JP6307694B2 - 便検体集約装置 - Google Patents

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本発明は、蓋の内側に検査用の検体棒が設けられた便検体容器を保持する確実な保持力と、検査完了後に回収ラックへ落下させる時の落下ミスが起きない確実な保持解除状態とが得られるようにした便検体集約装置に関する。
便検査集約装置は、従来の1検体、1検査方式と異なり、例えば、数十人分の検体を一度に行うPCR法と呼ばれる検査方式に用いられる装置となっている。
便検査集約装置の概要は検体ラックに配置セットされた便検体容器の1つを取り出し、取り出した便検体容器の蓋を上方へ向けて取り出す。この時、蓋の内側に設けられた検体棒は容器本体から外へ取り出される。次に、外に取り出された検体棒の先端を希釈ホール穴へ挿入し希釈する。続いて、希釈完了後の検体棒を先の容器本体内へ挿入し、蓋を閉めた便検体容器を回収ラックへ落下させる。
以下、一連の希釈動作を同じ希釈プレート穴に対して繰り返し行うことで複数人分の希釈完了液の集約が可能となる(特許文献1参照)
特願2012-268352号公報
便検査集約装置は、蓋の内側に検体棒が設けられた便検体容器を検体ラックから取り出した後、便検体容器内の検体棒を取り出す作業が必須となる。この検体棒取り出し作業は、蓋保持部材により蓋を挟みつけて便検体容器全体を保持した保持状態において、胴部保持部材により便検体容器の容器胴部を保持し、固定保持状態を確保した後、蓋保持部材を上方へ引き上げることで、蓋が外れると共に蓋と一緒に検体棒の取り出しが可能となる。
この場合、蓋保持部材は、便検体容器を検体ラックから取り出す取出し時から検査完了後に回収ラックへ落下させるまで蓋を確実に保持することが求められることと併せて、特に、蓋を容器胴部から取り外す時に蓋を強く挟みつけていないと滑って外れるおそれがあるところから、1つは強い力で挟みつけている点と、もう1つは蓋の取り外し時に滑って抜けることがないように確実な保持抵抗が働く凹凸等の保持処理を蓋保持部材の内周面に施してある。
これら2つの条件により、確実な保持力の確保が可能となる反面、検査完了後に蓋を閉めた便検体容器を回収ラックへ落下させる際に次のような問題を招く。
即ち、一方の蓋保持部材は金属製、他方の便検体容器の蓋は樹脂製品であるため、強く挟みつける際に保持処理面となる凹凸が蓋外周面に食い込むようになる。この結果、検査完了後に蓋の保持を解除する時に、閉じていた蓋保持部材を開くことで保持の解除を行うようになるが、この解除時に一方の内周面に蓋が張りつき落下しない、落下ミスが頻繁に発生していたものである。
この問題点を解決したのが本発明であり、閉じていた蓋保持部材を開くことで便検体容器の蓋保持の解除を行う際、蓋保持部材の内周面に蓋が張りついて便検体容器が落下しない事態を防止した便検体集約装置を提供することを課題とする。
上記目的を達成するために、本発明の第1発明に係る便検体集約装置は、蓋の内側に検体棒を有する便検体容器を縦置きの状態にセットする多数の各容器セット穴が縦・横に整列して設けられた検体ラックと、前記検体ラックと並んで配置され、所定量の希釈液が入る多数の各希釈ホールを有する希釈プレートと、前記便検体容器の蓋を保持して便検体容器全体を支持する蓋保持状態と支持を解除する蓋保持解除状態とに切換え可能な希釈ヘッド部と、前記希釈ヘッド部を、前記検体ラックと前記希釈プレートに対し下降および上昇制御するヘッド昇降手段と、前記希釈ヘッド部の下降位置に前進して前記便検体容器の容器胴部を保持する前進位置と、その前進位置から後退した後退位置とにそれぞれ独立して動く進退可能な容器胴部保持部材と、前記希釈ヘッド部を前記検体ラックの上方および前記希釈プレートの上方にそれぞれ移動制御する移動制御手段と、前記各希釈ホール内の希釈完了液を数人分又は数十人分を一箇所に集めるための集約容器と、前記希釈プレートの希釈ホール内から希釈完了液を吸引し、吸引した希釈完了液を前記集約容器内へ吐出するチップノズルが設けられた移動可能な集約ヘッド部とを備え、前記希釈ヘッド部は、前記便検体容器の蓋を所定の領域にわたって保持する保持代の内周面が保持処理面に形成され、閉じ合う保持状態と開いた保持解除状態とに開閉する一対の蓋保持部材と、前記蓋保持部材の保持代内に押圧部が臨む押し出し部材とを有し、前記押し出し部材は、その押圧部が保持代内の押し出し位置と、押し出し待機位置とにそれぞれ支持されると共に、各蓋保持部材が閉じた保持状態から保持解除状態へ開く動きと連動して押し出し待機位置にある押圧部が押し出し位置へ向けて前進することを特徴とする。
また、本発明の第2発明に係る便検体集約装置は、蓋の内側に検体棒を有する便検体容器を縦置きの状態にセットする多数の各容器セット穴が縦・横に整列して設けられた検体ラックと、前記検体ラックと並んで配置され、所定量の希釈液が入る多数の各希釈ホールを有する希釈プレートと、前記便検体容器の蓋を保持して便検体容器全体を支持する蓋保持状態と支持を解除する蓋保持解除状態とに切換え可能な希釈ヘッド部と、前記希釈ヘッド部を、前記検体ラックと前記希釈プレートに対し下降および上昇制御するヘッド昇降手段と、前記希釈ヘッド部の下降位置に前進して前記便検体容器の容器胴部を保持する前進位置と、その前進位置から後退した後退位置とにそれぞれ独立して動く進退可能な容器胴部保持部材と、前記希釈ヘッド部を前記検体ラックの上方および前記希釈プレートの上方にそれぞれ移動制御する移動制御手段と、前記各希釈ホール内の希釈完了液を数人分又は数十人分を一箇所に集めるための集約容器と、前記希釈プレートの希釈ホール内から希釈完了液を吸引し、吸引した希釈完了液を前記集約容器内へ吐出するチップノズルが設けられた移動可能な集約ヘッド部とを備え、前記希釈ヘッド部は、前記便検体容器の蓋を所定の領域にわたって保持する保持代の内周面が保持処理面に形成され、閉じ合う保持状態と開いた保持解除状態とに開閉する一対の蓋保持部材と、前記各蓋保持部材の外側周面に設けられ、前記各蓋保持部材が閉じた保持状態から保持解除状態へ開く動きと連動して各蓋保持部材の内側周面となる保持代内へ突出する突出ピンを有していることを特徴とする。
本発明によれば、蓋保持状態から蓋保持解除状態とする時に、閉じていた蓋保持部材を開く開動作に連動して便検体容器の蓋を外へ強制的に押し出すことができるため、便検体容器の落下ミスを確実に防ぐことができる。
第1実施形態に係る便検体集約装置の斜視図である。 第1実施形態に係る便検体集約装置の平面図である。 第1実施形態に係る便検体集約装置で、希釈プレート、および、希釈プレートに検査対象の希釈検体を入れる構成を説明する斜視図である。 第1実施形態に係る便検体集約装置で、希釈ヘッド部を水平方向に移動させる構成を説明する平面図である。 第1実施形態に係る便検体集約装置で、希釈ヘッド部の構成を示す側面部分断面図である。 第1実施形態に係る便検体集約装置で、希釈ヘッド部を上下方向に移動させる構成を説明する側面図である。 図7(a)〜(c)は、それぞれ、第1実施形態に係る容器胴部保持部材の移動機構で、保持位置(便検体容器の挟持解除状態)、保持位置(便検体容器の挟持状態)、および、待機位置を説明する平面図である。 図8(a)および(b)は、それぞれ、第1実施形態に係る便検体集約装置で、集約ヘッド部の移動機構を説明する側面図、および、集約ヘッド部の要部構成を説明する側面部分断面図である。 第1実施形態に係る便検体集約装置の要部を示し、希釈ヘッド部に設けられた便検体容器を押し出す押し出し部材を説明する側面図である。 第1実施形態に係る便検体集約装置の要部を示すもので、(a)は蓋保持部材が開いた状態の側面図、(b)は蓋保持部材が閉じた状態の側面図、(c)は(b)の矢視C−Cの断面図である。 第1実施形態に係る便検体集約装置の要部を示すもので、(a)は蓋保持部材が開いた状態の側面断面図、(b)は蓋保持部材が閉じた状態の側面断面図である。 第1実施形態に係る便検体集約装置の要部を示すもので、蓋保持部材の片方のみを示した斜視図である。 第1実施形態に係る便検体集約装置の要部を示すもので、(a)〜(d)はそれぞれ便検体容器を保持する工程を説明する側面図である。 便検体集約装置で使用される蓋保持部材の第2実施形態を示したもので、(a)は蓋保持部材が閉じた状態の側面図、(b)は蓋保持部材が開いた状態の側面図である。 図14の蓋保持部材の片方を示す説明斜視図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。本発明は、便検体集約装置において、特に、便検体容器の保持とその保持を解除する希釈ヘッド部が要旨となっており、その他の構成要素については、PCR法で使用される装置であれば、いずれのタイプの装置であってもよく、ここでは、そのPCR法で使用される出願済みの装置の内の一例を示している。
また、図面は模式的なものであり、寸法比などは現実のものとは異なることに留意すべきである。従って、具体的な寸法比などは以下の説明を参酌して判断すべきものである。又、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることはもちろんである。
[第1実施形態]
まず、第1実施形態について説明する。
(全体構成)
図1〜図13に示すように、本実施形態の便検体集約装置10は、縦長に形成された便検体容器12の蓋12cが上となるよう縦置きの状態でセットされる多数の容器セット穴13hを備えた検体ラック13と、検体ラック13と並んで配置され、ベルト駆動力16Vによる駆動手段16により希釈取出し位置に位置決めされる所定量の希釈液が入る多数の希釈ホール14hを備えた希釈プレート14と、下降時に検体ラック13にセットされた便検体容器12の蓋12cを保持する蓋保持部材18を備えた上下動可能な希釈ヘッド部20と、を備えている。
便検体容器12は、樹脂製となっていて、容器胴部12bと容器胴部12bの上端を閉塞する蓋12cとその蓋12cの内側に設けられた上下に長い検体棒12aとで構成されている。
希釈プレート14は、リング状の内側希釈プレート14iと、内側希釈プレート14iの外周側に位置する外側希釈プレート14eとで構成され、何れも、一般検査用のターンテーブル15(図3参照)上に着脱自在に配置されている。
また、便検体集約装置10は、希釈ヘッド部20と一緒に移動自在に支持されている容器胴部保持部材24を備えている。容器胴部保持部材24は、蓋保持部材18の真下に臨み便検体容器12の容器胴部12bを保持する保持位置(前進位置)と、真下から後退した待機位置(後退位置)とに動くことが可能なように、希釈ヘッド部20とは独立して進退可能とされている。
更に、便検体集約装置10は、前後、左右方向へ移動し、検体ラック13および希釈プレート14の上方へそれぞれ希釈ヘッド部20を移動制御する第1の移動制御手段26(図4に示すように平面視で横方向に移動制御する手段)および第2の移動制御手段28(図4に示すように平面視で縦方向に移動制御する手段)と、希釈プレート14の近接部位に配置され、各希釈ホール14h内の希釈完了液を数人分または数十人分を1箇所へ集めるための試験管状の集約用チューブ30(集約容器)と、希釈取出し位置(後述のチップノズル用内側開口114iまたはチップノズル用外側開口114eの真下位置)に位置決めされた希釈プレート14の希釈ホール内から希釈完了液を吸引し、吸引した希釈完了液を集約用チューブ30内へ吐出する着脱可能なチップノズル32を備えた集約ヘッド部34とを有する。
そして、便検体集約装置10は、駆動する各構成要素を制御する制御ユニット(図示せず)を備えている。
本実施形態では、便検体集約装置10は、50本の便検体容器12を収容可能な検体ラック13を4つ配置できる構成にされている。そして、希釈プレート14は2組配置されている。1組の希釈プレート14では、内側希釈プレート14iに50個の希釈ホール14hが配置され、外側希釈プレート14eにも50個の希釈ホール14hが配置されている。もう1組の希釈プレート14にも同様に希釈ホール14hが配置されている。従って、1組の希釈プレート14で2つの検体ラック13に対応し、もう1組の希釈プレート14で残り2つの検体ラック13に対応している。また、集約用チューブ30は、各検体ラック13に対応してチップラック36に4本配置されている。
(希釈ヘッド部)
図5は、本発明の要旨とする希釈ヘッド部20を示しており、材質は金属製である。希釈ヘッド部20の蓋保持部材18(詳細については後述する)は、蓋保持部材18の上方に位置して上下方向に延びる棒状部材56(後述)の上下動によって便検体容器12の蓋12cの挟持、挟持解除が切り換えられる構成になっている。
そして、図5(図6も参照)に示すように、希釈ヘッド部20は、便検体容器12の蓋12cを保持する保持状態(二点鎖線)と解除状態(実線)とに蓋保持部材18を切り換える切換制御手段40と、少なくとも便検体容器12の蓋12cと容器胴部12bとがそれぞれ保持された時に、回転させながら取り外すことができるように、蓋保持部材18を縦軸中心回りに回転させる保持部材回転手段42と、を備えている。そして、便検体集約装置10には、少なくとも保持部材回転手段42による蓋保持部材18の回転時および容器胴部保持部材24が後退した待機位置の時、それぞれに対応して希釈ヘッド部20を独立して上昇または下降制御するヘッド昇降手段44が設けられている。
希釈ヘッド部20の切換制御手段40は、水平方向に平行な回動軸を有する回動支点46によってシーソのように動く棒状の駆動力伝達部材48と、駆動力伝達部材48の一方の基端側にクランク運動の伝達力を与えるクランク運動用モータ50と、を備えており、クランクピン50aは駆動力伝達部材48の長孔48aと係合している。これにより、クランク運動用モータ50の回転によって駆動力伝達部材48の他方となる先端部が略上下方向に往復動(実線と二点鎖線)する構成になっている。更に、切換制御手段40は、駆動力伝達部材48の先端部から上下方向の移動力を受けるように取り付けられた移動力伝達部材52と、移動力伝達部材52の下端部に取り付けられ、移動力伝達部材52から受ける移動力によりガイドレール53に沿って上下方向に往復動可能な中間部材54と、上下方向に沿った軸回りに回動可能なように中間部材54などに取り付けられて下方に延びる棒状部材56と、棒状部材56の下端部に設けられたピンQに回動可能に軸止され、蓋保持部材18に開閉力を与える開閉力付与部材58と、蓋保持部材18の保持解除時に蓋12cを押し出す押し出し部材62とを備えている。
図10〜図12は、蓋保持部材18の周辺構造を示している。蓋保持部材18は、図12に示す如く、半円形に形成された保持部18aと、保持部18aから直角に延びる作動アーム部18bとによりL字状に形成された一対の組合せによって構成されている。すなわち、蓋保持部材18は、図10、図11に示す如く、保持部18aに対応する保持部18cと、作動アーム部18bに対応する作動アーム部18dとによりL字状に形成された部材を更に有する。
各保持部18a、18cは対向し合うように閉じ合うことで円形に形成され、内側は、蓋12cを保持する保持領域となる保持代Lと、保持代Lと連続し、蓋12cを前記保持代L内へ向けてガイドするガイド面18sとを有している。
各保持部18a、18cの保持代L内の周面は、保持処理面19となっていて、本実施形態では確実な保持確保が得られる山と谷からなるねじ山形状となっている。
この場合、保持処理面19は確実な保持確保が得られる形状になっていればよく、多数の突起を設けるようにする等の適宜設計してよい。
また、蓋保持部材18を構成する各保持部18a、18cの上端部位は、棒状部材56を取囲む回転可能な回転軸体57に、開閉支点軸となるピンP1、P2を介して閉じ合わさる保持状態と、開いた保持解除状態とに開閉自在に支持されている。
開閉力付与部材58は、図11に示す如く八の字状に形成された一対の板状部材58a、58bで形成され、八の字状に形成された一方となる上端の重ね合わせ部が前記した如くピンQにより棒状部材56の下端に回動自在に軸支されている。他方となる各板状部材58a、58bの各端部は、蓋保持部材18を構成する各作動アーム部18b、18dの取付孔(例えば、作動アーム部18bの取付孔18h)にピンP3、P4によりそれぞれ回動自在に軸支されることで、リンク機構が構成されるようになっている。
これにより棒状部材56が下降(矢印イ)することで、各板状部材58a、58bはピンQを支点として、さらに大きく八の字状に開き、各保持部18a、18cは開いた保持解除状態(図11(a)参照)が得られる。また、棒状部材56が上昇(矢印ロ)することで各保持部18a、18cは閉じた保持状態(図11(b)参照)が得られるようになっている。
一方、押し出し部材62は、図9に示す如く上下に長いロッド状に形成され、上方が取付孔61、下方が押圧部60となっている。上方の取付孔61は、棒状部材56の下端にピンP5を介して軸支されている。
押圧部60は、付勢ばね63により常時、保持代L内となる押し出し位置h1(図11(a)参照)に付勢され、付勢ばねに抗して上向きの押圧力Fが作用することで押し出し待機位置h2(図11(b)参照)に移動可能となっている。
したがって、図13(c)、(d)に示すように、便検体容器12の蓋12cに向かって蓋保持部材18が下降し、押圧部60が蓋12cの上面に当接し合う時に上向きの押圧力Fが押圧部60に働らく結果、押し出し待機位置h2に付勢ばね63のばね圧に抗して押し上げられる。この時、各保持部18a、18cは閉じ合う保持状態となることで、保持状態の蓋12cの上面に、ばねエネルギーが蓄えられた状態で拘束される。
これにより、各保持部18a、18cが開となる保持解除状態となる時に、その開動作に連動して付勢ばね63のばね圧が作用し、押圧部60は押し出し位置h1まで一気に押し出される構造になっている。
蓋保持部材18を回転させる前記保持部材回転手段42は、ベアリング等の軸受によって回転自在に支持された前記回転軸筒体57のプーリー64と、低速回転用の駆動モータ68のモータプーリー65とに掛け回された電動ベルト66によって構成され、縦軸中心として前記回転軸筒体57に回転力が与えられることで、蓋保持部材18の回転が可能となっている。
一方、希釈ヘッド部20は、図4に示すように第1の移動制御手段26と第2の移動制御手段28とによって前後方向であるY方向と、左右方向であるX方向とに移動制御されることで、検体ラック13及び希釈プレート14の上方への移動が可能となっている。
第1の移動制御手段26は、正転、逆転可能な駆動モータM1と駆動モータM1によって正転、逆転するねじ杆26aとからなり、そのねじ杆26aに希釈ヘッド部20のヘッド支持移動ラック70が螺合している。これにより、ねじ杆26aの正転又は逆転によりガイドレール27に沿って希釈ヘッド部20のY方向への移動制御が可能となる。
第2の移動制御手段28は、正転、逆転可能な駆動モータM2と駆動モータM2によって正転、逆転するねじ杆28aとからなり、そのねじ杆28aに第1の移動制御手段26を片持状に支持する制御手段移動ラック71が螺合している。これにより、ねじ杆28aの正転、逆転によりガイドレール73に沿って第1の移動制御手段26と一緒に希釈ヘッド部20のX方向への移動制御が可能となっている。希釈ヘッド部20を上下動させるヘッド昇降手段44は、図6に示すように支持フレーム75に設けられた正転、逆転可能な駆動モータM3によって回転するねじ杆72に希釈ヘッド部20のねじ部74a、74bが螺合し、ねじ杆72の正転又は逆転によって支持フレーム75に沿って希釈ヘッド部20の上下動が可能となっている。
なお、希釈ヘッド部20の上下動は、検体ラック13から便検体容器12を取り出す時と、便検体容器12からの蓋12cの取り外し及び装着時と、希釈プレート14の希釈ホール14h内へ、蓋12cに設けられた検体棒12aの先端を出し入れして便検体を希釈する希釈時の各条件に対応してそれぞれ作動制御される。
また、ヘッド昇降手段44による上下動と組合せて使用される前記保持部材回転手段42による回転は、便検体容器12を検体ラック13から取り出した時にバーコード情報を読み込む時と、後述する容器胴部保持部材24によって容器胴部が保持された便検体容器12からの蓋12cの取り外し及び装着時の各条件に対応してそれぞれ作動制御されるようになっている。
これにより、蓋の嵌合挿入タイプ又はねじ式タイプのいずれの場合でも対応が可能になると共に、特に、嵌合挿入タイプの場合には、回転させることで円滑に取り外せるようになる。
(容器胴部保持部材)
図6、図7に示すように、希釈ヘッド部20の下部には、便検体容器12の容器胴部12bを保持する容器胴部保持部材24と、容器胴部保持部材24を保持位置(図7(a)および(b)、図6の二点鎖線)と待機位置(図7(c)、図6の実線)とに水平方向に進退動可能に保持する保持機構78と、が設けられている。保持機構78は、容器胴部保持部材24を案内する案内棒80と、モータによって回転されるクランクアーム82と、を有する。
容器胴部保持部材24は、容器胴部保持部材本体24mとの間で便検体容器12を挟持する挟持部材24tを有する。
容器胴部保持部材24には平面視で略中央に空洞部84が形成されており、挟持部材24tには、容器胴部保持部材24の先端部を貫通して空洞部84に延び出している延出し棒86と、延出し棒86の後端側(クランクアーム側)に固定されている支持部材88と、延出し棒86に挿通されている圧縮コイルバネ90と、を備えている。圧縮コイルバネ90は、支持部材88および容器胴部保持部材本体24mによってそれぞれ端部が支えられている。
そしてクランクアーム82は、先端部に、空洞部84内で上方に延び出す伝達部89を有しており、伝達部89が支持部材88の押圧または後退により、容器胴部保持部材24の進退動、更には便検体容器12の挟持、挟持解除の切り換えが行われる構成になっている。
具体的には、クランクアーム82が水平の時(図7(a))、最大の押し出しストロークとなり、容器胴部保持部材24は保持位置(図6の二点鎖線、図7(a))に押し出される。この時、狭持部材24tと部材本体24mと(詳細に説明すると、挟持部材24tの半円弧状の挟持面24t−1と対向し合う部材本体24mの半円弧状の挟持面24m−1と)は開いた保持待機状態が確保される。
また、クランクアーム82が水平位置から若干回動した時(図7(b))、最大の押し出しストロークから若干小さくなると共に圧縮コイルばね90のばね圧の働きによって狭持部材24tと部材本体24mとによる狭持状態が確保される。
さらに、クランクアーム82が図7(b)よりさらに回動した時(図7(c))、クランクアーム82により支持部材88の押圧が解除され、狭持状態のまま待機位置(図6の実線、図7(c))に移動制御されるようになっている。
(集約ヘッド部)
図2、図8に示すように、集約ヘッド部34は、上下方向に延びるシリンダ92と、シリンダ92内を進退動することで吸引または吐出するためのピストン94と、ピストン94を進退動させるピストン駆動部96と、シリンダ92の先端側に設けられ、ノズル装着位置32Pにおいてチップノズル32を圧入により着脱自在に装着するチップ装着部98と、チップ装着部98とシリンダ92との間に位置し上下動することで使用完了後のチップノズル32を落下させるチップノズル用落下板100と、装着したチップノズル32の高さ位置を変更するための上下動モータ102とを有する。
また、集約ヘッド部34は、ピストン駆動部96、ピストン94、シリンダ92、チップ装着部98、上下動モータ102などを保持する保持部材104と、保持部材104から下方に延び出すと共に回動軸心Zとなる集約ヘッド回動軸106と、集約ヘッド回動軸106の下端に取り付けられた回動ギア108と、回動ギア108に回動力を付与する回動モータ110とを有する。
ここで、内側希釈プレート14iおよび外側希釈プレート14eの希釈ホール14hは何れもリング状に配置されている。そして、希釈プレート14の上側には中空円盤状のカバー112が取り付けられている。このカバー112には、内側希釈プレート14iの希釈ホール14hにチップノズル32を差し込むためのチップノズル用内側開口114iと、外側希釈プレート14eの希釈ホール14hにチップノズル32を差し込むためのチップノズル用外側開口114eとが形成されている。また、集約用チューブ30は内側希釈プレート14iの内周側に配置されている。そして、集約用チューブ30、チップノズル用内側開口114i、チップノズル用外側開口114e、および、チップノズル32を装着するノズル装着位置32pとが同一の円周C上に配置されており、集約ヘッド回動軸106の中心位置が円周Cの中心位置にされている。
(希釈液注入部)
便検体集約装置10は、図1、図2に示すが如く、各希釈ホール14h内へ所定量の希釈液を注入するために先端部に希釈液の注入ノズルを有する希釈液注入部120を回動自在に備えており、カバー112には、希釈液注入部120の注入ノズルが挿入される希釈液用開口122が、内側希釈プレート14iおよび外側希釈プレート14eに対応して2つ形成されている。
更に、カバー112には、蓋12cから下方に延びている検体棒12aを挿通させる検体棒用内側開口116iおよび検体棒用外側開口116eが形成されている。検体棒用内側開口116iは内側希釈プレート14iに対応する位置に形成され、検体棒用外側開口116eは外側希釈プレート14eに対応する位置に形成されている。上記の所定位置は、検体棒用内側開口116iまたは検体棒用外側開口116eの真上位置である。
(作用、効果)
以下、本実施形態の作用、効果について説明する。
まず、第1の移動制御手段26、第2の移動制御手段28により希釈ヘッド部20を検体ラック13の上方へ移動させる。移動完了後、ヘッド昇降手段44で希釈ヘッド部20を下降させ、蓋保持部材18で便検体容器12の蓋12cを保持し(図13(a)〜(d)参照)、検体ラック13から持ち上げる。この時、押し出し部材62の押出部60は、蓋12cの当接により上向きの押し上げ力が働らき、付勢ばね63のばね圧に抗して押し出し位置h1(図13(a)参照)から押し出し待機位置h2(図13(d)参照)まで押し上げられる。と同時に保持部18a、18cによって保持された蓋12cの上面にばね圧が蓄えられた状態で拘束される。
この状態において、容器胴部保持部材24を前進させた後、希釈ヘッド部20を下降させることで便検体容器12の容器胴部12bを、容器胴部保持部材24で挟持する(図6、図7(b)参照)。その挟持した状態において、蓋保持部材18を回転させながら上昇させる。この時、保持部18の保持処理面19によって滑ることなく確実な挟持により、容器胴部12bから蓋12cの分離が可能となる。その際、移動時に液ダレが起きても支障のないように完全な分離ではなくいわゆる半分離状態にする。
次に、第1の移動制御手段26、第2の移動制御手段28により希釈ヘッド部20を希釈プレート14上の所定位置に移動させた後、希釈ヘッド部20を上昇させることで、容器胴部12bから完全に蓋12cが外れると共に検体棒12aは露出する。続いて、容器胴部12bを後退させ、蓋12cを下降させることで、便検体が付着した検体棒12aの先端を、対応する希釈ホール14hの希釈液に浸す。そして、検体棒12aを2〜3回上下動させた後、上昇させる。この結果、希釈ホール14hには、便検体容器12内の検体を希釈してなる希釈検体(希釈完了液)が収容される。
希釈完了後、容器胴部保持部材24を前進させて蓋12cの真下位置に到達させ、蓋12cを回転させながら下降させることで、容器胴部12bに蓋12cを取り付けて蓋をした状態にする。
その後、挟持部材24tによる容器胴部12bの挟持を解除し、上昇させた後、希釈ヘッド部20を、各検体ラック13に対応する便検体容器用の収容口118にまで移動させて、蓋保持部材18を開き、便検体容器12を収容口118に落下、投入する。
この投入時において、蓋保持部材18が開くと、蓋12cの保持が解除されることで、蓄積されていた付勢ばね63のばね圧が働らき、押圧部60は押し出し位置h1へ押し出される。同時に蓋12cも一緒に図面下方へ向けて強制的に押し出されるため、例えば、蓋保持部材18の挟持力が強くて保持処理面19が蓋12cの外周に食い込んでいる場合であっても、押し出し部材62からの押圧力で蓋12cは保持部18から離れ確実に落下するようになる。
以上の各工程を、各便検体容器12に対し、対応する各希釈ホール14hに行う。本実施形態では、合計200本の便検体容器12について、対応する各希釈ホール14hに対してこれを行う。
以下、集約ヘッド部34によって希釈ホール14hの希釈検体を集約用チューブ30に入れることで、例えば、何十人分の希釈検体を一箇所の集約用チューブ30内に集めることが可能となる。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態について説明する。第2実施形態は、図14〜図15に示す如く、蓋保持部材18が開いた保持解除状態の時に、蓋12cの外周を突出ピン162によって内側へ向けて押し出すことで、下方へ向けて確実に落下させるようにしたものである。
したがって、蓋12cの外周を内側へ向けて押し出す突出ピン162以外は、その周辺構造および装置全体については第1実施形態と同一であるため、同一符号を付して詳細な説明は省略する。
すなわち本実施形態では、蓋保持部材18が閉じた保持状態から保持解除状態へ開く動きと連動して各保持部の内側周面となる保持代L内へ突出ピン162の先端162tが突出する構成になっている。
具体的に説明すると、突出ピン162の基部162gは、開閉支点軸となる固定ピン166の端部角筒部166eに取付けねじ168により、設定された取付け角度の状態で動くことがないように固定支持されている。この時、突出ピン162の先端162tは、閉じた保持状態にある各保持部18a、18cの保持代L内に穿設された貫通孔160に臨むように設定されている(図14(a)参照)。
したがって、各保持部18a、18cが図14(b)に示す如く開の保持解除状態となった時に突出ピン162の先端162tが内部へ突出し、押し出し作用が働らくようになっている。
これにより、本実施形態では、蓋保持部材18を開くことで便検体容器12を収容口118に投入する際、開となった保持解除状態の時に、蓋12cが保持部18の内面に食い込んで貼り付いたような状態になっている場合であっても、突出ピン162が蓋12cに当接して内側へ押し出し蓋12cが離れる向きに押圧することになるので、蓋12cは確実に自然落下し、便検体容器12の落下ミスは発生しない。
10 便検体集約装置
12 便検体容器
12c 蓋
12b 容器胴部
13 検体ラック
13h 容器セット穴
14 希釈プレート
14h 希釈ホール
18 蓋保持部材
20 希釈ヘッド部
24 容器胴部保持部材
26 第1の移動制御手段(移動制御手段)
28 第2の移動制御手段(移動制御手段)
30 集約用チューブ(集約容器)
32 チップノズル
34 集約ヘッド部
44 ヘッド昇降手段
60 押圧部
62 押し出し部材
162 突出ピン

Claims (2)

  1. 蓋の内側に検体棒を有する便検体容器を縦置きの状態にセットする多数の各容器セット穴が縦・横に整列して設けられた検体ラックと、
    前記検体ラックと並んで配置され、所定量の希釈液が入る多数の各希釈ホールを有する希釈プレートと、
    前記便検体容器の蓋を保持して便検体容器全体を支持する蓋保持状態と支持を解除する蓋保持解除状態とに切換え可能な希釈ヘッド部と、
    前記希釈ヘッド部を、前記検体ラックと前記希釈プレートに対し下降および上昇制御するヘッド昇降手段と、
    前記希釈ヘッド部の下降位置に前進して前記便検体容器の容器胴部を保持する前進位置と、その前進位置から後退した後退位置とにそれぞれ独立して動く進退可能な容器胴部保持部材と、
    前記希釈ヘッド部を前記検体ラックの上方および前記希釈プレートの上方にそれぞれ移動制御する移動制御手段と、
    前記各希釈ホール内の希釈完了液を数人分又は数十人分を一箇所に集めるための集約容器と、
    前記希釈プレートの希釈ホール内から希釈完了液を吸引し、吸引した希釈完了液を前記集約容器内へ吐出するチップノズルが設けられた移動可能な集約ヘッド部とを備え、
    前記希釈ヘッド部は、前記便検体容器の蓋を所定の領域にわたって保持する保持代の内周面が保持処理面に形成され、閉じ合う保持状態と開いた保持解除状態とに開閉する一対の蓋保持部材と、前記蓋保持部材の保持代内に押圧部が臨む押し出し部材とを有し、
    前記押し出し部材は、その押圧部が保持代内の押し出し位置と、押し出し待機位置とにそれぞれ支持されると共に、各蓋保持部材が閉じた保持状態から保持解除状態へ開く動きと連動して押し出し待機位置にある押圧部が押し出し位置へ向けて前進することを特徴とする便検査集約装置。
  2. 蓋の内側に検体棒を有する便検体容器を縦置きの状態にセットする多数の各容器セット穴が縦・横に整列して設けられた検体ラックと、
    前記検体ラックと並んで配置され、所定量の希釈液が入る多数の各希釈ホールを有する希釈プレートと、
    前記便検体容器の蓋を保持して便検体容器全体を支持する蓋保持状態と支持を解除する蓋保持解除状態とに切換え可能な希釈ヘッド部と、
    前記希釈ヘッド部を、前記検体ラックと前記希釈プレートに対し下降および上昇制御するヘッド昇降手段と、
    前記希釈ヘッド部の下降位置に前進して前記便検体容器の容器胴部を保持する前進位置と、その前進位置から後退した後退位置とにそれぞれ独立して動く進退可能な容器胴部保持部材と、
    前記希釈ヘッド部を前記検体ラックの上方および前記希釈プレートの上方にそれぞれ移動制御する移動制御手段と、
    前記各希釈ホール内の希釈完了液を数人分又は数十人分を一箇所に集めるための集約容器と、
    前記希釈プレートの希釈ホール内から希釈完了液を吸引し、吸引した希釈完了液を前記集約容器内へ吐出するチップノズルが設けられた移動可能な集約ヘッド部とを備え、
    前記希釈ヘッド部は、前記便検体容器の蓋を所定の領域にわたって保持する保持代の内周面が保持処理面に形成され、閉じ合う保持状態と開いた保持解除状態とに開閉する一対の蓋保持部材と、前記各蓋保持部材の外側周面に設けられ、前記各蓋保持部材が閉じた保持状態から保持解除状態へ開く動きと連動して各蓋保持部材の内側周面となる保持代内へ突出する突出ピンを有していることを特徴とする便検査集約装置。
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