化予告の表示自体の昇格を予告する例を示す図である。
図218(Fc1)では、デフォルト色の「爆撃機」のアイコンIHIが出現し、アイコンの表示態様の変化演出が開始されている。ここでは、「爆撃機」のアイコンIHIが一時停止する前に、予告演出が開始される。ここでは、図217(Fa2−1)〜同図(Fa4)に示す演出と同様に、右下に配置されている第4大盤振舞役物224Gdが、初期位置から、第1装飾図柄表示装置208Lに前側からオーバーラップする位置に向けて進出し始め、第4大盤振舞役物224Gdの進出に合わせて、第1装飾図柄表示装置208Lにおける、第4大盤振舞役物224Gdにオーバーラップされた部分の周囲には、エフェクト画像EF17が表示される。ここで、エフェクト画像EF17の表示態様が、デフォルト色の「爆撃機」のアイコンIHIが昇格する表示態様を予告していることになる。ここでは、赤色のエフェクト画像EF17が表示されており、図218(Fc5)では、「赤爆撃機」のアイコンIHIに昇格している。図218(Fc6)の後は、図212(B6)に続くが、保留アイコンの表示態様が変化しない場合があってもよい。
この例では、第4大盤振舞役物224Gdの動作は予告には関係なく、煽り演出の一種であるが、役物が動作した場合の方が、しない場合よりも、昇格が起こりやすいように構成されていてもよい。ただし、起こりやすさは変わらなくてもよい。また、動作した役物の数に応じて、昇格が起こりやすいように構成されていてもよい。すなわち、動作した役物の数が多ければ多いほど、昇格が起こりやすいように構成されていてもよい。ただし、ここでも起こりやすさは変わらなくてもよい。
図218(Fd1)〜同図(Fd6)は、POVディスプレイ224Iを用いた、アイコンの表示態様の変化演出の一例を示す図である。
図柄変動表示中の図218(Fa1)では、第1装飾図柄表示装置208Lの前側に、これまで初期位置にあって隠れていたPOVディスプレイ224Iが出現しており、回転動作する前の状態である。なお、特図1の第1保留アイコンh11と第2保留アイコンh12が表示されており、これら2つの保留アイコンh11,h12はともにデフォルトの表示態様(第1表示態様)で表示されている。
図218(Fd2)では、第1装飾図柄表示装置208Lの前側で、POVディスプレイ224Iが回転動作を始め、定速回転に達するとPOVディスプレイ224Iには、「赤色の爆撃機のアイコンRBIと、デフォルトの表示態様の第1保留アイコンh11が表示されている。なお、POVディスプレイ224Iの回転範囲は、第1保留アイコンh11の表示位置には完全にオーバーラップし、第2保留アイコンh12の表示位置には一部がオーバーラップする。
図218(Fd3)に示すPOVディスプレイ224Iには、第1保留アイコンh11を目標にして、赤色の爆撃機のアイコンRBIから赤色の銃弾アイコンBTIが発射された様子が表示されており、同図(Fd4)に示すPOVディスプレイ224Iには、銃弾アイコンBTIが第1保留アイコンh11に命中し、第1保留アイコンh11がエフェクト画像EF14によって覆われている様子が表示されている。
そして、図218(Fd5−1)に示すPOVディスプレイ224Iには、赤色の爆撃機のアイコンRBIとともに、赤色の表示態様に変化した第1保留アイコンh11が表示されている。
この例では、POVディスプレイ224Iが定速の回転動作を行っている間は、その奥側となる、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面は、視認可能であってもよいし、視認不可能であってもよい。POVディスプレイ224Iが定速の回転動作を行っている間に、定速回転するPOVディスプレイ224Iの裏側となる表示画面の部分に「赤爆撃機」のアイコンIHIおよび/またはエフェクト画像EF14が表示されていてよいし、表示されていなくてもよい。
図218(Fd6)では、POVディスプレイ224Iは回転を停止しており、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面には、赤色の表示態様の第1保留アイコンh11と、デフォルトの表示態様の第2保留アイコンh12が表示されており、「赤爆撃機」のアイコンIHIは表示されていない。ただし、「赤爆撃機」のアイコンIHIが表示されている場合があってもよい。
なお、第1保留アイコンh11の表示態様は、POVディスプレイ224Iが定速の回転動作を行っている間に変化してもよいし、POVディスプレイ224Iが定速の回転動作を停止すると同時に変化してもよいし、POVディスプレイ224Iが定速の回転動作を停止した後に変化してもよい。
また、ここではPOVディスプレイ224Iを用いた例を説明したが、導光板ILや他の表示手段(第2装飾図柄表示装置208M、第3装飾図柄表示装置208N、図206に示す第4表示手段208M’等)によって上記表示を実行してもよい。すなわち、第1装飾図柄表示装置208Lに表示されている場面の一部をPOVディスプレイ224Iに拡大表示することもでき、例えば、図218(Fd2)に示すPOVディスプレイ224Iの表示は、図208(A2−1)と同図(A3−1)の間の場面の拡大表示に相当し、図218(Fd3)に示すPOVディスプレイ224Iの表示は、図208(A3−1)場面の拡大表示に相当していてもよい。この場合、拡大表示を行うのは、POVディスプレイ224Iに限らず、第2装飾図柄表示装置208M、第3装飾図柄表示装置208N、図206に示す第4表示手段208M’や導光板IL等であってもよく、あるいは、POVディスプレイ224Iとの併用であってもよい。また、このような拡大表示は、第1装飾図柄表示装置208Lで行うことも可能である。
また、図217や図218に示す例では、アイコン変化予告の表示に関する予告であったが、予告アイコンの出現予告にも適用することができる。例えば、4つある大盤振舞役物224Ga〜224Gdのうち何個の大盤振舞役物が動作するかによって、予告アイコンが出現する確率を表してもよい(動作する役物が多い程、出現確率は高くなる)。
図219は、第1装飾図柄表示装置208Lと、他の表示手段との組み合わせの例を示す図である。
図219(Fd5−2−1)〜同図(Fd5−2−2)に示す例は、先の図218(Fd5−1)〜図218(Fd6)の変形例である。図219(Fd5−2−1)に示すPOVディスプレイ224Iの表示は、アイコン変化予告の表示(「赤爆撃機」のアイコンIHI)と、変化したアイコンの表示態様を示す表示であって、いずれのアイコンが変化したかまでを表示しているものではない。なお、図219(Fd5−2−1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、第2保留アイコンh12がエフェクト画像EF14によって覆われている様子がわずかに見えている。
図219(Fd5−2−2)では、POVディスプレイ224Iは回転を停止しており、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面には、デフォルトの表示態様の第1保留アイコンh11と、赤色の表示態様の第2保留アイコンh12が表示されている。この例では、POVディスプレイ224Iによって、対象のアイコンまでは不明であるが、アイコンの表示態様の変化演出に成功したか否かの表示が表示されていることになる。そして、POVディスプレイ224Iによって、アイコンの表示態様の変化演出の成功が表示されると、第1装飾図柄表示装置208Lでは、対象のアイコンの表示態様が実際に変化する。
なお、POVディスプレイ224Iにおける保留アイコンの表示態様の変化の表示と、第1装飾図柄表示装置208Lにおける保留アイコンの表示態様の変化の表示は、同時に行われてもよく、逆に、第1装飾図柄表示装置208Lの方が先に行われた後にPOVディスプレイ224Iの方が行われてもよい。
また、この例は、POVディスプレイ224Iによって、対象のアイコンまでは不明であるが、アイコンの表示態様の変化演出に成功するか否かの予告としても使用可能である。
以下、図219では、第1装飾図柄表示装置208Lと、図206に示す第4表示手段208M’とを組み合わせた装置構成における演出例について説明するが、図206でも説明したように、単にハードウェアの構成が異なるだけで、この明細書で説明する技術を適用することができないわけではなく、技術的思想としてとらえれば、表示手段の配置が横並びであっても、縦並びであっても適用可能である。
図219(Fe1)〜同図(Fe6)は、第1装飾図柄表示装置208Lにおける表示は第1装飾図柄表示装置208Lの中だけで完結し、第4表示手段208M’における表示は第4表示手段208M’の中だけで完結している例を示す図である。
図219(Fe1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lの状態は、図206(カa1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lの状態と、背景画面が表示されているかいないかの違いを除けば同じである。また、図219(Fe1)に示す第4表示手段208M’の状態は、図206(カa1)に示す第4表示手段208M’の状態と同じである。
図219(Fe2−1)に示す第4表示手段208M’では、アイコン変化予告の表示としての「赤爆撃機」のアイコンIHIの先端部分が画面右端に登場しており、同図(Fe3)に示す第4表示手段208M’では、「赤爆撃機」のアイコンIHIを用いたアイコン変化アニメーションが開始されている。図219(Fe4)に示す第4表示手段208M’では、赤色の爆撃機のアイコンRBIから赤色の銃弾アイコンBTIが発射されており、同図(Fe5)に示す第4表示手段208M’では、銃弾アイコンBTIが第1保留アイコンh11に命中し、第1保留アイコンh11がエフェクト画像EF14によって覆われている。そして、図219(Fe6)に示す第4表示手段208M’では、第1保留アイコンh11の表示態様が赤色の表示態様に変化している。一方、図219(Fe1)〜同図(Fe6)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、装飾図柄の変動表示が継続して行われている。
図219(Fe2−2−1)〜同図(Fe2−2−6)は、第1装飾図柄表示装置208Lにおける表示の一部が、第4表示手段208M’に入り込む例を示す図である。
図219(Fe2−2−1)は、図219(Fe2−1)からの続きであり、同図(Fe2−2−1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、アイコン変化予告の表示としての「赤爆撃機」のアイコンIHIが画面右端に登場しており、同図(Fe2−2−2)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、「赤爆撃機」のアイコンIHIを用いたアイコン変化アニメーションが開始されており、赤色の爆撃機のアイコンRBIから赤色の銃弾アイコンBTIが発射されている。図219(Fe2−2−3)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、銃弾アイコンBTIが、初期位置にある第4表示手段208M’におけるフレームfmの上縁部分にオーバーラップされている下端領域に表示されているため、一瞬見にくくなっている。図219(Fe2−2−4)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、銃弾アイコンBTIが、初期位置にある第4表示手段208M’の表示画面内に移動してきており、第4表示手段208M’には、銃弾アイコンBTIの先端部分が表示されている。なお、初期位置にある第4表示手段208M’におけるフレームfmの上縁部分にオーバーラップされて見えないが、第1装飾図柄表示装置208Lには、銃弾アイコンBTIの後端部分が表示されている。ただし、表示されていなくてもよい。図219(Fe2−2−5)に示す第4表示手段208M’では、銃弾アイコンBTIの先端部分が、変動アイコン表示領域CIS’の台座hs0’に表示されているデフォルトの表示態様(第1表示態様)の変動アイコンh0の一部にオーバーラップしている。この状況は、赤色の爆撃機のアイコンRBIが第1装飾図柄表示装置208Lに表示され、銃弾アイコンBTIが第4表示手段208M’に表示されている。図219(Fe2−2−6)に示す第4表示手段208M’では、変動アイコンh0の表示態様が赤色の表示態様に変化している。一方、図219(Fe2−2−6)に示す第1装飾図柄表示装置208Lには、「赤爆撃機」のアイコンIHIは表示されていない。
なお、表示態様が変化した変動アイコンh0が、第4表示手段208M’の表示画面の大きさを超えて拡大され、第4表示手段208M’と第1装飾図柄表示装置208Lの両方に跨って表示される場合があってもよい。また、「赤爆撃機」のアイコンIHIが第4表示手段208M’と第1装飾図柄表示装置208Lの両方に跨って表示される場合があってもよい。
図220は、図51等に示す第2装飾図柄表示装置208Mと第3装飾図柄表示装置208Nを用いた演出例を示す図である。
図220(Ff1)に示す状態は、図208(A1−1)に示す状態と同じである。ただし、第2装飾図柄と第2保留数表示は、第2装飾図柄表示装置208Nに表示されている。図220(Ff1)に示す第2装飾図柄表示装置208Mも第3装飾図柄表示装置208Nも、互いの初期位置にあり、開いた状態(離間した状態)であって、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面は視認可能である。
図220(Ff2)に示す状態は、図208(A2−1)に示す状態に相当し、ここでは、第3装飾図柄表示装置208Nに、アイコン変化予告の表示としての「赤爆撃機」のアイコンIHIが登場し始めており、同図(Ff3)に示す第3装飾図柄表示装置208Nには、「赤爆撃機」のアイコンIHI全体が表示されている。
図220(Ff4)に示す第3装飾図柄表示装置208Nでは、赤色の爆撃機のアイコンRBIが左方向に移動しており、続く同図(Ff4)に示す第3装飾図柄表示装置208Nは、赤色の爆撃機のアイコンRBIが左方向に移動する代わりに、第3装飾図柄表示装置208N自体が左方向に移動を開始している(同図(Ff5)〜Ff6))。すなわち、赤色の爆撃機のアイコンRBIの本来の移動表示に合わせて第3装飾図柄表示装置208Nが移動している。やがて、第3装飾図柄表示装置208Nは、最大移動位置に到達し、左方向にそれ以上移動することができなくなる。すると、今度は、図220(Ff7)に示すように、赤色の爆撃機のアイコンRBIが、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面内に移動してきており第1装飾図柄表示装置208Lには、赤色の爆撃機のアイコンRBIの先端部分が表示され、第3装飾図柄表示装置208Nには、赤色の爆撃機のアイコンRBIの後ろ側の部分が表示されている。すなわち、赤色の爆撃機のアイコンRBIは、第1装飾図柄表示装置208Lと第3装飾図柄表示装置208Nに跨って表示されている。なお、奥側となる第1装飾図柄表示装置208Lでは、赤色の爆撃機のアイコンRBIの全体が表示されていてもよい。
図220(Ff8)では、最大移動位置に到達した第3装飾図柄表示装置208Nが初期位置に向けて移動を開始しており、赤色の爆撃機のアイコンRBIの2/3程度は、第1装飾図柄表示装置208Lに表示されており、目標の第1保留アイコンh11の手前の位置に到達したことから、赤色の爆撃機のアイコンRBIから赤色の銃弾アイコンBTIが発射されている。図220(Ff9)では、第1保留アイコンh11に、銃弾アイコンBTIが前側からオーバーラップしている。また、赤色の爆撃機のアイコンRBI全体が第1装飾図柄表示装置208Lに表示されている。
図220(Ff10)では、銃弾アイコンBTIが第1保留アイコンh11に命中し、第1保留アイコンh11がエフェクト画像EF14によって覆われている。また、赤色の爆撃機のアイコンRBIは、第2装飾図柄表示装置208Mに表示されている。図220(Ff11)では、第1保留アイコンh11の表示態様が赤色の表示態様に変化している。また、赤色の爆撃機のアイコンRBIは、第2装飾図柄表示装置208Mからさらに左側に飛び去ろうとしており、図220(Ff12)では、赤色の爆撃機のアイコンRBIが第2装飾図柄表示装置208Mから消え去っている。
以上説明した例では、複数の表示手段に跨って一つの画像が表示されることはあったが、複数の表示手段に同じ画像が表示されることはない。例えば、第1装飾図柄表示装置208Lと第2装飾図柄表示装置208Mに一部が同じ画像が表示されることはないが、表示されることがあってもよい。
なお、アイコン不変化アニメーションが行われる場合であっても、第3装飾図柄表示装置208Nから第1装飾図柄表示装置208Lを経て第2装飾図柄表示装置208Mに赤色の爆撃機のアイコンRBIを表示するアニメーションが行われる場合があるが、アイコン不変化アニメーションが行われる場合は、赤色の爆撃機のアイコンRBIが、第3装飾図柄表示装置208Nのみに表示されるように構成されていてもよいし、第2装飾図柄表示装置208Mおよび第3装飾図柄表示装置208Nにのみ表示されるようにしてもよい。
図220(Fg)では、第3装飾図柄表示装置208Nに、複数のアイコン変化予告の表示として「爆撃機」のアイコンIHI,「赤爆撃機」のアイコンIHI,および「金爆撃機」のアイコンIHIが表示されている。これらの爆撃機は、図210(A2−3−1)に示した例のように一斉に移動アニメーションを開始してもよいが、ストック表示されているだけであって、一機ずつ移動アニメーションが実行されてもよい。
なお、保留アイコンや変動アイコン自身がアイコン変化予告の表示を兼ねてもよく、この場合には、自身で自身が変化することを予告したり、あるいは自身とは異なる他のアイコン(保留アイコン又は変動アイコン)が変化することを予告したりすることになる。
また、アイコン変化予告の表示が、保留されている図柄変動表示のうちのいずれかの図柄変動表示で行われること、あるいは現在行われている図柄変動表示で行われることを報知する予告表示(アイコン変化予告準備中表示)が行われてもよい。アイコン変化予告準備中表示としては、例えば、「爆撃機」のアイコンIHIの先端部分だけが画面右端に見えていたり、爆撃機」のアイコンIHIが登場し、専用のストック領域(待機領域)に待機している表示があげられる。また、図211(A1−3−3)に示すテロップ表示trpで予告してもよい。また、アイコン変化予告準備中表示は、複数個表示されていてもよい。また、アイコン変化予告の表示が複数種類ある場合において、アイコン変化予告の表示の表示態様ごとにアイコン変化予告準備中表示が表示されていてもよい。また、アイコン変化予告準備中表示のストック表示を行う専用領域があってもよい。また、アイコン変化予告準備中表示が表示される領域の少なくとも一部(全部を含む)が、アイコン変化予告の表示と重なる領域に表示されていてもよく、重ならない領域に表示されていてもよい。
また、アイコン変化予告(「爆撃機」のアイコン等の他の予告表示によるアイコン変化予告や変化するアイコン自身によるアイコン変化予告)の表示が行われる前に、当該変動の予告および/または先読み予告として、「アイコン変化予告を経て表示態様が変化するアイコン(保留アイコンおよび/または変動アイコン)」が、アイコン変化予告によって変化する表示態様とは別の表示態様(例えば、拡大表示態様等)に変化することで、アイコン変化予告によって変化するアイコンであることを予告してもよいし、「アイコン変化予告を経て表示態様が変化するアイコン」にカーソル表示等の他の表示によってそのアイコンの表示態様が変化することを示唆する表示を表示することで、アイコン変化予告によって変化するアイコンであることを予告してもよい。
また、アイコン変化予告(「爆撃機」のアイコン等の他の予告表示によるアイコン変化予告や変化するアイコン自身によるアイコン変化予告)の表示が行われた後に、当該変動が大当りであることを報知する予告(液晶表示装置などの各種表示装置による予告表示や各種ランプ(枠ランプ122、盤ランプ)による発光(色や発光パターン)、スピーカによる予告音、操作手段や各種デバイスの予告動作等)の実行中において、本明細書内で説明した各種予告が行われる場合がある。例えば、スピーカ120から当該変動の大当り確定音が出力されている状態で、変動アイコンh0の表示態様が変化する場合があってもよい。あるいは、大当り確定音が出力されている状態で、アイコン変化アニメーションが表示されてもよい。しかしながら、当該変動が大当りであることを報知する予告の実行中において該各種予告が行われないようにしてもよい。また、当該変動が大当りであることを報知する予告の実行中においてのみ行われる各種予告があってもよい。
島一斉演出の実行中に各種予告が行われないように構成されていてもよいが、行われる場合があってもよい。また、島一斉演出の実行中にのみ行われる各種予告があってもよい。
また、演出背景または演出モードによって、行われる各種予告と行われない各種予告があってもよく、逆に演出背景に依らずに必ず行われる各種演出があってもよい。例えば、海の背景画面では、アイコン変化予告(「爆撃機」のアイコン等の他の予告表示によるアイコン変化予告や変化するアイコン自身によるアイコン変化予告)の表示が表示されるが、城下町の背景画面では、アイコン変化予告の表示が表示されないようにしてもよい。また演出背景は、遊技者によって選択可能であってもよく、この場合には、アイコン変化予告の表示を表示させるか否かを選択可能であることにもなる。
以上、図177〜図179を用いて説明した各種のアイコンや表示、あるいはそれらのアイコンや表示以外のアイコンや表示を用いた演出例を説明したが、最後にまとめて、7つの演出例について説明する。
図221は、各種のアイコンや表示が使用される7つの演出例を大まかに示す図である。この図221では、演出が進んでいく様子を、図の左から右に向かって段階的に示す。また、図221にも、図51に示す3つの装飾図柄表示装置208L〜208Nのうち第1装飾図柄表示装置208Lのみを示す。この第1装飾図柄表示装置208Lは、図92に示す装飾図柄表示装置208であってもよい。
図221(1)及び同図(2)には、図178を用いて説明したミニゲームBの演出例が大まかに示されている。
図221(1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1保留アイコンh11と第2保留アイコンh12が表示されている。これらの特図1の保留アイコンh11,h12の表示態様はいずれも、図179(a)のNo.1に記したデフォルトの表示態様である。第1装飾図柄表示装置208Lの右上には、特図1及び特図2の第2保留数表示(ここでは「2」と「0」)が表示されている。また、変動アイコン表示領域CISの台座hs0の上には、変動アイコンh0が表示されている。変動アイコンh0の表示態様も、図179(a)のNo.1に記したデフォルトの表示態様である。
また、図221(1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、演出アイコン表示領域DISに配置された右ベースアイコンbIrの上に、ミニゲーム専用のミニゲームウィンドゥMGWが表示され、そのミニゲームウィンドゥMGW内で、ミニゲームB(じゃんけん対決)が行われている。ミニゲームウィンドゥMGW内の左側には、吉宗のキャラクタのアイコンが表示されている。この吉宗のキャラクタのアイコンは、図179(a)に示す、保留アイコン又は変動アイコンの一種であるNo.19の「吉宗(じゃんけん)」のアイコンと同じであり、図221(1)の左側に示す第1装飾図柄表示装置208Lには、態様aの吉宗のキャラクタのアイコンが表示されている。一方、ミニゲームウィンドゥMGW内の右側には、図178(c)に示す、対戦相手としての剣豪のキャラクタのアイコンが表示されている。図221(1)の左側に示す第1装飾図柄表示装置208Lには、態様aの剣豪のキャラクタのアイコンが表示されている。図221(1)の中央に示す第1装飾図柄表示装置208Lには、図221(a)に示すNo.19の態様cのアイコンと同じ吉宗のキャラクタのアイコンと、図178(c)に示す態様dの剣豪のキャラクタのアイコンが表示されている。すなわち、このじゃんけん対決では、吉宗がチョキを出し、剣豪がパーを出したことになり、ミニゲームウィンドゥMGW内には「吉宗勝利」の文字も表示されている。図221(1)の右側に示す第1装飾図柄表示装置208Lには、図179(a)に示すNo.19の態様fのアイコンと同じ吉宗のキャラクタのアイコンが、「吉宗勝利」の文字とともに表示され、その吉宗のキャラクタのアイコンには、「保留変化」と記された吹き出しも表示され、それまでデフォルトの表示態様であった第1保留アイコンh11の表示態様が、図179(a)のNo.3に記した第3表示態様(青色の表示態様)に変化している。
図221(2)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、演出アイコン表示領域DISに配置された右ベースアイコンbIrの上にミニゲームウィンドゥMGWが表示されておらず、ミニゲームB(じゃんけん対決)は、保留アイコン表示領域HISに配置された左ベースアイコンbIlの上で行われる。すなわち、保留アイコンを用いてミニゲームBが行われる。図221(2)の左側と中央それぞれに示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1保留アイコンh11が、図178(c)に示す、対戦相手としての剣豪のキャラクタのアイコンであり、第2保留アイコンh12が、図179(c)に示す、No.19の「吉宗(じゃんけん)」のアイコンである。
図221(2)の左側に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1保留アイコンh11が、態様aの剣豪のキャラクタのアイコンで表示され、第2保留アイコンh12が、態様aの吉宗のキャラクタのアイコンで表示されている。図221(2)の中央に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1保留アイコンh11が、態様dの剣豪のキャラクタのアイコンで表示され、第2保留アイコンh12が、態様cの吉宗のキャラクタのアイコンで表示されている。すなわち、このじゃんけん対決では、剣豪がパーを出し、吉宗がチョキを出したことになり、吉宗が勝利したことになる。図221(2)の右側に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、第2保留アイコンh12が態様fの吉宗のキャラクタのアイコンで表示されるとともに、その吉宗のキャラクタのアイコンに「保留変化」と記された吹き出しも表示されている。そして、その隣の第1保留アイコンh11は、今まで剣豪のキャラクタのアイコンであったが、図179(a)のNo.3に記した第3表示態様(青色の表示態様)に変化している。この図221(2)に示す例では、保留アイコンを用いたミニゲームBが行われ、ミニゲームBに用いられた保留アイコンの表示態様が変化している。すなわち、対戦相手のアイコンで表示されていた保留アイコンが先読み対象保留のアイコンになる。
以上説明したように、図221(2)に示すように保留アイコンでミニゲームを行う場合と、図221(1)に示すように別領域でミニゲームを行う場合があってもよい。また、ここでの例は、保留アイコンの表示態様が変化するか否かのミニゲームの例であったが、図177に示す各種の予告アイコンを取得できるか否かのミニゲームであってもよい。
図221(3)及び同図(4)には、図179(b)のNo.16の「番長」の変化予告表示BCHによって、保留アイコンの表示態様が変化することを予告する演出例が大まかに示されている。
図221(3)及び同図(4)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、特図1の保留アイコン(第1保留アイコンh11)が第1ステージhs1に表示され、変動アイコンh0が変動アイコン表示領域CISの台座hs0の上に表示されている。また、図221(3)及び同図(4)の左側に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1保留アイコンh11も変動アイコンh0も、図179(a)のNo.1に記したデフォルトの表示態様で表示されている。さらに、図221(3)及び同図(4)の左側に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、演出アイコン表示領域DISに配置された右ベースアイコンbIrの上に、図179(b)のNo16に記された態様aの「番長」の変化予告表示BCHが表示されている。ここでの「番長」の変化予告表示BCHには、「保留変化」と記された吹き出しが付加されており、保留アイコンの表示態様が変化することが予告されている。
図221(3)の中央に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、右ベースアイコンbIrの上から「番長」の変化予告表示BCHが消え、第1保留アイコンh11の表示態様が、第3表示態様(青色の表示態様)に変化している。なお、「番長」の変化予告表示BCHが消えるタイミングと、第1保留アイコンh11の表示態様が変化するタイミングは同じであってもよいし、「番長」の変化予告表示BCHが消えるタイミングの方が早くてもよいしあるいは反対に、第1保留アイコンh11の表示態様が変化するタイミングの方が早くてもよい。
図221(4)の中央に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、右ベースアイコンbIrの上から「番長」の変化予告表示BCHは消えず、「番長」の変化予告表示BCHに付加された吹き出しが、「もう1回」と記された吹き出しに変化しており、保留アイコンの表示態様がもう一回変化することが予告されている。また、第1保留アイコンh11の表示態様が、第3表示態様(青色の表示態様)に変化している。なお、「番長」の変化予告表示BCHに付加された吹き出しが変化するタイミング(再予告の開始タイミング)と、第1保留アイコンh11の表示態様が変化するタイミングは同じであってもよいし、再予告の開始タイミングの方が早くてもよいしあるいは反対に、第1保留アイコンh11の表示態様が変化するタイミングの方が早くてもよい。図221(4)の右側に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、右ベースアイコンbIrの上から「番長」の変化予告表示BCHが消え、第1保留アイコンh11の表示態様が、第4表示態様(緑色の表示態様)に変化している。なお、この例では、一回の図柄変動表示の中で、保留アイコンの表示態様が2回変化しているが、保留アイコンの表示態様が1回変化した図柄変動表示の次の図柄変動表示で保留アイコンの表示態様が再変化する場合があってもよい。また、一回の図柄変動表示の中で、保留アイコンの表示態様が3回以上変化する場合があってもよい。さらに、図221(4)に変化予告表示BCHとして用いられた「番長」のアイコンは、再予告のために消えずに再度用いられているが、予告対象となるアイコンや表示が消えるまで(非表示になるまで)、変化予告表示は何回も使用されてもよい。例えば、予告対象となるアイコンが保留アイコンであれば、その保留アイコンが変動アイコンになるまで、さらにはその変動アイコンが消えるまで、言い換えれば、先読み対象変動の図柄変動表示が開始されるか該図柄変動表示が終了するまで、変化予告表示は使用され、表示態様が繰り返し変化していってもよい。また、予告対象となるアイコンや表示は、予告アイコンでもよく予告表示でもよく、予告アイコンや予告表示が消えるまで、予告アイコンや予告表示の表示態様が繰り返し変化していってもよい。また、変化予告表示BCHが表示されていても、保留アイコンや変動アイコンの表示態様が一つも変化しない場合があってもよい。また、図柄変動表示173(4)の中央に示す「番長」の変化予告表示BCHが表示されても、保留アイコンや変動アイコンの表示態様が再度変化しない場合があってもよい。すなわち、「番長」の変化予告表示BCHが、予告対象となるアイコンを変化させるために再度用いられなくてもよい。
図221(5)及び同図(6)には、図179(b)のNo.4及び5の爆撃機系の変化予告表示によって、保留アイコンの表示態様が変化するこを予告する演出例が大まかに示されている。
図221(5)及び同図(6)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、特図1の保留アイコン(第1保留アイコンh11)が第1ステージhs1に表示され、デフォルトの表示態様の変動アイコンh0が変動アイコン表示領域CISの台座hs0の上に表示されている。図221(5)の左側に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1保留アイコンh11は、図179(a)のNo.4に記した第4表示態様(緑色の表示態様)で表示されている。また、図221(5)の左側に示す第1装飾図柄表示装置208Lには、図179(b)のNo.4に記したデフォルト色の「爆撃機」のアイコンIHIが登場しており、その「爆撃機」のアイコンIHIを用いたアイコン変化アニメーションが開始されている。図221(5)の中央に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、第4表示態様(緑色の表示態様)の第1保留アイコンh11に向けて銃弾アイコンBTIが発射されており、発射された銃弾アイコンBTIは第1保留アイコンh11に命中し、図221(5)の右側に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1保留アイコンh11が第5表示態様(赤色の表示態様)に変化している。デフォルト色の「爆撃機」のアイコンIHIによるアイコンの表示態様の変化では一段階しか上がらないため、第4表示態様のアイコンでなければ第5表示態様のアイコンに変化させることはできない。
一方、図221(6)の左側に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1保留アイコンh11は、図179(a)のNo.1に記した第1表示態様(デフォルトの表示態様)で表示されている。また、この第1装飾図柄表示装置208Lには、図179(b)のNo.5に記した赤色の「赤爆撃機」のアイコンIHIが登場しており、その「赤爆撃機」のアイコンIHIを用いたアイコン変化アニメーションが開始されている。さらに、演出アイコン表示領域DISに配置された右ベースアイコンbIrの上にはチュートリアル表示が表示されている。このチュートリアル表示は、変化予告表示を用いた、アイコンの表示態様の変化演出についてのチュートリアル表示であり、変化演出が開始されるまで表示されその後は非表示になってもよいし、銃弾アイコンBTIが発射されるまで表示されその後は非表示になってもよいし、アイコンの表示態様の変化が完了するか変化失敗が確定するまで表示され続けてもよい。図221(6)の中央に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1表示態様(デフォルトの表示態様)の第1保留アイコンh11に向けて銃弾アイコンBTIが発射されており、発射された銃弾アイコンBTIは第1保留アイコンh11に命中し、図221(6)の右側に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1保留アイコンh11が第5表示態様(赤色の表示態様)に変化している。赤色(第5表示態様)の「赤爆撃機」のアイコンIHIによるアイコンの表示態様の変化では、変化前のアイコンの表示態様がどのレベルであっても、第5表示態様のアイコンに変化させることができる。
図221(7)には、図180(あ12)に示す状態で、皿満タンエラーが発生し、第1装飾図柄表示装置208Lには、「球を抜いてください」といったエラーメッセージ(警告メッセージ)の表示(以下、「エラー表示EWM」という。)が表示されている。このエラー表示EWMは、予告アイコンYIの少なくとも一部に前側からオーバーラップしており、予告アイコンYIの少なくとも一部を隠してしまっている。なお、エラー表示EWMは、予告アイコンYIの全部に前側からオーバーラップする場合があってもよい。また、エラー表示EWMは、予告アイコンYIが使用された後(例えば、図177(a)に示す態様dの表示)に限って、少なくとも一部に前側からオーバーラップしてもよいし、予告アイコンYIが使用される前(例えば、図177(a)に示す態様aの表示)に限って、少なくとも一部に前側からオーバーラップしてもよい。また、エラー表示EWMは、予告アイコンYIの少なくとも一部に前側から、エラー表示EWMの表示期間の、全期間にわたってオーバーラップする場合があってもよく、一部の期間(例えば、エラー表示EWMの開始後一定期間等)に限ってオーバーラップする場合があってもよい。
あるいは反対に、予告アイコンYIは、エラー表示EWMはの少なくとも一部に前側からオーバーラップする場合(例えば、エラー表示EWMの重要度が低い場合や不正行為との関係性が低い場合等)があってもよいし、このことは、予告アイコンYIが使用された後に限ってでもよく、予告アイコンYIが使用される前に限ってでもよい。また、図221(7)に示す例は、予告アイコンとの関係であるが、予告表示との関係も、ここで説明したことと同様である。
図221(8)には、図208(A2−1)に示す状態で、皿満タンエラーが発生し、第1装飾図柄表示装置208Lには、「球を抜いてください」といったエラー表示EWMが表示されている。このエラー表示EWMは、アイコンの表示態様の変化演出にはオーバーラップしていない。すなわち、エラー表示EWMは、アイコンの表示態様の変化演出に用いられるアイコン(赤色の爆撃機のアイコンRBIや銃弾アイコンBTI等)の表示位置からズレた位置に表示されている。より具体的には、エラー表示EWMは、変化予告表示と重ならない位置に表示されている。また、エラー表示EWMは、ミニゲーム(例えば、ミニゲームに登場するキャラクタのアイコンや表示)にもオーバーラップしない。
ただし、エラー表示EWMは、アイコンの表示態様の変化演出の少なくとも一部(例えば、変化予告表示の少なくとも一部)や、ミニゲームの少なくとも一部(例えば、ミニゲームに登場するキャラクタのアイコンや表示の少なくとも一部)に前側からオーバーラップする場合があってもよく、エラー表示EWMの表示期間の、全期間にわたってオーバーラップする場合があってもよく一部の期間(例えば、エラー表示EWMの開始後一定期間等)に限ってオーバーラップする場合があってもよい。
また、図221(7)および同図(8)は、「球を抜いてください」といったエラー表示EWMの例であったが、図172〜図174を用いて説明した各種のエラーに関する表示や警告に関する表示についても同様である。
なお、図177〜図221を用いて説明した遊技台(パチンコ機100)では、ハズレの場合(ガセの場合)は、1つの予告アイコンしか表示させず、大当りの場合は、遊技を盛り上げるため、複数の予告アイコンを表示させるように構成されている。
以上、図177〜図221を用いた説明は、図171等を用いて説明した一斉演出や音量調整表示(例えば、前述の音量調整用のバー表示VB)と組み合わせることができる。また、図215を用いて説明したように、メニューアイコンMI、音量調整アイコンVI、および輝度調整アイコンBIによるカスタマイズの場面とも組み合わせることができる。
また、図177〜図221を用いた説明では、パチンコ機(弾球遊技機)に適用させた例であったが、本発明の遊技台は、これに限るものではなく、例えば、メダルや遊技球(パチンコ球)を使用する回胴遊技機(スロットマシン)にも適用可能である。すなわち、これまでに説明したパチンコ機100は、ぱちんこ(1種+1種)であるが、他のぱちんこ(例えば、1種、2種、3種、1種+2種等)でもよく、スロット等(パロット、じゃん球)でもよい。より具体的には、メダル(遊技媒体)を投入してスタートレバーを操作することでリールを回転させるとともに、内部抽選によって役を内部決定し、ストップボタンを操作することでリールを停止させたときに、図柄表示窓上に内部決定に応じて予め定められた図柄の組み合わせが表示されると役が成立し、メダルの払い出しを伴う役が成立した場合には、規定数のメダルを払い出すなど遊技者に特典が与えられるようした回胴遊技機(スロットマシン)であってもよい。あるいは、所定数の遊技球を封入球として封入し、前記封入球を遊技領域へ発射して遊技を行い、所定の進入領域に前記封入球が入賞したことに基づいて遊技者に所定の遊技価値を付与し、前記所定の進入領域に入賞した前記封入球または入賞しなかった前記封入球を再び前記遊技領域へ発射して循環使用可能な封入球式遊技台であってもよい。
このように、本発明は、様々な種類の遊技台に適用可能であり、例えば、図175を用いて説明した封入式のパチンコ機にも適用可能である。また、図176を用いて説明したスロットマシンにも適用可能である。
以上の記載では、
『 表示手段[例えば、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M、および第3装飾図柄表示装置208Nの全部、あるいはこれら3つの装飾図柄表示装置208L〜Nのうちのいずれか一つ、あるいは二つ、第4表示手段208M’、導光板IL、POVディスプレイ224I等]を備えた遊技台であって、
前記表示手段は、第一のアイコンが表示される場合がある手段であり、
前記第一のアイコンは、図柄変動表示に関するアイコン[例えば、保留アイコンh11〜h14、変動アイコンh0]であり、
前記表示手段は、第二のアイコンが表示される場合がある手段であり、
前記表示手段は、予告アイコン[例えば、図177(a)に示す各種の予告アイコンYI、図177(b)に示す各種の予告アイコンYI]が表示される場合がある手段であり、
前記第二のアイコンは、前記予告アイコンとは別の種類のアイコン[例えば、図178(a)に示すミニゲームA用アイコン、図178(c)に示すミニゲームB用アイコン]であり
前記予告アイコンは、表示されている数によって保留数を表すアイコンではなく、
前記表示手段は、演出表示が表示される場合がある手段であり、
前記演出表示は、表示されている前記第一のアイコンのうちのいずれかのアイコン[例えば、1又は複数(全部又は一部)のアイコン]と、前記第二のアイコンが用いられた演出の表示[例えば、ミニゲームA又はBの表示]であり、
前記演出表示が表示された後に、前記予告アイコンが表示される場合[例えば、図180(あ11)、図183(あ3−2−9)、同図(あ3−2−8c1)、同図(あ3−2−8c7)、図185(い11)、図187(う34)、図188(う15−2−17)、図190(う1−2−24)、図195(かa8)等]がある、
ことを特徴とする遊技台。』
について説明した。
この遊技台によれば、2つのアイコンが用いられた演出表示が表示されたことをきっかけに、予告アイコンの獲得有無の過程に注目させ、遊技者を楽しませることができる場合がある。
前記第一のアイコンは、保留の数に対応して表示される場合があるアイコンであってもよい。例えば、保留の数=0に対応して表示される変動アイコンであってもよいし、保留の数=1に対応して表示される第1保留アイコン、保留の数=2に対応して表示される2番目の第2保留アイコン、保留の数=3に対応して表示される3番目の第3保留アイコン、保留の数=4に対応して表示される4番目の第4保留アイコンであってもよい。また、前記予告アイコンは、上記変動アイコンや上記保留アイコンとは別の種類のアイコンであってもよい。
ここで、保留数とは、図柄変動表示の開始が保留されている数のことであり、前記第一のアイコンは、前記保留アイコンの他に、変動アイコンを一例としてあげることができる。前記変動アイコンは、実行中の図柄変動表示に関するアイコンであり、消化済みの保留を表すアイコンのことである。すなわち、未消化の保留を表す保留アイコンによって表されていた保留に対応する図柄変動表示が開始された後に、該保留アイコンは、開始された図柄変動表示に対応する変動アイコンとして表示される。
なお、表示されている前記第一のアイコンの数によって、保留数が表示される場合があり、表示されている前記予告アイコンの数によっては、保留数は表示されることはなくてもよい。
前記演出表示は、表示されている前記第一のアイコンのうちのいずれかのアイコンと、前記第二のアイコンとを用いた演出の表示であってもよい。
前記演出表示が行われると、前記予告アイコンが表示される場合があってもよい。
前記いずれかのアイコンは、一の第一のアイコンであってもよいし、複数の第一のアイコンであってもよい(例えば、表示されている全部又は一部の前記第一のアイコン)。
前記第二のアイコンは、演出用のアイコン(例えば、キャラクタのアイコン)であってもよいし、保留アイコンであってもよいし、変動アイコンであってもよい。より具体的には、上記演出用のアイコンとして、予告演出の開始を予告するアイコンであってもよく、ミニゲーム専用のアイコンであってもよいし、保留アイコンを兼ねたアイコンであってもよいし、変動アイコンを兼ねたアイコンであってもよい。
前記演出表示としては、表示されている前記第一のアイコンのうちのいずれかのアイコンと、前記第二のアイコンとを用いたミニゲームの演出があげられる。すなわち、前記いずれかのアイコンと前記第二のアイコンとを用いたミニゲームの演出が行われた結果、前記予告アイコンが表示される場合があってもよい。
「前記予告アイコンが表示される場合がある、」とは、前記予告アイコンが表示されない場合もあることを意味する。さらに、「前記予告アイコンが表示されない場合がある」には、前記予告アイコンが表示されず、該予告アイコン以外の別の表示が表示される場合があることが、含まれていてもよいし、含まれていなくてもよい。以下の説明においても、この考え方は適用される。
また、前記予告アイコンは、表示の開始がされた後、表示位置を変えて表示(ストック)される場合があってもよいし、表示位置を変えずに表示され続ける(ストックされる)場合があってもよい。例えば、表示手段には、予告アイコンの表示が開始される出現領域と、予告アイコンがストックされるストック領域が設けられており、出現領域とストック領域は異なる領域である(一部が重なっていてもよいが、全部が重なることはない)。ストック領域は、予告アイコンが表示され続ける表示領域である。予告アイコンは、出現領域からストック領域に移動し、ストック領域内で使用され、ストック領域内で消える場合もあれば、表示態様が変化する場合もある。あるいは、ストック領域から出て、消える場合もあれば、表示態様が変化する場合もある。
前記演出表示は、前記いずれかのアイコンと前記第二のアイコンとを同時に用いる演出(例えば、ミニゲーム)であってもよいし、該いずれかのアイコンと該第二のアイコンのうちのいずれか一方のアイコンを先に用いて、該一方に対する他方のアイコンを後に用いる演出(例えば、ミニゲーム)であってもよい。
また、前記予告アイコンは、表示されている前記第一のアイコンのうちのいずれかのアイコンだけが用いられた演出の表示によって、必ず表示されてもよいし、表示される場合があってもよい。また、前記予告アイコンは、前記第二のアイコンだけが用いられた演出の表示によって、必ず表示されてもよいし、表示される場合があってもよい。
また
『 前記予告アイコンとして、複数種類の予告アイコンが用意されており[例えば、図177(a)に示す各種の予告アイコンYI、図177(b)に示す各種の予告アイコンYI]、
前記表示手段は、予告表示が表示される場合がある手段であり、
前記予告表示として、複数種類の予告表示が用意されており[例えば、図177(b)に示す各種の予告表示YH]、
前記複数種類の予告表示のうちの一の種類の予告表示は、第一の予告表示[例えば、No6.「変化」の予告表示]であり、
前記複数種類の予告表示のうちの一の種類の予告表示は、第二の予告表示[例えば、No.17「リーチ」の予告表示]であり、
前記複数種類の予告アイコンのうちの或る予告アイコン[例えば、No.1「箱」の予告アイコンYI]が使用された場合に、前記第一の予告表示が表示される場合があり[例えば、図181(あ33)、図186(い14−4−3)]、
前記或る予告アイコンが使用された場合に、前記第二の予告表示が表示される場合がある[例えば、図185(い15)、図186(い14−2−3)]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、前記或る予告アイコンが使用されるまでどの予告表示が表示されるのか(前記第一の予告表示が表示されるのか、前記第二の予告表示が表示されるのか)が分からないので、該或る予告アイコンが使用されるまで注目させることができる場合ある。すなわち、予告アイコンと予告表示の関係が一対一で予め定まっておらず、遊技者は、予告アイコンの種類を見ただけでは、いずれの予告表示が表示されるのか認識することができないため、予告表示が表示されるまで、予告アイコンを興味を持って見続ける場合がある。
ここで、そもそも、前記或る予告表示が表示されるまで、前記予告表示が表示されること自体が不明であってもよい。すなわち、前記予告表示が表示される場合と、該予告表示が表示されない場合があり、どちらの場合になるか不明であってもよい。前記予告表示が表示されること自体が不明であるということは、結果として、複数種類の予告表示のうちのいずれの種類の予告表示が表示されるのかも不明であることになる。
また、前記予告アイコンとして、一種類の予告アイコンしか用意されていなくてもよい。この場合には、前記予告アイコンが使用された場合に、複数種類の予告表示のうちの或る予告表示が表示される場合があり、前記予告表示が表示されるまで、該予告表示が表示されること自体が不明であってもよい。
前記表示手段は、前記或る予告アイコンが使用された場合に、使用された該或る予告アイコンの種類に対応する種類の前記予告表示を表示可能な手段であってもよい。すなわち、予告アイコンが表示されている時点で、該予告アイコンが使用された後に表示される予告表示が複数種類の予告表示のうちのいずれの予告表示であるかが分かる態様であってもよい。要するに、予告アイコンと予告表示の関係が一対一で予め定まっている態様であってもよい。
また、「或る予告アイコンが使用された場合」とは、例えば、前記或る予告アイコンが演出で使用された場合のことであり、より具体的には、該或る予告アイコンの表示態様が変化した場合のことであったり、該或る予告アイコンが消えた場合(非表示になった場合)のことであってもよい(以下においても同じ。)。
また、前記予告表示は表示の開始がされた後、表示位置を変えて表示(ストック)される場合があってもよいし、表示位置を変えずに表示され続ける(ストックされる)場合があってもよい。
なお、複数種類の予告アイコンのうちの或る予告アイコンが使用された場合に、複数種類の予告表示のうちの一の種類の予告表示(以下、「或る予告表示」という。)が表示される場合があり、前記或る予告表示が表示されるまで、複数種類の予告表示のうちのいずれの種類の予告表示が表示されるのかが不明であってもよい。
また、前記或る予告アイコンが表示されただけでは、前記第一の予告表示が表示されることが予告されていない場合があってもよいし、前記第二の予告表示が表示されることが予告されていない場合があってもよい。あるいは反対に、前記或る予告アイコンが表示されただけで、前記第一の予告表示が表示されることが予告されている場合があってもよいし、前記第二の予告表示が表示されることが予告されている場合があってもよい。
また
『 前記第一の予告表示が表示されると、表示されている前記第一のアイコンのうちのいずれかのアイコンの表示態様が変化する場合がある[例えば、図181(あ36)の場合]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
すなわち、前記第一の予告表示は、表示されている前記第一のアイコンのうちのいずれかのアイコンの表示態様を変化させる表示であってもよい。例えば、前記第一のアイコンのうちのいずれかのアイコンの表示態様は、予告の表示態様に変化する。この場合には、前記第一の予告表示は、前記第一のアイコンによる予告の予告として機能する。
この遊技台によれば、前記演出表示が終わった後も前記第一のアイコンに注目させることができる場合がある。
ここで、「表示されている前記第一のアイコンのうちのいずれかのアイコン」とは、前記演出表示に用いられた第一のアイコンのことであってもよいし、前記演出表示に用いられていない第一のアイコンのことであってもよい。また、前記いずれかのアイコンは、複数のアイコンであってもよいし、一のアイコンであってもよい(例えば、表示されている全部又は一部の前記第一のアイコン)。
また、前記演出表示に用いられた第一のアイコンは、該演出表示を行ったままの表示態様であってもよいし、該演出表示を行った表示態様から変化した表示態様であってもよい。例えば、前記演出表示に用いられた第一のアイコンの表示態様が、前記演出表示に用いられる前の表示態様と、該演出表示を行った表示態様とで異なる場合には、該演出表示を行った後に、前の表示態様に戻る場合があってもよいし、前の表示態様に戻らずにそのままの表示態様である場合があってもよいし、該演出表示を行った表示態様からさらに別の表示態様に変化する場合があってもよい。また、前記演出表示に用いられた第一のアイコンの表示態様が、前記演出表示に用いられる前の表示態様と、該演出表示を行った表示態様で同じ場合には、該演出表示を行った後に、表示態様が変化する場合があってもよいし、変化せずに依然として同じ表示態様である場合があってもよい。以上説明したいずれの場合であっても、前記第一の予告表示が表示されると、前記演出表示に用いられた第一のアイコンの表示態様が変化する場合があってもよい。
なお、前記第一の予告表示が表示されると、表示されている前記第一のアイコンのうちのいずれかのアイコンの表示態様が必ず変化してもよいし、表示されている前記第一のアイコンのうちのいずれのアイコンの表示態様も変化しない場合があってもよい。また、前記第一の予告表示が表示されない場合よりも、該第一の予告表示が表示された場合の方が、表示されている前記第一のアイコンのうちのいずれかのアイコンの表示態様が変化しやすくてもよい。
また、前記演出表示には、複数種類の演出表示があり、表示されている前記第一のアイコンのうちのいずれかのアイコンの表示態様を変化させる種類の演出表示よりも、該いずれかのアイコンの表示態様も変化させない種類の演出表示の方が、出願頻度が高くてもよいし、反対に低くてもよいし、あるいは、両者の出現頻度は同じであってもよい。さらに、複数種類の演出表示のうちの一の種類の演出表示は、第一の演出表示であり、前記第一の演出表示が表示されない場合よりも、該第一の演出表示が表示された場合の方が、表示されている前記第一のアイコンのうちのいずれかのアイコンの表示態様が変化しやすくてもよい。
また
『 前記第二の予告表示は、該第二の予告表示が表示された図柄変動表示に関する予告[例えば、リーチが行われることの予告]を行う表示であり、
前記第二の予告表示が表示されない図柄変動表示よりも、該第二の予告表示が表示された図柄変動表示の方が、最終的に大当り図柄態様が確定表示されやすい、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
すなわち、前記第二の予告表示が表示されたからといって、必ずしも、最終的に大当り図柄態様が確定表示されるとは限らず、前記第二の予告表示が表示された図柄変動表示でも、最終的にハズレの図柄態様が確定表示される場合があってもよい。あるいは反対に、前記第二の予告表示(例えば、プレミア予告等)が表示されれば、該第二の予告表示が表示された図柄変動表示で、最終的に大当りの図柄態様が必ず確定表示されてもよい。
なお、前記表示手段は、第三の予告表示が表示される場合がある手段であり、前記第三の予告表示は、先読み予告を行う表示(例えば、チャンス目先読み予告等)であり、前記第三の予告表示が表示されない場合よりも、該第三の予告表示が表示された場合の方が、最終的に大当り図柄態様が確定表示されやすくてもよい。すなわち、前記第三の予告表示が表示されたからといって、必ずしも、最終的に大当り図柄態様が確定表示されるとは限らず、前記第三の予告表示が表示された図柄変動表示でも、最終的にハズレの図柄態様が確定表示される場合があってもよい。あるいは反対に、前記第三の予告表示が表示されれば、該第三の予告表示が表示された図柄変動表示で、最終的に大当りの図柄態様が必ず確定表示されてもよい。
また
『 前記第一のアイコンは、複数種類の表示態様[例えば、図179(a)に示すNo.1〜No.19の表示態様]のうちの一の種類の表示態様で表示開始されるアイコンであり、
前記複数種類の表示態様のうちの一の種類の表示態様は、第一の表示態様[例えば、「デフォルト」の表示態様]であり、
前記複数種類の表示態様のうちの一の種類の表示態様は、第二の表示態様[例えば、「村人」(じゃんけん)の表示態様、吉宗(弓)の表示態様]であり、
前記第二の表示態様は、前記第一の表示態様とは異なる表示態様である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
前記第一の表示態様は、デフォルトの表示態様であってもよい。また、前記第二の表示態様は、前記演出表示に用いられる表示態様であってもよい。例えば、前記演出表示に用いられる場合がある表示態様であってもよく、前記演出表示に用いられる専用の表示態様であってもよい。
また
『 前記演出表示は、表示されている前記第二の表示態様の前記第一のアイコン[例えば、「村人」(じゃんけん)の表示態様の保留アイコンあるいは変動アイコン、吉宗(弓)の表示態様の保留アイコンあるいは変動アイコン]と、前記第二のアイコン[例えば、パンダの対戦相手アイコンTI、ミニゲームA用アイコンAI]が用いられた演出の表示[例えば、図185(あ8−1)から開始されているじゃんけん対決アニメーション、図186〜図187に示す吉宗お宝獲得の表示]であり、
前記演出表示は、前記第一の表示態様の前記第一のアイコンが用いられない演出の表示である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また
『 前記第二の表示態様の前記第一のアイコンが表示されることによって、前記演出表示が表示されることが予告される、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
なお、前記演出表示が表示されることが予告されたからといって、該演出表示の表示中および/または終了後に、前記予告アイコンが表示されることまで予告するわけではない。すなわち、前記第二の表示態様の前記第一のアイコンが表示されるだけでは、前記演出表示の表示中および/または終了後に、前記予告アイコンが表示されることまで予告するわけではない。
また、前記第一のアイコンが前記第二の表示態様で表示されると、前記演出表示が表示され、前記第一のアイコンが前記第一の表示態様で表示されると、前記演出表示が表示されず、前記第一の表示態様で前記第一のアイコンが表示されたことのみによっては、前記予告アイコンが表示されることが予告されない構成であってもよい。
ここで、前記第一のアイコンが前記第二の表示態様で表示されると、前記演出表示が必ず表示されてもよいし、あるいは反対に、前記演出表示が表示されない場合があってもよい。
前記第二の表示態様で前記第一のアイコンが表示されたことのみによっては、この後、前記予告アイコンが表示されるのかが不明であってもよい。
また、前記第二の表示態様で前記第一のアイコンが表示されている場合のみ、前記第二のアイコンも表示されている場合があってもよい。
ここで、前記第二の表示態様で表示される前記第一のアイコンと前記第二のアイコンは、同時に表示開始されてもよいし、該第二の表示態様で表示される該第一のアイコンの方が先に表示開始されてもよいし、該第二のアイコンの方が先に表示開始されてもよい。
なお、前記第二の表示態様で表示される前記第一のアイコンが表示されていなくても、前記第二のアイコンが表示されている場合があってもよい。また、前記第二の表示態様で表示される前記第一のアイコンが表示されていなければ、前記第二のアイコンも表示されていない場合があってもよい。あるいは、前記第二の表示態様で表示される前記第一のアイコンが表示されていなくても、前記第二のアイコンが表示されていてもよい。
また、前記第二の表示態様で表示される前記第一のアイコンが表示されている場合のみ、前記第二のアイコンも必ず表示されていてもよい。さらに、前記第二の表示態様で表示される前記第一のアイコンが表示されている場合に、前記第二のアイコンも必ず表示されていてもよい。
さらに、前記第二のアイコンは、前記第一のアイコンが表示されていない状態では、表示されなくてもよいし、反対に表示される場合があってもよい。すなわち、前記第二のアイコンは、単体で出現するこがなくてもよいし、反対に単体で出現する場合があってもよい。
また
『 前記第一のアイコンが前記第二の表示態様で表示された後に、前記第二のアイコンの表示が開始される場合がある[例えば、図180(あ5)から開始されている対戦相手アイコンの登場アニメーション、図186(う5)から開始されているミニゲームA用アイコンの登場アニメーション]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここにいう「第二のアイコン」は、前記保留アイコンではなく、該保留アイコンを兼ねたアイコンでもなく、前記変動アイコンでもなく、該変動アイコンを兼ねたアイコンでもない。すなわち、「第二のアイコン」は、前記演出表示に用いられる表示態様(以下、「演出表示用の表示態様」という。)であってもよい。
前記第一のアイコンが前記第二の表示態様で表示された後に、前記第二のアイコンの表示が開始されない場合があってもよい。ここにいう「前記第二のアイコンの表示が開始されない場合」であっても、前記第二のアイコンの表示が、前記第一のアイコンが前記第二の表示態様で表示される前から開始されている場合や、該第一のアイコンが該第二の表示態様で表示されると同時に開始される場合がある。
前記第一のアイコンの表示態様が変化した場合(例えば、前記第二の表示態様に変化した場合)に、前記第二のアイコンが必ず表示されてもよい。あるいは、前記第二のアイコンが表示された後に、前記第二の表示態様の前記第一のアイコンが表示される場合があってもよい。
前記第二のアイコンが上記変動アイコンや上記保留アイコンの場合(上記変動アイコンや上記保留アイコンを兼ねる場合も含む)は、前記第二の表示態様の前記第一のアイコンが表示された後に前記第二のアイコンが第三の表示態様(例えば、デフォルトの表示態様)から第四の表示態様(例えば、演出表示用の表示態様)に、変化する場合があってもよいし、必ず変化してもよい。また、前記第二の表示態様の前記第一のアイコンが表示される前に前記第二のアイコンが第三の表示態様(例えば、デフォルトの表示態様)から第四の表示態様(例えば、演出表示用の表示態様)に、変化する場合があってもよいし、必ず変化してもよい。あるいは、前記第二の表示態様の前記第一のアイコンが表示されると同時に前記第二のアイコンが第三の表示態様(例えば、デフォルトの表示態様)から第四の表示態様(例えば、演出表示用の表示態様)に、変化する場合があってもよいし、必ず変化してもよい。
前記第二のアイコンが表示されるタイミングは、1パターン(例えば、第二の表示態様の前記第一のアイコンが表示された後のみ、第二の表示態様の前記第一のアイコンが表示される前のみ、あるいは第二の表示態様の前記第一のアイコンが表示されると同時のみ)しかなくてもよいし、複数パターン(例えば、第二の表示態様の前記第一のアイコンが表示された後、第二の表示態様の前記第一のアイコンが表示される前、および第二の表示態様の前記第一のアイコンが表示されると同時のうちの或る定まった2又は3の組合せ)あってもよい。
なお、前記第二の表示態様の前記第一のアイコンが表示される前に、前記第二のアイコンが表示されていてもよいし、該第二の表示態様の該第一のアイコンが表示された後に、該第二のアイコンが表示されてもよいし、該第二の表示態様の該第一のアイコンが表示されると同時に、該第二のアイコンも表示されてもよい。
また
『 前記第二の表示態様の前記第一のアイコンが複数表示される場合がある[例えば、図180(あ3−1)、図186(う3)]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
なお、前記第二の表示態様の前記第一のアイコンが1つのみ表示される場合があってもよい。また、前記第一の表示態様の前記第一のアイコンも複数表示される場合があってもよいし、1つのみ表示される場合があってもよい。さらに、前記第二のアイコンは1つのみ表示される場合があってもよいし、複数表示される場合があってもよい。
また
『 前記演出表示として、第一の演出表示が表示される場合があり、
前記演出表示として、第二の演出表示が表示される場合があり、
前記第一の演出表示が表示された後には、前記予告アイコンが表示され[例えば、図180(あ11)]、
前記第二の演出表示が表示された後には、前記予告アイコンが表示されない[例えば、図181(あ8−2−3)]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
すなわち、前記第二の演出表示は、いわゆる偽の演出表示である。
また
『 複数の予告アイコンが表示される場合がある[例えば、図185(い11)、図188(う15−2−17)]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
例えば、前記演出表示が一又は複数回表示された後に、複数の予告アイコンが表示される場合があってもよい。すなわち、複数の予告アイコンがストックされる場合があってもよい。例えば、前記演出表示が一回行われただけで、複数の予告アイコンが表示される場合があってもよいし、前記演出表示が一回行われる度に、0又は一の予告アイコンが表示され、前記演出表示が複数回行われることで、複数の予告アイコンが表示される場合があってもよい。また、前記予告アイコンは、前記演出表示以外の他の演出によっても表示(ストック)される場合があってもよい。
また
『 第一の数の予告アイコンが表示されるよりも、第二の数の予告アイコンが表示された方が、最終的に大当り図柄態様が確定表示されやすい場合がある、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
前記第二の数の予告アイコンが表示された場合であっても、最終的にハズレの図柄態様が確定表示される場合があってもよい。あるいは、前記第二の数の予告アイコンが表示された場合には、最終的に大当り図柄態様が必ず確定表示されてもよい。
前記予告アイコンが第一の予告態様で表示されているよりも、該予告アイコンが第二の予告態様で表示されている方が、最終的に大当り図柄態様が確定表示されやすい場合があってもよい。
また
『 遊技者が操作可能な操作手段[例えば、チャンスボタン136、操作レバー139、透過部191、第2チャンスボタン137等]を備え、
前記演出表示の表示中に前記操作手段が操作されると、予告アイコンが表示される場合がある[例えば、図194(おc7)から続く図180(あ9−1)以降の流れ]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
前記操作手段が操作されなくても、予告アイコンが表示される場合があってもよいし、反対に、該操作手段が操作された場合のみ、予告アイコンが表示されてもよい。
前記演出表示の表示中に、前記操作手段の操作ができる場合とできない場合があってもよく、できない場合よりも、できた場合の方が、予告アイコンが表示されやすくてもよいし、あるいは反対に、予告アイコンが表示されにくくてもよい。また、予告アイコンが表示される確率は、できた場合とできない場合で同じであってもよい。
前記演出表示の表示中に、前記操作手段に関する表示(以下、「操作表示」という。)が表示されていてもよいし、表示されていなくてもよい。ここにいう操作表示とは、前記操作手段を模した画像を含む表示であってもよいし、該画像のみの表示であってもよいし、該操作手段の操作を促す表示(操作促進表示)を含む表示であってもよいし、該操作促進表示のみであってもよいし、該操作手段の操作有効期間を表す表示(操作有効期間表示)を含む表示であってもよいし、該操作有効期間表示のみであってもよい。さらに、前記操作表示の表示態様として、複数種類の表示態様が用意されており、該複数種類の表示態様には、前記操作手段自体の態様変更(例えば、色の変更や、突出量の変更や、形状の変更や、位置の変更や、姿勢の変更等)に対応した表示態様が含まれていてもよい。
また
『 演出可動手段[例えば、図206(カc1)]を備え、
前記演出表示の表示が開始[例えば、図206(カc2)に示すミニゲーム専用役物225]された後に前記演出可動手段が演出動作を行う場合があるように構成されており、
前記演出動作が行われると、予告アイコンが表示される場合がある[例えば、図206(カc2)]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
前記演出表示が表示された後に前記演出可動手段が演出動作を行う場合があるように構成されていてもよい。すなわち、前記演出表示の表示が終了した後に該演出可動手段が演出動作を行う場合があるように構成されていてもよい。あるいは、前記演出表示の表示中に前記演出可動手段が演出動作を行う場合があるように構成されていてもよい。
前記演出動作が行われると、該演出動作が行われなかった場合よりも予告アイコンが表示されやすい場合があってもよいが、該演出動作が行われても予告アイコンが表示されない場合があってもよい。あるいは、前記演出動作が行われると、予告アイコンが必ず表示されてもよい。
前記演出動作が行われると、先読み予告が開始される場合があってもよいし、通常予告(該演出動作が行われた際に実行されている図柄変動表示に関する予告)が開始される場合があってもよい。また、前記演出動作が行われると、該演出動作が行われなかった場合よりも先読み予告が開始されやすい場合があってもよいが、該演出動作が行われても該先読み予告が開始されない場合があってもよい。あるいは、前記演出動作が行われると、前記先読み予告が必ず表示されてもよい。さらに、前記演出動作が行われると、該演出動作が行われなかった場合よりも通常予告が開始されやすい場合があってもよいが、該演出動作が行われても該通常予告が開始されない場合があってもよい。あるいは、前記演出動作が行われると、前記通常予告が必ず表示されてもよい。
ただし、前記演出表示の表示中には、前記演出可動手段が前記演出動作を絶対行わない構成であってもよいし、該演出表示の表示とは全く関係なく該演出可動手段が該演出動作を行う場合があってもよい。
また
『 前記予告アイコンは、複数種類の予告態様[例えば、図177(a)に示す「箱」、「赤箱」、「金箱」、「虹箱」]のうちの一の種類の予告態様で表示開始されるアイコンであり、
前記予告アイコンが第一の予告態様[例えば、「箱」]で表示されているよりも、該予告アイコンが第二の予告態様[例えば、「赤箱」]で表示されている方が、該予告アイコンが使用された際に実行されている図柄変動表示において最終的に大当り図柄態様が確定表示されやすい場合がある[例えば、図177(a)に示す信頼度]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
前記予告アイコンが、該予告アイコンによる予告の対象になる図柄変動表示(以下、「予告対象変動」という。)が開始される前に使用された場合、該予告アイコンによる予告は、先読み予告である場合もあれば通常予告である場合もあるが、該予告アイコンによる予告を見ただけでは、該予告が、先読み予告であったのか通常予告であったのかが不明であってもよい。
前記予告アイコンは、前記予告対象変動が終了するまでに、演出で必ず使用されてもよい。この場合も、該予告アイコンによる予告が、先読み予告として使用されてもよいし、通常予告として使用されてもよい。
前記予告アイコンが前記第一の予告態様で表示されている方が、該予告アイコンが前記第二の予告態様で表示されているよりも、前記予告表示が表示されやすい場合があってもよいし、或る表示(該予告表示とは異なる表示)が表示されやすい場合があってもよい。
また
『 前記表示手段は、変動アイコン[例えば、変動アイコンh0]が表示される場合がある手段であり、
前記変動アイコンとは、実行中の図柄変動表示に関するアイコンのことであり、
前記第二のアイコンは、前記変動アイコンとは別のアイコンである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また
『 前記第一のアイコンは、前記変動アイコンである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
なお、前記第一のアイコンは、前記変動アイコン専用のアイコンであってもよいし、該変動アイコンを兼ねたアイコンであってもよい。
また
『 前記表示手段は、保留アイコン[例えば、特図1の第1保留アイコンh11〜第4保留アイコンh14]が表示される場合がある手段であり、
前記保留アイコンとは、表示されている数によって保留数を表すアイコンのことであり、
前記第二のアイコンは、前記保留アイコンとは別のアイコンである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また
『 前記第一のアイコンは、前記保留アイコンである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また
『 前記遊技台は、ぱちんこ機[例えば、図49や図90に示すパチンコ機100]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
以上の記載では、
『 表示手段[例えば、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M、および第3装飾図柄表示装置208Nの全部、あるいはこれら3つの装飾図柄表示装置208L〜Nのうちのいずれか一つ、あるいは二つ、第4表示手段208M’、導光板IL、POVディスプレイ224I等]を備えた遊技台であって、
前記表示手段は、保留アイコンが表示される場合がある手段であり、
前記保留アイコンとは、保留の数に対応して表示されるアイコン[例えば、特図1の第1保留アイコンh11〜第4保留アイコンh14]であり、
前記表示手段は、予告アイコンが表示される場合がある手段であり、
前記予告アイコンは、前記保留アイコンとは別の種類のアイコン[例えば、図177(a)に示す各種の予告アイコンYI、図177(b)に示す各種の予告アイコンYI]であり
前記表示手段は、予告表示[例えば、予告表示YH]が表示される場合がある手段であり、
前記予告表示として、複数種類の予告表示が用意されており[例えば、図177(b)に示す各種の予告表示YH]、
前記予告アイコンが使用された場合に、前記複数種類の予告表示のうちの一の種類の予告表示が表示される場合があり[例えば、図181(あ32)、図190(え13)、図191(え1−2−18)、図196(ア8−1)、図196(ア8−2−1)、図198(ア1−3−3)、図199(イa15)、同図(イa28)等]、
前記予告アイコンが使用されると、該予告アイコンが非表示となる場合があり[例えば、図181(あ35)、図191(え15)、図191(え1−2−20)等]、
前記予告アイコンが使用されても該予告アイコンが非表示とならずに該予告アイコンが演出で再度使用され、前記複数種類の予告表示のうちの或る予告表示が表示される場合がある[例えば、図196(ア11),同図(ア16)、図196(ア8−2−4),同図(ア8−2−6)、図198(ア1−3−9)、図199(イa28)等]、
ことを特徴とする遊技台。』
について説明した。
この遊技台によれば、前記予告アイコンが使用された後もその予告アイコンの表示状況に注目させることができ、遊技者を楽しませることができる場合がある。
「予告アイコンが使用された場合」とは、例えば、前記予告アイコンが演出で使用された場合のことであり、より具体的には、該予告アイコンの表示態様が変化した場合のことであったり、該予告アイコンが消えた場合(非表示になった場合)のことであってもよい(以下においても同じ。)。
前記予告アイコンが一回使用されると、該予告アイコンが非表示となる場合があり、前記予告アイコンが一回使用されても該予告アイコンが非表示とならずに該予告アイコンが演出で再度使用され、或る予告表示が表示される場合があってもよい。
また
『 前記予告アイコンとして、複数種類の予告アイコンが用意されており[例えば、図177(a)に示す各種の予告アイコンYI、図177(b)に示す各種の予告アイコンYI]、
前記複数種類の予告表示のうちの一の種類の予告表示は、第一の予告表示[例えば、No6.「変化」の予告表示]であり、
前記複数種類の予告表示のうちの一の種類の予告表示は、第二の予告表示[例えば、No.17「リーチ」の予告表示]であり、
前記複数種類の予告アイコンのうちの或る予告アイコン[例えば、No.1「箱」の予告アイコンYI]が使用された場合に、前記第一の予告表示が表示される場合があり[例えば、図196(ア8−1)、図198(ア1−3−3)、図199(イa15)、同図(イa28)等]、
前記或る予告アイコンが使用された場合に、前記第二の予告表示が表示される場合がある[例えば、図196(ア11)等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、前記予告アイコンが使用される前に、前記予告表示が表示されること自体が予告されなくてもよい。
また、前記予告アイコンが使用される前に、前記複数種類の予告表示のうちのいずれの種類の予告表示が表示されるのかも予告されない構成であってもよい。
また、前記或る予告アイコンが表示されただけでは、前記第一の予告表示が表示されることが予告されていない場合があってもよいし、前記第二の予告表示が表示されることが予告されていない場合があってもよい。あるいは反対に、前記或る予告アイコンが表示されただけで、前記第一の予告表示が表示されることが予告されている場合があってもよいし、前記第二の予告表示が表示されることが予告されている場合があってもよい。
また
『 前記複数種類の予告アイコンのうちの或る種類の予告アイコンが使用されると、該或る種類の予告アイコンに対応付けられた種類の予告表示が表示されるように構成されている[例えば、図177(b)に示す各種の予告アイコンYIは、図177(b)に示す各種の予告表示と一対一の関係で対応付けられている]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
前記複数種類の予告表示と前記複数種類の予告アイコンは互いに、種類ごとに対応付けられていてもよい。
前記複数種類の予告表示と前記複数種類の予告アイコンは互いに、種類ごとに、一対一で対応付けられていてもよいし、多対一で対応付けられていてもよいし、一対多で対応付けられていてもよいし、多対多で対応付けられていてもよい。
また
『 前記或る種類の予告アイコンが一回使用されても非表示にならず、該或る種類の予告アイコンが非表示になるまで該或る種類の予告アイコンが複数回使用され、該或る種類の予告アイコンに対応付けられた種類の予告表示が複数回表示される[例えば、図199(イa15)と(イa28)等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また
『 前記第二の予告表示は、該第二の予告表示が表示された図柄変動表示に関する予告[例えば、リーチが行われることの予告]を行う表示であり、
前記第二の予告表示が表示されない図柄変動表示よりも、該第二の予告表示が表示された図柄変動表示の方が、最終的に大当り図柄態様が確定表示されやすい、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また
『 前記予告アイコンが最初に使用された場合に表示された予告表示の種類[例えば、図177(b)に示すNo.27の「小判」の予告表示YH]と、該予告アイコンがN回目(Nは2以上の自然数)[例えば、3回目]に使用された場合に表示された予告表示の種類は同じことがある[例えば、図196(ア8−2−2)と同図(ア8−2−6)]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ただし、異なることがあってもよいし、必ず異なる種類の予告表示が表示されてもよい。あるいは反対に、必ず同じであってもよい。
また
『 遊技者が操作可能な位置に設けられた操作手段[例えば、チャンスボタン136、操作レバー139、透過部191、第2チャンスボタン137等]を備え、
前記表示手段は、操作表示が表示される場合がある手段であり、
前記操作表示とは、前記操作手段を模した画像を少なくとも含む表示[例えば、ボタン画像136aと残時間表示メータMTとによって構成された操作促進報知画像]のことであり、
予告アイコンが使用された場合[例えば、図200(イb4)]に、前記操作表示が表示される場合がある[例えば、図200(イb5)]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また
『 遊技者が操作可能な位置に設けられた操作手段[例えば、チャンスボタン136、操作レバー139、透過部191、第2チャンスボタン137等]を備え、
前記表示手段は、操作表示が表示される場合がある手段であり、
前記操作表示とは、前記操作手段を模した画像[例えば、ボタン画像136a]を少なくとも含む表示[例えば、操作促進報知画像の表示]のことであり、
前記操作表示が表示[例えば、図181(あ31−2−2)、図203(エa2)]された後に、前記予告アイコンが使用される場合がある[例えば、図181(あ31−2−6)、図203(エa7)]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
前記操作表示は、前記操作手段を模した画像のみの表示であってもよいし、該操作手段の操作を促す表示(以下、「操作促進表示」という。)も含む表示であってもよいし、該操作手段の操作有効期間を表す表示(以下、「操作有効期間表示」という。)も含む表示であってもよいし、該画像と該操作促進表示のみであってもよいし、該画像と該操作有効期間表示のみであってもよい。さらに、前記操作表示の表示態様として、複数種類の表示態様が用意されており、該複数種類の表示態様には、前記操作手段自体の態様変更(例えば、色の変更や、突出量の変更や、形状の変更や、位置の変更や、姿勢の変更等)に対応した表示態様が含まれていてもよい。
また
『 遊技者が操作可能な位置に設けられた操作手段[例えば、チャンスボタン136、操作レバー139、透過部191、第2チャンスボタン137等]を備え、
前記操作手段を操作すると[例えば、図181(あ31−2−5)、図203(エa5)]、前記予告アイコンが使用される場合がある[例えば、図181(あ31−2−6)、図203(エa7)]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また
『 遊技者が操作可能な位置に設けられた操作手段[例えば、チャンスボタン136、操作レバー139、透過部191、第2チャンスボタン137等]を備え、
前記操作手段が操作されると、予告アイコンが表示される場合がある[例えば、図194(おc7)から続く図180(あ9−1)以降の流れ]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また
『 演出可動手段[例えば、図115等に示す、家紋役物224E、千両箱役物224H]を備え、
前記予告アイコンが使用された場合に、前記予告表示として、前記演出可動手段が演出動作を行うことを予告する表示[例えば、図177(b)に示すNo.24の「千両箱役物動作」、No.25の「家紋役物動作」]が表示される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
前記演出可動手段が演出動作を行うことを予告する表示は、演出動作予告表示という。
また
『 複数の予告アイコンが表示される場合がある[例えば、図185(い11)、図188(う15−2−17)]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また
『 第一の数の予告アイコンが表示されるよりも、第二の数の予告アイコンが表示された方が、最終的に大当り図柄態様が確定表示されやすい場合がある、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また
『 前記予告アイコンは、複数種類の予告態様[例えば、図177(a)に示す「箱」、「赤箱」、「金箱」、「虹箱」]のうちの一の種類の予告態様で表示開始されるアイコンであり、
前記予告アイコンが第一の予告態様[例えば、「箱」]で表示されているよりも、該予告アイコンが第二の予告態様[例えば、「赤箱」]で表示されている方が、該予告アイコンが使用された際に実行されている図柄変動表示において最終的に大当り図柄態様が確定表示されやすい場合がある[例えば、図177(a)に示す信頼度]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また
『 前記遊技台は、ぱちんこ機[例えば、図49や図90に示すパチンコ機100]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
以上の記載では、
『 表示手段[例えば、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M、および第3装飾図柄表示装置208Nの全部、あるいはこれら3つの装飾図柄表示装置208L〜Nのうちのいずれか一つ、あるいは二つ、第4表示手段208M’、導光板IL、POVディスプレイ224I等]を備えた遊技台であって、
前記表示手段は、保留アイコンが表示される場合がある手段であり、
前記保留アイコンとは、保留の数に対応して表示されるアイコン[例えば、特図1の第1保留アイコンh11〜第4保留アイコンh14]のことであり、
前記保留アイコンは、第一のアイコン表示態様[例えば、図179(a)に示すNo.1の「デフォルト」のアイコンの表示態様、あるいはNo.2の「白点滅」のアイコンの表示態様、あるいは図211(A1−2−3)等に示す「ルーレット」の表示態様、またあるいは図179(a)に示すNo.10の「タイマ」の表示態様]で表示される場合があるアイコンであり、
前記保留アイコンは、第二のアイコン表示態様[例えば、図179(a)に示すNo.5の「赤」のアイコンの表示態様]で表示される場合があるアイコンであり、
前記第一のアイコン表示態様で表示されている保留アイコンに対応する図柄変動表示よりも、前記第二のアイコン表示態様で表示されている保留アイコンに対応する図柄変動表示の方が、最終的に大当り図柄態様が確定表示されやすく[例えば、図179(a)に示す信頼度]、
前記表示手段は、変化予告表示[例えば、図179(b)に示す各種のアイコン変化予告の表示]が表示される場合がある手段であり、
前記変化予告表示が用いられた第一の変化アニメーションが行われる場合があり、
前記第一の変化アニメーションは、表示されている前記保留アイコンのうちのいずれかの保留アイコンの態様を変化させるアニメーション[例えば、アイコン変化アニメーション]であり、
前記変化予告表示は、第一の変化予告態様[例えば、図179(b)に示すNo.4の「爆撃機」のアイコンの態様]で表示される場合がある表示であり、
前記変化予告表示は、第二の変化予告態様[例えば、図179(b)に示すNo.5の「赤爆撃機」のアイコンの態様]で表示される場合がある表示であり、
前記第一の変化予告態様の前記変化予告表示(以下、「第一の変化予告表示」という。)[例えば、図179(b)に示すNo.4の「爆撃機」のアイコンIHI]が表示された後で前記第一の変化アニメーションが行われる場合があり、
前記第一の変化予告表示が用いられた前記第一の変化アニメーションが行われると、表示されている保留アイコンのうちのいずれかの保留アイコンの態様が前記第二のアイコン表示態様に変化される場合があり[例えば、図209(A3’−2−4)に示す第1保留アイコンh11のように赤色の表示態様ではない青色の表示態様に変化される場合もあるが、図208(A6’)に示すように赤色の表示態様に変化される場合もある]、
前記第二の変化予告態様の前記変化予告表示(以下、「第二の変化予告表示」という。)[例えば、図179(b)に示すNo.5の「赤爆撃機」のアイコンIHI]が表示された後で前記第一の変化アニメーションが行われる場合があり、
前記第二の変化予告表示が用いられた前記第一の変化アニメーションが行われると、表示されている保留アイコンのうちのいずれかの保留アイコンの態様が前記第二のアイコン表示態様に変化される[例えば、図208(A6)、図208(A4−2−3)、図208(A2−2−4)図209(A3−5−4)、図209(A3−7−7)、図210(A3−2−4)、図212(B8)、図215(Ea2−2−5)、図218(Fd6)、図219(Fe6)、図220(Ff11)に示すように赤色の表示態様に必ず変化される]、
ことを特徴とする遊技台。』
について説明した。
前記変化予告表示が用いられた第四の変化アニメーションが行われる場合があり、前記第四の変化アニメーションは、予告アイコンの種類および/または態様を変化させるアニメーションであっってもよい。また、前記変化予告表示が用いられた第五の変化アニメーションが行われる場合があり、前記第五の変化アニメーションは、予告表示の種類および/または態様を変化させるアニメーションであっってもよい。
前記第一の変化予告表示が用いられた前記第一の変化アニメーションが行われると、表示されている保留アイコンのうちのいずれかの保留アイコンの態様が、前記第二のアイコン表示態様以外のアイコン表示態様(例えば、後述する第三〜第五のアイコン表示態様のうちの一のアイコン表示態様であったり、第六のアイコン表示態様)に変化される場合があってもよい。
第nの変化予告表示が用いられた第mの変化アニメーションとは、前記第nの変化予告表示による前記第mの変化アニメーションのことであり、また前記第nの変化予告表示が登場する前記第mの変化アニメーションのことである(nとmはいずれも1以上の自然数であり、以下においても同じ。)。
前記変化予告表示として、複数種類の変化予告表示が用意されており、前記複数種類の変化予告表示のうちの一の種類の変化予告表示は、第一の変化予告表示であり、前記複数種類の変化予告表示のうちの一の種類の変化予告表示は、第二の変化予告表示である。前記第一の変化予告表示が、前記第一の変化予告態様で表示される場合があってもよいし、前記第二の変化予告態様で表示される場合があってもよい。あるいは、前記第二の変化予告表示が、前記第一の変化予告態様で表示される場合があってもよいし、前記第二の変化予告態様で表示される場合があってもよい。さらに、前記第二の変化予告表示が表示された場合よりも、前記第一の変化予告表示が表示された場合の方が、前記第一の変化アニメーションが実行されやすくてもよい。
なおここでは、前記第一の変化アニメーションが、表示されている前記保留アイコンのうちのいずれかの保留アイコンの態様を変化させているが、前記変化予告表示が、該いずれかの保留アイコンの態様を変化させているとも解釈することができる場合がある。
前記保留アイコンのうちのいずれかの保留アイコンは、複数の保留アイコンであってもよいし、一の保留アイコンであってもよく、例えば、表示されている全部又は一部の保留アイコンであってもよい(以下においても同じ。)。
前記いずれかの保留アイコンの変化前の態様は、前記第一のアイコン表示態様であってもよいし、第三のアイコン表示態様等であってもよい。すなわち、前記いずれかの保留アイコンにおける、前記変化予告表示の表示が開始された時の態様は、デフォルトの態様とは限らない。
また、
「 表示手段を備えた遊技台であって、
前記表示手段は、保留アイコンが表示される場合がある手段であり、
前記保留アイコンとは、保留の数に対応して表示されるアイコンのことであり、
前記保留アイコンは、第一のアイコン表示態様で表示される場合があるアイコンであり、
前記保留アイコンは、第二のアイコン表示態様で表示される場合があるアイコンであり、
前記第一のアイコン表示態様で表示されている保留アイコンに対応する図柄変動表示よりも、前記第二のアイコン表示態様で表示されている保留アイコンに対応する図柄変動表示の方が、最終的に大当り図柄態様が確定表示されやすく、
前記表示手段は、変化予告表示が表示される場合がある手段であり、
前記変化予告表示が用いられた第一の変化アニメーションが行われる場合があり、
前記第一の変化アニメーションは、表示されている前記保留アイコンのうちのいずれかの保留アイコンの態様を変化させるアニメーションであり、
前記変化予告表示は、第一の変化予告態様で表示される場合がある表示であり、
前記変化予告表示は、第二の変化予告態様で表示される場合がある表示であり、
前記第一の変化予告態様で表示されている前記変化予告表示が用いられた前記第一の変化アニメーションよりも、前記第二の変化予告態様で表示されている該変化予告表示が用いられた該第一の変化アニメーションの方が、表示されている前記保留アイコンのうちのいずれかの保留アイコンの態様を、前記第二のアイコン表示態様に変化させやすい、
ことを特徴とする遊技台。」
であってもよい。
この遊技台によれば、前記変化予告表示の態様によって、前記保留アイコンの態様がどのような態様(ここでは第二のアイコン表示態様)に変化する可能性があるかを推測させることができ、遊技者を楽しませることができる場合がある。例えば、前記変化予告表示の態様は、前記保留アイコンの変化後の態様と関係しており、前記変化予告表示の態様が赤色の態様(ここでは第二の変化予告態様)であれば、前記保留アイコンの変化後の態様も赤色の態様(ここでは第二のアイコン表示態様)になるのではないかと推測させることができる。
なお、前記第二の変化予告態様で表示されている前記変化予告表示が用いられた前記第一の変化アニメーションでは、表示されている前記保留アイコンのうちのいずれかの保留アイコンの態様を、前記第一のアイコン表示態様および前記第二のアイコン表示態様以外の態様(例えば、第六のアイコン表示態様等)に変化させる場合があってもよいし、前記第六のアイコン表示態様に変化させるよりも前記第二のアイコン表示態様に変化させやすくてもよい。
前記第二の変化予告態様で表示されている前記変化予告表示が用いられた前記第一の変化アニメーションでは、表示されている前記保留アイコンのうちのいずれかの保留アイコンの態様を、前記第一のアイコン表示態様および前記第二のアイコン表示態様以外の態様(例えば、第七のアイコン表示態様等)に変化させる場合があってもよい。この第七のアイコン表示態様は、大当り確定の態様(プレミアの態様)であってもよい。すなわち、前記第一の変化予告態様で表示されている前記変化予告表示が用いられた前記第一の変化アニメーションでは、前記いずれかの保留アイコンの態様を、先読み予告の態様であるが大当り確定とまではいかない態様(例えば、第二のアイコン表示態様)に変化させやすいが、前記第二の変化予告態様で表示されている前記変化予告表示が用いられた前記第一の変化アニメーションでは、大当り確定の態様(プレミアの態様)に変化させる場合がある。なお、大当り確定の態様(プレミアの態様)に必ず変化させてもよい。また、第七のアイコン表示態様は本来、大当り確定の態様ではないが、大当り確定の態様として扱われる場合があってもよい。この場合には、通常時と矛盾した先読み予告になり、この矛盾がプレミアになって、大当りすることになる。
なお、前記第二のアイコン表示態様は、前記第一のアイコン表示態様とは異なる態様であってもよい。前記第一のアイコン表示態様は、デフォルトの態様であってもよい。前記デフォルトの態様とは、最も表示される頻度が高い態様のことである。前記第二のアイコン表示態様は、先読み予告の態様であってもよい。また、前記変化予告表示が、前記第一の変化予告態様で表示された場合よりも、前記第二の変化予告態様で表示された場合の方が、前記第一の変化アニメーションが実行されやすくてもよい。
また
『 前記保留アイコンは、第三のアイコン表示態様[例えば、図179(a)に示すNo.3の「青」のアイコンの表示態様]で表示される場合があるアイコンであり、
前記第三のアイコン表示態様で表示されている保留アイコンに対応する図柄変動表示よりも、前記第二のアイコン表示態様で表示されている保留アイコンに対応する図柄変動表示の方が、最終的に大当り図柄態様が確定表示されやすく[例えば、図179(a)に示す信頼度]、
前記第一の変化予告表示が表示されることで、該第一の変化予告表示が用いられた前記第一の変化アニメーションが行われれば、前記保留アイコンのうちのいずれかの保留アイコンの態様が前記第三のアイコン表示態様に変化される場合がある[例えば、図209(A3’−2−4)に示す第1保留アイコンh11のように青色の表示態様(第3表示態様)に変化される場合がある]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
前記第三のアイコン表示態様も、先読み予告の態様であってもよい。
前記第一のアイコン表示態様で表示されている保留アイコンに対応する図柄変動表示よりも、前記第三のアイコン表示態様で表示されている保留アイコンに対応する図柄変動表示の方が、最終的に大当り図柄態様が確定表示されやすくてもよい。
前記第一の変化予告表示が用いられた前記第一の変化アニメーションは、表示されている前記保留アイコンのうちのいずれかの保留アイコンを、前記第二のアイコン表示態様よりも前記第三のアイコン表示態様に変化させやすくてもよい。なお、前記第二のアイコン表示態様に変化させる確率は0%であってもよい。

また
『 前記第二の変化予告表示が用いられた前記第一の変化アニメーションが行われても、表示されている全ての保留アイコンの態様が前記第三のアイコン表示態様に変化されない[例えば、図208(A6)、図208(A4−2−3)、図208(A2−2−4)図209(A3−5−4)、図209(A3−7−7)、図210(A3−2−4)、図212(B8)、図215(Ea2−2−5)、図216(Eb8)、図218(Fd6)、図219(Fe6)、図220(Ff11)に示すように緑色の表示態様に変化された保留アイコンはない]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また
『 前記変化予告表示が用いられた第一の不変化アニメーション[例えば、アイコン不変化アニメーション]が行われる場合があり、
前記第一の変化予告表示が表示されても、該第一の変化予告表示が用いられた前記第一の不変化アニメーションが行われれば、表示されている全ての保留アイコンの態様が変化せず[例えば、]、
前記第二の変化予告表示が表示されても、該第二の変化予告表示が用いられた前記第一の不変化アニメーションが行われれば、表示されている全ての保留アイコンの態様が変化しない[例えば、図209(A3−3−3)、図209(A3−4−4)に示すように全ての保留アイコンの表示態様が変化しない]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また
『 前記第一の不変化アニメーションは、表示されている保留アイコンのうちのいずれかの保留アイコンの態様を、前記第二の変化予告表示によって変化させることに失敗したシーン[例えば、図209(A3−3−2)〜同図(A3−3−3)のシーン、図209(A3−4−2)〜同図(A3−4−4)のシーン]が含まれているアニメーションである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また
『 前記変化予告表示が用いられた第三の変化アニメーションが行われる場合があり、
前記第三の変化アニメーションは、途中までは前記第一の不変化アニメーション[例えば、図209(A3−4−1)〜同図(A3−4−2)]と同じアニメーションであり[例えば、図209(A3−5−1)〜同図(A3−5−2)]、
前記第三の変化アニメーションは、表示されている保留アイコンのうちのいずれかの保留アイコンの態様を、前記第二の変化予告表示によって変化させることに最終的には成功したシーン[例えば、図209(A3−5−3)〜同図(A3−5−4)のシーン]が含まれているアニメーションである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また
『 前記第一の変化アニメーションは、表示されている保留アイコンのうちのいずれかの保留アイコンの態様を、前記第二の変化予告表示によって変化させることに成功したシーン[例えば、図208(A4−1)〜同図(A5)のシーン等]が含まれているアニメーションである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、
「前記変化予告表示が用いられた第一の不変化アニメーションが行われる場合があり、
前記変化予告表示は、複数の変化予告アイコンによって構成された表示であり、
前記複数の変化予告アイコンのうちの一のアイコンは、第一の変化予告アイコンであり、
前記複数の変化予告アイコンのうちの一のアイコンは、第二の変化予告アイコンであり、
前記第一の不変化アニメーションは、表示されている前記保留アイコンのうちのいずれかの保留アイコンの態様を変化させることに失敗したシーン(以下、「第一のシーン」という。)が含まれているアニメーションであり、
前記第一のシーンは、前記第二の変化予告アイコンを用いて失敗したシーンであり、
前記第一の変化アニメーションは、表示されている前記保留アイコンのうちのいずれかの保留アイコンの態様を変化させることに成功したシーン(以下、「第二のシーン」という。)が含まれているアニメーションであり、
前記第二のシーンは、前記第二の変化予告アイコンを用いて成功したシーンである、
ことを特徴とする遊技台。」
であってもよい。
前記第一の変化アニメーションは、前記第一の変化予告アイコンが用いられた第一のシーンと、該第一の変化予告アイコンが用いられた第二のシーンとのうちのいずれか一方のシーンが表示される場合があるアニメーションであり、前記第一の不変化アニメーションも、前記第一のシーンと前記第二のシーンとのうちのいずれか一方のシーンが表示される場合があるアニメーションであり、前記第一のシーンが表示された場合よりも、前記第二のシーンが表示された場合の方が、前記成功したシーンが表示されやすくてもよい。あるいは、両場合の間に、前記成功したシーンの表示のされやすさの違いはなくてもよい。
また、前記第一の変化アニメーションは、前記第一の変化予告アイコンが用いられた第二のシーンが表示される場合があるアニメーションであり、前記第一の変化アニメーションは、前記第一の変化予告アイコンが用いられた第一のシーンが表示されることがないアニメーションであり、前記第一の不変化アニメーションは、前記第一のシーンが表示される場合があるアニメーションであり、前記第一の不変化アニメーションは、前記第二のシーンが表示されることがないアニメーションであり、前記第二のシーンが表示されると、前記成功したシーンが必ず表示され、前記第一のシーンが表示されると、前記失敗したシーンが必ず表示されてもよい。
さらには、前記第一の変化アニメーションは、前記第一の変化予告アイコンが用いられた第一のシーンと、該第一の変化予告アイコンが用いられた第二のシーンとのうちのいずれか一方のシーンが表示される場合があるアニメーションであり、前記第一の不変化アニメーションは、前記第一のシーンが表示される場合があるアニメーションであり、前記第一の不変化アニメーションは、前記第二のシーンが表示されることがないアニメーションであり、前記第二のシーンが表示されると、前記成功したシーンが必ず表示され、前記第一のシーンが表示されても、前記失敗したシーンが必ず表示されるとは限らない態様であってもよい。
或る位置に表示された前記保留アイコンに対する前記第一の変化予告アイコンを用いたシーンは、一つのみであってもよい。
また、
「 前記変化予告表示が用いられた第三の変化アニメーションが行われる場合があり、
前記第三の変化アニメーションは、途中までは前記第一の不変化アニメーションと同じアニメーションであり、
前記第三の変化アニメーションは、表示されている前記保留アイコンのうちのいずれかの保留アイコンの態様を変化させることに最終的には成功したシーン(以下、「第三のシーン」という。)が含まれているアニメーションであり、
前記第三のシーンは、前記第二の変化予告アイコンを用いて最終的には成功したシーンである、
ことを特徴とする遊技台。」
であってもよい。
前記第三の変化アニメーションは、保留アイコンの態様変化に失敗と思わせて、成功するアニメーションである。この第三の変化アニメーションは、前記第一の変化アニメーションよりも出現頻度は低い。ただし、反対に高くてもよいし、同じであってもよい。
前記第三の変化アニメーションによって前記第二のアイコン表示態様に変化した保留アイコンに対応する図柄変動表示よりも、前記第一の変化アニメーションによって該第二のアイコン表示態様に変化した保留アイコンに対応する図柄変動表示の方が、最終的に大当り図柄態様が確定表示されやすい(大当りの信頼度(期待度)が高い)場合があってもよいし、あるいは反対に、最終的に大当り図柄態様が確定表示されにくい(大当りの信頼度(期待度)が低い)場合があってもよいし、両者で大当りの信頼度(期待度)が同じであってもよい。
また
『 前記第一の変化予告表示が用いられた前記第一の変化アニメーションによって態様が変化した保留アイコンに対応する図柄変動表示よりも、前記第二の変化予告表示が用いられた該第一の変化アニメーションによって態様が変化した保留アイコンに対応する図柄変動表示の方が、最終的に大当り図柄態様が確定表示されやすい場合がある[例えば、変化前が同じデフォルトの表示態様の保留アイコンであれば、第一の変化予告表示が用いられた第一の変化アニメーションでは第3表示態様に変化するが(図209(A3’2−4)に示す第2保留アイコンh12)、第二の変化予告表示が用いられた第一の変化アニメーションでは第5表示態様に変化する(図209(A7)に示す第1保留アイコンh11)ため、図179(a)に示す信頼度]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また
『 前記第一の変化予告表示が、前記第二の変化予告表示に変化する場合がある[例えば、図212(B4)〜同図(B5)、図212(B3−2−1)〜同図(B3−2−5)、図212(B3−3−3)〜同図(B3−3−5)、図213(B1−2−5)〜同図(B1−2−9)、図213(B1−3−6)〜図214(B1−3−9)]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
前記第一の変化予告態様で表示開始された前記変化予告表示の態様が、前記第二の変化予告態様に変化する場合があってもよいし、該第一の変化予告態様に変化した前記変化予告表示の態様が、前記第二の変化予告態様にさらに変化する場合があってもよい。また、前記第一の変化アニメーションの中で、該第二の変化予告態様に変化する場合があってもよいし、該第一の変化アニメーションが開始される前に、該第二の変化予告態様に変化する場合があってもよいし、該第一の変化アニメーションが終了した後に、該第二の変化予告態様に変化する場合があってもよい。
なお、前記第一の変化予告態様で表示された前記変化予告表示の態様が前記第二の変化予告態様へ変化する場合の頻度よりも、該第一の変化予告態様で表示されたまま変化しない場合の頻度の方が、高いように構成されていてもよいが、この頻度の関係は逆であってもよいし、両者の頻度は同じであってもよい。
前記第一の変化予告態様で表示された変化予告表示の態様が、他の態様へ変化しないように構成されていてもよい。
前記第二の変化予告態様で表示された変化予告表示の態様が、前記第一の変化予告態様へ、変化しないように構成されていてもよいし、あるいは反対に、変化する場合があってもよい。
前記第二の変化予告態様(例えば、赤色の態様)で表示された変化予告表示の態様が第三の変化予告態様(例えば、金色の態様や虹色の態様)へ変化する場合があってもよい。また、前記第二の変化予告態様で表示された前記変化予告表示の態様が前記第三の変化予告態様へ変化する場合の頻度よりも、該第二の変化予告態様で表示されたまま変化しない場合の頻度の方が、高いように構成されていてもよいが、この頻度の関係は逆であってもよいし、両者の頻度は同じであってもよい。
前記変化予告表示が最初から前記第二の変化予告態様で表示されている場合よりも、該変化予告表示が前記第一の変化予告態様から該第二の変化予告態様へ変化した場合の方が、表示されている前記保留アイコンのうちのいずれかの保留アイコンを前記第二のアイコン表示態様へ変化させる前記第一の変化アニメーションが実行されやすくてもよい。あるいは、その逆に、前記変化予告表示が前記第一の変化予告態様から前記第二の変化予告態様へ変化した場合よりも、該変化予告表示が最初から該第二の変化予告態様で表示されている場合の方が、表示されている前記保留アイコンのうちのいずれかの保留アイコンを前記第二のアイコン表示態様へ変化させる前記第一の変化アニメーションが実行されやすくてもよい。さらには、両方の場合で、前記いずれかの保留アイコンを前記第二のアイコン表示態様へ変化させる前記第一の変化アニメーションの実行確率に差はなく該実行確率は同じであってもよい。
最初から前記第二の変化予告態様で表示されている前記変化予告表示が用いられた前記第一の変化アニメーションによって態様が変化した保留アイコンに対応する図柄変動表示よりも、前記第一の変化予告態様から該第二の変化予告態様へ変化した該変化予告表示が用いられた該第一の変化アニメーションによって態様が変化した保留アイコンに対応する図柄変動表示の方が、最終的に大当り図柄態様が確定表示されやすい(大当りの信頼度(期待度)が高い)場合があってもよいし、あるいは反対に、最終的に大当り図柄態様が確定表示されにくい(大当りの信頼度(期待度)が低い)場合があってもよいし、両者で大当りの信頼度(期待度)が同じであってもよい。
また
『 前記表示手段は、変動アイコンが表示される場合がある手段であり、
前記変動アイコンとは、実行中の図柄変動表示に関するアイコン[例えば、変動アイコンh0]のことであり、
前記変化予告表示が用いられた第二の変化アニメーションが行われる場合があり、
前記第二の変化アニメーションは、前記変動アイコンの態様を変化させるアニメーション[例えば、アイコン変化アニメーション]であり、
前記第一の変化予告表示が表示されることで、該第一の変化予告表示が用いられた前記第二の変化アニメーションが行われれば、表示されている変動アイコンの態様が前記第二のアイコン表示態様に変化される場合があり、
前記第二の変化予告表示が表示されることで、該第二の変化予告表示が用いられた前記第二の変化アニメーションが行われれば、表示されている変動アイコンの態様が前記第二のアイコン表示態様に変化される[例えば、図208(A3−2−4)]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、前記変動アイコンは、消化済みの保留を表すアイコンであってもよい。
なお、前記変動アイコンは、保留の数=0に対応して表示されるアイコンと見ることもでき、広義には保留アイコンの一種であるといえるが、ここでは、保留アイコンと区別して限定する。ただし、変動アイコンの態様は、保留アイコンの態様と共通にし、第nのアイコン表示態様という。
また、これまで説明してきた「保留アイコン」は「変動アイコン」に置き換えることができ、「第一の変化アニメーション」は、「第二の変化アニメーション」に置き換えることができ、この後に説明する「保留アイコン」も「変動アイコン」に置き換えることができ、「第一の変化アニメーション」も、「第二の変化アニメーション」に置き換えることができる。これらのことは以降においても同じである。
また、前記変化予告表示が、前記第一の変化予告態様で表示された場合よりも、前記第二の変化予告態様で表示された場合の方が、前記第二の変化アニメーションが実行されやすい構成であってもよい。この構成によれば、前記第二の変化アニメーションが実行されれば、現在行われている図柄変動表示で大当りの期待を持つことができ、前記第一の変化アニメーションが実行されれば、この後に開始される図柄変動表示で大当りの期待を持つことができ、遊技者は、該第一の変化アニメーションと該第二の変化アニメーションのうちのいずれの変化アニメーションが実行されるかに興味を持ち、遊技の興趣が向上する場合がある。
また
『 前記変化予告表示が用いられた第二の不変化アニメーション[例えば、アイコン不変化アニメーション]が行われる場合があり、
前記第一の変化予告表示が表示されても、該第一の変化予告表示が用いられた前記第二の不変化アニメーションが行われれば、表示されている変動アイコンの態様が変化せず、
前記第二の変化予告表示が表示されても、該第二の変化予告表示が用いられた前記第二の不変化アニメーションが行われれば、表示されている変動アイコンの態様が変化しない[例えば、図209(A3−3−3)]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここにいう第二の不変化アニメーションは、前記変動アイコンの態様が変化しないアニメーションであり、前記変動アイコンの態様が変化することを成功と見れば、前記第二の変化アニメーションが表示された場合は成功に相当し、前記第二の不変化アニメーションが表示された場合は失敗に相当する。
また
『 遊技者が操作可能な位置に設けられた操作手段[例えば、チャンスボタン136、操作レバー139、透過部191、第2チャンスボタン137等]を備え、
前記第一の変化予告態様とは、前記操作手段に関する表示[例えば、ボタン画像136aの表示]を含む態様[例えば、図212(B3−2−2)に示す態様]のことであり、
前記第一の変化予告表示の表示中に、前記操作手段の操作があった場合に、該変化予告表示の態様が、前記第一の変化予告態様から前記第二の変化予告態様に変化する場合がある[例えば、図212(B3−2−5)]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
前記第一の変化アニメーションによって前記いずれかの保留アイコンが、第八のアイコン表示態様へ、変化する場合があってもよいし、変化する場合がなくてもよい。また、前記第二の変化アニメーションによって前記変動アイコンが、第八のアイコン表示態様へ、変化する場合があってもよいし、変化する場合がなくてもよい。ここにいう第八のアイコン表示態様とは、前記操作手段に関する表示を含む態様のことである。
前記操作手段は、操作有効期間が設定される手段であり、前記操作手段に関する表示(以下、「操作表示」という。)は、前記操作有効期間の間は少なくとも表示され、該操作有効期間内に該操作手段の操作があった場合に、前記変化予告表示の態様が、該操作に応じて、前記第一の変化予告態様から前記第二の変化予告態様に変化し、該操作有効期間内に該操作がなかった場合には、該操作有効期間が経過した以降に、該第一の変化予告態様から該第二の変化予告態様に変化してもよい。また、前記保留アイコンあるいは前記変動アイコンの態様が、該操作に応じて、前記第八のアイコン表示態様から前記第二のアイコン表示態様に変化し、該操作有効期間内に該操作がなかった場合には、該操作有効期間が経過した以降に、該第八のアイコン表示態様から該第二のアイコン表示態様に変化してもよい。
ただし、前記操作有効期間内に前記操作がなかった場合には、前記変化予告表示、前記保留アイコンあるいは前記変動アイコンの態様は、前記第二の変化予告態様あるいは前記第二のアイコン表示態様に変化しなくてもよい。若しくは、前記操作有効期間が経過したタイミングとは別のタイミングで、前記第二の変化予告態様あるいは前記第二のアイコン表示態様に変化してもよいし、前記変化予告表示は、前記第一の変化予告態様で再度、表示開始されてもよいし、前記保留アイコンあるいは前記変動アイコンは前記第八のアイコン表示態様で再度、表示開始されてもよい。また、前記変化予告表示は、前記操作があるまで、前記第一の変化予告態様で表示され続けてもよいし、前記保留アイコンあるいは前記変動アイコンは、該操作があるまで、前記第八のアイコン表示態様で表示され続けてもよい。
なお、前記操作表示は、前記操作手段を模した画像を含む表示であってもよいし、該画像のみの表示であってもよいし、該操作手段の操作を促す表示(操作促進表示)を含む表示であってもよいし、該操作促進表示のみであってもよいし、該操作手段の操作有効期間を表す表示(操作有効期間表示)を含む表示であってもよいし、該操作有効期間表示のみであってもよい。さらに、前記操作表示の表示態様として、複数種類の表示態様が用意されており、該複数種類の表示態様には、前記操作手段自体の態様変更(例えば、色の変更や、突出量の変更や、形状の変更や、位置の変更や、姿勢の変更等)に対応した表示態様が含まれていてもよい。
また、前記第一の変化予告態様で表示されている前記変化予告表示の表示中に、前記操作手段の操作があった場合に、該変化予告表示の態様が、該第一の変化予告態様から前記第二の変化予告態様に必ず変化してもよい。あるいは、該第一の変化予告態様から前記第二の変化予告態様に、変化する場合と、変化しない場合(例えば、該第一の変化予告態様のまま)があってもよい。
また
『 前記変化予告表示は、連続する図柄変動表示を跨いで表示される場合がある表示である[例えば、図210(A3−8−1)〜同図(A3−8−3)、図210(A3−9−1)〜同図(A3−9−3)]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここにいう「跨いで」とは、図柄の停止表示の期間(変動停止期間)を間に挟むことである。また、前記変化予告表示は、図柄変動表示の表示中に継続して表示される表示であってもよいし、途中で一旦消える表示であってもよい。また、図柄の停止表示の表示中も、継続して表示される表示であってもよいし、途中で一旦消える表示であってもよいし、あるいは該停止表示の表示中は消え続けている表示であってもよい。
「連続する図柄変動表示を跨いで表示される場合がある表示」とは、「常時表示されている表示」のことであるが、「一旦消去されて、再表示される場合がある表示」も含まれる。例えば、スーパーリーチ演出中は一旦消去されて、スーパーリーチ演出が終了すると再表示される場合があってもよい。
また
『 前記変化予告表示[例えば、「赤雷雲」のアイコンIHI]は、保留の数が0であって停止表示した装飾図柄が表示されている状態で少なくとも表示されている表示である[例えば、図215(D9)]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
前記変化予告表示は、保留の数が0であって停止表示した装飾図柄が表示されている状態のみで表示されている表示であってもよいし、他の状態でも表示されている表示であってもよい。
また
『 前記変化予告表示[例えば、「赤雷雲」のアイコンIHI]は、予め定められた回数の図柄変動表示の間、表示されている場合がある表示である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
前記変化予告表示は、予め定められた回数の図柄変動表示が終了すると、消える表示(非表示になる表示)であってもよい。
また
『 前記変化予告表示[例えば、「赤雷雲」のアイコンIHI]は、前記予め定められた回数の図柄変動表示の間であっても、一時的に消える場合[例えば、図215(D10)に示すアニメーションのデモ画面が表示されている場合]がある表示である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
例えば、前記変化予告表示は、スーパーリーチ演出の一部又は全部の期間で、一時的に消える場合があってもよいし、必ず消えてもよい。
前記変化予告表示は、例えば、ナビキャラクタ(説明表示等を行うキャラクタ)の表示であってもよい。
また、前記変化予告表示は、或る期間の間中、常時表示されている表示であってもよい。前記或る期間は、先読み予告の対象となる保留が消化されるまでの期間、あるいは先読み予告の対象となる保留に対応した図柄変動表示が終了するまでの期間であってもよいし、規定回数の図柄変動表示が終わるまでの期間であってもよい(以下、同じ)。
前記変化予告表示は、保留がない状態での図柄停止中や、デモ表示中は、非表示になってもよい。すなわち、或る期間に、保留がない状態での図柄停止中の期間や、デモ表示期間は含まれない。ただし、保留がない状態での図柄停止中でも、前記変化予告表示が表示される場合があってもよい。
前記変化予告表示は、或る期間の中で、一旦消えることがある表示であってもよい。
また
『 前記変化予告表示が表示されても、前記第一の変化アニメーションが表示されない場合[例えば、第一の不変化アニメーションや第二の変化アニメーションや第二の不変化アニメーションが表示される場合や、変化予告表示が静止したまま非表示になってしまう場合]がある、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
前記変化予告表示が表示されても、前記第二の変化アニメーションが表示されない場合があってもよい。
前記変化予告表示が表示され、前記第一の不変化アニメーションが行われる場合があり、前記第一の不変化アニメーションは、前記第一の変化アニメーションと途中まで同じアニメーションであってもよい。また、前記変化予告表示が表示され、前記第二の不変化アニメーションが行われる場合があり、前記第二の不変化アニメーションは、前記第二の変化アニメーションと途中まで同じアニメーションであってもよい。上述の如く、前記第一の不変化アニメーションが表示された場合は失敗に相当するが、途中まで(例えば、少なくとも最初の部分、あるいは前半部分や、保留アイコンの態様が変化するかしないかのシーンを除いた部分)同じアニメーションであるため、遊技者は、最初は、前記第一の変化アニメーションの表示が開始されたのか、前記第一の不変化アニメーションの表示が開始されたのかを見分けることができず、遊技の興趣が向上する場合がある。
また、前記変化予告表示が表示されても、前記第一の変化アニメーションも、前記第一の不変化アニメーションも表示されない場合があってもよい。
また
『 前記第一の変化アニメーションの表示が開始される前に、表示されている保留アイコンのうちのいずれかの保留アイコンの態様が変化しやすい状態にあることを報知する場合がある[例えば、図211(A1−3−3)に示すテロップ表示trpによる報知]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
前記いずれかの保留アイコンの態様が変化しやすい状態にあることの報知(以下、「変化事前報知」という。)は、前記変化予告表示が、前記第二の変化予告態様で表示された場合に報知されてもよい。例えば、前記第二の変化予告態様が、前記変化事前報知の表示を含んだ態様であってもよい。すなわち、前記変化予告表示が、前記変化事前報知を兼ねた表示であってもよい。あるいは、前記変化予告表示とは別に前記変化事前報知が行われる場合があってもよい。前記変化予告表示が行われた方が、該変化事前報知が行われないよりも、前記第一の変化アニメーションが実行されやすくてもよい。すなわち、表示されている前記保留アイコンのうちのいずれかの保留アイコンの態様が変化されやすくてもよい。あるいは反対に、実行されにくくてもよいし、実行のされやすさは同じであってもよい。
また、前記変化事前報知は、前記変化予告表示が表示されてから前記第一の変化アニメーションの表示が開始されるまでの間に、報知が開始されてもよいし、報知されてもよい。あるいは、前記変化事前報知は、前記変化予告表示が表示される前に、報知が開始されてもよいし、報知されてもよい。
また
『 前記第一の変化アニメーションは、表示されている保留アイコンのうちのいずれか複数の保留アイコンの態様を変化させる場合もあるアニメーションである[例えば、図209(A3’−2−1)〜同図(A3’−2−4)]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
前記第一の変化アニメーションは、表示されている前記保留アイコンのうちのいずれか複数の保留アイコンの態様を変化させることに成功したシーンが含まれているアニメーションであり、前記第一の不変化アニメーションは、表示されている前記保留アイコンのうちのいずれか複数の保留アイコンの態様を変化させることに失敗したシーンが含まれているアニメーションであってもよい。
前記第一の変化アニメーションと前記第一の不変化アニメーションが同時に実行され、表示されている前記保留アイコンのうちのいずれか一つ又は複数の保留アイコンの態様が変化する場合があってもよい。この場合、一又は複数の保留アイコンの態様を変化させるシーンと、一又は複数の保留アイコンの態様を変化させることに失敗したシーンが表示される場合がある。
また、前記第一の変化アニメーションは、表示されている前記保留アイコンのうちのいずれか複数の保留アイコンの態様を必ず変化させるアニメーションであってもよい。前記第一の不変化アニメーションは、表示されている前記保留アイコンのうちのいずれか複数の保留アイコンの態様を必ず変化させないアニメーションであってもよい。
また
『 前記第二の変化予告表示が表示された場合は、前記第一の変化アニメーションが必ず実行される[例えば、図179(b)に示す、アイコン変化割合が100%のNo.8の「赤飛空艇」]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
前記変化予告表示が用いられた第一の不変化アニメーションが行われる場合があってもよい。ここにいう第一の不変化アニメーションは、表示されている前記保留アイコンのうちのいずれの保留アイコンの態様も変化させないアニメーションであり、前記保留アイコンの態様が変化することを成功と見れば、前記第一の変化アニメーションが表示された場合は成功に相当し、前記第一の不変化アニメーションが表示された場合は失敗に相当する。
また、前記第一の変化アニメーションは、表示されている前記保留アイコンのうちのいずれかの保留アイコンの態様を変化させることに成功したシーンが含まれているアニメーションであり、前記第一の不変化アニメーションは、表示されている前記保留アイコンのうちのいずれかの保留アイコンの態様を変化させることに失敗したシーンが含まれているアニメーションであってもよい。
また
『 前記保留アイコンは、第四のアイコン表示態様で表示される場合があるアイコンであり、
前記第四のアイコン表示態様は、該第四のアイコン表示態様の保留アイコンの態様が変化する可能性があることを示唆する態様[例えば、図216(Eb1)等に示す「爆弾」の表示態様]であり、
前記第四のアイコン表示態様で表示されている保留アイコンの態様が、前記第二の変化予告表示が用いられた前記第一の変化アニメーションの中で、前記第二のアイコン表示態様に変化する場合がある[例えば、図216(Eb8)]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また
『 前記保留アイコンは、第五のアイコン表示態様で表示される場合があるアイコンであり、
前記第五のアイコン表示態様は、前記第四のアイコン表示態様の保留アイコンにおける態様変化が失敗したことを表す表示態様[例えば、図216(Eb7−2−1)に示す導火線の火が途中で消えてしまった「爆弾」の表示態様]であり、
前記第四のアイコン表示態様で表示されている保留アイコンの態様が、前記第二の変化予告表示が用いられた前記第一の変化アニメーションの中で、前記第五のアイコン表示態様に変化する場合がある[例えば、図216(Eb6)から続く同図(Eb7−2−1)]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
前記第四のアイコン表示態様で表示されている前記保留アイコンの態様が、前記第二の変化予告態様で表示されている前記変化予告表示が用いられた前記第一の変化アニメーションの中で、前記第一のアイコン表示態様に変化する場合があってもよい。
また、前記第四のアイコン表示態様は、前記保留アイコンの態様が変化するまでの残時間の長さを表す表示(例えば、デジタル時計表示、アナログ時計表示、バー表示等の時間経過に応じて形状や大きさや長さや色等が変化する表示)を含む態様であってもよい。←ダイナマイトは導火線の長さが変化する表示
さらに、前記第四のアイコン表示態様で表示されている前記保留アイコンでは、前記第二の変化予告態様で表示されている前記変化予告表示が用いられた前記第一の変化アニメーションが開始されたことを契機に、前記残時間が経過していく様子を表す表示(例えば、カウントダウン表示や、時間経過に応じた、形状や大きさや長さや色等の変化表示)が行われてもよい。
また
『 前記遊技台は、ぱちんこ機[例えば、図49や図90に示すパチンコ機100]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
なお、上記で装飾図柄の変動表示と記載のあることは、図柄(より具体的には特図)の変動表示であってもよく、装飾図柄の停止表示と記載のあることは、図柄(より具体的には特図)の停止表示であってもよい。
また、上記で「〜場合がある」とは、「必ず〜する」、「必ず〜される」、あるいは「必ず〜になる」等に置き換えてもよく、上記で「○○可能」とは、「必ず○○する」に置き換えてもよい。
続いて、これまで説明した図1に示すパチンコ機100や図49に示すパチンコ機や図90に示すパチンコ機100に適用可能な演出の例について説明する。
以下に説明する演出の例では、表示手段(例えば、図51等に示す第1装飾図柄表示装置208L〜第3装飾図柄表示装置208Mのいずれか一つ又は二つ又は全部の装飾図柄表示装置)に、予告アイコン、予告表示、ミニゲームA用アイコン、ミニゲームB用アイコン、保留アイコン、変動アイコン、アイコン変化予告表示、チャンスアップメータ、タイマ予告等が表示される。まずは、これらについて順に説明していく。
まず、図222を用いて説明した各種のアイコンや表示が使用される演出について具体例を用いて説明する。
図222は、チャンスアップメータを用いた演出の一例を段階的に示した図である。
図222では、通常状態(非確変状態且つ非電サポ状態(非時短状態))であり、以降の演出例においても、特に断らない限り、通常状態における演出例である。また、図222には、図51に示す3つの装飾図柄表示装置208L〜208Nのうち第1装飾図柄表示装置208Lのみを示すが、この第1装飾図柄表示装置208Lは、図3や図92に示す装飾図柄表示装置208であってもよい(以降の図においても同じ。)。
図222(A1)〜同図(A15)に示す演出例は、チャンスアップメータが表示される前にチャンスアップメータ準備中表示が表示され、チャンスアップメータが表示されることを予告する演出が行われている様子が示されている。
図222(A1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、中央領域で第1装飾図柄が高速変動を行っている。また、左上では第2装飾図柄が変動表示を行っている。また、図222(A1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lには、演出表示領域208dに、保留枠UIが表示されている。この保留枠UIは、保留アイコン表示領域HIS、変動アイコン表示領域CIS、演出アイコン表示領域DISを有する。変動アイコン表示領域CISは中央に設けられ、変動アイコン表示領域CISには、台座hs0が配置されている。保留アイコン表示領域HISは、変動アイコン表示領域CISの左側に設けられ、左ベースアイコンbIlの上に4つのステージ(第1ステージhs1〜第4ステージhs4)が配置されている。演出アイコン表示領域DISは、変動アイコン表示領域CISの右側に設けられ、演出アイコン表示領域DISには、右ベースアイコンbIrが配置されている。さらに、図222(A1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、特図1の保留アイコンが第1ステージhs1に表示されている。すなわち、第1保留アイコンh11が表示されている。特図1の保留アイコンh11の表示態様は、図179(a)のNo.1に記したデフォルトの表示態様である。第1装飾図柄表示装置208Lの右上には、特図1及び特図2の第2保留数表示(ここでは「1」と「0」)が表示されている。また、変動アイコン表示領域CISの台座hs0の上には、変動アイコンh0が表示されている。変動アイコンh0の表示態様も、図179(a)のNo.1に記したデフォルトの表示態様である。なお、図222(A1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lの背景画面は白一色であるが、この白一色は背景画面を図示省略していることを表している。以降の図では、背景画面が示されている場合もあるが、白一色の場合には、この図222(A1)と同じように、背景画面が図示省略されていることを表す。
図222(A2)では、炎のエフェクトEF101が保留アイコン表示領域HISの全体を覆うように表示されている。これにより、チャンスアップメータ(以下、「CUM」という場合がある。)準備中表示が表示される可能性があることを予告している。なお、炎のエフェクトEF101が表示されることなくCUM準備中表示が表示される場合があってもよい。また、炎のエフェクトEF101が表示されると必ずCPU準備中表示が表示されてもよい。また、この演出例では、炎のエフェクトEF101が保留アイコン表示領域HISの全体を覆うようにしたが、保留アイコン表示領域HISの一部のみ覆うようにしてもよいし、変動アイコン表示領域CISの全体あるいは一部も覆うようにしてもよいし、演出アイコン表示領域DISの全部あるいは一部も覆うようにしてもよい。また、炎のエフェクトEF101は裏側が視認不能な不透明により表示したが、半透明により表示し、裏側に表示された画像が視認可能とされるようにしてもよい。
図222(A3)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、炎のエフェクトEF101が消去されてCUM準備中表示MTYが表示された様子が示されている。CUM準備中表示MTYには、メータの一端に開始地点SPが表示されるとともに、メータの他端に最終地点GPが表示されている。また、開始地点SPにはサボハニのキャラクタSBHが待機している様子が示されており、「STANDBY」の文字が付された吹き出しも表示されている。すなわち、チャンスアップメータが表示されることを予告している。このCUM準備中表示MTYは、チャンスアップメータの表示位置と同じ位置に表示されている。なお、この演出例では、チャンスアップメータを用いたチャンスアップメータ演出において表示されるチャンスアップポイントを報知していない様子が示されている。また、このとき、CUM準備中表示MTYにより保留アイコン表示領域HISの全部が覆われて非表示とされている一方、変動アイコン表示領域CISと演出アイコン表示領域DISは表示態様が変化せずに視認可能とされている。なお、変動アイコン表示領域CIS及び演出アイコン表示領域DISの少なくとも一方の表示態様が変化してもよい。また、この演出例では、リーチとなる前の図柄変動表示中にCUM準備中表示MTYが表示開始されたが、リーチとなった後のリーチ演出表示の表示中にCUM準備中表示MTYが表示開始される場合があってもよい。
図222(A4)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、左図柄と右図柄にそれぞれ「装飾7」が停止表示されてリーチ状態が形成され、揺れ変動表示が行われている様子が示されている。ここで、揺れ変動表示が行われている装飾図柄がCUM準備中表示の一部に重なるようにしてもよいし、装飾図柄がCUM準備中表示に重ならない位置に表示するようにしてもよい。
図222(A5)では、スーパーリーチ演出に移行する前に、左図柄表示領域208aで揺れ変動していた「装飾7」が第2装飾図柄の下に移動し、右図柄表示領域208cで揺れ変動していた「装飾7」が第2保留数表示の下に移動する。また、この演出例では、スーパーリーチ演出に移行する間もCUM準備中表示MTYも引き続き表示されている。なお、スーパーリーチ演出に移行する演出が開始されると、CUM準備中表示MTYを非表示とするようにしてもよい。また、スーパーリーチ演出に移行する演出が開始されると、CUM準備中表示MTYを表示する場合と非表示とする場合があってもよい。また、図222(A5)では、保留枠UIの下方への移動が開始されており、変動アイコン表示領域CISの台座hs0を残して表示画面の下方にフレームアウトしていく様子が示されている。図222(A6)は、変動アイコン表示領域CISの台座hs0を残した状態で保留枠UIが完全に下方にフレームアウトした様子が示されている。
図222(A7)では、VS剣豪リーチのスーパーリーチ演出が開始されている様子が示されている。このときも、CUM準備中表示MTYも引き続き表示されている。なお、ここで、CUM準備中表示MTYが表示されない場合には、チャンスアップメータ演出が行われないこととなる。なお、CUM準備中表示MTYが表示されない場合でも、チャンスアップメータ演出が行われる場合があってもよい。同図(A7)に示す第1装飾図柄表示装置208Lには、敵役の剣豪の画像が大きく表示されており、同図(A8)に示す第1装飾図柄表示装置208Lには、主人公の殿様と敵役の剣豪との決闘シーンのアニメーションが表示されている。なお、スーパーリーチ演出が開始されると、保留枠UIは、台座hs0の一番上の板を残して全て非表示になる(消える)。また、保留アイコンも非表示になる(消える)。しかし、変動アイコンh0は消えずに、残った一番上の板の上で表示され続ける。さらに、第2装飾図柄および第2保留数表示も表示され続ける。なお、保留枠UI全体を消してもよいし、あるいは反対に保留枠UI全体を表示し続けてもよい。また、変動アイコンh0も消してもよいし、保留アイコンを表示し続けてもよい。
図222(A9)では、CUM準備中表示MTYからチャンスアップメータCMTに表示が切り替わっている様子が示されている。すなわち、チャンスアップメータCMTは、スーパーリーチの序盤(導入時)に表示される表示である。チャンスアップメータCMTは、例えば、リーチ演出の進行状況を示すメータであり、開始地点SPから最終地点GPまでの間をサボハニのキャラクタSBHが移動し、その位置によって現在のリーチ演出の進行状況を概略的に報知している。チャンスアップメータCMTは、スーパーリーチのタイムラインという場合があってもよい。また、チャンスアップメータCMTは、チャンスアップメータCMTを用いた演出を説明演出という場合がある。ここで、サボハニのキャラクタSBHの進行速度は、一定ではなく、演出の進行状況により可変する場合があるが、一定であってもよい。なお、図222(A9)に示すチャンスアップメータCMTでは、第1チェックポイントCP1、第2チェックポイントCP2及び第3チェックポイントCP3が配置されている。これら第1チェックポイントCP1〜第3チェックポイントCP3は、特定の予告が発生する場合があることを示すものであり、遊技者に期待感を持たせるようにしている。すなわち、サボハニのキャラクタSBHが移動する道中で第1チェックポイントCP1〜第3チェックポイントCP3にそれぞれ到達すると、特定の予告が発生する場合がある。換言すれば、第1チェックポイントCP1〜第3チェックポイントCP3は、チャンスアップ発生箇所を示すチャンスアップポイントの表示ということができ、チャンスアップメータCMTは、リーチ中(スーパーリーチ中)のチャンスアップの発生箇所を示唆してくれるメーターの表示であるということもできる。また、最終地点GPでは、プラカードが回転表示しており、サボハニのキャラクタSBHが最終地点GPに到達することにより、大当り及びハズレのいずれかの結果が導出されることを示唆している。なお、この演出例では、決闘シーンのアニメーション表示が開始したときにチャンスアップメータCMTの表示を開始するようにしたが、図222(A7)に示されるスーパーリーチに発展した様子の表示が開始されたタイミングで表示を開始してもよいし、リーチ状態となったときに表示を開始してもよいし、リーチ状態が発生するよりも前に表示を開始してもよいし、装飾図柄の変動表示が開始されたときに表示を開始してもよい。また、各チェックポイントCP1〜CP3が表示されるタイミングは、チャンスアップメータCMTが表示される前であってもよいし、チャンスアップメータCMTが表示されるのと同時であってもよいし、チャンスアップメータCMTが表示された後であってもよい。また、プラカードが表示開始されるタイミングは、チャンスアップメータCMTが表示される前であってもよいし、チャンスアップメータCMTが表示されるのと同時であってもよいし、チャンスアップメータCMTが表示された後であってもよい。
図222(A10)は、カーソルとして機能するサボハニのキャラクタSBHが移動を開始した様子が示されている。このとき、サボハニのキャラクタSBHの近傍には、「START!!」と書かれた吹き出しが表示されることにより、サボハニのキャラクタSBHの移動開始を報知している。なお、「START!!」の吹き出しは、CUM準備中表示MTYが表示された後にチャンスアップメータCMTが表示された場合にのみ表示されてもよいし、CUM準備中表示MTYが表示されるか否かに拘らずチャンスアップメータCMTが表示された場合に必ず表示されてもよいし、表示されない場合があってもよい。また、「START!!」の吹き出しが表示されることにより、チェックポイントCP1〜CP3においてチャンスアップ予告が発生しやすいことを予告してもよい。
図222(A11)は、図29(2)に示す演出例と同じ演出例である。その後は、図29(3)〜図29(25)に示す演出が行われ、その後、図222(A12)に示す演出が行われる。
図222(A12)〜同図(A13)は、図29(26)〜同図(27)に示す演出と同様の演出が行われている。
その後、図222(A14)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、「装飾7」が3つ揃った状態で揺れ変動が行われている様子が示されている。このとき、背景が大当りとなった場合に表示される大当り専用の背景が表示されている。なお、デフォルト(通常)の背景や、先読みモード中の背景や、スーパーリーチの発展を示唆する背景等が表示されてもよく、また、リーチとなったときに表示されている背景が表示されてもよい。
その後、図222(A15)に示すように、「装飾7−装飾7−装飾7」の大当りの装飾図柄の組み合わせ(大当り図柄態様)で確定表示される。ここで、スーパーリーチ終了後は、チャンスアップメータCMTが必ず非表示とされているが、表示される場合があってもよい。この場合、大当りの装飾図柄の組み合わせ(大当り図柄態様)で停止表示されているときにチャンスアップメータCMTが表示されている場合には、確変大当りに昇格することが確定となるようにしてもよい。
この演出例では、図222(A9)に示すタイミングでCUM準備中表示からチャンスアップメータCMTに切り替わるようにしたが、これに限定されず、例えば、図柄変動表示中である図222(A3)〜同図(A4)のタイミングで切り替わってもよいし、ノーマルリーチからスーパーリーチへ移行する期間である図222(A5)〜同図(A6)のタイミングで切り替わってもよいし、スーパーリーチの開始後、スーパーリーチの実行中である図222(A7)〜同図(A13)において切り替わってもよいし、スーパーリーチ終了後に切り替わってもよい。この場合、スーパーリーチ中に発生したチャンスアップ予告の発生を事後報知する形となる。
この演出例では、チャンスアップメータCMTによる演出がスーパーリーチ演出中に行われることから、チャンスアップメータCMTによる演出が開始されることを予告するCUM準備中表示が表示されることで、リーチ演出表示が表示されることが予告されるということができる。
なお、この演出例では、全てのチェックポイントにてチャンスアップ予告が発生して大当りとなっているが、いずれか1以上のチェックポイントにてチャンスアップ予告が発生しない場合(全てのチェックポイントでチャンスアップ予告が発生しない場合や一部のチェックポイントでチャンスアップ予告が発生する場合)があっても大当りとなる場合があってもよい。例えば、図30(18b)においてレバー画像136Vaが表示されずチャンスアップ予告が発生しない場合でも、大当りとなる例が示されている。また、チェックポイントにてチャンスアップ予告が多く発生した方が、全て及び/又は一部のチェックポイントでチャンスアップ予告が発生しない場合よりも最終的に大当り図柄態様が確定表示されやすいようにしてもよい。また、チャンスアップ予告の発生数と大当りのなりやすさには関係がなくてもよい。
本実施形態では、CUM準備中表示MTYが表示されてチャンスアップメータCMTが表示された場合の方が、CUM準備中表示MTYが表示されないでチャンスアップメータCMTが表示された場合よりも、最終的に大当り図柄態様が確定表示されやすくなっている
図222(B1)〜同図(B8)に示す演出例は、図29(22)に続く別の演出例であり、図29(18)〜同図(22)に示すレバー演出において、遊技者により演出レバー136Vが操作されたが、演出に失敗した様子が示されている。すなわち、装飾図柄表示装置208では、中図柄に「装飾6」が表示され、「装飾7−装飾6−装飾7」のハズレの組合せとなってハズレとなることが報知される。また、チャンスアップメータCMTでは、サボハニのキャラクタSBHが最終地点GPに到達するが、プラカードはハズレとなることを示す「×」の文字が示され、サボハニのキャラクタSBHは、がっかりした表情となっている。
その後、図222(B2)に示すように、左図柄、中図柄、右図柄の装飾図柄総てが、通常の濃さよりも一旦薄く表示される。また、同図には、殿様が倒れたシーンが表示されている。図222(B3)では、左図柄、中図柄、右図柄の装飾図柄総てが再び通常の濃さで表示され、同図(B4)では、ワイプ演出が行われ、スーパーリーチの演出場面(演出表示)と、通常背景(図222(A1)等に示す、スーパーリーチ演出の開始前の背景)との切り替えが行われる。ワイプ演出では、図222(B5)に示すように、装飾図柄表示装置208の表示画面が一旦、無模様同一色のワイプ表示になる。このワイプ表示では、変動アイコンh0や、チャンスアップメータCMTは消え、第2装飾図柄と、第2保留数表示は表示されている。また、左下隅には機種タイトルが表示されている。なお、変動アイコンh0や、チャンスアップメータCMTも表示されていてもよい。図222(B6)では、ワイプアウトし、背景が通常背景に戻る様子が示されている。図222(B7)では、ワイプ演出が終了し、装飾図柄表示装置208には、ハズレの組合せである「装飾7」−「装飾6」−「装飾7」が揺れ表示され、その後、図222(B8)に示すように、ハズレの図柄態様で確定表示される。また、保留枠UIも表示され、変動アイコンh0も第1保留アイコンh11も表示されている。また、チャンスアップメータCMTは消去されている。なお、ワイプアウト時(図222(B6)〜同図(B7))に、チャンスアップメータCMT及び/又はCUM準備中表示MTYが表示される場合があってもよく、表示されているときは、表示されていない場合よりも、復活演出が行われやすい構成であってもよい。あるいは、表示されているときは、復活演出が必ず行われる構成であってもよく、表示されていない場合には、復活演出が行われたり、行われなかったりしてもよい。また、CUM準備中表示MTYが表示されている場合には、次変動以降にスーパーリーチに移行する可能性があることを示唆するようにしてもよい。
なお、この演出例では、全てのチェックポイントにてチャンスアップ予告が発生してハズレとなっているが、いずれか1以上のチェックポイントにてチャンスアップ予告が発生しない場合(全てのチェックポイントでチャンスアップ予告が発生しない場合や一部のチェックポイントでチャンスアップ予告が発生する場合)があってもハズレとなる場合があってもよい。また、チェックポイントにてチャンスアップ予告が多く発生した方が、全て及び/又は一部のチェックポイントでチャンスアップ予告が発生しない場合よりも最終的に大当り図柄態様が確定表示されにくいようにしてもよい。
なお、この演出例では、CUM準備中表示MTYが表示された場合は、必ずチャンスアップメータCMTが表示されるようにしたが、チャンスアップメータCMTが表示される場合とされない場合とがあってもよい。
また、例えば、先読み予告としてCUM準備中表示MTYが表示されているときに電断復電が発生した場合は、次変動で消去されてもよいし、次変動開始で再度表示されてもよい。また、次変動開始時のCUM準備中表示MTYの表示は、電断復電後の表示画面の復帰時点で表示されていてもよいし、表示画面が復帰してから再表示される(例えば、アニメーションによる再表示/アニメーション無)ようにしてもよい。
図223は、チャンスアップメータを用いた演出の一例を段階的に示した図である。
図223(A1)〜同図(A8)に示す演出例は、背景変化予告が行われている様子が示されている。また、図223(A1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、海の背景が表示されている。また、図223(A1)に示すタイミングでは、「装飾4−装飾1−装飾7」のハズレの装飾図柄の組み合わせで停止表示中に図柄変動表示が開始した直後の様子が示されている。このとき、第2装飾図柄が変動を開始している。
図223(A2)では、装飾図柄の変動表示が開始した様子が示されている。
図223(A3)では、予告(当該変動予告)の一種である背景変化予告が開始される。ここでの背景変化予告の対象は、実行中の図柄変動表示である。背景変化予告では、左右から襖の画像が出現し、襖が閉じられるアニメーションによって、表示画面全体が襖の画像になる(図223(A4)参照)。このため、保留枠UIも、保留アイコンh11も、変動アイコンh0も、襖の画像によって前側からオーバーラップされ、視認不能になる。なお、襖の画像に代えて、保留枠UI、保留アイコンh11、変動アイコンh0の一部に前側からオーバーラップする画像が出現してもよい。あるいは、保留枠UI、保留アイコンh11、変動アイコンh0には、何ら画像がオーバーラップしない演出であってもよい。なお、背景変化予告は、当該変動予告の他、ステージチェンジの演出、先読み予告あるいはスーパーリーチ示唆背景等への変更が行われる際に実行されることがある。
なお、背景変化予告では、出現画像(ここでは襖の画像)の表示態様(例えば、色や形状、模様等)によって、大当り期待度を表してもよい。また、襖の色が緑なら山の背景に変化するといった背景自体の予告としても機能してよい。また、襖の表示態様によって、先読みゾーンが発生することを予告してもよい。ここで、先読みゾーンとは、保留内に先読み対象の保留がある場合に、専用の先読み背景が表示される演出モードのことをいう。さらに、背景変化予告は、複数種類用意されていてもよい。
図223(A5)では、襖が開き、保留枠UI、変動アイコンh0が見え始めているが、保留アイコン表示領域HISに替えて、CUM準備中表示MTYが現れる様子が示されている。また、このとき、背景が海の背景からスーパーリーチの背景に変更されている。すなわち、スーパーリーチの背景に変更されることにより、当該変動においてスーパーリーチへ移行することを予告している。なお、先読み予告として先読み対象変動にてスーパーリーチへ移行することを予告してもよい。スーパーリーチが複数種類用意されている場合には、表示された背景に対応するスーパーリーチに必ず発展することを示唆してもよい。なお、スーパーリーチに発展しない場合があってもよいし、リーチとなったことを条件に表示された背景に対応するスーパーリーチに必ず発展することを示唆するようにしてもよい。また、別の種類のスーパーリーチに移行する場合があってもよい。
図223(A6)では、完全に襖が開き、襖画像は消えている。背景変化予告によって、第1装飾図柄表示装置208Lの背景は、スーパーリーチの背景に変化している。なお、CUM準備中表示MTYは、完全に表示されており、チャンスアップメータCMTの表示が予告されている。なお、襖画像が完全に開いた後でCUM準備中表示MTYが表示開始してもよい。また、スーパーリーチの背景が表示されてもチャンスアップメータCMTが表示されない場合があってもよいし、必ず表示されてもよい。
図223(A7)では、左図柄及び右図柄にそれぞれ「装飾7」が停止表示し、リーチ状態となった様子が示されている。
図223(A8)では、左図柄表示領域208aで揺れ変動していた「装飾7」が第2装飾図柄の下に移動し、右図柄表示領域208cで揺れ変動していた「装飾7」が第2保留数表示の下に移動している様子が示されている。また、スーパーリーチ演出に移行する間もCUM準備中表示MTYも引き続き表示されている。また、図223(A8)では、変動アイコン表示領域CISの台座hs0を残した状態で保留枠UIが完全に下方にフレームアウトした様子が示されている。この演出例は、リーチ移行演出が特殊である例を示している。なお、通常の背景が表示されたときと同じ経緯を経てスーパーリーチに移行するようにしてもよい。このときに、変動アイコンの表示領域CISが移動するアニメーションが行われる。その後、図222(A8)〜同図(A15)に示す演出が行われる。
図223(B1)〜同図(B3)は、図223(A1)〜同図(A8)を経て図222(A8)〜同図(A11)の演出を行った結果、殿様が剣豪に敗れ、中図柄に「装飾6」が表示されてハズレとなる演出例を示している。
図223(B1)は、殿様が剣豪に敗れ、中図柄に「装飾6」が表示されている様子が示されている。すなわち、第1装飾図柄表示装置208Lでは、中図柄に「装飾6」が表示され、「装飾7−装飾6−装飾7」のハズレの組合せとなってハズレとなることが報知される。また、チャンスアップメータCMTでは、サボハニのキャラクタSBHが最終地点GPに到達するが、プラカードはハズレとなることを示す「×」の文字が示され、サボハニのキャラクタSBHは、がっかりした表情となっている。その後、図222(B2)〜同図(B5)の演出が行われた後、図223(B2)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、ワイプアウトし、背景が図柄変動開始時の背景である海の背景に戻る様子が示されている。図223(B3)では、ワイプ演出が終了し、装飾図柄表示装置208には、ハズレの組合せである「装飾7」−「装飾6」−「装飾7」が揺れ表示され、その後、ハズレの図柄態様で確定表示される。また、ワイプアウト後、チャンスアップメータCMTは消去されている。なお、ワイプアウト時に、背景が特殊背景(例えば、スーパーリーチの背景等)であった場合に、大当り確定とされてもよい。
図223(C1)〜同図(C7)は、CUM準備中表示MTYが、チャンスアップメータCMTによる演出の先読み予告として行われる様子が示されている。ここで、図223(C1)〜同図(C3)に示す演出は、図222(A1)〜同図(A3)に示す演出と同じであるので、説明を省略する。
図223(C4)は、左図柄、右図柄、中図柄の順に装飾図柄が停止表示した結果、「装飾4−装飾1−装飾7」のハズレの装飾図柄の組み合わせで停止表示し、揺れ変動が行われている様子が示されている。このとき、CUM準備中表示MTYが消去されるが、表示されたままであってもよい。
その後、図223(C5)では、「装飾4−装飾1―装飾7」のハズレの装飾図柄の組み合わせで確定表示している様子が示されている。このとき、変動アイコンは消去される。このときも、CUM準備中表示MTYは非表示とされているが、装飾図柄が確定表示されている間にCUM準備中表示MTYが表示されるようにしてもよい。
その後、保留アイコンh11に対応する図柄変動表示が開始した後、図223(C6)に示すように、炎のエフェクトEF101が再表示され、保留アイコン表示領域HISの全体を覆うように表示されている。ここで、炎のエフェクトEF101が再表示される際には、前回の図柄変動表示で表示されていた態様と同じ態様で炎のエフェクトEF101が表示されてもよいし、異なる表示態様(アニメーション)で再表示されてもよく、また、アニメーションを伴うことなく炎のエフェクトEF101が表示されるようにしてもよい。その後、炎のエフェクトEF101が消去されると、図223(C7)に示すように、CUM準備中表示MTYが再び表示される。
すなわち、この演出例では、図223(C1)〜同図(C3)における炎のエフェクトEF101の表示及びCUM準備中表示MTYの表示が次変動におけるチャンスアップメータによる演出の先読み予告として機能し、図223(C6)〜同図(C7)における炎のエフェクトEF101の表示及びCUM準備中表示MTYの表示が実行中の図柄変動表示におけるチャンスアップメータによる演出の予告として機能しているということができる。
なお、この演出例では、図柄変動表示が開始する毎にCUM準備中表示MTYの表示を行ってチャンスアップメータによる演出の先読み予告(連続予告)を行ったが、例えば、チャンスアップメータによる演出が行われるまでの図柄変動表示の回数をカウントダウン(例えば、「あと2変動」、「あと1変動」などと表示)し、先読み予告の対象となった図柄変動表示となったときにチャンスアップメータが表示されるようにしてもよい。すなわち、このようなカウントダウンの表示によりCUM準備中表示MTYと同様の機能を持たせることができる場合がある。また、保留アイコンの表示態様をチャンスアップメータによる演出が行われる旨を示唆する表示態様とすることにより先読み予告を行うようにしてもよい。これによってもCUM準備中表示MTYと同様の機能を持たせることができる場合がある。そして、先読み予告の対象となった図柄変動表示となり、変動アイコンがチャンスアップメータによる演出が行われる旨を示唆する表示態様で表示されている場合において、チャンスアップメータによる演出が開始されるときに変動アイコンを消去してもよい。なお、先読み予告の対象となった図柄変動表示となり、変動アイコンがチャンスアップメータによる演出が行われる旨を示唆する表示態様で表示されている場合において、チャンスアップメータによる演出が開始されるときに変動アイコンを消去しなくてもよい。また、チャンスアップメータが表示された後やチャンスアップメータが表示されるタイミングで、変動アイコンの一部又は全部の表示態様を変化(例えば、チャンスアップメータによる演出が行われる旨を示唆する表示態様からデフォルトの表示態様に変化)させるようにしてもよい。
また、図柄変動表示が開始する毎にCUM準備中表示MTYの表示を行ってチャンスアップメータによる演出の先読み予告(連続予告)を行っている場合において、先読み予告の対象である図柄変動表示よりも前の図柄変動表示においてチャンスアップメータによる演出が開始された場合、チャンスアップメータの表示中は、CUM準備中表示MTYを表示しないようにしてもよいし、CUM準備中表示MTYを表示するようにしてもよいし、CUM準備中表示MTYを表示する場合と表示しない場合があってもよい。また、チャンスアップメータの表示中にCUM準備中表示MTYを非表示とする場合において、チャンスアップメータが表示される前にCUM準備中表示MTYの表示を非表示にするようにしてもよいし、チャンスアップメータが表示されるタイミングでCUM準備中表示MTYが非表示とされるようにしてもよい。また、チャンスアップメータの表示中もCUM準備中表示MTYが表示される場合において、CUM準備中表示MTYがチャンスアップメータと重なる位置に表示されてもよいし、重ならない位置に表示されてもよい。また、先読み予告の対象である図柄変動表示において行われるスーパーリーチの種類と、先読み予告の対象である図柄変動表示よりも前の図柄変動表示であってチャンスアップメータが表示される図柄変動表示において行われるスーパーリーチの種類とが同じであってもよいし、異なってもよいし、同じである場合と異なる場合があってもよい。
図223(D1)〜同図(D7)は、CUM準備中表示MTYが、チャンスアップメータCMTによる演出の先読み予告として行われる様子が示されている。ここで、図223(C1)〜同図(C3)に示す演出は、図222(A1)〜同図(A3)に示す演出と同じであるので、説明を省略する。
図223(D4)〜同図(D5)では、図223(C4)〜同図(C5)は異なり、装飾図柄の揺れ変動中及び確定表示中においてもCUM準備中表示MTYが継続して表示されている様子が示されている。なお、CUM準備中表示MTYにおいてアニメーション表示が行われてもよく、この場合、図柄停止中もアニメーションが継続して行われてもよいし、図柄停止中では異なるアニメーションが行われるようにしてもよい。また、アニメーションが行われず、静止表示してもよい。
その後、保留アイコンh11に対応する図柄変動表示が開始した後は、図223(D6)〜同図(D7)に示すように、CUM準備中表示MTYが引き続き表示されている。
図224は、チャンスアップメータ準備中表示MTYの表示開始態様の一例を段階的に示した図である。
図224(A1)〜同図(A7)は、CUM準備中表示MTYが、チャンスアップメータCMTによる演出の先読み予告として行われる別の例について示されている。ここで、図224(A1)に示す演出は、図222(A1)に示す演出と同じであるので、説明を省略する。
図224(A2)では、第1特図始動口230に遊技球が入賞して、図柄変動表示の開始が1つ保留され、保留数が2となった様子が示されている。その後、図224(A3)に示すように、第2保留アイコンh12が表示されるが、第2保留アイコンh12は、青色の表示態様で表示されており、すなわち、保留表示による先読み予告が行われている様子が示されている。なお、この演出例では、青保留による保留アイコンの表示が行われたが、他の表示態様(例えば、図179(a)に示した保留アイコンの表示態様等)による保留アイコンの表示が行われてもよいし、デフォルトの表示態様の保留アイコンが表示されてもよい。
その後、左図柄、右図柄、中図柄が停止表示すると、図224(A4)に示すように、「装飾4−装飾1−装飾7」のハズレの装飾図柄の組み合わせで確定表示されている様子が示されている。
続いて、図224(A5)に示す装飾図柄表示装置208では、特図1の最先の保留に基づいて装飾図柄の変動表示が開始している。その後、図224(A6)に示すように、炎のエフェクトEF101が保留アイコン表示領域HISの全体を覆うように表示されている。これにより、CUM準備中表示MTYが表示される可能性があることを予告している。その後、図224(A7)では、炎のエフェクトEF101が消去されてCUM準備中表示MTYが表示されている。
このように、この演出例では、先読み予告の対象である保留が発生したときに実行中の図柄変動表示では、CUM準備中表示MTYが表示されず、その次に開始される図柄変動表示においてCUM準備中表示MTYが表示される様子が示されている。この演出例では、CUM準備中表示MTYが先読み予告として機能しているが、先読み予告の対象である保留が1つ目の保留である場合、次に開始される図柄変動表示においてCUM準備中表示MTYが当該変動におけるチャンスアップメータCMTの予告として機能する。なお、CUM準備中表示MTYが先読み予告として機能し、当該予告としては機能しなくてもよい。また、CUM準備中表示MTYが当該予告として機能し、先読み予告としては機能しなくてもよい。また、CUM準備中表示MTYが先読み予告として機能する場合と、当該予告として機能する場合があってもよい。
場合がある。
図224(B1)〜同図(B11)は、CUM準備中表示MTYが、チャンスアップメータCMTによる演出の先読み予告として行われる別の例について示されている。
図224(B1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、中央領域で第1装飾図柄が高速変動を行っている。また、左上では第2装飾図柄が変動表示を行っている。また、図224(B1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lには、演出表示領域208dに、保留枠UIが表示されている。図224(B1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、保留が0であるので、保留アイコン表示領域HISでは保留アイコンは1つも表示されていない。第1装飾図柄表示装置208Lの右上には、特図1及び特図2の第2保留数表示(ここでは「0」と「0」)が表示されている。また、変動アイコン表示領域CISの台座hs0の上には、変動アイコンh0が表示されている。変動アイコンh0の表示態様も、図179(a)のNo.1に記したデフォルトの表示態様である。
図224(B2)では、第1特図始動口230に遊技球が入賞して、図柄変動表示の開始が1つ保留され、保留数が1となった様子が示されている。その後、図224(B3)に示すように、第1保留アイコンh11が表示されるが、第1保留アイコンh11は、青色の表示態様で表示されており、すなわち、保留表示による先読み予告が行われている様子が示されている。なお、保留アイコンが表示されずに図224(B4)に示す炎のエフェクトEF101が表示されるようにしてもよい。また、保留アイコンの増加アニメーションの実行中に図224(B4)に示す炎のエフェクトEF101が表示されるようにしてもよい。また、保留アイコンが表示されずに図224(B4)に示す炎のエフェクトEF101が表示される場合と保留アイコンが表示されてから及び/又は保留アイコンの増加アニメの実行中に図224(B4)に示す炎のエフェクトEF101が表示される場合があってもよい。
すると、図224(B4)に示すように、炎のエフェクトEF101が保留アイコン表示領域HISの全体を覆うように表示されている。これにより、CUM準備中表示MTYが表示される可能性があることを予告している。その後、図224(B5)では、炎のエフェクトEF101が消去されてCUM準備中表示MTYが表示されている。
図224(B6)は、左図柄、右図柄、中図柄の順に装飾図柄が停止表示した結果、「装飾4−装飾1−装飾7」のハズレの装飾図柄の組み合わせで停止表示し、揺れ変動が行われている様子が示されている。このとき、CUM準備中表示MTYの表示が維持されている。
その後、図224(B7)では、「装飾4−装飾1―装飾7」のハズレの装飾図柄の組み合わせで確定表示している様子が示されている。このとき、変動アイコンは消去されるが、CUM準備中表示MTYは表示されたままとなっている。
その後、第1保留アイコンh11に対応する図柄変動表示が開始されると、図224(B8)〜同図(B11)に示すように、保留消化アニメが開始され、CUM準備中表示MTYに隠されていた第1保留アイコンh11が変動アイコン表示領域CISの台座hs0の上面中央に向かって移動する変動アイコン移動アニメが行われている様子が示されている。なお、この演出例では、CUM準備中表示MTYが表示されているか否かに拘らず、同じ変動アイコン移動アニメが行われるようにしているが、CUM準備中表示MTYが表示されている場合には、異なる変動アイコン移動アニメが行われるようにしてもよく、例えば、図224(B9´)に示すように、台座hs0の中央から変動アイコンh0が沸いて出てくるアニメーションが行われるようにしてもよい。なお、CUM準備中表示MTYが表示されているか否かに拘らず、複数の変動アイコン移動アニメのうちの一のアニメが選択されて実行されるようにしてもよい。
このように、先読みの対象である図柄変動表示が保留された際に実行中の図柄変動表示においてチャンスアップメータによる演出の先読み予告としてCUM準備中表示が表示されるようにしてもよい。
図224(C1)〜同図(C4)は、CUM準備中表示MTYの表示開始アニメが行われている様子を示す図である。ここで、図224(C1)に示す演出は、図222(A1)に示す演出と同じであるので、説明を省略する。
図224(C2)では、CUM準備中表示MTYの表示開始アニメが開始され、CUM準備中表示MTYが表示画面の下方からせり上がってくる様子が示されている。このとき、保留アイコン表示領域HISは、CUM準備中表示MTYに持ち上げられる態様で上昇する。その後、図224(C3)に示すように、保留アイコン表示領域HISは、CUM準備中表示MTYの視認性に影響を与えないように、CUM準備中表示MTYの上部に配置される。なお、図224(C3)に示すタイミングでは、特図1の保留は1つであり、第1保留アイコンh11のみが表示されているが、説明を容易にするため、第2保留アイコンh12〜第4保留アイコンh14を破線で示している。
その後、CUM準備中表示MTYの表示開始アニメが完了すると、図224(C4)に示すように、サボハニのキャラクタSBHの近傍に「STANDBY」の文字が付された吹き出しが表示され、チャンスアップメータCMTの表示を予告している。このとき、吹き出しが、保留アイコン(図224(C4)に示す例では、第2保留アイコンh12及び第3保留アイコンh13)の一部をオーバーラップするように表示されている。なお、4つの保留アイコンのうちの少なくとも1つの保留アイコンの全体が吹き出しにオーバーラップされるように表示してもよいし、4つの保留アイコン全体が吹き出しにオーバーラップされるように表示してもよい。また、この演出例では、吹き出しが保留アイコン表示領域HISの一部についてもオーバーラップするようにしているが、保留アイコン表示領域HISの全部に対してオーバーラップするようにしてもよい。
なお、図224(C3)に示すCUM準備中表示MTYに替えて、図224(C3´)に示すような態様でCUM準備中表示MTYを表示してもよい。具体的には、CUM準備中表示MTYの枠を上方に延出させ、この枠の上面で保留アイコン表示領域HISを指示するように表示するようにしてもよい。このCUM準備中表示MTYは、スーパーリーチ中において表示されるCUM準備中表示MTYとは異なる表示態様としてもよい。
図224(D1)〜同図(D2)は、例えば、図222(A1)に続く演出の一例であり、CUM準備中表示MTYの表示を予告する炎のエフェクトの別の表示例について示されている。
図224(D1)では、図222(A2)に示す炎のエフェクトEF101とは異なる大炎のエフェクトEF102が表示されている様子が示されている。この大炎のエフェクトEF102は、保留枠UI全体を視認困難に覆うように表示されるエフェクト表示である。この大炎のエフェクトEF102によってもCUM準備中表示が表示されることを予告している。なお、大炎のエフェクトEF102が表示された場合は、図222(A2)に示す炎のエフェクトEF101が表示された場合よりも大当り図柄態様が確定表示されやすいようにしてもよいし、チェックポイントでチャンスアップ予告が発生しやすいようにしてもよい。
その後、図224(D2)に示すように、大炎のエフェクトEF102が消去されると、CUM準備中表示MTYが表示される。このとき、保留枠UIは、変動アイコン表示領域CISの台座hs0を残して下方にフレームアウトしている。また、このとき、変動アイコンh0の表示態様は変化せず、デフォルトの表示態様とされているが、大炎のエフェクトEF102の表示前後で変動アイコンh0の表示態様が変化してもよい。また、大炎のエフェクトEF102の表示前後で変動アイコンh0の表示態様が必ず変化するようにしてもよい。その後は、例えば、図222(A4)〜同図(A11)に示す演出が行われた後、図29(3)〜同図(25)に示す演出が行われ、その後、図222(A12)〜同図(A15)又は図222(b1)〜同図(B8)に示す演出が行われる。
図225は、チャンスアップメータ準備中表示MTYの表示開始態様の一例を段階的に示した図である。
図225(A1)〜同図(A3)は、例えば、図222(A1)に続く演出の一例であり、炎のエフェクトEF101の表示中にCUM準備中表示をシルエット表示する演出例について示している。
図225(A1)に示す演出例は、図222(A2)に示す演出例と同じである。その後、図225(A2)では、炎のエフェクトEF101の表示中に、CUM準備中表示MTYを模したCUM準備中シルエット表示MTYaが炎のエフェクトEF101の背面側で表示される態様で表示されている。このとき、CUM準備中シルエット表示MTYaは、全体が黒色で表示されあたかもシルエットによる表示が行われている様子が示されている。このCUM準備中シルエット表示MTYaの表示もチャンスアップメータCMTによる演出が行われることの予告として機能している。なお、このCUM準備中シルエット表示MTYaの表示態様を複数種類用意しておき、表示態様が変化(昇格)することで、チャンスアップメータCMTによる演出においてチャンスアップ予告の発生率が上昇することを示唆するようにしてもよいし、大当りの信頼度が上昇することを示唆するようにしてもよい。
その後、リーチ状態が形成し、図225(A3)では、スーパーリーチに移行した様子が示されている。この間も、CUM準備中シルエット表示MTYaは継続して表示されている。なお、炎のエフェクトEF101の表示中にCUM準備中シルエット表示MTYaが消去されるようにしてもよく、この場合、例えば、CUM準備中シルエット表示MTYaが非表示となる際に消去アニメが行われるようにしてもよいし、消去アニメが行われることなく非表示とされてもよい。この後は、例えば、図222(A11)に示す演出が行われた後、図29(2)〜同図(25)に示す演出が行われ、その後、図222(A12)〜同図(A15)又は図222(B1)〜同図(B8)に示す演出が行われる。
図225(B1)〜同図(B6)は、例えば、図222(A1)に続く演出の一例であり、CUM準備中表示MTYの表示開始態様の別の演出例について示している。
図225(B1)では、ワイプ演出が開始している様子が示されている。このワイプ演出は、表示画面の左下隅部から右上隅部にかけて、あたかもカレンダーが捲られる感じの表示態様で表示画面が漸次切り替わっていく表示である。図225(B1)では、海の背景が表示されている状態においてワイプ演出が開始されるが、ワイプ演出の前後でも背景が変化していない。ところが、図225(B1)では、保留アイコン表示領域HISが表示されていた位置にCUM準備中表示MTYが表示されており、これにより、チャンスアップメータによる演出が開始されることが予告される。なお、図225(B1)に示すタイミングでは、CUM準備中表示MTYの一部が視認可能な態様で表示されている。なお、ワイプ演出の前後で背景が変更されてもよい。
その後、図225(B2)に示すタイミングでは、切替後(捲れた裏側)の表示の領域が拡大しており、CUM準備中表示MTYの大部分が視認可能とされている。なお、切替後の表示領域において、チャンスアップメータCMTに関する予告が行われてもよいし、チャンスアップメータCMTとは関係のない先読み予告あるいは当該変動予告が行われてもよい。
図225(B3)では、切替後の表示領域がさらに拡大した様子が示されている。なお、ワイプ演出において背景が捲れるとCUM準備中表示MTY以外のチャンスアップメータCMTに関する予告やチャンスアップメータCMTとは関係のない予告が一部視認可能としてもよいし、背景が捲れるとCUM準備中表示MTY及び他の予告が視認可能としてもよい。その後は、図225(B4)〜同図(B6)に示すように、背景が捲れるようにして切替後の表示領域が拡大し、図225(B6)に示すタイミングで、切替後の表示領域が全部視認可能な状態とされる。その後は、例えば、図222(A4)〜同図(A11)に示す演出が行われた後、図29(3)〜同図(25)に示す演出が行われ、その後は、図222(A12)〜同図(A15)又は図222(B1)〜同図(B8)に示す演出が行われる。なお、図225(B1)の状態において、ワイプ演出の開始前からCUM準備中表示MTYが表示されていてもよく、その場合、ワイプ演出後にCUM準備中表示MTYが引き続き同じ表示態様で表示されていてもよい。また、ワイプ演出後に後述するランクアップしたCUM準備中表示MTYが表示されていてもよい。また、ワイプ演出後にCUM準備中表示MTYが引き続き同じ表示態様で表示される場合と、ランクアップしたCUM準備中表示MTYが表示される場合があってもよい。
図225(C1)〜同図(C4)は、図222(A1)に続く演出の一例であり、CUM準備中表示MTYの表示開始態様の別の演出例について示している。
図225(C1)では、背景画面の切替演出が開始されている様子が示されている。この背景画像の切替演出は、図225(C1)に示すように、切替前の背景画像を縮小表示した後、図225(C2)に示すように、切替前の背景画像の右側が奥行方向に移動し、右側が奥行方向に向かっている態様で表示するとともに、切替後の背景画像が表示画面の右側に出現する。この切替後の背景画像は、左側が奥行方向に向かっている態様で表示されている。切替後の背景画像では、切替前の背景画像における保留アイコン表示領域HISの表示位置にCUM準備中表示MTYが表示されている様子が示されている。なお、切替前の背景画像と切替後の背景画像が並べて表示された状態で、切替後の背景画像が表示されず、切替前の背景画像が再び表示されるようにしてもよい。すなわち、CUM準備中表示MTYが表示されない場合があってもよい。この演出例では、この背景画面の切り替え演出において、CUM準備中表示MTYを表示するようにしたが、CUM準備中表示MTY以外の表示(例えば、保留アイコンの表示態様が変化する等)が切替後の背景画像において表示されるようにしてもよい。また、切替後の背景画像が予告の背景画像であってもよく、例えば、激熱予告が表示されている背景画像が表示されてもよい。
その後、図225(C3)では、切替前の背景画像が消去されるとともに、CUM準備中表示MTYを含む切替後の背景画像が正面に向いた態様で表示されている様子が示されている。このとき、切替後の背景画像は縮小表示されている。その後は、切替後の背景画像が拡大表示され、図225(C4)に示すように表示画面全体に表示され、その後は、例えば、図222(A4)〜同図(A11)に示す演出が行われた後、図29(3)〜同図(25)に示す演出が行われ、その後、図222(A12)〜同図(A15)又は図222(B1)〜同図(B8)に示す演出が行われる。
図225(D1)は、図222(A2)に続く演出の一例であり、炎のエフェクトEF101が表示されたが、CUM準備中表示MTYが表示されず、ガセの予告表示が行われた後の様子が示されている。なお、炎のエフェクトEF101が表示された場合には、必ずCUM準備中表示MTYが表示されるようにしてよい。なお、ガセの予告表示が行われた図柄変動表示はハズレ確定であってもよい。また、ガセの予告表示が行われた図柄変動表示において、大当りとなる場合があってもよい。なお、ガセの予告表示が行われた図柄変動表示が開始される時点で保留が1以上ある場合において、ガセの予告表示が行われた次の変動以降において、炎のエフェクトEF101が表示されてもよい。この場合において、先読み予告の対象となる図柄変動表示が開始されるまでガセの予告表示が行われるパターン(CUM準備中表示MTYが最後まで表示されないパターン)と、先読み予告の対象となる図柄変動表示において、最終的にCUM準備中表示MTYが表示されるパターンがあってもよい。
図225(E1)〜同図(E9)は、例えば、図222(A1)に続く演出の一例であり、タイマ予告演出が行われている様子について示している。
図225(E1)〜同図(E2)では、保留アイコン表示領域HISの下方からタイマ予告表示TMYが下方からせり上がり、タイマ予告表示TMYにより保留アイコン表示領域HISを持ち上げる様子が示されている。このとき、タイマ予告表示TMYには「STANDBY」の文字が表示され、タイマ予告の開始が保留されている様子が示されている。この演出例におけるタイマ予告表示TMYによるタイマ予告演出が行われると、保留アイコンあるいは変動アイコンが変化することが予告される。図224(C2)に示す演出例と比較すると、サボハニのキャラクタSBHが出現するかしないかによりCUM準備中表示MTYが表示されるか否かが把握できる場合がある。なお、CUM準備中表示MTYが表示されるのかタイマ予告表示TMYが表示されるのかが特定困難としてもよい。なお、CUM準備中表示MTY及びタイマ予告表示TMYが表示される前に、例えば、炎のエフェクトEF101が表示され、炎のエフェクトEF101が消去されると、CUM準備中表示MTYとタイマ予告表示TMYのいずれかが表示されるようにしてもよい。なお、この演出例におけるタイマ予告は、保留アイコン(変動アイコン)の変化を予告するものであるが、図20〜図27、図38、図40〜図48に示すようなタイマ予告が行われた結果実行されるいかなる予告演出についても行うことができることはいうまでもない。また、タイマ予告表示の表示態様は、図225に示すものに限定されず、上述したいかなるタイマ予告表示の表示態様についても適用可能である。また、この演出例において、保留アイコン表示領域HISの下方においてタイマ予告表示TMYとCUM準備中表示MTYの両方が行われる場合があってもよく、この場合、CUM準備中表示MTYが表示される領域とタイマ予告表示TMYが表示される領域とが重複して表示されてもよいし、これらが重複しないように表示されてもよい。
図225(E3)では、タイマ予告表示TMYにおける表示が「10:00」に変更され、その後、カウントダウンが開始される。すなわち、タイマ予告表示におけるカウントダウンが開始されて10秒が経過すると保留アイコン(変動アイコン)の表示態様が変化する可能性があることが示唆されている。なお、タイマ予告表示におけるカウントダウンの開始のタイミングは、上述したものに限定されず、例えば、「STANDBY」の表示から秒数表記に変更した後、しばらくカウントダウンの開始が待機されてもよい。また、タイマ予告表示TMYの表示が開始された段階から秒数表記がなされてもよく、この場合、タイマ予告表示TMYの表示アニメが完了した後でカウントダウンが開始されてもよいし、タイマ予告表示TMYの表示が開始された段階からカウントダウンが開始されてもよい。
図225(E4)は、カウントダウンが開始してから、0.01秒が経過した様子が示されている。その後、カウントダウンが開始してから10秒が経過すると、図225(E5)に示すように、タイマ表示が「00:00」となる。
すると、図225(E6)に示すように、タイマ予告表示TMYでは、「00:00」の表示から「変化!!」の文字表示に切り替わり、第1保留アイコンh11の少なくとも一部にオーバーラップするようにエフェクトEF103が表示されて保留アイコンの変化アニメが開始される。これにより、第1保留アイコンh11の表示態様が変化することが示唆される。ここで、「変化!!」の文字表示に切り替わった後で保留アイコンの変化アニメが開始されてもよいし、保留アイコンの変化アニメが開始した後で「変化!!」の表示が行われてもよいし、「変化!!」の文字表示に切り替わるタイミングで保留アイコンの変化アニメが開始されてもよい。
その後、保留アイコンの変化アニメが終了してエフェクトEF103が消去されると、図225(E7)に示すように、デフォルトの表示態様の第1保留アイコンh11が青色保留の表示態様に変化している。すなわち、保留アイコンのランクが2段階アップした様子が示されている。なお、保留アイコンの変化アニメの前後で保留アイコンのランクが1段階アップしてもよいし、3段階以上アップしてもよい。また、ランクダウンする場合があってもよい。
その後、タイマ予告表示TMYは、図225(E8)〜同図(E9)に示すように表示画面の下方にフレームアウトするフレームアウトアニメが行われる。このフレームアウトアニメにより、保留アイコン表示領域HISも下降し、デフォルトの表示位置に戻る。
なお、この演出例において、タイマ予告表示TMYとCUM準備中表示の両方が表示される場合があってもよく、例えば、タイマ予告表示TMYがさらに上方に移動表示されて、タイマ予告表示TMYの下方にCUM準備中表示MTYが表示されるようにしてもよい。また、タイマ予告演出の終了後の同一図柄変動内において再度保留アイコン表示領域HISが移動表示して、CUM準備中表示MTYが表示されてもよい。また、タイマ予告演出の終了後の次に開始される図柄変動以降に保留アイコン表示領域HISが移動表示してCUM準備中表示MTYが表示されてもよい。
図225(F1)〜同図(F2)は、例えば、図222(A2)に続く演出の一例であり、CUM準備中表示MTYの別の表示態様について示している。
図225(F1)に示す演出例は、図222(A3)に示す演出例に対応している。すなわち、この演出例では、CUM準備中表示MTYのメータ部分にチャンスアップ予告が発生する可能性のあるチェックポイント(この演出例では、第2チェックポイントCP2)の位置を、チャンスアップメータCMTが表示されるよりも前に報知している様子が示されている。この場合において、CUM準備中表示MTYにより予め報知されているチェックポイントでは、チャンスアップ予告が必ず行われるようにしてもよい。また、CUM準備中表示MTYによりチェックポイントが予め報知されている場合は、報知されていない場合よりもチャンスアップ予告が発生しやすいようにしてもよい。また、CUM準備中表示MTYにおいて、チャンスアップメータCMTにおいて表示されるチェックポイントの一部又は全部が必ず表示されてもよい。この場合、チャンスアップ予告の発生確率によりチェックポイントが表示されてもよいし、発生確率に関係なくチェックポイントが表示されてもよい。その後は、図222(A4)〜同図(A7)に示す演出が行われた後、図225(F2)に示す演出が行われる。なお、図225(F2)に示す演出は、図222(A8)に示す演出と、CUM準備中表示MTYにチェックポイントが表示されていること以外は同じであるので、説明を省略する。なお、CUM準備中表示MTYの表示開始時にチェックポイントが表示されるほか、CUM準備中表示MTYの表示開始後、所定タイミング(例えば、リーチの発生やスーパーリーチへの移行の際等)で表示するチェックポイントを増加するようにしてもよい。
図226は、チャンスアップメータ準備中表示MTYの表示態様の変形例を示す図である。
図226(A1)〜同図(A3)は、例えば、図222(A3)に続く演出の一例であり、CUM準備中表示MTYの表示中においてチェックポイントの少なくとも一部を表示し、しかもそのチェックポイントで必ずチャンスアップ予告が実行される様子が示されている。
図226(A1)に示す演出例は、図225(F1)に対応する演出例である。図226(A1)では、CUM準備中表示MTYに表示された第2チェックポイントCP2が赤色でマーキングされるとともに、予告が出現したことにより大当りの信頼度がアップしたことを示す「UP」の文字がその情報に表示されている様子が示されており、これは、図29(6)に示して上述したように、チャンスアップ予告が発生したことを報知する表示態様となっている。すなわち、この演出例では、この表示を行うことにより、チャンスアップ予告が必ず行われることを報知している。なお、実際にチャンスアップ予告が行われなくてもよく、この場合、チャンスアップ予告が行われたものとして遊技が進行するようにしてもよい。
図226(A2)に示す演出例は、図225(F2)に示す演出例に対応している。図22(A2)に示すように、スーパーリーチに移行した後も、第2チェックポイントCP2は赤色でマーキングされて表示されたままである。
その後、図226(A3)に示すように、CUM準備中表示MTYがチャンスアップメータCMTに切り替わると、表示されていなかった他のチェックポイント(第1チェックポイントCP1、第3チェックポイントCP3)が表示され、チャンスアップメータによる演出が開始される。なお、この場合において、例えば、図226(A3´)に示すように、第2チェックポイントCP2の表示をデフォルトの表示態様にクリアするようにしてもよい。図226(A3)又同図(A3´)の後、例えば、図29(3)〜同図(25)に示す演出が行われ、その後、図222(A12)〜同図(A15)又は同図(B1)〜同図(B8)に示す演出が行われる。なお、CUM準備中表示MTYによってチェックポイントの一部又は全部を表示されている場合において、表示されたチェックポイントによってチャンスアップ予告が行われなくてもよく、この場合、表示されたチェックポイントにおいてチャンスアップ予告が必ず行われてもよいし、チャンスアップ予告が行われる場合と行われない場合があってもよい。また、CUM準備中表示MTYによってチェックポイントの一部又は全部が表示されている場合において、実際にチャンスアップ予告が行われないがチャンスアップ予告が行われたものとして遊技が進行してもよく、この場合、チャンスアップが行われたものとみなされたチェックポイントはチャンスアップ予告が発生したことを報知してもよいし、報知しなくてもよいし、報知する場合と報知しない場合があってもよい。
図226(B1)は、図226(A1)に示す演出例の変形例である。図226(B1)では、CUM準備中表示MTYにおいて第2チェックポイントCP2を赤色でマーキングされた態様で表示されているが、予告が出現したことを示す「UP」の表示が行われていない例が示されている。この場合、例えば、サボハニのキャラクタSBHが第2チェックポイントCP2に到達してチャンスアップ予告が発生してから「UP」の表示が行われるようにしてもよい。
図226(C1)は、図226(A1)に示す演出例の変形例である。図226(C1)では、CUM準備中表示MTYにおいて第2チェックポイントCP2が表示されるが、赤色でマーキングされておらず、また、「UP」の文字も表示されておらず、「UP」の文字に替えて「クエスチョンマーク」が表示されている様子が示されている。これにより、チャンスアップメータCMTによる演出において、一部のチェックポイントにおいてチャンスアップ予告が発生する可能性があることを示唆している。例えば、「クエスチョンマーク」<「!」<「UP」の順でチャンスアップ予告の出現率を変化させるようにしてもよい。
図226(D1)は、図226(A1)に示す演出例の変形例である。図226(D1)では、CUM準備中表示MTYにおいて、チャンスアップメータCMTに表示されるチェックポイントの全部が表示され、チェックポイント毎に「クエスチョンマーク」、「!」、「UP」等の文字を付記してチェックポイント毎のチャンスアップ予告の発生の期待度を示唆するようにしてもよい。
図226(E1)は、図222(A3)に示す演出例の変形例である。図226(E1)では、CUM準備中表示MTYにおける吹き出しが「STANDBY」から「チャンスアップ高確中」に変化している様子が示されている。この表示が行われた場合には、チャンスアップメータCMTによる演出において各チェックポイントにおいてチャンスアップ予告が発生しやすいことが示唆される。なお、吹き出しにおいて、「STANDBY」を1回表示した後に「チャンスアップ高確中」に変化してもよいし、「STANDBY」の表示と「チャンスアップ高確中」の表示を交互に切り換えて表示してもよい。また、「STANDBY」を表示せずに「チャンスアップ高確中」の表示が表示されてもよい。
図226(F1)は、図222(A3)に示す演出例の変形例である。図226(F1)では、CUM準備中表示MTYにおける吹き出しが「STANDBY」から「チャンスアップ1回確定」に変化している様子が示されている。この表示が行われた場合には、チャンスアップメータCMTによる演出においてチャンスアップ予告が必ず1回発生することが示唆される。このように、この演出例では、チャンスアップ予告がどのチェックポイントにおいて発生するかについて特定困難な態様とされているが、チャンスアップ予告が必ずn回(この演出例では、1回)発生することを予告している。なお、必ず発生させるチャンスアップ予告の回数は、1回であってもよいし、2回以上であってもよい。また、吹き出しにおいて、「STANDBY」を1回表示した後に「チャンスアップ1回確定」に変化してもよいし、「STANDBY」の表示と「チャンスアップ1回確定」の表示を交互に切り換えて表示してもよい。また、「STANDBY」を表示せずに「チャンスアップ1回確定」の表示が表示されてもよい。
図226(G1)は、図222(A3)に示す演出例の変形例である。図226(G1)では、CUM準備中表示MTYにおける最終地点GPに「V」が表示されたプラカードが配置され、大当り確定であることを報知している。また、「V」以外にも、例えば、「発展」が表示されたプラカードが配置される場合があってもよく、この場合、スーパーリーチが発展することが確定することを報知してもよい。また、「クエスチョンマーク」が表示されたプラカードを配置することで、サボハニのキャラクタが最終地点に到達したときに何らかの演出(例えば、スーパーリーチの発展、スーパーリーチの発展を煽りつつ発展する/しないパターンの演出等)が行われることを示唆してもよい。また、プラカードにより何らかの演出が行われることが報知された場合であっても、何らの演出が行われる場合と行われない場合があってもよい。
図226(H1)は、図222(A3)に示す演出例の変形例である。図226(H1)では、CUM準備中表示MTYにおける最終地点GPに「激熱」が表示されたプラカードが配置され、(a)CUM準備中表示MTYが表示された図柄変動表示に関する予告報知が行われる場合、あるいは、(b)チャンスアップメータCMTが表示される図柄変動表示に関する先読み予告及び/又は予告報知が行われる場合があってもよい。なお、上述の(a)の場合のみ行われてもよいし、上述の(b)の場合のみ行われてもよい。
図226(I1)は、図222(A3)に示す演出例の変形例である。図226(I1)では、CUM準備中表示MTYにおける最終地点GPに「V」が表示されたプラカードが配置されるとともに、サボハニのキャラクタSBHが最終地点GPに到達している表示が行われることで、大当り確定であることを報知している。この場合、CUM準備中表示MTYからチャンスアップメータCMTに表示が切り替わった場合に、サボハニのキャラクタSBHを開始地点SPに表示されて移動表示がなされるようにしてもよいし、最終地点GPで表示されたままとされてもよい。また、プラカードに「V」が表示された場合であっても、大当りとなる場合と大当りとならない場合があってもよい。また、(a)CUM準備中表示MTYが表示された図柄変動表示に関する予告報知が行われる場合、あるいは、(b)チャンスアップメータCMTが表示される図柄変動表示に関する先読み予告及び/又は予告報知が行われる場合があってもよい。なお、上述の(a)の場合のみ行われてもよいし、上述の(b)の場合のみ行われてもよい。
図226(J1)は、図226(I1)に示す演出例の変形例であり、サボハニのキャラクタSBHが開始地点SPにも表示されている様子が示されている。すなわち、サボハニのキャラクタSBHが開始地点SPと最終地点GPの両方に配置されている様子が示されており、これにより、大当り確定であることを報知している。この場合、CUM準備中表示MTYからチャンスアップメータCMTに表示が切り替わった場合に、開始地点SPのサボハニのキャラクタSBHを移動表示させるようにしてもよいし、移動表示させないようにしてもよいし、開始地点SPのサボハニのキャラクタSBHを消去させ、最終地点GPに表示されているサボハニのキャラクタSBHのみが表示されたままとされてもよい。
図226(K1)〜同図(K2)は、例えば、図222(A2)に続く演出の一例であり、CUM準備中表示MTYの表示中も他の予告表示が行われている様子が示されている。図226(K1)は、図222(A3)に示す演出例に対応している。その後、図226(K2)に示すように、CUM準備中表示MTYの表示中に会話予告が開始している様子が示されている。会話予告が開始されると、殿様のキャラクタとともに「チャンス」という文字表示が表示された殿様の会話画像CI1が表示される。なお、CUM準備中表示TMYの表示中において、会話予告以外の予告が行われてもよいことはいうまでもない。なお、この演出例では、CUM準備中表示TMYが他の予告よりも先に開始されているが、CUM準備中表示TMYよりも必ず先に開始される他の予告(例えば、保留アイコンや変動アイコンなどのアイコンの表示態様が変化する予告や変動開始時に開始される予告など)があってもよく、CUM準備中表示TMYと必ず同時に開始される他の予告表示があってもよい。また、同じ種類の他の予告であっても、CUM準備中表示TMYよりも先に表示開始される場合と同じタイミングで表示開始される場合と後に表示開始される場合があってもよい。なお、CUM準備中表示TMYの表示中では、他の予告が行われないようにしてもよいし、複数種類の予告のうちの特定の予告のみ実行可能であり、特定の予告以外の予告については実行されないようにしてもよい。例えば、CUM準備中表示TMYの表示中では、非表示とされている保留アイコンの表示態様の変化演出が行われないようにしてもよいし、行われるようにしてもよい。具体的には、CUM準備中表示TMYの表示中において、図181や図182に示す「箱」の予告アイコンYIから「変化」の予告表示が出現し、その後に、保留アイコンや変動アイコンの表示態様を変化させる予告演出が行われてもよいし、行われないようにしてもよい。また、CUM準備中表示TMYの表示中において、図208〜図221に示す「爆撃機」のアイコンIHIによるアイコン変化予告が実行されてもよく、この場合、例えば、「爆撃機」のアイコンIHIや銃弾アイコンBTIや爆撃された保留アイコンや変動アイコンに表示されるエフェクトがCUM準備中表示TMYにオーバーラップされるように表示してもよいし、オーバーラップするように表示してもよい。
図226(L1)〜同図(L2)は、例えば、図222(A3)に続く演出の一例であり、CUM準備中表示として、CUM準備中表示MTYの一部の表示のみを表示する例を示している。図226(L1)では、CUM準備中表示MTYのうちのサボハニのキャラクタSBH及び「STANDBY」の吹き出しのみが表示されており、その他の構成については非表示とされた態様とされている。これにより、チャンスアップメータCMTの表示を予告するようにしてもよい。なお、表示する構成は上述したものに限定されず、CUM準備中表示MTYを構成する要素の一部であれば、いずれを表示してもよい。図226(L2)は、その後、スーパーリーチに移行した様子が示されている。図226(L2)に示すように、CUM準備中表示として一部の表示が行われた後、その表示態様をチャンスアップメータCMTが表示されるまで維持するようにしてもよいし、例えば、時間の経過に応じてCUM準備中表示の構成要素が付加される態様で表示態様が変化するようにしてもよい。
図226(M1)〜同図(M7)に示す演出例は、図29(3)〜同図(8)に示す演出例に対応している。すなわち、図29(3)では、チャンスアップメータCMTによる演出が開始された後、サボハニのキャラクタSBHがメータ上を進行する様子が示されているが、図226(M1)では、内部ではチャンスアップメータCMTによる演出が行われているものの、チャンスアップメータCMTは表示されず、CUM準備中表示MTYが表示されたままとなっている。その後、図29(4)に対応する図226(M2)では、ボゥイのキャラクタBOYが表示画面の左側から出現し、右側に向かって移動する様子が示されている。すなわち、ボゥイのキャラクタBOYの出現によるチャンスアップ予告が行われている様子が示されている。しかしながら、チャンスアップメータCMTが表示されておらず、CUM準備中表示MTYが表示されたままとなっているので、チャンスアップメタCMTにおける演出の進捗が認識困難とされている。また、図29(5)では、「チャンスアップ BOY通過」の文字が付記された吹き出しが表示され、チャンスアップ予告の発生を報知しているのに対し、図226(M3)では、CUM準備中表示MTYが表示されたままであるので、このような報知も行われない。その後、図29(6)に対応する図226(M4)においても、CUM準備中表示MTYは表示されたままとなっている。一方、図29(6)では、チャンスアップメータCMTにおける第1チェックポイントCP1が赤色でマーキングされるとともに、予告が出現したことにより大当りの信頼度がアップしたことを示す「UP」の文字がその上方に表示され、予告が発生したことの履歴が示される。その後、図226(M5)では、依然としてCUM準備中表示MTYが表示されたままとなっている。一方、図226(M5)に対応する図29(7)では、サボハニのキャラクタSBHが移動を開始している。その後、図226(M6)に示すように、サボハニのキャラクタSBHの吹き出しが消去され、CUM準備中表示MTYからチャンスアップメータCMTに切り替わることが示唆される。図226(M7)は、図29(8)に示す演出例に対応している。この演出例では、上述したように、内部ではチャンスアップメータCMTによる演出が行われており、第1チェックポイントCP1においてチャンスアップ予告が発生した履歴として、第1チェックポイントCP1が赤色でマーキングされるとともに、「UP」の文字も表示されている。なお、サボハニのキャラクタSBHの位置は、第2チェックポイントCP2の近傍まで到達しており、第2チェックポイントCP2に対応するチャンスアップ予告が発生する可能性があることを報知している。
このように、図226(M1)〜同図(M7)に示す演出例では、内部ではスーパーリーチの開始とともにチャンスアップメータCMTによる演出が進行しているが、表示としてはスーパーリーチが行われている途中でCUM準備中表示MTYからチャンスアップメータCMTに切り替わっている様子が示されている。このとき、CUM準備中表示MTYの表示中に発生した第1チェックポイントCP1に対応するチャンスアップ予告(ボゥイの出現)については、チャンスアップ予告が発生したとしてチャンスアップメータCMTが表示された後で履歴として表示するようにしている。なお、履歴として表示しないようにしてもよい。また、CUM準備中表示MTYからチャンスアップメータCMTに切り替わるタイミングがスーパーリーチが開始するタイミングである場合があってもよいし、スーパーリーチの途中のタイミングである場合があってもよい。スーパーリーチの開始のタイミングである場合の方が、スーパーリーチの途中のタイミングである場合よりも大当り図柄態様が確定表示されやすくしてもよいし、またその逆であってもよい。また、CUM準備中表示MTYからチャンスアップメータCMTに切り替わるタイミングが必ずスーパーリーチが開始するタイミングであってもよいし、必ずスーパーリーチの途中のタイミングであってもよい。
図227は、チャンスアップメータ準備中表示の表示態様の変形例を示す図である。
図227(A1)〜同図(A9)は、CUM準備中表示の表示態様の変形例が示されている。なお、図227(A1)〜同図(A2)に示す演出は、図222(A1)〜同図(A2)に示す演出と同じであるので、説明を省略する。
図227(A3)では、炎のエフェクトEF101が消去されて、図222(A3)に示すCUM準備中表示MTYとは異なる態様のCUM準備中表示MTYbが表示された様子が示されている。図227(A3)に示すCUM準備中表示MTYbは、その表示位置がチャンスアップメータCMTの表示位置に重なる位置に表示されている。なお、チャンスアップメータCMTの表示位置と同じ位置に表示されてもよい。CUM準備中表示MTYbは、方形状の枠内に「メータ準備中」の文字が付された態様で表示される。その後、図227(A4)〜同図(A8)に示す演出が行われる。なお、図227(A4)〜同図(A8)に示す演出は、CUM準備中表示MTYbの表示態様が図222に示すCUM準備中表示MTYの表示態様と異なる点を除き、図222(A4)〜同図(A8)に示す演出を同じであるので、説明を省略する。
図227(A9)では、CUM準備中表示MTYbからチャンスアップメータCMTに表示が切り替わっている様子が示されている。このとき、例えば、チャンスアップメータ切替アニメにより、CUM準備中表示MTYbが消去し、チャンスアップメータCMTが出現する表示が行われてもよい。チャンスアップメータ切替アニメは、例えば、エフェクトを表示してCUM準備中表示MTYbを隠した後、エフェクトが消去されるとチャンスアップメータCMTが出現するような態様であってもよい。なお、チャンスアップメータ切替アニメを行わず、CUM準備中表示MTYbからチャンスアップメータCMTに切替表示が行われてもよい。その後は、例えば、図222(A10)〜同図(A15)に示す演出又は図222(B1)〜同図(B8)に示す演出が行われることとなる。なお、この演出例において、チャンスアップメータCMTによる演出が開始したときに、「START!!」の文字が付された吹き出しが表示されてもよいし、吹き出しが表示されなくてもよい。
図227(B1)〜同図(B5)は、図227(A3)に示すCUM準備中表示MTYbが出現する別の態様を示している。図227(B1)は、例えば、図228(A1)に続く演出である。
図227(B1)〜同図(B2)では、保留アイコン表示領域HISの下方からCUM準備中表示MTYbが下方からせり上がり、CUM準備中表示MTYbにより保留アイコン表示領域HISを持ち上げる様子が示されている。
図227(B3)では、左図柄及び右図柄に「装飾7」が停止表示してリーチ状態となった様子が示されている。
図227(B4)では、スーパーリーチ演出に移行する前に、左図柄表示領域208aで揺れ変動していた「装飾7」が第2装飾図柄の下に移動し、右図柄表示領域208cで揺れ変動していた「装飾7」が第2保留数表示の下に移動する。また、この演出例では、スーパーリーチ演出に移行する間もCUM準備中表示MTYbも引き続き表示されている。また、図227(B4)では、消去アニメが開始され、保留枠UIが下方へ移動する。このとき、保留アイコン表示領域HISは、CUM準備中表示MTYbの背面側に隠れるように下方へ移動し、その後、図227(B5)に示すように、視認困難となる。また、変動アイコン表示領域CISは、台座hs0を残して表示画面の下方にフレームアウトされる。すなわち、図227(B5)では、変動アイコン表示領域CISの台座hs0を残した状態で保留枠UIが完全に下方にフレームアウトした様子が示されている。なお、この演出例では、保留アイコンを非表示にするタイミングで消去アニメを行うようにしたが、消去アニメを行わずに保留アイコンを表示にするようにしてもよい。
図228は、チャンスアップメータ準備中表示の表示態様の変形例を示す図である。
図228(A1)〜同図(A11)は、CUM準備中表示MTYの表示位置についての変形例を示している。なお、図228(A1)に示す演出は、図222(A1)に示す演出を同じであるので、説明を省略する。
図228(A2)では、爆発のエフェクトEF104が表示画面の左側中央部分に表示され、CUM準備中表示登場アニメが開始されている様子が示されている。すなわち、この演出例では、保留アイコン表示領域HISにCUM準備中表示MTYが表示開始されず、表示画面の左側上部に表示開始される様子が示されている。なお、爆発のエフェクトEF104は、装飾図柄の一部にオーバーラップするように表示されている。また、CUM準備中表示登場アニメが行われずにCUM準備中表示MTYが出現するようにしてもよい。すなわち、爆発のエフェクトEF104が表示されることなくCUM準備中表示MTYが表示されるようにしてもよい。
すると、図228(A3)に示すように、爆発のエフェクトEF104が消去されると、CUM準備中表示MTYが出現する。このCUM準備中表示MTYの表示位置は、図222(A3)とは異なり、表示画面の左端部の略中央となっている。この演出例では、CUM準備中表示MTYの表示位置が、チャンスアップメータCMTの表示位置と異なっている様子が示されている。
図228(A4)では、左図柄及び右図柄に「装飾7」が停止表示してリーチ状態となった様子が示されている。このとき、CUM準備中表示MTYは、装飾図柄よりも手前側にオーバーラップして表示されており、CUM準備中表示MTYにより装飾図柄がオーバーラップされていない状態よりも装飾図柄が視認困難とされている。なお、CUM準備中表示MTYが装飾図柄の後側に配置され、装飾図柄にオーバーラップされるようにして表示されてもよい。また、装飾図柄と重なる位置に表示されないようにしてもよい。
図228(A5)では、スーパーリーチ演出に移行する前に、左図柄表示領域208aで揺れ変動していた「装飾7」が第2装飾図柄の下に移動し、右図柄表示領域208cで揺れ変動していた「装飾7」が第2保留数表示の下に移動する。また、この演出例では、スーパーリーチ演出に移行する間もCUM準備中表示MTYも引き続き表示されている。このとき、CUM準備中表示MTYは、装飾図柄よりも手前側にオーバーラップして表示されている。なお、図228(A4)に示すタイミングにおいて、CUM準備中表示MTYが装飾図柄よりも手前側にオーバーラップして表示されていたとしても、図228(A5)に示すタイミングでCUM準備中表示MTYが装飾図柄よりも後側にオーバーラップされて表示されてもよい。また、装飾図柄と重なる位置に表示されないようにしてもよい。また、図228(A5)では、保留枠UIの下方への移動が開始されており、変動アイコン表示領域CISの台座hs0を残して表示画面の下方にスクロールアウトしていく様子が示されている。その後、図228(A6)〜同図(A8)に示す演出が行われる。なお、図228(A6)〜同図(A8)に示す演出は、CUM準備中表示MTYの表示位置が異なる点を除き、図222(A6)〜同図(A8)に示す演出と同じであるので、説明を省略する。
図228(A9)では、CUM準備中表示MTYが下方に移動する移動アニメが開始している様子が示されている。その後、図228(A10)に示すように、CUM準備中表示MTYが表示画面の左下隅部まで移動すると移動アニメが完了する。
すると、図228(A11)に示すように、CUM準備表示MTYからチャンスアップメータCMTに表示が切り替わる。なお、この演出例では、移動アニメが完了した後でCUM準備中表示MTYがチャンスアップメータCMTに表示が切り替わり、その後、サボハニのキャラクタSBHが移動を開始する(前者)が、CUM準備中表示MTYからチャンスアップメータCMTに切り替わると同時にサボハニのキャラクタSBHが移動を開始する(後者)ようにしてもよい。また、サボハニのキャラクタSBHが移動を開始するタイミングは、前者の場合と後者の場合があってもよく、前者のみ行うようにしてもよいし、後者のみ行うようにしてもよい。その後は、例えば、図222(A10)〜同図(A15)又は図222(B1)〜同図(B8)に示す演出が行われる。
図228(B1)〜同図(B5)は、例えば、図228(A2)に続く別の演出例について示している。
図228(B1)では、図228(A3)とは異なり、CUM準備中表示MTYがチャンスアップメータCMTの大きさよりも縮小したサイズで表示されている様子が示されている。なお、チャンスアップメータCMTよりも拡大したサイズで表示されてもよい。また、CUM準備中表示MTYの表示サイズがチャンスアップメータCMTの表示サイズと同じ場合と異なる場合とがあってもよい。また、CUM準備中表示MTYの表示サイズとチャンスアップメータCMTの表示サイズが必ず同じであってもよいし、必ず異なってもよい。
図228(B2)は、縮小したサイズのCUM準備中表示MTYが表示された状態で、スーパーリーチに移行している様子が示されている。その後、図228(B3)に示すタイミングでCUM準備中表示MTYが移動する移動アニメが開始される。このとき、「STANDBY」が付された吹き出しが消去される。なお、吹き出しは、移動アニメが開始する前に消去されてもよいし、移動アニメが開始した後で消去されてもよいし、移動アニメが開始するタイミングで消去されてもよい。また、後述するように、CUM準備中表示MTYが拡大表示された後で吹き出しが消去されてもよいし、拡大表示される前に吹き出しが消去されてもよい。
図228(B4)は、移動アニメが完了し、CUM準備中表示MTYがチャンスアップメータCMTの表示位置まで移動した様子が示されている。このとき、CUM準備中表示MTYは拡大表示され、表示サイズがチャンスアップメータCMTの表示サイズと同じになる。なお、移動アニメを行わずに、表示位置を切り替えてもよく、この場合、表示位置の切替前後でCUM準備中表示MTYの表示サイズが縮小されたサイズからチャンスアップメータCMTと同じ表示サイズとなるようにしてもよい。また、移動アニメが完了した後でCUM準備中表示MTYが拡大表示するようにしてもよいし、拡大表示した後で移動アニメが開始してもよいし、移動アニメによってCUM準備中表示MTYが移動している間に漸次拡大する表示を行うようにしてもよい。移動アニメが完了し、CUM準備中表示MTYがチャンスアップメータCMTの表示位置まで移動すると、図228(B5)に示すように、CUM準備中表示MTYからチャンスアップメータCMTに切り替わり、その後、チャンスアップメータCMTによる演出が開始される。
図228(C1)〜同図(C4)は、例えば、図228(A2)に続く別の演出例について示している。
図228(C1)では、図228(A3)とは異なり、CUM準備中表示として、CUM準備中表示MTYの一部の表示のみを表示する例を示している。図228(C1)では、CUM準備中表示MTYのうちのサボハニのキャラクタSBH及び「STANDBY」の吹き出しのみが表示されており、その他の構成については非表示とされた態様とされている。これにより、チャンスアップメータCMTの表示を予告するようにしてもよい。なお、表示する構成は上述したものに限定されず、CUM準備中表示MTYを構成する要素の一部であれば、いずれを表示してもよい。
図228(C2)は、その後、スーパーリーチに移行した様子が示されている。その後、図228(C3)に示すタイミングで、CUM準備中表示からチャンスアップメータCMTに切り替わるアニメーションである切替アニメが開始される。切替アニメが開始されると、CUM準備中表示に重なるようにして爆発のエフェクトEF105が表示され、CUM準備中表示が消失する様子が表示される。
その後、爆発のエフェクトEF105が消去されると、CUM準備中表示も消去され、図228(C4)に示すように、表示画面の左下隅部にチャンスアップメータCMTが表示される。なお、切替アニメが行われることなくCUM準備中表示からチャンスアップメータCMTに切替表示されるようにしてもよいし、切替アニメが行われてCUM準備中表示からチャンスアップメータCMTに切替表示される場合と、切替アニメが行われることなくCUM準備中表示からチャンスアップメータCMTに切替表示される場合があってもよい。
図229は、チャンスアップメータ準備中表示の表示態様の変形例を示す図である。
図229(A1)〜同図(A11)は、CUM準備中表示の表示態様及び表示位置についての変形例を示している。なお、図229(A1)に示す演出は、図222(A1)に示す演出と同じであるので、説明を省略する。
図229(A2)では、爆発のエフェクトEF106が表示画面の左側中央部分に表示され、CUM準備中表示登場アニメが開始されている様子が示されている。すなわち、この演出例では、保留アイコン表示領域HISにCUM準備中表示MTYが表示開始されず、表示画面の左側上部に表示開始される様子が示されている。さらに、この演出例では、後述するように、CUM準備中表示MTYcの表示態様が異なっている。なお、爆発のエフェクトEF106は、装飾図柄の一部にオーバーラップするように表示されている。また、CUM準備中表示登場アニメが行われずにCUM準備中表示MTYcが出現するようにしてもよい。すなわち、爆発のエフェクトEF106が表示されることなくCUM準備中表示MTYcが表示されるようにしてもよい。
図229(A3)では、CUM準備中表示MTYcが表示されている様子が示されている。このCUM準備中表示MTYcの表示態様は、図228(A3)とは異なる表示態様であり、方形状の枠内にメータ準備中の文字が表示された態様とされている。
図229(A4)では、左図柄及び右図柄に「装飾7」が停止表示してリーチ状態となった様子が示されている。このとき、CUM準備中表示MTYcは、装飾図柄よりも手前側にオーバーラップして表示されており、CUM準備中表示MTYcにより装飾図柄がオーバーラップされていない状態よりも装飾図柄が視認困難とされている。なお、CUM準備中表示MTYcが装飾図柄の後側に配置され、装飾図柄にオーバーラップされるようにして表示されてもよい。また、装飾図柄と重なる位置に表示されないようにしてもよい。その後、図229(A5)〜同図(A8)に示す演出が行われる。なお、図229(A5)〜同図(A8)に示す演出は、図228(A5)〜同図(A8)に示す演出と、CUM準備中表示MTYcの表示態様が異なっている点を除いて同じであるので、説明を省略する。
その後、図229(A9)に示すタイミングで、CUM準備中表示MTYcからチャンスアップメータCMTに切り替わるアニメーションである切替アニメが開始される。切替アニメが開始されると、CUM準備中表示MTYcに重なるようにして爆発のエフェクトEF106が表示され、CUM準備中表示MTYcが消失する様子が表示される。なお、この切替アニメの表示態様は、図229(A2)に示して上述したCUM準備中表示登場アニメと同様であるが、異なる表示態様であってもよい。また、切替アニメの表示態様とCUM準備中表示登場アニメとで同じ表示態様である場合と異なる表示態様である場合とがあってもよい。また、切替アニメを行わないようにしてもよい。
続いて、切替アニメが完了すると、図229(A10)に示すように、炎のエフェクトEF101が表示されてチャンスアップメータCMTが出現する出現アニメが開始される。なお、出現アニメを行わずにチャンスアップメータCMTを表示するようにしてもよい。また、出現アニメが行われる場合と行われない場合があってもよい。
その後、出現アニメが完了して炎のエフェクトEF101が消去されると、図229(A11)に示すように、チャンスアップメータCMTが表示され、その後、チャンスアップメータCMTによる演出が開始される。
図229(B1)〜同図(B8)は、タイマ予告表示がCUM準備中表示として機能する例を示している。
図229(B1)では、装飾図柄の変動表示が行われている様子が示されている。また、図229(B1)に示すタイミングでは、特図1の保留数が1となっており、第1保留アイコンh11が表示されるとともに、第2保留数表示では、特図1の保留数が1であることを示す「1」が表示されている。また、変動アイコン表示領域CISでは変動アイコンh0も表示されている。また、図229(B1)では、タイマ予告演出が開始されており、例えば、タイマ予告表示TM1が表示画面の左端からフレームインし、表示画面の中央左側に表示されている。このタイマ予告表示TM1におけるタイマ表示は「60:00」となっている。タイマ予告表示TM1では、その後、タイマ表示のカウントダウンが開始される。
図229(B2)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、左図柄と右図柄にそれぞれ「装飾7」が停止表示されてリーチ状態が形成され、揺れ変動表示が行われている様子が示されている。このとき、タイマ予告表示TM1は、装飾図柄よりも手前側にオーバーラップして表示されており、タイマ予告表示TM1により装飾図柄がオーバーラップされていない状態よりも装飾図柄が視認困難とされている。なお、タイマ予告表示TM1が装飾図柄の後側に配置され、装飾図柄にオーバーラップされるようにして表示されてもよい。また、装飾図柄と重なる位置に表示されないようにしてもよい。また、このタイマ予告表示TM1が表示されている間に、本明細書に開示されている他の種類のタイマ予告表示が表示される場合があってもよい。この場合、タイマ予告表示の表示態様が図229(B2)に示されるタイマ予告表示TM1と同じであってもよいし、異なってもよい。また、タイマ予告表示TM1の表示位置は常に同じ位置に表示されるようにしてもよいし、表示位置が異なる場合があってもよい。また、タイマ予告表示TM1の表示位置によってタイマ表示のカウントダウンが「00:00」となった結果行われる予告の種類が異なってもよい(例えば、タイマ予告表示TM1が表示画面の左側に表示された場合は、このタイマ予告表示TM1がCUM準備中表示として機能し、タイマ予告表示TM1が表示画面の右側に表示された場合は、タイマ表示のカウントダウンが行われた結果、疑似連が実行されてもよい)。なお、図229(B2)に示すタイミングでは、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示は「15:00」となっている。
図229(B3)では、スーパーリーチ演出に移行する前に、左図柄表示領域208aで揺れ変動していた「装飾7」が第2装飾図柄の下に移動し、右図柄表示領域208cで揺れ変動していた「装飾7」が第2保留数表示の下に移動する。また、この演出例では、スーパーリーチ演出に移行する間もタイマ予告表示TM1におけるタイマ表示のカウントダウンも引き続き表示されている。なお、スーパーリーチ演出に移行する演出が開始されると、タイマ予告表示TM1を非表示とするようにしてもよいし、表示する場合と非表示とする場合があってもよい。なお、図229(B3)に示すタイミングでは、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示は「10:57」となっている。また、図229(B3)では、保留枠UIの下方への移動が開始されており、変動アイコン表示領域CISの台座hs0を残して表示画面の下方にフレームアウトしていく様子が示されている。図229(B4)は、変動アイコン表示領域CISの台座hs0を残した状態で保留枠UIが完全に下方にフレームアウトした様子が示されている。なお、図229(B4)に示すタイミングでは、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示は「09:21」となっている。
図229(B5)では、VS剣豪リーチのスーパーリーチ演出が開始されている様子が示されている。このときも、タイマ予告表示TM1も引き続き表示されている。なお、図229(B5)に示すタイミングでは、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示は「05:53」となっている。同図(B5)に示す第1装飾図柄表示装置208Lには、敵役の剣豪の画像が大きく表示されており、同図(B6)に示す第1装飾図柄表示装置208Lには、主人公の殿様と敵役の剣豪との決闘シーンのアニメーションが表示されている。なお、スーパーリーチ演出が開始されると、保留枠UIは、台座hs0の一番上の板を残して全て非表示になる(消える)。また、保留アイコンも非表示になる(消える)。しかし、変動アイコンh0は消えずに、残った一番上の板の上で表示され続ける。さらに、第2装飾図柄および第2保留数表示も表示され続ける。なお、保留枠UI全体を消してもよいし、あるいは反対に保留枠UI全体を表示し続けてもよい。また、変動アイコンh0も消してもよいし、保留アイコンを表示し続けてもよい。
図229(B7)では、スーパーリーチ演出の実行中にタイマ予告表示TM1におけるタイマ表示が「00:00」となった様子が示されている。すると、図229(B8)に示すように、タイマ予告表示TM1からチャンスアップメータCMTに切り替わるアニメーションである切替アニメが開始される。切替アニメが開始されると、タイマ予告表示TM1に重なるようにして爆発のエフェクトEF106が表示され、CUM準備中表示が消失する様子が表示される。その後は、例えば、図229(A10)〜同図(A11)に示す演出が行われる。なお、この演出例では、タイマ予告表示TM1が表示され、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示が「00:00」となった場合は、必ずチャンスアップメータCMTが表示されるが、チャンスアップメータCMTは表示される場合と表示されない場合(タイマ予告表示によるガセの予告表示)があってもよい。また、タイマ予告表示TM1が表示され、タイマ予告表示TM1におけるタイマ予告表示が「00:00」となった場合に、チャンスアップメータCMTが表示される場合と他の予告が行われる場合があってもよい。
図230は、スーパーリーチ演出中にチャンスアップメータ演出が行われている様子を示す図である。ここで、図230(A1)〜同図(A5)に示す期間において行われる演出は、図222(A1)〜同図(A8)において行われる演出と同じであり、図230(A6)〜同図(A14)に示す期間において行われる演出は、図29(2)〜同図(11)において行われる演出と同じであるので、説明を省略する。
その後、図230(A15)に示すタイミングで、遊技者により演出ボタン136が押下されると、図230(A16)に示すように、殿様のカットイン画像(弱カットイン画像CI3b)が表示される。ここで、この演出例におけるカットイン画像CI3bは、弱カットイン画像、不図示の赤カットイン画像(弱カットイン画像及び金カットイン画像と異なる表示態様のカットイン画像)、金カットイン画像CI3の3種類があり、弱カットイン画像、赤カットイン画像、金カットイン画像の順に大当りの信頼度が高くなる。なお、大当り確定を示唆するカットイン画像が表示される場合があってもよい。この弱カットイン画像CI3bは、図29(13)に示す殿様のカットイン画像(金カットイン画像CI3)とは異なる表示態様のカットイン画像であり、金カットイン画像CI3よりも縦方向の長さが短く、緑色の枠で囲まれるとともに、「いくぜ!」の掛け声とともに剣を振りかぶる様子が示される弱カットイン画像である。この弱カットイン画像CI3bは、金カットイン画像CI3よりも信頼度は低いが大当りの信頼度が高いことを示唆しているが、信頼度に変化がないことを示唆するものであってもよい。すなわち、この演出例では、第2チェックポイントCP2において発生する可能性のある金カットイン画像CI3が表示されず、チャンスアップ予告が発生しなかった様子が示されている。そのため、図230(A17)に示すように、第2チェックポイントCP2では、赤色のマーキングが付されず、また、第2チェックポイントCP2の上方に、チャンスアップ予告が発生しなかったことを示す「×」の表示が表示され、チャンスアップ予告が発生しなかったことの履歴が示される。なお、チャンスアップ予告が発生しなかった場合にチャンスアップ予告が発生しなかったことの履歴を残さなくてもよい(例えば、図30(7a)に示すようにサボハニのキャラクタSBHが第1チェックポイントCP1をそのまま通過し、第1チェックポイントCP1におけるマーキングや「UP」の文字の表示も行われなくてもよく、図30(7a´)に示すように、第1チェックポイントCP1の表示を消去するようにしてもよい。また、チャンスアップ予告が発生しなかった場合に、履歴を残す場合と残さない場合があってもよい。このことは、本明細書に記載されたいずれの実施形態においても適用可能である。なお、図230(A16)に示されるこの弱カットイン画像CI3bは、演出ボタン136が操作有効期間内において操作されたことを条件に表示される場合があってもよいし、演出ボタン136が操作有効期間内において操作された場合に必ず表示されてもよい。また、図230(A16)に示されるこの弱カットイン画像CI3bは、演出ボタン136が操作されることなく操作有効期間が経過した場合にも表示される場合があってもよいし、演出ボタン136が操作されることなく操作有効期間が経過した場合に必ず表示されてもよいし、演出ボタン136が操作されることなく操作有効期間が経過した場合には表示しないようにしてもよい。また、操作有効期間において演出ボタン136が操作されると金カットイン画像CI3が表示される場合において、操作有効期間が経過すると弱カットイン画像CI3bが表示されるようにしてもよい。
その後、図230(A18)に示すタイミングで、サボハニのキャラクタSBHが第3チェックポイントCP3に到達すると、図230(A19)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、チャンスアップ予告としてのレバー画像136Vaではなく、ボタン画像136aと残時間表示メーターMTが表示され、ボタン演出による予告が開始されたことを報知している。その後、図230(A20)に示すタイミングで、演出ボタン136の操作有効期間が開始すると、遊技者による演出ボタン136の操作を受付可能な状態となる。その後、図230(A21)に示すように、チャンスアップメータCMTでは、サボハニのキャラクタSBHが移動を開始しており、最終地点GPの手前に位置している。また、残時間表示メータMTでは、操作有効期間が開始されてゲージが減っている様子が示されている。なお、遊技者による演出ボタン136の操作が行われるか、操作有効期間が経過するまでサボハニのキャラクタSBHを第3チェックポイントCP3で停止させるようにしてもよい。この演出例では、チャンスアップ予告としてのレバー画像136Vaが表示されなかったので、チャンスアップメータCMTにおける第3チェックポイントCP3では、赤色のマーキングが付されず、また、第3チェックポイントCP3の上方に、チャンスアップ予告が発生しなかったことを示す「×」の表示が表示され、チャンスアップ予告が発生しなかったことの履歴が示される。
その後、図230(A22)に示すタイミングで、遊技者により演出ボタン136が操作されるが、図29(23)に示されるような各種演出可動体の動作が行われず、図230(A23)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、中図柄に「装飾6」が表示され、「装飾7−装飾6−装飾7」のハズレの組合せとなってハズレとなることが報知される。また、チャンスアップメータCMTでは、サボハニのキャラクタSBHが最終地点GPに到達するが、プラカードはハズレとなることを示す「×」の文字が示され、サボハニのキャラクタSBHは、がっかりした表情となっている。
その後、図230(A24)に示すように、左図柄、中図柄、右図柄の装飾図柄総てが、通常の濃さよりも一旦薄く表示される。また、同図には、殿様が倒れたシーンが表示されている。図230(A25)では、左図柄、中図柄、右図柄の装飾図柄総てが再び通常の濃さで表示される。その後は、例えば、図222(B4)〜同図(B8)に示す演出が行われる。なお、この演出例では、第3チェックポイントCP3においてチャンスアップ予告が発生せず、ボタン画像136aが表示され、演出ボタン136が操作されるものの、ハズレの結果が導出される様子が示されているが、この演出例において、演出ボタン136が操作されて、図29(23)に示されるような各種演出可動体が動作し、大当りの結果が導出される場合があってもよい。また、第3チェックポイントCP3においてチャンスアップ予告が発生しなかった場合には、ハズレが確定していることを示唆していてもよい。なお、この演出例における演出が行われた場合に、最終的にハズレとなる場合と大当りとなる場合があってもよく、その場合において最終的にハズレ表示態様が表示される場合の方が、最終的に大当り表示態様が表示される場合よりもこの演出例の演出が発生しやすいように構成されていてもよい。
この演出例では、3つのチェックポイントCP1〜CP3のうち、1つだけチャンスアップ予告が行われ、その後ハズレが導出された様子が示されているが、3つのチェックポイントCP1〜CP3のいずれにおいてもチャンスアップ予告が行われ、その後ハズレが導出される場合があってもよいし、いずれのチェックポイントにおいてもチャンスアップ予告が行われずにハズレが導出される場合があってもよい。また、CUM準備中表示MTYが表示された場合には、少なくともチャンスアップ予告が1回以上は必ず行われるようにしてもよいし、CUM準備中表示MTYが表示されても1回もチャンスアップ予告が発生しない場合があってもよいし、チャンスアップ予告が1回以上発生する場合があってもよいし、全てのチェックポイントにおいて必ずチャンスアップ予告が発生するようにしてもよい。このことは、本明細書において開示されたいずれのチャンスアップ予告演出の実施例においても適用可能であることはいうまでもない。
図231は、スーパーリーチ演出中に行われるチャンスアップメータ演出の別のパターンが行われている様子を示す図である。ここで、図231(A1)〜同図(A2)に示す演出は、図230(A1)〜同図(A2)において行われる演出と同じであるので、説明を省略する。
図231(A3)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、炎のエフェクトEF101が消去されてCUM準備中表示MTYが表示された様子が示されている。この演出例では、図230(A3)に示す演出例とは異なり、サボハニのキャラクタSBHの近傍に表示された吹き出しの背景色が赤色となっており、吹き出しの背景色が白色で表示された場合よりもチャンスアップ予告が発生しやすくなっており、また、大当り図柄態様が確定表示されやすくなっている。なお、吹き出しの背景色が赤色の場合には、表示されたチェックポイント(例えば、この演出例では、3つのチェックポイントCP1〜CP3)の全てにおいてチャンスアップ予告が発生してもよいし、3つのチェックポイントのうちの1つまたは2つにおいてのみチャンスアップ予告が発生する場合があってもよい。また、吹き出しの背景色が赤色となっても、チャンスアップ予告が1度も発生しない場合があってもよい。また、吹き出しの背景色が赤色である場合には、チャンスアップメータCMTによる演出においてチャンスアップ予告が必ずn回(n=1以上)発生するようにしてもよい。また、吹き出しの背景色は、赤色や白色以外の色で表示されてもよく、例えば、虹色で表示された場合には、大当りが確定するようにしてもよい。また、この演出例では、吹き出しの背景色を変化する例を示したが、吹き出しの形状を変化させるようにしてもよい。その後は、図231(A4)〜同図(A14)に示す演出が行われる。なお、図231(A4)〜同図(A14)に示す演出は、吹き出しの背景色が異なる点を除いて、図230(A4)〜図230(A14)と同じであるので、説明を省略する。
その後、図231(A15)に示すタイミングで、遊技者により演出ボタン136が押下されると、図231(A16)に示すように、図29(13)に示して上述した金カットイン画像CI3が表示される。なお、本タイミングでは、演出ボタン136の操作があった場合にのみ弱カットイン画像CI3b、不図示の赤カットイン画像、または、金カットイン画像CI3のいずれか表示され、金カットイン画像CI3が表示された場合にのみ、金カットイン画像CI3が表示された場合又は金カットイン画像CI3が表示されなくても金カットイン画像CI3が表示されることが決定されていた場合にチャンスアップ予告が発生したことを示す報知(例えば、図231の「チャンスアップ 金カットイン」の文字が付記された吹き出し)が表示され、弱カットイン画像CI3b及び赤カットイン画像が表示されることが決定されていた場合又は表示された場合にチャンスアップが発生したことを示す報知が表示されないが、赤カットイン画像についても金カットイン画像CI3と同様に報知が行われてもよく、その場合、赤カットイン画像が表示されたことを示す報知と金カットイン画像が表示されたことを示す報知は、文字表記のみが異なり、その他の表示態様(例えば、吹き出しなど)が異なってもよい。その後、図231(A16)〜同図(A26)に示す演出が行われる。なお、図231(A16)〜同図(A26)の期間において行われる演出は、図29(13)〜同図(26)に示す演出と同様であるので、説明を省略する。その後は、例えば、図222(A13)〜同図(A15)に示す演出が行われる。なお、この演出例において、図231(A23)に示すタイミングで演出レバー136Vが操作されても、図231(A24)に示す各種演出可動体が動作せずにハズレが導出される場合があってもよく、その場合において最終的に大当り表示態様が表示される場合の方が、最終的にハズレ表示態様が表示される場合よりもこの演出例の演出が発生しやすいように構成されていてもよい。
図232は、チャンスアップメータ準備中表示の表示態様の変化演出の例について説明する図である。
図232(A1)〜同図(A3)は、図231(A3)の変形例であり、図227(A1)〜同図(A9)に示すCUM準備中表示MTYbが別の表示態様で表示されている様子を示している。
図232(A1)は、図227(A2)に続く演出である。図232(A1)では、炎のエフェクトEF101が消去されてCUM準備中表示MTYbが表示されている様子が示されている。図232(A1)に示すCUM準備中表示MTYbは、図227(A3)に示すCUM準備中表示MTYbと同じであるが、背景色が赤色となっており、CUM準備中表示MTYbの背景色が白色の場合よりもチャンスアップ予告が発生しやすくなっており、また、大当り図柄態様が確定表示されやすくなっている。なお、CUM準備中表示MTYbの背景色が赤色の場合には、表示されたチェックポイント(例えば、この演出例では、3つのチェックポイントCP1〜CP3)の全てにおいてチャンスアップ予告が発生してもよいし、3つのチェックポイントのうちの1つまたは2つにおいてのみチャンスアップ予告が発生する場合があってもよい。また、CUM準備中表示MTYbの背景色が赤色となっても、チャンスアップ予告が1度も発生しない場合があってもよい。また、CUM準備中表示MTYbの背景色が赤色である場合には、チャンスアップメータCMTによる演出においてチャンスアップ予告が必ずn回(n=1以上)発生するようにしてもよい。また、CUM準備中表示MTYbの背景色は、赤色や白色以外の色で表示されてもよく、例えば、虹色で表示された場合には、大当りが確定するようにしてもよい。また、この演出例では、CUM準備中表示MTYbの背景色を変化する例を示したが、CUM準備中表示MTYbの形状を変化させるようにしてもよい。その後は、図232(A2)〜同図(A3)に示す演出が行われる。なお、図232(A1)〜同図(A3)の期間において行われる演出は、CUM準備中表示MTYbの背景色が異なる点を除いて、図227(A3)〜同図(A9)に示す演出と同様であるので、説明を省略する。
図232(B1)〜同図(B4)は、図231(A3)の変形例であり、CUM準備中表示MTYの表示中において、吹き出しの背景色が変化する様子を示している。なお、図232(B1)に示す演出は、図222(A3)と同じであるので、説明を省略する。
図232(B2)では、CUM準備中表示MTYが表示開始された後、サボハニのキャラクタSBHが赤色の炎に包まれるエフェクトEF107の表示が行われ、CUM準備中表示MTYがランクアップすることが報知されている。すなわち、この演出例では、CUM準備中表示MTYの構成要素であるサボハニのキャラクタSBHによりCUM準備中表示MTYのランクアップの演出が行われている様子が示されている。
すると、図232(B3)に示すように、サボハニのキャラクタSBHの近傍に表示されている吹き出しの背景色が白色から赤色に変化し、CUM準備中表示MTYがランクアップしたことが報知される。なお、この演出例では、炎のエフェクトEF107の色を、ランクアップ後の吹き出しの背景色に合わせて赤色で表示したが、赤色以外の色で表示してもよい。また、炎のエフェクトEF107の表示色により、ランクアップ後のCUM準備中表示MTYのランクを予告するようにしてもよく、例えば、炎のエフェクトEF107の表示色が虹色である場合には、ランクアップ後のCUM準備中表示MTYの吹き出しの背景色も虹色に変化し、大当りが確定することが報知されるようにしてもよい。すなわち、炎のエフェクトEF107が虹色で表示された場合には、その時点で大当りが確定することが報知されてもよいということもできる。また、エフェクトEF107によるCUM準備中表示MTYのランクアップの予告が行われても、CUM準備中表示MTYがランクアップしない場合があってもよい。
その後、図232(B4)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、図231(A4)の変形例であり、左図柄と右図柄にそれぞれ「装飾7」が停止表示されてリーチ状態が形成され、揺れ変動表示が行われている様子が示されている。CUM準備中表示MTYにおける吹き出しの色は、引き続き赤色で表示されている。
図232(C1)〜同図(C6)は、CUM準備中表示MTYの表示中において、吹き出しの背景色が変化する別の演出パターンを示している。
図232(C1)は、図222(A3)に続く演出であり、予告アイコンYIがストックされている様子が示されている。この予告アイコンYIは、例えば、図180〜図207に示されるいずれの演出例により出現されるものである。
その後、図232(C2)に示すように、箱が閉じた表示態様である態様aの予告アイコンYIが使用され、箱が開いた表示態様である態様dに変化し、箱の中からランクアップを予告する「UP」の予告表示が飛び出すアニメーションが表示される。ここで出現した「UP」の表示は、CUM準備中表示MTYのランクアップを予告する表示である。なお、予告アイコンYIが使用される前、すなわち箱が開く前に、箱が開くことを事前に予告する演出(例えば、箱がカタカタと振動するアニメーション演出等)を行ってもよい。また、このような演出を行った場合、実際に箱は、必ず開いてもよいし、開かない場合があってもよい。
図232(C3)では、使用された予告アイコンYIが消え、「UP」の予告表示が右図柄表示領域208cに表示されている。図232(C4)では、その「UP」の予告表示を用いた昇格アニメが開始される。図232(C4)では、「UP」の予告表示が、右図柄表示領域208cで光の玉EF108に変化した後、CUM準備中表示MTYのサボハニのキャラクタSBHの近傍に表示されている吹き出しにめがけて飛んでいき、吹き出しにぶつかっている様子が示されている。なお、この演出例において、昇格アニメが行われることなくCUM準備中表示MTYがランクアップしてもよいし、昇格アニメが行われてCUM準備中表示MTYがランクアップする場合と、昇格アニメが行われることなくCUM準備中表示MTYがランクアップする場合とがあってもよい。このように、この演出例では、CUM準備中表示MTYの構成要素以外の要素により予告表示を行い、CUM準備中表示MTYのランクアップが行われている様子が示されている。
すると、図232(C5)に示すように、サボハニのキャラクタSBHの近傍に表示されている吹き出しの背景色が白色から赤色に変化し、CUM準備中表示MTYがランクアップしたことが報知される。なお、CUM準備中表示MTYのランクアップ後は、吹き出しの背景色が白色から赤色に変化する場合に限らず、他の色に変化する場合があってもよい。また、昇格アニメが行われたにも拘らず、CUM準備中表示MTYがランクアップしない場合があってもよい。
その後、図232(C6)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、左図柄と右図柄にそれぞれ「装飾7」が停止表示されてリーチ状態が形成され、揺れ変動表示が行われている様子が示されている。CUM準備中表示MTYにおける吹き出しの色は、引き続き赤色で表示されている。
図232(D1)〜同図(D3)は、CUM準備中表示MTYの表示中において、吹き出しの背景色が変化する別の演出パターンを示している。なお、図232(D1)に示す演出は、図222(A3)と同じであるので、説明を省略する。
図232(D2)では、CUM準備中表示MTYが表示開始された後、CUM準備中表示MTYの全体が大きな炎に包まれるエフェクトEF109の表示が行われ、CUM準備中表示MTYがランクアップすることが報知されている。すなわち、この演出例では、CUM準備中表示MTYの構成要素以外の要素により予告表示を行い、CUM準備中表示MTYのランクアップが行われている様子が示されている。
すると、図232(D3)に示すように、サボハニのキャラクタSBHの近傍に表示されている吹き出しの背景色が白色から赤色に変化し、CUM準備中表示MTYがランクアップしたことが報知される。なお、CUM準備中表示MTYのランクアップ後は、吹き出しの背景色が白色から赤色に変化する場合に限らず、他の色に変化する場合があってもよい。また、エフェクトEF109によるCUM準備中表示MTYのランクアップの予告が行われても、CUM準備中表示MTYがランクアップしない場合があってもよい。また、図232(D2´)に示すように、炎のエフェクトEF109の色を変化後のCUM準備中表示MTYの吹き出しの背景色と同じ色(この演出例では、赤色)にしてもよく、これにより、ランクアップ後のCUM準備中表示MTYのランクを予告するようにしてもよい。さらに、図232(D3´)に示すように、ランクアップ後のCUM準備中表示MTYの吹き出しの色が虹色に変化する場合があってもよく、この場合、大当り確定であることが報知される。なお、図231(A3)に示すように、CUM準備中表示MTYの吹き出しの色が最初から虹色で表示されてもよい。
図232(E1)〜同図(E6)は、CUM準備中表示MTYの表示中において、タイマ予告が行われた結果、吹き出しの背景色が変化する演出パターンを示している。なお、図232(E1)に示す演出は、図222(A3)と同じであるので、説明を省略する。
図232(E2)では、タイマ予告演出が開始されており、例えば、タイマ予告表示TM1が表示画面の右端からフレームインし、表示画面の中央右側に表示されている。このタイマ予告表示TM1におけるタイマ表示は「03:00」となっており、タイマ表示のカウントダウンが開始された後、3秒後に或る予告(この演出例では、CUM準備中表示MTYのランクアップ)が行われることが示唆されている。タイマ予告表示TM1では、その後、タイマ表示のカウントダウンが開始される。すなわち、この演出例では、CUM準備中表示MTYの構成要素以外の要素により予告表示を行い、CUM準備中表示MTYのランクアップが行われている様子が示されている。
その後、図232(E3)〜同図(E4)に示すように、タイマ予告表示TM1におけるカウントダウンは、「00:00」となるまで継続して行われる。
タイマ予告表示TM1における表示が「00:00」となり、カウントダウンが完了すると、図232(E5)に示すように、タイマ予告表示TM1では、タイマ表示に替えて予告への注目を促す旨の「注目」の文字が表示される。
すると、図232(E6)に示すように、サボハニのキャラクタSBHの近傍に表示されている吹き出しの背景色が白色から赤色に変化し、CUM準備中表示MTYがランクアップしたことが報知される。なお、CUM準備中表示MTYのランクアップ後は、吹き出しの背景色が白色から赤色に変化する場合に限らず、他の色に変化する場合があってもよい。
図233は、チャンスアップメータ準備中表示の表示態様の変化演出の別のパターンについて説明する図である。
図233(A1)〜同図(A7)は、CUM準備中表示MTYの表示がチャンスアップメータCMTによる演出の先読み予告であり、CUM準備中表示MTYが複数回の図柄変動に跨いで表示される場合においてランクアップする演出パターンを示している。なお、図233(A1)〜同図(A6)に示す演出は、図223(C1)〜同図(C6)に示す演出と同じであるので、説明を省略する。
その後、炎のエフェクトEF101が消去されると、図233(A7)に示すように、CUM準備中表示MTYが再び表示されるが、この演出例では、再表示された結果、CUM準備中表示MTYのサボハニのキャラクタSBHの近傍に表示される吹き出しの背景色が白色から赤色に変化しており、CUM準備中表示MTYがランクアップしている様子が示されている。なお、CUM準備中表示MTYのランクアップ後は、吹き出しの背景色が白色から赤色に変化する場合に限らず、他の色に変化する場合があってもよい。この演出例における吹き出しの背景色は、例えば、白色(デフォルト色)、赤色(期待度大)、虹色(大当り確定)の3種類が用意されており、再表示前と再表示後でいずれも白色で変化しないパターンと、再表示前と再表示後でいずれも赤色で変化しないパターンと、再表示前と再表示後でいずれも虹色で変化しないパターンと、再表示前は白色で再表示後は赤色に変化するパターンと、再表示前は白色で再表示後は虹色に変化するパターンと、再表示前は赤色で再表示後は虹色に変化するパターンと、第1段階では白色で表示され、第1回目の再表示後で赤色に変化し、第2回目の再表示後で虹色に変化するパターンとのいずれかの表示パターンで表示されるように構成されている。また、白色の背景色の吹き出しと赤色の背景色の吹き出しの間の期待度である表示態様の吹き出しや、赤色の背景色の吹き出しと虹色の背景色の吹き出しの間の期待度である表示態様の吹き出しが用意されてもよい。また、吹き出しの背景色が変化する可能性があることを示唆する吹き出しの表示態様(例えば、白点滅の表示態様の吹き出し)があってもよい。このことは、本明細書において記載されたいずれの実施形態においても適用可能である。
図233(B1)〜同図(B8)は、CUM準備中表示MTYの表示がチャンスアップメータCMTによる演出の先読み予告であり、CUM準備中表示MTYが複数回の図柄変動に跨いで表示される場合においてランクアップする別の演出パターンを示している。なお、図233(B1)〜同図(B6)に示す演出は、図223(D1)〜同図(D6)に示す演出と同じであるので、説明を省略する。
図233(B7)では、保留アイコンh11に対応する図柄変動表示が開始した後、サボハニのキャラクタSBHが赤色の炎に包まれるエフェクトEF107の表示が行われ、CUM準備中表示MTYがランクアップすることが報知されている様子が示されている。なお、サボハニのキャラクタSBHが炎に包まれるエフェクトEF107が表示開始されてCUM準備中表示MTYのランクアップ演出が開始されるタイミングは、上述したものに限定されず、適宜のタイミングで開始することができ、例えば、装飾図柄の仮停止表示中であってもよいし、装飾図柄の確定表示中であってもよいし、他のリーチ演出中であってもよい。また、CUM準備中表示MTYがランクアップするタイミングも上述したいずれのタイミングであってもよい。
上述したようにしてCUM準備中表示MTYのランクアップ演出が完了すると、図233(B8)に示すように、サボハニのキャラクタSBHの近傍に表示されている吹き出しの背景色が白色から赤色に変化し、CUM準備中表示MTYがランクアップしたことが報知される。なお、この演出例では、炎のエフェクトEF107の色を、ランクアップ後の吹き出しの背景色に合わせて赤色で表示したが、赤色以外の色で表示してもよい。また、炎のエフェクトEF107の表示色により、ランクアップ後のCUM準備中表示MTYのランクを予告するようにしてもよく、例えば、炎のエフェクトEF107の表示色が虹色である場合には、ランクアップ後のCUM準備中表示MTYの吹き出しの背景色も虹色に変化し、大当りが確定することが報知されるようにしてもよい。すなわち、炎のエフェクトEF107が虹色で表示された場合には、その時点で大当りが確定することが報知されてもよいということもできる。また、エフェクトEF107によるCUM準備中表示MTYのランクアップ演出が行われても、CUM準備中表示MTYがランクアップしない場合があってもよい。
図233(C1)〜同図(C4)は、ランクアップしたCUM準備中表示MTYの別の表示態様を示している。
図233(C1)は、例えば、図222(A2)に続く演出であり、CUM準備中表示MTYが表示開始された様子が示されている。この演出例では、CUM準備中表示MTYの表示態様が、図231(A3)に示すCUM準備中表示MTYの表示態様と異なっており、CUM準備中表示MTYを構成するメータ部分の色が赤色となっており、メータ部分の色が白色の場合よりもチャンスアップ予告が発生しやすくなっており、また、大当り図柄態様が確定表示されやすくなっている。なお、メータ部分の色が赤色の場合には、表示されたチェックポイント(例えば、この演出例では、3つのチェックポイントCP1〜CP3)の全てにおいてチャンスアップ予告が発生してもよいし、3つのチェックポイントのうちの1つまたは2つにおいてのみチャンスアップ予告が発生する場合があってもよい。また、メータ部分の色が赤色となっても、チャンスアップ予告が1度も発生しない場合があってもよい。また、メータ部分の色が赤色である場合には、チャンスアップメータCMTによる演出においてチャンスアップ予告が必ずn回(n=1以上)発生するようにしてもよい。また、メータ部分の色は、赤色や白色以外の色で表示されてもよく、例えば、虹色で表示された場合には、大当りが確定するようにしてもよい。また、この演出例では、メータ部分の色を変化する例を示したが、メータ部分の形状を変化させるようにしてもよい。その後は、図233(C2)〜同図(C4)に示す演出が行われる。なお、図233(C2)〜同図(C4)に示す演出は、CUM準備中表示MTYの表示態様が上述した点で異なっている他は、図231(A4)〜同図(A6)と同じであるので、説明を省略する。なお、この演出例では、図233(C4)に示すように、CUM準備中表示MTYからチャンスアップメータCMTに切り替わると、メータ部分が白色となりデフォルトの表示態様となる。なお、チャンスアップメータCMTに切替表示された後も、メータ部分の色が赤色とされてもよい。
図233(D1)〜同図(D4)は、ランクアップしたCUM準備中表示MTYの別の表示態様を示している。
図233(D1)は、例えば、図222(A2)に続く演出であり、CUM準備中表示MTYが表示開始された様子が示されている。この演出例では、CUM準備中表示MTYの表示態様が、図231(A3)に示すCUM準備中表示MTYの表示態様と異なっており、CUM準備中表示MTYを構成するサボハニのキャラクタSBH自体の色が赤色となっており、サボハニのキャラクタSBHの色がデフォルト色である場合よりもチャンスアップ予告が発生しやすくなっており、また、大当り図柄態様が確定表示されやすくなっている。なお、サボハニのキャラクタSBHの色が赤色の場合には、表示されたチェックポイント(例えば、この演出例では、3つのチェックポイントCP1〜CP3)の全てにおいてチャンスアップ予告が発生してもよいし、3つのチェックポイントのうちの1つまたは2つにおいてのみチャンスアップ予告が発生する場合があってもよい。また、サボハニのキャラクタSBHの色が赤色となっても、チャンスアップ予告が1度も発生しない場合があってもよい。また、サボハニのキャラクタSBHの色が赤色である場合には、チャンスアップメータCMTによる演出においてチャンスアップ予告が必ずn回(n=1以上)発生するようにしてもよい。また、サボハニのキャラクタSBHの色は、赤色やデフォルト色以外の色で表示されてもよく、例えば、虹色で表示された場合には、大当りが確定するようにしてもよい。また、この演出例では、サボハニのキャラクタSBHの色を変化する例を示したが、サボハニのキャラクタSBHの形状を変化させるようにしてもよい。また、サボハニのキャラクタSBHとは別のキャラクタが表示されてもよい。その後は、図233(D2)〜同図(D4)に示す演出が行われる。なお、図233(D2)〜同図(D4)に示す演出は、CUM準備中表示MTYの表示態様が上述した点で異なっている他は、図231(A4)〜同図(A6)と同じであるので、説明を省略する。なお、この演出例では、図233(D4)に示すように、CUM準備中表示MTYからチャンスアップメータCMTに切り替わると、サボハニのキャラクタSBHの色がデフォルト色となりデフォルトの表示態様となる。なお、チャンスアップメータCMTに切替表示された後も、サボハニのキャラクタSBHの色が赤色とされてもよい。
図234は、チャンスアップメータ準備中表示の表示態様の変化演出の別のパターンについて説明する図である。
図234(A1)〜同図(A4)は、CUM準備中表示MTYの別の表示態様を示している。
図234(A1)は、例えば、図222(A2)に続く演出であり、CUM準備中表示MTYが表示開始された様子が示されている。この演出例では、CUM準備中表示MTYの表示態様が、図222(A3)に示すCUM準備中表示MTYの表示態様と異なっており、CUM準備中表示MTYを構成するサボハニのキャラクタSBHが姫のキャラクタHMEに変更されており、ハズレ図柄表示態様が確定表示される場合よりも大当り図柄表示態様が確定表示される場合の方が、サボハニのキャラクタSBHが表示される場合よりも姫のキャラクタHMEに表示されやすくなっている。なお、姫のキャラクタHMEが表示された場合には、表示されたチェックポイント(例えば、この演出例では、3つのチェックポイントCP1〜CP3)の全てにおいてチャンスアップ予告が発生してもよいし、3つのチェックポイントのうちの1つまたは2つにおいてのみチャンスアップ予告が発生する場合があってもよい。また、姫のキャラクタHMEが表示されても、チャンスアップ予告が1度も発生しない場合があってもよい。また、姫のキャラクタHMEが表示された場合には、チャンスアップメータCMTによる演出においてチャンスアップ予告が必ずn回(n=1以上)発生するようにしてもよい。また、姫のキャラクタHMEが表示された場合には、大当りが確定するようにしてもよい。また、この演出例では、サボハニのキャラクタSBHのに替えて姫のキャラクタHMEが表示される例を示したが、姫のキャラクタHMEとは別のキャラクタが表示される場合があってもよい。また、CUM準備中表示MTYにおいて表示されるキャラクタを予め遊技者が選択できるようにしてもよく、例えば、遊技者が、予め姫のキャラクタHMEが登場するように設定した場合には、CUM準備中表示MTYにおいて姫のキャラクタHMEが表示されるようにしてもよく、登場するキャラクタが選択されていない場合には、デフォルトのキャラクタとしてサボハニのキャラクタSBHが表示されるようにしてもよい。その後は、図234(A2)〜同図(A4)に示す演出が行われる。なお、図234(A2)〜同図(A4)に示す演出は、CUM準備中表示MTYの表示態様が上述した点で異なっている他は、図231(A4)〜同図(A6)と同じであるので、説明を省略する。なお、この演出例では、図234(A4)に示すように、CUM準備中表示MTYからチャンスアップメータCMTに切り替わると、姫のキャラクタHMEからサボハニのキャラクタSBHに切り替わっている。なお、チャンスアップメータCMTに切替表示された後も、引き続き姫のキャラクタHMEが表示されていてもよい。
図234(B1)〜同図(B7)は、CUM準備中表示MTYのランクアップ演出の別のパターンを示している。
図234(B1)は、例えば、図222(A2)に続く演出であり、CUM準備中表示MTYが表示開始された様子が示されている。
その後、図234(B2)では、CUM準備中表示MTYを構成するサボハニのキャラクタSBHの近傍に表示される吹き出しの近傍に小さいサイズのボタン画像136asと小さいサイズの残時間表示メータMTsとが表示開始され、演出ボタン136の操作を促している様子が示されている。なお、図234(B2)に示すタイミングでは、操作有効期間は未だ開始されていない。
その後、図234(B3)に示すタイミングで演出ボタン136の操作有効期間が開始され、図234(B4)では、操作有効期間が開始されてからの経過時間に応じて残時間表示メータMTsのゲージが減っている様子が示されている。なお、この小さいサイズのボタン画像136asを含み、複数のボタン画像が表示される場合があってもよく、この場合、演出ボタン136の1回の操作により、表示されているボタン画像の全てに対応する操作が受け付けられてもよいし、いずれか一つのボタン画像に対応する操作のみが受け付けられてもよい。また、先読み予告の実行に係るボタン演出と実行中の図柄変動表示の予告(以下、「当該変動予告」という場合がある)の実行に係るボタン演出とが同時に行われている場合には、演出ボタン136の操作により当該変動予告にかかるボタン演出に対応する演出ボタン136の操作を優先するようにしてもよいし、先読み予告にかかるボタン演出に対応する演出ボタン136の操作を優先するようにしてもよいし、1回の演出ボタン136の操作で、当該変動予告に係るボタン演出に対応する演出ボタン136の操作と先読み予告に係るボタン演出に対応する演出ボタン136の操作の両方が有効とされるようにしてもよい。また、先読み予告に係るボタン演出が複数同時に行われている場合において、演出ボタン136が操作されると、いずれか一つの先読み予告に係るボタン演出に対応する演出ボタン136の操作のみを有効としてもよいし、実行中の複数の先読み予告に係るボタン演出に対応する演出ボタン136の全ての操作を有効としてもよい。また、当該変動予告に係るボタン演出が複数同時に行われている場合において、演出ボタン136が操作されると、いずれか一つの当該変動予告に係るボタン演出に対応する演出ボタン136の操作のみを有効としてもよいし、実行中の複数の当該変動予告に係るボタン演出に対応する演出ボタン136の全ての操作を有効としてもよい。
その後、図234(B5)に示すタイミングで、遊技者により演出ボタン136が押下されると、図234(B6)に示すように、吹き出しが爆発するエフェクトEF110が表示される切替アニメが行われ、CUM準備中表示MTYがランクアップすることが報知されている。すなわち、この演出例では、CUM準備中表示MTYの構成要素とは別のボタン演出によりCUM準備中表示MTYのランクアップの演出が行われている様子が示されている。なお、切替アニメが行われなくてもよい。
その後、爆発のエフェクトEF110が消去されると、図234(B7)に示すように、CUM準備中表示MTYのサボハニのキャラクタSBHの近傍に表示される吹き出しの背景色が白色から赤色に変化しており、CUM準備中表示MTYがランクアップしている様子が示されている。なお、CUM準備中表示MTYのランクアップ後は、吹き出しの背景色が白色から赤色に変化する場合に限らず、他の色に変化する場合があってもよい。なお、この演出例では、操作有効期間において演出ボタン136が操作されることによりCUM準備中表示MTYがランクアップするようにしたが、演出ボタン136が操作されることなく操作有効期間が経過してもCUM準備中表示MTYがランクアップしてもよいし、演出ボタン136が操作されることなく操作有効期間が経過した場合にはCUM準備中表示MTYがランクアップされなくてもよい。また、演出ボタン136が操作されることなく操作有効期間が経過した場合にはCUM準備中表示MTYがランクアップする場合としない場合があってもよい。また、図234(B2)に示すようにボタン演出の表示が行われた場合には、必ずCUM準備中表示MTYがランクアップしてもよい。
図234(C1)〜同図(C6)は、チャンスアップメータCMTによる演出の別のパターンを示している。
図234(C1)は、例えば、図231(A5)に続く演出であり、CUM準備表示MTYからチャンスアップメータCMTに表示が切り替わっている様子が示されている。この演出例では、チャンスアップメータCMTにおいてチェックポイントが4つ配置されている点で図231(A5)に示すチャンスアップメータCMTとは異なっており、第1チェックポイントCP1と第2チェックポイントCP2との間に第4チェックポイントCP4が配置されている。すなわち、第4チェックポイントCP4にカーソルであるサボハニのキャラクタSBHが到達するとチャンスアップ予告が発生する可能性があることが報知されている。なお、CUM準備中表示MTYがランクアップされた表示態様で表示された場合には、図231(A5)に示すデフォルトの表示態様のチャンスアップメータCMTよりも、チェックポイントの数が増加したチャンスアップメータCMTが表示されやすいようにしてもよい。また、CUM準備中表示MTYがランクアップされた表示態様で表示された場合には、図231(A5)に示すデフォルトの表示態様のチャンスアップメータCMTよりも、チェックポイントの数が減少したチャンスアップメータCMTが表示されやすいようにしてもよい。また、CUM準備中表示MTYがランクアップされた表示態様で表示された場合と、CUM準備中表示MTYがデフォルトの表示態様で表示された場合とで、チャンスアップメータCMTにおけるチェックポイントの数が同じである場合があってもよい。また、CUM準備中表示MTYがランクアップされた表示態様で表示された場合には、図231(A5)に示すデフォルトの表示態様のチャンスアップメータCMTよりも、チェックポイントの数が増加したチャンスアップメータCMTが必ず表示されるようにしてもよい。また、CUM準備中表示MTYがランクアップされた表示態様で表示された場合には、図231(A5)に示すデフォルトの表示態様のチャンスアップメータCMTよりも、チェックポイントの数が減少したチャンスアップメータCMTが必ず表示されるようにしてもよい。
図234(C2)では、第1チェックポイントCP1でチャンスアップ予告が発生し、サボハニのキャラクタSBHがメータ上を進んでいる様子が示されている。
その後、図234(C3)に示すように、サボハニのキャラクタSBHが第4チェックポイントCP4に到達すると、殿様が構えている剣の刃先がキラキラと輝いているアニメーションが開始される。すなわち、この演出が第4チェックポイントCP4におけるチャンスアップ予告となっており、ハズレ図柄態様が確定表示される場合よりも大当り図柄態様が確定表示される場合の方がこのチャンスアップ予告が発生しやすくなっている。
すると、図234(C4)に示す装飾図柄表示装置208では、サボハニのキャラクタSBHの近傍に「チャンスアップ 切味のよい剣」の文字が付記された吹き出しが表示され、チャンスアップ予告が行われたことを報知している。なお、剣先が輝くアニメが開始するタイミングとサボハニのキャラクタSBHの吹き出しの表示開始のタイミングとが同じであってもよいし、剣先が輝くアニメが開始した後でサボハニのキャラクタSBHの吹き出しが表示されてもよいし、サボハニのキャラクタSBHの吹き出しの表示が開始された後で剣先が輝くアニメが開始されてもよい。なお、サボハニのキャラクタSBHは、剣先が輝くアニメの実行中は、第4チェックポイントCP4で停止するが、停止しないようにしてもよい。
その後、図234(C5)に示すように、チャンスアップメータCMTにおける第4チェックポイントCP4が赤色でマーキングされるとともに、予告が出現したことにより大当りの信頼度がアップしたことを示す「UP」の文字がその上方に表示され、予告が発生したことの履歴が示される。なお、「UP」の表示は、サボハニのキャラクタSBHによりオーバーラップされており、オーバーラップされていない状態である場合よりも視認困難とされている。また、発生した予告の内容を表示するようにしてもよい。
図234(C6)に示す装飾図柄表示装置208では、サボハニのキャラクタSBHが移動を開始した様子が示されている。このとき、「UP」の表示の一部についてオーバーラップが解消されたので、一部が視認可能とされている。
なお、この演出例において、サボハニのキャラクタSBHやチャンスアップメータCMTの表示態様がいずれもランクアップしていないデフォルトの表示態様とされているが、サボハニのキャラクタSBH及びチャンスアップメータCMTにおけるメータ部分のうちの少なくともいずれか一方がランクアップした表示態様で表示される場合があってもよい。この場合、チャンスアップメータCMTが表示開始した段階でサボハニのキャラクタSBHあるいはメータ部分がランクアップしていてもよいし、チャンスアップメータCMTが表示開始した段階ではサボハニのキャラクタSBHだけがランクアップしていて、チャンスアップメータCMTによる演出が行われている途中でメータ部分がランクアップする場合があってもよい。また、チャンスアップメータCMTが表示開始した段階ではメータ部分だけがランクアップしていて、チャンスアップメータCMTによる演出が行われている途中でサボハニのキャラクタSBHがランクアップする場合があってもよい。また、チャンスアップメータCMTが表示開始した時点でのみランクアップの表示態様で表示される場合があり、チャンスアップメータCMTによる演出が行われている最中では、ランクアップが行われないようにしてもよい。
図235は、チャンスアップメータによる演出中にチャンスアップメータがランクアップする様子を示す図である。ここで、図235(A1)〜同図(A5)に示す演出は、図230(A1)〜同図(A5)に示す演出と同じであるので、説明を省略する。
図235(A6)では、CUM準備中表示MTYからチャンスアップメータCMTに表示が切り替わっている様子が示されている。この演出例では、CUM準備中表示MTYからチャンスアップメータCMTに表示が切り替わるタイミングで、チャンスアップメータCMTのメータ部分がデフォルト色である白色からランクアップした色である赤色で表示されている。すなわち、チャンスアップメータCMTがランクアップしている様子が示されている。これにより、各チェックポイントにおいてチャンスアップ予告が発生しやすく、また、最終的に大当り図柄態様で確定表示されやすくなることが示唆される。その後は、図235(A7)〜同図(A26)に示す演出が行われる。なお、図235(A6)及び図235(A7)におけるチャンスアップメータCMTのメータ部分の表示は、同じ表示態様となっている。また、図235(A7)〜同図(A26)に示す演出は、チャンスアップメータCMTにおけるメータ部分の色が異なる点を除いて、図231(A7)〜同図(A26)と同じであるので、説明を省略する。なお、ハズレ図柄態様が確定表示される場合よりも大当り図柄態様が確定表示される場合の方が、チャンスアップメータCMTの一部又は全部の表示態様がデフォルトの表示態様(例えば、デフォルト色、サボハニのキャラクタSBH等)よりもランクアップした表示態様(例えば、赤色、姫のキャラクタHME等)で表示されやすいように構成されていてもよい。
図236は、ランクアップしたチャンスアップメータの表示態様について説明する図である。
図236(A1)は、例えば、図235(A5)に続く演出であり、CUM準備中表示MTYからチャンスアップメータCMTに切り替わった様子が示されている。この演出例では、チャンスアップメータCMTが表示開始された段階で、サボハニのキャラクタSBH自体の色が赤色となっており、サボハニのキャラクタSBHの色がデフォルト色である場合よりもチャンスアップ予告が発生しやすくなっており、また、大当り図柄態様が確定表示されやすくなっている。すなわち、チャンスアップメータCMTがランクアップしている様子が示されている。なお、サボハニのキャラクタSBHの色が赤色の場合には、表示されたチェックポイント(例えば、この演出例では、3つのチェックポイントCP1〜CP3)の全てにおいてチャンスアップ予告が発生してもよいし、3つのチェックポイントのうちの1つまたは2つにおいてのみチャンスアップ予告が発生する場合があってもよい。また、サボハニのキャラクタSBHの色が赤色となっても、チャンスアップ予告が1度も発生しない場合があってもよい。また、サボハニのキャラクタSBHの色が赤色である場合には、チャンスアップメータCMTによる演出においてチャンスアップ予告が必ずn回(n=1以上)発生するようにしてもよい。また、サボハニのキャラクタSBHの色は、赤色やデフォルト色以外の色で表示されてもよく、例えば、虹色で表示された場合には、大当りが確定するようにしてもよい。また、この演出例では、サボハニのキャラクタSBHの色を変化する例を示したが、サボハニのキャラクタSBHの形状を変化させるようにしてもよい。また、サボハニのキャラクタSBHとは別のキャラクタが表示されてもよい。
図236(B1)は、図235(A5)に続く演出であり、ランクアップしたチャンスアップメータCMTの別の表示態様について示している。図236(B1)では、最終地点GPに配置されているプラカードの背景色がデフォルト色(例えば、白色)から赤色に変化しており、これによってもチャンスアップメータCMTがランクアップしていることを報知することができる。このとき、例えば、プラカードの特定の面(例えば、「V」や「発展」が表示された面)の背景色のみを赤色に変化させ、「×」が表示された面についてはデフォルト色で表示するようにしてもよいし、「×」が表示された面についても背景色を赤色に変化させるようにしてもよい。なお、この演出例では、最終地点GPの表示態様を変化させるようにしたが、開始地点SPの表示態様を変化させてチャンスアップメータCMTがランクアップしたことを報知するようにしてもよい。
図236(C1)は、図235(A5)に続く演出であり、ランクアップしたチャンスアップメータCMTの別の表示態様について示している。図236(C1)では、第2チェックポイントCP2がデフォルトの表示態様(方形状で白色の表示態様)とは異なる表示態様で表示されている様子が示されている。すなわち、チャンスアップメータCMTの一部又は全部の表示態様を異ならせてチャンスアップメータCMTがランクアップしていることを示唆する表示が行われている様子が示されている。この演出例では、第2チェックポイントCP2の表示態様が丸形で赤色の表示態様とされており、例えば、第2チェックポイントCP2に対応するチャンスアップ予告が必ず発生することを報知している。なお、他のチェックポイントの表示態様がランクアップした態様に変化してもよい。また、この演出例では、チェックポイントの形状および色を変化させるようにしたが、形状のみ変化してもよいし色のみが変化してもよい。
図236(D1)〜同図(D2)は、図222(A10)〜同図(A11)に示す演出に対応する演出を示しており、チャンスアップメータCMTによる演出が開始し、この演出例では、サボハニのキャラクタSBHの移動を開始することを報知する「START!!」の吹き出しの背景色が赤色となっている様子が示されており、これにより、チャンスアップメータCMTがランクアップしている様子が示唆されている。この「START!!」の吹き出しは、図236(D2)に示すように、その後消去される。この演出例では、「START!!」の吹き出しが表示されている時間が短いので、遊技者に「START!!」の表示に注目させやすくなる場合がある。なお、この演出例では、「START!!」の吹き出しが表示された後、所定時間が経過すると消去されるようにしたが、吹き出しがランクアップした表示態様である場合には、消去されないで、そのまま表示が維持されるようにしてもよい。また、この演出例では、吹き出しの背景色を変化させるようにしたが、吹き出しの文字の色が変化してもよい。また、吹き出しに表示される文字の内容が変化してもよいし、そのままの文字表記でもよい。
図236(E1)〜同図(E6)は、例えば、図235(A5)に続く別の演出例を示しており、図230(A6)〜同図(A11)に示す演出に対応している。
図236(E1)は、CUM準備中表示MTYからチャンスアップメータCMTに切り替わった様子が示されている。この演出例では、チャンスアップメータCMTを構成するサボハニのキャラクタSBHが姫のキャラクタHMEに変更されており、これにより、チャンスアップメータCMTがランクアップしていることを報知している。なお、姫のキャラクタHMEの近傍には、「START!!」の文字が表示された吹き出しがデフォルトの表示態様で表示されている。ここで、図236(E1)に示すチャンスアップメータCMTが表示される前に表示されていたCUM準備中表示MTYにおいて表示されていたキャラクタはサボハニのキャラクタSBHであってもよいし、姫のキャラクタHMEであってもよいし、その他のキャラクタであってもよい。この演出例では、CUM準備中表示MTYにおいてはサボハニのキャラクタSBHが表示されており、チャンスアップメータCMTに切り替わったときに姫のキャラクタHMEに変更された様子が示されている。その後は、図236(E2)〜同図(E6)に示す演出が行われる。なお、図236(E2)〜同図(E6)に示す演出は、チャンスアップメータCMTにおいて表示されているキャラクタが異なる点を除いて、図230(A7)〜同図(A11)と同じであるので、説明を省略する。
図236(F1)〜同図(F7)は、例えば、図235(A5)に続く別の演出例を示しており、チャンスアップメータCMTによる演出の実行中にチャンスアップメータCMTがランクアップする様子を示している。
図236(F1)は、CUM準備中表示MTYからチャンスアップメータCMTに切り替わった様子が示されている。この演出例では、予告アイコンYIがストックされている様子が示されている。この予告アイコンYIは、例えば、図180〜図207に示されるいずれの演出例により出現されるものである。
図236(F2)は、図235(A10)に対応する演出である。すなわち、図236(F1)〜同図(F2)の期間では、例えば、予告アイコンYIが表示されている点を除いて、図235(A6)〜同図(A10)に示して上述した演出が行われている。その後、図236(F3)では、第1チェックポイントCP1においてチャンスアップ予告が発生した後、演出が進行し、サボハニのキャラクタSBHが第2チェックポイントCP2に向かっている様子が示されている。
その後、図236(F4)に示すように、箱が閉じた表示態様である態様aの予告アイコンYIが使用され、箱が開いた表示態様である態様dに変化し、箱の中からランクアップを予告する「UP」の予告表示が飛び出すアニメーションが表示される。ここで出現した「UP」の表示は、チャンスアップメータCMTのランクアップを予告する表示である。なお、予告アイコンYIが使用される前、すなわち箱が開く前に、箱が開くことを事前に予告する演出(例えば、箱がカタカタと振動するアニメーション演出等)を行ってもよい。また、このような演出を行った場合、実際に箱は、必ず開いてもよいし、開かない場合があってもよい。
図236(F5)では、使用された予告アイコンYIが消え、「UP」の予告表示が右図柄表示領域208cに表示されている。図236(F5)では、その「UP」の予告表示を用いた昇格アニメが開始される。図236(F6)では、「UP」の予告表示が、右図柄表示領域208cで光の玉に変化した後、チャンスアップメータCMTにめがけて飛んでいき、チャンスアップメータCMTにぶつかっている様子が示されている。このとき、チャンスアップメータCMTの少なくとも一部を覆うように爆発のエフェクトEF111が表示される。なお、この演出例において、昇格アニメが行われることなくチャンスアップメータCMTがランクアップしてもよいし、昇格アニメが行われてチャンスアップメータがランクアップする場合と、昇格アニメが行われることなくチャンスアップメータCMTがランクアップする場合とがあってもよい。このように、この演出例では、チャンスアップメータCMTの構成要素以外の要素により予告表示を行い、チャンスアップメータCMTのランクアップが行われている様子が示されている。
すると、図236(F7)に示すように、チャンスアップメータCMTのメータ部分の色が白色から赤色に変化し、チャンスアップメータCMTがランクアップしたことが報知される。なお、チャンスアップメータCMTのランクアップ後は、メータ部分が白色から赤色に変化する場合に限らず、他の色に変化する場合があってもよい。また、昇格アニメが行われたにも拘らず、チャンスアップメータCMTがランクアップしない場合があってもよい。
図236(G1)〜同図(G7)は、例えば、図235(A5)に続く別の演出例を示しており、タイマ予告によりチャンスアップメータCMTがランクアップする様子を示している。
図236(G1)は、CUM準備中表示MTYからチャンスアップメータCMTに切り替わった様子が示されている。チャンスアップメータCMTは、デフォルトの表示態様とされている。
図236(G2)は、図235(A10)に対応する演出である。すなわち、図236(G1)〜同図(G2)の期間では、例えば、図235(A6)〜同図(A10)に示して上述した演出が行われている。その後、図236(G3)では、第1チェックポイントCP1においてチャンスアップ予告が発生した後、演出が進行し、サボハニのキャラクタSBHが第2チェックポイントCP2に向かっている様子が示されている。また、この演出例では、タイマ予告演出が開始されており、例えば、タイマ予告表示TM1が表示画面の右端からフレームインし、表示画面の中央右側に表示されている。このタイマ予告表示TM1におけるタイマ表示は「03:00」となっており、タイマ表示のカウントダウンが開始された後、3秒後に或る予告(この演出例では、チャンスアップメータCMTのランクアップ)が行われることが示唆されている。タイマ予告表示TM1では、その後、タイマ表示のカウントダウンが開始される。すなわち、この演出例では、チャンスアップメータCMTの構成要素以外の要素により予告表示を行い、チャンスアップメータCMTのランクアップが行われている様子が示されている。なお、タイマ表示のカウントダウンは、タイマ予告表示TM1が表示されてから開始されてもよいし、タイマ予告表示TM1が出現するアニメーションの実行中に開始されてもよい。
その後、図236(G4)〜同図(G5)に示すように、タイマ予告表示TM1におけるカウントダウンは、「00:00」となるまで継続して行われる。
タイマ予告表示TM1における表示が「00:00」となり、カウントダウンが完了すると、図236(G6)に示すように、タイマ予告表示TM1では、タイマ表示に替えて予告への注目を促す旨の「注目」の文字が表示される。なお、この演出では、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示が「00:00」となった後、「注目」の文字を表示した後で、チャンスアップメータCMTのランクアップを行うが、「注目」の文字を表示することなく、タイマ予告表示TM1におけるタイマ表示が「00:00」となると、チャンスアップメータCMTのランクアップが行われてもよい。また、「注目」の文字が表示されてからチャンスアップメータCMTのランクアップが行われる場合と、「注目」の文字が表示されることなくチャンスアップメータCMTのランクアップが行われる場合があってよい。
すると、図236(G7)に示すように、チャンスアップメータCMTのメータ部分の色がデフォルト色である白色から赤色に変化し、チャンスアップメータCMTがランクアップしたことが報知される。なお、チャンスアップメータCMTのランクアップ後は、メータ部分の色が白色から赤色に変化する場合に限らず、他の色に変化する場合があってもよい。
図237は、チャンスアップメータのランクアップの別のパターンについて説明する図である。
図237(A1)〜同図(A7)は、例えば、図235(A5)に続く別の演出例を示しており、チャンスアップメータCMTによる演出の実行中にチャンスアップメータCMTがランクアップする様子を示している。
図237(A1)は、CUM準備中表示MTYからチャンスアップメータCMTに切り替わった様子が示されている。このとき、チャンスアップメータCMTは、デフォルトの表示態様とされている。
図237(A2)は、図235(A10)に対応する演出である。すなわち、図237(A1)〜同図(A2)の期間では、例えば、図235(A6)〜同図(A10)に示して上述した演出が行われている。その後、図237(A3)では、第1チェックポイントCP1においてチャンスアップ予告が発生した後、演出が進行し、サボハニのキャラクタSBHが第2チェックポイントCP2に向かっている様子が示されている。
その後、図237(A4)では、サボハニのキャラクタSBHがメータ上で立ち止まり、ランクアップアニメが開始される様子が示されている。ランクアップアニメが開始されると、図237(A5)に示すように、サボハニのキャラクタSBHの全体を覆うように、スモークのエフェクトEF112が表示される。
すると、図237(A6)に示すように、チャンスアップメータCMTを構成するサボハニのキャラクタSBH自体の色がデフォルト色から赤色に変化し、チャンスアップ予告が発生しやすくなっており、また、大当り図柄態様が確定表示されやすくなっていることが示唆される。なお、サボハニのキャラクタSBHの色が赤色の場合には、表示されたチェックポイント(例えば、この演出例では、3つのチェックポイントCP1〜CP3)の全てにおいてチャンスアップ予告が発生してもよいし、3つのチェックポイントのうちの1つまたは2つにおいてのみチャンスアップ予告が発生する場合があってもよい。また、サボハニのキャラクタSBHの色が赤色となっても、チャンスアップ予告が1度も発生しない場合があってもよい。また、サボハニのキャラクタSBHの色が赤色である場合には、チャンスアップメータCMTによる演出においてチャンスアップ予告が必ずn回(n=1以上)発生するようにしてもよい。また、サボハニのキャラクタSBHの色は、赤色やデフォルト色以外の色で表示されてもよく、例えば、虹色で表示された場合には、大当りが確定するようにしてもよい。また、この演出例では、サボハニのキャラクタSBHの色を変化する例を示したが、サボハニのキャラクタSBHの形状を変化させるようにしてもよい。また、サボハニのキャラクタSBHとは別のキャラクタが表示されてもよい。その後は、図237(A7)に示すように、サボハニのキャラクタSBHがメータ上の進行を再開し、第2チェックポイントCP2に向かう。なお、この演出例において、ランクアップアニメが行われたにも拘らず、サボハニのキャラクタSBHの表示態様が変化しない場合があってもよい。
図237(B1)〜同図(B8)は、例えば、図231(A5)に続く別の演出例を示しており、チャンスアップメータCMTによる演出の実行中にチャンスアップメータCMTがランクアップする様子を示している。なお、図237(B1)〜同図(B2)に示す演出は、図237(A1)〜同図(A2)に示す演出と同じであるので、説明を省略する。
図237(B3)は、チャンスアップメータCMTのメータ上を進行するサボハニのキャラクタSBHの近傍に「次のポイント チャンスアップ演出高確率」の文字が付された吹き出しが表示されている様子を示している。この吹き出しの表示により、サボハニのキャラクタSBHが次に到達する第2チェックポイントCP2において、チャンスアップ予告が発生しやすいことを報知している。なお、例えば、図237(B3)に示す吹き出しに替えて、図237(B3´)に示すように、「次のポイント チャンスアップ演出発生!!」の文字が付された吹き出しが表示される場合があってもよく、これにより、第2チェックポイントCP2において必ずチャンスアップ予告が発生することを報知するようにしてもよい。また、図237(B3´´)に示すように、「次のポイント チャンスアップ演出発生か」の文字が付された吹き出しが表示される場合があってもよく、この場合は、第2チェックポイントCP2において、チャンスアップ予告が発生する場合もあるが、発生しない場合もあることを示唆することができる。図237(B3´´)に示す吹き出しが表示された場合は、例えば、図237(B3)に示す吹き出しが表示された場合よりも第2チェックポイントCP2でチャンスアップ予告が発生し難いようにしてもよい。また、吹き出しに「高確率中」のみ表示することにより、特定のチェックポイントに拘らず、いずれのチェックポイントにおいてもチャンスアップ予告が発生しやすいことを示唆するようにしてもよい。なお、図237(B3)の「次のポイント チャンスアップ演出高確率」の文字が付された吹き出しのみが表示されてもよく、図237(B3´)の「次のポイント チャンスアップ演出発生!!」の文字が付された吹き出しのみが表示されてもよい。また、図237(B3)の「次のポイント チャンスアップ演出高確率」の文字が付された吹き出し及び/又は図237(B3´)の「次のポイント チャンスアップ演出発生!!」の文字が付された吹き出しが表示される場合と、図237(B3´´)の文字が付された吹き出しが表示される場合があってもよい。
すると、図237(B4)に示すように、第2チェックポイントCP2の表示態様がデフォルトの表示態様からチャンスアップの表示態様(丸形で赤色の表示態様)に変化する。すなわち、チャンスアップメータCMTの一部又は全部の表示態様を異ならせてチャンスアップメータCMTがランクアップしていることを示唆する表示が行われている様子が示されている。なお、表示態様が変化してランクアップしたチェックポイントにおいてチャンスアップ予告が必ず発生してもよい。その後、図237(B5)〜同図(B8)に示す演出が行われる。なお、図237(B5)〜同図(B8)の期間において行われる演出は、チャンスアップメータCMTの第2チェックポイントCP2の表示態様が異なっている点以外は、図231(A12)〜同図(A17)に示して上述した演出と同じであるので、説明を省略する。
図237(C1)〜同図(C6)は、例えば、図230(A24)に続く別の演出例を示しており、復活演出が行われている様子を示している。
図237(C1)は、スーパーリーチが行われた結果、殿様が剣豪に倒され、左図柄、中図柄、右図柄の装飾図柄総てが再び通常の濃さで表示された様子が示されている。
その後、図237(C2)では、最終地点GPにいるサボハニのキャラクタSBHが何かに気づく様子が示されている。すなわち、サボハニのキャラクタSBHにより復活演出が発生することを予告している。
すると、図237(C3)に示すように、姫のキャラクタとともに「頑張って!!」の文字が付された復活カットインPCIが表示され、その後、図237(C4)に示すように、大きく表示された殿様のキャラクタYMNが刀を持って出現する。このとき、殿様のキャラクタYMNは、チャンスアップメータCMTの一部の前面側に重なるように表示されており、一部が視認困難とされている。なお、殿様のキャラクタYMNの一部がチャンスアップメータCMTによってオーバーラップされ、殿様のキャラクタYMNの一部が視認困難とされてもよい。また、殿様のキャラクタYMNがチャンスアップメータCMTに重ならない位置に表示されるようにしてもよいし、殿様のキャラクタYMNとチャンスアップメータCMTとが重なる場合と重ならない場合とがあってもよい。また、殿様のキャラクタYMNが出現すると、殿様のキャラクタYMNとチャンスアップメータCMNとが必ず重なるようにしてもよい。なお、この演出例では、サボハニのキャラクタSBHにより復活演出が発生することを予告された後に復活カットインPCIが表示されているが、サボハニのキャラクタSBHによって復活演出が発生することが予告されずに復活カットインPCIが表示されてもよいし、サボハニのキャラクタSBHにより復活演出が発生することを予告してから復活演出が発生する場合と、サボハニのキャラクタSBHによる復活演出が発生することを予告せずに復活演出が発生する場合があってもよい。
その後、図237(C5)に示すように、殿様のキャラクタYMNは、表示画面の左上隅部から右下隅部にかけて刀を切り付け、停止表示している中図柄としての「装飾6」を切断する演出が行われる。
すると、図237(C6)に示すように、中図柄が「装飾6」から「装飾7」に変更され、「装飾7−装飾7−装飾7」の大当りの装飾図柄の組み合わせが導出され、大当りとなったことが報知される。このとき、チャンスアップメータCMTの最終地点GPにおけるプラカードは、「×」の表示から「V」の表示に変更され、この表示においても大当りとなったことが報知されている。
この演出例では、例えば、ハズレの装飾図柄の組み合わせが導出されたときにチャンスアップメータCMTが消去されずに表示が維持されると、復活演出が行われる様子が示されている。なお、この場合において、復活演出が行われない場合があってもよい。
図238は、ランクアップしたチャンスアップメータ準備中表示MTYがチャンスアップメータCMTに切り替わっても引き続きランクアップされた表示態様で表示されている様子を示す図である。
図238(A1)〜同図(A5)は、図235(A3)に続く演出であり、CUM準備中表示MTYを構成するメータ部分の色が赤色となっている状態でチャンスアップメータCMTに切り替わった場合に、チャンスアップメータCMTのメータ部分が引き続き赤色となっている様子を示している。なお、図238(A1)〜同図(A3)に示す演出は、図233(C1)〜同図(C3)に示す演出と同じであるので、説明を省略する。
図238(A4)では、CUM準備中表示MTYからチャンスアップメータCMTに表示が切り替わっている様子が示されている。この演出例では、CUM準備中表示MTYからチャンスアップメータCMTに表示が切り替わってもチャンスアップメータCMTのゲージ部分は引き続き赤色となっている。すなわち、CUM準備中表示MTYがチャンスアップした場合には、チャンスアップメータCMTに表示が切り替わってもチャンスアップの状態が引き継がれる様子が示されている。その後は、図238(A5)に示す演出が行われる。なお、図238(A5)に示す演出は、図235(A7)と同じであるので、説明を省略する。
図238(B1)〜同図(B5)は、図235(A3)に続く演出であり、CUM準備中表示MTYを構成するサボハニのキャラクタSBHの色が赤色となっている状態でチャンスアップメータCMTに切り替わった場合に、チャンスアップメータCMTのサボハニのキャラクタSBHが引き続き赤色となっている様子を示している。なお、図238(B1)〜同図(B3)に示す演出は、図233(D1)〜同図(D3)に示す演出と同じであるので、説明を省略する。
図238(B4)では、CUM準備中表示MTYからチャンスアップメータCMTに表示が切り替わっている様子が示されている。この演出例では、CUM準備中表示MTYからチャンスアップメータCMTに表示が切り替わってもチャンスアップメータCMTのサボハニのキャラクタSBHは引き続き赤色となっている。その後は、図238(B5)に示すように、サボハニのキャラクタSBHが赤色の表示態様の状態で開始地点SPからの移動を開始する。
図238(C1)〜同図(C5)は、図235(A3)に続く演出であり、CUM準備中表示MTYを構成するサボハニのキャラクタSBHに替えて姫のキャラクタHMEが表示されている状態でチャンスアップメータCMTに切り替わった場合に、チャンスアップメータCMTを構成するキャラクタも姫のキャラクタHMEとなっている様子を示している。なお、図238(C1)〜同図(C3)に示す演出は、図234(A1)〜同図(A3)に示す演出と同じであるので、説明を省略する。
図238(C4)では、CUM準備中表示MTYからチャンスアップメータCMTに表示が切り替わっている様子が示されている。この演出例では、CUM準備中表示MTYからチャンスアップメータCMTに表示が切り替わっても表示されるキャラクタは引き続き姫のキャラクタHMEとなっている。その後は、図238(C5)に示すように、チャンスアップメータCMTを構成するキャラクタが姫のキャラクタHMEのまま、開始地点SPからの移動を開始する。
なお、図238に示す演出例は、本明細書に示すCUM準備中表示MTY及びチャンスアップメータCMTの演出例のいずれにも適用可能であることはいうまでもない。
また、本実施形態では、CUM準備中表示MTYがランクアップした場合の方が、ランクアップしていない場合よりも、チャンスアップメータCMTがランクアップしやすいように構成されている。また、CUM準備中表示MTYがランクアップしない場合は、ランクアップした場合よりも、チャンスアップメータCMTがデフォルトの表示態様で表示されやすいように構成されている。なお、最終的に大当り図柄態様が確定表示される場合の方が、最終的にハズレ図柄態様が確定表示される場合よりもCUM準備中表示MTY及び/又はチャンスアップメータCMTがランクアップしやすいように構成されてもよい。例えば、(1)CUM準備中表示MTYがデフォルトの表示態様であり、チャンスアップメータCMTがデフォルトの表示態様であるパターン、(2)CUM準備中表示MTYがデフォルトの表示態様であり、チャンスアップメータCMTがランクアップした表示態様であるパターン、(3)CUM準備中表示MTYがランクアップした表示態様であり、チャンスアップメータCMTがデフォルトの表示態様であるパターン、(4)CUM準備中表示MTYがランクアップした表示態様であり、チャンスアップメータCMTがランクアップした表示態様であるパターンが用意されている場合において、(1)のパターンで表示される場合よりも(2)のパターンで表示される場合の方が大当り図柄態様で確定表示されやすく、(3)のパターンで表示される場合よりも(4)のパターンで表示される場合の方が大当り図柄態様で確定表示されやすくてもよい。また、(2)のパターンで表示される場合よりも(3)のパターンで表示される場合の方が大当り図柄態様で確定表示されやすくてもよいし、(3)のパターンで表示される場合よりも(2)のパターンで表示される場合の方が大当り図柄態様で確定表示されやすくてもよい。また、(2)のパターンで表示される場合よりも(1)のパターンで表示される場合の方がハズレ図柄態様で確定表示されやすく、(4)のパターンで表示される場合よりも(3)のパターンで表示される場合の方がハズレ図柄態様で確定表示されやすくてもよい。また、(2)のパターンで表示される場合よりも(3)のパターンで表示される場合の方がハズレ図柄態様で確定表示されやすくてもよいし、(3)のパターンで表示される場合よりも(2)のパターンで表示される場合の方がハズレ図柄態様で確定表示されやすくてもよい。
図239は、チャンスアップメータ準備中表示が表示されることを予告する演出例を示す図である。
図239(A1)〜同図(A8)は、会話予告によりCUM準備中表示MTYの表示を予告している様子を示している。なお、図239(A1)は、図222(A1)に示す演出と同じであるので、説明を省略する。
図239(A2)では、会話予告が開始している様子が示されている。会話予告が開始されると、殿様のキャラクタとともに「チャンス」という文字表示が表示された殿様の会話画像CI1が表示される。この、殿様の会話画像CI1の表示は、会話予告の第1段階となっている。また、この殿様の会話画像CI1は、第1装飾図柄にオーバーラップしており、第1装飾図柄にオーバーラップしていない状態である場合よりも、第1装飾図柄が視認困難とされている。
その後、図239(A3)では、会話予告が更新されている。具体的には、殿様の会話画像CI1が縮小表示されて第2装飾図柄の表示位置の下方に表示され、爺のキャラクタとともに操作促進報知画像が表示された爺の会話画像CI2が表示される。操作促進報知画像は、演出ボタン136を操作有効期間内に押下することを促す画像であり、演出ボタン136を模したボタン画像136aと、上記操作有効期間の残時間を表す残時間表示メータMTとによって構成されている。なお、図239(A3)に示すタイミングでは、操作有効期間は開始されておらず、演出ボタン136が操作されてもこれに応じた表示は行われない。第1装飾図柄は、爺の会話画像CI2によって隠されてしまっているが、遊技者は、第4図柄表示装置284や第2装飾図柄等によって特図が変動中であることを認識することができる場合がある。なお、装飾図柄が隠されないように、装飾図柄の表示位置を爺の会話画像CI2や殿様の会話画像CI1とは重ならない位置に移動させるようにしてもよい。また、図239(A3)に示すように、殿様の会話画像CI1は、爺の会話画像CI2によって少なくとも一部がオーバーラップされており、オーバーラップされていない状態である場合よりも、殿様の会話画像CI1の表示態様が視認困難とされている。この演出例では、会話予告が行われた場合の方が、会話予告が行われない場合よりも、CUM準備中表示MTYは表示されやすくなっている。また、会話予告が更新される際に殿様の会話画像CI1が縮小表示されなくてもよく(例えば、図239(A2)と同じ大きさの表示が表示されたまま)、殿様の会話画像CI1が消去されてもよい。また、後から表示された会話画像が先に表示された会話画像と異なる大きさ(大きい又は小さい)であってもよく、表示されると大当りへの期待度が高い会話予告Aが、この会話予告Aよりも大当りへの期待度が低い会話予告Bと異なる大きさ(大きい又は小さい)であってもよい。演出ボタン136の操作有効期間は、その後開始される。
図239(A4)に示す残時間表示メータMTは、上記操作有効期間が開始して所定時間が経過したときの表示態様で示されており、その後、図239(A5)に示すタイミングで、遊技者が、演出ボタン136を押下されると、図239(A6)に示すように、爺の会話画像CI2では、操作促進報知画像に替えて「スタンバイ!!」の文字が表示される場合がある。これにより、CUM準備中表示MTYが表示されることが予告される。なお、「スタンバイ!!」といった予告の文字表示は、演出ボタン136が操作されたことを条件に表示されるものであってもよいし、演出ボタン136が操作されることなく操作有効期間が経過した場合には、爺の会話画像CI2による「スタンバイ!!」の文字が表示されないようにしてもよく、この場合、CUM準備中表示MTYも表示されないようにしてもよく、CUM準備中表示MTYも表示されてもよい。また、演出ボタン136が操作されることなく操作有効期間が経過しても「スタンバイ!!」の文字が表示され、さらに、CUM準備中表示MTYも表示されるようにしてもよい。また、演出ボタン136が操作された場合に、「スタンバイ!!」以外の文字表示や予告が行われる場合があってもよい。なお、爺の会話画像CI2によって「スタンバイ!!」の文字が表示される場合のみ、演出ボタン136が操作されることなく操作有効期間が経過しても「スタンバイ!!」の文字が表示され、爺の会話画像CI2によって「スタンバイ!!」以外の文字表示や予告が行われる場合は操作有効期間内に演出ボタン136の操作があった場合のみ表示されてもよい。また、爺の会話画像CI2にお文字表示や予告によらず、演出ボタン136の操作があった場合にのみ爺の会話画像CI2の文字表示や予告が表示されるように構成されていてもよいし、演出ボタン136が操作されることなく操作有効期間が経過しても爺の会話画像CI2の文字表示や予告が表示されるように構成されていてもよい。このことは、本明細書に記載されたいずれの会話予告についても適用可能である。
その後、図239(A7)に示すように、殿様の会話画像CI1及び爺の会話画像CI2が消去されて会話予告が終了し、第1装飾図柄が視認容易とされ、また、炎のエフェクトEF101が保留アイコン表示領域HISの全体を覆うように表示される。その後、図239(A8)に示すように、CUM準備中表示MTYが表示される。なお、図239(A7)〜同図(A8)に示す演出は、図222(A2)〜同図(A3)に示す演出を同じであるので、詳細な説明については省略する。
図239(B1)〜同図(B5)は、予告アイコンYIによる演出表示によりCUM準備中表示MTYの表示を予告している様子を示している。
図239(B1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、中央領域で第1装飾図柄が高速変動を行っている。また、左上では第2装飾図柄が変動表示を行っている。また、図239(B1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lには、演出表示領域208dに、保留枠UIが表示されている。この保留枠UIは、保留アイコン表示領域HIS、変動アイコン表示領域CIS、演出アイコン表示領域DISを有する。変動アイコン表示領域CISは中央に設けられ、変動アイコン表示領域CISには、台座hs0が配置されている。保留アイコン表示領域HISは、変動アイコン表示領域CISの左側に設けられ、左ベースアイコンbIlの上に4つのステージ(第1ステージhs1〜第4ステージhs4)が配置されている。演出アイコン表示領域DISは、変動アイコン表示領域CISの右側に設けられ、演出アイコン表示領域DISには、右ベースアイコンbIrが配置されている。さらに、図239(B1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、特図1の保留アイコンが第1ステージhs1に表示されている。すなわち、第1保留アイコンh11が表示されている。特図1の保留アイコンh11の表示態様は、図179(a)のNo.1に記したデフォルトの表示態様である。第1装飾図柄表示装置208Lの右上には、特図1及び特図2の第2保留数表示(ここでは「1」と「0」)が表示されている。また、変動アイコン表示領域CISの台座hs0の上には、変動アイコンh0が表示されている。変動アイコンh0の表示態様も、図179(a)のNo.1に記したデフォルトの表示態様である。また、この演出例では、例えば、図180〜図207に示して上述した要領で予告アイコンYIが出現し、表示画面の右上隅部に表示されている。
その後、図239(B2)に示すように、箱が閉じた表示態様である態様aの予告アイコンYIが使用され、箱が開いた表示態様である態様dに変化し、箱の中からサボハニの予告表示SHが飛び出すアニメーションが表示される。ここで出現したサボハニの予告表示SHは、CUM準備中表示MTYが表示されることを予告する表示である。なお、予告アイコンYIが使用される前、すなわち箱が開く前に、箱が開くことを事前に予告する演出(例えば、箱がカタカタと振動するアニメーション演出等)を行ってもよい。また、このような演出を行った場合、実際に箱は、必ず開いてもよいし、開かない場合があってもよい。
図239(B3)では、使用された予告アイコンYIが消え、サボハニの予告表示SHが右図柄表示領域208cに表示されている。
すると、図239(B4)に示すように、サボハニの予告表示SHが使用され、サボハニの予告表示SHが消去されるとともに、炎のエフェクトEF101が保留アイコン表示領域HISの全体を覆うように表示される。その後、図239(B5)に示すように、CUM準備中表示MTYが表示される。なお、図239(B4)〜同図(B5)に示す演出は、図222(A2)〜同図(A3)に示す演出を同じであるので、詳細な説明については省略する。
図239(C1)〜同図(C4)は、ナビキャラクタによる予告演出によりCUM準備中表示MTYの表示を予告している様子を示している。
図239(C1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、中央領域で第1装飾図柄が高速変動を行っている。また、左上では第2装飾図柄が変動表示を行っている。また、図239(C1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lには、演出表示領域208dに、保留枠UIが表示されている。この保留枠UIは、保留アイコン表示領域HIS、変動アイコン表示領域CIS、演出アイコン表示領域DISを有する。変動アイコン表示領域CISは中央に設けられ、変動アイコン表示領域CISには、台座hs0が配置されている。保留アイコン表示領域HISは、変動アイコン表示領域CISの左側に設けられ、左ベースアイコンbIlの上に4つのステージ(第1ステージhs1〜第4ステージhs4)が配置されている。演出アイコン表示領域DISは、変動アイコン表示領域CISの右側に設けられ、演出アイコン表示領域DISには、右ベースアイコンbIrが配置されている。さらに、図239(C1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、特図1の保留アイコンが第1ステージhs1に表示されている。すなわち、第1保留アイコンh11が表示されている。特図1の保留アイコンh11の表示態様は、図179(a)のNo.1に記したデフォルトの表示態様である。第1装飾図柄表示装置208Lの右上には、特図1及び特図2の第2保留数表示(ここでは「1」と「0」)が表示されている。また、変動アイコン表示領域CISの台座hs0の上には、変動アイコンh0が表示されている。変動アイコンh0の表示態様も、図179(a)のNo.1に記したデフォルトの表示態様である。また、この演出例では、演出アイコン表示領域DISにおいて殿様のキャラクタによるナビキャラクタYMが表示されている。このナビキャラクタYMは、遊技の進行に応じて様々な演出や予告を行うものである。
図239(C2)では、ナビキャラクタYMによるナビキャラ予告が行われている様子が示されていれる。具体的には、ナビキャラ予告が開始すると、ナビキャラクタYMの近傍に「スタンバイ!!」の文字が表示された吹き出しが表示され、CUM準備中表示MTYが表示されることを予告している。
すると、図239(C3)に示すように、ナビキャラクタYMが消去され、炎のエフェクトEF101が保留アイコン表示領域HISの全体を覆うように表示される。なお、ナビキャラクタYMが消去されなくてもよい。その後、図239(C4)に示すように、CUM準備中表示MTYが表示される。なお、図239(C3)〜同図(C4)に示す演出は、図222(A2)〜同図(A3)に示す演出を同じであるので、詳細な説明については省略する。
図239(D1)〜同図(D7)は、ミニゲームに成功した結果が表示されることによりCUM準備中表示MTYの表示を予告している様子を示している。
図239(D1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、中央領域で第1装飾図柄が高速変動を行っている。また、左上では第2装飾図柄が変動表示を行っている。また、図239(D1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lには、演出表示領域208dに、保留枠UIが表示されている。この保留枠UIは、保留アイコン表示領域HIS、変動アイコン表示領域CIS、演出アイコン表示領域DISを有する。変動アイコン表示領域CISは中央に設けられ、変動アイコン表示領域CISには、台座hs0が配置されている。保留アイコン表示領域HISは、変動アイコン表示領域CISの左側に設けられ、左ベースアイコンbIlの上に4つのステージ(第1ステージhs1〜第4ステージhs4)が配置されている。演出アイコン表示領域DISは、変動アイコン表示領域CISの右側に設けられ、演出アイコン表示領域DISには、右ベースアイコンbIrが配置されている。さらに、図239(D1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、特図1の保留アイコンが第1ステージhs1に表示されている。すなわち、第1保留アイコンh11が表示されている。特図1の保留アイコンh11の表示態様は、図179(a)のNo.1に記したデフォルトの表示態様である。第1装飾図柄表示装置208Lの右上には、特図1及び特図2の第2保留数表示(ここでは「1」と「0」)が表示されている。また、変動アイコン表示領域CISの台座hs0の上には、変動アイコンh0が表示されている。変動アイコンh0の表示態様も、図179(a)のNo.1に記したデフォルトの表示態様である。また、この演出例では、演出アイコン表示領域DISにおいてミニゲームが開始されている様子が示されている。具体的には、図239(D1)に示すように、演出アイコン表示領域DISに、方形状のミニゲーム表示領域MGDが形成され、このミニゲーム表示領域MGDでは、ミニゲームのタイトルである「じゃんけん対決」の文字と、殿様のキャラクタと剣豪のキャラクタとが対峙している様子が表示されている。すなわち、ミニゲーム表示領域MGDにおいて、じゃんけん対決のミニゲームが開始されている様子が示されている。
その後、図239(D2)では、「じゃ〜んけん」の文字が表示され、ミニゲームの結果が導出されることが報知されている。
図239(D3)では、「ぽん」の文字が表示されるとともに、殿様のキャラクタと剣豪のキャラクタがそれぞれじゃんけんのポーズをとっている様子が示されている。具体的には、殿様のキャラクタは「チョキ」を出しており、剣豪のキャラクタは「パー」を出している。したがって、殿様のキャラクタが剣豪のキャラクタに勝利した結果が導出されている。すると、図239(D4)に示すように、ミニゲーム表示領域MGDでは、殿様のキャラクタが勝利したことを示す「吉宗勝利」の文字が表示され、その後、図239(D5)に示すように、剣豪のキャラクタが消去されるとともに、殿様のキャラクタの近傍に「スタンバイ!」の文字が付された吹き出しが表示され、CUM準備中表示MTYが表示されることを予告している。
その後、図239(D6)に示すように、炎のエフェクトEF101が保留アイコン表示領域HISの全体を覆うように表示される。なお、このとき、ミニゲーム表示領域MGDは表示された状態となっているが、炎のエフェクトEF101が表示開始される前に消去されてもよいし、炎のエフェクトEF101が表示開始されるタイミングで消去されてもよいし、炎のエフェクトEF101が表示開始された後で消去されてもよい。また、ミニゲーム表示領域MGDは、CUM準備中表示MTYが表示されるまで表示されてもよい。その後、図239(D7)に示すように、CUM準備中表示MTYが表示される。なお、図239(D7)に示す演出は、図222(A3)に示す演出と同じであるので、詳細な説明については省略する。
図239(E1)〜同図(E3)は、ミニゲームに失敗した結果が表示される様子を示している。ここで、図239(E1)は、図239(D2)に続く演出である。
図239(E1)では、「ぽん」の文字が表示されるとともに、殿様のキャラクタと剣豪のキャラクタがそれぞれじゃんけんのポーズをとっている様子が示されている。この演出例では、殿様のキャラクタは「チョキ」を出しており、剣豪のキャラクタは「グー」を出している。したがって、殿様のキャラクタが剣豪のキャラクタに敗北した結果が導出されている。すると、図239(E2)に示すように、ミニゲーム表示領域MGDでは、殿様のキャラクタが敗北したことを示す「吉宗敗北」の文字が表示され、その後、図239(E3)に示すように、ミニゲーム表示領域MGDが消去され、CUM準備中表示MTYは表示されない。なお、ここで、炎のエフェクトEF101が表示されるが、CUM準備中表示MTYが表示されないアニメーションを行ってもよい。また、殿様のキャラクタが敗北したにも拘らず、炎のエフェクトEF101が表示され、その後CUM準備中表示MTYが表示される場合があってもよい。
本実施形態では、CUM準備中表示MTYの出現を予告するこれらの予告演出が行われることで、CUM準備中表示MTYの出現の予告が行われない場合よりも最終的に大当り図柄態様が確定表示されやすいことを示唆している。
図240は、チャンスアップメータ準備中表示が表示されることを予告する他の演出例を示す図である。
図240(A1)〜同図(A6)は、保留変化アニメの一例が行われている様子を示している。ここで、図240(A1)は、図222(A1)に示す演出と同じであるので、説明を省略する。
図240(A2)では、図179(b)に示すNo.4の「爆撃機」のアイコンIHIが画面右端に登場し、保留変化アニメが開始される。すなわち、ここで表示された「爆撃機」のアイコンIHIが保留変化予告の表示に相当する。保留変化アニメでは、「爆撃機」のアイコンIHIが右から左に向かって飛行する間に、保留アイコンめがけて銃弾を発射(爆撃)する。なお、「爆撃機」のアイコンIHIは、目標となる保留アイコンの手前で一時停止する場合もある。また、この一時停止は、対象となるアイコンを偽装するガセの一時停止である場合もある。また、この演出例では、「爆撃機」のアイコンIHIに「SP」の文字が付されており、保留アイコンの表示態様が変化した場合に変化後の保留アイコンの表示態様がスーパーリーチの先読み予告を示す表示態様となることが示唆されている。なお、「爆撃機」のアイコンIHIによる保留変化アニメが行われた場合には、保留アイコンに対する爆撃に成功して保留アイコンの表示態様が必ず変化してもよいし、保留アイコンに対する爆撃に失敗して保留アイコンの表示態様が変化しない場合があってもよい。
図240(A3)では、白色の爆撃機のアイコンから白色の銃弾アイコンが発射されている。すなわち、「爆撃機」のアイコンIHIは、白色の爆撃機のアイコンと白色の銃弾アイコンから構成されている。ここでの目標は第1保留アイコンh11である。図240(A4)では、その第1保留アイコンh11に、銃弾アイコンが前側からオーバーラップしている。図240(A5)では、銃弾アイコンが第1保留アイコンh11に命中し、第1保留アイコンh11がエフェクト画像EF112によって覆われている。そして、図240(A6)では、エフェクト画像EF112が消え、第1保留アイコンh11が、デフォルトの表示態様から、スーパーリーチが行われることを先読み予告する「SP」の表示態様に変化する。その結果、スーパーリーチが行われることを先読み予告することで、チャンスアップメータCMT及び/又はCUM準備中表示MTYが表示されることについても間接的に先読み予告している。なお、「SP」の表示態様に表示した第1保留アイコンh11に対応する図柄変動表示においてスーパーリーチが行われた場合でも、チャンスアップメータCMTが表示されない場合があってもよい。この演出例では、保留アイコンの表示態様を変化することにより、スーパーリーチの発生を先読み予告し、その結果として、チャンスアップメータCMTやCUM準備中表示MTYの表示についても間接的に先読み予告を行うようにしたが、保留アイコンや他の種類の先読み予告によりスーパーリーチの先読み予告を行って、チャンスアップメータCMTやCUM準備中表示MTYの表示についての間接的な先読み予告を行ってもよいし、変動アイコンや他の種類の当該変動予告により、実行中の図柄変動表示におけるスーパーリーチの予告を行って、チャンスアップメータCMTやCUM準備中表示MTYの表示についての間接的な予告を行うようにしてもよい。
図240(B1)は、会話予告においてCUM準備中表示MTYが表示されることを予告する様子を示している。図240(B1)は、例えば、図239(A2)に続く演出である。
図240(B1)では、会話予告が更新されている様子が示されている。具体的には、殿様の会話画像CI1が縮小表示されて第2装飾図柄の表示位置の下方に表示され、この演出例では、爺の会話画像CI2ではなく、サボハニのキャラクタとともに「STANDBY」の文字が表示されたサボハニの会話画像CIshが表示される。第1装飾図柄は、サボハニの会話画像CIshによって隠されてしまっているが、遊技者は、第4図柄表示装置284や第2装飾図柄等によって特図が変動中であることを認識することができる場合がある。なお、装飾図柄が隠されないように、装飾図柄の表示位置をサボハニの会話画像CIshや殿様の会話画像CI1とは重ならない位置に移動させるようにしてもよい。また、図240(B1)に示すように、殿様の会話画像CI1は、サボハニの会話画像CIshによって少なくとも一部がオーバーラップされており、オーバーラップされていない状態である場合よりも、殿様の会話画像CI1の表示態様が視認困難とされている。この演出例では、CUM準備中表示MTYを構成するサボハニのキャラクタを含むサボハニの会話画像CI1が表示されることにより、CUM準備中表示MTYが表示されることを報知している。また、会話予告が更新される際に殿様の会話画像CI1が縮小表示されなくてもよく(例えば、図239(A2)と同じ大きさの表示が表示されたまま)、殿様の会話画像CI1が消去されてもよい。また、後から表示された会話画像が先に表示された会話画像と異なる大きさ(大きい又は小さい)であってもよく、表示されると大当りへの期待度が高い会話予告Aが、この会話予告Aよりも大当りへの期待度が低い会話予告Bと異なる大きさ(大きい又は小さい)であってもよい。また、この演出例において、サボハニの会話画像CIshが表示された場合には、必ずCUM準備中表示MTYが表示されてもよいし、CUM準備中表示MTYが表示されないガセ演出である場合があってもよい。
図240(C1)〜同図(C3)は、会話予告においてCUM準備中表示MTYの表示が予告されるが、CUM準備中表示MTYが表示されないガセ予告が行われている様子を示している。なお、図240(C1)は、例えば、図239(A2)に続く演出である。
図240(C1)では、会話予告が更新されている様子が示されている。具体的には、殿様の会話画像CI1が縮小表示されて第2装飾図柄の表示位置の下方に表示され、爺の会話画像CI2が表示される。この演出例では、爺の会話画像CI2には、演出ボタン136aと残時間メータの表示に替えて、「スタンバイ」の文字にクエスチョンマークが付された文字表示が行われており、CUM準備中表示MTYが表示される可能性があることを示唆している。
その後、図240(C2)に示すように、殿様の会話画像CI1及び爺の会話画像CI2が消去されて会話予告が終了し、第1装飾図柄が視認容易とされ、また、炎のエフェクトEF101が保留アイコン表示領域HISの全体を覆うように表示される。しかしながら、この演出例では、その後、図240(C3)に示すように、炎のエフェクトEF101は消去されるが、CUM準備中表示MTYが表示されない。すなわち、CUM準備中表示MTYが表示されない、ガセの会話予告が行われている様子が示されている。なお、CUM準備中表示MTYが表示される場合があってもよい。また、この演出例は、先読み予告にも適用可能であり、ガセの先読み予告対象保留(結果的に、CUM準備中表示MTYを表示しない、あるいは、チャンスアップメータCMTも表示しない)やCUM準備中表示MTYを表示する先読み予告対象保留の変動まで1変動毎に実行されてもよい。
図240(D1)〜同図(D2)は、例えば、図239(A6)に続き、タイマ予告表示TM1によりタイマ予告が行われることを予告するタイマ予告の準備中表示が行われている様子を示している。
図240(D1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、中央領域で第1装飾図柄が高速変動を行っている。また、左上では第2装飾図柄が変動表示を行っている。また、図240(D1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lには、演出表示領域208dに、保留枠UIが表示されている。この保留枠UIは、保留アイコン表示領域HIS、変動アイコン表示領域CIS、演出アイコン表示領域DISを有する。変動アイコン表示領域CISは中央に設けられ、変動アイコン表示領域CISには、台座hs0が配置されている。保留アイコン表示領域HISは、変動アイコン表示領域CISの左側に設けられ、左ベースアイコンbIlの上に4つのステージ(第1ステージhs1〜第4ステージhs4)が配置されている。演出アイコン表示領域DISは、変動アイコン表示領域CISの右側に設けられ、演出アイコン表示領域DISには、右ベースアイコンbIrが配置されている。さらに、図240(D1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、特図1の保留アイコンが第1ステージhs1に表示されている。すなわち、第1保留アイコンh11が表示されている。特図1の保留アイコンh11の表示態様は、図179(a)のNo.1に記したデフォルトの表示態様である。第1装飾図柄表示装置208Lの右上には、特図1及び特図2の第2保留数表示(ここでは「1」と「0」)が表示されている。また、変動アイコン表示領域CISの台座hs0の上には、変動アイコンh0が表示されている。変動アイコンh0の表示態様も、図179(a)のNo.1に記したデフォルトの表示態様である。また、この演出例では、タイマ予告表示TM1が表示画面の右端からフレームインするアニメーション(フレームインアニメ)が行われている様子が示されている。
その後、フレームインアニメが完了すると、図240(D2)に示すように、タイマ予告表示TM1では、タイマ表示が表示されず、「STANDBY」の文字が表示され、タイマ予告が開始されることの予告表示が行われている。なお、タイマ予告の開始の予告表示ではなく、CUM準備中表示MTYが表示されることを予告表示する場合があってもよい。その後は、タイマ予告表示TM1では、「STANDBY」の表示から時間の表示に切り替わり、タイマ予告が開始される。なお、会話予告表示などの他の予告表示によって「スタンバイ」が表示される予告が行われた場合に、必ずCUM準備中表示MTYが表示されてもよいし、CUM準備中表示MTYが表示される場合とタイマ予告演出の準備中表示などの他の演出の準備中である旨の準備中表示が表示される場合があってもよい。このことは、図240(E1)〜同図(E3)や、図240(F1)〜同図(F3)に示す演出例においても同様である。
図240(E1)〜同図(E3)は、炎のエフェクトEF101が表示された後、CUM準備中表示MTYが表示されず、タイマ予告が開始される様子を示している。
図240(E1)は、図222(A2)に示す演出に対応しており、炎のエフェクトEF101が保留アイコン表示領域HIS全体を覆うように表示されている様子が示されている。
その後、炎のエフェクト101が消去されると、図240(E2)〜同図(E3)に示すように、保留アイコン表示領域HISの下方からタイマ予告表示TMYが下方からせり上がり、タイマ予告表示TMYにより保留アイコン表示領域HISを持ち上げる様子が示されている。このとき、タイマ予告表示TMYには「STANDBY」の文字が表示され、タイマ予告の開始が保留されている様子が示されている。なお、図240(E2)〜同図(E3)に示す演出例は、図225(E1)〜同図(E2)と同様であるので、説明を省略する。その後は、例えば、図225(E3)以降に示す演出が行われる。この演出例では、CUM準備中表示MTYの表示を予告する炎のエフェクトEF101により、タイマ予告の開始を予告する様子が示されている。
図240(F1)〜同図(F3)は、チャンスボタン演出が行われることを予告するチャンスボタン準備中表示が表示される様子を示している。
図240(F1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、中央領域で第1装飾図柄が高速変動を行っている。また、左上では第2装飾図柄が変動表示を行っている。また、図240(F1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lには、演出表示領域208dに、保留枠UIが表示されている。この保留枠UIは、保留アイコン表示領域HIS、変動アイコン表示領域CIS、演出アイコン表示領域DISを有する。変動アイコン表示領域CISは中央に設けられ、変動アイコン表示領域CISには、台座hs0が配置されている。保留アイコン表示領域HISは、変動アイコン表示領域CISの左側に設けられ、左ベースアイコンbIlの上に4つのステージ(第1ステージhs1〜第4ステージhs4)が配置されている。演出アイコン表示領域DISは、変動アイコン表示領域CISの右側に設けられ、演出アイコン表示領域DISには、右ベースアイコンbIrが配置されている。さらに、図240(F1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、特図1の保留アイコンが第1ステージhs1に表示されている。すなわち、第1保留アイコンh11が表示されている。特図1の保留アイコンh11の表示態様は、図179(a)のNo.1に記したデフォルトの表示態様である。第1装飾図柄表示装置208Lの右上には、特図1及び特図2の第2保留数表示(ここでは「1」と「0」)が表示されている。また、変動アイコン表示領域CISの台座hs0の上には、変動アイコンh0が表示されている。変動アイコンh0の表示態様も、図179(a)のNo.1に記したデフォルトの表示態様である。また、この演出例では、演出アイコン表示領域DISにおいて光のエフェクトEF113が表示されてボタン画像表示アニメが開始されている様子が示されている。
すると、図240(F2)に示すように、光のエフェクトEF113の背面側でボタン画像136aが出現し、その後、図240(F3)に示すように、光のエフェクトEF113が消去されるとともに、演出ボタン136aの上方に「準備中」の文字が表示され、チャンスボタン演出が開始されることを予告(チャンスボタン演出予告)している。なお、操作有効期間は開始していないので、演出ボタン136が操作されても何も起こらない。なお、このチャンスボタン演出予告が表示された後に、チャンスボタン演出が開始され、このチャンスボタン演出において演出ボタン136が操作された結果CUM準備中表示MTYが表示されるようにしてもよい。また、光のエフェクトEF113が表示された後、CUM準備中表示MTYが表示されることを予告する表示が行われる場合があってもよい。
図241は、チャンスアップメータにおいて示されていないチェックポイントにおいてチャンスアップ予告が行われる演出例を示す図である。
図241(A1)〜同図(A7)は、例えば、図222(A11)に続き、チャンスアップメータCMTによる演出において、メータに示されていないチェックポイントにおいて、チャンスアップ予告(切れ味のよい剣の予告表示)が行われる様子を示している。なお、図241(A1)〜同図(A2)の期間において行われる演出は、図230(A6)〜同図(A10)に示す演出と同じであるので、説明を省略する。
図241(A3)は、サボハニのキャラクタSBHが第1チェックポイントCP1から第2チェックポイントCP2に向かっており、第1チェックポイントCP1と第2チェックポイントCP2の略中間地点にいる様子が示されている。このとき、殿様のキャラクタが構えている刀の刃先がキラキラと輝いており、切れ味鋭い様子が示されている。すなわち、チャンスアップ予告(切れ味のよい剣のチャンスアップ予告)が行われている様子が示されている。
すると、図241(A4)に示すように、チャンスアップメータCMTのメータ部分におけるサボハニのキャラクタSBHが位置している場所でエフェクトEF114が表示され、第4チェックポイントCP4が発生するアニメーションが開始している様子が示されている。なお、エフェクトEF114が表示されることなく第4チェックポイントCP4が表示されるようにしてもよく、例えば、第4チェックポイントCP4がフェイドインするフェイドインアニメにより第4チェックポイントCP4が表示されるようにしてもよい。また、一部のチェックポイントが増加する表示を行わず、チャンスアップメータCMT全体を切り替え表示し、切り替え後のチャンスアップメータCMTに第4チェックポイントCP4が表示されるようにしてもよい。また、切れ味のよい剣のチャンスアップ予告が開始する前に第4チェックポイントCP4を表示するなどして事前報知(予告)を行うようにしてもよい。
図241(A5)では、サボハニのキャラクタSBHの近傍に「チャンスアップ 切味のよい剣」の文字が付記された吹き出しが表示され、チャンスアップ予告が行われたことを報知している。なお、剣の刃先が輝く表示が開始するタイミングとサボハニのキャラクタSBHの吹き出しの表示開始のタイミングとが同じであってもよいし、剣の刃先が輝く表示が開始した後でサボハニのキャラクタSBHの吹き出しが表示されてもよいし、サボハニのキャラクタSBHの吹き出しの表示が開始された後で剣の刃先が輝く表示が表示されてもよい。なお、サボハニのキャラクタSBHは、剣の刃先が輝く表示による予告が行われている間は、第4チェックポイントCP4で停止するが、停止しないようにしてもよい。
その後、図241(A6)に示すように、チャンスアップメータCMTにおける第4チェックポイントCP4が赤色でマーキングされるとともに、予告が出現したことにより大当りの信頼度がアップしたことを示す「UP」の文字がその上方に表示され、予告が発生したことの履歴が示される。その後、図241(A7)に示すように、サボハニのキャラクタSBHは移動を開始し、第2チェックポイントCP2に向かっていく。なお、この演出例では、チャンスアップメータCMTに示されていないチェックポイントにおいてチャンスアップ予告が行われているが、チャンスアップメータCMTに示されたチェックポイントにおいてのみチャンスアップ予告が行われるように構成されていてもよい。
図241(B1)〜同図(B7)は、チャンスアップメータCMTによる演出において、メータに示されていないチェックポイントにおいて、チャンスアップ予告(切れ味のよい剣の予告表示)が行われる別の演出パターンを示している。なお、図241(B1
)〜同図(B3)に示す演出は、図241(A1)〜同図(A3)に示す演出と同じであるので、説明を省略する。
図241(B4)は、サボハニのキャラクタSBHの近傍に「チャンスアップ 切味のよい剣」の文字が付記された吹き出しが表示され、チャンスアップ予告が行われたことを報知している様子を示している。この演出例では、チャンスアップ予告が行われたことの報知は行うが、当該チャンスアップ予告に対応するチェックポイントの表示が行われていない。なお、チャンスアップメータCMTにおいて、予めチェックポイントが示された地点以外の地点においてチャンスアップ予告が行われた場合に、チャンスアップの発生を報知する吹き出しを表示しないようにしてもよい。
その後、図241(B5)に示すように、吹き出しが消去された後、図241(B6)に示すように、サボハニのキャラクタSBHは、第2チェックポイントCP2に向かって進行を開始する。この演出例では、チェックポイントの表示は行われないが、チャンスアップ予告が行われたタイミングに対応するメータの位置に「UP」の文字を表示しており、大当りの信頼度がアップしていることを示唆している。ここで、「UP」の表示は、サボハニのキャラクタSBHによりオーバーラップされており、オーバーラップされていない状態である場合よりも視認困難とされている。なお、「UP」の文字も表示しないようにしてもよく、例えば、チャンスアップメータCMTにおいて、予めメータ部分に表示されたチェックポイントに対応するタイミングでチャンスアップ予告が発生した場合にのみ、対応する位置に「UP」の文字を表示するようにしてもよい。
図241(B7)は、サボハニのキャラクタSBHが第2チェックポイントCP2に到達した様子が示されている。その後は、例えば、図29(9)以降に示す演出が行われる。
図242は、チャンスアップメータを用いた別の演出例について段階的に示した図である。
図242(A1)は、図222(A8)に続く別の演出例である。図242(A1)に示す演出例では、図222(A9)に示される演出例とはチャンスアップメータの表示態様が異なっている。具体的には、チャンスアップメータCMTaのゲージ部分が緑色の棒状に構成され、サボハニのキャラクタSBHに換えて、マーカーMRKaの位置により現在のリーチ演出の進行状況を概略的に報知する。このとき、ゲージ部分におけるマーカーMRKaの進行済み部分については、色が緑色から白色に変化する。また、マーカーMRKaの進行速度は、一定ではなく、演出の進行状況により可変する場合があるが、一定であってもよい。また、この演出例では、図31(2f)に示すチャンスアップメータとは異なり、第1チェックポイントCP1a〜第3チェックポイントCP3aでは、それぞれ無地の白丸の表示態様のマークが表示されている。なお、図31(2f)に示すように、マークにクエスチョンマーク等の文字や記号が付加されて表示されてもよい。この場合、例えば、「クエスチョンマーク」、「!」、「UP」の文字・記号、あるいは、チャンスアップ予告に関連する予告や、高確率状態等の文字を表示することで、チャンスアップ予告の発生しやすさを示唆するようにしてもよい。また、マーク内に「!」、「クエスチョンマーク」、「熱」などの予告表示を行い、チャンスアップ予告の発生しやすさを示唆する表示に加えて、あるいは、チャンスアップ予告の発生のしやすさの示唆とともに大当りのしやすさを予告するようにしてもよい。また、開始地点と最終地点は、チャンスアップメータCMTaのゲージ部分の始端と終端とによって示されている。
図242(A2)では、マーカーMRKaが開始地点からの移動を開始している様子が示されている。
その後、図242(A3)では、マーカーMRKaが第1チェックポイントCP1aに到達している様子が示されている。このとき、マーカーMRKaは、第1チェックポイントCP1aで停止表示される。すると、図242(A4)に示すように、ボゥイのキャラクタBOYが表示画面の左側から出現し、右側に向かって移動する様子が示されている。また、第1チェックポイントCP1aのマークが消去される。なお、マーカーMRKaが第1チェックポイントCP1aに到達するタイミングで第1チェックポイントCP1aのマークが消去されてもよいし、マーカーMRKaが第1チェックポイントCP1aに到達する前にマークが消去されてもよいし、マーカーMRKaが第1チェックポイントCP1aに到達した後でマークが消去されてもよい。また、ボゥイのキャラクタBOYが出現する前にマークが消去されてもよいし、ボゥイのキャラクタBOYが出現するタイミングでマークが消去されてもよいし、ボゥイのキャラクタBOYが出現した後でマークが消去されてもよい。
ボゥイのキャラクタBOYが出現すると、図242(A5)に示すように、マーカーMRKaの近傍に「チャンスアップ BOY通過!!」の文字が付記された吹き出しが表示され、チャンスアップ予告が行われたことを報知している。なお、マーカーMRKaは、図242(A5)〜同図(A6)に示すように、ボゥイのキャラクタBOYが出現し、少なくとも吹き出しが表示されている間は第1チェックポイントCP1aで待機している。
その後、図242(A7)〜同図(A8)では、マーカーMRKaが移動を開始した様子が示されている。このとき、第1チェックポイントCP1aにおけるマークの表示に換えて、予告が出現したことにより大当りの信頼度がアップしたことを示す「UP」の文字がゲージ部分に重ねて表示される。なお、ボゥイのキャラクタBOYは、図242(A8)に示すタイミングで表示画面の右側からフレームアウトしている。
その後、図242(A9)に示すタイミングで、マーカーMRKaが第2チェックポイントCP2aに到達すると、図242(A10)では、ボタン画像136aと残時間表示メーターMTが表示され、ボタン演出が開始される。このとき、マーカーMRKaは、第2チェックポイントCP2aで停止表示される。また、図242(A10)に示すタイミングでは、演出ボタン136の操作有効期間は開始されておらず、演出ボタン136が操作されても、何らの演出も行われない。その後、演出ボタン136の操作有効期間が開始されて、遊技者による演出ボタン136の操作を受付可能な状態となる。
図242(A11)に示す残時間表示メータMTでは、上記操作有効期間が開始されてゲージが減っている様子が示されており、その後、図242(A12)に示すタイミングで、遊技者が、演出ボタン136を押下している様子が示されている。すると、図242(A13)に示すように、弱カットイン画像CI3bが表示される。すなわち、この演出例では、第2チェックポイントCP2aにおいて発生する可能性がある金カットイン画像CI3が表示されず、チャンスアップ予告が発生しなかった様子が示されている。
すると、図242(A13)に示すように、第2チェックポイントCP2aのマークが消去されるが、ゲージ部分に「UP」の文字は表示されない。ここで、チャンスアップ予告が発生しなかったことを報知する表示を行うようにしてもよいし、行わなくてもよい。なお、マーカーMRKaが第2チェックポイントCP2aに到達するタイミングで第2チェックポイントCP2aのマークが消去されてもよいし、マーカーMRKaが第2チェックポイントCP2aに到達する前にマークが消去されてもよいし、マーカーMRKaが第2チェックポイントCP2aに到達した後でマークが消去されてもよい。また、ボタン画像136a表示される前にマークが消去されてもよいし、ボタン画像136aが表示されるタイミングでマークが消去されてもよいし、ボタン画像136aが表示された後でマークが消去されてもよい。また、演出ボタン136が操作されるタイミングでマークが消去されてもよいし、演出ボタン136が操作された後でマークが消去されてもよい。また、弱カットイン画像CI3bが表示される前にマークが消去されてもよいし、弱カットイン画像CI3bが表示されるタイミングでマークが消去されてもよいし、弱カットイン画像CI3bが表示された後でマークが消去されてもよい。
その後、図242(A14)に示すように、マーカーMRKaが第2チェックポイントCP2aからの移動を開始し、図242(A15)に示すように、マーカーMRKaが第3チェックポイントCP3aに到達すると、図242(A16)では、チャンスアップ予告としてのレバー画像136Vaではなく、ボタン画像136aと残時間表示メーターMTが表示され、ボタン演出による予告が開始されたことを報知している。その後、演出ボタン136の操作有効期間が開始すると、遊技者による演出ボタン136の操作を受付可能な状態となる。その後、図242(A17)に示すように、チャンスアップメータCMTaでは、マーカーMRKaが移動を開始しており、最終地点の手前に位置している。また、残時間表示メータMTでは、操作有効期間が開始されてゲージが減っている様子が示されている。なお、遊技者による演出ボタン136の操作が行われるか、操作有効期間が経過するまでマーカーMRKaを第3チェックポイントCP3aで停止させるようにしてもよい。この演出例では、チャンスアップ予告としてのレバー画像136Vaが表示されなかったので、チャンスアップメータCMTaにおける第3チェックポイントCP3aでは、マークが消去されるとともに、ゲージ部分に「UP」の文字は表示されない。
その後、図242(A18)に示すタイミングで、遊技者により演出ボタン136が操作されるが、図29(23)に示されるような各種演出可動体の動作が行われず、図242(A19)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、中図柄に「装飾6」が表示され、「装飾7−装飾6−装飾7」のハズレの組合せとなってハズレとなることが報知される。また、チャンスアップメータCMTaでは、マーカーMRKaが最終地点GPに到達している様子が示されている。なお、マーカーMRKaが第3チェックポイントCP3aに到達するタイミングで第3チェックポイントCP3aのマークが消去されてもよいし、マーカーMRKaが第3チェックポイントCP3aに到達する前にマークが消去されてもよいし、マーカーMRKaが第3チェックポイントCP3aに到達した後でマークが消去されてもよい。また、ボタン画像136a表示される前にマークが消去されてもよいし、ボタン画像136aが表示されるタイミングでマークが消去されてもよいし、ボタン画像136aが表示された後でマークが消去されてもよい。また、演出ボタン136が操作されるタイミングでマークが消去されてもよいし、演出ボタン136が操作された後でマークが消去されてもよい。また、中図柄が表示される前にマークが消去されてもよいし、中図柄が表示されるタイミングでマークが消去されてもよいし、中図柄が表示された後でマークが消去されてもよい。
その後、図242(A20)に示すように、左図柄、中図柄、右図柄の装飾図柄総てが、通常の濃さよりも一旦薄く表示される。また、同図には、殿様が倒れたシーンが表示されている。図242(A21)では、左図柄、中図柄、右図柄の装飾図柄総てが再び通常の濃さで表示される。その後は、例えば、図222(B4)〜同図(B8)に示す演出が行われる。なお、この演出例では、第3チェックポイントCP3aにおいてチャンスアップ予告が発生せず、ボタン画像136aが表示され、演出ボタン136が操作されるが、ハズレの結果が導出される様子が示されているが、この演出例において、演出ボタン136が操作されて、図29(23)に示されるような各種演出可動体が動作し、大当りの結果が導出される場合があってもよい。また、第3チェックポイントCP3aにおいてチャンスアップ予告が発生しなかった場合には、ハズレが確定していることを示唆していてもよい。
図242(B1)〜同図(B6)は、図242(A1)から続く別の演出パターンを示している。なお、図242(B1)に示す演出は、図242(A2)に示す演出と同じであり、また、図242(B1)に示す演出が行われてから同図(B2)に示す演出が行われる前に行われる演出は、図242(A2)〜同図(A9)に示す演出が行われる。
図242(B2)では、マーカーMRKaが第2チェックポイントCP2aに到達し、ボタン演出が開始されている様子が示されている。また、この演出例では、チャンスアップメータCMTaにおけるゲージ部分の第2チェックポイントCP2aに対応する部分に「激アツ!!!」の文字の表示のうちの「激」の部分が表示されている様子が示されている。すなわち、この演出例では、チャンスアップメータCMTaにおけるゲージ部分において、チャンスアップ予告が行われたことを示す「UP」の表示の他に、当該変動予告(「激アツ!!!」の文字の表示)が表示される場合がある様子が示されている。その後は、例えば、図242(A9)〜同図(A13)に示す演出が行われる。この間も、チャンスアップメータCMTaにおけるゲージ部分において「激アツ!!!」文字が継続して表示され、マーカーMRKaの進行に応じてゲージが緑から白色に変化していくにつれて、「激アツ!!!」の文字が徐々に表れていく。その後、図242(B3)に示すように、「激アツ!!!」の文字が完全に表れるようになる。遊技者は、これを見ることにより、大当りになることに対する期待感をより一層向上させることができる場合がある。その後は、例えば、図231(A19)〜同図(A23)に示す演出が行われる。なお、このとき、図231(A19)に示すチャンスアップメータCMTに替えて、図242(B3)に示すチャンスアップメータCMTaが表示されていることはいうまでもない。なお、図231(B2)においてチャンスアップ予告が発生した場合において、チャンスアップ予告が行われたことを示す「UP」の表示によって「激アツ!!!」の文字の一部又は全部がオーバーラップされていてもよい。
そして、レバー演出において遊技者により演出レバー136Vが操作されると、図242(B4)に示すように、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gd及び千両箱役物224Hが作動し、導光板ILの発光が行われ、第1装飾図柄表示装置208Lではエフェクト画像が表示される。すなわち、大当りとなることが報知される。このとき、チャンスアップメータCMTaは、非表示となるが、表示してもよい。
その後、導光板ILの発光が終了し、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gd及び千両箱役物224Hがそれぞれ初期位置に戻り、第1装飾図柄表示装置208Lではエフェクト画像がフェイドアウトする。このとき、第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示が中断された決闘シーンのアニメーション表示がフェイドインしながら再開する。なお、決闘シーンのアニメーション表示のフェイドインに伴い、チャンスアップメータCMTもフェイドインするが、決闘シーンのアニメーション表示のフェイドインが完了してからチャンスアップメータCMTが再表示されるようにしてもよい。なお、この動作は、例えば、図17(38)〜同図(44)に示して上述した要領で行われる。
図242(B5)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、決闘シーンのアニメーション表示のフェイドインが完了して再開された様子が示されている。具体的には、決闘シーンのアニメーション表示では、敵役の剣豪が悶絶する表情を見せ、今にも敗れるといった様相を呈している。また、チャンスアップメータCMTaでは、マーカーMRKaが最終地点に到達している。また、この演出例では、第3チェックポイントCP3aにおいてレバー画像136Vaが表示されるチャンスアップ予告が発生したので、「UP」の文字がゲージ部分に重ねて表示されている。この演出例では、図242(B5)に示すタイミングで、マーカーMRKaのゲージ部分に表示される全容が初めて視認可能とされる様子が示されている。なお、図242(B5)に示すように、決闘シーンのアニメーション表示が再開されるタイミングでマーカーMRKaのゲージ部分における表示が消去されてもよいし、チャンスアップメータCMTa自体が消去されてもよい。このことは、ハズレの結果が導出される場合も同様である。
その後、図242(B6)では、主人公の殿様が敵役の剣豪に勝利し、中図柄に「装飾7」が表示され、大当りとなることが報知される。その後は、例えば、図222(A13)〜同図(A15)に示す演出が行われる。
図243は、チャンスアップメータを用いた演出の別のパターンについて示す図である。
図243(A1)〜同図(A6)は、図242(B1)〜同図(B6)に示す演出の別の演出パターンを示している。
図243(A1)では、マーカーMRKaが開始地点からの移動を開始している様子が示されている。この演出例では、図242(B1)に示す演出例とは異なり、ゲージ部分におけるマーカーMRKaの進行済み部分が、緑色から白色でなく、虹色に変化している様子が示されている。この虹色の表示は、大当り確定の予告表示となっており、ゲージ部分が虹色に変化することで、大当り確定であることが報知される。この演出例では、ゲージにおけるマーカーMRKaの進行済み部分が、緑色から虹色に変化している例を示したが、他の色に変化してもよく、変化する色によって大当りの信頼度が変化するようにしてもよい。例えば、マーカーMRKaの進行済み部分を、緑色から緑色に変化しないようにして、白色に変化する場合よりも大当り図柄態様が確定表示されやすいようにしてもよいし、緑色から赤色や金色に変化してもよい。また、マーカーMRKaの進行済み部分に模様が出現するようにしてもよい。また、この演出例では、マーカーMRKaの進行済み部分の表示態様で大当り予告を行っているが、例えば、チャンスアップ予告の発生のしやすさや発生回数を示唆するといったように、チャンスアップ予告に関する予告が行われてもよい。その後は、図243(A2)〜同図(A6)に示す演出が行われる。なお、図243(A2)〜同図(A6)に示す演出例は、マーカーMRKaの進行済み部分の色が異なり、また、第2チェックポイントCP2aにおいて「激アツ!!!」の文字が表示されていない点を除いて、図242(B2)〜同図(B6)に示す演出例と同じであるので、説明を省略する。
図243(B1)〜同図(B16)は、図222(A1)〜同図(A15)に示す演出の別の演出例を示しており、チャンスアップメータCMTcにおいて、チャンスアップ予告が発生するタイミングを明示しないが発生する回数を報知している様子を示している。
図243(B1)に示す演出例は、例えば、図222(A2)に続く演出であり、図222(A3)に示す演出に対応している。この演出例では、CUM準備中表示MTYaの表示態様が図222(A3)に示すCUM準備中表示MTYと異なっており、図243(B1)に示すCUM準備中表示MTYaは、図222(A3)に示すCUM準備中表示MTYよりも上方に延出し、ゲージも上方に配置されており、下方に文字情報を表示可能な情報表示領域が形成されている。なお、この情報表示領域において、チャンスアップ予告が発生する回数や大当り予告を行うようにしてもよい。その後は、図222(A3)〜同図(A7)に示す演出と同様の演出が行われる。
図243(B2)は、図222(A8)に対応する演出である。図243(B2)に示す演出は、CUM準備中表示MTYaの表示態様が異なる点を除いて図222(A8)と同様であるので、説明を省略する。
図243(B3)では、CUM準備表示MTYaからチャンスアップメータCMTcに表示が切り替わっている様子が示されている。この演出例では、チャンスアップメータCMTcのゲージ部分にチェックポイントが表示されておらず、チャンスアップ予告が発生するタイミングや発生する可能性のある回数が認識困難となっている。また、チャンスアップメータCMTcもCUM準備中表示MTYaと同様に、上方に延出しており、また、ゲージも上方に配置され、ゲージの下方に情報表示領域が形成されている。
その後、図243(B4)に示すように、チャンスアップメータCMTcの情報表示領域において「あと3か所」の文字が表示され、チャンスアップ予告の発生タイミングは明らかではないが、3回のチャンスアップ予告が行わる可能性があることが報知されている。また、図243(B4)では、カーソルとして機能するサボハニのキャラクタSBHが移動を開始した様子が示されている。このとき、サボハニのキャラクタSBHの近傍には、「START!!」と書かれた吹き出しが表示されることにより、サボハニのキャラクタSBHの移動開始を報知している。この吹き出しは、図243(B5)に示すように、その後、消去される。
その後、図243(B6)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、ボゥイのキャラクタBOYが表示画面の左側から出現し、右側に向かって移動する様子が示されている。すなわち、ボゥイのキャラクタBOYの出現によるチャンスアップ予告が行われている様子が示されている。
すると、図243(B7)では、サボハニのキャラクタSBHの近傍に「チャンスアップ BOY通過!!」の文字が付記された吹き出しが表示され、チャンスアップ予告が行われたことを報知している。すなわち、遊技者には、このタイミングが第1チェックポイントであると理解することができる場合がある。また、チャンスアップメータCMTcの情報表示領域では、「あと2か所」の文字に表示が変更され、チャンスアップ予告があと2回発生する可能性があることが報知されている。なお、ボゥイのキャラクタBOYが出現する前に情報表示領域におけるチャンスアップ予告の発生回数の表示が変更されてもよいし、ボゥイのキャラクタBOYが出現するタイミングで情報表示領域におけるチャンスアップ予告の発生回数の表示が変更されてもよいし、ボゥイのキャラクタBOYが出現した後で情報表示領域におけるチャンスアップ予告の発生回数の表示が変更されてもよい。また、サボハニのキャラクタSBHの吹き出し表示が表示される前に情報表示領域におけるチャンスアップ予告の発生回数の表示が変更されてもよいし、サボハニのキャラクタSBHの吹き出し表示が表示されるタイミングで情報表示領域におけるチャンスアップ予告の発生回数の表示が変更されてもよいし、サボハニのキャラクタSBHの吹き出し表示が表示された後で情報表示領域におけるチャンスアップ予告の発生回数の表示が変更されてもよい。
その後、図243(B8)では、チャンスアップ予告が発生したタイミングに対応する位置に赤色でマーキングされた第1チェックポイントCP1が表示されるとともに、予告が出現したことにより大当りの信頼度がアップしたことを示す「UP」の文字がその上方に表示され、チャンスアップ予告が発生したことの履歴が示される。なお、「UP」の表示は、サボハニのキャラクタSBHにより一部がオーバーラップされており、オーバーラップされていない状態である場合よりも視認困難とされている。また、発生した予告の内容を表示するようにしてもよい。
図243(B9)は、図231(A19)に対応する演出である。なお、この演出例では、特に図示しないが、2つ目のチャンスアップ予告である金カットイン画像CI3が上述した要領で表示されており、金カットイン画像CI3が表示されたタイミングに対応する位置に赤色でマーキングされた第2チェックポイントCP2及び「UP」の文字が表示され、また、チャンスアップメータCMTcの情報表示領域におけるチャンスアップ予告の発生回数の表示も「あと1か所」に変更されている。
その後、図243(B10)では、レバー画像136Vaが表示されるとともに、サボハニのキャラクタSBHの近傍に「チャンスアップ レバー」の文字が付記された吹き出しが表示され、レバー演出によるチャンスアップ予告が開始されたことを報知している。このとき、チャンスアップメータCMTcの情報表示領域では、チャンスアップ予告の発生回数の表示が「あと0か所」に変更され、これ以上のチャンスアップ予告の発生の可能性がないことが報知されている。なお、「あと0か所」と表示された後でチャンスアップ予告が発生する場合があってもよい。また、レバー画像136Vaが表示される前に情報表示領域におけるチャンスアップ予告の発生回数の表示が変更されてもよいし、レバー画像136Vaが表示されるタイミングで情報表示領域におけるチャンスアップ予告の発生回数の表示が変更されてもよいし、レバー画像136Vaが表示された後で情報表示領域におけるチャンスアップ予告の発生回数の表示が変更されてもよい。
その後、図243(B11)では、レバー画像136Vaに加えて残時間表示メーターMTが表示され、レバー演出が開始される。このとき、チャンスアップ予告が発生したタイミングに対応する位置に赤色でマーキングされた第3チェックポイントCP3が表示されるとともに、予告が出現したことにより大当りの信頼度がアップしたことを示す「UP」の文字がその上方に表示され、チャンスアップ予告が発生したことの履歴が示される。このとき、チャンスアップメータCMTcの情報表示領域に表示されていた「あと0か所」というチャンスアップ予告の発生回数の表示が消去されている。なお、「あと0か所」の表示を消去させずに表示を継続するようにしてもよい。また、図243(B11)に示すタイミングでは、演出レバー136Vの操作有効期間は未だ開始していない。その後、演出レバー136Vの操作有効期間が開始して遊技者による演出レバー136Vの操作を受付可能な状態となる。
図243(B12)に示す残時間表示メータMTでは、上記操作有効期間が開始されてゲージが減っている様子が示されており、その後、図243(B13)に示すタイミングで、遊技者が、演出レバー136Vを操作すると、図243(B14)に示すように、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gd及び千両箱役物224Hが作動し、導光板ILの発光が行われ、第1装飾図柄表示装置208Lではエフェクト画像が表示される。すなわち、大当りとなることが報知される。このとき、チャンスアップメータCMTcは、非表示となるが、表示してもよい。
その後、導光板ILの発光が終了し、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gd及び千両箱役物224Hがそれぞれ初期位置に戻り、第1装飾図柄表示装置208Lではエフェクト画像がフェイドアウトする。このとき、第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示が中断された決闘シーンのアニメーション表示がフェイドインしながら再開する。この動作は、例えば、図17(38)〜同図(44)に示して上述した要領で行われる。
図243(B15)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、決闘シーンのアニメーション表示のフェイドインが完了して再開された様子が示されている。具体的には、決闘シーンのアニメーション表示では、敵役の剣豪が悶絶する表情を見せ、今にも敗れるといった様相を呈している。また、チャンスアップメータCMTcでは、サボハニのキャラクタSBHが最終地点GPに到達し、プラカードは大当りとなることを示す「V」の文字を示している。また、情報表示領域では、「おめでとう!!」と表示されており、大当りが導出されることを祝福している。なお、「おめでとう!!」の表示を行わなくてもよい。また、ハズレの結果が導出される場合には、例えば、「残念」といった文字を表示し、遊技者を慰める表示を行うようにしてもよいし、情報表示領域に何らの表示も行わないようにしてもよい。また、例えば、図237(C1)〜同図(C6)に示されるような復活演出を行う場合には、情報表示領域に「!!!」といった表示を行い、復活演出が行われる可能性があることを示唆するようにしてもよい。
その後、図243(B16)では、主人公の殿様が敵役の剣豪に勝利し、中図柄に「装飾7」が表示され、大当りとなることが報知される。その後は、例えば、図222(A13)〜同図(A15)に示す演出が行われる。
図244は、図243に示すチャンスアップメータを用いた演出の変形例について示す図である。
図244(A1)〜同図(A3)は、図243(B1)〜同図(B2)に示すCUM準備中表示MTYaにおける情報表示領域において、チャンスアップ予告の発生回数を予告する表示を行う演出例を示している。具体的には、図244(A1)に示すCUM準備中表示MTYaでは、ゲージ部分の下方に設けられる情報表示領域に「あと3か所」の文字が表示されており、チャンスアップメータCMTcを用いた演出において、チャンスアップ予告が3回発生する可能性があることが報知されている。なお、情報表示領域において報知している回数とチャンスアップ予告の発生する回数とが必ず一致するようにしてもよいし、一致する場合と一致しない場合とがあってもよい。その後は、図244(A2)〜同図(A3)に示す演出が行われる。なお、図244(A1)〜同図(A3)に示す期間において行われる演出は、チャンスアップメータCMTcの表示態様が異なっている点を除き、図222(A3)〜同図(A8)と同様であるので、説明を省略する。
この演出例によれば、例えば、チャンスアップ予告が発生するタイミングがスーパーリーチ毎に固定されている場合には、発展するスーパーリーチの種類を推測できる場合がある。また、例えば、チャンスアップ予告が発生する回数が大当りの信頼度により異なる数で表示されるように構成されている場合には、スーパーリーチが発生する図柄変動に対する大当りの信頼度を推測することができる場合がある。
図244(B1)に示す演出は、図243(B4)に示す演出に対応している。図244(B1)では、チャンスアップメータCMTcの情報表示領域においてチャンスアップ予告の発生回数の表示が行われるのに加え、チェックポイントCP1〜CP3を表示し、チャンスアップ予告の発生タイミングを報知している。このように、チャンスアップ予告が発生するタイミングの一部又は全部がチャンスアップメータCMTcによって報知されるとともに、チャンスアップ予告の発生する回数が報知されてもよい。図243(B4)に示す表示に替えて、図244(B1)に示すような表示が行われてもよい。
図244(C1)〜同図(C4)は、チャンスアップメータCMTcの情報表示領域において、チャンスアップ予告の発生回数を表示せず、チャンスアップ予告が発生する可能性があることを予告している様子を示している。なお、この場合において、チャンスアップ予告の発生回数を表示するようにしてもよい。
図244(C1)では、カーソルとして機能するサボハニのキャラクタSBHが移動を開始した様子が示されている。このとき、サボハニのキャラクタSBHの近傍には、「START!!」と書かれた吹き出しが表示されることにより、サボハニのキャラクタSBHの移動開始を報知している。この吹き出しは、図244(C2)に示すように、その後、消去される。なお、この演出例では、図243(B4)〜同図(B5)に示す演出とは異なっており、チャンスアップメータCMTcの情報表示領域においてチャンスアップ予告の発生回数の表示が行われていない。
図244(C3)では、チャンスアップメータCMTcの情報表示領域において「そろそろBOYが登場」とともにクエスチョンマークが付された表示が行われており、第1チェックポイントCP1に対応するタイミングでボゥイのキャラクタCOYの出現によるチャンスアップ予告が発生する可能性があることを報知している。すなわち、この演出例では、タイミングが明確ではないが、チャンスアップ予告が発生する可能性があることを報知する様子が示されている。なお、特に発生するチャンスアップ予告の内容を報知せず、チャンスアップ予告が発生する可能性があることのみを報知するようにしてもよい。
その後、図244(C4)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、ボゥイのキャラクタBOYが表示画面の左側から出現し、右側に向かって移動する様子が示されている。すなわち、ボゥイのキャラクタBOYの出現によるチャンスアップ予告が行われている様子が示されている。なお、チャンスアップメータCMTcの情報表示領域において「そろそろBOYが登場」の表示が行われた場合でもボゥイのキャラクタBOYが表示されず、チャンスアップ予告が発生しないガセの予告が行われる場合があってもよい。また、ボゥイのキャラクタBOYが表示されるタイミングでボゥイのキャラクタBOYの出現によるチャンスアップ予告とは別の種類のチャンスアップ予告が発生する可能性があることを報知する場合があってもよく、この場合は、例えば、大当り確定であってもよいし、チャンスアップ予告が発生せずにガセの予告となる場合があってもよい。
図244(C5)では、サボハニのキャラクタSBHの近傍に「チャンスアップ BOY通過!!」の文字が付記された吹き出しが表示され、チャンスアップ予告が行われたことを報知している。このとき、チャンスアップメータCMTcの情報表示領域における「そろそろBOYが登場」の文字は消去されている。なお、情報表示領域における表示は、ボゥイのキャラクタBOYが表示される前に消去されてもよいし、ボゥイのキャラクタBOYが表示されるタイミングで消去されてもよいし、ボゥイのキャラクタBOYが表示された後で消去されてもよい。また、情報表示領域における表示は、サボハニのキャラクタSBHの吹き出しが表示される前に消去されてもよいし、吹き出しが表示されるタイミングで消去されてもよいし、吹き出しが表示された後で消去されてもよい。その後は、例えば、図243(B8)に示すように、第1チェックポイントCP1の表示や「UP」の表示を行い、チャンスアップ予告が発生したことの履歴を表示するようにしてもよい。なお、チャンスアップ予告が発生するタイミングの一部又は全部がチャンスアップメータCMTcによって報知されるとともに、チャンスアップメータCMTcによって報知されたタイミングに対応するチャンスアップ予告が行われる前に、この演出例のようにチャンスアップメータCMTcの情報表示領域において「そろそろBOYが登場」といったチャンスアップ予告が発生することを予告する表示が行われてもよい。つまり、チェックポイントを表示している場合に、ボゥイのキャラクタBOYが表示されるタイミングの前に「そろそろBOYが登場」が表示されてもよい。
図244(D1)〜同図(D5)は、図243(B8)に続く演出の別の演出パターンであり、チャンスアップメータCMTcによる演出においてチャンスアップ予告が発生する回数が増加することを報知する演出が行われている様子を示している。なお、図244(D1)に示す演出は、図243(B8)に示す演出を同じであるので、説明を省略する。
その後、図244(D2)では、最終地点GPに向かって進行するサボハニのキャラクタSBHの前方に煙が発生するエフェクト(煙のエフェクトEF115)が表示されている様子が示されている。
その後、煙のエフェクトEF115が消去されると、図244(D3)に示すように、チビ姫のキャラクタCHMが出現し、図244(D4)に示すように、チビ姫のキャラクタCHMの近傍に「1UP!」の文字が付された吹き出しが表示され、チャンスアップ予告が発生する回数が1回増加する可能性があることが報知されている。なお、チビ姫のキャラクタCHMによるチャンスアップ予告の発生回数を増加する演出が行われている間、サボハニのキャラクタSBHは、停止表示されているが、チビ姫のキャラクタCHMによるチャンスアップ予告の発生回数を増加する演出が行われている間も進行していてもよい。
その後、図244(D5)に示すように、チビ姫のキャラクタCHMが消去されると、チャンスアップメータCMTcの情報表示領域に表示されているチャンスアップ予告の発生回数の表示が「あと2か所」から「あと3か所」に変化し、チャンスアップ予告があと3回発生する可能性があることが報知される。なお、チビ姫のキャラクタCHMの「1UP!」の吹き出しが表示される前にチャンスアップ予告の発生回数の表示が更新されてもよいし、吹き出しが表示されるタイミングでチャンスアップ予告の発生回数の表示が更新されてもよいし、吹き出しが表示された後でチャンスアップ予告の発生回数の表示が更新されてもよい。また、チビ姫のキャラクタCHMが消去される前にチャンスアップ予告の発生回数の表示が更新されてもよいし、チビ姫のキャラクタCHMが消去されるタイミングでチャンスアップ予告の発生回数の表示が更新されてもよいし、チビ姫のキャラクタCHMが消去された後でチャンスアップ予告の発生回数の表示が更新されてもよい。また、サボハニのキャラクタSBHは、チビ姫のキャラクタCHMによるチャンスアップ予告の発生回数を増加する演出が行われている間は停止表示されていたため、実際のスーパーリーチの進捗に対し、サボハニのキャラクタSBHの位置が手前となっており、遅れているので、その後は、サボハニのキャラクタSBHが加速し、急いでいる様子を示す演出や、サボハニのキャラクタSBHをワープさせて実際のスーパーリーチの進捗に対応する位置に表示位置を変更させる等、サボハニのキャラクタSBHの表示位置の帳尻を合わせるようにしてもよいし、サボハニのキャラクタSBHの表示位置の帳尻を合わせないようにしてもよい。
この演出例では、チャンスアップメータCMTc関連の演出のみを行うチビ姫のキャラクタCHMを登場させてチャンスアップ予告の発生回数を増加する演出を行うようにしたが、チャンスアップメータCMTcを構成する他の要素(例えば、サボハニのキャラクタSBH)を用いて、例えば、上述したランクアップ演出と同じ要領でチャンスアップ予告の発生回数を増加する演出を行うようにしてもよい。また、チャンスアップメータCMTcを構成しない他の要素によってチャンスアップ予告の発生回数を増加する演出を行うようにしてもよく、例えば、上述したタイマ予告によりチャンスアップ予告の発生回数を増加するようにしてもよいし、予告アイコンYIによる演出によりチャンスアップ予告の発生回数を増加するようにしてもよいし、ミニゲームの結果によりチャンスアップ予告の発生回数を増加するようにしてもよいし、図239(C1)に示すナビキャラクタYMを用いた演出によりチャンスアップ予告の発生回数を増加するようにしてもよい。また、増加するチャンスアップ予告の発生回数は1回に限らず2回以上であってもよいし、例えば、「0UP!」などと表示され、チャンスアップ予告の発生回数が増加しないガセの演出が行われる場合があってもよい。このことは、チャンスポイントが表示されている場合にも適用可能である。
図245は、図243に示すチャンスアップメータを用いた演出の別の演出パターンについて示す図である。
図245(A1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、中央領域で第1装飾図柄が高速変動を行っている。また、左上では第2装飾図柄が変動表示を行っている。また、図245(A1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lには、演出表示領域208dに、保留枠UIが表示されている。この保留枠UIは、保留アイコン表示領域HIS、変動アイコン表示領域CIS、演出アイコン表示領域DISを有する。変動アイコン表示領域CISは中央に設けられ、変動アイコン表示領域CISには、台座hs0が配置されている。保留アイコン表示領域HISは、変動アイコン表示領域CISの左側に設けられ、左ベースアイコンbIlの上に4つのステージ(第1ステージhs1〜第4ステージhs4)が配置されている。なお、図245(A1)では、保留アイコン表示領域HISの前面側にオーバーラップするように図243(B1)に示すCUM準備中表示MTYaが表示されており、視認困難とされている。演出アイコン表示領域DISは、変動アイコン表示領域CISの右側に設けられ、演出アイコン表示領域DISには、右ベースアイコンbIrが配置されている。さらに、図245(A1)に示すタイミングでは、特図1の保留が1つであり、第2保留数表示では、「1」と「0」が表示されている。また、変動アイコン表示領域CISの台座hs0の上には、変動アイコンh0が表示されている。変動アイコンh0の表示態様は、図179(a)のNo.1に記したデフォルトの表示態様となっている。また、この演出例では、例えば、図180〜図207に示して上述した要領で予告アイコンYIが出現し、表示画面の右上隅部に表示されている。また、この演出例では、CUM準備中表示MTYaの情報表示領域に「メータ×1」の文字が表示されており、チャンスアップメータCMTcを用いた演出が1回行われることを予告している。
その後、図245(A2)に示すように、箱が閉じた表示態様である態様aの予告アイコンYIが使用され、箱が開いた表示態様である態様dに変化し、箱の中からランクアップを予告する「UP」の予告表示が飛び出すアニメーションが表示される。ここで出現した「UP」の予告表示は、チャンスアップメータCMTcを用いた演出の発展回数の増加を予告する表示である。なお、予告アイコンYIが使用される前、すなわち箱が開く前に、箱が開くことを事前に予告する演出(例えば、箱がカタカタと振動するアニメーション演出等)を行ってもよい。また、このような演出を行った場合、実際に箱は、必ず開いてもよいし、開かない場合があってもよい。
図245(A3)では、使用された予告アイコンYIが消え、「UP」の予告表示が右図柄表示領域208cに表示されている。図245(A4)では、その「UP」の予告表示を用いた昇格アニメが開始される。図245(A4)では、「UP」の予告表示が、右図柄表示領域208cで光の玉EF116に変化した後、CUM準備中表示MTYaの情報表示領域にめがけて飛んでいき、情報表示領域の「メータ×1」における回数を示す「1」の部分にぶつかっている様子が示されている。このとき、CUM準備中表示MTYa全体が視認困難な態様とされてもよい。このとき、「メータ×1」における「1」の部分が視認困難な態様とされている。なお、この演出例において、昇格アニメが行われることなくチャンスアップメータCMTcを用いた演出の発展回数が増加してもよいし、昇格アニメが行われてチャンスアップメータCMTcを用いた演出の発展回数が増加する場合と、昇格アニメが行われることなくチャンスアップメータCMTcを用いた演出の発展回数が増加する場合とがあってもよい。
すると、図245(A5)に示すように、情報表示領域の「メータ×1」の表示が「メータ×2」となり、チャンスアップメータCMTcを用いた演出が1回発展し、2回行われる可能性があることが報知される。その後は、図222(A3)〜同図(A7)に示す演出と同様の演出が行われる。
図245(A6)に示す演出は、図243(B2)に示す演出に対応しており、チャンスアップメータCMTcの情報表示領域における表示が異なる点を除き、演出内容は同じであるので、説明を省略する。
図245(A7)では、CUM準備表示MTYaからチャンスアップメータCMTcに表示が切り替わっている様子が示されている。この演出例では、CUM準備中表示MTYaからチャンスアップメータCMTcに切り替わっても、チャンスアップメータCMTcの情報表示領域においてチャンスアップメータCMTcを用いた演出の発展回数が引き続き表示されている。また、図245(A7)では、CUM準備中表示MTYaからチャンスアップメータCMTcに表示が切り替わるタイミングで、情報表示領域の「メータ×2」の表示が「メータ×1」となり、チャンスアップメータCMTcを用いた1回目の演出が実行開始されたことが示されている。なお、CUM準備中表示MTYaからチャンスアップメータCMTcに表示が切り替わる前に情報表示領域の「メータ×2」の表示が「メータ×1」に切り替わってもよいし、CUM準備中表示MTYaからチャンスアップメータCMTcに表示が切り替わった後で情報表示領域の「メータ×2」の表示が「メータ×1」に切り替わってもよい。また、この演出例では、図222(A9)に示す演出と同様に、第1チェックポイントCP1〜第3チェックポイントCP3が表示されており、チャンスアップ予告の表示回数と表示されるタイミングが示されている。
図245(A8)は、カーソルとして機能するサボハニのキャラクタSBHが移動を開始した様子が示されている。このとき、サボハニのキャラクタSBHの近傍には、「START!!」と書かれた吹き出しが表示されることにより、サボハニのキャラクタSBHの移動開始を報知している。なお、「START!!」の吹き出しが表示されないようにしてもよい。また、「START!!」が表示される場合とされない場合があるようにしてもよい。
その後、図245(A9)では、最終地点GPにおけるプラカードの表示が「クエスチョンマーク」で表示され、最終地点GPにサボハニのキャラクタSBHが到達すると、チャンスアップメータCMTcを用いた演出が発展する可能性があることを示唆している。その後は、例えば、図29(3)〜同図(16)に示す演出と同様の演出が行われる。
その後、図245(A10)では、図29(17)と同様の演出が行われている。なお、チャンスアップメータCMTcにおける最終地点GPにおけるプラカードの表示は、相変わらず「クエスチョンマーク」の表示となっている。
その後、図245(A11)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、レバー画像136Vaではなく、ボタン画像136aと残時間表示メータMTが表示され、チャンスアップの予告としてのレバー演出が開始されなかった様子が示されている。そのため、サボハニのキャラクタSBHの吹き出しは表示されず、また、図245(A10)〜同図(A12)に示すように、サボハニのキャラクタSBHは第3チェックポイントCP3をそのまま通過し、第3チェックポイントCP3におけるマーキングや「UP」の文字の表示も行われない。なお、図245(A11)に示すタイミングでは、演出ボタン136の操作有効期間は、未だ開始されていない。演出ボタン136の操作有効期間は、その後開始され、遊技者による演出ボタン136の操作を受付可能な状態となる。
その後、図245(A12)に示す残時間表示メータMTでは、上記操作有効期間が減っている様子が示されている。一方、チャンスアップメータCMTcでは、サボハニのキャラクタSBHが最終地点GP手前に位置している。
その後、上記操作有効期間内において、図245(A13)に示すタイミングで、遊技者が演出ボタン136を操作すると、図245(A14)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、殿様のキャラクタと敵役の剣豪が「外したか・・・」というセリフとともに、勝敗が決しない様子の表示が行われる。また、チャンスアップメータCMTcでは、最終地点GPにおけるプラカードに「発展」という文字表示が行われ、リーチ演出が発展することが報知される。これに伴い、チャンスアップメータCMTcによる演出が発展し、2回目の演出が開始されることが示唆される。
その後、図245(A15)に示される殿様のキャラクタによるカットイン画像CI4の表示が行われた後、図245(A16)に示すように、剣豪リーチにおいてパンダのキャラクタが助っ人として登場する旨の演出が開始される。また、チャンスアップメータCMTcでは、サボハニのキャラクタSBHが空飛ぶじゅうたんに乗って、開始地点SPに向かっていく様子が示されている。このとき、チャンスアップメータCMTcによる演出が発展し、2回目の演出が行われたとして、情報表示領域における「メータ×1」の表示が「メータ×0」に変化している。なお、カットイン画像CI4が表示される前に情報表示領域における表示が変化してもよいし、カットイン画像CI4が表示されるタイミングで情報表示領域における表示が変化してもよいし、カットイン画像CI4が表示された後で情報表示領域における表示が変化してもよい。また、パンダのキャラクタが助っ人として登場する旨の演出が開始する前に情報表示領域における表示が変化してもよいし、パンダのキャラクタが助っ人として登場する旨の演出が開始するタイミングで情報表示領域における表示が変化してもよいし、パンダのキャラクタが助っ人として登場する旨の演出が開始された後で情報表示領域における表示が変化してもよい。また、「メータ×0」に表示変化せず、「メータ×1」の表示を消去するようにしてもよい。
その後、図245(A16)〜同図(A18)に示すように、サボハニのキャラクタSBHが開始地点SPに向かう途上で、サボハニのキャラクタSBHによりオーバーラップさせながら、チャンスアップメータCMTcを変更する表示を行う。そのため、サボハニのキャラクタSBHの移動により、例えば、図245(A17)に示すように、変更後のチャンスアップメータCMTの一部が出現して第6チェックポイントCP6が出現し、図245(A18)に示すように、第5チェックポイントCP5が出現する。
図245(A18)では、サボハニのキャラクタSBHが再び開始地点SPに位置している様子が示されている。このとき、チャンスアップメータCMTcでは、第5チェックポイントCP5及び第6チェックポイントCP6が変化前の表示状態(赤色のマーキングが付されておらず、「UP」の文字表示も行われていない状態)となっている。そして、チャンスアップメータCMTcでは、サボハニのキャラクタSBHの移動が開始される。
その後、図245(A19)では、SP剣豪リーチに発展した様子が示されている。SP剣豪リーチは、剣豪リーチが発展して移行するリーチであり、剣豪リーチからSP剣豪リーチに発展しない場合よりも大当りとなりやすいリーチ演出である。SP剣豪リーチでは、図245(A19)に示すように、主人公の殿様と敵役の剣豪が対峙する点では、発展前の剣豪リーチと同じであるが、主人公の殿様の助っ人としてパンダを従えている点と、背景に満月が表れている点で異なっている。さらに、図245(A19)では、サボハニのキャラクタSBHが第5チェックポイントCP5に到達するタイミングで、3匹のコパンダのキャラクタによって構成されるコパンダ応援団KPD48が応援している様子を示すチャンスアップ予告が行われており、SP剣豪リーチの大当りに対する信頼度が飛躍的に高くなっていることを報知している。なお、コパンダ応援団KPD48は、SP剣豪リーチにおいて必ず出現するようにしてもよいし、出現しない場合があってもよい。その後は、例えば、図30(31b)〜同図(34b)に示して上述した要領で演出が行われ、さらにその後は、例えば、演出レバー136Vが操作されると、図29(24)〜同図(28)に示して上述した要領で演出が行われて、大当りとなることが報知される。なお、ハズレとなることが報知されてもよい。
この演出例では、CUM準備中表示MTYaやチャンスアップメータCMTcの構成要素とは別の要素により、チャンスアップメータCMTcを用いた演出の発展回数を増加する演出を行うようにしたが、CUM準備中表示MTYaやチャンスアップメータCMTcの構成要素(例えば、サボハニのキャラクタSBH)を用いて、チャンスアップメータCMTcを用いた演出の発展回数を増加する演出を行うようにしてもよい。また、純粋にチャンスアップメータが表示される回数をストックし、これを表示するようにしてもよい。また、この演出例では、チャンスアップメータCMTcが表示される数がスーパーリーチが発展する回数に対応する例を示したが、チャンスアップメータCMTcが装飾図柄の変動表示中に表示されたり、スーパーリーチに移行したときに表示される等、チャンスアップメータCMTcが表示開始される場面が複数ある場合にも適用することができる。また、チャンスアップメータによる演出の実行が複数ストックされたときに、全て使用される場合と一部しか使用しない場合とがあってもよいし、チャンスアップメータによる演出の実行が複数ストックされた場合に、必ず全部使用されるように構成されてもよい。
図246は、チャンスアップメータ準備中表示を用いた先読み予告の一例を段階的に示した図である。
図246(A1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、中央領域で第1装飾図柄が高速変動を行っている。また、左上では第2装飾図柄が変動表示を行っている。また、図246(A1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lには、演出表示領域208dに、保留枠UIが表示されている。この保留枠UIは、保留アイコン表示領域HIS、変動アイコン表示領域CIS、演出アイコン表示領域DISを有する。変動アイコン表示領域CISは中央に設けられ、変動アイコン表示領域CISには、台座hs0が配置されている。保留アイコン表示領域HISは、変動アイコン表示領域CISの左側に設けられ、左ベースアイコンbIlの上に4つのステージ(第1ステージhs1〜第4ステージhs4)が配置されている。演出アイコン表示領域DISは、変動アイコン表示領域CISの右側に設けられ、演出アイコン表示領域DISには、右ベースアイコンbIrが配置されている。さらに、図246(A1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、特図1の保留アイコンが第1ステージhs1及び第2ステージhs2に表示されている。すなわち、第1保留アイコンh11及び第2保留アイコンh12が表示されている。特図1の保留アイコンh11の表示態様は、図179(a)のNo.1に記したデフォルトの表示態様である。第1装飾図柄表示装置208Lの右上には、特図1及び特図2の第2保留数表示(ここでは「2」と「0」)が表示されている。また、変動アイコン表示領域CISの台座hs0の上には、変動アイコンh0が表示されている。変動アイコンh0の表示態様も、図179(a)のNo.1に記したデフォルトの表示態様である。その後は、図246(A2)〜同図(A5)に示す演出が行われる。なお、図246(A2)〜同図(A5)に示す演出は、特図1の保留数が異なる点を除き、図223(C2)〜同図(C5)に示す演出と同じであるので、説明を省略する。なお、図223(D4)〜同図(D5)に示すように、図柄の仮停止表示中及び停止表示中もCUM準備中表示MTYが表示されてもよいし、図柄の仮停止表示中及び停止表示中にCUM準備中表示MTYが表示される場合と表示されない場合の両方があってもよい。このことは、図246(A10)〜同図(A11)に示す場合においても同様である。また、このことは、本明細書に記載したいずれの実施形態においても適用可能である。
図246(A6)では、特図1の保留(第1保留)が消化されて特図1の図柄変動表示が開始され、第1特図表示装置212における図柄変動表示が開始される。また、特図1の保留アイコンh11,h12の移動アニメーションが行われ、第1ステージhs1に配置されていた第1保留アイコンh11(今回の図柄変動の対象である保留アイコン)が変動アイコン表示領域CISの台座hs0上に移動して変動アイコンh0として表示され、第2ステージhs2に配置されていた第2保留アイコンh12が第1ステージhs1に移動して第1保留アイコンh11として表示される。また、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示も開始されている。その後は、図246(A7)〜同図(A8)に示す演出が行われる。なお、図246(A7)〜同図(A8)に示す演出は、特図1の保留数が異なる点を除き、図223(C6)〜同図(C7)に示す演出と同じであるので、説明を省略する。
その後、図246(A9)では、第2チェックポイントCP2に対応する位置に光のエフェクトEF117が表示され、チェックポイント出現アニメが行われている様子が示されている。
すると、図246(A10)に示すように、光のエフェクトEF117が消失し、第2チェックポイントCP2が出現する。このように、この演出例では、CUM準備中表示MTYの表示中にチャンスアップ予告が発生するタイミングを報知するチェックポイントが表示される様子が示されている。なお、この演出例では、チャンスアップメータCMTに表示されるチェックポイントのうちの一部のチェックポイント(第2チェックポイントCP2)のみをCUM準備中表示MTYに表示するようにしたが、チャンスアップメータCMTに表示されるチェックポイントのうちの全部のチェックポイント(第1チェックポイントCP1〜第3チェックポイントCP3)がCUM準備中表示MTYに表示されるようにしてもよい。また、この演出例では、CUM準備中表示MTYの構成要素(ゲージ部分)を用いてチェックポイントが出現する演出を行うようにしたが、CUM準備中表示MTYの構成要素以外の要素(例えば、上述した予告アイテムYI、ミニゲーム、タイマ予告等)を用いた演出によりチェックポイントが出現するようにしてもよい。
その後、左図柄、右図柄、中図柄の順に第1装飾図柄が停止表示し、図246(A11)に示すように、「装飾6−装飾4―装飾1」のハズレの装飾図柄の組み合わせで確定表示される。このとき、変動アイコンは消去される。また、この演出例では、装飾図柄の確定表示中は、CUM準備中表示MTYが非表示とされているが、装飾図柄が確定表示されている間にCUM準備中表示MTYが表示されるようにしてもよい。
その後、特図1の保留(第1保留)が消化されて特図1の図柄変動表示が開始され、第1特図表示装置212における図柄変動表示が開始され、図246(A2)に示す要領で炎のエフェクトEF101が表示された後、図246(A12)に示すように、CUM準備中表示MTYが再び表示される。このとき、前回の図柄変動表示における表示態様、すなわち、第2チェックポイントCP2が表示された態様でCUM準備中表示MTYが表示される。その後は、例えば、図222(A4)〜同図(A7)に示す演出と同様の演出が行われた後、図246(A13)に示す演出が行われる。なお、図246(A13)に示す演出は、CUM準備中表示MTYの表示態様が異なる点を除いて、図222(A8)に示す演出と同じであるので、説明を省略する。
図246(A14)では、CUM準備表示MTYからチャンスアップメータCMTに表示が切り替わっている様子が示されている。このとき、CUM準備中表示MTYにおいて非表示とされていた第1チェックポイントCP1と第3チェックポイントCP3が出現する。なお、CUM準備中表示MTYにおいて出現済みのチェックポイント(第2チェックポイントCP2)についてもこのタイミングで新たに出現する演出を行うようにしてもよい。なお、CUM準備中表示MTYからチャンスアップメータCMTに表示が切り替わる前にCUM準備中表示MTYにおいて非表示とされていたチェックポイントが出現するようにしてもよいし、CUM準備中表示MTYからチャンスアップメータCMTに表示が切り替わるタイミングでCUM準備中表示MTYにおいて非表示とされていたチェックポイントが出現するようにしてもよいし、CUM準備中表示MTYからチャンスアップメータCMTに表示が切り替わった後でCUM準備中表示MTYにおいて非表示とされていたチェックポイントが出現するようにしてもよい。その後、図246(A15)〜同図(A16)に示す演出が行われる。なお、図246(A15)〜同図(A16)に示す演出は、図222(A10)〜同図(A11)に示す演出を同じであるので、説明を省略する。
このように、この演出例では、複数回の図柄変動表示に亘ってCUM準備中表示MTYが表示される連続予告が行われ、CUM準備中表示MTYによる連続予告の実行中にCUM準備中表示MTYにおいてチェックポイントを出現する演出を行うようにしたが、CUM準備中表示MTYによる連続予告を行わず、実行中の図柄変動表示においてのみCUM準備中表示MTYが表示される演出が行われるようにしてもよい。この場合において、疑似連演出の実行中に、上述したようにしてCUM準備中表示MTYにチェックポイントが出現する演出が行われるようにしてもよい。また、CUM準備中表示MTYにおけるチェックポイントを出現する演出の他、出現したチェックポイントが消去される演出が行われる場合があってもよい。また、チェックポイントが出現する演出において、出現したチェックポイントに対応するチャンスアップ予告が必ず行われてもよいし、出現したチェックポイントに対応するチャンスアップ予告が行われないガセの演出が行われる場合があってもよい。また、チェックポイントが全部出現してもよい。このことは、図225(F1)に示す演出例や、図226(A1)〜同図(A3)、同図(B1)、同図(C1)、同図(D1)にそれぞれ示す演出例についても適用可能である。
図247は、チャンスアップメータの別の表示パターンについて説明する図である。
図247(A1)〜同図(A15)は、図222(A7)に続く別の演出例であり、チャンスアップメータCMTに、サボハニのキャラクタSBHの他、マーカーMRKbがカーソルとして表示されている様子を示している。
図247(A1)は、例えば、図222(A7)に続く演出であり、スーパーリーチ演出に移行している様子を示している。また、表示画面の左下部分には、CUM準備中表示MTYが表示されている。
その後、図247(A2)では、CUM準備表示MTYからチャンスアップメータCMTに表示が切り替わっている様子が示されている。この演出例では、カーソルとしてのサボハニのキャラクタSBHの他、サボハニのキャラクタSBHの足元に逆三角形からなるマーカーMRKbも表示されている。すなわち、スーパーリーチの進捗を2つのカーソルで表示する様子が示されている。なお、サボハニのキャラクタSBHは、マーカーMRKbに一部がオーバーラップされているが、マーカーMRKbがサボハニのキャラクタSBHにオーバーラップしない位置(例えば、ゲージの下方等)に表示するようにしてもよい。この演出例では、マーカーMRKbは、サボハニのキャラクタSBHと同期して移動している。その後、図247(A2)〜同図(A15)に示す期間では、例えば、図29(2)〜同図(26)に示す演出と同様の演出が行われる。なお、図247(A2)〜同図(A15)に示す期間において行われる演出は、チャンスアップメータCMTにマーカーMRKbが表示されている点を除いて、図29(2)〜同図(26)と同じであるので、説明を省略する。
なお、この演出例では、マーカーMRKbとサボハニのキャラクタSBHとが同期して移動しているが、例えば、ボタン演出やレバー演出の実行中にサボハニのキャラクタSBHがチェックポイントで待機するアニメーション(例えば、足踏みしているとかで進行しない状態を示すアニメーション等)が行われている間、マーカーMRKbは進行するようにし、マーカーMRKbとサボハニのキャラクタSBHとが同期して移動しない期間があってもよい。あるいは、マーカーMRKbとサボハニのキャラクタSBHのいずれか一方がスーパーリーチ演出の進捗に対応した位置に表示され、他方がスーパーリーチ演出の進捗に対応しない位置に表示される場合があってもよい。また、マーカーMRKbは、スーパーリーチ演出の進捗に対応した位置に表示され、サボハニのキャラクタSBHがチェックポイントにワープし、ワープしたチェックポイントに対応するチャンスアップ予告の発生を予告するようにしてもよい。また、或るチェックポイントでチャンスアップ予告が発生しなかった場合に、その後、サボハニのキャラクタSBHが当該発生しなかったチャンスアップ予告に対応する位置のチェックポイントにワープし、当該チェックポイントに対応するチャンスアップ予告が発生したことにして、大当りの信頼度がアップしたことを示唆するようにしてもよい。また、この演出例では、大当りとなる場合の例について説明したが、ハズレとなる場合も同様にしてマーカーMRKbの表示を行うこともできる。この場合、例えば、マーカーMRKb及び/又はサボハニのキャラクタSBH最終地点GPに到達しないで復活演出が開始する場合があってもよい。なお、この演出例では、CUM準備中表示MTYとしてサボハニのキャラクタSBHが表示されており、マーカーMRKが表示されていないが、CUM準備中表示MTYの表示中にマーカーMRKが表示されてサボハニのキャラクタSBHが表示されなくてもよく、CUM準備中表示MTYの表示中にサボハニのキャラクタSBH及びマーカMRKが表示されてもよい。さらに、(1)CUM準備中表示MTYにサボハニのキャラクタSBHのみが表示されるパターン、(2)CUM準備中表示MTYにマーカーMRKのみが表示されるパターン、(3)CUM準備中表示MTYにサボハニのキャラクタSBHとマーカーMRKの両方が表示されるパターンがある場合において、(1)の場合があってもよいし、(2)の場合があってもよいし、(3)の場合があってもよい。また、(1)の場合があってもよいし、(3)の場合があってもよい。また、(1)の場合があってよいし、(2)の場合があってもよい。
図247(B1)〜同図(B11)は、図227(A7)に続く別の演出パターンを示している。
図247(B1)〜(B2)は、例えば、図222(A7)に続く演出であり、スーパーリーチ演出に移行している様子を示している。また、表示画面の左下部分には、CUM準備中表示MTYが表示されている。
その後、図247(B3)では、CUM準備表示MTYからチャンスアップメータCMTに表示が切り替わっている様子が示されている。この演出例では、チャンスアップメータCMTにおけるゲージの構成が、図222(A9)に示すものと異なっている。具体的には、図247(B3)に示すチャンスアップメータCMTには、チェックポイントが1つ(第2チェックポイントCP2)のみ表示されており、最終地点GPaの表示態様も異なっている。すなわち、この演出例では、最終地点GPaが図柄変動表示の結果が導出されるタイミングに対応しておらず、スーパーリーチ演出の途中でチャンスアップメータCMTによる演出が開始し、終了する例を示している。換言すれば、この演出例では、スーパーリーチ演出中のある期間だけチャンスアップ予告が行われるタイミングを報知するチャンスアップメータCMTによる演出が行われる例が示されているということができる。
図247(B4)は、カーソルとして機能するサボハニのキャラクタSBHが移動を開始した様子が示されている。このとき、サボハニのキャラクタSBHの近傍には、「START!!」と書かれた吹き出しが表示されることにより、サボハニのキャラクタSBHの移動開始を報知している。このとき、ボタン画像136aと残時間表示メーターMTが表示され、ボタン演出による予告が開始されたことを報知している。すなわち、この演出例では、ボタン演出の開始から終了までの期間においてチャンスアップメータCMTによる演出が行われている様子が示されている。なお、この演出例では、開始地点SPから第2チェックポイントCP2までの期間が演出ボタン136の操作を受け付ける操作有効期間に対応している。また、図247(B4)に示すタイミングでは、未だ操作有効期間は開始されておらず、操作有効期間は、その後開始される。
その後、図247(B5)に示す残時間表示メータMTでは、上記操作有効期間が減っている様子が示されている。一方、チャンスアップメータCMTでは、サボハニのキャラクタSBHが操作有効期間が開始されてからの時間に対応する位置まで移動している様子が示されている。
その後、図247(B6)に示すタイミングで、遊技者により演出ボタン136が押下されると、図247(B7)に示すように、図29(13)に示して上述した金カットイン画像CI3が表示される。このとき、サボハニのキャラクタSBHは、表示位置に拘らず、第2チェックポイントCP2まで加速移動する。なお、第2チェックポイントCP2までワープしてもよい。なお、操作有効期間が経過した場合にも金カットイン画像CI3が表示されるが、表示されないようにしてもよい。また、この演出例では、操作有効期間に演出ボタン136が操作された場合に金カットイン画像CI3が表示されるようにしたが、例えば、サボハニのキャラクタSBHがゲージ上を進行し、チェックポイント(例えば、第2チェックポイントCP2)に到達するタイミングで演出ボタン136が操作された場合に、金カットイン画像CI3が表示され、チェックポイントに到達するタイミングから外れたタイミングで演出ボタン136が操作された場合には、金カットイン画像CI3が表示されないようにしてもよいし、金カットイン画像CI3に替えて、弱カットイン画像CI3bが表示されるようにしてもよい。
その後、図247(B8)に示す装飾図柄表示装置208では、サボハニのキャラクタSBHの近傍に「チャンスアップ 金カットイン」の文字が付記された吹き出しが表示され、金色の枠で囲まれたカットイン画像の表示による予告が行われたことを報知している。なお、サボハニのキャラクタSBHは、殿様のキャラクタ画像CI3が表示されている間も、第2チェックポイントCP2で停止するが、停止しないようにしてもよい。また、この演出例において、サボハニのキャラクタSBHが第2チェックポイントCP2に到達するタイミングとボタン演出が開始されるタイミングとが同じであってもよいし、サボハニのキャラクタSBHが第2チェックポイントCP2に到達した後でボタン演出が開始されてもよいし、ボタン演出が開始されてからサボハニのキャラクタSBHが第2チェックポイントCP2に到達してもよい。また、この演出例では、第2チェックポイントCP2によりチャンスアップ予告が発生するポイントを示しているが、最終地点GPaがチャンスアップ予告の発生するポイントして示すようにしてもよい。その場合、最終地点GPaに到達しない場合があってもよく、最終地点GPaにサボハニのキャラクタSBHが到達することでチャンスアップ予告が発生し、最終地点GPaにサボハニのキャラクタSBHが到達しない場合には、チャンスアップ予告が発生しないようにしてもよい。また、最終地点GPaに必ず到達するようにしてもよく、この場合は、サボハニのキャラクタSBHが最終地点GPaに到達すると必ずチャンスアップ予告が発生してもよいし、最終地点GPaに到達してもチャンスアップ予告が発生しない場合があってもよい。
その後、図247(B9)に示すように、チャンスアップメータCMTにおける第2チェックポイントCP2が赤色でマーキングされるとともに、予告が出現したことにより大当りの信頼度がアップしたことを示す「UP」の文字がその上方に表示され、予告が発生したことの履歴が示される。なお、「UP」の表示は、サボハニのキャラクタSBHによりオーバーラップされており、オーバーラップされていない状態である場合よりも視認困難とされている。
その後、サボハニのキャラクタSBHが移動を開始し、図247(B10)では、最終地点GPaに到達した様子が示されている。すると、図247(B11)に示すように、チャンスアップメータCMTが消去され、スーパーリーチ演出は引き続き行われる。
なお、この演出例では、スーパーリーチにおける一部の期間においてチャンスアップメータCMTによる演出を行うようにしたが、スーパーリーチ以外の期間(例えば、ノーマルリーチにおける一部の期間や、リーチ状態となっていない図柄変動表示における一部の期間において行うようにしてもよい。
図248は、別のスーパーリーチにおいて実行されるチャンスアップメータの演出例について説明する図である。
図248(A1)〜同図(A16)は、例えば、図16(24)に続く別の演出例であり、上述したスーパーリーチの一例としての剣豪リーチとは別の姫リーチの演出が行われている様子を示している。
図248(A1)は、例えば、図16(24)に続く演出であり、スーパーリーチに移行する様子が示されている。
図248(A2)では、スーパーリーチの一例である姫リーチの演出が開始された様子が示されている。具体的には、第1装飾図柄表示装置208Lでは、姫のキャラクタが歌う曲である「そこにあるかも知れない・・・」のタイトル表示が行われ、第1装飾図柄が表示画面の右下隅部に移動している様子が示されている。
その後、図258(A3)では、姫のキャラクタが登場し、踊っている様子が示されるとともに、姫のキャラクタの前面側にオーバーラップするように、表示画面の中央やや下方に帯状の歌詞表示領域LYCが左右に延在して配置されている。そして、歌詞表示領域LYCには、姫のキャラクタが歌う曲の歌詞が横書きで表示されるとともに、歌詞の下方には三角形状のマーカーMRKcが表示されており、曲の進行に合わせてマーカーMRKcが右方向へ移動するように構成されており、歌い出しのタイミング等を報知している。図258(A3)に示す歌詞表示領域LYCでは、「だけど 本当の優しさが」が表示されており、そのうちの「優」の文字が他の文字と比べて太字でかつ大きいサイズで表示されている。すなわち、この演出例では、姫のキャラクタが「優」の部分を歌うタイミングで、チャンスアップ予告が発生する可能性があることを示唆している。換言すれば、「優」の文字が上述したチャンスアップメータCMTにおけるチェックポイントの機能を有しているということができる。なお、この演出例では、歌詞によりチャンスアップ予告の発生タイミングを示唆しているが、例えば、会話予告におけるセリフにおいて特定の文字の表示態様を他の文字と異ならせてセリフに合わせた音声を出力し、セリフにおける特定の文字に対応する音声が出力されるタイミングでチャンスアップ予告が発生する可能性があることを示唆するようにしてもよい。
図248(A4)は、姫のキャラクタの歌に合わせてマーカーMRKcが移動している様子が示されている。その後、図248(A5)では、姫のキャラクタが「優」の部分を歌うタイミングで歌詞表示領域LYCの上下の枠がデフォルトの表示態様である白色から赤色に変化し、チャンスアップ予告が行われている様子が示されている。
すると、図248(A6)では、「優」の文字の近傍に「チャンスアップ 歌詞枠が赤」の文字が付記された吹き出しが表示され、チャンスアップ予告が行われたことを報知している。なお、歌詞表示領域LYCの表示態様が変化するタイミングで吹き出しが表示されてもよいし、歌詞表示領域LYCの表示態様が変化した後で吹き出しが表示されてもよいし、歌詞表示領域LYCの表示態様が変化する前に吹き出しが表示されてもよい。なお、歌詞枠が白色>赤色>金色>虹色の順にランクアップしてもよく、また、白色から金色といったように1又は2以上ランクを飛ばしてランクアップしてもよい。この場合、虹色>金色>赤色>白色の順で大当りの期待度が高くなっており、虹色の場合は大当り確定であってもよい。また、「優」などのタイミングを報知している文字によって、変化する態様を報知(例えば、「優」を赤色にする等)してもよい。また、この演出例では、チャンスアップ予告が発生するポイントが1つであるものについて説明したが、チャンスアップ予告が発生するポイントとが複数個あってもよい。また、歌詞枠の色によって同じリーチでもチャンスアップ予告が発生するポイントが変化してもよい。また、歌詞枠の色によらず、チャンスアップ予告が発生するポイントが同じであってもよい。
その後、図248(A7)では、引き続き、姫のキャラクタの歌に合わせてマーカーMRKcが移動しており、「だけど 本当の優しさが」のフレーズを歌い終えたタイミングを示している。なお、この演出例において、チャンスアップ予告が発生したことの履歴を、チャンスアップ予告が発生したときに表示されているフレーズの表示中にのみ表示するようにしたが、チャンスアップ予告が発生したときに表示されているフレーズから他のフレーズに切り替わった後も引き続きチャンスアップ予告が発生したことの履歴を表示するようにしてもよく、例えば、チャンスアップ予告が発生したフレーズを歌詞表示領域LYCとは別の表示領域に表示し、発生したチャンスアップ予告の種類を示唆するようにしてもよいし、チャンスアップ予告が発生した回数を表示するようにしてもよいし、発生したチャンスアップ予告の種類を明示的にあるいは暗示的に表示するようにしてもよい。
続いて、図248(A8)では、歌詞表示領域LYCにおける歌詞の表示が切り替わり、「そこにあるかも」のフレーズが表示されており、これらの文字はいずれも同一の表示態様とされている。
図248(A9)では、マーカーMRKcが姫のキャラクタの歌に合わせて移動しており、「そこにあるかも」のフレーズを歌い終えたタイミングを示している。
すると、図248(A10)では、ボタン画像136aと残時間表示メーターMTが表示され、ボタン演出による最終ジャッジ演出が開始された様子が示されている。また、ボタン演出が開始されると、歌詞表示領域LYCはいったん消去される。なお、図248(A10)に示すタイミングでは、未だ操作有効期間は開始されておらず、操作有効期間は、その後開始される。なお、歌詞表示領域LYCがそのまま表示されてもよい。
その後、図248(A11)に示す残時間表示メータMTでは、上記操作有効期間が減っている様子が示されている。
その後、図248(A12)に示すタイミングで、遊技者により演出ボタン136が押下されると、図248(A13)では、歌詞表示領域LYCが再び表示されるとともに、この歌詞表示領域LYCには、「知れない」のフレーズが表示され、最終ジャッジ演出に成功した様子が示されている。その後、姫のキャラクタの歌に合わせてマーカーMRKcが移動し、図248(A14)に示すタイミングで「知れない」のフレーズが歌い終わると、マーカーMRKcも「知れない」のフレーズの右側に位置するようになる。なお、ハズレとなる場合は、演出ボタン136が押下されると、例えば、画面が暗転し、曲を最後まで歌うことができず、最終ジャッジ演出に失敗した演出表示が行われることとなる。
図248(A15)では、歌詞表示領域LYCが消去され、曲を歌い切った様子が示されている。その後、図248(A16)に示すように、中図柄に「装飾7」が表示され、大当りとなることが報知される。
図248(B1)〜同図(B11)は、例えば、図222(A8)に続く別の演出例を示しており、チャンスアップメータCMTによる演出の実行中にチャンスアップ予告が発生することを事前に報知する様子を示している。
図248(B1)は、例えば、図222(A8)に続く演出であり、CUM準備表示MTYからチャンスアップメータCMTに表示が切り替わっている様子が示されている。図248(B1)に示すチャンスアップメータCMTでは、第1チェックポイントCP1、第2チェックポイントCP2及び第3チェックポイントCP3が配置されている。これら第1チェックポイントCP1〜第3チェックポイントCP3は、チャンスアップ予告が発生する場合があることを示すものであり、遊技者に期待感を持たせるようにしている。すなわち、サボハニのキャラクタSBHが移動する道中で第1チェックポイントCP1〜第3チェックポイントCP3にそれぞれ到達すると、特定の予告が発生する場合がある。また、最終地点GPでは、プラカードが回転表示しており、サボハニのキャラクタSBHが最終地点GPに到達することにより、大当り及びハズレのいずれかの結果が導出されることを示唆している。また、この演出例では、ゲージ部分における第2チェックポイントCP2の上方に宝箱TRGが表示されている。この宝箱TRGは、サボハニのキャラクタSBHが近接すると開放し、チャンスアップ予告の発生を予告する可能性があることを示している。なお、図248(B1)〜同図(B2)における期間では、例えば、図29(2)〜同図(7)に示す演出と同様の演出が行われる。
図248(B3)では、サボハニのキャラクタSBHが移動を開始した後、宝箱TRGに近づいた様子が示されている。すると、図248(B4)に示すように、宝箱TRGが開放し、宝箱TRGの中から「UP」の文字が出現する。これにより、第2チェックポイントCP2において、金カットイン画像CI3の表示によるチャンスアップ予告が発生することが予告される。なお、この演出例では、サボハニのキャラクタSBHが第2チェックポイントCP2に到達する前に宝箱を開放してチャンスアップ予告の発生を予告するようにしたが、第2チェックポイントCP2に到達した場合に宝箱TRGが開放するように構成されてもよい。すなわち、宝箱TRGが第2チェックポイントCP2に出現すること自体により、チャンスアップ予告が発生しやすいことを報知してもよい。
その後、図248(B5)では、宝箱TRGが「UP」の文字とともに消去され、サボハニのキャラクタSBHが引き続き第2チェックポイントCP2に向かっている様子が示されている。その後、図248(B6)〜同図(B11)に示す演出が行われる。なお、図248(B6)〜同図(B11)の期間において行われる演出は、図29(9)〜同図(16)に示す演出と同様であるので、説明を省略する。
この演出例では、宝箱TRGが開放して「UP」の文字が出現することにより対応するチェックポイントにサボハニのキャラクタSBHが到達するタイミングでチャンスアップ予告が発生することを事前に予告するようにしたが、例えば、チャンスアップ予告の発生とともに、より信頼度の高い態様となることを予告するようにしてもよい。また、宝箱TRGが配置されたチェックポイントにサボハニのキャラクタSBHが到達するタイミングで発生する可能性があるチャンスアップ予告の内容を示唆するアイコンが宝箱TRGから出現するようにしてもよく、例えば、第1チェックポイントCP1に宝箱TRGが配置されており、その宝箱TRGが開放されると、ボゥイのキャラクタBOYの顔のアイコンが出現して、ボゥイのキャラクタBOYが出現するチャンスアップ予告が行われることを予告するようにしてもよい。
図249は、チャンスアップメータによる演出の変形例について説明する図である。
図249(A1)〜同図(A6)は、一のチェックポイントにおいて複数のチャンスアップ予告が発生する様子を示している。
図249(A1)は、例えば、図29(1)に続く演出である。なお、図249(A1)〜同図(A2)に示す演出は、図29(2)〜同図(3)に示す演出と同じであるので、説明を省略する。
図249(A3)では、サボハニのキャラクタSBHが第1チェックポイントCP1に到達するタイミングで、ボゥイのキャラクタBOYが表示画面の左側から出現し、右側に向かって移動する様子が示されている。すなわち、ボゥイのキャラクタBOYの出現によるチャンスアップ予告が行われている様子が示されている。また、この演出例では、さらに、表示画面の右端からコパンダのキャラクタKPDが出現し、コパンダのキャラクタKPDの出現によるチャンスアップ予告も行われている。ここで、コパンダのキャラクタKPDは、スーパーリーチ演出における剣豪のキャラクタにオーバーラップしている。なお、コパンダのキャラクタKPDが剣豪のキャラクタにオーバーラップされてもよい。ここで、ボゥイのキャラクタBOYが出現した後でコパンダのキャラクタKPDが出現してもよいし、コパンダのキャラクタKPDが出現した後でボゥイのキャラクタBOYが出現してもよいし、ボゥイのキャラクタBOYとコパンダのキャラクタKPDとが同時に出現してもよい。
すると、図249(A4)では、サボハニのキャラクタSBHの近傍に「チャンスアップ BOY通過!!」の文字が付記された吹き出しが表示され、さらにその上方に「チャンスアップ コパンダ登場!!」の文字が付記された吹き出しも表示されており、第1チェックポイントCP1において2つのチャンスアップ予告が発生したことが報知されている。なお、「チャンスアップ BOY通過!!」の吹き出しと「チャンスアップ コパンダ登場!!」の吹き出しとが同時に表示されてもよいし、「チャンスアップ BOY通過!!」の吹き出しが表示された後で「チャンスアップ コパンダ登場!!」の吹き出しが表示されてもよいし、「チャンスアップ コパンダ登場!!」の吹き出しが表示された後で「チャンスアップ BOY通過!!」の吹き出しが表示されてもよい。サボハニのキャラクタSBHの吹き出しは、ボゥイのキャラクタBOYとコパンダのキャラクタKPDが出現した後に表示されてもよいし、ボゥイのキャラクタBOYとコパンダのキャラクタKPDの出現中(例えば、出現アニメの表示中)に表示されてもよいし、ボゥイのキャラクタBOYとコパンダのキャラクタKPDの出現前に表示されてもよい。また、サボハニのキャラクタSBHは、ボゥイのキャラクタBOYとコパンダのキャラクタKPDの表示による予告が行われている間は、第1チェックポイントCP1で停止するが、停止しないようにしてもよい。また、例えば、「チャンスアップ BOY通過!andコパンダ登場!!」というように一の吹き出しによってチャンスアップ予告が複数発生したことを報知してもよい。
図249(A5)は、ボゥイのキャラクタBOYとコパンダのキャラクタKPDがフレームアウトのアニメにより消去され、サボハニのキャラクタSBHの吹き出しも消去されている様子が示されている。なお、ボゥイのキャラクタBOYとコパンダのキャラクタKPDが消去された後で吹き出しが消去されてもよいし、吹き出しが消去された後でボゥイのキャラクタBOYとコパンダのキャラクタKPDが消去されてもよいし、ボゥイのキャラクタBOYとコパンダのキャラクタKPDが消去している間(フレームアウトのアニメの表示中)に吹き出しが消去されてもよい。また、サボハニのキャラクタは、チャンスアップメータCMTのゲージ上の移動を開始している。その後は、図249(A6)に示す演出が行われる。なお、図249(A6)に示す演出は、図29(8)に示す演出と同じであるので、説明を省略する。その後、例えば、図29(9)以降に示す演出が行われる。なお、この演出例では、複数のチャンスアップ予告が発生してもチャンスアップ予告が発生したことを示す「UP」の文字が1つしか表示されないが、発生したチャンスアップ予告の数に対応した数の「UP」(この演出例では、2つの「UP」の表示)が表示されてもよい。
図249(B1)〜同図(B7)は、スーパーリーチ中のチャンスアップメータによる演出においてチャンスアップ予告が発生しなかったチェックポイントがあった場合に、その後、当該チェックポイントでチャンスアップ予告が行われたことにする演出例を示している。なお、図249(B1)〜同図(B2)の期間では、例えば、図230(A6)〜同図(A17)に示す演出と同様の演出が行われている。
その後、図249(B3)に示すタイミングでサボハニのキャラクタSBHの動作が停止すると、図249(B4)に示すように、一時停止のアイコンPSEがチャンスアップメータCMTの一部を前面側で重なるように表示される。すなわち、この演出例では、一時停止のアイコンPSEがチャンスアップメータCMTに重なることで、チャンスアップメータCMTによる演出が一時停止した様子が示されている。なお、チャンスアップメータCMTの構成要素の一部又は全部によって一時停止であることを表示するようにしてもよい。
すると、図249(B5)に示すように、スーパーリーチの演出が中断されて姫のキャラクタが「リーチを書き換えるよ」と喋っている様子を示すカットインが表示される。このカットインの表示は、例えば、当該図柄変動表示において行われたリーチ演出について、他の内容の演出が行われたものとすることにより、大当りの信頼度を向上させる予告である。なお、このカットインの表示は、チャンスアップメータCMTには直接的に関連しない予告であるが、チャンスアップメータCMTに直接的に関係するチャンスアップの予告であってもよい。また、この演出例では、姫のカットインの表示が表示されている期間においても、一時停止のアイコンPSEとともにチャンスアップメータCMTを表示しているが、一時停止のアイコンPSE及びチャンスアップメータCMTを非表示としてもよい。また、一時停止のアイコンPSEを表示してチャンスアップメータCMTによる演出が一時停止される前に姫のカットインの表示するようにしてもよく、この場合、例えば、姫のカットインが表示されている期間において、チャンスアップメータCMTを非表示にし、姫のカットインの表示が終了してスーパーリーチの演出が再開されるときにチャンスアップメータCMTに一時停止のアイコンPSEを表示してチャンスアップメータCMTによる演出が一時停止する演出を行うようにしてもよい。また、一時停止のアイコンPSEが表示されている期間では、スーパーリーチの演出は一時停止される一方、チャンスアップメータCMTでは演出は停止されず、サボハニのキャラクタSBHが進行するようにしてもよいし、スーパーリーチの演出は一時停止されず、チャンスアップメータCMTにおける演出が一時停止するようにしてもよい。また、姫のキャラクタによるカットインの表示が行われる場合に、一時停止のアイコンPSEが表示されて演出が一時停止する場合と一時停止を行わない場合とがあってもよく、例えば、一時停止した場合は一時停止しなかった場合よりも大当り図柄態様が確定停止しやすいようにしてもよい。また、スーパーリーチ演出の進捗がチャンスアップメータCMTにおいて示すサボハニのキャラクタSBHの位置よりも進行しており、一時停止のアイコンPSEを表示してスーパーリーチ演出を一時停止させることにより、スーパーリーチ演出の進捗とサボハニのキャラクタSBHの位置との帳尻を合わせるような演出が行われてもよい。
図249(B6)では、姫のキャラクタによるカットインの表示が終了し、中断されていたスーパーリーチの演出が再開している様子が示されている。ただし、一時停止のアイコンPSEは表示されており、チャンスアップメータCMTによる演出は一時停止したままとなっている。
その後、図249(B7)に示すように、一時停止のアイコンPSEが消去され、チャンスアップメータCMTによる演出が再開する。このとき、リーチ演出が書き換えられており、チャンスアップ予告が発生しなかった旨の表示が行われていた第2チェックポイントCP2の表示が赤色でマーキングされた態様で表示されるとともに、チャンスアップ予告が発生したことを示す「UP」の文字も表示されている。すなわち、実際には、第2チェックポイントCP2に対応するチャンスアップ予告は行われていなかったが、行われたものとして表され、大当りの信頼度が向上している様子が示されている。なお、この演出例では、一時停止のアイコンPSEがチャンスアップメータCMTにオーバーラップしている様子が示されているが、例えば、チャンスアップメータに上述した情報表示領域が設けられた場合にあっては、当該情報表示領域に「一時停止」の文字が表示されてもよいし、チャンスアップメータCMTに「一時停止」の文字のみが表示され、バーの表示やサボハニのキャラクタSBH等のチャンスアップメータCMTを構成する画像が非表示とされてもよい。
図249(C1)〜同図(C6)は、チャンスアップメータの別表示態様について示している。
図249(C1)は、例えば、図29(1)に続く別の演出パターンを示している。具体的には、スーパーリーチ(剣豪リーチ)に移行すると、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面の下端に帯状に形成されたチャンスアップメータCMTxが左右に延在して表示される。このチャンスアップメータCMTxは、スーパーリーチの演出の進捗に応じて、開始地点SPxから最終地点GPxにかけて青色で表示されたゲージが左から右に向かって減少する態様で表示が変化する。なお、開始地点SPxの左側の領域では、「始」の文字が表示され、最終地点GPxの右側の領域では、「終」の文字が表示されており、チャンスアップメータCMTxの開始地点SPxと最終地点GPxが明示されている。また、チャンスアップメータCMTxの所定位置には、チェックポイントCPxが配置されており、後述するマーカーMRKxがチェックポイントCPxに到達するタイミングでチャンスアップ予告が行われる可能性があることを示している。なお、チェックポイントCPxは、白丸の中にクエスチョンマークが付された表示態様とされ、何らかのチャンスアップ予告が行われる可能性があることを示唆しており、遊技者に期待感を持たせることができる場合がある。なお、白丸の中にクエスチョンマークが付されていなくてもよいし、クエスチョンマークが付される場合と付されない場合とがあってもよい。また、白丸の中に、クエスチョンマークとは異なるマークや文字や記号が付されていてもよい。
図249(C2)は、チャンスアップメータCMTxによる演出が開始され、スーパーリーチの演出の進捗に応じてマーカーMRKxが開始地点SPxから最終地点GPxに向かって移動し、これに対応してゲージが減少している様子を示している。
その後、図249(C3)に示すタイミングでマーカーMRKxがチェックポイントCPxに到達すると、図249(C4)に示すように、楕円形の枠の中に「激熱」と付された吹き出しが殿様の顔の表示YSMNとともに表示され、大当りの信頼度の高いチャンスアップ予告(激熱予告)が行われる。なお、マーカーMRKxがチェックポイントCPxに到達してもチャンスアップ予告が行われない場合があってもよいし、他の種類のチャンスアップ予告が行われてもよい。また、チャンスアップ予告が行われている間は、マーカーMRKxがチェックポイントCPxの位置で待機するようにしてもよいし、待機せずに最終地点GPxに向かって進行していてもよい。
図249(C5)は、殿様の顔の表示YSMNが消去されてチャンスアップ予告が終了し、チャンスアップメータCMTxがスーパーリーチ演出の進捗に応じて進んでいる様子が示されている。
その後、図249(C6)に示すように、マーカーMRKxが最終地点GPxに到達すると、主人公の殿様が敵役の剣豪に勝利し、中図柄に「装飾7」が表示され、大当りとなることが報知される。なお、マーカーMRKxが最終地点GPxに到達すると、主人公の殿様が敵役の剣豪に敗北する表示がおこなわれる場合があってもよい。
図249(D1)〜同図(D6)は、図249(C1)〜同図(C6)に示す演出の別の演出パターンを示している。この演出例では、図249(D1)に示すように、チェックポイントCPxにおける表示が、白丸の中に「熱」の文字が付された表示態様とされ、マーカーMRKxがチェックポイントCPxに到達するタイミングで、図249(D4)に示す激熱予告が行われることを予告している。なお、他の種類のチャンスアップ予告の発生を予告するようにしてもよい。また、白丸の中に「熱」の文字が付された表示態様である場合は、チャンスアップ予告が必ず発生してもよいし、発生しない場合があってもよい。また、図249(D1´)に示すように、チェックポイントCPxの近傍に「このタイミングで「激熱」予告が発生」の文字が表示された吹き出しを表示してもよい。なお、図249(D1)〜同図(D6)に示す演出は、チェックポイントCPxの表示態様が異なる点を除き、図249(C1)〜同図(C6)に示す演出と同じであるので、説明を省略する。なお、マーカーMRKxがチェックポイントCPxに到達する前に、「クエスチョンマーク」から「熱」の文字に変化する場合があってもよい。
図250は、チャンスアップメータによる演出の別の演出パターンについて説明する図である。
図250(A1)〜同図(A4)は、チャンスアップメータCMTによる演出において、チャンスアップメータCMTの構成要素を用いてチャンスアップ予告とは別の予告を行う様子を示している。
図250(A1)は、例えば、図29(2)に続く演出である。なお、図250(A1)〜同図(A2)に示す演出は、図29(3)〜同図(4)に示す演出と同じであるので、説明を省略する。
図250(A3)では、第1チェックポイントCP1においてボゥイのキャラクタBOYが出現したので、サボハニのキャラクタSBHの近傍に「チャンスアップ BOY通過」の文字が付記された吹き出しが表示され、チャンスアップ予告が行われたことを報知している。このとき、吹き出しの背景色が赤色となっており、これにより、吹き出しの背景色がデフォルト色(白色)の場合よりも実行中の図柄変動表示において大当り図柄態様が確定表示されやすいことを示唆している。すなわち、吹き出しの背景色が赤色となることにより、予告が行われている様子が示されている。その後、図250(A4)に示す演出が行われる。なお、ハズレ図柄表示態様が確定表示される場合よりも大当り図柄表示態様が確定表示される場合の方が、吹き出しの背景色がデフォルト色(白色)よりも赤色で表示されやすいように構成されてもよい。
その後、チャンスアップ予告が終了すると、図250(A4)に示すように、第1チェックポイントCP1が赤色でマーキングされるとともに、チャンスアップ予告が発生したことにより大当りの信頼度がアップしたことを示す「UP」の文字が表示され、サボハニのキャラクタSBHが移動を開始する。
図250(B1)〜同図(B18)は、スーパーリーチ以外の図柄変動中にチャンスアップメータCMTによる演出が行われる演出例を示している。図250(B1)は、例えば、図222(A2)に続く演出例であり、図250(B1)に示す演出は、図222(3)に示す演出と同じであるので、説明を省略する。
図250(B2)では、CUM準備中表示MTYからチャンスアップメータCMTに表示が切り替わっている様子が示されている。この演出例におけるチャンスアップメータCMTは、例えば、装飾図柄の変動表示の進行状況を示しており、開始地点SPから最終地点GPまでの間をサボハニのキャラクタSBHが移動し、その位置によって現在の装飾図柄の変動表示の進行状況を概略的に報知している。この演出例における最終地点GPでは、プラカードが「×」の表示とクエスチョンマークの表示とを含んで回転表示しており、ハズレとなるか演出が発展するかについて遊技者に期待感を持たせている。ここで、サボハニのキャラクタSBHの進行速度は、一定ではなく、演出の進行状況により可変する場合があるが、一定であってもよい。なお、図250(B2)に示すチャンスアップメータCMTでは、第1チェックポイントCP1、第2チェックポイントCP2及び第3チェックポイントCP3が配置されている。これら第1チェックポイントCP1〜第3チェックポイントCP3は、特定の予告が発生する場合があることを示すものであり、遊技者に期待感を持たせるようにしている。すなわち、サボハニのキャラクタSBHが移動する道中で第1チェックポイントCP1〜第3チェックポイントCP3にそれぞれ到達すると、特定の予告が発生する場合がある。
図250(B3)〜同図(B4)では、カーソルとして機能するサボハニのキャラクタSBHが移動を開始した様子が示されている。このとき、サボハニのキャラクタSBHの近傍には、「START!!」と書かれた吹き出しが表示されることにより、サボハニのキャラクタSBHの移動開始を報知している。
図250(B5)では、会話予告が開始している様子が示されている。会話予告が開始されると、殿様のキャラクタとともに「チャンス」という文字表示が表示された殿様の会話画像CI1が表示される。この、殿様の会話画像CI1の表示は、会話予告の第1段階となっている。また、この殿様の会話画像CI1は、第1装飾図柄にオーバーラップしており、第1装飾図柄にオーバーラップしていない状態である場合よりも、第1装飾図柄が視認困難とされている。
その後、図250(B6)では、会話予告が更新されている。具体的には、殿様の会話画像CI1が縮小表示されて第2装飾図柄の表示位置の下方に表示され、爺のキャラクタとともに操作促進報知画像が表示された爺の会話画像CI2が表示される。操作促進報知画像は、演出ボタン136を操作有効期間内に押下することを促す画像であり、演出ボタン136を模したボタン画像136aと、上記操作有効期間の残時間を表す残時間表示メータMTとによって構成されている。なお、図250(B6)に示すタイミングでは、操作有効期間は開始されておらず、演出ボタン136が操作されてもこれに応じた表示は行われない。第1装飾図柄は、爺の会話画像CI2によって隠されてしまっているが、遊技者は、第4図柄表示装置284や第2装飾図柄等によって特図が変動中であることを認識することができる場合がある。なお、装飾図柄が隠されないように、装飾図柄の表示位置を爺の会話画像CI2や殿様の会話画像CI1とは重ならない位置に移動させるようにしてもよい。また、図250(B6)に示すように、殿様の会話画像CI1は、爺の会話画像CI2によって少なくとも一部がオーバーラップされており、オーバーラップされていない状態である場合よりも、殿様の会話画像CI1の表示態様が視認困難とされている。また、会話予告が更新される際に殿様の会話画像CI1が縮小表示されなくてもよく、また、殿様の会話画像CI1が消去されてもよい。また、後から表示された会話画像が先に表示された会話画像と異なる大きさ(大きい又は小さい)であってもよく、表示されると大当りへの期待度が高い会話予告Aが、この会話予告Aよりも大当りへの期待度が低い会話予告Bと異なる大きさ(大きい又は小さい)であってもよい。演出ボタン136の操作有効期間は、その後開始される。
図250(B7)に示す残時間表示メータMTは、上記操作有効期間が開始して所定時間が経過したときの表示態様で示されており、その後、遊技者により演出ボタン136が押下されると、図250(B8)に示すように、爺の会話画像CI2では、操作促進報知画像に替えて、その操作促進報知画像が表示されていた枠が金色に縁取られるとともに、「激アツですぞ!」の文字が表示される予告が行われる。そして、サボハニのキャラクタSBHの近傍に「チャンスアップ 金枠予告発生!!」の文字が付記された吹き出しが表示され、爺の会話画像CI2によるチャンスアップ予告が行われたことが報知される。なお、爺の会話画像CI2の表示態様が変化するタイミングで吹き出しが表示されてもよいし、爺の会話画像CI2の表示態様が変化した後で吹き出しが表示されてもよい。また、図250(B8)では、図179(b)に示すNo.6の「金爆撃機」のアイコンIHIが画面右端に登場し、保留変化アニメが開始される。すなわち、ここで表示された「金爆撃機」のアイコンIHIが保留変化予告の表示に相当する。この演出例における保留変化アニメでは、「金爆撃機」のアイコンIHIが右から左に向かって飛行する間に、変動アイコンh0めがけて銃弾を発射(爆撃)する。なお、「金爆撃機」のアイコンIHIは、目標となる変動アイコンh0の手前で一時停止する場合もある。また、この一時停止は、対象となるアイコンを偽装するガセの一時停止である場合もある。また、この演出例では、「金爆撃機」のアイコンIHIによる保留変化アニメが行われることにより、変動アイコンh0の表示態様が変化した場合に、変化後の保留アイコンの表示態様が金色の表示態様となることが示唆されている。なお、「金爆撃機」のアイコンIHIによる保留変化アニメが行われた場合には、変動アイコンh0に対する爆撃に成功して保留アイコンの表示態様が必ず変化してもよいし、変動アイコンh0に対する爆撃に失敗して変動アイコンh0の表示態様が変化しない場合があってもよい。この演出例において、爺の会話画像CI2の表示態様が変化した後で「金爆撃機」のアイコンIHIが登場して保留変化アニメが開始されてもよいし、保留変化アニメが開始された後で爺の会話画像CI2の表示態様が変化してもよい。すなわち、第1チェックポイントCP1に係るチャンスアップ予告が行われている期間と、第2チェックポイントCP2に係るチャンスアップ予告が行われている期間とが重なってもよい。また、サボハニのキャラクタSBHの吹き出しが表示された後で保留変化アニメが開始されてもよいし、保留変化アニメが開始された後で吹き出しが表示されてもよい。
その後、図250(B9)では、サボハニのキャラクタSBHが移動を開始するとともに、第1チェックポイントCP1が赤色でマーキングされ、予告が出現したことにより大当りの信頼度がアップしたことを示す「UP」の文字がその上方に表示され、チャンスアップ予告が発生したことの履歴が示されている。また、図250(B9)では、金色の爆撃機のアイコンから金色の銃弾アイコンが発射されている様子が示されている。すなわち、「金爆撃機」のアイコンIHIは、金色の爆撃機のアイコンと金色の銃弾アイコンから構成されている。ここでの目標は変動アイコンh0である。その後、図250(B10)に示すように、銃弾アイコンが変動アイコンh0に命中し、変動アイコンh0がデフォルトの表示態様から金色の表示態様に変化する。また、このとき、サボハニのキャラクタSBHは、チャンスアップメータCMTのゲージ上を進行しており、変動アイコンh0の表示態様が変化するタイミングで第2チェックポイントCP2が到達する。なお、変動アイコンh0の表示態様が変化する前にサボハニのキャラクタSBHが第2チェックポイントCP2に到達してもよいし、変動アイコンh0の表示態様が変化した後にサボハニのキャラクタSBHが第2チェックポイントCP2に到達してもよい。なお、サボハニのキャラクタSBHは、第2チェックポイントCP2で停止し、待機している。
すると、図250(B11)では、サボハニのキャラクタSBHの近傍に「チャンスアップ 金保留」の文字が付記された吹き出しが表示され、変動アイコンh0が金色の表示態様となるチャンスアップ予告が発生したことが報知されている。なお、変動アイコンh0の表示態様が変化するタイミングで吹き出しが表示されてもよいし、変動アイコンh0の表示態様が変化した後で吹き出しが表示されてもよい。
その後、図250(B12)では、サボハニのキャラクタSBHが移動を開始するとともに、第2チェックポイントCP2が赤色でマーキングされ、予告が出現したことにより大当りの信頼度がアップしたことを示す「UP」の文字がその上方に表示され、チャンスアップ予告が発生したことの履歴が示されている。
図250(B13)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、左図柄と右図柄にそれぞれ「装飾7」が停止表示されてリーチ状態が形成され、揺れ変動表示が行われている様子が示されている。ここで、揺れ変動表示が行われている装飾図柄がチャンスアップメータCMTの一部に重なるようにしてもよいし、装飾図柄がチャンスアップメータCMTに重ならない位置に表示するようにしてもよい。
図250(B14)では、スーパーリーチ演出に移行する前に、左図柄表示領域208aで揺れ変動していた「装飾7」が第2装飾図柄の下に移動し、右図柄表示領域208cで揺れ変動していた「装飾7」が第2保留数表示の下に移動した様子が示されている。このとき、サボハニのキャラクタSBHは、第3チェックポイントCP3に到達し、このタイミングで、精霊のキャラクタCLAを含む背景画像が表示される。なお、サボハニのキャラクタSBHが第3チェックポイントCP3に到達するタイミングで精霊のキャラクタCLAを含む背景画像が表示されてもよいし、サボハニのキャラクタSBHが第3チェックポイントCP3に到達した後で精霊のキャラクタCLAを含む背景画像が表示されてもよいし、精霊のキャラクタCLAを含む背景画像が表示された後でサボハニのキャラクタSBHが第3チェックポイントCP3に到達してもよい。
すると、図250(B15)では、サボハニのキャラクタSBHの近傍に「チャンスアップ クレア背景」の文字が付記された吹き出しが表示され、精霊のキャラクタCLAを含む背景画像が表示されるチャンスアップ予告が発生したことが報知されている。なお、精霊のキャラクタCLAを含む背景画像が表示されるタイミングで吹き出しが表示されてもよいし、精霊のキャラクタCLAを含む背景画像が表示された後で吹き出しが表示されてもよい。
その後、図250(B16)では、サボハニのキャラクタSBHが移動を開始するとともに、第3チェックポイントCP3が赤色でマーキングされ、予告が出現したことにより大当りの信頼度がアップしたことを示す「UP」の文字がその上方に表示され、チャンスアップ予告が発生したことの履歴が示されている。また、図250(B16)では、精霊のキャラクタCLAを含む背景画像からデフォルトの背景画像に切り替わっている。なお、スーパーリーチの背景画像が表示されるまで精霊のキャラクタCLAを含む背景画像を継続して表示してもよい。また、図250(B16)では、保留枠UIの下方への移動が開始されており、変動アイコン表示領域CISの台座hs0を残して表示画面の下方にフレームアウトしていく様子が示されている。
図250(B17)では、変動アイコン表示領域CISの台座hs0を残した状態で保留枠UIが完全に下方にフレームアウトした様子が示されている。また、図250(B17)では、サボハニのキャラクタSBHが最終地点GPに到達した様子が示されている。また、最終地点GPではプラカードが「SP」で表示された態様で表示されており、スーパーリーチに移行することが報知されている。
図250(B18)では、VS剣豪リーチのスーパーリーチ演出が開始されている様子が示されている。すると、チャンスアップメータCMTは目的を達成したとして消去される。なお、スーパーリーチに移行した後も、新たなチャンスアップメータによる演出が開始されてもよい。また、チャンスアップメータCMTは、スーパーリーチ演出が開始される前に消去されてもよいし、スーパーリーチ演出が開始された後で消去されてもよいしスーパーリーチ演出が開始されたタイミングで消去されてもよい。その後は、例えば、図29(2)以降に示す演出が行われる。この場合、必ずしもCUM準備中表示MTYが表示されなくてもよい。
図251は、確変状態において行われるチャンスアップメータによる演出の一例について説明する図である。
図251(A1)〜同図(A19)は、確変状態において先読み予告としてチャンスアップメータを用いた演出が行われる様子を示している。
図251(A1)は、大当り遊技終了後、1回目の特図2の図柄変動表示が行われている様子が示されている。図251(A1)〜同図(A19)に示す制御状態は、特図高確率普図高確率状態(電サポ付き確変状態)である。したがって、この電サポ付き確変状態における第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の中央下部に特図2の保留アイコンが表示される。図251(A1)では、特図2の保留数が4つであるので、4つの特図2の保留アイコン(第1保留アイコンh21〜第4保留アイコンh24)が横方向に並べて配置されており、左側の保留アイコンほど入賞が古い保留アイコンになる。なお、特図1の保留アイコンも表示されるようにしてもよい。また、この演出例では、電サポ付き確変状態における背景画像としてロケットが惑星に向かう演出が行われる宇宙の背景画像が表示されている。なお、この演出例では、全ての大当り遊技の終了後に50回転の電サポ付き確変状態が付与されるいわゆるST機に適用しているが、例えば、確変図柄で大当りした場合に次回の大当りが発生するまで電サポ付き確変状態となるスペックであってもよい。また、大当り遊技において可変入賞口に設けられた特定領域を通過すると所定回転(例えば、50回転)の電サポ付き確変状態が付与されるいわゆるV−ST機であってもよい。また、この演出例における遊技状態が電サポ付き確変状態ではなく、特図低確率普図高確率状態(電サポ状態)であってもよいし、特図低確率普図低確率状態であってもよい。また、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面の右下隅部には第2保留数表示が表示されており、特図1の保留数は3であり、特図2の保留数は4である。そして、左下隅部には第2装飾図柄が表示されており、第2装飾図柄も第1装飾図柄に合わせて変動表示が行われている。また、表示画面の左上隅部では、遊技者に遊技領域124の右側に向けて遊技球を打ち出すように指示する右打ち表示が行われるとともに、その下方には、普図低確率特図低確率状態において大当りが発生してから再度普図低確率特図低確状態となるまでに発生した大当りの回数である連荘回数が表示されており、図251(A1)に示すタイミングでは、3連荘目を示す「BONUS×3」が表示されている。また、連荘回数の表示の下方には、電サポ付き確変状態が維持される残り図柄変動回数が表示されており、図251(A1)に示すタイミングでは、残り50回を示す「あと50回」が表示されている。
また、この演出例では、第1装飾図柄表示装置208Lの右上隅部に曲名表示部MNが設けられており、現在出力されている楽曲の曲名(ここでは、デフォルトの「そこにあるかもしれない」)が表示されており、スピーカ120からは、その曲名の楽曲が出力されている。すなわち、ここで出力されている楽曲は、確変状態中で出力されている楽曲になる。さらに、曲名表示部MNの左側には、操作キーユニット137の上下キー137u,dのアイコンが表示されており、上下キー137u,dを操作することによって楽曲選択可能なことが報知されている。
図251(A2)では、特図2の図柄停止が行われ、第1装飾図柄表示装置208Lには、「装飾2−装飾3−装飾5」のハズレの装飾図柄の組合せが停止表示されている。なお、特図2の残り保留数は4であり、いずれもデフォルトの表示態様とされている。
図251(A3)では、特図2の保留が消化され、第1装飾図柄表示装置208Lでは装飾図柄の変動表示を開始している様子が示されている。図251(A3)の状態でも、選択されている楽曲は依然として「そこにあるかもしれない」である。なお、楽曲変更予告による先読み予告あるいは当該変動予告が行われてもよく、楽曲変更予告により、遊技者が選択した楽曲を他の楽曲に強制的に変更してしまう演出が行われてもよい。
図251(A4)では、先読み予告の一種である背景変化予告が開始される。この演出例における背景変化予告は、連続予告が開始されることの予告である。ここでの背景変化予告の対象(先読み対象保留)は、図251(A2)に示す第4保留アイコンhs24に対応する保留になる。背景変化予告では、左右から襖の画像(FSML,FSMR)が出現し、襖が閉じられるアニメーションによって、表示画面全体が襖の画像になる(図251(A5)参照)。このため、保留アイコンh21,h22,h23、第1装飾図柄、曲名表示部MNが、襖の画像によって前側からオーバーラップされ、視認不能になる。このとき、スピーカ120から出力されていた楽曲はフェードアウトし、その後消音状態となる。なお、楽曲のみ出力を停止し、効果音は出力されてもよい。
なお、背景変化予告は、先読み対象の保留が発生したタイミングで開始されてもよい。この例では、入賞した変動の次の変動中に開始されるが、次の変動に限らず、先読み対象保留の変動が終わるまでに開始されればよい。例えば、先読み対象保留の変動開始で背景変化予告と同じ背景が表示されてもよい。
また、背景変化予告では、出現画像(ここでは襖の画像)色によって、先読み対象保留の大当り期待度を表してもよく、例えば、襖の色が緑なら山の背景に変化するといった背景自体の予告としても機能してよい。さらに、背景変化予告は、複数種類用意されていてもよい。
図251(A6)では、襖が開くアニメーションが行われている様子が示されている。その後、図251(A7)では、完全に襖が開き、襖の画像(FSML,FSMR)は消えている。この演出例では、背景変化予告によって、連続予告が開始される。第1装飾図柄表示装置208Lでは、連続予告の演出の内容を示す「大盤振舞できるかな」のタイトルが表示されるとともに、このタイトルの上方にチャンスアップメータCMTyが表示される。この演出例におけるチャンスアップメータCMTyは、開始地点SPy及び最終地点GPyとその間に第1チェックポイントCP1y及び第2チェックポイントCP2yが配置されており、それぞれ白丸の表示態様とされ、各地点間を帯状のゲージで結ばれている。また、最終地点GPyでは、白丸の中に「!」とクエスチョンマークからなる記号が付されており、最終地点GPyに対応する図柄変動についての先読み予告が行われている。すなわち、実行中の図柄変動表示を含め、4回の図柄変動表示後に大当りか否かを報知する最終演出である最終ジャッジ演出が行われることを予告している。なお、開始地点SPyは、実行中の図柄変動表示に対応しており、第1チェックポイントCP1yは、1つ目の保留に対応する図柄変動表示に対応しており、第2チェックポイントCP2yは、2つ目の保留に対応する図柄変動表示に対応しており、最終地点GPyは、先読み予告の対象である3つ目の保留に対応する図柄変動表示に対応している。なお、各地点のうち何らの表示も行われていない地点について、別の先読み予告が行われてもよい。また、各地点の表示態様は、当該連続予告の演出の終了まで変化しないが、例えば、図柄変動表示毎に表示態様が変化するようにしてもよい。また、第1チェックポイントCP1y及び第2チェックポイントCP2yにおいて、当該チェックポイントに到達した場合にチャンスアップ予告が行われることを予告するようにしてもよい。また、最終地点GPyの白丸の中の表示は、上述したものに限定されず、例えば、大当りの信頼度に応じて表示態様を変化させてもよく、例えば、「熱」が表示された場合には、「!」とクエスチョンマークからなる記号が表示されるよりも大当りとなりやすく、「当」が表示された場合には、先読み予告の対象の図柄変動表示において大当り図柄態様が確定表示されるようにしてもよい。また、各地点の白丸の中の表示態様により、スーパーリーチへの発展のしやすさや当該変動の予告を行うようにしてもよいし、スーパーリーチの種類を予告するようにしてもよい。また、最終地点GPyだけでなく、他の地点でも白丸の中で予告表示を行ってもよく、例えば、最終地点GPyで何かしらの予告表示が行われていても、その前のチェックポイント(白丸又は何かしらかの予告表示を行っているチェックポイント)に対応する図柄変動で大当りしてもよい。
すると、図251(A8)に示すように、開始地点SPyには、カーソルとして機能する殿様のキャラクタYMyが表示される。
その後、図251(A9)では、殿様のキャラクタが千両箱を担いでおり、物乞いをする百姓に施しを与えんばかりの演出表示が行われている。その後、演出表示に進展はなく、図251(A10)に示すように、「装飾4−装飾1−装飾7」のハズレの装飾図柄の組み合わせで停止表示する。
図251(A11)では、特図2の保留が消化され、装飾図柄の変動表示が開始されている様子が示されている。第2保留表示では、特図1の保留が3を示し、特図2の保留が2を示している。また、残り図柄変動回数の表示は、「あと48回」に更新されている。このとき、チャンスアップメータCMTyにおける殿様のキャラクタYMyが開始地点SPyから第1チェックポイントCP1yに移動している。また、千両箱を担いだ殿様のキャラクタは、顔を赤らめて千両箱を百姓に投げつけようと踏ん張っている様子が示されており、大当りに対する期待感を煽っている。その後、演出表示に進展はなく、図251(A12)に示すように、「装飾6−装飾4−装飾1」のハズレの装飾図柄の組み合わせで停止表示する。
図251(A13)では、特図2の保留が消化され、装飾図柄の変動表示が開始されている様子が示されている。第2保留表示では、特図1の保留が3を示し、特図2の保留が1を示している。また、残り図柄変動回数の表示は、「あと47回」に更新されている。このとき、チャンスアップメータCMTyにおける殿様のキャラクタYMyが第1チェックポイントCP1yから第2チェックポイントCP2yに移動している。また、千両箱を担いだ殿様のキャラクタは、千両箱を百姓に向かって投げつけた様子が示されており、大当りに対する一層の期待感を煽っている。その後、演出表示に進展はなく、図251(A14)に示すように、「装飾4−装飾4−装飾7」のハズレの装飾図柄の組み合わせで停止表示する。
図251(A15)では、特図2の保留が消化され、装飾図柄の変動表示が開始されている様子が示されている。第2保留表示では、特図1の保留が3を示し、特図2の保留が0を示している。また、残り図柄変動回数の表示は、「あと46回」に更新されている。このとき、チャンスアップメータCMTyにおける殿様のキャラクタYMyが第2チェックポイントCP2yから最終地点GPyに移動しており、最終ジャッジ演出が行われる変動であることが報知される。
図251(A16)では、最終ジャッジ演出の結果、殿様が投げた千両箱が百姓に到達し、千両箱から小判が散らばっている様子が示されている。すなわち、百姓に対する施しに成功したとして大当りの結果が導出されることが報知される。その後、図251(A17)に示すように、「装飾7−装飾7−装飾7」の大当りの装飾図柄の組み合わせが導出され、揺れ変動が行われている様子が示されている。その後、図251(A18)に示すように、「装飾7−装飾7−装飾7」の大当りの装飾図柄の組み合わせ(大当り図柄態様)で確定表示される。その後、図251(A19)に示すように、大当り開始演出が行われる。この大当り開始演出では、確変大当り(特別大当り)の図柄が揃ったことにより、確変大当りによる大当り遊技が開始されることを示す「スーパー吉宗ボーナス」が表示される。
なお、この演出例において、例えば、変動パターンテーブルによってST中の50回転目〜53回転目までは、必ずこの演出が行われてもよい。
なお、この演出例では、連続予告をチャンスアップメータによる演出にて行うようにしたが、このようなチャンスアップメータによる演出はスロットマシンにも適用することができる。例えば、正しい順序(押し順)でリールを停止させることにより高配当の払い出しが得られる制御が可能なスロットマシンであって、その正しい押し順を報知する有利な遊技状態であるAT(アシストタイム)状態において、表示上のAT残りゲーム数に応じてチャンスアップメータにおいてキャラクタを進行させ、最終地点をAT残りゲーム数が0であることに対応させ、最終地点における表示により、AT状態が継続するか、あるいは、AT状態の残りゲーム数が上乗せされるかの最終ジャッジ演出が行われる可能性があることを報知してもよい。この場合、最終地点における表示態様に応じて、AT状態の継続のしやすさ、あるいは、AT状態の残りゲーム数の上乗せのしやすさ、上乗せされるゲーム数の多さ等を示唆するようにしてもよい。また、開始地点、最終地点及びその間に配置された1又は複数のチェックポイントのそれぞれにおいて、レバーONや第1停止又は第2停止のタイミングで対応する白丸において成立役を表示したり、入賞役を履歴として白丸内に表示するようにしてもよい。
図251(B1)〜同図(B8)は、図251(A15)に続く演出であり、連続予告の結果、ハズレの結果が導出される様子を示している。
図251(B1)は、図251(A15)に続く演出である。なお、この演出例では、図251(A15)に示す演出が行われてから、図251(B1)に示す演出が行われるまでの間に、第2特図始動口232に遊技球が入賞し、特図2の保留が1つ増加している。図251(B1)では、ジャッジ演出の結果、殿様が千両箱を投げ損ねて百姓に到達せず、殿様の足元で千両箱がひっくり返り、殿様は意気消沈し、百姓は呆れた様子を示す演出が行われている。すなわち、百姓に対する施しに失敗したとしてハズレの結果が導出されることが報知される。その後、図251(B2)に示すように、「装飾7−装飾6−装飾7」のハズレの装飾図柄の組み合わせが導出され、揺れ変動が行われている様子が示されている。その後、図251(B3)に示すように、「装飾7−装飾6−装飾7」のハズレの装飾図柄の組み合わせで確定表示される。なお、ハズレの装飾図柄の組み合わせが導出された後、復活演出が行われて大当りの装飾図柄の組み合わせが導出される場合があってもよい。
その後、図251(B4)に示すように、特図2の保留が消化され、装飾図柄の変動表示が開始された後、図251(B5)では、背景を電サポ付き確変状態における背景に変化する背景変化演出が開始される。背景変化演出が開始されると、左右から襖の画像(FSML,FSMR)が出現し、襖が閉じられるアニメーションによって、表示画面全体が襖の画像になる(図251(B6)参照)。このため、第1装飾図柄やチャンスアップメータCMTyが襖の画像によって前側からオーバーラップされ、視認不能になる。このとき、スピーカ120から出力されていた連続予告演出用の楽曲はフェードアウトし、その後消音状態となる。なお、楽曲のみ出力を停止し、効果音は出力されてもよい。
図251(B7)では、襖が開き、第1装飾図柄の変動表示が見え始め、図251(B8)では、完全に襖が開き、襖画像は消えている。なお、このとき、特図2の保留が「0」であるため、保留アイコンは表示されていないが、特図2の保留がある場合には、襖が開くアニメの実行中に保留アイコンが見え始める。なお、襖が完全に開いた後で、保留アイコンを表示するようにしてもよい。また、図251(B8)に示すように、襖の開放後の背景画像は、城下町の背景画像となっている。なお、宇宙の背景画像となってもよい。
図252は、チャンスアップメータによる演出の予告を装飾図柄表示装置以外の表示装置にて行う例について説明する図である。
図252(A1)〜同図(A5)は、POVディスプレイ224Iを用いて、CUM準備中表示MTYの出現予告が行われている例を示す図である。
図柄変動表示中の図252(A1)では、第1装飾図柄表示装置208Lの前側に、これまで初期位置にあって隠れていたPOVディスプレイ224Iが出現しており、回転動作する前の状態(静止状態)を取っている。
図252(A2)では、第1装飾図柄表示装置208Lの前側で、POVディスプレイ224Iが回転動作を始め、定速回転に達するとPOVディスプレイ224Iに、「サボハニ」のアイコンSHが表示され、CUM準備中表示MTYの出現が予告されている。なお、POVディスプレイ224Iの加速中では、POVディスプレイ224Iのいずれの発光素子も発光していないので、第1装飾図柄表示装置208Lに表示されている第1装飾図柄の変動表示や保留枠UIが視認可能とされている。
図252(A3)では、POVディスプレイ224Iは定速回転を続けており、「サボハニ」のアイコンSHが表示されたままであるが、その奥側には、炎のエフェクトEF101が保留アイコン表示領域HISの全体を覆うように表示されている。
炎のアイコンEF101が表示されると、POVディスプレイ224Iは回転の減速動作を開始し、その後、図252(A4)に示すように、POVディスプレイ224Iは静止状態となり、その後、図252(A5)に示すように、初期位置に戻る。このとき、第1装飾図柄表示装置208Lでは、炎のエフェクトEF101が消去されてCUM準備中表示MTYが表示される。このようにして、CUM準備中表示MTYの出現が予告されるが、CUM準備中表示MTYが出現しない場合があってもよい。なお、POVディスプレイ224Iの減速動作が開始された後で炎のエフェクトEF101からCUM準備中表示MTYに表示を切り替えてもよいし、炎のエフェクトEF101からCUM準備中表示MTYに表示を切り替えた後でPOVディスプレイ224Iの減速動作が開始されてもよいし、POVディスプレイ224Iの減速動作が開始されるタイミングで炎のエフェクトEF101からCUM準備中表示MTYに表示を切り替えてもよい。
なお、POVディスプレイ224Iが定速で回転している状態であっても、POVディスプレイ224Iの奥側の表示領域(第1装飾図柄表示装置208Lの表示領域)は視認可能であり、その表示領域で演出表示を行ってもよい。また、POVディスプレイ224Iが静止状態から定速状態に達するまでの加速状態や、定速状態から静止状態に戻るまでの減速状態では、定速状態よりも、上記表示領域がより見えやすく、加速状態や減速状態でも、上記表示領域で演出表示を行ってもよい。あるいは、加速状態や減速状態に限って、上記表示領域で演出表示を行ってもよい。また、加速状態や減速状態では、少なくとも上記表示領域(第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面全域であってもよい)を暗くしてPOVディスプレイ224Iの表示を目立たせるようにしてもよい。あるいは、加速状態では上記表示領域に演出表示を行っておき、定速状態になったら少なくとも上記表示領域を暗くしてもよい。ここで記載したなお書きは、本明細書において開示されたPOVディスプレイ224Iを用いた演出例についても適用可能である。
また、POVディスプレイ224Iの定速回転の終了タイミングと、「サボハニ」のアイコンSHの出現タイミングは、定速回転の終了タイミングの方が早くてもよいし、アイコンの出現タイミングの方が早くてもよいし、両者は同じタイミングであってもよい。
また、ここではPOVディスプレイ224Iを用いた出現予告を説明したが、導光板ILや他の表示手段(第2装飾図柄表示装置208M、第3装飾図柄表示装置208N、図206に示す第4表示手段208M’等)によって上記出現予告を実行してもよいし、別の予告を実行してもよい。
図252(B1)〜同図(B2)は、第1装飾図柄表示装置208Lの下方に表示手段が配置された構成によりチャンスアップメータによる演出が行われる演出例を示している。
これまで、第1装飾図柄表示装置208Lの中心した説明を行ってきたが、第1装飾図柄表示装置208Lに表示される内容は、第2装飾図柄表示装置208Mや第3装飾図柄表示装置208Nに表示されてもよい(本明細書における他の実施形態における説明においても同じ。)。また、表示手段の配置は、横並びに限らず、縦並びであっても適用可能である。すなわち、単にハードウェアの構成が異なるだけで、この明細書で説明する技術を適用することができないわけではなく、技術的思想としてとらえれば、表示手段の配置が横並びであっても、縦並びであっても、表示手段の数が異なっていても適用可能であることはいうまでもない。以下、表示手段の縦並びの一例として、第1装飾図柄表示装置208Lの下方に表示手段が配置された例を用いて説明する。ここでは、下方に配置された表示手段を第4表示手段208M’と称して説明する。
図252(B1)には、第1装飾図柄表示装置208Lの下方に配置された第4表示手段208M’が示されている。図252(B1)に示す第4表示手段208M’は、初期位置にある状態である。この第4表示手段208M’は、表示画面の周囲をフレームで囲まれており、初期位置にある第4表示手段208M’におけるフレームの上縁は、第1装飾図柄表示装置208Lの下端部分に前側からオーバーラップしている。第4表示手段208M’は、第1装飾図柄表示装置208Lよりも前側(遊技者側)に配置されており、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面中央部分に前側からオーバーラップする動作位置(例えば、図206(カa2’)に示す第4表示手段208M’の位置参照)に向けて初期位置から移動可能である。すなわち、第4表示手段208M’は昇降動作可能な可動手段でもある。また、昇降動作に加えて、第2装飾図柄表示装置208M、や第3装飾図柄表示装置208Nのように左右方向に移動可能であってもよい。なお、第4表示手段208M’の変形例として、初期位置に固定配置されたものであってもよい。
図252(B1)に示す第4表示手段208M’には、これまで第1装飾図柄表示装置208Lの演出表示領域208dに表示されていた保留枠UIと似た構成の保留枠が表示される。この保留枠も、保留アイコン表示領域、変動アイコン表示領域、演出アイコン表示領域を有する。変動アイコン表示領域には、変動アイコンが載置される台座が配置されている。保留アイコン表示領域は、変動アイコン表示領域の左側に設けられ、左ベースアイコンの上に4つのステージ(第1ステージ〜第4ステージ)が配置されている。演出アイコン表示領域は、変動アイコン表示領域の右側に設けられ、演出アイコン表示領域には、右ベースアイコンが配置される。なお、第1装飾図柄表示装置208Lの右上には、特図1及び特図2の第2保留数表示(ここでは「2」と「0」)が表示されている。この基本構成は、後述する図252(C1)〜同図(C2)においても同じである。
さらに、図252(B1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、「装飾7」でリーチとなった後、スーパーリーチ演出(剣豪リーチ)に移行した様子が示されている。一方、第4表示手段208M’では、上述したCUM準備中表示MTYが表示されており、チャンスアップメータCMTによる演出の開始を予告している。なお、このとき、変動アイコンを含み保留枠は非表示とされているが、変動アイコンを表示するようにしてもよい。また、保留枠を表示するようにしてもよい。また、第4表示装置208M’にCUM準備中表示MTYあるいはチャンスアップメータCMTが表示されている期間では、変動アイコンを第1装飾図柄表示装置208Lに表示するようにしてもよい。あるいは、保留枠を第1装飾図柄表示装置208Lに表示するようにしてもよい。
図252(B2)に示す第4表示手段208M’では、CUM準備中表示MTYからチャンスアップメータCMTに表示が切り替わっている様子が示されている。その後、チャンスアップメータCMTによる演出が第4表示手段208M’において行われる。
図252(C1)〜同図(C2)は、図228(A8)〜同図(A11)に示す演出を、第4表示手段208M’を用いて実現した例を示している。
図252(C1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、CUM準備中表示MTYが表示画面の左端部の略中央に表示されている。この演出例では、CUM準備中表示MTYの表示位置が、チャンスアップメータCMTの表示位置と異なっている様子が示されている。また、第1装飾図柄表示装置208Lでは、「装飾7」でリーチとなった後、スーパーリーチ演出(剣豪リーチ)に移行した様子が示されている。一方、第4表示手段208M’では、スーパーリーチ演出の種類を報知する「VS 剣豪リーチ」が表示されている。
その後、CUM準備中表示MTYが第4表示手段208M’に向かって下方に移動する移動アニメが第1装飾図柄表示装置208Lにおいて行われ、その後、CUM準備中表示MTYが第4表示手段208M’に表示されると移動アニメが完了する。この場合において、CUM準備中表示MTYを第1装飾図柄表示装置208Lと第4表示手段208M’との間を移動させるようにしてもよい。具体的には、CUM準備中表示MTYがこれらの表示手段を跨ぐように表示してもよいし、これらの表示手段を跨がずに表示手段間をワープするように表示してもよいし、これらの表示手段間を跨ぐ場合と跨がない場合とがあるように構成してもよい。
その後は、図252(C2)に示すように、CUM準備表示MTYからチャンスアップメータCMTに表示が切り替わる。なお、この演出例では、移動アニメが完了した後でCUM準備中表示MTYがチャンスアップメータCMTに表示が切り替わり、その後、サボハニのキャラクタSBHが移動を開始する(前者)が、CUM準備中表示MTYからチャンスアップメータCMTに切り替わると同時にサボハニのキャラクタSBHが移動を開始する(後者)ようにしてもよい。また、サボハニのキャラクタSBHが移動を開始するタイミングは、前者の場合と後者の場合があってもよく、前者のみ行うようにしてもよいし、後者のみ行うようにしてもよい。
図253は、図51等に示す第2装飾図柄表示装置208Mと第3装飾図柄表示装置208Nを用いた演出例を示す図である。
図253(A1)〜同図(A7)は、第1チェックポイントCP1において発生するボゥイのキャラクタBOYの出現によるチャンスアップ予告が行われている様子を示している。
図253(A1)では、スーパーリーチ(剣豪リーチ)に発展し、主人公の殿様と敵役の剣豪との決闘シーンのアニメーションが表示されている様子が示されている。このとき、第1装飾図柄表示装置208Lでは、決闘シーンのアニメーションが表示されるとともに、表示画面の左下隅部にチャンスアップメータCMTが表示されている。チャンスアップメータCMTでは、演出が開始されており、サボハニのキャラクタSBHが移動を開始している。また、表示画面の中央下部には、保留枠UIを構成する変動アイコン表示領域CISの台座hs0が表示されており、台座hs0にはデフォルトの表示態様の変動アイコンが載置されている。また、第3装飾図柄表示装置208Nでは、上部に第2装飾図柄が変動表示しているとともに、その下方には第2保留数表示(ここでは、特図1が「1」で特図2が「0」を示している)が表示されている。
図253(A2)では、第2装飾図柄表示装置208Mに、チャンスアップ予告のキャラクタとしてのボゥイのキャラクタBOYが出現し、第2装飾図柄表示装置208Mの表示画面の右端部に向かって進んでいく様子が示されている。
すると、図253(A3)に示す第2装飾図柄表示装置208Mは、ボゥイのキャラクタBOYが表示画面上で右方向に移動するのに合わせて右方向に移動を開始している様子が示されている。すなわち、ボゥイのキャラクタBOYの本来の移動表示に合わせて第2装飾図柄表示装置208Mが移動している様子が示されている。このとき、第1装飾図柄表示装置280Lにおける表示のうち、第2装飾図柄表示装置208Mに重なる部分については、その重なる部分の表示が第2装飾図柄表示装置208Mに表示される。すなわち、第1装飾図柄表示装置208Lにおいて表示されている殿様のキャラクタとチャンスアップメータCMTのうち、第2装飾図柄表示装置208Mに重なる部分については、第2装飾図柄表示装置208Mに表示されるようになる。
そして、図253(A4)に示すように、第2装飾図柄表示装置208Mの右端部が第1装飾図柄表示装置208Lの略中央となる位置まで第2装飾図柄表示装置208Mが移動し、第2装飾図柄表示装置208Mの最大移動位置に到達すると、第2装飾図柄表示装置208Mに表示されているチャンスアップメータCMTを構成するサボハニのキャラクタSBHの近傍に「チャンスアップ BOY通過!!」が付記された吹き出しが表示される。なお、第2装飾図柄表示装置208Mが最大移動位置に到達する前に吹き出しが表示されてもよいし、第2装飾図柄表示装置208Mが最大移動位置に到達した後で吹き出しが表示されてもよいし、第2装飾図柄表示装置208Mが最大移動位置に到達するタイミングで吹き出しが表示されてもよい。
その後、図253(A5)に示すように、ボゥイのキャラクタが、第2装飾図柄表示装置208Mから第1装飾図柄表示装置208Lに跨ぐようにして右方向に移動するとともに、第2装飾図柄表示装置208Mが初期位置に向けて移動を開始する。第2装飾図柄表示装置208Mの移動に伴い、第2装飾図柄表示装置208Mにおける表示のうち、第1装飾図柄表示装置208Lと重ならなくなった部分については、第2装飾図柄表示装置208Mから第1装飾図柄表示装置208Lに表示位置を移行する。なお、ボゥイのキャラクタBOYが第2装飾図柄表示装置208Mから第1装飾図柄表示装置208Lに完全に移動した後で第2装飾図柄表示装置208Mが初期位置に向けて移動を開始してもよいし、ボゥイのキャラクタBOYが第2装飾図柄表示装置208Mから第1装飾図柄表示装置208Lに完全に移動する前に第2装飾図柄表示装置208Mが初期位置に向けて移動を開始してもよいし、ボゥイのキャラクタBOYが第2装飾図柄表示装置208Mから第1装飾図柄表示装置208Lに完全に移動したタイミングで第2装飾図柄表示装置208Mが初期位置に向けて移動を開始してもよい。
図253(A6)は、第2装飾図柄表示装置208Mが初期位置に戻った様子が示されている。このとき、第2装飾図柄表示装置208Mに表示されていた殿様のキャラクタとチャンスアップメータCMTは、完全に第1装飾図柄表示装置208Lに表示されるようになる。また、ボゥイのキャラクタBOYは、引き続き表示画面の右方向に移動しており、第1装飾図柄表示装置208Lの右端部から第3装飾図柄表示装置208Nに跨って表示されるようになる。その後、第3装飾図柄表示装置208Nの右端部からフレームアウトする。
図253(A7)では、チャンスアップメータCMTにおける第1チェックポイントCP1が赤色でマーキングされるとともに、予告が出現したことにより大当りの信頼度がアップしたことを示す「UP」の文字がその上方に表示され、予告が発生したことの履歴が示される。
図253(B1)〜同図(B4)は、図253(A3)〜同図(A6)に対応する演出例であり、チャンスアップメータCMTの表示が第2装飾図柄表示装置208Mにより隠される例が示されている。なお、図253(B1)は、図253(A2)に続く演出である。
図253(B1)に示す第2装飾図柄表示装置208Mは、ボゥイのキャラクタBOYが表示画面上で右方向に移動するのに合わせて右方向に移動を開始している様子が示されている。このとき、第1装飾図柄表示装置280Lにおける表示のうち、第2装飾図柄表示装置208Mに重なる部分については、その重なる部分の表示が第2装飾図柄表示装置208Mに表示されが、チャンスアップメータCMTについては、第2装飾図柄表示装置208Mが前面側で重なっても第2装飾図柄表示装置208Mには表示されず、したがって、第1装飾図柄表示装置208Lに表示されたチャンスアップメータCMTが第2装飾図柄表示装置208Lにより隠されることとなる。その後は、図253(B2)〜同図(B4)に示す演出が行われる。なお、図253(B2)〜同図(B4)に示す演出は、チャンスアップメータCMTが第2装飾図柄表示装置208Mに表示されない点を除いて、図253(A4)〜同図(A6)に示す演出と同じであるので、説明を省略する。
なお、これまでの説明において、演出表示中に、例えば、図169〜図174に示すエラー、一斉演出が発生したり、音量・輝度調整が行われる場合には、図169〜図174に示して上述した要領で表示される。
以上の記載では、
『 複数種類の表示を表示可能な表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M、第3装飾図柄表示装置208N、第4表示手段208M’等]を備えた遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一つは、期間表示[例えば、図29(2)に示すチャンスアップメータCMT等]であり、
前記複数種類の表示のうちの一つは、第一の演出表示[例えば、図29(13)に示す金カットインCI3等]であり、
前記複数種類の表示のうちの一つは、第一の予告表示[例えば、図222(3)に示すCUM準備中表示MTY等]であり、
前記期間表示は、リーチ演出表示の表示中に開始される場合がある表示であり[例えば、図222(A9)に示すように、チャンスアップメータCMTは、スーパーリーチ演出中に表示開始されている等]、
前記期間表示は、前記リーチ演出表示の表示中における第一のタイミング[例えば、サボハニのキャラクタSBHが第2チェックポイントCP2に到達するタイミング等]を報知する表示であり、
前記第一のタイミングとは、前記リーチ演出表示の表示中において、前記第一の演出表示の表示が開始される可能性があるタイミングのことであり、
前記期間表示が表示される前に前記第一の予告表示が表示される場合があり[例えば、図222(3)〜同図(A9)に示すように、CUM準備中表示MTYは、チャンスアップメータCMTが表示される前に表示されている等]、
前記第一の予告表示は、前記期間表示が表示されることを予告する表示である、
ことを特徴とする遊技台。』
について説明した。
従来の遊技台によれば、表示手段に改良の余地があったが、この遊技台によれば、表示手段に特徴を持った遊技台を提供することができる。
また、この遊技台によれば、期間表示によって或る期間が開始されることが報知される前に予告表示が表示されることで、期間表示が表示されるので、事前にある期間が開始されることが把握でき、期間表示の表示開始を見逃さないようにすることができる場合がある。
ここで、表示手段は、複数種類の表示のみを表示可能なものであってもよいし、複数種類の表示以外のものも表示可能なものであってもよい。また、表示手段は、複数種類の表示を必ず表示するものであってもよいし、複数種類の表示を表示しない場合があってもよい。
また、期間表示は、リーチ演出表示の表示中にのみ開始される場合があるものであってもよいし、リーチ演出表示の表示中以外でも開始される場合があるものであってもよい。また、期間表示は、リーチ演出表示の表示中に必ず開始されるものであってもよいし、リーチ演出表示の表示中に開始されない場合があるものであってもよい。
また、期間表示は、リーチ演出表示の表示中における第一のタイミングのみを報知するものであってもよいし、リーチ演出表示の表示中における第一のタイミング以外のものも報知するものであってもよい。また、期間表示は、リーチ演出表示の表示中における第一のタイミングを必ず報知するものであってもよいし、リーチ演出表示の表示中における第一のタイミングを報知しない場合があってもよい。
また、期間表示が表示される前に第一の予告表示のみが表示される場合があってもよいし、期間表示が表示される前に第一の予告表示以外の表示も表示される場合があってもよい。また、期間表示が表示される前に第一の予告表示が必ず表示されてもよいし、期間表示が表示される前に第一の予告表示が表示されない場合があってもよい。
また、期間表示が表示される前にのみ第一の予告表示が表示される場合があってもよいし、期間表示が表示される前以外にも第一の予告表示が表示される場合があってもよい。
また、第一の予告表示は、期間表示が表示されることのみを予告するものであってもよいし、期間表示が表示されること以外のことも予告するものであってもよい。また、第一の予告表示は、期間表示が表示されることを必ず予告するものであってもよいし、期間表示が表示されることを予告しない場合があるものであってもよい。
なお、予告表示に替えて、演出可動体の動作や、スピーカによる音声出力や、発光手段による発光により予告を行うことも可能である。
また、予告表示を大当り遊技中に表示開始してもよい。
また、予告表示が期間表示の表示中に表示されてもよく、例えば、第一の演出表示が表示すること予告する予告表示として機能してもよい。
また、予告表示は、期間表示が表示された後で表示される場合があってもよく、例えば、予告表示が行われた後で期間表示が行われ、その後、予告表示が表示されるようにしてもよい。
また、予告表示は、期間表示が非表示となった後に表示されてもよく、例えば、期間表示が表示されていたことを報知する機能として表示するようにしてもよい。
なお、「複数種類の表示を表示可能な表示手段を備えた遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一つは、期間表示であり、
前記複数種類の表示のうちの一つは、第一の演出表示であり、
前記複数種類の表示のうちの一つは、第一の予告表示であり、
前記期間表示は、或る期間における第一のタイミングを報知する表示であり、
前記第一のタイミングとは、前記第一の演出表示の表示が開始される可能性があるタイミングのことであり、
前記期間表示が表示される前に前記第一の予告表示が表示される場合があり、
前記第一の予告表示は、前記期間表示が表示されることを予告する表示である、
ことを特徴とする遊技台。」であってもよい。
また、「前記期間表示は、前記リーチ演出表示の表示中における第一のタイミングを報知する表示であり」は、「前記期間表示とは、チャンスアップ予告(または、チャンスアップ演出)が行われるタイミングを報知するメータ(チャンスアップタイミングメータ)の表示のことであり」であってもよい。
また、チャンスアップメータ準備中表示によってあるチャンスアップ演出が行われるタイミングが報知されることを特定できる場合として(すなわち、チャンスアップメータ準備中表示の表示態様によらず、チャンスアップメータ準備中表示が表示されただけでチャンスアップメータによって何かしらのチャンスアップポイントが報知される場合(例えば、チャンスアップ準備中表示が行われたら必ずチャンスアップメータが表示される場合や、チャンスアップメータによって必ず一回以上チャンスアップポイントを報知する場合等)として)、
(1)第一の予告表示は、期間表示によって第一のタイミングが報知されることを特定できる予告表示であってもよい。
(2)第一の予告表示は、第一のタイミングが報知される予告表示であってもよい。
(3)第一の予告表示は、第一のタイミングを含む複数の或る演出が行われるタイミングのうちの一以上のタイミングが期間表示によって報知されることが特定できる予告表示であってもよい。また、期間表示において報知されるタイミングの中で特定できないタイミングがあってもよい。
(4)第一の予告表示は、「全ての或る演出が行われるタイミング」が期間表示において報知されることを特定できる予告表示であってもよい。
(5)第一の予告表示は、「第一のタイミングを含む複数の或る演出が行われるタイミングのうちの一以上のタイミングが報知される予告表示であってもよい。また、期間表示において報知されるタイミングの中で報知されないタイミングがあってもよい。
(6)第一の予告表示は、期間表示において報知される「全ての或る演出が行われるタイミング」が報知される予告表示であってもよい。
また、チャンスアップメータ準備中表示によって或るチャンスアップ演出が行われるタイミングが報知されることを特定できない場合(例えば、チャンスアップ準備中表示にガセがある場合やチャンスアップメータが表示されても一度もチャンスアップポイントを報知しない場合等)として、
(1)第一の予告表示は、期間表示によって第一のタイミングが報知されることを特定できない予告表示であってもよい。
(2)第一の予告表示は、第一のタイミングが報知されない予告表示であってもよい。
(3)第一の予告表示は、「全ての或る演出が行われるタイミング」が報知されることを期間表示において特定できない予告表示であってもよい。
(4)第一の予告表示は、期間表示において報知される「全ての或る演出が行われるタイミング」を報知されない予告表示であってもよい。
また、期間表示によって、必ず一以上の或る演出が行われるタイミングが報知されてもよい。
また、期間表示によって、一以上の或る演出が行われるタイミングが報知される場合と一度も或る演出が行われるタイミングが報知されない場合があってもよい。
また、期間表示が表示が表示されると、既にカーソル表示が動いていてもよい。
期間表示が表示された後に、カーソル表示が動いてもよい。
また、『 前記期間表示は、カーソル表示[例えば、図222(A9)に示すチャンスアップメータCMTを構成するサボハニのキャラクタSBH等]を含む表示であり、
前記期間表示は、前記リーチ演出表示の表示中における或る期間[例えば、図222(A9)〜同図(A12)に示す、スーパーリーチにおける第一のタイミングから中図柄が導出されるまでの期間等]を報知する表示であり、
前記カーソル表示が、第二の位置[例えば、図222(A9)に示すチャンスアップメータCMTにおける開始地点SP等]から第一の位置[例えば、図222(A9)に示すチャンスアップメータCMTにおける第2チェックポイントCP2等]を経て第三の位置[例えば、図222(A9)に示すチャンスアップメータCMTにおける最終地点GP等]まで移動することによって、前記或る期間の開始から終了までが報知されるように構成されており、
前記カーソル表示が前記第一の位置に到達することで、前記第一のタイミングであることが報知される、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、第一の位置となるタイミングがわかりやすい場合がある。
ここで、期間表示は、カーソル表示のみを含むものであってもよいし、カーソル表示以外の表示も含むものであってもよい。また、期間表示は、カーソル表示を必ず含むものであってもよいし、カーソル表示を含まない場合があってもよい。
また、期間表示は、リーチ演出表示の表示中における或る期間のみを報知するものであってもよいし、リーチ演出表示の表示中における或る期間以外の期間も報知するものであってもよい。また、期間表示は、リーチ演出表示の表示中における或る期間を必ず報知するものであってもよいし、リーチ演出表示の表示中における或る期間を報知しない場合があるものであってもよい。
また、カーソル表示が、第二の位置から第一の位置を経て第三の位置まで移動することによって、或る期間の開始から終了までのみが報知されるように構成されてもよいし、カーソル表示が、第二の位置から第一の位置を経て第三の位置まで移動することによって、或る期間の開始から終了まで以外のことも報知されるように構成されてもよい。また、カーソル表示が、第二の位置から第一の位置を経て第三の位置まで移動することによって、或る期間の開始から終了までが必ず報知されるように構成されてもよいし、カーソル表示が、第二の位置から第一の位置を経て第三の位置まで移動することによって、或る期間の開始から終了までが報知されない場合があるように構成されてもよい。
また、カーソル表示が、第二の位置から第一の位置を経て第三の位置まで移動することのみによって、或る期間の開始から終了までが報知されるように構成されてもよいし、カーソル表示が、第二の位置から第一の位置を経て第三の位置まで移動すること以外のことによっても、或る期間の開始から終了までが報知されるように構成されてもよい。
また、カーソル表示が第一の位置に到達することで、第一のタイミングであることのみが報知されてもよいし、カーソル表示が第一の位置に到達することで、第一のタイミングであること以外のことも報知されてもよい。また、カーソル表示が第一の位置に到達することで、第一のタイミングであることが必ず報知されてもよいし、カーソル表示が第一の位置に到達することで、第一のタイミングであることが報知されない場合があってもよい。
また、カーソル表示が第一の位置に到達することのみで、第一のタイミングであることが報知されてもよいし、カーソル表示が第一の位置に到達すること以外のことでも、第一のタイミングであることが報知されてもよい。
なお、第一の位置と第二の位置と第三の位置の位置関係は、第一の位置>第二の位置>第三の位置であってもよいし、それ以外の位置関係であってもよく、カーソル表示が第二の位置>第一の位置>第三の位置の順で移動するように構成されていればよい。より正確に言うと、「カーソル表示が移動する際に先に到達する位置」が前、「カーソル表示が後に到達する位置」が後ろである。
また、『 前記期間表示は、チャンスアップ表示[例えば、図29(15)に示す赤色でマーキングされた第2チェックポイントCP2の表示や、チャンスアップ予告が出現したことにより大当りの信頼度がアップしたことを示す「UP」の文字の表示等]が表示される場合がある表示であり、
前記チャンスアップ表示とは、前記第一のタイミングで前記第一の演出表示の表示が開始されたことを報知する表示のことであり[例えば、図29(15)に示すように、第2チェックポイントCP2が赤色にマーキングされたり、「UP」の文字の表示が表示されることにより、第2チェックポイントCP2にサボハニのキャラクタSBHが到達したタイミングで金カットインCI3の表示によるチャンスアップ予告が表示開始されたことを報知している等]、
前記第一のタイミングで前記第一の演出表示の表示が開始された場合に、前記第一の位置に対応した表示位置に前記チャンスアップ表示が表示される[例えば、図29(15)に示すように、金カットインCI3の表示によるチャンスアップ予告が表示開始された場合に、第2チェックポイントCP2が赤色でマーキングされ、「UP」の文字が表示される等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、第一の演出表示が表示されたことがわかりやすい場合がある。
ここで、期間表示は、チャンスアップ表示のみが表示される場合があるものであってもよいし、チャンスアップ表示以外の表示も表示される場合があるものであってもよい。また、期間表示は、チャンスアップ表示が必ず表示されるものであってもよいし、チャンスアップ表示が表示されない場合があるものであってもよい。
また、第一のタイミングで第一の演出表示の表示が開始された場合に、第一の位置に対応した表示位置にチャンスアップ表示のみが表示されてもよいし、第一のタイミングで第一の演出表示の表示が開始された場合に、第一の位置に対応した表示位置にチャンスアップ表示以外の表示も表示されてもよい。また、第一のタイミングで第一の演出表示の表示が開始された場合に、第一の位置に対応した表示位置にチャンスアップ表示が必ず表示されてもよいし、第一のタイミングで第一の演出表示の表示が開始された場合に、第一の位置に対応した表示位置にチャンスアップ表示が表示されない場合があってもよい。
また、第一のタイミングで第一の演出表示の表示が開始された場合に、第一の位置に対応した表示位置にのみチャンスアップ表示が表示されてもよいし、第一のタイミングで第一の演出表示の表示が開始された場合に、第一の位置に対応した表示位置以外の表示位置にもチャンスアップ表示が表示されてもよい。
また、第一のタイミングで第一の演出表示の表示が開始された場合にのみ、第一の位置に対応した表示位置にチャンスアップ表示が表示されてもよいし、第一のタイミングで第一の演出表示の表示が開始された場合以外の場合にも、第一の位置に対応した表示位置にチャンスアップ表示が表示されてもよい。
なお、チャンスアップ表示が表示された場合において、カーソル表示が少なくとも第三の位置に到達するまで、該チャンスアップ表示が継続して表示されるように構成されてもよいし、チャンスアップ表示が表示された場合において、カーソル表示が第三の位置に到達するよりも前に、該チャンスアップ表示がするように構成されてもよい。
また、『 前記第一の予告表示は、移動表示を行う場合がある表示である[例えば、図228(A8)〜同図(A10)に示すように、CUM準備中表示MTYが移動表示している等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、第一の予告表示が移動表示を行う場合があることで、視線を第一の予告表示に誘導させて第一の予告表示に注目させることができる場合がある。
ここで、第一の予告表示は、移動表示のみを行う場合があるものであってもよいし、移動表示以外の表示も行う場合があるものであってもよい。また、第一の予告表示は、移動表示を必ず行うものであってもよいし、移動表示を行わない場合があるものであってもよい。
また、『 前記第一の予告表示が前記移動表示を開始した後で前記期間表示の表示が開始される[例えば、図228(A8)〜同図(A11)に示すように、CUM準備中表示MTYが移動表示した後でCUM準備中表示MTYがチャンスアップメータCMTに切り替わっている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、期間表示の表示が開始されるタイミングが把握できる場合がある。
ここで、第一の予告表示が移動表示を開始した後で期間表示の表示のみが開始されてもよいし、第一の予告表示が移動表示を開始した後で期間表示の表示以外の表示も開始されてもよい。また、第一の予告表示が移動表示を開始した後で期間表示の表示が必ず開始されてもよいし、第一の予告表示が移動表示を開始した後で期間表示の表示が開始されない場合があってもよい。
なお、期間表示が移動表示してもよい。
また、第一の予告表示の移動表示が終了した後で、或る期間が開始されたことが報知されてもよい。
また、第一の予告表示の移動表示が開始されるタイミングは適宜設定することができる。
また、『 前記移動表示により前記第一の予告表示の表示位置が変更される[例えば、図228(A8)〜同図(A10)に示すように、CUM準備中表示MTYの移動表示により、CUM準備中表示MTYの表示位置が変更されている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、第一の予告表示の表示位置の変更により、第一の予告表示の表示に変化を持たせることができる場合がある。
ここで、移動表示により第一の予告表示の表示位置のみが変更されてもよいし、移動表示により第一の予告表示の表示位置以外にも変更されるものがあってもよい。また、移動表示により第一の予告表示の表示位置が必ず変更されてもよいし、移動表示により第一の予告表示の表示位置が変更されない場合があってもよい。
また、移動表示のみにより第一の予告表示の表示位置が変更されてもよいし、移動表示以外の表示によっても第一の予告表示の表示位置が変更されてもよい。
また、『 前記第一の予告表示は、第一の表示態様[例えば、図222(A3)に示すCUM準備中表示MTYのデフォルトの表示態様等]で表示される場合がある表示であり、
前記第一の予告表示は、第二の表示態様[例えば、図231(A3)に示すCUM準備中表示MTYを構成する吹き出しの背景色が赤色である表示態様や、図238(A1)示すCUM準備中表示MTYを構成するメータ部分が赤色である表示態様や、図238(B1)に示すCUM準備中表示MTYを構成するサボハニのキャラクタSBHが赤色である表示態様や、図238(C1)に示すCUM準備中表示MTYを構成するカーソルが姫のキャラクタHMEである表示態様等]で表示される場合がある表示であり、
前記第一の表示態様と前記第二の表示態様は、異なる表示態様であり、
前記第二の表示態様で前記第一の予告表示が表示された場合の方が、前記第一の表示態様で該第一の予告表示が表示された場合よりも、最終的に大当り図柄態様が確定表示されやすい、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、第一の予告表示の表示態様を見て、期間表示が表示される図柄変動表示に期待を持たせることができる場合がある。
ここで、第一の予告表示は、第一の表示態様でのみ表示される場合があるものであってもよいし、第一の表示態様以外の表示態様でも表示される場合があるものであってもよい。また、第一の予告表示は、第一の表示態様で必ず表示されるものであってもよいし、第一の表示態様で表示されない場合があるものであってもよい。
また、第一の予告表示は、第二の表示態様でのみ表示される場合があるものであってもよいし、第二の表示態様以外の表示態様でも表示される場合があるものであってもよい。また、第一の予告表示は、第二の表示態様で必ず表示されるものであってもよいし、第二の表示態様で表示されない場合があるものであってもよい。
また、第一の表示態様と第二の表示態様は、一部が異なる表示態様であってもよいし、全部が異なる表示態様であってもよい。
また、第二の表示態様で第一の予告表示が表示された場合の方が、第一の表示態様で第一の予告表示が表示された場合よりも、最終的に大当り図柄態様のみが確定表示されやすくてもよいし、第二の表示態様で第一の予告表示が表示された場合の方が、第一の表示態様で第一の予告表示が表示された場合よりも、最終的に大当り図柄態様以外の図柄態様も確定表示されやすくてもよい。また、第二の表示態様で第一の予告表示が表示された場合の方が、第一の表示態様で第一の予告表示が表示された場合よりも、最終的に大当り図柄態様が必ず確定表示されやすくてもよいし、第二の表示態様で第一の予告表示が表示された場合の方が、第一の表示態様で第一の予告表示が表示された場合よりも、最終的に大当り図柄態様が確定表示されにくい場合があってもよい。
なお、第二の表示態様で第一の予告表示が表示された場合は、最終的に大当り図柄態様が必ず確定表示されてもよいし、最終的に大当り図柄態様が確定表示されない場合があってもよい。また、第一の表示態様で第一の予告表示が表示された場合は、最終的に大当り図柄態様が必ず確定表示されないようにしてもよいし、最終的に大当り図柄態様が確定表示される場合があってもよい。
また、第一の予告表示は、一の表示態様でのみ表示されるものであってもよい。
また、第三の表示態様<第二の表示態様<第一の表示態様の順で最終的に大当り図柄態様が確定表示されやすいように構成されてもよい。
また、第一の予告表示は、三以上の表示態様で表示可能に構成されてもよい。
また、第一の予告表示の表示態様によって大当り図柄態様の確定表示のされやすさが変わらなくてもよい。
また、『 前記第二の表示態様で前記第一の予告表示が表示された場合の方が、前記第一の表示態様で該第一の予告表示が表示された場合よりも、前記第一のタイミングで前記第一の演出表示の表示が開始されやすい、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、第一の予告表示の表示態様により、第一の演出表示が表示されるか否かについて期待感を持たせることができる場合がある。
ここで、第二の表示態様で第一の予告表示が表示された場合の方が、第一の表示態様で第一の予告表示が表示された場合よりも、第一のタイミングで第一の演出表示の表示のみが開始されやすくてもよいし、第二の表示態様で第一の予告表示が表示された場合の方が、第一の表示態様で第一の予告表示が表示された場合よりも、第一のタイミングで第一の演出表示の表示以外の表示も開始されやすくてもよい。また、第二の表示態様で第一の予告表示が表示された場合の方が、第一の表示態様で第一の予告表示が表示された場合よりも、第一のタイミングで第一の演出表示の表示が必ず開始されやすくてもよいし、第二の表示態様で第一の予告表示が表示された場合の方が、第一の表示態様で第一の予告表示が表示された場合よりも、第一のタイミングで第一の演出表示の表示が開始されにくい場合があってもよい。
なお、第二の表示態様で第一の予告表示が表示された場合は、第一のタイミングで第一の演出表示の表示が必ず開始されてもよいし、第一のタイミングで第一の演出表示の表示が開始されない場合があってもよい。
また、第一の表示態様で第一の予告表示が表示された場合は、第一のタイミングで第一の演出表示の表示が必ず開始されなくてもよいし、第一のタイミングで第一の演出表示の表示が開始される場合があってもよい。
また、『 前記第一の表示態様で表示された前記第一の予告表示が、前記第二の表示態様に変化する場合がある[例えば、図232(B1)〜同図(B3)に示すように、デフォルトの表示態様で表示されているCUM準備中表示MTYが、吹き出しの背景色が赤色に変化してランクアップしている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、第一の予告表示が第一の表示態様で表示されても第二の表示態様に変化する期待感を持たせることができる場合がある。
ここで、第一の表示態様で表示された第一の予告表示が、第二の表示態様にのみ変化する場合があってもよいし、第一の表示態様で表示された第一の予告表示が、第二の表示態様以外の表示態様にも変化する場合があってもよい。また、第一の表示態様で表示された第一の予告表示が、第二の表示態様に必ず変化してもよいし、第一の表示態様で表示された第一の予告表示が、第二の表示態様に変化しない場合があってもよい。
また、第一の表示態様で表示された第一の予告表示のみが、第二の表示態様に変化する場合があってもよいし、第一の表示態様以外の表示態様で表示された第一の予告表示も、第二の表示態様に変化する場合があってもよい。
なお、遊技者により操作が可能な操作手段の操作により、第一の予告表示の表示態様が変化してもよく、例えば、ボタン画像を含む操作促進表示が表示されて操作することにより表示態様が変化してもよいし、操作促進表示が表示されない裏ボタン操作受付状態において操作することにより表示態様が変化してもよい。
また、他の予告表示が行われた結果として、第一の予告表示の表示態様が変化してもよいし、特に予告表示等の演出が行われることなく、いきなり第一の予告表示の表示態様が変化してもよい。
また、期間表示によって第一の予告表示の表示態様が変化することが予告されてもよい。
また、変化後の第一の予告表示の表示態様が予告されてもよい。
また、『 前記期間表示は、第三の表示態様[例えば、図222(A11)に示すチャンスアップメータのデフォルトの表示態様等]で表示される場合がある表示であり、
前記期間表示は、第四の表示態様[例えば、図235(A6)に示すチャンスアップメータCMTを構成するメータ部分が赤色である表示態様や、図236(A1)に示すチャンスアップメータCMTを構成するサボハニのキャラクタSBHが赤色である表示態様や、図236(B1)に示すチャンスアップメータCMTを構成する最終地点GPにおけるプラカードの背景色が赤色である表示態様や、図236(C1)に示すチャンスアップメータCMTを構成する第2チェックポイントCP2が丸形で赤色である表示態様や、図236(D1)に示す「START!!」の吹き出しの背景色が赤色である表示態様や、図236(E1)に示すチャンスアップメータCMTを構成するカーソルとしての姫のキャラクタHMEが表示された表示態様等]で表示される場合がある表示であり、
前記第三の表示態様と前記第四の表示態様は、異なる表示態様であり、
前記第二の表示態様で前記第一の予告表示が表示された場合の方が、前記第一の表示態様で該第一の予告表示が表示された場合よりも、前記期間表示が前記第四の表示態様で表示されやすい[例えば、図238(A1)〜同図(A4)に示すように、CUM準備中表示MTYがランクアップした方が、チャンスアップメータCMTもランクアップされやすい等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台よれば、第一の予告表示の表示態様に期待感を持たせることができる場合がある。
ここで、期間表示は、第三の表示態様でのみ表示される場合があるものであってもよいし、第三の表示態様以外の表示態様でも表示される場合があるものであってもよい。また、期間表示は、第三の表示態様で必ず表示されるものであってもよいし、第三の表示態様で表示されない場合があるものであってもよい。
また、期間表示は、第四の表示態様でのみ表示される場合があるものであってもよいし、第四の表示態様以外の表示態様でも表示される場合があるものであってもよい。また、期間表示は、第四の表示態様で必ず表示されるものであってもよいし、第四の表示態様で表示されない場合があるものであってもよい。
また、第三の表示態様と第四の表示態様は、一部が異なる表示態様であってもよいし、全部が異なる表示態様であってもよい。
また、第二の表示態様で第一の予告表示が表示された場合の方が、第一の表示態様で第一の予告表示が表示された場合よりも、期間表示が第四の表示態様でのみ表示されやすくてもよいし、第二の表示態様で第一の予告表示が表示された場合の方が、第一の表示態様で第一の予告表示が表示された場合よりも、期間表示が第四の表示態様以外の表示態様も表示されやすくてもよい。また、第二の表示態様で第一の予告表示が表示された場合の方が、第一の表示態様で第一の予告表示が表示された場合よりも、期間表示が第四の表示態様で必ず表示されてもよいし、第二の表示態様で第一の予告表示が表示された場合の方が、第一の表示態様で第一の予告表示が表示された場合よりも、期間表示が第四の表示態様で表示され難い場合があってもよい。
なお、第二の表示態様で第一の予告表示が表示された場合は、期間表示が第四の表示態様で必ず表示されてもよいし、期間表示が第四の表示態様で表示されない場合があってもよい。
また、第一の表示態様で代位の予告表示が表示された場合は、期間表示が第四の表示態様で必ず表示されなくてもよいし、期間表示が第四の表示態様で表示される場合があってもよい。
また、『 前記第一の表示態様で前記第一の予告表示が表示された場合の方が、前記第二の表示態様で該第一の予告表示が表示された場合よりも、前記期間表示が前記第三の表示態様で表示されやすい、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第一の表示態様で第一の予告表示が表示された場合の方が、第二の表示態様で第一の予告表示が表示された場合よりも、期間表示が第三の表示態様でのみ表示されやすくてもよいし、第一の表示態様で第一の予告表示が表示された場合の方が、第二の表示態様で第一の予告表示が表示された場合よりも、期間表示が第三の表示態様以外の表示態様でも表示されやすくてもよい。また、第一の表示態様で第一の予告表示が表示された場合の方が、第二の表示態様で第一の予告表示が表示された場合よりも、期間表示が第三の表示態様で必ず表示されてもよいし、第一の表示態様で第一の予告表示が表示された場合の方が、第二の表示態様で第一の予告表示が表示された場合よりも、期間表示が第三の表示態様で表示されにくい場合があってもよい。
なお、第一の表示態様で第一の予告表示が表示された場合は、期間表示が第三の表示態様で必ず表示されてもよいし、期間表示が第三の表示態様で表示されない場合があってもよい。
また、第二の表示態様で第一の予告表示が表示された場合は、期間表示が第三の表示態様で必ず表示されなくてもよいし、期間表示が第三の表示態様で表示される場合があってもよい。
また、第一の予告表示の表示態様によって、期間表示の表示態様が第三の表示態様で表示されるか第四の表示態様で表示されるかわからないようにしてもよく、例えば、第一の予告の表示態様が一つである場合、期間表示の表示態様が第三の表示態様で表示されるか第四の表示態様で表示されるかはわからない。
また、『 前記第四の表示態様で前記期間表示が表示された場合の方が、前記第三の表示態様で該期間表示が表示された場合よりも、最終的に大当り図柄態様が確定表示されやすい、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、期間表示の表示多様が異なる場合があるので、期間表示を見ない遊技者にも予告として期間表示を注目させることができる場合がある。
ここで、第四の表示態様で期間表示が表示された場合の方が、第三の表示態様で期間表示が表示された場合よりも、最終的に大当り図柄態様のみが確定表示されやすくてもよいし、第四の表示態様で期間表示が表示された場合の方が、第三の表示態様で期間表示が表示された場合よりも、最終的に大当り図柄態様以外の図柄態様も確定表示されやすくてもよい。また、第四の表示態様で期間表示が表示された場合の方が、第三の表示態様で期間表示が表示された場合よりも、最終的に大当り図柄態様が必ず確定表示されやすくてもよいし、第四の表示態様で期間表示が表示された場合の方が、第三の表示態様で期間表示が表示された場合よりも、最終的に大当り図柄態様が確定表示されにくい場合があってもよい。
なお、第四の表示態様で期間表示が表示された場合は、最終的に大当り図柄が必ず確定表示されてもよいし、最終的に大当り図柄が確定表示されない場合があってもよい。
また、第三の表示態様で期間表示が表示された場合は、最終的に大当り図柄が必ず確定表示されなくてもよいし、最終的に大当り図柄が確定表示される場合があってもよい。
また、『 前記期間表示は、第三の表示態様[例えば、図222(A11)に示すチャンスアップメータのデフォルトの表示態様等]で表示される場合がある表示であり、
前記期間表示は、第四の表示態様[例えば、図235(A6)に示すチャンスアップメータCMTを構成するメータ部分が赤色である表示態様や、図236(A1)に示すチャンスアップメータCMTを構成するサボハニのキャラクタSBHが赤色である表示態様や、図236(B1)に示すチャンスアップメータCMTを構成する最終地点GPにおけるプラカードの背景色が赤色である表示態様や、図236(C1)に示すチャンスアップメータCMTを構成する第2チェックポイントCP2が丸形で赤色である表示態様や、図236(D1)に示す「START!!」の吹き出しの背景色が赤色である表示態様や、図236(E1)に示すチャンスアップメータCMTを構成するカーソルとしての姫のキャラクタHMEが表示された表示態様等]で表示される場合がある表示であり、
前記第三の表示態様と前記第四の表示態様は、異なる表示態様であり、
前記第四の表示態様で前記期間表示が表示された場合の方が、前記第三の表示態様で該期間表示が表示された場合よりも、最終的に大当り図柄態様が確定表示されやすい、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、期間表示の表示態様が異なる場合があるので、期間表示を見ない遊技者にも予告として期間表示を注目させることができる場合がある。
ここで、期間表示は、第三の表示態様でのみ表示される場合があるものであってもよいし、第三の表示態様以外の表示態様でも表示される場合があるものであってもよい。また、期間表示は、第三の表示態様で必ず表示されるものであってもよいし、第三の表示態様で表示されない場合があるものであってもよい。
また、期間表示は、第四の表示態様でのみ表示される場合があるものであってもよいし、第四の表示態様以外の表示態様でも表示される場合があるものであってもよい。また、期間表示は、第四の表示態様で必ず表示されるものであってもよいし、第四の表示態様で表示されない場合があるものであってもよい。
また、第三の表示態様と第四の表示態様は、一部が異なる表示態様であってもよいし、全部が異なる表示態様であってもよい。
また、第四の表示態様で期間表示が表示された場合の方が、第三の表示態様で期間表示が表示された場合よりも、最終的に大当り図柄態様のみが確定表示されやすくてもよいし、第四の表示態様で期間表示が表示された場合の方が、第三の表示態様で期間表示が表示された場合よりも、最終的に大当り図柄態様以外の図柄態様も確定表示されやすくてもよい。また、第四の表示態様で期間表示が表示された場合の方が、第三の表示態様で期間表示が表示された場合よりも、最終的に大当り図柄態様が必ず確定表示されやすくてもよいし、第四の表示態様で期間表示が表示された場合の方が、第三の表示態様で期間表示が表示された場合よりも、最終的に大当り図柄態様が確定表示されにくい場合があってもよい。
なお、第四の表示態様で期間表示が表示された場合は、最終的に大当り図柄が必ず確定表示されてもよいし、最終的に大当り図柄が確定表示されない場合があってもよい。
また、第三の表示態様で期間表示が表示された場合は、最終的に大当り図柄が必ず確定表示されなくてもよいし、最終的に大当り図柄が確定表示される場合があってもよい。
また、『 前記複数種類の表示のうちの一つは、第二の予告表示[例えば、図222(A2)に示す炎のエフェクトEF101の表示や、図223(A3)〜同図(A5)に示す襖演出や、図228(A2)に示す爆発のエフェクトEF104の表示や、図239(A2)〜同図(A6)に示す会話予告や、図239(B1)〜同図(B3)に示す予告アイコンYIによる予告や、図239(C1)〜同図(C2)に示すナビキャラYMによる予告や、図239(D1)〜同図(D5)に示すミニゲームによる予告等]であり、
前記第一の予告表示が表示される前に前記第二の予告表示が表示される場合があり、
前記第二の予告表示は、前記第一の予告表示が表示されることを予告する表示である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、段階的に視線を期間表示に注目させることができ、徐々に期待感を高めさせることができる場合がある。
ここで、第一の予告表示が表示される前に第二の予告表示のみが表示される場合があってもよいし、第一の予告表示が表示される前に第二の予告表示以外の表示も表示される場合があってもよい。また、第一の予告表示が表示される前に第二の予告表示が必ず表示されてもよいし、第一の予告表示が表示される前に第二の予告表示が表示されない場合があってもよい。
また、第二の予告表示は、第一の予告表示が表示されることのみを予告するものであってもよいし、第一の予告表示が表示されること以外のことも予告するものであってもよい。また、第二の予告表示は、第一の予告表示が表示されることを必ず予告するものであってもよいし、第一の予告表示が表示されることを予告しない場合があってもよい。
なお、第二の予告表示が表示されると必ず第一の予告表示が表示されてもよいし、第二の予告表示が表示されても第一の予告表示が表示されない場合があってもよい。
また、『 前記第二の予告表示が表示されてから前記第一の予告表示が表示された場合の方が、該第二の予告表示が表示されないで該第一の予告表示が表示された場合よりも、最終的に大当り図柄態様が確定表示されやすい、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、第二の予告表示が表示されることに対する期待感を持たせることができる場合がある。
ここで、第二の予告表示が表示されてから第一の予告表示が表示された場合の方が、第二の予告表示が表示されないで第一の予告表示が表示された場合よりも、最終的に大当り図柄態様のみが確定表示されやすくてもよいし、第二の予告表示が表示されてから第一の予告表示が表示された場合の方が、第二の予告表示が表示されないで第一の予告表示が表示された場合よりも、最終的に大当り図柄態様以外の図柄態様も確定表示されやすくてもよい。また、第二の予告表示が表示されてから第一の予告表示が表示された場合の方が、第二の予告表示が表示されないで第一の予告表示が表示された場合よりも、最終的に大当り図柄態様が必ず確定表示されやすくてもよいし、第二の予告表示が表示されてから第一の予告表示が表示された場合の方が、第二の予告表示が表示されないで第一の予告表示が表示された場合よりも、最終的に大当り図柄態様が確定表示されにくい場合があってもよい。
なお、第二の予告表示が表示されてから第一の予告表示が表示された場合は、最終的に大当り図柄態様が必ず確定表示されてもよいし、最終的に大当り図柄態様が確定表示されない場合があってもよい。
また、第二の予告表示が表示されないで第一の予告表示が表示された場合は、最終的に大当り図柄態様が必ず確定表示されなくてもよいし、最終的に大当り図柄態様が確定表示される場合があってもよい。
また、大当り図柄態様の確定表示のされやすさは、第二の予告表示が行われても行われなくても変わらなくてもよい。
また、『 前記第一の予告表示が表示されてから前記期間表示が表示された場合の方が、該第一の予告表示が表示されないで該期間表示が表示された場合よりも、最終的に大当り図柄態様が確定表示されやすい、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、第一の予告表示が表示されることに対する期待感を持たせることができる場合がある。
ここで、第一の予告表示が表示されてから期間表示が表示された場合の方が、第一の予告表示が表示されないで期間表示が表示された場合よりも、最終的に大当り図柄態様のみが確定表示されやすくてもよいし、第一の予告表示が表示されてから期間表示が表示された場合の方が、第一の予告表示が表示されないで期間表示が表示された場合よりも、最終的に大当り図柄態様以外の図柄態様も確定表示されやすくてもよい。また、第一の予告表示が表示されてから期間表示が表示された場合の方が、第一の予告表示が表示されないで期間表示が表示された場合よりも、最終的に大当り図柄態様が必ず確定表示されやすくてもよいし、第一の予告表示が表示されてから期間表示が表示された場合の方が、第一の予告表示が表示されないで期間表示が表示された場合よりも、最終的に大当り図柄態様が確定表示されない場合があってもよい。
なお、第一の予告表示が表示されてから期間表示が表示された場合は、最終的に大当り図柄態様が必ず確定表示されてもよいし、最終的に大当り図柄態様が確定表示されない場合があってもよい。
また、第一の予告表示が表示されないで期間表示が表示された場合は、最終的に大当り図柄態様が必ず確定表示されなくてもよいし、最終的に大当り図柄態様が確定表示される場合があってもよい。
また、『 前記第一の予告表示の表示態様と前記期間表示の表示態様は、少なくとも一部が同じ表示態様である[例えば、図222(A3)に示すCUM準備中表示MTYと図222(A9)に示すチャンスアップメータCMTとでは、サボハニのキャラクタSBHが配置されている点で少なくとも表示態様が同じである等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台よれば、第一の予告表示と期間表示との関連性を遊技者に想起させることができる場合がある。
ここで、第一の予告表示の表示態様と期間表示の表示態様は、一部が同じ表示態様であってもよいし、全部が同じ表示態様であってもよい。
また、『 前記第一の予告表示の表示態様と前記期間表示の表示態様は、別の表示態様である[例えば、図222(A9)に示すチャンスアップメータCMTは、ゲージにチェックポイント(第1チェックポイントCP1〜第3チェックポイントCP3が表示されている点で少なくとも図222(A3)に示すCUM準備中表示MTYと表示態様が異なっている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、第一の予告表示と期間表示とを区別して認識しやすくなる場合がある。
ここで、第一の予告表示の表示態様と期間表示の表示態様は、一部が異なる表示態様であってもよいし、全部が異なる表示態様であってもよい。
また、『 前記第一の予告表示が表示されることによって前記期間表示が表示されることが予告されることで、前記リーチ演出表示が表示されることが予告される[例えば、図222(A3)〜同図(A9)に示すように、CUM準備中表示MTYが表示することによりチャンスアップメータCMTによる演出が行われることが予告されることで、リーチ演出表示が表示されることが予告されている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、第一の予告表示が表示されることにより大当りに対する期待感を持たせることができる場合がある。
ここで、第一の予告表示が表示されることによって期間表示が表示されることが予告されることで、リーチ演出表示が表示されることのみが予告されてもよいし、第一の予告表示が表示されることによって期間表示が表示されることが予告されることで、リーチ演出表示が表示されること以外のことも予告されてもよい。また、第一の予告表示が表示されることによって期間表示が表示されることが予告されることで、リーチ演出表示が表示されることが必ず予告されてもよいし、第一の予告表示が表示されることによって期間表示が表示されることが予告されることで、リーチ演出表示が表示されることが予告されない場合があってもよい。
また、第一の予告表示が表示されることによって期間表示が表示されることが予告されることで、リーチ演出表示のみが表示されることが予告されてもよいし、第一の予告表示が表示されることによって期間表示が表示されることが予告されることで、リーチ演出表示以外の表示も表示されることが予告されてもよい。
また、第一の予告表示が表示されることによって期間表示が表示されることが予告されることのみで、リーチ演出表示が表示されることが予告されてもよいし、第一の予告表示が表示されることによって期間表示が表示されることが予告されること以外のことでも、リーチ演出表示が表示されることが予告されてもよい。
また、第一の予告表示が表示されることによって期間表示のみが表示されることが予告されることで、リーチ演出表示が表示されることが予告されてもよいし、第一の予告表示が表示されることによって期間表示以外の表示も表示されることが予告されることで、リーチ演出表示が表示されることが予告されてもよい。
また、第一の予告表示のみが表示されることによって期間表示が表示されることが予告されることで、リーチ演出表示が表示されることが予告されてもよいし、第一の予告表示以外の予告表示が表示されることによって期間表示が表示されることが予告されることでも、リーチ演出表示が表示されることが予告されてもよい。
なお、「期間表示が表示されることが予告される場合」とは、「純粋に期間表示がこれから表示されることを予告している場合」のことであってもよいし、「期間表示がリーチ演出表示に付随する演出であり、直接的にはリーチ演出表示を予告していて、間接的に期間表示が表示されることを予告している場合」のことであってもよいし、「直接的には期間表示がこれから表示されることを予告しており、間接的にリーチ演出表示が行われることを予告している場合」のことであってもよい。
また、『 前記第一の予告表示と前記期間表示は、同じ図柄変動表示において表示開始される場合がある[例えば、図222(A3)〜同図(A9)に示すように、CUM準備中表示MTYとチャンスアップメータCMTは、同じ図柄変動表示の実行中に表示開始されている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、期間表示が表示される時期が認識されやすくなる場合がある。
ここで、第一の予告表示と期間表示は、同じ図柄変動表示においてのみ表示開始される場合があってもよいし、第一の予告表示と期間表示は、異なる図柄変動表示において表示開始される場合があってもよい。また、第一の予告表示と期間表示は、同じ図柄変動表示において必ず表示開始される場合があってもよいし、第一の予告表示と期間表示は、同じ図柄変動表示において表示開始されない場合があってもよい。
なお、第一の予告表示は、装飾図柄が1個以上仮停止する前までに表示されてもよいし、装飾図柄が理知状態となる前に表示されてもよいし、リーチ演出表示が開始される前に表示されてもよいし、期間表示が表示される前に表示されてもよい。
また、第一の予告表示は、期間表示と同じ図柄変動表示にて必ず表示されてもよい。
また、第一の予告表示は、期間表示が表示される図柄変動表示と異なる図柄変動表示で表示されてもよく、例えば、期間表示が表示される図柄変動表示の前の図柄変動表示で表示されてもよいし、期間表示が表示される図柄変動表示の後の図柄変動表示で表示されてもよい。
また、『 前記第一の予告表示は、前記期間表示の表示が開始される図柄変動表示よりも前に実行される図柄変動表示において表示開始される場合がある表示である[例えば、図246(A3)〜同図(A14)に示すように、チャンスアップメータCMTによる演出が行われる図柄変動表示よりも前にCUM準備中表示MTYが表示されている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、第一の予告表示が先読み予告として機能し、後で実行される図柄変動表示に対する期待感を持たせることができる場合がある。
ここで、第一の予告表示は、期間表示の表示が開始される図柄変動表示よりも前に実行される図柄変動表示においてのみ表示開始される場合があるものであってもよいし、期間表示の表示が開始される図柄変動表示よりも前に実行される図柄変動表示以外の図柄変動表示においても表示開始される場合があるものであってもよい。また、第一の予告表示は、期間表示の表示が開始される図柄変動表示よりも前に実行される図柄変動表示において必ず表示開始されるものであってもよいし、期間表示の表示が開始される図柄変動表示よりも前に実行される図柄変動表示において表示開始されない場合があるものであってもよい。
なお、第一の予告表示は、期間表示が表示される図柄変動表示よりも前の図柄変動表示において必ず表示されてもよい。
また、第一の予告表示は、期間表示が表示される図柄変動表示と同じ図柄変動表示でも表示されてもよい。
また、第一の予告表示は、図柄停止表示中に表示される場合があってもよいし、図柄停止表示中に必ず表示されてもよい。
また、『 前記第一の予告表示は、図柄停止表示の期間中も表示される表示である[例えば、図223(D3)〜同図(D6)に示すように、CUM準備中表示MTYは図柄停止表示中も表示されている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、図柄停止表示の期間中も期待感を持たせることができる場合がある。
ここで、第一の予告表示は、図柄停止表示の期間中のみ表示されるものであってもよいし、図柄停止表示の期間中以外の期間中でも表示されるものであってもよい。また、第一の予告表示は、図柄停止表示の期間中に必ず表示されるものであってもよいし、図柄停止表示の期間中に表示されない場合があるものであってもよい。
また、『 前記第一の予告表示は、図柄停止表示の期間中は非表示となる表示である[例えば、図223(C3)〜同図(D7)に示すように、CUM準備中表示MTYは図柄停止表示中は非表示とされている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、図柄停止表示の期間中は第一の予告表示が非表示となるので、遊技にメリハリをつけることができる場合がある。
ここで、第一の予告表示は、図柄停止表示の期間中のみ非表示となるものであってもよいし、図柄停止表示の期間中以外の期間中も非表示となるものであってもよい。また、第一の予告表示は、図柄停止表示の期間中は必ず非表示となるものであってもよいし、図柄停止表示の期間中でも非表示とならない場合があるものであってもよい。
なお、図柄変動表示が開始されると、第一の予告表示が再度表示されるようにしてもよい。
また、『 前記第一の予告表示は、連続予告である[例えば、図246(A1)〜同図(A16)に示すように、チャンスアップメータCMTによる演出が行われる図柄変動表示よりも前に行われる複数回の図柄変動表示のそれぞれにおいてCUM準備中表示MTYが表示される等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、連続して第一の予告表示が行われることにより、期待感を高揚させることができる場合がある。
また、『 前記第一の予告表示は、前記リーチ演出表示の表示中に表示開始される場合がある表示である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、リーチ演出表示に対する期待感を向上させることができる場合がある。
ここで、第一の予告表示は、リーチ演出表示の表示中にのみ表示開始される場合があるものであってもよいし、リーチ演出表示以外の表示の表示中にも表示開始される場合があるものであってもよい。また、第一の予告表示は、リーチ演出表示の表示中に必ず表示開始されるものであってもよいし、リーチ演出表示の表示中に表示開始されない場合があるものであってもよい。
なお、第一の予告表示は、リーチ演出表示の表示中であって或る期間が開始されるまでの間に表示される場合があってもよいし、リーチ演出表示が開始される前に表示される場合があってもよい。
また、『 前記第一の予告表示は、前記リーチ演出表示の表示が開始される前に表示開始される場合がある表示である[例えば、図222(A3)〜同図(A4)に示すように、CUM準備中表示MTYは、リーチとなる前に表示開始されている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、リーチ演出表示の表示が開始する前に第一の予告表示が表示されることで、期間表示が表示されるリーチ演出表示が表示されることに対する期待感を持たせることができる。
ここで、第一の予告表示は、リーチ演出表示の表示が開始される前にのみ表示開始される場合があるものであってもよいし、リーチ演出表示の表示が開始される前以外にも表示開始される場合があるものであってもよい。また、第一の予告表示は、リーチ演出表示の表示が開始される前に必ず表示開始されるものであってもよいし、リーチ演出表示の表示が開始される前に表示開始されない場合があるものであってもよい。
なお、第一の予告表示は、リーチ演出表示の表示中に表示開始される場合があってもよいし、リーチ演出表示が開始される前に表示開始され、リーチ演出表示の表示中も表示されるようにしてもよい。
また、リーチ演出表示がノーマルリーチとスーパーリーチの組み合わせからなるものであって、第一の予告表示は、スーパーリーチが開始される前に行われるノーマルリーチの実行中に表示開始されてもよいし、リーチ演出表示が開始される前の図柄変動表示中に表示開始され、リーチ演出表示におけるノーマルリーチが実行している期間まで表示されてもよい。
また、『 前記遊技台は、ぱちんこ機[例えば、パチンコ機100等]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『最終的に大当り図柄態様が確定表示されるか最終的にハズレ図柄態様が確定表示されるかは、図柄の変動開始の際に行われる大当り判定[例えば、図99(b)に示す特図当り抽選処理]によって決定されるように構成されており、前記大当り判定の結果は、前記変動アイコンの表示態様によって変化せず、前記大当り判定は、遊技盤に設けられた始動口[例えば、第1特図始動口230、第2特図始動口232]に遊技球が進入した場合に取得[例えば、図97に示す入賞口入賞処理(ステップS508)における入賞受付処理で取得]される乱数[例えば、特図1当選乱数値,特図1乱数値,特図2当選乱数値,特図2乱数値]を用いた大当り抽選の結果に応じて判定されるように構成されており、前記大当り抽選において大当りと判定される確率(以下、「大当り確率」という。)は、予め定められており[例えば、図109(a)に示す当否判定用高確率テーブル及び同図(b)に示す当否判定用低確率テーブルに定められており]、前記大当り確率は、前記変動アイコンの表示態様によって変化しない、ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
以下、これまでに説明したことも含めて付記する。
(付記1)
画像表示手段を備えた遊技台であって、
前記画像表示手段は、複数種類の表示を表示可能な表示手段であり、
前記複数種類の表示のうちの一の種類の表示は、第一の表示であり、
前記第一の表示は、或る演出が行われるまでの時間を報知する表示であり、
前記複数種類の表示のうちの一の種類の表示は、第二の表示であり、
前記第二の表示は、前記或る演出が開始されるまでの時間が変化することを予告する場合がある表示であり、
前記第一の表示の表示中に前記第二の表示が表示される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
ここで、「或る演出」とは、表示、演出可動手段(サブ液晶、バーサライタ、導光板等の画像表示手段を含む)による演出であってもよい。
(付記2)
付記1に記載の遊技台であって、
前記第二の表示が表示される場合において、該第二の表示が表示された後に前記第一の表示の表示態様が変化するように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
ここで、第二の表示が表示されなくても、第一の表示の表示態様が変化する場合があってもよい。また、第二の表示が表示された場合のみ第一の表示の表示態様が変化してもよい。
(付記3)
付記1又は2に記載の遊技台であって、
前記画像表示手段は、複数の画像表示手段から構成された手段であり、
前記複数の画像表示手段のうちの一の画像表示手段は、第一の画像表示手段であり、
前記複数の画像表示手段のうちの一の画像表示手段は、第二の画像表示手段であり、
前記第二の画像表示手段が、前記第一の画像表示手段よりも手前にあるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記4)
付記3に記載の遊技台であって、
前記第二の画像表示手段において、前記第二の表示が表示される場合があり、
前記第二の表示が表示されている前記第二の画像表示手段によって、前記第一の画像表示手段がオーバーラップされる場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記5)
付記1乃至4のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
第二の表示が表示されている場合も、第一の表示によって報知される時間が進んでいる、
ことを特徴とする遊技台。
(付記6)
付記1乃至5のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
タイマが0になった後に、第二の表示とは別の表示が表示される、
ことを特徴とする遊技台。
(付記7)
付記1乃至6のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
第二の表示が表示された方が、表示されない場合よりも大当りしやすい、
ことを特徴とする遊技台。
(付記8)
付記1乃至7のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
複数種類の表示のうちの一の種類の表示は、第三の表示であり、
前記或る演出とは、前記画像表示手段によって表示される前記第三の表示のことであり、
前記代サインの表示とは、演出表示のことである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記9)
付記1乃至7のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
演出可動手段を備え、
前記演出可動手段は、複数種類の動作を実行可能な手段であり、
前記複数種類の動作のうちの一の種類の動作は、演出動作であり、
前記或る演出とは、演出可動手段による演出動作のことである、
ことを特徴とする遊技台。
ここで、演出動作以外の動作が実行されてもよく、演出動作以外の動作として、例えば、電源投入時の動作、初期位置戻し動作、あるいは、退避動作がある。また、演出可動手段は、遊技盤に設けられたものに限定されず、例えば、枠(前扉)に設けられたものであってもよい。
(付記10)
付記1乃至9のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記或る演出が発生した場合の方が、発生しない場合よりも大当りしやすい、
ことを特徴とする遊技台。
(付記11)
付記1乃至10のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第一の表示が表示されてから前記第二の表示が表示されるまでの間に熱い演出表示が表示される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記12)
付記1乃至11のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記遊技台は、ぱちんこ機である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記13)
付記1乃至11のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記遊技台は、スロットマシンである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記14)
画像表示手段を備えた遊技台であって、
前記画像表示手段は、複数種類の表示を表示可能な手段であり、
前記複数種類の表示のうちの一の種類の表示は、第一の演出表示であり、
前記複数種類の表示のうちの一の種類の表示は、第二の演出表示であり、
前記期間表示は、リーチ中の或る期間において表示される表示であり、
前記期間表示は、前記第一の演出表示が表示される可能性があるタイミング(以下、「第一のタイミング」という。)を報知する表示であり、
前記第一のタイミングとなる前に、前記期間表示が消去される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
ここで、期間表示の表示される期間は、リーチ中に限らず、変動中、大当り中であってもよい。また、リーチ中であっても、第一のリーチでは表示されるが第二のリーチでは表示されないものであってもよい。
(付記15)
付記14に記載の遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一の種類の表示は、第三の演出表示であり、
前記期間表示によって前記第三の演出表示が表示されるタイミングが報知されない場合があり、
前記第三の演出表示の表示中において、前記期間表示が非表示となる、
ことを特徴とする遊技台。
ここで、演出表示以外にも、例えば、玉抜きエラー等のエラー報知、発射位置を指示する報知や、プリペイドカードの抜き忘れ防止報知等のエラー以外の報知、LEDによる発光、役物による演出動作が行われてもよい。また、第三の表示が表示されるタイミングを期間表示によって報知してもよい。また、第三の表示が表示されるタイミングは、期間表示によって報知されなくてもよい。
(付記16)
付記15に記載の遊技台であって、
前記第三の演出表示は、当否判定の結果が大当りとなる図柄変動(以下、「大当り図柄変動」という。)において表示される場合がある演出表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記17)
付記16に記載の遊技台であって、
前記第三の演出表示は、当否判定の結果がはずれとなる図柄変動(以下、「ハズレ図柄変動」という。)において表示される場合がある演出表示であり、
前記ハズレ図柄変動よりも前記大当り図柄変動の方が前記第三の演出表示が表示される頻度が高いように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記18)
付記15乃至17のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
演出可動手段を備え、
前記演出可動手段は、演出動作を行う場合がある手段であり、
前記第三の演出表示の表示中に、前記電出可動手段が前記演出動作を行う場合がある、ことを特徴とする遊技台。
(付記19)
付記14乃至18のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記期間表示が非表示になった後、該期間表示が視認容易な状態になる、
ことを特徴とする遊技台。
(付記20)
付記14乃至19のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記リーチ中の或る期間が終了するまで前記期間表示が非表示となる、
ことを特徴とする遊技台。
(付記21)
付記14乃至19のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記期間表示は、前記リーチ中の或る期間に必ず表示される表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記22)
付記14乃至21のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記期間表示は、第二の演出表示を表示するタイミング(以下、「第二のタイミング」という。)を報知する表示である、
ことを特徴とする遊技台。
ここで、期間表示によって表示されるタイミングは3回以上であってもよい。また、あるリーチが発生すると必ず3回、別のリーチが発生すると必ず2回チャンスアップを報知するというように、リーチに対応してチャンスアップを報知する箇所が固定されてもよいし、同じリーチであるときは3回報知し、あるときは1回しか報知しないというようにチャンスアップを報知する箇所が変動するようにしてもよい。その場合、「たくさんタイミングを報知している」場合の方が、「あまり報知していない」場合よりも大当りとなりやすくてもよいし、はずれやすくなっていてもよい。また、大当りのなりやすさはタイミングを報知した数によって変動しなくてもよい。また、チャンスアップが発生した数が多いほど大当りとなりやすいようにしてもよいし、チャンスアップが発生した数が少ないほど大当りとなりやすいようにしてもよい。
(付記23)
付記14乃至22のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記画像表示手段は、複数の画像表示手段から構成された手段であり、
前記複数の画像表示手段のうちの一の画像表示手段は、第一の画像表示手段であり、
前記複数の画像表示手段のうちの一の画像表示手段は、第二の画像表示手段であり、
前記第一の画像表示手段は、前記期間表示を表示する場合がある画像表示手段であり、
前記第二の画像表示手段は、演出動作を行う場合がある画像表示手段であり、
前記第二の画像表示手段によって、前記期間表示の少なくとも一部がオーバーラップされる場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記24)
付記14乃至23のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記遊技台は、ぱちんこ機である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記25)
画像表示手段を備えた遊技台であって、
前記画像表示手段は、複数種類の表示を表示可能な手段であり、
前記複数種類の表示のうちの一の種類の表示は、第一の演出表示であり、
前記複数種類の表示のうちの一の種類の表示は、第二の演出表示であり、
前記複数種類の表示のうちの一の種類の表示は、第三の表示であり、
前記期間表示は、リーチ中の或る期間において表示される表示であり、
前記期間表示は、前記第一の演出表示が表示される可能性があるタイミング(以下、「第一のタイミング」という。)を報知する表示であり、
前記第一のタイミングとなる前に、前記第三の表示によって、前記第一の演出表示の少なくとも一部がオーバーラップされる場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記26)
表示手段を備えた遊技台であって、
前記表示手段は、第一の表示を表示可能な手段であり、
時間の経過に応じて、前記第一の表示の少なくとも一部の表示態様が第一の速度で変化し、
前記表示手段は、第二の表示を表示可能な手段であり、
時間の経過に応じて、前記第二の表示の少なくとも一部の表示態様が第二の速度で変化し、
前記第一の速度と前記第二の速度が異なる、
ことを特徴とする遊技台。
(付記27)
付記26に記載の遊技台であって、
前記表示手段は、複数種類の表示を表示可能な手段であり、
前記複数種類の表示のうちの一の種類の表示は、時間表示であり、
前記時間表示とは、或る期間内における時間の経過に応じて該時間表示の少なくとも一部の表示態様が変化する表示のことであり、
前記時間表示のうちの一の表示は、前記第一の表示であり、
前記時間表示のうちの一の表示は、前記第二の表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記28)
付記26又は27に記載の遊技台であって、
前記第一の表示の表示中に前記第二の表示が表示される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記29)
付記26乃至28のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第一の表示は、第一の時間が経過するまで表示態様が変化する表示であり、
前記第二の表示は、第二の時間が経過するまで表示態様が変化する表示であり、
前記第一の時間が経過すると、第三の表示が表示され、
前記第二の時間が経過すると、第四の表示が表示される、
ことを特徴とする遊技台。
ここで、第三の表示と第四の表示とが同じであってもよいし、異なってもよい。また、第三の表示の方が第四の表示よりも信頼度が高くてもよいし、第四の表示の方が第三の表示よりも信頼度が高くてもよい。
(付記30)
付記26乃至29のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一の種類の表示は、第一の種類の表示であり、
前記第一の種類の表示として、前記第一の表示及び前記第二の表示がある、
ことを特徴とする遊技台。
ここで、第一の表示と第二の表示は異なる種類の表示であってもよい。
(付記31)
付記30に記載の遊技台であって、
前記第一の種類の表示とは、タイマ予告表示のことであり、
前記複数種類の表示のうちの一の種類の表示は、第一の演出表示であり、
前記タイマ予告表示とは、前記第一の演出表示が表示されるまでの時間を報知する表示のことである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記32)
付記30に記載の遊技台であって、
操作手段を備え、
前記第一の種類の表示とは、操作有効期間表示のことであり、
前記操作有効期間表示とは、前記操作手段の操作を有効とする期間を示す表示のことである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記33)
付記30に記載の遊技台であって、
前記第一の種類の表示とは、期間表示のことであり、
前記複数種類の表示のうちの一の種類の表示は、第二の演出表示であり、
前記期間表示とは、第一の期間において前記第二の演出表示が表示される可能性があるタイミング(以下、「第一のタイミング」という。)を報知する場合がある表示のことであり、
前記第一の期間が開始されてから終了するまでの間に、前記第一のタイミングが報知される、
ことを特徴とする遊技台。
(付記34)
付記26乃至33のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記遊技台は、ぱちんこ機である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記35)
表示手段を備えた遊技台であって、
前記表示手段は、複数種類の表示を表示可能な手段であり、
前記複数種類の表示のうちの一の種類の表示は、カウントダウン表示であり、
前記カウントダウン表示とは、或る演出が行われるまでの時間の報知(以下、「時間報知」という。)が実行される場合がある演出であり、
前記カウントダウン表示によって前記時間報知が実行されている場合に、該カウントダウン表示の表示態様が第一の表示態様で表示される場合があり、
前記カウントガウン表示によって前記時間報知が実行されている場合に、該カウントダウン表示が前記第一の表示態様から第二の表示態様に変化する場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記36)
付記35に記載の遊技台であって、
前記第一の表示態様とは、前記カウントダウン表示が第一の表示サイズで表示されている表示態様のことであり、
前記第二の表示態様とは、前記カウントダウン表示が第二の表示サイズで表示されている表示態様のことであり、
前記第二の表示サイズが前記第一の表示サイズよりも大きい、
ことを特徴とする遊技台。
(付記37)
付記35又は36に記載の遊技台であって、
前記カウントダウン表示の表示が開始した際に、該カウントダウン表示が第一の表示態様で表示される、
ことを特徴とする遊技台。
(付記38)
付記35乃至37のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記カウントダウン表示が表示されると、前記第一の表示態様から前記第二の表示態様へ必ず変化する、
ことを特徴とする遊技台。
(付記39)
付記35乃至37のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第一の表示態様のままで表示されるよりも、前記第二の表示態様に変化した場合の方が最終的に大当り図柄が確定表示されやすい、
ことを特徴とする遊技台。
(付記40)
付記35乃至39のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
一回の図柄変動表示の期間内で前記カウントダウン表示の開始と終了が行われる、
ことを特徴とする遊技台。
(付記41)
付記35乃至40のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記カウントダウン表示が前記第一の表示態様から前記第二の表示態様へ変化すると、該カウントダウン表示が移動する、
ことを特徴とする遊技台。
(付記42)
付記41に記載の遊技台であって、
前記カウントダウン表示の移動中も該カウントダウン表示による前記時間報知を継続する、
ことを特徴とする遊技台。
(付記43)
付記41に記載の遊技台であって、
前記カウントダウン表示の移動中は該カウントダウン表示による前記時間報知を中断する、
ことを特徴とする遊技台。
(付記44)
付記35乃至43のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記或る演出が行われるまでの時間が0になると、前記カウントダウン表示による該或る演出が行われるまでの時間が0であることを示す報知が行われ、
前記カウントダウン表示によって前記或る演出が行われるまでの時間が0であることを示す報知が行われた後に、該カウントダウン表示が消去されるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記45)
付記44に記載の遊技台であって、
前記或る演出が行われるまでの時間が0になると、特定表示を表示してから非表示になる、
ことを特徴とする遊技台。
(付記46)
付記35乃至45のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第二の表示態様へ変化しない場合もある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記47)
付記35乃至46のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記表示手段は、複数の表示手段から構成されており、
前記複数の表示手段のうちの一の表示手段は、第一の表示手段であり、
前記複数の表示手段のうちの一の表示手段は、第二の表示手段であり、
前記第一の表示手段によって前記第一の表示態様の前記カウントダウン表示が表示される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記48)
付記47に記載の遊技台であって、
前記第二の表示手段によって前記第二の表示手段のカウントダウン表示が表示される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記49)
付記35乃至48のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記遊技台は、ぱちんこ機である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記50)
付記35乃至48のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記遊技台は、スロットマシンである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記51)
複数種類の表示を表示可能な表示手段を備えた遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一つは、第一の表示であり、
前記第一の表示は、期間表示であり、
前記第一の表示は、リーチ演出表示が行われている期間のうちの或る期間において表示される場合がある表示であり、
前記複数種類の表示のうちの一つは、第二の表示であり、
前記第二の表示は、予告表示であり、
前記第一の表示は、第一のタイミングを報知する表示であり、
前記第一のタイミングとは、前記第二の表示が表示開始される可能性があるタイミングのことであり、
前記第一の表示が表示開始されてから前記第一のタイミングとなる前に、該第一の表示が消去される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記52)
付記51に記載の遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一つは、第三の表示であり、
前記第三の表示は、演出表示であり、
前記第三の表示は、前記第二の表示とは異なる表示であり、
前記第一のタイミングとなる前に前記第三の表示が表示される場合があり、
前記第一の表示は、前記第三の表示が表示開始されるタイミングを報知しない表示であり、
前記第三の表示の表示中では、前記第一の表示が消去される、
ことを特徴とする遊技台。
(付記53)
付記52に記載の遊技台であって、
前記第三の表示は、予告表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記54)
付記53に記載の遊技台であって、
前記第三の表示が表示された場合の方が、該第三の表示が表示されない場合よりも最終的に大当り図柄が確定表示されやすい、
ことを特徴とする遊技台。
(付記55)
付記52乃至54のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
複数種類の動作を実行可能な演出可動手段を備え、
前記複数種類の動作のうちの一つは、第一の動作であり、
前記第一の動作は、演出動作であり、
前記第三の表示の表示中に、前記第一の動作が行われる場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記56)
付記51乃至55のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第一の表示が消去された後で、該第一の表示が再度表示されるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記57)
付記51乃至55に記載の遊技台であって、
前記第一の表示が消去された後、前記或る期間が経過するまでは該第一の表示は表示されないように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記58)
付記51乃至55のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第一の表示が消去された後、前記或る期間が経過するまでに該第一の表示が再動表示されるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記59)
付記51乃至58のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記或る期間とは、スーパーリーチの実行中の期間のことである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記60)
付記51乃至59のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一つは、第四の表示であり、
前記第四の表示は、演出表示であり、
前記第四の表示は、前記第二の表示とは異なる表示であり、
前記第一の表示は、第二のタイミングも報知する場合がある表示であり、
前記第二のタイミングとは、前記第四の表示が表示開始される可能性があるタイミングのことである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記61)
付記51乃至60のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記遊技台は、ぱちんこ機である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記62)
複数種類の表示を表示可能な表示手段を備えた遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一つは、第一の表示であり、
前記第一の表示は、カウントダウン表示を含む表示であり、
前記カウントダウン表示は、タイミング報知を含む場合がある表示であり、
前記タイミング報知とは、或る演出が行われるタイミングを前記カウントダウン表示の表示を更新することにより行わう報知のことであり、
前記カウントダウン表示の表示中に、前記第一の表示の表示態様が第一の表示態様から第二の表示態様に変化する場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記63)
付記62に記載の遊技台であって、
前記第一の表示態様と前記第二の表示態様は、異なる表示態様である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記64)
付記63に記載の遊技台であって、
前記第一の表示態様とは、前記第一の表示が第一の表示サイズで表示されている表示態様のことであり、
前記第二の表示態様とは、前記第一の表示が第二の表示サイズで表示されている表示態様のことであり、
前記第一の表示サイズと前記第二の表示サイズでは、該第二の表示サイズの方が大きい、
ことを特徴とする遊技台。
(付記65)
付記62乃至64のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記カウントダウン表示の表示が開始した際に、前記第一の表示が前記第一の表示態様で表示される、
ことを特徴とする遊技台。
(付記66)
付記62乃至65のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記カウントダウン表示の表示中に、前記第一の表示が前記第一の表示態様から前記第二の表示態様に必ず変化する、
ことを特徴とする遊技台。
(付記67)
付記62乃至65のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第一の表示が前記第一の表示態様から前記第二の表示態様に変化しない場合よりも、該第一の表示が該第一の表示態様から該第二の表示態様に変化した場合の方が最終的に大当り図柄が確定表示されやすい、
ことを特徴とする遊技台。
(付記68)
付記62乃至67のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
一回の図柄変動表示の実行中に前記第一の表示の表示が開始され、終了される、
ことを特徴とする遊技台。
(付記69)
付記62乃至68のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第一の表示は、表示位置が変化する場合がある表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記70)
付記69に記載の遊技台であって、
前記第一の表示が前記第一の表示態様から前記第二の表示態様に変化すると、該第一の表示の表示位置が変化する、
ことを特徴とする遊技台。
ここで、前記第一の表示態様の前記第一の表示が第一の位置に表示され、前記第二の表示態様の前記第一の表示が第二の位置に表示される、ことを特徴とする遊技台であってもよい。
(付記71)
付記69又は70に記載の遊技台であって、
前記第一の表示は、移動表示する場合がある表示であり、
前記移動表示により、前記第一の表示の表示位置が変化する、
ことを特徴とする遊技台。
(付記72)
付記71に記載の遊技台であって、
前記移動表示の表示中も、前記カウントダウン表示の更新表示を継続する、
ことを特徴とする遊技台。
(付記73)
付記71に記載の遊技台であって、
前記移動表示の表示中では、前記カウントダウン表示の更新表示が中断される、
ことを特徴とする遊技台。
(付記74)
付記62乃至73のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記カウントダウン表示は、時間のカウントダウンの表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記75)
付記74に記載の遊技台であって、
前記タイミング報知は、前記カウントダウン表示において0を示す表示が表示されることにより、前記或る演出が行われるタイミングとなったことを報知する報知である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記76)
付記74又は75に記載の遊技台であって、
前記カウントダウン表示において0を示す表示が表示された後で、該カウントダウン表示が消去されるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記77)
付記76に記載の遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一つは、第二の表示であり、
前記第二の表示は、前記或る演出には含まれない表示であり、
前記カウントダウン表示において0を示す表示が表示された場合に、前記第二の表示が表示された後で、該カウントダウン表示が消去されるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記78)
付記62乃至77のうちいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記表示手段は、複数の表示手段から構成された手段であり、
前記複数の表示手段のうちの一つは、第一の表示手段であり、
前記複数の表示手段のうちの一つは、第二の表示手段であり、
前記第一の表示態様の前記第一の表示が表示される場合には、該第一の表示が前記第一の表示手段に表示される、
ことを特徴とする遊技台。
(付記79)
付記78に記載の遊技台であって、
前記第二の表示態様の前記第一の表示が、前記第二の表示手段に表示される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記80)
付記62乃至79のうちいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記遊技台は、ぱちんこ機である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記81)
付記62乃至79のうちいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記遊技台は、スロットマシンである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記A1)
表示手段を備えた遊技台であって、
前記表示手段は、複数種類のメータ表示を表示可能な手段であり、
前記複数種類のメータ表示うちの一のメータ表示は、第一のメータ表示であり、
前記複数種類のメータ表示うちの一のメータ表示は、第四のメータ表示であり、
前記第一のメータ表示は、複数種類の状態を持つ表示であり、
前記第一のメータ表示における前記複数種類の状態のうちの一の状態は第一の状態であり、
前記第一のメータ表示における前記複数種類の状態のうちの一の状態は第三の状態であり、
前記第一のメータ表示は、前記第一の状態から前記第三の状態へ変化する場合がある表示であり、
前記第四のメータ表示は、複数種類の状態を持つ表示であり、
前記第四のメータ表示における前記複数種類の状態のうちの一の状態は第四の状態であり、
前記第四のメータ表示における前記複数種類の状態のうちの一の状態は第六の状態であり、
前記第四のメータ表示は、前記第四の状態から前記第六の状態に変化する場合がある表示であり、
前記第一のメータ表示が前記第一の状態から前記第三の状態に変化した場合は、該第一のメータ表示が該第一の状態から該第三の状態に変化しなかった場合よりも、大当りの期待度が高く、
前記第四のメータ表示が前記第四の状態から前記第六の状態に変化した場合は、該第四のメータ表示が該第四の状態から該第六の状態に変化しなかった場合よりも、大当りの期待度が高い、
ことを特徴とする遊技台。
(付記A2)
付記A1に記載の遊技台において、
前記第四のメータ表示が前記第四の状態から前記第六の状態に変化する期待度は、前記第一のメータ表示が前記第一の状態から前記第三の状態に変化する期待度よりも高い、
ことを特徴とする遊技台。
(付記A3)
付記A1又はA2に記載の遊技台であって、
前記表示手段は、装飾図柄を表示可能な手段であって、
前記第一のメータ表示は、前記装飾図柄の停止中に表示される場合がある表示である、ことを特徴とする遊技台。
(付記A4)
付記A1乃至A3のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第四のメータ表示は、前記第四の状態で表示開始される表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記A5)
付記A1乃至A4のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第一のメータ表示における前記複数の状態のうちの一の状態は、第二の状態であり、
前記第一のメータ表示は、前記第一の状態から前記第二の状態に変化する場合がある表示であり、
前記第一のメータ表示は、前記第二の状態から前記第三の状態に変化する場合がある表示であり、
前記第一のメータ表示は、前記第一の状態で表示開始される場合がある表示であり、
前記第一のメータ表示は、前記第二の状態で表示開始される場合がある表示であり、
前記第一のメータ表示が、前記第一の状態で表示開始された場合よりも、前記第二の状態で表示開始された場合のほうが大当りの期待度が高い、
ことを特徴とする遊技台。
(付記A6)
付記A1乃至A5のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記複数種類の表示のうち、一の表示は第一のアイコンであり、
前記第一のメータ表示は、前記第一のアイコンが第一の回数表示されることによって、前記第一の状態から前記第三の状態へと変化する表示であり、
前記第四のメータ表示は、前記第一のアイコンが第二の回数表示されることによって、前記第四の状態から前記第六の状態へと変化する表示であり、
前記第二の回数は、前記第一の回数よりも少ない回数である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記A7)
付記A1乃至A6のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記複数の表示のうち一の表示は、大当り表示であり、
前記第一のメータ表示における前記第三の状態は、該第三の状態が表示された前記装飾図柄の変動において前記大当り表示が表示されることを示す表示の状態であり、
前記第四のメータ表示における前記第六の状態は、該第六の状態が表示された前記装飾図柄の変動において前記大当り表示が表示されることを示す表示の状態である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記A8)
付記A7に記載の遊技台であって、
前記第一のメータ表示の前記第二の状態は、該第二の状態が表示された前記装飾図柄の変動において前記大当り表示が表示される場合があることを示す表示の状態であり、
前記第四のメータ表示の前記第五の状態は、該第五の状態が表示された前記装飾図柄の変動において前記大当り表示が表示される場合があることを示す表示の状態であり、
前記第二の状態よりも前記第五の状態が表示されている場合の方が、前記大当り表示が表示されやすい、
ことを特徴とする遊技台。
(付記A9)
付記A1乃至A8のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記複数種類の演出のうちの一の演出は、擬似連演出であり、
前記擬似連予告は、前記第一のメータ表示が前記第三の状態へ変化すると表示開始される場合がある表示であり、
前記擬似連予告は、前記第四のメータ表示が前記第六の状態へ変化すると表示開始される場合がある表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記A10)
付記A1乃至A9のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、前記操作手段の操作促進表示であり、
前記操作促進表示は、前記第一のメータ表示が前記第三の状態へ変化すると表示開始される場合がある表示であり、
前記操作促進表示は、前記第四のメータ表示が前記第六の状態へ変化すると表示開始される場合がある表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記A11)
付記A1乃至A10のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記表示手段は複数種類の演出を表示可能な手段であって、
前記複数種類の演出のうちの一の演出は、或る演出であり、
前記或る演出は、該或る演出が表示された前記装飾図柄の変動において、前記大当り表示が表示されやすい演出であり、
前記或る演出は、前記第一のメータ表示が前記第三の状態へ変化すると表示開始される場合がある演出であり、
前記或る演出は、前記第四のメータ表示が前記第六の状態へ変化すると表示開始される場合がある演出である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記A12)
複数種類の表示を表示可能な表示手段を備えた遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一つは、期間表示であり、
前記複数種類の表示のうちの一つは、第一の演出表示であり、
前記複数種類の表示のうちの一つは、予告表示であり、
前記期間表示は、リーチ演出表示が行われる期間における或る期間の開始を報知する表示であり、
前記期間表示は、前記リーチ演出表示の表示中において、第一のタイミングを報知する表示であり、
前記第一のタイミングとは、前記リーチ演出表示の表示中において、前記第一の演出表示が開始される可能性があるタイミングのことであり、
前記予告表示とは、前記期間表示によって前記第一のタイミングが報知されることを予告する表示のことであり、
前記期間表示によって前記或る期間の開始が報知される前に、前記予告表示が表示される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記A13)
付記A12に記載の遊技台であって、
前記期間表示は、カーソル表示を含む表示であり、
前記カーソル表示が、第二の位置(開始位置)から第一の位置を経て第三の位置(終了位置)まで移動することによって、前記第一の期間の開始から終了までが報知されるように構成されており、
前記第二の位置は、前記第一の位置よりも前の位置であり、
前記第一の位置は、前記第三の位置よりも前の位置であり、
前記カーソル表示が前記第一の位置に到達することで、前記第一のタイミングであることが報知される、
ことを特徴とする遊技台。
(付記A14)
付記A13に記載の遊技台であって、
前記期間表示は、チャンスアップ表示(第一のチャンスアップ表示)が表示される場合がある表示であり、
前記チャンスアップ表示とは、前記第一のタイミングにおいて前記第一の演出表示が開始されたことを報知する表示であり、
前記第一のタイミングにおいて前記第一の演出表示の表示が開始された場合に、前記第一の位置に対応した表示位置に前記チャンスアップ表示が表示される、
ことを特徴とする遊技台。
(付記A15)
付記A12乃至A14のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記期間表示は、移動表示を行う場合がある表示である、
ことを長とする遊技台。
(付記A16)
付記A15に記載の遊技台であって、
前記期間表示によって或る期間の開始が報知される前に前記移動表示が行われる、
ことを特徴とする遊技台。
(付記A17)
付記A15又はA16に記載の遊技台であって、
前記移動表示が行われると、前記期間表示の表示位置が変化する、
ことを特徴とする遊技台。
(付記A18)
付記A12乃至A17のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記予告表示は、複数の表示態様で表示される場合があり、
前記複数の表示態様のうちの一の表示態様は、第一の表示態様であり、
前記複数の表示態様のうちの一の表示態様は、第二の表示態様であり、
前記予告表示が前記第二の表示態様で表示された場合の方が、前記第一の表示態様で表示された場合よりも最終的に(前記期間表示が表示される図柄変動表示にて)大当り図柄態様が確定表示されやすい、
ことを特徴とする遊技台。
(付記A19)
付記A18に記載の遊技台であって、
前記予告表示が前記第二の表示態様で表示された場合の方が、前記第一の表示態様で表示された場合よりも、前記第一のタイミングとなった場合に、前記第一の演出表示が開始されやすい、
ことを特徴とする遊技台。
(付記A20)
付記A18又はA19に記載の遊技台であって、
前記第一の表示態様で表示された前記予告表示が、前記第二の表示態様に変化する場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記A21)
付記A12乃至A20のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記期間表示は、複数の表示態様で表示される場合があり、
前記複数の表示態様のうちの一の表示態様は、第三の表示態様(例えば、デフォメータ)であり、
前記複数の表示態様のうちの一の表示態様は、第四の表示態様(例えば、赤メータ)であり、
前記期間表示が前記第四の表示態様で表示された場合の方が、前記第三の表示態様で表示された場合よりも最終的に大当り図柄態様が確定表示されやすい、
ことを特徴とする遊技台。
(付記A22)
付記A21に記載の遊技台であって、
前記予告表示の表示態様によって、前記期間表示の表示態様が前記第三の表示態様で表示されるか前記第四の表示態様で表示されるかわからない、
ことを特徴とする遊技台。
(付記A23)
付記A21又はA22に記載の遊技台であって、
前記予告表示が前記第二の表示態様で表示された場合の方が、該予告表示が前記第一の表示態様で表示された場合よりも前記期間表示が前記第四の表示態様で表示されやすい、
ことを特徴とする遊技台。
(付記A24)
付記A21乃至A23のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記予告表示が前記第一の表示態様で表示された場合の方が、該予告表示が前記第二の表示態様で表示された場合よりも前記期間表示が前記第三の表示態様で表示されやすい、
ことを特徴とする遊技台。
(付記A25)
付記A12乃至A24のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一つは、第二の予告表示であり、
前記予告表示は、第一の予告表示であり、
前記第二の予告表示によって、前記第一の予告表示が表示されることが予告される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記A26)
付記A25に記載の遊技台であって、
前記第二の予告表示によって前記第一の予告表示が予告された方がされてない場合よりも前記期間表示が表示される図柄変動表示が大当りになりやすい、
ことを特徴とする遊技台。
(付記A27)
付記A12乃至A26のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記期間表示が表示される前に前記予告表示が表示された場合の方が、該期間表示が表示される前に該予告表示が表示されない場合よりも最終的に大当り図柄態様が確定表示されやすい、
ことを特徴とする遊技台。
(付記A28)
付記A12乃至A27のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記予告表示は、前記期間表示の少なくとも一部によって行われる表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記A29)
付記A12乃至A27のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記予告表示は、前記期間表示と別の表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記A30)
付記A12乃至A29のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記予告表示によって前記リーチ演出表示が表示されることが予告されることで、前記期間表示が表示されることが予告される、
ことを特徴とする遊技台。
(付記A31)
付記A12乃至A30のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記予告表示は、前記期間表示と同じ図柄変動表示にて行われる場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記A32)
付記A12乃至A31のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記予告表示は、前記期間表示が行われる図柄変動表示よりも前の図柄変動表示にてお行われる場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記A33)
付記A12乃至A32のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記予告表示は、図柄停止表示が行われている期間も表示される、
ことを特徴とする遊技台。
(付記A34)
付記A12乃至A32のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記予告表示は、図柄停止表示が行われている期間に非表示となる、
ことを特徴とする遊技台。
(付記A35)
付記A12乃至A34のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記予告表示は、前記リーチ演出表示の表示中に表示される場合がある表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記A36)
前記予告表示は、前記リーチ演出表示が開始される前に表示される場合がある表示である、
ことを特徴とする遊技台。
なお、上記で装飾図柄の変動表示と記載のあることは、図柄(より具体的には特図)の変動表示であってもよく、装飾図柄の停止表示と記載のあることは、図柄(より具体的には特図)の停止表示であってもよい。
また、上記で「〜場合がある」とは、「必ず〜する」、「必ず〜される」、あるいは「必ず〜になる」等に置き換えてもよく、上記で「○○可能」とは、「必ず○○する」に置き換えてもよい。
図254は、本発明を適用可能な封入式のパチンコ機の正面図である。
図254に示す封入式のパチンコ機900では、所定数の遊技媒体(例えば、遊技球)を遊技台内部で循環させる。すなわち、発射手段901から遊技領域902に発射された遊技媒体が、遊技領域902から排出されて再び発射手段901へ供給可能としている。また、遊技媒体の数(賞球、貸球、総持玉数等)の情報や、その他の情報を表示する表示手段903が遊技台前面の遊技領域902の下方に配設されており、図1に示す上皿126や下皿128は設けられていない。
なお、図1に示して上述したパチンコ機100の上皿126に上述した表示手段903がさらに設けられた態様を採用してもよく、さらに、この表示手段903にタッチパネルが設けられた態様であってもよい。すなわち、表示手段903に設けられたタッチパネルが操作手段として機能することができる。そして、タッチパネルによる1回のタッチ操作、連打操作あるいは長押し操作により、演出ボタン136の操作に係る演出が実行されてもよいし、長押しオート連打機能が有効な状態である場合には、タッチパネルが継続してタッチされ続けている状態で、タッチパネルに対する疑似的な連打操作が行われるように構成されてもよい。また、長押しオート連打機能を有効な状態にしないように構成されてもよい。また、一部の演出において、長押しオート連打機能を有効な状態にしてもよい。換言すれば、タッチパネルにおいて長押しオート連打機能を作動させてもよいし、作動しないようにしてもよいし、作動させる演出が多いように構成されてもよいし、少ないように構成されてもよい。また、タッチパネルに対する連打操作による演出が複数あり、タッチパネルで行う場合には、長押しオート連打機能が有効な状態とならないことが多いように構成されてもよいし、少ないように構成されてもよい。
以上説明したように、図254に示すパチンコ機900は、球を封入し、封入した球をパチンコ機内で循環させて使用するものであって、封入した球を発射球として使用し、球の払出はクレジットによって実行されるものであってもよい。
次に、図255を用いて本発明に適用可能な遊技台としてのスロットマシン(回胴遊技機)についてに説明する。ここで、図255は、本発明に適用可能なスロットマシン1000を正面側(遊技者側)から見た外観斜視図である。
図255に示すスロットマシン1000は、本体1001と、本体1001の正面に取付けられ、本体1001に対して開閉可能な前面扉1002と、を備える。本体1001の中央内部には、(図255において図示省略)外周面に複数種類の図柄が配置されたリールが3個(左リール1010、中リール1011、右リール1012)収納され、スロットマシン1000の内部で回転できるように構成されている。これらのリール1010〜1012はステッピングモータ等の駆動手段により回転駆動される。
本実施例において、各図柄は帯状部材に等間隔で適当数印刷され、この帯状部材が所定の円形筒状の枠材に貼り付けられて各リール1010〜1012が構成されている。リール1010〜1012上の図柄は、遊技者から見ると、図柄表示窓1013から縦方向に概ね3つ表示され、合計9つの図柄が見えるようになっている。そして、各リール1010〜1012を回転させることにより、遊技者から見える図柄の組み合せが変動することとなる。つまり、各リール1010〜1012は複数種類の図柄の組合せを変動可能に表示する表示手段として機能する。なお、このような表示手段としてはリール以外にも液晶表示装置等の電子画像表示装置も採用できる。また、本実施形態では、3個のリールをスロットマシン1000の中央内部に備えているが、リールの数やリールの設置位置はこれに限定されるものではない。
各々のリール1010〜1012の背面には、図柄表示窓1013に表示される個々の図柄を照明するためのリールバックライト(図示省略)が配置されている。リールバックライトは、各々の図柄ごとに遮蔽されて個々の図柄を均等に照射できるようにすることが望ましい。なお、スロットマシン1000内部において各々のリール1010〜1012の近傍には、投光部と受光部から成る光学式センサ(図示省略)が設けられており、この光学式センサの投光部と受光部の間をリールに設けられた一定の長さの遮光片が通過するように構成されている。このセンサの検出結果に基づいてリール上の図柄の回転方向の位置を判断し、目的とする図柄が入賞ライン上に表示されるようにリール1010〜1012を停止させる。
入賞ライン表示ランプ1020は、有効となる入賞ライン1014を示すランプである。有効となる入賞ラインは、遊技媒体としてベットされたメダルの数によって予め定まっている。入賞ライン1014は5ラインあり、例えば、メダルが1枚ベットされた場合、中段の水平入賞ラインが有効となり、メダルが2枚ベットされた場合、上段水平入賞ラインと下段水平入賞ラインが追加された3本が有効となり、メダルが3枚ベットされた場合、右下り入賞ラインと右上り入賞ラインが追加された5ラインが入賞ラインとして有効になる。なお、入賞ライン1014の数については5ラインに限定されるものではなく、また、例えば、メダルが1枚ベットされた場合に、中段の水平入賞ライン、上段水平入賞ライン、下段水平入賞ライン、右下り入賞ラインおよび右上り入賞ラインの5ラインを入賞ラインとして有効としてもよい。以下、有効となる入賞ラインを有効ラインと呼ぶ場合がある。
告知ランプ1023は、例えば、後述する内部抽選において特定の入賞役(具体的には、ボーナス)に内部当選していること、または、ボーナス遊技中であることを遊技者に知らせるランプである。遊技メダル投入可能ランプ1024は、遊技者が遊技メダルを投入可能であることを知らせるためのランプである。再遊技ランプ1022は、前回の遊技において入賞役の一つである再遊技に入賞した場合に、今回の遊技が再遊技可能であること(メダルの投入が不要であること)を遊技者に知らせるランプである。リールパネルランプ1028は演出用のランプである。
メダル投入ボタン1030〜1032は、スロットマシン1000に電子的に貯留されているメダル(クレジットと言う)を所定の枚数分投入するためのボタンである。本実施例においては、メダル投入ボタン1030が押下される毎に1枚ずつ最大3枚まで投入され、メダル投入ボタン1031が押下されると2枚投入され、メダル投入ボタン1032が押下されると3枚投入されるようになっている。以下、メダル投入ボタン1032はMAXメダル投入ボタンとも言う。なお、遊技メダル投入ランプ1029は、投入されたメダル数に応じた数のランプを点灯させ、規定枚数のメダルの投入があった場合、遊技の開始操作が可能な状態であることを知らせる遊技開始ランプ1021が点灯する。
メダル投入口1041は、遊技を開始するに当たって遊技者がメダルを投入するための投入口である。すなわち、メダルの投入は、メダル投入ボタン1030〜1032により電子的に投入することもできるし、メダル投入口1041から実際のメダルを投入(投入操作)することもでき、投入とは両者を含む意味である。貯留枚数表示器1025は、スロットマシン1000に電子的に貯留されているメダルの枚数を表示するための表示器である。遊技情報表示器126は、各種の内部情報(例えば、ボーナス遊技中のメダル払出枚数)を数値で表示するための表示器である。払出枚数表示器1027は、何らかの入賞役に入賞した結果、遊技者に払出されるメダルの枚数を表示するための表示器である。本実施形態においては、貯留枚数表示器1025、遊技情報表示器1026、および払出枚数表示器1027は7セグメント(SEG)表示器で構成されている。
スタートレバー1035は、リール1010〜1012の回転を開始させるためのレバー型のスイッチである。即ち、メダル投入口1041に所望するメダル枚数を投入するか、メダル投入ボタン1030〜1032を操作して、スタートレバー1035を操作すると、リール1010〜1012が回転を開始することとなる。スタートレバー1035に対する操作を遊技の開始操作と言う。
ストップボタンユニット1036には、操作手段の一例としてのストップボタン1037〜1039が設けられている。ストップボタン1037〜1039は、スタートレバー1035の操作によって回転を開始したリール1010〜1012を個別に停止させるためのボタン型のスイッチであり、各リール1010〜1012に対応づけられている。以下、ストップボタン1037〜1039に対する操作を停止操作と言い、最初の停止操作を第1停止操作、次の停止操作を第2停止操作、最後の停止操作を第3停止操作という。また、第1停止操作の対象となるリールを第1停止リール、第2停止操作の対象となるリールを第2停止リール、第3停止操作の対象となるリールを第3停止リールという。なお、各ストップボタン1037〜1039の内部に発光体を設けてもよく、ストップボタン1037〜1039の操作が可能である場合、該発光体を点灯させて遊技者に知らせることもできる。
メダル返却ボタン1033は、投入されたメダルが詰まった場合に押下してメダルを取り除くためのボタンである。精算ボタン1034は、スロットマシン1000に電子的に貯留されたメダル、ベットされたメダルを精算し、メダル払出口1055から排出するためのボタンである。ドアキー孔1040は、スロットマシン1000の前面扉1002のロックを解除するためのキーを挿入する孔である。メダル払出口1055は、メダルを払出すための払出口である。
メダル投入ボタン1032の右側には、操作手段の一例としてのチャンスボタン1100が設けられている。チャンスボタン1100は、リール1010〜1012の動作に関連する操作が可能であったり、液晶表示装置1057の表示に関連する操作が可能であったりする。また、チャンスボタン1100は、上記実施例によるパチンコ機100と同様に複数の状態を取ることが可能であり、チャンスボタン1100の操作有効期間中に状態変化可能であってもよい。
情報表示ボタンユニット1050には、情報表示ボタン1046が設けられている。情報表示ボタン1046は、例えば、ユーザメニュー(例えば、遊技者個人の遊技履歴情報を設定するためのメニュー)を呼び出すための操作ボタンであり、複数のボタンから構成されている。本実施形態では、情報表示ボタン1046は、操作手段に相当する。
ストップボタンユニット1036の下部には、機種名の表示と各種証紙の貼付とを行うタイトルパネル1062が設けられており、タイトルパネルランプ1064は、タイトルパネル1062を点灯するランプである。タイトルパネル1062の下部には、メダル払出口1055、メダルの受皿1061が設けられている。
音孔1081はスロットマシン1000内部に設けられているスピーカの音を外部に出力するための孔である。前面扉1002の左右各部に設けられたサイドランプ1044は遊技を盛り上げるための装飾用のランプである。前面扉1002の上部には演出装置1060が配設されており、演出装置1060の上部には音孔1043が設けられている。この演出装置1060は、水平方向に開閉自在な2枚の右シャッタ1063a、左シャッタ1063bからなるシャッタ(遮蔽装置)1063と、このシャッタ1063の奥側に配設された液晶表示装置1057(図示省略、演出画像表示装置)を備えており、右シャッタ1063a、左シャッタ1063bが液晶表示装置1057の手前で水平方向外側に開くと液晶表示装置1057(図示省略)の表示画面がスロットマシン1000正面(遊技者側)に出現する構造となっている。
なお、液晶表示装置でなくとも、種々の演出画像や種々の遊技情報を表示可能に構成されていればよく、例えば、複数セグメントディスプレイ(7セグディスプレイ)、ドットマトリクスディスプレイ、有機ELディスプレイ、プラズマディスプレイ、リール(ドラム)、或いは、プロジェクタとスクリーンとからなる表示装置等でもよい。また、表示画面は、方形をなし、その全体を遊技者が視認可能に構成されている。本実施形態の場合、表示画面は長方形であるが、正方形でもよい。また、表示画面の周縁に不図示の装飾物を設けて、表示画面の周縁の一部が該装飾物に隠れる結果、表示画面が異形に見えるようにすることもできる。表示画面は本実施形態の場合、平坦面であるが、曲面をなしていてもよい。
本発明に係る遊技台は図256(a)に示す、「紙幣投入口2002に紙幣を投入し、ベット2004およびスタート2006操作に基づいて抽選を実行し、抽選結果を抽選結果表示装置2008で表示し、当選時には特典コイン数を残クレジット数に加算し、キャッシュアウト2009が選択された場合には、レシート発行機2010から残クレジット数に対応するコードが記載されたレシートを発行するカジノマシン2000」であってもよい。
さらには、同図(b)に示すように、本発明を実現する電子データを記憶する記憶部を備えている携帯電話機3000、同図(c)に示すように、本発明を実現する電子データを記憶する記憶部を備えているポータブルゲーム機4000、本発明を実現する電子データを記憶する記憶部を備えている家庭用テレビゲーム機5000、に適用してもよい。
より具体的には、同図(b)における携帯電話機3000は、遊技者によって操作される操作部と、ゲームに関するデータを携帯電話回線を通じで取得するデータ取得部と、取得したゲームに関するデータ(本発明を実現する電子データ)を記憶する記憶部と、記憶部に記憶したデータと操作部の操作とに基づいてゲームの制御を行う制御部を備えている。
同図(c)におけるポータブルゲーム機4000は、遊技者によって操作される操作部と、ゲームに関するデータを所定の記憶媒体(DVD等)から取得するデータ取得部と、取得したゲームに関するデータ(本発明を実現する電子データ)を記憶する記憶部と、記憶部に記憶したデータと操作部の操作とに基づいてゲームの制御を行う制御部を備えている。同図(d)における家庭用テレビゲーム機5000は、遊技者によって操作される操作部と、ゲームに関するデータを所定の記憶媒体(DVD等)から取得するデータ取得部と、取得したゲームに関するデータ(本発明を実現する電子データ)を記憶する記憶部と、記憶部に記憶したデータと操作部の操作とに基づいてゲームの制御を行う制御部を備えている。
さらには、同図(e)に示すように、本発明を実現する電子データを記憶したデータサーバ6000に適用してもよい。このデータサーバ6000からインターネット回線を介して同図(d)に示す家庭用テレビゲーム機5000に本発明を実現する電子データをダウンロードするような場合がある。
また、パチンコ機等の実機の動作を家庭用ゲーム機用として擬似的に実行するようなゲームプログラムにおいても、本発明を適用してゲームを実行することができる。その場合、ゲームプログラムを記録する記録媒体は、DVD−ROM、CD−ROM、FD(フレキシブルディスク)、その他任意の記録媒体を利用できる。
さらに、本発明は、遊技台としてパチンコ機およびスロットマシンを例にあげたが、これに限るものではなく、アレンジボール遊技機や、じゃん球遊技機、スマートボール等に適用してもよい。
<<第5実施形態>>
以下、図257〜図345を用いて、本発明を適用可能なパチンコ機100等の弾球遊技機(封入式のものも含む)について詳細に説明する。なおここにいう封入式のものとは、遊技機内に封入された遊技球を循環使用する封入式遊技機等のことをいう。図257〜図345に示す符号は、原則として図257〜図345を用いた説明にのみ用いることとし、重複する符号が他の図面で示されている場合であっても、図257〜図345を用いた説明では、図257〜図345に示す符号を優先する。一方で、技術的思想としては、図257〜図345に示す技術的思想を、図1〜図256に示す技術的思想に適用することは可能であり、またその逆に、図1〜図256に示す技術的思想を、図257〜図345に示す技術的思想に適用することも可能である。その際、同じ符号を付しているもの同士は、同じ構成要素として取り扱える場合があり、置換することができる場合もある。
<全体構成>
まず、図257を用いて、パチンコ機100の全体構成について説明する。なお、同図はパチンコ機100を正面側(遊技者側)から見た外観斜視図である。
パチンコ機100は、外部的構造として、外枠102と、本体104と、前面枠扉106と、球貯留皿付扉108と、発射装置110と、遊技盤200(図259参照)と、を備える。外枠102は、遊技機設置営業店に設けられた設置場所(島設備等)へと固定させるための縦長方形状から成る木製の枠部材である。本体104は、内枠と呼ばれ、外枠102の内部に備えられ、ヒンジ部112を介して外枠102に回動自在に装着された縦長方形状の遊技機基軸体となる部材である。また、本体104は、枠状に形成され、内側に空間を有している。また、本体104が開放された場合、本体104の開放を検出する不図示の内枠開放センサを備える。
前面枠扉106は、ロック機能付きで且つ開閉自在となるようにパチンコ機100の前面側となる本体104の前面に対しヒンジ部112を介して装着され、枠状に構成されることでその内側を開口部とした扉部材である。この前面枠扉106には、開口部にガラス製又は樹脂製の透明板部材118が設けられ、前面側には、スピーカ120や、枠ランプ122が取り付けられている。なお、枠ランプ122は、発光手段の一例であり、本明細書では、光源をLEDとするものもランプと称する他、蛍光灯、冷陰極管等、光を発するものであればランプと称する場合があり、光を発するものは発光手段の一例に相当する。
前面枠扉106の後面と遊技盤200の前面とで遊技領域124(図259参照)を区画形成する。また、前面枠扉106が開放された場合、前面枠扉106の開放を検出する扉開放センサ609(図260参照)を備える。
また、前面枠扉106には、透過部ユニット190が設けられている。この透過部ユニット190は、透明板部材118とは別の透過部191を備え、その透過部191が、下部に設けられた不図示の駆動軸を中心に、前後方向に回動可能である。また、透過部ユニット190には、発光ダイオード(LED)が内蔵されている。図257に示す透過部ユニット190の透過部191は初期位置にある。この透過部191は、操作手段(ボタン)として機能するとともに、可動手段の一例にも相当する。
球貯留皿付扉108は、パチンコ機100の前面において本体104の下側に対して、ロック機能付きで且つ開閉自在となるように装着された扉部材である。球貯留皿付扉108は、複数の遊技球(以下、単に「球」と称する場合がある)が貯留可能で且つ発射装置110へと遊技球を案内させる通路が設けられている上皿126と、上皿126に貯留しきれない遊技球を貯留する下皿128と、遊技者の操作によって上皿126に貯留された遊技球を下皿128へと排出させる球抜ボタン130と、遊技者の操作によって下皿128に貯留された遊技球を遊技球収集容器(俗称、ドル箱)へと排出させる球排出レバー132と、遊技者の操作によって発射装置110へと案内された遊技球を遊技盤200の遊技領域124へと打ち出す球発射ハンドル134と、遊技者の操作によって各種演出装置206(図259参照)の演出態様に変化を与えるチャンスボタン136と、チャンスボタン136を発光させるチャンスボタンランプ138と、を備える。このチャンスボタン136は演出ボタンであって、操作手段の一例に相当する。また、チャンスボタン136は、可動手段の一例でもあり、図257に示すチャンスボタン136は初期位置にある。詳しくは後述するように、このチャンスボタン136は進退動作を実行可能なものである。さらに、下皿128が満タンであることを検出する不図示の下皿満タンセンサを備える。
加えて、チャンスボタン136の右横には、操作キーユニット181が設けられている。この操作キーユニット181は、十字キー181aと、OKボタン181bと、キャンセルボタン181cを有する。また、操作キーユニット181の右上には、パネル表示部183も設けられている。
発射装置110は、本体104の下方に取り付けられ、球発射ハンドル134が遊技者に操作されることによって回動する不図示の発射杆と、遊技球を発射杆の先端で打突する不図示の発射槌と、を備える。遊技盤200は、前面に遊技領域124を有し、本体104の空間に臨むように、所定の固定部材を用いて本体104に着脱自在に装着されている。なお、遊技領域124は、遊技盤200を本体104に装着した後、開口部から観察することができる。
図258は、図257のパチンコ機100を背面側から見た外観図である。パチンコ機100の背面上部には、上方に開口した開口部を有し、遊技球を一時的に貯留するための球タンク150と、この球タンク150の下方に位置し、球タンク150の底部に形成した連通孔を通過して落下する球を背面右側に位置する払出装置152に導くためのタンクレール154とを配設している。
払出装置152は、筒状の部材からなり、その内部には、不図示の払出モータとスプロケットと払出センサとを備えている。スプロケットは、払出モータによって回転可能に構成されており、タンクレール154を通過して払出装置152内に流下した遊技球を一時的に滞留させると共に、払出モータを駆動して所定角度だけ回転することにより、一時的に滞留した遊技球を払出装置152の下方へ1個ずつ送り出すように構成している。
払出センサは、スプロケットが送り出した遊技球の通過を検知するためのセンサであり、遊技球が通過しているときにハイまたはローの何れか一方の信号を、遊技球が通過していないときはハイまたはローの何れか他方の信号を払出制御部600へ出力する。なお、この払出センサを通過した遊技球は、排出口152aを通過してパチンコ機100の表側に配設した上皿126に到達するように構成しており、パチンコ機100は、この構成により遊技者に対して球の払い出しを行う。
払出装置152の図中左側には、遊技全般の制御処理を行う主制御部300を構成する主基板156を収納する主基板ケース158、主制御部300が生成した処理情報に基づいて演出に関する制御処理を行う第1副制御部400を構成する第1副基板160を収納する第1副基板ケース162、第1副制御部400が生成した処理情報に基づいて演出に関する制御処理を行う第2副制御部500を構成する第2副基板164を収納する第2副基板ケース166、遊技球の払出に関する制御処理を行う払出制御部600を構成するとともに遊技店員の操作によってエラーを解除するエラー解除スイッチ168を備える払出基板170を収納する払出基板ケース172、遊技球の発射に関する制御処理を行う発射制御部630を構成する発射基板174を収納する発射基板ケース176、各種電気的遊技機器に電源を供給する電源制御部660を構成するとともに遊技店員の操作によって電源をオンオフする電源スイッチ178と電源投入時に操作されることによってRWMクリア信号を主制御部300に出力するRWMクリアスイッチ180とを備える電源基板182を収納する電源基板ケース184、および払出制御部600とカードユニットとの信号の送受信を行うCRインターフェース部186を配設している。
図259は、遊技盤200を正面から見た略示正面図である。
図259に示す遊技盤200はいわゆる右打ち機の遊技盤である。この遊技盤200には、外レール202と内レール204とを配設し、遊技球が転動可能な遊技領域124を区画形成している。一般的に知られる右打ち機の遊技盤においては、遊技者の操作によって、遊技球を打ち出す強さを変化させることで、後述する普図始動口228および第2特図始動口232と、第1特図始動口230とに分けることができる。具体的には、遊技領域124に対し、遊技釘238等の配設により、第一特図始動口230が備えられた第1の領域(遊技領域における左側)を転動する遊技球は第2特図始動口232への入球が困難又は不可能に構成され、その逆に第2特図始動口232が備えられた第2の領域(遊技領域における右側)を転動する遊技球は第1特図始動口230への入球が困難又は不可能に構成されている。なお、本発明は、右打ち機の遊技盤を備えたパチンコ機100に限って適用されるものではなく、広く一般の遊技盤を備えたパチンコ機に適用することができる。
遊技領域124の略中央には、演出装置206を配設している。この演出装置206では、3つの装飾図柄表示装置が横に並べられている。すなわち、3つの装飾図柄表示装置のうちの中央に配置される第1装飾図柄表示装置208Lと、第1装飾図柄表示装置208Lの左側に配置される第2装飾図柄表示装置208Mと、第1装飾図柄表示装置208Lの右側に配置される第3装飾図柄表示装置208Nとにより表示が行われる。なお、第1装飾図柄表示装置208Lは、メイン表示装置という場合があり、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nは、サブ表示装置という場合があり、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nは、幅方向の長さが第1装飾図柄表示装置208Lの略半分の長さよりも短く、また、高さも短い。ただし、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nそれぞれの表示画面が、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面より小さければよく、幅方向の長さや高さは図259に示す態様に限定されるものではない。また、図259に示す第2装飾図柄表示装置208Mは、その右端辺部分が第1装飾図柄表示装置208Lの左端辺部分の前面側に重なっており、同じく図259に示す第3装飾図柄表示装置208Nは、その左端辺部分が第1装飾図柄表示装置208Lの右端辺部分の前面側に重なっている。この図259に示す第2装飾図柄表示装置208Mの位置が、第2装飾図柄表示装置208Mの初期位置であってもよい。また、図259に示す第3装飾図柄表示208Nの位置が、第3装飾図柄表示装置208Nの初期位置であってもよい。ただし、第2装飾図柄表示装置208Mの初期位置は、第1装飾図柄表示装置208Lとは部分的にも重ならず、第1装飾図柄表示装置208Lから外れた位置(第1装飾図柄表示装置208Lから向かって左側に離れた位置)であってもよい。また、第3装飾図柄表示装置208Mの初期位置も、第1装飾図柄表示装置208Lとは重ならず、第1装飾図柄表示装置208Lから外れた位置(第1装飾図柄表示装置208Lから向かって右側に離れた位置)であってもよい。さらに、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nは、それぞれ第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面に沿って、互いに接離する方向にスライド移動可能に構成されている。また、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nは、互いに最も近接した状態となった場合に、第1装飾図柄表示装置208Lの表示面に沿って一体的に回転することができるように構成されている。なお、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M、第3装飾図柄表示装置208Nの各名称は、各表示装置について装飾図柄が必ずしも変動表示するものではなく、便宜的に名称付けたものであり、表示装置の解釈を狭小するものではないことを念のためここに付言する。また、これらの装飾図柄表示装置(第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M、第3装飾図柄表示装置208N)をまとめたものを演出表示手段とし、演出表示手段は、装飾図柄の変動表示を行ったり、複数種類の演出表示を行ったりするということもできる。さらに、装飾図柄表示装置の数について限定はなく、装飾図柄表示装置が、1つしか備えられていないパチンコ機であってもよく、2つしか備えられていないパチンコ機であってもよく、4つ以上備えられているパチンコ機であってもよい。また、複数の装飾図柄表示装置の位置関係も図259に示す位置関係に限定されるものではない。
また、第1装飾図柄表示装置208Lの前面側には、透明の導光板が配置されており、遊技者は導光板を介して第1装飾図柄表示装置208Lの表示状態を視認可能とされている。導光板は、透過領域にレンズカットが施されている。導光板の側端部近傍の適宜位置にはLED等の照射手段(発光体)が設けられ、照射手段から照射された光がレンズカット部分で前方に向けて反射することにより、透過領域が所定の模様で発光しているように見せることができるように構成されている。例えば、導光板には、キャラクタの顔を型どった模様のレンズカットや、エフェクト画像を模した模様のレンズカットが施されている。なお、導光板は光を照射する分の厚みよりも光を遊技者側に向けて屈折させる領域の部分の厚みのほうが薄いように構成されている。そのため、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nの表示状態が視認しやすくなる場合がある。また、導光板が可動するものであってもよい。また、導光板は、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nのうちの少なくとも一つの表示装置よりも手前側に設けられていればよい。
3つの装飾図柄表示装置208L〜Mの下方には、普通図柄表示装置210と、第1特別図柄表示装置212と、第2特別図柄表示装置214と、普通図柄保留ランプ216と、第1特別図柄保留ランプ218と、第2特別図柄保留ランプ220と、高確中ランプ222を配設している。なお、以下、普通図柄を「普図」、特別図柄を「特図」と称する場合がある。演出装置206についは後述する。
3つの装飾図柄表示装置208L〜Mは、装飾図柄ならびに演出に用いる様々な表示を行うための表示装置であり、ここでは液晶表示装置(Liquid Crystal Display)によって構成する。第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面は、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cおよび演出表示領域208dの4つの表示領域に分けて見ることができ、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208bおよび右図柄表示領域208cはそれぞれ異なった装飾図柄を表示し、演出表示領域208dは演出に用いる画像を表示する。さらに、各表示領域208a、208b、208c、208dの位置や大きさは、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面内で自由に変更することを可能としている。なお、第1装飾図柄表示装置208Lとして液晶表示装置を採用しているが、液晶表示装置でなくとも、種々の演出や種々の遊技情報を表示可能に構成されていればよく、例えば、ドットマトリクス表示装置、7セグメント表示装置、有機EL(ElectroLuminescence)表示装置、リール(ドラム)式表示装置、リーフ式表示装置、プラズマディスプレイ、プロジェクタを含む他の表示デバイスを採用してもよい。
普図表示装置210は、普図の表示を行うための表示装置であり、ここでは7セグメントLEDによって構成する。第1特図表示装置212および第2特図表示装置214は、特図の表示を行うための表示装置であり、ここでは7セグメントLEDによって構成する。これらの第1特図表示装置212および第2特図表示装置214は、図柄表示手段である。なお、第1装飾図柄表示装置208Lに表示される装飾図柄は、第1特図表示装置212や第2特図表示装置214に表示される図柄を、演出を高めた形で表す図柄であり、第1装飾図柄表示装置208Lも、図柄表示手段の一種である。
普図保留ランプ216は、保留している普図変動遊技(詳細は後述)の数を示すためのランプであり、ここでは、普図変動遊技を所定数(例えば、2つ)まで保留することを可能としている。第1特図保留ランプ218および第2特図保留ランプ220は、保留している特図変動遊技(詳細は後述)の数を示すためのランプであり、ここでは、特図変動遊技を所定数(例えば、4つ)まで保留することを可能としている。高確中ランプ222は、遊技状態が大当りが発生し易い高確率状態であること、または高確率状態になることを示すためのランプであり、遊技状態を大当りが発生し難い低確率状態から高確率状態にする場合に点灯し、高確率状態から低確率状態にする場合に消灯する。
また、この演出装置206の周囲には、所定の球進入口、例えば、一般入賞口226と、普図始動口228と、第1特図始動口230と、第2特図始動口232と、中央可変入賞口234と、右側可変入賞口235を配設している。
一般入賞口226は、遊技盤200に複数配設しており、この一般入賞口226への入球を所定の球検出センサ(図示省略)が検出した場合(一般入賞口226に入賞した場合)、払出装置152を駆動し、所定の個数(例えば、10個)の球を賞球として上皿126に排出する。上皿126に排出した球は遊技者が自由に取り出すことが可能であり、これらの構成により、入賞に基づいて賞球を遊技者に払い出すようにしている。なお、一般入賞口226に入球した球は、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。以下、入賞の対価として遊技者に払い出す球を「賞球」、遊技者に貸し出す球を「貸球」と区別して呼ぶ場合があり、「賞球」と「貸球」を総称して「球(遊技球)」と呼ぶ場合がある。
普図始動口228は、ゲートやスルーチャッカーと呼ばれる、遊技領域124の所定の領域を球が通過したか否かを判定するための装置で構成しており、ここでは遊技盤200の右側に1つ配設している。このため、普図始動口228は、右打ちすることによって遊技球の進入が期待される。普図始動口228を通過した球は一般入賞口226に入球した球と違って、遊技島側に排出することはない。球が普図始動口228を通過したことを所定の球検出センサが検出した場合、パチンコ機100は、普図表示装置210による普図変動遊技を開始する。
第1特図始動口230は、遊技盤200の中央に1つだけ配設している。この第1特図始動口230は、遊技球が進入する入り口の大きさが変化しない第一の始動領域である。第1特図始動口230への入球を所定の球検出センサが検出した場合、図258に示す払出装置152を駆動し、所定の個数(例えば、3個)の球を賞球として上皿126に排出するとともに、第1特図表示装置212による特図変動遊技を開始する。なお、第1特図始動口230に入球した球は、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。この第1特図始動口230は、始動領域の一つであり、自身の大きさが変化しない固定始動領域の一例に相当する。
第2特図始動口232は、普図始動口228の下側に1つだけ配設している。すなわち、第2特図始動口232は、遊技盤200の右側に設けられており、右打ちすることによって入球が期待される。この第2特図始動口232の近傍には、ソレノイドによって左右に開閉自在な一対の羽根部材2321が設けられており、一対の羽根部材2321と第2特図始動口232を併せたものが、可変始動手段に相当し、一般には、電動チューリップ(電チュー)と呼ばれる。一対の羽根部材2321は、第2特図始動口232への入賞の難易度を変更する部材である。すなわち、一対の羽根部材2321が閉じたままでは第2特図始動口232への入球は不可能であり、一対の羽根部材2321が閉じた態様は入賞困難な開閉態様である。一方、普図変動遊技に当選し、普図表示装置210が当り図柄を停止表示した場合に一対の羽根部材2321が所定の時間間隔、所定の回数で開閉し、第2特図始動口232への球の入球が可能(入賞容易状態)になり、一対の羽根部材2321が開いた開状態は入賞容易な状態である。すなわち、第2特図始動口232は、入り口(遊技球の進入口)の大きさが小サイズ(第1の大きさに相当)と大サイズ(第2の大きさに相当)のうちのいずれか一方のサイズからいずれか他方のサイズに変化する、遊技球の進入のしやすさが可変の可変始動領域であって、第二の始動領域の一例に相当する。この大サイズの大きさは、第1特図始動口230の入り口の大きさよりも大きい。一対の羽根部材2321が開いた状態では、遊技領域124に進入した遊技球のうち、固定始動領域である第1特図始動口230に進入する遊技球よりも、可変始動領域である第2特図始動口232に進入する遊技球の方が多い。一方、小サイズの大きさは、第1特図始動口230の入り口の大きさよりも小さいか、あるいは第1特図始動口230の入り口の大きさ以下である。第2特図始動口232への入球を所定の球検出センサが検出した場合、払出装置152を駆動し、所定の個数(例えば、4個)の球を賞球として上皿126に排出するとともに、第2特図表示装置214による特図変動遊技を開始する。なお、第2特図始動口232に入球した球は、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。
図257に示すパチンコ機100には、可変入賞口が2つ設けられている。遊技盤200の中央に設けられた中央可変入賞口234(第1の可変入賞口に相当)は、第1特図始動口230の下に配置されている。また、遊技盤200の右側に設けられた右側可変入賞口235(第2の可変入賞口に相当)は、第2特図始動口232の下に配置されており、右打ちすることによって入球が期待される。いずれの可変入賞口234,235も、入賞開口と、ソレノイドによってその入賞開口を開閉自在な扉部材2341,2351とを備えている。入賞開口は大入賞口と呼ばれることがあり、可変入賞口234,235はアタッカと呼ばれることがある。中央可変入賞口234は、非電サポ状態で大当りした場合の大当り遊技が開始されるまでは閉状態を維持し、その大当り遊技が開始されると、開状態と閉状態との間で状態変更を繰り返す。右側可変入賞口235は、電サポ状態で大当りした場合の大当り遊技が開始されるまでは閉状態を維持し、その大当り遊技が開始されると、開状態と閉状態との間で状態変更を繰り返す。すなわち、いずれの可変入賞口234,235も、所定の第1の開閉状態(ここでは閉状態)およびその第1の開閉状態よりも遊技球の入賞が容易な第2の開閉状態(ここでは開状態)のうちの一方から他方に開閉状態を変化可能な可変入賞手段であり、非電サポ状態で特図変動遊技に当選して第1特図表示装置212が大当り図柄を停止表示した場合には、中央可変入賞口234の扉部材2341が所定の時間間隔、所定の回数で開閉する。一方、電サポ状態で特図変動遊技に当選して第2特図表示装置214が大当り図柄を停止表示した場合には、右側可変入賞口235の扉部材2351が所定の時間間隔、所定の回数で開閉する。なお、いずれの可変入賞口234,235においても、閉状態は必ずしも完全に閉塞した状態である必要はなく、少し開いていても、遊技球の入球が不可能あるいは困難な状態であればよい。中央可変入賞口234あるいは右側可変入賞口235への入球を所定の球検出センサが検出した場合、払出装置152を駆動し、所定の個数(例えば、15個)の球を賞球として上皿126に排出する。なお、中央可変入賞口234に入球した球も、右側可変入賞口235に入球した球も、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。
以上説明した、普図始動口228、第1特図始動口230、第2特図始動口232、中央可変入賞口234、および右側可変入賞口235の配置によれば、電サポ状態では、右打ちが遊技者にとって有利になる打ち方であり、非電サポ状態では、左打ちが遊技者にとって有利になる打ち方である。
さらに、これらの入賞口や始動口の近傍には、風車と呼ばれる円盤状の打球方向変換部材236や、遊技釘238を複数個、配設していると共に、内レール204の最下部には、いずれの入賞口や始動口にも入賞しなかった球をパチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出するためのアウト口240を設けている。
このパチンコ機100は、遊技者が上皿126に貯留している球を発射レールの発射位置に供給し、遊技者の操作ハンドルの操作量に応じた強度で発射モータを駆動し、発射杆146および発射槌148によって外レール202、内レール204を通過させて遊技領域124に打ち出す。そして、遊技領域124の上部に到達した球は、打球方向変換部材236や遊技釘238等によって進行方向を変えながら下方に落下し、入賞口(一般入賞口226、中央可変入賞口234、右側可変入賞口235)や始動口(第1特図始動口230、第2特図始動口232)に入賞するか、いずれの入賞口や始動口にも入賞することなく、または普図始動口228を通過するのみでアウト口240に到達する。
<演出装置206>
次に、パチンコ機100の演出装置206について説明する。この演出装置206の前面側には、遊技球の転動可能な領域にワープ装置242およびステージ244を配設している。また、演出装置206の背面側には、上述した3つの装飾図柄表示装置208L〜Nを配設している。すなわち、演出装置206において、3つの装飾図柄表示装置208L〜Nは、ワープ装置242、およびステージ244の後方に位置することとなる。
ワープ装置242は、演出装置206の左上方に設けたワープ入口242aに入った遊技球を演出装置206の前面下方のステージ244にワープ出口242bから排出する。
ステージ244は、ワープ出口242bから排出された球や遊技盤200の釘などによって乗り上げた球などが転動可能であり、ステージ244の中央部には、通過した球が第1特図始動口230へ入球し易くなるスペシャルルート244aを設けている。
第2装飾図柄表示装置208Mおよび第3装飾図柄表示装置208Nを完全に開いた状態(全開状態)では、遊技者は第1装飾図柄表示装置208Lの表示の一部又は全部を視認可能である。また、第2装飾図柄表示装置208Mおよび第3装飾図柄表示装置208Nは、それぞれ任意の位置で停止可能であり、例えば、第1装飾図柄表示装置208Lに表示した装飾図柄がどの装飾図柄であるかを遊技者が識別可能な程度に、装飾図柄の一部だけを遮蔽するようなことができる。また、第2装飾図柄表示装置208Mおよび第3装飾図柄表示装置208Nが完全に閉まった状態(全閉状態)では、第1装飾図柄表示装置208Lにおける図柄表示領域208a〜208cに表示された装飾図柄の全てを遮蔽する。したがって、演出表示手段である第2装飾図柄表示装置208Mおよび第3装飾図柄表示装置208Nは、第1装飾図柄表示装置208Lの遮蔽手段でもあり、演出可動手段でもある。
また、第1装飾図柄表示装置208Lの上方には、演出可動体の一つである八代役物224Faと将軍役物224Fbとが配置されており、演出内容に応じてそれぞれ上下方向に移動することができるように構成されている。また、八代役物224Fa及び将軍役物224Fbはいずれも内部にフルカラーLED等の発光手段が内蔵されており、演出内容に応じて様々な発光態様で発光することができる。
なお、上述の、進退動作を実行可能なチャンスボタン136や、前後方向に回動可能な透過部191も演出可動手段の一種である。
さらに、演出可動手段として、ここでは不図示の家紋役物224E(図270等参照)が用意されている。家紋役物224Eは、第1装飾図柄表示装置208Lよりも下方の初期位置に配置されている。家紋役物224Eは、動作を開始すると、初期位置から第1装飾図柄表示装置208Lよりも前側に上昇してきて、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面に前側(遊技者側)から重なる。この家紋役物224Eは、初期位置にある状態では、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面に前側から重なった状態よりも、遊技者から視認しにくい状態にある。また、家紋役物224Eには、内部にフルカラーLED等の発光手段が内蔵されており、演出内容に応じて様々な発光態様で発光することができる。
<制御部>
次に、図260を用いて、このパチンコ機100の制御部の回路構成について詳細に説明する。なお、同図は制御部の回路ブロック図を示したものである。
パチンコ機100の制御部は、大別すると、遊技の中枢部分を制御する主制御部300と、主制御部300が送信するコマンド信号(以下、単に「コマンド」と呼ぶ)に応じて主に演出の制御を行う第1副制御部400と、第1副制御部400より送信されたコマンドに基づいて各種機器を制御する第2副制御部500と、主制御部300が送信するコマンドに応じて主に遊技球の払い出しに関する制御を行う払出制御部600と、遊技球の発射制御を行う発射制御部630と、パチンコ機100に供給される電源を制御する電源制御部660と、によって構成している。
ここでは、主制御部300、第1副制御部400および第2副制御部500はそれぞれ別の回路基板からなるものであるが、これら3つの制御部(300,400,500)は、共通の一つの回路基板からなるものであってもよいし、第1副制御部400と第2副制御部500が、主制御部300の回路基板とは別の共通の一つの回路基板からなるものであってもよい。したがって、主制御部300、第1副制御部400および第2副制御部500それぞれを制御手段(例えば、主制御手段(300)、第1副制御手段(400)、第2副制御手段(500))ととらえることもできるし、これら3つの制御部(300,400,500)を併せた一つのものを制御手段ととらえることもできるし、主制御部300を第一の制御手段とし、第1副制御部400および第2副制御部500を併せた一つのものを第二の制御手段ととらえることもできる。
<主制御部>
まず、パチンコ機100の主制御部300について説明する。主制御部300は、主制御部300の全体を制御する基本回路302を備えており、この基本回路302には、CPU304と、制御プログラムや各種データを記憶するためのROM306と、一時的にデータを記憶するためのRAM308と、各種デバイスの入出力を制御するためのI/O310と、時間や回数等を計測するためのカウンタタイマ312と、プログラム処理の異常を監視するWDT314を搭載している。なお、ROM306やRAM308については他の記憶装置を用いてもよく、この点は後述する第1副制御部400についても同様である。この基本回路302のCPU304は、水晶発振器316bが出力する所定周期のクロック信号をシステムクロックとして入力して動作する。
また、基本回路302には、水晶発振器316aが出力するクロック信号を受信する度に0〜65535の範囲で数値を導出する乱数値生成回路318(この回路には2つの乱数値生成回路を内蔵しているものとする)と、所定の球検出センサ、例えば各始動口、入賞口、可変入賞口を通過する遊技球を検出するセンサや、前面枠扉開放センサや内枠開放センサ等の扉開放センサや下皿満タンセンサを含む各種センサ320が出力する信号を受信し、増幅結果や基準電圧との比較結果を乱数値生成回路318および基本回路302に出力するためのセンサ回路322と、所定の図柄表示装置、例えば第1特図表示装置212や第2特図表示装置214の表示制御を行うための駆動回路324と、所定の図柄表示装置、例えば普図表示装置210の表示制御を行うための駆動回路326と、各種状態表示部328(例えば、普図保留ランプ216、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、高確中ランプ222等)の表示制御を行うための駆動回路330と、所定の可動部材、例えば第2特図始動口232の羽根部材2321や中央可変入賞口234の扉部材2341や右側可変入賞口235の扉部材2351等を開閉駆動する各種ソレノイド332を制御するための駆動回路334を接続している。
乱数値生成回路318は、基本回路302で使用する乱数値を生成する。この乱数値生成回路318における乱数の生成には、大別するとカウンタモードと乱数モードとの2種類の方法がある。カウンタモードでは、所定の時間間隔でカウントアップ(ダウン)する数値を取得して、その数値を乱数として導出する。乱数モードには、さらに2つの方法がある。乱数モードにおける一つ目の方法は、乱数の種を用いて所定関数(例えばモジュラス関数)による演算を行い、この演算結果を乱数として導出する。二つ目の方法は、0〜65535の範囲の数値がランダムに配列された乱数テーブルから数値を読み出し、その読み出した数値を乱数として導出する。
乱数値生成回路318では、各種センサ320からセンサ回路322に入力される信号に重畳しているホワイトノイズを利用して不規則な値を取得する。乱数値生成回路318は、こうして取得した値を、カウンタモードでカウントアップ(ダウン)させるカウンタの初期値として用いたり、乱数の種として用いたり、あるいは乱数テーブルの読み出し開始位置を決定する際に用いる。
なお、第1特図始動口230に球が入賞したことを球検出センサ320が検出した場合には、センサ回路322は球を検出したことを示す信号を乱数値生成回路318に出力する。この信号を受信した乱数値生成回路318は、第1特図始動口230に対応する乱数値生成回路のそのタイミングにおける値をラッチし、ラッチした値を、乱数値生成回路318に内蔵された、第1特図始動口230に対応する乱数値記憶用レジスタに記憶する。また、乱数値生成回路318は、第2特図始動口232に球が入賞したことを示す信号を受信した場合も同様に、第2特図始動口232に対応する乱数値生成回路のそのタイミングにおける値をラッチし、ラッチした値を、乱数値生成回路318に内蔵された、第2特図始動口232に対応する乱数値記憶用レジスタに記憶する。
さらに、基本回路302には、情報出力回路336を接続しており、主制御部300は、この情報出力回路336を介して、外部のホールコンピュータ(図示省略)等が備える情報入力回路350にパチンコ機100の遊技情報(例えば、遊技状態)を出力する。
また、主制御部300には、電源制御部660から主制御部300に供給している電源の電圧値を監視する電圧監視回路338を設けており、この電圧監視回路338は、電源の電圧値が所定の値(例えば、9v)未満である場合に電圧が低下したことを示す低電圧信号を基本回路302に出力する。
また、主制御部300には、電源が投入されると起動信号(リセット信号)を出力する起動信号出力回路(リセット信号出力回路)340を設けており、CPU304は、この起動信号出力回路340から起動信号を入力した場合に、遊技制御を開始する(後述する主制御部メイン処理を開始する)。
また、主制御部300は、第1副制御部400にコマンドを送信するための出力インタフェースと、払出制御部600にコマンドを送信するための出力インタフェースをそれぞれ備えており、この構成により、第1副制御部400および払出制御部600との通信を可能としている。主制御部300と払出制御部600は、電源投入時には通信確認コマンドの送受信を行っており、常時は主制御部300は払出数を送信し、払出制御部600はエラー情報を送信しており、両者は双方向の通信が可能となっている。一方、主制御部300と第1副制御部400の情報通信は一方向の通信であり、主制御部300は第1副制御部400にコマンド等の信号を送信できるように構成しているが、第1副制御部400からは主制御部300にコマンド等の信号を送信できないように構成している。
<副制御部>
次に、パチンコ機100の第1副制御部400について説明する。第1副制御部400は、主に主制御部300が送信したコマンド等に基づいて第1副制御部400の全体を制御する基本回路402を備えており、この基本回路402には、CPU404と、一時的にデータを記憶するためのRAM408と、各種デバイスの入出力を制御するためのI/O410と、時間や回数等を計測するためのカウンタタイマ412を搭載している。基本回路402のCPU404は、水晶発振器414が出力する所定周期のクロック信号をシステムクロックとして入力して動作し、第1副制御部400の全体を制御するための制御プログラム及びデータ、各種演出データ等が記憶されたROM406が接続されている。
また、基本回路402には、スピーカ120(およびアンプ)の制御を行うための音源IC416と、各種ランプ418(例えば、チャンスボタンランプ138)の制御を行うための駆動回路420と、第2装飾図柄表示装置208Mおよび第3装飾図柄表示装置208Nの駆動制御を行うための駆動回路432と、第2装飾図柄表示装置208Mおよび第3装飾図柄表示装置208Nそれぞれの現在位置を検出する位置検出センサ430と、チャンスボタン136が押下されたことを検出するための検出部710と、位置検出センサ430やチャンスボタン136の検出部710や操作キーユニット181の操作を検出する操作キーユニットセンサ425からの検出信号を基本回路402に出力するセンサ回路428と、CPU404からの信号に基づいてROM406に記憶された画像データ等を読み出してVRAM436のワークエリアを使用して表示画像を生成して、3つの装飾図柄表示装置208L〜Nそれぞれに画像を表示するVDP434(ビデオ・ディスプレイ・プロセッサー)と、を接続している。
次に、パチンコ機100の第2副制御部500について説明する。第2副制御部500は、第1副制御部400が送信した制御コマンドを入力インタフェースを介して受信し、この制御コマンドに基づいて第2副制御部500の全体を制御する基本回路502を備えており、この基本回路502は、CPU504と、一時的にデータを記憶するためのRAM508と、各種デバイスの入出力を制御するためのI/O510と、時間や回数等を計測するためのカウンタタイマ512を搭載している。基本回路502のCPU504は、水晶発振器514が出力する所定周期のクロック信号をシステムクロックとして入力して動作し、第2副制御部500の全体を制御するための制御プログラム及びデータ、画像表示用のデータ等が記憶されたROM506が設けられている。
また、基本回路502には、各種の可動手段(進退動作を実行可能なチャンスボタン136、前後方向に回動可能な透過部191、八代役物224Fa、将軍役物224Fb、家紋役物224E)の駆動制御を行うための駆動回路516と、各種の可動手段136,191,224Fa,224Fb,224Eの現在位置を検出するための各種可動手段センサ424と、各種可動手段センサ424からの検出信号を基本回路502に出力するセンサ回路518と、を接続している。さらに、基本回路502には、遊技盤用ランプ532の制御を行うための遊技盤用ランプ駆動回路530と、遊技台枠用ランプ542の制御を行うための遊技台枠用ランプ駆動回路540と、遊技盤用ランプ駆動回路530と遊技台枠用ランプ駆動回路540との間でシリアル通信による点灯制御を行うシリアル通信制御回路520と、を接続している。
なお、図257に示すパチンコ機100では、第1副制御部400が3つの装飾図柄表示装置208L〜Nそれぞれの画像表示制御を行い、第2副制御部500が各種の可動手段136,191,224Fa,224Fb,224Eの制御を行っているが、第2副制御部500が3つの装飾図柄表示装置208L〜Nそれぞれの画像表示制御を行い、第1副制御部400が各種の可動手段136,191,224Fa,224Fb,224Eの制御を行ってもよいし、いずれか一方の副制御部が、両方の制御を行ってもよい。
また、図260では図示省略したが、第1副制御部400あるいは第2副制御部500で、図257に示すパネル表示部183の表示制御も行う。
<払出制御部、発射制御部、電源制御部>
次に、パチンコ機100の払出制御部600、発射制御部630、電源制御部660について説明する。
払出制御部600は、主に主制御部300が送信したコマンド等の信号に基づいて払出装置152の払出モータ602を制御すると共に、払出センサ604が出力する制御信号に基づいて賞球または貸球の払い出しが完了したか否かを検出すると共に、インタフェース部606を介して、パチンコ機100とは別体で設けられたカードユニット608との通信を行う。
また、払出制御部600には、扉開放センサ609の検出信号が入力され、払出制御部600から主制御部300に、扉開放コマンドを送信する。また、払出エラーがあったとき等にも、払出制御部600から主制御部300に、エラーコマンドを送信する。
なお、扉開放コマンドについては、払出制御部600を介さずに、扉開放センサ609の検出信号を主制御部300に直接入力するようにしてもよいし、払出制御部600を中継基盤として使用して、扉開放センサ609から扉開放コマンドを主制御部300に送信するようにしてもよい。
発射制御部630は、払出制御部600が出力する、発射許可または停止を指示する制御信号や、球発射ハンドル134内に設けた発射強度出力回路が出力する、遊技者による球発射ハンドル134の操作量に応じた発射強度を指示する制御信号に基づいて、発射杆146および発射槌148を駆動する発射モータ632の制御や、上皿126から発射装置110に球を供給する球送り装置634の制御を行う。
電源制御部660は、パチンコ機100に外部から供給される交流電源を直流化し、所定の電圧に変換して主制御部300、第1副制御部400等の各制御部や払出装置152等の各装置に供給する。さらに、電源制御部660は、外部からの電源が断たれた後も所定の部品(例えば主制御部300のRAM308等)に所定の期間(例えば10日間)電源を供給するための蓄電回路(例えば、コンデンサ)を備えている。なお、ここでは、電源制御部660から払出制御部600と第1副制御部400に所定電圧を供給し、払出制御部600から主制御部300と第2副制御部500と発射制御部630に所定電圧を供給しているが、各制御部や各装置に他の電源経路で所定電圧を供給してもよい。例えば、主制御部300は、電源制御部660から所定電圧が直接供給されるようにしてもよい。第2副制御部500は、払出制御部600、主制御部300、および第1副制御部400に所定電圧が供給された後に、電圧が供給されるようにしてもよい。第2副制御部500は、第1副制御部400から所定電圧が供給されるようにしてもよい。発射制御部630は、電源制御部660から所定電圧が直接供給されるようにしてもよい。払出制御部600は、電源制御部660から他の各制御部(主制御部300、第1副制御部400など)や各装置を経由して所定電圧が供給されるようにしてもよい。第1副制御部400は、電源制御部660から他の各制御部(主制御部300、払出制御部600など)や各装置を経由して所定電圧が供給されるようにしてもよい。払出制御部600、主制御部300、および第1副制御部400は電源制御部660からほぼ同時に所定電圧が供給されるようにしてもよい。払出制御部600は、主制御部300および第1副制御部400の両方、または、少なくとも一方よりも早く電源制御部660から所定電圧が供給されるようにしてもよい。主制御部300は、払出制御部600および第1副制御部400の両方、または、少なくとも一方よりも早く電源制御部660から所定電圧が供給されるようにしてもよい。第1副制御部400は、払出制御部600および主制御部300の両方、または、少なくとも一方よりも早く電源制御部660から所定電圧が供給されるようにしてもよい。
また、第2副制御部500は、払出制御部600、主制御部300、および第1副制御部400と、ほぼ同時に電源制御部660から所定電圧が供給されるようにしてもよい。第2副制御部500は、払出制御部600、主制御部300、および第1副制御部400の全部、または1以上の制御部よりも早く電源制御部660から所定電圧が供給されるようにしてもよい。第2副制御部500は、電源制御部660から所定電圧が直接供給されるようにしてもよい。
遊技機設置営業店に設けられた島設備では、100Vの交流電源を24Vの電圧に降圧し、パチンコ機100には24Vの交流電流が供給される。24Vの交流電流は、主制御部300の電源制御部660によって、12Vの直流電圧に変換される。主制御部300には、図260では図示省略したが電圧変換回路も設けられており、12Vの直流電流は、その電圧変換回路で所定電圧(ここでは5V)にさらに降圧され、所定電圧(5V)の直流電流が主制御部300の基本回路302に設けられたCPU304に供給される。また、電源制御部660によって12Vの電圧に変換された直流電流は、主制御部300の電圧監視回路338や起動信号出力回路340にも供給される。電圧監視回路338は、12Vの供給電流の電圧値が所定の値(この例では9V)未満に低下すると、低電圧信号を基本回路302のI/Oポート310に出力する。したがって、電圧監視回路338は、電源制御部660と電圧監視回路338を結ぶ、12Vの直流電流が流れる電源ラインの電圧値を監視していることになり、この電源ラインが所定の電源ラインの一例に相当する。なお、低電圧信号をCPU304に直接入力するようにしてもよい。また、電源管理部660は、入力された24Vの交流電流をそのまま出力したり、あるいは36Vの直流電流に変換して出力したりもする。さらに、主制御部300のCPU304には、電圧変換回路とは異なる回路を経由して動作電圧(ここでは5V)の電流が供給されてもよい。
また、起動信号出力回路340は、電源投入によって電源制御部660から供給された直流電流の電圧値が、CPU304が動作可能な電圧値にまで達すると、起動信号を出力する。さらに、WDT314がタイムアウトになった場合、CPU304にはWDT314からリセット信号が出力される。WDT3141がタイムアウトになった場合としては、プログラムミスによる暴走した状態や、落雷や不正行為等に起因する電圧降下によりCPU304が本来設計した動作を行うことができなくなった場合等がある。なお、図257に示すパチンコ機100では、WDT3141に、初期値として32.8msに相当する数値が設定されている。起動信号出力回路340からの起動信号と、WDT3141からのリセット信号は、共通の信号線によってCPU304に入力されるが、それぞれ専用線によって入力されるようにしてもよい。ここで説明した、起動信号出力回路340から出力される起動信号や、WDT314から出力されるリセット信号が、所定の起動信号の一例に相当する。
電源が遮断され即座に復帰した瞬停の場合、すなわち電源スイッチ178をオンすることなく自動復帰した場合には、停電圧信号が出力されるとともにWDT3141がタイムアウトになり、主制御部300ではリセット処理が実行される。このリセット処理では、まず、実行されるリセット動作が、システムリセット動作か否か判定される。基本回路302で実行されるリセット動作には、システムリセット動作とユーザリセット動作の2つがある。ここで、システムリセット動作を実行する場合には、CPU304のコアや内蔵レジスタの値を初期化する。続いて、セキュリティチェック処理が実行される。セキュリティチェック処理では、ユーザプログラムを基に計算された認証コードが正しいか否か再計算を行う。認証コードが正しい場合には、延長処理が実行される。延長処理における延長時間は固定時間であってもよいし、固定時間にランダムに選択されたランダム時間を加えた時間であってもよい。延長処理が終了すると、後述する主制御部300のメイン処理が実行され、遊技制御が開始される。一方、ユーザリセット動作を実行する場合にも、CPU304のコアや内蔵レジスタの値を初期化する。ただし、乱数生成回路318を制御するレジスタの値はリセット前の状態が維持される。その後、後述する主制御部300のメイン処理が実行され、遊技制御が開始される。
<図柄の種類>
次に、図261(a)〜(c)を用いて、パチンコ機100の第1特別図柄表示装置212、第2特別図柄表示装置214、第1装飾図柄表示装置208L、普通図柄表示装置210が停止表示する特図および普図の種類について説明する。図261(a)は特図の停止図柄態様の一例を示したものである。
第1特図始動口230に球が入球したことを第1始動口センサが検出したことを条件として特図1変動遊技が開始され、第2特図始動口232に球が入球したことを第2始動口センサが検出したことを条件として特図2変動遊技が開始される。特図1変動遊技が開始されると、第1特別図柄表示装置212は、7個のセグメントの全点灯と、中央の1個のセグメントの点灯を繰り返す「特図1の変動表示」を行う。また、特図2変動遊技が開始されると、第2特別図柄表示装置214は、7個のセグメントの全点灯と、中央の1個のセグメントの点灯を繰り返す「特図2の変動表示」を行う。これらの「特図1の変動表示」および「特図2の変動表示」が図柄変動表示の一例に相当する。そして、特図1の変動開始前に決定した変動時間が経過すると、第1特別図柄表示装置212は特図1の停止図柄態様を停止表示し、特図2の変動開始前に決定した変動時間が経過すると、第2特別図柄表示装置214は特図2の停止図柄態様を停止表示する。さらにその後、所定の停止表示期間(例えば500m秒間)その表示を維持するための確定表示を行う。
したがって、「特図1の変動表示」を開始してから特図1の停止図柄態様を停止表示して確定表示が終了するまで、あるいは「特図2の変動表示」を開始してから特図2の停止図柄態様を停止表示して確定表示が終了するまでが図柄変動表示の一例に相当する。後述するように、図柄変動表示は複数回、連続して行われることがある。図261(a)には、図柄変動表示における停止図柄態様として「特図A」から「特図J」までの10種類の特図が示されている。図261(a)においては、図中の白抜きの部分が消灯するセグメントの場所を示し、黒塗りの部分が点灯するセグメントの場所を示している。
「特図A」は15ラウンド(15R)特別大当たり図柄であり、「特図B」は15R大当たり図柄である。図257に示すパチンコ機100では、後述するように、特図変動遊技における大当りか否かの決定はハードウェア乱数の抽選によって行い、特別大当りか否かの決定はソフトウェア乱数の抽選によって行う。大当りと特別大当りの違いは、次回の特図変動遊技で、大当りに当選する確率が高い(特別大当り)か低い(大当り)かの違いである。以下、この大当りに当選する確率が高い状態のことを特図高確率状態と称し、その確率が低い状態のことを特図低確率状態と称する。また、15R特別大当たり遊技終了後および15R大当たり遊技終了後はいずれも時短状態に移行する。時短については詳しくは後述するが、時短状態に移行する状態のことを普図高確率状態と称し、時短状態に移行しない状態のことを普図低確率状態と称する。15R特別大当たり図柄である「特図A」は、特図高確率普図高確率状態であり、15R大当たり図柄である「特図B」は、特図低確率普図高確率状態である。これらの「特図A」および「特図B」は、遊技者に付与する利益量が相対的に大きな利益量になる図柄である。
「特図C」は突然確変と称される2R大当たり図柄であり、特図高確率普図高確率状態である。すなわち、15Rである「特図A」と比べて、「特図C」は2Rである点が異なる。「特図D」は突然時短と称される2R大当たり図柄であり、特図低確率普図高確率状態である。すなわち、15Rである「特図B」と比べて、「特図D」は2Rである点が異なる。
「特図E」は隠れ確変と称される2R大当たり図柄であり、特図高確率普図低確率状態である。「特図F」は突然通常と称される2R大当たり図柄であり、特図低確率普図低確率状態である。これら「特図E」および「特図F」はいずれも、2Rであるとともに、時短状態に移行しない状態である。
「特図G」は第1小当たり図柄であり、「特図H」は第2小当たり図柄であり、何れも特図低確率普図低確率状態である。ここにいう小当たりは、2R時短無し大当たりと同じものに相当する。すなわち、この「特図G」、「特図H」は「特図F」と同じ状態であるが、両者では第1装飾図柄表示装置208Lに表示される演出が異なり、あえて、同じ状態でも「特図G」、「特図H」と「特図F」を設けておくことで、遊技の興趣を高めている。
また、「特図I」は第1はずれ図柄であり、「特図J」は第2はずれ図柄であり、遊技者に付与する利益量が相対的に小さな利益量になる図柄である。
なお、図257に示すパチンコ機100には、15R特別大当たり図柄として「特図A」以外の図柄も用意されており、15R大当たり図柄等の他の図柄についても同様である。
図261(b)は装飾図柄の一例を示したものである。ここでの装飾図柄には、「装飾1」〜「装飾10」の10種類がある。第1特図始動口230または第2特図始動口232に球が入賞したこと、すなわち、第1特図始動口230に球が入球したことを第1始動口センサが検出したこと、あるいは第2特図始動口232に球が入球したことを第2始動口センサが検出したことを条件にして、第1装飾図柄表示装置208Lの左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cの各図柄表示領域に、「装飾1」→「装飾2」→「装飾3」→・・・・「装飾9」→「装飾10」→「装飾1」→・・・の順番で表示を切り替える「装飾図柄の変動表示」を行う。装飾図柄の変動表示は、開始当初は、各図柄表示領域ごとに装飾図柄が高速変動する(スクロール表示される)。そして、「特図B」の15R大当たりを報知する場合には、図柄表示領域208a〜208cに15R大当たりに対応する、同じ装飾図柄が3つ並んだ図柄組合せ(例えば「装飾1−装飾1−装飾1」や「装飾2−装飾2−装飾2」等)を停止表示する。「特図A」の15R特別大当たりを報知する場合には、同じ奇数の装飾図柄が3つ並んだ図柄組合せ(例えば「装飾3−装飾3−装飾3」や「装飾7−装飾7−装飾7」等)を停止表示する。
また、「特図E」の隠れ確変と称される2R大当たり、「特図F」の突然通常と称される2R大当たり、あるいは「特図G」の第1小当たり、「特図H」の第2小当たりを報知する場合には、「装飾1−装飾2−装飾3」を停止表示する。さらに、「特図C」の突然確変と称される2R大当たり、あるいは「特図D」の突然時短と称される2R大当たりを報知する場合には、「装飾1−装飾3−装飾5」を停止表示する。
一方、「特図I」の第1はずれ、「特図J」の第2はずれを報知する場合には、図柄表示領域208a〜208cに図259(b)に示す図柄組合せ以外の図柄組合せを停止表示する。
また、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M、および第3装飾図柄表示装置208Nのうちの、一つの装飾図柄表示装置あるいは複数の装飾図柄表示装置には、第5図柄が表示される場合がある。第5図柄は、第1装飾図柄表示装置208Lにおける図柄表示領域208a〜208cに表示される装飾図柄よりも小さな装飾図柄の表示である。例えば、図261(b)に示す装飾図柄が縮小されたものであったり、図261(b)に示す装飾図柄の表示態様とは異なる表示態様の数字であったりする。第2装飾図柄表示装置208Mまたは/および第3装飾図柄表示装置208Nに、第5図柄が表示される場合は、第2装飾図柄表示装置208Mまたは/および第3装飾図柄表示装置208Nも、図柄表示手段の一種である。なお、第1装飾図柄表示装置208Lに第5図柄が表示される場合は、図柄表示領域208a〜208cから外れた領域に第5図柄が表示される。
さらに、3つの装飾図柄表示装置208L〜Mには第4図柄が表示される場合もある。第4図柄は、図柄の変動表示中か停止表示中を表す装飾図柄の表示である。
図261(c)は普図の停止表示図柄の一例を示したものである。普図の停止表示態様には、当たり図柄である「普図A」と、外れ図柄である「普図B」の2種類がある。普図始動口228を球が通過したことを上述のゲートセンサが検出したことに基づいて、普通図柄表示装置210は、7個のセグメントの全点灯と、中央の1個のセグメントの点灯を繰り返す「普図の変動表示」を行う。そして、普図変動遊技の当選を報知する場合には「普図A」を停止表示し、普図変動遊技の外れを報知する場合には「普図B」を停止表示する。この図261(c)においても、図中の白抜きの部分が消灯するセグメントの場所を示し、黒塗りの部分が点灯するセグメントの場所を示している。
<主制御部メイン処理>
次に、図262(a)を用いて、図260に示す主制御部300のCPU304が実行する主制御部メイン処理について説明する。なお、同図は主制御部メイン処理の流れを示すフローチャートである。
図260に示す主制御部300のRAM308には、特図1および特図2ごとに、大当り時特図決定用乱数カウンタ初期値の生成用カウンタ、大当り時特図決定用乱数カウンタ、小当り時特図決定用乱数カウンタ初期値の生成用カウンタ、小当り時特図決定用カウンタ、ハズレ時特図決定用乱数カウンタ初期値の生成用カウンタ、ハズレ時特図決定用乱数カウンタ、および特図タイマ番号決定用乱数カウンタの各カウンタが設けられている。また、そのRAM308には、特図1および特図2ごとに、保留数、大当り判定用乱数値、大当り時特図決定用乱数値、小当り時特図決定用乱数値、ハズレ時特図決定用乱数値、当否事前判定結果、特図事前判定結果、当否判定結果、特図決定結果、および特図タイマ決定結果それぞれが記憶される。さらにRAM308には、当否判定(抽選)の開始を保留することができる最大数(この例では4つ)の領域に区分けされた特図の保留記憶部が特図1と特図2で別々に用意されている。特図1の保留記憶部には、特図1大当り判定用乱数値、大当り時特図1決定用乱数値、小当り時特図1決定用乱数値、およびハズレ時特図1決定用乱数値の4つの乱数値を1セットにしてこれら4つの乱数値が入賞順(保留順)に1セットずつ1領域ごとに格納される。また、特図2の保留記憶部には、特図2大当り判定用乱数値、大当り時特図2決定用乱数値、小当り時特図2決定用乱数値、およびハズレ時特図2決定用乱数値の4つの乱数値を1セットにしてこれら4つの乱数値が入賞順(保留順)に1セットずつ1領域ごとに格納される。
上述したように、図260に示す主制御部300には、電源が投入されると起動信号(リセット信号)を出力する起動信号出力回路(リセット信号出力回路)340を設けている。この起動信号を入力した基本回路302のCPU304は、リセット割込によりリセットスタートしてROM306に予め記憶している制御プログラムに従って図262(a)に示す主制御部メイン処理を実行する。
ステップS101では、初期化処理を行う。この初期化処理では、まず、初期設定1として、CPU304のスタックポインタ(SP)へのスタック初期値の設定(仮設定)、割込マスクの設定、I/O310の初期設定、RAM308に記憶する各種変数の初期設定、およびWDT314への動作許可及び初期値の設定等を行う。なお、図257に示すパチンコ機100では、WDT314に、初期値として32.8msに相当する数値を設定する。次に、WDT314のカウンタの値をクリアし、WDT314による時間計測を再始動する(以下、この処理をWDT処理と称する)。WDT処理に続いて、ステップS101の初期化処理では、低電圧信号がオンであるか否か、すなわち、電圧監視回路338が、電源管理部660が第2副制御部500を介して主制御部300に供給している電源の電圧値が所定の値(例えば、9v)未満である場合に電圧が低下したことを示す低電圧信号を出力しているか否かを監視する。そして、低電圧信号がオンの場合(CPU304が電源の遮断を検知した場合)にはWDT処理に戻り、低電圧信号がオフの場合(CPU304が電源の遮断を検知していない場合)には初期設定2を行う。なお、電源が投入された直後で未だ上記所定の値(9V)に達しない場合にもステップS103に戻り、供給電圧がその所定の値以上になるまで、ステップS105は繰り返し実行される。初期設定2では、後述する主制御部タイマ割込処理を定期毎に実行するための周期を決める数値をカウンタタイマ312に設定する処理、I/O310の所定のポート(例えば試験用出力ポート、第1副制御部400への出力ポート)からクリア信号を出力する処理、RAM308への書き込みを許可する設定等を行う。
次いで、ステップS103では、割り込み禁止の設定を行った後、基本乱数初期値更新処理を行う。ここでの基本乱数初期値更新処理では、大当り時特図決定用乱数カウンタ、小当り時特図決定用乱数カウンタ、ハズレ時特図決定用乱数カウンタそれぞれの初期値を生成するための3つの初期値生成用カウンタを更新する。この基本乱数初期値更新処理の終了後にステップS105に進む。
ステップS105では、演出乱数更新処理を行う。主制御部300のRAM308には、特図用および普図用それぞれのタイマ番号決定用乱数カウンタが設けられており、これらのカウンタはいずれも、0から99の範囲の値を取り得るタイマ番号決定用乱数値を生成する。ステップS105では、このカウンタの値を更新する。この演出乱数更新処理の終了後に割り込み許可の設定を行ってステップS103に戻る。
主制御部300は、所定の周期(例えば4ms)ごとに開始するタイマ割り込み処理を行っている間を除いて、ステップS103およびS105の処理を繰り返し実行する。
<主制御部タイマ割込処理>
次に、図262(b)を用いて、主制御部300のCPU304が実行する主制御部タイマ割込処理について説明する。図262(b)は主制御部タイマ割込処理の流れを示すフローチャートである。
図260に示す主制御部300は、所定の周期(例えば、約4msに1回)でタイマ割込信号を発生するカウンタタイマ312を備えており、このタイマ割込信号を契機として主制御部タイマ割込処理を所定の周期で開始する。なお、このタイマ割込処理スタート時には、CPU304の各レジスタの値をスタック領域に一時的に退避したり、WDT314を定期的に(例えば、主制御部タイマ割込の周期である約2msに1回)リスタートを行ったりする。
まず、ステップS201では、入力ポート状態更新処理を行う。この入力ポート状態更新処理では、I/O310の入力ポートを介して、各種の球検出センサを含む図260に示す各種センサ320の検出信号を入力して検出信号の有無を監視し、RAM308に各種センサ320ごとに区画して設けた信号状態記憶領域に記憶する。球検出センサの検出信号を例にして説明すれば、前々回のタイマ割込処理(約4ms前)で検出した各々の球検出センサの検出信号の有無の情報を、RAM308に各々の球検出センサごとに区画して設けた前回検出信号記憶領域から読み出し、この情報をRAM308に各々の球検出センサごとに区画して設けた前々回検出信号記憶領域に記憶し、前回のタイマ割込処理(約2ms前)で検出した各々の球検出センサの検出信号の有無の情報を、RAM308に各々の球検出センサごとに区画して設けた今回検出信号記憶領域から読み出し、この情報を上述の前回検出信号記憶領域に記憶する。また、今回検出した各々の球検出センサの検出信号を、上述の今回検出信号記憶領域に記憶する。
また、このステップS201では、上述の前々回検出信号記憶領域、前回検出信号記憶領域、および今回検出信号記領域の各記憶領域に記憶した各々の球検出センサの検出信号の有無の情報を比較し、各々の球検出センサにおける過去3回分の検出信号の有無の情報が入賞判定パターン情報と一致するか否かを判定する。一個の遊技球が一つの球検出センサを通過する間に、約2msという非常に短い間隔で起動を繰り返すこの主制御部タイマ割込処理は何回か起動する。このため、主制御部タイマ割込処理が起動する度に、上述のステップS205では、同じ遊技球が同じ球検出センサを通過したことを表す検出信号を確認することになる。この結果、上述の前々回検出信号記憶領域、前回検出信号記憶領域、および今回検出信号記領域それぞれに、同じ遊技球が同じ球検出センサを通過したことを表す検出信号が記憶される。すなわち、遊技球が球検出センサを通過し始めたときには、前々回検出信号無し、前回検出信号有り、今回検出信号有りになる。図257に示すパチンコ機100では、球検出センサの誤検出やノイズを考慮して、検出信号無しの後に検出信号が連続して2回記憶されている場合には、入賞があったと判定する。図260に示す主制御部300のROM306には、入賞判定パターン情報(例えば、前々回検出信号無し、前回検出信号有り、今回検出信号有りであることを示す情報)が記憶されている。このステップS205では、各々の球検出センサにおいて過去3回分の検出信号の有無の情報が、予め定めた入賞判定パターン情報(例えば、前々回検出信号無し、前回検出信号有り、今回検出信号有りであることを示す情報)と一致した場合に、一般入賞口226、中央可変入賞口234、右側可変入賞口235、第1特図始動口230、および第2特図始動口232への入球、または普図始動口228の通過があったと判定する。すなわち、これらの入賞口226、234、235やこれらの始動口230、232、228への入賞があったと判定する。例えば、一般入賞口226への入球を検出する一般入賞口センサにおいて過去3回分の検出信号の有無の情報が上述の入賞判定パターン情報と一致した場合には、一般入賞口226へ入賞があったと判定し、以降の一般入賞口226への入賞に伴う処理を行うが、過去3回分の検出信号の有無の情報が上述の入賞判定パターン情報と一致しなかった場合には、以降の一般入賞口226への入賞に伴う処理を行わずに後続の処理に分岐する。なお、主制御部300のROM306には、入賞判定クリアパターン情報(例えば、前々回検出信号有り、前回検出信号無し、今回検出信号無しであることを示す情報)が記憶されている。入賞が一度あったと判定した後は、各々の球検出センサにおいて過去3回分の検出信号の有無の情報が、その入賞判定クリアパターン情報に一致するまで入賞があったとは判定せず、入賞判定クリアパターン情報に一致すれば、次からは上記入賞判定パターン情報に一致するか否かの判定を行う。
基本乱数初期値更新処理(ステップS203)では、各種乱数カウンタ初期値の生成用カウンタの値を0〜99の範囲で更新し、続く基本乱数更新処理(ステップS205)では、各種乱数カウンタの値を0〜99の範囲で更新し、例えば、大当り時特図1決定用乱数カウンタが1周するごとに、その生成用カウンタの値を、大当り時特図1決定用乱数カウンタにセットする。その他の乱数カウンタについても同様に処理する。
ステップS207では、タイマ更新処理を行う。このタイマ更新処理では、普通図柄表示装置210に図柄を変動・停止表示する時間を計時するための普図表示図柄更新タイマ、第1特図表示装置212に図柄を変動・停止表示する時間を計時するための特図1表示図柄更新タイマ、第2特図表示装置214に図柄を変動・停止表示する時間を計時するための特図2表示図柄更新タイマ、所定の入賞演出時間、所定の開放時間、所定の閉鎖時間、所定の終了演出期間などを計時するためのタイマなどを含む各種タイマを更新する。
続いて、入賞判定処理(ステップS209)を行う。入賞判定処理(ステップS209)では、まず、入賞口226、234、235や始動口230、232、228に入賞があった場合に、RAM308に各入賞口ごと、あるいは各始動口ごとに設けた賞球数記憶領域の値を読み出し、1を加算して、元の賞球数記憶領域に設定する。
続いて、この入賞判定処理では、第1特図始動口230あるいは第2特図始動口232に入賞があり、且つ、保留している特図変動遊技の数が所定数(例えば、4)未満である場合に、所定の始動情報を記憶する。すなわち、保留数が所定数未満であれば、大当り判定用乱数値、および各種の特図決定用乱数値を記憶する。大当り判定用乱数値は、図260に示す乱数値生成回路318の乱数値記憶用レジスタから取得した値を加工した値(例えば、取得した値+Rレジスタの値+1)である。一方、特図決定用乱数値は、RAM308に設けられた特図決定用乱数カウンタから導出されたソフトウェア乱数を加工した値(ソフトウェア乱数の値+Rレジスタの値+1)である。図260に示す乱数値生成回路318、RAM308に設けられた特図決定用乱数カウンタ、および乱数加工を施す主制御部300を併せたものが、始動情報導出手段の一例に相当する。各種乱数値(始動情報)は、RAM308に設けた特図の保留記憶部の、入賞順(保留順)に応じた空いている領域に、1セットの始動情報として記憶される。この特図の保留記憶部は、第1特図始動口230あるいは第2特図始動口232に遊技球が進入したことに基づいて導出された始動情報を所定の上限数(ここでは4個)まで記憶可能な始動情報記憶手段の一例に相当する。このとき各種乱数値(始動情報)をRAM308に設けた一時領域に一旦記憶し、その一時領域に記憶された値を特図の保留記憶部に記憶してもよく、この場合、一時領域を始動情報記憶手段としてもよいし、特図の保留記憶部および一時領域を始動情報記憶手段としてもよい。また、主制御部300のCPU304は、RAM308に記憶されている特図の保留数の値に1を加算し、特図の保留数が1増加する。したがって、主制御部300のCPU304が保留手段の一例に相当する。
また、普図始動口228を球が通過したことを検出し、且つ、保留している普図変動遊技の数が所定数(例えば、2)未満の場合には、そのタイミングにおける普図当選乱数値生成用の乱数カウンタの値を、RAM308に設けた特図用とは別の乱数値記憶領域に、始動情報である普図当選乱数値として記憶する。
また、この入賞判定処理では、所定の球検出センサにより、第1特図始動口230、第2特図始動口232、普図始動口228、中央可変入賞口234、または右側可変入賞口235への入賞(入球)を検出した場合に、第1副制御部400に送信すべき送信情報に、第1特図始動口230、第2特図始動口232、普図始動口228、中央可変入賞口234、および右側可変入賞口235の入賞(入球)の有無を示す入賞受付情報を設定する。
なお、特図の始動情報にしても普図の始動情報にしても、保留数がそれぞれの所定数以上であれば、それらの始動情報を記憶せずに、ステップS211に進む。
この入賞判定処理(ステップS209)が終了すると先読み処理が呼び出される。この先読み処理では、まず、前回実行した先読み処理から保留数が増加しているか否かを判定する。すなわち、主制御部300のRAM308には、これまでの保留数(前回のタイマ割込処理終了時点での保留数であり、旧保留数と呼ぶものとする)も記憶されており、CPU304は、入賞判定処理(ステップS209)を経た今回の先読み処理を実行する時点の保留数と、旧保留数とを比較し、保留数が増加しているか否かを判定する。保留数が増加していなければ、始動情報を先読みせずにこの先読み処理は終了する。一方、保留数が増加していれば、RAM308に設けられた特図1の保留記憶部内の特図1大当り判定用乱数値の増加分を先読みするか、あるいは特図2の保留記憶部内の特図2大当り判定用乱数値の増加分を先読みする。ここでの先読みは、増加分だけを先読みしたが総てを先読みしてもよい。なお、ここでの先読みとは始動情報を当否判定(本抽選)の前に先に読むことを意味するが、以降の先読み処理では、先読みという言葉を、先(当否判定(本抽選)の結果)を読むという意味で使用することがある。
図257に示すパチンコ機100では、大当りに当選する確率が相対的に低い特図低確率状態と、相対的に高い特図高確率状態のいずれか一方の制御状態にある。特図高確率状態であることは確率変動中と呼ばれる。主制御部300のRAM308には、確変フラグが用意されている。この確率変動グラグがオンに設定されていると、特図高確率状態(確率変動中)であり、確率変動グラグがオフに設定されていると、特図低確率状態である。
主制御部300のROM306には、先読み処理で用いられる当否事前判定用テーブルが記憶されている。この当否事前判定用テーブルには、特図高確率状態と特図低確率状態とに分けて乱数範囲が規定されている。特図1大当り判定用乱数値あるいは特図2大当り判定用乱数値の先読みが終了すると、今度は、先読みした特図1大当り判定用乱数値あるいは特図2大当り判定用乱数値が、当否事前判定用テーブル内のいずれの乱数範囲に属するかについて判定する。すなわち、RAM308に用意された確変フラグを参照し、特図低確率状態の場合には、先読みした特図1大当り判定用乱数値あるいは特図2大当り判定用乱数値が、所定の数値範囲であるときには、当否事前判定結果は「大当り」と事前判定し、それ以外であるときには、当否事前判定結果は「ハズレ」と事前判定する。なお、後述する特図関連処理(図262(b)に示すステップS213)でも、当否事前判定用テーブルの内容と同じ内容の当否判定用テーブルを用いて特図変動遊技の当否判定を改めて行い、ここでの判定結果は、あくまで事前判定の結果である。
当否事前判定結果が、「大当り」の場合には、RAM308に設けられた特図1の保留記憶部内の大当り時特図1決定用乱数値を先読みするか、あるいは特図2の保留記憶部内の大当り時特図2決定用乱数値を先読みする。当否事前判定結果が、「小当り」の場合には、RAM308に設けられた特図1の保留記憶部内の小当り時特図1決定用乱数値を先読みするか、あるいは特図2の保留記憶部内の小当り時特図2決定用乱数値を先読みする。当否事前判定結果が、「ハズレ」の場合には、RAM308に設けられた特図1の保留記憶部内のハズレ時特図1決定用乱数値を先読みするか、あるいは特図2の保留記憶部内のハズレ時特図2決定用乱数値を先読みする。主制御部300のROM306には、先読み処理で用いられる特図事前判定用テーブルも記憶されている。特図事前判定用テーブルには、図261(a)に示す10種類の停止図柄態様(「特図A」から「特図J」)それぞれに対応した乱数範囲が規定されており、先読みした特図決定用乱数値が、いずれの乱数範囲に属するかによって特図事前判定結果(図261(a)に示すいずれの停止図柄態様が停止表示されるのか)を得る。なお、ここでの特図の判定結果も、あくまで事前判定の結果であり、特図の停止図柄態様の判定も後述する特図関連処理(図262(b)に示すステップS213)において改めて行われる。
以上説明した始動情報の先読みや、先読みした始動情報を用いての事前判定は、後述する特図関連処理(S213)の当否判定(本抽選)が行われる前に実行されるものである。特図1大当り判定用乱数値および各種の特図1決定用乱数値を先読みする主制御部300が、第1始動情報先読み手段の一例に相当し、特図2大当り判定用乱数値および各種の特図2決定用乱数値を先読みする主制御部300が、第2始動情報先読み手段の一例に相当する。また、特図1大当り判定用乱数値と、各種の特図1決定用乱数値に基づく事前判定を行う主制御部300が、第1事前判定手段の一例に相当し、特図2大当り判定用乱数値と、各種の特図2決定用乱数値に基づく事前判定を行う主制御部300が、第2事前判定手段の一例に相当する。
主制御部300のRAM308には、保留ごとの領域に区分けされた特図1用の先読み情報一時記憶部と、同じく保留ごとの領域に区分けされた特図2用の先読み情報一時記憶部が設けられている。特図事前判定結果を表す情報(特図を表す情報でもあり以下、先読み情報と称する)は、それらの先読み情報一時記憶部の、対応する保留の領域に格納される。
なお、保留数が増加していなければ、先読み情報一時記憶部の、対応する保留の領域には「保留なし」という先読情報が記憶される。また、先読み処理では、大当り遊技中であった場合、および現在の制御状態が電サポ状態(時短フラグがオン状態)であった場合には、特図1の始動情報の先読みや事前判定は行わず、これらの場合には、先読みした特図1の始動情報に基づく停止図柄の事前判定が行われていないことを表す「未判定」情報を、先読み情報一時記憶部の、対応する保留の領域に記憶する。すなわち、一対の羽根部材2321が設けられていない始動口(状態が固定的な始動領域である第1特図始動口230)へ入球したことに基づいて、大当り遊技中および電サポ中に取得した始動情報に基づく事前判定は行われず、その事前判定結果の報知(先読み予告)も行われない。こうすることによって、遊技者の公平性が担保される。なお、始動情報自体の先読みも行わないが、先読みは行って事前判定およびその結果報知(先読み予告)は行わない態様であってもよく、さらには、先読みおよび事前判定は行うが、事前判定結果の報知(先読み予告)は行わない態様であってもよい。
図262(b)に示す主制御部タイマ割込処理では、ステップS209の入賞判定処理に続いて普図関連処理を行う(ステップS211)。この普図関連処理では、まず、普図状態更新処理として、普図の状態に対応する複数の処理のうちの1つの処理を行う。例えば、普図変動表示の途中(上述する普図表示図柄更新タイマの値が1以上)における処理では、普通図柄表示装置210を構成する7セグメントLEDの点灯と消灯を繰り返す点灯・消灯駆動制御を行う。この制御を行うことで、普通図柄表示装置210は普図の変動表示(普図変動遊技)を行う。
また、普図変動表示時間が経過したタイミング(普図表示図柄更新タイマの値が1から0になったタイミング)における処理では、当り図柄(図261(c)に示す普図A)およびハズレ図柄(図261(c)に示す普図B)のいずれか一方の表示態様となるように普図表示装置210を構成する7セグメントLEDの点灯・消灯駆動制御を行う。また、主制御部300のRAM308には、ここでの普図関連処理に限らず各種の処理において各種の設定を行う設定領域が用意されている。ここでは、上記点灯・消灯駆動制御を行うとともに、その設定領域に普図停止表示中であることを示す設定を行う。この制御を行うことで、普通図柄表示装置210は、当り図柄およびハズレ図柄のいずれか一方の図柄態様の確定表示を行う。さらにその後、所定の停止表示期間(例えば0.6秒間)、その表示を維持するためにRAM308に設けた普図停止時間管理用タイマの記憶領域に停止期間を示す情報を必ず設定する。この設定により、確定表示された当り図柄が所定期間、必ず停止表示され、普図変動遊技の結果が遊技者に報知される。
また、普図変動遊技の結果が当りであれば、普図当りフラグがオンされる。この普図当りフラグがオンの場合には、所定の停止表示期間が終了したタイミング(普図停止時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)における普図状態更新処理では、RAM308の設定領域に普図作動中を設定するとともに、所定の開放期間(例えば2秒間)、第2特図始動口232の羽根部材2321の開閉駆動用のソレノイド(332)に、羽根部材2321を開放状態に保持する信号を出力するとともに、RAM308に設けた羽根開放時間管理用タイマの記憶領域に開放期間を示す情報を設定する。
また、所定の開放期間が終了したタイミング(羽根開放時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する普図状態更新処理では、所定の閉鎖期間(例えば500m秒間)、羽根部材の開閉駆動用のソレノイド332に、羽根部材を閉鎖状態に保持する信号を出力するとともに、RAM308に設けた羽根閉鎖時間管理用タイマの記憶領域に閉鎖期間を示す情報を設定する。
また、所定の閉鎖期間が終了したタイミング(羽根閉鎖時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する普図状態更新処理では、RAM308の設定領域に普図非作動中を設定する。さらに、普図変動遊技の結果がハズレであれば、普図ハズレフラグがオンされる。この普図ハズレフラグがオンの場合には、上述した所定の停止表示期間が終了したタイミング(普図停止時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)における普図状態更新処理でも、RAM308の設定領域に普図非作動中を設定する。
続いて、この普図関連抽選処理では、普図変動遊技および第2特図始動口232の開閉制御を行っておらず(普図の状態が非作動中)、且つ、保留している普図変動遊技の数が1以上である場合に、上述の乱数値記憶領域に記憶している普図当選乱数値に基づいた乱数抽選により普図変動遊技の結果を当選とするか、不当選とするかを決定する当り判定を行い、当選とする場合にはRAM308に設けた当りフラグにオンを設定する。不当選の場合には、当りフラグにオフを設定する。また、当り判定の結果に関わらず、次に上述の普図タイマ乱数値生成用の乱数カウンタの値を普図タイマ乱数値として取得し、取得した普図タイマ乱数値に基づいて複数の変動時間のうちから普図表示装置210に普図を変動表示する時間を1つ選択し、この変動表示時間を、普図変動表示時間として、RAM308に設けた普図変動時間記憶領域に記憶する。なお、保留している普図変動遊技の数は、RAM308に設けた普図保留数記憶領域に記憶するようにしており、当り判定をするたびに、保留している普図変動遊技の数から1を減算した値を、この普図保留数記憶領域に記憶し直すようにしている。また当り判定に使用した乱数値を消去する。
図262(b)に示す主制御部タイマ割込処理では、以上説明したステップS211の普図関連処理に続いて特図関連処理(ステップS213)を行う。この特図関連処理では、まず最初に、特図2についての特図状態更新処理(特図2状態更新処理)を行い、次いで、特図1についての特図状態更新処理(特図1状態更新処理)を行う。特図2状態更新処理は、特図2の状態に応じて、次の8つの処理のうちの1つの処理を行う。例えば、特図2変動表示の途中(上述の特図2表示図柄更新タイマの値が1以上)における特図2状態更新処理では、第2特別図柄表示装置214を構成する7セグメントLEDの点灯と消灯を繰り返す点灯・消灯駆動制御を行う。この制御を行うことで、第2特別図柄表示装置214は特図2の変動表示(特図2変動遊技)を行う。
また、コマンド設定送信処理(ステップS233)で一般コマンド回転開始設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶してから処理を終了する。
また、特図2変動表示時間が経過したタイミング(特図2表示図柄更新タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する特図2状態更新処理では、後述する特図関連抽選処理における特図決定結果(特図の停止図柄態様)に基づいて第2特図表示装置214を構成する7セグメントLEDの点灯・消灯駆動制御を行い、RAM308の設定領域に特図2停止表示中であることを表す設定を行う。この制御を行うことで、第2特別図柄表示装置214は、15R特別大当たり図柄(特図A)、15R大当たり図柄(特図B)、2R特別大当たり図柄(特図C)、突然時短図柄(特図D)、隠れ確変図柄(特図E)、突然通常図柄(特図F)、第1小当たり図柄(特図G)、第2小当たり図柄(特図H)、第1ハズレ図柄(特図I)、および第1ハズレ図柄(特図J)のいずれか一つの図柄の確定表示を行う。さらにその後、所定の停止表示期間(例えば500m秒間)その表示を維持するためにRAM308に設けた特図2停止時間管理用タイマの記憶領域に停止期間を示す情報を設定する。この設定により、確定表示された特図2が所定期間停止表示され、特図2変動遊技の結果が遊技者に報知される。また、RAM308に設けられた電サポ回数記憶部に値がセットされている場合には、その値が1以上であれば、その時短回数から1を減算し、減算結果が1から0となった場合は、特図確率変動中でなければ、時短フラグをオフする。さらに、大当り遊技中(特別遊技状態中)や小当り遊技中にも、時短フラグをオフする。すなわち、主制御部300のCPU304は、大当り遊技状態中および小当り遊技状態中(特別遊技状態中)である場合に、非電サポ状態(第一の進入率制御状態)にする。
また、後述するコマンド設定送信処理(ステップS215)で一般コマンド回転停止設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶するとともに、変動表示を停止する図柄が特図2であることを示す特図2識別情報を、後述するコマンドデータに含める情報としてRAM308に追加記憶してから処理を終了する。
また、RAM308には、大当りフラグも用意されており、特図2変動遊技の結果が大当りであれば、特図2変動遊技の開始時に大当りフラグがオンされている。この大当りフラグがオンの場合には、所定の停止表示期間が終了したタイミング(特図2停止時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)における特図2状態更新処理では、RAM308の設定領域に特図2作動中を設定するとともに、所定の入賞演出期間(例えば3秒間)すなわち大当り遊技を開始することを遊技者に報知する画像を第1装飾図柄表示装置208L等に表示している期間待機するためにRAM308に設けた特図2待機時間管理用タイマの記憶領域に入賞演出期間を示す情報を設定する。また、コマンド設定送信処理(ステップS233)で一般コマンド入賞演出開始設定送信処理を実行させるために上述の送信情報記憶領域に5Hを送信情報(コマンド種別)として追加記憶する。
また、所定の入賞演出期間が終了したタイミング(特図2待機時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する特図2状態更新処理では、所定の開放期間(例えば29秒間、または中央可変入賞口234あるいは右側可変入賞口235に所定球数(例えば10球)の遊技球の入賞を検出するまで)中央可変入賞口234の扉部材2341あるいは右側可変入賞口235の扉部材2351の開閉駆動用のソレノイド(332)に、扉部材2341,2351を開放状態に保持する信号を出力するとともに、RAM308に設けた扉開放時間管理用タイマの記憶領域に開放期間を示す情報を設定する。また、コマンド設定送信処理(ステップS233)で一般コマンド大入賞口開放設定送信処理を実行させるために上述の送信情報記憶領域に7Hを送信情報(コマンド種別)として追加記憶する。
また、所定の開放期間が終了したタイミング(扉開放時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する特図2状態更新処理では、中央可変入賞口234の扉部材2341あるいは右側可変入賞口235の扉部材2351の開閉駆動用のソレノイド(332)に、扉部材2341,2351を閉鎖状態に保持する信号を所定の閉鎖期間(例えば1.5秒間)出力するとともに、RAM308に設けた扉閉鎖時間管理用タイマの記憶領域に閉鎖期間を示す情報を設定する。また、コマンド設定送信処理(ステップS233)で大入賞口閉鎖設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶する。
また、この扉部材の開放・閉鎖制御を所定回数(例えば、15ラウンドか2ラウンド)繰り返し、終了したタイミングで開始する特図2状態更新処理では、所定の終了演出期間(例えば3秒間)すなわち大当り遊技を終了することを遊技者に報知する画像を第1装飾図柄表示装置208L等に表示している期間待機するように設定するためにRAM308に設けた演出待機時間管理用タイマの記憶領域に演出待機期間を示す情報を設定する。
以上説明したように、主制御部300のCPU304は、大当り遊技状態中(特別遊技状態中)に、中央可変入賞口234の扉部材2341あるいは右側可変入賞口235の扉部材2351の開閉状態の変化制御を行う可変入賞制御手段の一例に相当する。なお、主制御部300のROM306には、扉部材2341,2351の開閉パターンが記憶されており、主制御部300のCPU304は、そのROM306から、特図変動遊技の当否判定に応じた開閉パターンを取得する。
また、主制御部300のCPU304は、特図決定結果が表す停止図柄態様に基づいて、大当り遊技の終了と同時に、RAM308に設けられた確変フラグや時短フラグをオンに設定する。すなわち、主制御部300のCPU304は、後述する特図抽選処理で特図決定結果が「特図A」や「特図C」である場合には確変フラグと時短フラグの双方をオンに設定する。また、特図決定結果が「特図E」である場合には確変フラグと時短フラグのうち確変フラグのみをオンに設定する。さらに、特図決定結果が「特図B」や「特図D」である場合には確変フラグと時短フラグのうち時短フラグのみをオンに設定するとともにRAM308に設けられた電サポ回数記憶部に電サポ回数100回をセットする。主制御部300のCPU304は、遊技球の、第2特図始動口232(可変始動領域)への進入のしやすさ(進入率)を制御した状態である進入率制御状態を、第1の進入率制御状態である非電サポ状態と第2の進入率制御状態である電サポ状態との間で変化させる進入率変化手段の一例に相当する。
さらに、コマンド設定送信処理(ステップS233)で一般コマンド終了演出設定送信処理を実行させるために上述の送信情報記憶領域に6Hを送信情報(コマンド種別)として追加記憶する。
また、所定の終了演出期間が終了したタイミング(演出待機時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する特図2状態更新処理では、RAM308の設定領域に特図2非作動中を設定する。さらに、RAM308にはハズレフラグも用意されており、特図2変動遊技の結果がハズレであれば、ハズレフラグがオンされる。このハズレフラグがオンの場合には、上述した所定の停止表示期間が終了したタイミング(特図2停止時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)における特図2状態更新処理でも、RAM308の設定領域に特図2非作動中を設定する。特図2非作動中の場合における特図2状態更新処理では、何もせずに次の処理に移行するようにしている。
特図2状態更新処理が終了すると、特図1状態更新処理を行う。この特図1状態更新処理では、特図1の状態に応じて、上述の特図2状態更新処理で説明した各処理を行う。この特図1状態更新処理で行う各処理は、上述の特図2状態更新処理で説明した内容の「特図2」を「特図1」と読み替えた処理と同一であるため、その説明は省略する。なお、特図2状態更新処理と特図1状態更新処理の順番は逆でもよい。
以上説明した特図状態更新処理が終了すると、今度は、特図関連抽選処理を行う。特図関連抽選処理では、最初に特図2についての処理(特図2関連抽選処理)が行われ、その後、特図1についての処理(特図1関連抽選処理)が行われる。このように、主制御部300が特図2関連抽選処理を特図1関連抽選処理よりも先に行うことで、同じタイミング(所定の契機で開始した主制御部タイマ割込処理における入賞判定処理S209)で第1特図始動口230に遊技球が進入したことに基づいて始動情報を取得し、かつ第2特図始動口232に遊技球が進入したことに基づいて始動情報を取得した場合や、特図2変動遊技の開始条件と、特図1変動遊技の開始条件が同時に成立した場合や、特図2変動遊技の開始条件と特図1変動遊技の開始条件の両方が成立している場合でも、特図2変動遊技が先に変動中となるため、特図1変動遊技は変動を開始しない。また、第1特図表示装置212あるいは第2特図表示装置214による特図変動遊技の大当り判定の結果の報知は、主制御部300で行われ、第2特図始動口232への入賞に基づく抽選の結果報知が、第1特図始動口230への入賞に基づく抽選の結果報知よりも優先して行われ、抽選が行われていない始動情報として、特図1の始動情報と特図2の始動情報のうちの特図1の始動情報のみが残っている状態で、特図2の始動情報が新たに記憶された場合には、新たに記憶された特図2の始動情報に基づく抽選の結果の報知が、既に記憶されていた特図1の始動情報に基づく抽選の結果の報知よりも先に行われる。特図関連抽選処理を実行する主制御部300のCPU304が抽選手段(当否判定手段)の一例に相当する。
特図2関連抽選処理では、抽選(当否判定)の実行、停止表示する特図の決定、およびタイマ番号の決定を行う。まず、所定条件を充足したか否かを判定する。すなわち、最初に、所定の当否判定禁止条件が不成立であるか否かの判定を行う。ここでは、第2特図表示装置214が特図変動表示中であるか、または停止表示中であるか否かを判定し、いずれかの表示中である場合には主制御部タイマ割り込み処理に戻り、いずれの表示中でもない場合には、特図作動中に設定されているか特図非作動中に設定されているかを判定し、特図作動中に設定されていれば主制御部タイマ割り込み処理に戻り、特図非作動中に設定されていれば、当否判定禁止条件が不成立であったことになり、今度は、所定の当否判定条件が成立しているか否かの判定を行う。ここでの判定は、RAM308に設けた特図2の保留記憶部を参照し、特図2変動遊技の保留数が0より大きいか否かを判定する。保留数が0であれば、主制御部タイマ割り込み処理に戻り、1以上であれば、所定の当否判定条件が成立していることになる。
所定の当否判定条件が成立していれば、RAM308に設けられた特図2の保留記憶部から、最も過去に格納した始動情報である1セット分の乱数値(特図2大当り判定用乱数値、大当り時特図2決定用乱数値、小当り時特図2決定用乱数値、およびハズレ時特図2決定用乱数値)を取り出し、その保留記憶部にまだ格納されている始動情報(乱数値のセット)を、今記憶されている領域から隣の領域に移し替える。すなわち、最も過去に格納した始動情報を特図2の保留記憶部から取り出し、さらに特図2の保留記憶部に始動情報が格納されていれば、N番目に古い始動情報を特図2の保留記憶部におけるN−1番目に古い始動情報として設定したことになる。また、RAM308に記憶している保留数を1減算する。RAM308の特図2の保留記憶部から1セット分の乱数値(特図2大当り判定用乱数値、大当り時特図2決定用乱数値、小当り時特図2決定用乱数値、およびハズレ時特図2決定用乱数値)を取り出す処理を行う主制御部300が、第2の始動情報取得手段の一例に相当する。
次いで、当否判定処理を行う。主制御部300のROM306には、当否決定用テーブルも記憶されている。この当否決定用テーブルの内容は、先に説明した当否事前判定用テーブルの内容と同じである。この当否判定処理では、RAM308に用意された確変フラグを参照し、制御状態(特図低確率状態,特図高確率状態)に応じて、特図2大当り判定用乱数値が当否決定用テーブル内のいずれの乱数範囲に属するかに基づいて、当否決定結果として「大当り」、「小当り」、または「ハズレ」を導出する。特図高確率状態では、特図低確率状態に比べて、大当りに当選する確率が高い。「大当り」、「小当り」、または「ハズレ」を導出することが当否判定(抽選)に相当し、ここで当否判定処理を実行する主制御部30のCPU304が、抽選手段(当否判定手段)の一例に相当する。また、「大当り」は、特定の当否判定結果の一例に相当する。
当否判定処理の実行が完了すると、特図の図柄決定処理へ進む。主制御部300のROM306には、特図決定用テーブルも記憶されている。この特図決定用テーブルの内容は、先に説明した特図事前判定用テーブルの内容と同じである。この特図の図柄決定処理では、当否決定結果が、「大当り」の場合には、大当り時特図2決定用乱数値が特図決定用テーブル内のいずれの乱数範囲に属するかに基づいて、特図決定結果を「特図A」〜「特図F」のいずれかに決定する。また、当否決定結果が、「小当り」の場合には、小当り時特図2決定用乱数値が特図決定用テーブル内のいずれの乱数範囲に属するかに基づいて、特図決定結果を「特図G」または「特図H」に決定する。さらに、当否決定結果が、「ハズレ」の場合には、ハズレ時特図2決定用乱数値が特図決定用テーブル内のいずれの乱数範囲に属するかに基づいて、特図決定結果を「特図I」または「特図J」に決定する。特図の図柄決定処理を実行する主制御部30のCPU304が、図柄決定手段の一例に相当する。
特図の図柄決定処理に続いて変動時間決定処理において、特図の変動停止表示における変動表示期間を決定する。この変動時間決定処理では、RAM308に設けられたタイマ番号決定用乱数カウンタからタイマ番号決定用乱数を取得する。タイマ番号決定用乱数の取得タイミングは、特図変動開始直前のタイミングであるが、始動情報を取得するタイミングであってもよい。主制御部300のROM306には、タイマ番号決定用テーブルも記憶されている。このタイマ番号決定用テーブルには、タイマ番号と、そのタイマ番号に対応した乱数範囲が、特図決定結果ごとに規定されている。タイマ番号は、第2特図表示装置214あるいは第1特図表示装置212が、図柄の変動を開始してから当否判定の結果を表す停止図柄を表示するまでの時間、すなわち特図が変動表示する変動表時期間(特図変動時間)を表すものであるが、装飾図柄の変動表時期間としてもよい。
図257に示すパチンコ機100では、タイマとしてタイマ1〜8のタイマが用意されている。タイマ1は特図変動停止期間が2秒になり、超短縮された特図変動時間になることを表し、タイマ2は特図変動停止期間が5秒になり、短縮された特図変動時間になることを表す。なお、タイマ1あるいはタイマ2に決定されることを特図変短と称することがある。タイマ3は特図変動停止期間が10秒になる。タイマ1〜タイマ3では図259に示す第1装飾図柄表示装置208Lにおける装飾図柄の変動パターンはリーチなしになる。
タイマ4は特図変動停止期間が12秒になることを表し、タイマ4に決定されると第1装飾図柄表示装置208Lにおける装飾図柄の変動パターンはノーマルリーチが選択される。ノーマルリーチとは、一般に2つの図柄表示領域(例えば、図259に示す左右図柄表示領域208a、208c)が等しい装飾図柄を停止表示(厳密には仮停止)させ(第一停止および第二停止を行い)、残りの1つの図柄表示領域(例えば中図柄表示領域208b)が変動表示している状態のこと、すなわち、変動表示している図柄表示領域が特定の図柄(停止表示している図柄表示領域と等しい図柄)を停止表示(第三停止あるいは最終停止)すれば所定の大当り図柄の組合せを停止表示することとなる状態のことである。タイマ5は特図変動時間が40秒になることを表し、タイマ6は特図変動時間が60秒になることを表し、タイマ7は特図変動時間が80秒になることを表す。タイマ5〜7に決定されると第1装飾図柄表示装置208Lにおける装飾図柄の変動パターンはスーパーリーチが選択される。スーパーリーチは、ノーマルリーチにさらに特殊な変動表示等を加味して演出効果を向上させたもの(ロングリーチ、ノーマル逆転リーチ、ダブルラインリーチ等)である。
タイマ8は特図変動時間が120秒になることを表す。タイマ8に決定されると第1装飾図柄表示装置208Lにおける装飾図柄の変動パターンは特殊変動が選択される。特殊変動には、特別マルチラインリーチ、全回転リーチ、特別全回転リーチ等が含まれ、タイマ8に決定されると第1装飾図柄表示装置208Lにおける装飾図柄の変動パターンは全回転リーチが選択される。タイマ8が選択される確率は、他のタイマが選択される確率より極めて低く、この全回転リーチはプレミアリーチに相当する。
なお、単にリーチというときには、ノーマルリーチとスーパーリーチと特殊変動を含んだ装飾図柄の変動パターンを意味する。
このリーチは、特図関連処理における当否判定(本抽選)の結果が特定の当否判定結果(遊技者の有利度が高い所定の結果)になることを、その当否判定を行った後であってその当否判定の結果を報知する前に遊技者に事前に報知する予告演出であり、リーチを行うか否かは、その当否判定を行った後に決定される。
ここでの変動時間決定処理では、タイマ番号決定用テーブルを用いて、タイマ番号決定用乱数に基づいて、タイマ番号を決定する。すなわち、取得したタイマ番号決定用乱数が特図決定結果に対応したいずれの乱数範囲に属するかによってタイマ番号を決定する。このタイマ番号の決定にあたっては、タイマ番号決定用テーブルが、保留数に応じてタイマ番号を規定しているものであれば、タイマ番号決定用乱数の他、現在の特図2の保留数にも基づいて、タイマ番号を決定すればよい。
以上説明した特図変動時間を表すタイマ番号は、RAM308の所定領域に格納される。
なお、特図抽選関連処理が実行される前(例えば、上述の入賞判定処理S209)に、1または複数の期間情報であるタイマ番号を含む複数種類のタイマ選択テーブルから、特図事前判定結果に基づいて、あるいは所定の専用乱数抽選によって1種類のタイマ選択テーブルを選択しておき、ここでは、そのタイマ選択テーブルからタイマ番号を決定してもよい。ここでのタイマ番号の決定にあたっても、専用乱数(例えばタイマ番号決定用乱数)による抽選を行ってもよいし、抽選を行わなくともタイマ番号が一義的に既に決まっている態様であってもよい。また、この特図抽選関連処理においてタイマ選択テーブルを選択し、タイマ選択テーブルに基づいて装飾図柄の変動パターンを第1副制御部400に選択させてもよい。
変動時間決定処理が完了すると、その他の処理が行われ、特図2関連抽選処理は終了になる。
続いて、特図関連処理では、特図1関連抽選処理を行う。この特図1関連抽選処理で行う各処理は、上述の特図2関連抽選処理で説明した内容の「特図2」を「特図1」と読み替えた処理と同一であるため、その説明は省略する。
以上で、図262(b)に示す主制御部タイマ割込処理における特図関連処理(ステップS213)は終了し、コマンド設定送信処理(ステップS215)に進む。このコマンド設定送信処理では、各種のコマンドが第1副制御部400に送信される。なお、第1副制御部400に送信する出力予定情報は16ビットで構成しており、ビット15はストローブ情報(オンの場合、データをセットしていることを示す)、ビット11〜14はコマンド種別(例えば、基本コマンド、図柄変動開始コマンド、図柄変動停止コマンド、入賞演出開始コマンド、終了演出開始コマンド、当りラウンド数指定コマンド、大入賞口開放コマンド、大入賞口閉鎖コマンド、復電コマンド、RAMクリアコマンド、特図保留増加コマンド、普図保留増加コマンドなどコマンドの種類を特定可能な情報)、ビット0〜10はコマンドデータ(コマンド種別に対応する所定の情報)で構成している。
具体的には、ストローブ情報は上述のコマンド送信処理でオン、オフするようにしている。また、コマンド種別が図柄変動開始コマンドの場合であればコマンドデータに、特図停止図柄を表す情報、制御状態を表す情報(時短フラグおよび確変フラグの設定状態を表す情報)、タイマ番号を表す情報を含み、図柄変動停止コマンドの場合であれば、特図停止図柄を表す情報(特図決定結果)、制御状態を表す情報などを含み、入賞演出開始コマンドおよび終了演出開始コマンドの場合であれば、制御状態を表す情報などを含み、当りラウンド数指定コマンドの場合であれば制御状態を表す情報、当りラウンド数などを含むようにしている。コマンド種別が基本コマンドを示す場合は、コマンドデータにデバイス情報、第1特図始動口230への入賞の有無、第2特図始動口232への入賞の有無、中央可変入賞口234への入賞の有無、右側可変入賞口235への入賞の有無などを含む。
また、上述の一般コマンド回転開始設定送信処理では、コマンドデータにRAM308に記憶している、特図停止図柄を表す情報(特図決定結果)、制御状態を表す情報、タイマ番号を表す情報、保留している第1特図変動遊技または第2特図変動遊技の数などを示す情報を設定する。上述の一般コマンド回転停止設定送信処理では、コマンドデータにRAM308に記憶している、特図停止図柄を表す情報(特図決定結果)、制御状態を表す情報などを示す情報を設定する。上述の一般コマンド入賞演出開始設定送信処理では、コマンドデータに、特図決定結果を表す情報、制御状態を表す情報、保留している第1特図変動遊技または第2特図変動遊技の数などを示す情報を設定する。ここにいう入賞演出開始コマンドは大当り遊技開始コマンドに相当する。上述の一般コマンド終了演出設定送信処理では、コマンドデータに、RAM308に記憶している、演出待機期間中に3つの装飾図柄表示装置208L〜208N・各種ランプ418・スピーカ120に出力する演出制御情報、制御状態を表す情報、保留している第1特図変動遊技または第2特図変動遊技の数などを示す情報を設定する。終了演出開始コマンドを受信した第1副制御部400は、その終了演出開始コマンドに基づいて第2副制御部500に終了演出制御コマンドを送信する。終了演出制御コマンドを受信した第2副制御部500は、所定の終了演出期間(例えば3秒間)すなわち大当り遊技を終了することを遊技者に報知する画像を第1装飾図柄表示装置208L等に表示させ、大当り遊技が終了する。ここにいう終了演出開始コマンドは大当り遊技終了コマンドに相当する。上述の一般コマンド大入賞口開放設定送信処理では、大入賞口開放コマンドのコマンドデータとして、RAM308に記憶している当りラウンド数、現在のラウンド数、制御状態を表す情報などを示す情報を設定する。上述の一般コマンド大入賞口閉鎖設定送信処理では、大入賞口閉鎖コマンドのコマンドデータとして、RAM308に記憶している現在のラウンド数、制御状態を表す情報、保留している第1特図変動遊技または第2特図変動遊技の数などを示す情報を設定する。
また、このステップS215では一般コマンド特図保留増加処理も行われる。この一般コマンド特図保留増加処理では、特図保留増加コマンドのコマンドデータにRAM308の送信用情報記憶領域に記憶している特図識別情報(特図1または特図2を示す情報)、制御状態を表す情報、事前判定した特図1あるいは特図2の停止図柄を表す情報(特図事前判定結果)を設定する。
さらに、このステップS215では一般コマンド普図保留増加処理も行われる。この一般コマンド普図保留増加処理では、普図保留増加コマンドのコマンドデータに、制御状態を表す情報等を設定する。また、主制御部300から第1副制御部400には、普図絡みのコマンドとして、普図の変動表示が開始した(する)ことを表す普図変動開始コマンドも送信される。なお、主制御部300から第1副制御部400には、普図の変動表示が停止した(する)ことを表す普図変動停止コマンドや、一対の羽根部材2321が開放を開始した(する)ことを表す電チュー開放開始コマンドや、一対の羽根部材2321が閉鎖した(する)ことを表す電チュー閉鎖コマンドを送信するようにしてもよい。
第1副制御部400では、受信した出力予定情報に含まれるコマンド種別により、主制御部300における遊技制御の変化に応じた演出制御の決定が可能になるとともに、出力予定情報に含まれているコマンドデータの情報に基づいて、演出制御内容を決定することができるようになる。また、第1副制御部400では、コマンドに含まれている当りラウンド数と現在のラウンド数に基づき、当り全ラウンドが終了するまでの残りラウンド数を取得する。
また、このコマンド設定送信処理では、図260に示す払出制御部600にもコマンドを送信する。払出制御部600に出力する出力予定情報および払出要求情報は1バイトで構成しており、ビット7にストローブ情報(オンの場合、データをセットしていることを示す)、ビット6に電源投入情報(オンの場合、電源投入後一回目のコマンド送信であることを示す)、ビット4〜5に暗号化のための今回加工種別(0〜3)、およびビット0〜3に暗号化加工後の払出要求数を示すようにしている。
次に、図262(b)に示す主制御部タイマ割込処理では、外部出力信号設定処理(ステップS217)を行う。この外部出力信号設定処理では、RAM308に記憶している遊技情報を、図260に示す情報出力回路336を介してパチンコ機100とは別体の情報入力回路350に出力する。
ステップS219では、デバイス監視処理を行う。このデバイス監視処理では、上述のステップS201において信号状態記憶領域に記憶した各種センサの信号状態を読み出して、前面枠扉開放エラーの有無または下皿満タンエラーの有無などを監視し、前面枠扉開放エラーまたは下皿満タンエラーを検出した場合に、第1副制御部400に送信すべき送信情報に、前面枠扉開放エラーの有無または下皿満タンエラーの有無を示すデバイス情報を設定する。ここで設定したデバイス情報は基本コマンドに含められて、第1副制御部400に送信される。また、図260に示す各種ソレノイド332を駆動して第2特図始動口232や、中央可変入賞口234や右側可変入賞口235の開閉を制御したり、駆動回路324、326、330を介して普通図柄表示装置210、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、各種状態表示部328などに出力する表示データを、I/O310の出力ポートに設定する。
ステップS219のデバイス監視処理が終了すると、図262(a)に示す主制御部メイン処理に復帰するが、復帰前には、ステップS201で一時的に退避した各レジスタの値を元の各レジスタに設定したり、割込許可の設定などを行う。また、復帰前に、低電圧信号がオンであるか否かを監視して、低電圧信号がオンの場合(電源の遮断を検知した場合)には、復電時に電断時の状態に復帰するための特定の変数やスタックポインタを復帰データとしてRAM308の所定の領域に退避し、入出力ポートの初期化等の電断処理を行って、その後、主制御部メイン処理に復帰するようにしてもよい。
<第1副制御部400の処理>
次に、図263を用いて、第1副制御部400の処理について説明する。なお、同図(a)は、第1副制御部400のCPU404が実行するメイン処理のフローチャートである。同図(b)は、第1副制御部400のコマンド受信割込処理のフローチャートである。同図(c)は、第1副制御部400のタイマ割込処理のフローチャートである。同図(d)は、第1副制御部400の画像制御処理のフローチャートである。
まず、同図(a)のステップS301では、各種の初期設定を行う。電源投入が行われると、まずS301で初期化処理が実行される。この初期化処理では、入出力ポートの初期設定や、RAM408内の記憶領域の初期化処理等を行う。
ステップS303では、タイマ変数が10以上か否かを判定し、タイマ変数が10となるまでこの処理を繰り返し、タイマ変数が10以上となったときには、ステップS305の処理に移行する。ステップS305では、タイマ変数に0を代入する。ステップS307では、コマンド処理を行う。第1副制御部400のCPU404は、主制御部300からコマンドを受信したか否かを判別する。
ステップS309では、演出制御処理を行う。例えば、ステップS307で新たなコマンドがあった場合には、このコマンドに対応する演出データをROM406から読み出す等の処理を行い、演出データの更新が必要な場合には演出データの更新処理を行う。以下に説明する、操作手段を絡めた演出も、この演出制御処理でまずは制御される。すなわち、図柄の変動時間に関する情報を含む図柄変動開始コマンドを受信した場合には、その変動時間の長さに応じて、操作手段を絡めた演出を実行するか否かを、この演出制御処理における抽選処理によって決定し、実行する場合には、ROM406から演出データを読み出す。ここで読み出した演出データに応じて、3つの装飾図柄表示装置208L〜208Nそれぞれにおける画像表示制御がステップS313で実行され、可動手段制御については、第2副制御部500に、ここで読み出した演出データに応じた制御コマンドを送信し、後述するステップS713で第2副制御部500によって行われる。
ステップS311では、検出部710から出力される検出信号をセンサ回路428を介して検出することで、チャンスボタン136が押下されたか否かを判定する。ここでの判定の結果、チャンスボタン136の押下操作を検出した場合には、ステップS309で更新した演出データをチャンスボタン136の押下操作に応じた演出データに変更する処理や、チャンスボタン136の押下操作が有効の場合には、後述する操作受付演出に対応する演出データを準備する処理などを行う。
ステップS313では、ステップS309で読み出した演出データの中にVDP434への命令がある場合には、この命令をVDP434に出力する(詳細は後述)。ステップS315では、ステップS309で読み出した演出データの中に音源IC416への命令がある場合には、この命令を音源IC416に出力する。ステップS317では、ステップS309で読み出した演出データの中に各種ランプ418への命令がある場合には、この命令を駆動回路420に出力する。
ステップS319では、ステップS309で読み出した演出データの中に、第2装飾図柄表示装置208Mまたは/および第3装飾図柄表示装置208Nへの動作命令(移動命令又は回転命令)がある場合には、この命令を駆動回路432に出力する。
ステップS321では、ステップS309で読み出した演出データの中に第2副制御部500に送信する制御コマンド(例えば、各種の可動手段136,191,224Fa,224Fb,224Eに関する制御コマンド)がある場合には、この制御コマンドを出力する設定を行い、ステップS303へ戻る。また、主制御部300から扉開放コマンドが送信されてきていた場合には、このステップS321で、扉開放コマンドを第2副制御部に出力する設定を行う。
次に、同図(b)を用いて、第1副制御部400のコマンド受信割込処理について説明する。このコマンド受信割込処理は、第1副制御部400が、主制御部300が出力するストローブ信号を検出した場合に実行する処理である。コマンド受信割込処理のステップS401では、主制御部300が出力したコマンドを未処理コマンドとしてRAM408に設けたコマンド記憶領域に記憶する。
次に、同図(c)を用いて、第1副制御部400のCPU404によって実行する第1副制御部タイマ割込処理について説明する。第1副制御部400は、所定の周期(例えばが、2msに1回)でタイマ割込を発生するハードウェアタイマを備えており、このタイマ割込を契機として、タイマ割込処理を所定の周期で実行する。
第1副制御部タイマ割込処理のステップS501では、図264(a)に示す第1副制御部メイン処理におけるステップS303において説明したRAM408のタイマ変数記憶領域の値に、1を加算して元のタイマ変数記憶領域に記憶する。従って、ステップS303において、タイマ変数の値が10以上と判定されるのは20ms毎(2ms×10)となる。第1副制御部タイマ割込処理のステップS503では、ステップS319で設定された第2副制御部500への制御コマンドの送信や、演出用乱数値の更新処理等を行う。
次に、同図(d)を用いて、第1副制御部400のメイン処理におけるステップS313の画像制御処理について説明する。同図は、画像制御処理の流れを示すフローチャートを示した図である。
ステップS601では、画像データの転送指示を行う。ここでは、CPU404は、まず、VRAM436の表示領域Aと表示領域Bの描画領域の指定をスワップする。これにより、描画領域に指定されていない表示領域に記憶された1フレームの画像が第1装飾図柄表示装置208L等に表示される。次に、CPU404は、VDP434のアトリビュートレジスタに、位置情報等テーブルに基づいてROM座標(ROM406の転送元アドレス)、VRAM座標(VRAM436の転送先アドレス)などを設定した後、ROM406からVRAM436への画像データの転送開始を指示する命令を設定する。VDP434は、アトリビュートレジスタに設定された命令に基づいて画像データをROM406からVRAM436に転送する。その後、VDP436は、転送終了割込信号をCPU404に対して出力する。
ステップS603では、VDP434からの転送終了割込信号が入力されたか否かを判定し、転送終了割込信号が入力された場合はステップS605に進み、そうでない場合は転送終了割込信号が入力されるのを待つ。ステップS605では、演出シナリオ構成テーブルおよびアトリビュートデータなどに基づいて、パラメータ設定を行う。ここでは、CPU404は、ステップS601でVRAM436に転送した画像データに基づいてVRAM436の表示領域AまたはBに表示画像を形成するために、表示画像を構成する画像データの情報(VRAM436の座標軸、画像サイズ、VRAM座標(配置座標)など)をVDP434に指示する。VDP434はアトリビュートレジスタに格納された命令に基づいてアトリビュートに従ったパラメータ設定を行う。
ステップS607では、描画指示を行う。この描画指示では、CPU404は、VDP434に画像の描画開始を指示する。VDP434は、CPU404の指示に従ってフレームバッファにおける画像描画を開始する。
ステップS609では、画像の描画終了に基づくVDP434からの生成終了割込み信号が入力されたか否かを判定し、生成終了割込み信号が入力された場合はステップS611に進み、そうでない場合は生成終了割込み信号が入力されるのを待つ。ステップS611では、RAM408の所定の領域に設定され、何シーンの画像を生成したかをカウントするシーン表示カウンタをインクリメント(+1)して処理を終了する。
<第2副制御部500の処理>
次に、図264を用いて、第2副制御部500の処理について説明する。なお、同図(a)は、第2副制御部500のCPU504が実行するメイン処理のフローチャートである。同図(b)は、第2副制御部500のコマンド受信割込処理のフローチャートである。同図(c)は、第2副制御部500のタイマ割込処理のフローチャートである。
まず、同図(a)のステップS701では、各種の初期設定を行う。電源投入が行われると、まずS701で初期化処理が実行される。この初期化処理では、入出力ポートの初期設定や、RAM508内の記憶領域の初期化処理等を行う。
ステップS703では、タイマ変数が10以上か否かを判定し、タイマ変数が10となるまでこの処理を繰り返し、タイマ変数が10以上となったときには、ステップS705の処理に移行する。ステップS705では、タイマ変数に0を代入する。ステップS707では、コマンド処理を行う。第2副制御部500のCPU504は、第1副制御部400のCPU404からコマンドを受信したか否かを判別する。
ステップS709では、演出制御処理を行う。例えば、ステップS707で新たなコマンドがあった場合には、このコマンドに対応する演出データをROM506から読み出す等の処理を行い、演出データの更新が必要な場合には演出データの更新処理を行う。ステップS711では、第1副制御部400からの遊技盤用ランプ532や遊技台枠用ランプ542への命令がある場合には、この命令をシリアル通信制御回路520に出力する。
ステップS713では、可動手段制御処理を行い、その後、ステップS703に戻る。ここでの可動手段制御処理では、第1副制御部400から、各種の可動手段(進退動作を実行可能なチャンスボタン136、前後方向に回動可能な透過部191、上下動可能な八代役物224Fa及び将軍役物224Fb、同じく上下動可能な家紋役物224E)に関する制御コマンドを受信した場合に、当該制御コマンドに対応する各種処理を行い、各種の可動手段136,191,224Fa,224Fb,224Eそれぞれの稼働制御を行う。
次に、同図(b)を用いて、第2副制御部500のコマンド受信割込処理について説明する。このコマンド受信割込処理は、第2副制御部500が、第1副制御部400が出力するストローブ信号を検出した場合に実行する処理である。コマンド受信割込処理のステップS801では、第1副制御部400が出力したコマンドを未処理コマンドとしてRAM508に設けたコマンド記憶領域に記憶する。
次に、同図(c)を用いて、第2副制御部500のCPU504によって実行する第2副制御部タイマ割込処理について説明する。第2副制御部500は、所定の周期(例えば、2msに1回)でタイマ割込を発生するハードウェアタイマを備えており、このタイマ割込を契機として、タイマ割込処理を所定の周期で実行する。
第2副制御部タイマ割込処理のステップS901では、図264(a)に示す第2副制御部メイン処理におけるステップS703において説明したRAM508のタイマ変数記憶領域の値に、1を加算して元のタイマ変数記憶領域に記憶する。従って、ステップS703において、タイマ変数の値が10以上と判定されるのは20ms毎(2ms×10)となる。第2副制御部タイマ割込処理のステップS903では、演出用乱数値の更新処理等を行う。
続いて、図257に示すパチンコ機100における具体的な演出の一例について説明する。
図265は、ボタン演出の一例を段階的に示す図である。この図265では、かっこ書きで記されたアルファベット等の順に、時間が経過していく(以降の図においても、特に断らない限り同じ。)。なお、かっこ書きで記されたアルファベット等と、次にかっこ書きで記されたアルファベット等との時間間隔は、一つの図において、等間隔であってもよいし、異なる間隔であってもよいし、等間隔と異なる間隔が混在していてもよい(以降の図においても同じ。)。
図265では、3つの装飾図柄表示装置208L〜Nのうち、第2装飾図柄表示装置208Mおよび第3装飾図柄表示装置208Nを図示省略し、第1装飾図柄表示装置208Lのみ示している。
図265に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、演出表示領域208dの中央部分に、変動アイコン表示領域208eが設けられており、その変動アイコン表示領域208eの右横には、保留アイコン表示領域208fが設けられている。変動アイコン表示領域208eの外周には、変動アイコン表示領域208eの位置を示す枠状画像が表示されている。この枠状画像は、常時表示されているが、表示条件を満たすとき(例えば、変動アイコン表示領域に変動アイコンが表示されていないとき、あるいは反対に表示されているとき、さらにはリーチ演出が行われていないとき)にのみ表示されるようにしてもよい。なお、変動アイコン表示領域208eと保留アイコン表示領域208fとのうち、いずれか一方の表示領域のみしか設けないようにしてもよい。
保留アイコン表示領域208fには、一又は複数の保留アイコンが表示可能である。図265(a)に示す第1装飾図柄表示装置208Lには、4つの保留アイコンh1〜h4が表示されている。これら4つの保留アイコンh1〜h4はいずれも黒丸の表示であり、点線による白丸の表示は保留アイコンが非表示であることを表す。保留アイコンは、特図の図柄変動表示の開始あるいは特図の当否判定の開始が保留されていることを表すアイコンであり、表示される保留アイコンの数は、基本的には特図変動遊技の保留数と同数である。ただし、保留消化時前後では、保留アイコンの表示個数が、保留数を表さなくなるタイミングがあってもよい。保留アイコンには、特図1の保留アイコンと特図2の保留アイコンがあり、保留アイコン表示領域208fを2分割して、両アイコンごとの表示領域としてもよい。また、保留アイコンは、その表示態様によって当該保留の当否についての先読み予告が可能である。保留アイコンに関連するアニメーションとしては、例えば、保留が増加して新たな保留アイコンが表示される場合に実行される増加アニメーション、先の保留が消化されたことによって当該保留の順位が変動し、保留アイコンが別の表示位置(例えば左隣の位置)に移動する場合に実行される移動アニメーション、先読み結果等に基づいて保留アイコンの表示態様が変化する場合に実行される変化アニメーション、保留が消化されて保留アイコンが消去される場合に実行される消去アニメーション、優先変動機において優先側の特図の保留が増加したときに非優先側の特図の保留アイコンを退避させる場合に実行される退避アニメーション等がある。また、上記のアニメーション以外に、上記アニメーションの実行中以外の期間(例えば、保留の増減や保留アイコンの変化がない期間)に単独で実行されるとともに、上記アニメーションと重複して実行可能な待機アニメーションがある。この待機アニメーションとしては、表示位置を変えずにその場で行われるアニメーション(例えば、一定の尺のアニメーションの繰り返しアニメーション)が一例としてあげられる。なお、保留アイコンの増加、移動、変化、消去、退避、待機の各アニメーションは、複数重複して実行される場合がある。
変動アイコン表示領域208eには、一つの変動アイコンが表示可能である。図265(b)に示す第1装飾図柄表示装置208Lには、星形の変動アイコンcが表示されている。変動アイコンは、保留が消化されて特図変動遊技が開始された後に表示される、当該特図変動遊技に対応するアイコンである。すなわち、保留アイコンが、その保留アイコンに対応した特図変動遊技の開始と同時に変動アイコンになる。より厳密には、始動入賞が最も古い第一の保留アイコンが保留アイコン表示領域208fから変動アイコン表示領域208eに移動する場合、移動中のアイコンを変動アイコンと称したり、変動アイコンが移動すると表現してもよい。あるいは、変動アイコン表示領域208eへの移動が完了した後のアイコンを変動アイコンと称してもよい。この変動アイコンは、保留アイコンとは異なる表示サイズ(保留アイコンよりも大きい表示サイズあるいは小さい表示サイズ)で表示される。これにより、変動アイコンと保留アイコンとの識別が容易になる場合があるが、同じサイズであってもよい。また、変動アイコンは、保留アイコンの表示態様と関連した表示態様からなる場合がある。変動アイコンは、その表示態様によって当該変動の当否についての予告(当該変動予告)が可能であり、基本的には当該変動の当否結果が報知されるタイミングで消去される。したがって、変動アイコンは、保留に関するアイコンと見ることができ、特図変動遊技の当否結果の報知を保留しているという意味では保留アイコンの一種と考えることもできる。なお、消去タイミングは、当該変動の当否結果が報知されるタイミングよりも前のタイミングであってもよいし、同じタイミングであってもよいし、後のタイミングであってもよい。
保留アイコンおよび変動アイコンの双方に関連するアニメーションとしては、保留アイコン表示領域208fに表示されている、始動入賞のタイミングが最も古い保留アイコンを、当該保留が消化されたときに、変動アイコン表示領域208eに変動アイコンとして移動させる移動アニメーションと、保留アイコンの表示態様から変動アイコンの表示態様に変化させる変化アニメーションとがある。これらのアニメーションは、組み合わせて同時期に実行される場合がある。保留アイコンの表示態様と変動アイコンの表示態様が同一である場合には、変化アニメーションの実行を省略することもできる。
変動アイコンに関連するアニメーションとしては、当該特図変動遊技の実行中に実行される待機アニメーションや、当該特図変動遊技が終了して変動アイコンが消去されるときに実行される消去アニメーション、変動アイコンの表示態様を途中で変更する場合に実行される変化アニメーション等がある。これらのアニメーションは、互いに組み合わせて同時期に実行される場合がある。また、変動アイコンの待機アニメーションは、移動アニメーションや変化アニメーションと組み合わせて同時期に実行される場合がある。
なお、以上説明した、保留アイコンにしても変動アイコンにしても、図柄変動表示に関するアイコンに相当する。
また、図265に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、右上に、特図1の第4図柄2081と特図2の第4図柄2082が表示されている。特図1の第4図柄2081は丸形の表示であり、特図2の第4図柄2082は四角形の表示である。いずれの第4図柄2081,2082も、灰色が変動中であることを表し、黒色が大当り図柄の停止表示(確定表示)中であることを表し、白色がハズレ図柄の停止表示(確定表示)中であることを表す。これらの第4図柄2081,2082も装飾図柄の一種である。
さらに、図265には、第1装飾図柄表示装置208Lの他、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、第1特図柄保留ランプ218、および第2特図保留ランプ220が示されている。
加えて、図265には、第1装飾図柄表示装置208Lの右横に、チャンスボタン136も示されている。図265に示すチャンスボタン136は、白色の表示が、チャンスボタン136に内蔵されたチャンスボタンランプ138の白色の点灯状態、あるいは消灯状態を表し、ハッチングを施した表示が、そのチャンスボタンランプ138の赤色の点灯状態を表す。チャンスボタンランプ138が赤色に点灯している状態は、チャンスボタン136の押下を促している状態である。なお、ハッチングを施した表示は、赤色以外の点灯状態であってもよい。また、ここでは「点灯」としたが、「点滅」であってもよい(以下、同じ)。
図265に示す第1装飾図柄表示装置208Lの背景画像は、城下町の背景画像である。背景画像が、城下町の背景画像である場合には、パチンコ機100は、複数種類用意された演出モードのうちの、城下町モードであることになる。すなわち、背景画像と演出モードは対応付けられている。
図265(a)では、第1特図表示装置212も第2特図表示装置214もハズレの停止図柄を表示(確定表示)しており、第1装飾図柄表示装置208Lには、バラケ目である「装飾3」−「装飾4」−「装飾1」が表示されている。また、特図1の第4図柄2081も特図2の第4図柄2082も、白色の停止中表示である。この図265(a)に示す第1特図柄保留ランプ218は4つ点灯しているとともに、第1装飾図柄表示装置208Lには、特図1の保留表示である黒丸の保留アイコンが4つ表示されており、変動アイコン表示領域208eには変動アイコンは表示されていない。
図265(b)では、第1特図表示装置212において特図の図柄変動表示が開始されており、第1装飾図柄表示装置208Lでも装飾図柄の変動表示が開始されている。すなわち、第1装飾図柄表示装置208Lでは、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cそれぞれにおいて、装飾図柄の更新(変動表示)が連続的に行われている。また、図265(b)に示す第1特図柄保留ランプ218は3個のみ点灯し、第1装飾図柄表示装置208Lにおける保留アイコン表示領域208fには、保留アイコンが3つ(保留アイコンh1〜h3)しか表示されておらず、変動アイコン表示領域208eには、星形の変動アイコンcが表示されている。これは、同図(a)に表示されていた4つの保留アイコンh1〜h4のうち、始動入賞のタイミングが最も古い保留アイコンh1が、変動アイコンになって、保留アイコン表示領域208fから変動アイコン表示領域208eに移動した結果である。さらに、丸形の表示である特図1の第4図柄2081は、変動中表示(灰色)に変化している。
図265(c)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、リーチ演出が開始されている。これまで、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、および右図柄表示領域208cそれぞれにおいて行われていた装飾図柄の変動表示は、左隅に縮小表示され、3の数字によるリーチ状態になっている。
この例では、リーチ演出が開始されると、ボタン演出も開始される。ここでのボタン演出は、スーパーリーチへの発展を占う演出になる。また、ボタン演出は、発展するスーパーリーチの種類を占う演出であってもよい。ボタン演出が開始されると、図265(d)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lの中央には、図257に示すチャンスボタン136を模したボタン画像136aと、チャンスボタン136の操作(押下)を促す促進表示としての、矢印の表示136bおよび「押せ」という文字表示と、チャンスボタン136の操作を有効なものとして受付ける期間(操作有効期間)に関する表示としての残期間メータ表示136cとの3つがワンセットになって表示されている。なお、残期間メータ表示136cは、チャンスボタン136の操作を受付ける残期間を表す表示である。また、図265に示すチャンスボタン136はどの段階でも初期位置にある状態であり、同図(d)に示すチャンスボタンランプ138は、赤色に点灯し始め、押下を促している。
この例では、遊技者は、ボタン演出が開始されてからすぐにはチャンスボタン136を操作せず、少し経ってからチャンスボタン136が操作(押下)される(図265(f)参照)。チャンスボタン136が操作されると、それまで赤色に点灯していたチャンスボタン136は、白色への点灯に切り替わったり、あるいは消灯する。
チャンスボタン136が、操作有効期間内に操作されると、第1装飾図柄表示装置208Lには、スーパーリーチへ発展しそうか否かを示唆するカットイン予告が表示される。図265(g)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、“CHANCE”という表示が背景画像にオーバーラップするように割り込んで、その後、同図(h)に示すように、スーパーリーチAに発展している。図265(h)に示す第1装飾図柄表示装置208Lには、スーパーリーチAという文字が表示され、スーパーリーチAの演出が行われていることを示している。この例では、最初から最後まで城下町の背景であり、スーパーリーチAの演出表示も城下町の背景で行われる。また、スーパーリーチAの演出表示が開始されると、保留アイコンh1〜h3は総て消え、視認不能になっている。一方、第4図柄2081,2082、および変動アイコンcや変動アイコン表示領域208eの位置を示す枠状画像は表示され続けている。なお、第4図柄2081,2082や変動アイコンcや枠状画像も消し、視認不能にしてもよい。スーパーリーチAは、大当り確定のスーパーリーチではなく、スーパーリーチAに発展したからといって必ず大当りするとは限らない。また、“CHANCE”というスーパーリーチへ発展しそうなことを期待させる表示がなされた場合であっても、必ずしもスーパーリーチが開始されるわけではなく、スーパーリーチが開始されずにハズレ図柄が停止表示される場合もある。また、図265(g)に示す“CHANCE”という表示は、チャンスボタン136が操作されないと表示されない専用の表示であってもよいし、チャンスボタン136が操作されなくても表示される汎用の表示であってもよい。
一方、チャンスボタン136が操作(押下)される図265(f)から続く他の例を示す図265(g’)では、第1装飾図柄表示装置208Lに“残念”という表示がなされ、その後、同図(h’)に示すように、スーパーリーチには発展せずに、第1装飾図柄表示装置208Lには、「装飾3」−「装飾1」−「装飾3」のハズレの装飾図柄の組合せが停止表示されている。なお、“残念”という表示がなされても、逆転演出によって大当りする場合もある。
なお、チャンスボタン136の操作は、常時受け付けられるが、操作有効期間外の操作は、最終的には無効なものとして扱われ、カットイン予告等の新たな演出が開始されることはない。すなわち、パチンコ機100における操作有効期間内の状態は、チャンスボタン136の操作があった場合に、カットイン予告等の新たな演出の実行が開始される状態(操作有効状態)である。ただし、チャンスボタン136の操作を、常には受け付けておらず、受付期間のみ受け付ける制御を行ってもよい。
図266は、図257に示すパチンコ機100に設けられた操作手段について詳しく説明するための図である。
図257に示すパチンコ機100には、進退動作を実行可能なチャンスボタン136と、前後方向に回動可能な透過部191が設けられている。
図266(a)には、図257に示すパチンコ機100と同じく、チャンスボタン136も、透過部191も、それぞれの初期位置にある様子が示されている。すなわち、チャンスボタン136は突出しておらず、透過部191も、透明板部材118と略平行の状態にある。チャンスボタン136は、初期位置にあっても、操作(押下)可能であり、内蔵されたチャンスボタンランプ138は点灯あるいは点滅可能である。また、チャンスボタン136は、振動する場合があり、初期位置にあっても振動可能である。チャンスボタン136が振動している際にも、チャンスボタンランプ138は点灯あるいは点滅可能であり、スピーカ120からは効果音あるいは演出音が出力可能である。なお、チャンスボタン136は、押し込まれた位置でのみ振動可能なものであってもよい。
図266(b)には、透過部191が、初期位置から、下部に設けられ不図示の駆動軸を中心に回動し、前方に傾斜した様子が示されている。この駆動軸は、パチンコ機100の左右方向に延在した水平軸である。透過部191は、透過部ユニット190に内蔵されたLEDが点灯あるいは点滅しながら前方へ回動し、スピーカ120からは効果音あるいは演出音が出力される。透過部191も、振動する場合があり、初期位置にあっても振動可能である。また、図266(b)に示す前方へ傾斜した状態でも、前後方向あるいは横方向に振動可能である。また、振動の振れ幅が大きな強振動として、透過部191は前後方向に小刻みに回動する場合もある。透過部191が振動している際にも、透過部ユニット190に内蔵されたLEDは点灯あるいは点滅可能であり、スピーカ120からは効果音あるいは演出音が出力可能である。図266(b)に示す透過部191の状態(第二の状態)は、同図(a)に示す初期位置にある状態(第一の状態)に比べて、遊技者に接近しており、遊技者は、この透過部191を手で初期位置に向けて押し込むように操作可能であり、透過部191は操作手段の一例に相当する。透過部191が操作されて押し込まれる際にも、透過部ユニット190に内蔵されたLEDが点灯あるいは点滅し、スピーカ120からは効果音あるいは演出音が出力される。なお、透過部191は、初期位置では振動しないものであってもよい。
図266(c)には、チャンスボタン136が、初期位置から、上方に向かって進出し始めた様子が示されている。チャンスボタン136は、内蔵されたチャンスボタンランプ138が点灯あるいは点滅しながら進出し、スピーカ120からは効果音あるいは演出音が出力される。また、同図(d)には、チャンスボタン136が、最大進出位置まで進出した様子が示されている。チャンスボタン136は、初期位置と最大進出位置との間の一又は複数の位置でも停止可能である。したがって、複数段階に分けて進出可能である。また、初期位置から進出(突出)したチャンスボタン136も振動可能であり、進出(突出)した状態で、横方向あるいは上下方向に振動する。この際にも、チャンスボタンランプ138は点灯あるいは点滅可能であり、スピーカ120からは効果音あるいは演出音が出力可能である。さらに、初期位置から進出(突出)したチャンスボタン136は、初期位置に向けて押し込むように操作可能である。チャンスボタン136が操作されて押し込まれる際にも、チャンスボタンランプ138が点灯あるいは点滅し、スピーカ120からは効果音あるいは演出音が出力される。また、チャンスボタン136は、進出した状態で軽く押さえられるだけで、自動で初期位置に向けて後退していくものであってもよい。
なお、チャンスボタン136の振動や透過部191の振動は、ある設定状態に限って発現する機能であってもよい。例えば、遊技者による演出カスタマイズ機能による設定や、遊技店員側のスイッチの設定により、発現する機能であってもよい。すなわち、設定状態によっては、全く振動しない場合があってもよいし、一部しか振動しない場合があってもよい。
図267は、図257に示すパチンコ機100における操作手段を絡めた演出を説明するための図である。
ここでは、操作手段として、図266を用いて説明した、チャンスボタン136を操作手段Aとし、透過部191を操作手段Bとして説明する。ここでの操作手段Aと操作手段Bを比較すると、操作手段Bは、操作手段Aよりも大きな操作手段(操作面が大きな操作手段)であり、操作手段Aは初期位置でも操作可能だが、操作手段Bは初期位置では操作不能であるといった違いがあるが、操作手段Bと操作手段Aは逆であってもよいし、両者は、同じ大きさの操作手段であってもよいし、初期位置でともに操作可能な操作手段であってもよいし、ともに操作不能な操作手段であってもよい。なお、ここで列挙した操作手段についての複数種類の例のうちのいずれか一種類の例のみを適用してもよいし、複数種類の例を適用してもよいし、全種類を適用してもよい。
また、以降の説明で透過部191として説明している操作手段は、チャンスボタン136とは別に設けられた第二のチャンスボタン等の他の操作手段に置き換えることができる。
図267(a)に示すように、操作手段B(透過部191)を操作することを絡めた演出の方が、操作手段A(チャンスボタン136)を操作することを絡めた演出よりも、大当りの期待度は高い。また、機能Aについては両方備わっているが、機能Bについては操作手段Aにしか備わっていない。機能Aの例として、動作位置で振動するといった機能や、光るといった機能があげられる。機能Bの例として、回転するといった機能や、初期位置でも振動するといった機能があげられる。図267(a)に示すように、操作手段Bの方が、操作手段Aよりも、機能数では劣っている。
ただし、図267(b)に示すように、両者は機能数が同じであってもよい。すなわち、機能Bについては操作手段Aにしか備わっていなかったが、操作手段Bには機能Cが備わっていてもよい。機能Cの例としては、強振動が行えるといった機能があげられる。
なお、操作手段Aと操作手段Bでは、機能数は同じであってもよい。
図267(c)は、操作手段Aの演出データの一部を示す図である。ここでは、第1装飾図柄表示装置208Lにおける表示データが「液晶」、八代役物224Faおよび将軍役物224Fbや家紋役物224Eにおける動作データが「可動手段」、スピーカ120からの音声出力データが「サウンド」、枠ランプ122や、LEDや、各種内蔵ランプの発光データが「LED」、操作手段Aの振動データが「バイブ」として表示されている。図中の「・・・」は、データの省略を表す。演出No.1における「バイブ」のデータは「E0」であり、この「E0」は振動しないことを表している。演出No.2における「バイブ」のデータは「E1」であり、この「E1」は操作手段A(チャンスボタン136)の操作前に操作手段Aを振動させることを表している。演出No.2における「液晶」、「可動手段」、「サウンド」、「LED」の各演出データは、操作手段Aの操作後の演出データになり、操作前に振動している操作手段Aが操作されると、これらの各演出データに従って、操作後の演出が開始される。演出No.3における「バイブ」のデータは「E2」であり、この「E2」は操作手段A(チャンスボタン136)の操作後に操作手段Aを振動させることを表している。演出No.3における「液晶」、「可動手段」、「サウンド」、「LED」の各演出データは、操作手段Aの操作後の演出データになる。演出No.2のデータおよび演出No.3のデータは、操作手段B(透過部191)が操作された場合にも呼び出されることがある。操作手段Bの操作後の演出データとして「液晶」、「可動手段」、「サウンド」、「LED」の各演出データが使用できる場合があるからである。この場合には、操作手段Bが操作された後、演出No.2のデータあるいは演出No.3のデータにおける「液晶」、「可動手段」、「サウンド」、「LED」の各演出データに従った演出が開始され、「E1」あるいは「E2」のデータに従って操作手段Aが振動する。すなわち、演出No.2のデータは、操作手段Aの操作前に操作手段Aを振動させるデータ(E1)を含み、「液晶」等のその他のデータは、操作手段Aの操作後のデータになるが、操作手段Bの操作で、演出No.2のデータを読み出す場合には、「バイブ」のデータについても、「液晶」等のその他のデータに合わせて、操作手段Bの操作後に実行される。また、演出No.2のデータと演出No.3のデータとでは、少なくとも「液晶」のデータが「A1」と「A2」というように異なっており、操作手段Bが操作された後に、「A1」の「液晶」のデータを使用する場合には、演出No.3のデータではなく、演出No.2のデータを読み出す必要がある。
なお、操作手段Bに関する演出データも、操作手段Aが操作された場合に呼び出されることがあり、操作手段Aが操作された後、操作手段Bに関する演出データにおける「液晶」、「可動手段」、「サウンド」、「LED」の各演出データに従った演出が開始され、「バイブ」のデータに従って操作手段Bが振動する。ただし、操作手段Bに関する演出データは、操作手段Aが操作された場合であっても呼び出されなくてもよい。
図268は、操作手段Aを絡めた演出と操作手段Bを絡めた演出に関する実行タイミングを表すフローチャートである。図268に示すフローチャートでは、図の左から右に向かって時間が経過していく。図268(a)〜同図(c)に示すフロチャートでは、上から順に、操作手段B(透過部191)の操作に応じて開始される「操作手段B関連演出」、操作手段Bが操作されると操作手段B関連演出が開始されることになる「操作手段B操作有効状態」、操作手段Bが操作されたことを表す「操作手段B操作」、操作手段A(チャンスボタン136)の操作に応じて開始される「操作手段A関連演出」、操作手段Aが操作されると操作手段A関連演出が開始されることになる「操作手段A操作有効状態」、操作手段Aが操作されたことを表す「操作手段A操作」が示されている。「操作手段B関連演出」には、操作手段B自体が振動する演出も含まれるし、演出表示や効果音出力やLED発光等も含まれる。また、「操作手段A関連演出」には、操作手段A自体が振動する演出も含まれるし、演出表示や効果音出力やLED発光等も含まれる。ただし「操作手段A関連演出」は、操作手段A自体が振動することのみを示していてもよい。なお、「操作手段B操作有効状態」中には、操作手段Bを操作することを促す報知が行われる場合と、行われない場合があり、「操作手段A操作有効状態」中にも、操作手段Aを操作することを促す報知(操作促進報知)が行われる場合と、行われない場合がある。これらの報知が行われれば遊技者は操作有効状態であることを知ることができるが、行われない場合には、各操作手段は、いわゆる裏ボタンになる。
図268(a)に示す例では、操作手段B操作有効状態中に、操作手段Bが操作されなかったが、操作手段B操作有効状態の終了と同時に操作手段B関連演出が開始されている。このように、「操作手段B関連演出」は、操作手段Bが操作されなくても開始される場合がある。なお、「操作手段B関連演出」は、操作手段Bが操作されなくても必ず開始される演出であってもよい。また、操作手段Bの操作の有無で、「操作手段B関連演出」の内容を異ならせてもよい。一方、操作手段Aに関しては、「操作手段A操作有効状態」を経ずに、また操作手段Aも操作されずに、操作手段B関連演出の開始と同時に操作手段A関連演出が開始されている。このように、「操作手段A関連演出」も、操作手段Aが操作されなくても開始される場合がある。なお、「操作手段A関連演出」も、操作手段Aが操作されなくても必ず開始される演出であってもよい。また、操作手段Aの操作の有無で、「操作手段A関連演出」の内容を異ならせてもよい。この例では、操作手段B関連演出の実行期間と操作手段A関連演出の実行期間は同じであり、例えば、操作手段B(透過部191)の振動と、操作手段A(チャンスボタン136)の振動が同時に開始され、同時に終了する。
図268(b)に示す例では、操作手段B操作有効状態中に、操作手段Bが操作され、操作手段Bが操作されると、操作手段B操作有効状態から操作手段B関連演出の実行に切り替わる。一方、操作手段Aに関しては、ここでも、「操作手段A操作有効状態」を経ずに、また操作手段Aも操作されずに、操作手段B関連演出の開始と同時に操作手段A関連演出が開始されている。この例でも、操作手段B関連演出の実行期間と操作手段A関連演出の実行期間は同じであり、例えば、操作手段B(透過部191)の振動と、操作手段A(チャンスボタン136)の振動が同時に開始され、同時に終了する。
図268(c)に示す例でも、操作手段B操作有効状態中に、操作手段Bが操作され、操作手段Bが操作されると、操作手段B操作有効状態から操作手段B関連演出の実行に切り替わる。一方、操作手段Aに関しては、ここでも、「操作手段A操作有効状態」を経ずに、また操作手段Aも操作されずに、操作手段B関連演出の開始と同時に操作手段A関連演出が開始されている。図268(c)に示す例では、操作手段B関連演出の実行期間の方が、操作手段A関連演出の実行期間よりも長く、例えば、操作手段B(透過部191)の振動と、操作手段A(チャンスボタン136)の振動が同時に開始されるが、操作手段Aの振動が先に終了し、操作手段Aの振動が終了した後に、操作手段Bの振動が終了する。
なお、開始時期は一緒であって、操作手段A関連演出の実行期間の方が、操作手段B関連演出の実行期間よりも長くてもよい。あるいは、開始時期が異なり、操作手段B関連演出が先に開始し、その後、操作手段A関連演出が開始し、操作手段A関連演出が先に終了し、その後、操作手段B関連演出が終了してもよい。また、反対に、操作手段A関連演出が先に開始し、その後、操作手段B関連演出が開始し、操作手段B関連演出が先に終了し、その後、操作手段A関連演出が終了してもよい。また、終了時期が同じであってもよく、操作手段B関連演出が先に開始し、その後、操作手段A関連演出が開始し、操作手段B関連演出と操作手段A関連演出が揃って終了してもよいし、その反対に、操作手段A関連演出が先に開始し、その後、操作手段B関連演出が開始し、操作手段A関連演出と操作手段B関連演出が揃って終了してもよい。
また、図268(a)を用いて説明したように操作手段Bを操作しなくても操作手段B関連演出が実行される場合に、例えば、その操作手段B関連演出が、操作手段B操作有効状態の開始から第一の時間が経過するまで実行される態様であれば、操作手段Bを早い段階で操作すればするほど、操作手段B関連演出の実行時間が長くなるように構成することができるようになる。
図269は、操作手段を絡めた演出に関する実行タイミングを表すフローチャートである。図269(a)〜同図(c)それぞれにおける矢印は、操作手段Aの振動期間を表す。
図269(a)に示す例は、装飾図柄の変動表示中における例であり操作手段B(透過部191)の操作促進報知が行われている状態で、操作手段Bが操作されると、操作手段A(チャンスボタン136)の振動が開始されるとともに、第1装飾図柄表示装置208L等では、ジャッジ演出が開始される。ここでのジャッジ演出は、大当りについてのジャッジ演出であり、操作手段A(チャンスボタン136)の操作を用いない予告演出である。また、ここでのジャッジ演出は、操作手段A(チャンスボタン136)に関する予告演出ではない。ジャッジ演出の結果が表示されると、ジャッジ演出は終了になり、第1装飾図柄表示装置208Lでは、装飾図柄の変動表示として、3つの装飾図柄の揺れ表示が開始される。操作手段Aの振動は、この揺れ表示の実行期間の途中まで継続される。やがて、揺れ表示が終了し、3つの装飾図柄の組合せが確定表示される。
ここで、図269(a)の下方タイミングチャートに示すように、操作手段Bの操作タイミングが遅れると、全体の装飾図柄の変動時間は既に決まっている関係から、3つの装飾図柄の揺れ表示の実行期間が短縮され、操作手段Aの振動は、短縮された揺れ表示の実行期間の終了少し前まで継続されることになる。
図269(a)に示すように、確定表示といった、遊技者の利益に関する結果の報知の前に、操作手段Aの振動といった演出を終了させ、遊技者が、利益に関する結果の報知に集中できるようにしている。
図269(b)に示す例は、大当り遊技中における例であり操作手段B(透過部191)の操作促進報知が行われている状態で、操作手段Bが操作されると、操作手段A(チャンスボタン136)の振動が開始されるとともに、第1装飾図柄表示装置208L等では、ジャッジ演出が開始される。ここでのジャッジ演出におけるジャッジは、確変状態に移行するか否かに結びつくジャッジである。ジャッジ演出の結果が表示されると、ジャッジ演出は終了になり、第1装飾図柄表示装置208Lでは、次のラウンドで特定入賞口(例えば、V入賞口)を狙うことが報知される。操作手段Aの振動は、この報知の実行期間の途中まで継続される。やがて、次のラウンドが開始され、特定入賞口(例えば、V入賞口)を狙うことが再度報知される。
ここで、図269(b)の下方タイミングチャートに示すように、操作手段Bの操作タイミングが遅れると、1ラウンドの最大許容時間は既に決まっている関係から、次のラウンドで特定入賞口を狙うことを報知する実行期間が短縮され、操作手段Aの振動は、短縮されたその報知の実行期間の終了少し前まで継続されることになる。
以上説明したように、大当り遊技中であっても、操作手段を絡めた演出は実行される。また、特定入賞口を狙うべきラウンドは限定されており、そのラウンドに特定入賞口に入賞させることができると、大当り遊技終了後に確変状態に移行する。このため、特定入賞口を狙うべきラウンドは遊技者の利益につながる重要なラウンドであり、遊技者の利益につながるラウンドの開始前に、操作手段Aの振動といった演出を終了させ、遊技者が、特定入賞口を狙うことに集中できるようにしている。
また、図269(a)に示す例や同図(b)に示す例は、操作手段Bの操作タイミングが変わっても、操作手段Aの振動期間は変わらずに一定である例になる。
図269(c)に示す例は、装飾図柄の変動表示中における擬似連演出の例であり、操作手段B(透過部191)の操作促進報知が行われている状態で、操作手段Bが操作されると、操作手段A(チャンスボタン136)の振動が開始されるとともに、第1装飾図柄表示装置208L等では、擬似連図柄の停止表示が開始される。操作手段Aの振動は、この擬似連図柄の停止表示が終了するまで継続され、擬似連図柄の停止表示が終了すると同時に操作手段Aの振動も終了する。そして、次の擬似変動表示が開始され、擬似連回数はn回目になり、このn回目の擬似変動表示でも操作手段Bの操作促進報知が行われる。
ここで、図269(c)の下方タイミングチャートに示すように、操作手段Bの操作タイミングが遅れた場合には、操作手段Bの操作で開始された擬似連図柄の停止表示の期間が短縮され、操作手段Aの振動は、短縮された擬似連図柄の停止表示の終了と同時に終了することになる。
この図269(c)に示す例は、操作手段Bの操作タイミングが変わると、操作手段Aの振動期間も変わってしまう例になる。
以上説明したことを含めてまとめると、操作手段Aは、第一の演出の一例に相当するジャッジ演出が少なくとも実行されている期間において振動可能である。また、操作手段Aは、第一の演出の一例に相当するジャッジ演出が実行されている期間の少なくとも一部において振動可能であってもよい。例えば、ジャッジ演出の終了と同時に振動も終了してもよいし、ジャッジ演出が終了しても振動を継続してもよいし、ジャッジ演出が終了する前に振動を終了してもよい。また、操作手段Aが振動する振動期間は、一定であってもよいし、操作手段Bの操作の有無や操作タイミングに応じて異なるものであってもよい。
図269(d)に示す上方の例は、最終ジャッジ演出が、操作手段Aの操作に応じて開始される例である。最終ジャッジ演出とは、装飾図柄の変動表示中に、その変動表示において大当りとなるか否かに関するジャッジであったり、リーチ演出(強SPリーチなど、最終段階のリーチ演出)における結末を示すジャッジであったりする。この上方の例では、
操作手段Aが振動している期間が操作手段Aの操作を有効として取り扱う期間であり、操作手段Aが操作された時点で、振動は終了し、最終ジャッジ演出が開始される。したがって、操作手段Aの操作が遅れれば、操作手段Aの振動開始タイミングと最終ジャッジ演出の開始タイミングとの間の期間L1は長くなり、操作手段Aが振動している期間が長くなる。また、操作手段Aが操作されなかった場合でも、最終ジャッジ演出は開始される。この場合には、上記期間L1は、最長になり、また一定の期間長である。
一方、図269(d)に示す下方の例は、操作手段Bの操作に応じて最終ジャッジ演出が開始されるとともに、操作手段Aの振動も開始される。したがって、操作手段Aの振動開始タイミングと最終ジャッジ演出の開始タイミングは同時になり、両者の間の期間長はゼロになる。ただし、操作手段Aが振動している期間は一定期間確保することができる。ここでの最終ジャッジ演出も、操作手段A(チャンスボタン136)の操作を用いない予告演出であり、操作手段A(チャンスボタン136)に関する予告演出でもない。
なお、操作手段Bの操作に応じて最終ジャッジ演出が開始される一方で、操作手段Aの振動は、操作手段Bの操作後、操作手段Aを操作することで開始される場合には、上方の例と同じく、操作手段Aの操作が遅れれば、最終ジャッジ演出の開始タイミングと操作手段Aの振動開始タイミングとの間の期間は長くなり、操作手段Aが振動している期間が長くなる。
続いて、第1装飾図柄表示装置208Lよりも前面側に配置された役物等について説明する。
図270(a)は、第1装飾図柄表示装置208Lよりも前面側に配置された可動役物を表した図である。
図270(a)では、左斜め手前が前面側になり、右斜め奥側が背面側になる。図270(a)に示す第1装飾図柄表示装置208Lよりも前面側には、家紋役物224Eが配置されている。
図270(b)は、家紋役物224Eを説明するための図である。
図270(b)の左側の図に示すように、家紋役物224Eは、第1装飾図柄表示装置208Lよりも下方の初期位置に配置されている。この家紋役物224Eは、動作を開始すると、図270(b)の右側の図に示すように、初期位置から第1装飾図柄表示装置208Lよりも前側に上昇してきて、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面に前側(遊技者側)から重なる。この家紋役物224Eは、初期位置にある状態では、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面に前側から重なった状態よりも、遊技者から視認しにくい状態にある。また、家紋役物224Eには、内部にフルカラーLED等の発光手段が内蔵されており、演出内容に応じて様々な発光態様で発光することができる。図270(b)に示す家紋役物224Eの発光態様は、第1態様(デフォルトの態様)である。
図270(a)に示す家紋役物224Eよりもさらに前面側には、図259にも示した八代役物224Faと将軍役物224Fbとが配置されている。これら八代役物224Faと将軍役物224Fbを総称してロゴ役物224Fと称する場合がある。なお、ロゴ役物224Fのさらに前に、透明の導光板ILが配置されている。ただし、導光板ILは、ロゴ役物224Fと家紋役物224Eの間に配置されていてもよいし、家紋役物224Eと第1装飾図柄表示装置208Lの間に配置されていてもよい
図270(c)は、ロゴ役物224Fを説明するための図である。
図270(c)の左側の図に示すように、ロゴ役物224Fは、第1装飾図柄表示装置208Lよりも上方の初期位置に配置されている。すなわち、八代役物224Faと将軍役物224Fbが左右に並んで互いに接した状態で配置されている。このロゴ役物224Fは、動作を開始すると、図270(c)の中央の図に示すように、八代役物224Faと将軍役物224Fbが左右に並んで互いに接した状態のまま、初期位置から第1装飾図柄表示装置208Lよりも前側に下降してきて、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面に前側(遊技者側)から重なる。図270(c)の中央の図に示すロゴ役物224Fの位置を最大動作位置と称する。図270(c)の右側の図に示すように、ロゴ役物224Fは、最大動作位置で、レール部材224Frに沿って分離動作を行うことが可能である。すなわち、左側に配置されていた八代役物224Faが左方向に移動するとともに、右側に配置されていた将軍役物224Fbが右方向に移動する。また、八代役物224Fa及び将軍役物224Fbはいずれも内部にフルカラーLED等の発光手段が内蔵されており、演出内容に応じて様々な発光態様で発光することができる。図270(c)に示すロゴ役物224Fの発光態様も、第1態様(デフォルトの態様)である。
家紋役物224Eの態様(発光態様)、ロゴ役物224Fの態様(表示態様)、あるいはそれ以外の発光機能を持った役物の態様や、発光手段(LED等の図260に示す遊技盤用ランプ532や遊技台枠用ランプ542)の態様(発光態様)や、液晶表示手段における各種アイコンや各種表示(後述する報知領域HZの表示(背景色や文字色))の態様(表示態様)は、第1態様〜第7態様が用意されている。例えば、第1態様は、白色の態様に相当し、第2態様は、白点滅の態様に相当し、第3態様は青色の態様に相当し、第4態様は緑色の態様に相当し、第5態様は赤色の態様に相当し、第6態様は金色の態様に相当し、第7態様は虹色の態様に相当する。第1態様〜第7態様の態様のうち、数字が大きな態様ほど、遊技者にとって有利な態様になる。例えば、数字が大きな態様ほど、大当りの期待度(信頼度)が高いことを表していたり、或る演出が開始されやすいことを表していたりする。態様は、第1態様→第2態様→第3態様→・・・というたように1段ずつ上昇するように変化(昇格)していく場合もあれば、第1態様→第5態様、あるいは第1態様→第7態様といったように複数段一気に上昇するように変化(昇格)する場合もある。第1態様はデフィルトの態様であり、最も出現しやすい態様になる。第2態様以上は、予告の態様である場合がある。例えば、保留アイコンでは、第2態様以上は先読み予告の表示態様になり、変動アイコンでは、第2態様以上は通常予告の表示態様になる。ここで説明したことは、以降の各演出例についても同様であり、例えば、第2態様は白点滅の表示や発光になり、第5態様は赤色の表示発光になる。
また、ここで説明した家紋役物224Eや、ロゴ役物224Fは演出可動手段の一例であって、以下に説明する演出例においては、家紋役物224Eに代えて第2装飾図柄表示装置208Mが動作してもよいし、ロゴ役物224Fに代えて第3装飾図柄表示装置208Nが動作してもよい。あるいは、家紋役物224Eに代えて、他の可動表示手段(例えば、第4表示手段208M’)や演出可動手段(例えば、第1大盤振舞役物224Ga〜第4大盤振舞役物224Gd)が動作してもよいし、ロゴ役物224Fに代えて、他の可動表示手段(例えば、POVディスプレイ224I)や演出可動手段(例えば、千両箱役物224)が動作してもよい。
図270(d)は、図259に示す、7セグメントLEDによって構成された、普図表示装置210、第1特図表示装置212、および第2特図表示装置214の変更例を示す図である。図270(d)には、8個のLEDが横一列に並んで配置されたLEDの列が5列用意されている。一番上の列L1は、第1特図表示装置として機能し、上から2番目の列L2は、第2特図表示装置として機能し、上から3番目の列L3は、普図表示装置として機能する。それぞれの列L1,L2,L3において、停止図柄態様は、8個のLEDの点灯、消灯、あるいは点滅のパターンを組み合わせて表示される。また、上から4番目の列L4は、大当り遊技におけるラウンド数を表示するラウンド表示装置として機能し、一番下の列L5は、右打ちか否か等の状態表示を行う列である。これらのLEDの列L1〜L5は、一の装置で構成されている。また、これらのLEDの列L1〜L5の、点灯、消灯、点滅は、主制御部300が制御している。
図270(e)は、図272〜図309における( )書きの各図において示す第1装飾図柄表示装置208L等の構成要素を拡大して示した図であり、ここで予め各構成要素について説明をしておく。図272〜図309における( )書きの各図においても符号を付すが、符号を付していない構成要素については、この図270(e)で付した符号を準用する。
ここでは、3つの装飾図柄表示装置208L〜Nのうち、第2装飾図柄表示装置208Mおよび第3装飾図柄表示装置208Nを図示省略し、第1装飾図柄表示装置208Lのみ示している。
この第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の下部にユーザーインタフェイス(UI)部UI3が配置されており、このUI部UI3には、その中央に変動アイコンh0が台座に載置された態様で表示されており、変動アイコンh0の左側には、4つの台座が配置された保留アイコン表示領域が形成されている。この保留アイコン表示領域では、各台座の上に保留アイコンが一つずつ表示される。図270(e)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、特図1の図柄変動表示が2つ保留されており、保留アイコン表示領域には、第1保留アイコンh11と第2保留アイコンh12が表示されている。なお、変動アイコンh0及び第1保留アイコンh11と第2保留アイコンh12は、いずれも第1表示態様(デフォルトの表示態様)となっている。また、変動アイコンh0の右側には、説明表示部としてのチュートリアル表示部TT1が配置されており、遊技や演出に関する様々な情報が表示(チュートリアル表示)が行われ、その内容は適宜のタイミングで更新される。図270(e)に示されるチュートリアル表示部TT1には、何も表示されていないが、チュートリアル表示部TT1は、説明表示に限らず、予告表示やデモ演出表示が行われる場合がある。また、図270(e)に示す第1装飾図柄表示装置208Lには、晴れた空の背景が表示されており、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cそれぞれで、装飾図柄の高速変動表示が行われている。
また、第1装飾図柄表示装置208Lの下には、左側から、スピーカ120、図270(b)を用いて説明した家紋役物224E、図270(c)を用いて説明したロゴ役物224Fが示されている。図270(e)では、家紋役物224Eの発光態様も、ロゴ役物224Fの発光態様も、第1態様(デフォルトの態様)である。家紋役物224Eもロゴ役物224Fも移動動作可能であるが、ここでは、移動動作を表現することはできず、発光動作を表現する。すなわち、家紋役物224Eやロゴ役物224Fの位置については、家紋役物224E自身あるいはロゴ役物224F自身を改めて図示することで説明する。
さらに、第1装飾図柄表示装置208Lの右横には、上から、図257に示す操作キーユニット181(OKボタン181b及び十字キー181a)、チャンスボタン136、および第2チャンスボタン137といった各種の操作手段が示されている。第2チャンスボタン137は、透過部191であってもよいし、不図示の操作レバーであってもよい。図270(e)では、チャンスボタン136の発光態様も、第2チャンスボタン137の発光態様も、第1態様(デフォルトの態様)である。なお、第2チャンスボタン137など、一部の操作手段を備えない構成であってもよい。
また、各種の操作手段の下方には、第4図柄表示装置284a1,284a2の様子が示されており、特図1に対応する特図1第4図柄表示装置284a1は、四角形であり、特図1の変動表示中では白色に点灯し、特図1の停止表示中では、ハズレの点灯態様(ここでは灰色の点灯態様)又は大当りの点灯態様(ここでは黒色の点灯態様)で点灯する。この図270(e)では、特図1が図柄変動表示中であり、四角形の特図1第4図柄表示装置284a1が白色に点灯している。なお、第4図柄表示装置284a1,284a2は、液晶表示装置とは別に設けられたLED等であってもよいし、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面内に設けられていてもよいし、第2装飾図柄表示装置208Mの表示画面内に設けられていてもよいし、第3装飾図柄表示装置208Nの表示画面内に設けられていてもよい。
また、第1装飾図柄表示装置208Lの右上隅には、報知領域HZが表示されている。図272〜図309を用いて説明する各演出は、この報知領域HZを用いた演出になる。詳しくは後述するが、報知領域HZには、チャンスボタン136の操作に応じて、特図の大当りに関する情報が表示されたり、様々な予告表示が表示される。
図271は、報知領域HZを用いた演出における前提条件等をまとめた図である。
図271(a)は、報知領域HZに表示される様々な予告表示をまとめた表であり、同図(b)は、各表示の期待度をまとめた表である。なお、図271における期待度は、各種の期待度のうちの一部の期待度を抜粋したものであり、期待度を表すアルファベットは、期待度が高い方から記載すると、「S」、「A」、「B」、「C」、「D」の順になる。「S」は100%であり、「A」は100%未満であるが、「A」は「S」であってもよい。すなわち、100%であってもよい。もっとも期待度が低い「D」は、0%であってもよいし、0%よりは高くてもよい。
報知領域HZに「クエスチョンマーク」が表示された状態は、この後、どのような演出が行われるのか、さらには何らかの演出が行われるのか自体も秘密にされている状態である。すなわち、図271(b)に示すように、ノーマルリーチが開始される期待度は、低く、スーパーリーチが開始される期待度や大当りの期待度は、かなり低いか0%である。
一方、報知領域HZに「継続」が表示された状態は、現在行われている図柄変動表示で、擬似連図柄が停止(仮停止)することが確定したことを報知する状態である。すなわち、擬似連演出が必ず開始されることを予告する状態である。なお、擬似連演出が必ず開始ではなく、開始される場合があることを予告する状態であってもよい。また、「継続?」が表示された状態が、擬似連演出が開始される場合があることを予告する状態であり、「継続」が表示された状態が、擬似連演出が必ず開始されることを予告する状態であるように構成してもよい。
報知領域HZに「Chance」が表示された状態は、「クエスチョンマーク」が表示された状態よりも、期待度が高いことを報知する状態である。なお、「Chance」が表示された場合には、或る演出がランクアップする場合があってもよい。図271(b)に示すように、ノーマルリーチが開始される期待度は高めである。しかしながら、スーパーリーチまで発展する期待度は低めである。また、大当りの期待度も低めである。
報知領域HZに「SP」が表示された状態は、現在行われている図柄変動表示で、スーパーリーチ演出に発展する可能性が高いことを報知する状態である。すなわち、図271(b)に示すように、ノーマルリーチが開始される期待度は非常に高く、スーパーリーチまで発展する期待度も非常に高い。また、大当りの期待度は高めである。なお、スーパーリーチまで発展する期待度は「S」であってもよい。また、「スーパーリーチ演出に発展する可能性が高い」というのは、或る種類のスーパーリーチ演出についてのことであってもよい。具体的には、バトル系のスーパーリーチ演出であったり、ストーリー系のスーパーリーチ演出であったりしてもよい。また、特定のスーパーリーチ演出についてのことであってもよい。
報知領域HZに「大盤振舞」が表示された状態は、現在行われている図柄変動表示で、最終的に大当り図柄が確定表示されることが確定したことを報知する状態である。すなわち、大当り確定であることを予告する状態である。すなわち、図271(b)に示すように、ノーマルリーチが開始される期待度は非常に高く、スーパーリーチまで発展する期待度も非常に高い。そして、大当りの期待度は100%である。したがって、スーパーリーチを経由せず大当りになることもあるし、ノーマルリーチさえも経由せず大当りになることもある。ただし、ノーマルリーチが開始される期待度も、スーパーリーチまで発展する期待度も「S」であってもよい。なお、大当り確定とはいっても、例えば、1/65536の確率でハズレる場合があってもよい。また、報知領域HZに「継続」が表示された状態は、少なくとも「クエスチョンマーク」が表示された状態よりも大当りの期待度が高くなるように構成されてもよい。
また、これまでに説明してきたように、大当りの当否判定は主制御部300が行うことであり(図262(b)に示すステップS213)、大当りの当選確率も予め定められており、確変状態、非確変状態といった制御状態(遊技状態)の状態変更がなされない限り、大当りの当選確率は変更されることはない。報知領域HZを用いた演出は、副制御部側400,500が行うものであるが、報知領域HZに「大盤振舞」が表示されたから大当りになるのではなく、主制御部300が行う当否判定の結果が大当りであった結果、報知領域HZに「大盤振舞」が演出として表示されるにすぎない。
以上説明したように、報知領域HZに表示される予告表示として、「クエスチョンマーク」よりも「Chance」の方が大当りの期待度が高く、「Chance」よりも「SP」の方が大当りの期待度が高く、「SP」よりも「大盤振舞」の方が大当りの期待度が高い。以下の説明では、「クエスチョンマーク」、「Chance」、「SP」、「大盤振舞」を用いて説明するが、「クエスチョンマーク」は予告表示1、「Chance」は予告表示2、「SP」は予告表示3、「大盤振舞」は予告表示4に読み替えることができ、予告表示の後の数字の大きさは、大当りの期待度の高さを表していることになる。
図271(c)は、報知領域HZに各種の報知内容が表示されるタイミングをまとめた表である。
「タイミング1」は、擬似連演出の最終再変動(最大回数の再変動)開始前の或るタイミングになる。このタイミング1では、いずれの報知内容も報知領域HZに表示される可能性がある。
「タイミング2」は、擬似連演出の最終再変動(最大回数の再変動)が開始された後の或るタイミングになる。このタイミング2では、現在行われている装飾図柄の変動表示で、擬似連演出による再変動はもう開始されることはないため、報知領域HZに「継続」が表示されることはなくなる。
「タイミング3」は、スーパーリーチ演出の開始された後の或るタイミングになる。このタイミング3では、現在行われている装飾図柄の変動表示で、スーパーリーチ演出が開始されており、擬似連演出も開始されることはないため、報知領域HZに、「継続」と「SP」が表示されることはなくなる。
「タイミング4」は、装飾図柄の変動表示において、ハズレの装飾図柄の組み合わせの揺れ表示(揺れ変動)が開始された後の或るタイミングになる。このタイミングでは、復活演出から大当りする可能性が残っていることから、報知領域HZに、「クエスチョンマーク」と「大盤振舞」が表示される可能性はある。
以上説明したように、報知領域HZには、一回の図柄変動表示が進んでいくにつれて、、言い換えれば、演出が進んでいくにつれて、表示される報知内容が限定されてきてしまう。報知領域HZには、チャンスボタン136の操作に応じて、報知内容が表示される場合があるため、チャンスボタン136を早目に操作した方が、報知領域HZで予告情報を得ることができる場合がある。報知領域HZに報知内容が表示されると、擬似連演出の開始やスーパーリーチ演出への発展に期待がもてたり、大当りに期待が持てる場合があるため、遊技の興趣が向上する場合があり、結果的に、チャンスボタン136の操作促進につながる場合がある。
ここで、図271(d)を用いてリーチ演出について説明しておく。図271における「変動時間」を表すアルファベットは、時間が長い方から記載すると、「A」、「B」、「C」、「D」の順になる。すなわち、特図の図柄変動表示には、複数種類の変動時間が用意されており、これら複数種類の変動時間の中で、最も長い変動時間が「A」になり、「D」は、例えば10秒以下の複数種類の時間のグループを表す。したがって、この「D」には、最も短い変動時間も含まれている。図271における「出現率」を表すアルファベットは、出現率が高い方から記載すると、「A」、「B」、「C」、「D」の順になる。
図271(d)では、リーチ演出が行われない場合を一番上に示している。「リーチ1」は、ノーマルリーチの種類であり、具体的には“探索リーチ”になる。なお、ここでは、ノーマルリーチの種類は一種類しか示していないが、複数種類ある。「SP1」は、スーパーリーチ1の略であり、具体的には“おっかけリーチ”になる。「SP2」は、スーパーリーチ2の略であり、具体的には“剣豪リーチ”になる。スーパーリーチ1と、スーパーリーチ2とでは、スーパーリーチ2の方が、出現率は低く、変動時間は長く、大当り期待度は高い。
また、図271(e)を用いて説明したロゴ役物224Fの発光態様についても説明する。このロゴ役物224Fは、リーチ中に限って、チャンスボタン136が操作されると、発光態様が変化する場合がある。ただし、チャンスボタン136を操作することを促す表示は行われず、チャンスボタン136は裏ボタンとして機能する。ロゴ役物224Fは、デフォルトの第1態様から、リーチ中に限って、チャンスボタン136が2回操作されると、二段昇格して第3態様になり、さらに、リーチ中にチャンスボタン136が1回操作されると、一段昇格して第4態様になり、リーチ中にチャンスボタン136がもう1回操作されると、また一段昇格して第5態様になる。なお、チャンスボタン136が2回操作されると、二段昇格して第3態様になる代わりに、一段昇格して第2態様になり、もう一回操作されると第3態様になり、さらにもう一回操作されると第4態様になってもよい。また、操作回数については、この限り(「2回、1回、1回」)ではなく、様々なパターン(「1回、1回、1回」や「1回、2回、3回、4回」等)の中から抽選結果に基づいて一のパターンが選択されるようにしてもよい。また、リーチ中以外ではチャンスボタン136が操作されたことによって態様が変化することはない。ただし、リーチ中以外でも、擬似連演出中や、チャンスボタン有効期間中に限って、チャンスボタン136が操作されると、ロゴ役物224Fの態様が変化するようにしてもよい。あるいは、リーチ中の中でも、特定の状態に限って、ロゴ役物224Fの態様が変化するようにしてもよい。さらには、ロゴ役物224Fは、チャンスボタン136が操作されずに演出にしたがって態様が変化することもある。この後に説明する例では、ノーマルリーチ中におけるスーパーリーチへの発展煽り演出の実行中に限って、チャンスボタン136の操作に応じてロゴ役物224Fの態様が変化する場合がある。また、ロゴ役物224Fの発光態様は予告として機能している。ロゴ役物224Fが第3態様に変化した程度では、現在行われている装飾図柄の変動表示でスーパーリーチへ発展する期待度は低めであり、スーパーリーチ1に発展する期待度もスーパーリーチ2に発展する期待度も低めである。また、現在行われている装飾図柄の変動表示で大当りする期待度も低めである。一方、ロゴ役物224Fが第5態様にまでなると、現在行われている装飾図柄の変動表示でスーパーリーチへ発展する期待度は非常に高く、スーパーリーチ1に発展する期待度もスーパーリーチ2に発展する期待度も非常に高くなる。また、現在行われている装飾図柄の変動表示で大当りする期待度も非常に高くなる。
図271(f)は、擬似連演出が開始される以外の様々な演出パターンをまとめた表である。
この表の「ロゴ発光」の欄は、リーチ中に操作されることで発光可能なロゴ役物224Fの最終ステップの発光態様を表している。
例えば、No.01は、報知領域HZに「クエスチョンマーク」が表示されたが、リーチ演出は開始されず、したがって、ロゴ役物224Fの発光態様も変化せず、最終的に、ハズレの装飾図柄の組み合わせが確定表示される例である。
一方、No.14は、報知領域HZに「大盤振舞」が表示され、リーチ中にチャンスボタン136が4回操作されて、ロゴ役物224Fが第5態様まで昇格し、スーパーリーチ2の剣豪リーチに発展した後、最終的に、大当りの装飾図柄の組み合わせが確定表示される例である。
この演出パターンはあくまで一例であるが、裏ボタン演出で発光するロゴ役物224Fの態様によって、スーパーリーチ1への発展の有無や、大当り期待度がある程度把握できるような構成となっている。図271(f)にまとめられた演出パターンでは、ロゴ役物224Fの第4態様(緑発光)でスーパーリーチ1への発展に期待を持てるようになっている反面、スーパーリーチ2に発展しないようになっている。また、ロゴ役物224Fの第5態様(赤発光)はスーパーリーチへの発展が確定であり、スーパーリーチ2への発展も期待できるようになっている。
続いて、報知領域HZを用いた演出について詳細に説明する前に、代表例について大まかな説明を行う。なお、ここで説明した事項は、特に断らない限り、以降の例においても同じであり、重複した説明は省略することがある。
図272は、報知領域HZを用いた演出の代表例を大まかに示した図である。
なお、図272〜図309の図の中には、一図の中に複数の例が示されている図がるが、異なる例では、( )書きの符号の種類が違う。また、各例の最後となる図には下向きの矢印を付していない。また、各例は、他の例の或る場面からの続きであったり、他の例の他の或る場面に続く例であったりするが、その旨は各例に記載しておく。
図272(A1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、変動アイコンh0が第2態様で表示されており、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cそれぞれで、装飾図柄の高速変動が行われている。この第1装飾図柄表示装置208Lの右上の報知領域HZには、数字の「2」が表示されている。報知領域HZには、図271(a)に示す報知内容の表示の他、数字が表示される場合がある。数字が表示されている報知領域HZの背景はデフォルトの態様(第1態様である白色)である。なお、報知領域HZの背景は、上述の第1態様〜第7態様のいずれかの態様をとる。また、報知領域HZに表示される文字や数字の態様(色)は、黒であったり、上述の第1態様〜第7態様のいずれかの態様であってもよい。報知領域HZに表示された数字は、チャンスボタン136を1回操作すると「1」減少する。すなわち、図272(A1)では、チャンスボタン136を1回操作し、同図(A2)では、報知領域HZの数字が「1」になっている。なお、報知領域HZは、チャンスボタン136の操作に応じて、全体が揺れ表示(揺れ変動)する。ここでの揺れ表示は、応答表示の一種と見ることができる。図272(A2)では、チャンスボタン136をさらに1回操作し、同図(A3)では、報知領域HZに、「大盤振舞」が表示されている。すなわち、数字の表示から予告表示に切り替わっている。このように、報知領域HZでは、数字の表示が「0」になることはなく、「0」になるタイミングで予告表示に切り替わる場合がある。なお、数字の表示が「0」になる場合があってもよい。図272(A3)に示すように、「大盤振舞」が表示された報知領域HZの背景は第7態様(虹色)に変化している。また、報知領域HZに「大盤振舞」の表示が表示されるのと同時に、大当り確定予告演出が開始される。ここでの大当り確定予告演出は、ロゴ役物224Fが初期位置において、報知領域HZの背景の態様と同じ態様(第7態様の虹色)で発光する演出である。報知領域HZに「大盤振舞」が表示される場合に限って、ロゴ役物224Fは第7態様(虹色)に変化し、チャンスボタン136の操作では、第7態様(虹色)に変化しない。なお、チャンスボタン136の操作では第7態様(虹色)に変化しないが、他の演出ではロゴ役物224Fが第7態様(虹色)に変化する場合があってもよい。また、大当り確定予告演出として、ロゴ役物224Fが第7態様に変化する演出の他、例えば、ロゴ役物224Fが移動する演出、ロゴ役物224F以外の演出可動手段(例えば、家紋役物224E等)が態様を変化させる(例えば、第7態様に変化させる)演出、ロゴ役物224F以外の演出可動手段(例えば、家紋役物224E等)が動作する演出、スピーカ120から大当り確定予告音が出力される演出、各種ランプのLEDが態様を変化させる(例えば、第7態様に変化させる)演出等を列挙することができる。すなわち、大当り確定予告演出としては、上記列挙したもの総てであってもよい。一方、上記列挙したものの中でも適用されないものがあってもよい。また、第七態様は、大当り確定予告に限って使用される態様であってもよく、大当り確定予告以外には使用されないる態様であってもよい。さらに、大当り確定予告演出は、報知領域HZに「大盤振舞」が表示される前に開始されてもよいし、「大盤振舞」が表示された後に開始されてもよい。
以下の説明では、報知領域HZに数が表示されていたのが消えて、報知領域HZに予告表示が行われたり、および/または、報知領域HZに数が表示されていたのが消えて、他の演出手段によって演出が行われることを、報知領域発展演出と称する。
以上説明した代表例では、ボタン操作に関する数の表示がなされている状態で数と同じ回数のボタン操作を行った後に、或る報知がなされ、その後に大当りとなる例であった。或る報知が行われた図柄変動の結果は、大当りとなるように構成されていることから、或る報知はいわゆる大当り確定報知ということができる。なお、後述するように他の報知がなされる場合があり、その場合には大当りにならない場合がある。また、大当り確定報知(演出)は、或る液晶表示、或る音の出力、或る発光手段の発光の全てを含むものであってもよいしいずれか一つのみであってもよいし、2つの組み合わせであってもよい。また、例えば或る音の出力のみが大当り確定報知で、他の或る液晶表示や或る発光手段の発光は、大当り確定報知に付随して行われる報知(演出)であってもよい。
また、報知領域HZに表示された数字は、チャンスボタン136を1回操作すると2以上の数が減少する場合があってもよい。例えば、或る状態では「5」ずつ減少したり、また異なる状態では「10」ずつ減少する場合があってもよい。さらに、チャンスボタン136が操作されても減少しない場合があったり、反対に増加する場合があってもよい。
続いて、別の例について説明する。図272(B1)は、同図(A1)と同じであり、報知領域HZには、数字の「2」が表示され、チャンスボタン136が1回操作されている。図272(B2)では、報知領域HZの数字が「1」になるのではなく、予告表示に切り替わっている。すなわち、チャンスボタン136の1回操作後の図272(B2)では、報知領域HZには「SP」が表示されている。このように、報知領域HZではの数字の表示が「2」以上の表示であっても、予告表示に切り替わる場合がある。なお、「SP」が表示された報知領域HZの背景は第1態様のままである。また、ロゴ役物224Fも第1態様のままである。続く、図272(B3)の第1装飾図柄表示装置208Lでは、ボタン演出が開始されており、それまでデフォルトの第1態様であったチャンスボタン136が第5態様に変化し、第1装飾図柄表示装置208Lでは、中図柄表示領域208bに、チャンスボタン136を模したボタン画像136aと、チャンスボタン136の操作(押下)を促す促進表示としての、矢印の表示136bおよび「押せ」という文字表示と、チャンスボタン136の操作を有効なものとして受付ける期間(操作有効期間)に関する表示としての残期間メータ表示136cとの3つがワンセットになって表示されている。ボタン画像136aも第5態様で表示されている。なお、これら3つの画像136a,136b,136cは、チャンスボタン136の操作を促す画像であるが、こられ3つの画像がワンセットであることは必ずしも必要ではなく、いずれか一つの画像又は二つの画像であっても、チャンスボタン136の操作を促す画像である。また、これら3つの画像136a,136b,136cは、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面の中央領域に示されているが、他の領域に示されてもよい。これら3つの画像136a,136b,136cが表示される領域は、報知領域HZよりも広い領域であるが、反対に、狭い領域であってもよいし、同じ大きさの領域であってもよい。また、報知領域HZは、これら3つの画像136a,136b,136cが表示される領域の一部であってもよいし、反対に、これら3つの画像136a,136b,136cが表示される領域が、報知領域HZの一部であってもよい。図272(B3)では、このボタン演出に応じて、チャンスボタン136が1回操作され、続く同図(B4)に示す第1装飾図柄表示装置208Lには、爺の会話画像CI2が表示されている。すなわち、会話予告(セリフ予告)が開始されている。この会話予告でも「剣豪を見かけましたぞ」という台詞がデフォルトの態様(第1態様)の下地に表示されており、剣豪リーチに発展することが予告されている。すなわち、この会話予告は、大当りに関係する予告ではあるが、直接的には、この後に実行される演出(発展するスーパーリーチ)を特定した予告に相当する。やがて、図272(B7)に示すように、剣豪リーチが開始されている。この例では、先に、報知領域HZに「SP」が表示され、スーパーリーチに発展することが予告されている。しかしながら、発展するスーパーリーチの種類(おっかけリーチか剣豪リーチか)は不明である。一方、後から開始された会話予告では、発展するスーパーリーチの種類まで予告されている。また、報知領域HZにおける予告表示にしても、会話予告にしても、チャンスボタン136の操作によって開始されている点が共通する。
なお、左下に表示されている「カラクリボタン準備中」については後述する。
以上説明した代表例では、ボタン操作に関する数の表示がなされている状態で数よりも少ない回数のボタン操作を行った後に、或る報知とは別の報知がなされ、その後に他のボタン演出が発生し、ボタン演出の結果が或る演出(スーパーリーチ演出発生)を予告する演出であり、その後に或る演出(スーパーリーチ演出)が行われる。上記別の報知として、「SP」の表示を含む報知が行われた図柄変動において必ずスーパーリーチに発展するように構成されている。この例によれば、報知領域発展演出によって、他のボタン演出よりも先にスーパーリーチへの発展を知ることができ、他のボタン演出で操作する手間が省ける場合がある。特に他のボタン演出がボタン連打演出の場合の労力削減となる。また、報知領域発展演出と、他のボタン演出では事前に知る情報の範囲が異なるように構成しており、あえて見送り、知らせないようにすることもできる。例えば、報知領域発展演出の一つである、報知領域HZにおける「SP」の予告表示は、スーパーリーチ1あるいはスーパーリーチ2であり、他のボタン演出における「剣豪を見かけましたぞ」は、スーパーリーチ2への発展を予告するものである。
報知領域HZにおける報知が発展するスーパーリーチの種類まで特定可能な報知とし、会話予告における報知が発展するスーパーリーチの種類までは特定できない報知としてもよい。また、報知領域HZにおける報知が発展するスーパーリーチの種類まで特定可能な報知とし、会話予告における報知も発展するスーパーリーチの種類までは特定可能な報知としてもよい。あるいは、報知領域HZにおける報知が発展するスーパーリーチの種類までは特定できない報知とし、会話予告における報知も発展するスーパーリーチの種類までは特定できない報知としてもよい。
次に、図272(C1)を用いて別の例について説明する。図272(C1)に示す報知領域HZには、数字の「2」が表示されているが、この例では、チャンスボタン136が操作されていない。図272(C2)では、報知領域HZの数字が「2」のままであり、第1装飾図柄表示装置208Lでは、ボタン演出が開始されている。すなわち、報知領域HZにおける予告表示よりも先に、ボタン演出が開始されている。図272(C3)では、チャンスボタン136が1回操作され、続く同図(C4)に示す第1装飾図柄表示装置208Lには、会話予告である爺の会話画像CI2が表示されている。この会話予告では「殿の気配が・・・」という台詞が第3態様(青色)の下地に表示されており、現在行われている図柄変動表示で大当りするかもしれないことが予告されている。ここでの会話予告は、第3態様(青色)の下地であることから弱予告であり、また、図272(B5)に示した「剣豪を見かけましたぞ」という会話予告とは種類が異なる。すなわち、「殿の気配が・・・」という会話予告は、この後に実行される演出を特定した予告ではない。また、それまで数字の「2」の表示であった報知領域HZでは、「大盤振舞」が表示されている。すなわち、数字の表示から予告表示に切り替わっている。なお、ここでも、「大盤振舞」が表示された報知領域HZの背景は第7態様(虹色)に変化し、報知領域HZは揺れ表示している。また、ロゴ役物224Fも第7態様(虹色)に変化している。この例は、チャンスボタン136の1回の操作で、複数の予告が開始された例になる。なお、会話予告が開始されるタイミングと、報知領域HZに「大盤振舞」(予告表示)が表示開始されるタイミングは、同じであってもよいし、会話予告の方が先であってもよいし、報知領域HZの予告表示の方が先であってもよい。この例では、会話予告も、報知領域HZの予告表示も、大当り期待度に関する予告であるが、報知領域HZの予告表示の方が期待度が高い。このことは、会話予告の下地の態様(第3態様)と、報知領域HZの背景の態様(第7態様)からいっても明らかである。
以上説明した代表例は、一のボタン操作で、大当り確定報知(演出)と、他のボタン演出においてボタンが操作された後に行われる演出が両方開始された例になる。他のボタン演出では、ボタンが操作された後に弱パターンの演出(第3態様を利用した演出)が行われている。すなわち、この例では、弱パターンのボタン演出と、報知領域発展演出における強パターンの演出(例えば、大当り確定報知)が重なっている。この弱パターンの演出と大当り確定報知(演出)が重なる場合があることで、該弱パターンの演出でも大当りする場合がある。ということを認識させて、以後、弱パターン演出が発生した場合にも大当りへの期待を持たせることができる。といった効果を奏する。また、弱パターンの演出(例えば、第4態様以下の態様を利用した演出、あるいは第3態様以下の態様を利用した演出)は、強パターン(例えば、第5態様以上の態様を利用した演出)の演出に比べて、相対的に出現頻度が高かったり、大当り期待度が低かったりする。
次いで、別の例について説明する。図272(D1)に示す報知領域HZには、数字の「2」が表示されているが、この例でもは、チャンスボタン136が操作されていない。図272(D2)では、チャンスボタン136が第5態様に変化するとともに振動を開始し、第1装飾図柄表示装置208Lでは、ボタン演出が開始されている。ここでのボタン演出では、図272(B3)等に示すボタン画像136aよりも大きなボタン画像136a’が表示されている。図272(D3)では、振動するチャンスボタン136が1回操作され、続く同図(D4)に示す第1装飾図柄表示装置208Lには、会話予告である爺の会話画像CI2が表示されている。この会話予告では「熱いですぞ」という台詞が第5態様(赤色)の下地に表示されており、現在行われている図柄変動表示で大当りする可能性が高いことを予告した強予告である。すなわち、図272(C4)に示した「殿の気配が・・・」という会話予告に比べて、ここでの「熱いですぞ」という会話予告は、大当りの期待度が高い。また、ボタン演出の結果として、ロゴ役物224Fも、台詞の下地の態様と同じ態様である第5態様(赤色)に変化している。また、それまで数字の「2」の表示であった報知領域HZでは、「SP」が表示されている。この例では、報知領域HZの予告表示よりも、会話予告の方が、決定的な予告(遊技者にとって有利な予告)である。しかも、報知領域HZにおける第1態様の背景の予告表示よりも、第5態様の下地の会話予告の方が、態様が上であるため、期待度も高い。なお、報知領域HZの予告表示は「SP」よりも期待度が低い「Chance」や「クエスチョンマーク」であってもよい。
このように、報知領域HZにおける予告表示と、報知領域HZ以外における予告演出とでは、同じ演出を予告したり、ともに大当り期待度に関する予告を行う場合もあれば、互いに異なることを予告する場合もある。また、同じ演出を予告したり、ともに大当り期待度に関する予告を行う場合であっても、報知領域HZにおける予告表示と、報知領域HZ以外における予告演出とで、期待度が同じ場合もあるが、異なる場合もある。例えば、報知領域HZにおける予告表示の方が期待度が高い場合があってもよい。あるいは反対に、報知領域HZ以外における予告演出の方が期待度が高い場合があってもよい。
また、この例では、図272(D4)に示す爺の会話画像CI2による会話予告は、大当りに関する予告であったが、大当りに関する予告であるとともにスーパーリーチへの発展の予告であってもよい。この場合、ロゴ役物224Fが第5態様(赤色)に変化すると、スーパーリーチへの発展が確定してもよい。ただし、図272(B5)に示した「剣豪を見かけましたぞ」という会話予告とは種類が異なり、スーパーリーチ1に発展するのかスーパーリーチ2に発展するのかを特定した予告ではない。
以上説明した代表例では、報知領域発展演出における弱パターンの演出(「chance」の表示)と、他の演出(ボタン演出)による強パターンの演出が重なっている。他のボタン演出が強パターンの演出のため、操作受付状態時にボタンが振動している。その状態においてボタン操作を行い、報知領域発展演出における或る演出(大当り確定以外の演出)が行われる。ここでは、スーパーリーチ演出が行われる。遊技者は、大当り確定報知の発生を願いながら、チャンスボタン136を操作するが、操作によってボタンが振動していることに気付いて他のボタン演出に気付かせたり、大当り確定ではないものの振動する強パターン演出なので、上記或る演出(大当り確定以外の演出)に期待を持たせて楽しませることができる。また、チャンスボタン136が振動していることで純粋に臨場感のある演出になったりする。
続いて、別の例について説明する。図272(E1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、剣豪リーチが行われた後の装飾図柄の組み合わせの揺れ表示が行われている。すなわち、ここでは、剣豪リーチの背景画面に、ハズレの装飾図柄の組み合わせ(「装飾6」−「装飾7」−「装飾6」)が揺れ表示している。なお、報知領域HZには「SP」が表示されている。図272(E2)では、ワイプ演出が実行され、無模様同一色の背景画面にバイクに乗った殿様のキャラクタが表示されている。このワイプ演出では、ハズレの装飾図柄の組み合わせ(「装飾6」−「装飾7」−「装飾6」)は消えている。一方で、報知領域HZおよび第5図柄pd5は表示されており、右下には機種タイトルも表示されている。図272(E2)では、ワイプアウトし、背景が通常背景に戻っている。すなわち、ワイプ演出が終了すると、背景が切り替わり、晴れた空の背景に戻っている。またこの例では、復活演出は開始されず、ハズレの装飾図柄の組み合わせ(「装飾6」−「装飾7」−「装飾6」)の揺れ表示が再表示されている。
なお、ワイプ演出としては、図223(A2)〜同図(A6)に示す演出であったり、同図(B2)に示す演出であったり、図225(B1)〜同図(B6)に示す演出であったり、同図(C1)〜同図(C3)に示す演出であってもよい。
以上説明した代表例では、相対的に大当り期待度の高いリーチ演出(スーパーリーチ演出)でハズレを示唆する表示が行われた後に行われる切替え表示(ワイプ演出)の後に、揺れ表示が行われる構成において、ワイプ演出における表示や、揺れ表示で、報知領域発展演出における或る報知(ここでは、報知領域HZにおける「SP」の予告表示)が行われている。なお、上記或る報知(報知領域HZにおける「SP」の予告表示)は、ワイプ演出における表示と揺れ表示のうち、ワイプ演出における表示のみで行われてもよいし、揺れ表示のみで行われてもよい。
次に、図272(F1)を用いて別の例について説明する。図272(F1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、剣豪リーチ(スーパーリーチ2)演出が行われており、同図(F2)では、最終ジャッジ演出が開始され、第5態様の大きなボタン画像136a’と操作促進表示が表示されている。この最終ジャッジ演出が開始されると、報知領域HZ全部が非表示になる。すなわち、今まで表示されていた「SP」が消えている。なお、報知領域HZを画定する枠表示は残って、予告表示のみが非表示になってもよい。図272(F2)では、第5態様のチャンスボタン136が1回操作され、続く同図(F3)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、殿様のキャラクタが倒れて背景画面に、ハズレの装飾図柄の組み合わせ(「装飾6」−「装飾7」−「装飾6」)が揺れ表示している画面に切り替わっている。ここでも、図272(F4)に示すようにワイプ演出が開始されるが、報知領域HZは消えたままである。やがて、ワイプアウトし、図272(F5)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、復活演出は開始されておらず、晴れた空の背景に、ハズレの装飾図柄の組み合わせ(「装飾6」−「装飾7」−「装飾6」)が再表示されている。ここで、最終ジャッジ演出はあくまで演出であり、当否判定の結果(大当りか否かの結果)は、主制御部300が変動開始時に行う当否判定(抽選)で既に決まっていることであるが、最終ジャッジ演出は、当否ジャッジ演出といわれたり、当否決定時演出と言われたりする。また、チャンスボタン136の操作を契機にする最終ジャッジ演出(操作を伴う最終ジャッジ演出)は、当否ジャッジボタン演出といわれたり、当否決定時ボタン演出といわれたりもする。
以上説明した代表例では、最終ジャッジ演出(大当りジャッジ演出)の開始前に、報知領域発展演出における或る報知(ここでは、報知領域HZにおける「SP」の予告表示)が終了している。上記或る報知は、現在行われている図柄変動表示では、再表示されることはない。なお、上記或る報知は、終了ではなく、一時的に非表示になっているだけで、後に再表示される場合があってもよい。
以上、いくつかの代表例について説明したが、以降の全ての図面は、ここで説明した代表例の概念に係るものである。また、代表図の概念に係るもの同士は互いに一部又は全部を適宜組み合わせ可能である。また、以上説明した代表例は、説明の便宜上、説明に係る部分をピックアップして示した例であり、他の例における或る表示と同時に行われる場合があったり、行われなかったりするものも含む。
図273は、報知領域HZに数が表示されている状態で、チャンスボタン136が操作されたりされなかったりする複数の例を示す図である。
図273(A1)は、晴れた空の背景(通常背景)に、ハズレの装飾図柄の組み合わせ(「装飾3」−「装飾4」−「装飾1」)が確定表示されている。右上の報知領域HZでは、報知領域HZを画定する枠表示は残っているが、第1態様の背景に何も表示されていない。3つ表示された保留アイコンh11〜h13のうち第1保留アイコンh11のみが第2態様であり、残りの保留アイコンh12,h13はいずれもデフォルトの態様(第1態様)である。
図273(A2)では、特図1の図柄変動表示が開始され、同図(A2)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、保留アイコンの移動アニメーションの表示が開始されている。すなわち、第2態様の第1保留アイコンh11が、変動アイコンが表示される台座に向かって移動しているとともに、これまで第2保留アイコンh12であった保留アイコンは、第1保留アイコンの表示位置に向かって移動し、これまで第3保留アイコンh13であった保留アイコンは、第2保留アイコンの表示位置に向かって移動している。特図の図柄変動表示が開始されると、報知領域HZには数の表示が開始される。この数の表示は、特図の図柄変動表示の開始と同時であってもよいし、装飾図柄の変動表示の開始と同時であってもよい。なお、厳密には、装飾図柄の変動表示の開始は、特図の図柄変動表示の開始よりも僅かに遅れる場合があるため、装飾図柄の変動表示の開始と同時である場合は、特図の図柄変動表示の開始後になる場合もある。また、装飾図柄の変動表示の開始後であってもよい。図273(A2)に示す報知領域HZには、「5」の数字が表示されている。図273(A3)では、保留アイコンの移動が完了している。したがって、報知領域HZにおける数字の表示は、保留アイコンの移動完了よりも先に表示開始されている。なお、変動アイコンh0になっても、第2態様のままである。
ここで、報知領域HZに表示される数字の初期値は、「5」に限られず、「10」の場合もあったり、「20」の場合もあったり、「1」の場合もあったり、「99」の場合もあったりする。報知領域HZに表示される数字の初期値で最も出現頻度が高いのは「10」である。初期値は、特図の変動時間と1対1の関係はもってはいないものの、変動時間が長い方が、大きな数の初期値になりやすい傾向にある。例えば、相対的に長い変動時間1と、相対的に短い変動時間2では、特図の変動時間が、変動時間1よりも変動時間2の方が、大きな数の初期値になりやすい。また、相対的に変動時間が長い方が、大当りの期待度が高くなるように構成されている。具体的には、当否抽選の結果が大当りの場合には相対的に長い変動時間が選択されるように構成されている。また、初期値が「1」の場合には、大当り確定であったり、初期値が「5」や「10」の場合に比べて、大当りの期待度が高くてもよい。また、初期値が「99」の場合にも、大当り確定であったり、初期値が「5」や「10」の場合に比べて、大当りの期待度が高くてもよい。
報知領域HZに表示される数字の範囲は、99以下1以上であってもよいし、0が表示される場合があってもよい。
また、図271(d)に示す「D」の変動時間のうち最も短い変動時間(例えば、5秒)の特図の図柄変動表示が開始した際、報知領域HZには「99」の数字は表示されない。すなわち、「D」の変動時間のうち最も短い変動時間にわたって表示される図柄変動表示において、報知領域HZにおける数の表示が、「99」を表す表示として開始される場合がないように構成されている。なお、図271(d)に示す「A」の変動時間(例えば、120秒)にわたって表示される図柄変動表示において、報知領域HZにおける数の表示が「99」を表す表示として表示が開始される場合があるように構成されていてもよい。さらに、図271(d)に示す「D」の変動時間のうち最も短い変動時間(例えば、5秒)にわたって表示される図柄変動表示において、報知領域HZにおける数の表示が「5」を表す表示として表示が開始される場合があるように構成されていてもよい。あるいは、図271(d)に示す「D」の変動時間のうち最も短い変動時間(例えば、5秒)にわたって表示される図柄変動表示において、報知領域HZにおける数の表示が開始されないように構成されていてもよい。
図273(A4)では、左図柄表示領域208aにおいて装飾図柄の第1停止が行われている。なお、第1停止とは言っても厳密には揺れ表示されている。ここでは、「装飾6」が揺れ表示されている。図273(A5)では、右図柄表示領域208cにおいて装飾図柄の第2停止が行われ、「装飾5」が揺れ表示されている。この例では、チャンスボタン136が操作されないまま、中図柄表示領域208bにおいて装飾図柄の第3停止が行われている。この結果、図273(A6)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、ハズレの装飾図柄の組み合わせである「装飾6」−「装飾8」−「装飾5」が揺れ表示されている。
図273(A7)では、装飾図柄の組み合わせの揺れ表示が行われている状態で、報知領域HZにおける数の表示(「5」)が消えている。すなわち、装飾図柄の確定表示よりも先に報知領域HZにおける数の表示が消える。なお、ここでは、報知領域HZを画定する枠表示は残っているが、報知領域HZ全体が消えてもよい。また、今まで第2態様で表示されていた変動アイコンh0の消去アニメーションが開始されている。この消去アニメーションでは、変動アイコンh0の表示が徐々に薄くなっていく。なお、報知領域HZにおける数の表示が消えるタイミングと、変動アイコンの消去アニメーションが開始されるタイミングは同じであってもよいし、数の表示が消えるタイミングの方が早くてもよいし、消去アニメーションが開始されるタイミングの方が早くてもよい。図273(A8)でも、消去アニメーションが継続しており、装飾図柄の組み合わせの揺れ表示も続いている。図273(A9)では、消去アニメーションが完了し、変動アイコンh0が完全に消えている。また、装飾図柄の組み合わせが確定表示されている。消去アニメーションの完了タイミングと、装飾図柄の組み合わせの確定表示の表示開始タイミングは、同時であってもよいし、消去アニメーションの完了タイミングの方が早くてもよいし、確定表示の表示開始タイミングの方が早くてもよい。例えば、確定表示時まで変動アイコンh0が表示されていてもよい。
続いて別の例について説明する。図273(A2)から続く同図(B2)では、チャンスボタン136が1回操作され、同図(B3)では、報知領域HZの数字が「4」に減少するとともに、報知領域HZが揺れ表示されている。この図273(B3)でもチャンスボタン136が1回操作され、同図(B4)では、報知領域HZの数字が「3」に減少し、さらにチャンスボタン136の操作が続く。図273(B6)に示す報知領域HZでは、数の表示から「クエスチョンマーク」の表示に変化している。ここでは、報知領域HZの表示が、数字の「3」から「クエスチョンマーク」の表示に変化する場合もあれば、「2」から「クエスチョンマーク」の表示に変化する場合もあれば、「1」から「クエスチョンマーク」の表示に変化する場合もある。図273(B7)では、報知領域HZに「クエスチョンマーク」の表示が表示された状態であり、この後、報知領域HZの表示内容を除いて同図(A3)と同じ状態に戻り、以降は、報知領域HZの表示内容を除いて同図(A4)以降と同じになる。すなわち、図273(A3)に戻った場合には、報知領域HZの表示は、「5」ではなく「クエスチョンマーク」の表示であり、以降、同図(A4)、同図(A5)・・・と続いていく。以下の説明においても「〜を除いて図○○○と同じ状態に戻り、以降は、〜を除いて図×××以降と同じになる。」といった場合は同様である。以上説明した例は、図271(f)に示すNo.01のパターンに相当する。
次にまた別の例について説明する。図273(B3)から続く同図(C2)では、チャンスボタン136が1回操作され、同図(C3)では、報知領域HZの数字が「2」に減少し、さらにチャンスボタン136が一回操作され、同図(C4)では、報知領域HZの数字が「1」に減少する。図273(C4)でも、チャンスボタン136が一回操作され、同図(C5)では、報知領域HZが、数字の「1」の表示から「クエスチョンマーク」の表示に変化し、報知領域HZの表示内容を除いて同図(A3)と同じ状態に戻り、以降は、報知領域HZの表示内容を除いて同図(A4)以降と同じになる。
さらに、別の例について説明する。図273(B3)から続く同図(D2)では、チャンスボタン136が1回操作され、同図(C3)では、報知領域HZが、数字の「3」の表示から「クエスチョンマーク」の表示に変化し、報知領域HZの表示内容を除いて同図(A3)と同じ状態に戻り、以降は、報知領域HZの表示内容を除いて同図(A4)以降と同じになる。
以上、図273を用いて説明した例では、報知領域HZに表示された数字と同じ回数、チャンスボタン136を操作しなくても、予告表示に切り替わる場合があるが、図273を用いて説明した例ではいずれも、期待度が最も低い「クエスチョンマーク」しか表示されていない。
なお、期待度が最も低い予告表示は、報知領域HZに表示された数字と同じ回数、操作手段を操作した場合に限って表示されるようにしてもよい。あるいは、同じ回数操作した場合に限って表示されることを前提に、同じ回数を操作する前に、期待度が最も低い予告表示が表示された場合は、逆にプレミア扱いとして、大当り確定にしてもよい。また、期待度が最も低い予告表示が出現する操作回数は、他の予告表示が出現する操作回数より多くなるようにしてもよい。これは、初期値を大きくしてもよいし、他の予告表示は「1」になる前に表示されるのに対して、期待度が最も低い予告表示は、「1」になる前には表示されないようにしてもよい。また、初期値が第一の数(例えば、2以上の数(「5」))であった場合の方が、初期値が、第一の数より多きな数(例えば、98以下の数(「20」))であった場合よりも、期待度が最も低い予告表示が表示されすくしてもよい。また、期待度が最も低い予告表示は、表示される頻度が最も高い予告表示に置き換えてもよい。また、期待度が最も低い予告表示は、表示される頻度が最も高い予告表示であってもよい。
図274は、ノーマルリーチである探索リーチが行われる例を示す図である。
図274(A1)から同図(A4)までは、図273(A1)から同図(A4)までと同じであり、図274(A5)では、チャンスボタン136が操作されないまま、リーチ状態が成立している。やがて、図274(A7)に示すように、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、および右図柄表示領域208cにおける装飾図柄は消え、第5図柄pd5に切り替わり、探索リーチ演出が開始される。探索リーチ演出が開始されると、第1装飾図柄表示装置208Lの背景表示が、探索リーチの背景表示に切り替わる。図274(A8)では、殿様のキャラクタが登場し、敵を発見すればスーパーリーチ演出に発展することが表示されている。この例では、リーチ中もチャンスボタン136は操作されず、報知領域HZには「5」の数字が表示されたままである。図274(A10)では、敵を発見することができず、スーパーリーチ演出への発展は失敗に終わり、同図(A11)に示す第1装飾図柄表示装置208Lには、ハズレの装飾図柄の組み合わせである「装飾6」−「装飾7」−「装飾6」が揺れ表示されている。揺れ表示が開始されても、報知領域HZの数字の表示は消えない。この例では、最後まで、チャンスボタン136は操作されず、図274(A14)では、ハズレの装飾図柄の組み合わせの確定表示が行われている。報知領域HZの数字の表示は、確定表示が行われる前には消えている。なお、報知領域HZの数字の表示は、揺れ表示が開始される前に消えてもよいし、揺れ表示の開始と同時に消えてもよいし、確定表示と同時に消えてもよいし、確定表示が開始された後に消えてもよい。
続いて別の例について説明する。図274(A3)から続く同図(B2)では、チャンスボタン136が一回操作され、同図(B3)では、報知領域HZの数字が「4」に減少するとともに、報知領域HZが揺れ表示されている。この図274(B3)でもチャンスボタン136が1回操作され、同図(B4)では、報知領域HZの数字が「3」に減少し、さらにチャンスボタン136の操作が続く。図274(B6)に示す報知領域HZでは、数の表示から「クエスチョンマーク」の表示に変化している。ここでも、報知領域HZの表示は、数字の「3」から「クエスチョンマーク」の表示に変化する場合もあれば、「2」から「クエスチョンマーク」の表示に変化する場合もあれば、「1」から「クエスチョンマーク」の表示に変化する場合もある。やがて、図274(A4)〜同図(A10)に示す例と同じように、リーチ状態が成立し、探索リーチ演出が開始されるが、スーパーリーチ演出への発展は失敗に終わる。この間、報知領域HZでは、「クエスチョンマーク」の表示が表示されたままである。なお、チャンスボタン136の操作も行われていない。
図275は、図274から続く例等を示す図である。
図274(B14)から続く図275(B15)に示す第1装飾図柄表示装置208Lには、ハズレの装飾図柄の組み合わせである「装飾6」−「装飾7」−「装飾6」が揺れ表示されている。揺れ表示が開始されても、報知領域HZの予告表示は消えない。この例でも、最後まで、チャンスボタン136は操作されず、図275(B18)では、ハズレの装飾図柄の組み合わせの確定表示が行われている。報知領域HZの予告表示は、確定表示が行われる前には消えている。なお、報知領域HZの予告表示は、揺れ表示が開始される前に消えてもよいし、揺れ表示の開始と同時に消えてもよいし、確定表示と同時に消えてもよいし、確定表示が開始された後に消えてもよい。以上説明した例は、特図の図柄変動表示が開始された後、早い段階で、チャンスボタン136の操作を行った例であるが、期待度が最も低い予告表示(「クエスチョンマーク」の表示)しか表示されなかった例である。
続いて3つの例について説明する。これら3つの例はいずれも、図271(f)に示すNo.02のパターンに相当する例である。
まず最初の例では、図274(B12)から続く、探索リーチ演出中の図275(A2)において、チャンスボタン136が一回操作され、同図(A3)では、チャンスボタン136が続けてもう一回操作される。すると、図275(A4)に示すように、これまで第1態様(デフォルトの態様)であったロゴ役物224Fが第3態様に変化する。探索リーチ演出中、チャンスボタン136の操作を促す報知は行われておらず、裏ボタン演出に相当するが、リーチ中にチャンスボタン136を2回操作したことで、ロゴ役物224Fの態様が2段階昇格している。2段階昇格とは、保留アイコンの表示態様における第1態様から第3態様に相当するという点で2段階昇格といえるが、ロゴ役物224Fの態様における大当り期待度を表す態様に保留アイコンの表示態様における第2態様に相当するものが用意されていない場合には、2段階昇格ではなく単に昇格ということができる。本例及び/又は他の例においては、2段階昇格であってもよいし、単に昇格であってもよい。チャンスボタン136はこの後も連打されるが(図275(A5)参照)、ロゴ役物224Fの態様は、これ以上は変化せず、図275(A6)に示すように第3態様のままである。やがて、ロゴ役物224Fの態様を除いて図274(B13)と同じ状態に戻り、以降は、同図(B14)以降と同じになる。この最初の例では、図柄変動表示が開始された早い段階でもチャンスボタン136を操作し、リーチ中にもチャンスボタン136を操作した例になる。
続いて2番目の例について説明する。2番目の例では、図274(A8)から続く、探索リーチ演出中の図275(C2)において、チャンスボタン136が一回操作され、同図(C3)では、報知領域HZの数字が「4」に減少するとともに、報知領域HZが揺れ表示されている。この図275(C3)でもチャンスボタン136が1回操作され、同図(C4)では、報知領域HZの数字が「3」に減少する。また、チャンスボタン136が、リーチ中に2回操作されたことから、ロゴ役物224Fの態様も2段階昇格している。チャンスボタン136はこの後も操作されるが(図275(C5)参照)、ロゴ役物224Fの態様は、これ以上は変化せず、第3態様のままである。一方、図275(C6)に示す報知領域HZでは、数の表示から「クエスチョンマーク」の表示に変化している。ここでも、報知領域HZの表示は、数字の「3」から「クエスチョンマーク」の表示に変化する場合もあれば、「2」から「クエスチョンマーク」の表示に変化する場合もあれば、「1」から「クエスチョンマーク」の表示に変化する場合もある。やがて、ロゴ役物224Fの態様を除いて図274(B13)と同じ状態に戻り、以降は、同図(B14)以降と同じになる。この2番目の例では、リーチ中になるまで、すなわち図柄変動表示が開始された早い段階ではチャンスボタン136を操作せず、リーチ中になってから、チャンスボタン136を操作した例になる。
最後に3番目の例について説明する。この3番目の例は、リーチ前にチャンスボタン136が3回操作され、報知領域HZの表示が数字の「2」になった状態で、リーチ状態に発展した例である。リーチ状態になってからは、図275(D2)のタイミングで初めてチャンスボタン136が操作され、同図(D3)では、報知領域HZの数字が「1」に減少するとともに、報知領域HZが揺れ表示されている。この図275(D3)でもチャンスボタン136が1回操作され、同図(D4)では、報知領域HZの表示が、数字の「1」から「クエスチョンマーク」の表示に変化している。また、チャンスボタン136が、リーチ中に2回操作されたことから、ロゴ役物224Fの態様も2段階昇格している。チャンスボタン136はこの後も操作されるが(図275(D5)参照)、ロゴ役物224Fの態様は、これ以上は変化せず、図275(D6)に示すように第3態様のままである。やがて、ロゴ役物224Fの態様を除いて図274(B13)と同じ状態に戻り、以降は、図274(B14)以降と同じになる。この3番目の例では、図柄変動表示が開始された早い段階でチャンスボタン136を操作したものの、報知領域HZの表示が予告表示に切り替わるまで操作せず、リーチ中になってから、チャンスボタン136を再度操作して、報知領域HZの表示が予告表示に切り替わっている。報知領域HZの表示が予告表示に切り替わるタイミングと、ロゴ役物224Fの態様が昇格するタイミングは同じであるが、報知領域HZの表示が切り替わるタイミングの方が早くてもよく、ロゴ役物224Fの態様が変化するタイミングの方が早くてもよい。
以上、図275を用いて説明した3つの例をまとめると、最初の例では、報知領域発展演出の開始が先で、ロゴ役物224Fの態様変化が後であり、2番目の例では、ロゴ役物224Fの態様変化が先で、報知領域発展演出の開始が後であり、3番目の例では、報知領域発展演出の開始と、ロゴ役物224Fの態様変化が同タイミングである。以降の演出の説明では、これら3つの例と同様に、演出の流れの違いが生じる場合もあるが、ここでの説明を流用することにして説明を省略する場合がある。
図276は、スーパーリーチ1(おっかっけリーチ)に発展した例を示す図である。
図276(A1)から同図(A9)までは、報知領域HZに表示された数字が「5」ではなく「10」である点を除けば、図274(A1)から同図(A9)までと同じであり、チャンスボタン136が操作されないまま、探索リーチ演出が行われている。遊技者は報知領域HZに表示された数字が「10」であることで、「5」である場合よりも大当り期待度が高いこと、変動時間が長いこと、その両方であることが分かり、この図柄変動表示に注目するようになる。また、操作手段の操作の準備をするなど操作意欲が向上する。
図276(A10)に示す第1装飾図柄表示装置208Lには、殿様の敵のうちの一人である悪商人が発見された様子が表示されており、続く同図(A11)では、スーパーリーチ演出の導入演出が開始され、第1装飾図柄表示装置208Lの背景画面がエフェクト画面に切り替わり、報知領域HZの表示が消えている。なお、第5図柄pd5は表示されたままである。図276(A12)では、導入演出の続きとして、それまで初期位置にあった家紋役物224Eが、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面に前側から重なる位置まで上昇してくる。また、第1装飾図柄表示装置208Lの前側に位置した家紋役物224Eは、第5態様に発光している。なお、初期位置にあり動作を開始していないロゴ役物224Fは、デフォルトの態様(第1態様)のままである。ここで、ロゴ役物224Fも第5態様に発光してもよいが、ロゴ役物224Fは動作はせず、初期位置で発光するのみである。
なお、家紋役物224Eが動作する場合よりも、ロゴ役物224Fが動作した場合の方が、最終的に大当り図柄が確定表示されやすく、家紋役物224Eによる役物演出は、弱パターンに相当する。言い換えれば、弱パターンは動作する役物が一つ(例えば、家紋役物224E)であるのに対して、強パターンは動作する役物が複数(八代役物224Faと将軍役物224Fの2つ、あるいは家紋役物224Eと八代役物224Faと将軍役物224Fの3つ)である。
図276(A13)では、導入演出が終了し、スーパーリーチ1であるおっかっけリーチ演出が開始されている。おっかけリーチ演出が開始されると、第1装飾図柄表示装置208Lの背景表示が、おっかけリーチの背景表示に切り替わる。また、スーパーリーチ演出が開始されると、報知領域HZは再表示され、図276(A13)に示す報知領域HZには、依然として数字の「10」が表示されている。この例では、スーパーリーチ演出中もチャンスボタン136が操作されない。なお、スーパーリーチ1であるおっかっけリーチ演出では、最終ジャッジ演出が行われることはない。
図276(A17)に示す第1装飾図柄表示装置208Lには、ハズレの装飾図柄の組み合わせである「装飾6」−「装飾7」−「装飾6」が揺れ表示されている。揺れ表示が開始されても、報知領域HZは消えず、また数字の表示も表示されて続けている。図276(A18)では、図272(E2)を用いて説明したワイプ演出が開始されている。ワイプ演出中も、報知領域HZは消えず、また数字の表示も表示されて続けている。図276(A19)では、バイクに乗った殿様のキャラクタのアニメーションが表示され、同図(A20)では、ワイプアウトする。この図276(A20)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、復活演出は開始されておらず、通常の背景に、ハズレの装飾図柄の組み合わせ(「装飾6」−「装飾7」−「装飾6」)が再表示され、これらの組み合わせが揺れ表示されている。ワイプアウトしたタイミングでも、報知領域HZは消えず、また数字の表示も表示されて続けているが、やがて、揺れ表示中に数字の表示は消える。この例では、最後まで、チャンスボタン136は操作されず、図276(A23)では、ハズレの装飾図柄の組み合わせの確定表示が行われている。
以上説明した例では、装飾図柄の組み合わせの揺れ表示が開始されても、報知領域HZは消えず、また数字の表示も表示されて続けていたが、図272(E1)〜同図(E3)を用いて説明した予告表示とは異なり、数字の表示は、消える場合があってもよい(終了してもよい)。
図277は、リーチ演出が開始される前に、チャンスボタン136が操作された例を示す図である。
図276(A1)から続く図277(A2)では、チャンスボタン136が一回操作され、同図(A3)では、報知領域HZの数字が「9」に減少するとともに、報知領域HZが揺れ表示されている。この図27(A3)でもチャンスボタン136が1回操作され、同図(A4)では、報知領域HZの数字が「8」に減少する。チャンスボタン136は引き続き1回以上操作され、図27(A6)に示す報知領域HZでは、数の表示から「Chance」の表示に変化している。その後は、報知領域HZが予告表示であることを除いて、図276(A3)〜同図(A23)と同じである。すなわち、その後に、チャンスボタン136は一切操作されることはなく、スパーリーチ1のおっかけリーチに発展したものの、ハズレの装飾図柄の組み合わせが確定表示される例である。この例では、図272(E1)〜同図(E3)を用いて説明した代表例と同じように、報知領域HZの予告表示は、揺れ表示が開始されても、ワイプ演出が開始されても、非表示にはならず、ワイプアウト後の揺れ表示が再開された後に非表示なる。
図278は、リーチ演出中に、チャンスボタン136が操作された例を示す図である。
この図278には、3つの例が示されている。これら3つの例はいずれも、図271(f)に示すNo.05のパターンに相当する例である。
まず最初の例では、図277(A12)から続く、探索リーチ演出中の図278(A2)において、チャンスボタン136が一回操作され、同図(A3)では、チャンスボタン136が続けてもう一回操作される。すると、図278(A4)に示すように、これまで第1態様(デフォルトの態様)であったロゴ役物224Fが第3態様に変化する。図278(A4)では、チャンスボタン136がさらに一回操作される。すると今度は、図278(A5)に示すように、ロゴ役物224Fが第3態様から第4態様(緑色)に変化する。この例では、リーチ中にチャンスボタン136を3回操作したことで、ロゴ役物224Fの態様が3段階昇格している。チャンスボタン136はこの後も連打されるが(図278(A6)参照)、ロゴ役物224Fの態様は、これ以上は変化せず、図278(A7)に示すように第4態様のままである。やがて、ロゴ役物224Fの態様を除いて図277(A13)と同じ状態に戻り、以降は、図277(A14)以降と同じになる。
続いて2番目の例では、図276(A8)から続く、探索リーチ演出中の図278(B2)において、チャンスボタン136が一回操作され、同図(B3)では、報知領域HZの数字が「9」に減少するとともに、報知領域HZが揺れ表示されている。この図278(B3)でもチャンスボタン136が1回操作され、同図(B4)では、報知領域HZの数字が「8」に減少する。また、チャンスボタン136が、リーチ中に2回操作されたことから、ロゴ役物224Fの態様も2段階昇格している。さらに、図278(B4)でもチャンスボタン136が1回操作され、同図(B5)では、報知領域HZの数字が「7」に減少し、ロゴ役物224Fの態様もさらに1段階昇格し、第4態様(緑色)に変化している。チャンスボタン136は引き続き1回以上操作され、図278(B7)に示す報知領域HZでは、数の表示から「Chance」の表示に変化している。一方、ロゴ役物224Fの態様は、それ以上は変化せず、第4態様のままである。やがて、ロゴ役物224Fの態様を除いて図277(A13)と同じ状態に戻り、以降は、図277(A14)以降と同じになる。
最後に3番目の例について説明する。この3番目の例は、リーチ前にチャンスボタン136が7回操作され、報知領域HZの表示が数字の「3」になった状態で、リーチ状態に発展した例である。リーチ状態になってからは、図278(C2)のタイミングで初めてチャンスボタン136が操作され、同図(C3)では、報知領域HZの数字が「2」に減少するとともに、報知領域HZが揺れ表示されている。この図278(C2)でもチャンスボタン136が1回操作され、同図(C4)では、報知領域HZの数字が「1」に減少している。また、チャンスボタン136が、リーチ中に2回操作されたことから、ロゴ役物224Fの態様も2段階昇格している。さらに、図278(C4)でもチャンスボタン136が1回操作され、同図(C5)では、報知領域HZの表示が、数字の「1」から「Chance」の表示に変化するとともに、ロゴ役物224Fの態様もさらに1段階昇格し、第4態様(緑色)に変化している。チャンスボタン136はこの後も連打されるが(図278(C6)参照)、ロゴ役物224Fの態様は、これ以上は変化せず、図278(C7)に示すように第4態様のままである。また、報知領域HZの表示も、「Chance」の表示のままである。やがて、ロゴ役物224Fの態様を除いて図277(A13)と同じ状態に戻り、以降は、図277(A14)以降と同じになる。
以上、図278を用いて説明した3つの例をまとめると、最初の例では、報知領域発展演出の開始が先で、ロゴ役物224Fの態様変化が後であり、2番目の例では、ロゴ役物224Fの態様変化が先で、報知領域発展演出の開始が後であり、3番目の例では、報知領域発展演出の開始と、ロゴ役物224Fの態様変化が同タイミングである。
図279は、リーチ演出が開始される前にチャンスボタン136が操作され、さらにリーチ演出中もチャンスボタン136が操作された例を示す図である。
図279(A1)から同図(A2)までは、図276(A1)から同図(A2)までと同じであり、図279(A3)では、チャンスボタン136が一回操作され、同図(A4)では、報知領域HZの数字が「9」に減少するとともに、報知領域HZが揺れ表示されている。この図279(A4)でもチャンスボタン136が1回操作され、同図(A5)では、報知領域HZの数字が「8」に減少する。チャンスボタン136は引き続き1回以上操作され、図279(A7)に示す報知領域HZでは、数の表示から「Chance」の表示に変化している。その後は、チャンスボタン136の操作が止まり、図279(A12)では、探索リーチが開始されている。探索リーチ中の図279(A14)では、チャンスボタン136が一回操作され、同図(A15)では、チャンスボタン136が続けてもう一回操作される。すると、図279(A16)に示すように、これまで第1態様(デフォルトの態様)であったロゴ役物224Fが第3態様に変化する。図279(A16)では、チャンスボタン136がさらに一回操作される。すると今度は、図279(A17)に示すように、ロゴ役物224Fが第3態様から第4態様(緑色)に変化する。チャンスボタン136はこの後も連打されるが(図279(A18)参照)、ロゴ役物224Fの態様は、これ以上は変化せず、図279(A19)に示すように第4態様のままである。また、報知領域HZの表示も、「Chance」の表示のままである。すなわち、図279(A19)に示す、スーパーリーチへの発展煽り演出の実行中は、ロゴ役物224Fの態様は第4態様(緑色)である。図279(A20)では、敵を発見することができず、スーパーリーチ演出への発展は失敗に終わり、スーパーリーチへの発展煽り演出が終了する。スーパーリーチへの発展煽り演出が終了すると、ロゴ役物224Fの態様は、デフォルトの態様(第1態様)に戻る。そして、図279(A21)に示す第1装飾図柄表示装置208Lには、ハズレの装飾図柄の組み合わせである「装飾6」−「装飾7」−「装飾6」が揺れ表示されている。ロゴ役物224Fの態様がデフォルトの態様に戻るタイミングは、スーパーリーチへの発展煽り演出の終了と同時であってもよいし、発展煽り演出の終了よりも前であってもよいし、発展煽り演出の終了よりも後であって揺れ表示の開始前であってもよいし、揺れ表示の開始と同時であってもよい。また、他のロゴ役物224Fの発光を伴う他の演出の発生まで戻らないように構成してもよい。また、報知領域HZの予告表示は、揺れ表示が開始されても消えないが、図279(A24)に示す確定表示が行われる前には消えている(図279(A22)参照)。図279を用いて説明した例は、図271(f)に示すNo.04のパターンの例に相当する。
図280は、スーパーリーチ1に発展し、大当りする例を示す図である。
図280(A1)から同図(A5)までは、図279(A1)から同図(A5)までと同じであり、図280(A5)に示す報知領域HZでは、数字の「8」が表示されている。この後も、チャンスボタン136は引き続き1回以上操作され(図280(A6))、図280(A7)に示す報知領域HZでは、数の表示から「SP」の表示に変化している。その後は、チャンスボタン136の操作が止まり、図280(A12)では、図279を用いて説明した例と同じく、探索リーチが開始されている。探索リーチ中の図280(A14)では、チャンスボタン136が一回操作され、同図(A15)では、チャンスボタン136が続けてもう一回操作される。すると、図280(A16)に示すように、これまで第1態様(デフォルトの態様)であったロゴ役物224Fが第3態様に変化する。図280(A16)では、チャンスボタン136がさらに一回操作される。すると今度は、図280(A17)に示すように、ロゴ役物224Fが第3態様から第4態様(緑色)に変化する。チャンスボタン136はこの後も連打されるが(図280(A18)参照)、ロゴ役物224Fの態様は、これ以上は変化せず、図280(A19)に示すように、スーパーリーチへの発展煽り演出の実行中は第4態様のままである。また、報知領域HZの表示も、「SP」の表示のままである。
図280(A20)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、スーパーリーチへの発展煽り演出が終了し、殿様の敵のうちの一人である悪商人が発見された様子が表示されている。スーパーリーチへの発展煽り演出が終了すると、ここでも、ロゴ役物224Fの態様は、デフォルトの態様(第1態様)に戻っている。すなわち、スーパーリーチへの発展煽り演出に成功した場合であっても、ロゴ役物224Fの態様は、デフォルトの態様(第1態様)に戻る。
続いて、図280(A21)〜同図(A25)では、図276(A11)〜同図(A15)と同じく、スーパーリーチ演出の導入演出からスーパーリーチ1のおっかっけリーチ演出が実行されている。上述のごとく、スーパーリーチ1では最終ジャッジ演出は実行されず、図280(A26)では、おっかっけリーチ演出の背景画像から、いきなり大当り確定演出の背景画像に切り替わり、同図(A27)では、それまでそれぞれの初期位置にあった家紋役物224Eとロゴ役物224Fの両方が、第1装飾図柄表示装置208Lの前に出現し、第7態様で発光している。すなわち、家紋役物224Eは、第1装飾図柄表示装置208Lの前まで上昇し、第7態様で発光している。また、ロゴ役物224Fも、第1装飾図柄表示装置208Lの前まで(最大動作位置まで)下降し、さらに、図270(c)を用いて説明した分離動作を行って、八代役物224Faと将軍役物224Fbがそれぞれ、家紋役物224Eの両脇において第7態様で発光している。図280(A28)では、家紋役物224Eとロゴ役物224Fそれぞれが初期位置へ戻り、第1装飾図柄表示装置208Lには、殿様が悪商人を捕まえた大当り確定アニメーションが表示されている。なお、初期位置に戻った家紋役物224Eもロゴ役物224Fも、第7態様での発光は継続している。
図281は、図280から続く例を示す図である。
図280(A28)から続く図281(A29)に示す第1装飾図柄表示装置208Lには、大当りの装飾図柄の組み合わせである「装飾6」−「装飾6」−「装飾6」が揺れ表示されている。報知領域HZの予告表示(ここでは「SP」)は、揺れ表示が開始されても消えないが、図281(A31)に示す確定表示が行われる前には消えている(図281(A30)参照)。なお、家紋役物224Eやロゴ役物224Fの態様がデフォルトの態様に戻るタイミングは、確定表示の終了時であってもよいし、この後開始される大当り開始演出まで継続して第7態様で発光していてもよい。あるいは、揺れ表示中の或るタイミング(例えば、報知領域HZの予告表示が消えるタイミングと同じタイミング)にデフォルトの態様に戻ってもよいし、確定表示の開始時に戻ってもよいし、確定表示中に戻ってもよい。
以上説明した例は、図271(f)に示すNo.07のパターンの例に相当する。
図282は、スーパーリーチ2に発展する例を示す図である。
図282(A1)から同図(A9)までは、図276(A1)から同図(A9)までと同じであり、チャンスボタン136が操作されないまま、探索リーチ演出が行われている。報知領域HZには数字の「10」が表示されている。
図282(A10)に示す第1装飾図柄表示装置208Lには、殿様の敵のうちのもう一人の敵である剣豪が発見された様子が表示されており、続く同図(A11)では、スーパーリーチ演出の導入演出が開始され、第1装飾図柄表示装置208Lの背景画面がエフェクト画面に切り替わり、報知領域HZの表示が消えている。なお、第5図柄pd5は表示されたままである。図278(A12)では、導入演出の続きとして、強パターンの役物動作演出が行われている。すなわち、それまでそれぞれの初期位置にあった家紋役物224Eとロゴ役物224Fの両方が、第1装飾図柄表示装置208Lの前に出現し、八代役物224Faと将軍役物224Fbが分離動作を行って、これらの間に家紋役物224Eが位置し、これら3つの役物224Fa,224Fb,224Eそれぞれが第5態様で発光している。
図282(A13)では、導入演出が終了し、家紋役物224Eもロゴ役物224Fも初期位置に戻って第1態様の状態になり、第1装飾図柄表示装置208Lでは、スーパーリーチ2である剣豪リーチ演出が開始されている。剣豪リーチ演出が開始されると、第1装飾図柄表示装置208Lの背景表示が、剣豪リーチの背景表示に切り替わる。また、スーパーリーチ演出が開始されると、報知領域HZは再表示され、図282(A13)に示す報知領域HZには、依然として数字の「10」が表示されている。スーパーリーチ演出中の図282(A15)では、ボタン演出が開始されており、第1装飾図柄表示装置208Lには、ボタン画像136a等が表示されている。図282(A16)では、操作有効期間が開始されているが、この例では、操作有効期間内にチャンスボタン136が操作されることはない。しかしながら、チャンスボタン136が操作されずに操作有効期間が経過した場合でも、図282(A17)に示すように、背景が第4態様である、弱パターンのカットイン画像CIwが表示される。このカットイン画像CIwは、チャンスボタン136が操作有効期間内に操作された場合にも表示される画像である。また、カットイン画像CIwの表示に合わせて、カットイン画像CIwの背景の態様と同じ態様(第4態様)に、家紋役物224Eとロゴ役物224Fはそれぞれ発光している。なお、ここでは、ボタン操作無しでも、操作有効期間が経過した以降にカットイン画像CIwが表示されているが、カットイン画像CIwは、ボタン操作があった場合に限って表示されるものであってもよい。また、スーパーリーチ演出の開始前の或るカットイン演出や或るセリフ予告はボタン操作無しでは表示されず、スーパーリーチ演出の実行中における或るカットイン演出についてはボタン操作なしでも表示されるように構成してもよい。また、ボタン操作があった場合となかった場合とで表示内容が異なるカットイン演出やセリフ予告を備えた構成であってもよいし、このような構成を備えていないものであってもよい。
ここで、通常のボタン演出では、操作有効期間内にチャンスボタン136といった操作手段が操作されなくても、操作有効期間経過後、すなわちボタン画像136a等が非表示になると、図282(A17)に示すようなカットイン画像CIwの表示といった何らかの演出が実行されることがあるが、報知領域HZに数字が表示されていて、チャンスボタン136(操作手段)の操作がなく、数字の表示が消えても、何らかの演出(例えば、報知領域発展演出)が開始されることはなく、両者の違いの一つであるといえる。
やがて、図282(A18)では最終ジャッジ演出が開始され、同図(A19)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、ジャッジ結果が表示され、殿様が倒れている。ここでの最終ジャッジ演出は、ボタン操作等の操作手段の操作を伴うものではなく、時間がくると自動的にジャッジ結果が表示されるものである。
図282(A20)に示す第1装飾図柄表示装置208Lには、ハズレの装飾図柄の組み合わせである「装飾6」−「装飾7」−「装飾6」が揺れ表示されており、以降は、図276(A18)〜同図(A23)と同じであり、チャンスボタン136が操作されないまま、ハズレの装飾図柄の組み合わせの確定表示が行われる。
スーパーリーチ2である剣豪リーチ演出では、図282(A15)に示すように通常のボタン演出が必ず1回は発生し、ボタン操作等の操作手段の操作を伴う最終ジャッジ演出(当否決定時のボタンジャッジ演出)は発生する場合と、発生しない場合がある。操作手段の操作を伴う最終ジャッジ演出が発生しない場合よりも発生する場合の方が、大当り期待度は高い。すなわち、現在行われている図柄変動表示で最終的に大当り図柄態様が確定表示されやすい。なお、操作手段の操作を伴う最終ジャッジ演出が発生しないスーパーリーチは、操作手段の操作を伴う最終ジャッジ演出が発生するスーパーリーチと区別するために、スーパーリーチ3としてもよい。
また、この例では、チャンスボタン136が一回も操作されなかったが、図282(A16)のボタン演出中に、チャンスボタン136が一回操作された場合には、そのボタン操作に応じてカットイン画像CIwが表示されるとともに、報知領域HZの数字が「9」に減少するか、あるいは予告表示に切り替わる。ただし、ボタン演出中は、チャンスボタン136の操作はボタン演出に限って有効とし、報知領域HZの表示は変化しないようにしてもよい。
図283は、図柄変動表示が開始された早い段階でチャンスボタン136を操作した後にスーパーリーチ2に発展する例を示す図である。
図283(A2)に示す状態は、図280(A2)から続く状態であり、その図283(A2)から同図(A12)までは、図280(A3)から図280(A13)までと同じであり、チャンスボタン136が4回以上操作されて、報知領域HZは、数字の表示から「SP」の表示に変わり、その後、探索リーチ演出が開始されている。図283(13)では、スーパーリーチへの発展煽り演出が継続している。なお、この例では、探索リーチ演出中に、チャンスボタン136が操作されることはない。
図283(A14)に示す第1装飾図柄表示装置208Lには、殿様の敵のうちのもう一人の敵である剣豪が発見された様子が表示されている。その図283(A14)に続く図283(A15)から図283(A19)までは、図282(A11)から図282(A15)までと同じであり、スーパーリーチ演出の導入演出において強パターンの役物動作演出が行われた後、スーパーリーチ2である剣豪リーチ演出に発展し、まずは、通常のボタン演出が開始されている。図283(A20)では、操作有効期間が開始されており、チャンスボタン136が一回操作されている。このボタン操作に応じて、図283(A21)では、弱パターンのカットイン画像CIwが表示されている。なお、チャンスボタン136が操作されても、報知領域HZの予告表示に変化はない。
図284は、図283から続く例等を示す図である。
図283(A21)に続く図283(A22)以降は、図282(A18)以降と同じであり、操作を伴わないジャッジ演出が開始されるもののジャッジ結果は殿様の負けであり、第1装飾図柄表示装置208Lには、ハズレの装飾図柄の組み合わせ(「装飾6」−「装飾7」−「装飾6」)が一旦揺れ表示された後、確定表示されている。
図284(B2)に示す状態は、図283(A16)から続く状態であり、その図284(B2)から同図(B7)までは、図283(A18)から図280(A22)までと同じである。すなわち、スーパーリーチ2である剣豪リーチ演出に発展し、まずは、通常のボタン演出で、操作有効期間内にチャンスボタン136が一回操作されるものの弱パターンのカットイン画像CIwが表示され、続いて、操作を伴わないジャッジ演出が開始されている。図284(B7)から続く同図(B8)では、剣豪リーチの背景画像から大当り確定演出の背景画像に切り替わり、同図(B9)では、それまでそれぞれの初期位置にあった家紋役物224Eとロゴ役物224Fの両方が、第1装飾図柄表示装置208Lの前に出現し、第7態様で発光している。図284(B10)では、家紋役物224Eとロゴ役物224Fそれぞれが初期位置へ戻り、第1装飾図柄表示装置208Lには、剣豪が倒れ、殿様が勝利した大当り確定アニメーションが表示されている。なお、初期位置に戻った家紋役物224Eもロゴ役物224Fも、第7態様での発光は継続している。
図284(B11)に示す第1装飾図柄表示装置208Lには、大当りの装飾図柄の組み合わせである「装飾6」−「装飾6」−「装飾6」が揺れ表示されている。報知領域HZの予告表示(ここでは「SP」)は、揺れ表示が開始されても消えないが、確定表示が行われる前には消え、図281(B12)では、報知領域HZの予告表示が消えた状態で、大当りの装飾図柄の組み合わせである「装飾6」−「装飾6」−「装飾6」が確定表示されている。
図285は、スーパーリーチ2へ発展する前の探索リーチ演出中にチャンスボタン136が操作された例を示す図である。
この図285には、3つの例が示されている。これら3つの例はいずれも、図271(f)に示すNo.12のパターンに相当する例である。
まず最初の例では、図283(A12)から続く図285(A2)において、報知領域HZには既に「SP」が表示されている。この状態でチャンスボタン136が一回操作され、図285(A3)では、チャンスボタン136が続けてもう一回操作される。すると、図285(A4)に示すように、これまで第1態様(デフォルトの態様)であったロゴ役物224Fが第3態様に変化する。図285(A4)では、チャンスボタン136がさらに一回操作される。すると今度は、図285(A5)に示すように、ロゴ役物224Fが第3態様から第4態様(緑色)に変化する。図285(A5)では、チャンスボタン136がさらにもう一回操作され、同図(A6)に示すように、ロゴ役物224Fは第4態様から第5態様(赤色)に変化する。チャンスボタン136はこの後も連打されるが(図285(A7)参照)、ロゴ役物224Fの態様は、これ以上は変化せず、図285(A8)に示すように、スーパーリーチへの発展煽り演出の実行中は第4態様のままである。また、報知領域HZの表示も、「SP」の表示のままである。やがて、ロゴ役物224Fの態様を除いて図283(A13)と同じ状態に戻り、スーパーリーチへの発展煽り演出が終了すると、ここでも、ロゴ役物224Fの態様は、デフォルトの態様(第1態様)に戻る(図283(A14)参照)。以降は、図283(A15)以降と同じになる。
続いて2番目の例では、図282(A8)から続く図285(B2)では、報知領域HZには、まだ数字の「10」が表示されている。この状態でチャンスボタン136が一回操作され、図285(B3)では、報知領域HZの数字が「9」に減少するとともに、報知領域HZが揺れ表示されている。この図285(B3)でもチャンスボタン136が1回操作され、同図(B4)では、報知領域HZの数字が「8」に減少する。また、チャンスボタン136が、リーチ中に2回操作されたことから、ロゴ役物224Fの態様も2段階昇格している。さらに、図285(B4)でもチャンスボタン136が1回操作され、同図(B5)では、報知領域HZの数字が「7」に減少し、ロゴ役物224Fの態様もさらに1段階昇格し、第4態様(緑色)に変化している。図285(B5)では、チャンスボタン136がさらにもう一回操作され、同図(B6)に示すように、報知領域HZの数字が「6」に減少し、ロゴ役物224Fは第4態様から第5態様(赤色)に変化している。チャンスボタン136はこの後も連打されるが(図285(B7)参照)、ロゴ役物224Fの態様は、これ以上は変化しない。一方、図285(B8)に示すように、報知領域HZでは、数の表示から「SP」の表示に変化している。やがて、ロゴ役物224Fの態様を除いて図283(A13)と同じ状態に戻り、スーパーリーチへの発展煽り演出が終了すると、ここでも、ロゴ役物224Fの態様は、デフォルトの態様(第1態様)に戻る(図283(A14参照))。以降は、図283(A15)以降と同じになる。
最後に3番目の例について説明する。この3番目の例は、リーチ前にチャンスボタン136が6回操作され、報知領域HZの表示が数字の「4」になった状態で、リーチ状態に発展した例である。リーチ状態になってからは、図285(C2)のタイミングで初めてチャンスボタン136が操作され、同図(C3)では、報知領域HZの数字が「2」に減少するとともに、報知領域HZが揺れ表示されている。この図285(C2)でもチャンスボタン136が1回操作され、同図(C4)では、報知領域HZの数字が「2」に減少している。また、チャンスボタン136が、リーチ中に2回操作されたことから、ロゴ役物224Fの態様も2段階昇格している。さらに、図285(C4)でもチャンスボタン136が1回操作され、同図(C5)では、報知領域HZの数字が「1」に減少し、ロゴ役物224Fの態様も1段階昇格して第4態様(緑色)に変化している。図285(C5)では、チャンスボタン136がさらにもう一回操作され、同図(C6)に示すように、報知領域HZの表示が、数字の「1」から「SP」の表示に変化するとともに、ロゴ役物224Fは第4態様から第5態様(赤色)に変化している。この例では、チャンスボタン136を合計10回押して、報知領域HZに、大当り期待度が高め(図271(b)では「B」)の「SP」が表示されたことになる。一方、リーチ中の裏ボタンとしては4回押しただけでロゴ役物224Fは、大当り期待度が非常に高い(図271(e)では「A」)第5態様(赤色)に変化している。チャンスボタン136はこの後も連打されるが(図285(C7)参照)、ロゴ役物224Fの態様は、これ以上は変化せず、図285(C8)に示すように第5態様のままである。また、報知領域HZの表示も、「SP」の表示のままである。やがて、ロゴ役物224Fの態様を除いて図283(A13)と同じ状態に戻り、スーパーリーチへの発展煽り演出が終了すると、ここでも、ロゴ役物224Fの態様は、デフォルトの態様(第1態様)に戻る(図283(A14参照))。以降は、図283(A15)以降と同じになる。
以上、図285を用いて説明した3つの例をまとめると、最初の例では、報知領域発展演出の開始が先で、ロゴ役物224Fの態様変化が後であり、2番目の例では、ロゴ役物224Fの態様変化が先で、報知領域発展演出の開始が後であり、3番目の例では、報知領域発展演出の開始と、ロゴ役物224Fの態様変化が同タイミングである。
図286は、通常のボタン演出での強パターンのカットイン画像が表示されて、さらに操作を伴う最終ジャッジ演出を経て大当りする例を示す図である。
図286(A2)に示す状態は、図283(A16)から続く状態であり、その図286(A2)から同図(A5)までは、図283(A18)から図283(A20)までと同じである。すなわち、スーパーリーチ2である剣豪リーチ演出に発展し、まずは、通常のボタン演出で、操作有効期間内にチャンスボタン136が一回操作される。
チャンスボタン136の操作に応じて、図286(A6)では、背景が第6態様である、強パターンのカットイン画像CIsが表示されている。強パターンのカットイン画像CIsは、「SP」の予告表示が表示された報知領域HZの一部(「SP」の文字を含む一部)にオーバーラップし、オーバーラップする前に比べて、報知領域HZにおける「SP」の文字を含む一部が視認困難になっている。また、カットイン画像CIsの表示に合わせて、カットイン画像CIsの背景の態様と同じ態様(第6態様)に、家紋役物224Eとロゴ役物224Fはそれぞれ発光している。なお、ボタン操作無しでも、操作有効期間が経過した以降に、強パターンのカットイン画像CIsが表示されてもよいが、強パターンのカットイン画像CIwは、ボタン操作があった場合に限って表示されるものであってもよく、ボタン操作無しの場合は、弱パターンのカットイン画像CIwが表示されてもよい。
図286(A7)では、強パターンのカットイン画像CIsが消え、報知領域HZに表示された「SP」の文字が視認容易になっている。また、家紋役物224Eもロゴ役物224Fもデフォルトの態様(第1態様)に戻っている。続いて、この例では、最終ジャッジ演出が開始される前に、報知領域HZから「SP」の文字が消える。このタイミングで報知領域HZから「SP」の文字が消えた場合は、この後に、操作を伴う最終ジャッジ演出が必ず開始される。このため、「SP」の文字が消えたことによって、操作を伴う最終ジャッジ演出がこの後に開始されることに気付く遊技者もいる。図286(A9)〜同図(A10)では、第1装飾図柄表示装置208Lにおいて、操作を伴う最終ジャッジ演出の導入アニメーションが表示されており、ボタン画像らしきものがうっすらと見え始めている。図286(A11)では、操作を伴う最終ジャッジ演出が開始され、第1装飾図柄表示装置208Lには、大きなボタン画像136a’等が表示されている。図286(A12)では、操作有効期間が開始されており、チャンスボタン136が一回操作されている。このボタン操作に応じて、図286(A13)では、大きなボタン画像136a’等が消え、大当り確定演出の背景画像に切り替わり、同図(A14)では、それまでそれぞれの初期位置にあった家紋役物224Eとロゴ役物224Fの両方が、第1装飾図柄表示装置208Lの前に出現し、第7態様で発光している。図286(A15)では、家紋役物224Eとロゴ役物224Fそれぞれが初期位置へ戻り、第1装飾図柄表示装置208Lには、剣豪が倒れ、殿様が勝利した大当り確定アニメーションが表示されている。なお、初期位置に戻った家紋役物224Eもロゴ役物224Fも、第7態様での発光は継続している。
図286(A16)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、大当りの装飾図柄の組み合わせである「装飾6」−「装飾6」−「装飾6」が揺れ表示されており、同図(A17)では、その組み合わせしい確定表示されている。報知領域HZの予告表示(ここでは「SP」)は、操作を伴う最終ジャッジ演出の開始前に消えてから、再表示されず、消えたままである。なお、後述するが、「大盤振舞」の予告表示は、最終ジャッジ演出の開始前には消えず、揺れ表示が開始されるまで継続して表示され、揺れ表示が開始された後に消える。一方、「クエスチョンマーク」や「Chance」の予告表示は、「SP」と同様に、操作を伴う最終ジャッジ演出の開始前に消えてから、再表示されず、消えたままになる。なお、報知領域HZから「SP」等の文字が消えるタイミングは、図286(A11)と同時であってもよいし、直前であってもよい。
図287は、報知領域HZに「大盤振舞」が表示される例を示す図である。
図287(A1)〜同図(A5)は、図279(A1)から同図(A5)までと同じであり、図287(A5)に示す報知領域HZでは、数字の「8」が表示されている。この後も、チャンスボタン136は引き続き1回以上操作され(図287(A6))、図287(A7)に示す報知領域HZでは、数の表示から「大盤振舞」の表示に変化している。また、「大盤振舞」が表示された報知領域HZの背景は第7態様(虹色)に変化している。さらに、報知領域HZに「大盤振舞」の表示が表示されるのと同時に、大当り確定予告演出が開始される。ここでの大当り確定予告演出は、図272(A3)を用いて説明した大当り確定予告演出と同じ演出であり、ロゴ役物224Fが初期位置において第七態様で発光する演出である。ロゴ役物224Fが第七態様に発光している期間は、予め定められた期間であってもよいし、或る演出(例えば、装飾図柄の第一停止や、リーチ演出等)が開始されるまでの期間であってもよい。この例では、ロゴ役物224Fは予め定められた期間、第七態様に発光し(図287(A7))、その後、デフォルトの態様(第1態様)に戻っている。一方、報知領域HZでは、第7態様(虹色)の背景に「大盤振舞」の表示が表示され続けている。ロゴ役物224Fがデフォルトの態様に戻ってしまっても、遊技者は、報知領域HZの表示を見ることで、依然として大当り確定予告状態が継続されていることを確認することができ、安心して遊技を行うことができる。なお、ロゴ役物224Fも、第七態様に発光させ続けてもよい。
図287(A9)から同図(A12)までは、報知領域HZの表示態様の違いを除いて図280(A9)から図280(A12)までと同じであり、リーチ状態になって、探索リーチが開始されている。探索リーチにおけるスーパーリーチへの発展煽り演出では、図287(A13)に示すよう、チャンスボタン136が一回操作され、同図(A14)では、チャンスボタン136が続けてもう一回操作される。すると、図287(A15)に示すように、これまで第1態様(デフォルトの態様)であったロゴ役物224Fが第3態様に変化する。図287(A16)では、チャンスボタン136がもう一回操作される。すると今度は、図287(A17)に示すように、ロゴ役物224Fが第3態様から第4態様(緑色)に変化し、ここでもチャンスボタン136が一回操作され、図287(A17)に示すように、ロゴ役物224Fが第4態様から第5態様(赤色)に変化する。この後、遊技者は、ロゴ役物224Fが先に一度、第7態様(虹色)に変化したのだからここでも変化するだろうと思って、図287(A18)に示すように、チャンスボタン136を連打しやすいが、ロゴ役物224Fの態様は、これ以上は変化せず、図287(A19)に示すように、スーパーリーチへの発展煽り演出の実行中は第4態様のままである。一方、報知領域HZでは、第7態様(虹色)の背景に「大盤振舞」の表示が表示され続けている。
図287(A20)に示す第1装飾図柄表示装置208Lには、殿様の敵である剣豪が発見された様子が表示されており、続く図287(A21)から図287(A25)までは、報知領域HZの表示態様の違いを除いて図282(A11)から図282(A15)までと同じであり、スーパーリーチ演出の導入演出において強パターンの役物動作演出が行われた後、スーパーリーチ2である剣豪リーチ演出に発展し、まずは、通常のボタン演出が開始されている。なお、図287(A23)から図287(A25)の間も報知領域HZでは、第7態様(虹色)の背景に「大盤振舞」の表示が表示され続けている。
図288は、図287から続く例等を示す図である。
図287(A26)から図288(A36)までは、報知領域HZの表示態様の違いを除いて図286(A11)から図286(A16)までと同じである。すなわち、通常のボタン演出で、操作有効期間内にチャンスボタン136が一回操作され(図287(A26))、その操作に応じて強パターンのカットイン画像CIsが表示されている(図287(A27))。強パターンのカットイン画像CIsは、「SP」の表示と同じように報知領域HZの「大盤振舞」の表示にオーバーラップしているが、「大盤振舞」の表示にはオーバーラップしないようにしてもよい。例えば、カットイン画像CIsの方が、報知領域HZの表示にオーバーラップされてもよい。なお、カットイン画像CIsの表示に合わせて、家紋役物224Eとロゴ役物224Fが第6態様に発光している。続いて、操作を伴う最終ジャッジ演出が開始されているが、最終ジャッジ演出が開始されても、報知領域HZの「大盤振舞」の表示は消えず、表示され続けている(図288(A31))。したがって、操作を伴う最終ジャッジ演出がこの後に開始されることは、報知領域HZの表示態様の変化ではわからないが、「大盤振舞」の表示が消えずに表示され続けることで、遊技者は、依然として大当り確定予告状態が継続されていることを確認することができ、安心して遊技を行うことができる。ここでの最終ジャッジ演出でも、操作有効期間内に、チャンスボタン136が一回操作され(図288(A32))、このボタン操作に応じて大当り確定演出の背景画像に切り替わり(図288(A33))、家紋役物224Eとロゴ役物224Fの両方が出現し、第7態様で発光する(図288(A34))。その後、第1装飾図柄表示装置208Lでは、剣豪が倒れ、殿様が勝利した大当り確定アニメーションが表示され(図288(A35))、大当りの装飾図柄の組み合わせである「装飾6」−「装飾6」−「装飾6」が揺れ表示される(図288(A36))。報知領域HZの「大盤振舞」の表示は、この揺れ表示が開始されるまで、消えずに表示され続ける。そして、確定表示が行われる前に報知領域HZから「大盤振舞」の表示が消え、図288(A37)では、大当りの装飾図柄の組み合わせが確定表示されている。一方、初期位置に戻った家紋役物224Eとロゴ役物224Fは、確定表示が開始されても、第7態様で発光し続けている。報知領域HZにおける「大盤振舞」の表示も、確定表示前に消さずに継続して表示させ、大当り開始演出まで、あるいは大当り開始演出以降も表示され続けてもよい。
以上説明した例は、図271(f)に示すNo.14のパターンの例に相当する。
図288(B2)は、図283(A22)からの続きであり、報知領域HZに「SP」が表示された状態で、操作を伴わないジャッジ演出が行われた結果、ジャッジ結果は殿様の負けであり、図288(B2)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、殿様が倒れている。続く、図288(B3)では、ハズレの装飾図柄の組み合わせである「装飾6」−「装飾7」−「装飾6」が揺れ表示されており、図288(B4)では、図272(E2)を用いて説明したワイプ演出が開始されている。ワイプ演出中も、報知領域HZの「SP」の表示は消えず、同図(B6)では、ワイプアウトし、通常の背景に、ハズレの装飾図柄の組み合わせ(「装飾6」−「装飾7」−「装飾6」)の揺れ表示が再表示される。ここでは、復活演出が開始され、図288(B7)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、復活演出のアニメーションが表示されている。復活演出のアニメーションは、お姫様が登場し、報知領域HZの「SP」の表示にオーバーラップしており、アニメーション開始前に比べて、「SP」の表示は視認困難になっている。なお、装飾図柄の揺れ表示も消え、第5図柄pd5が、復活演出のアニメーションにオーバーラップするように表示されている。図288(B8)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、復活演出のアニメーションが終了し、大当り確定演出の背景画像に切り替わっている。なお、報知領域HZの「SP」の表示が見えるようになり、第5図柄pd5の表示は継続されている。続く図288(B9)では、それまでそれぞれの初期位置にあった家紋役物224Eとロゴ役物224Fの両方が、第1装飾図柄表示装置208Lの前に出現し、第7態様で発光している。図288(B10)では、家紋役物224Eとロゴ役物224Fそれぞれが初期位置へ戻り、第1装飾図柄表示装置208Lには、大当りの装飾図柄の組み合わせである「装飾6」−「装飾6」−「装飾6」が揺れ表示されている。なお、初期位置に戻った家紋役物224Eもロゴ役物224Fも、第7態様での発光は継続している。図288(B11)では、報知領域HZの予告表示が消えた状態で、大当りの装飾図柄の組み合わせが確定表示されている。
図289は、擬似連演出が行われる例を示す図である。
図289(A1)〜同図(A3)は、図276(A1)〜図276(A3)と同じであり、報知領域HZには数字の「10」が表示され、チャンスボタン136はまだ操作されていない。図289(A4)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、チュートリアル表示部TT1の上に忍者のミニキャラクタNJが登場し、第2態様の変動アイコンh0に向かって手裏剣を投げている。図289(A5)では、手裏剣が変動アイコンh0に命中し、変動アイコンh0はエフェクト画像EFBに包まれて、一瞬見えなくなっているが、続く同図(A7)では、エフェクト画像EFBが消え、変動アイコンh0は第3態様に変化している。すなわち、この例では、図289(A4)〜同図(A6)にわたって、変動アイコンh0の変化アニメーションが行われている。図289(A7)では、忍者のミニキャラクタNJが消えており、この忍者のミニキャラクタNJは、変動アイコンの表示態様が変化することを予告する変化予告キャラクタに相当する。なお、変動アイコンに限らず、保留アイコンの表示態様が変化する場合もあり、変動アイコンと保留アイコンは総称して図柄変動表示に関するアイコンであるため、忍者のミニキャラクタNJは、図柄変動表示に関するアイコンの表示態様が変化することを予告するキャラクタでもある。また、この例では、忍者のミニキャラクタNJが出現すると、アイコンの表示態様が変化するかもしれないことが予告されるが、忍者のミニキャラクタNJは、スーパーリーチ演出等では消える場合もあるが、図柄変動表示をまたいで表示され続けるキャラクタであってもよい。さらに、忍者のミニキャラクタNJが登場しても手裏剣を投げないこともあれば、手裏剣を投げても命中しない場合もある。また、この忍者のミニキャラクタNJは、ここでは図示省略されている第2装飾図柄表示装置208Mに表示されてもよいし、後述する例におけるステージ上に乗った殿様のキャラクタのように、第3装飾図柄表示装置208Nに表示されてもよい。以上説明した変動アイコンh0の変化アニメーションが行われている間も、報知領域HZには数字の「10」が表示され続けているが、チャンスボタン136は操作されていない。
図289(A8)では、ボタン演出が開始されており、第1装飾図柄表示装置208Lには、ボタン画像136a等が表示されている。図289(A9)では、操作有効期間が開始されているが、ここでもチャンスボタン136は操作されず、無操作のまま操作有効期間が経過する。チャンスボタン136が無操作であっても操作有効期間が経過すると、第1装飾図柄表示装置208Lには、会話予告である姫の会話画像CI4が表示される。すなわち、この後に実行される演出を特定した台詞ではない「殿の気配が・・・」という台詞が第3態様(青色)の下地に表示されている。また、ロゴ役物224Fも第3態様(青色)に変化している。なお、姫の会話画像CI4は、チャンスボタン136の操作を行わないと表示されない画像であってもよく、チャンスボタン136の操作が行われないと、違う画像(例えば、無操作時専用の画像)が表示されたり、会話画像が表示されないようにしてもよい。また、「殿の気配が・・・」という台詞に代えて、この後に実行される演出を特定した台詞となる「擬似連なのか・・・」が表示されてもよい。
会話予告である姫の会話画像CI4が消え、ロゴ役物224Fも第1態様に戻った後、図289(A12)〜同図(A15)にかけて装飾図柄の第1停止(仮停止)から第2停止(仮停止)が行われ、図289(A16)では、中図柄表示領域208bに、擬似連図柄である「継続」の装飾図柄が出現している。これまで、チャンスボタン136は操作されておらず、報知領域HZには数字の「10」が表示されている。
図289(A17)では、「継続」の装飾図柄が仮停止(揺れ表示)されている。このように擬似連図柄が仮停止されると、報知領域HZ自体が非表示になり、第五図柄pd5の表示が開始されている(以降も同じ。)。なお、報知領域HZを画定する枠表示は残り、数字の表示のみが非表示になってもよい。また、報知領域HZにおける数字の表示あるいは報知領域HZ全体は、擬似連図柄が仮停止するより前に非表示になってもよいし、擬似連図柄が仮停止した後に非表示になってもよい。擬似連図柄が仮停止すると、図289(A17)から同図(A19)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lには、擬似連導入演出のアニメーションが表示される。
図289(A20)では、擬似連演出が開始され、装飾図柄の再変動が行われている。また、装飾図柄の再変動が開始されると、それまで消えていた報知領域HZの表示が再開され、図289(A20)に示す報知領域HZには、数字の「10」が再び表示されている。なお、装飾図柄の再変動が行われている第1装飾図柄表示装置208Lには、擬似連回数を表す「×2」が表示されている。擬似連演出におけるこの状態は、「擬似2」の状態といわれ、擬似連演出における各状態と、報知領域HZに表示される数字(初期値)の関係は予め定められており、「擬似2」には「10」の数字が対応付けられており、図289(A20)では、報知領域HZに「10」の数字が表示されている。なお、特図の図柄変動表示の開始に応じて表示される報知領域HZの数字(初期値)にも「10」の数字が設定されており、「擬似2」に対応付けられた数字と同じである。
装飾図柄の再変動中では、変動アイコンh0の変化アニメーションが再び開始される。すなわち、図289(A22)に示すように、忍者のミニキャラクタNJが再登場し、第3態様の変動アイコンh0に向かって手裏剣を投げている。図289(A23)では、手裏剣が変動アイコンh0に命中し、変動アイコンh0はエフェクト画像EFBに包まれて、一瞬見えなくなっているが、続く同図(A24)では、エフェクト画像EFBが消え、変動アイコンh0は第4態様に変化している。
続いて、図289(A26)に示すように、ボタン演出が再度開始されるが、ここでもチャンスボタン136は操作されず、無操作のまま操作有効期間が経過する。チャンスボタン136が無操作であっても操作有効期間が経過すると、第1装飾図柄表示装置208Lには、会話予告である姫の会話画像CI4が表示される。ここでは、「殿ー」という台詞が第5態様(赤色)の下地に表示されている。また、ロゴ役物224Fも第5態様(赤色)に変化している。なお、「殿・・・」という台詞に代えて、この後に実行される演出を特定した台詞となる「三回目へ・・・」が表示されてもよい。
図290は、図289から続く例を示す図である。
会話予告である姫の会話画像CI4が消え、ロゴ役物224Fも第1態様に戻った後、図290(A30)〜同図(A33)にかけて装飾図柄の第1停止(仮停止)から第2停止(仮停止)が行われ、図290(A34)では、中図柄表示領域208bに、擬似連図柄である「継続」の装飾図柄が出現している。チャンスボタン136は依然として一回も操作されておらず、報知領域HZには数字の「10」が表示されている。
図290(A35)では、「継続」の装飾図柄が仮停止(揺れ表示)され、報知領域HZ自体が非表示になり、第五図柄pd5の表示が開始されている。続いて、図290(A36)から同図(A37)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lには、擬似連導入演出のアニメーションが表示される。
図290(A38)では、擬似連演出が開始され、装飾図柄の再変動が行われている。図290(A38)に示す第1装飾図柄表示装置208Lには、擬似連回数を表す「×3」が表示されており、擬似連演出におけるこの状態は、「擬似3」の状態といわれ、この「擬似3」には「20」の数字が対応付けられており、図290(A38)では、報知領域HZに「20」の数字が表示されている。なお、「10」や「20」は擬似連演出の際の固有の数ではなく、抽選によって値が異なるように構成してもよい。例えば、或る変動における「疑似2」では「20」であったり、また或る変動における「疑似2」では「5」であったりなど、演出内容によって異なるように構成してもよい。
装飾図柄の再変動中では、変動アイコンh0の変化アニメーションがまた開始され、図290(A42)では、変動アイコンh0は第5態様に変化している。
続いて、図290(A44)に示すように、ボタン演出が再度開始されるが、ここでもチャンスボタン136は操作されず、無操作のまま操作有効期間が経過する。チャンスボタン136が無操作であっても操作有効期間が経過すると、第1装飾図柄表示装置208Lには、会話予告である姫の会話画像CI4が表示される。図290(A46)には、図289(A28)と同様に、「殿ー」という台詞が第5態様(赤色)の下地に表示されている。また、ここでもロゴ役物224Fが第5態様(赤色)に変化している。なお、「殿・・・」という台詞に代えて、この後に実行される演出を特定した台詞となる「継続終了・・・」が表示されてもよいし、「リーチへ・・・」が表示されてもよい。
会話予告である姫の会話画像CI4が消え、ロゴ役物224Fも第1態様に戻った後、図290(A48)〜同図(A50)にかけて装飾図柄の第1停止(仮停止)から第2停止(仮停止)が行われ、リーチ状態が成立している。図290(A51)では、探索リーチ演出が開始される。探索リーチ演出が開始されても、チャンスボタン136は操作されず、報知領域HZには数字の「20」が表示されている。
図291は、図290から続く例を示す図である。
図290(A52)から図291(A57)を経て図291(A72)までは、報知領域HZの表示態様の違いと、チャンスボタン136の操作の点を除いて図287(A13)から図288(A37)までと同じである。すなわち、この例では、最後までチャンスボタン136は一度も操作されない。したがって、図287(A13)から同図(A18)に示すような、探索リーチ中のチャンスボタン操作も行われず、ロゴ役物224Fの態様変化も生じない。また、報知領域HZには数字の「20」が表示され続けるが、図291(A63)に示すように、最終ジャッジ演出が開始される前に、報知領域HZから「20」の数字は消える。この例では、スーパーリーチ2である剣豪リーチに発展し、剣豪リーチ演出中の通常のボタン演出でチャンスボタン操作は行われなかったが、図292(A61)に示すように強パターンのカットイン画像CIsが表示され、操作を伴う最終ジャッジ演出でもチャンスボタン操作は行われなかったが、図291(A68)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、大当り確定演出の背景画像に切り替わり、家紋役物224Eとロゴ役物224Fの両方が出現し、第7態様で発光する(図291(A69))。その後、第1装飾図柄表示装置208Lでは、剣豪が倒れ、殿様が勝利した大当り確定アニメーションが表示され(図291(A70))、大当りの装飾図柄の組み合わせである「装飾6」−「装飾6」−「装飾6」の揺れ表示を経て(図291(A71))、その確定表示に至っている(図291(A72))。
以上、図289から図291にわたって説明した例では、一回の装飾図柄の変動表示中に、擬似3までの擬似連演出が行われた後、ノーマルリーチの探索リーチからスーパーリーチ2である剣豪リーチに発展し、最終的に大当りしている。この例では、一環してチャンスボタン操作が行われなかったが、チャンスボタン操作を促す表示がなされている状態でチャンスボタン操作を行わなくても、操作有効期間経過後に、チャンスボタン操作があった場合と同じ演出表示が表示されているが、チャンスボタン操作が行われた場合に限って演出表示が表示されるようにしてもよい。また、チャンスボタン操作を促す表示がなされている状態でチャンスボタン操作が行われなかった場合には、操作有効期間経過後に、チャンスボタン操作があった場合に表示される演出表示の表示態様とは異なる表示態様の演出表示が表示されるようにしてもよい。
また、図289(A27)のタイミングでチャンスボタン操作が行われた場合には、報知領域HZには「9」の数字が表示されるか、あるいは予告表示に切り替わる場合もある。また、図290(A45)のタイミングでチャンスボタン操作が行われた場合には、報知領域HZには「19」の数字が表示されるか、ここでも予告表示に切り替わる場合もある。
さらに、図289から図291にわたって説明した例では、変動アイコンの変化アニメーション、ボタン演出、擬似連演出による再変動開始が、この記載順に複数回繰り返されている。変動アイコンの変化アニメーションと、ボタン演出と、擬似連演出による再変動開始といった3つの演出は互いに関連している演出であるともいえる。特に、ボタン演出で、擬似連演出に関連する会話画像が表示される場合には、3つの演出は互いに関連している演出である。ただし、3つの演出は全く関連しない演出の場合もある。
図292は、ボタン演出でチャンスボタン操作が行われた例を示す図である。
図289(A7)から続く図292(A2)では、ボタン演出が開始されている。図292(A3)では操作有効期間が開始されており、チャンスボタン136が一回操作されている。図292(A4)では、チャンスボタン136の操作に応じて、会話予告が開始されている。ここでの会話予告は、図289(A10)に示す、チャンスボタン操作がなかった場合の会話予告と同じである。また、図292(A4)に示す報知領域HZでは、表示されていた数字が「10」から「9」に減少するとともに揺れ表示されている。続く図292(A5)から同図(A13)までは、報知領域HZの表示態様の違いを除いて図289(A11)から図282(A19)までと同じである。すなわち、図292(A3)でチャンスボタン136が一回操作された以降は、チャンスボタン136は操作されず、擬似連図柄が仮停止されるまで、報知領域HZには数字の「9」が表示され続けている。図292(A11)において「継続」の装飾図柄が仮停止(揺れ表示)されると、報知領域HZ自体が非表示になる。その後、図292(A12)〜同図(A13)の擬似連導入演出を経て、図292(A14)では、「擬似2」の状態になり、装飾図柄の再変動が開始されている。擬似連導入演出中も非表示であった報知領域HZは、この図292(A14)で表示が再開されている。表示が再開された報知領域HZでは、消える直前まで「9」であった数字が、「擬似2」に対応付けられた「10」の数字で表示され、特図の図柄変動表示の開始に応じて報知領域HZが表示開始されたときの数字(図289(A2)に示す報知領域HZに表示されていた数字)に復活している。以降は、図289(A21)以降と同じになる。
図293は、擬似連演出開始前にチャンスボタン操作が行われた例を示す図である。
図293(A2)に示す状態は、図276(A2)から続く状態であり、報知領域HZには数字の「10」が表示されている。この図293(A2)では、チャンスボタン136が一回操作され、同図(A3)では、報知領域HZの数字が「9」に減少するとともに、報知領域HZが揺れ表示されている。チャンスボタン136は引き続き1回以上操作され(図293(A4))、図293(A5)に示す報知領域HZでは、数の表示から「継続」の表示に変化している。すなわち、報知領域HZでは、数字の「9」の表示から「継続」の表示に変化する場合もあれば、数字の「1」の表示から「継続」の表示に変化する場合もある。いずれにしても、報知領域HZに「継続」の文字が表示されたことで、現在行われている図柄変動表示で擬似連演出が行われることが確定であることが予告されている。その後は、図示省略されているが、報知領域HZの態様を除いて図289(A4)〜図289(A15)と同じ状況を経て、図293(A7)では、中図柄表示領域208bに、擬似連図柄である「継続」の装飾図柄が出現している。図示省略されていた間、報知領域HZには「継続」の文字が表示され続けており、図293(A7)に示す報知領域HZにも「継続」の文字が表示されている。図293(A8)では、「継続」の装飾図柄が仮停止(揺れ表示)され、報知領域HZ自体が非表示になる。その後、図293(A9)〜同図(A10)の擬似連導入演出を経て、図293(A11)では、擬似連演出が開始(装飾図柄の再変動が開始)され、ここでは「擬似2」の状態になる。擬似連導入演出中も非表示であった報知領域HZは、この図293(A11)において表示が再開されている。表示が再開された報知領域HZでは、消える直前まで「継続」であった数字が、「擬似2」に対応付けられた「10」の数字で表示されている。
続く図293(A12)では、チャンスボタン136が一回操作され、同図(A13)では、報知領域HZの数字が「9」に減少するとともに、報知領域HZが揺れ表示されている。チャンスボタン136は引き続き1回以上操作され(図293(A14))、図293(A15)に示す報知領域HZでは、数の表示から「継続」の表示に再び変化し、擬似連演出が再び行われることが確定であることが予告されている。その後は、図示省略されているが、報知領域HZの態様を除いて図289(A22)〜図290(A33)と同じ状況を経て、図293(A17)では、中図柄表示領域208bに、擬似連図柄である「継続」の装飾図柄が出現している。図示省略されていた間、報知領域HZには「継続」の文字が表示され続けており、図293(A17)に示す報知領域HZにも「継続」の文字が表示されている。図293(A18)では、「継続」の装飾図柄が仮停止(揺れ表示)され、報知領域HZ自体が非表示になる。その後、図293(A19)〜同図(A20)の擬似連導入演出を経て、図293(A21)では、擬似連演出が開始(装飾図柄の再変動が開始)され、ここでは「擬似3」の状態になる。擬似連導入演出中も非表示であった報知領域HZは、この図293(A21)において表示が再開されている。表示が再開された報知領域HZでは、消える直前まで「継続」であった数字が、「擬似3」に対応付けられた「20」の数字で表示されている。
続く図293(A22)では、チャンスボタン136が一回操作され、同図(A23)では、報知領域HZの数字が「19」に減少するとともに、報知領域HZが揺れ表示されている。チャンスボタン136は引き続き1回以上操作され(図293(A24))、図293(A25)に示す報知領域HZでは、数の表示から「SP」の表示に変化し、今度はスーパーリーチ演出が行われる可能性が非常に高いことが予告されている。その後は、図示省略されているが、報知領域HZの態様を除いて図290(A40)〜図291(A63)と同じ状況を経て、報知領域HZから「SP」の文字が消えた後、図291(A64)と同じように最終ジャッジ演出の導入アニメーションが開始され、以降は図291(A65)以降と同じになる。
図294は、報知領域HZで予告された演出よりも先に別の演出が行われた例を示す図である。
図294(A2)から同図(A4)までは、図293(A2)から図293(A3)までと同じであり、チャンスボタン136が3回以上操作され、図294(5)では、報知領域HZの表示が数字の表示から「SP」の表示に変わっている。報知領域HZの「SP」の表示が表示されたことで、スーパーリーチ演出が行われる可能性が非常に高いことが予告されている。その後は、図示省略されているが、報知領域HZの態様を除いて図289(A4)〜図289(A15)と同じ状況を経て、図294(A7)では、中図柄表示領域208bに、擬似連図柄である「継続」の装飾図柄が出現している。図示省略されていた間、報知領域HZには「SP」の文字が表示され続けており、図294(A7)に示す報知領域HZにも「SP」の文字が表示されている。しかしながら、この例では、ここではスーパーリーチ演出が開始されず、図294(A8)では、「継続」の装飾図柄が仮停止(揺れ表示)され、報知領域HZ自体が非表示になる。その後、図294(A9)〜同図(A10)の擬似連導入演出を経て、図294(A11)では、擬似連演出が開始され、ここでは「擬似2」の状態になる。擬似連導入演出中も非表示であった報知領域HZは、この図294(A11)において表示が再開されている。表示が再開された報知領域HZでは、消える直前まで「継続」であった数字が、「擬似2」に対応付けられた「10」の数字で表示されている。
続く図294(A12)では、チャンスボタン136が一回操作され、同図(A13)では、報知領域HZの数字が「9」に減少するとともに、報知領域HZが揺れ表示されている。チャンスボタン136は引き続き1回以上操作され(図294(A14))、図294(A15)に示す報知領域HZでは、数の表示から今度は「継続」の表示に変化し、擬似連演出が行われることが確定であることが予告されている。その後は、図示省略されているが、報知領域HZの態様を除いて図289(A22)〜図290(A33)と同じ状況を経て、図294(A17)では、中図柄表示領域208bに、擬似連図柄である「継続」の装飾図柄が出現している。図示省略されていた間、報知領域HZには「継続」の文字が表示され続けており、図294(A17)に示す報知領域HZにも「継続」の文字が表示されている。図294(A18)では、「継続」の装飾図柄が仮停止(揺れ表示)され、報知領域HZ自体が非表示になる。その後、図294(A19)〜同図(A20)の擬似連導入演出を経て、図294(A21)では、擬似連演出が開始されている。すなわち、報知領域HZにおいて予告された通り、擬似連演出が開始され、ここでは「擬似3」の状態になる。擬似連導入演出中も非表示であった報知領域HZは、この図294(A21)において表示が再開されている。表示が再開された報知領域HZでは、消える直前まで「継続」であった数字が、「擬似3」に対応付けられた「20」の数字で表示されている。
続く図294(A22)では、チャンスボタン136が一回操作され、同図(A23)では、報知領域HZの数字が「19」に減少するとともに、報知領域HZが揺れ表示されている。チャンスボタン136は引き続き1回以上操作され(図294(A24))、図294(A25)に示す報知領域HZでは、数の表示から「SP」の表示に変化し、スーパーリーチ演出が行われる可能性が非常に高いことが再び予告されている。その後は、図示省略されているが、報知領域HZの態様を除いて図290(A40)〜図290(A56)と同じ状況を経て、図291(A57)と同じように、スーパーリーチ2である剣豪リーチ演出が開始され、報知領域HZにおいて予告された通りになる。その後も図示省略されているが、報知領域HZの態様を除いて図291(A58)〜図291(A63)と同じ状況を経て、報知領域HZから「SP」の文字が消えた後、図291(A64)と同じように最終ジャッジ演出の導入アニメーションが開始され、以降は図291(A65)以降と同じになる。
図294を用いて説明した例では、図294(A5)等に示すように、直近で発生する演出とは別の演出に対応する報知領域発展演出が行われている。より具体的には、直近で発生する演出に対応する報知内容(ここでは「継続」の表示)が表示可能であるのに、あえて異なる報知内容(ここでは「SP」の表示)を表示している。
ここで、「擬似2」の状態からスーパーリーチ演出が開始される場合よりも、「擬似3」の状態からスーパーリーチ演出が開始された場合の方が、スーパーリーチ演出が開始された図柄変動表示で大当りしやすい。すなわち、擬似連回数が多くなるほど(再変動が多く行われるほど)、大当りの期待度が高くなる。ただし、擬似連演出が行われた後にスーパーリーチ演出が必ず行われるとは限らず、「擬似3」の状態からスーパーリーチ演出が開始されない場合もある。このため、スーパーリーチ演出の予告が先に行われた方が、その予告が真の予告であることを前提にすれば、遊技者は安心して、後は擬似連回数が何回になるかに着目することができる。言い換えれば、報知領域HZに、先に「継続」が表示されるよりも、先に「SP」が表示された方が、遊技者は安心する場合がある。
なお、図272では説明しなかったが、報知領域発展演出において、「継続」よりも「SP」の表示の方が、大当りの期待度は高くてもよい。ただし、その逆であってもよく、「SP」よりも「継続」の表示の方が、大当りの期待度が高くてもよい。また、両者の期待度は同じであってもよい。
図295は、「擬似3」の状態における再変動においてチャンスボタン操作を行ったところ、報知領域HZに「大盤振舞」が表示される例を示す図である。
図290(A38)から続く図295(A2)は、「擬似3」の状態である。この図295(A2)では、報知領域HZに、「擬似3」に対応付けられた「20」の数字で表示されており、チャンスボタン136が一回操作され、同図(A3)では、報知領域HZの数字が「19」に減少するとともに、報知領域HZが揺れ表示されている。チャンスボタン136は引き続き1回以上操作され(図295(A4))、図295(A5)に示す報知領域HZでは、数の表示から「大盤振舞」の表示に変化し、大当り確定であることが予告されている。「大盤振舞」が表示された報知領域HZの背景は第7態様(虹色)に変化し、ロゴ役物224Fも第7態様(虹色)に所定期間、変化する。その後は、図示省略されているが、報知領域HZの態様を除いて図290(A40)以降と同じ状況を経るが、報知領域HZからは「大盤振舞」の文字は消えず、「大盤振舞」の文字が表示されたままま最終ジャッジ演出が行われ、大当りの装飾図柄の組み合わせの揺れ表示が開始されるまで、報知領域HZには「大盤振舞」の文字が表示され続ける。その後、報知領域HZから「大盤振舞」の文字が消え、大当りの装飾図柄の組み合わせが確定表示される。
以上説明した例では、「擬似3」の状態で報知領域HZに「大盤振舞」が表示されているが、この「擬似3」の状態の方が「擬似2」の状態よりも報知領域HZに「大盤振舞」が表示されやすい。また、「擬似2」の状態の方が擬似連演出開始前の状態よりも報知領域HZに「大盤振舞」が表示されやすい。
続いて別の例について説明する。図295(B1)に示す状態は、図276(A2)から続く、擬似連演出が開始される前の状態であり、報知領域HZには数字の「10」が表示されている。この図295(B2)では、チャンスボタン136が一回操作され、同図(B3)では、報知領域HZの数字が「9」に減少するとともに、報知領域HZが揺れ表示されている。チャンスボタン136は引き続き1回以上操作され(図295(B4))、図295(B5)に示す報知領域HZでは、数の表示から「大盤振舞」の表示に変化している。「大盤振舞」が表示された報知領域HZの背景は第7態様(虹色)に変化し、ロゴ役物224Fも第7態様(虹色)に所定期間、変化する。その後は、図示省略されているが、報知領域HZの態様を除いて図289(A4)〜図289(A15)と同じ状況を経て、図295(B7)では、中図柄表示領域208bに、擬似連図柄である「継続」の装飾図柄が出現している。図示省略されていた間、報知領域HZには「大盤振舞」の文字が表示され続けており、図295(B7)に示す報知領域HZにも「大盤振舞」の文字が表示されている。図295(B8)では、「継続」の装飾図柄が仮停止(揺れ表示)され、報知領域HZ自体が非表示になる。なお、「大盤振舞」が表示されている状態に限って、非表示にならずに、継続して表示されるようにしてもよい。その後、図295(B9)〜同図(B10)の擬似連導入演出を経て、図295(B11)では、擬似連演出が開始(装飾図柄の再変動が開始)され、ここでは「擬似2」の状態になる。擬似連導入演出中も非表示であった報知領域HZは、この図295(B11)において表示が再開されている。表示が再開された報知領域HZには、「擬似2」に対応付けられた「10」の数字ではなく、「大盤振舞」の文字が再表示されている。このように、擬似連演出前(「擬似2」の状態よりも前)に報知領域HZに「大盤振舞」の文字が表示された場合は、擬似連演出開示時に報知領域HZに表示される表示は、各状態ごとに予め対応付けられていた数字ではなく、一律に「大盤振舞」の文字になる。なお、「大盤振舞」の文字が再表示されても、ロゴ役物224Fは第1態様のままであるが、「大盤振舞」の文字が再表示されてから所定期間の間は、ロゴ役物224Fが第7態様に変化してもよい。報知領域HZに「大盤振舞」が表示されている状態では、チャンスボタン136は操作されず(図295(B11)〜同図(B15))、その後は、図示省略されているが、報知領域HZの態様を除いて図289(A22)〜図290(A33)と同じ状況を経て、図295(B17)では、中図柄表示領域208bに、擬似連図柄である「継続」の装飾図柄が出現している。図示省略されていた間、報知領域HZには「大盤振舞」の文字が表示され続けており、図295(B17)に示す報知領域HZにも「大盤振舞」の文字が表示されている。図295(B18)では、「継続」の装飾図柄が仮停止(揺れ表示)され、報知領域HZ自体が非表示になる。その後、図295(B19)〜同図(B20)の擬似連導入演出を経て、図295(B21)では、擬似連演出が開始され、ここでは「擬似3」の状態になる。擬似連導入演出中も非表示であった報知領域HZは、この図295(B21)において表示が再開されている。表示が再開された報知領域HZでは、「擬似3」に対応付けられた「20」の数字ではなく、「大盤振舞」の文字が再表示されている。
図296は、図295から続く例を示す図である。
報知領域HZに「大盤振舞」が表示されているこの状態でも、チャンスボタン136は操作されず((図296(B22)〜同図(B25))、その後は、図示省略されているが、報知領域HZの態様を除いて図290(A40)以降と同じ状況を経るが、報知領域HZからは「大盤振舞」の文字は消えず、「大盤振舞」の文字が表示されたままま最終ジャッジ演出が行われ、大当りの装飾図柄の組み合わせの揺れ表示が開始されるまで、報知領域HZには「大盤振舞」の文字が表示され続ける。その後、報知領域HZから「大盤振舞」の文字が消え、大当りの装飾図柄の組み合わせが確定表示される。
図297は、操作を伴う最終ジャッジ演出を経てハズレの装飾図柄の組み合わせが揺れ表示された後に開始される場合があるワイプ演出の例を示す図である。なお、ワイプ演出については、図288でも説明しているが、図288におけるワイプ演出は、操作を伴う最終ジャッジ演出よりも前に行われる、操作を伴わないジャッジ演出を経てハズレの装飾図柄の組み合わせが揺れ表示された後に開始される演出である。
操作を伴う最終ジャッジ演出でチャンスボタン操作が行われた図286(A12)から続く図297(A2)では、図286(A13)を用いて説明した大当り確定演出は開始されず、第1装飾図柄表示装置208Lには、殿様が倒れているシーンが表示される。なお、報知領域HZの表示は、操作を伴う最終ジャッジ演出が開始される前に消えている(図286(A8))。
続く、図297(A3)では、ハズレの装飾図柄の組み合わせである「装飾6」−「装飾7」−「装飾6」が揺れ表示されており、ハズレが示唆されている。続く図297(A4)では、図272(E2)を用いて説明したワイプ演出が開始される。図297(A6)では、ワイプアウトし、通常の背景に、ハズレの装飾図柄の組み合わせ(「装飾6」−「装飾7」−「装飾6」)の揺れ表示が再表示される。続いて、復活演出が開始され、図297(A7)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、復活演出のアニメーションが表示されている。復活演出のアニメーションは、お姫様が登場し、何も表示されていない報知領域HZの一部にオーバーラップしている。なお、装飾図柄の揺れ表示も消え、第5図柄pd5が、復活演出のアニメーションにオーバーラップするように表示されている。図288(B8)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、復活演出のアニメーションが終了し、大当り確定演出の背景画像に切り替わっている。なお、報知領域HZは、復活演出のアニメーションのオーバーラップが解除されているが、何も表示されていない。続く図297(A8)では、それまでそれぞれの初期位置にあった家紋役物224Eとロゴ役物224Fの両方が、第1装飾図柄表示装置208Lの前に出現し、第7態様で発光している。図297(A10)では、家紋役物224Eとロゴ役物224Fそれぞれが初期位置へ戻り、第1装飾図柄表示装置208Lには、大当りの装飾図柄の組み合わせである「装飾6」−「装飾6」−「装飾6」が揺れ表示されている。なお、初期位置に戻った家紋役物224Eもロゴ役物224Fも、第7態様での発光は継続している。図297(A11)では、大当りの装飾図柄の組み合わせが確定表示されている。
なお、復活演出は、チャンスボタン操作を伴う演出であってもよい。ボタン操作の後に成功パターンや失敗パターンのアニメーションを行うように構成してもよい。この場合における成功パターンが図297(A7)に相当する。また、チャンスボタン操作を伴う演出の場合には、この演出はジャッジ演出ということになる。
続いて別の例について説明する。報知領域HZに「大盤振舞」の表示が表示されている状態で、操作を伴う最終ジャッジ演出でチャンスボタン操作が行われた図288(A32)から続く図297(B2)では、報知領域HZに「大盤振舞」の表示が継続して表示されているものの、大当り確定演出は開始されず、第1装飾図柄表示装置208Lには、殿様が倒れているシーンが表示される。
続く、図297(B3)では、ハズレの装飾図柄の組み合わせである「装飾6」−「装飾7」−「装飾6」が揺れ表示されており、図297(B4)では、ワイプ演出が開始され、同図(B6)では、ワイプアウトする。ワイプ演出中も、報知領域HZには「大盤振舞」の表示が表示されているものの、図297(B6)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、通常の背景に、ハズレの装飾図柄の組み合わせ(「装飾6」−「装飾7」−「装飾6」)の揺れ表示が再表示されている。ここでも、報知領域HZには「大盤振舞」の表示が表示されており、この後、復活演出が開始される。図297(B6)における報知領域HZの「大盤振舞」の表示は、復活演出の予告表示にも相当する。図297(B7)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、復活演出のアニメーションが表示されている。復活演出のアニメーションは、お姫様が登場し、報知領域HZの「大盤振舞」の表示にオーバーラップしており、アニメーション開始前に比べて、「大盤振舞」の表示は視認困難になっている。なお、「大盤振舞」の表示が、復活演出のアニメーションにオーバーラップするようにして、「大盤振舞」の表示を見えやすくしてもよい。図288(B8)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、復活演出のアニメーションが終了し、大当り確定演出の背景画像に切り替わっている。なお、報知領域HZの「大盤振舞」の表示が見えるようになっている。続く図297(B8)では、それまでそれぞれの初期位置にあった家紋役物224Eとロゴ役物224Fの両方が、第1装飾図柄表示装置208Lの前に出現し、第7態様で発光している。図297(B10)では、家紋役物224Eとロゴ役物224Fそれぞれが初期位置へ戻り、第1装飾図柄表示装置208Lには、大当りの装飾図柄の組み合わせである「装飾6」−「装飾6」−「装飾6」が揺れ表示されている。なお、初期位置に戻った家紋役物224Eもロゴ役物224Fも、第7態様での発光は継続している。報知領域HZの「大盤振舞」の表示は、この揺れ表示が開始されるまで、消えずに表示され続ける。そして、確定表示が行われる前に報知領域HZから「大盤振舞」の表示が消え、図297(B11)では、大当りの装飾図柄の組み合わせが確定表示されている。一方、初期位置に戻った家紋役物224Eとロゴ役物224Fは、確定表示が開始されても、第7態様で発光し続けている。
図297(B2)〜同図(B11)に示す例では、ワイプ演出中や、その後のハズレを示唆する場面(装飾図柄のバズレの組み合わせの揺れ表示中)に、「大盤振舞」が表示されているため、遊技者は安心して遊技を楽しむことができるはずであるが、「大盤振舞」が表示されているにも関わらず、ワイプ演出が実行されたり、その後のハズレを示唆する場面が表示されることで、遊技者には多少なりとも緊張感を与え、遊技の興趣が向上する場合がある。特に、復活演出のアニメーションによって、「大盤振舞」の表示が見えにくくなる場面では、遊技者の緊張感が高まる場合がある。
図298は、一回のチャンスボタン操作に応じて、報知領域発展演出と通常のボタン演出の両方が実行される例を示す図である。
図276(A8)から続く図298(A2)では、報知領域HZには、数字の「10」が表示されている。この状態でチャンスボタン136が一回操作され、図298(A3)では、報知領域HZの数字が「9」に減少するとともに、報知領域HZが揺れ表示されている。この図298(A3)でもチャンスボタン136が1回操作され、同図(A4)では、報知領域HZの数字が「8」に減少する。また、チャンスボタン136が、リーチ中に2回操作されたことから、ロゴ役物224Fの態様も2段階昇格している。さらに、図298(A4)でもチャンスボタン136が1回操作され、同図(A5)では、報知領域HZの数字が「7」に減少し、ロゴ役物224Fの態様もさらに1段階昇格し、第4態様(緑色)に変化している。チャンスボタン136はこの後も連打され(図298(A6)参照)、図298(A7)では、報知領域HZの数字が「1」まで減少し、ロゴ役物224Fは第5態様(赤色)に変化している。
図298(A9)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、スーパーリーチへの発展煽り演出が終了し、殿様の敵である剣豪が発見された様子が表示されている。スーパーリーチへの発展煽り演出が終了すると、ロゴ役物224Fの態様は、デフォルトの態様(第1態様)に戻っている。なお、報知領域HZには、数字の「1」が表示され続けている。
続く図298(A10)から図298(A14)までは、報知領域HZの表示態様の違いを除いて図282(A11)から図282(A15)までと同じであり、スーパーリーチ演出の導入演出において強パターンの役物動作演出が行われた後、スーパーリーチ2である剣豪リーチ演出に発展し、まずは、通常のボタン演出が開始されている。なお、図298(A12)から図298(A14)の間も報知領域HZでは数字の「1」の表示が表示され続けている。報知領域HZに数字の「1」が表示されている状態の図298(A15)では、通常のボタン演出における操作有効期間が開始されており、チャンスボタン136が一回操作されている。このボタン操作に応じて、図298(A16)では、背景が第6態様である、強パターンのカットイン画像CIwが表示されている。強パターンのカットイン画像CIsは、報知領域HZの表示部分にオーバーラップし、オーバーラップする前に比べて、報知領域HZの表示部分は視認困難になっている。ただし、報知領域HZは揺れ表示されており、チャンスボタン136の操作によって表示が変化したことが伺える。実際には、図298(A15)のタイミングにおけるチャンスボタン136の操作に応じて、報知領域HZでは、数字の「1」の表示から「Chance」の表示に変化している。また、強パターンのカットイン画像CIsの表示に合わせて、カットイン画像CIwの背景の態様と同じ態様(第6態様)に、家紋役物224Eとロゴ役物224Fはそれぞれ発光している。
この後、強パターンのカットイン画像CIsが消え、報知領域HZに表示された「Chance」の文字が視認容易になるが、最終ジャッジ演出が開始されるため、すぐに「Chance」の文字は消えてしまう。以降は、図286(A8)以降と同じになる。
以上説明した図298(A2)〜同図(A16)の例によれば、図298(A4)〜同図(A8)における、チャンスボタン操作に応じたロゴ役物224Fの発光態様の変化と、図298(A15)〜同図(A16)におけるボタン演出といった、チャンスボタン136の操作を伴う演出が2種類行われており、こられの内の一方のチャンスボタン136の操作を伴う演出(ボタン演出)と報知領域発展演出が重なっている。また、報知領域発展演出につなげるためのボタン操作が、チャンスボタン136の操作を伴うこれら2種類の演出にも利用されており、チャンスボタン操作の効率が良い。
続いて別の例について説明する。図298(B2)は、図298(A15)と同じタイミングである。すなわち、通常のボタン演出における操作有効期間が開始されているタイミングになる。図298(A15)では、報知領域HZの表示は数字の「1」であったが、図298(B2)では、報知領域HZの表示が数字の「2」である。この図298(B2)でも、チャンスボタン136が一回操作されている。このボタン操作に応じて、図298(B3)でも、同図(A16)と同じく、強パターンのカットイン画像CIwが表示されるとともに、家紋役物224Eとロゴ役物224Fがともに第6態様(金色)で発光する。また、図298(B3)に示す報知領域HZは揺れ表示されており、チャンスボタン136の操作によって表示が変化したことが伺える。実際には、数字の「1」に変化している。そして、図298(B3)では、チャンスボタン136がもう一回操作されている。すると、図298(B4)に示すように、背景が第6態様である強パターンのカットイン画像CIwと、第6態様で発光する家紋役物224Eには変化はないが、ロゴ役物224Fだけが第6態様から第7態様(虹色)に変化する。図298(B4)に示す報知領域HZも揺れ表示されており、チャンスボタン136の操作によって表示が変化したことが伺える。実際には、数字の「1」から「大盤振舞」に変化している。
図298(B5)では、強パターンのカットイン画像CIsが消え、報知領域HZに表示された「大盤振舞」の文字が視認容易になっている。また、家紋役物224Eはデフォルトの態様(第1態様)に戻っている。一方、ロゴ役物224Fは、報知領域発展演出として予め定められた期間、第七態様に発光するため、まだ第七態様で発光しているが、予め定められた期間が経緯すると、デフォルトの態様(第1態様)に戻る。以降は、図288(A29)以降と同じであり、報知領域HZに表示された「大盤振舞」は、大当りの装飾図柄の組み合わせの確定表示の直前まで表示され続ける。
以上説明した図298(B2)〜同図(B5)の例によれば、他のボタン演出において新たな演出が開始された後(直後)に、報知領域発展演出が新たに発生している。この結果、この例では、ロゴ役物224Fの態様が、新たに発生した報知領域発展演出に合わせて変更(上書き)されている。このように、報知領域発展演出と他の演出とで、共通の演出手段が用いられる場合には、報知領域発展演出の方を優先してもよいし、後から発生した演出を優先してもよいし、あるいは反対に、先に発生していた演出を優先してもよい。また、別々の演出手段が用いられる場合であっても、演出期間が重複する場合には、報知領域発展演出の方を優先してもよいし、後から発生した演出を優先してもよいし、あるいは反対に、先に発生していた演出を優先してもよい。
図299は、報知領域発展演出と他の演出が重複する場合の例を示す図である。
この図299には2つの例が示されている。すなわち、図299(A2)から同図(A10)までに示す例と、同図(B2)から同図(B10)までに示す例との2つの例が示されている。
以下、2つの例に共通する事項については一緒に説明する。図299(A2)から同図(A6)まで、および同図(B2)から同図(B6)までは、図298(A2)から図298(A9)までと同じであり、ノーマルリーチ(探索リーチ)中に、チャンスボタン操作が9回あり、スーパーリーチへの発展煽り演出が終了し、敵役の剣豪が発見させれた図299(A6)では、報知領域HZに数字の「1」が表示されている。
図299(A7)および同図(B7)では、スーパーリーチ演出の導入演出が開始され、第1装飾図柄表示装置208Lの背景画面がエフェクト画面に切り替わり、報知領域HZの表示が消えている。以下、2つの例を分けて説明する。
図299(A7)では、チャンスボタン136が一回操作され、図299(A8)に示す第1装飾図柄表示装置208Lの背景画面は、依然としてエフェクト画面のままであり、報知領域HZの表示は消えているが、ロゴ役物224Fが初期位置で第7態様に発光している。すなわち、報知領域HZに表示される「大盤振舞」に対応した報知領域発展演出が開始されている。やがて、図299(A9)に示すように、導入演出の続きとして、強パターンの役物動作演出が行われている。すなわち、家紋役物224Eとロゴ役物224Fの両方が、第1装飾図柄表示装置208Lの前に出現し、八代役物224Faと将軍役物224Fbが分離動作を行って、これらの間に家紋役物224Eが位置し、これら3つの役物224Fa,224Fb,224Eそれぞれが第5態様(赤色)で発光している。八代役物224Faと将軍役物224Fbからなるロゴ役物224Fは、報知領域発展演出でも用いられていたが、後から発生した役物動作演出でも用いられるため、報知領域発展演出の演出データが役物動作演出の演出データによって上書きされ、ロゴ役物224Fは第7態様から第5態様に変化したことになる。
図299(A10)では、導入演出が終了し、家紋役物224Eもロゴ役物224Fも初期位置に戻って第1態様の状態になり、第1装飾図柄表示装置208Lでは、スーパーリーチ2である剣豪リーチ演出が開始され、報知領域HZが再表示されている。図299(A10)に示す報知領域HZには「大盤振舞」が表示されている。以降は、図287(A23)以降と同じになる。
一方、図299(B7)では、この段階では、チャンスボタン136は操作されておらず、導入演出の続きとして、図299(B8)に示すように、強パターンの役物動作演出が行われる。強パターンの役物動作演出では、八代役物224Fa、将軍役物224Fb、および家紋役物224Eの3つの役物それぞれが、第1装飾図柄表示装置208Lの前で第5態様(赤色)で発光している。この状態で、チャンスボタン136が操作されるが、図299(B9)に示すように、何ら変化は起こらない。すなわち、上記3つの役物それぞれが、第1装飾図柄表示装置208Lの前で第5態様(赤色)で発光し続けている。
やがて導入演出が終了し、図299(B10)では、家紋役物224Eもロゴ役物224Fも初期位置に戻って第1態様の状態になり、第1装飾図柄表示装置208Lでは、スーパーリーチ2である剣豪リーチ演出が開始されている。この図299(B10)に示す第1装飾図柄表示装置208Lには、報知領域HZが再表示されており、その報知領域HZには「大盤振舞」が表示されている。したがって、チャンスボタン操作があった後の図299(B9)では、そのチャンスボタン操作に応じた報知領域発展演出におけるロゴ役物224Fによる第7態様の発光演出が行われていないことになり、この例では、導入演出における強パターンの役物動作演出の方が優先させたかたちになっている。以降は、図287(A23)以降と同じになる。
図299を用いて説明した2つの例によれば、報知領域HZが非表示になっている期間(消えている期間)であっても、チャンスボタン操作は受け付けられる。ただし、他の演出が先に開始されていると、チャンスボタン操作に応じた報知領域発展演出が実行されない場合がある(図299(B9))。また、チャンスボタン操作に応じた報知領域発展演出が先に開始されても、後から開始される他の演出に置き換えられる場合もある(図299(A9)。
図300は、ワイプ演出中にチャンスボタン操作があった場合の例を示す図である。
図291(A63)を用いて説明したように、最終ジャッジ演出が開始される前に、報知領域HZから数字の表示は消えるため、ここでのワイプ演出は、操作を伴う最終ジャッジ演出よりも前に行われる、操作を伴わないジャッジ演出を経てハズレの装飾図柄の組み合わせが揺れ表示された後に開始される演出である。なお、最終ジャッジ演出が開始される前に、報知領域HZから数字の表示が消えない態様である場合には、図300に示す例が適用可能になる。
また、この図300にも2つの例が示されている。すなわち、図300(A2)から同図(A9)までに示す例と、同図(B2)から同図(B11)までに示す例との2つの例が示されている。
以下、2つの例に共通する事項については一緒に説明する。図300(A2)および同図(B2)は、図282(A18)の段階で報知領域HZに「1」が表示されている場合の続きになり、図300(A2)でも報知領域HZには「1」が表示されており、同図(B2)でも報知領域HZには「1」が表示されている。操作を伴わないジャッジ演出が行われた結果、ジャッジ結果は殿様の負けであり、図300(A2)および同図(B2)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、殿様が倒れている。続く、図300(A3)および同図(B3)では、ハズレの装飾図柄の組み合わせである「装飾6」−「装飾7」−「装飾6」が揺れ表示されており、図300(A4)および同図(B4)ではワイプ演出が開始されている。この例では、図300(A4)および同図(B4)に示すように、ワイプ演出中にチャンスボタン136が操作される。ワイプ演出中も、報知領域HZは表示されている。以下、2つの例を分けて説明する。
図300(A5)に示す報知領域HZでは、チャンスボタン操作に応じて、数字の「1」から「クエスチョンマーク」の表示に変化するとともに、報知領域HZが揺れ表示されている。図300(A6)では、ワイプアウトし、通常の背景に、ハズレの装飾図柄の組み合わせ(「装飾6」−「装飾7」−「装飾6」)の揺れ表示が再表示される。ワイプアウトしたタイミングでも、報知領域HZは消えず、また「クエスチョンマーク」の表示も表示されて続けているが、やがて、揺れ表示中に「クエスチョンマーク」の表示は消える(図300(A7))。この例では、最後まで、チャンスボタン136は操作されず、図300(A9)では、ハズレの装飾図柄の組み合わせの確定表示が行われている。なお、図300(A5)のタイミングで報知領域HZに表示される予告表示は、「クエスチョンマーク」に代えて「Chance」であってもよい。
一方、図300(B5)に示す報知領域HZでは、チャンスボタン操作に応じて、数字の「1」から「大盤振舞」の表示に変化するとともに、予め定められた期間に限って、ロゴ役物224Fが初期位置で第7態様に発光している。続いて、この例では、復活演出が開始され、以降は、図297(B7)以降と同じになる。ここで、報知領域HZに表示されていた「大盤振舞」の表示は、復活演出が開始されることを予告する表示ではない。
なお、図300(A2)から同図(A9)までに示す例で大当りする場合には、図300(A6)と同図(A7)の間で同図(B7)に示す復活演出が開始される場合があってもよい。ここで、報知領域HZに表示されていた「クエスチョンマーク」の表示や、「クエスチョンマーク」に代えて表示可能な「Chance」の表示は、復活演出が開始されることを予告する表示ではない。
以上、図300を用いて説明した2つの例のように、ハズレの装飾図柄の組み合わせが揺れ表示された後に開始される場合があるワイプ演出においてもチャンスボタン136の操作を受付けて、報知領域発展演出が実行されるようにしてもよい。ただし、ワイプ演出においてはチャンスボタン136の操作を受付けないようにしてもよいし、受付けても報知領域発展演出は実行しないようにしてもよい。
図301は、チャンスボタン136を長押した場合の例を示す図である。
図301(A2)に示す状態は、図276(A2)から続く状態であり、報知領域HZには数字の「10」が表示されている。この図301(A2)では、チャンスボタン136の操作が行われる。ここでの操作は、チャンスボタン136を押し続けられる、いわゆる長押し操作である。図301(A3)では報知領域HZの数字が「9」に減少している。図301(A3)もチャンスボタン136が押し続けられており、オート連打機能が発動する。オート連打機能では、チャンスボタン136を一定時間以上押し続けると、連打しているとみなす機能であり、連打した場合の演出と同じ演出が実行される。図301(A4)もチャンスボタン136が押し続けられており、報知領域HZの数字が「8」に減少している。この後もチャンスボタン136は押し続けられ(図301(A5))、報知領域HZの数字が減少していく場合と、早々に予告表示に切り替わる場合とがある。図301(A6)に示す報知領域HZでは、数の表示から「継続」の表示に変化している。遊技者は、報知領域HZが数字の表示から予告表示に切り替わったことで、長押しを止める。なお、このまま長押しを続けても、報知領域HZの表示は「継続」から変化することはない。また、一回の長押し操作では、所定回数分の単発操作としてしか機能しないことが定められていてもよい。例えば、一回の長押しが、10回分の単発操作として機能する場合には一度の長押しで予告表示に必ず切り替えることができるが、5回分の単発操作としてしか機能しない場合には、報知領域HZの数字は、チャンスボタン136の操作一回で1ずつ減少することから、報知領域HZの数字は5しか減らないことになる。また、一回の長押しで、報知領域HZの数字は、所定数までしか減らないように設定されていてもよい。例えば、必ず一旦「1」が表示されるように「1」までしか減らない設定であれば、どんなに長く押しても、報知領域HZの数字は「1」までしか減らないことになる。
図301(A7)より後は、一旦図示省略されているが、報知領域HZの態様を除いて図289(A4)〜図289(A16)と同じ状況を経て、図301(A9)では、擬似連図柄である「継続」の装飾図柄が仮停止(揺れ表示)されている。図示省略されていた間、報知領域HZには「継続」の文字が表示され続けていたが、この図301(A9)では、報知領域HZ自体が非表示になっている。以降は、図289(A18)以降と同じになる。
続いて、別の例について説明する。以下に説明する例では、チャンスボタン136の操作に応じてメータが上昇する操作量メータMT11が、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面の左下に表示される。図301(B2)は、同図(A6)からの続きであり、報知領域HZには「継続」が表示さている。図301(B3)では、ボタン連打演出が開始され、画面左下には空の情態の操作量メータMT11が表示され、画面中央にはボタン画像136aとともに「メータMAXで擬似連だ」の表示が行われている。ここでは、報知領域HZに「継続」が表示されており、擬似連演出が開始されることが確定であることが予告されているため、二重予告になる。なお、「メータMAXで擬似連だ」に代えて「メータMAXでSPだ」等の、擬似連演出以外の演出(或る演出)の開始を予告してもよい。図301(B4)では、ボタン画像136aに、チャンスボタン136の操作(押下)を促す促進表示としての、矢印の表示136bおよび「連打」という文字表示と、残期間メータ表示136cが追加表示され、操作有効期間が開始される。すなわち、ボタン操作されたら第一の演出(ここではボタン連打演出)が開始される状態(或るボタン操作受付状態)であり、この状態で、チャンスボタン136の操作が開始され、図301(B5)でもチャンスボタン136が押し続けられており、オート連打機能が発動する。残期間メータ表示136cの残期間が減る一方で、操作量メータMT11はメータ上昇を続け、図301(B9)では、操作量メータMT11が満タン状態になっている。遊技者は、操作量メータMT11が満タン状態になるまでチャンスボタン136の長押しを続け、操作量メータMT11が満タンになった時点で長押しを止める。図301(B10)では、「擬似連GET」の文字が表示されている。なお、この「擬似連GET」の文字はすぐに消えるが、報知領域HZでは「継続」が表示され続けている。その後は、一旦図示省略されているが、報知領域HZの態様を除いて図289(A4)〜図289(A16)と同じ状況を経て、図301(B12)では、擬似連図柄である「継続」の装飾図柄が仮停止(揺れ表示)されている。図示省略されていた間、報知領域HZには「継続」の文字が表示され続けていたが、この図301(B12)では、報知領域HZ自体が非表示になっている。以降は、図289(A18)以降と同じになる。
なお、操作量メータMT11が満タン状態になる演出パターンが選択されている状態において、満タン状態になるまでのチャンスボタン136の操作回数は選択された演出パターンによって異なるように構成してもよい。例えば、10回の操作で満タン状態になる演出パターンや、20回の操作で満タン状態になる演出パターンを備えてもよい。また、1回の操作で満タン状態になる演出パターンを備えてもよい。あるいは、1回の操作で満タン状態になる演出パターンを備えないように構成してもよく、この場合には、報知領域HZにおける「数字」の表示が 予告表示に変化するよりも、操作量メータMT11を満タン状態にする方が、チャンスボタン136を多く操作しなければならないように構成してもよい。
図302は、報知領域HZに数が表示されている状態でボタン連打や長押しを伴う演出が開始される例を示す図である。
図302(A2)に示す状態は、図276(A2)から続く状態であり、報知領域HZには数字の「10」が表示されている。報知領域HZに「10」が表示されて開始される場合が最も多くなるように構成されている。すなわち、報知領域HZに「5」が表示されて開始される場合よりも、報知領域HZに「20」が表示されて開始される場合よりも、報知領域HZに「10」が表示されて開始される場合の方が頻度が高くなるように構成されている。続く図302(A3)では、ボタン連打演出が開始され、画面左下には空の情態の操作量メータMT11が表示され、画面中央にはボタン画像136aとともに「メータMAXで擬似連だ」の表示が行われている。なお、「メータMAXで擬似連だ」に代えて「メータMAXでSPだ」等の、擬似連演出以外の演出の開始を予告してもよい。図301(A4)では、ボタン画像136aに、チャンスボタン136の操作(押下)を促す促進表示としての、矢印の表示136bおよび「連打」という文字表示と、残期間メータ表示136cが追加表示され、操作有効期間が開始される。すなわち、ボタン操作されたら第一の演出(ここでもボタン連打演出)が開始される状態(或るボタン操作受付状態)であり、この状態で、チャンスボタン136の操作が開始され、図301(A5)でもチャンスボタン136が押し続けられており、オート連打機能が発動する。図301(A5)に示す報知領域HZでは、数字が「10」から「9」に減少している。一方、操作量メータMT11は1目盛り上昇している。この例では、チャンスボタン136の長押し操作が、ボタン連打演出にも、報知領域HZに表示された数字を減らすことにも、有効に扱われている。この後、チャンスボタン136の長押しが続き、先に、図302(A7)に示すように、報知領域HZの表示が数字の表示から「継続」の表示に変わる。図302(A7)に示す操作量メータMT11は、まだ満タンになっていない。なお、報知領域HZに「5」が表示されて開始される場合にも、操作量メータMT11が満タンになるよりも前に、報知領域HZの表示が予告表示に変わりやすいか、あるいは必ず変わる。また、報知領域HZに「20」が表示されて開始される場合であっても、操作量メータMT11が満タンになるよりも前に、報知領域HZの表示が予告表示に変わりやすいか、あるいは必ず変わってもよいし、反対に、報知領域HZに「20」が表示されて開始された場合には、操作量メータMT11が先に満タンになってもよい。操作量メータMT11が満タンになって表示される「擬似連GET」の文字は、信頼度が100%(擬似連確定)であってもよいし、100%未満であってもよい。「擬似連GET」の文字の信頼度が100%未満である場合には、操作量メータMT11が先に満タンになってもチャンスボタン操作を続け、報知領域HZに「継続」が表示されることを狙う方が、正確な情報を得ることができる。また、報知領域HZにおける数字から予告表示への切り替えと、操作量メータMT11のメータ満タンは、どちらが先に表示開始されても、あるいは同時に表示開始されても、チャンスボタン136が操作されれば、報知領域HZにおける予告表示への切り替えが必ず先に行われるように決まっていてもよいし、反対に、操作量メータMT11のメータ満タンが必ず先に行われるように決まっていてもよい。
報知領域HZに「継続」が表示された時点で、擬似連演出の実行は確定になるため、長押しを止めてもよいが、この例では、操作量メータMT11を満タンにすべく、チャンスボタン137の長押しが継続される。図302(A9)では、報知領域HZにおける「継続」の表示開始に遅れて、操作量メータMT11が満タンになり、続く同図(B10)では、「擬似連GET」の文字が表示されている。遊技者は、操作量メータMT11が満タンになった時点で長押しを止める。なお、この例では、オート連打機能が発動したが、オート連打機能が発動しない場合には、操作量メータMT11を満タンにするには、報知領域HZにおける最も表示頻度の高い初期値である「10」よりも多くの操作回数(例えば、30回)が必要である。
その後は、一旦図示省略されているが、報知領域HZの態様を除いて図289(A4)〜図289(A16)と同じ状況を経て、図302(A12)では、擬似連図柄である「継続」の装飾図柄が仮停止(揺れ表示)されている。図示省略されていた間、報知領域HZには「継続」の文字が表示され続けていたが、この図302(A12)では、報知領域HZ自体が非表示になっている。以降は、図289(A18)以降と同じになる。
なお、この例にも、また、図301(B2)〜同図(B12)を用いて説明した例にも、上述した長押し操作に関することは適用可能である。すなわち、一回の長押し操作では、所定回数分の単発操作としてしか機能しないことが定められていてもよい。例えば、一回の長押しが、10回分の単発操作として機能する場合には一度の長押しで予告表示に必ず切り替えることができるが、5回分の単発操作としてしか機能しない場合には、報知領域HZの数字は、チャンスボタン136の操作一回で1ずつ減少することから、報知領域HZの数字は5しか減らないことになる。また、一回の長押しで、報知領域HZの数字は、所定数までしか減らないように設定されていてもよい。例えば、必ず一旦「1」が表示されるように「1」までしか減らない設定であれば、どんなに長く押しても、報知領域HZの数字は「1」までしか減らないことになる。
次に、図302(B2)〜同図(B12)の例について説明する。この例は、チャンスボタン136の長押しが要求される通常の長押し演出の例である。図302(B2)は、同図(A6)からの続きであり、報知領域HZには「継続」が表示さている。図302(B3)では、ボタン長押し演出が開始され、画面左下にはカウント表示が表示され、画面中央にはボタン画像136aとともに「長押しでカウント10を目指せ」の表示が行われている。図302(B5)では、ボタン画像136aに、チャンスボタン136の操作(押下)を促す促進表示としての、矢印の表示136bおよび「長押し」という文字表示と、残期間メータ表示136cが追加表示され、操作有効期間が開始される。すなわち、ボタン操作されたら第一の演出(ここでは長押し演出)が開始される状態(或るボタン操作受付状態)であり、この状態で、チャンスボタン136の長押し操作が開始され、残期間メータ表示136cの残期間が減る一方で、画面左下のカウント表示はカウントアップを続け、操作有効期間一杯まで長押し操作が続けられる。図301(B9)では、残期間メータ表示136cが0になる直前であり、カウント表示は9である。そして、残期間メータ表示136cが0になると同時にカウント表示は10になり、図301(B9)では、スーパーリーチ演出を獲得したことを報知する「SP GET」という文字表示が表示されている。この文字表示も、信頼度は100%であってもよいし、100%未満であってもよい。また、スーパーリーチ演出に限らず、ノーマルリーチ演出であってもよいし、擬似連演出等であってもよく、要するに「或る演出」であればよい。また、「擬似連 GET」である場合には、この例では、報知領域HZにおける「継続」の表示よりも後に表示されているが、報知領域HZにおける「継続」の表示よりも先に表示される場合があってもよい。
図302(B10)に示す「SP GET」の文字はすぐに消えるが、報知領域HZでは「継続」が表示され続けている。その後は、一旦図示省略されているが、報知領域HZの態様を除いて図289(A4)〜図289(A16)と同じ状況を経て、図302(B12)では、擬似連図柄である「継続」の装飾図柄が仮停止(揺れ表示)されている。図示省略されていた間、報知領域HZには「継続」の文字が表示され続けていたが、この図302(B12)では、報知領域HZ自体が非表示になっている。以降は、図289(A18)以降と同じになる。
なお、この例では、カウントが10になった場合であっても、ボタン画像136aは消えず、ボタン長押し演出は終了せずに継続され、「SP GET」といった文字等は、操作有効期間経過後でなければ表示されることはない。このため、長押し演出は、結果が出るまでに時間がかかる演出である。
また、チャンスボタン136といった操作手段の操作について補足すると、ここで説明した長押し操作とは、チャンスボタン136が押下操作されている状態が所定時間(例えば、0.5秒)以上維持されている操作態様のことであり、連打操作とは、チャンスボタン136による押下操作を複数回行う操作態様のことである。本実施形態では、演出ボタン136を用いた演出の内容に応じて長押しオート連打機能を有効又は無効にしている。本実施形態において、長押しオート連打機能が有効な状態では、演出ボタン136が継続して押下されている間、一定間隔(例えば、200ms間隔)による連打操作が疑似的に行われるように構成されている。また、本実施形態では、演出ボタン136による1回の押下操作(単発操作)を行わせる演出において、演出ボタン136による単発操作を適切に行わせるために、長押しオート連打機能は、演出ボタン136の押下操作が開始されてから所定時間(例えば、500ms)が経過するまでは疑似的な連打操作が開始されないように構成されている。また、演出ボタン136による1回の押下操作(単発操作)は、第一の操作態様の一例である。また、チャンスボタン136による所定時間以上の長押し操作は、第一の操作態様よりも操作が継続している期間が長い第二の操作態様の一例である。
また、上述したチャンスボタン136の操作を伴う例では、チャンスボタン136による1回の押下操作(単発操作)により、操作の結果を表示するようにしたが、例えば、チャンスボタン136による長押し操作がなされることにより、操作の結果が表示されるようにしてもよい。また、例えば、チャンスボタン136による連打操作がなされることにより、操作の結果が表示されるようにしてもよい。また、上述したチャンスボタン136の操作を伴う例では、単発操作によるチャンスボタン136の演出を複数回行うものとしたが、複数回の演出を、単発操作による演出、長押し操作による演出及び連打操作による演出のうちの2以上の組み合わせによって構成してもよい。また、上述したチャンスボタン136の操作を伴う例において、長押しオート連打機能を有効な状態にしてもよく、チャンスボタン136が継続的に押下され続けている場合には、チャンスボタン136による押下操作に伴う演出を疑似的な連打操作に合わせて順次行うようにしてもよい。すなわち、このチャンスボタン136の操作を伴う例では、チャンスボタン136が連打された場合にも操作の結果が表示され、長押しされた場合にも同じ操作の結果が表示されるということができる。また、上述したチャンスボタン136の操作を伴う例では、長押しオート連打機能を無効な状態にしてもよい。
また、上述したチャンスボタン136の操作を伴う例では、チャンスボタン136による1回の押下操作(単発操作)により、操作の結果を表示するようにしたが、例えば、チャンスボタン136による長押し操作がなされることにより、操作の結果が表示されるようにしてもよい。また、例えば、チャンスボタン136による連打操作がなされることにより、操作の結果が表示されるようにしてもよい。また、上述したチャンスボタン136の操作を伴う例では、単発操作によるチャンスボタン136の演出を複数回行うものとしたが、複数回の演出を、単発操作による演出、長押し操作による演出及び連打操作による演出のうちの2以上の組み合わせによって構成してもよい。また、上述したチャンスボタン136の操作を伴う例において、長押しオート連打機能を有効な状態にしてもよく、チャンスボタン136が継続的に押下され続けている場合には、チャンスボタン136による押下操作に伴う演出を疑似的な連打操作に合わせて順次行うようにしてもよい。このとき、チャンスボタン136の操作を受け付け可能な状態となると、すぐにチャンスボタン136による疑似的な押下操作が行われるので、残時間メーターの更新がチャンスボタン136の操作を受け付け可能な状態で行われる場合には、残時間メーターの残り時間の表示態様がほとんど変化しないで演出が行われる場合がある。すなわち、このチャンスボタン136の操作を伴う例では、チャンスボタン136が連打された場合にも操作の結果が表示され、長押しされた場合にも同じ操作の結果が表示されるということができる。また、上述したチャンスボタン136の操作を伴う例では、長押しオート連打機能を無効な状態にしてもよい。
また、これまでに説明した実施例も含めて、チャンスボタン136とチャンスボタン136に係る演出(ボタン演出)との関係について例示すると、以下のようになる。
(1)チャンスボタン136による1回の押下操作(単発操作)を実行させるボタン演出(単発操作演出)が開始された後で、単発操作が行われた場合は、操作の結果に関する演出が実行される。
(2)単発操作演出が連続で複数回実行される場合において、チャンスボタン136による長押し操作が行われた場合は、最初のボタン演出に係る操作の結果に関する演出のみが実行される。又は、全てのボタン演出に係る操作の結果に関する演出が実行される。
(3)チャンスボタン136による複数回の押下操作(連打操作)を実行させるボタン演出(連打操作演出)が開始された後で、連打操作が行われた場合は、操作の結果に関する演出が実行される。また、連打操作演出が開始された後で、チャンスボタン136による長押し操作が行われた場合は、長押しオート連打機能が有効である場合には、操作の結果に関する演出が実行される。
(4)長押し操作演出が開始された後で、連打操作が行われた場合は、例えば、チャンスボタン136の押下累積時間に応じた演出が実行される等、それなりに演出が進む場合がある。また、長押し操作演出が開始された後で、長押し操作が行われた場合は、操作の結果に関する演出が実行される。この場合、例えば、長押しオート連打機能が有効である場合には、疑似的な連打操作が行われることにより、それなりに演出が進むようにしてもよいし、チャンスボタン136が長押し操作されたとして操作を受け付けるようにしてもよい。
(5)チャンスボタン136が継続的に押下されている状態(継続押下状態)において、単発操作演出が開始された場合は、継続押下状態が維持されている限りでは、チャンスボタン136による操作を受け付けない。
(6)継続押下状態において、連打操作演出が開始された場合は、長押しオート連打機能が有効である場合には、疑似的な連打操作が行われることにより、操作の結果に関する演出が実行される。この場合において、連打操作演出が開始された時から疑似的な連打操作が行われる。また、継続押下状態において、連打操作演出が開始された場合は、疑似的な単発操作が行われてから所定時間後(例えば、0.5秒後)に疑似的な連打操作が行われるようにしてもよい。また、継続押下状態において、連打操作演出が開始された場合は、継続押下状態が維持されている限りでは、チャンスボタン136による操作を受け付けない。
(7)継続押下状態において、長押し操作演出が開始された場合は、継続押下状態が維持されている限りでは、チャンスボタン136による操作を受け付けない。
(8)継続押下状態において、単発操作演出が開始され、その後に単発操作演出が開始された場合は、これらの単発操作演出についての操作の結果に関する演出が実行される。又は、先に開始された単発操作演出についての操作の結果に関する演出のみが実行される。又は、後に開始された単発操作演出についての操作の結果に関する演出のみが実行される。又は、予め定められた優先順位の高い単発操作演出についての操作の結果に関する演出のみが実行される。又は、継続押下状態が維持されている限りでは、いずれの演出についても実行されない。
(9)継続押下状態において、単発操作演出が開始され、その後に連打操作演出が開始された場合は、単発操作演出についての操作の結果に関する演出及び連打操作演出についての操作の結果に関する演出が実行される。又は、単発操作演出についての操作の結果に関する演出のみが実行される。又は、連打操作演出についての操作の結果に関する演出のみが実行される。又は、継続押下状態が維持されている限りでは、いずれの演出についても実行されない。
(10)継続押下状態において、単発操作演出が開始され、その後に長押し操作演出が開始された場合は、単発操作演出についての操作の結果に関する演出及び長押し操作演出についての操作の結果に関する演出が実行される。又は、単発操作演出についての操作の結果に関する演出のみが実行される。又は、長押し操作演出についての操作の結果に関する演出のみが実行される。又は、継続押下状態が維持されている限りでは、いずれの演出についても実行されない。
(11)継続押下状態において、連打操作演出が開始され、その後に単発操作演出が開始された場合は、単発操作演出についての操作の結果に関する演出及び連打操作演出についての操作の結果に関する演出が実行される。又は、単発操作演出についての操作の結果に関する演出のみが実行される。又は、連打操作演出についての操作の結果に関する演出のみが実行される。又は、継続押下状態が維持されている限りでは、いずれの演出についても実行されない。
(12)継続押下状態において、連打操作演出が開始され、その後に連打操作演出が開始された場合は、これらの連打操作演出についての操作の結果に関する演出が実行される。又は、先に開始された連打操作演出についての操作の結果に関する演出のみが実行される。又は、後に開始された連打操作演出についての操作の結果に関する演出のみが実行される。又は、予め定められた優先順位の高い連打操作演出についての操作の結果に関する演出のみが実行される。又は、継続押下状態が維持されている限りでは、いずれの演出についても実行されない。
(13)継続押下状態において、連打操作演出が開始され、その後に長押し操作演出が開始された場合は、連打操作演出についての操作の結果に関する演出及び長押し操作演出についての操作の結果に関する演出が実行される。又は、連打操作演出についての操作の結果に関する演出のみが実行される。又は、長押し操作演出についての操作の結果に関する演出のみが実行される。又は、継続押下状態が維持されている限りでは、いずれの演出についても実行されない。
(14)継続押下状態において、長押し操作演出が開始され、その後に単発操作演出が開始された場合は、長押し操作演出についての操作の結果に関する演出及び単発操作演出についての操作の結果に関する演出が実行される。又は、長押し操作演出についての操作の結果に関する演出のみが実行される。又は、単発操作演出についての操作の結果に関する演出のみが実行される。又は、継続押下状態が維持されている限りでは、いずれの演出についても実行されない。
(15)継続押下状態において、長押し操作演出が開始され、その後に連打操作演出が開始された場合は、長押し操作演出についての操作の結果に関する演出及び連打操作演出についての操作の結果に関する演出が実行される。又は、長押し操作演出についての操作の結果に関する演出のみが実行される。又は、連打操作演出についての操作の結果に関する演出のみが実行される。又は、継続押下状態が維持されている限りでは、いずれの演出についても実行されない。
(16)継続押下状態において、長押し操作演出が開始され、その後に長押し操作演出が開始された場合は、これらの長押し操作演出についての操作の結果に関する演出が実行される。又は、先に開始された長押し操作演出についての操作の結果に関する演出のみが実行される。又は、後に開始された長押し操作演出についての操作の結果に関する演出のみが実行される。又は、予め定められた優先順位の高い長押し操作演出についての操作の結果に関する演出のみが実行される。又は、継続押下状態が維持されている限りでは、いずれの演出についても実行されない。
(17)長押し操作演出が開始された後で、長押し操作が行われ、その状態で単発操作演出が開始された場合は、長押し操作演出についての操作の結果に関する演出のみが実行され、長押し操作が一旦解除されない限りでは、単発操作演出についての操作の結果に関する演出については実行されない。又は、長押し操作演出についての操作の結果に関する演出及び単発操作演出についての操作の結果に関する演出の両方が実行される。また、長押し操作演出が開始された後で、連打操作が行われ、その状態で単発操作演出が開始された場合は、長押し操作演出については、例えば、チャンスボタン136の押下累積時間に応じた演出が実行される等、それなりに演出が進む場合があり、単発操作演出についての操作の結果に関する演出が実行される。
(18)長押し操作演出が開始された後で、長押し操作が行われ、その状態で連打操作演出が開始された場合は、長押し操作演出についての操作の結果に関する演出のみが実行され、長押し操作が一旦解除されない限りでは、連打操作演出についての操作の結果に関する演出については実行されない。又は、長押し操作演出についての操作の結果に関する演出及び連打操作演出についての操作の結果に関する演出の両方が実行される。また、長押し操作演出が開始された後で、連打操作が行われ、その状態で連打操作演出が開始された場合は、長押し操作演出については、例えば、チャンスボタン136の押下累積時間に応じた演出が実行される等、それなりに演出が進む場合があり、連打操作演出についての操作の結果に関する演出が実行される。
(19)長押し操作演出が開始された後で、長押し操作が行われ、その状態で長押し操作演出が開始された場合は、先に開始された長押し操作演出についての操作の結果に関する演出のみが実行され、長押し操作が一旦解除されない限りでは、後に開始された長押し操作演出についての操作の結果に関する演出については実行されない。又は、いずれの長押し操作演出についての操作の結果に関する演出についても実行される。また、長押し操作演出が開始された後で、連打操作が行われ、その状態で長押し操作演出が開始された場合は、先に開始された長押し操作演出については、例えば、チャンスボタン136の押下累積時間に応じた演出が実行される等、それなりに演出が進む場合があり、後に開始された長押し操作演出についても、例えば、チャンスボタン136の押下累積時間に応じた演出が実行される等、それなりに演出が進む場合がある。
(20)連打操作演出が開始された後で、長押し操作が行われ、その状態で単発操作演出が開始された場合は、長押しオート連打機能が有効となって、連打操作演出についての操作の結果に関する演出のみが実行され、長押し操作が一旦解除されない限りでは、単発操作演出についての操作の結果に関する演出については実行されない。又は、連打操作演出についての操作の結果に関する演出及び単発操作演出についての操作の結果に関する演出の両方が実行される。また、連打操作演出が開始された後で、連打操作が行われ、その状態で単発操作演出が開始された場合は、連打操作演出についての操作の結果に関する演出及び単発操作演出についての操作の結果に関する演出の両方が実行される。
(21)連打操作演出が開始された後で、長押し操作が行われ、その状態で連打操作演出が開始された場合は、長押しオート連打機能が有効となって、先に開始された連打操作演出についての操作の結果に関する演出のみが実行され、長押し操作が一旦解除されない限りでは、後に開始された操作演出についての操作の結果に関する演出については実行されない。又は、いずれの連打操作演出についての操作の結果に関する演出についても実行される。また、連打操作演出が開始された後で、連打操作が行われ、その状態で連打操作演出が開始された場合は、いずれの連打操作演出についての操作の結果に関する演出についても実行される。
(22)連打操作演出が開始された後で、長押し操作が行われ、その状態で長押し操作演出が開始された場合は、長押しオート連打機能が有効となって、連打操作演出についての操作の結果に関する演出のみが実行され、長押し操作が一旦解除されない限りでは、長押し操作演出についての操作の結果に関する演出については実行されない。又は、連打操作演出についての操作の結果に関する演出及び長押し操作演出についての操作の結果に関する演出の両方が実行される。また、連打操作演出が開始された後で、連打操作が行われ、その状態で長押し操作演出が開始された場合は、連打操作演出についての操作の結果に関する演出が実行され、長押し操作演出については、例えば、チャンスボタン136の押下累積時間に応じた演出が実行される等、それなりに演出が進む場合がある。
以上、補足したことは、チャンスボタン136に限らず、第2チャンスボタン137や、透過部191といった各種の操作手段にも適用可能である。
図303は、チャンスボタン136を用いた演出が終了したかのように思えた後、再度、チャンスボタン136を用いた演出が開始されることを予告する例を示す図である。
図303(A2)は、図283(A12)からの続きであり、探索リーチ演出が開始されている。この例では、探索リーチ演出が開始される前にチャンスボタン136が操作され、図303(A2)に示す報知領域HZには、数字の表示から変わった「SP」の表示が表示されている。図303(A2)に続く同図(A3)では、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面の左下に「カラクリボタン準備中」の予告表示(操作関連表示)が表示されている。ここにいうカラクボタンとは、図266(c)〜同図(d)を用いて説明した、初期位置から上方に向かって進出するチャンスボタン136のことをさす。報知領域HZで予告されているスーパーリーチ演出が開始されれば、ジャッジ演出や最終ジャッジ演出といったボタン演出が実行される可能性が高まるが、報知領域HZに表示された「SP」は信頼度100%ではない。この状態で、「カラクリボタン準備中」の予告表示(操作関連表示)が表示されれば、スーパーリーチ演出が開始される可能性がより一段と高くなったと感じる遊技者もいる。
「カラクリボタン準備中」の予告表示が表示開始された後、図303(A4)に示すように、敵である剣豪が発見された様子が表示される。その図303(A4)に続く図303(A5)から図303(A14)までは、「カラクリボタン準備中」の予告表示が表示されている点を除いて、図283(A15)から図283(A10)までと同じであり、スーパーリーチ演出の導入演出において強パターンの役物動作演出が行われた後、スーパーリーチ2である剣豪リーチ演出に発展し、まずは、通常のボタン演出が開始されている(図303(A9))。通常のボタン演出が開始されても、「カラクリボタン準備中」の予告表示は消えず、ここで開始されたボタン演出が通常のボタン演出であることを、遊技者は開始時点から察知する。図303(A10)では、操作有効期間が開始されており、チャンスボタン136が一回操作され、このボタン操作に応じて、図303(A11)では、図286(A6)と同じように、強パターンのカットイン画像CIsが表示され、家紋役物224Eとロゴ役物224Fはそれぞれが第6態様で発光している。強パターンのカットイン画像CIsによって、報知領域HZの「SP」の表示と、「カラクリボタン準備中」の予告表示はともにオーバーラップされるが、図303(A12)に示すように、カットイン画像CIsが消えれば、オーバーラップされていた両者は再び視認容易になる。続いて、最終ジャッジ演出が開始される前に、報知領域HZから「SP」の文字が消えるが、「カラクリボタン準備中」の予告表示は依然として表示されたままである。図303(A14)〜同図(A15)では、第1装飾図柄表示装置208Lにおいて、操作を伴う最終ジャッジ演出の導入アニメーションが表示されており、同図(A15)では、「カラクリボタン準備中」の予告表示が薄くなり、徐々に消えていく。「カラクリボタン準備中」の予告表示が消えると同時に、図303(A16)では、チャンスボタン136が第5態様に発光しながら初期位置から上方に向かって進出してくる。また、第1装飾図柄表示装置208Lには、進出したボタン画像136a’’等が表示されている。図303(A17)では、操作有効期間が開始されており、進出したチャンスボタン136が一回操作されている。進出したチャンスボタン136が操作されると、チャンスボタン136は初期位置に戻り、以降は、図286(A13)以降と同じである。
以上説明した例では、「カラクリボタン準備中」の予告表示である操作関連表示は、最終ジャッジ演出に係るものであり、その最終ジャッジ演出が開始される前に、報知領域HZから「SP」の文字が消えている(図303(A13))。言い換えれば、チャンスボタン136が初期位置から進出を開始する前に、報知領域HZから「SP」の文字が消えている。
図304は、光量や音量の調整を行う例等を示す図である。
図304(A1)は、特図の保留が無い状態で、図柄変動表示が停止表示しており、第1装飾図柄表示装置208Lでは、ハズレの装飾図柄の組み合わせ(「装飾3」−「装飾4」−「装飾1」)が停止表示されたままになっている。特図の保留が無い状態で、図柄変動表示が停止表示してから所定時間経過しても、保留が増加しない場合には、図304(A2)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面には、設定調整ウィンドゥSUWが表示される。なお、この設定調整ウィンドゥSUWは、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面が、装飾図柄の組み合わせが停止表示されたままの画面(図柄デモ画面)に限って表示されるものであってもよいし、装飾図柄の変動表示中であっても所定操作を行えば呼び出すことができる画面であってもよい。さらに、この図柄デモ画面が表示されてから、予め決められた時間が経過すると、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面は、図柄デモ画面から、機種タイトル等が表示されたアニメーション画面(アニメデモ画面)に切り替わる。設定調整ウィンドゥSUWは、このアニメデモ画面でも表示可能であってもよい。
設定調整ウィンドゥSUWには、図257に示す十字キー181aのうちの左右キーを操作することで、図260に示す遊技盤用ランプ532や遊技台枠用ランプ542等の光量を調整可能であることが示されている。また、十字キー181aのうちの上下キーを操作することで、スピーカ120の音量を調整可能であることも示されている。さらに、チャンスボタン136を操作することで、図304(B1)に示すメニュー画面が表示されることも示されている。
図304(B1)に示すように、メニュー画面では、十字キー181aのうちの上下キーでカーソルCSを操作し、OKボタン181bを操作することで、カーソルCSが合わせられている項目の選択が決定する。項目には、音量光量調整の他、図122に示した演出カスタマイズ、キャラクタ選択、保留枠選択、保留表示選択、背景表示選択等が用意されている。このメニュー画面は、図柄デモ画面表示中や、アニメデモ画面表示中に、チャンスボタン136を操作することで呼び出すことができる。また、特図の図柄変動表示中でも、所定の操作を行うことで呼び出すことができるようにしてもよい。したがって、音量や光量を調整した場合には、このメニュー画面から入って調整することもできる。
図304(A3)では、十字キー181aのうちの左キーが操作され、続く同図(A4)に示す第1装飾図柄表示装置208Lには、光量調整ウィンドゥSUW1が示されている。光量は、左キーの操作によって下がり、右キーの操作によって上がる。図304(A5)では、同図(A4)では4レベルあった光量が、3レベルに低下している。
図304(C1)は、図柄変動表示中であって、報知領域HZには「クエスチョンマーク」が表示されている。この図304(C1)では、十字キー181aのうちの左キーが操作されているが、続く図304(C2)では、光量調整ウィンドゥSUW1も設定調整ウィンドゥSUWも表示されておらず、図柄変動表示中は光量調整はできない。すなわち、図304(C1)に示す例では、十字キー181aのうちの左右キーを操作しても、無反応である。
図304(D1)も、図柄変動表示中であって、報知領域HZには「クエスチョンマーク」が表示されている。この図304(D1)では、十字キー181aのうちの上キーが操作されている。続く図304(D3)では、チュートリアル表示部TT1の上に音量調整メータが表示されている。この例では、十字キー181aのうちの上キー又は下キーを一回操作すると、現在の音量を示すメーターが表示される。次いで、上キーを一回操作すると、音量を1段階上げることができ、下キーを一回操作すると、音量を一段階下げることができる。図304(D3)では、同図(D2)では2レベルあった音量が、3レベルに上昇している。このように、音量については、図柄変動表示中であっても調整可能である。なお、上キー又は下キーを一回操作しただけで、1段階変更された変更後の音量を示すメーターが表示されるようにしてもよい。
図304(E1)も図柄変動表示中であるが、この図304(E1)では、報知領域HZには数字の「1」が表示されており、続く同図(E2)では、十字キー181aのうちの上キーが操作されている。この例では、チャンスボタン136の他、十字キー181aのうちのいずれかのキーを操作しても、報知領域HZの表示を変えることができる。ここでは、十字キー181aのうちの上キーが操作されたため、音量調整が行われているとともに報知領域HZの表示も「1」から「クエスチョンマーク」に変化している。なお、十字キー181aのうちの左右キーでは、報知領域HZの表示を変えることができないようにしてもよい。
図304(F2)では、報知領域HZに数字の「1」が表示されている状態で、通常のボタン演出における操作有効期間が開始されており、チャンスボタン136が一回操作されている。このボタン操作に応じて、図304(F3)では、背景が第4態様である、弱パターンのカットイン画像CIwが表示されるとともに、家紋役物224Eとロゴ役物224Fそれぞれが第4態様で発光している。また、ボタン操作に応じて、報知領域HZでは、数字の「1」の表示から「Chance」の表示に変化し、報知領域発展演出が行われている。このように、一回のチャンスボタン操作に応じて、報知領域発展演出とボタン演出に応じた演出の両方が実行される場合がある。
図304(G2)でも、図柄変動表示中における報知領域HZに数字の「1」が表示されている状態で、通常のボタン演出における操作有効期間が開始されており、ここでは、十字キー181aのうちの左キーが操作されている。上述の如く、左右キーを使った光量調整は、図柄変動表示中にはできない。また、十字キー181aのうちのいずれのキーを操作しても、報知領域HZの表示は変えることができないが、ボタン演出には有効である。このため、図304(G3)では、報知領域HZには数字の「1」が表示されたままであるが、弱パターンのカットイン画像CIwが表示されるとともに、家紋役物224Eとロゴ役物224Fそれぞれが第4態様で発光している。ここでチャンスボタン136を操作してしまうと、図304(F3)に示すように、報知領域発展演出が開始されてしまう場合があるが、十字キー181aのうちのいずれかのキーを操作すれば、ボタン演出の演出のみを楽しむことができる。すなわち、ボタン画像136aを含む操作促進報知画像の表示が表示されている状態において十字キー181aのうちのいずれかのキーの操作が行われると、該操作に応じて弱カットインCIwの表示が開始される場合があるように構成されているが、報知領域HZにおける数の表示が表示されている状態において十字キー181aのうちのいずれかのキーの操作が行われても、該操作に応じて報知領域HZにおける数の表示が表す数が少ない数になる場合がないように構成されており、報知領域HZにおける数の表示が表示されている状態において十字キー181aのうちのいずれかのキーの操作が行われても、該操作に応じて報知領域HZにおける数の表示がいずれの予告表示にも切り替わる場合がないように構成されている。なお、十字キー181aに代えて、第2チャンスボタン137や操作レバー、あるいは透過部191であってもよい。すなわち、音量調整や光量調整に用いられる操作手段と同じ操作手段(十字キー181a)であってもよいが、別の操作手段(第2チャンスボタン137、操作レバー、透過部191)であってもよい。
図304(H2)でも、図柄変動表示中における報知領域HZに数字の「1」が表示されている状態で、通常のボタン演出における操作有効期間が開始されており、ここでも、十字キー181aのうちの左キーが操作されている。続く図304(H3)では、左キー操作に応じてボタン演出の演出が開始されえいるが、ここでは、チャンスボタン操作では出現しない、あるいは出現しにくい演出が実行されている。図304(H3)では、鉄板と表示されたカットイン表示CIrが、表示されており、このカットイン表示CIrは、大当り期待度が高い、あるいは大当り確定を予告するカットイン表示になる。このように、チャンスボタン136を操作するよりも、十字キー181aを操作した場合の方が得な場合もある。
図305は、図271(a)に示した報知内容以外の報知内容が報知領域HZに表示される例を示す図である。
図305(A1)から同図(A9)に示す例では、特図の図柄変動表示の開始に応じて報知領域HZに数字の「5」が表示され、チャンスボタン操作が繰り返し行われた結果(図305(A3)〜同図(A5))、図305(A6)では数字の表示から「up」の表示に切り替わっている。図271(a)に示した報知内容は、その報知内容が表示された特図の図柄変動表示における予告表示、すなわち通常予告に関する表示であったが、この「up」の表示は、先読み予告に関する表示である。具体的には、保留アイコンの表示態様が変化するかもしれないことを予告する表示になる。図305(A8)では、第2保留アイコンの表示態様が第1態様から第5態様に変化し、報知領域HZからは「up」の表示が消えている。この例によれば、「up」の表示が開始された時点で既に貯まっている保留内で大当りする可能性があるので、第3保留と第4保留を貯めるための打ち出しを止めて保留アイコンの変化を見守ることができ、無駄球がなくなるという効果ある。
なお、ここでは、「up」の表示は、保留アイコンの表示態様が変化するかもしれないことを予告する表示であったが、変動アイコンの表示態様が変化するかもしれないことを予告する表示であってもよい。この場合には、「up」の表示も、通常予告に関する表示になる。さらには、保留アイコンと変動アイコンのいずれかの表示態様が変化するかもしれないことを予告する表示であってもよい。すなわち、「up」の表示は、図柄変動表示に関するアイコンの表示態様が変化するかもしれないことを予告する表示であってもよい。さらに、「up」の表示とは別の表示を設けて、その別の表示が、変動アイコンの表示態様が変化するかもしれないことを予告する表示であってもよい。
次に別の例について説明する。図305(B1)から同図(B9)までは、図274(A1)から同図(9)までと同じであり、同図(B10)から同図(B12)までは、図275(C2)から同図(C5)までと同じであるため説明は省略するが、探索リーチ中にチャンスボタン操作を行い、図305(B13)に示す報知領域HZでは、数字の表示から「up」の表示に切り替わっている。探索リーチ中は、UI部UI3も、保留アイコンも変動アイコンも非表示になっている。図305(B14)では、敵を発見することができず、スーパーリーチ演出への発展は失敗に終わり、報知領域HZの「up」の表示が消えている。しかしながら、保留アイコンがまだ消えたままであるため、保留アイコンの表示態様を確認することはできない。なお、保留変化音を出力し、消えている保留アイコンのいずれかの保留アイコンが表示態様変化したことを報知してもよい。同図(B15)に示す第1装飾図柄表示装置208Lには、ハズレの装飾図柄の組み合わせである「装飾6」−「装飾7」−「装飾6」が揺れ表示されており、探索リーチ中に消えていた、UI部UI3、保留アイコン、および変動アイコンが再表示されている。ここで再表示された保留アイコンのうち、第2保留アイコンが第5態様に変化している。図305(B16)〜同図(B17)は、図273(A7)〜同図(A8)と同じである。
なお、始動口入賞時に保留変化先読み予告を行う構成において、保留アイコンが表示されない表示状態であるときにも、上記保留変化音を出力してもよい。また、特図の図柄変動表示中の或るタイミングにおいて保留変化する先読み予告(例えば変動開始時に存在する保留のうちの或る保留を先読み対象とした先読み予告)を実行可能な構成において、該先読み予告は保留アイコンが表示されない表示状態において行われることがないようにしてもよい。
図306は、報知領域HZに数字が表示されている状態であっても、チャンスボタン136の操作期間が制限される例を示す図である。この例では、報知領域HZの背景が灰色に表示されている場合には、チャンスボタン136を操作しても操作が受け付けられない(操作無効)。すなわち、これまでの例では、報知領域HZに数字が表示されている状態であれば、チャンスボタン操作は常に受け付けられていた(操作有効)。さらには、図299(A7)を用いて説明したように、数字が表示されていた報知領域HZが非表示になっていても、チャンスボタン操作は受け付けられていた。ところが、この例では、或る期間に限ってチャンスボタン操作が受け付けられる。
図306(A1)から同図(A12)までは、報知領域HZが表示されているが、チャンスボタン操作が受け付けられず(操作無効)、この点を除けば、図276(A1)から同図(A12)までと同じであるため説明は省略する。この例では、ズーパーリーチ演出の導入期間に限ってチャンスボタン操作が受け付けられる(操作有効)。図306(A13)は、スーパーリーチ1であるおっかけリーチの導入部分である。この例では、この導入部分で、ロゴ役物発光のチュートリアル表示TTXが表示されている。すなわち、図306(A13)〜同図(A15)の表示画面の左下には、「チャンスボタン136を操作しロゴ役物224Fが発光すると」という表示がなされている。逆を言えば、この例では、このチュートリアル表示TTXが表示されている期間に限って、チャンスボタン操作が受け付けられる(操作有効)。図306(A13)では、チャンスボタン136が一回だけ操作され、同図(A14)に示す報知領域HZでは、これまで「10」であった数字が「9」に減っている。この例では、チャンスボタン136はこの一回しか操作されず、ロゴ役物224Fが発光することはなかった。図306(A16)では、上記チュートリアル表示TTXが消えており、チャンスボタン操作が受け付けられない状態(操作無効の状態)である。図306(A17)以降は、報知領域HZの表示態様を除けば同図(A16)以降と同じである。すなわち、この例では、この後ずっとチャンスボタン操作が受け付けられない(操作無効)が、報知領域HZは、装飾図柄の組み合わせが確定表示表示されるまで灰色の背景のまま表示され続ける。確定表示が行われている図306(A24)では、報知領域HZに数字の「9」が表示されている。なお、この例では、次の図柄変動表示に、このまま「9」の数字を持ち越してもよいし、あるいは、新たに「10」の数字や「5」の数字を表示するようにしてもよい。
以上説明した例は、図272を用いて説明した代表図の下位概念の例に相当する。したがって、図272を用いて説明した代表図の、その他の下位概念の例と矛盾がない限り組み合わせることが可能である。
また、最大保留数が特図1と特図2の保留数を合わせて8の構成のパチンコ機100では、報知領域HZに表示される回数を、電源投入時は0から開始し、図柄変動表示を跨いで継続して表示し、保留が或る数(例えば、5つ)貯まると1増加させ、以降、保留が1る貯まる度に1増加させていくようにしてもよい。
図307は、報知領域HZの表示の仕方の別態様を示す図である。
この例では、報知領域は、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面の左下になり、その報知領域HZ’には「カラクリボタン準備中」が表示されている。図307(a)は、探索リーチ中であり、スーパーリーチへの発展煽り演出が同図(A6)まで実行されている。図307(A3)では、画面左下の報知領域HZ’に「カラクリボタン準備中」が表示され、以降、継続して表示される。図307(A7)では、殿様の敵である剣豪が発見された様子が表示されており、続く図307(A8)から同図(A9)までは、スーパーリーチ演出の導入演出において強パターンの役物動作演出が行われ、画面左下の報知領域HZ’の表示が消えている。
図307(A10)では、スーパーリーチ2である剣豪リーチが開始され、画面左下には、報知領域HZ’の表示が再表示されている。剣豪リーチでは、図307(A11)に示すようにボタン演出が開始され、図307(A13)では、チャンスボタン136が一回操作され、このボタン操作に応じて、図307(A14)では、強パターンのカットイン画像CIsが表示され、家紋役物224Eとロゴ役物224Fはそれぞれが第6態様で発光している。画面左下の報知領域HZ’の表示は、強パターンのカットイン画像CIsによってオーバーラップされるが、図307(A15)に示すように、カットイン画像CIsが消えれば、再び視認容易になる。図307(A17)〜同図(A18)では、第1装飾図柄表示装置208Lにおいて、操作を伴う最終ジャッジ演出の導入アニメーションが表示されており、同図(A18)では、画面左下の報知領域HZ’の表示が薄くなり、徐々に消えていく。この報知領域HZ’の表示が消えると同時に、図373(A19)では、チャンスボタン136が第5態様に発光しながら初期位置から上方に向かって進出してくる。また、第1装飾図柄表示装置208Lには、進出したボタン画像136a’’等が表示されている。図303(A17)では、操作有効期間が開始されており、進出したチャンスボタン136が一回操作されている。進出したチャンスボタン136が操作されると、チャンスボタン136は初期位置に戻り、以降は、図286(A13)以降と同じである。すなわち、この後、大当り確定演出が実行され、この大当り確定演出が、報知領域発展演出に相当する。なお、画面左下の報知領域HZ’に表示されていた「カラクリボタン準備中」の表示は、カラクリボタンであるチャンスボタン136の操作が無効であることを表す表示であり、この例では、操作が有効になると報知領域HZ’が消えてしまっていた(図307(A18))が、数字の「1」の表示を表示するようにしてもよい。
図308は、様々なカットイン予告の例を示す図である。
図308(A2)では、特図の図柄変動表示中であって、非リーチ状態であるが、ボタン演出が開始され、ボタン画像136a等が表示されている。また、報知領域HZには数字の「10」が表示されている。図308(A2)では操作有効期間が開始されており、チャンスボタン136が一回操作される。すると、図308(A3)に示すように、報知領域HZの数字が「9」に減少するとともに、報知領域HZが揺れ表示されている。また、ボタン演出におけるボタン操作に応じた演出として、会話予告である爺の会話画像CI2が表示されている。この会話予告では「殿の気配が・・・」という台詞が第3態様(青色)の下地に表示されており、現在行われている図柄変動表示で大当りするかもしれないことが予告されているが弱予告である。この会話画像CI2はカットイン予告でもあり、この例では、報知領域発展演出で何かが表示される前にカットイン予告が行われた例である。
図308(B2)における、先の同図(A2)との違いは、報知領域HZに、数字ではなく、予告表示である「SP」が表示されている点が異なる。すなわち、報知領域発展演出として「SP」が表示されており、その状態で、図308(B3)と同じ会話予告(カットイン予告)が行われている。この例では、報知領域発展演出で「SP」が表示された後にカットイン予告が行われた例である。
図308(C1)では、特図の図柄変動表示中であって、非リーチ状態である。図308(C1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lには、カットイン予告である爺の会話画像CI2が表示されている。ここでは、「ちゃんす」という台詞が第3態様(青色)の下地に表示されており、現在行われている図柄変動表示で大当りするかもしれないことが予告されているが弱予告である。なお、ここでの「ちゃんす」というカットイン予告は、図308(A3)に示す「殿の気配が・・・」という台詞が同じ第3態様(青色)の下地に表示されたカットイン予告と、大当り期待度は同程度である。図308(C2)に示すこの会話画像CI2では、「期待できますぞ」という台詞が第4態様(緑色)の下地に表示されており、大当りの期待度が先のカットイン予告よりも1段上昇している。図308(C3)に示すこの会話画像CI2では、「熱いですぞ」という台詞が第5態様(赤色)の下地に表示されており、大当りの期待度がまた1段上昇している。
また、図308(C4)に示すこの会話画像CI2では、「継続」という台詞が第1態様(白色)の下地に表示されており、擬似連演出の開始が示唆されているか、あるいは擬似連演出確定を予告するものであってもよい。
また、図308(C5)に示すこの会話画像CI2では、「剣豪をみかけましたぞ」という台詞が第1態様(白色)の下地に表示されており、スーパーリーチ2である剣豪リーチの開始が示唆されているか、あるいは剣豪リーチ演出確定を予告するものであってもよい。
以上、図308(C1)〜同図(C5)を用いて、様々な会話画像CI2(カットイン予告画像)について説明したが、これらの会話画像CI2(カットイン予告画像)それぞれは、図308(B3)のタミング、すなわち、報知領域HZに予告表示が表示された後(報知領域発展演出で「SP」が表示された後)に表示されてもよい。こうすることで、報知領域HZに数字が表示されている状態において遊技者によってチャンスボタン136の操作が行われる(図308(B2))ことで、擬似連演出やスーパーリーチ演出の表示が開始されるよりも前に、「継続」といったカットイン画像や「剣豪を見かけましたぞ」といったカットイン画像の表示は開始可能になる。
図308(D2)では、報知領域HZに数字の「1」が表示されており、ボタン演出が開始されている。図308(D2)では操作有効期間が開始されており、チャンスボタン136が一回操作される。すると、図308(D3)に示すように、報知領域HZが「大盤振舞」の表示に切り替わるとともに、ロゴ役物224Fが第7態様で発光を開始し、報知領域発展演出が行われている。ここでの報知領域発展演出は、大当り確定予告演出である。また、チャンスボタン操作を受けて、「殿の気配が・・・」というカットイン予告も行われているが、大当りの期待度が低い弱予告である。この例では、大当り確定予告(強報知領域発展演出)と弱カットイン予告が重なったことになる。
なお、チャンスボタン操作を受けて、「剣豪を見かけましたぞ」というカットイン予告が行われてもよい。「剣豪を見かけましたぞ」というカットイン予告は、この後に実行されるスーパーリーチを特定し、さらにその種類(スーパーリーチ2)まで予告した予告表示になる。「殿の気配が・・・」というカットイン予告に代えて「剣豪を見かけましたぞ」というカットイン予告が表示されることで、報知領域HZにおける数の表示とボタン画像136aを含む操作促進報知画像の表示の両方の表示が表示されている状態においてチャンスボタン136の操作が行われると、該操作に応じて、ロゴ役物224Fの第7態様による発光と、「剣豪を見かけましたぞ」というカットイン予告の表示の両方が開始されたことになる。
また、チャンスボタン操作を受けて、図308(C4)に示す「継続」というカットイン予告が行われるとともに、報知領域HZには「継続」が表示される場合があってもよい。すなわち、報知領域HZにおける数の表示とボタン画像136aを含む操作促進報知画像の表示の両方の表示が表示されている状態においてチャンスボタン136の操作が行われると、該操作に応じて、報知領域HZにおける「継続」の表示と「継続」というカットイン予告の表示の両方が開始される場合があってもよい。この例では、報知領域HZにおける予告表示と、カットイン予告が同じこと(同じ演出)について予告していることにになる。なお、「継続」というカットイン予告に代えて「SP」というカットイン予告が行われる場合があってもよく、「Chance」というカットイン予告が行われる場合があってもよい。
図308(E2)では、報知領域HZに数字の「1」が表示されており、ボタン演出が開始されている。ここでのボタン演出では、チャンスボタン136が振動している強パターンの演出である。図308(E2)では操作有効期間が開始されており、振動しているチャンスボタン136が一回操作される。すると、図308(E3)に示すように、報知領域HZが「Chance」の表示に切り替わり、大当り期待度が低い報知領域発展演出が行われている。また、チャンスボタン操作を受けて、「熱いですぞ」という大当りの期待度が高いカットイン予告も行われている。この例では、弱報知領域発展演出と強カットイン予告が重なったことになる。
図308(F2)では、報知領域HZに数字の「10」が表示されており、リーチ状態である。また、ボタン演出が開始されている。図308(F2)では操作有効期間が開始されており、チャンスボタン136が一回操作される。すると、図308(F3)に示すように、報知領域HZが消え、ボタン演出におけるボタン操作に応じた演出として、中図柄表示領域208bに、擬似連図柄である「継続」の装飾図柄が仮停止している。
図308(G1)では、中図柄表示領域208bに、擬似連図柄以外の装飾図柄が仮停止している。ここでの仮停止している装飾図柄は、スーパーリーチへの発展を示唆する図柄である。このように、図308(F3)では、擬似連図柄以外の装飾図柄が、中図柄表示領域208bに仮停止する場合がある。
図308(H1)では、チュートリアル表示部TT1でミニゲーム(ミニ演出)が行われている。このミニゲームで、実行される演出の示唆を行ってもよい。この例では、殿様の矢が「継続」に命中しているため、擬似連演出の示唆が行われている。なお、ミニゲームについては、図326以降で詳しく説明するが、図326以降で説明するミニゲームを、図270〜図309に示す例に組み合わせることができる。また、報知領域発展演出で予告する演出(例えば、擬似連演出、スーパーリーチ演出)の数(ここでは2)と、ミニゲームで予告する演出の数は、同じ数であってもよいし、報知領域発展演出で予告する演出の数の方が多くてもよいし、ミニゲームで予告する演出の数の方が多くてもよい。さらに、擬似連演出については、報知領域発展演出でも予告し、ミニゲームでも予告するようにしてもよい。また、スーパーリーチ演出についても、報知領域発展演出でも予告し、ミニゲームでも予告するようにしてもよい。
図309は、その他各種の演出例について示した図である。
図309(A1)では、装飾図柄の変動表示が行われている。この図309(A1)では、報知領域HZに数字の「10」が表示されており、チャンスボタン136が一回操作されている。また、チュートリアル表示部TT1には、準備中画像RDYが表示されている。この例では、準備中画像RDYが表示されることにより、チュートリアル表示部TT1において或る演出(例えば、タイマ予告やミニゲーム等)が行われる場合があるように構成されている。
図309(A2)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、左図柄と右図柄にそれぞれ「装飾4」が停止表示されてリーチ状態が形成されている様子が示されている。左右に表示されている「装飾4」は、それぞれ揺れ変動とされており、中図柄は高速で変動表示されている。また、図309(A1)におけるチャンスボタン136の操作を受けて、報知領域HZでは、数字の「10」から「SP」の文字に切り替わっている。
その後、図309(A3)では、スーパーリーチ(剣豪リーチ)に移行する様子が示されている。具体的には、第1装飾図柄表示装置208Lで表示されていた装飾図柄は、第2装飾図柄表示装置208Mの上方で小さく表示されて変動表示が継続され、また、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面の左右両隅部にリーチ状態を形成している「装飾4」が表示される。これにより、「装飾4」でのリーチ状態であることが容易に認識することができる場合がある。また、第1装飾図柄表示装置208Lでは、スーパーリーチへ移行する演出表示(スーパーリーチ移行表示)が行われ、また、家紋役物224Eが上昇及び回転し、第1装飾図柄表示装置208Lの中央下部の前面側にオーバーラップしている。そのため、変動アイコンh0や一部の保留アイコン(例えば、保留アイコンh11)が家紋役物224Eによってオーバーラップされることにより視認困難とされている。また、家紋役物224Eは、準備中画像RDYの一部にもオーバーラップしている。この家紋役物224Eの上昇・回転動作により、スーパーリーチへ移行することが報知されている。
また、図309(A3)では、タイマ予告演出が開始されている。このタイマ予告演出も、準備中画像RDYの表示が終了して開始される予告表示の一例である。タイマ予告演出が開始されると、準備中画像RDYが表示されていた領域にタイマ表示が表示され、その後カウントダウンが開始する。カウントダウンを行った結果、0秒を示す「0:00」になると、或る予告表示が開始されるように構成されている。ここにいう或る予告表示とは、スーパーリーチ演出である。なお、、擬似連演出であってもよい。図309(A3)では、タイマ表示として「10:00」が表示され、その後、カウントダウンが開始される。なお、カウントダウンが開始された後、「0:00」となる前にタイマ予告演出が終了する偽のタイマ予告演出が開始される場合があってもよい。なお、ミニゲームが開始された場合よりもタイマ予告演出が開始された場合の方が最終的に大当り図柄が確定表示されやすくしてもよいし、タイマ予告演出が開始された場合よりもミニゲームが開始された場合の方が最終的に大当り図柄が確定表示されやすくしてもよい。この例では、図309(A1)において遊技者によってチャンスボタン136の操作が行われることで、タイマ予告表示の表示が開始されるよりも前に、図3009(A2)に示すように、報知領域HZにおける「SP」の表示が開始されている。
なお、タイマ予告演出は、図309(A2)と同図(A3)の間のタイミングで開始されてもよい。
続いて、別の例について説明する。図図309(B1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、剣豪リーチが開始されている様子が示されている。なお、剣豪リーチに移行する場合には、UI部UI3は非表示とされるが、UI部UI3に表示されていた変動アイコンh0は、表示位置を下方に変更して表示が維持されている。また、図309(B1)では、報知領域HZに「大盤振舞」が表示されている。
さらに、図309(B1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、準備中画像RDYが表示されていた領域でミニゲームが開始されている様子が示されている。このミニゲームは、準備中画像RDYの表示が終了して開始される予告表示の一例であるが、準備中画像RDYの表示を経由することなくミニゲームが開始されてもよい。この場合、準備中画像RDYの表示を経由した場合の方が、準備中画像RDYの表示を経由しなかった場合よりも大当り図柄が確定表示されやすいようにしてもよい。ミニゲームが開始されると、殿様のミニキャラMC1と的TGTが表示される。的TGTは、4等分に分割された領域により構成されており、4つの領域のうちの少なくとも一つの領域が当りの領域となっており、当りの領域に矢が当たることで大当りの信頼度の高い予告が行われるようになっている。ここでは、殿様のミニキャラMC1が放った矢が的TGTの当りの領域に刺さった様子が示されている。すなわち、予告表示としてのミニゲームの結果として大成功を収めた様子が示されている。
続く図309(B2)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、方形状の背景に「鉄板」の文字が表示されてなり、反時計方向に約15度傾いた鉄板画像TPが表示される。この鉄板画像TPは、大当り確定であることを報知する予告表示である。このように、この演出例では、報知領域HZにおける「大盤振舞」に応じた予告表示が行われており、
ミニゲームの結果に応じた予告表示も行われている。すなわち、予告表示の結果に応じた他の予告表示が行われているということができる。なお、「大盤振舞」が表示されている報知領域HZは、鉄板画像TPにオーバーラップしている。
また、別の例について説明する。図309(ア1)から同図(ア3)に示す例では、探索リーチにおいて、変動アイコンの変化アニメーションで登場した忍者のミニキャラクタNJが再度登場する。ここでは、忍者のミニキャラクタNJを用いて、報知領域HZの予告表示の変化アニメーションが実行される。図309(ア1)に示す報知領域HZには「クエスチョンマーク」が表示されているが、忍者のミニキャラクタNJが、報知領域HZに向かって手裏剣を投げ、同図(ア2)では、「クエスチョンマーク」の表示に命中し、「クエスチョンマーク」の表示はエフェクト画像EFBに包まれて、一瞬見えなくなっている。続く同図(ア3)では、エフェクト画像EFBが消え、報知領域HZの表示が「SP」に変化している。
さらに、別の例について説明する。図309(C1)から同図(C3)に示す例も、探索リーチにおいて、忍者のミニキャラクタNJが登場する例である。ただし、この例では、タイマ予告が行われており、忍者のミニキャラクタNJを用いて、タイマ予告のタイマ表示の変化アニメーションが実行される。図309(C1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lの画面右下には、タイマ表示として「10:00」が表示されている。忍者のミニキャラクタNJは、そのタイマ表示に向かって手裏剣を投げ、同図(C2)では、「10:00」の表示に命中し、「10:00」の表示はエフェクト画像EFBに包まれて、一瞬見えなくなっているが、続く同図(C3)では、エフェクト画像EFBが消え、「60:00」に変化している。
なお、ここでは、時間が変化したが、時間ではなく、大当りの期待度を表す態様が変化してもよい。例えば、青タイマから金タイマに変化してもよい。また、これまで、変動アイコンの変化アニメーション、保留アイコンの変化アニメーション、報知領域HZの予告表示の変化アニメーション、タイマ予告のタイマ表示の変化アニメーションについて説明したが、これらのアニメーションは一部が共通なアニメーションであってもよい。例えば、導入部分が共通なアニメーションであってもよい。さらに、変動アイコン、保留アイコン、報知領域HZの予告表示、およびタイマ予告のタイマ表示の全てを変化させることができるように構成されていてもよいし、それらのうちいくつかのみを変化させられるように構成されていてもよい。
また、別の例について説明する。図309(D1)では、先読みモード(ゾーン)の一つである姫ゾーンに設定されている。この姫ゾーンでは、報知領域HZにおいて数字を表示することに何ら制限がない。図309(D1)に示す報知領域HZには「10」の数字が表示され、その背景は白色のデフォルトの態様であって、チャンスボタン136の操作を受付可能な状態である。一方、図309(D2)では、殿ゾーンに突入しており、報知領域HZの背景が灰色に表示されている。或る先読みモード(ゾーン)では、その先読みモード(ゾーン)に突入した時点で、姫ゾーンあるいは通常モードよりも大当りの期待度が高く、またスーパーリーチへの発展の期待度が高かったり、スーパーリーチへの発展が確定したりする。このような或る先読みモード(ゾーン)では、報知領域HZの数字を変更するボタン操作に規制がかかり、操作無効になる。この例では、殿ゾーンではボタン操作に規制がかかり、操作無効になる。報知領域HZの灰色の背景は、チャンスボタン136を操作しても操作が受け付けられない(操作無効)の状態であることを表している。なお、報知領域HZの数字を変更するボタン操作に規制がかかり操作無効になるのは、この例とは反対に、殿ゾーンに比べて大当りの期待度が低かったり、またスーパーリーチへの発展の期待度が低い姫ゾーンや通常モードであってもよい。
また、前記或る演出モードは、図304(B1)に示すメニュー画面等で遊技者が選択した演出モード(例えば、演出カスタマイズで選択した演出モード)であったり、通常遊技状態(非確変状態、非電サポ状態)において自動的に設定される演出モードであったり、確変状態において自動的に設定される演出モードであったり、電サポ状態において自動的に設定される演出モードであったり、通常遊技状態(非確変状態、非電サポ状態)における遊技者の設定操作に関係する演出モードであったり、確変状態における遊技者の設定操作に関係する演出モードであったり、電サポ状態における遊技者の設定操作に関係する演出モードであってもよい。また、演出抽選の結果に基づいて開始される演出モードであってもよい。
さらに、別の例について説明する。図309(E1)では、殿ゾーンであり、ボタン操作に規制がかかり、数字の「10」が表示された報知領域HZの背景は灰色になっている。また、装飾図柄の変動表示中であり、上乗せチャンスであることが報知されている。上乗せチャンスでは、報知領域HZの数字が増加する場合がある。例えば、報知領域HZの数字が、第一の数(例えば、30)以上ならリーチ確定、第一の数よりも大きな第二の数(例えば、80)以上ならスーパーリーチ確定であってもよく、「77」等の特定の数なら大当り確定であってもよい。
また、別の例について説明する。図309(F1)では、報知領域HZにボタン画像136a(ボタンマーク)が表示されている。このボタン画像136aが表示されている場合には、ボタン操作を伴う演出の際に、チャンスボタン136が初期位置から上方に進出してきてもよい。
さらに、別の例について説明する。図309(G1)では、装飾図柄の変動表示が行われており、報知領域HZには数字の「10」が表示されている。続く同図(G2)では、第二報知領域HZ2が出現し、その第二報知領域HZ2には、数字の「30」が表示されている。このように、報知領域が複数表示されている方が、大当りの期待度は高くなる。図309(G3)では、チャンスボタン136が一回操作され、その一回の操作に応じて、同図(G4)では、右側の報知領域HZの数字は「9」に減少し、左側の第二報知領域HZ2の数字は「29」に減少している。
なお、追加された報知領域(ここでは第二報知領域HZ2)の方が、例えば、「SP」に変わりやすくてもよい。あるいは、追加された報知領域では、先に表示されていた報知領域HZから遅れて、同じ内容の予告表示が表示されてもよいし、異なる内容の予告表示が表示されてもよい。
また、別の例について説明する。図309(H1)では、変動アイコンh0と、保留アイコンh11〜h13が3つ表示されている。変動アイコンh0、第1保留アイコンh11、第2保留アイコン12は、いずれも第1態様であるが、第3保留アイコンh3は、第1態様〜第7態様のいずれの態様でもなく、或るキャラクタ(ここでは番長のキャラクタ)の態様である。この或るキャラクタの態様も先読み予告の態様の一つであるが、大当り確定の先読み予告の態様ではない。すなわち、大当りの期待度が0%よりも高く100%未満の期待度である。なお、第3保留アイコンh3は、例えば、第4態様であってもよいし、キャラクタも番長のキャラクタに限定されない。また、報知領域HZにおける数字の表示は、現在行われている図柄変動表示の中で予告表示に変化してもよいし、現在行われている図柄変動表示の中で、チャンスボタン136の操作に応じた数字の減少が開始されるが、予告表示への変化は、第3保留アイコンh3が表す第3保留に対応した図柄変動表示の実行中に行われてもよい。
さらに、別の例について説明する。図309(I1)では、装飾図柄の変動表示が行われており、報知領域HZには数字の「10」が表示されており、変動アイコンh0と、保留アイコンh11〜h13が3つ表示されている。図309(H1)に示す例と同じく、変動アイコンh0、第1保留アイコンh11、第2保留アイコン12は、いずれも第1態様であるが、第3保留アイコンh3は、第1態様〜第7態様のいずれの態様でもなく、或るキャラクタ(ここでは番長のキャラクタ)の態様である。しかも、図309(I1)に示す第3保留アイコンh13の態様は、番長のキャラクタが「準備中」のプラカードを持っている態様である。この「準備中」は、或る演出が準備中であることを表しており、報知領域HZにおける予告表示が開始されることの「準備中」であってもよいが、ここでは、タイマ予告が開始されることの「準備中」である。したがって、図309(I1)に示す第3保留アイコンh13は、タイマ予告の準備中であることを表す機能と、先読み予告としての機能も有する。なお、第3保留アイコンh13の表示開始(保留増加アニメーション開始時)から、「準備中」のプラカードを持った番長のキャラクタの態様で表示されてもよいし、表示開始時は、第1態様〜第7態様のいずれかの態様、あるいは図309(H1)に示す、「準備中」のプラカードを持っていない番長のキャラクタの態様であってもよく、その後に、「準備中」のプラカードを持った番長のキャラクタの態様に変化するようにしてもよい。あるいは、「準備中」のプラカードを持った番長のキャラクタの態様に変化しない場合があってもよい。
図309(H1)に示す例と比べれば、同じキャラクタの画像を含み、同図(I1)にのみタイマ予告準備中を示す画像を含む例を示しているが、キャラクタである必要はなく、単に同じ画像を含みつつ一方にのみタイマ予告準備中を示す画像が含まれていればよい。また、変動アイコンh0、第1保留アイコンh11、第2保留アイコンh12の態様が、「準備中」のプラカードを持っていない番長のキャラクタの態様である場合があってもよい。
その後、保留が消化されていき、図309(I3)では、同図(I1)で第3保留アイコンh13であったアイコンが、変動アイコンh0として表示されている。この変動アイコンh0の態様も、「準備中」のプラカードを持った番長のキャラクタの態様である。図309(I3)に示すチュートリアル表示部TT1には、何も表示されていない。
図309(I4)では、変動アイコンh0の表示態様が、「準備中」のプラカードを持っていない番長のキャラクタの態様に変化している。一方、図309(I4)に示すチュートリアル表示部TT1には、準備中画像RDYが表示されている。なお、変動アイコンh0の番長のキャラクタが持っていた「準備中」のプラカードが、チュートリアル表示部TT1に移動するアニメーションが表示されてもよい。また、図309(I1)で第3保留アイコンh13であったアイコンが、変動アイコンh0として表示される際に、「準備中」のプラカードがチュートリアル表示部TT1に移動するアニメーションが表示されてもよい。
チュートリアル表示部TT1に準備中画像RDYが表示された後、タイマ予告演出が開始される。図309(I5)では、チュートリアル表示部TT1における準備中画像RDYの表示が終了し、準備中画像RDYが表示されていた領域にタイマ表示が表示されている。ここでは、10秒を表す10:00のタイマ表示が表示されており、その後、この10秒のカウントダウンが開始する。図309(I5)に示す報知領域HZは数字の表示のままであるが、現在行われている図柄変動表示の実行中に、「SP」あるいは「継続」といった予告表示に変化する。一方、タイマ予告演出におけるタイマ表示が0秒を表す00:00になったことに応じて、スーパーリーチ演出あるいは擬似連演出が開始される場合がある。ただし、スーパーリーチ演出も擬似連演出も何の演出も開始されない場合もある。ここで、タイマ表示が0秒になる前に、報知領域HZにおける予告表示の表示が開始されてもよいし、タイマ表示が0秒になると同時に、報知領域HZにおける予告表示の表示が開始されてもよいし、タイマ表示が0秒になった後で、報知領域HZにおける予告表示の表示が開始されてもよい。また、タイマ表示が0秒になったことに応じて開始される演出と、報知領域HZにおける予告表示によって予告される演出は、一致していてもよいし、不一致であってもよい。例えば、報知領域HZに「SP」が表示された後に、タイマ表示が0秒になったことに応じて、スーパーリーチ演出が開始されてもよいし、擬似連演出が開始されてもよい。また、報知領域HZが数字の表示である状態(例えば、チャンスボタン操作がなく「10」のままの状態や、チャンスボタン操作はあっても「3」の状態)でも、タイマ表示が0秒になったことに応じてスーパーリーチ演出や擬似連演出が開始される場合がある。
なお、タイマ予告演出が開始される際にタイマ予告準備中を示す画像(「準備中」の画像)が、変動アイコンh0からチュートリアル表示部TT1に移動し、移動完了と同時に、または移動完了直後に、タイマ予告演出が開始されるように構成されていてもよい。
また、タイマ予告準備中を示す画像が複数種類用意されており、その種類によってタイマ予告の態様又はタイマ予告の時間、あるいはタイマ予告の態様と時間の両方が異なるように構成されていてもよい。また、それに代え、またはそれに加え、タイマ予告準備中を示す画像と共に表示されるキャラクタの画像の種類に応じてタイマ予告の態様又はタイマ予告の時間、あるいはタイマ予告の態様と時間の両方が異なるように構成されていてもよい。さらに、キャラクタの種類と、タイマ予告準備中を示す画像の種類にそれぞれ異なる役割を持たせてもよい。例えば、キャラクタの種類には大当りの期待度を表す役割(例えば、番長よりも殿のキャラクタの方が大当りの期待度が高い)を持たせ、タイマ予告準備中を示す画像の種類には、タイマ予告演出が実際に開始される期待度を表す役割を持たせてもよい。タイマ予告準備中を示す画像の種類としては、第1態様〜第7態様の画像があげられ、第1態様の画像では、タイマ予告演出が実際に開始される可能性が最も低く、第7態様の画像では、タイマ予告演出が必ず開始されるようにしてもよい。
また、タイマ予告準備中を示す画像は、タイマ予告演出が、番長のキャラクタの態様の保留アイコンが表す保留に対応する図柄変動表示の実行中のどこかのタイミングで、100%開始されることを示すものであってもよいし、タイマ予告演出が開始される可能性があることを示すものであってもよい。あるいは、タイマ予告演出が開始されない場合であっても、最低限、変動アイコンが番長のキャラクタの態様で表示されていることから、現在行われている図柄変動表示が、大当りの期待を持てる図柄変動表示であることが分かるようになっている。
また、上記説明では、タイマ予告演出におけるタイマ表示が0秒になったことに応じて、スーパーリーチ演出あるいは擬似連演出が開始される場合があってが、タイマ予告演出開始時には、報知領域HZの表示が出現しておらず(全体が非表示)、あるいは報知領域HZを画定する枠の表示はあるが中の表示が非表示であり、タイマ表示が0秒になったことに応じて、報知領域HZにおける数字の表示の表示が開始されるような構成であってもよい。
図309(H1)および図309(I1)〜同図(I5)に示す例をまとめると、以下のようになる。なお、以下では、補足した事項も含まれている。
『 タイマ演出を実行可能な演出手段[例えば、第1装飾図柄表示装置208L等]と、
複数種類の保留アイコンを表示可能な表示手段[例えば、第1装飾図柄表示装置208L等]と、
を備えた遊技台であって、
前記タイマ演出は、タイマ表示[例えば、図309に示す10:00のタイマ表示]の表示が開始された後で該タイマ表示が或る時間を示す表示になった場合に演出(以下、「或る演出[例えば、スーパーリーチ演出、あるいは擬似連演出]」という。)が開始されるように構成された演出であり、
前記複数種類の保留アイコンのうちの一つは、第二の保留アイコン[例えば、図309(H1)に示す、「準備中」のプラカードを持っていない番長のキャラクタの態様の第3保留アイコンh13]であり、
前記複数種類の保留アイコンのうちの一つは、第三の保留アイコン[例えば、図309(I1)に示す、「準備中」のプラカードを持った番長のキャラクタの態様の第3保留アイコンh13]であり、
前記第二の保留アイコンは、先読み予告の保留アイコンであり、
前記第三の保留アイコンは、先読み予告の保留アイコンであり、
前記第二の保留アイコンと前記第三の保留アイコンは、別の保留アイコンであり、
前記第二の保留アイコンは、或る図柄変動表示の実行中に前記タイマ演出が開始される場合があることを示唆する表示[例えば、「準備中」のプラカードの表示]を含まない保留アイコンであり、
前記第三の保留アイコンは、或る図柄変動表示の実行中に前記タイマ演出が開始される場合があることを示唆する表示を含む保留アイコンである、
ことを特徴とする遊技台。』
なお、前記第二の保留アイコンは、前記或るキャラクタが表示される保留アイコンであってもよく、前記第三の保留アイコンも、前記或るキャラクタが表示される保留アイコンであってもよい。
また、前記第二の保留アイコンと前記第三の保留アイコンは、同時に表示される場合もあれば、別々に表示される場合もある保留アイコンである。
さらに、図272〜図309に示す第1態様(デフォルトの態様)の保留アイコンは、先読み予告の態様(例えば、第2態様〜第7態様)の保留アイコンに置き換えることができる場合がある。また、図272〜図309に示す通常予告の態様(例えば、第2態様〜第7態様)の変動アイコンは、第1態様(デフォルトの態様)の変動アイコンに置き換えることができる場合がある。
『 前記複数種類の保留アイコンのうちの一つは、第一の保留アイコン[例えば、図309(I1)に示す、デフォルトの表示態様の保留アイコン、図272に示す各保留アイコンh11,h12等]であり、
前記第一の保留アイコンは、デフォルトの保留アイコンであり、
前記第一の保留アイコンと前記第二の保留アイコンは、別の保留アイコンであり、
前記第一の保留アイコンと前記第三の保留アイコンは、別の保留アイコンである、
ことを特徴とする遊技台。』
また、
『 前記第三の保留アイコンは、或る図柄変動表示が終了されるまでの間に少なくとも1回の前記タイマ演出が開始されることを示唆する[例えば、「準備中」のプラカードの表示を含む]保留アイコンである、
ことを特徴とする遊技台。』
また、
『 前記第二の保留アイコン[例えば、図309(H1)に示す、「準備中」のプラカードを持っていない番長のキャラクタの態様の第3保留アイコンh13]が表示された場合よりも前記第三の保留アイコン[例えば、図309(I1)に示す、「準備中」のプラカードを持った番長のキャラクタの態様の第3保留アイコンh13]が表示された場合の方が、前記或る演出が開始されやすい、
ことを特徴とする遊技台。』
また、
『 前記第二の保留アイコン[例えば、図309(H1)に示す、「準備中」のプラカードを持っていない番長のキャラクタの態様の第3保留アイコンh13]が表示された場合よりも前記第三の保留アイコン[例えば、図309(I1)に示す、「準備中」のプラカードを持った番長のキャラクタの態様の第3保留アイコンh13]が表示された場合の方が、前記タイマ演出が実行されやすい、
ことを特徴とする遊技台。』
なお、前記第三の保留アイコンは、前記或る演出の内容を示唆する保留アイコンであってもよい。例えば、「準備中」のプラカードを持った剣豪のキャラクタの態様の保留アイコンであれば、剣豪リーチを示唆する保留アイコンになる。
また、前記タイマ演出により行われた前記或る演出に関する報知を実行可能に構成されていてもよい。例えば、前記或る演出として擬似連演出が行われた場合に、擬似連演出終了後に「擬似連演出完了」という表示がなされてもよい。
また、前記第三の保留アイコンは、前記タイマ表示の表示が開始された際に表示される時間を示唆可能な態様で表示される場合がある保留アイコンであってもよい。例えば、「準備中 10秒」のプラカードを持った番長のキャラクタの態様の保留アイコンであれば、10秒を表すタイマ表示が表示されることを示唆する保留アイコンになる。
また、複数の前記タイマ演出(以下、「複数のタイマ演出」という。)が或る図柄変動表示の実行中に同時に開始される場合があり、前記複数のタイマ演出のうちの一つは、第一のタイマ演出であり、前記複数のタイマ演出のうちの一つは、第二のタイマ演出であり、前記第一のタイマ演出における前記タイマ表示(以下、「第一のタイマ表示」という。)の表示が開始された際に表示される時間と、前記第二のタイマ演出における前記タイマ表示(以下、「第二のタイマ表示」という。)の表示が開始された際に表示される時間は、異なる時間であり、前記第一のタイマ表示が前記或る時間になった場合に前記或る演出として第一の演出が行われる場合があり、前記第二のタイマ表示が前記或る時間になった場合に前記或る演出として第二の演出が行われる場合があり、前記第一の演出と前記第二の演出は、異なる演出である、ことを特徴とする遊技台。であってもよい。
以上説明した、図272〜図309を用いて説明した例は、一台のパチンコ機100で行われる演出の例である。また、図272〜図309を用いて説明した例は、図272より前に説明したパチンコ機100でも実行可能な演出例である。さらに、図272〜図309を用いて説明した例は、図310以降を用いて説明するパチンコ機100でも実行可能な演出例であり、図1〜図256を用いて説明したパチンコ機100でも実行可能な演出例である。すなわち、この明細書で説明するパチンコ機100はチャンスボタン136等の演出ボタン(演出操作手段)を少なくとも備えており、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M、第3装飾図柄表示装置208N等の液晶表示装置等の表示手段に報知領域HZを表示するようにして、その表示手段、さらには演出可動手段や、スピーカ120や各種ランプ等の発光手段といった、その表示手段とは別の他の演出手段を含めて報知領域発展演出を実行するようにすればよい。
図310は、本実施形態に適用可能な準備中予告演出の一例を段階的に示す図である。
図310(a)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の下部にユーザーインタフェイス(UI)部UI3が配置されており、このUI部UI3には、その中央に変動アイコンh0が台座に載置された態様で表示されており、変動アイコンh0の左側には、4つの保留アイコンが表示可能に台座が4つ配置された保留アイコン表示領域が形成されている。図310(a)に示すタイミングでは、特図1の変動表示が2つ保留されているので、保留アイコン表示領域には、2つの保留アイコンh11,h12が表示されている。なお、変動アイコンh0及び2つの保留アイコンh11,h12は、いずれもデフォルトの表示態様(白色円形の表示態様)となっている。また、変動アイコンh0の右側には、説明表示部としてのチュートリアル表示部TT1が配置されており、遊技や演出に関する様々な情報が表示(チュートリアル表示)が行われ、その内容は適宜のタイミングで更新される。図310(a)に示されるチュートリアル表示部TT1では、「パンダは殿様の師匠」と表示されており、パンダのキャラクタと殿様のキャラクタとの関係について説明がなされている。このチュートリアル表示部TT1は、説明表示に限らず、予告表示やデモ演出表示が行われる場合があり、また、非表示とされる場合もある。ここで、チュートリアル表示として、登場するキャラクタに関する説明、予告(例えば、タイマ予告)に関する説明などが表示される。なお、チュートリアル表示の表示態様(例えば、青字で表示したり、赤字で表示したり等)によって大当り期待度を報知可能に構成してもよい。この場合においては、このチュートリアル表示を予告表示のうちの位置の予告表示としてもよい。本明細書においては、便宜上、説明している表示のことをチュートリアル表示として記載することとする。すなわち、この演出例におけるチュートリアル表示部TT1は、何かを表示する領域ということができる。また、第1装飾図柄表示装置208Lでは、装飾図柄の変動表示が行われている。なお、UI部UI3は、装飾図柄の変動表示中に優先して表示されており、装飾図柄の表示領域とは重ならない領域に設けられているが、装飾図柄の表示領域と重なってもよい。このように、UI部UI3は、保留アイコン表示領域と変動アイコン表示領域とチュートリアル表示部TT1を構成する表示枠として機能している。また、図310(a)に示すUI部UI3は、青色で表示されたデフォルトの表示態様とされており、遊技の進行に応じて表示態様が変化する場合がある。
第2装飾図柄表示装置208Mでは、表示画面の下部に、現在行われているステージ名やリーチ名を表示するための、説明表示部としてのステージ名表示部ST1が配置されている。図310(a)に示されるステージ名表示部ST1では、「城下町」と表示されており、現在のステージが城下町であることが報知されている。また、第2装飾図柄表示装置208Mの表示画面の中央部には演出ボタン136の操作の受付回数を示す受付回数表示850が表示されている。図310(a)に示す例では、「あと 0回」の文字列画像の受付回数表示850が表示されており演出ボタン136の操作の受付回数は0回である。また、受付回数表示850の下方には演出ボタン136を模したストックボタン画像852が表示されている。ストックボタン画像852には縦方向に均等な間隔で3本の線が引かれており、ストックボタン画像852は4つの領域に分割されている。これらの分割された領域の表示色を白色から例えば緑色に変更することでストックボタン画像852は、メーターとしても機能する。図310(a)に示す例では、ストックボタン画像852の4つの領域はいずれも白色で表示されおり、メーターは0である。
第3装飾図柄表示装置208Nでは、殿様のキャラクタがステージ上に乗っている様子が示されており、遊技の進行に応じて様々な動作を行っている。この殿様のキャラクタをナビキャラという場合がある。また、第3装飾図柄表示装置208Nの表示画面上部では、特図1及び特図2の第2保留数表示が表示されている。なお、殿様のキャラクタは常時表示されてもよいし、常時表示されていなくてもよい。また、ステージ名表示部ST1や殿様のキャラクタは、Ui部UI3に含まれる表示であったり、少なくとも一部がUI部UI3之前面側に重なって表示されるように構成してもよい。
また、第1装飾図柄表示装置208Lの下方には、演出可動体の一つである家紋役物224Eが配置されており、演出内容に応じて、上下方向に移動し、また、回転することができるように構成されている。また、家紋役物224Eには、内部にフルカラーLED等の発光手段が内蔵されており、演出内容に応じて様々な発光態様で発光することができる。また、第1装飾図柄表示装置208Lの上方には、演出可動体の一つである八代役物224Faと将軍役物224Fbとが配置されており、演出内容に応じてそれぞれ上下方向に移動することができるように構成されている。また、八代役物224Fa及び将軍役物224Fbはいずれも内部にフルカラーLED等の発光手段が内蔵されており、演出内容に応じて様々な発光態様で発光することができる。
図310(b)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、UI部UI3のチュートリアル表示部TT1がシャッタ画像による閉鎖動作が行われている様子が示されている。すなわち、或る領域(チュートリアル表示部TT1)での或る表示(説明表示)に換えて他の表示(「準備中」の表示)をする前の表示(シャッタ画像の表示)が行われているということができる。なお、シャッタ画像の表示中にシャッタ画像が表示される前に表示されていた文字表示の少なくとも一部が表示されてもよい。
その後、図310(c)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、シャッタ画像によりチュートリアル表示部TT1が完全に閉鎖された様子が示されている。このシャッタ画像は、後述する準備中画像RDYの表示が開始される前に表示される準備中画像予告表示ということができる。また、シャッタ画像は、チュートリアル表示部TT1において予告表示を行う場合にも表示される場合があってもよい。また、シャッタ画像を複数種類の表示態様で表示可能に構成して、シャッタ画像の表示態様によって大当り期待度が異なるように構成してもよいし、シャッタ画像の表示態様は1種類のみで表示態様のみでは大当り期待度を示さないように構成してもよい。
図310(d)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、シャッタ画像により閉鎖されていたチュートリアル表示部TT1において、シャッタ画像が開放された様子が示されている。このとき、シャッタ画像は、所定の開放アニメにより開放表示される。チュートリアル表示部TT1は、シャッタ画像が開放されると、「準備中」の文字が表示された準備中画像RDYが表示される。換言すれば、準備中画像RDYは、チュートリアル表示部TT1の表示領域に重ねて表示されており、UI部UI3にオーバーラップしているということができる。図310(d)に示すタイミングでは、準備中画像RDYの背景色が緑色とされており、すなわち、図310(d)に示す準備中画像RDYの表示態様は、デフォルトの表示態様とされている。なお、準備中画像RDYは、複数種類の表示態様に変更することができ、準備中画像RDYの表示開始時にデフォルトの表示態様とは異なる表示態様(例えば、背景色が赤色)で表示されてもよいし、デフォルトの表示態様で表示開始された後に別の表示態様に変更する場合があってもよい。また、上述のシャッタ画像を複数種類の表示態様で表示可能な構成の場合においては、準備中画像RDYの表示態様と関連性を持たせてもよい。例えば、シャッタ画像が赤色の場合には赤色の準備中画像RDYが表示される(されやすい)ように構成してもよい。この演出例では、準備中画像RDYが表示されることにより、チュートリアル表示部TT1において或る演出(例えば、タイマ予告やミニゲーム等)が行われる場合があるように構成されている。
図310(e)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、UI部UI3が青色の表示態様から金色の表示態様に変化している様子が示されている。この演出例では、UI部UI3の表示態様が金色の表示態様とされることで、保留アイコンの表示態様が変化しやすいことを示唆している。すなわち、この金色の表示態様のUI部UI3は先読み予告として機能している。このように、UI部UI3が金色の表示態様で表示された場合の方が、青色の表示態様で表示された場合よりも最終的に大当り図柄が確定表示されやすいように構成されている。なお、この金色の表示態様のUI部UI3は、当該図柄変動表示の予告として機能する場合があってもよいし、保留アイコンの表示態様の変化予告としてではなく、直接的な先読み予告表示として機能する場合があってもよい。また、UI部UI3の表示態様は、表示態様が変化した保留アイコン(先読み対象の保留アイコン)が消化される以前にデフォルトの態様となるように構成してもよいし、先読み対象変動の当否結果を示す表示(例えば、大当りやハズレであることを示す装飾図柄の表示)が行われた後にデフォルトの態様となるように構成してもよい。
図310(f)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、チュートリアル表示部TT1の右上部分に忍者のキャラクタNJ4が表示されている。この忍者のキャラクタNJ4は、保留アイコンの表示態様が変化される際に表示される場合があるキャラクタである。この演出例では、忍者のキャラクタNJ4が準備中画像RDYが表示されたチュートリアル表示部TT1に重なるようにして表示されており、そのため、準備中画像RDYや忍者のキャラクタNJ4に注目させることができる場合がある。
すると、図310(g)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、保留変化アニメが開始されており、忍者のキャラクタNJ4が1つ目の保留アイコンh11に向けて手裏剣を投てきし、1つ目の保留アイコンh11に命中した様子が示されている。このとき、エフェクトEF4により、1つ目の保留アイコンh11の全体が覆われ、エフェクトEF4に覆われていない状態に比べて、視認困難状態とされている。なお、このエフェクトEF4は、対象の保留アイコンの隣の保留アイコンにも表示が及んでおり、そのため、図310(g)に示すように、1つ目の保留アイコンh11の隣に配置された2つ目の保留アイコンh12の一部もエフェクトEF4にオーバーラップされている。この演出例では、保留アイコンが変化する前に行われる保留変化アニメが、保留変化事前演出表示として機能してるということができる。なお、この保留変化事前演出表示に、忍者のキャラクタNJ4の表示が含まれていてもよく、すなわち、忍者のキャラクタNJ4の表示が開始されてから保留アイコンの表示態様が変化するまでの一連のアニメーションを保留変化事前演出表示としてもよい。また、忍者のキャラクタNJ4の表示のみを以って保留変化事前演出表示としてもよい。また、保留変化後に表示されている忍者のキャラクタNJ4の表示を保留変化事前演出表示に含めてもよいし、含めなくてもよい。なお、保留変化アニメが行われても保留アイコンの表示態様が変化しない場合があってもよい。また、忍者のキャラクタNJ4に関する演出表示の後に準備中画像RDYの表示が開始される構成であってもよい。逆に、忍者のキャラクタNJ4が準備中画像RDYを出現させる表示を行わないように構成してもよい。また、先読み態様で表示されている保留アイコンがある場合の方が、ない場合よりも、準備中画像RDYが出現しやすくなるように構成されていてもよい。この構成によれば、忍者のキャラクタNJ4が登場した後に保留アイコンが変化した状態の方が準備中画像RDYの出現に期待が持てるようになるので、忍者のキャラクタNJ4が異なる種類の予告表示(保留アイコン変化と準備中画像RDYのように対象が異なるものであったり、先読み予告と当該予告のように対象変動が異なるものであったりなど)の事前報知として機能する場合がある。
図310(h)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、エフェクトEF4が消去されて1つ目の保留アイコンh11が表示態様が変更された状態で表示されている様子が示されている。図310(h)に示す1つ目の保留アイコンh11は、デフォルトの表示態様から、赤色の表示態様に変更されている。また、家紋役物224Eも1つ目の保留アイコンh11の表示態様に合わせて、赤色に発光している。なお、1つ目の保留アイコンh11が赤色の表示態様で表示開始した後で家紋役物224Eが赤色に発光されてもよいし、家紋役物224Eが赤色に発光した後で、1つ目の保留アイコンh11が赤色の表示態様で表示開始してもよいし、1つ目の保留アイコンh11が赤色の表示態様で表示開始するタイミングで家紋役物224Eが赤色に発光してもよい。
その後、図310(i)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、保留変化アニメが終了して、忍者のキャラクタNJ4が消去される。また、装飾図柄が左図柄、右図柄、中図柄の順で順次停止表示し、「装飾3−装飾5−装飾7」のハズレの装飾図柄の組み合わせで停止表示される。この「装飾3−装飾5−装飾7」の装飾図柄の組み合わせは、ハズレの組み合わせであるが、チャンス目の組み合わせでもある。すなわち、チャンス目の組み合わせが導出表示されることにより、先読み予告が行われている。チャンス目は、保留アイコンが先読みの表示態様で表示されている場合に導出表示されやすくなっているが、保留アイコンの表示態様の如何に拘らず、チャンス目が適宜の確率で表示されるようにしてもよい。また、チャンス目が表示された場合の方が、チャンス目が表示されなかった場合よりも最終的に大当り図柄が確定表示されやすいように構成されてもよい。なお、忍者のキャラクタNJ4が消去された後で、装飾図柄の停止表示が順次行われてもよいし、装飾図柄の順次停止表示が開始された後で忍者のキャラクタNJ4が消去されてもよい。また、忍者のキャラクタNJ4が消去されるタイミングで、装飾図柄の順次停止表示が開始されてもよい。なお、図310(i)に示すタイミングでは、変動アイコンh0が表示されているが、図柄が確定表示されたタイミングで変動アイコンh0が消去されるようにしてもよい。
その後、第1特図表示装置212における図柄変動が開始されると、図310(j)に示すように、保留アイコンh11,h12がそれぞれ移動アニメーションにより移動表示され、第1の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコンが変動アイコンが表示される台座の上に載置されて変動アイコンh0となり、第2の保留アイコンh12の表示位置にあった保留アイコンが第1の保留アイコンh11となり、それぞれ、対応する台座上に移動する。また、図310(j)に示される第1装飾図柄表示装置208Lでは、装飾図柄の変動表示が開始される。なお、チュートリアル表示部TT1では、準備中画像RDYが引き続き表示されており、すなわち、準備中画像RDYが複数の図柄変動表示に跨って表示されているということができる。一方、前回の図柄変動表示において表示されていた忍者のキャラクタNJ4は、複数の図柄変動表示に跨って表示されない表示であるが、複数の図柄変動表示に跨って表示される場合があってもよい。一方、第3装飾図柄表示装置208Nに表示されている殿様のキャラクタは、複数の図柄変動表示に跨って表示されるキャラクタということができる。
図310(k)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、左図柄と右図柄にそれぞれ「装飾4」が停止表示されてリーチ状態が形成されている様子が示されている。左右に表示されている「装飾4」は、それぞれ揺れ変動とされており、中図柄は高速で変動表示されている。なお、リーチ状態となる前に予告演出として表示画面が暗転し、UI部UI3が一時的に非表示とされる場合があるが、基本的にはスーパーリーチが開始されるまではUI部UI3は非表示とされないようになっている。
その後、図310(l)では、スーパーリーチ(剣豪リーチ)に移行する様子が示されている。具体的には、第1装飾図柄表示装置208Lで表示されていた装飾図柄は、第2装飾図柄表示装置208Mの上方で小さく表示されて変動表示が継続され、また、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面の左右両隅部にリーチ状態を形成している「装飾4」が表示される。これにより、「装飾4」でのリーチ状態であることが容易に認識することができる場合がある。なお、第2装飾図柄表示装置208Mにおいて表示されていた受付回数表示850とストックボタン画像852はスーパーリーチに移行するタイミングで消去される。また、第1装飾図柄表示装置208Lでは、スーパーリーチへ移行する演出表示(スーパーリーチ移行表示)が行われ、また、家紋役物224Eが上昇及び回転し、第1装飾図柄表示装置208Lの中央下部の前面側にオーバーラップしている。そのため、変動アイコンh0や一部の保留アイコン(例えば、保留アイコンh11)が家紋役物224Eによってオーバーラップされることにより視認困難とされている。また、家紋役物224Eは、準備中画像RDYの一部にもオーバーラップしている。この家紋役物224Eの上昇・回転動作により、スーパーリーチへ移行することが報知されている。なお、スーパーリーチ移行表示が開始した後で家紋役物224Eの動作を開始してもよいし、家紋役物224Eの動作が開始された後でスーパーリーチ移行表示が開始されてもよいし、スーパーリーチ移行表示が開始されたタイミングで家紋役物224Eの動作が開始されてもよい。また、この演出例では、スーパーリーチのうちの少なくとも剣豪リーチへ移行する場合には、スーパーリーチ移行表示が開始された後でUI部UI3が保留アイコンh11及びチュートリアル表示部TT1とともに下方にフレームアウトされ、非表示となる。なお、UI部UI3は、スーパーリーチ移行表示が開始される前に非表示とされてもよい。このように、この演出例では、特定のスーパーリーチへ移行する場合には、UI部UI3が非表示とされて、少なくとも保留アイコンが非表示とされることが示されている。また、SPリーチのリーチ名称(タイトル)を表示する構成であってもよく、少なくともSPリーチのリーチ名称が表示されている状態ではUI部UI3が非表示となるように構成してもよい。また、準備中画像RDYの周辺に枠を表示する構成において、その枠の表示がUI部UI3の一部であることとしてもよい。この構成においては、UI部UI3の全てが非表示とされるのではなく、UI部UI3の一部が非表示とされるといえる。また、準備中画像RDYが表示されない場合には周辺の枠の表示がなされないので、この場合にはUI部UI3の全てが非表示とされるといえる。つまり、スーパーリーチに移行する前の状態において準備中画像RDYが表示されているか否かによって、スーパーリーチ移行後のUI部UI3の非表示となる範囲が異なるように構成されているといえる。準備中画像RDYの表示で或る予告表示や或る演出の態様が特定可能に構成されていない。なお、剣豪リーチに移行してもUI部UI3が非表示とされなくてもよい。
図310(m)では、剣豪リーチが開始されている様子が示されている。なお、剣豪リーチに移行する場合には、UI部UI3は非表示とされるが、UI部UI3に表示されていた変動アイコンh0は、表示位置を下方に変更して表示が維持されている。また、チュートリアル表示部TT1に準備中画像RDYが表示されている場合には、当該準備中画像RDYのみ表示が維持され、チュートリアル表示部TT1自体はUI部UI3とともにフレームアウトされる。すなわち、準備中画像RDYは、UI部UI3が表示されている状態での表示位置と、非表示とされた後の表示位置とが同じ位置となっている。また、家紋役物224Eは、下方に移動され、初期位置に戻っている。ここで、剣豪リーチが開始してから家紋役物224Eが初期位置に戻ってもよいし、家紋役物224Eが初期位置に戻った後で剣豪リーチが開始されてもよいし、家紋役物224Eが初期位置に戻ったタイミングで剣豪リーチが開始されてもよい。
図310(n)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、準備中画像RDYがエフェクトEF5にオーバーラップされており、エフェクトEF5にオーバーラップされていない状態よりも表示状態が視認困難とされている。すなわち、準備中画像RDYの表示が終了することを報知しているということができ、また、或る予告表示が開始する前の表示が開始されているということもできる。さらには、エフェクトEF5の表示により或る予告表示そのものが開始されているということもできる。また、さらには、この演出例では、準備中画像RDYは、保留アイコンが非表示状態(UI部UI3が表示状態)であるときに表示が終了する(非表示となる)ということもできる。
図310(o)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、準備中画像RDYが表示されていた領域でミニゲームが開始されている様子が示されている。このミニゲームは、準備中画像RDYの表示が終了して開始される予告表示の一例であるが、準備中画像RDYの表示を経由することなくミニゲームが開始されてもよい。この場合、準備中画像RDYの表示を経由した場合の方が、準備中画像RDYの表示を経由しなかった場合よりも大当り図柄が確定表示されやすいようにしてもよい。なお、この演出例では、準備中画像RDYの表示が終了してミニゲームが開始されるようにしたが、準備中画像RDYの表示が終了してタイマ予告演出が開始されてもよい。また、ミニゲームやタイマ予告演出が行われずに、例えば、「鉄板」の文字が表示される等、当否判定の結果がいきなり表示されてもよい。ミニゲームが開始されると、殿様のミニキャラMC1と的TGTが表示される。的TGTは、4等分に分割された領域により構成されており、4つの領域のうちの少なくとも一つの領域(図310(o)に示す演出例では、上部の領域)が当りの領域となっており、当りの領域に矢が当たることで大当りの信頼度の高い予告が行われるようになっている。なお、当りの領域は、1つに限らず複数あってもよいし、全部の領域が当りの場合があってもよいし、全部の領域が非当り領域である場合があってもよい。また、ミニゲームやタイマ予告が複数種類ある構成において、ある種類のミニゲームやタイマ予告は、必ず準備中画像RDYの表示を経由するように構成(構成1)としてもよい。逆に、別の種類のミニゲームやタイマ予告は、準備中画像RDYの表示を経由することがないように構成(構成2)してもよい。構成1と構成2を両方備えてもよいし、いずれか一方を備えるように構成してもよい。
図310(p)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、殿様のミニキャラMC1が放った矢が的TGTの当りの領域に刺さった様子が示されている。すなわち、予告表示としてのミニゲームの結果として大成功を収めた様子が示されている。なお、ミニゲームの結果を示す表示を、図310(p)で示すカットとは別のカットで表示するように構成してもよい。なお、別のカットの表示は成否に関係なく行われてもよいし、特定の結果の場合にのみ行われるように構成してもよい。この演出例において、或る予告表示がミニゲームの場合、ミニゲームの結果表示部分が或る演出であってもよい。或る予告表示がミニゲームの場合における「鉄板」の表示は第2の或る演出としてもよいし、或る演出の後に第2の或る演出が行われるように構成してもよい。
すると、図310(q)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、方形状の背景に「鉄板」の文字が表示されてなり、反時計方向に約15度傾いた鉄板画像TPが表示される。この鉄板画像TPは、大当り確定であることを報知する予告表示である。このように、この演出例では、ミニゲームの結果に応じた予告表示が行われており、すなわち、予告表示の結果に応じた他の予告表示が行われているということができる。また、この演出例において、ミニゲームに換えてタイマ予告演出が行われた場合には、タイマ表示のカウントダウンが完了して0となった場合に行われる予告表示ということができる。また、タイマ予告演出が行われた場合は、ワンクッションおいて、カウントダウンが完了して0となった後の状態では別の予告表示が行われている状態としてもよい(例えば、カウントダウンが完了して0となる直前で別の予告表示が開始されていることも含む)。
図311は、本実施形態に適用可能な準備中予告演出の他の例を段階的に示す図である。なお、複数の他の例のうちの少なくとも一の例を備えてもよいし、逆に少なくとも一の例を備えないように構成してもよい。このことは、以下の図についても同様である。
図311(a1)は、図310(l)に続く演出である。本実施形態における説明では、図310の演出例の続きとして例示しているが、別の場面で行われる演出であってもよいし、図310の演出例の続きとしてのみ行われる演出であってもよい。このことは、以下の図についても同様である。なお、図311(a1)〜同図(a3)に示す演出は、図310(m)〜同図(o)に示す演出と同じであるので、説明を省略する。
図311(a4)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、殿様のミニキャラMC1が放った矢が的TGTを外れ、的TGTとは異なる領域に飛んでいった様子が示されている。すなわち、予告表示としてのミニゲームに失敗した様子が表示されている。
すると、図311(a5)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、鉄板画像TPは表示されず、剣豪リーチが継続して行われている様子が示されている。この演出例では、ミニゲームの失敗か成功かの違いのみの場合には、ミニゲームに成功した場合の方が最終的に大当り図柄が確定表示されやすくなっている。なお、ミニゲームに換えてタイマ予告演出が行われてもよく、例えば、タイマ表示のカウントダウンが完了して0となっても何も表示しない偽のタイマ予告演出であってもよいし、タイマ表示のカウントダウンが完了して0となったときに、信頼度の低い演出(例えば、「チャンス」の文字がどこかで小さく表示される等)を行ってもよい。
図311(b1)も、図310(l)に続く演出である。なお、図311(b1)〜同図(b3)に示す演出は、図310(m)〜同図(o)に示す演出と同じであるので、説明を省略する。
図311(b4)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、殿様のミニキャラMC1が放った矢が的TGTに当るが、非当り領域に刺さった様子が示されている。すなわち、この演出例では、ミニゲームに成功したが大成功ではない様子が示されている。
すると、図311(b5)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、横縞の背景上に、「チャンス」の文字と姫のキャラクタとが表示された姫のカットイン画像HCIが表示されている。この演出例では、ミニゲームに成功したか大成功であったかの比較でいえば、成功となった場合よりも大成功となった場合の方が最終的に大当り図柄が確定表示されやすくなっている。
図311(c1)も、図310(l)に続く演出である。なお、図311(c1)〜同図(c2)に示す演出は、図310(m)〜同図(n)に示す演出と同じであるので、説明を省略する。
図311(c3)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、準備中画像RDYが表示されていた領域で、図310(o)に示すミニゲームとは別のミニゲームが開始されている様子が示されている。図311(c3)に示すミニゲームも、準備中画像RDYの表示が終了して開始される予告表示の一例である。ミニゲームが開始されると、横方向に延在する円筒状のドラムDRMが横方向を回転軸として回転を開始する。ドラムDRMの表面には複数の図柄(識別情報)が表示されており、ドラムDRMが停止表示された際に表示された識別情報により、ミニゲームの成否が表示される。この演出例では、図310(o)に示すミニゲームが開始されるよりも図311(c3)に示すミニゲームが開始された場合の方が成功しやすいように構成されているが、図310(o)に示すミニゲームの方が成功しやすいように構成されてもよい。また、図310(o)に示すミニゲームが開始されるよりも図311(c3)に示すミニゲームが開始された場合の方が最終的に大当り図柄が確定表示されやすいように構成されているが、図310(o)に示すミニゲームの方が最終的に大当り図柄が確定表示されやすいように構成されてもよい。
図311(c4)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、ドラムDRMが停止表示し、「鉄板」の文字が表示された図柄が導出され、ミニゲームに大成功した様子が示されている。
すると、図311(c5)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、鉄板画像TPが表示され、大当り確定の予告演出が行われている様子が示されている。
なお、図310に示す演出例と比較して、図310に示す演出ではミニゲームが行われたが、図311に示す演出例では、タイマ予告演出が行われてもよいし、その逆でもよい。また、両方タイマ予告演出が行われててもよく、この場合、背景色やカウントダウンを行う時間が異なるようにしてもよい。
図312は、本実施形態に適用可能な準備中予告演出の他の例を段階的に示す図である。
図312(a1)は、剣豪リーチが開始されている様子が示されている。この演出例では、図310(m)とは異なり、準備中画像RDYが表示されていない。なお、図312(a1)では、変動アイコンh0が赤色の表示態様とされており、これに応じて家紋役物224Eも赤色の発光態様とされている。
図312(a2)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、ミニゲームが開始されている様子が示されている。この演出例では、準備中画像RDYの表示を経由することなくミニゲームが開始されている様子を示している。この場合、準備中画像RDYの表示を経由した場合の方が、準備中画像RDYの表示を経由しなかった場合よりも大当り図柄が確定表示されやすいようにしてもよい。
図312(a3)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、殿様のミニキャラMC1が放った矢が的TGTの当りの領域に刺さった様子が示されている。すなわち、予告表示としてのミニゲームの結果として大成功を収めた様子が示されている。
すると、図312(a4)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、予告表示としての鉄板画像TPが表示され、大当り確定であることが報知される。
このように、この演出例では、準備中画像RDYが表示されることなくミニゲームが開始される例を示したが、これはスーパーリーチ中に限って実行されるものであってもよいし、スーパーリーチ中に限らず実行されるようにしてもよいし、スーパーリーチ中であってもなくても実行可能に構成されてもよい。また、第三の表示が第一の状態で終了した後、或る予告表示(或る演出)が第一の状態から第二の状態にまたがって行われるパターンがあってもよいし、なくてもよい。また、第三の表示が第一の状態で終了した後に行われる或る予告表示(或る演出)は次変動に跨る場合があってもよい。そして、第三の表示が第二の状態で終了した後、或る予告表示(特に、或る演出)は該第二の状態で少なくとも開始し、終了してもよい。
図312(b1)は、図310(l)に続く演出である。なお、図312(b1)〜同図(b2)に示す演出は、図310(m)〜同図(n)に示す演出と同じであるので、説明を省略する。
図312(b3)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、準備中画像RDYが表示されていた領域で、ミニゲームではなく、タイマ予告演出が開始されている様子が示されている。このタイマ予告演出も、準備中画像RDYの表示が終了して開始される予告表示の一例である。タイマ予告演出が開始されると、準備中画像RDYが表示されていた領域にタイマ表示が表示され、その後カウントダウンが開始する。カウントダウンを行った結果、0秒を示す「0:00」になると、或る予告表示が開始されるように構成されている。図312(b3)に示す演出例では、タイマ表示として「10:00」が表示され、その後、カウントダウンが開始される。なお、カウントダウンが開始された後、「0:00」となる前にタイマ予告演出が終了する偽のタイマ予告演出が開始される場合があってもよい。なお、ミニゲームが開始された場合よりもタイマ予告演出が開始された場合の方が最終的に大当り図柄が確定表示されやすくしてもよいし、タイマ予告演出が開始された場合よりもミニゲームが開始された場合の方が最終的に大当り図柄が確定表示されやすくしてもよい。なお、本実施形態におけるタイマ予告演出は、カウントダウンを行った結果、0秒を示す「0:00」になった後に、タイマ表示が行われる表示領域とは異なる表示領域において或る演出表示(例えば、鉄板画像TP)を行うように構成しているが、0秒を示す「0:00」になった後に、タイマ表示が行われていた表示領域において別の演出表示(例えば、「鉄板」のような或る演出表示を特定可能な表示であったり、「チャンス」のような或る演出表示と関連する表示)を行った後に、タイマ表示が行われる表示領域とは異なる表示領域において或る演出表示(例えば、鉄板画像TP)を行うように構成してもよい。また、本実施形態におけるタイマ予告演出は、カウントダウンを行った結果、0秒を示す「0:00」まで表示するように構成していたが、1秒を示す「1」まで表示したり、あるいは、「00:01」まで表示するように構成してもよい。具体的には、タイマ表示として「10」が表示され、その後、カウントダウンが開始される。そして「1」が表示された後に、タイマ表示が行われていた表示領域において別の演出表示(例えば、「鉄板」のような或る演出表示を特定可能な表示であったり、「チャンス」のような或る演出表示と関連する表示)を行った後に、タイマ表示が行われる表示領域とは異なる表示領域において或る演出表示(例えば、鉄板画像TP)を行うように構成してもよい(ここで、カウントダウン表示は「1」の表示までのことであったり、別の演出表示が表示される直前までのことであったり、別の演出表示の表示までのことであったりしてもよい)。「1」が表示されてから別の演出表示の表示が開始されるまでの時間は、「2」が表示されてから「1」の表示が開始されるまでの時間と同じ(略同じ)であったり(つまり、「2」→「1」→「0」における「0」のタイミングで表示される)、異なってもよい。なお、或る演出表示として擬似連図柄が表示される場合には、別の演出表示として「NEXT」や「継続」を表す表示が表示されるように構成してもよい。また、準備中画像RDYの表示が終了してから直ちにタイマ表示(例えば「10:00」)が表示されるように構成しているが、準備中画像RDYの表示が終了した後、他の表示(例えば、タイマ表示を0からカウントアップする様子を表す表示であったり、「次のチャンスアップまで、あと」のようにタイマ表示と関連する表示)が表示された後にタイマ表示が表示されるように構成してもよいし、他の表示が表示されることがないように構成してもよい。
図312(b4)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、カウントダウンが行われた結果、タイマ表示が「0:00」となってカウントダウンが完了した様子が示されている。
すると、図312(b5)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、予告表示としての鉄板画像TPが表示され、大当り確定であることが報知される。すなわち、タイマ予告演出は、或る予告表示としての鉄板画像TPの表示の予告表示ということができる。なお、本実施形態に示す各演出例において、或る演出として鉄板画像TP以外の演出が行われてもよい。
図312(c1)〜同図(c3)は、図312(b2)に続く演出である。図312(c1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、準備中画像RDYが表示されていた領域で、タイマ予告演出が開始されている様子が示されている。図312(c1)に示すタイマ予告演出では、タイマ表示に加え、準備中画像RDYが表示されていた領域とは別の領域において、残時間表示メータMT4が表示されている。この残時間表示メータMT4は、タイマ表示の残時間に対応して漸次短くなるようにして表示態様が変化する。そして、残時間表示メータMT4は、タイマ表示が「0:00」になるタイミングで消失する。この演出例では、タイマ表示における数字による表示と、数字以外の他の表示態様での表示とでタイマ予告演出が行われている様子が示されている。なお、最初に残時間表示メータMT4によるメータの減少表示のみが行われ、例えば、残時間が3秒となったときにタイマ表示によるカウントダウンが開始されるようにしてもよい。この場合、タイマ表示によるカウントダウンが開始する前と開始した後とで残時間表示メータMT4の減少速度が変化してもよい。また、残時間が異なる残時間表示メータを2以上設け、それぞれ残時間に応じた長さで表示してもよいし、残時間が同じであるが長さが異なる2以上の残時間表示メータを表示してもよい。この場合、例えば、長い方の残時間表示メータの減少速度を短い方の残時間表示メータの減少速度よりも速くしてもよい。また、複数の残時間表示メータが表示された場合において、それぞれ残時間表示メータが消失したときに異なる予告表示が行われてもよい。また、同じ長さの残時間表示メータを2以上設け、それぞれの減少速度が異なるようにしてもよい。
また、この演出例において、タイマ予告演出の実行時間が延長する演出を行ってもよく、例えば、延長する場合は0の数字を消去するとともにメータが再度復活してもよい。また、メータの長さはタイマ予告の時間に応じて異なってもよい。また、メータの減少速度は、一定でなくてもよく、例えば、あるタイミングにおいては等速で減少しない場合があってもよい。また、メータを複数表示してもよく、あるメータの長さが長いが、例えば、途中から減少速度が速くなる結果、他方のメータの長さよりも短くなるようにしてもよい。また、メータの減少速度は等速でなくてもよく、例えば、数字も併せて表示する状態の方が減少速度が速くてもよいし、遅くてもよい。
図313は、本実施形態に適用可能な準備中予告演出の一例を段階的に示す図である。
図313(a1)は、剣豪リーチが開始されている様子が示されている。この演出例では、図310(m)とは異なり、準備中画像RDYが表示されていない。その後、図313(a2)〜同図(a3)に示すようにリーチ演出が行われた後、図313(a4)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、合体アニメーションが行われており、表示画面の左右上方から一対の半透明ボタン画像136qが表示されている。ここで、合体アニメーションは、ボタン演出の導入アニメーションや、フェードインアニメーション(INアニメ)という場合がある。この半透明ボタン画像136qは、合体することにより、ボタン画像136aが実体化され、ボタン予告演出が開始されることを報知するものである。ここで、導入アニメーションもボタン予告演出に含まれる場合があってもよい。一対の半透明ボタン画像136qは、互いに近接しながら中央に向かって移動している。なお、この演出例では、2つの半透明ボタン画像136qが合体する例について説明したが、例えば、4つの半透明ボタン画像136qが合体する演出が行われてもよく、この場合2つの半透明ボタン画像136qが合体する演出が行われる場合よりも、4つの半透明ボタン画像136qが合体する演出が行われた場合の方が、ボタン画像136aが実体化されてボタン予告演出が開始されやすくなるようにしてもよい。なお、合体アニメーションの表示中は演出ボタン136の操作はまだ受け付けられていない状態である。また、後述するデカボタン画像136aLが表示されてボタン予告演出が開始される場合も同じ半透明ボタン画像136qを用いて合体アニメーションが行われてもよいし、デカボタン画像136aLに対応する半透明ボタン画像により合体アニメーションが行われてもよい。
図313(a5)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、一対の半透明ボタン画像136qがさらに近接している様子が示されている。
そして、合体アニメーションが成功すると、図313(a6)に示すように、ボタン画像136aが実体化してボタン予告演出が開始される。ボタン予告演出が開始されると、演出ボタン136の操作を受け付ける状態となり、ボタン画像136aが押下される様子が示されるアニメーションとともに「押せ」の文字が表示され、さらに、ボタン画像136aの下方に残時間メータMTが表示されて操作受付期間の残り時間を報知する。また、演出ボタン136に設けられた演出ボタンランプ138も操作有効期間が開始されたことに応じて、赤色に発光する。なお、演出ボタン136の操作受付期間が開始された後でボタン予告演出が開始されてもよいし、ボタン予告演出が開始された後で演出ボタン136の操作受付期間が開始されてもよい。
図313(b1)〜同図(b6)は、図312(b1)〜同図(b5)に示す演出の変形例を示している。なお、図313(b1)〜同図(b3)に示す演出は、図312(b1)〜同図(b3)に示す演出と同じであるので、説明を省略する。
図313(b4)は、タイマ予告演出においてタイマ表示のカウントダウンが行われているときに上述した合体アニメーションが開始している様子を示している。このとき、タイマ予告表示におけるタイマ表示は「2:00」を示しており、2秒後にタイマ予告演出に対応する予告表示が行われることが示されている。ここで、合体アニメーションによって半透明ボタン画像136qが合体するタイミングは、タイマ表示のカウントダウンが「0:00」となってカウントダウンが完了するタイミングに対応しており、すなわち、この演出例では、合体アニメーションとタイマ予告演出とによってボタン予告演出の開始を予告していることが示されている。なお、タイマ予告演出が開始してタイマ表示が表示されてもすぐにカウントダウンを開始せず、合体アニメーションの開始に合わせてタイマ表示のカウントダウンを開始してもよい。これによれば、タイマ予告演出が行われた結果実行される予告演出を容易に特定することができる場合がある。また、合体アニメーションの表示中に準備中画像RDYの表示を終了してタイマ予告演出が開始されてもよい。
図313(b5)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、一対の半透明ボタン画像136qがさらに近接し、合体が完了する直前の様子が示されている。このとき、タイマ予告表示のタイマ表示は「0:00」となり、カウントダウンが完了した様子が示されている。なお、合体アニメーションが完了した後でタイマ表示が「0:00」となるようにしてもよいし、合体アニメーションが完了するタイミングでタイマ表示が「0:00」となるようにしてもよい。
図313(b6)は、合体アニメーションが成功し、デカボタン画像136aLが実体化してボタン予告演出が開始され、操作受付状態が開始された様子が示されている。この演出例では、タイマ予告演出と合体アニメーションの両方が行われた場合の方が、タイマ予告演出と合体アニメーションのうちのいずれか一方のみが行われた場合よりも、デカボタン画像136aLが表示されやすくなっている。また、この演出例では、デカボタン画像136aLが表示されている状態で演出ボタン136が操作されると、例えば、鉄板画像TPが表示される。
図313(c1)は、図313(b3)〜同図(b6)に示す演出の変形例である。なお、図313(c1)〜同図(c2)に示す演出は、図313(b3)〜同図(b4)に示す演出と同様であるため、説明を省略する。
図313(c3)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、一対の半透明ボタン画像136qが近接して合体が完了する直前の様子が示されている。図313(c3)に示す演出例では、一対の半透明ボタン画像136qが近接すると、エフェクトEF6により、一対の半透明ボタン画像136qの少なくとも一部にオーバーラップし、オーバーラップしていない状態よりも半透明ボタン画像136qを視認困難としている。そのため、合体アニメーションに成功するか否かについて遊技者に期待感を持たせることができる場合がある。
そして、合体アニメーションが成功する場合には、図313(c4)に示すようにしてデカボタン画像136aLによるボタン予告演出が開始される。なお、図313(c4)に示す演出は、図313(b6)に示す演出と同様であるので、詳しい説明については省略する。
このように、図313に示す演出例も、スーパーリーチの実行中に準備中画像RDYが終了する例について示されている。なお、導入アニメの表示中に準備中画像RDYの表示が終了してタイマ予告が開始するパターンがあってもよいし、なくてもよい。
図314は、本実施形態に適用可能な準備中予告演出の別の例を段階的に示す図である。
図314(a)に示す第1装飾図柄表示装置では、表示画面の下部にUI部UI3が配置されており、このUI部UI3には、その中央に変動アイコンh0が台座に載置された態様で表示されており、変動アイコンh0の左側には、4つの保留アイコンが表示可能に台座が4つ配置された保留アイコン表示領域が形成されている。図314(a)に示すタイミングでは、特図1の変動表示が1つ保留されているので、保留アイコン表示領域には、1つの保留アイコンh11が表示されている。なお、変動アイコンh0は、赤色の表示態様とされており、すなわち、当該変動予告の表示態様とされており、保留アイコンh11は、デフォルトの表示態様となっている。また、変動アイコンh0の右側には、チュートリアル表示部TT1が配置されており、図314(a)に示すタイミングでは、準備中画像RDYが表示されている。この準備中画像RDYは、背景色が赤色とされており、デフォルトの表示態様である緑色の背景色である場合よりも最終的に大当り図柄が確定表示されやすい。また、第1装飾図柄表示装置208Lでは、装飾図柄の変動表示が行われている。また、図314(a)に示すUI部UI3は、青色で表示されたデフォルトの表示態様とされている。
第2装飾図柄表示装置208Mでは、表示画面の下部にステージ名表示部ST1が配置されている。図314(a)に示されるステージ名表示部ST1では、「城下町」と表示されており、現在のステージが城下町であることが報知されている。また、第2装飾図柄表示装置208Mには、受付回数表示850とストックボタン画像852も表示されている。
第3装飾図柄表示装置208Nでは、殿様のキャラクタがステージ上に乗っている様子が示されており、遊技の進行に応じて様々な動作を行っている。また、第3装飾図柄表示装置208Nの表示画面上部では、特図1及び特図2の第2保留数表示が表示されている。
また、第1装飾図柄表示装置208Lの下方には、家紋役物224Eが配置されており、変動アイコンh0の表示色に合わせて、赤色の発光態様とされている。また、第1装飾図柄表示装置208Lの上方には、演出可動体の一つである八代役物224Faと将軍役物224Fbとが配置されている。
図314(b)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、準備中画像RDYがエフェクトEF5にオーバーラップされており、エフェクトEF5にオーバーラップされていない状態よりも表示状態が視認困難とされている。すなわち、準備中画像RDYの表示の終了演出が開始されている。このように、この演出例では、スーパーリーチ以外において準備中画像RDYの表示が終了している様子が示されているということができる。
すると、図314(c)に示す第1装飾図柄表示装置208では、チュートリアル表示部TT1(すなわち、準備中画像RDYが表示されていた領域)で、タイマ予告演出が開始されている様子が示されている。タイマ予告演出が開始されると、チュートリアル表示部TT1にタイマ表示が表示され、その後カウントダウンが開始する。図314(c)に示す演出例では、タイマ表示として「90:00」が表示され、その後、カウントダウンが開始される。また、タイマ表示の背景色は、準備中画像RDYの背景色に引き続いて赤色となっている。この演出例では、スーパーリーチに発展する前にタイマ予告演出が開始されている様子が示されている。そして、タイマ予告演出が開始されたときに表示されたタイマ表示が「90:00」と長い時間であり、図柄変動表示時間が長いことが推測でき、大当りに対する期待感が向上する場合がある。このように、この演出例では、表示されたタイマ表示の時間が「90:00」等の長い時間(ロングタイム)で表示された場合の方が、「10:00」等の比較的短時間で(ショートタイム)表示された場合よりも最終的に大当り図柄が確定表示されやすいように構成されている。また、この演出例では、準備中画像RDYの背景色が赤色となっているため、タイマ予告演出においてタイマ表示がロングタイムとなって開始されやすくなっている。また、この演出例では、タイマ表示がロングタイムで、しかも背景が赤色となっているため、大当りの信頼度が飛躍的に向上している。
図314(d)では、スーパーリーチ(剣豪リーチ)に移行する様子が示されている。具体的には、第1装飾図柄表示装置208Lで表示されていた装飾図柄は、第2装飾図柄表示装置208Mの上方で小さく表示されて変動表示が継続され、また、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面の左右両隅部にリーチ状態を形成している「装飾4」が表示される。なお、第2装飾図柄表示装置208Mにおいて表示されていた受付回数表示850とストックボタン画像852はスーパーリーチに移行するタイミングで消去される。また、第1装飾図柄表示装置208Lでは、スーパーリーチへ移行する演出表示(スーパーリーチ移行表示)が行われ、また、家紋役物224Eが上昇及び回転し、第1装飾図柄表示装置208Lの中央下部の前面側にオーバーラップしている。そのため、変動アイコンh0や一部の保留アイコン(例えば、保留アイコンh11)が家紋役物224Eがオーバーラップされることにより視認困難とされている。また、家紋役物224Eは、タイマ表示のカウントダウン表示中のタイマ予告表示の一部にもオーバーラップしている。この家紋役物224Eの上昇・回転動作により、スーパーリーチへ移行することが報知されている。なお、図314(d)に示すタイミングでは、タイマ表示は「30:00」となっている。
図314(e)は、タイマ予告演出においてタイマ表示のカウントダウンが行われているときに上述した合体アニメーションが開始している様子を示している。このとき、タイマ予告表示におけるタイマ表示は「2:00」を示しており、2秒後にタイマ予告演出に対応する予告表示が行われることが示されている。ここでも、合体アニメーションによって半透明ボタン画像136qが合体するタイミングは、タイマ表示のカウントダウンが「0:00」となってカウントダウンが完了するタイミングに対応しており、すなわち、この演出例では、合体アニメーションとタイマ予告演出とによってボタン予告演出の開始を予告していることが示されている。
図314(f)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、一対の半透明ボタン画像136qがさらに近接し、合体が完了する直前の様子が示されている。このとき、タイマ予告表示のタイマ表示は「0:00」となり、カウントダウンが完了した様子が示されている。なお、この演出例では、タイマ予告表示の背景色が赤色となっており、デフォルトの背景色が表示された場合よりも大当り図柄が確定表示されやすくなっているが、同じであってもよい。なお、タイマ予告表示がデフォルトの背景色である場合と赤色の背景色である場合とで大当りの信頼度が同じであってもよい。
図314(g)は、合体アニメーションが成功し、デカボタン画像136aLが実体化してボタン予告演出が開始され、また、残時間メータMTが表示されて、操作受付状態が開始された様子が示されている。この演出例では、タイマ表示におけるタイマのカウントダウンを行う時間が長いほど、大当りとなりやすくしてもよい。
図315は、本実施形態に適用可能な準備中予告演出の別の例を段階的に示す図である。
図315(a1)に示す第1装飾図柄表示装置では、表示画面の下部にUI部UI3が配置されており、このUI部UI3には、その中央に変動アイコンh0が台座に載置された態様で表示されており、変動アイコンh0の左側には、4つの保留アイコンが表示可能に台座が4つ配置された保留アイコン表示領域が形成されている。図315(a1)に示すタイミングでは、特図1の変動表示が1つ保留されているので、保留アイコン表示領域には、1つの保留アイコンh11が表示されている。なお、変動アイコンh0は、赤色の表示態様とされており、すなわち、当該変動予告の表示態様とされており、保留アイコンh11は、デフォルトの表示態様となっている。なお、家紋役物224Eは、変動アイコンh0の表示色に合わせて、赤色の発光態様とされている。また、変動アイコンh0の右側には、チュートリアル表示部TT1が配置されており、図315(a1)に示すタイミングでは、準備中画像RDYが表示されている。この準備中画像RDYは、背景色が緑色とされており、デフォルトの表示態様となっている。また、第1装飾図柄表示装置208Lでは、装飾図柄の変動表示が行われている。また、図315(a1)に示すUI部UI3は、青色で表示されたデフォルトの表示態様とされている。
第2装飾図柄表示装置208Mでは、表示画面の下部にステージ名表示部ST1が配置されている。図315(a1)に示されるステージ名表示部ST1では、「城下町」と表示されており、現在のステージが城下町であることが報知されている。また、第2装飾図柄表示装置208Mには、受付回数表示850とストックボタン画像852も表示されている。
第3装飾図柄表示装置208Nでは、殿様のキャラクタがステージ上に乗っている様子が示されており、遊技の進行に応じて様々な動作を行っている。また、第3装飾図柄表示装置208Nの表示画面上部では、特図1及び特図2の第2保留数表示が表示されている。
また、第1装飾図柄表示装置208Lの下方には、家紋役物224Eが配置されており、また、第1装飾図柄表示装置208Lの上方には、演出可動体の一つである八代役物224Faと将軍役物224Fbとが配置されている。
図315(a2)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、準備中画像RDYがエフェクトEF5にオーバーラップされており、エフェクトEF5にオーバーラップされていない状態よりも表示状態が視認困難とされている。
すると、図315(a3)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、準備中画像RDYが表示されていた領域でミニゲームが開始されている様子が示されている。ミニゲームが開始されると、殿様のミニキャラMC1と的TGTが表示される。的TGTは、4等分に分割された領域により構成されており、4つの領域のうちの上部の領域が当りの領域となっており、当りの領域に矢が当たることで大当りの信頼度の高い予告が行われるようになっている。この演出例では、スーパーリーチに移行するよりも前にミニゲームが行われている様子が示されている。
図315(a4)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、殿様のミニキャラMC1が放った矢が的TGTの当りの領域に刺さった様子が示されている。すなわち、予告表示としてのミニゲームの結果として大成功を収めた様子が示されている。
すると、図315(a5)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、ミニゲームに大成功したため、変動アイコンh0の表示態様が赤色の表示態様から金色の表示態様に変化し、すなわち、変動アイコンh0による予告がランクアップしている様子が示されている。また、変動アイコンh0の表示色に合わせて、家紋役物224Eも金色で発光する。なお、変動アイコンh0が赤色の表示態様から金色の表示態様に変化した後で家紋役物224Eが赤色の発光態様から金色の発光態様に変更してもよいし、家紋役物224Eが赤色の発光態様か金色の発光態様に変更した後で、変動アイコンh0が赤色の表示態様から金色の表示態様に変化してもよいし、変動アイコンh0が赤色の表示態様から金色の表示態様に変化するタイミングで、家紋役物224Eが赤色の発光態様から金色の発光態様に変更してもよい。そして、チュートリアル表示部TT1では、シャッタ画像による閉鎖動作が開始されており、表示されていたミニゲームの表示をシャッタ画像により視認不可能な状態に移行する。なお、変動アイコンh0の表示態様が変化した後でシャッタ画像による閉鎖動作が開始されてもよいし、シャッタ画像による閉鎖動作が開始した後で変動アイコンh0の表示態様が変化してもよいし、変動アイコンh0の表示態様が変化するタイミングでシャッタ画像による閉鎖動作が開始されてもよい。また、この演出例では、ミニゲームの結果として、変動アイコンh0の表示態様を変化するようにしたが、保留アイコンが変化する場合があってもよい。
その後、図315(a6)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、シャッタ画像によりチュートリアル表示部TT1が完全に閉鎖された様子が示されている。これにより、ミニゲームの表示がシャッタ画像により完全に消去される。
その後、図315(a7)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、シャッタ画像により閉鎖されていたチュートリアル表示部TT1において、シャッタ画像が開放された様子が示されている。このとき、チュートリアル表示部TT1では、何らの表示も行われていない非表示状態とされている。なお、シャッタ画像が開放されたときに、チュートリアル表示が開始されてもよいし、別の予告表示やタイマ予告表示やミニゲームが開始される場合があってもよい。また、シャッタ画像が開放された後でグレーアウトする表示を行ってもよい。
続いて、図315(b1)〜同図(b8)を参照して準備中画像RDYが表示されることなくミニゲームが開始されている様子を示す例について説明する。
図315(b1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、特図1の変動表示が1つ保留されているので、保留アイコン表示領域には、1つの保留アイコンh11が表示されている。なお、変動アイコンh0は、赤色の表示態様とされており、予告表示が行われている。また、保留アイコンh11は、デフォルトの表示態様となっている。チュートリアル表示部TT1では、「パンダは殿様の師匠」と表示されており、パンダのキャラクタと殿様のキャラクタとの関係について説明がなされている。また、第1装飾図柄表示装置208Lでは、装飾図柄の変動表示が行われている。また、図315(b1)に示すUI部UI3は、青色で表示されたデフォルトの表示態様とされている。
図315(b2)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、UI部UI3のチュートリアル表示部TT1がシャッタ画像による閉鎖動作が行われている様子が示されている。これにより、チュートリアル表示部TT1で表示されていた説明表示が非表示とされていく。
その後、図315(b3)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、シャッタ画像によりチュートリアル表示部TT1が完全に閉鎖された様子が示されている。このシャッタ画像は、後述するミニゲームの表示が開始される前に表示されるミニゲーム予告表示ということができる。
図315(b4)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、シャッタ画像により閉鎖されていたチュートリアル表示部TT1において、シャッタ画像が開放された様子が示されている。このとき、シャッタ画像は、所定の開放アニメにより開放表示される。この演出例では、シャッタ画像が開放されると、チュートリアル表示部TT1においてミニゲームが開始される。すなわち、この演出例では、今まで行われていた説明表示に換えて、ミニゲームが開始する様子が示されている。また、準備中画像RDYを表示することなくミニゲームが開始する様子が示されているということもできる。その後は、図315(b4)〜同図(b8)に示す演出が行われる。なお、図315(b4)〜同図(b8)に示す演出は、図315(a3)〜同図(a7)に示す演出と同様であるため、説明を省略する。なお、ミニゲームが終了した後で、チュートリアル表示部TT1において説明表示を行うようにしてもよいし、グレーアウトする表示を行うようにしてもよい。
図316は、本実施形態に適用可能なチュートリアル表示部TT1における表示例を段階的に示す図である。
図316(a1)に示す第1装飾図柄表示装置では、表示画面の下部にUI部UI3が配置されており、このUI部UI3には、その中央に変動アイコンh0が台座に載置された態様で表示されており、変動アイコンh0の左側には、4つの保留アイコンが表示可能に台座が4つ配置された保留アイコン表示領域が形成されている。図316(a1)に示すタイミングでは、特図1の変動表示が1つ保留されているので、保留アイコン表示領域には、1つの保留アイコンh11が表示されている。なお、変動アイコンh0は、赤色の表示態様とされており、すなわち、当該変動予告の表示態様とされており、保留アイコンh11は、デフォルトの表示態様となっている。なお、家紋役物224Eは、変動アイコンh0の表示色に合わせて、赤色の発光態様とされている。また、変動アイコンh0の右側には、チュートリアル表示部TT1が配置されており、図316(a1)に示されるチュートリアル表示部TT1では、「パンダは殿様の師匠」と表示されており、パンダのキャラクタと殿様のキャラクタとの関係について説明がなされている。また、第1装飾図柄表示装置208Lでは、装飾図柄の変動表示が行われている。また、図316(a1)に示すUI部UI3は、青色で表示されたデフォルトの表示態様とされている。
第2装飾図柄表示装置208Mでは、表示画面の下部にステージ名表示部ST1が配置されている。図316(a1)に示されるステージ名表示部ST1では、「城下町」と表示されており、現在のステージが城下町であることが報知されている。また、第2装飾図柄表示装置208Mには、受付回数表示850とストックボタン画像852も表示されている。
第3装飾図柄表示装置208Nでは、殿様のキャラクタがステージ上に乗っている様子が示されており、遊技の進行に応じて様々な動作を行っている。また、第3装飾図柄表示装置208Nの表示画面上部では、特図1及び特図2の第2保留数表示が表示されている。
また、第1装飾図柄表示装置208Lの下方には、家紋役物224Eが配置されており、また、第1装飾図柄表示装置208Lの上方には、演出可動体の一つである八代役物224Faと将軍役物224Fbとが配置されている。
図316(a2)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、UI部UI3のチュートリアル表示部TT1がシャッタ画像による閉鎖動作が行われている様子が示されている。すなわち、或る領域(チュートリアル表示部TT1)での或る表示(説明表示)に換えて他の表示(予告表示)をする前の表示(シャッタ画像の表示)が行われているということができる。なお、シャッタ画像の表示中にシャッタ画像が表示される前に表示されていた文字表示の少なくとも一部が表示されてもよい。
その後、図316(a3)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、シャッタ画像によりチュートリアル表示部TT1が完全に閉鎖された様子が示されている。このシャッタ画像は、後述する予告表示が開始される前に表示される予告表示前表示ということができる。
図316(a4)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、シャッタ画像により閉鎖されていたチュートリアル表示部TT1において、シャッタ画像が開放された様子が示されている。このとき、シャッタ画像は、所定の開放アニメにより開放表示される。チュートリアル表示部TT1では、シャッタ画像が開放されると、準備中画像RDYやミニゲームやタイマ予告演出ではなく、「激熱」の文字からなる予告表示が表示されている。この「激熱」の予告表示は、ミニゲームやタイマ予告演出が行われた結果として表示される場合があってもよい。この場合、ミニゲームやタイマ予告演出が行われた結果として表示される場合の方が、ミニゲームやタイマ予告演出を経由しないで表示された場合よりも大当り図柄が確定表示されやすいようにしてもよい。また、この「激熱」の予告表示は、ミニゲームやタイマ予告演出が行われた結果としては表示されないものであってもよい。また、この演出例において、「激熱」等の予告表示を行う前にシャッタ画像によりチュートリアル表示部TT1を閉鎖する演出を行わなくてもよい。
図316(b1)〜同図(b8)は、チュートリアル表示部TT1において、予告アイコンが出現する様子を示す演出例を示している。なお、図316(b1)〜同図(b3)に示す演出は、図316(a1)〜同図(a3)に示す演出と同じであるので、説明を省略する。
図316(b4)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、シャッタ画像により閉鎖されていたチュートリアル表示部TT1において、シャッタ画像が開放された様子が示されている。このとき、シャッタ画像は、所定の開放アニメにより開放表示される。チュートリアル表示部TT1では、シャッタ画像が開放されると、タイマ予告演出が行われることを予告するタイマ予告の予告アイコンI81が出現している様子が示されている。これにより、タイマ予告演出が行われることが予告される。なお、他の予告アイコンが出現してもよい。
その後、図316(b5)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、チュートリアル表示部TT1に表示されていたタイマ予告の予告アイコンI81がチュートリアル表示部TT1から飛び出し、拡大しながら上方に移動している様子が示されている。
図316(b6)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、チュートリアル表示部TT1において、シャッタ画像による閉鎖動作が開始される。
その後、図316(b7)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、シャッタ画像によりチュートリアル表示部TT1が完全に閉鎖された様子が示されている。これにより、チュートリアル表示部TT1における表示状態が視認困難とされる。なお、この演出例では、シャッタ画像が完全に閉鎖されるまで、タイマ予告の予告アイコンI81を表示した状態を維持し、タイマ予告の予告アイコンI81がストックされることを報知するようにしていたが、シャッタ画像による閉鎖動作が開始される際に消去するようにしてもよい。
図316(b8)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、シャッタ画像により閉鎖されていたチュートリアル表示部TT1において、シャッタ画像が開放された様子が示されている。このとき、シャッタ画像は、所定の開放アニメにより開放表示される。チュートリアル表示部TT1は、シャッタ画像が開放されると、準備中画像RDYが表示される。図316(b8)に示すタイミングでは、準備中画像RDYは、デフォルトの表示態様とされている。この準備中画像RDYは、タイマ予告の予告アイコンI81がストックされたことにより表示されたものである。すなわち、準備中画像RDYの表示によりタイマ予告演出の開始が予告されている。なお、この演出例では、タイマ予告演出の開始を予告するための準備中画像RDYの表示態様とミニゲームの開始を予告するための準備中画像RDYの表示態様とで同じとしているが、異なるようにしてもよい。また、準備中画像RDYの表示を行わずに、ミニゲームやタイマ予告演出が開始されてもよい。
図317は、本実施形態に適用可能な準備中予告演出の他の例を段階的に示す図である。ここで、第三の表示の終了タイミング、或る予告表示の開始や終了タイミング、或る演出の開始や終了タイミングが、第二の状態を細分化した状態のうちの別々の状態であってもよいし、同じ状態であってもよい。
図317(a1)は、図310(l)に続く演出である。なお、図311(a1)に示す演出は、図310(m)に示す演出と同じであるので、説明を省略する。なお、図317(a1)に示す演出において、準備中画像RDYがスーパーリーチに発展した後で表示開始されてもよい。
図317(a2)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、決闘シーンのアニメーションが継続しており、その後、図317(a3)に示すように、主人公の殿様が敵役の剣豪に勝利し、「装飾4−装飾4−装飾4」の装飾図柄の組合せが導出されて揺れ変動が開始される。このとき、準備中画像RDYは依然として表示された状態となっている。すなわち、大当りになることを表す表示がなされている状態において準備中画像RDYが表示されているということができる。また、大当りとなることを祝福するように、家紋役物224E、八代役物224Fa及び将軍役物224Fbが多色で発光するレインボー表示態様で発光している。
その後、図317(a4)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、準備中画像RDYがエフェクトEF5にオーバーラップされており、エフェクトEF5にオーバーラップされていない状態よりも表示状態が視認困難とされている。
すると、図317(a5)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、準備中画像RDYが表示されていた領域で、タイマ予告演出が開始されている様子が示されている。タイマ予告演出が開始されると、準備中画像RDYが表示されていた領域にタイマ表示が表示され、その後カウントダウンが開始する。カウントダウンを行った結果、0秒を示す「0:00」になると、或る予告表示が開始されるように構成されている。図317(a5)に示す演出例では、タイマ表示として「3:00」が表示され、その後、カウントダウンが開始される。なお、カウントダウンが開始された後、「0:00」となる前にタイマ予告演出が終了する偽のタイマ予告演出が開始される場合があってもよい。
図317(a6)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、カウントダウンが行われた結果、タイマ表示が「0:00」となってカウントダウンが完了した様子が示されている。
すると、図317(a7)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、タイマ表示が行われていた表示領域で「Go」の文字が表示され、或る予告演出が開始されることを報知している。なお、この「Go」の文字の表示は、行われる場合があってもよいし、行われない場合があってもよい。
図317(a8)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、大当り図柄の昇格演出が開始されている様子が示されている。すると、図317(a9)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、デカボタン画像136aLが残時間メータMTとともに表示され、演出ボタン136の操作有効期間が開始されたことが報知される。このデカボタン画像136aLの表示が或る予告演出に対応しており、すなわち、タイマ予告演出が行われた結果実行される予告演出に対応している。ここで、例えば、タイマ予告演出が行われない場合は、大当り図柄の昇格演出が開始されなくてもよいし、大当り図柄の昇格演出が開始された場合には、デカボタン画像136aLではなくデフォルトの表示態様のボタン画像136aが表示されるようにしてもよい。また、タイマ予告演出に換えてミニゲームが行われてもよい。また、タイマ予告演出やミニゲームが行われなかった場合でもデカボタン画像136aLが表示される場合があってもよい。
その後、図317(a9)に示すタイミングで演出ボタン136が操作されると、「装飾4−装飾4−装飾4」の大当りの装飾図柄の組み合わせから「装飾7−装飾7−装飾7」の大当りの装飾図柄の組み合わせに変更され、確変大当りが確定したことが報知される。すなわち、大当り図柄が昇格されたことが報知されている。
図317(b1)〜同図(b4)は、スーパーリーチにおける決闘シーンのアニメーションの継続中にタイマ予告演出によるタイマ表示のカウントダウンが開始された様子を示している。
図317(b1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、決闘シーンのアニメーションが継続している様子が示されている。このとき、タイマ予告演出が開始されており、チュートリアル表示部TT1が表示されていた表示領域にタイマ予告表示が表示されている。図317(b1)に示すタイミングでは、タイマ予告表示にはタイマ表示として「10:00」が表示されており、その後、カウントダウンが開始される。なお、カウントダウンが開始される時期は、スーパーリーチに発展する前であってもよいし、スーパーリーチに発展した後であってもよいし、スーパーリーチに発展したタイミングであってもよいし、リーチ状態に移行する前であってもよいし、リーチ状態に移行した後であって、スーパーリーチに発展する前であってもよい。
図317(b2)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、ボタン予告演出が開始されており、残時間メータMTとともにデフォルトの表示態様のボタン画像136aが表示されれている様子が示されている。すなわち、最終ジャッジ演出が開始されている様子が示されている。一方、タイマ予告表示では、タイマ表示のカウントダウンが継続しており、図317(b2)に示すタイミングでは、タイマ表示は「9:00」を示している。すなわち、この演出例では、演出ボタン136の操作受付期間においてタイマ予告演出によるタイマ表示のカウントダウンが行われている様子が示されている。ここで、最終ジャッジ演出における演出ボタン136の操作受付期間の長さとタイマ予告演出におけるカウントダウンが行われる長さとでは、演出ボタン136の操作受付期間の方が長くなっている。
その後、図317(b3)に示すタイミングで演出ボタン136が操作されると、図317(b4)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、主人公の殿様が敵役の剣豪に勝利し、「装飾4−装飾4−装飾4」の装飾図柄の組合せが導出されて揺れ変動が開始される。一方、タイマ予告表示では、依然としてタイマ表示のカウントダウンが継続しており、すなわち、その後、大当り図柄の昇格演出が行われる可能性があることが示唆されている。なお、この演出例では、最終ジャッジ演出において演出ボタン136が操作されなかった場合であってもタイマ表示は「0:00」にならないように構成されている。これは、例えば、最終ジャッジ演出においてハズレの装飾図柄の組み合わせが表示され、その後、タイマ表示が「0:00」となったタイミングで復活演出が行われるようにしているためである。また、逆に、最終ジャッジ演出において演出ボタン136が操作されなかった場合には、カウントが0になってもよい。
図318は、本実施形態に適用可能なタイマ予告演出の一例を段階的に示す図である。なお、図318(a)に示す演出は、図316(a1)に示す演出と同じであるので、説明を省略する。
図318(b)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、チュートリアル表示部TT1に表示されていた説明表示から準備中画像RDYに切り換えられた様子が示されている。この演出例における準備中画像RDYは、表示態様が1種類のみ用意されており、他の表示態様への変化表示は行われない。このように、この演出例では、準備中画像RDYの表示態様では大当りの信頼度がわからないようになっている。また、或る予告表示や或る演出が複数種類ある場合に、いずれの或る予告表示や或る演出が行われるのかがわからないようになっている。
図318(c)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、チュートリアル表示部TT1に表示されていた準備中画像RDYからタイマ予告表示に切り換えられ、タイマ予告演出が開始された様子が示されている。この演出例では、タイマ予告表示における背景色が複数色の中からいずれかが選択され、背景色により大当りの信頼度が示される。図318(c)に示す演出例では、タイマ予告表示の背景色は青色とされており、信頼度の低い態様となっている。また、タイマ予告表示におけるタイマ表示は「10:00」となっており、カウントダウンが開始してから10秒後に或る予告表示が表示される可能性があることが報知されている。なお、タイマ表示のカウントダウンが開始する前や開始した後で、タイマ予告表示の背景色が変化し、信頼度が途中で向上するような演出が行われてもよい。
その後、タイマ予告表示におけるタイマ表示のカウントダウンが開始し、図318(d)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、タイマ表示が「0:00」となりカウントダウンが完了した様子が示されている。また、装飾図柄が左図柄と右図柄にそれぞれ「装飾4」が停止表示されてリーチ状態となった様子が示されている。なお、タイマ表示が「0:00」となった後でリーチ状態となってもよいし、リーチ状態となった後でタイマ表示が「0:00」となってもよいし、タイマ表示が「0:00」となったタイミングでリーチ状態となってもよい。なお、この演出例では、タイマ表示のカウントダウンが0になるとスーパーリーチに発展することを表す表示と対応関係にあり、必ずスーパーリーチに発展するようになっている。
そして、タイマ表示のカウントダウンが完了すると、図318(e)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、チュートリアル表示領域TT1においてタイマ表示に換えて「Go」の文字が表示され、或る予告表示が開始されることを報知している。
すると、図318(f)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、ボタン予告演出が開始されてデフォルトのボタン画像136aが残時間メータMTとともに表示され、演出ボタン136の操作受付状態が開始された様子が示されている。また、チュートリアル表示部TT1では、「Go」の表示が消去され、非表示状態とされている。この演出例では、ボタン予告演出の開始自体は、タイマ予告演出が行われた結果開始される予告表示ではなく、ボタン予告演出において演出ボタン136が操作された結果、成功した場合に表示される予告表示がタイマ予告演出が行われた結果開始される予告表示に対応している。なお、ボタン予告演出が開始された後でチュートリアル表示部TT1が非表示状態となってもよいし、チュートリアル表示部TT1が非表示状態となった後でボタン予告演出が開始されてもよいし、ボタン予告演出が開始されたタイミングでチュートリアル表示部TT1が非表示となってもよい。「Go」の表示の後にチュートリアル表示を表示しないことで、他の演出(例えば、ボタン演出)に集中させる効果を奏する場合がある。
図318(g)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、ボタン予告演出が開始され、操作有効期間が開始されてからの時間に応じて残時間メータのゲージが減少している様子が示されている。
その後、図318(h)に示すタイミングで演出ボタン136が操作されると、ボタン予告演出に成功したとして、図318(i)に示すように、スーパーリーチ(剣豪リーチ)に移行する。具体的には、第1装飾図柄表示装置208Lで表示されていた装飾図柄は、第2装飾図柄表示装置208Mの上方で小さく表示されて変動表示が継続され、また、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面の左右両隅部にリーチ状態を形成している「装飾4」が表示される。これにより、「装飾4」でのリーチ状態であることが容易に認識することができる場合がある。なお、第2装飾図柄表示装置208Mにおいて表示されていた受付回数表示850とストックボタン画像852はスーパーリーチに移行するタイミングで消去される。また、第1装飾図柄表示装置208Lでは、スーパーリーチへ移行する演出表示(スーパーリーチ移行表示)が行われ、また、家紋役物224Eが上昇及び回転し、第1装飾図柄表示装置208Lの中央下部の前面側にオーバーラップしている。そのため、変動アイコンh0や一部の保留アイコン(例えば、保留アイコンh11)が家紋役物224Eによってオーバーラップされることにより視認困難とされている。また、家紋役物224Eは、チュートリアル表示部TT1の一部にもオーバーラップしている。この家紋役物224Eの上昇・回転動作により、スーパーリーチへ移行することが報知されている。また、この演出例では、スーパーリーチのうちの少なくとも剣豪リーチへ移行する場合には、スーパーリーチ移行表示が開始された後でUI部UI3が保留アイコンh11及びチュートリアル表示部TT1とともに下方にフレームアウトされ、非表示となる。すなわち、この演出例では、タイマ予告演出の結果として行われる或る予告表示がスーパーリーチへの発展に対応しているということができる。
図318(j)では、剣豪リーチが開始されている様子が示されている。なお、剣豪リーチに移行する場合には、UI部UI3は非表示とされるが、UI部UI3に表示されていた変動アイコンh0は、表示位置を下方に変更して表示が維持されている。また、チュートリアル表示部TT1は、非表示であったため、チュートリアル表示部TT1がUI部UI3とともにフレームアウトされた後は、何らの表示も行われない。また、家紋役物224Eは、下方に移動され、初期位置に戻っている。
図318(k)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、姫のカットイン画像HCIが表示されている様子が示されている。この姫のカットイン画像HCIは、ボタン予告演出やタイマ予告演出やミニゲームを経由しないで突然表示されたものであって信頼度は低いものとなっているが、ボタン予告演出やタイマ予告演出あるいはミニゲームが行われた結果として表示されるようにしてもよい。また、姫のカットイン画像HCIに換えて、例えば、鉄板画像TPが表示される場合があってもよい。
図319は、本実施形態に適用可能な準備中予告演出の別の例を段階的に示す図である。なお、図319(a)〜同図(c)に示す演出は、図318(a)〜同図(c)と同じなので、説明を省略する。
図319(d)では、ナビキャラとしての殿様のキャラクタが爆弾を投てきしているアニメーションが行われている様子が示されている。具体的には、第3装飾図柄表示装置208Nに表示されている殿様のキャラクタが「まだだ」と叫びながら爆弾を投てきし、この爆弾は、第3装飾図柄表示装置208Nから第1装飾図柄表示装置208Lに亘って移動する。そして、この爆弾は、タイマ表示のカウントダウンが行われているチュートリアル表示部TT1に向かい、チュートリアル表示部TT1の上方の近傍で破裂する。
すると、図319(e)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、タイマ表示のカウントダウンが中断されて、再び、準備中画像RDYが表示されている様子が示されている。このタイマ予告演出が開始された時点では、タイマ表示が「10:00」となっており、ボタン予告演出が開始されるタイミングを報知していたが、そのタイマ予告演出が中断されたことにより、ボタン予告演出に対応するものではなかったことが認識される場合がある。なお、ナビキャラによるタイマ予告演出の中断演出が行われた場合の方が、ナビキャラによるタイマ予告演出の中断演出が行われなかった場合よりも大当り図柄が確定表示されやすくしてもよい。なお、タイマ表示のカウントダウンが中断する演出が行われた場合には、準備中画像RDYの表示に換えてタイマ表示の時間が増加してカウントアップされるまでの時間が延長されるようにしてもよいし、カウントダウンの速度が遅くなってもよい。また、例えば、タイマ予告はカウントダウンの速度が変化しないので0のタイミングを予測しやすいという利点があり、だからこそ、準備中画像RDYの終了タイミング(つまり、タイマ予告の開始タイミング)によって将来のことがわかる場合がある。
図319(f)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、ボタン予告演出が開始されてデフォルトのボタン画像136aが残時間メータMTとともに表示され、演出ボタン136の操作受付状態が開始された様子が示されている。なお、チュートリアル表示部TT1では、準備中画像RDYが引き続き表示されている。
図319(g)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、ボタン予告演出が開始され、操作有効期間が開始されてからの時間に応じて残時間メータのゲージが減少している様子が示されている。
その後、図319(h)に示すタイミングで演出ボタン136が操作されると、ボタン予告演出に成功したとして、図319(i)に示すように、スーパーリーチ(剣豪リーチ)に移行する。具体的には、第1装飾図柄表示装置208Lで表示されていた装飾図柄は、第2装飾図柄表示装置208Mの上方で小さく表示されて変動表示が継続され、また、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面の左右両隅部にリーチ状態を形成している「装飾4」が表示される。これにより、「装飾4」でのリーチ状態であることが容易に認識することができる場合がある。なお、第2装飾図柄表示装置208Mにおいて表示されていた受付回数表示850とストックボタン画像852はスーパーリーチに移行するタイミングで消去される。また、第1装飾図柄表示装置208Lでは、スーパーリーチへ移行する演出表示(スーパーリーチ移行表示)が行われ、また、家紋役物224Eが上昇及び回転し、第1装飾図柄表示装置208Lの中央下部の前面側にオーバーラップしている。そのため、変動アイコンh0や一部の保留アイコン(例えば、保留アイコンh11)が家紋役物224Eによってオーバーラップされることにより視認困難とされている。また、家紋役物224Eは、準備中画像RDYが表示されたチュートリアル表示部TT1の一部にもオーバーラップしている。この家紋役物224Eの上昇・回転動作により、スーパーリーチへ移行することが報知されている。また、この演出例では、スーパーリーチのうちの少なくとも剣豪リーチへ移行する場合には、スーパーリーチ移行表示が開始された後でUI部UI3が保留アイコンh11及びチュートリアル表示部TT1とともに下方にフレームアウトされ、非表示となる。
図319(j)では、剣豪リーチが開始されている様子が示されている。なお、剣豪リーチに移行する場合には、UI部UI3は非表示とされるが、UI部UI3に表示されていた変動アイコンh0は、表示位置を下方に変更して表示が維持されている。また、チュートリアル表示部TT1は、UI部UI3とともに非表示とされるが、準備中画像RDYは、引き続き表示が維持されている。また、家紋役物224Eは、下方に移動され、初期位置に戻っている。
図319(k)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、準備中画像RDYからタイマ予告表示に切り替わり、タイマ予告演出が再開されている様子が示されている。具体的には、再開後のタイマ予告表示は、金色の背景色に変更されており、大当りの信頼度が向上していることが示されている。また、図319(k)では、タイマ予告表示におけるタイマ表示は「10:00」を示しており、カウントダウンが再開されてから10秒後に或る予告表示が表示される可能性があることが報知されている。すなわち、この演出例では、スーパーリーチ(剣豪リーチ)中にタイマ予告演出によるタイマ表示のカウントダウンが行われている様子が示されている。なお、タイマ予告演出の開始時期は、適宜のタイミングとされており、例えば、スーパーリーチの開始前、スーパーリーチの開始後、リーチ状態となる前、リーチ状態となってからスーパーリーチが開始するよりも前等のタイミングで開始されてもよい。また、タイマ予告演出が再開されたときにおけるタイマ表示は、適宜に時間に設定することができ、例えば、中断時の時間を示す「9:00」から開始するようにしてもよい。
その後、タイマ予告表示におけるタイマ表示のカウントダウンが開始し、図319(l)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、タイマ表示が「0:00」となりカウントダウンが完了した様子が示されている。
そして、タイマ表示のカウントダウンが完了すると、図319(m)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、タイマ表示に換えて「Go」の文字が表示され、或る予告表示が開始されることを報知している。
すると、図319(n)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、予告表示としての鉄板画像TPが表示され、大当り確定であることが報知される。すなわち、タイマ予告演出は、或る予告表示としての鉄板画像TPの表示の予告表示に対応しているということができる。この演出例では、図318に示すように、タイマ予告演出に対応する予告表示がスーパーリーチへの発展ではなく、タイマ予告演出が引き延ばされた結果、スーパーリーチ中に表示されるカットイン画像の表示に対応することとなり、その結果、カットイン画像が信頼度の高いものとなっている。このように、この演出例では、スーパーリーチにおけるよいところでカウントダウンが「0:00」となり、よい演出が行われる例について示されている。また、準備中画像RDYの終了タイミング(或る予告表示の開始タイミング)が、或る変動において遅ければ遅いほど大当りの期待度が高くなるように構成されている。
図320は、本実施形態に適用可能な準備中予告演出の別の例を段階的に示す図である。なお、図320(a)に示す演出は、図318(a)と同じなので、説明を省略する。
図320(b)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、チュートリアル表示部TT1に表示されていた説明表示から準備中画像RDYに切り換えられた様子が示されている。このとき、準備中画像RDYが表示されたチュートリアル表示部TT1の上方には、「TIMER×2」の表示が行われており、タイマ予告演出が2回行われることが示されている。なお、「TIMER×2」の表示は、準備中画像RDYの表示と同時に表示されてもよいし、準備中画像RDYが表示された後で表示されてもよく、例えば、最初はタイマ予告演出が1回行われると思わせておいて、実は2回行われることを演出するようにしてもよい。なお、「TIMER×2」の表示に換えて、例えば、準備中画像RDYを2つ表示するようにしてもよい。
図320(c)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、チュートリアル表示部TT1に表示されていた準備中画像RDYからタイマ予告表示に切り換えられ、タイマ予告演出が開始された様子が示されている。タイマ予告表示の背景色は青色とされており、信頼度の低い態様となっている。なお、ここで、タイマ予告表示の背景色が緑色のデフォルトの表示態様であってもよい。また、タイマ予告表示におけるタイマ表示は「10:00」となっており、カウントダウンが開始してから10秒後に或る予告表示が表示される可能性があることが報知されている。
その後、タイマ予告表示におけるタイマ表示のカウントダウンが開始し、図320(d)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、タイマ表示が「0:00」となりカウントダウンが完了した様子が示されている。また、装飾図柄が左図柄と右図柄にそれぞれ「装飾4」が停止表示されてリーチ状態となった様子が示されている。また、タイマ表示のカウントダウンが完了すると、チュートリアル表示部TT1の上方に表示されていた「TIMER×2」の表示は消去されており、1回目のタイマ予告演出が消化されて終了したことが報知されている。なお、「TIMER×2」の表示を、タイマ表示が「0:00」となったときのエフェクトの表示により視認困難としてもよい。また、「TIMER×2」の表示を消去せず、表示したままとしてもよい。また、準備中表示が複数表示される場合には、1つ目の準備中表示が終了した後に、準備中表示に関する表示が一度非表示になる状態を設けてもよい。
そして、タイマ表示のカウントダウンが完了すると、図320(e)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、チュートリアル表示領域TT1においてタイマ表示に換えて「Go」の文字が表示され、或る予告表示が開始されることを報知している。
すると、図320(f)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、ボタン予告演出が開始されてデフォルトのボタン画像136aが残時間メータMTとともに表示され、演出ボタン136の操作受付状態が開始された様子が示されている。このとき、ボタン画像136a及び残時間メータMTは、装飾図柄にオーバーラップしている。また、チュートリアル表示部TT1では、「Go」の表示が消去され、非表示状態とされている。そのため、タイマ予告演出のストックが1つもないように見える場合がある。この演出例では、ボタン予告演出の開始自体は、タイマ予告演出が行われた結果開始される予告表示ではなく、ボタン予告演出において演出ボタン136が操作された結果、成功した場合に表示される予告表示がタイマ予告演出が行われた結果開始される予告表示に対応している。
図320(g)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、ボタン予告演出が開始され、操作有効期間が開始されてからの時間に応じて残時間メータのゲージが減少している様子が示されている。このとき、チュートリアル表示部TT1において準備中画像RDYが再び表示され、2回目のタイマ予告演出が開始されることが報知されるが、準備中画像RDYの再表示時には、1回目の準備中画像RDYが表示されたときと比べて拡大して表示される。そのため、この準備中画像RDYにより、変動アイコンh0や装飾図柄の一部がオーバーラップされる場合がある。このように、準備中画像RDYが一旦非表示になって、さらにオーバーラップしたりすることで、より注目させる効果がある場合がある。
その後、図320(h)に示すタイミングで演出ボタン136が操作されると、ボタン予告演出に成功したとして、図320(i)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、スーパーリーチ移行表示が行われ、スーパーリーチ(剣豪リーチ)に発展する。また、家紋役物224Eが上昇及び回転し、第1装飾図柄表示装置208Lの中央下部の前面側にオーバーラップする。また、家紋役物224Eは、拡大された準備中画像RDYの一部にもオーバーラップしており、家紋役物224Eにオーバーラップされていない状態よりも視認困難とされている。なお、準備中画像RDYは、拡大表示された場合にのみ家紋役物224Eにオーバーラップされ、拡大表示されていない場合にはオーバーラップされないようにしてもよい。また、スーパーリーチ移行表示が開始された後でUI部UI3が保留アイコンh11及びチュートリアル表示部TT1とともに下方にフレームアウトされ、非表示となる。すなわち、この演出例では、タイマ予告演出の結果として行われる或る予告表示がスーパーリーチへの発展に対応しているということができる。
図320(j)では、剣豪リーチが開始されている様子が示されている。なお、剣豪リーチに移行する場合には、UI部UI3は非表示とされるが、UI部UI3に表示されていた変動アイコンh0は、表示位置を下方に変更して表示が維持されている。また、チュートリアル表示部TT1は、UI部UI3とともに非表示とされるが、準備中画像RDYは、引き続き表示が維持されている。なお、準備中画像RDYは拡大表示されているため、変動アイコンh0の一部がオーバーラップされており、また、リーチ演出表示における剣豪のキャラクタもオーバーラップされている。このように、拡大表示された準備中画像RDYは、スーパーリーチの実行中においても表示される場合がある。また、家紋役物224Eは、下方に移動され、初期位置に戻っている。
図320(k)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、準備中画像RDYからタイマ予告表示に切り替わり、2回目のタイマ予告演出が開始されている様子が示されている。具体的には、開始後のタイマ予告表示は、金色の背景色に変更されており、大当りの信頼度が向上していることが示されている。また、図320(k)では、タイマ予告表示におけるタイマ表示は「3:00」を示しており、カウントダウンが開始されてから3秒後に或る予告表示が表示される可能性があることが報知されている。すなわち、この演出例では、スーパーリーチ(剣豪リーチ)中にタイマ予告演出によるタイマ表示のカウントダウンが行われている様子が示されている。また、この演出例では、タイマ予告表示の大きさが拡大表示された準備中画像RDYの大きさと同じ大きさとされており、タイマ予告表示が拡大表示された場合は、拡大表示されない場合よりも大当り図柄が確定表示されやすくなっている。また、タイマ予告表示の背景色が金色の場合には、必ず拡大表示されるようにしてもよい。また、タイマ予告表示の背景色が金色以外の色であっても拡大表示される場合があってもよい。また、この演出例では、1つ目のタイマ予告演出よりも2つ目のタイマ予告演出の方が背景色が信頼度の高い色となっているが、タイマ表示の時間は短くなっている。なお、1つ目のタイマ予告演出よりも2つ目のタイマ予告演出の方がタイマ表示の時間が長くてもよい。
その後、タイマ予告表示におけるタイマ表示のカウントダウンが開始し、図320(l)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、タイマ表示が「0:00」となりカウントダウンが完了した様子が示されている。
そして、タイマ表示のカウントダウンが完了すると、図320(m)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、タイマ表示に換えて「Go」の文字が表示され、或る予告表示が開始されることを報知している。
すると、図320(n)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、予告表示としての鉄板画像TPが表示され、大当り確定であることが報知される。すなわち、2回目のタイマ予告演出は、或る予告表示としての鉄板画像TPの表示の予告表示に対応しているということができる。この演出例では、タイマ予告演出が2回行われることが予め報知されることで大当りに対する期待感を飛躍的に向上させることができる場合がある。
このように、この演出例では、準備中画像RDYが服ウ数表示された場合において、1つの準備中画像RDYが消化された場合は、同一の図柄変動表示において、全ての準備中画像RDYが消化されていることが示されている。
図321は、本実施形態に適用可能な準備中予告演出の別の例を段階的に示す図である。なお、図321(a1)〜同図(a2)に示す演出は、図317(a1)〜同図(a2)と同じなので、説明を省略する。
図321(a3)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、長押し用演出表示による長押し演出が表示開始されている様子が示されている。長押し用演出表示は、上方に殿様のキャラクタが描かれた領域が配置され、下方に剣豪のキャラクタが描かれた領域が配置されており、演出ボタン136の長押し操作の操作量に応じて、双方の領域の大きさが相対的に変動するように表示される。なお、長押し演出が開始されたときも準備中画像RDYは表示されている。なお、図321(a3)に示すタイミングでは、演出ボタン136の操作有効期間は開始されていない。
図321(a4)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、長押し演出による長押し操作の受け付けが開始された様子が示されている。すなわち、演出ボタン136の操作有効期間が開始された様子が示されている。なお、この長押し演出では、残時間ゲージMTが表示されないが表示されてもよい。また、準備中画像RDYからタイマ予告表示に切り替わり、タイマ予告演出が開始されされている様子が示されている。具体的には、タイマ予告表示は、緑色の背景色に変更されており、信頼度はそれほど高くないことが示されている。また、図321(a4)では、タイマ予告表示におけるタイマ表示は「5:00」を示しており、カウントダウンが開始されてから5秒後に或る予告表示が表示される可能性があることが報知されている。すなわち、この演出例では、操作有効期間とタイマ表示のカウントダウンの時間が一致している。なお、完全に一致していなくてもよい。なお、演出ボタン136の操作有効期間が開始された後でタイマ予告演出が開始されてもよいし、タイマ予告演出が開始された後で演出ボタン136の操作有効期間が開始されてもよいし、演出ボタン136の操作有効期間が開始されたタイミングでタイマ予告演出が開始されてもよい。
図321(a5)では、遊技者による演出ボタン136の長押し操作が行われている様子が示されている。なお、図321(a5)に示すタイミングでは、タイマ予告表示におけるタイマ表示は「4:00」となっている。
図321(a6)では、遊技者による演出ボタン136の長押し操作が引き続き行われている様子が示されている。このとき、長押し用演出表示では、上方に配置された殿様のキャラクタが描かれた領域が拡大し、その分、下方に配置された剣豪のキャラクタが描かれた領域が縮小されており、殿様のキャラクタが優勢であることが示されている。これにより、有利な結果となりやすいことが示唆されている。なお、図321(a6)に示すタイミングでは、タイマ予告表示におけるタイマ表示は「3:00」となっている。
図321(a7)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、タイマ表示が「0:00」となってカウントダウンが終了し、「Go」の文字が表示されている様子が示されている。また、長押し演出が引き続き行われており、演出ボタン136の操作有効期間も未だ継続中となっている。すなわち、「Go」の文字表示は、演出ボタン136の操作有効期間において表示されているということができる。また、長押し用演出表示では、上方に配置された殿様のキャラクタが描かれた領域がさらに拡大し、その分、下方に配置された剣豪のキャラクタが描かれた領域がさらに縮小されており、殿様のキャラクタが断然優勢であることが示されている。なお、「Go」の文字が表示された後で長押し演出が終了されてもよいし、長押し演出が終了した後で「Go」の文字が表示されるようにしてもよいし、「Go」の文字が表示されるタイミングで長押し演出が終了するようにしてもよい。また、「Go」の文字が表示された後で操作有効期間が終了してもよいし、操作有効期間が終了した後で「Go」の文字が表示されるようにしてもよいし、「Go」の文字が表示されるタイミングで操作有効期間が終了するようにしてもよい。
すると、図321(a8)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、「一撃」の文字が表示されるとともに、デカボタン画像136aLが残時間メータMTとともに表示されてボタン予告演出が開始され、操作有効期間が再度設定された様子が示されている。すなわち、このボタン予告演出は、長押し演出に続いて行われるボタン操作演出の一例ということができる。換言すれば、複数(種類)のボタン演出が連続して行われる例を示しているということができる。なお、ここで、設定される操作有効期間は、長押し演出における操作有効期間がいったん終了した後で再度設定されてもよいし、長押し演出における操作有効期間に連続して設定されるようにしてもよい。
その後、図321(a9)に示すタイミングで演出ボタン136が操作されると、図321(a10)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、主人公の殿様が敵役の剣豪に勝利し、「装飾4−装飾4−装飾4」の装飾図柄の組合せが導出されて揺れ変動が開始される。このとき、家紋役物224E、八代役物224Fa及び将軍役物224Fbでは、大当りとなることを祝福するようにレインボーの発光態様で発光する。
このように、この演出例では、長押しパートで準備中表示が終了してタイマ表示のカウントダウンが開始され、長押しパートと次のパートとの間や長押しパートの最後の方でカウントダウンが完了して「0:00」となり、次のパートで行われるボタン演出がよいものになること例について示されている。
図321(b1)〜同図(b5)は、剣豪リーチにおいて長押し演出が行われるが、タイマ予告演出が行われていない様子が示されている。
具体的には、図321(b1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、長押し用演出表示による長押し演出が開始された後、長押し操作の受け付けが開始され、また、演出ボタン136の長押し操作が行われている様子が示されている。なお、この演出例では、タイマ予告演出は行われていない。
しかしながら、この演出例では、図321(b2)に示すように、演出ボタン136の長押し操作が継続されているが、長押し用演出表示では、上方に配置された殿様のキャラクタが描かれた領域が縮小し、その分、下方に配置された剣豪のキャラクタが描かれた領域が拡大されており、殿様のキャラクタが劣勢(敵キャラである剣豪のキャラクタ優勢)であることが示されている。これにより、有利な結果となり難いことが示唆されている。
その後、図321(b3)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、「一撃」の文字が表示されるとともに、デフォルトの表示態様のボタン画像136aが残時間メータMTとともに表示されてボタン予告演出が開始され、操作有効期間が再度設定された様子が示されている。このように、長押し演出が行われるときに、タイマ予告演出が行われない場合には、デカボタン画像136aLが表示され難く、デフォルトの表示態様のボタン画像136aが表示されやすくなる。なお、長押し演出が行われるときに、タイマ予告演出が行われない場合には、デカボタン画像136aLが表示されないようにしてもよい。
その後、図321(b4)に示すタイミングで演出ボタン136が操作されると、図321(b5)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、主人公の殿様が敵役の剣豪に負け、「装飾4−装飾5−装飾4」のハズレの装飾図柄の組合せが導出されて揺れ変動が開始される。なお、ミニゲームやタイマ予告演出を経由しない場合であってもよい流れとなって大当りとなるようにしてもよい。
図322は、本実施形態に適用可能なボタン連打演出の一例を段階的に示す図である。
図322(a)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の下部にUI部UI3が配置されており、このUI部UI3には、その中央に変動アイコンh0が台座に載置された態様で表示されており、変動アイコンh0の左側には、4つの保留アイコンが表示可能に台座が4つ配置された保留アイコン表示領域が形成されている。図322(a)に示すタイミングでは、特図1の変動表示が1つ保留されているので、保留アイコン表示領域には、1つの保留アイコンh11が表示されている。なお、変動アイコンh0及び保留アイコンh11は、いずれもデフォルトの表示態様となっている。また、変動アイコンh0の右側には、チュートリアル表示部TT1が配置されており、図322(a)に示されるチュートリアル表示部TT1では、「パンダは殿様の師匠」と表示されており、パンダのキャラクタと殿様のキャラクタとの関係について説明がなされている。また、図322(a)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、ボタン連打演出が開始されており、「ボタン連打で時間内にメーターをMAXにしろ」の説明が行われており、さらに、「用意」の文字とともにボタン画像136aが表示され、表示画面の左側には、上下方向に5つのメモリが配置されてなる操作量メータMT11が表示されている。なお、図322(a)に示すタイミングでは、演出ボタン136の連打操作の受け付け開始前、すなわち、操作有効期間の開始前であり、演出ボタンランプ138も白色で点灯している。この演出例では、ボタン画像136aの上方に表示された「用意」の表示が準備中画像RDYに相当する表示(ボタン連打演出の準備演出表示)ということができる。なお、ボタン連打演出が開始されると、第1装飾図柄表示装置208Lにおいて変動表示が行われていた装飾図柄は、第2装飾図柄表示装置208Mの上方に移動し、縮小表示されている。また、図322(a)に示すUI部UI3は、青色で表示されたデフォルトの表示態様とされている。
第2装飾図柄表示装置208Mでは、表示画面の下部にステージ名表示部ST1が配置されている。図322(a)に示されるステージ名表示部ST1では、「城下町」と表示されており、現在のステージが城下町であることが報知されている。また、第2装飾図柄表示装置208Mには、受付回数表示850とストックボタン画像852も表示されている。
第3装飾図柄表示装置208Nでは、殿様のキャラクタがステージ上に乗っている様子が示されており、遊技の進行に応じて様々な動作を行っている。また、第3装飾図柄表示装置208Nの表示画面上部では、特図1及び特図2の第2保留数表示が表示されている。
また、第1装飾図柄表示装置208Lの下方には、家紋役物224Eが配置されており、また、第1装飾図柄表示装置208Lの上方には、演出可動体の一つである八代役物224Faと将軍役物224Fbとが配置されている。
図322(b)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、演出ボタン136の連打操作の受け付けが開始された様子が示されている。具体的には、ボタン画像136aの上方に表示されていた「用意」の文字が「開始」の文字に切り替わるとともに、ボタン画像136aの下方に残時間メータMTが表示され、操作有効期間が開始されたことを報知するとともに、演出ボタンランプ138が、赤色に発光する。この演出例では、操作有効期間が開始されたタイミングでボタン連打演出(本演出)が開始されているということもできる。
図322(c)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、操作有効期間からの時間の経過に応じて残時間メータMTのゲージが減少する態様で表示され、また、ボタン画像136aの右側では、数字の表示によるカウントダウン表示が表示されている。図322(c)に示すタイミングでは、カウントダウン表示として「5」が表示され、操作有効期間が終了するまでの時間が5秒であることが報知されている。このカウントダウン表示におけるカウントダウンが完了すると或る予告演出が行われる可能性があることから、このカウントダウン表示によるカウントダウンの演出がタイマ予告演出に対応しているということもできる。
図322(d)では、遊技者による演出ボタン136の連打操作が開始された様子が示されている。なお、図322(d)に示すタイミングでは、カウントダウン表示として「4」が表示されており、操作有効期間が終了するまであと4秒であることが報知されている。
図322(e)では、遊技者による演出ボタン136の連打操作が引き続き行われており、第1装飾図柄表示装置208Lでは、連打操作の回数に応じて操作量メータMT11のメモリが赤色で1つ表示されている。なお、図322(e)に示すタイミングでは、カウントダウン表示として「3」が表示されており、操作有効期間が終了するまであと3秒であることが報知されている。
図322(f)では、遊技者による演出ボタン136の連打操作が引き続き行われており、第1装飾図柄表示装置208Lでは、操作量メータMT11のメモリが赤色で3つ表示されている様子が示されている。なお、図322(f)に示すタイミングでは、カウントダウン表示として「1」が表示されており、操作有効期間が終了するまであと1秒であることが報知されている。
図322(g)では、第1装飾図柄表示装置208Lにおけるカウントダウン表示が「0」となり、操作有効期間が終了し、遊技者による演出ボタン136の連打操作が終了した様子が示されている。なお、操作量メータMT11のメモリは赤色で3つ表示された態様となっており、すなわち、ボタン連打演出に失敗したことが示されている。なお、演出ボタンランプ138は、赤色で点灯した状態とされているが、操作有効期間が終了したタイミングで点灯状態が赤色から白色に切り替わるようにしてもよいし、操作有効期間が終了する前に演出ボタンランプ138の点灯状態が赤色から白色に切り替わるようにしてもよい。
ボタン連打演出に失敗すると、図322(h)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、「残念・・・」と表示され、ボタン連打演出に失敗したことが報知される。なお、この演出例では、タイマ予告の他にカウントダウン表示的な演出を実行可能なパチンコ機において、或る予告表示には、このカウントダウン表示的な表示は含まない場合があってもよい。
図323は、本実施形態に適用可能な準備中予告演出の別の例を段階的に示す図である。
図323(a)に示す第1装飾図柄表示装置では、表示画面の下部にUI部UI3が配置されており、このUI部UI3には、その中央に変動アイコンh0が台座に載置された態様で表示されており、変動アイコンh0の左側には、4つの保留アイコンが表示可能に台座が4つ配置された保留アイコン表示領域が形成されている。図323(a)に示すタイミングでは、特図1の変動表示が2つ保留されているので、保留アイコン表示領域には、2つの保留アイコンh11,h12が表示されている。なお、変動アイコンh0及び保留アイコンh11,h12は、いずれもデフォルトの表示態様となっている。また、変動アイコンh0の右側には、チュートリアル表示部TT1が配置されており、図323(a)に示されるチュートリアル表示部TT1では、第1準備中画像RDY1が表示されている。この第1準備中画像RDYの機能は、上述した準備中画像RDYと同様である。また、第1装飾図柄表示装置208Lでは、装飾図柄の変動表示が行われている。また、図323(a)に示すUI部UI3は、青色で表示されたデフォルトの表示態様とされている。また、この演出例では、第1準備中画像RDY1の上方に第2準備中画像RDYが表示されており、複数の準備中画像が同時に表示されている様子が示されている。第1準備中画像RDY1及び第2準備中画像RDY2は、それぞれ対応する演出(タイマ予告演出やミニゲーム等)が行われる。なお、これらの準備中画像(第1準備中画像RDY1、第2準備中画像RDY2)は、いずれも先読み予告として機能している。また、いずれの準備中画像も背景色が緑色とされておりデフォルトの表示態様となっている。また、これらの準備中画像は、同時に表示開始されてもよいし、一方が表示開始された後で他方が表示開始されるようにしてもよい。
第2装飾図柄表示装置208Mでは、表示画面の下部にステージ名表示部ST1が配置されている。図323(a)に示されるステージ名表示部ST1では、「城下町」と表示されており、現在のステージが城下町であることが報知されている。また、第2装飾図柄表示装置208Mには、受付回数表示850とストックボタン画像852も表示されている。
第3装飾図柄表示装置208Nでは、殿様のキャラクタがステージ上に乗っている様子が示されており、遊技の進行に応じて様々な動作を行っている。また、第3装飾図柄表示装置208Nの表示画面上部では、特図1及び特図2の第2保留数表示が表示されている。
図323(b)は、図323(a)に示す図柄変動表示が終了し、次の図柄変動表示が開始している様子が示されている。具体的には、第1特図表示装置212における図柄変動が開始されると、保留アイコンh11,h12がそれぞれ移動アニメーションにより移動表示され、第1の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコンが変動アイコンが表示される台座の上に載置されて変動アイコンh0となり、第2の保留アイコンh12の表示位置にあった保留アイコンが第1の保留アイコンh11となり、それぞれ、対応する台座上に移動する。また、装飾図柄の変動表示が開始されている。なお、第1準備中画像RDY1及び第2準備中画像RDY2は引き続き表示されており、すなわち、これらの準備中画像が複数の図柄変動表示に跨って表示されているということができる。
図323(c)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、チュートリアル表示部TT1に表示されていた第1準備中画像RDY1がタイマ予告表示に切り換えられ、タイマ予告演出が開始された様子が示されている。なお、第1準備中画像RDY1に対応するタイマ予告表示の背景色は緑色とされており、デフォルトの表示態様となっている。また、タイマ予告表示におけるタイマ表示は「5:00」となっており、カウントダウンが開始してから5秒後に或る予告表示が表示される可能性があることが報知されている。この演出例では、複数の準備中画像のうちの一つが発動(消化)されて演出が開始された場合は、他の全ての準備中画像も消化されるように構成されている。なお、準備中画像は1回の図柄変動表示においてすべて消化されるが、予告アイコンは次回以降の図柄変動表示まで持ち越して表示されるようにしてもよい。
図323(d)は、第1準備中画像RDY1に対応するタイマ予告表示におけるタイマ表示が「0:00」となり、カウントダウンが完了した様子が示されている。
すると、図323(e)に示すように、第1準備中画像RDY1に対応するタイマ予告表示が表示されていた領域に「Go」の文字が表示され、このタイマ予告表示に係るタイマ予告演出に対応する或る予告表示が開始されることが報知される。
図323(f)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、「Go」の文字がその表示領域とともに消去され、第2準備中画像RDY2が下方にスライド移動し、チュートリアル表示部TT1の位置まで移動する準備中画像移動アニメが行われている。また、第1準備中画像RDY1に対応するタイマ予告演出によるタイマ表示のカウントダウンが完了したことに応じた予告演出(先行開始予告演出)が開始し、忍者のキャラクタNJ4が出現している様子が示されている。ここで表示される忍者のキャラクタNJ4は、図310(f)に示して上述した保留アイコンの表示態様が変化される際に表示される場合がある忍者のキャラクタNJ4と同じであるが、別のキャラクタであってもよい。なお、この演出において、先行開始予告演出が開始した後で準備中画像移動アニメが開始してもよいし、準備中画像移動アニメが開始した後で先行開始予告演出が開始してもよいし、先行開始予告演出が開始したタイミングで準備中画像移動アニメが開始してもよい。また、図323(f)に示す忍者のキャラクタNJ4は、第2準備中画像RDY2にオーバーラップしているが、第2準備中画像RDY2にオーバーラップされてもよい。
図323(g)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、保留変化アニメが開始されており、忍者のキャラクタNJ4が変動アイコンh0に向けて手裏剣を投てきし、変動アイコンh0に命中した様子が示されている。このとき、エフェクトEF4により、変動アイコンh0の全体が覆われ、エフェクトEF4に覆われていない状態に比べて、視認困難状態とされている。
図323(h)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、保留変化アニメが行われた結果、変動アイコンh0がデフォルトの表示態様から赤色の表示態様となり、当該変動予告が開始されている。
図323(i)では、左図柄と右図柄にそれぞれ「装飾4」が停止表示されてリーチ状態となった後、スーパーリーチ(剣豪リーチ)に移行する様子が示されている。具体的には、第1装飾図柄表示装置208Lで表示されていた装飾図柄は、第2装飾図柄表示装置208Mの上方で小さく表示されて変動表示が継続され、また、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面の左右両隅部にリーチ状態を形成している「装飾4」が表示される。なお、第2装飾図柄表示装置208Mにおいて表示されていた受付回数表示850とストックボタン画像852はスーパーリーチに移行するタイミングで消去される。また、第1装飾図柄表示装置208Lでは、スーパーリーチへ移行する演出表示(スーパーリーチ移行表示)が行われ、また、家紋役物224Eが上昇及び回転し、第1装飾図柄表示装置208Lの中央下部の前面側にオーバーラップしている。そのため、変動アイコンh0や一部の保留アイコン(例えば、保留アイコンh11)が家紋役物224Eによってオーバーラップされることにより視認困難とされている。また、家紋役物224Eは、第2準備中画像RDY2の一部にもオーバーラップしている。この家紋役物224Eの上昇・回転動作により、スーパーリーチへ移行することが報知されている。また、この演出例では、スーパーリーチ移行表示が開始された後でUI部UI3が保留アイコンh11及びチュートリアル表示部TT1とともに下方にフレームアウトされ、非表示となる。
図323(j)では、剣豪リーチが開始されている様子が示されている。なお、剣豪リーチに移行する場合には、UI部UI3は非表示とされるが、UI部UI3に表示されていた変動アイコンh0は、表示位置を下方に変更して表示が維持されている。また、チュートリアル表示部TT1は、UI部UI3とともに非表示とされるが、第2準備中画像RDY2は、引き続き表示が維持されている。また、家紋役物224Eは、下方に移動され、初期位置に戻っている。
図323(k)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、第2準備中画像RDY2からタイマ予告表示に切り替わり、タイマ予告演出が開始されている様子が示されている。タイマ予告表示は金色の背景色とされており、大当りの信頼度が向上していることが示されている。また、図323(k)では、タイマ予告表示におけるタイマ表示は「10:00」を示しており、カウントダウンが再開されてから10秒後に或る予告表示が表示される可能性があることが報知されている。なお、タイマ予告表示は、表示開始時にはデフォルトの表示態様とされ、表示開始した後(例えば、カウントダウンが開始された後)で金色の背景色に変化する等の昇格表示が行われる場合があってもよい。
その後、タイマ予告表示におけるタイマ表示のカウントダウンが開始し、図323(l)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、タイマ表示が「0:00」となりカウントダウンが完了した様子が示されている。
そして、タイマ表示のカウントダウンが完了すると、図323(m)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、タイマ表示に換えて「Go」の文字が表示され、或る予告表示が開始されることを報知している。
すると、図323(n)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、予告表示としての鉄板画像TPが表示され、大当り確定であることが報知される。すなわち、第2準備画像RDY2に対応するタイマ予告演出は、或る予告表示としての鉄板画像TPの表示の予告表示に対応しているということができる。なお、この演出例では、複数の準備中画像のうちの一つが消化された後は、新たな準備中画像が表示されないが、複数の準備中画像の一つが消化された後で、新たな準備中画像が表示されるようにしてもよい。
図324は、本実施形態に適用可能な説明表示による演出の一例を段階的に示す図である。なお、図324(a1)に示す演出は、図310(a)に示す演出と同じであるので、説明を省略する。
図324(a2)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、チュートリアル表示部TT1における説明表示が、「パンダは殿様の師匠」から「殿様は八代将軍です」に変更された様子が示されている。この演出例では、チュートリアル表示部TT1にける説明表示を切り替える場合には、上述したシャッタ画像による開閉表示は行われず、説明表示間での切換表示により行われる。この演出例では、一の図柄変動表示において、説明表示を切り替える場合にシャッタ画像による開閉表示を行わず、説明表示間での切換表示を行うことが示されている。
図324(b1)〜同図(b3)は、説明表示の切り替えを行う場合にシャッタ画像による開閉表示が行われる様子を示している。なお、図324(b1)〜同図(b2)に示す演出は、図310(a)〜同図(b)に示す演出と同じであるので、説明を省略する。
図324(b3)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、シャッタ画像によるチュートリアル表示部TT1が完全に閉鎖される前に、シャッタ画像が開放し、「殿様は八代将軍です」の説明表示が表示されている様子が示されている。すなわち、シャッタ画像による開閉表示が予告表示が行われる前兆表示ではなく、偽の前兆表示であったことが示されている。なお、ここで、シャッタ画像によりチュートリアル表示部TT1が完全に閉鎖された後でシャッタ画像が開放するようにしてもよい。このような演出が行われることにより、予告表示が開始されるのかと期待したが、予告表示が開始されず説明表示が行われたことで遊技者をがっかりさせることで、シャッタ画像の開閉表示に期待を持たせることができる場合がある。
図325は、本実施形態に適用可能な準備中予告演出の別の例を段階的に示す図である。図325(a1)〜同図(a3)は、図310(e)に続く演出の別の例について示している。なお、図325(a1)〜同図(a2)に示す演出は、図310(f)〜同図(g)に示す演出例と同じであるので、説明を省略する。
図325(a3)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、エフェクトEF4が消去されたが1つ目の保留アイコンh11の表示態様がデフォルトの表示態様のまま変化していない様子が示されている。このように、図310を参照して上述した保留変化アニメが行われても表示態様が変化しない失敗演出が行われてもよい。なお、保留変化アニメに登場するキャラクタを複数種類用意し、保留変化アニメにおいて登場するキャラクタによって保留アイコンの表示態様が変化する割合が異なるようにしてもよい。
なお、上述した保留変化アニメでは、忍者のキャラクタNJ4がUI部UI3にオーバーラップして表示されていたが、例えば、図325(b1)に示すように、UI部UI3の上方に表示させてUI部UI3にオーバーラップしないようにしてもよい。この場合、保留変化アニメにおいて、忍者のキャラクタNJ4がUI部UI3にオーバーラップする場合とオーバーラップしない場合があってもよい。
図326は、本実施形態に適用可能な準備中予告演出の別の例を段階的に示す図である。
図326(a1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の下部にUI部UI3が配置されており、このUI部UI3には、その中央に変動アイコンh0が台座に載置された態様で表示されており、変動アイコンh0の左側には、4つの保留アイコンが表示可能に台座が4つ配置された保留アイコン表示領域が形成されている。図326(a1)に示すタイミングでは、特図1の変動表示が1つ保留されているので、保留アイコン表示領域には、1つの保留アイコンh11が表示されている。なお、変動アイコンh0及び保留アイコンh11は、いずれもデフォルトの表示態様となっている。また、変動アイコンh0の右側には、チュートリアル表示部TT1が配置されており、図326(a1)に示されるチュートリアル表示部TT1では、「パンダは殿様の師匠」と表示されており、パンダのキャラクタと殿様のキャラクタとの関係について説明がなされている。なお、この演出例において、装飾図柄は、第2装飾図柄表示装置208Mの上方に移動し、縮小表示されている。また、図326(a1)に示すUI部UI3は、青色で表示されたデフォルトの表示態様とされている。
第2装飾図柄表示装置208Mでは、表示画面の下部にステージ名表示部ST1が配置されている。図326(a1)に示されるステージ名表示部ST1では、「城下町」と表示されており、現在のステージが城下町であることが報知されている。また、第2装飾図柄表示装置208Mには、受付回数表示850とストックボタン画像852も表示されている。
第3装飾図柄表示装置208Nでは、殿様のキャラクタがステージ上に乗っている様子が示されており、遊技の進行に応じて様々な動作を行っている。また、第3装飾図柄表示装置208Nの表示画面上部では、特図1及び特図2の第2保留数表示が表示されている。
また、第1装飾図柄表示装置208Lの下方には、家紋役物224Eが配置されており、また、第1装飾図柄表示装置208Lの上方には、演出可動体の一つである八代役物224Faと将軍役物224Fbとが配置されている。
図326(a2)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、ミニゲームとしてのルーレット演出が開始されている様子が示されている。このルーレット演出では、円形に形成されたルーレット盤RRが3等分され3つに区画されている。3つの区画のうちの上方には爺の領域が配置され、左下方には姫の領域が配置され、右下方にはチビ姫の領域が配置されている。ルーレット演出が開始されると、各領域についてそれぞれ赤色で点滅表示することにより変動表示を行い、最終的に赤色で点灯した領域に対応する予告表示が準備されるようになっている。なお、ルーレット演出が開始する図柄変動表示と、準備中表示等が終了する図柄変動表示が同じであってもよいし、別であってもよい。また、ルーレット演出が開始することを表す表示が行われる構成においては、該表示が行われる図柄変動表示と、準備中宇表示等が終了する図柄変動表示が同じであってもよいし、別であってもよい。上述した記載の組み合わせによって、該表示は先読み予告表示ということができる。
図326(a3)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、ルーレット演出の変動表示の結果、全ての領域が赤色で点灯した様子が示されている。すなわち、爺のキャラクタに対応する予告表示と、姫のキャラクタに対応する予告表示と、チビ姫のキャラクタに対応する予告表示がそれぞれ準備されることが報知されている。
すると、図326(a4)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、チュートリアル表示部TT1に第1準備中画像RDY1が姫のキャラクタHMEがその右上部分に付加されて表示され、表示画面の左上には、第3準備中画像RDY3が爺のキャラクタGIIが隣接するようにして表示され、第3準備中画像RDY3の下方にチビ姫のキャラクタCHMがそれぞれ表示される。すなわち、キャラクタを出現させる場合には、キャラクタに対応した位置に各キャラクタを登場するとともに、準備中画像の表示が伴う場合には、そのキャラクタに対応する位置に表示される。なお、登場するキャラクタそのものが準備中画像に相当する場合があるということもできる。また、登場するキャラクタと実行される演出との関係が1:1であってもよいし、1:N(N>1)であってもよい。また、或る演出が複数のキャラクタが消化されることにより実行される場合があってもよい(キャラクタと演出との関係が、N(N>1):1であってもよい)。
図326(a5)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、チビ姫のキャラクタCHMが上方に移動し、第3準備中画像RDY3の左下隅部分にオーバーラップしている様子が示されている。すなわち、或る予告表示が他の予告表示にオーバーラップしているということができる。これにより、チビ姫のキャラクタCHMに対応する予告表示が開始することが報知される。
図326(a6)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、チビ姫のキャラクタCHMが変動アイコンh0に向けて物体を投じるアニメーションが行われている様子が示されている。そして、物体が変動アイコンh0に到達するとエフェクトEF7が表示され、変動アイコンh0が視認困難とされる。すなわち、チビ姫のキャラクタCMHに対応する予告表示は、変動アイコンh0の表示態様の変化による予告表示である。
すると、図326(a7)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、エフェクトEF7が消去されて変動アイコンh0が視認容易な状態となる。このとき、変動アイコンh0の表示態様がデフォルトの表示態様から赤色の表示態様に変更され、変動アイコンh0による当該変動予告が開始されている様子が示されている。
図326(a8)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、爺のキャラクタGIIが振動する態様での表示が開始される。これにより、爺のキャラクタGIIに対応する予告表示が開始することが報知される。
図326(a9)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、爺のキャラクタGIIに隣接して配置された第3準備中画像RDY3が表示されていた領域でミニゲームが開始されている様子が示されている。ミニゲームが開始されると、横方向に延在する円筒状のドラムDRMが横方向を回転軸として回転を開始する。ドラムDRMの表面には複数の図柄(識別情報)が表示されており、ドラムDRMが停止表示された際に表示された識別情報により、ミニゲームの成否が表示される。
図326(a10)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、ドラムDRMが停止表示し、「激熱」の文字が表示された図柄が導出され、大当りとなる可能性が高いことが示唆されている。すなわち、ドラムDRMに「激熱」の文字が導出されることにより、当該変動予告が行われている。この演出は、何かの表示態様を変化させる演出ではなく、大当り予告を行う演出であるということができる。
図326(a11)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、姫のキャラクタHMEが振動する態様での表示が開始される。これにより、姫のキャラクタHMEに対応する予告表示が開始することが報知される。姫のキャラクタHMEはUI部UI3にオーバーラップされて表示されているので、姫のキャラクタHMEの振動表示によりUI部UI3の表示に注目させることができる場合がある。
図326(a12)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1準備中画像RDY1が表示されていた領域で、タイマ予告演出が開始されている様子が示されている。姫のキャラクタHMEに対応する予告表示はタイマ予告演出である。タイマ予告演出が開始されると、第1準備中画像RDY1が表示されていた領域にタイマ表示が表示され、その後カウントダウンが開始する。カウントダウンを行った結果、「0:00」になると、或る予告表示が開始されるように構成されている。図326(a12)に示す演出例では、タイマ表示として「30:00」が表示され、その後、カウントダウンが開始される。
図326(a13)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、カウントダウンが行われた結果、タイマ表示が「0:00」となってカウントダウンが完了した様子が示されている。すると、姫のキャラクタHMEが上昇して第1準備中画像RDY1とは別の位置に移動し、タイマ予告演出に対応する予告表示が開始されることを報知している。すなわち、図323(m)に示して上述いた「Go」の表示と同様の演出が行われているということができる。
すると、図326(a14)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、スーパーリーチ移行表示が行われ、スーパーリーチ(剣豪リーチ)に発展する様子が示されている。姫のキャラクタHMEに対応する予告表示は、剣豪リーチへの発展に対応している。また、図示はしないが、家紋役物224Eが上昇及び回転し、第1装飾図柄表示装置208Lの中央下部の前面側にオーバーラップする。また、この演出例では、スーパーリーチ移行表示の背景色が金色とされており、大当りの信頼度が高いことが報知されている。また、チュートリアル表示部TT1では、タイマ表示によるカウントダウンが完了したため、非表示とされている。また、スーパーリーチ移行表示が開始された後でUI部UI3が保留アイコンh11及びチュートリアル表示部TT1とともに下方にフレームアウトされ、非表示となる。
なお、この演出例では、スーパーリーチの発展前に全ての準備中画像が消化されるようにしたが、少なくとも1つがスーパーリーチ発展後に消化されるようにしてもよく、例えば、鉄板画像TPが表示されることとなるミニゲームやタイマ予告演出が行われるようにしてもよい。
図326(b1)は、図326(a2)において上述したルーレット演出において、3つの領域のうちの爺の領域だけ赤色で点灯した様子が示されている。すなわち、爺のキャラクタに対応する予告表示と、姫のキャラクタに対応する予告表示と、チビ姫のキャラクタに対応する予告表示のうちの、爺のキャラクタに対応する予告表示のみが準備されることが報知されている。
すると、図326(b2)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、第3準備中画像RDY3が爺のキャラクタGIIが隣接するようにして表示される。すなわち、爺のキャラクタGIIに対応した位置に爺のキャラクタGIIを登場するとともに、爺のキャラクタGIIに伴って出現する準備中画像も、爺のキャラクタGIIに隣接する位置に表示される。したがって、この演出例では、ドラムDRMによるミニゲームのみが行われることとなる。
図327は、本実施形態に適用可能な準備中予告演出の別の例を段階的に示す図である。
図327(a1)に示す演出は、図326(a3)に示す演出と同様であるが、チビ姫の領域に「×2」が表示されており、チビ姫のキャラクタCHMに対応する予告表示が2回分準備されることとなる。
すると、図327(a2)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、チュートリアル表示部TT1に第1準備中画像RDY1が姫のキャラクタHMEがその右上部分に付加されて表示され、表示画面の左上には、第3準備中画像RDY3が爺のキャラクタGIIが隣接するようにして表示され、第3準備中画像RDY3の下方に2体のチビ姫のキャラクタCHM1,CHM2が表示される。なお、爺のキャラクタGIIや姫のキャラクタHMEによる演出が複数準備される場合には、例えば、1つの準備中画像に対して同じキャラクタを2体表示させるようにすることができる。具体的には、姫のキャラクタHMEによる演出が複数準備される場合には、第1準備中画像RDY1が一つ表示され、姫のキャラクタHMEが2体表示させることにより実現することができる。逆に、キャラクタが1つで準備中画像を複数表示するようにしてもよい。
図327(a3)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、2体のチビ姫のキャラクタのうちの一方のチビ姫のキャラクタCHM1が上方に移動し、第3準備中画像RDY3の左下隅部分にオーバーラップしている様子が示されている。これにより、チビ姫のキャラクタCHM1に対応する2回の予告表示のうちの1回目の予告表示が開始することが報知される。
図327(a4)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、チビ姫のキャラクタCHM1が変動アイコンh0に向けて物体を投じるアニメーションが行われている様子が示されている。そして、物体が変動アイコンh0に到達するとエフェクトEF7が表示され、変動アイコンh0が視認困難とされる。すなわち、チビ姫のキャラクタCMH1に対応する変動アイコンh0の表示態様の変化による予告表示が開始されることが報知される。
すると、図327(a5)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、エフェクトEF7が消去されて変動アイコンh0が視認容易な状態となる。このとき、変動アイコンh0の表示態様がデフォルトの表示態様から赤色の表示態様に変更され、変動アイコンh0による当該変動予告が開始されている様子が示されている。
さらに、図327(a6)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、2体のチビ姫のキャラクタのうちの他方のチビ姫のキャラクタCHM2が上方に移動し、第3準備中画像RDY3の左下隅部分にオーバーラップしている様子が示されている。これにより、チビ姫のキャラクタCHM2に対応する2回目の予告表示が開始することが報知される。
図327(a7)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、チビ姫のキャラクタCHM2が変動アイコンh0に向けて物体を投じるアニメーションが行われている様子が示されている。そして、物体が変動アイコンh0に到達するとエフェクトEF7が表示され、変動アイコンh0が視認困難とされる。すなわち、チビ姫のキャラクタCMH2に対応する変動アイコンh0の表示態様の変化により変動アイコンによる予告表示がランクアップすることが報知される。
すると、図327(a8)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、エフェクトEF7が消去されて変動アイコンh0が視認容易な状態となる。このとき、変動アイコンh0の表示態様が赤色の予告の表示態様から金色の予告の表示態様に変更され、変動アイコンh0による当該変動予告がランクアップしている様子が示されている。
図327(b1)〜同図(b4)は、図327(a3)に続く別の演出例を示している。なお、図327(b1)に示す演出は、図327(a4)に示す演出を同じであるので、説明を省略する。
図327(b2)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、チビ姫のキャラクタCHM1が投じた物体が変動アイコンh0に到達してエフェクトEF7が表示された後、表示画面全体が暗転する暗転表示BLが行われ、エフェクトEF7が表示されていた部分が白色に光り、そこから水平方向に光が延びていく態様の表示が行われる。このとき、第1装飾図柄表示装置208Lに表示されていた第1準備中画像RDY1や第2準備中画像RDY3は非表示とされている。なお、変動アイコンh0の表示態様の変化表示が行われているときに、別のミニゲームが開始されている場合には、当該ミニゲームも表示画面の暗転により一時的に非表示とされるようにしてもよい。また、準備中画像が複数表示されている場合に、全部の準備中画像が一時的に非表示とされるようにしてもよいし、一部の準備中画像のみが一時的に非表示とされるようにしてもよい。このように、暗転表示BLが表示されている状態を第四の状態という場合がある。そして、この演出例において、UI部UI3とともに保留アイコンが表示されている第一の状態と、UI部UI3とともに保留アイコンが非表示とされる第二の状態との関係でいうと、第一の状態から第四の状態となり、再び第一の状態となった後に第二の状態となる場合があってもよいし、第一の状態から第二の状態となる場合があってもよいし、第一の状態から第四の状態となり、その後第二の状態となる場合があってもよい。
図327(b3)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、エフェクトEF7が表示されていた部分の光が拡大表示されている様子が示されている。
その後、暗転表示が終了すると、図327(b4)に示すように、変動アイコンh0がデフォルトの表示態様から赤色の表示態様に変化して演出が再開される。なお、図327(b4)に示す演出は、図327(a5)に示す演出と同じであるので、説明を省略する。
図327(c1)〜同図(c3)は、図326(a6)に続く別の演出例を示している。なお、図327(c1)に示す演出は、図326(a7)に示す演出と同じであるので、説明を省略する。
図327(c2)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、爺のキャラクタGIIが振動する態様での表示が開始され、また、第3準備中画像RDY3が表示されていた領域で「Go」の文字が表示され、ミニゲームが開始されることを報知している。なお、爺のキャラクタGIIが振動を開始してから「Go」の表示が開始してもよいし、「Go」の表示が開始してから爺のキャラクタGIIが振動を開始してもよいし、爺のキャラクタGIIが振動を開始するタイミングで「Go」の表示が開始されてもよい。これにより、爺のキャラクタGIIに対応する予告表示が開始することが報知される。
図327(c3)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、爺のキャラクタGIIに隣接して配置された第3準備中画像RDY3が表示されていた領域でミニゲームが開始されている様子が示されている。この演出例では、ミニゲームが開始されると、第3準備中画像RDY3が表示されていた領域が拡大して表示画面の略中央まで移動し、ドラムDRMの回転による演出が開始される。すなわち、この演出例では、ミニゲームが行われる領域が準備中画像が表示されていた領域とは異なる領域で行われていることが示されている。なお、「Go」の表示が行われた後でミニゲームが開始された場合の方が、「Go」の表示が行われずにミニゲームが開始された場合よりも大当りとなりやすいようにしてもよい。また、ミニゲームが拡大表示されなかった場合よりも、ミニゲームが拡大表示された場合の方が大当りとなりやすいようにしてもよい。なお、準備中画像の表示からミニゲームやタイマ予告演出等が開始されるまでの間の表示も他の別の領域で行われるようにしてもよい。第三の表示と或る予告表示(或る演出)が同じ領域で行われる場合、第一の表示と第二の表示が行われる場所は別々なので、第三の表示系の表示の方がわかりやすいという効果を奏する場合がある。
図328は、本実施形態に適用可能な準備中予告演出の別の例を段階的に示す図である。ここで、左側の演出表示が行われる表示装置(表示装置1)と、右側の演出表示が行われる表示装置(表示装置2)が別々の表示装置であってもよい。その場合、表示装置2の方に第三の表示(或る予告表示)がなされる場合があってもよい。
図328(a)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の下部にUI部UI3が配置されており、このUI部UI3には、その中央に変動アイコンh0が台座に載置された態様で表示されており、変動アイコンh0の左側には、4つの保留アイコンが表示可能に台座が4つ配置された保留アイコン表示領域が形成されている。図328(a)に示すタイミングでは、特図1の変動表示が1つ保留されているので、保留アイコン表示領域には、1つの保留アイコンh11が表示されている。なお、変動アイコンh0は、赤色の表示態様となっており、当該変動予告の表示態様とされているが、保留アイコンh11は、デフォルトの表示態様となっている。また、変動アイコンh0の右側には、チュートリアル表示部TT1が配置されており、図328(a)に示されるチュートリアル表示部TT1では、準備中画像RDYが表示されている。なお、この演出例において、装飾図柄は、第2装飾図柄表示装置208Mの上方に移動し、縮小表示されている。また、図328(a)に示すUI部UI3は、青色で表示されたデフォルトの表示態様とされている。
第2装飾図柄表示装置208Mでは、表示画面の下部にステージ名表示部ST1が配置されている。図328(a)に示されるステージ名表示部ST1では、「城下町」と表示されており、現在のステージが城下町であることが報知されている。また、第2装飾図柄表示装置208Mには、受付回数表示850とストックボタン画像852も表示されている。
第3装飾図柄表示装置208Nでは、殿様のキャラクタがステージ上に乗っている様子が示されており、遊技の進行に応じて様々な動作を行っている。また、第3装飾図柄表示装置208Nの表示画面上部では、特図1及び特図2の第2保留数表示が表示されている。
また、第1装飾図柄表示装置208Lの下方には、家紋役物224Eが配置されており、変動アイコンh0の表示色に合わせて赤色で発光している。また、第1装飾図柄表示装置208Lの上方には、演出可動体の一つである八代役物224Faと将軍役物224Fbとが配置されている。
図328(b)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、マルチチャンスアップ予告が開始されている。マルチチャンスアップ予告が開始されると、第1装飾図柄表示装置208Lの表示領域が左右2つに分割され、左側予告表示領域CULと右側予告表示領域CURとが形成される。左側予告表示領域CULでは、「全滅でチビ姫がSPリーチ参戦」の表示が行われており、チビ姫が大量の子分を全滅させることをミッションとするチビ姫無双演出が行われ、右側予告表示領域CURでは、「勝利で殿がSPリーチ参戦」の表示が行われており、爺と殿様とで飲み比べを行い、殿様が飲み比べに勝つことをミッションとする飲み比べ演出が行われる。この演出例では、チビ姫無双演出におけるミッションと飲み比べ演出におけるミッション少なくともいずれか一方のミッションが達成されるとスーパーリーチに移行し、両方のミッションが達成されると信頼度がアップするように構成されている。なお、チビ姫無双演出が開始された後で飲み比べ演出が開始されてもよいし、飲み比べ演出が開始された後でチビ姫無双演出が開始されてもよいし、両方の演出が同時に開始されてもよい。また、この演出例において、チビ姫無双演出におけるミッションと飲み比べ演出におけるミッションの少なくともいずれか一方のミッションが達成された場合には、大当りとなるようにしてもよい。
図328(c)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、チビ姫無双演出と飲み比べ演出の両方の演出の実行中に、チュートリアル表示領域TT1においてミニゲームが開始されている様子が示されている。ミニゲームが開始されると、殿様のミニキャラMC1と的TGTが表示される。的TGTは、4等分に分割された領域により構成されており、4つの領域のうちの上部の領域が当りの領域となっており、当りの領域に矢が当たることでチャンスアップ予告が行われるようになっている。なお、当りの領域は、1つに限らず複数あってもよいし、全部の領域が当りの場合があってもよいし、全部の領域が非当り領域である場合があってもよい。
図328(d)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、殿様のミニキャラMC1が放った矢が的TGTの当りの領域に刺さった様子が示されている。すなわち、予告表示としてのミニゲームに成功した様子が示されている。
すると、図328(e)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、チビ姫無双演出が行われている左側予告表示領域CULにおいて「チャンス」の文字が表示されたチャンスアップカットイン画像WCIが表示され、これによりチャンスアップカットイン画像WCIが表示された領域に対応するチビ姫無双演出におけるミッションが達成しやすくなったことが報知されている。このように、この演出例では、準備中画像RDYが表示された領域と予告表示が行われる領域とが一致しておらず、遊技者に違和感を与えて興趣を向上することができる場合がある。なお、飲み比べ演出が行われている右側予告表示領域CURにおいてチャンスアップカットイン画像WCIが表示される場合があってもよいし、左側予告表示領域CULと右側予告表示領域CURの両方でチャンスアップカットイン画像WUIが表示される場合があってもよい。なお、チュートリアル表示部TT1では、ミニゲームが終了したことにより、非表示とされている。
図328(f)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、左側予告表示領域CULに表示されたチビ姫無双演出において子分が全滅し、ミッションが達成された様子が示されている。
図328(g)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、左側予告表示領域CULにおいてチビ姫のアップの表示とともに「全滅」の文字が表示されて、チビ姫無双演出におけるミッションが達成されたことが報知されている。なお、右側予告表示領域CURでは、飲み比べ演出が続いている。
図328(h)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、右側予告表示領域CURに表示された飲み比べ演出において殿様が爺に勝ち、ミッションが達成された様子が示されている。
図328(i)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、右側予告表示領域CURにおいて殿様のアップの表示とともに「勝利」の文字が表示されて、飲み比べ演出におけるミッションが達成されたことが報知されている。
図328(j)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、剣豪リーチが開始されている様子が示されている。なお、剣豪リーチに移行する場合には、UI部UI3は非表示とされるが、UI部UI3に表示されていた変動アイコンh0は、表示位置を下方に変更して表示が維持されている。この演出例では、飲み比べ演出におけるミッションが達成されたため剣豪リーチが開始され、チビ姫無双演出におけるミッションが達成されたため、殿様の味方としてチビ姫が登場している。なお、飲み比べ演出におけるミッションが達成され、チビ姫無双演出におけるミッションに失敗した場合は、剣豪リーチに移行するが、チビ姫は登場せず、チビ姫無双演出におけるミッションが達成され、飲み比べ演出におけるミッションに失敗した場合は、チビ姫用のスーパーリーチに移行する。すなわち、この演出では、2つのミッションのそれぞれの成否によってその後に展開する演出の内容が異なるようになっている。
図328(k)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、横縞の背景上に、「チャンス」の文字と姫のキャラクタとが表示された姫のカットイン画像HCIが表示されている。これにより、大当りの信頼度が向上しているが、準備中画像RDYから開始されたミニゲームやタイマ予告演出を経由して開始された予告表示ではなく、それほど高い信頼度ではないことが示唆されている。
図329は、図328に示す演出の別の演出例を段階的に示す図である。なお、図329(a)〜同図(b)に示す演出は、図328(a)〜同図(b)に示す演出と同じなので、説明を省略する。
図329(c)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、チビ姫無双演出と飲み比べ演出の両方の演出が行われている様子が示されている。この演出例では、準備中画像RDYの表示が継続しており、ミニゲームが未だ開始されていない。すなわち、この演出例では、準備中画像RDYに対応する予告表示がスーパーリーチに移行する前では開始されない様子が示されている。この演出は、図329(c)〜同図(e)まで続いている。なお、図329(e)では、ミニゲームが成功したことに対応するチャンスアップカットイン画像WCIは表示されていない。その後は、図329(f)〜同図(j)に示す演出が行われる。なお、図329(f)〜同図(j)に示す演出は、図328(f)〜同図(j)に示す演出に対しチュートリアル表示部TT1に準備中画像RDYが表示されている点を除いて同じであるので、説明を省略する。
図329(k)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、準備中画像RDYがエフェクトEF5にオーバーラップされており、準備中画像RDYの表示が終了し、準備中画像RDYに対応する予告表示が開始されることが報知されている。
図329(l)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、準備中画像RDYが表示されていた領域でミニゲームが開始されている様子が示されている。ミニゲームが開始されると、殿様のミニキャラMC1と的TGTが表示される。的TGTは、4等分に分割された領域により構成されており、4つの領域のうちの上部の領域が当りの領域となっており、当りの領域に矢が当たることでチャンスアップ予告が行われるようになっている。なお、当りの領域は、1つに限らず複数あってもよいし、全部の領域が当りの場合があってもよいし、全部の領域が非当り領域である場合があってもよい。
図329(m)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、殿様のミニキャラMC1が放った矢が的TGTの当りの領域に刺さった様子が示されている。すなわち、予告表示としてのミニゲームに成功した様子が示されている。
すると、図329(n)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、鉄板画像TPが表示される。この鉄板画像TPは、大当り確定であることを報知する予告表示である。このように、この演出例では、スーパーリーチに移行した後でミニゲームが開始されており、スーパーリーチに移行する前にミニゲームが開始されて対応する予告表示が行われた場合よりも信頼度が高い予告表示が行われている。
図330は、本実施形態に適用可能な準備中予告演出の別の例を段階的に示す図である。なお、図330(a1)に示す演出は、図326(a1)に示す演出と同じであるので、説明を省略する。
図330(a2)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、「捕まえたらリーチ」表示が行われており、殿様が越後屋を捕まえることをミッションとする追っかけ演出が開始されている様子が示されている。追っかけ演出が開始されると、表示画面の右上部分にサブウィンドウWP3が出現し、図330(a1)において第1装飾図柄表示装置208Lで表示されていた装飾図柄の変動表示に係る表示(メイン表示)が表示されている。このように、この演出例では、或る演出が実行される前の背景において図柄変動表示の状況を把握することができる場合がある。
図330(a3)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、殿様が越後屋との距離を詰めている様子が示されている。一方、サブウィンドウWP3では、メイン表示が継続して行われている。
図330(a4)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、殿様が越後屋を捕まえ、ミッションが達成された様子が示されている。これにより、リーチとなることが報知される。なお、このとき、チュートリアル表示部TT1に準備中画像RDYを表示し、リーチ発生の準備中である旨を表示するようにしてもよい。これにより、ミッション(ミニゲーム)の結果に対応する予告表示をストック表示することで、遊技者に予告表示としてのリーチが発生することを容易に認識させることができる場合がある。
図330(a5)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、追っかけ演出が終了し、サブウィンドウWP3において表示されていたメイン表示が再び表示画面全体で表示され、その後、「装飾4」でリーチとなった様子が示されている。この演出例では、追っかけ演出におけるミッションに成功したことによりリーチが発生したことが示されている。なお、メイン表示を全画面表示する場合に、サブウィンドウWP3を拡大表示(ワイプ表示)することにより行うようにしてもよいし、切換表示してもよい。また、メイン表示が全画面表示となったときに、チュートリアル表示部TT1に準備中画像RDYが表示されてもよい。
図330(b1)〜同図(b2)は、図330(a1)〜同図(a5)において示される追っかけ演出の実行中におけるサブウィンドウの表示に関する別の演出例が示されている。
図330(b1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の下部にUI部UI3が配置されており、このUI部UI3には、その中央に変動アイコンh0が台座に載置された態様で表示されており、変動アイコンh0の左側には、4つの保留アイコンが表示可能に台座が4つ配置された保留アイコン表示領域が形成されている。図330(b1)に示すタイミングでは、特図1の変動表示が1つ保留されているので、保留アイコン表示領域には、1つの保留アイコンh11が表示されている。なお、変動アイコンh0は、赤色の表示態様となっており、当該予告の表示態様とされているが、保留アイコンh11は、デフォルトの表示態様となっている。また、変動アイコンh0の右側には、チュートリアル表示部TT1が配置されており、図330(b1)に示されるチュートリアル表示部TT1では、第1準備中画像RDY1が表示されている。また、表示画面の左上部分には、第3準備中画像RDY3が表示されている。なお、この演出例において、装飾図柄は、第2装飾図柄表示装置208Mの上方に移動し、縮小表示されている。また、図330(b1)に示すUI部UI3は、青色で表示されたデフォルトの表示態様とされている。
第2装飾図柄表示装置208Mでは、表示画面の下部にステージ名表示部ST1が配置されている。図328(a)に示されるステージ名表示部ST1では、「城下町」と表示されており、現在のステージが城下町であることが報知されている。また、第2装飾図柄表示装置208Mには、受付回数表示850とストックボタン画像852も表示されている。
第3装飾図柄表示装置208Nでは、殿様のキャラクタがステージ上に乗っている様子が示されており、遊技の進行に応じて様々な動作を行っている。また、第3装飾図柄表示装置208Nの表示画面上部では、特図1及び特図2の第2保留数表示が表示されている。
また、第1装飾図柄表示装置208Lの下方には、家紋役物224Eが配置されており、変動アイコンh0の表示色に合わせて赤色で発光している。また、第1装飾図柄表示装置208Lの上方には、演出可動体の一つである八代役物224Faと将軍役物224Fbとが配置されている。
図330(b2)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、上述した追っかけ演出が開始されている。追っかけ演出が開始されると、表示画面の右上部分にサブウィンドウWP3が出現し、図330(b1)において第1装飾図柄表示装置208Lで表示されていた装飾図柄の変動表示に係る表示(メイン表示)が表示されている。なお、第1準備中画像RDY1と第3準備中画像RDY3は、表示位置を変更せず引き続き表示されている。なお、この場合、サブウィンドウWP3には、2つの準備中画像RDY1,RDY3のうちの、チュートリアル表示部TT1に表示された第1準備中画像RDY1のみがサブウィンドウWP3に表示され、第3準備中画像RDY3はサブウィンドウWP3においては表示されていない。このように、この演出例でも、或る演出(追っかけ演出)が実行される前の背景において図柄変動表示の状況を把握することができる場合がある。なお、この演出例において、サブウィンドウWP3と準備中画像がそれぞれ重ならない位置に表示されているが、準備中画像がサブウィンドウWP3と重なって準備中画像がサブウィンドウWP3にオーバーラップするようにしてもよい。オーバーラップされるようにしてもよい。
図330(c1)〜同図(c2)は、図330(b1)〜同図(b2)に示される演出の別の例について示されている。なお、図330(c1)に示す演出は、図330(b1)に示す演出を同じであるので、説明を省略るす。
図330(c2)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、上述した追っかけ演出が開始されている。追っかけ演出が開始されると、表示画面の右上部分にサブウィンドウWP3が出現し、図330(c1)において第1装飾図柄表示装置208Lで表示されていた装飾図柄の変動表示に係る表示(メイン表示)が表示されている。なお、この演出例では、第1準備中画像RDY1と第3準備中画像RDY3のうち、第3準備中画像RDY3については、表示位置を変更せず引き続き表示されているが、第1準備中画像RDY1は、メイン表示がサブウィンドウWP3に表示されるに伴い、サブウィンドウWP3においてのみ表示され、今まで表示されていた位置で表示された第1準備中画像RDY1については消去されている。
図330(d1)〜同図(d2)は、背景表示が傾いて表示された場合の準備中画像の表示態様について示されている。なお、図330(d1)に示す演出例は、図328(a)に示す演出例と同じであるので、説明を省略する。
図330(d2)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、背景表示が約3/4に縮小されるとともに、縮小された背景画像が反時計方向に約10度傾くシェイクビジョン演出が行われている様子が示されている。この場合、チュートリアル表示部TT1において表示されていた準備中画像RDYは、表示態様も表示位置も変化しないで表示状態が維持されている。すなわち、準備中画像RDYは、背景表示とともに表示が傾くことはしない様子が示されている。
図331は、本実施形態に適用可能なステップアップ予告演出の一例を段階的に示す図である。なお、図331(a1)に示す演出は、図326(a1)に示す演出と同様であるので、説明を省略する。
図331(a2)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、UI部UI3の下方から第1ステップアップ表示部SUAがせりあがり、UI部UI3を持ち上げるようにして表示されている様子が示されている。具体的には、第1ステップアップ表示部SUAは、UI部UI3と同じ横幅となっており、左側にステップアップ予告の第1段階であることを示す「A」の文字が表示され、その右側には、ステップアップ予告としてのミニゲームを行うするミニゲーム表示領域が形成されている。
図331(a3)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、ミニゲーム表示領域でミニゲームが開始されている様子が示されている。ミニゲームが開始されると、ミニゲーム表示領域では、「ストライクさせろ」の表示が行われ、殿様のキャラクタがボーリングの球を投球する様子を示す表示が行われる。すなわち、このミニゲームは、ボーリングゲームでストライクを取ることをミッションとするボーリングチャンスゲームである。
図331(a4)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、殿様のキャラクタがボーリングの球を投球し、ピラミッド状に配列された10本のピンに向かっていく様子が示されている。
その後、図331(a5)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、ボーリングの球がピンに衝突し、10本のピンの全てが倒れてストライクとなり、ミッションが達成された様子が示されている。
すると、図331(a6)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、チュートリアル表示部TT1に準備中画像RDYが表示され、これに対応するミニゲームあるいはタイマ予告演出が開始されることが報知される。なお、この準備中画像RDYは、背景色が緑色となっており、デフォルトの表示態様とされている。
ボーリングチャンスゲームが終了すると、図331(a7)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1ステップアップ表示部SUAが下方に移動してフレームアウトし、UI部UI3がデフォルトの位置まで戻る。
図331(b1)〜同図(b8)は、ステップアップ予告の別の演出例について説明している。なお、図331(b1)〜同図(b2)に示す演出は、図331(a1)〜(a2)に示す演出と同じであるので、説明を省略する。
図331(b3)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1ステップアップ表示部SUAの下方から第2ステップアップ表示部SUBがせりあがり、UI部UI3と第1ステップアップ表示部SUAを持ち上げるようにして表示されている様子が示されている。具体的には、第2ステップアップ表示部SUBも、UI部UI3と同じ横幅となっており、左側にステップアップ予告の第2段階であることを示す「B」の文字が表示され、その右側には、ステップアップ予告としてのミニゲームを行うするミニゲーム表示領域が形成されている。なお、この演出例では、第1ステップアップ表示部SUAでミニゲームが行われるよりも、第2ステップアップ表示部SUBでミニゲームが行われた方が、ミッションに成功しやすい。また、第1ステップアップ表示部SUAでミニゲームに成功した場合よりも、第2ステップアップ表示部SUBでミニゲームが成功した場合の方が、最終的に大当り図柄が確定表示されやすい。
図331(b4)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、ミニゲーム表示領域でミニゲームが開始されている様子が示されている。ミニゲームが開始されると、ミニゲーム表示領域では、「カップインさせろ」の表示が行われ、殿様のキャラクタがパッティングをする様子を示す表示が行われる。すなわち、このミニゲームは、パットでカップインすることをミッションとするゴルフゲームである。
図331(b5)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、殿様のキャラクタがパッティングをし、ゴルフボールがカップに向かっていく様子が示されている。
その後、図331(b6)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、ゴルフボールがカップインし、ミッションが達成された様子が示されている。
すると、図331(b7)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、チュートリアル表示部TT1に準備中画像RDYが表示され、これに対応するミニゲームあるいはタイマ予告演出が開始されることが報知される。なお、この準備中画像RDYは、背景色が赤色となっており、大当りの信頼度が高いことが報知されている。
ボーリングチャンスゲームが終了すると、図331(b8)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1ステップアップ表示部SUA及び第2ステップアップ表示部SUBが下方に移動してフレームアウトし、UI部UI3がデフォルトの位置まで戻る。
なお、この演出例では、ボーリングチャンスゲームとゴルフゲームにおいて成功した例について説明したが、例えば、ボーリングチャンスゲームにおいて、ピンが全部倒れなかった様子を示す表示を行ってミッション失敗を報知するようにしてもよいし、ゴルフゲームにおいて、カップインしなかった様子を示す表示を行ってミッション失敗を報知するようにしてもよい。また、この演出例では、ボーリングチャンスゲーム及びゴルフゲームにおいて殿様のキャラクタが登場したが、他のキャラクタが登場する場合があってもよく、例えば、姫のキャラクタが登場すると、殿様のキャラクタが登場した場合よりも大当りの信頼度が高いことを示唆するようにしてもよい。
図332は、図331に示すステップアップ予告演出の別の例について説明する図である。なお、図332(a1)に示す演出は、図331(a1)に示す演出と同じであるので、説明を省略する。
図332(a2)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、UI部UI3の下方から第1ステップアップ表示部SUAがせりあがり、UI部UI3を持ち上げるようにして表示されている様子が示されている。なお、このとき、チュートリアル表示部TT1において表示されていた説明表示と変動アイコンh0が消去されている。すなわち、この演出例では、第1ステップアップ表示部SUAが出現する際にUI部UI3におけるあるものを非表示にする様子が示されている。なお、第1ステップアップ表示部SUAが表示開始した後で説明表示が消去されてもよいし、説明表示が消去された後で第1ステップアップ表示部SUAが表示開始されてもよいし、第1ステップアップ表示部SUAが表示開始されるタイミングで説明表示が消去されてもよい。その後は、図332(a3)〜同図(a5)に示す演出が行われる。なお、図332(a3)〜同図(a5)に示す演出は、図331(a3)〜同図(a5)に示す演出と、チュートリアル表示部TT1に説明表示が行われておらず、また、変動アイコンh0が表示されていない点を除いて同じであるので、説明を省略する。
図332(a6)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、ミッションが達成された様子が引き続き示されている。
ボーリングチャンスゲームが終了すると、図332(a7)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1ステップアップ表示部SUAが下方に移動してフレームアウトし、UI部UI3がデフォルトの位置まで戻る。なお、説明表示と変動アイコンh0は非表示のままとなっている。
すると、図332(a8)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、変動アイコンh0が赤色の表示態様で再表示されている様子が示されている。すなわち、変動アイコンh0が当該変動予告の表示態様に変化して再表示されていることが示されている。なお、変動アイコンh0の表示態様が変化して再表示する前に準備中画像RDYを表示し、ミニゲームやタイマ予告演出等を経由するようにしてもよい。
図332(b1)〜同図(b3)は、ステップアップ予告演出の別の表示態様について示されている。なお、図332(b1)に示す演出は、図332(a1)に示す演出と同じであるが、保留アイコン表示領域における4つ台座が表示されていない点で異なっている。
図332(b2)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、UI部UI3の下方から第1ステップアップ表示部SUAがせりあがり、UI部UI3を持ち上げるようにして表示されている様子が示されている。なお、このとき、チュートリアル表示部TT1において表示されていた説明表示と変動アイコンh0が消去されている。また、この演出例では、保留アイコンh11がUI部UI3の上方への移動にも拘らず、表示位置が変更されず、そのため、第1ステップアップ表示部SUAのミニゲーム表示領域にオーバーラップしている様子が示されている。すなわち、第1ステップアップ表示部SUAが出現する際、UI部UI3が移動しても或る表示(保留アイコンh11)は移動しない様子が示されているということができる。
図332(b3)第1装飾図柄表示装置208Lでは、ミニゲーム表示領域でボーリングチャンスゲームが開始している様子が示されている。なお、上述したように、保留アイコンh11がミニゲーム表示領域にオーバーラップしているため、「ストライクさせろ」の文字表示の一部が隠されている。すなわち、保留アイコンh11によりミニゲームの一部が隠されているということができる。
図333は、本実施形態に適用可能なステップアップ予告演出の別の例を段階的に示す図である。
図333(a)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の下部にUI部UI3が配置されており、このUI部UI3には、その中央に変動アイコンh0が台座に載置された態様で表示されており、変動アイコンh0の左側には、4つの保留アイコンが表示可能に台座が4つ配置された保留アイコン表示領域が形成されている。図333(a)に示すタイミングでは、特図1の変動表示が1つ保留されているので、保留アイコン表示領域には、1つの保留アイコンh11が表示されている。なお、変動アイコンh0は、赤色の表示態様となっており、当該変動予告の表示態様とされているが、保留アイコンh11は、デフォルトの表示態様となっている。また、変動アイコンh0の右側には、チュートリアル表示部TT1が配置されており、図333(a)に示されるチュートリアル表示部TT1では、非表示とされている。なお、図333(a)に示すUI部UI3は、青色で表示されたデフォルトの表示態様とされている。また、図333(a)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、スーパーリーチ(剣豪リーチ)に移行する様子が示されている。具体的には、第1装飾図柄表示装置208Lで表示されていた装飾図柄は、第2装飾図柄表示装置208Mの上方で小さく表示されて変動表示が継続され、また、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面の左右両隅部にリーチ状態を形成している「装飾4」が表示される。これにより、「装飾4」でのリーチ状態であることが容易に認識することができる場合がある。また、第1装飾図柄表示装置208Lでは、スーパーリーチへ移行する演出表示(スーパーリーチ移行表示)が行われ、また、家紋役物224Eが上昇及び回転し、第1装飾図柄表示装置208Lの中央下部の前面側にオーバーラップしている。そのため、変動アイコンh0や一部の保留アイコン(例えば、保留アイコンh11)が家紋役物224Eによってオーバーラップされることにより視認困難とされている。また、家紋役物224Eは、チュートリアル表示部TT1の一部にもオーバーラップしている。この家紋役物224Eの上昇・回転動作により、スーパーリーチへ移行することが報知されている。
第2装飾図柄表示装置208Mでは、表示画面の下部にステージ名表示部ST1が配置されている。図333(a)に示されるステージ名表示部ST1では、「城下町」と表示されており、現在のステージが城下町であることが報知されている。
第3装飾図柄表示装置208Nでは、殿様のキャラクタがステージ上に乗っている様子が示されており、遊技の進行に応じて様々な動作を行っている。また、第3装飾図柄表示装置208Nの表示画面上部では、特図1及び特図2の第2保留数表示が表示されている。
また、家紋役物224Eは、変動アイコンh0の表示色に合わせて赤色で発光している。また、第1装飾図柄表示装置208Lの上方には、演出可動体の一つである八代役物224Faと将軍役物224Fbとが配置されている。
図333(b)では、家紋役物224Eが初期位置に戻った様子が示されている。
図333(c)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、UI部UI3が表示画面の下方にフレームアウトするアニメーション(UI部FOアニメ)が開始されている様子が示されている。UI部FOアニメが開始されると、保留アイコン表示領域に表示されていた保留アイコンが消去される。
その後は、図333(d)〜同図(f)に示すように、UI部UI3がUI部FOアニメによりフレームアウトする。このとき、変動アイコンh0は、UI部UI3とともにフレームアウトせず、図333(f)に示すように、表示位置を下げた状態で表示状態が維持される。
図333(g)では、剣豪リーチが開始されている様子が示されている。
図333(h)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1ステップアップ表示部SUAがせりあがり、変動アイコンh0を持ち上げるようにして表示されている様子が示されている。すなわち、この演出例では、UI部UI3が表示されていないので、持ち上げるものはないが、変動アイコンh0は表示されているので、変動アイコンh0だけが移動している様子が示されているということができる。
図333(i)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、ミニゲーム表示領域でミニゲームとしての上述したボーリングチャンスゲームが開始されている様子が示されている。ボーリングチャンスゲームが開始されると、ミニゲーム表示領域では、「ストライクさせろ」の表示が行われ、殿様のキャラクタがボーリングの球を投球する様子を示す表示が行われる。
図333(j)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、殿様のキャラクタがボーリングの球を投球し、ピラミッド状に配列された10本のピンに向かっていく様子が示されている。
その後、図333(k)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、ボーリングの球がピンに衝突し、10本のピンの全てが倒れてストライクとなり、ミッションが達成された様子が示されている。
すると、図333(l)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の右下隅部に準備中画像RDYが出現し、これに対応するミニゲームあるいはタイマ予告演出が開始されることが報知される。なお、この準備中画像RDYは、背景色が緑色となっており、デフォルトの表示態様とされている。また、図333(l)では、第1ステップアップ表示部SUAが下方に移動してフレームアウトする様子が示されている。このとき、準備中画像RDYは、第1ステップアップ表示部SUAにオーバーラップされており、図333(m)に示すように、第1ステップアップ表示部SUAのフレームアウトが完了するまで、少なくとも一部が視認困難とされる。
図334は、本実施形態に適用可能なステップアップ予告演出の別の例を段階的に示す図である。
図334(a1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の下部にUI部UI3が配置されており、このUI部UI3には、その中央に変動アイコンh0が台座に載置された態様で表示されており、変動アイコンh0の左側には、4つの保留アイコンが表示可能に台座が4つ配置された保留アイコン表示領域が形成されている。図334(a1)に示すタイミングでは、特図1の変動表示が1つ保留されているので、保留アイコン表示領域には、1つの保留アイコンh11が表示されている。なお、変動アイコンh0は、赤色の表示態様となっており、当該予告の表示態様とされているが、保留アイコンh11は、デフォルトの表示態様となっている。また、変動アイコンh0の右側には、チュートリアル表示部TT1が配置されており、図334(a1)に示されるチュートリアル表示部TT1では、第1準備中画像RDY1が表示されている。なお、第1準備中画像RDY1は、背景色が緑色となっており、デフォルトの表示態様とされている。また、図334(a1)に示すUI部UI3は、青色で表示されたデフォルトの表示態様とされている。また、図334(a1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、スーパーリーチ(剣豪リーチ)に移行する様子が示されている。具体的には、第1装飾図柄表示装置208Lで表示されていた装飾図柄は、第2装飾図柄表示装置208Mの上方で小さく表示されて変動表示が継続され、また、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面の左右両隅部にリーチ状態を形成している「装飾4」が表示される。これにより、「装飾4」でのリーチ状態であることが容易に認識することができる場合がある。また、第1装飾図柄表示装置208Lでは、スーパーリーチへ移行する演出表示(スーパーリーチ移行表示)が行われ、また、家紋役物224Eが上昇及び回転し、第1装飾図柄表示装置208Lの中央下部の前面側にオーバーラップしている。そのため、変動アイコンh0や一部の保留アイコン(例えば、保留アイコンh11)が家紋役物224Eによってオーバーラップされることにより視認困難とされている。また、家紋役物224Eは、チュートリアル表示部TT1の一部にもオーバーラップしている。この家紋役物224Eの上昇・回転動作により、スーパーリーチへ移行することが報知されている。この演出例では、スーパーリーチに移行する際にはすでに第1準備中画像RDY1が表示されている例が示されている。
第2装飾図柄表示装置208Mでは、表示画面の下部にステージ名表示部ST1が配置されている。図334(a1)に示されるステージ名表示部ST1では、「城下町」と表示されており、現在のステージが城下町であることが報知されている。
第3装飾図柄表示装置208Nでは、殿様のキャラクタがステージ上に乗っている様子が示されており、遊技の進行に応じて様々な動作を行っている。また、第3装飾図柄表示装置208Nの表示画面上部では、特図1及び特図2の第2保留数表示が表示されている。
また、家紋役物224Eは、変動アイコンh0の表示色に合わせて赤色で発光している。また、第1装飾図柄表示装置208Lの上方には、演出可動体の一つである八代役物224Faと将軍役物224Fbとが配置されている。
図334(a2)では、家紋役物224Eが初期位置に戻った様子が示されている。
図334(a3)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、UI部UI3が表示画面の下方にフレームアウトするアニメーション(UI部FOアニメ)が開始されている様子が示されている。UI部FOアニメが開始されると、保留アイコン表示領域に表示されていた保留アイコンが消去される。
その後は、図334(a4)〜同図(a6)に示すように、UI部UI3がUI部FOアニメによりフレームアウトする。このとき、変動アイコンh0と第1準備中画像RDY1は、UI部UI3とともにフレームアウトせず、図334(a6)に示すように、変動アイコンh0については、表示位置を下げた状態で表示状態が維持され、第1準備中画像RDY1については、表示位置が変更せずに表示状態が維持される。
図334(a7)では、剣豪リーチが開始されている様子が示されている。
図334(a8)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1ステップアップ表示部SUAがせりあがり、変動アイコンh0を持ち上げるようにして表示されている様子が示されている。すなわち、この演出例では、UI部UI3が表示されていないので、持ち上げるものはないが、変動アイコンh0は表示されているので、変動アイコンh0だけが移動している様子が示されているということができる。また、第1準備中画像RDY1は、表示位置を変更せず、第1ステップアップ表示SUAにオーバーラップして表示される。なお、第1準備中画像RDY1が第1ステップアップ表示SUAにオーバーラップされてもよい。なお、第1ステップアップ表示部SUAがせりあがるとともに、第1準備中画像RDY1も上方に移動するようにしてもよい。
図334(a9)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、ミニゲーム表示領域でミニゲームとしての上述したボーリングチャンスゲームが開始されている様子が示されている。ボーリングチャンスゲームが開始されると、ミニゲーム表示領域では、「ストライクさせろ」の表示が行われ、殿様のキャラクタがボーリングの球を投球する様子を示す表示が行われる。しかしながら、第1ステップアップ表示SUAのミニゲーム表示領域は、第1準備中画像RDY1にオーバーラップされており、オーバーラップされていない状態よりも視認困難とされている。以下の演出についても同様である。
図334(a10)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、殿様のキャラクタがボーリングの球を投球し、ピラミッド状に配列された10本のピンに向かっていく様子が示されている。
その後、図334(a11)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、ボーリングの球がピンに衝突し、10本のピンの全てが倒れてストライクとなり、ミッションが達成された様子が示されている。
すると、図334(a12)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の左上隅部に第3準備中画像RDY3が出現し、これに対応するミニゲームあるいはタイマ予告演出が開始されることが報知される。すなわち、或る数の準備中画像が或る領域に表示されている場合に、新たな準備中画像が表示される場合には、当該新たな準備中画像は他の領域に表示されるということができる。なお、この第3準備中画像RDY3は、背景色が緑色となっており、デフォルトの表示態様とされている。また、図334(a12)〜同図(a13)に示すように、第1ステップアップ表示部SUAが下方に移動してフレームアウトする。
図334(b1)〜同図(b2)は、UI部FOアニメの別の表示態様について示す図である。なお、図334(b1)は、図334(a3)に続く演出である。また、図330(b1)に示す演出は、図334(a4)に示す演出を同じであるので、説明を省略する。
図334(b2)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、UI部FOアニメが完了した後、剣豪リーチが開始されている様子が示されている。この演出例では、UI部FOアニメによりUI部UI3がフレームアウトするが、変動アイコンh0を載置する台座のみ、表示位置を下げた態様で表示を維持されていることが示されている。すなわち、UI部UI3がフレームアウトしてもUI部UI3の一部は表示されていることが示されている。
図335は、本実施形態に適用可能な疑似連演出の一例を段階的に示す図である。
図335(a1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の下部にUI部UI3が配置されており、このUI部UI3には、その中央に変動アイコンh0が台座に載置された態様で表示されており、変動アイコンh0の左側には、4つの保留アイコンが表示可能に台座が4つ配置された保留アイコン表示領域が形成されている。図335(a1)に示すタイミングでは、特図1の変動表示が2つ保留されているので、保留アイコン表示領域には、2つの保留アイコンh11,h12が表示されている。なお、変動アイコンh0及び保留アイコンh11,h12は、いずれもデフォルトの表示態様となっている。また、変動アイコンh0の右側には、チュートリアル表示部TT1が配置されており、図335(a1)に示されるチュートリアル表示部TT1では、準備中画像RDYが表示されている。また、第1装飾図柄表示装置208Lでは、装飾図柄の変動表示が行われている。なお、図335(a1)に示すUI部UI3は、青色で表示されたデフォルトの表示態様とされている。
第2装飾図柄表示装置208Mでは、表示画面の下部にステージ名表示部ST1が配置されている。図328(a)に示されるステージ名表示部ST1では、「城下町」と表示されており、現在のステージが城下町であることが報知されている。また、第2装飾図柄表示装置208Mには、受付回数表示850とストックボタン画像852も表示されている。
第3装飾図柄表示装置208Nでは、殿様のキャラクタがステージ上に乗っている様子が示されており、遊技の進行に応じて様々な動作を行っている。また、第3装飾図柄表示装置208Nの表示画面上部では、特図1及び特図2の第2保留数表示が表示されている。
また、第1装飾図柄表示装置208Lの下方には、家紋役物224Eが配置されており、また、第1装飾図柄表示装置208Lの上方には、演出可動体の一つである八代役物224Faと将軍役物224Fbとが配置されている。
図335(a2)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、装飾図柄が左図柄、右図柄の順で順次停止表示し、左図柄に「装飾6」が、右図柄に「装飾7」がそれぞれ停止表示されている様子が示されている。なお、中図柄は変動表示中である。
図335(a3)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、中図柄の変動速度が低速となり、殿様の絵柄によって構成された疑似連図柄が表示画面の上方からスクロールインしている様子が示されている。
図335(a4)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、中図柄に疑似連図柄が一旦停止表示している様子が示されている。
すると、図335(a5)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、疑似連を開始するか否かを演出する疑似連図柄停止アニメが開始される。疑似連図柄停止アニメが開始されると、変動アイコンh0及び準備中画像RDYを残してUI部UI3がUI部FOアニメによりフレームアウトする。ここで、疑似連図柄停止アニメが開始した後でUI部FOアニメが開始されてもよいし、UI部FOアニメが開始してから疑似連図柄停止アニメが開始されてもよいし、疑似連図柄停止アニメが開始するタイミングでUI部FOアニメが開始されてもよい。また、UI部FOアニメが完了した後で疑似連図柄停止アニメが開始されてもよい。このように、この演出例では、疑似連演出煽りを行う場合や疑似連成立時などの或る状態では、UI部UI3は非表示とされる例について示されている。疑似連図柄停止アニメが開始されると、図335(a5)〜同図(a7)に示すように疑似連図柄が横方向に膨張を行う。
図335(a6)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、疑似連図柄がさらに膨張しており、左図柄と右図柄にオーバーラップしており、左図柄と右図柄が視認困難な態様とされている。
図335(a7)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、疑似連図柄がさらに膨張しており、第2装飾図柄表示装置208Mと第1装飾図柄表示装置208Lと第3装飾図柄表示装置208Nに亘って表示されている。このとき、疑似連図柄は、縦方向にも膨張しており、準備中画像RDYによって一部がオーバーラップされている。また、疑似連図柄は、第2装飾図柄表示装置208Mに表示されているステージ名表示部ST1、受付回数表示850及びストックボタン画像852にもオーバーラップされており、また、第3装飾図柄表示装置208Nに表示されている殿様のキャラクタや第2保留数表示にもオーバーラップされている。また、このとき、家紋役物224Eが上昇を開始し、疑似連図柄の一部をオーバーラップしている。
すると、図335(a8)に示すように、家紋役物224Eが回転し、スピーカ120から「ドン」という音声が出力され、疑似連が行われることが報知される。
図335(a9)は、疑似連図柄停止アニメが終了して疑似連図柄が元の表示態様で表示され、また、UI部UI3がフレームインアニメ(UI部FIアニメ)によりフレームインする様子が示されている。なお、疑似連図柄停止アニメが終了した後でUI部FIアニメが開始されてもよいし、疑似連図柄停止アニメが終了する前にUI部FIアニメが開始されてもよいし、疑似連図柄停止アニメが終了するタイミングでUI部FIアニメが開始されてもよい。なお、装飾図柄は、「装飾6−疑似連図柄−装飾7」の装飾図柄の組み合わせで揺れ変動による仮停止状態となっており、その後、疑似連による2回目の装飾図柄の変動表示が開始される。
図335(b1)〜同図(b3)は、モード移行やステージチェンジの際に行われるステチェン演出の前後の表示の一例について示されている。なお、図335(b1)に示す演出は、図335(a1)に示す演出と同様であるので、説明を省略する。
図335(b2)では、ステチェン演出が開始され、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nがそれぞれ暗転表示し、第1装飾図柄表示装置208Lの略中心が光り、そこから左右方向に光線が延びていく様子が示されている。このとき、光線は、第2装飾図柄表示装置208Mや第3装飾図柄表示装置208Nに跨って表示されている。この演出例では、ステチェン演出による暗転表示の際に、UI部UI3が非表示とされる様子が示されている。また、この演出例では、ステチェン演出による暗転表示の際に、準備中画像RDYが非表示とされる様子も示されている。また、暗転表示中に準備中画像RDYが終了してミニゲームやタイマ予告演出が開始されていてもよい。
図335(b3)では、ステチェン演出が終了した様子が示されている。この演出例では、ステチェン演出の終了後は、ステチェン演出が開始する前と同じ表示が行われている。すなわち、モード移行もステージチェンジも行われない偽のステチェン演出であったことが示されている。
図336は、本実施形態に適用可能なボタン予告演出の一例を段階的に示す図である。
図336(a)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の下部にUI部UI3が配置されており、このUI部UI3には、その中央に変動アイコンh0が台座に載置された態様で表示されており、変動アイコンh0の左側には、4つの保留アイコンが表示可能に台座が4つ配置された保留アイコン表示領域が形成されている。図336(a)に示すタイミングでは、特図1の変動表示が1つ保留されているので、保留アイコン表示領域には、1つの保留アイコンh11が表示されている。なお、変動アイコンh0は、赤色の表示態様となっており、当該変動予告の表示態様とされているが、保留アイコンh11は、デフォルトの表示態様となっている。また、変動アイコンh0の右側には、チュートリアル表示部TT1が配置されており、図336(a)に示されるチュートリアル表示部TT1では、非表示とされている。また、図336(a)に示すUI部UI3は、金色で表示された予告表示態様とされている。また、図336(a)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、剣豪リーチが開始されている様子が示されている。具体的には、第1装飾図柄表示装置208Lで表示されていた装飾図柄は、第2装飾図柄表示装置208Mの上方で小さく表示されて変動表示が継続され、また、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面の左右両隅部にリーチ状態を形成している「装飾4」が表示される。これにより、「装飾4」でのリーチ状態であることが容易に認識することができる場合がある。この演出例では、剣豪リーチの実行中においてもUI部UI3が表示されている例を示している。
第2装飾図柄表示装置208Mでは、ステージ名表示部ST1、受付回数表示850及びストックボタン画像852のいずれも消去されており、背景表示も剣豪リーチの背景表示とされている。
第3装飾図柄表示装置208Nでは、表示画面上部において特図1及び特図2の第2保留数表示が表示されているが、殿様のキャラクタは表示されていない。また、背景表示も剣豪リーチの背景表示とされている。
また、家紋役物224Eは、変動アイコンh0の表示色に合わせて赤色で発光している。また、第1装飾図柄表示装置208Lの上方には、演出可動体の一つである八代役物224Faと将軍役物224Fbとが配置されている。
図336(b)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、合体アニメーションが開始されており、表示画面の左右上方から一対の半透明ボタン画像136qが表示されており、互いに近接しながら中央に向かって移動している。なお、合体アニメーションの表示中は演出ボタン136の操作はまだ受け付けられていない状態である。
図336(c)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、一対の半透明ボタン画像136qが近接して合体が完了する直前の様子が示されている。図336(c)に示す演出例では、一対の半透明ボタン画像136qが近接すると、エフェクトEF6により、一対の半透明ボタン画像136qの少なくとも一部にオーバーラップし、オーバーラップしていない状態よりも半透明ボタン画像136qを視認困難としている。そのため、合体アニメーションに成功するか否かについて遊技者に期待感を持たせることができる場合がある。また、図336(c)では、UI部UI3がUI部FOアニメによりフレームアウトしている様子が示されている。なお、UI部UI3がフレームアウトした後でエフェクトEF6が表示されてもよいし、UI部UI3がフレームアウトする前にエフェクトEF6が表示されてもよいし、UI部UI3がフレームアウトするタイミングでエフェクトEF6が表示されてもよい。
図336(d)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、合体アニメーションが成功し、デカボタン画像136aLが実体化してボタン予告演出が開始され、また、残時間メータMTも表示されて操作受付状態が開始された様子が示されている。このように、この演出例では、少なくともボタン画像136a(デカボタン画像136aL)によるボタン予告演出が行われている期間ではUI部UI3が非表示とされる例が示されている。
図337は、本実施形態に適用可能な演出の一例を段階的に示す図である。
図337(a1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の下部にUI部UI3が配置されており、このUI部UI3には、その中央に変動アイコンh0が台座に載置された態様で表示されており、変動アイコンh0の左側には、4つの保留アイコンが表示可能に台座が4つ配置された保留アイコン表示領域が形成されている。図337(a1)に示すタイミングでは、特図1の変動表示が2つ保留されているので、保留アイコン表示領域には、2つの保留アイコンh11,h12が表示されている。なお、変動アイコンh0及び保留アイコンh11,h12は、いずれもデフォルトの表示態様となっている。また、変動アイコンh0の右側には、チュートリアル表示部TT1が配置されており、図337(a1)に示されるチュートリアル表示部TT1では、「パンダは殿様の師匠」と表示されており、パンダのキャラクタと殿様のキャラクタとの関係について説明がなされている。また、図337(a1)に示すタイミングでは、第1特図表示装置212がハズレ図柄で停止表示しており、第1装飾図柄表示装置208Lでは「装飾3−装飾5−装飾6」のハズレの装飾図柄の組み合わせで停止表示している。また、特図1第4図柄284a1もハズレの表示態様で点灯している。なお、図335(a1)に示すUI部UI3は、赤色で表示された予告表示態様とされている。
第2装飾図柄表示装置208Mでは、表示画面の下部にステージ名表示部ST1が配置されている。図328(a)に示されるステージ名表示部ST1では、「城下町」と表示されており、現在のステージが城下町であることが報知されている。また、第2装飾図柄表示装置208Mには、受付回数表示850とストックボタン画像852も表示されている。
第3装飾図柄表示装置208Nでは、殿様のキャラクタがステージ上に乗っている様子が示されており、遊技の進行に応じて様々な動作を行っている。また、第3装飾図柄表示装置208Nの表示画面上部では、特図1及び特図2の第2保留数表示が表示されている。
また、第1装飾図柄表示装置208Lの下方には、家紋役物224Eが配置されており、また、第1装飾図柄表示装置208Lの上方には、演出可動体の一つである八代役物224Faと将軍役物224Fbとが配置されている。
図337(a2)では、引き続き図柄の停止表示中の様子が示されている。このとき、第1装飾図柄表示装置208Lでは、変動アイコンh0が消去されている。
その後、第1特図表示装置212における図柄変動が開始されると、図337(a3)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、UI部UI3の全部を覆うUI部ワイプ表示部WP4が表示され、バイクに乗った殿様のキャラクタがUI部ワイプ表示部WP4の左側からフレームインし、図337(a3)〜同図(a5)に示すように、右端に向けて疾走する様子が示されている。すなわち、この演出例では、UI部UI3の表示態様を予告表示態様からデフォルトの表示態様に戻すためにUI部ワイプ表示部WP4を表示し、このUI部ワイプ表示部WP4で演出表示を行うことで、UI部UI3における表示態様の変化を自然に行うことができる場合がある。なお、例えば、スーパーリーチ演出でハズレて表示を元の表示に戻す際に表示画面全体をワイプ表示部で被覆してこのワイプ表示部で演出表示を行うようにしてもよい。
図337(a6)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、UI部ワイプ表示部WP4における殿様のキャラクタによる演出が終了し、UI部ワイプ表示部WP4が消去された様子が示されている。UI部ワイプ表示部WP4が消去されてUI部UI3が表示されると、第1の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコンが変動アイコンが表示される台座の上に載置されて変動アイコンh0となり、第2の保留アイコンh12の表示位置にあった保留アイコンが第1の保留アイコンh11となり、対応する台座上に移動する。なお、チュートリアル表示部TT1では、「殿様は八代将軍です」の表示が行われており、UI部ワイプ表示部WP4の表示の前後で説明表示が変化している。
なお、この演出例において、準備中画像RDYが表示されている状態ではUI部ワイプ表示部WP4の表示が行われないようにしてもよいし、行われるようにしてもよい。準備中画像RDYが表示されている状態でUI部ワイプ表示部WP4の表示が行われる場合には、その間は準備中画像RDYは非表示とされ、その結果、いつの間にか準備中画像RDYの表示が終了してミニゲームやタイマ予告演出が開始されてもよい。
図337(b1)〜同図(b4)は、チュートリアル表示部TT1における表示の一例を示している。
図337(b1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の下部にUI部UI3が配置されており、このUI部UI3には、その中央に変動アイコンh0が台座に載置された態様で表示されており、変動アイコンh0の左側には、4つの保留アイコンが表示可能に台座が4つ配置された保留アイコン表示領域が形成されている。図337(b1)に示すタイミングでは、特図1の変動表示が1つ保留されているので、保留アイコン表示領域には、1つの保留アイコンh11が表示されている。なお、変動アイコンh0は、金色に表示されており、当該変動予告の表示態様とされているが、保留アイコンh11は、デフォルトの表示態様となっている。また、家紋役物224Eも変動アイコンh0の表示色に合わせて金色に発光している。また、変動アイコンh0の右側には、チュートリアル表示部TT1が配置されており、図337(b1)に示されるチュートリアル表示部TT1では、非表示とされている。また、第1装飾図柄表示装置208Lでは、装飾図柄の変動表示が行われている。なお、図337(b1)に示すUI部UI3は、青色で表示されたデフォルトの表示態様とされている。
第2装飾図柄表示装置208Mでは、表示画面の下部にステージ名表示部ST1が配置されている。図337(b1)に示されるステージ名表示部ST1では、「城下町」と表示されており、現在のステージが城下町であることが報知されている。また、第2装飾図柄表示装置208Mには、受付回数表示850とストックボタン画像852も表示されている。
第3装飾図柄表示装置208Nでは、殿様のキャラクタがステージ上に乗っている様子が示されており、遊技の進行に応じて様々な動作を行っている。また、第3装飾図柄表示装置208Nの表示画面上部では、特図1及び特図2の第2保留数表示が表示されている。
また、第1装飾図柄表示装置208Lの下方には、家紋役物224Eが配置されており、また、第1装飾図柄表示装置208Lの上方には、演出可動体の一つである八代役物224Faと将軍役物224Fbとが配置されている。
図337(b2)〜同図(b4)に示す第2装飾図柄表示装置208Lでは、チュートリアル表示部TT1において、剣豪のキャラクタが下方からスクロールインし、頭頂部から足元まで視線を連続的に動かす態様で剣豪のキャラクタをスクロール表示している様子が示されている。また、図337(b4)に示すように、剣豪のキャラクタの足元まで表示された後は、足元から頭頂部まで視線を連続的に動かす態様で剣豪のキャラクタがスクロール表示される。すなわち、剣豪のキャラクタの頭頂部と足元の間の連続的なスクロール表示が往復する態様で表示される。この演出例では、チュートリアル表示部TT1において、キャラクタの一部を連続的にスクロールしながら表示することでキャラクタの全体を表示する例について示されている。
この演出例は、例えば、説明表示が再開されない状態や、保留アイコンだけ非表示にする状態(UI部UI3は表示されている状態)の場合に、UI部UI3のある部分を用いて或る表示を行う例について示されているということができる。
図338は、本実施形態に適用可能な演出の別の例を段階的に示す図である。なお、図338に示す演出例を適用可能なパチンコ機100は、例えば、1つの始動口につき第1特図始動口と第2特図始動口とに振り分けることができ、通常の遊技状態において図柄変動表示を8つ保留することが可能な、いわゆるMAX8機(8保入順機という場合もある)が挙げられる。ここでは、MAX8機を例に挙げて説明する。
図338(a1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の下部にUI部UI3が配置されており、このUI部UI3には、その中央に変動アイコンh0が台座に載置された態様で表示されており、変動アイコンh0の左側には、8つの保留アイコンが表示可能に台座が千鳥配置にて前後に4つずつ配置された保留アイコン表示領域が形成されている。図338(a1)に示すタイミングでは、特図1及び特図2の変動表示が合計7つ保留されているので、保留アイコン表示領域には、7つの保留アイコンh1〜h7が表示されている。なお、変動アイコンh0及び保留アイコンh1〜h7は、いずれもデフォルトの表示態様となっている。また、変動アイコンh0の右側には、チュートリアル表示部TT1が配置されており、図338(a1)に示されるチュートリアル表示部TT1では、「パンダは殿様の師匠」が表示されており説明表示が行われている。なお、この演出例において、装飾図柄は、第2装飾図柄表示装置208Mの上方に移動し、縮小表示されている。また、図338(a1)に示すUI部UI3は、青色で表示されたデフォルトの表示態様とされている。
第2装飾図柄表示装置208Mでは、表示画面の下部にステージ名表示部ST1が配置されている。図338(a1)に示されるステージ名表示部ST1では、「城下町」と表示されており、現在のステージが城下町であることが報知されている。また、第2装飾図柄表示装置208Mには、受付回数表示850とストックボタン画像852も表示されている。
第3装飾図柄表示装置208Nでは、殿様のキャラクタがステージ上に乗っている様子が示されており、遊技の進行に応じて様々な動作を行っている。また、第3装飾図柄表示装置208Nの表示画面上部では、特図1及び特図2の第2保留数表示が表示されている。第2保留数表示によれば、図338(a1)に示すタイミングでは、特図1が4つ保留されており、特図2が3つ保留されていることが報知されている。
また、第1装飾図柄表示装置208Lの下方には、家紋役物224Eが配置されている。また、第1装飾図柄表示装置208Lの上方には、演出可動体の一つである八代役物224Faと将軍役物224Fbとが配置されている。
図338(a2)では、第2特図始動口に遊技球が入賞して特図1及び特図2の保留が合計で8個になった様子が示されている。具体的には、第1装飾図柄表示装置208Lでは、8つ目の保留アイコンh8を表示させる際に、すでに表示中の1つ目の保留アイコンh1〜7つ目の保留アイコンh7及び変動アイコンh0の表示態様をデフォルトの表示態様から爺の顔を模した爺の表示態様に変化している様子が示されている。また、UI部UI3もデフォルトの表示態様から、金色で表示された特別表示態様に変化している。また、スピーカ120からは、「ポン」という音声が出力され、保留が満タンとなったことが報知される。この演出例では、保留満タンとなった場合に、UI部UI3と、変動アイコンh0と保留アイコンh1〜h8を一斉に変化させる演出例について示されている。なお、この演出例において、爺の表示態様が示されている保留アイコンに対応する図柄変動表示の回数を報知するようにしてもよい。
図338(b1)では、剣豪リーチが行われている様子が示されている。図338(b1)に示す第3装飾図柄表示装置208Nでは、第2保留数表示が表示されており、第2保留数表示によれば、図338(b1)に示すタイミングでは、特図1が4つ保留されており、特図2が3つ保留されていることが報知されている。
図338(b2)では、第2特図始動口に遊技球が入賞して特図1及び特図2の保留が合計で8個になった様子が示されている。具体的には、第3装飾図柄表示装置208Nにおける第2保留数表示では、特図1が4つ保留されており、特図2が4つ保留されていることが報知され、また、スピーカ120からは、「ポン」という音声が出力され、保留が満タンとなったことが報知される。
図338(b3)では、スーパーリーチでハズレとなり、剣豪リーチの演出が終了して城下町ステージの表示に戻った様子が示されている。具体的には、第1装飾図柄表示装置208Lでは、剣豪リーチの演出が終了して城下町ステージに戻ると、「装飾4−装飾5−装飾4」のハズレの装飾図柄の組み合わせが表示されて揺れ変動による仮停止表示が行われる。また、剣豪リーチの演出の実行中に保留満タンとなったので、UI部UI3をデフォルトの表示態様から金色で表示された特別表示態様に変化し、変動アイコンh0及び保留アイコンh1〜h8の全部がデフォルトの表示態様から爺の表示態様に変化している。この演出例では、スーパーリーチによりUI部UI3が非表示とされている間に保留満タンとなった場合には、UI部UI3が再表示された際にUI部UI3、変動アイコン及び保留アイコンの表示態様を変化させる演出例について示されている。
図338(c1)〜同図(c4)は、図338(b1)〜同図(b3)に示す演出例の別の態様について説明する図である。なお、図338(c1)〜同図(c2)に示す演出は、図338(b1)〜同図(b2)に示す演出と同様であるので、説明を省略する。
図338(c3)では、スーパーリーチでハズレとなり、剣豪リーチの演出が終了して城下町ステージの表示に戻った様子が示されている。具体的には、第1装飾図柄表示装置208Lでは、剣豪リーチの演出が終了して城下町ステージに戻ると、「装飾4−装飾5−装飾4」のハズレの装飾図柄の組み合わせが表示されて揺れ変動による仮停止表示が行われる。また、この演出例では、剣豪リーチの演出の実行中に保留満タンとなったが、UI部UI3、変動アイコンh0及び保留アイコンh1〜h8の表示態様の変化を行わず、保留満タンとなった旨を示す「MAX」の文字が変動アイコンh0の上部に表示される。その後、UI部UI3、変動アイコンh0及び保留アイコンh1〜h8の表示態様が変化しない状態で図柄が確定表示される。
その後、第1特図表示装置212における図柄変動が開始されると、図338(c4)に示すように、UI部UI3がデフォルトの表示態様から金色で表示された特別表示態様に変化し、変動アイコンh0及び保留アイコンh1〜h8の全部がデフォルトの表示態様から爺の表示態様に変化する。その後、保留アイコンh1〜h8がそれぞれ移動アニメーションにより移動表示され、第1の保留アイコンh1の表示位置にあった保留アイコンが変動アイコンが表示される台座の上に載置されて変動アイコンh0となり、第2の保留アイコンh2〜第8の保留アイコンh8の表示位置にあった保留アイコンがそれぞれ第1の保留アイコンh1〜第7の保留アイコンh7となり、それぞれ、対応する台座上に移動する。また、図338(c4)に示される第1装飾図柄表示装置208Lでは、装飾図柄の変動表示が開始される。なお、チュートリアル表示部TT1では、「パンダは殿様の師匠」が表示され、説明表示が行われている。
図339は、本実施形態に適用可能な演出の別の例を段階的に示す図である。
図339(a1)〜同図(a3)及び図339(b1)〜同図(b2)に示す演出例では、UI部UI4が変動アイコン表示領域と保留アイコン表示領域とチュートリアル表示部TT4とステージ名表示部ST2とが一体となって第1装飾図柄表示装置208Lの下部に表示されている。なお、この演出例においても、スーパーリーチとなった場合は、UI部は第1装飾図柄表示装置208Lの下方にフレームアウトするようにしているが、スーパーリーチとなってもフレームアウトせずに表示したままであってもよい。なお、予告アイコンがストックされる場合には、チュートリアル表示部TT4やステージ名表示部ST2における説明表示が消去される。また、この演出例では、チュートリアル表示部TT4やステージ名表示部ST2において準備中画像を表示することができる。
図339(a1)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の下部に方形状の枠で囲まれたUI部UI4が配置されている。図339(a1)に示されるUI部UI4は、その中央に保留アイコン表示領域が形成されている。保留アイコン表示領域は、4つの枠によって仕切られ、各枠内に保留アイコンが1つずつ表示されるように構成されている。また、UI部UI4の中央上部には、変動アイコン表示領域が形成されており、UI部UI4が構成する枠上に載置される態様で変動アイコンが表示されている。なお、図339(a1)に示すタイミングでは、特図1の変動表示が2つ保留されているので、保留アイコン表示領域には、2つの保留アイコンh11,h12が表示されている。なお、変動アイコンh0及び2つの保留アイコンh11,h12は、いずれもデフォルトの表示態様となっている。また、保留アイコン表示領域の右側には、説明表示部としてのチュートリアル表示部TT4が配置されており、保留アイコン表示領域の左側には、ステージ名表示部ST2が配置されている。チュートリアル表示部TT4及びステージ名表示部ST2の機能構成は、上述したチュートリアル表示部TT1及びステージ名表示部ST1と同様であるので、ここでの説明は省略する。なお、図339(a1)に示されるチュートリアル表示部TT4では、「予告アイコン消化で・・・」と表示されており、また、ステージ名表示部ST2では、「城下町ステージ」と表示されており、現在のステージが城下町であることが報知されている。また、第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄の変動表示が行われている。
第2装飾図柄表示装置208Mでは、第2装飾図柄表示装置208Mの表示画面の上部では、第2装飾図柄の変動表示が行われている。
第3装飾図柄表示装置208Nでは、殿様のキャラクタがステージ上に乗っている様子が示されており、遊技の進行に応じて様々な動作を行っている。また、第3装飾図柄表示装置208Nの表示画面上部では、特図1及び特図2の第2保留数表示も表示されている。
また、第1装飾図柄表示装置208Lの下方には、上述した家紋役物224Eが配置されており、また、第1装飾図柄表示装置208Lの上方には、上述した八代役物224Fと将軍役物224Fbとが配置されている。
図339(a2)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、チュートリアル表示部TT4に表示されていた説明表示から第1準備中画像RDY1に切り換えられた様子が示されている。第1準備中画像RDY1は、背景色が緑色とされておりデフォルトの表示態様となっている。
図339(a3)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、ステージ名表示部ST2に表示されていたステージ名の表示から第4準備中画像RDY4に切り換えられた様子が示されている。第4準備中画像RDY4は、背景色が緑色とされておりデフォルトの表示態様となっている。このように、この演出例では、複数の説明表示部分のそれぞれにおいて準備中画像を表示する例について示されている。
図339(b1)〜同図(b2)は、図339(a1)に続く別の演出例について示す図である。なお、図339(b1)に示す演出は、図339(a2)に示す演出と同じであるので、説明を省略する。
図339(b2)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、ステージ名表示部ST2に表示されていたステージ名の表示を引き続き行いながら、第4準備中画像RDY4をステージ名表示部ST2の表示枠よりも上方にずらした位置に表示している様子が示されている。すなわち、準備中画像が説明表示が表示されている領域の一部にオーバーラップしている様子が示されている。なお、このような表示態様をチュートリアル表示部TT4において適用することも可能である。
また、図339(c1)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の右側に爺のキャラクタGY1とともに、第3チュートリアル表示部(説明表示部)としての吹き出し部TT3が表示されている。爺のキャラクタGY1及び吹き出し部TT3は、会話演出(あるいは、セリフ演出)が行われる場合に表示される場合がある表示であり、チュートリアル表示(説明表示)や予告表示等を行う。図339(c1)に示されるタイミングでは、チビ姫のキャラクタCH1によるセリフ表示に呼応して、吹き出し部TT3には「ここじゃ」というセリフ表示がなされており、会話予告が継続している。ここで、爺のキャラクタGY1及び吹き出し部TT3は、第1装飾図柄によってオーバーラップされているが、爺のキャラクタGY1及び吹き出し部TT3が、第1装飾図柄にオーバーラップするようにしてもよい。また、爺のキャラクタGY1及び吹き出し部TT3が、第1装飾図柄にオーバーラップしない位置に配置されてもよい。また、爺のキャラクタGY1と吹き出し部TT3とが同じタイミングで表示されてもよいし、爺のキャラクタGY1が表示された後で吹き出し部TT3が表示されてもよいし、吹き出し部TT3が表示された後で爺のキャラクタGY1が表示されてもよい。また、チビ姫のキャラクタCH1及び爺のキャラクタGY1による会話予告は、演出ボタン136の操作により行われるようにしてもよい。また、チュートリアル表示部TT1では、非表示とされている。なお、チュートリアル表示部TT1が非表示となるタイミングは、爺のキャラクタGY1が表示された後のタイミングであってもしてもよいし、爺のキャラクタGY1が表示されるよりも前のタイミングであってもよい。また、チュートリアル表示部TT1の説明表示が消去されるタイミングと、爺のキャラクタGY1が表示されるタイミングとが同じタイミングであってもよい。また、この場合において、常にいずれかのタイミングで行われるように構成してもよいし、場合によってタイミングが異なるように構成されてもよい。また、複数本の矢は、第2装飾図柄表示装置208Mの右辺に刺さるように表示されている。
その後、図339(c2)に示すように、家紋役物224Eが初期位置から上昇し、第1装飾図柄表示装置208Lの前面側にオーバーラップしている様子が示されている。より具体的には、家紋役物224Eは、移動後、保留表示枠FL1を完全に覆うとともに、第1の保留アイコンh11の一部と、チュートリアル表示部TT1の一部と、吹き出し部TT2の一部をそれぞれ覆っている。
その後、図339(c3)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、保留表示枠FL1の拡張アニメーション(拡張アニメ)が行われて保留表示枠FL1が上方に拡張し、家紋役物224Eよりも上方に表れている様子が示されている。すなわち、保留表示枠FL1が家紋役物224Eにオーバーラップされていない部分が表れているということができる。また、拡張後の保留表示枠FL1は、吹き出し部TT2と重なり、吹き出し部TT2にオーバーラップするが、吹き出し部TT3とは重ならず、オーバーラップしていない。すなわち、この演出例では、後から表示されるセリフ予告(吹き出し部TT3)には保留表示枠FL1が拡張してもオーバーラップしない場合がある。このように、拡張後の保留表示枠FL1の表示態様を拡張表示態様という場合がある。なお、この演出例では、拡張前の保留表示枠FL1と拡張後の保留表示枠FL1の図を表しているが、拡張アニメは、保留表示枠FL1が段階的に拡張するものも含まれる。
その後、図339(c4)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、保留表示枠FL1の上部において、忍者のキャラクタNJ1が表れる様子が示されている。なお、忍者のキャラクタNJ1は、家紋役物224Eに一部がオーバーラップされており、家紋役物224Eに一部がオーバーラップされていない場合よりも視認困難とされている。
図339(c5)では、家紋役物224Eが初期位置に向けて下降する様子が示されている。すると、忍者のキャラクタNJ1のうち、家紋役物224Eにオーバーラップされていない部分が拡大し、視認が容易とされている。また、第1装飾図柄表示装置208Lでは、忍者のキャラクタNJ1が手裏剣SH1を投てきしている様子が示されている。この手裏剣SH1は、チュートリアル表示部TT1に向かって移動している。
その後、図339(c6)では、家紋役物224Eが初期位置に戻っている様子が示されている。また、第1装飾図柄表示装置208Lでは、手裏剣SH1が、チュートリアル表示部TT1と重なり、チュートリアル表示部TT1の一部が爆発するエフェクトEF2の表示が行われている。このエフェクトEF2は、チュートリアル表示部TT1の一部を視認困難としている。これにより、チュートリアル表示部TT1に予告表示が行われて大当りへの信頼度が高くなるかもしれないという期待感を遊技者に持たせることができる場合がある。
すると、図339(c7)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、チュートリアル表示部TT1に準備中画像RDYが表示され、これに対応するミニゲームあるいはタイマ予告演出が開始されることが報知される。この準備中画像RDYは、背景色が緑色となっており、デフォルトの表示態様とされている。なお、この演出において、準備中画像RDYに換えて、タイマ予告表示が表示されてタイマ予告演出が開始されてもよいし、ミニゲームが開始されてもよいし、予告表示が行われてもよい。
図340は、保留表示枠の拡張演出の一例について段階的に示す図である。
図340(a1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の下部にUI部UI2が配置されている。この演出例におけるUI部UI2は、左側に保留アイコン表示領域が形成されている。保留アイコン表示領域は、4つの枠によって仕切られ、それぞれ保留表示枠を構成し、各枠内に保留アイコンが1つずつ表示されるように構成されている。図340(a1)に示されるタイミングでは、保留アイコン表示領域には、4つの保留アイコンが各枠内に収容されており、第1の保留アイコンh11〜第4の保留アイコンh14のうちの第2の保留アイコンh12は、先読み予告の表示態様(例えば、青色で点灯する表示態様)であり、その他の保留アイコンは、デフォルトの表示態様とされている。また、第1の保留アイコンh11が収容されている枠の上方には、変動アイコン表示領域が形成されており、図柄変動表示中では、この変動アイコン表示領域に変動アイコンh0が表示される。ここで、変動アイコンh0が表示されている領域についてもUI部UI2に含まれるものとしてもよい。また、保留アイコン表示領域の右側には、チュートリアル表示部TT7が配置されている。図340(a1)に示されるタイミングでは、チュートリアル表示部TT7には、準備中画像RDYが表示されている。また、第1装飾図柄表示装置208Lでは、装飾図柄の変動表示が行われている。なお、変動アイコンh0及び第1の保留アイコンh11〜第4の保留アイコンh14のいずれも、装飾図柄にオーバーラップしていない。
第2装飾図柄表示装置208Mでは、表示画面の上部において、第2装飾図柄の変動表示が行われている。なお、この演出例では、ステージ名表示部ST1、受付回数表示850及びストックボタン画像852のいずれも表示されていない。
第3装飾図柄表示装置208Nでは、表示画面上部において特図1及び特図2の第2保留数表示が表示されているが、殿様のキャラクタは表示されていない。また、背景表示も剣豪リーチの背景表示とされている。
また、第1装飾図柄表示装置208Lの下方には、上述した家紋役物224Eが配置され、第1装飾図柄表示装置208Lの上方には、上述した八代役物224Faと将軍役物224Fbとが配置されている。なお、図340(a1)に示されるタイミングでは、家紋役物224Eは、第2の保留アイコンh12の表示色に合わせて、青色に発光している。
その後、図340(a2)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、保留アイコン表示領域が拡大して表示されている様子が示されている。保留アイコン表示領域の拡大表示は、例えば、徐々に拡大するアニメーション表示等により行うことができる。図340(a2)に示されるタイミングでは、先読み予告の表示態様である、第2の保留アイコンh12が収容されている保留表示枠が表示画面の中央で拡大表示されている。すなわち、この演出例では、第2の保留アイコンh12が収容されている保留表示枠が拡張した態様で表示されているということができる。また、この演出例では、チュートリアル表示部TT7は、保留表示枠の拡大表示により表示画面外となってしまうが、チュートリアル表示部TT7において表示されていた準備中画像RDYは、表示位置を変更せず、チュートリアル表示部TT7とは分離されて表示画面の右下部分に表示される。なお、このとき、準備中画像RDYが保留表示枠や保留アイコンの一部にオーバーラップするようにしてもよい。なお、図340(a2)に示されるタイミングでは、第1装飾図柄は、第3装飾図柄表示装置208Nにおいて変動表示している。
その後、図340(a3)に示されるタイミングになると、青色で発光していた家紋役物224Eの発光色が緑色に変化する。すなわち、第2の保留アイコンh12の表示色が青色から緑色に変化することを予告しているということができる。
その後、図340(a4)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、拡大表示された第2の保留アイコンh12の表示色が青色から緑色に変更されている。これにより、遊技者は、第2の保留アイコンh12に対応する保留にかかる図柄変動表示に対する大当りへの期待感を高めることができる場合がある。
その後、図340(a5)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、保留アイコン表示領域が縮小してデフォルトの表示態様に戻る。保留アイコン表示領域の縮小表示は、例えば、徐々に縮小するアニメーション表示等により行うことができる。この演出例では、このようにして保留表示枠を拡張し、拡張した保留表示枠で保留アイコンの表示態様の変更演出を行うことができる。また、この演出例では、保留アイコン表示領域の縮小表示により出現するチュートリアル表示部TT7に準備中画像RDYが収容される態様で表示されるようになる。
図340(b1)〜同図(b2)は、図340(a1)〜同図(a5)に示す演出例の別の形態について示されている。なお、図340(b1)に示す演出は、図340(a1)に示す演出と同じであるので、説明を省略する。
図340(b2)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、図340(a2)に示して上述した要領で保留アイコン表示領域が拡大して表示されている様子が示されている。このとき、保留アイコン表示領域は、表示画面の下方に表示されており、拡大表示された保留アイコンとともに準備中画像RDYによってオーバーラップされている。また、図340(b2)に示す演出例では、表示画面の右上部分にサブウィンドウWP3が出現し、図340(b1)において第1装飾図柄表示装置208Lで表示されていた装飾図柄の変動表示に係る表示(メイン表示)が表示されている。なお、サブウィンドウWP3における表示では、UI部UI2は非表示とされているが、表示されていてもよい。また、このサブウィンドウWP3は、拡大表示された保留アイコン表示領域の一部にオーバーラップしている。このように、この演出例では、或る演出が実行される前の背景において図柄変動表示の状況を把握することができる場合がある。
続いて、図341〜図343を参照しながら球抜きエラーが発生した場合の警告表示の表示例について説明する。ここで、図341は、球抜きエラー表示の表示例について示す図であり、図342は、球抜きエラー表示の表示例について示す図であり、図343は、球抜きエラー表示の表示例について示す図である。なお、球抜きエラーの警告表示(以下、「球抜きエラー表示」という。)の表示位置は、一定の場所とされているが、いずれの位置を表示位置とするかは、適宜に設定可能である。以下の説明では、球抜きエラー表示の表示位置のバリエーションも含めて表示例を以下に示す。なお、この球抜きエラー表示は、球抜ボタン130が操作されて下皿満タン状態が解消されて球抜きエラーが解消された場合に消去されるようになっている。また、以下に示す演出例では、球抜きエラー表示の表示例について示すものであるが、例えば、前面枠扉106が開放されたときに発生する扉開放エラー等にも適用可能である。また、球抜きエラー表示を行っているときに、エラー音を併せて出力してもよいし、出力しないようにしてもよい。
図341(a1)〜同図(a2)に示す演出例は、例えば、図310(c)〜同図(d)に示す演出例において球抜きエラーが発生した場合の警告表示の表示例について示されている。図341(a1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、シャッタ画像により閉鎖状態とされたチュートリアル表示部TT1の一部にオーバーラップして球抜きエラー表示ERR1が表示されている様子が示されている。球抜きエラー表示ERR1では、「球を抜いてください」の表示が行われ、下皿に貯留されている遊技球を輩出して下皿満タン状態を解消させることを促している。
そして、図341(a2)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、シャッタ画像が開放されて準備中画像RDYが表示されたチュートリアル表示部TT1に球抜きエラー表示ERR1の一部がオーバーラップして表示されている様子が示されている。これにより、球抜き表示を見ることで準備中画像RDYに気づくことができるようになる場合がある。また、準備中画像RDYを見ることで球抜きエラー表示ERR1に気づくことができる場合がある。また、早く球抜きをして球抜きエラー表示ERR1を消去させることで、そこで行われている演出表示を楽しませることができる場合がある。また、球抜きエラー表示ERR1と準備中画像RDYを同時に見て、準備中画像RDYの表示が終了したら球抜きをするきっかけを与えることができる場合がある。
図341(b1)〜同図(b2)に示す演出例は、例えば、図312(c1)〜同図(c2)に示す演出例において球抜きエラーが発生した場合の警告表示の表示例について示されている。図341(b1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、残時間表示メータMT4に球抜きエラー表示ERR1の一部がオーバーラップしている様子が示されている。すなわち、この演出例では、複数の表示で構成されるタイマ予告のうちの一の表示が球抜きエラー表示ERR1によりオーバーラップされているということができる。
その後、図341(b2)に示すように、タイマ表示の残時間が少なくなるに応じて残時間表示メータMT4が短くなると、球抜きエラー表示ERR1によるオーバーラップ状態が解消されれ、残時間表示メータMT4が視認容易な状態となる。これにより、球抜きエラー表示ERR1を見ることで残時間表示メータMT4に気づくことができるようになる場合がある。また、残時間表示メータMT4を見ることで球抜きエラー表示ERR1に気づくことができる場合がある。また、早く球抜きをして球抜きエラー表示ERR1を消去させることで、そこで行われている演出表示を楽しませることができる場合がある。また、球抜きエラー表示ERR1と残時間メータMT4を同時に見て、残時間メータMT4の表示が終了したら球抜きをするきっかけを与えることができる場合がある。
図341(c1)〜同図(c2)に示す演出例は、例えば、図313(b4)〜同図(b5)に示す演出例において球抜きエラーが発生した場合の警告表示の表示例について示されている。図341(c1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、球抜きエラー表示ERR1が敵役の剣豪のキャラクタにオーバーラップしているが、合体アニメーションに係る半透明ボタン画像136qにはオーバーラップしていない様子が示されている。なお、このときに、球抜きエラー表示ERR1が合体アニメーション中の半透明ボタン画像136qにオーバーラップしてもよい。
その後、図341(c2)に示すように、半透明ボタン画像139qが近接すると、球抜きエラー表示ERR1の一部がオーバーラップするようになる。これにより、球抜き表示を見ることで合体アニメーションに気づくことができるようになる場合がある。また、合体アニメーションを見ることで球抜きエラー表示ERR1に気づくことができる場合がある。また、早く球抜きをして球抜きエラー表示ERR1を消去させることで、そこで行われている演出表示を楽しませることができる場合がある。また、球抜きエラー表示ERR1と合体アニメーションを同時に見て、合体アニメーションの表示が終了したら球抜きをするきっかけを与えることができる場合がある。
図341(d1)〜同図(d2)に示す演出例は、例えば、図320(f)〜同図(g)に示す演出例において球抜きエラーが発生した場合の警告表示の表示例について示されている。図341(d1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、球抜きエラー表示ERR1の一部が装飾図柄の右図柄と残時間メータMTにオーバーラップするように表示されているが、チュートリアル表示部TT1を含むUI部UI3にはオーバーラップされていない。
その後、図341(d2)に示すように、チュートリアル表示部TT1において準備中画像RDYが再び表示され、2回目のタイマ予告演出が開始されることが報知されるが、準備中画像RDYの再表示時には、1回目の準備中画像RDYが表示されたときと比べて拡大して表示される。そのため、今までチュートリアル表示部TT1にオーバーラップしていなかった球抜きエラー表示ERR1の一部によって準備中画像RDYがオーバーラップされるようになる。これにより、球抜き表示を見ることで拡大された準備中画像RDYに気づくことができるようになる場合がある。また、準備中画像RDYを見ることで球抜きエラー表示ERR1に気づくことができる場合がある。また、早く球抜きをして球抜きエラー表示ERR1を消去させることで、そこで行われている演出表示を楽しませることができる場合がある。また、球抜きエラー表示ERR1と拡大された準備中画像RDYを同時に見て、準備中画像RDYの表示が終了したら球抜きをするきっかけを与えることができる場合がある。
図341(e1)〜同図(e2)に示す演出例は、例えば、図321(a5)〜同図(a6)に示す演出例において球抜きエラーが発生した場合の警告表示の表示例について示されている。図341(e1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、球抜きエラー表示ERR1の一部が剣豪のキャラクタが描かれた領域に一部がオーバーラップしているが、殿様のキャラクタが描かれた領域にはオーバーラップしていない。
その後、図341(e2)に示すように、遊技者による演出ボタン136の長押し操作が行われた結果、上方に配置された殿様のキャラクタが描かれた領域が拡大し、すると、当該殿様のキャラクタが描かれた領域に球抜きエラー表示ERR1の一部がオーバーラップするようになる。これにより、球抜き表示を見ること殿様のキャラクタと敵役の剣豪のキャラクタとの優劣に気づくことができるようになる場合がある。また、殿様のキャラクタと敵役の剣豪のキャラクタとの優劣を見ることで球抜きエラー表示ERR1に気づくことができる場合がある。また、早く球抜きをして球抜きエラー表示ERR1を消去させることで、そこで行われている演出表示を楽しませることができる場合がある。また、球抜きエラー表示ERR1及び殿様のキャラクタと敵役の剣豪のキャラクタとの優劣を同時に見て、殿様のキャラクタと敵役の剣豪のキャラクタとの優劣の表示が終了したら球抜きをするきっかけを与えることができる場合がある。
図341(f1)〜同図(f2)に示す演出例は、例えば、図323(e)〜同図(f)に示す演出例において球抜きエラーが発生した場合の警告表示の表示例について示されている。図341(f1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、球抜きエラー表示ERR1の一部が第2準備中画像RDY2にオーバーラップしている様子が示されている。一方、「Go」の文字が表示された表示領域(第1準備中画像RDYが表示されていた表示領域)にはオーバーラップしていない。
その後、図341(f2)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、「Go」の文字がその表示領域とともに消去され、第2準備中画像RDY2が下方にスライド移動し、チュートリアル表示部TT1の位置まで移動する準備中画像移動アニメが行われている。また、第1準備中画像RDY1に対応するタイマ予告演出によるタイマ表示のカウントダウンが完了したことに応じた予告演出(先行開始予告演出)が開始し、忍者のキャラクタNJ4が出現している様子が示されている。このとき、球抜きエラー表示ERR1と第2準備中画像RDY2とのオーバーラップ状態は解消されている。一方、球抜きエラー表示ERR1の一部が忍者のキャラクタNJ4にオーバーラップしている。また、忍者のキャラクタNJ4に球抜きエラー表示ERR1がオーバーラップしなくてもよい。これにより、球抜きエラー表示ERR1を見ること第2準備中画像RDY2や忍者のキャラクタNJ4の表示に気づくことができるようになる場合がある。また、第2準備中画像RDY2や忍者のキャラクタNJ4を見ることで球抜きエラー表示ERR1に気づくことができる場合がある。また、早く球抜きをして球抜きエラー表示ERR1を消去させることで、そこで行われている演出表示を楽しませることができる場合がある。また、球抜きエラー表示ERR1及び第2準備中画像RDY2や忍者のキャラクタNJ4を同時に見て、第2準備中画像RDY2や忍者のキャラクタNJ4の表示が終了したら球抜きをするきっかけを与えることができる場合がある。
図342(a1)〜同図(a2)に示す演出例は、例えば、図326(a3)〜同図(a4)に示す演出例において球抜きエラーが発生した場合の警告表示の表示例について示されている。図342(a1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、球抜きエラー表示ERR1がルーレット盤RRの左側に表示されている。このとき、球抜きエラー表示ERR1は、いずれの表示に対してもオーバーラップされていない。
その後、図342(a2)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、チュートリアル表示部TT1に第1準備中画像RDY1が姫のキャラクタHMEがその右上部分に付加されて表示され、表示画面の左上には、第3準備中画像RDY3が爺のキャラクタGIIが隣接するようにして表示され、第3準備中画像RDY3の下方にチビ姫のキャラクタCHMがそれぞれ表示される。このとき、球抜きエラー表示ERR1の一部がチビ姫のキャラクタCHMにオーバーラップされている。すなわち、この演出例では、複数の準備中画像のうちの一部について球抜きエラー表示ERR1の少なくとも一部がオーバーラップしている様子が示されているということができる。これにより、球抜きエラー表示ERR1を見ることで複数の準備中画像(キャラクタを含む)のうちの少なくともいずれかの表示に気づくことができるようになる場合がある。また、複数の準備中画像を見ることで球抜きエラー表示ERR1に気づくことができる場合がある。また、早く球抜きをして球抜きエラー表示ERR1を消去させることで、そこで行われている演出表示を楽しませることができる場合がある。また、球抜きエラー表示ERR1及び複数の準備中画像を同時に見て、準備中画像の表示が終了したら球抜きをするきっかけを与えることができる場合がある。
図342(b1)〜同図(b2)に示す演出例は、例えば、図326(b1)〜同図(b2)に示す演出例において球抜きエラーが発生した場合の警告表示の表示例について示されている。図342(b1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、球抜きエラー表示ERR1がルーレット盤RRの左側に表示されている。このとき、球抜きエラー表示ERR1は、いずれの表示に対してもオーバーラップされていない。
その後、図342(b2)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、第3準備中画像RDY3が爺のキャラクタGIIが隣接するようにして表示される。すなわち、爺のキャラクタGIIに対応した位置に爺のキャラクタGIIを登場するとともに、爺のキャラクタGIIに伴って出現する準備中画像も、爺のキャラクタGIIに隣接する位置に表示される。この場合は、図342(a2)に示す演出例とは異なり、或る演出に対応する準備中画像(チビ姫のキャラクタCHM)が表示されていないので、球抜きエラー表示ERR1は、いずれの表示に対してもオーバーラップされていない。
図342(c1)〜同図(c2)に示す演出例は、例えば、図328(b)〜同図(e)に示す演出例において球抜きエラーが発生した場合の警告表示の表示例について示されている。図342(c1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、図328(b)に示す演出において、球抜きエラー表示ERR1が左側予告表示領域CULの略中央に表示されている様子が示されている。このとき、球抜きエラー表示ERR1は、いずれの表示に対してもオーバーラップされていない。
その後、図342(c2)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、図328(e)に示す演出において、チュートリアル表示部TT1に表示されていた準備中画像RDYに基づいて実行されるミニゲームに成功した結果、左側予告表示領域CULにおいてチャンスアップカットイン画像WCIが表示されている様子が示されている。このとき、球抜きエラー表示ERR1の一部が、このチャンスアップカットイン画像WCIにオーバーラップしている様子が示されている。これにより、球抜きエラー表示ERR1を見ることでチャンスアップカットイン画像WCIの表示に気づくことができるようになる場合がある。また、チャンスアップカットイン画像WCIを見ることで球抜きエラー表示ERR1に気づくことができる場合がある。また、早く球抜きをして球抜きエラー表示ERR1を消去させることで、そこで行われている演出表示を楽しませることができる場合がある。また、球抜きエラー表示ERR1及びチャンスアップカットイン画像WCIを同時に見て、チャンスアップカットイン画像WCIの表示が終了したら球抜きをするきっかけを与えることができる場合がある。
図342(d1)〜同図(d2)に示す演出例は、例えば、図330(b1)〜同図(b2)に示す演出例において球抜きエラーが発生した場合の警告表示の表示例について示されている。図342(d1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、図330(b1)に示す演出例において、球抜きエラー表示ERR1がチュートリアル表示部TT1の上方に表示されている様子が示されている。このとき、球抜きエラー表示ERR1は、いずれの表示に対してもオーバーラップされていない。
その後、図342(d2)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、上述した追っかけ演出が開始されている。追っかけ演出が開始されると、表示画面の右上部分にサブウィンドウWP3が出現し、図342(d2)において第1装飾図柄表示装置208Lで表示されていた装飾図柄の変動表示に係る表示(メイン表示)が表示されている。なお、第1準備中画像RDY1と第3準備中画像RDY3は、表示位置を変更せず引き続き表示されている。なお、この場合、サブウィンドウWP3には、2つの準備中画像RDY1,RDY3のうちの、チュートリアル表示部TT1に表示された第1準備中画像RDY1のみがサブウィンドウWP3に表示され、第3準備中画像RDY3はサブウィンドウWP3においては表示されていない。このとき、球抜きエラー表示ERR1は、サブウィンドウWP3に表示されず、表示位置を変更せず引き続き表示される。なお、このとき、球抜きエラー表示ERR1の少なくとも一部がサブウィンドウWP3にオーバーラップされてもよい。
図342(e1)〜同図(e2)に示す演出例は、例えば、図330(d1)〜同図(d2)に示す演出例において球抜きエラーが発生した場合の警告表示の表示例について示されている。図342(e1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、図330(d1)に示す演出例において、球抜きエラー表示ERR1が表示画面の右上隅部に表示されている様子が示されている。このとき、球抜きエラー表示ERR1は、いずれの表示に対してもオーバーラップされていない。
その後、図342(e2)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、背景表示が約3/4に縮小されるとともに、縮小された背景画像が反時計方向に約10度傾くシェイクビジョン演出が行われている様子が示されている。この場合、チュートリアル表示部TT1において表示されていた準備中画像RDYは、表示態様も表示位置も変化しないで表示状態が維持されている。すなわち、準備中画像RDYは、背景表示とともに表示が傾くことはしない様子が示されている。このとき、球抜きエラー表示ERR1は、シェイクビジョン演出が行われている場合でも表示位置は変更されず、また、傾斜もせず、表示状態が維持される。このとき、背景画像が傾斜することにより、余白部分が黒色で表される。そして、球抜きエラー表示ERR1の一部がこの余白部分に重なっており、例えば、球抜きエラー表示ERR1が黒色の文字で表示されている場合には、余白部分の色と同化され、一部が視認困難となる場合がある。
図342(f1)〜同図(f2)に示す演出例は、例えば、図331(a1)〜同図(a2)に示す演出例において球抜きエラーが発生した場合の警告表示の表示例について示されている。図342(f1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、図331(a1)に示す演出例において、球抜きエラー表示ERR1がチュートリアル表示部TT1の上方に表示されている様子が示されている。このとき、球抜きエラー表示ERR1は、いずれの表示に対してもオーバーラップされていない。
その後、図342(f2)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、UI部UI3の下方から第1ステップアップ表示部SUAがせりあがり、UI部UI3を持ち上げるようにして表示されている様子が示されている。このとき、球抜きエラー表示ERR1は、UI部UI3がせりあがったことにより、チュートリアル表示部TT1に少なくとも一部がオーバーラップしている。すなわち、UI部UI3の表示領域が拡大したことにより、球抜きエラー表示ERR1がUI部UI3にオーバーラップするようになる。これにより、球抜きエラー表示ERR1を見ることで第1ステップアップ表示部SUAにおける演出の発生に気づくことができるようになる場合がある。また、UI部UI3がせりあがるのを見ることで球抜きエラー表示ERR1に気づくことができる場合がある。また、早く球抜きをして球抜きエラー表示ERR1を消去させることで、そこで行われている演出表示を楽しませることができる場合がある。また、球抜きエラー表示ERR1及び第1ステップアップ表示部SUAにおける演出を同時に見て、第1ステップアップ表示部SUAの表示が終了したら球抜きをするきっかけを与えることができる場合がある。
図343(a1)〜同図(a2)に示す演出例は、例えば、図333(d)〜同図(e)に示す演出例において球抜きエラーが発生した場合の警告表示の表示例について示されている。図343(a1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、図333(d)に示す演出例において、球抜きエラー表示ERR1の一部がチュートリアル表示部TT1の上部にオーバーラップされている様子が示されている。すなわち、この演出例では、UI部UI3がUI部FOアニメによってフレームアウトする前では、球抜きエラー表示ERR1がUI部UI3にオーバーラップする様子が示されている。
その後、図343(a2)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、UI部UI3がUI部FOアニメによりフレームアウトしている様子が示されている。この演出例では、UI部FOアニメによりUI部UI3が下方にフレームアウトする途中で球抜きエラー表示ERR1のUI部UI3へのオーバーラップ状態が解消されている様子が示されている。
図343(b1)〜同図(b2)に示す演出例は、例えば、図337(a3)〜同図(a5)に示す演出例において球抜きエラーが発生した場合の警告表示の表示例について示されている。図343(b1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、図337(a3)に示す演出例において、球抜きエラー表示ERR1の一部がUI部ワイプ表示部WP4にオーバーラップしている様子が示されている。なお、このときは、UI部ワイプ表示部WP4に表示されているバイクに乗った殿様のキャラクタにはオーバーラップしていない。
その後、図343(b2)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、バイクに乗った殿様のキャラクタがUI部ワイプ表示部WP4の右端部まで移動している様子が示されている。このとき、球抜きエラー表示ERR1の一部が、UI部ワイプ表示部WP3とともに、バイクに乗った殿様のキャラクタにオーバーラップしている。これにより、球抜きエラー表示ERR1を見ることでUI部ワイプ表示部WP3における演出表示に気づくことができるようになる場合がある。また、UI部ワイプ表示部WP3における演出表示を見ることで球抜きエラー表示ERR1に気づくことができる場合がある。また、早く球抜きをして球抜きエラー表示ERR1を消去させることで、そこで行われている演出表示を楽しませることができる場合がある。また、球抜きエラー表示ERR1及びUI部ワイプ表示部WP3における演出表示を同時に見て、UI部ワイプ表示部WP3における演出表示が終了したら球抜きをするきっかけを与えることができる場合がある。
図343(c1)〜同図(c2)に示す演出例は、例えば、図340(b1)〜同図(b2)に示す演出例において球抜きエラーが発生した場合の警告表示の表示例について示されている。図343(c1)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、図340(b1)に示す演出例において、球抜きエラー表示ERR1が表示画面の右側に表示されており、一部が装飾図柄にオーバーラップしている様子が示されている。なお、他の表示に対してはオーバーラップしていない。
その後、図343(c2)に示す第1装飾図柄表示装置208Lでは、保留アイコン表示領域が拡大して表示されている様子が示されている。このとき、保留アイコン表示領域は、表示画面の下方に表示されており、拡大表示された保留アイコンとともに準備中画像RDYによってオーバーラップされている。また、図343(c2)に示す演出例では、表示画面の右上部分にサブウィンドウWP3が出現し、図343(c1)において第1装飾図柄表示装置208Lで表示されていた装飾図柄の変動表示に係る表示(メイン表示)が表示されている。なお、サブウィンドウWP3における表示では、UI部UI2は非表示とされている。また、このサブウィンドウWP3は、拡大表示された保留アイコン表示領域の一部にオーバーラップしている。このとき、球抜きエラー表示ERR1は、一部がサブウィンドウWP3にオーバーラップし、他の一部が保留アイコン表示領域にオーバーラップしている。なお、球抜きエラー表示ERR1は、サブウィンドウWP3には表示されておらず、表示位置が維持されている。これにより、球抜きエラー表示ERR1を見ることで拡大表示された保留アイコン表示領域における保留アイコンの表示態様の変化演出に気づくことができるようになる場合がある。また、保留アイコン表示領域における保留アイコンの表示態様の変化演出を見ることで球抜きエラー表示ERR1に気づくことができる場合がある。また、早く球抜きをして球抜きエラー表示ERR1を消去させることで、そこで行われている演出表示を楽しませることができる場合がある。また、球抜きエラー表示ERR1及び保留アイコン表示領域における保留アイコンの表示態様の変化演出を同時に見て、保留アイコン表示領域における保留アイコンの表示態様の変化演出が終了したら球抜きをするきっかけを与えることができる場合がある。
図343(d1)〜同図(d3)に示す演出例は、球抜きエラー表示ERR1の表示態様のバリエーションについて示している。
図343(d1)に示す球抜きエラー表示ERR1は、「球を抜いてください」の表示が方形状の枠で囲まれた表示態様となっており、背景が透明とされている。そのため、球抜きエラー表示ERR1が表示された場合でも、球抜きエラー表示ERR1の表示を目立たせることができるとともに、球抜きエラー表示ERR1の背面側の表示の視認性の影響を小さくすることができる場合がある。
図343(d2)に示す球抜きエラー表示ERR1は、図343(d1)に示す球抜きエラー表示ERR1と同じ態様であるが、背景が不透明とされている。そのため、球抜きエラー表示ERR1が表示された場合に、球抜きエラー表示ERR1の視認性はよくなるが、球抜きエラー表示ERR1の背面側は視認困難とされる場合がある。
図343(d3)に示す球抜きエラー表示ERR1は、図343(d2)に示す球抜きエラー表示ERR1の別の表示態様であり、黒地の背景に「球を抜いてください」の表示を白抜きで表した態様とされている。
なお、以上説明した実施形態では、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置280M及び第3装飾図柄表示装置208Nの3つの装飾図柄表示装置を用いて説明したが、装飾図柄表示装置を1つだけ備えたパチンコ機100であっても適用可能であることはいうまでもない。また、装飾図柄表示装置が2つ設けられたパチンコ機に適用することもできるし、装飾図柄表示装置が4つ以上設けられたパチンコ機であっても適用することができる。
以上、図257〜図343を用いた説明では、パチンコ機(弾球遊技機)に適用させた例について詳細に説明したが、本発明の遊技台は、これに限るものではなく、例えば、メダルや遊技球(パチンコ球)を使用する回胴遊技機(スロットマシン)にも適用可能である。すなわち、これまでに説明したパチンコ機100は、ぱちんこ(1種+1種)であるが、他のぱちんこ(例えば、1種、2種、3種、1種+2種等)でもよく、スロット等(パロット、じゃん球)でもよい。より具体的には、メダル(遊技媒体)を投入してスタートレバーを操作することでリールを回転させるとともに、内部抽選によって役を内部決定し、ストップボタンを操作することでリールを停止させたときに、図柄表示窓上に内部決定に応じて予め定められた図柄の組み合わせが表示されると役が成立し、メダルの払い出しを伴う役が成立した場合には、規定数のメダルを払い出すなど遊技者に特典が与えられるようした回胴遊技機(スロットマシン)であってもよい。あるいは、所定数の遊技球を封入球として封入し、前記封入球を遊技領域へ発射して遊技を行い、所定の進入領域に前記封入球が入賞したことに基づいて遊技者に所定の遊技価値を付与し、前記所定の進入領域に入賞した前記封入球または入賞しなかった前記封入球を再び前記遊技領域へ発射して循環使用可能な封入球式遊技台であってもよい。
このように、本発明は、様々な種類の遊技台に適用可能であり、以下、図面を用いてさらに具体的に説明する。
図344は、本発明を適用可能な封入式のパチンコ機の正面図である。
図344に示す封入式のパチンコ機900では、所定数の遊技媒体(例えば、遊技球)を遊技台内部で循環させる。すなわち、発射手段901から遊技領域902に発射された遊技媒体が、遊技領域902から排出されて再び発射手段901へ供給可能としている。また、遊技媒体の数(賞球、貸球、総持玉数等)の情報や、その他の情報を表示する表示手段903が遊技台前面の遊技領域902の下方に配設されており、図1に示す上皿126や下皿128は設けられていない。
図345は、本発明を適用可能なスロットマシンを正面側(遊技者側)から見た外観斜視図である。
このスロットマシン1000は、本体1001と、本体1001の正面に取付けられ、本体1001に対して開閉可能な前面扉1002と、を備える。本体1001の中央内部には、(図345において図示省略)外周面に複数種類の図柄が配置されたリールが3個(左リール1010、中リール1011、右リール1012)収納され、スロットマシン1000の内部で回転できるように構成されている。これらのリール1010乃至1012はステッピングモータ等の駆動手段により回転駆動される。
図345に示すスロットマシン1000では、各図柄は帯状部材に等間隔で適当数印刷され、この帯状部材が所定の円形筒状の枠材に貼り付けられて各リール1010乃至1012が構成されている。リール1010乃至1012上の図柄は、遊技者から見ると、図柄表示窓1013から縦方向に概ね3つ表示され、合計9つの図柄が見えるようになっている。そして、各リール1010乃至1012を回転させることにより、遊技者から見える図柄の組み合せが変動することとなる。つまり、各リール1010乃至1012は複数種類の図柄の組合せを変動可能に表示する表示手段として機能する。なお、このような表示手段としてはリール以外にも液晶表示装置等の電子画像表示装置も採用できる。また、図345に示すスロットマシン1000では、3個のリールをスロットマシン1000の中央内部に備えているが、リールの数やリールの設置位置はこれに限定されるものではない。
各々のリール1010乃至1012の裏面には、図柄表示窓1013に表示される個々の図柄を照明するためのバックライト(図345において図示省略)が配置されている。バックライトは、各々の図柄ごとに遮蔽されて個々の図柄を均等に照射できるようにすることが望ましい。なお、スロットマシン1000内部において各々のリール1010乃至1012の近傍には、投光部と受光部から成る光学式センサ(図示省略)が設けられており、この光学式センサの投光部と受光部の間をリールに設けられた一定の長さの遮光片が通過するように構成されている。このセンサの検出結果に基づいてリール上の図柄の回転方向の位置を判断し、目的とする図柄が入賞ライン上に表示されるようにリール1010乃至1012を停止させる。
入賞ライン表示ランプ1020は、有効となる入賞ライン1014を示すランプである。有効となる入賞ラインは、遊技媒体としてベットされたメダルの数によって予め定まっている。入賞ライン1014は5ラインあり、例えば、メダルが1枚ベットされた場合、中段の水平入賞ラインが有効となり、メダルが2枚ベットされた場合、上段水平入賞ラインと下段水平入賞ラインが追加された3本が有効となり、メダルが3枚ベットされた場合、右下り入賞ラインと右上り入賞ラインが追加された5ラインが入賞ラインとして有効になる。なお、入賞ライン1014の数については5ラインに限定されるものではなく、また、例えば、メダルが1枚ベットされた場合に、中段の水平入賞ライン、上段水平入賞ライン、下段水平入賞ライン、右下り入賞ラインおよび右上り入賞ラインの5ラインを入賞ラインとして有効としてもよい。
告知ランプ1023は、例えば、内部抽選において特定の入賞役(具体的には、ボーナス)に内部当選していること、または、ボーナス遊技中であることを遊技者に知らせるランプである。遊技メダル投入可能ランプ1024は、遊技者が遊技メダルを投入可能であることを知らせるためのランプである。再遊技ランプ1022は、前回の遊技において入賞役の一つである再遊技に入賞した場合に、今回の遊技が再遊技可能であること(メダルの投入が不要であること)を遊技者に知らせるランプである。リールパネルランプ1028は演出用のランプである。
ベットボタン1030乃至1032は、スロットマシン1000に電子的に貯留されているメダル(クレジットという。)を所定の枚数分投入するためのボタンである。図345に示すスロットマシン1000においては、ベットボタン1030が押下される毎に1枚ずつ最大3枚まで投入され、ベットボタン1031が押下されると2枚投入され、ベットボタン1032が押下されると3枚投入されるようになっている。以下、ベットボタン1032はMAXベットボタンとも言う。なお、遊技メダル投入ランプ1029は、投入されたメダル数に応じた数のランプを点灯させ、規定枚数のメダルの投入があった場合、遊技の開始操作が可能な状態であることを知らせる遊技開始ランプ1021が点灯する。
メダル投入口1034は、遊技を開始するに当たって遊技者がメダルを投入するための投入口である。すなわち、メダルの投入は、ベットボタン1030乃至1032により電子的に投入することもできるし、メダル投入口1034から実際のメダルを投入(投入操作)することもでき、投入とは両者を含む意味である。貯留枚数表示器1025は、スロットマシン1000に電子的に貯留されているメダルの枚数を表示するための表示器である。遊技情報表示器1026は、各種の内部情報(例えば、ボーナス遊技中のメダル払出枚数)を数値で表示するための表示器である。払出枚数表示器1027は、何らかの入賞役に入賞した結果、遊技者に払出されるメダルの枚数を表示するための表示器である。
スタートレバー1035は、リール1010乃至1012の回転を開始させるためのレバー型のスイッチである。即ち、メダル投入口1034に所望するメダル枚数を投入するか、ベットボタン1030乃至1032を操作して、スタートレバー1035を操作すると、リール1010乃至1012が回転を開始することとなる。スタートレバー1035に対する操作を遊技の開始操作と言う。このスロットマシン1000では、スタートレバー1035が操作されたことに基づいて、複数種類の役のうち、いずれの役に当選しているか否かの抽選を行う内部抽選処理が実行され、スロットマシン1000を遊技者にとって相対的に有利な状態とするかあるいは相対的に不利な状態にするかが決定される。
ストップボタンユニット1036には、ストップボタン1037乃至1039が設けられている。ストップボタン1037乃至10310は、スタートレバー1035の操作によって回転を開始したリール1010乃至1012を個別に停止させるためのボタン型のスイッチであり、各リール1010乃至1012に対応づけられている。以下、ストップボタン1037乃至1039に対する操作を停止操作と言い、最初の停止操作を第1停止操作、次の停止操作を第2停止操作、最後の停止操作を第3停止操作という。なお、各ストップボタン1037乃至1039の内部に発光体を設けてもよく、ストップボタン1037乃至1039の操作が可能である場合、該発光体を点灯させて遊技者に知らせることもできる。
メダル返却ボタン1033は、投入されたメダルが詰まった場合に押下してメダルを取り除くためのボタンである。精算ボタン1043は、スロットマシン1000に電子的に貯留されたメダル、ベットされたメダルを精算し、メダル払出口1055から排出するためのボタンである。ドアキー孔1040は、スロットマシン1000の前面扉1002のロックを解除するためのキーを挿入する孔である。メダル払出口1055は、メダルを払出すための払出口である。
また、図345に示すスロットマシン1000には、図1に示すパチンコ機100に設けられていた操作キーユニット181と同じ操作キーユニット1090が、MAXベットボタン1032とメダル投入口1034の間に設けられている。この操作キーユニット1090も、十字キーとOKボタンとキャンセルボタンを有する。さらに、その操作キーユニット1090の横には、図1に示すパチンコ機100に設けられていたチャンスボタン136と同じ演出ボタン1091が設けられている。
音孔1060はスロットマシン1000内部に設けられているスピーカの音を外部に出力するための孔である。前面扉1002の左右各部に設けられたサイドランプ1044は遊技を盛り上げるための装飾用のランプである。前面扉1002の上部には演出装置1080が配設されている。この演出装置1080は、水平方向に開閉自在な2枚の右扉1063a、左扉1063bからなる扉(シャッタ)部材1063と、この扉部材1063の奥側に配設された液晶表示装置1057(図示省略)を備えており、2枚の右扉1063a、左扉1063bが液晶表示装置1057の手前で水平方向外側に開くと液晶表示装置1057(図示省略)の表示画面がスロットマシン1000正面(遊技者側)に出現する構造となっている。なお、液晶表示装置でなくとも、種々の演出画像や種々の遊技情報を表示可能に構成されていればよく、例えば、ドットマトリクスディスプレイ、有機ELディスプレイ、プラズマディスプレイ、或いは、プロジェクタとスクリーンとからなる表示装置等でもよい。また、表示画面は、方形をなし、その全体を遊技者が視認可能に構成している。図345に示すスロットマシン1000では、表示画面は長方形の平坦面であるが、正方形の平坦面でもよい。また、表示画面の周縁に不図示の装飾物を設けて、表示画面の周縁の一部が該装飾物に隠れる結果、表示画面が異形に見えるようにすることもできる。さらに、表示画面は曲面をなしていてもよい。
以上説明したスロットマシン1000では、操作手段としては、ベットボタン1030〜1032、スタートレバー1035、ストップボタン1037〜1039等の他、操作キーユニット1090(第一の操作手段や第三の操作手段の一例)や演出ボタン1091(第二の操作手段の一例)があげられる。さらに、図345に示すスロットマシン1000では、機器のタイトル等を表示した表示パネル1070が、前側に向かって突出可能である。また、表示パネル1070内部には、発光ダイオード(LED)が内蔵されている。図345に示す表示パネル1070は初期位置にある。この表示パネル1070は、前側に向かって突出してきた場合には、押し込み操作を行うことができ、透過部191と同じように、操作手段(ボタン)として機能し、操作手段の一例(例えば、第一の操作手段の一例)に相当するとともに、可動手段の一例にも相当する。また、操作キーユニット1090の各ボタンや、演出ボタン1091や、表示パネル1070は振動可能である。ただし、操作キーユニット1090の各ボタンは振動しないものであってもよい。
以上の記載では、
作手段[例えば、チャンスボタン136、第2チャンスボタン137、透過部191、十字キー181a、OKボタン181b等]と、
表示手段[例えば、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M、および第3装飾図柄表示装置208Nの全部、あるいはこれら3つの装飾図柄表示装置208L〜Nのうちのいずれか一つ、あるいは二つ、第4表示手段208M’、導光板IL、POVディスプレイ224I等]と、
を備えた遊技台であって、
複数種類の演出を実行可能であり、
前記複数種類の演出のうちの一の演出は、大当り確定演出であり、
前記大当り確定演出は、予告演出のうちの一の演出[例えば、ロゴ役物224Fの第7態様への変化する演出、ロゴ役物224Fが移動する演出、ロゴ役物224F以外の演出可動手段(例えば、家紋役物224E等)が態様を変化させる演出、ロゴ役物224F以外の演出可動手段(例えば、家紋役物224E等)が動作する演出、スピーカ120から大当り確定予告音が出力される演出、各種ランプのLEDが態様を変化させる演出等のうちの一の大当り確定予告演出]であり、
前記表示手段は、表示領域のうちの一部の表示領域(以下、「或る表示領域」という。)[例えば、報知領域HZ、報知領域HZ’]に、数を表す数表示[例えば、99〜1あるいは99〜0等]を表示可能な手段であり、
前記数表示は、リーチ演出として表示が開始される表示ではない表示であり、
前記数表示が表示されている状態において前記操作手段の操作が行われると、該操作手段の操作に応じて、該数表示の数が少ない数になる場合[例えば、1回の操作に応じて、「1」または「2以上」の数が減少する場合]と該数表示が切り替わって前記或る表示領域に予告表示[例えば、「クエスチョンマーク」、「Chance」、「継続」、「SP」、「大盤振舞」、「up」]が表示される場合[例えば、図272(A3)、図272(B2)、図273(B6)、図277(A6)、図280(A7)、図287(A7)、図293(A5)、図305(A6)等]とがあり、
前記予告表示は、複数種類の表示態様が用意された表示であり、
前記複数種類の表示態様のうちの一の表示態様は、大当り確定[例えば、図271(b)に示す「大盤振舞」の大当り期待度が「S」]を表す大当り確定表示態様[例えば、第7態様の「大盤振舞」]であり、
前記予告表示が表示されている状態において前記操作手段の操作が行われても、該操作に応じて該予告表示の表示態様が変化せず[例えば、図278(A3)〜同図(A5)等]、
前記大当り確定演出は、前記表示手段で実行される演出とは異なる演出であり、
前記大当り確定表示態様の予告表示が表示されている状態[例えば、図287(A7)〜図288(A36)に示す状態]で前記大当り確定演出が実行されている場合[例えば、図287(A7)〜同図(A8)の場合]があり、
前記表示手段は、装飾図柄の変動表示を表示可能であり、
リーチ演出が行われずにハズレとなる装飾図柄の変動表示では、前記操作手段の操作に応じて、前記数表示が前記予告表示へ切り替わる場合[例えば、図273(B6)の場合]はあるが前記大当り確定表示態様の予告表示へ切り替わる場合はなく[例えば、図271(f)示すNo.01]、
リーチ演出が行われ大当りとなる装飾図柄の変動表示では、リーチ演出が開始される前であっても[例えば、図287(A7)]開始された後であっても[例えば、図299]、前記操作手段の操作に応じて前記数表示が前記大当り確定表示態様の予告表示へ切り替わる場合がある、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した
た、
『 前記或る表示領域に表示される前記予告表示は、前記表示から切り替わって表示される以外は表示されない表示である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
た、
『 前記数表示は、残り操作回数に関する数の表示であり、
前記数表示の表示が開始した後、該数表示が表す数と同じ回数の前記操作手段の操作が行われた後に、該数表示から前記予告表示に切り替わる場合があり[例えば、図272(A1)〜同図(A3)]、
前記数表示の表示が開始した後、該数表示が表す数と同じ回数の前記操作手段の操作が行われるよりも前に、該数表示から前記予告表示に切り替わる場合がある[例えば、図272(B1)〜同図(B2)]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
た、
『 前記大当り確定演出は、演出音出力手段[例えば、スピーカ120]の音出力による演出である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記大当り確定演出は、演出発光手段[例えば、遊技盤用ランプ532、遊技台枠用ランプ542]の発光による演出である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
た、
『 前記遊技台は、ぱちんこ機[例えば、パチンコ機100]であり、
最終的に大当り図柄態様が確定表示されるか最終的にハズレ図柄態様が確定表示されるかは、図柄変動表示の開始の際に行われる大当り判定[例えば、図262(b)に示す特図関連抽選処理]によって決定され、
前記大当り判定の結果は、前記大当り確定演出が行われるか否かによって変化せず、
前記大当り判定は、遊技盤に設けられた始動口[例えば、第1特図始動口230、第2特図始動口232]に遊技球が進入した場合に取得[例えば、図262(b)に示す入賞判定処理(ステップS209)で取得]される乱数[例えば、大当り判定用乱数値,特図決定用乱数値]を用いた大当り抽選の結果に応じて判定され、
前記大当り抽選において大当りと判定される確率(以下、「大当り確率」という。)は、予め定められており[例えば、当否判定用テーブルに定められており]、
前記大当り確率は、前記大当り確定演出が行われるか否かによって変化しない、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
以上の記載では、
『 第一の操作手段[例えば、チャンスボタン136、第2チャンスボタン137、透過部191、十字キー181a、OKボタン181b等]と、
表示手段[例えば、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M、および第3装飾図柄表示装置208Nの全部、あるいはこれら3つの装飾図柄表示装置208L〜Nのうちのいずれか一つ、あるいは二つ、第4表示手段208M’、導光板IL、POVディスプレイ224I等]と、
を備えた遊技台であって、
複数種類の演出を実行可能であり、
前記複数種類の演出のうちの一の演出は、予告演出のうちの一の演出(以下、「第一の演出」という。)[例えば、大当り確定予告演出]であり、
前記表示手段における表示領域のうちの或る表示領域[例えば、報知領域HZ、報知領域HZ’]に第一の表示が表示される場合があり、
前記或る表示領域に第二の表示が表示される場合があり、
前記第一の表示は、数を表す表示[例えば、99〜1あるいは99〜0等]であり、
前記第一の表示が表示されている状態において前記第一の操作手段の操作[例えば、一回の単発操作、長押し操作等]が行われると、該操作に応じて該第一の表示が表す数が少ない数になる場合[例えば、1回の操作に応じて、「1」または「2以上」の数が減少する場合]があり、
前記第一の表示が表示されている状態において前記第一の操作手段の操作が行われると、該操作に応じて該第一の表示が前記第二の表示に切り替わる場合もあり[例えば、図272(A3)、図272(B2)、図277(A6)、図280(A7)、図287(A7)図298(A5)等]、
前記第二の表示が表示されている状態において前記第一の操作手段の操作が行われても、該操作に応じて該第二の表示の表示態様が変化せず[例えば、図278(A3)〜同図(A6)等]、
前記第二の表示は、複数種類の表示態様[例えば、表示なし、「クエスチョンマーク」、「Chance」、「継続」、「SP」、「大盤振舞」、「up」、背景色が第1態様〜第7態様あるいは灰色等]が用意された表示であり、
前記第一の表示が表示されている状態において前記第一の操作手段の操作が行われると、該操作に応じて前記第一の演出が実行される場合があり[例えば、図272(A3)等に示すロゴ役物224Fの第7態様への変化する演出、ロゴ役物224Fが移動する演出、ロゴ役物224F以外の演出可動手段(例えば、家紋役物224E等)が態様を変化させる演出、ロゴ役物224F以外の演出可動手段(例えば、家紋役物224E等)が動作する演出、スピーカ120から大当り確定予告音が出力される演出、各種ランプのLEDが態様を変化させる演出等]、
前記或る表示領域に第一の表示態様の前記第二の表示(以下、「第一の予告表示」という。)[例えば、第7態様の「大盤振舞」]が表示される場合があり、
前記第一の予告表示は、前記第一の演出に関連した表示[例えば、第一の演出の開始と同時、あるいは開始直前や開始直後に表示される表示]であり、
前記第一の演出が行われた図柄変動表示において、最終的に大当り図柄態様が確定表示される[例えば、図271(b)に示す「大盤振舞」の大当り期待度が「S」であったり、図272(A3)〜同図(A5)や図287〜図288に示す例等]、
ことを特徴とする遊技台。』
について説明した。
この遊技台によれば、例えば、前記或る表示領域に数表示がなされている状態でボタン操作すると、大当り確定演出が開始される場合がある。
なお、前記第一の予告表示が前記或る表示領域以外で表示される場合があってもよい。例えば、図307に示す報知領域HZ’があげられる。また、前記第一の予告表示が前記或る表示領域からはみ出して表示される場合があってもよく、あるいは、画面中央に表示されたり、異なる表示手段(例えば、第2装飾図柄表示装置208M、第3装飾図柄表示装置208N、導光板IL、POVディスプレイ224I等)に表示される場合があってもよい
また、
「 第一の操作手段と、
表示手段と、
を備えた遊技台であって、
複数種類の演出を実行可能に構成されており、
前記複数種類の演出のうちの一の演出は、予告演出のうちの一の演出(以下、「第一の演出」という。)であり、大当り確定予告演出(ロゴ役物224の第7態様発光)
前記表示手段における表示領域のうちの或る表示領域に第一の表示が表示される場合があるように構成されており、
前記或る表示領域に第二の表示が表示される場合があるように構成されており、
前記第一の表示は、数を表す表示であり、
前記第一の表示が表示されている状態において前記第一の操作手段の操作が行われると、該操作に応じて該第一の表示が表す数が少ない数になる場合があるように構成されており、
前記第一の表示が表示されている状態において前記第一の操作手段の操作が行われると、該操作に応じて該第一の表示が前記第二の表示に切り替わる場合もあるように構成されており、
前記第二の表示が表示されている状態において前記第一の操作手段の操作が行われても、該操作に応じて該第二の表示の表示態様が変化しないように構成されており、
前記第二の表示は、複数種類の表示態様が用意された表示であり、
前記第一の表示が表示されている状態において前記第一の操作手段の操作が行われると、該操作に応じて前記第一の演出が実行される場合があるように構成されており、
前記或る表示領域に第一の表示態様の前記第二の表示(以下、「第一の予告表示」という。)が表示される場合があるように構成されており、
前記第一の演出が行われた図柄変動表示において、最終的に大当り図柄態様が確定表示されるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。」
であってもよい。
また、「前記第一の演出が行われた図柄変動表示において、最終的に大当り図柄態様が確定表示されるように構成されている、」とは、「前記第一の予告表示が表示された図柄変動表示において、最終的に大当り図柄態様が確定表示されるように構成されている、」のことである。
また、前記第一の表示が表示されていない状態において前記第一の操作手段の操作が行われても、該操作に応じて前記第一の演出が実行される場合がないように構成されていてもよい。あるいは、前記第一の表示が表示されていない状態において前記第一の操作手段の操作が行われても、該操作に応じて前記第一の演出が実行されないように構成されていてもよく、すなわち、絶対に実行されないように構成されていてもよい。
また、「該操作に応じて該第二の表示の表示態様が変化しないように構成されており、」とは、「該操作に応じて該第二の表示が他の表示に切り替わったり、該操作に応じて該第二の表示が非表示になったりしないように構成されており、」のことであってもよい。
ここで、前記或る表示領域に前記第一の表示が必ず表示されてもよいし、前記第一の表示が表示される場合には、前記或る表示領域に限って表示されてもよい。また、前記或る表示領域に前記第二の表示が必ず表示されてもよいし、前記第二の表示が表示される場合には、前記或る表示領域に限って表示されてもよい。
前記第一の表示は、0を含む数を表す表示であってもよいし、0を含まない数を表す表示であってもよい。例えば、数字で数を表してもよいし、図形やアイコンの表示数で数を表してもよいし、色や模様で数を表してもよいし、メータやゲージで数を表してもよい。
前記第一の操作手段は、ボタンタイプのものであってもよいし、レバータイプのものであってもよいし、回転させるタイプのものであってもよいし、転がすタイプのものであってよいし、押し込みタイプのものであってもよい。前記第一の操作手段の操作とは、一回の単発操作であってもよいし、単発操作を複数回行う操作であってもよいし、連続操作(例えば、連打操作や長押し操作や所定時間以上の継続操作)であってもよい。
第一の表示が表す数が少ない数になる場合とは、数字の「1」に相当する分が減少する場合や、数字の「2」以上に相当する分(たとえば、「5」や「10」)が減少する場合であってもよい。また、前記第一の表示が表示されている状態において前記第一の操作手段の操作が行われると、該操作に応じて該第一の表示が表す数が必ず少ない数になるように構成されていてもよいが、少ない数にならない場合があってもよい。
前記第一の表示が表示されている状態において前記第一の操作手段の操作が行われると、該操作に応じて該第一の表示が前記第二の表示に必ず切り替わるように構成されていてもよいが、切り替わらない場合があってもよい。
前記第二の表示における複数種類の表示態様とは、表示内容を含む概念である。したがって、「前記第二の表示は、複数種類の表示内容が用意された表示であり、第一の表示内容の前記第二の表示が第一の予告表示であり、第○表示内容の前記第二の表示が第○の予告表示であってもよい。」また、この表示態様には、何も表示されていない態様も含まれる。さらに、この表示態様は、文字による表示態様に限らず、アイコンや図形よる表示態様であってもよいし、色や模様による表示態様であってもよい。
前記第二の表示は、大当りに関する予告表示であってもよく、より具体的には、先読み予告の表示であってもよいし、表示された際に行われている図柄変動表示で大当りするかもしれないことを予告する通常予告の表示であってもよい。また、前記第二の表示は、或る演出に関する予告表示であってもよい。すなわち、或る演出が行われるかもしれないことを予告する表示であってもよい。
前記第一の表示が表示されている状態において前記第一の操作手段の操作が行われると、該操作に応じて前記第一の演出が必ず実行されるように構成されていてもよいし、実行されない場合があってもよい。
前記或る表示領域に前記第一の予告表示が必ず表示されるように構成されていてもよいし、表示されない場合があってもよい。
前記第一の演出に関連した表示とは、前記第一の予告表示が、前記第一の演出を表す表示であったり、前記第一の演出を連想させる表示であったり、前記第一の演出を示唆する表示であってもよい。また、このような表示自体による関連性がなくても、表示開始タイミングで関連性がある場合も含まれる。たとえば、前記第一の予告表示が、前記第一の演出の開始と同時に表示される表示であったり、前記第一の演出の開始直前あるいは開始直後に表示される表示であってもよい。また、表示態様で関連性がある場合も含まれる。たとえば、前記第一の予告表示が、前記第一の演出の態様(たとえば、第7態様)と同じ態様で表示されてもよい。また、前記第一の予告表示は、前記複数種類の表示態様の中で、出現頻度が最も低い予告表示であってもよいし、大当りの期待度(信頼度)が最も高い予告表示であってもよい。あるいは、前記第一の予告表示は、大当り確定を予告する予告表示であってもよい。
前記第一の演出が行われた図柄変動表示において、最終的に大当り図柄態様が必ず確定表示されるように構成されている。ただし、たとえば、1/65536の確率でハズレる場合があってもよい。
また、前記第一の表示が表示されている状態において前記第一の操作手段の操作が行われないと、該第一の表示が表す数が少ない数にならないように構成されていてもよい。前記第一の表示が表示されている状態において前記第一の操作手段の操作が行われないと、該第一の表示が前記第二の表示に切り替わる場合がないように構成されていてもよい。前記第二の表示が表示されている状態において前記第一の操作手段の操作が行われないと、該第二の表示の表示態様が変化しないように構成されていてもよい。前記第一の表示が表示されている状態において前記第一の操作手段の操作が行われないと、前記第一の演出が実行されないように構成されていてもよい。
さらに、前記第一の表示が表す数が少ない数になる場合には、前記第一の表示が表示されている状態において前記第一の操作手段の操作が必ず行われている。前記第一の表示が前記第二の表示に切り替わる場合には、前記第一の表示が表示されている状態において前記第一の操作手段の操作が必ず行われている。前記第一の演出が実行される場合には、前記第一の表示が表示されている状態において前記第一の操作手段の操作が必ず行われている。
また、
『 前記表示手段における表示領域のうちの前記或る表示領域とは別の表示領域[例えば、表示画面の中央領域]に、第三の表示が表示される場合があり
前記第三の表示は、前記第一の操作手段の操作を促す表示[例えば、ボタン画像136a,136a’,136a’’、矢印の表示136b、残期間メータ表示136cの組み合わせ、あるいはいずれか一つ又は二つの表示]であり、
前記第三の表示が表示されている状態において前記第一の操作手段の操作が行われると、該操作に応じて第四の表示の表示が開始される場合があり
前記第四の表示は、予告表示のうちの一の表示[例えば、強カットインCIs、弱カットインCIw、鉄板と表示されたカットイン表示CIr、図308(C5)等に示す「殿の気配が・・・」の爺の会話画像CI2、図308(C5)に示す「熱いですぞ」,「期待できますぞ」,「ちゃんす」といった爺の会話画像CI2、図289に示す「殿の気配が・・・」の姫の会話画像CI4、図289等に示す「殿ー」の姫の会話画像CI4等]であり、
前記第四の表示は、大当り確定予告表示ではない表示[例えば、前記或る表示領域とは異なる表示領域に表示される表示(表示画面上下方向中央部分を含む領域)]であり、
前記第一の表示と前記第三の表示の両方の表示が表示されている状態において前記第一の操作手段の操作が行われると、該操作に応じて、前記第一の演出の実行と前記第四の表示の表示の両方が開始される場合がある[例えば、図272(C4)、図308(D3)]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台としては、例えば、一のボタン操作で、大当り確定演出と、他のボタン演出における弱演出の両方が開始される遊技台があげられる。
ここで、前記別の表示領域は、前記或る表示領域と一部が重なっていてもよいし、重なっていなくてもよい。また、前記別の表示領域は、前記表示手段の表示領域の全領域であってもよいし、一部の領域であってもよい。さらに、前記別の表示領域は、前記或る表示領域よりも広い領域であってもよいし、狭い領域であってもよいし、同じ大きさの領域であってもよい。また、前記或る表示領域は、前記別の表示領域の一部であってもよいし、その反対に、前記別の表示領域は、前記或る表示領域の一部であってもよい。また、前記第三の表示が表示されている状態において前記第一の操作手段の操作が行われると、該操作に応じて第四の表示の表示が開始されない場合もあるが、必ず開始されるように構成されていてもよい。
前記第三の表示が表示されている状態において前記第一の操作手段の操作が行われると、該操作に応じて第四の表示の表示が開始されない場合もあるが、必ず開始されるように構成されていてもよい。また、前記第四の表示は、前記第三の表示が表示されている状態において前記第一の操作手段の操作が行われなくても、表示される場合があってもよいし、必ず表示されてもよい。あるいは反対に、前記第四の表示は、前記第三の表示が表示されている状態において前記第一の操作手段の操作が行われた場合に限って、表示される場合があってもよいし、必ず表示されてもよい。
前記第四の表示は、大当りに関する予告表示であってもよく、より具体的には、先読み予告の表示であってもよいし、表示された際に行われている図柄変動表示で大当りするかもしれないことを予告する通常予告の表示であってもよい。また、前記第四の表示は、或る演出に関する予告表示であってもよい。すなわち、或る演出が行われるかもしれないことを予告する表示であってもよい。また、前記第四の表示は、前記第一の操作手段の操作に対する応答表示であってもよいし、該応答表示が含まれていてもよい。また、前記第四の表示は、前記第二の表示よりも、大当り期待度(信頼度)が、高い予告表示であってもよいし低い予告表示であってもよい。
前記第一の表示と前記第三の表示の両方の表示が表示されている状態において前記第一の操作手段の操作が行われると、該操作に応じて、前記第一の演出の実行と前記第四の表示の表示の両方が開始されない場合があってもよいし、必ず開始されるように構成されていてもよい。また、前記第一の演出の実行の開始タイミングと前記第四の表示の開始タイミングは、同じであってもよいし、前記第一の演出の実行の開始タイミングの方が早くてもよいし、前記第四の表示の開始タイミングの方が早くてもよい。すなわち、前記第一の演出の実行と前記第四の表示の表示の両方が行われている期間があればよい。
また、前記第三の表示が表示されている状態において前記第一の操作手段の操作が行われないと、第四の表示の表示が開始されないように構成されていてもよい。前記第一の表示と前記第三の表示の両方の表示が表示されている状態において前記第一の操作手段の操作が行われないと、前記第一の演出の実行と前記第四の表示の表示の両方が開始されないように構成されていてもよい。
さらに、第四の表示の表示が開始される場合には、前記第三の表示が表示されている状態において前記第一の操作手段の操作が必ず行われている。前記第一の演出の実行と前記第四の表示の表示の両方が開始される場合には、前記第一の表示と前記第三の表示の両方の表示が表示されている状態において前記第一の操作手段の操作が必ず行われている。
また、
記複数種類の演出のうちの一の演出は、予告演出のうちの前記第一の演出とは別の一の演出(以下、「第二の演出」という。)[例えば、擬似連演出、スーパーリーチ演出等]であり
前記第三の表示が表示されている状態において前記第一の操作手段の操作が行われると、該操作に応じて第五の表示の表示が開始される場合があり、
前記第五の表示は、前記第四の表示とは別の、予告表示のうちの一の表示[例えば、図308(C5)等に示す「剣豪を見かけましたぞ」の会話画像CI2の表示、図308(C4)に示すに示す「継続」の会話画像CI2の表示、図308(F3)に示す継続の擬似連図柄等]であり、
前記第五の表示は、前記第二の演出の実行に関する予告の表示[例えば、前記或る表示領域とは異なる表示領域に表示される表示(表示画面上下方向中央部分を含む領域)]であり、
前記或る表示領域に第二の表示態様の前記第二の表示(以下、「第二の予告表示」という。)が表示される場合があり、
前記第二の予告表示は、前記第五の表示とは別の、前記第二の演出の実行に関する予告の表示[例えば、「継続」の表示、「SP」の表示]であり、
前記第一の表示が表示されている状態において前記第一の操作手段の操作が行われると、該第一の表示が前記第二の予告表示に切り替わる場合があり、
前記第一の表示が表示されている状態において遊技者によって前記第一の操作手段の操作が行われることで、前記第二の演出の実行が開始されるよりも前に、前記第二の予告表示の表示が開始される場合があり、
前記第一の表示が表示されている状態において遊技者によって前記第一の操作手段の操作が行われることで、前記第五の表示の表示が開始されるよりも前に、前記第二の予告表示の表示が開始される場合がある[例えば、図272(B2)、図308(B3)と同図(C4)や同図(C5)との組み合わせ]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、例えば、他のボタン演出で或る演出の発生を予告するが、大当り確定予告表示以外の或る表示によって、該或る演出が発生することを先に知ることができる。
例えば、前記第五の表示は、第五の表示領域に表示される表示であってもよく、前記第四の表示は、第四の表示領域に表示される表示であってもよい。前記第五の表示領域と前記第四の表示領域は、同じ表示領域であってもよいし、異なる表示領域であってもよい。また、前記第五の表示領域にしても、前記第四の表示領域にしても、前記或る表示領域とは異なる表示領域である。さらに、前記第五の表示領域にしても、前記第四の表示領域にしても、前記別の表示領域とも異なる表示領域である。ここにいう“異なる表示領域”とは、一部が重なっていてもよいし、重なっていなくてもよい。また、一方の表示領域(前記第五の表示領域、前記第四の表示領域、前記或る表示領域、前記別の表示領域のうちのいずれか一つの表示領域(以下、同じ))が、他方の表示領域(前記第五の表示領域、前記第四の表示領域、前記或る表示領域、前記別の表示領域のうちのいずれか一つの表示領域(以下、同じ))の全領域であってもよいし、一部の領域であってもよい。さらに、一方の表示領域は、他方の表示領域よりも広い領域であってもよいし、狭い領域であってもよいし、同じ大きさの領域であってもよい。また、一方の表示領域に対して、他方の表示領域は、異なる表示手段(例えば、第2装飾図柄表示装置208M、第3装飾図柄表示装置208N、導光板IL、POVディスプレイ224I等)における表示領域であってもよい。
また、前記第一の表示が表示されている状態において遊技者によって前記第一の操作手段の操作が行われることで、前記第二の演出の実行が開始される以前に、前記第二の予告表示の表示を開始可能に構成されていてもよい。
また、前記第一の表示が表示されている状態において遊技者によって前記第一の操作手段の操作が行われることで、前記第五の表示の表示が開始される以前に、前記第二の予告表示の表示を開始可能に構成されていてもよい。
ここで、前記第三の表示が表示されている状態において前記第一の操作手段の操作が行われると、該操作に応じて第五の表示の表示が開始されない場合があってもよいし、必ず開始されるように構成されていてもよい。また、前記第五の表示は、前記第三の表示が表示されている状態において前記第一の操作手段の操作が行われなくても、表示される場合があってもよいし、必ず表示されてもよい。あるいは反対に、前記第五の表示は、前記第三の表示が表示されている状態において前記第一の操作手段の操作が行われた場合に限って、表示される場合があってもよいし、必ず表示されてもよい。
前記第五の表示は、前記第二の演出がどのような演出であるか(例えば、擬似連演出であるのかスーパーリーチ演出であるのか)、あるいは該第二の演出の種類(スーパーリーチ1であるのかスーパーリーチ2であるのか)を特定可能な態様で表示される予告表示であってもよい。また、前記第五の表示は、前記第二の表示よりも、信頼度が、高い予告表示であってもよいし低い予告表示であってもよい。さらに、前記第五の表示は、前記第四の表示よりも、信頼度が、高い予告表示であってもよいし低い予告表示であってもよい。
また、前記第二の予告表示が前記或る表示領域以外で表示される場合があってもよい。例えば、前記第二の予告表示が前記或る表示領域からはみ出して表示される場合があってもよく、あるいは、画面中央に表示されたり、異なる表示手段(例えば、第2装飾図柄表示装置208M、第3装飾図柄表示装置208N、導光板IL、POVディスプレイ224I等)に表示される場合があってもよい。
前記第一の表示が表示されている状態において前記第一の操作手段の操作が行われると、該第一の表示が前記第二の予告表示に切り替わらない場合があってもよいし、必ず切り替わるように構成されていてもよい。
前記第一の表示が表示されている状態において遊技者によって前記第一の操作手段の操作が行われることで、前記第二の演出の実行が開始されるよりも前に、前記第二の予告表示の表示が開始されない場合があってもよいし、必ず開始されるように構成されていてもよい。
前記第一の表示が表示されている状態において遊技者によって前記第一の操作手段の操作が行われることで、前記第五の表示の表示が開始されるよりも前に、前記第二の予告表示の表示が開始されない場合があってもよいし、必ず開始されるように構成されていてもよい。
また、前記第三の表示が表示されている状態において前記第一の操作手段の操作が行われないと、該操作に応じて第五の表示の表示が開始されないように構成されていてもよい。前記第一の表示が表示されている状態において前記第一の操作手段の操作が行われないと、該第一の表示が前記第二の予告表示に切り替わる場合がないように構成されていてもよい。前記第一の表示が表示されている状態において遊技者によって前記第一の操作手段の操作が行われないと、前記第二の演出の実行が開始されるよりも前に、前記第二の予告表示の表示が開始されないように構成されていてもよい。前記第一の表示が表示されている状態において遊技者によって前記第一の操作手段の操作が行われないと、前記第五の表示の表示が開始されるよりも前に、前記第二の予告表示の表示が開始されないように構成されていてもよい。
さらに、第五の表示の表示が開始される場合には、前記第三の表示が表示されている状態において前記第一の操作手段の操作が必ず行われている。前記第一の表示が前記第二の予告表示に切り替わる場合には、該第一の表示が表示されている状態において前記第一の操作手段の操作が必ず行われている。前記第二の演出の実行が開始されるよりも前に、前記第二の予告表示の表示が開始される場合には、前記第一の表示が表示されている状態において遊技者によって前記第一の操作手段の操作が必ず行われている。前記第五の表示の表示が開始されるよりも前に、前記第二の予告表示の表示が開始される場合には、前記第一の表示が表示されている状態において遊技者によって前記第一の操作手段の操作が必ず行われている。
また、
『 前記複数種類の演出のうちの一の演出は、予告演出のうちの前記第二の演出[例えば、擬似連演出]とは別の一の演出(以下、「第三の演出」という。)[例えば、スーパーリーチ演出]であり
記或る表示領域に第三の表示態様の前記第二の表示(以下、「第三の予告表示」という。)[例えば、「SP」]が表示される場合があり、
前記第三の予告表示は、前記第三の演出の実行に関する予告の表示であり、
前記第一の表示が表示されている状態において前記第一の操作手段の操作が行われると
、該第一の表示が前記第三の予告表示に切り替わる場合があり、
技者によって前記第一の操作手段の操作が行われることで、前記第三の演出の実行が開始されるよりも前に、前記第三の予告表示の表示を開始可能であり、
前記第二の演出の後に前記第三の演出が行われる場合における該第二の演出の実行が開始される前の或る状態[例えば、図294(A5)の状態]において、前記第二の予告表示ではなく前記第三の予告表示の表示が開始される場合がある[例えば、図294(A5)、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、例えば、次に発生する演出に対応する或る表示とは別の或る表示が行われる。
ここで、前記第三の予告表示が前記或る表示領域以外で表示される場合があってもよい。例えば、前記第三の予告表示が前記或る表示領域からはみ出して表示される場合があってもよく、あるいは、画面中央に表示されたり、異なる表示手段(例えば、第2装飾図柄表示装置208M、第3装飾図柄表示装置208N、導光板IL、POVディスプレイ224I等)に表示される場合があってもよい。
前記第三の予告表示は、前記第二の予告表示よりも、信頼度が、高い予告表示であってもよいし低い予告表示であってもよい。さらに、前記第三の予告表示は、前記第一の予告表示よりも信頼度が低い予告表示であってもよいし、前記第一の予告表示と信頼度が同じ予告表示であってもよい。
前記第一の表示が表示されている状態において前記第一の操作手段の操作が行われると、該第一の表示が前記第三の予告表示に切り替わらない場合があってもよいし、必ず切り替わるように構成されていてもよい。また、前記第一の表示が表示されている状態において前記第一の操作手段の操作が行われると、該第一の表示が前記第一の予告表示に切り替わる場合もあれば、前記第二の予告表示に切り替わる場合もある中で、前記第三の予告表示に切り替わる場合があることになる。
遊技者によって前記第一の操作手段の操作が行われることで、前記第三の演出の実行が開始される以前に、前記第三の予告表示の表示を開始可能に構成されていてもよい。
前記第二の演出の後に前記第三の演出が行われる場合における該第二の演出の実行が開始される前の或る状態において、前記第二の予告表示ではなく前記第三の予告表示の表示が開始されない場合があってもよいし、必ず開始されるように構成されていてもよい。
前記或る状態とは、前記第二の演出の実行が開始される図柄変動表示が開始された後の状態であってもよい。また、前記或る状態とは、装飾図柄の変動表示における第1停止が行われる前の状態であってもよいし、第1停止が行われた状態であってもよいし、第1停止が行われ第2停止が行われる前の状態であってもよいし、第2停止が行われた状態であってもよいし、第2停止が行われ第3停止が行われる前の状態であってもよい。
また、前記第一の表示が表示されている状態において前記第一の操作手段の操作が行われないと、該第一の表示が前記第三の予告表示に切り替わる場合がないように構成されていてもよい。遊技者によって前記第一の操作手段の操作が行われないと、前記第三の演出の実行が開始されるよりも前に、前記第三の予告表示の表示が開始されないように構成されていてもよい。
さらに、前記第一の表示が前記第三の予告表示に切り替わる場合には、該第一の表示が表示されている状態において前記第一の操作手段の操作が必ず行われている。前記第三の演出の実行が開始されるよりも前に、前記第三の予告表示の表示が開始される場合には、遊技者によって前記第一の操作手段の操作が必ず行われている。
また、
『 前記第一の表示[例えば、報知領域HZにおける数の表示]と前記第三の表示[例えば、ボタン画像136aを含む操作促進報知画像の表示]の両方の表示が表示されている状態において前記第一の操作手段[例えば、チャンスボタン136]の操作が行われると、該操作に応じて、前記第一の演出[例えば、ロゴ役物224Fによる第7態様の発光]の実行と前記第五の表示[例えば、「剣豪を見かけましたぞ」の会話画像CI2の表示]の表示の両方が開始される場合がある[例えば、図308(D3)の「殿の気配が・・・」というカットイン予告に代えて「剣豪を見かけましたぞ」というカットイン予告が表示された例]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、前記第一の表示と前記第三の表示の両方の表示が表示されている状態において前記第一の操作手段の操作が行われると、該操作に応じて、前記第一の演出の実行と前記第五の表示の表示の両方が開始されない場合があってもよく、必ず開始されるように構成されていてもよい。また、前記第一の操作手段の操作が行われないと、両方が開始されないように構成されていてもよい。
また、前記第一の表示と前記第三の表示の両方の表示が表示されている状態において前記第一の操作手段の操作が行われないと、該操作に応じて、前記第一の演出の実行と前記第五の表示の表示の両方が開始されないように構成されていてもよい。
さらに、前記第一の演出の実行と前記第五の表示の表示の両方が開始される場合には、前記第一の表示と前記第三の表示の両方の表示が表示されている状態において前記第一の操作手段の操作が必ず行われている。
また、
『 前記第一の表示[例えば、報知領域HZにおける数の表示]と前記第三の表示[例えば、ボタン画像136aを含む操作促進報知画像の表示]の両方の表示が表示されている状態において前記第一の操作手段[例えば、チャンスボタン136]の操作が行われると、該操作に応じて、前記第二の予告表示の表示[例えば、報知領域HZにおける「継続」の表示、あるいは「SP」の表示]と前記第五の表示[例えば、図308(C4)に示す「継続」の会話画像CI2の表示、あるいは「剣豪を見かけましたぞ」の会話画像CI2の表示]の表示の両方が開始される場合がある[例えば、図308(D3)の「殿の気配が・・・」というカットイン予告に代えて「継続」というカットイン予告が表示されるとともに報知領域HZに「継続」が表示された例、あるいは図272(B5)]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、前記第一の表示と前記第三の表示の両方の表示が表示されている状態において前記第一の操作手段の操作が行われると、該操作に応じて、前記第二の予告表示の表示と前記第五の表示の表示の両方が開始されない場合があってもよく、必ず開始されるように構成されていてもよい。また、前記第一の操作手段の操作が行われないと、両方が開始されないように構成されていてもよい。
また、前記第一の表示と前記第三の表示の両方の表示が表示されている状態において前記第一の操作手段の操作が行われないと、該操作に応じて、前記第二の予告表示の表示と前記第五の表示の表示の両方が開始されないように構成されていてもよい。
さらに、前記第二の予告表示の表示と前記第五の表示の表示の両方が開始される場合には、前記第一の表示と前記第三の表示の両方の表示が表示されている状態において前記第一の操作手段の操作が必ず行われている。
また、
技者によって前記第一の操作手段[例えば、チャンスボタン136]の操作が行われることで、前記第二の演出[例えば、擬似連演出]の実行が開始されるよりも前に、前記第四の表示[例えば、「殿の気配が・・・」の会話画像CI2]の表示を開始可能である[例えば、図289(A10)]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、遊技者によって前記第一の操作手段の操作が行われることで、前記第二の演出の実行が開始されるよりも前に、前記第四の表示の表示が開始されない場合があってもよく、必ず開始されるように構成されていてもよい。遊技者によって前記第一の操作手段の操作が行われなかった場合でも、前記第二の演出の実行が開始されるよりも前に、前記第四の表示の表示を開始可能、あるいは必ず開始されるように構成されていてもよい。あるいは、遊技者によって前記第一の操作手段の操作が行われた場合に限って、前記第二の演出の実行が開始されるよりも前に、前記第四の表示の表示を開始可能、あるいは必ず開始されるように構成されていてもよい。
また、遊技者によって前記第一の操作手段の操作が行われなければ、前記第二の演出の実行が開始されるよりも前に、前記第四の表示の表示が開始されないように構成されていてもよい。
さらに、前記第二の演出の実行が開始されるよりも前に、前記第四の表示の表示が開始される場合には、遊技者によって前記第一の操作手段の操作が必ず行われている。
また、
『 或る装飾図柄の変動表示における或る期間[例えば、擬似連演出における最終再変動(最大回数の再変動)開始前の一部の期間(擬似連演出開始前の図293(A5)を含む期間であったり、「擬似2」状態の再変動中である図298(15)を含む期間)]において表示される場合がある前記第二の表示の表示態様の種類の数と、該或る装飾図柄の変動表示における該或る期間の後の他の期間[例えば、擬似連演出における最終再変動(最大回数の再変動)開始後の一部の期間]において表示される場合がある該第二の表示の表示態様の種類の数が異なる[例えば、図271(c)に示す表や図293(A5)や同図(A15)では「継続」が表示されているが同図(A25)では、「継続」は表示されず「SP」が表示されている構成]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、装飾図柄の変動開始直後は、表示される場合がある第二の表示の表示態様の種類が多いが、後の方になると少なくなってきたり、あるいは反対に、装飾図柄の変動開始直後は、表示される場合がある第二の表示の表示態様の種類が少ないが、後の方になると多くなってくる。
ここで、或る装飾図柄の変動表示における或る期間において表示される場合がある前記第二の表示の表示態様の種類の数よりも、該或る装飾図柄の変動表示における前記或る期間の後の他の期間において表示される場合がある前記第二の表示の表示態様の種類の数の方が少なくなるように構成されていてもよい。すなわち、一回の図柄変動表示(装飾図柄の変動表示)が進んでいくにつれて、言い換えれば、演出が進んでいくにつれて、表示される第二の表示の表示態様が絞られてくるように構成されていてもよい。例えば、スーパーリーチ演出の開始前では、報知領域HZに数字の表示から切り替わって「SP」の表示が新たに表示される場合があるが、スーパーリーチ演出の開始後では、報知領域HZに、「SP」の表示が表示され続けている場合はあっても、数字の表示から切り替わって「SP」の表示が新たに表示される場合はなく、「SP」の表示分、表示される報知内容(表示態様)の数が減少している。
あるいは、ノーマルリーチ演出の開始前では、報知領域HZに数字の表示から切り替わって「SP」の表示が表示されないようにしておき、ノーマルリーチ演出の開始後では、報知領域HZに、数字の表示から切り替わって「SP」の表示が新たに表示される場合があるようにしておけば、「SP」の表示分、表示される報知内容(表示態様)の数が増加している。また、擬似連演出の開始前では、報知領域HZに数字の表示から切り替わって「擬似3」の表示が表示されないようにしておき、擬似連演出が開始された「擬似2」の期間では、報知領域HZに、数字の表示から切り替わって「擬似3」の表示が新たに表示される場合があるようにしておけば、「擬似3」の表示分、表示される報知内容(表示態様)の数が増加している。
また、
『 前記他の期間は、或る演出[例えば、擬似連演出(前記第二の演出)]の実行が開始された後の期間である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、前記或る演出は、前記第二の演出であってもよく、前記第三の演出であってもよい。
また、
『 前記第一の表示[例えば、報知領域HZにおける数の表示]の表示が開始されるよりも前に前記第三の表示の表示が開始される場合がない、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
なお、前記第一の表示の表示が開始された後に前記第三の表示の表示が開始される場合があるように構成されていてもよい。
また、
『 第二の操作手段[例えば、十字キー181a、OKボタン181b等]を備え、
前記第三の表示[例えば、ボタン画像136aを含む操作促進報知画像の表示]が表示されている状態において前記第二の操作手段の操作が行われると、該操作に応じて前記第四の表示[例えば、弱カットインCIw]の表示が開始される場合があり[例えば、図304(G3)]、
前記第一の表示[例えば、報知領域HZにおける数の表示]が表示されている状態において前記第二の操作手段の操作が行われても、該操作に応じて該第一の表示が表す数が少ない数になる場合がなく[例えば、図304(G3)]、
前記第一の表示が表示されている状態において前記第二の操作手段の操作が行われても、該操作に応じて該第一の表示が前記第一の予告表示に切り替わる場合がない[例えば、図304(G3)]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、ボタン演出が実行されている状態で、前記第二の操作手段を操作した場合であっても、その操作に応じてカットイン予告は出現するが、報知領域HZの表示が変化することはない。
ここで、前記第三の表示が表示されている状態において前記第二の操作手段の操作が行われると、該操作に応じて前記第四の表示の表示が開始されない場合があってもよいし、必ず開始されるように構成されていてもよい。また、前記第三の表示が表示されている状態において前記第二の操作手段の操作が行われなかった場合でも、前記第四の表示の表示を開始可能、あるいは必ず開始されるように構成されていてもよい。あるいは、前記第三の表示が表示されている状態において前記第二の操作手段の操作が行われた場合に限って、前記第四の表示の表示を開始可能、あるいは必ず開始されるように構成されていてもよい。
また、前記第一の表示が表示されている状態において前記第二の操作手段の操作が行われても、該操作に応じて該第一の表示が前記第二の予告表示に切り替わる場合がないように構成されていてもよいし、該操作に応じて該第一の表示が前記第三の予告表示に切り替わる場合がないように構成されていてもよい。
また、前記第三の表示が表示されている状態において前記第二の操作手段の操作が行われないと、前記第四の表示の表示が開始されないように構成されていてもよい。前記第一の表示が表示されている状態において前記第二の操作手段の操作が行われないと、該第一の表示が表す数が少ない数にならないように構成されていてもよい。前記第一の表示が表示されている状態において前記第二の操作手段の操作が行われないと、該第一の表示が前記第一の予告表示に切り替わらないように構成されていてもよい。
さらに、前記第四の表示の表示が開始される場合には、前記第三の表示が表示されている状態において前記第二の操作手段の操作が必ず行われている。
また、
『 装飾図柄の確定表示の直前に行われる装飾図柄の揺れ表示まで前記第一の表示が表示可能である[例えば、図288(A36)等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、装飾図柄の確定表示の直前に行われる装飾図柄の揺れ表示まで前記第一の表示が表示されない場合があってもよいし、必ず表示されるように構成されていてもよい。
また、
『 前記第一の操作手段[例えば、チャンスボタン136]の操作に応じて当否ジャッジ結果を表す報知を行う或る当否ジャッジ演出[例えば、操作を伴う最終ジャッジ演出(図291(A66)から同図(A68)の直前まで)]を実行可能であり、
前記或る当否ジャッジ演出は、前記揺れ表示よりも前に行われる演出であり、
前記或る当否ジャッジ演出が行われる場合には、少なくとも該或る当否ジャッジ演出の実行の開始以降は前記第一の表示の表示が終了する[例えば、図291(A63)]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、前記当否ジャッジ演出よりも前に、前記第一の表示が終了する場合がある。
なお、一回の装飾図柄の変動表示で当否ジャッジ演出が複数回行われる場合がある構成において、その最初の方の当否ジャッジ演出がここにいう或る当否ジャッジ演出に該当してもよいし、後の方の当否ジャッジ演出がここにいう或る当否ジャッジ演出に該当してもよい。また、ここにいう或る当否ジャッジ演出は、例えば、図291(A66)から同図(A68)の直前までであってもよいし、図291(A66)から同図(A70)までであってもよいし、図291(A64)から同図(A68)の直前までであってもよいし、図291(A64)から同図(A70)までであってもよい。さらには、当否ジャッジ演出には、ワイプ演出や復活演出も含めてもよい。例えば、図288(A31)→同図(A32)→同図(B2)→同図(B8)の直前までであってもよい。
ここで、前記第一の操作手段の操作が行われなくても、前記当否ジャッジ結果を表す報知が行われてもよいし、あるいは反対に、前記第一の操作手段の操作が行われた場合に限って、前記当否ジャッジ結果を表す報知が、行われる場合があってもよいし、行われる構成であってもよい。
前記或る当否ジャッジ演出が行われる場合には、該或る当否ジャッジ演出の導入演出[例えば、図291(A64)〜(A65)]の実行の開始以降は前記第一の表示の表示が終了するように構成されていてもよい。また、前記或る当否ジャッジ演出が行われる場合には、該或る当否ジャッジ演出が開始されるよりも前に、前記第一の表示の表示が終了するように構成されていてもよい。
また、
『 前記或る表示領域に第四の表示態様の前記第二の表示(以下、「第四の予告表示」という。)[例えば、「クエスチョンマーク」、「Chance」、「SP」等]が表示される場合があり
前記第一の表示が表示されている状態において前記第一の操作手段の操作が行われると、該第一の表示[例えば、報知領域HZにおける数の表示]が前記第四の予告表示に切り替わる場合があり
第一のリーチ演出[例えば、スーパーリーチ1であるおっかけリーチ]を実行可能であり
第二のリーチ演出[例えば、スーパーリーチ2である剣豪リーチ]を実行可能であり
前記第一のリーチ演出が行われた図柄変動表示よりも前記第二のリーチ演出が行われた図柄変動表示の方が、最終的に大当り図柄態様が確定表示されやすく[例えば、図271(d)に示す表]、
前記第二のリーチ演出においてハズレを示唆する報知[例えば、図283(A23)や図297(B2)や図300(A2)や図300(B2)のアニメーション、あるいは図283(A24)や図297(B3)や図300(A3)や図300(B3)の揺れ表示]がなされた後、ワイプ演出表示が表示され[例えば、図283(A24)〜同図(A26)、図297(B4)〜同図(B5)、図300(A3)〜同図(A5)、図300(B3)〜同図(B5)]、
前記ワイプ演出表示が表示されている状態において、前記第四の予告表示が表示可能である[例えば、図283(A26)、図297(B5)、図300(A5)、図300(B5)]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、ハズレワイプ中であっても前記第四の表示を表示可能である。
なお、前記ハズレを示唆する報知は、ハズレ図柄態様の揺れ表示(装飾図柄のハズレの組み合わせの揺れ表示)であってもよい。この場合は、前記ワイプ演出表示は、ハズレ図柄態様の揺れ表示が開始された後、開始される演出表示である。
また、前記ハズレを示唆する報知は、主人公が負けるといったアニメーション表示(図283(A23)、図300(A2))であってもよい。この場合、前記ワイプ演出表示は、上記アニメーション表示が表示された後に表示される表示であればよく、ハズレ図柄態様の揺れ表示が開始された後、開始される演出表示であってもよいし、ハズレ図柄態様の揺れ表示が開始されると同時に開始される演出表示であってもよいし、ハズレ図柄態様の揺れ表示が開始されると前に開始される演出表示であってもよい。
また、第四の予告表示は、前記第一の予告表示、第二の予告表示、および第三の予告表示のいずれとも異なる予告表示(例えば、「Chance」あるいは「クエスチョンマーク」)であってもよいし、前記第一の予告表示、第二の予告表示、および第三の予告表示のいずれかの予告表示と同じ予告表示であってもよい。
ここで、前記或る表示領域に前記第四の予告表示が表示されない場合があってもよいし、必ず表示されるように構成されていてもよい。
前記第一の表示が表示されている状態において前記第一の操作手段の操作が行われると、該第一の表示が前記第四の予告表示に切り替わらない場合があってもよいし、必ず切り替わるように構成されていてもよい。
前記第二のリーチ演出においてハズレを示唆する報知がなされた後、ワイプ演出表示が表示される場合があるように構成されていてもよく、ワイプ演出表示が表示されない場合があってもよく、あるいは、ワイプ演出表示が必ず表示されるように構成されていてもよい。
前記ワイプ演出表示が表示されている状態において、前記第四の予告表示が表示されない場合があってもよいし、必ず表示されるように構成されていてもよい。
また、前記第一の表示が表示されている状態において前記第一の操作手段の操作が行われないと、該第一の表示が前記第四の予告表示に切り替わる場合がないように構成されていてもよい。前記第二のリーチ演出においてハズレを示唆する報知が行われなければ、ワイプ演出表示が表示されないように構成されていてもよい。
さらに、前記第一の表示が前記第四の予告表示に切り替わる場合には、該第一の表示が表示されている状態において前記第一の操作手段の操作が必ず行われている。ワイプ演出表示が表示される場合には、前記第二のリーチ演出においてハズレを示唆する報知が必ず行われているように構成されていてもよい。
また、
『 前記ワイプ演出表示が表示された後、復活大当り演出表示を表示可能である[例えば、図297(B7)、図300(B7)]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
なお、前記ワイプ演出表示が表示される前には、復活大当り演出表示が表示されないように構成されていてもよい。
また、
『 前記第四の予告表示は、前記復活大当り演出表示が表示されることを予告する表示ではない、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 タイマ予告表示を表示可能であり、
前記タイマ予告表示が或る時間[例えば、「0:00」]を示す表示になった後に、或る予告表示[例えば、スーパーリーチ演出]が表示され
技者によって前記第一の操作手段の操作が行われることで、前記タイマ予告表示の表示が開始されるよりも前に、前記第二の表示の表示[例えば、報知領域HZにおける「SP」の表示]を開始可能である[例えば、図309(A2)]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
なお、装飾図柄の変動表示の開始直後にタイマ予告表示の表示が開始される場合もあり、この場合には、遊技者がチャンスボタン136を素早く操作しても、タイマ予告表示の開始よりも前に、前記第二の表示の表示を開始できない場合がある。
また、前記或る予告表示は、前記第一の演出以外の演出であればよく、例えば、前記第三の演出であってもよい。あるいは前記第二の演出であってもよい。
ここで、前記タイマ予告表示が或る時間を示す表示になった後に、或る予告表示が表示されない場合があってもよいし、必ず表示されるように構成されていてもよい。
遊技者によって前記第一の操作手段の操作が行われても、前記タイマ予告表示の表示が開始されるよりも前に、前記第二の表示の表示が開始されない場合があってもよいし、前記第一の操作手段の操作が行われれば、前記タイマ予告表示の表示が開始されるよりも前に、前記第二の表示の表示が必ず開始されるように構成されていてもよい。
また、前記タイマ予告表示が或る時間を示す表示になる前には、或る予告表示が表示されないように構成されていてもよい。遊技者によって前記第一の操作手段の操作が行われないと、前記タイマ予告表示の表示が開始されるよりも前に、前記第二の表示の表示が開始されないように構成されていてもよい。
さらに、或る予告表示が表示される場合には、前記タイマ予告表示が或る時間を示す表示に必ずなった後であるように構成されていてもよい。
また、
『 前記タイマ予告表示の表示開始を待機していることを表す表示(以下、「待機表示」という。)[例えば、図309(A2)に示す「準備中」]を表示可能であり、
技者によって前記第一の操作手段の操作が行われることで、前記待機表示の表示中であって前記タイマ予告表示の表示が開始されるよりも前に、前記第二の表示の表示を開始可能である[例えば、図309(A2)]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、前記待機表示が表示されない場合があってもよいし、必ず表示されるように構成されていてもよい。
また、遊技者によって前記第一の操作手段の操作が行われても、前記待機表示の表示中であって前記タイマ予告表示の表示が開始されるよりも前に、前記第二の表示の表示が開始されない場合があってもよいし、前記第一の操作手段の操作が行われれば、前記待機表示の表示中であって前記タイマ予告表示の表示が開始されるよりも前に、前記第二の表示の表示が必ず開始されるように構成されていてもよい。
また、遊技者によって前記第一の操作手段の操作が行われないと、前記待機表示の表示中であって前記タイマ予告表示の表示が開始されるよりも前に、前記第二の表示の表示が開始されないように構成されていてもよい。
また、
『 複数種類の保留アイコン[例えば、図272〜図309等に示す保留アイコン]を表示可能であり
前記複数種類の保留アイコンのうちの一の保留アイコンは、第二の保留アイコン[例えば、図309(H1)に示す、「準備中」のプラカードを持っていない番長のキャラクタの態様の第3保留アイコンh13]であり、
前記複数種類の保留アイコンのうちの一の保留アイコンは、第三の保留アイコン[例えば、図309(I1)に示す、「準備中」のプラカードを持った番長のキャラクタの態様の第3保留アイコンh13]であり、
前記第二の保留アイコンは、先読み予告の保留アイコンであり、
前記第三の保留アイコンは、前記第二の保留アイコンとは別の、先読み予告の保留アイコンであり、
前記第二の保留アイコンは、或る画像[例えば、番長のキャラクタの画像]を含む保留アイコンであり、
前記第三の保留アイコンは、前記或る画像を含む保留アイコンであり、
前記第二の保留アイコンは、前記タイマ予告表示[例えば、図309(I5)に示す「10:00」]の表示が開始される場合があることを示唆する表示[例えば、「準備中」のプラカードの表示]を含まない保留アイコンであり、
前記第三の保留アイコンは、前記タイマ予告表示の表示が開始される場合があることを示唆する表示を含む保留アイコンである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
なお、前記複数種類の保留アイコンのうちの一つは、第一の保留アイコン[例えば、図309(I1)に示す、デフォルトの表示態様の保留アイコン、図272に示す各保留アイコンh11,h12等]であり、前記第一の保留アイコンは、デフォルトの保留アイコンであり、前記第一の保留アイコンと前記第二の保留アイコンは、別の保留アイコンであり、前記第一の保留アイコンと前記第三の保留アイコンは、別の保留アイコンであってもよい。すなわち、前記第一の保留アイコンには、「準備中」のプラカードを持っていない番長のキャラクタの態様の保留アイコンや、「準備中」のプラカードを持っている番長のキャラクタの態様の保留アイコンとは別のデフォルトの保留アイコンが対応する。また、前記第二の保留アイコンには、先読み予告の態様である、「準備中」のプラカードを持っていない番長のキャラクタの態様の保留アイコンが対応する。前記第三の保留アイコンには、先読み予告の態様である、「準備中」のプラカードを持っている番長のキャラクタの態様の保留アイコンが対応する。すなわち、前記第三の保留アイコンは、先読み予告としての機能も有しているし、タイマ予告が行われることを示すミニアイテムのような機能も有している。
ここで、前記第一の保留アイコン、前記第二の保留アイコン、および前記第三の保留アイコンは、別々に表示される場合があってもよいし、同時に表示される場合があってもよい。
また、
『 上に記載の「数を表す表示」とは、「残り操作回数に関する数の表示」のことであり、
前記第一の表示の表示が開始した後、該第一の表示が表す数と同じ回数の前記第一の操作手段の操作が行われた後に、該第一の表示から前記第二の表示に切り替わる場合があり[例えば、図272(A1)〜同図(A3)]、
前記第一の表示の表示が開始した後、該第一の表示が表す数と同じ回数の前記第一の操作手段の操作が行われるよりも前に、該第一の表示から前記第二の表示に切り替わる場合がある[例えば、図272(B1)〜同図(B2)]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
なお、前記第一の表示の表示が開始した後、該第一の表示が表す数と同じ回数の前記第一の操作手段の操作が行われた後に、該第一の表示から他の表示に切り替わる場合があるように構成されており、前記第一の表示の表示が開始した後、該第一の表示が表す数と同じ回数の前記第一の操作手段の操作が行われるよりも前に、該第一の表示から他の表示に切り替わる場合があるように構成されていてもよい。
また、前記第一の表示から前記第二の表示に切り替わる場合には、該第一の表示の表示が開始した後、該第一の表示が表す数と同じ回数の前記第一の操作手段の操作が行われているように構成されていてもよい。前記第一の表示から前記第二の表示に切り替わる場合には、該第一の表示の表示が開始した後、該第一の表示が表す数と同じ回数の前記第一の操作手段の操作が必ず行われている。
また、
『 装飾図柄の変動表示の表示中に前記第一の表示の表示が開始され、
前記第一の表示は、第一の数[例えば、10又は5等]を表す表示として表示が開始される場合がある表示であり、
前記第一の表示は、第二の数[例えば、99]を表す表示として表示が開始される場合がある表示であり、
前記第一の数よりも前記第二の数の方が大きな数であり、
前記第一の表示が前記第一の数を表す表示として開始された場合の図柄変動表示よりも、該第一の表示が前記第二の数を表す表示として開始された場合の図柄変動表示の方が、最終的に大当り図柄態様が確定表示されやすい
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記第一の表示は、第三の数[例えば、1]を表す表示として表示が開始される場合がある表示であり、
前記第一の数よりも前記第三の数の方が小さい数であり、
前記第一の表示が前記第一の数を表す表示として開始された場合の図柄変動表示よりも、該第一の表示が前記第三の数を表す表示として開始された場合の図柄変動表示の方が、最終的に大当り図柄態様が確定表示されやすい
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記第一の数は、2以上の数であり、
前記第一の数を表す前記第一の表示の表示が開始した後、前記第一の操作手段の長押し操作が一回行われた後に、該第一の表示から前記第二の表示[例えば、「継続」の表示]に切り替わる場合がある[例えば、図301(A6)]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
なお、前記第一の数を表す前記第一の表示の表示が開始した後、前記第一の操作手段の長押し操作が一回行われた後に、該第一の表示から他の表示に切り替わる場合があるように構成されていてもよい。
ここで、前記第一の数を表す前記第一の表示の表示が開始した後、前記第一の操作手段の長押し操作が一回行われた後に、該第一の表示から前記第二の表示に切り替わらない場合があってもよく、必ず切り替わるように構成されていてもよい。
また、前記第一の数を表す前記第一の表示の表示が開始した後、前記第一の操作手段の長押し操作が一回行われなければ、該第一の表示から前記第二の表示に切り替わらないように構成されていてもよい。
また、前記第一の表示から前記第二の表示に切り替わる場合には、前記第一の数を表す前記第一の表示の表示が開始した後、前記第一の操作手段の長押し操作が必ず一回行われているように構成されていてもよい。
また、
『 複数種類の変動時間の中から選択された一の変動時間にわたって図柄変動表示が表示され、
前記複数種類の変動時間のうちの一の変動時間は、第一の変動時間[例えば、図271(d)に示す「D」の変動時間のうち最も短い変動時間(例えば、5秒)]であり、
前記複数種類の変動時間のうちの一の変動時間は、第二の変動時間[例えば、図271(d)に示す「A」の変動時間(例えば、120秒)]であり、
前記第一の変動時間よりも前記第二の変動時間の方が長い変動時間であり、
前記第一の変動時間にわたって表示される図柄変動表示において、前記第一の表示[例えば、報知領域HZにおける数の表示]が前記第二の数[例えば、99]を表す表示として表示が開始される場合がない、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、前記第一の変動時間は、前記複数種類の変動時間のうち最も短い変動時間であってもよい。
また、前記第二の変動時間にわたって表示される図柄変動表示において、前記第一の表示が前記第二の数を表す表示として表示が開始される場合があるように構成されていてもよい。この場合、前記第二の変動時間は、前記複数種類の変動時間のうち最も長い変動時間であってもよい。さらに、前記第一の変動時間にわたって表示される図柄変動表示において、前記第一の表示が前記第一の数[例えば、5]を表す表示として表示が開始される場合があるように構成されていてもよい。あるいは、前記第一の変動時間にわたって表示される図柄変動表示において、前記第一の表示の表示が開始されないように構成されていてもよい。
また、
『 前記第一の数[例えば、10]を表す表示として開始される前記第一の表示[例えば、報知領域HZにおける数の表示]が、最も表示が開始されやすく、
或るボタン連打演出において或る回数の前記第一の操作手段の操作が行われた場合に、第六の表示[例えば、図302(A10)に示す「擬似連GET」]が表示される場合があり
前記第六の表示と前記第二の表示[例えば、報知領域HZにおける「継続」の表示]は、予告対象が同じ[例えば、擬似連演出]予告表示であり、
前記或る回数[例えば、30回]の数よりも前記第一の数の方が小さい数である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
なお、或るボタン連打演出において或る回数の前記第一の操作手段の操作が行われた場合に、該操作に応じた結果が報知されるように構成されており、前記或る回数の数よりも前記第一の数の方が小さい数であってもよい。
ここで、前記第六の表示と前記第二の表示は、同じ図柄変動表示における大当に関する予告表示[例えば、「Chance」あるいは「大盤振舞」]であってもよいし、同じ演出に関する予告表示[例えば、「SP」]であってもよい。
また、或るボタン連打演出において或る回数の前記第一の操作手段の操作が行われなかった場合に、第六の表示が表示されないように構成されていてもよい。
また、第六の表示が表示される場合には、或るボタン連打演出において或る回数の前記第一の操作手段の操作が必ず行われている。
また、
『 発光手段[例えば、遊技盤用ランプ532、遊技台枠用ランプ542]と、
第三の操作手段[例えば、十字キー181aの左右キー]と、
を備え、
前記表示手段に光量調整用表示[例えば、図304(A2)等に示す設定調整ウィンドゥSUW]が表示される場合があり、
前記光量調整用表示は、前記発光手段の光量調整が可能であることを表す表示であり、
前記光量調整用表示が表示されている状態において前記第三の操作手段の操作が行われると、該操作に応じて前記発光手段の光量調整が行われる場合があり[例えば、図304(A5)]
前記光量調整用表示が表示されていない状態において前記第三の操作手段の操作が行われても、該操作に応じて前記発光手段の光量調整が行われない[例えば、図304(C2)]
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
なお、前記第二の操作手段の操作に応じて前記第五の表示等の表示が開始される場合があってもよい。また、前記第三の操作手段は、前記第二の操作手段とは異なる操作手段であってもよく、前記第二の操作手段と同じ操作手段であってもよい。
ここで、前記光量調整用表示が表示されている状態において前記第三の操作手段の操作が行われると、該操作に応じて前記発光手段の光量調整が行われない場合があってもよいし、必ず行われるように構成されていてもよい。
また、前記光量調整用表示が表示されていない状態において前記第三の操作手段の操作が行われても、該操作に応じて前記発光手段の光量調整が絶対に行われないように構成されていてもよい。
また、前記光量調整用表示が表示されている状態において前記第三の操作手段の操作が行われない場合には、前記発光手段の光量調整が行われる場合がないように構成されていてもよい。
さらに、前記第三の操作手段の操作に応じて前記発光手段の光量調整が行われる場合には、前記光量調整用表示が必ず表示されているように構成されていてもよい。
また、
『 スピーカ[例えば、スピーカ120]と、
第三の操作手段[例えば、十字キー181aの上下キー]を備え、
前記表示手段に音量調整用表示[例えば、図304(A2)等に示す設定調整ウィンドゥSUW]が表示される場合があり、
前記音量調整用表示は、前記スピーカの音量調整が可能であることを表す表示であり、
前記音量調整用表示が表示されている状態において前記第三の操作手段の操作が行われると、該操作に応じて前記スピーカの音量調整が行われる場合があり
前記音量調整用表示が表示されていない状態において前記第三の操作手段の操作が行われても、該操作に応じて前記スピーカの音量調整が行われる場合がある[例えば、図304(D3)]
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
なお、前記第二の操作手段の操作に応じて前記第五の表示等の表示が開始される場合があってもよい。また、前記第三の操作手段は、前記第二の操作手段とは異なる操作手段であってもよく、前記第二の操作手段と同じ操作手段であってもよい。
ここで、前記音量調整促進表示が表示されている状態において前記第三の操作手段の操作が行われると、該操作に応じて前記スピーカの音量調整が行われない場合があってもよいし、必ず行われるように構成されていてもよい。
また、前記音量調整促進表示が表示されていない状態において前記第三の操作手段の操作が行われても、該操作に応じて前記スピーカの音量調整が行われない場合があってもよいし、必ず行われるように構成されていてもよい。
また、前記音量調整用表示が表示されている状態において前記第三の操作手段の操作が行われない場合には、前記スピーカの音量調整が行われる場合がないように構成されていてもよい。前記音量調整用表示が表示されていない状態において前記第三の操作手段の操作が行われない場合には、前記スピーカの音量調整が行われる場合がないように構成されていてもよい。
さらに、前記第三の操作手段の操作に応じて前記スピーカの音量調整が行われる場合には、前記音量調整用表示が表示されている状態であってもよい。前記第三の操作手段の操作に応じて前記スピーカの音量調整が行われる場合には、前記音量調整用表示が表示されていない状態であってもよい。
また、
『 前記第一の表示が表示されている状態のうちの或る状態において前記第一の操作手段の操作が行われると、該操作に応じて前記第一の演出が実行される、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
すなわち、前記第一の表示が表示されている状態のうちの或る状態において前記第一の操作手段の操作が行われると、該操作に応じて前記第一の演出が必ず実行されるように構成されていてもよい。
また、前記第一の表示が表示されている状態のうちの或る状態において前記第一の操作手段の操作が行われなければ、前記第一の演出が実行されないように構成されていてもよい。
さらに、前記第一の操作手段の操作に応じて前記第一の演出が実行された場合に、前記第一の表示が表示されている状態のうちの或る状態において前記第一の操作手段の操作が必ず行われている。
また、
『 或る演出モード[例えば、図309(D1)に示す姫ゾーンの先読みモード]において前記第一の表示が表示可能であり
前記或る演出モードにおいて前記第二の表示が表示可能であり
前記或る演出モードにおいて前記第一の演出が実行可能である
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、特定状態のみで前記第二の表示が表示可能であり、前記第一の演出が実行可能である。
なお、前記或る演出モードは、メニュー画面等で遊技者が選択した演出モードであったり、通常遊技状態(非確変状態、非電サポ状態)において設定される、遊技者の設定操作に関係しない演出モードであったり、確変状態において設定される、遊技者の設定操作に関係しない演出モードであったり、電サポ状態において設定される、遊技者の設定操作に関係しない演出モードであったり、通常遊技状態(非確変状態、非電サポ状態)における遊技者の設定操作に関係する演出モードであったり、確変状態における遊技者の設定操作に関係する演出モードであったり、電サポ状態における遊技者の設定操作に関係する演出モードであってもよい。また、抽選結果に基づいて開始される演出モードであってもよい。
また、
『 上に記載の「前記第一の演出に関連した表示」とは、「前記第一の操作手段[例えば、チャンスボタン136]の操作に応じて前記第一の演出[例えば、大当り確定予告演出]の実行が開始される場合において前記或る表示領域[例えば、報知領域HZ]で表示が開始される表示」のことである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記第一の演出は、演出音出力手段[例えば、スピーカ120]の音出力による演出である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
なお、前記第一の演出は、音出力手段の音出力による演出であってもよい。
また、
『 前記第一の演出は、演出発光手段[例えば、遊技盤用ランプ532、遊技台枠用ランプ542]の発光による演出である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
なお、前記第一の演出は、発光手段の発光による演出であってもよい。
た、
『 前記遊技台は、ぱちんこ機[例えば、パチンコ機100]であり、
最終的に大当り図柄態様が確定表示されるか最終的にハズレ図柄態様が確定表示されるかは、図柄変動表示の開始の際に行われる大当り判定[例えば、図262(b)に示す特図関連抽選処理]によって決定され、
前記大当り判定の結果は、前記第一の演出[例えば、大当り確定予告演出]が行われるか否かによって変化せず、
前記大当り判定は、遊技盤に設けられた始動口[例えば、第1特図始動口230、第2特図始動口232]に遊技球が進入した場合に取得[例えば、図262(b)に示す入賞判定処理(ステップS209)で取得]される乱数[例えば、大当り判定用乱数値,特図決定用乱数値]を用いた大当り抽選の結果に応じて判定され、
前記大当り抽選において大当りと判定される確率(以下、「大当り確率」という。)は、予め定められており[例えば、当否判定用テーブルに定められており]、
前記大当り確率は、前記第一の演出[例えば、大当り確定予告演出]が行われるか否かによって変化しない、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
以上の記載では、
『 複数種類の表示を表示可能な表示手段[例えば、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M、第3装飾図柄表示装置208N等]を備えた遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第一の表示[例えば、図310(f)〜同図(g)に示す忍者のキャラクタNJ4による保留アイコンの表示態様の変化演出表示(保留変化事前演出表示)等]であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第二の表示[例えば、図310(h)に示す、赤色の表示態様の保留アイコン等]であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第三の表示[例えば、図310(d)に示す、準備中画像RDY等]であり、
前記第一の表示は、前記第二の表示に関連するキャラクタの表示であり、
前記第二の表示は、先読み予告の表示態様の保留アイコンの表示であり、
前記第三の表示は、或る予告表示[例えば、図310(o)〜同図(p)に示すミニゲームの表示等]の表示開始を待機していることを表す表示であり、
前記第一の表示の表示が開始された後で前記第二の表示の表示が開始される場合があり[例えば、図310(f)〜同図(h)に示すように、忍者のキャラクタNJ4による保留変化事前演出表示が行われた後で第1の保留アイコンh11の表示態様がデフォルトの表示態様から赤色の表示態様に変化している等]、
第一の状態において前記第三の表示が開始される場合があり[例えば、図310(d)に示すように、保留アイコンh11,h12を表示するUI部UI3が表示されている状態において準備中画像RDYの表示が開始されている等]、
前記第一の状態において表示が開始された前記第三の表示が、第二の状態において表示が終了する場合があり[例えば、図310(d)〜同図(n)に示すように、UI部UI3が表示されている状態において表示が開始された準備中画像RDYが、UI部UI3が非表示とされている状態において表示が終了している等]、
前記第二の状態において前記第三の表示の表示が終了した後で、該第二の状態において前記或る予告表示の表示が開始される場合があり[例えば、図310(n)〜同図(o)に示すように、準備中画像RDYの表示が終了した後で、UI部UI3が非表示とされている状態でミニゲームの表示が開始されている等]、
前記或る予告表示が表示された後で、或る演出[例えば、図310(q)に示す鉄板画像TPの表示等]が開始される場合があり[例えば、図310(o)〜同図(q)に示すように、ミニゲームの表示結果が大成功となると、鉄板画像TPが表示される等]、
前記或る演出は、実行中の図柄変動表示に関する予告であり[例えば、図310(q)に示す鉄板画像TPは、大当り確定であることを報知する予告表示である等]、
前記第一の状態の後で前記第二の状態となる場合があり[例えば、図310(l)〜同図(m)に示すように、剣豪リーチに移行する場合には、表示されていたUI部UI3が非表示とされる等]、
前記第一の状態は、保留アイコンが表示可能な状態のうちの一の状態であり、
前記第二の状態は、保留アイコンが表示されない状態のうちの一の状態[例えば、剣豪リーチにおいてUI部UI3が非表示とされる状態等]である、
ことを特徴とする遊技台。』
について説明した。
従来の遊技台は表示手段には改良の余地があったが、この遊技台によれば、表示手段に特徴を持った遊技台を実現できる。
また、この遊技台によれば、予告表示よりも事前に表示される表示のうちの一つである第三の表示が保留アイコン以外の予告表示であることがわかりやすくなって当該変動に集中させて楽しませることができる場合がある。
また、この遊技台によれば、初心者に対しては、準備中表示によって当該予告なのか先読み予告なのかドキドキさせて楽しませることができ、ある程度の経験者に対しては準備中表示が当該予告に関する表示だとわかりやすくなって期待のしどころを明確にさせることができる場合がある。
また、この遊技台によれば、準備中表示の終了のタイミングによってどの予告が行われるかがわかりやすくなる場合がある。
ここで、表示手段は、複数種類の表示のみを表示可能なものであってもよいし、複数種類の表示以外の表示も表示可能なものであってもよい。また、表示手段は、複数種類の表示を必ず表示するものであってもよいし、複数種類の表示を表示しない場合があってもよい。
また、第一の表示は、第二の表示にのみ関連するキャラクタの表示であってもよいし、第二の表示以外の表示にも関連するキャラクタの表示であってもよい。また、第一の表示は、第二の表示に必ず関連するキャラクタの表示であってもよいし、第二の表示に関連しない場合があるキャラクタの表示であってもよい。
また、第一の状態において第三の表示のみが開始される場合があってもよいし、第一の状態において第三の表示以外の表示も開始される場合があってもよい。また、第一の状態において第三の表示が必ず開始されてもよいし、第一の状態において第三の表示が開始されない場合があってもよい。
また、第一の状態においてのみ第三の表示が開始される場合があってもよいし、第一の状態以外の状態においても第三の表示が開始される場合があってもよい。
また、第一の状態において表示が開始された第三の表示が、第二の状態においてのみ表示が終了する場合があってもよいし、第一の状態において表示が開始された第三の表示が、第二の状態以外の状態においても表示が終了する場合があってもよい。また、第一の状態において表示が開始された第三の表示が、第二の状態において必ず表示が終了しもよいし、第一の状態において表示が開始された第三の表示が、第二の状態において表示が終了しない場合があってもよい。
また、第二の状態において第三の表示の表示が終了した後で、第二の状態において或る予告表示の表示のみが開始される場合があってもよいし、第二の状態において第三の表示の表示が終了した後で、第二の状態において或る予告表示以外の表示の表示も開始される場合があってもよい。また、第二の状態において第三の表示の表示が終了した後で、第二の状態において或る予告表示の表示が必ず開始されてもよいし、第二の状態において第三の表示の表示が終了した後で、第二の状態において或る予告表示の表示が開始されない場合があってもよい。
また、第二の状態において第三の表示の表示が終了した後でのみ、第二の状態において或る予告表示の表示が開始される場合があってもよいし、第二の状態において第三の表示の表示が終了した後以外にも、第二の状態において或る予告表示の表示が開始される場合があってもよい。
また、第二の状態において第三の表示の表示が終了した後で、第二の状態においてのみ或る予告表示の表示が開始される場合があってもよいし、第二の状態において第三の表示の表示が終了した後で、第二の状態以外の状態においても或る予告表示の表示が開始される場合があってもよい。
また、或る予告表示が表示された後で、或る演出のみが開始される場合があってもよいし、或る予告表示が表示された後で、或る演出以外の演出も開始される場合があってもよい。また、或る予告表示が表示された後で、或る演出が必ず開始されてもよいし、或る予告表示が表示された後で、或る演出が開始されない場合があってもよい。
また、或る予告表示が表示された後でのみ、或る演出が開始される場合があってもよいし、或る予告表示が表示された後以外でも、或る演出が開始される場合があってもよい。
また、或る演出は、実行中の図柄変動表示にのみ関する予告であってもよいし、実行中の図柄変動表示以外の表示にも関する予告であってもよい。また、或る演出は、実行中の図柄変動表示に必ず関する予告であってもよいし、実行中の図柄変動表示に関しない予告である場合であってもよい。
また、第一の状態の後でのみ第二の状態となる場合があってもよいし、第一の状態以外の状態の後でも第二の状態となる場合があってもよい。また、第一の状態の後で必ず第二の状態となってもよいし、第一の状態の後で第二の状態とならない場合があってもよい。
また、第一の状態は、保留アイコンのみが表示可能な状態のうちの一の状態であってもよいし、保留アイコン以外の表示も表示可能な状態のうちの一の状態であってもよい。また、第一の状態は、保留アイコンが必ず表示される状態のうちの一の状態であってもよいし、保留アイコンが表示されない場合がある状態のうちの一の状態であってもよい。
また、第二の状態は、保留アイコンのみが表示されない状態のうちの一の状態であってもよいし、保留アイコン以外の表示も表示されない状態のうちの一の状態であってもよい。また、第二の状態は、保留アイコンが必ず表示されない状態のうちの一の状態であってもよいし、保留アイコンが表示される場合がある状態のうちの一の状態であってもよい。
なお、ここで、第一の表示は、保留アイコンの表示態様の変化演出に係るキャラクタの表示であってもよいし、常時表示されるキャラクタ(ナビキャラ)の校正におけるエフェクト表示であってもよい。
また、第二の表示は、デフォルトの表示態様の保留アイコンから先読み予告の表示態様の保留アイコンに変化する表示であってもよい。
また、第三の表示は、準備中の文字表示であってもよいし、キャラクタの表示であってもよいし、予告アイテムの表示であってもよいし、タイマ予告表示におけるタイマ表示のカウントダウンの実行中の表示であってもよい。
また、或る予告表示は、タイマ予告表示におけるタイマ表示のカウントダウンの実行中の表示であってもよいし、ミニゲームであってもよいし、予告演出であってもよい。
また、『 前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第六の表示[例えば、図310(a)に示すUI部UI3等]であり、
前記第六の表示は、少なくとも保留アイコンの背面に表示される画像の表示であり、
前記第六の表示が表示されている状態で保留アイコンが表示可能に構成されており[例えば、保留アイコンはUI部UI3が表示されている状態で表示可能とされている等]、
前記第六の表示が表示されていない状態で保留アイコンが表示されないように構成されている[例えば、図310(m)に示すように、UI部UI3が非表示とされている状態では、保留アイコンは表示されない等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、保留アイコンを目立たせることができる場合がある。
ここで、第六の表示は、保留アイコンのみの背面に表示される画像の表示であってもよいし、保留アイコン以外の表示の背面にも表示される画像の表示であってもよい。また、第六の表示は、少なくとも保留アイコンの背面に必ず表示される画像の表示であってもよいし、少なくとも保留アイコンの背面に表示されない画像の表示の場合であってもよい。
また、第六の表示が表示されている状態で保留アイコンのみが表示可能に構成されていてもよいし、第六の表示が表示されている状態で保留アイコン以外の表示も表示可能に構成されていてもよい。また、第六の表示が表示されている状態で保留アイコンが必ず表示されるように構成されていてもよいし、第六の表示が表示されている状態で保留アイコンが表示されない場合があるように構成されていてもよい。
また、第六の表示が表示されている状態でのみ保留アイコンが表示可能に構成されていてもよいし、第六の表示が表示されている状態以外の状態でも保留アイコンが表示可能に構成されていてもよい。
また、第六の表示が表示されていない状態で保留アイコンのみが表示されないように構成されていてもよいし、第六の表示が表示されていない状態で保留アイコン以外の表示も表示されないように構成されていてもよい。また、第六の表示が表示されていない状態で保留アイコンが必ず表示されないように構成されていてもよいし、第六の表示が表示されていない状態で保留アイコンが表示される場合があるように構成されていてもよい。
また、第六の表示が表示されていない状態でのみ保留アイコンが表示されないように構成されていてもよいし、第六の表示が表示されていない状態以外の状態でも保留アイコンが表示されないように構成されていてもよい。
また、『 前記第一の状態において、前記第六の表示の少なくとも一部の表示が前記第三の表示にオーバーラップされて表示される場合があるように構成されており[例えば、図310(d)に示すように、準備中画像RDYはUI部UI3におけるチュートリアル表示部TT1に重ねて表示されている等]、
前記第一の状態における前記第三の表示の表示位置と前記第二の状態における該第三の表示の表示位置が同じ表示位置である[例えば、図310(d)に示す、準備中画像RDYの表示位置と、図310(m)に示す、準備中画像RDYの表示位置は同じである等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、普段目にすることが多い保留アイコン回りに第三の表示を表示することで、第三の表示が保留アイコンの表示態様の変化による先読み予告ではないことを強く印象付けるとともに、保留アイコンの表示態様の変化以外の予告が行われていることを気づかせるようにして見逃しを防止することができる場合がある。
ここで、第一の状態において第六の表示の少なくとも一部の表示が第三の表示にのみオーバーラップされて表示される場合があるように構成されてもよいし、第一の状態において第六の表示の少なくとも一部の表示が第三の表示以外の表示にもオーバーラップされて表示される場合があるように構成されてもよい。また、第一の状態において第六の表示の少なくとも一部の表示が第三の表示に必ずオーバーラップされて表示されるように構成されてもよいし、第一の状態において第六の表示の少なくとも一部の表示が第三の表示にオーバーラップされて表示されない場合があるように構成されてもよい。
また、第一の状態において第六の表示の少なくとも一部の表示のみが第三の表示にオーバーラップされて表示される場合があるように構成されてもよいし、第一の状態において第六の表示の少なくとも一部の表示以外の表示も第三の表示にオーバーラップされて表示される場合があるように構成されてもよい。
また、『 前記第六の表示は、複数種類の態様で表示可能な表示であり、
前記複数種類の態様のうちの一の態様は、第一の態様[例えば、図310(a)に示す、青色で表示されたデフォルトの表示態様等]であり、
前記複数種類の態様のうちの一の態様は、第二の態様[例えば、図310(e)に示す、金色の表示態様等]であり、
前記第六の表示が前記第一の態様から前記第二の態様に変化しなかった場合よりも、該第六の表示が該第一の態様から該第二の態様に変化した場合の方が、図柄変動表示において大当り図柄が確定表示されやすい[例えば、図310(e)に示す、UI部UI3が金色の表示態様で表示された場合には、保留アイコンの表示態様が変化しやすく、したがって、先読みの対象である保留アイコンに対応する保留に基づく図柄変動表示において大当り図柄が確定表示されやすい等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第六の表示は、第一の態様と第二の態様でのみ表示可能なものであってもよいし、第一の態様と第二の態様以外の態様でも表示可能なものであってもよい。また、第六の表示は、第一の態様と第二の態様で必ず表示されるものであってもよいし、第一の態様と第二の態様で表示されない場合があるものであってもよい。
また、第六の表示が第一の態様から第二の態様に変化しなかった場合よりも、第六の表示が第一の態様から第二の態様に変化した場合の方が、図柄変動表示において大当り図柄のみが確定表示されやすくてもよいし、第六の表示が第一の態様から第二の態様に変化しなかった場合よりも、第六の表示が第一の態様から第二の態様に変化した場合の方が、図柄変動表示において大当り図柄以外の図柄も確定表示されやすくてもよい。また、第六の表示が第一の態様から第二の態様に変化しなかった場合よりも、第六の表示が第一の態様から第二の態様に変化した場合の方が、図柄変動表示において大当り図柄が必ず確定表示されてもよいし、第六の表示が第一の態様から第二の態様に変化しなかった場合よりも、第六の表示が第一の態様から第二の態様に変化した場合の方が、図柄変動表示において大当り図柄が確定表示されない場合があってもよい。
また、第六の表示が第一の態様から第二の態様に変化した場合にのみ、図柄変動表示において大当り図柄が確定表示されるようにしてもよいし、第六の表示が第一の態様から第二の態様に変化した場合以外の場合にも、図柄変動表示において大当り図柄が確定表示されるようにしてもよい。
また、『 前記第六の表示は、複数種類の態様で表示可能な表示であり、
前記複数種類の態様のうちの一の態様は、第一の態様[例えば、図310(a)に示す、青色で表示されたデフォルトの表示態様等]であり、
前記複数種類の態様のうちの一の態様は、第二の態様[例えば、図310(e)に示す、金色の表示態様等]であり、
前記第六の表示が前記第一の態様から前記第二の態様に変化しなかった場合よりも、該第六の表示が該第一の態様から該第二の態様に変化した場合の方が、前記第二の表示の表示が開始されやすい[例えば、図310(e)に示す、UI部UI3が金色の表示態様で表示された場合には、赤色の表示態様の保留アイコンが表示されやすい等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第六の表示は、第一の態様と第二の態様でのみ表示可能なものであってもよいし、第一の態様と第二の態様以外の態様でも表示可能なものであってもよい。また、第六の表示は、第一の態様と第二の態様で必ず表示されるものであってもよいし、第一の態様と第二の態様で表示されない場合があるものであってもよい。
また、第六の表示が第一の態様から第二の態様に変化しなかった場合よりも、第六の表示が第一の態様から第二の態様に変化した場合の方が、第二の表示の表示のみが開始されやすくてもよいし、第六の表示が第一の態様から第二の態様に変化しなかった場合よりも、第六の表示が第一の態様から第二の態様に変化した場合の方が、第二の表示以外の表示表示も開始されやすくてもよい。また、第六の表示が第一の態様から第二の態様に変化しなかった場合よりも、第六の表示が第一の態様から第二の態様に変化した場合の方が、第二の表示の表示が必ず開始されてもよいし、第六の表示が第一の態様から第二の態様に変化しなかった場合よりも、第六の表示が第一の態様から第二の態様に変化した場合の方が、第二の表示の表示が開始さない場合があってもよい。
また、第六の表示が第一の態様から第二の態様に変化した場合にのみ、第二の表示の表示が開始されてもよいし、第六の表示が第一の態様から第二の態様に変化した場合以外の場合にも、第二の表示の表示が開始されやすくてもよい。
また、『 前記第一の表示の少なくとも一部が前記第六の表示にオーバーラップするように構成されている[例えば、図310(f)に示すように、忍者のキャラクタNJ4がUI部UI3にオーバーラップしている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、第六の表示に着目すれば様々な情報を得ることができ、遊技をわかりやすくすることができる場合がある。
ここで、第一の表示の少なくとも一部が第六の表示にのみオーバーラップするように構成されてもよいし、第一の表示の少なくとも一部が第六の表示以外の表示にもオーバーラップするように構成されてもよい。また、第一の表示の少なくとも一部が第六の表示に必ずオーバーラップするように構成されてもよいし、第一の表示の少なくとも一部が第六の表示にオーバーラップしない場合があるように構成されてもよい。
また、第一の表示の一部のみが第六の表示にオーバーラップするように構成されてもよいし、第一の表示の全部が第六の表示にオーバーラップするように構成されてもよい。
また、『 前記第一の表示と前記第六の表示がオーバーラップしないように構成されている[例えば、図325(b1)に示すように、忍者のキャラクタNJ4はUI部UI3にオーバーラップしていない等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、第六の表示に着目すれば、一見、第三の表示が保留アイコンの変化表示に関する表示のように思えるが、そうではないことがわかる場合がある。
ここで、第一の表示と第六の表示のみがオーバーラップしないように構成されていてもよいし、第一の表示と第六の表示以外の表示もオーバーラップしないように構成されていてもよい。また、第一の表示と第六の表示が必ずオーバーラップしないように構成されていてもよいし、第一の表示と第六の表示がオーバーラップする場合があるように構成されていてもよい。
また、『 或るリーチ演出[例えば、図310(m)〜同図(q)に示すスーパーリーチ(剣豪リーチ)等]を実行可能に構成されており、
前記第一の状態は、前記或るリーチ演出の実行が開始される前の状態のうちの一の状態であり[例えば、図310(m)〜同図(q)に示すスーパーリーチ(剣豪リーチ)が開始される前の状態等]、
前記第二の状態は、前記或るリーチ演出が実行されている状態[例えば、図310(m)〜同図(q)に示すスーパーリーチ(剣豪リーチ)が実行されている状態等]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、或るリーチ状態であるか否かに気付きやすくなる場合がある。
ここで、或るリーチ演出のみを実行可能に構成されてもよいし、或るリーチ演出以外のリーチ演出も実行可能に構成されてもよい。また、或るリーチ演出を必ず実行するように構成されてもよいし、或るリーチ演出を実行しない場合があるように構成されてもよい。
また、第一の状態は、或るリーチ演出のみの実行が開始される前の状態のうちの一の状態であってもよいし、或るリーチ演出以外のリーチ演出の実行が開始される前の状態のうちの一の状態であってもよい。また、第一の状態は、或るリーチ演出の実行が必ず開始される前の状態のうちの一の状態であってもよいし、或るリーチ演出の実行が開始されない状態のうちの一の状態であってもよい。
また、第二の状態は、或るリーチ演出のみが実行されている状態であってもよいし、或るリーチ演出以外のリーチ演出が実行されている状態であってもよい。また、第二の状態は、或るリーチ演出が必ず実行されている状態であってもよいし、或るリーチ演出が実行されていない状態であってもよい。
また、『 前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第四の表示[例えば、図310(o)〜同図(p)に示すミニゲームの表示等]であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第五の表示[例えば、図310(q)に示す鉄板画像TPの表示等]であり、
前記或る予告表示は、前記或る演出が開始されることを予告する表示であり[例えば、図310(o)〜同図(p)に示すミニゲームにおいて、殿様のミニキャラMC1が放った矢が的TGTの当りの領域に刺さることで鉄板画像TPの表示を予告している等]、
前記或る予告表示として前記第四の表示が表示される場合があり、
前記或る演出として前記第五の表示が表示される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、或る予告表示は、或る演出が開始されることのみを予告するものであってもよいし、或る演出が開始されること以外のことも予告するものであってもよい。また、或る予告表示は、或る演出が開始されることを必ず予告するものであってもよいし、或る演出が開始されることを予告しない場合があるものであってもよい。
また、或る予告表示として第四の表示のみが表示される場合があってもよいし、或る予告表示として第四の表示以外の表示も表示される場合があってもよい。また、或る予告表示として第四の表示が必ず表示されてもよいし、或る予告表示として第四の表示が表示されない場合があってもよい。
また、或る演出として第五の表示のみが表示される場合があってもよいし、或る演出として第五の表示以外の表示も表示される場合があってもよい。また、或る演出として第五の表示が必ず表示されてもよいし、或る演出として第五の表示が表示されない場合があってもよい。
また、『 或る図柄変動表示において表示が開始された前記第三の表示が、次に開始される図柄変動表示が開始された後も継続して表示される場合がある[例えば、図310(i)〜同図(j)に示すように、準備中画像RDYが複数の図柄変動表示に跨って表示されている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、第三の表示によって複数変動に跨って期待感を持たせることができ、またゴールもわかりやすいので、期待感を持たせる期間が明確になる場合がある。
ここで、或る図柄変動表示において表示が開始された第三の表示が、次に開始される図柄変動表示が開始された後でのみ継続して表示される場合があってもよいし、或る図柄変動表示において表示が開始された第三の表示が、次に開始される図柄変動表示が開始された後以外にも継続して表示される場合があってもよい。また、或る図柄変動表示において表示が開始された第三の表示が、次に開始される図柄変動表示が開始された後で必ず継続して表示されてもよいし、或る図柄変動表示において表示が開始された第三の表示が、次に開始される図柄変動表示が開始された後も継続して表示されない場合があってもよい。
また、『 或る図柄変動表示において表示が開始された前記第一の表示が、次に開始される図柄変動表示が開始される前に消去される[例えば、図310(f)〜同図(h)に示すように、忍者のキャラクタNJ4は、複数の図柄変動表示に跨って表示されない等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、或る図柄変動表示において表示が開始された第一の表示が、次に開始される図柄変動表示が開始される前にのみ消去されてもよいし、或る図柄変動表示において表示が開始された第一の表示が、次に開始される図柄変動表示が開始される前以外にも消去されてもよい。また、或る図柄変動表示において表示が開始された第一の表示が、次に開始される図柄変動表示が開始される前に必ず消去されてもよいし、或る図柄変動表示において表示が開始された第一の表示が、次に開始される図柄変動表示が開始される前に消去されない場合があってもよい。
また、『 前記第三の表示が表示される領域において、前記或る演出が実行される場合がある[例えば、図316(a4)に示すように、チュートリアル表示部TT1において「激熱」の文字からなる予告表示が表示される場合がある等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第三の表示が表示される領域において、或る演出のみが実行される場合があってもよいし、第三の表示が表示される領域において、或る演出以外の演出も実行される場合があってもよい。また、第三の表示が表示される領域において、或る演出が必ず実行されてもよいし、第三の表示が表示される領域において、或る演出が実行されない場合があってもよい。
また、第三の表示が表示される領域のみにおいて、或る演出が実行される場合があってもよいし、第三の表示が表示される領域以外の領域においても、或る演出が実行される場合があってもよい。
また、『 遊技者による操作が可能な操作手段[例えば、演出ボタン136等]を備え、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第七の表示[例えば、図313(b6)に示すデカボタン画像136aL等]であり、
前記第七の表示は、前記操作手段の操作を促す表示であり、
前記第七の表示は、前記第三の表示が開始された後で表示が開始される表示であり[例えば、図313(b1)〜同図(b6)に示すように、デカボタン画像136aLは準備中画像RDYが表示開始された後で表示開始されている等]、
前記第七の表示の表示中に前記操作手段が操作されると前記或る演出が開始され[例えば、図313(b6)に示すデカボタン画像136aLの表示中に演出ボタン136が操作されると鉄板画像TPが表示される等]、
前記第三の表示は、前記第七の表示の表示が開始される前に表示が終了する表示である[例えば、図313(b1)〜同図(b6)に示すように、準備中画像RDYは、デカボタン画像136aLが表示開始される前に表示が終了される等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、操作手段は、遊技者のみによる操作が可能なものであってもよいし、遊技者以外の者による操作も可能なものであってもよい。また、操作手段は、遊技者により必ず操作されるものであってもよいし、遊技者により操作されない場合があるものであってもよい。
また、第七の表示は、操作手段の操作のみを促すものであってもよいし、操作手段の操作以外のものも促すものであってもよい。また、第七の表示は、操作手段の操作を必ず促すものであってもよいし、操作手段の操作を促さない場合があるものであってもよい。
また、第七の表示は、第三の表示が開始された後でのみ表示が開始されるものであってもよいし、第三の表示が開始された後以外でも表示が開始されるものであってもよい。また、第七の表示は、第三の表示が開始された後で必ず表示が開始されるものであってもよいし、第三の表示が開始された後で表示が開始されないものであってもよい。
また、第七の表示の表示中に操作手段が操作されると必ず或る演出が開始されてもよいし、第七の表示の表示中に操作手段が操作されると或る演出が開始されない場合があってもよい。また、第七の表示の表示中にのみ操作手段が操作されると或る演出が開始されてもよいし、第七の表示の表示中以外にも操作手段が操作されると或る演出が開始されてもよい。また、第七の表示のみの表示中に操作手段が操作されると或る演出が開始されてもよいし、第七の表示以外の表示も表示中に操作手段が操作されると或る演出が開始されてもよい。
また、第三の表示は、第七の表示の表示が開始される前にのみ表示が終了するものであってもよいし、第七の表示の表示が開始される前以外にも表示が終了するものであってもよい。また、第三の表示は、第七の表示の表示が開始される前に必ず表示が終了するものであってもよいし、第七の表示の表示が開始される前に表示が終了しない場合があるものであってもよい。
また、『 前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第八の表示[例えば、図313(b4)〜同図(b5)に示す合体アニメーション等]であり、
前記第八の表示は、前記第七の表示の表示が開始されることを予告する表示であり[例えば、図313(b4)〜同図(b6)に示すように、合体アニメーションによりボタン予告演出の開始を予告している、すなわち、デカボタン画像136aLの表示を予告している等]、
前記第三の表示は、前記第八の表示の表示中に表示が終了する表示である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第八の表示は、第七の表示の表示が開始されることのみを予告するものであってもよいし、第七の表示の表示が開始されること以外のことも予告するものであってもよい。また、第八の表示は、第七の表示の表示が開始されることを必ず予告するものであってもよいし、第七の表示の表示が開始されることを予告しない場合があるものであってもよい。
また、第三の表示は、第八の表示の表示中にのみ終了するものであってもよいし、第八の表示以外の表示の表示中にも終了するものであってもよい。また、第三の表示は、第八の表示の表示中に必ず終了するものであってもよいし、第八の表示の表示中に終了しない場合があるものであってもよい。
また、『 前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第九の表示[例えば、図320(a)に示す変動アイコンh0等]であり、
前記第九の表示は、変動アイコンの表示であり、
前記第三の表示が二つ表示される場合があり[例えば、図323(a)に示すように、準備中画像RDY1,RDY2が2つ表示される場合がある等]、
二つの前記第三の表示のうちの一方の表示が終了した後で他方の表示態様が変化し[例えば、図320(g)に示すように、準備中画像RDYが拡大して表示されている等]、
表示態様が変化した前記第三の表示が前記第九の表示にオーバーラップする[例えば、図320(g)に示すように、拡大表示された準備中画像RDYが変動アイコンh0にオーバーラップしている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、二つの第三の表示が表示されていることに気づきやすくなる場合がある。
ここで、第三の表示が二つのみ表示される場合があってもよいし、第三の表示が三つ以上表示される場合があってもよいし、第三の表示が一つだけ表示される場合があってもよい。
また、二つの第三の表示のうちの一方の表示が終了した後で他方の表示態様のみが変化してもよいし、二つの第三の表示のうちの一方の表示が終了した後で他方の表示態様以外のものの表示態様も変化してもよい。また、二つの第三の表示のうちの一方の表示が終了した後で他方の表示態様が必ず変化してもよいし、二つの第三の表示のうちの一方の表示が終了した後で他方の表示態様が変化しない場合があってもよい。
また、二つの第三の表示のうちの一方の表示が終了した後でのみ他方の表示態様が変化してもよいし、二つの第三の表示のうちの一方の表示が終了した後以外でも他方の表示態様が変化してもよい。
また、表示態様が変化した第三の表示が第九の表示にのみオーバーラップしてもよいし、表示態様が変化した第三の表示が第九の表示以外の表示にもオーバーラップしてもよい。また、表示態様が変化した第三の表示が第九の表示に必ずオーバーラップしてもよいし、表示態様が変化した第三の表示が第九の表示にオーバーラップしない場合があってもよい。
また、表示態様が変化した第三の表示のみが第九の表示にオーバーラップしてもよいし、表示態様が変化した第三の表示以外の表示も第九の表示にオーバーラップしてもよい。
また、『 前記第三の表示が二つ表示された場合は、一の図柄変動表示において全ての該第三の表示の表示が終了する[例えば、図320(b)〜同図(k)に示すように、2つの準備中画像RDYは、同一の図柄変動表示において全て消化されている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第三の表示が二つ表示された場合は、一の図柄変動表示において全ての第三の表示の表示のみが終了してもよいし、第三の表示が二つ表示された場合は、一の図柄変動表示において全ての第三の表示以外の表示の表示も終了してもよい。また、第三の表示が二つ表示された場合は、一の図柄変動表示において全ての第三の表示の表示が必ず終了してもよいし、第三の表示が二つ表示された場合は、一の図柄変動表示において全ての第三の表示の表示が終了しない場合があってもよい。
また、第三の表示が二つ表示された場合は、一の図柄変動表示においてのみ全ての第三の表示の表示が終了してもよいし、第三の表示が二つ表示された場合は、一の図柄変動表示以外の図柄変動表示においても全ての第三の表示の表示が終了してもよい。また、第三の表示が二つ表示された場合にのみ、一の図柄変動表示において全ての第三の表示の表示が終了してもよいし、第三の表示が二つ表示された場合以外の場合も、一の図柄変動表示において全ての第三の表示の表示が終了してもよい。
また、『 前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第十の表示[例えば、図310(a)に示す、チュートリアル表示部TT1に表示された「パンダは殿様の師匠」と表示された説明表示等]であり、
前記第十の表示は、説明表示であり、
前記第十の表示は、表示される場合には前記表示手段における第一の表示領域に表示される表示であり[例えば、図310(a)に示すように、説明表示はチュートリアル表示部TT1に表示される等]、
前記第三の表示は、前記第一の表示領域に表示される場合がある表示である[例えば、図310(d)に示すように、準備中画像RDYはチュートリアル表示部TT1に表示されている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第十の表示は、表示される場合には表示手段における第一の表示領域にのみ表示されるものであってもよいし、表示される場合には表示手段における第一の表示領域以外にも表示されるものであってもよい。また、表示される場合には表示手段における第一の表示領域に必ず表示されるものであってもよいし、表示される場合には表示手段における第一の表示領域に表示されない場合があるものであってもよい。
また、第三の表示は、第一の表示領域にのみ表示される場合があるものであってもよいし、第一の表示領域以外の表示領域にも表示される場合があるものであってもよい。また、第三の表示は、第一の表示領域に必ず表示されるものであってもよいし、第一の表示領域に表示されない場合があるものであってもよい。
また、『 前記遊技台は、ぱちんこ機[例えば、パチンコ機100等]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
以上の記載では、
『 複数種類の表示を表示可能な表示手段[例えば、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M、第3装飾図柄表示装置208N等]を備えた遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第一の表示[保留アイコンの表示態様の変化演出表示(保留変化事前演出表示)に係るキャラクタ、例えば、図310(f)〜同図(g)に示す忍者のキャラクタNJ4等]であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第二の表示[先読み予告の表示態様の保留アイコン、例えば、図310(h)に示す、赤色の表示態様の保留アイコン等]であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第三の表示[準備中表示、例えば、図310(d)に示す、準備中画像RDY等]であり、
前記第一の表示は、前記第二の表示に関連するキャラクタの表示であり、
前記第二の表示は、先読み予告の表示態様の保留アイコンの表示であり、
前記第三の表示は、或る予告表示[ミニゲームやタイマ予告、例えば、図310(o)〜同図(p)に示すミニゲームの表示や、図312(b3)〜同図(b4)に示すタイマ予告演出等]の表示開始を待機していることを表す表示であり、
前記第一の表示の表示が開始された後で前記第二の表示の表示が開始される場合があるように構成されており[キャラクタによる保留変化事前演出表示が開始された後で、保留アイコンが先読み予告の表示態様で表示される、例えば、図310(f)〜同図(h)に示すように、忍者のキャラクタNJ4による保留変化事前演出表示が行われた後で第1の保留アイコンh11の表示態様がデフォルトの表示態様から赤色の表示態様に変化している等]、
第一の状態において前記第三の表示が開始される場合があるように構成されており[保留アイコンが表示されている状態において準備中表示の表示が開始される、例えば、図310(d)に示すように、保留アイコンh11,h12を表示するUI部UI3が表示されている状態において準備中画像RDYの表示が開始されている等]、
前記第一の状態において表示が開始された前記第三の表示が、第二の状態において表示が終了する場合があるように構成されており[保留アイコンが表示されている状態において表示開始された準備中表示が、保留アイコンが非表示の状態において表示が終了する、例えば、図310(d)〜同図(n)に示すように、UI部UI3が表示されている状態において表示が開始された準備中画像RDYが、UI部UI3が非表示とされている状態において表示が終了している等]、
前記第二の状態において前記第三の表示の表示が終了した後で、該第二の状態において前記或る予告表示の表示が開始される場合があるように構成されており[保留アイコンが非表示の状態において準備中表示の表示が終了した後で、ミニゲームやタイマ予告が開始される、例えば、図310(n)〜同図(o)に示すように、準備中画像RDYの表示が終了した後で、UI部UI3が非表示とされている状態でミニゲームの表示が開始されている、あるいは、図312(b1)〜同図(b4)に示すように、準備中画像RDYの表示が終了した後で、UI部UI3が非表示とされている状態でタイマ予告演出が開始されている等]、
前記或る予告表示が表示された後で、或る演出[当該予告、例えば、図310(q)に示す鉄板画像TPの表示や、図313(c4)に示すデカボタン136aLによるボタン予告演出等]が開始されるように構成されており[ミニゲームの表示結果が大成功となったりタイマ予告でカウントダウンが完了すると当該予告が開始される、例えば、図310(o)〜同図(q)に示すように、ミニゲームの表示結果が大成功となると、鉄板画像TPが表示される、図313(c1)〜同図(c4)に示すように、タイマ予告表示におけるタイマ表示のカウントダウンが完了するとデカボタン136aLによるボタン予告演出が開始される等]、
前記或る演出は、実行中の図柄変動表示に関する予告であり、
前記第一の状態の後で前記第二の状態となる場合があるように構成されており[保留アイコンが表示可能な状態から保留アイコンが表示されない状態へ移行する場合がある、例えば、図310(l)〜同図(m)に示すように、剣豪リーチに移行する場合には、表示されていたUI部UI3が非表示とされ、保留アイコンが表示可能な状態から非表示の状態へ移行する等]、
前記第一の状態は、保留アイコンが表示可能な状態のうちの一の状態であり[例えば、剣豪リーチに移行する前のUI部UI3が表示されている状態等]、
前記第二の状態は、保留アイコンが表示されない状態のうちの一の状態である[例えば、剣豪リーチにおいてUI部UI3が非表示とされる状態等]、
ことを特徴とする遊技台。』
について説明した。
従来の遊技台は表示手段には改良の余地があったが、この遊技台によれば、表示手段に特徴を持った遊技台を実現できる。
また、この遊技台によれば、予告表示よりも事前に表示される表示のうちの一つである第三の表示が保留アイコン以外の予告表示であることがわかりやすくなって当該変動に集中させて楽しませることができる場合がある。
また、この遊技台によれば、初心者に対しては、準備中表示によって当該予告なのか先読み予告なのかドキドキさせて楽しませることができ、ある程度の経験者に対しては準備中表示が当該予告に関する表示だとわかりやすくなって期待のしどころを明確にさせることができる場合がある。
また、この遊技台によれば、準備中表示の終了のタイミングによってどの予告が行われるかがわかりやすくなる場合がある。
ここで、表示手段は、複数種類の表示のみを表示可能なものであってもよいし、複数種類の表示以外の表示も表示可能なものであってもよい。また、表示手段は、複数種類の表示を必ず表示するものであってもよいし、複数種類の表示を表示しない場合があってもよい。
また、第一の表示は、第二の表示にのみ関連するキャラクタの表示であってもよいし、第二の表示以外の表示にも関連するキャラクタの表示であってもよい。また、第一の表示は、第二の表示に必ず関連するキャラクタの表示であってもよいし、第二の表示に関連しない場合があるキャラクタの表示であってもよい。
また、第一の状態において第三の表示のみが開始される場合があってもよいし、第一の状態において第三の表示以外の表示も開始される場合があってもよい。また、第一の状態において第三の表示が必ず開始されてもよいし、第一の状態において第三の表示が開始されない場合があってもよい。
また、第一の状態においてのみ第三の表示が開始される場合があってもよいし、第一の状態以外の状態においても第三の表示が開始される場合があってもよい。
また、第一の状態において表示が開始された第三の表示が、第二の状態においてのみ表示が終了する場合があってもよいし、第一の状態において表示が開始された第三の表示が、第二の状態以外の状態においても表示が終了する場合があってもよい。また、第一の状態において表示が開始された第三の表示が、第二の状態において必ず表示が終了しもよいし、第一の状態において表示が開始された第三の表示が、第二の状態において表示が終了しない場合があってもよい。
また、第二の状態において第三の表示の表示が終了した後で、第二の状態において或る予告表示の表示のみが開始される場合があってもよいし、第二の状態において第三の表示の表示が終了した後で、第二の状態において或る予告表示以外の表示の表示も開始される場合があってもよい。また、第二の状態において第三の表示の表示が終了した後で、第二の状態において或る予告表示の表示が必ず開始されてもよいし、第二の状態において第三の表示の表示が終了した後で、第二の状態において或る予告表示の表示が開始されない場合があってもよい。
また、第二の状態において第三の表示の表示が終了した後でのみ、第二の状態において或る予告表示の表示が開始される場合があってもよいし、第二の状態において第三の表示の表示が終了した後以外にも、第二の状態において或る予告表示の表示が開始される場合があってもよい。
また、第二の状態において第三の表示の表示が終了した後で、第二の状態においてのみ或る予告表示の表示が開始される場合があってもよいし、第二の状態において第三の表示の表示が終了した後で、第二の状態以外の状態においても或る予告表示の表示が開始される場合があってもよい。
また、或る予告表示が表示された後で、或る演出のみが開始される場合があってもよいし、或る予告表示が表示された後で、或る演出以外の演出も開始される場合があってもよい。また、或る予告表示が表示された後で、或る演出が必ず開始されてもよいし、或る予告表示が表示された後で、或る演出が開始されない場合があってもよい。
また、或る予告表示が表示された後でのみ、或る演出が開始される場合があってもよいし、或る予告表示が表示された後以外でも、或る演出が開始される場合があってもよい。
また、或る演出は、実行中の図柄変動表示にのみ関する予告であってもよいし、実行中の図柄変動表示以外の表示にも関する予告であってもよい。また、或る演出は、実行中の図柄変動表示に必ず関する予告であってもよいし、実行中の図柄変動表示に関しない予告である場合であってもよい。
また、第一の状態の後でのみ第二の状態となる場合があってもよいし、第一の状態以外の状態の後でも第二の状態となる場合があってもよい。また、第一の状態の後で必ず第二の状態となってもよいし、第一の状態の後で第二の状態とならない場合があってもよい。
また、第一の状態は、保留アイコンのみが表示可能な状態のうちの一の状態であってもよいし、保留アイコン以外の表示も表示可能な状態のうちの一の状態であってもよい。また、第一の状態は、保留アイコンが必ず表示される状態のうちの一の状態であってもよいし、保留アイコンが表示されない場合がある状態のうちの一の状態であってもよい。
また、第二の状態は、保留アイコンのみが表示されない状態のうちの一の状態であってもよいし、保留アイコン以外の表示も表示されない状態のうちの一の状態であってもよい。また、第二の状態は、保留アイコンが必ず表示されない状態のうちの一の状態であってもよいし、保留アイコンが表示される場合がある状態のうちの一の状態であってもよい。
なお、ここで、第一の表示は、保留アイコンの表示態様の変化演出に係るキャラクタの表示であってもよいし、常時表示されるキャラクタ(ナビキャラ)の校正におけるエフェクト表示であってもよい。
また、第二の表示は、デフォルトの表示態様の保留アイコンから先読み予告の表示態様の保留アイコンに変化する表示であってもよい。
また、第三の表示は、準備中の文字表示であってもよいし、キャラクタの表示であってもよいし、予告アイテムの表示であってもよいし、タイマ予告表示におけるタイマ表示のカウントダウンの実行中の表示であってもよい。
また、或る予告表示は、タイマ予告表示におけるタイマ表示のカウントダウンの実行中の表示であってもよいし、ミニゲームであってもよいし、予告演出であってもよい。
なお、『 第三の状態は、保留アイコンが表示可能な状態のうちの一の状態であり、
第四の状態は、保留アイコンが表示されない状態のうちの一の状態であり、
前記第三の状態は、第一の状態とは異なる状態であり、
前記第四の状態は、前記第二の状態とは異なる状態である、
ことを特徴とする遊技台。』
であってもよい。
また、『 前記第一の状態において表示が開始された前記第三の表示が、該第一の状態において表示が終了する場合がある、
ことを特徴とする遊技台。』
であってもよい。
また、『 前記第一の状態において表示が開始された前記第三の表示が、前記第三の状態において表示が終了する場合がある、
ことを特徴とする遊技台。』
であってもよい。
また、『 前記第一の状態において表示が開始された前記第三の表示が、前記第四の状態において表示が終了する場合がある、
ことを特徴とする遊技台。』
であってもよい。
また、第一の状態は、図柄変動表示(装飾図柄、特別図柄)の実行中であることを含む状態であってもよい。
また、『 前記或る予告表示が表示された後で、或る演出が開始される場合があるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。』
であってもよい。
なお、或る予告表示が真の予告表示に限らず、或る演出が開始されない偽の予告表示であってもよい。
また、或る予告表示がミニゲームである場合には、或る演出はミニゲームの結果を示す表示であってもよい。
また、キャラクタとは、人物に限らず、予告アイテム等のミニアイテム系の表示であってもよい。
また、「前記第一の表示の表示が開始された後で前記第二の表示の表示が開始される場合がある」が、「前記第一の表示の表示が開始された後で前記第二の表示の表示が開始される表示が、なされる場合がある」であってもよい。ここで、第一の表示が別場面で表示される場合があってもよいし、なくてもよい。また、第二の表示が別場面で表示される場合があってもよいし、なくてもよい。
また、「前記第一の状態の後で前記第二の状態となる場合があるように構成されており」とは、「前記第一の状態に続いて前記第二の状態となる場合があるように構成されており」のことであってもよい。
また、第一の状態の後に他の状態(例えば、第四の状態)を経ることなく第二の状態に移行する場合があってもよい。また、第一の状態の後に他の状態(例えば、第三の状態や第三の状態)を経た後に第二の状態に移行する場合があってもよい。また、一の図柄変動表示がなされている状態において、第一の状態から第二の状態に移行する場合があってもよい。
また、或る予告表示がフェードアウトしつつ、或る演出がフェードインするようにしてもよい。
また、『 前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第六の表示[保留アイコン表示領域を含む画像の表示、例えば、図310(a)に示すUI部UI3等]であり、
前記第六の表示は、少なくとも保留アイコンの背面に表示される画像の表示であり、
前記第六の表示が表示されている状態で保留アイコンが表示可能に構成されており[保留アイコンは、保留アイコン表示領域を含む画像が表示されている状態で表示可能とされている、例えば、保留アイコンはUI部UI3が表示されている状態で表示可能とされている等]、
前記第六の表示が表示されていない状態で保留アイコンが表示されないように構成されている[保留アイコン表示領域を含む画像が表示されていない状態では保留アイコンは表示されない、例えば、図310(m)に示すように、UI部UI3が非表示とされている状態では、保留アイコンは表示されない等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、保留アイコンを目立たせることができる場合がある。
ここで、第六の表示は、保留アイコンのみの背面に表示される画像の表示であってもよいし、保留アイコン以外の表示の背面にも表示される画像の表示であってもよい。また、第六の表示は、少なくとも保留アイコンの背面に必ず表示される画像の表示であってもよいし、少なくとも保留アイコンの背面に表示されない画像の表示の場合であってもよい。
また、第六の表示が表示されている状態で保留アイコンのみが表示可能に構成されていてもよいし、第六の表示が表示されている状態で保留アイコン以外の表示も表示可能に構成されていてもよい。また、第六の表示が表示されている状態で保留アイコンが必ず表示されるように構成されていてもよいし、第六の表示が表示されている状態で保留アイコンが表示されない場合があるように構成されていてもよい。
また、第六の表示が表示されている状態でのみ保留アイコンが表示可能に構成されていてもよいし、第六の表示が表示されている状態以外の状態でも保留アイコンが表示可能に構成されていてもよい。
また、第六の表示が表示されていない状態で保留アイコンのみが表示されないように構成されていてもよいし、第六の表示が表示されていない状態で保留アイコン以外の表示も表示されないように構成されていてもよい。また、第六の表示が表示されていない状態で保留アイコンが必ず表示されないように構成されていてもよいし、第六の表示が表示されていない状態で保留アイコンが表示される場合があるように構成されていてもよい。
また、第六の表示が表示されていない状態でのみ保留アイコンが表示されないように構成されていてもよいし、第六の表示が表示されていない状態以外の状態でも保留アイコンが表示されないように構成されていてもよい。
なお、第六の表示は変動中の装飾図柄にオーバーラップされない表示であってもよい。
また、第六の表示の一部の表示が第三の表示の一部の表示にオーバーラップされる構成において、第三の表示の一部とは別の部分の表示が装飾図柄にオーバーラップされてもよい。
また、第六の表示は、保留アイコンの台座の表示を含んでもよい。
また、第六の表示は、変動アイコンの台座の表示を含んでもよい。
また、第六の表示は、背景画像の表示とは別の表示であってもよい。
また、『 前記第一の状態において、前記第六の表示の少なくとも一部の表示が前記第三の表示にオーバーラップされて表示される場合があるように構成されており[保留アイコンが表示されている状態において、保留アイコン表示領域を含む画像の一部が準備中表示にオーバーラップされて表示される、例えば、図310(d)に示すように、準備中画像RDYはUI部UI3におけるチュートリアル表示部TT1に重ねて表示されている等]、
前記第一の状態における前記第三の表示の表示位置と前記第二の状態における該第三の表示の表示位置が同じ表示位置である[保留アイコンが表示されている状態における準備中表示の表示位置と保留アイコンの非表示状態における準備中表示の表示位置が同じである、例えば、図310(d)に示す、準備中画像RDYの表示位置と、図310(m)に示す、準備中画像RDYの表示位置は同じである等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、普段目にすることが多い保留アイコン回りに第三の表示を表示することで、第三の表示が保留アイコンの表示態様の変化による先読み予告ではないことを強く印象付けるとともに、保留アイコンの表示態様の変化以外の予告が行われていることを気づかせるようにして見逃しを防止することができる場合がある。
ここで、第一の状態において第六の表示の少なくとも一部の表示が第三の表示にのみオーバーラップされて表示される場合があるように構成されてもよいし、第一の状態において第六の表示の少なくとも一部の表示が第三の表示以外の表示にもオーバーラップされて表示される場合があるように構成されてもよい。また、第一の状態において第六の表示の少なくとも一部の表示が第三の表示に必ずオーバーラップされて表示されるように構成されてもよいし、第一の状態において第六の表示の少なくとも一部の表示が第三の表示にオーバーラップされて表示されない場合があるように構成されてもよい。
また、第一の状態において第六の表示の少なくとも一部の表示のみが第三の表示にオーバーラップされて表示される場合があるように構成されてもよいし、第一の状態において第六の表示の少なくとも一部の表示以外の表示も第三の表示にオーバーラップされて表示される場合があるように構成されてもよい。
また、『 前記第六の表示は、複数種類の態様で表示可能な表示であり、
前記複数種類の態様のうちの一の態様は、第一の態様[デフォルトの表示態様、例えば、図310(a)に示す、青色で表示されたデフォルトの表示態様等]であり、
前記複数種類の態様のうちの一の態様は、第二の態様[予告あるいは先読み予告の表示態様、例えば、図310(e)に示す、金色の表示態様等]であり、
前記第六の表示が前記第一の態様から前記第二の態様に変化しなかった場合よりも、該第六の表示が該第一の態様から該第二の態様に変化した場合の方が、前記第二の表示の表示が開始されやすくなるように構成されている[保留アイコン表示領域を含む画像がデフォルトの表示態様から先読み予告の表示態様に変化しなかった場合よりも、保留アイコン表示領域を含む画像がデフォルトの表示態様から先読み予告の表示態様に変化した場合の方が、先読み予告の表示態様の保留アイコンが表示されやすい、例えば、図310(e)に示す、UI部UI3が金色の表示態様で表示された場合には、赤色の表示態様の保留アイコンが表示されやすい等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第六の表示は、第一の態様と第二の態様でのみ表示可能なものであってもよいし、第一の態様と第二の態様以外の態様でも表示可能なものであってもよい。また、第六の表示は、第一の態様と第二の態様で必ず表示されるものであってもよいし、第一の態様と第二の態様で表示されない場合があるものであってもよい。
また、第六の表示が第一の態様から第二の態様に変化しなかった場合よりも、第六の表示が第一の態様から第二の態様に変化した場合の方が、第二の表示の表示のみが開始されやすくてもよいし、第六の表示が第一の態様から第二の態様に変化しなかった場合よりも、第六の表示が第一の態様から第二の態様に変化した場合の方が、第二の表示以外の表示表示も開始されやすくてもよい。また、第六の表示が第一の態様から第二の態様に変化しなかった場合よりも、第六の表示が第一の態様から第二の態様に変化した場合の方が、第二の表示の表示が必ず開始されてもよいし、第六の表示が第一の態様から第二の態様に変化しなかった場合よりも、第六の表示が第一の態様から第二の態様に変化した場合の方が、第二の表示の表示が開始さない場合があってもよい。
また、第六の表示が第一の態様から第二の態様に変化した場合にのみ、第二の表示の表示が開始されてもよいし、第六の表示が第一の態様から第二の態様に変化した場合以外の場合にも、第二の表示の表示が開始されやすくてもよい。
なお、「前記第六の表示が前記第一の態様から前記第二の態様に変化しなかった場合よりも、該第六の表示が該第一の態様から該第二の態様に変化した場合の方が、前記第二の表示の表示が開始されやすくなるように構成されている」とは、「或る状態において、前記第六の表示が前記第一の態様から前記第二の態様に変化しなかった場合よりも、該第六の表示が該第一の態様から該第二の態様に変化した場合の方が、前記第二の表示の表示が開始されやすくなるように構成されている」のことであってもよい。
また、『 前記第六の表示は、複数種類の態様で表示可能な表示であり、
前記複数種類の態様のうちの一の態様は、第一の態様[デフォルトの表示態様、例えば、図310(a)に示す、青色で表示されたデフォルトの表示態様等]であり、
前記複数種類の態様のうちの一の態様は、第二の態様[予告あるいは先読み予告の表示態様、例えば、図310(e)に示す、金色の表示態様等]であり、
前記第六の表示が前記第一の態様から前記第二の態様に変化しなかった場合よりも、該第六の表示が該第一の態様から該第二の態様に変化した場合の方が、図柄変動表示において大当り図柄が確定表示されやすくなるように構成されている[保留アイコン表示領域を含む画像がデフォルトの表示態様から先読み予告の表示態様に変化しなかった場合よりも、保留アイコン表示領域を含む画像がデフォルトの表示態様から先読み予告の表示態様に変化した場合の方が、大当りとなりやすい、例えば、図310(e)に示す、UI部UI3が金色の表示態様で表示された場合には、保留アイコンの表示態様が変化しやすく、したがって、先読みの対象である保留アイコンに対応する保留に基づく図柄変動表示において大当り図柄が確定表示されやすい等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第六の表示は、第一の態様と第二の態様でのみ表示可能なものであってもよいし、第一の態様と第二の態様以外の態様でも表示可能なものであってもよい。また、第六の表示は、第一の態様と第二の態様で必ず表示されるものであってもよいし、第一の態様と第二の態様で表示されない場合があるものであってもよい。
また、第六の表示が第一の態様から第二の態様に変化しなかった場合よりも、第六の表示が第一の態様から第二の態様に変化した場合の方が、図柄変動表示において大当り図柄のみが確定表示されやすくてもよいし、第六の表示が第一の態様から第二の態様に変化しなかった場合よりも、第六の表示が第一の態様から第二の態様に変化した場合の方が、図柄変動表示において大当り図柄以外の図柄も確定表示されやすくてもよい。また、第六の表示が第一の態様から第二の態様に変化しなかった場合よりも、第六の表示が第一の態様から第二の態様に変化した場合の方が、図柄変動表示において大当り図柄が必ず確定表示されてもよいし、第六の表示が第一の態様から第二の態様に変化しなかった場合よりも、第六の表示が第一の態様から第二の態様に変化した場合の方が、図柄変動表示において大当り図柄が確定表示されない場合があってもよい。
また、第六の表示が第一の態様から第二の態様に変化した場合にのみ、図柄変動表示において大当り図柄が確定表示されるようにしてもよいし、第六の表示が第一の態様から第二の態様に変化した場合以外の場合にも、図柄変動表示において大当り図柄が確定表示されるようにしてもよい。
なお、「前記第六の表示が前記第一の態様から前記第二の態様に変化しなかった場合よりも、該第六の表示が該第一の態様から該第二の態様に変化した場合の方が、図柄変動表示において大当り図柄が確定表示されやすくなるように構成されている」とは、「或る状態において、前記第六の表示が前記第一の態様から前記第二の態様に変化しなかった場合よりも、該第六の表示が該第一の態様から該第二の態様に変化した場合の方が、図柄変動表示において大当り図柄が確定表示されやすくなるように構成されている」のことであってもよい。
また、『 前記第六の表示の少なくとも一部の表示が前記第一の表示にオーバーラップされて表示される場合があるように構成されている[保留アイコン表示領域を含む画像の少なくとも一部が保留アイコンの表示態様の変化演出表示(保留変化事前演出表示)に係るキャラクタにオーバーラップされる、例えば、図310(f)に示すように、UI部UI3の一部が忍者のキャラクタNJ4にオーバーラップされている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、第六の表示に着目すれば様々な情報を得ることができ、遊技をわかりやすくすることができる場合がある。
ここで、第六の表示の少なくとも一部の表示が第一の表示のみにオーバーラップされて表示される場合があるように構成されてもよいし、第六の表示の少なくとも一部の表示が第一の表示以外の表示にもオーバーラップされて表示される場合があるように構成されてもよい。また、第六の表示の少なくとも一部の表示が第一の表示に必ずオーバーラップされて表示される場合があるように構成されてもよいし、第六の表示の少なくとも一部の表示が第一の表示にオーバーラップされて表示されない場合があるように構成されてもよい。
また、第六の表示の少なくとも一部の表示のみが第一の表示にオーバーラップされて表示される場合があるように構成されてもよいし、第六の表示の少なくとも一部の表示以外の表示も第一の表示にオーバーラップされて表示される場合があるように構成されてもよい。
また、第六の表示の一部の表示が第一の表示にオーバーラップされて表示される場合があるように構成されてもよいし、第六の表示の全部の表示が第一の表示にオーバーラップされて表示される場合があるように構成されてもよい。
また、第一の表示の少なくとも一部が第六の表示にのみオーバーラップするように構成されてもよいし、第一の表示の少なくとも一部が第六の表示以外の表示にもオーバーラップするように構成されてもよい。また、第一の表示の少なくとも一部が第六の表示に必ずオーバーラップするように構成されてもよいし、第一の表示の少なくとも一部が第六の表示にオーバーラップしない場合があるように構成されてもよい。
また、第一の表示の一部のみが第六の表示にオーバーラップするように構成されてもよいし、第一の表示の全部が第六の表示にオーバーラップするように構成されてもよい。
また、『 前記第一の表示と前記第六の表示の両方が表示されている状態において、該第六の表示が該第一の表示にオーバーラップされることなく表示される場合があるように構成されている[保留アイコン表示領域を含む画像と保留アイコンの表示態様の変化演出表示(保留変化事前演出表示)に係るキャラクタの両方が表示されている状態において、保留アイコン表示領域を含む画像が保留アイコンの表示態様の変化演出表示(保留変化事前演出表示)に係るキャラクタにオーバーラップされていない、例えば、図325(b1)に示すように、UI部UI3が忍者のキャラクタNJ4にオーバーラップされていない等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、第六の表示に着目すれば、一見、第三の表示が保留アイコンの変化表示に関する表示のように思えるが、そうではないことがわかる場合がある。
ここで、第一の表示と第六の表示の両方が表示されている状態において、第六の表示が第一の表示にのみオーバーラップされることなく表示される場合があるように構成されてもよいし、第一の表示と第六の表示の両方が表示されている状態において、第六の表示が第一の表示以外の表示にもオーバーラップされることなく表示される場合があるように構成されてもよい。また、第一の表示と第六の表示の両方が表示されている状態において、第六の表示が第一の表示に必ずオーバーラップされることなく表示されるように構成されてもよいし、第一の表示と第六の表示の両方が表示されている状態において、第六の表示が第一の表示にオーバーラップされることなく表示されない場合があるように構成されてもよい。
また、第一の表示と第六の表示の両方が表示されている状態において、第六の表示のみが第一の表示にオーバーラップされることなく表示される場合があるように構成されてもよいし、第一の表示と第六の表示の両方が表示されている状態において、第六の表示以外の表示も第一の表示にオーバーラップされることなく表示される場合があるように構成されてもよい。また、第一の表示と第六の表示の両方が表示されている状態においてのみ、第六の表示が第一の表示にオーバーラップされることなく表示される場合があるように構成されてもよいし、第一の表示と第六の表示の両方が表示されている状態以外の状態においても、第六の表示が第一の表示にオーバーラップされることなく表示される場合があるように構成されてもよい。
また、第一の表示と第六の表示のみがオーバーラップしないように構成されていてもよいし、第一の表示と第六の表示以外の表示もオーバーラップしないように構成されていてもよい。また、第一の表示と第六の表示が必ずオーバーラップしないように構成されていてもよいし、第一の表示と第六の表示がオーバーラップする場合があるように構成されていてもよい。
また、『 或るリーチ演出[特定のスーパーリーチ演出、例えば、図310(m)〜同図(q)に示すスーパーリーチ(剣豪リーチ)等]を実行可能に構成されており、
前記第一の状態は、前記或るリーチ演出の実行が開始される前の状態のうちの一の状態[特定のスーパーリーチ演出が開始される前の状態、例えば、図310(m)〜同図(q)に示すスーパーリーチ(剣豪リーチ)が開始される前の状態等]であり、
前記第二の状態は、前記或るリーチ演出が実行されている状態[特定のスーパーリーチ演出が実行されている状態、例えば、図310(m)〜同図(q)に示すスーパーリーチ(剣豪リーチ)が実行されている状態等]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、或るリーチ状態であるか否かに気付きやすくなる場合がある。
ここで、或るリーチ演出のみを実行可能に構成されてもよいし、或るリーチ演出以外のリーチ演出も実行可能に構成されてもよい。また、或るリーチ演出を必ず実行するように構成されてもよいし、或るリーチ演出を実行しない場合があるように構成されてもよい。
また、第一の状態は、或るリーチ演出のみの実行が開始される前の状態のうちの一の状態であってもよいし、或るリーチ演出以外のリーチ演出の実行が開始される前の状態のうちの一の状態であってもよい。また、第一の状態は、或るリーチ演出の実行が必ず開始される前の状態のうちの一の状態であってもよいし、或るリーチ演出の実行が開始されない状態のうちの一の状態であってもよい。
また、第二の状態は、或るリーチ演出のみが実行されている状態であってもよいし、或るリーチ演出以外のリーチ演出が実行されている状態であってもよい。また、第二の状態は、或るリーチ演出が必ず実行されている状態であってもよいし、或るリーチ演出が実行されていない状態であってもよい。
なお、第一の状態は、或る変動におけるSPリーチに発展する前のリーチ状態であり、第二の状態は、該或る変動におけるSPリーチ実行中の状態であってもよい。
また、第一の状態は、或る変動におけるSPリーチに発展する前の状態であって、更に、リーチ状態となる前の或る状態であり、第二の状態は、該或る変動におけるSPリーチ実行中の状態であってもよい。
すなわち、第一の状態と第二の状態とがワンセットである場合があってもよい。
また、『 前記或る予告表示は、タイマ予告表示[例えば、図313(b3)〜同図(b5)に示すタイマ予告演出の表示等]である、
ことを特徴する遊技台。』
についても説明した。
なお、タイマ予告表示は複数の態様があってもよい。ここで、態様とは、色や時間や大きさ等のうちの少なくともいずれかを含む。
また、タイマ予告表示が複数種類ある場合には、或る種類のタイマ予告表示のことであってもよい。
また、『 前記或る予告表示は、ミニゲームの表示[例えば、図310(o)〜同図(q)に示すミニゲームの表示等]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
なお、ミニゲームは複数の態様があってもよい。ここで、態様とは、色や時間や大きさ等のうちの少なくともいずれかを含む。
また、ミニゲームが複数種類ある場合には、或る種類のミニゲームのことであってもよい。
また、『 前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第四の表示[当該予告の一つ、例えば、図313(b6)に示すデカボタン136aLによるボタン予告演出の表示等]であり、
前記或る演出として前記第四の表示が表示される場合があるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、或る演出として第四の表示のみが表示される場合があるように構成されてもよいし、或る演出として第四の表示以外の表示も表示される場合があるように構成されてもよい。また、或る演出として第四の表示が必ず表示されるように構成されてもよいし、或る演出として第四の表示が表示されない場合があるように構成されてもよい。
また、『 前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第五の表示[当該予告の一つ、例えば、図310(q)に示す鉄板画像TPの表示等]であり、
前記或る演出として前記第五の表示が表示される場合があるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、或る演出として第五の表示のみが表示される場合があるように構成されてもよいし、或る演出として第五の表示以外の表示も表示される場合があるように構成されてもよい。また、或る演出として第五の表示が必ず表示されるように構成されてもよいし、或る演出として第五の表示が表示されない場合があるように構成されてもよい。
なお、第四の表示と第五の表示は別の表示であってもよい。ここで、第四の表示が表示された場合よりも第五の表示が表示された場合の方が、大当り図柄が確定表示されやすくてもよいし、第五の表示が表示された場合よりも第四の表示が表示された場合の方が、大当り図柄が確定表示されやすくてもよい。
また、第五の表示が特殊条件下でしか出現しない表示の場合、第三の表示の態様と或る予告表示の態様のうちの少なくともいずれか一方が或る態様の場合にのみ表示される場合があってもよい。
また、『 或る図柄変動表示において表示が開始された前記第三の表示が、次に開始される図柄変動表示が開始された後も継続して表示される場合があるように構成されている[ある図柄変動表示において表示が開始された準備中表示が、次の図柄変動表示が開始された後も継続して表示される、例えば、図310(i)〜同図(j)に示すように、準備中画像RDYが複数の図柄変動表示に跨って表示されている等]、
ことを特徴とする遊技台。
この遊技台によれば、第三の表示によって複数変動に跨って期待感を持たせることができ、またゴールもわかりやすいので、期待感を持たせる期間が明確になる場合がある。
ここで、或る図柄変動表示において表示が開始された第三の表示が、次に開始される図柄変動表示が開始された後でのみ継続して表示される場合があってもよいし、或る図柄変動表示において表示が開始された第三の表示が、次に開始される図柄変動表示が開始された後以外にも継続して表示される場合があってもよい。また、或る図柄変動表示において表示が開始された第三の表示が、次に開始される図柄変動表示が開始された後で必ず継続して表示されてもよいし、或る図柄変動表示において表示が開始された第三の表示が、次に開始される図柄変動表示が開始された後も継続して表示されない場合があってもよい。
また、『 或る図柄変動表示において表示が開始された前記第一の表示が、次に開始される図柄変動表示が開始される前に消去される場合があるように構成されている[ある図柄変動表示において表示が開始された保留アイコンの表示態様の変化演出表示(保留変化事前演出表示)に係るキャラクタが、次の図柄変動表示が開始される前に消去される、例えば、図310(f)〜同図(h)に示すように、忍者のキャラクタNJ4は、複数の図柄変動表示に跨って表示されない等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、或る図柄変動表示において表示が開始された第一の表示が、次に開始される図柄変動表示が開始される前にのみ消去される場合があるように構成されてもよいし、或る図柄変動表示において表示が開始された第一の表示が、次に開始される図柄変動表示が開始される前以外にも消去される場合があるように構成されてもよい。また、或る図柄変動表示において表示が開始された第一の表示が、次に開始される図柄変動表示が開始される前に必ず消去されるように構成されてもよいし、或る図柄変動表示において表示が開始された第一の表示が、次に開始される図柄変動表示が開始される前に消去されない場合があるように構成されてもよい。
なお、或る予告表示と或る演出が図柄変動表示を跨いで行われてもよいし、行われなくてもよい。また、或る予告表示と或る演出が第一状態から第二の状態(第二の状態から第一の状態)に跨いで行われてもよいし、行われなくてもよい。
また、『 前記第三の表示が表示される領域において、前記或る演出が実行される場合があるように構成されている[準備中表示が表示される領域において、当該予告が実行される、例えば、図316(a4)に示すように、準備中画像RDYが表示されるチュートリアル表示部TT1において「激熱」の文字からなる予告表示が表示される場合がある等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第三の表示が表示される領域において、或る演出のみが実行される場合があってもよいし、第三の表示が表示される領域において、或る演出以外の演出も実行される場合があってもよい。また、第三の表示が表示される領域において、或る演出が必ず実行されてもよいし、第三の表示が表示される領域において、或る演出が実行されない場合があってもよい。
また、第三の表示が表示される領域のみにおいて、或る演出が実行される場合があってもよいし、第三の表示が表示される領域以外の領域においても、或る演出が実行される場合があってもよい。
また、『 遊技者による操作が可能な操作手段[ボタンやレバー、例えば、演出ボタン136等]を備え、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第七の表示[ボタンやレバーの画像の表示、例えば、図313(b6)に示すデカボタン画像136aL等]であり、
前記第七の表示は、前記操作手段の操作を促す表示であり、
前記第七の表示は、前記第三の表示が開始された後で表示が開始される表示であり[ボタンやレバーの画像の表示は、準備中表示が開始された後で表示開始される、例えば、図313(b1)〜同図(b6)に示すように、デカボタン画像136aLは準備中画像RDYが表示開始された後で表示開始されている等]、
前記第七の表示の表示中に前記操作手段が操作されると前記或る演出が開始され[ボタンやレバーの画像の表示の表示中にボタン(あるいは、レバー)が操作されると当該予告が開始される、例えば、図313(b6)に示すデカボタン画像136aLの表示中に演出ボタン136が操作されると鉄板画像TPが表示される等]、
前記第三の表示は、前記第七の表示の表示が開始される前に表示が終了する表示である[準備中表示は、ボタンやレバーの画像が表示開始される前に表示が終了する、例えば、図313(b1)〜同図(b6)に示すように、準備中画像RDYは、デカボタン画像136aLが表示開始される前に表示が終了される等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、操作手段は、遊技者のみによる操作が可能なものであってもよいし、遊技者以外の者による操作も可能なものであってもよい。また、操作手段は、遊技者により必ず操作されるものであってもよいし、遊技者により操作されない場合があるものであってもよい。
また、第七の表示は、操作手段の操作のみを促すものであってもよいし、操作手段の操作以外のものも促すものであってもよい。また、第七の表示は、操作手段の操作を必ず促すものであってもよいし、操作手段の操作を促さない場合があるものであってもよい。
また、第七の表示は、第三の表示が開始された後でのみ表示が開始されるものであってもよいし、第三の表示が開始された後以外でも表示が開始されるものであってもよい。また、第七の表示は、第三の表示が開始された後で必ず表示が開始されるものであってもよいし、第三の表示が開始された後で表示が開始されないものであってもよい。
また、第七の表示の表示中に操作手段が操作されると必ず或る演出が開始されてもよいし、第七の表示の表示中に操作手段が操作されると或る演出が開始されない場合があってもよい。また、第七の表示の表示中にのみ操作手段が操作されると或る演出が開始されてもよいし、第七の表示の表示中以外にも操作手段が操作されると或る演出が開始されてもよい。また、第七の表示のみの表示中に操作手段が操作されると或る演出が開始されてもよいし、第七の表示以外の表示も表示中に操作手段が操作されると或る演出が開始されてもよい。
また、第三の表示は、第七の表示の表示が開始される前にのみ表示が終了するものであってもよいし、第七の表示の表示が開始される前以外にも表示が終了するものであってもよい。また、第三の表示は、第七の表示の表示が開始される前に必ず表示が終了するものであってもよいし、第七の表示の表示が開始される前に表示が終了しない場合があるものであってもよい。
なお、第七の表示は、通常ボタン画像とデカボタン画像のうちのデカボタン画像であってもよい。ここで、通常ボタン画像が表示された場合とデカボタン画像が表示された場合では、デカボタン画像が表示された場合の方が、大当り図柄が確定表示されやすくてもよい。
また、第七の表示は、ボタン画像の通常色とボタン画像の特別色のうちの特別色のボタン画像であってもよい。ここで、通常色のボタン画像が表示された場合と特別色のボタン画像が表示された場合とでは、特別色のボタン画像が表示された場合の方が、大当り図柄が確定表示されやすくてもよい。
また、第七の表示は、通常ボタン画像とボタンとは別の操作手段(第二のボタンやレバー等)の画像のうちの別の操作手段の画像であってもよい。ここで、通常ボタン画像が表示された場合とボタンとは別の操作手段の画像が表示された場合とでは、ボタンとは別の操作手段の画像が表示された場合の方が、大当り図柄が確定表示されやすくてもよい。
また、『 前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第八の表示[例えば、図313(b4)〜同図(b5)に示す合体アニメーション等]であり、
前記第八の表示は、前記第七の表示の表示が開始されることを予告する表示であり[例えば、図313(b4)〜同図(b6)に示すように、合体アニメーションによりボタン予告演出の開始を予告している、すなわち、デカボタン画像136aLの表示を予告している等]、
前記第三の表示は、前記第八の表示の表示中に表示が終了する表示である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第八の表示は、第七の表示の表示が開始されることのみを予告するものであってもよいし、第七の表示の表示が開始されること以外のことも予告するものであってもよい。また、第八の表示は、第七の表示の表示が開始されることを必ず予告するものであってもよいし、第七の表示の表示が開始されることを予告しない場合があるものであってもよい。
また、第三の表示は、第八の表示の表示中にのみ終了するものであってもよいし、第八の表示以外の表示の表示中にも終了するものであってもよい。また、第三の表示は、第八の表示の表示中に必ず終了するものであってもよいし、第八の表示の表示中に終了しない場合があるものであってもよい。
また、『 前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第九の表示[例えば、図320(a)に示す変動アイコンh0等]であり、
前記第九の表示は、変動アイコンの表示であり、
前記第三の表示が二つ表示される場合があり[準備中表示が2つ表示される場合がある、例えば、図323(a)に示すように、準備中画像RDY1,RDY2が2つ表示される場合がある等]、
二つの前記第三の表示のうちの一方の表示が終了した後で他方の表示態様が変化し[2つの準備中表示のうちの一方の準備中表示の表示が終了した後で他方の準備中表示の表示態様が変化する、例えば、図320(g)に示すように、準備中画像RDYが拡大して表示されている等]、
表示態様が変化した前記第三の表示が前記第九の表示にオーバーラップする[表示態様が変化した準備中表示が変動アイコンにオーバーラップする、例えば、図320(g)に示すように、拡大表示された準備中画像RDYが変動アイコンh0にオーバーラップしている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、二つの第三の表示が表示されていることに気づきやすくなる場合がある。
ここで、第三の表示が二つのみ表示される場合があってもよいし、第三の表示が三つ以上表示される場合があってもよいし、第三の表示が一つだけ表示される場合があってもよい。
また、二つの第三の表示のうちの一方の表示が終了した後で他方の表示態様のみが変化してもよいし、二つの第三の表示のうちの一方の表示が終了した後で他方の表示態様以外のものの表示態様も変化してもよい。また、二つの第三の表示のうちの一方の表示が終了した後で他方の表示態様が必ず変化してもよいし、二つの第三の表示のうちの一方の表示が終了した後で他方の表示態様が変化しない場合があってもよい。
また、二つの第三の表示のうちの一方の表示が終了した後でのみ他方の表示態様が変化してもよいし、二つの第三の表示のうちの一方の表示が終了した後以外でも他方の表示態様が変化してもよい。
また、表示態様が変化した第三の表示が第九の表示にのみオーバーラップしてもよいし、表示態様が変化した第三の表示が第九の表示以外の表示にもオーバーラップしてもよい。また、表示態様が変化した第三の表示が第九の表示に必ずオーバーラップしてもよいし、表示態様が変化した第三の表示が第九の表示にオーバーラップしない場合があってもよい。
また、表示態様が変化した第三の表示のみが第九の表示にオーバーラップしてもよいし、表示態様が変化した第三の表示以外の表示も第九の表示にオーバーラップしてもよい。
また、『 前記第三の表示が二つ表示された場合は、一の図柄変動表示において全ての該第三の表示の表示が終了するように構成されている[準備中表示が2つ表示された場合は、同一の図柄変動表示において全て消化される、例えば、図320(b)〜同図(k)に示すように、2つの準備中画像RDYは、同一の図柄変動表示において全て消化されている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第三の表示が二つ表示された場合は、一の図柄変動表示において全ての第三の表示の表示のみが終了してもよいし、第三の表示が二つ表示された場合は、一の図柄変動表示において全ての第三の表示以外の表示の表示も終了してもよい。また、第三の表示が二つ表示された場合は、一の図柄変動表示において全ての第三の表示の表示が必ず終了してもよいし、第三の表示が二つ表示された場合は、一の図柄変動表示において全ての第三の表示の表示が終了しない場合があってもよい。
また、第三の表示が二つ表示された場合は、一の図柄変動表示においてのみ全ての第三の表示の表示が終了してもよいし、第三の表示が二つ表示された場合は、一の図柄変動表示以外の図柄変動表示においても全ての第三の表示の表示が終了してもよい。また、第三の表示が二つ表示された場合にのみ、一の図柄変動表示において全ての第三の表示の表示が終了してもよいし、第三の表示が二つ表示された場合以外の場合も、一の図柄変動表示において全ての第三の表示の表示が終了してもよい。
また、『 前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第十の表示[説明表示、例えば、図310(a)に示す、チュートリアル表示部TT1に表示された「パンダは殿様の師匠」と表示された説明表示等]であり、
前記第十の表示は、説明表示であり、
前記第十の表示は、表示される場合には前記表示手段における第一の表示領域に表示される表示であり[説明表示は、表示される場合には特定の表示領域に表示される、例えば、図310(a)に示すように、説明表示はチュートリアル表示部TT1に表示される等]、
前記第三の表示は、前記第一の表示領域に表示される場合がある表示である[準備中表示は、説明表示が表示される特定の表示領域に表示される、例えば、図310(d)に示すように、準備中画像RDYは説明表示が表示されるチュートリアル表示部TT1に表示されている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第十の表示は、表示される場合には表示手段における第一の表示領域にのみ表示されるものであってもよいし、表示される場合には表示手段における第一の表示領域以外にも表示されるものであってもよい。また、表示される場合には表示手段における第一の表示領域に必ず表示されるものであってもよいし、表示される場合には表示手段における第一の表示領域に表示されない場合があるものであってもよい。
また、第三の表示は、第一の表示領域にのみ表示される場合があるものであってもよいし、第一の表示領域以外の表示領域にも表示される場合があるものであってもよい。また、第三の表示は、第一の表示領域に必ず表示されるものであってもよいし、第一の表示領域に表示されない場合があるものであってもよい。
また、『 「或る予告表示の表示開始を待機していることを表す表示」とは、「準備中の文字表示[例えば、図310(d)に示す準備中画像RDYにおける「準備中」の文字表示等]」のことである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第十一の表示[球抜き表示、例えば、図341(a1)に示す球抜きエラー表示ERR1等]であり、
前記第十一の表示は、遊技球を排出することを促す表示であり[例えば、球抜きエラー表示ERR1では、「球を抜いてください」の文字表示により球抜きを促している等]、
前記第三の表示と前記第十一の表示の両方が表示されている状態において、該第三の表示の少なくとも一部の表示が該第十一の表示にオーバーラップされて表示されるように構成されている[準備中表示と球抜き表示の両方が表示されている状態において、準備中表示の少なくとも一部が球抜き表示にオーバーラップされている、例えば、図341(a2)に示すように、準備中画像RDYが球抜きエラー表示ERR1にオーバーラップされている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第十一の表示は、遊技球を排出することのみを促す表示であってもよいし、遊技球を排出すること以外のことも促す表示であってもよい。また、第十一の表示は、遊技球を排出することを必ず促す表示であってもよいし、遊技球を排出することを促さない場合がある表示であってもよい。
また、第十一の表示は、遊技球のみを排出することを促す表示であってもよいし、遊技球以外のものも排出することを促す表示であってもよい。
また、第三の表示と第十一の表示の両方が表示されている状態において、第三の表示の少なくとも一部の表示が第十一の表示にのみオーバーラップされて表示されるように構成されてもよいし、第三の表示と第十一の表示の両方が表示されている状態において、第三の表示の少なくとも一部の表示が第十一の表示以外にもオーバーラップされて表示されるように構成されてもよい。また、第三の表示と第十一の表示の両方が表示されている状態において、第三の表示の少なくとも一部の表示が第十一の表示に必ずオーバーラップされて表示されるように構成されてもよいし、第三の表示と第十一の表示の両方が表示されている状態において、第三の表示の少なくとも一部の表示が第十一の表示にオーバーラップされないで表示される場合があるように構成されてもよい。
また、第三の表示と第十一の表示の両方が表示されている状態において、第三の表示の少なくとも一部の表示のみが第十一の表示にオーバーラップされて表示されるように構成されてもよいし、第三の表示と第十一の表示の両方が表示されている状態において、第三の表示の少なくとも一部の表示以外の表示も第十一の表示にオーバーラップされて表示されるように構成されてもよい。また、第三の表示と第十一の表示の両方が表示されている状態のみにおいて、第三の表示の少なくとも一部の表示が第十一の表示にオーバーラップされて表示されるように構成されてもよいし、第三の表示と第十一の表示の両方が表示されている状態以外の状態においても、第三の表示の少なくとも一部の表示が第十一の表示にオーバーラップされて表示されるように構成されてもよい。
また、第三の表示と第十一の表示の両方が表示されている状態において、第三の表示の一部の表示が第十一の表示にオーバーラップされて表示されるように構成されてもよいし、第三の表示と第十一の表示の両方が表示されている状態において、第三の表示の全部の表示が第十一の表示にオーバーラップされて表示されるように構成されてもよい。
また、『 前記或る予告表示と前記第十一の表示の両方が表示されている状態において、該或る予告表示の少なくとも一部の表示が該第十一の表示にオーバーラップされて表示されるように構成されている[ミニゲームやタイマ予告と球抜き表示の両方が表示されている状態において、ミニゲームやタイマ予告の少なくとも一部が球抜き表示にオーバーラップされている、例えば、図341(b1)に示すように、残時間表示メータMT4が球抜きエラー表示ERR1にオーバーラップされている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、或る予告表示と第十一の表示の両方が表示されている状態において、或る予告表示の少なくとも一部の表示が第十一の表示のみにオーバーラップされて表示されるように構成されてもよいし、或る予告表示と第十一の表示の両方が表示されている状態において、或る予告表示の少なくとも一部の表示が第十一の表示以外の表示にもオーバーラップされて表示されるように構成されてもよい。また、或る予告表示と第十一の表示の両方が表示されている状態において、或る予告表示の少なくとも一部の表示が第十一の表示に必ずオーバーラップされて表示されるように構成されてもよいし、或る予告表示と第十一の表示の両方が表示されている状態において、或る予告表示の少なくとも一部の表示が第十一の表示にオーバーラップされないで表示される場合があるように構成されてもよい。
また、或る予告表示と第十一の表示の両方が表示されている状態において、或る予告表示の少なくとも一部の表示のみが第十一の表示にオーバーラップされて表示されるように構成されてもよいし、或る予告表示と第十一の表示の両方が表示されている状態において、或る予告表示の少なくとも一部の表示以外の表示も第十一の表示にオーバーラップされて表示されるように構成されてもよい。また、或る予告表示と第十一の表示の両方が表示されている状態のみにおいて、或る予告表示の少なくとも一部の表示が第十一の表示にオーバーラップされて表示されるように構成されてもよいし、或る予告表示と第十一の表示の両方が表示されている状態以外の状態においても、或る予告表示の少なくとも一部の表示が第十一の表示にオーバーラップされて表示されるように構成されてもよい。
また、或る予告表示と第十一の表示の両方が表示されている状態において、或る予告表示の一部の表示が第十一の表示にオーバーラップされて表示されるように構成されてもよいし、或る予告表示と第十一の表示の両方が表示されている状態において、或る予告表示の全部の表示が第十一の表示にオーバーラップされて表示されるように構成されてもよい。
また、『 前記遊技台は、ぱちんこ機[弾球遊技機、例えば、パチンコ機100等]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記遊技台は、スロットマシン[回胴式遊技機]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
なお、保留アイコンは、スロットマシンにおける或る演出の開始を保留していることを表す表示で用いられる場合があるが、この遊技台によれば、これを実現することができる。
また、本発明の実施の形態に記載された作用および効果は、本発明から生じる最も好適な作用及び効果を例示したにすぎず、本発明による作用および効果は、本発明の実施の形態に記載されたものに限定されるものではない。
さらに、以上説明した、実施形態や演出例や各種の例やそれらの変形例や付記の記載それぞれにのみ含まれている構成要件であっても、その構成要件を他の、実施形態や演出例や各種の例やそれらの変形例や付記に適用してもよい。
100 パチンコ機
136 チャンスボタン
137 第二チャンスボタン
181 操作キーユニット
191 透過部
208 装飾図柄表示装置
208L 第1装飾図柄表示装置
208M 第2装飾図柄表示装置
208N 第3装飾図柄表示装置
224E 家紋役物
224F ロゴ役物
224Fa 八代役物
224Fb 将軍役物
IL 導光板
300 主制御部
400 第1副制御部
500 第2副制御部
600 払出制御部
1000 スロットマシン
HZ 報知領域
136a ボタン画像
136b 矢印の表示
136c 残期間メータ表示

Claims (6)

  1. 作手段と、
    表示手段と、
    を備えた遊技台であって、
    複数種類の演出を実行可能であり、
    前記複数種類の演出のうちの一の演出は、大当り確定演出であり、
    前記大当り確定演出は、予告演出のうちの一の演出であり、
    前記表示手段は、表示領域のうちの一部の表示領域(以下、「或る表示領域」という。)に、数を表す数表示を表示可能な手段であり、
    前記数表示は、リーチ演出として表示が開始される表示ではない表示であり、
    前記数表示が表示されている状態において前記操作手段の操作が行われると、該操作手段の操作に応じて、該数表示の数が少ない数になる場合と該数表示が切り替わって前記或る表示領域に予告表示が表示される場合とがあり、
    前記予告表示は、複数種類の表示態様が用意された表示であり、
    前記複数種類の表示態様のうちの一の表示態様は、大当り確定を表す大当り確定表示態様であり、
    前記予告表示が表示されている状態において前記操作手段の操作が行われても、該操作に応じて該予告表示の表示態様が変化せず、
    前記大当り確定演出は、前記表示手段で実行される演出とは異なる演出であり、
    前記大当り確定表示態様の予告表示が表示されている状態で前記大当り確定演出が実行されている場合があり、
    前記表示手段は、装飾図柄の変動表示を表示可能であり、
    リーチ演出が行われずにハズレとなる装飾図柄の変動表示では、前記操作手段の操作に応じて、前記数表示が前記予告表示へ切り替わる場合はあるが前記大当り確定表示態様の予告表示へ切り替わる場合はなく、
    リーチ演出が行われ大当りとなる装飾図柄の変動表示では、リーチ演出が開始される前であっても開始された後であっても、前記操作手段の操作に応じて前記数表示が前記大当り確定表示態様の予告表示へ切り替わる場合がある、
    ことを特徴とする遊技台。
  2. 請求項1に記載の遊技台であって、
    前記或る表示領域に表示される前記予告表示は、前記数表示から切り替わって表示される以外は表示されない表示である、
    ことを特徴とする遊技台。
  3. 請求項1又は2に記載の遊技台であって、
    前記数表示は、残り操作回数に関する数の表示であり、
    前記数表示の表示が開始した後、該数表示が表す数と同じ回数の前記操作手段の操作が行われた後に、該数表示から前記予告表示に切り替わる場合があり、
    前記数表示の表示が開始した後、該数表示が表す数と同じ回数の前記操作手段の操作が行われるよりも前に、該数表示から前記予告表示に切り替わる場合がある、
    ことを特徴とする遊技台。
  4. 請求項1乃至3のうちいずれか一項に記載の遊技台であって、
    前記大当り確定演出は、演出音出力手段の音出力による演出である、
    ことを特徴とする遊技台。
  5. 請求項1乃至3のうちいずれか一項に記載の遊技台であって、
    前記大当り確定演出は、演出発光手段の発光による演出である、
    ことを特徴とする遊技台。
  6. 請求項1乃至5のうちいずれか一項に記載の遊技台であって、
    前記遊技台は、ぱちんこ機であり、
    最終的に大当り図柄態様が確定表示されるか最終的にハズレ図柄態様が確定表示されるかは、図柄変動表示の開始の際に行われる大当り判定によって決定され、
    前記大当り判定の結果は、前記大当り確定演出が行われるか否かによって変化せず、
    前記大当り判定は、遊技盤に設けられた始動口に遊技球が進入した場合に取得される乱数を用いた大当り抽選の結果に応じて判定され、
    前記大当り抽選において大当りと判定される確率(以下、「大当り確率」という。)は、予め定められており、
    前記大当り確率は、前記大当り確定演出が行われるか否かによって変化しない、
    ことを特徴とする遊技台。
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