JP6306364B2 - 携帯端末登録システム - Google Patents

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Description

本発明は、携帯端末を機器に登録する携帯端末登録システムに関する。
近年、例えば高機能携帯電話等の携帯端末を電子キーの代わりに車両キーとして使用することを可能とする無線キー照合システムが検討されている(特許文献1等参照)。この種の携帯端末を電子キーとして使用することができれば、常時携帯することが予想される携帯端末で車両を操作することが可能となるので、電子キーを持ち歩く必要が生じず、利便性がよくなると予測される。
特開2005−273264号公報
携帯端末を車両キーとして使用できる無線キー照合システムの場合、例えばディーラ等に赴かなくても携帯端末を追加登録できる技術の開発ニーズがある。但し、どの携帯端末でも車両に追加登録を可能としてしまうと、車両盗難等に対するセキュリティ性の点で問題がある。よって、携帯端末を車両に追加登録可能とするにあたり、不正登録に対する対策が必要であった。
本発明の目的は、携帯端末の追加登録において、不正登録を生じ難くすることができる携帯端末登録システムを提供することにある。
前記問題点を解決する携帯端末登録システムは、携帯端末で機器を操作できるように、当該携帯端末を前記機器の端末認証ユニットに登録する構成において、登録済み携帯端末は、当該登録済み携帯端末において登録の動作を実行する第1登録部を備え、追加登録携帯端末は、当該追加登録携帯端末において登録の動作を実行する第2登録部を備え、前記追加登録携帯端末を前記端末認証ユニットに追加登録するとき、前記第2登録部は、前記第1登録部を経由して、追加登録の動作を実行する。
本構成によれば、追加登録携帯端末を端末認証ユニットに追加登録するにあたっては、端末認証ユニットに既に登録が済んでいる登録済み携帯端末を経由しなければ、追加登録携帯端末を端末認証ユニットに登録することができない。よって、追加登録携帯端末を端末認証ユニットに追加登録するにあたり、登録済み携帯端末が必要となるので、不正登録を生じ難くすることが可能となる。
前記携帯端末登録システムにおいて、前記追加登録のとき、前記第1登録部と協同して登録動作を実行するセンターを備えることが好ましい。この構成によれば、追加登録には、センターによる登録の許可も必要となるので、不正登録の防止に一層有利となる。
前記携帯端末登録システムにおいて、前記センターは、前記携帯端末及び機器のID照合で使用する携帯端末キー情報を管理するデータベースを備え、当該センターは、追加登録時、前記データベースを参照することにより、当該追加登録にあたって前記端末認証ユニットに書き込むべき前記携帯端末キー情報を特定し、これを前記端末認証ユニットに登録させることが好ましい。この構成によれば、携帯端末キー情報はセンターのデータベースで管理されるので、携帯端末キー情報の不正読み出し等に対する防犯性が確保される。
前記携帯端末登録システムにおいて、前記第1登録部は、前記追加登録のとき、前記登録済み携帯端末の携帯端末キーIDと、前記追加登録携帯端末の携帯端末キーIDとを、前記センターに送信し、前記センターは、前記登録済み携帯端末から取得した当該登録済み携帯端末の携帯端末キーIDを基に、いま登録対象となっている端末認証ユニットを特定して、これを前記データベースに反映し、前記登録済み携帯端末から取得した前記追加登録携帯端末の携帯端末キーIDと前記データベースとを基に、前記端末認証ユニットに書き込むべき携帯端末キー鍵を読み出して、これを前記端末認証ユニットに登録させることが好ましい。この構成によれば、追加登録携帯端末に書き込むべき正しい携帯端末キー鍵を、間違えずに特定するのに有利となる。
前記携帯端末登録システムにおいて、前記追加登録のとき、前記携帯端末がID照合で使用する携帯端末キー情報を、その元となるSEEDコードにより前記端末認証ユニットに向けて配送するキー情報配送部と、前記端末認証ユニットにおいて取得した前記SEEDコードを基に前記携帯端末キー情報を計算するキー情報計算部とを備え、前記端末認証ユニットは、計算によって求めた前記携帯端末キー情報を、自身の端末認証ユニットIDに紐付けて登録することが好ましい。この構成によれば、携帯端末キー鍵をSEEDコードで配送するので、携帯端末キー鍵の配送にあたり、不正取得等に対するセキュリティ性を確保することが可能となる。
前記携帯端末登録システムにおいて、前記キー情報配送部は、前記SEEDコードを暗号化して送信し、前記キー情報計算部は、暗号化SEEDコードを復号し、その復号値を更に計算することにより、前記携帯端末キー情報を算出することが好ましい。この構成によれば、SEEDコードの不正取得を生じ難くするのに一層有利となる。
前記携帯端末登録システムにおいて、前記携帯端末を前記機器に初めて登録する新規登録機能と、前記携帯端末を前記機器に追加で登録する追加登録機能とを、両方とも実行すること可能であることが好ましい。この構成によれば、1つの携帯端末登録システムで新規登録と追加登録との両方を実行することが可能となる。
本発明によれば、携帯端末の追加登録において、不正登録を生じ難くすることができる。
一実施形態の携帯端末登録システムの構成図。 登録済み携帯端末の概要図。 追加登録携帯端末のメモリ部へユーザ情報を書き込むときの手順図。 追加登録携帯端末へアプリケーションをダウンロードするときの手順図。 メモリ部へのデータ書き込みの手順図。 第1パターンにより追加登録携帯端末を車両に登録するときの手順図。 第1パターンにより追加登録携帯端末を車両に登録するときの手順図。 第2パターンにより追加登録携帯端末を車両に登録するときの手順図。 第2パターンにより追加登録携帯端末を車両に登録するときの手順図。
以下、携帯端末登録システムの一実施形態を図1〜図9に従って説明する。
[無線キー照合システムの説明]
図1に示すように、車両1は、無線によるキー照合が可能な無線キー照合システム2を備える。無線キー照合システム2は、携帯端末3を車両キーとする携帯端末キーシステム4と、電子キー5を車両キーとする電子キーシステム6とを備えることが好ましい。携帯端末3は、例えば高機能携帯電話であることが好ましい。車両1は携帯端末3及び電子キー5のどちらによっても操作可能であるが、ユーザが常時携帯する可能性の高い携帯端末3をメインキーとして使用し、電子キー5をサブキーとして使用するとよい。
携帯端末キーシステム4の通信は、通信距離が例えば数〜10数cm程度の近距離無線通信であることが好ましい。近距離無線通信は、例えばNFC(Near Field Communication)やブルートゥース(R)を用いた通信であるとよい。近距離無線通信は、例えばLF(Low Frequency)、HF(High Frequency)、UHF(Ultra High Frequency)等の種々の電波が使用可能である。携帯端末3には、それぞれの携帯端末3の固有情報として携帯端末キー情報Dkeが書き込み保存されている。携帯端末キー情報Dkeは、携帯端末3に設けられたメモリ部7に書き込まれることが好ましい。携帯端末キー情報Dkeは、携帯端末キーシステム4のID照合で使用する認証情報の一種である。携帯端末キー情報Dkeは、例えば各携帯端末3の固有IDである携帯端末キーIDと、キー照合の暗号通信で使用する携帯端末キー鍵とを備えることが好ましい。暗号通信は、例えばチャレンジレスポンス認証であることが好ましい。
携帯端末3には、携帯端末キー情報Dkeとは別の固有情報として、ユーザ情報Dusが書き込み保存されている。ユーザ情報Dusは、各携帯端末3のユーザに関わる個人情報の一種である。ユーザ情報Dusは、例えば携帯端末3の電話番号と、携帯端末3に設けられたメモリ部7の固有番号とを含むことが好ましい。メモリ部7が例えばUIM(User Identity Module)カードの場合、固有番号は、各UIMカードに割り振られた固有IDであることが好ましい。UIMカードとしては、例えばSIM(Subscriber Identity Module)カードがある。
電子キーシステム6の通信は、通信距離が例えば数m程度の狭域無線通信であることが好ましい。狭域無線通信は、車両1→電子キー5の通信がLF帯の電波、その逆がUHF帯の電波の双方向通信であるとよい。電子キー5には、それぞれの電子キー5の固有IDである電子キーIDと、キー照合の暗号通信で使用する電子キー鍵とが書き込み保存されている。この暗号通信も、例えばチャレンジレスポンス認証であることが好ましい。
車両1は、携帯端末3の正当性を認証する端末認証ECU(Electronic Control Unit)8と、電子キー5の正当性を認証する照合ECU9と、車載電装品の電源を管理するボディECU10と、エンジン12を制御するエンジンECU11とを備える。これらECUは、車内の通信バス13を通じて接続されている。通信バス13は、例えばCAN(Controller Area Network)であることが好ましい。
端末認証ECU8には、端末認証ECU8(車両1)に登録された携帯端末キー情報Dke、すなわち携帯端末キーID及び携帯端末キー鍵が書き込み保存されている。端末認証ECU8には、複数の携帯端末3、すなわち携帯端末キーID及び携帯端末キー鍵を複数組登録することが可能である。端末認証ECU8には、端末認証ECU8における電波の送受信を可能とする通信アンテナ14が接続されている。
照合ECU9には、照合ECU9(車両1)に登録された電子キー5の電子キーIDと、その電子キー5の電子キー鍵とが書き込み保存されている。照合ECU9には、複数の電子キー5、すなわち電子キーID及び電子キー鍵を複数組と登録することが可能である。照合ECU9には、車外に電波を送信可能な車外送信アンテナ15と、車内に電波を送信する車内送信アンテナ16と、車両1において電波を受信可能な受信アンテナ17とが接続されている。車外送信アンテナ15及び車内送信アンテナ16は、例えばLF電波を送信可能であることが好ましい。受信アンテナ17は、例えばUHF電波を受信可能であることが好ましい。照合ECU9には、車両電源を切り替える際に操作するエンジンスイッチ18が接続されている。エンジンスイッチ18は、例えば運転席に配置され、操作によって車両電源がIGオフ、ACCオン、IGオン、エンジンスタート等に切り替えられる。
端末認証ECU8は、携帯端末3とのキー照合を暗号通信により実行する。具体的にいうと、まず端末認証ECU8は、NFC通信の場合、携帯端末3が近接されたか否かを確認するために、通信アンテナ14から搬送波Svを定期的に間欠送信するポーリング(待ち受け)を実行する。携帯端末3が通信アンテナ14に近接されると、搬送波Svの振幅が負荷変調により変化する。端末認証ECU8は、搬送波Svの振幅変化を確認すると、携帯端末キーシステム4によるID照合を開始する。
端末認証ECU8は、携帯端末3とのID照合として、例えばチャレンジレスポンス認証を実行する。この場合、端末認証ECU8は、送信の度に毎回異なる値をとるチャレンジコードSchを携帯端末3に送信する。携帯端末3は、端末認証ECU8からチャレンジコードSchを受信すると、これを自身の携帯端末キー鍵に通すことによりレスポンスコードを演算し、レスポンス信号Sreを端末認証ECU8に送信する。レスポンス信号Sreは、例えばレスポンスコードと、携帯端末3に書き込み保存された携帯端末キーIDとを含む信号であるとよい。
端末認証ECU8は、チャレンジコードSchを携帯端末3に送信するあたり、このチャレンジコードSchを自身の携帯端末キー鍵に通すことにより、自らもレスポンスコードを演算する。端末認証ECU8は、携帯端末3からレスポンス信号Sreを受信すると、レスポンス信号Sre内のレスポンスコードの正当性を確認するレスポンス照合と、レスポンス信号Sre内の携帯端末キーIDの正当性を確認するキーID照合とを実行する。端末認証ECU8は、これら照合が成立することを確認すると、ボディECU10による車両ドアの施解錠や、エンジンスイッチ18の操作による車両電源の遷移を許可又は実行する。
照合ECU9は、電子キー5とのキー照合を暗号通信により実行する。具体的には、車外の電子キー5とキー照合を行う場合、照合ECU9は、車外送信アンテナ15からウェイク信号Swkを定期送信する。電子キー5は、車外送信アンテナ15のウェイク信号Swkを受信すると、アック信号Sackを照合ECU9に送信する。照合ECU9は、電子キー5からアック信号Sackを受信すると、電子キーシステム6によるID照合(スマート照合)を開始する。なお、電子キーシステム6のID照合は、携帯端末キーシステム4のID照合に対してIDと鍵とが異なるだけで原理は同じであるので、説明を省略する。すなわち、照合ECU9からチャレンジコードSchが送信され、電子キー5からレスポンス信号Sreが送信されて、レスポンス照合及びキーID照合が実行される。照合ECU9は、電子キー5と車外スマート照合が成立することを確認すると、ボディECU10による車両ドアの施解錠を許可又は実行する。
照合ECU9は、ユーザが車内に乗車したことをカーテシスイッチ等により確認すると、今度は車内送信アンテナ16からウェイク信号Swkの送信を開始して、車外と同様に、車内スマート照合を実行する。照合ECU9は、電子キー5と車内スマート照合が成立することを確認すると、エンジンスイッチ18の操作による車両電源の遷移を許可する。
[携帯端末登録システムの構成]
図1に示すように、機器(一例は車両1、以下同様)は、携帯端末3で車両1を操作できるように、携帯端末3を車両1に登録する携帯端末登録システム19を備える。携帯端末登録システム19は、例えば携帯端末3、端末認証ECU8、第1センター20及び第2センター21から構築されることが好ましい。携帯端末3、第1センター20及び第2センター21は、ネットワーク22を通じて通信可能であることが好ましい。第1センター20は、携帯端末3の登録作業を主になって実行するマスタ端末であることが好ましい。第2センター21は、例えば市場のサービスプロバイダであることが好ましい。なお、車両1への携帯端末3の登録には、端末認証ECU8の製造工場23と、車両1を販売するディーラ24とが関係してもよい。
携帯端末登録システム19は、携帯端末3を初めて車両1に新規登録する新規登録機能と、携帯端末3が登録済みの車両1に別の携帯端末3を追加登録する追加登録機能とを備える。本例の場合、新規登録機能によって車両1に登録された携帯端末3を「登録済み携帯端末3a」と記し、追加登録機能によって車両1に登録された携帯端末3を「追加登録携帯端末3b」と記す。
端末認証ユニット(本例は端末認証ECU8)には、それぞれの端末認証ユニットの固有情報として端末認証ユニット情報Dunが書き込み保存されている。端末認証ユニット情報Dunは、各端末認証ECU8を識別するための情報の一種であり、例えば製造時に書き込まれることが好ましい。端末認証ユニット情報Dunは、例えば各端末認証ECU8の固有IDであるECU−IDと、暗号鍵の一種であるECU鍵とを備えることが好ましい。
携帯端末登録システム19は、携帯端末3及び機器のID照合で使用する携帯端末キー情報Dkeを管理するデータベース25を備える。データベース25は、例えば第1センター20に設けられることが好ましい。データベース25は、ユーザ情報Dus、端末認証ユニット情報Dun及び携帯端末キー情報Dkeの紐付けを管理することが好ましい。
登録済み携帯端末3aは、登録済み携帯端末3aにおいて登録の動作を実行する第1登録部26を備える。追加登録携帯端末3bは、追加登録携帯端末3bにおいて登録の動作を実行する第2登録部27を備える。追加登録携帯端末3bを端末認証ユニットに追加登録するとき、第2登録部27は、第1登録部26を経由して、追加登録の動作を実行する。すなわち、追加登録携帯端末3bを端末認証ECU8に追加登録したい場合には、登録済み携帯端末3aを経由しないと登録できないようになっている。
携帯端末登録システム19は、追加登録携帯端末3bを端末認証ユニットに登録することが許可されたとき、携帯端末3がID照合で使用する携帯端末キー情報Dke(本例は携帯端末キー鍵)を、その元となるSEEDコード(種コード)により端末認証ユニットに向けて配送するキー情報配送部28を備えることが好ましい。キー情報配送部28は、例えば第1センター20に設けられるとよい。携帯端末登録システム19は、端末認証ユニットにおいて取得したSEEDコードを携帯端末キー情報Dke(本例は携帯端末キー鍵)に復号するキー情報計算部29を備えることが好ましい。キー情報計算部29は、例えば端末認証ECU8に設けられるとよい。
次に、図2〜図9を用い、携帯端末登録システム19の追加登録機能の動作を説明する。
[追加登録の前提]
図2に示すように、登録済み携帯端末3aと、端末認証ECU8の一例である端末認証ECU−Aと、データベース25とには、例えば携帯端末登録システム19の新規登録機能によって、種々の必要事項が書き込み登録されているとする。なお、携帯端末登録システム19を使用しない他の方法によって、登録済み携帯端末3a、端末認証ECU−A及びデータベース25に必要事項が書き込み登録されてもよい。
登録済み携帯端末3aのメモリ部7aは、携帯端末キー情報Dkeの書き込み領域として携帯端末キーID書き込み領域30及び携帯端末キー鍵書き込み領域31を備え、ユーザ情報Dusの書き込み領域として電話番号書き込み領域32及び固有番号書き込み領域33を備える。本例の場合、登録済み携帯端末3aには、携帯端末キーID「ID−1」、携帯端末キー鍵「鍵−1」、電話番号「1234」及び固有番号「α」が書き込み保存されている。
端末認証ECU−Aは、端末認証ユニット情報Dunの書き込み領域としてECU−ID書き込み領域34及びECU鍵書き込み領域35を備え、携帯端末キー情報Dkeの書き込み領域として携帯端末キーID書き込み領域36及び携帯端末キー鍵書き込み領域37を備える。本例の場合、端末認証ECU−Aには、ECU−ID「ID−A」、ECU鍵「鍵−A」、携帯端末キーID「ID−1」及び携帯端末キー鍵「鍵−1」が書き込み保存されている。
新規登録が完了したとき、この登録内容は、第1センター20のデータベース25に反映される。データベース25は、ユーザ情報Dusの書き込み領域である電話番号書き込み領域38及び固有番号書き込み領域39と、端末認証ユニット情報Dunの書き込み領域であるECU−ID書き込み領域40及びECU鍵書き込み領域41と、携帯端末キー情報Dkeの書き込み領域である携帯端末キーID書き込み領域42及び携帯端末キー鍵書き込み領域43とを備える。本例の場合、データベース25には、電話番号「1234」、固有番号「α」、ECU−ID「ID−A」、ECU鍵「鍵−A」、携帯端末キーID「ID−1」及び携帯端末キー鍵「鍵−1」が書き込み保存されている。これらは、データベース25において同一の行に書き込まれている。
登録済み携帯端末3aは、登録済み携帯端末3aにおいて登録動作を行うのに必要となるUIアプリケーション44が書き込み登録されている。UIアプリケーション44は、例えばネットワーク22を通じて登録済み携帯端末3aにダウンロードされるとよい。このUIアプリケーション44を登録済み携帯端末3aにダウンロードすることにより、登録済み携帯端末3aに第1登録部26が機能的に生成される。
[追加登録の動作]
図3に、追加登録携帯端末3bのメモリ部7bへユーザ情報Dusを書き込むときの概要を図示する。ステップ101において、メモリ部7bは、メモリ部7bに設けられた固有番号書き込み領域45に、各メモリ部7bの固有番号(一例は「β」)を書き込む。固有番号の書き込みは、例えばメモリ部7bの製造にあたり、メモリ部7bの製造工場で実施されることが好ましい。
ステップ102において、メモリ部7bは、メモリ部7bに設けられた電話番号書き込み領域46に、ユーザ固有の電話番号(一例は「5678」)を書き込む。電話番号の書き込みは、例えばユーザがショップ等に赴いて電話回線契約(電話回線申し込み)を行うとき、ショップで実施されることが好ましい。
図4に、追加登録携帯端末3bへ各種アプリケーションをダウンロードするときの概要を図示する。ステップ201に示すように、ユーザは、例えばディーラ24において、ネットワーク22の通信を通じ、追加登録携帯端末3bに携帯端末キー情報Dkeを書き込むのに必要なUIアプリケーション(ユーザインターフェースアプリ)47を、追加登録携帯端末3bにダウンロードする。UIアプリケーション47は、例えばJava(R)アプリケーションのマーケットから取得することが好ましい。このUIアプリケーション47を追加登録携帯端末3bにダウンロードすることにより、追加登録携帯端末3bに第2登録部27が機能的に生成される。
ステップ202において、ユーザは、携帯端末キー情報Dkeを書き込むときに必要な書き込みアプリケーション48を、例えばネットワーク22の通信を通じて追加登録携帯端末3bにダウンロードする。書き込みアプリケーション48は、例えばメモリ部7bがUIMカードの場合、ICアプレットであることが好ましい。ICアプレットは、UIMカード上で動作するJava(R)Cardアプリである。
ステップ203において、追加登録携帯端末3bは、ネットワーク22の通信を通じてダウンロードした書き込みアプリケーション48を、メモリ部7bに書き込む。書き込みアプリケーション48は、携帯端末キー情報Dkeの書き込み領域となる書き込みフォーマット49を備える。書き込みフォーマット49は、携帯端末キー情報Dkeの書き込み領域として携帯端末キーID書き込み領域50及び携帯端末キー鍵書き込み領域51を備える。なお、書き込みアプリケーション48をメモリ部7bに書き込んだ時点では、書き込みフォーマット49は空データとなっている。
図5に、追加登録携帯端末3bのメモリ部7bへのデータ書き込みの概要を図示する。ステップ301において、ユーザは、追加登録携帯端末3bに追加登録用のデータ発行依頼Sreq1を入力する。追加登録用のデータ発行依頼Sreq1は、追加登録の開始を要求する指令であり、具体的には、追加登録携帯端末3bのメモリ部7bに携帯端末キー情報Dkeを書き込むことを要求する入力情報である。
ステップ302において、追加登録携帯端末3b(第2登録部27)は、追加登録携帯端末3bに入力された追加登録用のデータ発行依頼Sreq1を、ネットワーク22の通信を通じて第1センター20に送信する。本例の場合、追加登録用のデータ発行依頼Sreq1は、第2センター21を経由して第1センター20に通知される。追加登録用のデータ発行依頼Sreq1は、例えば追加登録用のデータ発行を要求するコマンドと、ユーザ情報Dus(一例は、電話番号「5678」及び固有番号「β」)とを含む通知であることが好ましい。
ステップ303において、第1センター20は、第2センター21から追加登録用のデータ発行依頼Sreq1を入力すると、このデータ発行依頼Sreq1に含まれるユーザ情報Dusをデータベース25に登録する。このとき、第1センター20は、データベース25において、新たな行の電話番号書き込み領域52及び固有番号書き込み領域53に、電話番号「5678」及び固有番号「β」を各々書き込む。また、第1センター20は、追加登録携帯端末3b用の携帯端末キー情報Dke、すなわち携帯端末キーID「ID−2」及び携帯端末キー鍵「鍵−2」を作成する。このとき、第1センター20は、作成した携帯端末キーID「ID−2」及び携帯端末キー鍵「鍵−2」を、電話番号「5678」と同じ行の携帯端末キーID書き込み領域54及び携帯端末キー鍵書き込み領域55に各々書き込む。これにより、電話番号「5678」、固有番号「β」、携帯端末キーID「ID−2」、携帯端末キー鍵「鍵−2」が紐付けされる。
ステップ304において、第1センター20は、作成した携帯端末キー情報Dke、すなわち携帯端末キーID「ID−2」及び携帯端末キー鍵「鍵−2」を、ネットワーク22の通信を通じて追加登録携帯端末3bに発行する。本例の場合、携帯端末キーID「ID−2」及び携帯端末キー鍵「鍵−2」は、第2センター21を経由して追加登録携帯端末3bに送信される。これにより、追加登録携帯端末3bは、第1センター20が作成した携帯端末キーID「ID−2」及び携帯端末キー鍵「鍵−2」を取得する。
ステップ305において、追加登録携帯端末3b(第2登録部27)は、第2センター21から受信した携帯端末キー情報Dkeをメモリ部7bに書き込む。ここでは、携帯端末キーID書き込み領域50に携帯端末キーID「ID−2」が書き込まれ、携帯端末キー鍵書き込み領域51の携帯端末キー鍵「鍵−2」が書き込まれる。これにより、追加登録携帯端末3bの設定が完了する。
図6〜図9に、車両1への追加登録携帯端末3bの登録概要(追加登録概要)を図示する。追加登録の仕方は、第1パターン(図6及び図7参照)及び第2パターン(図8及び図9参照)の2つがある。なお、本例の追加登録の場合、登録済み携帯端末3aを必要とするので、登録済み携帯端末3a及び追加登録携帯端末3bの2つを手元に用意する。また、追加登録携帯端末3bを車両1に登録するにあたっては、車両1及び追加登録携帯端末3bの間の近距離無線通信(すなわち、携帯端末キーシステム4の通信ハード)を使用して行うので、追加登録携帯端末3bを端末認証ECU8の通信アンテナ14にかざしながら実行するとよい。なお、登録済み携帯端末3aは、追加登録携帯端末3bと同様の書き込みアプリケーション56を備えるとする。
[追加登録の第1パターン]
図6及び図7に示すように、ステップ401において、例えばユーザは、追加登録携帯端末3bに追加登録依頼(追加登録命令)Sreq2を入力する。追加登録依頼Sreq2は、車両1に追加登録携帯端末3bを追加登録することを要求する入力情報の一種である。
ステップ402において、追加登録携帯端末3b(第2登録部27)は、追加登録依頼Sreq2を入力すると、その追加登録依頼Sreq2を、例えばネットワーク22の通信を通じて登録済み携帯端末3aに送信する。追加登録依頼Sreq2は、追加登録の開始を要求するコマンドと、追加登録携帯端末3bに書き込まれた携帯端末キーID「ID−2」とを含む通知であるとよい。
ステップ403において、登録済み携帯端末3a(第1登録部26)は、追加登録携帯端末3bから受信した追加登録依頼Sreq2を、ネットワーク22の通信を通じて第1センター20に送信する。この追加登録依頼Sreq2は、追加登録の開始を要求するコマンドと、登録済み携帯端末3aに書き込まれた携帯端末キーID「ID−1」と、追加登録携帯端末3bから取得した携帯端末キーID「ID−2」とを含む通知であるとよい。
ステップ404において、第1センター20は、いま登録対象となっている端末認証ECU8を確認する。具体的にいうと、第1センター20は、追加登録依頼Sreq2により分かる登録済み携帯端末3aの携帯端末キーID「ID−1」から、いま登録対象となっている端末認証ECU−Aを割り出し、そのECU−ID「ID−A」及びECU鍵「鍵−A」を、追加登録携帯端末3bの携帯端末キーID「ID−2」に紐付けしてデータベース25に書き込む。ここでは、「ID−2」と同じ行に位置するECU−ID書き込み領域57及びECU書き込み領域58に、「ID−A」及び「鍵−A」が各々書き込まれる。
ステップ405において、キー情報配送部28は、登録対象となっている端末認証ECU−Aが確認されると、いま登録対象となっている追加登録携帯端末3bの携帯端末キー鍵「鍵−2」を配送するにあたり、この携帯端末キー鍵「鍵−2」のSEEDコード(種コード)を演算する。具体的に述べると、キー情報配送部28は、「ID−2」と同じ行にある携帯端末キー鍵「鍵−2」を平文とし、「ID−2」と同じ行にあるECU鍵「鍵−A」を配送鍵として、これらを第1センター20の暗号アルゴリズム59に通すことにより、携帯端末キー鍵「鍵−2」のSEEDコード「SEED−2A」を演算する。暗号アルゴリズム59は、例えばAES(Advanced Encryption Standard)であることが好ましい。SEEDコード「SEED−2A」は、平文を配送鍵で暗号化した暗号文である。
ステップ406において、第1センター20(キー情報配送部28)は、演算したSEEDコード「SEED−2A」を、ネットワーク22の通信を通じて登録済み携帯端末3aに送信する。
ステップ407において、登録済み携帯端末3a(第1登録部26)は、第1センター20から受信したSEEDコード「SEED−2A」を暗号化する。具体的にいうと、登録済み携帯端末3aは、第1センター20から受信したSEEDコード「SEED−2A」を平文とし、登録済み携帯端末3aに書き込まれた携帯端末キー鍵「鍵−1」を配送鍵として、これらを登録済み携帯端末3aの暗号アルゴリズム60に通すことにより、暗号化SEEDコード「SEED−2A’」を作成する。これにより、第1センター20から端末認証ECU8に「鍵−2」が配送される過程において、「鍵−2」が2重に暗号化される。
ステップ408において、登録済み携帯端末3a(第1登録部26)は、作成した暗号化SEEDコード「SEED−2A’」を、例えばネットワーク22の通信を通じて、追加登録携帯端末3bに送信する。
ステップ409において、追加登録携帯端末3b(第2登録部27)は、登録済み携帯端末3aから暗号化SEEDコード「SEED−2A’」を受信すると、自身に書き込まれている携帯端末キーID「ID−2」と、登録済み携帯端末3aから取得した暗号化SEEDコード「SEED−2A’」とを、例えば近距離無線通信を通じて端末認証ECU−Aに送信する。
端末認証ECU−Aは、追加登録携帯端末3bから携帯端末キーID「ID−2」を受信すると、これを「ECU−ID」及び「ECU鍵」に紐付けして、携帯端末キー情報Dkeの書き込み領域に書き込む。具体的には、「ID−1」とは別の書き込み領域である携帯端末キーID書き込み領域61に「ID−2」が書き込まれる。
ステップ410において、キー情報計算部29は、追加登録携帯端末3bから暗号化SEEDコード「SEED−2A’」を受信すると、これを基に携帯端末キー鍵「鍵−2」を計算する。具体的に述べると、キー情報計算部29は、まず追加登録携帯端末3bから取得した暗号化SEEDコード「SEED−2A’」を暗号文とし、端末認証ECU−Aに書き込まれている携帯端末キー鍵「鍵−1」を配送鍵として、これらを端末認証ECU−Aの暗号アルゴリズム62に通すことにより、暗号化されていないSEEDコード、すなわちSEEDコード「SEED−2A」を演算する。暗号アルゴリズム60,62は、同一アルゴリズムである。そして、キー情報計算部29は、このSEEDコード「SEED−2A」を暗号文とし、端末認証ECU−Aに書き込まれているECU鍵「鍵−A」を配送鍵として、これらを端末認証ECU−Aの暗号アルゴリズム63に通すことにより、携帯端末キー鍵「鍵−2」を演算する。暗号アルゴリズム59,63は、同一アルゴリズムである。このときの携帯端末キー鍵「鍵−2」は、2重暗号化された暗号文を配送鍵で2回復号した平文である。キー情報計算部29は、計算により求めた携帯端末キー鍵「鍵−2」を、「ID−2」に紐づけて、端末認証ECU−Aの携帯端末キー鍵書き込み欄64に書き込む。これにより、端末認証ECU−Aに対する追加登録携帯端末3bの必要事項の書き込みが完了する。
ステップ411において、端末認証ECU−Aは、必要事項の書き込みが完了すると、その旨を通知する登録完了通知Sendを、追加登録携帯端末3bを経由して第1センター20に送信する。追加登録携帯端末3b(第2登録部27)は、端末認証ECU−Aから登録完了通知Sendを受信すると、追加登録動作を終了する。また、第1センター20は、追加登録携帯端末3bから登録完了通知Sendを受信すると、追加登録動作を終了する。以上により、車両1への追加登録携帯端末3bの登録が完了する。
[追加登録の第2パターン]
図8及び図9に示すように、第2パターンにおいて第1パターンと異なる箇所は、第1センター20でSEEDコードの2重暗号化を行い、復号を登録済み携帯端末3a及び端末認証ECU8でそれぞれ行う点である。よって、第2パターンの説明にあたっては、第1パターンと異なる箇所を主に詳述する。
ステップ501〜504は、第1パターンのステップ401〜404と同じである。
ステップ505において、キー情報配送部28は、「ID−2」と同じ行にある携帯端末キー鍵「鍵−2」を平文とし、「ID−2」と同じ行にあるECU鍵「鍵−A」を配送鍵として、これらを第1センター20の暗号アルゴリズム59に通すことにより、携帯端末キー鍵「鍵−2」のSEEDコード「SEED−2A」を演算する。キー情報配送部28は、演算したSEEDコード「SEED−2A」を平文とし、「ID−1」と同じ行にある携帯端末キー鍵「鍵−1」を配送鍵として、これらを第1センター20の暗号アルゴリズム60に通すことにより、暗号化SEEDコード「SEED−2A’」を演算する。
ステップ506において、第1センター20(キー情報配送部28)は、暗号化SEEDコード「SEED−2A’」を、ネットワーク22の通信を通じて登録済み携帯端末3aに送信する。
ステップ507において、登録済み携帯端末3a(第1登録部26)は、第1センター20から暗号化SEEDコード「SEED−2A’」を受信すると、これを復号する。具体的にいうと、登録済み携帯端末3a(第1登録部26)は、暗号化SEEDコード「SEED−2A’」を暗号文とし、登録済み携帯端末3aに書き込まれている携帯端末キー鍵「鍵−1」を配送鍵として、これらを登録済み携帯端末3aの暗号アルゴリズム62に通すことにより、暗号化されていないSEEDコード「SEED−2A」を演算する。
ステップ508において、登録済み携帯端末3a(第1登録部26)は、演算したSEEDコード「SEED−2A」を、例えばネットワーク22の通信を通じて追加登録携帯端末3bに送信する。
ステップ509において、追加登録携帯端末3b(第2登録部27)は、登録済み携帯端末3aからSEEDコード「SEED−2A」を受信すると、自身に書き込まれている携帯端末キーID「ID−2」と、登録済み携帯端末3aから取得したSEEDコード「SEED−2A」とを、近距離無線を通じて端末認証ECU−Aに送信する。
ステップ510において、キー情報計算部29は、追加登録携帯端末3bからSEEDコード「SEED−2A」を受信すると、これを基に携帯端末キー鍵「鍵−2」を計算する。具体的に述べると、キー情報計算部29は、まず追加登録携帯端末3bから取得したSEEDコード「SEED−2A」を暗号文とし、端末認証ECU−Aに書き込まれているECU鍵「鍵−A」を配送鍵として、これらを端末認証ECU−Aの暗号アルゴリズム63に通すことにより、携帯端末キー鍵「鍵−2」を演算する。キー情報計算部29は、計算により求めた携帯端末キー鍵「鍵−2」を、「ID−2」に紐づけて、端末認証ECU−Aの携帯端末キー鍵書き込み欄64に書き込む。このように、第2パターンによっても追加登録携帯端末3bを車両1に登録することが可能である。
本実施形態の構成によれば、以下に記載の効果を得ることができる。
(1)追加登録携帯端末3bを端末認証ECU8に追加登録するにあたっては、端末認証ECU8に既に登録が済んでいる登録済み携帯端末3aを経由しなければ、追加登録携帯端末3bを端末認証ECU8に登録することができない。よって、追加登録携帯端末3bを端末認証ECU8に追加登録するにあたり、登録済み携帯端末3aが必要となるので、不正登録を生じ難くすることができる。
(2)追加登録携帯端末3bの追加登録は、登録済み携帯端末3a及び第1センター20が協同して行う。よって、追加登録には、第1センター20による許可も必要となるので、不正登録の防止に一層有利となる。
(3)車両1及び携帯端末3のID照合で使用する携帯端末キー情報Dkeは、第1センター20に設けられたデータベース25で管理される。そして、第1センター20は、追加登録時、データベース25を参照することにより、端末認証ECU8に書き込むべき携帯端末キー情報Dkeを特定し、これを端末認証ECU8に登録させる。このように、携帯端末キー情報Dkeは第1センター20のデータベース25で管理されるので、携帯端末キー情報Dkeの不正読み出し等に対する防犯性を高めることができる。
(4)登録済み携帯端末3a(第1登録部26)は、追加登録のとき、登録済み携帯端末3aの携帯端末キーID「ID−1」と、追加登録携帯端末3bの携帯端末キーID「ID−2」とを、第1センター20に送信する。第1センター20は、登録済み携帯端末3aから取得した携帯端末キーID「ID−1」を基に、いま登録対象となっている端末認証ECU8を特定して、これをデータベース25に反映し、登録済み携帯端末3aから取得した携帯端末キーID「ID−2」とデータベース25とを基に、端末認証ECU8に書き込むべき携帯端末キー鍵「鍵−2」を読み出して、これを端末認証ECU8に登録させる。よって、追加登録携帯端末3bに書き込むべき正しい携帯端末キー鍵「鍵−2」を、間違えずに特定するのに有利となる。
(5)第1センター20から携帯端末3を経由して端末認証ECU8に配送される携帯端末キー鍵「鍵−2」は、鍵そのものではなく、鍵の元となるSEEDコード「SEED−2A」によって送信される。よって、携帯端末キー鍵「鍵−2」の配送にあたり、不正取得等に対するセキュリティ性を確保することができる。
(6)携帯端末キー鍵「鍵−2」は、暗号化が2回なされて、端末認証ECU8に配送される。よって、SEEDコード「SEED−2A」の不正取得を生じ難くするのに一層有利となる。
(7)携帯端末登録システム19は、携帯端末3を初めて端末認証ECU8に登録する新規登録と、携帯端末3を端末認証ECU8に追加する追加登録との両方を実行可能である。よって、1つの携帯端末登録システム19で新規登録と追加登録との両方を実行することができる。
なお、実施形態はこれまでに述べた構成に限らず、以下の態様に変更してもよい。
・電子キーシステム6は、例えば電子キー5が車両1に近づくと車両ドアが自動で解錠され、電子キー5が車両1から離れると車両ドアが自動で解錠されるシステムでもよい。
・電子キーシステム6は、例えば車両1の左右に一対の送信アンテナを備え、これら送信アンテナから送信された電波に対する電子キー5の応答の組み合わせを確認することにより、電子キー5の車内外位置を判定するシステムでもよい。
・電子キーシステム6は、例えばRFIDを用いたイモビライザーシステムとしてもよい。
・データベース25は、携帯端末3と端末認証ECU8との紐付けが分かるものであれば、種々のデータ内容に変更できる。
・例えば、第1センター20が携帯端末キーIDを端末認証ECU8に配送するのであれば、この携帯端末キーIDをSEEDコードによって端末認証ECU8に向けて配送してもよい。
・第1センター20及び第2センター21は、1つのセンターに統一してもよい。
・メモリ部7は、UIMカードに限定されず、情報が書き込める領域であればよい。
・ユーザ情報Dus、端末認証ユニット情報Dun、携帯端末キー情報Dkeの要素は、種々のパラメータに適宜変更可能である。
・携帯端末3の登録(新規登録、追加登録)にあたっては、無線及び有線は特に問わない。また、無線通信の際に用いる通信ハードも種々に変更可能である。
・携帯端末3は、高機能携帯電話以外の種類として、例えばタブレット端末やICカード等の他の端末に変更可能である。
・端末認証ユニット情報Dunは、ECU−ID及びECU鍵の少なくとも一方であればよいし、端末認証ECU8を識別できるデータであれば、これら以外のデータを採用してもよい。
・車載部品の製造及び取り付けの手順におけるユーザ情報Dus及び端末認証ユニット情報Dunの紐付け方法や、メモリ部7にデータ書き込みを行う手順における携帯端末キー情報Dkeの紐付け方法は、種々の態様に変更可能である。
・データベース25は、第1センター20に設けられることに限らず、例えば登録済み携帯端末3aなど、他の部材に設けてもよい。
・追加登録は、第1センター20を介さず、例えば登録済み携帯端末3a及び追加登録携帯端末3bのみで実施可能としてもよい。
・登録の手順は、実施形態に記載の順に限定されず、前後を入れ替えることも可能である。
・追加登録にあたり、登録動作の少なくとも1手順(1動作)が登録済み携帯端末3aを経由して実行されればよい。
・機器は、車両1に限らず、他の装置やシステムなどに適宜変更してもよい。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想について、それらの効果とともに以下に追記する。
(イ)携帯端末で機器を操作できるように、当該携帯端末を前記機器の端末認証ユニットに登録する携帯端末登録方法において、追加登録端末が追加登録依頼を登録済み携帯端末に送信するステップと、前記追加登録携帯端末から前記追加登録依頼を受信した前記登録済み携帯端末が主体となって、前記追加登録携帯端末を前記端末認証ユニットに追加登録する動作を実行するステップとを備えたことを特徴とする携帯端末登録方法。
1…機器の一例である車両、3…携帯端末、3a…登録済み携帯端末、3b…追加登録携帯端末、8…端末認証ユニットの一例である端末認証ECU、19…携帯端末登録システム、20…センターの一例である第1センター、25…データベース、26…第1登録部、27…第2登録部、28…キー情報配送部、29…キー情報計算部、Dke…携帯端末キー情報、ID−1,ID−2…携帯端末キーID、鍵−1,鍵−2…携帯端末キー鍵、ID−A…端末認証ユニットIDの一例であるECU−ID、鍵−A…端末認証ユニット鍵の一例であるECU鍵、SEED−2A…SEEDコード、SEED−2A’…暗号化されたSEEDコード。

Claims (7)

  1. 携帯端末で機器を操作できるように、当該携帯端末を前記機器の端末認証ユニットに登録する携帯端末登録システムにおいて、
    登録済み携帯端末は、当該登録済み携帯端末において登録の動作を実行する第1登録部を備え、追加登録携帯端末は、当該追加登録携帯端末において登録の動作を実行する第2登録部を備え、
    前記追加登録携帯端末を前記端末認証ユニットに追加登録するとき、前記第2登録部は、前記第1登録部を経由して、追加登録の動作を実行する
    ことを特徴とする携帯端末登録システム。
  2. 前記追加登録のとき、前記第1登録部と協同して登録動作を実行するセンターを備えた
    ことを特徴とする請求項1に記載の携帯端末登録システム。
  3. 前記センターは、前記携帯端末及び機器のID照合で使用する携帯端末キー情報を管理するデータベースを備え、
    当該センターは、追加登録時、前記データベースを参照することにより、当該追加登録にあたって前記端末認証ユニットに書き込むべき前記携帯端末キー情報を特定し、これを前記端末認証ユニットに登録させる
    ことを特徴とする請求項2に記載の携帯端末登録システム。
  4. 前記第1登録部は、前記追加登録のとき、前記登録済み携帯端末の携帯端末キーIDと、前記追加登録携帯端末の携帯端末キーIDとを、前記センターに送信し、
    前記センターは、前記登録済み携帯端末から取得した当該登録済み携帯端末の携帯端末キーIDを基に、いま登録対象となっている端末認証ユニットを特定して、これを前記データベースに反映し、前記登録済み携帯端末から取得した前記追加登録携帯端末の携帯端末キーIDと前記データベースとを基に、前記端末認証ユニットに書き込むべき携帯端末キー鍵を読み出して、これを前記端末認証ユニットに登録させる
    ことを特徴とする請求項3に記載の携帯端末登録システム。
  5. 前記センターは、前記追加登録のとき、前記携帯端末がID照合で使用する携帯端末キー情報を、その元となるSEEDコードにより前記端末認証ユニットに向けて配送するキー情報配送部を備え
    前記端末認証ユニットは、取得した前記SEEDコードを基に前記携帯端末キー情報を計算するキー情報計算部を備え、
    前記端末認証ユニットは、計算によって求めた前記携帯端末キー情報を、自身の端末認証ユニットIDに紐付けて登録する
    ことを特徴とする請求項〜4のうちいずれか一項に記載の携帯端末登録システム。
  6. 前記キー情報配送部は、前記SEEDコードを暗号化して送信し、
    前記キー情報計算部は、暗号化SEEDコードを復号し、その復号値を更に計算することにより、前記携帯端末キー情報を算出する
    ことを特徴とする請求項5に記載の携帯端末登録システム。
  7. 前記センターは、前記携帯端末を前記機器に初めて登録する新規登録機能と、前記携帯端末を前記機器に追加で登録する追加登録機能とを、両方とも実行すること可能である
    ことを特徴とする請求項〜6のうちいずれか一項に記載の携帯端末登録システム。
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