JP6306726B2 - 外科手術用ステープル装置 - Google Patents

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Description

(背景)
(技術分野)
本開示は、概して、外科手術用ステープルを身体組織に適用するための外科手術用ステープル留め装置に関し、より具体的には、中空組織構造の円形吻合を行うための外科手術用ステープル留め装置に関する。
(関連技術の背景)
吻合は、別個の中空組織区分の外科手術的継合を指す。典型的には、吻合手技は、中空組織構造の罹患または欠陥区分が除去される外科手術に続き、したがって、組織構造の残りの区分の継合を要求する。行われる特定の手技および/または他の要因に応じて、組織の区分は、円形吻合、例えば、端端吻合、端側吻合、または側側吻合によって継合されてもよい。
円形吻合手技では、管状器官の2つの区分は、区分を端端、端側、または側側関係において相互に継合するために、区分のそれぞれを通してステープルの円形アレイを駆動する、ステープル留め装置を使用して継合される。典型的には、新しく継合された中空組織構造内の任意の組織が、中空組織構造によって画定される通路を空けるように、同時に脱芯される。
典型的な円形吻合装置は、近位端にあるハンドル部分と、遠位端にあるステープル保持構成要素とを有する、伸長シャフトを含む。アンビルロッドと、取り付けられたアンビルヘッドとを含む、アンビルアセンブリが、ステープル保持構成要素に隣接して、伸長シャフトの遠位端に搭載される。使用時、継合されるべき管状器官の2つの区分は、アンビルヘッドとステープル保持構成要素との間に咬持される。咬持された区分は、次いで、1つまたはそれを上回るステープルをステープル保持構成要素から、組織を通して、アンビルヘッドの中に駆動し、組織の周りでステープルを形成することによって、相互に継合される。そのような円形吻合装置の例が、Millimanの米国特許第7,857,187号(「Millimanの第187号特許」)およびGresham et alの第6,945,444号(「Greshamの第444号特許」)に説明される(その全内容は、参照することによって、その全体として本明細書に組み込まれる)。
継合されるべき組織構造のタイプ、厚さ、および/または他の性質に応じて、異なる「最小組織間隙」を提供することが所望され得、「最小組織間隙」は、ステープル留め装置が完全に接近されるときのアンビルヘッドとステープル保持構成要素との間の距離として定義される。したがって、迅速かつ効率的な様式において、複数の組織間隙設定間で最小組織間隙の調節を促進する、組織間隙調節機構の必要性が、存在する。
米国特許第7,857,187号明細書 米国特許第6,945,444号明細書
(要旨)
本開示に従って提供される外科手術用ステープル留め装置は、ハンドル部分と、ハンドル部分から遠位に延在する、本体と、本体の遠位端上に支持される、ステープル留めアセンブリと、アンビルアセンブリと、駆動ねじと、組織間隙調節機構とを含む。駆動ねじは、ハンドル部分内に支持され、アンビルアセンブリに動作可能に結合される。駆動ねじは、横方向開口を画定し、アンビルアセンブリを、離間位置と接近位置との間でステープル留めアセンブリに対して移動させるように、ステープル留めアセンブリに対して移動可能である。組織間隙調節機構は、ハンドル部分内に配置され、止め具部材と、非対称多角形ワッシャと、止めねじとを含む。止め具部材は、駆動ねじ上に支持され、横方向スロットを画定する第1および第2のフランジを含む。止め具部材は、ハンドル部分内で駆動ねじのさらなる近位移動を防止し、アンビルアセンブリとステープル留めアセンブリとの間に最小組織間隙を設定するために、ハンドル部分内の止め具表面に当接するように構成される。ワッシャは、偏心的に位置付けられる開口を画定し、複数の対向する平坦面の対を含む。ワッシャは、対向する平坦面の対がそれぞれ、第1および第2のフランジ間に、それらと係合して選択的に位置付けられ得るように、横方向スロット内に位置付けられるような寸法にされる。止めねじは、駆動ねじに対して止め具部材を固定するために、ワッシャの開口と、横方向スロットと、横方向開口を通した挿入のために構成される。ワッシャは、第1および第2のフランジ間に、それらと係合して選択された対向する平坦面の対を位置付けるために、止めねじの周りで再位置付け可能である。対向する平坦面の対のうちの少なくとも2つは、第1および第2のフランジと係合されると、最小組織間隙を選択的に変更するために、駆動ねじに関連する止め具部材の位置が、第1および第2のフランジと係合する、対向する平坦面の異なる対を位置付けることによって、選択的に変動され得るように、横方向スロットに関連する異なる場所においてワッシャの開口を位置付けるように離間される。
実施形態では、ワッシャは、八角形構成を画定する。
実施形態では、ワッシャは、最小組織間隙が約4.55mmと約5.45mmとの間で調節可能であるような構成および寸法にされる。
実施形態では、ワッシャは、最小組織間隙が約4.5mmと約5.45mmの間で約0.15mmの段階的サイズで漸増的に調節可能であるように構成および寸法にされる。
実施形態では、組織間隙調節機構の選択された設定を示すために、少なくとも1つのインジケータが、ワッシャ上に配置され、インジケータが、フランジのうちの少なくとも1つの上に配置される。
実施形態では、止めねじは、止めねじの周りでワッシャの回転を促進するために、緩められるように構成され、ワッシャの位置および駆動ねじ上の止め具部材を固定するために、締められるように構成される。
実施形態では、接近ノブが、ハンドルから延在する。接近ノブは、駆動ねじに結合され、アンビルアセンブリを離間位置と接近位置との間で移動させるように選択的に作動可能である。
実施形態では、駆動ねじは、螺旋チャネルを画定し、接近ノブは、接近ノブの回転が駆動ねじの並進をもたらすように、螺旋チャネル内に配置されるボールに結合される。
実施形態では、ハンドルに結合されるトリガと、ステープル留めアセンブリに結合される発射リンクとを含む、発射アセンブリが、提供される。発射リンクは、ステープル留めアセンブリから複数の外科手術用ステープルを出射するために、トリガの作動に応答して、本体を通して遠位並進するように構成される。
実施形態では、ハンドルは、相互に解放可能に係合可能である、第1および第2のハンドル区分から形成される。
本開示に従って提供される別の外科手術用ステープル留め装置は、ステープル留めアセンブリと、アンビルアセンブリと、アンビルアセンブリに動作可能に結合される、駆動ねじと、接近部材と、組織間隙調節機構とを含む。接近部材は、駆動ねじに結合され、ステープル留めアセンブリに対して駆動ねじを移動させ、アンビルアセンブリを、離間位置と接近位置との間でステープル留めアセンブリに対して移動させるように選択的に作動可能である。組織間隙調節機構は、駆動ねじ上に支持される止め具部材を含む。止め具部材は、横方向スロットを画定する第1および第2のフランジを含む。止め具部材は、ステープル留めアセンブリに対する駆動ねじの移動を限定し、アンビルアセンブリとステープル留めアセンブリとの間に最小組織間隙を設定するように構成される。偏心的に位置付けられる開口を画定し、複数の対向する平坦面の対を含む、非対称多角形ワッシャは、対向する平坦面の対がそれぞれ、第1および第2のフランジ間に、それらと係合して選択的に位置付けられ得るように、横方向スロット内に位置付けられるような寸法にされる。支柱が、駆動ねじ上に支持される。支柱は、駆動ねじに対して止め具部材を軸方向に固定するように位置付けられる。ワッシャは、第1および第2のフランジ間に、それらと係合して選択された対向する平坦面の対を位置付けるために、支柱の周りで再位置付け可能である。対向する平坦面の対のうちの少なくとも2つは、第1および第2のフランジと係合されると、アンビルアセンブリとステープル留めアセンブリとの間の最小組織間隙を選択的に変更するために、駆動ねじに関連する止め具部材の位置が、第1および第2のフランジと係合する、対向する平坦面の異なる対を位置付けることによって、選択的に変動され得るように、横方向スロット内の異なる場所においてワッシャの開口を位置付けるように離間される。
実施形態では、ワッシャは、八角形構成を画定する。
実施形態では、ワッシャは、最小組織間隙が約4.55mmと約5.45mmとの間で調節可能であるように構成および寸法にされる。
実施形態では、ワッシャは、最小組織間隙が約4.5mmと約5.45mmとの間で段階的サイズで約0.15mmの漸増的に調節可能であるような構成および寸法にされる。
実施形態では、組織間隙調節機構の選択された設定を示すために、少なくとも1つのインジケータが、ワッシャ上に配置され、インジケータが、フランジのうちの少なくとも1つの上に配置される。
実施形態では、外科手術用ステープル留め装置はさらに、近位端および遠位端を画定する、ハンドル部分を含む。駆動ねじは、ハンドル部分内に支持され、止め具部材は、ステープル留めアセンブリに対する駆動ねじの移動を限定し、アンビルアセンブリとステープル留めアセンブリとの間に最小組織間隙を設定するために、ハンドル部分内の止め具表面に当接するように構成される。
実施形態では、外科手術用ステープル留め装置はさらに、ハンドル部分から遠位に延在する、本体を含む。ステープル留めアセンブリは、本体の遠位端上に支持される。
外科手術用ステープル留め装置のアンビルアセンブリとステープル留めアセンブリとの間に最小組織間隙を設定する方法もまた、本開示に従って提供される。外科手術用ステープル留め装置は、ハンドル部分と、ハンドル部分から延在し、その上に支持されるステープル留めアセンブリを有する、本体と、駆動ねじとを含む。駆動ねじは、ハンドル部分内に支持され、アンビルアセンブリに動作可能に結合される。駆動ねじは、アンビルアセンブリを、ステープル留めアセンブリに対して移動させるように、ステープル留めアセンブリに対して移動可能である。本方法は、駆動ねじの周りで止め具部材を位置付けるステップを含む。止め具部材は、横方向スロットを画定する第1および第2のフランジを含む。止め具部材は、ハンドル部分内で駆動ねじのさらなる近位移動を防止し、アンビルアセンブリとステープル留めアセンブリとの間に最小組織間隙を設定するために、ハンドル部分内の止め具表面に当接するように構成される。本方法はさらに、第1の最小組織間隙を画定するために、選択された対向する平坦面の対が、第1および第2のフランジ間に、それらと係合して位置付けられるように、偏心的に位置付けられる開口を画定し、第1および第2のフランジ間に複数の対向する平坦面の対を含む、非対称多角形ワッシャを位置付けるステップを含む。本方法はさらに、横方向スロット内に位置付けられるワッシャと、第1および第2のフランジ間に位置付けられる、選択された対向する平坦面の対とを用いて、止め具部材を駆動ねじに固定させるステップを含む。
実施形態では、本方法はさらに、駆動ねじから止め具部材を固定解除させるステップと、第1および第2のフランジ間に、対向する平坦面の異なる対を係合し、駆動ねじに対して止め具部材を軸方向に再位置決めし、第2の最小組織間隙を画定するために、ワッシャを再位置決めするステップと、ワッシャの位置および駆動ねじ上の止め具部材を固定するために、止め具部材を駆動ねじに再固定させるステップとを含む。
実施形態では、本方法はさらに、選択されたワッシャの位置を示す、ワッシャ上に配置されるインジケータと、フランジのうちの少なくとも1つとを視認することによって、ワッシャの所望される位置を確認するステップを含む。
本開示に従って提供される別の外科手術用ステープル留め装置は、近位端および遠位端を画定する、ハンドル部分と、ハンドル部分から遠位に延在する、本体と、本体の遠位端上に支持される、ステープル留めアセンブリと、発射アセンブリと、トリガロックアセンブリとを含む。発射アセンブリは、ハンドル部分から延在する、発射トリガと、発射トリガをハンドル部分に結合する、発射リンクと、発射トリガに結合され、本体を通して延在する、プッシャリンクとを含む。プッシャリンクは、ステープル留めアセンブリから複数の外科手術用ステープルを出射するために、発射トリガの作動に応答して、本体を通して遠位並進するために移動可能に支持される。トリガロックアセンブリは、トリガロック部材と、付勢部材とを含む。トリガロック部材は、発射トリガに枢動可能に結合され、トリガロックが発射トリガの作動を阻害するように発射リンクに当接する、係止位置と、トリガロックが発射トリガの作動を可能にするように発射リンクから離れる、係止解除位置との間で発射トリガに対して移動可能である。トリガロックの係止位置では、付勢部材は、トリガロックを係止位置に向かって付勢するように位置付けられる。トリガロックの係止解除位置では、付勢部材は、トリガロックを係止解除位置に向かって付勢するように位置付けられる。
実施形態では、付勢部材は、コイル状部分と、コイル状部分から延在する、平坦部分とを含む。平坦部分は、トリガロックが係止位置に配置されると、トリガロックを係止位置に向かって係合および付勢するように位置付けられ、トリガロックが係止解除位置に配置されると、トリガロックを係止解除位置に向かって係合および付勢するように位置付けられる。
実施形態では、第1の枢動部材が、発射リンクを発射トリガに枢動可能に結合する。そのような実施形態では、付勢部材のコイル状部分は、第1の枢動部材の周りに配置されてもよい。
実施形態では、トリガロックは、基盤部材の対向する側上に第1および第2の接触面を画定する、非対称基盤部材を含む。付勢部材は、トリガロックを係止位置に向かって付勢するために、第1の接触面に接触するように位置付けられ、トリガロックを係止解除位置に向かって付勢するために、第2の接触面に接触するように位置付けられる。
実施形態では、トリガロックの基盤部材は、トリガロックを発射トリガに枢動可能に結合するための第2の枢動部材を受容するように構成される、貫通ボアを画定する。
実施形態では、外科手術用ステープル留め装置はさらに、組織の周りでステープル留めアセンブリから出射される、複数の外科手術用ステープルを形成するように構成される、アンビルアセンブリと、ハンドル部分内に支持される、駆動ねじとを含む。駆動ねじは、アンビルアセンブリに動作可能に結合され、アンビルアセンブリを、離間位置と接近位置との間でステープル留めアセンブリに対して移動させるように、ステープル留めアセンブリに対して移動可能である。
実施形態では、外科手術用ステープル留め装置はさらに、ハンドル部分から延在する、接近ノブを含む。接近ノブは、駆動ねじに結合され、アンビルアセンブリを、離間位置と接近位置との間で移動させるように選択的に作動可能である。
実施形態では、駆動ねじは、螺旋チャネルを画定し、接近ノブは、接近ノブの回転が駆動ねじの並進をもたらすように、螺旋チャネル内に配置されるボールに結合される。
実施形態では、発射トリガは、アンビルアセンブリが離間位置に配置されるとき、発射トリガの作動を防止するために、駆動ねじと干渉するように構成される、ロックアウト部材を含む。
実施形態では、駆動ねじは、アンビルアセンブリが接近位置に配置されるとき、陥凹がロックアウト部材と整合され、発射トリガの作動を可能にするように、陥凹を画定する。
実施形態では、ハンドルは、第1および第2のハンドル区分から形成され、第1および第2のハンドル区分は、相互に解放可能に係合可能である。
本開示に従って提供される別の外科手術用ステープル留め装置は、近位端および遠位端を画定する、ハンドル部分と、ハンドル部分から遠位に延在する、本体と、本体の遠位端上に支持され、複数の外科手術用ステープルを含む、ステープル留めアセンブリと、発射アセンブリと、トリガロックアセンブリとを含む。発射アセンブリは、ハンドル部分に結合され、それから延在する、発射トリガと、発射トリガに結合され、本体を通して延在する、プッシャリンクとを含む。プッシャリンクは、ステープル留めアセンブリから複数の外科手術用ステープルを出射するために、発射トリガの作動に応答して、本体を通して遠位並進するために移動可能に支持される。トリガロックアセンブリは、トリガロック部材と、付勢部材とを含む。トリガロック部材は、発射トリガに枢動可能に結合され、基盤部材の対向する側上に第1および第2の接触面を画定する、非対称基盤部材を含む。トリガロックは、トリガロックが発射トリガの作動を阻害するように発射リンクに当接する、係止位置と、トリガロックが発射トリガの作動を可能にするように発射リンクから離れる、係止解除位置との間で発射トリガに対して移動可能である。トリガロックの係止位置では、付勢部材は、トリガロックを係止位置に向かって付勢するために、第1の接触面に接触するように位置付けられ、トリガロックの係止解除位置では、付勢部材は、トリガロックを係止解除位置に向かって付勢するために、第2の接触面に接触するように位置付けられる。
実施形態では、付勢部材は、コイル状部分と、コイル状部分から延在する、平坦部分とを含む。平坦部分は、トリガロックが係止位置に配置されると、トリガロックを係止位置に向かって付勢するために、第1の接触面に接触するように位置付けられ、トリガロックが係止解除位置に配置されると、トリガロックを係止解除位置に向かって付勢するために、第2の接触面に接触するように位置付けられる。
実施形態では、発射アセンブリは、発射トリガをハンドル部分に結合する、発射リンクを含む。
実施形態では、第1の枢動部材が、発射リンクを発射トリガに枢動可能に結合する。
付勢部材は、第1の枢動部材の周りで、少なくとも部分的に配置される。
実施形態では、トリガロックの基盤部材は、トリガロックを発射トリガに枢動可能に結合するための第2の枢動部材を受容するように構成される、貫通ボアを画定する。
実施形態では、外科手術用ステープル留め装置はさらに、組織の周りでステープル留めアセンブリから出射される、複数の外科手術用ステープルを形成するように構成される、アンビルアセンブリと、ハンドル部分内に支持される、駆動ねじとを含む。駆動ねじは、アンビルアセンブリに動作可能に結合され、アンビルアセンブリを、離間位置と接近位置との間でステープル留めアセンブリに対して移動させるように、ステープル留めアセンブリに対して移動可能である。
実施形態では、外科手術用ステープル留め装置はさらに、ハンドル部分から延在する、接近ノブを含む。接近ノブは、駆動ねじに結合され、駆動ねじの直線移動をもたらし、アンビルアセンブリを離間位置と接近位置との間で移動させるように、選択的に作動可能である。
実施形態では、発射トリガは、アンビルアセンブリが離間位置に配置されるとき、発射トリガの作動を防止するために、駆動ねじと干渉するように構成される、ロックアウト部材を含む。
実施形態では、駆動ねじは、陥凹を画定する。アンビルアセンブリが接近位置に配置されるとき、陥凹は、発射トリガの作動を可能にするために、ロックアウト部材と整合される。
本開示に従って提供される別の外科手術用ステープル留め装置は、近位端および遠位端を画定する、ハンドル部分を含む。ハンドル部分は、第1および第2のハンドル区分が、相互に、かつ閉鎖位置から少なくとも1つの支持部材に対して並進可能かつ回転可能であるように、少なくとも1つの支持部材と、ピン−スロット係合を介して少なくとも1つの支持部材に移動可能に結合される、第1および第2のハンドル区分とを含み、第1および第2のハンドル区分は、近接整合し、開放位置にあり、第1および第2のハンドル区分は、ハンドル部分の内部を暴露するように相互に分離される。本体が、ハンドル部分から遠位に延在し、ステープル留めアセンブリが、本体の遠位端上に支持される。ステープル留めアセンブリは、複数の外科手術用ステープルを含む。
実施形態では、外科手術用ステープル留め装置はさらに、発射トリガと、発射トリガに結合される、プッシャリンクとを含む、発射アセンブリを含む。プッシャリンクは、ステープル留めアセンブリから複数の外科手術用ステープルを出射するために、発射トリガの作動に応答して、伸長本体部分を通して遠位並進するために構成される。
実施形態では、発射トリガは、ハンドル部分から延在し、第1および第2のハンドル区分は、それを通して発射トリガの延在を可能にするように、ハンドル区分が閉鎖位置に配置されると、スロットを画定するように協働する、切込を画定する。
実施形態では、発射アセンブリは、発射トリガをハンドル部分に結合する、発射リンクを含む。枢動部材が、発射リンクを第1および第2のハンドル区分のそれぞれに、枢動可能に結合するように提供されてもよい。
実施形態では、第1および第2のハンドル区分はそれぞれ、ねじ山付き遠位拡張部を含む。ねじ山付きブッシングが、本体の周りに配置され、第1および第2のハンドル区分を閉鎖位置に保持し、本体をハンドル部分の遠位端に固定させるために、第1および第2のハンドル区分のねじ山付き遠位拡張部との係合のために構成される。
実施形態では、外科手術用ステープル留め装置はさらに、アンビルアセンブリと、アンビルアセンブリに動作可能に結合される、接近アセンブリとを含む。接近アセンブリの少なくとも一部が、少なくとも1つの支持部材を介して、ハンドル部分内に支持される。接近アセンブリは、アンビルアセンブリを、離間位置と接近位置との間でステープル留めアセンブリに対して移動させるように、ステープル留めアセンブリに対して移動可能である。
実施形態では、少なくとも1つの支持部材は、第1および第2の支持部材を含む。第1および第2の支持部材は、ハンドル部分内に接近アセンブリの一部を支持し、相互に離間される。
実施形態では、少なくとも1つの支持部材は、ステープル留めアセンブリに関連するアンビルアセンブリのさらなる軸方向移動を防止し、アンビルアセンブリとステープル留めアセンブリとの間に最小組織間隙を設定するために、アンビルアセンブリが接近位置に配置されると、接近アセンブリの一部に当接するように構成される。
実施形態では、接近アセンブリは、ハンドル部分から近位に延在する、接近ノブを含む。接近ノブは、アンビルアセンブリを、ステープル留めアセンブリに対して移動させるように、ハンドル部分に対して選択的に回転可能である。第1および第2のハンドル区分はそれぞれ、ねじ山付き近位拡張部を含む。接近ノブの周りに配置されるねじ山付きカラーが、第1および第2のハンドル区分を閉鎖位置に保持し、接近ノブをハンドル部分の近位端に回転可能に固定させるために、第1および第2のハンドル区分のねじ山付き近位拡張部との係合のために構成される。
本開示に従って提供される別の外科手術用ステープル留め装置は、近位端および遠位端を画定する、ハンドル部分を含む。ハンドル部分は、第1および第2のハンドル区分が、相互に、かつ閉鎖位置から少なくとも1つの支持部材に対して移動可能であるように、少なくとも1つの支持部材と、少なくとも1つの支持部材に移動可能に結合される、第1および第2のハンドル区分とを含み、第1および第2のハンドル区分は、近接整合し、開放位置にあり、第1および第2のハンドル区分は、ハンドル部分の内部を暴露するように相互に分離される。外科手術用ステープル留め装置はさらに、ハンドル部分から遠位に延在する、本体と、本体の遠位端上に支持され、複数の外科手術用ステープルを含む、ステープル留めアセンブリと、アンビルアセンブリと、アンビルアセンブリに動作可能に結合される、接近アセンブリとを含む。接近アセンブリの一部が、少なくとも1つの支持部材を介して、ハンドル部分内に支持される。接近アセンブリは、アンビルアセンブリを、離間位置と接近位置との間でステープル留めアセンブリに対して移動させるように、ステープル留めアセンブリに対して移動可能である。
実施形態では、第1および第2のハンドル区分は、第1および第2のハンドル区分が、相互に、かつ閉鎖位置から開放位置に少なくとも1つの支持部材に対して並進可能かつ回転可能であるように、ピン−スロット係合を介して、少なくとも1つの支持部材に移動可能に結合される。
実施形態では、第1および第2のハンドル区分はそれぞれ、ねじ山付き遠位拡張部を含む。本体の周りに配置されるねじ山付きブッシングが、第1および第2のハンドル区分を閉鎖位置に保持し、本体をハンドル部分の遠位端に固定させるために、第1および第2のハンドル区分のねじ山付き遠位拡張部との係合のために構成される。
実施形態では、外科手術用ステープル留め装置はさらに、発射トリガと、発射トリガに結合される、プッシャリンクとを含む、発射アセンブリを含む。プッシャリンクは、ステープル留めアセンブリから複数の外科手術用ステープルを出射するために、発射トリガの作動に応答して、伸長本体部分を通して遠位並進するように構成される。
実施形態では、発射トリガは、ハンドル部分から延在し、第1および第2のハンドル区分は、それを通して発射トリガの延在を可能にするように、ハンドル区分が閉鎖位置に配置されると、スロットを画定するように協働する、切込を画定する。
実施形態では、発射アセンブリは、発射トリガをハンドル部分に結合する、発射リンクを含む。枢動部材が、発射リンクを、第1および第2のハンドル区分のそれぞれに、枢動可能に結合するように提供されてもよい。
実施形態では、少なくとも1つの支持部材は、ハンドル部分内に接近アセンブリの一部を支持し、相互に離間される、第1および第2の支持部材を含む。
実施形態では、少なくとも1つの支持部材は、ステープル留めアセンブリに関連するアンビルアセンブリのさらなる移動を防止し、アンビルアセンブリとステープル留めアセンブリとの間に最小組織間隙を設定するために、アンビルアセンブリが接近位置に配置されると、接近アセンブリの一部に当接するように構成される。
実施形態では、接近アセンブリは、ハンドル部分から近位に延在する、接近ノブを含む。接近ノブは、アンビルアセンブリを、ステープル留めアセンブリに対して移動させるように、ハンドル部分に対して選択的に回転可能である。第1および第2のハンドル区分はそれぞれ、ねじ山付き近位拡張部を含む。接近ノブの周りに配置されるねじ山付きカラーが、第1および第2のハンドル区分を閉鎖位置に保持し、接近ノブをハンドル部分の近位端に回転可能に固定させるために、第1および第2のハンドル区分のねじ山付き近位拡張部との係合のために構成される。
本開示される外科手術用ステープル留め装置の種々の実施形態が、図面を参照して本明細書に説明される。
図1は、本開示される外科手術用ステープル留め装置の遠位端からの上面側面斜視図である。 図2は、ハンドル部分の内部構成要素を示すために、ハンドル区分のうちの1つが除去されている、図1の外科手術用ステープル留め装置のハンドル部分の側面斜視図である。 図3は、図1の外科手術用ステープル留め装置の分解斜視図である。 図3Aは、図1の外科手術用ステープル留め装置の近位端の上面図である。 図3Bは、図3Aの切断線3B−3Bに沿って観察される、横方向断面図である。 図3Cは、図3Aの切断線3C−3Cに沿って観察される、横方向断面図である。 図3Dは、ハンドル部分からのブッシングおよびカラーの係合解除を例証する、図1の外科手術用ステープル留め装置の近位端の側面斜視図である。 図3Eは、閉鎖位置から開放位置に向かってのハンドル部分のハンドル区分の初期分離を例証する、図1の外科手術用ステープル留め装置の近位端の拡大断面図である。 図3Fは、ハンドル部分のハンドル区分が開放位置に配置される、図1の外科手術用ステープル留め装置のハンドル部分の拡大斜視図である。 図4は、図1に「4」として示される詳細面積の拡大図である。 図5は、図1の外科手術用ステープル留め装置の接近アセンブリの分解斜視図である。 図5Aは、組織間隙調節機構の止めねじの実施形態の側面斜視図である。 図6は、ハンドル区分が除去され、発射アセンブリおよび接近アセンブリの近位部分が例証される、図1の外科手術用ステープル留め装置のハンドル部分の近位端の側面斜視図である。 図7は、図6に「7」として示される詳細面積の拡大図である。 図8は、図1の外科手術用ステープル留め装置の接近アセンブリの側面斜視図である。 図9は、図8に「9」として示される詳細面積の拡大図である。 図9Aは、図1の外科手術用ステープル留め装置の組織間隙調節機構の分解斜視図である。 図9Bは、図9Aの組織間隙調節機構の調節ワッシャの拡大上面図である。 図10は、図1の外科手術用ステープル留め装置のステープルプッシャアセンブリの斜視図である。 図11は、図10のステープルプッシャアセンブリの分解斜視図である。 図11Aは、トリガロックが係止位置に配置される、発射アセンブリの近位端の拡大断面図である。 図11Bは、トリガロックが係止解除位置に配置される、発射アセンブリの近位端の拡大断面図である。 図12は、図1の外科手術用ステープル留め装置の伸長本体部分の遠位端からの側面斜視図である。 図13は、図12の伸長本体部分の近位端の拡大斜視図である。 図14は、図12の伸長本体部分の遠位ブッシングの遠位端からの斜視図である。 図15は、図12の伸長本体部分の分解斜視図である。 図16は、図12の伸長本体部分の近位ブッシングの近位端からの斜視図である。 図17は、図1の外科手術用ステープル留め装置の交換可能ステープル留めアセンブリの遠位端の周りに配置される、安全キャップを含む、図1の外科手術用ステープル留め装置の遠位端の斜視図である。 図18は、交換可能ステープル留めアセンブリの遠位端から除去される、安全キャップを含む、図1の外科手術用ステープル留め装置の遠位端の斜視図である。 図19は、図1の外科手術用ステープル留め装置の交換可能ステープル留めアセンブリの近位端からの斜視図である。 図20は、図1の外科手術用ステープル留め装置の交換可能ステープル留めアセンブリの遠位端からの斜視図である。 図21は、図19および20の交換可能ステープル留めアセンブリの分解斜視図である。 図22は、図1の切断線22−22に沿って観察される、長手方向断面図である。 図23は、図22に「23」として示される詳細面積の拡大図である。 図24は、図22に「24」として示される詳細面積の拡大図である。
(実施形態の詳細な説明)
ここで、本開示される外科手術用ステープル留め装置の実施形態が、同様の参照番号がいくつかの図のそれぞれにおいて同じか、または対応する要素を指定する、図面を参照して、詳細に説明される。本説明全体を通して、用語「近位」は、ユーザに最も近い装置の部分を指し、用語「遠位」は、ユーザから最も遠い装置の部分を指す。
図1−24は、概して、参照番号10によって指定される、本開示される外科手術用ステープル留め装置の実施形態を例証する。外科手術用ステープル留め装置10は、近位ハンドル部分20と、伸長中心本体部分30と、遠位ヘッド部分40とを含む。代替として、いくつかの外科手術手技、例えば、痔疾の治療において、実質的に直線の短縮された中心本体部分を有することが、所望され得る。近位ハンドル部分20、中心本体部分30、および遠位ヘッド部分40のいずれかの長さ、形状、および/または直径もまた、特定の外科手術目的または手技に好適であるように選択されてもよい。外科手術用ステープル留め装置10はさらに、遠位ヘッド部分40の遠位端に結合される、アンビルアセンブリ400を含む。アンビルアセンブリ400は、アンビルヘッドアセンブリ410と、アンビル中心ロッドアセンブリ420とを含む。本明細書に詳細に説明されていないが、アンビルアセンブリ400は、参照することによって、その全体として本明細書に事前に組み込まれた、Millimanの第187号特許またはGreshamの第444号特許に説明される、アンビルアセンブリの特徴のいずれかまたは全てを含むように構成されてもよい。
本明細書に以下に説明される外科手術用ステープル留め装置10の種々の構成要素は、外科手術用ステープル留め装置10の組立および分解を促進するように構成され、したがって、使い捨てであるそれらの構成要素の廃棄および交換と、再使用可能であるそれらの構成要素の滅菌および再組立とを促進する。外科手術用ステープル留め装置10の種々の構成要素を形成するために使用される材料は、特定の構成要素の強度要件および特定の構成要素の使用要件、例えば、構成要素が再使用可能または使い捨てであるかどうかに依存し得る。再使用可能構成要素は、例えば、概して、ポリカーボネートを含む、熱可塑性材料、および反復滅菌手技、例えば、高圧蒸気滅菌に耐えるために好適である、ステンレス鋼およびアルミニウムを含む、金属から形成されてもよい。
図1−3を参照すると、外科手術用ステープル留め装置10の近位ハンドル部分20は、定常ハンドル22と、発射トリガ24と、回転可能接近ノブ26とを含む。定常ハンドル22は、ハンドル部分20の内部構成要素、例えば、接近アセンブリ200(図3)および発射アセンブリ300(図3)の近位構成要素を格納および支持するように協働する、第1および第2の解放可能に係合可能なハンドル区分22a、22b(図3)から形成される。近位ハンドル部分20およびその内部構成要素が、以下により詳細に説明される。
前述されるように、定常ハンドル22は、ハンドル部分20の内部構成要素を格納および支持するように協働する、第1および第2のハンドル区分22a、22bから形成される。代替として、定常ハンドル22は、一体型に形成されるか、または複数のハンドル区分から形成されてもよい。ハンドル区分22a、22bは、再使用可能かつ滅菌可能構成要素として構成されることができる、または代替として、使い捨て構成要素として構成されることができる。
図3を具体的に参照すると、各ハンドル区分22a、22bが、ねじ山付き遠位拡張部22c、22dを含む。遠位拡張部22c、22dは、中心本体部分30の近位ブッシング34に解放可能に係合するために、略環状のねじ山付き部材を画定するように協働する。遠位拡張部22c、22dと近位ブッシング34との間の係合が、外側チューブ32およびハンドル部分20を、相互に解放可能に固定させ、また、ハンドル区分22a、22bを、相互にその遠位端で固定させる。ねじ式係合の代替として、近位ブッシング34は、摩擦嵌合、スナップ嵌合、ルアー嵌合、相互嵌合等を含む、任意の他の好適な機構を介して、ハンドル区分22a、22bの遠位拡張部22c、22dの周りで、解放可能に係合されてもよい。ハンドル区分22a、22bはさらに、それぞれ、接近ノブ26のカラー27に解放可能に係合するために、略環状ねじ山付き部材を画定するように協働する、ねじ山付き近位拡張部22e、22fを含む。前述と同様に、近位拡張部22e、22fとカラー27との間の係合が、接近ノブ26およびハンドル部分20を、相互に回転可能に固定させ、また、ハンドル区分22a、22bを、相互にその近位端で固定させる。カラー27は、回転可能に接近ノブ26に固定される。代替として、カラー27は、接近ノブ26から別個に形成されることができる。
また、図3A−3Cも参照すると、ハンドル区分22a、22bが、支持部材の対、例えば、支持ディスク50、51および複数のピン−スロット係合を介して、相互に枢動可能に結合される。支持ディスク50、51は、それぞれ、それぞれの開口54a、55aを画定する、上側係合部分52、53と、下側略環状部分54、55とを画定する。支持ディスク50、51の上側係合部分52、53は、ハンドル区分22a、22bのスロット部分を協働させることによって画定される、それぞれのスロット23a、23b(図3A)内に配置される。ピン56a、57aの対が、ハンドル区分22a、22bを支持ディスク50、51に、かつ相互に枢動可能に固定させるために、スロット23a、23bのそれぞれの反対側上のハンドル区分22a、22b内に画定される、それぞれの開口を通して、支持ディスク50、51の上側係合部分52、53を通して画定される、スロット56、57を通して延在する。スロット56、57は、スロット56、57内のピン56a、57aの回転だけではなく、スロット56、57に沿った、かつ相互に対するピン56a、57aの側方並進を可能にするような寸法にされる。支持ディスク50、51の下側部分54、55によって画定される開口54a、55aは、それぞれ、接近アセンブリ200の回転可能スリーブ210およびインジケータバー270を受容するように構成される。支持ディスク50、51の下側部分54、55は、定常ハンドル22内に接近アセンブリ200を位置付け、支持するように構成される。定常ハンドル22の分解に関して以下に詳細に説明されるように、ハンドル区分22a、22bおよび支持ディスク50、51のスロット−ピン係合は、定常ハンドル22が、接近アセンブリ200および発射アセンブリ300の近位構成要素を取り囲む、閉鎖位置(図3A)と、接近アセンブリ200および発射アセンブリ300へのアクセスが、そのような構成要素のいずれかまたは全ての交換を促進するように提供される、開放位置(図3F)との間で、相互に対するハンドル区分22a、22bの並進および回転移動を可能にする。
図4および5を参照すると、定常ハンドル22が、インジケータバー270上に配置される視覚的インジケータ276、278が視認され得る、インジケータウィンドウ25を画定する。インジケータウィンドウ25は、ハンドル区分22a、22bの一方または両方によって画定される、孔もしくは開口を介して形成されてもよい。代替として、インジケータウィンドウ25は、ハンドル区分22a、22bの一方または両方の透明部分から形成されてもよい。視覚的インジケータ276、278は、インジケータバー270に沿って長手方向に離間され、インジケータウィンドウ25を通して可視であるとき、例えば、アンビルアセンブリ400(図1)がステープル留めアセンブリ100から離間される位置にある(視覚的インジケータ276)か、ステープル留めアセンブリ100と並置整合する接近位置にある(視覚的インジケータ278)かどうか、ステープル留めアセンブリ100に関連してアンビルアセンブリ400(図1)の位置を示す。接近アセンブリ200が、以下に詳述される。
図5−9を参照すると、外科手術用ステープル留め装置10(図1)の接近アセンブリ200は、接近ノブ26と、カラー27と、回転可能スリーブ210と、駆動ねじ220と、ねじ拡張部230と、アンビル保持具240と、ねじ止め具250と、組織間隙調節機構260とを含む。
回転可能スリーブ210は、中心ボア213を画定するように協働する、実質的に円筒形の中空本体部分211および遠位筐体212を含む。クリップ214が、本体部分211の周りに形成される、環状溝214a内に受容される。支持ディスク50が、前述されるように、その開口54aを通して本体部分211を受容するように構成される。クリップ214および遠位筐体212が、相互に対してスリーブ210および定常ハンドル22を軸方向に固定しながら、定常ハンドル22に関連してスリーブ210の回転を可能にするように、支持ディスク50をそのいずれかの側に当接させる。
特に、図5を参照すると、回転可能スリーブ210はさらに、プラグ216および戻り止め部材を有する、ボール戻り止めアセンブリ215を含む。ある実施形態では、戻り止め部材は、ボール218を含む。ボール218は、遠位筐体212の陥凹217から回転可能スリーブ210の中心ボア21の中に延在し、駆動ねじ220の螺旋チャネル221内に受容される。プラグ216は、陥凹217内への受容のために構成され、ねじ220の反対側のボール218の側面を受容するための半球状凹面(明示的に図示せず)を画定する、本体216aと、例えば、ねじ式係合、摩擦嵌合等を介して、遠位筐体212との係合のために構成される、ヘッド216bとを含む。いったん遠位筐体212と係合されると、プラグ216は、ボール218がねじ220の螺旋チャネル221から戻ることを阻害する。実施形態では、陥凹217は、ボール218を受容するように構成される、遠位筐体212の内壁上の球状陥凹(図示せず)としてのみ画定されることができる。本実施形態では、プラグ216は、要求されない。
回転可能スリーブ210の本体部分211の近位端は、定常ハンドル22の近位端における開口部21を通して延在する。接近ノブ26が、ノブ26の回転が回転可能スリーブ210の同時回転を生じさせるように、回転可能スリーブ210の本体部分211の近位端に添着される。接近ノブ26は、例えば、スナップ嵌合、摩擦嵌合、接着剤、溶接、および/または機械的締結具を介して、回転可能スリーブ210に解放可能にまたは永続的に添着されてもよい。接近ノブ26および/または回転可能スリーブ210の本体部分211の近位端は、スリーブ210に対して接近ノブ26を回転可能に固定するために、1つまたはそれを上回る相補的な突起および/またはスロット(明示的に図示せず)を含んでもよい。
再び図5−9を参照すると、ねじ220の近位部分220aが、螺旋チャネル221を含み、回転可能スリーブ210の中心ボア213(図5)内に摺動可能に位置付けられるような寸法にされる。前述されるように、ボール戻り止め機構215のボール218(図5)は、ねじ220の螺旋チャネル221中に延在する。スリーブ210は、定常ハンドル22に対して軸方向に固定されるため、ねじ220を中心とするスリーブ210の回転は、ボール218(図5)を、ねじ220のチャネル221に沿って移動させ、定常ハンドル22内でねじ220の軸方向移動をもたらす。ボール218(図5)を受容するように構成される螺旋チャネル221を有するように示されているが、ねじ220は、代替として、スリーブ210の内面上に形成される、チャネルまたは溝(図示せず)内に受容されるように構成される、螺旋ねじ山(図示せず)をその外面上に含み得ることが想定される。さらに、ボール戻り止めアセンブリ215の代替として、接近アセンブリ200が、回転可能スリーブ210およびねじ220を相互に動作可能に結合するために、ピンまたは他の好適な機構を含んでもよい。
ねじ220の遠位部分220bが、横方向スロット227aと、横方向スロット227aに垂直に形成される、貫通ボア227bの対とを画定する。横方向スロット227aは、ねじ拡張部230の近位端を受容するように構成され、貫通ボア227bは、ねじ拡張部230をねじ220に固定させるために、ピン226を受容するように構成される。
インジケータバー270が、ねじ220の近位部分220aと遠位部分220bとの間に位置付けられる。インジケータバー270は、ねじ220に沿って画定される、長手方向陥凹272内に着座され、任意の好適な様式で、例えば、スナップ嵌合、摩擦嵌合、接着剤、溶接、および/または機械的締結具を介して、その中に固定されてもよい。前述されるように、インジケータバー270は、アンビルアセンブリ400(図1)が、それぞれ、離間位置または接近位置にあることの指示を提供するために、インジケータウィンドウ25(図4)を通して視認されるように構成される、第1および第2のインジケータ276、278を含む。インジケータ276、278は、ウィンドウ25(図4)を通した視覚的インジケータ276、278の視覚化を促進するために、任意の好適な色、符号であってもよく、または任意の他の好適な特徴、例えば、反射特徴、光源(LED)等を含んでもよい。他の好適なインジケータ機構が、参照することによって、その全体として本明細書に事前に組み込まれた、Millimanの第187号特許およびGreshamの第444号特許に開示される。
継続して図5−9を参照すると、ねじ拡張部230が、近位部分および遠位部分232、234を有する、可撓性平坦バンドを含む。単一の可撓性平坦バンドのみを含むように示されているが、ねじ拡張部230は、1つを上回る可撓性平坦バンドを含み得ることが想定される。代替として、ねじ拡張部230は、可撓性平坦バンド以外の構成を有し得ることが想定される。例えば、ねじ拡張部230は、断面において半円形または円形であってもよい。ねじ拡張部230の可撓性は、湾曲伸長外側チューブ32(図3)を通したねじ拡張部230の移動を可能にする。ねじ拡張部230の近位部分232は、ねじ拡張部230の近位部分232を、ねじ220の横方向スロット227a内に固定させるために、ピン226を受容するような寸法にされる、孔233の対を含む。代替として、他の締結技法、例えば、溶接、圧着等が、ねじ拡張部230をねじ220に固定させるために使用されてもよい。ねじ拡張部230の遠位部分234は、アンビル保持具240をねじ拡張部230の遠位端234に締結するために、アンビル保持具240の近位端242に形成される、横方向スロット241a内に受容されるように構成される。例証される実施形態では、ピン244の対が、ねじ拡張部230をアンビル保持具240に固定させるために、アンビル保持具240の近位端242に画定される、開口部241bの対と、ねじ拡張部230の遠位部分234における孔235の対とを通して延在する。代替として、ねじ拡張部230の遠位部分234は、ねじ拡張部230の遠位部分234をアンビル保持具240に固定させるために好適である、任意の他の締結技法、例えば、ねじ、圧着、ろう付け、溶接、または同等物を使用して、スロット241a内に固定されてもよい。
アンビル保持具240は、トロカール部分245aと、本体部分245bと、取付部分245cとを含む。トロカール部分245aは、鈍的トロカール先端247を含むが、他の構成もまた、想定される。本体部分245bは、実質的に円筒形であって、トロカール部分245aの直径よりも大きい直径を有する。環状突起248が、アンビル保持具240の本体部分245bの周りに配置され、アンビル保持具240の周りにアンビルアセンブリ400(図1)を保持するために、アンビルアセンブリ400(図1)に係合するように構成される。代替として、突起248は、環状である必要はなく、または異なる取付構造、例えば、陥凹、溝等を含んでもよい。
使用時、接近ノブ26が手動で回転されると、回転可能スリーブ210も同様に、ねじ220の近位部分220aの周りで回転される。スリーブ210は、定常ハンドル22に対して軸方向に固定され、ねじ220の螺旋チャネル221内に配置されるボール218(図5)を伴うため、ねじ220を中心とするスリーブ210の軸方向回転は、ボール218をねじ220のチャネル221に沿って移動させ、それによって、ねじ220を、定常ハンドル22内でスリーブ210に対して、軸方向に並進させるように押勢する。ねじ220の軸方向並進に応じて、ねじ220の遠位端に締結されるねじ拡張部230と、ねじ拡張部230の遠位端に締結されるアンビル保持具240とは、伸長本体部分30の外側チューブ32を通して軸方向に移動される。したがって、特に、アンビルアセンブリ400がアンビル保持具240の遠位端の周りで解放可能に係合される、図1を参照すると、ノブ26が、ステープル留めアセンブリ100から離間される非接近位置と、ステープル留めアセンブリ100に隣接して位置付けられる接近位置との間で、ステープル留めアセンブリ100に対するアンビルアセンブリ400の移動をもたらすように回転されてもよい。
加えて、図9A−9Bを参照すると、接近アセンブリ200はさらに、ねじ220の周りに配置され、アンビルアセンブリ400とステープル留めアセンブリ100(図1参照)との間に最小組織間隙を画定するために、近位止め具として機能するように構成される、ねじ止め具250を含む。より具体的には、ステープル留めデバイス10が完全に接近位置にあるとき、ねじ止め具250は、回転可能スリーブ210の遠位筐体212の遠位端に形成される、止め具表面に当接し、定常ハンドル22内のねじ220さらなる近位並進を阻害し、それによって、アンビルアセンブリ400とステープル留めアセンブリ100(図1参照)との間に最小組織間隙を画定する。組織間隙調節機構260が、最小組織間隙の調節を促進するために、ねじ220上でねじ止め具250の長手方向位置を調節することによって、ねじ止め具250をねじ200に調節可能に結合する。組織間隙調節機構260は、以下に詳細に説明される。
組織間隙調節機構260は、前述されるように、ねじ220上でねじ止め具250の長手方向位置を選択的に調節するように構成され、それによって、アンビルアセンブリ400とステープル留めアセンブリ100(図1参照)との間の最小組織間隙の離散調節を可能にする。特に、組織間隙調節機構260は、複数の事前判定された間隔の段階、例えば、約4.55mmと約5.45mmとの間で、約0.15mmの段階的サイズを通して、最小組織間隙の調節を可能にするように構成されてもよいが、特定の外科手術目的に応じて、より大きいまたはより小さい範囲および/またはより大きいまたはより小さい間隔の段階的サイズもまた、想定される。任意の好適な数の間隔および/または可変段階的サイズもまた、提供されてもよい。
図9Aに最良に示されるように、組織間隙調節機構260は、止めねじ262と、非対称多角形ワッシャ264、例えば、非対称八角形ワッシャ(但し、他の構成もまた、想定される)とを含む。ねじ止め具250は、ねじ220を受容するように構成される、中心ボア253と、止めねじ262を受容するように構成される、横方向スロット254とを画定する、筐体252を含む。第1および第2の離間されるフランジ255a、255bが、それらの間に非対称ワッシャ264を保持するために、筐体252から横方向スロット254の両側上に横方向に延在する。ねじ220は、ねじ220の周りでねじ止め具250を固定位置に保持するために、止めねじ262のねじ山付きシャフト265を受容するように構成される、ねじ山付き開口228(図5)を含む。止めねじ262のヘッド266が、止めねじ262をねじ山付き開口228の内外に駆動するために、ねじドライバ(図示せず)または他の好適なツールを受容するように構成される、スロット267を含む。スロット267とは対照的に、他の好適なツール係合特徴、例えば、陥凹および/または突起もまた、想定される。例えば、図5Aに示されるように、この止めねじ262は、多角形のヘッド、ラチェットまたはレンチによって係合されるように構成される五角形のヘッドを含む。さらに、ねじ220のねじ山付き開口228(図5)内に受容される止めねじ262とは対照的に、ねじ220は、止め具部材250の横方向スロット254内への受容およびそれに対する長手方向位置付けのために、その上に支持される支柱(図示せず)または他の好適な特徴を含んでもよい。
図9A−9Bを参照すると、非対称ワッシャ264が、開口268を画定し、複数の外周平坦面または側269a−269h、例えば、8つの側を含むが、より多いまたはより少ない側もまた、想定される。ワッシャ264の非対称構成に起因して、ねじ止め具250の横方向スロット254内の止めねじ262の位置は、ワッシャ264のどの対向する側269a−269hがフランジ255a、255b間に位置付けられるかに応じて、変動される。ねじ220のねじ山付き開口228が、止めねじ262のねじ山付きシャフト265を受容するため、横方向スロット254内で止めねじ262の位置を変動することも同様に、ねじ220に対するねじ止め具250の長手方向位置を変動させ、それによって、最小組織間隙のサイズを変動させる。例えば、ねじ止め具250がねじ220上で近位に移動されるにつれて、ねじ止め具250がより早く係合し得るため、最小組織間隙は、増加される。ユーザが、組織間隙調節機構260の設定を容易に確認することを可能にするために、側269a−269hは、インジケータ256を含んでもよく、フランジ255aもまた、インジケータ258を含んでもよい。非対称ワッシャ264の例示的構成の各設定に対応する最小組織間隙が、以下の表に提供されるが、他の構成もまた、想定される。
概して、図5−9Bを参照すると、最小組織間隙を調節するために、定常ハンドル22(図1)が、分解され(またはその組立に先立って)、止めねじ262が、緩められ、非対称ワッシャ264が、止めねじ262の周りで、ねじ止め具250に対して、所望される位置に回転される。いったん所望される位置が達成されると、止めねじ262は、ねじ220上の所望される位置にねじ止め具250を維持するように再び締められ、したがって、所望される最小組織間隙を画定してもよい。定常ハンドル22(図1)を分解することの代替として、孔または開口部が、定常ハンドル22(図1)を分解する必要性なく、直接アクセスを組織間隙調節機構260に提供するために、定常ハンドル22(図1)に提供されてもよい。代替として、組織間隙調節機構260は、製造者によって、事前画定された設定のうちの1つにプリセットされることができる。
発射アセンブリ300が、ここで、図10および11を参照して説明される。発射アセンブリ300は、トリガ24と、発射リンク310と、プッシャリンケージ320とを含む。プッシャリンケージ320は、伸長プッシャチューブ330と、プッシャリンク340と、プッシャ端部チューブ350とを含む。プッシャリンケージ320は、ステープル留めアセンブリ100(図1)を発射するために、近位ハンドル部分20(図1)から遠位ヘッド部分40(図1)に、力を伝達するように構成される。3部品のアセンブリとして示されているが、プッシャリンケージ320は、1つまたはそれを上回る付加的な区分を含み得ることが想定される。随意に、発射アセンブリ300は、以下にさらに詳細に説明される、トリガロック360を含む。
トリガ24は、ユーザによる動作可能な係合のために構成される。トリガ24は、ネオプレン、ゴム、または同等物から形成される、クッション性把持表面(図示せず)を支持してもよい。クッション性把持表面は、ステープル留め装置10(図1)の作動を外科医にとってより快適にするために、滑り止めクッション性表面を提供する。代替として、トリガ24は、滅菌を促進するために、穿孔されたステンレス鋼または他の金属から形成されてもよい。トリガ24の遠位端は、それぞれ、開口部305a、305bをそれぞれ画定する、フランジ304a、304bの対を含む。フランジ304a、304bは、枢動部材308aによって、プッシャリンケージ320の伸長プッシャチューブ330の近位端330a上に形成される、フランジ324の対と枢動接続するように構成される。代替として、プッシャリンケージ320は、トリガ24とプッシャリンケージ320を枢動可能に接続するために、プッシャチューブ330の近位端330aと一体的に形成されるか、またはそれにしっかりと固定される、結合部材(図示せず)を含んでもよい。
トリガ24はさらに、トリガ24の遠位端からフランジ304a、304bに隣接して延在する、ロックアウト特徴、例えば、突起306を含む。突起306は、アンビルアセンブリ(図1)が接近位置に移動される前のトリガ24の偶発的作動を防止するために、接近アセンブリ200(図5)が非接近位置にあるとき、接近アセンブリ200(図5)のねじ220(図5)の遠位端に係合するように構成される。接近アセンブリ200(図5)が接近位置にあるとき、ねじ220(図5)の遠位端に形成される陥凹225(図5)が、突起306と整合し、それによって、トリガ24の作動、すなわち、枢動部材308aの周りで定常ハンドル22に向かうトリガ24の枢動移動を可能にする。付勢部材(図示せず)もまた、非作動位置に向かってトリガ24を付勢するため、および、発射後、非作動位置にトリガ24を戻すために、提供されてもよい。
依然として図10および11を参照すると、トリガ24はさらに、第1の開口部301aと、第2の開口部301bと、切り欠き301cと、インジケータ部材309とを含む。トリガ24における第1の開口部301aは、トリガ24と発射リンク310を枢動可能に接続するために、ピン308bを受容するように構成される。トリガ24における第2の開口部301bは、トリガ24とトリガロック360を枢動可能に接続するために、ピン308cを受容するように構成される。切り欠き301cは、トリガロック360を係止解除位置に保持するために、その中にトリガロック360の突起362を解放可能に保持するように構成される。インジケータ部材309は、ステープル留め装置10(図1)が発射される際、ユーザに可聴的および/または触覚的指示を提供するために、第3の開口部308d内に固定して保持され、発射リンク310のインジケータ部材318に係合するように構成される。
発射リンク310が、開口部301aを通して受容される、枢動部材308bによってトリガ24に枢動可能に固定される、遠位端312を含む。発射リンク310の近位端314が、ハンドル区分22a、22b(図3)の各内壁上に形成される、スロット31(図3)内に枢動可能に固定される、あるいは、枢動部材316は、発射リンク310と一体に形成され得る。枢動部材316を支持する。あるいは、枢動部材316は、スロット31(図3)内で垂直に自由に移動する。示されていないが、(その内容は、参照することによって事前に組み込まれた)Millimanの第187号特許に提供されるように、枢動部材316をスロット31(図3)の底部に向かって押勢するために、ばねが、ハンドル区分22a、22b(図3)内に支持され得ることが想定される。インジケータ部材318は、前述されるように、発射リンク310の遠位端312上に形成され、ステープル留め装置10(図1)の発射中、トリガ24上に形成されるインジケータ部材309に係合するように構成される。
前述されるように、プッシャリンケージ320は、伸長プッシャチューブ330と、プッシャリンク340と、プッシャ端部チューブ350とを含む。伸長プッシャチューブ330の近位端330aの周りに受容されるばね335が、プッシャリンケージ320を後退位置に近位に付勢するように構成される。ばね335は、リング部材332およびクリップ333を介して、伸長プッシャチューブ330の近位端330aの周りに保持されるが、伸長プッシャチューブ330の近位端330aの周りでばね225を保持するための他の構成もまた、想定される。リング部材332は、ばね335の遠位に位置付け可能であり、プッシャリンケージ320の反対側上に画定される、伸長陥凹332b内への摺動可能な受容のために構成される、内向きに延在する突起332aの対向する対を含む。クリップ333は、ばね335の近位の伸長プッシャチューブ330の近位端330aの周りの係合のために構成される。リング部材332は、ばね335がクリップ333を押勢し、リンケージ320を近位に押動するように、定常ハンドル22(図2)の遠位端の内壁に当接する。
プッシャチューブ330の遠位端330bは、それぞれ、開口部337a、337bをそれぞれ画定する、フランジ336a、336bの対を含む。開口部337a、337bはそれぞれ、プッシャリンク340の近位端340aと伸長プッシャチューブ330の遠位端330bを枢動可能に固定させるために、それぞれ、枢動ピン338a、338bを受容するように構成される。プッシャリンク340は、実質的にその長さに延在するチャネル341(図22)を画定する、伸長部材を含む。示されるように、プッシャリンク340は、その長さに沿ってわずかに湾曲されてもよい。チャネル341(図22)は、それを通して接近アセンブリ200(図5)のねじ拡張部230を受容するように構成される。プッシャリンク340の近位端340aは、プッシャリンク340と伸長プッシャチューブ330とを枢動可能に接続するために、それぞれの枢動ピン338a、338bを受容するようにサイズ決定される、開口部343a(図示せず)をそれぞれ画定する、フランジ342a、342bの第1の対を含む。プッシャリンク340の遠位端340bは、それぞれ、プッシャリンク340とプッシャ端部チューブ350とを枢動可能に接続するために、枢動ピン348a、348bを受容するようにサイズ決定される、開口部345a、345bをそれぞれ画定する、フランジ344a、344bの第2の対を含む。
プッシャチューブ350の近位端350aが、プッシャチューブ350とプッシャリンク340を枢動可能に接続するために、それぞれの枢動ピン348a、348bを受容するように構成される、開口部353a、353bをそれぞれ画定する、フランジ352a、352bの対を含む。プッシャ端部チューブ350の遠位端350bが、以下に詳述されるように、ステープル留めアセンブリ100(図1)に選択的に係合するように構成される。
図11Aおよび11Bを参照すると、前述されるように、発射アセンブリ300は、随意に、トリガロック360を含んでもよい。トリガロック360は、本体360aと、ピン308cを受容するための貫通ボアを画定する、基盤361とを含む。ピン308cは、トリガロック360をトリガ24に枢動可能に結合するために、基盤361の貫通ボア内に受容される。基盤361は、半径方向に非対称な構成、例えば、ティアドロップ型断面構成を画定し、ピン308cを受容する貫通ボアの両側上に接触面361a、361bの対を形成する。トリガロック360はさらに、トリガロック360の本体360aから延在する、突起362を含む。トリガロック360は、突起362が、トリガ24の切り欠き301c(図11)内に受容される、係止解除位置と、突起362が、トリガ24の切込363(図11)内に受容され、トリガロック360の本体360aの自由端364が、トリガ24の作動を阻害するように、発射リンク310と近接近するか、またはそれと当接する関係に配置される、係止位置との間で、トリガ24に対して回転可能である。
付勢部材307、例えば、捩じりばねが、枢動部材308bの周りに配置され、これは、前述されるように、発射リンク310をトリガ24に枢動可能に固定させるために、トリガ24の開口部301aおよび発射リンク310の遠位端312を通して受容される。付勢部材307は、コイル状部分307aと、平坦部分307bとを含む。コイル状部分307aが、枢動部材308bの周りに配置される一方、平坦部分307bは、コイル状部分307aからトリガ24に沿って近位に延在する。コイル状部分307aは、平坦部分307bをトリガ24に向かって付勢する。より具体的には、図11Aに示されるように、トリガロック360の係止位置では、付勢部材307の平坦部分307bは、トリガロック360を図11Aに視認されるような反時計方向に押勢するように、トリガロック360の基盤361の接触面361aと接触するように付勢される。この位置では、付勢部材307は、トリガロック360を係止位置に維持し、係止位置からのトリガロック360の偶発的脱落を阻害する。図11Bに示されるように、トリガロック360の係止解除位置では、付勢部材307の平坦部分307bは、トリガロック360を図11Bに視認されるような時計方向に押勢するように、トリガロック360の基盤361の接触面361bと接触するように付勢される。この位置では、付勢部材307は、トリガロック360を係止解除位置に維持し、係止解除位置からのトリガロック360の偶発的脱落を阻害する。したがって、付勢部材307は、トリガロック360の双安定構成、例えば、トリガロック360が係止位置と係止解除位置の両方で安定することを確立する。
他の好適なトリガロックが、(ここで、参照することによって本明細書に組み込まれる)Milliman et al.の米国特許第7,303,106号と、(参照することによって本明細書に事前に組み込まれた)Millimanの第187号特許およびGreshamの第444号特許とに説明される。発射アセンブリ300はさらに、(参照することによって本明細書に事前に組み込まれた)Millimanの第187号特許に説明されるものと類似する、フィードバック機構を含んでもよい。
図12−16を参照すると、外科手術用ステープル留め装置10(図1)の伸長中心本体部分30は、湾曲伸長外側チューブ32と、近位ブッシング34(図16)と、遠位ブッシング36(図14)とを含む。外側チューブ32は、接近アセンブリ200(図3)および発射アセンブリ300(図3)の構成要素を摺動可能に受容するように構成される。近位ブッシング34は、リング37を介して、外側チューブ32の周りに回転可能に結合され、外側チューブ32の近位端とハンドル部分20(図6)の定常ハンドル22との解放可能なねじ式係合を可能にするように構成される。遠位ブッシング36は、外側チューブ32遠位端の周りに、例えば、摩擦嵌合、スナップ嵌合、接着剤、または他の好適な係合を介して、係合され、交換可能ステープル留めアセンブリ100(図3)と外側チューブ32の遠位端との解放可能な係合を可能にするように構成される。
図17−21を参照すると、外科手術用ステープル留め装置10(図1)の遠位ヘッド部分40が、接近アセンブリ200(図3)の遠位端と解放可能に係合可能である、前述されるアンビルアセンブリ400(図1)と、伸長中心本体部分30(図3)の遠位端と解放可能に係合可能である、交換可能なステープル留めアセンブリ100とを含む。安全キャップ500(図17−18)もまた、使用時ではないとき、例えば、輸送および保管中、交換可能なステープル留めアセンブリ100の遠位端の周りの係合のために提供される。交換可能なステープル留めアセンブリ100(またはその一部)は、各発射後、新しい交換可能なステープル留めアセンブリ100(またはその一部)と交換されるべき、使い捨て構成要素として構成される。外科手術用ステープル留め装置10(図1)の残りの構成要素は、再使用可能、滅菌可能構成要素として構成されるが、これらの構成要素のうちの1つまたはそれを上回るものは、代替として、使い捨て構成要素として構成されてもよい。他の構成もまた、想定される。遠位ヘッド部分40は、以下により詳細に説明される。
交換可能なステープル留めアセンブリ100が、ここで、図17−21を参照して詳細に説明される。最初に、図17−18を参照すると、前述されるように、安全キャップ500が、使用時ではないとき、例えば、輸送および保管中、交換可能ステープル留めアセンブリ100の遠位端の周りの係合のために提供される。安全キャップ500は、ステープル留めアセンブリ100の遠位端の周りに位置付けるように構成される、ディスク部材510と、ディスク部材510から近位に延在する、外側アーム520、530の対と、ディスク部材510から近位に延在する、内側支柱540、550の対とを含む。各外側アーム520、530は、その自由端に配置される、内向きに延在する突起522、532を含む。突起522、532は、ステープル留めアセンブリ100の遠位端の周りに安全キャップ500を保持するために、ステープル留めアセンブリ100のシェルアセンブリ102の外側筐体部分104内に画定される、開口524内への受容のために構成される。アーム520、530は、突起522、532を開口524中に付勢するように、弾性的に可撓性の材料から形成されてもよいが、ステープル留めアセンブリ100の遠位端の周りで安全キャップ500を解放可能に保持するための他の係合機構もまた、想定される。内側支柱540、550は、輸送などの間に、ステープル留めアセンブリ100からのステープル「S」(図21)の不注意な出射を防止するために、ステープル留めアセンブリ100中に挿入され、安全キャップ500をステープル留めアセンブリ100の遠位端の周りで定位置に保持することに役立ち、以下に説明されるようなプッシャバック110(図21)の遠位移動を阻害するように構成される。
図19−21を参照すると、交換可能なステープル留めアセンブリ100が、シェルアセンブリ102と、プッシャバック110と、円筒形刃120と、ステープルガイドキャップ130とを含む。シェルアセンブリ102は、外側筐体部分104と、内側ガイド部分106とを含む。外側筐体部分104は、貫通ボア105を画定し、遠位円筒形区分104aと、中心円錐形区分104bと、近位円筒形区分104cとを含む。遠位円筒形区分104aは、スロット105aと、複数の陥凹105bとを含む。スロット105aは、ステープルガイドキャップ130とプッシャバック110を適切に整合させるために、ステープルガイドキャップ130上に形成される、突起132を受容するように構成される。陥凹105bは、ステープルガイドキャップ130をステープルバック110に固定させるために、ステープルガイド130上に形成される、タブ134との係合のために構成される。
シェルアセンブリ102の外側筐体部分104の近位円筒形区分104cは、その内面上に形成される、タブ108の対を含む。タブ108は、シェルアセンブリ102および外側チューブ32(図15)を相互に解放可能にねじ式係合するために、遠位ブッシング36(図15−16)の内面上に形成される、ねじ山38(図15−16)に選択的に係合するように構成される。本様式では、ステープル留めアセンブリ100のシェルアセンブリ102は、使用に続いてステープル留め装置10(図1)から除去されてもよく、ステープル留め装置10(図1)は、別のステープル留めアセンブリ100を用いて再装填され、再使用されてもよい。
プッシャバック110は、シェル102の内側ガイド部分106の周りに摺動可能に位置付けられる、中心貫通ボア111を含む。プッシャバック110は、外側筐体部分104の遠位円筒形区分104c内に摺動可能に位置付けられる、遠位円筒形区分110aと、中心円錐形区分110bと、より小さい直径の近位円筒形区分110cとを含む。プッシャバック110はさらに、近位に延在するアーム部材125の対を含む。アーム部材125は、それぞれ、プッシャリンク320(図11参照)のプッシャ端部チューブ350の遠位端350bに配置される、カラー128の環状陥凹128a中に挿入され、その中に係止係合するように構成される、フィンガ127を含む。したがって、プッシャリンク320(図11)がプッシャバック110と係合されると、発射トリガ24(図11)の作動は、外側筐体部分104を通してプッシャバック110を遠位に押勢し、ステープル留めアセンブリ100からステープル「S」を出射する。
特に、図21を参照すると、プッシャバック110の遠位円筒形区分110aが、ステープルガイドキャップ130内に形成される、スロット131内に摺動可能に受容されるような寸法にされる、複数の遠位に延在するフィンガ114を含み、そこからステープル「S」を出射する。フィンガ114の遠位端114aは、ステープル「S」に係合するための溝を画定する。円筒形刃120は、タブ121の対によって、プッシャバック110の中心貫通ボア111内に保持される。代替として、刃120は、接着剤、圧着、ピン等を使用して、プッシャバック110内に保持されてもよい。刃120の遠位端が、円形切縁122を含む。剛性ブッシング140が、シェル102の内側ガイド部分106の近位端において支持される。ブッシング140は、アンビル保持具240(図5)と、アンビルアセンブリ400(図1)の中心ロッドアセンブリ420とを摺動可能に受容するような寸法にされる、貫通ボアを画定する。
動作時、プッシャリンケージ320(図10)が、トリガ24(図10)の作動に応答して遠位に前進されると、プッシャバック110は、シェルアセンブリ102の外側筐体部分104内で遠位に前進される。プッシャバック110の前進は、ステープルガイドキャップ130のスロット131を通してフィンガ114を前進させ、スロット131内に位置付けられるステープル「S」を前進させ、ステープルガイドキャップ130から、アンビルアセンブリ400(図1)のアンビルヘッドアセンブリ410の対向する表面上に形成される、ステープル変形空洞(図示せず)中に、ステープル「S」を出射する。刃120は、プッシャバック110に固定されるため、刃120もまた、遠位に前進され、組織を切り取る。
ここで、外科手術用ステープル留め装置10の使用、再使用可能構成要素の滅菌および使い捨て構成要素の交換のための外科手術用ステープル留め装置10の分解、ならびに後続使用のための外科手術用ステープル留め装置10の再組立が、説明される。組織間隙調節機構260(図9A)の調節もまた、説明され、最小組織間隙の設定および/または変更が所望される、製造中、組み立て中、使用と使用の間、または任意の他の好適な時点においてもたらされてもよい。
概して、図1および22を参照すると、使用時、安全キャップ500(図17−18)が、最初に、ステープル留めアセンブリ100の遠位端から除去される。次に、遠位ヘッド部分40とアンビルアセンブリ400との係合の前後に、外科手術用ステープル留め装置10の遠位ヘッド部分40が、内部外科手術部位中に挿入される。次に、アンビルアセンブリ400およびステープル留めアセンブリ100が、ステープル留めされるべき組織に隣接して位置付けられる。この時点では、アンビルアセンブリ400は、非接近位置にあり、接近アセンブリ200(図5−9)のねじ220が、その最遠位位置にある。アンビルアセンブリ400のこの位置は、定常ハンドル22に形成されるウィンドウ25(図4)を通して、インジケータバー270(図3)のインジケータ276を視認することによって、視覚的に確認されてもよい。図2に示されるように、トリガロック360が、発射トリガ24の作動が阻害されるように、この時点では係止位置に配置される。トリガ24はさらに、前述されるように、トリガ24の突起306(図10−11)とねじ220(図5−9)との係合によって、作動されることを防止される。
いったん外科手術用ステープル留め装置10の遠位ヘッド部分40が、所望に応じて位置付けられると、アンビルアセンブリ400は、接近ノブ26の操作を介して、ステープル留めアセンブリ100に対して接近され、組織をその間に咬持してもよい。組織は、巾着縫合、弾性バンド、または同等物を使用する等、従来の技法を使用して、アンビルアセンブリ400とステープル留めアセンブリ100との間に固定されることができる。ノブ26は、組織間隙調節機構260(図9A)を介して設定される、アンビルアセンブリ400とステープル留めアセンブリ100との間の最小組織間隙が達成されるまで、ステープル留めアセンブリ100に対してアンビルアセンブリ400を接近させるように回転され、組織をその間に咬持してもよい。アンビルアセンブリ400の接近位置への移動は、いったん視覚的インジケータ27(図3)がウィンドウ25(図4)を通して視認可能になると、視覚的に確認されることができる。

アンビルアセンブリ400が接近位置に配置され、組織がアンビルヘッド410とステープル留めアセンブリ100のステープルガイドキャップ130との間に咬持されると、発射アセンブリ300(図10−11)が、咬持された組織をステープル留めし、切り取るように作動してもよい。発射を可能にするために、トリガロック360が、係止位置から係止解除位置に回転される。トリガロック260が係止解除位置に配置されると、アンビルアセンブリ400の接近位置では、接近アセンブリ200(図5−9参照)のねじ220に形成される陥凹225が、トリガ24上に形成される突起306(図10−11)と整合され、トリガ24の作動を可能にする。
トリガロック360および突起306(図10−11)がもはやトリガ24の作動を阻害しなくなると、外科手術用ステープル留め装置10が、作動され得る。ステープル留め装置10を発射するために、トリガ24が、定常ハンドル22に向かって圧縮され、これは、外側チューブ32を通してプッシャリンクアセンブリ320(図10−11)を遠位に押勢し、プッシャバック110(図21)を押勢する。加えて、図21を参照すると、ステープルガイドキャップ130に対するプッシャバック110の遠位並進が、プッシャバック110を押勢し、ステープルガイドキャップ130から、組織を通して、アンビルアセンブリ400のアンビルヘッド410中にステープル「S]を係合および出射し、これは、組織の周りでステープル「S」を成形する。刃120も同様に遠位に前進され、組織を切り取るように、刃120が、プッシャバック110と同時に移動される。
概して、図1および22を継続して参照すると、一例示的使用方法では、外科手術用ステープル留め装置10は、円形吻合を行うように使用される。典型的には、円形吻合は、結腸または腸等の罹患血管の一部を除去するための手技中に要求される。そのような手技中、血管の罹患部分は、除去され、残りの第1および第2の血管区分の端部部分が、外科手術用ステープル留め装置10を使用して、ともに継合される。
外科手術用ステープル留め装置10を使用するそのような手技中、罹患血管部分を罹患血管から除去するのに先立って、そこに取り付けられた除去可能なトロカール(図示せず)を伴うアンビルアセンブリ400が、罹患部分の第1の側上の第1の血管区分内に位置付けられる。アンビルアセンブリ400と併用するために好適な除去可能なトロカールは、(前述されるように、参照することによって、その全体として本明細書に組み込まれる)Greshamの第444号特許に開示される。罹患血管部分が除去され、第1および第2の血管区分の開放端部が縫合された後、装置10の遠位端が、除去された罹患血管部分の他方の側上の第2の血管区分内に位置付けられる。この時点において、除去可能なトロカールは、第1の血管区分の端部内の縫合線を通して押動され、アンビルアセンブリから除去される。次に、アンビル保持具240のトロカール先端247が、第2の血管区分内の縫合線を通して押動され、アンビルアセンブリ400の中心ロッドに継合される。外科手術用ステープル留め装置10は、ここで、前述される様式で接近および発射され、第1および第2の血管区分の端部を継合し、血管管腔を閉塞する任意の組織を切り取ることができる。
ステープル留め動作の完了時、外科手術用ステープル留め装置10は、内部外科手術部位から除去されてもよい。より具体的には、アンビルアセンブリ400は、発射後、低プロフィール構成に枢動し、ステープル留めアセンブリ100に対するアンビルアセンブリ400の非接近に応じて、外科手術用ステープル留め装置10の内部外科手術部位からの除去を促進するように構成されてもよい。好適な傾動機構が、(参照することによって、その全体として本明細書に事前に組み込まれた)Millimanの第187号特許またはGreshamの第444号特許に説明される。代替として、アンビルアセンブリ400は、枢動ヘッドを有する必要はなく、外科手術部位中にこれが前進されるにつれて、同一の配向において、外科手術部位から除去されてもよい。
外科手術手技の完了時の内部外科手術部位からの除去に応じて(または使用に先立って)、外科手術用ステープル留め装置10は、再使用可能構成要素の滅菌および使い捨て構成要素の交換を促進するために、分解されてもよい。組織間隙調節機構260(図9A)の調節もまた、この時点でもたらされてもよい。
依然として図1および22を参照すると、外科手術用ステープル留め装置10を分解するために、アンビルアセンブリ400が、最初に、アンビルアセンブリ400を非接近位置に移動させ、環状突起248(図5)から中心ロッドアセンブリ420を係合解除させるために十分な力を使用して、アンビル保持具240からアンビルアセンブリ400を分離させることによって、アンビル保持具240から除去される。アンビルアセンブリ400は、滅菌可能な再使用可能構成要素として構成されるが、また、アンビルアセンブリが、再使用可能構成要素として構成されることも想定される。
いったんアンビルアセンブリ400が除去されると、ステープル留めアセンブリ100は、外科手術用ステープル留め装置10から係合解除されてもよい。より具体的には、ステープル留めアセンブリ100は、遠位ブッシング36のねじ山38(図16)からタブ108(図20−21)を係合解除させるように、外側チューブ32に対してシェルアセンブリ102を回転させることによって、外側チューブ32の遠位端から係合解除される。その後、シェルアセンブリ102は、遠位プッシャ端部350(図11)のカラー128からアーム125(図20−21)のフィンガ127(図20−21)を係合解除させ、外側チューブ32からステープル留めアセンブリ100を完全に係合解除させるように、内向きに圧搾され、遠位に並進される。いったん係合解除されると、ステープル留めアセンブリ100は、次いで、アンビル保持具240の周りの位置付けから除去されてもよく、廃棄されてもよいが、また、ステープル留めアセンブリ100の1つまたはそれを上回る構成要素が、再使用のために滅菌可能であることも想定される。
図3D−3Fを参照すると、滅菌に備えて定常ハンドル22を分解するために、近位ブッシング34が、定常ハンドル22に対して近位ブッシング34を回転させることによって、ハンドル区分22a、22bの遠位端から係合解除され、カラー27が、定常ハンドル22に対してカラー27を回転させることによって、ハンドル区分22a、22bの近位端から係合解除される。いったん近位ブッシング34およびカラー27が、定常ハンドル22の近位端および遠位端から係合解除されると、ハンドル区分22a、22bは、閉鎖位置(図3D)から開放位置(図3F)に相互に対して移動され得る。
閉鎖位置(図3D)から開放位置(図3F)にハンドル区分22a、22bを移動させるために、ハンドル区分22a、22bは、最初に、相互に離れて、かつディスク50、51(ディスク50に関しては図3E参照)に対して移動される。特に、ハンドル区分22a、22bは、それぞれ、ピン56a、57aが、スロット56、57(図3Bおよび3C)の内側端部から、スロット56、57の外側端部に並進されるように、相互に離れて、かつ、ディスク50、51に対して並進される。ハンドル区分22a、22bのこの外向き並進は、ハンドル区分22a、22bと、定常ハンドル22内に保持される内部構成要素との間にクリアランスを提供する。より具体的には、ハンドル区分22a、22bの外向き並進は、スロット31(図2)から枢動部材316を引き出し、ハンドル区分22a、22b(図3)内に画定されるチャネルから伸長プッシャチューブ330の近位端330aの翼を引き出す。
いったんハンドル区分22a、22bと、ハンドル部分20の内部構成要素との間に十分なクリアランスが達成されると、ハンドル区分22a、22bの自由側面、すなわち、ハンドル区分22a、22bとディスク50、51とのピン−スロット係合の反対側のハンドル区分22a、22bの側面は、支持ディスク50、51に対するピン56a、57bの周りで相互に離れて、開放位置に回転される。以下に詳述されるように、ハンドル区分22a、22bの開放位置では、接近アセンブリ200および発射アセンブリ300の近位構成要素が、暴露され、これらの構成要素のいずれかまたは全ての調節および/または除去を促進する。
図9Aを一時的に参照すると、この時点において、最小組織間隙設定を変更することが所望される場合、止めねじ262が、緩められ、非対称ワッシャ264が、止めねじ262の周りで、ねじ止め具250に対して、所望される位置に回転される。いったん所望される位置が達成されると、止めねじ262は、ねじ220上の所望される位置にねじ止め具250を維持するように再び締められ、したがって、所望される最小組織間隙を画定してもよい。
図1、2、および22を参照すると、いったんハンドル区分22a、22bが開放位置(図3F)に枢動されると、接近アセンブリ200および発射アセンブリ300は、定常ハンドル22から除去され得る。したがって、定常ハンドル22が、開放され、接近アセンブリ200および発射アセンブリ300が、ハンドル部分から除去されると、再使用のためのこれらの構成要素のそれぞれの滅菌は、容易に達成され得る。代替として、これらの構成要素のうちの1つまたはそれを上回るものは、使い捨て構成要素として構成されてもよく、したがって、滅菌されるのではなく、新しい構成要素と交換されてもよい。加えて、または代替として、滅菌は、接近アセンブリ200および/または発射アセンブリ300を除去する必要性なく、開放位置(図3F)における定常ハンドル22においてもたらされてもよい。
いったん再使用可能構成要素、例えば、ハンドル区分22a、22b、接近アセンブリ200、および発射アセンブリ300が、滅菌され、交換可能構成要素、例えば、ステープル留めアセンブリ100が、交換されると、外科手術用ステープル留め装置10は、後続使用のために、分解の逆の順序において、再度組み立てられてもよい。理解され得るように、使用、分解、滅菌、および交換、調節、および再組立の前述されるサイクルは、複数回の使用サイクルのために繰り返されてもよい。
種々の修正が、本明細書に開示される外科手術用ステープル留め装置の実施形態に行われ得ることを理解されたい。したがって、前述の説明は、限定としてではなく、単に、実施形態の例示として解釈されるべきである。当業者は、本開示の範囲および精神内の他の修正を想起し得る。
例えば、本発明は以下の項目を提供する。
(項目1)
外科手術用ステープル留め装置であって、
近位端および遠位端を画定する、ハンドル部分と、
前記ハンドル部分から遠位に延在する、本体と、
前記本体の遠位端上に支持される、ステープル留めアセンブリと、
アンビルアセンブリと、
前記ハンドル部分内に支持され、前記アンビルアセンブリに動作可能に結合される、駆動ねじであって、横方向開口を画定し、前記アンビルアセンブリを、離間位置と接近位置との間で前記ステープル留めアセンブリに対して移動させるように、前記ステープル留めアセンブリに対して移動可能である、駆動ねじと、
組織間隙調節機構であって:
前記駆動ねじ上に支持される、止め具部材であって、前記止め具部材は、横方向スロットを画定する第1および第2のフランジを含み、前記ハンドル部分内で前記駆動ねじのさらなる近位移動を防止し、前記アンビルアセンブリと前記ステープル留めアセンブリとの間に最小組織間隙を設定するために、前記ハンドル部分内の止め具表面に当接するように構成される、止め具部材と、
偏心的に位置付けられる開口を画定し、複数の対向する平坦面の対を含む、非対称多角形ワッシャであって、前記対向する平坦面の対がそれぞれ、前記第1および第2のフランジ間に、それらと係合して選択的に位置付けられ得るように、前記横方向スロット内に位置付けられるような寸法にされる、ワッシャと、
前記駆動ねじに対して前記止め具部材を固定するために、前記ワッシャの開口と、前記横方向スロットと、前記横方向開口を通した挿入のために構成される、止めねじと、
を含み、前記ハンドル部分内に配置される、組織間隙調節機構と、
を備え、前記ワッシャは、前記第1および第2のフランジ間に、それらと係合して選択された前記対向する平坦面の対を位置付けるために、前記止めねじの周りで再位置付け可能であり、前記対向する平坦面の対のうちの少なくとも2つは、前記第1および第2のフランジと係合されると、前記最小組織間隙を選択的に変更するために、前記駆動ねじに関連する前記止め具部材の位置が、前記第1および第2のフランジと係合する、対向する平坦面の異なる対を位置付けることによって、選択的に変動され得るように、前記横方向スロット内の異なる場所において前記ワッシャの開口を位置付けるように離間される、外科手術用ステープル留め装置。
(項目2)
前記ワッシャは、八角形構成を画定する、項目1に記載の外科手術用ステープル留め装置。
(項目3)
前記ワッシャは、前記最小組織間隙が4.55mmと5.45mmとの間で調節可能であるように構成および寸法にされる、項目1に記載の外科手術用ステープル留め装置。
(項目4)
前記ワッシャは、前記最小組織間隙が4.55mmと5.45mmとの間で0.15mmの段階的サイズで漸増的に調節可能であるような構成および寸法にされる、項目1に記載の外科手術用ステープル留め装置。
(項目5)
前記組織間隙調節機構の選択された設定を示すために、前記ワッシャ上に配置される少なくとも1つのインジケータと、前記フランジのうちの少なくとも1つの上に配置されるインジケータとをさらに備える、項目1に記載の外科手術用ステープル留め装置。
(項目6)
前記止めねじは、前記止めねじの周りで前記ワッシャの再位置付けを促進するために、緩められるように構成され、前記ワッシャの位置および前記駆動ねじ上の止め具部材を固定するために、締められるように構成される、項目1に記載の外科手術用ステープル留め装置。
(項目7)
前記ハンドル部分から延在する接近ノブをさらに備え、前記接近ノブは、前記駆動ねじに結合され、前記アンビルアセンブリを前記離間位置と前記接近位置との間で移動させるように選択的に作動可能である、項目1に記載の外科手術用ステープル留め装置。
(項目8)
前記駆動ねじは、螺旋チャネルを画定し、前記接近ノブは、前記接近ノブの回転が前記駆動ねじの並進をもたらすように、前記螺旋チャネル内に配置されるボールに結合される、項目7に記載の外科手術用ステープル留め装置。
(項目9)
前記ハンドルに結合されるトリガと、前記ステープル留めアセンブリに結合される発射リンクとを含む、発射アセンブリをさらに備え、前記発射リンクは、前記ステープル留めアセンブリから複数の外科手術用ステープルを出射するために、前記トリガの作動に応答して、前記本体を通して遠位並進するように構成される、項目1に記載の外科手術用ステープル留め装置。
(項目10)
前記ハンドルは、第1および第2のハンドル区分から形成され、前記第1および第2のハンドル区分は、相互に解放可能に係合可能である、項目1に記載の外科手術用ステープル留め装置。
(項目11)
外科手術用ステープル留め装置であって、
近位端および遠位端を画定する、ハンドル部分と、
前記ハンドル部分から遠位に延在する、本体と、
前記本体の遠位端上に支持される、ステープル留めアセンブリであって、複数の外科手術用ステープルを含む、ステープル留めアセンブリと、
前記ハンドル部分から延在する、発射トリガと、前記発射トリガを前記ハンドル部分に結合する、発射リンクと、前記発射トリガに結合され、前記本体を通して延在する、プッシャリンクとを含み、前記プッシャリンクは、前記ステープル留めアセンブリから前記複数の外科手術用ステープルを出射するために、前記発射トリガの作動に応答して、前記本体を通して遠位並進するために移動可能に支持される、発射アセンブリと、
トリガロックアセンブリであって、トリガロック部材と、付勢部材とを含み、前記トリガロック部材は、前記発射トリガに枢動可能に結合され、前記トリガロックが前記発射トリガの作動を阻害するように前記発射リンクに当接する、係止位置と、前記トリガロックが前記発射トリガの作動を可能にするように前記発射リンクから離れる、係止解除位置との間で前記発射トリガに対して移動可能であり、前記トリガロックの係止位置では、前記付勢部材は、前記トリガロックを前記係止位置に向かって付勢するように位置付けられ、前記トリガロックの係止解除位置では、前記付勢部材は、前記トリガロックを前記係止解除位置に向かって付勢するように位置付けられる、トリガロックアセンブリと、
を備える、外科手術用ステープル留め装置。
(項目12)
前記付勢部材は、コイル状部分と、前記コイル状部分から延在する、平坦部分とを含み、前記平坦部分は、前記トリガロックが前記係止位置に配置されると、前記トリガロックを前記係止位置に向かって係合および付勢するように位置付けられ、前記トリガロックが前記係止解除位置に配置されると、前記トリガロックを前記係止解除位置に向かって係合および付勢するように位置付けられる、項目11に記載の外科手術用ステープル留め装置。
(項目13)
第1の枢動部材が、前記発射リンクを前記発射トリガに枢動可能に結合し、前記付勢部材のコイル状部分は、前記第1の枢動部材の周りに配置される、項目12に記載の外科手術用ステープル留め装置。
(項目14)
前記トリガロックは、基盤部材の対向する側上に第1および第2の接触面を画定する、前記非対称基盤部材を含み、前記付勢部材は、前記トリガロックを前記係止位置に向かって付勢するために、前記第1の接触面に接触し、前記トリガロックを前記係止解除位置に向かって付勢するために、前記第2の接触面に接触するように位置付けられる、項目11に記載の外科手術用ステープル留め装置。
(項目15)
前記トリガロックの基盤部材は、前記トリガロックを前記発射トリガに枢動可能に結合するための第2の枢動部材を受容するように構成される、貫通ボアを画定する、項目14に記載の外科手術用ステープル留め装置。
(項目16)
外科手術用ステープル留め装置であって、
近位端および遠位端を画定する、ハンドル部分であって、第1および第2のハンドル区分が、相互に、かつ閉鎖位置から少なくとも1つの支持部材に対して並進可能かつ回転可能であるように、前記少なくとも1つの支持部材と、ピン−スロット係合を介して前記少なくとも1つの支持部材に移動可能に結合される、前記第1および第2のハンドル区分とを含み、前記第1および第2のハンドル区分は、近接整合し、開放位置にあり、前記第1および第2のハンドル区分は、前記ハンドル部分の内部を暴露するように相互に分離される、ハンドル部分と、
前記ハンドル部分から遠位に延在する、本体と、
前記本体の遠位端上に支持される、ステープル留めアセンブリであって、複数の外科手術用ステープルを含む、ステープル留めアセンブリと、
を備える、外科手術用ステープル留め装置。
(項目17)
発射トリガと、前記発射トリガに結合される、プッシャリンクとを含む発射アセンブリをさらに備え、前記プッシャリンクは、前記ステープル留めアセンブリから複数の外科手術用ステープルを出射するために、前記発射トリガの作動に応答して、前記伸長本体部分を通して遠位並進するように構成される、項目16に記載の外科手術用ステープル留め装置。
(項目18)
前記第1および第2のハンドル区分はそれぞれ、ねじ山付き遠位拡張部を含み、前記本体の周りに配置されるねじ山付きブッシングが、前記第1および第2のハンドル区分を前記閉鎖位置に保持し、前記本体を前記ハンドル部分の遠位端に固定させるために、前記第1および第2のハンドル区分のねじ山付き遠位拡張部との係合のために構成される、項目16に記載の外科手術用ステープル留め装置。
(項目19)
アンビルアセンブリと、
前記アンビルアセンブリに動作可能に結合される、接近アセンブリであって、前記接近アセンブリの少なくとも一部は、前記少なくとも1つの支持部材を介して、前記ハンドル部分内に支持され、前記アンビルアセンブリを離間位置と接近位置との間で前記ステープル留めアセンブリに対して移動させるために、前記ステープル留めアセンブリに対して移動可能である、接近アセンブリと、
をさらに備える、項目16に記載の外科手術用ステープル留め装置。
(項目20)
前記接近アセンブリは、前記ハンドル部分から近位に延在する、接近ノブを含み、前記接近ノブは、前記アンビルアセンブリを前記ステープル留めアセンブリに対して移動させるために、前記ハンドル部分に対して選択的に回転可能であり、前記第1および第2のハンドル区分はそれぞれ、ねじ山付き近位拡張部を含み、前記接近ノブの周りに配置されるねじ山付きカラーが、前記第1および第2のハンドル区分を前記閉鎖位置に保持し、前記接近ノブを前記ハンドル部分の近位端に回転可能に固定させるために、前記第1および第2のハンドル区分のねじ山付き近位拡張部との係合のために構成される、項目19に記載の外科手術用ステープル留め装置。

Claims (10)

  1. 外科手術用ステープル留め装置であって、
    近位端および遠位端を画定する、ハンドル部分と、
    前記ハンドル部分から遠位に延在する、本体と、
    前記本体の遠位端上に支持される、ステープル留めアセンブリと、
    アンビルアセンブリと、
    前記ハンドル部分内に支持され、前記アンビルアセンブリに動作可能に結合される、駆動ねじであって、横方向開口を画定し、前記アンビルアセンブリを、離間位置と接近位置との間で前記ステープル留めアセンブリに対して移動させるように、前記ステープル留めアセンブリに対して移動可能である、駆動ねじと、
    組織間隙調節機構であって:
    前記駆動ねじ上に支持される、止め具部材であって、前記止め具部材は、横方向スロットを画定する第1および第2のフランジを含み、前記ハンドル部分内で前記駆動ねじのさらなる近位移動を防止し、前記アンビルアセンブリと前記ステープル留めアセンブリとの間に最小組織間隙を設定するために、前記ハンドル部分内の止め具表面に当接するように構成される、止め具部材と、
    偏心的に位置付けられる開口を画定し、複数の対向する平坦面の対を含む、非対称多角形ワッシャであって、前記対向する平坦面の対がそれぞれ、前記第1および第2のフランジ間に、それらと係合して選択的に位置付けられ得るように、前記横方向スロット内に位置付けられるような寸法にされる、ワッシャと、
    前記駆動ねじに対して前記止め具部材を固定するために、前記ワッシャの開口と、前記横方向スロットと、前記横方向開口を通した挿入のために構成される、止めねじと、
    を含み、前記ハンドル部分内に配置される、組織間隙調節機構と、
    を備え、前記ワッシャは、前記第1および第2のフランジ間に、それらと係合して選択された前記対向する平坦面の対を位置付けるために、前記止めねじの周りで再位置付け可能であり、前記対向する平坦面の対のうちの少なくとも2つは、前記第1および第2のフランジと係合されると、前記最小組織間隙を選択的に変更するために、前記駆動ねじに関連する前記止め具部材の位置が、前記第1および第2のフランジと係合する、対向する平坦面の異なる対を位置付けることによって、選択的に変動され得るように、前記横方向スロット内の異なる場所において前記ワッシャの開口を位置付けるように離間される、外科手術用ステープル留め装置。
  2. 前記ワッシャは、八角形構成を画定する、請求項1に記載の外科手術用ステープル留め装置。
  3. 前記ワッシャは、前記最小組織間隙が4.55mmと5.45mmとの間で調節可能であるように構成および寸法にされる、請求項1に記載の外科手術用ステープル留め装置。
  4. 前記ワッシャは、前記最小組織間隙が4.5mmと5.45mmとの間で0.15mmの段階的サイズで漸増的に調節可能であるような構成および寸法にされる、請求項1に記載の外科手術用ステープル留め装置。
  5. 前記組織間隙調節機構の選択された設定を示すために、前記ワッシャ上に配置される少なくとも1つのインジケータと、前記フランジのうちの少なくとも1つの上に配置されるインジケータとをさらに備える、請求項1に記載の外科手術用ステープル留め装置。
  6. 前記止めねじは、前記止めねじの周りで前記ワッシャの再位置付けを促進するために、緩められるように構成され、前記ワッシャの位置および前記駆動ねじ上の止め具部材を固定するために、締められるように構成される、請求項1に記載の外科手術用ステープル留め装置。
  7. 前記ハンドル部分から延在する接近ノブをさらに備え、前記接近ノブは、前記駆動ねじに結合され、前記アンビルアセンブリを前記離間位置と前記接近位置との間で移動させるように選択的に作動可能である、請求項1に記載の外科手術用ステープル留め装置。
  8. 前記駆動ねじは、螺旋チャネルを画定し、前記接近ノブは、前記接近ノブの回転が前記駆動ねじの並進をもたらすように、前記螺旋チャネル内に配置されるボールに結合される、請求項7に記載の外科手術用ステープル留め装置。
  9. 前記ハンドルに結合されるトリガと、前記ステープル留めアセンブリに結合される発射リンクとを含む、発射アセンブリをさらに備え、前記発射リンクは、前記ステープル留めアセンブリから複数の外科手術用ステープルを出射するために、前記トリガの作動に応答して、前記本体を通して遠位並進するように構成される、請求項1に記載の外科手術用ステープル留め装置。
  10. 前記ハンドルは、第1および第2のハンドル区分から形成され、前記第1および第2のハンドル区分は、相互に解放可能に係合可能である、請求項1に記載の外科手術用ステープル留め装置。
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