JP6303809B2 - 電気掃除機 - Google Patents
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Description
床面吸込み具は、被清掃面である床面から塵埃を吸込む部位であり、内部に回転ブラシを収容し下方に向けて開口する吸込み室が形成されたケース体と、このケース体の後部中央に取り付けられ取り込んだ塵埃の流路となると共に、延長管と接続する接続部が形成された継手部を有する。
そして、継手部の吸込み側の開口は、吸込み室の中央に連通して接続し、更に、この吸込み室の側方に補助吸込み室を形成して、この補助吸込み室から継手部の側面に至るケース体を横切る流路を形成して、補助吸込み室と継手部を連通した電気掃除機がある(例えば、特許文献1参照)。
まず、図1を参照して、電気掃除機1について説明する。
図1は、実施の形態における電気掃除機1を示す斜視図である。
床面吸込み具6は、下向きに形成された開口から、床面上のごみ(塵埃)を空気と一緒に内部に取り込む部位である。この床面吸込み具6の吸気側の端部には、次に説明する延長管5に接続する継手部70が設けられている。
使用者は、延長管5に設けられたボタン5aの操作を行うことにより、床面吸込み具6を延長管5から取り外すことができる。
使用者は、延長管5の排気側の端部に設けられた伸縮ボタン5bを操作することにより、延長管5を伸縮させることができる。
また、床面吸込み具6も、延長管5に取り付けることで、間接的に手元ハンドル体4に取り付けられることから集塵接続体である。
例えば、本実施の形態の場合、使用者は、手元ハンドル体4を操作して、延長管5に取り付けた床面吸込み具6の位置及び向きを変える。手元ハンドル体4の吸気側の端部(吸込み側開口41)は、延長管5の排気側端部に接続する。
使用者は、手元ハンドル4に設けられた解除ボタン4aを操作することにより、延長管5を手元ハンドル体4から取り外すことができる。手元ハンドル体4は、吸気側の端部に、延長管5を取り外した状態で使用するためのブラシ400を備える。
本体2は、ホース3の接続部3aが接続し、ごみを含む空気(含塵空気)を集塵部に通すことで、空気と塵埃を分離する。この本体2は、後部に開口する排気口(図示せず)より、塵埃が取り除かれた空気(清浄空気)を排出する。空気から分離したごみは、本体2の内部に溜められる。
電動送風機11は、電気掃除機1に形成された風路Fに、吸込み側である集塵接続体から排気側である排気口に向けて本体2内部に流下する気流を発生させる。
この電動送風機11が吸引動作を行うと、床面上のごみが空気と一緒に床面吸込み具6に吸い込まれる。床面吸込み具6に吸い込まれた含塵空気は、床面吸込み具6、延長管5、手元ハンドル体4、ホース3の各内部を通り、本体2に送られる。
床面吸込み具6は、ケース体60と、このケース体60の後部中央に設けられる継手部70と、ケース体60の内部に収容される回転ブラシ80と、この回転ブラシを駆動するブラシモーター91や回路基板92やプーリー93やベルト94やシャフト95からなる駆動部90を有する。
主に図4〜図6、図10を参照すると、下ケース61は、矩形状を成しており、下面側に内部に回転ブラシ80を収容し下方に向けて開口する吸込み室61aと、上面側に後述する駆動部90が搭載される駆動部搭載位置61dが形成されている。
この第1の吸込み室開口61Rと第2の吸込み室開口61Lは、吸込み室61aの内部に吸込んだ塵埃を吸込み室61aから集塵部12に向けて流下させるためのものである。
また、この第1の吸込み室開口61Rと第2の吸込み室開口61Lは、互いに左右中心に対称となる位置に開口している。
尚、2つの吸込み室開口61R,61Lの間隔は、後述する継手部70左右幅Rと同じか広い間隔である。また、2つの吸込み室開口61R,61Lは、吸込み室61aの右壁611a及び左壁612aより、内側に位置している。
また、この2つの吸込み室開口61R,61Lの間の後ろ側であって左右中央となる位置に、ブラシモーター91が設けられる駆動部搭載位置61dが形成されている。
この回路基板搭載部61eは、上方に向けて開口する凹部であり、駆動部搭載位置61dの前方に位置している。また、この回路基板搭載部61eを形成する側壁面には、回路基板92に接続するリード線を回路基板搭載部61eの外部に導出するための導出口61fが形成されている。
尚、この中央カバー63cは、右カバー63a及び左カバー63bと別体に構成されており、右カバー63a及び左カバー63bから独立して、下ケース61に対して着脱することができる。
つまり、床面吸込み具6の中央カバー63cを外すことにより、回路基板92のみを床面吸込み具6の内部から取り出すことができる。
尚、この中央カバー62cは、左右カバー63a、63bと色や用いる材料を異ならせることで、意匠性を向上させることができる。
主に、図6〜図10を参照すると、上ケース62は、下ケース61の上面を被い、下ケース61に取り付けられた際に、第1の吸込み室開口61R、第2の吸込み室開口61Lにそれぞれ対向する第1の連通開口62R、第2の連通開口62Lが開口している。この2つ連通開口62R,62Lは、左右中心に対称となる位置に形成されている。また、上ケース62が下ケース61に取り付けられた状態で、駆動部搭載位置61dは上ケース62に覆われる。
更に、上ケース62の上面には、それぞれの連通開口62R,62Lと上ケース62の上面の一部を囲むように、リブ形状の仕切り62bが形成されている。
尚、この下切り欠き62cが形成された一対の仕切り62bは、それぞれ左右中心に対称の位置となるように形成されている。また、一対の仕切り62bの間に、回路基板搭載部61eが位置している。
右カバー63aは、右側に位置する仕切り62bから右側の下ケース61及び上ケース62の上面を被う。左カバー63bは、左側に位置する仕切り62bから左側の下ケース61及び上ケース62の上面を被う。
右カバー63aが上ケース62を被うと、それぞれ半円状の上切り欠き631aと下切り欠き62bが上下に合わさり、円形状の接続開口6aを形成する。同様に、上切り欠き631bと下切り欠き62bが上下に合わさり、円形状の接続開口6bを形成する。
また、下ケース61の第1の吸込み室開口61Rと上ケース62の連通開口62aが対向することから、下ケース61の吸込み室61aから第1の空間KRを経て接続開口6aに至る空間は、一続きの連通した空間となる。
また、下ケース61の第2の吸込み室開口61Lと上ケース62の連通開口62aが対向することから、下ケース61の吸込み室61aから第2の空間KLを経て接続開口6bに至る空間は、一続きの連通した空間となる。
主に図8〜図16を参照すると、継手部70は、第1の接続管71と第2の接続管72と、第1の接続管71と第2の接続管72の接続位置に介在するロック部材73から構成されている。
第1の接続管71の一端には、延長管5が接続する接続端部71aが形成されている。接続端部71aは、延長管5の内方に入り込み係合することで延長管5と接続する。
この接続受け部71bの周縁には、第1のリード線開口71cが形成されている。この第1のリード線開口71cは、第1の接続管71の内部から後述する第2の接続管72へとリード線Rを導出するための開口である。この第1のリード線開口71cは、接続受部71bに沿って、所定の幅のある開口となっている。
管体720は、後端と前側の左端と右端の3方向に向けて開口した形状を成しており、後方を向く開口部分には後接続部72a、右方を向く開口部分には右接続部72R、左方を向く開口部分には左接続部72Lがそれぞれ形成されている。
また、後接続部72a、右接続部72R、左接続部72Lは、それぞれ筒状に突出した形状をなしており、それぞれの接続部に形成された開口は連通している。
また、第2のリード線開口72mから第3のリード線開口72nに至る空間部Kの内部には、リード線Rを固定するリード線固定部72Pが設けられている(図16)。
更に、第2の接続管72(管体720)の内部であって、右接続部72Rと左接続部72Lが向かい合う位置の周囲の壁面には、継手部70から延長管5で構成される風路Fの方向に向けて突出する、整流手段となる整流リブ72dが設けられている。
このように、接続受部71bの内部に後接続部72aが接続した状態において、両部材の間には、ロック部材73が設けられる。
このロック部材73は、第2の接続管72に対して第1の接続管71が所定の回転位置(例えば、左右方向に90度回転した位置)まで回転すると、回転動作を抑制するロックをかけるものである。
つまり、床面吸込み具6を床面に置いた状態で、使用者が手元とハンドル体4を操作して、第1の接続管71を第2の接続管72に対して回転させることで、容易にロックを解除することができる。
右接続部72Rは、ケース体60に形成される接続開口6aの内部に入り込み、ケース体60に対して回転自在となるように接続される。つまり、右接続部72bが軸となり、接続開口6aが軸受となり接続される。
尚、上記の構造は、まず、右接続部72bと左接続部72cは、それぞれ上方より一対の下切り欠き62cに嵌め込まれ、上方よりカバー63を取り付けることで、組み立てられる。
また、これら接続部は、円筒形状を成しており、各接続の内側は後述する風路Fの一部となる。
尚、リード線Rは、空間部K内部の第2のリード線開口72mから第3のリード線開口72nに至る位置に設けられたリード線固定部72Pに固定される。
これにより、継手管70の前後方向及び左右方向の動きの際に、リード線Rの動きを規制することができる。
また同様に、風路FLは、第2の吸込み室開口61Lから第2の連通開口62Lを通り第2の空間KLに入り込み、第1の接続管72の左接続部72Lの開口から継手部70に至る風路が形成される。
これにより、床面吸込み具6の左右幅方向全体にわたって、塵埃の吸込み具合の隔たりを小さくすることが可能である。
特に、吸込み室61aを左右方向に3等分した内の左右のエリアに、それぞれ吸込み室開口を設けることで、より吸込み室61a内の各部から、各吸込み室開口へと吸込む吸引力の偏りを小さくすることができる。
これにより、風路FR,FL内の圧損をより小さくすることができ、風路内の気流の流れをスムーズにすることができ、騒音などを低減することができる。
この整流リブ72dは、継手部70の内部に対して、左右の接続部から流れ込んだ気流を、効率よく後方に向きを変えることができる。これにより、2方向から気流が流れ込むような継手部70であっても、内部で気流を効率よく流すことができる。
これにより、床面吸込み具6の各部を組み立てたのち、最後に回路基板92にリード線の接続を行えるので、カバーの取り付けの際に生じやすい、組み立て時のリード線の噛み込みを防止することができる(図12参照)。
これにより、床面吸込み具6の内部を通る各種電子部品のリード線を床面吸込み具6の中央部分に集めることができ、回路基板92に接続しやすい(図13、図14参照)。
Claims (3)
- モーターで駆動する回転ブラシを有する床面吸込み具を備えた電気掃除機において、
前記床面吸込み具は、ケースと、該ケースを覆う第1のカバーおよび第2のカバーと、前記モーターの駆動制御を行う回路基板と、前記モーターおよび前記回路基板を接続するリード線と、を有し、前記回路基板は前記ケースに形成された回路基板搭載部に搭載され、
前記回路基板搭載部は、上方に向けて開口する凹部であり、該開口に前記第1のカバーが設けられ、前記開口を覆う前記第1のカバーは、前記ケースの上面を覆う前記第2のカバーとは別体に構成されて、前記第2のカバーとは独立してケースから着脱可能であり、前記リード線は前記回路基板の上部に接続されることを特徴とする電気掃除機。 - 前記開口を覆う前記第1のカバーは、前記第2のカバーと色や材質を異ならせたことを特徴とする請求項1に記載の電気掃除機。
- 前記回路基板搭載部は、前記床面吸込み具の左右幅の中心に位置していることを特徴とする請求項1又は請求項2のいずれかに記載の電気掃除機。
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