JP6303241B2 - 無機質球状化粒子製造装置、及び無機質球状化粒子製造方法 - Google Patents

無機質球状化粒子製造装置、及び無機質球状化粒子製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、無機質球状化粒子を製造する際に使用する無機質球状化粒子製造装置、及び無機質球状化粒子製造方法に関する。
従来、無機質原料粉体を火炎中に噴出させることにより、無機質球状化粒子を製造することが行われている(例えば、特許文献1〜3参照。)。
特許文献1には、中央部に配置された原料供給管と、外管と内管との間に配置された複数の小管を可燃性ガス管と、該小管の周囲に配置された酸素ガス管と、を有するバーナが開示されている。
一般的に、無機質原料粉体を火炎により球状化させるためには、高温の火炎が必要である。よって、通常、上記可燃性ガス管に供給するガスとしてガス燃料を用い、上記酸素ガス管から供給するガスとして純酸素が用いられる。
特許文献2には、無機質粉体原料を火炎中に供給して無機質球状化粒子を生成する球状化バーナを炉頂部に垂直方向下向きに備えた竪型球状化炉により無機質球状化粒子を製造する装置において、前記竪型球状化炉の下部に、生成した球状化粒子を炉内から導出する粒子出口孔と、該粒子出口孔に向けて球状化粒子搬送用の空気を導入する空気入口孔とを水平方向に対向配置するとともに、前記粒子出口孔の開口径を前記空気入口孔の開口径より大きく形成したことを特徴とする無機質球状化粒子製造装置が開示されている。
図5は、特許文献2に開示された無機質球状化粒子製造装置の概略構成を示す図(系統図)である。
図5を参照するに、無機質球状化粒子製造装置200は、フィーダー201と、経路202と、酸素燃焼バーナ203と、酸素供給設備204と、LPG供給設備205と、炉206と、経路208と、サイクロン209と、バグフィルター211と、を有する。
上記構成とされた無機質球状化粒子製造装置200では、原料粉体がフィーダー201から切り出され、経路202から供給されるキャリアガスに同伴されて酸素燃焼バーナ203に搬送される。
酸素燃焼バーナ203には、酸素供給設備204から供給された酸素と、LPG供給設備205からの燃料ガスとが供給される。そして、炉206内に形成される火炎中により球状化された粒子は、経路208から炉206に導入された空気により温度が低下され、後段のサイクロン209や、バグフィルター211を用いて回収される。
図6は、特許文献2に開示されたバーナ(球状化バーナ)の先端の平面(正面図)であり、図7は、図6に示すバーナ(球状化バーナ)の先端部のQ−Q線方向の断面図である。
図6及び図7を参照するに、特許文献2に開示されたバーナ220(球状化バーナ)は、原料粉体供給路221と、燃料ガス供給路222と、旋回酸素供給路223と、直進酸素供給路224と、冷却水通路225a,225bと、燃焼室226と、複数の原料粉体噴出口227と、複数の燃料ガス噴出口229と、複数の旋回酸素噴出口231と、複数の直進酸素噴出口232と、を有する。
原料粉体供給路221は、バーナ220の中心に配置されており、バーナ220の延在方向に延在している。原料粉体供給路221は、円柱形状とされており、キャリアガスに搬送された原料粉体を供給する。
燃料ガス供給路222は、原料粉体供給路221の外側の円周上に配置された複数の供給路で構成されており、燃料ガスが供給される。
旋回酸素供給路223は、燃料ガス供給路222の外側の円周上に配置された複数の供給路で構成されており、旋回用の酸素が供給される。
直進酸素供給路224は、旋回酸素供給路223の外側の円周上に配置された複数の供給路で構成されており、酸素が供給される。
冷却水通路225a,225bは、直進酸素供給路224の外側の円周上に配置されている。冷却水通路225a,225bに冷却水が供給されることで、火炎により加熱されるバーナ220の先端部を冷却する。これにより、バーナ220の先端部の破損を抑制可能な構成とされている。
燃焼室226は、バーナ220の先端側に設けられている。燃焼室226は、バーナ220に配置された凹部であり、燃焼室226の底面226aからバーナ220の先端に向かうにつれて幅が広くなる形状とされている。
燃焼室226は、原料粉体噴出口227、燃料ガス噴出口229、旋回酸素噴出口231、及び直進酸素噴出口232を露出している。
複数の原料粉体噴出口227は、原料粉体供給路221と燃焼室226の底面226aとの間にリング状に配置されている。複数の原料粉体噴出口227は、原料粉体供給路221を介して供給される原料粉体を燃焼室226に噴出させる。
複数の燃料ガス噴出口229は、燃料ガス供給路222と燃焼室226の底面226aとの間にリング状に設けられている。複数の燃料ガス噴出口229は、複数の原料粉体噴出口227の外側に配置されている。複数の燃料ガス噴出口229は、燃料ガス供給路222を介して供給される燃料ガスを燃焼室226に噴出させる。
複数の旋回酸素噴出口231は、旋回酸素供給路223と対向する燃焼室226の側壁に設けられている。複数の旋回酸素噴出口231は、複数の燃料ガス噴出口229の外側にリング状に配置されている。
複数の直進酸素噴出口232は、直進酸素供給路224と対向する燃焼室226の側壁に設けられている。複数の直進酸素噴出口232は、複数の旋回酸素噴出口231の外側にリング状に配置されている。
特許文献3には、先に説明した図6及び図7に示すバーナ220と同様な構成とされたバーナ(無機質球状化粒子製造用バーナ)が開示されている。
特開昭58−145613号公報 特許第3331491号公報 特許第3312228号公報
ところで、火炎中に無機質原料粉体を投入して、該無機質原料粉体よりも平均粒径の小さい球状化粒子を得ようとする場合、投入した無機質原料粉体の沸点以上の温度とされた火炎を形成し、無機質原料粉体を蒸発させてから再凝縮させる必要がある。
特許文献2,3に開示された構造のバーナ(図6及び図7に示すバーナ200)では、燃料と支燃性ガスとを燃焼室で混合・燃焼させるため、高温の酸素燃焼火炎を形成することが可能である。しかしながら、その最高温度は、断熱理論火炎温度である2800℃までとなる。
そのため、例えば、無機質原料粉体としてAlを、その沸点(2977℃)以上に加熱することで、平均粒径が1μm以下とされた微粒子を生成することが困難であった。
また、特許文献2,3に開示された構造のバーナで形成された火炎中で無機質原料粉体を溶融・球状化させる場合において、無機質原料を微粉砕し細粒化させると無機質原料粉体同士が凝集しやすくなり、定量的な搬送が困難となる。このため、平均粒径が1μm以下とされた無機質原料粉体をバーナに供給することが困難であった(なお、一般的に平均粒径が1μm以下になると凝集性が高くなる。)。
つまり、断熱理論火炎温度である2800℃よりも低い融点とされた無機質原料を、バーナで形成した火炎中での溶融・球状化させて、平均粒径が1μm以下の球状化粒子を得ることが困難であった。
また、無機質球状化粒子を得る方法として、SiやAl等の金属粉体を原料(出発原料)とし、これらを酸化性雰囲気で燃焼させる金属酸化法が知られている。
この方法では、該原料である金属粉体よりも小さい粒径の粒子を生成可能であるため、容易に平均粒径が1μm以下とされた微粒子を生成することができる。
しかしながら、金属酸化法では、大きな粒径の粒子、例えば、平均粒径が数μm〜数十μmの粒子を生成することができない。
一般的に、無機質球状化粒子が用いられるのは、例えば、電子部品等のフィラー(充填物)であるが、このような用途において、充填効率を高めるためには、第1の平均粒径が数μm〜数十μmとされた第1の無機質球状化粒子と、第1の平均粒径よりも小さい第2の平均粒径が1μm以下とされた第2の無機質球状化粒子と、を併用することが必要である。
したがって、無機質球状粒子製造装置としては、第1の平均粒径が数μm〜数十μmとされた第1の無機質球状化粒子と、第2の平均粒径が1μm以下とされた第2の無機質球状化粒子と、を同一の装置を用いて、同時に生成できることが好ましい。
そこで、本発明は、第1の平均粒径が数μm〜数十μmとされた第1の無機質球状化粒子と、第2の平均粒径が1μm以下とされた第2の無機質球状化粒子と、同一の装置を用いて、同時に生成可能な無機質球状化粒子製造装置、及び無機質球状化粒子製造方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1に係る発明によれば、円筒形状の縦型炉本体、該縦型炉本体の側壁部に配置された複数の遮断空気導入部、及び前記複数の遮断空気導入部の配設位置よりも下方に位置する前記縦型炉本体の側壁部に配置され、生成された第1及び第2の無機質球状化粒子を搬送するための搬送用空気を導入するための搬送用空気導入部を含む球状化炉と第1の原料である無機質粉体を噴出する第1の原料噴出孔を含み、前記無機質粉体を加熱及び溶融する第1の火炎が形成される先端が下向きとなるように、かつ延在方向が鉛直方向となるように、前記縦型炉本体の頂部に配置され、第1の平均粒径とされた前記第1の無機質球状化粒子を生成する第1のバーナと、第2の原料となる金属粉体を噴出する第2の原料噴出孔を含み、前記金属粉体を加熱及び溶融する第2の火炎が形成される先端が前記縦型炉本体内に収容されるように、前記搬送用空気導入部内に配置され、前記第2の火炎の外炎により前記金属粉体を酸化させて、前記第1の平均粒径よりも小さい第2の平均粒径とされた前記第2の無機質球状化粒子を生成する第2のバーナと、を有することを特徴とする無機質球状化粒子製造装置が提供される。
また、請求項2に係る発明によれば、前記第1の平均粒径は、数μm〜数十μmであり、前記第2の平均粒径は、1μm以下であることを特徴とする請求項1記載の無機質球状化粒子製造装置が提供される。
また、請求項3に係る発明によれば、前記球状化炉は、前記搬送用空気導入部と対向するように、前記縦型炉本体の側壁部に設けられ、前記第1及び第2の無機質球状化粒子、並びに前記搬送用空気を導出する導出部を有することを特徴とする請求項1または2記載の無機質球状化粒子製造装置が提供される。
また、請求項4に係る発明によれば、前記導出部と接続され、前記第1及び第2の無機質球状化粒子を捕集する捕集部を有することを特徴とする請求項3記載の無機質球状化粒子製造装置が提供される。
また、請求項5に係る発明によれば、前記捕集部は、前記導出部と接続され、前記第1の無機質球状化粒子を捕集するサイクロンと、前記サイクロンの上端部と接続され、前記第2の無機質球状化粒子を捕集するバグフィルターと、を有することを特徴とする請求項4記載の無機質球状化粒子製造装置が提供される。
また、請求項6に係る発明によれば、先端が下向きとなるように、かつ延在方向が鉛直方向となるように、球状化炉を構成する縦型炉本体の頂部に配置された第1のバーナの前記先端に形成される第1の火炎に、第1の原料である無機質粉体を噴出させて、該無機質粉体を加熱及び溶融させる無機質粉体加熱及び溶融工程と、前記縦型炉本体の側壁部の周方向に配置された複数の遮断空気導入部から該前記縦型炉本体内に導入される空気により、前記無機質粉体の融点よりも低い温度まで、加熱及び溶融された前記無機質粉体を冷却することで、第1の平均粒径とされた第1の無機質球状化粒子を生成する第1の無機質球状化粒子生成工程と、前記複数の遮断空気導入部の配設位置よりも下方に位置する前記縦型炉本体の側壁部に設けられた搬送用空気導入部内に配置された第2のバーナの先端に形成される第2の火炎の外炎に、金属粉体を噴出させることで、該金属粉体を酸化させる金属粉体酸化工程と、前記搬送用空気導入部に導入される搬送用空気により、前記金属粉体酸化工程において、酸化した前記金属粉体を融点以下に温度に冷却することで、酸化した前記金属粉体よりなり、前記第1の平均粒径よりも小さい第2の平均粒径とされた第2の無機質球状化粒子を生成する第2の無機質球状化粒子生成工程と、を有し、前記無機質粉体加熱及び溶融工程と、前記金属粉体酸化工程と、を同一の無機質球状化粒子製造装置を用いて同時に行い、かつ該無機質球状化粒子製造装置を用いて、前記第1の無機質球状化粒子生成工程と、前記第2の無機質球状化粒子生成工程と、を同時に行うことを特徴とする無機質球状化粒子製造方法が提供される。
また、請求項7に係る発明によれば、前記第1の粒径の平均粒径は、数μm〜数十μmであり、前記第2の粒径の平均粒径は、1μm以下であることを特徴とする請求項6記載の無機質球状化粒子製造方法が提供される。
また、請求項8に係る発明によれば、前記第1の無機質球状化粒子生成工程では、第1の無機質球状化粒子として、SiO粒子、Al粒子、及びFe粒子のうちのいずれかの1つの粒子を生成することを特徴とする請求項6または7記載の無機質球状化粒子製造方法が提供される。
また、請求項9に係る発明によれば、前記第1及び第2の無機質球状化粒子生成工程後に、捕集部により、前記第1及び第2の無機質球状化粒子を捕集する捕集工程を有することを特徴とする請求項6ないし8のうち、いずれか1項記載の無機質球状化粒子製造方法が提供される。
また、請求項10に係る発明によれば、前記捕集工程では、サイクロンを用いて、前記第1の無機質球状化粒子を捕集し、前記バグフィルターを用いて、前記第2の無機質球状化粒子を捕集することを特徴とする請求項9記載の無機質球状化粒子製造方法が提供される。
本発明の無機質球状化粒子製造装置、及び無機質球状化粒子製造方法によれば、第1の平均粒径が数μm〜数十μmとされた第1の無機質球状化粒子と、第2の平均粒径が1μm以下とされた第2の無機質球状化粒子と、同一の装置を用いて、同時に生成することができる。
本発明の第1の実施の形態に係る無機質球状化粒子製造装置の概略構成を模式的に示す図(系統図)である。 図1に示す第2のバーナの先端部の概略構成を示す断面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る無機質球状化粒子製造装置の概略構成を模式的に示す図(系統図)である。 図3に示す第2のバーナの先端部の概略構成を示す断面図である。 特許文献2に開示された無機質球状化粒子製造装置の概略構成を示す図(系統図)である。 特許文献2に開示されたバーナ(球状化バーナ)の先端の平面(正面図)である。 図6に示すバーナ(球状化バーナ)の先端部のQ−Q線方向の断面図である。
以下、図面を参照して本発明を適用した実施の形態について詳細に説明する。なお、以下の説明で用いる図面は、本発明の実施形態の構成を説明するためのものであり、図示される各部の大きさや厚さや寸法等は、実際の無機質球状化粒子製造装置の寸法関係とは異なる場合がある。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る無機質球状化粒子製造装置の概略構成を模式的に示す図(系統図)である。
図1において、Y方向は、鉛直方向(言い換えれば、図1に示す第1のバーナ35(バーナ220))の延在方向を示しており、X方向は、Y方向に対して直交する方向(第2のバーナ67の延在方向)を示している。
なお、第1の実施の形態では、第1のバーナ35の一例として、図7に示すバーナ220を用いた場合を例に挙げて、図示する。
図1を参照するに、第1の実施の形態の無機質球状化粒子製造装置10は、キャリアガス供給源11,51と、原料及びキャリアガス供給ライン12,52と、バルブ13,19,24,28,53,59,64と、原料フィーダー15,54と、燃料ガス供給源17,57と、燃料ガス供給ライン18,58と、第1の酸素供給源22(旋回用酸素供給源)と、第1の酸素供給ライン23と、第2の酸素供給源26(直進用酸素供給源)と、第2の酸素供給ライン27と、冷却水循環部31と、冷却水供給ライン32と、冷却水回収ライン33と、第1のバーナ35(バーナ220)と、球状化炉38と、圧力センサ39と、温度センサ41,83と、送風ブロワ42,86と、送風ライン44と、複数の分岐ライン45と、ダンパー46,76,89と、ダンパー駆動部48,77,91と、支燃性ガス供給源62と、支燃性ガス供給ライン63と、第2のバーナ67と、第1及び第2の無機質球状化粒子搬送ライン71と、捕集部73と、空気導入ライン75,87と、ダクト81と、圧力指示調節部93(PIC)と、温度支持調節部94,95(TIC)と、制御装置98と、を有する。
キャリアガス供給源11は、原料及びキャリアガス供給ライン12の一端と接続されている。キャリアガス供給源11は、原料及びキャリアガス供給ライン12に、第1の原料である無機質粉体Aを搬送するためのキャリアガスを供給する。キャリアガスとしては、例えば、酸素または酸素富化空気を用いることができる。
原料及びキャリアガス供給ライン12は、その他端が第1のバーナ35(バーナ200)の後端部(具体的には、図7に示す原料粉体供給路221の後端部)と接続されている。原料及びキャリアガス供給ライン12は、キャリアガスにより、図7に示す原料粉体供給路221に無機質粉体Aを供給するためのラインである。
バルブ13は、キャリアガス供給源11と原料フィーダー15との間に位置する原料及びキャリアガス供給ライン12に設けられている。バルブ13が開かれると、原料フィーダー15側にキャリアガスが供給され、バルブ13が閉じられると、原料フィーダー15側へのキャリアガスの供給が停止される。
原料フィーダー15は、バルブ13と第1のバーナ35(バーナ200)との間に位置する原料及びキャリアガス供給ライン12に設けられている。原料フィーダー15は、作製した無機質粉体Aを原料及びキャリアガス供給ライン12に導入するためのものである。
無機質粉体としては、例えば、ガラス(融点が800℃)、アルミナ(融点が2053℃)、鉄(融点が1538℃)、シリカ(融点が1720℃)等を例に挙げることができる。
無機質粉体Aの平均粒径は、例えば、5〜100μmの範囲内で適宜設定することができる。
燃料ガス供給源17は、燃料ガス供給ライン18の一端と接続されている。燃料ガス供給源17は、燃料ガス供給ライン18に燃料ガスを供給する。
燃料ガスとしては、例えば、液化石油ガス(LPG(Liquefied Petroleum Gas))、都市ガス(13A)、液化天然ガス(LNG(Liquefied Natural Gas))、ジメチルエーテル(DME)、及び水素等を用いることができる。
燃料ガス供給ライン18は、その他端が第1のバーナ35(バーナ200)の後端部(具体的には、図7に示す燃料ガス供給路222)と接続されている。燃料ガス供給ライン18は、図7に示す燃料ガス供給路222に燃料ガスを供給するためのラインである。
バルブ19は、燃料ガス供給源17の近傍に位置する燃料ガス供給ライン18に設けられている。バルブ19が開かれると、第1のバーナ35(バーナ200)に燃料ガスが供給され、バルブ19が閉じられると、バーナ220への燃料ガスの供給が停止される。
第1の酸素供給源22は、第1の酸素供給ライン23の一端と接続されている。第1の酸素供給源22は、第1の酸素供給ライン23に第1の酸素(旋回用酸素)を供給する。
第1の酸素供給ライン23は、その他端が第1のバーナ35(バーナ200)の後端部(具体的には、図7に示す旋回酸素供給路223)と接続されている。第1の酸素供給ライン23は、第1の酸素を旋回酸素供給路223に供給する。
第2の酸素供給源26は、第2の酸素供給ライン27の一端と接続されている。第2の酸素供給源26は、第2の酸素供給ライン27に第2の酸素(直進用酸素)を供給する。
第2の酸素供給ライン27は、その他端が第1のバーナ35(バーナ200)の後端部(具体的には、図7に示す直進酸素供給路224)と接続されている。第2の酸素供給ライン27は、第2の酸素を直進酸素供給路224に供給する。
冷却水循環部31は、冷却水供給ライン32の一端、及び冷却水回収ライン33の他端と接続されている。
第1のバーナ35(バーナ200)の先端に第1の火炎Bを形成し、第1の火炎Bに無機質粉体Aを噴出させて第1の無機質球状化粒子を生成する際、冷却水循環部31は、冷却水供給ライン32を介して、図7に示す冷却水通路225a,225bに冷却水を供給すると共に、冷却水回収ライン33を介して、第1のバーナ35(バーナ200)の先端部の冷却に寄与して温度が上昇した冷却水を回収し、該冷却水を再度冷却させる。
冷却水供給ライン32の他端は、冷却水通路225a,225bに冷却水を供給可能なように、第1のバーナ35(バーナ200)と接続されている。冷却水供給ライン32は、バーナ220の先端部を冷却するための冷却水を供給する。
冷却水回収ライン33の他端は、冷却水通路225a,225bから冷却に寄与した冷却水を供給可能なように、バーナ220と接続されている。冷却水回収ライン33は、バーナ220の先端部の冷却に寄与した冷却水を回収するためのラインである。
第1のバーナ35は、無機質粉体Aを加熱及び溶融する第1の火炎Bが形成される先端が下向きとなり、かつ第1のバーナ35の延在方向がY方向(鉛直方向)と一致するように、球状化炉38を構成する縦型炉本体38−1の頂部に配置されている。
これにより、第1のバーナ35の先端に形成される第1の火炎Bは、縦型炉本体38−1内に配置される。
第1のバーナ35としては、例えば、高温の第1の火炎Bを形成可能な酸素バーナが好ましく、運用上の安全性を考慮すると、拡散燃焼式のバーナがより好ましい。第1のバーナ35は、例えば、無機質粉体の溶融に特化した構造のバーナであることが好ましい。
このような条件を満たす第1のバーナ35としては、例えば、図7を参照して説明したバーナ220を用いることができるが、これに限定されない。
ここで、図1、図6、及び図7を参照して、第1のバーナ35としてバーナ220を用いた場合を例に挙げて、第1のバーナ35について説明する。
第1のバーナ35(バーナ220)は、原料粉体供給路221と、燃料ガス供給路222と、旋回酸素供給路223と、直進酸素供給路224と、冷却水通路225a,225bと、燃焼室226と、無機質粉体Aを噴出する無機質粉体噴出孔である複数の原料粉体噴出口227(第1の原料噴出孔)と、複数の燃料ガス噴出口229と、複数の旋回酸素噴出口231と、複数の直進酸素噴出口232と、を有する。
複数の原料粉体噴出口227(第1の原料噴出孔)は、原料粉体供給路221を介して供給された無機質粉体A及びキャリアガスを燃焼室226に噴出させる。
複数の燃料ガス噴出口229は、複数の原料粉体噴出口227から燃焼室226に噴出されたキャリアガス及び無機質粉体Aの外側から、燃焼室226内に燃料ガスを噴出させる。
複数の旋回酸素噴出口231は、旋回酸素供給路223に供給された第1の酸素が旋回するように、燃焼室226に噴出させる。
複数の直進酸素噴出口232は、直進酸素供給路224に供給された第2の酸素が直進するように、燃焼室226に噴出させる。
上記構成とされた第1のバーナ35(バーナ220)では、燃料ガス、第1の酸素、及び第2の酸素により、第1の火炎Bが形成され、第1及び第2の酸素の流量割合及び流速割合を調整することで、第1の火炎の形状や温度分布を制御することが可能となり、無機質粉体Aが高融点な材料であっても球状化を図ることができる。
また、第1のバーナ35は、第1の火炎Bにより、無機質粉体A(第1の原料)を加熱及び溶融させることで、第1の平均粒径(例えば、数μm〜数十μm)とされた第1の無機質球状化粒子(図示せず)を生成する。
図1を参照するに、球状化炉38は、縦型炉本体38−1と、複数の遮断空気導入部38−2と、搬送用空気導入部38−3と、導出部38−4と、を有する。
縦型炉本体38−1は、円筒形状とされた筒状部材であり、上端及び下端が開放端とされている。縦型炉本体38−1の上端には、第1のバーナ35の先端が配置されている。
複数の遮断空気導入部38−2は、筒状の部材であり、縦型炉本体38−1を貫通するように、縦型炉本体38−1の側壁部に設けられている。複数の遮断空気導入部38−2は、縦型炉本体38−1の外周面の周方向及びY方向に所定の間隔で配置されている。
複数の遮断空気導入部38−2の後端部は、送風ブロワ42と接続された送風ライン44から分岐した分岐ライン45と接続されている。
複数の遮断空気導入部38−2は、縦型炉本体38−1の側壁部の内面から斜め下方に、送風ブロワ42から供給された空気(遮断空気)を導出可能なように、縦型炉本体38−1の外周面に対して傾斜して配置されている。
このように、縦型炉本体38−1を貫通するように、縦型炉本体38−1の側壁部に配置された複数の遮断空気導入部38−2を有することにより、第1の火炎Bにより、溶融した無機質粉体Aが縦型炉本体38−1の側壁部の内面に付着することを抑制することができる。
また、複数の遮断空気導入部38−2から導出された空気は、溶融した無機質粉体Aを冷却させる効果も有する。
なお、図1では、複数の遮断空気導入部38−2のうち、一部の遮断空気導入部38−2のみを分岐ライン45と接続させた状態を図示したが、実際には、全ての複数の遮断空気導入部38−2は、1つの分岐ライン45と接続されている。
搬送用空気導入部38−3は、複数の遮断空気導入部38−2の配設位置よりも下方に位置する縦型炉本体38−1の側壁部をX方向に貫通するように設けられている。搬送用空気導入部38−3は、その内部に第2のバーナ67を収容可能な中空部(図示せず)を有する。搬送用空気導入部38−3の形状は、例えば、円筒形状とすることができる。
搬送用空気導入部38−3は、送風ライン44と接続されている。搬送用空気導入部38−3には、送風ライン44を介して、送風ブロワ42から供給される空気(この場合、第1及び第2の無機質球状化粒子を第1及び第2の無機質球状化粒子搬送ライン71に搬送する搬送用空気)が供給される。
導出部38−4は、縦型炉本体38−1内から、第1及び第2の無機質球状化粒子、並びに空気(搬送用空気)を導出するための中空部を有する筒状の部材である。導出部38−4を構成する中空部(図示せず)は、搬送用空気導入部38−3を構成する中空部(図示せず)の内径よりも大きくなるように構成されている。
導出部38−4は、導出部38−4を構成する中空部(図示せず)が搬送用空気導入部38−3を構成する中空部(図示せず)と対向するように、縦型炉の側壁部を貫通するように配置されている。
圧力センサ39は、第1の火炎Bの近傍に位置する縦型炉本体38−1内の圧力を測定可能な状態で配置されている。
温度センサ41は、第1の火炎Bの近傍に位置する縦型炉本体38−1の温度を測定可能な状態で配置されている。
送風ブロワ42は、送風ライン44の一端と接続されている。送風ブロワ42は、送風ライン44を介して、複数の遮断空気導入部38−2、及び搬送用空気導入部38−3内に空気を供給する。
搬送用空気導入部38−3内に供給された空気は、第2のバーナ67の先端に形成される第2の火炎Dの外炎により、溶融された金属粉体Cを冷却する機能を有する。
溶融された金属粉体Cを冷却することで、金属粉体Cを母材とし、かつ第1の無機質球状化粒子の第1の平均粒径(例えば、数μm〜数十μm)よりも小さい第2の平均粒径(例えば、1μm以下)とされた第2の無機質球状化粒子(図示せず)が生成される。
送風ライン44は、搬送用空気導入部38−3内に空気を供給可能(具体的には、第2のバーナ67の後端側から第2のバーナ67の先端側に向かう方向に空気を供給可能)なように、搬送用空気導入部38−3と接続されている。
複数の分岐ライン45は、送風ライン44の他端側から分岐されたラインである。複数の分岐ライン45の先端は、それぞれ1つの遮断空気導入部38−2の後端部と接続されている。
送風ブロワ42から空気が供給された際、複数の分岐ライン45は、複数の遮断空気導入部38−2に空気を供給する。
ダンパー46は、送風ライン44と搬送用空気導入部38−3との接続位置と、複数の分岐ライン45の分岐位置との間に位置する送風ライン44に設けられている。
このように、送風ライン44と搬送用空気導入部38−3との接続位置と、複数の分岐ライン45の分岐位置との間に位置する送風ライン44にダンパー46を配置することにより、複数の遮断空気導入部38−2から導出される空気の量と、搬送用空気導入部38−3内に供給する空気の量と、を異ならせることが可能となるので、複数の遮断空気導入部38−2から導出される空気の量、及び搬送用空気導入部38−3内に供給する空気の量を最適化することができる。
ダンパー駆動部48は、ダンパー46及び制御装置98と電気的に接続されている。ダンパー駆動部48は、制御装置98から送信される信号に基づいて、ダンパー46の開度を調節する。
キャリアガス供給源51は、原料及びキャリアガス供給ライン52の一端と接続されている。キャリアガス供給源51は、原料及びキャリアガス供給ライン52に、第2の原料である金属粉体Cを搬送するためのキャリアガスを供給する。キャリアガスとしては、例えば、酸素、酸素富化空気、及び空気等を用いることができる。
原料及びキャリアガス供給ライン52は、その他端が第2のバーナ67の後端部と接続されている。原料及びキャリアガス供給ライン52は、キャリアガスにより、第2のバーナ67に金属粉体Cを供給するためのラインである。
バルブ53は、キャリアガス供給源51と原料フィーダー54との間に位置する原料及びキャリアガス供給ライン52に設けられている。バルブ53が開かれると、原料フィーダー54側にキャリアガスが供給され、バルブ53が閉じられると、原料フィーダー54側へのキャリアガスの供給が停止される。
原料フィーダー54は、バルブ53と第2のバーナ67との間に位置する原料及びキャリアガス供給ライン52に設けられている。原料フィーダー54は、作製した金属粉体Cを原料及びキャリアガス供給ライン52に導入するためのものである。
金属粉体Cとしては、例えば、シリコン(融点が1414℃)、アルミ(融点が660.3℃)や鉄(融点が1538℃)等を例に挙げることができる。
金属粉体Cの平均粒径は、例えば、10〜20μmの範囲内で適宜設定することができる。
燃料ガス供給源57は、燃料ガス供給ライン58の一端と接続されている。燃料ガス供給源57は、燃料ガス供給ライン58に燃料ガスを供給する。
燃料ガスとしては、例えば、LPG(Liquefied petroleum gas)を用いることができる。
燃料ガス供給ライン58は、その他端が第2のバーナ67の後端部と接続されている。燃料ガス供給ライン58は、第2のバーナ67に燃料ガスを供給するためのラインである。
バルブ59は、燃料ガス供給源57の近傍に位置する燃料ガス供給ライン58に設けられている。バルブ59が開かれると、第2のバーナ67に燃料ガスが供給され、バルブ19が閉じられると、第2のバーナ67への燃料ガスの供給が停止される。
支燃性ガス供給源62は、支燃性ガス供給ライン63の一端と接続されている。支燃性ガス供給源62は、支燃性ガス供給ライン63に支燃性ガスを供給する。
支燃性ガス供給ライン63は、その他端が第2のバーナ67の後端部と接続されている。支燃性ガス供給ライン63は、支燃性ガスを第2のバーナ67に供給する。支燃性ガスとしては、例えば、酸素を用いることができる。
バルブ64は、支燃性ガス供給源62の近傍に位置する支燃性ガス供給ライン63に設けられている。バルブ64が開かれると、第2のバーナ67に支燃性ガスが供給され、バルブ64が閉じられると、第2のバーナ67への支燃性ガスの供給が停止される。
図2は、図1に示す第2のバーナの先端部の概略構成を示す断面図である。図2において、図1に示す構造体と同一構成部分には、同一符号を付す。
図1及び図2を参照するに、第2のバーナ67は、第1の環状部材101と、第2の原料及びキャリアガス供給路102と、第2の原料噴出孔102Aと、第2の環状部材104と、燃料ガス供給路105と、燃料ガス噴出孔105Aと、第3の環状部材107と、支燃性ガス供給路108と、支燃性ガス噴出孔108Aと、を有する。
第1の環状部材101は、その中心軸が第2のバーナ67の中心軸Cと一致するように配置されている。第1の環状部材101は、第2のバーナ67の延在方向と同じ方向に延在している。第1の環状部材101は、その内部に円筒形状とされた空間を有する。
第1の環状部材101は、該空間にキャリアガス及び金属粉体Cを導入可能な状態で、原料及びキャリアガス供給ライン52と接続されている。
第2の原料及びキャリアガス供給路102は、第1の環状部材101の内部に配置された円筒形状の空間である。第2の原料及びキャリアガス供給路102には、原料及びキャリアガス供給ライン52を介して、キャリアガス及び金属粉体Cが導入される。
第2の原料及びキャリアガス供給路102は、導入されたキャリアガス及び金属粉体Cを、第2のバーナ67の先端面67A側に輸送する。
第2の原料噴出孔102Aは、第1の環状部材101の先端内に配置されている。第2の原料噴出孔102Aは、第2のバーナ67の先端面67Aに露出されると共に、第2の原料及びキャリアガス供給路102と一体に構成されている。
第2の原料噴出孔102Aは、第2の先端面67A側にキャリアガス及び金属粉体Cを噴出させるための噴出孔である。第2の原料噴出孔102Aの形状は、例えば、円形とすることができる。
第2の環状部材104は、第1の環状部材101の外周面との間に隙間を介在させた状態で、第1の環状部材101の外側に設けられている。第2の環状部材104は、第2のバーナ67の延在方向と同じ方向に延在している。第2の環状部材104は、その中心軸が第2のバーナ67の中心軸Cと一致するように配置されている。
第2の環状部材104には、第1の環状部材101と第2の環状部材104との間に形成される円筒形状の空間に、燃料ガスを供給可能な状態で、燃料ガス供給ライン58が接続されている。
燃料ガス供給路105は、第1の環状部材101と第2の環状部材104との間に形成された円筒形状の空間である。燃料ガス供給路105には、燃料ガス供給ライン58を介して、燃料ガスが導入される。燃料ガス供給路105は、導入された燃料ガスを第2のバーナ67の先端面67A側に輸送する。
燃料ガス噴出孔105Aは、第1及び第2の環状部材101,104の先端間に配置されている。燃料ガス噴出孔105Aは、第2のバーナ67の先端面67Aに露出されると共に、燃料ガス供給路105と一体に構成されている。
燃料ガス噴出孔105Aは、第2の先端面67A側に燃料ガスを噴出させるための噴出孔である。燃料ガス噴出孔105Aとしては、例えば、リング状に配置された複数の孔(円形の孔)を用いることができる。
第3の環状部材107は、第2の環状部材104の外周面との間に隙間を介在させた状態で、第2の環状部材104の外側に設けられている。第3の環状部材107は、第2のバーナ67の延在方向と同じ方向に延在している。第3の環状部材107は、その中心軸が第2のバーナ67の中心軸Cと一致するように配置されている。
第3の環状部材107には、第2の環状部材104と第3の環状部材107との間に形成される円筒形状の空間に、支燃性ガスを供給可能な状態で、支燃性ガス供給ライン63が接続されている。
支燃性ガス供給路108は、第2の環状部材104と第3の環状部材107との間に形成された円筒形状の空間である。支燃性ガス供給路108には、支燃性ガス供給ライン63を介して、支燃性ガスが導入される。
支燃性ガス供給路108は、導入された支燃性ガスを第2のバーナ67の先端面67A側に輸送する。
支燃性ガス噴出孔108Aは、第2及び第3の環状部材104,107の先端間に配置されている。支燃性ガス噴出孔108Aは、第2のバーナ67の先端面67Aに露出されると共に、支燃性ガス供給路108と一体に構成されている。
支燃性ガス噴出孔108Aは、第2の先端面67A側に支燃性ガスを噴出させるための噴出孔である。支燃性ガス噴出孔108Aとしては、例えば、リング状に配置された複数の孔(円形の孔)を用いることができる。
上記構成とされた第2のバーナ67の先端面67Aには、燃料ガス及び支燃性ガスにより、第2の火炎Dが形成される。第2のバーナ67は、その先端及び第2の火炎Dが搬送用空気導入部38−3内に配置されるように、搬送用空気導入部38−3内に配置されている。
また、第2のバーナ67は、先端面67A側に形成される第2の火炎Dの外炎により、金属粉体Cを加熱及び酸化させることで、第1の平均粒径(例えば、数μm〜数十μm)とされた第1の無機質球状化粒子(図示せず)よりも小さい第2の平均粒径(例えば、1μm以下)とされた第2の無機質球状化粒子(図示せず)を生成する。
なお、外炎は、酸素との接触が十分であるため、第2の原料である金属粉体Cの酸化反応が迅速に進行し、熱を発生させるため、火炎(この場合、第2の火炎D)全体の中で最も高温となる部分である。よって、金属粉体Cは、第2の火炎Dの外炎に噴出させることが好ましい。
第1及び第2の無機質球状化粒子搬送ライン71は、その一端が導出部38−4と接続されており、他端が捕集部73を構成するサイクロン73−1の上部と接続されている。
第1及び第2の無機質球状化粒子搬送ライン71は、送風ブロア42から供給された搬送用空気により、球状化炉38内において生成された第1及び第2の無機質球状化粒子(図示せず)をサイクロン73−1に輸送するためのラインである。
捕集部73は、第1及び第2の無機質球状化粒子搬送ライン71の下流側に設けられている。捕集部73は、サイクロン73−1と、バグフィルター73−2と、を有する。
サイクロン73−1の上端部は、ダクト81の一端と接続されている。サイクロン73−1は、第1及び第2の無機質球状化粒子搬送ライン71を介して輸送された第1及び第2の無機質球状化粒子のうち、第1の平均粒径とされた第1の無機質球状化粒子を捕集する。捕集された第1の無機質球状化粒子は、サイクロン73−1の下端から回収される。
バグフィルター73−2は、サイクロン73−1の下流側に設けられている。バグフィルター73−2の上端部は、ダクト81の他端と接続されている。
バグフィルター73−2は、ダクト81を介して輸送された第2の平均粒径とされた第2の無機質球状化粒子をする。捕集された第2の無機質球状化粒子は、バグフィルター73−2の下端から回収される。
空気導入ライン75は、その一端が空気を導入可能な状態とされており、他端がサイクロン73−1の上端部と接続されている。空気導入ライン75は、サイクロン73−1の上端部に空気を導入するためのラインである。
サイクロン73−1の上端部に導入された該空気は、第1及び第2の無機質球状化粒子を冷却すると共に、ダクト81を介して、第1の無機質球状化粒子よりも平均粒径の小さい第2の無機質球状化粒子をバグフィルター73−2の上端部に輸送する。
ダンパー76は、空気導入ライン75に設けられている。ダンパー76は、サイクロン73−1の上端部に供給する空気の量を調節するためのものである。
ダンパー駆動部77は、ダンパー76及び制御装置98と電気的に接続されている。ダンパー駆動部77は、制御装置98から送信される信号に基づいて、ダンパー76の開度を調節し、冷却空気を導入することで、バグフィルター73−2へ導入されるガスの温度を適切な温度にまで低下させることができる。
ダクト81は、ダンパー76から供給された空気により、バグフィルター73−2へ第2の無機質球状化粒子を輸送するためのラインである。
温度センサ83は、ダクト81のうち、バグフィルター73−2の近傍に位置する部分の温度を検出可能なように配置されている。
送風ブロア86は、空気導入ライン87の他端と接続されている。送風ブロア86は、空気導入ライン87を介して、バグフィルター73−2の上端部に空気を供給する。
空気導入ライン87は、その一端がバグフィルター73−2の上端部と接続されている。
ダンパー89は、空気導入ライン87に設けられている。ダンパー89は、バグフィルター73−2の上端部に供給する空気の量を調節するためのものである。
ダンパー駆動部91は、ダンパー89及び制御装置98と電気的に接続されている。ダンパー駆動部91は、制御装置98から送信される信号に基づいて、ダンパー89の開度を調節する。
圧力センサ39、及び温度センサ41,83で測定された信号を、圧力指示調節部93、温度支持調節部94,95、及び制御装置98に入力し、ダンパー48,77,89を連動させて制御することで、球状化炉38内の圧力、温度、及びバグフィルター73−2に導入されるガスの温度を適切な状態に制御することが可能となる。
圧力指示調節部93は、圧力センサ39、及び制御装置98と電気的に接続されている。圧力指示調節部93は、圧力センサ39が検出した球状化炉38内の圧力に関するデータを受信する。
温度支持調節部94は、温度センサ41、及び制御装置98と電気的に接続されている。温度支持調節部94は、温度センサ41が検出した球状化炉38内の温度に関するデータを受信する。
温度支持調節部95は、温度センサ83、及び制御装置98と電気的に接続されている。温度支持調節部95は、温度センサ83が検出したダクト81内の温度に関するデータを受信する。
制御装置98は、記憶部や演算部等を有する。制御装置98は、無機質球状化粒子製造装置10の制御全般を行う。制御装置98は、例えば、シーケンサー及び支持調節計等により構成することができる。
第1の実施の形態の無機質球状化粒子製造装置によれば、円筒形状の縦型炉本体38−1、縦型炉本体38−1の側壁部に配置された複数の遮断空気導入部38−2、及び複数の遮断空気導入部38−2の配設位置よりも下方に位置する縦型炉本体38−1の側壁部に配置され、生成された第1及び第2の無機質球状化粒子を搬送するための搬送用空気を導入するための搬送用空気導入部38−3を含む球状化炉38と、第1の原料である無機質粉体Aを噴出する原料粉体噴出口227(第1の原料噴出孔)を含み、無機質粉体Aを加熱及び溶融する第1の火炎Bが形成される先端が下向きとなるように、かつ延在方向が鉛直方向(Y方向)となるように、縦型炉本体38−1の頂部に配置され、第1の平均粒径とされた第1の無機質球状化粒子を生成する第1のバーナ35と、第2の原料となる金属粉体Cを噴出する第2の原料噴出孔102Aを含み、金属粉体Cを加熱及び溶融する第2の火炎Dが形成される先端が搬送用空気導入部38−3内に収容されるように、搬送用空気導入部38−3内に配置され、第2の火炎Dの外炎により金属粉体Cを酸化させて、第1の平均粒径よりも小さい第2の平均粒径とされた第2の無機質球状化粒子を生成する第2のバーナ67と、を有することで、第1のバーナ35の先端に第1の火炎Bを形成させた状態で第1の火炎Bに無機質粉A(例えば、平均粒径が50〜100μm)を噴出させる工程と、第2のバーナ67の先端に第2の火炎Dを形成させた状態で第2の火炎Dの外炎に金属粉体A(例えば、平均粒径が10〜20μm)を噴出させる工程と、を同時に行うことが可能となる。
これにより、無機質粉体Aを母材とし、かつ第1の平均粒径が数μm〜数十μmとされた第1の無機質球状化粒子と、金属粉体Cを母材とし、かつ第2の平均粒径が1μm以下とされた第2の無機質球状化粒子と、を同一の装置を用いて、同時に生成することができる。
次に、図1及び図2を参照して、図1に示す無機質球状化粒子製造装置10を用いた第1の実施の形態の無機質球状化粒子製造方法について説明する。
第1の実施の形態の無機質球状化粒子製造方法は、先端が下向きとなるように、かつ延在方向が鉛直方向(Y方向)となるように、球状化炉38を構成する縦型炉本体38−1の頂部に配置された第1のバーナ35(バーナ220)の先端に形成される第1の火炎Bに、第1の原料である無機質粉体Aを噴出させて、無機質粉体Aを加熱及び溶融させる無機質粉体加熱及び溶融工程と、縦型炉本体38−1の側壁部の周方向に配置された複数の遮断空気導入部38−2から縦型炉本体38−1内に導入される空気により、無機質粉体Aの融点よりも低い温度まで、加熱及び溶融された無機質粉体Aを冷却することで、第1の平均粒径とされた第1の無機質球状化粒子を生成する第1の無機質球状化粒子生成工程と、複数の遮断空気導入部38−2の配設位置よりも下方に位置する縦型炉本体38−1の側壁部に設けられた搬送用空気導入部38−3内に配置された第2のバーナ67の先端に形成される第2の火炎Dの外炎に、金属粉体Cを噴出させることで、金属粉体Cの表面を酸化させる金属粉体酸化工程と、搬送用空気導入部38−3に導入される搬送用空気により、金属粉体酸化工程において、酸化した金属粉体Cを融点以下に温度に冷却することで、酸化した金属粉体Cよりなり、第1の平均粒径(例えば、数μm〜数十μm)よりも小さい第2の平均粒径(1μm以下)とされた第2の無機質球状化粒子を生成する第2の無機質球状化粒子生成工程と、を有し、無機質粉体加熱及び溶融工程と、金属粉体酸化工程と、を同一の無機質球状化粒子製造装置10を用いて同時に行い、かつ第1の無機質球状化粒子生成工程と、第2の無機質球状化粒子生成工程と、該無機質球状化粒子製造装置10を用いて同時に行うことを特徴とする。
第1の実施の形態の無機質球状化粒子製造方法によれば、無機質粉体加熱及び溶融工程と、金属粉体酸化工程と、を同一の無機質球状化粒子製造装置10を用いて同時に行い、かつ第1の無機質球状化粒子生成工程と、第2の無機質球状化粒子生成工程と、該無機質球状化粒子製造装置10を用いて同時に行うことで、第1の平均粒径が数μm〜数十μmとされた第1の無機質球状化粒子と、第2の平均粒径が1μm以下とされた第2の無機質球状化粒子と、同一の無機質球状化粒子製造装置10(同一の装置)を用いて、同時に生成することができる。
また、同時に平均粒径の異なる第1及び第2の無機質球状化粒子を生成することで、別々に第1及び第2の無機質球状化粒子を生成させた場合と比較して、第1及び第2の無機質球状化粒子の生成に要する時間を短くすることができる。
上記第1の無機質球状化粒子生成工程では、第1の無機質球状化粒子として、例えば、SiO粒子、Al粒子、及びFe粒子のうちのいずれかの1つの粒子を生成してもよい。
上記第1の無機質球状化粒子生成工程では、複数の遮断空気導入部38−2から導出される空気により、搬送用空気導入部38−3の付近に到達する段階において、第1の無機質球状化粒子が融点以下の温度まで冷却されている。
また、上記第2の無機質球状化粒子生成工程では、搬送用空気導入部38−3内に供給される空気(搬送用空気)により、燃焼ガスが希釈されると共に、第2の無機質球状化粒子が融点以下の温度まで冷却されている。
したがって、先に説明した無機質球状化粒子製造装置10を用いて、第1及第2の無機質球状化粒子を同時に生成させたとしても、溶融した無機質粉体A(第1の無機質球状化粒子の母材)と酸化した金属粉体C(第2の無機質球状化粒子)とが融着すること(融着により、粒径が多きなることも含む)を抑制できる。
なお、第2のバーナ67を用いて、加熱及び酸化させた金属粉体Cを十分に冷却するためには、縦型炉本体38−1の中心と、第2のバーナ67の先端と、の距離を適切な距離に設定すると共に、加熱及び酸化させた金属粉体Cを冷却させる空気の流量を最適化する必要がある。
また、第2のバーナ67の設置場所の近傍は、酸化熱により高温になるため、水冷等の措置を施すことが望ましい。
また、第1及び第2の無機質球状化粒子生成工程後に、送風ブロア42により供給された空気により、捕集部73に輸送された第1及び第2の無機質球状化粒子を捕集する捕集工程を有してもよい。
上記捕集工程では、例えば、サイクロン73−1を用いて、第2の平均粒径よりも大きい第1の平均粒径とされた第1の無機質球状化粒子を捕集し、サイクロン73−1の下流側に配置されたバグフィルター73−2を用いて、第2の平均粒径とされた第1の無機質球状化粒子を捕集してもよい。
なお、上記捕集工程において、第1及び第2の無機質球状化粒子を分離して捕集する必要がない場合には、図1に示す無機質球状化粒子製造装置10の構成要素からサイクロン73−1を除いて、バグフィルター73−2を用いて、第1及び第2の無機質球状化粒子を捕集してもよい。
(第2の実施の形態)
図3は、本発明の第2の実施の形態に係る無機質球状化粒子製造装置の概略構成を模式的に示す図(系統図)である。図3において、図1に示す第1の実施の形態の無機質球状化粒子製造装置10と同一構成部分には、同一符号を付し、その説明を省略する。
図3を参照するに、第2の実施の形態の無機質球状化粒子製造装置120は、第1の実施の形態の無機質球状化粒子製造装置10を構成する第2のバーナ67に替えて、第2のバーナ121を有すると共に、さらに、支燃性ガス供給源123、支燃性ガス供給ライン125、及びバルブ126を有すること以外は、無機質球状化粒子製造装置10と同様な構成とされている。
図4は、図3に示す第2のバーナの先端部の概略構成を示す断面図である。図4において、図3に示す構造体と同一構成部分には、同一符号を付す。
図3及び図4を参照するに、第2のバーナ121は、第1の環状部材131と、第1の支燃性ガス供給路132と、第1の支燃性ガス噴出孔132Aと、第2の環状部材134と、第2の原料及びキャリアガス供給路136と、第2の原料噴出孔136Aと、第3の環状部材137と、燃料ガス供給路138と、燃料ガス噴出孔138Aと、第4の環状部材141と、第2の支燃性ガス供給路142と、第2の支燃性ガス噴出孔142Aと、を有する。
第1の環状部材131は、その中心軸が第2のバーナ121の中心軸Cと一致するように配置されている。第1の環状部材131は、第2のバーナ121の延在方向と同じ方向に延在している。第1の環状部材131は、その内部に円筒形状とされた空間を有する。
第1の環状部材131は、該空間に第1の支燃性ガスを導入可能な状態で、支燃性ガス供給ライン63と接続されている。
第1の支燃性ガス供給路132は、第1の環状部材131の内部に配置された円筒形状の空間である。第1の支燃性ガス供給路132には、支燃性ガス供給ライン63を介して、第1の支燃性ガス(例えば、酸素)が導入される。
第1の支燃性ガス供給路132は、導入された第1の支燃性ガスを、第2のバーナ121の先端面121A側に輸送する。
第1の支燃性ガス噴出孔132Aは、第1の環状部材131の先端内に配置されている。第1の支燃性ガス噴出孔132Aは、第2のバーナ121の先端面121Aに露出されると共に、第1の支燃性ガス供給路132と一体に構成されている。
第1の支燃性ガス噴出孔132Aは、第2の先端面121A側に第1の支燃性ガスを噴出させるための噴出孔である。第1の支燃性ガス噴出孔132Aの形状は、例えば、円形とすることができる。
第2の環状部材134は、第1の環状部材131の外周面との間に隙間を介在させた状態で、第1の環状部材131の外側に配置されている。
第2の環状部材134は、第2のバーナ121の延在方向と同じ方向に延在している。第2の環状部材134は、その中心軸が第2のバーナ121の中心軸Cと一致するように配置されている。
第2の環状部材134には、第1の環状部材131と第2の環状部材134との間に形成される円筒形状の空間に、金属粉体C及びキャリアガスを供給可能な状態で、原料及びキャリアガス供給ライン52の他端が接続されている。
第2の原料及びキャリアガス供給路136は、第1の環状部材131と第2の環状部材134との間に形成された円筒形状の空間である。第2の原料及びキャリアガス供給路136には、原料及びキャリアガス供給ライン52を介して、金属粉体C及びキャリアガスが導入される。第2の原料及びキャリアガス供給路136は、導入された金属粉体C及びキャリアガスを第2のバーナ121の先端面121A側に輸送する。
第2の原料噴出孔136Aは、第1及び第2の環状部材131,134の先端間に配置されている。第2の原料噴出孔136Aは、第2のバーナ121の先端面121Aに露出されると共に、第2の原料及びキャリアガス供給路136と一体に構成されている。
第2の原料噴出孔136Aは、第2の先端面121A側に金属粉体C及びキャリアガスを噴出させるための噴出孔である。第2の原料噴出孔136Aとしては、例えば、リング状に配置された複数の孔(円形の孔)を用いることができる。
第3の環状部材137は、第2の環状部材134の外周面との間に隙間を介在させた状態で、第2の環状部材134の外側に配置されている。第3の環状部材137は、第2のバーナ121の延在方向と同じ方向に延在している。第3の環状部材137は、その中心軸が第2のバーナ121の中心軸Cと一致するように配置されている。
第3の環状部材137には、第2の環状部材134と第3の環状部材137との間に形成される円筒形状の空間に、燃料ガスを供給可能な状態で、燃料ガス供給ライン58の他端が接続されている。
燃料ガス供給路138は、第2の環状部材134と第3の環状部材137との間に形成された円筒形状の空間である。燃料ガス供給路138には、燃料ガス供給ライン58を介して、燃料ガスが導入される。
燃料ガス供給路138は、導入された燃料ガスを第2のバーナ121の先端面121A側に輸送する。
燃料ガス噴出孔138Aは、第2及び第3の環状部材134,137の先端間に配置されている。燃料ガス噴出孔138Aは、第2のバーナ121の先端面121Aに露出されると共に、燃料ガス供給路138と一体に構成されている。
燃料ガス噴出孔138Aは、第2の先端面121A側に燃料ガスを噴出させるための噴出孔である。燃料ガス噴出孔138Aとしては、例えば、リング状に配置された複数の孔(円形の孔)を用いることができる。
第4の環状部材141は、第3の環状部材137の外周面との間に隙間を介在させた状態で、第3の環状部材137の外側に配置されている。第4の環状部材141は、第2のバーナ121の延在方向と同じ方向に延在している。第4の環状部材141は、その中心軸が第2のバーナ121の中心軸Cと一致するように配置されている。
第4の環状部材141には、第3の環状部材137と第4の環状部材141との間に形成される円筒形状の空間に、第2の支燃性ガス(例えば、酸素)を供給可能な状態で、支燃性ガス供給ライン125の他端が接続されている。
第2の支燃性ガス供給路142は、第3の環状部材137と第4の環状部材141との間に形成された円筒形状の空間である。第2の支燃性ガス供給路142には、支燃性ガス供給ライン125を介して、第2の支燃性ガスが導入される。
第2の支燃性ガス供給路142は、導入された第2の支燃性ガスを第2のバーナ121の先端面121A側に輸送する。
第2の支燃性ガス噴出孔142Aは、第3及び第4の環状部材137,141の先端間に配置されている。第2の支燃性ガス噴出孔142Aは、第2のバーナ121の先端面121Aに露出されると共に、第2の支燃性ガス供給路142と一体に構成されている。
第2の支燃性ガス噴出孔142Aは、第2の先端面121A側に第2の支燃性ガスを噴出させるための噴出孔である。第2の支燃性ガス噴出孔142Aとしては、例えば、リング状に配置された複数の孔(円形の孔)を用いることができる。
上記構成とされた第2のバーナ121の先端面121Aには、燃料ガス、第1の支燃性ガス、及び第2の支燃性ガスにより、第2の火炎Eが形成される。第2のバーナ121は、第2の火炎Eが搬送用空気導入部38−3内に配置されるように、搬送用空気導入部38−3内に配置されている。
また、第2のバーナ121は、先端面121A側に形成される第2の火炎Eの外炎により、金属粉体Cを加熱及び酸化させることで、第1の平均粒径(例えば、数μm〜数十μm)とされた第1の無機質球状化粒子(図示せず)よりも小さい第2の平均粒径(例えば、1μm以下)とされた第2の無機質球状化粒子(図示せず)を生成する。
支燃性ガス供給源123は、支燃性ガス供給ライン125の一端と接続されている。支燃性ガス供給源123は、支燃性ガス供給ライン125に第2の支燃性ガス(例えば、酸素)を供給する。
支燃性ガス供給ライン125は、その他端が第2のバーナ121の後端部と接続されている。支燃性ガス供給ライン125は、第2の支燃性ガスを第2のバーナ121に供給する。
バルブ126は、支燃性ガス供給源123の近傍に位置する支燃性ガス供給ライン125に設けられている。バルブ126が開かれると、第2のバーナ121に第2の支燃性ガスが供給され、バルブ126が閉じられると、第2のバーナ121への第2の支燃性ガスの供給が停止される。
上記構成とされた第2の実施の形態の無機質球状化粒子製造装置120によれば、先に説明した第1の実施の形態の無機質球状化粒子製造装置10と同様な効果を得ることができる。
また、第2の実施の形態の無機質球状化粒子製造装置120は、先に説明した第2のバーナ121を有することで、金属粉体Cを第2の火炎E内により効率よく分散させることが可能となるため、より微細な粒子(例えば、数十nm程度の粒子)を得ることが可能となる。
また、上記構成とされた無機質球状化粒子製造装置120を用いた第2の実施の形態の無機質球状化粒子製造方法は、先に説明した第1の実施の形態の無機質球状化粒子製造方法と同様な手法で実施でき、第1の実施の形態の無機質球状化粒子製造方法と同様な効果を得ることができる。
以上、本発明の好ましい実施の形態について詳述したが、本発明はかかる特定の実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲内に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
以下、実施例及び比較例について説明するが、本発明は、下記実施例に限定されない。
(実施例)
実施例では、図1に示す無機質球状化粒子製造装置10を用いて、第1及び第2の無機質球状化粒子(共に、酸化アルミニウム粒子)を同時に生成した。
このとき、第1のバーナ35(バーナ220)に供給する無機質粉体Aとして、平均粒径が3.0μmとされた酸化アルミニウム粉末を用い、該酸化アルミニウム粉末を8.5kg/hの供給量で供給した。
第1のバーナ35(バーナ220)に供給するキャリアガスとしては、酸素を用い、該酸素を5Nm/hの供給量で供給した。第1のバーナ35(バーナ220)に供給する燃料ガスとしては、液化石油ガス(LPG)を用い、該液化石油ガスを5Nm/hの供給量で供給した。
また、第1のバーナ35(バーナ220)に供給する第1及び第2の酸素の供給量は、25Nm/hの供給量で供給した。
第2のバーナ67に供給する金属粉体Cとして、平均粒径が20.0μmとされたアルミニウム粉末を用い、該酸化アルミニウム粉末を0.4kg/hの供給量で供給した。
第2のバーナ67に供給するキャリアガスとしては、空気を用い、該酸素を5Nm/hの供給量で供給した。第2のバーナ67に供給する燃料ガスとしては、液化石油ガス(LPG)を用い、該液化石油ガスを1Nm/hの供給量で供給した。
また、第2のバーナ67に供給する支燃性ガスである酸素の供給量は、5Nm/hの供給量で供給した。
上記条件を用いて、第1及び第2の無機質球状化粒子を生成し、その後、サイクロン73−1、及びバグフィルター73−2を用いて第1及び第2の無機質球状化粒子を回収した。
表1に、実施例のサイクロン73−1で回収された無機質球状化粒子(第1及び第2の無機質球状化粒子が混合された粒子)の回収率(%)、及び実施例のバグフィルター73−2で回収された無機質球状化粒子(第1及び第2の無機質球状化粒子が混合された粒子)の回収率(%)を示す。
なお、表1に示す回収率(%)は、第1及び第2の無機質球状化粒子が混合された混合粒子の回収率を示している。
Figure 0006303241
また、表2に、サイクロン73−1で回収された無機質球状化粒子(第1及び第2の無機質球状化粒子が混合された粒子)の50%平均粒径(μm)、及び実施例の比表面積(m/g)の結果を示す。
なお、上記50%平均粒径とは、累積粒度が50%となる位置の粒径のことをいう。該50%平均粒径は、島津製作所製のSALD−7100(型番)を用いて測定した。
また、上記比表面積とは、無機質球状化粒子(第1及び第2の無機質球状化粒子が混合された粒子)の単位重量当たりの表面積のことをいう。該比表面積は、マウンテック社製のMacsorb(型番)を用いて測定した。
Figure 0006303241
(参考例)
参考例では、図1に示す第2のバーナ67を使用しない(つまり、第2のバーナ67に、酸化アルミニウム粉末、キャリアガスである空気、燃料ガスである液化石油ガス(LPG)、及び支燃性ガスである酸素を供給しない)こと以外は、実施例と同様な条件を用いて、同様な試験を行った。
表1に、参考例のサイクロン73−1で回収された回収率(%)、及び参考例のバグフィルター73−2で回収された回収率(%)を示す。
また、表2に、サイクロン73−1で回収された参考例の50%平均粒径(μm)、及び参考例の比表面積(m/g)の結果を示す。
(表1及び行2の結果について)
表1及び表2を参照するに、第1及び第2のバーナ35,67を使用した実施例の方が、バグフィルター73−2で回収される無機質球状化粒子の量が増加し、また、得られる無機質球状化粒子の平均粒径も小さくなることが確認できた。
本発明は、第1の平均粒径が数μm〜数十μmとされた第1の無機質球状化粒子と、第2の平均粒径が1μm以下とされた第2の無機質球状化粒子と、同一の装置を用いて、同時に生成可能な無機質球状化粒子製造装置、及び無機質球状化粒子製造方法に適用可能である。
10,120…無機質球状化粒子製造装置、11,51…キャリアガス供給源、12,52…原料及びキャリアガス供給ライン、13,19,24,28,53,59,64,126…バルブ、15,54…原料フィーダー、17,57…燃料ガス供給源、18,58…燃料ガス供給ライン、22…第1の酸素供給源、23…第1の酸素供給ライン、26…第2の酸素供給源、27…第2の酸素供給ライン、31…冷却水循環部、32…冷却水供給ライン、33…冷却水回収ライン、35…第1のバーナ、38…球状化炉、38−1…縦型炉本体、38−2…遮断空気導入部、38−3…搬送用空気導入部、38−4…導出部、39…圧力センサ、41,83…温度センサ、42,86…送風ブロア、44…送風ライン、45…分岐ライン、46,76,89…ダンパー、48,77,91…ダンパー駆動部、62,123…支燃性ガス供給源、63,125…支燃性ガス供給ライン、67,121…第2のバーナ、67A,121A…先端面、71…第1及び第2の無機質球状化粒子搬送ライン、73…捕集部、73−1…サイクロン、73−2…バグフィルター、75,87…空気導入ライン、81…ダクト、93…圧力指示調節部、94,95…温度支持調節部、98…制御装置、101,131…第1の環状部材、102,136…第2の原料及びキャリアガス供給路、102A,136A…第2の原料噴出孔、104,134…第2の環状部材、105,138…燃料ガス供給路、105A,138A…燃料ガス噴出孔、107,137…第3の環状部材、108…支燃性ガス供給路、108A…支燃性ガス噴出孔、132…第1の支燃性ガス供給路、132A…第1の支燃性ガス噴出孔、141…第4の環状部材、142…第2の支燃性ガス供給路、142A…第2の支燃性ガス噴出孔、A…無機質粉体、B…第1の火炎、C…金属粉体、C,C…中心軸、D,E…第2の火炎

Claims (10)

  1. 円筒形状の縦型炉本体、該縦型炉本体の側壁部に配置された複数の遮断空気導入部、及び前記複数の遮断空気導入部の配設位置よりも下方に位置する前記縦型炉本体の側壁部に配置され、生成された第1及び第2の無機質球状化粒子を搬送するための搬送用空気を導入するための搬送用空気導入部を含む球状化炉と
    第1の原料である無機質粉体を噴出する第1の原料噴出孔を含み、前記無機質粉体を加熱及び溶融する第1の火炎が形成される先端が下向きとなるように、かつ延在方向が鉛直方向となるように、前記縦型炉本体の頂部に配置され、第1の平均粒径とされた前記第1の無機質球状化粒子を生成する第1のバーナと、
    第2の原料となる金属粉体を噴出する第2の原料噴出孔を含み、前記金属粉体を加熱及び溶融する第2の火炎が形成される先端が前記縦型炉本体内に収容されるように、前記搬送用空気導入部内に配置され、前記第2の火炎の外炎により前記金属粉体を酸化させて、前記第1の平均粒径よりも小さい第2の平均粒径とされた前記第2の無機質球状化粒子を生成する第2のバーナと、
    を有することを特徴とする無機質球状化粒子製造装置。
  2. 前記第1の平均粒径は、数μm〜数十μmであり、
    前記第2の平均粒径は、1μm以下であることを特徴とする請求項1記載の無機質球状化粒子製造装置。
  3. 前記球状化炉は、前記搬送用空気導入部と対向するように、前記縦型炉本体の側壁部に設けられ、前記第1及び第2の無機質球状化粒子、並びに前記搬送用空気を導出する導出部を有することを特徴とする請求項1または2記載の無機質球状化粒子製造装置。
  4. 前記導出部と接続され、前記第1及び第2の無機質球状化粒子を捕集する捕集部を有することを特徴とする請求項3記載の無機質球状化粒子製造装置。
  5. 前記捕集部は、前記導出部と接続され、前記第1の無機質球状化粒子を捕集するサイクロンと、
    前記サイクロンの上端部と接続され、前記第2の無機質球状化粒子を捕集するバグフィルターと、
    を有することを特徴とする請求項4記載の無機質球状化粒子製造装置。
  6. 先端が下向きとなるように、かつ延在方向が鉛直方向となるように、球状化炉を構成する縦型炉本体の頂部に配置された第1のバーナの前記先端に形成される第1の火炎に、第1の原料である無機質粉体を噴出させて、該無機質粉体を加熱及び溶融させる無機質粉体加熱及び溶融工程と、
    前記縦型炉本体の側壁部の周方向に配置された複数の遮断空気導入部から該前記縦型炉本体内に導入される空気により、前記無機質粉体の融点よりも低い温度まで、加熱及び溶融された前記無機質粉体を冷却することで、第1の平均粒径とされた第1の無機質球状化粒子を生成する第1の無機質球状化粒子生成工程と、
    前記複数の遮断空気導入部の配設位置よりも下方に位置する前記縦型炉本体の側壁部に設けられた搬送用空気導入部内に配置された第2のバーナの先端に形成される第2の火炎の外炎に、金属粉体を噴出させることで、該金属粉体を酸化させる金属粉体酸化工程と、
    前記搬送用空気導入部に導入される搬送用空気により、前記金属粉体酸化工程において、酸化した前記金属粉体を融点以下に温度に冷却することで、酸化した前記金属粉体よりなり、前記第1の平均粒径よりも小さい第2の平均粒径とされた第2の無機質球状化粒子を生成する第2の無機質球状化粒子生成工程と、
    を有し、
    前記無機質粉体加熱及び溶融工程と、前記金属粉体酸化工程と、を同一の無機質球状化粒子製造装置を用いて同時に行い、かつ該無機質球状化粒子製造装置を用いて、前記第1の無機質球状化粒子生成工程と、前記第2の無機質球状化粒子生成工程と、を同時に行うことを特徴とする無機質球状化粒子製造方法。
  7. 前記第1の粒径の平均粒径は、数μm〜数十μmであり、
    前記第2の粒径の平均粒径は、1μm以下であることを特徴とする請求項6記載の無機質球状化粒子製造方法。
  8. 前記第1の無機質球状化粒子生成工程では、第1の無機質球状化粒子として、SiO粒子、Al粒子、及びFe粒子のうちのいずれかの1つの粒子を生成することを特徴とする請求項6または7記載の無機質球状化粒子製造方法。
  9. 前記第1及び第2の無機質球状化粒子生成工程後に、捕集部により、前記第1及び第2の無機質球状化粒子を捕集する捕集工程を有することを特徴とする請求項6ないし8のうち、いずれか1項記載の無機質球状化粒子製造方法。
  10. 前記捕集工程では、サイクロンを用いて、前記第1の無機質球状化粒子を捕集し、
    前記バグフィルターを用いて、前記第2の無機質球状化粒子を捕集することを特徴とする請求項9記載の無機質球状化粒子製造方法。
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