JP6306976B2 - 無線通信システム、アンテナ装置及び無線通信方法 - Google Patents

無線通信システム、アンテナ装置及び無線通信方法 Download PDF

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本発明は、無線通信システム、アンテナ装置及び無線通信方法に関する。
近年の無線LANの普及により、アクセスポイント(以下、APという)の高密度化が進んでいる。これにより、各AP配下のセル間の距離が短くなり、隣接セルの無線LAN端末へ干渉を与える確率が高くなっている。IEEE 802.11標準規格の媒体アクセス制御(MAC)層はCarrier Sense Multiple Access with Collision Avoidance(CSMA/CA)に基づいており、キャリアセンスによりチャネルが使用中か否かをAP、無線LAN端末は判断する(非特許文献1)。
AP、無線LAN端末では、放射されている電力のレベルを観測し、あらかじめ定められたキャリアセンス閾値を超えた場合にチャネルが使用中かを判断している。そのため、隣接セルの無線LAN端末へ干渉を与えてしまうと、隣接セルの無線LAN端末は不要な信号でキャリアセンスを起こし、本来受信したいAPからの信号を受信できなくなる。これにより結果的にスループットが低下するという問題が発生する。これを防ぐための従来手法として、APが送信電力制御を行い放射する電力を小さくする方法がある。
守倉正博、久保田周治、「改訂三版802.11高速無線LAN教科書」、インプレスR&D、2008年3月27日
しかしながら、前述した送信電力制御を行う場合、APは自セルの無線LAN端末に送出する信号の電力も同時に低下させてしまうため、自セルの伝送特性が劣化してしまうという問題がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、隣接セル内の全端末の受信電力をキャリアセンス閾値以下にすると同時に自セルの端末の受信電力低下を抑えることができる無線通信システム、アンテナ装置及び無線通信方法を提供することを目的とする。
本発明は、基地局と端末との間で伝送を行うために、アンテナ装置を備える無線通信システムであって、前記アンテナ装置は、複数のアンテナ素子と、前記アンテナ素子それぞれと自セル端末および隣接セル端末の間の通信路応答を推定する通信路推定部と、隣接セルの通信路応答行列の最小固有値に対応する固有ベクトルを算出する固有ベクトル算出部と、前記固有ベクトルに比例する送信ウェイトについて、全ての前記隣接セル端末が所望の受信電力閾値以下となる範囲で比例定数を最大化する受信電力閾値条件操作部と、前記比例定数に基づき、使用する前記送信ウェイトを決定する送信ウェイト決定部と、前記送信ウェイトを送受信信号に適用するビーム形成部とを備えることを特徴とする。
本発明は、前記送信ウェイトの演算装置に増幅機能を備えない場合に、前記送信ウェイトの利得が分岐の数分の1を超えない範囲で前記比例定数を最大化する減衰器送信ウェイト操作部をさらに備えることを特徴とする。
本発明は、推定された前記通信路応答から自セルの受信電力が最大になる前記アンテナの組み合わせを選択するアンテナ選択部をさらに備え、前記ビーム形成部は、選択されたアンテナに対して前記送信ウェイトを適用することを特徴とする。
本発明は、基地局と端末との間で伝送を行う無線通信システムに備えられるアンテナ装置であって、複数のアンテナ素子と、前記アンテナ素子それぞれと自セル端末および隣接セル端末の間の通信路応答を推定する通信路推定部と、隣接セルの通信路応答行列の最小固有値に対応する固有ベクトルを算出する固有ベクトル算出部と、前記固有ベクトルに比例する送信ウェイトについて、全ての前記隣接セル端末が所望の受信電力閾値以下となる範囲で比例定数を最大化する受信電力閾値条件操作部と、前記比例定数に基づき、使用する前記送信ウェイトを決定する送信ウェイト決定部と、前記送信ウェイトを送受信信号に適用するビーム形成部とを備えることを特徴とする。
本発明は、基地局と端末との間で伝送を行うために、複数のアンテナ素子を有するアンテナ装置を備える無線通信システムが行う無線通信方法であって、前記アンテナ素子それぞれと自セル端末および隣接セル端末の間の通信路応答を推定する通信路推定ステップと、隣接セルの通信路応答行列の最小固有値に対応する固有ベクトルを算出する固有ベクトル算出ステップと、前記固有ベクトルに比例する送信ウェイトについて、全ての前記隣接セル端末が所望の受信電力閾値以下となる範囲で比例定数を最大化する受信電力閾値条件操作ステップと、前記比例定数に基づき、使用する前記送信ウェイトを決定する送信ウェイト決定ステップと、前記送信ウェイトを送受信信号に適用するビーム形成ステップとを有することを特徴とする。
本発明は、前記送信ウェイトの演算装置に増幅機能を備えない場合に、前記送信ウェイトの利得が分岐の数分の1を超えない範囲で前記比例定数を最大化する減衰器送信ウェイト操作ステップをさらに有することを特徴とする。
本発明は、推定された前記通信路応答から自セルの受信電力が最大になる前記アンテナの組み合わせを選択するアンテナ選択ステップをさらに有し、前記ビーム形成ステップでは、選択されたアンテナに対して前記送信ウェイトを適用することを特徴とする。
本発明は、基地局と端末との間で伝送を行う無線通信システムに備えられ、複数のアンテナ素子を有するアンテナ装置が行う無線通信方法であって、前記アンテナ素子それぞれと自セル端末および隣接セル端末の間の通信路応答を推定する通信路推定ステップと、隣接セルの通信路応答行列の最小固有値に対応する固有ベクトルを算出する固有ベクトル算出ステップと、前記固有ベクトルに比例する送信ウェイトについて、全ての前記隣接セル端末が所望の受信電力閾値以下となる範囲で比例定数を最大化する受信電力閾値条件操作ステップと、前記比例定数に基づき、使用する前記送信ウェイトを決定する送信ウェイト決定ステップと、前記送信ウェイトを送受信信号に適用するビーム形成ステップとを有することを特徴とする。
本発明によれば、隣接セル内の全端末の受信電力をキャリアセンス閾値以下にすると同時に自セルの端末の受信電力が低下してしまうことを抑えることができるという効果が得られる。
本発明の第1実施形態の構成を示すブロック図である。 図1に示す複数アンテナ装置101の構成を示すブロック図である。 図2に示す複数アンテナ装置101の処理動作を示すフローチャートである。 図2に示す複数アンテナ装置101の変形例の構成を示すブロック図である。 本発明の第2実施形態による複数アンテナ装置101の構成を示すブロック図である。 図5に示す複数アンテナ装置101の処理動作を示すフローチャートである。 本発明の効果を検証するためのシミュレーション結果を示す図である。
<第1実施形態>
以下、図面を参照して、本発明の第1実施形態による無線通信システムを説明する。図1は同実施形態の構成を示すブロック図である。基地局100のセル(自セルという)内にはM個(Mは自然数)の自セル端末102−1〜Mが存在する。隣接セル基地局103のセル(隣接セルという)内にはM個(Mは自然数)の隣接セル端末104−1〜Mが存在する。基地局100には、複数アンテナ装置101が接続されている。複数アンテナ装置(請求項でいうアンテナ装置)101は、隣接セル内の全ての隣接セル端末104−1〜Mの受信電力をキャリアセンス閾値以下にするように制御する。
次に、図2を参照して、図1に示す複数アンテナ装置101の構成を説明する。図2は、図1に示す複数アンテナ装置101の構成を示すブロック図である。通信路推定部1011は、各アンテナと自セル端末102−1〜Mおよび隣接セル端末104−1〜Mの間の通信路応答を推定する。固有ベクトル算出部1012は、隣接セルの通信路応答行列の最小固有値に対応する固有ベクトルを算出する。
受信電力閾値条件操作部1013は、固有ベクトルに比例する送信ウェイトについて、全ての隣接セル端末104−1〜Mが所望の受信電力閾値以下となる範囲で比例定数を最大化する。送信ウェイト決定部1014は、比例定数に基づき、使用する送信ウェイトを決定する。
ビーム形成部1015は、減衰器と移相器を備え、送信ウェイトを送受信信号に適用して送信を行う。基地局100の各radio frequency(RF)ポートはビーム形成部1015内の分配器でN(Nは自然数)本のアンテナ1020−1〜Nに分岐する。
ビーム形成部1015は、ビーム形成の送信ウェイトベクトルwを(1)式によって生成する。
Figure 0006306976
複数アンテナ装置101のN本のアンテナと自セル端末間、隣接セル端末間の通信路応答行列H、Hを(2)式とおく。
Figure 0006306976
簡単のため送信される信号を定数で表しRFポートから電力Pで送出されるとすると、自セル端末102−1〜Mの受信信号y、隣接セル端末104−1〜Mの受信信号yは、それぞれ(3)式によって表される。
Figure 0006306976
隣接セル端末104−1〜Mが基地局100からの信号によりキャリアセンスを発生させないためには、キャリアセンス閾値Aに対し各隣接セル端末104−1〜Mの受信電力が(4)式を満たす必要がある。
Figure 0006306976
また、N分岐がなされ、減衰器と移相器で送信ウェイトを表現する系では(5)式を満たす必要がある。
Figure 0006306976
送信ウェイト決定部1014は、条件1)と条件2)を満たし自セル端末102−1〜Mの受信電力
Figure 0006306976
を可能な限り低下させないwを導出する必要がある。
次に、図3を参照して、図2に示す複数アンテナ装置101の処理動作について説明する。図3は、図2に示す複数アンテナ装置101の処理動作を示すフローチャートである。まず、通信路推定部1011は、隣接セル端末104−1からMから送出される信号に付加されているトレーニング信号から通信路応答行列Hを推定する(ステップS1)。続いて、固有ベクトル算出部1012は、行列H を計算し、その最小固有値に対応する固有ベクトルv∈CN×1を計算する(ステップS2)。ここで(・)は複素共役転置を表す。
次に、受信電力閾値条件操作部1013は、この固有ベクトルvに対してw=tv(tは定数)として 、条件1)と条件2)を同時に満たすtを求める(ステップS3)。そして、送信ウェイト決定部は、このtを用いたwをビーム形成の送信ウェイトに決定するする(ステップS4)。ビーム形成部1015は、この決定した送信ウェイトを採用してビームを形成する。
次に、図4を参照して、図2に示す複数アンテナ装置101の変形例を説明する。図4は、図2に示す複数アンテナ装置101の変形例の構成を示すブロック図である。この図において、図2に示す装置と同一の部分には同一の符号を付し、その説明を省略する。この図に示す装置が図2示す装置と異なる点は、減衰器送信ウェイト操作部1016が新たに設けられている点である。
減衰器送信ウェイト操作部1016は、増幅機能を備えない送信ウェイトの演算装置に対して送信ウェイトの利得が分岐の数(N)分の1を超えない範囲で比例定数tを最大化する。
<第2実施形態>
次に、図5を参照して、本発明の第2実施形態による無線通信システムを説明する。第2実施形態における無線通信システムは、複数アンテナ装置101の構成のみが異なるため、ここでは複数アンテナ装置101の構成と動作についてのみ説明する。図5は、本発明の第2実施形態による複数アンテナ装置101の構成を示すブロック図である。図5において、図4に示す装置と同一の部分には同一の符号を付し、その説明を省略する。この図に示す装置が図4示す装置と異なる点は、アンテナ選択部1017とN本のアンテナを備えている点である。
アンテナ選択部1017は、送信ウェイト決定部1014が決定した送信ウェイトに基づいてアンテナ1020−1〜Nの選択を行う。
次に、図6を参照して、図5に示す複数アンテナ装置101の処理動作を説明する。図6は、図5に示す複数アンテナ装置101の処理動作を示すフローチャートである。図5に示す複数アンテナ装置101は N本(N>N)のアンテナを備えている。
本のアンテナ1020−1〜1020−Nから規範||Hw|| 、つまり自セル端末102−1〜Mの受信電力の合計を最大化するN本のアンテナを選択し、送受信に利用する。
アンテナ組み合わせ番号c=1,2,...,NTについて、第1実施形態と同様の処理動作にしたがい規範||Hw||を計算する。||Hw||を最大とするアンテナ組み合わせとそのwをビーム形成の送信ウェイトに採用する。
まず、通信路推定部1011は自セル端末102−1〜Mと隣接セル端末104−1〜Mから送出される信号に付加されているトレーニング信号からN本のアンテナの通信路H1,total, H2,totalを推定する(ステップS11)。そして、アンテナ組み合わせ番号cを1として初期化する(ステップS12)。
次に、c≦NTであるかを判定し(ステップS13)、c≦NTであれば、固有ベクトル算出部1012は、通信路応答行列H2, totalの中からアンテナ組み合わせ番号cに対応する行列H を計算し、その最小固有値に対応する固有ベクトルv∈CN×1を計算する(ステップS14)。ここで(・)は複素共役転置を表す。
次に、受信電力閾値条件操作部1013は、この固有ベクトルvに対してw=tvとして(tは定数)、前記条件1)と条件2)を同時に満たす定数tを求める(ステップS15)。
次に、送信ウェイト決定部1014は、この定数tを用いたwをビーム形成の送信ウェイトに決定し、||H1、c||計算する(ステップS16)。そして、Cの値を1増加させて、ステップS13に戻る。そして、c≦NTを満たさなくなるまで、ステップS14〜S16の処理を繰り返す。
次に、c≦NTを満たさなくなったら、アンテナ選択部1017は、||Hw||を最大化するアンテナ組み合わせcmaxを採用する(ステップS17)。そして、ビーム形成部1015は、送信ウェイトwcmaxによってビームを形成する(ステップS18)。
なお、ビーム形成は条件1)のみ満たす形式であってもよい。また、複数アンテナ装置101は基地局100に内蔵された構成であってもよい。
次に、図7を参照して、本発明の実施形態による複数アンテナ装置101の効果を検証するためにシミュレーションを行った結果について説明する。図7は、本発明の実施形態による複数アンテナ装置101の効果を検証するためのシミュレーション結果を示す図である。図7では、自セル端末の受信電力とCDF(Cumulative Distribution Function)と関係を示している。
シミュレーションを行う際の諸元は以下の通りである。選択対象のアンテナ数Nは16である。ビーム形成利用アンテナ数Nは、4である。各セル端末数M,Mは、20である。送信電力P(dBm)は、0である。キャリアセンス閾値A(dBm)は、−90である。通信路応答の分布は、レイリーである。自セル平均伝搬損失は10である。他セル(隣接セル)平均伝搬損失は、10−8.5である。
図7に示すように、従来の送信電力制御に比べて、第1実施形態によるビーム形成では、受信電力が3.4dB改善している。また、従来の送信電力制御に比べて、第2実施形態によるビーム形成と選択では、受信電力が8.9dB改善している。このように、従来の送信電力制御と比較して、前述した複数アンテナ装置101により自セル端末の受信電力を向上させることができる。
無線LANの普及に伴うアクセスポイントの高密度化が進んでいる。アクセスポイントが高密度に配置された環境において、隣接セル内端末への干渉低減を図るため、送信電力制御を行う場合、従来技術では、自セル内端末の受信電力も同時に低下し、その結果としてスループットが低下するという課題があった。前述した技術では、隣接セル内端末のチャネルの最小固有値に対応する固有ベクトルをビーム形成に利用することにより、隣接セル内端末への干渉を低減すると同時に、自セル内端末の受信電力低下を抑えることができる。その結果スループットの低下を抑えることが可能となる。
前述した実施形態における複数アンテナ装置101をコンピュータで実現するようにしてもよい。その場合、この機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現してもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでもよい。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよく、PLD(Programmable Logic Device)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等のハードウェアを用いて実現されるものであってもよい。
以上、図面を参照して本発明の実施の形態を説明してきたが、上記実施の形態は本発明の例示に過ぎず、本発明が上記実施の形態に限定されるものではないことは明らかである。したがって、本発明の技術思想及び範囲を逸脱しない範囲で構成要素の追加、省略、置換、その他の変更を行ってもよい。
隣接セル内の全端末の受信電力をキャリアセンス閾値以下にすると同時に自セル端末の受信電力低下を抑えることが不可欠な用途に適用できる。
100・・・基地局、101・・・複数アンテナ装置(アンテナ装置)、1011・・・通信路推定部、1012・・・固有ベクトル算出部、1013・・・受信電力閾値条件操作部、1014・・・送信ウェイト決定部、1015・・・ビーム形成部、1016・・・減衰器送信ウェイト操作部、1017・・・アンテナ選択部、1020−1〜N・・・アンテナ、102−1〜M・・・自セル端末、103・・・隣接セル基地局、104−1〜M・・・隣接セル端末

Claims (10)

  1. 基地局と端末との間で伝送を行うために、アンテナ装置を備える無線通信システムであって、
    前記アンテナ装置は、
    複数のアンテナ素子と、
    前記アンテナ素子それぞれと自セル端末および隣接セル端末の間の通信路応答を推定する通信路推定部と、
    隣接セルの通信路応答行列の最小固有値に対応する固有ベクトルを算出する固有ベクトル算出部と、
    前記固有ベクトルに比例する送信ウェイトについて、全ての前記隣接セル端末が所望の受信電力閾値以下となる範囲で比例定数を最大化する受信電力閾値条件操作部と、
    前記比例定数に基づき、使用する前記送信ウェイトを決定する送信ウェイト決定部と、
    前記送信ウェイトを送受信信号に適用するビーム形成部と
    を備え
    前記送信ウェイトの演算装置に増幅機能を備えない場合に、前記送信ウェイトの利得が分岐の数分の1を超えない範囲で前記比例定数を最大化する減衰器送信ウェイト操作部をさらに備える、
    ことを特徴とする無線通信システム。
  2. 基地局と端末との間で伝送を行うために、アンテナ装置を備える無線通信システムであって、
    前記アンテナ装置は、
    複数のアンテナ素子と、
    前記アンテナ素子それぞれと自セル端末および隣接セル端末の間の通信路応答を推定する通信路推定部と、
    隣接セルの通信路応答行列の最小固有値に対応する固有ベクトルを算出する固有ベクトル算出部と、
    前記固有ベクトルに比例する送信ウェイトについて、全ての前記隣接セル端末が所望の受信電力閾値以下となる範囲で比例定数を最大化する受信電力閾値条件操作部と、
    前記比例定数に基づき、使用する前記送信ウェイトを決定する送信ウェイト決定部と、
    前記送信ウェイトを送受信信号に適用するビーム形成部と
    を備え
    前記送信ウェイト決定部は、前記送信ウェイトをw、前記ビーム形成部において前記基地局のポートを前記複数のアンテナ素子へ分岐する数をN、前記隣接セル端末の数をM 、送信信号の電力をP、前記アンテナ素子それぞれと前記隣接セル端末の間の前記通信路応答をH 、前記隣接セル端末における受信信号をy 、前記受信電力閾値をAとしたときに、前記固有ベクトルに比例し、式(A)に示す条件及び式(B)に示す条件を満たす送信ウェイトの中から使用する前記送信ウェイトを決定する、
    Figure 0006306976
    ことを特徴とする無線通信システム。
  3. 推定された前記通信路応答から自セルの受信電力が最大になる前記アンテナ素子の組み合わせを選択するアンテナ選択部をさらに備え、
    前記ビーム形成部は、選択されたアンテナ素子に対して前記送信ウェイトを適用することを特徴とする請求項1または2に記載の無線通信システム。
  4. 基地局と端末との間で伝送を行う無線通信システムに備えられるアンテナ装置であって、
    複数のアンテナ素子と、
    前記アンテナ素子それぞれと自セル端末および隣接セル端末の間の通信路応答を推定する通信路推定部と、
    隣接セルの通信路応答行列の最小固有値に対応する固有ベクトルを算出する固有ベクトル算出部と、
    前記固有ベクトルに比例する送信ウェイトについて、全ての前記隣接セル端末が所望の受信電力閾値以下となる範囲で比例定数を最大化する受信電力閾値条件操作部と、
    前記比例定数に基づき、使用する前記送信ウェイトを決定する送信ウェイト決定部と、
    前記送信ウェイトを送受信信号に適用するビーム形成部と
    を備え
    前記送信ウェイトの演算装置に増幅機能を備えない場合に、前記送信ウェイトの利得が分岐の数分の1を超えない範囲で前記比例定数を最大化する減衰器送信ウェイト操作部をさらに備える、
    ことを特徴とするアンテナ装置。
  5. 基地局と端末との間で伝送を行う無線通信システムに備えられるアンテナ装置であって、
    複数のアンテナ素子と、
    前記アンテナ素子それぞれと自セル端末および隣接セル端末の間の通信路応答を推定する通信路推定部と、
    隣接セルの通信路応答行列の最小固有値に対応する固有ベクトルを算出する固有ベクトル算出部と、
    前記固有ベクトルに比例する送信ウェイトについて、全ての前記隣接セル端末が所望の受信電力閾値以下となる範囲で比例定数を最大化する受信電力閾値条件操作部と、
    前記比例定数に基づき、使用する前記送信ウェイトを決定する送信ウェイト決定部と、
    前記送信ウェイトを送受信信号に適用するビーム形成部と
    を備え
    前記送信ウェイト決定部は、前記送信ウェイトをw、前記ビーム形成部において前記基地局のポートを前記複数のアンテナ素子へ分岐する数をN、前記隣接セル端末の数をM 、送信信号の電力をP、前記アンテナ素子それぞれと前記隣接セル端末の間の前記通信路応答をH 、前記隣接セル端末における受信信号をy 、前記受信電力閾値をAとしたときに、前記固有ベクトルに比例し、式(C)に示す条件及び式(D)に示す条件を満たす送信ウェイトの中から使用する前記送信ウェイトを決定する、
    Figure 0006306976
    ことを特徴とするアンテナ装置。
  6. 基地局と端末との間で伝送を行うために、複数のアンテナ素子を有するアンテナ装置を備える無線通信システムが行う無線通信方法であって、
    前記アンテナ素子それぞれと自セル端末および隣接セル端末の間の通信路応答を推定する通信路推定ステップと、
    隣接セルの通信路応答行列の最小固有値に対応する固有ベクトルを算出する固有ベクトル算出ステップと、
    前記固有ベクトルに比例する送信ウェイトについて、全ての前記隣接セル端末が所望の受信電力閾値以下となる範囲で比例定数を最大化する受信電力閾値条件操作ステップと、
    前記比例定数に基づき、使用する前記送信ウェイトを決定する送信ウェイト決定ステップと、
    前記送信ウェイトを送受信信号に適用するビーム形成ステップと
    を有し、
    前記送信ウェイトの演算装置に増幅機能を備えない場合に、前記送信ウェイトの利得が分岐の数分の1を超えない範囲で前記比例定数を最大化する減衰器送信ウェイト操作ステップをさらに有する、
    ことを特徴とする無線通信方法。
  7. 基地局と端末との間で伝送を行うために、複数のアンテナ素子を有するアンテナ装置を備える無線通信システムが行う無線通信方法であって、
    前記アンテナ素子それぞれと自セル端末および隣接セル端末の間の通信路応答を推定する通信路推定ステップと、
    隣接セルの通信路応答行列の最小固有値に対応する固有ベクトルを算出する固有ベクトル算出ステップと、
    前記固有ベクトルに比例する送信ウェイトについて、全ての前記隣接セル端末が所望の受信電力閾値以下となる範囲で比例定数を最大化する受信電力閾値条件操作ステップと、
    前記比例定数に基づき、使用する前記送信ウェイトを決定する送信ウェイト決定ステップと、
    前記送信ウェイトを送受信信号に適用するビーム形成ステップと
    を有し、
    前記送信ウェイト決定ステップにおいては、前記送信ウェイトをw、前記ビーム形成ステップにおいて前記基地局のポートを前記複数のアンテナ素子へ分岐する数をN、前記隣接セル端末の数をM 、送信信号の電力をP、前記アンテナ素子それぞれと前記隣接セル端末の間の前記通信路応答をH 、前記隣接セル端末における受信信号をy 、前記受信電力閾値をAとしたときに、前記固有ベクトルに比例し、式(E)に示す条件及び式(F)に示す条件を満たす送信ウェイトの中から使用する前記送信ウェイトを決定する、
    Figure 0006306976
    ことを特徴とする無線通信方法。
  8. 推定された前記通信路応答から自セルの受信電力が最大になる前記アンテナ素子の組み合わせを選択するアンテナ選択ステップをさらに有し、
    前記ビーム形成ステップでは、選択されたアンテナ素子に対して前記送信ウェイトを適用することを特徴とする請求項またはに記載の無線通信方法。
  9. 基地局と端末との間で伝送を行う無線通信システムに備えられ、複数のアンテナ素子を有するアンテナ装置が行う無線通信方法であって、
    前記アンテナ素子それぞれと自セル端末および隣接セル端末の間の通信路応答を推定する通信路推定ステップと、
    隣接セルの通信路応答行列の最小固有値に対応する固有ベクトルを算出する固有ベクトル算出ステップと、
    前記固有ベクトルに比例する送信ウェイトについて、全ての前記隣接セル端末が所望の受信電力閾値以下となる範囲で比例定数を最大化する受信電力閾値条件操作ステップと、
    前記比例定数に基づき、使用する前記送信ウェイトを決定する送信ウェイト決定ステップと、
    前記送信ウェイトを送受信信号に適用するビーム形成ステップと
    を有し、
    前記送信ウェイトの演算装置に増幅機能を備えない場合に、前記送信ウェイトの利得が分岐の数分の1を超えない範囲で前記比例定数を最大化する減衰器送信ウェイト操作ステップをさらに有する、
    ことを特徴とする無線通信方法。
  10. 基地局と端末との間で伝送を行う無線通信システムに備えられ、複数のアンテナ素子を有するアンテナ装置が行う無線通信方法であって、
    前記アンテナ素子それぞれと自セル端末および隣接セル端末の間の通信路応答を推定する通信路推定ステップと、
    隣接セルの通信路応答行列の最小固有値に対応する固有ベクトルを算出する固有ベクトル算出ステップと、
    前記固有ベクトルに比例する送信ウェイトについて、全ての前記隣接セル端末が所望の受信電力閾値以下となる範囲で比例定数を最大化する受信電力閾値条件操作ステップと、
    前記比例定数に基づき、使用する前記送信ウェイトを決定する送信ウェイト決定ステップと、
    前記送信ウェイトを送受信信号に適用するビーム形成ステップと
    を有し、
    前記送信ウェイト決定ステップにおいては、前記送信ウェイトをw、前記ビーム形成ステップにおいて前記基地局のポートを前記複数のアンテナ素子へ分岐する数をN、前記隣接セル端末の数をM 、送信信号の電力をP、前記アンテナ素子それぞれと前記隣接セル端末の間の前記通信路応答をH 、前記隣接セル端末における受信信号をy 、前記受信電力閾値をAとしたときに、前記固有ベクトルに比例し、式(G)に示す条件及び式(H)に示す条件を満たす送信ウェイトの中から使用する前記送信ウェイトを決定する、
    Figure 0006306976
    ことを特徴とする無線通信方法。
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